光の使い方 徹底マスター【斜光編】初級ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿より<初級>ツーリング写真の基本的なおさらいとして光の使い方を解説しております。前回が太陽を背にして撮る順光編、今回は太陽が斜めにある斜光編でございます。




斜光とは読んで字のごとく斜めから入る光源を意味しますが、順光、斜光、逆光と大まかに3つに分けて解説することを考慮すると、斜光はほぼ横からの光という意味で作例を選んでみました。

EOS1Dx + EF135mmF2L F8 1/400 ISO100

この作例をご覧ください。海岸のテトラポットのすぐ近くまでバイクで入れる場所を発見しました。写真のデザインの要素でいう・規則的なパターン ・立体感を表現するのに最適な場所を見つけることができました。

当ブログで度々出てくるデザインの話。写真におけるデザインの要素とは・線 ・図形 ・色 ・立体感 ・質感 ・規則的なパターン ・ディティールなどですが、詳しくはまた別の機会に解説します。

この作例では全体が青、グレーと寒色系で統一された色の要素もありますが、何より印象的なのはテトラポットの規則的なパターンとその立体感でしょうか。

この写真の撮影時間は午前11時45分。割と高い位置からの太陽光ですが撮影時期が冬でしたので昼でも完全に真上にはなりません。これが夏だと11時から14時くらいは太陽が真上になってしまいます。画面の右手から太陽光が当たり、被写体の左側に陰が入るのがお分かりいただけますでしょうか。

このように斜光は被写体の形状や立体感を強調するのに適した光源と言えます。




斜光により木々の影が規則的なゼブラ模様になっている様子

斜光は被写体の立体感を強調するのに最適な光の向きです。また地面に延びる陰を使った作画や被写体の存在を強調するのにも適しています。人物に使うと厳格さや緊張感を加えることができるでしょう。バイクを主役に大きく撮る場合も、外装やパーツのディティールが強調されてカッコよくなると思いますよ。

ツーリングシーンの撮影では光源は主に太陽光です。予め狙った撮影スポットに計画的に出向くのであれば、太陽の向きをよく考え時間帯を選んでいきましょう。

日の出日の入り時刻方角マップ  便利なサイトです!

次回はいちばんドラマチックな逆光を解説しますので、お楽しみに!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L IS F5 1/400 ISO100

スナップではありませんが以前に木島平のカヤの平にキャンプツーリングに行った時の1枚です。この写真は逆光と斜光の中間くらいでしょうか。露出コントロールの難しいシーンでしたが何とかイメージ通りに撮れた1枚です。

光の使い方 徹底マスター【順光編】初級ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は初心に戻ってツーリング写真における光の使い方を解説してみたいと思います。といっても高度な内容ではなく<初級ツーリング写真解説>のカテゴリーで簡単な内容でいってみたいと思います。

以前も同じような内容を書きましたが、もう1年前の投稿でしたので現在の私の考えで書き直してみたいと思います。




まず写真における光と言うとすぐに思いつくのが逆光とか順光ですよね?今回は順光、斜光、逆光、曇天光、トップ光とかんたんに5つに分けて初級者の方にも分かりやすく理解できるよう書いてみたいと思います。まずは第一弾として順光でございます。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F7.1 1/500 ISO100

順光だの逆光だの光の向きと言っても実際はほんの僅かな光の角度の違いで写真は激変するので、そんなに簡単には分けて考えることはできません。例えば順光と言っても完全に太陽を背にしているのか少し斜め後ろからなのかで影の様子が変わってくるものです。

ここでは本当に大まかに順光、斜光、逆光で解説しますが最初の目安的に考えていただければ良いと思います。光については経験を積むうえでご自身で少しづつ理解を深めていくものだと感じます。

上の写真は太陽をほぼ真後ろにして撮った「ド順光」でございます。自分の撮った過去の写真から、このようなド順光を探すのに苦労しました。私の場合は順光で撮っている写真がとても少ないようです。




いちおう解説しておきますが順光とは被写体や情景に対してカメラ側から光が当たっている状態です。

順光の特徴は被写体にまんべんなく光が当たり、色彩が鮮やかに、陰影が少なく写ります。シャッターを半押しした時にカメラが測光してくれる【AE】も決まりやすく露出補正するようなシーンは少ないと思います。

半面、順光のデメリットとしては陰影が少ないため立体感が出せず平面的になること。光を使って印象的な写真を作るには最も不向きで「光」という観点では平凡になりやすいです。

上の作例では空や海面の青さ、山あいの緑など鮮やかさという意味では爽やかな印象です。EF14㎜F2.8Lという超広角レンズを使ったので遠近感はありますが、影がほどんど無い写真は立体感に欠けます。総じて何もかも見えちゃっている悪い意味での「きれいに撮れた写真」です。

順光で鮮やかに綺麗に撮ることが悪いの???いいえ悪い訳ではありません。しかし写真作品として作者の感じたことを感情的に表現したい!となると見える部分と見えない部分が有ってほしいのです。この光を使った見える部分、見えない部分を作者が意識して作画することで【光を使った写真らしい作品】への道がひらけます。

目もくらむような輝き、柔らかい光の溜まり場、空気中の水分、これらは順光では見ることができませんし、主題を印象的に導くための影を使うこともできません。強いて言えば車体のメッキ部品など反射できる被写体であれば背後からの太陽光が使えるかもしれません。しかし順光は極めて説明写真向けであると感じます。

なので順光は私のような光を好む者にとって最も魅力を感じない光源とも言えるのです。カメラを最初に手にした人が最初に操作を覚える上での試し撮り用の光源と覚えてください。昔からよく「順光が一番キレイに撮れる!」と言われてきましたが、それは色彩が鮮やかにという意味では正解かもしれませんが良い写真を撮るという意味では歓迎できない光源だと私は感じます。

次回はツーリング写真 光の使い方徹底マスター【斜光編】でございます。

お楽しみに~




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~本日の毎日100ショットスナップ~

ツーリング写真<中級>デザインを極めよ 配置編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ご自身の撮られた写真ってお好きですか?自分で撮った写真を見て「これはいい写真だなぁ」と思える気持ちって凄く大事ですよ。もちろん人に言う必要は必ずしもありませんが、心の中で「この写真は好き」と自分の写真を褒めてあげましょうね。

自分という人間が好きだって人、みんな素敵じゃないですか。それと同じだと思うんです。あなたの撮った作品はあなた自身です。

自信持って「自分はいい写真を撮るフォトグラファーだ」という気持ちでいきましょう。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/400 ISO100

さて今回は<中級>ツーリング写真解説として写真のデザイン要素の配置編でございます。




こちらの作例をご覧ください。北海道の北太平洋シーサイドライン 霧多布岬の近くで撮った1枚です。霧多布はその名の通り年中霧が出ていて、ひどい日はホワイトアウトで運転が困難なほど視界が悪化します。

でもこの霧につつまれた雰囲気が旅欲を刺激して、私は大好きなんです。

さて写真の解説ですが、この写真の主題は霧です。全体が霞んでいて景色の詳細が明らかになっていない雰囲気。これこそがこの写真の意図なのですがデザインのアクセントとして有効なのが、道路の端部分を指し示す矢印のポール(通称 矢羽根)です。

長方形の画面の中に、いくつも連続して存在する矢羽根の配置に細心の注意を払って構図を作りました。このスペースにこの位置!という精密な調整が要求されるデザイン作業です。重い望遠レンズを手持ちで振り回す現場では、なかなかスタミナを消耗する撮影でした。

特に画面右上に先端のみ写っている矢羽根は、この画面内ではとても重要な仕事をしています。矢羽根は右左交互にリズムをもって存在していて、その左右のリズム感を最終的に決定付ける存在が右上の先端のみの矢羽根です。この右上の矢羽根がもし無かったら、林立しているリズム感は崩れ、右上に無駄なスペースが存在して不快なバランスが発生するでしょう。




全体が霧で霞んでいるため、非常に弱いですが色の要素も僅かに存在しています。鹿飛び出し注意の看板は黄色、矢羽根の先端は赤、そして左右に緑が存在します。

Lightroomの仕上では寂しさ、寒さを表現するため若干ですがホワイトバランスを青にふり、低コントラスト、明瞭度を若干のマイナスで仕上げました。見た風景、その場で感じた印象を「よりらしく」表現するための控え目なレタッチです。

配置は今回の作例のように、人工物が存在する場合は特に精密に調整しましょう。特に垂直線が存在している場合はビシっと垂直を出さないと、不快なアンバランスを発生してしまいます。もちろん、何か理由があってわざとアンバランスを狙うなら話は別ですが。

難しいようでしたら、現場で何カットもバリエーションで撮って、後で最も理想的な配置となっている写真を選別しましょうね。

写真におけるデザイン要素 配置編でした。今回も地味な内容だなぁ~割と大事なんですけどね。




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↓↓↓撮影地↓↓↓

北海道厚岸郡浜中町 北太平洋シーサイドライン 北海道ツーリング屈指の人気ツーリングルートです。道東の魅力が凝縮されたようなロケーション。北方領土を見に行きましょう。

 

究極のツーリング写真 touring-photography.com 開設より1周年

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログは本格運用開始より晴れて一周年を迎えました。

読者の皆さまのお陰で何とかここまでブログを作ることができました。本当にありがとうございます。

開設当初、私は本格的なブログの運営としては経験がなく、まさにブロガー初心者で始めたのですがWordPressを勉強しながら少しづつ改良を加えてきました。実は自分でも関心してしまうほど、ツーリング写真やバイク写真に関わる話題だけで「よくここまで色々と書けるものだな」と驚いております。




読みにくい文章、理解しにくい内容なのは承知なのですが、読んでいただける皆さまをイメージして作るのは写真の作品造りに通づるものがあると感じております。以前にも同じことを書きましたが「教えるは教わる」で分かりやすく解説を作ることで自身も改めて勉強になる、というのを実感しております。

 

白い貝殻の道

この写真は今年の8月の北海道ツーリングで撮った1枚です。宗谷丘陵の白い貝殻の道ですが、今になって考えてみると究極のツーリング写真を始める以前の自分では、こうは撮らなかったと思います。

回折現象を恐れずF24まで絞り、ゴーストも演出に利用しました。つまり画質を無視して表現したいことを優先したのです。

こんなやり方を身に着けたのも究極のツーリング写真を書いていたからだと思います。




いつも究極のツーリング写真の読者の人が楽しみにしている(たぶん)、新たな読者さんにまた見に来ていただきたい、そんな思いで以前にも増して「良い写真を撮るにはどうしたらよいのだろう」を考えるようになりました。

その答えにはまだ行きついていませんが、現時点ではこんな風に考えています。

・感性を磨いて想像力を養い、撮り方を道具のようにして唯一無二の自分を発表しちゃおう。

・イメージ通りうまく撮れたり、ダメだったり、偶然にもうまく撮れたりを繰り返し、その中で自分という人間の変化や成長を見て楽しもう。

・楽しみは誰かに作品を見ていただいた時の反応と、自分自身の進化を確認できたとき。

・とにかく写真が大好きになる。これが重要で興味の対象をカメラやレンズにしないこと。写真が大好きなら情熱を絶やさず活動できる。

いつも偉そうに書いて怒られそうなのですが、ソコを気にしちゃうと解説が書けないので釈迦に説法の失礼はどうかお許しください。

いま改めてネット上を検索してみましたがツーリング写真の撮り方を解説する専門サイトは、やはり当ブログtouring-photography.comをおいて他には存在しないようです。(メーカー系や出版社などのサイトでプロがバイク写真を解説している記事はありますがサイト自体はバイク全般)

今後もブレずにツーリング写真という文化を社会的に認知させる、ツーリング写真の発表によりバイク旅の魅力を広める、をコンセプトに究極のツーリング写真を書いていきますので、よろしくお願いいたします!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

Ricoh GR APS-C

この写真の光源はビルに反射した太陽光です。この一帯はビルからの反射光で一帯が青光りしていました。

魔法の法則でイキナリいい写真!?<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ブックマークしていつも見ていただける皆さま、いつも有難うございます。たまたま検索でこのブログを見に来られた方、ありがとうございます!

当ブログ 【究極のツーリング写真】はオートバイ、ライダー、ツーリングシーンを写した写真の撮り方の解説をするバイク写真の専門サイトです。

その他私、立澤重良の作品ギャラリー、カメラレンズの話題、たまにR1200GSやキャンプツーリング、房総や北海道のツーリング情報を話題にしております。

特にツーリング写真の撮り方の解説については、通常とは違ったアプローチで書いておりますのでお好きな方は是非ご覧になってください。




さて今回は<初級>ツーリング写真解説として、久しぶりに初心にもどって極めて優しい内容でいってみたいと思います。

ツーリング先で「おっ!ここイイ感じかも!」「あらっ!ステキな雰囲気!」と思ってバイクを停めて、その場所で写真を撮ろうと思ったとき、カメラの電源を入れて最初になにをどうして良いか、そもそも最初から分からない!という方の為のお話でございます。

 

EOS6D Mark2 + EF35㎜F2 IS

こちらの作例をご覧ください。私はこのツーリングで漁港に停泊していた美しいヨットを発見しました。この爽やかな情景の中で純白の船体が輝いているようにも感じ、これをツーリング中に発見した風景として1つのツーリングシーンを撮ることにしました。

これが一番最初のことです。〇〇が良いと思ったから写真を撮ろうと思った。発見すること、感動すること。最初に求められるのは感受性です。子供は道端に咲いているタンポポを見つけて「わぁ黄色い綺麗なタンポポ!」と屈託ない笑顔で発見したことを喜びます。それと同じです。

次に自分が発見した1つのモノあるいはコトを、どのように写真にしようか考えます。写真は長方形の四角で二次元の静止画である、という当たり前のことを改めて意識してみましょう。

この写真の場合は【爽やかな情景の中に気品を感じる白いヨット】をまず第一に表現できるよう考えましょう。白いヨットが最もあなたが感じたように表現するにはどうしたら良いか?を考えます。画面の中でどのような大きさで、どのような位置で配置するか?背景の範囲はどのようにするか?で使用するレンズ(焦点距離)を決定しましょう。

この時、構図のコツは最も伝えたい重要なことは1つに絞ること、欲張って他の要素を画面に入れない、重要な1つが印象的に伝わるよう大胆に寄ることです。

そして大まかなイメージが固まったら【ツーリング中に出会った】を決定させるバイクの位置や大きさを決めます。

ここまでの部分がイメージ作りです。作者の想像力が要求される行程です。

感受性と想像力を爆発させて「よし!こう撮ろう!」というイメージが脳内に描かれたらはじめてカメラの電源を入れて撮影を開始しましょう。




 

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600㎜F5-6.3DG

次にこちらの作例をご覧ください。先ほどのヨットの写真と全く同じ場所(カメラポイントは50~60mくらい下がりました)、同じ時に撮影しました。

たくさんの船が並んで舫で係留されている様子を主題としてみました。並んだヨットの船首、錆びた杭、防舷材のタイヤなどが規則的に並んでいる様子を望遠レンズで圧縮しました。それぞれの船が係留されている間隔はそこそこ広いはずですが、係留されている様子を明確に表現するため望遠レンズで並んでいる間隔を圧縮したのです。

このように同じ撮影場所でも感じたこと、創造したイメージが異なれば全く違う写真が撮れるのです。大切なことは何を感じてどう撮りたいと想像したか?であり、つい最初の頃はその風景を「目で見たままに写真に撮れば良い」と思い込んでいるので、普通の説明写真を撮ってしまうものです。

感受性による被写体や情景の発見も、どのように撮るかのイメージを作る想像力も全ては1枚のプリントを大切な人へ見せてあげることを思い描いてみてください。これだけで「すごい所へツーリングしてきたぞ」的な自己完結の写真ではなくなるはずです。

今回の解説で言いたかったことは写真道の最初の第一歩は例え雑草や何でもない風景であっても、その中の何かに気づき感動できる豊かな感受性を身に着けること、であり決して露出やピントの合わせ方や最新のカメラの情報を知識に詰めることではありませんよ!という事でした。

写真が上達する魔法の法則 【感受性と想像力の法則】です。

それではまた!




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おしゃれ☆ヘルメットや小物を主役に撮って…<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、紅葉のツーリングを楽しまれていますでしょうか?

紅葉など季節の被写体は理想はピークを狙いたいですが、もし時期が微妙に早かったり遅かったりした場合、あまりがっかりせず限られた条件の中でベストを発揮できるか、ウデの見せどころだ!と思って良い写真を撮ってみてくださいね。




ところで先日、ある方からカメラの操作方法でご相談を受けました。普通の景色をちゃんと撮っているつもりでも、やたら明るくなったり暗くなったりしてしまう。何が原因なのでしょう?と。

あまりカメラや写真に詳しい方ではなかったので、撮影モードはプログラムオートを使われているそうです。そもそも写真の明るさを決める露出とは、その場の光を真っ暗なカメラ内部にどれだけ取り込むか?が露出の考え方です。

上級者や星景写真などの特定の用途を除いて、通常はカメラの評価測光に委ねて、それに対して撮影者が必要であれば露出補正をするものです。

評価測光とはカメラの露出計とコンピューターが自動で「これくらいがちょうど良いであろう」という設定をしてくれるのですが、それは多くのカメラではシャッターボタンを半押しにした時に行われています。

シャッターボタンの半押しはオートフォーカスのピントを合わせること、そして露出を決めることの2つが行われるのですね。

私にご相談いただいた方は後ピン(被写体ではなく背景にピントが合ってしまった典型的な失敗写真)を恐れて近くにある物にシャッター半押しでピントを合わし、そのままカメラの向きを変えて風景を撮ったそうですが、最初にカメラを向けた場所が暗かったのが原因と判明しました。半押しはピントだけしか合わせていないと思っていたようですね。

こうした場合はピントだけを最初に合わせる方法としてはAFロック(多くの一眼レフは親指で簡単に押せる位置にボタンがあるので親指AFとも呼ばれる)機能を使うか、予め測光した露出を固定させるAEロック機能を使いましょう。詳しくはお使いのカメラの取り扱い説明書に載っていると思います。




 

RICHO GR F2.8 1/800 ISO100

さて本題ですが今回は<初級>ツーリング写真解説として、たまにはバイク、ライダーが主役ではなくヘルメットなどの小物を主役に撮ってみましょう~、という簡単なお話です。

この写真は何年か前に撮ったものですが、とある集落の古い民家を改築した倉庫です。懐かしい縁側があったのでそこにヘルメットとグローブを置いて1枚撮ってみました。

カメラがリコーGRとあまりボケてくれないカメラだったのでF2.8と絞りを解放にしてR1200GSアドベンチャーを極力ボカして存在感を調整しました。このように明確に主題はヘルメットであると構図するのがポイントです。

ヘルメットやグローブ、あるいは地図などツーリングと関連する小物を主題にして写真にするのもバイク旅を感じさせる良い写真になると思います。あまり愛車ばかり撮っているとマンネリにもなりますので、たまには如何でしょう?

今日はこれだけ!

また次回~




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誰も教えてくれない!ベストアングルの見つけ方<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素晴らしいツーリング、素晴らしい写真への情熱を絶やさずに過ごされていますか?

良い写真とは素晴らしき作品を生み出したい、それを誰かに見せて喜んでもらいたい、という気持ちと情熱が大切です。これが高ければ眠くても早起きして旅立つことができますし、重い機材でも持って行こうという気持ちになれます(重い機材もがんばって持って行こうという意味ではありませんよ)。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説は撮影現場においてベストなアングルの見つけ方です。アングルとは角度というイメージですが、構図やフレーミングと密接な関係のあることです。とても重要なことですよ!

まずはこの写真をご覧ください。千葉県市原市のとある舗装林道での一コマです。法面が崩れて木が横たわっている様子が気に入ったので、ここで撮影することにしました。この写真はブログ解説用として現場の様子をスマホで普通に撮った1枚です。

さて、どう撮りましょうか?

撮影現場とは自分がそこで撮ろう!と思ったからには必ずベストアングルが存在します。大抵の場合はベストアングルは1つしか存在しません。目の前の光景をよく見て被写体と向き合います。そしてそれぞれを言語化して自分がここで撮ろうと思ったことを具体化し、それを表現する手段を考えましょう。

まずは最初に気に入った横たわった木に注目し、寄ってみましょう。木は導線として使えそうなので画面内でどのように線を走らせるか考えてみます。このとき足を意識してください。足で良く動いて角度や高さを変えると画面がどう変化するのか?動きまくってください。

はい、こんな感じ。倒れた木に寄ることで構図内で存在感を調整します。木の導線と道の導線がクロスするような構図になりました。しかしどこか釈然としませんし、画面内につじつまの合う秩序が感じられません。ソレっぽいだけで何が言いたいのか分からないのです。

ここで一度、この写真の何がイマイチなのか考えてみましょう。何か余計な物が写っているのでは?大切なものが足りないのでは?

まず最初に注目した横になった木ですが、この撮り方ではいまいち魅力的に写っていません。これは光が足りないのが原因です。例外的な場合を除いてメイン被写体には何かしらの光を当てるのが原則です。

それから道路の先が写っていることによって、この導線の視線誘導が道路の先になってしまい主題がボヤけてしまいました。導線とは被写体に接続されていないと機能しないということを証明しているような写真です。以前に解説した導線と視線誘導の投稿はこちら

この2点を修正するために足で動いて再びベストアングルを探してみましょう。




 

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F7.1 1/20 ISO100

 

はい、修正して最終的に決めたアングルがこちらです。少し14㎜レンズの歪みがフロントホイールに影響してしまいましたが、横になった木は背景に光を入れて魅力的にしました。副産物として他の緑も葉に透過光が入って美しいです。そして見えていた道の先はバイクで隠れるようにしました。

横構図から縦構図に変わったのは当初の両サイドには特に良いとも悪いとも言えない中途半端な要素が散漫と存在していたため、それを削ぎ落して高さ方向に存在する光を取り入れたいと思ったからです。

納得のできるアングルを発見することに成功したら、ここではじめて自撮り作業に入りましょう。ここでは光が気持ちよかったので上を見上げるようなポージングでいってみました。

言ってしまえば単純に縦構図のローアングルにして少し左に動いただけです。足で動くといっても、それほどタフな作業ではありません。上級者になるほど動く量は最小限に、そしてすぐにベストアングルを発見できるでしょう。

鍵は目と足の2つ、そして言語化です。被写体の魅力を解明する写真家の目。それを画面に理想的に配置できる写真家の足。なぜそうするのか説明できる言語化力。これらを意識してトレーニングすると劇的に写真が良くなることをお約束します。トレーニングって??もちろん毎日100ショットスナップのことですよ。

ピアノでもゴルフでもスキーでも毎日練習するのが一番でしょ?写真も同じです。

撮影現場におけるベストアングルの探し方でした!それではまた!!

 

↓↓↓撮影地↓↓↓

市原クオードの森(旧市民の森)にある林道です。全線舗装されていますが交通量がなく落葉や水溜まりなど多いです。この写真のすぐ先が有名な中間崩落隧道となります。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C F6.3 1/80 ISO100

スナップではありませんが柿木台中間崩落隧道のすぐ近く、小湊鉄道の月崎駅からEOS6D Mark2にSIGMA150-600㎜F5.6-6.3DGで手持ちで撮った1枚です。夕方の光が差し込んでいるポイントに車両が来た瞬間をとらえました。車両の上がすこしもやになっているのはディーゼルエンジンの排気ガスによるものです。

使える!ツーリング写真の視線誘導と導線効果

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは神社やお寺への参拝ってどれくらい行かれますか?私は月に一回はどこかしら神社やお寺に参拝に行っています。

先日、三大金運神社と言われる千葉県館山市の安房神社を参拝してきました。安房神社は物作りの神様、掴んだ運は離さないなど、現在の自分にさらに磨きをかけて金運も上昇させてくれる神社なのだそうです。そしてイヤシロチと呼ばれるパワースポットでもあり、敷地に入った瞬間に言葉で説明できない心地よさを感じ、少し体調が優れなかったのですが清々しくなる不思議な感覚を覚えました。

素晴しい神社なので、房総ツーリングの際はぜひ行かれてくださいね。人気のツーリングルート 房総フラワーラインの入口の近くです。

さて今回のツーリング写真<中級>解説では、そんな安房神社のすぐ近くにある布良漁港で撮影した写真を使って解説します。何度も出てきているデザインの話ですが、今回は「線」の要素として導線効果を解説します。

一応、おさらいをしておきますが写真におけるデザイン要素とは・線 ・色 ・図形 ・規則的なパターン ・立体感 ・質感 などです。一部の解説書ではこれに光と影も入れていますが、個人的には光と影はデザインとは別に考えた方が良いと思っております。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F20 1/20 ISO100

 




こちらの作例をご覧ください。布良漁港の小さな番屋で撮った1枚です。潮風ですぐに浸食してしまう建物は、頻繁にペンキで補修されるためカラフルですね。この様子が気に入ったので色の要素をうまくデザインして、ここで撮影に挑んだのですが、あいにくの曇天下で「色」の要素を魅力的にできる写真は叶いませんでした。

そこで作戦を「線」にシフトし道路と番屋、番屋と空の境界に存在する線を使って奥行きのある導線の写真に挑戦しました。

画面内に4本の直線が存在し、R1200GSに向かっているのがお分かりいただけるでしょうか。写真の鑑賞者は無意識のうちに写真内で視線を上下左右に走らせて目の情報を脳に伝達します。このとき目の動きをいかに心地よく、楽しく誘導するかが写真デザインにおける導線の役割なのです。

退屈な写真とは写真内で視線が定まらず、すぐに写真への関心がなくなります。視線誘導のための導線を作るなんて言うと、なんだか写真を見る人を巧妙に騙しているような印象かもしれませんが、世に存在する多くの秀作はこういったデザインが巧みに組み込まれているものです。からくりを情報公開していないだけで、実は多くの芸術に当たり前のように使われているんですよ。

導線効果を作るのに重要なポイントがいくつかあります。線の始まりと終わりの部分に細心の注意を払うことです。この写真の場合ですと線の始まりは画面の四隅から斜めに入っていること。導線は角から入るのが最も効果的です。次に線の終わり、視線誘導させる導線が「何に繋がっているか」はとても重要です。この写真はツーリング写真ですので、重要なオートバイへと接続させました。




導線効果は写真に時間軸をもたらしてくれるのも見逃せないポイントです。ライダーの足の部分だけを見切れで入れたこの写真は、導線を渡ってライダーがR1200GSの位置に到達するまでの時間を感じさせます。

一応、導線効果以外の解説も加えておきますが、足の動きに動感を与えるためシャッターを1/20に設定しました。ライダーの姿が無ければ日の丸構図でも導線効果を強調できましたが、この写真はライダーを入れるスペースを考慮しバイクの位置を忠実に3分割構図に当てはめました。

表現したい意図に合わせてシャッターや絞りを調整したり、3分割構図を守ったり、あえて破ったりといった初級段階でのレベルをまだ卒業できていない方は、無理に導線効果を常套手段にしないで下さいね。逆に変な写真になる危険性がありますので。

今回はこの辺で!




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↓↓↓撮影スポット↓↓↓

館山市 布良漁港 日中はひっそりとした静かな所で撮影もはかどります。漁師さんや地元の方への配慮を忘れずに。

インスタ映え?万人ウケを狙うのか?我が道を表現するのか?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい写真を撮って楽しみ、そして発表していますか?撮って終わりではなく、どんどん発表して「多くの人に見てもらう」を意識してみましょう。

写真は自分で見て楽しむだけでなく、人に見てもらうことは大切ですし素晴らしいことだと思います。しかし見てもらうからには中身が重要です。自己満足な写真を他人に「見て見て」と押し付ければ迷惑だと思われるでしょうし、逆に感動や共感など心にうったえる中身があれば感謝されるかもしれません。

良い写真であるか、そうでないかは写真を撮る側、写真を見る側の完全な主観で決まります。絶対的な物差しでジャッジすることができないのが写真という芸術の奥深いところでもあります。




一般には作者の感じたことが表現できているか?が良い写真であるかの1つの判断基準と言われるようです。

感じたことを表現するには構図やデザインや露出など様々な手法を凝らしてみたり、あるいは敢えて何も手法は使わず表現するというのもアリです。構図やデザインなど手法だけ巧みに駆使しても肝心な表現が欠落していれば「ただの上手な写真」に終わってしまい見る人に響くものがありません。

いい写真とは撮る側と見る側の主観で決まるということは、この両者の好みの違いなどによって「せっかく発表したのに反応は薄かった」という結果も決して珍しいことではありません。

多くの人に評価される作品を狙うのか、わかる人にだけ分かってもらえば良いとするか、ある程度のレベルの写真を撮れる人なら誰しも当たる壁だと思います。




もちろん全ての人に感動や共感を与える衝撃的な傑作写真!というのを実現してみたいですが、それは生涯の中で1枚でも撮れたら幸せだな、という憧れに留めるとしましょう。

上の写真は漁港で発見した積み上げられた浮きを撮った1枚です。この場所にたどりつくまで孤独な旅路を走り、感受性が研ぎ澄まされた状態で目の前に入ってきた光景です。1人でオートバイで走ってきたから、コレが何かを感じさせた。そういう1枚にしたかったのですが、これは完全に作者の好みで撮っている被写体とも言えます。

万人ウケを狙うのか?誰も見向きもしないかもしれない我が道をいくか?いいや!万人ウケなどでなく作者の表現、個性の発表なんだから我が道をいくが正しいに決まっているだろう!というのはキレイごとで、発表した作品に反応が薄かったら誰でも虚しいはずです。またそういった事を素直に認める人も稀です。

有名な写真家や巨匠レベルであれば話は別ですが、特に我々アマチュアは肩書による先入観がない分、良く言えば素直な評価をもらえる訳ですし、悪く言えば作品を真剣には見てもらえない場合もある、ということです。

ただ嬉しいのは我が道をいく個人的な好みによる作品を撮って発表したとき、予想外に多くの評価をいただく時があります。これは素直に写真をやっていて良かったなぁと実感するときですね。

以上、今日の独り言でした。

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

江東区豊洲にて。歩道に落ちていたただの葉っぱです。アスファルトに工事用に吹かれた白いペンキの様子と共演させてみました。周囲の歩行者は私がいったい何の写真を撮っているのか?不思議そうな目で見ていました。

挫折した人必見!ツーリング写真 悩み事相談室

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いきなり変なタイトルで失礼いたしました。ツーリング写真悩み事相談室といってもコメント欄の無い当ブログでは相談もなにもないのですが…

上達したいけど思うようにいかない、はじめてカメラを買ったけど最初にどうすれば良いか分からない…写真道を志す上で誰もが悩みをお持ちだと思います。

写真をちゃんとやろう!そう決意するほど難しく感じます。真面目な人や遊び感覚とかイタズラみたいに、といった発想が苦手な方ほど写真は難しく感じてしまうかもしれません。




今回は「きっと皆さん、ここを誤解しているのだろう」というポイントに注目してお悩み相談室風に解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2

いい写真を撮るには「見たままのように撮る」が正しいと誤解していませんか?

たまに聞くのですが「どうしても目で見た感じが写真にできないんだよ」とおっしゃる方がおられます。「それは露出のことですか?」と私はいつもこう切り返してしまいます。

上の写真のように強い日向と影が混在している場面を撮る場合、写真にするとどうしても明るい方か暗い方のどちらかがイメージ通りに写すことができません。これは実際の風景に存在する明るさの範囲を、写真はすべて守備範囲にできないためです。

そのことを言っているなら何となく分かるのですが「目で見た通りに撮りたい」の真意がリアルに撮りたいという意味であれば、それは何かの誤解ではないでしょうか。大昔、リアルに写真にしたくても当時のカメラでは難しく、技術の進歩でリアルに綺麗に撮れるようになった時代がセンセーショナルだったから、その事が印象に焼き付いて現実をリアルに撮らねばいけない、と誤解していませんでしょうか?

または現実をリアルに写真にせねばインチキになってしまう、とお思いではありませんか?リアルな写真を表現手法の1つにしている、という事であれば素晴らしいのかもしれません。しかし個人が「良い写真を撮りたい」という要求に対して絶対にリアルであるべき、は恐らく大損してしまう思い込みだと思います。




上の写真は日が強く当たっているハイライト部分は白くとんでいます。また光の当たっていないシャドウ部分は黒くつぶれています。このように明るさの範囲が限られているのが写真です。リアルにしたいからとこれをソフトなどで無暗に起こすと絵画のような不自然さが発生します。

撮る時点で写る部分と写らない部分を予測して、画面という長方形の中に構図するのがコツです。内緒ですけど。

そうすると目で見たように撮れないという悩みから解放され、とんでしまったハイライトは「写真で表現できないほどまばゆい光です」という表現に変貌してくれます。この辺が写真のもっとも面白いなぁと感じる部分ですね。

えっ?これのどこが悩み相談室か?って、たぶんこの部分に悩んでいる方が多いかなぁと思いましたので…マニアックすぎましたか?

…今回はこの辺で!

 




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ビルのガラス面に反射している秋空と太陽を撮ってみました。