カメラは使いやすいお気に入りであること カメラ選びの基本

「カメラを買おうと思っていますが何がおすすめですか?」

これ、よく聞かれるんです。実は私はあまりカメラ自体には詳しくはないのです。最新のモデルがここが良くなった、とかAFが優れているとか、描写が素晴しいとか。全く関心がない訳ではないのですが、どうも撮る方に夢中になりすぎているせいか、よく知らないのです。

そのため、カメラのことを聞かれても最新の製品情報としての有益なアドバイスは苦手です。しかし全くの主観でも良いということであれば、写真が好きな人やこれから始めたい、という人に何らかのアドバイスはできるかな?と感じ、今回はカメラの選び方について書いてみたいと思います。

~カメラは何を買おうか?~

といっても本当にいろんな種類のカメラがあって、確かに初めての方や詳しくない方にとっては選ぶのは簡単ではないですよね。

コンデジ入門機、コンデジ中級機、コンデジハイエンド機、ミラーレス一眼、一眼レフ入門機、一眼レフ中級機、そしてフルサイズセンサーの一眼レフハイエンド機。

一般的なデジタルカメラだけでも、こんなにあります。さらに一眼レフならどのようなレンズを揃えるかも重要ですよね。

私は人にカメラ購入時のアドバイスをするときに、その方がどのような気持ちで写真を撮りたいと思っているか?をまず聞いてみます。

素敵な写真をたくさん撮って家族や友達に見せたい!ツーリングに行ったらきれいな景色の中で愛車をかっこよく撮りたい、人それぞれ様々あると思います。

そして何より「いい写真が撮りたい」という気持ちの情熱の温度を知るようにしています。私のように沸騰している人間ばかりでないのは分かっていますので。

情熱の温度が低いのに大きく重いカメラを買って、結局は持ち歩かなくなったり、値段の高い機種を買ってしまい使いこなせず、高い買い物だったと後悔させたり、そのような間違いがないように、どれくらい本格的に?趣味として極めたい?あるいは私のような写真が撮ってみたい(と言って頂ける方は稀ですが)?、なるべくヒアリングしてみます。

これから写真をやりたい!または新しいカメラを買って、さらに本格的にやりたい!という方の情熱の温度は最初は低くても大丈夫です。写真を撮る喜びを知ることにより、徐々に温度は熱くなっていくものですから。

上:リコーGR  下:ソニーRX100

全ての人の要求にぴったりなカメラは存在しません。現在のレベル、情熱の温度、どんな写真が撮りたいか、それと予算などに合わせて大まかな選択肢を作っていきます。

スリムなコンデジは機能が簡略化されている反面、持ち運びに優れているため気軽にポケットに入れて出かけることができます。カメラを持って出かけるのが面倒と感じることがないでしょう。

一眼レフは「よし!カメラ持っていくぞ」という意気込みが必要ですが、優れた画質と操作性では理想的な選択肢です。もちろんレンズを交換することにより表現の幅が広がるのも大きな利点です。

これだけはやめておけ!というカメラはほぼ無いと言い切って良いです。10年以上前は「これは酷いな」と思うコンデジはメーカーによって存在していました。特に家電系メーカーは派手な発色で画像を作ることにより綺麗に撮れているように思わせている「まやかしコンデジ」が多かったのです。



バカチョ〇カメラ(死語であり現在では放送禁止用語だそうです)でいいんだぁ~、私はオートモードだけでOK!みたいな方々に「まやかしコンデジ」は大ウケでした。当時、派手な発色は良い写真に見えたようです。

今はそういった需要のカメラはスマホのカメラ機能(カメラアプリ)にごっそり持っていかれたので、まやかしコンデジは消滅したと言って良さそうです。

多くの人が「写真を綺麗に撮ること」に必要以上に執着しているように思えます。これは昔は綺麗に撮ることさえ難しかった時代があり、そのことが記憶にそう遠くないのが原因でしょうか。画素数も同じで高画素なら偉いと思い込んでいるのも、何かの勘違いが流行してしまったのでしょう。貼り絵のように粗いデジタル画像は誰でも見た事があると思います。それって15年以上前の80万画素のデジカメとか、はじめて携帯にカメラの付いた写メールの時代の画像ではありませんか?個人的には1000万画素あれば十分だと思います。

決して画質はどうでも良いと言っている訳ではありません。確かに画質は良いに越したことはないです。ただ写真芸術史に残る名作写真や著名な写真家の傑作は、どれも何十年も前の古いものばかり。それらが最新のカメラの画像と比較して画質が悪いからと言って、現代に見たら駄作でしょうか?違うと思います。つまり画質や画素数は重要ではありますが執着すべきポイントではないですね、という話です。

ちなみに私の愛機EOS1Dxは1810万画素。2000万画素にも満たないんです。

現代のカメラで「綺麗に撮れないカメラ」なんて無いと思って大丈夫です。

割と不変的な意味合いでカメラの選び方のポイントを紹介します。

~カメラは使いやすいお気に入りであること~

ずばり、この一言につきます。

・使いやすいこと→ 写真を撮るときによく使う機能が簡単に操作できること。例えば電子ダイヤル(絞りやシャッター速度などを調整するもの)、露出補正、ISO感度の変更など。頻繁に使うのに複数のボタン操作で下の階層にいくカメラでは使いにくいのです。

それと構えたときの持ちやすさ。グリップのあるカメラを買う場合は手の大きさに合っているか。私の場合は手が大きいので一眼レフの入門機あたりではグリップが小さく、指先がボディに当たってしまいます。グリップの無いコンデジの場合はリコーGRくらいの本体の大きさが一番持ちやすい大きさです。

コンデジの場合、コンパクトなほど偉いと思っているミニマリストの方がいらっしゃいますが、小さいカメラは操作するボタンやダイヤルも小さく、手の大きな人には使いにくい場合があります。

手の小さい方はいくら高性能なカメラが欲しいと言ってもグリップが大きすぎてホールドできなかったり、または重く感じるようではダメです。



・お気に入りであること→買った後、お気に入りになるかどうか?それはあなたにしか分かりません。難しいかもしれませんが、なるべくたくさんのカメラが展示してある販売店に足を運んでみてください。いろんなカメラの中から、何となく「コレいいな」と思えるのはありませんか?レンズがやたら目立って、何となく良い写真が撮れそうとか、丸っこいのが好きとか、角ばっているのがレトロっぽくて好きだとか、専門的でなくて良いんです。

そういった何となく好きだ、が購入後にお気に入りになる要素だと思います。出かけるときにカメラを持って行こう、というとき稀に「面倒だな」と思うときもあるでしょう。そんな時にお気に入りのカメラだと持って行きたくなるんです。

 

用途に応じた機能は具体的に販売店の店員さんに尋ねてみるのも良いでしょう。あっと思ったときにすぐに撮影体制に入れるスナップ写真がやりたい、という方は電源の起動時間が早いもの、北海道ツーリングで雄大な景色を撮りたい、という方は画角が広角よりのもの、綺麗な星空を撮るぞ、という方は高感度でも低ノイズなものを、美しいボケが出せるカメラが欲しい方はレンズの解放値が明るいものを。このように具体的に質問を用意していけば、店員さんは最新のカメラの特徴を熟知しているので良きアドバイスがあるでしょう。

逆に質問に具体性がなく「いいカメラが欲しいんですが」「人気のカメラはどれですか」では店員さんのノルマに関係した製品を薦められる可能性がありますよ。

カメラ選びのお話はまたいつか続きをしますね。よく優秀な写真家の方は「カメラなんて何でも良い」とかカメラ好きは写真を撮らないとか、よく聞きますが。意味はよく分かりますが私は少しはカメラやレンズを楽しんでチョイスする、というのも大事ではないかな?と感じます。

カメラに拘りすぎるのも良くないですけどね。お金のかかることですし、この辺は極めて個人の自由だとおもいます。

 




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ツーリング写真におけるLightroomフォトレタッチ講座 Vol1

みなさん素敵な写真を撮られていますか?

つい先日、自宅からほど近いゴルフ場の脇の道でイチョウが綺麗に輝いていたので写真を撮ってみました。午後の光に照らされて黄金に輝くイチョウがイメージできたのですが、どう露出をコンロトールしても、いくら粘って太陽光の変化を待っても、狙った通りに撮れませんでした。

そこで、この時に撮った写真を使ってLightroomのレタッチを解説していきます。

おさらいになりますがフォトレタッチはあくまで撮影で成しえなかった部分の補助的な作業であり、撮影時に心に描いたイメージをより表現できるよう焼き直す行為です。

では、既にLightroomを使っている方が対象になってしまいますが、作例を使って解説していきます。

こちらが元画像です。まずはLightroomに取り込んだところをスクリーンショットしました。全体的に露出アンダーなのは、明るいイチョウの部分をイメージ通りの露出で撮ると、路面が全体的に白っぽくなり陰影が消えてしまうからです。なので苦肉の策としてアンダーで撮っています。こうすることによって全ての色データが0や255にならず(0~255とは黒つぶれ~白とび)フォトレタッチに必要な色データを残すことができるのです。

ここで誤解のないように加えておきますが、黒つぶれと白とびは一般的に避けるべきと言われていますが、この固定概念に縛られず、つぶした方が良い場合、トバした方がイメージに合っている!というシーンは多々あります。ここではレタッチをするなら0や255は避けましょうね、という意味です。

 

↑まずは補正ブラシを使用して部分的に明るさや色温度などをイメージに近づけるよう調整をしましょう。

↑イチョウと芝の部分を選択。

↑本来、撮りたかったイメージに近づけるため露光量、コントラストを上げ色温度をやや暖色にふります。コントラストは好みよって、そのままかマイナスでも良いと思います。

 

↑次に薄いグレーでのっぺりと眠い印象だった路面をブラシで選択。この部分には左から差し込む光によって陰影があるのですが、このままでは僅かしか無いので補正を入れます。

 

↑露光量を暗いほうに下げ、コントラストを強め、明瞭度を強めに入れます。アスファルトの道路に限ってはかなり明瞭度を上げても違和感はないです。アスファルトらしいザラつきが表現されて個人的には好きです(あくまでアスファルトをブラシで選択した場合の話です)。

 

↑次に遠景を選択します。

↑色温度を寒色方向に補正、露光を若干暗くします。遠景とはかすみなどによって青っぽく見えるもので、遠景をわずかに寒色にふることで遠近感を表現できるのです。ただし少しだけで大丈夫です!やったかやってないか分からない位が丁度よいです。

 

最後にイチョウにハイライトが欲しいので、最も明るい部分を選択して、この部分の露光量を明るくします。サジ加減は何度もプレビューして違和感のない位の少し手前が勘所ですよ。

 

作業前の元画像

 

作業後の画像

どうでしょう。レタッチのプロセスを見てしまうと調整した部分に目が行き、不自然にも見えてしまいませんか?これは人間の心理だと思います。最初から仕上がった写真を見れば何も感じないはずですが。皆さんはこのようにレタッチのプロセスを公開するなんてことはしない方が良いと思いますよ。

今回、この写真をフォトレタッチした理由は撮影時に、イチョウを輝かせるように露出を選択すると、路面が白っぽくなってしうからです。路面は構図からそぎ落としてイチョウのみを大胆に切り取るか・・・とも考えましたが画面の左外には駐車場があり、また撮影位置もこれ以上は後ろに下がれず、頻繁に車が通るのでバイクに寄るのも難しい状況でした。

今回、こういった形でフォトレタッチについて解説しましたが、見る人によってはインチキではないか?という印象を持たれます。私の経験上、写真の技術や知識の浅い人、または芸術と向き合っていない人ほどフォトレタッチに否定的です。

いまフォトレタッチをはじめとするデジタル技術は写真界で過渡期を迎えています。わずか数年で写真に関わる多くの人々の考えは変化し、やがてフォトレタッチは現在よりも多くの人が受け入れるでしょう。

もしこれを見てフォトレタッチはインチキだ!と申し立てた方は、数年後には流されて全く違った意見を言っているでしょう。

ただし、その次元とは別に、写真芸術界に著名な写真家の中ではフォトレタッチはしない、という方は多数おられます。しかし、そのような才能豊かな方々は他人のフォトレタッチについて、いちいち苦言などしないはずです。

あくまで「演出」という大分類の中の1つとしてフォトレタッチなのだと思います。確かに無いものを付け加えたり、赤く焼けた夕日なのに紫にしたり、道路や人までピンクっぽい桜の風景だったり、思わず首をかしげてしまう過度なレタッチ画像は世にあふれています。

重要なのは自分の芸術性について、しっかりと考えを持ち表現の有効な手段としてLightroomのようなフォトレタッチを施すのが良いのではないかな?と私は思います。この辺の考え方は、いま人それぞれですので、あまり誰かのフォトレタッチについて「おや」と思ってもスルーが良いです。

ちなみに私は最近、Lightroomを使って昔ながらの写真芸術を踏襲するような仕上げにハマっています(今回の作例は違いますよ)。写りすぎちゃったところを見えなくしたり、画質が良すぎる部分をアンシャープしたり。

使い方次第で可能性は無限大。しかも自宅でゆっくりできるのですからね!過去に撮った画像も現在の感性と好みで焼き直すことも楽しいですよ。これを見てフォトレタッチ未経験の方はぜひRAWで撮影してレタッチから現像まで挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/250 Lightroom5.7.1

 

 



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私のカメラ キャノンEOS1Dx 一眼レフ

今回は私がメインで使っているカメラのご紹介です。

写真ばかりアップして「何で撮っているんだろう」という疑問を無視しておりましたので…遅ればせながら!

ただ、あまり参考にはならないと思います。普通、バイクツーリングで使うならもっとコンパクトで携行しやすいカメラか、一眼レフでも交換用レンズを複数本も持って行くなんて私くらいだと思いますので。

皆様にオススメするカメラや選び方は、また別の機会に投稿いたします。

キャノンの一眼レフカメラ EOS1Dxです。

フルサイズセンサーを搭載したプロ用のカメラで、AIフォーカスや連写性能に特化しています。なのでスポーツシーンに特に威力を発揮し、オリンピックなどでも公式に採用されていました。価格も高いです。

スポーツシーンが得意なカメラをなぜツーリング写真に?

このカメラを使用している1番の理由は信頼性です。出先で故障してしまうのは、どうしても許容しがたい事態です。オートバイに積載して走行すると、雨天による湿気、オフロード走行による激しい振動や衝撃など、通常の移動手段と比較すると過酷です。プロ機というのは重要なシーンでの故障は損害が大きいので、やはり堅牢かつ高い耐久性で設計されているのです。

高感度でのノイズが少なく日没後のシーンや星空の撮影では何かと助かる、というのもありますが、これについては他の最新カメラでも同等に良くなっているので、あまり特筆すべきポイントではないかもしれません。

~この先に書くことは参考にしないでください~

それと気合が入る!!グリップを握って構えたときの気分の高揚感ときたらありません。もし全世界に衝撃を与えるような超絶景とシャッターチャンスが自分の前に現れたら?!撮影者が自分しかいなかったら世界中の期待が「その絶景を切り取れっ」と重圧をかけてくるでしょう。そんなときに怖気づいたりしないよう「お前ならやれる!」と背中を押してくれる、そんな頼もしいカメラなのです。

すごく大きくて重いのでバイクツーリングで使うには普通は選択肢に入ってこないカメラです。というよりアマチュアカメラマンは普通は買わないです。皆さんには決してオススメするような代物ではありませんので。

私はこのEOS1Dxに主力として使っているレンズ・キャノンEF14mmF2.8L ・SIGMA35mmF1.4ART ・キャノンEF70-200mmF2.8L ・SIGMA150-600mmF5-6.3DG C の中から2~3本をチョイスして出かけています。レンズのお話はまた別の機会に記事にしますので。

カメラ、レンズの話題についてはボディの選び方、レンズ(単焦点、ズーム、広角、標準、望遠など)の使い方など今後も定期的に話題にしていきますのでお楽しみに。

 

 

 



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演出という大分類の中のフォトレタッチ

今回は写真編集ソフト Lightroomというカテゴリーの一回目の投稿です。

Lightroomはいま普及している写真編集ソフトとして最も知られているのではないでしょうか。当ブログではLightroomの細かな使用方法などについてイロハで解説はいたしません。というのもLightroomの使用法を最初から解説すると、それだけで1つのブログが成立するほどのボリュームになってしまいそうだからです。

当ブログでは究極のツーリング写真のコンセプトに基づいて、あくまで作品の補助的な要素として簡単な内容を解説していきます。(主に中級者以上が対象となります)

その前にタイトルに書きました「演出という大分類の中のフォトレタッチ」について少しだけお話を。写真界には写真家、写真を鑑賞する人、その他写真に関わる何らかの人。これらの方々は写真に加える演出に対して様々な考えを持っています。

演出とは目の前の光景をありのままに撮るのではなく、作者の意図によって何らかの方法で手を加える行為とでも言いましょうか。聞こえは悪いですが例えばレンズにフィルターを装着する、目障りなゴミや雑草を取り除いた、モデルに笑ってもらうよう頼んだ・・・などが演出です。前回の投稿で書いたような自撮りも演出になります。

フォトレタッチも色合いや明るさ、明瞭度やシャープさなどを調整、またはそれらを特定の部分のみ選択して調整など、考え方によっては写真に演出を加えていると言えます。

RICHO GR APS-C F7.1  1/50 ISO100 adobe Lightroom5.7.1

 

この作例をご覧ください。よく晴れた日の舗装林道でのシーンです。これはカメラが最も苦手とするシチュエーション。明るい場所と暗い場所が混在しているシーンとなります。明るい場所に露出を合わせれば暗い部分は真っ黒に潰れ、暗い部分に露出を合わせれば明るい部分は真っ白に色が飛んでしまうのです。

この写真は明るいところに露出を合わせて撮影し、後でLightroomで暗い部分のみを明るくなるよう調整しました。シャドウ上げなどと呼ばれている手法です。私はこのとき、これくらいが一般に違和感を与えない限界かな・・・と思いこのように仕上げましたが、1年ほど経過した今に見てみると少々やり過ぎにも見えます。

さじ加減は感覚次第でどうにでも調整できます。控えめからやり過ぎまで・・・とてもシビアな調整が要求されます。この写真のようなシャドウ側を明るくする調整の場合、これ以上やると発表した際に「まるで絵みたいですね」というコメントがつくと思います。ただし不思議なことにinstagramなどの特定のSNSに投稿するという意味では少々「やり過ぎ」くらいが丁度良い場合もあります。

フォトレタッチはその内容の全てが演出ということではありません。しかし演出(レタッチ)は一切許されず完全ナチュラルであるべき!という完全ナチュラル派の人から否定的なコメントを受ける場合もあるので、その時のために自分の中でレタッチに対する考え方を確固たるものに持っておきましょう。

意外なことに写真を趣味にしていない方でも、画像加工やレタッチについて知識のある人は多く、現実の光景と結びつきにくい写真(例えば実際に見たこともないような夕焼けだが、間違いなく実際にそうだった景色の写真)などが、過度なレタッチや加工と誤解を招き、否定的な反応を受ける場合があります。

誰かにフォトレタッチのことで何か言われたとき、レタッチはいけない事だと誤解してしまう方もおられるかと思い、今回はこんな話題にしてみました。レタッチはほんとに使い方次第です。作品に「最後の仕上げをする工程」であり決して悪いことではありません。

 

つづく

 



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BMW R1200GS インプレ/世界一長文ユーザー目線の空冷GSインプレ

BMW R1200GS 2008’空冷モデル  空冷GSのインプレッション

当ブログは一応はオートバイカテゴリーなので、私が旅に使用している愛車をご紹介兼ねてインプレッションさせていただきます。ちなみにこのインプレッションは私が以前に利用していた別のブログで一度書いたものをブラッシュアップしたものです。

私がこのBMW R1200GSを購入したのは2008年の5月。間もなく10年目に突入で走行距離は現在76000キロ程度。私はこのバイクとは別に派生モデルであるR1200GS-ADVENTUREも乗っているのですが、空冷GSを2台も乗るまさに「なんとかの一つ覚え」と言える惚れ込み具合なのです。

それ以前は2003年に購入したBMW F650GS-Dakarを愛車とし日本中を旅したり、オフロードを走ったり、たまに風景写真を撮ったりと楽しんでおりました。ですのでBMW暦はけっこう長い方だと思います。

前職がオートバイ用品メーカーで開発をしていましたので、その関係でメーカー広報車や様々なジャンルのオートバイを運転したことがあります。ですので割りと客観的なことが書けるかな・・・とは自負しております。

この空冷モデルであるR1200GSはデビューイヤーの2004年からだいぶ月日が経ち、現在のR1200GSはヘッドが水冷化された新型(2013年FMC)へモデルチェンジされましたが、中古で空冷R1200GSを買おうか検討されている方にお役に立てればと思いインプレを書きたいと思います。

2008’R1200GSと2013’R1200GS-ADVENTURE 後ろは愛車のルノーカングー

 

1.走行性能とツーリング性能

・オフロード走行

一般的なインプレッションではR1200GSはオンロードよりのツアラーと言われていますが、タイヤをブロックパターンの物に換えてあげれば砂利ダートや土ダートは十分に楽しめます。オフ車といえばフロント21インチは必須だろうという先入観で乗ると「本当にこれでフロント19インチなの?」と驚きを覚えます。

ただしサスペンションの構造や車格を考えると、荒れたオフや狭い道を果敢にアタックといった使い方はお勧めできません。複数台でリカバリーしあって走るなら別ですが、単独では上級者でない限り無謀な行為になります。

日本にはあまりありませんが、ある程度は整備されたフラットダートを高い巡航速度で走破するのが得意です。

私が過去に使用したオフタイヤはコンチネンタルTKC80、メッツラー カル―T、ハイデナウK60scautです。

メッツラー KAROO(T)

私が過去に走ったことのある林道でR1200GSで走るに相応しいと感じた林道を挙げますと、北海道の美深歌登大規模林道、屈斜路湖畔林道、釧路湿原のダートなど、関東圏なら中津川林道などもお勧めです。

オフ走行をスポーツ的に楽しむのではなく、山の奥深く、より自然に接したいという願望をかなえてくれる…そんなオフロード性能と表現するのが適切でしょうか。

ネガな部分を具体的に挙げますと、リアのトラクションが少々弱く、エンジンのトルクもあって容易に空転してしまう(ASCなしの車両の場合)。よって勾配のきつい登り斜面やヌタ場が苦手。林道によくある雨水によって出来た溝を越えたり、丸太越えや大きな石がゴロゴロしているような大きいギャップ越えは緊張を強いられます。

ただ、これらは1000ccを越えるビッグオフ車なら全て共通して言えることではないでしょうか。250ccクラスと同じように走れることはありませんので、その辺をよく理解して正しいオフロードステージを選んであげることが大切です。

オフロードをスポーツ感覚で楽しみたい方はBMW MOTORRADが主催するオフロードイベントに参加しGSの乗り方に精通したインストラクターからライテクのレクチャーを受けるのも良いかもしれません。GS特有の乗り方を覚えてしまえば、きっとさらに楽しめるはずです。

・オンロード走行

素晴しいの一言に尽きます。見た目の印象からは想像もつかないほど、軽快にそして高いスタビリティーでワインディングも高速道路も駆け抜けていきます。

特に舗装の荒れた狭い山道では、サスペンションが良く動き驚異的なペースを生み出します。レバーサスペンションは初めて乗ったときは違和感を覚えましたが、リーンのモーションなしにどこからでも自由にバンクできますし、旋回中に不測の事態で走行ラインを変更したいときも嘘のように簡単にラインを修正できます。

よく曲がりすぎてしまうため、旋回中はバンクを起こしながら調整していくイメージです。それくらい安定感を維持しつつ良く曲がるバイクです。

・長距離走行

高速道路や長時間の走行ではライダーの疲労を軽減させるための、BMWの様々なノウハウが凝縮されています。特にフロントのテレレバーサスのお陰で加減速による上半身の前後の動きが少ないので疲労軽減にかなり効いています。

前傾姿勢のロードスポーツは地面ばかり見ていますが、オフロード向けのアップライトなポジションは自然と視線が遠くになり、高い車高も相まって視覚的な疲労も軽減していると思います。

分かりにくい例え話かもしれませんが、ライダーがツーリングに使えるスタミナを100とすると、その100で1泊2日でどこまで走れるか。通常のオートバイが例えば私の住む千葉から、せいぜい長野か山形だったとします。これがR1200GSだと和歌山とか青森まで届くのです。

「BMWは楽でいいよね」とよく言われますが、別に楽をしたくてR1200GSに乗っている訳ではなく、より遠くへ行きたいという願望を叶えたいのです。どこか遠くへ行きたい…というのは人間の元来もっている本能なのではないでしょうか。そんな眠りかけた旅精神を蘇らせてくれるのです。

以前に止む得ないスケジュールで18時に千葉を出発し、東北道ルートで大間港から函館へ、さらにニセコまで走って約24時間で1350Km走ったことがありますが、眠気以外は特に激しい疲労感や体の痛みは感じませんでした。これは他のオートバイではちょっと真似できないかもしれませんね。 

・人の感覚と調和する一体感 

このバイクの特性を私なりに表現すると「大きくて軽い!走り出すと小さくなって速い」となります。少しペースをあげてワインディングを走ると、大柄な車体が少し小さく感じ、まるで体の一部のように一体感が出てきます。
空冷ボクサーエンジンによる横の鼓動も単なる味ではありません。
このエンジンが放つ独特のトルクカーブが、ツーリングおけるコーナリングと非常に相性がよく安心してアクセルを開けてコーナーを立ちあがることができます。

2.独創的な各部の機構

・空冷ボクサーエンジン

古くてローテクな印象の空冷エンジンを最新のハイテクデバイスで制御する妙。これがライダーの感覚を無視するような味付けではなく、ツーリングにおけるスポーツ性をよく理解してセッティングされています。

耐久性は非常にタフでオイル管理など基本的なメンテをしていれば、故障などのトラブルは皆無といえます。またポルシェやスバルも水平対向エンジンに拘っている理由と同じで、低重心化に大きく貢献しているのも忘れてはいけません。

横に大きく張り出したシリンダーヘッドは、まるで古い飛行機のエンジンを抱え込んでいるようでロマンをも感じます。 

・テレレバーサスペンション

機構の説明は雑誌等でも多々紹介されているので割愛しますが、とにかくBMWというメーカーはツーリングにおけるスポーツ性能を良く理解していると感じられるのがテレレバーです。

ブレーキング時に姿勢が前傾にならず、ライダーへの負担を軽減するだけでなく、制動中におけるギャップ吸収やサスペンションシステム全体の剛性の向上などメリットが非常に多いテレレバー構造です。

ライディングテクニックに覚えのある人ほど、このテレレバーに抵抗があるかと思いますが、姿勢が前傾にならないだけで荷重移動の理屈は同じですし、慣れてしまえばどこからでもリーンできるのは強いメリットだと理解できるはずです。

ただしサーキットのように路面が平らな場所で、先が見えてラインも一本という予定調和の限界コーナリングという場合は逆にメリットは無いです。トライアルのように体でサスペンションを積極的に動かして走るのも苦手です。ツアラーが基本なので当然ですけどね。

しかし総合的に考えるとメリットの方が圧倒的に多く、テレレバー否定派の人を見かけると、ついその良さを力説してしまいます。一見するとバネ下重量が重く、あまり動きそうにない滑稽なサスペンションシステムですが、実際は驚くほどよく動き、操舵とギャップ吸収の機構を分けた素晴しいサスだと思います。 

R1100GS時代から熟成を重ねてきたテレレバーサス

・パラレバーサスペンション

テレレバーがフロントサスの機構に対して、こちらはシャフトドライブ機構も兼ねたリアサスペンション。昔のオートバイでもシャフトドライブは存在しましたが、通常はシャフトドライブ機構というのはアクセルのオンオフ時に後ろが跳ね上がるようなギクシャクした動きになるのですが、パラレバーはドライブシャフトケースとファイナルギアケースを分離してリンクアームでミッションケースと繋いでいる構造。これによりシャフトドライブの悪癖を殆ど解消しています。

チェーン駆動と違い注油や張りの調整など手間がないのでメンテナンスが楽です。泥や砂の多いオフロード走行にも強いと言えます。

・別室のミッションケースと乾式単板クラッチ

ここであえて「別室のミッションケース」と書いたのは、現行モデルのR1200GS(通称LC)はエンジンと同室のミッションで湿式多板クラッチになっているからです。

つまり現行のR1200GS-LCは普通のオートバイと一緒の構造、空冷R1200GSは4輪のMT車と同じ構造です。どちらの構造にもメリット、デメリットがありますが、個人的な好みですと空冷の乾式単板クラッチが良いと思います。理由は乾式単特有の大きなクラッチカバーが回転することにより、ジャイロ効果で安定をもたらし、さらにシャフトドライブ機構のジャイロ効果と相まって素晴しい安定性を発揮するからです。

直進安定性はもちろん、高速道路での車線変更のような動きでも、まるでクランクシャフト、クラッチカバー、ドライブシャフトが1本の軸を生み出し、それを中心に張り付く様な安定性をみせてくれます。 

3.デザインと存在感

 先に挙げました独創的な機構にBMWらしい機能美プラスアルファのデザインが、個性的な存在感を演出していると思います。例えばファイナルギアケースや純正リアキャリアなど、一見すると無骨な工業デザインのようですが、よく見ると美しい曲線を描いた凝ったデザインだったりするのです。
左右異径のヘッドライトは1150GS時代から受け継いだものですが、今となってはBMW GSシリーズのアイコンと言えるのではないでしょうか。
そういった細かな部分、ひとつひとつのデザインがGSの世界を象徴する「冒険マシーン」を表現し、反面どこか都会的で知性を感じるのも不思議な魅力だと思います。
オシャレなCAFEの前に停めても絵になる都会的なデザイン

4.高い信頼性と実用性

 過去のトラブル
 
・EWSエラーによるエンジン始動不能。
 →イモビライザー内のリングアンテナの不具合。ディーラーで無償対応。
・リアブレーキ ABSセンサー故障によるスピードメーターの不動。
 →原因は不明でこれが2回ありました。部品代は数千円でした。
・ファイナルギアケース、ドライブシャフトケースのジョイント部からのオイルにじみ。
 →高圧戦車による水圧でゴムブーツ内に浸水し、内部に錆が発生したのが原因。
その他、トラブルと言えるトラブルは約10年間にありませんでした。ロードサービスにお世話になることもなく、信頼性は高いと言えます。
   
トラブルが起きないという安心感が長旅を支える

 




・キャンプ道具を満載できる積載性能

リアシートを外すと、その下にはキャリアがあり、左右のシステムケースを装着すると、ケースの上面とキャリアの面が一致するようになっています。これにより広大な積載スペースが生まれ、100Lくらいの大型防水バッグが楽に積めます。

キャンプ道具だけでなくキャンプ道具+「何か」が積めて楽しみの世界が広がります。私の場合は撮影機材ですが知人関係にはつり道具、BD-1のような折りたたみ自転車、中にはフォールディングカヤックなんて凄い人もいます。

・容量の拡張ができるケース

横幅を拡大、縮小できるシステムケースは仕様では防水としていませんが、実際には防水性があり、まだ浸水したことはありません。ADV用のアルミケースと違い縮小できるので幅の狭いところを走る時にも気を使いません。

・角度調整可能なスクリーン

防風効果が高く、簡単に角度調整できるスクリーンは長時間の走行で疲労を軽減できます。オプションでライトスモークもあります。

・グリップヒーター、ヘラ―ソケット電源などの電気装備

ヘラ―ソケットは日本で言うシガーソケットに少し似ている電源プラグです。リアシート下あたりに設置されイグニッションのオフで切れる仕組みなっています。また冬場のバッテリー上がり防止のための充電器も、ここから接続できます。ヘラ―の変換プラグはネット等で容易に入手可能です。グリップヒーターは標準装備で2段階に調整可能です。その他、メーターの液晶部分はオンボードCPUとして、走行可能距離、燃費、気温などの表示ができます(プレミアムラインの車両か、オプションとしてオンボードCPUを装着した車両のみ)。

 

5.短所

・デリケートなファイナルギア部

先に記載しました高圧洗浄機を使用した洗車で、ジョイント内部に浸水。それが原因でオイルにじみが発生した件ですが、残念ながらこのジョイントのブーツは短所と呼ばざるえません。販売店によると普通にホースで水をかけるのも気を付けた方が良いとのことでした。R1200RTやR1200Sといったオンロードモデルなら、この構造でも良いかもしれませんが、砂や泥といった過酷な走行をするR1200GSでこれで果たして良いのでしょうか?意匠の問題もあるかもしれませんがゴムブーツは外からかぶせて、その上からリングでしっかり固定すべきと感じます。

・半クラッチに弱い乾式単板クラッチ

前述で乾式単板クラッチが良いと書いておきながら、矛盾しているのですが、この構造は高い回転数で半クラッチを多用すると、あっと言う間にクラッチディスクを摩耗させます。R1200GSは基本的は高い回転数で半クラッチを使ってはいけないバイクです。

しかし、これではオフロード走行時に大きなギャップ等を慎重に通過したいときや、止む得ず勾配の有る場所で方向転換する場合などに困ります。クラッチを労わって低い回転数でいけばエンストし転倒というリスクが高まります。
私は比較的、クラッチを労わって使用していますので、75000キロ走行した現在でも未だクラッチ交換しないで済んでおりますが、気を遣わなくてはいけない部分に間違いはありません。

・空冷なので夏場の渋滞は苦手

R1200GSに限らず空冷エンジンのバイクはみな同じことが言えますが、真夏の渋滞路ではまっていると、みるみる油温が上昇してヘッド周辺からカタカタと嫌な音が聞こえてきます。このような使い方を繰り返していると、エンジンの様々なトラブルの原因となりかねます。

私の場合、そもそも渋滞になりそうなポイントについては時間帯を選んで行動するようにしています。首都高C1などは極力使わず、遠回りでも流れの良い外環や圏央道を使うなど、渋滞にあわないルートの選定も大事です。

・リアのトラクション不足

前述のオフロード性能で挙げましたが、ダート走行で特にトラクション不足を感じます。これは素人の推測なのですが、フロントのテレレバーが影響しているのかもしれません。リアのトラクションはまずリアサスペンションが沈むわけですが、それに追従するようにフロントサスペンションも伸びます。このときテレレバーはバネ下の重量が影響して瞬時に伸びていないのかもしれません。この弱点を解消させる目的なのか、現行のR1200GS-LCはリアのパラレバーが長くなっています(そのスペース分、湿式多板クラッチになってしまいましたが)。

素人の推測なので間違っているかもしれませんが。気になる方はASC装着モデルを選択するのも良いかと思います。

6.維持とメンテナンス

・燃費

ワインディングや海岸線などを普通にツーリングする使用方法ですと18~19km/L程度です。
高速道路で100km/h巡航なら20km/L程度。北海道ツーリングでしたらキャンプ道具を満載でも22~23km/Lくらい走ります。これは新車時から現在に至るまで殆ど変化ありません。

・維持費

オイル、プラグ、エアクリーナー等を自分で交換する場合と、全てディーラーに任せる場合でかなり維持費は変わってきます。私の場合は油脂類は自分で交換し、バッテリー等の消耗品も自分で購入して交換。
診断機を使用した点検はヘッドのクリアランス調整(あまり狂いませんが)などはディーラーに任せています。
これらの年間の維持費は10000km走行したと仮定すると5~8万円程度でしょうか。ディーラー任せですともっと高くなると思います。
タイヤをオフロード用を選択すると、銘柄にもよりますが短いと5000km程度で交換、もって7000km程度です。タイヤ交換費用は銘柄によりますがディーラーで前後を交換すると5~6万円の費用がかかります。
最近ではシンコーのタイヤも人気で、こちらをスピードスターさんのようなタイヤ専門店で交換すれば、ディーラーでミシュランやメッツラーに交換する予算の半分くらいでいけそうです。シンコーは日本のメーカーですし、製造している工場もあのコンチネンタルTKC80と同じらしいので信頼性も問題なさそうですね。 
メンテナンス性は同じBMWでもFシリーズやKシリーズに比べると良い方だと思います。

・エンジンの回転数

GSに限らず空冷エンジンはみな同じですが。空冷は熱膨張の分を計算してシリンダーとピストンのクリアランスが大きめに設計されています。そのためブローバイガスが燃焼室に発生し不完全燃焼が発生します。これにより燃焼室内やバルブ等にカーボンが蓄積してやがて不調を招く原因になります。予防するにはディーラーで推奨している燃焼室クレンザーを使用するか、日常的に回転を意識して運転することです。

10~12年モデルあたりはタコメーターの6000回転の位置にマークが貼ってあります。最低でもたまにコレくらいは回してください。という意味だそうです。

私の場合は通勤や買い物など日常の足に使用しませんので、あまり低回転常用はないので気にしていませんが、高速道路でたまに5速ギアで巡航させるなど高めの回転数で数分走らせて予防しております。

・修理費など

まだ私は経験していませんが、ASSYで交換するようなユニットの故障は確かに高額なようです。ただし「よく壊れる部品」が高額な修理費用ということはありません。

大切なのは機械の構造をよく理解して、壊さないよう丁寧な操作やメンテを身につけておけば、私のような庶民の経済力でも心配なく維持できると断言できます。

輸入車は壊れる、国産車は安心。みたいな話は都市伝説のようなものです。ホンダやヤマハだって運悪くASSYで交換が必要な故障が発生するれば、数十万円という費用が発生するものです。販売店の作業工賃も外車系ディーラーと国産販売店で大きく差はないと思います。ただし機械に対して乱雑な取り扱いをしてもホンダやヤマハは壊れにくい…というのは事実としてあるかもしれませんね。

7.お勧めのカスタマイズ

基本的にフルノーマルでも何も問題ありませんが、輸入車ゆえに日本の道路事情や使用環境に合わせたカスタマイズは必要かと思います。
 
・K&H製 ハイシート
車高の高いR1200GSは足つきを気にする方が多いですが、むやみにローダウンサスの装着や、ローシートを装着しますと、せっかくのコーナリング性能がフィールダウンしたり、膝の曲がり角がきつくなり長時間走行で疲労が出たりと良い事がありません。
座面を下げずに足つきを良くするにはK&Hのシートがお勧めです。形状が工夫されていて足つきが良く、ニーグリップ時のホールド性も純正シートよりも良くなります。
また長時間の走行でもお尻が痛くなりにくく、質感も純正の一段上といった高級感があります。
インジェクションスポンジの独特の座り心地は価格に相応しい、素晴しい品と言えお勧めです。
ロー、ミディアム、ハイと3種類の高さが選べますが、純正シートを高い位置でマウント(※)させても問題なくいける人はハイがお勧めです。
※R1200GSのシートは車体に装着するときに、2種類の高さが選べるようなマウント構造です。
 
私はK&Hシートの性能に惚れ込んでしまいましたので、2台とも装着しました。ADV納車直後、少しの間ノーマルシートでしたが、改めてK&Hはマストだと感じました。個人的な経済事情では高い買い物ですが、クオリティや効果を考えるとむしろ安いです。
 ・ナポレオンGSミラー

とにかく純正ミラーは視野範囲がせまく、振動も発生して後方視界が最悪です。これは日本とドイツの道路事情の違いによるものでしょうか。本国ドイツではミラーでの後方確認なんて、大して重要ではないかもしれませんね。しかし狭い道路の多くの車が走っている日本の道路事情では後方の安全確認は重要ですよね。きちんと後ろが見えるミラーへの交換がお勧めです。

ナポレオンGSミラーはその名の通り、R1200GS用に開発したと言っても過言ではない、その鏡面サイズと耐振動性能。純正とは比較にならないほど、後方視界が広く綺麗に見ることができます。純正ミラーよりもずっと安いのも魅力ですね。

ナポレオンGSミラー  純正ミラーの価格よりも安いです

 




 

8.これから購入を検討している方へ

空冷モデルのR1200GSをこれから購入となると、当然中古車になりますが、04~07年までの初期モデル、08~09までの中期モデル、10~12までのDOHCと大きく3つに分けますと、実はそれぞれに良さがあって好みの問題もあるのでコレと特定はできません。

予算的に抑えたい方は04年の初期モデルはお勧めですが、古いからといって決して見劣りする部分はないと思います。初期モデルの方がオフロード志向のセッティングですし、サーボアシストのEVOブレーキは素晴しいです(故障するとお金がかかりますし、ブレーキフルードの交換も面倒ですが)。

私と同じ08年モデルは初期モデルと比較して、大幅なフェイスリフトとなりますので、ミッションのギア比が丸ごと変更されていたり、電子制御サスペンションESAも選択できます。中古車でハイラインと記載があったらベーシックモデル、プレミアムラインとあったらESAやオンボードCPUを搭載したモデルです。

最終のDOHCヘッド搭載モデルはスペック表に記載されている数値以上にパワフルだと感じるエンジンです。R1200GSのボクサーエンジンのパワーを使って元気よく走らせたい人はお勧めです。しかし一方で後期DOHCは好きではない、という人もいるようでベストなセッティングは中期の08~09だという人もいます。また後期DOHCは純正マフラーでもなかなかのエキゾースト音で、近所迷惑が気になる方は実車でエンジンをかけて確認してみてください。

さいごに

最近の国産メーカーが作る新型車種というのは、本当に技術は進化しているのかな?と疑いたくなるバイクが多いです。一部のモデルを除き、コスト、生産性、環境性能などに振り回され、見える部分だけソレっぽくしている雰囲気バイクが多いように感じます。
マーケティングとして重要視しているのは、中高年の中級キャリア向け、もしくは中高年の初心者向けでしょうか。
むかし人気だったバイクのリバイバルも否定はしませんが、その一方で新たなバイク文化を提案できるような「コト」を生み出すニュージェネレーションバイクが見てみたいものです。
「モノ」ではなく「コト」の時代に突入しているのです。
そんな時代の中、R1200GSのような新しい世界を開拓したオートバイは偉大だと思います。私の勝手な考えですが、もしかしたら空冷モデルのR1200GSはBMW motorrad史上でR69SやR100RSと肩を並べるような傑作になるのではないでしょうか。 
尽きることのない走ることへの欲望。より遠くへ壮大なツーリングを叶えたい…
こんな欲望を十分に満たしてくれるのがR1200GSの最大の魅力ではないかと思います。
何かの雑誌に書いてあったような「実際に冒険などしなくても、冒険の世界を連想する楽しみ」などでは決してないと思います。
 
北海道 宗谷丘陵

 

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~about me~ 私からのメッセージ

北海道稚内市 北防波堤ドーム 2017年8月

 

はじめまして 千葉県在住のアマチュア写真家 立澤重良です。

写真歴12年 オートバイ歴27年 第二次ベビーブーム世代…

「ツーリングのワンシーンを切り取る」 をテーマに活動しています。

何かと忙しい現代人。多くの人は働き詰めでプライベートを犠牲にしています。わずかな休暇はレジャーや旅行に使ってしまい、いつの日か自分を見失っています。

生きることは働くことや生活することが全てではありません。では何でしょう?そのヒントは旅にあります。旅は「人として生きてゆく」ための道しるべなんです。しかし現代人の多くはあまりに旅と無縁になってしまいました。

 




 

~オートバイは旅空間と日常空間を超高速で行き来できる魔法の絨毯です~

徒歩や自転車でも旅を体験できますが、忙しい現代人にとって時間や体力的な問題でハードルが高いです。そこで最も現代人にぴったりな旅の手段がオートバイです。

旅の世界を体験する素晴しさ、それはかけがえの無い財産です。オートバイに乗って空間を駆け抜ける感覚は生きている真意を問いかけます。これを知らない人々にメッセージとして発信したいです。「オートバイで旅に出ようよ!」と。

2005年 北海道 黄金道路

しかし、言葉だけでは伝わらない。だから写真を撮るのです。ツーリング風景を芸術写真として発信し見る人の心にうったえます。いつか個展ができたら固い企業が密集しているようなオフィス街の一角でやってみたいです。

社会的に受けるオートバイという乗り物の負のイメージもあるかもしれません。危ないとか、不良っぽいとか。そこを少しでも良くし、写真作品を通して「オートバイの旅…いいかも」と興味を抱いていただければ、それだけで私にとって最高の喜びとなります。

「私もやってみたい!」という方はいませんか?当ブログ 究極のツーリング写真 touring-photography.com ではありきたりのツーリング写真を卒業し、人の心にひびくツーリング写真が撮れるよう、初心者から上級者まで撮影テクニック、上達の秘訣、光の読み方、デザイン力、表現力、レタッチや撮影スポットにいたるまで、秘密を作らず全て公開いたします。

アウトライダー誌 ツーリング写真コンテスト 年間グランプリ受賞作品

 




 

登場するオートバイはBMW R1200GSとアドベンチャー、キャンプツーリングや野宿のシーンも出てきますよ。

いまオートバイ業界では長引くバイク不況や若者のバイク離れなどの問題が長期化しており、根本的な解決策が見いだせずにいます。メーカーが得意なのはモノ作りです。しかし時代はモノからコトへと変わりました。時代にあった新たな「コト」は我々ユーザー、つまりバイク乗りがやることです。

いま、旅と無縁に生きている人々は社会という決められたシステムに押しつぶされて苦しんでいます。その事に自覚さえできない人々であふれています…。免許をとってバイクを買うだけで旅を体験し冒険に出れる。それがどれだけ素晴しいことか?写真を撮って伝えてみませんか?

2017年8月 北海道

あなたの目撃したツーリングの世界を表現し、その作品が誰かの人生に影響を与えるほど役立ったら。それは何にも代えがたい喜びになるでしょう。

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立澤重良(shigeyoshi tatezawa)

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