天の川の撮影方法 Lightroomレタッチ編 バイク写真と天の川の撮り方

…前回の続きです

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿より夏の天の川をツーリング写真として撮る場合の撮影方法を解説しております。

前回までで場所、方角、カメラ機材、時間帯やお勧めの天の川撮影スポットなどをご紹介しました。前回の投稿はこちら。

そして今回はフォトレタッチソフト Adobe Lightroomを使用した天の川のツーリング写真の仕上げ方を解説いたします。

実のところ千葉県で撮れる天の川の写真というのは、どうしてもLightroomの性能に依存した部分があります。と言いますのも実際の肉眼での光景は天の川は確かに確認できますが、言われなければ雲かな?程度の明瞭さなのです。




Lightroomの凄いな…と思うのは局所的な作業ができる部分もそうなのですが、今回の調整のように[かすみの除去]と[明瞭度の調整]の2者があまりにも優秀なことです。私はAdobē社の回し者ではありませんがLightroomをよくご存知でない方は、この投稿で知ってください…SNSで良く見かける鮮明な天の川写真の多くはコレだと思いますので。

なお解説に使用するLightroomはLightroom Classic CC です。

では、いつも通りまずは撮影画像のRAWデータをLightroomの現像モジュールに取り込んだところから。そう、元画像はこんなものなんです。天の川が撮れてしまうだけでも最新のカメラ EOS6D mark2も凄いとは思うのですが、天の川の写真に限ってはこの先に解説するLightroomの仕事が凄すぎます。

まずは段階フィルターを起動します。

空の部分を選択します。

ここでイキナリ重要!核心的な調整です。選択した空の部分はコントラスト40、明瞭度を100、かすみの除去を35、彩度が40。はいコレだけで星空と天の川の様子は一気に鮮明に美しくなります。

色温度(ホワイトバランス)ですが天の川の写真のように夜空の場合は選択肢が2つあります。青にするか漆黒の夜空にするのか?です。青にふった方が美しいかもしれませんが、個人的には青いと少し安っぽく見えるかなと感じます。青か黒かはお好みですが天の川銀河の色まで出ている場合は黒が良いでしょう。

次に段階フィルターを再び起動して、こんどは地上を選択します。天の川のある夜空に露出を合わせて撮影したので地上は暗いです。ここを露光量を2.00明るく。路面のアスファルトの質感を表現させるために明瞭度を100へ。そして近くにあったナトリウム灯のオレンジっぽい色をとるため色温度を青方向へ調整します。




次に局所的に作業できる補正ブラシを起動します。

天の川銀河を選択します。

オバQのキスマークみたいだな…

局所的に選択する補正ブラシの場合はやり過ぎると周囲との違和感が明らかになりますので注意しましょう。ここでは天の川銀河の色を表現するため彩度のみを53調整しました。

調整前と調整後の比較画面です。どうでしょう?Adobeってすごいですね。特に天の川の写真を撮る場合に絶大に機能してくれる明瞭度とかすみの除去。どういった仕組みなのか分かりませんが他のソフトと違って不自然さが最小限ではないでしょうか。

ちなみに今回の調整はInstagram向けに仕上げてみました。スマホやタブレット端末の小さな液晶で表示した場合に映える、少し派手目に仕上げたインスタ映えバイク写真でございます。この写真をプリントするとなると、また別のレタッチ方法になると思います。

通常のツーリング写真ですとLightroomの調整範囲は、今回のように100とか有り得ませんが、はるかに霞む天の川を写真にしたいとなった時は大幅に補正を入れることで空想に描くような写真の世界が実現できます。

もしかしたら今回のようなレタッチには賛否あるかもしれませんが、多くの人の心を明るくするファンタスティックさはあるのでは?とも思います。

それではまた!





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写真家の目、写真家の脳。ファインダーは左目を使え!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが皆さまの効き目は左右のどちらですか?

右利き左利きと手に利き手があるのと同じように、目にも利き目があるのをご存知でしたか?利き目の調べ方は簡単です。

写真をする人ならファインダーを見るとき左右どちらの目で見るか?です。ちゃんとした調べ方は人差し指と親指でマルを作ります。そのマルの先にコインでも消しゴムでも何でも良いので目印を作って片目を閉じてみます。両目で見るときと目印の位置が変わらない方が利き目です。

カメラ、写真関係の情報誌やウェブサイトでも、あまり取り上げられることのない利き目とファインダーを覗く目の話。多くの人は無意識に利き目でファインダーを見ているはずです。

殆どの人は右目が利き目だそうです。なのでカメラのファインダーも右目で見やすいように設計されています。

人間の脳は右脳と左脳があります。右脳は感覚や直感、芸術性や想像力を司る。左脳は計算、文字の読み書き、論理、数理的推理を司るものです。利き目が左なら右脳につながり、利き目が右目なら左脳につながっています。




ちなみに利き脳というのもあって腕を組んだ時に左腕が上になる人は利き脳が右脳、右腕が上にくるひとは利き脳が左脳だそうです。

利き目が左目で利き脳が右だという人は、左目をもってしてファインダーをのぞき、天才的な芸術性を発揮していると思われます。

ネットで得た情報によると手が右利き、目も右目が利き目という人だけで全体の74%を占めるそうです。手が左、目も左が16%、手が右で目が左が8%、一番レアなのは手が左で目が右の人で2%だそうです。

ちなみに私の場合は、なかなかレアな手が右利きで目が左目のパターンです。むかしから計算派ではなく感覚人間であることは自覚はしていました。感覚が優れているというより、計算が極端に苦手と言った方が適切かもしれませんが。

むかし4輪でレースの真似事をしていた頃も理論派ドライバーではなく感覚で走っているタイプでした。メーカーで設計をやっていた頃は図面をひくよりデザインスケッチの方が好きでした。会議のときは「感覚ではなくデータを出して数字で判断しろ」という考え方が大嫌いで、あまりしつこくソレを言われたとき「その数値を見てどうするか決めるのはあなたの感覚でしょ!」と反論してしまい会議が険悪なムードになった記憶があります。




究極のツーリング写真では今まで写真に関する様々なことを解説してきました。それは風景や被写体にまず感動しましょう、それをどう表現するか個性を発揮させましょうといった感覚の話。あるいは画面内に分断線が発生した場合の2つのエリアの比率、または2つある被写体の大きさや存在感の比率、黄金比が1:1.618で白銀比が1.1414といった数学的な話。

写真は芸術であると考えれば左目が利き目で右脳派人間が優位に思えますが、黄金比などの理論が存在すると考えると一概に右脳派が優位とは決められませんね。レオナルドダヴィンチの作品の多くは極めて数学的な理論で書かれたものがありますしね。

私がミラーレスカメラではなく光学ファインダーの一眼レフに拘っているのは、左目だけで見る世界があるからです。肉眼では見えない世界が美しい光学ファインダーの中で確認できるのです。話題のミラーレス機には電子的なファインダーEVFが備わっている機種もありますが、子供の頃から暗いお部屋でテレビを見ちゃいけない!と言われていたので何となく抵抗があります。

光学ファインダーってなんだか万華鏡を見ているようで心が落ち着くんですよね。利き目と写真のお話でございました。




ちなみによく似た話で軸足というのもあります。手が右利きでも軸足は右とは限りません。サーフィンやスノーボードをしている人なら良く知った話ですが左足が進行方向の前にくる人は軸足が左でレギュラースタンス。右足が前にくる人は軸足が右でグーフィースタンスです。スノーボードでグーフィーの人はオートバイを跨ぐとき、車体の右側に立って乗車した方が、本来は乗りやすいはずです。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

少し前に撮った写真ですがタイサンボクのお花です。フィボナッチ数列による黄金螺旋構図を採用した写真です。フィボナッチ数列とは映画ダヴィンチコードにも出てきた神秘の比率です。この比率により作られた螺旋状の曲線はDNAの構造やオウムガイなど自然界のさまざまな所に存在しているのです。これを精度よく画面に構図するのは至難の業で右脳人間には苦手なことなのかもしれませんね。

夏の北海道ツーリングで最高のツーリング写真を成功させるには

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日は素晴らしき北海道ツーリングでの素晴らしきツーリング写真を撮るために、できれば秘密にしておきたかった、だがしかし秘密は究極のツーリング写真のコンセプトに反すると葛藤しながら、秘密にするべきではないと決めた「ある作戦」を大公開しちゃいます。究極のツーリング写真の読者の皆さま限定ですので他言無用ですよ。

大した話じゃありませんけどね。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/800 ISO100

以前に当ブログ 究極のツーリング写真では、良きツーリング写真を撮るにはドコで撮ったか?なにを撮ったか?も確かに大事ですが、ソレと同じくらい大事なのは「いつ撮ったか?」ですよ、というお話をしました。1日の中のどの時間帯で撮ったか?または1年のなかのどの季節で撮ったか?「いつ撮ったか」で写真の出来栄えは激変するものです。




夏の北海道ツーリングで素晴らしきツーリング写真を成功させるにあたり、私の秘密のやり方を公開いたします。

有難いことに多くの観光客が行動している日中というのは写真には向かないトップ光の時間帯だったりします。写真に向いている最高の時間帯とは主に朝夕の日の傾いている時間帯です。夏の北海道でしたら日の出時間は4:30くらい、日の入りは18:40くらいでしょうか。この最高に美しいショータイムの時間帯は観光客はみなホテルに居るのです。この時間を北海道ツーリング写真家(??)の行動時間としましょう!

キャンプツーリングであることが大前提ですが、テントなどの設営が大変なのでキャンプ地には昼にチェックインしてテント設営を済ませておきます。荷物も貴重品を除いてキャンプ地に全て置いておきましょう。

そして15時くらいから行動開始です。ここで撮りたいというスポットにカメラ一式、三脚を積んで出かけてみましょう。撮影したいスポットは地形と方角をよく見て、日の向きに合わせて撮影地を探り当てましょうね。美しい夕日と日没後のマジックアワーも含め19時くらいまで美しい景色の撮影が楽しめると思います。

そして早朝3時か遅くとも4時には起きて日の出前のマジックアワーから朝日までの時間帯で撮影できるよう、これもまた狙った撮影ポイントに出向いてシューティングしてみましょう。

「眠いじゃんか!!!」

 




そうです、これでは睡眠不足ですよね。でも大丈夫、朝のシューティングが終わりどこかで昼食を済ませた頃、観光客も多く賑やかなところから脱してキャンプ場に戻りましょう。テントで昼寝するのです。

良いと思ったエリアで自由に出入りできる無料キャンプ場を選び、そこを連泊するベースキャンプスタイルをとるのです。道内での移動効率が下がりますが、これによりテントサイトの設営&撤収の労力も減りますし、何より行動時間の自由度が格段に上がるのです。移動の度に次々と違うキャンプ場を使っていると、設営撤収が手間ですし明るいうちにテントを張りたいな、とか次のキャンプ場は混雑してないだろうか?など色々な悩みが出てくるものです。

名付けて「ベースキャンプ昼寝作戦」です。

 

2012年夏 エサヌカ線

くどいようですが重要なのは「いつ撮ったか」、あくまで時間軸の話です。夏の北海道ツーリングなら「夏」を表現すること。旅の一日ではれば一日の中の「時間帯」を表現する。例えば6日間の旅程であれば前半であれば到達感、希望感を表現する、後半なら旅の終わりに寂しさを感じる、または満足感、充実感を伝える写真にする。

いかがでしたか?キャンプツーリングであることが前提ですが、北海道ツーリングで素晴らしいツーリング写真を撮るベースキャンプ昼寝作戦。真似しなくても大丈夫ですよ!でも秘密ですからね!

ではまた。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

これは去年の8月の北海道ツーリングで撮った写真です。道東の野付半島で見た光景。なんでもない風景かもしれませんが曇天下でもの寂しさ、最果て感を覚えたのでシャッターを切ってみました。

2018 北海道ツーリング はじめての北海道の走り方 その2

・・・前回の続きです。

北海道ツーリング はじめての北海道の走り方をご紹介~

・移動の計画は地形をよく考えよう

これは何も北海道ツーリングに限ったことではなく、信州だろうと九州ツーリングだろうと同じですが、北海道ツーリングに初めて行くよ!という方々の中で、きっとロングツーリング自体が初めての方も多いと思います。

地図を見て平面的なイメージで計画を立てると、近いだろうと思ったところに、なかなか到達できない!なんてことが起こりうるのです。

これは私が北海道ツーリングの際に持ち歩いている北海道の立体地図です。

このように北海道をほぼ縦に貫いている日高山脈、夕張山地、北見山地。そして大雪山や十勝岳といった高い山。知床なら羅臼岳、ニセコなら羊蹄山やアンヌプリ。こうして見ると北海道はなかなかの標高差があると分かります。

例えば茨城県の大洗港から苫小牧港行きのフェリーを使う人の場合、苫小牧から道東を目指すとなると日高山脈超えが待っています。日高山脈を越える手段は主に日勝峠、狩勝峠、道東自動車道(高速道路)の3つです。日勝峠と狩勝峠は良い道ですが交通量が多く、日中であればペースはイマイチです。私は試したことがありませんが確実に行くなら高速代を払って道東自動車道も良いかもしれません。

もしくは全て海岸沿いを走り襟裳岬から黄金道路を走るのも良いですが、襟裳岬の周辺は強風と濃霧の名所でイキナリ行くにはタフ過ぎるルートなのです。

このように地形で考えると苫小牧についたら、国道237号(花人街道)を北上して、まずは富良野などが待っている道央エリアを目指すのが優しいルートと言えそうです。もちろん天候などにもよりますけどね。

それと札幌近郊や旭川近郊など都市部を通過するようなルートも時間をロスるので、何か目的がない限りは避けた方が良いと思います。




・激しすぎる気温差、当たらない天気予報

夏の北海道は場所によって暑いところ、寒いところの差が大変大きく感じます。10年以上前は8月といえど、耐え難いほど暑い場所なんて無かった記憶がありますが、今は自然環境の変化か関東圏と変わらないほど暑くなる場所があります。真夏の関東圏のツーリングと同様に小まめな休憩と水分、塩分補給をしないと熱中症で動けなくなります。かと思えば根室や稚内にいくと少し天気が悪くなっただけで、震える程寒くなる場所があります。これは局所的だと感じますが例えばサロマ湖近くのキャンプ場や猿払キャンプ場などは、8月のお盆だというのに夜中のトイレは石油ストーブが炊かれていたほど寒かったですよ!

8月のキャンプツーリングだからと寝袋すら持っていかない人がいるようですが、北海道でそれをやったら凍死(は大げさですが)!低温に対応したダウンシェラフを持って行きましょうね。

それと当たらない天気予報にも注意です。朝イチの天気予報チェックはライダーなら誰でもやると思いますが、それを過信してはいけません。空模様をよく見て怪しいと思ったらスマホで雨雲レーダーをチェックしてみましょう。山脈地帯のゲリラ豪雨をレインウェアー着るタイミングを逃しズブ濡れになったら最悪です。夏のゲリラ豪雨は上空の冷たい氷から凄まじいスピードで地上に降るので、下着まで濡らしたら心臓がドキドキしてしまうほど冷たいのです。

このような事態に対応が遅れると、旅に必要なスタミナが消耗し最悪は体調不良を招きます。

2017年8月 北海道富良野市




ごく稀に半そでTシャツやランニングで走っているワイルドな人も見かけますが、火傷に近い日焼け、スズメ蜂や大きな昆虫の激突で酷い目に遭います。暑い場所でもちゃんとライディングウェアーを着ましょうね。私はむかし、ちゃんとウェアーを来ていたのですが首にスズメ蜂が激突したことがありました…。

・基本はキャンプツーリングでいこう

私の個人的な感覚でいくと北海道ツーリングといえばキャンプツーリングでしょう!という感じなのですが、私の職場の人は北海道ツーリングで全ての宿泊がホテルだ、という方もいます…。キャンプツーリングは自然の中に身を置いて旅心を育むだけでなく、時間や場所に縛られない身軽さも大きなメリットです。特に最高のツーリング写真を撮るんだ!という場合は早朝の朝焼け、美しい夕日のシューティングを考えれば自由に出入りできるキャンプ場泊は理想的な宿泊手段と言えます。

北海道の場合はキャンプ場の価格が安く300円とか、無料キャンプ場なんて場所もいまだに多いので経済的であるのは言うまでもありません。ちなみに私が2017年の8月に7泊の行程で行った北海道ツーリングでは宿泊に使ったお金は0円でした。

伊達市 噴火湾を望むアルトリ岬キャンプ場 無料

もちろん悪天候だった場合は無理をせずに宿を使うことをお勧めします。その場合もライダーハウス、ユースホステルなど相部屋の料金の安いところを利用すると、旅の仲間とのコミュニケーションを楽しむことができます。

そんな宿やキャンプ場で出会った旅仲間は、旅の有益な情報を教えてくれたり、旅が終わったあとも連絡を取り合えるような友人ができたりと、なかなか日常ではない出会いがあり素晴らしいです。

これが快適や贅沢を求めてゴージャスなホテルに泊まってしまうと、たちまち旅の雰囲気はなく素晴らしい出会いも減ってしまうのです。なのでオススメはキャンプツーリング、天気が悪ければライダーハウスなのです。ホテルは万一、体調が悪かったときの緊急用と考えましょう。

・綿密に計画を立てたところで予定通りにはいかない

例えば有給休暇を7日とったとします。関東圏や関西圏から北海道へ行くなら主にフェリーですが、往復の移動で丸2日は使ってしまうので、中身で考えれば5日間くらいとなりますね。苫小牧港にせよ小樽港にせよ、人気の道東&道北エリアまでは距離があります。

中身が5日間くらいの予定でしたら最初は欲張らず道東か道北のどちらかを選んでみましょう。そしてフェリー港までの中間にあるエリアを楽しみながら旅をするのがオススメです。苫小牧港でしたら富良野、美瑛エリアを経由して稚内を目指すとか。小樽港でしたらオロロンラインを最初に目指してまずは稚内、後半に道央エリアとかも良いと思います。

もちろん道東にターゲットを絞って一気に移動するのも良いと思います。道東も道北も両方を、となると中身5日間だと走りっぱなしになり初めての方にはオススメできません。道東と道北を両方満喫するのであれば中身7日間は欲しいですね。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/400 ISO100

 

どこに行こうか?どの道を走ろうか?といった計画は、大まかに目途を付けておく程度で良いと思います。綿密にスケジュールを作ったところで予定通りに旅はすすみません。というのも悪天候で雨の酷いエリアを避けて移動するなど、想定外のルート変更を余儀なくされるのは決して珍しくないからです。

几帳面な人は事前に行く場所や走るルートを決めてしまいますが、予定通りにいかずストレスを感じたり、何としても予定を強行しようと無理に走ったりすると面白くないです。それにスケジュール厳守行動ではせっかくの旅が日常っぽくなり勿体ないですよ。風の風来坊のように夏の北海道をさすらってください。

・旅人を気取ろう!然すれば風景が純粋に心に入ってくる

今まで書きませんでしたがソロツーリングであることを前提に書いてきました。まずはちょっぴりストイックな旅人を気取ってみましょう。北海道に旅行に行くのではなく、北海道にバイクで行くのでもなく「北海道をバイクで旅する旅人」になってください。然(さ)すれば美しい夕日を目撃するだけでジーンとくるはず。人生に大切な財産となる「思い出」が1つ付加されますよ。

・万一の備えは万全に

ロードサービスの連絡先(最近は任意保険に付加されたサービスもありますね)。札幌や旭川にあるメーカー系のバイク屋さんの連絡先。バンク修理キット。工具や針金やテープや結束バンドなど、バイクのトラブル時に使えるもの。ガス欠時に役立つ予備の燃料ボトル。空冷エンジンのバイクなら補充用のエンジンオイル。スペアのヘッドライトバルブ。想定外に冷えた時の防寒具。それから古いレインウェアーを持っている人は劣化して浸水しないか点検しておきましょう。タイヤやブレーキパッドなども残5分くらいでは少し怪しいです。ブヨ刺されに効果のあるステロイド系の虫刺され薬(もちろん体質に合わない方はやめてください)。フェリー内や混雑したキャンプ場で熟睡するための耳栓。新聞紙。雑巾。シールドクリーナーとウエスは多めに。まだまだ有るけど書ききれませんね…

北海道ツーリング10回、今夏で11回目を数える私の経験で色々と書いてみました。今思い起こすと、はじめて行った北海道ツーリングはやはり印象的で生涯忘れることのできない大切な財産になったと言えます。北海道ツーリングを機に人生が変わってしまった、と言っても過言ではないかもしれません。

それくらい北海道には特別な何かがあります。それが何かは皆さまご自身で感じてきてくださいね!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコー GR APS-C

この写真は去年の夏の北海道ツーリングで撮りました。2日間にわたる酷い雨で稚内で停滞を余儀なくされた私は徒歩で稚内港を散策していました。この時、お気に入りだったコンデジRICHO GR APS-Cを持って、見つけた被写体がこれです。この写真を撮った日くらいから、GRは絶不調で結局、壊れて使えなくなってしまいました。コンデジは一眼レフと違ってタフなバイク旅ではよく故障してしまいます…。

初めての北海道ツーリングの走り方<究極のツーリング写真流>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、この夏になって当ブログはますますアクセス数が増えました。これもいつも見て頂いている読者の皆さまのお陰でございます。いつも本当にありがとうございます。

多くの方が見に来ていただける…いろんな人が見ている…と考えると、例えば初めてバイクデビューする方、はじめてキャンプツーリングする方、はじめて房総半島にツーリングする方、などなどツーリング写真の撮り方やR1200GSの情報に限らず、色んなことが当ブログに書かれていても良いのかな??

そんな風に感じたので、今回は時期的にも非常に良い「この夏、北海道ツーリングに初めて行くよ!」という方を対象に、あまりメディアでは書かれていないような情報を発信してみたいと思います。

これから、はじめて北海道に行かれる方はぜひご参考にしてみてください。




~究極のツーリング写真流 はじめての北海道ツーリングの走り方~

北海道は主に道南、道央、道東、道北の4つのエリアに分けて、どう旅するのかを考えるのが一般的です。

<道南>函館やその周辺は人の多い観光地です。大沼周辺の自然や駒ヶ岳など良いところは沢山ありますが北海道らしいイメージとは少し離れた印象です。本州寄りの亀田半島、松前半島の風景は印象的ですが海岸線の風景などは本州のどこかにも在りそうかなと感じます。青森から青函フェリーで来る方は最初の上陸ポイントが函館なので、まずは大沼でキャンプし、その後は時間短縮という意味で高速道路(道央自動車道)を活用して道央エリアを目指すのも良いかもしれません。

<道央>新潟からのフェリーで来る人は小樽港、大洗からフェリーの場合は苫小牧港が上陸ポイントですので、多くの方がここがスタート地点になります。自然を楽しむのであれば洞爺湖、支笏湖のあるニセコエリアがお勧めです。ニセコの五色温泉や伊達市まで行けば登別温泉と温泉も楽しめます。襟裳岬の景色は素晴らしいですが強風の名所であり夏場は濃霧もでるので初めての方にはオススメはできません。襟裳岬から釧路方面へ向かう黄金道路は昔はタフなルートでしたが道路改良工事が進んで最近では天候が良ければ普通に通れます。個人的に最も好きな道は襟裳岬の北東にある百人浜です。

<道東>最果て感の色濃い道東はいかにも遠くまで旅に来たと実感できます。釧路湿原、屈斜路湖を望む美幌峠、知床半島など有名どころも外せませんが浜中町から厚岸を結ぶ海岸線「北太平洋シーサイドライン」が最もオススメの道です。オフロードライダーやR1200GSのような大型デュアルパーパスに乗っている人は阿寒湖の南にある「ひょうたん沼」を通過する道道1093号のダートか、有名どころでは道北スーパー林道と呼ばれる函岳レーダー道路のダートがお勧めです。海岸線のルートも素晴らしいですが内陸側に入ると牧歌的な風景と雄大さがあり、いかにも北海道ツーリングという魅力があります。北海道ツーリングを何度も経験している玄人が好むのが道東エリアだと思います。根室のエリアは最果て感が特に強く、普段はソロで行動しないという都会派ライダーさんは、寂しすぎる景色に衝撃を受けてしまうかもしれません。

<道北>こちらも道東と同じく最果て感は抜群ですが最北端に到達!という大きな意味合いのある土地という意味で少し明るい印象です。道は日本海側の道道106号オロロンライン、サロベツ原野があまりに有名でライダーならマストで行くべき道です。その他はオホーツク海側の宗谷国道も素晴らしいですが、観光地化がすすんでいる宗谷丘陵は今のうちに行っておいた方が良さそうです。富良野や美瑛など「北の国から」を連想する雄大で牧歌的な風景の旭川周辺のエリア。どこにレンズを向けても絵になる、北海道らしい風景ですが観光客も多く人気のスポットは混雑します。オススメは旭川空港の南側に点在する丘エリア、美瑛、富良野の風景ですが早朝や夕方に行ってみましょう。〇〇の木といった有名観光地は日中は混雑しています。写真にするなら「木」だけに注目してしまうと期待外れ。木の存在を内包する景色全体を感じ取りましょう。時間に余裕があれば稚内港からフェリーに乗って礼文島、利尻島に行くのも素晴らしい旅になると思います。




何をもって「あなたの北海道ツーリング」にするかは他人には分からないものです。最果てのポイントに到達した達成感、景色を見る、道を楽しむ、食文化を楽しむ、温泉を楽しむ、街や文化に触れる、キャンプを楽しむ、旅人達との出会いと連帯感を感じる。

年齢的にもバイクキャリアでもフレッシュな方でしたら、もう行くだけで感動の連続であると言えるでしょう。

世に溢れている事前情報を仕入れ過ぎず、地図だけを頼りに好きなように感じたままに旅してくるのが一番良いかもしれません。

食べ物や温泉の情報は、今の時期に書店に行くと情報誌がかなり売っていますしネットでも有益な情報収集ができると思います。私の場合は写真活動が優先なのでグルメ&温泉は近くにあったら「ついでに」楽しむ程度に留めております。

以下に私が個人的に感じた北海道ツーリングでのあらゆる事、注意点を箇条書きしてみます。

・1日の走行距離に気を付けよう

北海道を島のように考える人がいますが「北海道はでっかい道」という懐かしいワードの通り、本当に広いので距離感覚を間違えないよう注意です。初日は苫小牧から襟裳岬に行って、2日目は知床、屈斜路湖、層雲峡から海岸線に出て宗谷岬、3日目はオロロンから天塩を経由して富良野、十勝まで行ったら後半はニセコにってオイオイ!そんなに走れませんよ!!!例えば札幌から宗谷岬を直線で結ぶと300キロもあります。

宗谷岬で札幌ナンバーのライダーをつかまえて「地元の方ですね」なんて言ったら苦笑されます…。それくらい北海道は広いと覚えて、欲張らずに慎重にスケジュールを考えましょう。

信号の無い直線路ばかりなので、走ろうと思えば走れちゃうというのもありますが、無理は禁物です。1日の走行距離は走っても250~400キロ程度に留めましょう。それ以上走ってしまうとバイクに乗っているだけの1日で終わってしまいます。

例えばこんな感じだと1000キロくらいなので1日では到底走り切れません。余裕をもって旅しましょうね。

・あらゆる危険がひそんでいる

動物の飛び出しはライダーにとって非常に危険な問題です。特に鹿などの大型動物との激突はこちら側も生命に関わる大事故となりかねないです。車との事故も多いです。

地元の普通車は関東圏に住む私から見ると恐ろしいほどトバしています。軽自動車に乗った普通のオバちゃんが平気で100キロ以上で国道を走ってるのを見かけます。きっと北海道はトバした分だけ移動時間が短縮できるし、景色がひらけて感覚が麻痺しているのかもしれません。

後ろに追いつかれたら抜かせましょう。絶対に一緒になってトバさないこと。道内は警察の取り締まりが非常に厳しいですが、悲惨な交通事故を未然に防いて頂いていると思って感謝しなくてはいけません。

早朝、夕方の動物の飛び出し、人の注意力が疲労で低下する夕方の時間、開けた景色と長い直線で麻痺してしまうスピード感、景色が良いからとついヨソ見運転…気を付けましょうね。

とにかくトバさないこと。この一言に尽きます。自称トバし屋さんも、北海道では制限速度でいきましょう。

・吸血昆虫の対策を万全に

本州では蚊くらいしか思いつきませんが北海道では蚋(ブヨ)やヌカカやダニなど怖い害虫がたくさんいます。特に川や湖などの近くやキャンプ場では万全の対策が必要です。防御対策と刺された場合の薬の両方が必要です。例えばブヨに指を刺されたら翌日はバイクの運転が出来なくなるかもしれません。

キツネに触らないこと、熊の痕跡を見つけたら逃げる…などは一般によく見かける注意事項なのでここでは割愛しますが、1つだけ書いておくと林道やオフロードに入る場合、オートバイのエンジンの音を響かせて走る限り、熊は逃げていると思いますので遭遇率は低いと思います。危険なのは山の中でエンジンを止めてバイクから離れて行動するときです。熊害については北海道の全域で注意しなければいけないことです。事前に情報を入手して知識をつけ、熊鈴の携行など対策をしましょう。

perfectpotionのアウトドアボディスプレー。蚊だけでなくブヨにも一定の効果がある虫よけスプレーです。少し高いですがオーガニックな素材で香りも良いです。左はハッカで右は通常版。

長くなったので次回に続く…

 





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~本日の毎日100ショットスナップ~

CASIO エクシリム EX-10

何日か前に撮った晴海ふ頭からの夕景です。まさにマジックアワーと呼べる焼け具合は見ようによっては趣味の悪いレタッチとも思えますが、実際にこのような光景だったのでレタッチではありません。たまにですが悩むんですよね。変なレタッチだと思われないかなって。

こんなカメラは買ってはいけない ツーリング写真のカメラ選び

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがホンダ タクトをご存知ですか?「もちろん知っている、かつて売れたあのスクーター、タクトでしょ」という声が聞こえてきそうですが、そうではありません。

本田拓人という人物です。本多拓斗かもしれませんが。私が10代のころバイク仲間で噂になっていた走り屋です。その本田拓人の愛車は笑っちゃ失礼ですがヤマハのチャンプRSで周囲から何故タクトに乗らない!?と冷やかされていたそうです。

嘘か本当か分かりませんが、ある日、白バイに捕まった本田拓人は白バイ警官に「なんだお前、この名前で乗っているバイクはヤマハなのか?ちゃんとタクトに乗れ!タクトに!」と言われ腹を立てて暴れて逮捕されたとか。

これ当時の私の周囲では有名だったんですが、果たして実在する人物か否かは定かではありません。読者の皆さまで「その人、知っているよ!」という方はおられませんか?

さて、くだらない前置きでしたが今回の究極のツーリング写真ではカメラのお話でございます。毎度、大げさなタイトルを付けてしまいましたが「こんなカメラだけはやめておこう」という少しネガな話題です。




以前に当ブログ 究極のツーリング写真ではカメラ選びの1つの基準として「使いやすいお気に入りであること」という内容を書きました。多くの方が写真について誤解、思い込みをしていて画素数やセンサーサイズ、レンズの解放値などの数値的なスペックは重要なのかもしれませんが最重要ではありませんよ、という話をしました。

撮りたいと思う写真がどんな写真なのか?それが具体的であるほどカメラ選びは明快な選択肢を持てます。逆にどんな写真が撮りたいか?という願望がなく物欲としてカメラが欲しい、だと最新モデルや値段の高いカメラが気になって結局それを買ってしまうのです。(もちろん撮りたい写真を実現させるための最良の選択が最新のカメラであるならOKですが)

カメラやレンズは高いです。自分にとって必要のない機能や性能に高いお金を払うことはありません。

風景主体のツーリング写真を撮るなら広角の画角があるカメラ、日没後の薄暗いシーンや夜景の中のバイクを撮りたいなら高感度でも低ノイズなカメラ、人物(ライダー)、バイクを主体に背景をボカしたいなら大口径レンズ、すぐに取り出してシャッターチャンスを逃したくない!と言うなら起動時間の早いコンデジ…といった具合に、まずは写真に関心を持つことがカメラ選びの最初のステップです。

自分の使い方にピッタリ合ったもの、撮りたい写真が撮れるもの、なおかつ自分がお気に入りと思える愛すべきカメラ、それが最良のカメラだと思います。

これから写真を楽しむ上で重要なことは上達して良い写真を撮っていくことです。それには多くの機能をお任せにしてしまう、オート一辺倒のカメラは上達には不向きですので選ぶべきではありません。オート一辺倒の簡易的なエントリー機種とはボタン類の数が少なく「かんたんですよ」が売り文句ですが、私の目から見ると実は簡単ではなく難しいのです。

 

10年くらい前をピークに売れに売れていたコンデジの簡易的なエントリーモデル。シャッターボタンと再生ボタンが目立つところにあり、ズームはシャッターボタンを囲うようなリング状の物が付いているタイプ。こういった簡単そうに見えるコンデジは露出補正や絞り値の調整などが、MENU→画像の調整→明るさ→矢印ボタンを複数押す、といった具合に複数の階層の中に隠されて容易には操作できない、極めて使いにくいカメラです。

画素数が1000万画素に満たなくても大丈夫、センサーサイズが小さくても大丈夫、2世代、3世代前の旧モデルでも大丈夫です。しかし絞りやシャッター速度などを操作するダイアル、露出補正、ISO感度の変更、マニュアルフォーカスなど、写真を撮る上で避けることのできない基本的な操作。これがあるべき所にちゃんと有るカメラ!これを選びましょう。

絞り優先A、シャッター速度優先S(キャノンならTV)、マニュアル露出M これがちゃんとあるカメラ

具体的にキャノンを例に挙げるとIXYシリーズではなくPowerShotシリーズを狙いましょうね、ということです。(いまIXYを使っている方が、これを読んですぐ買い替える必要はないですよ!)




それともう1つはカメラの色ですね。

お気に入りのカメラであること、と言いましたがこういった青だのピンクだのと言った可愛いらしいカメラはお気に入りであれば仕方ありませんが、これもオススメしません。

この写真をご覧ください。ヘルメットのシールドに撮影者の手とカメラが映り込んでいます。もしピンクのカメラを使っていたら映り込んだカメラの存在が目立ち、写真を見た人は「わーピンクのカメラを使っているよ」と写真の興味がソコにいってしまうのです。決して喜ばしい結果ではありませんよね?

こういった映り込むシーンというのは頻繁にはありませんが、いざ出くわすと戸惑うものです。コツは「写っちゃうけどどうしよう」ではなく「いっそ写してしまおう」と開き直ることです。

よく優秀な写真家の方が「カメラなんて何でもよいんだ」とおっしゃいます。意味はよく分かりますが何でもよいは少し言い過ぎではないかな…?と私は感じるのです。

まずはカメラではなく写真に関心を持つ。どんな写真を撮りたいか決める(憧れや妄想で構いません)。実際に手に取って重要なボタン類が使いやすいか、持ちやすいか?そして直感的に「このカメラがいい」と思えるお気に入りになるか?こういった観点で選んでみてはいかがでしょうか?

究極のツーリング写真流、ツーリングカメラの選び方でした!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

CASIO エクシリムEX-10

何日か前に撮った写真ですが職場の近くの公園で撮りました。雨上がりの東京の日曜日。美しく焼けた瞬間を撮ろうと多くのカメラマンが集まっていました。私も仕事中ではありましたが休憩時間をいただいてEX-10で撮ってみました。カメラを持つ人々をシルエットにして焼けた空いっぱいを画面に入れてみました。こういった切り取り方はカメラを直接地面に置くほどのローアングルですが、EX-10のチルトモニターを真上に向けて極めて快適に水平を出して構図できました。私は超ローアングル、カメラを頭上にかかげるようなハイアングルを頻繁にやるので、チルトモニターやバリアングルモニターは無くてはならない機能です。

 

バイク写真のかっこいい撮り方<Lightroom>レタッチ編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回までにバイク写真のかっこいい撮り方を解説しましたが、今回はLightroomレタッチ編でございます。

・バイク写真のカッコいい撮り方 その1

・バイク写真のカッコいい撮り方 その2

前回までの解説に使用した画像で解説いたします。なおLightroomはadobe Lightroom CLASSIC CC を使用しております。

では、まずはRAW画像をLightroomに取り込んで現像モジュールを表示させたところから。

前回までの解説でバイク写真をカッコよく撮るためのポイントは、まずは背景選びとしてシンプルな空間を見つけましょう、というお話をしました。この写真の場合はひどく錆びたトタンの壁が気に入ったのでバイク写真を撮るのにピッタリだと思いここを選びました。

錆びたトタン壁だけが背景になるよう、これは撮影の時点でしっかりとフレーミングします。電気の配管やメーターなどが被写体(この場合はバイク)に重ならないよう注意するなど、これも撮影の時点でしっかり押さえておきましょうね。

問題はまず1つ目が地面です。白っぽくて綺麗な地面のコンクリートはどうもこの場所の雰囲気に似合いません。2つ目は光。割と強めの太陽光が日中のトップ光として真上から照らされています。これにより車体の上部はとんでしまいました。

せっかくのAdobe LightroomCCです。他のレタッチソフトにはない最も魅力的な機能、局所的な補正をふんだんに使っていきます。まずは補正ブラシツールを起動します。

強いトップ光によって飛んでしまった部分を選択します。選択した部分を赤く表示させるには画像左下にある”選択したマスクをオーバーレイ”にチェックを入れるか、キーボードのOを押します。

補正ブラシで選択した範囲を露光量マイナス0.73(-2/3段)にします。そしてここからがバイク写真ならではのレタッチ方法です。明瞭度を46とかなり強めにプラスしシャープネスも42まで上げました。車体のディティールをカリッとした印象に仕上げるためです。

次に先ほどとは逆に影になってしまい、暗く写っている部分を補正ブラシで選択します。

影になっている部分は露光量を明るい方向にプラスします。ここはやり過ぎると写真らしさが失われていきイラストっぽくなりますので注意しましょう。

車体のレタッチはこれで終わりです。ツーリング写真ではレタッチはやり過ぎると不自然になるので「やり過ぎ注意!」が鉄則ですが、バイク写真に限っては少々やり過ぎるくらいが丁度よい場合があります。





次に段階フィルターを起動します。

気に入らなかった白っぽい地面を選択します。

白っぽいのがイマイチなので露光量をマイナス0.90まで下げてコントラストを66と強めに入れてみました。ここでワンポイント。アスファルトやコンクリートのような地面については明瞭度を極端に上げるとザラついた質感が強調されてカッコよくなります。今回は思い切って全開の100まで上げました。(バイク写真のときだけ使ってくださいね、ツーリング写真や風景ではやらないこと…)

この辺でいちど作業中の画像をよく見て確認してみましょう。やり過ぎて不自然な部分はないか?見落としはないかどうか?

この写真の場合、錆びたトタン壁の存在がやや強すぎるかな?と感じたので再び補正ブラシツールを立ち上げてトタン壁の背景部分を選択します。

ここはさほど極端な調整はしないのでR1200GSのスポークホイールの向こうに見えている部分など、細かく選択する必要はありません。

トタン壁の存在感を弱める目的で明瞭度をマイナス55としました。これでメイン被写体であるR1200GSアドベンチャーの存在がより際立ちます。

次に効果の中の周辺光量補正を使います。今回はマイナス15とし画面四隅を暗くして視線の囲い込みを狙います。




   ~完成比較~

<作業前>
<作業後>

どうでしょうか。車体色がアルピンホワイトという色であるため、少しでも強い光が当たると飛んでしまいます。その部分を局所的に調整。影になっている部分を少し明るく起こし車体全体は明瞭度とシャープを上げました。白っぽいのっぺりした地面は暗くして明瞭度を全開にしザラつかせ、背景のトタン壁は少しボカしました。

車体の外装パーツのディティールや色が明らかになり、エンジンやマフラーの質感が高まったのがお分かり頂けると思います。

こういったバイクや車など無機質なもの、機械的なものは明瞭度とシャープをあげてカリっと仕上げると質感などが高まりカッコよく見えます。私の写真活動のメインであるツーリング写真ではほとんどやりませんけどね。

ご参考までに…かっこいいバイク写真の撮り方、Lightroomレタッチ講座でした!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコー GR APS-C

これも少し前に撮った写真です。場所は東京都中央区晴海。現在、オリンピック選手村の建設が急ピッチで行われていますが、環境の変化か鳥が急に大発生したり蛇が出たりで動物たちも忙しいようですね。

ナメてはいけない。足を鍛える三分割縛り地獄<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、夏休みのツーリングの計画は順調でしょうか?私は8月に予定している北海道ツーリングについては昨年と同様に道東と道北をメインに走ってこようと思います。

やはり北海道ツーリングといえば道東は外せません。釧路の自然、根室の最果て感、屈斜路湖のエリアや知床半島など私の中の心象風景と重なるのは主に道東です。そして去年は雨で断念した道北エリアの数々のスポットも再び訪れてみたいですね。

今回で通算11回目の北海道ツーリングですが、今年は1.私は写真家だから撮影旅こそ私の旅である 2.道をメインテーマにツーリングのワンシーンを切り取る 3.神様にお願いをして美しい自然現象も見てみたい この3つの具体的なテーマを打ち出して旅に挑みたいと思います。





さて今回の<初級>ツーリング写真解説はずいぶん以前に解説しました「三分割構図縛り地獄」を改めて解説してみたいと思います。

 

 

写真とは構図が大事である、という事は多くの方がご存知だと思います。では「構図」とはいったい何でしょうか???私の勝手な解釈ですが構図とは被写体の大きさ、位置、複数の要素がある場合はレイアウト、ボケ具合(これも構図の仲間)などによって作品の主題へと導く写真の基礎工事のようなものと考えます。

構図が良ければ作品の意図を観賞者へうまく導くことができるわけです。

上の写真をご覧ください。とある港で撮った何の変哲のない写真ではありますが、基本とも言われる3分割構図で撮っています。

最初に書いておきますが、このお話は3分割構図は素晴らしいので必ず守りましょう!という意味ではありません。3分割構図は写真の基本として確かによくできた理論ですが、多くの芸術写真は3分割に当てはまらない物も多く存在します。

ここでは3分割構図を使って構図ワークを身に着けるための足を鍛えましょう!というお話です。

お使いのカメラのグリッド線表示機能をオンにして、目の前の光景から水平線や道などの線、被写体を3分割構図のグリッド線に合わせてください。「そんなの簡単だよ~」と聞こえてきそうですが、簡単では地獄の訓練ではありませんよ!




1.寸分狂わぬようピッタリと合わせてください

上の写真では白い灯台は左上の交点、R1200GSは右下の交点、海と空の境界線は上の横線にピッタリと合っているのがお分かり頂けるでしょうか。このようにピッタリを狙ってみてください。意外と難しいですよ!

2.最低でも3ポイント以上は合わせる

1つ2つではダメです。最低3つ以上は3分割の交点や線にぴったりと合わせてくださいね。

3.ズーム機能は使わないこと

一眼レフであれば28mm、35mm、50mm、70mmあたりで固定で撮ってください。コンデジの場合はカメラの電源を入れた時の最初の焦点距離のまま(多くのコンデジはワイド端だと思います)とにかくズームは触らないこと。

これ、実際にやってみると苦しいです。「ええ~簡単じゃね?」と思う方、例えば上の写真の場合、海の割合を狭めて空を大きくしたい場合、どうします??そうです、しゃがむなりして低い位置にすればOKですね。では灯台とバイクの位置関係を広くしたいと言ったらどうしますか?右に動きますか?左ですか?? ここで一瞬でも「ええと…」と思った方は足で動いて構図を作る感覚ができていません。

この3分割構図縛り地獄を騙されたと思って一定期間、訓練をしてみてください。マスターする鍵はただ1つ、とにかく右に左に高く低く、足で動きまくってください。ゴルフやピアノの練習のように繰り返しやって体で学習するのです。

以前に当ブログ 究極のツーリング写真では、まずは良い写真を1枚撮ってみましょう、という投稿で1つの被写体が美しい背景の中にあるだけのシンプルな写真を撮ってみましょう。というお話をしました。これは最初のうちは複数の被写体があるような複雑なシーンでは足が動かないと構図できないからです。

この3分割構図縛り地獄により構図ワークとしての足をマスターすれば、2つ以上の被写体のあるシーンでも意図したとおりに構図を組み立てることができるのです。

例えばバイク、ライダー、置いてあるヘルメットなど容易に位置を動かせるものであれば「もう少し手前かな」といった具合に本当に動かして良いと思います。しかし被写体の多くは動かせないものが殆どであり、その場合はカメラを持っている撮影者が動くしかないのです。

<初級>ツーリング写真として難しく感じる内容だったかもしれません。しかし写真をはじめたばかりの人の多くは足が動いていないのです。いちど騙されたと思って三分割構図縛り地獄を実際にやってみてくださいね。間違いなく上達することをお約束いたします。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

だいぶ前にリコーGRで撮った1枚ですがカモメ(ウミネコ??)が飛び立つ瞬間を切り取りました。瞬間をとらえる、これこそが写真の魅力なのだな、と学んだ1枚です。

R1200GSのミラー 交換ミラー ナポレオンGSミラー

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日は更新をお休みしようかと思いましたが、R1200GSのパーツに関わることでプチ情報をアップいたします。

以前にR1200GS/R1200GS-ADVENTUREのインプレでお勧めのカスタマイズで登場したナポレオンGSミラーですが、メーカーの方で生産終了となったそうです。まだ買っていない方、スペアを持っておきたい方はお早目に流通在庫を買っておいた方が良さそうです。

このミラーは私がメーカー勤務時代に辞める直前くらいに作った商品です。作ったと言っても設計は先輩にお願いしましたが、R1200GSやスーパーテネレ、KTM990ADVなど大型アドベンチャーバイク向けのミラーが世に存在しなかったので、ぜひ作ろうと立案し大まかな仕様やデザインを私が考えました。





試作が出来上がったときは「こんなデカいミラー売れんの?」と驚かれましたが、バイクが大きいのでコレで良いんですと押した記憶があります。

BMW純正ミラーは平面鏡に近く視界が狭いです。かつボクサーエンジンの振動に共振してしまい作りも粗末ですが、その上に価格も高いと良いところがありません。ナポレオンGSミラーは純正ミラーの半額以下ですし、曲面鏡で視界も広く振動も最小限ですよ。

ハウジングのブーツをR1200GSのファイナルドライブのブーツに似せたり、樹脂のシボ目を純正ハンドガードに合わせたりと、シンプルな丸ミラーながら色々と工夫した作った記憶があります。衝撃吸収機構で車検対応ですし錆や日焼けにも強いですよ。

BMW用のネジピッチ1.5はAFG-104-BMという型番です。まだネットショップに少し在庫があるようですし、バイク用品店にも店頭在庫があるかもしれません。

これが生産終了だと他にビッグアドベンチャー向けの良いミラーはありませんので、お早めに!





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私と錆びの出会い<私の旅>漁港とツーリング風景

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、キャンプツーリングはお好きですか?つい先日に「キャンプツーリングやろう」みたいな投稿をしましたが、まだデビューされていない方はぜひ始めてくださいね。

一緒にやる仲間がいない??大丈夫ですよ、キャンプツーリングはソロでやるのがいいです。もちろん友達同士で行くのも楽しいですが、一緒にやる仲間がいないという理由で始めないのは大変もったいないです。

写真を撮るのも同じですが1人だと誰に気兼ねすることなく自由ですし、何より自分の内面と向き合える大切な時間です。確かに寂しい時もありますが慣れてしまえばどうってことないですし、キャンプ場に行けば同じように1人で来ている人はいますので、話しかけてみてください。少しだけのコミュニケーションで寂しさは飛んでいきます。

つい先日、Facebookのグループで「ソロキャンプ」という素晴らしいグループがあるのですが、そのグループのトップ画像に私の写真を選んでいただきました。

メンバーが10000人を超える人気グループですので、多くの人に見ていただいて大変嬉しいです。この写真はアウトライダーツーリング写真コンテストで年間グランプリをいただいた作品なのでライダーであれば「見たことある」と言う方もおられるかもしれませんね。

 




ちなみに私の写真になる以前のカバー写真は友人の撮った作品で、これも夕景に照らされたバイク、テントそしてライダーのシルエットでした。とても素敵な作品なのですが撮影地が私の写真と全く同じであることは、おそらくグループ管理者さんも気が付いていないでしょうね…。

しかしソロキャンプって最近になってすごく流行っているのですね。アウトドア界のちょっとしたムーブメントですね。多くの人が旅精神に目覚める良い機会になると祈っております。

 

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F9 1/250 ISO100

さて毎度、前置きが長いですが今回はツーリング写真解説ではなく、私と漁港風景の出会いについて独り言風にいってみたいと思います。

今からさかのぼること四半世紀チョイ。ある日曜の朝。高校1年の私は兄のホンダNS50Fを借りて人生初のツーリングに出かけるところでした。しかし出発直前に父親に「昼飯までに家に帰ってこい」と言われました。いまになって考えると初めてのツーリングなんだから昼に帰ってこれるくらいの距離がちょうどいい塩梅だなと感じます。

高校1年の当時、不良も真面目君も含め友達は多い方でしたが、偶然にもこの初ツーリングは一緒にいく友人はなくソロでデビューでした。とにかく海に行きたかったので、昼に帰れるよう最も近い海岸を目指して街道を走っていきました。

NS50Fといっても現代の原付と違い2サイクルのギア付きスポーツバイクです。しかもボアアップキットを組んでBRD製チャンバーにキャブセッティングまでしてピンクナンバーを取得していました。ハイオクを入れると軽く120キロは出るバイクだったので街道を車の流れに乗って走るのは安いものでした。

あっと言うまに九十九里の海岸に着いたので、そこで缶コーヒーを飲んでから海岸沿いを少し走りました。正確な場所は思い出せませんが、どこかの漁港に迷い込んでしまい、そこで再び休憩をしました。

 





漁港なんて普通は来ない場所です。ましてや免許を取得する以前の自分は、そもそも電車で出かけることも少なく行動範囲は狭いものでした。中学までの間、家族で出かけるといっても漁港はないですよね。なんとなく漁港はこうだ、というイメージはあっても実際に目の当たりにして、その光景が強く記憶に残っています。

バイクを停めて散策すると漁船や漁に使う網などの道具、浮きや舫。どれもよく見ると使い倒され、錆びて、ペンキで補修して。それを繰り返し何だかアートを感じるな、と思ったのを今でも覚えています。

EOS1Dx + SIGMA35F1.4ART

もちろん当時は写真なんか撮ろうとも思いませんでしたが。そんなことより早く峠でヒザが擦れるようになりたい、ということで頭がいっぱいでした。

それから30年近くの歳月が過ぎて、いまこうしてツーリングに行っては漁港の風景を写真にしている自分が何だか不思議です。

漁港にはバイクが良く似合う風景だけでなく、フォトジェニックな被写体がたくさん存在しています。それだけ静物絵画のように撮っても素晴らしいですし、バイクとからめて撮るのも雰囲気があって良いです。主に地上物が対象の撮影シーンなので曇天でも悪くないのがポイントです。

漁港は海岸線のツーリングルートから少し外れるだけで存在します。大抵は自販機もトイレもありますから絶好の休憩ポイントでもあります。朝は漁師さん達が忙しそうにしているので邪魔できませんが、午後なら釣り人がいるくらいでひっそりしています。

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L IS F2.8 1/1600 ISO100

あなたもぜひツーリングで漁港に行ってみてくださいね。

今回はこの辺で!!





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