キャンプツーリングシーンでの星空の写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ冷え込んできましたがご体調を崩されていませんでしょうか?最近になって風邪をひきやすくなった…という方はおられませんか?寒い冬でもバイクに乗って、しかも冬キャンプを楽しめば風邪をひきにくい丈夫な体になりますよ!

さて今回の<中級>ツーリング写真解説はキャンプシーンにおける星空の写真の撮り方の解説です。いつもみたいに難解にならないよう単純に「撮り方」にフォーカスして解説したいと思います。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

タイトルにキャンプシーンで…と書きましたが、この写真は野宿でございます。ちなみにCampという英単語を辞書で調べると軍隊、ボーイスカウト等の野営地、キャンプと出てきます。野宿を英訳させるとhomelessやcampと出ますが「野宿すること」を例文で翻訳すると「the action of sleeping out in the open air」になりどこにもcampとは出ません。

日本の旅文化ではキャンプとはキャンプ場を使用することで、野宿とはそうではない場所で夜を明かす行為と解釈されているようです。

野宿については多くの誤解や様々な解釈があるようですが、その土地に明確な区分などのない自然奥深い場所で野宿することは決して悪いことではありません。もちろん他人への迷惑行為、自然破壊行為などがあればそれは許されませんが、少なくとも日本では廃れ始めた旅文化を支える重要な宿泊手段が失われないよう良識をもって野宿を愛したいと私は思います。




話が脱線しましたがキャンプ、野宿において焚火を囲みながら美味しい酒を飲み満天の星空をながめる、旅を愛するライダーなら正に至福のひと時ですね。

あまり酔いがまわる前に美しい星空のキャンプシーンを写真にしましょう。

上の写真の場合、なるべく空一面に広がる星の様子を表現したかったので超広角レンズであるEF14㎜F2.8Lを使用しました。基本は広角レンズがおすすめですが、特定の星座などを狙う場合は50㎜あたりを使う場合もあります。

撮影データはF2.8 30秒 ISO400です。この露出については夜空の明るさによってだいぶ違ってきます。都会に近い場所の夜空と標高の高い山奥の夜空ではまったく明るさは違いますし、肉眼では目が慣れてしまってこの違いは分からないものです。

ポイントは星が軌跡を描き始めるのが40秒くらいなのでシャッターを開ける時間は30秒くらいに留めましょう。カメラの撮影モードはマニュアル露出かバルブモードに設定してください。




ISO感度は夜空の明るさに合わせて400から2000の間くらいを選択する感じです。絞りはお使いのレンズの解放値を基本としてください。ピントはAFは使用せずMFに設定し無限遠に合わせるかLEDライトなどでテントやバイクを一旦照らしてライブビューでピントを合わせてください。

試し撮りでモニターを確認する場合、真っ暗な撮影地でモニターを見ると真っ暗な写真でも液晶のバックライトが眩しくて十分な明るさの写真だと勘違いしてしまいます。この辺が不安な方はInfoボタンを押してヒストグラムを確認しましょうね。

あとはインターバルタイマー機能を使って撮影するだけです。テント内にはLEDライトを忍ばせて明るくし、バイクやライダーは焚火に薪をくべて炎で照らすとカッコよくなりますよ!

いかがでしたか?今回は「いい写真とは感受性と想像力で」とか難解な精神論などは省いて単純に撮り方の説明だけしてみました。

それではまた!




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たまには動画を!焚火の炎と音もお楽しみください。

極小の主役とリビール効果<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが美しいものはお好きですか?「美しいものが嫌いな人なんているのかしら?」とは、かのララア・スンがアムロに言ったセリフですが(すいません40代男子限定ネタ)人はみな美しいものを例外なく受け入れるものです。これって当然ですよね。

写真も同じく美しい景色、美しい人、美しい撮り方をすれば、写真を観る側の人も写真に入りやすくなるものです。美しい写真とは作品への間口を広げると言っても良いと思います。

しかし写真の印象とは美しいに限らず驚き、寂しさ、安心感、恐怖、崇高さ、郷愁を感じる、あるいはミステリー小説のような緊張など、さまざまな感情にうったえる作品が存在します。

まれに写真は美しくあるべき、と決めている方もおられるようですが時には画質も含めて「美しくはないが良い写真」を目指してみるのも良いかもしれませんね。

さて今回は久しぶりに<上級>ツーリング写真の解説でございます。いつも上級を書くときは「よし!上級を書くぞ」と気合を入れて書くようにしております。毎度のお願いですが釈迦に説法の失礼はお許しくださいませ。




北海道ツーリング オトンルイ風力発電所 EOS6D Mark2

こちらの作品をご覧ください。夏の北海道ツーリングで撮った作品ですが決して美しい作品ではございません。

この写真をみて作品の主役を見つけることはできましたか?また気が付くまでにどれくらい時間を要したでしょうか?

米粒ほどの大きさですが画面の左隅にヘッドライトを点灯させて走りゆくバイクがあります。ここにピントを合わせて撮っています。つまりこの作品の主役はこの小さく写ったバイクです。

写真を見た瞬間から極小の主役に気が付くまでのタイムラグがあること、写真の観賞者に探す楽しみ、気が付いた楽しみを与えるリビール効果という手法です。【リビール効果】をググっても写真に関わる情報は何も出てこないのですが、私がときたま参考文献にしているナショナルジオグラフィック社の完全マスターシリーズで写真家のブライアンピーターソンが解説しているので引用してみました。

オトンルイ風力発電の連立する風車にも、R1200GSアドベンチャーにもピントを合わせず、曇天下の雰囲気を出すためホワイトバランスを調整。小さく写っているバイクの進行方向と私のR1200GSアドベンチャーの向きは全く逆方向です。これによりオロロンラインを走りゆく見知らぬライダーの旅と、自分の旅のシーンを重ね合わせた作品にしてみました。あなたの旅と私の旅…みたいな。

 




 

極小の主役が存在する写真は見せるときの画面の大きさとも関わっているので、SNSで発表する場合には小さなスマホ画面で見られることを考慮すると厳しい面もあるかもしれません。パソコンのワイド画面や4切Wサイズプリントなら丁度良いとか、それ以上大きければすぐに見つけられてしまうとか難しい面があります。気が付くまでちょうど良さそうなタイムラグは数秒といった感じでしょうか。

 

こちらも美しい写真ではありませんが…。スマホ画面で見ることを前提に考えると、この写真くらいの大きさがリビール効果としては妥当かもしれません。

もちろんこういった手法で撮りましょう、という意味ではありません。あくまで撮り方の引き出しとして時として使ってみてはどうでしょうか?という意味です。時として…それはこんな風な撮り方が似合うと感じたシーンのことです。

極小の主役とリビール効果でした!




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かっこいいバイク写真はハイセンスな空間探しから<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photogrphy.com 読者の皆さま、この年末商戦に物欲を爆発させて新しいカメラ、レンズあるいはPCを買っちゃったよ!なんて方はおられませんか?

物欲として「カメラが欲しい!」で新しいカメラを買っても、撮る写真に代わり映えはないと思いますが、単純に物欲としてカメラが欲しい!という気持ちは私もよく分かります。

12月上旬はそんな物欲が思わず爆発しちゃう危険ウィークですので、こういった時期は情報をシャットダウンさせて、用事もないのにヨドバシとか行かないよう心がけましょう。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではいつも写真を撮るのに良い被写体や風景がないか探し回っている、でもいつも見つけられないし何かを撮ってもいつも通りの写真になってしまう…

そんな方を対象に、毎日100ショットスナップから学べる空間探しのお話でございます。さらっとライトな内容で解説してみたいと思います。

RICOH GR APS-C

こちらの作品をご覧ください。当ブログで今まで何度もご紹介してきました【毎日100ショット】スナップのすすめでございます。毎日100ショットスナップとは仕事の日もバイクに乗れない休日も、いつもポケットにコンデジを忍ばせて1日で100ショット切るつもりで日常のあらゆるものを撮ってみよう!という練習の意味も含めた写真の楽しみ方のことです。

練習といったら大げさなんですけど、どちらかと言えば写真をライフワークにすると言った方が適切かもしれません。1日で100枚上げようという意味ではありませんよ。100回のシャッターを切るつもりで例えば通勤路にある雑草、職場の仲間、ビルの裏路地、錆びたフェンス、野良猫などなど、美しいものに限らず何でも撮ってみましょうね、という楽しい楽しい写真ライフの勧めなんです。

これによって従来は気が付かなかった小さなモノ、光や影の様子、魅力的なものが良く見つけられる、またその様子を解明できる写真家の目を養うことができるのです。




上の作品は私が仕事で移動している最中に東京都江東区の臨海副都心の一画で撮った写真です。スナップを撮るつもりで片手にはRICOH GRを持ったまま歩いていました。ここにバイクが停まっていたのは早い段階で気が付いていましたが、最初は特に気にも留めませんでした。

しかしよく状況を観察すると午後の斜光が差し込んで私の好きな光の差し込む空間であることが分かりました。ガラス張りのビルの背景も都会的な美しさを覚えます。苔の生えた地面もユニークだし木で影があるのも気に入りました。これは完璧な条件の中にライムグリーンのKawasakiが佇んでいるな…と感じて撮ることにしました。

このようにバイクがあるから撮ってみよう、ではなくまずは空間探しを最初にやるとうまくいくことがあります。人物などを撮るときは特に重要で、よくポートレートは背景を最初に決めると言われます。これと同じことをポートレート以外でも実践してみるのです。

まずは気に入った空間であるか。そこに存在する自分の好きなスタジオボックスのような空間を探してみてください。

何を撮るか?と被写体探しをするのをいったんやめて、空間探しを最初にやってみましょう。きっと明日からあなたの写真が変わるはずです。

※このバイクのオーナーさん、勝手に撮ってしまいすいません。もし見ておられましたら画像のオリジナルサイズを差し上げますのでabout meの欄にあるコメントにメッセージをくださいませ。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

これは説明するまでもなく銀座の歌舞伎座ですが、実はこの写真は上のKawaskiが写っている写真と同じ日に撮った写真です。仕事は忙しかったのですが疲れやストレスの反動でスナップをたくさん撮ってしまう…なんていう一日もあるのです。

 

ピークを逃しても諦めない不屈精神、アイデアマン<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、師走の日々をいかがお過ごしでしょうか?お仕事が忙しい…?ですよね。私の仕事は年末は暇なのですが、職場の周辺は東京オリンピックに関わる会場や選手村の建設が急ピッチで進んでいて建築現場で働く皆さまは本当にご苦労様ですと感じます。

ところでBMWからニューモデルとしてR1250GSとツアラーのR1250RTが発売されましたね。先日、行きつけのディーラーさんで見てきました。デザインは大きくは変わっていないようですが1250㏄となったエンジンは大幅に改良されて可変バルブタイミング&可変バルブリフトだそうですよ。

こういった可変バルタイなるものは我々日本人にとっては新しい技術とは感じませんが、おそらく最新の制御技術を駆使しているので昔のソレとはぜんぜん違うのでしょうね。出力は136psでトルクは143Nmだそうですよ!ひえ~・・・

いつも思うのですがオートバイってその人が惚れた時の年代モデルが一番だと思いませんか?例えばカワサキのZⅡと呼ばれる750RSならその世代に憧れた人々にとって最高のオートバイはZⅡですし、私くらいの年代だとオートバイに興味を持った年ごろに登場したゼファーに憧れたでしょう、現代になってカワサキのオートバイを知った人々にとって最高だと感じるバイクはZ900RSなのではないでしょうか。

私にとってBMWの空冷ボクサーツインはF650GSダカール時代にあこがれを抱いたR1150GSアドベンチャー、R1200GSなのです。だから新型が発売されても欲しいという気持ちよりは、あの時に憧れたバイクを今乗っているコトを大切にしたいなと、そんな風に思います。




さて今回の<初級>ツーリング写真解説では簡単な内容でサラっといってみたいと思います。紅葉や桜など季節の被写体を狙いたいとき、せっかく撮影に相応しいと思われる場所に向かったのに散っていた…なんてご経験はありませんか?

そんな時はどうしましょうか。写真を撮るのをやめてラーメンでも食べに行きますか?いいや、ちょっと足元を見てみてください。例えば秋の紅葉でしたら葉が落ちていればソレを手で拾うだけでも作品は成立しますよ。

RICOH GR APS-C

こちらの作品をご覧ください。この場所は木からは殆どの葉が散っていましたが、よく足元を見ると赤、黄色、緑と色とりどりのモミジが落ちていたのでカタチの良いものを選んでR1200GSのクチバシの上に並べてみました。最初はこれだけを撮ってみたのですが、何かモノ足りないのでこれらの色の要素を全てもっている葉を見つけて手で持ってみました。

ポイントは葉をR1200GSのメインヘッドライトに重ねている点と、クチバシの上に並べた葉を不自然なくらいに丸く並べたことです。この不自然な、とは自然にバイクの上に落ちたのではなく、人が並べたことが明らかに伝わるという意味です。この写真に写っている手の人物が写真を撮る前に落ち葉で遊んでいたことを伝えてみました。

どうですか?良い写真かどうかは別として面白いでしょう。最近忘れがちだった【写真で遊ぶ】を久しぶりに思い出してみました。こんな遊び心が写真を楽しむちょっとしたコツでもあります。




 

しかし新型のBMW R1250GSのブルーは私のこの2008’R1200GS(スズキ軽自動車のブルーにペイントしました)にそっくりのブルーですね。もしかしてBMWのカラーデザイナーが究極のツーリング写真を見て、私のGSの色をパクったか??…いや、そんな訳はないですよね。

BMW R1250GSのコスミック ブルーメタリック

う~ん、似ている。えっ? か…買わないですよ。

BMW F850GS アドベンチャー

どちらかと言うとF850GSアドベンチャーの方が気になったりします…。買いませんが…

今回はこの辺で!




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SNSのコメントで訓練できる不思議な写真術<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはFacebookやInstagramなどのSNSコミュニティーは活用されていますか?

SNSやブログなどのインターネットを使ったコミュニティーは我々アマチュア写真家にとって貴重な写真の発表の場です。その昔、アマチュア写真家は発表の場といえばコンテストくらいしかなく、写真道を志す上で重要な「誰かに見てもらう」を意識できる機会が現在よりも少なかったと言えます。

現代で写真道を志すのであれば、このSNSという不特定多数に発信できるコミュニティは活用しなくては勿体ないです。もし盗用やセキュリティー面で不安があれば、用途が限定されるようサイズダウンしたりウォーターマーク(署名)を入れたり、ナンバーや顔は写らないよう撮る、といった少しの工夫で対策ができます。

多くの人に見ていただける幸福を味わう→写真を撮っている自分を実感する。そのためには自分で見る用の写真ではなくSNSなどで繋がっている多くの人々に見ていただく写真を撮るぞ!と意識してみましょう。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではカメラの操作や基本的な撮り方はマスターされている中級レベルの方を対象に、写真に関わる言語化の重要性と、その言語化力のトレーニングの手法をご紹介したいと思います。

撮影時に作品の意図を決定付ける言語化は必ず必要と言う訳ではありませんが、表現力をつけていく過程での中間的なステップとして、大変効果的なのは以前にもご紹介した通りです。

ここイイ感じ、あら~素敵な場所だわ、でカメラのシャッターをパチリと切っても事故的なラッキーパンチでも起こらない限りは良い写真などは生まれません。何がどうイイ感じなのか?どの部分に素敵だと感じたのか?どんな風に素敵なのか?自分がそこで写真を撮ろうと足をとめた理由を追及し、言葉にすることによってカメラの操作や構図を作ったり、レンズを選んだりといった作業に入れるのです。

ただ最初のうちはなかなか気の利いた単語が出てこないものです。こればかりはセンスとかの問題ではなく経験量に関わってきますのでイキナリ言語化などと言われても撮影現場で言葉が浮かばない!と苦しむのも仕方ないのです。しかし仕事の休憩時間や通勤中でも言語化をトレーニングできる手法があります。

それはSNSでお友達が発表している写真にコメントすることです。コメント欄にあなたが感じた、その写真の感想をあなたなりの素敵な言葉で作品に似合った的確な表現で褒めてみましょう。意外とこれ、難しいですよ!

さて、さっそく例題でチャレンジしてみて下さい。

この写真は私の撮った写真ですが、とりあえず今はSNSで見かけた誰かの写真と仮定して見てください。ポイントは他の人とは違って自分は写真に関わることを知っていて写真家っぽいコメントを入れる、ということです!さてどんなコメントを入れてみましょうか。

「どこですかココは?」「雨のツーリングご苦労様です」「あのバイクはR1200GSですか?」といった写っている事実に関わることにコメントを入れるのは決して悪いことではありませんが、それはフツーの人が入れるコメントです。

写真を趣味にしているあなた、写真が大好きで写真のことを色々と知っているあなたらしいコメントを考えて下さい。

「すてき~いい写真ですね」「いつかこんな風にカッコいい写真を撮ってみたいな」

といった月並みなコメントではなく、もう少し単語を意識して考えてみましょう。なぜ撮影者はこの写真を撮ったのか? 難しいですよ!




「濡れた路面に青い光が入り美しい旅のシーンです」「孤独であり過酷でもあった旅の工程を垣間見たようです」「冷たく寂しい最果てへのツーリングルートを感じました」といった具合に。私もイマイチなんですが…

コツは写真に写っている要素の特徴をよく見ることです。雨上がりで空が少し明るんでいるので濡れた路面が光っている、道路左にある防雪柵が規則的に続きこれも輝いてる、連続する矢羽根が雪国であることを感じさせる、斜めに入る道路が導線になっている、これらの写真から分かる特徴について、そこから撮った人がなぜここで写真を撮ろうと思ったのかを考えて、そして想像を膨らましてみましょう。

実はこれ、いい写真ほどコメントは簡単だっだりします。すべてそうと言う訳ではありませんが、表現しているものが単純明快でそれに対する観賞者の反応が1つしかないであろうというパターン。例えば楽しそうとか爽やかな、といった印象の写真です。

その反面、複雑な表情をした人物であったり、何も写っていないようで目には見えぬ何かを訴えているような写真などは、それを受けた人々の感想は多様かもしれません。これは感想を書くのが難しいですね。

言語化は撮影者もしくは観賞者が情景や被写体の特徴をきっかけに、感情がどのように動いたか?を言葉にするのが良いと思います。ですので全く感情に訴えるものが無かった、そもそも特徴がなにも無い、という写真だとコメントのしようもないものです。

気の利いた単語を脳内にたくさん在庫させておくのも悪くはありませんが、言語化のトレーニングの本質は感受性を刺激することです。言葉をいつも考えることで見えなかったものが見えるようになり、感受性が豊かになって写真家の心が徐々に養われていきます。

照れずに気の利いた言葉「美しい」「雄大な」「はるかな」「憧れの」「夢のような」「崇高な」「~を覚える」といった具合に積極的に詩人のような言葉を使ってみましょう。

SNSで見かけた良い写真に気の利いた単語を使ったコメントを入れてみましょう。これを繰り返して言語力、感受性が養われればあなたの写真もきっと進化するはずです。




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新たなムーブメント【ツーリング写真】を認知させるため

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日からいよいよ12月ですね。2018年、そして平成の時代も終わりです。

よく「1年って早いなぁ」と聞きますが、私も数年前までは1年があっという間に過ぎていく感覚に一抹の虚無感を感じていたものです。

しかし究極のツーリング写真 touring-photography.com を立ち上げてから1.自分の写真作品を通してバイク旅の魅力を世に広める 2.ツーリング写真という新たなムーブメントを起こし一つの写真カテゴリーとして認知させる という2つの目標をかかげて活動を開始してからは、なんだか時が経つ感覚が緩やかになった気がします。




目標を見つけて鋭意努力していても、日々の流れは緩やかで昨日と今日では大差ないように感じます。しかし写真にせよブログなどの活動にせよ日々精進しているのであれば、ほんの少しずつ、1ミリずつ前進していて、年単位という長い目で見ると目標や夢に向けて大きく近づいているのが確認できるものです。

そんな理由で日々の流れがより緩やかに感じてしまうせいか、2018年は少し長かったなと感じる私であります。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

今年はなんと言っても夏の北海道で良い旅ができたことに心から感謝したいです。道北のエリアに停滞しながら、その地の魅力を徹底的に味わう旅のスタイルは新鮮でしたし、心に焼き付く良い写真も撮れたと思います。

ここで言う「心に焼き付く良い写真」とは写真そのものの出来栄えに限らず 【その時その場所で写真を撮ったこと】という行為を意味しています。これこそが私の人生の財産もというべきもので、お金でも買えませんし他人と比べるものでもありません。良い作品が撮れればなおのこと、そこで写真を撮っていた思い出がかけがえのないものになると考えます。

だから自分はバイクツーリングと写真が好きなんだな、と改めて実感する瞬間ですね。




さて1年を振り返るのはまだ少し早いのかもしれませんが、私の2018年の写真活動で得たものとして箇条書きにして書き出してみたいと思います。脳内の在庫をアウトプットして次を入れる空き容量の確保です!

・構図、露出、デザインなど撮り方はあくまで手法、手段にすぎず重要であるが最重要ではない。時として撮り方はあえて駆使せずとも良作はあり得る。

・スタイル、レタッチの仕方、自撮り、極端な画角など演出に関わる部分に否定的な意見もあるかもしれないが個性を表現する手段としてブレずに今後も同様にする。

・旅のワンシーンを切り取る写真として従来の【ツーリング写真】の他に【ツーリングスナップ】という新たな写真の世界を発見してしまった。

CASIO エクシリム EX-10  こんな写真を【ツーリングスナップ】として今後も撮っていきたい

・光の様子と影の様子が少しづつ読めるようになってきた。ただし光学ファインダーでないと見れないし写真にできない(たぶん思い込みですが)。

・美しい景色、被写体ばかりに執着して撮らない。美しいもの、そうではないもの、この両者を組み合わせて活動しよう。美しい景色、被写体の作品は確かに多くの観賞者の間口を広げるが全ての作品を美しいものにするのは自分のスタイルに似合わない気がする。

・高画質、高性能なカメラやレンズの芸術としての弱点が少し見えた。ダイナミックレンジの広い高性能カメラは階調も豊かでリアルだが、写真らしい芸術表現が難しくなる(気がする)。

といった感じでしょうか。皆さまから見てほとんど意味不明かもしれませんが、私の中で整理がついたらいつか解説を作ってみたいと思います。

今年もまだ12月が丸一か月ある訳ですからラストスパートで活動したいと思います。ツーリング写真を撮ることは才能の爆発です(岡本太郎さんより引用)。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

ツーリング写真、バイク写真の光の使い方【まとめ】

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、5回にわたってツーリング写真における光の使い方を解説してきましたがいかがでしたか?

・ツーリング写真 光の使い方 順光編

・ツーリング写真 光の使い方 斜光編

・ツーリング写真 光の使い方 逆光編

・ツーリング写真 光の使い方 トップ光編

・ツーリング写真 光の使い方 曇天光編




ツーリング写真、バイク写真といえば基本は屋外の風景写真となるわけですが、その場合の光源は当然ですが太陽光です。太陽は時間帯、天候、季節などによって角度や強さや色温度などが変化するものです。晴天時に空に流れる雲があったら太陽は雲に隠れたり出たりを繰り返し、そのたびに光量や特性が変化します。

またこれらの太陽光によって明らかにされる情景の様子とは、必ずしも肉眼で見える様子がそのまま写真になる訳ではありません。人間の目はカメラよりもダイナミックレンジ(明るさの範囲)が広いですし、ホワイトバランスについては眼球はかなり優秀なAWB機能を備えています。

雨上がりのオロロンライン 曇天光と水分を多く含んだ空気 そして水たまり

ツーリング先で撮りたいと思ったその情景、カメラを向けたその先が斜光なら斜光を生かした撮り方、逆光なら逆光を生かした撮り方、曇天なら曇天の特徴を生かした撮り方をするしかありません。当たり前ですが太陽の向きはスタジオ照明のように自分の意志で動かすことはできないのです。




もしどうしても、そのシーンを逆光で撮りたいとか斜光で撮りたいと思ったら、これはもう出直すしか他に手段がないです。ここでいつもぶつかる問題なのですが移動を繰り返している旅の行程ではコレができないです。しかし自宅の近所でしたら時間帯や天候を狙って出かけることが可能です。天の川の写真なんかは典型的な例です。

この両者は撮りに行った写真か、本物の旅のワンシーンの写真か?の違いです。もし後者にこだわるのであれば出直しや撮り直しはきかない訳ですから、その時の与えられた条件でベストを尽くせる力を身につけなければいけません。成功すればこれぞ本物のバイク旅のシーンだ!と思える傑作が生まれるでしょう。前者でも吝かではないという方は、いかにも撮りに行った写真という感じにならないよう演出のセンスが要求されます。深い話ですけど…これは避けられない事実です。

あっ初級者向けに書いていたはずの投稿が最終的にマニアックになってしまいました…すいません。

今回の解説ではツーリング写真において主に太陽光が光源となる場合の、光の向きや種類の特徴を知り、それらを生かした作品つくりの手法や例を解説しました。写真にとって光は命です。シーンや被写体ばかりに気をとられずに今、どのような光がどのように当たっているのかを意識して撮るようにしてみてくださいね。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

光の使い方 徹底マスター【曇天光編】初級ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回まで順光、斜光、逆光、トップ光といった光の向きについて、その特徴や写真の撮り方を解説しております。今回は第5弾の曇天光編でございます。

今回の曇天光は光の向きの話ではありませんが、ツーリングでもよくあるシーンで雰囲気の良い作品の演出にも役立つのでぜひ曇りの撮り方をマスターしてください。

また初級者の方は写真は晴れた日が理想で曇天や雨では良い写真など撮れない…とお思いかもしれませんが、その考えはこの投稿を読み終わった時点で捨ててくださいね。




雲り空による拡散透過した光は晴天時に比べて圧倒的に光量が少なく、そして人間の目ではあまり気が付きませんが色温度としてはかなり青いです。写真を撮るうえでの特徴としては被写体に影が出にくく写真全体が低コントラストになるのが特徴です。また晴天時に比べて光量が少ないということはシャッター速度の低下によるブレなどにも気を付けなくてはいけません。

これらの特徴を理解した上で作品の意図へ導く表現手法として曇天光をうまく活用しましょう。曇天光の特徴をうまく使えれば幻想的、寂しげ、寒い、やさしい、柔らかいといった印象の作品を撮ることができるのです。

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/640 ISO200

こちらの作品をご覧ください。北海道のコムケ湖で撮った1枚です。雨が降りそうな天気という訳ではなく、ごく普通の曇りの日に撮った写真です。このように曇天は晴天と違って影が少なく全体がコントラストに乏しいフラットな写真になります。

これによって受ける写真の印象は先ほども書きましたが幻想的、寂しげ、寒い、やさしい、柔らかいといったものになります。

そしてこの写真を見て多くの方が「ずいぶん青いな」と感じたかと思います。青は寒色、後退色でその色だけで寂しさ、寒さの演出になります。

人間の眼球は優秀な露出調整、AWB(オートホワイトバランス)機能を備えているので曇りや雨の日に風景が青く見えることはありませんが、実際には青いというコトをカメラが教えてくれます。こんなに青くしちゃって現実を脚色しているではないか!と物言いがついた場合は「いいえこれこそ現実の光景に近いのですよ」と反論できちゃう訳です。

そしてこういったシーンでホワイトバランスを曇りモードにするかどうかは平凡な写真か個性的な写真になるかの分かれ道です。

カメラのホワイトバランスに太陽光、曇天光、日陰、蛍光灯、電球、MWBなどありますが、曇りの撮影だからといって必ず曇りモードを選択するのが正しいと思い込んでいませんか?曇りモードは青っぽい現実の光景を普通に戻しましょうという意味です。上の写真のようにするなら曇りモードではありませんからね。

解説が脱線しますが上の写真のような仕上げに対して違和感を覚えた方もいらっしゃると思います。これは無難は選択せずかなり思い切ったホワイトバランスの選択なのです。このコムケ湖の旅で感じたことにピッタリな雰囲気にしたかったので寂しさを表現できる青みを出してみました。私としてはまだ模索している段階ですが、こういった一部の人には嫌われるくらいで初めて個性的な写真になるのかな?なんて考えたりもします。




曇天光の撮り方を学ぶことにより影の出方を意識するようになります。晴天と曇天の違いは光量やホワイトバランスだけでなく影に大きな違いがあり、写真における影の役割を学ぶことができるのです。

それと空を撮りたい場合。曇天の空はのっぺりとして雲の様子を写真にすることができません。露出の設定によっては肉眼では分からないような雲の様子を再現することも可能ですが、それにはLightroomのようなソフトで空の部分のみを選択して露出を下げる作業が必要です。絶対とは言いませんが多くの曇天シーンにおいて空の様子は諦めて地上物に注目した写真を撮るのがオススメです。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/250 ISO100

曇天光に限らず全ての光源に同じことが言えますが、ツーリング写真とは当然ですが屋外の風景写真なのですから、その時の天候や太陽の向きは変えることができません。撮影者であるコチラが合わせるしかないのです。逆光なのに爽やかな青空や緑の様子を撮りたいとか、曇天なのに伸びる影を撮りたいとか叶わぬことを望んでも無意味なのは明らかですよね。

いま与えられている光の条件で最もベストと言える作品をつくるには、こういった光源の種類と特徴を理解しておくと、きっと良いことがあると思いますよ。

光の解説、まだまだ続きます…




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~本日の毎日100ショットスナップ~

ステンレスのパネルが貼られた近代的なデザインのビルですが、築40年くらいの古いビルです。通勤中に撮った1枚です。

光の使い方 徹底マスター【トップライト編】初級ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリング写真における光の使い方として順光や逆光といった光の向きの解説をしておりますが、スーパーカブC125を見て欲しくなってしまった…などと言う記事が間に入ってしまいました。

今回はツーリング写真 光の使い方徹底マスターの続きでございます。

・光の使い方 順光編

・光の使い方 斜光編

・光の使い方 逆光編




今回の解説では太陽が真上の位置にある日中の撮影【トップ光】の解説です。風景写真やポートレート写真の世界ではトップ光は最も写真に適さない光源などと呼ばれています。ツーリング写真もほとんど風景写真のようなものですから、同じようにトップ光は避けましょう!と言いたいのですが、トップ光にはトップ光の良さが存在するのも確かです。

それに多くのライダーが活動的に走り回っている時間こそトップ光の時間帯なのですから、これを上手に使えればきっと悪いことなど無いと思います。

しかし一般に避けた方が良いと言われる光源で良い写真を撮るなんて難しそうですね。でも大丈夫です、特徴を理解して【使い方の引き出し】にしてしまえば、トップ光ならではの写真が撮れます。

 

こちらの作品をご覧ください。夏の北海道ツーリングにて【天に続く道】で撮った1枚です。昼間のトップ光で撮影した写真ですが、そもそも何故トップ光は一般に避けられているのか?この写真の影に注目してください。

光が真上から照らされるという事は影は真下へ出るわけですね。人物の顔なら目のくぼみ、鼻の下などに強い影が出ます。上の作例であれば木々の様子に注目してください。木のてっぺんは強く輝き、下は影になっています。樹木のように背の高い被写体があると影の割合が多くなるのがお分かり頂けると思います。

てっぺんがギラついて下は影、これこそトップ光の特徴であり影の割合を作品の表現手法の1つとして巧みに使えれば、トップ光ならではの良作を狙えるのです。

上の作例の場合は北海道ツーリングといえど8月の真夏ですので、トップ光の時間帯は汗ばむほど暑いです。強い太陽光で照らされた大地に空中の湿気などに光が当たって真夏特有のカスミが発生しています。こういった要素もうまく構成して撮るのがトップ光を使うコツです。




EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/125 ISO250

ちょっと1枚目の作例での解説がマニアック過ぎましたので、次にこちらの写真をご覧ください。1枚目と似たような構図の写真になってしまいましたが、南房総の嶺岡中央林道で撮った1枚です。このように木々が鬱蒼と生い茂った森などは、トップ光をおいしく使えるシチュエーションです。

逆光の解説の時と同じように高コントラストを狙えるだけでなく、木々の隙間から差し込む光を狙えるのです。簡単に言ってしまえばスポットライトのようなものです。

コツはバイクを停める位置にあります。特別な意図がない限りバイク&ライダーの位置は光がしっかり当たっているポイントを選びましょう。予め地面の様子に注目して最も明るそうな場所にバイクを停めます。

ギラギラと強いトップ光の時間帯に無理に鮮やかな風景写真を目指すのではなく、舗装林道が近くにあったらこんな写真を狙って走ってみてはいかがでしょうか?

次回は曇天光の解説でございます!




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光の使い方 徹底マスター【逆光編】初級ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回と前々回でツーリング写真、バイク写真における光の使い方として初級者向けに解説をしております。順光、斜光の特徴はお分かりいただけたでしょうか?

・光の使い方 順光編

・光の使い方 斜光編

今回は私が最もオススメしたい逆光の解説でございます。写真を撮る上で逆光と聞くと良いイメージがないかもしれません。「えっ写真は逆光で撮っちゃダメなんじゃない?」とか「せっかくのシーンだったけど逆光になってしまった」とかよく聞きますね。

しかしこれらの「逆光で撮ってはダメ」は大変な誤解ですので究極のツーリング写真の読者の皆さまはこれを機会にぜひ逆光の良さを知ってください。その昔、キャノンからオートボーイというカメラが登場し、それまで一般人には難しかったカメラの操作が簡単になりました。このカメラはオートモードにすればシャッターを押すだけでキレイに撮れる…と。

オートボーイの登場と時を同じくして「私はオートモードで十分」と口々にする人が激増し、現在でも多くのカメラユーザーはその風潮を残しています。シャッターしか押さない…という事は当然ですが露出はカメラの評価測光(AE)にすべて任せて、露出補正すらしないという事です。




このような使用方法では旅行先などで家族との記念撮影を撮るときに逆光だとAE任せでは人物の顔が暗くなります。本来なら露出補正するかストロボを発光すれば良いのですが多くの人はシャッターを押すだけで何もしません。せっかくの記念写真で家族の顔が真っ暗なのです。

多くの人はこの現象を経験して逆光ではダメ、あるいは露出補正をして顔は明るく撮れたとしても、こんどは青空が白っぽくなってしまったのでダメ、という理由で【逆光はダメ】が一般に浸透したと推測します。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/60 ISO100

逆光は被写体や情景をドラマチックに輝かせる魅惑の光源です。特徴を理解して逆光での撮り方をマスターしてしまえば一気にレベルアップすること間違いなしです。

では逆光の特徴とその撮り方を解説してみたいと思います。

逆光は強い光線がレンズを通してカメラ内に入ることでまずAEが狙ったイメージ通りに機能しないことです。AE、つまりカメラのコンピューターが自動で測ってくれた露出値。これは画面全体の平均であったり特定の部分などを計測して割り出しています。しかし、逆光の場合は強烈な光線を受けることによりカメラが「明るすぎる」と判断して暗く測光します。この結果、撮影者が狙ったイメージよりもはるかに暗い写真が出来上がるのです。

そこで、まずは重要なことは逆光での撮影では露出補正を積極的に行うことです。露出補正は難しいことのように感じますが簡単です。まずは1枚撮ってみましょう。そして撮った写真を再生ボタンを押して確認し、暗いと思ったらプラス(明るい方に)補正してもう一度撮ってみましょう。簡単でしょう?操作方法はカメラの取り扱い説明書に書いてあるはずですので分からない方は読んでくださいね。

逆光のもう1つの特徴としては被写体を輝かせてくれることです。ライダーやバイクといった被写体のエッジであったり、上の写真のように地上物は特に反射してキラキラと輝いてくれます。




このように光、輝きがあるだけで写真はぐっとドラマチックに、印象的になるのがお分かり頂けたと思います。

写真は光が命です。強い光、柔らかい光、そして影があることでカメラが守備範囲としているダイナミックレンジを超えて【写る部分】【写らない部分】が発生します。それらを巧みに表現したいことの手段として使う、これが写真の面白さと感じます。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5 1/2500 ISO100

「コントラストがある」という言葉をどなたでも聞いたことがあると思います。簡単に言ってしまえば明るいところ、暗いところの両者があってメリハリがあるという意味です。

2枚目のキャンプツーリングの写真では海面の様子が明るすぎて写っていません。こういった部分が完全に真っ白だと白トビ(0)といいます。上の3枚目の写真ではライダーとバイクの様子が暗すぎて写っていません。これが完全に黒になると黒潰れ(255)と呼びます。デジタルの8bitデータは0から255の256段階で、その範囲をたくさん使った写真がコントラストがある、または階調が豊かな写真などと呼びます。

印象的なほど強い光、それらによって反射した輝き、コントラストなどは写真に必ず必要という訳ではありませんがツーリング写真において旅の雰囲気を演出する【印象的】【ドラマチック】な作品になるのは確かです。

逆光のシーンではフレア、ゴーストといった一般に画質低下とされ歓迎されない光学的現象も発生しますが、ここは誤解を恐れず思い切って書かせていただきますと「気にしないで撮ってください」と…これに尽きます。フレア、ゴーストは色々な出方があって全てが排除すべきとは思えません。

それよりフレア、ゴーストが出てはいけいなから…という過剰な意識で逆光での撮影チャンスを逃してしまう事の方が勿体ないのです。

次回はトップ光の解説です。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

たまに太陽にカメラを向けてはいけない…という方もいらっしゃいます。それって子供の頃に虫メガネで太陽を見てはいけない!と大人に言われた記憶と混同していませんでしょうか?カメラを太陽に向けても大丈夫です。