フレームで切り落とし心理的想像を誘うツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、花粉症には辛いツーリングシーズンですが如何お過ごしでしょうか。どうでも良い私事でございますが先日、古い写真を整理していたらこのような物が出てきました。

25年くらい前ですが車でサーキットを走っていた頃の写真です。サバンナRX-7(FC3S後期型)でナンバー付きクラスのサンデーレースですね。車高調にLSD、ブレーキ強化とライトチューンで日光サーキットなどを走っていました。

この写真の頃は17インチのSタイヤ(公道走行可能なサーキット向けタイヤ)を履いていたので賀集スポーツというショップのシリーズ戦だと思います。この草レースは非常にレベルが高くてシリーズ中で表彰台に入ったことは一度しかなく、ほとんどギリギリ入賞という感じでした。当時のトップクラスの参加者には今では有名なプロのドライバーもいましたね。

しかしこの写真、昔サーキットでよく見かけた写真屋さんが撮ってくれたものでレーシングフォトサービス2次元…だったかな、とにかくカッコよく撮ってくれるので、つい毎回購入しちゃったのを覚えています。この写真は日光サーキットの最後コーナーでゼロカウンターのドリフト進入でクリッピングを目指す瞬間を見事にとらえてくれました。

写真ってこうやって過去の時間を残してくれる「思い出」として本当に尊いものだなと、当たり前のことを改めて実感しちゃいました。




さて、前置きが長かったですが今回は少々変わったネタでツーリング写真解説をいってみたいと思います。マンネリで困っている人は必見。

EOS6D Mark2

はい、こんな変わった写真です。何の小屋でしょうね…海岸にある道具用の倉庫でしょうか。浸食されたコンクリートの様子と木製の扉が印象的です。旅先で出会う【扉】という被写体には特別な何かを感じます。

中はどうなっているのか?誰か出てきやしないか?想像をふくらませると好奇心と恐怖が入り混じったような緊張感を覚えます。このユニークな被写体をツーリング写真で撮らない手はありません。小屋と扉のもつ雰囲気を最大限に伝えるように安定構図を作って、Storyの演出としてR1200GSとライダーの姿で挟む構成としました。

ライダーの体をフレームで切り落とすことで、扉という主題の存在感を強めるとともに、フレームの外の様子はどうなっているのか?と見る側へ想像を誘います。このような手法は映像の世界ではよく見かけるもので、特にサスペンスやホラー映画では常套手段といえる手法です。けっこうクセの強い表現方法ですからたまにやるくらいで丁度よいかもしれませんね。




しかも、よく見るとこの写真…小屋の右に小さく人影があります。実際に人がいたので幽霊ではありませんが、パッと見て少しの時間差でこれを見つけてドキッとする写真になりました。通常、このように関係ない人などが写ってしまった写真は不採用ですけど、今回は面白いので敢えて採用カットにしてみました。

ちょとしたトリックや謎めいた雰囲気をもった写真は好みの分かれるところですが個人的には悪くないのかな、と感じます。ツーリングをしていて何か惹かれる不思議な被写体に出会ったら、こんな風にフレームで切り落とす手法をやってみてはいかがでしょうか?おもしろいですよ。

今回はこの辺で!!




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写真はプリントしてなんぼです!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から3月ですが春のツーリングを楽しまれていますでしょうか?コロナ渦が収束するまでソロツーリング、ソロキャンプしか楽しむことができませんが、事故にはくれぐれもご注意くださいませ。やはり一人ですと何かあった時に不安ですからね。

最近、改めて感じたのですが道路を走っている車の運転が本当に危ないです。何度も書いてきましたが優先道路であるこちら側を無視して割り込むように入ってくる車、運転に集中せず散漫な人、そもそもハンドルを握ることに対する責任の意識がない人、高齢者ドライバー・・・いろんな【ヤバい車】が道路上にうじゃうじゃ存在していて街中の道はカオスですね。

少しでも事故に遭遇する確率を下げるために交通量の少ない田舎道を走る、首都高などを止む得ず通過して遠出する場合は時間帯を選んで走りましょう。それから強風の日は飛来物にも注意です。看板や発泡スチロールの箱、産廃を積載したトラックの荷台から飛んでくる物も危険です。想像力を働かせて慎重に走りましょうね。




さて今回は、せっかく撮ったツーリング写真、そのまま画像データとしてスマホやPCに保存するのではなく、ぜひプリントをしてみましょう!というお話です。

これは去年に撮った写真ですが、いちおう私の中では左の2枚はツーリング写真として去年のベストといえる作品です。右は佐渡行きのフェリーから撮ったウミネコの写真ですが、これは部屋に飾ろうかと思ってプリントしました。

プリントサイズは4つ切りワイドサイズで額は以前もご紹介しましたがDAISOのA3サイズ対応の200円のものです。

写真って不思議なものでプリントにして手に取って見るだけで全然違うのですよね。仕上がった写真を額に入れて手に取ると特別な感情がこみ上げてきます。額装しても家の中に何枚も飾るスペースはないので、結局は額に入ったまま仕舞うのですけど、それでもプリントして額装すること自体には意味があると思います。

言ってみれば写真の最終形態であり撮る時点でこうなることをイメージして撮りたい…という感じのものです。私の場合は基本的にいつも4Wサイズプリントが完成イメージになっています。




プリント自体はファインプリントを望む訳でなければネットでも大きなサイズの注文はできます。有名なし〇まうまプリントでもOKです。一つだけ注意点があるとすると夜景や夕景など意図的に暗く撮った写真などについては、自動補正が入らないよう【自動補正】のチェックを外して注文することです。




DAISOの200円の額は人気商品のようで売り切れの場合も多いようです。私の場合はお店で見つけた時は2枚ほど買っておいて、常に家に何枚か在庫をもっておくようにしています。このホワイトの他にブラックもありますよ。

現代の写真文化ってSNSやブログなどネット上で発表まで完結してしまう場合が多いですが、あえてそんな時代だからこそプリントして手に取って見るのも良いものです。画像では見えなかったものも見えてきますし、自分は作品を生み出したのだ!という実感も感じられて次への活力にもなります。

ぜひ、皆さまも良い作品が撮れたなと思ったら、その写真をプリントしてみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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いい写真、納得のツーリング写真のためのヒント

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、花粉の季節になりましたが大丈夫でしょうか?私は3月が症状がひどいので最近はかなりムズムズしております。新型コロナウイルスの感染予防の観点で容易には目や鼻を触れてはいけないので、目がかゆくなったらすぐに点眼薬をするようにしています。

つい先日、知人が写真を撮りにいくからチョット教えてくれ、と言ってきたので撮影の様子を見ながらアドバイスすることがありました。その方はまだ写真ビギナーなのですが、結構な立派なカメラと高級なレンズをお持ちです。風景の写真を撮りに行ったのですが、まず気になったのはイキナリ撮り始める忙しそうな様子です。

「えっ?もう撮るの?」と焦りましたが、何か決定的なシャッターチャンスだったのか?とも思いましたがそんな感じでもなさそうです。どうやらいつも写真を撮りたい場所についたらすぐに撮り始めているみたいです。そのことについて本人に聞いてみると「とりあえず撮ってみるんだよ」とのことでした。これ、写真ビギナーの方に多いのですけど試しに撮ってみてどんな風に写るのか確認する、はやめましょう。今日、生まれてはじめてカメラを使う訳ではないのですからね。

よく分からないからとりあえず撮ってみて、その画像を再生して失敗でなければOKとする。この方法はカメラの方から「こんな風に撮れるよ」という提案を受け、それをあなたが「まあよかろう」と妥協している画像です。そうではなく「こんな風に撮りたいんだけど」と撮影者からカメラの方に要求するように撮ってみましょう。そのためには「こんな風に撮りたい」というイメージを最初に作ることが大切です。「どんな風に撮れるか試しに…」ではなく「こんな風に撮りたい」という要望をもって撮影開始です。順番が逆なんですね。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

さて今回はツーリング写真のヒントとして風景写真の基礎的なことをサラリと書いてみようと思います。上の写真は千葉県佐原市の小江戸とも呼ばれている佐原の町並みです。とても風情ありますね。

風景写真はものすごく大雑把にいってしまうと被写体を撮る場合と情景を撮る場合の二者があります。被写体を撮る場合は背景の中のバイクやライダーなど、比較的カメラに近い位置に置かれた特定のモノを対象に撮ります。上の作品の場合は佐原の町並みの風景写真ではありますが、被写体は手前にある柳の木です。

このように作品の主要キャストとも呼べる被写体はカメラの前に存在し、その後ろに背景があるのが基本構成です。もちろん全てがそうだと言う訳ではありませんが大雑把に言ってしまうと多くはこの構造です。

EOS6D mark2 + SHIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

もうひとつの情景として撮る場合とはこのような感じです。景色全体の中に溶け込むようにバイクやライダーなどの被写体が存在している様子です。カメラから近い位置に主役として登場しているのではなく景色サイドにその居場所を置いているのです。

少々ややこしいですが主題であれ副題であれ、カメラの前に立った役者であるのか風景の中に溶け込んだ役者であるのか?の違いですね。

被写体を撮るのか?情景として撮るのか?これを撮る前のイメージからしっかり意識することで、画角の選択や絞り値などが決めやすくなります。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

↑特定の被写体を撮るツーリング写真…

↑情景の中のバイクを撮るツーリング写真…




何となくお分かりいただけたでしょうか?この両者の違いは必ずしもハッキリさせる必要はありませんが、すくなくとも撮る前のイメージの時点では意識しておいた方が良いと思います。

今回はこの辺で!!

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シャッターチャンスをつかめ☆ツーリング写真のシャッターチャンス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、コロナ渦の状況がまだ続いておりますが如何なバイクライフをお過ごしでしょうか?いま、バイクを楽しむというとマスツーリング、バイクイベント、県をまたぐようなロングツーリング…これらが制限されますね。緊急事態発令下なので仕方がありません。みんなでワイワイ楽しむのはコロナ渦が収束してからのお楽しみです。

一方でソロツーリング、ソロキャンプ、近場で弁当持参ツーリングであれば不要不急の外出となるかもしれませんが感染のリスクは極めて少ないです。個々で感染対策をし安全運転を心がければ良いのではないでしょうか?もちろん知らない林道に入ってみるとか、凍結しているかもしれない山道を走るとか、そういったことは避けて普段以上にリスク管理をするのは大切ですが。

万一、事故を起こして怪我をしたら医療関係に迷惑が…という意見も見かけますが、不測の事故というのはバイクに限らず車でも自転車でも起こるものです。私はこの意見には賛同できません。もちろん初心者マークのライダーさんやツーリングに行くと3回に1回は転倒する(私の知人にいました)という方は別ですが。




さて今回はツーリング写真における【シャッターチャンス】のお話をさらりと書いてみたいと思います。写真用語におけるシャッターチャンスは誰でも知っている用語ですよね。写真用語には有名なものからマニアックなものまで色々ありますが、近年になって有名になったのは【フォトジェニック】ですね。以前は普通の人はフォトジェニックなんて通じなかったのですが。写真文化の変化を感じる瞬間です。

さてシャッターチャンスと聞くと普通はスポーツシーンとか子供やペットの写真などに使われるイメージかもしれません。しかし静かなる風景写真にも【シャッターチャンス】は存在します。上の作品をご覧ください。人気ツーリングルート「ビーナスライン」の白樺平ですが、構図としては道を主題にしたツーリング写真です。白樺の木々の間隔を詰めることと、道の存在感を絶対的にする目的で中望遠の135mmレンズで撮っています。

これでフィニッシュでも悪くはありませんが何か面白いことが起きないか?と期待を胸に待機してみましょう。EOS6D Mark2には撮影回数無制限でインターバルタイマーを設定しています。SDカードは128GBなのでたっぷり撮っても気になりません。




EOS6D Mark2

暫くすると一台のバイクが通り過ぎていきました。この他にもハーレー軍団、赤い色のスポーツカーなど幾つかのキャストが登場しましたが、私のオーディションに通過したのはこのライダー。何が良かったのか?と聞かれるとハッキリ言えませんが強いて言えば背中が気に入りました。普通なようで良く見ると何かを感じる妙。

撮影スポットでバイクを停めて構図やアングルを模索し納得の1枚を撮ると、すぐに撤収する人が多いようです。心にゆとりをもって撮影の余韻も楽しんでみましょう。すると先ほど終えたはずの撮影の第二ラウンドがはじまり、当初の写真よりも良い写真が撮れた!なんて事は珍しくありません。風景写真のシャッターチャンスは「狙う」のではなく「授かる」感じで、いつもその奇跡をキャッチするための「受け皿」を用意しておくことが大切です。




話は冒頭の続きになりますがコロナ渦の状況で日帰りソロツーリングに出る場合、やはりこれまで以上に安全運転には気を遣いたいものですね。ここ最近になってバイク事故急増のニュースが多いです。コロナ渦を受けて感染リスクの少ない趣味であるバイクが注目され、新たに(または返り咲き)バイクデビューする人が多い、つまり道路にはビギナーライダーが多い状況なのです。そこで事故が増える要因として最も多いのが車との右直事故です。

交差点内で直進車をやり過ごす右折待ちの車。ドライバーにとって対向からやってくるバイクはスピード感と距離感がつかみにくく、原付バイクとの速度の違いも理解していない。加えて普段の運転から優先側の車に減速してもらうことを前提に割り込むような運転をしている人。割り込み常習犯が目測を誤るのですから、対向側のバイクとしては絶望的なタイミングで目の前を塞がれる訳ですね。

バイクと車が交差点内で接触する右直事故の原因は、ドライバーの技術と安全意識の低下、ライダー側は「あの車はまさか曲がってこないだろう」という想像の欠如。この2つが重なり、神様の悪戯で両者のタイミングが合えば・・・気が付くと冷たいアスファルトの上で横たわっているのです。

北海道をツーリングしていると野生の鹿をよく見かけます。鹿は予想しない唐突な動きで飛び出してくるので度々事故になります。道路脇や道路上で鹿の姿を見かけたら減速して慎重にやり過ごすのがホッカイダーの常識です。

交差点で右折待ちをする車、脇道から出てこようとする車、これら他人の車は例えるなら「鹿」です。決して信用せず、どんな動きをするか予想できない相手と考えましょう。他人がみな安全運転をしている、他人はミスをしない、という確証バイアスで走るのがどれだけ危険なことか・・・これを知るのに取り返しのつかない事故を経験してからでは遅いのですね。

確証バイアスや正常性バイアスといった認知バイアスは言ってみれば人間の欠陥です。大地震や巨大台風がいつか来ると分かっていても何も備えをしない人は「まさか自分の身にふりかかってくるとは」とよく言います。しかしバイクの事故は本当に起きてから思い知っても手遅れなので、想像力をよく働かせて事故防止につとめましょう。

それと視力の良い人は車の運転手の顔をチェックしてみましょう。本当に鹿が運転しているかもしれませんよ!

今回はこの辺で!!

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ツーリング写真の美しいセルフポートレート…つまり自撮り

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは過去に撮った写真の中で傑作だなと思える作品はお持ちですか?ツーリング写真も何年かのキャリアを積むと「この写真が過去最高のベストショット!」と思える作品が撮れるものです。自分で撮った写真を自分で褒めるなんて…と謙虚な方は言うかもしれませんが「自分で撮った写真はいい」と思えることはすごく素敵なことだと思います。

ところで当ブログでは写真のことを「写真」と呼んだり「作品」と呼んだり使い分けているのですがお気づきの方はおられましたでしょうか。記録や記念などの説明的なものは写真、ARTを意識して素晴らしいツーリング写真を目指したものを作品と呼んでいます。

私はむかし、バイク用品メーカーにいたときに製品開発をやっていました。新製品の開発は大きく2つあって市場が求めているものに合わせるニーズ優先型、もう一方は今、市場には無い新たなものをリリースする提案型です。前者は確実に売り上げが見込めるので低リスクであり、1ロット製造して廃番というリスクもないので工場と決める原価も計算しやすいです。後者は話題性があって販売店や雑誌社には喜ばれますが、予想外に売れなかったりすぐに飽きられてしまうなど1ロットも消化できず売れ残りを出して廃番というリスクを持っています。もちろんヒット商品になる可能性も秘めていますが。製品は1、2年の間に最低でも3ロットくらい回せるほど売れないと会社の利益に貢献したとは言えないものです。

だからといって無難な【ニーズ優先型】だけで開発をすると、退屈なメーカーだと思われ、やがてブランドのイメージ維持が難しくなって先鋭的な新興勢力に市場を奪われていきます。だからニーズ優先型と提案型の両者はバランスが難しいのですね。私は後者の提案型をやっていたのですが残念なことにヒット商品を生むことは出来ませんでした。自分が良いと思って作ったものが、必ずしも人々にとって良い物だとは限らない。そんなことを学びましたね。ずいぶん昔の話ですけど。

製品であるからには何かしらの妥協があり、市場が求めているものへ寄せて作る必要があります。それが製品です。一方で作り手が理想を追い求め、一切の妥協無しに生み出した究極の逸品というのも世の中に存在します。それはもはや製品ではなく【作品】なのだと思います。

個人で写真活動をやるにあたり「製品」のようなものは絶対に作りたくないですね。一切の妥協なく世に媚びることのない究極の作品を目指します。




さて、やたら前置きが長かったですが私の作品を見て多くの人が疑問を持たれるセルフポートレート、つまり自撮りの方法について書いてみたいと思います。

ツーリング写真とは風景の中のバイクを切り取ることで、ツーリングのワンシーンを表現することです。バイクだけをアップに写したバイク写真と違い、ライダーの姿もしくはライダーの気配を感じさせる何かが無い限り、風景の中でお留守番をしているバイクの写真になってしまいます。そう、車と違ってバイクの場合はライダーの姿あって初めてバイクが生きるものです。

であればツーリング写真でライダーの姿は是が非でも欲しいところ。いつもお友達やパートナーと一緒に走っている方は、ツーリング風景のポートレートとしてお互いを撮り合ったりしてると思います。しかし私のようにいつもソロツーリングという人の場合はどうしましょうか?どうしても自撮りでいくしかありません。

シャッターは誰が押す?

そこでまず思い浮かぶのがセルフタイマーです。カメラを三脚にセットし構図や露出を決めたらセルフタイマーでバイクの方へ走る…。残念ながらこのやり方は完全にダメです。まず急がされた気持ちが表情に出てしまい、ぎこちない様子になることこの上ないです。部外者が近くにいれば目が気になって恥ずかしいです。それに望遠レンズを使いたい時はダッシュしても間に合いません。

以前も何度か書きましたがインターバルプログラムを使用して撮ります。予め任意に設定した撮影間隔と枚数で自動で撮り続けてくれる機能です。今のカメラは多くの機種に装備されていますが、無い場合はインターバル機能を搭載したリモコンレリーズで対応できます。

インターバルタイマーが内蔵されたリモートコントローラー

リモコンと言えばワイヤレスリモコンでシャッターを操作する方法もありますが、これもダメです。リモコンを押す瞬間に不自然なポーズになります。それならばWifiやBluetooth機能のあるカメラであればスマホで操作する方法がお勧めです。画面内で自分のポージングや立ち位置をチェックしながら撮れるのでこれはおススメです。しかしWifiの場合も望遠レンズを使いたい場合は電波が届きません。

やはりシャッター操作はインターバルプログラムを使用し、容量の大きいカードをセットしてたくさんのカットを撮ってみましょう。心に余裕があるので変な恰好になる心配もありません。

ツーリング写真におけるセルフポートレートで最も難しいのは撮影者である自分が作品の登場人物として役者に徹することです。写真と言うのは人物が写っていると観賞者はそこへ強く意識が惹かれるものです。カッコいいバイクや綺麗なお花が咲き乱れていても人の姿があればまずは人に注目するのです。それが可愛らしい女性であろうがオジサンであろうと変わりません。写真の中の人物は絶対的な存在感を持っているものです。




だからこそ、ツーリング写真におけるセルフポートレートでは人物の様子に一切の妥協がないよう徹底しましょう。どんなに完璧な構図を作ってもどんなに高性能なカメラを使っても、写っているライダーが大根役者では作品は台無しになってしまうのです。ただ難しいのは役者を演じるのは写真を撮る事とは全く別のスキルが要求されることです。

美しいポージング

EOS6 mark2

まずポージングからご説明しましょう。上の作品は片方の足に体重を乗せ、骨盤を傾けて背骨、肩、頭部と全体がS字曲線を描くコントラポストというポージングです。意識して胸を張って背筋を伸ばしシャキッと立つこと。あらゆるシーンでかっこよく決まる万能なポージングです。

ポージングはモデルさんの経験でもない限り、普通の人は縁のないことなので難しいですよね。家にある姿見などで練習するのも効果的です。コツは少し大げさなくらいにやってみること。私もそうですが多くの人の場合、普通にしている姿勢とは少しダラっとした猫背になっていたりして写真にすると美しさに欠けるものです。

演出としてのポージング

EOS6D Mark2

次に自然なツーリングシーンの演出として【何かをしているところ】を意識したやり方です。この作品の場合はヘルメットを脱いで一息ついた瞬間といった感じです。この他にもグローブを装着しているところ、タバコを吸っているところ(吸う人は)、何かに腰かけて休んでいる様子なども良いと思います。それと作品の主題となる例えば夕陽とか満月などがあったら、その方へ視線を向けるのも構図として効果的なポージングになります。

体型のコンプレックスをカバーするには?

セルフポートレート、自撮りで皆さん気にされるのが体型のコンプレックスです。まず太めが気になる人は体の真後ろ、真正面からは撮らない。斜めから撮るようにしてみましょう。広角レンズを使う場合、歪みが発生する四隅周辺は太って見える位置です。しかし縦構図にすると逆に細く長身長に見えるので是非試してみてください。やせ型が気になる方はこの逆となります。

それと今のような冬の季節、防寒対策でジャケットの下に色々と着込むのが通常ですが、着ぶくれで太って見える場合があるので手間でなければ撮影の時は中を脱いでスリムな体のラインが出るよう配慮しましょう。ネックウォーマーも首から顎のラインが出ないので無い方が良いと思います。えっ?芸が細かいって?そうですとも。




いかがでしたか?SNSで自身の姿を写したツーリング写真を発表すると必ずと言っていいほど「セルフタイマーでダッシュですか?」といった趣旨のコメントをする人がいます。それをどうやって撮ったのか?という撮影裏は原則として発表するものではありません。もし、どうしても知りたい場合は特別に教えてくださいとお願いする必要があります。そこをわきまえずに挨拶も無しに聞いてくる人は実に失礼ですよね。そういった方はたいがい一般カメラユーザーであって、写真を愛する人ではないと思います。気分が悪いと感じたら無理にレスしないで無視するかコメント削除でOKだと思いますよ。

今回はこの辺で!!

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ツーリング写真☆構図とデザインを理解する

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい写真、素敵なツーリング写真を撮っていますか?いい写真って人それぞれ違うものですが私が考えるいい写真とは「常に見る側が主観的に決めるものであり撮る側としては永遠のテーマ」と考えます。そしてそれを生み出す時点で「自分がいい写真だと思える一枚であること」といった感じですね。

写真ってよく考えると不思議なものでカメラを使って写真を撮る文化には幾つかの種類があります。大きく3つに分類すると1つ目は一般需要、これは普通の人が記念写真や趣味で撮る写真。2つ目は業務需要、こちらはプロカメラマンが撮る職業写真で雑誌、写真集、カレンダー、ポスター、ブライダル、製品カタログ、広告などなど。そして意外と知られていない3つ目はARTを目指す個人的な表現としての写真。日本ではあまり写真が芸術として認知されていませんが、ARTな写真というのは素晴らしいものです。私はツーリング写真をART写真の領域にもっていくのが夢です。

1つ目の一般需要はほとんどスマホで済んでしまう昨今、カメラが売れない時代になってしまいましたね。ですが「写真が趣味です」というカメラユーザーは決して少ない訳ではなく、多くの方が高級なアマチュア機を購入して写真を楽しまれています。しかし私が個人的に思うのはこうしたユーザーの多くは「一般需要」の枠から出ることができず、普通に写真を撮る人々の枠内で「上手」「綺麗」「すごい」という画一化されたお手本写真を追いかけていると思います。




なかなか普通の人は写真を通してARTを意識するのは難しい、というのもあるかもしれません。フランスやイタリアのように芸術大国な訳ではありませんしね。しかしちょっとしたきっかけでARTに目覚めるのは決して珍しいことではありません。ARTは秩序ある社会システムの中での小さな自治区のような存在です。普段は公園や道路標識にART作品を書いたり、街中の人をスナップ写真で撮ったりすれば、たちまち社会から叩かれますが、いざ世の中がコロナ渦のように窮地に追い込まれると逆に強くなるのがART。ルネサンスでも分かるように最後はARTが強いのです。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS

さて今回は写真の構図、デザインについて簡単なお話を書いてみたいと思います。いい写真を撮るにあたって一番大切なことは何でしょうね?イキナリ深い話ですけど例えば作者が伝えたかった意図がシンプルに伝わるもの、作者なりの美が確かに存在しているもの、あるいは作者の生き様、追いかけているテーマ、社会問題提起など写真活動自体に意味があるドキュメンタリータッチなもの、いろいろあって一概にこれとは言い切れないですね。




よく聞くのが「構図が大事」とか「ピントが完璧」といったものは写真の構造や撮影技術などによる写真クオリティに関わることで、いい写真を実現するための核心ではないと私は感じます。構図、ピント、露出、フレーミング…こういったものはあくまで基礎工事のようなもの。写真を見る人がパっと見た瞬間の印象や安定に関係することですね。確かに大事だけど最重要ではない。極端なことを言ってしまえばクオリティが低くても「いい写真」は成立するのです。

構図とは作品の主題に導くための案内図のような役割で被写体の大きさや位置関係、またはボケ具合や露出なども構図として使われることがあります。デザインとは主に色、線、図形、連続するリズム、立体感、質感、規則的なパターンといった具合に主にデザインの観点となります。とりわけ色と線は写真の観賞者の目を楽しませ印象が強いものとなります。

さて、そんな写真の構造である【構図】と【デザイン】ですが作例をもとに解説してみましょう。上の作品は小湊鉄道の駅で撮影したツーリング写真ですが、桜の木の幹に注目して構図を作りました。この木はうねるような曲線を描いて三方向に枝が分かれています。これを長方形の画面の中心にどっしりと配置させました。デザイン要素では枝の曲線、木の皮にある質感、などがありこれらを意識して撮影しています。

では構図は何?と聞かれるとR1200GS-ADVENTURE+ライダーの位置を三分割構図の右上交点の位置にぴったり配置させたこと、小湊鉄道の車両は小さく構成したこと、絞り込んで深い深度を確保していること、などです。

デザインも構図も魅せるための手段です。魅せるって何を?それが写真の核心であり、作者が表現したい一つのことという事になります。この作品の場合、桜の木にはいい仕事をしてもらいましたが主題はあくまでローカル鉄道の走る郷愁感ある風景です。美しさはどこにあるか?といえば逆光の光で演出した【輝き感】であり、これらは全て後々のレタッチも含めて撮影時に作ったイメージとなります。




EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

今回は少々ややこしい解説でしたが、ご理解いただきたかったのは構図とデザインの違い、これらは写真の構造に過ぎず大切な核心ではないこと、ということです。

大切なことは撮影者である貴方がその場所で感動したことの表現ですからね。…いつも偉そうにすいません。

今回はこの辺で!!

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ツーリング写真にこめる想い

何年か前のことですが大手企業で働くある女性が自殺してしまったというニュースがありました。パワハラや長時間残業、同調圧力などで精神的に追い込まれていたのではないか?との報道でしたがテレビや新聞の言うことなので真相は分かりません。しかし雇い主だった企業は東京労働局の調査が入り労使協定を超える長時間労働やパワハラの実態が明らかになりました。

子供の頃から親の期待に応えようと一生懸命努力して有名大学に入り、そして一流の企業に就職して働く。毎日何かに追われるように働き通し、圧力に耐えながら「それが正しい生き方」と思い込んでいる。そんな人が多いように感じます。彼女もそうだったのでしょうか。




毎日、都心へ通勤していると多くのサラリーマンを見かけます。エリート路線を歩み厳しい荒波を超え、社会に貢献するのは素晴らしいことです。そういった勤勉さが日本を成長させてきたのは間違いありません。それが悪い事とは思いませんが皆がそうしなければいけない、という風潮があるのは違和感を感じます。「立派にならくてはいけない」「弱音をはいてはダメだ」「皆がそうしているから同じようにすべき」これっていつの時代から我が日本国で根付いた文化なのでしょう。

死んでしまうくらいなら会社を辞めればよかったのに…そう思う人も多いようですが、ご本人にとってはそんなに簡単な問題ではなかったのでしょう。本当に心がいたむニュースでした。特に私のような不自由な環境の中でも自由に生きることを知った人間にとって、なにか得体の知れない罪悪感のようなものさえ覚えます。

そんな罪悪感に対する罪滅ぼしではありませんが…私はそんな風に苦しんでいる人に「他にも生きて行く道はあるよ」というメッセージを写真作品にこめて発信したいです。

私の作品にはバイクを使った一人旅の様子が風景写真として表現されています。見た人がその一枚の中に何かを感じ取ってもらえればと思います。それは自然と一体になるような旅の世界、空間を駆け抜けるよろこび、出会いや発見、困難に打ち勝つ強さや知恵、こういった中で自分らしく生きるヒントを見つけてもらえたら幸いです。

「旅にでよう」

自分は立派な社会を構築するシステムで機能するには無理があるな…、自分の本当の居場所は会社ではない気がする、そう感じた人は一度頑張るのをやめて、自分にあった生き方をもう一度探し直してみましょう。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS




かく言う私も社会人になったときは、そこそこ有名な一部上場企業に就職しました。13年ほど働いて、とあることをきっかけに辞めることになりました。〇〇株式会社の立澤さん、という肩書がとれて【ただの人】になったとき、何かがリセットされたような気がしました。それ以降、日本全国をバイクで旅するようになり、自分を見失わないような生き方を選ぶことが出来るようになりました。

もちろん全ての人にバイクに乗って旅にでようぜ、と言いたい訳ではありません。旅の手段は徒歩でも自転車でもヒッチハイクでもローカル鉄道でも良いと思います。快適や贅沢ではない、やたら高速、やたら予定だらけでもない、お膳立てされた予定調和ツアーではなく貴方だけのエキサイティングな冒険に出かけてみましょう。

きっと家に帰るころには別の人間に生まれ変わっていると思いますよ。

令和三年二月 立澤重良




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写真は考え抜いて工夫を凝らし納得いくまで撮り切る

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、コロナ渦の自粛生活、いかがお過ごしでしょうか?去年の5月、新型コロナウイルスのことがまだよく分かっていなかった時、最初の緊急事態宣言が発令されましたね。あの時は街中も人がまばらで通勤電車も空いていました。私はJR京葉線を使うのですが日曜日なのに東京ディズニーランドのある舞浜駅に人がいなかったのが衝撃的でしたね。社会人になってずっとこの路線を使ってきましたが、あんな光景ははじめてでした。

あまりテレビや新聞では取り沙汰されることはありませんが、去年のあの自粛期間は自然環境には良かったようですね。航空機が減便され工場の稼働も下がり、排出されるCo2や汚染物質が極端に下がったのでしょうか。大気が澄んでいてすごく星空がきれいでした。やっぱり人間の活動と自然破壊は完全には切り離せないのかもしれませんね。

さて、今回のツーリング写真解説では実際の撮影現場ではどんなプロセスで作品をつくるのか?撮影現場で何をしていいか分からない、納得のいく写真が撮れないというビギナーの方向けに書いてみたいと思います。

なお解説に使う作例は前回の構図の解説に使った場所と同じです。

前回の投稿は こちら

左 F9.0  右 F2.0

私の住む千葉県は房総半島。その中でもトップクラスに海が美しい守谷海岸。千葉県とは思えないほどキレイですよね?この場所で撮ったツーリング写真を使って作品のプロセスをご説明します。

まず「ここで写真を撮ろう」と決めたら、そこは何かしら自分が良いと思った特徴のある場所なので、それを明らかにしておきましょう。海が綺麗、空の雲が良い、道に魅力を感じる…といった具合に自分で一つのことを決めます。この写真の場合は海の青さ、海岸の雰囲気ですので高い場所から撮って俯瞰的な風景写真としました。

上の2枚は試し撮りです。まずは試し撮りから色々なことを読み取りましょう。最初に気になったのが堤防のコンクリ壁で、この影がこの写真内でかなり存在の強い分断線を作ることになります。これは配置に注意が必要で1/3または1/5単位といった奇数の比率で配置させます。それでもアクが強すぎると感じたので、後でLightroomで堤防の部分を少しシャドウアップさせることにしました。

次に前景として入れた草地です。冬であることを伝える茶色の草地は左のF9.0だと粗目でうるさく感じてしまい、デザイン上で本題との相性が悪いです。そこでせっかくのキャノンEF35㎜F2ISです。道具の利点はフルに発揮させるべしと解放F2.0で撮ったのが右の写真。粗目だった草地は見事にボケてくれました。これによりデザイン上の問題をクリアしただけでなく、主題となる風景の演出に役立たせることができました。しかし解放を風景で使う時に気を付けないといけないのは周辺光量落ちです。比較すると分かりますがF2.0の方は画面の四隅が暗くなってしまいました。

周辺光量落ちは必ずダメという訳ではありませんが、この写真の場合は無垢の青空があるので気になります。これは後でLightroomで周辺光量補正を入れることにしましょう。




高い場所からのハイアングルを選んだことにより、美しい海の面積を確保することに成功しましたが、砂浜も同時に広く入ってしまいました。青い海が主題なのに砂浜の割合が広すぎます。砂浜には美しい砂紋でもあれば演出として最高のキャストですが、この場合は無数の足跡があるだけで特段魅力的とは言えません。無駄なスペースになってしまいそうです。さあ、どうしましょうか…

ここで私が考えた解決策はライダーの歩く導線で海とバイクを結ぶことです。ライダーが海に向かって歩くことで作品にStory性を加えることができますし、これによって無駄だった砂浜の存在も意味を持つことができます。

左側は堤防の上に立った写真、右側は砂浜を海に向かって歩く様子、砂浜の存在を有効活用したのは後者であるとお分かり頂けるでしょうか?




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

最終的に採用カットとなったのはこの写真です。インターバルタイマー機能を枚数無制限に設定して撮影しているので、同じ撮影シーンで何枚ものカットがあるのですが波の表情や自然に歩くポーズなどを意識して慎重にセレクトしました。先ほどの写真と違いライダーの向きがこちら側へ向かう方向となりましたが、原則として人物が写る場合は「顔」があった方がベターであると覚えましょう。もちろん背中で魅せる場合やフレームでカットして想像を誘う手法など、意図がある場合はその限りではありません。

Lightroomのレタッチも撮影現場で作ったイメージの通り、周辺光量落ちの補正、堤防のシャドウリフト、それに加えて守谷海岸の青い海のイメージの再現でHSLでアクアの彩度を上げています。

今回の解説でビギナーの皆さまに知ってほしかったことは試し撮りの中から足りないもの、もっと良くできる部分、なんとなく釈然としない違和感を見つけ、自分で考えて解決策へ導く力を持ちましょう…ということです。

そして、少なくとも撮影現場では納得のいくカットが撮れるまでしっかり撮り切ることです。その為には途方もない労力が必要かもしれません。その原動力となるのはいつでも「いい写真が撮りたい」といpassionに他ならないです。




ほんと毎度偉そうな話になってしまい読者の皆さまには失礼なのですが、最終的には自分で考えるしかないということです。いろんなことをネットで調べる便利な時代・・しかし自身で考えて決めるしかないこともたくさんあり、写真もまた然りです。そして正解のないARTなのですから自分の好き、自分の場合はこう、自分独自の好みや考えを自身で把握しないと撮影現場で途方に暮れてしまうものです。

最初は分からなくてOK。その時、納得のいくまで出来なかったとしても考えて苦しんだことが貴方を成長させてくれます。

今回はこの辺で!!

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ツーリング写真 写真ビギナー向け構図のヒント

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、コロナ渦の日常を如何お過ごしでしょうか?仕方ないことですが今年のモーターサイクルショーも開催中止となってしまいましたね。せっかく盛況なバイク業界ですが「見て触れて」がコンセプトの同展示会なので安易に物に触れることのできないコロナ渦では止む得ませんね。

ところでカワサキがメグロブランドを復活させてメグロK3なるニューモデルを出しましたね。私のような年代のライダーにはかなり響くバイクです。

見たところ従来からあった人気モデルW800と同じバイクに見えます。簡単に調べてみましたがメグロK3とW800の相違点はタンクのペイントやメッキが特別仕様であること、往年の七宝焼きエンブレムをアルミ型押しで再現したところ、そしてアップハンドルなことでしょうか。あとはシートの表皮やメーター文字盤など主に意匠に関わる部分ですね。

このアップハンドルはかつて仕事で何度か乗ったことのあるW800のアップハンドル仕様(W800ストリート?)とよく似ています。バイクとは不思議なものでハンドルの高さひとつで乗っているときの景色が激変するものです。スポーティーなセパレートハンドルは道を中心に見る視点、アップハンドルは景色を見る視点、ローライダーにエイプハンガーなら空を見上げるような視点。ハーレーがプルバックやドラッグバーなど様々なハンドルを用意しているのはカッコ良さの他にライダーに見てほしい景色を意識しているのかもしれませんね。

ともあれメグロK3、バイク旅が似合う素敵なニューモデルですね。もしこれに乗ったら排気量を聞いてくる高齢紳士との会話もはずむことでしょう。「昔はメグロや陸王がのう~」「えっ、おじさん何をおっしゃいますか!メグロと言ったら最新バイクですよ!」と。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS

さて今回はツーリング写真の構図のヒントとして、ビギナー向けに簡単な内容を書いてみたいと思います。

上の写真は毎度、私のホームである南房総の漁港です。漁港には海、漁船だけでなく杭、ロープ、浮き、錆びたドラム缶など様々な物が存在します。構図を整理するのが難しい反面、トレーニングには最適ともいえます。

ここでは最初に空の表情が爽やかだったので少々引いたフレーミングで場所の雰囲気を優先してみました。よく「被写体にぐっと寄るのが基本」などと言われますが逆に少し引くことで「そこに存在していた」「その場所の雰囲気」が表現されるので覚えておきましょう。

しかし、この撮り方だと何か釈然としません。どうやら最初のイメージで空に注目したのが良くなかったようです。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS

そこで2mほど前進して赤い舫綱に寄ってみました。いつも同じようなことを書いてしまいますが、イメージを作る際に風景や被写体をよくみて特長をとらえ、それが心の反応とどう関係するのかを考えてみましょう。

この撮影場所の場合、舫綱が赤色であることがユニークな特徴の1つです。赤とは特別な色で人に強い注意意識を持たせる力のある色です。これに寄って前景とすることで作品の舞台に屋台骨として支える構造を作りました。




よし、これだな!と納得できた瞬間、不思議なことに雲に隠れたいた太陽も出てきて、風景に適度なコントラストが入ってくれました。

15年以上もツーリング写真をやっていますが、いまでも撮影場所に着いた直後はどう撮っていいのか分からないものです。よく見てよく感じ取り、好きなものユニークだと感じたもの、あるいは「もの」ではなく「こと」に意識してみたり、光や影、空気などを見極めたりすると少しずつヒントが見えてきます。まずは写真家眼とハートサイドで景色から感動を受け取ります。そして表現の引き出しからsearchしてchoice。ベストなアングルは足で試行錯誤です。

今回は構図を作るためのプロセスとしてのほんの一例にすぎませんが、ビギナーの皆さんも良く見て試行錯誤をしてみてくださいね。きっといつかその写真に理由が持てるようになります。




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究極のツーリング写真運営者 写真家 立澤重良の令和三年の抱負

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、もう初走りはされましたか?緊急事態宣言が出されているさなか、ツーリングどころではない!というご意見もあるかもしれませんね。緊急事態宣言の直後は「夜8時以降の不要不急の外出は自粛」とのことでしたが2、3日前から日中も外出は控えてとかランチも感染リスクが高い…とお上から通達があり、当初と違うことを言い始めたので多くの人が困惑していると思います。

私個人の考えとしてはバイクソロツーリングであれば感染リスクは少ないですし、田舎道を走るだけの日帰りツーリングであれば問題ないと考えます。昨年春の緊急事態宣言時と違って色々なことが分かり、感染対策は個々でも十分にできるはずです。

「もし事故にあって病院のお世話になったら迷惑だ!」という意見もあるようですが、そこまで言ってしまうと本当に何も出来ないと思います。もちろん普段以上に安全運転を心がけることは大切ですが、コロナ渦だからといって全くバイクに乗らないのは少し違うと思います。

それでも心配だ…という方ははじめて走る場所に行くのではなく、走りなれた近場のツーリングルートを選び、昼食はお弁当持参、スタンドはセルフ、夕方には帰宅するという計画にするだけで十分な対策をしたと言えると思いますよ。




ということで、寒い日々が続いていますが、この冬、千葉の方はぜひ南房総までツーリングにいらしてください。ご注意いただくポイントは朝は日陰が凍結しているので山間部は避け海沿いルートを走ってください。最南に近づいたら海からの強風と道の堆積砂にご注意を。

EOS6D Mark2

さて、ここで改めまして当ブログ究極のツーリング写真 touring-photography.com とは何なのか?はじめてご来訪された方の為にご紹介させていただきます。

このブログ【究極のツーリング写真】はライダーがバイク旅の世界で見ている旅風景をART写真として表現するためのバイク写真総合サイトです。アップされる作品を見るだけでもOK、私もこんな風に撮ってみたい、という方はツーリング写真に関するノウハウを解説していますので是非読んでみてください。

例えば宗谷岬まで飛行機と観光バスで乗り継いで行くツアーと、雨に打たれ寒い思いをして孤独に走り続けて辿り着いたツーリングライダー。まったく同じ宗谷岬であっても感じ方が異なるため、心に残される【記憶風景】もまったく別のモノになります。

オートバイという乗り物で、露出した肉体が空間を駆け抜けて、快適でも楽でもない移動をひたすら続け、時に惨めな思いや痛い思いをし、ようやく辿り着いた彼の地。それは旅行でもレジャーでもない正真正銘の旅であり非日常です。




だからライダーは本物の旅風景を見ているのです。それを写真にしてライダーがオートバイで旅をしていた時代のワンシーンをARTにして切り取ってみませんか?ライダーがオートバイで旅をしていた時代…と書いたのは…あと10年すればガソリンで動くバイクは売られていないそうです。街からはガソリンスタンドが減ってしまい、ガソリンのオートバイを所有していても気軽に旅には出られないのです。電動オートバイでもツーリングは可能でしょうが、少なくともガソリンのオートバイで旅をする文化は10年ちょっとで消滅です。

下手をすると電動オートバイはコミューターとして実用的なものは成功しますが、趣味としての製品化に失敗し、今みんなが知っているオートバイ文化は消滅する危機さえあるのです。

だからこそ!いまオートバイで旅をするライダーの姿、ライダーが見ている本物の旅風景を写真に残しましょう。ART写真でなくても自分の写真であれば自分で保存しておくことはできます。しかしART写真で表現することによって、自分がこの世を去った後でも永劫にその作品が大切に扱われると考えます。自分がツーリングでみた感動の景色が一枚の作品となり、何百年も先まで大切に扱われるかもしれない・・・そんな風に考えると何だか素敵だと思いませんか?

~オートバイで旅をしている文化をART写真で残したい~

そんな想いをこめて写真の撮り方やツーリング写真のノウハウを私なりに解説しているのが【究極のツーリング写真】です。単にツーリングに行った時にスマホなどで気軽に撮る記念写真とは違います。愛車の写真をかっこよく撮る愛車写真も違います。なぜ俺たちはバイクに乗り続けるのか?なぜアタシはバイクに乗って旅立つのか?バイク旅に対するそれぞれの想いを一枚の写真に投影してみませんか?

そんな少し変わったモトブログ…いや、モトブログではないか。写真ブログが究極のツーリング写真なのです。




私、個人の今年の目標は少し大きなことに挑戦してみようと思っています。

今年はツーリング写真の表現を次なるフェーズへシフトして、より心象風景の再現を追求し、見る人の心に響く印象的な作品を目指したいと思います。今回、記事の冒頭にアップした港の写真は、数日前に南房総の漁港で撮ったツーリング写真です。ここ1年くらいで露出で魅せる方法について少し学んでみました。こんなことをもっと進化させたいですね。

写真のレベルアップはもちろんのこと、それとは別に何かの形で写真関係の講師にも挑戦してみたいと思います。私は最初に就職したメーカー系の会社で専門的なことについて講師をしていた経験があり、以前から写真講師には興味があったのですが礎となるものが固まっていなかったので躊躇していました。しかし究極のツーリング写真で3年以上にわたりツーリング写真のことについてノウハウを書いてきましたので、その経験を生かしてそろそろ講師の方も挑戦してみようと思います。

コロナ渦だからといってこれ以上何もしないでいる訳にはいきません。今年は大きく飛躍したい!という意欲に沸いております。

皆さまもコロナ渦に負けず、この一年は大きな目標を立てて挑戦されては如何でしょうか?

今回はこの辺で!!

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