私がR1200GSに12年も乗り続けている理由

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい写真が撮れたとき、その写真ってプリントしていますか?写真は最終的なフィニュッシュはプリントであるとよく聞きますが、発表の場がSNSやネットが主流の現代ではなかなかプリントの機会は減りましたよね。

しかし自分で納得のいく写真が撮れた時はぜひプリントしてみてください。できればL版ではなく6つWサイズか最低でも2L版くらい、傑作だと感じたら思い切って4つWサイズでプリントし額装してみましょう。きっとご自身のバイク旅のワンシーンが特別なものへ昇華しますよ。

しかし光と影に対して露出をコントロールした作品や夕景写真などの場合、お店に仕上げをお任せしてしまうと出来上がったプリントを見てガッカリしてしまうものです。これはカメラの評価測光と同じ理屈なのですが、お店の機械は写真全体の平均的な明るさを求めるため、撮影者が意図的に暗めに撮った写真でも、勝手に明るく補正を入れてしまうのが原因です。

プリント注文時に多くの機械で「補正なし」が選択できると思うので、そういった写真は忘れずに補正なしで注文しましょう。分からない場合は店員さん(できれば店長さんっぽい人)に相談してみましょうね。ベテランの方はLightroomでプリント用のデータを作成しましょう。




2008年式 中期型SOHCヘッドのR1200GS ハイライン

さて今回はツーリング写真の解説はお休みして空冷R1200GSの話題を独り言風にさらりと書いてみたいと思います。

当ブログは【ツーリング写真】【バイク写真】という写真カテゴリーを世に認知させ、新しいムーブメントとして皆さんと一緒に盛り上げていきましょう~!という趣旨ですが、アクセス解析では人気投稿の上位はほとんどR1200GSに関わる投稿ばかりなんです。まあ・・・ツーリング写真なんてまだまだこれからですからね。それに空冷のR1200GS、気になるから次の買い替えで候補にしようかな?と思っている方にお役に立てれば嬉しいです。

私は今年でR1200GSに乗るようになって12年目になります。もう1台の愛車R1200GS-ADVENTUREは6年目。走行距離は2台合わせると13万キロくらい。我ながら良く乗ったな~と感心しますが、もちろんこれからもR1200GSでツーリングを続けて行きたいと思っております。

私の愛車遍歴を振り返ると四輪もバイクもおよそ7年サイクルで買い替えているのですが、なぜR1200GSは買い替えようという気持ちになれず長いこと乗っているのでしょうか?その辺を書いてみたいと思います。ところで人間の節目周期は7年(男性が8年で女性7年???)と言われるそうです。芸能人が離婚したなんて話も結婚7年目であったり、なんとなく今の仕事に飽きて転職した…なんて言うのも7年周期だったりするそうですよ。

2013年式(2014年登録)R1200GS-ADVENTURE プレミアムライン

R1200GSというバイクの魅力やテレレバーやボクサーエンジンなどの特徴は以前にR1200GSインプレッションを作りましたので、同じことを書かないようにしようと思いますが、一言でいってしまうと「走りが最高に楽しいツーリングバイク」なのです。

大きくて軽いこと、もちろん平均的なバイクの重さに比べたら重いのですが、見た目の迫力からは想像もできないほど取り回しも、走り出しも軽くコーナーも軽快です。ヒラヒラと乗りやすく楽しい。「人馬一体」その言葉の意味をただ1つのS字セクションをクリアするだけで体で理解できます。アップライトなポジションで景色が違ってみえる喜び。より遠くへ、未知のツーリング風景を求めて…ライダーを次の旅へ誘うようなバイクです。

最初にBMWのバイクを買ったのは2003年でF650GSダカールでした。それまでバイクでツーリングに行くとお尻や足が痛くなったり、肩こりや全身の疲労感が出るのは仕方のない事だと思っていました。しかしF650GSダカールを購入してツーリングするようになると、お尻も足も痛くならないし、肩こりも疲労感も感じませんでした。1日中走り回って夜に帰宅しても「まだまだ走れそう」というスタミナが残っていて、これには本当に驚いたものです。それが面白くて日帰り1000㎞オーバーの弾丸ツーリングなどもやってみましたが、これもまた大して疲れなかったものです。

2003年に最初に買ったBMW F650GSダカール

そして2008年に今の愛車であるR1200GSハイライン クロススポークホイール仕様を新車で購入しました。2008年はR1200GSにとって最初の大幅フェイスリフト(MC)だったので、中古車はなく新車一択でディーラーさんに無理を言ってスポークホイール仕様を探してもらった記憶があります。確かBMWジャパン本社に置いてあった車両を持ってきたとか…。

納車から2年くらいであっというまに3~4万キロを走ったと記憶します。確か民主党政権の頃でETC装着車両は距離に関係なく1000円で行けた時代です。民主党が最終的に目指していた高速道路の無料化は叶いませんでしたが、それでもこの試験導入は嬉しかったですよね。

この頃、とにかくR1200GSで糸の切れた凧のように日本中を走り回っていました。そしてその素晴らしいツーリング性能とタフさ、走ることの楽しさに感銘を受けたものです。車体が大きいことはライダーのスタミナを無駄に削らない事、軽いことは走りが楽しいこと。この両者からツーリングをスポーツ感覚で走れる素晴らしさを体験しました。

2台洗車している風景。後ろは愛車のルノーカングーです。

2014年には2013年モデルのR1200GS-ADVENTUREの未使用車をディーラーで購入してGSとGS-ADVの2台体制でGSライフを送ることになりました。R1200GS-ADVENTUREは通常のR1200GSよりもオフロード寄りのサスペンションで33Lのビッグタンクを備えた派生モデルです。しかし実際に乗ってみた感じではR1200GSとR1200GS-ADVENTUREでは全く別物のキャラクターです。アドベンチャーは長いサスストロークと高い車高(長いプリロード)の影響か、乗り心地もコンフォートで走行風もほとんど体に当たりません。これは北海道ツーリングのようなロングツーリングで強力に頼もしいです。一方でスポーティーに走らせたいシーンではダイレクト感やレスポンスではR1200GSに一歩譲ります。




他人から見ると「何で同じバイクを2台も??」という疑問を投げかけられますが、私はR1200GSにツーリングにおける楽しさ、頼もしさ、絶大な信頼をよせているので、どちらか一方を選ぶのも難しいのです。日帰りツーリングで走りを楽しむならR1200GS、北海道やキャンプツーリングに行くときはR1200GS-ADVENTUREです。

2004~2011年までのモデルは空冷(空油冷)エンジンなので、機械としての魅力も持ち合わせていると思います。大戦中、世界の空域を席巻したレシプロ戦闘機、ドイツ軍のメッサーシュミットやフォッケウルフに搭載されたエンジンはBMW製です。この戦闘機の星型エンジンを2気筒にすると水平対向ですので、多くの人がBMWの水平対向エンジンに航空機へのロマンを連想すると思います。そのローテクな印象の機械を現代のハイテクで制御している妙が私は好きなのですが、最新のBMWほどハイテクが出過ぎていない点も空冷R1200GSの良い所だと思います。

メーターはオーソドックスに針のアナログ。ABSやASC(トラクションコントロール)、電子制御サスペンションのESAなどは安全装備や走行性能に関わることとしてツーリングに必要なものです。快適装備はグリップヒーターや電源ソケットなど最低限として必要なものと言えます。この辺のハイテクや装備の勘所が実に”ちょうどいい”のですね。

蔵王坊平高原国設野営場にて

ただ、それ以外に12年もずっと買い替えず乗り続けている理由があって、それが前職のある経験が関係しています。前職はバイク用品のメーカーだったのですが、新製品のフィッティング確認や写真撮影、新型車両の調査などで車両メーカーから広報車両を借りてよく乗り回したものです。

スーパースポーツ、売れ筋のネイキッド、アメリカン、スクーター、国内4社はもちろんハーレーやドカティなども乗りました。色んなバイクを乗るたびに「こうゆうバイクもいいもんだな!」とバイクの楽しみ方とは自分の知っている世界だけでなく、実に多岐にわたると実感したものです。特に印象深かったのはハーレーのスポーツスターとビューエルライトニング、途方もないパワーのZZR1400や隼、マッチョなV-MAXやB-Kingなどがあります。

そんな風に色々なバイクや新型車両を乗り回せるという恵まれた環境でした。そして試乗し終わって週末に自分のR1200GSに乗ると「やはり自分にはこのR1200GSがいちばんピッタリだな」とつくづく実感するものでした。前述の人間の節目周期といえる7年くらいを経過して「そろそろ他のバイクに乗り換えようかな?」と一瞬思ったとしても、この経験から「では他にいいバイクある?」と考えるのです。自分の使い方、つまりツーリングを味わい尽くすという用途に適したバイクは他には無いと思ってしまうのです。




・R1200GSってツアラーですよね? → ツアラーではなくスポーツツアラーです

・R1200GSってオジサンの乗るBMでしょ? → ただのオジさんではなく若いオジさんが乗るバイク(もちろん本当に若い人もOK)

・アドベンチャーバイクって言っても実際に冒険なんて行かないでしょ? → 冒険は常にライダーの内部に宿るもの。本当にサバンナや荒野を走ることではない。

あっ…気が付いたら3000文字以上も書いてしまいました。これからR1200GSを買おうか迷っている方、ツーリングがお好きでしたら空冷モデルのR1200GS、自信をもってオススメいたします!中古車も程度の良い個体でも100万円をきったものが多くお買い得ですしね。

日本という国土を小さくしてしまうような恐るべきスポーツツアラー。その圧倒的なツーリング性能は常にオーナーへ「ツーリングとは何ぞや?」と問いかけているかのようです。

今回はこの辺で!!

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R1200GSのタンクバッグで使いやすい物を見つけました

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、もうお正月ボケは抜けましたでしょうか?私はこのブログで予約投稿機能を使っているのですが、先ほど公開待ちの記事の誤字脱字のチェックをしていたところ「究極のツーリング社員」という恥ずかしミスを発見しちゃいました。怖いですねぇ~お正月ボケ。危なくこのまま公開されちゃうところでしたよ。しかしツーリング社員って…仕事しなさそう。

しかし私は前職がバイク用品のメーカーで開発をしていたので、まんざら「ツーリング社員」というのも心当たりが無い訳でもありません。当時、バイクの外装パーツやタンクが樹脂製が主流となりつつある過渡期でして、それまでタンクバッグといえば磁石で固定されるのが一般的でしたが、吸盤やベルト固定など様々な固定方法を設計せざるえない時期でした。

そして私の愛車でもあるBMWのR1200GSが世界的なヒット商品となってバイク業界は従来のビッグオフという呼称が淘汰され、アドベンチャーバイクという新たなムーブメントが席巻する渦中でもありました。メーカー各社がR1200GSに追いつけ追いこせと様々なモデルを投入してきたものです。

Moto Fizzのラリータンクバッグ 前側が吸盤で後ろ側がベルト固定

そんな折にR1200GSにぴったり合うタンクバッグを作らねば…と開発をしたのですがR1200GSも他の最新バイクと同じく樹脂製のタンク外装です。従来の磁石は使えませんので苦肉の策としてベルト固定と吸盤固定のハイブリッドの商品を発売しました。「苦肉の策」とはベルト固定は良いとして吸盤は過酷なツーリングでの使用環境では、途中で外れてしまい十分な信頼性が無いことが事前に分かりきっていたからです。

吸盤固定は出発時はしっかり付いていますが低温や環境変化で外れやすく、汚れが付着した場所へ再度取り付けると付かない…など特にR1200GSのようなバイクで行く過酷なツーリング環境では十分な固定方法ではありません。艶消しの塗装面やステッカーなどの段差にも弱いです。




そこでツーリング中に外れることなく完璧にフィットするものを…と検討するとアフター用品メーカーでは良さそうな物が見当たらず、どうしてもBMW純正タンクバッグとなってしまいます。

BMW純正 R1200GS用タンクバッグ

R1200GS用のBMW純正タンクバッグはいくつかのバリエーションがあります。スモールタイプとラージタイプ、それからアドベンチャー用の3種類くらい存在したと記憶しています。空冷モデルの場合、中期、後期型はタンク形状が同じなので互換していますが前期型用が互換するかは未確認です。ただし前期型は燃料の給油口キャップにボルトが露出しているタイプで、この時代のBMWの定番であったMotoFizzのバインドタンクバッグシステム(タンクキャップにステーを装着する固定方法)が選べるというメリットもあります。ただしバインドシステムは相当以前に生産終了商品なので、いま買うなら中古品を探すしかありませんが。

そしてBMW純正タンクバッグは純正だけに作り込みはしっかりしていますが、使い勝手は良いとは言えません。特に給油時の着脱は手前側のファスナーの着脱がやりにくく、雑にやってしまうとファスナーが動かなくなってしまいます。仕様では防水バッグになっていますが1年も使えば防水機能は失われ、雨天時に中の荷物が濡れます。マップスペースも紙ぺら1枚ほどのマチしかなく、ツーリングマップルのような冊子を入れて使うのは難しいです。そして最大の難点は価格で4万円前後と高価です。

しかし他に良い選択肢も無かったので長いことBMW純正のタンクバッグを愛用してきましたが、ふと先日いいものを発見し試したところバッチリR1200GSに使えたのでご紹介したいと思います!

これです!ゴールドウインのGSM17705 スポーツシェイプタンクバッグ16という製品です。やはりタンク外装が樹脂製のスーパースポーツモデルを対象に開発された製品だと思いますが、前後の向きを逆にしてしまえばバッグ底部の傾斜したデザインはアドベンチャーバイクにぴったりフィットするのです。

特筆すべきメリットはこれです。ベルトで車両へ固定させたベース部分だけを残してバッグ本体を簡単に外せること。そしてベースの中央には大きな開口部があり、そこからタンクキャップが開閉できるので給油時が快適であることです。




しかしR1200GSの為に作られたタンクバッグではありませんので、普通に装着すると安定はイマイチです。上の写真の状態では前側はベルト1本をステムに通して固定、後ろ側のベルト2本はシートレールに固定しました。しかしこれだけだとバッグは左右にぐらついてしまいます。

そこでスポーツシェイプタンクバッグに付属していた補助的なサイドフラップを何とか使えないか考えてみました。このフラップは吸盤になっていて、バッグ本体とベースの両方に接続し安定させる目的のものです。もちろん吸盤を使うつもりはありませんが…。

思いついたのが補助フラップから吸盤を外し、小さくカットしてこの部分に挟み込んでしまう作戦です。

フラップを小さくカットして中央にボルトを貫通させる穴をあけてます。

うまくいきました!これでバッグがグラつくことなく固定できるようになりました。

やや小ぶりですが見た目もキレイにフィットして気持ちいいです。用品メーカーのタンクバッグは昭文社ツーリングマップルが使いやすいよう設計されているので、何よりこれが有難いですね。

スポーツシェイプタンクバッグは小ぶりなので、このようにハンドルをロックまで切ってもスイッチ類を押してしまうような事はありません。




ゴールドウィン スポーツシェイプタンクバッグは容量可変式で13~16Lと小さめです。私の場合はキャンプツーリングであれば洗面用具、タオル、携帯エアピロー、ヘッドランプ、レザーマン、シールドクリーナーなど小物が中心なので十分な大きさです。写真にはありませんがもちろんレインカバーも付属しています。

ただ1つ難点なのはスポーツシェイプタンクバッグは2010年頃に発売された製品で既に生産終了商品となっていることです。ヤフオクやフリマアプリで中古品を狙うしかありませんが、あまりタマ数は多くないようです。あれば安く買えますけどね。

色はブラックとガンメタ(グレー)があるようです。ヤフオクやフリマアプリで探す場合、出品者の写真がイマイチだとどちらの色か判別しにくいので、そのような場合は出品者に質問してみましょうね。えっ?そうです、私は両方買っておきましたよ。

ゴールドウィンGSM17705 スポーツシェイプタンクバッグ16・・・今年でR1200GSに乗るようになって12年目ですが、ようやく理想的なタンクバッグに巡り合うことができました!

今回はこの辺で!!

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シンコーの格安ブロックタイヤE804、E805をR1200GSに装着した結果・・・

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は空冷R1200GSに関わる話題でございます。といってもR1200GSに関わらず今が旬のアドベンチャーバイク、ビッグオフ系のユーザーの方でしたら誰もが気になるブロックタイヤ、オフロードタイヤのインプレッションでございます。

今回は謎のシンコー、新興勢力…のシンコー??アドベンチャートレール向けオフロードタイヤE804(フロント用)、E805(リア用)のインプレでございます。

以前にシンコーE705について、私の個人的な使い方としてはR1200GS用として理想的なタイヤである…というインプレを書きました。

E705のインプレはこちら

E705はストリート75%、トレール25%の割合で開発されたタイヤでロングツーリングで行程の多くは舗装路、旅先でフラットダートを少々走る、という用途にぴったりのタイヤだと思います。コスパについてはシンコーE705に勝るタイヤは恐らく存在しないと言い切ってしまいます。




そして今回のE804/E805はストリート40%、オフロード(トレールとは呼ばない)60%とE705に比べて一気にオフロード寄りにふった完全なブロックパターンタイヤです。

そもそもシンコーは古くから自転車チューブやタイヤを製造する日本の企業ですが、バイク用のタイヤとして知名度が上がってきたのは最近だと思います。主な生産工場は宮崎県と韓国でしょうか?聞いた話によるとE705やE804,805については韓国の生産工場のようです。その生産ラインはあの高級タイヤメーカーであるコンチネンタルのTKC80を製造していた工場でもあると聞きました。実際のところE705の舗装路を走らせた感じはTKC80を思い出すような特性を見せてくれたのが印象的でした。

今回はE804、E805を2008年R1200GSに装着してインプレッションしてみたいと思います。




ちなみに現在、ネット通販で最安値と言えるE804、E805の価格はフロントE804 110/80B/19 M/C F59Q 8170円、リアE805 150/70B/17 M/C 69Q 9590円です。前後で2万円いかないのはQレンジのバイアスタイヤとはいえ安いですよね。

装着から1000㎞程度走ってみました。

まず舗装路ですがグリップ力自体は可もなく不可もなく良好です。冷えている時のグリップはとても良好で冬場に意識してタイヤを温める必要はないと感じました。ロードノイズはKAROO(T)やTKC80と同程度でこのクラスのブロックタイヤとしては平均的だと思います。アナキーワイルドより静かです。

コーナリングはプロファイルから想像できる通り、穏やかなアンダーステアで寝かし込みしやすいR1200GSとの相性は良好です。この手のバイクをコーナーさせる時のセオリーでもありますが、低いギアは使わず中回転トルク域でコーナーさせる分には横にスライドするような事はありません。ブロックの谷間による違和感やヨレも少ないです。

中央ブロックにはセンターグルーブがあり排水性も良く雨の走行で怖いと感じることはないと思います。ブロックタイヤとしての舗装路の性能は優秀です。

砂利ダートは意地悪なほどスロットルをラフに開けても簡単には抜けないトラクションを発揮しました。エアを落とさなくてもフロントが横に逃げることもなく、TKC80を思い出すダートグリップです。・・・いやむしろTKC80とそっくりなタイヤと言ってよく、フィーリングだけでどちらのタイヤか言い当てろと言われたら難しいと思います。

マディーや荒れた場所では試していないのでコメントは控えたいと思います。その他、高速道路も試しましたがブロックタイヤとして考えれば快適性も含め不満は感じませんでした。




ライフは限度まで使ってみないと何とも言えませんが、1000km走った感じだとリアの減りが少々早いように見えます。R1200GS、アフリカツイン、Vストなどで使われている他の方のインプレでは6000~7000kmくらいが摩耗限度と聞きますので、やはりそれくらいだと思います。メッツラー KAROO(T)と同じくらいでしょうか。これは結果が出たらこの記事に追記いたします。

とにもかくにもシンコーはE705も同様でしたが、とにかくコスパが良いです。仮に少々のマイナスポイントを感じたとしても、このコスパの高さで全て許せてしまうのではないでしょうか?

以上、シンコーのオフタイヤE804、E805をR1200GSに装着したインプレッションでした!!

~関連記事~

・R1200GS/R1200GS-ADVENTURE オフロードタイヤ4銘柄インプレッション

・R1200GS おすすめカスタマイズ タイヤ空気圧モニター

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ゆるキャン△の聖地 本栖湖 浩庵キャンプ場を攻略せよ☆

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、本格的な冬キャンプシーズンに突入ですね。少し前まで真冬にキャンプするなんて人に言うと変人扱いされたものですが、最近はキャンプブームもあって冬キャンプは珍しいことではなくなりましたね。

特に大人気のアニメ ゆるキャン△で冬のキャンプ場が舞台になっているので「冬こそキャンプ!」みたいな風潮になってきましたよね。

さて今回の究極のツーリング写真では美しき日本のキャンプ場のカテゴリでゆるキャン△第一話で有名な本栖湖の浩庵キャンプ場をご紹介してみたいと思います。

山梨県南巨摩郡身延町。富士五湖の1つ本栖湖の北岸に位置した立地です。中央自動車道の甲府南ICから精進ブルーライン、精進湖経由で来ると約28㎞。中央道~東富士五湖道路の富士吉田ICから約24㎞。

本栖湖 浩庵キャンプ場 公式サイトは こちら




本栖湖の高台から望む景色は旧千円札や五千円札のモチーフになったことで知られる富士山の絶景です。県道709の高い位置からはキャンプ場のお客さん以外にも大勢の観光客やカメラマンがこの場所にいました。

料金は私が行った2019年11月でバイクソロ、2泊3日で3500円でした。人、バイク、テント料、駐車場代といった感じで加算されるシステムのようですが、公式サイトによると2020年1月1日より利用料金が改定されるとのことですので、正確な料金はご出発前に公式サイトでご確認ください。

チェックインは8:00~20:00でチェックアウトは~10:00となっており、コテージは予約制ですがフリーサイトは予約ができないキャンプ場です。サイトへの入り口はチェーンのゲートがあり20:00~翌8:00の間はゲートは施錠されるので、温泉や買い出しに行く方は注意が必要です。

周囲に買い出しできるスーパーは遠く国道139号を河口湖方面へ21㎞ほど走りマックスバリュー富士河口湖店へ行くか、同じく国道139号を朝霧高原へ15㎞ほど南下するとファミリーマート富士宮朝霧店(炭、薪の販売あり)、またはさらに1.5㎞ほど南下すると朝霧高原もちやの向かいにセブンイレブンがあります。

お風呂はキャンプ場内にコインシャワーがありますが近くに立ち寄りできる温泉は、これまた遠く国道139号を西湖の方まで16㎞ほど走り富士眺望の湯ゆらりに行くしかないと思います。

ちなみに富士眺望の湯ゆらりのすぐ先にもセブンイレブンがあります。

まずは受付をするため本栖セントラルロッジに行きましょう。ロッヂなるからにはここで宿泊もできるようですね。

本栖セントラルロッヂ内は売店、レストランなどが併設されています。これはゆるキャン△のキャラクターのスタンプ。

ゆるキャン△主人公の志摩リンのフィギュアや記念切手、絵葉書やTシャツやステッカー、お菓子などなど、すごい豊富なゆるキャン△グッズです…まさにアニメの聖地。

ゆるキャン△エピソード1の第一話に出た志摩リンとなでしこが浩庵で出会うシーン。カレーめんを「1500円!」と言ったリンに対し、なでしこが「100円を15回払いで…」というシーンをキャプションに…。ゆるキャンを見た人でないと分からない…

センターロッヂの見学はほどほどにしてキャンプの受付を。キャンプ場のイメージとはほど遠い、20代のスノーボーダー風の男女アルバイト?らしき方々におもてなしされ受付完了。

入り口のゲート(チェーン)は入退場時に都度、開け閉めするのですがライダーは大変なのでキャンプ場のスタッフがやってくれるそうです。退場時はキャンプサイトを出るときにロッヂに電話して下さい、とのことです。確かにゲートの所は急坂ですのでライダーには自分でやるのはキツいかも。

受付でもらった利用証はバイクのどこか分かる所に置いてください、とのことです。ちなみに利用証にも書いてありますがゴミは全て持ち帰りです。バイク乗りにはごみの持ち帰りはキツいですが、有難いのは直火での焚火はOKだそうです。

ゲートから降りていく急坂の様子。乗用車同士ではすれ違うのは厳しいですね。




ゲートから下りおえると、まずはこんな広場があります。トイレ、コインシャワー、自販機、炊事棟、そして林間サイト用の駐車場です。トイレは清潔で温水ウォシュレットも完備。

キャンプ場内にはトイレも水場もこの一か所だけです。まずはここにバイクを停めて、さらに下にある湖畔サイトを歩いて様子を見に行ってみましょう。湖畔サイトは傾斜や混雑の影響でどこでもテントを張れるわけではありません。いきなりバイクで行って狭い凸凹な場所で方向転換なんて面倒ですからね。

トイレ、駐車場の場所から湖畔サイトへ降りていく砂利の坂道。

いきなり降りるとこの景色。この写真では雲に隠れていますが目の前に本栖湖と富士山がドーンです。この景色を堪能するために混雑を覚悟でここに来たのですからね。

下りてきて左手方向の様子。この日は10月の台風の影響で本栖湖の水位が高く、湖畔サイトもかなり制限されていました。通常ならもっと下までテントが張れるのだと思います。で、この道の先にも狭いですがテントサイトがあります。道は湖に向かって傾斜する荒れ気味のダートでセローやカブの人なら安心して行けそうな感じです。

こちらは降りてきて右手方向の様子。平日なのに時期が良いせいか張れそうな場所が見当たりません。

湖畔サイトの手前側の駐車スペース。諦めてここで貼っている人もたくさんいました。

浩庵キャンプ場は前述した通り、アニメゆるキャン△とキャンプブームの影響で全国から人が集まる大人気キャンプ場です。土日はカオスだと思いますが平日も混雑しています。快適な場所を確保する方法は2つあります。

1.8時のゲートオープン前に並んで入場する。

2.10時撤収の人を狙って9時ころに入場する。

2の戦法は多くの常連さんがやっている方法ですが、受付でもらった黄色いカードにチェックアウト日が書いてあるので、その日に帰るテントを目星をつけて撤収を待つのです。もちろんそのテントの人に「今日、10時で帰られるのですか?」と声をかけてから待つことにしましょう。




この日、私も9時頃にチェックインしてキャンプ場内を歩いてまわり、帰りそうな方の近くでスペースが空くのを待つことにしました。炊事棟から降りてきた道の近くで無事に張ることができました。奥のサイトも10時に空きましたがアドベンチャーを安定して停める場所があるか不安だったので、今回は浩庵がはじめてなこともあり無難な場所に。

湖畔サイトは基本的にどこも傾斜しています。平な場所じゃないと寝れない…という方は林間サイトの方が良さそうですね。奥のサイトにいくほど傾斜していてスペースも狭いです。

11月の中旬で良いお天気でしたが富士山は見えたり隠れたりを繰り返します。しかし素晴らしい景色ですね。これで早朝などに無風になったら本栖湖の水鏡に逆さ富士が見事に見れるのでしょうね。日が出ている間は特別寒いとは感じませんでした。

無事に混雑を攻略したのでコーヒータイム。

すぐに左右ともに2~3mの間隔でお隣さんがテントを張ります。もう混んでいるのでこればかりは仕方がないですね。爽やかにご挨拶を交わしたらプライベート感を少しでも確保するため、このようにバイクで自分のサイトを囲ってしまいましょう。どうでもいい話ですがゆでピーナッツ、必ずキャンプのおつまみに買ってしまいます。

再びセントラルロッヂの駐車場。もう10時をまわってしまうと林間サイトも湖畔サイトもほとんどキャンプ客で埋め尽くされて、良さそうなスペースはありませんでした。どこでも良いという事であれば炊事棟近くの駐車場の周囲に張ることは出来そうでしたが、それでは眺望は望めません。

これは翌朝に出かける時にiphoneで撮った1枚ですが、これを見たインスタの海外のお友達が大興奮しておられました。日本にキャンプに行けたら絶対に浩庵にする!と。

ゆるキャン△第一話でなでしこが爆睡していたトイレのベンチもありました。あのアニメ、かなりリアルに作られているのですね。実写化もされるようなので、さらに人気が高まりそうですね。

林間サイトは車両の乗り入れができませんが富士山を望める絶景ポイントがいくつかありました。こちらも素晴らしいですね~  トイレと炊事棟が近いのもメリットです。

これは林間サイトの駐車場の奥にある小高くなっているポイントから撮りました。ここにテントを張っているライダーもおられました。人が少ない場所なので静かに過ごしたい方には良いかもしれませんね。奥の方に見えるのが炊事棟です。

走りよりキャンプを楽しみに来た日なので、サイトでまったり過ごします。日が沈むと冷え込んでくるので焚火は必須ですね。この時は早朝でも氷点下にはなりませんでしたが、11月でも冬キャンプの装備で行く必要があります。当然ですが虫はもういません。

湖畔サイトを湖面ぎりぎりまで降りてみました。本栖湖、すごい透明度ですね。釣りやサップを楽しむ人が多いようです。しかし夕刻の時間になると私のサイトの目の前に三脚をかついだカメラマンが数名やってきて撮影を開始…。キャンプ場に許可を得て入っているのでしょうか?

焚火の火力で適当に肉を焼くだけの夕食。しかし本栖湖の絶景のお陰で肉もお酒も最高に美味しく感じます。ご近所のキャンパーも迷惑な人などいなかったので、案外と快適です。写真撮影は…他のキャンパーが寝静まった深夜か早朝にするとしましょう。

   ~ゆるキャン△の聖地 浩庵キャンプ場 攻略のまとめ~

・11月の平日でもそこそこ混雑している。

・朝9時に入って10時で帰る人のスペースを譲ってもらおう

・湖畔サイトは絶景だが傾斜している。

・11月でも冬キャンプの装備で

・買い出しと温泉は済ませてからチェックイン

以上、本栖湖 浩庵キャンプ場でした!!

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ツーリング写真Lightroomレタッチ☆効果の確認とセレクトのコツ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ寒くなりましたがタイヤ空気圧のチェック、バッテリーの充電などバイクのメンテナンスもお忘れなく。それとカメラやレンズも忘れずに定期的にメンテナンスをしましょうね。光学系の汚れを放置したり使わないからと仕舞ったままにすると、光学系にカビが発生したりして大切な機材を傷めてしまいます。

さて今回はだいぶ久しぶりになってしまいましたが写真を仕上げる最終工程と言えるレタッチについて、Lightroomの解説をさらっといってみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

この作品は前回の投稿でアップした本栖湖の浩庵キャンプ場でのシーンの別カットです。前回は画角24mmを使いましたがこの写真は35mmで少しだけローアングルです。




今回のLightroom解説ではこのシーンの写真を使って1.参照ビューを使いこなして採用カットの選別やレタッチの比較をする方法 2.補正前補正後ビューを使ってレタッチ効果の確認をする方法の2点を解説いたします。

なお解説に使用するのはLightroom Classic Ver9.0となります。

1.参照ビューの使い方

現像モジュールのツールバーにこのようなアイコンがあります。RAが参照ビューなのでクリックします。

するとこのようにメインの表示が2分割され右側はアクティブのみ、左側は参照となります。アクティブとはフィルムストリップ内で現在選択している画像のことです。左側に参照となる対象画像をフィルムストリップ内から選択してドラグ、ドロップします。

するとこのように2つの画像を比較できる状態が出来上がります。ちなみにこの2枚の写真の違いは左は画角が24mmで右は35mmです。先ほども書きましたがカメラアングルも高さが異なります。左の24mmは遠近感のある3分割構図で右の35mmは安定感のある日の丸構図。両者は同じシーンでのカットなので構図に見合ったレタッチができているかの確認がこれで出来る訳です。

その他にも全く同じ構図の露出違いや深度が異なるカットを比較したり、どれを採用カットとするかの選別などに使うのも便利です。私の場合は全てのレタッチ作業が終わった後に、どのカットのレタッチが最も良いかの選択にも使います。




2.補正前補正後ビューの使い方

補正前補正後ビューはツールバー内の先ほどのアイコンの隣です。YYとあるツールをクリックすると左右の比較ビュー画面に切り替わります。ちなみに先ほどの参照ビューも同様ですが、このアイコンをもう1度クリックすると上下の分割画面に切り替わります。

こんな感じで撮影時の画像とレタッチ作業をしている現時点の比較画面ですね。作業の後半や全てのレタッチが終了したときの最終チェックで行う確認作業です。何を確認するかと言うとレタッチが過不足なく作業できたか?です。

この「過不足なく」がポイントで作業に没頭してしまうと元がどうであったかを忘れてしまい過度に調整してしまったり、またはそれを恐れて遠慮し過ぎてしまう場合があるものです。

例えば撮影時に被写体Aが美しく輝いていたことを受けて撮った写真だとします。であれば被写体Aの輝きがより撮影時に描いたイメージに近づけるようレタッチをフィニッシュさせる必要がありますが、作業に没頭するあまり当初の主題を見失ってしまい被写体Bを鮮やかに仕上げたら主題がぼやけてしまった…なんて事がないかの最終的な確認も行います。

できればこの補正前補正後ビューはそのカタログの全てのレタッチが終了して、例えば翌日など少しの冷却時間を置いてから行うのがお勧めです。

ちなみにこの写真では元データがずいぶんアンダーだな、と感じた方も多いと思います。これは撮影時に湖面に輝く光をみつけて「この写真のハイライトはあそこだな」と意識して撮ったので、ハイライトとその周辺が後のレタッチでトバないよう選択した露出なのです(結果、とんでますけど)。




EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

結局、この撮影シーンではこの24mmで撮った方を採用カットにしました。当初、富士山の存在は重要だと考えていたので富士山が大きく写っている35mmが良いかな?と考えていましたが、見れば見るほど24mmの方が不思議と富士山の大きさが小さい割に、存在感は十分であると感じたのです。緑のフライシートの部分の長方形で画面内にもう1つの画面を作った額縁構図なので、目の錯覚で富士山が大きめに感じるのかもしれませんね。

そうと分かれば24mmの方がテント内の様子がよく伝わってキャンプの魅力がより伝わるであろうと判断しました。広角レンズ特有の写真の世界に吸い込まれるような雰囲気も、当然ですが35mmより24mmの方があります。

あっ、それと35mmのカットはテント内ではもう収まらずダンロップR-337の反対側のドアを解放して前室から撮っております。

Lightroomレタッチ 参照ビューと補正前補正後ビューの使い方でした!!

今回はこの辺で!!

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R1200GSスパークプラグ交換手順【後期型】セカンダリー側

前回の投稿よりR1200GSのプラグ交換方法を解説しています。2010~2012年の後期型のR1200GSで解説しています。投稿の容量の関係で1回で終わりませんでしたが、前回までがプライマリー側プラグ、今回はセカンダリー側のプラグ交換方法です。

事前に揃える工具やプラグの品番などは前回の投稿をご参照ください。

前回の投稿、空冷R1200GS後期型 プライマリー側プラグ交換方法はこちら

セカンダリー側プラグは燃焼室で点火しているプライマリー側と違い、排ガス内の不完全燃焼ガスをクリーンにする目的で機能するものです。あくまで環境に配慮した補助的な存在なのですが、もしセカンダリーが機能しなくなると排ガスがクリーンではなくなり、場合によっては車検時の排ガス濃度検査で不合格となります。

では後期型 R1200GSセカンダリー側のプラグ交換方法です。

まずはこの黒い樹脂のカバーを取り外します。

トルクスレンチのT30でボルトを外します。まずはこの2本と…

ここの計3か所を外します。

カバーを外すとセカンダリー側のダイレクトイグニッションコイルが見えます。




セカンダリー側のダイレクトイグニッションコイルの外し方は手で下にグイッと引っ張るだけです。場合によってはゴムがへばり付いて、なかなか抜けない場合があります。その場合は一度、プライマリー側の時と同様にダイレクトイグニッションコイルに接続されている配線を抜いてから作業しましょう。グイグイ引っ張って勢いよく抜けた時に配線をブチ切ってしまう恐れがあるからです。

ダイレクトイグニッションコイルを外すとスパークプラグの頭が見えます。プラグがどのような角度で取り付けられているのか、よく見ておきましょう。

プラグレンチをラチェットハンドルに装着し古いプラグを緩めましょう。今回はエクステンションは不要です。

こういった角度のある作業の時にスイベルヘッドのラチェットハンドルは便利です。

右がプライマリー側で使用していたプラグ、左がセカンダリー側で使用していたプラグ。このようにセカンダリーの方がカーボン汚れが多く付着しますが、これで正常です。主役のプライマリー側と違ってあくまで汚れ仕事を担っている証でもあります。




ではプライマリー側の時と同様にまずはプラグレンチに新品プラグをのせて手で絞めていきましょう。

プラグを取り付ける前にプラグ穴を目視で確認しておきましょう。

最初に取り付けられていた角度を思い出してねじ込んでいきましょう。いきなりラチェットハンドルを使うのではなく、まずは手でクルクルと回しスムーズに回転するのを確認しながら締め込んでいきます。プライマリー側の時と同様ですね。

本締めはデジラチェを使って指定トルク20N・mで締結します。この角度だとデジラチェの液晶が見えないのでプリセットしてアラーム音で判断しましょう。

ダイレクトイグニッションコイルを差し込む前にプライマリー側のケーブルをここに挟みます。

ダイレクトイグニッションコイルを取り付けます。端子にプラグの先端がしっかりと入ると「コクッ」という感触が手に伝わってきます。ちゃんと入っていないとコイルの先端がブラブラと動くのでよく確認しましょう。

外す時に配線も抜いた場合は忘れずに配線のコネクターを差し込んで下さい。




最初に取り外した黒い樹脂製のカバーを取り付けます。トルクスT30のボルトで3か所です。

プライマリー側の交換作業前に取り外したアドベンチャー用のシリンダーヘッドガードを取り付けます。元々、ガードを装着していない人はこの作業はありません。

ボルト、ワッシャー、ガード本体、スペーサーの順番です。スペーサーを落として無くさないように気を付けてください。

ガードを正しく取り付けたら作業完了です。

R1200GSプラグ交換手順の解説は以上です。解説では左バンクでしたが右バンク側で全く同じ作業をして全ての作業が完了です。念のためエンジンを始動して始動性やアイドリングの安定などに問題がないか確認をしましょう。

今回、交換したスパークプラグは新車時に装着されているメーカー指定 NGK MAR8B4-JDSを使用しましたが、他の銘柄の互換品は例え性能が良いと評判のものでもお勧めいたしません。交換直後は性能の効果が体感できても長くは持たないです。ネット上の情報ですと1万kmも使用しないで始動性が低下したり、アイドリングが不安定になったりと良い噂を聞かないです。メーカー指定のNGKプラグは私のもう1台の愛車、2008’R1200GSで11年以上も愛用してきましたが、不調をまねいたことは一度もないので純正はやはり信頼できると思います。マイナスが2極あるのも4万キロ持続できるロングライフの理由なんだと思います。

それと冒頭でも触れましたがユーザー車検時にノーマルマフラーであるにも関わらず排ガス濃度測定で落ちてしまった場合、このセカンダリー側のプラグが正しく機能しているか点検をしてみましょう。

プラグ交換作業はとても簡単な作業ですが、プラグを締めすぎたり斜めに入れて工具で締めてしまうと最悪はシリンダーヘッドにダメージを与えて高額な修理が必要となります。くれぐれも慎重に作業してください。

空冷R1200GS 後期型(DOHCヘッドモデル)のスパークプラグ交換方法でした!

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R1200GS 後期型 スパークプラグ交換方法 プライマリー側

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリング写真を楽しまれていますか?私が以前に勤めていたバイク用品メーカーの先代社長から教わったことなのですが「楽しんでいる人が最強である」というのがあります。楽しむことを見失わずやっていれば、苦難も乗り越えられるし偉業を成し遂げる可能性を秘めているとのことです。

日本人はつい真面目なので一生懸命にやることが正義としてしまうため、自身のライフワークである写真ですら目を三角にして勉強してしまうものです。もっと子供の遊びのような感覚で楽しみましょうね。

さて今回は空冷R1200GSのメンテナンス情報でございます。以前に空冷R1200GSの中期型(2008~2009年 SOHCヘッド)のスパークプラグの交換方法を解説しました。

空冷R1200GS 中期型 プラグ交換方法 プライマリー編

空冷R1200GS 中期型 プラグ交換方法 セカンダリー編

今回は空冷R1200GSの後期型(2010~2012 DOHCヘッド)のプラグ交換の手順を解説いたします。内容は前回の中期型と大きな相違点はないのですが、プラグの品番、プラグレンチのサイズ、取り外す部品の形状などが異なるため別の記事として書いてみたいと思います。

一部は中期型プラグ交換方法の記事と重複しますが、この記事を単体で見つけた方の為に同じことを書いて作ってみたいと思います。

いつも通り、究極のツーリング写真の解説では超絶詳しく書いていきますのでスペースの関係でプライマリー側プラグとセカンダリー側プラグで分けて書きます。まず今回はプライマリー側プラグの交換手順でございます。

まず用意する新品のスパークプラグですがNGKですと品番【8765】MAR8B-JDSです。前期型、中期型のSOHCヘッドのR1200GSとは違うプラグですのでお間違え無いように気を付けて下さい。このプラグはDOHC後期型が登場した当初はディーラー以外では入手できない・・・という噂がありましたが、現在は普通にネット通販で購入できます。しかし!高いです。いまざっと検索したところネット通販で1本で2500円前後でした。ディーラーだと確か1本で3500円。4本セットでしたらネット通販で8000円前後で売られているようです。

しかし…これ以外の銘柄のプラグは私はお勧めしません。

R1200GSは言うまでもなく2気筒ですが必要なプラグの本数は4本です。R1200GSをはじめとするBMWのRシリーズは1150㏄世代の末期からツインスパーク化され、1回の交換で4本必要になります。

用意する工具はラチェットハンドル、トルクスレンチのT30、薄肉のプラグレンチ KTC B3A-14SP(14mm 差し込み角9.5sq)ネット通販で2000円前後、エクステンション、トルク管理のためのデジラチェ、ダイレクトイグニッションコイルリムーバー。

当然ですがプラグレンチも前期、中期型のR1200GSと異なりますのでご注意下さい。

ネットを見ているとR1200GSのプラグ交換で「プラグキャップをラジペンで挟んで抜きました~」を見かけますが、ラジペンで挟むのはやめた方がいいです。R1200GSのそれは単純にプラグキャップなのではなく、ダイレクトイグニッションコイルです。昔のオートバイはディストリビューターからハイテンションコードを介して各気筒のプラグに接続されていましたが、点火効率が悪くハイテンションコードは劣化するとリークしたりとトラブルが多かったものです。

一見してただのプラグキャップであるR1200GSのそれはダイレクトイグニッションコイル本体なので、ここをペンチのような工具でストレスを与えるのは良くありません。それにラジペンで挟んでテコで引っ張るとヘッドカバーに傷も入ります。なので専用のリムーバー(プーラー)を用意しましょう。

写真の物はBEST TECHNOLOGY TOOLSの11002BMという物でAmazonで2500円くらいでした。

では左バンクでの交換作業で解説いたします。いつも通り作業はセンタースタンドを立てて車体を垂直にして行いましょう。




まずR1200GSアドベンチャーやR1200GSでもシリンダーヘッドガードをオプション装着している方は、このガードを外しましょう。BMW純正のアドベンチャー用のシリンダーヘッドガードの場合はトルクスレンチT30を使って3か所のボルトを外します。後方はこの2か所。

ガードの間にはこのようなアルミ製のスペーサーが挟まっているので、スペーサーやワッシャーを紛失しないように外します。

あと1本は前側のここです。

3か所のボルトを外せばシリンダーヘッドガードは簡単に外れます。

外したシリンダーヘッドガード。これは社外品ではなくアドベンチャーなのでBMW純正品です。固定していたボルトやスペーサーは3か所とも同じサイズです。

おや…ヘッドガードとシリンダーヘッドカバーの間に挟まっていたゴムが車体側に張り付いていました…。外しましょう。

シリンダーヘッドガードを外した状態。ガード類を装着していない方はここがスタートです。

では本題の作業を開始です。メインである上側がプライマリー、下に隠れるようにある一方がセカンダリープラグです。ちなみにツインスパークとは排ガスをクリーンにするための環境性能であり、ツインスパークだからパワーがあるとかではありません。

まずダイレクトイグニッションコイルのカバーを外すのですが、SOHCの時ほど簡単には外れてくれません。隙間にマイナスドライバーを差し込んでヘッドカバーに傷を付けないよう少しずつ出して引っ張ります。ある程度出たら手で引っ張るとパコンと外れます。

ダイレクトイグニッションコイルとプラグコードの様子。作業前の様子をよく確認しておきましょう。

ダイレクトイグニッションコイルから配線を外します。このコネクターは小さな棒で爪を少しだけ起こして引き抜きます。無理に線を引っ張らないようコネクターごと引き抜くのがコツです。




ダイレクトイグニッションコイルのリムーバーを装着します。このように上からスライドして入れる感じです。

リムーバーの穴にドライバー等を入れて引き抜きます。コイルの先はラバー製でプラグ穴までの空間を密閉し防水性を保っています。引き抜く感触は「キュポン」という感じです。他のサイトではなかなか抜けない…というコメントを散見しますが、むしろ簡単に抜けてしまったら防水が甘いと言えます。

外れたダイレクトイグニッションコイル。ここに汚れがあると防水性が落ちるので綺麗に清掃しておきましょう。

薄肉プラグレンチKTC製 B3A-14SPの出番です。えっ?新品じゃんかって?そうです。私はR1200GS-ADVの方では今回の作業が初めてのプラグ交換なんです。何といっても4万キロで交換なんですからね。

エクステンションを介してラチェットハンドルとプラグレンチを接続して下さい。

ではプラグを緩めます。

古いプラグが外れました。今回使用したプラグレンチ KTC製のB3A-14SPはマグネット内蔵なので外しやすいですね。

外したプラグの焼け具合でエンジンの調子が分かる…とは昔の話かもしれませんが、一応は目視でチェックしましょう。

電極を新品と比較してみました。マイナスは2極あるのでまだまだイケそうですが、プラス側は摩耗しているのが分かります。ちなみにBMWが推奨するR1200GSのスパークプラグの交換時期は先ほども触れましたが40000㎞毎です。これで41600㎞使用したので、どうやらノーマル状態で乗る分には本当に4万キロ毎の交換で問題なさそうです。R1200GSは経済的ですね~

では新品のプラグを取り付けましょう。ここから先の作業は相手がシリンダーヘッドであることを肝に命じましょう。万一、何らかの作業ミスでシリンダーヘッドのネジ山にダメージを与えたら…後悔しきれない結末が待っていますので慎重に!!!

まず最初は手締めが基本です。プラグレンチ+エクステンションの状態で新品プラグを先端にのせて、この状態で手でクルクル回していきます。

クルクルとスムーズに入っていくのを確認しながら手で回していきます。ちなみにプラグのネジ山にスレッドコンパウンドを塗布する場合もありますが、大手プラグメーカーであるNGKのホームページではスレッドコンパウンドの塗布は推奨していなかったので、私は何もネジ山に塗りません。

手で回らないところまで締めたらデジラチェまたはトルクレンチで本締めします。BMW指定の締結トルクは20N・mです。しくじらないよう慎重に!

ダイレクトイグニッションコイルを差し込みます。奥まで入れてプラグの端子に接続されると「コクッ」という感触が伝わってくるはずです。




もしプラグの端子に正しく接続されていない場合は、コイルを指で揺らしてみてグラグラするはずです。正しく先端まで接続されるよう確実に作業しましょう。

コイルに配線のコネクターを確実に装着します。

黒いカバーは手で押し込むか軽くたたくと「パコッ」っとはまります。ここまででプライマリー側の作業は完了です。

次回、空冷R1200GS後期型 セカンダリー側スパークプラグ交換方法に続きます・・・

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R1200GSヘッドライトバルブの選び方とバルブ交換方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ寒くなってきましたがバイクのタイヤ空気圧など愛車の点検は万全でしょうか?

今回はR1200GSのメンテナンス・・・とまではいかないまでも、オーナーであれば誰でも出来るようにしておきたいヘッドライトバルブの交換方法、そしてヘッドライトバルブの選び方について解説してみたいと思います。

空冷R1200GSのヘッドライトはHI/LOともにH7バルブを使用した2灯式です。右の大きい方がLOビーム、左の小さい方がHIビームです。HIビームに切り替えたりパッシングしてもLOは消えないタイプなのはユーザー車検の解説でも触れましたね。

HI/LOビーム共にH7バルブという事はツーリング先でLOビームが切れた場合、HIのものを移植するという業が使えます。しかし簡単とはいえ細かな作業です。既に夜になっている時や自信のない方はツーリング先で替えるのはお勧めしません。

もしバルブ切れを起こすとR1200GSのCAN-BUSシステムによりオンボードディスプレイにこのように「LAMPF!」と表示されます。これはヘッドライトかどこかのランプ切れを意味します。ポジション球などでもこのように表示します。

メインCPUからライト類、オルタネーター、バッテリー、ABSコントロールユニット、燃料ポンプ、スイッチ類などがバス停のように配置されているCAN-BUSとSWSシステム。

R1200GSを含め現代のBMWバイクの電装系は個々の負荷に+-を配線するものではなく、1本のケーブルをループ状に配線し相互通信で一括管理する仕組みになっています。これによりバルブ切れやユニットの故障などを中枢CPUで把握できるという優れモノです。最初に採用されたのは20年以上前の850iだそうですがワイヤーハーネスだけで50㎏も軽量化できたのだとか。それを最初に聞いた時に自動車用ワイヤーハーネスを製造している会社に勤務していた私としては、部品メーカーの儲けが減ったな…などと感じてしまいましたが。

このCAN-BUS、一見するとメリットしかないようですが社外の電装品を勝手に割り込ませたり、LEDのバルブに変えたりすると本来の抵抗値と違うためエラー表示が出てしまいます。エラーが出ないようにするにはディーラーにあるMOSS-PCに接続してコーデックする必要がありますが、ZUMOなどのBMW純正アクセサリー以外はディーラーではコーデックしてくれません。LEDバルブでもポジション用などではエラーの出ないCAN-BUSキャンセラー付きというのが売っていますが、電力量のつじつまを合わせるダミー抵抗が装着されているだけです。省電力であるLEDのメリットが無くなり本末転倒です。




さてバルブ交換の前に用意すべき物の準備です。交換用のバルブはカー用品店で売っている一般的なものでH7バルブです。交換作業に工具は要りません。ハロゲン球は通電すると大変高温になるため、ガラス管に皮脂油などの汚れが付着しないよう注意するのがポイントです。新品のバルブは工場出荷時に洗浄済みだとは思いますが、念のためカメラのセンサー清掃に使用するアルコール(無水エタノール)、シルボン紙を使ってガラス管を脱脂清掃しましょう。

H7バルブは一般的なので様々なものがマーケットに存在します。ここで1つ…悪いことはいいません。強く推奨したいバルブは小糸やPIAAなどの一般的なメーカーによる普通のクリアーバルブがお勧めです!

むかし流行ったHIDのように青白い色温度の物はガラス管にコーティングが施された製品ですが、明るく感じるだけで実際は暗いです。数値的な明るさはクリアーが一番明るく、そしてクリアーが一番信頼性が高く価格も安いです。また一部のコーティングバルブは発熱量も多く、BMWのリフレクターの樹脂を溶かしてしまうものも存在します。

バイク用として売られている物も買う必要ありません。ハロゲン球は構造上フィラメントが振動に弱いです。そこでバイク用ハロゲン球は振動に強く作られている、と製品に書いてありますし多くの消費者はそれを信用しています…が…ソレはたぶん嘘だと思います。以前に有名なメーカー製のバイク用のH7バルブを使いましたが早い物で1か月、持っても半年程度で4本くらいそんな物が続いて「もうバイク用は買わない!」と心に誓いました。そして4輪用の普通のH7バルブを使用したら5年も持ったのです。

振動云々よりむしろバルブに供給される電圧の方が心配ゴトでして、R1200GSの場合はエンジン回転数に関係なく安定した明るさを出すために、13~14Vくらいの電圧がかかっていると思います。バイク用コーティングバルブが早期に切れてしまった原因は高電圧によりコーティング部が発熱して起きた可能性もあります。とにかく信頼性の高い普通のメーカー製の普通のクリアーH7を使いましょう。

青白く光ってカッコいいけど、暗くてすぐ切れるコーティングバルブ。値段も高いし光量不足で車検にも通らないしで良い事がありません。

高いお金を出して暗く耐久性の無い物を買うほど馬鹿らしい事はありません。HIビーム側にそのような物を装着すれば車検も不合格になります。今回用意した小糸のH7クリアーはネット通販で1110円でした。たぶんこれも5年くらい持つと思います。

ではLOビーム側を例に交換作業を解説いたします。まず地面が平らな場所(小さな部品を落とすかもしれないので)を選び、いつも通りメインスタンドで車体を垂直にします。LOの作業の場合はハンドルを右に切ってスペースを確保します。

ピンクの枠で囲った部分にLOビーム側のヘッドライトバルブがあります。この丸いカバーは防水のキャップです。

まずはクチバシの下から手を入れてこの丸い防水キャップを左に回して外します。

バルブとコネクターが見えました。




まずバルブを外す前に最初の状態をよく見ておきましょう。逆になることはあり得ませんが茶色が上、黄色が下。そしてバルブを留めている針金状のピンを確認しましょう。後になって最初にどう付いていたのか悩まないように。

バルブにささっているコネクターを外します。まっすぐ引き抜けば普通に外れます。グイグイやらないように。

バルブを留めている針金状のものはこのようにツマミ部分を指で洗濯ばさみを開けるように押してやると解放されます。この写真ではちょうど配線の陰に隠れていますがプラスネジで固定されている部分を軸に扉のように開く感じです。

しかしこの針金状の固定金具は少し変に触れただけでポロンと落ちてしまいます。先ほど平らな場所で作業しましょう、と書いたのはよくコレを地面に落としてしまうからです。

古いバルブをとります。

これもブルー系のコーティングバルブですがIPFの4輪用で5年ほど持ってくれました。2個入りでセール品だったのですごくお買い得だった記憶があります。コーティングバルブでもLOビーム側で使う限り車検で落ちることはありません。しかしお勧めはクドいようですがクリアーです。

スキーをやる人や雪国の人はライトの色温度がシビアなことを知っています。降雪時や濃霧など天候の変化に最も強いのはクリアーバルブでホワイトやブルー系は普通の雨ですら吸収されて見にくいのです。




交換する新たなH7バルブはガラス管をアルコールで丁寧に脱脂洗浄しましょう。

ここでワンポイント。取り付ける向きは矢印の部分が真上になります。

バルブの先端を当てたりガラス部を指で触れたりしないよう慎重にバルブを装着して固定します。この作業は私のように手が大きい人にはチョット苦しいです。焦らずゆっくり慎重に!

コネクターを差し込みます。

蓋を装着します。

最後までしっかりと締め切ってください。ここは防水を保つ部分です。

エンジンを始動して点灯確認をしてみましょう。オンボードディスプレイのLAMPF!の表示も消えるはずです。

もしHIビーム側を作業した場合、たかがバルブ交換作業でも光軸は微妙に狂ってしまうものです。次回の車検時にテスター屋さんで調整してもらいましょう。ちなみにこの写真の時、私はうっかりコーティングバルブをHI側に入れているのを忘れてユーザー車検に来てしまいました。光軸テスター機で測定した結果、25000cdくらいはないと検査に通らないのですが6000cdくらいしか出ず話になりませんでした。慌てて近所のオートバックスでクリアーのH7に交換したら一発でOKでした。

以上、手先が不器用で細かい作業は苦手だ…という人には難しく感じるかもしれませんが、ロングツーリングで切れた場合はカー用品店でH7を買ってくれば自分でトラブルを復旧できる訳です。

ぜひ挑戦してみてくださいね。

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ヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れた悪夢

中央自動車道だろうか。

これといってビール工場や競馬場の風景が見えた訳ではないけど、中央自動車道は何となく雰囲気が独特だ。私は深夜の高速道路を淡々とR1200GSを走らせている。前にも後ろにも車はいない。そしてひどく寒い。

ふとミラーに目をやると懐かしいイエローバルブの1灯がかなりの速度で追い上げてくる。それは私のR1200GSの近くまで来ると減速して真横に並んだ。NSR250R-SPだ。しかし全体が昔のローリング族のような改造で原型をとどめていない。

乗っているライダーは革ツナギだがクシタニをコピったプリカーナ製で昔、上野のバイク街で売っていたヤツだ。…まてよ?この格好はどこかで見た覚えが。

そうだ、高校時代の同級生のSだ。もう20年以上は会っていない。いったいどうしてここに?しかし根拠はないが横に並んだNSR250R-SPが間違いなくSである確信はあった。

Sは私の方をじっとみたままAraiアストロのシールドをパカっと開いた。その瞬間、凍り付いた。顔が無い。いやヘルメット内がからっぽなのだ。

数秒の空白のあと、からっぽのヘルメットの中は突如「ボワン」と目が光り私はさらに恐怖に怯えた。その光る目はアメーバーのような形だった。

「あの時、俺はブレーキが効かなかったんだぞ!!」

からっぽのヘルメットからではなく耳元でささやかれた感じで背筋がゾワっとした。

あの時ってあのブレーキレバーが折れて赤信号の交差点に突っ込んだあの時??

※参考文献 こちら




「そんな今さら恨まれてもあの時は結果、事故にはならなかったし。そもそもあの時にオマエ何とも思ってなかったじゃねぇか。」

そう言い放ちたかったが声がまったく出ず、急に息が苦しくなったかと思うとアメーバーの目がフッと消えた。

嫌な予感がして進行方向に目をやると中央自動車道のはずなのに、とつぜん赤信号の交差点が現れた。行き交うトラックやタンクローリー、明らかに止まれない危機的な状況に再び凍り付いた。

次の瞬間、巨大な穴のようなものに私とR1200GSは真っ逆さまに落下した。その感じは昔、羽田発小松行の飛行機でエアポケットに落ちた時と同じだった。

何かに着地する前に左ももに激痛が走った。何かが突き刺さったようだ。見ると銀色のブレーキレバーが私の左ももに突き刺さっているではないか。

「ぎゃあぁぁぁぁ~」

「あれ…」

夢か。やっぱり夢か。

しかし左ももが痛いのは夢ではない。まさかブレーキレバーが…

いや・・・違いました。キャンプ場で昼寝をしていた間にヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れてしまったようです。

脚の部分ではなく左もものフレームがベースとの付け根でボッキリと折れました。これは金属疲労ですね…。ヘリノックス ビーチチェアの耐荷重は145kgとされています。体重はある方ですがさすがに145kgに対してはかなりの余裕のはずですが。本物のヘリノックスなら折れないと安心して使っていたのが原因でしょうか…。




パチノックスと違って諦めて買い替える訳にもいかないのでヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れた場合の修理手段を探してみました。

ヘリノックスの日本での正規代理店は主にA&Fです。私のビーチチェアーはパームリーブスという柄でこちらのモデルに限ってはモンベルが代理店。しかしA&Fもモンベルも家の近所にはありません。A&Fを扱っているSPORTゼビオが近所のショッピングモールにあったので電話で問い合わせてみましたが、はっきりしない返答だったので却下。

しかし職場の近くであればA&F本店という手があったので、ここに持ち込むことにしました。

東新宿なんて普段はまったく足を運ばない所ですが、大都会の真ん中にひっそりとした不思議な空間が存在していました。喧騒の無い新宿という感じです。そこにアウトドアギアのワンダーショップ・・・いや深い沼が存在していました。

店内に入りフレームの折れてしまった愛用のヘリノックス ビーチチェアをスタッフの方に渡すと快く修理を受けてくださり、お店に在庫してあった予備フレームで10分もかからず修理完了でした。

気になる修理費用ですがフレーム1本の交換で900円。今回は左側が折れましたが金属疲労であることを考えると、同条件で使われている右側も同様に折れる日が近いと判断して左右で交換してもらいました。計1800円です。

まだ折れていなかった右側はスペアとして持ち歩くことにします。出先で折れたら自分で交換できますからね。

それにしても流石にあのA&Fの本店です。

魅惑のアウトドアギアがずらり。

ミステリーランチやYETIなどのアイテムも豊富です。

う~ん、たかがバケツですがカッコいい。

独身時代に来ていたら散財間違いなし。




A&F店内でこんな素敵なものを発見しました。YETIのパンガサブマーシブルという防水ダッフルバッグです。一目みてカッコいい、これは信頼できるギアだ!と確信しました。キャンプツーリングでリアシート上に積載する防水バッグとして最高に良さそうです。

しかし…ベルトの金具は専用の金物だしHydrolokの防水ファスナー、分厚いTPUに底の部分はEVA成型で皿状になっている…嫌な予感はしましたが75Lサイズで本体価格54000円!!

…ふう、ここは危険な沼だ。

無事に自分のヘリノックス ビーチチェアが直ったので、それだけ手にして大人しく帰りました。

ちなみに私がキャンプツーリングで古くから愛用しているダンロップテントのフレームはDAC-7001Sというジュラルミンポール。このポールのDACとは実はヘリノックスなんです。ヘリノックスは古くから多くのテントメーカーに高精度なジュラルミンポールを提供していたのですね。現在でもMSRやNEMOなどの高級テントはDACのジュラポールだと思います。しかし、あの安価なダンロップRシリーズのフレームがヘリノックス製とは意外ですね。

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ヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れた場合の修理のお話でした!!!

日本の絶景キャンプ場 山形蔵王 蔵王坊平国設野営場

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ冷え込んできましたが関東圏では冬キャンプにいい季節になりましたね。ひと昔前では冬にキャンプツーリングなんて言うと変人扱いされましたが、今では真冬にキャンプすることは珍しいことではなくなってきましたよね。

さて今回は絶景日本のキャンプ場のカテゴリーでございます。前回の八幡平の焼走り国際交流村に続き、また東北エリアでのキャンプ場のご紹介です。今回は山形蔵王の蔵王坊平高原国設野営場です。

蔵王坊平国設野営場 山形県観光情報ポータル

・山形県上山市蔵王坊平高原(無番地?)

・バイク乗り入れ可能

・営業期間 6月1日~10月末

・シャワー、売店等はなし

東北エリアの人気ツーリングルート 蔵王エコーラインの山形側に位置する蔵王坊平高原。冬は樹氷で有名なところです。観光客も少なくひっそりと自然を満喫したい方にお勧めの場所です。

EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

国設と名の付くからには公営で、何より嬉しいのが低料金です。大人1名1泊で350円です。関東圏のキャンプ場だと人ひとりの料金にバイク料金だのレイトチェックアウト料金だのと加算されるシステムが当たり前ですが、細かな料金システムなどなく有難い限りです。

この場所は蔵王エコーラインを楽しめるのは当然ですが少し西に走れば蔵王温泉、上山市の市街地方面に走ればかみのやま温泉、蔵王エコーラインを東に降りれば遠刈田温泉ありと、温泉天国といっていい場所です。キャンプ場にシャワーなど有りませんが、そもそもいらないですね。

特に蔵王温泉の大露天風呂は泉質も岩風呂の雰囲気も素晴らしいので超お勧めです。

買い出しできるスーパーは16kmほど市街地へ向かって走るとヨークベニマル上山店があります。この周辺に立ち寄り湯で良い所が点在していますし、食事処も多いので買い出し次いでに温泉も入っちゃいましょう。買い出しはコンビニで十分という方は蔵王温泉の温泉街にローソンがあります。

または蔵王エコーラインを宮城蔵王側まで走り切ると遠刈田温泉ですが、その遠刈田温泉 神の湯の前にセブンイレブンがあります。坊平国設野営場から30kmくらいありますので、東北自動車道 白石ICからアクセスする人は 最初に寄ってしまった方がいいかもしれません。ちなみに遠刈田温泉神の湯の入りましたが、こちらも素晴らしい温泉でした。足湯もあるので買い出しついでに足湯だけ、キャンプインした後に蔵王温泉大露天風呂なんてパターンも良いですね。

まず入り口から入ってすぐにある管理等へ。受付を済ませて料金の350円を払います。東北地方特有のあたたかさ感じる管理人さんでした。管理棟には私の行った時は薪や炭の販売などは無かったようです。

敷地内にはクロスカントリーコースがあって多目的に使われている施設だと分かります。全体が斜面で野営地管理センターより下の3、4のエリアは砂利ダートを下っていきます。1の辺りは高い場所でこちらはオンロードバイクでも安心して行けそうです。




管理棟から砂利道を下っていき、この写真よりさらに先は少しだけダートが荒れますがひっそりとした私好みの雰囲気の空間があったので、今回はここに貼りました。

EOS6D Mark2

この放射状にのびる木が立派だったので木の下でくつろぐ空間としてタープも設置。しかし寝るときになって気が付いたのですがドングリが頻繁に落下してくるのです。寝ていてテントに「ポトンっ」という音がするのが気になりました…。

サイト全体は適度にワイルドで手入れの行き届いたキャンプ場に慣れている人には抵抗があるかもしれません。私はこれぞキャンプ場のあるべき姿!と思っちゃいますが。

管理棟近くの炊事棟。昔ながらのキャンプ場を感じます。

2と3の間に位置するトイレ。このトイレがメインのようです。

清掃が行き届いて気持ちよく使えます。




このトイレより上にあるファイヤーサークル3のエリアですが道がこんな感じで、ちょっとバイクで入る気にはなれませんね。

これは1のフリーサイトでこちらは砂利道も走りやすくサイトもフラットです。無難にいきたい人は迷わず1ですね。

私がテントを張った3の近くには炊事棟とは別で蛇口1つの簡易的な水場がありました。私なんかはコレだけで十分です。

それにしてもこのキャンプ場、とっても静かです。私以外に1、2組しかいませんでしたがシーンとしています。風がふけば木々がザワザワしますが、ほんと自然に包まれている感が半端ではないです。人工的なキャンプ場の感じがなく本当に自然が好きな人に向いているキャンプ場…いや野営場ですね。

EOS6D Mark2

この時は前日の仕事を終わらせて寝ないで夜通し高速を走り、早朝に東北自動車道の白石ICを降りてここに来ました。まだ午前だったのでビールではなくコーヒーを飲んでウトウトしながらヘリノックスチェアーでくつろいでいました。とても気持ちいい時間の過ごし方です。




EOS6D Mark2

じつはここ蔵王坊平国設野営場は15年くらい前にF650GSダカールで来たことがあるのですが、その時はどんより曇り空に強風が吹いていて、木々のざわめきに何となく嫌な予感がして、すぐ近所のペンションにかけこんだのを覚えています。

今になって考えると、この自然深い雰囲気が少し暗めだったので経験の浅かった私にはチョットここの良さが分からなかったんだと思います。ちなみにその時のペンションは今でもちゃんと在りました。

蔵王エコーラインに位置する昔ながらのワイルドな野営地、蔵王坊平高原野営場でした!!

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