朝焼けのグラデーションで最高のツーリング写真を実現しよう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。

ここ最近、新たな読者様から大変嬉しいコメントなどをいただきブログを運営するエネルギーを頂いております。こうして少しづつツーリング写真という文化を盛り上げていき、社会的に新たなムーブメントとして開花する日を夢見て努力したいと思います。

ところで最近思ったのですが良い写真を撮る人ってきっと優しい人なんだろうなと思いました。まず写真とは誰かに見てもらいたい、この気持ちが第一ですよね。もちろん良い写真が撮れれば自分自身も満足する訳ですが、それだけで完結しては本当のただの自己満足です。

誰かに見ていただくには喜んでもらいたい。美しいもの、感動、驚き、写真に込められたメッセージや物語、あるいはもの寂しさ、悲しさ、時には恐怖など感情をゆさぶる写真。何らかのカタチで写真にして喜んでもらいたいですね。そのためには自分が気に入った景色や物をただシャッターを切って撮っただけではダメです。どうしたら喜んでもらえるかな?という観賞者への優しい思いが良き作品を生み出すのだと思います。




被写体の魅力を解明し言語化できる術も、大切な人をいたわる優しさに関連すると思います。細かなことに気が付く目、気持ちを伝えたり誉めてあげるときの言葉。きっと素晴らしい写真を撮る人は、こんなことも上手にできる優しい人だと思います。

自分も写真道に磨きをかけて、そんな優しさのある人間を目指していきたいです。

さて、毎度のことながら前置きが長かったですが今回の<中級>ツーリング写真解説は繊細なグラデーションを狙って最高の傑作を狙おう~というお話です。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

こちらの作品をご覧ください。海岸で日の出を待つ早朝の撮影シーンです。水平線付近は間もなくいずる太陽の熱で赤く焼け、空の高き部分は青です。暖色と寒色という反する両者でコントラストと言えます。この赤から青へ変わりゆくグラデーションを大切に焦点距離150㎜で撮った1枚です。




バイクは小さく配置しシルエットとなるのでローアングルで撮っています。今更ですが何故ローアングルかと言うと、砂浜と海の境界になる線がバイクへ貫通線(つまり串刺し構図)とならないようローアングルなのです。

最重要な空へ露出を合わせるのですから砂浜は露出が合わず、ほぼ黒くツブれますので、これは割合を最小限に留めます。このようにすると画面の底辺側に黒の安定土台を入れる効果も得られます。

デザインの要素であるグラデーション。単色の濃淡ではなくこのように異なる色へのグラデーションはとてもインパクトがあります。

狙えるのは主に日の出の直前、もしくは夕刻の日没前後の空です。ファインダーをのぞいて、いつもなら焼けている部分のみ注目しますが、青とのグラデーションを意識して画面構成をしてみてください。きっと素晴らしい作品が生まれると思いますよ。

それではまた!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

仕事中に社用車で移動中に撮った1枚です。オリンピック関連施設の建築ラッシュがすすむ地域。私の仕事はオリンピックと直接関係していませんが、周囲はが数年で激変していく様子を毎日眺めております。

 

 

高い目的意識が写真活動をけん引する

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、以前に当ブログで使っているCMSサービスwordpressではユーザーの年齢層や性別などの解析ができない…と書いてしまいましたが解析に利用しているgoogle analyticsで解析できました!

むかし利用していたYahoo!ブログでは読者層の中心は40~50代で大半は男性でした。しかし究極のツーリング写真 touring-photography.com のユーザー層は何と25~34歳の層が最も多く次いで18~24歳と全く私の想像と違い若い方の読者が多いことが判明いたしました。しかもさらに驚いたのは男性が中心と思っていたのに男性54.15%女性45.85%といい感じに二分されているではありませんか!

想像以上に女性や若者の読者様に見て頂いているなんて本当に嬉しい限りです。前回書いてしまったような中二モンスターの話なんて書いている場合ではありませんね。気を引き締めて新たな心意気で記事を書いていきます!




さて今回は前回が露出の段の解説というあまりに堅苦しい内容でしたので、解説はお休みして個人的な写真論を独り言風にいってみたいと思います。

2006年9月 北海道襟裳町 黄金道路

改めて書いてみますが私、立澤重良の写真活動は「ツーリングのワンシーンを切り取る」をテーマにしております。

いつかオートバイの旅の世界を1枚の写真にしてみたいのです。上の写真はずいぶん前に撮ったものですが、その憧れの1枚にかなり近い何かが写っている気がするのです。

例えば美しく感動的、見たことも無いような絶景、これらは良い写真として重要なことかもしれません。しかしこれだけではなく作者が伝えたいメッセージのようなものが写っていれば、単なる良作を超えて人を救える写真になるのではないでしょうか。

私が写真にこめたいメッセージとは現代人に理想的な旅の手段はオートバイですよ。ということです。

私の作品をみた誰かが「あっこんな風にバイクで一人旅、いいかもね」「私もバイクの免許とってみようかしら」と思っていただければ何にも代えがたい幸せです。




現代人にとって理想的な旅の手段はオートバイ…もちろん全ての人にお勧めする訳ではありませんが…。例えば徒歩、自転車、ローカル電車、ヒッチハイクなどでも内容の濃い一人旅は体験できます。しかしそれらをイキナリ始めるには時間的にも体力的にも厳しいものがあります。

「歩いて北海道を旅してくるから3週間休みます」とは会社には言えないですよね?

バイクならGWやお盆休みに少しの有給休暇をプラスするだけで大冒険が可能です。大冒険??そう、はじめての一人旅、見知らぬ地を目指して発見や出会いを味わう旅、大冒険と呼んでも過言ではありません。オートバイなら実現できます。

飛行機や新幹線でもダメではありませんが、どうしても快適や贅沢が介入してしまうと旅の本質が見えず内面と向き合う気持ちが作れません。「え~私がバイク?危なくない?」そう、危ないというイメージはあるかもしれません。しかし危機を意識しながら旅をする緊張感も良い物です。なかなか日常で命の危険を察知する機会なんてありませんからね。

いろいろ書いてしまいましたが言葉では伝えることのできない部分も含め、旅を忘れかけた現代の忙しい人々に「オートバイで旅に出ようぜ」というメッセージを作品に込めて写真活動をしたいと思っています。

写真にはそういったチカラがあると信じています(まだ1枚も撮れていませんが)。共感していただける方は私と一緒にやってみませんか?写真のことは究極のツーリング写真で解説していきますので!

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG




 

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30年前、革ツナギを着たままフラフラ~と遠くへ…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、また新たな読者の皆さま、当ブログはバイク写真というジャンルの小分類として「ツーリング写真」を確立しバイク旅の魅力を写真作品として発信していくサイトでございます。

そして共感していただける方々へツーリング写真のノウハウ、撮り方の解説、撮影スポットなどをご紹介しております。

「ずいぶん本格的だなぁ…楽しければそれで良いと思うけど」というノリの方も、見るだけでもOKですのでお気軽にブックマークしてください。




EOS6D mark2  + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/160 ISO100 南伊豆

ところで私は昔から「楽しければそれでイイ」というノリが苦手でして、何をやるにも本格的に追及してしまうタイプの人間です。楽しいだけだと、その時間が終わった瞬間に何も残らなくて虚しいといいますか…。

かつて4輪でレースの真似事をしていた時もスノーボードでパウダーランにハマっていたときも、技術の向上や装備の研究など我ながら熱心なものでした。それはその時だけ楽しめれば良いというレジャー的なものと違い、高みを目ざして失敗を繰り返し前進、成長していくことが最もやり甲斐を感じると思っていたのです。

遊びだからこそマジでやりたかったのです。

バイクの楽しみ方、ツーリングも同じです。最初は「せっかくバイク持っているし、たまには遠くへ行ってみるか」という単純なきっかけでした。私がバイクと出会った30年前はレーサーレプリカ全盛期で若者はみな峠、レース、改造に夢中でした。ツーリングという言葉自体が今ほど浸透していなかったかもしれません。

その頃、VFR400Rに南海の革ツナギでキメていた私は、房総の海岸線を流すのにも何故か革ツナギでした。夏の北海道、鈴鹿8耐に行く人たちも何故か革ツナギ。モーターショウ見に行くのも革ツナギという時代です。チームに所属している走り屋はチームトレーナーの袖を切り落としベストのように着るのが流行でした。そして憧れのGP500レーサーのスポンサーに見事に影響されて、マズい洋モクをふかしていたものです(私は若いころからタバコはやりませんが)。




峠で速さとカッコいいハングオンだけを追求し雑誌バリバリマシンで〇ゼッケンを頂くなど、ごく平凡な走り屋でしたが、それでもたまに糸が切れた凧のように、あてもなく遠くに走りに行くことがありました。その感覚が今の私のツーリングライフの原点かもしれません。

「たまにはどこか遠くへ行くか」

これって人間に元来ある本能的な欲望なのでしょうか?オートバイと縁のない人でも旅行すらしない人でも、どこか遠くへ行きたいなという欲望は誰にでもあると思います。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F7.1 1/320 ISO100  北海道 北太平洋シーサイドライン

せっかく遠くへ行ってみよう!と決意したのであればレジャー感覚ではなく、自分の内面にある旅心と向き合って、少し寂しいかもしれませんが一人旅がいいものです。そして旅の世界を追求してみたい、そんな風に思って今に至るのかもしれません。

行先や移動の手段などを人任せにしてしまうと楽ですが旅としての中身は空っぽのような気がします。お金をかけて贅沢や快適を盛り込んでしまうと、それも旅の本質が霞んでしまいます。家族サービスでの旅行なら別ですが。

楽しいだけでは何か満たされない、楽しいの先にある何かを求める人。または自分の内面と向き合う時間を大切にする人。これが旅人なのでしょうか。




写真もこんな感じでキャリアとともに追及するようになり、いつしか今のようなスタイルに行きつきました。最初は撮った写真を自分で見て「撮れたこと」に満足している完全自己完結でした。やがてアウトライダーのツーリング写真コンテストに参加するようになり、発表すること人に見てもらうことの喜びを知りました。

そうなると自己満足では何の意味もない写真だ…と思うようになり、自分の撮った写真が何かの役に立たないだろうか?と漠然と思うようになりました。その頃からSNSの原点とも言えるブログが流行し、ネット上で繋がったお友達に写真を見ていただき、その反応に写真の手ごたえを感じたものです。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/80 ISO100  千葉県大網白里町

中でも嬉しかったのは「あなたの写真をみて北海道にツーリングに行くことにしました」「私もこんどカメラを買ってツーリングで素敵な写真を撮ってみようと思います」といったもので、自分が撮った写真が誰かの幸せに役立ったのかな?と手ごたえを感じた時です。

こんなことを繰り返していたら今の私のようになった、とでもい言いましょうか。何で今回はこんなことを書いたかと言うと、はじめて究極のツーリング写真を見に来られた方が「なんかスゴいなこの人、なんでツーリングでこんな写真撮っているんだろう?」と驚いた人の疑問に答えてみようと思ったからです。

しかし!!そう思った貴方。ツーリング写真はもう密かにムーブメントして世に輝き始めているのですよ!よろしければ貴方も如何でしょう?やり方は当ブログで解説しておりますので。

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上級者が秘密裏にしている☆被写体に合わせた構図の微調整

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回は関東圏のライダーなら冬の定番ツーリングルートと言える房総半島、そんな房総の穴場撮影スポットをご紹介しました。

撮影スポットと言っても撮り鉄×バイク写真のハイブリッドではありましたが、人気の撮影スポットと違ってひっそり撮影に集中できるポイントですのでお勧めなんです。と言うのもワイワイと人が多いところだと撮影に集中できないですからね。

作品を生み出す時間は自分と向き合う時間です。例えば絵を描いている人や書道で筆を入れる瞬間に話かける人はいませんよね?写真を撮っている時は誰にも話かけられず、誰もいない静かな場所というのは理想的なのです(もちろんスナップ写真やポートレイト写真などは別ですが)。

さて今回は前回にご紹介しました小湊鉄道のバイク写真スポットで撮った作品を使って解説いたします。少々マニアックな写真解説になりますがネット上で検索しても、なかなか出てこない情報、つまり多くの上級者が公開したくない類の解説でございます。




まずはこちらの写真をご覧ください。光風台駅を出発した夕方の登り電車です。ローカル線の魅力が際立つカワイイ1両編成ですね。この写真ではバイクを主役としたバイク写真(ライダーや風景が主体のツーリング写真ではない)です。バイクの存在を大胆に構図に入れてピントピークも車体のタンク付近に合わせています。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

この写真を撮り終わって再びダイヤをチェックしたところ、こんどは下り電車が約15分後に来ることが分かりました。本数の少ない小湊鉄道で15分で次が来るタイミングなんてラッキーなのです!しかも夕方の下り電車なので今度は2両編成です。1両編成バージョンと2両編成バージョンで2つの作品を撮れるのです。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

はい!2両編成バージョンです。橋梁の上に2両が入った場合を事前にイメージして三脚に固定したEOS6D Mark2を再調整しました。自分でも気持ちよく決まったな!と思うほど理想的に2両を配置できたと感じます。

ここで考えてみましょう。この2枚の写真、どちらを採用カットにするべきでしょうか?小湊鉄道の2両編成が好きだ…という電車の話は置いておきます。




いつもの解説用の失敗作例ではありませんので、ハッキリとどちらが良いとは言えないかもしれません。しかし私は1両編成のバージョンを採用カットにしました。

実はこの2枚の写真の違いはR1200GSの位置を右端にずらして小湊鉄道のキハが2両入るスペースを作った以外にも相違点があります。赤い橋梁に注目してください。1両編成の写真は右端にコンクリート基台が写っていますが2両編成の写真は画面の端まで赤い鉄橋です。

私はこの時、最初の写真を確認しながらこの端っこのコンクリー基台は無い方が、橋梁の存在をシンプルにできるなと感じました。そのためにR1200GSをさらに50cmほど後方に下げてカメラアングルを左にふってみたのです。

ここまでは今考えても悪くはないな…と思えるのですが失敗はこの先です。もう少しだけ寄るか…と思いR1200GSが後退した分だけカメラディスタンスを50cmほど前にしました。これによりR1200GSの大きさは同じなのですが、ライダーが大きくなり地面の草地の割合も減ってしまったのです。

この結果、2両編成バージョンの方は全体的にスペース不足で窮屈な印象の写真になってしまいました。ライダーの存在も印象的なポージングを決めてしまった事も相まって強まり、本来の主役であるR1200GSの存在感が薄まったのです。

この写真の場合地面にある草地や2両編成で奪われてしまった空の部分など、スペースの割合がとても重要だったと感じます。なまじ次の電車まで待ち時間があったが故に考えすぎて欲をかいた結果とも言えそうです。




「大した違いじゃないじゃん」「2両編成の方も迫力あって好きよ」というご意見もあるかもしれません。しかし個人的な好みの話かもしれませんがゴリゴリよりちょっと控え目くらいが好き…ということなのかもしれません。

ここでは好みも含めて被写体の大きさや背景の割合などは、想像以上にシビアなものですよ!という事を皆様にお伝えしたかったのです。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコー GR APS-C

通勤中にバスの座席から撮った1枚です。あっと感じたらパッと撮る。今回の解説のように被写体の大きさやら背景の割合やら、構図のことを深く考えなくてよいスナップ写真。そういった縛りからの解放という意味でもスナップ写真は楽しいです。

お宝を校庭の土に埋めるようにRAW写真を保存しておこう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、むかし撮った写真ってどうされていますか?DVDや外付けハードディスクにコピーを保存、いまはSDカードも安価になったのでSDカードで保存している方も多いかもしれませんね。

やってはいけないのはパソコンでレタッチ作業や写真の選別などの作業を済ませて、そのままCドライブに保存したまま何年も放置…というパターンです。ハードディスクは消耗品ですのでいつかは不具合を起こします。その時、大切な写真がそのハードディスク内にしか保存されていなかったら…破損したディスクから画像ファイルを救済してくれるサービスもありますが、高度な技術を駆使して修復するので個人としては支払いに躊躇うほど高額な費用が必要となります。多くの場合は諦めるしかありません…




そうならないために大切な写真データは一定の期間でバックアップをとりましょう。バックアップとは2か所以上に保存することです。私の場合は外付けのハードディスク、そしてもう1つはDVDに焼くことです。ネット上のクラウドサービスやストレージも友達や家族と共有したい場合は便利ですよね。

今回は撮った写真の保存について私なりに思うことを書いてみたいと思います。

EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L

こちらの作品をご覧ください。2012年の夏の北海道ツーリングで撮った1枚です。北海道ツーリングに詳しい方でしたら説明不要ですがエサヌカ線の南側で撮った写真です。この頃の私はコクピット風景にはまっていて、首からEOS5D Mark2をさげてリモコンで撮りまくっていました。

つい先日、お正月の暇を使って古いストレージから2012年の北海道のRAWを発見し、現在の感性とレタッチ技術で焼き直してみよう!と思い作業をはじめてみました。私の記憶の中では2012年の北海道ツーリングでは良い写真など1枚も撮れなかった…という記憶があるのですが、意外や意外なことにまあまあ良さげなカットが何枚か発見できました。




当時の自分はなぜこのカットをボツにしたのか全く不明ですが、このように何年かの時を経て再び撮影者に問いかけてくるような写真は確かにあります。この写真では日陰をぬけて間もなく日の光があるポイントに入る期待感がいい写真にしていると感じました。

もちろん当時の自分にはそういったことに気付ける感性や創造性を持ち合わせていなかった…というのが最大の理由かもしれません。その他にも年齢を重ねたことによる嗜好の変化なども関係しているでしょう。しかし私は撮った瞬間に止まった「時」が7年のタイムトラベル経て現れたからこそ魅力的に見えると信じたいです。

こういった「お宝」が必ず存在しますので撮影した写真データはできればJPEGではなくRAWの状態でバックアップすることをお勧めします。その時、たとえイマイチだなぁとか明らかな失敗写真だと感じても削除はせず全ての写真を保存しておきましょう。




明らかな失敗写真もとっておくの??? そうです。たとえば私はいまブレている写真にハマっています。ブレ写真特有の不安定感、緊張感などがたまらなく面白いです。もし昔に撮った写真の中で当時は失敗としていた写真でも、いまブレ写真が大好きな私が見れば最高の1枚なのかもしれません。

何年、何十年も経てばLightroomのようなソフトも劇的に進化を遂げ、RAWさえあれば過去の失敗写真が傑作に昇華する可能性も秘めているのです。

とにかく昔撮った失敗の中に傑作を見出す楽しさがあるので必ず全てのカットを大切に保管しておきましょうね!というお話でした。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

ふと見つけた商店でパチリと撮ってみました。本当はもう少しスーパーカブによってみようかな…と迷いましたが、この時は全体の雰囲気を大切にひいて撮ってみました。

斜光とコントラスト<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素敵な写真を撮ってそれを発表していますか?誰かに見てもらい、嬉しい反応があったとき写真をやっていて良かったと実感するものですよね。それは小さな誉め言葉でも撮影者の心には響くものです。

逆に誰かが撮った写真を見たときに積極的にコメントを入れてみるのも素晴らしいと思います。感想を的確に言葉にする力は自身の写真活動にも役立つと思います。しかしSNSでは写真のジャンル、撮っている対象、撮影者のキャリアなどほんとうに色んな人がいて中にはコメントが難しい写真があるのも確かです。そんな時は無理をしてまでコメントする必要はないと思います。

自分が好きな写真、自分が撮っている写真と通ずるものがあると感じた写真。こういった作品を見かけたら素敵な感想をコメントしてみましょうね。ちなみに私が考える写真を観た時の感想の言葉としてコレが最上の言葉だなと思えるのは次のような言葉です。「この写真をみて救われた気持ちです」「この写真から勇気やエネルギーをもらいました」「この写真をみて明日から自分も頑張ろうと思いました」といった類の言葉です。

素晴らしい写真家はプロでもアマでも心のどこかで誰かの役に立ちたいという願望があると思うのです。その確かな反応がコメントとして返ってくれば、きっと作者は何にも代えがたい喜びを味わってくれると思います。

ただしあくまで最上の誉め言葉ですので、本当にそう感じた素晴らしき作品にだけ、こういったコメントを入れましょうね。あまりこういったコメントは軽々しく使ってしまうと逆に信頼を喪失しかねます…。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では斜光とコントラストと題して光のお話をさらっといってみたいと思います。

おさらいですがコントラストとは写真の世界では主に光の観点で明暗差のことを意味します。強い太陽光によって被写体や情景が照らされていれば光の当たっている明るい部分と影になっている暗い部分で明暗差が大きく発生しコントラストのある写真と言われます。

逆に曇天下などの撮影では影はなくなり被写体や情景の全体に平坦に光がまわります。明暗差は少ないのでコントラスの少ない写真、あるいはフラットな写真などと呼びます。

一般的にコントラストは無いよりある方が良しとされていますが、多くのシーンでこれが必ず当てはまる訳ではありません。

EOS6D Mark2

こちらの作品をご覧ください。画面の右手より夕刻せまる日の光を浴びる斜光のシーンです。やや暖色となる強い光源は右手から当たり、左手方向に影が伸びていく様子ですが構図としても横に流れるような要素が多く存在しているのが印象的です。




この角度から入ることにより背景になっている家の瓦屋根が輝いている事、船とバイクのディティールはハイライトとシャドウによってディティールが明らかになっていることが分かります。

当たり前のことですが旅のワンシーンでは太陽の向きを変えることはできません。その時の光の具合をよく判断して、どのように光を使うのか最良の方法を考えましょう。この時に順光、斜光、逆光といった光の向きの違いにより発生する、それぞれの特徴を理解して使い分けることです。上の作品の場合は斜光によって明らかになる漁船の様子を大切に撮ってみました。

以前も何度か書きましたが写真は光によって明らかにされるものです。どのような光がどのような向きでどのような強さで当たっているか。それにより被写体や情景はどう反応をするのか。反射したり吸収したり透過したり、影は境界が明確なシャドウとして現れるか、あるいは境界があいまいなグラデーションで現れるか。露出設定は影の様子を表現するのか、あえて黒く潰してしまうのか?経験と知識をフル動員させて構成と露出を練り上げてみましょう。

そして出した結論が、その撮影地であなたが最初に感じたことを表現するのにピッタリなやり方かな?と自問しシャッターを押してみる…この辺は私もまだまだ勉強中なのですが、とにかく撮る時点で強いコントラストを感じたら反射しているものや影に注目し、画面全体を光の様子で構成していくのがポイントです。




今の季節は間昼間でも太陽は割と低い位置です。斜光を使った写真が撮りやすい季節とも言えますので、ぜひ次のツーリングで挑戦してくださいね。

今回はこの辺で!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C 東京都江東区

通勤中に撮った1枚です。光と影の様子を強調させるためにモノクロ仕上げです。いつも同じことを書いてしまいますが、毎日たくさんのスナップを撮ることは本当に素晴らしいことです。上達や写真に対する理解を深めるだけでなく、日々の生活の中で幸福を味わえます。

視線誘導と導線効果<中級>ツーリング写真解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログは開設の初期の頃によくデザインの解説をしていましたが、今回は久しぶりにデザインや画面内における観賞者の視線の動きなどについて書いてみたいと思います。

究極のツーリング写真を作って1年、振り返るとバイク写真、ツーリング写真の話題だけでよくこれほど書けるものだな…と自分でも関心しているのですが、1年も続けると写真に対する私自身の考え方もずいぶんと変化するもので、1年前に書いた似たような内容をそのままリライトする訳にもいかないものです。

どういう事かと言いますと1年くらい前の私は今よりずっと「撮り方」「見せ方」にこだわり過ぎていたと感じます。撮り方や見せ方はもちろん重要なのですが、それよりも大切なものは他にもあります。

例えば偶然という事実を瞬間的にとらえること、これは毎日100ショットスナップで習得したことですが、こういったスナップ的な撮り方をツーリング写真で応用したいとか、目では見えない領域を観賞者の想像の域で魅せるとか…。そういった部分って旅で感じた人間の内面的なことであり、写真でいう構図とかデザインとは間接的には関係していますが最重要として関わってはいないと思います。

ややこしい話ですが…




さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではそんな「最重要ではないが重要」 であるデザインや視線誘導の解説です。

写真の観賞者とは写真をぱっと見た瞬間に長方形の画面内で視線を上下左右に走らせて目で得た情報を脳に伝達します。それらの信号を元に脳内のハートが何らかの感情として揺さぶられるか?ここが良き写真の核心ではありますが、それ以前に眼球が写真をサーチしている時点で感覚的に心地よく見れてるかどうか?

ここがデザインや比率や視線誘導効果と関わっています。心地よいと書きましたが誤解のないよう書き加えておきますと、必ず心地よくあるべきという意味ではございません。撮り手によってこういった手法をどのような裁量で作品に盛り込むか?がその人の作風や個性と言えると思います。なのでデザイン、比率、視線誘導など全く使わない、というのも大いにアリです。

EOS6D Mark2

行きつけの漁港(?)で面白いものに注目してみました。小型の船を固定するワイヤーを結び付けるための巨大なチェーンが横たわっていました。これに注目して長手方向に続くチェーンを望遠レンズを使い縦構図で切り取ってみました。




構図における導線効果とは例えば建物と背景の境界であったり、ツーリング写真の場合は多くは道による線の要素ですが、これはそのものズバリが導線効果として使えるユニークな被写体です。導線というより「導火線」と呼びたいですが…

前述したように写真の観賞者は写真を最初にパッと見た瞬間、画面内で視線を走らせます。その際に例えばS字曲線を使って視線の動きそのものを楽しませたり、導線により作品の主題に導いたりするのが視線誘導の主な目的です。

効果を最大限に発揮したい場合は上の作品のように導線自体を大胆に画面内に配置してしまうことです。ポイントは導線のスタート地点は画面の角に合わせること。今回は導線が画面外に脱線してしまいそうな絶妙な危うさで緊張を誘ってみました。

そして重要なのは導線の行く先です。必ずメイン被写体、主題に接続させましょう。意図せず導線が発生している写真は導線の先に何も無かったり、そもそも導線の先を何かで隠してしまったような写真になってしまいます。こうした写真は作品の主題とはまったく関係ない方向へ観賞者をナビゲートしてしまうので注意が必要です。

なので「導線効果なんて俺は使わんよ」という人でも知識として知っておいても損はないのですね。

今日も地味な解説を書いたなぁ~ それでは今回はこの辺で!!




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~本日の毎日100ショットスナップ~ 

EOS6D Mark2

解説に使用した写真と同じ場所で撮りました。鎖の印象と猫の表情からモノクロ仕上げが似合うかな?と思いこのような仕上げてみましたよ。

 

カワイイを撮ろう☆旅先の出会いとツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま間もなく平成の年号から新たな年号の発表となりますが、皆さまにとって平成とはどのような時代だったでしょうか?つい先日、コンビニで平成を振り返る週刊誌が置いてあり中身を見たら何だか欲しくなってしまい買ってしまいました。

普段は雑誌なんてほとんど買いませんし、週刊誌なんて全く買ったこともないのですが、その平成30年史を特集した週刊誌にはドキュメンタリー的な写真が数多くあり惹かれるものを感じたのと、記念に家に保管しておくかとの両方の理由で買ってみたのです。

面白かったのは若かりし頃のトシちゃんが助手席にミポリンを乗せてデートする所をパパラッチされているカットなのですが、よく見ると車はポルシェ911のType964でした。そして別のページにはベルマーレ平塚に入団したばかりの中田英寿選手がやはりポルシェを買ったという記事でそれも911のType964でした。他も西城秀樹さんの記事も恐らくType964と思わしき車が写っており、平成初期の芸能人には911は大人気だったのが伺えます。

当時、Type964のカレラ2は青山のセリカ、BMWの3シリーズ(E36 型)は青山のカローラと呼ばれていたそうですが、特にType964はそれまでの930世代と違ってティプトロニクスというセミオートマをラインナップし、マニュアル一辺倒だったポルシェのイメージを変えたモデルでお金持ちから人気を博したようです。

私が乗っていたType964ももしかしたらファーストオーナーは有名人だったかもしれませんね。




さて今回はツーリング写真解説というよりは撮る対象、趣向を変えてみると面白いですよ、という簡単な内容でいってみたいと思います。

EOS6D Mark2

はい、漁港にいたノラ猫です。ノラとは思えないほどシャレた雰囲気の子猫ちゃんでしたが、警戒心も少なくR1200GSに興味を持って近づいてきました。

こういった偶然は突然にやってくるもので「何が起きてもそれを撮るぞ」という心持でないとシャッターチャンスを逃してしまいます。後になって「よく考えたらさっきの撮れば良かったかも」では遅いのです。もちろん運も大事でこの時はたまたま望遠レンズを装着していたのでこの写真を撮ることができました。




写真には人の感情にうったえる様々な要素が求められます。それは美しさ、驚き、洗練されたデザイン、リアル感、寂しさ、郷愁感、オシャレ、崇高さなど様々。そんな中で時に「かわいい」を加えることができれば素敵な写真になるはずです。

偶然…そう偶然を撮らせていただく。この野良猫の写真を撮ったとき、私は全ての写真は偶然を撮らせてもらっているのだな、と感じました。構図だのデザインだの撮り方について論破しても、なんだかんだ実際は偶然の光景を瞬間として切り取っているだけ…そんな基本的なことを旅先で出会った1匹のかわいい猫ちゃんが教えてくれた気がしました。

EOS6D Mark2

この写真は同じ日ですが別の漁港で出会った猫ちゃんです。漁港は漁師さんからのおこぼれを頂戴するため、たくさんの野良猫がいるものです。よく観察すると被写体としても興味深いもので野良猫だけを対象にしている写真家の気持ちがよく分かります。




バイク写真とか鉄道写真とか、自分なりにジャンルを決めて写真を楽しんでいると、特にマンネリ化しやすいと感じます。構図やらカメラの操作やら、撮り方についてはそこそこ理解できたけど、出かけるとつい同じような写真ばかりを撮ってしまう…そんな方は少し視点を変えて、偶然に起こった光景を何でも撮るぞ!という心持でやってみてください。

偶然に【かわいい】をものに出来るかもしれませんよ。

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房総の穴場撮影スポット 千葉県南房総穴場ツーリング

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、関東圏の方は伊豆半島、三浦半島、そして房総半島と海岸線のツーリングを楽しまれていますか?冬の海岸線は路面凍結も少なくウィンターツーリングに定番ですが、冬は間昼間でも太陽が低く、海岸線は太陽光がまぶしいので気を付けて走ってくださいね。




さて今回は久しぶりのお役立ち情報です。私は今年でバイク歴30年を迎え、ずっと地元の房総をツーリングしてきましたが、その目で穴場!といえる絶景スポットをご紹介いたします。究極のツーリング写真の読者の皆さま限定ですので他言無用ですよ!

EOS6D Mark2

長いこと千葉をツーリングしてきましたが、千葉から見る富士山が最も美しい景観はどこだ??と聞かれたらここです!と答えます。

内房のツーリングルート 海岸線の国道127号を南下し安房郡鋸南町に入ると定番のお食事スポットである保田漁港の「ばんや」があります。そこから5kmほど南下して勝山の街を抜けると信号の無い路地を右に入ります。目印は岩井袋野球場の看板と小さな消防署。ほどなく進むと岩井袋という小さな漁村があり、さらに海岸沿いに奥に進むと西ヶ崎と呼ばれる釣りのポイントがあります。




さらに進むとアル〇ディアという人気のないゴーストタウンのような別荘地が高台にあって、上の写真はそこから撮りました。日曜日に行っても誰もいません。

EOS6D Mark2

穴のあいた島は大ボッケと呼ばれる島です。反対側の大六海岸からは大ボッケの穴から望む夕陽を狙うカメラマンもいるようです。

この他にも小ボッケと浮島があり、浮島はヤマトタケルノミコトや景行天皇の伝説があり島内には浮島神社があるそうです。

この辺は浦賀水道のボトルネック付近という事もあり、東京湾を行き交うタンカー、コンテナー船が頻繁に往来し日本の玄関口を思わせる景観となります。この写真を撮った瞬間もタンクの形状がユニークなLNGタンカーが通過するところでした。

撮るときのポイントはあまりスペースが無いので下がって富士山を望遠で引っ張るのが苦しいです。そういった場合は無理に富士山の存在にこだわらず、せっかくの高台です、海の美しい紺碧色を大切に撮ってみましょう。

またポイントを少し変えるだけで大ボッケと富士山の位置関係も変わり、様々なバリエーションで撮ることもできます。しかし明らかな私有地には立ち入らないよう注意してくださいね。




秘密とか言ってインターネットで公開しているじゃん…いいえ、このブログでSEOで強いワードは【バイク写真】【バイクカメラ】などであり、撮影スポットや穴場ツーリングスポットというクエリでは上位に表示されません。したがってリアルタイムに究極のツーリング写真を見ている人だけが知りえる情報です。なので本当に内緒にしてくださいね。というのもチョット訳ありの土地のような雰囲気ですし駐車スペースもあまり無いのです。有名になったら色々と問題が起きそうなので…。

房総からの富士山は冬の季節のよく晴れた日に限定されてしまいますが、まさに今ですので房総にウィンターツーリングされる方はぜひ寄ってみてくださいね。

今回はこの辺で!

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Lightroomレタッチテクニック☆夕景と地上物の露出調整

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは多くの方がバイク好きなライダーかと思いますが車はお好きですか?きっとバイクが好きな方でしたら車も好きだという方も多いかと存じます。

かくいう私もバイクだけでなく車も大好きです。18の頃からの車歴はRX-7(FC3S型)を3台ほど乗り継ぎ、ユーノスロードスター(NA6C型)、メルセデス230GE(W460 型)、911カレラ2(Type964)を経て現在ではファミリーカーのルノーカングーに落ち着いております。

このように車歴の大半はスポーツカーでして過去にサーキットでレース形式の走行会にハマっていたほど、車ではスポーツ走行が大好きでした。もう久しくマニュアル車も運転していないので、やはりいつかはスポーツカーにまた乗りたいなぁと、暇なときに中古車情報サイトを見たりしています。いま欲しいのはケイターハムセブン160(ジムニーのエンジンを積んだ軽自動車規格のスーパーセブン)か、具体的な車種はないですが一度はスバルに乗っておきたいかな…なんて思っています。

そんな中古車サイトを見ていたら、かつての愛車と同じ230GEがあり得ない高値になっているのを発見しました。230GEという呼称のW460型初代ゲレンデヴァーゲンはメルセデスの商用車部門で生産されていた軍用ベースで、現在売られているラグジュアリーなゲレンデとはだいぶイメージの違う車です。

かつての愛車 230GE(W460型)ショートボディ

ボディの鋼板が厚く内装もトラックのように武骨です。確か私がこの車を購入した2003年あたりで130万円くらいでしたが、現在での相場は400~600万円といった感じです。空冷のポルシェ911もR32のGT-Rもそうですが、かつての名車がプレミア化していく時代…これって現在では魅力のあるモノがないからってことでしょうか。

環境問題、安全基準、生産コストなど時代の流れで仕方なくこうなってしまった…現代の車ですが、何かこうハートを刺激するような車種が減ったように感じます。最近は「おおぉコレは良いかも」と思える車(新型ジムニー、S660、BRZのStiスポーツ、ロードスターなど)が少しづつ増えてきましたが、車業界はもう少し盛り上がってほしいですよね。




さて前置きが長かったですが今回はツーリング写真におけるLightroomレタッチテクニックのご紹介です。テクニックというか今回は極めて初歩的な部分的な露出の補正をいってみたいと思います。

またまた過去画像、2012年の北海道ツーリングのRAWを保存していたHDDからサルベージしました。この写真は夕陽の名所であるサロマ湖のキムアネップ岬から撮った1枚です。こういった画面内に太陽がバーンと入る逆光時は地上側は真っ黒になって何も写らないものです。

かといって地上にあるバイクが写るように露出を合わせて撮ると、こんどは肝心な空がオーバーになります。この写真の元データはまさにそれです。

撮影に使用したカメラはキャノンのフルサイズ一眼レフ EOS5D Mark2です。RAWで撮影しているので当初は写っていなかった部分もダイナミックレンジの範囲内としてデータが残っているはずですので、それを起こすようにレタッチしてみましょう。

現像モジュールで段階フィルターを起動します。




本当はもう少し暗く撮りたかった空と湖面の部分を選択します。(選択したマスクをオーバーレイしているので赤くなっています、赤く調整したのではありませんよ)

露光量をマイナス一段、コントラストを+18、明瞭度とかすみの除去も+18としました。

調整前と調整後の比較写真。本当は撮る時点でこのように決めたいのですが強い逆光と地上のバイクは明暗差が大きく、このように撮るのは難しいのですね。この写真は7年前の私ですので「う~ん、うまく露出が合わない…どうしよう」で苦し紛れに撮った写真ですが、今であればダイナミックレンジを意識して別の露出で撮ったかもしれませんね。

それと注意点が1つ。この撮影シーンのように真っ赤に焼けた夕景についてはホワイトバランスを赤へふらないこと。つい、さらに印象的にしようと赤へふってしまいたくなりますが、それはただの破壊行為です。




EOS5D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

しかし…キムアネップ岬の夕陽は本当に美しいです。旅人の心をあたためてくれるような赤、それを写す深い色の湖面。写真をレタッチしていたら、またキムアネップ岬に行きたくなってしまいました。

今回はこの辺で!!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D Mark2 + EF50mmF1.8STM

「自分の欲望が発する自然の投網を打って偶然という獲物を絡めること」 森山大道 スナップ写真の定義