教えるは教わる。秘密主義は悪である。

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、間もなく二輪業界の一大イベント 東京モーターサイクルショーの開催ですね。関東圏の方は見に行かれる方も多いのではないでしょうか?

私は今勤めている職場から近いので、見に行くのは簡単なのですがどうも人込みが苦手でして…。たぶん行かないです…。かつてバイク業界に身を置いていた頃はブースの説明員として毎年ビッグサイトに駆り出されたものです。新製品の説明やらツーリング用品の質問を受けたりと、お客様と直に接してコミュニケーションするのは大変楽しかったのですが夕方には声が枯れて果てていました。




さて今回は当ブログで以前に何度か触れましたが、難しい物事は誰かに上手に説明できるくらいにしておくと、より理解を深めることができる「教えるは教わる」の話題でございます。

もしあなたの身近な人にこれから写真を始めたいという人がいたとします。その人に写真に関わる事をあなたが教えてあげる事になりました。例えば焦点距離の違い、ズームレンズの使い方やレンズを交換することの意味を説明するとします。

広角レンズを使って被写体に寄った写真と、望遠レンズを使って離れた場所から被写体を引き寄せて撮った写真、被写体のサイズは同じくらいとして両者の違いが何なのか、写真の知識が何もない人が聞いても充分に納得のできる説明はできますか??

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

この作例は超広角レンズ14mmで撮りました。ちょっと極端すぎるほど広角ですがR1200GSアドベンチャーに接近して撮った1枚です。




EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

こちらの作例は望遠ズームレンズにて焦点距離は283mmで撮りました。撮影場所は広い漁港でしたので、かなり後方に下がって撮っています。先ほどの写真とR1200GSアドベンチャーの大きさはほぼ同じくらいです。

さあ、広角で寄って撮るのと望遠で引いて撮る、被写体のサイズが同じとした場合に両者の違いをどう説明しましょうか???

まず論理的に簡単に説明するのであれば背景の範囲が違いますよね。望遠は背景の範囲が狭く広角は広いです。それともう1つは遠近感です。望遠は空間がぎゅっと圧縮されたので遠近感が無く詰まった感じに対し、広角は広がった感じで遠近感が出ています。ここまでは簡単、きっと多くの方が説明できるのではないでしょうか?

ではこの異なる特徴の両者を実践的に考えてどのように使い分けたら良いか説明できますか?




もし私だったらこのように説明します。

望遠で撮った画面とは空間がぎゅっと圧縮された勢いが、そのまま写真を見る側へ飛び出すように伝えます。人物やオートバイなど特定の被写体に重要な意味をもたせ、絶対的にこれが主題であると撮る側が主張したような写真を撮るときに使うのが望遠レンズ。

一方、広角レンズの方は見る側から被写体へ歩み寄るように、写真の世界に吸い込まれるような印象を持たせるのが広角レンズの世界。言ってみれば撮影者が誘うのが望遠、観賞者が誘われるのが広角。意味的には同じですが主題に導くための主権がどちらにあるかが違います。

面白い説明でしょう?

これが望遠と広角の違いを正しく説明しているとは言えないかもしれませんが、知識のない人が聞いて「なるほど」と思えるかどうかが重要だと思います。

ノウハウとは秘密にしていると自分で理解しているようで矛盾に気が付いていなかったり、そもそも実は理解できていなかったりします。知っているつもり…なのですね。しかし誰かに分かりやすく説明できるよう脳内を整理すると、これらのアラが出てきて「あっ実は自分が分かってなかったな」と気が付くことができます。

「教えるは教わる」今回はこの辺で!!

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SIGMA ART35mmF1.4DG HSM シグマのARTレンズ作例集 ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は撮影機材、カメラ、レンズのカテゴリーでSIGMA35㎜F1.4ARTレンズの作例集をアップしたいと思います。

SIGMAが現在ラインナップしているプレミアムな3つのライン。SPORTS、CONTEMPOPRARY、そしてART。私はボディがキャノンEOS6D Mark2なので、いくつかのキャノン純正レンズを愛用していますが、SIGMAのレンズも大好きで過去に何本かのSIGMAレンズを愛用してきました。

今回は2012年の11月に衝撃的にデビューしたSIGMA ARTラインの第一弾であるSIGMA35㎜F1.4DG ARTです。現在でこそ説明不要なほど好評なARTラインですがツーリング写真の作例としては(たぶん)世界唯一のご紹介になると思います!

SIGMA35mmF1.4ART

そもそもSIGMAのARTラインは同社の高性能カメラに搭載されているFoveonセンサーに十分に対応させるため、描写性能を徹底的に見直して開発したプレミアムなレンズです。高画素なフルサイズセンサーを搭載した現代では、従来の安価なレンズでは粗が見えてしまうため、ここに妥協せず解放の画質や収差などを追及したようです。

レンズ構成:11群13枚  絞り羽数:9枚  フィルターサイズ:Φ67㎜ 寸法:Φ77×94.0㎜  質量:665g  手ブレ補正:なし  定価:118000円(税別)

大口径F1.4にフルサイズセンサーに対応した描写。それが写真家にもたらしてくれるものは何なのか?ツーリング写真を例にご紹介したいと思います。

 

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/80 ISO100

まずはこちらの作例をご覧ください。太陽が薄い雲にかくれた瞬間の柔らかい太陽光源での撮影です。適度に光が回り込んでコントラストが控え目な印象です。こういったシーンで車体の質感がよく表現され、見た瞬間にはっとさせられる描写を見せてくれました。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/640 ISO100

次にこちらをご覧ください。レンズの性能を試す要素である解放と逆光。この両方を盛り込んだ意地悪な撮り方です。しかしどうでしょう?画面右上付近に太陽がきているのに不自然なフレア、ゴーストは発生しませんでした。これはスゴい!そして解放F1.4で撮ったにも関わらず周辺の光量落ち、気になる収差もありません。この時に使ったボディ EOS1Dxとの相性も抜群に良かったと感じます。

そして見逃してはいけないポイントは解放で魅せるそのレンズの個性です。この時、私はなぜこのシーンでF1.4を選んだのか?木々の様子が画面全体を雑然とさせないか心配だったので逆光の光線と交えてフォギーなボケを狙いたいと思ったからです。そしてSIGMA35㎜F1.4ARTは見事にそれに応えてくれました。プレビューした瞬間思わず「マジでARTだぁ」とつぶやいてしまいました…。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/25 ISO250

こちらの作例はカメラのすぐ直近にスイセンの花を置いた近景のある構図です。近景の花がスイセンであることが、誰にも伝わるようにF13まで絞ってみました。そして絞った状態での逆光撮影で気を付けなくてはいけないこと…そう、回折現象です。この時、ピントピークはR1200GSアドベンチャーとライダーの位置に合わせましたが、シャープにエッジが光り不快に感じるような回折現象は気にならないレベルに留まりました。

フレア、ゴーストはわずかに入りましたが、個人的な好みで言いますとコレは写真らしい演出として大いに許容できるものと感じます。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F9 1/200 ISO100

こちらは先ほどのスイセンほど超近景ではありませんが、やはり構図に前景を作って印象を狙った構図です。絞りはF9。右後方からの順斜光で鮮やかな色彩を出してくれました。まあこういった撮り方は高級なレンズでなくとも綺麗に写るものですが。

EOS6D Mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F5 1/125 ISO100

こちらはEOS6D Mark2にSIGMA35mmF1.4DG ARTを装着して撮った作例です。朝の強烈な逆光で絞りはF5です。影の様子と慎重に相談しながら撮った1枚ですが息をのむほど美しい写真が撮れた!というのがこの時の私の感想でした。光、影、そして空気。空気中には朝の太陽光によって熱せられた地面から、大量の水分が蒸発をはじめて、その細かな粒子の1つ1つに光が当たっている様子が写真にできたと思います。F5を選択している理由は岩のてっぺんによじ登って撮ったので三脚が使用できず、かといって前述の様子を表現したかったのでISO感度も上げたくなかったからです。




いかがでしたか?今回、5枚の作例でご紹介しましたがレンズの個性を生かして撮りたい写真を撮る素晴らしさ、何となく分かっていただけたでしょうか?SIGMA35mmF1.4ARTは大変描写の良い素晴らしいプレミアムレンズですが、写真はプロが仕事で撮る場合を除いて、必ずしもプレミアムなレンズがその人にとって最良の選択とは限りません。

例えば収差やフレアなどが写真らしい演出として好みだ、という方はわざわざ高価なレンズを選ぶ必要もないのです。ネット上で多くの口コミで話題になっているからと言って、必ずそれが自分にとって理想のレンズとは限らないのですね。

この辺の理解を深めて正しい機材の選択をするにはどうしたら良いか?これは毎度同じ話になってしまいますが、レンズの知識を深めるだけでなく写真の知識を深めることです。写真のことをより好きになって自分のやりたい表現や好みの写真がどういったものなのか?これが明確になれば例えばSIGMA35mmF1.4DG ARTを買うべきか、キャノンEF35㎜F1.4Lを買うべきか、はたまたEF35mmF2ISを買うべきなのか分かると思います。

SIGMA35mmF1.4DG ARTレンズのツーリング写真作例集でした!

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SIGMA150-600mmF5-6.3DG C 超望遠ズームレンズ作例集

 

驚愕のコスパ☆バイク用三脚として理想?NEEWER66インチカーボン三脚

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真の撮り方の解説ではなく撮影機材、それも今まで触れなかった三脚の話題をいってみたいと思います。

バイクツーリングで持っていける三脚ってどんな物が理想的でしょうか?安定の良い物は重量もあるしかさばる、かといって軽量なカーボン三脚は高価。なかなか悩ましい問題ですよね。

安定と重量(または収納サイズ)という両者は要望を高めていくと高価なものになっていくのが三脚というものです。いや…かつてそうでした。しかし近年になって安価をウリとする中国ブランドが、小型軽量で安定の良い三脚を製品化しているのですが、これが侮るなかれ!なかなか良い品物なので購入してみました。

Amazonのタイムセールで8074円!

 

NEEWER66インチポータブル軽量カーボンファイバー三脚一脚。 NEEWERとは中国のカメラ用品メーカーでなかなか痒い所に手が届く的な製品展開で評判の良いブランドです。日本では魚眼レンズがたくさん売れて有名になったと記憶しています。

そんなNEEWERのポータブル軽量三脚、しかも高価な素材であるカーボン三脚ですが、もっとも注目したいのがコスパです。何と実売価格として1万円以下で購入できました。




ポチった翌日には届き、恐る恐る開封してみると想像以上に…いや大きく期待を裏切るほどクオリティが高く、これが本当にチャイナブランドなのか?という立派な品物でした。

この三脚はセンターポールを伸ばした状態で各脚を180度倒して格納する、いわゆるトラベラー三脚タイプなのですが、私が今まで愛用していたGITZOの2型カーボン三脚と比較してもクオリティ面では見劣りする部分がありません。

左が今まで愛用していたGITZOのカーボン三脚 GK2550EXQDというオフセットポールの自由雲台の三脚です。2型の3段というサイズは一般的ですがオフセットポールはアクロバティックなアングルに対応していてお気に入りでした。

右が今回買ったNEEWER66インチポータブル軽量カーボンファイバー三脚一脚。パイプ径がワンサイズ小さいですが4段なので全て伸ばすとGITZOと同様にアイレベルまで高くなります。

GITZOと並べても見劣りしないクオリティです。カーボンはGITZOは繊維がクロスしていますがNEEWERは一方向にしか見えません(実際はクロス織りだと思います)。

雲台はどちらの三脚も自由雲台ですがGITZOはオフセットボール、NEEWERはセンターボールです。耐荷重はGITZOが5㎏、NEEWERが12㎏!!??

ロック部分の構造は両社はほぼ同じです。




収納状態の大きさは歴然です。GITZOは縮長750㎜で重量は2.4㎏。対してNEEWER66インチカーボン三脚は縮長450㎜で重量は1.52㎏。サイズも用途も異なる三脚なので比較しても意味がありませんが、バイクに積載と考えると圧倒的にNEEWERが魅力的に感じます。

今まで愛用していたGITZOのカーボン三脚を思うと、とても小型軽量でツーリングに持って行くことにストレスを感じません。

360度のボールヘッド。固定ダイアルがもう少し大きければ良かったのですが…

アルカスイス規格の雲台にクイックシュー。水平を出すためのバブルインジゲーターもあります。

スポンジカバーのある1本は簡単に外すことが出来て一脚に早変わりします。これは便利だ。

4段、すべてを伸ばし切ったところ。アイレベル付近までの高さが出ますがこの状態で強風や振動のある撮影地でどれくらい安定を発揮してくれるのか…が一番の悩みどころです。パイプ径がワンサイズ小さいだけで揺れの収束はだいぶ違いますからね。

まあこの辺は小型軽量を選んだためのトレードオフと言えます。

そもそも私がGITZOの2型3段カーボン三脚を使用していたのは、かつての愛機であったEOS1Dxに望遠ズームレンズを装着して使用するという、とてもヘビーな環境を想定していたからです。しかし現在ではボディは軽量なEOS6D mark2でレンズも多くのシーンではEF35㎜F2ISやEF50㎜F1.8STMなどの軽量な単焦点であることが多くなりました。

それによってバイクでの積載、持ち運びが煩わしかった三脚を大幅に軽量化することができました。それも驚異的なコスパの製品で!




NEEWER66インチカーボン三脚一脚が如何なる過酷な撮影地でも頼れる三脚であるかはこれからの使用にかかってきますが、Amazonのレビューを見る限りですと通常の使用、常識的なメンテナンスをしていれば問題ないと思われます。

ともあれフランス軍の機関砲の台を作っている、あの憧れのGITZO様と比較され、そして見劣りがないクオリティ。GITZO GK2550EXQDが11万円くらいしたのに対しNEEWER66インチカーボン三脚は約8千円!!三脚界の王道的なGITZOとコスパを比較するのは変だろう、と聞こえてきそうなので…一般的なトラベラー三脚(Velbonやマンフロット製)で比較するとアルミ製で2万円前後、カーボンで4万円前後ではないでしょうか。

この驚異的なコストパフォーマンスは本当に有難い限りです。なぜこのような価格が実現するのか…ジャンル違いですが元メーカーの開発を経験した私には疑問符しか出てきませんが、1つ確かであろう推測は、そもそもカーボンファイバーのパイプという物は以前は日本やフランスの特定のメーカーの技術でしか成しえなく、それが近年になって中国内にも技術が伝わったという事なのでしょう。

スペックにある耐荷重12㎏が若干疑問ではありますが、通常の一眼レフやミラーレス機でしたら望遠ズームレンズを装着し、長時間露光(強風でなければ)も対応できるのではないかと思います。そう考えるとこの収納サイズはバイク用三脚として理想的かもしれません。

皆さまもおひとついかがでしょうか。

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バイクのユーザー車検の通し方<検査ライン編>オートバイユーザー車検

前回の続きです。

前々回はバイクユーザー車検 準備編

前回はバイクユーザー車検 当日編

でした。

今回はいよいよ検査ラインに入ってみたいと思います。

書類一式を準備したらバイクに乗って検査場へ向かいます。千葉運輸支局の場合はピンク色の部分が二輪の待機場です。ここの最後尾に並びましょう。

緊張しますが一緒に並んでいる他の人はほとんどバイク屋さんです。つまりいつも運輸局に来ている慣れている人たちなので、何か不安なことがあったら気軽に話しかけて聞いてみましょう。特に真後ろの人は自分の前でモタつかれると困るので親切に教えてくれるはずです。

たくさん並んでいて待ち時間が長そうな場合は、検査ライン内を見学してみましょう。これはいけない事ではなく運輸局の方で推奨していますので胸を張って見学するべきです(邪魔にならないように)。

順番が近くなると検査官がやってきますので書類一式を渡します。検査ライン内では各検査項目で検査標を出しますのでトップケースは便利です。他の人はバインダーに書類を挟んでお尻とシートの間に挟んで検査を受けていました。

検査官は最初に登録番号、車体番号、走行距離の確認をします。続いてウインカー、ブレーキランプ、などの灯火類の検査。ホーンを鳴らしたり補助ライトがあれば点灯確認もします。厳しい検査官は打音でブレーキや駆動系のボルト緩みの有無、チェーンの張り具合まで見ます。

その他、タイヤの残量やオイル漏れなどないかラインに入る前にチェックされます。




それとスピードメーターの計測は前後どちらかのタイヤをローラー台に乗せて計測となります。ご自分の愛車がどちらのタイヤでスピードメーターを計測させているか事前に把握しておきましょう。ちなみにR1200GSの場合は後輪です。

検査ラインに入るときは検査官に「はじめてなので良く分かりません」と伝えれば一緒に付き添ってくれるはずです。稀に繁忙期だと検査官が見当たらずセルフサービス状態の時がありますので、その時は検査官を呼んでくるか居なければ後ろのバイク屋っぽい人に聞いちゃいましょう。

検査ライン内は撮影禁止なのでコレは絵です。うまいでしょ。

まずは前輪をローラー台に乗せてフロントブレーキのテストです。ローラーが回転しはじめ、前方のモニターで指示があったら前輪ブレーキをかけます。次にバイクを前進させて後輪をローラー台に入れます。同様の手順で後輪側のブレーキのテストをしたらそのままスピードメーターの検査に入ります。スピードメーターは床にあるペダルのようなものを踏み、ローラーが回転し始めてメーターが40km/hを指し示した瞬間にペダルを離します。

難しそうに聞こえますが簡単です。検査官の指示かモニターの指示に従ってすすめるのみです。

これは絵です…

各項目でOKが出る都度、検査標をこの機械の中に入れて合格の印字をさせます。検査標には機械に入れるときの矢印が書いてありますので、逆向きに入れないように。これも検査官がやってくれるはずですが…いちおう書いておきます。

続いて難関であるヘッドライトの光軸ですが、テスター屋さんで調整済みの人は焦ることはありません。ヘッドライトをハイビームに切り替えるのみです。唯一気を付けるのはテスター屋さんで調整したときと同じように乗車すること。サスペンションの沈み具合が変わっては光軸に影響する可能性があるからです。

計測はフロントタイヤを機械で左右から挟み込んで固定されます。その後は機械任せですがこれもまた検査官が付き添ってくれれば難しいことはありません。

これは絵です…

晴れて光軸が合格したら、その先は4輪用の測定器が続きますので少しスルーして前進していきます。

これも絵です…うまいなぁ~

続いて排ガスの濃度測定です。この青い機械から出ているコードの先にヒョロ長いセンサーがありますので、これをエンジンをかけたままマフラーの穴に突っ込みます。数十秒ほど待つと青い機械の表示部に合格のランプが点灯しますので、それを確認したらセンサーを抜いて検査標を機械に入れて印字しましょう。

ちなみに私のR1200GS-ADVENTUREはレーザーのHOTCAM2スリップオンサイレンサーが装着されています。JMCA認定の車検対応品ではありませんがスリップオンの場合は触媒以降の交換なので排ガス濃度は問題ありません。

音量は割と大きい方ですが大丈夫でした(R1200GSのDOHC後期型はノーマルでも排気音は大きいですが)。そもそも、この時に千葉運輸支局で通したときは音量の測定はありませんでした。




ここまでくると左の01の欄にI 、B、H、Sと4つの印字が入ります。これで全て合格となります。

最後に検査ラインの出口に写真のような小さな部屋がありますので、この係員に検査標と関係書類を提出し捺印をもらいます。

検査ラインを出ていちどバイクを駐車しましょう。そして検査標と書類一式をもって運輸支局庁舎の⑤窓口(最初に書類を提出した窓口のとなり)に提出します。

⑤窓口で新しい車検証とナンバープレートに貼るシールを受領して終了です。




貼り方はシールの剥離紙に書いてあります。これで全て終わりです!

今回、ユーザー車検にかかった費用は自賠責保険24か月 11520円、印紙代(重量税など)5500円、テスター屋さんで光軸調整費用 3090円で合計20110円でした。

バイク屋さんに依頼すると車検代行費用+車検基本整備費だけで4万円くらい、これに自賠責保険費用と5500円がのった金額が最低金額なのでユーザー車検はとても経済的と言えます。半日の有給休暇で誰でもできると思いますので、ぜひ挑戦してくださいね!

あっ!くれぐれも整備はお忘れなく!!!

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バイクのユーザー車検の通し方 千葉運輸局の場合 <書類申請編>

さて今回はツーリング写真解説をお休みして前回の続きでございます。

バイクのユーザー車検の簡単な通し方を初めての人でも分かるよう詳しく解説いたします。千葉運輸支局での検査ラインでご説明いたします。

前回はユーザー車検の前の準備編、今回は千葉運輸局での当日編でございます。

出かける前に忘れ物がないかチェックしましょう。①は自賠責保険証 ②車検証 ③納税証明書(有効期限内のもの) ④事前に整備した人は整備記録簿 ⑤ネットで予約した予約番号をプリントしたもの あとはお金を2.5~3万円くらい。ヘルメットをリアシートに固定しておくネット 認印 ロービームを隠す厚紙(HIビームでLOが消えないバイクの場合) テープ 等

④の整備記録簿ですが本来は整備をして車検継続検査となりますが、検査の後で整備でも良いことになっています。事前に整備だけバイク屋さんにお願いした人はこの整備記録簿を持っていきましょう。後でやる人はとりあえず無くて大丈夫。




 

まず運輸支局に行く前に、事前に調べておいた運輸支局の近所にある予備検査屋さんに行って光軸調整をしてもらいましょう。ここはお店なので初めての人でも親切にスタッフが対応してくれます。この写真はコルザサンで調整中の様子ですが私はうっかりハイビームのバルブをアブソリュート製のコーティングバルブのまま来てしまいました。

コーティングバルブのまま測定したところ、本来25000㏅くらいの光量が必要なのですが8000㏅しか出ていなく、話にならないほど暗かったのです。慌てて家に帰ってクリアーバルブに戻してきました。皆さまもご注意ください。

HIDっぽく見えるコーティングバルブ。ちなみにHIDでも光量不足になる場合があります。

バルブはクリアーを装着すること、忘れずに!!

光軸調整のネジは事前にユーザーマニュアルを見て把握しておきましょう。テスター屋さんはプロですが殆ど四輪とトラックです。必ずバイクに詳しい人とは限りませんので。調整ネジがどこか戸惑っている様子でしたら教えてあげましょう。R1200GSの場合はこの矢印の二か所のネジで調整します。

混雑もなく順調にいけば10分もかからないです。料金は一般的には2000~3000円くらいでしょうか。




この中はお上の聖域。不正改造車は進入禁止!

では運輸支局にいってみましょう。

まず普通に駐車場に停めましょう。そしてヘルメットはこんな感じでネットでリアシートに固定しておきます。検査ライン内は検査官の声がよく聞こえるように私はノーヘルでいきます。他の人もみんなそうでした。

そしてこの時点で走行距離をメモっておきます。

千葉運輸支局の見取り図

必要書類を一通り持ってまず最初は自賠責保険の更新です。

この⑦⑧⑨ 自動車登録番号標交付所と書かれた建物を目指します。(上の見取り図で水色の建物)

この建物内に「代書」と書かれた小部屋があり、ここが自賠責保険の代理店さんです。今の自賠責保険証を出して「オートバイのユーザー車検に来ましたので24か月の更新を」と言えばOKです。私は今回、11520円でしたよ。

新しい自賠責保険証を受け取ったら次に⑧⑨の窓口にいって検査標と印紙の購入です。印紙は重量税3800円、検査証紙1300円、検査登録印紙400円で合計5500円です。窓口の方に「オートバイのユーザー車検です」と言えば必要な印紙をここで検査標に貼り付けてくれます(千葉運輸支局の場合は…)

次に必要な書類一式(車検証、納税証明証、自賠責保険証の古い方と新しい方の両方、印紙を貼り付けた検査標)を持って隣の建物、庁舎(見取り図で黄色い建物)へ移動して窓口⑥へ行きます。

この建物の1階にある窓口⑥です。千葉運輸支局庁舎と書かれているのでこれが本館?




まず⑥窓口に人が並んでいても、いきなり並ぶのではなく⑥窓口の脇にトレーにおいてある継続検査申請書を1枚もらってきます。そして記入できる机が何か所かにありますので、そこでボールペンで書類にひたすら記入していきます。

継続検査申請書の車体番号は下7桁を書き、その他は登録番号(ナンバー)、使用者と所有者の住所と氏名、現在の走行距離です。車検証を見ながら書いていきましょう。ハンコは忘れたので押さなかったのですが無くても大丈夫っぽいです。

検査標にも登録番号、原動形式、車体番号を書き、下の受験者の欄に名前と電話番号を書きます。ピンクの用紙は何の紙だったか忘れましたが名前くらいで良かったと思います。

記入が終わったらここではじめて⑥窓口に並んで下さい。順番がきたら担当者に全ての書類を渡して「オートバイのユーザー車検です」と伝えましょう。この時に整備記録簿がないと必ず聞かれるのですが「検査はどうしましたか?」と言われたら「アトケン」ですと答えて下さい。まあ継続検査が終わったら後で自分でやりますから…という業界用語みたいなものです。事前にバイク屋さんで整備をお願いした人は整備記録簿をここで提出してください。

ここで受付を済ませたら書類一式をもってバイクの所にいきましょう。

長くなってしまったので次に続きます

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バイクのユーザー車検 かんたん解説<準備編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はお役立ち情報としてバイクのユーザー車検の通し方をかんたんに解説してみたいと思います。

いつもバイク屋さんに任せていたけど安く済ませたいなぁ…。でもユーザー車検を自分でできるか不安…。という方へ、初めての方でも分かりやすいよう千葉運輸支局でR1200GSの継続車検を受けるまでの流れを解説いたします。

まず今回は第一弾として準備編でございます。

まずバイクの車検証を確認して有効車検の満了日を確認しましょう。車検はこの満了日から1か月前から受けることができます。

有効期間が切れてからでは陸運支局まで自走もできませんので。




ユーザー車検の場合、継続検査に合格するための最低限の整備は自分で行うのが一般的だと思います。これは灯火類やホーンの点検、タイヤの残量、ブレーキの利き具合、スピードメーターの動作確認など簡単な内容です。

またきちんとした整備をバイク屋さんにお願いして、車検継続検査のみユーザーで行う人もいるようですね。

~ネットで予約しよう~

継続検査を受ける日を大まかに決めたら国土交通省のホームページでインターネット予約してみましょう。

はじめての方は新規アカウント登録をします。この時、登録したメールアドレス宛にIDが送られてきます。このIDでログインし予約画面へ進みます。

お近くの陸運支局を選択し継続検査、二輪車にチェックを入れます。今回、私は最寄りの管轄である千葉運輸支局で予約しましたが、継続検査は管轄の運輸支局でなくても大丈夫です(新規登録や構造変更の場合は管轄の運輸支局)。

予約は午前に2回、午後に2回と1日に4ラウンドある中から選びます。もし検査で不合格となった場合、当日中にリカバリーできる問題であれば再チャレンジできますが4ラウンド目だとラインが混雑していると難しいですのでご注意を。

その他、住所、氏名、登録番号、車体番号、原動機型式などを入力しますので手元に車検証を用意して入力してください。

予約が完了したらアカウント登録したメールアドレスに予約番号が送られてくるので控えておくかプリントしておきましょう。




 

~車検継続のかんたんなバイク整備~

次にバイクの整備です。この場合で言う整備とは車検継続検査に合格するための内容です。ウインカーが正しく点滅するか、ブレーキランプ、テールランプ、ナンバー灯、ヘッドライトのLO/HIの点灯確認、灯火類のレンズにヒビ割れ等ないか、ホーンが鳴るかの確認を必ずしてください。

ウインカーは前後左右、必ず確認
ブレーキランプは前後ブレーキでそれぞれ正常に点灯。スモールランプ、ナンバー灯も確認。

ハンドルロックが正しくかかるか、スピードメーターが誤差なく作動しているか、タイヤの溝の残量、チェーン車の場合は摩耗や張り具合、そしてオイル漏れなどが無いかよく確認をします。そしてブレーキは前と後ろでそれぞれ制動力を測定されますのでご注意を。

タイヤのスリップサイン。摩耗してサインが接地するほど溝が浅いと車検に通りません。

 

このようなオイル漏れが無いか事前によく点検しておきましょう

マフラーやミラーなどを社外品へカスタムしている人は、保安基準に適合しているか確認しましょう。JMCA認定マフラーを装着している場合は認証プレートの位置の確認をしておきましょう。またマフラーはJMCA認定でなければ車検に通らないということはありません。騒音とガス濃度が規定値内であれば通ります。R1200GSの場合は触媒以降のサイレンサー部だけの交換であればガス濃度は問題ないと思います。しかし心配な場合は少々手間でも検査の時だけノーマルに戻すと安心です。

ナポレオンGSミラーは保安基準適合品です

バイクのユーザー車検の場合、関門となるのはヘッドライトの光軸です。転倒などの経緯がなくても少しづつ狂ってしまう光軸。これは運輸支局の近所に存在している自動車整備工場(予備検査屋、テスター屋さん)で専門の測定器で調整をしてくれます。千葉運輸支局の場合はコルザ・サンでバイクの光軸調整をしてくれますよ。(大体3090円くらい)

これは千葉の場合ですが最寄りの運輸支局にオートバイの光軸調整も対応してくれるテスター屋さんが近くにないかを事前にチェックしておきましょうね。




ちなみに検査ラインで光軸を測定するのはハイビームです。LOは点灯しているかの確認のみです。そしてR1200GSのようにHIを点灯させたときにLOが消えない車種は正しく光軸を計測させる目的でLOを隠す物を事前に準備しておきましょう。

それとバルブを青白い色のコーティングバルブに交換していたり、少し前に流行ったHIDにしている人は光量不足で落とされる可能性があります。できれば新車時に付いていたようなクリアーのハロゲンに戻しましょう。(ハイビーム側の話ですが)

光軸測定はHIで測定するのでLOは段ボールで隠す。運輸支局に着いてから貼りましょうね。

H4バルブを使っている車種のようにHiにしたときLOが消えるのであれば、このような対処は不要です。それと私のR1200GSのように補助ライト、フォグランプを装着しているバイクは極端に光軸が狂っていないか点灯確認をする場合があります。

~必要な書類を確認しよう~

・車検証

・納税証明書

・自賠責保険証

・お金(光軸調整代なども含めて3万円あればお釣りがくるはず…)

自賠責保険は事前に行きつけのバイク屋さんなどで加入してもOKですが運輸支局内に代理店があります。そこで「バイクのユーザー車検です」と言って24か月の更新してもらえば簡単です。費用は自賠責保険更新費、用紙、印紙代、重量税などを合わせても2万円前後です。これに光軸調整をお店にお願いする費用を足せば大丈夫です。

自動車税は多くの場合に5月に納付していると思いますが、5月に車検を迎える場合に未だ納付書が来ていない!という場合は前年に払った納税証明書で大丈夫です。納税証明書に書いてある有効期限内なら大丈夫ということです。

オートバイディーラーに車検をお願いすると例えば車検代行費2.5万、車検整備費1.5万、上記したような自賠責保険などの諸費用、そして消耗部品の交換などがあれば合計で10万、15万とあっというまに費用がかさむものです。ユーザー車検のメリットは何と言っても経済的なことですね。

しかし忘れてはいけないのが整備の内容です。日頃、ご自身で点検や整備をしていない方はやはり定期的にプロの目で点検をされるのをお勧めいたします。命を預けているのですからね。

千葉運輸支局 検査ライン

次回は検査当日から検査ライン、継続車検完了までの流れを解説いたします!

次回 バイクユーザー車検 当日編

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空冷R1200GS ミッションオイル交換方法 R1200GSギアオイル交換方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はR1200GSメンテナンスに関わるお役立ち情報をいってみたいと思います。だいぶ以前にR1200GSのエンジンオイル、オイルフィルター交換方法をアップしましたが、実はこの投稿が究極のツーリング写真ではアクセスの良い人気投稿の1つなんです。ブログっていかにお役立ち情報が大切かよく分かりますね。

さて今回はミッションオイル(ギアオイル)の交換方法でございます。えっ?ミッションオイル?BMWやR1200GSをよくご存じでない方が聞くと疑問符が出てくるのですが、空冷モデルまでのR1200GSはエンジンとミッションが別室構造で車のMT車と同じような構造なんです。なのでミッションはミッションでオイル交換が必要なんですね。




R1200GSのミッションオイル交換はメーカー指定によると2万キロ毎、または2年のどちらか早い方だそうです。今回、私のR1200GS-ADVENTUREでは前回の交換より2万キロのタイミングで作業しましたが、想像以上に鉄粉が出たので次からは1万キロ毎くらいでも良いかなと思っております。

まずは準備するものから。交換用のオイルはカストロールのMTF Universal80W-90を使用しました。ネットで他のユーザーさんの様子を見ると皆さんも同じカストロールを使われているようです。1缶(1L)で足ります。ネット通販で1200円くらいです。

それから注入用のオイルサクションガン。ネット通販で2000円~3000円程度で入手できます。

フィラープラグ(注入口)とドレンプラグ(廃出口)のワッシャー型パッキンは交換作業の都度、新品に交換しましょう。フィラープラグ側が内径18㎜外径22㎜、ドレンプラグ側が内径14㎜外径18㎜です。

廃油箱 ホームセンターやカー用品店でも容易に入手できます。

19㎜のレンチ。ドレンプラグを外すときに使います。

8mmのヘックスはフィラープラグに使用します。これはエンジンオイル交換の時も使いましたね。

トルクレンチ、またはデジラチェ。ミッションオイルの場合でもフィラープラグとドレンプラグはきちんとトルク管理しましょうね。

まずは車体の右下からのぞきこんで、ドレンの位置を確認してみましょう。通常、オイル交換作業はセンタースタンド(メインスタンド)を立てて作業しますが、ミッションオイル交換については抜いたオイルが立てたセンタースタンドを直撃するのでまずはサイドスタンドで作業開始です。




ドレンは手ごわそうな位置にあるように感じますが真横からスパナが入ります。あっ緩める前にフィラー側がちゃんと緩まるか事前に確認しておくと良いです。稀に緩まない場合があるようで、オイルを抜いた後に気が付いては後の祭りです。

このように段ボール等でマフラーにミッションオイルがかからないよう工夫しておきましょう。後で汚れた部分を拭けば良いといっても高温になると煙が出て臭くなるものです。

ミッションオイルは粘度があるので冬場ですとなかなか抜けません。途中で車体を垂直に起こしたり少し揺らしたりしてじっくり抜きましょう。

完全に抜けたらドレンプラグに新品のアルミワッシャーを装着して30Nmで締め付けます。

次に新しいミッションオイルを注入するフィラープラグを外します。8mmのヘックスを使用。

写真を撮り忘れましたがフィラーにはマグネットが装着されていて、鉄粉が付着していたらウェスで綺麗に拭いておきます。




これもまた冬場にやると固いのですが、サクションガンで新品のミッションオイルを一気に吸い込みましょう。しかしなぜカストロールの缶は缶切りでないと開けられないのでしょう…ちょっと不便ですね。

注入もまた冬場にやると固いのですが頑張ってオリャーと入れて下さい。規定値では0.8L入るそうなので1L缶のカストロールUniversal 80W-90が20%くらい残すイメージで。あっこの作業は車体をセンタースタンドで垂直にして行って下さいね。

注入口からミッションオイルが溢れてきたら注入をやめてフィラープラグに新品のアルミワッシャーを装着して30Nmで締めます。

これで作業は終わりです。エンジンオイルに比べても簡単ですのでぜひやってみて下さいね。特にミッションの入りが悪かったり、ニュートラルが出にくい場合は早めに交換することをお勧めいたします。

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R1200GSエンジンオイル交換方法

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RICOH GR APS-C

 

SIGMA150-600mmF5-6.3DG C 超望遠ズームレンズ作例集

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、寒くなったり季節外れに暖かくなったりでご体調を崩されていませんか?私は特に体調が悪い訳ではないのですが、最近なんとなく「そろそろ病気になって早死にするのでは…」なんてネガに考えてしまう時があります。

自分の死期を目前にして「もっと旅をすればよかった」「もっとバイクに乗りたかった」「もっと素晴らしい写真を撮りたかった」なんて後悔の念にかられるのは絶対に御免したいところです。毎日、生活に追われるのは仕方のないことですが、その中でも自分としての大切な一瞬を作って今を生きたいものです。

せっかくこの世に生を受けて誕生したのですからね。好きな事、得意なことを発揮して世のため人のために何かできないか、このブログもそうですが模索しているところでございます。もう人生カウントダウンですので迷っている暇はありません。私はバイク旅と写真で残りの人生を生き抜いていこうと思います。




さて今回はツーリング写真、バイク写真の具体的な撮り方でなく、お役立ち情報として私が愛用しているレンズの作例集でいってみたいと思います。いままで書いたようで書いていなかったレンズのインプレッションでございます。

記念すべき第一弾はSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary という超望遠ズームレンズでございます。

SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary 税別150000円

最初に誤解のないよう強く書いておきますが断じてツーリング写真、バイク写真用として皆様におススメするレンズではございません。この600㎜という望遠域まで使えるレンズは私の中の完全なる「飛び道具」であります。

いったい誰がバイクにこんなレンズを積載して走るのでしょう…。きっと私だけ。しかし1つだけ意見を許して頂けるのであれば、このレンズはバイク向きであると訴えたいです!!!理由は万一何らかの理由(例えばツーリング先で野鳥を撮りたいとか)によって超望遠レンズをバイクに載せて行きたい!となったとき、このSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryは600㎜までの超望遠として考えれば1830gと軽量で小型なのでバイクツーリング向きと言えるのであります!

オロロンライン SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

以前にカメラの選び方を解説した投稿で自身の撮りたい写真の要求に応えられるもの、それこそが撮影者にとって理想のカメラである…みたいな事を書きました。それは星景写真であれば高感度でも低ノイズなカメラ、逆光の写真が好きであればダイナミックレンジが豊かなカメラ、とにかくいつでも持ち歩きたいならコンパクトなカメラ…といった具合に。




これはレンズにも同じことが言えます。そのレンズで何を撮りたいか?この写真への要求が具体的であればレンズ選びも迷うことはありません(理想的だと思ったレンズが高価だった場合は悩みますが)。

私の場合、SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryで撮りたい写真とはずばり道です。道の写真が撮りたくて誰も持っていかないであろう大砲(と呼ぶほど大口径ではありませんが)のようなレンズをバイクに積載して旅をしています。

蜃気楼かすむエサヌカ線 SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary+×2エクステンダー

以前も書きましたが「道は写真にすると人に何かをうったえているよう…」と感じ、少し前から道を意識した写真を撮るようになりました。そして道を魅力的に撮る手段の1つとして超望遠で抽象的に撮る手法をみつけたのです。

夕刻の帰路 SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

特に直線路はどこまでも続く様子に旅心を刺激されるのが人間の心理です。しかしそれを標準域付近の画角で撮ってしまうと、画面内の大半の割合は道以外の風景が占めてしまい、道の存在感を絶対的にできません。

もちろん路面に寄るなどして印象を狙う手法もあります。道が主題の作品でも超広角レンズEF14㎜F2.8Lで撮ったものも何枚かありました。とても近景側に寄って撮った写真ですがそれはそれでアリだと感じます。

しかし抽象的に道を表現したいのであれば超望遠は絶対におススメ。「あの道はすごかったな…」と過去の旅を思い起こすとき、人の記憶風景に出てくる像はきっと超望遠でとらえたような道の様子なんだと思います。

とにかく従来は現実的ではなかった超望遠レンズ。これがSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryの登場で小型軽量となったのでバイクでの持ち運びも不可能ではなくなった事。キャノンのLほどではありませんが簡易的な防塵防滴構造、マウント部分のラバーシールなど、この辺を考えてもツーリングには好条件と言えます。

加速度センサーを採用した手ブレ補正機能は2つのモードがあって1つは通常、2つめは縦、横、斜めでも追従し流し撮りに適したモード。

AFの追従や制度はSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Sportやメーカー純正レンズには劣るのかもしれませんが、スポーツシーンに特化して撮るのではなくツーリング写真として考えれば十二分な性能と言えます。




雨のツーリングルート SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

道をこのような感じで撮ることに、少々大げさですが何かの可能性を感じているのです。肉眼とはかけ離れた画角は悪く言えば不自然ですが、だからと言って全ての写真を50㎜で撮りたいとは今は思いません(今は…)。私が現在所有しているレンズにはこのようにそれぞれ撮りたい写真のイメージが存在しています。

もちろん絶対ではなく例えばSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryで沈む直前の太陽や南房総から望む冬の富士山を引っ張ることもあります。レンズの使い方は縛られず思いついたらそのアイデアに従順に従います。

良い道具を持っていれば可能性も広がる、その一方で限られた道具で縛るとその世界を極めようとする。この相反する両者を今後はじっくり学んでみたいな、とそんな風に思う今日この頃です。

SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryの作例とインプレッションでした!

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30年前、革ツナギを着たままフラフラ~と遠くへ…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、また新たな読者の皆さま、当ブログはバイク写真というジャンルの小分類として「ツーリング写真」を確立しバイク旅の魅力を写真作品として発信していくサイトでございます。

そして共感していただける方々へツーリング写真のノウハウ、撮り方の解説、撮影スポットなどをご紹介しております。

「ずいぶん本格的だなぁ…楽しければそれで良いと思うけど」というノリの方も、見るだけでもOKですのでお気軽にブックマークしてください。




EOS6D mark2  + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/160 ISO100 南伊豆

ところで私は昔から「楽しければそれでイイ」というノリが苦手でして、何をやるにも本格的に追及してしまうタイプの人間です。楽しいだけだと、その時間が終わった瞬間に何も残らなくて虚しいといいますか…。

かつて4輪でレースの真似事をしていた時もスノーボードでパウダーランにハマっていたときも、技術の向上や装備の研究など我ながら熱心なものでした。それはその時だけ楽しめれば良いというレジャー的なものと違い、高みを目ざして失敗を繰り返し前進、成長していくことが最もやり甲斐を感じると思っていたのです。

遊びだからこそマジでやりたかったのです。

バイクの楽しみ方、ツーリングも同じです。最初は「せっかくバイク持っているし、たまには遠くへ行ってみるか」という単純なきっかけでした。私がバイクと出会った30年前はレーサーレプリカ全盛期で若者はみな峠、レース、改造に夢中でした。ツーリングという言葉自体が今ほど浸透していなかったかもしれません。

その頃、VFR400Rに南海の革ツナギでキメていた私は、房総の海岸線を流すのにも何故か革ツナギでした。夏の北海道、鈴鹿8耐に行く人たちも何故か革ツナギ。モーターショウ見に行くのも革ツナギという時代です。チームに所属している走り屋はチームトレーナーの袖を切り落としベストのように着るのが流行でした。そして憧れのGP500レーサーのスポンサーに見事に影響されて、マズい洋モクをふかしていたものです(私は若いころからタバコはやりませんが)。




峠で速さとカッコいいハングオンだけを追求し雑誌バリバリマシンで〇ゼッケンを頂くなど、ごく平凡な走り屋でしたが、それでもたまに糸が切れた凧のように、あてもなく遠くに走りに行くことがありました。その感覚が今の私のツーリングライフの原点かもしれません。

「たまにはどこか遠くへ行くか」

これって人間に元来ある本能的な欲望なのでしょうか?オートバイと縁のない人でも旅行すらしない人でも、どこか遠くへ行きたいなという欲望は誰にでもあると思います。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F7.1 1/320 ISO100  北海道 北太平洋シーサイドライン

せっかく遠くへ行ってみよう!と決意したのであればレジャー感覚ではなく、自分の内面にある旅心と向き合って、少し寂しいかもしれませんが一人旅がいいものです。そして旅の世界を追求してみたい、そんな風に思って今に至るのかもしれません。

行先や移動の手段などを人任せにしてしまうと楽ですが旅としての中身は空っぽのような気がします。お金をかけて贅沢や快適を盛り込んでしまうと、それも旅の本質が霞んでしまいます。家族サービスでの旅行なら別ですが。

楽しいだけでは何か満たされない、楽しいの先にある何かを求める人。または自分の内面と向き合う時間を大切にする人。これが旅人なのでしょうか。




写真もこんな感じでキャリアとともに追及するようになり、いつしか今のようなスタイルに行きつきました。最初は撮った写真を自分で見て「撮れたこと」に満足している完全自己完結でした。やがてアウトライダーのツーリング写真コンテストに参加するようになり、発表すること人に見てもらうことの喜びを知りました。

そうなると自己満足では何の意味もない写真だ…と思うようになり、自分の撮った写真が何かの役に立たないだろうか?と漠然と思うようになりました。その頃からSNSの原点とも言えるブログが流行し、ネット上で繋がったお友達に写真を見ていただき、その反応に写真の手ごたえを感じたものです。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/80 ISO100  千葉県大網白里町

中でも嬉しかったのは「あなたの写真をみて北海道にツーリングに行くことにしました」「私もこんどカメラを買ってツーリングで素敵な写真を撮ってみようと思います」といったもので、自分が撮った写真が誰かの幸せに役立ったのかな?と手ごたえを感じた時です。

こんなことを繰り返していたら今の私のようになった、とでもい言いましょうか。何で今回はこんなことを書いたかと言うと、はじめて究極のツーリング写真を見に来られた方が「なんかスゴいなこの人、なんでツーリングでこんな写真撮っているんだろう?」と驚いた人の疑問に答えてみようと思ったからです。

しかし!!そう思った貴方。ツーリング写真はもう密かにムーブメントして世に輝き始めているのですよ!よろしければ貴方も如何でしょう?やり方は当ブログで解説しておりますので。

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上達の秘訣 期間限定公開 バイク写真17のプロセス.3

前回の続きです

初級者の方を対象に、今後どのように上達していくのか17のプロセスとして紹介しています。今回は最終回の13~17でございます。

1~6はこちら

7~12はこちら




⑬光と影を学ぼう

写真は光が命…なんて事はあらゆる解説書に書かれていますよね。私なりにもう少し分かりやすく説明すると「光に向かってレンズを向けてみましょう」となります。これは単純に逆光で撮ろうという意味ではありません(逆光もドラマチックで素晴らしいですが)。

光を見つける目を養うことです。いい光があそこに溜まり込んでいる、被写体に夕陽が写り込んでいる、木々の葉に太陽光が透過している、強烈な光源に重なって被写体のエッジが輝ている…まだまだありますが、光についてのあらゆることを経験を重ねて脳内に蓄積していきましょう。

リコー GR APS-C

もうひとつは影です。影の様子を見極める目が無いと画面と言う長方形の四角に光の部分と影の部分の割合を構成できないのです。光と影についてはこのスペースでは書ききれませんが中級者以上のキャリアを覚えた時点で、光と影について学んでみましょう。

⑭こんな時はこう撮ろう、という撮影の引き出しを増やしていこう

構図、デザイン、フレーミングといった撮り方とは別に、突拍子もないアイデアや当初は残念だった要素を逆転発想で味方にする考えなど、これらの手法を「撮影の引き出し」と呼んでいます。

保田の頼朝桜 画面全体をボカした桜で覆い、隙間にバイクを置いた「のぞき穴構図」

いつも同じような写真ばかりを撮ってしまう…そんな時は撮影の引き出しが不足しています。新たなやり方は自分で考えて生み出しても良いですし、誰かがやっている方法を自分なりにアレンジして挑戦するのも面白いです。




⑮写真を通して自分は何をしたいか考えてみよう

初心者の方にとって、これがいったい何を言っているか意味不明かもしれません。

よい写真とは撮った本人が満足するだけに留まらず何かの役に立つものです。もしも今日、死のうと思っていた人がどこかで貴方の作品を見て「勇気をもらい生きる力が湧いてきた、死ぬのをやめました」となれば人の命をも救える写真作品という事です。

このような写真活動を通して何かに貢献したいという気持ち、これが質の高い目的意識としてより素晴らしい作品を生み出すエネルギー源となります。

⑯撮り方に頼らずストレートに撮ってみよう

構図、デザイン、フレーミングまたは露出で魅せる、被写界深度で魅せる、望遠や広角レンズで魅せる、といった撮り方を一通りマスターしたら、こんどはあえて何もしない標準画角のストレートな写真に挑戦してみよう。撮り方に頼らない被写体や情景の本質を写真にするのです。

標準の画角で自然に撮った1枚 三分割構図も無ければ露出補正すらしていない

それで良い写真として成立するなら、そもそも構図だのデザインだの学んでも意味がないのでは?という疑問があるかもしれません。ここでは撮り方をどの程度まで使うかの加減を知りましょうという話です。被写体や情景、感じたこと、伝えたいことに合わせて最も似合う表現方法として撮り方をどの程度まで使うのか…という作者の裁量です。




⑰作品が撮れるようになったら自尊心を高めスタイルを確立せよ

写真をはじめよう!と決意した日から、この17まで到達するのに5年かかるか10年かかるか人それぞれだと思います。

自分が過去に生み出してきた作品を整理し、テーマやジャンルごとに綺麗にギャラリーにして発表してみましょう。そしてその数々の写真を何度も何度も自分で眺めて下さい。写真を通して高めてきた人間性、それがよく表れている作品群ということであればきっと心から「自分の作品が好きだ」と思えるはずです。

そして「自分とはきっとこうゆうコトなんだな」という自己分析をしてみましょう。それをうまく言葉にできれば、それが貴方のスタイルだと思います。

このレベルまでいけば多くの人が自分の写真活動に誇りを持てるはずです。もちろんゴールはありませんので、この先もまだまま色々素敵なことが待っていると思われますが。

長野県諏訪市

上の写真は「道は写真にすると人に何かをうったえかけているような…」そんな事に気が付いた頃に撮った1枚。私の写真は全体的にシャドウが強くローキーなものも多いようです。また美しいものにはこだわりません。それがきっと今の私のスタイルなのだと思います。

さいごに

写真とは個人で楽しむ分には極めて自由が与えられているものです。誰かがすでにやっている写真を同じようにトレースしていては退屈なものだと感じます。せっかく自由なのですから自分独自の新たなテーマ、新たな撮り方、新たな被写体でも良いと思うのです。

最初の頃は誰かの真似でも大いに良いと思います。誰だって最初からオリジナリティーなんて出せませんからね。私もかつては敬愛する写真家さん(須藤英一さんや五條伴好さんやその他にも旅をテーマに撮られている数多くの写真家さん)から影響を受け真似てみたものです。

自由で可能性を秘めた写真。簡単なマナーさえ守れば特に難しい規制などないのです。誰も考えたこともないような写真を自分が生み出せるかもしれない、そんな可能性が少しでもあるから私は写真に夢中なんです。

写真を始めたばかりの頃、どうしたら上達するのだろう?とカメラの使い方は分かるけど、まず何から始めたら良いのかが分かりませんでした。調べれば色々とマニュアル的なものが出てきます。しかしそれらは大半が撮り方を説明したものばかりでした。

今回はあまり一般には見かけない撮り方ではなく、総合的な意味で初心者の方を対象に「写真をやるとはこうゆうコトですよ」というガイドブック的な物を書いてみました。これを信じて実践していただければ最新のカメラや高級なレンズに惑わされることなく写真を楽しめると思います。

ではまた!

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