カメラ操作の最初の一歩☆露出補正をマスターしよう<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが「承認欲求」という言葉をご存じでしょうか?先日、あのメンタリストとして有名なDAIGOさんの本を読んでいて知ったのですが、承認欲求とは社会に認められたい欲求だそうです。

例えば身に着けるものをブランド品で固めてみたり、超高額な腕時計をつけたり、派手な外車に乗ってみたり、高収入で財産がある人=優秀で価値のある人間であると社会に認められたくて承認欲求を発散している人達…という事が書かれていました。

簡単に言ってしまえば社会に良く見てもらいたくて見栄を張ってしまう欲求ですが、人は誰しも心のどこかでこの世で立派に生きていきたいという欲求があるそうです。そして自分は成功していると誇示したくなる心理的な行動が承認欲求だそうです。しかし本当に優秀な人や才能の豊かな人ほど見た目のゴージャスさには無関心なものです。

いくら高級なものを身に付けても中身は空っぽの人間であると自分で分かっていれば、1000万円の車に乗っても信号待ちで隣に2000万円の車に並ばれたら虚無感に襲われるのです。

この世に生をもって誕生したからには世のため人のために生きていけたら良い、その意欲があるまでは良いのですが、認められることに心を奪われてしまうとただの見栄になってしまうのですね。それを実現するには見た目ではなく中身や行動なのですが、そこを直視できない人が多いのだそうです。

CASIO エクシリムEX-10

この承認欲求を写真に当てはめて考えてみるとどうでしょう?自分は写真を撮るのが上手だ!私のカメラは高画質で綺麗に撮れる!俺ってセンスあるだろう~!という個人の承認欲求に支配された写真はどこかエゴで見る側に響くものがありません。

でも写真って作者が感じたものを表現するってよく言うじゃない?「俺って写真うまいでしょ~」って写真と何が違うの???という疑問がわいてくると思います。確かにエゴな写真といい写真は区別が難しいかもしれません。作者が天才であればエゴが素晴らしい写真にも成りえるからです。




ここからは私の個人的な考えなのですが、いい写真はやはり見て頂ける人の気持ちをどこかで意識して撮った写真ではないでしょうか。ツーリング写真でもスナップでも、撮るときに「この写真をみて喜んでもらえたら良いな」そんな事を少しでもいいので意識して撮ればエゴな写真とは一線を画す良作になるのではないでしょうか。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/200 ISO100 露出補正-0.7

さて前置きだけで1000文字も書いてしまいましたが、今回は<初級>ツーリング写真解説として極めて初歩的なお話をいってみたいと思います。

写真をはじめたばかりの人、自分のカメラをはじめて買ったよ!という人にとって、まず撮るにはカメラのオートモードに頼って撮るのが一般的だと思います。オートモードとは大昔に写真を撮るための露出設定は撮影者の手腕に委ねられていた時代、キャノンが露出を自動で算出できるカメラ「キャノンオートボーイ」を誕生させた頃に生まれた言葉です。よく「ワシはオートモードで十分じゃ」という人がいますよね。

露出とは真っ暗な箱になっているカメラの内部に外の光をどれくらい取り込んだか?という考え方ですが、簡単に言ってしまえば写真の明るさを決めるものです。

カメラが外の様子を測定して「このくらいの露出設定でいいんでない?」とコンピューターが自動で露出を決めてくれる機能をAEといいます。現在、売られているカメラは全てと言っていいほどAE機能が搭載されています。ここで是非、皆さまにAEについて覚えておいていただきたい事が2つあります。

まず1つ目は AEはアホです。

AEがアホである理由は普通の記録写真として撮りたい場合ですら、適正と呼び難い滅茶苦茶な露出をだすときがあるのです。ヤフオクやメルカリで黒色の洋服が紺色っぽく写った写真や、純白の靴がグレーっぽく写った写真を見たことありませんか?

これは黒色を暗い、白色を明るいとAEが誤認するのが原因です。こういった誤認はオートボーイの時代から最新のカメラに至るまで解決されていないAEの弱点なのです。

そして2つ目は AEはセンスないヤツです。

例えば上の作例のように夕刻で薄昏時なのですから「少し暗いのが雰囲気があって良い」という事は誰でも分かりますよね。しかしAEにはそんなセンスは持ち合わせていません。あくまで機械的に測光した結果に基づいて平準な明るさを出しているに過ぎないのです。




リコーGR F5 1/60 ISO100 露出補正+2.0

ここまで大胆に書いてしまえば、AEを信用してはいけない事がお分かり頂けたと思います。もちろんAEの何もかもが悪い訳ではなく、例えばスポーツシーンなどで露出を撮影者が練る時間的猶予が無い場合などはAEの測光方式(スポット測光やアベレージ測光など)を変えて精度を上げAEを活用する撮り方もあります。この辺の考え方はピントを自動で合わせるAFも同じです。

写真をはじめたばかりの人に最初からマニュアル露出はできませんので、カメラの撮影モードは絞り優先モード(AまたはAVモード)にしてAEを使う訳ですが、シャッターボタンを半押しした時にコンピュータが決めたその露出を【これが正しい露出でそれに対して露出補正で微調整する】という考えはぜひ捨てて下さい。

どうしても評価測光の結果を基準にして露出補正してしまうので、最初の値に縛られてしまうのが落とし穴なのです。本当はAEによる最初の露出よりかけ離れた露出がそのシーンでの理想的な明るさなのかもしれないのに…。上のコスモスの写真は評価測光に対してプラス2段と大幅に補正しました。これ以外にも3段とか大幅に補正することも珍しくありませんが、そのようなシーンでは上級者の場合はAEは使わずにマニュアル露出を使っているものです。

初級者の方でも「露出補正なら使っているよ」という方も多いと思います。しかしそれは現実を見た通りの明るさを再現するためにAEが算出した露出に微調整を加えているだけの場合が多いです。そうではなく例えばお花の写真であれば花の最も魅力的な部分が理想的な露出になるように撮影者自身が露出を選ぶのが本来なのです。

CASIO エクシリム EX-10

例えばこの写真は紫陽花の花の部分が最も魅力的に見えるよう露出を選択しました。これをAEに任せた露出にすると軽くもう2段か3段は明るくなると思います。それは目で見た通りの明るさを的確に再現した写真になるかもしれませんが、果たしてそれで良いのでしょうか?またそのAEが出した露出に対して、たかだか1/3や2/3段の微調整を加えたところで何かが変わるでしょうか??




今回は評価測光AEが決めてしまった露出を信用しない、それを基準に露出補正など考えるのはやめましょうね、というお話でした。

またチョット偉そうに書いてしまいましたが釈迦に説法はお許しくださいませ。ではまた!!!

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騙されたと思ってやってみて☆言語化で写真が良くなる不思議・フシギ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりに精神論的なアプローチで解説する<初級>ツーリング写真解説でございます。

写真というとどうしても構図などの撮り方やカメラの設定などで全てが決まるように思われ勝ちですが、実はそういった事と同じくらい「まずは感動しましょう」という撮影者の心が大切なものです。

もし撮影者が被写体や情景に全く感動などせず、撮り方やカメラの操作だけで写真を撮れば、それは作品ではなく整った高画質の画像です。偉そうなことを言える立場ではありませんが、良き作品とは撮影者が心打たれたことを独自に表現したものなので、撮り方やカメラの操作だけでは成立しないと私は考えます。

そんな事を言われてもソレって個人の感受性とかの問題でしょ?俺にそんな一面はないよなぁ~困った。というアナタ。今回は感受性とか感動するとか今まであまり意識していなかった…という方向けに効果のある手法を解説いたします。

これをやるだけで魔法のように写真が良くなることをお約束いたします。




1.特徴と感動を言語化する

 

そこで写真を撮ろうと思ってバイクを停めカメラを準備した。それならばその場所に最初にあなたが気に入った何かがあるはずです。

気持ちいい場所、いい眺め、とりあえず海だから、SNSで見かけた「映え」な被写体、なんでもいいですけど撮ろうと思ったきっかけは誰でも分かりますよね。

夕陽だったら「夕陽はキレイだから撮る」といったシンプルな理由です。しかしコレだけで撮影を開始しても素晴らしき作品にはなりにくいです。もっと被写体や情景をよくみて当初は気が付かなった特徴や魅力を言語化してみましょう。

上の作例では強烈な夕陽が海面に反射している海岸の撮影シーンです。私はここで直視するのも耐え難い強烈な光は空よりも海面からきていると感じました。ドラマチックなシチュエーションであることに間違いは無さそうでしたが、実際の様子がよく分からなかったので露出を肉眼の明るさとはかけ離れたアンダーで1枚撮ってみました。

すると海面の様子はまるで銅板のような美しさであり、海面が神秘的にさんざめいていました。「美しい」「神秘的」「さんざめく」そして「まるで銅板のような」。このように日常会話では使わないような単語や比喩表現を使って被写体や情景を言語化してみてください。

「イイ感じだ」ではなく何がどうイイのか?美しい言葉で特徴や魅力を言語化して声に出してみて下さい。すると不思議なことにファインダーの中で何がどうイイかを画面という長方形の中に自然と構成できるはずです。

上の作例では「まるで銅板のように輝く海面がさんざめいていた」という作者の意図が言語化された後にシャッターを切ったことで、それが明瞭に伝わるよう画面内に構成されています。これをハッキリやらないと漁船やらカモメやら関係のないものをつい画面内に入れてしまうので意図が明確に伝わらない写真になりインパクトも弱まります。




2.理由と選択の言語化

こちらの作例は北海道のコムケ湖で撮りました。寂しい雰囲気の風景のなか、雪国特有の形状をした倉庫がありました。当初、湖の方へ向かって写真を撮っていましたが一通りの撮影を終えて反対側の景色に目をやると、この青い倉庫が何かを私にうったえているように感じました。

何枚か試し撮りしてはEOS6D Mark2の液晶モニターでプレビューし、ここであの倉庫が一体何なのか?自問し思考しました。何なのか?とは何を格納する倉庫なのか?という意味ではありませんよ。それを撮りたくなった理由です。

そしてユニークな形状と印象的な青の色味といった特徴が気に入ったから、そして草地と曇天による鉛色の景色によく似合う雰囲気だからと分かりました。理由が判明したので次に手法を選択します。ここでは望遠レンズを使って画面内に大胆に配置し、倉庫の存在が印象的になるよう構図しました。「倉庫の形状と青が印象的だったので望遠レンズで大きく構図した」と言った具合に「○○だから△△した」と理由に対して手法を選択したことも言語化してみましょう。




実は言語化自体が大切なのではなく、言語化のために思考することでよく見てよく感じる行為が出来るのです。イイ感じだからここで撮ろう~では被写体や情景の特徴を捉えることもできません。どう感動したのかを言葉にしようと考えれば撮影者が自分がどう感動しているのか内面に問いかけることもできます。

そして理由と選択の言語化は作品の意図を明確に表現するためのプロセスです。これも言語化自体が重要な訳ではありませんが、初級者の方は言葉にして発することで「イイ感じ」「なんとなく」という曖昧を脱し意図が明確な写真を構成できるようになるのです。

私の場合は今はほとんど言語化せずに撮っています。被写体をよく見る目や感じたコトに向き合う心、表現するための操作の選択などは、長い事やっているので言語化しなくてもやっているからです。うまく説明できませんが言語化のプロセスを省略して直感とカメラをつなぐダイレクトモードにしている、といった感じでしょうか。

ここでは<初級>ツーリング解説として上達のプロセスとしての言語化をご紹介しました。

今回はこの辺で!!

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空冷R1200GSファイナルギアブーツ&テレレバー、ミッション間ブーツ交換

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真解説はお休みして久しぶりにBMW 空冷R1200GSに関わるネタを書いてみたいと思います。

BMWと言えばボクサーツインエンジン、テレレバーサスペンション、そしてシャフトドライブですよね。空冷R1200GSもそんなBMWバイクのアイコニックが備わったオールロードツアラーな訳ですが、一見してタフそうに見えるシャフトドライブ。実はこのシャフトドライブの後部あるファイナルギアユニットはこのバイクの最もデリケートな部分でありハッキリ言って弱点とも呼べるところです。

このファイナルドライブユニットに万一、重大なトラブルが発生した場合はアッセンブリー交換となり約30万円の修理費用が発生します。そうならない為に日頃から点検し取り扱いに注意を心がけましょう。




日常的な点検としてはセンタースタンド(メインスタンド)をかけて後輪を手で回し、スムーズに回転するか、ベアリングがゴロゴロ、ジャリジャリと違和感がないか?定期的にオイルを交換しているか、シールからオイル漏れや滲みがないか?などですが、最も重要なのは内部に浸水させないことです。洗車時につなぎ目となっているゴムブーツ周辺などホースで水圧をかけてしまったり、ドロだらけになったからと高圧洗車すると内部に浸水し、放置すると発錆により重大なトラブルに発展します。

激しいオフロード走行、川渡り、長時間の雨天走行などがあった場合は、念のためディーラーで点検することをお勧めします。浸水があっても早めに対処できれば大事には至りません。

今回、私のR1200GS-ADVENTUREは購入から5年、走行距離34000㎞をむかえてパラレバー(スイングアーム)のミッション側とファイナルギアドライブ側を接続している部分のラバーブーツに亀裂が生じました。

ただでさえデリケートなファイナルギアドライブなのに、ラバーブーツに穴があったら最悪です。亀裂が確認された時点で早めに対処しましょう。少しくらいの亀裂でしたらディーラーで補修剤を塗布してくれますが、それは応急対応程度に考えた方が良いです。




交換はドライブシャフトの分解、パラレバーアームを抜いての作業となりますので、私はディーラーに依頼しました。自分ではできそうにない、というのもありますがファイナルドライブの内部の状況をプロの目で点検してほしい、というのももう1つの理由です。

実はこのラバーブーツ、大変不思議なことに劣化で亀裂や破れが発生してしまうのは空冷R1200GSだけらしいです。それより古い世代のR1150GSやR1100GSまたは新型の水冷ヘッドR1200GSや最新のR1250GSなどでは、同じようなラバーブーツはありますが劣化で亀裂や破れなどは滅多に発生しないそうです。

使用状況にもよりますが3~5年程度で交換するケースが多いようです。気になる交換費用ですがファイナル側ブーツ 7420円、ミッション側ブーツ 6800円、ドライブシャフトの分解、パラレバーアームの着脱などを含めた工賃が15000円となります。その他にOリングやナットなど細かな部品、ついでにファイナルギアオイルも交換してもらって合計で34000円くらいです。

そして今回の作業で細かく点検してもらったのですが、ファイナルギアユニット内部に大きな問題は確認できませんでしたが、ファイナルギアオイルに水分が混入し乳化していた!とのことです。

そもそもR1200GSは当初はファイナルギア内部は密閉構造になっていました。しかし中期型が誕生した頃からファイナルギアオイルの漏れやクラウンベアリングのガタつき、シャフトのスプライン部が錆ついて抜けなくなるなど、トラブルが散見されるようになり、BMW側で様々な対処をしてきました。その1つが中期か後期のあるロットから採用されたブリーザーパイプの設置です。当初は密閉だったファイナルギア内部ですが、温度変化などで内圧が変化しシール類に悪影響と判断し呼吸ラインを外へ設けたのです。

…という事はブリーザーラインから雨水が入ってしまう…という事も十分に考えられるのです。




その他にもファイナルギアオイルの定量を200㏄から180㏄に変更するなど、いろんな対処を余儀なくされるほど、このファイナルギアには色々と悩ましい問題を抱えているのです。ネットでR1200GSファイナルギアオイル交換で検索すると定量は200㏄と書かれている情報が散見されますが、現在では定量は180㏄だそうです。たった20㏄の違いで何かが変わるのなら、よっぽどシビアな何かがあるのでしょうね。

ファイナルギアオイル交換はディーラー推奨で2万キロもしくは2年に一度という事になっていますが、今回の私のアドベンチャーの例のように別の問題の早期発見という意味でもう少し短いスパンで交換をした方が良さそうです。

空冷R1200GSの唯一で最大の泣き所と言えるファイナルギアドライブ。ここをユーザーが管理できるかが長くR1200GSを維持していく上での重要なポイントとなります。しかし過酷なオフロード走行を前提としたGSがなんとも情けない…私は個人的にはBMWにこの部分だけはRTやRと共通構造にせず専用設計にして欲しかったと言いたいです。意匠の問題もあるかもしれませんがゴムブーツは外から被せてリングで締めるという構造が確実だっと思うのですけどね。

R1200GS乗りの間では知られたことですが、新たなR1200GSユーザーさんはファイナルギアの管理、しっかりやってくださいね!

ではまた。

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写真のデザイン要素「色マスター」強烈な赤を極めよ!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、春のツーリングシーズン楽しまれていますか?

つい先日、とある求人広告を見て週4勤務または週3勤務の求人が人気なのを知りました。週3勤務でしかも正社員とかの求人があるんですよね。週3ですと副業があるか家事育児と兼業するかだと思いますが、中にはライフスタイルとの両立という方もおられるでしょうね。

人生の中心に会社を置くような生き方から、多様性ある働き方に変貌していく過渡期と感じました。こういった事を機にプロカメラマンでもなくアマチュアでもなく、永井孝尚さんの提唱する「プロフェッショナルサンデーフォトグラファー」が増えるといいですね。週3勤務でやれれば「サンデー」とは別の呼称が必要かもしれませんが。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では写真デザインのおける重要な要素である色の最も強烈な力をもつ赤色の取り扱いについて書いてみたいと思います。

EOS30D + EF14mmF2.8L 2006年夏 北海道中富良野

写真におけるデザインとは主に線、色、図形、立体感、質感、規則的なパターン、ディティール、シェイプ、光と影などがあります。写真のデザインとはよい写真に必ず必要な最重要項目ではありませんが、写真をみる人が「パッと見た瞬間の印象」と深く関わっているので、デザイン要素を駆使するか使わないかは別として、知識として持っておくと悪いことはないと思います。




そのデザイン要素の中でとりわけ効果の大きいのが色要素ですが、さらに色要素の中でも強烈な効果を発揮するのが赤色です。

上の作品はずいぶん昔の夏の北海道ツーリングでの一コマですが、中富良野町あたりで撮影しました。写真だけ見ると農地に立ち入っているようですが手前側は砂利ダートの道道です。畑に入っている訳ではありませんので。

この写真をみて誰の目にも印象深くみえるのは赤い屋根の廃屋だと思います。廃屋自体の雰囲気よりもとにかく赤い屋根が強烈な存在感を放っているのがお分かり頂けると思います。

赤は他のどの色よりも刺激が強く、見る人を高揚させエネルギー感が満ちています。自然界の風景に多く存在する青、緑、茶色の中にポイントとして入っているだけで存在感が強く目立つのです。また暖色、膨張色、進出色でもあります。




ツーリングシーンで赤い物を見つけたら積極的に使うか、そうでない場合は意図せず赤が入ってしまい悪さした写真にならないよう注意が必要です。

といっても難しいことはありません。赤い被写体をみつけたら特徴を理解した上でしっかり主役として構図してあげる、赤であることを意識して撮れば変な写真にはならないはずです。

今回はこの辺で!!

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 ~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

通勤途中でGRで撮った1枚です。シャッターを切ろうと思った瞬間は桜に少しだけ光が当たっているのが良いと感じたからでした。しかし撮れた写真を検証してみると画面の多くをシャドウで占めているユニークな構成に、歩行者用信号の赤が強烈に何かを発している不思議なスナップが出来上がりました。瞬間をとらえるスナップは時としてこんな写真になるので本当に愉快だなぁと感じます。

 

構図が難しければまずは望遠で☆<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、少し前にNHKで竹内まりやさんのMusic&Life~40年をめぐる旅~と題して音楽活動40周年の特集番組をやっていましたが見られましたか?なかなか素顔を見ることの出来ない超大物アーティストである竹内まりやさんのレアな映像やインタビューはとても良かったですね。

その中で印象に残ったお話がありました。80年代ではご自身が歌い手としてテレビに登場し活動されていましたがピンクレディーなどでも知られていますが当時のアイドルや人気歌手は超過密スケジュールの毎日で、竹内まりやさんも同じように目まぐるしく日々を送っていたそうです。そんな中で喉を酷使し過ぎて声帯を悪くされたそうです。音楽が好きでこの業界に入ったのに声帯を壊しては音楽活動ができず本末転倒である…そこですべての活動を休止し家庭で子育てをしながら楽曲制作に励まれたそうです。

確かにテレビに出てこなくなった一時期は有名なアイドルや多くの歌手の楽曲提供がとても多かったですね。駅は中森明菜さん、色ホワイトブレンドは中山美穂さん、あの岡田有希子さんにも多数の楽曲を提供されていました。

そんな40年というキャリアの中でやはりうまくいかないスランプ時期などもあったようですが、番組内のインタビューでは「それすらも愛しいと思えるほど音楽を愛している」とおっしゃっていたのが印象的でした。

写真も少しくらいのスランプで「もうやめたい」なんて気持ちが出てくるようでは、そもそも写真をそれほど愛していないとも言えるかもしれませんね~。




さて毎度前置きが長いですが今回は<初級>ツーリング写真解説として、撮影地でまず何をして良いか、どう構図するのかレンズは何を選べば良いのか?カメラアングルとか言葉は分かっているつもりでも実践できない。とお悩みの初級者の方を対象に、まずは1枚、イイ写真を撮って楽しさを知っていただく目的で簡単なやり方をご紹介します。

例えばこんなシーン。「うぉ~なんだあの不気味な建物は!?」とバイクを停めて風景に見入っている所がスタート地点です。このシーンをそのまま記録すれば上のような写真が出来上がります。

これでもダメではありませんが無駄なスペースも多く、インパクトに欠ける写真です。そもそもこういった感じの撮り方はSNSやブログのツーレポでよく見かける撮り方であり、それ故に見る側も無意識下に飽きているというのが現実でしょうか。

しかし構図を緻密に組み立てたり、足で動いてベストアングルを探り当てるなんて芸当は写真をはじめたばかりの人がイキナリできる訳ではありません。最初は無理をせずにカメラやレンズの特徴をうまく利用してみましょう。




~望遠を使おう~

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L 焦点距離200mm

はい、やり方は簡単です。お持ちのカメラ(またはレンズ)がズームレンズであれば最も望遠側に設定してバイクから少し離れてみましょう。するとこの写真のように遠くにあったものは大きく、バイクはフレームから切れてしまいます。これによって最初に「うぉ~なんだあの建物は!」とあなたが最初に反応をしめした被写体を主役にすることに成功しました。

主役である建物にインパクトを与えただけでなく、崩れかけたレンガの様子や手前に生い茂った草などが明らかになり、最初にあなたが「うお~なんだアレは!」と感じたことがしっかり表現されました。言語化すると「崇高さ」とでも言いましょうか。

注目したいポイントはもう1つあります。望遠は単に遠くの物を大きく、写す範囲を狭くするだけではありません。空間を圧縮するので無駄なスペースを省くことが出来るのです。1枚目の写真ではバイクの手間側にある地面や、ただの曇り空など写真を魅力的にするために機能していない無駄なスペースが存在していました。これを省くことにも成功しているのです。

実際に撮影地では例えば電線やガードレールや標識など、通常は画面内に入れたくない余計な要素が混在しているものです。望遠を選択することでこれらを画面の外に除外することも容易となります。




どうでしょうか?望遠にして最初に気が付いたものをアップにする。バイクはフレームで切り落としピントも合わせない、画面に入れたくない無駄なスペースや電線なども除外できる。簡単ですよね?

写真の解説書を見ていると、最初は50mmからはじめて足を使え!的なことが書かれていますが、まずはイイ写真を自分で撮って楽しみを味わいたいではありませんか。そういった意味で少し邪道かもしれませんが望遠側を使って簡単にソレっぽい写真を撮ってみようぜ!というお話でした。

ぜひ次のツーリングで実践してくださいね。

それではまた!

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↓↓↓撮影地↓↓↓

北海道稚内市声問の秋田木材発電所跡。

キヤノンEF14㎜F2.8LⅡ作例集 超広角単焦点レンズ ツーリング写真作例

究極のツーリング写真 touring-photogaphy.com 読者の皆さま、あと2週間もすればいよいよ平成が終わり令和の時代になりますね。

私はこれまでの人生の半分以上が平成ですが振り返ってみると、この30年はバイク、車のレース、スノーボード、旅やキャンプそして写真に出会い、なかなか充実した時代だったなと感じます。しかしその反面、仕事などでは社会貢献とか何かの業を達成したなという手ごたえは殆どなく、失敗も多かったなと反省しています。

人生も後半戦になると自分だけで完結してしまう贅沢や娯楽などには関心が薄れて、何かこの世に残せるものや人々に感動を与えるなど貢献や使命とかを考えるようになるものです。自分の天命とは何だろうとか…少し宗教じみていますが。

そんな想いを抱きつつある40代の今に年号が平成から令和に変わり、そして安倍首相は「令和とは人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ…」とおっしゃっていました。この令和になる節目に私も自分ができることで文化を育むことに貢献したいなと感じた次第です。

さて前置きが長かったですが、今回はカメラ機材のお話です。きっと多くの皆さまも関心が高い一眼レフカメラ用の交換レンズの作例をご紹介してみたいと思います。

EF14mmF2.8L2

今回はキャノン純正レンズ 超広角単焦点レンズのEF14㎜F2.8LⅡをいってみたいと思います。14㎜単焦点という超ワイドレンズ、特にフルサイズのボディに装着すると魚眼レンズのような世界が表現できるユニークさ。その反面で歪みなどの癖が強く、被写体の何もかもを小さくトバしてしまうので難しいと感じる方も多いと思います。

 ~キヤノン EF14mmF2.8LⅡ~

・水平画角104° 垂直画角81°

・レンズ構成 11群14枚

・最小絞り F22

・絞り羽数 6枚

・質量 645g

・定価 307000円

特にオートバイの登場するツーリング写真では、その歪み部分に車体がかかってしまうと不自然な歪みでどうにも対処に難儀するものです。価格も高いので「試しに…」と気軽に体験するのも躊躇われますよね。

そこで今回はキャノンEF14mmF2.8LⅡで超ワイドレンズの世界をツーリング写真でどのように使えば良いのが、参考になるか分かりませんが何点か作例をご紹介いたします。

この作品は南房総の伊戸だいぼ工房の入り口にある道で撮りました。この場所はバイク雑誌やテレビ番組などの撮影にも度々使われるので有名になってきましたね。美しいS字の道にその先は海ですが、この時は空に表情があったのでローアングルにして海は写さず空を多く入れました。

14㎜級のワイドレンズの場合、歪みが強く出る位置にバイクや建物などの人工物を配置してしまうと歪みが目立ってしまいバイクが不格好になったり、人物であれば太ってみえたり美人が台無しに写ったりしてしまいます。

この作例ではバイク+ライダーが歪みの強い位置に配置されましたが、これくらい小さく写してやれば何とか気にならないレベルです。これ以上大きいと、被写体を別の場所に配置しなおす必要があると思います。




こちらの作品は海岸の野営地でのワンシーンです。アウトライダー誌のツーリング写真コンテストで年間グランプリをいただいた思い入れのある写真です。日没直後に焼ける空の表情を大切に撮った1枚です。広がる筋雲が煙のように吸い込まれていく様をEF14mmF2.8Lでとらえました。

このように空に広がる雲の様子などで、空に魅力的な表情がある場合に超広角レンズは有効です。日没しているとは言え、太陽に向かって撮る逆光ですが、この程度でキャノンEF14mmF2.8Lはフレア、ゴーストなどは発生しません(昔、使っていたSIGMA14㎜EX F2.8はこれくらいでもフレアが出ていました)。

EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 10SEC ISO400

こちらの作品は千葉県君津市のホウリーウッズキャンプ場で撮りました。冬の落葉樹に包まれた森の雰囲気を大切にEF14mmF2.8Lで撮りました。薄曇りの中の満月で深夜に撮ったと記憶しています。

この写真のようにバイクやテントなどの重要なものを中央に配置してやれば歪みはほぼ心配しなくて大丈夫です。

木々がたくさんある、一面に花が咲き乱れている、などたくさんの被写体が存在していることを表現したい場合も超広角レンズの出番です。

こちらの作品は2018年の夏の北海道ツーリングでの一コマです。道北のオロロンラインにある海水浴場(おそらく日本最北の海水浴場)の駐車場です。まるでモンゴルかどこかの草原を連想するシーンですが、その景色で感じた雄大さを表現しました。実際にここに行くと大した場所ではありません。ほんとただの空き地のような感じなのですが14㎜でバーンと広げてあげると「雄大な草原」に変貌してくれるのです。

広がる、雄大な、はるかな…などのスケール感を表現したいとき、逆に言えば人間やバイクなどをちっぽけに写したい、という表現にも有効に使えます。

通常のレンズでは何かの意図でバイクやライダーを米粒のように小さくしたい、となったときに下がれるだけの広い場所が必要となりますが14㎜なら少し下がればすぐにバイクは米粒です。

イワシ雲、ウロコ雲を目撃したときは迷わずEF14mmF2.8Lの出番です。カメラを直接地面に置くくらいのローアングルに設置したら、大空いっぱいをレンズで吸い込むように撮ってみましょう。




この作品は1枚目の写真と同じく伊戸だいぼ工房の入り口の道で撮りました。千葉県館山市からのぞむ夏の天の川です。夜空にたくさんの星がまたたいている、これも「空一面にひろがる」なので超広角レンズの出番です。星空の場合はたくさんの星を写したいときが広角、特定の星座や星雲を撮りたい場合は35mmや50mmとなるのが一般的です。

高感度での撮影となるので少しでもノイズ低減に貢献できるよう解放の明るいF2.8は有利となります。現在ではSIGMA14mmF1.8DG HSMというF1.8レンズが発売されていますので、星空や天の川を撮りたい方はこちらの方がおススメです。しかしキャノンEF14mmF2.8LⅡが645gに対してSIGMA14mmF1.8DG HSMは1120gとバイクで持って行く我々にとっては軽視できない質量差であります。

一方、キャノンEF14mmF2.8LⅡが307000円に対してSIGMA14mmF1.8DG HSMは219000円とこちらも軽視できない差ではあります…。まあキャノンEF14mmF2.8LⅡは古いので実売価格はもっと安いですけどね。

オロロンライン

この作品はもはや説明不要の日本海オロロンラインです。路面に寄って道が果てしなく続く様子を強調するため超広角レンズの特徴である「遠近感を強調」を利用しています。




「いいレンズなのは分かったけど高いよなぁ…」確かにEF14mmF2.8LⅡは定価307000円という我々庶民には手の出しにくいプライスタグですが、私の場合はこのレンズをもう10年以上愛用し数々の思入れ深い写真を撮ってきました。私としては珍しく中古品ではなく新品で購入したと記憶しています。

このレンズを買う時、すでにSIGMA14mmを使用していたので、自分は14mmが好きである、14mmで撮りたい写真があると確信をもっていたので思い切って投資しました。いま振り返ると費用対効果としては十分に最初の投資の元をとったな!という気持ちです。

もし欲しいけど予算的に手が出ないなぁ…という方にはNEEWERやSAMYANG製でしたら安い値段で発売されています。今回ご紹介したEF14mmF2.8LⅡと全く同じ性能ではありませんが、超ワイドな世界をまずは体験してみるという意味では良いのではないでしょうか?

これはサムヤン製の14mmF2.8です。AF性能や収差などが価格相応かもしれませんが星空の撮影なら影響ないかもしれませんね。2019年4月現在でAmazonで43746円です。

キャノン純正レンズ EF14mmF2.8LⅡ 超広角単焦点レンズの作例集でした!!

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~関連投稿~

・SIGMA35mmF1.4DG HSM ART作例集

・SIGMA150-600mmF5-6.3DG HSM Contemporary作例集

確実に上達できる唯一の手段 ツーリング写真と写真上達

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、以前に「毎日100ショットスナップ」と題して毎日たくさんの写真を撮ることで、写真を楽しみ好きになり、そして確実に上達できます、というお話をしました。

その投稿からもう1年以上も経過したので、改めて現在の考えで毎日100ショットスナップについて書いてみたいと思います。

RICOH GR APS-C

長いことやっているけどなかなか上達しない…、Howto本やネットで写真について勉強してきたけど知識だけ身について上達できない…、写真教室やワークショップに通っているけど効果が実感できない…。こんな方はおられませんか?




マジメな日本人ほどあり勝ちな勉強しているとか学んでいるとか、固く考えてばかりの人々…。もしかして上達しない原因は写真を撮っていないからではありませんか?学んでばかりで写真を撮りに行く機会が少なければ当然ですが上達はしません。

せっかく写真に関心をもって良い写真が撮りたくてはじめたのに、知識だけ頭に詰め込んでも面白くありませんし上達はできません。実際に撮って撮って撮りまくる。レンズを向ける対象は日常生活の中にあるありふれた被写体で大丈夫です。とにかく撮ってみましょう。

RICOH GR APS-C

誰も見向きもしないような何でもない光景でも、写真にすれば瞬間として面白い画になるものです。そして1つでも良いから面白いなコレ、キレイかも、風情あるなといった要素があればそれを撮りましょう。この写真で私が面白いなと感じたのはビルから反射する青い光源が独特だったことです。

仕事の日も雨の日も、オートバイに乗れない休日でさえも、いつでもカメラを持って臨戦態勢を整えておくのです。

カメラはスマホでもいいですが、できればポケットに入れて苦にならない程度のコンパクトなデジカメがお勧めです。いつも持ち歩ける、あっと思ったらパッと撮る。これができるカメラです。

RICOH GR APS-C

いつも当ブログで解説しているような写真を作り込むような考え方は不要です。被写体をよく見て特長をとらえる、作品の意図を明確にし表現方法を考える、など難しい思考はスナップでは必要ないのです。スピード勝負ですので直感だけで撮ります。直感で瞬間を捉える。楽しいですよ。




とにかく毎日撮ります。いつでもカメラを持ち歩いて、すぐにパッと撮れる準備をしておくのです。通勤時間で駅まで歩いている時、仕事中の移動、市役所の帰り道、自転車置き場、会社の休憩時間にオフィスの様子でも大丈夫です。

RICOH GR APS-C

最初の頃は「いったい俺は何を撮りたかったんだ…」「あら私って変な人かしら」「ちっとも良い写真が撮れないし怪しい人みたいだ」となりますが、継続してみてください。ある日「おやっ?これは…」と感じる面白い写真が撮れるようになります。

目安は1日に100ショット。100枚の作品を生み出そうという意味ではありませんよ。あくまで精神論ですが100回のシャッターを切るつもりで1日を過ごしてみましょう。これが究極のツーリング写真が推奨する毎日100ショットスナップです。

え~~毎日100…マジで!しかし冷静に考えてみてください。フィルムカメラじゃないんですよ。デジタルカメラ主流の現代で撮り惜しみほどバカらしい事はありません。写真をはじめたばかりの初級者の方にとって、これほど効果的なトレーニング法は他にありませんし、何よりいつも写真を撮ることで写真を単なる趣味ではなくライフワークにできることで充実した日常をおくることができます。

「そんな事をいっても平日は忙しいし撮るものなんて無いよ…」いえいえ、そんな事は絶対にありません。上の写真は雨の日に仕事帰りのバスの車窓から撮った写真です。このように実際が何なのかよく分からない抽象的な作品だって、素材さえ見つける目があれば十分に平日でも写真を楽しむコトができるのです。

写真をはじめたばかりの初心者の方は目の前の光景が瞬間で二次元の画像になること、足で動くことで被写体や情景を構成できること、光や影や被写体の魅力、デザイン要素などを見つける目などが身体的に身についていないものです。

「身体的に身につける???」つまり感覚です。焦点距離80㎜で5m先にあるバイクと手前にある花、バイクの後ろにあるオブジェ、そして背景の範囲がどこまで写るか?ファインダーを覗く前に頭でイメージできますか?あるいは被写体Aと被写体Bの位置関係を広げたい場合は右に動きますか?左に動きますか?地面の割合を広くしたい場合はカメラを下げますか?高くしますか?こうった事が考えなくてもすぐ体が反応するか?が身体的に覚える部分です。




5m先にあるごみ箱に丸めた紙屑を投げ入れる場合、どれくらいの力加減で投げたら良いのか説明できませんね。それと同じような話です。

Howto本で得る知識はあくまで理論です。実は写真は身体の感覚として養う部分が意外と多く、これを無視して勉強ばかりでは足も動かないうんちくカメラマンになってしまうのです。

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足や感覚だけではありません。もう1つ重要なのは「目」です。写真家の目を手に入れることです。この写真はパチンコ屋さんを外の路地から撮りました。こういった面白いものを被写体の対象として見つける目です。これもたくさん経験を積んで養っていくものです。いい写真、面白いなと思えるもの、美しい光、瞬間を見逃さないアンテナ…これらは一朝一夕には成就しません。

繰り返し繰り返し撮って、たくさんの失敗写真から学び少しづつ養っていきます。

「毎日100ショットかぁ~なんだか特訓みたいでシンドイ感じ。長続きしないだろうなぁ~、俺なにをやっても三日坊主だし」いえいえ、楽しいですから長続きしないことはありません。楽しくて楽しくて仕方ないものを飽きる訳がありませんよね。

RICOH GR APS-C

ピアノでもゴルフでも、とにかく練習量が大事ですよね。そして楽しみを見いだせれば三日坊主ではなく継続できるはずです。知識も重要かもしれませんが、それと同じくらい身体的な感覚を身に着けること、いつも写真を楽しむことも大切です。

これを継続して具現化するのが究極のツーリング写真が提唱する「毎日100ショットスナップ」です。スナップ写真の一般的な定義はパッと撮って瞬間を逃さない写真。難しく考えずとにかく撮ることですよ。毎日100ショットスナップを実践していただければ半年もしないで劇的に写真が上達することをお約束いたします。

あなたも如何ですか??

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桜のツーリング写真 構図の基礎的な考え方<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、まだまだ続きますよ「桜のツーリング写真」!今回は桜のツーリング写真を作例に<初級>ツーリング写真解説として構図を作るうえでの基礎的な考え方を書いてみたいと思います。

写真において構図と聞くとつい「構図が命」みたいに感じてしまいますが、構図だのデザインだのといったものは写真の骨組みのようなものです。いつも同じような話になってしまいますが、構図やデザインといった基礎的なことを駆使して表現するか、あるいはそういったものは使わずに(または控え目に)表現するかは撮る人の自由です。

ただ1つ確かなのは基礎的なことを知っていて敢えて無視して表現した写真と、基礎的なことを何も知らず無秩序な写真とでは大きく違うという事です。




まずは始めたばかりの人は例にもれず基礎的なことは知識として知っておきましょう。今回はそんなお話の中の構図における「弱い部分」の見つけ方とフォローの仕方を作例を元に解説してみたいと思います。

こちらの作例をご覧ください。とある田舎道で満開の桜が森にあるのを見つけました。私がこの時に面白いなと感じたのは地面がアスファルトではなく白いコンクリートで固められていたこと。そして画面の左上からの太陽光により右にいくほど階調豊かにシャドウとなっていくことでした。

桜以外が黒バックに近い程、多くの部分がシャドウに包まれる露出を選んでみました。なぜこのような露出にしたかと言うと桜のピンク色を大切に表現したかったからです。よくSNSで見かける桜のバイク写真では画像ソフトでピンクに派手に調整した写真を見かけますが、そのようなことをしなくても露出を丁寧に決めてホワイトバランスをミスらなければ桜の淡いピンクがきちんと再現されるのです。

桜のピンクが出ないで白っぽくなってしまう…と悩んでしまうのは桜の最も魅力的な部分を露出を合わせず、画面全体の平均で算出するカメラの評価測光に任せているのが原因です。

しかし…この構図だと何か釈然としません。




今回の解説では構図における弱いエリアの見つけ方です。別の言い方をすると意味のない無駄なスペースです。スペースとは構図において地味に重要な役割がありまして、被写体を美しくバランス良く見せるのに正しく機能しているか?を確認してみましょう。

被写体とスペースが明確に整理されて、それぞれの配分や位置関係が整っていると写真を観る側に安定感をもたらせてくれます。上の作例では右下の日陰の部分にパッと見て物足りなさを感じる無駄なスペースが存在しています。バイクを動かしてこの辺に移動しても悪くはありませんが、残念ながらこの辺は完全に日陰になってしまい、今回選択した露出設定では写ってくれません。

iphone7

この写真は撮影地の様子をiphone7で撮ったものです。カメラアプリが露出補正できるStagecam HDなのでここでも露出を桜に合わせて撮ってみました。先ほどの無駄なスペースが気にならないように、このように引いて撮ってしまうのもアリかもしれません。しかし、これではどうにも平凡ですし何より桜の存在感が弱まってしまいました。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS F22 1/40 ISO100

そこで後ろに咲いていたスイセンに注目してみました。これを先ほどの無駄なスペースをうまく埋められるよう前景に置いてアングルを探り当ててみました。しかしスペースを埋める目的にしては、あまりに存在感の強いものを選んでしまった感があります。

ここで重要なのは桜とスイセンの間にあるスペースの作り方です。あと数センチでもカメラを下げればこのスペースは消えます。しかし、このスペースが無ければ存在感の強い被写体を画面に詰め込んで窮屈な印象の写真になってしまうのです。




かなり苦しい撮影シーンでしたが唯一良かったのは桜に合わせた露出がスイセンの花にもぴったり合ったことでしょうか。このように露出、構図、カメラアングルとは個別に考えるものではなく全て関連性があって「この露出ならこの構図」といった具合に組み立てていくと答えにたどり着くことができます。

<初級>ツーリング写真解説でしたが、やや分かりにくかったかもしれませんが、整理しますと構図内で機能していないスペースを見つけたら何らかの手段で埋め合わせるか除外してみましょう、というお話でした。

それではまた!!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

遊びでこんな写真を撮ってみました。この時は桜が咲いていたのが局所的でしたので、その部分を中心軸にスローシャッターでカメラを回転させてシャッターを切りました。良い悪いは別として面白いという意味でアリではないでしょうか。

絞り開放の裏技☆ツーリング写真での解放の使い方<中級>ツーリング解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが「ボーっと生きてんじゃねえよ」は見ていますか?あのNHKのチコちゃんに叱られるって番組、面白いですよね。5歳の女の子の設定であの突っ込み。そして素朴な疑問に対して的確な答えを持ち合わせていないゲストとのやり取り。

しかしボーッと生きていても悪い事ばかりではありません。以前も同じことを書きましたが人がひらめく瞬間とはボーっとしている時が多いのは様々な研究で証明されているそうです。

それは散歩している時、お風呂に入っているときなど脳がリラックス状態である時。会社の自席や会議ではいくら考えても全く良いアイデアが浮かばなかったのに、お風呂に入ってリラックスしていたら突如として思いつく、こんな経験ありませんか?

私は写真に関わる新たな撮り方や考え方、このブログに書くネタなど歩いている時によく思いつきます。それからツーリング中に高速道路などを淡々と走っているときも「あっそういう事か」「コレいいアイデアだ!」といったひらめきがあります。

脳のリラックス状態を意図的に作るという意味で、あえてボーッとする時間を作ってみると何か良いことがあるかもしれませんよ。いつも同じような写真ばかり撮ってしまう、という方は撮るときに考えるのではなく、普段の何気ない生活の中に1日10分で良いから「ボーっとしている時間」を作って、そこで写真に関わる新たなアイデアを考えてみては如何でしょう?




さて、今回は<中級>ツーリング写真解説として「絞り開放の裏技」と少々大げさなタイトルを付けてしまいましたが、絞り開放の隠れた使い方をご紹介してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

<中級>ツーリング写真解説ですので絞りと被写界深度の初歩的なお話は割愛いたします。中級者の方でしたら被写界深度はカメラから被写体が近い程に浅く、離れるほど深くなるのはご存じだと思います。

通常、多くのシーンで絞りを解放するというのはポートレートやバイクの特定の部分をアップしたい場合などに、背景となる部分を大きくボカしたい時に使いますね。今回はそれとは対照的な考え方でピントを合焦させたい範囲という意味での解放の使い方のご紹介です。




上の作例はレンズEF70-200㎜F2.8Lで200㎜で撮りました。R1200GSアドベンチャーが停めてある場所までのカメラディスタンスはおよそ30~40mです。この場合、このレンズの解放F2.8で撮ったら被写界深度はどれくらいでしょうか?…おそらく4~5mあると思います。

この写真の主題は菜の花です。菜の花がたくさん咲いている場所に線路がS字で入っているのが気に入ってここで撮影しました。またそのことが最も魅力的になるよう構図しています。ここで重要なポイントは主題である菜の花(+線路)以外の被写体である小湊鉄道の電車、R1200GSアドベンチャー+ライダーなどの脇役は、素晴らしき脇役として良い仕事をしてもらうため、撮影者が存在感をコントロールしなくてはいけません。

せっかく菜の花、S字の線路に注目して構図したのに電車をドーンと大きく撮ったり、R1200GSアドベンチャーにバッチリピントを合わせてしまえば、どれが主題なのか明らかではなくなり散漫とした欲張り構図の出来上がりになってしまいます。

ここでは離れたカメラディスタンスでF2.8を選択し菜の花のある部分だけに合焦させて撮ってみました。これにより菜の花の咲いているポイントにぴったりと合焦範囲がかかり、かつ電車とR1200GSアドベンチャーはボケて存在感が調整されました。これで写真を観た人の多くは「やっぱり房総は菜の花がいいね」といった具合に関心の対象が菜の花で安定するはずです。




もちろん小湊鉄道の電車もR1200GS+ライダーも重要なんです。わざわざここにバイクを停めて、電車が来るまで長い時間待って…それなのに小さく撮ってボカしちゃうなんて勿体ない!という気持ちはよ~く分かりますが一番大切なコトは何だったか?最初にここで撮ろうと思ったコトをブレずに持っていれば、その他の要素を素晴らしき脇役として構成できるはずです。

撮りたいと思った対象をアレもコレも画面に入れてゴリゴリで撮るのは初心者の時に卒業しましょうね。時に絞り開放を駆使してボケ具合をコントロールして被写体の存在感を調整してあげるのです。それぞれの被写体が映画のキャストだとすると、撮影者は監督です。「俺が主役、いや俺が主役だ!」とみんなが騒いでいるような映画にしないよう裁量してくださいね。

今回はそのための手法の1つとして長いカメラディスタンスでの解放の使い方の一例をご紹介しました。

・主題が最も魅力的に見えるよう被写界深度をコントロールしよう

・被写体まで距離がある場合、絞り開放でも被写界深度は数メートルにおよぶ

今回はこの辺で!!

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露出で魅せる☆桜のバイク写真 上級者の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今年の桜は気温が低いお陰で長く楽しめますね!この投稿が公開される日くらいが南房総は桜が満開だと思いますが、東京の桜もまだ満開と呼んで良さそうな感じです。

例年だと東京より少し遅れて千葉が満開になり、それより少し遅れて南房総が満開となるのですが、仕事は東京、家は千葉、ツーリングは南房総としている私にとって、今年はかなり長く桜の景色が楽しめます。人生も折り返し地点を過ぎると「あと何回、この桜の風景が見れるだろうか?」などと考えてしまいます。自分の誕生日を迎えるよりも桜の景色を見た方が「残りの人生あとどれくらい…」を意識できるのは何故でしょうね。




さて今回はここ数日でぐっとクエリ(検索の問い合わせワード)が上がった桜のバイク写真、桜のツーリング写真の撮り方について、上級ツーリング写真のカテゴリーで解説いたします。

題して「露出で魅せる桜のバイク写真」でございます。

まずこちらの写真をご覧ください。スマホで撮影地の様子を撮ったものです。この時、私は通り過ぎてしまったある景色を「やっぱりさっきの撮りたいな」と思ってUターンできそうな場所を探して走っていました。しかし丁度よいスペースがなく仕方なく小道を左折して何処かで方向転換してこようと考えました。するとその小道の先に田園の中に小さな集落と小高い山に墓地があり山桜が見事に咲いていました。

「綺麗だな、あの墓地の山桜」そう感じ、まずはここで撮ってみることにしました。こういった里山にある山桜は街中では見かけませんが、田舎道を走っていると至る所に存在するものです。いつも都心のソメイヨシノや大島桜ばかり撮っているせいか、この時は山桜の美しさに強烈に惹かれました。

時間帯は午前9時頃。よく晴れた春の日差しを高い位置から逆光で受けているシチュエーションです。山桜は美しい光を受けて雫のように輝きを放ち、墓地に眠る人々を優しく包み込んでいました。この様子を表現することにします。




EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG C F7.1 1/250 ISO100

まず第一に最も重要な要素である山桜ですが、これに露出を切り詰めてやります。肉眼で見た景色の明るさとは、かけ離れたほど暗い露出を選ぶことになりますが、考えてもみればSNSなどで良くみかける桜の写真の多くは景色全体を平準に評価測光した露出であり、肝心な桜は飛んでいると思います。多くの人が「桜のピンクがうまく出なくて白っぽいんだよね…」と悩む原因もコレだと感じます。

しかし実際の肉眼で見た景色では露出を切り詰めるとどのように写るのか?よくイメージができないので、まず手順として構図や焦点距離などを選択する前に最初に露出を決めます。そしてその露出で撮った1枚を見てようやく明らかになった様子を確認し構図を決めてみましょう。

上の作品ではまずF7.1 1/250 ISO100という露出が最も桜が魅力的に見えて、最初に感じたイメージに合致していると分かりました。こんどはその露出で桜以外のものに注目し、これらシャドウに包まれて写らなくなったモノ達の構成を練り上げます。見るモニターのダイナミックレンジによりますが、暗い部分は真っ黒であったり僅かに墓石や草地が見えたり、といった感じだと思いますが写る部分と写らない部分の両者を意識して構図を作り直すのです

桜を魅力的にするため黒バックに近い背景を作りをする、露出を決めては構図して、また露出を見直す。これを何度か繰り返すといつの間にか山桜が撮影者に心許してくれたように、その魅力の全貌を明らかにしてくれるはずです。

注意点が1つ。以前に星空の撮影の解説時にこんなお話をしました。暗がりで目が慣れてしまうとカメラのモニターを確認した時、真っ暗な画像でも液晶バックライトが眩しく感じて十分に明るい写真に見えてしまう。結果、家に帰って確認したらただの真っ黒な画像だった…というお話です。

これと同じことが今回の撮り方にも言えます。1枚目の写真の通り、現場はよく晴れていて十分に明るい場所です。そこに目が慣れていると、カメラの液晶モニターで確認したときに狙ったイメージ通りに十分に暗めの露出で撮れたように見えてしまうのです。ヒストグラムを確認するか念のため「こりゃいくらなんでも暗すぎだろ」というのも撮っておきましょう。案外それがストライクだったりします。




<上級>ツーリング写真解説なので割愛しようかとも思いましたが、念のため最後に付け加えておきます。

これは露出を利用した魅せ方の一例にすぎません。撮り方、魅せ方といった手法はいい写真を撮るための最重要なコトだとは私は思いません。こういったことに過度に執着せず、例えば今回の作品であれば上で書きましたが「山桜は美しい光を受けて雫のように輝きを放ち、墓地に眠る人々を優しく包み込んでいるようだった」といった具合に被写体や情景に心を動かされ、どう感じたかを言語化できる…そういったハート面でのアプローチの方が「撮り方」よりも重要なのかもしれませんね。

今回はこの辺で!!

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↓↓↓撮影地↓↓↓

~本日の毎日100ショットスナップ~

 

RICOH GR APS-C

東京都江東区 芝浦工業大学 豊洲キャンパスにて