EOS6Dmark2がツーリング写真、バイク写真用として理想的カメラな理由

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真、バイク写真に使用するカメラの話題をいってみたいと思います。

ツーリング写真、バイク写真、ツーレポ写真など、オートバイツーリングに関わる写真を撮りたいとなったとき、使用するカメラの種類はスマホ、コンデジ、ミラーレス一眼、一眼レフが主な選択肢だと思います。

ツーリングに出かけるとき「どんな写真を撮りたいか」という要求は人によって多様であり、一言でオススメはこれだ!と言い切れない難しさがあります。それは持っていける撮影機材の質量、撮影者のスキルや好み、手に持ちやすい、よく使う機能が使いやすい、重い軽いといった重量、予算、そして何より「良い写真を撮りたい!という情熱」については特に個人差があるように感じます。

今となってはスマホで十分、という方から私のように一眼レフに交換レンズまで用意してツーリング写真を撮る人まで様々。決してスマホではダメだという事ではなく、撮りたい写真の要求が満たせればスマホでも素晴らしい作品が撮れます。それに狭いところにねじ込んで特異なアングルで撮れるなど、スマホにはスマホの良さもあります。

天の川を鮮明に撮りたいとか望遠レンズで遠景の太陽や月を引き寄せたい、となるとレンズが交換できる一眼レフが良い選択肢となると思います。サーキットなどで走行しているバイクを撮る場合はAIフォーカスの追従精度が高い最新のミラーレス機が良いかもしれません。

撮りたい写真の要求が多様であり、なおかつバイクに積載してツーリングに持っていけるボリュームには制限がある場合はハイエンドコンデジまたはミラーレス一眼レフにパンケーキ型レンズ1つといった具合になるでしょう。




今回は私が普段、メインに使っている一眼レフカメラ キャノンEOS6D Mark2についてレポートしてみたいと思います。EOS6D Mark2はキャノンの光学ファインダーのついた35mmフルサイズ一眼レフカメラですが、SONYを台頭にミラーレス機が主流になりつつある昨今、なぜ昔ながらの光学ファインダー付き一眼レフを使っているのか?その辺も究極のツーリング写真流に触れていきたいと思います。

写真をはじめて10数年のキャリアの私ですが始めた当初は今で言うハイエンドコンデジのようなカメラ フジのFinePIX S602でした。その後、FinePIX S7000を使いキャノン一眼レフへステップアップ。最初はキャノン初代EOS Kissデジタルで後にEOS30D、EOS40DとAPS-C機を経てEOS5D mark2、EOS1Dxとフルサイズ機を使うようになりました。

右手前EOS6D Mark2、その後ろ30D、奥が1Dx。左の2台はフィルムのEOS。

 

スナップに使っているコンデジについてはキャノン パワーショットS110、リコーGR APS-C、SONY RX100(無印)、CASIO エクシリムEX-10などを経て今は再び2台目のリコーGRを愛用しています。コンデジはツーリング写真用と言うよりは日常スナップ写真と、ロングツーリングに行く場合のフェリー内やお店などで撮るツーリングスナップ用として活躍させています。

手前はフィルムのリコーGR1で後ろがGR APS-C




~EOS6D Mark2とはどんなカメラか~

キャノン一眼レフカメラの中でEOSの次にくる数字が1桁のモデルはイメージセンサーに35㎜フルサイズを搭載したハイアマ~プロ用の機種になります(たぶん)。

その中で従来にあったEOS6Dは【はじめてのフルサイズ一眼】というフルサイズ入門的なキャラクターであり、発売当初は世界最軽量のフルサイズ一眼レフを謡った軽量がウリのカメラでした。EOS6D Mark2はそのEOS6Dを改良した後継機種であり、大きな違いは液晶モニターが前180°、後ろ90°、水平方向175°に可動するバリアングルモニターを搭載していることです。

そしてEOS6Dが2020万画素に対してEOS6D Mark2のセンサーは2620万画素と600万画素も高画素になりました。その他、連写性能が4.5コマ/秒から6.5コマ/秒へ、常用ISO感度の上限が25600から40000へ、測距点が11ポイントから45ポイントへ、映像エンジンがDIGIC5+からDIGIC7へと進化しました。

と、まあフルサイズ入門機などと聞くと、スペックに弱い人やカメラを友達に自慢したい人には寂しい印象かもしれません。しかしデジタル一眼の入門機の王道EOS Kissは例えば軽量装備が求められる登山家や冒険家の間で、その軽量コンパクトさからよく使用されていたものです(今は別の選択肢がありますが)。

~なぜEOS6D Mark2を選んだか~

EOS6D Mark2を買う前はプロ用として名高いEOS1Dxを愛用していました。EOS1Dxは本当にスゴいカメラで私のようなアマチュアには有り余るオーバースペックであるのは疑う余地がありませんでした。しかし当時EOS1Dxを買った理由は「もう写真やめようか…」とまで思うほどテンションの下がっていたスランプ時期に、これではダメだ!とモチベーションを牽引してもらう意味合いでスゴいカメラを入手した、という少々お門違いな根拠でした。

大きく重いEOS1。しかし構えたときのホールド性は抜群に良かったし、私の手の大きさにもフィットした。

しかしこの時にEOS1Dxを入手したのは今になって考えると正解で、私の大きな手のひらにフィットするボディ、縦構図の多い私の写真スタイルに合う縦グリップ、豊かなラチチュード、何より手ごわいシーンに遭遇した時に「お前なら撮れるぜ」と勇気付けてくれるような頼もしい雰囲気のあるカメラでした。その結果、EOS1Dxを入手して約3年で私なりに写真がだいぶ前進したな、という確かな手ごたえを感じたものです。

そして人に「当たり前だよ!」といわれる点ではあるのですが、バイク用としてツーリングに持ち出すカメラとしては重すぎ、大きすぎの機材ボリュームが目立つようになり【ボディを小型化すればレンズを1つ増やせる】という考えを優先して買い替えることになりました。

フルサイズ一眼レフと考えれば軽量でコンパクトなEOS6D Mark2

 

ハイアングル、ローアングルで大活躍するバリアングルモニター

 

写真に対する情熱を牽引してくれたEOS1Dxは約3年間で14万ショットほど使用し、私への役目を終えてヤフオクで次なるオーナーの元へ…

そして選択肢に上がったのは発売から1年近くが経過していたものの、キャノンの最新モデルであるEOS6D Mark2でした。以前に使っていたEOS5D mark2の現行機種であるEOS5D mark4も検討しましたが、撮り方の引き出しを以前よりも増やした私にとって最大の魅力はバリアングルモニターだったので、フルサイズセンサー搭載の一眼レフとしては唯一無二(この投稿を書いている現時点)のEOS6D Mark2を選択することにしました。

左:EOS6D Mark2 右:EOS1Dx

頼もしい写真旅の相棒EOS1DxからEOS6D Mark2に買い替えて、撮影機材ボリュームを一気に軽量化。そしてツーリング写真として出番の多いハイアングル、ローアングルで重宝するバリアングルモニターも使えるようになりました。

長くなったの次回に続きます




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EOS6D mark2  + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/160 ISO100

EOS Rに絞り込みボタンが無い理由…キヤノンEOS R

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿でキャノンから新発売されたミラーレス一眼カメラ EOS Rの店頭で触った感想を書いてみました。

EOS Rの感想の記事

今回はEOS Rの感想の記事で書けなかったある点について書いてみたいと思います。それはこのEOS Rには絞り込みボタンが無いのです。

絞り込みボタンとはキャノンが以前に被写界深度プレビューボタンと呼んでいたEOSシリーズをはじめ多くの一眼レフカメラに当たり前のようについていた機能です。一眼レフは例えばF5.6とかF11とかに設定してもファインダーで見る像はそのレンズの解放状態です。シャッターを切る瞬間だけ絞り羽が作動して設定した絞り値になるのです。なのでファインダーで被写界深度を確認するには絞り込みボタンを押して絞り羽を実際に作動させてみるのです。




多くのカメラはレンズマウントとグリップの間らへんにボタンが存在します。私のように風景写真が多い場合はかなり高頻繁に使う機能です。今回、店頭でEOS Rを持ったときに「あれっ絞り込みボタンが無いな」と気になりました。

きっとEVFを搭載したミラーレスカメラなんだから、設定した絞りに常時作動するリアルタイム式なのだろうと思いました。しかしファインダーを覗きながら絞りを変更しても像から確認する被写界深度に変化はありません。あれ~変だな。

SONYのα7などは常時絞りを反映したリアルタイム式らしいですが、キャノンはせっかくのミラーレスでEVFなのになぜリアルタイム式にしなかったのでしょうか?ボタンが然るべき場所に無いのに被写界深度をプレビューしたいときはどうするのでしょう?調べたところボタンカスタマイズ機能で割り当てることが可能なようです。そしてリアルタイムに絞りを反映する機能は現段階では無いみたいですね…。

不思議です。。。なぜこうなっているのか不思議!

確かに絞り込みボタンは地味な機能で実際のところは多くのユーザーは使っていないかもしれません。被写界深度についてはデジタル時代の昨今では実際に1~2枚と試し撮りして確認した方が分かりやすい、というのも有るかもしれません。しかしそれならば尚更のこと絞り込みボタンを廃止してEVFでリアルタイムに絞りを反映し事前に確認できた方が良いはずなのですが。




 

EOS Rの感想の投稿で書きましたが・EVFはどのように写るのか確認できるもの、・OVFは光の様子など肉眼でよく分からないものを見るもの、が私の感想ですと書きました。OVFは実際にこれが写真になったらどのように写るのか?すぐにイメージができる人には綺麗に見えるOVFが良いのだと思います。逆に写真にしたらどのように写るかイメージができない人にはEVFの方が分かりやすく親切であると言えます。

被写界深度を慎重に調整して撮った写真の例 メイン被写体とその手前1~2m程度に合焦させ背景はボカしている

SONYは新たなカメラユーザーを視野に入れて全ての人に優しく作っているのかもしれません。その一方でカメラメーカーとして老舗のキャノンはファインダーで確認した世界が写真になるとどう写るのか?はあくまで撮影者の手腕、想像力の領域でありソコを大切にしよう!という写真表現の考えを大切にしているのかもしれません(たぶんだけど)。

もしかしたら、どこかのタイミングでソフトがアップデートされてEOS Rも絞りがリアルタイムに反映されるようになるのかもしれませんが。

EOS Rの絞り込みボタンがどのような根拠で無いのかは重要ではありませんが、何よりEVFについての疑念が拭いきれません。液晶モニターのライブビューとファインダー内の映像、外に露出して設置されているか暗い箱の中にあるかの違いで同じものが2つあってあまり意味がないように感じてならないのですが…

兎にも角にも素晴らしきカメラの世代交代を静観して数年後に検討してみようかと思っています。だって今はお買い得な中古が存在しませんからね。




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EOS Rの実機をいじってみました 話題のミラーレス EOS R

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき有難うございます。今回はツーリング写真解説をお休みして、たまには日記風の普通のブログ投稿をしてみたいと思います。

この休日は色々と所用があってバイクには乗れず、ちょっとした空き時間でカメラ屋さんに足を運んでみました。すると話題の新型ミラーレス機 EOS Rの実機があったので少しイジってみたのでEOS Rについて感じたことを書いてみたいと思います。

EOS R グリップや構えやすさは良好、質感も良く所有欲を満たしてくれます。

いまカメラ業界は従来の光学ファインダーを搭載したデジタル一眼レフの時代から、ミラーレス一眼レフ主体の新たな時代となる過渡期を迎えています。先行して好評だったSONYのα7はフルサイズミラーレス機という意味では独壇場と言っていい存在でしたが、大御所といえるキャノン、ニコンの二社がこの秋にSONY α7の牙城を崩すべく投入した2モデル キヤノンEOS R 、ニコンZ6、Z7の登場で勢力図がどうなるのか注目が集まっています(私はあまり関心ありませんが…)。

ここで言うミラーレス一眼とはフルサイズセンサーを搭載したハイアマからプロにまで対応したスペックであること、そしてファインダーを搭載したモデルという意味でのミラーレス一眼の話題でございます。ミラーレスのファインダーとは電子的な映像がファインダー内に表示されるEVFというファインダーです。

ミラーレス機の普及でEVFという言葉が定着し、それと区別する目的で従来のペンタプリズム等を使った光学的なファインダーをOVFと呼ぶようになりました。

従来のOVFはピントを合焦させるのにフォーカシングクリーンに設置された測距点で行っていますが、そのポイントは中央に寄っていて高速で動く被写体を画面の四隅などで合焦させるのが苦手でした。それに対しミラーレスに搭載されているEVFは画面全体に測距点があるためAF性能で有利と言われます。

その他にもボディがコンパクトであったり画面をタッチした部分にすぐに合焦させたりと利点は多くあり次世代のカメラと言われてきました。

実際に店頭にあったEOS Rを電源を入れ、各機能を操作し、何枚か試し撮りをした感想を書いてみたいと思います。




・ファインダーを覗くとモニターが消え、EVFが表示する。ファインダーから顔を離すとEVFが消えモニターが表示する。これには最初びっくりしました。という事は撮影現場ではEOS Rの電源を投入したら通常のデジカメのように常時モニターがライブビューしているのが基本という事のようです。慣れればこちらの方が良いかもしれませんね。

・ボディの大きさ、重さは通常の一眼レフに慣れたユーザーであれば可もなく不可もなく自然に持てるボリューム感だと感じます。展示していたEOS RにはRF24-105㎜F4L IS USMというズームレンズが装着されていましたが、ボディとレンズのバランスも良く構えやすいと感じました。

ただしミラーレスは小さいという先入観があると「これでミラーレスか?」と思うほど大きく感じます。EOS6D mark2と大きさは大差ないです。これについてはSONY、ニコンのライバル機種も同じです。

・質感はさすがに作りこんでいて従来のEOS中級機種以上と同様のマグネシウムボディに防塵、防滴構造で信頼感が伝わってくる質感です。カメラ好きをがっかりさせないカッコよさがあります。グリップも私の大きな手でも指先が届いてしまうことなく良好でした。

・EVFはEVFとして見れば綺麗なのかもしれませんが従来のOVFのような美しさとはほど遠く感じます。ただしファインダーを覗きながら設定した露出の明るさや露出補正した結果がすぐ確認できるのは便利かもしれません。簡単に言ってしまえば従来のライブビューがそのままファインダー内に表示されているだけと感じました。

対して私の愛用しているEOS6D mark2などミラーとプリズムを持つ従来の一眼レフはファインダー像が美しく明るく感じ、情景や被写体あるいはそこに存在する光の様子をファインダー内で確認することができます。これ、私なんかにすると凄く重要なポイントです。

私の個人的な考えですがEVFはどのような写真になるのか事前に確認できるもの、OVFは情景や被写体の様子、光の状態など肉眼ではよく分からない部分を確認するもの、と区別できるのではないでしょうか。

 

EOS Rカタログ

・操作したり何枚か撮ってみた感想。親指AFやAEロックボタンは「ずいぶん押しにくい所につけたな」という印象でしたが自分の物になってしまえば慣れの問題かもしれません。シャッター音はミラーが無いとは思えない程に歯切れのよい音でしたが、消音機能が備わっているようなので電子音なのでしょうか?

・今回のEOS Rより従来のEFマウントではなくRFマウントという新たなマウントシステムになりました。小型なはずのミラーレス機だからと言って口径を小さくせずEFと同じ54mmを採用、かつ新たなマウント通信を備えています。このマウント通信によって高級コンデジによくあるようなコントロールリングをレンズに備えていて、シャッター速度や絞り値などを割り当てることが出来るようです。

・マルチファンクションバーなる新たな操作部がファインダーのすぐ右あたりに設置されていて、指をなぞったりタップすることでISOやWBや画像送りなどが可能になっている。これには素直に新たな時代を感じて感動してしまいました。便利です。

・デモ機のEOS Rにも装着されていたレンズ RF24-105mmF4L IS USMも良さそうなレンズですがカタログに掲載されていた12月発売予定のRF28-70mmF2L IS USMもこのズーム域でF2通しとは興味深いレンズです。お値段は42万円と失神しそうな値段ですが、所有している広角から標準の単焦点がコレ1本で済んでしまうと考えれば強ち高いとは言えないかもしれません。




・・・総評として

スペックだけで比較してしまうとSONY α7の存在を脅かすとは思えません。しかしこれらのスペックは我々ツーリング写真を撮る人にとって大きな違いとは思えないので従来のキャノンユーザーがレンズ資産を生かすという意味で、いまミラーレス機を買うなら良い選択肢なのは間違いなさそうです。従来のEFマウントのレンズもEOS RのRFマウントに変換するアダプター(通常タイプで15000円、コントロールリング付きで30000円)があるので今持っているEFレンズ資産を生かすことは可能です。

このEOS Rでどのような写真が撮れるのかを試した訳ではありませんので、これ以上はコメントできませんが、フルサイズセンサーでバリアングルモニター搭載、という意味では私のEOS6D mark2と同じですしツーリング写真に向いていると言えなくもないです。

しかし話題に上がっているようなスペックに気をとられてはいけません。私がバイク用カメラとして最も残念だと感じたのはバッテリーの持続力です。私のカメラEOS6Dmark2と同じLP-E6N(1865mAh)バッテリーを使用しているのですがEOS6Dmark2が1200枚に対してEOS Rは370枚と3分の1以下の持続力なのです。これではキャンプツーリングでは何個も予備のバッテリーを持って行くか、走行中にDC12Vから電源を接続して走行中に充電するなど、色々と面倒が発生します。私のような使い方ですとバッテリー1個では日帰りツーリングでも足りないです。これは見逃せないマイナスポイントですね。

いまネットで簡単に検索したところEOS Rボディの値段は23万円くらい(定価はオープン)、RF24-105mmF4L ISが定価155000円です。もし私の前に撮影機材に使ってよい現金40万円があったら迷わず買うと思います。EVFとバッテリー持続時間の疑念は拭えませんがそれ以外の可能性を試してみたいです。

しかし同じ40万円でも何に使っても良いという事であれば、このカメラは買わずに旅の資金にあてがいたいです。現状の撮影機材に何の不自由もないのに高額な投資はできません。

ただ間違いなく言えるのはEOS Rの登場でキャノンもいよいよ次の世代にシフトしはじめた、という事実が確認できました。ともするとキャノン内ではEFレンズはもう開発がストップしていて全てRFレンズの開発に注力されているかもしれません。かつてFDマウントからEFマウントに変わったようにEOS Rの登場を機に新たな時代が始まる予感です。

このEOS Rが新たな世代のカメラなら数年後には後継機や派生機種が発売され、やがてこのタイプが普通のカメラとして普及していくのでしょう。その時になって光学ファインダーのカメラはどうなっているのでしょうか?多くの進化は新たな機能にばかり注目されがちで、人々に注目されない何かを失っていくものです。そして失ったものが実は大切なことだったと気が付くのは何年も先だったりします。キャブレターが最高だ、真空管アンプとアナログレコードが好きです、といった具合に未来に「カメラは光学ファインダーだ」とうったえる玄人が出現するかもしれませんね。

そしてこのEOS Rを皆さんにバイクツーリング用としてお勧めできるカメラか?と聞かれれば現状でフルサイズ一眼レフをお使いであれば、わざわざ買い替える必要はないと思います。ツーリングシーンでは素早く動く被写体を精度の良いAFで追うシーンは少ないからです。

現状がコンデジで一眼へとステップアップしたい、という事であれば良い選択肢だと思います(ボディ+RFレンズで予算40万円ですが!)。そしてはじめてカメラを買うよ!という初級者の方にはお勧めいたしません。写真のことを学ぶ上では光学ファインダーは良い仕事をしてくれるのです(理由はここでは割愛)。

カメラを買い替えるか悩んだ時、そのカメラを手に入れて自分の写真がどう変わるか?これを考えて答えが明快に出ないようなら買い替えは控えるべきです。新型のカメラやレンズの話題でメディアが盛り上がっていても、私たちはいつも写真のことを考えましょうね。

EOS Rをお店でみてきた感想でした!!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

CASIO エクシリム EX-10

バイクツーリングのレンズ選び4 まとめとオススメのレンズ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回まで3回に分けて私が愛用しているレンズのご紹介を兼ね、レンズの選び方について解説してきました。

レンズ選び1 超広角~広角レンズ編

レンズ選び2 標準レンズ編

レンズ選び3 望遠ズーム~超望遠レンズ編

といっても私の場合はかなり特殊ですので、皆さまのご参考になる情報があったか疑問ではありますが…。今回はそんなツーリングに適したレンズ選びについて究極のツーリング写真流に【まとめ】と皆さまにオススメのバイクツーリングに適したレンズをご紹介したいと思います。

 究極のツーリング写真流 レンズの選び方

1.レンズ選びは「こんな写真を撮りたい」という具体的なイメージを最初につくる

広がる風景を印象的にしたいなら広角レンズ、ライダーを主体に背景を美しくボカしたいなら解放の明るいレンズ、といった具合に自分が撮りたいツーリング写真のイメージを作るのがまず先決。これがないとネットで話題の最新モデルや高級なレンズを買えば良いのか?と惑わされてしまい、自分の考えでレンズを決めることができません。

2.撮りたい写真に必要な焦点距離を決めよう

風景主体なら広角、バイク&ライダーを主役に自然な画角で撮るなら標準、友達の走行写真を撮ったり、遠景の山や夕陽などを引き寄せて迫力のシーンを撮るなら望遠。自分の好みに合わせて最も重要視したい焦点距離域を大まかに決めましょう。

3.ツーリングで持ち出せる機材ボリュームを決めよう

バイクの車種がSSだったりツアラーだったりといった車種による積載能力やバッグ、ケース類の容量などによって、人それぞれカメラ機材を持っていけるボリュームが異なると思います。望遠ズームを含めた交換レンズ3本!なんて人もいればコンデジ1つが限界…という人もいるはずです。一般的には一眼レフまたはミラーレス機にズームレンズ1つでしょうか。頑張って交換レンズ+1本でしょうかね。

4.欲しい焦点距離と機材ボリュームが決まったら単焦点かズームかを決めよう

一本しかレンズは持って行けない…という方にはズームレンズがお勧めです。収納、積載に余裕のある方でしたら標準ズームの他に広角側の単焦点レンズか、望遠側で解放の明るいレンズなどを追加すると良いかもしれません。

5.予算と相談していくつかの候補から選択しよう

ズームレンズか単焦点レンズか、欲しい焦点距離、解放F値など大まかに決まったら予算に合わせて候補を絞ってみましょう。スペック的な部分がどうしても譲れない、といった場合は無理に純正にこだわらずSIGMAやTAMRONといったレンズメーカー製も選択肢に入れてみましょう。もちろんヤフオクやメルカリで中古を狙うのも予算を抑えるのに賢いやり方です。




 

逆光のシーンでフレア、ゴーストを抑えたいなら光学系やコーティングの優れたレンズを選びましょう

☆ズームレンズか単焦点か

これはツーリングで持っていける機材ボリュームに余裕のある人の選択ですが、もしボディに加えてレンズは3本は持っていけるよ!というスゴい人がおられましたら28㎜単焦点、50㎜(F1.8くらいは欲しい)単焦点、70-200㎜望遠ズームの3本がお勧め。もしくは20㎜単焦点、35㎜単焦点、70-200㎜望遠ズームです。

標準単焦点レンズ 左:SIGMA50mmF1.4DG ART 右:キャノンEF50mmF1.8STM

ズームレンズ1本でいくぞ!という事であれば多くのメーカーから製品化されている24-105㎜ズームレンズがお勧めです。キャノンであれば下記の通り。

・EF24-105㎜F3.5-5.6 IS STMで定価7万円、重量は525g。

・高級なLでEF24-105㎜F4L Ⅱ IS USMで定価15.5万円で重量は795g。

・APS-C機のユーザーであればEF-S18-135㎜F3.5-5.6IS STM 6.8万円で重量480g。

SONYのEマウントであればFE24-105㎜F4G OSSで定価16.5万円。ニコンなら24-120㎜としてラインナップしているようですね。

キャノン EF24-105㎜F3.5-5.6 IS STM

 

F4通しやコーティングなどスペックは譲れないが価格は抑えたい場合のSIGMA24-105㎜F4 DG HSM ART 12.5万円(キャノンのLと3万円しか変わらない・・・)で重量は885gとチョット重い。

キャノンユーザーの場合、コスパと重量を考えると、圧倒的にEF24-105㎜F3.5-5.6 IS STMがお勧めです。EF24-105㎜F3.5-5.6 IS STMでは画質の面で若干心もとないと言う方は中古でEF24-105㎜F4L ISの旧型の1型でしたら中古相場は4万円台であるので、これもオススメです。

SIGMAやタムロンといったレンズメーカー製を選ぶ場合の注意点は防塵、防滴の性能が純正より劣ること、これは過酷な環境で使用する我々バイク乗りにとって軽視できないポイントです。ただ私は長いことSIGMAレンズを愛用していますが壊れたことは1度もありません。それとボディ側のレンズ補正機能やDPPなどのメーカーのレタッチソフトで一部の機能が使えないなどあります。買う前に事前に情報をリサーチしましょう。

EF35mmF2 IS 絞り込んでパンフォーカス

 

単焦点はズームレンズより描写が美しい…とはよく聞きますが、ひと昔前のズームレンズと違って現代のそれなりのグレードのズームレンズであれば、単焦点と比較して明らかに描写に差が出るとは言い難いです。

単焦点レンズの描写は確かに素晴らしいですが、特殊な用途で発揮するメリットを除いて我々オートバイ乗りにはデメリットの方が目立つのは事実です。欲しい画角に合わせて買い揃えるのも経済的ではないです。何よりツーリングに行くのに3本も4本もレンズを持って行くなんて厳しいですよね。

なので総合的に考えてもバイクツーリング用はズームレンズがお勧めですが、以前に解説したように初級者の人にとってはズームレンズは上達できなくなる落とし穴もあるので、その点だけ要注意です。




☆高級なレンズは果たして必要か

Lレンズを使用している私が言ったら説得力ないですがハッキリ言って高級なレンズはバイクツーリングでは必要ありません。メーカーは製品が実際に販売されるまでの開発費、材料費、生産コストなどを計算して定価を設定します。ユーザーからみた製品の魅力の差で価格を決める訳ではありません。

キャノンEF35㎜F2ISが8.3万円、EF35mmF1.4LⅡUSMが28.5万円。F値こそ違いますが同じ35㎜単焦点レンズで20.2万円の価格差です。しかも安い方のF2には手ブレ補正機能が備わっています。我々ユーザーにとって、この価格差が妥当であると納得できるほどのメリットはなかなか感じられないと思います。

では高級なレンズはなぜ存在しているのでしょう?高度に修正された色収差やF2ではダメでF1.4でなくてはいけない!という要求が自分の撮りたい写真と深く関係しているのであれば、それは選択肢として十分アリだと思います。しかし多くの場合はカメラ業界での技術競争や写真ではなくカメラが大好きだ!というカメラ好きの人たちのトレンドに過ぎないのではないでしょうか。

SIGMA35㎜F1.4DG ARTという素晴らしく好評なレンズからEF35㎜F2ISに買い替えた私の個人的な感想としては世間で騒いでいる「感動の描写性能!」みたいな世界は、実は自分の好みの写真とあまり関係なかった…というのが率直な感想です。

美しいボケ味、解放からシャープで抜けのよい、ピントの立ち上がりがよい、とか良く耳にしますが、そういったことが自分の撮りたい写真と関係しているかそうでないか、これで高級なレンズを買うかどうか決めましょうね。それと高級なレンズとは解放が明るい大口径レンズの場合が多く、画質を高めるためにレンズ構成も多く複雑です。つまり重量があり大きいので撮影機材の積載に制限のあるバイクツーリングにはこの点でも課題になることを忘れずに覚えておきましょう。

太陽や月を引き寄せたいなら超望遠レンズ

☆自分が撮りたい写真が撮れるレンズを選ぼう

レンズ選びは作者の独自で決めるものです。少なくともある程度の経験を積んだ人であれば、自分の写真に対するスタイルや好みが自分で把握できていると思います。バイクへの積載能力や予算などは自分にしか分かりません。つまり雑誌やネットで話題になっている情報はほとんどアテになりません。雑誌やネットで得るこれらレンズやカメラの情報で有益なのは初期不良があってアップデートされたとか、間もなくモデルチェンジなので販売店で安売りが始まるだろう、とかそういった話題ではないでしょうか。

例えばSIGMA150-600㎜F5-6.3DG CとTAMRON SP150-600㎜F5-6.3Di VCといった具合にスペックも価格も似通っているレンズを選びたい場合は大いにネットでの情報や作例を参考にすると良いと思います。しかし、そうではなく「私がツーリングで素敵な写真を撮るのに良いレンズは何だろう?」という疑問についてはネットでいくら検索しても紛らわしい情報ばかりで答えは出てきません。

繰り返しになりますが、まずは「こんな写真を撮ってみたい!」という写真への憧れが先決です。「ステキな写真」「イケてるの」「すげー写真を!」とかではなく「雄大な風景を写真にしたい」「旅のシーンを臨場感で伝えたい」など具体的であるほど選択は明快になります。このように興味の対象がまずは写真でないと製品を選ぶことができない、それがカメラ&レンズなんです。

うわ~3500文字も書いちゃいました。これ全部読んでもらえただろうか…今回はこの辺で…




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バイクツーリングのレンズ選び3 望遠ズーム~超望遠の使い方

前回の続きです…

ツーリング写真、バイク写真におけるレンズ選びについて解説しております。といっても皆さまにオススメできるレンズという意味ではなく、あくまで私が現在使っている機材の紹介です。皆さまにオススメできるレンズ選びについては次回に書いてみたいと思います。

1回目の超広角と広角レンズ、2回目の標準レンズ、そして今回が3回目の望遠ズームレンズとなります。




・キャノンEF70-200㎜F2.8L IS

キャノン EF70-200mmF2.8L ⅡIS(白いレンズ)

今までの解説ではEF14㎜F2.8L、EF35㎜F2IS、SIGMA50㎜F1.4ARTといった具合に単焦点レンズのご紹介でしたが、ここでズームレンズの登場です。キャノン純正のLレンズ EF70-200㎜F2.8L ISです。このレンズはキャノン大三元などと呼ばれている3つのF2.8通しズームレンズの1つです。

大三元レンズとはEF16-35㎜F2.8L、EF24-70㎜F2.8L、そしてこのEF70-200㎜F2.8Lの3本でどれもLシリーズの高級レンズとなります。

定価は28万円ですがヤフオクなどでの中古相場は旧型ということもあり7~8万円くらいでお得な感じです。

現在では2018年9月に登場したばかりのEF70-200mmF2.8LⅢ IS という型番で3型に進化しています。私のモデルは2つ前ですが、手ブレ補正ISが搭載された第2世代の70-200F2.8です。といっても発売は2001年頃なのでけっこう古いモデルです。フィルター径77㎜、重量1470gですので気軽にバイクに積んでいくような代物ではありません。ではなぜ大きく重い望遠ズーム、ましてや大口径F2.8にこだわって使っているかを解説したいと思います。

キャノンEF70-200㎜F2.8LⅡ IS F2.8

こちらの作品をご覧ください。2017年の夏の北海道ツーリングのひとこまです。網走のアラゲハンゴンソウ(特定外来種)が咲き乱れる空き地で撮りました。少々マニアックな話ですが被写界深度とはたとえそのレンズの解放を選んでも、よほど近くの被写体でない限りは点ではなく、ある程度の奥行きが存在します。

ではその奥行方向に存在している合焦の範囲をどの位置に設定するのか?AFに任せていると普通にピントピークがメイン被写体(この場合はライダー+バイク)に合います。これをAFに任せず少し手前に合わせたのが上の写真です。バイクとそれより手前側の数メートルに存在する花にピントを合わせました。

背景も美しくボカしてこのように撮る、これがやりたくてF2.8を必要としているのです。逆に言うとたったコレだけのために大きく重いF2.8望遠ズームを持ち歩いているとも言えます。

70-200㎜という焦点距離の用途は次の通り。特定の被写体(主にバイク、ライダー)を主題として切り取るツーリングシーン用として70㎜。背景、遠景を引き寄せる、または空間を圧縮させる200㎜。といった具合に使い分けます。ほとんどこの2者でその中間にある105㎜とか135㎜の位置はほとんど出番がなく、ズームは撮影スペースに制約が発生した場合の最終的な微調整で使います。

 

焦点距離150㎜ 撮影場所はこれ以上は下がれない

ライダーやバイクが主役となるツーリングシーン用。なおかつF2.8で表現したい写真のイメージがあるからこそEF70-200㎜F2.8Lをバイクに積んで走っているのです。

 




・SIGMA150-600㎜F5-6.3DG C

多くの方が驚かれるのがこのレンズです。まさかバイクツーリングで600㎜の超望遠??!私がこのレンズを使って撮りたいものは明確で「道」です。道は旅と密接な関係のある被写体で、道は不思議なことに写真の主題として撮ると、見る人々に何かを誘うような写真になる…と最近になって気が付き、特にこのレンズをもってツーリングに出る機会が増えました。

このレンズを手に入れる前はキャノンEF100-400㎜F4.5-5.6L ISという直進ズームの望遠を愛用していました。しかしある方が野鳥撮影用に所有されていた600㎜レンズでバイク写真を撮っているのをお見かけして閃いたのです。

「600なんて考えたことも無かったけど何か面白いのが撮れるかも」そう考えた良いタイミングで我ら庶民の味方SIGMAさん(失礼ですが)が現実的な価格でこのSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryを発売してくれました。ちなみにメーカー希望価格150000円で中古相場は8万円前後でしょうか。

 

SIGMA150-600mmF5-6.3DG Contemporary

600㎜の超望遠となるとキャノン純正レンズではこのSIGMA150-600㎜F5-6.3DGに該当するレンズがそもそも存在しません(近々に発売されるのでは?という噂はありますが)。あるのはEF600㎜F4L ISという定価137万円、重量約4㎏というトンでもないレンズで、それは完全に野生動物を対象としたネイチャー写真家向けになります。

SIGMA150-600㎜F5-6.3DGを使って通常の望遠では撮れないような道の表情をとらえる訳ですが、このレンズは実は600㎜まで守備範囲としたレンズと考えると、すごく軽量コンパクトなのです。誰も賛同してくれないのを承知で書きますが、そういった意味でもSIGMA150-600mmF5-6.3DG Contemporaryはバイクツーリング向けと言えるのです。

EF70-200㎜F2.8LもSIGMA150-600㎜F5-6.3DGも望遠の場合は「これ以上は後ろに下がれない」というシーンがとても多いので、最終的な微調整が必要とされるためズームレンズという訳です。ライダー、バイクを主題とした特定の被写体を撮るのがキャノンEF70-200㎜F2.8L。道を主題に抽象的と言えるほど強烈に圧縮した写真を撮るときがSIGMA150-600mmF5-6.3DG Contemporaryとなるわけです。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG + キャノンエクステンダー×2

 

次回はレンズ選びの総合的なお話とオススメのレンズです。

つづく

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

SIGMA150-600mmF5-6.3DG Contemporary

スナップではありませんが、今年1月の月食の様子を撮った1枚です。SIGMA150-600mmF5-6.3DG Contemporaryに×2エクステンダーを装着して1200㎜相当で撮影しました。さらにトリミングで月の右を切り落として迫力を加えたものです。

バイクツーリングのレンズ選び2 標準レンズ50mm

前回の投稿の続きでございます

バイクツーリングにおける一眼レフ用のレンズ選びと私の愛用レンズをご紹介しております。前回までは超広角レンズのキャノンEF14㎜F2.8LⅡ、広角レンズEF35㎜F2ISの2つの単焦点レンズをご紹介しました。レンズ選びの基準について、どのような用途でどのようなレンズを選ぶのか?私なりの考えでご紹介しております。今回は標準レンズから望遠ズームです。

 




 

・標準レンズ SIGMA50㎜F1.4DG ART

写真右:SIGMA50mmF1.4 DG ART

やはり単焦点レンズとなりますが私の好きなSIGMAのARTシリーズ。SIGMA50㎜F1.4DG ARTでございます。この写真を撮ったころは売却してしまったSIGMA35㎜F1.4DG ARTと両方を所有していたので、間違えて持ち出さないようフードに焦点距離のシールを貼っておりました。

50㎜といえば今更言うまでもありませんが肉眼の距離感覚に近い標準レンズです(35㎜フルサイズセンサーのカメラの場合)。写真の世界では基本の1本と呼ばれる焦点距離で、これだけあれば色々と撮れるとか50㎜に始まり50㎜に終わるなどと言われます。

かく言う私もこの50㎜については過去に色々と挑戦した経緯があるのですが、正直に申し上げますと苦手です。究極のツーリング写真の熱心な読者様であれば、お気づきの方も多いかと思いますが、私の写真の多くは広角や望遠で作った作品が多く、標準というのはそもそも苦手なんです。

SIGMA50㎜F1.4DG ARTを入手する前はキャノンEF50㎜F1.4やEF50㎜F1.2Lなどを使用していましたが、ツーリング写真で良い写真が撮れた記憶がありません。特にEF50㎜F1.2Lについては紙のように薄い被写界深度に、どのように使っていいか分からず1年も使わずに売却してしまいました。今入手すればまた違うとは思うのですが…。

キャノン EF50㎜F1.4

 




 

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART 観賞者にその場にいるような臨場感を感じさせる

さてそんな50㎜レンズの使い方ですがこちらの作例をご覧ください。被写体や背景の割合、空間の表現などが肉眼に近いため臨場感があります。臨場感があるということは写真の観賞者にあたかもその場にいるような緊張を与えることができます。

さらに上の作例では前景に入れた紫の花を解放F1.4でボカすことで、その先の様子へ興味の対象を誘導させる構成になっています。こんな風にボケ味を利用して作画できるので解放F1.4のレンズは重宝します。

EF28-70㎜F2.8L EOS30D(APS-C)

こちらの作品は使用レンズはキャノンEF28-70㎜F2.8Lとかなり古いモデルのレンズで、ボディもEOS30Dと旧式です。写真自体も2006年の撮影とかなり古いのですがExifデータによると焦点距離はこのレンズのワイド端28㎜です。APS-C機なのでフルサイズ換算で42㎜くらい、つまり標準域といえる写真です。

このように肉眼に近い自然な画角というのは不思議なことに臨場感を感じさせるものです。ライダーの姿が写っていない作品ですがカメラの側にはライダーの存在を感じさせる…そんな事ができるのがツーリング写真における50㎜標準域だと考えます。

しかし大口径F1.4であるSIGMA50㎜F1.4DG ARTにも難点があって、やはり50㎜単焦点レンズと考えると大きくて重いです。そのため私はツーリングで持ち出す機会は少なく、もっぱら家族の写真を撮るときに活躍している、というのが実情です。

こういったレンズのネットでのレビューを見ていると「解放からシャープで抜けがいい」とか「ボケから合焦までの立ち上がりが良い」とか書かれていますが、実は白状しますと私はこの辺はほぼ関心がなくて、ボケてりゃOKみたいなアバウトな感じなのです。よってそのような人間にはSIGMA50㎜F1.4DG ARTなんてもったいないかな?とも感じますので機材の軽量化を狙って近々に買い替える予定もあります。

ちなみにレンズのレビューでよく見かける「抜けがいい」とは透き通っているようにクリアな画質という意味らしいです。Lightroomで【かすみの除去】をマイナスにふるのがお好きな方にはレンズの抜けは関係ない話なのですね…。

苦手なはずの標準レンズの話だけで2000文字近く書いてしまったので、望遠ズームのお話は…

次回に続く

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

紅葉の季節ですのでこんな1枚を。秋のツーリングスナップ。

バイクツーリングのレンズ選び1 私のレンズ選び 超広角~

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿でズームレンズのお勧めの使い方をご紹介しましたが如何でしたでしょうか?

ズームレンズは単焦点レンズと比較して大変便利なのは間違いありません。特に複数本のレンズを持ち出しにくい我々ライダーには重宝されます。単焦点レンズを何本もそろえる事に比べたら経済的とも言えます。しかし使い方を間違いえると上達の妨げになってしまうのはお分かりいただけたでしょうか?

お店や雑誌では「初心者の方にはこのズームレンズがお勧めですよ!」といって18-300㎜とかトンでもない高倍率を勧める人がいますが、これってヒドい話ですよね。高倍率はある意味で上級者向けだと思うのですが、お店はお客さんに上達されると何か困ることでもあるのでしょうか…。

さて今回の究極のツーリング写真解説では、そんなレンズのお話の流れです。私が現在愛用しているレンズのご紹介と、どのような理由をもって選べば良いのか?というレンズ選び方のお話をいってみたいと思います。

当ブログ 究極のツーリング写真では写真を撮るときにカメラの電源を入れる前に、まず頭の中でどんな風に撮りたいかのイメージを想像しましょう、という話を何度もしてきました。実はレンズ選びもこれと同じ考え方です。空や海など広がる風景が好きだからこのレンズを買った、次のツーリングでは道をテーマに撮りたいからこのレンズを持って行くぞ!といった具合に【想像に描く作品】が具体的なほどレンズ選びは明快になっていきます。

それでは、まずは広角側からご紹介していきます。

 




・キヤノン EF14㎜F2.8LⅡ USM

超ワイドな広角単焦点レンズ CANON EF14mmF2.8Lの2型です。キャノンの高級レンズシリーズ【L】で定価307000円とお値段も高いです。私は写真をはじめた2005年くらいに初期型のEOS KissDと一緒に何を勘違いしたのかSIGMA AF14㎜F2.8 ASPHERICAL EXという14㎜レンズを中古で購入してしまい、その流れでキャノンEF14㎜F2.8Lの1型、そして現在の2型と買い替えてずっと14㎜を使用してきました。

SIGMA AF14㎜F2.8 ASPHERICAL EXを使用していた頃から、この超広角域では逆光のシーンも多いなと感じ、コーティングも含めた光学性能に優れる純正EF14㎜F2.8Lに買い替えたのです。

今になって考えると逆光時のフレア、ゴーストあるいは収差といった特性も表現の1つとしてアリだな…と感じるようになったので、今になってもう一度シグマAF14㎜F2.8 ASPHERICAL EXを使ってみたいな、とも感じますが現在ではSIGMAからは大変優秀なARTシリーズとしてSIGMA14㎜F1.8DG HSMまたはSIGMA14-24㎜F2.8DG HSMが発売されているので、試すならコチラなのでけどね。

しかし14㎜といった魚眼レンズのようなワイドさです。歪みも発生するので基本的にはバイクや車といった人工物が登場するシーンには不向きといえます。ツーリング用、バイク写真用としてオススメできる広角レンズの限界は一般的に考えて24㎜あたりだと思います。

私の場合は個人的な趣向で思いっきり広がり感のある写真が好きで、その上でバイク米粒構図もいとわない(バイクを小さく写す分には歪みは気になりません)ので14㎜を飛び道具的に愛用しております。

もちろん星空の元にキャンプサイトといった星景写真でも活躍するのは言うまでもありません。

EF14mmF2.8LⅡ 超広角で景色の広がり感を表現

このように広がり感を表現するには最高ですが、歪みの処理をどうするか?少しでも下を向けると自分の影や足が写ってしまうなど扱いが難しい面があるのも確かです。

キャノン純正EF14㎜F2.8LⅡ 高いですが中古相場は12~15万円くらい。1型でしたらもっと安いです。中古のタマ数が少ないのを見ると需要自体が少なくて、それだけでも特殊なレンズであると判断できます。そう考えると数十万円は対価として見合わず、最近ではNEEWER、SAMYANG、中一光学といったお求めやすい価格のチャイナブランドを選ぶ人も増えたようですね。とても賢い買い物だと思います。

 




・キャノン EF35㎜F2 IS

左:シグマ35㎜F1.4 DG ART   右:キャノンEF35㎜F2 IS

実は今年の春頃に今まで愛用していたSIGMA35㎜F1.4 DG ARTからキャノンEF35㎜F2 ISに買い替えたのですが、とにかくこの35㎜という画角は私にとって非常に出番の多い画角でして仮にレンズは1本だけしか持っていけない!という条件が発生した場合は私ならこの35㎜を持っていきます。

シグマのARTシリーズは純正レンズの存在を脅かすほど高い描写性能を誇る、非常に優秀なレンズですが自分が撮りたい写真に対して必要な性能か?を冷静に問い質してみると、最近の私の趣向では高画質すぎて逆に不自然とか収差があっても悪くはないとか天邪鬼的に考えることも増え、そもそも35㎜で撮るシーンについては絞り込むことが多くF1.4まで開く出番は少ないというのが買い替えの理由でした。

キャノンEF35㎜F2 ISはレンズ内手ブレ補正機能の付いた広角単焦点レンズで、Lレンズではありませんが定価は83000円と割とお高いレンズではあります。ちなみに解放値などのスペックは異なりますが高級なLレンズであるEF35㎜F1.4L Ⅱは定価285000円と何と20万円以上も高いです。

そして決定的なのは写真でもお分かりの通り解放の明るい高級レンズと比較すると、とても小型軽量なのです。

SIGMA35mmF1.4ART 35㎜は特定の被写体を主題として撮るときに活躍

 

このように旅先で出会った被写体を撮るときに活躍するのが35㎜です。漁船、樹木、花、ヘルメット、オブジェ、もちろんバイクやライダーなど、特定の被写体を主題として画面構成するときに背景となる範囲が丁度よく寄りやすいのですね。

そしてこのような撮り方をするときにパンフォーカスを狙う場合が多いので、絞り込んで使う訳ですが当然絞り込むとシャッター速度は遅くなるので、手持ち撮影の場合は手ブレが発生しやすくなります。そこで重宝するのがEF35mmF2 ISの手ブレ補正機能(シャッター速度換算で4段分)ということです。

ちなみに35㎜ならどうしてもF1.4が欲しい!しかし予算は最小限に抑えたい、という方にはサムヤン製35㎜F1.4でしたら実売で7万円前後、しかも性能もかなり好評みたいですよ。

この投稿は長くなりましたので次回に続きます

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

リコーGRといえば新型のGR3が発表されたようですね。個人的にはGRデジタル時代くらいに小型化してほしいのですが…本体サイズは現行GRと変わらないようです。

房総の紅葉撮影スポット 秋の紅葉ツーリングを写真にしよう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋の紅葉ツーリングを楽しまれていますでしょうか?

なかなかお休みと天気のタイミングが合わず、紅葉のピークを逃してしまいそうだ…なんてよく聞く話ですが、もし狙っていた紅葉の名所で撮り損ねてしまった方は最後の砦となる房総半島の紅葉はいかがでしょうか?

房総の紅葉は例年だと12月初旬が見ごろとなります。他の関東圏の紅葉名所と比較しても、かなり遅いタイミングですので逃してしまった方にはオススメです。

さて今回はそんな房総の紅葉撮影スポットのご紹介です。





千葉県市原市の南部に位置する梅が瀬渓谷とその周辺の林道です。

10年ほど前までは周辺の林道はダートが残っていましたが、現在ではほぼ全線が舗装化されてしまいオフロードを愛するライダーには寂しい限りです。唯一、未舗装路である大福山の南側に位置する林道大福山線はダンプカーの往来が激しく固く締まったダートに穴だらけという最悪の状態です。

紅葉の景観を楽しむ林道は月崎大久保線で梅が瀬渓谷の駐車場から行くと柴田美術館が目印、終点は小湊鉄道の月崎駅の近くに出ます。また梅が瀬渓谷の駐車場付近の道は紅葉の写真を撮りに来た人の車が多いです。対向車に注意しましょう。

 




 

人の多い梅が瀬渓谷の周辺から少し離れて林道 月崎大久保線に入るとこのような景色が待っています。局所的ではありますが、モミジや楓が美しくトンネル状になります。平日であれば通行量も少なく快適に撮影に集中できると思います。

↓↓↓写真のポイント↓↓↓

この季節になってしまえば房総の山にいる厄介者、ヤマヒルの心配はないと思います。房総の人気ローカル鉄道 小湊鉄道の風景と合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか?

房総のおすすめ紅葉撮影スポット 梅が瀬渓谷と月崎大久保林道でした!

 




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たった5分で消えた絶景。逃してはいけない!シャッターチャンス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがカメラは今後、どのように進化していくのでしょうね?

古くから存在するカメラメーカーは従来通り光学系や連写性能や画像エンジンの開発を今後も進めていくと思います。しかしそれらは既に成熟域であり、どこかのポイントで劇的に何かが進化するとは考えにくいですね。

私が想像するにはアップルのSiriやIBMのWatsonのような人工知能(AI)を搭載したカメラが登場し撮影者と会話しながら撮れるカメラが出てくるのではと思います。

AIカメラは撮影者の意図をくみとりフレーミングや構図をも画像処理ソフトで加工してしまう。運動会なら我が子の顔を事前にAIに認識させて、どんなシーンでも間違いなくAFを追従させる。「もっとカッコよくバイクを撮って」とか「もう少しドラマチックな感じで風景を」なんて具合に簡単にカメラに注文すれば、その通りにやってくれる。そんな夢のようなカメラが登場するような時代は、実はそう遠くないと思います。

夢のような…?本当に写真が好きな人にとっては悪夢のような時代とも言えるかもしれません。多くの人はボーナスで新型のAIカメラを買って、旅行やツーリングでそのカメラで写真を撮る。構図やらフレーミングやら面倒なことは全てカメラのAIに丸投げで撮影者はカメラに向かって注文を言うだけ…。これでは個性を打ち出したり、作品に感情をこめたり、見る人の心を揺さぶる作品なんて無理ですよね。

光学系やメカはカメラメーカー製、AIはアップルやIBM製、画像処理はAdobe製…そんな次世代型AIカメラが登場する日がきたら、我々オールドスタイルの写真家はAIカメラなどに負けないよう、人の心にうったえる作品を生み出せる能力が、現代よりもより要求されると予想されます。

同時に綺麗に撮ることや、計算されたような構図やデザインだけに執着して撮っていた人は、AIカメラの登場によってたちまち存在価値が問われてしまうでしょう…。いくら上手に撮っても「これは新型のAIカメラで撮ったのですか?」と聞かれたらそれまでですからね。

 




 

さて今回は風景写真におけるシャッターチャンスのお話です。

こちらの作例をご覧ください。嬬恋パノラマラインでの夕景のシーンです。斜めに差し込む夕刻の太陽光が印象的です。特に中遠景にある緑の木々に光が当たる様子が気に入ったのでライダーも登場させた写真を撮ろうと思いました。

 




 

ところが!カメラを三脚にセットしてアングルを調整しタイマーのセットをして撮影を開始したころには、ご覧のように中遠景にあった木々の光は無く、日陰になってしまったのです。Exifデータを確認するとこの2枚の写真の撮影時間の差はわずか5分です。たった5分で太陽はあっという間に傾き別の風景に変貌してしまったのですね。

シャッターチャンスという言葉を聞くとスポーツシーンやスナップを思い浮かべるかもしれません。しかし風景写真においても刹那の瞬間は存在していてイメージを作ったときの風景は必ずしもモノにできるとは限りません。特に夕日や虹などはあっというまに消えてしまうものなのです。

はい、今回はコレだけ!

次回は紅葉の撮影シーンを使った構図の解説をいたします。お楽しみに!

~本日の毎日100ショットスナップ~

北海道ツーリングで撮った「ツーリングスナップ」です。廃船置き場で出会った風景。船首部分によって朽ちた木の質感を表現してみました。

 





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↓↓↓撮影地↓↓↓

R1200GS おすすめカスタマイズ タイヤ空気圧モニター

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋のツーリングシーズンを楽しまれていますか?地域によっては紅葉の便りが届いてきそうですが、志賀高原や磐梯吾妻スカイラインなど標高の高い山岳ルートもそろそろ紅葉が見ごろかもしれませんね。

紅葉の景色など季節を感じるツーリング写真も素晴らしいものです。この最高の季節に改めて「ツーリングのワンシーンを切り取る」というテーマを胸に写真活動をしていきたい所存です。

そういえば先日、予約投稿として保存していた記事を公開直前で誤字などないかチェックしていたところ「活動テーマは…」と書いたつもりの部分が「カツ丼テーマは…」になっていました…。おそろしい、公開前に気が付いて良かったです。 …まあカツ丼好きですけどね。

 




 

さて今回はR1200GSのお役立ち情報として、R1200GSおすすめのカスタマイズです。カスタマイズと言うかアクセサリーに近いかもしれませんが。

以前もいちどご紹介しましたがタイヤの空気圧をモニターするタイヤウォッチなるものです。今の季節、夏の気温が高い時期から空気圧をチェックしていないと、思いのほか空気圧が下がっている場合があります。いつも空気圧を気にかけている人なら、給油時にスタンドで空気圧調整すると思いますが、ついうっかりチェックし忘れると想定外に空気圧が低下して良いことがありません。

そんな時、常に空気圧をモニターできれば空気圧調整を忘れてしまうこともありませんよ。

私が愛用しているのはLDLテクノロジーのTIRE WATCHなのですが、最初にR1200GSに取り付けてから約10年使用していますが、現在でも活躍している非常に信頼性の高い製品です。

空気圧のセンサー&送信部はこのようにエアバルブ部分になります。R1200GSの場合はエアバルブがノーマルだとガソリンスタンドのエアチャックが接続できない場合があるので、このように真横を向いてくれるとその心配も無くなります。

このエアバルブ内にあるユニットにはバッテリーが内蔵されているのですが、約10年も持続しています…

タイヤ空気圧は走行時による内部温度変化などにも影響されるので走行中のチェックも重要です。例えば真冬の高速道路では駆動輪であるリアは摩擦エネルギーが発生しているので冷えることはありませんが、前輪はブレーキをかけない限りは転がっているだけなので、前方からの空気に冷やされてみるみる温度が低下していきます。

高速道路からインターで降りる際に、インターのカーブでフロントからスリップダウン…なんてよく聞きますが、スピード感覚の麻痺によるオーバースピードの他にも冬場であればタイヤが冷えてしまったから、なんて原因も考えられます。

 




 

以前にこんな事がありました。

ハイデナウK60 Scautを新品で入れた直後でした。高速道路を走っていたら何か変だなぁ…と感じタイヤウォッチに目をやるとパンク警告表示が!あわてて下道に降りてガソリンスタンドで空気を補充し、タイヤに釘でも刺さっていないか点検しました。

しかし、いくら探せどタイヤ表面に異常はなく再び走り始めると、ある兆候に気がついたのです。それは時速80㎞程度を境に数分に0.1barのペースで空気圧が落ちてゆき、100㎞以上出すとみるみる低下していくのです。

下道で60㎞以下で走っている分には全く空気は抜けません。結局、タイヤ交換を依頼したディーラーに持ち込んだところハイデナウK60のビードが固すぎて、リムの密着が悪かったそうです。スピードを出すと遠心力で隙間ができて漏れていたとか。これはビードシーラーをリムに塗ってもらい解決しましたが、現象を正確にメカニックに伝えることが出来たのはタイヤウォッチのお陰です。

これが無ければ停止状態でタイヤに石鹸水をぬって「どこも空気もれていませんね~様子みてください」で解決せずに帰されているところでした。

しかしこのLDLタイヤウォッチ、とても素晴らしい製品であるにも関わらず、現在はこのオートバイ用は販売していないようですね…。LDLはこの分野では4輪やレーシングカーで有名なのですが、オートバイ業界でなぜ成功せずにやめてしまったのでしょうか。

現在でもLDLでなければ似たような製品が販売されていますので、空気圧モニターはぜひ試してみてくださいね。R1200GSに限らず全てのオートバイにオススメのアクセサリーです。

 




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