とびきりドラマチックな夕陽ツーリング写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、季節の変わり目ですがご体調を崩されていませんでしょうか?この投稿を書いている2020年11月末現在、東京都や北海道などで連日で新型コロナウイルスの感染者数が過去最多と報道されております…。私の住んでいる千葉県も過去最多の100人超えとなったようです。

緊急事態宣言のないまま行楽シーズンの連休となりましたが心配ですね。かといって観光業や飲食店の経済を止めるわけにもいきませんし…皆がどこへ向かってよいのか分からない状況が一番困りますね。このコロナ騒動を受けて感染の影響の少ないバイクが人気のようですが、それと同時にバイク事故も急増しています。従来よりも慎重になってツーリングに行きましょう。




さて今回のツーリング写真解説は夕陽の撮影シーンにおいて印象深い、ドラマチックな雰囲気の写真の撮り方を作例を元に解説してみたいと思います。

EOS6D mark2

こちらの作品をご覧ください。金曜ロードショーみたいだな!と思った方は40代以上。実はこのように海面のギラギラに重ねて撮る手法は相当な昔ですけど流行ったのです。あまり古いものは一巡して新しくなるの法則で、そろそろ使っても面白いかな?と思える時代になりました。

きっと20代くらいの方でしたら新鮮な写真に感じるのではないでしょうか?こういった見た人の心に振動を与えるようなエネルギーのある表現をドラマチックなどと言いますが、実際にドラマや映画のエンディングなどに似合う雰囲気がありますよね。

実際には何がドラマチックなのか?と言えばとにかく高コントラストであることです。明るい部分と暗い部分の差が大きくバイクやライダーはシルエットになっています。夕方の傾いた太陽に向かって大胆にレンズを向ければ自ずとこのような写真になります。




ポイントは肉眼では直視できないほどハイライトは眩しいので、まずはカメラで絞り込んでマイナス2段程度の暗い画像を一枚撮ってみます。その様子をプレビューして海面や空の表情を把握しましょう。目では分からなかった雲の様子や海面の潮目なども見えてくると思います。

あとは海面のハイライトに被写体が重なるよう立ち位置とカメラポジションを調整するだけです。スペースの広い場所で有れば簡単だと思います。

この作品のポイントは中望遠の画角を使って広域をフレーミングしている所にあります。通常、中望遠といえばバイクやライダーなど、特定の被写体を大きく構図するときに使いますが、ここでは広角レンズで撮る写真のように空も大きく入れて景色全体を撮っています。この意図は海面と被写体の距離感にあって、作品の主題は【輝く海に辿り着いたライダー】なのですから、その部分を魅力的に演出することにあります。

つまり作品としては広角で撮ったような景色全体で構成したいけど、海を引き寄せたかったので中望遠を選んだ、という事ですね。




それと太陽はあまり低い位置になると光量が不足して海面のギラギラはここまでになりません。かといって高い位置だと焼け具合が不足しますよね。ここはイメージに合わせてホワイトバランスをアンバーに調整して対応しましょう。

ドラマチックな夕景ツーリング写真の撮り方でした。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

最新のカメラや高価なレンズは必要なのか?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、つい先日、千葉のとある場所でこんな光景を見かけました。カメラを持った多くの人がレンタカーや観光バスで押し寄せて何やら風景の写真を撮っているのです。

そこは川回しのトンネルの手前が小さな滝となっているのですが、トンネルに太陽光が入る事で光線がハートマークになると話題になった場所です。最初にその事に気が付いて写真を撮った人は素晴らしい感性の持ち主ですよね。しかしSNSでバズってしまうと皆で同じような写真を撮ろうと大勢が押し寄せてしまう風潮には閉口です。

これでは柳の下の二匹目のドジョウで最初に写真を撮った人にも失礼ですね。その場所で最初の写真とは全く違う作品を生みたいのなら理解できますが、多くの人は構図もアングルも全く同じコピー写真を撮っているようです。規律正しい日本人はお手本が大好きでソレを見つけてしまえば飛びついてしまうと誰か偉い方が言っていたのを思い出します。

さて今回はたまにはカメラやレンズの話を書いてみたいと思います。私はカメラやレンズの最新のトレンドなどには疎いのですが、写真文化とカメラの関係でしたら少しは考えを持っております。

SIGMA fp

「そろそろ新しいカメラを買おうかな」「やっぱり今のカメラでは限界かしら」といったお話はよく聞きます。デジタルカメラの歴史は意外と古いのですが一般に普及してからは20年くらいでしょうか。私が最初に触れたデジタルカメラは1997年のSONYマビカという3.5インチフロッピーディスクを挿入するユニークなカメラでした。その場で画像が確認できること、フィルム代がかからない事に喜んだのを覚えています。

初期のデジタルカメラは画素数が100万画素にも満たず、貼り絵のような粗さでした。そしてデジタルカメラが普及モデルとして爆発的に売れた2000年代の前半に、光学ノウハウのない家電系メーカーまでもが、こぞってデジタルカメラを製品化したものです。当時の家電系メーカーのデジカメはとにかく発色が派手だった記憶があります。

こういったデジタルカメラ黎明期を通過したカメラ達は、いまとなってはハッキリ言ってゴミです。あと数十年もすればデジタルカメラもコレクター趣味の人々から支持されるのかもしれませんが、それは相当先の話で想像しがたいです。

もしこの時代のカメラ(95年~2005年くらい)のデジタルカメラを今でも使っている方がおられましたら買い替えを推奨します。現代のデジタルカメラ(2000年代後半くらいから)は大きくプリントしても美しく高精細で、フィルムよりも劣ると言われていた階調表現も問題ありません。

そんなに古いデジカメではなく5年、10年前のカメラをお使いの方は買い替える理由は何なのか?もう一度ご自身で考えてみましょう。いい写真が撮れないから?調子が悪い?バッテリーの持ちが悪い?

調子が悪い場合はメーカーに点検に出せばOKです。その見積もりを見て高いようでしたら買い替えを検討しましょう。バッテリーが劣化している場合、純正ではなくロワのようなジェネリック製のバッテリーでしたら割と安価ですので、新しいバッテリーを購入すれば解決です。

問題は「いい写真が撮れないから新しいカメラにしようかな…」という方。「いい写真」に対する具体性がないと、きっと新しいカメラを買ったとしても憧れのいい写真は撮れません。




2006年 北海道 多和平キャンプ場  EOS30D

いい写真に対する具体性とは例えば星空の写真を撮りたい、子供の運動会やスポーツシーンを撮りたい、バイクツーリングで感動の風景を撮りたい、といった具合です。星空の写真を撮りたい場合はバルブ機能があり高感度でも低ノイズなカメラ、スポーツシーンなら素早く動く被写体の瞳を追従するAIオートフォーカスのカメラ、バイクツーリングで感動の風景を撮るなら…特に必要な機能は思い浮かびませんね。強いて言えばバイクで出かけるのですから軽量で壊れにくいカメラでしょうか。

高級なレンズも同様です。例えば一般的な標準ズームレンズであれば3万円くらいの普及モデルから30万円クラスの高級レンズがあります。すごい価格差ですね。しかし全ての人がその価格差に見合うメリットを写真に出せるか?と言ったら微妙です。

私もかつては所有しているレンズの全てがキャノンのLレンズだった時がありました。LレンズはLuxuryのLだそうで明るい解放値(大口径)、蛍石ガラス材、コーティング、精度、ISなどの機能が充実している等々のレンズです。Luxuryという名前の付け方は「金持ちがターゲット」みたいで些かセンスに欠けると思うのは私だけでしょうか?For professionalとかpremiumで良いと思うのですが。

で、Lレンズを使っていた時代と普通のレンズを使っている今。比べてみてどうか?と聞かれれば「いい写真」とレンズの価格はさして関係していません、という結論です。全く関係ないと言えばウソになりますが「さして関係はない」です。

例えばいま愛用しているSIGMA12-24㎜F4.5-5.6(中古で2万円)という超ワイドレンズ、以前はキャノン純正EF14㎜F2.8L(定価30万円)を使用していました。SIGMAの方は型もⅡ型ではなくⅠ型なので古いというのもありますが、逆光や斜光でレンズに強い光が入った時に目も当てられないハレーションが発生します。キャノンEF14mmF2.8Lはそのようなことは少なかったので、確かにキャノンの光学技術とLレンズは素晴らしいのだなと改めて感じた瞬間です。

しかし派手に入ったSIGMAのハレーションも少しアングルを変えて出方を調整し、あとは露出でなんとかしてやると、気にならなくなります…いや、むしろハレーションやフレアといった一般には歓迎されない現象が演出の一つとして役立っていることもあるくらいです。

CASIO エクシリム EX-10

最新のカメラも高級なレンズも「こんな写真が撮りたい」という構想の中に、カメラやレンズに要求するしかない具体的なことを洗い出し、そこに投資しても良いかを慎重に検討しましょう。決して世間で話題になっているからという安直な理由や、これからの時代のカメラはこうだ!といった風潮に惑わされることのないように。

一方で新しいカメラや高級なレンズを手にしたことで写真へのモチベーションが上がる…というのも確かに否定できない部分です。良い物を手にすると心躍りますし、今すぐ出かけて写真を撮ってみたくなりますね。新しいものに限らずライカやハッセルブラッドといった舶来物カメラも同様です。人と違ったものを所有するステータスもあるかもしれません。

Hasselblad Stellar

ライカは使ったことがないので実際にどうなのか偉そうなことは何も書けませんが、聞いた話によるとMシリーズを除いてデジタルカメラはPanasonicのOEM商品が多いように感じます。上の写真はハッセルブラッドのStellaというカメラですがモノはSONYのRX100無印です。これもPanasonicとライカの関係と同様で提携した企業同士のOEM商品です。

しかしStellaとRX100の値段は中古相場で見ても倍以上は違います。それでもStellaを手にすれば不思議と写真への意欲が沸いてくるのだ!という人にとって、このカメラの価値は投資に値するものがあると言えます。実際、私もStellaは欲しいです。




リコーGR APS-C

それと自分と相性のいいカメラ、好きになっちゃったカメラというのもあります。私の場合はRICOH GRがそうです。最初は興味本位で買ってみたRICOH GRでしたが、実際に手にしてみて日常的にスナップ写真を撮り始めたら、その楽しさの虜になってしまいました。

まず写真とは瞬間を切り取るARTであり、その中に自分が感じた感情や美の断片が散りばめられているような写真が撮れる。そんな世界をカメラが教えてくれたような気がします。それまでツーリング写真という風景写真しか知らなかった自分にとって、写真に対する視野が激的に広がりました。単に28㎜単焦点とかシャープに写る特性とか、そういったスペック的なものではなく、カメラが持っている不思議な魅力と私の個性が一致したようにも感じます。それはまるで私と空冷R1200GSの関係にも似ています。

 

これから写真をはじめたい、ただ写真をやるのではなく「ライフワークとしてやっていきたい」本当に自分らしいいい写真を撮って充実した時間を過ごしたい…そんな方は上のようなタイプのカメラをお使いでしたら、そろそろ買い替えてみましょう。このタイプはひと昔前に売れに売れたデジカメの普及モデルです。

シャッター、再生、ストロボ発光、マクロくらいの最低限のボタン操作で完結する簡易的なデジタルカメラです。こういったカメラは旅行の記念写真や催事の記録などに使用する一般人用カメラであり、写真にとって肝心な露出やピント位置などを撮影者が直感的にマニュアル操作できないカメラです。例えるなら伊豆スカやビーナスラインを性能の悪いAT車で走るようなストレスがあります。

それにこういったカメラは現在では市場をまるごとスマホカメラ機能に持って行かれてしまい絶滅の一途です。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

この写真はキャノン純正レンズではありますが「L」ではないEF35mmF2 ISです。EF35mmF2 ISはスペックを考えると定価83000円と決して安いレンズではありません。しかし同じキャノンでもEF35mmF1.4LⅡUSMの定価は285000円とその差は20万円以上です。解放値はちがいますがどちらも同じ35mm単焦点レンズです。このパイに当てたサードパティであるSIGMA35mmF1.4ARTでさえ定価118000円。そう考えると私が今使っているEF35mmF2 ISはコスパの良いレンズと言えます。

実はこの写真を撮る少し前まではSIGMA35mmF1.4ARTを愛用していました。しかし35mm単焦点レンズと考えると大きく重いためにキャノンEF35mmF2ISに買い替えたのです。この写真を撮った時に「やっぱりSIGMA35mmF1.4ARTの方が良かったな…」と感じたか?と言われればNO!それより668gのレンズが335gとなり加えて4段分のIS(手ブレ補正機能)が付いたメリットの方が私にとっては大きかったです。




我々バイク乗りにとってカメラ、レンズは万一の破損や盗難なども悩みどころですよね。高価な撮影機材に万一のことがあったら…と考えると恐ろしいです。自動車保険の付加サービスで所有品の保障があるものも最近は聞きますが、高価な撮影機材を全額保障してくれる保険はないと思います。

最新のカメラや高級なレンズを高いと感じるかどうかは個人の経済事情と価値観によりますが、私の場合はそれほど費用をかけられない実情です。最新のカメラや高級なレンズに投資するお金があれば、その分は旅の資金へ当てたいですね。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

富士山を望む絶景海岸キャンプ場 お台場海浜庭園キャンプ場

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、本州のバイクシーズンとしてはベストと言える時期ですがツーリングとツーリング写真を楽しまれていますか?

先日、私の知人に「私は写真のセンスがないみたいでダメです…」といったお話をする方がいました。確かに自分にセンスがあるか無いかは気になるところですが、センスが無い…と最初から諦めモードになるのではなく、潜在的に眠っている美意識を呼び覚ます訓練をしてみましょう。

誰だって幼い時は道端のタンポポや公園で見つけたチョウチョを見つけて喜んでいたはずです。本来はみんな感受性は豊かだったのだと思います。眠ってしまった感受性を呼び起こし、意識して「綺麗」「素敵」を見つけて言葉にしてみましょう。センスは有る無いではなく誰もが持っている原石です。それを自分で磨くものです!

さて前置きが長かったのですが【絶景日本のキャンプ場】カテゴリーの更新でございます。私がこのブログでご紹介しているキャンプ場とは景色と雰囲気を優先させたツーリングが好きなライダー向けの素敵なキャンプ場ばかり(と思うのですが)・・・を厳選しております。

さて今回ご紹介する絶景キャンプ場は私の住む千葉県房総半島の海岸キャンプ場【お台場海浜庭園キャンプ場】でございます。

お台場海浜庭園キャンプ場 公式ページは こちら 

お台場海浜庭園・・・なんだか少々紛らわしい名前なのですがお台場海浜公園だと東京のフジテレビがあるお台場。このキャンプ場は千葉県館山市の洲崎(すのざき)に位置するお台場海浜庭園です。公園か庭園かでまったく違う場所でございます。

そもそも「台場」とは砲台の有った場所を意味するようです。東京のお台場も洲崎のお台場も江戸時代に幕府がペリー来航に脅威を感じ、有事に備えて砲台を設置していた地なのだそうです。

公式ページより

館山の洲崎は東京湾(厳密には太平洋)に向かって突き出た部分で、その北側に「お台場」は位置しています。よって海からの北風をもろに受けること、これを念頭に置くのがお台場海浜庭園の攻略ポイントとなります。

立地は館山自動車道の富浦ICから約30分。館山市街地まで約20分。買い出しはODOYA館山海岸店(約15分)かイオン館山店(約20分)が良いと思います。セブンイレブンなら10分程度の場所にあります。近くには沖ノ島公園、房総ツーリングのハイライトと呼べるフラワーライン、房総半島最南端の野島崎などがあります。

お風呂は庭園風呂という有料のお風呂とシャワーがあります。近くに立ち寄りできる温泉施設は以前はあったのですが2019年の台風被害以降は営業していないようです。

このキャンプ場の良い所はチェックインが13:00~でチェックアウトは~12:00とのんびり過ごせること(詳細はお出かけ前に公式ページでご確認ください)。真冬でも営業している通年営業です。




キャンプ場の入り口。ここまでの行き方は簡単です。洲崎灯台を目指して走りましょう!このキャンプ場は洲崎灯台の奥に位置しているのです。ゲートには写真のようにチェーンで閉鎖されています。バイクの音が聞こえれば管理人さんが出てきてくれると思いますが、そうでない場合はセルフで開けて問題ないようです。

バイクを邪魔にならない場所に停めて受付を済ませましょう。今回は事前に電話予約したのでその旨を伝えて記名します。料金は私が行った2020年10月でバイクソロの2泊で4000円でした。

管理人さんは美しい女性か高齢の紳士です。前者だった場合、動揺して立ちゴケしないように。後者だった場合、決してガッカリしないように!

薪の販売はあるようですが今回は持参したので買いませんでした。他のキャンパーが買っているのを見かけましたが、なかなか良質な薪だったように見えましたね。

サイトは全てフリーで自由にテントを張って良いそうです。やっぱりそうでないとね!!

場内に入るとここが「台場」である意味がよく分かります。全体がひな壇になっていてどのサイトからも海を眺望できるのですね。写真は最も高い位置にある展望台エリア。

東京湾を行き交うコンテナ船やタンカーを見るのも楽しいものです。きっと夕陽も素晴らしいと思います。特に冬場は富士山が美しく見れるはずです。

すこし降りたところから管理棟の方向を振り返った景色。洲崎灯台が見えます。

中段くらいへ降りたところ。この辺が炊事棟やトイレも近くて勝手の良いサイトかもしれません。サイトは草地、砂利、駐車スペースなどはご覧のようなブロックタイル。

これは望洋亭という貸別荘だそうです。建物は普通の家という感じですね。昨年の台風で被害があったのか、このときは修繕工事をしていました。




炊事棟と女性の小部屋?パウダールームですかね。ドライヤーなどが完備されているそうです。この辺は女性管理人さんならではです。感染対策も万全です。

感染対策も万全…とか書いていますが、この記事を数年後にどなかた見た時に「そういえば2020年はコロナウイルスで大変だったなぁ」と過去のことになっているのを切に願います。

先ほどの炊事棟の隣にある男女別トイレ。清掃の行き届いたトイレで女性や子供さんでも安心して使用できます。洋式でウォシュレット完備でした!このトイレの有る辺りは白い玉砂利を敷き詰め壁にペンキで装飾などあり南国ムードがあります。

トイレのすぐ隣に庭園風呂とシャワー室。このペンキのアート…好きです!

炊事棟、トイレ、女性の小部屋、シャワー室、風呂が一か所に集中しています。その場所に写真の自販機が設置。夜間はこの自販機の照明のみでトイレは人感センサーだったと思います。

・・・という事は新月で快晴だったら星空が綺麗でしょうね。

今回、深夜の月入りの写真を撮りたかったので、少々西側のサイトを狙ってみました。写真は中段の南西側です。きっと美しい月入りが見れると信じてここに張る事にしました。

この南西側の位置は他のキャンパーからはあまり人気がないようで静かに過ごしたい人にお勧めです。それとお台場海浜庭園キャンプ場の最大のネックである強風(北風)対策としても有利な位置となるはずです。

海の向こうに伊豆大島が見えてきました。

こちらは炊事棟のすぐ近くにある特等席のような高い位置のサイト。富士山を見るために来た人はここが最高だと思いますが…

思いっきり北側に向いて且つ高い位置なので北風で強風の日は覚悟が必要ですね。それとこの流木が置いてある場所は何年か前ですが「ウロボロスこの愛こそ正義」というドラマの撮影地だそうで、それを目当てに来るお客さんもいるそうです。ただ5年くらい前のドラマなのであまり心配はないと思いますが。

サイトの下の様子。実はお台場海浜庭園キャンプ場は釣り場としても人気のようで、この写真のエリアは釣り人の駐車場のようです。6年くらい前に私がこのキャンプ場を使ったときは此処にテントを張ってしまいましたが…。確かに深夜に釣り人が往来していた記憶があります。




中段から一番下へ抜けるあたりに房総半島の最西端の標がありました。

この時は嘘のように穏やかな天候でお台場海浜庭園の名物「北からの強風」は影を潜めていました。6年前に来た時はキャンプ慣れしている私でも動揺するほどの強風に見舞われたのですが・・・。

お台場海浜庭園の強風に対応するため張り綱をしっかり打ち込みましたが、今回は取り越し苦労でした。ちなみに地面は固くソリッドステークやエリッゼステークなどのスチールペグをハンマーを使ってしっかり打ち込む必要があります。

強風さえなければ海の絶景を楽しむパラダイスです。周辺は普段は走りなれた地元房総ですので、今回は走り回らずキャンプ場でまったり過ごします。オヤツを鳶に取られないように気を付けましょう。

ODOYA館山海岸店の総菜コーナーで売っているお寿司は絶品です。特上にぎり10貫でこの値段は安いです。ながす鯨の刺身も美味しかったですね。

夕景で美しく姿を見せた伊豆大島。夕凪が美しい。

お昼ご飯が贅沢だったので夜はマルちゃんの焼きそばに豚バラを入れただけの焼きそば。あっ野菜を買うのを忘れました。

深夜に撮った月入りの写真は別の機会にご紹介します…。朝も爽やかに晴れてくれました。

ちなみに海岸サイトというのは山と違って動物の脅威がないのが良いですね。しかしネコちゃんは何匹が住んでいるようなので就寝時は食材やゴミをケースの中に仕舞いましょう。

朝食後の運動に洲崎灯台まで散歩することにしました。キャンプ場から数百メートルで着いてしまいますが。

灯台への入り口はところてん屋さんが目印。このお店、昔からあるのですが美味しいので「ところてん」好きな方はぜひご賞味あれです。

台風の被害がまだ復旧されていないようです…

階段を上っていくと・・・

美しい白亜の灯台。素敵ですね。

ここはAKB48の「会いたかった」のPV撮影地として有名ですが、もう13年も前なので見に来ている人は少ないと思います。

登録有形文化財なのですね。

灯台から眺める館山。素朴な風景に心洗われます。

お台場海浜庭園に戻ってコーヒーを飲みながら読書。今回は本当に天候に恵まれて快適なキャンプを過ごすことができました。ここで撮った写真はまた別の機会にご紹介したいと思いますが、とにかく美しい海、夕陽と星空、冬は富士山と絶景の海岸サイトです。

このキャンプブームでも平日であれば混雑はしていませんし、繁忙期を避ければソロキャンプを静かに楽しむことが出来ると思います。

~お台場海浜庭園キャンプ場 まとめ~

・予報で北風が強いとある場合は南西の中段へテントを張ろう

・強風対策は張り綱を完璧に打ち込むこと、風上にバイクを置いて対処

・美しい夕陽、東京湾を往来する船舶、冬は富士山の景色を楽しもう

・朝は洲崎灯台まで散歩してみよう

・深夜に釣り人が往来するけど許してあげて・・・

千葉県館山市 お台場海浜庭園キャンプ場でした!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

空冷R1200GS ユーザーレベルメンテナンス 総合リンク集

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋の紅葉の景色はそろそろ終わりを迎えて本格的な冬となりますね。しかし私の住む房総半島では今からが紅葉の見ごろを迎えます。養老渓谷や亀山湖の紅葉は関東で一番遅い紅葉と言われているのです。関東圏の方はこの年末はぜひ房総半島へツーリングへいらしてくださいね。

さて究極のツーリング写真では今まで数々の空冷R1200GSのメンテナンス方法をご紹介してきました。その多くはユーザーでできるレベルのものであり、メンテナンスに自信のない方でも安心して作業できるよう超詳細に作業方法を書いてきました。その解説もそろそろ一通りをやりきった感じなのでまとめとしてリンク集を作ってみたいと思います。

現代のBMWと聞くとハイテクとCPUのブラックボックス化でユーザーでは何もメンテナンスできないイメージかもしれません。しかし空冷R1200GSについては多くの方が想像をするほどメンテナンス性は悪くなく、オイル交換やバッテリー交換などはいたってやさしいです。そんな簡単なR1200GSのメンテナンスについての解説集でございます。なお対象となるのは中期型と後期型になります。

本メンテナンスリンク集はR1200GS中期型、後期型が対象です

・R1200GSエンジンオイル交換(オイルフィルター交換)方法

エンジンオイルの交換はユーザーレベルのメンテナンスとしては代表的なものですね。空冷R1200GSの場合はミッションが別室構造なので4輪用のエンジンオイルが使えてしまうのが良いですね。構造的にはオーソドックスなウェットサンプで特殊な作業はありません。フィラーはボクサーエンジンのヘッドカバーに有りますので注入も簡単です。

作業時間目安 30分

難易度 ☆☆☆★★

投稿は こちら 

・R1200GSミッションオイル交換方法

ミッションはエンジンオイルと共用で使っている通常のオートバイと違い、R1200GSならではのメンテナンスがミッションオイル(ギアオイル)の交換です。ここでも特殊なギアオイルが必要という事ではなく、市販されている4輪用のギアオイルで大丈夫です。難易度もエンジンオイルよりさらに簡単です。

作業時間目安 20分

難易度 ☆☆★★★

投稿は こちら 

・R1200GSリアファイナルギアオイル交換方法

これまた普通のオートバイにはないメンテナンス作業項目ですね。シャフトドライブ機構ならではのリアファイナルギア部分のギアオイル交換です。リアファイナルドライブは一見して堅牢であり、メンテナンスに気を遣わなくて良さそうに感じますが浸水や発錆などトラブルの多い部分ですので、メーカー推奨の交換スパンを待たずして早めのサイクルで交換しましょう。

作業時間目安 30分

作業難易度 ☆☆★★★

投稿は こちら 




・R1200GSエアクリーナー交換方法

エアクリーナーは幹線道路などの空気の汚れた場所を多く走る人は早めに交換を行いましょう。こちらの作業方法も一部の外装部品を外すだけなので簡単です。激しく汚れてしまう前に交換が良いと思います。

作業目安時間 20分

作業難易度 ☆☆★★★

投稿は こちら 

・R1200GS-ADVENTUREエアクリーナー交換方法

こちらはR1200GSアドベンチャーのエアクリーナー交換方法です。R1200GSと外装部品の外し方が少し違うので別の記事で書いてみました。えっ?そうです私はR1200GSとR1200GSアドベンチャーの両方を持っているのです。

作業目安時間 20分

作業難易度 ☆☆★★★

投稿は こちら 

・R1200GSバッテリー交換方法

消耗品の代表選手であるバッテリー。これまた現代のBMWだからといって特殊なバッテリーということはなく、国産オートバイ(確かZZR1400とかと同じ)と共通のどこでも手に入るバッテリーです。設置位置もシートしたに鎮座していてこれまた普通のオートバイと変わりません。BMWはメンテ性が悪いなんて誰が言ったの???

作業時間目安 10分

作業難易度 ☆★★★★

投稿は こちら 

・R1200GSヘッドライトバルブ交換方法

メンテナンスと言うより切れてしまった時の交換方法ですね。ハロゲンのヘッドライトバルブも消耗品ですので数年で切れてしまいます。また切れなくても長く使ったものは光量が少しづつ低下するので車検の直前に交換することをお勧めします。これまた特殊なものではなくカー用品店に売っている普通のH7バルブとなります。

作業時間目安 10分

作業難易度 ☆★★★★

投稿は こちら 

車検前にテスター屋さんで光軸、光量を測定

・R1200GSスパークプラグ交換方法(中期型)

R1200GSのスパークプラグは2極タイプで割と高価、しかも2気筒のくせに2スパークヘッドなので交換には4本要します。しかし…BMWが推奨する交換サイクルは4万キロ!!実際に4万キロ以上使ってみたのですが問題ありませんでした。BMWは維持費が高いって誰が言ったの??

作業時間目安 40分

作業難易度 ☆☆☆☆★

投稿は こちら 

・R1200GSスパークプラグ交換方法(後期型)

ヘッドがDOHC化された空冷最終モデルはプラグの品番が変わります。レンチのサイズなども違うので別の記事で書いてみました。えっ!?そうです私はR1200GSの中期型と後期型の両方を所有しているのです。

投稿は こちら 

・R1200GSブレーキフルード交換方法

ブレーキの性能に定評のあるBMWのオートバイ。そのシステムはブレンボ製。しかし中期型と後期型に関してはフルードの交換方法は普通のオートバイと全く同じ、いたって簡単です。前期型のサーボブレーキの付いたI-ABS1の人は大変のようですが中期型、後期型はユーザーレベルのメンテナンスと言えます。(前期型でも2007年あたりの末期ロットはサーボブレーキが無いと聞きますので、その場合は本解説の手順で良いと思います)

作業目安時間 前後で40分

作業難易度 ☆☆☆★★

投稿は こちら 




・R1200GSリアブレーキパッド交換方法

ブレーキパッドの交換サイクルについては国産車と全く考えの異なる部分と感じます。パッドは私の使い方の場合、フロントは6万キロ、リアは4万キロも持続しました。しかし長持ちすると喜ぶのは早計でその分、ディスクローターもいい感じで摩耗してくれます。ここではリアブレーキパッドの交換方法を記しております。

作業時間 30分

作業難易度 ☆☆☆★★

投稿は こちら 

・R1200GSリアホイール着脱方法

通常のオートバイの場合、リアホイールを外したいとなるとチェーンを外す必要があります。シャフトドライブ機構で片持ちアームのR1200GSは通常のオートバイに比較したら劇的に容易にホイールの着脱ができます。しかもホイール無しでセンタースタンドで自立するのでジャッキも不要です。

作業時間 着脱のみなら15分

作業難易度 ☆☆★★★

投稿は こちら 

・R1200GS-ADVENTURE外装パーツ着脱方法

この投稿はR1200GSの外装パーツを缶スプレーで全塗装したときに書いたものです。外装パーツを外すと普段の洗車や点検では目の届かない部分を見れるのが良いです。例えば燃料ポンプの上に砂埃が溜まっていたとか、メーターステーが想像以上に錆ていた…なんて事が分かります。作業はトルクスT25だけで出来るので簡単です。

作業時間 慎重にやって40分

作業難易度 ☆☆★★★

投稿は こちら 

なお中古車などで新たに空冷R1200GSのユーザーになったという方々へ。最初に揃える工具は主にトルクスレンチのT型とE型です。これはL字レンチだけでなくソケットを揃えることをお勧めします。

オイルフィルター交換はフィルターレンチ、プラグ交換はキャップリムーバー、その他は各記事に詳細を書いていますが基本的な工具は国産車の整備と大きな違いはありません。

ユーザーでできる簡単な整備でもディーラーにお願いすると良いお値段を請求されるものです。自分で作業することで経済的であるだけでなく、ツーリング先でトラブルが発生したときに自分で対処できる可能性も高まります。なにより自らの手で整備してあげることで愛車への愛着もひとしおとなりますよ。




※ブレーキやホイールの着脱など、万一の不備が発生した場合に命に関わる事故の原因ともなりえます。「かんたん」と書いてきましたがその部分で自信のない方はディーラーでプロにお任せするのも良いと思います。当ブログは責任を負いかねますので予めご了承くださいませ。

空冷R1200GS(ADVENTURE)のユーザーレベルのメンテナンスリンク集でした!!オーナーの方はぜひこのページをブックマークしてくださいね。

今回はこの辺で!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

曇りの風景写真の撮り方☆曇りのツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログはこの11月で開設から3年となりました。いつも見ていただいている読者の皆さま、たまたま検索で見つけた方、見ていただき感謝です。

バイク写真というジャンルにおいてツーリングの魅力をARTとして発信できる真の「ツーリング写真」。それを多くの人が撮れるよう立ち上げた特化型ブログが究極のツーリング写真です。

このブログの写真解説を【初級ツーリング写真 カテゴリー】から見ていただければ、写真ビギナーの方でも魅せるツーリング写真が撮れるようになります。ツーリングに行って写真を撮るという行為は誰でもやることですが、見かける多くの写真は事実を記録しただけの記念写真の範疇です。

【上手に撮れた綺麗な画像】で満足していたら勿体ないですよ。ライダーが旅で見ている風景・・・心の針が動いた瞬間をとらえ、あなたのバイク旅に対する想いを一枚の写真に投影してみましょう。それが究極のツーリング写真です。




さて前置きが長かったですが今回は曇天下でのツーリング写真の撮り方について解説してみようと思います。

EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

写真において撮影場所の光がどうであるか?風景写真であれば天候や時間帯による太陽光の様子など、とにかく光が重要なのは読者の皆さまでしたらご存じですよね。順光なら鮮やかな色彩、斜光なら立体感、逆光ならドラマチックなコントラストを得ることができます。

しかし光の量がそもそも乏しい曇天はどうしましょうか?光が大事なのだから太陽が出ていない曇りでは撮れない??いいえそんなことはありません。

ツーリング写真は旅で出会った風景を写真にすることです。美しい夕陽や満天の星空だけを狙って出かける訳ではありませんので、出会う風景は必ずしも期待通りとは限りません。そんなとき現実の様子を受け入れる寛容さと今ある条件でベストな写真が撮れる力が問われるものです。

さて曇天での風景写真ですが、よくお花の写真は曇りがいいと言われますよね?お花の写真はカリッとしたコントラストの男性的な表現よりも、その花の持つ色や可憐さを柔らかく表現したいものです。つまり曇天は光の当たる部分とその影がない低コントラストの写真が撮れる条件なのでお花に向いているのですね。

上の作品を見て頂ければ分かると思いますが、撮影時のイメージ(シャッターを切る前に脳内で描く空想の写真)から既に低コントラストをイメージしてふんわりとした女性的な写真を表現してみました。露出で背景をトバしたことでフォギーなイメージにもなっています。




この時の撮影現場の様子をスマホで撮っておきました。もう究極のツーリング写真も3年目なので撮影現場の写真を撮っておくのも定着しました。撮り忘れることはありません。

この写真を見て「えっ?これが上の作品と同じ時なの?」と驚いた方も多いかもしれません。まず第一にメイン被写体のイチョウが青いように見えますね。それと全体の雰囲気が作品の方とは対極的に幻滅するほど現実的です。

ここでビギナーの方は大切なことなので、ぜひ改めて考えていただきたことがあります。いい写真を撮るにあたり、風景や被写体の現実の様子とは多くの場合でさして美しくもないものです。それが現実なのです。しかし作者は豊かな感受性をもってその中に何かを感じとり、心の針が動いた瞬間を独自の表現で写真にするべきなのです。

一方、現実の通りに撮るべきだ!演出は邪道だ!という考え方も確かにあります。都会のスナップや社会問題などを記録する戦場写真などはそうです。これらはドキュメンタリータッチな表現と呼び原則として写真に演出はなるべく加えないのが一般的のようです。

今回の私が撮った小湊鉄道の駅舎にあった大銀杏の作品はドキュメンタリー云々ではなくアーティーな表現です。アーティーな表現は「作者の感じたことを独自の手法で表現」なので現実の様子をそのまま写真にする必要はなく、独自の裁量で演出を加えるのです。よって自分の場合はこうだ、という演出についての考え方も確固として持っておく必要があります。

あなただったらドキュメンタリータッチかアーティーな表現かどちらがお好きですか?もし後者であれば「現実の様子を見たままに写そう」という考えは今日から捨てて下さい。「感じたままに表現しよう」に改めることを推奨します。




…で何をしてイチョウを黄色にしたのか?と聞かれればマニュアル露出でオーバー気味にしてハイキーに仕上げたのです。それだけで別に色は何もいじっておりません。スマホ写真の方で現実的に見えた要素は背景の民家ですが、これは小湊鉄道のキハ200が登場することで隠れました。あとは最大の悪人である「どんよりした暗い空」ですが、これはハイキーな仕上げにすることでトバしてしまいました。

美しくもない要素は隠してしまえ!という考え方の演出方法でベテランの常套手段ですね。

以前に何度も同じ話を解説してきましたが露出は最も重要な1つが最も魅力的に見えるよう、イメージを作ってから選択するものです。イチョウの黄色い葉が魅力的に見えるように露出を選んで、その露出で構図を作っていきます。露出と構図はセットと考えましょう。

それと曇天下の撮影のお話と関係ありませんが、被写体の各々の存在感の調整という意味で小湊鉄道のキハ200はスローシャッターでブラし、ライダーの存在は小さく構図を作っています。こうすることで主役であるイチョウの木に絶対的な存在感を持たせています。それと木を撮る時のコツは幹をよく見て安定構図を作ることです。

あっまた書きすぎてしまいそうなので、今回はこの辺で!!!

↓↓↓撮影地↓↓↓

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

三等分の神秘と構図の暗号化

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、バイクツーリングと写真を楽しまれていますか?バイクの楽しみ方ってツーリング、カスタム、スポーツ走行、クラブやイベントなどの参加、それから単純にバイクと共に生活する楽しみ…といった具合に色々ありますよね。皆さまはどれでしょう?

私はこういった「バイクの楽しみ方」の中にぜひバイク写真というものを定着させたいと思っております。

つい先日、知人から「写真も人によって向き不向きがあるでしょ?」といった質問を受けました。確かに趣味やライフワークとして写真をやるにあたって向き不向きはあるかもしれません。それは性格…というか「人となり」が写真に出るからだと思います。

私が思うに写真をARTとしてやっていきたい、という場合にこんな性格の人が良いかな?と思うのは感受性が豊か、純粋な人、発想力がある、研究熱心、自分が好き、デザインやファッションに拘りがある、恥ずかしがらずに自分を出すことが出来る…といった感じでしょうか。

逆に写真をやるには向かないな…という性格の人は見栄っ張り、規律正しくマニュアル通り、人はどうしているか気になる、何事においても無関心、考えるのが苦手でネットで調べてばかり、自分の内面を出すのは恥ずかしい…といった感じでしょうか?ただ、これに当てはまるような人でも「写真の時だけは違う!」と意識すればOKだと思います。





さて今回は写真の構図において3等分の神秘と題して写真構図における視覚的な印象や安定について書いてみたいと思います。

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

先日、南房総の港でこんな写真を撮ってみました。普段ならヨット達は海に浮かびながら、その船体を休ませている風景なのですが、この時は恐らく塗装などの整備のために二隻が陸に上げられていました。

いかにもお金持ちが乗るようなクルーザーと違って小さなヨットはどこか気品があって惹かれるものがあります。

3等分というと多くの人がまず3分割構図を思い浮かべると思います。三分割構図は写真を始めるのに最初に習う構図の基本ですよね。多くのカメラにも三分割のグリッド線を表示できる機能を有しています。私も三分割構図は実によくできた構図理論であると感じます。

しかし3分割構図は有名すぎるあまり使い方によっては「あからさま」すぎて見る側に写真の構造がバレバレになってしまう側面があります。そんな時は上の作品のように画面内の随所に3等分を散りばめて複雑な構造をもった写真に挑戦してみましょう。





実際の撮影現場の様子はこんな感じです。まずメイン被写体にしたかったヨットとR1200GSをどう組み合わせるかが難題でした。単純に両者を並べただけでは「それがどうした写真」になってしまいます。ここではライダーの登場によって視線の向け方などを工夫して「バイク旅の途中でヨットのある風景に出会った」というStory性を作ることにしました。

特定の被写体とバイク(+ライダー)を撮る場合、その構図は一般に撮り尽くされた手法に陥りやすいので、手の込んだ構図を組み立てることでツーリング写真としてユニークな一枚が実現します。

この場合は手前にあったもう一隻のヨットに注目し、これを前景にした奥行きのある構図を作ることにしました。目の前の様子から写真に使えそうな要素、特徴、撮影条件をよく分析します。ここでは手前のヨットの船体は赤であること、船体を固定しているロープが構図に使えそうなこと、赤いヨットより手前には撮影スペースがない事、などを認識しました。

これらを考慮して船体の赤を印象的にするよう大胆に寄り、ロープの構成は三分割構図と三角構図のハイブリッドとすることで構造の暗号化を計っています。このアングルに辿り着くまで汗が垂れるほどの労力を費やしましたがビシっとはまれば納得のアングルになるものです。

構図の暗号化は見る側に容易に写真の構造を感じさせず、作品の主題に集中して見てもらえる利点があります。それにしても「3」とは本当に不思議なもので三分割構図、三角構図、3つの被写体など写真に限らずあらゆる美術に使われる奇数の神秘。なぜそうなのかは分かりませんが2等分は美しくなく、3等分が美しいのは疑う余地はありませんね。




ところで当ブログに限らずネット上では様々な写真解説がありますよね。もし私がこのブログで解説していることと違うことを書いている記事をみたらどうしますか?例えば今回の3等分のお話。私は1:1の等分ではなく3等分を基本に考えましょう、と書いてきましたが、ある別の解説で1:1がキホンだ!!と書いてあったら… そういった時は簡単です。その解説を書いている人の作品を見て見ましょう。作品を見て自分がいいと思った方を信じればOKです。

おっと…長くなってしまったので、今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

R1200GSファイナルギアオイル交換方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ冷え込んできましたが冬ツーリングの準備は万全でしょうか?その昔、真冬に軽装でバイクに乗ってしまい、ひどく寒い思いをしたことがありました。すぐ家に帰ってお風呂に入ったのですが体が冷えすぎていてお湯がぬるくなってしまった事がありました。

さて今回は久しぶりに空冷R1200GSのメンテナンス情報を書いてみたいと思います。今回はファイナルギアオイルの交換方法です。

R1200GS ファイナルギアオイル交換 難易度★★☆☆☆

R1200GSはシャフトドライブ駆動ですので、チェーン駆動車にはないメンテ項目となります。リアファイナルギアはドライブシャフト(BMWではカルダンシャフトと呼びます)の後部に接続された傘型のベベルギア、それと噛み合うリアアクスル側のリングギアのことで当然ですが潤滑油が入っております。

この辺の機構は四輪車に通ずるものがあり、この部分を「デフ」と呼ぶ人もおられるようですが、デファレンシャル機構は車の内輪差を吸収するものでバイクにデフと呼ぶのは少々おかしいです。なのでここではデフオイルとは書かずにファイナルギアオイルと書くことにします。

空冷R1200GSのファイナルギアオイル交換はメーカー推奨で20000㎞もしくは2年毎とされています。しかし!もっと短いスパンで交換することをお勧めします。と言うのもR1200GSのファイナルギアボックスは当初は密閉構造でしたが、内圧でオイルシールを傷めるのを嫌ってか、どこかのタイミングで通気口を設けて解放構造となりました。

おそらくこのタイミングで指定オイル容量200mlが180mlに変更されたと思うのですが、これについて正確な情報かは未確認です。とにかく問題はその通気口から水が入ってしまうことです。オフロードでの川渡りや長時間の雨天走行などしない人でも割と容易に内部に浸水してしまうのです。なので点検も兼ねて最低でも1年に一度は交換をした方が良いと思います。




リアファイナルギアオイルの交換は容量わずか180mlという事もあり、ミッションオイルの交換と同時にやると良いと思います。ミッションオイルの容量が800mlなのでちょうど1L缶を買っておけば作業一回分となります。

R1200GSのミッションオイル交換方法は こちら をご参照ください。

用意するものは交換用ギアオイル、トルクスレンチT50、T45、ヘックス(六角)6mm、トルクレンチ、廃油処理箱、注入用シリンジ、などです。

なお今回の解説はDOHCヘッドの後期型で解説いたします。前期型はドレン位置が側面にあるためファイナルケースをトルクロッドから外して傾けて作業するようです。前期型の人は作業方法が異なりますのでご注意ください。

車体をセンタースタンドで立てて、まずリアホイールを外します。R1200GSの場合、シャフトドライブで片持ちアームなのでリアホイールの着脱については極めて簡単です。ジャッキが無くてもセンタースタンドで大丈夫です。

リアホイールの着脱方法については こちら の記事をご参照ください。

リアホイールを外したらフィラー(注入口)の位置を確認してみましょう。今回作業した私のR1200GS-ADVENTUREは後期型の中でも末期のモデルです。モデル年式によってフィラーの位置が異なるようですが後期は恐らく写真のように右下あたりにあります。ネットの情報などを見ると中期型などは左上のセンサーに近い場所にあるようです。

次に真下にあるドレン(排出口)の位置を確認しましょう。右側の下から覗くと確認できます。これが前期型だと真下ではなく側面にあります。

ドレンボルトはトルクスのT45です。20N・m程度で締まっているのでL字レンチでは緩みません。必ずラチェットやスピンナーなどのハンドルレンチを使用しましょう。




排出されるオイルの状態をよく観察します。汚れ具合はもちろん、異常なほどの鉄粉の混入があればベベルギアやクラウンベアリングに重大な問題があるかもしれません。その場合は早期に対処した方がよいのでディーラーに相談してみましょう。また前述したような浸水があればオイルが乳化しています。

ドレンは先端がマグネットになっていて、鉄粉がギアボックス内で舞うことがないよう配慮されています。ウエスで入念に鉄粉を取り除きましょう。パッキンはアルミワッシャーではなくゴム製Oリングでした。これは再利用してOKだそうです。

オイルが出てこなくなったらドレンを締め付けます。指定トルクは20N・m。

フィラーを外します。

フィラーボルトには銅製のワッシャーが入っています。本来ですと新品交換ですが今回は再利用しました。




シリンジにギアオイルを吸い上げます。シリンジはAmazonで1000円程度で入手できました。ギアオイルは今回はリーズナブルなカストロールMTF universal 75W-90です。

なるべくゆっくり注入しましょう。勢いよく入れると溢れてきます。

規定量180mlを入れたらフィラーボルトを20N・mで締めて作業完了。あとはリアホイールを取り付ければOKです。注入時にオイルを溢れさせてしまった場合はパーツクリーナーで綺麗に清掃しておきましょう。特にブレーキディスクローターにオイルが付着していることのないように…。

簡単な作業なのでミッションオイル交換とセットでやると良いと思います。

空冷R1200GSのファイナルギアオイル交換方法でした!!

 

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真におけるいい写真とは?

いい写真とはカメラを持つ全ての人の共通の願望ではないだろうか?

しかし【いい写真】とは極めて主観的であり、こういった写真がいい写真だと定義するのは難しい。カメラを使いこなして高画質な写真が撮れればソレをいい写真と言う人もいる。整ったバランスや計算されたような比率を持つ写真をいい写真と言う人もいる。私はどちらもそれだけではいい写真は成立しないと思う。




ただ1つだけ確かなことは撮った自分がいい写真だと思える写真であること。これはいい写真を追求していくための土台であり、これだけは是が非でも貫きたい。それが許されるのがアマチュア写真家の最大の特権なのだから。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG

写真をライフワークとして生きていく写真家(自称写真家含む)であれば美とは何だろう?という疑問が常についてまわる。

被写体や風景の特徴を受けて何らかの心の反応があったとき、それは美を感じた瞬間かもしれない。そしてその瞬間を表現したいという願望が湧いてくる。それが写真家という生き物の性ではないだろうか。それを表現ではなく記録しておきたいと思うのが一般カメラマン、この両者は似て非なるものだ。

心の反応…感動や感情といった人の心は極めて複雑であり、自分の心でさえも何がどう感動しているのか把握するのは難しい。そんな時は自分の持てる語彙力を使って感動を言語化してみる。すると不思議なことに感動の正体が姿を見せて撮影を開始するための具体性が出てくる。

ところで語彙力については私も苦手・・・、気の利いたワードが思い浮かばない時のもどかしさとは、うまく写真にできない時の気持ちに少し似ている。両者とも自分の心がどうであったか?の答えは簡単には見つからないのだ。

景色をみつめ、さざ波の音、風の感触、太陽のぬくもり、草木の香りなども含め全ての感覚を動員して感じよう。そして自分の内面と向き合って心に問うてみる。細部にも宿る美をも見極めてうったえたい一つのことを決めたら、キャストに役割を与えよう。

キャストとは主題、副題といった主要メンバーに限らず、岩や草、かすむ遠景、きらめく水面、差し込む光のすじなど、小さなものや「もの」ではないものも含めて作品のキャストとして考えよう。




そろったキャスト達にそれぞれ見合った役割を与えたら表現の引き出しから最適な表現手法を検索してみよう。一般に言われる「撮り方」というヤツだ。オーソドックスに構図しても良いしダヴィンチのように数学的複雑さを持たせても良い。またはあえて何もせずシンプルに表現するのも悪くない。

表現の引き出しに最適と思えるものが無かったらリラックスしてユニークなアイデアを授かってみよう。inspirationはいつでもリラックス時に突如として生まれる。

感動の正体を見極め、被写体のキャスティングが済んだら空想の写真を描くクリエイティブタイムだ。空想の写真は一般に「イメージの写真」と言われ、いわば作品の完成予想図だ。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

空想の写真が脳内に固まったらレンズを選ぼう。ここから先はカメラや三脚をセッティングするワークタイム。空想の写真に限りなく近い写真が撮れるよう構図や露出などを決めていく。特にベストアングルと呼べる納得のアングルを探り当てるのは重要だ。




もし時間的猶予があるのなら、試し撮りを繰り返して熟考の末「本当にこれでいい?」と自問しなかがら試行錯誤だ。多くの場合、いつも通りに作業をすすめていけば、それっぽい写真が撮れるのだが、そこでフィニッシュにしてしまうと何かが足りない平凡な写真に終わる。

最後のひと捻り、粘り。自分の感じた「美」を暴き表現するための執着心のようなもの。普段、写真以外のことでは現実を受けて妥協しなければならない事は多々ある。しかし写真だけはただの1ミリでさえも絶対に妥協はしないと決めている。

こういった苦しみに近い戦いと葛藤の末に「いい写真」と呼べる作品が生み出される・・・そう信じている。

最後の最後まで自問しよう「これで本当にバイク旅の魅力が表現できたかな」と。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

信州ツーリングの拠点 戸隠イースタンキャンプ場

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ久しぶりになってしまいましたが今回は【美しき日本のキャンプ場】カテゴリーを更新してみたいと思います。

今回は信州の戸隠イースタンキャンプ場でございます。だいぶ時間が経ってしまったのですが8月に行った時のレポートで書いてみたいと思います。

戸隠イースタンキャンプ場 絶景度 ☆☆★★★(星2つ)

公式ホームページは こちら

有名なパワースポットである戸隠神社奥社からほど近い戸隠山の麓にあります。野反湖から13㎞くらいでしょうか。少し足を延ばせば志賀高原や白馬にも行けるので信州ツーリングの拠点として最適かと思います。

買い出しに行くスーパーやコンビニは近所にありませんので途中で済ますことをお勧めします。チェックイン後に行く場合、野反湖方面に県道を走り国道18号を南下すると信濃町に「第一スーパー」とセブンイレブンがあります。20分くらい走ります。お風呂は戸隠神告げ温泉で10分くらいの位置にあります。




受付のある管理センターはキャンプ場の敷地から県道を渡った方にあります。薪、炭、氷、冷えたビールや菓子類などの販売もあり。私が2020年の8月に利用した際の料金はバイクソロで1泊で1500円でした。最近の相場ではいたって普通の金額といった感じでしょうか。

新型コロナウイルスの感染症対策も万全を期している様子で安心感がありました。受付に使用するボールペンまで一本一本消毒しています。管理人さんは丁寧でとても親切な方でした。

このキャンプ場の良いところはチェックイン、チェックアウト時間がなくフリーなところです。撤収日に午後から雨がやむ…なんていう予報の時に時間厳守で11時までに出ろと言われると悲しいですものね。バイク乗りには有難いです。

全サイトで車両の乗り入れが可能です。森の雰囲気が抜群に良いですが私が行った時はさすがにお盆でしたので、ご覧のように賑やかでした。しかし繁忙期なのに予約なしで普通にテントが張れるのですから贅沢は言えません。

ゴミは指定の袋に入れて分別して出すことができます。焚火は直火でもOKのようですが殆どの人が焚火台を使用していました。

フリーサイトだけでも約200台分の広さというから広大なキャンプ場です。混雑していたので各サイトの写真は撮れませんでしたが、全体に森の雰囲気が良く特等席とかイマイチな場所とかない印象です。場所決めに悩まずに済みますね。

あまりフラットな場所はなく、かと言って整地され過ぎていない適度なワイルド感が良いですね。オンロードバイクの人は通路の近くのサイトが良いと思います。

地面は普通に土の上に草が生えているだけですのでペグについては悩まずに済みます。これだけ木があるサイトですので強風の心配もほぼないと言えます。




私がテントを張った場所の近くにある水場。メインの炊事棟から離れていてもこのような小さな水場が所々にあります。

今回は新型コロナの影響で中央の水洗トイレのみ使用可能でした。この写真は奥にある古い方のトイレで男性用のみ使用可能でした。

8月の真夏にも関わらず炊事棟の水はプラティパスが結露するほど冷たいです。下界は猛暑でしたが戸隠イースタンは過ごしやすい涼しさでした。

周囲は賑やかでしたがタープを低めにセットしてプライベート感を確保。なんだかんだ寛いでしまいました。

この日は昼間に志賀高原を走ったので帰りにイオンで買った少々高級なお肉を。

ステーキって簡単ですし満足感もあって良いですよね。味付けは塩コショーだけ。




管理棟で買ったスーパードライ。TOKYOオリンピック2020ね…本当なら今頃は…

虫はいましたがブヨ、アブ、スズメバチは見かけませんでした。熊はこの一帯はいないはずはないので食べ物を外に放置しないよう注意が必要です。ちょうどこの頃、長野の別のキャンプ場でキャンパーが熊に遭遇する事故があったようです。恐ろしい…

戸隠イースタンキャンプ場まとめ

・スーパーは遠いので買い出しは済ませてチェックイン

・チェックイン、チェックアウト時間が自由だ!

・広いので繁忙期に予約なしでもOKか?

・サイトは適度にワイルドで山の雰囲気抜群

高規格より昔ながらのキャンプ場が好きだ!という方に特におすすめのキャンプ場です。信州信濃ツーリングの拠点にどうぞ。あっ戸隠神社奥社の参拝も忘れずに~

戸隠イースタンキャンプ場でした。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

 

幽かな老人は【そのオートバイは何CCですか?】と聞いた

 

テントをたたく雨の音で目覚めた。

予報通り朝の7時から千葉県南房総市の天気は雨になった。雨雲レーダーといくら睨めっこしていても好天になるはずもない。このキャンプ場は遅くとも11時には出発しなくてはいけない。寝袋は収納袋に入れ他の荷物も片づけた。あとはR1200GS-ADVENTUREのアルミケースに放り込むだけ、という状態にしテント撤収の【その時】をひたすら待機した。

ザーっという雨の音が少し小さくなりポツポツという細かい音になった。その瞬間を見計らい、今だとばかりにテントを撤収。フライシートもバイクカバーもズブ濡れであるが軽く水気をはたいて手早く畳み込む。雨の撤収は心が折れるが仕方がない。午後から晴れるという予報だけが希望である。

防水シートを地面に広げ2つ折りにする。その間にテントから出した細かい荷物をひとまず置いておく。こうすればケースに収納するまでの間に荷物が濡れることはない。むかしから雨のキャンプはこうして撤収作業をしている。

管理人さんにかるく会釈をしてR1200GS-ADVENTUREに火を入れてキャンプ場を出発した。荷物が濡れているので来た時よりやたら重く感じる。

房総半島の背骨と呼ばれる国道410号を南下し捕鯨の漁村である千倉が近づくと潮の香りが鼻腔をなでる。素朴な海岸集落を走り抜けると国道410号は南国ムードになってゆく。

この頃にはすっかり雨も止んで空の雲間には僅かにスカイブルーが見えてきた。今朝の撤収がやたら疲れたので漁港で休憩をした。昼の漁港は人が少なくトイレも自販機もあるので私にとって定番の休憩ポイントだ。この誰もいない静かさと船体を休める船たちの景色が大好きだ。




せっかくの南房総なので昼食はキンメかイセエビあたりを頂きたいけど、観光客に近づきたくない気分だったので行きつけの定食屋でアジフライと竹岡ラーメンをいただいた。この店、いつからあるか知らないけど幼少の頃に祖父とよく来た想い出がある。店内はコンクリ製の生け簀があって昭和レトロな雰囲気がぷんぷんしている。常連客は主に釣り人やサーファーだ。

年甲斐もない程に腹を満たしきって店のおばちゃんと去年の台風の話などを少し交わして店を出た。天気予報の通り空は清々しく晴れていた。

「そうだ荷物を干そう」

ズブ濡れのキャンプ道具達を太陽光に当てて乾燥させたい。そう思って広い駐車場のある海水浴場を目指した。

広大な駐車場に他の車は1、2台。どれだけ店を広げても誰にも迷惑にはならないだろう。テント本体、フライシート、グランドシート、そしてタープ。地面に広げて風で飛ばないよう四隅にスチールペグを置く。

そしてヘリノックスチェアーを組み立てて缶コーヒーを飲みながら読書としけこもう。気持ちの良い日差しの下で読みかけの森鴎外の続きを読む。暫くすると初老の男性が近くにやってきて私にこう尋ねた。

「このオートバイは何ccですか?」

この質問はライダーであれば誰でも経験することだろう。旅先で見知らぬ人に話かけられた時の定番の質問だ。

「これは1200ccですね」

私の場合はいつも丁寧に応対するよう心がけている。巷では排気量を質問してくる紳士のことを「ナンシーおじさん」などと揶揄する風潮があるようだが、私はライダー達を見守る守護神のような存在だと思っている。

排気量の質問1つに応対した僅かな時間が、走り出した直後に襲う不運な出来事とタイミングをずらしてくれるのだ。もし排気量の質問に答えず無視して走り始めれば、すぐ先の交差点で信号無視の車と接触事故を起こしているかもしれない。ナンシーおじさんはそんな不運からライダー達を守っている生きとし地蔵菩薩なのだ。

森鴎外を30ページほど読み進めた頃、こんどは犬の散歩をしている紳士がやってきたそして彼はこう尋ねた。

「このオートバイは何ccですか?」

…まあ、連チャンも決して珍しいことではない。特にR1200GSは空冷ボクサーエンジンが左右に張り出していて、高齢紳士にとっては懐かしいあの日のバイクに雰囲気が似ているのだ。機械の持つ独特の雰囲気にメグロや丸正ライラックで駆け抜けたあの風景が蘇るのだろう。

案の定、その紳士との会話のやり取りは陸王からメグロに展開され、シャフトドライブの悪癖や米軍から払い下げたバイクの話で盛り上がった。

「ジャマして悪かったね」と紳士は犬を連れて嬉しそうに去って行かれた。その後ろ姿からは正に仏のような神々しいオーラを感じた。

再び小説を30ページほど読み進めたころ、こんどは90代くらいだろうか…近所の人と思われる紳士がやってきた。

「このオートバイは何ccですか???」

・・・・・・・・・




・・・・・・・・・

足元がおぼつかない。地面をちゃんと捉えていない感じだろうか?目も悪く遠くがよく見えない。ひどく疲れてゆっくり歩くことしかできない。

海岸を歩く自分はすっかり老けて遠い記憶の旅路を毎日のように空想している。100年も生きると死などさほど意識しなくなる。しかし体の節々が痛くても毎日、夕方になるとこの海岸の散歩だけはかかさない。

おや、あそこに誰かいる。男が一人、海を見ている。傍らに大きいバイク。近くに行くと中年の男が海を見ている。そしてあのバイクは…BMW R1200GSではないか!!私が50年前に乗っていたかつての愛車と全く同じ、空冷水平対向エンジンを搭載したアドベンチャーバイク、R1200GSに間違いなかった。

私は男の近くに寄り1つの言葉を投げかけた。

「このオートバイは何ccですか???」

自分でも何を言っているのかよく分からなかった。なぜその質問?自分がさんざん乗っていたのだから1200ccであることは知っているのだ。なぜ排気量を聞いた?他にかける言葉はあるだろう?

しかしこのR1200GS、とても50年以上前のオートバイとは思えないほど新車のような輝きだった。燃料はどう調達して走らせているのだろう?2020年に当時の菅総理が温室効果ガスを2050年までにゼロとすると宣言されてから、自動車やオートバイの内燃機関は縮小の一途。2050年を数える前に絶滅して久しい。エンジンオイルはどうしているか?車検はどう通しているのか?聞きたいことは山ほどあったが沈黙している男に再びかけた言葉は…

「何ccじゃね??」

やはり同じことを聞いてしまった。思っている事とは関係なく口から出るのは排気量のことだけ…

男が怪訝そうに私の方を見た瞬間、戦慄が走った。顔が無い…いや黒い。まるで写真にある顔を油性ペンか何かで塗りつぶしたように、黒い何かがグチャグチャと顔を覆っている。目も鼻も口もない。いったいどうしたというのだ?

男は驚く私を尻目に(といっても目はないが)ヘルメットを被りR1200GSのエンジンを始動させた。車体を左右に揺らしてボクサーツインに火が入る様子は懐かしくもあり何だか切ない。

去っていくR1200GSを見送り無視されてしまった虚しさと幻を見たような不思議な感覚に包まれた。一体誰だったのだろう?一体何だったのだろうか?しかしR1200GSは懐かしい私のイカロス。できることならもう一度、R1200GSに乗って旅に出たい…かつての日々のように。




帰宅して縁側で夕陽の光を浴びていた。ひどく胸騒ぎがする。暫くすると集落の知人がやってきて私を呼んだ。

「大変だ、この先の交差点で事故だ。いま救急を呼んでくるから見に行ってくれ」

それは大ごとだ、急いで説明された場所に向かう。なぜだか幼いころに夢で見たような暗い坂道をひたすら登る。登っても登っても進んでいる感じがしない。軟らかい砂の中を歩いているような感じだ。ほどなくすると何かがボンヤリ見えてきた。

前方に人が倒れている。先ほどの男だ!R1200GSは原型をとどめないほど激しく大破している。いったい何が… この時代に交通事故など滅多に起きるものではないのに。事故の原因は地面から突然隆起して出た巨岩だった。なぜ…とつぜん地面から岩が??

倒れている男は苦しそうにうめき声を出している。「いまヘルメットを外してやるよ」男を仰向けの楽な姿勢にしてやり、ヘルメットをそっと外した。その瞬間…あっと私は声を漏らした。

先ほどまで謎の黒い何かで覆われていた顔は穏やかな表情であり、その顔は紛れもなく30代くらいの頃の自分だった。事故のショックか蒼白な顔をしているが…間違いない・・・この顔は自分だ。

iphone7

「大丈夫かい、いま救急を呼んでいるからもう少しの辛抱だ」

男の目は閉じたまま静かだったが、やがて血の涙を流し始めた。そして男は「カッ」と目を見開いて私を睨みつけこう言った。

「1200ccだよ、何度も言わせんなジジィ」

うわぁぁ~ 思わず声を出して叫んだ瞬間、地面から出ていた岩が消え大きな穴となり私はその穴に吸い込まれ真っ逆さまに転落した。

・・・・・・・・・・・・

はっと目が覚めた。私はヘリノックスチェアーにもたれかかって、すっかり眠っていたのだ。太陽はしずみ辺りはすっかり魔が時の暗に包まれていた。夕陽をあびて暖かった体が冷えはじめている。

急いで乾いたキャンプ道具を畳み、R1200GS-ADVENTUREのサイドケースに収納した。すっかり油温が冷えてしまったエンジンは少し重ったるく始動した。

ヘルメットを被りギアを1速に入れてから、辺りをもう一度見渡してみた。

「もう排気量を聞いてくるオジサンはいないだろうな…」

ナンシーおじさんの残党がいないかを入念に確認してR1200GS-ADVENTUREを暗闇の中、千葉市まで走らせた。

 

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング