夏の天の川とツーリング写真 南房総から望む夏の天の川

ツーリング写真ギャラリー

~南房総から望む夏の天の川~

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L




2019年8月 千葉県館山市

正直、星座の知識なんてほとんど無くて天の川に興味をもったのも割と最近です。

毎日むし暑い関東地方、いくら晴れていても湿度がこんなに高いのでは星空なんてキレイに見れないと決めつけていました。

何となくですが星がキレイに見れるのは冬なのかなと。

暑さにめっぽう弱い私は休日もバイクに乗る気力がわかず、かといって何週間もバイクに乗っていないとそれはそれで色々と調子が悪い。

仕方なく蒸し暑いのは変わらないけど日差しが無い分マシなナイトツーリングに出かけてみました。山は虫が多いし真っ暗闇なので、海岸線をひたすらと南下です。




もう房総半島にこれ以上の南はない…という所まで南下すると何も見えない海の向こうに視線を送り、徐々に私の目は暗がりに慣れていきます。

そして空に目をやると見事な満天の星空に大きな天の川。そしてタイミングよく流れ星がキラリと去った。

「あ~真夏なのにこんなに鮮明に天の川が見えるのか」

垂直に立った夏の天の川が日常の小さな旅を記憶に焼いてくれました。




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究極のツーリング写真流 バイク写真の三脚の使い方 グリーンマーカー戦法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回まででバイク写真、ツーリング写真における三脚の選び方、なぜバイク写真でも三脚が必要なのか?を解説してきましたが如何でしたでしょうか?

三脚も凝り始めるとモノですのでカッコいい高級な奴が欲しくなるものです。しかしバイクで三脚を積載してツーリングとなると破損や盗難のリスクもあります…。あまり高級なものでなく普通のグレードが良いと思います。もし、自分に合ったものが高い三脚だった場合は…旧型や中古品をお安く入手するのがお勧めです。

さて今回はそんな三脚について、実際のツーリングシーンでの実践的な使い方について書いてみたいと思います。名付けて<究極のツーリング写真流グリーンマーカー戦法>でございます。




<究極のツーリング写真流グリーンマーカー戦法>

素掘り隧道

グリーンマーカー戦法。それは私が勝手にあみ出した手法です。

三脚はカメラがブレないようしっかり固定する役割、ち密に組み立てた構図をキープする役割があることは前回の投稿で解説しました。

ち密に組み立てた構図をキープとは実は地味に大事なことです。複数ある被写体の存在感を大きさやボケ具合などで調整し、構図内に直線や曲線などで導線やアイキャッチを作り、目の前の光景からデザイン要素を取り入れたり、フレーミングで印象をコントロールしたり…そんな複雑巧妙なベストアングルを完成させるには、当然ですが当初はカメラを手持ちで試行錯誤する訳ですよね。

そして納得のいくベストアングル、ベストな構成が完成したら次にカメラを三脚にセットして状態をキープしたい訳です。しかしバイクに戻って三脚をとってきて、再び先ほどの場所に戻ったは良いけど、せっかく探り当てたベストなポイントをロストしてしまった…これよくあるんです!

特に望遠レンズを使うシーンではベストなポイントからバイクは離れていますし、海岸のような開けた場所では目印になる物もありません。「あれ~!さっきベストだと決めたポイントはどこだ~???」と!

そんな経験から、私はいつもゴルフのグリーンマーカーのようにベストアングルを見つけたポイントで足元に目印になるものを置くようにします。私の場合スペアのレンズキャップを使用していますが、ハンカチでもキーホルダーでも何でも良いと思います。




そしてズームレンズの場合は忘れずに焦点距離をチェック。深度を深くしてピントピークも調整した場合は、そのポイントもキープさせます。忘れてはいけないのはカメラの高さで胸と首の間くらい…といった具合に高さも事前に覚えておきます。

そして三脚をセットしてカメラを取り付けたら先ほどの手持ちで撮った試し撮りの画像を再生ボタンでプレビューし、全く同じアングルを三脚に固定した状態で再現するのです。

春の小湊鉄道

これがグリーンマーカー戦法です。

ち密に組み立てた画面構成を三脚固定状態で再現できたら、あとはシャッターチャンスまで待機する、またはインターバルタイマー機能を起動して自撮りをする、といった段取りです。

この作業の精度が低いと後でその日に撮った写真を見返したとき、手持ちで試し撮りしたカットの方がアングルがいい…本命カットは何かイマイチだ…なんて事態になります。




3度の投稿にわたってバイク写真、ツーリング写真における三脚のお話を書いてみました。まとめると…

1.三脚の必要性とは・手ブレしそうなほど絞り込んだ(シャッターが遅い)場合 ・夜景や星空 ・組み立てた構図をキープする ・自撮りする場合

2.バイクツーリングに最適な三脚選び ・4段のトラベラータイプ ・自由雲台でクイックリリース ・耐荷重はカメラ(+レンズ)の重量に対応したもの ・予算に余裕があれば軽量なカーボン脚 ・ローアングル用にミニ三脚も持っておこう

3.ツーリング写真、バイク写真における三脚の使い方  ・まずは手持ちでベストなアングルを探そう ・ここだ、というアングルが決まったらそこにグリーンマーキング ・三脚をセットしたら手持ちで撮った試し撮りの画像を見ながらアングルを再現

それではまた!!!

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妄想の渦と想像と…<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりに<上級>ツーリング写真解説として想像力や写真家脳のお話をいってみたいと思います。事前にお断りしておきますが主観的な内容で難解ですので、そういったのは苦手だ!という方や写真ビギナーの方は読まなくても大丈夫です…。

「妄想」と聞くと多くの方があまり良いイメージをもたないかもしれません。しかし特にビジネスの世界では近年になって妄想や直感が大きな成功や発展をもたらすと注目されているのだそうです。妄想、直感、勘…といった人間の感覚の世界は数字的な根拠がないので従来はビジネスでは否定されてきましたよね。私も前職はメーカー系で企画開発をし、前々職は大手のメーカー系でしたので嫌と言うほど数字を元に仕事をしてきました。

しかしなぜ今、数値的な根拠ではなく妄想や直感が注目されているのでしょうか?

記憶に新しい例えですとスズキ自動車が中国市場から撤退を決断したニュースがそうです。あの鈴木修会長は数字的な根拠なく中国という10億人市場から撤退を決意した訳ですが、それは他の何でもない鈴木会長の直感で決めた訳ですよね。

大手企業などの有能な経営者にこういった直感や妄想で仕事をする感覚派の人が多いのだそうです。

そもそも人間の脳内は妄想や直感を司る部位と数字的な根拠で分析したり問題を打破する思考回路などは全く別の部位と言われます。前月比120%の成績を今月の目標とする、といった具合に少し頑張れば達成できそうな目標は「どうすれば出来るだろうか」という問題解決型の思考回路でこれをissue drivenというそうです。一方で「こんどの新製品で社会現象といえるヒットを生み出したい」と言えば妄想型思考でこれをvision drivenというそうです。




前月比120%といった小さな目標は大切なのは間違いありませんが、大きな成長や発展を直接的にもたらすことがなく無難と言えます。issue drivenはいつも無難に良い成績を残す問題解決型の堅実思考回路な訳です。

とんでもない妄想を人前で言葉にすれば「この人はアタマ大丈夫だろうか?」と疑われる場合も珍しくありません。こんどの新製品で社会現象?なにを妄想を!と。しかし多くの偉大なる先人たちは実は完全なるvision driven型で常に妄想からvisionを飛躍させ少しづつ実現に近づけて偉業を成し遂げると言われます。

アポロ11号の月面着陸も最初に「人類を月に立たせる」と発言したときは周囲から冷ややかな目を浴びたでしょう。しかし、そういった妄想から偉業は生まれるためvision drivenはアポロ11号月面着陸のエピソードからムーンショットとも呼ばれています。

RICOH GR APS-C

では私たち写真を愛する人間にとって妄想は何をもたらしてくれるのでしょうか?

経験豊かな上級者の方でしたら豊かな感受性、写真家の目、写真家の足、写真に関わるあらゆる知識、そして写真家脳をお持ちかと存じます。その写真家脳の使い方としてissue drivenとvision drivenの使い分けについて考えてみたいと思います。

まず問題解決型のissue drivenですが、こちらは前述したように現状の問題点について解決策や正しい答えを探す思考回路です。ツーリング先で「おっここはいいぞ」と思ってバイクを停めて、いざカメラの準備をして撮影を開始したはいいけど、具体的に何をしていいか分からなくなったとき。この場合、どう撮るのが良いのだろうか?被写体Aを主題にして被写体Bが副題が良いのか、あるいはその逆が正しいのだろうか?といった具合に現状の問題を打破する思考回路です。

写真のビギナーの方は分からない事だらけなので、撮影シーンではissue driven回路だけが活発に働いていると思います。この場合は望遠レンズがいいのか?広角レンズがいいのか?と焦点距離を決められない、という問題を解決するためのissue driven思考回路な訳です。

RICOH GR APS-C

しかし冷静に考えてみるとissue drivenでは正解探しをしているという事なので、既に誰かが過去に実績を出している既存の撮り方を探しているだけとも言えます。これでは傑作を狙うどころか無個性は回避できません。




どこかで見かけたような写真を無意識にお手本のようにしてしまい「そのように撮るのが正解」としてしまえばそれはissue driven思考回路の仕事であり、それっぽい正解が見えればそこで終わりです。

これによって生まれた写真は悪くはないかもしれませんが「画一化されたうまい写真」の枠から出ることはできず、目標を達成したようで実は平凡な着地点なのです。

RICOH GR APS-C

では妄想であるvision driven はどうでしょう。そもそも妄想について今一度考えてみましょう。妄想は誰とも会話していない時、ぼーっとして何もしていない時、人は脳内で様々な思考を遊泳させています。かく言う私も通勤電車に揺られているときや、駅からバス停まで歩いている時などに、かなり妄想しまくっています。

脳内の妄想はぐるぐると渦を巻いて大きくなったり消滅したり、突然別の妄想渦を生み出したりを繰り返しています。

夏の北海道ツーリングで諸事情(台風でサンフラワーが欠航)で東北自動車道を青森まで自走!なんていう時は嫌気がさすほどの長時間を淡々と高速走行させる訳ですが、そんなときも孤独なヘルメット内で私の脳内は妄想の渦を巻いています。

学生の頃に好きだった女の子とオンネトーで偶然再会し、そこから2人で北海道をキャンプしまくるとか、腹黒い政治家に自分のツーリング写真を見せて、たちまちバイクツーリングの世界の虜にしてしまい、そして政治家はバイク乗りになって全うな政治をするようになったとか、地球の中心をつらぬく巨大トンネルがあったら、簡単にボリビアやチリにツーリングに行けるな…とか下らないことばかりですが。

しかし、そんな妄想がいったい何の役に立つのでしょうか?




ここからは私の完全なる主観なのですが妄想は想像力を活性させて脳内にインスピレーションの種まきをしているのだと思います。日常的に妄想をして想像力を刺激して、そういった脳はいざ写真を撮るシーンで独創的なインスピレーションを生み出すヒット率が高いのだと思います。

日常の忙しくはない何でもない時間。ぼーっと窓の外を眺めている時など。リラックスして妄想の渦をぐるぐるとさせる。実はすごく素晴らしいことなのだと思います。チコちゃんに叱られる筋合いはないのです。

長くなりましたので、次回はインスピレーションの有機栽培 と題して妄想がもたらすインスピレーションについて書いてみたいと思います。

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北海道ツーリング 穴場の撮影スポット<道東編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、先日「北海道ツーリング 穴場撮影スポット<道北編>」という記事を書きましたが如何でしたでしょうか?このお盆休みに北海道ツーリングを計画されている方、その中でもツーリング写真が好きで旅の記憶に刻まれるツーリング風景を作品にしたい!と願っておられる方にお役に立てれば嬉しいです。

さて今回は北海道ツーリング 穴場の撮影スポット<道東編>と題して、北海道の魅力が凝縮されているような道東の穴場写真スポットをご紹介いたします。一応、またお断りしておきますが、あくまで究極のツーリング写真的な写真スポットでございますので…。




1.阿寒町の名もない広域農道

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

道東自動車道の阿寒ICから国道240号線を北へ7kmほど走ると道の駅【あかんランド丹頂の里】があります。そこから左に入り突き当たった道です。この広域農道は本当に純粋な農道という印象で一般の車はほとんと走っていません。この写真を撮ったときも1時間以上はこの道の周辺にいましたが1台も車とすれ違うことはありませんでした。

一見すると北海道のどこにでもありそうな景色かもしれません。しかし電線や看板なども少なく、道東らしい雰囲気が確かに存在する渋いツーリングルートです。




2.北太平洋シーサイドライン ポンポロト集落

EOS5D MARK2

道東を代表する人気ツーリングルート【北太平洋シーサイドライン】です。釧路市から根室をつなぐ道道142号線ですが特に風光明媚なのは浜中町から厚岸の辺りで最も道東の海岸線らしさを感じる道といっていいと思います。その北太平洋シーサイドラインで穴場、というか私が個人的にお勧めしたいスポットは奔幌戸(ポンポロト)という集落のエリアです。

絶景地でも有名なスポットでもありませんが、ふと足を止めたくなる素朴な風景です。内陸側の原野を入れて渋い1枚を撮ってみてください。




3.来止臥野営場の満天の星空

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

ここは以前に北海道の絶景キャンプ場としてご紹介した来止臥野営場です。最低限の設備で自然の地形を生かしたワイルドな無料キャンプ場。しかしキャンプ場としての魅力だけでなく晴れた日は満天の星空を堪能できます。

近所のサイトの焚火が消えたころ、カメラを三脚にセットして夜空の様子を撮ってみましょう。それは星空と呼ぶよりは銀河という感じです。

いかがでしたか?北海道ツーリング 穴場写真スポット<道東編>また機会をみて<道南編>も書いてみたいと思います。

お楽しみに!!

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夏の北海道ツーリング<道北>ツーリング写真ギャラリー

~夏の北海道ツーリング~

道北エリア 北海道ツーリング写真ギャラリー

逃げ水のエサヌカ線

600㎜の望遠レンズに×2エクステンダーを装着してエサヌカ線のはるか遠く、逃げ水の中から現れたライダー達をとらえた1枚です。大胆に斜めに構図して異空間を表現してみました。暑い中、2時間くらいこの場所に立って粘った写真で想い出深い1枚です。




オロロンライン

道道106号オロロンライン ただ直線なだけでなく荒涼とした原野に日本海の風景。はじめてここを訪れた2004年、大雨に打たれながら天塩川沿いを走りぬき、日本海が見えてオロロンラインに入った瞬間に急に晴れた…オロロンラインに来るとあの感動を今でも思い出します。

枝幸の国道

なんでもない国道です。有名な立ち寄りスポットでも景勝地でもありません。しかし矢羽が連なるこの国道に北海道の人々の生活風景が垣間見える気もします。こんな場所で写真を撮ろうなんて普通は思いませんが、こうして1枚の写真として見ると、これもまた私の記憶の旅風景であると感じます。




2017年8月 北海道紋別市

宗谷国道と呼ばれるR238を北上していたときでした。オオハンゴンソウと思わしき雑草の花が一面に咲き乱れている空き地を見つけました。入っても問題なさそうなのでこの場所で写真を撮ってみようと思い足を止めた…その時の自分。何年も前の出来事ですがこの1枚を見るとまるで昨日の事のように感じます。

2017年8月 北海道抜海町

オロロンラインはなぜ多くのライダーを魅了するツーリングの聖地なのだろうか?そんなことを考えても仕方がないけど、もし誰かが私にオロロンラインを1枚の写真で表せ、と言ったらきっとこんな写真を撮って「はいどうぞ」と渡すでしょう。




写真とはあの日、あの場所でシャッターを切ったからこそ旅の心象風景が心に深く焼き付くと、私はそう信じています。だからこそオートバイでの1人旅には写真は欠かせないと…そんな風に思うようになりました。写真を撮ることがツーリングの目的になっちゃっているとか、そんな事ではないのです。

ただ単純にバイクでツーリングに行くことが大好きで、その時に見た風景をいつまでも心に残したい、心に残したいからこそ写真にしておきたいのです。

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2019北海道ツーリング 穴場撮影スポット<道北編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、お盆休みのツーリングの準備は万端でしょうか?お盆に北海道ツーリングに行くよ!という方も多いと思われます。そろそろ週間天気予報が気になるところですよね。

私は2019年の北海道ツーリングはGWに行ってきましたので、お盆は北海道ではなく信州か東北を考えております。フェリーの予約がない旅なので直前の天気予報で決めてみたいと思います。

さて今回はツーリング写真解説ではなく北海道ツーリングの穴場撮影スポットと題して究極のツーリング写真流 おすすめの撮影スポットをご紹介してみたいと思います。まず今回は道北編でございます。




1.オトンルイ風力発電所 浜里駐車公園

はい、北海道ツーリングの道北エリアと言えばまずはオロロンラインですよね。そのオロロンラインの天塩側のエントリーポイントとして有名なオトンルイ風力発電所があります。みなさんこのオトンルイで写真を撮られていますが、ここって写真撮るの難しくないですか?

真下のダートまで入って広角レンズで撮ると風力発電のプロペラがたくさん並んでいる様子が伝わりませんし、かといってオトンルイ風力発電所の目の前にあるサロベツ原野パーキングは海側にあるのでイマイチですよね。

そんな時はサロベツ原野パーキングから6kmほど天塩側にある浜里駐車公園から撮ってみましょう。長い間隔でたくさん並んでいる細長い物…それを画面内で決定的に表現するにはどうしたら良いでしょうか?そう望遠レンズですよね。

望遠で風力発電所を引っ張ってギュッと圧縮してみましょう。この駐車場はとても広いので自分のバイクを大きめに構図しても、思いっきり後ろに下がって撮ることができます。

あれっ…いまGoogleマップを確認したらオロロンラインの名称が「萌える天北オロロンルート」に変わっていますね。なんじゃこりゃ…いつからこのような名前になったのでしょうか。




2.坂の下海水浴場 駐車場

同じくオロロンライン…いや萌える天北オロロンラインでございますが、こんどは大幅に北上してノシャップ岬に近いです。萌える天北オロロンラインを北上するとノシャップ岬方面と稚内市内へ分岐するY時の信号<坂の下交差点>があります。そのすぐ手前に地味なスポットですが日本最北の海水浴場があるのをご存じでしょうか?

その名も坂の下海水浴場。ちなみに8月に行っても誰ひとり海水浴していませんし、もちろん海の家とかもありません。しかしこの坂の下海水浴場のだだっ広い駐車場は私に言わせて頂ければ最高のツーリング写真スポットです!

空に表情があるときは広角レンズで、遠方に見える利尻富士が美しいときは望遠で!どう撮るかは貴方の感性次第でございます。

あれ…こんどは信号からノシャップ岬方面へ分岐した道道254の名称が「宗谷サンセットロード」になっているなぁ…。ここは以前から無事カエルロードと呼ばれる道でカエルさんの置物が並んでいる道なのですが…。萌える天北オロロンラインといい、なんか変だな~ 鹿の飛び出しがとても多い道なので気を付けてくださいね。




3.レンガの廃墟 秋田木材発電所

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

国道238号を稚内市内から宗谷岬に向かう途中、稚内空港の少し手前あたりで不気味に見えてくるレンガ造りの古い廃墟があります。大正2年建造の秋田木材発電所跡です。むかし木材を燃やして発電していたなんて信じられませんね。

国道238号を稚内市内から行くとレッドバロン稚内の1つ手前を右に入ります。駐車場のような広めの敷地があり、特に立ち入りを制限するような表示などはありません。夏に行くと草が高く生い茂って鬱蒼としていますので、気を付けて行かれて下さい。

ちなみに声問は稚内から少し突き出た岬になっていて、その名も声問岬なる地味な岬が存在しています。どなたか開拓してみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか?夏の北海道ツーリングで写真を撮るスポットと言えば宗谷岬、オロロンラインのNのモニュメントか夕来展望所、宗谷丘陵のシェルロード、北防波堤ドームなどが有名ですよね?

今回は究極のツーリング写真流にどこにも紹介されていないような、穴場スポットを3つご紹介させていただきました。秘密の穴場スポットですのでこのブログを見た方以外には内緒でお願いしますね!

今回はこの辺で!!

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小学生でも分かるシャッター速度と絞りの話☆露出ってなんだっけ?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログではバイク写真、ツーリング写真に関わるあらゆることを、ビギナーの方やこれからバイク写真をやってみよう!と思い始めた方々を対象に解説しております。

しかし「マニアックすぎてよく分からん」というお声もチラホラあるようですので、今回は初心に帰って「小学生でも分かる露出」と題して優しい内容でいってみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

露出と聞くと何やらカメラの専門用語っぽくて難しく感じるかもしれません。しかし意味としては真夜中にコート1枚を着ている怪しいオジサンと同じで、閉ざされいたモノを明るみに露出させることです。

カメラの内部は真っ暗な箱になっていてシャッターを切った瞬間だけレンズを通してカメラを向けた先の様子を光として取り入れます。

その外の光をあびたイメージセンサー(またはフィルム)は瞬間の画像としてメディアに記録します。これが写真です。当たり前のことですけどね。

カメラ内に外の光をどれくらい露出させるか?つまり光をどれだけ取り入れるか?が露出の基本的な考え方です。

方法は主に2つあって1つはシャッターが開いていた時間。2つめは絞りといってレンズ内にある穴ポコの大きさです。シャッターは長く開いていれば光はたくさん。短ければ少しだけ。絞りの穴ポコは大きければ光がたくさん…小さければ少しだけ。

いま目の前のシャッターを切ろうとしているその風景。そこにある光が仮に100だとします。目で見た通りの明るさの写真が欲しければ露出は100欲しい…。そんなとき例えばシャッター速度君が40の光を取り入れるから、絞りチャンは60取り入れましょう。お互いに持ちつ持たれつという事なのです。




ここでポイントを1つ。シャッター速度と絞りはそれぞれに違った役割があります。シャッター速度は写真に時間を与える役割、絞りはピント範囲(逆に言うとボケ具合)で印象を調整する役割があります。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

絞りチャン:お~い、シャッター速度君。ちょっと頼みがあるんだが!ここは手前の桜から遠くまで全部にピントを合わせたいから絞り込みたいんだよね。したがって20くらいしか光が仕入れられん。何とかなるかい?

シャッター速度君:おぉ~絞りチャン、いつもお世話になっているから今回は何とか俺が頑張るよ。では80の光をオイラが仕入れよう。少し遅くなっちゃって電車がブレるけど、電車の存在感を控え目にできるし、動きも加わってアリでしょ。

 

RICOH GR APS-C

シャッター速度君:おーい、絞りチャン。今回はめっちゃスピード感を出したいのよね。でもスピード違反をする訳にもいかないし、長~~~く開けたい訳よ。でもそうすると光が90くらい入っちゃう、分かるでしょ?

絞りチャン:水臭いな~シャッター君。2人は生まれた時からずっと1つのカメラにいる大の仲良しではないか。よしここは持てる筋力をフルに絞って超絶ちっちゃい穴ポコにするぜ。そうすれば光は10にできるぜ~

・・・とこのように写真を撮るイメージに合わせて〇〇だから絞りをF11にした、とか〇〇のように表現したいからシャッター速度を1/10にした、といった具合に絞りかシャッター速度のどちらか一方を撮影者の意図で選択するとします。するともう一方はそれに合わせて適切な明るさにするため光の量をフォローしてくれるのですね。

しかし次のような場合はどうでしょう…?

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

絞りチャン:おーい、シャッター速度君。今回も手前のR1200GSから遠景の電車までバッチリとピントを合わせたいんだよ。また絞り込みたいんだ。40くらいになっちゃうけどあと60頼める?

シャッター速度君ちょ…ちょっと待って。今回は俺だって主張させてくれ。ここで俺が光をいっぱい取り入れると電車がブレちゃうんだ。今回の構図では桜の時と違って電車はピタっと止めたいんだよね。ここは譲れないよ。せいぜい40くらいしか光は入らない。

絞りチャン:えぇ~マジっすか?40+40で80。あと20足りない…どうしようか?

シャッター速度君:「こんな時はあのお方に頼むか…ISO感度先輩へ」

絞りチャン:「えぇ~マジ。あの怖いISO感度先輩!いつも昼間寝てるじゃん、いま頼んで怒られんじゃね?」

シャッター速度君:「確かに怖い。何年か前にオーナーが三脚忘れた時。ISO5000とかで撮った写真見た??もう荒れ荒れ!!」

絞り君:この間なんか「あ~天の川撮りてぇ~」とか言って指をポキポキやっていたよ。

こえ~~~

しかしここでは明るいシーンとはいえシャッター速度、絞りの両者に撮影者の意図が存在しています。そんなときは届かない分の露出をISO感度で補う引き出しを備えておきましょう。ISO感度を上げるのは夜や暗い屋内と決めつけないように~。




ISO感度は絞りとシャッター速度の両者では不足している光量分を「感度」という名の通りセンサー(またはフィルム)を敏感にして補うものです。しかし無暗に感度を上げてしまうとノイズが発生してしまい荒れた画像になってしまうため、原則としてISO100を常用します。

絞り込んだらシャッター速度が低下した、しかしカメラを手持ちで撮るので手ブレが心配である…とか夜景や星景のようにそもそも元の光が僅かかな場合にISO感度は「仕方ない、あの先輩に頼むか!」といって出番となる訳です。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L ISO1000

この写真はISO感度先輩が1000まで頑張った写真で肉眼では見えないような小さな星々や流れ星まで写真にできました。最近のカメラではISO1000やISO2000くらいでは高感度に設定したとは思えないほど、ノイズの少ないカメラが増えました。

一方で露出にはこんな考え方もあります。目の前の100の光に対して必ずしも100で撮る必要はありません。あなたが情景や被写体から感じたことを表現する手段として60とか130で撮ってもいい訳です。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2L IS

この作品は日の光が僅かしか入らない山道でとりました。そこに咲いていた紫陽花に僅かな光が当たっていたのを私は見逃しませんでした。紫陽花を撮ったというより僅かな光のある空間に惹かれて撮ったと言った方がいいかもしれません。




実際の100の明るさの通りに撮ったのではなく「僅かな光」を明確に表現する手段として70くらいの露出を選んで撮ってみました。もちろんこの逆もアリで実際の明るさよりもうんと明るく撮ってみるのも面白いです。

ここが露出で魅せるやり方の最も面白いところだと私は思います。

小学生でも分かる絞り、シャッター速度のお話でした!!!

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今さら聞けない☆三分割構図と日の丸構図

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から8月ですね。お盆休みにロングツーリングに行かれる方は準備は万端でしょうか?熱中症対策やキャンプツーリングの方は虫刺され対策をお忘れなく。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では写真の世界では誰でも知っている構図の基本「三分割構図」と、よく聞く「日の丸構図」のお話を軽めにサラっといってみたいと思います。

写真といえば構図…そう構図って大事ですよね。でも構図はなんで大事なのでしょうか?そもそも構図って何?

解釈はいろいろあると思いますが例えば主題、副題、被写体A、被写体B、アクセント被写体、背景、光と影、前景や近景、これらカメラを向けた先の様々なことを画面という長方形の四角の中に如何に整理して配置や大きさで存在感を調整し、写真の意図へ導くよう機能させるもの…それが構図でしょうか。

そう、写真を見た人がその作品の意図にたどりつけるよう導く役割。だから写真は構図が命!ではないのですね。あくまでも補助的に機能しているガイドのようなものです。もっとも大切なことがしっかり表現されていれば、構図自体は大して重要ではない場合もあります。

1.三分割構図

三分割構図は写真の基本的な構図として最も知られていると思います。縦横に3等分された9つのマス、3分割グリッドですね。多くのカメラでファインダーやディスプレイに表示できる機能を有しています。

3分割構図は古来から美術に用いられる基本的な考え方「すこしずらすのが美しい」がベースになっていると思います。あまりに基本的なこととして知られているので、少しばかにしている人もおられるかもしれません。しかし意外なことにSNSなどでバイク関連の写真を見ていると「上手に三分割構図を使ったな」と思える写真はほとんど見かけません。あれほど最初に教わることなのに不思議ですね。

では使い方を作例を元に解説いたします。

まず交点と線の両方を使った例です。三分割グリッドは画面内に縦2本、横2本の線が入ります。この線に例えば水平線などをぴったり合わせてやる方法がまず1つですよね。上の写真の例だと手前側の漁船の中心、そして遠景側にバイクを停めている堤防の横線で2本の線に合わせました。えっ?それはどうやるのかって?この場合は画面の横線な訳ですからカメラの高さで合わせます。

船のマスト(?)は右側の縦線に合わせています。

そして交点です。3分割グリッドは画面内に4ポイントの交点が存在します。このポイントに重要な意味をもつ被写体を配置するのです。上の写真の場合は左上のポイントにR1200GSを合わせてみました。足でよく動いてピンポイントなアングルを探ってくださいね。

このように線や交点などを使って最低2つ以上は三分割グリッドに合わせてやることで、はじめて三分割構図は生きてくると私は考えます。




これは三分割グリッドをマス単位で使ったフレーミングによる構図です。右下のマスを埋めるようにR1200GSを配置してみました。もちろんこのやり方は1マスに限らず2マスや3マスでも使えます。

どうでしたか?三分割構図を少しばかにしていた方は、ここで改めて三分割構図の良さを見直して、次のツーリング撮ってみてはいかがでしょうか。

2.日の丸構図

日の丸構図はその名の通り、画面の中央に重要な被写体等をドーンと置いた構図です。富士山などのシンメトリーな被写体やデザイン上で安定感を優先したい場合に多く使われる構図です。

稀に日の丸構図で撮ってはいけない…と思い込んでおられる方をお見受けしますがそれは間違いです。日の丸構図は作品の主題はこれです!と明確に表現できる使える構図です。ただその日の丸構図がよく似合うシーンはそう多くないのは事実かもしれません。

この写真はシンメトリーな被写体を日の丸構図で撮った例です。左右に美しくのびていく裾の様子。これを左右対称に置いた方が安定感、美しさが際立ちます。よって日の丸構図を選択した訳ですね。ちなみにこの写真は富士山ではなく蝦夷富士と呼ばれる北海道の羊蹄山です。




EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/6 ISO100

これは変化球的な使い方です。雲ひとつないマジックアワーの空には繊細なグラデーションが存在していたので、それを表現するためにこのような構図にしています。しかしスペースを主役に構図する場合の注意点は観賞者の視線がそのままだと泳いでしまうため、何らかの手段でアイキャッチを作る必要があります。この場合、伸びをしているライダーの両腕で輪を作り、その輪を画面の日の丸の位置に置きました。

これでスペースが主役の画面構成でも写真の観賞者の視線はぴたりと安定します。よく見ていただけるとお分かりかと思いますが、この写真は水平も出さずかなり右下がりです。なだらかに稜線を描くような砂浜の地面も相まって、夢想世界のような不安定感があるのですが、それをも安定させるのが日の丸構図の凄いところです。

 

こちらは私の十八番である走行中のライダーの視界を再現した走行写真です。スローシャッターで周囲の風景をブラしてスピード感を出しています。こういった横流しではなく前後流しの場合は台風の目のような中心点が発生し、吸い込まれるような写真が出来上がります。その場合の台風の目も日の丸構図で配置することをお勧め致します。




三分割構図も日の丸構図もその他の構図も、そのシーンであなたが表現したいことに最も適した手段はどれであるのか?を適宜選択することが何よりも大切です。場合によってはそういった構図だのフレーミングだのを全く無視した構図が似合うシーンもあると思います。導くまでもない大作であれば構図など大して重要ではないのですね。

今さら聞けない三分割構図と日の丸構図でした!!

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トキメク写真が貴方も撮れる☆唯一の手段<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回までで写真の初歩的な内容 フレーミング、奥行きのある構図、作者の意図による絞りの調整を解説してきました。今回はこの辺でちょっとした精神論的なアプローチで<初級>ツーリング写真を解説してみたいと思います。

よく写真とは作者の意図を明確に打ち出し表現されている…云々、と聞きますよね。ではそれはどうやって撮るのよ?この部分の説明をあまり見かけたことがありません。たくさん旅をして多くの被写体や情景に出会い、たくさんの写真を撮って経験を積んでいくしかないのでしょうが、それすらどこにも書かれていないので理屈だけを頭に詰め込んで出かけることもできない人が多く存在すると聞きます。




今回は作者の意図を明確に打ち出して表現する…云々をビギナーの方でも簡単に実践できるある手法をご紹介いたします。私が勝手にあみ出した戦法なので笑わないで聞いてくださいね。信じて実践していただければ確実にレベルアップできることをお約束いたします。

その私が勝手に考えだした手法とは…

「〇〇だから△△した…言語化の不思議」の法則です。

EOS5D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

こちらの作品をご覧ください。北海道の名寄町にある知恵文ひまわり畑で2009年の夏に撮影したカットです。傾いた夕方の太陽光に向かって撮る逆光のシチュエーションです。この時、一面に咲き乱れる見事なひまわり畑に、夕方の光が当たって輝いている様子に私は感動しました。

ここでいちど感動したこと、目の前の情景の特徴を言語化してみます。ひまわりは一面に咲いている。逆光で輝いている。実際に言葉に出してもいいと思います。次に実際の様子ならより具体的に、感動した事柄ならより美しい単語で形容してみます。

ひまわりは数がすごく多い、全てが輝いていて幾何学模様にも見える。その一輪一輪が美しく輝きを放っている、まるで黄金の絨毯のようだった。

「おいおい、詩人じゃあるまいし冗談だろ~無理っす!!!」

そう言わずに騙されたと思ってこの先までお付き合いください。写真って案外とこんなものなんです。恥ずかしがっていてはいつまでも普通の写真しか撮れませんよ。

・数がすごく多い→さらに密度を上げて表現するため望遠ズームレンズを選択。

・幾何学模様の黄金の絨毯のようだった→カメラアングルを可能な限りハイアングルにセットして画面内の割合の多くをヒマワリ畑に構成した。

・一輪一輪が輝いているように…→もっとも逆光で輝くアングルを探り当てた。

はい、これが言語化です。言語化できれば次に何をすべきかが具体的になってくるのです。「すごくたくさん咲いているな~!」と言葉に出せば、より「たくさん咲いている」を表現できる望遠レンズを選択できるのです。

すごいでしょう?〇〇だから△△したの法則。

はい、次です。この場合は「おっあそこ綺麗な光があるな!」と思い私はR1200GSアドベンチャーを停車させて撮影をはじめました。

夕陽が山間いから差し込んで田舎道を照らしていました。これを事実を掘り下げた言語化と動いた感情を美しい単語で形容する言語化をしてみましょう。

・夕陽が田舎道を照らしていた→里山の稜線ぎりぎりから強い夕陽の光が入っている、カメラから見て強烈な逆光である

・差し込んだ光はススキに当たり、まるで宝石を散りばめたように美しく輝いていた。

・ここに差し込む強い光はこの日の旅のハイライトを演出しているようだった

言語化できればそのように撮ればいいだけなのです。ススキが宝石のように見えればそのように見えるよう露出でもアングルでも選択すればよいし、差し込む強い光が旅のハイライトだ!と感じたらフレームで光を切り落としてフレアを画面内に散りばめてやればOKです。




げっ…マジかよ。と思っている方も多いと思います。写真をはじめたばかりのビギナーの方にとって、写真は撮り方やカメラの操作をマスターすれば素晴らしい写真が撮れると思っている人が多いと思います。しかし、それも大切ですがそれだけだと「どうだうまいだろう」「俺のカメラ性能いいだろう」「この場所すごいでしょ」という傲慢な「上手な画像」を撮ってしまうのです。

それでは寂しいですよね。

写真は出会った被写体や景色に対して撮影者がまず感動すること。その感動に対してどのようなアクションで表現したか…にかかっています。〇〇だから△△した 言語化の不思議の法則は感動不感症の人と表現力不足の人に大変効果的な手法です。

撮影地で最初に何をしていいか分からない…という方は最初に感動すべきこと、それを言葉に出して自身のハートに問いかけ、何か普段は使わないような単語で形容してみてください。最初のうちは気の利いた言葉が思い浮かばないかもしれませんが、思いつく範囲で考えてみましょう。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

撮影者がまずは感動すること。これってもしかしたら写真にとって最も大切なことかもしれませんね。ネットで話題になっている撮影スポットに出向くのも否定はしませんが、わんさかと人が押し寄せている場所で「俺もここで撮ってやるぜー」では感動する行程が抜けているので果たして良い写真が撮れるのか?私にはいささか疑問です。

自分に感動をもたらしてくれる素敵なことは美しい景色や珍しい被写体に限りません。可愛い、かっこいい、オシャレ、ホッとする、こうゆうの好き!というシンプルな心の動きだと思います。何かを見つけて反応する自分に耳を傾けてみましょう。

それにはバイクツーリングが最高なのは言うまでもありませんが、例えば通勤途中とか家の近所の公園とかでも体験できます。




私は今日、駅のホームで20代くらいの女性がベンチでオニギリを食べている姿を見かけました。その女性はオニギリを美味しそうに口にすると両足を子供のように交互にブラブラと揺らしてご機嫌な様子でした。思わず「可愛らしい人だな…」と不覚にもトキメいた瞬間でした。

そういった自身の小さな心の反応に少し意識してみるだけで、濁っていた感受性は輝きを取り戻し、言語化と写真は良くなると思います。

恥ずかしがらずに是非実践してくださいね。

〇〇だから△△した 言語化の不思議の法則でした!!

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前景のボケ具合をコントロールし最高のバイク写真構図を!!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ここ最近になって過去に書いていた写真に関わる基本的なことを、現在の考えの元で書き直しております。特に多くの方が悩まれている構図について、フレーミングによる見せ方、前景を作って奥行を出す方法、などを解説してきましたが如何だったでしょうか?

構図、アングル、フレーミング、デザイン、露出、望遠や広角などの焦点距離、深度のコントロール、長時間露光、流し撮り、などなど。他にもありますがこれら撮り方はあくまで写真の表現手段です。

撮り方を身に着けるのは大切なことですが、いい写真を実現させるための最重要なことではありません。同じくらい大切なのは好きなもの、好きなこと、それらを見つける喜び、ときめくこと、感動すること、優しさなど、ハート面も忘れずに磨きをかけて下さいね。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では前回の3レイヤーつくって奥行きのある構図を作ろう~の続きでございます。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F4 1/1250 ISO100

前景、被写体、遠景(または背景)の3レイヤー、またはそれ以上の層の構図を作ることに成功したら、まずは合焦ポイントをハッキリと決めましょう。ピントを合わせる場所です。

次に前景や背景をどこまでボカすか?ですがこれらは全て正解などはなく、撮影者のあなたが独自で決めるものです。どう決めるかのカギはそこで写真を撮ろうと思った理由の中に隠されています。

絞りはレンズの中にある穴ポコの大きさを調整することで、ピントの合う範囲またはボケ具合を調整できることです。絞り込むとピントの合う範囲が広がり開くと薄くなります。…がこういった絞りに関わる解説は世に溢れていますし、そもそもカメラの説明書にも記載されているので、ここでは割愛いたします。

例えば上の写真であれば海岸での休憩シーンを撮った1枚であり、休憩しているライダーの存在を意識させる構成で作りました。姿こそ写っていませんがこの写真の主題はライダーです。前景にあるR1200GSのリア部分、遠景には海に向かって走りゆく女性の姿。これらは副題にすぎずメインではありません。

では主題は姿がないのにどうするの???木のベンチに置かれたヘルメット、脱いだジャケットとブーツ、これで解放感を満喫してこの場所にいるライダーを連想させ、それを主題にした写真なのです。

主題がヘルメット達と決めたら合焦ポイントはヘルメットです。R1200GSの後部はバイクに詳しくない人が見ても、それがバイクであると分かる程度にボカす。遠景のボケ具合は主題を引き立てる程度にボカす、その結果としてF4という絞りをこの場合は選択しました…という事です。

これが観賞者を作品の意図に導くための構図作りとなります。あくまで一例ではありますが。




F1.4 F1.6 F1.8

これは冬のキャンプシーンで前景にスイセンを置いた構図です。F1.4からF1.8までの開いた絞りの例、つまり被写界深度が浅く前景や背景が大きくボケる設定です。しかしここまでボケていると抽象的でキレイと言えるかもしれませんが、このシーンに似合う表現とは思えません。

F2.8  F3.2  F3.5

少しづつ絞り込んでいくことで前景の様子が明らかになってきます。これくらいで花の種類はスイセンなのかな?と多くの人が認識できると思います。スイセンが咲いている→冬であることが伝わる。このシーンに限っては花の種類で季節を感じさせたいですね。

F8  F9  F10

さらに絞り込んでF8、F9、F10の作例です。誰の目にも前景の花はスイセンであることが明らかで、逆光によって花に光が透過しているのが美しく見えます。この場合はスイセンはあくまで前景ですが、ここまで立派に咲き誇っているのであれば、その質感や光も表現したいですね。逆に傷んだ花が多かったり雑草も混じったりして立派とは言えない場合は絞りを開いて抽象的な美しさを狙うのもありだと思います。

F16

こちらはF16まで絞り込んでみました。ここまで被写界深度が深いとピントピークをどこにもってくるかも重要です。上の写真は失敗しているのですが本来であればR1200GSとスイセンの間のどこかのポイントにピントピークをマニュアルで合わせてパンフォーカス(全てにピントが合っている)を狙うべきシーンです。

スイセンの花に光が透過し、それによって伝わる質感でキャンプシーンを演出した写真です。F1.4などのボケボケではその意図は全く伝えられず、F8くらいでは普通すぎて印象に残りません。このシーンでは目一杯絞り込んでパンフォーカスを選ぶべきですね。




EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L F2.8 1/1000 ISO100

こちらの作品は白樺林(ダケカンバかな…)の林道で小休止しているツーリングシーンを撮ったものです。白樺林はとても美しかったですが、合焦付近では線が多くゴチャゴチャした背景の中でR1200GSアドベンチャーが沈んでしまいます。

そこで絞りをこのレンズ(キャノンEF70-200㎜F2.8L)の解放値であるF2.8を選択し大きくボカしてみました。この構図の場合、白樺林の中で休憩するライダー+バイクなのでこの構成ですが、逆にライダーが目撃した美しい白樺林、という意図の作品を作るのであれば構図を変えてバイクをボカして白樺林にピントを合わせても悪くありませんね。

〇〇が△△だと感じたからF2.8に設定して背景をボカした、〇〇が△△だと気が付いたのでF22まで絞り込んで前景からパンフォーカスにした。このように作者が感じたことの表現手法が絞りの調整、すなわちボケ具合の調整なのですね。

例えばこんな風に前景も背景もなく、遠景の中に1つの被写体だけがある構図だと絞りをいくつに設定したところで写真に大きな変化はありません。F5.6にしようがF22にしようがシャッター速度が変化していくだけです。もちろんこの構図がダメという意味ではありません。絞りを調整するようなシーンではないという意味です。




写真とは作者の意図を表現する云々…である!が難しく感じるビギナーの方へ、当ブログ「究極のツーリング写真」が推奨している効果的な手法は「言語化の不思議」です。先ほども少し書きましたが〇〇だから△△した。これこそが写真にこめる作者の意図を具現化するやり方なのです。

えっ?初級ツーリング解説にしては難しいですか?そんなコトはないですって…

次回、確実に写真がレベルアップする「言語化の不思議」を解説いたします。

お楽しみに!!

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