南房総ツーリング☆お勧めの道とツーリングルート

前回、前々回と房総ツーリングこの道30年の私がお勧めする千葉のツーリング情報をご紹介しています。今回はその最終回でお勧めの房総ツーリングルートと絶景道をご紹介したいと思います。

前々回の投稿はこちら

前回の投稿はこちら

お勧めの道 ~絶景道~

房総フラワーライン

ツーリング雑誌の房総ツーリング特集で必ず紹介されているのが房総フラワーラインです。個人的には房総ツーリングのハイライトは最南端の野島崎灯台に近いエリアだと思います。この房総フラワーラインも内房側からのアクセスで間もなく野島崎という風光明媚なロケーションになっています。

写真のような菜の花が道路脇に咲いている区間は館山ファミリーパークの辺りで1月中旬から2月初旬くらいが見ごろだと思います。通常、菜の花は3月からですが南国安房の気候のためかだいぶ早いのでご注意を。




私が個人的に好きな道としてもう1つ挙げるのであれば九十九里浜を走る九十九里有料道路(通称波乗り道路)です。特に一宮側の景色は河口と並走するので左右が海のような景色でとても解放感があります。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 20SEC ISO1600  波乗り道路

お勧めの房総ツーリングルート

日帰りツーリングとして都心からアクセスされる場合を想定して幾つかのパターンを作ってみました。

1.養老渓谷と里山風景+館山の海岸から最南端を目指すルート

圏央道の市原鶴舞ICをスタートして高滝湖から養老清澄ラインを南下。里山風景と小湊鉄道を楽しんで鴨川市の長狭街道へ。この長狭街道を西へ走って内房を目指します。途中、遠回りですが県道88号で戸面原ダムを走りもみじロードを楽しんで再び長狭街道。道の駅「保田小学校」で休憩して富浦、館山、洲崎と走りフラワーロードを走って最南端野島崎へ。安房グリーンラインで北上して戻るルートです。この内容で170kmくらい。内房ルートなので富士山が綺麗に見える冬がお勧めですね。

2.犬吠埼灯台と九十九里平野を満喫する外房ルート

千葉東金道路 東金ICを早朝にスタート地点とし九十九里の海岸線を朝日を浴びながら走る前半戦。刑部岬、犬吠埼灯台まで走ってピストンで南下。いすみ、勝浦、鴨川まで海沿いを走って養老清澄ラインを北上。養老渓谷を走って高滝湖がゴール。圏央道の市原鶴舞ICで帰るルートです。最南端は目指せませんが太平洋の海を満喫して里山風景を抜けて帰るパターンです。これでちょうど200kmくらいです。




EOS6D Mark2 + SIGMA150-600㎜F5-6.3DG

3.南房総ぐるっと一周、南国を満喫ルート

とにかく海!という人にお勧めの南房総の海沿いのオイシイ所だけを走るワガママルートです。スタートは圏央道の市原鶴舞ICで養老渓谷を南下して小湊で海に出ます。そこからひたすら海岸線。もちろんフラワーロードも走ります。海岸線の国道が多いので混雑する休日よりも平日に行ける人にお勧めです。最後は館山道の富津中央ICでフィニッシュですが何故後半が内房なのか?というと東京湾に沈む夕日を楽しむためです。このルートで150kmくらい。距離と所要時間的に考えると真冬のウィンターツーリング向けのルートとも言えそうです。

・外房と内房をスイッチできる便利な長狭街道

外房側の鴨川市と内房側の保田をむすぶ県道34号長狭街道。信号が少なく流れも良いので30分程度で走れます。道も風景もそこそこ良く途中で亀田酒造、佐久間ダム親水公園、大山千枚田、道の駅保田小学校など立ち寄りポイントもいくつかあります。

外房と内房をスイッチしたいときに便利な道ですので覚えておくといいと思います。

養老渓谷の紅葉は関東で最も遅いと言われます。ピークは12月初旬ころです。




南房総ツーリングのお土産

有名なお菓子は鯛せんべい、ピーナッツ最中、びわゼリー、濡れせんべいなどです。これらのお菓子は館山自動車道で帰る方は市原SAでだいたい揃います。南房総で買っておきたいお勧めのお土産は鯨ベーコン(要冷凍)、はば海苔です。どちらも高級なものですが房総ならではのお土産で喜ばれると思いますよ。ちなみに房総ではお正月のお雑煮にはば海苔を入れるのですがとても美味しいです。あと新参でピーナッツキングというクッキーもあります。新しいもの好きの方はどうぞ!

南房総ツーリングまとめ

いかがでしたか?3回にわたって南房総ツーリング、千葉県の見どころをご紹介してみました。とにかく高い山がなくて三方が海。三浦半島や伊豆半島に比べると渋滞も少なく走りやすい。太平洋から出る朝日、東京湾に沈む夕日が拝める千葉県。日蓮や頼朝の縁ある地を楽しむのも大人のライダーにお勧めですね。

海岸線は真冬でもほとんど路面凍結の心配がありません。養老清澄ラインなどの山道も早朝をさければ大丈夫だと思います。真冬でもツーリングが楽しめるのも房総の良いところです。

また圏央道や館山自動車道、東京湾アクアラインを活用すればアクセスも良好だと思います。大自然こそないかもしれませんが懐かしく素朴な田舎風景にホッとするツーリングに訪れてみてください。

EOS6D mark2

えっ?私が一番好きなところ? …え~個人的には爽やかな晴天時に見れる守谷海岸の青い海、夏の南房総から見れる天の川、真冬の安房勝山から望む見事な富士山、梅が瀬渓谷の紅葉、菜の花と桜の咲く小湊鉄道の風景・・・そんなところですかね。

房総半島ツーリングのおすすめツーリング情報でした!!

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~千葉の番外風景~

千葉市 千葉ポートタワー

南房総【この道30年】がお勧めする南房総ツーリング(中編)

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回より南房総のツーリング情報を書いております。今回はその続きでございます。

前回の投稿はこちら

~走りを楽しむ峠道~

EOS6 mark2 + EF70-200mmF2.8L IS もみじロード

とにかく高い山が無い千葉県。房総人として認めたくありませんが他県と比較してしまえば走りを楽しめる峠道は残念すぎるほど少ないです。志賀草津道路、ビーナスライン、磐梯吾妻スカイライン、伊豆スカイラインなどの有名どころには足元にも及ばないです。房総スカイラインというソレっぽい名前の道がありますがコーナーも景観もパッとしません。

そんな中でも「やっぱりツーリング先でワインディングを楽しみたい」という人にお勧めするのは鴨川市から久留里方面へ抜ける養老清澄ライン、国道465号から長狭街道までに繋がる志駒の県道182号もみじロード、そのすぐ西側にある戸面原ダムの県道88号、ワインディングと呼び難いですが流していて気持ちいい道は白浜へ抜ける安房グリーンライン。そのくらいでしょうか。

中でも人気なのが県道182号もみじロードですが休日は多くのライダーが集まって走りを楽しんでいます。しかし、ここは一般車も多く速度の乗るレイアウトです。事故になるファクターが所々に隠されていてとにかく危険。実際に事故も多くて問題になっているようです。くれぐれも安全運転で楽しんでください。




~房総のキャンプ場~

実は千葉には良いキャンプ場は多くありません。バイクキャンプツーリングとしてお勧めできるキャンプ場は数える程度で、あとはファミリー向けのオートキャンプ場ばかり。おすすめは袖ヶ浦市の森のまきば、千倉町のオレンジ村、館山市のお台場海浜庭園、あとは穴場的なキャンプ場が数か所。上の写真は君津市のホウリーウッズ久留里ですが現在では料金が値上げされてしまい、ちょっと高すぎてお勧めできません。

私のような旅人的な感覚だと、どうしても北海道にあるような無料や300円といったキャンプ場が基準になってしまうため「千葉にはライダー向けの良いキャンプ場が少ないなぁ」と常々感じております。せめて一か所でいいから公営の質素なキャンプ場が欲しいですね。

ライダーハウスもほとんど存在しません。代表的なのは鴨川市のライダーハウス「ぱゆ」さん、あとは老舗で「パパさんち」があったはずですが現在でも営業しているか不明です。

~南房総のグルメ~

南房総に来たらやはり海鮮がお勧めです。前回の投稿でご紹介した保田漁協の「ばんや」はメジャースポットですが、知る人ぞ知る食事処として館山市布良(めら)の相浜亭がお勧めです。天気のいい日はテラス席で海鮮丼や刺身定食をいただきましょう。

郷土料理はアジのなめろう、サンガ焼き、太巻き寿司などでこれらは道の駅などのテイクアウトでよく売っています。ベンチや東屋のある海岸で食べると気持ちいいですよ。

サンガ焼き寿司。道の駅「富楽里とみやま」で売っています。

それと外房の勝浦市はキンメ漁で有名な場所です。勝浦朝一や勝浦漁協の近くでいただけるキンメ料理は超お勧めです。

勝浦港 市場食堂 勝喰(かっくらう)




ラーメンが好きな人も多いと思います。私も大好きです。千葉のラーメンと言えば勝浦担々麺、竹岡式ラーメン(富津市)、アリランラーメン(茂原市)が千葉三大ラーメンとして知られています。ラーメン激戦区と呼ばれる地域は松戸市や市川市に多く、それはツーリングルートではないのでここではご紹介しません。竹岡式ラーメンは富津市にある「梅乃屋」が代表的です。分厚いチャーシューの煮汁で黒っぽいスープが特徴です。サーフィンや釣り人など汗をかいた人の塩分補給に…というエピソードがあるくらいなのでしょっぱいです。

富津市竹岡にある昔ながらの食堂「ニコニコドライブイン」

こちらは私が幼少期の頃によく祖父と言った竹岡にあるニコニコドライブイン。竹岡風のラーメンとアジフライ定食。とにかくリーズナブルで懐かしい店の雰囲気にホッとします。

勝浦市にある「江ざわ」の勝浦担々麺 辛さはほどほど。

千葉三大ラーメン以外でツーリングルート上でお勧めできるラーメン屋さんは館山市の波音食堂さん、千倉町白子の華乃蔵さん、穴場はごいみさんですが少々の勇気が必要です。

こちらは県民ショーとかいうテレビ番組でも紹介された千葉県民のソウルフード「としまや弁当」です。人気メニューはチャー弁ことチャーシュー弁当ですがイカフライ弁当やバーベキュー弁当もお勧めですよ。

道の駅や高速のSAでよくあるピーナッツソフトやビワソフトも人気です。お勧めは館山の木村ピーナッツさんのピーナッツソフトです。波音食堂さんのすぐ近所ですので食後のデザートにどうぞ!

~南房総の温泉~

高い山や火山がないので温泉も無い訳ではありませんが名湯や由緒ある温泉街などは期待できません。珍しいのは千葉県で唯一の鉱泉が楽しめる養老清澄ライン黄和田畑の七里川温泉です。そこから南に少し行くと四万木にある白岩館も露天風呂があって良いです。どちらも秘境感がありますがリゾートではありませんのでデートツーリングには向かないです。

私は行ったことがないのですが勝浦つるんつるん温泉は名湯100選に選ばれているそうです。オートキャンプ場も隣接しているので友達同士で行くのに良いかもしれませんね。




~B級スポット~

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 1/8 ISO100

ここで私がB級スポットと定義するのはネットやテレビで有名になった場所のことです。観光客や映え狙いのインスタグラマーが集まる場所であまり風情がありませんが念のため有名スポットなので載せておきます。まず上の写真が燈籠坂大師の切通しトンネル。昔からあるのですが近年になって映えスポットとして有名になり今では観光バスも来るほどです。

原岡桟橋(岡本桟橋)

南房総市富浦町にある原岡海岸の岡本桟橋は夕陽の撮影スポットとして近年に有名になりました。ここも多くの観光客やバスが来る人気のスポットです。写真を撮るときはマナーに十分配慮しましょう。

その他、写真はありませんが袖ケ浦市の千葉フォルニア、君津市の農溝の滝、最南端の野島崎灯台にある白いベンチ、木更津市の江川海岸、鹿野山の山頂にある九十九谷展望公園などが人気です。

写真が好きな人は岡本桟橋の夕陽、九十九谷展望公園からの早朝の雲海がお勧めです。

~房総をツーリングする注意点~

事故の多いスポットは東関東自動車道の湾岸線と平行する国道357の若松交差点付近、国道16号の呼塚交差点付近など。この両者はバイクで走るには最悪のルートなので県外から来られる方はぜひ避けてください。ツーリングルートで人気のもみじロード(富津市 県道182号)は秋は美しい紅葉風景に加え連続する高速コーナーを味わえるので走り系のライダーと観光客が一緒になるカオスです。スピードの出し過ぎによる事故が後を絶ちません。県外に例えると道志みち、伊豆スカのような状態です。

林道や隧道を楽しむ場合は山ヒルに注意。真冬以外の季節に房総の山のほぼ全域にいますが特に市原、君津、鴨川の山中は注意が必要です。油断すると足や首筋に張り付いて吸血されます。南房総市の根本海水浴場のあたりは海岸からの強風で道路に堆積した砂に気を付けましょう。千葉の山にたくさんあるトンネル内の濡れているところは超滑ります。

安房グリーンラインや養老清澄ラインは休日は取締りが多いようです。房総半島は三浦半島や伊豆半島に比べて車の流れが良いのでついスピードを出してしまいます。気を付けましょう。

休日の夕方は京葉道路の上り線が松が丘IC辺りから、アクアラインは海ほたるPA付近が渋滞します。ゴルフ、サーフィン、釣り、ドライブの車が東京方面へ帰るピーク時間をずらして帰りましょう。それとアクアラインは強風時は横風にあおられると危険なので事前に情報を入手して心配な場合は首都高湾岸線経由にしましょうね。

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次回は最終回、房総のおすすめのツーリングルートと絶景の道をご紹介します。

南房総【この道30年】がおススメする南房総ツーリングルート

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真の撮り方の解説はお休みして私のホームコースである南房総のツーリング情報を書いてみたいと思います。

もうバイクキャリアも30年を数えますが免許を取得してからはずっと千葉県民ですので、房総半島のツーリングはこの道30年のベテランであります。近年は高速道路の開通や国道の整備もあり県外からのライダーも気軽に来れるようになったと思います。海岸線の渋滞もこれら道路の整備でたいぶ改善されました。バイクで気持ちよく走るには房総半島は最高ですよ。

間もなく梅雨入りしてしまいますが…コロナ自粛もひと段落?これを読んで千葉県、房総半島へのツーリングにいらして下さい。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/160 ISO100 小湊鉄道




改めて…千葉ってどんなところ?

三方を海に囲まれた房総半島。西側は東京湾で対岸に神奈川を望む内房エリア。東側は太平洋沿いに広がる広大な九十九里平野と南東は険しい断崖の外房エリア。そして全体に高い山がなく日本一高低差の無い県が千葉県です。

明治時代の廃藩置県以前は北側から順に下総(しもうさ)、真ん中が上総(かずさ)、南が安房(あわ)と3つのエリアに分かれていました。その名残りで現在でも多くの地名に上総〇〇や安房〇〇といった場所が残っています。

日蓮上人の縁の地であり、お生まれになった誕生寺、日蓮宗を開宗した清澄寺などがあります。源頼朝が平家との戦いに敗れ真鶴から小舟で鋸南町に上陸し再起を図ったことでも知られています。

名産は落花生、しょうゆ、梨、房州枇杷、メロン(あまり知られていませんがタカミメロン、アムスメロンなどが美味!)、イワシ、キンメダイ、イセエビ、アワビ、サザエ、多古米や長狭米などのブランド米、地酒は寿萬亀、東魁盛、腰古井など。

寺社仏閣は色々ありますがツーリングルート上でお勧めなのは房総屈指のパワースポットである館山の安房神社、日蓮上人のお生まれになった地である小湊の誕生時、鋸南町(きょなんまち)の鋸山にある日本寺の大仏様などです。

今回、バイクツーリングとしての房総のご紹介ですので九十九里浜の海岸線を除いて、千葉県の上半分の情報は割愛いたします。というのも田舎とはいえ一都三県の一つですので千葉市より北はそこそこ都会ですからツーリングするような場所は少ないので…。

白浜のストック畑 3月

ちなみに南房総とは主に太東(たいとう)岬から富津岬を結んだ線より南側をいうそうです。内房は富津岬から洲崎(すのさき)までの浦賀水道に面した地域、外房は太東岬から洲崎までの太平洋に面した地域です。半島の最南端は白浜の野島崎灯台です。

浦賀水道とは三浦半島との間にある海峡で洲崎と剣崎を結ぶ線より北側、富津岬と観音崎を結ぶ線より南側の範囲なのだそうです。地図で見ると東京湾の門のようになっていて、この浦賀水道で大型船が渋滞している様子をよく見かけます。

気候は温暖で比較的多湿多雨です。南房総市や館山市などの南端地域は真冬でも無霜地域で菜の花やストックが見事に咲き乱れます。真冬でも降雪や路面凍結は少なくウインターツーリングのメッカと言われています。

~外房の魅力~

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5 1/2500 ISO100  白里海岸

東側の太平洋側に面した外房は九十九里平野の平野エリア、いすみ市、御宿町あたりにあるダイナミックな景観の断崖エリア、白浜、千倉の南国ムードエリアの3つに分けられます。通称「波乗り道路」と呼ばれる九十九里有料道路から海岸線を銚子へ北上するルートは犬吠埼灯台あたりでピストンする走り方がおススメです。銚子エリアの有名なスポットは東洋のドーバーと呼ばれる屏風ヶ浦と刑部岬(ぎょうぶみさき)です。

早起きが得意な人は外房をスタート地点に設定して水平線から登る朝日を拝んで走り始めましょう。しかし最近は多くのビーチで津波対策の工事が始まっており、上の写真のような場所が減ってきてしまいました。

いすみ市はいすみ鉄道で有名で近年は観光化に注力しています。素朴な田舎風景が広がるところです。菜の花の季節にいすみ鉄道とバイクを合わせて写真を撮ってみましょう。

御宿町の辺りは海水浴やサーフィンで人気のエリアです。夏場は混雑するので月の砂漠の周辺は避けましょう。国道128号の鴨川市内と鴨川シーワールド付近も渋滞するので県道などを使って回避しましょう。お勧めのスポットはメキシコ記念塔、大波月海岸から望むローソク岩の景色です。勝浦市の官軍塚の周辺や勝浦朝一などもお勧め。勝浦タンタンメンを食べるなら「江ざわ」か「欅」がお勧めです。

美しい海岸といえば日本の渚100選に選ばれている守谷海水浴場です。道路から望遠レンズでバイクを撮れば南国のような鮮やかなブルーの海を背景にいい写真が撮れると思います。穴場の海岸風景は鴨川松島と呼ばれている八岡海岸で魚見塚展望台と合わせて楽しみたい絶景地です。

その他、景勝地は鵜原理想郷、ルートは白浜までの海岸線、グルメは和田町のクジラ料理(高いですがクジラベーコンがお勧め)、イセエビやキンメも有名です。休憩スポットは道の駅「潮風王国」「ローズマリー公園」です。

~内房の魅力~

保田中央海岸 対岸の富士山と東京湾を頻繁に行き交う大型貨物船やタンカー

東京湾沿いの海岸線を走る内房のエリア。むかしは海岸線の渋滞がひどかったですが館山自動車道が開通して以降は渋滞は減りました。都心や神奈川方面から東京湾アクアラインで来られる方、神奈川の久里浜から東京湾フェリーで来られる方は内房がスタート地点になります。京葉道路、湾岸線→東関東自動車道、と高速道路で来られる場合、南下すると館山自動車道になりますがお勧めの降りるICは富津中央ICです。と言うのも国道357、16号は市原市や袖ケ浦市までは工業地帯でトラックの交通量が多く信号ばかり。君津市をすぎても街中のため車も信号も多いです。ツーリングとして走りやすくなるポイントが富津中央ICを降りた辺りなのです。




内房の景観は海岸に見られる地層がユニークですが外房のようにダイナミックな断崖や広域に渡る平野はありません。その代わり冬に見える美しい富士山の景色と東京湾に沈みゆく夕焼けの景色があります。もうこの2つだけでご飯三杯はいけそうなくらい魅力的です。千葉の海岸線は真冬でもツーリングできるのが嬉しいですね。個人的に千葉県から見る富士山という意味で最も美しく見えるスポットは岩井海岸の北側にある寂れた別荘地「アルカディア地区」の高台です。奇岩、大ボッケ&小ボッケの間から遠景に富士山。内緒のスポットなんですけど興味のある方は行ってみてください。

岩井袋の漁村の北にあるアルカディア地区の高台

有名なスポットは東京湾観音、鋸山(鋸山登山自動車道は二輪通行禁止)、館山の沖ノ島、洲崎灯台など。グルメは房州びわ、竹岡式ラーメン、黄金アジ、はかり目(アナゴ)丼など。郷土料理はアジのなめろう&サンガ焼き、太巻き寿司などが有名です。

休憩ポイントは道の駅「保田小学校」「富楽里とみやま(館山自動車道のSAと兼業)」「三芳村 鄙の里」などです。また鋸南町保田漁協にある「ばんや」はリーズナブルで新鮮な魚介がある人気の食事処です。いつも賑わっていますが座席数が多く回転も良いので意外と待ち時間がありません。別館で温泉にも入れたり漁船に乗って定置網漁を見学できるのが面白いです。

里山風景とローカル鉄道

EOS6 mark2 + EF70-200mmF2.8L IS いすみ鉄道

最初にも書きましたが千葉県は日本で一番高低差のない県で高い山がありません。最高峰で愛宕山(408m)です。有名な山は日本寺のある鋸山とマザー牧場がある鹿野山。景勝地といえば主に海に関わる景色と素朴な田舎風景となります。とくに里山については房総を語る上で欠かせないワードで壮観ではないけど素朴な景色。どこか懐かしくホッとするような田舎風景の中をバイクで走るのです。

そんな里山風景にひときわ魅力的な存在がローカル鉄道です。主に市原市を縦断し養老渓谷まで続く小湊鉄道と、夷隅郡大多喜町を走るいすみ鉄道ですがキハ200の気動車が田舎風景を走りゆく風景は画になるものです。列車の本数は少ないですがダイヤをチェックして撮り鉄してみましょう。ローカル鉄道を味わうツーリングルートは後述いたします。




素掘り隧道と林道

房総のトンネル

近年、房総ツーリングで何かと話題になるのが林道にぽつねんと存在している素掘りの隧道(つまりトンネル)です。房総半島には高い山がないので峠道を作るよりはトンネルを掘った方が早いので、房総のいたる場所に印象的な表情をもった素掘りの隧道が存在します。多くは明治時代くらいから存在している古いもので、その岩肌や地層がむき出しの表情は冒険心を刺激される人もいれば不気味と感じる人もいるでしょう…。林道といっても250㏄オフローダーでなければアクセス不可能…という事は少なく、多くのものは舗装林道内にあったりします。

写真は林道月崎線にある隧道でこのすぐ近くにも将棋の駒のような杭口の永昌寺隧道などがあります。いちはらクオードの森(旧市民の森)の近くには中間が崩落して空の見える隧道、養老渓谷には穴が縦に2つある2階建て隧道などユニークなものも多いので隧道巡りも楽しいと思います。

オフロード走行を楽しむ林道は残念ながら多くは舗装化されてしまい、現在ではかなり限られてしまいます。メジャーどころでは金谷元名線、竹岡林道などですが2019年の台風の影響がまだ残っているので事前に情報収集してから行った方が良いと思います。

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長くなったのお勧めの房総ツーリングルートなどは次回へ!

 

 

ツーリング写真と天の川の撮影方法 その2

前回より天の川とバイクを撮る撮影方法を解説しております。前回では天の川の写真を撮るための必要な機材、季節や時間帯、月齢、そして夏の天の川を撮るには千葉が意外なスポットですよ!というお話を書きました。今回はその続きで露出や構図について解説いたします。

前回の投稿 天の川の写真を撮るなら千葉だ☆バイク写真と天の川

では続きでございます・・・

・天の川の写真を撮る気象状況

EOS6D mark + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG  F5 30SEC ISO3200

満天の大空に流れる天の川という写真にするなら14mmあたりのワイドレンズを装着して完全な快晴を狙いたいところです。しかし35mmや50mmのレンズで天の川銀河を大きく切り取るのであれば晴天であれば快晴にこだわる必要はありません。雲は風で流れてゆくのでタイミングをみて撮ればOKです。流れる薄雲がスローシャッターによって演出として機能する場合もあります。

むしろ悩ましいのは温度と湿度、海岸から撮る場合は海水温などによる霞みです。天気補予報で「沿岸部は濃霧に注意」といった予報の時は期待できません。




あとは実際に行ってみないと分からない部分も多くチャレンジ精神が要求されるものです。私の経験上、今日はイケるか!?と期待しても行ってみたら霞んでいてダメだった…なんて残念なことは何度もありました。標高の高い山の上から狙うなら霞の心配はそれほどありませんが、今回私がご紹介しているのは「千葉の海から撮れますよ!」という事なのでこの問題は海から狙う場合ならではかもしれません。

そもそも天の川の景色なんて特別なものですからいつも完璧に見れるわけではないのですけどね。

・天の川を撮影するときの露出設定

星景写真の経験がある方でしたら天の川だからと言って特別なスキルは要求されません。薄雲などで天の川の位置がよく確認できない場合はスマホを空にかざしてアプリで位置を確認してみましょう。そしてカメラを三脚にセットし大まかにアングルを決めたらフォーカスはマニュアル、撮影モードもマニュアルに、手ブレ補正のあるレンズは忘れずにOFFにしておきます。

星空の写真を撮るときの露出設定は夜空の明るさに合わせるのが基本です。例えば新月で14mmで撮る場合、F2.8であれば30秒のISO2000あたりで天の川は鮮明に確認できると思います。ここでポイントとなるのは選択した画角によって許容されるシャッター速度が変わってくることです。地球は自転しているのですから暗いからといって長時間シャッターを開ければ星は点ではなく軌跡を描いてしまいます。14mmのようなワイドレンズであれば30秒開けていても軌跡はさほど気になりません。しかし35mmや50mmで大きく天の川を切り取る場合は10秒程度に抑える必要があります。

これは50mmレンズで30秒シャッターを開けてしまった写真の拡大です。軌跡を描いてしまったことで全体がボヤけたような星空となり失敗写真となりました。星々が丸く円を描いている星景写真を皆さま一度は見たことがあると思います。あれは意図的に軌跡を描かせるため30分や1時間といったバルブ撮影をしたものです。

天の川や星景写真の場合、小さな星の1つ1つの集合なので、軌跡の影響だけでなく風などによるブレ、ピントの甘さ、遠くに飛んでいる航空機などがないか拡大表示して現場でしっかりチェックしましょう。

・天の川とバイクを撮るときのライティング

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

天の川の撮影といえば夜空に露出を合わせる訳ですからバイクのある地上サイドは何も光源が無ければ真っ黒に潰れます。上の作品は海へ続くS字カーブが美しかったので画面の割合として地上を多めに入れた天の川の作品です。ツーリング写真における天の川の作品なので空だけの写真ではありません。道やバイクなどの地上物をどう写すかが良作へのカギとなります。この写真ではカメラ背後のナトリウム灯が光源になっていて、バイクにはLEDライトを車体の向こう側から照らしてみました。

バイクを照らす用のLEDは強烈なものではなく100lm程度のダイソーのLEDでも問題ありません。カメラ側から照らすのが基本ですが上の写真のように逆側から照らしてしまうのも技アリだと思います。このようにただ撮るのではなく何かユニークなひと捻りを考えてみましょう。天の川の写真だからといってただ天の川とバイクを撮るのではなく、いつものツーリング写真と同様にユニークな表現やエキサイティングな設定ができないか?思考を凝らして個性を発揮しましょうね。




・天の川とバイクを合わせた構図の作り方

EOS6D Mark2 + EF50mmF1.8STM  F1.8 8SEC ISO3200

天の川は虹と同じように特別なシーンです。特別なシーンの怖いのはそれを写真に収めたこと自体に満足してしまうことです。バイクを置いてライトをセットし天の川が写っていればそれでOK!という写真では他の誰かが撮っているような写真と同じような写真かもしれません。

相手は真っ暗闇の世界なので難しいかもしれませんが、自分なりに表現したい部分を明確化して構図を作ってみましょう。上の写真の場合では大胆にも50mmレンズで天の川銀河を大きく引き寄せF1.8でピントピークを遠景に合わせバイクはボカしてみました。これはほんの一例にすぎませんが道を主題に写したり、モデルのポージングで天の川に対する感情を表現したりと工夫を凝らしてみましょう。

・天の川を撮影する際の注意事項

一つ目の注意点としてレンズの結露、夜露があります。結露がひどい場合は数分に一度の頻度でレンズをクリーナーで拭き取ることもあります。星景写真の専門の人はレンズヒーターを用意している人もいます。レンズの結露に気が付かず撮影に没頭していると明瞭さのないボヤけた写真が出来上がります。

もう一つの注意点は暗がりでモニターを確認することで正しく露出を判断できないことです。暗がりで目が慣れてしまうと真っ暗な画像もモニターのバックライトで明るく感じるものです。ヒストグラムを表示して確認するか念のため明るすぎると思うほどのカットも撮影しておきましょう。案外それが本来欲しかった露出という場合もあります。

飛行機を流れ星に見立てて撮った(撮れた…) 夏の猛暑日で下の方は霞んでいる

ビクセンポラリエなどの赤道儀は必要ないの?という疑問をお持ちの方も多いと思います。ネットで天の川の撮影方法を検索すると赤道儀が紹介されている場合が多いですよね。赤道儀は自転に合わせて空を追従してくれる物ですが、星座や星雲など空にあるものだけを撮るときに使う物です。地上物であるバイク等と一緒に天の川を撮るときにはメリットが出しにくいです。(1分くらいのシャッターであればバイクもさほどブレませんが、その程度であれば高価な赤道儀を用意するメリットがあまりない)

ポイントはバイク写真、ツーリング写真としての天の川風景ですので、地上物とどう撮るか?が重要になってきます。なので私は赤道儀は使っておりません(持ってもいませんが)。

・天の川のRAWデータをLightroomでレタッチする

天の川の写真をイメージ通りに美しく仕上げたい、という事であればAdobe PhotoshopやLightroomなどのソフトはマストであると言っていいと思います。撮影時はRAW+JPEGで記録しRAWデータを取り込んで作業を開始します。ここでは詳細には触れませんが天の川を美しく出すためにテクスチャ、明瞭度、かすみの除去などの機能を使ってレタッチします。暗くなってしまったバイクの露出を上げたり天の川銀河にハイライトを局所的に入れたりもします。

このようなレタッチについては実際の様子と異なる写真ではないか、として否定的な意見も散見されます。私の個人的な考えとしてはカメラは写しているのだから、それを美しく分かりやすく調整することには何の躊躇いも無用だと思います。なのでこれから天の川の撮影を本格的にやってみたい、という方にはLightroomを導入してイメージ通りに仕上げるレタッチに是非挑戦してみてください。

Lightroomを使って天の川の写真を仕上げる解説は別の機会に詳しく書いてみたいと思います。




 ~天の川とツーリング写真 まとめ~

・九十九里や南房総の海岸から天の川の写真が撮れる!

・ツーリング写真としての天の川作品は地上サイドをどう撮るかが重要

・春から夏に南東の空、新月や三日月のときを狙おう

・光害のない開けたロケーションで撮ろう

ちなみに天の川とは英語でmilky wayといいますが由来はギリシャ神話に登場する女神ヘレの母乳なのだそうです。

ツーリング写真における天の川の撮影方法でした!

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天の川を撮るなら実は千葉だ!天の川とバイク写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は星景写真・・・それも天の川の撮影ノウハウを解説してみたいと思います。すごくハードルの高いイメージですが恐らく皆さまが今お使いになってるカメラで天の川はキレイに撮影できるはずです。

ネットで検索すると天の川の撮り方はけっこう情報が出てきますが、今回はバイク写真&ツーリング写真としての天の川の写真の撮り方として私なりのノウハウを公開してみたいと思います。

天の川の撮影って天体の専門的な知識がないと難しいんじゃ…、カメラのベテランでないと写真にならないでしょ…?いいえ大丈夫ですよ。

EOS6D MARK2 + EF35mmF2 IS 千葉県南房総市




・天の川の撮影で準備するもの

まず天の川の撮影において必要な物からご紹介します。1.マニュアル露出できるカメラ(できれば高感度でも低ノイズなモデル)2.三脚(3型くらいのしっかりした物)3.一眼レフの場合は広角レンズ 4.LEDライト(キャンプ用のヘッドランプ 周囲の確認用に強力なライト バイクを照らす用に小さな物を1~2個) 5.レンズの結露を拭き取るレンズクリーナー 6.Sky ViewやStarwalkなどの星座観測用のアプリをスマホに入れておく 7.できればadobe Lightroomもしくはphotoshopのソフトorアプリ。などです。

天の川とバイクを撮るなら35mmがおススメ!

レンズは星景写真では14㎜などの超広角レンズから24mmくらいを使用するのが一般的ですが私が個人的にお勧めしたいのは35mmです。星空に流れる天の川を表現するなら14mmですが天の川銀河自体に絶対的な存在感を持たせるなら35mmです。(APS-Cカメラの場合は24mmくらいに相当します)

解放値はF2.8くらいは欲しいですがカメラが低ノイズであればF5.6くらいでも何とか許容できると思います。私も以前はキャノン純正EF14mmF2.8Lを使っていましたが今はSIGMA12-24mmF4.5-5.6DGにしましたが感度を上げても問題ありません。

それから天の川を撮るためにバイクで出かけるのですから夜間走行用の装備(クリアシールドなど)もお忘れなく。

・天の川の撮影ポイント

天の川の撮影で最も大事なポイントは撮影地選びです。天の川が目視でしっかり確認できるポイントでないと高感度が優秀なカメラでも解放の明るいレンズでも難しいです。

天の川がキレイに見える場所?と聞くと長野県や北海道などの山間部をイメージしますが、意外や意外なことに千葉県の房総半島もキレイに天の川が観測できます。と言うのも今の時期、天の川銀河が見えるのは南東の空です。房総半島の太平洋側、外房のエリアであれば南東の方向は海しかありません。

こんな感じで南東に遮るものがなく海!というロケーションであれば天の川の観測に向いています。伊豆半島は大島があるので微妙ですが下田よりも南なら良さそうですね。

外房の場合は険しい断崖や九十九里平野のような海岸が多いのですが、照明の無い広い駐車場や公園のような場所、高台の空き地などを探してみましょう。

これは南房総市千倉町の漁港で撮った1枚ですが街明かりや近くの街灯、灯台などの光があるとこのように影響を受けてしまいます。夜空の中心に天の川があるのですが殆ど確認できません。この写真は光害の影響を受けたけど、これはこれで不思議な写真になったと思い仕上げてみましたが…。イメージと違う物が偶発的に撮れてもそれは魚釣りで言う外道のようなものですね(ごく稀に傑作になりえますが)。

自分の目では真っ暗闇でも広角レンズをセットすると近くの街明かりなどが影響してしまうものです。カメラのすぐ背後にある道路の街灯なども影響しますが、これは場合によっては地上にあるバイク+ライダーなどを程よく照らす照明として機能する事もあります。




・天の川の撮影時期、時間帯

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS  F2 15SEC ISO1250

今回ご紹介する作品は春から初夏にかけての天の川です。8月、9月となると垂直になって再び斜めになっていくので主に縦構図での写真になると思います。ちなみに天の川は冬よりも夏の方が明るく美しく見えるそうです。

天の川の撮影で注意したいもう1つのポイントは月です。月明かりは肉眼で感じるよりも実際はとても強烈で星空の観測や撮影に大きく影響するものと考えましょう。簡単に覚えるのであれば満月やそれに近い月齢は避けて、新月や三日月くらいのタイミングが狙い目ということになります。

半月程度の月例の場合は月の入り時間をチェックしてみましょう。季節によって変動しますが夜明け前の時間に月没することも結構あります。




F2 15SEC ISO1250

この写真は先ほどのカットと近い場所で撮りましたが先ほどは新月、こちらは月齢9の半月(月齢14が満月)です。半月をカメラの背後に撮っています。露出設定は先ほどと全く同じでF2 15秒 ISO1250 です。ぜんぜん明るいのがお分かり頂けると思います。ちなみに方角的には目の前に天の川ですが、当然ですがこの設定ではほとんど天の川は写りません。

しかしこのような状況でも月没の時間が近いのであれば月没後の30分から1時間くらいでかなり夜空は暗くなるのでチャンスがあります。タイムリミットは日の出で空が明るんでくる直前です。解放の明るい広角レンズを持っていないしカメラも高感度に弱い…という方は肉眼では分からない程度に空が明るんでいる3時や4時に撮るといいと思います(徹夜の撮影になっちゃいますが…もうそうなったら朝焼けの景色も撮って帰るしかありませんね)。

それと天の川は南へ向かって移動するので長時間にわたり待機する場合はバイクとの構図がずれてくるのでご注意を。

長くなったので次回に続きます

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目に見えないものを写真にする技術☆被写体と空間

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、不可解なタイトルをつけてしまいましたが今回はいつもと少しアプローチを変えて写真解説を書いてみたいと思います。題して「目に見えないものを写真にする技術☆被写体と空間について」でございます。

ビギナーだったころ一歩前に出て被写体に寄って撮ること、と教わりましたよね。きっと多くの方が知っている写真の基礎的な技術ですが皆さまはいつも意識されていますか?被写体に寄ることは特徴を強調したり主題をより明確にすることが目的ですが必ず寄らなくてはいけないのでしょうか?被写体に寄るは重要なのは理解できますが逆に引くことはダメなのでしょうか?

「被写体に寄る」に限らず例えば三分割構図とか写真の基礎と言われること、これらは「使うテクニック」と「使わないテクニック」の両者を身に付けるよう心がけてみましょう。この場合は三分割構図ではない、ここでイメージ通りに表現するのは敢えて被写体に寄らない、といった具合に【使わない方】も覚えるのです。




RICOH GR APS-C

さて今回は「目に見えないものを写真に・・・」と題しましたので、理論的なお話ではなく少々オカルト…ロマンチックな観点でご説明します。上の作品は東京の日常にあったバイク風景を写真にしたスナップです。少し前に風景主体のバイク写真はライダーの姿が無いと風景の中でバイクがお留守番しているみたいで不自然である…と書きました。しかしこの写真はツーリング写真ではなく本当にバイクが主人の帰りを待つお留守番状態なのでライダー無しでも成立するバイク写真だと思います。

私がここで写真を撮ろうと思ったのは都会特有のビル間から差す美しい光、ガラス張りの建物から透過している光の様子、苔むしたアスファルトなどが気に入ったからです。バイクという特定の被写体が存在しているので本来であれば寄って撮るのがセオリーです。しかしこの場合はその空間において被写体が放っている存在感を写真にしています。

「そこに在る」という事実を表現するために目には見えないオーラのような存在感をとらえるのです。




「そこに在る」をとらえるために被写体に寄らない。あえて空間を多めにとるという表現手法です。この引いて撮るやり方は被写体の小ささや可憐さを表現するのにも使われますが、ここでは存在感を放っている範囲をフレーミングし空間自体を撮るのでそれとは少し意味合いが異なるものです。

そう、存在感を放っている範囲です。目には見えないですよね。それは上の写真のように一輪の花がまるでその場に明かりを灯してるような空間のことです。明かりが灯されている部分とその周囲までが対象範囲です。「そこに在る」を撮るとはこうゆう事です。

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

被写体が放つ存在感が目の前の風景の中でどこまで及んでいるか?これは「ものを撮ろう」と凝り固まっていては捉えることができません。被写体がその空間に放っている存在感はまずは作者が被写体に心動されたことに向き合い、その場所に対してどう存在してるのかを感じ取ってみましょう。

この作品では廃屋が放つ崇高さだけでなく、かつて不毛の地を開拓したが自然の力には及ばなかったというStory性なども含め、場所に対して存在している事実を考えてみましょう。




このように目の前にある事実に対して心が動かされること、感じ取ること、想いを馳せることは「いい写真を撮ってやろう」という「やろう精神」では実現できません。以前も書きましたが「私の場合はこうです」という個人的な美的表現と「どうだうまいだろう」というやろう精神は似て非なるもので、間違っても後者にならないよう注意が必要です。被写体と素直に向き合って出会いに感謝する心を持ってみましょうね。

えっ?そんな善人じみたことは難しい?では上の作例でご紹介したような被写体を見つけたらまず最初に「こんにちは」、撮り終わったら「ありがとう、また会いましょう」と呟いてその場所を立ち去りましょう。これでOKですよ。

今回はこの辺で!

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私が空冷R1200GSに乗り続ける理由

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、この投稿を書いている2020年5月中旬現在、なかなかコロナ渦の収束が見えない状況ですが如何お過ごしでしょうか?私はこのGWは佐渡へ旅にでる予定でしたが当然ですが断念いたしました。きっと皆さまもロングツーリングに行かれるご予定をキャンセルされたかと思います。

残念ですが仕方がないですよね。いつかこの闇の出口に立つ時を想像して今できることをしていきましょう。ちなみに私は旅写真における美しさを再考し次の旅でどのように反映させるか模索中でございます。

さて今回はツーリング写真の話題はお休みして空冷R1200GSの話題をさらっと書いてみたいと思います。というのもこの5月でちょうど私がR1200GSを購入して12年になるからです。

2008 中期型 R1200GS




いままで究極のツーリング写真ではBMW R1200GSの魅力について何度も書いてきましたが今回は私が乗り換えずに12年間ずっと乗っている理由について書いてみたいと思います。いつもR1200GSのインプレッションとなると内容テンコ盛りで長文になってしまうので「なぜR1200GSはそんなにイイの?」という疑問に対してシンプルに書いてみたいと思います(自信ありませんが)。

私が最初にGSに出会ったのはもう四半世紀ほど前のことで確か1994年。当時の私はVFR400Rを手放し【峠のバイク小僧】を卒業してセロー225を所有していました。しかしセローはたまの暇つぶしに乗る程度で、当時夢中になっていたのは4輪でのサーキット走行会やサンデーレースでした。そこで車高調のセッティングやらロールバーの取り付けやらでお世話になっていたラリーショップの社長がしきりに欲しがっていたのがR1100GSだったのです。

そこで社長があまりに欲しがっている様子をみて他の常連がある日、R1100GSを新車購入してショップに乗り付けてきたのです。それまでBMWのバイクなんて真横に張り出たボクサーエンジンを積んだオジサンのバイク…という印象しかなく、知識も興味もありませんでした。しかしR1100GSの実物を目前に、その圧倒的な存在感と見れば見るほどヘンテコな立ち姿に私の心の奥に潜んだ変態センサーが反応し始めました。

R1100GSは現在のR1200GSよりさらにクチバシも長く全体にアクの強いデザインでした。ましてやアドベンチャーバイクなる呼称が浸透するずっと以前の時代、見慣れない乗り物に異質なものを目撃しているという印象を受けました。なんでフロントフェンダーが二重になっているんだ…、このストラット構造みたいなフロントサスは何なんだ…と。

2013 後期型 R1200GSアドベンチャー

そんな1994年の出来事が記憶の片隅にあり、BMWのGSというバイクはあの社長が惚れこんだいいバイクなのだな、という認識でした。そして2003年にF650GSダカールを購入しロングツーリングの楽しさを知り、バイク旅の世界にどっぷり浸かってしまいました。

空冷R1200GSのデビューは2004年ですが、その当時からもう私はR1200GSが欲しくて仕方なかったのですが、まだF650GSダカールを買って間もなかったので買い替えは控えていました。しかし2008年の中期型へのマイナーチェンジでタンク周りの意匠の変更と細部の改良を受け「これは欲しい!いま絶対に買わねば」と強い衝動にかられてローンを組んで買ったものです。それが1台目のR1200GSハイライン クロススポーク仕様のチタニウムシルバーでした。




R1200GSを最初に乗った印象はとにかく乗りやすいの一言、教習車にしたいほど乗りやすいと思ったほどです。こんなに簡単に曲がってしまうバイク、果たして飽きないだろうか?という心配も出てきました。バイクは乗りやすいことが正義ですが趣味の乗り物なので乗りやすいだけではダメ…何か惹きつける魅力がないといけませんからね。

納車から3000㎞ほど慣らし走行を済ませた頃。当時は仕事の休みも限られていたので、簡単にはロングツーリングには出られませんでした。そこで1日だけの休日を使って草津温泉から志賀高原を走り榛名湖周辺を楽しんで千葉へ帰る1000㎞オーバーの弾丸日帰りツーリングを敢行しました。それで驚いたのは長時間乗車していたのに全く痛くならない尻や膝。体のどの部分にも疲労感が少なく「まだまだ走り足りない」とばかりにスタミナも残っている状態でした。

そして志賀草津道路や榛名山周辺のワインディングでの走り、旋回中でも自由にライン変更できる自在さと、加減速によるライダー上体のピッチングモーションの少なさ、よく効くブレーキに感銘しました。木島平をぬける奥志賀林道のように路面の荒れた舗装林道などは正に水を得た魚の如し。その素晴らしい走りに惚れ込んでしまいました。

走りの良さとツーリング性能が高い次元で両立していること。その秘密がどこにあるのか今でもよく分かりません。テレレバーサスや低重心なボクサーツインエンジンなどBMWの独創的な機構がもたらすもの…と言われますがそれだけでは説明がつかない部分があります。

大きくて軽い。そして走り始めると小さくなって速い。旅をスポーツ感覚で楽しむことで新しい世界を体験できます。スポーツバイクでもツアラーでもオフローダーでもない、得体のしれないブランニュージャンルを築いたバイクだと思います。

キャンプ道具まで積載して長期間、長距離のツーリング。それでも走りをスポーツ感覚で楽しめる喜び。無駄にライダーのスタミナを消費させない快適性能。そして故障などしないタフさと信頼性の高さ。それがR1200GSの魅力だと思います。

特にこの2008年~の中期型、2010年~の後期型と呼ばれる空冷(空油冷)モデルはハイテクの介入もそこそこで留め、ライダーの感覚とメカが絶妙に調和するポイントであると感じます。




もちろん欠点もあります。道を選ばず走破する究極のアドベンチャーバイクとは言え、日本の林道ではスピードがのらず巨体を持て余します。大きな石がゴロゴロしているような林道や深い溝などギャップが大きい場所も苦手です。うっかり行き止まりや土砂崩れなどでUターンを余儀なくされれば、たかが方向転換でも狭い悪路では難儀するでしょう…。オフロード走行を楽しむのであれば、ある程度下調べした林道へ行くか、2~3台といった複数台でチャレンジしてフォローし合って走るしかありません。

バイクらしい不良っぽさやアウトローな雰囲気などは全く持ち合わせていません。キャラクターとしては学級委員長のようで何となく鼻に付く優等生という感じです。冒険がキーワードのくせに都会も似合うデザインなど、暴走族上がりのバイク乗りにはいっぺんシメとくか!という感じでしょう。個性を出すために自分仕様としてカスタムする楽しみもほとんど有りません。

それと大柄な車体が体型に合わず購入を断念する方も多いと思います。おそらくR1200GSはドイツ人男性の平均的な体格 身長180㎝の体重85㎏くらいに合わせて車格を設計していると思われます。ローシートやローダウンサスで足つき性を改善させる手もありますが、改善されるのは足つきの問題だけで車体の設計に対するアンバランスはスキルでカバーするしかありません。

バイク選びなんて自分が欲しいと感じたバイク、自分の使い方に合ったバイクであれば自由に選ぶのが一番だと思います。バイクで走ることとツーリングを愛する私にとってこれ以上にいいバイクは他にないのですね。

とにかくツーリングやバイクに乗ること自体が大好きな人、道を選ばず走りたい人、機械が好きなエンジニア(車はスバルが好きみたいな)、峠を攻める訳ではないけどコーナーは楽しみたい人、アウトドアや自然を愛する人・・・そんな人にR1200GSというバイクが似合うと思います。

R1200GSを12年、そしてもう1台のR1200GSアドベンチャーを増車して6年。R1200GSを2台体制でツーリングを楽しんでいる一ユーザーのインプレッションでした。なかなか両方持っているユーザーはいないので貴重なインプレかもしれませんよ!

今回はこの辺で!!

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令和時代のツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログでは今までバイク写真、ツーリング写真に関わる様々なことを綴ってきました。ツーリング写真の魅力、人に見せて喜んでもらえる旅写真、そしてビギナーや壁に当たっている方へのヒントなど。

今回は久しぶりにギャラリーの更新も兼ねてツーリング写真とはいったい何だろう?令和時代におけるこれからのツーリング写真とは何か、バイク旅という文化と写真について、私なりに稚拙な語彙力で【ツーリング写真】を定義してみたいと思います。

EOS6D mark2

大好きな愛車をドーンと大きく撮った写真を愛車写真とするとツーリング写真は風景の中のバイクです。風景の中のバイク+ライダーを写せばそれはツーリングのワンシーンであり「旅」というStory性のある作品が成立します。

ロケーションは美しい自然はもちろんのこと、寂れた山村、無機質な高速のジャンクション、寺社仏閣など歴史ある建造物、最果て感のある海岸、荒涼とした火山地帯などライダーであれば「ツーリングが好きな理由」として数え切れないほど列挙できると思います。

カメラを使って写真を撮るとは現代となっては当たり前すぎることで、それゆえに不思議なあることを見失いがちです。それは写真になった瞬間から時間が止まっていることです。その写真を5年後に見れば5年前にタイムスリップできる不思議です。当たり前すぎますがチョット冷静に考えるとスゴいと思いませんか?




EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

写真はひとつひとつのロケーションを走り紡いだ記録。それが後に断片的な旅の記憶風景と重なります。いつか記憶になるであろう風景を今撮ること。それがツーリング写真だと私は考えます。

EOS6D mark2 + EF70-200mmF2.8L

私のツーリング写真のギャラリーは全て私自身がツーリングで走り紡いできた記録であり、それと同時に儚い記憶風景の断片集であります。

そう、儚い記憶風景の断片。その時間はもう二度と帰ってこない儚い風景なのです。いつか年老いて自分の記憶を回想するとき、記憶の風景はかつて生み出した写真作品によって確かなものと存在し続け、そして尊いものになると信じています。




もちろん風景の美しさや道の魅力、オートバイのカッコよさも忘れずに撮っているつもりです。しかしそれらがツーリング写真の全てではありません。もっとライダーの内面にある本能的な旅精神であったり、独特のバランス感覚で空間を駆け抜ける喜びであったり、地域の人々や文化に触れた時の感動であったり・・・そういった写真にするのは難しいことも表現したいと思っています。

EOS6D Mark2

ツーリングと写真を撮ること。この両者は極めて親和性が高くその事に気が付いているのは私とごく一部の人だと思います。もちろんツーリングでは必ず写真を撮ってくるよ、という方は既に多くいらっしゃるのは承知しています。ここで言う【ツーリング】とは自由意志を持ってバイク旅に出る人たちのことです。

そう、自由意志を持っていること。好きなところへ好きなように旅してくることがツーリング。好きなことを好きなように表現できるのが写真。すべて自分が決める自由さが両者の最大の共通点かもしれません。

はじまりは誰かの影響であったり、ネットで偶然見かけた1枚の写真でも良いと思います。しかしどこかのポイントで自由意志をしっかりもって「私の場合はこうだ」という個の魅力を自信をもって発信してみましょう。




EOS6 mark2 + EF35mmF2 IS

写真への想い、ツーリングへの想いを皆さんがそれぞれ個人的な発表として作品にしてもらえれば、きっとツーリング写真という文化もいつか花開くと思います。

もしそんな日がきたらどんな素敵な世界が待っているかな?それに自分が少しでも貢献できたのなら幸せだな…と想像を馳せてみましょう。

ツーリング写真に関わるノウハウのようなものは当ブログ  究極のツーリング写真で発信していきます。私もやりたい!という方はご一緒しましょう。知識よりも知恵、腕よりも心、見栄より情熱です。

そんな風に令和時代のツーリング文化に写真芸術の表現者として私は寄り添っていきたいです。

令和二年 五月 立澤 重良

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バイク写真☆工場夜景とホワイトバランス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、なかなか世界の夜明けが見えてきませんが希望を失わず強くいきましょう。明けない夜はありません。

さて今回は究極のツーリング写真で初登場?となる工場夜景をご紹介してみたいと思います。この写真は私の自宅から深夜であれば30分程度で着いてしまう場所です。

実際の様子は真っ暗闇の中に工場だけが光っているような場所ですが、露出の設定で空も明るくなるよう表現しました。巨大なクレーンを後部に配した船を構図内に大胆に配置し、工場夜景は遠景としました。海面にリフレクションとして入った工場のハイライトとR1200GSが重なるようにカメラポジション(カメラの高さ)を調整しています。

この写真のポイントは空の雰囲気にあります。無機質な工業地帯から出ている蒸気や煙が不気味さと冷たさを感じさせる風景の中にも空がある訳ですね。この空をどう表現するか?という事で今回は工場夜景におけるホワイトバランスについて触れてみたいと思います。




まずはアンバーに調整した例です。究極のツーリング写真の読者の皆さまでしたら説明するまでもありませんが、念のため書いておきますとこの場合でホワイトバランスはこう設定しましょう…という正解などはありません。

撮影者がどう感じたかの根拠さえあれば何ケルビンに設定しようと自由です。このような写真に実際がどうであったかは大して重要ではないと考えます。どのように感じたかを頭の中で整理してピッタリの設定を探してみましょう。

上の設定の場合はこの場所に漂っていたタールやコークス(?)のような甘ったるい異臭が漂っていたので、それと関連付けてアンバーに調整してみました。




この場合、私が最終的に選んだ設定はこちらです。インダストリアルな光景に不気味さや崇高さを感じた理由は、もし自分とR1200GSが何らかのアクシデントで巨大なプラントに吸い込まれたとしたら…粉々に砕かれるかドロドロに溶かされて集合煙突から出る煙にされてしまうでしょう。そんな恐ろしい妄想の結果、最も気味の悪い色合いであるマゼンタを風景にブレンドしてみたのです。

もちろんこれらの考え方は個人の好きずきです。あくまで私の場合はこうだ!という主張に何か理由のようなものが見えていればOKだと思います。ただし自由だからといって滅茶苦茶をやっていい訳ではありません。滅茶苦茶という言葉を辞書で調べると酷く混乱した様子、筋道の立たないこととあります。工場の無機質さから感じる恐怖を表現するのに最も最適と感じたのがマゼンタだ…といった筋道が大事なのですね。




しかしこういった雰囲気の写真、なんとなく今の世界を象徴しているとも感じました。早く爽やかな光をあびる自然の中をバイクで駆け抜ける日が来ないかと願うばかりです。湖のほとりや満天の星空の元でキャンプもしたいですね。

今回はこの辺で。

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空冷R1200GS☆買ったらすぐやるプチカスタム

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は空冷R1200GSに関わるお役立ち情報をいってみたいと思います。少し前に空冷R1200GSを中古車で購入する際のチェックポイントについて書いてみました。今回はその続きで空冷R1200GSを買ったら最初にやりたいプチカスタムについて書いてみたいと思います。

・空冷R1200GS中古車の選び方とチェックポイントはこちら

 

・空冷R1200GSいまがお買い得だ!の記事はこちら

BMW R1200GSは言うまでもなくドイツのオートバイです。日本とは道路事情や使われ方など環境が異なるので、それに合わせたカスタムというか工夫は必要になってくるものです。昔、メルセデスのW460型という古いゲレンデヴァーゲンに乗っていたのですがその時にこんな事がありました。渋滞に長時間はまるとブレーキランプの電球の熱でテールレンズが溶けてしまったのです。ドイツ本国では長時間の渋滞などないかもしれません。しかし国が変わり道路事情や使われ方が変わると不都合が出るものなのですね。

1.サイドスタンドエンド(下駄)

R1200GSに限らずBMW全車種、ドカティなどの輸入車に共通して言えることですがサイドスタンドで立たせている角度がとにかく寝過ぎているのです。傾きが大きいほど右に倒れてしまうリスクは少ないですが国土の限られた日本では駐輪場でやたら横幅をとる訳にいきません。それに左下がりに傾斜した地面や窪みがあった時に停められない不都合も生じます。

そこでサイドスタンドの先端に下駄のように高さをかせぐサイドスタンドエンドなる物が売っています。多くのR1200GSユーザーが当たり前のように付けているアイテムですね。ワンダーリッヒやDOKENなどから製品化されています。




2.L字のエアバルブ

空気圧の点検はライダーであれば最低でも月に一度はやりたいですよね。しかしR1200GSのエアバルブはガソリンスタンドによくある棒状のチャックでは入らないことが多いのです。

近所のスタンドがホースタイプだから大丈夫…と高を括ってはいけません。トラブルは旅先で起こるものです。

タイヤ交換のタイミングで良いので写真のように横に出るL字型のものに交換しておきましょう。これならどこのスタンドに行っても殆どの場合で問題なく空気圧チェックができるはずです。

3.グリップの保護にチューブをかぶせる

R1200GSはハイライン、プレミアムライン共にグリップヒーターが標準装備されています。つまり日本で流通している殆どのR1200GSにグリップヒーターが付いている訳ですね。ベテランのライダーであれば走行中にハンドルを握りしめてしまう事はありませんが、巨体のR1200GSを取り回す際には手に力が入ってしまうものです。

グリップの摩耗が進行するとやがて交換が必要となりますがラバーだけの交換ができないのでグリップごと交換となります。こうなるとヒーター部分も交換となるため部品代が高額になります。

そうなる前にグリップを保護しておきましょう。

これ、釣り具店で売っているので釣り竿のグリップに使うのが本来だと思います。ミリオン熱収縮のラバーグリップ・スーパー 40mm×0.5mm(厚)500mm入り。これがバッチリ使えます。写真の物を1つ買えばR1200GS2台分に使えます。

グリップの幅にハサミで切ったらバーエンドを外してグリップにかぶせます。ヘアドライヤーくらいの熱だと十分に収縮しないのでヒートガンが有ると良いのですが、無い場合はキャンプ用のガストーチでも収縮させることができます。




4.後方の荷掛けフック

BMW R1200GSが究極のツーリングバイクであることは誰も疑う余地がないと思いますが、思わず本当にツーリングバイクなのか?と疑ってしまうポイントが1つだけあります。それは荷掛けフック、または同様に機能するような箇所が車体の後部のどこにも無いのです。

せっかくの広大な積載スペースもショックコードやツーリングネットのフックを引っ掛ける場所がなくては意味がありません。そこで写真の製品であるmotoFizzのプレートフックという製品がおススメです。R1200GSはナンバーを固定しているリアマッドガードに十分な剛性があるので少々の荷重をかけても問題ありません。

ちなみにバイク用品店に行くとナンバー固定ボルトと共締めするリング状のフックなどが製品化されていますが、平成28年(2016年)の道路運送車両法と関連省令等の改正で125ccを超える車両はこれがNGとなりました。プレートフックは大丈夫なのですが詳しくはTANAXのホームページをご参照ください。

ちなみに前側はリアフレームがパイプ状なので幾つか引っ掛けるポイントがあります。傷が気になる人は写真のようなフックベルトを使うと良いと思います。これもmotoFizzです。

5.ナポレオンGSミラー

以前も何度か究極のツーリング写真に書いてきましたがナポレオンGSミラー、お勧めです!!R1200GSをはじめとするBMWの純正ミラーは後方視界がせまく視認性が悪いです。街中や高速道路の走行では日本の場合はミラーの見やすさは重要ですよね。ナポレオンGSミラーは鏡面積が大きいだけでなく曲率もワイドなので視野が広く見やすいです。純正ミラーから交換した直後は軽く衝撃を受けるくらい違います。

また走行時の振動による影響も極力抑えられているのもポイントです。・・・がしかし!メーカーでは現在は生産終了商品となってしまいました。ヤフオクやメルカリで探してみてください。BMW用はAFG-104-BMという品番で左右共通です。

もしオフロードバイクらしい円形デザインにこだわらず、長方形のミラーでも良ければナポレオンクロス2ミラーがおススメとなります。こちらは現在でも売られております。ナポレオンGSミラーもクロス2ミラーもBMW純正ミラーのお値段に比べるととてもリーズナブルです。




6.アドベンチャー用ワイドステップのラバー

R1200GS-ADVENTUREまたはR1200GSでもADVENTURE用のオフロード走行向けのワイドペグ型ステップを装着している方は、このステップのラバー製のカバーがおススメです。

実はこのパーツ、BMWのオプションというよりは普通にパーツ設定されている物のようです。品番は4671-7696748.00でG650X用の純正部品ですね。G650X用の部品がたまたまR1200GS-ADVENTUREに付いてしまった…という事のようです。価格はちょっと調べてみたのですがよく分からず…私はメルカリで4000円で入手できました。

ラバーを装着していない状態はこのようにペグがダイレクトにブーツの底に当たるので、エンジンの微振動が足裏に伝わってきます。高速道路なんかを長時間走行していると疲労につながるものです。

装着は簡単で8mmのナット2個で固定するだけです。これでステップから伝わる微振動が激的に改善されます。脚を置く場所が快適になることで、こんなにも楽になるとは!と軽く感動してしまいました。

もちろんR1200GSアドベンチャーはオフロード走破性能を重視した仕様なので、ステップもワイドペグタイプが採用されているのですが、このラバーカバーを装着したからといってオフロード走行時のステップホールドが悪くなるということはなく、しっかりとグリップしてくれます。

ロングツーリングで重宝するアイテムですね。

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以上、空冷R1200GSを中古車で買ったらこれをやろう!というプチカスタムのご紹介でした!!

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