かっこいい自撮り写真の撮り方 桜の景色とバイク写真 <初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、また初めて当ブログを見に来ていただいた皆さま、自撮り写真はお好きですか??

自撮りとはインスタの普及とともに急速に広まった言葉だと思いますが、ツーリング写真における自撮りとは作品の中にライダーの姿を登場させること、という解釈が一般的でしょうか。代表的なポージングとしては夕日などを見ている背中とか、バイクに跨る瞬間とかの主に「姿」を撮ったものですかね。

インスタとかで言う一般の自撮りとは主に顔だと思うのですが、両者を区別できる単語はまだ存在していないようです。何年かしたらバイク写真の世界ではライダーの姿を入れた作品を呼ぶ、自撮りに変わる単語が登場していると良いのですが…。

さて、今回のツーリング写真<初級>解説では、そんな自撮りについての具体的な手法について解説してみたいと思います。ライダーの姿のある作品を発表すると、いつも「一人で行かれたんですよね?セルフタイマーでダッシュですか?」などと質問する方がおられますが、セルフタイマーでダッシュではありませんよ!

EOS6D mark2 + EF70-200mmF2.8L IS F2.8 1/1250 ISO100

こちらの作例をご覧ください。自宅からすぐ近所の桜並木で撮った1枚です。朝の早い時間帯で少し薄雲に太陽が隠れた瞬間に撮りました。意図的に柔らかい雰囲気に仕上げたかったので、絞りをこのレンズの開放値 F2.8で撮っています。




 

どうしても桜並木のような撮影シーンだと、バイクだけ置いてしまうと、バイクがオブジェのように見えてしまい、その場所までの過程やツーリングであることがイマイチ伝わりません。

全ての作品にライダーの姿が有った方が良い、という訳ではありませんが、やはり写真とは人の姿があったほうがストーリー性や感情表現をするのに有利なのは疑う余地がありません。

近年のOutrider誌のツーリング写真コンテストでも、ライダーや人の姿があったものが良作として掲載される傾向にあります。

ではツーリング先でライダーの姿を入れた作品をつくるには、具体的にどのようにしたら良いのでしょうか?

まず必要な道具をそろえましょう。1つ目は三脚!三脚の選び方については別の機会で詳しく解説する予定ですが、ここでは自撮りするためのカメラの固定方法という意味での三脚ですので、携行しやすく使いやすい物であれば何でも大丈夫です。

次にインターバルタイマー機能の付いたリモコンです。

キャノン タイマーリモコン TC80-N3

インターバルタイマーとはStartボタンを押すと断続的に撮影を開始してくれる機能です。例えば3秒毎とか10秒毎に1ショットずつ撮ってくれる、STOPを押して停止、あるいは予め設定した撮影枚数に達したら終了といった具合です。

インターバルの間隔や撮影枚数は任意で簡単に設定変更ができます。またこの機能はカメラによっては元々内蔵されている機種もあるので、その場合はタイマーリモコンを別で用意する必要はありません。ちなみに私が以前まで愛用していたキャノンEOS1Dxにはインターバル機能はありませんでしたが、いま使っているEOS6D mark2には付いているので、もうタイマーリモコンは持ち歩いておりません。

 




なぜセルフタイマーでダッシュはダメ??

セルフタイマーでダッシュだと、その精神的な慌ただしさから、不自然なポーズとなってしまいダサい棒立ちの背中やベタな記念写真的なものが出来上がってしまいます。

それに、そもそも望遠レンズを使いたいシーンではカメラとの距離が遠くなるのでダッシュしても間に合いません。これはワイヤレスリモコンでも同じでメーカー純正のワイヤレスリモコンの電波の強さでは数mしか電波が届かないので使えないのです。

一部の海外製のリモコンで数百mも電波がとぶ物があり、以前は私もこれを使っていました。しかしリモコンだとどうしても押す瞬間に不自然なポージングになってしまうことに、ある日気が付いたのです。

仮に画面内で小さな存在として写すにせよ、作品の登場人物として撮るなら演出、つまり役者でなければいけないのですね。といっても急に演技を極めた役者になるのは難しいのですが、ここでインターバルタイマーを使う事によって「撮っていることを忘れる」ことができるのです。

これが重要なポイントで、プログラムで多めの撮影数の設定をして、後で帰宅してから最もカッコいいポージングのショットをセレクトするのです。セルフタイマーのように焦ることもなく、リモコンのように操作する必要もない、撮っていることを忘れるくらいの状態であれば、演技的なものを意識しなくても自然なポージングが可能なのです。

今回はSNS等で写真を発表するたびに、よくいただく質問について詳しく解説してみました。素敵なポージング、何かをしている仕草、顔の表情による感情表現などなど、バイクだけの存在では成し得なかった作品を生み出すことが可能な自撮りツーリング写真。

ぜひ、インターバルプログラムを活用してみてくださいね。

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

CASIO エクシリム EX-10

職場の近くにある公園で撮りました。美しく散っている様子に小さな感動をもらいました。みなさんもコンデジを常に携帯して毎日100ショットスナップをやってみてくださいね。

毎日なにかに感動する素敵な日々になりますよ。

もうムリ。画一化された上手いだけの写真<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素晴しい写真、素晴しいバイクライフを楽しまれていますか?

私は現在の生活環境だと、滅多なことでは遠出はできないのですが、以前はよく北海道、東北、新潟、伊豆半島、信州、四国、九州そして沖縄までも遠くまでツーリングしたものでした。

その当時から一眼レフに交換レンズを複数本、そして三脚まで準備し、キャンプ道具と一緒にバイクに積載して旅人を気取っておりました。

しかし遠くまで行くと、当然のように素晴しい景色が待っているわけで、それを写真に撮ると景色が素晴しすぎて普通に撮っただけの写真が傑作写真に見えてしまう不思議。これに気が付かず、自分の写真のレベルが稚拙極まりない記録写真であることに気が付かないまま、多くの旅路を走ってきました。

現在、遠くまで旅に出れないという強烈なストレスが、自分の中に眠っていた写欲を爆発させました。以前は千葉で走っている限りは良い写真なんか撮れない…本気でそう思っていましたが、それはとんでもない勘違いでした。

ここ2年くらいで自分の住んでいる千葉県 房総半島を改めて走り尽くし、そして写真を見直そうと一から学び直してみました。すると従来と違い南房総は素晴しい被写体の宝庫で、自宅から近い、よく知っている場所であっても十分に旅を感じ、そして心の中の旅風景と向き合うことができたのです。




さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回は中級ツーリング写真解説として、上手いだけの写真をいちど忘れて、ユニークさと個性を打ち出して写真を楽しんじゃいましょう~というお話です。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG 150mm F7.1 1/500 ISO100

こちらの作品をご覧ください。南房総 館山市の那古漁港で撮影した夕景のワンシーンです。夕景といえば、もうどこでどんな写真を撮ろうと、その美しい空と光源で良い写真になるのは言うまでもないですよね。




しかし、普通に綺麗、素敵、カッコいい、シブイといった画一化された良い写真をいちど脱却させてみましょう。

この写真では巨大なクレーンから伸びるワイヤーの先に、見えない導線を作って太陽と被写体(バイク)を一直線にしてみました。まるでこれから太陽と一緒にR1200GS ADVENTUREを釣り上げるみたいに見えます。

完全に遊びですが、観賞者もきっと退屈な写真とは思わないでしょう。こういった少しの気づきをヒントに子供のように遊んでみましょう。遊ぶための素材はそこかしこに存在しているはずです。

現在、写真界はデジタルカメラの普及とSNSの発展によりアマチュアのレベルが飛躍的に上がりました。

デジタルで写真を簡単に(練習しやすいという意味で)、そしてSNSによりアマチュアにも発表の機会が増えました、それによりここ10数年間ですごく上手な人が増えました。20年前なら間違いなくプロで通用する腕前の人なんて、ほんと今ならゴマンと存在しているのでしょう。

しかし、その反面なにかこう上手いの種が画一化された印象もあり、特にバイク写真分野(っていう分野はまだ認知されていませんが)についてはその傾向が強いように感じます。SNSやツーリング写真コンテストを見ていると「上手だなぁ」と思う作品はたくさんありますがインパクトや個性に欠けるかな?とも感じるのです。

きっと「かっこよく撮る」ことに気が行き過ぎなのでは…?とも感じます。もちろんカッコよく撮るのは非常に重要ですが、みんなでソレだけを追求していたら見る側も無意識下に飽きてしまうものですよね。

今回は上手いだけの写真、カッコいいだけの写真にとらわれず、遊び心とユニークさで撮影に挑んでみましょう~というお話でした。

楽しいので是非実践してくださいね。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

CASIO エクシリム EX-10

もう1週間くらい前に撮った写真ですが東京の桜です。タワーマンションを見上げるように撮ってみました。マンションが桜のようなピンク色だったのでこのような撮り方を思いついたのです。みなさんも毎日100ショットスナップ、やってみてくださいね。

ツーリング写真<中級>バイク写真で必ず役立つ!安定土台ちゃん

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも見ていただき有り難うございます。

何日か前にGoogleでのメインキーワードでSEO順位が1位から何故か4位になってしまいました。その間、アクセスが極端に落ちたのですが、検索での上位表示っていうのは大きいんですね。ちょっと下にスクロールすれば見つけてもらえるはずなのに。今はまた1位に戻っているので良いのですが、Googleさんのロボットによる処理だとしても、価値のあるサイトであるとご判断いただけるよう頑張っていきます。

あっダイレクト(ブラウザーのブックマークからアクセスする人)の読者様には、ここで改めてお礼申し上げます!いつも有り難うございます!




さてさて、今回は中級ツーリング写真の解説として不安定な被写体に対する安定感を出すテクニックのご紹介です。ほとんど聞きなれない話だと思いますが、被写体の安定感の話は実はツーリング写真やバイク写真の全般において、重要なお話ですので地味な内容ですがぜひ読んで実践してみてくださいね。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5 6SEC ISO1250

こちらの作品をご覧ください。深夜の東京湾で撮影を終えたあとに、何か面白い写真をあとひとつ撮って撤収してやろう!と思い撮影した1枚です。

夜の海を背景に、センタースタンドで垂直に立たせたR1200GSに乗車して自撮りしてみました。いったい何しているのか?抽象的な写真とも言えますが、ここで解説するのは被写体の安定感です。

例えば細長い棒や木など、それだけを画面に入れたら倒れてしまいそうな不安定感を感じます。しかし、画面内に地面を入れて棒が地面にしっかり刺さっている様子、木が地面に強く根を張っている様子が見れれば一気に安定感を感じるでしょう。

オートバイは言うまでもなく二輪なので立っている姿は基本的に不安定なものです。地震がきたり少しの不注意で容易に倒れてしまいますよね。そこで重要なのは土台となる要素です。あくまで観賞者が視覚的に安定を感じる要素として、意図して土台を画面に入れましょう。





この作品で言うと画面の下1/5くらいを占めている黒くつぶれた部分が土台です。「これ真っ黒だし要らないんじゃない?」とも感じるかもしれません。しかし、これがないと安定感は一気に失われてしまいます。

もちろん何か正当な理由があって不安定にしたいのであればOKですが、細長い被写体やバイクのように倒れてしまいそうな不安定なものは土台を作ると安定感が出ますよ!というお話でした知識として身につけておくと、撮影シーンでいつか役に立ちますよ。

しかし、今回の投稿も地味な内容だなぁ~、こんな投稿ばかりしているとSEO順位がまた下がるかもしれないな。まあ、でもツーリング写真における安定土台構図の解説は、これが世界初だから良いか!

また次回!





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ツーリング写真<初級>大丈夫!スランプの時こそ遊べ!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、燃えたぎる写欲、写真への情熱、冷めちゃってませんか?大丈夫ですか?

どうもテンションが上がらない、だんだんツーリング行くのにカメラを持って行くのが億劫になってきた…なんて時は黄色信号です。この原因は簡単です、良い写真が撮れていないからです。

良い写真が撮れれば自身の満足感は言うまでもなく最高ですし、SNSで発表したり大切な人に見てもらったときの嬉しい反応を見れば「また良い写真を撮りに旅にでよう」という気持ちになるものです。

しかし!写真はそんなに甘くはなく、誰にでもスランプはやってきます。上達すれば次のレベルへの望みも高くなり、それが叶わなければ面白くないのは当然ですね。

でも大丈夫。今回はそんな時の息抜きとして遊べる写真のご紹介ですよ。

リコーGR APS-C F7.1 1/90 ISO100

こちらの作例をご覧ください。笑っちゃうでしょう…?




ツーリング写真とは言えないかもしれません。しかし、せっかくツーリングに出かけたのに、今日は良い写真が撮れなかったなぁ…なんて日ありませんか?私はよくあります。そんな時は日が傾いた時間に影で遊んでみましょう。

お天気さえ良ければ、あとは地面があればOKです。しかし、ここで初心者の方は一応は練習と思って撮影に挑んでくださいね。例えば画面に余計な物はいれない、フレーミングとして切り落とす部分の比率を考える(この写真の場合、R1200GSの上1/3を切り落としました。二等分にはしないこと)、図形要素をよく見て画面内に配置しましょう。例えば前後のタイヤの影、前タイヤの実像で3つの円がありますよね?縦構図の長方形の中に、3つの円を美しく配置するにはどうしたら良いでしょう?それを意識して様々なアングルを試してみてください。

影が主役な訳ですがら、影にしっかり寄ることも大事です。簡単そうな撮影シーンだからこそ、基本的な部分の練習にはもってこいです。

この作例ではR1200GSしか写っていませんが、ご自身を影自撮りしても素敵な写真になると思います。その時はポージングも色々とこだわってみましょうね。

影は気を付けないと写真の観賞者に何なのか伝わらない場合があります。撮るときに見る人に分かりやすいよう影の様子をよく見て撮影しましょう。例えばカメラを構えている自分の姿を写す場合、基本は脇をしめますが、脇をしめたポーズの影は上半身がどうなっているのか分かりにくいです。脇をあけて腕の形を影にだしてカメラを構えているんだな!と誰にでも伝わるように工夫しましょう。

今日はこれだけ!!





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果たしてレタッチは悪なのか?ツーリング写真のフォトレタッチ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは撮った写真をソフトウェアーで調整や加工などやられますか?また記録形式をRAWで撮って、PCに取り込んで仕上げてJPEGにする方ってどのくらいおられるのでしょう。

最近のカメラではカメラ内で既にいろんなフィルター機能が入っていたり、カメラ内RAW現像などもありますよね。またカメラからスマホやタブレットにWi-fiで画像を送って、アプリで加工なんて使い方もかなり一般的かもしれませんね。

iphone用のLightroom CCなんて基本であれば無料でインストールできますしね。




さて今回は様々な意見があるフォトレタッチについて、私が去年の夏の北海道で経験したあることを元にお話したいと思います。

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/160 ISO100

 

こちらの作例をご覧ください。北海道の美瑛で撮影した1枚です。幹線道路から外れた道を走っていたときに、この立派な木を見つけてUターンして撮影することにしました。

木の堂々とした存在感を表現するのに、下り坂になっているダート道の下から望遠で狙ってみました。

ローアングルで狙う場合、背景の多くは空になります。この撮影時は昼の陽の高い時間であり、なおかつ太陽は薄曇りに隠れてしまい、撮影条件としては決してよくない状況でした。このシーンがもし地元の房総半島であれば「またいつか出直そう」と思い撮影をやめるでしょう。

しかし、ここは北海道の美瑛。またいつ北海道に来れるかも分からない、ましてや北海道へのチャンスが再び訪れたとしても、ここに来るとは限らないし、その時にはもう木が無いなんてことも考えられます。(悲しい運命を辿った哲学の木のように)




条件の悪い中、どうしてもこの木を撮りたかったので、露出の設定を試行錯誤して何とか木のディティールがデータとしてきちんと残るよう撮影をしました。当然、記録はRAWを使いました。

これを帰宅後にLightroomで調整を施したのですが、私個人としては好きではないシャドウを大幅に上げた調整です。なるべく絵のように見えないよう、写真らしさが失われないようレタッチをしましたが、完成した写真は私の中での一線を越えた写真、つまり度の過ぎたレタッチ写真となってしまいました。

しかし、一期一会の風景を何とか作品化できたこと。発表できない作品でも個人の大切な想い出として考えれば非常に価値が高いとも感じます。こういった通常なら諦めねばならない状況であっても、Lightroomのようなレタッチを施すことによって救われる。そう考えると旅写真とレタッチは相性の良い関係と言えるかもしれません。

ここ数年になって、ようやくフォトレタッチ異常否定派も、過度なレタッチで派手派手写真を作る人も、だいぶ見かけなくなりました。レタッチはフィルム時代からプロの間では存在していて、それがデジタル化で一般に普及したものです。

せっかく高度なことが手軽にアマチュアでも出来るようになったのですから、もったいないのでレタッチをされたことの無い方が、ぜひ挑戦してみてくださいね。

あっ今回はこれだけでは寂しいので、きのう職場の近くで撮った写真を1枚。

CASIO エクシリムEX-10

桜の花はほとんど終わっていたので葉を主役にして撮ってみましたよ。ちなみにこの写真はレタッチは一切なしでJPEG撮影の撮って出しですよ。みなさんも是非、毎日スナップを撮ってくださいね。

ではまた!





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目からうろこ 桜のツーリング写真は道とからめて<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photorgaphy.com 読者の皆さま。いつも当ブログを見ていただき有り難うございます。ところで桜の写真は良いのが撮れましたか?

桜の中でバイク写真をと言うと、どうしても満開の桜のもとで愛車を置いてパチリ、というパターン化したものが多いですね。もちろん、それも決して悪いわけではありませんが、あまりに皆さんがそのように撮っているので、少し見飽きてきたかなーとも感じます。




今回は桜のもとでバイクをオブジェのように置いた写真は卒業して、ツーリングのワンシーンとしての桜の景色!これを目指して撮ってみましょう!というお話です。

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG  F5 1/250 ISO100

ツーリングのシーンとして登場する桜であれば、道の存在が重要です。道は旅を連想させる最高の被写体なのは当ブログの熱心な読者様であれば、既に知識としてご存じかと思います。

そうです、ここでは桜の木を決して主役にはしません。度々同じことを書いてきましたが、構図には主題、副題、背景と明確に存在感を調整する必要があり、それが出来ずにあれもこれも入れてしまった写真が俗に言われる「欲張り構図」。

ただし主役にはしないと言っても脇役も背景も非常に重要である、ということがポイント。そして構図以外に写真に重要なもう1つの要素・・・そう光です。

この作例では朝の7時代ということもあり、澄んだ空気の中で朝日を浴びる桜が美しく輝いていたので、この場所で撮影に挑みました。桜が良いと思ったのに桜は構図内では主役にはしない。構図での主役はあくまで道にすることによって、ツーリングシーンを表現しています。




今回は人物の姿はなしですが、R1200GS ADVENTUREの傍らに置いたヘルメットでライダーの存在を予感させています。このようにライダー無しで撮る場合はヘルメットやグローブなどを分かりやすい場所に置くと良いでしょう。

そして画面のデザイン要素として重要なのが道路の切り取り方による線の要素。そう、導線効果です。線による導線効果は直線でも効果ありますが、この作例のようにS字を描くような曲線要素が入ると、写真の観賞者の目を楽しませるの有効ですよ。

こういった桜の存在を使った作画については、必ずしも立派な桜の木や、満開を狙う必要はありませんので、チャンスとなりえる撮影場所はそこらじゅうに存在しています。どうしても桜を主役とした写真を狙うとなると、立派な桜の木、あるいは沢山の桜並木、そして満開であること、といった条件が増え、しかも人が多い中での撮影となってしまいます。

あなただけの桜のある最高のツーリングシーンを見つけてみてくださいね。

まとめると1.桜は重要だが構図上では主役にはしない 2.道を主役にしてツーリングのワンシーンにしよう 3.朝、夕の美しい光が桜の花に当たっているときを狙おう! という感じでしょうか。

地味かもしれませんがツーリングシーンとしての桜の写真。チョット大人な作品の作り方でした。





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↓↓↓撮影地↓↓↓

伊豆半島 松崎町の南側 国道136号 マーガレットラインです。撮影日は2018年3月24日です。

~今日の「毎日100ショット」~

CASIO エクシリムEX-10

職場の近くのバス停にある桜を撮りました。撮ったのは4日前ですけどね… みなさんも毎日100ショット、やってみてくださいね。

やってはいけない菜の花の景色とバイク写真<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはきっと「このブログの作者はよっぽど暇なんだな」と思っていませんか?

暇人じゃぁないですけど!たいへんですよ~!

これだけのボリュームの投稿を、ほぼ毎日の頻度で更新しているのですから、普通に仕事して家に帰ってからでは厳しいものがあります。WordPressの予約投稿機能があるとはいえ、1投稿あたり1時間以上はかかるので、やっぱり大変なんですよ。

でも仕事のちょっとした空き時間などを利用してコツコツと書いております。もともとブログを書く事は好きでしたし、人にものを教えるのも得意な方でした。それに大好きなバイクツーリングと写真のことなのですから、言ってみれば自分の好きなモノだけを集結させたのが、この究極のツーリング写真 touring-photography.com なんです。

自分の好きなモノの集合体なのですから苦になるはずがないですよね。それにいつかツーリング写真文化を成熟させたいという明確な目標設定があるので、それに向かって楽しみながら精進するのみです。何より写真のことは説明を作ることによって、自分が一番勉強になっているというのも事実なんです。

教えるは教わるです!




では今回は<初級>ツーリング写真の解説として今の季節、とても多い鮮やかなお花の景色の作品。その時の注意事項として彩度上げると色飽和を起こして画質低下を招きますよ!というお話です。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/2500 ISO100

こちらの作例をご覧ください。春の小湊鉄道 月崎駅で撮った一枚です。遠景と前景に菜の花をおいた画面構成です。特にバイクよりも手前側、前景にたくさんの菜の花を入れてみました。

こういった花や緑がある鮮やかな景色というのは、当然ですが鮮やかに撮って仕上げたいと思いますよね。しかし、この作例のように特に黄色がある場合は色飽和に注意です。色飽和とは色が鮮やかになり過ぎた時に被写体のディティールが死んでしまう現象です。

これはLightroomを使ってかなり大袈裟に彩度を上げて拡大した様子です。一見すると黄色も緑も鮮やかになって、明るい印象(実際に明るいわけではありません)で良くなったように見ええるかもしれません。しかし大切な菜の花はディティールが死んでしまい、気色の悪い画像になってしまいました。良くないですね~

しかしこういった気味の悪いほどの鮮やかな彩度は、インスタなどでサムネイル表示された場合(つまりスマホの小さな画面内で小さな画像として表示させる)に限ってはそれほど気にならず、良い写真に見えてしまう場合があるようです。

本当にインスタだけを狙ってやるならOKかもしれませんが、少なくともプリントする写真とスマホ表示では同じ写真でも人が受ける印象は違ってくると覚えておきましょう。




通常、オーソドックスなカメラの設定(キャノンで言えばピクチャースタイルのスタンダード)であれば、あまり心配することではありません。しかしカメラのフィルター機能で・風景・ビビット・ポジフィルム調 といった具合に鮮やかにするフィルターをかけた場合、またソフトウェア―に取り込んで仕上る場合に彩度のスライダーを調整する際に、極端に上げてしまうとこのような色飽和が発生します。特に黄色が要注意なのです。

景色を見た時の印象とは、実際の風景よりも鮮やかに心に残るものです。決して実際の風景を忠実に撮りましょう、という意味なのではなくフィルター効果やレタッチ時の彩度の上げ過ぎに気を付けないと、黄色などは色飽和で酷い画質低下を招きますので気をつけましょう、というお話でした。

SNSはあくまでコミュニティーなので、色飽和の酷い写真をみて「この写真は色飽和がひどいですね」なんて言ってくれる人はいないですからね。本当はその方が親切なのでしょうが、私は絶対にやりません。

ではまた!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

当ブログでは何度も登場しているお馴染の撮影スポットですが、小湊鉄道 月崎駅です。映画やCMの撮影地としても有名です。

桜のツーリング写真 秘密だけど望遠レンズを活用して…<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿 小学1年生でも分かる露出解説は楽しんでいただけたでしょうか?書いている私本人としては出欠をとるときに、ランディマモラの足を先生が注意するところがヒットだったのですが…

この小学1年生でも分かる露出解説では、写真に係わる基本的なこととして、新たにある表現で書いてみました。それは目の前の景色は3次元の動画、写真は2次元の静止画である。失われた奥行きと時間は、絞り(を生かせる構図)とシャッター速度で取り戻すと傑作の礎になりますよ。という話でした。

全ての作品に絶対に必要とは言えませんが、基本として1.前景があって奥行きのある構図 2.なんらかの要素で動きや時間を予感させる要素、この2つが写真にあれば良き作品のベースができると言って良さそうです。その話をいきなり小学1年生の写真授業でやっちゃいました~

EOS6D mark2 + EF70-200mmF2.8L F2.8 1/800 ISO100

さて前置きが長くなってしまいましたが、まだまだ桜のツーリング写真の解説をしていきますよ!いままでの桜の風景、桜のツーリング写真の撮り方の解説はこちら↓

桜とツーリング写真-私ならこう撮る

桜のツーリング写真-イケてる構図?答えはこれだ!





今回の作例も千葉県市原市にある小湊鉄道の駅で撮影しました。この場所の桜は満開でしたが、勿体ない気もしますが桜は背景として使った一例です。

毎度のことながら構図の骨格となるデザインのお話からいってみます。まずレイヤーですが近景が駅舎、そして被写体(バイク)、遠景に桜と菜の花、青い倉庫といった具合です。私の写真としては珍しくバイクが主役になっている構成です。そして重要なポイントは駅舎の切り取り方です。

左の辺と上の半分に配置した駅舎は、駅舎なんだなと分かる程度に留めてフレーミングしています。窓などを使って4辺を囲う額縁効果というのがありますが、それに似たやり方で額縁半分だけ構図とでも言いましょうか。遠近感の表現だけでなく、被写体が日陰になっている理由としても重要な役割をしています。

このような構図を作る時、注意するポイントは垂直です。駅舎の柱や排水管の線をぴったりと画面の垂直と合わせて下さい。こういった構図の場合、僅かな傾きが観賞者に無意識の不快感を与えてしまうものです。

そして日陰の青かぶりはレタッチで除去しないこと。空気感が失われてしまいます。ここは日陰であることを敢えて表現した方が、旅の小休止であることを連想できると思います。





そして今回の解説で重要なポイント。望遠レンズを使っている点です。実はこの撮影現場は画面に少し写っていますがR1200GS-ADVENTUREのとなりに乗用車が停まっていて、この角度から撮る以外に無かったのですが、こういった余計な物を排除したいときは迷わず望遠レンズを選択しましょう。

そして倉庫よりも遠景にある桜、菜の花をぐっと近づけることにより、圧縮効果で画面内の構図を組み立てているのです。だいぶ以前にいちど解説しましたが寄って画面を作る広角レンズ、寄せて大きさや距離を調整する望遠レンズのお話、思い出してくださいね(また改めて書く予定ですが)。

と、今回のツーリング写真解説はここまでですが、桜の咲いている期間とは短いもので東京の桜はもうだいぶ散り始めています。儚いですねぇ~

CASIO エクシリムEX-10

この写真は私の職場のすぐ近くにある晴海ふ頭公園の桜です。この公園と周辺は現在オリンピック選手村の建設が急ピッチに進んでいて、昔からあるこの公園と周囲の桜並木は全て伐採されてしまいました。他の桜は開花をあと1週間くらいに控えたタイミングで伐採され、この写真の桜は幸いにも最後に一花咲かせた後に伐採と思います。あまりに切ないので私の持てる力を精一杯発揮してエクシリムEX-10で立派な姿を記録してあげました。

ではまた!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

小湊鉄道 高滝駅 他の駅とくらべて人も少なめで撮影しやすいですよ。

ツーリング写真<中級>最強に光輝くスポットを狙え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはお医者さんに相手にもされない病気にかかったことありますか?

私は若い頃から割と最近に至るまで酷い病気にかかっていました。それは「いつも腕時計が欲しい病」です。二十歳くらいから発症して最初は機械式のクロノグラフを買うぞ!と当時の給料2カ月分をはたいてBRITERINGのクロノマットを買いました。その後、20年くらいにわたり機械式クロノグラフをメインにいろんな腕時計を買いました。

単に物欲やステイタスで買ったのではなく、機械の虜になってしまったのです。脱振機の音色やローターの回る感触など、クオーツに比べれば精度に劣るはずの機械式なのに、なにかこう肌につけていると高精度な複雑機械のパワー、時計職人のスピリッツをもらっているような感覚に魅了されていました。

しかしそんな「腕時計が欲しい病」もここ数年、どっぷり写真をやっていたら関心が薄れて、気が付くと不治の病と思われた病気が完治したようでした。写真をやるとこんな良いこともあるんですね!ちなみに20年以上前に最初に買ったクロノマットは今でも持っていますよ。




さて前置きが長かったですが今回は中級ツーリング写真の解説として、林道のような緑が生い茂っている場所での光の使い方についてです。

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/125 ISO250

こちらの作品をご覧ください。千葉県鴨川市にある嶺岡中央林道で撮影した1枚です。ここ嶺岡山地は千葉県最高峰である愛宕山(標高408.2m!低っ!)を内包する低山地帯で、そのほぼ稜線を貫く嶺岡林道は、かつてダートでしたが舗装されて久しくライダーの姿もほとんど見かけなくなりました。

この写真の撮影時間はお昼の陽の高い時間帯です。一般に風景写真では陽の高い時間帯は写真撮影に向かないと言われますが、このようなシチュエーションに限っては陽の高い時間帯の方が、真上から強い太陽光が差し込んでスポットライトのような局所的なライティングが可能になります。

特にモデルの肩周辺の輝き具合に注目してください。このように輝かせるには周辺の明るさに対して強く光の当たっている場所を選びます。R1200GSにも同じように強い光が当たっていますが、白色の外装や金属製のパーツなどは反射率が高いため特に強く光り、この場合は白トビしてしまいました(もちろん気にする必要はありません)。

こういった場所で撮影するとき、最初にバイクを停める場所、つまりどこで撮るのか?が非常に重要です。しかし決して難しいことは何もありません。地面をよく見て最も陽が当たっている明るい場所を選ぶのです。




この写真を見て多くの人は第一印象に「光」の存在を挙げると思います。この写真の主役は光です。厳密に言うと光が当たっている空気であり、空気中の微細な塵や水分などに光が当たっている様子です。私はこのようなシチュエーションをよく光が溜まりこんでいる空間と呼んでいます。

このような光の溜まり込んだ空間は標準レンズや広角レンズではあまり表現できず、望遠レンズを使うことによって、このような独特の霞み具合で光を表現できます。望遠レンズは景色を圧縮する効果がありますが、カメラの場所から被写体までの長い距離に存在する空気、光をも圧縮するので、このように効果的になるのです。

ところでこの写真は先日、新たに買い替えたEOS6D mark2で撮った写真なのですが、画質については申し分なく(当たり前ですが)、インターバルタイマーについてもEOS1Dxの時はリモートレリーズTC80-N3をカメラに接続して使用していましたが、EOS6D mark2なら内蔵されているので少しのボタン操作で簡単に行うことができました。

またEOS6D mark2にはGPS機能もあるので、今回のように特に目印になるものが写真にないような場所については重宝する機能です。撮影した直後なら、この写真がドコなのか覚えているものですが、何年か経ってから撮影地がどこなのか?知りたくなってもなかなか分からないものです。しかしGPSのログデーターが残っていればLightroomで簡単に地図上に撮影地を表示することが可能なんです。

この写真のGPSデータをLightroomの地図に表示させたところ。

今回も長くなってしまいましたが…林道のような場所で光が上から差し込んでいたらシャッターチャンスです!地面を良く見て光の当たっている場所にバイクを停めて撮影してみましょう~!というお話でした。

ではまた次回!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県鴨川市 嶺岡中央林道

桜のツーリング写真 イケてる構図?答えはこれだ!!!<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、もう桜の景色でツーリング写真、バイクのある風景写真は撮られましたか?

桜は特別、遠くまでツーリングしなくても生活圏内にたくさん存在しているので限られた自由時間でも撮りに行けるのが嬉しいですよね。また満開のタイミングに合わなくても、少し南に行くか、北に行くかなど移動することによって良さそうな桜を探して走るのも楽しいです。私の勤務先である東京都では今は満開ですが、きのう市原に行ったら未だ7分咲きくらいの桜が多かったですね。

さて今回はつい昨日撮ったばかりの桜の写真を使って<中級>ツーリング写真の解説をいたします。いつもWordpressの予約投稿機能を使っちゃっているので、こういうフレッシュな投稿は当ブログでは珍しいです…

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/4000 ISO100

撮影日 2018年3月28日  千葉県市原市にある小湊鉄道の月崎駅で撮りました。残念なことに桜の開花状況は6~7分咲きくらい。菜の花は去年にここに来たときより半分くらいしか咲いていない感じでした。

さらに暖かく良いお天気だったこともあり、撮り鉄さんとドライブに来た観光客がたくさんいて、とても撮影がはかどる状況とは言えませんでした。電車は1.5時間に1本くらいしか来ない時間帯だし、一発勝負の中で近くに人がたくさんいて気が気ではないです…。




さて最初に構図の解説です。桜の景色というと桜を主役にするのが普通ですが、満開でなかった場合はどう撮りましょうか?この作品の場合、構図としての主題は桜の木の幹にしました。度々出てくるデザインのお話でございますが、桜の木の幹の形状をよく観察したところ、非常に魅力的な曲線を描くアングルを発見しました。

この桜の木の幹を縦構図にして画面内の理想的な位置に配置しました。幹の形状が縦構図にぴったりなのは言うまでもありませんが、周囲に入って欲しくない人などを画面から排除するにも縦構図は有効です。

三脚にカメラを固定して大まかな構図を決定したら、理想的な位置にバイクを停めます。電車が来るまで30分くらいあったので、じっくりと練りました。遠景にある桜の木は、まあまあ満開と言って良さそうです。列車が来るであろう場所は予測するには難しくありません。

そして重要なのは光。この時間帯(午前10時)のこの場所では逆光です。逆光の時はどうしますか?究極のツーリング写真の熱心な読者様ならお分かりですよね?そう、青空は捨てて地上物を輝かせるのです。

大まかに組み立てたら整理しましょう(時間に余裕のある撮影シーンに限りますが)。構図の主題は桜の木の幹。木の幹が描く曲線をデザインとして画面内に配置できたか?被写体のキャスティングは小湊鉄道のキハ(車両)は重要だけど脇役、桜も菜の花も重要だけど脇役、逆光だから鮮やかな発色は出ない。意図的に露出オーバーにしてハイキーな写真にしよう。

といった感じでしょうか。

そしてここまで自分が組み立てた写真に、もう一度問いかけます。ほんとにコレでいい?普通っぽくない?何かひとヒネリできないか?ユニークな何か?

ここで私がひらめいたのは絞りです。通常、こういった風景のシーンでは絞り込んで被写界深度をかせぎますが、逆転発想で開放を試してみました。このSIGMA35mmの単焦点はなんとF1.4が開放値です。もちろん、こういったシーンでF1.4なんて特別な理由がない限り、画質の観点から考えてもやってはいけません。しかし特別な理由を見つけたのです。

この場所は特にカメラの近くは雑草が生い茂って御世辞にも美しいとは言えません(去年はここも菜の花がいっぱいだったのですが…)。そこで逆光下でF1.4を選択して全体をフワっとした印象の写真にしてみました。賛否あるやり方かもしれませんが、後でソフトウェア―のレタッチで明瞭度を下げまくるより、ずっと良い手法だと思いました。




ところでこの撮影地、ほんとに人が多くて色々とまいりました…。というのも多くの撮り鉄さんは鉄道や花の咲く鉄道風景を撮りに来ている訳で。私のように鉄道を背景にして35mmなんて広角で撮ってしまうと、私一人が占有してしまう範囲が迷惑なくらい広いのです。

しかも撮り鉄さんは先にいた人の邪魔にならないよう、マナーを心得ている方々なので、みなさん私のカメラ位置にとても気を遣ってくださって逆に迷惑をかけているのは私の方…みたいな撮影シーンでした。

小湊鉄道なら人の少ない林道の中とか、他に良い撮影地をいくらでも知っているので今の季節に駅に来るのはやめよう~と反省した日でもありました。

しかし、嬉しかったのはベテラン撮り鉄さん達とのコミュニケーションです。「どんな風に撮っているの?」と話しかけて下さいました。私の6Dのモニターを見せて「縦構図でこんな感じなんです」とお見せすると、木の幹を堂々と配置した構図に一目見て気に入ってくださったようで「おおっいいねぇ~バイク関係のコマーシャルフォト?」といった具合に楽しく会話ができましたよ。

今回は風景だから絞り込むとか、見たままの明るさを再現しようとする露出設定とか、無意識下でやってしまう固定概念みたいなものを、きちんと壊せる能力。それこそが個性的な作品を生み出すための1つのヒントなのだな~と改めて学んだ一日でした。

それではまた!





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千葉県の人気ローカル鉄道 小湊鉄道の月崎駅です。映画やCMのロケ地として度々使われています。この他にも飯給(いたぶ)駅、上総大久保駅、上総鶴舞駅などが撮影にオススメですよ。今の季節は人が多いのでマナーを守って撮影しましょう。混雑を避けたい人は始発電車を狙いましょうね。