はじめてのツーリング写真☆バイクと風景をどう撮る??

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、また検索ではじめてご訪問された方、当ブログを見ていただき有難うございます。前回の投稿からツーリングに行ったら愛車の写真や記念写真だけでなく、ツーリングの魅力を伝えるための「ツーリング写真」を撮ってみましょう…というお話を書いております。

実は当ブログはこの「ツーリング写真」の話題だけで3年近く、800を超える記事を書いているのですが、ここでもう一度基本を見直してみたいと思います。前回の投稿でツーリング写真とは記念写真のような説明的な写真ではなく、風景の中のバイクとしてツーリングの魅力を伝えるARTなんですよ・・・という事を書いてみました。

今回はその続きでツーリング写真の魅力的なバリエーションをご紹介したいと思います。

ローカル列車と撮る

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

バイク好き、ツーリング好きの方には男女年代問わずローカル鉄道がお好きな方が多いのではないでしょうか。素朴な風景の中を走りゆく気動車。とっても画になりますよね。鉄道はバイクと相性の良い被写体なので組み合わせて撮るのに最適と言えます。

例えばコスモスやポピーのような可愛らしいお花が咲き乱れている場所でバイクを置いて撮ると、どうもチグハグになってしまいます。バイクと花という関連性のない両者を取り持つために可愛らしい女性ライダーでも登場させれば素敵な一枚になりますが、オジサンやいかついバイクだけでは撮るのは難しいのです。

そういった意味で武骨なディーゼル機関のローカル列車や貨物列車はバイクと相性の良い被写体なのでぜひチャレンジしてみてください。




季節の被写体と撮る

EOS6 mark2

ツーリング写真の基本構造は風景写真です。風景写真とは季節感が大事などとよく言われるものです。上の写真はワイルドな表情を持つ山桜に手前は菜の花が鮮やかに咲いている場所でした。春の温かみある光を表現して時間帯と露出をよく考えて撮った1枚です。

桜の風景の中でバイクを撮る…なんていう事は多くのライダーが春になれば当たり前にやっていることですよね。しかしみんなが撮っている写真だからこそ個性を出してARTに仕立てるのが楽しいのです。上の写真の場合は時間帯、露出、前景の菜の花をボカす、そのボケとライダーを重ねる…といった複数の「魅せ方(撮り方)」を駆使して表現してみました。

日本には四季があり、それぞれに魅力的な風景があるものです。春は桜や菜の花で始まりや出会いを感じさせる、夏は青空に入道雲、北海道のような雄大な風景、秋は紅葉にウロコ雲の夕焼け、冬は空気が澄んで遠景まで美しく見渡せる風景…それぞれの季節でそれぞれの魅力を感じ取れるツーリング写真を目指してみましょう。




キャンプシーンで撮る

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

前回の一枚目の作品もキャンプシーンでしたが、キャンプツーリングをされる方はテントを張って一息ついたら素敵な写真が撮れないか挑戦してみましょう。キャンプシーンはバイク旅の魅力が詰まった最高のシチュエーションです。上の写真は本栖湖からの富士山を眺める浩庵キャンプ場で撮影しました。

浩庵キャンプ場といえばアニメ「ゆる△キャン」の第一話に登場したアニメ聖地であり、いまはすごい人気で混雑しています。人が多いと写真どころではない…という気がしますが撮り方を工夫すれば素敵な写真が撮れます。この写真を撮った時も両サイドのすぐ近くに他のキャンパーのテントがありましたが、自分のテントを前景とする窓枠構図でそれらが写らないよう構図を作ってみました。とても混雑していたのですが「完ソロを満喫してきました!」と言っても分からないと思います。

ちなみにゆる△キャンのシーズン2は2021年の1月から放送開始だそうですよ。




道道106号 日本海オロロンライン

いかがでしたか?ツーリング先で愛車写真や記念写真ではないアートなツーリング写真の撮り方や作例をご紹介してみました。

もし何百年、あるいはもっと未来にオートバイという乗り物がこの世から無くなっていたとします。そんな時代に内燃機で動く二輪車に乗って古の人々は旅をしていたのだ…という事が分かる21世紀のART写真が存在していたら素敵だと思いませんか?

それの作者が貴方だったとしたら、この世に生きてバイクで旅をしたことに大きな意味が生まれてくると思います。ただの妄想ですが現実として大いにあり得ると思います。

はじめてのツーリング写真。ツーリング写真のバリエーションシリーズ、まだ続きます!!!

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写真ビギナー向け☆ツーリング写真の基本撮影テクニック

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ネットで見かけた情報なのですが2021年の東京モーターサイクルショーも残念ながらコロナの影響で中止が決まったそうです。

公式の発表はこちら

モーターサイクルショーのコンセプトが見て触れて…なので展示車両が感染対策等で触れることが出来ない、人気ブースでの密集を避ける手段がない…ということなのでしょうか。せっかくバイクブームの兆しが見えているのに残念で仕方ありませんね。

さて今回はツーリング写真という文化を広めてバイク旅の魅力を世に発信しよう!そしてライダーは芸術的と呼べる素晴らしきツーリング写真を撮りましょう!という当ブログのコンセプトの基本に帰って、写真ビギナー向けにツーリング写真の基本的な撮影テクニックを簡単に書いてみたいと思います。

ツーリングのワンシーンを切り取る

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

「ツーリング写真」って何?と聞かれれば一言でいってしまえばツーリングのワンシーンを切り取った写真。ツーリングで出会った美しい風景を作者なりに表現したART写真です。ツーリングに行った時に「やっぱ俺のR1200GSはかっこいい」と愛車の写真をパチリと撮った写真は愛車写真。宗谷岬の碑に愛車をおいて「ようやく着いたぞ!」と撮った写真は記念写真。これら説明的な記録写真とは根本的に違い、人に見て感動してもらえるような写真がツーリング写真です。

愛車写真と記念写真はもしかしたら数十年、あるいは100年以上の未来からみれば時代を切り取ったARTに変貌するかもしれません。しかし少なくとも現代に見る限りでは平凡な記録写真です。撮った本人が個人的に楽しむ範疇であり、表現ではないのでARTとは言えません。

ツーリング写真はライダーが旅先でみた感動の景色や被写体、あるいは旅の世界そのものを表現したART写真を目指すものです。ついバイクを主役に撮ってしまうのがライダーの心理ですが、愛車との記念写真は自分で見る用に別で撮っておきましょう。




道の魅力で想像を誘う

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

ツーリング先で愛車の写真を撮るのではなくツーリングのワンシーンを撮る???これだけではビギナーの方にとってどう撮っていいのか?よく分からないですよね。そこでお勧めの撮り方は道の写真を撮るよう意識してみることです。

この道は最高!と感じる道はライダーならみんな知っていますよね。道は旅写真として最高の被写体です。道の先にあるであろう…未だ見ぬ景色を求めて走り抜けるぞ、というStory性を表現できるので、被写体に道を選ぶだけで素敵な写真になります。

ポイントは道に寄るか望遠レンズで寄せるかで道の存在感をしっかり出すこと。道の先をバイクやライダーの姿で隠さない。白線や路肩との境界を導線として構図する…など惰性的にシャッターを切るのではなく道を強く意識してみましょう。撮影者がその道の何がいいと思ったのか?をよく考え、特徴をとらえて表現するのです。




出会った被写体は夕景で切り取りたい

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F11 1/125

ツーリング写真はツーリングのワンシーンを切り取ったもの。だから風景の中のバイク+ライダーを撮りたいのですが先ほどご紹介した道の写真の他に、旅先で出会ったものと写すのも素晴らしいです。

しかし多くの風景写真の場合において日中の日の高い時間帯は説明的な写真に陥りやすいものです。朝焼け、夕焼けの時間帯であればそれだけで情緒的な雰囲気をもった写真になります。ポイントはただ一つ、簡単なことです。他の皆が宿で食事をしている時間、キャンプ場で夕餉の支度をしている時間、まだ寝ている早朝など多くの人がツーリングしていない時間帯にそのドラマチックな風景は姿を魅せます。

つまり皆が走っていない時に走るのであります。




宗谷丘陵 白い貝殻の道

いかがでしたか?この他にもまだまだあるので次回に続きを書いてみたいと思います。ツーリング写真とはツーリングのワンシーンを切り取ったART写真であること。皆さんも私と一緒に広めていきましょう。

今回はこの辺で!!!

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キャンプツーリングで撮る簡単スマホ写真術

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、スマホで写真は撮られていますか?つい数年前では写真愛好家の間ではスマホで撮る写真なんて…とばかにしていた人も多かったように感じます。しかし最近はスマホ新機種のカメラ機能の進化で少し変わってきましたね。

スマホにおけるカメラ機能は非常に重要であるとメーカーもよく理解しているので、新型が出るたびにカメラ機能が目覚ましく進化を遂げています。なぜスマホのカメラ機能がここまで進化をしたのか?背景はSNSの普及、カメラ離れなどユーザー側の変化に合わせてメーカーが注力してきたのは間違いありません。その一方でスマホの新機種開発には膨大な開発費用を投資できるというのも理由のひとつです。

スマホのシェアをほんの数%でも伸ばせれば一眼レフカメラを販売する台数とはケタ違いの数が売れるのですからね。そう考えるとマーケットの大きさという意味でカメラ専門メーカーは苦しいビジネスを強いられていると言えます。Nikonも例えば10年くらい前にNikkor Phoneとか名付けてスマホに参入していれば今と違っていたかもしれませんね。素人が言うほど簡単ではないと思いますが。




さて今回は「キャンプツーリングで撮る簡単スマホ写真術」と、何とも安っぽいタイトルをつけてみました。案外とこんな感じの方が記事のアクセス数が伸びたりするから不思議なものです。検索で辿り着いた読者様は数分で読めるライトな内容を求めていて、私が普段書いているような重ったるい記事は読むのもうんざり…なのだと思います。

iphone7

さて、私の愛用しているスマホはもう4年くらい前に購入したiphone7です。進化が日進月歩のスマホとしては旧機種になります。使用しているカメラアプリは露出補正の使いやすいstagecam HDで5回撮ると広告が出てしまいますが無料で使用できるカメラアプリで重宝しています。スマホでもいい写真を撮ってみたい!という方はまずはデフォルトで入っている「カメラ」というアプリではなく露出補正やその他の機能が充実したカメラアプリを使うことをお勧めいたします。

iphone7は1200万画素の素子に6枚構成レンズのF1.8を搭載。加えて手ブレ補正機能…となかなかのスペックでスマホカメラが進化しはじめた初期のモデルと言っていいと思います。画角はおよそ28mmでちょうどRICOH GRと同じくらい。つまり28mmといえばスナップの画角なのでスマホカメラというのは基本はスナップ写真を…という事なのが分かります。

スマホで撮る利点は何といっても「いつでも持っていること」これに尽きます。それから狭い所やトリッキーなスペースにねじ込ませて撮るのも得意です。逆に苦手なことは強烈な逆光、夜景や星空などの暗いシーン、シャッター速度や被写界深度で表現をコントロールできない…などがありますが、あくまでこれを書いている2020年10月現在の話です。

最新のGoogle PixelやIphone 11Proなどは美しい星空の撮影やボケ具合の調整が既に実現されています。それは光学的な技術ではないと否定派の方も多いようですが私個人の意見としては光学的であれAIによるデジタル技術であれ、最終的に「いい写真」が生まれるのであればそれは重要ではないと思います。

上の写真は先日に行ってきた千葉県君津市のキャンプ場でのワンシーンです。炊事棟に水を汲みに行ったついでにふと撮ってみました。この「ふとした瞬間」にポケットからさっと出して撮れるのがスマホの最大の利点です。スマホはいつでもポケットに入っているカメラなのです。




構図だのアングルだのにスマホ撮影だからといって特別なことは何もありません。重要なことは1つだけ、逆光や暗いシーンなど苦手なことをやらせないこと。日中の明るい場所で強い逆光でなければオーバー1000万画素なのですから自ずとクオリティの悪くない写真は撮れます。そしてもう1つは28mm広角という画角の利点をよく考えて意識してみること。28mmは上の写真のような風景全体の雰囲気を写すのに適していますし、特定の被写体を写すのであればグッと寄って撮ればRICOH GRで撮ったようなスナップが撮れるのです。

iphone7

「おっイイ感じ」と思う瞬間は写真ビギナーでも写真に関心のない人でもキャンプ場でのんびりしている時に感じるものですよね。そのふとした一瞬を逃さずポケットのスマホを取り出して気軽にパチリとやるのです。上の写真はタープの下にヘリノックスに座って寛いでいる時に、光が綺麗で気持ちいいなと思ったので撮ってみました。

・・・ま、ここまでは誰でもやりますよね。

しかし、いくら「気軽にパチリ」と言っても何も考えず見たまま撮れば上の写真のような陳腐な写真になります。見事なまでの平凡な記録写真です。ここは一眼レフで撮る時と同様に構図はきちんと整理して、最低限の秩序を画面内に構築してみましょう。

ここから先が普通とは違います・・・

iphone7

はい。先ほどの写真とは全然違うのがお分かり頂けると思います。究極のツーリング写真では過去に何度も同じような解説を書いてきましたが、ここでもう一度基本的なことをおさらいです。

まず余計なものを画面外に排除することから始めましょう。最初の写真ではストアウェイポットでラーメンを煮ているところ、ケースにくくり付けたロールティッシュ、キャンプ場で買ってきた薪や食材を入れているクーラーバッグ…どれも生活感があって美しくないですね。こういったものは写真にしない!

醜いものを排除したら次に美しいものは何かを探しましょう。まず光です。ここは写真家眼の出番です。普段、写真をやっていない人にはそこに美しい光があることに気が付くことが出来ないかもしれません。しかし意識してみてくださいね。最も美しいものは光だと判明したら、その光によって反応している被写体を注視しましょう。この場合は全体の輝き感です。

輝き感を出す時のポイントはハイライトが多少は白トビしても良いのでstagecam HDの露出補正機能でオーバー方向に露出補正してあげます。最初の写真よりだいぶ明るい露出になりました。結果、タープに光が透過する様子も美しくなりましたね。




アングルは画面内に図形要素や導線、分断線が発生するの意識してデザインしていきます。これはスマホ撮影に限った話ではなくカメラでも同じですけどね。タープのラインとトップケースのラインの間にぴったりR1200GS-ADVENTUREがくるようアングルを探り当てました。1枚目の方はそもそもR1200GS-ADVENTUREの一部がタープに隠れてしまっています。

スマホオンリーで写真を撮っている人は「後でアプリで修正しよう」と安直にシャッターを切る(スマホにシャッターはありませんけど)人が多いように思います。カメラでもスマホでも撮るときに出来ることは労を惜しまずちゃんとやりましょう。ここ大事です。

一眼レフとスマホを比べてみた

EOS6D mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

ちなみにこのキャンプシーン、一眼レフのEOS6D mark2でも撮ってみました。どうでしょう?画角が24mmなので少々ワイドになりましたがクオリティ面では大きな違いがないのがお分かり頂けると思います。それどころかiphone7で撮った方が光の輝き感が出ていて良い写真に見えます。

えっ!?一眼レフよりスマホの方がいい写真???

今回の写真では最初にスマホで撮って次に「試しに一眼レフでも撮ってみるか」という順序でした。先ほども書きましたがスマホで撮る利点はいつでも持っていてすぐ撮れることです。今回、スマホで撮った写真の方がいい写真になったのは感動の鮮度が違うのだと思います。

これ不思議な話なんですけど「あっいい感じ!」と感じた瞬間にパッと撮ると作者の感動もフレッシュなのでストレートに表現できるのですね。少し時間を置いてしまうと熱も冷めて余計な知識から余計なことをしてしまうものです。

この逆のパターンもあって最初に撮ろうと思った瞬間から一定の時間を置いた方がいい写真が撮れる場合もあります(こちらの方が多いか)。見えていなかったものが見えてきたり、時間の経過によって変化していく要素もあるからです。この場合はスマホの利点はあまりないですね。

感動の鮮度がフレッシュなうちに撮れるスマホ。一眼レフではバッグからレンズを取り出しボディーにセットして三脚を組み・・・なんてしている間に鮮度が低下することもあるのです。あっと思った時にポケットから出してパッと撮れる。これぞスマホ写真の最大の利点だと思います。

 スマホ撮影のまとめ

・いつでも持ち歩いてあっと思った瞬間にパッと撮ろう

・強烈な逆光、暗い場所などスマホが苦手なことをやらせない

・広角であることを意識して風景を撮る、スナップなら被写体に寄ろう

・感動の鮮度がフレッシュなうちに撮るべし

今回はこの辺で!!!

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写真ビギナーとベテランは何が違うのか?写真の出来栄えを左右する違い

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、紅葉の便りが各地から届き始めていますね。私も早く紅葉の山々をR1200GSで駆け抜けたいです。地元房総半島の紅葉は12月初旬なので、まだだいぶ先ですけどね。

ところで今朝、通勤の最寄り駅でこんな光景を見かけました。前を歩く女性がお札を落として気が付かず歩き去ってしまったのです。少し離れた後ろからサラリーマン風の男性がそれを拾ってダッシュで追いかけて女性に渡していました。素晴らしいですね。

たぶん私が男性と同じ位置にいたら同様に走って届けたと思います。普通の人はそうしますよね。私はこの駅で何度も財布を拾ったことがありますが、必ず交番に届けるようにしています。きっと落とした方は困っているでしょうしね。しかし、ふと思ったのですが持ち主の顔が想像もできない場合、つまりお金だけが元々そこに落ちていたらどうだろう?ましてや周囲に誰も居なかったら?果たしてお金だけを拾って交番に届けることは出来るかな?自分にそこまでの道徳心があるのか少々自信がありません。

お札を落とした女性の姿、財布の中身から想像できる落とし主の存在、見知らぬ他人とはいえ困った人の姿を想像することで芽生える親切心。しかしその手掛かりになるものがなかったら…より高い道徳心が要求されるシーンとなりますね。




EOS6D mark2

さて今回は<初級>ツーリング写真解説として写真ビギナーとベテランは一体何が違うのか?というお話に触れてみたいと思います。

私は写真をはじめて15年くらいになり、稚拙ながらも作品と呼べるものを目指して写真活動をしております。思えばビギナーだった頃は撮影地で何をして良いか?分からないことだらけ。途方に暮れていたのを今でも記憶しています。

つい先日、趣味で写真をやられている職場の先輩からこんなことを聞かれました。

「写真の初心者とすごいベテランの人って一体何が違うのでしょう?やっぱりセンスの問題?」

これ、よく聞かれます。それくらい写真ビギナーの方のお悩みは共通しているのでしょう。いったいベテランと何が違うの?と。

一言でいってしまえば何もかも違うのですがそれでは不親切なので一つ一つ説明してみたいと思います。まずカメラの構え方とかシャッターの押し方なんてものは難しくはないので初心者の人でも少し練習すれば問題なく操作できると思います。よってこの部分に大きな違いはありません。

次に感覚ですね。この風景や被写体が写真になったらどうなるだろう?と想像できる感覚。200mmの望遠レンズであの背景を引っ張ったら、手前のバイクの位置関係はこうなるだろうという感覚、太陽が薄雲に隠れた瞬間にF16の1/250で切るぞ!と露出が出てくる感覚。感覚は豊かな経験を元に肉体的な要素で養うもので、いくら本を読んで勉強しても仕方のないことです。紙屑を5m先のゴミ箱に投げ入れるにはどうしたら良いか?説明できないのと同様です。

次に目、写真家眼です。視力のことではありません。被写体や風景をよく見てその特徴を見出す目。そして撮影場所の空間や状況を把握する目。細かな特徴に魅力を感じたらよりらしく撮るには?といった具合に「写真家の目」には次のフェーズに結び付ける大切な役割があります。上の作例では穴のたくさん開いたディスクローター、太陽光が当たって輝くスクリーン、こういった細かな特徴を目でみつけて魅力的な写真にするための材料にできないか検討するのです。




次にフットワーク。多くの撮影シーンでベストアングルとよべるものは1つしか存在しません。そして最初にカメラを構えた位置がたまたまベストアングルだった…なんて事は頭上に隕石が落ちるほど確立として低いです。ましてやバイク、ライダー、ヘルメット、花、岩、海、遠景には富士山といった具合にいくつもの要素が存在すれば、ベストアングルを探り当てるまで膨大な労力が必要です。AとBを近づけたいなら右に動くか左に動くか…?ハイアングルが狙える登れる場所はないか?考えなくても無意識に足が動くのがベテランです。上の写真ではディスクローターの穴に海面のハイライトを重ね、スクリーンの輝きが三角の頂点となるようアングルを探り当てました。

次に引き出しの数。こんなときはこうしよう!様々な表現手法や演出に関わるノウハウを脳内にある「撮り方の在庫ヤード」から検索をかけてchoiceする能力です。写真ビギナーは在庫ヤードの中にせいぜい三分割構図と露出補正くらいしか無いので在庫不足です。撮り方の引き出しは数個では全く商売にならず、ベテランなら数百から数千、または今在庫にないものはinspirationで生み出そう!というクリエイティブ精神まで持ち合わせています。

次に感受性、ハートサイドです。写真ビギナーとベテランで決定的に違う部分はおそらく此処です。風景でも被写体でも、まずはその特徴を受けて特別な感情がこみあげてこなければ作品と呼べるものは成立しません。センスよりもどんな心の持ち主になるかが大切なことです。どうしても最初の頃は上手に撮ってやろう、という欲望に支配されてしまいますが、本当にARTと呼べる作品には欲望はなく純粋に作者の心が写っているものです。




これらを統括して「写真の表現力」と言っていいと思います。その他にも写真をただの記録ではなく芸術としてどれほど見識を深めているか、といったこともビギナーとベテランの大きな違いであると思います。きっと写真ビギナーの方はロバートキャパや荒木経惟は知っていてもアンセルアダムスやブレッソン、ユージンスミスなどは知らない…という人が多いのではないでしょうか。

「あっ写真はARTなんだ」まずはこの認識から始めてみましょう。ベテランの人は写真はARTであることを自分なりに理解しているものです。ただ、この道ウン十年というベテランであっても、いつまでもARTに開眼せずに承認欲求に支配されたままの写真を撮り続けている人もいます。そういった人は「カメラユーザーのベテラン」であり、そのような写真は目指すべきではありませんので読者の皆さまはお間違いないように。

承認欲求に由来する上手な写真、綺麗な画像は写真ビギナーの方にとって最初のステップとして設定するのは悪い事ではないと思います。カメラを手にした人がいきなりARTを意識するのも無理がありますしね。ただしあくまで最初の一段目であり通過点なのを忘れずにいれば良いと思います。上手な写真、綺麗な画像、すごい写真というのを最終目標にしないようにしましょうね。

今回はこの辺で!!

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マニュアル露出に挑戦したい人へ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリングのベストシーズンをいかがお過ごしでしょうか?東京の人もGOTOの対象になりツーリングで宿を使う人にはいいですね。ニュースによると高級なお宿の方がお得感があるので人気なのだとか。私も一度はツーリングで高級なお宿に泊まってみたいです。

ところでつい先日のことです。私のInstagramに海外の女性からコメントがありました。聞くとアメリカ人でイエメンの内戦地で活躍している米軍兵だとか…写真もセクシーな姿でジムにいるところや迷彩服で装甲車に乗っているようなものが…。どれもそれっぽいのがアップされているのですが、どこにもバイクや写真といった私の趣味との共通点がありません・・・。

そんな人がなぜ日本の私に??これ国際ロマンス詐欺っていうらしいです。やり取りを続けて親密なっていけば、やがて「私の家族が日本で家を建てるので手続きに必要なお金を立て替えてくれ」といったお金の話に発展します。嫌ですねぇ~こんなのばっかりで。皆さまもお気をつけください。

詐欺とそうでない人を見分けるポイントは共通点ですね。自分の趣味や好きなモノ、ライフスタイルなどSNSに挙げていることに対して相手にも共通点があるか?それと自分のPOSTに関心をもってくれているか?もポイントです。こちらの写真にまったく感想やリアクションなく一方的に「友達になろう」みたいな輩は怪しいです。これってリアルな人間関係にも言えますけどね。




さて今回はカメラの操作において露出を自分で決める「マニュアル露出」について書いてみたいと思います。マニュアル露出と聞くとプロとかカメラ上級者の域というイメージで敷居が高いと感じている人も多いかもしれません。ベテランの人でも夜景や星空の時しか使わない、なんて方も多いのではと思います。

新潟県佐渡市

多くのカメラに搭載されているAモード(絞り優先)、Tモード(シャッター速度優先)は写真の明るさを決める露出はカメラのAE(自動測光機能)にお任せです。自動測光した結果を受けて撮影者が露出補正を入れるのが多くの人がやっている手法だと思います。

一方でMモード(マニュアル露出)は絞りもシャッター速度も自分の任意で決めるので最初の基準がありません。景色の明るさを受けて絞りとシャッター速度の相互関係を加味し、数値を頭に浮かべなければいけません。おっここはF11の1/200でいこう!といった具合に。

「それはオイラには無理!」「アタシには一生できる気がしない」なんて言わないでくださいね。簡単なやり方があるのでご説明します。




まずはISO感度/F16の法則を使え

ISO感度/F16の法則をご存じでしょうか?ベテランの方でしたら「またずいぶん古い話を引っ張ってきたな!」とお思いになるでしょう。それくらい昔から言われている屋外撮影においての基本露出なのです。

地球上にいる限り、太陽との距離関係はどこに居ても同じなので明るさは一緒という考えです。絞りをF16に設定したらシャッター速度はその時のISO感度と同じ、例えばISO100なら1/100にすれば間違いないですよ!という意味です。

もちろん日中の屋外撮影で晴天であり、且つ太陽が雲に隠れていない時です。

何だか嘘みたいな話ですがNASAが国際宇宙ステーションから地球の様子を写真にするときにISO200 1/200 F16で撮る事、と言っているくらいですから信用して大丈夫です。冒頭の詐欺の話とは違います。

写真は光をとらえるもの・・・と同時に「撮影」という字の通り影を撮るものでもあります。よってART写真であれば光と影の様子を理想的にとらえた露出を目指したいところです。しかし評価測光はどうしても画面全体を平均で評価しパラメーターに基づいて決めるので説明的な露出になってしまい、光と影の様子を…なんて考えてもくれません。

ISO感度/F16で撮ると1/3か2/3段ほどアンダーじゃない?という写真が撮れます。そこですぐに露出を変えずに構図を再考してみましょう。その露出で撮るにはどう構図したら良いか?です。くどいですがもう一度「光をとらえ影の様子を撮る」の言葉を思い出すのです。当初は被写体を見て構図を考えたと思いますが、ここでは光と影を注視してもう一度、構図を練るのです。

言葉ではよく分かりませんが上の写真を見ていただければ意味がお分かり頂けると思います。光の存在を影を意識して撮るだけで、こんなに美しくなるものです。これが評価測光だと説明的な露出になってしまい光の美しさが出ないのです。




ISO感度/F16を身に付けたらそれを基準に徐々に露出の感覚を身に着けていくと、しばらくすると脳内露出計が貴方にも備わります。それはカメラに内蔵されている露出計より少しだけアンダーになると思います。

マニュアル露出を使いこなし露出の感覚を身に付ければ大きな自信にもなります。ビンテージのフィルムカメラも使いこなせるようになりすよ!ぜひ挑戦してくださいね!

今回はこの辺で!!

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ツーリング写真に自撮りはマストなのか?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、この記事を書いている2020年9月末現在、新型コロナウイルスの影響による行動規制はずいぶんと緩和されて少しづつ平常を取り戻しつつありますね。

私は千葉から東京まで毎日電車通勤なのですが、いつも日本人はすごいよな…と感じるのは電車内を見る限りマスクをしていない人なんて誰もいないことです。この状況下でマスクをすることは大切ですが世界的にみてもこんな風に皆が同じに出来るなんて日本だけではないでしょうか。

この「みんなと同じ」精神が良いのか悪いのか私には分かりませんが、少なくとも新型コロナウイルスの対応には良いのだと感じます。

ともあれ一日でも早く世界が平常を取り戻す時がくるよう県内ツーリングでは清澄寺に必ず立ち寄って願掛けをしております。




さて今回はツーリング写真を撮るにあたってライダーの登場は必ず必要か?というお話をしてみたいと思います。

今さらですがツーリング写真とはバイク旅の魅力を伝える写真のことです。

風景の中のバイク、ツーリングのワンシーンを切り取ったもの、愛車が主役ではない、ただの記録や記念写真ではない写真のことですが、そのツーリング写真を撮るにあたって必ずライダーの存在は必要なのでしょうか。

ツーリング写真の中にライダーが登場することで動きが加わる、感情表現ができる、作品の意図へ誘導できるなどの利点があります。作品の意図へ誘導できるとは例えば上の作品の場合、ライダーが夜空を見上げるポージングをとることで主題は満天の星空であることを観賞者へ誘導できます。そして何より「旅人」が登場することで一気に作品に旅感が加わります。

小物を利用してライダーの気配を写す

一方でライダーの姿が写っていない写真でもヘルメットなどを分かりやすい場所に置くことで近くにライダーがいる気配を表現することができます。

地面に置かれたヘルメット、荷物を積載したバイク、この視覚情報だけで写真を見た人は「シャッターを切っているのはライダーなのだな」と無意識に認識するはずです。




ライダーの視線を再現してみる

ライダーの視線を再現するような構図を作れば撮影者がこのバイクの持ち主であると分かりやすく表現できます。

このように何らかの手段でライダーの存在を予感させることに成功すれば、必ずしも画面内にライダーを登場させる必要はないと言えます。

バイクのオブジェ化に注意

一方、よくSNSなどで見かけるツーリング写真はこんな感じのものが多いと思います。風景の中のバイクという意味ではツーリング写真として成功していますがライダーの存在を感じません。風景の中でバイクがお留守番しているような雰囲気です。これではツーリングの魅力が伝わりません。風景の中に飾られたバイクがオブジェのようになってしまいます。

何かをしている瞬間を演出

EOS1Dx + EF24-70mmF2.8L

この写真のように何かをしている様子を撮ってもツーリングのワンシーンとしてユニークな写真になると思います。この場合はキャンプの朝、シェラフを干そうとしているところです。もちろん私一人しかいないので撮影裏の話をしてしまえば手の込んだ演出という訳ですが。




美しいポージングを身に着けよう

この写真は長時間シャッターならではの手法でライダーの姿を半透明人間にしています。例えば30秒シャッターを開いたとすると15秒くらいの間だけ立っているのです。簡単ですね。

ライダーを登場させる場合、気を付けたいポイントは棒立ちしてダサいポーズにならないことです。普通に立っている姿勢というのは多くの場合で猫背だったりとモデルさんでもない限りお世辞にも美しい姿勢ではないものです。上の写真の場合はコントラポストというポージングで片方の足に体重をのせて体のラインがS字を描くように立っています。

胸をはってシャキッと立つ。少々大げさなくらいで丁度よいので姿見などで練習してみてくださいね。

セルフタイマーでダッシュはやめよう

インターバルタイマーが内蔵されたリモートコントローラー

それとセルフタイマーでダッシュ!はやめましょう。どうしても急がされている雰囲気は例え背中でも伝わるものです。おすすめの方法はインターバルタイマーです。例えば5秒に一回の撮影で計30枚撮影とか任意で間隔や回数を設定できる便利な機能です。

現在売られているカメラには多くの機種で内蔵されている機能ですが、もし無い場合は写真のようなリモコンでもインターバル撮影機能を有している製品があります。これさえ用意しておけば望遠レンズで自撮りしたい時でも安心です。

ライダーの登場、自撮りは写真に加える演出という意味ではこれ以上ないくらいの演出ですよね。それでも作品にライダーを登場させることはツーリング写真にとって意味のあるものだと思います。もちろんお友達やパートナーと一緒にツーリングされる方は無理に自撮りする必要などなく互いに自然な表情のショットを撮って楽しまれてください。

ツーリング写真における自撮り、ライダーの登場について書いてみました。

今回はこの辺で!!

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一枚で魅せるツーリング写真☆世に媚びない表現

究極のツーリング写真 tourimg-photography.com 読者の皆さま、「ツーリングの秋」いかがお過ごしでしょうか。コロナによる行動自粛もだいぶ緩和され、感染対策さえしっかりしていれば通常通りに出かけれられる世に戻りつつありますね。猛暑もひと段落しツーリングにも良い季節になってきました。あと写真にもいい季節ですね。

前回まででツーリング写真の魅せ方シリーズと題して、写真の魅せ方を色々と紹介してきました。魅せ方とは表現であり演出であること。そしてそれらを知識として身に付け実際に撮れるように習得したら次に<魅せ方>について自身の考え方を持つようにしましょう。こればかりは人の好き好きなので自分でどうするかを決めるしかありません。

そこで気になるのが写真を見せた時の反応です。お友達や家族に写真を見せた時、SNSやブログで発表したとき、コンテストに参加するときなど写真を見せたときの他人の反応です。これ…心理としてどうしても気になりますよね。自分は気に入った写真だけど果たして人から見てどうだろう?と。




いい写真とは常にみる側が主観的に決めるものであり撮る側としては永遠のテーマ。それ以前に撮った本人が「いい写真だ」と思える作品であること。撮った本人がこんなの好きではないけど他人に受けるかも…という気持ちで撮ったのであれば、私はそんな写真はいい写真ではないと思います。

確かに発表した時に反応が薄いと寂しいものがあります。せっかく自分なりの「いい写真」を撮ったのにコメントも入らず「いいね」も少ない…。こんな経験はありませんか?

それ、気にしなくて大丈夫です。そもそもSNSなんかで写真を発表したところで、その反応がどうであれ大した意味はないと思います。それよりSNSなどで万人ウケを狙って写真を撮るようになっては<自分の好き>を見失って個性が失われてしまいます。




上の作品はツーリングで出会ったふとした光景を1枚にしました。台風で倒れてしまった廃船。この写真の構造はこれといって手の込んだことはしていません。なるべく事実をストレートに表現する目的でこのように撮っています。念のため解説しておきますが地面や背景などスペースを意図的に多めにとることで「被写体がそこにあった」という場所に対する存在を表現できます。

このやり方で<ツーリング先で出会った〇〇>を表現しているだけです。引いてとると電線やガードレールなど本来は画面内に入れたくない要素が入ってしまうものですが、不思議なことにあれも撮るぞと思って撮ればそれほど悪さはしません。この場合は電線と電柱が入りましたが分かって撮っています。電線が入っちゃったと電線も入れたは大違いです。

この超地味な写真、撮った私自身はこれぞ今後の自分が目指す世界のヒントだ、と思っておりますがSNSなんかで発表すれば間違いなく薄い反応が返ってきます。しかしそんな事は全く気にしません。ウケよりも自分らしい写真を撮ることの方が大切だと理解しています。

映え写真を撮って「いいね」をたくさんもらう。すごい写真、上手な写真、綺麗な画像…世に溢れています。高性能なカメラやスマホ、広告写真のように仕上げるアプリ。これらは他の誰かが作ってくれた便利な物や情報の恩恵を受けただけ、画一化された「上手い写真」を目指して練習しただけの写真です。ふと考えてみましょう。個性はどこにいったのでしょうか?その写真の中に「撮った人の存在」は感じますか???

上の写真は稚拙ながらも一枚の写真の中に私の何かが写っています。一見、レンズのゴミか?と思う漁船の上にある黒い点。アゲハ蝶です。この誰も気が付かないミクロのキャストを採用するのは実に自分らしい演出だ!とニヤけてしまうナルシストです。




賛同していただける人は少数かもしれませんが、本当にこんな感じで良いんだと思います。少なくともアマチュアとして写真をライフワークにするのであれば。もし本当に写真がお好きであれば…もうやめませんか?他人から受ける写真を狙うのは。

自分の「好き」と向き合うのが一番素敵なことなんです。

今回はこの辺で!!

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ツーリング写真の魅せ方シリーズ第14回<フォトレタッチで魅せる>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい写真を撮って写真をライフワークとして楽しまれていますか?当ブログでは写真のことを度々「芸術、アート」として発信してきました。カメラやスマホで写真を撮るという行為は誰でもやることなので「芸術」なんて大げさに聞こえるかもしれません。

しかし写真を撮る楽しさを知り、人に見せて喜んでもらう幸福を味わったからには「もっといい写真を撮りたい」という願望がわいてくるのは自然なことだと思います。そこで憧れる「いい写真」とは作者の個人的な発表なのですから、それは立派な芸術作品だと思いませんか?

プロではないんだし趣味として写真が上手になりたいだけだよ・・・分かります。始まりは皆さんそんな感じだと思います。私もそうでした。しかし本当に良い写真を撮るには「趣味として上手に…」程度ではその他大勢の中に紛れるだけです。デジタル写真主流の現在は昔で言う「上手い写真」なんてゴマンと溢れているのが現状です。それらと同じ写真を撮っても生きがいを見出すことは難しいでしょう。

そこでお勧めなのは「写真家宣言」です。写真家とは国家資格でもなければ免許制度でもありません。権威ある第三者のお墨付きもいらないです。自分が写真が好きで写真を撮っている人であれば誰でも写真家を名乗って問題ないです。もし恥ずかしければ口にはせず心の中で「自分は写真家」という誇りをもって明日から写真を撮ってみましょう。それだけで貴方の写真が変わっていくとお約束します。





さて前置きが長かったですが今回はツーリング写真の魅せ方シリーズの最終回<フォトレタッチで魅せる>を解説してみたいと思います。

Adobe Lightroom classic

フォトレタッチ。それは撮影後に画像をパソコンに取り込んで、レタッチアプリケーションで写真をデジタル処理で手直しする行為です。明るさであったり彩度であったり、コントラストであったり或いは余計なモノを消去したり、懐かしい写真のようなトーンにしたりと様々あります。

デジタル写真が主流となって久しい昨今。フォトレタッチという文化も一般に浸透して月日が経ったと感じます。つい10年くらい前は完成度の高いレタッチ作品に驚かされたり、盛ることしか考えない人が画像の破壊行為をしていたり…そんな事が多かったように感じます。

今はフォトレタッチにも作者それぞれの考えの元で行われている成熟期に入ったのかもしれません。写真ビギナーの方にとってフォトレタッチはインチキのように感じるかもしれません。実はフォトレタッチ自体は古くからあるもので、フィルム時代は職人さんが手作業で行っていたのですが現在ではデジタル技術の進化で一般に浸透したという事です。

使い方を間違えなければいけないことではないのです。

RICOH GR

フォトレタッチは広告や雑誌など商用写真の世界では当たり前のように使われていますが、個人が使う場合はどのような考えのもとで行うのか?この辺を解説してみたいと思います。

フォトレタッチは撮影時に描いた写真イメージ(こう撮りたいという想像の写真)に対してカメラの操作などではかなわなかった部分を後で補うもの、そんな感じでしょうか。有名なアプリケーションはPDFでお馴染みのAcrobat ReaderをつくっているAdobe社のPhotoshopまたはLightroom、その他はSilkyPIX、Capture One、キャノンのカメラを購入したときに付属するDPP(Digital Photo Professional)などがあります。これらのアプリケーションはフォトレタッチの他、記録形式をRAWで行う場合のRAW→JPEGへの現像にも使用されます。





今回、ツーリング写真の魅せ方シリーズの最終回としてご紹介するのもフォトレタッチも写真の演出の1つであると感じたからです。写真の演出…構図、比率、デザイン、露出、画角、被写界深度やシャッター速度…どれも写真を魅せるための表現=演出でありフォトレタッチもまた然りなのです。

こう撮りたいと脳内で描いた写真のイメージ…それが撮影時にカメラ操作等だけではかなわなかった部分。それを補うのがフォトレタッチ。例えばこんなシーンです。もう10年以上前に北海道をツーリングしたときの1枚です。燃えるように染まる夕刻のキムアネップ岬(サロマ湖)でR1200GSと撮った写真です。このようなシーンの場合、夕空と湖面が明るく、地上側は暗い。そしてその差は大きくカメラのダイナミックレンジ(写せる明るさの範囲)を超えてしまいます。

空と湖をイメージ通りの露出にするとバイクは真っ黒でバイクであることすら判別できない。逆にバイクが写るように露出を設定すると空と湖は明るすぎて雰囲気が出ない。

この時はバイク側に露出を合わせて撮ってみましたが、持ち帰って見直してもガッカリするだけで、以降はストレージ内で眠らせていました。その写真を去年に掘り起こしてLightroomの段階補正機能で直してみました。空と湖の部分だけを選択して露出を下げたのです。このようなレタッチを良しとするか否かは置いておいて、ストレージ内でゴミ同然だった画像が想い出に昇華したことは価値のあることだと思います。

EOS5D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

このような問題はハーフNDフィルターなる半分がサングラスのようになっている減光フィルターでも解決できます。レタッチ否定派の人はこういった光学的な手法にこだわっておられるようですが、出来上がった写真だけを比較してどちらがハーフNDフィルターか?どちらがフォトレタッチによるものか?を判別するのは困難だと思います。

特に我々ライダーは持っていける機材量に限りがあるのですから、フィルターだのレフ板だの、やたら荷物を増やすことは歓迎できませんよね。そういった意味でフォトレタッチはツーリングライダーにとっても価値のあることと言えます。

Lightroomの補正前、補正後表示

フォトレタッチの恩恵を最も大きく受ける写真は上のような天の川や星景写真だと思います。少なくともこのブログを書いている2020年秋現在ではカメラには星を綺麗に写す気の利いた現像プリセットはありません(Pixel4、Xperia、iphoneなどスマホの方が進んでいます)。空のかすみによって明瞭に見えない星空もそのまま画像にしてしまいます(上の画面で左側が撮影時)。

全てのデジタルカメラは撮った瞬間はRAWです。RAWとは撮像素子(イメージセンサー)から得たデーターの集合体です。素子の1つはR(赤)G(緑)B(青)の三原色からそれぞれが何%であるかをカメラのCPUに伝えます。例えば2000万画素のカメラであれば2000万個のRGB情報を持つ素子の集合体です。しかしそれではデータ容量が重すぎて使い勝手が悪いのでデータを端折って圧縮し、風景モードやポートレートモードなどの決まったレシピでレタッチして画像データ化したのがJPEGです。

つまり全てのデジタルカメラはカメラ内のコンピューターが自動でフォトレタッチしているのですね。

上の天の川の作品では撮影時は画像に写っていない部分、しかしカメラはちゃんと撮っている領域をLightroomを使って呼び起こしているのです。言ってみれば「おいおい、カメラ君よ天の川はもっとちゃんと見えるだろうによ!」とお直しをしてあげる行為です。




天の川の写真を発表すると「実際はここまで見えないでしょ?」と聞かれます。確かに実際はここまで鮮明に見えていませんでした。しかしカメラはその様子を捉えていたのですから、それが明瞭になるよう調整することは悪いこととは思えません。どこかの天体画像から切り取って貼り付けた訳ではないのです。紛れもなくそこで私が見ていた天の川の様子をレタッチで表現しています。

もしLightroom等のフォトレタッチなんて邪道だ!という事であれば、それはコンピューターがカメラ内で仕上げてくれた写真が正統である、という意味になります。カメラのコンピューターが自動で仕上げたものが正当であるなんて、おかしな話だと思いませんか?

SNSを見ていると撮影情報を記載する場に「撮って出し」と誇らしげに書く人を見かけます。ご本人は「邪道なるフォトレタッチなどせず撮ったときのままです」と潔白を表明して好印象を狙っているのだと思いますが、実際のところは「フォトレタッチはカメラ任せでした」または「たまたまカメラ任せの仕上げがイメージ通りの最高のものでした」という意味になります。

究極のツーリング写真の読者の皆さまは間違っても「撮って出し」を自慢しないでくださいね。

EOS6D Mark2

フォトレタッチに限らず写真の演出に関わるあらゆる手法を否定する「ナチュラル派」という考えは今も昔も存在します。「ありのままの現実を撮るのが写真の正しい撮り方である」と他人へ押し付けるナチュラル派も少数ですが存在します。

写真の演出に関わる考え方は人それぞれなのでナチュラル派(またはナチュラル派もどき)から否定的なコメントを受けても、しっかりした考え方を持っていれば全く動揺することはありません。

一方、フォトレタッチを否定する風潮を生んだ理由も理解はできます。それは思わず顔を背けたくなるような過度のレタッチ写真というのも残念ながら見かけるからです。それらは写真を良く見せよう、SNSなどで目立たせようと彩度やコントラストを極端に上げた写真…いや画像のことです。デジタル写真はもともと緑の彩度が高いので、さらに彩度を上げると緑が蛍光グリーンのように不気味になります。そういった過度なレタッチをする人は春になると空や人の顔までピンクかかった桜の風景写真を作るから恐ろしいです。

その他にも過度にレタッチするとトーンジャンプ、色飽和などご本人の知識にはない画像破壊が起きて、せっかくの高性能カメラで撮った写真も台無しになります。

そのような写真は撮影者が「いい写真」に憧れてイメージを再現したレタッチではなく、単純に目立たせたい目的で盛ったもので今回シリーズで解説している写真の魅せ方とはまったく趣旨の異なるものです。

目立たせる目的のみで写真芸術への見識の浅い人が過度のレタッチをしてしまう行為。それは人間の承認欲求という根深い欲望に支配されてしまった哀れなる風景写真です。元画像の方がずっと素敵な写真のはずですが残念なことに哀れなる風景写真もSNSでは「いいね」がたくさん付いてしまうので、ご本人は間違いに気が付く機会すらないものです。

EOS6D Mark2 EF35mmF2 IS

今回は写真ビギナーの方向けに解説しておりますので、フォトレタッチについてあまり深くは書きませんが・フォトレタッチはいけない事ではない ・フォトレタッチは撮影時にかなわなかったことを後で調整すること とだけ覚えて頂ければ十分だと思います。

もしフォトレタッチに興味を持たれたのであれば、いきなり有料のアプリケーションを使うのではなく、まずはカメラに付属していたソフトか無料で使えるアプリケーションで始めてみましょう。まずはレンズに付いていたゴミが写り込んでしまったものを消去するとか、露出を少しだけ補正するとか簡単な作業でいいと思います(レンズの汚れは本来であれば日頃から清掃しておきたいところです)。

ツーリング写真の魅せ方シリーズ 最終回の<フォトレタッチで魅せる>でした!!

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ツーリング写真の魅せ方シリーズ第13回<なにもしないで魅せる>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いま気になるバイクはありますか?私はまだ当分は現在の愛車であるR1200GSとR1200GS-ADVENTUREの2台でいくつもりですが、ちょっとだけ気になるバイクはYAMAHAのTenere700ですね。この夏に発売されたばかりでホットな1台です。

フロントに21インチを装着した本格的なオフロードモデル。スクリーンの内部に収められたロボットのような4灯ヘッドライト。かっこいいですね!特にこの写真にあるブルーイッシュホワイトパールが私好みです。ちなみにTenereとは「何もないところ」という意味だそうです。




さて、ツーリング写真の魅せ方シリーズの第13回。今回はちょっと変わった内容かもしれませんが<なにもしないで魅せる>を書いてみたいと思います。

EOS30D + EF28-70mmF2.8L

いままでツーリング写真の魅せ方シリーズとして露出、構図、被写界深度、シャッター速度、フレーミング、デザイン、光と影、比率・・・いろいろな魅せ方をご紹介してきました。魅せ方は言い換えれば写真に加える演出です。演出と聞くとなんだか事実を歪曲したインチキのようにも聞こえてしまいますが、そうではなく作者の心の景色を表現するための手法なのですね。

魅せ方、撮り方、演出…どうするかは作者の自由です。しかし自由を与えられると何をしていいか分からないのが現代における日本人の悲しい性。すると心理的に皆はどうしているのか?が気になり「正しい撮り方」「うまい人の作例」を調べてしまうものです。もちろん写真ビギナーはそれでも良いと思います。私もそうでした。しかしある程度のキャリアを積んだらどこかのポイントでそれは卒業しなくてはいけません。

写真における演出・・・。魅せ方をどうするか?複雑かつ巧妙に使うか?定番の手法をシンプルに使うか?自分独自の魅せ方を考えるか?

その使い方も匙加減も全て自由ですが究極の魅せ方が<なにもしないで魅せる>です。凝った構図や比率も作らない、望遠レンズや広角レンズも使わない。露出も評価測光と大きく違わない。そんな「普通」の表現で作品の中に意味を持たせて表現する手法です。

上の作品は北海道の襟裳岬へ向かう通称「黄金道路」ですが、画角もほぼ50mmですしこれといって何をした訳でもありません。言ってみれば自然な写真です。しかし普通がゆえに見た通りの景色とも言えるので臨場感や記憶の世界を再現しているとも言えます。そしてそんな「自然な魅せ方」の中には多くの場合で写真からうったえる何かを感じるものです。




EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

写真の撮り方・・・。

撮り方を上手に駆使できないと良い写真は撮れない…そんな風に思われるかもしれません。実際にはそんなことはなく作者が被写体と向き合って理解し、うったえたい一つが表現できるのであれば「撮り方」自体はそれほど重要ではないとも言えます。

重要だけど最重要ではない。核心ではなくあくまで構造なのです。

写真ビギナーの方が撮り方など学ぶ必要はありません・・・と言いたいのではありませんが。撮り方のイロハは知識として理解している、やったこともある、習得している…しかし今は使わない。自分の表現の考えがあるから…言ってみればこんな境地でしょうか。

写真家としてのスタイルや追っているテーマなどによっても「なにもしない」撮り方はあると思います。例えば都会のスナップとかはそうですね。

RICOH GR APS-C

スナップは「あっ」と思った瞬間にぱっと撮る「瞬間」が大切です。あれこれ構図とか考えている時間的猶予がそもそもありませんしね。被写体自体に意味がある場合などは特に敢えて何もしない方が分かりやすい写真とも言えます。そんな写真は多くの場合で観賞者に想像や感動を誘うものではなく、それ自体が詩のような存在を放っているものです。




スナップと言えば最近、私がハマっているのがこんな写真です。ライダーの視線を再現した言ってみればツーリングスナップですね。これも構図や露出など撮り方を特に意識することなく瞬間でパッと撮っているという意味では「なにもしないで魅せる」の仲間に入ると思います。

なにもしない方がいい場合・・・。何もしなくて良いなら簡単!と感じるかもしれませんが「何もできない」と「何もしなかった」は似て非なる世界です。写真ビギナーの方には少々難解だったかもしれませんが、いつかこんな考えを持つ時がくるのかも…といった程度に知っておいて頂ければ十分だと思います。

次回はツーリング写真の魅せ方シリーズ 写真レタッチについて書いてみたいと思います。

お楽しみに!

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ツーリング写真の魅せ方シリーズ第12回<魅せ方は無限大>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ネットは活用されていますか?活用されている…なんて言われても現代人にとって無くては不便なくらいネットは重要なものになりましたね。このブログもネットで見るものですしね。

先日、検索サイトで調べたいことがあって幾つかのワードを入力しました。1つは時計のことを調べるのに「プレサージュ」、正しくはプレザージュだったのですが…。その後、しばらくしてネットを見るとページ上に表示される車買取りの広告がありました。その広告に日産プレサージュの高価買取!と書いてあり何でプレサージュ…?とその時は不思議に思いました。また別の日にネットでハッセルブラッドの「ステラ」を検索すると、今度は数日後に同じ車買取の広告でスバルステラの高価買取!と出ました。

あぁ…なるほど、検索歴に基づいたリスティング広告だったか。しかし全くお門違いなリスティングで思わず笑ってしまいましたが。この辺の正確さが今後はAIで更に改善されていくのでしょうけど、何だか気持ち悪いというか怖いですよね。




さてツーリング写真の魅せ方シリーズもいよいよ終盤です。いままで露出、被写界深度(絞り)、シャッター速度、望遠や広角レンズ、構図やデザイン・・・様々な手法でツーリング写真の魅せ方があることをご紹介してきました。今回はそんな定番の魅せ方に限らず、魅せ方はアナタ次第で無限大ですよ!!!という事を書いてみたいと思います。

スペースで魅せる

EOS6D mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

例えばこんな魅せ方です。私は千葉県民なので海の写真が多いのですが…、東京湾に沈む夕日に遠方には富士山。SIGMAの超広角ズームレンズで撮った夕陽のツーリング写真です。

通常ならこのようなシーンでは空にウロコ雲でも広がって、その様子が沈む夕日に照らされてマゼンタに染まっているとか、そんなイメージを膨らませてしまいます。この場所に着いた時、雲がひとつも無いことに正直ガッカリしました。しかしどんなに願っても現実は変えることができません。それが写真というものです。

そこで今ある現実の様子に特徴を見出して、それがうったえたい一つのコトを表現する手段に使えないだろうか?今あるこの景色のどこに自分なりの「美」があるだろうか考えてみます。

特徴→雲ひとつない それを読み解くと空に存在する繊細な階調(グラデーション)が美しいこと…と答えが見つかりました。この場合の「答え」とは自分なりの答えです。ビギナーの方がやってしまう「正解探し」とは似て非なるものです。

そうと分かれば雲ひとつない空のスペースを12mmという超ワイドな画角で切り取り、少々大げさなくらいにR1200GS+ライダーを小さく構図しました。バイクはあまり小さくし過ぎると気が付いてもらえないほど存在感が落ちてしまうので、ご覧のようにハイライトと重ねるなどの工夫を施しています。

有名な手法ではありませんがスペースで魅せる表現方法です。




埋め尽くしてのぞき穴で魅せる

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

これはたまに見かける「のぞき穴構図」の応用版ですが、絞り開放で手前の桜をボカすことで深度で魅せる表現とハイブリッドさせています。

ボケている手前の桜とR1200GS-ADVENTUREが置いてある場所の桜は50mくらい離れているので、合焦している桜とのコントラストを作ることができました。また少々高度な話ですがR1200GS-ADVENTUREを配置したところはフィボナッチスパイラルの黄金比構図に合わせています。

カメラ位置のすぐ近くにあった桜に穴のようなポイントを見つけたので思いついた撮り方です。逆に言うと遠景の建物や周囲にあった電柱や電線など、写真にしたくない要素を隠した撮り方でもあります。

被写体をよく見て認識し、状況を把握して出来ることを考える。その結果、この場合はこれしかない!と納得できる魅せ方を自分なりに考えて完成させるのですね。難しいように聞こえますけど、こうやって自分で考えるのは楽しいものです。




シャッターチャンスで魅せる

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

忘れてはいけない大事な魅せ方の一つはシャッターチャンスで魅せるやり方です。「シャッターチャンス」という写真用語はあまりに有名なので今さら感が否めませんが「ここだ!という瞬間、二度と来ないチャンス」という意味で間違いはありません。しかし重要なことはそれがやってくることを信じて待機することなんです。

もちろんやってこないで空振りに終わる事も多々あります。奇跡が起こると信じていることは奇跡をイメージ出来ていることに他ならず、いい写真を撮るために貪欲な想像力の持ち主であることを象徴します。

上の写真は北海道の名もない広域農道で撮った道のツーリング写真です。空には雲が流れていて、太陽が光を落とす地面には影が道をツーリングしていました。「影が道を走っている」そんなイメージをつくってかなりの時間をかけて撮った1枚がこれです。実際には影はすごく早くて時速40km/hくらいでしょうか。まさにスポーツシーンを撮るような感覚でしたね。

黒バックで魅せる

EOS6 mark2

これは<露出で魅せる>の応用型で黒バックで魅せるやり方です。山桜の花に露出を合わせれば、おのずと日陰になっている背景は黒く潰れます。すると黒色のバック紙を置いたようにアーティーな1枚が仕上がるのです。これと真逆に白バックを作る事もできます。アート系フォトグラファーの常套手段ですね。

今回のツーリング写真の魅せ方シリーズは今までの解説の統括的に書いてみました。写真ビギナー向けの内容ではないかもしれませんが撮り方は今までご紹介した有名なやり方以外にもいろいろあるよ!自分で考えても楽しいよ!という事だけ知っていただければ良いと思います。

次回はちょっと深いお話でツーリング写真の魅せ方シリーズ<なにもしないで魅せる>をいってみたいと思います。

お楽しみに!!

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