広角レンズで撮る夕陽のシーン☆繊細なホワイトバランス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、夕陽のツーリング写真はお好きでしょうか?ツーリング先で夕陽の写真を撮るとなると、日帰りツーリングであれば帰路は日没後となりますよね。

泊りであれば宿ならチェックインして食事の時間、キャンプであればお風呂や買い出しなど忙しい時間です。すなわち夕陽のシーンで撮るぞ!となるとこれらを犠牲にして写真を優先して行動する訳ですよね。

自宅のすぐ近くに夕陽スポットがあれば最高ですけど、それだと味気ないですよね。やっぱり旅感を表現するのであれば旅先で撮る「本物の旅のワンシーン」として仕上げたいですね。そう、本物の夕景のツーリング写真を撮るのであれば並々ならぬ熱意が必要なのです…。




今から15年くらい前、私が写真をはじめたばかりの頃に最初に覚えた撮り方が夕陽の撮り方でした。その時、FUJIのファインピクスS602という初期のデジタルカメラを使っていたのですが、夕陽は-1/3か-2/3ほど露出補正してホワイトバランスは曇りか日陰を使う…という撮り方を本か何かで覚えて、その通りに撮っていたと記憶します。

S602は風景写真の仕上げはなかな美しさの勘所を押さえていて、今になって当時の写真を見返してみると「悪くないなぁ~」とうなってしまいます。何というかこうフィルム時代から見慣れた正統派な夕陽が撮れるんですよね。

EOS6 mark2 + SIGMA12-24F4.5-5.6DG

そんなS602で昔、自分が撮っていたような夕陽の写真をまた撮れないだろうか。そんな風に思って何日か前に撮ってみた写真がこれです。今の時代で見れば夕陽の風景写真として地味かもしれませんが、きっと多くの方に安心、郷愁感、哀愁、懐かしさなどを感じさせる写真ではないでしょうか。




写真の流行を否定する訳ではありませんが、デジタルカメラの進化とともに写真は美しさとインパクトを求めて変貌してきました。SNSやネット上に存在する写真グループでは日々多くの写真が投稿されていますが、どれも「見たこともない!」という美しさ、「日本じゃないみたい!」というインパクトに溢れているものです。

上の写真はそんな写真の流行と全く逆行するような地味な表現です。まるでフィルム写真末期(1990年代)といった感じですが、現代の華やかなデジタル風景写真に見飽きてしまった人にはむしろ新鮮に見えるかもしれませんね。

何をしたか?というとホワイトバランスです。現代のデジタル写真は何K(ケルビン)でも自由にホワイトバランスが調整できるものですが、フィルムの時代はこれができませんでした。しかし調整できないからと言ってイメージ通りの写真が撮れないのか?というとそんな訳ではなく、フィルムで撮る夕景の色温度も美しいものでした。そんな不便なようで美しいフィルム時代の夕景写真の再現なのですね。




私は性格がそもそも天邪鬼で流行は追わず、誰かの真似もあまりしません。だから「自分の場合はこう!」という自由が与えられた写真は本当に自分の性格に合った趣味だなと思います。

いまこの写真をSNSで発表しても驚く人はいませんし「いいね」もつかないです。しかし私はこれが好きなんです。たまにはいいじゃないですか。それに「私も好きですよ!」という変わった人が現れると素直に嬉しいですし、この写真撮って良かったなと思えます。

今回はこの辺で!!

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常識を飛躍した表現に…<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、コロナウイルスショックで大変な状況ですが如何お過ごしでしょうか?こういった状況になると平凡な日常が実は有難いことだったのだ…と改めて実感するものですね。

普通に会社に行ける事、普通にお店や映画館に行ける事、イベントや芸術鑑賞を出来る事…そんな「普通」を早く取り戻して、そして健康に生きることに感謝できる日がくるといいですね。そのために私たち一人ひとりが出来ることを確実にしていきましょう。




さて今回は私の独り言風にツーリング写真に関わる少々マニアックなお話を書いてみようかと思います。確か今年のはじめくらいにドキュメンタリータッチなツーリング写真とRoadTrip Photoのバイク版を今年の課題にすると書きました。ツーリングのRealを伝える写真は今まで意識したことも無かったので楽しい試みでしたが、いざやってみると課題にするような感じではなく、何というかこう…簡単だったのですね。感じたものへ視線向けた、それにレンズを向けてシャッターを切るだけですから。

そこでちょっとハードルを上げて常識の枠を飛躍したアートと呼べるツーリング写真にも挑戦してみることにしました。

EOS6 mark2

以前から芸術、アートを意識していなかった訳ではないのですが、なにしろ勉強不足で芸術とはなんぞや?というアカデミックなことになると全くダメでした。今も芸術について勉強している訳ではないのですが、以前よりも芸術を好きになり身近に感じるようになったのは確かです。




そこで先日、桜の咲く千葉県富津市の佐久間ダムでこんな写真を撮ってみました。日陰の多い鬱蒼した小径でしたが山間の隙間から強い太陽光が差し込み、ちょうど桜の花の部分とバイクを停めて良さそうな場所に強い日差しが差し込んでいました。

日の当たっている場所にR1200GSを停めて撮影を開始したのですが、当初のイメージが曖昧だったため、撮影は難儀しました。どちらかを立てれば一方が犠牲になり最終的に納得のいく着地点が見つからないパターンです。特に前景になっている緑や茶色が桜の存在を曇らせていました。

この時、どうも自分はいつもこんな事に苦しんいる…なにか腑に落ちない。仮にこの作業で納得のいくアングルを発見しても果たして自分が憧れている写真になりえるのだろうか?そんな疑問がふつふつ沸いてきました。

「そうだ、こんな普通の撮り方なんてもう〇〇食らえだ!」と半ばヤケになり、開き直りとは恐ろしいもので突拍子もないアイデアを思いつきました。それが上の写真です。何をしたかと言うと緑と茶色を抜いたのです。モノクロ写真に桜のピンクとR1200GSのブルーがあるのみ。後でLightroomでそうしようと思いシャッターを切りました。

もちろんこの写真が成功であったか?は微妙です。ただ非常識なことをしたのは事実です。私たち現代人、特に職業として芸術とは直接関係ないサラリーマンや公務員はどうも集団と同調するよう教育されているようです。その上で常識の範疇内で物事をすすめるのを良しとする傾向があります。

みんなと同じように常識的にやる…

無意識下に常識を飛躍するような発想を持ち合わせていない人間になっているのかもしれません。日常生活やお仕事をする上ではこれでも良いのかもしれませんが、自由を与えられたアマチュアの写真家が常識に縛られていて良いことがあるでしょうか?




既に誰かがやった撮り方、いい写真とはこんなんだ、一般に画一化された上手い写真…そんなものは貴方の個性でブチ壊してやりましょう。失敗に終わっても損害は何もありませんし、ましてや誰にも怒られたりしません。

私はこの4月からこういった常識を飛躍したアートツーリング写真に挑戦してみたいと思います。楽しそうでしょう?

今回はこの辺で!

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バイク走行風景写真☆カッコいい走行写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがバイクってなんで楽しいんでしょうね?冬は寒いし夏は暑い、雨が降れば濡れるし汚れる、万一事故にあえば大けがや命の危険も…。そんなこと分かっているのにバイクに乗り続ける理由、バイクが好きな理由って何でしょう?

まだ免許をとったばかりのビギナーさんであれば「風を感じる」とか「気持ちがいい」といった具合に何かしらの言葉で説明できるかもしれませんが、ベテランになるほどバイクに乗り続ける理由を言葉で説明するのは難しいと思います。

観光バスやレンタカーなどで行く景色と一人でバイクでツーリングした景色とでは、同じ場所でも違った景色のように感じます。バイクツーリングの方がより景色の美しさや旅先での感動が心に入ってきますよね。バイクって本当に不思議な乗り物です。




スキーで斜面を滑降したり子供がブランコで遊んだり、身体が露出した状態で空間を駆け抜ければ爽快感を感じるものです。バイクやスキーに興味の無い人でも天気の良い日に緩やかな下り坂を自転車で駆け抜ければ気持ちいいと感じるはずです。そう人間は本能的に体が空間を駆け抜けることに爽快感を覚えるようになっているのですね。

そう考えるとBMWのキャッチフレーズである「駆け抜けるよろこび」はなかなか良くできたキャッチですよね。

さて今回は<中級>ツーリング写真解説として、そんなバイクで空間を駆け抜ける爽快感を表現した写真の撮り方、走行写真の撮り方を解説してみたいと思います。

EOS6 mark2

こういった走行シーンを撮影したい場合、できればお友達と一緒に出掛けて撮ってもらうのがベターですね。写真に自身の無い人でもこちらで三脚を用意して構図を固定し、あとは連写モードでシャッターを押すだけ!という状態にすればお願いできるはずです。

しかし私を含めて多くの方はソロで行動されている方が多いと思います。独りぼっちで自分の走行シーンを撮るのはどうしたら良いのか?必要なアイテムは三脚とタイマーの2つです。




インターバルタイマーが内蔵されたリモートコントローラー

セルフタイマーではとても間に合いませんので、ここで言うタイマーとはプログラムを作れるインターバルタイマーを指します。インターバルタイマーは何秒毎に何枚のシャッターを切るか任意に設定できるタイマー機能です。写真はキャノン純正のTC-80N3ですが互換品で同様の機能のものが安く売られています。

私が愛用しているEOS6 mark2もそうですが、最近のカメラはもともとインターバルタイマーが内蔵されているものもあります。

自分が走っているシーンを撮影する場合の主な手順は撮影場所を決める(道がS字や起伏を描く場所、安全にカメラを設置できる場所、背景が美しい場所など)、その前後でUターンしやすい場所を確認する、構図を決めてカメラを三脚にセットする。ここまで出来たらインターバルタイマーを1秒毎、枚数は無限大に設定します。

後は他の車の往来などに気を付けて何往復か走ってくればOKです。ポイントはライディングフォームで通常よりも意識して上半身を前傾姿勢で走りましょう。

それともう1つ大事なポイント…ちんたら走らないこと。ゆっくり走った方が撮れ高が増えるのでゆっくり走りたくなりますが、それがダサい走行写真を生む原因になります。上の写真をご覧ください。左がちんたら、右はしっかり走ってみました。どちらがカッコいいか一目瞭然だと思います。

オートバイとは不思議なものでカッコよく走らせている時が美しいのです。ライダーがバイクの上に乗っかっているだけを写真に撮っても「なんか違う」感が出てしまうのですね。それは単純にバンク角だけでなくサスペンションの沈み具合やライダーから出るオーラなどでも違ってきます。




以前に解説しましたがどんな被写体でも「らしく撮る」という話をしましたが、この走行写真の場合ではバイクがバイクらしく走っている様子を撮ると考えれば、やっぱり動感を感じる一枚に仕上げたいですよね。もしどうしても難しい場合は流し撮りなどで動感を出すことができますが、そればかりは独りぼっちでは難しいですね。

自分ではなく見知らぬ他のライダーが登場をするのを待って、その方を流し撮りで撮るというのはアリですが。後に作品として発表する可能性がある場合は承諾が必要になってくるかもしれません。街中のスナップと違って聞けば間違いなくOKをもらえると思いますけどね。

バイク走行シーンの自撮り方法でした!

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ピント位置と露出で魅せる複合上級テクニック

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、せっかくの良い季節ですが容易に外出できない有事となってしまいましたね…。ここ数日、究極のツーリング写真ではPV数がすごく伸びておりまして、きっと多くの方が外出できずにご自宅でインターネットをされているのだと推測されます。

こういう時は街中でスナップ写真や人の多い場所で桜の撮影とか難しいので、知識をつけるために究極のツーリング写真の過去記事をご覧ください・・・ちょっと無理があるかな?




さて今回はピント位置と露出で魅せる複合テクニックと題して上級ツーリング写真の解説をいってみたいと思います。

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

まずは完成作品からご覧ください。南房総の海岸線で撮った一枚ですがこの時、良いお天気と反して海は荒れていました。岩場に砕ける波の様子にすぐに私のセンサーが反応しました。

この砕ける波のダイナミックな表情を望遠レンズで引っ張って撮ろう。すぐにそう思いついてEOS6D mark2にSIGMA150-600㎜F5-6.3DGを装着して撮影に挑みました。

まずリアルサイド分析ですが撮影現場は太陽光が眩しいくらいに注いで十分に明るいこと、岩に砕ける波の様子が様々な表情があること、波の飛沫はかなり白いこと、遠景に船が行き交っていること、後方からの順光によりR1200GSアドベンチャーの各部にハイライトが入り輝くこと…などが確認できます。

充分に明るいということは早いシャッター速度をかせげる状況です。そして望遠レンズを使うには十分なスペースも確保されています。ここは岩に砕ける波を主題に撮るのですから大胆に絞りを解放に設定しピント位置を波にしてみました。

いちおう書いておきますがこのようなシーンでは迷わず高速連写モードを使用します。この撮影シーンだけで軽く200カットはシャッターを切りました。たくさんのバリエーションの中から自分の気に入った波の様子の1枚を後でselectする作戦です。




最終的に仕上げまで行ったカットは25枚でした。その中で上の写真のように葛飾北斎の神奈川沖浪裏を彷彿するような波のものもありました。これを採用カットにするかかなり悩みましたが、採用カットに選んだ写真の方が飛沫が鶴の化身のようで印象的だな、と思い最終的にselectを終えました。

上級者であれば魅せ方は1つと限らず2つ3つと複数の手法を複合的に駆使して表現してみましょう。今回の作品では先ほどご紹介した絞り開放により深度で魅せる方法、たくさんの連写から1枚を選ぶこと、そしてもう1つくらい何かないでしょうか??そう露出です。

リアルサイド分析で波の飛沫は真っ白である…と確認しましたが、この白さが白トビしてディティールが失われないようこの部分に露出を優先します。結果、他の部分が少し暗くなってしまいますが、そうなっても変な写真にならないように構図を組み立てます。飛沫に露出を合わせたことで高速シャッターが捉えた飛沫の一粒一粒まで精密に表現することができました。




いかがでしたか?私もまだまだ勉強中ですが一枚の作品の中にいくつもの表現手法を組み合わせた写真。そうすることで写真の構造を暗号化して見る側に巧妙さを容易には感じさせないという効果もあります。

ちょっとマニアック過ぎたかな…

今回はこの辺で!!

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記憶色のツーリング風景

EOS6D mark2 + SHIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

ツーリング写真とはバイク旅の記憶風景であるべきだと思う。

バイクツーリングという「旅」をテーマにした写真であるからには

記憶に残る風景、記憶色に染まった風景を写真にしたい。

いや、あえて荒唐無稽な言い方をするとツーリング写真は時間を逆に流すこと。

現実には旅で見た風景は記憶に刻まれ、後にその記憶の中の風景を回想する。

「あの時、海に沈んだ夕陽が格別に美しかったな…」




時が経つにつれて記憶風景は曖昧になり、そして美化される。

その時にイメージに描く記憶色の絶景こそが真のツーリング写真。

つまり時間を逆に流すとは何年も後に回想するであろう旅の記憶風景を

いま作り上げること。

記憶になるであろう風景を記録するのだ。

むずかしいのは現実の風景とのギャップだ。

写真機は現実を写す機械だから原則として偽りが許されない。

しかし見たままのRealが必ずしも記憶風景になる訳ではないのだ。

20年も30年も前に見たツーリングの風景は写真にしていないけど

記憶の中で儚く輝いている。




そんな記憶風景を事前にイメージして持てる力を発揮して撮るんだけど

これが言うほど簡単ではない。

でもそうやって撮りたい。

記憶になるであろう風景を記録するのだ。

宗谷丘陵 




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カメラポジションとカメラアングル<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日で3月も終わりですね。2020年も1/4が経過してしまいました。この記事を書いている時点では2020年東京オリンピックの開催延期、そして新型コロナウイルスの世界的パンデミックに株価の暴落…もう今年はどうなっちゃうんだろうか?という不安の影が拭えない新たな年度のスタートとなりそうです。

さて今回はたまには一般的なカメラ基礎知識のようなものを書いてみようかと思います。バイク写真、ツーリング写真では何かと出番の多いローアングル。でもローアングルの本当の意味ってご存知でしたか?

え~、これがローアングル。カメラが空を見上げるように上に向いたアングルです。別の言い方でアオリとも呼ばれます。

そしてこれがハイアングルです。先ほどとは逆にカメラが地面を向くようなアングルです。俯瞰と呼ぶ場合もあります。




そうです、ローアングルやハイアングルというのはカメラの高さではなく向きの話なんですね。

じゃあ高さは?というとカメラポジションといいます。このように低くセットした状態がローポジションです。

これがハイポジションまたはアイレベル。三脚を選ぶときによく聞く言葉がアイレベルですが目線の高さということですね。

なのでこれはローポジションでローアングルですね。このように地面スレスレに置いた使い方の時、通常の三脚よりもミニ三脚が活躍します。写真はマンフロットのミニ三脚 PIXI EVOです。




以前も何度か同じような解説を書きましたが海岸の夕景などでよく見かける写真がこれです。空や海面に露出を狙うとバイクや地面はほぼ黒になります。そこでアイレベルや中途半端なローアングル、ローポジションで撮れば境界線がバイクを貫通して写真のようになります。これでは撮った本人やバイクに詳しい人でない限り、それがバイクであるという事が分かりにくいです。

先ほどの状態からカメラポジションを極限まで低くしてローアングルで撮った写真がこれです。潰れていた車体の下半分が明らかになりました。この写真のように画面全体に対してバイクを小さく写す場合は特にそれがバイクである事が明確に伝わるよう常に意識しましょう。




つい最近の投稿に書きましたが写真には撮影者の説明範囲と観賞者の想像範囲の二者があります。時にベテランは観賞者の想像や思考の取り分として意図的に説明範囲を控え目にする手法をとりますが、ツーリング写真の場合は「あれはオートバイです」という事実を最低限の説明範囲としましょう。

あなたの撮った作品がどんな傑作になるのかも分かりません。今日撮ったツーリング写真が何かのきっかけで明るみに出て、世界中の芸術家の権威やVIPに発表することになった!という時に肝心の被写体がバイクなのか自転車なのか分からなかったら困るではありませんか。

今回はこの辺で!!

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【重要】ツーリング写真のバックボーン☆写真デザインの知識

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、暗いニュースばかりの日々が続いていますが気分がネガティブにならないよう気を付けましょう。少し外に出歩いて近所の公園でも行けば地域によっては桜が見事に咲いていると思います。美しい桜を見るだけで日本人なら心がぱっと明るくなるはずです。

人生も折り返し地点をとうに過ぎて感じることですが桜って本当にいいですね。見た通りの美しさ、立派さだけでなく「すぐ散ってしまう」「年に一度だけ咲いてくれる」この尊さがあるからこそ心に染み入ると思います。長く寒い季節から蕾をつけて咲き始め、見事なピークが人々を魅了し。そして風で散りゆく美しさ。その儚い流れがまるで人間の生命と重なるようにも感じます。





さて今回はツーリング写真の基礎的なお話の一つとして写真デザインの話題を書いてみたいと思います。写真デザインとは構図や比率といった撮り方の一つです。知識として覚え応用できるまでになると、写真のバックボーンがしっかりしてクオリティの高い一枚が実現できます。

EOS6D mark2

写真デザインの要素は大まかに言うと・線 ・色 ・図形 ・質感 ・立体感 ・規則的なパターン ・連続するリズム ・シェイプ などがあります。

写真デザインの効果は写真の観賞者がパッと見た瞬間の視線の動かし方や安定感、印象などに関わっています。とりわけ最初の3つ、線、色、図形は効果が大きく多くの傑作写真、絵画、イラスト、ポスターなどにも使われています。

上の作例は海岸の駐車場から一段下がった砂浜へ降りてブロック壁超しにR1200GSを撮った1枚です。ここで使われているデザイン要素は幾何学模様のブロックが織りなす規則的なパターン、同じくブロックの風化した質感、トップ光なので立体感も出ています。空とR1200GSのブルーとブロックのグレーは爽やかさ、寒さ、冷たさを感じさせます。

色は本来ですと色相環での補色(反対色)関係にある両者で作る物ですが、ブロックのようなグレーは無彩色(黒と白の中間色)なので補色相手が存在しません。補色関係とは例えば紺色のTシャツに黄色いロゴマークとか、ブラウンの生地に水色のラインといった具合に簡単に言ってしまえば相性のいい組み合わせのことです。ツーリング写真であれば桜の景色の中にNinjaのライムグリーンなどがそれに当たります。





この写真は1枚目の写真の180度違う方向の景色です。被写体は漂流物として流れ着いた漁の浮きです。浮きは球体ですが写真にすると図形要素の円で観賞者の視線をその場に留めます。鮮やかな黄色は進出色で背景の多くは後退色の青系、これによって浮きは強烈に飛び出してくるような存在感を放ちます。

こういった写真デザインに関わる知識は実際の撮影シーンでどのように使えばよいでしょうか?ポイントは見つけたものに対して知識と関連付けて構成していくことです。いくら知識を持っていても黄色を赤にしたり直線を曲線に変えることはできません。できるのはアングルや画角で位置関係や各々の大きさ、フレーミングで画面外に切り落としたり全て除外したり…といった具合に限られます。




最初のうちは意識しても難しいのでまずはデザイン要素として使える素材を見つけることから始めましょう。そして偶然でも良いので既に出来上がっている写真からデザイン要素を分析し「あの時、ここが良かった」「こう撮れば良かった」とデザインの観点で再検証してみましょう。

少しづつですが理解を深めて応用力につながっていきます。

今回はこの辺で!

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桜の写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、このウイルス騒動で日本もいよいよ大変なことになってきましたね…。私が勤務している施設も本日から臨時休館となりました。と言っても仕事は休みにはなりませんが。

さて今回は暗いニュースばかりの日本…いや世界ですが、せっかく桜が咲いている時期ですので、ちょっと近所の公園などに出かけて桜の写真を撮ってみませんか?という趣旨で桜の写真の撮り方をいってみたいと思います。

いちおうタイトルに便宜上「桜の写真の撮り方」と書いてしまいましたが、正解のない芸術写真では「撮り方はこうです」なんてモノはそもそもありません。ここではヒントのようなものや私が桜を撮るときにやっていることを書いてみたいと思います。

1.構図は幹でつくる

CASIO エクシリムEX-10

桜といえば花に関心がいってしまいますが安定やバランスといった基礎工事的な部分、つまり構図については幹を基準に作りましょう。

上の写真は今はもう使っていないのですがカシオのエクシリムEX-10で撮った東京の桜です。遠景に東芝などのビル群を写した夕景ですが写真の縦横比に注目してください。APS-Cやフルサイズの一眼レフと違いアスペクト比が正方形に近いです。何度も同じような事を書いてきましたが写真とはいつも画面という長方形の四角を意識しましょう。この場合、EX-10の画面アスペクト比に合わせて扇状に広がる幹を配置させました。

このように桜の写真を撮る場合、構図は幹を意識して作ってみましょうね。




2.露出でアート作品に昇華させる

EOS6 mark2

こちらは露出で魅せる桜の写真です。よく「ソメイヨシノの淡いピンクが写せない」という声を聞きます。確かにソメイヨシノのように淡いピンクはカメラ任せに撮ってしまえば桜はほとんど白になってしまいます。これはカメラが画面全体を平均的に露出を測った結果であり、花だけを見れば露出オーバーなのです。

カメラにはダイナミックレンジといって写せる明るさの範囲が限られています。最近ではHDR加工とか画像ソフトでシャドウを持ち上げたりして、その範囲をコントロールする場合もありますが、原則としてダイナミックレンジとは限りがあり人間の目で見る様子よりも狭いものです。しかし狭いからこそ「写真」なのだと私は思います。

その限られた明るさの範囲をうまく生かして桜の最も魅力的な部分に露出をつめて、最も魅力的になるよう露出で魅せるやり方がこれです。当然ですがカメラの評価測光は全く役に立たないのでマニュアル露出を使用します。

ポイントは構図にあって全体が暗いだけの写真にならないよう構図を作る事です。露出と構図は密接に関係しているのですね。

3.特徴を捉えて表現する

RICOH GR APS-C

これは出勤前に佃島や月島を散策していた時に撮った桜です。確かIHIでおなじみの石川島公園だったと思います。シトシトと雨が降る中で傘もささずにGRで撮影に没頭しました。桜の写真をアート作品として撮りたいのであれば自分が発見した「好き」を写真にすることです。そのきっかけは被写体をよく観察し捉えた特徴からヒントを得るのがコツです。

この場合は雨によって雫がついた花の様子、曇天の逆光下で光が透過していることです。この日は雨だけでなくとても寒い日でした。日本には「花冷えの候」なんて言葉がありますが風流ですよね。私、最近になってこうゆうの好きなのですが…そんな【個人的な好き】を写真にこめるのです。




それとこの写真は1グループの花をクローズアップしたのですがフレーミングにも腐心しました。画面内に最も美しく配置するには?どのアングルからどの範囲までをフレームで切るか?こういった事はドキュメンタリー写真などを除く多くの写真に共通して言えることですが被写体が最も魅力的に見えるピンポイントを模索すること、それを見つけるまで撮り切ることが大切です。

4.深度で魅せる

EOS6 mark2

奥行方向にピントが合う範囲、被写界深度で魅せる方法です。カメラの操作としては絞りを調整することですが被写界深度の調整は逆に言うとボケ具合の調整とも言えます(一般的には後者の方を意識する人が多い?)。

これも構図と密接に関係していて平面的な構成しか出来なければ絞りをいくつに設定しようが写真に大きな変化は出ません。ピントを合わせる被写体に対して前景、背景と複数のレイヤーが存在する状態を組み立てて、はじめて絞りを調整する意味が出てきます。

この場合はカメラの近くに存在している桜をフレーム内に入れ、それを絞り開放でボカすことで中央の桜が魅力的に見えるよう演出させています。深度で魅せる方法はこれはほんの一例に過ぎず他にもいろんな魅せ方が存在するので、ここが個性の見せどころと言えます。

5.個性的に表現する

EOS6 mark2

これは千葉県富津市の佐久間ダム親水公園に咲いていた神代曙という種類の桜です。花の形はソメイヨシノに似ていますがピンクが鮮やかなのが印象的でした。

別にこの写真の表現方法がどうという訳ではないのですが、多くの方がイメージする桜の写真とは全く違った雰囲気であるとお分かり頂けると思います。そんな個性的な撮り方の一例として紹介してみました。何だか雪のような美しさを秘めた桜だな…そんな風に思って私の個人的な好みでこのように撮った写真です。

RICOH GR APS-C

いかがでしたか?桜の写真を撮るぞ!となったときに多くの方が脳内に描く写真イメージはポスターや広告などに使われている商用写真を想像してしまうと思います。商用写真としての桜の写真は彩度が高く、正に「絵に書いたような」桜の風景です。このような商用写真のイメージで撮り始めれば、言うまでもなくアートではない記録的、説明的な写真になり結果平凡に陥るのです。




事前に描きたい桜の写真のイメージはアートであることを強く意識しましょう。今回ご紹介した5枚のカットはいい写真であるかは別として、少なくとも入学式やカレンダーの4月を連想するような写真ではないとお分かり頂けると思います。

ポイントは深度や露出のところでご紹介したような「限りある範囲」をうまく使って表現手法することです。そして自分の「好き」に従順に「感覚」を信じて撮り切ることです。なかなか自分だけを信じてやるのは勇気のいることかもしれません。何しろ情報が飽和していて困ったことはお手本を探してしまうのが我々現代人です。

しかし「いい写真」を目指すのであれば私はこれが好き、私の場合はこうです、という個人的な感覚を爆発させるようにシャッターを切ってくださいね。

楽しいですよ。

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ツーリング写真の目指す道

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

バイクツーリングの世界を写真で表現する【ツーリング写真】

ライダーが見ている旅の景色、出会ったモノや体験したコト。

バイクでないと味わえないバイクツーリングの世界を写真で表現し

芸術写真として世に広めたい。

既にライダーである人々には共感、バイクとは無縁だった人々にその魅力を伝え…

そして旅を忘れかけた現代人に「今、もう一度本当の旅に出よう」というメッセージを発信する。

そんなことが実現できるよう究極のツーリング写真を運営しています。




現状でもツーリングで写真を撮っている人はかなり多いと認識しています。

しかし多くの方は愛車とのカッコいい写真や綺麗な景色の中での記念写真だと思います。

ツーリング写真を芸術として発信していく文化はまだまだ少数です。

「みんなツーリングで綺麗な記念写真を撮りたいだけ」

「誰もツーリング写真を芸術だなんて思わない」

という冷ややかな反応は聞こえてはきませんが潜在しているのは承知です。

なにしろ今はツーリング写真なんて言う芸術文化は認知されていませんので。

オロロンライン




一番最初にエアーギターとかボイスパーカッションをした人も当初は周囲から笑われたでしょう。

ギターは上手に演奏すること、歌声以外の音源は楽器を使うこと…こういった常識を覆すのは並外れたの才能と努力がなくては成しえなかったと想像できます。

我々現代を生きる人間は常識を飛躍することがどうも苦手のように感じます。

ある日、権威ある人物や組織に「これは素晴らしい」と太鼓判を押されれば、それはニュースとなって当初は馬鹿にしいていた大衆もワーとなってはやし立て、社会的にも認知されるものです。

それと似ているかもしれません。バイク写真、ツーリング写真を芸術写真文化として成熟させること。

別に私自身が有名になったりお金を稼いだりしたい訳ではありません。ただツーリング写真が世に認知されればバイク文化も一つ成長できるのではないかな?とそんな風に感じます。

会社の同僚やお友達に「あの人もバイクに乗ればいいのに」っていう人いませんか?そんな人に芸術的なツーリング写真を一枚「ほら、この写真みたいな感じだよ。バイクでツーリングって」と見せれば、たちまち頭の中がバイクでいっぱいになり、翌週には教習所に通っている…

そんな力をツーリング写真に持たせたいですね。




ツーリング写真のさらなる発展を目指して究極のツーリング写真 touring-photography.com はこれからも精進してまいります。

究極のツーリング写真 運営者:立澤重良

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お勧めツーリングアイテム☆汎用ピンロックシート、アンチフォグシート

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、FacebookやInstagramは活用されていますか?こういったSNSは我々アマチュアにとって貴重な【作品の発表の場】ですよね。しかし写真芸術専門の集まりではないので様々な反応が返ってきてしまうのは仕方のないことです。いくら芸術を意識して発表しても「このバイクは高いですか?」といった期待しないコメントはあるものです。多くの人は写っている事実に関心がいってしまうもので…こればかりはどうしようもありません。

私の場合、SNSはある意味「自分用」です。自分のSNSギャラリーを客観的に見て、個性的であると感じればそれを大切に、不足している部分を感じたらそれを修正する具体案を検討するといった具合に自己分析用として活用しています。その中で【少数でも分かってくれる人に響けばそれだけで嬉しい】といった感じで「いい写真ですね」といったコメントをもらえればそれが強い励みになります。

さて今回はツーリングアイテムのお役立ち情報をいってみたいと思います。

先日、大手通販サイトでこのような物を発見しました。ヘルメットシールドに貼り付ける曇り止め用のシート【ピンロックシート】または【アンチフォグシート】などと呼ばれるものですね。




通常はヘルメットメーカー純正のものを、ピンロックシート対応のシールド(キノコのようなピンが立っている)に装着するのですが、それだとピンロック非対応のヘルメットには装着できませんし、純正は3~4000円とまあまあお高いです。

上のhappilax製はピンの無いシールドでも粘着で固定できる汎用タイプです。しかもお値段は私が購入した時で1400円とリーズナブルです。

しかしピンが無いということは位置決めが難しそうですね。それに粘着で固定となると、もし失敗して斜めになってしまった…なんていう場合にやり直しがききません。平らな物に貼るのなら簡単かもしれませんがシールドは複雑に湾曲した形状です。果たして素人でもこのアンチフォグシートを簡単に貼れるのか?試してみたいと思います。

貼り付けるヘルメットはHJCのDS-X1。このヘルメットはもともとアンチフォグシートに対応したピンロックシールドを備えていますが、HJC純正のアンチフォグシートもやはり3000円以上するようです。

まずヘルメット本体からシールドを外し、happilaxアンチフォグシートの中身を取り出してみましょう。このようにクリーナーウエスや型紙のような紙が同梱されています。

台紙の裏側にはかなり懇切丁寧に貼り付け方法が記載されています。これは嬉しいですね。

型紙のようなものは貼り付け位置を決めるガイド紙でした。このように狙いたい場所をシールドの表側に貼り付けます。




ヘルメット本体側と密着する部分や他の部品などに触れない絶妙な場所を探りましょう。

ここから慎重に作業します。シールドの内側の汚れを手間をかけてキレイに掃除します。次にアンチフォグシート本体の剥離紙をはがします。縁の部分が強力な粘着になっていますので指で触れないように。

先に表に張ったガイド紙を目安に端からゆっくり慎重に貼り付けていきます。斜めになったり途中密着の悪い場所ができたりしないように。

赤いマークの部分から保護フィルムをはがして完了です。




HJCのDS-X1の場合はプラスネジで簡単にシールドの着脱ができます。装着したら問題なくシールドが開閉するか、実際に被ってみてシートの境界などが視界に影響しないかなどを確認しましょう。もし問題があっても粘着が強いので貼り直しは厳しいかもしれませんが。

シールドの曇りは冬季のツーリングや雨天走行で発生するライダー共通の悩みですね。シールド用の曇り止めスプレーも売っていますが効果が持続しませんし塗るのも面倒なものです。その点、今回ご紹介したようなアンチフォグシート、ピンロックシートはスキーゴーグル等と同様に二層にすることで曇りを予防しているのですが、実際のところその効果は絶大なものです。

意地悪にヘルメット内で息を「ハァ~~」と吹き付けても曇りません。私はもう5年はピンロックシートを愛用していますが、もうこれ無しではツーリングに行きたいくないです。

ところで昔、バイク用品メーカーで開発をしていた時に曇り止めスプレーも商品化していたのですが「いくら塗っても曇る!」というクレームを度々受けたものでした。よくある原因は曇り止めスプレーを塗った後に布で伸ばすのですが、伸ばすのではなく拭き取っているケースです。塗った物を拭き取ってしまっては塗っていないのと同じなので当然ですが効果がありません。そしてもう1つは休憩の時などに雨にあたり髪の毛が濡れているケースです。髪や顔が濡れているのにヘルメットを被ると、走行中に体温でヘルメット内がスチームサウナのようになり、どんなに強固な曇り対策も無意味になります。

おっと…また長くなってしまったので今回はこの辺で!

happilaxアンチフォグシートをHJC DS-X1に貼って見たというお話でした!

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