バイク写真、ツーリング写真における自撮りについて




EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3C

バイク写真、ツーリング写真、バイクのある風景写真・・・呼び方は色々ですが私たちが大好きなバイクの写真を撮るにおいて、ライダーの姿は入れたほうが良いのでしょうか?というシンプルな疑問がありますね。

先に結論を言ってしまうと絶対にライダーを入れた方が良いと思います。

バイクという乗り物はタイヤが二つしかなくその姿は不安定なものです。普段はあまり意識しないことですが【人がいないと成立しない様子】を纏っているのです。馬であれば馬だけの写真を自然風景の中で撮れば野生馬に見えます。しかし鞍をつけた馬が騎手なしに写真を撮れば何か物足りない写真になるでしょう。

カタログのラインナップに使われるような写真なら別ですが、風景の中にライダーなしでバイクだけで撮れば、同様に何か物足りない写真になるのです。これは車の写真を撮るのとは大きな違いだと感じます。

ではどのようにライダーの姿を入れれば良いツーリング写真が撮れるのか?いくつか例をご紹介して詳細を解説したいと思います。

1.自身が演者となり映画のワンシーンのように魅せる

EOS6D Mark2

まず上の写真はライダーが演者として登場することで一枚の作品の中にStory性を加える魅せ方です。映画のワンシーンのようにツーリングでの感動をポージングや表情などで表現します。

これには撮影ノウハウの他に自身が演技をする!というセンスが要求されます。これは多くの人が持ち合わせていない要素ですし「まさかいいツーリング写真を撮るのに俳優のような演技が要求されるなんて!」とお思いになると思います。しかしそれが出来れば上の作品の通りです。

このときに嬉しいのか、黄昏ているのか、何かに感動しているのか、到着したぞという達成感に満ちているのか…強く感情的要素をイメージして躊躇わずに演じ切るのがポイントです。

演劇などをみれば分かりますが演出、演技というのは少々大げさなくらいが実は丁度よかったりするものです。

2.バイクを主役にライダーは補助的に

これは自分の愛車、バイクを主役にして撮った作例です。

このようにバイクが主役となる写真であってもライダーの存在があればバイクが生き生きとして見えるから、バイクって不思議な乗り物だなとつくづく感じます。

ポイントはバイクとライダーの存在感の比重を意識することです。この場合はバイクは主役なので中望遠レンズなどで絶対的な存在感を持たせ、ライダーは枠で切り落としました。人物は顔を切ることで写真を見る人に想像の領域を与えます。

この他にもライダーを遠くに置いてピントをボカすなどで存在感を弱める方法は色々ありますが、とにかくバイクが主役でライダーは補助的に采配するのがポイントです。

なるべくシンプルで雰囲気の良い背景を探すとカッコいい写真が撮れます。




3.その他の被写体や風景を主役にする

これは風景、被写体を主役にしバイクもライダーも脇役にしたシーンの演出です。

なかなかSNSなどでは見かけない手法です。そもそも多くの人が撮っているバイク写真はバイクを主軸としたものが多く、この作例のように意図的にバイクをボカした写真はあまり見かけません。

それ故にこのような撮り方をするだけで他と違った個性的な写真が撮れると言えます。

バイク写真に限らず写真の世界では一つの主題を明確に表現する、というのがあります。ボケ具合やフレーミングなどでハッキリと一つの主題を表現できれば、それだけで見る側に伝わりやすい写真になるのです。上の作品は10人の人に見せて10人とも富士山が主題の写真と答えてくれるはずです。

ライダーはみな自分のバイクを愛しているものです。私も自分のR1200GS、アドベンチャーが大好きで本当にカッコいいなと思っております。だから写真を撮るときにバイクにピントを合わせない・・・なんてことは本当はしたくないのですが冷静に考えてみてください・・・それは別で撮れば良いだけの話なのです。

4.小物を利用してライダーの気配を加える

RICHO GR F2.8 1/800 ISO100

もし三脚が無いなど何らかの理由で自撮りができない場合は無理に姿を入れる必要はありません。この作例のようにヘルメット、グローブ、ジャケットなどを主役に構図を作れば、ライダーの気配を感じる一枚となります。

こちらもプロのカメラマンはよくやりますが一般的な写真では見かけません。新しいヘルメットを買って嬉しい時などに撮ってみても良いと思います。




本当はお友達と一緒に走っていれば撮ってもらうのが一番ですね。しかし私のように多くの場合でソロツーリングで走っている場合、ライダーの姿を入れたツーリング写真は自身で撮影するしかありません。

一般的に使われている自撮り、あるいはセルフポートレートという言葉とは少し意味合いの違う趣旨かもしれませんが、とにかく人手が足りないのでセルフで撮っているという意味で、とりあえずここでは自撮りという呼び方をしています。

セルフタイマーでダッシュしているのか?という質問も聞こえてきそうですが、セルフタイマーでダッシュではありません。

撮影方法の詳細は私のYoutubeチャンネル【風の時代のバイクライフ】で動画で解説していますので、撮影方法にご興味のある方はぜひ見てみてください。

Youtubeチャンネル 【風の時代のバイクライフ】

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憧れの【いい写真】への唯一の道




知人などと写真の話になるとよく次のような言葉を聞きます。

「いやぁ~私はセンスがないもので」

謙遜してこのような発言になると思うのですが

写真をやる上で「センス」とは一体何でしょうか?

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

みなさんが憧れるいつか自分の手で撮ってみたい【いい写真】とはどのような写真ですか?

私の考えとしては記念写真などの事務的な記録は別として、いい写真とは大きく二つに分けられると思います。

一つ目は作者なりの表現として作品に何らかの演出を加えたもの。二つ目は演出は極力加えずに事実と瞬間に主軸を置いたものです。




前者は表現を用いるので例えば露出で魅せたり、構図やバランスで魅せたりします。後者の場合はドキュメンタリー要素が重要となるのでシャッターチャンスや撮る対象そのものの事実に作品としての価値があります。

どちらの場合も「いい写真」があるわけで、それを決めるのは原則第三者ではなく撮影者の主観で良いと思うのです。

つまり自分で撮った写真を自分で「いい写真だな」と思えることが大切なのですね。そのためにアーティーに表現するか、瞬間をドキュメンタリーに魅せるのかは自由なのです。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3C

では冒頭の話に出てきた「センス」とは何でしょうか。例えばアーティーに表現をする場合、露出、絞り、シャッター速度、画角、構図、比率、デザイン、ホワイトバランス・・・まだまだありますが撮影手法を駆使して表現するのは言ってみれば魔法です。

悪い言い方をすれば目の前の事実を歪曲して良く見せる演出なのです。もちろん私はそんな風には思っていません。表現は心象風景といって作者の心の中で見えた「美」の風景を再現するための手段です。

「事実を歪曲」とは適切な言い方ではありませんが、あえて分かりやすいようにそう書いてみました。例えば上の海岸の作品は超望遠レンズを使って海面を引っ張っているので、実際の様子とはかけ離れています。

表現という魔法は誰もが憧れるもので、多くの人は「その撮影テクニックが知りたい」と願うものです。個人的にはテクニックという言葉にあまり良い印象を持てません。テクニック勝負!みたいに他者との比較の世界に陥りやすいイメージです。




個人的な考えですがセンスとは表現という魔法をどう使うか?がセンスだと考えます。あらゆる情報を収集し魔法を覚えるだけ覚え、一枚の写真の中にホイミ、ギラ、ラリホー、レミーラ、ルーラ、トヘロス・・・と詰め込めるだけ詰め込んだら「オイっ!いい加減にしなさいハリーポッター君!」とダンブルドア先生に怒られるでしょう。

例えるならラジオ局のDJやセレクトショップのバイヤーです。たくさん魔法を知っているけど、今はコレを使う!という選択のセンスこそが「いい写真」の表現として効いてくるのです。そうすると作品を見た側も美しさの構造を容易に見透かすことはできず、純粋に感性に響いて「なんか素敵な写真だな」となる訳です。

競うように立派な写真を発表しあったり、コンテストなどで入賞だけを狙うような写真文化は徐々に淘汰されていくのでは?と個人的には感じております。そろそろ魔法自慢大会には見る側もうんざりしてくると思うのです。

魔法を使ったことが相手に伝わらない程度にとどめる…それがセンス

これからの時代、写真に限ったことではありませんが個性的な作品に価値が生まれる時代だと思います。

人の心の中はみな違うように、写真にしたいと感じたイメージの風景はみな違うと思います。イメージに描いた「こう撮りたい」という美しい心象風景を解像度を上げ感覚を研ぎ澄まし、独自の表現にて一枚の作品にするのです。

個性的なものであれば評価は賛否分かれて当然なのですが、否定されることを恐れずに「私の場合はこうです」という堂々とした作品を生み出したいものです。

それには自分軸で生きることが大切で人がどうしているか、人がどのような反応をするかに振り回されない信念が求められると思うのです。

風の時代に相応しい一個人になるために。

You Tube チャンネル 写真家 立澤重良の【風の時代のバイクライフ】好評でございます。まだ見られていない方、チャンネル登録よろしくお願いします!

 風の時代のバイクライフ 

 

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あの日あの時、写真を撮ったからこそ…




写真とは不思議なもので撮ることで撮った人の記憶にもその風景が焼かれるものです。

メディアやフィルムに記録されるのと同じように、心の中にその時の風景が確かに焼かれていつまでも忘れることがないものです。

そういった意味でもバイクツーリングと写真は本当に親和性の高い両者だと感じます。

あの日、あの時、写真を撮ったからこそ記憶に焼かれたツーリングシーン




いつか人生を振り返る時がきたとき、かつての旅の風景を忘れてしまっては寂しいですものね。

自身で撮った写真を残すことで大切な思い出を心の中にも保存する。簡単に言ってしまえば記念写真なのですけど、こんな当たり前のことを改めて考えて「写真ってやっぱり素晴らしいものだな」と感じます。

何しろ現実が元になっていますからね。自分が生きた証でもあるのです。絵画やイラストなど多くの芸術作品はモチーフがあるとは言え物理的には現実をそのまま形にする訳ではありません。写真はその瞬間のその様子を記録するものであり、その刹那に存在する作者の見た「美」を表現する芸術であること。

バイク旅での出会いや絶景は素晴らしいものだから、それを芸術的な一枚の写真作品にする・・・それが私の目指したい究極のツーリング写真です。




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撮る対象は心で見つける




写真を撮りたいと思える景色を見つけられない。撮りたいと思える被写体に出会えない。こんなお悩みをお持ちではありませんか?

私もかつてそうでした。バイクを走らせて遠くまで旅をしてもシャッターを切ることなく帰る日もあったくらいです。

今になって振り返れば「立派な写真を撮ること」で頭の中がいっぱいだったのだと思います。素晴らしい写真を撮ってやるぞ!どこに絶景やフォトジェニックな被写体があるのか?と狩りをするような気持ちで日本中を走り回っていたのです。

私がいま皆様にお勧めしたいのは「立派な写真を撮ってやるぞ」という気持ちは一度忘れて、心に受け皿のようなものを持ち、目の前の風景や被写体を受け入れる余裕をもちましょう…ということです。




RICOH GR APS-C

ふと視線をおくった先にあるもの、ぽつねんと存在する木、何でもない海岸。決してインパクトはないが心に響くもの。自分の【好き】を象徴するようなものを耳を澄ませるようにして探してみましょう。

人はどうでもいいです。

立派な写真でなくてOK

コツは露出を1/3ステップくらい暗めにして、最初に一滴の光を探すのです。

そこに少しの光があって、その光を受けて語りかけてくるようなものにレンズを向けるのです。

何でもないように見える風景、何でもないように感じる瞬間、目では普通の明るさとしか感じない空間に美しい光があります。

知識や経験よりも感覚を頼りにしてみてください。




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地の時代と風の時代の違い




約20年に一度起こると言われる木星と土星の大接近「グレートコンジャンクション」。様々な節目となるこのタイミングは2020年の12月22日に起きたようです。

今回のグレートコンジャンクションでは200年(250年という説も)に一度起こる【時代の変わり目】だそうで、それ以前までは地の時代、今は風の時代に入ったと言われます。

どんなにスピリチュアルを信じない人でも、このタイミングとは言わずもなが【新型コロナ】の影響で世界が一変したわけで、私のような鈍感な人間でも「時代が変わっていく」というのを感じ取っている訳でございます。

この時代の変わり目をただ何となく過ごすのではなく、新しい時代に見合った自分へ生まれ変わるために古いものは捨て、新しい何かへ変わりたいものであります。

これまでの地の時代とは物質的な豊かさ、固定資産などの所有、安定した生活、貯金、肩書や出世などのステータス、個人の努力、性別や人種・・・といったものでした。私たちの住む日本もこういった風潮が良しとされてきたと確かに感じます。




では新たな時代である風の時代はというと、精神的な豊かさ、所有ではなくシェア、革新的な生き方、投資、仲間や友人との横のつながり、助け合い、性別や人種はボーダーレスへ・・・といったように変化するそうです。

すでに幾つかはそうなっていますよね。様々なシェアリングサービスはよく見かけますし、幸福に対する考え方も「お金持ちなら幸せとは限らない」と誰でも知っているようになりました。

私たちの大好きなバイク文化に当てはめてみるとどうでしょう?

<地の時代のバイク文化>

・高性能なバイク、価値の高いビンテージ、高級な輸入車などを所有するステータス ・お金のかかったカスタム、センスあるカスタムなど車体自体にフォーカスされた楽しみ方 ・グループを作って集まるツーリングやイベント

<風の時代のバイク文化>

・ツーリングやキャンプなどモノではなくコトを主軸とする精神的な世界へ ・ソロツーリング、ソロキャンプなど個人の楽しみへ ・バイク自体は電動化の波を受けてシェアリングへ

・・・といった感じでしょうか。もちろん地の時代にあったカスタムバイクとかグループでのツーリングなどは無くなる訳ではありません。ただ中心的だったものが副次的に変わっていくのだと思います。

特にカーボンフリー社会の変革を受けバイク文化も大きく変わると思います。ガソリンスタンドは消防法により20年に一度は地下タンクの更新が義務付けられているそうですが、今のタイミングでその時期が来てしまった店舗は更新に投資はせずに将来を見据えて店じまいをしてしまうのです。つまり電気自動車が主流になるタイミングよりも早くに、ガソリンスタンドは減ってしまい、原油価格の高騰と相まって我々内燃機を愛するライダーは相当に不便を強いられるのが予想されます。

今みたいに内燃機関のバイクで気軽にツーリングを楽しめる時間は残り僅かかもしれないのです・・・

40~50代の男性が中心だったライダー層も世代交代を目前にしているので、向こう5~10年でバイク文化は激変すると予想できます。




写真文化も似ていると思います。最新のカメラをいつもチェックし、ボーナスが出たら高級なレンズを買うぞ、といったことを繰り返すのは時代遅れになるでしょう。これからはモノではなくコト、つまりカメラではなく写真に関心が高まっていくと予想します。

かつて世界中でシェアを誇った日本のカメラメーカーは弱体化してしまい、残されたブランドは僅かです。革新的な製品はinsta360など海外メーカー製で非常に残念な限りです。

日本のメーカーは「新しいカメラに買い替えればよい写真が撮れる」という幻想を消費者に抱かせていましたが、もっと早い時期にそれをやめて別の手段で写真文化を盛り上げるべきだったと感じます。例えばシャッターボタンに指紋認証をつけてファイルに今でいうブロックチェーンのような複製不可能な著作権を付加し、個人の作品を海外のART作品投資家に販売できるコミュニティーを構築するなど、考えればいろいろなアイデアがあったはずです。

大衆的なカメラユーザーも話題の撮影スポットをチェックしたり、人がどのように撮っているのか?と手法を真似たりするのも止める時期にきたと言えます。

私が撮っているツーリング写真はセルフポートレートで自身の姿を入れていますが、そういった様子を見て自撮りをするなんて恥ずかしいとか、ナルシストみたいだといった感想を抱くのも時代遅れとなります。風の時代は個人一人一人が自信をもって輝く時代です。恥ずかしがり屋さんでは時代の変化に対応できないと感じます。たかが自撮りをするのに周囲の目が気になる…なんてもう止めましょう。自分は風の時代の素敵な人なのだと堂々とするべきです。

皆さんは風の時代を生きる人として

これからをどのように生きますか?

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一般的カメラユーザーと写真家の違い




一般的なカメラユーザーと私たち写真家が撮る写真の違いとは何でしょうか?どちらも使用しているカメラやレンズに大きな違いはありません。

一般的なカメラユーザーは見た通りを記録することが正しいと思い込み「こう撮りたい」というイメージなく撮っているように思えます。

目の前の様子が写真になるとどうなるのか…これが分からないので、とりあえず撮ってみる。

撮った画像をプレビューしピントも合っているし被写体も枠に収まっているようだ…と納得してそれで終わりにしてしまう。これはビギナーでしたら仕方のないことですが、ここまでの行程はあくまで【試し撮り】です。

なかなか上達できない方、試し撮りで終わらせていませんか?




あ、なるほどこんな感じに写るのか。と試し撮りの画像を確認したら次のフェーズに切り替えます。

「じゃ、自分ならどう撮りたい?どう魅せる?」と。

私たち写真家は風景や被写体の特徴を受けて、感動し、そこから魅力を探り、魅せ方を模索し、頭の中でこう撮るぞというイメージの写真を想像します。それは言ってみれば作品の完成予想図です。

イメージの写真を想像することはスナップ写真や時間的猶予のない例外的なジャンルを除いて、いい写真を撮りたい場合の鉄則です。

イメージなくして撮った写真はカメラに撮ってもらった写真、イメージを作ってから撮った写真は撮影者の意図が存在するのですから撮影者が撮った写真、とも言えます。貴方でしたらどちらをご希望ですか???

私たち写真家はイメージを作るための試し撮りはほとんどしませんが、ビギナーの方は試し撮りが終わったらイメージの写真を想像してみましょう。

何をすべきかが見えてきます。




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撮影スポットは直感を信じて自分で探す




風の時代にふさわしい人は下調べが少なめ。

他人がどうしているかを気にしない時代になったので

あれこれ細かくは調べない。




どこが話題の撮影スポットなのか?他の人はどんな風に撮っているのか?

絶景のツーリングルートはどこにあるのか?映え写真を撮って目立ちたい・・・

こういったのも決して悪くありませんが、風の時代の人…つまり人柄が重視される時代として考えると古い。

探検するようにバイクを走らせ、心の針がふれた瞬間をたよりに

自分だけの絶景を探してみましょう。

もっとも大切なのは勘(感)です。感動、予感、直感、感性、感覚、感受性・・・自分の勘と感だけをたよりに探検の旅に出るのです。

何でもない山の中や海岸線に、ちょっとしたタイミングによる光や、撮影者の気持ち次第で奇跡の絶景が出現するものです。

むずかしいことではありません。

むしろ楽しいです。

情報に頼る時代から一個人の人柄の時代に変わるのですから、写真を撮る人も変わるべきなのかもしれません。




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大好きなローカル鉄道 小湊線




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

さて久しぶりにギャラリーを更新してみたいと思います。

ローカル鉄道が人気を博し、鉄道という趣味が市民権を得て久しいですが、我らライダーもツーリングに行くとついローカル線と一緒に写真を撮りたくなりますよね。私のホームコースである房総半島には映画やテレビCMによく登場する小湊鉄道やいすみ鉄道があります。

上の作品はちょうど3年前に橋梁で撮ったキハ200の2両編成です。先日、久しぶりにこの橋梁に行ってみるか!と思いアドベンチャーで立ち寄ったら面白いハプニングが起きました。




EOS6DMark2 + TAMRON 24-70mmF2.8Di VC USD G2

なんと只見線から譲り受けたJRカラーのキハ40が登場したのです。見慣れたオレンジ×ベージュのキハ200が来ると思っていたので一瞬あせりました…

こんなおもしろい事が起こるのですから写真って楽しいですね。

しかし同じ場所で同じシチュエーション。私の写真は何か進化したかな…これを検証してもハッキリは分からないですね。1枚目は夕方の下り列車だったので2両編成で来ると予想した角度、2枚目は1両編成で来るだろうと思って作った角度です。使っているレンズは違いますがどちらも画角は35mmです。

あとは1枚目はR1200GSを大胆に切り取った構図としましたが少々うるさい感じですね。2枚目の方が印象に欠けますがスッキリしているようにも見えます。

えっ?R1200GSとアドベンチャー?今でも2台持っていますよ。




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風の時代を生きる人へ【自分バージョンアップ】しよう




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

新しい時代は風の時代・・・ では風の時代をどう生きるのか?これ気になりまよね。そう言われても明日からいつも通り会社に行かなくてはいけませんし。ある日急に何かが変わることはありません。

しかし流されるように日々を浪費しては新しい時代の人にはなれない。今日できることは何だろう?自分が風の時代を生き抜くにはどうすればよいか?一緒に考えてみましょう。

風の時代は人柄の時代。個人ひとりひとりが輝き、個性を発揮して活躍する世の中。私はこんな風に思います。人柄、そう…お人柄が何より大事なポイントだと思うのです。

であれば風の時代にふさわしい「お人柄」になるよう自分をバージョンアップしてみましょう。それはバイクのシートを自分の体形に合わせてカスタマイズしたり、ゴルフクラブやスキー板を自分の好みに合わせてチューニングしたりする感覚です。




ざっくり一言で言っちゃうと素敵な人になること!だと思います。

個性的で愛される人。魅力的な人です。

決して八方美人とかおべんちゃら言う人という意味ではありません。あくまで一人の人としての存在が魅力的であるかという意味です。

例えば姿勢。スマホ首でいつも下向き加減では美しくありませんよね。話し方も言葉ひとつひとつを丁寧に選んで美しい会話を心がけると相手も良い気分になるものです。

話題も大事だと思います。いつ富士山が噴火して大地震が起きるかも…といったように不安を誘う話題よりも、風の時代になったから素敵なこともたくさん起きるよ、とか大丈夫だよ貴方なら、といった具合に前向きに安心感ある話題が多い方がいいですね。

他にも歩き方、食べ方、お金の使い方… まだまだたくさんありますが日常の中にある様々な行動をひとつひとつ見直して、乱れを見つけたら美しいものへ整えていく感じです。全てのことに対して価値判断を下すのであれば正しい正しくない、ではなく美しいか?を求めてみましょう。

今日の自分の仕事は美しかったか。今日のツーリングは美しい旅であったか?といった具合に。毎日少しづつで良いので「美」を意識してやってみましょう。

そうやって少しづつ自分をバージョンアップすることで自身を【風の時代仕様】にバージョンアップするのです。

写真が好きな人は人柄のバージョンアップによって作品も進化するでしょう。上の大銀杏のツーリング写真は子供との共同出演によって生み出した親子愛を表現したものですが、こういった作風は昔の私だったら考えもつかなかったと思います。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS




日々、何を思い何を言葉にし、どのような行いをしたか。仏教では身口意の三業というのがありますが、思考と言動と行いの三つがその人の人柄を決めると言います。つい悪いことばかりを考えたり、愚痴をこぼしてしまったり、怠けたり他人のせいにしたり…人間なのでやってしまいがちですが、こういった乱れをいち早く見つけて整える能力を磨くのです。

日々のライフスタイルに何か新しいことを取り入れるのであれば瞑想がお勧めです。マインドフルネス瞑想といって思考を観察し整える能力を磨くことで、心の乱れや迷いをなくし、集中力も高まるといわれる瞑想です。毎日10分からでも始められるし瞑想用のアプリもあるので就寝前にやってみるのがお勧めですよ。

え~、俺が瞑想?そんな柄じゃないよ、という貴方こそ風の時代にバージョンアップするには効果絶大だと思います。柄じゃないよ…と思う事をあえて始めることで新しく生まれ変わったという感じが強まります。

こんな風に毎日毎日、習慣を見直して美しさを意識し、風の時代にふさわしい人柄になれるよう少しづつ自分をバーションアップしてみましょう。

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君はニュージェネレーションか?




EOS6D Mark2 + TAMRON SP24-70mmF/2.8 Di VC USD G2 Lightroom
レタッチの可能性は無限大です。
 
脚色だと言ってネガな意見を持つ人も一定数いるようですが、こういったARTの世界では【伝統的な手法を踏襲するやり方】と【革新的な手法へ挑戦するやり方】の二者があります。
 
後者を選択したニュージェネレーションは誇りを持って「私の場合はこうです」と作品を生み出しましょう。
 
古いタイプの人に何を言われても堂々とするべきです。
大衆的な写真文化の範疇で「写真が趣味です」という人と、一人の作家としての誇りを胸に活動する人との違いです。
 
立澤重良




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