ハートサイドとリアルサイドで傑作写真を狙え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、朝夕がだいぶ冷え込んできましたが体調を崩されていませんでしょうか?いつもバイクでツーリングしている人、冬でもキャンプツーリングしている人は鍛えられているので簡単には風邪とかひかないですよね。

でも年末が近づくにつれて仕事も忙しくなって、バイクに乗る時間もなくて…そんな中で電車や子供さんから風邪をもらってしまうものです。気を付けましょうね…。




さて今回は<中級>ツーリング写真解説として少し変わったアプローチでツーリング写真の撮り方を解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F11 1/125

この作品は今年の5月に行った北海道美瑛で撮った写真です。場所は有名な観光地でもある美瑛の丘エリアの「ケンとメリーの木」です。もう半年も経ってしまいました…時間が経つのは早いものです。




以前に当ブログでは写真はまずは感動することが大切ですよ、という解説をしました。出会った情景や被写体から心動かされたこと、ツーリングで感じた心が写真になっていないと、ただ上手で高画質なだけの画像になってしまいます。

感動したことが何なのか?これを明確に表現することで、写真を見た人も同じような感動をしてくれる「共感」が生まれるのです。しかし感動したことを写真にするのは言うほど簡単ではありません。以前にも解説しましたが、分かりやすい手法としては自分が感動したことを言語化することです。

こういった感動したこと、撮影者の心をしっかり写真にするハートサイドが大事なのはお分かりいただけたと思いますが、一方で現実の様子がどうであるかもしっかり見る必要があります。ここではそれをリアルサイドと呼ぶことにしましょう。

上のケンとメリーの木の作品で考えてみましょう。ハートサイドでは朝焼けの丘で見たケンとメリーの木の崇高さに感動したこと。リアルサイドでは木の様子を観察し葉をつけていないポプラは枝が細かく分岐してブラシのようであること。このように感動したこと【ハートサイド】と実際の様子【リアルサイド】の両者をしっかり意識して撮影を開始します。

リアルサイドではとにかく被写体をよく観察して特徴をとらえるのがポイントです。この写真の場合、ただ有名な木だからといって【木】だけ意識して撮れば、全体を枠の中に収めて記録しただけの写真に陥ります。木の枝の様子に特徴を感じたらそれが伝わるように撮るのです。見えなければ撮れないので観察することは大切なのです




感動すること、それを自身の撮り方の在庫リストから検索をかけてチョイスする。これがハートサイド。被写体をよく観察して特徴をとらえること、距離や大きさ光や空気の様子などを鍛え上げた写真家眼で見出す。これがリアルサイドです。

両者を意識してぜひ次回の撮影から実践してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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紅葉の林道とバイク写真☆難しいシーンでの露出設定

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋の紅葉風景を楽しまれていますでしょうか?ところによっては初冠雪など冬の便りが聞こえてきますが、関東圏ではまだまだツーリングシーズンですよね。

私の地元である房総半島では台風15号の被害、10月25日の大雨の影響で養老渓谷や亀山湖の周辺は、現在でも通行止めの道があります。事前に調べてツーリングにお出かけください。ちなみに養老渓谷の紅葉は例年ですと12月初旬ととても遅いです。テレビでは被災地と呼ばれていますがお店や観光スポットは通常通り営業していますので、ぜひ千葉にいらしてくださいね。




さて今回は紅葉の林道で撮った1枚で、明暗差のあるシーンでの露出設定のコツをさらっといってみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L 安比高原

この写真は先日、岩手までツーリングした時に安比高原の林道で撮った1枚です。紅葉はピークとは言えませんが美しい雰囲気の森に癒されました。

しかし写真にしたい場合、明暗差がある林道では露出設定が難しいですよね。日向に露出を合わせると他の部分は真っ黒、暗い部分に合わせると日向は白く飛んでしまう・・・こんな経験ありませんか?

カメラにはダイナミックレンジといって写せる光の範囲に限りがある、ということは以前も書きましたが、今回はこの林道の作例を元に解説してみたいと思います。




まず最初にイキナリ重要なポイントを言ってしまうと光を読み解いてそれを主題に構図を作るのがコツです。この森に存在する光を主題にしてみよう、と頭に入れて撮り始めれば難しいことはありません。

最初にどの辺りが最も明るいかを確認したら、次に光のあるエリアを二次元でいちど捉えてみましょう。難しければ評価測光に対してマイナス1EV程度で一度試し撮りしてプレビューしてみましょう。

光の様子を確認できたら明るいところ、暗いところが画面という長方形の四角の中にバランスよく配置できるよう、もう一度撮ってみます。この時、木々やバイクの位置などは一度忘れて大丈夫です。

このようなシーンの多くの場合、光がある側に露出を狙うので犠牲になるのはシャドウ側です。暗い部分が暗すぎて何も写らない「黒ツブレ」にならないよう、光がある場所に対してあまりにも暗い場所は、そもそも画面外に除外してしまうのもアリです。この作品の場合は画面左より外側はさらに暗く、ダイナミックレンジに収めるのは苦しいと判断して入れませんでした。

結果、全体が暗いイメージの写真になってしまいますが、逆に言うとシャドウ部に囲まれて光の存在が強調されているような構図が完成しました。




最後に帰宅後のレタッチの時点でハイライトを少し下げたり暗い部分が見る人のモニターによってはツブれてしまわないか?と心配な場合はシャドウを少しだけ上げましょう。

木々や道などに気をとらわれず光を意識して構図を作る、ダイナミックレンジを意識して明るい場所、暗い場所を画面内に構成する、この2つがポイントですね。

今回はこの辺で!!

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おかげ様で【究極のツーリング写真】ブログ開設から2周年

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログは読者の皆さまのお陰で開設から2周年を迎えました!

開設から1年ほどは毎日更新としていましたが、最近では少しペースダウンさせていただいております。毎回読んで頂いている読者様も負担では…という心配もありますので。




ブログとは検索で上位に表示されることが重要らしく、その為には記事数、文字数、そしてユーザーにとって有益な情報であるか?をロボットと人で判断してSEO順位が決まるそうです。インターネットでの検索は基本は【調べもの】があるときに使われるので、当ブログのように提案型というのは何かのきっかけで明るみに出ないと埋もれたまま…という可能性もあるのです。

と言いますのは「バイクの写真をかっこよく」ならまだしも「ツーリング写真を芸術的に」といったクエリ(問い合わせ)はそもそも存在していないのです。写真に関わるクエリの大半は最新のカメラや高級なレンズのこと、ツーリングであればお勧めのスポットやグルメ情報、キャンプツーリングならテントなどの道具やお勧めのキャンプ場、R1200GSなら維持費や故障の情報といった具合に、検索されている事の大半は心配事、不足している情報、トレンドなどがメインなのです。

現在、ほとんど少数派であるバイクのある風景、ツーリング写真といったジャンルは当ブログから提案型として一方的に発信したいコトなので、検索に弱いブログでは完全に埋もれてしまいます。今まで毎日のように更新していたのは、見つけてもらえる「検索に強いブログ」にするためだったのです。




当ブログ、究極のツーリング写真が検索に強いブログになった分かりやすい例が最近ありました。つい先日、ハンターカブを彷彿させるホンダCT125の話題を書きましたが、現在のGoogle検索で「CT125写真」で検索するとなかなかの上位に表示されます。ハンターカブや純粋なモトブログではないにも関わらず、です。

EOS6D Mark2 八幡平アスピーテライン

ところで私の写真ですが「自分の写真は少し変わっているな…」という事は自分でも分かっているつもりなんです。少し雰囲気が暗いなとか、ツーリング写真なのにやたら縦構図が多いなとか。きっと嫌いな人も一定数は存在すると思います。

しかしだからといって万人に喜んでもらえる方向に寄せていくのは絶対にしないように意志を強くもっていきたいです。せっかくアマチュアで活動して自由を与えられているのですからね。個性を何より大事にして嫌いだと言う人がいてもいいから、「いいね」が少なくてもいいから、普通には絶対にしない。これ、皆さまにもお勧めしたいことです。




これからも究極のツーリング写真ではこういったお話を書いていきたいなと思います。もちろんカメラやレンズの話題、LightroomレタッチやR1200GSの話なども書いていこうとは思いますが、当初のコンセプトがブレないように「ツーリング写真を世に広める」ということ、写真を好きなること、写真とバイク旅の相性の良さ、それから上達の秘訣など他にはない内容を書いていきたいと思います。

バイク写真の撮り方を専門サイトとして運営している究極のツーリング写真 touring-photography.com は唯一無二のブログです。これからもよろしくお願い致します。

shigeyoshi tatezawa

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構図は重ねて隠して目立たせて。細部に宿る作品のクオリティ☆

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ気温が下がってきましたがバイクや車のタイヤ空気圧は大丈夫ですか?暑かった9月、10月から一度も空気圧のチェックをしていない…という方はすぐに確認してくださいね。

気温が急に下がるとタイヤの空気圧も低下してしまい、タイヤ本来のパフォーマンスが発揮できないだけでなく、燃費も悪くなりますし、あまり下がり過ぎると危険です。

さて今回はツーリング写真の構図を作る上でのチョットしたコツについてサラっと解説してみたいと思います。

先日、八幡平アスピーテラインから田沢湖までツーリングしてきたのですが、その時に見かけた素朴な田舎風景を写真にしてみました。

この場所では言うまでもありませんが茅葺の家がとても気に入ったのでここで撮影することにしました。特に茅葺の頂点の部分(専門的な名称が分かりませんが…)が青いのが気に入りました。しかし撮影現場の状況はご覧の通りシンプルな背景の中に茅葺の家がある訳ではなく、どうやら色々と整理すべき要素があると判断しました。

特に手ごわいなと感じたのは茅葺の家のすぐ左側にある電柱です。他のものは比較的簡単に整理できそうなのですが、この電柱だけはズバ抜けて邪魔な感じです。

そこで少し離れた場所に行くと足元に花が咲いているのを見つけました。この花を前景にして中望遠である70mmで切り取り、電柱を重ねて隠す作戦としました。




すごく地味な話なのですが、こういった僅かなアングルの調整で邪魔な物を隠したり、存在感を落としたりするわけです。これで電柱を完全に隠すことは出来ませんでしたが、不快とは感じない程度に存在感を落とすことには成功しました。

しかし、このアングルではせっかく前景として作った花が背景の中に沈んでいるのがお分かりいただけるでしょうか?




EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L F18 1/60 ISO100

先ほどのカットよりも少しだけカメラの高さを調整することで、白い雲に沈んでしまった花の様子が明らかになりました。本当に僅かな違いかもしれませんが写真の完成度としては雲泥の差だと思います。

今回の投稿は<中級>ツーリング写真解説として作っているので、初歩的なことは割愛しますが念のため補足しておきますと前景の花は何となく花の種類が判別できる程度までのボケ具合として表現するため、絞りはF18まで絞り込んでみました。花の存在が重要であればさらに絞り込んでピントピークを茅葺の家と花の中間に調整し、全体をパンフォーカスでもいいかもしれません。

しかし、この場合はお花は茅葺のあるツーリングシーンを演出する美しき脇役であってほしいので、ボケ具合はこの程度に調整をしてみました。

実際に何をしたのか?と聞かれれば右や左に動いたり、少しだけカメラの高さを変えたりしただけです。大切なことは当初に良いなと思ったモノ、コトから目を離さず、他の全てがそれらを引き立てるよう機能させるにはどうしたら良いか?と試行錯誤することです。




この作品では前景の花の葉の様子は大きく、R1200GSアドベンチャーの近くの草は小さく、緑のエリア内にコントラストを作ることにも成功しましたが、これは無意識下による構図コントロールで直感で構成した部分と言えそうです。帰ってから後で「葉の様子もこう写しました」とちゃっかり理由を後付けするパターンのやつですね。

細かいな~と思う方も多いかと思います。スナップやドキュメンタリータッチの写真を除いて、きちんと組み立てていく写真の場合は、こういった細部にまで神経を使ってクオリティを上げていくのは重要だと思います。

次回のツーリングでぜひ意識してみてくださいね!

今回はこの辺で!!

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バイク走行写真、コクピット風景を熟考してみる…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが芸術はお好きですか?芸術とは絵画、彫刻などの美術だけでなく音楽や演劇なども含めればかなり広い範囲を示すものですね。芸術の秋と言いますのでたまにはツーリング先で美術館とか行ってみると良いかもしれませんね。

お勧めは伊豆箱根エリアでしたらポーラ美術館、東北でしたら五色沼の近くにある諸橋近代美術館が内容的にも立地的にもお勧めです。




美術館とかに行って芸術の世界に触れてみると、自分のやっている写真なんて極めて平凡なものだな…とつくづく感じます。写真展とか写真に関わるものに接する分にはあまり感じないのですが…どうにも「ツーリング写真」と定義したい写真表現が何か違う、何かが足りないなと感じます。

単に変わったことをするべき、という意味ではなく何か大切なものを未だ見つけられていない、そんな風に感じます。

EOS6D Mark2

しかしそう思う中でも自分の撮っている写真の中で唯一ユニークだなと思えるのはこの撮り方です。バイクで走っている時のライダーの視界を再現したコクピット風景です。はじめてこのように撮ってから、かれこれ10年くらいやっていますので一応はノウハウのようなものが蓄積されています。




初期の頃に撮ったコクピット風景と比べると、さすがに年季が入ってきたと言いますか…私なりに熟成させてきた部分もあります。

この写真の難しいのは第三者がみた時に「片手運転ではないか?」「スピード違反ではないか?」と良からぬ心配をかけないよう配慮することです。それさえ取り除いてしまえば「バイクで走るの気持ちよさそうだな」と感じていただける最高の撮り方なのではないかな?と思います。

ちなみに私がよくやっているこのコクピット走行風景は以前に当ブログで撮り方を公開しました。まだ見ていない方はコチラ

何かこういった自分ならではのユニークな写真をキッカケにして、もう少し「ツーリング写真」を世の明るい場所へ持っていけないかな?そんな風に考えますが、まだ妙案は浮かびません。タイミング的に今ではないのであれば、内面を磨く時期と受け止め、ひたすら良い写真を目指して写真を撮るしかないのですが。

頑張ります。




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ツーリングシーンに見合ったホワイトバランスの設定方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、2019年9月8~9日に台風15号が上陸し地域によっては甚大な被害のあった千葉県ですが、南房総市や館山市ではすでに主要な道路や多くのお店は平常通りとなっております。いすみ市や九十九里の方はそもそも停電があったくらいでニュースにあるような大きな被害は出ておりません。

自粛ムードや風評で観光客が来なくて地域の方々が大変お困りとのことですので、ぜひ房総へツーリングにいらして下さいね。

風光明媚な海岸線、美味しい海の幸、びわや梨などの農産物、そしてツーリング写真に最高なスポットもたくさん待っていますよ!

さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではバイク写真、ツーリング写真において、そのシーンに最適なホワイトバランス(色温度)の設定について解説してみたいと思います。

ホワイトバランス、色温度とはカメラの操作方法で最初に教わることですよね。単位はK(ケルビン)で数値が大きいほど赤みをおびた暖色で小さいほど青みをおびた冷調な写真となります。日陰や曇り空では青っぽく写ってしまうので、これを修正するときにカメラのホワイトバランス調整機能で修正しますよね。でもホワイトバランスの調整で出来ることは修正することだけではありません。




ホワイトバランス 4000K

他の様々なツーリング写真解説にも書いてきましたが、写真とは目で見た通りに写すべきだ!という考え方は非常に勿体ないものです。カタログ写真や事実を忠実に伝える目的のある記録写真を除いて、表現の世界では感じたことや被写体の魅力が伝わるよう、実際の様子とは異なる様子で写真にしても良いと思います。

ホワイトバランスの設定も例外ではなく、目でみた通りを写真にする目的でホワイトバランスを設定するのは必ず正しいとは言い難いです。

そのシーンにぴったりだと思うホワイトバランスの設定、自分が感じたことを表現するのに最適なホワイトバランスの設定をしてみましょう。

上の作例では前景として小川に自生していたシダ植物を入れてみました。シダが入ることで作品の雰囲気は一気に苔むした日陰のイメージだと感じたので、だいぶ冷調なホワイトバランスとなる4000Kを選択しました。

これにより見る側に空気感としてしっとりと湿度を感じさせる写真に仕上がったのでは?と感じます。

ホワイトバランス 5150K

一方、全く同じシーンをホワイトバランスを暖色方向に設定するとこんな感じです。一見してこれはこれで悪くないように見えますが、情景の中で感じたことと関連性のないホワイトバランスの設定と言えます。個人的な好みの問題かもしれませんがシダ植物など苔むした雰囲気を表現するのにこれはないと思います。




ホワイトバランス 5000K

もし5000Kくらいで撮るのであれば、同じ撮影場所でも撮り方はガラリと変わってこんな感じだと思います。

その時の情景や被写体によって「こう感じたからこう撮りたい」というイメージがあり、それに見合ったホワイトバランスを選択することを強くオススメ致します。決して目で見た通りの様子を忠実に写真にするように…にとらわれない。ここがポイントですね。

もちろん記録形式をRAWで撮られている方は後でホワイトバランスをLightroomやDPP、キャプチャーワンで調整するから撮影時はホワイトバランスは気にしていない…という方も多いかと思います。しかし今回の解説のように「シダ植物の苔むした雰囲気に似合うホワイトバランスを」と撮る時点でイメージできれば、構図や露出などもそれに合わせて撮影時に決めることができるのです。




今回はレタッチやプリントも含めて写真が最終的にどうフィニュッシュするのか?というイメージ力も大事ですよ…という事を含めて解説してみました。

ぜひ次回から実践してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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知識、習得、応用の3ステップで撮り方の引き出しを増やせ!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎度大げさなタイトルですが…今回は久しぶりに真面目に<中級>ツーリング写真解説を書いてみたいと思います。

何度か同じことを書いてきましたが多くの人が目指している「いい写真」とは簡単に定義できるものではありませんね。私が誰かに聞かれたときに言っているのは【いい写真とはいつも見る側が主観的に決めるもので撮る側にとっては永遠のテーマ】といっています。

いい写真を実現するには撮り方を駆使して魅せる手法と、撮り方はあえて駆使せずナチュラルに撮るものが存在します。演出を使ってアーティーに仕上げるか、事実を直視しドキュメンタリーに撮るかの2者がある訳です。個人的な意見としては後者はビギナーが最初に目指すべき領域ではないかな?と思います。

ここでは前者の撮り方を駆使する表現について、撮り方をマスターするにはどうすれば良いのか?をビギナーから中級者を対象に書いてみたいと思います。

撮り方と一言でいっても星の数ほどたくさんあって、撮り方の全てをマスターしたぞ!というゴールのようなものは永遠にありません。様々な撮り方をマスターして、それを撮影の引き出しとして自身のスキルに多数在庫させることで、そのシーンに見合った表現を選択できるようになる訳です。

撮り方は1つや2つでは全く話になりません。ビギナーでも10以上は持っていないと写真は撮れないと思います。100でも1000でも多ければ多いほど良いのかな?と思います。ナチュラル派の巨匠でも撮り方はゴマンと持っていて、あえて1つも使わないで表現する、だから素晴らしい作品が成立するのかな…と思います。




例えば写真の基本としてよく耳にする三分割構図で例えてみましょう。まず書籍でもネットでも良いですが三分割構図が縦横に3分割されたグリッド線であり、それに合わせて構図を作ることですよ…という【知識】を脳内に記憶します。次に実際にカメラを手にして試し撮りで良いので風景の境界を三分割線に合わせてみたり、被写体の位置を線の交点に合わせてみたりして撮影をします。何度か重ねて練習することで実際に出来るようになり【習得】となります。そして三分割構図で撮る、という撮り方の引き出しをスキルとして1つ身に付けたので、実際に本番と言えるツーリング先で三分割構図が使えそうな場面であるか判断し、実際に使ってみる。これが【応用】となります。

次に作例を元に解説してみます。

EOS6D Mark2

この作品は先日、東北をツーリングしたときの一コマです。早朝の蔵王エコーラインで撮ったのですが、撮影ポイントは宮城蔵王側で東から登る太陽をコーナーの立ち上がりにあった駐車場から撮影しました。

私は15年以上にわたるツーリング写真の経験から、脳内には稚拙ながらも撮り方の引き出しは数え切れないほど在庫させております。このシーンでその中から最も良いであろう撮り方を在庫リストから検索をかけてみます。




こういったとき「どう撮ろうか」と考えるよりも心をリラックスさせて純粋に風景に感動することが大切です。そうすることで本当に魅力的だと感じたものが何なのかが見えてきます。この作例の場合は露出設定とホワイトバランス、そしてデザイン要素の1つである線と色がキーとなりました。

日の出で明るく焼けた空と、それを逆光で望むことで美しく反射する路面に気が付きました。このように【気づき】がないと撮り方の選択ができません。空と地面でどちらに露出を合わせるのが正解なのか?と考え込んでしまうのです。気付きをきっかけに「焼けた空の光を反射する路面が美しい」と言語化できれば、おのずと路面に写り込んだ光に露出を合わせることが出来るはずです。

ここでは1.路面に写り込んだ光が最も魅力的になる露出を設定した 2.オレンジのセンターラインが描くカーブを導線効果として画面の角から入れた 3.導線の先にハイライト(およそ太陽の位置)がくるようアングルを探った 4.空の高い部分に残る青が消えないようホワイトバランスを設定した の主に4つを脳内の撮り方の引き出しから選択しました。

こういったたくさんの撮り方から検索をかけてチョイスする能力も「いい写真」を目指す上で重要なのかもしれませんね。




いくら本などで勉強しても、いざ撮影現場で目の前の状況と知識を関連付けることが出来なくては意味がありません。もちろん流し撮りのように技術も習得できていないと実践はできません。知識だけつけても撮る写真に反映できない原因は【習得】と【応用】を意識できていないからです。

知識をつけることは確かに大切ですが今回ご紹介した【知識】【習得】【応用】をセットとしてとらえてみましょう。習得は身近にあるもので試し撮りでもOK、応用は本番で忘れずに意識することがポイントです。

今回はこの辺で!!!

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↓↓↓撮影ポイント↓↓↓

蔵王エコーライン 縞の沢の駐車場あたりです

構図の上手い下手が分かれるポイントはここだ!構図の基本を徹底マスター

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、またまた大げさなタイトルを挙げてしまいましたが、久しぶりにツーリング写真の基礎的なことを書いてみたいと思いますので、特にビギナーの方はお付き合いくださいませ。

構図とは写真に詳しくない人が聞いても大切なことだなとご存じだと思います。しかし構図とは一体なんでしょうね??そもそも構図の定義を調べても明確な答えはあまり見かけません。

一般的には被写体の大きさや配置をどのように構成するか、背景との兼ね合いをどうするか、水平線などの分断線をどの位置にして比率を作るか…といった事でしょうか。

こういった構図を撮影者の意図のもとで巧みにコントロールされたか、まったく意識せずに無秩序で作ってしまったかで作品の印象は左右されるものです。




今回は構図の解説の1つとして主題を明確にするために、主題以外の被写体や要素の存在感の落とし方について作例を元に解説したいと思います。

・深度とフレーミングで魅せる

EOS1Dx + SIGMA150-600F5-6.3DG

この作品は東京湾越しに臨む冬の富士山を主題にしたものですが、他の被写体であるライダー、バイクは深度(ボケ具合)とフレーミングで存在感を落としています。

画面の枠から被写体を切り落としてしまうフレーミング、ピントを合焦させずボケ具合でコントロールする深度での調整は存在感を落とす手法として最も分かりやすいやり方です。

・露出で魅せる

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

この作品は雪を冠した美瑛岳に美しい夕陽の光が当たっている様子が主題となっています。その他の被写体であるバイク、ライダー、道などは暗くボケています。露出を美瑛岳に合わせたことで結果、バイク側が暗くなったのですが露出で主題以外の被写体の存在感を落とした構図です。

露出とは画面の全体がちょうど良くなるよう合わせることではありません。それはカメラのコンピューター(AE機能)でも出来ることです。露出は作品の主題が最も魅力的に見えるように設定するものと覚えましょう。

露出を使った表現方法を身に付けるだけで一気に写真がレベルアップするのでビギナーから早く脱したい方は露出表現を集中的にマスターしてみると良いかもしれませんね。




・導線で魅せる

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

導線は写真のデザイン要素(色、図形、線、規則的なパターン、質感、ディティール、立体感など)でも効果の高い要素の1つです。特にS字を描く曲線は写真の観賞者がパッと見た瞬間の視線を楽しませる要素として良く機能するものです。

この作品は北海道のオロロンラインの最も隆起しているポイントを望遠レンズ撮りました。強烈な圧縮効果により実際のイメージよりも大きく隆起しているように見えます。道路の白線などから受ける直線効果と隆起による曲線の複合で魅せています。

その導線上にバイクを乗せてあげることで作品の主題を絶対的に表現しました。

・セットにして魅せる

それともう1つはこんなユニークな方法もあります。この作例の場合はバイク、ライダー、太陽と3つの被写体がありますが、これらを小さく構成して一か所にまとめてセットにするやり方です。チーズバーガー、ポテト、コーラみたいにワンセットにするとまとまり感が出てスッキリするものです。




ビギナーの方がつい撮ってしまう失敗作とは被写体A、被写体B、副題、アクセント被写体、背景、地面や空など…これら各々の存在感を意識できずに惰性的にシャッターを切ってしまった写真です。その結果、散漫な構図となってしまい主題がボヤけた平凡写真に陥るのです。

空なら空、バイクならバイク、これがこの写真の主題です、という事を心の中ではっきりと決めて、その他のものは脇役として機能するよう存在感を調整してあげましょう。これが今回ご紹介した上の4つの例です。もちろん他にもたくさん方法はありますが、特に深度やフレーミングでやる方法はベテランの常套手段なのでぜひマスターして下さいね。

今回はこの辺で!!

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大好きな”アレ”を発見しちゃった時の心構え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、訳の分からないタイトルを付けてしまいましたが、あまり期待はしないでください…

皆さまはドラえもん、お好きですか?私より若い世代の方は子供の頃に見ていたよ、という方が多いのではないでしょうか?

私は幼少期の頃、テレビCMでガチャガチャドラえもん、というオモチャを見て「これが欲しい!」と親に頼んで誕生日プレゼントで買ってもらったのですが、いざ実物を手にするとカプセルは事前に自分でドラえもんの体に入れなくてはいけない!という事実を知りガッカリしたものでした。テレビCMではまるで無限にガチャガチャのカプセルが出てくるかのような表現だったので騙された気分だったのを覚えています。しかし今になって考えると、そういった夢と現実のギャップや理不尽が起きたときの耐性など、子供ながらに学んだのだ…とも思えます。




さて当ブログでは黄金比や白銀比など写真における比率の話を何度かしてきましたが、ドラえもんは1:1.1414の綺麗な白銀比です。

1:1.1414つまり√2ですが、白銀比という呼ばれ方とは別に「大和比」とも呼ばれていて日本文化の多くに採用されている比率でもあります。ドラえもんの他にもハローキティの顔だったり、歴史的な建造物では法隆寺や五重塔などにも採用されているそうです。これは黄金比の1:1.618よりも正方形に近いので丸い木材から材料を抜くのに無駄がなく、日本人の「勿体ない」という奥ゆかしき文化を象徴していると言えます。

さて今回はそんなドラえもんのネタからこんな作品をご紹介いたします。

外房へ朝焼けの景色を撮りに行こうとR1200GSを走らせたところ、なんとドラえもんに出てくる三大アイテム(タイムマシン、どこでもドア、タケコプター)の1つであるどこでもドアを発見してしまいました!!!

撮影したのは9月の初旬でしたので、恐らく海の家がインスタスポットとして設置した物だと思うのですが、撤去前にブルーシートを被せて置かれていたのだと思います。しかし前日の台風で海の家は建物ごと50mほど北へ吹き飛ばされて、何もない砂地にこの「どこでもドア」だけが佇むという何とも不思議な空間が出来上がっていました。

ブルーシートは強風で剥がれたもので私が剥がした訳ではありません。バイクを停めている場所も砂浜ではなく駐車場です。といっても強風で砂が堆積してぱっと見では駐車場と砂浜の境界は分かりませんが…。




こういったユニークな発見や驚きと遭遇したときに人は心理的にそれを写真に撮りたいと思うものです。ここに落とし穴があります。目撃したことを記録として撮って満足してしまわないことです。

きちんと自分なりに表現するために作品を構成していきましょう。この場合はまさかの被写体であるどこでもドアです。ドアであるならドアの手前側と向こう側で構成して物語性を構成してみてはどうでしょうか?そこで被写体を挟み撃ちにするよう手前は見切れでライダー、向こう側はR1200GSとしてみました。バイクと言う乗り物はまるでどこでもドアのように、思い立ったらどこでも行ける乗り物である…と表現してみました(少し無理がありますが…)。

それと水平を無視して意図的に斜め構図にしてみました。斜め構図はいけない、というのは誤解でちゃんとした意図があってやるならOKだと思います。以前も似たような解説をしましたが斜め構図は異空間の演出としてピッタリです。ドラえもんのアイテムに遭遇したこのシーンではそんな斜め構図がよく似合うと思いました。

斜め構図は写真デザインの上では安定感を失ってしまう事を覚えておきましょう。斜めにすると泥酔した人のようにフラフラとして今にも倒れてしまいそうな不安定が発生します。それを補うためには導線などの別のデザイン要素を使うか土台効果を使うと不安定さは緩和されます。この写真の場合は地面にしっかり寄って安定感を補ってみました。




 

「やったー!どこでもドア見つけちゃった~!」と興奮していると、それを記録写真としてただ撮って終わりにしてしまわないよう気を付けましょうね!

今回はこの辺で!!!

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コスモスとバイク写真☆露出と望遠で魅せるカメラ女子的コスモス写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、せっかくの3連休なのに東日本はまた台風直撃ですね…。9月8日に千葉県を中心に上陸した台風15号は館山市、富津市、鋸南町などを南房総を中心に大きな被害をもたらしましたが、復旧の最中にまたこの巨大な台風…とても心配です。

今回の台風19号も海水温の高い海上を通過してくるそうなので、猛烈な勢力とのことです。当該の地域の方は事前に防災準備を整えて万全を期してくださいね…。食料や水の確保、停電時のためのバッテリーや発電機の準備。そして大切なバイクも忘れに事前準備を。小排気量のバイクは強風で倒れないよう固縛を、海水を含んだ雨をあびないようカバーをしてロープで固定するなどしましょう。

特に千葉県はもともと災害の少ない地域だったのでどうしても対応が遅れがちですから。




さて今回は季節のツーリング写真について解説してみたいと思います。秋のツーリング風景では定番である紅葉も楽しめますがコスモスも綺麗ですよね。

そんなコスモスのちょっとお洒落で女子っぽい、ふんわりユル系の写真の撮り方について解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

この写真は千葉県木更津市の武田川コスモスロードで撮りました。台風15号の影響か、例年よりもコスモスのお花が少なかったように感じます。定例のコスモス祭りも中止になったようで残念ですね。

さてコスモスの風景とバイク写真の撮り方です。女子的なんて小っ恥ずかしいタイトルではありますが、コスモスのような可憐なお花を題材に男らしいとか孤独な旅なんて雰囲気は無理がありますからね…。被写体に似合った表現を躊躇わず選択しましょう。

実際に私はこの場所に辿り着いて最初に受けた印象は「コスモスってやっぱり女の子っぽい印象だよな」ということでした。女性的なイメージって写真デザインとして落とし込むと何でしょうね?明るい、軟らかい、優しい、華やかな…といった感じでしょうか。

これは撮影現場の様子をスマホで撮った説明的写真です。これを見れば状況がよく分かると思います。まず天気です。どんより曇天で太陽の姿はありません。次にコスモスの咲いている状況ですが、ご覧のように道に沿って咲いていて限定的です。あたり一面に咲いている訳ではないのですね。それと先ほども書きましたが例年ほど沢山は咲いていません。

遠景には民家があります。茅葺や寺社などであれば引き立て役としてキャスティングしても悪くないですが、近代的な立派なお家です。なるべく画面内に入れない方がいいでしょう。川は低い位置にあり特段魅力的な要素は感じません。川沿いであることは表現する必要はないでしょう。

道が砂利ダートであることは出来れば魅せたかったですが…試行錯誤の末、うまく構成できなかったので断念し、コスモスの様子を最優先としました。




私の場合、まずユニークに魅せるポイントを練ります。普通すぎる写真にならないよう最初にいつも考えることです。この場合はバイクにあえてピントを合わせず、コスモスの魅力を被写界深度で魅せるようにしてみました。絞り込みボタンを使って上の写真の赤枠のように合焦範囲がくるようマニュアルフォーカスにしてF3.2を選択しました。

光源はどんより曇天です。曇天の光源はコントラストに乏しくフラットな写真が出来あがるのは皆さまもご存じですよね?本当なら光は欲しいですが無い物を願っても仕方がありません。フラットでふんわり写真をイメージして露出を決定します。この場合、評価測光に対して露出補正+1 1/3EVとなりました。評価測光のままだと上のスマホで撮った写真のような明るさです。

次にコスモスを魅せるための画角の選択です。コスモスは数が少なくまばらです。もっと沢山咲いているように見せたいですよね?密度を上げたい場合はどうしますか?究極のツーリング写真の熱心な読者様でしたらお分かりですよね?うです、望遠レンズで空間を圧縮しましょう。

望遠レンズを選択することでコスモスの密度を上げることに成功しただけでなく、背景の民家や関係のない物を画面外に除外することにも成功しました。ここで広角レンズを選んでしまうとコスモスの密度はさらにまばらになり、表情のない曇天の空も入ってコスモスの魅力はたちまち薄れてしまいます。

それに被写界深度で魅せるやり方は広角レンズよりも望遠レンズですよね。

 




最後にLightroomレタッチの段階で、明瞭度を下げてフォギーなイメージに、かすみを加えてハイキーさに雰囲気を与えて完成です。

かなり「撮り方」を駆使した演出派の作品になりましたが、被写体がワイルドフラワーではなく人工的なお花畑ですので、そもそもナチュラル写真として撮るシーンではないですよね。

コスモスとバイク写真の撮り方の解説でした!

今回はこの辺で!!!

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