ストアカ「いつか写真家になるための写真教室」空席ございます

令和3年5月15日(土曜日)に東京都中央区勝どきで開催する「いつか写真家になるための写真教室【写真基礎編】」。ご予約いただいた方、ありがとうございます。本教室ですがまだ空席がございますので、お早目のご検討お願い致します。

改めてもう一度ご案内です・・・

この度、究極のツーリング写真の運営者である私、立澤重良がストアカで先生デビューすることになりました。といってもまだ自分の教室を開講したところなので実績もレビューもゼロですが5月15日(土)に第一弾として東京都中央区勝どきで「いつか写真家になるための写真教室 写真基礎編」を開催いたします。

いつか写真家になるための写真教室【写真基礎編】

 

 

感染症対策の意味も含めて当面はマンツーマンで開催します。講義で90分、実技で30分程度のワークを予定しています。実技はご愛用のカメラを持参していただき、月島もんじゃストリートから佃島あたりまでスナップを撮りながらのワークとなります。

カメラの扱い、被写体を見る視点、光の読み方と露出の感覚、ベストアングルを探る体の使い方、そして感動と楽しさをART的写真を通して体験しましょう。

バイク写真はもちろん、風景、スナップ、ポートレート、初歩的な内容やお困りごと・・・写真に関わる様々な疑問にもお答えします。「私は本当に素人だから…」という方も大丈夫ですよ。

究極のツーリング写真を見た!という方は内容をバイク写真向けにカスタマイズも可能でございます。マンツーマンなので臨機応変に対応可能でございます。

よろしくお願い致します!

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F11 1/125




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

 

これは穴場☆低料金で都心から近い穴場キャンプ場 豊里ゆかりの森

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりに絶景日本のキャンプ場のカテゴリーを更新してみたいと思います。といっても絶景と言うほど絶景な訳ではないのですが、大キャンプブームの昨今…なかなか低料金でのんびり過ごせるキャンプ場は貴重になってきたので、穴場的キャンプ場のご紹介です。

EOS6D Mark2

都心から近く1泊で550円で泊れてしまう穴場キャンプ場…それは茨城県つくば市の「豊里ゆかりの森」でございます。

豊里ゆかりの森 公式ページは こちら 

立地としては研究学園都市の外れにひっそり存在している感じです。こんな場所にキャンプ場があったのか!という驚きもありますが、恐らく公営なので地域の子供たちの自然学習のためにあるキャンプ場なのだと思います。

アクセスは常磐自動車道 谷田部ICより約20分 圏央道のつくば中央より約15分 県道24号を走り豚男爵というラーメン屋さんが目印です。

周辺のツーリングスポットは筑波山、霞ケ浦、牛久大仏(?)、少し足を延ばして那珂湊といった感じでしょうか。基本的に街中にあるのでツーリング重視よりキャンプ場でのんびりが良いかもしれませんね。

2021年5月時点での豊里ゆかりの森の情報は…

・キャンプ一泊一名 220円 持ち込みテント一泊330円

・チェックイン時間 ??? チェックアウト時間 ~10:00

・予約は電話受付のみ 予約時に到着予定時間を管理人さんに伝えておきます

買い出しできるスーパーはすぐ近くにあります。茨城県では有名なスーパー「カスミ」です。同じ敷地内にホームセンターのコーナンもあります。

1.4kmほどなので、その気になれば歩いて行けちゃいそうなほど近いです。ビール飲んでしまった後、バイクのエンジンをかけると近所に迷惑…なんて場合は歩いて行っちゃいましょう!

温泉は研究学園都市つくば…だから無いだろうな…と思うなかれ、あります!!!

豊里ゆかりの森から県道を南下して5kmほど走ります。途中、ポルシェやマセラティのディーラーなどがあり、あまりキャンプツーリングに来ているな!という気分にはなりませんが。不思議な感覚… 研究学園都市の真ん中を走るので平日の17時くらいは通勤ラッシュで渋滞が発生するのでお気を付けてください。

つくば温泉 喜楽里 別邸  公式ページは こちら 

ナトリウム塩化物泉の天然温泉かけ流しです。内湯も露天風呂も素晴らしかったですね。平日で1050円ですがタオルも込みの価格。施設内は食事やマッサージなどもあります。




豊里ゆかりの森の駐車場にとりあえずR1200GSを停めます。

駐車場のすぐ近くに管理棟がありましたが、キャンプの受付はこちらではなく…

この昆虫館にキャンプの受付があります。管理人の方はとても感じの良い方でした。

受付でもらった案内図。こりゃちょっと分かりにくいな… 現在地は右の昆虫館。敷地の外周をぐるっと回って左下の方へ行く感じですね。

直火は禁止。そして!オートバイはテントサイトに駐車OK (これ大事!)

テントサイト内にバイク乗り入れOKは有難いですが、マナーの関係上で敷地内はエンジンをかけずに押し歩きでお願いしますとのこと。傾斜や凸凹はありませんのでキャンプ道具を積載したR1200GS-ADVENTUREでも大丈夫です。

写真はテントサイト内にアプローチしてすぐの場所です。いい雰囲気ですね~こういった森の雰囲気、大好きです。しかし北側にある筑波山からの吹きおろしか?この日は北風が強く吹いていました。まあお台場海浜庭園やふもとっぱらの強風を体験した人にとっては楽勝ですけど。




こんな感じの道を数メートルほど押し歩きです。

敷地内には池とバンガローが。そういえば小学生の頃、あんな感じのバンガローで夏の林間学校をやったな。ぜんぜん眠れなかったけど。

奥にはアスレチック広場もあるので子供たちがいたら賑やかかも。

テントサイトは奥へ行くほど木が多くなるのでハンモック派の人には良いかもしれませんね。

炊事棟とトイレ。実はこのキャンプ場、少し以前までは冬季は水道凍結のため営業していなかったのですが、温水器を導入したので通年営業となったようです。しかしこの炊事棟ではお湯の出し方は確認できませんでした。トイレはウォシュレット付き水洗トイレで清掃も行き届いておりました。

昔からよくあるオーソドックスな感じですね。

喜楽里別邸に行ったので使いませんでしたがシャワールームも完備。

テンゲルスタンダードを設営してのんびり過ごします。今回、2021年4月末の平日。他のキャンパーは全部で10組程度。それほど広いキャンプ場ではありませんが、隣同士が密集するような混雑にはなりません。ただ管理人さんの話によると特に今年になってからキャンプのお客さんが激増!とのことなので週末は賑やかになるのかもしれません。

それにしても爽やかな雰囲気で気持ちのいいキャンプ場です。




敷地内をショートカットして歩いて昆虫館へ行き薪を購入しました。これで500円です。これ…何の木だろうか?何かの菌のようなものが付いていて湿っぽく感じましたが実際にはよく燃焼する良い薪でした。

購入した薪の他にキャンプ場内に落ちている枝なども集めてみました。落ちた枝などは自由に薪として使用して良いそうです。

15年愛用しているウィスパーライトは今日も絶好調です。

コーヒーをのんで…

ヘリノックスに座って読書をして…

ギョーザを買いに行きました!実はここ、豊里ゆかりの森の近くに有名な「ホワイトギョーザ」があるのです。事前に持ち帰りギョーザを電話で注文し取りに行きました。

出来立てでアツアツ…

いちおうホーロー皿に盛り付けて

ビールがぐいぐい進んじゃいました。やっぱりホワイトギョーザは美味しいです。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS

夜は近くのグループの話し声と遠くの珍走族の音が気になったので耳栓で熟睡。朝は鳥たちのさえずりが賑やかで気持ちよく目覚めることができました。

朝食は焚火で作るホットサンド

アイリスオオヤマの具だくさんホットサンドメーカーは食パンを3枚はさめる大容量です。1Fはチーズにコンビーフ…

2Fはツナコーン・・・

焚火じゃなくてバーナーでも良いのですけどね…気分の問題で焚火を使います。

プレスされているので見た目よりもボリュームあります。6枚切りを3枚使っていますからね。苦しくなりました…

食後は森の中を散策してカロリー消費を。10時に撤収して終了!

 ~豊里ゆかりの森 まとめ~

・公営なので料金が格安

・すぐ近所にスーパーとホームセンターあり

・バイクで5~10圏内に温泉、ホワイトギョーザあり

・筑波山からの吹きおろしで北風がふく

格安で都心から近くバイク乗り入れOK。森の雰囲気もよく近くにスーパー、温泉あり。キャンプ場でのんびり過ごすにはオススメでございます。

つくば市 豊里ゆかりの森のご紹介でした!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

 

ツーリング写真 写真の魅せ方とセンス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿でツーリング写真7つの魅せ方と題して作例で解説しましたが如何でしたでしょうか。記録写真ではなく作品としての写真は撮る人の表現(ART)です。

なにをどう表現するかは撮る人の自由でありますが、いざ自由を与えられると戸惑ってしまう人も多いと思います。写真の表現手法である「魅せ方」もどう魅せるかは自由なのですが、まず何をしてよいのか分からない…とお困りの方にお役に立てれば嬉しいです。

前回の投稿でおすすめの7つをご紹介しましたが、当然その他にも魅せ方はたくさんあります。王道といえる表現手法から珍しいユニークなもの、ダヴィンチの絵画のように神秘の数学が隠されているもの、または新たな表現手法を自分で考えても良いのです。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2

写真の魅せ方を【引き出し】と考えてみましょう。自分のノウハウの中に数多くの引き出しを持っていれば、その中から「今はコレ」とチョイスするのはセンスです。この場面でこの撮り方はあまりにありきたり過ぎるだろう、ならばこんなの面白いかな?と天邪鬼的に個性を発揮するのも面白いものです。

引き出しの数はたくさんあるほどエキサイティングなチョイスができる訳で、逆に言うと誰もが知っているような三分割構図や背景をボカして撮るといった手法しか持ち合わせていないとセンスが発揮できないものです。




EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF5.6-6.3DG

いまこの場面においてぴったりの魅せ方はこれだな、いろいろやり方はありそうだけど自分の場合はこうです、といった作者独自の引き出しのチョイス。センスの良いDJのような感じですかね。

または時間的猶予があれば複数の手法を複雑に組み合わせて構造の暗号化も悪くないです。海の写真を撮るときに水平線を三分割構図の線に合わせただけの写真は構造が丸見えの写真です。そこで線だけでなく交点や面も複数使い、割合に黄金比を取り入れたり日の丸構図や三角構図と組み合わせたりと複雑な手法に成功すれば簡単に見る側に写真の構造を見抜かれることはありません。

逆に「いやシンプルイズベストだ!」というのも大いにアリです。どこに正解がある訳でもありません。【今】【ここで】【あなたが】が最も良いと思った魅せ方をあなたが選択する以外にないのです。

センスは磨くもので多くの魅せ方を習得したら、それをチョイスする能力にどんどん磨きをかけていきましょう。上の写真のように複数の要素があって幾つもの引き出しが使えそうな場面でよく考え試行錯誤をしてみます。すると自分のアイデアで自身の引き出しの中からユニークな使い方ができることを発見するものです。

上の作品をぱっと見た瞬間に「これは3分割構図だ」とすぐにピンときた方はスジが良いと思います。この作品は3分割構図の線や交点を複数個所に組み合わせ、マストやロープを導線や図形として取り入れた構図です。細かいことを言うと船体に書かれた「時丸」の文字もデザイン上で効果があります。文字は観賞者が無意識下に読むもので読めない外国語であれば異国を感じるし、文字そのものがシャレている場合もあります。このように複数の要素を複雑に組み合わせるほど手間はかかりますが、高度な構造をもった作品を作ることができるのです。

「あっそうだ!」「なるほど」という気づきを繰り返し、それが蓄積していくと独自のノウハウとなっていきます。

本当におもしろいのはこの部分で魅せ方は習得するだけでなく「意外な使い方」ができるようセンスを磨いたり、魅せ方の度合いを加減できることを覚えてみましょう。こういったことを経験すると自身の写真活動に「スタイル」が少しづつ構築されていきます。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

誰もが最初はビギナーです。写真に限らず最初の頃は右も左も分からないので、とにかく「やり方」を覚えるのですが、ある程度のキャリアを積むとたくさんある「やり方」から選択するセンスが磨かれていくものですよね。

バレーボールで例えるならセッターのセンスです。その場面でツーアタックか!という意表をついたセンスが功を成すものです。




私が写真をはじめたばかりの頃… いざここで写真を撮ろうと思ってカメラを手にしても、まずは何をして良いのか途方にくれたものでした。今になって振り返れば教科書で見かけた三分割構図やら適正露出やらの知識だけ持っていれば正解写真が撮れると思っていたのです。撮り方は確かに大事ですがそれは数個の引き出しでは全く役に立たず、経験を重ねて行く上で100個200個と増やして、そして自由意志でそれらから選択すること。そこに一人の表現者としての価値があるのだ…と最近になって気が付くようになりました。

究極のツーリング写真読者の皆さまも撮り方は覚えるだけでなく、無限大に増やしていき自由意志で選択する「センス」に磨きをかけてみてください。

毎度偉そうにすいません。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真☆7つの魅せ方 Ver2021

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、2021年のGWはどのように過ごされましたか?

私は本来であれば長崎あたりまでロングツーリングに出る予定でしたが、さすがにこの状況下(4/22~5/11 4都市緊急事態宣言)を受けて出発は断念しました。

本当は感染拡大防止の観点ではソロでキャンプツーリングという行為自体は影響ないのですけどね… しかし東京都から仕事を請け負っている職業の関係上…そうもいかない実情です。

さて今回はツーリング写真解説の総合的な内容として【ツーリング写真7つの魅せ方】と題して作例をもとに解説したいと思います。以前も何度か同じような内容を書きましたが2021年バージョンとしてブラッシュアップいたしました。

1.露出で魅せる

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

今、目の前にある風景から光をどれくらいカメラ内に取り込むか?という写真の明るさを決めるものが露出…コレ当たり前ですけど念のため書いておきますね。大切なことはここで写真を撮るぞ!と決めた時点で完成させたい写真の明るさを事前にイメージすることです。

目で見た通りの明るさやカメラの評価測光によって決まった明るさが必ずしも自分が目指したい露出とは限らないものです。では…露出は何に合わせるのか?というと

【作品の主題となるひとつの被写体に露出を合わせる】

主題が最も魅力的に見えるように露出を決めたら、その露出で撮って全体が変にならないように構図も作ります。「目でみた通り」「カメラが測光した通り」に撮ることに縛られず貴方だけの理想の露出を目指してみましょう。それが露出で魅せるやり方です。

上の作品の場合は林道にひっそりと咲いていた山桜の淡い美しさを表現するために評価測光(アベレージ測光)よりも軽く2段はアンダーの露出で撮っています。もちろんこの逆でイメージに合わせて明るく撮ってもOKです。その露出を選んだ結果として暗く潰れた部分や白く飛んだ部分が発生しても「魅せたいひとつの理想の露出」を優先してみましょう。

2.フレーミングで魅せる

EOS6D Mark2

フレーミングの一般的な解釈は目の前の景色や被写体の、どの部分までを写真とするのか?という範囲を示しますが、ここではもう少し深堀りして画面という長方形の四角の【辺】を意識して撮ることと考えてみましょう。

多くの平凡な写真は写す範囲は意識できていても、被写体を辺で切り落とすという表現をする人をまず見かけません。被写体は必ずしも枠内に収めるのではなく、あえて一部を切り落とすことで存在感を強めたり弱めたりできるものです。

上の写真の場合はR1200GSの後部もライダーの背中側もフレームで見切れていますが、このように一部を切り落とすことで画面内で被写体を大きく構成できるので存在感を強めることができます。もちろん割合の調整で弱めることもできますし枠の外の様子に想像を誘う手法などもあります。

フレームで被写体を切り落とす魅せ方は平凡な写真から脱したい人に最もオススメできる簡単な手法でございます。




3.画角で魅せる

EOS6D mark2 + SHIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

画角とはレンズの焦点距離に依る「写せる範囲」のことですね。望遠レンズは画角が狭く、広角レンズは画角が広い。これらは一般的には遠くの小さなものを大きく写したり、近くの大きなものを画面内に収めたりすることが目的で使われます。画角で魅せるやり方はこの光学的な特徴を利用して表現に使うものです。

上の作品は快晴の夕空に繊細な階調(グラデーション)があることに注目し意図的にスペースをたくさん作った構図です。逆に言うと被写体であるバイク+ライダーを米粒大にしてしまった「バイク点景構図」ですが、小さくしたことで存在感が消えないようハイライトと重ねてみました。

この逆で望遠レンズで背景を引き寄せて特定の被写体に存在感を持たせたり、空間を圧縮して無数に咲く花などの密度を上げたり、望遠レンズの光学的な特徴である浅い被写界深度(ピントの合う範囲)を利用してボケ味で表現したりと出来ることは色々とあります。

人間の目は50mm前後と言われますが、画角で魅せる表現は24mmや200mmといった焦点距離を選択することで、目で見た感覚とは異なる雰囲気の写真とすることが可能なのです。広角レンズは写真の世界に吸い込まれるような雰囲気、望遠レンズで撮った写真は被写体が見る人の方へ突き出てくるような迫力があります。

4.シャッターチャンスで魅せる

EOS6D Mark2

シャッターチャンスという言葉は写真の世界では古くからあるもので誰でも知っている言葉ですよね。昔も今も変わらずシャッターチャンスとは大事な要素です。

私の個人的な解釈としてはシャッターチャンスには大きく分けて2つあります。1つめは予定調和型シャッターチャンス。もう1つは奇跡獲得型シャッターチャンス。前者は例えば水平線から出てくる太陽を撮るときや、鉄道写真などで予めダイヤを調べて撮影に挑むもの。こうなるであろうと予測を立てて準備をしておく撮り方ですね。

経験上、シャッターチャンスで魅せる写真というのは多くの場合で予定調和型よりも奇跡獲得型の方が傑作となる可能性を秘めていると思います。少々大げさですが奇跡を信じる者は傑作をなしえるのだと信じたいです。

上の作品は遠景の富士山とタンカーを望遠レンズで引き寄せた構図ですが、たまたま鳶が良い位置に入ったことで作品に個性が加わりました。これは嬉しい誤算でまさに奇跡獲得型のシャッターチャンスだったと言えます。こういった奇跡獲得型のシャッターチャンスを手に入れるにはどうすべきか?それは…いつでもどんなハプニングが起きてもそれを許容する受け皿を心に持っておくことです。




5.構図で魅せる

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

構図は大事…とよく聞きますが構図はあくまで写真の構造だと思います。この作品の主題はこちらですよ、と見る人へ分かりやすく案内するための【図】と考えます。大事だけど核心ではない、でも覚えておいた方が良い…それが構図ですね。

被写体の大きさや位置関係、背景などのスペースとの割合、何かと重ねたり離したり、配置で奥行を作ったりと手法は数えたらキリがありません。被写界深度や露出だって考え方によっては構図といえます。シンプルに1つの手法を用いたものから複数の構造を組み合わせたもの、高度な比率やデザインと巧みに組み合わせたやり方もあります。

上の作品は湖畔のキャンプサイトが美しい緑の光につつまれた様子を主題としたものです。構造としては木の配置で額縁と奥行を作り、日の丸構図としたバイク+テントへ観賞者の視線を誘導します。手前に横たわるボート、反射する湖面、上のハイライトなどは横方向に入る図形要素として意識して配置しています。

これがベスト!と納得できるアングルを割り出すまで手持ちで何度も試し撮りして、ピンポイントな理想のアングルを見つけたら三脚に固定して撮るやり方ですね。複雑な構図ほどカメラポジション、位置はシビアな微調整が要求され腐心するものです。

目の前の情景から構図に関わる知識と結び付け、被写体や背景などの各々の要素をどのように采配するかの能力が問われます。構図はキホン…みたいによく言われますが、構図で魅せる手法とは実はビギナーには敷居が高く難しいものだと思います。

6.黄金比で魅せる

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L F2.8 1/80 ISO250

これはやや高度なお話なので今回書こうか悩みましたが1:1.618の黄金比に基づくフォボナッチスパイラル構造の構図です。

美術の授業で見たかも…という人が多いと思いますが、この曲線は自然界に存在する神秘の曲線なのです。DNA構造、オウムガイの断面、花びらなど、あらゆる自然界のものがこの黄金比曲線の構造を持っています。

三分割構図も日の丸構図も使えそうにない…といったときに試してみると案外としっくりくるのがこの構図。実践するのは難しいかもしれませんが挑戦する価値は高いと思います。

7.何もしないで魅せる

何もしないとはなんだ!やる気あるのか?と怒られそうですが、何もしないで自然に魅せる手法も立派な魅せ方のひとつです。例えば有名な三分割構図などは使い方によっては「あからさま」過ぎて写真の構造がバレバレになったり、複雑な魅せ方をこれみよがしに使ったことで「すごいだろう」という嫌味が生まれたりするものです。写真の魅せ方は時としてこの辺のセンスが問われるものなのです。

そこで…あえて標準に近い画角、シンプルな日の丸構図、露出も評価測光と違わず、前述したような「魅せ方」の引き出しは何一つ使わずにフツーに撮った写真を目指すのです。これにより写真を見た人があたかも写真の中の世界にいるような【臨場感】を感じさせる作品ができるのですね。

スナップ写真の場合はこういったあれやこれや考えずにパッと撮った雰囲気がよく似合うと感じます。ただ気を付けるべきは「あえて何もしなかった」と「何もできなかった」は似て非なるものです。自分はナチュラル派だと宣言して乱雑な写真を量産するのはちょっと違うので気を付けましょう。その点だけ押さえておけばふとした瞬間を切り取る「ツーリングスナップ」というのは撮っていても楽しいものです。




EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

いかがでしたか?ツーリング写真7つの魅せ方。次回は写真の表現にあたり、これらの魅せ方をどう使うか?センスのお話を書いてみたいと思います。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

マンツーマンの写真教室を東京で開催します!!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日はいつもの写真解説やR1200GSの話題ではなく皆さまへ【お知らせ】でございます。

皆さまは ストアカ をご存じでしょうか?ストリートアカデミーの略なのですが例えば動画撮影、ヨガ、エクセル、ダンス、話し方、お菓子作り…などなど習い事の総合的なコミュニティーですね。

驚くのはその種類の多さと手軽さです。通常、習い事と言うとお月謝を払って定期的に通うものですが、ストアカは都合の良い時に単発で受講できます。また近所の開催地を選べること、自分が習いたい部分だけをピンポイントで受けられるのもメリットです。

ユニークなのはそのジャンルに精通している人であれば誰でも先生になれることです。これにより講座のバリエーションが非常に豊富なのです。何かを学びたいけど通うには時間がないし… 自分が習いたいことと合致している教室がない… そんな悩みをストアカは解消してくれます。

この度、究極のツーリング写真の運営者である私、立澤重良もストアカで先生デビューすることになりました。といってもまだ自分の教室を開講したところなので実績もレビューもゼロですが5月15日(土)に第一弾として東京都中央区勝どきで「いつか写真家になるための写真教室 写真基礎編」を開催いたします。

いつか写真家になるための写真教室【写真基礎編】

 

 

感染症対策の意味も含めて当面はマンツーマンで開催します。講義で90分、実技で30分程度のワークを予定しています。実技はご愛用のカメラを持参していただき、月島もんじゃストリートから佃島あたりまでスナップを撮りながらのワークとなります。

カメラの扱い、被写体を見る視点、光の読み方と露出の感覚、ベストアングルを探る体の使い方、そして感動と楽しさをART的写真を通して体験しましょう。

バイク写真はもちろん、風景、スナップ、ポートレート、初歩的な内容やお困りごと・・・写真に関わる様々な疑問にもお答えします。「私は本当に素人だから…」という方も大丈夫ですよ。

最初なので価格は3000円/120分とお得に設定しました。

今回、なぜこのようなことを始めたのか?というと究極のツーリング写真ではお伝えできないことも対面であれば伝えることが出来ますし、実技というワークを交えれば確実に感覚として写真を学ぶことが可能だからです。知識を習得へ結ぶことが何であるか伝授できるのです。

それに…この年齢になると何か人の役に立ちたい、という願望が芽生えてくるものです。日本における写真文化をよりARTに昇華させるため少しでも役に立ちたい!という貢献意欲であります。単にお金儲けなのではなく「写真が上達した」「写真っておもしろい」と誰かに感じていただければ嬉しいです。

東京近郊でご興味ある方はぜひストアカに登録してご参加ください。受講するためのアカウント登録は簡単です。写真のことを学ぶだけでなく楽しい時間をご一緒しましょう。

必ず上達することをお約束いたします。

では、皆さまにお会いできるのを楽しみにお待ちしております。

 

令和3年 4月 立澤重良

このギャラリーのように基本ノージャンルでございます。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

もちろんツーリング写真の内容も大歓迎です。




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

理想のツーリングテント テンゲルスタンダードの使用インプレッション

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、緊急事態宣言下で道路が空いていますが、もしバイクに乗られるのであればスピードを出し過ぎないようご注意くださいませ。

以前よりも増えた高齢者ドライバーは我々バイク乗りの命を脅かす存在です。アクセルとブレーキの踏み間違えばかり取り沙汰されていますが、それと同じような頻度で高齢者ドライバーは交差点でバイクと右直事故を起こしているようです。100%回避できないタイミングで来られたら防ぎようがありませんが、唯一できることはスピードを控え目にすることですよね。

さて前回まででバイクキャンプツーリングに最適なテントとしてテンゲルスタンダードを購入し、ポールをジュラルミン製に改造したことを記事にしました。

今回はテンゲルスタンダードを実際にキャンプツーリングで使用してみた感じをインプレッションしたいと思います。

EOS6D Mark2

今回は茨城県つくば市にある豊里ゆかりの森キャンプ場に行ってみました。こちらのキャンプ場について詳細は別途ご紹介したいと思います。




このキャンプ場、筑波山からの吹きおろしか?けっこう北風が強かったのでセオリー通りに風上からペグダウン。テンゲルスタンダードは前室となる面にはペグを打つテープ部分を緑色にして目印としています。

グランドシートは専用のものも売っていますが私はホームセンターで売っている防水シートを使用しています。800円くらいだったかな…

前回、ダンロップ製ジュラルミンポールを使って作った謹製ポールで本体を立ち上げます。

輝くポール。見た目も標準のグラスファイバーより美しくて気分が良いですね。フックは樹脂製のごく普通のタイプですね。

フライシートも本体と同様に前室向かって右側のテープだけ色が違います。かぶせて本体へバックルで固定。




幕を開けてヘリノックスビーチチェアを入れたところ。やっぱり広いですね。

この空間があれば圧迫感なく十分にくつろげます。キャンプ場が混雑の場合、目隠しにもなるので適度にプライベート感もあって良いです。この辺はタープと違いますね。ちなみに前室の幕は別に2本のポールを用意すれば伸ばして屋根にすることも可能です。

中の様子。140×220cmの広々とした室内。ソロでは広すぎるくらい快適ですね。実はテンゲルスタンダードを購入する前に、検討していたダンロップのVS-21TAというテントがありました。VS-21TAはVS-21Aのロングサイズであり身長のある私にとって余裕のある長さが魅力でした。しかしVS-21TAの長辺のサイズは225cmであり、テンゲルスタンダードとほぼ同じなのですね。

短辺側にはこのようにそれぞれ3つのポケットがあります。寝袋やマットの収納ザック、洗面用具や耳栓、財布やスマホなど整理して収納するのに大変便利です。

アーチ型のファスナーはスムースに走ります。そして素晴らしいのは…

解放したパネルをサイドのポケット状の部分にこのように突っ込むだけで…

簡単にしまっておけるという!これは素晴らしいですね。もちろん両ドアのテントですので反対側にも同じ機能があります。




天井にはメッシュのポケット。ここにヘッドランプを入れておけばテント内の照明にもなります。まあ、これは他のテントにもよくありますね。あとは四隅にリングがあるので写真のように紐を橋渡しにすればタオルなどをかけておくことができます。

中央にはランタンを下げるためのフックもあります。…この景色を見るとなんだかホッとするのは私だけでしょうか。

色々と詰め込んでみました。テーブルとしても活躍するR1200GSのサイドケース左右。トップケースとクーラーボックスも。しかしこの前室の高さ…いいですねぇ。

高さがあると強風に耐えられるか心配ですが、この日は風も強かったですがガイロープも張ったので問題ありませんでした。高さがあり快適な広さの前室、収納など機能的な部分が多いテンゲルスタンダード。そして何より有難いのが21780円というコスパですね。これならテント1つでタープ無しでも快適なキャンプツーリングができそうです。

写真を撮り忘れましたが両ドアをメッシュにして解放すれば通気性もかなり良さそうです。この辺はダンロップRシリーズに通ずるものがあります。

あとは雨天での使用や耐久性などが確認できれば100点をあげたい立派なテントだと思います。これだけの大きな前室をそなえて収納サイズは極限まで抑えたテント。テンゲルスタンダード、お勧めでございます。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

理想のツーリングテント テンゲルスタンダードをジュラポール化

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、梅雨入り前のシーズンを如何お過ごしでしょうか?今の季節、キャンプなどのアウトドアには最高ですよね。緊急事態宣言が解除されたらキャンプツーリングをご予定されている方も多いと思います。

今回は久しぶりにキャンプ用品のお役立ち情報を書いてみようかと思います。

私はキャンプツーリングをするようになって20年くらいになりますが、それまでダンロップ、MSR、NEMOなどのドーム型テントを愛用してきました。私の場合、キャンプツーリングといえば旅の宿泊手段としてのキャンプとキャンプ自体が目的の場合のキャンプと二通りがあります。前者の場合は軽装で身軽さを優先、後者の場合はキャンプで快適に過ごすための充実の装備となります。

キャンプが目的の場合、日除けと雨対策でヘキサタープを張るのですが、タープは解放感がなくて荷物が増えてしまうというデメリットもあります。そこでタープが不要と言えるほど前室の大きなテントが欲しいな…と思ったところで色々と調べたところ素晴らしいテントを見つけました。

これです。Tent-Mark designとnomadicaのコラボモデルであるTENGER standardです。このモデルの以前にフライシートの先端をバイクに結んで簡易的なタープが作れるテンゲルというモデルが存在していましたが、こちらは「テンゲルスタンダード」の文字通り、機能をスタンダードにしたオーソドックスなドームテントです。価格も21780円と今どきのテントと考えると非常に魅力的な価格です。

そして注目したいのは前室の広さと高さ。ヘリノックスのようなチェアーを入れても窮屈さを感じずに快適に前室で過ごせるテントです。実は前室がこのように大きいテントは意外と他メーカーにもあるのですが、大抵は収納サイズが大きくバイクツーリングとして持ち運ぶのは無理があるものでした。




収納サイズは公式によると45×16cm 2人用サイズのツーリングテントとしてはやや大きいですがR1200GSのような大型バイクで持ち歩く分には決して無理のある大きさではないと思います。

ポールを収納袋から出してR1200GS-ADVENTUREの左サイドケースに収納してみました。本体は少々圧縮する感じですっぽり入りました。ポールも対角線状に入れてあげればOKです。

本体、フライシート、ポール、ペグ、張り綱、収納袋。今回、無難にグリーンを選びましたが限定で「やまぶき色」もあるようです。

テンゲルスタンダードの素材は公式スペックによると…

フライシート:ポリエステル68Dポリウレタンコーティング(耐水圧1500mm)

本体ウォール:ポリエステルリップストップ

本体フロア:ポリエステルタフタ75D(耐水圧1500mm)

フレーム:グラスファイバー

…全体的なスペックや使用されている素材に申し分ありませんが、やはりコストダウンを頑張ったテントだけにポールだけはジュラルミンやアルミが使えなかったようですね。

グラスファイバー製でも耐久性に大きな問題はありませんが、この金属のジョイントが重く、立たせた時に描くRも滑らかではありません。強風時に強いストレスが加わるとジョイント付近でグラスファイバー部がボキッと折れることが予想されます。よく見るとジョイントのクオリティも【コストダウン頑張った感】が感じられます。

長旅で酷使することを考えると今まで一度も裏切らなかったダンロップのようなジュラルミン製が望ましいです。そこで過去に引退させたダンロップテントのポールを利用してテンゲルスタンダードのポールをジュラルミン化できないか?改造を試みることにしました。




上が過去に使用していたダンロップRシリーズの余ったジュラルミンポール。かのA7001-T6製です。下がテンゲルスタンダードに付属しているグラスファイバー製ポールです。

ポール径はどちらもよくある8.5mmポールです。テンゲルスタンダードの本体のフックにも問題なく使用できることを確認しました。パチッと気持ちよくはまります。

しかしダンロップRシリーズの場合はポールエンドをテント本体のポケット状になっている部分に差し込む構造。一方、テンゲルスタンダードはハトメにエンドを差し込むタイプです。よってポールエンドは変更の必要あり。これは困った…

しかしAmazonで調べたら8.5mmポール用のエンドが安価にて売っているのを発見。簡単に問題は解決しました。10個入りで650円・・・

まずダンロップのポールをショックコードを切ってバラバラに分解します。そしてテンゲルスタンダードのポールの長さを測定し、何ピース組んでどこで切断するのかマーキングをします。

切断はパイプカッターがあると便利です。電気工事屋さんがエアコンの冷媒パイプなどを切るときに使うヤツですね。何でうちにあるのだろう…?

切断面はヤスリでバリを削って滑らかにしておきます。




ポールを接続しショックコードをポールエンドに結び付けて完成。

やっぱりジュラルミンの方が良いですね。耐久性だけでなく見た目も高級感があります。ダンロップのポールを捨てずに保管しておいてよかったです。

試しに公園で本体を立ててみましたが問題ありませんでした。本当はフライシート用のポールも作りたかったのですが、材料となるジュラルミンポールが足らなくなってしまいました。今回は本体用の2本だけで。また改めて作りたいと思います。

次回はテンゲルスタンダード改ジュラルミンポール仕様の実践投入。テントの使い勝手をレポートしてみたいと思います!!

今回はこの辺で!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

写真ビギナーはまずはグッと被写体に寄って…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、本ブログは開設から4年目になりましたが今回の投稿で投稿数が900記事となりました。我ながらツーリング写真、バイク写真の話題を中心によくも900記事も書いたものだな…と感心しております。

本来、写真に関わるノウハウは秘密にするのが通常かもしれません。私もその昔はあまり人に教えたくないタチでした。真似をされたりノウハウを取られるのは誰だって良い気分はしないですものね。

その昔、最初に就職した会社で顧客向けの講習会の先生を依頼されたことがありました。その講習会は光ファイバーの扱いなど専門的なものであり、従来は研究部門の管理職が先生役をしていたのですが「話がアカデミック過ぎて理解できない」と不評でした。そこで学歴などない私のような人間が先生をした方がむしろ顧客も理解しやすいのでは?ということで白羽の矢が立ったのです。

当時は私が先生なんて…と戸惑いましたが、自分で教科書やスライドを一から作り直して講習生の理解力に合わせて講習会を実施したところ、効果測定も良好となり不合格者の数も減って好評を博しました。その時の経験が何となく今でも生きている気がします。教えることで自身も学ぶ。究極のツーリング写真とはオートバイで旅をする魅力を広めること、写真界にバイクツーリング写真という新たなムーブメントを起こすこと、という目的がありますが、一方で書いている私自身の「自分用教科書」でもあります。

物事は人に上手に説明できるようでなければ本当の意味で理解していない。そんな風にも感じます。今でも究極のツーリング写真を書いていて自分が学んでいるような感覚は以前と変わりません。なのでこれからも書いていきたいと思います。




さて、前置きが長かったので今回は写真ビギナーを対象にツーリング写真の基本的な撮り方について簡単に書いてみたいと思います。

古くから写真は「一歩前に寄って撮る」というのがあります。目の前の景色、被写体にレンズを向けて、いざシャッターを切るぞというとき、人の視界は景色全体を見渡すような画角となっており、特定の一つを良く観察するような視点ではないものです。風景写真がベースであるツーリング写真であっても、その風景の中に魅力的な一つが存在するからこそ、そこで写真を撮ろうと思った訳ですから、その一つに一歩「グッ」と寄って撮りましょうね、ということですね。

上の写真の左側は赤いヨットが画面内に収まるように構図して、その場所の様子が分かるように撮った写真。こちらは目で見ている風景の様子に近いです。一方で右側は一歩、ぐっと寄って撮ってみました。赤いヨットは右側が見切れてしまいましたが、こちらの方が主題が明確になったのがお分かり頂けると思います。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

先ほどの作例では太陽が薄雲に隠れていたのでコントラスに欠けていましたが、空の様子を見ながらタイミングを見て本カットとしたのがこちらです。太陽が出てきたので風景写真として十分なコントラストを得ることができました。このツーリングシーンはヨットが置いてある港で休憩する様子ですが主役は赤いヨットであることが明確だと思います。

写真デザインの色要素でとりわけ効果が大きいのが赤色…というお話は以前にも何度かしましたが、赤い色の主役を見つけたらより印象的になるように一歩寄って撮ってみましょう。フレームから切れちゃうから…という考えは捨てて下さい。

フレームで被写体を切り落とす時の注意点は1/3単位で切ることです。特別な理由なく1/2で等分にしないよう気を付けましょう。

ところで足で一歩寄るのと自分は動かずズームレンズで寄せるのでは何が違うの?という疑問があると思います。単焦点レンズであれば寄るしかありませんがズームならリングを回してやれば同じような事ができますよね。ズームで寄せるとは実は被写体だけを寄せているのではなく目の前の空間を全て圧縮しているのです。つまりズームで寄せると何もかもを大きくしちゃいますが足で寄る場合は被写体だけを大きくできるのですね。

少々ややこしい話でしたが今回はこの辺で!!




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

風景から表現したい一つを抽出して撮る写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、この春のシーズンは良い写真が撮れましたでしょうか?お気に入りの桜並木でバイクを置いてパチリと撮ったけど、よく見たら去年も全く同じような写真をこの場所で撮っていた…なんて方はおられませんか?写真をやる上での一つの重要な楽しみは進化を実感することです。日々、上達を意識して写真を楽しみましょうね。

つい先日のニュースで老舗雑誌である日本カメラが休刊とありましたね。昨年は日本最古のカメラ雑誌であるアサヒカメラが休刊。雑誌業界で言う休刊とは廃刊とほぼ同じだそうで残念なニュースですね。カメラ雑誌にかぎらず出版業界の全体が振るわないようですが、これも時代の流れなのでしょうか。

いま多くの人が写真を楽しみ写真という文化が過渡期を迎えています。スマホで撮る人、SNSで世界に発表する人…一見すると写真文化は盛況のように思えます。しかし古くからあるカメラメーカーやカメラ雑誌が衰退していく…いったいなぜでしょうね。昔からあった一般需要における写真文化は記念写真、記録写真、趣味の写真など現在と大きくは変わっていません。変わったのはカメラのデジタル化、インターネットの普及による写真文化の変化、スマートフォンの登場といったことでしょうか。

多くの人々が「私もいい写真を撮ってみたい」という願望を抱いている。このことについて改めてもう一度、メーカーや雑誌などは考えた方が良いのかもしれませんね。




さて今回は前回の投稿でご紹介した小湊鉄道のあるツーリング写真の作品を使って解説してみたいと思います。最近、すっかり鉄道とバイクのハイブリッドばかりです…

はい、いつも通りまずはスマホで撮った撮影地の様子です。県道から平行して走る小湊鉄道の線路。そこに菜の花が咲いているポイントがあったのでR1200GSを停めて撮影に挑みました。この近くにある菜の花の鉄道風景で有名な「石神菜の花畑」とはまた違った雰囲気で、自然と咲いている菜の花という控え目な雰囲気が私の琴線に触れました。

まずはどんな風に魅せたいかな?と希望のイメージを作ります。次にそれがここで出来ることなのか?撮影地の条件と照らし合わせて考えます。続いてキャスティング、この撮影シーンのキャストは後でやってくるであろう1.列車 そして2.線路 3.菜の花 といった感じです。メインキャストは列車で菜の花は舞台、線路は写真の構造となります。

この場所で私が特に気に入ったのは線路が微妙にS字を描いていることです。写真デザインの観点で色、線、図形…といった要素を風景から見つけ出し、写真の中に組み込んでいくことで観賞者の目を楽しませる写真が実現できます。特にS字曲線は視線誘導線として心地よく目を走らせる効果があるので歓迎すべき要素です。

上の写真から分かると思いますが多くの場合で実際の様子とはさして美しくはないものです。もしそのままの景色が絶景!ということであれば写真家のできる仕事は少なく面白さもありません。イエローストーン国立公園、夕陽の当たるマッターホルン、水鏡のモンサンミッシェルなどを前にすれば、普通にシャッターを押すだけで誰でも立派な写真が撮れるものです。

そういった意味では多くの人が気にもとめずに通り過ぎていく風景こそ、写真家のオリジナルな表現ができる、とも言えますね。




左はS字の導線 右は①と②の比率が1:3の比率

画面という長方形の四角形の中でS字曲線が理想的に入るようアングルを模索しました。同時にバイク+ライダーのエリアとそれ以外の風景のエリアで2つのエリアに理想的な比率を作ります。比率は理由なき等分(1:1)を避け、原則として1:3単位の奇数で作っていきます。有名な三分割構図や露出の段数が1/3単位であること、そもそも画面という長方形が2:3の比率であったり写真の世界ではとにかく【3】あるいは【5】といった奇数が傑作へのPINコードになっているのです。

三分割構図 左は交点に列車を置いた 右は色のエリアを斜めに3分割とした

構図とは必ずしも1つの手法を1つだけ使うものとは限りません。複数の手法を組み合わせてもOKです。三分割構図は写真の世界ではよく知られた構図ですが例えば交点、線、面といった具合に複数のポイントで使うことも出来ます。この場合は列車の位置を右上の交点に合わせ、イエローのエリアを中央としグリーンで挟んだ三分割としました。線で三分割とするとき必ずしも線を水平に使う必要はありません。このように斜めに使っても悪くはないのです。

こういったアングルを作るにあたり、何をすれば出来るの?と聞かれればカメラの位置を数センチずらしたり、三脚のエレベーターで高さを微調整したりと実際には地味な作業です。大切なことは予め知っている知識を目の前の状況と結び付けて【いま出来ること】を思考することです。それは謎解きのように考え込むことではなく、ひらめきや直感を使って瞬間的に決めます。説明すると理屈っぽいですが実際には感覚の世界ですね。




EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

この場所で私が大切にしたかったことは菜の花が人工的ではなく自然とそこにある雰囲気です。そこへ登場した気動車キハ200とその景色に出会ったツーリングライダー。一期一会の風景の出会いといつまでも変わらない素朴なもの。こういった「気持ち」をよく意識してイメージを作りました。投稿のタイトルに「表現したい一つを抽出」と書きましたが、何でもないような風景の中から自分の気持ちを抽出するように撮りましょう、という意味ですね。

最初はとにかく試行錯誤です。時間的猶予があればとにかく良く見て、良く感じ、良く考えて試す。画像を再生して「これが一枚の写真となったとき、これで果たして良いか?」と自問してみます。少しの傾き、少しのバランス、少しの比率などほんの小さな調整で完成度が激変することを意識しましょう。神は細部に宿るのです。

ところでこの撮影場所、スマホで時刻表をチェックしようと思ったらまさかの圏外でした。近くに駅や踏切が無いので音で列車の登場を判断するにはキハ200のディーゼルエンジン音だけが頼りでした。県道は割と交通量がありトラックなどが通るとキハ200の音がよく聞こえません。なかなか難儀しました…

しかしいざキハ200が登場すると運転手さんが私を確認したのか「プワァ~ン」という独特の警笛を鳴らして挨拶してくれました。この時の嬉しかった気持ちも大切に帰宅してからLightroomでレタッチをしてみましたよ。

今回はこの辺で!!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真ギャラリー 里山を走るローカル列車




EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

ガタンゴトン…ガタンゴトン…

プップー

春の里山に響く素朴な音風景

そよ風にのって鼻腔をなでる菜の花のかおり

いつまでも忘れたくない旅でみた風景

あの日、あのとき、写真を撮ったからこそ

記憶に刻まれるツーリングシーン

いつか自分が走りぬいた軌跡を振り返るときがきたとき

どんな風景だったか思い出せなかったら寂しいから

だから一枚の写真を残しておきたい

私のツーリング写真は究極の記念写真だ




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング