バイクのユーザー車検 かんたん解説<準備編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はお役立ち情報としてバイクのユーザー車検の通し方をかんたんに解説してみたいと思います。

いつもバイク屋さんに任せていたけど安く済ませたいなぁ…。でもユーザー車検を自分でできるか不安…。という方へ、初めての方でも分かりやすいよう千葉運輸支局でR1200GSの継続車検を受けるまでの流れを解説いたします。

まず今回は第一弾として準備編でございます。

まずバイクの車検証を確認して有効車検の満了日を確認しましょう。車検はこの満了日から1か月前から受けることができます。

有効期間が切れてからでは陸運支局まで自走もできませんので。




ユーザー車検の場合、継続検査に合格するための最低限の整備は自分で行うのが一般的だと思います。これは灯火類やホーンの点検、タイヤの残量、ブレーキの利き具合、スピードメーターの動作確認など簡単な内容です。

またきちんとした整備をバイク屋さんにお願いして、車検継続検査のみユーザーで行う人もいるようですね。

~ネットで予約しよう~

継続検査を受ける日を大まかに決めたら国土交通省のホームページでインターネット予約してみましょう。

はじめての方は新規アカウント登録をします。この時、登録したメールアドレス宛にIDが送られてきます。このIDでログインし予約画面へ進みます。

お近くの陸運支局を選択し継続検査、二輪車にチェックを入れます。今回、私は最寄りの管轄である千葉運輸支局で予約しましたが、継続検査は管轄の運輸支局でなくても大丈夫です(新規登録や構造変更の場合は管轄の運輸支局)。

予約は午前に2回、午後に2回と1日に4ラウンドある中から選びます。もし検査で不合格となった場合、当日中にリカバリーできる問題であれば再チャレンジできますが4ラウンド目だとラインが混雑していると難しいですのでご注意を。

その他、住所、氏名、登録番号、車体番号、原動機型式などを入力しますので手元に車検証を用意して入力してください。

予約が完了したらアカウント登録したメールアドレスに予約番号が送られてくるので控えておくかプリントしておきましょう。




 

~車検継続のかんたんなバイク整備~

次にバイクの整備です。この場合で言う整備とは車検継続検査に合格するための内容です。ウインカーが正しく点滅するか、ブレーキランプ、テールランプ、ナンバー灯、ヘッドライトのLO/HIの点灯確認、灯火類のレンズにヒビ割れ等ないか、ホーンが鳴るかの確認を必ずしてください。

ウインカーは前後左右、必ず確認
ブレーキランプは前後ブレーキでそれぞれ正常に点灯。スモールランプ、ナンバー灯も確認。

ハンドルロックが正しくかかるか、スピードメーターが誤差なく作動しているか、タイヤの溝の残量、チェーン車の場合は摩耗や張り具合、そしてオイル漏れなどが無いかよく確認をします。そしてブレーキは前と後ろでそれぞれ制動力を測定されますのでご注意を。

タイヤのスリップサイン。摩耗してサインが接地するほど溝が浅いと車検に通りません。

 

このようなオイル漏れが無いか事前によく点検しておきましょう

マフラーやミラーなどを社外品へカスタムしている人は、保安基準に適合しているか確認しましょう。JMCA認定マフラーを装着している場合は認証プレートの位置の確認をしておきましょう。またマフラーはJMCA認定でなければ車検に通らないということはありません。騒音とガス濃度が規定値内であれば通ります。R1200GSの場合は触媒以降のサイレンサー部だけの交換であればガス濃度は問題ないと思います。しかし心配な場合は少々手間でも検査の時だけノーマルに戻すと安心です。

ナポレオンGSミラーは保安基準適合品です

バイクのユーザー車検の場合、関門となるのはヘッドライトの光軸です。転倒などの経緯がなくても少しづつ狂ってしまう光軸。これは運輸支局の近所に存在している自動車整備工場(予備検査屋、テスター屋さん)で専門の測定器で調整をしてくれます。千葉運輸支局の場合はコルザ・サンでバイクの光軸調整をしてくれますよ。(大体3090円くらい)

これは千葉の場合ですが最寄りの運輸支局にオートバイの光軸調整も対応してくれるテスター屋さんが近くにないかを事前にチェックしておきましょうね。




ちなみに検査ラインで光軸を測定するのはハイビームです。LOは点灯しているかの確認のみです。そしてR1200GSのようにHIを点灯させたときにLOが消えない車種は正しく光軸を計測させる目的でLOを隠す物を事前に準備しておきましょう。

それとバルブを青白い色のコーティングバルブに交換していたり、少し前に流行ったHIDにしている人は光量不足で落とされる可能性があります。できれば新車時に付いていたようなクリアーのハロゲンに戻しましょう。(ハイビーム側の話ですが)

光軸測定はHIで測定するのでLOは段ボールで隠す。運輸支局に着いてから貼りましょうね。

H4バルブを使っている車種のようにHiにしたときLOが消えるのであれば、このような対処は不要です。それと私のR1200GSのように補助ライト、フォグランプを装着しているバイクは極端に光軸が狂っていないか点灯確認をする場合があります。

~必要な書類を確認しよう~

・車検証

・納税証明書

・自賠責保険証

・お金(光軸調整代なども含めて3万円あればお釣りがくるはず…)

自賠責保険は事前に行きつけのバイク屋さんなどで加入してもOKですが運輸支局内に代理店があります。そこで「バイクのユーザー車検です」と言って24か月の更新してもらえば簡単です。費用は自賠責保険更新費、用紙、印紙代、重量税などを合わせても2万円前後です。これに光軸調整をお店にお願いする費用を足せば大丈夫です。

自動車税は多くの場合に5月に納付していると思いますが、5月に車検を迎える場合に未だ納付書が来ていない!という場合は前年に払った納税証明書で大丈夫です。納税証明書に書いてある有効期限内なら大丈夫ということです。

オートバイディーラーに車検をお願いすると例えば車検代行費2.5万、車検整備費1.5万、上記したような自賠責保険などの諸費用、そして消耗部品の交換などがあれば合計で10万、15万とあっというまに費用がかさむものです。ユーザー車検のメリットは何と言っても経済的なことですね。

しかし忘れてはいけないのが整備の内容です。日頃、ご自身で点検や整備をしていない方はやはり定期的にプロの目で点検をされるのをお勧めいたします。命を預けているのですからね。

千葉運輸支局 検査ライン

次回は検査当日から検査ライン、継続車検完了までの流れを解説いたします!

次回 バイクユーザー車検 当日編

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空冷R1200GS ミッションオイル交換方法 R1200GSギアオイル交換方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はR1200GSメンテナンスに関わるお役立ち情報をいってみたいと思います。だいぶ以前にR1200GSのエンジンオイル、オイルフィルター交換方法をアップしましたが、実はこの投稿が究極のツーリング写真ではアクセスの良い人気投稿の1つなんです。ブログっていかにお役立ち情報が大切かよく分かりますね。

さて今回はミッションオイル(ギアオイル)の交換方法でございます。えっ?ミッションオイル?BMWやR1200GSをよくご存じでない方が聞くと疑問符が出てくるのですが、空冷モデルまでのR1200GSはエンジンとミッションが別室構造で車のMT車と同じような構造なんです。なのでミッションはミッションでオイル交換が必要なんですね。




R1200GSのミッションオイル交換はメーカー指定によると2万キロ毎、または2年のどちらか早い方だそうです。今回、私のR1200GS-ADVENTUREでは前回の交換より2万キロのタイミングで作業しましたが、想像以上に鉄粉が出たので次からは1万キロ毎くらいでも良いかなと思っております。

まずは準備するものから。交換用のオイルはカストロールのMTF Universal80W-90を使用しました。ネットで他のユーザーさんの様子を見ると皆さんも同じカストロールを使われているようです。1缶(1L)で足ります。ネット通販で1200円くらいです。

それから注入用のオイルサクションガン。ネット通販で2000円~3000円程度で入手できます。

廃油箱 ホームセンターやカー用品店でも容易に入手できます。

フィラープラグ(注入口)とドレンプラグ(廃出口)のワッシャー型パッキンは交換作業の都度、新品に交換しましょう。フィラープラグ側が内径18㎜外径22㎜、ドレンプラグ側が内径14㎜外径18㎜です。なかなか売っていないのでディーラーで購入しましょう。1つ100円程度だったと思います。

19㎜のレンチ。ドレンプラグを外すときに使います。

8mmのヘックスはフィラープラグに使用します。これはエンジンオイル交換の時も使いましたね。

トルクレンチ、またはデジラチェ。ミッションオイルの場合でもフィラープラグとドレンプラグはきちんとトルク管理しましょうね。

まずは車体の右下からのぞきこんで、ドレンの位置を確認してみましょう。通常、オイル交換作業はセンタースタンド(メインスタンド)を立てて作業しますが、ミッションオイル交換については抜いたオイルが立てたセンタースタンドを直撃するのでまずはサイドスタンドで作業開始です。




ドレンは手ごわそうな位置にあるように感じますが真横からスパナが入ります。あっ緩める前にフィラー側がちゃんと緩まるか事前に確認しておくと良いです。稀に緩まない場合があるようで、オイルを抜いた後に気が付いては後の祭りです。

このように段ボール等でマフラーにミッションオイルがかからないよう工夫しておきましょう。後で汚れた部分を拭けば良いといっても高温になると煙が出て臭くなるものです。

ミッションオイルは粘度があるので冬場ですとなかなか抜けません。途中で車体を垂直に起こしたり少し揺らしたりしてじっくり抜きましょう。

次に新しいミッションオイルを注入するフィラープラグを外します。8mmのヘックスを使用。

オイルを抜いている間にフィラーのマグネットに付着した鉄粉、フィラー&ドレンボルトのネジ山の清掃をして新品のアルミワッシャーを用意しましょう。

完全に抜けたらドレンプラグに新品のアルミワッシャーを装着して30Nmで締め付けます。




これもまた冬場にやると固いのですが、サクションガンで新品のミッションオイルを一気に吸い込みましょう。しかしなぜカストロールの缶は缶切りでないと開けられないのでしょう…ちょっと不便ですね。

注入もまた冬場にやると固いのですが頑張ってオリャーと入れて下さい。規定値では0.8L入るそうなので1L缶のカストロールUniversal 80W-90が20%くらい残すイメージで。あっこの作業は車体をセンタースタンドで垂直にして行って下さいね。

注入口からこのようにミッションオイルが溢れてきたら注入をやめてフィラープラグに新品のアルミワッシャーを装着して30Nmで締めます。

これで作業は終わりです。エンジンオイルに比べても簡単ですのでぜひやってみて下さいね。特にミッションの入りが悪かったり、ニュートラルが出にくい場合は早めに交換することをお勧めいたします。

関連記事

R1200GSエンジンオイル交換方法

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RICOH GR APS-C

 

SIGMA150-600mmF5-6.3DG C 超望遠ズームレンズ作例集

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、寒くなったり季節外れに暖かくなったりでご体調を崩されていませんか?私は特に体調が悪い訳ではないのですが、最近なんとなく「そろそろ病気になって早死にするのでは…」なんてネガに考えてしまう時があります。

自分の死期を目前にして「もっと旅をすればよかった」「もっとバイクに乗りたかった」「もっと素晴らしい写真を撮りたかった」なんて後悔の念にかられるのは絶対に御免したいところです。毎日、生活に追われるのは仕方のないことですが、その中でも自分としての大切な一瞬を作って今を生きたいものです。

せっかくこの世に生を受けて誕生したのですからね。好きな事、得意なことを発揮して世のため人のために何かできないか、このブログもそうですが模索しているところでございます。もう人生カウントダウンですので迷っている暇はありません。私はバイク旅と写真で残りの人生を生き抜いていこうと思います。




さて今回はツーリング写真、バイク写真の具体的な撮り方でなく、お役立ち情報として私が愛用しているレンズの作例集でいってみたいと思います。いままで書いたようで書いていなかったレンズのインプレッションでございます。

記念すべき第一弾はSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary という超望遠ズームレンズでございます。

SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary 税別150000円

最初に誤解のないよう強く書いておきますが断じてツーリング写真、バイク写真用として皆様におススメするレンズではございません。この600㎜という望遠域まで使えるレンズは私の中の完全なる「飛び道具」であります。

いったい誰がバイクにこんなレンズを積載して走るのでしょう…。きっと私だけ。しかし1つだけ意見を許して頂けるのであれば、このレンズはバイク向きであると訴えたいです!!!理由は万一何らかの理由(例えばツーリング先で野鳥を撮りたいとか)によって超望遠レンズをバイクに載せて行きたい!となったとき、このSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryは600㎜までの超望遠として考えれば1830gと軽量で小型なのでバイクツーリング向きと言えるのであります!

オロロンライン SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

以前にカメラの選び方を解説した投稿で自身の撮りたい写真の要求に応えられるもの、それこそが撮影者にとって理想のカメラである…みたいな事を書きました。それは星景写真であれば高感度でも低ノイズなカメラ、逆光の写真が好きであればダイナミックレンジが豊かなカメラ、とにかくいつでも持ち歩きたいならコンパクトなカメラ…といった具合に。




これはレンズにも同じことが言えます。そのレンズで何を撮りたいか?この写真への要求が具体的であればレンズ選びも迷うことはありません(理想的だと思ったレンズが高価だった場合は悩みますが)。

私の場合、SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryで撮りたい写真とはずばり道です。道の写真が撮りたくて誰も持っていかないであろう大砲(と呼ぶほど大口径ではありませんが)のようなレンズをバイクに積載して旅をしています。

蜃気楼かすむエサヌカ線 SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary+×2エクステンダー

以前も書きましたが「道は写真にすると人に何かをうったえているよう…」と感じ、少し前から道を意識した写真を撮るようになりました。そして道を魅力的に撮る手段の1つとして超望遠で抽象的に撮る手法をみつけたのです。

夕刻の帰路 SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

特に直線路はどこまでも続く様子に旅心を刺激されるのが人間の心理です。しかしそれを標準域付近の画角で撮ってしまうと、画面内の大半の割合は道以外の風景が占めてしまい、道の存在感を絶対的にできません。

もちろん路面に寄るなどして印象を狙う手法もあります。道が主題の作品でも超広角レンズEF14㎜F2.8Lで撮ったものも何枚かありました。とても近景側に寄って撮った写真ですがそれはそれでアリだと感じます。

しかし抽象的に道を表現したいのであれば超望遠は絶対におススメ。「あの道はすごかったな…」と過去の旅を思い起こすとき、人の記憶風景に出てくる像はきっと超望遠でとらえたような道の様子なんだと思います。

とにかく従来は現実的ではなかった超望遠レンズ。これがSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryの登場で小型軽量となったのでバイクでの持ち運びも不可能ではなくなった事。キャノンのLほどではありませんが簡易的な防塵防滴構造、マウント部分のラバーシールなど、この辺を考えてもツーリングには好条件と言えます。

加速度センサーを採用した手ブレ補正機能は2つのモードがあって1つは通常、2つめは縦、横、斜めでも追従し流し撮りに適したモード。

AFの追従や制度はSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Sportやメーカー純正レンズには劣るのかもしれませんが、スポーツシーンに特化して撮るのではなくツーリング写真として考えれば十二分な性能と言えます。




雨のツーリングルート SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

道をこのような感じで撮ることに、少々大げさですが何かの可能性を感じているのです。肉眼とはかけ離れた画角は悪く言えば不自然ですが、だからと言って全ての写真を50㎜で撮りたいとは今は思いません(今は…)。私が現在所有しているレンズにはこのようにそれぞれ撮りたい写真のイメージが存在しています。

もちろん絶対ではなく例えばSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryで沈む直前の太陽や南房総から望む冬の富士山を引っ張ることもあります。レンズの使い方は縛られず思いついたらそのアイデアに従順に従います。

良い道具を持っていれば可能性も広がる、その一方で限られた道具で縛るとその世界を極めようとする。この相反する両者を今後はじっくり学んでみたいな、とそんな風に思う今日この頃です。

SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryの作例とインプレッションでした!

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SIGMA35mmF1.4 DG ART 作例集

30年前、革ツナギを着たままフラフラ~と遠くへ…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、また新たな読者の皆さま、当ブログはバイク写真というジャンルの小分類として「ツーリング写真」を確立しバイク旅の魅力を写真作品として発信していくサイトでございます。

そして共感していただける方々へツーリング写真のノウハウ、撮り方の解説、撮影スポットなどをご紹介しております。

「ずいぶん本格的だなぁ…楽しければそれで良いと思うけど」というノリの方も、見るだけでもOKですのでお気軽にブックマークしてください。




EOS6D mark2  + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/160 ISO100 南伊豆

ところで私は昔から「楽しければそれでイイ」というノリが苦手でして、何をやるにも本格的に追及してしまうタイプの人間です。楽しいだけだと、その時間が終わった瞬間に何も残らなくて虚しいといいますか…。

かつて4輪でレースの真似事をしていた時もスノーボードでパウダーランにハマっていたときも、技術の向上や装備の研究など我ながら熱心なものでした。それはその時だけ楽しめれば良いというレジャー的なものと違い、高みを目ざして失敗を繰り返し前進、成長していくことが最もやり甲斐を感じると思っていたのです。

遊びだからこそマジでやりたかったのです。

バイクの楽しみ方、ツーリングも同じです。最初は「せっかくバイク持っているし、たまには遠くへ行ってみるか」という単純なきっかけでした。私がバイクと出会った30年前はレーサーレプリカ全盛期で若者はみな峠、レース、改造に夢中でした。ツーリングという言葉自体が今ほど浸透していなかったかもしれません。

その頃、VFR400Rに南海の革ツナギでキメていた私は、房総の海岸線を流すのにも何故か革ツナギでした。夏の北海道、鈴鹿8耐に行く人たちも何故か革ツナギ。モーターショウ見に行くのも革ツナギという時代です。チームに所属している走り屋はチームトレーナーの袖を切り落としベストのように着るのが流行でした。そして憧れのGP500レーサーのスポンサーに見事に影響されて、マズい洋モクをふかしていたものです(私は若いころからタバコはやりませんが)。




峠で速さとカッコいいハングオンだけを追求し雑誌バリバリマシンで〇ゼッケンを頂くなど、ごく平凡な走り屋でしたが、それでもたまに糸が切れた凧のように、あてもなく遠くに走りに行くことがありました。その感覚が今の私のツーリングライフの原点かもしれません。

「たまにはどこか遠くへ行くか」

これって人間に元来ある本能的な欲望なのでしょうか?オートバイと縁のない人でも旅行すらしない人でも、どこか遠くへ行きたいなという欲望は誰にでもあると思います。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F7.1 1/320 ISO100  北海道 北太平洋シーサイドライン

せっかく遠くへ行ってみよう!と決意したのであればレジャー感覚ではなく、自分の内面にある旅心と向き合って、少し寂しいかもしれませんが一人旅がいいものです。そして旅の世界を追求してみたい、そんな風に思って今に至るのかもしれません。

行先や移動の手段などを人任せにしてしまうと楽ですが旅としての中身は空っぽのような気がします。お金をかけて贅沢や快適を盛り込んでしまうと、それも旅の本質が霞んでしまいます。家族サービスでの旅行なら別ですが。

楽しいだけでは何か満たされない、楽しいの先にある何かを求める人。または自分の内面と向き合う時間を大切にする人。これが旅人なのでしょうか。




写真もこんな感じでキャリアとともに追及するようになり、いつしか今のようなスタイルに行きつきました。最初は撮った写真を自分で見て「撮れたこと」に満足している完全自己完結でした。やがてアウトライダーのツーリング写真コンテストに参加するようになり、発表すること人に見てもらうことの喜びを知りました。

そうなると自己満足では何の意味もない写真だ…と思うようになり、自分の撮った写真が何かの役に立たないだろうか?と漠然と思うようになりました。その頃からSNSの原点とも言えるブログが流行し、ネット上で繋がったお友達に写真を見ていただき、その反応に写真の手ごたえを感じたものです。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/80 ISO100  千葉県大網白里町

中でも嬉しかったのは「あなたの写真をみて北海道にツーリングに行くことにしました」「私もこんどカメラを買ってツーリングで素敵な写真を撮ってみようと思います」といったもので、自分が撮った写真が誰かの幸せに役立ったのかな?と手ごたえを感じた時です。

こんなことを繰り返していたら今の私のようになった、とでもい言いましょうか。何で今回はこんなことを書いたかと言うと、はじめて究極のツーリング写真を見に来られた方が「なんかスゴいなこの人、なんでツーリングでこんな写真撮っているんだろう?」と驚いた人の疑問に答えてみようと思ったからです。

しかし!!そう思った貴方。ツーリング写真はもう密かにムーブメントして世に輝き始めているのですよ!よろしければ貴方も如何でしょう?やり方は当ブログで解説しておりますので。

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上達の秘訣 期間限定公開 バイク写真17のプロセス.3

前回の続きです

初級者の方を対象に、今後どのように上達していくのか17のプロセスとして紹介しています。今回は最終回の13~17でございます。

1~6はこちら

7~12はこちら




⑬光と影を学ぼう

写真は光が命…なんて事はあらゆる解説書に書かれていますよね。私なりにもう少し分かりやすく説明すると「光に向かってレンズを向けてみましょう」となります。これは単純に逆光で撮ろうという意味ではありません(逆光もドラマチックで素晴らしいですが)。

光を見つける目を養うことです。いい光があそこに溜まり込んでいる、被写体に夕陽が写り込んでいる、木々の葉に太陽光が透過している、強烈な光源に重なって被写体のエッジが輝ている…まだまだありますが、光についてのあらゆることを経験を重ねて脳内に蓄積していきましょう。

リコー GR APS-C

もうひとつは影です。影の様子を見極める目が無いと画面と言う長方形の四角に光の部分と影の部分の割合を構成できないのです。光と影についてはこのスペースでは書ききれませんが中級者以上のキャリアを覚えた時点で、光と影について学んでみましょう。

⑭こんな時はこう撮ろう、という撮影の引き出しを増やしていこう

構図、デザイン、フレーミングといった撮り方とは別に、突拍子もないアイデアや当初は残念だった要素を逆転発想で味方にする考えなど、これらの手法を「撮影の引き出し」と呼んでいます。

保田の頼朝桜 画面全体をボカした桜で覆い、隙間にバイクを置いた「のぞき穴構図」

いつも同じような写真ばかりを撮ってしまう…そんな時は撮影の引き出しが不足しています。新たなやり方は自分で考えて生み出しても良いですし、誰かがやっている方法を自分なりにアレンジして挑戦するのも面白いです。




⑮写真を通して自分は何をしたいか考えてみよう

初心者の方にとって、これがいったい何を言っているか意味不明かもしれません。

よい写真とは撮った本人が満足するだけに留まらず何かの役に立つものです。もしも今日、死のうと思っていた人がどこかで貴方の作品を見て「勇気をもらい生きる力が湧いてきた、死ぬのをやめました」となれば人の命をも救える写真作品という事です。

このような写真活動を通して何かに貢献したいという気持ち、これが質の高い目的意識としてより素晴らしい作品を生み出すエネルギー源となります。

⑯撮り方に頼らずストレートに撮ってみよう

構図、デザイン、フレーミングまたは露出で魅せる、被写界深度で魅せる、望遠や広角レンズで魅せる、といった撮り方を一通りマスターしたら、こんどはあえて何もしない標準画角のストレートな写真に挑戦してみよう。撮り方に頼らない被写体や情景の本質を写真にするのです。

標準の画角で自然に撮った1枚 三分割構図も無ければ露出補正すらしていない

それで良い写真として成立するなら、そもそも構図だのデザインだの学んでも意味がないのでは?という疑問があるかもしれません。ここでは撮り方をどの程度まで使うかの加減を知りましょうという話です。被写体や情景、感じたこと、伝えたいことに合わせて最も似合う表現方法として撮り方をどの程度まで使うのか…という作者の裁量です。




⑰作品が撮れるようになったら自尊心を高めスタイルを確立せよ

写真をはじめよう!と決意した日から、この17まで到達するのに5年かかるか10年かかるか人それぞれだと思います。

自分が過去に生み出してきた作品を整理し、テーマやジャンルごとに綺麗にギャラリーにして発表してみましょう。そしてその数々の写真を何度も何度も自分で眺めて下さい。写真を通して高めてきた人間性、それがよく表れている作品群ということであればきっと心から「自分の作品が好きだ」と思えるはずです。

そして「自分とはきっとこうゆうコトなんだな」という自己分析をしてみましょう。それをうまく言葉にできれば、それが貴方のスタイルだと思います。

このレベルまでいけば多くの人が自分の写真活動に誇りを持てるはずです。もちろんゴールはありませんので、この先もまだまま色々素敵なことが待っていると思われますが。

長野県諏訪市

上の写真は「道は写真にすると人に何かをうったえかけているような…」そんな事に気が付いた頃に撮った1枚。私の写真は全体的にシャドウが強くローキーなものも多いようです。また美しいものにはこだわりません。それがきっと今の私のスタイルなのだと思います。

さいごに

写真とは個人で楽しむ分には極めて自由が与えられているものです。誰かがすでにやっている写真を同じようにトレースしていては退屈なものだと感じます。せっかく自由なのですから自分独自の新たなテーマ、新たな撮り方、新たな被写体でも良いと思うのです。

最初の頃は誰かの真似でも大いに良いと思います。誰だって最初からオリジナリティーなんて出せませんからね。私もかつては敬愛する写真家さん(須藤英一さんや五條伴好さんやその他にも旅をテーマに撮られている数多くの写真家さん)から影響を受け真似てみたものです。

自由で可能性を秘めた写真。簡単なマナーさえ守れば特に難しい規制などないのです。誰も考えたこともないような写真を自分が生み出せるかもしれない、そんな可能性が少しでもあるから私は写真に夢中なんです。

写真を始めたばかりの頃、どうしたら上達するのだろう?とカメラの使い方は分かるけど、まず何から始めたら良いのかが分かりませんでした。調べれば色々とマニュアル的なものが出てきます。しかしそれらは大半が撮り方を説明したものばかりでした。

今回はあまり一般には見かけない撮り方ではなく、総合的な意味で初心者の方を対象に「写真をやるとはこうゆうコトですよ」というガイドブック的な物を書いてみました。これを信じて実践していただければ最新のカメラや高級なレンズに惑わされることなく写真を楽しめると思います。

ではまた!

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上達の秘訣 期間限定公開 バイク写真17のプロセス.2

前回の投稿の続きです

初級者の方を対象に、今後どのように上達していくのか17のプロセスとして紹介しています。

前回の1~6はこちら

今回は7から12でございます。




⑦いろんな人の作品を見て自分の好みの写真を知ろう

写真展やSNSの写真コミュニティー、広告写真、写真集などで誰かが撮った写真をみることは素晴らしいことです。「こんな写真好き!」「いつかこんな風に撮ってみたい」と憧れを抱けばいつか必ず撮れるようになります。

素敵な写真をみる中で自分が撮りたい写真のヒントを得たり、刺激をもらうことは私もしょっちゅうあります。

たくさんの写真をみることでギャラリストとして写真の目利きになりましょう。これにより写真に対する自分の好みを知り、そして知識を身に着けることができます。

私の大好きな「いいちこ」の広告写真

⑧的確な露出、ピント合わせ、ここでもう一度カメラの操作を見直そう

ここではメイン被写体にピントを正確に合わせるとか、確実に適正露出で撮りましょう、という意味ではございません。

初心者の頃に学んだ基礎的なカメラの操作に縛られていないかを見直してみましょう。

AEの決めた露出値よりマイナス3段ほどアンダーで撮ったローキー写真

必ずピントを合わせる、目で見た光景の通りに露出を決める、果たしてそれが必ず正しいことと言い切れるでしょうか?時には目で見た光景とはかけ離れた露出設定で表現してみたり、どこにもピントが合っていない写真を撮ることで抽象表現として作者の記憶色や内面を作品化できることもあります。

初級者の頃に覚えた基礎的な撮り方に縛られていると「上手な撮り方」から脱することができないのです。




⑨写真を趣味、ライフスタイル、特技とした自分を好きになろう

写真とは人間性が出るものです。素晴らしい写真作品とは撮影者の魅力的な人間性が表面化しているもの。伝えたい事、表現したい事で「誰かに喜んでもらいたい」という思いがあれば自ずといい写真が撮れると思います。

上達の過程で新たな自分の発見、進化している自分、これが確認できれば嬉しくなり写真がどんどん好きになるでしょう。

いい写真を撮るにはどうしたらいいだろう?誰かを感動させたり勇気付けたりするような写真を撮るには?こう考えるようになれば、人間性にも磨きがかかります。当初は趣味だった写真がライフスタイルとなり自身の幸福とも関係してくるはずです。

⑩構図、デザイン、比率、フレーミングなどの撮り方を学んでみよう

構図、デザイン、比率といった一般によく知られている基礎的なことは一度は習得しておきましょう。そう「一度は習得しておく」ここが大事で、撮り方をマスターした上で自身の作品にこれらを使うか、使わないかの裁量をすること。この考え方は将来に必ず役立ちます。

「感じたままに撮るんです」とかっこいい事を言って、撮り方に背を向ける人がいます。しかし技術的に初心者のままでは空っぽの駄作を永久に量産する人になってしまいます。撮り方を知った上で綺麗に壊して表現する。アーティーに組み立てるか、ドキュメンタリーにストレートに撮るか?たとえ後者の場合でも撮り方は習得しておくべきです。

構図、デザイン、フレーミング、心理的な誘導などを盛り込んだ写真

⑪何にでも感動できる豊かで優しい感受性を磨こう

カメラのISO感度は高感度に設定するとノイズが発生し画質低下を招いてしまいますが、ハートの感度はどんなに上げてもなんら弊害ありません。幼い子供が道端のタンポポを見て「わ~きれいなお花!」と無邪気に喜ぶように、純粋な感性の持ち主に生まれ変わりましょう。

あなたの欲しい被写体や景色はハートの感度さえ上げればそこかしこに存在しています。

誰も見向きしない荒れた空き地。ここに咲いていたハンゴウソウ(外来種の雑草)を被写体に。

やや宗教じみた話になりますが小さな発見や出会いに「ありがとう」の感謝を込められるほど優しい人になれれば、写真の神様はあなたの前に奇跡をもってきてくれるものです。嘘のように聞こえますが私はそう信じたいですね。




⑫レンズの特性や焦点距離の違いによる使い分けを知ろ

どんなに感受性と想像力を磨いても避けて通れない理屈の世界が確かに存在しています。レンズの特性はその最たるです。もし50㎜一本でやっていく!という事であれば別ですが超広角や超望遠、ズームレンズなども使って表現の幅を広げるのであれば、こんなレンズを使う場合はこう、といった最低限の知識は学んでおきましょう。

次回、13から17に続く…

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~本日の毎日100ショットスナップ~ 

RICOH GR APS-C

オリンピック選手村の建設が急ピッチで進む東京都の晴海地区。雨上がりの道路を車の中からパチリと。

カシオ菌に感染しました。。

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ライダーである皆さまでしたら【スズ菌】ご存じですよね?

我が日本が誇るバイクメーカー ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4メーカー。ぞれぞれに立ち位置というか個性があってホンダは日本の二輪業界のリーダー的存在、ヤマハはハンドリングの優れたスポーツ性、カワサキは男のバイク浪漫を象徴するかのような硬派、そしてスズキはひと際に異彩を放つ個性モデル。

個性派というのは一度惚れてしまうとトコトンそれになってしまうのが人間の心情。スズキが個性的なモデルで成功をおさめた刀や隼をみればスズキの素晴らしさは説明不要ですが、SW-1やギャグなど「なぜこのようなバイクを…??」という隠れた名車も多数あるのがスズキです。




このような個性的なスズキに魅了されて、病的なほど熱狂的なスズキ党になってしまった人をライダーの間では「スズ菌に感染した人」と呼ぶようになって久しいですね。私はスズキ車はジェベル250しか経験していないのですが、何とか体内に抗体があったようで感染を免れました。

しかし!そんなスズ菌は大丈夫ですが、どうやらカメラの方でカシオ菌に感染してしまったようです。以前に毎日スナップ用としてCasioエクシリムEX-10を愛用していましたが、またCasioのカメラを買ってしまいました!

Casioは2018年にすべてのデジタルカメラの生産を終了しカメラ事業から完全撤退してしまいました。近年では一眼レフカメラを作らないカメラメーカーとして、その特異な戦略商品で成功してきましたが、自撮り、メイクアップなどの機能がスマホにかわりアクションカム的な需要もGOPROなどの新興勢力と競わねばならず、だいぶ厳しかったようですね…。




で…今回、ひょんな事からこのカメラを買ってみました。カシオ EX-FR100です。メルカリで新品のような個体が14000円でした。面白い形をしていますが、実はこのカメラは撮影部と本体が分離して無線で操作できるユニークなカメラなんです。

はい、こんな風に簡単にレンズ部分を外すことができるのです。このレンズは16㎜の超広角の単焦点レンズでF2.8の固定。気に入ったのは防水で手ブレ補正も内蔵していること。

こういったユニークなカメラは使う側のアイデア次第でトンでもない写真が撮れると考えます。

まだコレといった具体的なアイデアを持っている訳ではないのですが、まず単純にコクピット風景として走行しながら撮れること、しかも雨天走行でも撮れちゃう。そして走行中にタンク上あたりにセットして自分の方を向けちゃうのもアリかなぁ、なんて考えています。何しろレンズ部分はこれだけ小さくて16㎜!Gショックのようにタフときたのですから、これでバイク写真を組み合わせない手はないでしょ!というコトなのです。




ベースは簡易的なコンデジなのでマニュアル露出や絞り込んでどうこうとか出来ませんが、それを相殺できる可能性を秘めています。

面白い写真が撮れたらご紹介しますので、お楽しみに!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

中央区晴海 雨上がりの濡れた路面に西側の雲間から太陽光が入ってきました。信号待ちの社用車の中から。路面に写り込んだハイライトと女性を合わせて撮った1枚。そしてそれを強調するためのモノクロ仕上げです。

ヒロシさんではありませんがツーリング写真こそ1人ぼっちで!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはツーリング行かれる時はソロが多いでしょうか?それともお友達やお知り合いと一緒に数台で走られますか?

キャンプツーリングをされる方はいまソロキャンプが流行っているようですがソロ派ですか?グループ派でしょうか?「ヒロシです…」で一時期に人気だったお笑い芸人のヒロシさんも、いまYoutubeでソロキャンプを題材にした動画で人気ですよね。

私の場合はツーリングもキャンプも9割はソロです。特にここ数年は生活環境の変化もあり、なかなか自由な時間がないためソロ活動を優先するため100%と言っていいほどソロで行動しております。

独身時代は自由な時間も多かったので友人やブログで知り合った人と走ることもありました。気の合う仲間と一緒に走る楽しさ、感動や発見を共有する楽しさはよく分かります。またいつかやってみたいです。




しかし写真活動をしている現在では誰かを付き合わせる訳にもいきません。「ゆっくり写真撮っててもいいよ」と優しい友人は言ってくれますが、なかなか一緒だと集中モードにもなれないものです。ただ最近になってひらめいたのがライダーを主題にした作品を撮るのであれば、その友人をモデルに撮りまくってやれば面白いか?と感じるようになり、これは今後の活動に盛り込むか検討中であります。

今回は旅とオートバイとソロスタイルについて独り言風に語ってみたいと思います。

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/100 ISO100

北海道や沖縄に行くと自分と同じように1人旅をしている人をよく見かけるものですが、関東圏などでは不思議と徒歩、自転車、ヒッチハイク、もちろんオートバイもですが、旅人の姿はあまり見かけません。それゆえに旅をしない人から見ると1人ぼっちで行動しているライダーは友達のいない寂しいヤツと見えるのかもしれません。

何年も前ですが北海道のオンネトーで20台くらいのハーレーの集団と遭遇しました。そのリーダーらしき人が「足寄方面に行きたいんだけど、この先のダートはどんな感じ?」と私に尋ねてきました。オンネトーから足寄方面に行く道は勾配こそありませんが穴ポコだらけの走りにくいダートです。ハーレーでも不可能ではありませんが汚れるしオススメできませんよ、と伝えると次の質問は「君、1人で走っててつまらなくないの?」という想定外のものでした。どう答えていいか動揺してしまい、その時になんと言ったか記憶にありません。

確かに言われてみれば寂しいと言えば寂しいのかもしれません。しかし「旅は少し寂しいくらいが丁度よい」が当時の私の持論だったので、むしろ集団の方が不自由ではないだろうか?という疑問するら沸いてきました。

人気の景勝地や美味しい食べ物屋さん、知る人ぞ知る秘湯などなど、マメな人が事前に下調べしルートも誰かが設定してくれて、他のメンバーと一緒に付いて走るだけ、というのは楽で良いのかもしれません。それに大勢でいる連帯感もお祭りのような雰囲気で楽しいでしょう。

しかしこの辺の違いは私やヒロシさんのように、もう生まれながらにして1人ぼっちがお似合いな人もいれば、みんなでワイワイやるのが好きだ!という個々の好き好きで決まるのでしょうか。

ソロツーリングは好きな所を目指して、好きなように旅して、気が向かなければ途中で帰ってもいいし、時間が勿体ないと感じたら温泉や食事処も簡易的に済ませることもできます。何より自分自身と向き合っている旅時間がソロツーリングにはあって、それが私にとって何より大切と感じます。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

キャンプツーリングもまた然りです。本当、ここ数年のブームになってソロキャンプしていても変な視線を浴びることも無くなりました。むかしは関東圏のキャンプ場など迂闊に行ってしまうとファミリーやグループで賑やかな雰囲気であり、バイクソロキャンプは明らかな場違いになったものです。




昔はむかしでも北海道では逆にソロキャンパーしかいない場所というのも多くあり、これはもう旅とキャンプの関連性の話まで飛躍するのでここでは割愛いたします。

キャンプツーリングもまた気の合う仲間と行けば楽しいものです。焚火を囲んで美味い酒を飲みながら語らいで最高ですよね。道具の忘れ物や破損などトラブルが発生した場合でも仲間がいれば心強いものです。

そしてこれもまたソロにはソロの良さがあって焚火の炎を眺めながら1人物思いにふけるのも悪くありません。山奥や野宿では夜に不気味な獣の鳴き声が聞こえたり、ただならぬ者の気配を感じてしまった時はラジオ(今はBluetoothスピーカー+スマホでラジオですが)を付ければ一瞬で空気が和みます。

しかし1人ぼっちがどうしても苦手だ!という人はいくらブームだからと言って無理をしてまでソロキャンプすることはないと思います。寂しいとか不気味だと思えば思うほど、ネガな何かを引き寄せてしまうものです。寝ていたらテントの周りを誰かが歩き回っていて、外に出て確認したら旧日本兵と思わしき兵隊さんがテントの周りを行進していた…なんて話もたま~に聞きます。

どんなに人っこ一人いない場所であってもどんなに不気味な場所であっても楽しんでしまえるような人が本当の意味でソロキャンプに向いた人だと思います。

一人で旅したり一人でキャンプすることは素晴らしいことです。何より自由だし何より自分と向き合える時間があります。すべて自分で決めてすべて自分の気の向くまま。人間関係もストレスも皆無です。

無いのは皆でワイワイやったときの楽しさや明るさですが、それは会社の飲み会でも地域のイベントでも体験できること。10代のころ「楽しければOK」という時がありましたが大人になってからは楽しいだけでは何か虚しい…と心のどこかで感じていて、車でサーキットを走っていたときもスノーボードにハマった時も、その時に楽しければいいというレジャー感覚は嫌いで本格的にやったものです。




そう楽しいだけでは虚しいのです…。だから多少寂しくもいいから1人で旅して1人で野宿して自分の内面と向き合って自由を感じてみたい。それがソロツーリング、ソロキャンプの本質でしょうか。もし寂しいという気持ちに潰されそうになった時は旅先で地元の人、他の旅人、ガソリンスタンドやスーパーの店員さんと数分で良いので話をすれば寂しい気持ちは一気に和らぎ、人の温かみに素直に感動できるでしょう。

こちら側がグループになっていると旅先で出会う人も話かけてこないものです…。

EOS1Dx F5 1/1000 ISO100

当ブログでご紹介しているようなツーリング写真も言うまでもなく1人がお勧めです。これももちろん、友達同士で写真やカメラの話題で楽しみながらやるのも悪くはありません。走行シーンを撮る時は1人では難しい場合もあるので連携をとって撮ることも可能です。しかし本当に人の心に響く傑作を狙いた!という大きな願望がある方でしたら1人で挑むべきです。絵画や書道で大作に挑むぞ!という時に普通は1人で集中力を高めてやるでしょう?それと同じだと思います。

またダラダラと書いてしまいました…そろそろお役立ち情報を書きますのでお許しを~!!

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2019年 今年はどんな写真を撮ろうかな

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日寒いですが風邪やインフルエンザなどご体調を崩されていませんか?ここ数年、人生の折り返し地点をとっくに経過し、日々を大切に生きていこう…などと思うようになり、風邪などひいて寝込んでいる時間も勿体ないと思うようになりました。

日々を健康に暮らすことが自分の人生という【時間】も大切にできることですよね。もう若くもないので今まで以上に健康に気を遣っていきたいと思います。

さて2019年の私の写真活動ですが今年はどんな風に飛躍すべきか…ここで目標と言ったら大げさですが、一応は具体的に設定して公言しておきたいと思います。




まず今までの自分の写真というのは「ツーリングのワンシーンを切り取る」というテーマを作って活動してきたと言え、何かこう写真をみて頂いた誰かの役に立っただろうか?誰かの心をすくうような写真が撮れたかな?と振り返ると、これについてはあまり手ごたえが無かったように感じます。

どうしてもアウトライダーのツーリング写真コンテストの時の延長のような写真を撮り続けてしまったかな…というのが反省点です。

EOS6D Mark2

既に誰かが撮っている、または自分が撮ってきたようなバイク写真の礎に、撮り方や絶景地やシャッターチャンスなどで魅せる【やり方】に執着せず、それらとは根本的に違う新しいバイク写真はないのだろうか?

バイクツーリングこそが人々が忘れかけた旅心、失われつつある旅文化を呼び戻す最高の手段ですよ。というメッセージをより明確に写真にできないだろうか。




私がいま持っている欲望は単純にいい写真が撮りたいな、という気持ちを超えてしまい写真によって何かの役に立ったり誰かを救えるようなコト、そんな風に何かに貢献したいと、そんな感じに欲望が膨らんでしまった…とでもいいましょうか。

このブログも当初はそんな「誰かの役に立ちたいな」という思いもあって始めました。バイク乗りの1000人に1人の割合でもいいから「あっこのブログ、知りたかったことが書いてあっていいな」と思って頂ければ、何にも代えがたい喜びであります。ただ当初はツーリング写真を極めよう…なんてコンセプトに賛同者は少数だろうな…と予想していたのですが、開設から数か月後には予想以上に反響があって非常に嬉しく思います。

2019年は私が個人的にライフワーク…と言ったらカッコ良すぎですが単純に言ってしまえば「習慣」にしたスナップ写真をツーリング写真と融合させてみたいと思います。スナップという瞬間と事実を切り取った写真ですが、それをそのままバイク写真でやってみたいです。




バイク乗りが見ているもの、バイク乗りしか知らない景色、バイク乗りの感じる心…これこそがバイク旅の世界であり、それを写真にできたらいいな…そんな憧れを胸に2019年は写真活動をしたいです。

自分という得体のしれない欲望の塊がツーリング先で出会った被写体や情景を前に爆発するかのように…

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

江東区越中島 通勤の途中で撮った1枚。歩道を歩いていると背後から何台もの自転車が抜いていくので、それをブレ写真で狙ってみようとGRをウエストレベルに、絞り込んで連写モードで撮りました。タイミングは背後から迫る自転車の音に耳をそばだてて「今だ!」という瞬間にシャッターボタンを押し込みます。連写モードでシャッターを押し込むとシャッターを押した瞬間の縦ブレのある写真と、中間の縦ブレの無い写真の両者が撮れます。どっちがイイ感じの写真なのか後でじっくり吟味するのです。楽しいですよ。

 

今さら聞けない☆RAW撮影のメリットとダイナミックレンジ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはカメラの記録モードはJPEGでしょうか?それともRAWで記録されていますか?

シャッターを切ったとき、デジカメの中ではイメージセンサーからのデータをCPUで処理してSDカード等に画像として記録します。その際に記録形式として静止画を写すカメラの場合は主にJPEGかRAWで記録します。

RAWは直訳すると「生」なのでイメージセンサーからの生データという意味です。JPEGはRAWを元にして不要なデータを削除して容量を軽くしたもの、つまり圧縮された画像データです。

多くのデジカメやスマホで撮影したデジタル写真はJPEGです。高級なコンデジや一眼レフにはJPEGの他にRAWのままカードに記録するモードが付いています。RAWは1つの画素が受けたR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の三原色を元に、その何千万という集合体で画像となっています。RGBがどのような組み合わせ、かつどのような光の強さで受けたデータなのかの集合体がRAWな訳ですね。

パチリと撮ってカメラのモニターで再生した時に見れる画像。その画像の中に光の強さの関係で見えていないような部分はJPEGはバッサリと捨てています。RAWはこれを残していますので「あなたが望むなら、後で呼び起こすことも出来ますよ」という可能性を秘めているのがRAWです。

この作例はEOS6D Mark2をRAW記録モードで撮影した写真です。そのRAWデータをLightroomに取り込んで解説いたします。まずこの写真が普通に撮っただけの最初の画像です。カメラの再生ボタンを押したときの画像と同じです。逆光で撮っているので、このようにバイクやライダーに露出を合わせると、空の部分は明るすぎて飛んでしまった感じです。




私はこの写真を仕上げたとき、空はこのままの方が雰囲気があって良いと思ったので調整はしませんでした。しかし今回はRAWとダイナミックレンジの解説として、この空の部分に隠されたデータを起こしてみたいと思います。

まず段階フィルターを起動して空の部分を選択します。

そして分かりやすいように選択した部分を大幅にマイナス1.25と下げてみました。(こうやって仕上げましょうという意味ではありませんよ)

どうでしょう?当初は白っぽくなってしまった空の部分。RAWデータは実はこれだけの色や太陽の様子などを隠し持っていたわけです。この例では明るすぎて写っていない部分を下げましたが、その逆の暗すぎて写っていない部分を上げることも可能です。

Lightroomの場合はこのように局所的に調整することが出来るので、特にRAWで撮影したメリットが大きいように感じます。




ダイナミックレンジとは一回のシャッター(一回の露光)で写せる光の範囲のことです。真っ暗な部分から明るすぎて何も写らなくなる部分の範囲です。

説明が長くなると眠いので難しい話は割愛しますが、主に太陽光によって見える日常光のダイナミックレンジは140dB程度と言われます。その中でデジカメが写せるダイナミックレンジはおよそ70dB。さらにその範囲内でJPEGに圧縮されてしまった場合は40dBとなっています。

多くの方が明暗差の大きな撮影シーンで露出に悩んだ経験がおありかと思います。これは日常光のダイナミックレンジとデジカメのダイナミックレンジには大きく差があることが原因なのです。

RAWはデータ容量が重いですしパソコンに取り入れて現像作業をしないと、SNSにアップしたりプリントしたり出来ないので面倒なのですが、このようなメリットを考えると念のためRAWで撮っておく、というのは非常に賢い選択なのです。

今回はダイナミックレンジで解説しましたが、例えばホワイトバランスなども元データへのダメージを最小限で変更できます。長期保存してレタッチ技術が進化した将来の為にRAWで保存というのも悪くありません。

しかしJPEGにはJPEGのメリットもあり、これはカメラの機種(映像エンジンと呼ばれるCPUの性能)によって色々ですが、実はRAWよりも綺麗に撮れてしまう場合もあります。特に階調部分についてはJPEGの方が豊かな場合もあり、私はいつもRAW+JPEGモードで記録し、JPEGをお手本のように見ながらRAW現像を仕上げております。しかし、どう頑張ってRAWを調整しても元のJPEGのような豊かな階調に調整することが出来ないことがありました。

まとめると以下のようになります。

・ダイナミックレンジとは1回の露光で写せる明るさの範囲である

・RAWは当初、写っていなかった部分にもデータが残っているので後で起こせる

・JPEGはすぐに使えて便利であるがデータには限りがある

最後に誤解のないよう書いておきますね…。この解説ではRAWで記録して写せなかった部分はLightroomのようなソフトで起こしましょう…という意味ではございません。写真とは写せる部分と写せない部分があり、その限られた範囲の中で表現するから写真らしい作品が成立すると考えます(すいません偉そうで…)。

それらを踏まえた上で特殊な撮影シーン(暗い室内に差し込む逆光、星空や天の川など)においてRAWデータが持っている「最初に写らなかった部分を再現することも可能ですよ」という事でございます。

ご興味を抱かれた方はぜひRAWで撮影して現像処理に挑戦してみてくださいね。今回はこの辺で!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

キャリアを重ねていくと光への関心が高まり、光をとらえてみたいと強く思うようになりました。そして光について色々と分かってくると写真らしい写真表現って何だろうとか、今まで気にしなかったことに気が付き始めます。そうすると不思議なことにダイナミックレンジとは広ければ良いとは限らないな。。。なんて考えたりします。この写真は暗部と明部の構成を意識して撮った1枚で、逆に言うと限られたダイナミックレンジの範囲内で光を撮った写真とも言えます。まだまだ未熟ですがこの辺を磨いていきたい2019年です。