プカプカ雲のお空は逃さず撮るべし<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリングには最高の季節ですがツーリングに写真に、楽しまれていますでしょうか??

私はつい先日、職場での健康診断の結果がきたのですが視力がだいぶ低下していました。私は子供のころから目だけは良くて40歳をすぎるまで両目2.0の視力を誇っていたのですが、ついに1.3まで下がってしまいました。

ここ1年くらいで私もようやく写真家の目が養われてきたかな?と少し喜んでいたのですが、悲しいことにリアルな目が衰えるという現実。

視力が少しくらい低下しても写真を撮るのには支障ありませんが、夜のバイク運転などは今まで以上に気を付けなくてはいけませんね。





さて今回の<初級>ツーリング写真解説では青空にプカプカと浮かぶような雲があるとき、迷わずそれを写真にしましょう!というお話です。

リコーGR APS-C F7.1 1/1000 ISO100

こちらの作例をご覧ください。千葉県市原市のとある田舎道です。千葉の田舎ならどこにでもありそうな長閑な田園風景ですね。この時、気持ちいい晴れの天気で気分よく走っていたのですが、ある風景の開けたポイントで空があまりにも絵本やおとぎ話にでも出てきそうな様子だったので撮影を開始しました。

空全体に広がるプカプカ雲。誰が見ても気分が良くなる爽やかな空模様と言えます。

実はこういった雲が出る空というのは、少なくとも私の住む千葉県の場合では、そうしょっちゅう見れるものではなく結構珍しいと思います。天気予報では晴れと言っても薄雲が全体にかかったり、空全体にまんべんなく雲だったり、そもそも雲などない快晴だったりします。

専門家ではないので、どういった季節や気象条件でプカプカ雲が出るのか詳しくは分かりませんが軽く検索したところ、ちぎれ雲の仲間で秋に出やすいようです。




とにかく平凡なようで珍しいプカプカ雲のお空。こういった時は大抵は穏やかな風がふいていて、雲は流れ形もバリエーション豊かに変化するものです。これを逃さない手はありません。

広角レンズ(またはズームレンズの広角側)を使用して青空に浮かぶ白い雲を主題に写真を撮ってみましょう。地上物の余計なものは極力入れないよう、画面いっぱいを空にしましょう。仮に地上物に魅力的な何かが有っても、あくまで空が主題になるように存在感をそれぞれ調整してください。

そして注目すべきポイントは雲の形状と空のグラデーションです。上の作例では最も存在感のある雲はハート型をしています。これらのメイン被写体の特長をよく観察し、そして言語化したら長方形の画面の中に美しいデザインとして配置できるよう構図を練ります。

撮影時のカラーエフェクト、ピクチャースタイル等の設定は風景やポジフィルム調といった鮮やかな設定がよく似合います。もちろん後でLightroomで慎重に彩度を調整しても良いと思いますよ。

いかがでしたか?プカプカお空の雲。素敵でしょう?平凡なようで珍しい、待つほどに表情を変えゆく雲はずっと撮影していても飽きることがありません。見つけたらぜひ撮ってみてくださいね。

ではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

これは仕事の空き時間に撮った1枚。桟橋に係留される船の舫をつなぐ杭でボラードといいます。多くのボラードは錆びや補修ペンキの跡があり、とても表情豊かで大好きな被写体なんです。この時は雨に濡れて艶やかでしたよ。

グラデーションで自分史上最高の写真を手に入れろ<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。ここ最近、新たな読者様から大変嬉しいコメントなどをいただきブログを運営するエネルギーを頂いております。こうして少しづつツーリング写真という文化を盛り上げていき、社会的に新たなムーブメントとして開花する日を夢見て努力したいと思います。

ところで最近思ったのですが良い写真を撮る人ってきっと優しい人なんだろうなと思いました。まず写真とは誰かに見てもらいたい、この気持ちが第一ですよね。もちろん良い写真が撮れれば自分自身も満足する訳ですが、それだけで完結しては本当のただの自己満足です。

誰かに見ていただくには喜んでもらいたい。美しいもの、感動、驚き、写真に込められたメッセージや物語、あるいはもの寂しさ、悲しさ、時には恐怖など感情をゆさぶる写真。何らかのカタチで写真にして喜んでもらいたいですね。そのためには自分が気に入った景色や物をただシャッターを切って撮っただけではダメです。どうしたら喜んでもらえるかな?という観賞者への優しい思いが良き作品を生み出すのだと思います。

被写体の魅力を解明し言語化できる術も、大切な人をいたわる優しさに関連すると思います。細かなことに気が付く目、気持ちを伝えたり誉めてあげるときの言葉。きっと素晴らしい写真を撮る人は、こんなことも上手にできる優しい人だと思います。

自分も写真道に磨きをかけて、そんな優しさのある人間を目指していきたいです。





さて、毎度のことながら前置きが長かったですが今回の<中級>ツーリング写真解説は繊細なグラデーションを狙って自分史上最高の傑作を狙おう~というお話です。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/1000 ISO100

 

こちらの作品をご覧ください。海岸で日の出を待つ早朝の撮影シーンです。水平線付近は間もなくいずる太陽の熱で赤く焼け、空の高き部分は青です。暖色と寒色という反する両者でコントラストと言えます。この赤から青へ変わりゆくグラデーションを大切に焦点距離150㎜で撮った1枚です。





バイクは小さく配置しシルエットとなるのでローアングルで撮っています。今更ですが何故ローアングルかと言うと、砂浜と海の境界になる線がバイクへ貫通線(つまり串刺し構図)とならないようローアングルなのです。

最重要な空へ露出を合わせるのですから砂浜は露出が合わず、ほぼ黒くツブれますので、これは割合を最小限に留めます。このようにすると画面の底辺側に黒の安定土台を入れる効果も得られます。

デザインの要素であるグラデーション。単色の濃淡ではなくこのように異なる色へのグラデーションはとてもインパクトがあります。

狙えるのは主に日の出の直前、もしくは夕刻の日没前後の空です。ファインダーをのぞいて、いつもなら焼けている部分のみ注目しますが、青とのグラデーションを意識して画面構成をしてみてください。きっと素晴らしい作品が生まれると思いますよ。

それではまた!

↓↓↓撮影地↓↓↓

房総半島の東 九十九里浜にある白里海岸 広い駐車場に開けた景観。夏場を除けば朝焼けの撮影には極めて快適です。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

通勤途中に江東区豊洲あたりで見つけました。歩道に落ちていた落ち葉。緑、黄色、赤、褐色と1枚の枯れ葉に豊かな色のグラデーションが存在していました。

まずは最高の光だけを求めて旅に出よう<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい旅、いい写真を楽しまれていますか?つい先日、変わったバイクを見かけました。

出展元:Bikebros

これです。ホンダのNAVI110というGROMに雰囲気の似たシティバイク。興味深いのはエンジンがスッポリ無いように見える空間と、とても安い価格です。実売で10万円前後ですね…昨今のバイク新車事情を考えると破格です!インドホンダの東南アジア戦略商品といえ安すぎですよね。この価格ならホビー感覚で楽しんじゃおうか?いや意表ついていっそコレで旅に出るのも楽しいかもしれません。

欲しいと思うバイクが無く、あっても高くて手が届かない…そんな明るいと言えないバイク業界に明るい兆しを感じた1台でした。HONDAナビ110!





さて今回の<初級>ツーリング写真の解説は、何を撮ろうとか絶景を狙おうなんて話は置いておいて、まずは最高の光だけを狙ってみようぜ!というお話です。

良き写真に必要な要素は被写体を見つける、魅力を解明する、デザインや構図、焦点距離や露出などなど…あまりに重要な要素が複合的にからんできます。

どうしても最初の頃は頭で分かっていても同時に複数を実行するのは難しいものですね。ゴルフでもピアノでも最初の頃はまずは基礎的なこと1つを集中して練習しますよね。それと同じように光について集中してやってみましょう!という解説です。

 

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/80 ISO100

こちらの作例をご覧ください。西伊豆 仁科漁港でのワンシーンです。漁船が佇む夕刻の静かな漁港。不安定な天気で強い西日の中、雨がけっこう降っています。以前も解説しましたがお天気雨とは最高の撮影シーンです。

目の前の光景、その全てが雨に濡れて輝きを放ち、雨粒に反射した光が空間全体を美しく演出してくれます。

旅先で良き写真を撮りたいと願えば、どうしても被写体や場所探しを最初に考えてしまいます。もちろん正しいことですが、ここでは何を撮るか?ドコで撮るか?に縛られず何でも良いしドコでも良いから、とにかく最高の光だけを求めてみましょう。

最高の光とは主に斜光線による空気中の分散光や散乱光、被写体に当たった反射光や透過光などにより景色がドラマチックになること、簡単に言ってしまえば夕刻か朝方の太陽光を使おうぜ!ということです。

朝早く出かけることが可能であれば、日の出の時間帯をチェックして朝の景色をシューティング、帰路が夜になっても大丈夫だという人は日の入り時間をチェックし夕方の光を狙ってみましょう。

上の作例では景色自体はそれほど撮影に適した場所とは思えませんでしたが、濡れた道路や漁船に光が当たっている様子が気に入ったので、光の存在が主題になるよう撮ってみました。コツは逆光や強い斜光であることを臆せず、積極的に露出補正を使って撮る事です。フレームの際で太陽を入れたり外したり、半分に切ったりすると光線やフレアをコントロールすることができます。




リコーGR APS-C

これは毎日100ショットスナップで撮った1枚です。仕事の帰りに駅ナカのカフェで撮った1枚ですが、窓際席で紫煙をふかす女性に夕方の光が美しく当たっているのを見逃しませんでした。私はタバコはやりませんが、この写真を撮るためにわざわざ喫煙席に座りました。

いかがでしたでしょうか?被写体探し、場所探しもとても重要ですが被写体+光、場所+光といった具合に同時に2つ以上は考えられない!そんな初心者の方に効果的な練習方法でした。まずは光だけを求めて出かけてみましょう。





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アカデミック講座 見つけてみよう!光の特性<眠くなるから見ないで>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは光と聞くとどのような知識をお持ちですか?

私は前職でオートバイ用ミラーやら、前々職で光ファイバーやらを扱ってきたので光については少しだけ知識があるのですが、あまりその知識を写真の方で応用できている自覚がないので、こんなトレーニングをやってみました。

日常生活で目に映るあらゆる全てに、どのような光がありどのように当たっているのか?これを探すのです。

光源だけで言えば太陽光、月明かり、それらが気象条件や時間帯により変化する強さと色。人工の照明、炎、雷、などなど。

また光が物に当たる場合の反応として反射、透過、吸収、屈折、分散などがあります。

iphone7

この写真は出勤時にバス停で撮った1枚です。ビルの合間から朝の太陽光が差し込んでいますが、中央分離帯の木に光が当たっています。木には葉の角度などによって反射しているもの、透過しいているものなど様々。

道路の路面は光の角度の関係で強く反射しています。そして注目すべきポイントは影の出方です。言ってみれば天然のライティングを木に当てている状態です。毎日見ているはずの日常の光景ですが注意して観察すると、これだけ光の様々な特性を発見できます。





ところで昨日、ニュースにもなっていましたが関東圏で太陽のハロ現象が観測されたと話題でしたね。私も職場の近くから見ることができました。

CASIO エクシリム EX-10

川崎市ほど完全な円は見れませんでしたが、左の方に虹のような小さな輪の一部が確認できると思います。おそらく上空の氷の粒などに太陽光が当たって分散、散乱光を出してこうなるのだと思います。大変珍しいですし美しいですね。

リコー GR APS-C




この写真も職場で撮りました。やはり差し込むような太陽光に注目して影との割合を調整して撮った1枚です。太陽という天然のライティングを使って影を操るような感覚ですね。難しいですが上手くいくと気持ちいいです。

今回はちょっとマニアックすぎるお話でしたが、ちょうど昨日の夕方にハロ現象が見れてニュースにもなっていたので、こんな話題で投稿してみました。

私たちが目にしている全ては元を辿ると光です。写真も「どのような光が」「どのように当たっているか」を知ることにより、はじめて影を意識できるようになります。

光と影に限らずフレーミング、構図といった画面構成、露出やホワイトバランスなどカメラの設定なども同じですが、現場で手間をかけたほど良い作品になります。

この「手間をかけたほど良いものになる」は私のメーカー勤務時代の経験でも同じでした。期日が迫って半ばやっつけのような仕事では良い製品になりませんでしたが、手間をおしまず丁寧に作りこんだ製品は良いものになりました。写真はカメラのシャッターを押すだけで撮れるので、つい時間や手間をかけて撮ることに億劫さを感じてしまいがちですが、これは大敵と覚えておきましょうね。

それではまた!





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キャンプツーリング 魅惑のホットサンドレシピ bawloo焚火バウラーレシピ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはキャンプツーリングはお好きですか?私は泊りでツーリングに行く場合は必ずキャンプで、もう20年近く前よりキャンプツーリングを楽しんでおります。

キャンプツーリングと一言でいっても十人十色でいろいろなスタイルがありますよね。快適なチェアーにテーブル、大型のタープに焚火台とダッチオーブンなんて凄い人もいれば、最小限のギアでミニマリストスタイルの方まで。

私の場合は旅の目的によって変わります。キャンプや野営地でのんびり贅沢な時間を過ごしたい、つまりキャンプが目的のときは装備を充実させていきます。逆に北海道ツーリングの時のように旅の内容を重視するときは、最低限のアイテムだけをR1200GSに積んで極めて軽装備で行きます。

今回は少し写真の話をお休みして、キャンプを楽しむための話題です。まずはキャンプの朝食として私の定番となっている、ホットサンドメーカーbawloo(バウラーまたはバウルー)のレシピをご紹介してみたいと思います。

 

私の愛用しているbawlooはシングルタイプです。ほかに中央で2つに分かれるダブルタイプが売っていますが、シングルは具材を多めに入れることができ、ダブルは圧縮するのでカリッと焼き上げることができるようです。

火はバーナーでも大丈夫ですが私は焚火台にて炭火か薪の炎で作っております。

 

これはオーソドックスにトマト、ツナ、溶けるチーズを挟んだものです。これにレタスを加えるとさらに良いと思います。パンの表面には溶けるチーズをのせて焼くと、ご覧のようにチーズが焦げ目になって美味しくカラッと焼きあがります。

①レトルトのキーマカレー

レトルトパウチのキーマカレーとツナをサンドさせます。これ、すごく美味しいです!写真は8枚切り食パンを2枚サンドで使用しましたが、おすすめは4枚切り食パン1枚を包丁で切り込みを入れて作るといいです。こうすると食べるときに中身が流れ出てきませんので。




②コッドレバーサンド

コッドレバーとはタラの肝です。フォアグラのような食感でとっても美味しいんです!あまり売っているお店がありませんが都内に何店舗かある信濃屋さんで400円くらいで売っていました。写真はコロンビアLTDのラトビア産ですが他の銘柄でしたらAmazonでも買えますので事前に買って持って行くといいと思います。

これもツナとまぜてパンの表は溶けるチーズで焦げ目をつけるといいです。

③コンビーフ缶サンド

コンビーフ缶をフライパンにオリーブオイルを入れて炒めます。焼けたら溶けるチーズと一緒にサンドします。

この時、海岸に打ち上げられていた流木は程よく乾燥していて、とっても燃焼が良かったです。

このコンビーフも美味しいです。コンビニやスーパーで手軽に入手できるので、このパターンはよくやります。これもレタスを入れたほうがいいかもしれません。




これはホットサンドではありませんが朝食用に目玉焼きを。しかしプリムスのクッカーに付属しているミニフライパンでは、まず焦げ付いてうまく焼けません。目玉焼きは小型のスキレットが良いですね。ニトスキ(ニトリ製)6インチでしたらとっても安いですよ。

キャンプツーリングの朝食 焚火で作るホットサンド バウラーレシピでした!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコー GR APS-C

東京港を出港する豪華客船 飛鳥Ⅱ 午後の太陽を浴びて輝く。

絶対に良い写真が撮れる!魔法の法則<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。当ブログのツーリング写真解説をみて「本当に良い写真が撮れたよ」という方はおられますか?それが私にとって最も喜ばしいことでございます。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説は、少々タイトルが大げさですが実践していただければ間違いなく写真が良くなるとお約束できる内容でございます

皆さまはバイクに乗っているとき「あっここで写真を撮ろうかな」と思いバイクを停めますよね。そういったとき何を基準に撮影場所を選ばれていますか?美しい景色、珍しい物を発見したとき、宗谷岬のような到達点の記念?それとも「何となく」でしょうか?

何となくここが素敵な場所だと思った、何となくシャッターを切ってみた。実はこの「何となく」は写真の意図を表現するにあたり、重要なことをうやむやにしてしまう落とし穴です。どう撮っていいか悩んでもスッキリしない正体は何となく撮っているからです。

最初は何となくここが素敵だと思った、これで良いですが何となくが何なのかを解明させるため写真家の目と言語化力をフル活用しましょう。当ブログでは度々登場してきた”〇〇だから△△したの法則”をここで改めて解説してみたいと思います。

 

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/500 ISO400

こちらの作品をご覧ください。海岸にある監視台を主題に撮った1枚ですが私は当初、この場所へ朝焼けの写真が撮れないかと期待してやってきました。しかし空には魅力的な雲が存在せず平凡な朝日になることが容易に想像できました。そこで海岸にあったこの大きな監視台がおもしろいなと思い、大きな監視台とバイクで対比を作って夜明け前の風景を背景にして撮影しました。言語化すると「立派な監視台が気に入ったのでバイクと大きさの対比する写真を撮ろうと思った」となります。そうと決まれば長方形の画面内にこの大きな監視台が最も堂々と魅力的に見えるように構図をつくるのです。




 

 

RICHO GR F5.6 1/125 ISO100 フラッシュ発光

次にこちらの作例をご覧ください。何でもない田舎の県道を走っていたとき「おっなんだあそこ!」と思いUターンしてまでここで足を止めました。工場の倉庫だと思いますが全体がヤレていい雰囲気です。ここでは「何となくいい感じだ」で撮影を開始せず写真家の目でよく被写体をみて言語化しました。そして「黄色とピンクのトタンがユニークだ」という結論に至り、それが画面内で理想的に配置されるよう構図を練ったのです。本当はピンクのトタンを主役にしたかったのですが、こちらは塗りたてのようで色気が無かったので、黄色の扉を主役にピンクは切り落としてみました。

 

 

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L IS F5 1/50 ISO800

こちらの作品は夜明け前の湖畔のキャンプサイトですが、寒さ静かさを表現するためホワイトバランスを青方向に調整しています言語化すると静寂のキャンプサイトを表現するためホワイトバランスを青へ調整した、となります。

実は究極のツーリング写真では殆どのツーリング写真解説の投稿で冒頭に〇〇だから△△したの法則、または撮影の意図を言語化して書いているのです。手前の木々に光が透過して美しかったので絞りをF11にした、ライダーの存在感を強めるためバイクは2/3フレーム外へ切り落とした、もの寂しさや寒さを表現するため露出をアンダーにした、空一面に広がるウロコ雲を表現するため広角レンズでローアングルから撮った…などなど。

〇〇だから△△したの法則 そのための言語化。特に「〇〇だから」の部分は重要で作品の意図そのものと言って良いです。そしてこの〇〇の部分は簡潔に言える短い文であること。一言でいえるくらいでもOKです。この部分がシンプルなほど傑作に近いと言えるでしょう。




 

言語化をすることにより撮影の作業を具体化できるのです。これは主題の明確化、作品の意図を導く構図、焦点距離(使用レンズ)の選択、絞りシャッター速度などの露出設定をどうするか、最初に言語化できていればやるべき作業は極めて明快になり悩むことはありません。

 

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/6 ISO100

何もない空間の中央に手で輪を作って意図的な日の丸構図にした。これにより視覚的に安定感を出し平凡ではなくユニークさも演出した。

 

まずは「何となく良いと思った」を被写体や目の前の景色をよく見て言語化してみましょう。この時に被写体の特徴を見つけ出すことがポイントです。例えば1枚目の写真なら監視台が堂々としていること、2枚目の写真ならトタン製の扉がピンクであること、といった具合です。簡単でしょう?

きっとあなたは、その被写体の特長が気に入ったから、そこで写真を撮ろうと思ったはずですならば特長を魅力的に明確に表現できるよう撮ってみましょう。それは左右上下に動いて構図を作ったり、レンズを交換したり、露出やホワイトバランスを操作することかもしれません。

言語化から作業!それが究極のツーリング写真流〇〇だから△△したの法則です。あっ!大切なことを説明し忘れましたが、まずはあなたが感動すること!目の前の光景、被写体に感動しているか?これが実は一番大事ですからね!

それではまた!





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~本日の100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

今回はちょっといつもと違う写真を。少し前に飛行機に乗ったとき、窓から撮った1枚です。飛行機の窓際席から写真を撮る場合、一眼レフだと仰々しいですしシャッター音が周囲に迷惑ですよね。そんな時はGRのようなコンデジの出番です。

マジックアワーは一瞬のショータイム<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、良い写真、良いバイク旅で充実した人生を送られていますか?先日、当ブログのアクセス解析にて訪問者数が少ないのにページビューが過去最高をマークした日がありました。どうやら当ブログをはじめて見たある方が、全ての投稿を一気読みしたようです。本当に感謝です!

ところで皆さまは何かの専門分野っておありでしょうか?私はこれと言って自慢できるものはありませんが、強いて言えば15年以上はスノーボードをやっていたので雪山の知識は少しだけあります。

雪山で撮影する場合、景色のほとんどが白なので露出はマニュアルを使用します。評価測光であればプラス1EVあたりに設定します。そしてパウダーの急斜面をターンする瞬間、粉雪のスプレーが青空を背景に美しいマニューバーを描くタイミングがあります。これは逃さず撮れる自信がありますよ。

 





先日、ある写真家の方がSNSで書いていたのですが、写真家にはそれぞれの専門分野があって、その専門の人でないと撮れないのだという話でした。例えばフィギュアスケートであれば演技の専門的な知識や選手の特徴などを熟知していないと、真のシャッターチャンスをものにできません。セレブポートレイト専門の写真家はモデルの個性、魅力を最大限に引き出す術を知っています。歌舞伎を撮る写真家は役者が見得を切るとき最も姿勢の美しい瞬間を逃さないそうです。

私はオートバイで旅をするようになって、かれこれ20年近いですが言ってみればオートバイ旅の専門家みたいなものです。私より優秀な写真家の方は世にゴマンとおられますが、例え偉大な写真家の方であってもオートバイのツーリングシーンを撮らせたら私の方が良い作品が撮れるぞ!という自信がもてるくらい、ここ1年くらいかけて飛躍したいですね。

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F10 1/8 ISO100

さて今回の<中級>ツーリング写真の解説は皆さまも私も大好きな夕刻の撮影シーンの解説でございます。

今回は夕日が沈んだ後の魅惑のショータイム”マジックアワー”です。

上の作品は伊豆半島 長井崎ちかくの県道17号から見えるヨットハーバーで撮影しました。この直前、長井崎で夕日の撮影を済ませ空の表情を気にかけながらR1200GS-ADVを東名に向けて走らせていました。このヨットハーバーを見つけたとき紺碧色とマゼンタを混ぜたような海面の色に目を見張りました。

R1200GSを停めてすぐにEOS6D mark2にSIGMA35mmF1.4ARTをセットし手持ちで撮った1枚がこの写真です。もともと深い青緑で海底が透けて見える美しい海なのでしょう。この海面に空の焼け残りが反射して息をのむ美しさでした。

 





このヨットハーバーの敷地から県道の歩道まで1mほど高低差があったので、この歩道からハイアングルで狙うよう、構図を練って三脚をセットしました。しかしものの数分の作業であったにもかかわらず、当初に発見した海面の美しさは姿は消してしまいました。

日没後の美しい空のマジックアワーは本当に一瞬です。空がどのような表情に変化していくかは予想するのが難しいですが、ただ1つ言えるのはみるみる変化し美しさのピークは一瞬で終わるということです。

あと10分でも早く、この場所にたどり着いていれば…そんな後悔をしても仕方のないことですが、日没後のマジックアワーは夕日撮影とセットで楽しむ感じでいきましょう。何も起こらないこともあれば、この写真のように雲が紫色に焼けるなど、事前に予測するのが難しく、それ故に感動もひとしおです。

夕日が沈んだ後のマジックアワーは一瞬のショータイム!というお話でした。





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↓↓↓撮影地↓↓↓

~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2

このヨットハーバーの写真を撮った1日前の夕日です。これも西伊豆から撮影でした。あと数十秒で完全に太陽が沈んでしまう瞬間。絶妙なタイミングを狙ってみました。

<房総の撮影スポット>柿木台 中間崩落隧道の場合

究極のツーリング写真 tourin-photography.com 読者の皆さま、突然ですがトンネルはお好きですか??

へっ?トンネル?そう、日本語で言うと隧道。あのトンネルです。いまトンネルが熱いんです!!!トンネルはトンネルでも素掘り隧道または手掘り隧道、呼び方はいろいろですが、とにかく大昔に作られた古い素掘りの隧道が素敵なんです!

 

リコーGR APS-C 月崎林道の素掘り隧道

多くは林道などを走りぬいた山中に突如として姿を現します。軽く100年以上は経過しているものはザラでして、むき出しの岩盤や地層、苔むした雰囲気、不気味とも美しいとも表現しがたい隧道の魅力にとりつかれれば、あなたも隧道探検ライダーの仲間入り。

今回はそんな魅惑の素掘り隧道のフォトジェニックな撮影スポットのご紹介です。もう既に素掘り隧道の魅力にはどっぷり浸かっているよ!というマニアもうならせる、ちょっとした珍スポットですよ!





はい、こちらです。千葉県市原市のクオードの森(旧市民の森)の敷地内にある林道で突如現れる屋根のないトンネル。おそらく、かなりの昔に中間が何らかの原因で崩落してしまい、中央部分のみが空が見え明るいというなんともファンタスティックなトンネルなのです。

場所は千葉県市原市柿木台といって小湊鉄道の月崎駅からほど近い、クオードの森(旧市民の森)の敷地内です。クオードの森の駐車場に入る前の林道を左折。林道は全線舗装ですが交通量が少なく落ち葉や枝、泥などで荒れています。オンロードバイクで行かれる方は特にご注意ください。

ちなみに上のGoogleマップでは「月崎トンネル」と表記されていますが、これが正しい名称なのかは不明です。この近辺にある柿木隧道や永昌寺隧道と違い、トンネルの名称や経緯を記す看板などは見当たりません(もちろん無くて良いのですが)。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L

この写真は割と最近になって撮影したもので2018年5月2日です。隧道を撮影する場合、意外と手ごわい要素が多いです。既に撮ったことのある方はご経験あると思いますが、イメージ通りに写真にならず難しく感じるでしょう。

まず露出に苦しみます。トンネル内の明るさと外の明るさに差が大きく発生するため、両方に露出を合わせることができません。トンネルの何を撮りたいのか?をはっきりさせないと構図も露出も決まらない中途半端な写真に陥ります。




それとこの中間崩落隧道のように珍スポットには大きな落とし穴があります。それはもの珍しい被写体やシーンでは、それを普通に撮ってしまうだけで満足してしまうという事です。珍しいものを写真に記録できただけで不思議と満足感が発生するのです。分かりやすい例で言うと虹なんかは最たる例です。虹が現れると多くの人は広角側で虹の全体像を画面に収め、それを普通に記録して「やった虹の写真が撮れた」と満足するものです。

優秀な写真家であれば珍しいシーンであっても作品の意図を表現するために、構図やデザインや光の使い方などを試行錯誤するものです。この落とし穴にまんまとハマらなよう、撮影現場では隧道の表情をよく観察して自分が最も気に入った部分に焦点をあてて作品を作りましょう。

隧道の注目ポイントはいろいろです。内部の地層が見える壁、杭口の形状、ポータル(いわゆる出入口の顔となる部分)の雰囲気、あるいは隧道自体ではなく周囲のシダ植物や木々が良い感じだった!なんてこともあります。

この中間崩落隧道では1.バイクをトンネルの中央に停めても暗くならない 2.南側のポータルに存在する上部の木の根 3.シダ植物がジャングルっぽい雰囲気 4.天井の穴の形状 などが挙げられます。自分が最も気に入った部分が魅力的に伝わるよう構図を作ってくださいね。

ちなみに最後の写真はポータルをメインに撮るやり方で、上の木々から差し込む光を大切にポータルの雰囲気が不気味になりすぎないよう丁寧に仕上げました。バイクの大きさは存在の薄い米粒構図になったので、ヘッドライトを点灯させて存在感を主張させました。

ローアングルで撮っているのは単に光を入れたかっただけでなく、舗装された路面に色気を感じなかったので、極力地面側が写らないようローアングルで撮りました。

どうです??いいでしょ?素掘り隧道。あなたもぜひ行って写真を撮ってみてくださいね!





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お気に入りのSIGMA35mmF1.4ARTからEF35mmF2 ISへ買い替えました

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはなぜ写真が好きか?なぜ写真を撮るのか?考えたことはおありでしょうか?

いい写真が撮れると嬉しいから、思い出や記念になるから、愛車をカッコよく撮りたいから、誰かに見せて喜んでもらいたいから…いろいろでしょうね。

すぐにではなく、ある程度のレベルに達してからでも十分だと思いますが、どこかのタイミングで考えてみるのも大切なのかもしれません。「なぜ自分は写真を撮るのか?」

私は最近、そんなに写真が好きなら何かに役に立てなければいけない!そんな風に思うようになりました。私の写真活動のコンセプトである「ツーリングのワンシーンを切り取る」はバイクで旅をする人々の共感、バイクや旅と縁のなかった人々への問いかけ、これらに役立てるよう良き作品を1枚でも多く生み出したいという気持ちで写真を撮るようにしています。

最初はただのツーリングの記念写真でしたが、たくさん撮っているうちに人に見てもらう喜びを知り、私の写真をみて「北海道に行ってみた」「バイクの免許をとりました」「写真をはじめたよ」なんて話を聞くと、さらに喜びが増してより高きを望むようになりました。

そして腕試しではじめたアウトライダー誌のツーリング写真コンテストに参加するようになり、審査員の先生方の寸評をいただき修正を加えて新たな作品で応募し…それを繰り返して現在に至るといった感じです。私は独学で写真を学んできましたが、先生は誰か?と聞かれればアウトライダーツーリング写真コンテストですと答えます。




さて今回は写真の解説はお休みしまして、レンズの話題でございます。以前も書きましたが私は2月に従来愛用していたメインカメラ EOS1DxからEOS6D mark2に買い替えました。そこでLightroom5ではRAW現像ができなくなり、Lightroom ClassicCCへ契約変更したらパソコンのSPEC(OSが32Bit)が古くてLightroom ClassicCCがインストールできず、仕方なくパソコンを買い替えるという、なんとも踏んだり蹴ったりだった訳ですが、まだ続きがありました!

それはEOS6D mark2にお気に入りの単焦点レンズSIGMA35mmF1.4ARTを装着すると、ライブビュー撮影できない(シャッターを切るとエラー表示でフリーズ)という問題です。SIGMA公式によると問題は把握しているようで対策はEOS6D mark2のレンズ補正機能をOFFにすることで解決とありました。しかし、それでは別のレンズを装着する際に戻すのが面倒ですし、そもそも戻し忘れる可能性が大きいです。

仕方なくSIGMA35mmF1.4ARTを使用するときは、ライブビューはせずに光学ファインダーのみの撮影としていました。しかし、そもそもEOS6D mark2に買い替えた理由がバリアングルモニターによるライブビュー撮影が魅力だと感じたからで、実際には35㎜を使用するときでもライブビューで使いたいシーンはとても多く、これでは困ったと悩んだ挙句、お気に入りだった単焦点レンズ SIGMA35mmF1.4ARTを手放すことにしたのです。

 

左:SIGMA35mmF1.4ART 右:EF35mmF2 IS




そして代わりに購入したレンズはCANON純正の35mm単焦点レンズ EF35mmF2 IS USMです。

私にとって35㎜という焦点距離はとても出番の多いレンズでした、当ブログの熱心な読者様であれば私の写真の多くに35㎜が多く登場することをご存知かと思います。

ツーリングでは何を撮るにも便利な焦点距離で特に被写体に寄ったシーンの作りこみでは最高に私と相性の良い焦点距離でした。

したがって安易にレンズを選ぶことはできず慎重に慎重を重ねて検討した結果がEF35mmF2 ISとなりました。

EOS6D mark2のエラー問題の解決が第一の買い替え理由なのでキャノン純正を選んだ訳ですが、35㎜単焦点となるとキャノンの場合はもう1本選択肢があります。EF35mmF1.4LⅡUSMです。型番に「L」のつく高級レンズですね。

しかしこのⅡ型は発売から日が浅く、中古を狙う私にとって手ごろな中古品がないためこれは却下。なんと言っても定価28万5千円の高級レンズですからね。LはEF70-200mmF2.8L ISとEF14mmF2.8Lを持っていますが、これ以上は高いレンズは持ちたくないです。

そして今回買ったEF35mmF2 ISは定価8万3千円でメルカリで中古品を4万程度で入手。もちろん新品に近いような上物です。

そして見逃せないポイントは大きさが見た目の印象でおよそ35%くらいコンパクトであり、重量がおよそ半分程度と軽量なのも良いです。この軽量化の分、ほかの何かを旅に持っていけるのですから大きなメリットです。

参考までに SIGMA35mmF1.4ARTは665gで価格は11万8千円、EF35mmF1.4LⅡUSMは760gで価格は28万5千円、そして今回購入したEF35mmF2 IS USMが335gで価格は8万3千円です。

そしてもう1つ、解放値が従来のシグマはF1.4でしたがF2になってしまいました。しかし35mmの場合、多くの撮影シーンで解放よりも絞り込むシチュエーションが多く、F2になってしまったデメはほとんど無視して良さそうです。

そして暗いシーンで絞り込んだ際、役に立つのが手ブレ補正機能のISです。これはSIGMA35mmF1.4ARTにもEF35mmF1.4LⅡにも搭載されていません。この露出でいう約4段分の補正機能はパンフォーカスを狙ったシーンで大いに役立つのは容易に想像できます。

おっと!また長文にブレーキが外れてしまったようです。EF35mmF2 IS で撮った写真はまたいつかアップしますので、ぜひお楽しみに!

 





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上級者が教えてくれない構図ワークの秘密<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、海と山どちらがお好きですか??もちろん多くの方が「どっちも好き」とおっしゃると思います。私もそうです。好きかどうかと別に相性みたいのも有りますよね。私は幼少期から割と海に近い場所に住んでいるせいか、海との相性が良い気がします。

それと三方が海にかこまれた房総に住んでいるというのもありますが、逆に高い山が近くにないのでアルプス山脈や富士山を望むことができる山梨、長野、静岡には憧れを抱いてしまいます。千葉はなんと言っても日本でいちばん高低差のない山ナシ県ですからね。

さて今回の<中級>ツーリング写真解説ですが、上級者が当たり前のようにやっている構図テクニック、あらゆる要素を複合的に、かつ巧妙に組み立てていく画面構成について解説してみたいと思います。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F16 1/40 ISO100

こちらの作品をご覧ください。以前も同じ場所で撮影した写真をアップしましたが、漁港で役目を終えた漁船が保管されている場所です。台風で台座が破壊されてしまい倒れてしまった様子です。

こういったシーンでは何パターンかのバリエーションで撮影してみましょう。前回の写真では倒れてしまった船体を主役に撮ってみましたが、今回は漁船のスクリュー部分に注目して、これに寄った写真を撮ってみました。




これは撮影現場の様子をiphoneで撮った1枚です。こういった漁港のように様々な物が目の前の光景に存在している場合、被写体のキャスティング作業、背景の整理、スペースの確保など、構図を作る上で割と高度なスキルが要求されるシーンです。

何となく雰囲気が良い場所だからと、被写体をよく見ず言語化もしないで撮れば、ゴチャゴチャと乱雑な写真に陥ります。

ではこういったシーンで意図を明確化し整った構図を作るにはどうしたら良いか?それを解説いたします。

まず主題は船体のスクリューです。これに注目して35㎜単焦点レンズで足で寄ってみました。寄ることによってスクリューに固定されたロープと船体のやれたFRP部(赤で囲った部分)の質感が表現されました。被写体の質感を表現するにはまず寄る事です。

ロープは線の要素として画面の角にピッタリと合わせて斜めに走らせました。線は画面の角に合わせることにより効果がより際立ちます。

そして重要なのは黄色で囲った部分。何もないスペースです。これを意図的に作ることでゴチャゴチャ感を回避して被写体の存在を際立たせるのです。上のiphoneで撮った写真に写っていますが、この場所にはハシゴやら水槽やらロープやらが散乱していますが、仮にそれが良い感じでも決して入れないこと!




 

次に分断線と比率です。この写真のようにメイン被写体のエリアとそれ以外のエリア、または例えば海と空とか、分断線が発生したことによる2つのエリアの比率です。簡単な構図であれば有名な三分割構図を適用すれば良いですが、この写真のような場合は2つのエリアの面をよく注視して2等分にならないよう精密に配分してください。

比率は偉い順に並べると1:1.168(黄金比)、1:1.414(白銀比)、1:1.5、1:2.303(青銅比)といった具合です。しかし撮影時にファインダーを覗きながら、これらの比率に正確に合わせるのは困難です。知識として覚えておく程度でも十分だと思います。とにかく1:1は絶対に避ける、およそ1:1.5くらいを狙うと覚えておきましょうね。

その他、この作品ではモデルがちょうど顔の部分で見切れています。歩む方向は船体の陰へアウト方向です。これは観賞者の想像をさそう心理的手法です。この人物はどのような顔をしているのか?歩く先に何があるのか?これはミステリーやホラー映画なんかでも頻繁に使われる心理的手法ですが、静止画である写真にもこのように応用できるのです。

いかがでしたか?そんな計算高くやるのかぁ…と半ば呆れてる方もおられるかもしれません。しかし、こういった手法は上級者ともなると半分無意識にやる感じで、作業時間も数秒で決めています。きわめて瞬間的なデザインと言えるのです。

こういった理論に面倒だと背中を向ければ、いつまでも変わり映えない写真のままですよ。

次回の撮影でぜひ挑戦してみてくださいね!

↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県館山市布良漁港





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

以前に南房総ツーリングしていた際、夕刻に勝山港で撮った1枚です。強烈な逆光でしたが何もない草地と放置されたボートが美しく輝いていました。