R1200GSスパークプラグ交換手順【後期型】セカンダリー側

前回の投稿よりR1200GSのプラグ交換方法を解説しています。2010~2012年の後期型のR1200GSで解説しています。投稿の容量の関係で1回で終わりませんでしたが、前回までがプライマリー側プラグ、今回はセカンダリー側のプラグ交換方法です。

事前に揃える工具やプラグの品番などは前回の投稿をご参照ください。

前回の投稿、空冷R1200GS後期型 プライマリー側プラグ交換方法はこちら

セカンダリー側プラグは燃焼室で点火しているプライマリー側と違い、排ガス内の不完全燃焼ガスをクリーンにする目的で機能するものです。あくまで環境に配慮した補助的な存在なのですが、もしセカンダリーが機能しなくなると排ガスがクリーンではなくなり、場合によっては車検時の排ガス濃度検査で不合格となります。

では後期型 R1200GSセカンダリー側のプラグ交換方法です。

まずはこの黒い樹脂のカバーを取り外します。

トルクスレンチのT30でボルトを外します。まずはこの2本と…

ここの計3か所を外します。

カバーを外すとセカンダリー側のダイレクトイグニッションコイルが見えます。




セカンダリー側のダイレクトイグニッションコイルの外し方は手で下にグイッと引っ張るだけです。場合によってはゴムがへばり付いて、なかなか抜けない場合があります。その場合は一度、プライマリー側の時と同様にダイレクトイグニッションコイルに接続されている配線を抜いてから作業しましょう。グイグイ引っ張って勢いよく抜けた時に配線をブチ切ってしまう恐れがあるからです。

ダイレクトイグニッションコイルを外すとスパークプラグの頭が見えます。プラグがどのような角度で取り付けられているのか、よく見ておきましょう。

プラグレンチをラチェットハンドルに装着し古いプラグを緩めましょう。今回はエクステンションは不要です。

こういった角度のある作業の時にスイベルヘッドのラチェットハンドルは便利です。

右がプライマリー側で使用していたプラグ、左がセカンダリー側で使用していたプラグ。このようにセカンダリーの方がカーボン汚れが多く付着しますが、これで正常です。主役のプライマリー側と違ってあくまで汚れ仕事を担っている証でもあります。




ではプライマリー側の時と同様にまずはプラグレンチに新品プラグをのせて手で絞めていきましょう。

プラグを取り付ける前にプラグ穴を目視で確認しておきましょう。

最初に取り付けられていた角度を思い出してねじ込んでいきましょう。いきなりラチェットハンドルを使うのではなく、まずは手でクルクルと回しスムーズに回転するのを確認しながら締め込んでいきます。プライマリー側の時と同様ですね。

本締めはデジラチェを使って指定トルク20N・mで締結します。この角度だとデジラチェの液晶が見えないのでプリセットしてアラーム音で判断しましょう。

ダイレクトイグニッションコイルを差し込む前にプライマリー側のケーブルをここに挟みます。

ダイレクトイグニッションコイルを取り付けます。端子にプラグの先端がしっかりと入ると「コクッ」という感触が手に伝わってきます。ちゃんと入っていないとコイルの先端がブラブラと動くのでよく確認しましょう。

外す時に配線も抜いた場合は忘れずに配線のコネクターを差し込んで下さい。




最初に取り外した黒い樹脂製のカバーを取り付けます。トルクスT30のボルトで3か所です。

プライマリー側の交換作業前に取り外したアドベンチャー用のシリンダーヘッドガードを取り付けます。元々、ガードを装着していない人はこの作業はありません。

ボルト、ワッシャー、ガード本体、スペーサーの順番です。スペーサーを落として無くさないように気を付けてください。

ガードを正しく取り付けたら作業完了です。

R1200GSプラグ交換手順の解説は以上です。解説では左バンクでしたが右バンク側で全く同じ作業をして全ての作業が完了です。念のためエンジンを始動して始動性やアイドリングの安定などに問題がないか確認をしましょう。

今回、交換したスパークプラグは新車時に装着されているメーカー指定 NGK MAR8B4-JDSを使用しましたが、他の銘柄の互換品は例え性能が良いと評判のものでもお勧めいたしません。交換直後は性能の効果が体感できても長くは持たないです。ネット上の情報ですと1万kmも使用しないで始動性が低下したり、アイドリングが不安定になったりと良い噂を聞かないです。メーカー指定のNGKプラグは私のもう1台の愛車、2008’R1200GSで11年以上も愛用してきましたが、不調をまねいたことは一度もないので純正はやはり信頼できると思います。マイナスが2極あるのも4万キロ持続できるロングライフの理由なんだと思います。

それと冒頭でも触れましたがユーザー車検時にノーマルマフラーであるにも関わらず排ガス濃度測定で落ちてしまった場合、このセカンダリー側のプラグが正しく機能しているか点検をしてみましょう。

プラグ交換作業はとても簡単な作業ですが、プラグを締めすぎたり斜めに入れて工具で締めてしまうと最悪はシリンダーヘッドにダメージを与えて高額な修理が必要となります。くれぐれも慎重に作業してください。

空冷R1200GS 後期型(DOHCヘッドモデル)のスパークプラグ交換方法でした!

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R1200GS 後期型 スパークプラグ交換方法 プライマリー側

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリング写真を楽しまれていますか?私が以前に勤めていたバイク用品メーカーの先代社長から教わったことなのですが「楽しんでいる人が最強である」というのがあります。楽しむことを見失わずやっていれば、苦難も乗り越えられるし偉業を成し遂げる可能性を秘めているとのことです。

日本人はつい真面目なので一生懸命にやることが正義としてしまうため、自身のライフワークである写真ですら目を三角にして勉強してしまうものです。もっと子供の遊びのような感覚で楽しみましょうね。

さて今回は空冷R1200GSのメンテナンス情報でございます。以前に空冷R1200GSの中期型(2008~2009年 SOHCヘッド)のスパークプラグの交換方法を解説しました。

空冷R1200GS 中期型 プラグ交換方法 プライマリー編

空冷R1200GS 中期型 プラグ交換方法 セカンダリー編

今回は空冷R1200GSの後期型(2010~2012 DOHCヘッド)のプラグ交換の手順を解説いたします。内容は前回の中期型と大きな相違点はないのですが、プラグの品番、プラグレンチのサイズ、取り外す部品の形状などが異なるため別の記事として書いてみたいと思います。

一部は中期型プラグ交換方法の記事と重複しますが、この記事を単体で見つけた方の為に同じことを書いて作ってみたいと思います。

いつも通り、究極のツーリング写真の解説では超絶詳しく書いていきますのでスペースの関係でプライマリー側プラグとセカンダリー側プラグで分けて書きます。まず今回はプライマリー側プラグの交換手順でございます。

まず用意する新品のスパークプラグですがNGKですと品番【8765】MAR8B-JDSです。前期型、中期型のSOHCヘッドのR1200GSとは違うプラグですのでお間違え無いように気を付けて下さい。このプラグはDOHC後期型が登場した当初はディーラー以外では入手できない・・・という噂がありましたが、現在は普通にネット通販で購入できます。しかし!高いです。いまざっと検索したところネット通販で1本で2500円前後でした。ディーラーだと確か1本で3500円。4本セットでしたらネット通販で8000円前後で売られているようです。

しかし…これ以外の銘柄のプラグは私はお勧めしません。

R1200GSは言うまでもなく2気筒ですが必要なプラグの本数は4本です。R1200GSをはじめとするBMWのRシリーズは1150㏄世代の末期からツインスパーク化され、1回の交換で4本必要になります。

用意する工具はラチェットハンドル、トルクスレンチのT30、薄肉のプラグレンチ KTC B3A-14SP(14mm 差し込み角9.5sq)ネット通販で2000円前後、エクステンション、トルク管理のためのデジラチェ、ダイレクトイグニッションコイルリムーバー。

当然ですがプラグレンチも前期、中期型のR1200GSと異なりますのでご注意下さい。

ネットを見ているとR1200GSのプラグ交換で「プラグキャップをラジペンで挟んで抜きました~」を見かけますが、ラジペンで挟むのはやめた方がいいです。R1200GSのそれは単純にプラグキャップなのではなく、ダイレクトイグニッションコイルです。昔のオートバイはディストリビューターからハイテンションコードを介して各気筒のプラグに接続されていましたが、点火効率が悪くハイテンションコードは劣化するとリークしたりとトラブルが多かったものです。

一見してただのプラグキャップであるR1200GSのそれはダイレクトイグニッションコイル本体なので、ここをペンチのような工具でストレスを与えるのは良くありません。それにラジペンで挟んでテコで引っ張るとヘッドカバーに傷も入ります。なので専用のリムーバー(プーラー)を用意しましょう。

写真の物はBEST TECHNOLOGY TOOLSの11002BMという物でAmazonで2500円くらいでした。

では左バンクでの交換作業で解説いたします。いつも通り作業はセンタースタンドを立てて車体を垂直にして行いましょう。




まずR1200GSアドベンチャーやR1200GSでもシリンダーヘッドガードをオプション装着している方は、このガードを外しましょう。BMW純正のアドベンチャー用のシリンダーヘッドガードの場合はトルクスレンチT30を使って3か所のボルトを外します。後方はこの2か所。

ガードの間にはこのようなアルミ製のスペーサーが挟まっているので、スペーサーやワッシャーを紛失しないように外します。

あと1本は前側のここです。

3か所のボルトを外せばシリンダーヘッドガードは簡単に外れます。

外したシリンダーヘッドガード。これは社外品ではなくアドベンチャーなのでBMW純正品です。固定していたボルトやスペーサーは3か所とも同じサイズです。

おや…ヘッドガードとシリンダーヘッドカバーの間に挟まっていたゴムが車体側に張り付いていました…。外しましょう。

シリンダーヘッドガードを外した状態。ガード類を装着していない方はここがスタートです。

では本題の作業を開始です。メインである上側がプライマリー、下に隠れるようにある一方がセカンダリープラグです。ちなみにツインスパークとは排ガスをクリーンにするための環境性能であり、ツインスパークだからパワーがあるとかではありません。

まずダイレクトイグニッションコイルのカバーを外すのですが、SOHCの時ほど簡単には外れてくれません。隙間にマイナスドライバーを差し込んでヘッドカバーに傷を付けないよう少しずつ出して引っ張ります。ある程度出たら手で引っ張るとパコンと外れます。

ダイレクトイグニッションコイルとプラグコードの様子。作業前の様子をよく確認しておきましょう。

ダイレクトイグニッションコイルから配線を外します。このコネクターは小さな棒で爪を少しだけ起こして引き抜きます。無理に線を引っ張らないようコネクターごと引き抜くのがコツです。




ダイレクトイグニッションコイルのリムーバーを装着します。このように上からスライドして入れる感じです。

リムーバーの穴にドライバー等を入れて引き抜きます。コイルの先はラバー製でプラグ穴までの空間を密閉し防水性を保っています。引き抜く感触は「キュポン」という感じです。他のサイトではなかなか抜けない…というコメントを散見しますが、むしろ簡単に抜けてしまったら防水が甘いと言えます。

外れたダイレクトイグニッションコイル。ここに汚れがあると防水性が落ちるので綺麗に清掃しておきましょう。

薄肉プラグレンチKTC製 B3A-14SPの出番です。えっ?新品じゃんかって?そうです。私はR1200GS-ADVの方では今回の作業が初めてのプラグ交換なんです。何といっても4万キロで交換なんですからね。

エクステンションを介してラチェットハンドルとプラグレンチを接続して下さい。

ではプラグを緩めます。

古いプラグが外れました。今回使用したプラグレンチ KTC製のB3A-14SPはマグネット内蔵なので外しやすいですね。

外したプラグの焼け具合でエンジンの調子が分かる…とは昔の話かもしれませんが、一応は目視でチェックしましょう。

電極を新品と比較してみました。マイナスは2極あるのでまだまだイケそうですが、プラス側は摩耗しているのが分かります。ちなみにBMWが推奨するR1200GSのスパークプラグの交換時期は先ほども触れましたが40000㎞毎です。これで41600㎞使用したので、どうやらノーマル状態で乗る分には本当に4万キロ毎の交換で問題なさそうです。R1200GSは経済的ですね~

では新品のプラグを取り付けましょう。ここから先の作業は相手がシリンダーヘッドであることを肝に命じましょう。万一、何らかの作業ミスでシリンダーヘッドのネジ山にダメージを与えたら…後悔しきれない結末が待っていますので慎重に!!!

まず最初は手締めが基本です。プラグレンチ+エクステンションの状態で新品プラグを先端にのせて、この状態で手でクルクル回していきます。

クルクルとスムーズに入っていくのを確認しながら手で回していきます。ちなみにプラグのネジ山にスレッドコンパウンドを塗布する場合もありますが、大手プラグメーカーであるNGKのホームページではスレッドコンパウンドの塗布は推奨していなかったので、私は何もネジ山に塗りません。

手で回らないところまで締めたらデジラチェまたはトルクレンチで本締めします。BMW指定の締結トルクは20N・mです。しくじらないよう慎重に!

ダイレクトイグニッションコイルを差し込みます。奥まで入れてプラグの端子に接続されると「コクッ」という感触が伝わってくるはずです。




もしプラグの端子に正しく接続されていない場合は、コイルを指で揺らしてみてグラグラするはずです。正しく先端まで接続されるよう確実に作業しましょう。

コイルに配線のコネクターを確実に装着します。

黒いカバーは手で押し込むか軽くたたくと「パコッ」っとはまります。ここまででプライマリー側の作業は完了です。

次回、空冷R1200GS後期型 セカンダリー側スパークプラグ交換方法に続きます・・・

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R1200GSヘッドライトバルブの選び方とバルブ交換方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ寒くなってきましたがバイクのタイヤ空気圧など愛車の点検は万全でしょうか?

今回はR1200GSのメンテナンス・・・とまではいかないまでも、オーナーであれば誰でも出来るようにしておきたいヘッドライトバルブの交換方法、そしてヘッドライトバルブの選び方について解説してみたいと思います。

空冷R1200GSのヘッドライトはHI/LOともにH7バルブを使用した2灯式です。右の大きい方がLOビーム、左の小さい方がHIビームです。HIビームに切り替えたりパッシングしてもLOは消えないタイプなのはユーザー車検の解説でも触れましたね。

HI/LOビーム共にH7バルブという事はツーリング先でLOビームが切れた場合、HIのものを移植するという業が使えます。しかし簡単とはいえ細かな作業です。既に夜になっている時や自信のない方はツーリング先で替えるのはお勧めしません。

もしバルブ切れを起こすとR1200GSのCAN-BUSシステムによりオンボードディスプレイにこのように「LAMPF!」と表示されます。これはヘッドライトかどこかのランプ切れを意味します。ポジション球などでもこのように表示します。

メインCPUからライト類、オルタネーター、バッテリー、ABSコントロールユニット、燃料ポンプ、スイッチ類などがバス停のように配置されているCAN-BUSとSWSシステム。

R1200GSを含め現代のBMWバイクの電装系は個々の負荷に+-を配線するものではなく、1本のケーブルをループ状に配線し相互通信で一括管理する仕組みになっています。これによりバルブ切れやユニットの故障などを中枢CPUで把握できるという優れモノです。最初に採用されたのは20年以上前の850iだそうですがワイヤーハーネスだけで50㎏も軽量化できたのだとか。それを最初に聞いた時に自動車用ワイヤーハーネスを製造している会社に勤務していた私としては、部品メーカーの儲けが減ったな…などと感じてしまいましたが。

このCAN-BUS、一見するとメリットしかないようですが社外の電装品を勝手に割り込ませたり、LEDのバルブに変えたりすると本来の抵抗値と違うためエラー表示が出てしまいます。エラーが出ないようにするにはディーラーにあるMOSS-PCに接続してコーデックする必要がありますが、ZUMOなどのBMW純正アクセサリー以外はディーラーではコーデックしてくれません。LEDバルブでもポジション用などではエラーの出ないCAN-BUSキャンセラー付きというのが売っていますが、電力量のつじつまを合わせるダミー抵抗が装着されているだけです。省電力であるLEDのメリットが無くなり本末転倒です。




さてバルブ交換の前に用意すべき物の準備です。交換用のバルブはカー用品店で売っている一般的なものでH7バルブです。交換作業に工具は要りません。ハロゲン球は通電すると大変高温になるため、ガラス管に皮脂油などの汚れが付着しないよう注意するのがポイントです。新品のバルブは工場出荷時に洗浄済みだとは思いますが、念のためカメラのセンサー清掃に使用するアルコール(無水エタノール)、シルボン紙を使ってガラス管を脱脂清掃しましょう。

H7バルブは一般的なので様々なものがマーケットに存在します。ここで1つ…悪いことはいいません。強く推奨したいバルブは小糸やPIAAなどの一般的なメーカーによる普通のクリアーバルブがお勧めです!

むかし流行ったHIDのように青白い色温度の物はガラス管にコーティングが施された製品ですが、明るく感じるだけで実際は暗いです。数値的な明るさはクリアーが一番明るく、そしてクリアーが一番信頼性が高く価格も安いです。また一部のコーティングバルブは発熱量も多く、BMWのリフレクターの樹脂を溶かしてしまうものも存在します。

バイク用として売られている物も買う必要ありません。ハロゲン球は構造上フィラメントが振動に弱いです。そこでバイク用ハロゲン球は振動に強く作られている、と製品に書いてありますし多くの消費者はそれを信用しています…が…ソレはたぶん嘘だと思います。以前に有名なメーカー製のバイク用のH7バルブを使いましたが早い物で1か月、持っても半年程度で4本くらいそんな物が続いて「もうバイク用は買わない!」と心に誓いました。そして4輪用の普通のH7バルブを使用したら5年も持ったのです。

振動云々よりむしろバルブに供給される電圧の方が心配ゴトでして、R1200GSの場合はエンジン回転数に関係なく安定した明るさを出すために、13~14Vくらいの電圧がかかっていると思います。バイク用コーティングバルブが早期に切れてしまった原因は高電圧によりコーティング部が発熱して起きた可能性もあります。とにかく信頼性の高い普通のメーカー製の普通のクリアーH7を使いましょう。

青白く光ってカッコいいけど、暗くてすぐ切れるコーティングバルブ。値段も高いし光量不足で車検にも通らないしで良い事がありません。

高いお金を出して暗く耐久性の無い物を買うほど馬鹿らしい事はありません。HIビーム側にそのような物を装着すれば車検も不合格になります。今回用意した小糸のH7クリアーはネット通販で1110円でした。たぶんこれも5年くらい持つと思います。

ではLOビーム側を例に交換作業を解説いたします。まず地面が平らな場所(小さな部品を落とすかもしれないので)を選び、いつも通りメインスタンドで車体を垂直にします。LOの作業の場合はハンドルを右に切ってスペースを確保します。

ピンクの枠で囲った部分にLOビーム側のヘッドライトバルブがあります。この丸いカバーは防水のキャップです。

まずはクチバシの下から手を入れてこの丸い防水キャップを左に回して外します。

バルブとコネクターが見えました。




まずバルブを外す前に最初の状態をよく見ておきましょう。逆になることはあり得ませんが茶色が上、黄色が下。そしてバルブを留めている針金状のピンを確認しましょう。後になって最初にどう付いていたのか悩まないように。

バルブにささっているコネクターを外します。まっすぐ引き抜けば普通に外れます。グイグイやらないように。

バルブを留めている針金状のものはこのようにツマミ部分を指で洗濯ばさみを開けるように押してやると解放されます。この写真ではちょうど配線の陰に隠れていますがプラスネジで固定されている部分を軸に扉のように開く感じです。

しかしこの針金状の固定金具は少し変に触れただけでポロンと落ちてしまいます。先ほど平らな場所で作業しましょう、と書いたのはよくコレを地面に落としてしまうからです。

古いバルブをとります。

これもブルー系のコーティングバルブですがIPFの4輪用で5年ほど持ってくれました。2個入りでセール品だったのですごくお買い得だった記憶があります。コーティングバルブでもLOビーム側で使う限り車検で落ちることはありません。しかしお勧めはクドいようですがクリアーです。

スキーをやる人や雪国の人はライトの色温度がシビアなことを知っています。降雪時や濃霧など天候の変化に最も強いのはクリアーバルブでホワイトやブルー系は普通の雨ですら吸収されて見にくいのです。




交換する新たなH7バルブはガラス管をアルコールで丁寧に脱脂洗浄しましょう。

ここでワンポイント。取り付ける向きは矢印の部分が真上になります。

バルブの先端を当てたりガラス部を指で触れたりしないよう慎重にバルブを装着して固定します。この作業は私のように手が大きい人にはチョット苦しいです。焦らずゆっくり慎重に!

コネクターを差し込みます。

蓋を装着します。

最後までしっかりと締め切ってください。ここは防水を保つ部分です。

エンジンを始動して点灯確認をしてみましょう。オンボードディスプレイのLAMPF!の表示も消えるはずです。

もしHIビーム側を作業した場合、たかがバルブ交換作業でも光軸は微妙に狂ってしまうものです。次回の車検時にテスター屋さんで調整してもらいましょう。ちなみにこの写真の時、私はうっかりコーティングバルブをHI側に入れているのを忘れてユーザー車検に来てしまいました。光軸テスター機で測定した結果、25000cdくらいはないと検査に通らないのですが6000cdくらいしか出ず話になりませんでした。慌てて近所のオートバックスでクリアーのH7に交換したら一発でOKでした。

以上、手先が不器用で細かい作業は苦手だ…という人には難しく感じるかもしれませんが、ロングツーリングで切れた場合はカー用品店でH7を買ってくれば自分でトラブルを復旧できる訳です。

ぜひ挑戦してみてくださいね。

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ヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れた悪夢

中央自動車道だろうか。

これといってビール工場や競馬場の風景が見えた訳ではないけど、中央自動車道は何となく雰囲気が独特だ。私は深夜の高速道路を淡々とR1200GSを走らせている。前にも後ろにも車はいない。そしてひどく寒い。

ふとミラーに目をやると懐かしいイエローバルブの1灯がかなりの速度で追い上げてくる。それは私のR1200GSの近くまで来ると減速して真横に並んだ。NSR250R-SPだ。しかし全体が昔のローリング族のような改造で原型をとどめていない。

乗っているライダーは革ツナギだがクシタニをコピったプリカーナ製で昔、上野のバイク街で売っていたヤツだ。…まてよ?この格好はどこかで見た覚えが。

そうだ、高校時代の同級生のSだ。もう20年以上は会っていない。いったいどうしてここに?しかし根拠はないが横に並んだNSR250R-SPが間違いなくSである確信はあった。

Sは私の方をじっとみたままAraiアストロのシールドをパカっと開いた。その瞬間、凍り付いた。顔が無い。いやヘルメット内がからっぽなのだ。

数秒の空白のあと、からっぽのヘルメットの中は突如「ボワン」と目が光り私はさらに恐怖に怯えた。その光る目はアメーバーのような形だった。

「あの時、俺はブレーキが効かなかったんだぞ!!」

からっぽのヘルメットからではなく耳元でささやかれた感じで背筋がゾワっとした。

あの時ってあのブレーキレバーが折れて赤信号の交差点に突っ込んだあの時??

※参考文献 こちら




「そんな今さら恨まれてもあの時は結果、事故にはならなかったし。そもそもあの時にオマエ何とも思ってなかったじゃねぇか。」

そう言い放ちたかったが声がまったく出ず、急に息が苦しくなったかと思うとアメーバーの目がフッと消えた。

嫌な予感がして進行方向に目をやると中央自動車道のはずなのに、とつぜん赤信号の交差点が現れた。行き交うトラックやタンクローリー、明らかに止まれない危機的な状況に再び凍り付いた。

次の瞬間、巨大な穴のようなものに私とR1200GSは真っ逆さまに落下した。その感じは昔、羽田発小松行の飛行機でエアポケットに落ちた時と同じだった。

何かに着地する前に左ももに激痛が走った。何かが突き刺さったようだ。見ると銀色のブレーキレバーが私の左ももに突き刺さっているではないか。

「ぎゃあぁぁぁぁ~」

「あれ…」

夢か。やっぱり夢か。

しかし左ももが痛いのは夢ではない。まさかブレーキレバーが…

いや・・・違いました。キャンプ場で昼寝をしていた間にヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れてしまったようです。

脚の部分ではなく左もものフレームがベースとの付け根でボッキリと折れました。これは金属疲労ですね…。ヘリノックス ビーチチェアの耐荷重は145kgとされています。体重はある方ですがさすがに145kgに対してはかなりの余裕のはずですが。本物のヘリノックスなら折れないと安心して使っていたのが原因でしょうか…。




パチノックスと違って諦めて買い替える訳にもいかないのでヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れた場合の修理手段を探してみました。

ヘリノックスの日本での正規代理店は主にA&Fです。私のビーチチェアーはパームリーブスという柄でこちらのモデルに限ってはモンベルが代理店。しかしA&Fもモンベルも家の近所にはありません。A&Fを扱っているSPORTゼビオが近所のショッピングモールにあったので電話で問い合わせてみましたが、はっきりしない返答だったので却下。

しかし職場の近くであればA&F本店という手があったので、ここに持ち込むことにしました。

東新宿なんて普段はまったく足を運ばない所ですが、大都会の真ん中にひっそりとした不思議な空間が存在していました。喧騒の無い新宿という感じです。そこにアウトドアギアのワンダーショップ・・・いや深い沼が存在していました。

店内に入りフレームの折れてしまった愛用のヘリノックス ビーチチェアをスタッフの方に渡すと快く修理を受けてくださり、お店に在庫してあった予備フレームで10分もかからず修理完了でした。

気になる修理費用ですがフレーム1本の交換で900円。今回は左側が折れましたが金属疲労であることを考えると、同条件で使われている右側も同様に折れる日が近いと判断して左右で交換してもらいました。計1800円です。

まだ折れていなかった右側はスペアとして持ち歩くことにします。出先で折れたら自分で交換できますからね。

それにしても流石にあのA&Fの本店です。

魅惑のアウトドアギアがずらり。

ミステリーランチやYETIなどのアイテムも豊富です。

う~ん、たかがバケツですがカッコいい。

独身時代に来ていたら散財間違いなし。




A&F店内でこんな素敵なものを発見しました。YETIのパンガサブマーシブルという防水ダッフルバッグです。一目みてカッコいい、これは信頼できるギアだ!と確信しました。キャンプツーリングでリアシート上に積載する防水バッグとして最高に良さそうです。

しかし…ベルトの金具は専用の金物だしHydrolokの防水ファスナー、分厚いTPUに底の部分はEVA成型で皿状になっている…嫌な予感はしましたが75Lサイズで本体価格54000円!!

…ふう、ここは危険な沼だ。

無事に自分のヘリノックス ビーチチェアが直ったので、それだけ手にして大人しく帰りました。

ちなみに私がキャンプツーリングで古くから愛用しているダンロップテントのフレームはDAC-7001Sというジュラルミンポール。このポールのDACとは実はヘリノックスなんです。ヘリノックスは古くから多くのテントメーカーに高精度なジュラルミンポールを提供していたのですね。現在でもMSRやNEMOなどの高級テントはDACのジュラポールだと思います。しかし、あの安価なダンロップRシリーズのフレームがヘリノックス製とは意外ですね。

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ヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れた場合の修理のお話でした!!!

日本の絶景キャンプ場 山形蔵王 蔵王坊平国設野営場

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ冷え込んできましたが関東圏では冬キャンプにいい季節になりましたね。ひと昔前では冬にキャンプツーリングなんて言うと変人扱いされましたが、今では真冬にキャンプすることは珍しいことではなくなってきましたよね。

さて今回は絶景日本のキャンプ場のカテゴリーでございます。前回の八幡平の焼走り国際交流村に続き、また東北エリアでのキャンプ場のご紹介です。今回は山形蔵王の蔵王坊平高原国設野営場です。

蔵王坊平国設野営場 山形県観光情報ポータル

・山形県上山市蔵王坊平高原(無番地?)

・バイク乗り入れ可能

・営業期間 6月1日~10月末

・シャワー、売店等はなし

東北エリアの人気ツーリングルート 蔵王エコーラインの山形側に位置する蔵王坊平高原。冬は樹氷で有名なところです。観光客も少なくひっそりと自然を満喫したい方にお勧めの場所です。

EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

国設と名の付くからには公営で、何より嬉しいのが低料金です。大人1名1泊で350円です。関東圏のキャンプ場だと人ひとりの料金にバイク料金だのレイトチェックアウト料金だのと加算されるシステムが当たり前ですが、細かな料金システムなどなく有難い限りです。

この場所は蔵王エコーラインを楽しめるのは当然ですが少し西に走れば蔵王温泉、上山市の市街地方面に走ればかみのやま温泉、蔵王エコーラインを東に降りれば遠刈田温泉ありと、温泉天国といっていい場所です。キャンプ場にシャワーなど有りませんが、そもそもいらないですね。

特に蔵王温泉の大露天風呂は泉質も岩風呂の雰囲気も素晴らしいので超お勧めです。

買い出しできるスーパーは16kmほど市街地へ向かって走るとヨークベニマル上山店があります。この周辺に立ち寄り湯で良い所が点在していますし、食事処も多いので買い出し次いでに温泉も入っちゃいましょう。買い出しはコンビニで十分という方は蔵王温泉の温泉街にローソンがあります。

または蔵王エコーラインを宮城蔵王側まで走り切ると遠刈田温泉ですが、その遠刈田温泉 神の湯の前にセブンイレブンがあります。坊平国設野営場から30kmくらいありますので、東北自動車道 白石ICからアクセスする人は 最初に寄ってしまった方がいいかもしれません。ちなみに遠刈田温泉神の湯の入りましたが、こちらも素晴らしい温泉でした。足湯もあるので買い出しついでに足湯だけ、キャンプインした後に蔵王温泉大露天風呂なんてパターンも良いですね。

まず入り口から入ってすぐにある管理等へ。受付を済ませて料金の350円を払います。東北地方特有のあたたかさ感じる管理人さんでした。管理棟には私の行った時は薪や炭の販売などは無かったようです。

敷地内にはクロスカントリーコースがあって多目的に使われている施設だと分かります。全体が斜面で野営地管理センターより下の3、4のエリアは砂利ダートを下っていきます。1の辺りは高い場所でこちらはオンロードバイクでも安心して行けそうです。




管理棟から砂利道を下っていき、この写真よりさらに先は少しだけダートが荒れますがひっそりとした私好みの雰囲気の空間があったので、今回はここに貼りました。

EOS6D Mark2

この放射状にのびる木が立派だったので木の下でくつろぐ空間としてタープも設置。しかし寝るときになって気が付いたのですがドングリが頻繁に落下してくるのです。寝ていてテントに「ポトンっ」という音がするのが気になりました…。

サイト全体は適度にワイルドで手入れの行き届いたキャンプ場に慣れている人には抵抗があるかもしれません。私はこれぞキャンプ場のあるべき姿!と思っちゃいますが。

管理棟近くの炊事棟。昔ながらのキャンプ場を感じます。

2と3の間に位置するトイレ。このトイレがメインのようです。

清掃が行き届いて気持ちよく使えます。




このトイレより上にあるファイヤーサークル3のエリアですが道がこんな感じで、ちょっとバイクで入る気にはなれませんね。

これは1のフリーサイトでこちらは砂利道も走りやすくサイトもフラットです。無難にいきたい人は迷わず1ですね。

私がテントを張った3の近くには炊事棟とは別で蛇口1つの簡易的な水場がありました。私なんかはコレだけで十分です。

それにしてもこのキャンプ場、とっても静かです。私以外に1、2組しかいませんでしたがシーンとしています。風がふけば木々がザワザワしますが、ほんと自然に包まれている感が半端ではないです。人工的なキャンプ場の感じがなく本当に自然が好きな人に向いているキャンプ場…いや野営場ですね。

EOS6D Mark2

この時は前日の仕事を終わらせて寝ないで夜通し高速を走り、早朝に東北自動車道の白石ICを降りてここに来ました。まだ午前だったのでビールではなくコーヒーを飲んでウトウトしながらヘリノックスチェアーでくつろいでいました。とても気持ちいい時間の過ごし方です。




EOS6D Mark2

じつはここ蔵王坊平国設野営場は15年くらい前にF650GSダカールで来たことがあるのですが、その時はどんより曇り空に強風が吹いていて、木々のざわめきに何となく嫌な予感がして、すぐ近所のペンションにかけこんだのを覚えています。

今になって考えると、この自然深い雰囲気が少し暗めだったので経験の浅かった私にはチョットここの良さが分からなかったんだと思います。ちなみにその時のペンションは今でもちゃんと在りました。

蔵王エコーラインに位置する昔ながらのワイルドな野営地、蔵王坊平高原野営場でした!!

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日本の絶景キャンプ場 岩手県八幡平 焼走り国際交流村

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は間が空いてしまいましたが久しぶりに「美しき日本のキャンプ場」カテゴリーでお勧めの絶景キャンプ場をご紹介したいと思います。

今回は岩手県の八幡平にある焼走り国際交流村キャンプ場です。

焼走り国際交流村の公式サイトはこちら

岩手山の北東側の麓、東北自動車道の西根ICから約7km。周辺に八幡平アスピーテライン、雫石、田沢湖、松川温泉などがあり、八幡平エリアのツーリングの拠点として適した位置にあります。キャンプ場の目の前が焼け走り溶岩流なので朝一で朝食後の散歩に溶岩流を歩くのがお勧めです!

とても嬉しいのは低料金であることに加えフリーサイト内にバイク乗り入れ可能なこと!取材した2019年10月の時点で1泊300円でした!この時はここを拠点にベースキャンプと決め、3泊もしてしまいました。

営業期間は4月下旬から11月上旬とありますので、お出かけになる前にご確認ください。たぶん積雪の状態で変わるのだと思います。

食材などの買い出しは西根の市街地、国道282号にある生協ベルフ八幡平がいいと思います。

コンビニで十分という人はもう少し近い、西根インター出口付近にファミリーマートがあります。

お風呂は焼走り国際交流村のセンターハウスに天然温泉があります。センターハウスは昼食の時間帯ならレストランもあり、炭や薪の販売もあります。

キャンプの受付をするセンターハウス。ここに温泉とレストランあり。




キャンプ場の利用者は温泉の入浴割引券をもらえます。通常600円が500円です。なかなかの泉質でした!

焼走り国際交流村の全体。プラネタリウムやコテージ、オートキャンプサイトなどもあります。フリーサイトは溶岩流の目の前です。この写真で小さく赤マルされているのはゴミ捨て場と炭壺のある場所です。

そう!ゴミも捨てられちゃうんです。ゴミは持ち帰りというキャンプ場が多い中、我らバイク乗りには嬉しいですよね。

受付を済ませてフリーサイトへ移動。ここは焼け走り溶岩流の駐車場でこの立派なトイレの向こう側がフリーサイトです。

車はフリーサイト内に乗り入れできないのでリアカーを。バイクは乗り入れ可能ですがお静かにとのことです。




サイトの割と奥側にあるキャンプファイヤーサークルの近くにテントを張ることにしました。目の前に岩手山がドーンと見える最高のロケーションです。

キャンプファイヤーサークル

サイトの入り口は坂道の砂利ダート。左上に見えるのは先ほどのトイレです。ここに自販機もあり。

炊事棟。キャンプ場としてオーソドックスな感じです。

入り口に近いフリーサイトの様子。全体的にフラットですが地面は固く、ソリッドステイクのようなスチールペグをしっかりとハンマーで打ち込む必要があります。

目の前が溶岩流だけに、こんな溶岩をサイト内でよく見かけます。

山の麓なので天気は変わりやすく曇ったり晴れたり。岩手山も雲に隠れたと思ったら突然現れて夕陽に照らされ絶景になったりを繰り返します。10月でも寒かったです。




寒い日のキャンプは焚火が最高ですね。もう焚火をしないキャンプツーリングなんてクリープを入れない・・・・古いか。

私のキャンプ食はいつも適当です。スーパーで良さそうな肉や魚を買ってきて、フライパンや焚火で焼くだけです。

10月でも翌朝はタープやバイクがうっすら凍っていました。

深夜3時ころ何やらテントの前でピチャピチャピチャ…と変な音が。どうやらコッヘルの水をネコが飲みに来たようです。食材はパニアケースに仕舞っているので、せめて水だけでも?起きてしまったらトイレに行きたくなったので、テントの外に出たら満月がちょうど岩手山の上にきていて息をのむほど美しい光景でした。

八幡平アスピーテライン、田沢湖、雫石、安比高原などのツーリングの拠点に、松川温泉、湯治場で有名な強酸性の玉川温泉、乳頭温泉など温泉を楽しむのにも最高のエリアですね。

絶景日本のキャンプ場シリーズ 八幡平 焼走り国際交流村キャンプ場でした!!

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R1200GSスパークプラグ交換手順【中期型】セカンダリー側

前回の投稿よりR1200GSのプラグ交換方法を解説しています。2008~2009年の中期型のR1200GSで解説しています。投稿の容量の関係で1回で終わりませんでしたが、前回までがプライマリー側プラグ、今回はセカンダリー側のプラグ交換方法です。

揃えるべきプラグや工具など、前回のこちらをご参照下さい。

ではR1200GSセカンダリー側のプラグ交換方法です。

不完全燃焼ガスを燃やして排ガスをクリーンにする目的のセカンダリー側プラグは補助的な役割ですので、こんな辺鄙な場所に装着されています。見えずらい場所なのでライトを地面に置いて作業することをお勧めします。

まずダイレクトイグニッションコイルのカバーを外します。こちらはトルクスのT30で1か所の固定ボルト外します。すぐ隣にO2センサーの配線が通っているので注意してください。ちなみにアドベンチャー用シリンダーヘッドガードを装着していない人の場合は、手前側にもう一か所、T30のボルトで固定されていると思います。シリンダーヘッドガードとセカンダリー側ダイレクトイグニッションコイルのカバーは共締めされているのです。




ボルト1本(または2本)でカバーは外れますが、このカバーにO2センサーの配線が固定されているのでカバーを引っ張ったりしないように。

プライマリー側の時と違ってダイレクトイグニッションコイルが露出しているので作業性は良好です。

手で下に引っ張るだけですが場合によってはゴムがへばり付いて、なかなか抜けない場合があります。その場合は一度、プライマリー側の時と同様にダイレクトイグニッションコイルに接続されている配線を抜いてから作業しましょう。グイグイ引っ張って勢いよく抜けた時に配線をブチ切ってしまう恐れがあるからです。

コイルを外すとプラグの頭が見えます。

プラグレンチをラチェットハンドルに装着し古いプラグを緩めましょう。今回はエクステンションは不要です。

左がプライマリー側で使用していたプラグ、右がセカンダリー側で使用していたプラグ。このようにセカンダリーの方がカーボン汚れが多く付着しますが、これで正常です。主役のプライマリー側と違ってあくまで汚れ仕事を担っている証でもあります。





ではプライマリー側の時と同様にまずはプラグレンチに新品プラグをのせて手で絞めていきましょう。

いきなりラチェットハンドルを使うのではなく、まずは手でクルクルと回しスムーズに回転するのを確認しながら締め込んでいきます。プライマリー側の時と同様ですね。

デジラチェを使って指定トルク20N・mで締結します。この角度だとデジラチェの液晶が見えないのでプリセットしてアラーム音で判断しましょう。

ダイレクトイグニッションコイルを取り付けます。端子にプラグの先端がしっかりと入ると「コクッ」という感触が手に伝わってきます。ちゃんと入っていないとコイルの先端がブラブラと動くのでよく確認しましょう。

外す時に配線も抜いた場合は忘れずに配線のコネクターを差し込んで下さい。

ダイレクトイグニッションコイルのカバーをトルクスT30でボルトを固定します。ボルトを斜めに入れないように注意して下さい。この写真・・・露出オーバーだな。

ここまででセカンダリー側のプラグ交換作業は完了です。

後は最初に外したアドベンチャー用のシリンダーヘッドカバーの取り付けです。R1200GSでヘッドカバーに何もガード類を付けていない人はこの作業はありません。

ボルト、ワッシャー、シリンダーヘッドガード本体、スペーサーの順番です。スペーサーやワッシャーを紛失しないように気を付けましょう。

下側の1本はダイレクトイグニッションコイルのカバーと共締めです。ボルト、ワッシャー、シリンダーヘッドガード本体、スペーサー、カバー内の金属の黒ワッシャーの順番です。





R1200GSプラグ交換手順の解説は以上です。解説では右バンクでしたが左バンク側で全く同じ作業をして全ての作業が完了です。念のためエンジンを始動して始動性やアイドリングの安定などに問題がないか確認をしましょう。

今回、交換したスパークプラグは新車時に装着されているメーカー指定 NGK DCPR8EKCを使用しましたが、他の銘柄の互換品は例え性能が良いと評判のものでもお勧めいたしません。交換直後は性能の効果が体感できても長くは持たないです。ネット上の情報ですと1万kmも使用しないで始動性が低下したり、アイドリングが不安定になったりと良い噂を聞かないです。DCPR8EKCは私の2008’R1200GSで11年以上も愛用してきましたが(今回の交換で2回目)、不調をまねいたことは一度もないので純正はやはり信頼できると思います。マイナスが2極あるのも4万キロ持続できるロングライフの理由なんだと思います。

それと車検でノーマルマフラーであるにも関わらず排ガス濃度で落ちた場合はセカンダリー側のプラグが機能していない場合があるので、その場合は今回ご紹介した作業手順でプラグの点検をしてみましょう。

プラグ交換と関係ありませんがマンションや集合住宅などガレージの無い環境の方は、作業できる場所まで離れていると思います。作業に必要な工具やパーツをこのようなツールバッグに入れて行くと便利ですよ。電気工事屋さんがよく使っているヤツです。ホームセンターで安く売っていますよ~

BMW 空冷R1200GS スパークプラグ交換方法でした!!

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R1200GSスパークプラグ交換方法【中期型】プライマリー側

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、先日R1200GSのブレーキフルード交換方法を解説いたしましたが、とてもPV数が多くて好評でした。バイク整備に詳しい方が見ればクドいくらいに詳細に解説していますが、整備に自信の無い方でも挑戦しやすいように詳しく書いております。実はいつも書いているツーリング写真の撮り方の解説もそうなんですけどね。

…で今回も空冷R1200GSの整備について解説してみたいと思います。今回は中期型R1200GS(2008-2009年)のスパークプラグの交換方法でございます。

まず用意する新品のスパークプラグですがNGKですと品番【7168】DCPR8EKCでネット通販で1本で540円前後で入手可能です。これ以外の銘柄のプラグは私はお勧めしません。

R1200GSをはじめとするBMWのRシリーズは1150㏄世代の末期からツインスパーク化され、1回の交換で4本必要になります。

いちおう今回は2008年モデルのR1200GS中期型で解説いたします。後期型も作業手順はほぼ同じですがプラグの品番やレンチのサイズなどが異なるので、後期型はまた機会をみて改めて解説を作りたいと思います。

用意する工具はラチェットハンドル、トルクスレンチのT30、薄肉のプラグレンチ KTC B3A-16SP(16mm 差し込み角9.5sq)ネット通販で2300円前後、エクステンション、トルク管理のためのデジラチェ、ダイレクトイグニッションコイルリムーバー。

ネットを見ているとR1200GSのプラグ交換で「プラグキャップをラジペンで挟んで抜きました~」を見かけますが、ラジペンで挟むのはやめた方がいいです。R1200GSのそれは単純にプラグキャップなのではなく、ダイレクトイグニッションコイルです。昔のオートバイはディストリビューターからハイテンションコードを介して各気筒のプラグに接続されていましたが、点火効率が悪くハイテンションコードは劣化するとリークしたりとトラブルが多かったものです。

一見してただのプラグキャップであるR1200GSのそれはダイレクトイグニッションコイル本体なので、ここをペンチのような工具でストレスを与えるのは良くありません。それにラジペンで挟んでテコで引っ張るとヘッドカバーに傷も入ります。なので専用のリムーバー(プーラー)を用意しましょう。

写真の物はBEST TECHNOLOGY TOOLSの11002BMという物でAmazonで2500円くらいでした。

では右バンクでの交換作業で解説いたします。いつも通り作業はセンタースタンドを立てて行いましょう。




まずR1200GSアドベンチャーやR1200GSでもシリンダーヘッドガードをオプション装着している方は、このガードを外しましょう。BMW純正のアドベンチャー用のシリンダーヘッドガードの場合はトルクスレンチT30を使って3か所のボルトを外します。1つめはここ。

2つめは下側に。ガードとヘッドの間にスペーサーが入っているので無くさないように気を付けて下さい。

最後は前側です。ボルトの長さは3本とも同じですがスペーサーのサイズは違いますので後で分からなくならないように。

こんな感じでスペーサーが装着されています。

取り外したBMW純正アルミシリンダーヘッドガード。

では本題の作業を開始です。メインである上側がプライマリー、下に隠れるようにある一方がセカンダリープラグです。ちなみにツインスパークとは排ガスをクリーンにするための環境性能であり、ツインスパークだからパワーがあるとかではありません。

まず黒い樹脂製のカバーを外しましょう。このカバーは「エイやっ」と手で引っ張るだけで外れます。

ダイレクトイグニッションコイルとプラグコードの様子。作業前の様子をよく確認しておきましょう。

ダイレクトイグニッションコイルから配線を外します。このコネクターは小さな棒で爪を少しだけ起こして引き抜きます。無理に線を引っ張らないようコネクターごと引き抜くのがコツです。




ダイレクトイグニッションコイルのリムーバーを装着します。上から被せるのではなく横からスライドして入れる感じです。

リムーバーの穴にドライバーを入れて引き抜きます。コイルの先はラバー製でプラグ穴までの空間を密閉し防水性を保っています。引き抜く感触は「キュポン」という感じです。

外れたダイレクトイグニッションコイル。ここに汚れがあると防水性が落ちるので綺麗に清掃しておきましょう。

薄肉プラグレンチKTC製 B3A-16SPの出番です。

エクステンションを介してラチェットハンドルと接続して下さい。

ではプラグを緩めます。

古いプラグが外れました。今回使用したプラグレンチ KTC製のB3A-16SPはマグネット内蔵なので外しやすいですね。

外したプラグの焼け具合でエンジンの調子が分かる…とは昔の話かもしれませんが、一応は目視でチェックしましょう。

電極を新品と比較してみました。マイナスは2極あるのでまだまだイケそうですが、プラス側は摩耗しているのが分かります。ちなみにBMWが推奨するR1200GSのスパークプラグの交換時期は40000㎞毎です。これで3万ちょい使ったので、どうやら本当に4万使っても問題ないようです。R1200GSは経済的ですね~

では新品のプラグを取り付けましょう。ここから先の作業は相手がシリンダーヘッドであることを肝に命じましょう。万一、何らかの作業ミスでシリンダーヘッドのネジ山にダメージを与えたら…後悔しきれない結末が待っていますので慎重に!!!

まず最初は手締めが基本です。プラグレンチ+エクステンションの状態で新品プラグを先端にのせて、この状態で手で回していきます。

クルクルとスムーズに入っていくのを確認しながら手で回していきます。ちなみにプラグのネジ山にスレッドコンパウンドを塗布する場合もありますが、大手プラグメーカーであるNGKのホームページではスレッドコンパウンドの塗布は推奨していなかったので、私は何もネジ山に塗りません。

手で回らないところまで締めたらデジラチェまたはトルクレンチで本締めします。BMW指定の締結トルクは20N・mです。しくじらないよう慎重に!




ダイレクトイグニッションコイルを差し込みます。奥まで入れてプラグの端子に接続されると「コクッ」という感触が伝わってくるはずです。

もしプラグの端子に正しく接続されていない場合は、コイルを指で揺らしてみてグラグラするはずです。正しく先端まで接続されるよう確実に作業しましょう。

コイルに配線のコネクターを装着します。

奥まで正しく入ったかよく確認しましょう。

黒いカバーは手で押し込むか軽くたたくと「パコッ」っとはまります。ここまででプライマリー側の作業は完了です。

すいません、画像を貼りすぎて容量が苦しいのでセカンダリー側の交換作業は次回に続きます!!

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私が空冷R1200GSを乗り続ける理由☆しかしNorden901はカッコいい

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま、秋のツーリングと初冬の風景を楽しまれていますか?

ところでつい先日に古い友人と久しぶりに会ったら、私のR1200GSを見て「まだこのバイクに乗っているんだ!」と驚かれました。考えてみるとその友人と最後にツーリングしたのは、私が新車でR1200GSを購入したばかりの2008年の頃でした。

もう11年も前なのに今でもR1200GSに乗って津々浦々のバイク旅を楽しんでいる自分。しかも2014年にはディーラーで売れ残っていた最後の空冷R1200GSのアドベンチャーを購入し、空冷GSを2台体制にするという変態っぷり。ここ、一番不思議がられるポイントでして何故にR1200GSとR1200GS-ADVENTUREの両方を所有してるのか?実際に2台を乗り比べてみると両者は別物であると力説しても、多くの人は理解不能のようです。

今回はそんな私の愛する空冷のR1200GSについて久しぶりにその魅力を語ってみたいと思います。

…とその前にこんなトピックを!

ハスクバーナ Norden901

EICMA(ミラノモーターサイクルショー)2019でハスクバーナから新たなコンセプトモデルとしてアドベンチャーバイクが発表されたようです。その名もハスクバーナ ノーデン901  カッコいいですよね。

既に発売されているビットピレン401といい、最近のハスクバーナのキスカデザインがいちいち私のハートに刺さります。丸目単眼のアドベンチャーという意味ではVスト250などと同じですが細部のデザインの洗練さが流石はヨーロッパデザインといったところですね。ちなみにスズキはEICMAでかつてのDR800を連想する角目ライトのV-STROM1050を出展したようです。




このノーデン901、排気量は889.5㏄との事で恐らくKTM DUKE890と同じエンジンと思われますが、いったいどんな走りをするのでしょう。直線と面を組み合わせたようなフォルムはかつてのKTM990ADVを連想しますが、やはりフロント21インチのラリーテイストはカッコいいですね。しかしハスクバーナはこのNorden901をアドベンチャーバイクとは位置付けていないようですね。

off1.jpさんより  フロント21インチ ノーデン901 このタイヤはスコーピオンラリーかな。

個人的に最もハマったポイントは、ちょっと懐かしい印象のディスクブレーキカバーとフォークのカバーです。この部分のボリューム感が車体全体の雰囲気とよくマッチしているように感じます。むかしビッグオフ(死語)といえばディスクブレーキカバーは当たり前の装備だったのですけどね。

これは・・・?純正TFT(?)の上にIphoneを装着すれば、専用アプリでラリーマップになる?という事でしょうか。よく分かりませんがカッコいいのは確かです。

細部を見るほどコンセプトモデルと言うよりは、いつでも市販できる状態という印象でしたが気になるお値段はどうでしょうね。写真ではミラーがありませんが、これにナポレオンGSミラーを装着したら似合うだろうな…。

さてハスクバーナNorden901の話題はこのくらいにして、私がなぜBMW空冷R1200GSにこだわって乗り続けているのか?という本題に入ってみたいと思います。

2008年式 空冷SOHCヘッドのR1200GS 中期型モデル

もし誰かにR1200GSってどんなバイク?と聞かれれば簡単に答えるのであれば「とにかく乗りやすいバイク」の一言に尽きます。乗りやすいが一番速い、乗りやすいが一番安全、乗りやすいが一番楽しい…バイクにとって「乗りやすい」は正義ですが、一方で乗りやすいだけでは面白くない、というのも確かに理解できます。ではR1200GSは面白くないバイクでしょうか?

その答えはバイクの使い方によって変わってきます。私はかつてバイクを峠やサーキットで走らせたり、マフラーやらサスペンションを交換してカスタムにハマったり、林道走行にハマったり・・・30年のバイクキャリアの中で私なりに経験を積んできましたが、いま一言でバイクの魅力は?と言うとずばりツーリングです。




R1200GSはツーリングの本質的な魅力を体験するのに理想的なバイクだと思います。このバイクの乗り味としての印象は大きくて軽い、そして走り出すと小さくなって速い、です。なかなか大きくて軽い乗り物ってないですよね。R1200GSはスペックとしての車重は特別軽いという訳ではありませんが、実際に取り回したり走らせてみると体感的にとても軽くて初めて乗る人は驚きます。

コーナーは特別なモーションは不要でどこからでもバンクを開始する謎の動きをします。この辺はライディングテクニックに覚えのある方ほど違和感を感じると思いますが、サーキットを走るようなシーンでは良さはなかなか見えてきませんが、ツーリング先でのスポーツ性という意味でとても良く出来ています。とにかく良く曲がり操る楽しさを体感できるのです。

BMWのアイコンとも言える左右に突き出たボクサーツインエンジンはそれだけでマニアックですが、横の鼓動とシャフトドライブのジャイロ効果も相まって、すこぶる安定感を生み出しロングライドを支えてくれます。飛行機のエンジンを連想する空冷ボクサーは趣あるローテクな印象ですが、それを最新のデバイスで制御している妙が空冷R1200GSの魅力だと思います。

テレレバーやパラレバーをはじめとする独創的な機構については話が飛躍するので割愛しますが、エンジンの特性、車体の動き、サスペンションや装備などすべてにおいてツーリングにおけるスポーツ性を考えて作られている、そんな印象を受けるのが空冷R1200GSです。

オフロードについては日本の林道ではなかなか良さを発揮できる広大なステージがありませんが、狭い林道を巨体で入っていく楽しさはスリリングであり刺激的です。

日帰りツーリングでもロングでキャンプツーリングでも、何でも平然とこなしてしまう万能さ。万能というと面白くないバイクみたいですが、そのラインがとてもハイレベルな位置にあるのがR1200GSというバイクです。ライダーのスタミナを無駄に削らない寛容さはツーリング先で何しよう?という余裕も与えてくれます。私の場合は言うまでもありませんが写真活動です。




バイクが好き、ツーリングが好き、走りが好き…こういったバイクの本質的な魅力を味わい尽くしたい、そんな人にぴったりなバイクがR1200GSだと思います。ハイテクデバイスやパフォーマンスの面でさらに上が欲しい人は現行の水冷ヘッドモデルが良いかもしれませんが、やはり私のお勧めは空冷モデルのR1200GSです。

高い車高とアップライトなポジションから眺める景色は格別ですし、楽しいコーナーがあればスポーティーに走りを楽しめる。長距離もキャンプも楽しい。なかなかツーリング性能をこんな風に具現化したバイクは他にないと思います。

いま空冷モデルのR1200GSは中古車相場がこなれてきましたし、中古パーツも豊富に流通して維持しやすいBMWと言えます。メンテナンス性も良いので維持費もそれほどかかりません。気になっている方はいかがですか?

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R1200GSブレーキフルード交換方法 リアブレーキオイル編

前回より空冷モデルのR1200GS(中期、後期モデル)のブレーキオイル交換方法を解説しております。前回まではフロントのブレーキフルード交換方法で今回はその続きのリアブレーキフルード交換方法でございます。

準備すべき工具やブレーキフードについては前回の記事をご参照ください。

まずR1200GSのシートが邪魔なので外してしまいましょう。そしてブレーキフルードタンクの位置を確認します。

大まかな手順はフロントの時と同じです。ブレーキレバーを握って古いオイルを排出しましたが、それがブレーキペダルになるだけです。リアブレーキはシングルディスクですので、手間としてはフロントより楽です。

まずブレーキフルードタンクのキャップを外します。こちらも私のR1200GSはDMVのアルマイトキャップなので左に回せば外せますが、純正のタンクキャップは緩み止めの爪があるので、爪を起こしながら回してください。

続いてダイヤフラムの中蓋を外します。フロントの時と同じですね。ブレーキフルードをたらさないよう注意です。




ブレーキフルードタンク内の古いフルードをスポイトで抜き取って用意したペットボトルに捨てます。タンク内に汚れがある場合はウエスで綺麗に拭きとっておきます(そのウエスで他の場所を拭かないように!)。

新しいブレーキフルードをMAXのラインまで入れます。

古いブレーキフルードを排出するキャリパーのニップルを確認してみましょう。この矢印の位置です。まずはフロントの時と同様にゴムのキャップを外します。

8mmのメガネレンチをかけてホースをしっかり差し込みます。

ホースのもう一方はペットボトルへ




ブレーキペダルを3回ほど繰り返し押し下げ、押し下げた状態のまま…

キャリパーのニップルを緩めます。するとペダルは吸い込まれるように下がりますので、ペダルを押し下げたままの状態でニップルを締める。

これを3~4回ほど繰り返すとブレーキフルードタンク内の油面が下がってきますので、新たなブレーキフルードを補充しながら作業をすすめていきます。

最初のうちはこのように茶色っぽいブレーキフルードが排出されますが…

なんどか排出しているうちにブレーキフルードの色はこのように綺麗になります。これを確認したらライン内やキャリパー内にも十分に新しいブレーキフルードが行き渡ったと判断できますので終了です。

ニップルをしっかりと締めてゴムキャップをかぶせます。

ブレーキフルードはタンクのMAXの位置まで補充します。




ダイヤフラムの中蓋とキャップをしっかり取り付けて作業完了です。

最後にペダルを操作してペダルの感触に異常がないか確認しましょう。作業前よりもカッチリとしたタッチになっていると思います。

ブレーキフルードは吸湿性があるので余ったブレーキフルードはキャップをしっかり締めておきます。

ブレーキの整備は命に関わる重要な整備なので自信のない方はプロにお任せした方がいいかもしれません。しかし今回の解説でお分かり頂けたように作業自体はとても簡単で揃えるべき工具も8mmのレンチだけです。

最新のBMWというと整備性が悪いようなイメージがあるかもしれませんが、空冷R1200GSに限っては多くのポイントで整備性は良好です。ディーラーでプロの手にお任せするのも良いですが、R1200GSの維持費を少しでも負担を減らしたい…という方は出来ることは自分で整備してみましょう。

空冷R1200GSのブレーキフルード交換方法でした!!

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