究極のツーリング写真 過去のBEST投稿リンク集

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いよいよ平成最後の週末、そして超大型連休に突入ですね。ツーリングの準備は万端ですか?また残念ながら旅には出れない…という方は何をして過ごされますか?

私は本日の船で北海道へ旅立ちます。今回で12回目を数える北海道ツーリングですがGWの時期は今回がはじめてなので楽しみです。しかし天気予報では初日から北からの寒気が流れ込み、東北や北海道では雪の予報も…どうやって出発するか…今悩んでいるところです。GW期間中も北海道では3月並みに気温が低い予報ですので、私と同様にこのGWに北海道をツーリングされる方は十分にご注意ください。

さて、このGWで究極のツーリング写真読者の皆さまもきっとお出かけされると思いますので、期間中は当ブログは更新をお休みさせていただきます。そしてお留守の間にご訪問いただいた方へ、今回は過去の人気投稿、お勧めの投稿のリンク集とミニギャラリーといたしました。

当ブログはバイク写真に関わる専門サイトで「ツーリング写真」という文化を広めるために撮り方のノウハウ等を公開しています。その他、R1200GSや撮影機材、お勧めの撮影スポット情報なども公開しているバイク写真ブログです。




それでは過去の人気投稿、お勧めの投稿から

・バイクのある風景・ツーリング写真 10の撮り方

・バイクツーリングに最適なカメラの選び方

・バイクツーリングにおける賢いズームレンズの使い方

・驚愕のコスパ☆バイク用三脚として理想?NEEWER66インチカーボン三脚

・広角レンズ使いこなしテクニック 寄る広角と広げる超広角




・EOS6Dmark2の使用感と作例集

・コレ秘密!<直感とひらめき>異なる脳の部位を使い分けて撮ろう
・レベルアップを目指せ!洗練されたデザインの写真<上級>ツーリング写真

・比率を極めるなら1に黄金比!2に白銀比…1:2.303は青銅比




~ミニギャラリー ~

それではみなさん、良い旅、良い休日をお過ごしくださいませ。

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空冷R1200GSの乗り方☆BMW R1200GSコーナリング

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真解説はお休みして空冷R1200GSの話題でございます。

最近、ブログのアクセス解析で空冷R1200GSに関わるクエリが増えております。特にこれから空冷R1200GSを中古車で買おうとされている方や、すでに買ってみたけど分からないことが多く検索している方が当ブログへ来られるようです。

いままで究極のツーリング写真では空冷R1200GSに関わるインプレッションやメンテナンスに関わる情報を投稿してきましたが、今回は走らせ方のコツとしてコーナリングのお話をしてみたいと思います。R1200GSに限らずBMWの場合はテレレバー&パラレバーサスペンションやシャフトドライブなど独特の構造を持っているので、走らせ方もちょっとしたコツがあります。

EOS6D Mark2

といっても空冷R1200GSの運動性能はツーリングにおけるスポーツ性と乗りやすさを追求されているので、誰がのっても乗りやすい良いバイクです。特に曲がる、止まるについては初めてBMWを運転する人は多くの方が驚かれます。よく聞く感想は「嘘みたいに曲がる」「ヒラヒラと軽快な動きだ」「ブレーキの安心感がすごい」といったものです。




私もはじめてR1200GSを運転したときは「教習車に採用していいほど乗りやすいな!」という感想でした。とにかく行きたい方向に自在に曲がって、大きな見た目からは想像できないほど軽快でスポーティーな走りに感銘したものです。

しかしよく曲がるこの優秀な特性もライディングテクニックに覚えのある方ほど違和感を感じてしまうのも事実です。ブレーキングで前のめりの姿勢にならないテレレバーはサーキットで腕を鍛えた方にとって、ピッチングモーションからの荷重移動が分かりにくいですし、旋回中はイン側に巻き込んでいくような挙動を見せます。

私は今年で空冷R1200GSに乗って11年目、2008年式R1200GSと2013年式の空冷最終型R1200GS-ADVENTUREの2台を所有し両方で11万キロ以上を走行させた経験でR1200GSの走らせ方のコツを書いてみたいと思います。

このバイクはどこからでも自在にバンクを始めて良く曲がるバイクです。通常、多くのオートバイはスタビリティ優先でアンダーステア傾向なため、コーナリングを開始する前はしっかりブレーキングで荷重をフロントに移し、体重移動のモーションでキッカケを作って旋回を開始させますが、R1200GSにはそれが不要です。

曲がりたい方向を見ていれば何もせずともバンクして旋回を開始してくれます。よく曲がるので「曲げよう、寝かそう」という意識があると、どんどん内側に切れてこんでしまうのです。上の写真にあるミシュランアナキー2の写真は私が何年か前まで、こんな風にエッジまで使い切るようなバンク角で走らせていたときのものです。




こういったバイクを寝かそうと深いバンク角で走っても悪くはありませんが、自然とバンクしていくバイクをライダーが寝かそうとするほど、ぎこちないアンバランスが発生するのです。

そうではなく、自然と寝てくれるのですから旋回が開始したらライダーは逆にバンクを起こす意識でフォームはややリーンインで走らせてみて下さい。この写真のようなタイヤの使い方になります。サイドは残して浅いバンクで走るのですね。

これにより旋回中は車体の特性とバランスを保って綺麗にラインをトレースしていきます。ライディングポジションがオフロードバイクと同様にアップライトなポジションなので、上半身は意識して少し伏せて体を前後タイヤの中心に被せるイメージです。

このポジションはオフロード走行の基本姿勢に通ずるものがあるので、ハンドルは腕で上から優しく添える感じで旋回中は体の外で車体を回していきます。下肢はカービングスキーのターンをイメージすれば分かりやすいです。

バンクが浅ければ路面に異変があったり、センターラインをオーバーしてきた車を回避するときに、さらにインに逃げることが出来るので安全です。そもそもR1200GSに限らず、ツーリングにおけるスポーツライディング(ワインディングなどで安全にコーナーを楽しむという意味)ではバンク角は浅い程にリスクが少なく良いです。

電子サスペンションESAを搭載したプレミアムラインであれば、フラットな路面で中高速コーナーが続く峠であればSPORTモード、勾配がきつくヘアピンの連続であればCOMFORTモードに設定するのがおススメです。




いかがでしたか?中古で空冷R1200GS、買ってみたけど噂ほど乗りやすいと思わない、なんか違和感がある動きだ…という方は次回のツーリングでこの乗り方を実践してみてくださいね。

あとR1200GSの恐ろしいのは攻め込んでしまうと破綻も唐突なので、基本はツーリングバイクであることを忘れずに限界付近まで攻め込まないようにしましょうね。バイクの性能を過信するのが一番危険ですから。

それではまた!

ブツ撮りから学ぶ写真の基礎<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ネット通販って使われますよね?今やあらゆるお買い物は実店舗よりもネット通販を利用する人が増えましたが、お店で買い物する楽しさや店員さんとのやり取りなど、物を買う楽しみにあった大切な何かが失われつつあるようにも感じます。

もちろん便利なので私も頻繁にネット通販は利用しているのですけどね。そして何より良いのはヤフオクやメルカリなどの個人売買でのネット通販ですね。いろんな物が出品されていますし新品を買うよりもお買い得な値段が最大の魅力です。消費税がないのも増税を控えた今になって考えると本当にメリットが大きいなと感じるのが個人売買です。




そんな個人売買ですが買うだけでなく不要となった物を売却するにも、買取店に下取りに出したり、お友達に友情価格で売るよりもはるかに高い値段で売れるものです。カメラや腕時計など人気ジャンルであれば尚のこと競って値段が上がることもありますね。私はカメラ、レンズ、バイク部品、キャンプ用品など不要な物は手間を惜しまずヤフオクで売るようにしています。

しかしヤフオクやメルカリで売りたい時に重要なのは…そう写真ですね。

商品がどのような形、大きさ、色をしているのか?中古品であればキズや汚れの程度はどうであるか?そういった事実を的確に伝えるのはもちろんの事、少しでも高く売りたいのなら商品が魅力的に見えるように素敵な写真を撮ることです。

この写真は安物の簡易照明ボックスで撮った腕時計です。この時計をヤフオクで売却する時に撮影しました。この場合はほぼ新品なので伝えたいことは商品のカッコよさです。「欲しい!」と思ってもらえるために特徴を分かりやすく、魅力を引き立てる撮り方を駆使します。




今回、なぜこのような解説をしているか?と言いますと写真の基本的な考え方とも言える「被写体が最も魅力的にみえるよう撮る」という考えは、実はこういったブツ撮りから学ぶのが最適だからなのです。ツーリング写真ではそう簡単に背景をチェンジしたり光の向きを変えたり出来ないですからね。

被写体の特徴をよくとらえ、それが魅力的に見えるように撮る。これがブツ撮りもツーリング写真もバイク写真もポートレートもみんな同じなのです。

上の腕時計の写真ではまず特徴として針とバーインデックスがとてもシャープに精度よく研磨された鋭い様子、ケースとベゼルなどのヘアラインやポリッシュの切り替えしのセンスの良さ、厚みのあるクロコダイルストラップが良く似合う…などを意識して撮影しています。特に針やバーインデックスが鋭い様子を強調させるため、補助ライトを一灯、別に用意してあらゆる角度から光を当てて輝かせています。

実際がどういった形や色をしているのか的確に伝えるだけのカタログ写真であれば、メーカーサイトの公式画像がそうなので、それで比較してみましょう。

ストラップの色が違うのですが本体はコレと同じです。全然、印象が違うのがお分かり頂けると思います。こういったメーカーが公式にカタログとして使う写真は完全に説明写真に徹しているため、全方位から専用のライティングを当て影がほとんど無く、イラストに近い仕上がりです。これはこれで魅力的に…ではなく別の役割がちゃんとあるのですね。




次にこの2つの時計の写真をご覧ください。

 

時計に詳しい人が見たらすぐ分かってしまいますが、どちらが高級な時計に見えますか?おそらく多くの人が下の写真が高い時計とお答えになると思います。ではいくらくらい価格差があると思いますか?

この2つの写真は全方位からスタジオライティングしたカタログ写真なので、質感や魅力が写真として伝わってはいません。その結果、ぱっと見て両者は大きな違いがないようにも感じます。

正解は上の写真はシチズンのキューアンドキューでネット通販で1290円の時計です。下の写真はブレゲのクラシックで200万円以上する高級時計です。如何でしたか?時計の知識がある方は別として、そうでない方はこの写真から判断する限り、まさかそこまで差があるとは予想できなかったのでは?と思います。

靴でも服でも楽器でも、売却するときの写真撮影は「被写体が最も魅力的に見えるように撮る」を心がけてみましょう。それにはその品物の特徴をよくとらえ、自分が買った時に感じたその品の魅力も思い出してみましょうね。

そしてツーリング写真やスナップや風景など、あなたが普段ライフスタイルとして撮っている写真をカタログ的な説明写真にしないこと。写真といっても事実を記録できるカメラという機械で撮るのですから、その用途は本当に多岐にわたるものです。あらゆる用途に合わせた撮り方の情報が世に溢れているので混乱しないようにしましょうね。

被写体が最も魅力的に見える撮り方、それをブツ撮りから学んでみましょう。というお話でした!!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

空冷R1200GSファイナルギアブーツ&テレレバー、ミッション間ブーツ交換

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真解説はお休みして久しぶりにBMW 空冷R1200GSに関わるネタを書いてみたいと思います。

BMWと言えばボクサーツインエンジン、テレレバーサスペンション、そしてシャフトドライブですよね。空冷R1200GSもそんなBMWバイクのアイコニックが備わったオールロードツアラーな訳ですが、一見してタフそうに見えるシャフトドライブ。実はこのシャフトドライブの後部あるファイナルギアユニットはこのバイクの最もデリケートな部分でありハッキリ言って弱点とも呼べるところです。

このファイナルドライブユニットに万一、重大なトラブルが発生した場合はアッセンブリー交換となり約30万円の修理費用が発生します。そうならない為に日頃から点検し取り扱いに注意を心がけましょう。




日常的な点検としてはセンタースタンド(メインスタンド)をかけて後輪を手で回し、スムーズに回転するか、ベアリングがゴロゴロ、ジャリジャリと違和感がないか?定期的にオイルを交換しているか、シールからオイル漏れや滲みがないか?などですが、最も重要なのは内部に浸水させないことです。洗車時につなぎ目となっているゴムブーツ周辺などホースで水圧をかけてしまったり、ドロだらけになったからと高圧洗車すると内部に浸水し、放置すると発錆により重大なトラブルに発展します。

激しいオフロード走行、川渡り、長時間の雨天走行などがあった場合は、念のためディーラーで点検することをお勧めします。浸水があっても早めに対処できれば大事には至りません。

今回、私のR1200GS-ADVENTUREは購入から5年、走行距離34000㎞をむかえてパラレバー(スイングアーム)のミッション側とファイナルギアドライブ側を接続している部分のラバーブーツに亀裂が生じました。

ただでさえデリケートなファイナルギアドライブなのに、ラバーブーツに穴があったら最悪です。亀裂が確認された時点で早めに対処しましょう。少しくらいの亀裂でしたらディーラーで補修剤を塗布してくれますが、それは応急対応程度に考えた方が良いです。




交換はドライブシャフトの分解、パラレバーアームを抜いての作業となりますので、私はディーラーに依頼しました。自分ではできそうにない、というのもありますがファイナルドライブの内部の状況をプロの目で点検してほしい、というのももう1つの理由です。

実はこのラバーブーツ、大変不思議なことに劣化で亀裂や破れが発生してしまうのは空冷R1200GSだけらしいです。それより古い世代のR1150GSやR1100GSまたは新型の水冷ヘッドR1200GSや最新のR1250GSなどでは、同じようなラバーブーツはありますが劣化で亀裂や破れなどは滅多に発生しないそうです。

使用状況にもよりますが3~5年程度で交換するケースが多いようです。気になる交換費用ですがファイナル側ブーツ 7420円、ミッション側ブーツ 6800円、ドライブシャフトの分解、パラレバーアームの着脱などを含めた工賃が15000円となります。その他にOリングやナットなど細かな部品、ついでにファイナルギアオイルも交換してもらって合計で34000円くらいです。

そして今回の作業で細かく点検してもらったのですが、ファイナルギアユニット内部に大きな問題は確認できませんでしたが、ファイナルギアオイルに水分が混入し乳化していた!とのことです。

そもそもR1200GSは当初はファイナルギア内部は密閉構造になっていました。しかし中期型が誕生した頃からファイナルギアオイルの漏れやクラウンベアリングのガタつき、シャフトのスプライン部が錆ついて抜けなくなるなど、トラブルが散見されるようになり、BMW側で様々な対処をしてきました。その1つが中期か後期のあるロットから採用されたブリーザーパイプの設置です。当初は密閉だったファイナルギア内部ですが、温度変化などで内圧が変化しシール類に悪影響と判断し呼吸ラインを外へ設けたのです。

…という事はブリーザーラインから雨水が入ってしまう…という事も十分に考えられるのです。




その他にもファイナルギアオイルの定量を200㏄から180㏄に変更するなど、いろんな対処を余儀なくされるほど、このファイナルギアには色々と悩ましい問題を抱えているのです。ネットでR1200GSファイナルギアオイル交換で検索すると定量は200㏄と書かれている情報が散見されますが、現在では定量は180㏄だそうです。たった20㏄の違いで何かが変わるのなら、よっぽどシビアな何かがあるのでしょうね。

ファイナルギアオイル交換はディーラー推奨で2万キロもしくは2年に一度という事になっていますが、今回の私のアドベンチャーの例のように別の問題の早期発見という意味でもう少し短いスパンで交換をした方が良さそうです。

空冷R1200GSの唯一で最大の泣き所と言えるファイナルギアドライブ。ここをユーザーが管理できるかが長くR1200GSを維持していく上での重要なポイントとなります。しかし過酷なオフロード走行を前提としたGSがなんとも情けない…私は個人的にはBMWにこの部分だけはRTやRと共通構造にせず専用設計にして欲しかったと言いたいです。意匠の問題もあるかもしれませんがゴムブーツは外から被せてリングで締めるという構造が確実だっと思うのですけどね。

R1200GS乗りの間では知られたことですが、新たなR1200GSユーザーさんはファイナルギアの管理、しっかりやってくださいね!

ではまた。

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キヤノンEF14㎜F2.8LⅡ作例集 超広角単焦点レンズ ツーリング写真作例

究極のツーリング写真 touring-photogaphy.com 読者の皆さま、あと2週間もすればいよいよ平成が終わり令和の時代になりますね。

私はこれまでの人生の半分以上が平成ですが振り返ってみると、この30年はバイク、車のレース、スノーボード、旅やキャンプそして写真に出会い、なかなか充実した時代だったなと感じます。しかしその反面、仕事などでは社会貢献とか何かの業を達成したなという手ごたえは殆どなく、失敗も多かったなと反省しています。

人生も後半戦になると自分だけで完結してしまう贅沢や娯楽などには関心が薄れて、何かこの世に残せるものや人々に感動を与えるなど貢献や使命とかを考えるようになるものです。自分の天命とは何だろうとか…少し宗教じみていますが。

そんな想いを抱きつつある40代の今に年号が平成から令和に変わり、そして安倍首相は「令和とは人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ…」とおっしゃっていました。この令和になる節目に私も自分ができることで文化を育むことに貢献したいなと感じた次第です。

さて前置きが長かったですが、今回はカメラ機材のお話です。きっと多くの皆さまも関心が高い一眼レフカメラ用の交換レンズの作例をご紹介してみたいと思います。

EF14mmF2.8L2

今回はキャノン純正レンズ 超広角単焦点レンズのEF14㎜F2.8LⅡをいってみたいと思います。14㎜単焦点という超ワイドレンズ、特にフルサイズのボディに装着すると魚眼レンズのような世界が表現できるユニークさ。その反面で歪みなどの癖が強く、被写体の何もかもを小さくトバしてしまうので難しいと感じる方も多いと思います。

 ~キヤノン EF14mmF2.8LⅡ~

・水平画角104° 垂直画角81°

・レンズ構成 11群14枚

・最小絞り F22

・絞り羽数 6枚

・質量 645g

・定価 307000円

特にオートバイの登場するツーリング写真では、その歪み部分に車体がかかってしまうと不自然な歪みでどうにも対処に難儀するものです。価格も高いので「試しに…」と気軽に体験するのも躊躇われますよね。

そこで今回はキャノンEF14mmF2.8LⅡで超ワイドレンズの世界をツーリング写真でどのように使えば良いのが、参考になるか分かりませんが何点か作例をご紹介いたします。

この作品は南房総の伊戸だいぼ工房の入り口にある道で撮りました。この場所はバイク雑誌やテレビ番組などの撮影にも度々使われるので有名になってきましたね。美しいS字の道にその先は海ですが、この時は空に表情があったのでローアングルにして海は写さず空を多く入れました。

14㎜級のワイドレンズの場合、歪みが強く出る位置にバイクや建物などの人工物を配置してしまうと歪みが目立ってしまいバイクが不格好になったり、人物であれば太ってみえたり美人が台無しに写ったりしてしまいます。

この作例ではバイク+ライダーが歪みの強い位置に配置されましたが、これくらい小さく写してやれば何とか気にならないレベルです。これ以上大きいと、被写体を別の場所に配置しなおす必要があると思います。




こちらの作品は海岸の野営地でのワンシーンです。アウトライダー誌のツーリング写真コンテストで年間グランプリをいただいた思い入れのある写真です。日没直後に焼ける空の表情を大切に撮った1枚です。広がる筋雲が煙のように吸い込まれていく様をEF14mmF2.8Lでとらえました。

このように空に広がる雲の様子などで、空に魅力的な表情がある場合に超広角レンズは有効です。日没しているとは言え、太陽に向かって撮る逆光ですが、この程度でキャノンEF14mmF2.8Lはフレア、ゴーストなどは発生しません(昔、使っていたSIGMA14㎜EX F2.8はこれくらいでもフレアが出ていました)。

EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 10SEC ISO400

こちらの作品は千葉県君津市のホウリーウッズキャンプ場で撮りました。冬の落葉樹に包まれた森の雰囲気を大切にEF14mmF2.8Lで撮りました。薄曇りの中の満月で深夜に撮ったと記憶しています。

この写真のようにバイクやテントなどの重要なものを中央に配置してやれば歪みはほぼ心配しなくて大丈夫です。

木々がたくさんある、一面に花が咲き乱れている、などたくさんの被写体が存在していることを表現したい場合も超広角レンズの出番です。

こちらの作品は2018年の夏の北海道ツーリングでの一コマです。道北のオロロンラインにある海水浴場(おそらく日本最北の海水浴場)の駐車場です。まるでモンゴルかどこかの草原を連想するシーンですが、その景色で感じた雄大さを表現しました。実際にここに行くと大した場所ではありません。ほんとただの空き地のような感じなのですが14㎜でバーンと広げてあげると「雄大な草原」に変貌してくれるのです。

広がる、雄大な、はるかな…などのスケール感を表現したいとき、逆に言えば人間やバイクなどをちっぽけに写したい、という表現にも有効に使えます。

通常のレンズでは何かの意図でバイクやライダーを米粒のように小さくしたい、となったときに下がれるだけの広い場所が必要となりますが14㎜なら少し下がればすぐにバイクは米粒です。

イワシ雲、ウロコ雲を目撃したときは迷わずEF14mmF2.8Lの出番です。カメラを直接地面に置くくらいのローアングルに設置したら、大空いっぱいをレンズで吸い込むように撮ってみましょう。




この作品は1枚目の写真と同じく伊戸だいぼ工房の入り口の道で撮りました。千葉県館山市からのぞむ夏の天の川です。夜空にたくさんの星がまたたいている、これも「空一面にひろがる」なので超広角レンズの出番です。星空の場合はたくさんの星を写したいときが広角、特定の星座や星雲を撮りたい場合は35mmや50mmとなるのが一般的です。

高感度での撮影となるので少しでもノイズ低減に貢献できるよう解放の明るいF2.8は有利となります。現在ではSIGMA14mmF1.8DG HSMというF1.8レンズが発売されていますので、星空や天の川を撮りたい方はこちらの方がおススメです。しかしキャノンEF14mmF2.8LⅡが645gに対してSIGMA14mmF1.8DG HSMは1120gとバイクで持って行く我々にとっては軽視できない質量差であります。

一方、キャノンEF14mmF2.8LⅡが307000円に対してSIGMA14mmF1.8DG HSMは219000円とこちらも軽視できない差ではあります…。まあキャノンEF14mmF2.8LⅡは古いので実売価格はもっと安いですけどね。

オロロンライン

この作品はもはや説明不要の日本海オロロンラインです。路面に寄って道が果てしなく続く様子を強調するため超広角レンズの特徴である「遠近感を強調」を利用しています。




「いいレンズなのは分かったけど高いよなぁ…」確かにEF14mmF2.8LⅡは定価307000円という我々庶民には手の出しにくいプライスタグですが、私の場合はこのレンズをもう10年以上愛用し数々の思入れ深い写真を撮ってきました。私としては珍しく中古品ではなく新品で購入したと記憶しています。

このレンズを買う時、すでにSIGMA14mmを使用していたので、自分は14mmが好きである、14mmで撮りたい写真があると確信をもっていたので思い切って投資しました。いま振り返ると費用対効果としては十分に最初の投資の元をとったな!という気持ちです。

もし欲しいけど予算的に手が出ないなぁ…という方にはNEEWERやSAMYANG製でしたら安い値段で発売されています。今回ご紹介したEF14mmF2.8LⅡと全く同じ性能ではありませんが、超ワイドな世界をまずは体験してみるという意味では良いのではないでしょうか?

これはサムヤン製の14mmF2.8です。AF性能や収差などが価格相応かもしれませんが星空の撮影なら影響ないかもしれませんね。2019年4月現在でAmazonで43746円です。

キャノン純正レンズ EF14mmF2.8LⅡ 超広角単焦点レンズの作例集でした!!

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~関連投稿~

・SIGMA35mmF1.4DG HSM ART作例集

・SIGMA150-600mmF5-6.3DG HSM Contemporary作例集

あなたは邪道だ「こんなのは写真ではない」と言われたときの対処法

究極のツーリング写真 touring-photofraphy.com 読者の皆さま、今回は通常のツーリング写真解説ではなく、ちょっと変わった話をしてみたいと思います。

上級者の方やある程度のキャリアのある方なら少なからずご経験があるかと思いますが、ご自身の作品に対して第三者から否定的な反応を受けた事がありませんか?「〇〇はけしからん」「演出の度が過ぎている」「〇〇は邪道だ」といったものです。ストレートに言われることはなくとも、間接的に否定されるケースは割と多いと思います。こういった事はベテランカメラマンから受けることもあれば、ご自身は一切写真など撮らないという方から受ける場合もあります。




今回はそんな否定的な反応を受けてしまったとき、どのように対処をしたら良いのか私なりの考えて書いてみたいと思います。

この作品は日没直後の海岸で撮った1枚です。水平線の真下にある太陽は、そのすぐ上に存在する薄い雲をマゼンタに染め非常に印象的な光景が現れました。しかし実際には空全体は曇りで、このように派手に焼けたのは極めて部分的でした。そこで400mmの望遠レンズを使って最も派手に焼けている部分を背景に構図したのですが、どうもこの写真をみると不自然な発色で悪趣味であると感じる方も一定数はおられるようです。

面白いのはこの作品をSNS等で発表したとき、その反応は「すごくドラマチックです」という嬉しい反応から、過度なレタッチと誤解を受けて冷めた反応の人と気持ちいいほど二分するものでした。




最近話題の写真家で分かりやすい例えがあります。人気テレビ番組クレージージャーニーに出て一躍知名度を上げたヨシダナギさんです。ヨシダナギさんはエチオピアの少数民族スリ族などアフリカの文化を撮る写真家ですが、その独特の表現手法が人気の理由で私も大好きです。それは通常の写真家であれば普通は避けるであろう、明らかな演出と思えるモデルの配置やポージング、まるで戦隊モノのオープニングを思わせる構成ですがとにかくカッコいい!ここまで潔くやると本当にカッコいいです。そしてレタッチもヨシダナギさんご自身が「ここまで画像を加工したら写真ではないと批判を受けました」とおっしゃるほどレタッチ処理による表現を強く感じます。

しかし、どんなに偉大な先人写真家に批判されようと、ヨシダナギさんにとってアフリカをカッコよく表現する最良の手段がこのような方法なわけです。他人の言葉などに惑わされては無しえなかった写真世界であるのは疑う余地がありません。

ヨシダナギさんご本人はカメラと写真には興味がない、とメディアにコメントされていました。カメラに興味のない写真家は多くいますが写真に興味がない!というのは私には衝撃でした。つまりヨシダナギさんはカメラを使って写真を撮っているのは間違いないのだけど、写真家という枠にはまらず、純粋にアフリカをカッコよく表現する表現者なのですね。

この例を参考にすると、他人が「〇〇はけしからん」「これは邪道である」といった意見にいちいち影響されてしまうのは、自分独自の表現世界を貫くことや、新たな事への挑戦の道は閉ざされてしまうことを意味します。




伝統的な従来の方法を踏襲するのか、それに縛れらず新たな手法に果敢に挑戦をするのか?このどちらかを自分の中でハッキリと決めておかないと「〇〇はけしからん」を受けた時に「すいません、以後気を付けます…」とせっかくの独自表現が従来派の世界に引きずり込まれてしまう訳です。

しかしいくら理由があって特異な手段で表現しているつもりでも、完成度が低いと本人が主張したところで陳腐な作品に陥ります。それはヨシダナギさんの作品の完成度の高さをみればよく分かると思います。

いってみれば「自分はこのスタイルでいくんだ」というポリシーのようなものを持っていれば否定的な反応を受けた時でもブレることはありませんよ、というお話でした。

今回はこの辺で!!

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2019年 北海道ツーリングの計画 4月~5月 GWの北海道ツーリング

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真解説はお休みして2019年の北海道ツーリングの計画について少し書いてみたいと思います。

イキナリ話が脱線しますが私は九星気学では九紫火星でして、それによりますと情熱的で頭脳明瞭、カリスマ性があり周囲を惹きつける、芸術肌だが熱しやすく冷めやすい、出会いと別れが多く争いの炎を持つ…など書かれております。あまり占いを信じるタイプではありませんが、2018年などはよく当っていたので2019年も見てみました。すると2019年は準備、努力してきたことが成果となり大きなチャンスも到来、運気はピークに達して飛躍の一年なのだとか!?

そして吉方位は5月に北とありました。そんな占いを見た日に、いつも通りにInstagramを見ていたら、とあるお友達がこんな事を書いていました。8月の北海道は年間を通して最も降水量が多い…。ここ10年で気候が変化し梅雨のない北海道とは昔の話で、いまの北海道は8月が梅雨だと言っても過言ではない…と。

たしかに私が行った2017年、2018年の8月のお盆の北海道ツーリングは行程の大半が雨でした。旅先で出会うライダー達も口をそろえて「最近の8月の北海道は本当に晴れない」と嘆いておられました。




さらに、そのインスタのお友達は気象庁のデータを元に過去10年間の北海道の降水量を調べられていました。その結果は道央あたりのデータで月の降水量の多い順に8月→9月→7月→10月→6月→5月だそうです。5月が最も降水量が少なく8月の1/3程度だそうです。

たびらいで紹介されている月別の降水量では、例えば旭川市だと8月は299.5mmなのに対して5月は64.8mmと何と約4.6倍も8月の方が雨が降っているというデータです。

この情報を見て、先ほどの「吉方位は5月に北」と重なりどうしても5月に北海道に行きたい!という気持ちが抑えられなくなりました。そして家族や職場の仲間に相談をしたところ、大変有難いことにGWに北海道に行けることが確定いたしました。

以前も書いたことがありますが、私は運転が好きなので運転の仕事に転職したことがあったのですが、良い企業に入れたにも関わらず一生懸命にやってもうまくいかず、数か月で辞めてしまいました。向いていない、と言うよりはそういった星の下ではないと言った方が正しいのでしょうか。しかし今は全く別の仕事をする一方で個人的な写真家として開花する日を目指し、日々精進しているつもりなのですが不思議なことに「とんとん拍子」という言葉がぴったりだと感じるほど、ラッキーな事が次々に起こります。今回の2019年GW北海道ツーリングが決まったのも、そんな奇跡としか思えないラッキーな出来事だと感じます。

エゾノシシウドとオロロンライン

しかしこの2019年、超大型連休となる5月のGWに北海道ツーリングに行けることが確定したのは突然のことでして、出発日の2か月前から予約受付できるフェリーの方は、すでに出発したい日の2か月前を過ぎていました。言うまでもなくGWのフェリーは大人気で私が空席をチェックした時は見事に全て満席。仕方なく往路便の大洗~苫小牧行きのサンフラワーはキャンセル待ちとしました。(→4月22日現在でキャンセル待ちはダメになりました)

復路は2か月前の予約に間に合ったので、朝9時の受付開始と同時にネット予約。壮絶な競争に勝ってめでたく帰りの苫小牧~大洗のサンフラワーはチケットを入手しました。9時5分くらいには全て満席マークだったので、サーバーが大混雑した中で瞬時に満席になった様子です。




行きは青函フェリーは予約できたのでサンフラワーがキャンセル待ちでもダメだった場合は、東北自動車道を青森まで自走して青函フェリーで函館入りとなります。まあ2018年の夏の北海道ツーリングでは台風でサンフラワーが欠航になったので、この時も東北道を青森まで自走したのですが…もう体力も低下しているので、できればサンフラワーで行きたいのですけどね。

ともあれ今回で12回目となる私の北海道ツーリング。過去に7、8、9月に行った経験はあるのですが5月のGWという時期は初めての体験です。寒さには強い方ですが山間部まで走りたいことを考慮すると、防寒装備も万全に行きたいところです。

EOS6D Mark2

この時期の北海道の気温は場所によって差は大きいですが、ざっくり言ってしまえば最低気温5℃、最高気温15℃くらいでしょうか。異常気象の時は稀に雪も降ってしまうようです。確か2016年のGWはオホーツク海側を中心にかなりの雪が降ったと記憶しています。雨と違って積雪してしまうとバイクは動けなくなってしまうので、気象情報には最新の注意が必要ですね。

最も注意したいのは峠超えのルートです。GWの時期でも凍結や積雪が考えられる峠は定山渓や支笏湖のエリアにある中山峠、日高山脈超えの日勝峠と狩勝峠、旭川から層雲峡を抜けて東進するR39石北峠でしょうか。次いでニセコパノラマライン(開通時期未定)、知床横断道路、美幌峠、三国峠…といった感じでしょうか。北海道の人は6月になるまではスタッドレスを装着していますので、凍結や突然の雪予報には予断を許してはいけませんね。

それと私のように全くと言っていいほど宿を使わないスタイルの人は、キャンプ場がまだ営業していないケースが多いので、これも事前に調査しておいた方が良さそうです。例えば私が個人的に動きやすくて良いなと感じている富良野、美瑛エリアの西に位置する上芦別公園キャンプ場はネットで検索すると4月中旬~という情報もあれば5月からという情報もあります。これは気候などによって変わるという意味かもしれませんので、出かける前に電話で確認をした方が良さそうですね。




今のところ、行ってみたいなと狙っているエリアは十勝岳、大雪山系、ニセコ、知床岳などの山々が雪を冠している風景を見てみたいので、美瑛~富良野エリアから道東に移動して美幌峠や知床横断道路に行ってみようかと思います。オロロンラインなどのある道北エリアは2018年の夏の北海道ツーリングで充実させたので、悪天候などで予定変更がなければ行かない予定です。

CASIO エクシリム EX-10

防寒対策はいつも着ているジャケット BMWのストリートガードというジャケットですがこれに着脱式のGORE-TEXインナーを装着し、あとはアンダーウェアーで調整しようかと思います。テント泊の防寒対策は明け方の低温でも凍えないようNANGAのダウンシュラフを持って行きますが、現地でカイロも調達して何とかしのぎたいと思います。

私は真冬のキャンプツーリングも何度もやっていますが、就寝時の防寒対策はいつも寝袋内に10個のカイロを入れることで凌いでおります。今は便利なものが色々とある時代ですが、電気モノは充電の管理が面倒ですし薪ストーブなどは一酸化炭素の濃度を管理しないと恐ろしいです。それにそもそもキャンパーではないので薪ストーブまでは持って行けません。私の持論ですが冬キャンプで熟睡するには10個のカイロが最高です。

キャンプツーリングと一言でいってもキャンプを楽しむためのキャンプツーリングなのか、旅の宿泊手段として自由度の高いキャンプを選んでいるのか?で装備はだいぶ変わってくるものです。例えば山梨県の道志渓谷にあるキャンプ場に行く場合はキャンプが目的なので、充実したキャンプ装備で行きますが私の場合は北海道ツーリングでは旅が主体なのでキャンプ装備は軽装です。素早く設営、撤収できR1200GSアドベンチャーに積載した状態でも軽量にパッキングすること。

あっ…しまった、つい3000文字も書いてしまいました。ともあれ、はじめてのGWの時期に行く北海道ツーリング、今から楽しみです。

今回はこの辺で!!

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一眼レフカメラのセンサー清掃方法 カメラのセンサー掃除

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はカメラ機材のメンテナンス方法、特に我々バイク乗りにとって注意したいイメージセンサーの清掃方法について解説してみたいと思います。

CCD、CMOSなどと呼ばれるデジタルカメラのイメージセンサーとはフィルムに代わる感光部分で言ってみればカメラの心臓部です。ここに例え微細なものでも汚れが付着してしまうと、せっかくの作品が傷物となってしまいます。

特に我々バイク乗りのカメラの取り扱いは移動時でも過酷な環境下であるため、微細なチリ、ホコリなどによる汚れが付着しやすいと言えます。イメージセンサーの清掃は多くの場合でメーカーのサービスセンターへ依頼しますが、それでは手間ですし費用もかかるので自分でやってしまおう~という訳です。

ピンクで囲った部分がイメージセンサーの汚れ




ちなみにイメージセンサーの汚れは、よほど重度の汚れでない限りは絞りを絞り込まないと画像に現れません。いつも解放で撮っているよ…という人はご自分のカメラのイメージセンサーが酷く汚れていても気が付かない…なんてこともあり得ます。そしてある日「たまには流し撮りでもするかー」とシャッターを遅く設定したとき(すなわち絞り込んだとき)はじめてゴミだらけの画面に愕然とするのです。怖いですねぇ。

なぜイメージセンサーの汚れは絞り込まないと画像にはならないか…?それは被写界深度と関係しています。絞り込むと被写界深度が深くなり、開いていたときには合焦していなかったセンサーの汚れが絞り込むことで明らかになるのですね。

イメージセンサーの清掃方法はカメラの設定内にも「センサーの清掃」という項目があり、一応はメーカー側も黙認でユーザーが清掃することを許しているようにも見えます。正しいアイテムを揃えて慎重に行えばユーザー側でも問題なくできると私は思います。ただし「あまり細かい作業は苦手だ…」という方は無理をなさらずに!

まず最初に揃えるものは無水エタノール、シルボン紙、ハンドラップ、あとは割り箸が1本です。無水エタノールは大型のホームセンターか薬局で購入可能です。純度99.5%のエタノールです。シルボン紙はレンズクリーナーとしてカメラ用品で普通に売っています。ハンドラップとはアルコールを入れるサイホン付きのガラス容器です。なかなかお店で売っていないので私は大手ネット通販の密林で購入いたしました。899円でした。

まずはお使いのカメラにイメージセンサーの清掃モードがあるか確認してみましょう。写真は私が愛用しているキャノンEOS6D Mark2です。自動クリーニングといますぐクリーニングはセンサーを超音波で振動させて乾質な汚れを落とすモードです。電源の入り切りの際に都度行っています。しかし粘性のある汚れや油性の汚れはこれでは取れません。一番下にある手作業でクリーニング、すなわち今回ご紹介する無水エタノールで掃除する方法がこれです。




次に現状のイメージセンサーの汚れ具合を把握しましょう。標準域前後の何でも良いのでレンズを装着し絞りを目いっぱい絞り込みます。写真の場合はF22。

そしてレンズをマニュアルフォーカスに設定してピントは適当に合わせます。適当とは完璧に合焦させるより少しボケていた方が汚れが分かりやすいのです。そして白い壁または曇り空などに向かって1枚撮ります。写真は1か所、目立つ汚れがあったので印でかこってみました。

シルボン紙は割り箸に巻き付けて使用します。

このように斜めに割箸を置いて先端を折ってからクルクルと巻いていきます。

この先端部分が重要なので触れないように。

イメージセンサー清掃方法動画

次にカメラの「手作業でクリーニング」を選択します。するとミラーアップし普段は見ることのないイメージセンサーがお目見えします。

普段はこのようにミラーがありますが




清掃モードでミラーアップするとイメージセンサーが見えます

当然ですがとてもデリケートな部分です。埃っぽい場所で作業したり指で触れて皮脂油などを付着させないよう気を付けましょう。

シルボン紙の先端にハンドラップに入れた無水エタノールで適量のエタノールを含ませ(付け過ぎに注意)センサーの中心から外側に向かって「の」の字を描くように軽く、クルクルとなぞって清掃します。重要なポイントは何度も同じ場所を重複してこすらない、ゴシゴシと往復させないことです。必ず一方通行に走らせて清掃します。

隅々まで十分でないと感じたら一度使ったシルボン紙は破棄して、都度新しいシルボン紙にエタノールを再びつけて清掃します。

無水エタノールは純度99.5%と言いましたが残る0.5%は水です。この残留した水が蒸発するとセンサーにシミのような跡が出る場合があります。蒸発する前にブロワーかガスで吹き飛ばしてあげると綺麗に乾きます。

ここまでの作業を終えたら一度カメラの電源を切り、レンズを装着して最初と同様に絞り込んで白い壁を撮ります。最初の状態から比較してゴミが除去できたかチェックしてみましょう。

作業に慣れるまでは清掃したことにより最初より酷くなってしまった…なんて事もあり得ます。焦らず落ち着いて丁寧な作業を心がけて何度かトライしてみましょう。ポイントはシルボン紙を都度新しくすること、拭くときに一方通行に走らせることです。

あまり難しいようでしたら完璧を目指すのではなく作業前から明らかに綺麗になっていればOKという事で妥協ポイントを作るのも大事です。慣れてしまえば難しくはないのでぜひ挑戦してくださいね。

一眼レフカメラのイメージセンサーの清掃方法でした。

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教えるは教わる。秘密主義は悪である。

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、間もなく二輪業界の一大イベント 東京モーターサイクルショーの開催ですね。関東圏の方は見に行かれる方も多いのではないでしょうか?

私は今勤めている職場から近いので、見に行くのは簡単なのですがどうも人込みが苦手でして…。たぶん行かないです…。かつてバイク業界に身を置いていた頃はブースの説明員として毎年ビッグサイトに駆り出されたものです。新製品の説明やらツーリング用品の質問を受けたりと、お客様と直に接してコミュニケーションするのは大変楽しかったのですが夕方には声が枯れて果てていました。




さて今回は当ブログで以前に何度か触れましたが、難しい物事は誰かに上手に説明できるくらいにしておくと、より理解を深めることができる「教えるは教わる」の話題でございます。

もしあなたの身近な人にこれから写真を始めたいという人がいたとします。その人に写真に関わる事をあなたが教えてあげる事になりました。例えば焦点距離の違い、ズームレンズの使い方やレンズを交換することの意味を説明するとします。

広角レンズを使って被写体に寄った写真と、望遠レンズを使って離れた場所から被写体を引き寄せて撮った写真、被写体のサイズは同じくらいとして両者の違いが何なのか、写真の知識が何もない人が聞いても充分に納得のできる説明はできますか??

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

この作例は超広角レンズ14mmで撮りました。ちょっと極端すぎるほど広角ですがR1200GSアドベンチャーに接近して撮った1枚です。




EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

こちらの作例は望遠ズームレンズにて焦点距離は283mmで撮りました。撮影場所は広い漁港でしたので、かなり後方に下がって撮っています。先ほどの写真とR1200GSアドベンチャーの大きさはほぼ同じくらいです。

さあ、広角で寄って撮るのと望遠で引いて撮る、被写体のサイズが同じとした場合に両者の違いをどう説明しましょうか???

まず論理的に簡単に説明するのであれば背景の範囲が違いますよね。望遠は背景の範囲が狭く広角は広いです。それともう1つは遠近感です。望遠は空間がぎゅっと圧縮されたので遠近感が無く詰まった感じに対し、広角は広がった感じで遠近感が出ています。ここまでは簡単、きっと多くの方が説明できるのではないでしょうか?

ではこの異なる特徴の両者を実践的に考えてどのように使い分けたら良いか説明できますか?




もし私だったらこのように説明します。

望遠で撮った画面とは空間がぎゅっと圧縮された勢いが、そのまま写真を見る側へ飛び出すように伝えます。人物やオートバイなど特定の被写体に重要な意味をもたせ、絶対的にこれが主題であると撮る側が主張したような写真を撮るときに使うのが望遠レンズ。

一方、広角レンズの方は見る側から被写体へ歩み寄るように、写真の世界に吸い込まれるような印象を持たせるのが広角レンズの世界。言ってみれば撮影者が誘うのが望遠、観賞者が誘われるのが広角。意味的には同じですが主題に導くための主権がどちらにあるかが違います。

面白い説明でしょう?

これが望遠と広角の違いを正しく説明しているとは言えないかもしれませんが、知識のない人が聞いて「なるほど」と思えるかどうかが重要だと思います。

ノウハウとは秘密にしていると自分で理解しているようで矛盾に気が付いていなかったり、そもそも実は理解できていなかったりします。知っているつもり…なのですね。しかし誰かに分かりやすく説明できるよう脳内を整理すると、これらのアラが出てきて「あっ実は自分が分かってなかったな」と気が付くことができます。

「教えるは教わる」今回はこの辺で!!

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SIGMA ART35mmF1.4DG HSM シグマのARTレンズ作例集 ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は撮影機材、カメラ、レンズのカテゴリーでSIGMA35㎜F1.4ARTレンズの作例集をアップしたいと思います。

SIGMAが現在ラインナップしているプレミアムな3つのライン。SPORTS、CONTEMPOPRARY、そしてART。私はボディがキャノンEOS6D Mark2なので、いくつかのキャノン純正レンズを愛用していますが、SIGMAのレンズも大好きで過去に何本かのSIGMAレンズを愛用してきました。

今回は2012年の11月に衝撃的にデビューしたSIGMA ARTラインの第一弾であるSIGMA35㎜F1.4DG ARTです。現在でこそ説明不要なほど好評なARTラインですがツーリング写真の作例としては(たぶん)世界唯一のご紹介になると思います!

SIGMA35mmF1.4ART

そもそもSIGMAのARTラインは同社の高性能カメラに搭載されているFoveonセンサーに十分に対応させるため、描写性能を徹底的に見直して開発したプレミアムなレンズです。高画素なフルサイズセンサーを搭載した現代では、従来の安価なレンズでは粗が見えてしまうため、ここに妥協せず解放の画質や収差などを追及したようです。

レンズ構成:11群13枚  絞り羽数:9枚  フィルターサイズ:Φ67㎜ 寸法:Φ77×94.0㎜  質量:665g  手ブレ補正:なし  定価:118000円(税別)

大口径F1.4にフルサイズセンサーに対応した描写。それが写真家にもたらしてくれるものは何なのか?ツーリング写真を例にご紹介したいと思います。

 

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/80 ISO100

まずはこちらの作例をご覧ください。太陽が薄い雲にかくれた瞬間の柔らかい太陽光源での撮影です。適度に光が回り込んでコントラストが控え目な印象です。こういったシーンで車体の質感がよく表現され、見た瞬間にはっとさせられる描写を見せてくれました。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/640 ISO100

次にこちらをご覧ください。レンズの性能を試す要素である解放と逆光。この両方を盛り込んだ意地悪な撮り方です。しかしどうでしょう?画面右上付近に太陽がきているのに不自然なフレア、ゴーストは発生しませんでした。これはスゴい!そして解放F1.4で撮ったにも関わらず周辺の光量落ち、気になる収差もありません。この時に使ったボディ EOS1Dxとの相性も抜群に良かったと感じます。

そして見逃してはいけないポイントは解放で魅せるそのレンズの個性です。この時、私はなぜこのシーンでF1.4を選んだのか?木々の様子が画面全体を雑然とさせないか心配だったので逆光の光線と交えてフォギーなボケを狙いたいと思ったからです。そしてSIGMA35㎜F1.4ARTは見事にそれに応えてくれました。プレビューした瞬間思わず「マジでARTだぁ」とつぶやいてしまいました…。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/25 ISO250

こちらの作例はカメラのすぐ直近にスイセンの花を置いた近景のある構図です。近景の花がスイセンであることが、誰にも伝わるようにF13まで絞ってみました。そして絞った状態での逆光撮影で気を付けなくてはいけないこと…そう、回折現象です。この時、ピントピークはR1200GSアドベンチャーとライダーの位置に合わせましたが、シャープにエッジが光り不快に感じるような回折現象は気にならないレベルに留まりました。

フレア、ゴーストはわずかに入りましたが、個人的な好みで言いますとコレは写真らしい演出として大いに許容できるものと感じます。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F9 1/200 ISO100

こちらは先ほどのスイセンほど超近景ではありませんが、やはり構図に前景を作って印象を狙った構図です。絞りはF9。右後方からの順斜光で鮮やかな色彩を出してくれました。まあこういった撮り方は高級なレンズでなくとも綺麗に写るものですが。

EOS6D Mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F5 1/125 ISO100

こちらはEOS6D Mark2にSIGMA35mmF1.4DG ARTを装着して撮った作例です。朝の強烈な逆光で絞りはF5です。影の様子と慎重に相談しながら撮った1枚ですが息をのむほど美しい写真が撮れた!というのがこの時の私の感想でした。光、影、そして空気。空気中には朝の太陽光によって熱せられた地面から、大量の水分が蒸発をはじめて、その細かな粒子の1つ1つに光が当たっている様子が写真にできたと思います。F5を選択している理由は岩のてっぺんによじ登って撮ったので三脚が使用できず、かといって前述の様子を表現したかったのでISO感度も上げたくなかったからです。




いかがでしたか?今回、5枚の作例でご紹介しましたがレンズの個性を生かして撮りたい写真を撮る素晴らしさ、何となく分かっていただけたでしょうか?SIGMA35mmF1.4ARTは大変描写の良い素晴らしいプレミアムレンズですが、写真はプロが仕事で撮る場合を除いて、必ずしもプレミアムなレンズがその人にとって最良の選択とは限りません。

例えば収差やフレアなどが写真らしい演出として好みだ、という方はわざわざ高価なレンズを選ぶ必要もないのです。ネット上で多くの口コミで話題になっているからと言って、必ずそれが自分にとって理想のレンズとは限らないのですね。

この辺の理解を深めて正しい機材の選択をするにはどうしたら良いか?これは毎度同じ話になってしまいますが、レンズの知識を深めるだけでなく写真の知識を深めることです。写真のことをより好きになって自分のやりたい表現や好みの写真がどういったものなのか?これが明確になれば例えばSIGMA35mmF1.4DG ARTを買うべきか、キャノンEF35㎜F1.4Lを買うべきか、はたまたEF35mmF2ISを買うべきなのか分かると思います。

SIGMA35mmF1.4DG ARTレンズのツーリング写真作例集でした!

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