誰も教えてくれない横構図と縦構図の使い分け方<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いかがなオフシーズンを過ごされていますでしょうか。オフシーズンは写真に関わる知識を身につけ春への準備をしておきましょうね。

さて今回は<初級>ツーリング写真解説として、久しぶりに基本的なお話、横構図と縦構図の使い分け方について解説してみたいと思います。カメラは通常のポジションで撮れば横構図なので縦構図では撮ったことがないな~という方もおられるかもしれません。しかしこれはとても勿体ないことなのです。




そもそもカメラはなぜ横構図がデフォルトになっているのでしょうか?普通に構えた状態が縦構図のカメラがあっても良さそうですが、私の知る範囲ではそのようなカメラは無いと思います。現在の長方形フォーマットの画面が誕生した当時、おそらくコダックやライカといったメーカーが、何らかの生産上の都合でこの長方形フォーマットのフィルムをカメラ内に横にして入れたのだと言われます。しかし、この辺は諸説あるので正しい理由は分かりません。

しかし近年になってIphoneなどのスマートフォンでのカメラ機能が急速に写真界に普及し、横構図が基本であるという概念は崩れました。スマホも長方形ですが基本は電話なので使用時は縦ですよね。そのままカメラアプリを起動すれば自ずと縦構図なのです。

ここでチョット考えてみましょう。カメラでもスマホでもデフォルトがどっちであろうと撮影者が90度向きを変えれば横構図にも縦構図にもなるわけです。撮影者が「よしここは90度向きを変えた構図にしよう」と 思うか思わないかの違いであり、思わない人の多くは無意識下にデフォルトの構図に縛られているのです。

・横構図

EOS6D Mark2  撮影している場所の様子を伝える、臨場感を感じさせる横構図

バイクを横から、あるいは定番の比率と言える7:3で撮る場合、そのフォルムは横長です。なのでバイクを主役に撮る場合は多くのケースで横構図が採用されています。人を撮るポートレイト写真の場合、全身でもバストアップでも縦長なので縦構図が多いですね。

横構図は人間の視野範囲が横方向にあるため自然な印象で臨場感を伝えてくれます。これは焦点距離50㎜(35㎜換算)レンズが肉眼に近い画角のため臨場感を与えるのと同じ理由です。

また背景となるその場所の様子や状況の説明を客観的に表現しやすいのも横構図です。

・縦構図

EOS6D Mark2  ハイアングルで奥行を表現 左右にある余計なものを枠外へ排除した

縦構図は上の写真のようにハイアングルで構えると一気に奥行を表現できます。

感情を動かす何かを表現したいときに有効な主観的な構図です。実は前述の横構図の項で人間の視野範囲は横長で…と説明しましたが、視野範囲の中で最もよく見えている部分というのは縦構図に近いのだそうです。

感動的な景色、美人な女性などを見る時など感情を動かす要素をよく見ている状態は縦長の視野なのだそうですよ。不思議ですね、人間の目って。

その他にも高さ方向に魅力的な要素があったり、高さそのものが主題だった場合も縦構図ですね。私の作品はバイク写真として考えれば、かなり多い割合で縦構図がありますが、このように横構図と縦構図を分析してみると今まで以上に縦構図を推しでやっていきたいな!と改めて感じます。




・まとめ

すべての場合に当てはまる訳ではありませんが大まかに言ってしまうと横構図はその場所の状況説明、縦構図は感情表現などと関係する主観的表現と言えそうです。

単純にいってしまえば横長の物を撮るときは横構図、縦長のものを撮るときは縦構図で良いのですが、これらの特徴を知識として習得し実際の撮影シーンで意識できれば横構図、縦構図を上手に使い分けて表現の幅が広がるかもしれません。

ただ難しく考えすぎてしまうと余計に悩むだけなので、ここでオススメの方法があります。

試しに縦も撮っておくか!

はい、これがお勧めです。難しく考えても仕方ありませんので、いつも通り横構図で撮ったら最後に縦構図も試しに撮っておきましょう。帰宅して撮った写真を見直したとき「あっこのシーンは縦構図が正解なんだな」と思えれば、それだけで大収穫だと思います。

最後に付け加えておきますがコンテストに参加されている方は縦構図を嫌う主催者が少数ではありますが存在することを書いておきます。主に企業やお店の主催する写真コンテストですが、これは入選作品の発表時に既にスペースが決まっていて横構図の写真しか並べることのできない展示方法、紙面レイアウトなどがあるからです。ただ応募時に「横構図のみ」とは書かれていないので注意しましょう。

今回はこの辺で!!




横構図ギャラリー

縦構図ギャラリー 

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

Lightroomレタッチテクニック☆夕景と地上物の露出調整

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは多くの方がバイク好きなライダーかと思いますが車はお好きですか?きっとバイクが好きな方でしたら車も好きだという方も多いかと存じます。

かくいう私もバイクだけでなく車も大好きです。18の頃からの車歴はRX-7(FC3S型)を3台ほど乗り継ぎ、ユーノスロードスター(NA6C型)、メルセデス230GE(W460 型)、911カレラ2(Type964)を経て現在ではファミリーカーのルノーカングーに落ち着いております。

このように車歴の大半はスポーツカーでして過去にサーキットでレース形式の走行会にハマっていたほど、車ではスポーツ走行が大好きでした。もう久しくマニュアル車も運転していないので、やはりいつかはスポーツカーにまた乗りたいなぁと、暇なときに中古車情報サイトを見たりしています。いま欲しいのはケイターハムセブン160(ジムニーのエンジンを積んだ軽自動車規格のスーパーセブン)か、具体的な車種はないですが一度はスバルに乗っておきたいかな…なんて思っています。

そんな中古車サイトを見ていたら、かつての愛車と同じ230GEがあり得ない高値になっているのを発見しました。230GEという呼称のW460型初代ゲレンデヴァーゲンはメルセデスの商用車部門で生産されていた軍用ベースで、現在売られているラグジュアリーなゲレンデとはだいぶイメージの違う車です。

かつての愛車 230GE(W460型)ショートボディ

ボディの鋼板が厚く内装もトラックのように武骨です。確か私がこの車を購入した2003年あたりで130万円くらいでしたが、現在での相場は400~600万円といった感じです。空冷のポルシェ911もR32のGT-Rもそうですが、かつての名車がプレミア化していく時代…これって現在では魅力のあるモノがないからってことでしょうか。

環境問題、安全基準、生産コストなど時代の流れで仕方なくこうなってしまった…現代の車ですが、何かこうハートを刺激するような車種が減ったように感じます。最近は「おおぉコレは良いかも」と思える車(新型ジムニー、S660、BRZのStiスポーツ、ロードスターなど)が少しづつ増えてきましたが、車業界はもう少し盛り上がってほしいですよね。




さて前置きが長かったですが今回はツーリング写真におけるLightroomレタッチテクニックのご紹介です。テクニックというか今回は極めて初歩的な部分的な露出の補正をいってみたいと思います。

またまた過去画像、2012年の北海道ツーリングのRAWを保存していたHDDからサルベージしました。この写真は夕陽の名所であるサロマ湖のキムアネップ岬から撮った1枚です。こういった画面内に太陽がバーンと入る逆光時は地上側は真っ黒になって何も写らないものです。

かといって地上にあるバイクが写るように露出を合わせて撮ると、こんどは肝心な空がオーバーになります。この写真の元データはまさにそれです。

撮影に使用したカメラはキャノンのフルサイズ一眼レフ EOS5D Mark2です。RAWで撮影しているので当初は写っていなかった部分もダイナミックレンジの範囲内としてデータが残っているはずですので、それを起こすようにレタッチしてみましょう。

現像モジュールで段階フィルターを起動します。




本当はもう少し暗く撮りたかった空と湖面の部分を選択します。(選択したマスクをオーバーレイしているので赤くなっています、赤く調整したのではありませんよ)

露光量をマイナス一段、コントラストを+18、明瞭度とかすみの除去も+18としました。

調整前と調整後の比較写真。本当は撮る時点でこのように決めたいのですが強い逆光と地上のバイクは明暗差が大きく、このように撮るのは難しいのですね。この写真は7年前の私ですので「う~ん、うまく露出が合わない…どうしよう」で苦し紛れに撮った写真ですが、今であればダイナミックレンジを意識して別の露出で撮ったかもしれませんね。

それと注意点が1つ。この撮影シーンのように真っ赤に焼けた夕景についてはホワイトバランスを赤へふらないこと。つい、さらに印象的にしようと赤へふってしまいたくなりますが、それはただの破壊行為です。




EOS5D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

しかし…キムアネップ岬の夕陽は本当に美しいです。旅人の心をあたためてくれるような赤、それを写す深い色の湖面。写真をレタッチしていたら、またキムアネップ岬に行きたくなってしまいました。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D Mark2 + EF50mmF1.8STM

「自分の欲望が発する自然の投網を打って偶然という獲物を絡めること」 森山大道 スナップ写真の定義

空冷R1200GS 走行距離77777km BMW R1200GSと長距離走行

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日はツーリング写真の撮り方解説でもなければお役立ち情報でもございません。たまには日記風に綴ってみたいと思います。

どうって訳ではありませんが私の愛車2008年式 BMW R1200GSですが走行距離のメーターが目出度くも77777kmを踏みました。

2008年の4月に新車購入し11年…。途中2014年あたりでDOHCヘッドのR1200GS-ADVENTUREを増車したので後半は距離の進み具合が失速しましたが、それでもなかなか乗ったなぁと感心しております。




EOS6D Mark2

私のバイク歴をさかのぼると16歳の中型免許取得時は兄から借りたホンダNS50FやCB50Sを半年ほど乗り回し、その後は90年式のVFR400R(NC30)、18歳を過ぎると4輪も足を踏み入れたのでバイクはオフ車に。カワサキのスーパーシェルパ、ヤマハ セロー225、スズキ ジェベル250GPSを経て初めてのBMWは2003年でF650GSダカールを購入。このF650GSダカールではじめてのキャンプツーリングや北海道ツーリングを体験し、ツーリングの魅力に憑りつかれた訳であります。

ダカールから2008年にこのR1200GSに買い替えた頃にバイク用品メーカーに転職し、ツーリング用品やモノ造りを経験しました。メーカーと言っても規模は小さな会社でしたので何でも自分でやらなくてはいけませんでした。製品の立案、アイデアスケッチ、試作、材料手配、生産工場へラインの立ち上げ、パッケージや説明書作り、振動や耐候試験、バイク雑誌向けに提出する資料、車両メーカーから広報車を借りて製品を装着したテスト走行や装着したイメージの写真撮影など。生み出しからクレーム対応までほんと色々やりました。




どれも素晴らしい経験でしたが自分のバイクライフとして影響が大きかったのは色んな種類のバイクを運転したことでした。SS、アメリカン、ロードスポーツ、オフロード、大型ツアラー、スクーター… 車両メーカーが新型をなるべくメディアに露出するため用意している広報車。このバイクを会社からメーカーの物流基地まで圏央道や常磐道などを使って何往復もしたものです。

そして色んなバイクを乗ってみたという経験の上でR1200GSはオートバイとして総合的に優秀なバイクだ、と何度も実感したものです。「優秀な」とはR1200GSを形容するに相応しい単語だなと思います。バイクというのは不思議な趣味の乗り物で「優等生が嫌い」という人がいるように優秀なバイクは鼻につくぜ…という人も少なからずいるはずです。しかしそうではなくツーリングを純粋にスポーツ感覚で楽しめる魅力=ツーリング性能(旅力)が魅力である、と感じる人には理想的なオートバイではないでしょうか。

またインプレ的に書いてしまうと長文になってしまうので割愛しますが、長距離のツーリングに強いのと同じように、長期間オーナーと付き合っていける旅の頼もしい道具だと感じます。

私の場合、カメラも同じですがツーリングの道具として酷使する方なので、本当は憧れているOHV世代やクラシカルなバイクがあるのですが、それを私が使ってはあまりに勿体ないです。ツーリングに使い倒して、まったくヤレることなく涼しい顔していつも通りに走ってくれる、そんな信頼できる旅の相棒が空冷R1200GSなんです。

最近になって思ったのですが、何かと忙しく旅の時間など作れない現代人。限られた時間で旅を体験するにはリエゾン区間を一瞬でワープするようなクルーズ力もR1200GSの大きな魅力だと思います。




もう過走行車なので中古流通に売りに出しても納得のいく値段がつきませんし(個人売買で欲しい人が現れれば別ですが)、これからもメンテして末永く付き合っていきたいです。

次に目指すは10万キロかな。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D Mark2

スナップではありませんが上のR1200GSの写真を撮った後に、砂浜まで降りて撮った1枚です。葛飾北斎をオマージュして撮ってみました!

 

2019年 今年はどんな写真を撮ろうかな

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日寒いですが風邪やインフルエンザなどご体調を崩されていませんか?ここ数年、人生の折り返し地点をとっくに経過し、日々を大切に生きていこう…などと思うようになり、風邪などひいて寝込んでいる時間も勿体ないと思うようになりました。

日々を健康に暮らすことが自分の人生という【時間】も大切にできることですよね。もう若くもないので今まで以上に健康に気を遣っていきたいと思います。

さて2019年の私の写真活動ですが今年はどんな風に飛躍すべきか…ここで目標と言ったら大げさですが、一応は具体的に設定して公言しておきたいと思います。




まず今までの自分の写真というのは「ツーリングのワンシーンを切り取る」というテーマを作って活動してきたと言え、何かこう写真をみて頂いた誰かの役に立っただろうか?誰かの心をすくうような写真が撮れたかな?と振り返ると、これについてはあまり手ごたえが無かったように感じます。

どうしてもアウトライダーのツーリング写真コンテストの時の延長のような写真を撮り続けてしまったかな…というのが反省点です。

EOS6D Mark2

既に誰かが撮っている、または自分が撮ってきたようなバイク写真の礎に、撮り方や絶景地やシャッターチャンスなどで魅せる【やり方】に執着せず、それらとは根本的に違う新しいバイク写真はないのだろうか?

バイクツーリングこそが人々が忘れかけた旅心、失われつつある旅文化を呼び戻す最高の手段ですよ。というメッセージをより明確に写真にできないだろうか。




私がいま持っている欲望は単純にいい写真が撮りたいな、という気持ちを超えてしまい写真によって何かの役に立ったり誰かを救えるようなコト、そんな風に何かに貢献したいと、そんな感じに欲望が膨らんでしまった…とでもいいましょうか。

このブログも当初はそんな「誰かの役に立ちたいな」という思いもあって始めました。バイク乗りの1000人に1人の割合でもいいから「あっこのブログ、知りたかったことが書いてあっていいな」と思って頂ければ、何にも代えがたい喜びであります。ただ当初はツーリング写真を極めよう…なんてコンセプトに賛同者は少数だろうな…と予想していたのですが、開設から数か月後には予想以上に反響があって非常に嬉しく思います。

2019年は私が個人的にライフワーク…と言ったらカッコ良すぎですが単純に言ってしまえば「習慣」にしたスナップ写真をツーリング写真と融合させてみたいと思います。スナップという瞬間と事実を切り取った写真ですが、それをそのままバイク写真でやってみたいです。




バイク乗りが見ているもの、バイク乗りしか知らない景色、バイク乗りの感じる心…これこそがバイク旅の世界であり、それを写真にできたらいいな…そんな憧れを胸に2019年は写真活動をしたいです。

自分という得体のしれない欲望の塊がツーリング先で出会った被写体や情景を前に爆発するかのように…

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

江東区越中島 通勤の途中で撮った1枚。歩道を歩いていると背後から何台もの自転車が抜いていくので、それをブレ写真で狙ってみようとGRをウエストレベルに、絞り込んで連写モードで撮りました。タイミングは背後から迫る自転車の音に耳をそばだてて「今だ!」という瞬間にシャッターボタンを押し込みます。連写モードでシャッターを押し込むとシャッターを押した瞬間の縦ブレのある写真と、中間の縦ブレの無い写真の両者が撮れます。どっちがイイ感じの写真なのか後でじっくり吟味するのです。楽しいですよ。

 

ツーリング写真<中級>デザイン要素_印象的なシェイプを極める

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、芸術を楽しんでいますか?カメラ初心者の人とは自分がカメラを持って芸術している、という認識を恥ずかしくて持てないものです。もちろん写真をやる以前に元々が彫刻家とか書道家である場合は別ですが。

上達の過程で芸術に対する変なコンプレックスは抜けて行き、あるポイントで芸術家として覚醒するのだと思います。

アマチュア写真家とは自由を与えられている他にも、とても素敵なことがあるんです。それは写真を見ていただける人達への無償精神です。プロと違って報酬をいただく訳ではありませんので、写真は基本的にはプレゼントのようなものです。

良い作品が撮れて、それを観賞者へ送り届ける感覚はまるでサンタクロースになった気分です。嬉しいコメントをいただいた時は、おかえしのプレゼントをもらった感じです。一般にアマチュアっていうとプロの下位みたいな印象があるかもしれません。でもそれは少し違うと思います。




さて、今回は<中級>ツーリング写真の解説としてデザイン要素のレアキャラであるシェイプ、ディティール編です。

大切なことなので繰り返し書きますが、デザインの要素とは線、図形、色、立体感、質感、規則的なパターンです。この他に光と影、スペースの比率などがありますが、今回はシェイプとディティールです。

EOS6D Mark2

こちらの作例をご覧ください。これはシェイプデザインを取り入れたことにより、見る人を一瞬はっとさせる画面になっています。面白いでしょう?

ナイスバディな女性のウエストライン、コカコーラの瓶、ポルシェ911ターボのボディライン、こういった「くびれ」のある繊細な曲線を持った図形要素がここで言う”シェイプ”です。皆さん大好きでしょう?




この作例では漁船の船首部分に存在する曲線を、14mm超広角レンズの歪みも利用してシェイプラインを入れてみました。上部を少し切り落としたので迫りくるような迫力も出たと思います。狙いは印象的な画面であり、デザイン要素で「はっと」させた後に、漁船達の休む港の様子へ想像を誘う作画になっています。

空に爽やかに広がる薄い筋雲も、14mm超広角レンズと相性の良いシチュエーションですね。色の要素としては概ね爽やかな青が主体ですが、船体の下部にある赤も刺し色で効いています。本当は船の上に乗っていた黄色い浮きを船首の下に垂れ下げたい!と思ったのですが、触る訳にはいきませんので、黄色は欲しかったですがガマンです。

画面にシェイプデザインを取り入れたいときは、このように超広角レンズの歪みを利用する作戦は大いにアリです!ここだ、というシーンに出会ったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。

今回はレアなシェイプ要素の解説でした!




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県安房郡鋸南町 勝山漁港から少し北に行った竜ヶ崎堤防の近くです。漁船、漁具には触れず地元の方々や釣り人にご迷惑、ご心配のないようお願いします。

誰も教えてくれないスーパーテク☆風を写そうぜ!<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、2019年も早くも12日も過ぎましたが走り初め、撮り初めは済まされましたか?また初詣はどこにいかれました?まだ初詣に行かれていない方は南房総ツーリングも兼ねて館山市の安房神社がおすすめですよ。

南房総の人気ツーリングルート 房総フラワーラインや野島崎灯台などの近くです。三大金運神社と呼ばれている由緒ある神社でパワースポット好きの方にもお勧めですよ。




さて今回の<上級>ツーリング写真解説では本来は写真では表現できない風、におい、音、振動などといった感覚を、いかにして写真で表現するかという手法の解説でございます。その中でバイクが走る爽快感と関係している「風」の表現方法をいってみたいと思います。

写真とは言うまでもありませんが二次元の静止画です。奥行やスピード感などを表現したいときは構図を駆使して絞りを調整したり、シャッター速度のコントロールで瞬間や時間を表現したりするのは上級者の方々でしたら常套手段ですよね。

では匂い、肌触り、音などを表現したい場合はどうしましょう?例えば映画やアニメなどの映像の世界では間接的に表現できる手法が駆使されています。例えば振動を映像で表現する手法としてよく見かけるのがカップに注がれたコーヒーの表面が波立つ様子です。

振動に共調して注がれたコーヒーの表面が細かく波立つ様子を見れば、振動がどのよう響いているのか見る側に伝わります。タイタニックが氷山に衝突するシーン、栄光のルマンのリメイク作品 ミシェルヴァイヨンではLMPカーがブリッピングしているシーン、最近ではスターウォーズEP8でも大きな馬のような生き物が逃げ回るシーンで使われていました。

このような手法によって映像では伝えることのできない振動の様子を間接的に表現しているのですね。写真の場合は音や動きが表現できる映像よりも、さらに情報量が限られるのでこういった間接的な表現手法は大きな効果を生み出します。




バイクの魅力を表現したいとき「風」を写真にできたら素敵な写真になると思いませんか???

 

EOS5D mark2 + EF24-70mmF2.8L

カメラを胸に固定して走行しながら撮った1枚ですが、スローシャッターの設定により大きく風景が流れています。「これのどこが風なの?」と言われてしまえばソレまでですが、私はこの写真をみた瞬間に風が写っているように感じました。

画面の三分割交点の右上あたりに渦巻くように流れる様子が風を連想させるのだと思います。同じシャッターの設定でも単純にカメラを固定したのでは風景が流れるスピード感のみです。メーター回りがあまりブレていないのを見ると、この辺を中心にするよう回転方向にカメラが動いたのだと推測されます。

バイクを運転しているとき走行風とは違った別の心地よい風を感じたことはありませんか?抽象的な話ですがそういった心に記憶として残っていた風の感触が写真にできているのか?そんな風に思える写真なんです。

実はこの写真「風を写そう」なんて思って狙って撮った写真ではありません。偶然の産物です。何を隠そう撮影時期は2012年の夏で特に何かに期待するでもなく、この頃によくやっていたコクピット風景を撮っていたのです。場所はおそらく夏の北海道ツーリングなのでナイタイ高原牧場だったと思いますが、高原の爽やかな風景をバイクに乗りながら撮りたかっただけなのです。そしてこの写真はその連写の中の1枚で、恐らくコーナリングをはじめる姿勢にカメラがズレてしまった写真。つまり当時の自分としては採用カットにはできない失敗だったのです。




つい先日、古いストレージを整理していたときに2012年の北海道ツーリングのRAWを発見しました。私の記憶では2012年の北海道ツーリングはただの1枚も良い写真が撮れなかったと記憶していました。しかし中身を見てみると、あるわあるわ「いいじゃんコレ」と思える不思議なカットが!その中の1枚がこれなんです。見つけたとき思わず7年前の自分に「えっこれをボツにするの~?センスねぇな!」と言ってやりたい気分でした。

写真とは本当に不思議なもので撮った瞬間に情景は時間が止まって永久保存されます。その時の撮影者の思惑なんて数年や数十年すれば消えてしまい、たとえ同じ撮影者が見返したとしても別の思惑によって歓迎される。こんな素敵なことが起こるから、つくづく撮った写真はその時はイマイチだと思っても大切に保管するべきです!と皆さまにも強くお勧めしたいです。

誰かが今の私にバイクで走る風の気持ちよさを写真にしなさい、と注文したとして「いやぁ困った、こりゃぁ無理難題。風を写真にするなんて…」と悩むところですが何と7年前の私が既に撮っちゃっているんですからね。面白いと思いませんか?

今回はこの辺で!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~本日の毎日100ショットスナップ~ 

EOS6D Mark2 + EF50mmF1.8STM

つい先日に沖縄に旅行に行った際、古宇利島の港で撮った1枚です。いいちこの広告写真に憧れをいだいて…素朴な写真を目指してみました。

自撮りスーパーテクニック☆7つの美しいポージング

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、良い写真、良いバイクライフを楽しまれていますか?バイクライフと言っても降雪地では今は完全にオフシーズンですよね。それに今年の豪雪は関東でもニュースになっていますが、本当に雪国で暮らしている方々は大変かと思います。

最近はやっていませんが私は15年ほどスノーボードのキャリアがあるのですが、過去にこんな事がありました。今はない新潟の関温泉スキー場に行くときのこと。新品のスタッドレスタイヤを装着した車でも登れない凍結の坂道で立ち往生してしまいました。ピカピカのブラックバーンで人が立っているのも困難なほどで、スタックした車を少し押そうと車の前に出たところ、足を滑らせボンネットにバンっと手をついたら、そのまま無人の車が坂道を滑りながら下りはじめたのです。幸い大事には至りませんでしたが焦りました。

雪国にお住いの皆さまは慣れておられますが、スキーや温泉で関東から豪雪地に出かける方はくれぐれもご注意くださいませ。

さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではツーリング写真、バイク写真におけるライダーの自撮りのポージングについて、使える7つのポージングをご紹介してみたいと思います。

1.コントラポスト

EOS1Dx + EF14mmF2.8L

以前も何度かご紹介しましたが基本ポージングとも呼べるコントラポストです。片方の足に体重をかけて体全体がS字曲線を描くようなポーズです。ファッション関係、コマーシャルフォトなどでも良く見かける美しい基本ポージングです。




2.斜めから撮る

真正面、真後ろからのポーズは体全体のラインが太く見えるもので、特にプロテクターの入ったライディングウェアーを着た状態だと太っていない人でもスマートに写らないものです。体系が太めの人は特に意識して斜めから撮るアングルでスマートに見ませしょう。逆にやせ型の人は斜めから撮るのは避けた方が良いとも言えます。

 

ライディングウェアーの関係でどうしてもゴツい感じになってしまう時は、ジャケットは脱いで肩にかけ、体のラインが見えるようにしてみましょう。

3.歩むポーズ

風景の中にバイクだけある写真だと、どうしても動きに欠ける写真になってしまいます。せっかく人物を登場させるのであればじっと棒立ちするのではなく歩む様子で写真に時間を与えてみましょう。歩む方向にメイン被写体をもってくれば導線としての効果も作れます。

4.体育座りで三角を作る

EOS6D Mark2

座った状態でポージングを決めるときにお勧めなのは体育座りなど足を三角にする座り方です。上の写真は小さく写っているので効果ありませんが、写真デザインの図形要素である三角は構図に安定感を与えます。さらに腕を後方の地面につけばリラックスした感じでツーリングの小休止を演出することもできます。




5.視線をメイン被写体へ

EOS1Dx

月、太陽、道の先など作品の主題となる要素へ視線を送ってポーズを決めてみましょう。もし視線だけで伝わりにくいようでしたら上の写真のように指差すとさらに効果的です。このように作品内の人のポーズで観賞者の目を主題に導くことも可能なのです。

6.ヘルメットを脱ぐところ

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F7.1 1/1600 ISO100

ヘルメットを脱いだ瞬間とはその地に到達した爽快さ、達成感を表現できます。「ふ~」という気持ちいい息遣いまでも写真を観る人に伝えることができるでしょう。コツは頭の向きにあって少々大げさなくらいに上を向いたポーズをとってみてください。

7.乗車姿勢ポージング

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L

オートバイから降りない、乗車状態でのポージングです。片足をステップに乗せたままヘルメットのアゴ紐に手をかけたポージングで自然なシーンを演出しました。この他にもグローブをつけるところ、後方を確認する様子、地図を広げているところなんかも素敵なシーンの演出になると思います。




自撮りの場合も誰かを撮る場合も、慣れていない人にとって人物を撮ることほど難しく感じるものはないと思います。普通に【ライダーの背中】をイメージして撮ったつもりでも何だか猫背でかっこ悪い…そんな経験をされた方も少なくはないと思います。

自撮りの場合もモデルがいる場合も、コツは少々大げさかなと思うくらいに演じ切ることです。自撮りの最大の難しさはカメラマンと役者の両者の役割を果たすことだと感じます。タイマーをセットして自分が画面内に入ったら、撮っていることは完全に忘れてそのシーンの中に完全に溶け込むことです。

照れやポージングの迷いがあると必ず中途半端になってしまい、いかにも素人モデルという絵が出来上がります。最初は難しいので今回ご紹介したようなコントラポストなどは事前に家で姿見を使って練習しておくのがお勧めですよ。

バイク写真、ツーリング写真における美しい7つの自撮りポージングでした!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

たまに使える☆レア構図テクニック 額の中の額構図

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、もうお正月ぼけは抜けましたか?

当ブログはWordPressによって作られた独自ドメインのブログです。よって様々な機能でアクセス解析ができるのですが、以前に使っていたYahoo!ブログと違い読者層の年齢や性別までは分かりません。

以前に使っていたYahoo!ブログでは主に40~50代の男性が中心でしたので、同じような趣旨のブログという意味では当ブログでも大きな違いは無いかな?と感じております。いかがでしょう??

もちろんオートバイに乗って素敵な写真を撮りましょうよ!という内容に年齢も性別も関係ありませんので、全ての人に見ていただきたいtouring-photography.comなのではあります。

ちなみに私は人生の折り返し地点を過ぎた40代であります。今までの人生って何だかあっと言う間だったと感じますが、そう思うと残りの人生もすぐ過ぎてしまう気がして仕方ありません。

いつか人生を振り返る時がきたときに「いい人生だったな」と後悔なく思えるよう日々を充実して生きていきたいですね。その為に私の場合は良い旅、良い写真です。2019年もブレずにツーリング写真を精進していく所存でございます。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

さて前置きが長かったですが今回は<中級>ツーリング写真解説としてチョット変わった構図をご紹介いたします。

その名も【額の中の額構図】です。写真であるからには画面という長方形の枠に囲まれている訳ですが、私たち写真を愛する人々はこの長方形の枠に対して如何に情景を切り取るかに多くの情熱を注ぎこんでいる訳です。

それは特定の範囲を見せる、という通常の目的以外にも重要な被写体を敢えてフレーム際で切り落として存在感を調整してみたり、枠外に向かって歩む人の様子で枠外への想像を誘ったりと何かと「枠、フレーム」は重要なファクターとなっているのが写真です。

今回はそんな画面という長方形の枠の中に、さらにもう1つの枠を作って印象を狙ってみましょうという構図のご紹介です。上の写真では漁港に佇む船の船首部分のディティールを利用してみました。このシーンでは手前にあるソレが漁船であることが誰にも分かるように撮ること、それでいて漁船以外の右の部分の割合に対して比率を作ることを意識してみました。

そしてポイントは見切れているライダーの姿ですが、船首の曲線部分を利用したことです。どれくらいの立ち位置でどのように写るのかは従来は勘に頼って何枚も撮っていましたが、以前もご紹介した通りEOS6D Mark2のワイヤレスリモート機能でスマホ画面で確認しながらシャッターを切りました。




 

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

これは枠の中の窓構図とでも呼びましょうか。ちょっと変わりネタですが千葉県市原市のローカル線、小湊鉄道の風景です。この時、私の頭の中でこのイメージが出来上がったとき、ほぼ同時に作品タイトルも思い浮かびました。「キハとバイクの車窓から」。キハとは小湊鉄道の車両形式のことで「車窓」は有名なテレビ番組で誰でも馴染みのある言葉なのでタイトルに使うにはぴったりだなと思いました。

難しかったのはカメラをかなりメーター回りに接近させて撮ったので、近接が大きくボケてしまいバイクのメーターであることを明確に伝える為に絞り込むのですが、そうすると今度はシャッターが遅くなってしまい電車がブレてしまうのでは?という点でした。

しかし、この撮影時に何とあの有名な鉄道写真家 中井精也さんがここに来られたのです。中井さんの方から私のR1200GSアドベンチャーを見つけて話かけて下さったのですが、どうやら中井さんもバイクがお好きなようですね。

そしてテレビ番組の撮影だったようで電車はこのスポットで徐行運転してくれたので、電車がブレる心配は取り越し苦労に終わりました。

額の中の額構図のご紹介でした!

今回はこの辺で。




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

少し以前に撮った写真ですが仕事中に社用車の窓から撮ったつつじです。これも額の中の額構図です。ポイントは車の窓であることが伝わるようシートベルトの金具まで写していることです。

そう、バイク写真とツーリング写真は違うんです<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはバイクに関わる写真についてどのような写真がお好きですか?

今回は一言にバイク写真と言ってもその内容は様々なジャンルがあり、それぞれの違いを簡単に整理してみたいと思います。なぜこのような解説をするかと言うとジャンルを意識して写真を撮ることで作品の意図が明快になるからです。




・バイク写真

EOS6D Mark2 + SIGMA35mmF1.4ART

バイク写真は愛車を主役として撮った写真です。そのオートバイが最もカッコよく見えるアングルを探り、パーツの質感やカウルの繊細な曲線などを意識して撮ってみましょう。この時、無意識下にメーカーのカタログのような写真を真似ないのがコツです。どちらかと言うとメーカーの広告に使われているようなイメージカットの方が参考になるかもしれません。

お勧めの撮り方は上の写真のようにライダーの姿を見切れで入れることです。これにより愛車が主役でありつつも、オーナーとの関係性も表現できます。人間の姿が少しでもあれば動きや時間を加えることが出来るのでバイクのオブジェ化を避けるのにも有効です。

言うまでもありませんが画面内にバイクを大きく構図し、ピントもしっかりと車体に合わせます。背景がゴチャゴチャしている場合は絞りを開いてボカすのも有効ですが、それより上の写真のようにシンプルな背景の場所を選ぶのがお勧めです。

場合によってはフラッシュを発光させてバイクの下から十分に光を当ててみましょう。

・ツーリング写真

EOS30D + EF28-70mmF2.8L

ツーリングのワンシーンを切り取ったような写真です。バイクが主役なのではなく風景の中のバイク、ライダーがある写真のことです。【ツーリング=旅】と定義すると旅と関連の深い被写体は道、海や山などの自然景観、その地域の文化、地元の人や他の旅人との出会い、港、田園風景、その他にも郷愁を感じる里山、崇高な廃墟や火山風景なども旅ならではの情景です。

その中でも私が特に魅力を感じる被写体は道です。道はこれから始まる旅路、あるいはそれまでの旅路を観賞者に連想させます。ツアーや観光バスでは旅を実感できない理由は道を意識できないからだと思います。そして以前も書きましたが道は写真にすると人に何かをうったえているような表情になります。

旅心を忘れかけた人々へのメッセージとして道のあるツーリング写真。これを撮ることに今、私は夢中です。当面は「ツーリングのワンシーンを切り取る」をテーマに個人的な写真家として活動していきたいと思います。

・バイクのある風景

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG

バイクのある風景はツーリング写真との区別が難しいですが、ツーリング写真ほど旅を意識したような写真ではなく、純粋に美しい風景の中に溶け込むようなバイク写真という認識で良いと思います。

美しい景色のところまでツーリングしたんだからツーリング写真とも言えるんじゃない?と言われればそれまでですが、ツーリング写真は移動を重ねる旅路でのワンシーン、バイクのある風景は事前に撮りたい作品のイメージを作ってシューティングに出かける…と言えばお分かり頂けるでしょうか。

代表的なシーンとしては満天の星空に流星群や天の川、満開の桜並木、紅葉のピークなどなど。最高のタイミング、最高の撮影ポイントで狙って撮ったものがバイクのある風景です。




・ライダーポートレート

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

私が今まで撮ってきた写真の中で、最も少ないと言えるライダーポートレート。ツーリング風景の中のライダーが主役となる写真です。

上の写真くらいではポートレートと呼べるか微妙ですが、本来であれば顔の表情によって作品に感情が入るような写真が素敵なライダーポートレートだと思います。それはツーリングの楽しさ、発見した驚き、素晴らしい景色を見た感動など様々あると思います。

私も含めて多くの写真好きライダーはこのジャンルはほとんど未開拓だと思います。InstagramやFacebookなどのSNSを見ていると可愛い女性ライダーがツーリングの様子を顔出し写真で登場していますが、それを除いてはほぼほぼ見かけないジャンルです。

見知らぬ人を勝手に撮るのは色々と問題のある昨今。お友達やグループでツーリングされる機会の多い方はぜひ挑戦してみてください。

・ツーリングスナップ

CASIO エクシリム EX-10

スナップ写真とはあっと思った瞬間にパッと撮ること。当ブログでは毎日100ショット以上のスナップ写真を撮って写真を身近に生きよう、という毎日100ショットスナップを以前に推奨しましたが、ツーリングの時でもスナップ的に撮りたい瞬間は決して珍しくはありません。

上の写真は稚内の港で休憩中に突然やってきた光景です。あれこれ構図を練ったりどのレンズを使おうか悩んでいたらシャッターチャンスを逃してしまいます。

アッと思った瞬間にパッと撮る。いつでも気軽にパシャパシャ撮る楽しさ。これをツーリング中にやるのがツーリングスナップです。コレ、追及するとなかなか面白くてハマりますよ。

・ツーリングレポート

iphone7

説明するまでもありませんがブログやFacebookなどのSNSで発表する、または後で自分で見る用の記念写真、記録写真といった意味合いの写真です。

これといって難しく考えず、ピントや露出が大きく外れていなければOKという簡単さが魅力でしょうか。ポイントは事実を記録する説明写真として何を撮ったのか?を分かりやすく撮ることです。せっかくのツーリングレポートでも「この写真は一体何を撮ったのだろう?」と見る側に疑問を抱かせるようでは役割を果たせません。上の写真は北海道のオロロンラインにある夕来展望所です。サロベツ原野の標識と遠景の利尻富士をきちんと枠内に収めて「私はここに来ましたよ」という事実を記録した写真です。

SNS用という事ではなく完全に自分で見る用の記録写真の場合は本当に自分以外には見せないようにしましょう。万一、発表してしまうと見る人によっては迷惑だと感じるようですので気を付けましょう。

 

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L  ツーリングのワンシーンを切り取った作品

これらジャンルのどれが良いとか悪いとかではありません。ここではどのジャンルとも言えないような曖昧な写真にならないようジャンルを意識して撮ってみましょう~というお話でした。

またこれらのジャンルから自分が好きな写真はどのような写真なのかを知っておくのも悪くありません。免許をとってライダーとしてデビューしたばかりの人、または憧れのバイクをようやく手に入れて、嬉しくていつまでも愛車を眺めていたいという人はついバイク写真ばかりになってしまいます。もちろんバイク写真も素晴らしいですが、どこかのポイントで物足りなく感じるはずです。

もしバイク写真を追及するのであれば、例えば背景にこだわってみるとかライティングを本格的な物にしてみるなど良いと思います。そしてその写真をどんな人に見せたいのか?を意識してみましょうね。

私は当ブログを通して個人的に写真活動をしていますが、活動テーマは「ツーリングのワンシーンを切り取る」であり、ツーリング写真をこれからも極めていきたいと考えています。

旅を忘れてしまった見知らぬ誰かに私の作品で「あっ、オートバイで旅に出るのもいいかも…」と思っていただければ何にも代えがたい幸福だと思います。

今回はこの辺で!




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真家にとって最高の天気:雨のち晴れ

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F5.6 1/25 ISO100

突然ですがツーリング写真家にとって最高のツーリング日和とは雨のち晴れです。

多くのライダーは出かける時点で雨が降っていたら、その日のツーリングは中止にしますよね。例え天気予報で途中で晴れると分かっていても。

逆に晴れのち雨だった場合、もしかしたら降らないかも…という浅い期待に出かけることはありますよね?同じ雨に濡れるにも前半に濡れるか後半に濡れるかで、ずいぶん違うものです。

雨がやんで景色のすべてが艶やかに濡れている時、強いお日様の光に一斉に輝きはじめる光景は感動的です。その瞬間をお気に入りの撮影スポットや旅先で発見した絶景地で切り撮れたら…。心を揺さぶる傑作が生まれるでしょう。

晴れてから家を出かけたら?いやいや、それもダメではありませんが、止んだ直後のスイートな時間は短いものなんです。すぐ近所に撮影スポットがあればOKですけどね。




RICHO GR F7.1 1/30 ISO100 フラッシュ強制発光

1枚目の写真は千葉県浦安市の国道357の路肩から撮影しました。栃木県日光市からの帰りに中央環状線から凄い虹が見えて、下に降りたらディズニーランドの渋滞と分かっていましたが、湾岸浦安ICで下に降りて撮った1枚。日光では1枚も良い写真が撮れませんでしたが、この日のベストはまさかの浦安市でした。

2枚目の写真は小湊鉄道 養老渓谷駅で1時間ほど雨宿りした後。雨雲レーダーをチェックしながら、向かう先はもう止んでいると分かったので出発した直後です。まだ降っていますが空が明るく濡れた路面が輝いています。遠景の山間いは雨で霞んでいて絵画を連想する光景です。写真で見るよりも、かなり降っているのでアレコレと構図を考える余裕はありませんでしたが印象的な光景でした。

EOS5D Mark2 + EF24-70mmF2.8L F5.6 1/60 ISO100

この写真は7年前に撮りました。北海道に詳しい方ならドコなのか、すぐにお分かりかと思いますが稚内市の北防波堤ドームです。1日中、雨の予報の道北エリアで私は浜頓別から稚内へと移動しました。これ以上、雨の中を走行するのは嫌だな、と思いドームで暫く雨宿りし、そのままテントを張ってここで野営することにしました。




今では北防波堤ドームは野営禁止になってしまいましたが、昔からここはライダーの間では荒天時の避難場所として有名でした。

雨の中、快適な雨宿りの空間をみつけ、すっかりくつろいでいた私は突然の光景に呆気にとられました。みるみる雨雲が東の方へ流れ太陽が姿を現し、辺り一帯は燃えるような夕陽に染まったのです。

この場所ならすぐにバイクに乗って走れば日本海側のオロロンラインに出れるのです。ただでさえ絶景ロードの代名詞であるオロロンラインで、こんな燃えるような夕陽、そして濡れて輝きを放つ大地、これ以上ない最高のシーンが撮れるチャンスの到来です!しかし、既にSAPPORO CLASSICの500mlを開けて良い気分だった私には叶わぬ夢に終わりました。

この写真を見ると「なにやってんだよ!!!」と7年前の自分に説教してやりたい気分になります。

雨のち晴れの予報の日、出かけずに家にいると、知らないだけで超絶景をみすみす逃しているのです。雨がザーザー降っている中、準備してツーリングに出かけるのは相当に億劫なのはよく分かります。でもその気持ちを突き破る原動力があれば、とんでもない絶景を撮れるチャンスがあるのです。

原動力って何?それは傑作が撮れた時の自身の満足感、それを誰かに見せた時の喜び、その作品が誰かに影響を与えるほど役立ったとき!です。

今は寒い冬なのであまり晴れのち雨は無いですが、今年は夏になったら雨のち晴れを狙って出かけてみませんか?




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング