ツーリング写真<中級>応用テクニック!可変三分割

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま。いやぁ~写真ってほんといいですね(水野晴朗さん風に!)。

突然ですけど文明の進化ってすごいですよね。コンピューターやネットの進化はもとより。AIだのドローンだの3Dプリンターだのと、私のようなアナログ人間は間もなくついて行けなくなると思われます。

ところでカメラはこの先、どのように進化していくのでしょうね。レンズなどの光学系はすでに成熟の域と言って良さそうですよね。イメージセンサーのような電気的な部分も10年くらい前は日進月歩でしたが、今は数年前の物でも十分すぎる性能なので、こちらも成熟の域ですよね。私が最近すごいなと思ったのは顔キャッチ機能やスマートフォンでの連携機能ですが、カメラとしての劇的な進化とは言えないと思います。

このままニコンやキヤノンといった昔からのカメラメーカーが、カメラの開発を続けても10年くらいでは劇的な進化をしているとは想像できませんね。しかし!例えばアップルやIBMがカメラ産業に参入してきたらどうでしょう?SiriやワトソンのようなAIがカメラに搭載され、さらにadobeシステムの画像処理能力を搭載しちゃったら。

何も考えず適当にパチっと撮った普通の写真を、AIが勝手に解析して構図やデザインやスペースの比率や、ありもしない光と影をカッコ良く入れて。ロバートキャパモードとか荒木経惟モードとか搭載して、好きなのを選べちゃうとか!もう滅茶苦茶。撮影者とカメラが会話しながら「次はこんな写真撮って」とオーダーするだけ。誰が撮っても最高傑作っぽい写真が撮れちゃう! そんな10年後、十分あり得ますよね。




さて、またまた前置きが長かったですが写真の解説です。今回はツーリング写真<中級>として、誰でも知っている3分割構図の応用ともいえる考え方の構図をご紹介します。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/200 ISO250

こちらの作例をご覧ください。私の大好きな房総半島の素掘り隧道での撮影シーンです。こういった鬱蒼とした森の中に突如として出現する隧道は、周囲も(当然トンネル内も)暗く、露出コントロールの腕の見せ所です。

肉眼でみた実際の景色よりも、ずっと明るく表現できる露出設定で撮ってみました。そのため、このレンズの開放値 F1.4を選択しISOも250としています。ちなみに評価測光に対してプラス1.0EVです。隧道の壁面の雰囲気も大事でしたが、光を透過する緑の様子を大切に仕上げた1枚です。

今回、この作例でご紹介したいことは隧道の左右の壁となっている部分、中央の緑の部分の3つのパートのことです。そう3分割です。一般に写真で言う3分割とは格子状に画面を3等分した線のことですが、ここでは考え方を少し変えて、縦に3分割したのみ(横の3分割の要素はなし)の構図です。こうやって意識してデザインすると、不思議なことにしっくりくるものです。




フレーミングとして注目していただきたいのは、隧道の杭口が上の部分で切れていること。この写真は恐らく誰の目にもトンネルになっていると分かると思います。なので杭口は丸く繋がっていると思うはずですが、実際に丸く繋がっているかどうかは観賞者の持ち分として与えているのです。「そこは想像してね」と。

それと定規でも当てて計れば分かりますが、正確に3等分とはしませんでした。これは見た印象で3等分です。どういう事かと言うと左側の壁面は少し暗く、右の方が明るいので存在感として3等分すると、これくらいの感じだった!ということです。

地面はバイク+ライダーの存在の安定土台として必要なので、これは切り落とせません。ギリギリのラインで存在させています。そして隧道の壁面と地面についてはLightroomにて明瞭度を上げて質感を強調させています。

毎度、同じようなことを書いていますが、あくまで撮影時のデザイン作業です。被写体をよく見て、ファインダーを覗いて「そうだ!左右の壁と緑の部分で縦割りのみの3分割にしてやるか」と思いついて、そのように撮る事です。

難しいことに聞こえるかもしれませんが、場数をふんでいけば間違いなく身に着くノウハウですよ!いつかAIカメラに追いつかれないよう、我々生身の写真家は今から腕に磨きをかけていきましょうね。

今回はこの辺で!





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千葉県市原市 小湊鉄道 月崎駅の近く 月崎林道から柿木台へ。舗装林道なのでオンロードバイクでも可能ですが濡れている箇所は滑るので注意。この他にも永昌寺隧道など素掘り隧道が3連続であるスポットです。狭く整備されていない道なので走行注意です。

ツーリング写真<初級>峠をハイアングルで攻めろ

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま、素敵な写真を撮ってトキメイていますか?いつもドキドキワクワクを追求して写真で冒険しましょうね。

最近ふと感じたのですが、写真の初心者の方や上達を目指している方へのHOWTOみたいな分野ってものすごい経済効果ありそうですよね。はじめての○○とか、風景写真の撮り方とか、構図や露出の基本とか、解説している書籍だけでも凄い数が本屋さんにありますよね。

ワークショップや講習会的なものもたくさんあります。すごくお高いですけど、けっこう多くの方が参加しているみたいですね。

私はこのブログをはじめて、一般的な解説書や雑誌などがどんな風に説明しているのか興味があったので、何度か目を通したのですが個人的な感想としては「すごく意地悪だな!」と感じました。何も知らない方にいきなり露出の話や三分割構図の話をするのって、絶対に間違いだと思うのです!

写真をはじめるには、まずカメラの操作方法が必要ですがそれは説明書にも書いてありますよね。まずは写真を撮る楽しみを知ることが最初だと思うのです。被写体を見つけたり魅力を言葉で説明できるようになる。それができる「自分」の心や目の育て方。少しづつ変わっていく自分を楽しいと思えること!これが最初に教えてあげるべき事だと思うのですが。

わざと遠回りさせてお金を使わせる目論見なのでしょうか?それとも上手な人や優秀な写真家が増えたら何か困ることでもあるのでしょうかね。いやいや…ネガな話題はこの辺にしておきましょう~。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F7.1 1/125 ISO200

こちらの作例をご覧ください。すこし前ですが秋の福島県 磐梯吾妻スカイラインで撮った1枚です。ここは本当に最高のツーリングルートですね!まだ行かれたことのない方は、シーズンになったら是非行ってみてくださいね。




さて写真の解説ですが、峠とは九十九折れになった道、緑や紅葉といった自然の景観、そして高低差があるものですね。写真のデザインの観点で考えると、まず道は直線とヘアピンカーブで「直線、曲線」が存在します。構図内に視線誘導させる導線として使えますね。

次に色。緑、グレー、遠景はブルー系でしょうか。こういったデザインに使えそうな線や色といった要素は言語化して洗い出してみましょう。それを撮影にどう反映すれば良いのか分からなくても大丈夫です。

峠はこの作例のように高いポイントから峠の様子を見渡せる場所探しを最初にやるのがコツです。良さそうな場所を見つけたら、深呼吸でもして自分の好きなことを探してみましょう。「イイ眺めだぁ~紅葉はまだ少し早いけど、これはこれで綺麗だね」といった具合に。

あなたのアンテナが何かに反応すれば、それに従いましょう。この写真を撮ったとき私は近くにある熊笹などが生い茂った草の部分に反応しました。これを35mmで寄ってパンフォーカスで撮ったら面白いな!と。ちょうど時間帯も良く朝の逆光シーンです。以前も書きましたが逆光はドラマチックな写真を撮るのに最も適した条件です。




逆光は地上物を輝かせる効果があります。前景に入れた草はもちろん、高い位置から下を見下ろす画面なので、その画面内の大半は逆光によって輝きを放つのです。

前景のボケ具合を慎重に調整しF7.1とし、プログラムタイマーをセットして自分のバイクが走る様子も撮るので、シャッターが遅いと困るのでISOを念の為に200に設定。シャッター速度1/125を確保しました。なるべくバイクの位置のバリエーションが欲しかったのでインターバルプログラムは1秒毎に設定して、時速20キロくらいでバイクを走らせました。すべて「○○だから△△した」の法則ですよ。

どうでしたか?初級にしては色々と書いてしまいましたが、峠に行ったら写真のような場所を探してみましょうね。というお話でした。この写真の場所も秋ではなく春に行けば、もっと草が少なくて手前のヘアピンカーブの全容が見えたかもしれませんね。

今回はこの辺で!





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磐梯吾妻スカイライン 湖見峠(うみみとうげ) バス停のような標識が目印です。

ツーリング写真<上級>低い太陽を望遠で集光せよ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも見ていただき有り難うございます。かねてから噂のホンダCRF1000Lのアドベンチャースポーツが海外でのプレスリリースで正式発表されたみたいですね。日本に導入されるのも確実でしょうか。

通常のCRF1000LアフリカツインとCRF1000Lアフリカツインアドベンチャースポーツとの相違点はBMWで言うR1200GSとR1200GS ADNENTUREとほぼ似た感じですね。大容量の燃料タンク、大型スクリーン、パイプ状のガード類、オフロード向けのサスペンションによる高い車高・・・ってここまでは全くと言っていいほど一緒ですね。

私ははじめてのバイクがHONDAだったので興味はあるのですが、まあ当分は買いかえることはないと思います…空冷モデルのR1200GSにベタ惚れですので。

さて今回はツーリング写真<上級>解説として、望遠レンズを使用した低い太陽の集光効果について解説します。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/200 ISO100

こちらの作品をご覧ください。早朝の海岸で朝日がのぼるシーンを撮影した1枚です。撮影場所は砂浜に見えますが、強風で砂が堆積した駐車場です。砂浜はウミガメの卵があったり希少な植物があったりと、何かとシビアなエリアなのでむやみに砂浜にバイクで侵入するのはやめましょうね。

それにオフロードバイクであっても、万一スタックしたら脱出は大変です。砂まみれになったチェーンなどの駆動系も後でメンテナンスすることを考えたら…。




画面の中に太陽は入れませんでしたが、かなり太陽に近い部分を望遠レンズで切り取った画面です。太陽は朝日や夕陽のように低い位置にあるときは、地表付近の塵や水分などに屈折や分散を起こして赤色や黄金色に見えるものです。なので天気だけでなく、季節、気温、地形や遠方にあるものが都市か自然かまたは工業地帯か、などによっても焼け具合が変わってくるものです。

この屈折や分散といった光学的な要素が多ければ、空全体が真っ赤に染まる景色になりますし、少なければ太陽の周辺のみが赤く、その他はグラデーションをおびて青空になります。

ここでは空全体が真っ赤に染まるわけではない、いわゆる普通の朝焼け、夕焼けでのシーンで望遠を使用して太陽の近くの光源だけを切り取ってみると、風景全体が真っ赤に染まったようなシーンが撮れますよ!という撮影の引き出しのご紹介です。

この作品はlightroomやphotoshopなどレタッチでホワイトバランスや色合いは殆ど調整していません。しかし全体がややピンクをおびたような発色で温かみを感じます。言語化すると「太陽のぬくもりを感じ、ほっとした光景に出会った…」といった具合でしょうか。




なぜ望遠で太陽光周辺を集光すると、このようなピンクおびた光を集めるのかは、私もよく分かりません。一応、真っ当なサラリーマン時代は光ファイバーの開発に関係していたので、普通の人よりは光学の知識があるつもりですが、基本的に学がないので良く分かりませんねぇ。

太陽周辺のどの部分を切るかによって、色合いも微妙に変わってきますし、太陽を入れた場合は切り具合でゴースト、フレアの入り方も自分好みに調整できたりもします。太陽を入れる場合の切り方やゴースト、フレアを画面内にデザインするテクニックは別の機会にスーパーテクニックとしてご紹介しますね。お楽しみに!





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ツーリング写真<中級>視線誘導と導線効果を極めよ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは神社へお寺への参拝ってどれくらい行かれますか?私は月に一回はどこかしら神社やお寺に参拝に行っています。

先日、三大金運神社と言われる千葉県館山市の安房神社を参拝してきました。安房神社は物作りの神様、掴んだ運は離さないなど、現在の自分にさらに磨きをかけて金運も上昇させてくれる神社なのだそうです。そしてイヤシロチと呼ばれるパワースポットでもあり、敷地に入った瞬間に言葉で説明できない心地よさを感じ、少し体調が優れなかったのですが清々しくなる不思議な感覚を覚えました。

素晴しい神社なので、房総ツーリングの際はぜひ行かれてくださいね。人気のツーリングルート 房総フラワーラインの入口の近くです。

さて今回のツーリング写真<中級>解説では、そんな安房神社のすぐ近くにある布良漁港で撮影した写真を使って解説します。何度も出てきているデザインの話ですが、今回は「線」の要素として導線効果を解説します。

一応、おさらいをしておきますが写真におけるデザイン要素とは・線 ・色 ・図形 ・規則的なパターン ・立体感 ・質感 などです。一部の解説書ではこれに光と影も入れていますが、個人的には光と影はデザインとは別に考えた方が良いと思っております。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F20 1/20 ISO100




こちらの作例をご覧ください。布良漁港の小さな番屋で撮った1枚です。潮風ですぐに浸食してしまう建物は、頻繁にペンキで補修されるためカラフルですね。この様子が気に入ったので色の要素をうまくデザインして、ここで撮影に挑んだのですが、あいにくの曇天下で「色」の要素を魅力的にできる写真は叶いませんでした。

そこで作戦を「線」にシフトし道路と番屋、番屋と空の境界に存在する線を使って奥行きのある導線の写真に挑戦しました。

画面内に4本の直線が存在し、R1200GSに向かっているのがお分かりいただけるでしょうか。写真の鑑賞者は無意識のうちに写真内で視線を上下左右に走らせて目の情報を脳に伝達します。このとき目の動きをいかに心地よく、楽しく誘導するかが写真デザインにおける導線の役割なのです。

退屈な写真とは写真内で視線が定まらず、すぐに写真への関心がなくなります。視線誘導のための導線を作るなんて言うと、なんだか写真を見る人を巧妙に騙しているような印象かもしれませんが、世に存在する多くの秀作はこういったデザインが巧みに組み込まれているものです。からくりを情報公開していないだけで、実は多くの芸術に当たり前のように使われているんですよ。

導線効果を作るのに重要なポイントがいくつかあります。線の始まりと終わりの部分に細心の注意を払うことです。この写真の場合ですと線の始まりは画面の四隅から斜めに入っていること。導線は角から入るのが最も効果的です。次に線の終わり、視線誘導させる導線が「何に繋がっているか」はとても重要です。この写真はツーリング写真ですので、重要なオートバイへと接続させました。

導線効果は写真に時間軸をもたらしてくれるのも見逃せないポイントです。ライダーの足の部分だけを見切れで入れたこの写真は、導線を渡ってライダーがR1200GSの位置に到達するまでの時間を感じさせます。




一応、導線効果以外の解説も加えておきますが、足の動きに動感を与えるためシャッターを1/20に設定しました。ライダーの姿が無ければ日の丸構図でも導線効果を強調できましたが、この写真はライダーを入れるスペースを考慮しバイクの位置を忠実に3分割構図に当てはめました。

表現したい意図に合わせてシャッターや絞りを調整したり、3分割構図を守ったり、あえて破ったりといった初級段階でのレベルをまだ卒業できていない方は、無理に導線効果を常套手段にしないで下さいね。逆に変な写真になる危険性がありますので。

今回はこの辺で!





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館山市 布良漁港 日中はひっそりとした静かな所で撮影もはかどります。漁師さんや地元の方への配慮を忘れずに。

ここ行かずに死ねるか

EOS1Dx + EF14mmF2.8L  F8 1/500 ISO100   北海道 フレシマ湿原

もし、いま私の前に「死にたい」という人がいたら

フレシマ湿原いかずに死ねるか?

と言いたい。

だって勿体ないではないか!

なにも知らずなにも体験せずに人生を終わらせるのが。勿体ないではないか。

澄海岬いかずに死ねるか!

玉取崎いかずに死ねるか?

大波月海岸いかずに死ねるか!

教えてあげたい。

もっともっとたくさん有るけど、できる限り体験しないと勿体ない。

教えてあげたいです。





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↓↓↓玉取崎↓↓↓

↓↓↓大波月海岸↓↓↓

ぜひ行ってみてくださいね!

ツーリング写真<初級>まずは贅沢に時間帯えらび

前回の投稿で良い写真を撮るには知識や想像力など脳を鍛えるのが大事なんですね~、なんて話題を少ししましたが、では優れた知識を授かるために神様に祈願するのはどうだなんだろう?と疑問に思い調べてみました。

私のよく行く日蓮宗 清澄寺(せいちょうじ)では虚空蔵菩薩のお守りが売っているようなので、こんど買いに行ってみようと思います。虚空蔵菩薩は宇宙のような無限の知恵や記憶をもった菩薩で、あの日蓮大聖人も開宗する前に修行の時に虚空蔵菩薩へ21日間の不眠不休の業を積んで明星の如き智慧の宝珠を授かったとか。

ちなみに○○菩薩とは悟りをひらくため修行中の人、という意味で悟りを開いた人は○○如来だそうですよ。

さて、前置きが長くなりましたが今回はツーリング写真<初級>として、どうも上達できない!とお悩みの方に贅沢な時間帯だけを狙って撮ってみましょう!というお話です。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F6.3 1/160 ISO100

こちらの作例をご覧ください。夕方に日が沈んだ直後の港で撮影した1枚です。夕景とは写真のややこしい理論などは抜きにして、無条件に美しいものです。

当ブログ 究極のツーリング写真では今まで初級対象の方向けに色々な解説をしてきましたが、身に付けた知識を実践へ結びつけるのに苦労されているかと思います。勉強した知識は必ずしも明日に使えるものとは限りません。また写真とは知識や技術の前に目を養うことや、感動しやすい心を作るのが先決だったりと、写真の勉強とは直接関係ない部分もあります。

いつまでも思うように撮れず壁に当たっていると、やがて良い作品を撮りたいという情熱の温度が下がってしまいます。




この作例は前景にバイクを置いて遠景のクレーンなどをシルエットにしたシンプルな構図です。決して比率とかデザインとか難しそうな要素は見えないと思います。

強いて言えば「○○だから△△した」の法則はあります。とても穏やかで凪と呼べる海面が夕空を美しく反射していたので、それを画面内で割合を多くしたかったのでハイアングルで撮りました。「凪の海面が美しかったのでハイアングルにした」です。必ず現場で言語化しましょうね!

技術的なポイントは1つだけです。露出は評価測光に対して例えばマイナス2/3とかマイナス1といった具合に暗い方に補正しましょう。簡単でしょう?もし暗くてブレてしまうようでしたら、絞りを開くかISO感度を少し上げるか、被写体に動きの要素がなければ三脚を使用して遅いシャッターで撮っても良いと思います。

写真を撮るにあたって最高の時間帯と呼べる夕刻を狙って出かけてみましょう。ポイントは夕陽だけでなく日没直後も美しいのでソレを狙ってやりましょう!いつもの撮影スポットでも昼間に撮る写真とは全然違った写真が撮れるはずです!

 





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ツーリング写真<上級>必ず役立つ!キャンバススペース

究極のツーリング写真 touring-photogtaphy.com 読者の皆さま、いつも見ていただき有り難うございます。当ブログは特別面白いブログという訳ではないし、なんかこう楽しさとか気軽さみたいのが欠けているのは、書いている私自身も自覚はしております…。ただ調べてみたのですが当ブログに似ている他のブログというのは無いようです。

なるべく面白い内容になるよう、努力はしていきますが芸術写真に係わる内容重視で作っていきますので、この特殊な唯一無二の「究極のツーリング写真」をこれからもよろしくお願いします!

さて今回はツーリング写真<上級>解説として画面内に意図的にスペースをつくり、そのスペースを絵画のキャンバスのように使うテクニックをご紹介します。




リコーGR F5 1/60 ISO100 露出補正+2.0

こちらの作品をご覧ください。小湊鉄道の古い無人駅にコスモスのお花が咲いていました。お天気はどんより曇り空です。曇っている日に空を写すと評価測光では白色を明るいと誤認するため暗い写真が写ります。ここをきちんとプラス補正して通常ならプラス0.7か1.0あたりを狙いたいですね。

しかしこの写真を撮った時はリコーGRの評価測光に対してプラス2.0補正とし、空の部分は真っ白なスペースとしました。この真っ白で何もない空のスペースを背景に、コスモスをローアングルから狙って構図を作りました。絵画で例えるとキャンバスになる部分を写真の中に作ったのです。重要なのはキャンバスとして作ったスペースと被写体(コスモス)の割合、配置ですが撮影の時点でしっかり「キャンバスにコスモスの絵を描く」というイメージを作ることです。




こういった感じの写真はなかなか偶然では撮れないので、あらかじめ知識として頭の中に在庫させて、使えるシーンに出会ったら「よしここは露出でトバしてスペースを作ろう」といった具合に引き出しを使う法則でやると良いと思います。

最近、今よりももっと良い作品を撮るにはどうしたら良いのか?いろいろと考えているのですが、勉強するほど良い写真を撮るには頭脳が関係していることが判明しました。特に想像力、感情、ひらめきなどを生み出す脳についてはトレーニングが必要だそうです。トレーニングするほど優れた能力を発揮し考える脳になっていくそうですよ。

本当はハートで撮りたいのですが、実際のところは脳みたいですね。もちろん初心者の方は足が動かないので脳以外にも重要なことはたくさんありますが。あとは「意欲」ですかね。何をやるにも意欲は大切です。

今回はこの辺で!





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千葉県市原市  小湊鉄道 月崎駅 映画やテレビCMなどにも使われる鉄道ファンに人気の無人駅です。春になると菜の花も咲いて大勢のカメラマンがやってきます。

ツーリング写真<中級>自撮りポージング研究所

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま、すこしだけ寒さが和らいできましたが、バイク旅していますでしょうか?私は家族サービスだったり風邪をひいたりで時間がなく、2月はほとんどバイクに乗れていません… 40をすぎると風邪をひいても咳が治まらなかったりで嫌なもんですね。すこし運動して体力をつけないと。

さて今回はツーリング写真<中級>として自撮りのポージングのお話です。以前に単独のポージングとして基本とも言えるコントラポストのお話をしましたが、今回はポージングというよりは何かをしているところ、を撮って自然なシーンを作りましょう、というお話です。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/640 ISO100

リアシートに積載した荷物をショックコードでパッキングしている様子を撮ってみました。背景は美しい朝日の海岸。荷造りのシーンは旅を連想させます。わざとらしくならないコツは撮影していることを忘れることです。シャッターはインターバルプログラムを使用して、数秒間隔で撮っていきましょう。




この写真の場合、難しいのは海岸の波が作る光のコントラストが欲しかったので、600mmの焦点距離という超望遠を使ったのですが、望遠で自撮りというのは難しく、枠に対して理想的な位置にモデルを置くのに何度も失敗をしたものです。

コツはバイクとの位置関係を慎重に選ぶ事です。少しの立ち位置の違いで画面内では大きく場所が変わってしまうので、何パターンか撮って理想的な位置のものを選別しましょう。

それとこういったシーンでは本人は「見れば分かるだろう」と思っても、写真の鑑賞者からすれば何をしているのか良く分からない、という場合が多いです。誰が見ても明確に伝わるように本当に荷物を縛るモーションではなく、ショックコードやフックの存在を意識して分かりやすい写真になるよう撮りましょう。

ポージングの話と関係ありませんが、この写真はハイライトをモデルの位置に重ねて撮っています。構図上では主題はあくまで人であり、バイクは副題となるよう背景の光の位置で調整をしています。よく見るとモデルの足は強い逆光でエッジが輝いているのがお分かりいただけるでしょうか?作業としてはカメラの位置(右左)の微調整なのですが、こういった細かくもあり地味な作業が作品に大きく影響を与えるものです。




何かをしているポージングは少し考えれば、バイク乗りなら色んなアイデアが浮かんでくると思います。グローブを装着している仕草、地図を見ているところ、タイヤの表面をチェックしている姿、凄くかっこいいのはキックスタートのポーズですよね。キックスタートはヤマハSR400を除いてほとんどが旧車に限定されるかもしれませんが。

ポージングのアイデアも撮影アイデアと同じく、お風呂に入っている時、お散歩しているときに考えてみましょう。とってもユニークなアイデアが「ひらめく」かもしれませんよ!

 





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ツーリング写真<中級>露出オーバーは夢の中

愛用しているメインカメラEOS1Dxを売却してEOS6D Mark2にしようか、どうしようか凄く悩んでいる今日このごろです。フルサイズセンサー搭載のEOSであのバリアングルモニター、スマホでの遠隔操作など、自分がいまやりたい写真に必要な魅力がいっぱいです。どうしよう…

さて今回はツーリング写真<中級>解説として露出オーバーの魅力について解説します。以前にツーリング写真<初級>解説にて なぜ露出補正が重要なのか という投稿をしました。今回はその続きといいますか意図的な露出オーバーで演出を作ろうというお話です。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/60 ISO640

こちらの作例をご覧ください。トンネルのシーンで撮る場合、そもそも露出の設定が難しいですよね。こういったシーンで最初に頭の中にイメージするのは、どんな写真ですか?トンネル内部の壁の様子も写っている写真?それともトンネルの外の景色も緑や青空が鮮やかに写っている写真?




実はこの最初のイメージがすごく重要です。どうしても「ちゃんと撮ろう」「きれいに撮ろう」という思いが先行すると現実を忠実に撮らなくては…の呪縛にはまります。

現実の光景だけに惑わされず、イメージを膨らませて狙いを定めましょう。しかし、あくまでそのイメージのきっかけとなるのは、現実の風景です。分かりにくいので説明いたします。

まずトンネルの壁です。普通に評価測光で撮ると、この構図では真っ黒につぶれて何も写りません。もちろん額縁効果として意図的に黒く潰すのもアリです。しかしこの場合は被写体をよく観察すると内壁の濡れている部分が美しく輝いています。望遠レンズで圧縮させたタイルの様子も悪くありません。

これらトンネル内壁の美しさを表現するため設定した露出は評価測光に対してプラス2でした。もちろんトンネルの外にある背景の景色はラチチュードの範囲を超えて明らかなオーバーになります。これを「しまった景色がとんでしまった」と感じた方は黄色信号。

現実の光景を忠実に撮るのではなく、演出の観点で見てみましょう。外の背景部分はまるで雪が降っている世界のように幻想的に感じませんか?仮にソフトウェア―による修正でラチチュードの問題をクリアしても、トンネル外の景色は電柱、電線、道路標識、特別美しくもない普通の森があるだけ。これらを全て夢の世界にして隠してしまうのが露出オーバーの不思議なのです。




頭では分かっていても無意識に現実に忠実に撮ろうとしてしまう…怖いですね。本当は簡単なことなんですけど、真面目な性格の方ほど陥りやすいので気をつけましょう。

あと最後に付け加えておきますが、露出によって白くとんでしまった(または黒くつぶれてしまった)というのを意図的にやる場合、決して撮影後に練るものではなく、撮るときに「白くとぶ部分はこう!」とデザインして画面を作らなければ、恐らくただの露出失敗写真に終わります。この作例だとトンネル外の背景のエリアとトンネル内壁のエリアで白銀比1:1.1414を目指してシャッターを切りました。

こういった内容の濃い投稿をした日に限ってアクセスが少ないんだよなぁ~…あっ、今回はこの辺で!!





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ツーリング写真<初級>繊細なタッチを身につけよう

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき有り難うございます。今日はツーリング写真の解説から少し脱線しますが、おもしろい出来事があったので、その体験談をしたいと思います。

その前に、写真が無いと寂しいので今回はこんなカットをアップしてみました。写真の鑑賞者とは画面内に文字があれば読もうとするし、人物がいれば顔を見ようとします。これはごく自然なことのようです。

例えば雑貨を包装した古新聞が外国語だったりすると、お洒落な感じに見えますよね。読めない字で書いてあると、異国を想像するから何となく素敵だ、と感じるのでしょう。その文字の国の人が見たら「新聞紙なんかで包むなよ」と文句を言うかもしれませんが。

さて本題ですが、先日私の職場である職種の方が新人さんとして入社しました。60代くらいの男性でしょうか。仕事の内容をデジカメで都度撮影し、最終的に写真付き報告書を提出して欲しいのですが、デジカメは使ったことがないので教えてほしいと依頼がありました。

普通の人からすれば簡単なことでも、人によっては普通に写真を撮るという事が難しいものですよね。ましてやコンデジはボタンや文字が小さく、老眼でよく見えないと。さらに悪いのは撮りたい対象は殆どが室内で暗いのです。

電源の入れ方、撮る時のシャッターボタン、そして確認するための再生ボタンだけを説明し試しにやってもらいましたが…滅多なことでは驚かない私が愕然としてしてしまいました…。

その方のボタン操作をする指は力加減が全くなく、0か1であり1が有り得ない怪力なのです。電源ボタンを押すとカメラから「ミシっ」と嫌な音がして、シャッターボタンを押すとバッテリーカバーが歪んで電源が切れてしまうのです。

しかし何とか頑張って数時間のレクチャーで撮れるようにはなりました。しかし今度はズーム機能を使って大きく撮るシーンが出てきてしまい、これが難儀しました。「シャッターボタンの周囲にあるリングのようなレバーが左右に動くので…」と説明している最中に、最後まで話を聞かずシャッターボタンを押してしまうのです。お願いだから落ち着いて人の話をきいて…




結局、その方は何をしてもガサツなため施設のカギを折ったり、ボルトを斜め45度に穴に入れていきなりレンチで締めたりして、破壊大魔王と化したのですが。自分が知らないだけで、こういった方は結構いらっしゃるんですねぇ。一生懸命やっていただけるので有り難いのですが。

そこでふと感じたのですが、もしかして究極のツーリング写真の読者さんにも、こんな感じの方がいるのかな???だとしたら、今まで<初級>とかいって解説してきたけど、カメラの構え方とかシャッターの押し方なんて一切触れてこなかった。大丈夫だろうか?

なかなか当ブログでカメラの構え方とかの解説は難しいですが、念の為これだけは書いておきますが、みなさんカメラは精密な光学機器でありコンピューターも搭載しています。繊細に扱ってくださいね…

もしホールドに自信の無い方はシャッター速度の限界だけでも把握しておくと良いかもしれません。例えば焦点距離200mmくらいなら1/125が限度かな…それよりシャッターが遅くなるなら感度を上げるか場合によっては三脚使用かな。といった具合に!

今回はこの辺で~!





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