一眼レフカメラ☆これをやめれば上達確実☆7つの悪癖

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、最近になってまたバイクの事故のニュースが増えましたね。やはり以前と同じで交差点における乗用車との右直事故が多いように感じます。

対向してくるバイクの距離と速度を見誤って、危険なタイミングで右折するドライバー。判断能力の低下、注意力不足、そもそも運転が強引…いろいろ原因はあると思いますが、こういったドライバーはもう一定数存在するものと諦めて、我々ライダーは防御策を講じるしかありません。といっても効果的な妙案は思い浮かびませんが例えば日中の走行であれば前走車がいない時に限ってハイビーム点灯とかどうでしょう?対向車に迷惑かもしれませんが夜間ほど眩しくはありませんし、迷惑でも事故になるよりうんとマシなはずです。

もう一つは市街地走行ではキープレフトをやめる。右直事故の原因を作ったドライバーの中には「原付バイクと勘違いした」という人もいるようです。確かに原付バイクなら30㎞以下で走っているはずなので、接近速度を誤った原因として合点がいきます。ならば道の端に寄って走る原付に見えないようキープセンター、またはキープライトで走れば原付と間違える確率は下がるのではないでしょうか?トラックやワンボックスの直後を走っている場合は、対向車からはバイクの存在が見えにくいので強引なドライバーは勘違いしてネジ込んでくる場合もあります。そのような場面においてもキープライトであれば対向車から存在が見えやすいと思います。




さて、今回は一眼レフカメラユーザーにおける7つの悪癖と題して、つい平凡な写真ばかりを撮ってしまう人の代表的な悪い癖をご紹介してみたいと思います。これを意識してやめるようにすれば写真が進化するかもしれませんよ。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2

1.ズームグルグル

多くの一眼レフユーザーはズームレンズを使用していると思います。ズームレンズは一本のレンズで複数の画角を選択できるので、持っていける荷物に制限のある我々ライダーにも有難いものです。もし画角が固定されている単焦点レンズでいくならばワイド、標準、望遠と3本のレンズを持ち歩く必要がありますが、ズームレンズであれば一本で済むのです。複数のレンズを買い揃えることを考えれば経済的とも言えます。

ところが、カメラビギナーにとって便利なはずのズームレンズには思わぬ落とし穴があります。それはファインダーをのぞきながらズームをグルグルやること。 被写体の大きさの調整にグルグル… 風景の範囲の調整にグルグル… グルグル… グルグル…これ、いつまでも上達しない原因でございます。

ベテランの写真家は「こう撮りたい」というイメージの写真を最初に脳内に描いて、それを完成予想図として撮影を開始します。その時点で画角は既に決まっているのです。一方でビギナーの場合は何mmのレンズを選んだ場合にどう写るのか?事前にイメージできないので「試しにどのように写るのか?」とまず撮り始めてしまうもの。

そうすると被写体が画面に対して丁度良い大きさ、あるいは景色の写る丁度良い範囲を調整し始めてしまうのです。これがベテランが持つ画角の感覚と、画角の感覚を持たないビギナーの違いです。

で…どうすれば良いの?と聞かれれば、まずはズームレンズ内で幾つかの画角のポイントを作り、そこに縛って撮るルールを作ってみるのです。例えば24mm、35mm、50mm、85mm、135mmの5ポイント以外は使わないぞ!と。すると自ずとカメラを構える前に出来あがりの写真を想像する癖がつくはずです。

2.全く動いていない

これは1のズームレンズグルグルに関わることですが、ズームグルグルをやると立ち位置を動くことをしません。1の画角縛り(または単焦点レンズを使う)をしたら次はフットワークの訓練です。

被写体が最も魅力的に見えるアングル、複数の被写体の位置関係、背景と被写体の関係、地面や空の割合、分断線の位置…などなど、これら構図やデザインに関わることは足で動いて探るものです。

特に前景を作った構図や望遠の画角を選択した場合は、ほんの僅かな立ち位置の違いで構図は激変します。まずはどう動けば写真がどう変化するのかを感覚で覚えるために、試行錯誤で動いて撮ってみましょう。一歩前に出る、左右に動く、しゃがむ、段差に乗って高い位置から撮る、色々な場所から撮って違いを確認してみましょう。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS




3.とにかく枠に収めようとする

被写体の姿を全て枠内にばっちり収めようと決めるのはビギナーの典型的特徴です。もちろん悪い事ではありませんが【枠に入れない】【枠で切る】という選択肢を持たないため、いつも同じような写真になってしまうのです。

【お子様構図】をご存じでしょうか?幼い子供に絵を描かせると多くの場合で人、家、お花、車などが並べられたようにカンバスに収まっているものです。それはそれで子供らしい絵として素敵ですが、いい大人が子供の絵のような写真を撮れば陳腐になって当然です。

写真は現実の様子からの選別作業でもあります。これは画面に入れない、これは1/3枠で切る、こういった手法を自分の中で習得しておけば表現の幅は広がります。

お子様構図の例 被写体を枠内に収め、それぞれ横一線に置いたので奥行きがない

4.奥行きがない

これも前述の枠に収めると似ていますが、幼い子供の絵のような稚拙な雰囲気になる典型です。例えばキャンプツーリングのシーンを撮るとします。テント、バイク、ライダーの3つを横一線に配置して撮れば、被写体と背景の2レイヤーのみの写真となります。

奥行きのある写真を実現するには3レイヤー以上は必要です。複数ある被写体の位置を奥行を意識して配置してみましょう。難しいと感じるようならバイクとカメラの間に近くに咲いているお花でも入れて前景を作ることを意識してみましょう。前景が作れれば前景、被写体、背景で既に3レイヤーです。

カメラを絞り優先モードにして前景のボケ具合の調整もお忘れなく。

5.不感症

これは撮影技法や写真知識のお話ではなく、あくまで撮影者のハートサイドでございます。綺麗な景色、印象的な被写体などに出会ったとき貴方は心から感動していますか?多くの大人は寂しいことに幼い子供ほどの感受性を持ち合わせていません。道端に咲くタンポポに癒される人や普通の夕日を見て涙が止まらない人はOKです。

私たち大人は人生の階段を歩む過程で本来もっていたはずの感受性を鈍らせているのです。いちいち感動していたら疲れてしまうと。その失った輝きを取り戻すように写真を撮ってみましょう。

良い写真を撮るためには最初に何をすべきか?一枚の写真に撮影者の心の動きが反映されなければ、それはただ現実の様子にカメラを向けた記録写真です。まずは景色の特徴をきっかけに、どのような感情の動きが存在するのかを意識してみましょう。分かりやすいやり方としては感動の言語化です。美しい、もの寂しい、懐かしい、荘厳な、崇高な、かっこいい、可愛い…といった簡単な単語でもOKです。

まずは貴方が感動することです。

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

6.ユニークさや個性を意識していない

真面目な日本人ほどユーモアが欠如しているものです。ちょっと変わったこと、遊び心、ひとひねり、洒落ている…とにかく退屈なセオリーを回避するようなユニークを追求してみましょう。人がどう撮っているかは関係ありません。貴方独自の貴方らしいユニークを大切してみてください。

出来あがった写真には賛否分かれる評価がつくかもしれません。しかし間違いなく個性的な写真であるはずです。冷静に考えてみれば自分では面白いな、と思って撮った写真が無反応だったとしても、それがどうしたというのでしょう。人気のお笑い芸人だってすべる時があるのですから。

しらけた場合を恐れる必要などありません。堂々といきましょう。




7.忙しそうに撮る

これもとっても多いあるあるです。私のような人間がツーリング先で写真を撮っていると、たまたま近くを通りがかった車が「おっあそこは撮影スポットなのか?」と足を止めて自分も撮ろうぞ!と立派なカメラを手に登場するのです。

そういった方は決まって忙しそうにカメラを操作し僅か数分でパシャパシャ撮って去っていきます。もちろん景色には感動していません。どちらかと言うと「撮ってやるぞ」というハンティング精神をお持ちの様子です。

写真は確かに一瞬のシャッターで決まるものです。しかしだからといって即席アートなのではありません。シャッターを切るまでの間に感情の動き、観察力、イメージ写真の想像、アングルや露出の模索、表現の選択、一周めぐってまた観察…といったプロセスでシャッターボタンに至るもの。

忙しそうに撮っていては残念ながら良い写真は実現されません。感動するのがどうしても難しそう…という人はまずはリラックスして撮影場所でのんびりしてみましょう。それだけで何か発見があるかもしれません。

EOS6D Mark2 + EF35mm F2IS

いかがでしたか?写真ビギナーがついやってしまう7つの悪癖。「あ~それ俺やっちゃってた」「あ~私、忙しそうに撮っているかも」という方も多かったのでは?こういった事は1.知識として覚える 2.撮影現場で意識する 3.撮ったあとに応用できたか見直す 4.繰り返して習得する というプロセスを踏んでいきましょう。

「ほ~なるほどね」と知るだけでは習得にはなりません。

今回はこの辺で!!

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デザインと構図で遊ぶバイク写真

究極のツーリング写真 touring-photogtaphy.com 読者の皆さま、突然ですが「いい写真」の条件って何だと思いますか?整った構図、的確な露出やピント位置、あるいは決定的と呼べるシャッターチャンスをものにした一枚。まるで本物がそこにあるような高画質、巧みなフォトレタッチで魅せたデジタル作品、奇をてらった表現、ユニークな被写体を撮ったもの…まだまだありますね。

実はいい写真を定義する明確なものは何もなくて一般的な写真文化においては撮った人が「うん、これはいい写真だぞ」と思えばいい写真は成立するものです。




構図だの露出だのといった前出のものは全て【魅せ方の手段】にすぎず、いい写真の核心ではないと考えます。では魅せ方の手段よりも大切なものは何か?というと作者なりの美や感動の表現、あるいは情熱といったエネルギーを感じるもの、作者の個性がよく出ている独自の表現・・・こういったものが人の心に響く「良い写真」ではないでしょうか。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

さて今回はややこしい写真論はひとまず置いておいて、魅せ方の代表である【構図】と【写真デザイン】について簡単に書いてみたいと思います。

上の作品は南房総市の海岸から撮ったものです。イスに腰かけて休憩していたときに、ふとR1200GSへ目をやるとシートからタンクへかかるライン上に海に浮かぶ富士山が見えました。すぐにピンときてイメージの写真がわいたので休憩を中断して撮影タイムです。




写真は目の前に見える現実の様子から魅せ方に使えそうな要素(この場合は車体に存在していたライン)を見つけ出し、それを元にイメージを練る事からはじめます。通常の手順ではまずはその景色や被写体が気になったので「ここで撮ろう」と始まる訳ですが、この場合は魅せ方に使えそうな要素を最初に発見して撮る動機となったものです。

構図とは撮影者が意図した作品の主題へ見る人を導く案内図です。被写体の大きさや配置関係などが主な構図の要素です。一方でデザインとは写真をぱっと見た瞬間に受ける印象に関わることです。心地よい安定感やバランス、色による印象などが関係します。上の作品の場合は海に浮かぶ富士山と赤いコンテナ船を主題とし、それへ導くためにR1200GSの車体を使いました。画面全体を隠すようにGSで覆い、意図的に作られたすき間に主題を置くことで視線をそこに集中させる方法です。




使ったデザイン要素は比率と色です。でR1200GSと海+富士山のエリアを3:1とし、船は当初はグレーのタンカーでしたが赤い船が登場するのを待機しました。写真内に赤色が欲しかったのです。

この作品がいい写真か?は置いておいて、撮る動機となったものが感動ではなくデザイン要素を見つけたときのinspirationで始まることもあるものです。この写真を撮った時は正にそうでしたね。

えっ?やっぱりややこしい話でしたか??すいません・・・

今回はこの辺で!!

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南房総ツーリング 穴場撮影スポット 汐止橋

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリングと写真を楽しまれていますか?そろそろアジサイや蓮が咲いているのでお花を探してツーリングに行くのも良いかもしれませんね。特にアジサイは色彩が鮮やかなので桜などに比べると写真ビギナーでも撮りやすいのでお勧めでございます。

さて今回はお役立ち情報として千葉県は南房総のツーリング情報を書いてみたいと思います。私の拙い32年のバイク歴の中で、地元の房総半島は計り知れないほどに走り尽くしております。千葉フォルニア、燈籠坂大師切通、農溝の滝、九十九谷公園…そういったメジャースポットではなく、千葉県民でも知らないような渋いスポットのご紹介でございます。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

はい、こちらの石造りの橋でございます。元名川にかかる知る人ぞ知る穴場スポット、その名も汐止橋でございます。

どうです?房総ツーリングに詳しい方でもご存じでない、という方は多いと思います。場所は内房の鋸南町です。元名海岸と保田海岸の中間くらいに位置し、JR内房線保田駅の近くの集落内にひっそりと存在しています。

国道127からアプローチする場合、入り口は少々分かりにくいです。目印はセブンイレブン鋸南保田店から南に200mほど走ると左手にバス停のある小さな路地があるので左折、あとは道なりに走って突き当りを右折します。軽自動車一台分くらいの細い道ですので対向車にご注意ください。




なんと明治28年竣工だそうです。地元の保田石をアーチに向かって斜めに積んでいく珍しい工法だそうで土木学会選奨土木遺産だそうですよ。

このような立派な立て看板があるところから、地元では観光スポットとして活用したかったと見受けますが残念ながら知名度は上がらず。立派な駐車場まで作られていますが土曜日でも誰もいませんでした。…という事は写真を撮りたい場合ははかどりますよね。

ちなみに石と言えば房州石というのが有名で鋸山を思い出す人も多いと思います。鋸山は昭和60年くらいまで石切り場とされていて古くは東京お台場の砲台、靖国神社塀下、早稲田大学石垣、港の見える丘公園石垣などに使われたそうです。

冬は保田海岸から見る富士山も綺麗ですし保田の頼朝桜もお勧めです。グルメは黄金アジのフライ、竹岡ラーメン、房州びわもいかがでしょうか。

南房総の穴場撮影スポット 汐止橋のご紹介でした!!




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旅の記憶風景とツーリング写真

「想い出はモノクローム」なんて大瀧詠一の歌がありますが、最近になってカバーされてテレビCMになっていますよね。人の記憶に存在する風景とはモノクローム写真のように明瞭さがなくぼんやりとしたものです。

旅の記憶は古いほど詳細は薄れゆき、印象深く刻まれた部分だけが残されていきます。そこまで辿り着いた経緯や交わした言葉などは消え、脳内に風景のカケラが散らばっているような感じ…それが記憶風景というものと考えます。

興味深いのはその旅のメインとなる風景は忘れてしまっても、フェリー乗り場で見たたくさんのウミネコや雨宿りに使った東屋の様子など、何気ない瞬間の風景が深く記憶に残ったりすること。これには共感してもらえる人も多いと思います。




記憶風景、または心象風景。

あの時は楽しかった、自分は輝いていた…そんな風に過去は美しいものに少しづつ変化するものだと思います。

尊い部分だけを抽出するように記憶回路に保存し、時間の経過とともにそれを美しく磨いている。意識しなくても多くの人は過去の記憶風景を何度も回想し、美しい状態で保存しているのではないでしょうか。

そんな無意識に美化して保存された旅風景の断片とは、その旅で最もプライベート感を感じた瞬間なのだと思います。プライベート感…簡単に言ってしまえば一人旅で自分の内面と向き合っているような時間。その時に見た風景が深く記憶に刻まれるのかもしれません。

そんな美しくも尊い、それでいてどこか儚い記憶風景を写真で表現するにはどうしたら良いでしょう?写真は今、目の前にある現実を撮るのですがいつか遠い未来に「あの時こうだった」と想いを馳せる一枚の写真を撮るには…




想い出は明瞭な風景ではなくモノクロームのようにぼんやりしているのですから高画質にこだわる必要はありません。最新のカメラや高級なレンズを用意する必要もなさそうです。

難しいのは【今その瞬間を切り取る瞬間アート】である写真が、遠い将来に尊いと思える心象風景として魅せるという矛盾点。きっとこの部分だけが記憶に保存されて磨かれていく…と予測を立てて目の前の風景からソレを抽出するように撮るのがポイントでしょうか。その時のキーワードは「旅のプライベート感」です。

よく人から「写真ばかりを撮っていてツーリングを楽しんでいないのでは?」といったことを言われます。直接そのように言われなくても遠回しにそういった意味と受け取れるコメントですね。もちろんツーリングは楽しんでいます。何より大切にしたいのはいつか旅のことを回想する時に記憶から消えてしまわないよう残しておくこと。

「あの時、こうだったな」と一枚の写真で思い出せる。それがARTと呼べる美しいもの(美しくなくても良いですが)で、他の誰かに良い影響を与えるものであれば尚素敵ではありませんか。

あの日、あの時、あの場所で情熱を破裂させるように写真を撮った。だからこそ記憶に焼かれたツーリングのワンシーン。そんな写真スタイルをこれからは確固たるものとして築いていきたいです。




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カメラ初心者にとっても優しいツーリング写真7つの撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は本ブログで定期的に書いている「7つの…」シリーズをいってみたいと思います。ところで7という数字は不思議な力を持つそうで、7つのキーワードとか7つのヒントとか言われると、つい興味が向いてしまうのが人の心理なのだそうです。

7に限らず多くの場合で奇数には不思議な力があって、写真で言うと3分割構図や1:1.5の比率などがそうですね。それと露出も1段に対して1/3単位で表記されます。逆に言ってしまうと2とか4といった偶数には人の心理に響かないもの…と言えなくもないですね。

今回はツーリング写真7つの撮り方シリーズで過去最強に初心者レベルに合わせた優しい内容で書いてみたいと思います。

1.逆光で撮ってみよう

旅行先で家族の記念写真を撮るときに逆光だと顔が暗くなってしまいますよね。よく「逆光だから駄目だー」と聞きますが、正しくは逆光で撮るとカメラの自動測光(AE)が正しく機能しないだけで【逆光は駄目】ではありません。

いちどカメラの説明書を開いて露出補正のやり方を確認してみましょう。逆光で撮るときに被写体が暗くなってしまうカメラの自動測光機能。おいおい、もうちょっとオイラのR1200GSがカッコよく写る明るさにしておくれ!とプラスに補正してみてください。

そうすると空や背景などが明るくなりすぎて彩度(色)が失われます。しかし被写体を大きく構図するならそれでOK。明るい部分(空)と暗い部分(被写体)の両方を良く撮ろうと欲張らないのがポイント。背景の彩度は捨てて被写体であるバイクを優先して露出を合わせるのです。すると車体のエッジが輝き背景は抽象的な舞台に変貌します。もちろんその逆で空に露出を合わせてバイクは黒く潰し、シルエットにしても素敵なツーリング写真になります。

逆光はコントラスト(明るい部分と暗い部分の差)があり印象的な雰囲気の写真が撮れる最高のシーンです。




2.時間帯を選んでみよう

EOS6D Mark2

先ほどの逆光で撮ろう、と内容がやや重複しますが傾いた太陽の向きを意識して早朝、夕方に撮ってみましょう。ツーリング写真の基本構造は風景写真です。風景写真は一般的に日中の太陽が高い時間帯には撮るものではありません。

みんながツーリングを楽しんでいるような時間帯は写真のことはいちど忘れてみましょう。美味しいランチ、立ち寄り湯でも楽しんで他のライダーが帰路に向かう頃、傾いた夕陽を使ってツーリング写真を撮ってみましょう。夕陽に向かってドラマチックな風景を撮っても良いし、傾いた太陽に照らされた被写体を撮っても良いと思います。

早起きが得意な人は日の出前に出発して東の空を望める海岸にでも行ってみましょう。朝焼けは夕焼けとはまた違った美しさがあります。こういったみんなが行動しないような時間帯に写真を撮れば、それは無条件にいい写真となるのです

3.シンプルな背景を探そう

EOS6D mark2 + SHIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

写真の構図にあれやこれやと悩むなら、いっそ何もないシンプルな場所で撮ってしまえば苦しむ要因は一気に減るものです。上の作品のように雲ひとつない快晴の空を背景に、バイク点景構図でローアングルで撮ってみましょう。ハイライト(この写真の場合では太陽)と重ねるなどちょっとした一工夫で写真は変わります。

お花畑、青い海、道、船、鉄道、何かのオブジェ…被写体が色々あるほど構図を整理するのは上級者のスキルが要求されるもの。なぜならそれらキャストの中から絶対的な主役を決めて、その他は良き脇役として機能するよう的確に指示する監督業務が発生するからです。多くの場合でそれは写真ビギナーにはハードルの高いことです。

まずはシンプルな背景を探してキャスト(被写体)は一つとした作品を撮ってみましょう。構図に悩まずに済んだ分、露出やホワイトバランスをいつも以上に意識できるかもしれません。




4.どちらが主役かハッキリさせよう

ツーリングに行くと「おぉ!あれは良い感じ、写真を撮ろう」と何かを見つければソレと愛車を一緒に撮りたくなるものです。ローカル鉄道、満開の桜、風車、〇〇岬に到達した記念碑など。しかし何かの被写体と愛車を合わせて撮るときに、その両者の存在感が等分されていると陳腐な写真に陥ります。

少々大げさなくらいに一方が主役でもう一方が脇役となる写真を撮りましょう。存在感の調整方法は被写体の大きさでも良いですしピント位置でもOKです。上の作品は鉄道の車両が主役でR1200GSは脇役。もし、どちらを主役とするのかその場で決められない…という場合は両方を撮って後でじっくり吟味しましょう。

10人の人に写真を見せて10人の人が「この写真の主題は列車ですね」と同じ答えが返ってくるように明確にするのです。

5.季節感を意識して撮ってみよう

ツーリング写真の基本構造は風景写真であると先ほど書きましたが、風景写真とは季節感、時間帯、気象現象などが重要な要素となります。桜や紅葉は言わずもながですが緑の青さや空の表情などから季節感を意識して撮ってみましょう。

6.足を使って構図を作ろう

写真ビギナーの人がつい撮ってしまう平凡な写真とは枠内に被写体を横一線に並べただけの「お子様構図」が多い物です。複数ある被写体が奥行方向には配置されず、それぞれは悪い意味で枠内にバッチリ収まっているのです。

そんな写真をつい撮ってしまう最大の原因は足が動いていないことです。手前の被写体、真ん中にメイン被写体、そして背景と最低3レイヤーの構図を作って足を使ってベストな配置関係を探してみましょう。僅かな位置の違いで構図が変化するのを感覚で覚えるのです。

被写体もフレームで切り落とすというテクニックをぜひ覚えてください。上の作品では手前の船は全容を写さずに枠で切り落としています。これはベテランのテクニックでも何でもなく誰でもきるはずの簡単なやり方なのです。




7.望遠レンズを使ってみよう

望遠レンズは飛んでいる小さな鳥を撮る場合やサーキットで客席から走りゆくレースカーを撮るものだ…という先入観をいちど捨ててみましょう。もちろんそれは間違いではありませんが望遠レンズには別の使い方もあるのです。

望遠レンズは遠くの物を大きく写すだけでなく、その画角の狭さや空間を詰める圧縮効果を利用することでツーリング写真にも応用できるのです。写真ビギナーの方は目の前にある風景にカメラを向けてパチリと惰性的に撮ってしまうので、電線やら看板やら余計なものが画面内に入ってしまうもの。本来であればアングルを調整して余計なものは画面から除外すべきですが、なかなかそこまで配慮が及ばないのが写真ビギナーです。そこで望遠の画角を選ぶことで、おのずと周囲にある余計なものは画面内には入ってこないという事です。

注意点は2点ほど、まずは後ろに十分に下がれるほどの撮影スペースがあるか確認をすること。もう一つは望遠は手ブレしやすいのでなるべく三脚を使用することです。

いかがでしたか?ツーリング写真 写真ビギナーのための7つの撮り方。大切なことは撮影現場で意識して持っている知識をその場で使えるのか?よく思考することです。たとえうまくいかなくても考えて試したことは必ず上達へ結び付きます。

ぜひ次回のツーリングからやってみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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ツーリング写真☆画角の違いによる魅せ方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、蒸し暑い日々が続き週末も雨だったりでバイク乗りには我慢の季節になりましたね。こんな時はバイクの整備や写真の知識をつけるためのお勉強でもしましょう。

最近、車の運転手さんがマスクをしているので顔がよく見えないですね。以前にも書きましたが我々バイク乗りはドライバーのその表情をよく見て危険な動きをされないか予測することが大切です。車を見るのではなくドライバーの顔を見るのですね。ドライバーと目が合えばコチラを認識しているか確認できるのでひとまず安心です。中には注意力散漫な人、スマホを見ている人、そして高齢ドライバー・・・思わず「大丈夫かなこの人」と感じてしまうドライバーは決して少なくありません。

マスクをされているとそれが見えないですよね。そうなると車の挙動や雰囲気で危険な車を見極めるしかありません。皆様もくれぐれもご注意くださいませ。

さて今回はツーリング写真における画角のお話を簡単に解説してみたいと思います。ものすごく大雑把に広角レンズを使う場合と望遠レンズを使う場合について同じ撮影場所で説明いたします。




私のホームコースである養老渓谷、房総半島エリアのローカル鉄道「小港鉄道」の風景で解説します。この写真は駅舎に列車が着いたシーンをツーリング写真とした作品です。

画角24mmでR1200GSとのカメラディスタンスは約5m程度。爽やかな青空と緑も入れて景色全体として駅舎風景を撮ってみました。少々背景を多めに作ることで駅舎の小ささを表現しています。

このように広角レンズを選択して背景をつくり、その場所の自然の様子なども写すことでその場所に存在している被写体という表現になります。そこにあった、という場所に対する表現なので旅先で出会った、発見したという雰囲気を持った写真になります。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

一方、こちらは135mmの中望遠レンズを使用した作品です。撮影日は違いますが場所は全く同じで小港鉄道の月崎駅です。R1200GSとのカメラディスタンスは25mくらい。画面の多くの割合を駅舎とし、空は曇天だったので画面内に入れませんでした。この比較写真でぜひ注目していただきたいポイントはR1200GSの大きさはどちらもほぼ同じであることです。

先ほどの広角レンズとの違いを一つ一つ確認してみましょう。そもそも広角や望遠といった画角を選択することは目の前の空間に変化を加えること。圧縮したり遠近感をつけたりして肉眼の様子とは違う雰囲気の写真を作ることです。広角レンズの写真は広がり感が表現され出来上がった写真は作品の世界に吸い込まれる、あるいは誘い込まれるような雰囲気を持っています。一方で望遠の方は被写体が突き出てくるような雰囲気があり、その被写体の存在感に強い印象を受けるものです。

望遠は空間を圧縮したことで奥行き方向に存在している各々の被写体がぐっと接近します。構図としては駅舎を画面いっぱいに撮りましたが、最も違いが出たのは列車の大きさです。実はこちらの作品、列車内に乗客が何人か乗っていることを予測して、このような構図を作ったのですが…実際は誰も乗っていませんでした。ちょっと空振りに終わってしまった残念なケースですね。

本来であれば列車内の乗客の様子なども写して人の営みを感じる作品にしたかったのです。そのイメージを再現するため車窓の様子を引っ張るため望遠を選んだのです。




そのほか、駅舎やR1200GSのような人工物のゆがみ具合に注目してみましょう。広角レンズで撮った方は下方へ間延びしたようなゆがみが発生しています。この程度であれば何とか許容レベルといえますが、これ以上のワイドは選択しがたいものがありますね。一方で135mmで撮った方は歪みは全く気になりません。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

究極のツーリング写真では何度も同じことを書いてきましたが、やはり大切なことは「こんなふうに撮りたい」と最初に脳内でイメージを描くことです。これをやらないと画角の選択ができないのです。素朴な田舎風景に小さな駅舎が可愛らしいと感じたらそう写るよう広角を選択すれば良いし、列車内の乗客の様子が分かるような写真にしようと思えば望遠を選択すればOK。○○したいから△△にした。被写体の特徴を受けて動いた感情、それをもとに想像したイメージの写真を完成予想図にして撮影開始です。

撮影のほとんどは何らかの選択を繰り返すことです。今回の解説のように画角(レンズ)の選択であったり、露出値の選択、ホワイトバランスの選択…これらはすべてイメージの写真に近づけるためのWorkとなる訳ですね。




どんな時に広角や望遠にするのか?使い分けが皆目分からないよ…という写真ビギナーの方はズームレンズの使い方を間違えていないか確認しましょう。ファインダーをのぞきながらズームリングをぐるぐる回し、被写体の大きさや写る範囲を調整してパシャリ…こうやって撮っている方はいませんか?

これってイメージを想像せずに「試しにどんな風に写るのかな」といきなり撮っているのだと思います。これ、ズームレンズの悪いところで上達の妨げになっているのです。このやり方だといつまでも画角の感覚が身に付かず足で構図を作ることをしなくなります。

ズーム機能は一本のレンズで複数の選択肢を持てるのが本来のメリットです。例えば24-70mmというズームレンズであれば、まずは24、35、50、70くらいの4ポイントを作ってイメージの中から最適な画角をこの4ポイントから選ぶのです。ズームリングを微調整するのは撮影スペースが奪われたときに仕方なくやるものと覚えましょう。

ええ~~ズームリングをぐるぐる…やっていたよぉ、という方は次回のツーリングからぜひ意識してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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キャンプツーリング積載方法☆ついにみつけた理想のパッキング術

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、つい先日のことですが走りなれた南房総を走っていた時に、お弁当を買おうと思って館山駅に寄ったのですが、ガルパンの大洗と同様に館山もアニメの聖地になっていたのですね。

ゆる△キャン、スーパーカブ、ガルパン、ばくおん・・・今やアニメはおじさん達もターゲットにして世界中を席巻していますね。しかし私の愛する館山市もついにアニメの聖地とは!館山といえばXとサカナ君だったのですけどね。

さて今回はたまにはブログらしく、キャンプツーリングのお役立ち情報を書いてみたいと思います。

R1200GS ADVENTUREは左右のアルミケースだけでも相当な容量があるので、それだでも優秀な積載能力ですが、さらにケースの上に防水バッグなどを装着することで長旅にも対応した荷物を無理なく積載できます。上の写真の場合は左ケースにシールライン製の防水バッグを乗せています。

テント、ペグ、焚火台、チェアなど主要なるギアはアルミケース内へ、防水バッグはシュラフ、着替えなど重さのないものが入っていて荷物の低重心化を目指しています。

そしてツーリングメインではなくキャンプメインで旅するときに重要なポイントなのですが、買い出しをした食材やビールなどをどう積むか?です。キャンプ場の近所にスーパーがあると事前に分かっていれば、テントを設営した後に空荷のバイクで再び買い出しに行けばOKです。しかし必ずしもキャンプ場の近くにスーパーがあるとは限りませんからね。途中で買っていくしかない場合は珍しくありません。




しかしバイクの積載状態が既に主要なるキャンプギアだけで一杯になっていると、買い出しした物をどう積むか悩むものです。それ用にソフトクーラーバッグを用意するのが一般的かもしれませんが、それでも質量が限られてしまいます。そこでクーラーボックスはどうかな?と以前より模索していたのですが、クーラーボックスはバイクに積んでしまうとデザインの関係か見た目がイマイチでした。

しかし!バイクに積んでもカッコいいデザイン、しかも大きさや形状が理想的といえるものを見つけました。

これです。クーラーボックスとしては有名なアメリカのブランド IGLOOのプレイメイトエリート THE BOSS です。ダイヤモンドスチールプレートのようなエンボスがかっこいい!実はIGLOOのプレイメイトはアメリカでは定番商品のようで、この他にもポップなカラーや花柄などもあるようです。

唯一残念なのは日本国内では品薄のようで、売っているところを見つけると少々割高のプライスが付いています。いま確認したところ8000~1万円くらいが実売価格でしょうか。

蓋の開閉はサイドのボタンを押すことでカチッとロックが解除されて開きます。保冷力はコールマンのパーティースタッカーなどと同等かそれ以上だと思います。ボックス自体は見た目の印象以上に軽量です。

容量13L サイズは横37cm 奥行27cm 高さ34.6cm 350缶が26缶も入る容量です。これなら保冷剤や氷を入れても2泊分くらいの食材をまとめて入れておけそうです。




このハードなデザインのおかげで積載してもパッと見てクーラーボックスに見えません。R1200GSのリアシートを外したスペースにキレイに置けました。

どうでしょう?生活感ある積載にはなっていないと思います。自分的にはかっこよく積載できたな…と思っております。

底面には保冷剤、またはスーパーでもらってきた氷袋を平たく敷いて、冷やしたい優先度の順で入れていきます。一人分の容量として考えればかなり余裕の大きさです。

これからの時期は特に暑さで食材が傷まないかも心配ですよね。生ものを買えるのは冬のキャンプの時だけ…としている人も多いと思います。しかしクーラーボックスがあれば安心です。

はい、横長のプレイメイトを使うメリットはこれです!横にしたくないトレーの食材を水平にして入れることができます。キャンプツーリングといえお昼ご飯くらいはお店で食べたいですが、コロナ渦の昨今、なかなかそうもいきませんね。そんな時はキャンプの買い出しと一緒にお昼ご飯も一緒に買ってしまい、早めにチェックインしてキャンプ場で昼食としましょう。

そこでスーパーの総菜コーナーで「あぁ!お寿司が美味しそうだ!」となったとき、従来の積載方法ではお寿司を積載するのは難しく諦めるしかありませんでした。他にも総菜コーナーには美味しそうなものがトレーにパックされて売っていますが、どれも水平を保って持ち運ばないといけないものばかり。

クーラーボックスの話から脱線しますが海に近い地域でのスーパーでは驚くほど美味しいお寿司が総菜コーナーにあるものです。私の住む千葉県ですとODOYA館山海岸店、フードプラザハヤシ勝浦店などがお勧めです。スーパーなので運が良ければ割引されている時もありますよ。




就寝時に食材をテントの外に置かない…というのはキャンプツーリングを愛する人の間では常識ですが、クーラーボックスであればテントの前室に置いても問題ないと思います。深夜の珍客(主に猫)でもボックスを開けることはできません。便利です。

ちなみにIGLOOとは雪で作るあの「かまくら」のことだそうです。クーラーボックスとして実にシャレの効いたネーミングですね。ピクニックという文化が古くからあるアメリカならではの可愛らしいクーラーボックス プレイメイトでした!

今回はこの辺で!!

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写真のクオリティを高める最も効果的な意識改革法

究極のツーリング写真 touring-photographu.com 読者の皆さま、梅雨入り前のシーズンを楽しまれていますか?2021年5月現在、日本はオリンピック開催をひかえてコロナ対策に翻弄されています。そんな中、私たちの楽しみであるバイクツーリングは、いま自粛をするべきなのでしょうか???

ツーリングといっても様々なスタイルがありますがソロツーリングで県境を越えず、山や海岸線などを走り、食事はお弁当というスタイルでしたら感染防止策としては問題ないと考えます。あとは高齢者ドライバーとの接触事故に気を付けて普段以上に安全運転を心がけていきましょう。

さて、今回は写真クオリティに関わることを解説してみたいと思います。写真クオリティ、それは文字通り写真の品質。何らかの失敗要因で質が落ちてしまった写真を未然に防ぐにはどうしたら良いでしょうか。

例えば撮影者が意図していない手ブレ、ピンボケ、ISO感度戻し忘れによるノイズ、露出の失敗などが代表例です。その他にも被写体の中央に柱のような物が貫通した串刺し構図、意図せず電線や地面のゴミ等が写ってしまったもの、過度なレタッチで色が飽和したり階調が失わた【レタッチ画像破壊】もそうですね。




写真クオリティは最重要なことではありませんが重要なことです。クオリティが低いけどいい写真というのは有り得ますが、だからといってクオリティ面に無頓着でも良いということはありません。例えば2000万画素のカメラをお使いでしたら、ただの1画素さえも不良要素を見逃さない2000万すべてをチェックする厳格な検査機関となりましょう。

大衆的な写真とARTな写真の線引きは日本の写真文化においては曖昧な部分があり難しいのが実情です。ただ目安として分かりやすい例が1つあります。それはレンズやセンサーの汚れを気が付かず放置している写真。写真をライフスタイルとしている表現者、プロとしての職業カメラマンであればゴミの付いた写真を人に見せることは決してしません。

多くの一般カメラユーザーは写真クオリティに無頓着なものです。ゴミが写っているのに気が付かなかった、という事であれば百歩譲って分からなくもないですが気が付いているのに見ないふり…は明日からやめましょう。

もちろんレンズやセンサーの汚れは事前にメンテナンスを万全にしておくのが本来ですが、バイク旅におけるツーリング写真では途中でセンサーに汚れが付いてしまうのは仕方のないことです。外でセンサーの清掃をする訳にいきませんしね。その場合は仕方ないので帰宅後にソフトウェアーでコピースタンプツールなどを起動して、付着してしまったゴミを1つ1つ丁寧に消していきましょう。

 

今回の解説ではAdobeのLightroomを使用していますが、多くの無料ソフトウェアーでもこのような機能はついているものです。特に空や白背景となる場面では目立つので拡大表示させてシラミ潰しに消去していきましょう。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

今回の解説で言いたかったのはセンサーやレンズのゴミが写ってしまった場合、それを放置せずきちんと消去しましょう…という話がしたかった訳ではありません。写真に写ってしまったゴミを1つ1つ消去する行為は写真クオリティに対する意識向上にとても効果的ですよ!というお話が今回のメインです。

細かなところまで目を光らせて画像を拡大表示して精密に検査をするのです。レンズのゴミに限らず、許容しがたいノイズ、彩度の上げ過ぎで失われた解像度、小さな虫、拡大してはじめて分かる微細な手ブレやピント位置の甘さ、これら写真クオリティに関わることを「よく確認する」という意識の向上を目指しましょう。

それにおいてまずはセンサー、レンズのゴミのチェックです。これを最初にやることで写真クオリティの意識が一気に高まります。

逆にいってしまうと大衆的な写真において、いかにも素人っぽい写真とはこの辺のケアが全くできていない写真です。もちろん写真ビギナーの方がそういった写真を撮ってしまうのは仕方のないことですが、「まあこれくらいいいや」と放置してしまう意識の低さ…これを良くしていきましょう!というお話ですね。

小さな失敗に気が付いていれば手間を惜しまず撮りなおしましょう。急ぐように写真を撮っている人、ついメンドクサイと思ってしまう人、悪い言い方ですがそれでは永久にいい写真は撮れません。

クオリティ面に限らずアングルや構図なども手間をかけるほどいい写真になります。




ところで今回の写真、1ポイントしか合いませんでしたが1:1.618黄金比にもとづくフィボナッチスパイラル構図を採用してみました。この位置に被写体を置くと不思議としっくりくるものですね。

今回はこの辺で!!!

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ところで「いい写真」ってどんな写真???

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

「いい写真を撮りたい」これはカメラを手にする全ての人の共通の願いですね。

でもいい写真って誰がどう決めるの??いい写真の定義ってあるの?

一枚のプリントがオークションで高額で取引されるようなART写真界であれば、キュレーターやコレクターがその価値を決めてくれます。しかしARTといえど資本主義社会なので「いい写真」を絶対値で評価するのはやはり金額です。

一般写真界にはそのような絶対値で評価できる基準は何もありません。いつも撮る人、見る人が主観的にいい写真を決めているのが現状です。

一般写真界における「いい写真」とは何だろう?

ある人は「撮った自分が【いい】と思った写真がいい写真である…」と言いました。

なるほど、これは確かにいい写真における絶対条件と言えそうです。

自分がいいと思わない写真を撮って、それが好評を博したとしても

それは偽りの表現となります。誰だって自分に嘘はつきたくないですからね。

撮った自分がいいと思った写真であること…でもコレって当たり前過ぎると思いませんか。

こういった意見が存在している…ということは自分でいい写真だと思わない写真を撮っている人が多いことを意味しているのでしょうか。何だか寂しいですね…

それ以外に何かないでしょうか?

見る人の趣味趣向に合致していること。

これも少なからずあると思います。例えば風景写真であれば風景写真の愛好家に見てもらう、といった具合にジャンル別に発表する場を選べば「いい写真」は成立しやすいです。

夕陽に焼ける富士山、美瑛の丘にかかる虹、美しい女性、可愛い子猫…これら多くの人に受け入れやすい被写体であれば、誰に見せても評価される写真になります。一方でオートバイが写った写真をオートバイに対して良いイメージを持っていない人に見せれば良くは思わないでしょう…

写真に対する見識の深さについても作者と観賞者のレベルが合致していれば「いい写真ですね」という評価を得やすいものです。高度なARTとしての抽象的な作品を写真の見識の浅い人に見せても理解不能なものです。

「いい写真」であるか否かは見せる相手によって変わるものと言えそうですね。




世の中には実に多くの人が多種多様な解釈のもとで写真文化に触れています。

流行のものを追いかけたりカメラというテクノロジーの進化に関心を寄せたり。収入を得るための商用写真。ドキュメンタリーとして社会問題を提起するもの。記憶にとどめる目的で人生の大切な瞬間を記録するもの。本当にいろいろあります。

一枚の写真を自身の表現であると信念をもって挑むのであれば、これら一般に普及している写真文化の全てを対象に発表するのは如何なモノでしょうか?

RICOH GR

分かる人にだけ見てもらえればいい…発表の場を慎重に選ぶこと。

私の場合は最近それでもいいと思うようになりました。むしろSNSで「いいね」をもらうような薄っぺらい評価を何百何千ともらうより、一人の人に心から共感してもらえた方が嬉しいです。

多くの人から「いい写真ですね」と評価されれば誰だって悪い気はしないですし、できればいつもそうでありたいと思うものです。しかしその欲望は宗教的に言うと煩悩のようなものかもしれません。

万人ウケはもうやめよう…という少しの勇気があれば簡単。そろそろ目覚めよう。

みんなと一緒の写真、大衆的な写真文化、カメラというテクノロジー・・・これらに塗れるのは退屈だよ…ほんとうにみんなが目指したいのはソコじゃないでしょ??

まずは試しに好奇心だけを頼りに奇妙な一枚を撮ってみようではないか。

案外それが「いい写真」なのかもしれませんね・・・




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ツーリング写真 写真の魅せ方とセンス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿でツーリング写真7つの魅せ方と題して作例で解説しましたが如何でしたでしょうか。記録写真ではなく作品としての写真は撮る人の表現(ART)です。

なにをどう表現するかは撮る人の自由でありますが、いざ自由を与えられると戸惑ってしまう人も多いと思います。写真の表現手法である「魅せ方」もどう魅せるかは自由なのですが、まず何をしてよいのか分からない…とお困りの方にお役に立てれば嬉しいです。

前回の投稿でおすすめの7つをご紹介しましたが、当然その他にも魅せ方はたくさんあります。王道といえる表現手法から珍しいユニークなもの、ダヴィンチの絵画のように神秘の数学が隠されているもの、または新たな表現手法を自分で考えても良いのです。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2

写真の魅せ方を【引き出し】と考えてみましょう。自分のノウハウの中に数多くの引き出しを持っていれば、その中から「今はコレ」とチョイスするのはセンスです。この場面でこの撮り方はあまりにありきたり過ぎるだろう、ならばこんなの面白いかな?と天邪鬼的に個性を発揮するのも面白いものです。

引き出しの数はたくさんあるほどエキサイティングなチョイスができる訳で、逆に言うと誰もが知っているような三分割構図や背景をボカして撮るといった手法しか持ち合わせていないとセンスが発揮できないものです。




EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF5.6-6.3DG

いまこの場面においてぴったりの魅せ方はこれだな、いろいろやり方はありそうだけど自分の場合はこうです、といった作者独自の引き出しのチョイス。センスの良いDJのような感じですかね。

または時間的猶予があれば複数の手法を複雑に組み合わせて構造の暗号化も悪くないです。海の写真を撮るときに水平線を三分割構図の線に合わせただけの写真は構造が丸見えの写真です。そこで線だけでなく交点や面も複数使い、割合に黄金比を取り入れたり日の丸構図や三角構図と組み合わせたりと複雑な手法に成功すれば簡単に見る側に写真の構造を見抜かれることはありません。

逆に「いやシンプルイズベストだ!」というのも大いにアリです。どこに正解がある訳でもありません。【今】【ここで】【あなたが】が最も良いと思った魅せ方をあなたが選択する以外にないのです。

センスは磨くもので多くの魅せ方を習得したら、それをチョイスする能力にどんどん磨きをかけていきましょう。上の写真のように複数の要素があって幾つもの引き出しが使えそうな場面でよく考え試行錯誤をしてみます。すると自分のアイデアで自身の引き出しの中からユニークな使い方ができることを発見するものです。

上の作品をぱっと見た瞬間に「これは3分割構図だ」とすぐにピンときた方はスジが良いと思います。この作品は3分割構図の線や交点を複数個所に組み合わせ、マストやロープを導線や図形として取り入れた構図です。細かいことを言うと船体に書かれた「時丸」の文字もデザイン上で効果があります。文字は観賞者が無意識下に読むもので読めない外国語であれば異国を感じるし、文字そのものがシャレている場合もあります。このように複数の要素を複雑に組み合わせるほど手間はかかりますが、高度な構造をもった作品を作ることができるのです。

「あっそうだ!」「なるほど」という気づきを繰り返し、それが蓄積していくと独自のノウハウとなっていきます。

本当におもしろいのはこの部分で魅せ方は習得するだけでなく「意外な使い方」ができるようセンスを磨いたり、魅せ方の度合いを加減できることを覚えてみましょう。こういったことを経験すると自身の写真活動に「スタイル」が少しづつ構築されていきます。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

誰もが最初はビギナーです。写真に限らず最初の頃は右も左も分からないので、とにかく「やり方」を覚えるのですが、ある程度のキャリアを積むとたくさんある「やり方」から選択するセンスが磨かれていくものですよね。

バレーボールで例えるならセッターのセンスです。その場面でツーアタックか!という意表をついたセンスが功を成すものです。




私が写真をはじめたばかりの頃… いざここで写真を撮ろうと思ってカメラを手にしても、まずは何をして良いのか途方にくれたものでした。今になって振り返れば教科書で見かけた三分割構図やら適正露出やらの知識だけ持っていれば正解写真が撮れると思っていたのです。撮り方は確かに大事ですがそれは数個の引き出しでは全く役に立たず、経験を重ねて行く上で100個200個と増やして、そして自由意志でそれらから選択すること。そこに一人の表現者としての価値があるのだ…と最近になって気が付くようになりました。

究極のツーリング写真読者の皆さまも撮り方は覚えるだけでなく、無限大に増やしていき自由意志で選択する「センス」に磨きをかけてみてください。

毎度偉そうにすいません。

今回はこの辺で!!

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