キャンプツーリングシーンでの星空の写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ冷え込んできましたがご体調を崩されていませんでしょうか?最近になって風邪をひきやすくなった…という方はおられませんか?寒い冬でもバイクに乗って、しかも冬キャンプを楽しめば風邪をひきにくい丈夫な体になりますよ!

さて今回の<中級>ツーリング写真解説はキャンプシーンにおける星空の写真の撮り方の解説です。いつもみたいに難解にならないよう単純に「撮り方」にフォーカスして解説したいと思います。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

タイトルにキャンプシーンで…と書きましたが、この写真は野宿でございます。ちなみにCampという英単語を辞書で調べると軍隊、ボーイスカウト等の野営地、キャンプと出てきます。野宿を英訳させるとhomelessやcampと出ますが「野宿すること」を例文で翻訳すると「the action of sleeping out in the open air」になりどこにもcampとは出ません。

日本の旅文化ではキャンプとはキャンプ場を使用することで、野宿とはそうではない場所で夜を明かす行為と解釈されているようです。

野宿については多くの誤解や様々な解釈があるようですが、その土地に明確な区分などのない自然奥深い場所で野宿することは決して悪いことではありません。もちろん他人への迷惑行為、自然破壊行為などがあればそれは許されませんが、少なくとも日本では廃れ始めた旅文化を支える重要な宿泊手段が失われないよう良識をもって野宿を愛したいと私は思います。




話が脱線しましたがキャンプ、野宿において焚火を囲みながら美味しい酒を飲み満天の星空をながめる、旅を愛するライダーなら正に至福のひと時ですね。

あまり酔いがまわる前に美しい星空のキャンプシーンを写真にしましょう。

上の写真の場合、なるべく空一面に広がる星の様子を表現したかったので超広角レンズであるEF14㎜F2.8Lを使用しました。基本は広角レンズがおすすめですが、特定の星座などを狙う場合は50㎜あたりを使う場合もあります。

撮影データはF2.8 30秒 ISO400です。この露出については夜空の明るさによってだいぶ違ってきます。都会に近い場所の夜空と標高の高い山奥の夜空ではまったく明るさは違いますし、肉眼では目が慣れてしまってこの違いは分からないものです。

ポイントは星が軌跡を描き始めるのが40秒くらいなのでシャッターを開ける時間は30秒くらいに留めましょう。カメラの撮影モードはマニュアル露出かバルブモードに設定してください。




ISO感度は夜空の明るさに合わせて400から2000の間くらいを選択する感じです。絞りはお使いのレンズの解放値を基本としてください。ピントはAFは使用せずMFに設定し無限遠に合わせるかLEDライトなどでテントやバイクを一旦照らしてライブビューでピントを合わせてください。

試し撮りでモニターを確認する場合、真っ暗な撮影地でモニターを見ると真っ暗な写真でも液晶のバックライトが眩しくて十分な明るさの写真だと勘違いしてしまいます。この辺が不安な方はInfoボタンを押してヒストグラムを確認しましょうね。

あとはインターバルタイマー機能を使って撮影するだけです。テント内にはLEDライトを忍ばせて明るくし、バイクやライダーは焚火に薪をくべて炎で照らすとカッコよくなりますよ!

いかがでしたか?今回は「いい写真とは感受性と想像力で」とか難解な精神論などは省いて単純に撮り方の説明だけしてみました。

それではまた!




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たまには動画を!焚火の炎と音もお楽しみください。

ピークを逃しても諦めない不屈精神、アイデアマン<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、師走の日々をいかがお過ごしでしょうか?お仕事が忙しい…?ですよね。私の仕事は年末は暇なのですが、職場の周辺は東京オリンピックに関わる会場や選手村の建設が急ピッチで進んでいて建築現場で働く皆さまは本当にご苦労様ですと感じます。

ところでBMWからニューモデルとしてR1250GSとツアラーのR1250RTが発売されましたね。先日、行きつけのディーラーさんで見てきました。デザインは大きくは変わっていないようですが1250㏄となったエンジンは大幅に改良されて可変バルブタイミング&可変バルブリフトだそうですよ。

こういった可変バルタイなるものは我々日本人にとっては新しい技術とは感じませんが、おそらく最新の制御技術を駆使しているので昔のソレとはぜんぜん違うのでしょうね。出力は136psでトルクは143Nmだそうですよ!ひえ~・・・

いつも思うのですがオートバイってその人が惚れた時の年代モデルが一番だと思いませんか?例えばカワサキのZⅡと呼ばれる750RSならその世代に憧れた人々にとって最高のオートバイはZⅡですし、私くらいの年代だとオートバイに興味を持った年ごろに登場したゼファーに憧れたでしょう、現代になってカワサキのオートバイを知った人々にとって最高だと感じるバイクはZ900RSなのではないでしょうか。

私にとってBMWの空冷ボクサーツインはF650GSダカール時代にあこがれを抱いたR1150GSアドベンチャー、R1200GSなのです。だから新型が発売されても欲しいという気持ちよりは、あの時に憧れたバイクを今乗っているコトを大切にしたいなと、そんな風に思います。




さて今回の<初級>ツーリング写真解説では簡単な内容でサラっといってみたいと思います。紅葉や桜など季節の被写体を狙いたいとき、せっかく撮影に相応しいと思われる場所に向かったのに散っていた…なんてご経験はありませんか?

そんな時はどうしましょうか。写真を撮るのをやめてラーメンでも食べに行きますか?いいや、ちょっと足元を見てみてください。例えば秋の紅葉でしたら葉が落ちていればソレを手で拾うだけでも作品は成立しますよ。

RICOH GR APS-C

こちらの作品をご覧ください。この場所は木からは殆どの葉が散っていましたが、よく足元を見ると赤、黄色、緑と色とりどりのモミジが落ちていたのでカタチの良いものを選んでR1200GSのクチバシの上に並べてみました。最初はこれだけを撮ってみたのですが、何かモノ足りないのでこれらの色の要素を全てもっている葉を見つけて手で持ってみました。

ポイントは葉をR1200GSのメインヘッドライトに重ねている点と、クチバシの上に並べた葉を不自然なくらいに丸く並べたことです。この不自然な、とは自然にバイクの上に落ちたのではなく、人が並べたことが明らかに伝わるという意味です。この写真に写っている手の人物が写真を撮る前に落ち葉で遊んでいたことを伝えてみました。

どうですか?良い写真かどうかは別として面白いでしょう。最近忘れがちだった【写真で遊ぶ】を久しぶりに思い出してみました。こんな遊び心が写真を楽しむちょっとしたコツでもあります。




 

しかし新型のBMW R1250GSのブルーは私のこの2008’R1200GS(スズキ軽自動車のブルーにペイントしました)にそっくりのブルーですね。もしかしてBMWのカラーデザイナーが究極のツーリング写真を見て、私のGSの色をパクったか??…いや、そんな訳はないですよね。

BMW R1250GSのコスミック ブルーメタリック

う~ん、似ている。えっ? か…買わないですよ。

BMW F850GS アドベンチャー

どちらかと言うとF850GSアドベンチャーの方が気になったりします…。買いませんが…

今回はこの辺で!




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新たなムーブメント【ツーリング写真】を認知させるため

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日からいよいよ12月ですね。2018年、そして平成の時代も終わりです。

よく「1年って早いなぁ」と聞きますが、私も数年前までは1年があっという間に過ぎていく感覚に一抹の虚無感を感じていたものです。

しかし究極のツーリング写真 touring-photography.com を立ち上げてから1.自分の写真作品を通してバイク旅の魅力を世に広める 2.ツーリング写真という新たなムーブメントを起こし一つの写真カテゴリーとして認知させる という2つの目標をかかげて活動を開始してからは、なんだか時が経つ感覚が緩やかになった気がします。




目標を見つけて鋭意努力していても、日々の流れは緩やかで昨日と今日では大差ないように感じます。しかし写真にせよブログなどの活動にせよ日々精進しているのであれば、ほんの少しずつ、1ミリずつ前進していて、年単位という長い目で見ると目標や夢に向けて大きく近づいているのが確認できるものです。

そんな理由で日々の流れがより緩やかに感じてしまうせいか、2018年は少し長かったなと感じる私であります。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

今年はなんと言っても夏の北海道で良い旅ができたことに心から感謝したいです。道北のエリアに停滞しながら、その地の魅力を徹底的に味わう旅のスタイルは新鮮でしたし、心に焼き付く良い写真も撮れたと思います。

ここで言う「心に焼き付く良い写真」とは写真そのものの出来栄えに限らず 【その時その場所で写真を撮ったこと】という行為を意味しています。これこそが私の人生の財産もというべきもので、お金でも買えませんし他人と比べるものでもありません。良い作品が撮れればなおのこと、そこで写真を撮っていた思い出がかけがえのないものになると考えます。

だから自分はバイクツーリングと写真が好きなんだな、と改めて実感する瞬間ですね。




さて1年を振り返るのはまだ少し早いのかもしれませんが、私の2018年の写真活動で得たものとして箇条書きにして書き出してみたいと思います。脳内の在庫をアウトプットして次を入れる空き容量の確保です!

・構図、露出、デザインなど撮り方はあくまで手法、手段にすぎず重要であるが最重要ではない。時として撮り方はあえて駆使せずとも良作はあり得る。

・スタイル、レタッチの仕方、自撮り、極端な画角など演出に関わる部分に否定的な意見もあるかもしれないが個性を表現する手段としてブレずに今後も同様にする。

・旅のワンシーンを切り取る写真として従来の【ツーリング写真】の他に【ツーリングスナップ】という新たな写真の世界を発見してしまった。

CASIO エクシリム EX-10  こんな写真を【ツーリングスナップ】として今後も撮っていきたい

・光の様子と影の様子が少しづつ読めるようになってきた。ただし光学ファインダーでないと見れないし写真にできない(たぶん思い込みですが)。

・美しい景色、被写体ばかりに執着して撮らない。美しいもの、そうではないもの、この両者を組み合わせて活動しよう。美しい景色、被写体の作品は確かに多くの観賞者の間口を広げるが全ての作品を美しいものにするのは自分のスタイルに似合わない気がする。

・高画質、高性能なカメラやレンズの芸術としての弱点が少し見えた。ダイナミックレンジの広い高性能カメラは階調も豊かでリアルだが、写真らしい芸術表現が難しくなる(気がする)。

といった感じでしょうか。皆さまから見てほとんど意味不明かもしれませんが、私の中で整理がついたらいつか解説を作ってみたいと思います。

今年もまだ12月が丸一か月ある訳ですからラストスパートで活動したいと思います。ツーリング写真を撮ることは才能の爆発です(岡本太郎さんより引用)。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

ツーリング写真、バイク写真の光の使い方【まとめ】

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、5回にわたってツーリング写真における光の使い方を解説してきましたがいかがでしたか?

・ツーリング写真 光の使い方 順光編

・ツーリング写真 光の使い方 斜光編

・ツーリング写真 光の使い方 逆光編

・ツーリング写真 光の使い方 トップ光編

・ツーリング写真 光の使い方 曇天光編




ツーリング写真、バイク写真といえば基本は屋外の風景写真となるわけですが、その場合の光源は当然ですが太陽光です。太陽は時間帯、天候、季節などによって角度や強さや色温度などが変化するものです。晴天時に空に流れる雲があったら太陽は雲に隠れたり出たりを繰り返し、そのたびに光量や特性が変化します。

またこれらの太陽光によって明らかにされる情景の様子とは、必ずしも肉眼で見える様子がそのまま写真になる訳ではありません。人間の目はカメラよりもダイナミックレンジ(明るさの範囲)が広いですし、ホワイトバランスについては眼球はかなり優秀なAWB機能を備えています。

雨上がりのオロロンライン 曇天光と水分を多く含んだ空気 そして水たまり

ツーリング先で撮りたいと思ったその情景、カメラを向けたその先が斜光なら斜光を生かした撮り方、逆光なら逆光を生かした撮り方、曇天なら曇天の特徴を生かした撮り方をするしかありません。当たり前ですが太陽の向きはスタジオ照明のように自分の意志で動かすことはできないのです。




もしどうしても、そのシーンを逆光で撮りたいとか斜光で撮りたいと思ったら、これはもう出直すしか他に手段がないです。ここでいつもぶつかる問題なのですが移動を繰り返している旅の行程ではコレができないです。しかし自宅の近所でしたら時間帯や天候を狙って出かけることが可能です。天の川の写真なんかは典型的な例です。

この両者は撮りに行った写真か、本物の旅のワンシーンの写真か?の違いです。もし後者にこだわるのであれば出直しや撮り直しはきかない訳ですから、その時の与えられた条件でベストを尽くせる力を身につけなければいけません。成功すればこれぞ本物のバイク旅のシーンだ!と思える傑作が生まれるでしょう。前者でも吝かではないという方は、いかにも撮りに行った写真という感じにならないよう演出のセンスが要求されます。深い話ですけど…これは避けられない事実です。

あっ初級者向けに書いていたはずの投稿が最終的にマニアックになってしまいました…すいません。

今回の解説ではツーリング写真において主に太陽光が光源となる場合の、光の向きや種類の特徴を知り、それらを生かした作品つくりの手法や例を解説しました。写真にとって光は命です。シーンや被写体ばかりに気をとられずに今、どのような光がどのように当たっているのかを意識して撮るようにしてみてくださいね。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

光の使い方 徹底マスター【曇天光編】初級ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回まで順光、斜光、逆光、トップ光といった光の向きについて、その特徴や写真の撮り方を解説しております。今回は第5弾の曇天光編でございます。

今回の曇天光は光の向きの話ではありませんが、ツーリングでもよくあるシーンで雰囲気の良い作品の演出にも役立つのでぜひ曇りの撮り方をマスターしてください。

また初級者の方は写真は晴れた日が理想で曇天や雨では良い写真など撮れない…とお思いかもしれませんが、その考えはこの投稿を読み終わった時点で捨ててくださいね。




雲り空による拡散透過した光は晴天時に比べて圧倒的に光量が少なく、そして人間の目ではあまり気が付きませんが色温度としてはかなり青いです。写真を撮るうえでの特徴としては被写体に影が出にくく写真全体が低コントラストになるのが特徴です。また晴天時に比べて光量が少ないということはシャッター速度の低下によるブレなどにも気を付けなくてはいけません。

これらの特徴を理解した上で作品の意図へ導く表現手法として曇天光をうまく活用しましょう。曇天光の特徴をうまく使えれば幻想的、寂しげ、寒い、やさしい、柔らかいといった印象の作品を撮ることができるのです。

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/640 ISO200

こちらの作品をご覧ください。北海道のコムケ湖で撮った1枚です。雨が降りそうな天気という訳ではなく、ごく普通の曇りの日に撮った写真です。このように曇天は晴天と違って影が少なく全体がコントラストに乏しいフラットな写真になります。

これによって受ける写真の印象は先ほども書きましたが幻想的、寂しげ、寒い、やさしい、柔らかいといったものになります。

そしてこの写真を見て多くの方が「ずいぶん青いな」と感じたかと思います。青は寒色、後退色でその色だけで寂しさ、寒さの演出になります。

人間の眼球は優秀な露出調整、AWB(オートホワイトバランス)機能を備えているので曇りや雨の日に風景が青く見えることはありませんが、実際には青いというコトをカメラが教えてくれます。こんなに青くしちゃって現実を脚色しているではないか!と物言いがついた場合は「いいえこれこそ現実の光景に近いのですよ」と反論できちゃう訳です。

そしてこういったシーンでホワイトバランスを曇りモードにするかどうかは平凡な写真か個性的な写真になるかの分かれ道です。

カメラのホワイトバランスに太陽光、曇天光、日陰、蛍光灯、電球、MWBなどありますが、曇りの撮影だからといって必ず曇りモードを選択するのが正しいと思い込んでいませんか?曇りモードは青っぽい現実の光景を普通に戻しましょうという意味です。上の写真のようにするなら曇りモードではありませんからね。

解説が脱線しますが上の写真のような仕上げに対して違和感を覚えた方もいらっしゃると思います。これは無難は選択せずかなり思い切ったホワイトバランスの選択なのです。このコムケ湖の旅で感じたことにピッタリな雰囲気にしたかったので寂しさを表現できる青みを出してみました。私としてはまだ模索している段階ですが、こういった一部の人には嫌われるくらいで初めて個性的な写真になるのかな?なんて考えたりもします。




曇天光の撮り方を学ぶことにより影の出方を意識するようになります。晴天と曇天の違いは光量やホワイトバランスだけでなく影に大きな違いがあり、写真における影の役割を学ぶことができるのです。

それと空を撮りたい場合。曇天の空はのっぺりとして雲の様子を写真にすることができません。露出の設定によっては肉眼では分からないような雲の様子を再現することも可能ですが、それにはLightroomのようなソフトで空の部分のみを選択して露出を下げる作業が必要です。絶対とは言いませんが多くの曇天シーンにおいて空の様子は諦めて地上物に注目した写真を撮るのがオススメです。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/250 ISO100

曇天光に限らず全ての光源に同じことが言えますが、ツーリング写真とは当然ですが屋外の風景写真なのですから、その時の天候や太陽の向きは変えることができません。撮影者であるコチラが合わせるしかないのです。逆光なのに爽やかな青空や緑の様子を撮りたいとか、曇天なのに伸びる影を撮りたいとか叶わぬことを望んでも無意味なのは明らかですよね。

いま与えられている光の条件で最もベストと言える作品をつくるには、こういった光源の種類と特徴を理解しておくと、きっと良いことがあると思いますよ。

光の解説、まだまだ続きます…




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~本日の毎日100ショットスナップ~

ステンレスのパネルが貼られた近代的なデザインのビルですが、築40年くらいの古いビルです。通勤中に撮った1枚です。

光の使い方 徹底マスター【トップライト編】初級ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリング写真における光の使い方として順光や逆光といった光の向きの解説をしておりますが、スーパーカブC125を見て欲しくなってしまった…などと言う記事が間に入ってしまいました。

今回はツーリング写真 光の使い方徹底マスターの続きでございます。

・光の使い方 順光編

・光の使い方 斜光編

・光の使い方 逆光編




今回の解説では太陽が真上の位置にある日中の撮影【トップ光】の解説です。風景写真やポートレート写真の世界ではトップ光は最も写真に適さない光源などと呼ばれています。ツーリング写真もほとんど風景写真のようなものですから、同じようにトップ光は避けましょう!と言いたいのですが、トップ光にはトップ光の良さが存在するのも確かです。

それに多くのライダーが活動的に走り回っている時間こそトップ光の時間帯なのですから、これを上手に使えればきっと悪いことなど無いと思います。

しかし一般に避けた方が良いと言われる光源で良い写真を撮るなんて難しそうですね。でも大丈夫です、特徴を理解して【使い方の引き出し】にしてしまえば、トップ光ならではの写真が撮れます。

 

こちらの作品をご覧ください。夏の北海道ツーリングにて【天に続く道】で撮った1枚です。昼間のトップ光で撮影した写真ですが、そもそも何故トップ光は一般に避けられているのか?この写真の影に注目してください。

光が真上から照らされるという事は影は真下へ出るわけですね。人物の顔なら目のくぼみ、鼻の下などに強い影が出ます。上の作例であれば木々の様子に注目してください。木のてっぺんは強く輝き、下は影になっています。樹木のように背の高い被写体があると影の割合が多くなるのがお分かり頂けると思います。

てっぺんがギラついて下は影、これこそトップ光の特徴であり影の割合を作品の表現手法の1つとして巧みに使えれば、トップ光ならではの良作を狙えるのです。

上の作例の場合は北海道ツーリングといえど8月の真夏ですので、トップ光の時間帯は汗ばむほど暑いです。強い太陽光で照らされた大地に空中の湿気などに光が当たって真夏特有のカスミが発生しています。こういった要素もうまく構成して撮るのがトップ光を使うコツです。




EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/125 ISO250

ちょっと1枚目の作例での解説がマニアック過ぎましたので、次にこちらの写真をご覧ください。1枚目と似たような構図の写真になってしまいましたが、南房総の嶺岡中央林道で撮った1枚です。このように木々が鬱蒼と生い茂った森などは、トップ光をおいしく使えるシチュエーションです。

逆光の解説の時と同じように高コントラストを狙えるだけでなく、木々の隙間から差し込む光を狙えるのです。簡単に言ってしまえばスポットライトのようなものです。

コツはバイクを停める位置にあります。特別な意図がない限りバイク&ライダーの位置は光がしっかり当たっているポイントを選びましょう。予め地面の様子に注目して最も明るそうな場所にバイクを停めます。

ギラギラと強いトップ光の時間帯に無理に鮮やかな風景写真を目指すのではなく、舗装林道が近くにあったらこんな写真を狙って走ってみてはいかがでしょうか?

次回は曇天光の解説でございます!




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光の使い方 徹底マスター【逆光編】初級ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回と前々回でツーリング写真、バイク写真における光の使い方として初級者向けに解説をしております。順光、斜光の特徴はお分かりいただけたでしょうか?

・光の使い方 順光編

・光の使い方 斜光編

今回は私が最もオススメしたい逆光の解説でございます。写真を撮る上で逆光と聞くと良いイメージがないかもしれません。「えっ写真は逆光で撮っちゃダメなんじゃない?」とか「せっかくのシーンだったけど逆光になってしまった」とかよく聞きますね。

しかしこれらの「逆光で撮ってはダメ」は大変な誤解ですので究極のツーリング写真の読者の皆さまはこれを機会にぜひ逆光の良さを知ってください。その昔、キャノンからオートボーイというカメラが登場し、それまで一般人には難しかったカメラの操作が簡単になりました。このカメラはオートモードにすればシャッターを押すだけでキレイに撮れる…と。

オートボーイの登場と時を同じくして「私はオートモードで十分」と口々にする人が激増し、現在でも多くのカメラユーザーはその風潮を残しています。シャッターしか押さない…という事は当然ですが露出はカメラの評価測光(AE)にすべて任せて、露出補正すらしないという事です。




このような使用方法では旅行先などで家族との記念撮影を撮るときに逆光だとAE任せでは人物の顔が暗くなります。本来なら露出補正するかストロボを発光すれば良いのですが多くの人はシャッターを押すだけで何もしません。せっかくの記念写真で家族の顔が真っ暗なのです。

多くの人はこの現象を経験して逆光ではダメ、あるいは露出補正をして顔は明るく撮れたとしても、こんどは青空が白っぽくなってしまったのでダメ、という理由で【逆光はダメ】が一般に浸透したと推測します。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/60 ISO100

逆光は被写体や情景をドラマチックに輝かせる魅惑の光源です。特徴を理解して逆光での撮り方をマスターしてしまえば一気にレベルアップすること間違いなしです。

では逆光の特徴とその撮り方を解説してみたいと思います。

逆光は強い光線がレンズを通してカメラ内に入ることでまずAEが狙ったイメージ通りに機能しないことです。AE、つまりカメラのコンピューターが自動で測ってくれた露出値。これは画面全体の平均であったり特定の部分などを計測して割り出しています。しかし、逆光の場合は強烈な光線を受けることによりカメラが「明るすぎる」と判断して暗く測光します。この結果、撮影者が狙ったイメージよりもはるかに暗い写真が出来上がるのです。

そこで、まずは重要なことは逆光での撮影では露出補正を積極的に行うことです。露出補正は難しいことのように感じますが簡単です。まずは1枚撮ってみましょう。そして撮った写真を再生ボタンを押して確認し、暗いと思ったらプラス(明るい方に)補正してもう一度撮ってみましょう。簡単でしょう?操作方法はカメラの取り扱い説明書に書いてあるはずですので分からない方は読んでくださいね。

逆光のもう1つの特徴としては被写体を輝かせてくれることです。ライダーやバイクといった被写体のエッジであったり、上の写真のように地上物は特に反射してキラキラと輝いてくれます。




このように光、輝きがあるだけで写真はぐっとドラマチックに、印象的になるのがお分かり頂けたと思います。

写真は光が命です。強い光、柔らかい光、そして影があることでカメラが守備範囲としているダイナミックレンジを超えて【写る部分】【写らない部分】が発生します。それらを巧みに表現したいことの手段として使う、これが写真の面白さと感じます。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5 1/2500 ISO100

「コントラストがある」という言葉をどなたでも聞いたことがあると思います。簡単に言ってしまえば明るいところ、暗いところの両者があってメリハリがあるという意味です。

2枚目のキャンプツーリングの写真では海面の様子が明るすぎて写っていません。こういった部分が完全に真っ白だと白トビ(0)といいます。上の3枚目の写真ではライダーとバイクの様子が暗すぎて写っていません。これが完全に黒になると黒潰れ(255)と呼びます。デジタルの8bitデータは0から255の256段階で、その範囲をたくさん使った写真がコントラストがある、または階調が豊かな写真などと呼びます。

印象的なほど強い光、それらによって反射した輝き、コントラストなどは写真に必ず必要という訳ではありませんがツーリング写真において旅の雰囲気を演出する【印象的】【ドラマチック】な作品になるのは確かです。

逆光のシーンではフレア、ゴーストといった一般に画質低下とされ歓迎されない光学的現象も発生しますが、ここは誤解を恐れず思い切って書かせていただきますと「気にしないで撮ってください」と…これに尽きます。フレア、ゴーストは色々な出方があって全てが排除すべきとは思えません。

それよりフレア、ゴーストが出てはいけいなから…という過剰な意識で逆光での撮影チャンスを逃してしまう事の方が勿体ないのです。

次回はトップ光の解説です。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

たまに太陽にカメラを向けてはいけない…という方もいらっしゃいます。それって子供の頃に虫メガネで太陽を見てはいけない!と大人に言われた記憶と混同していませんでしょうか?カメラを太陽に向けても大丈夫です。

ツーリング写真<中級>デザインを極めよ 配置編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ご自身の撮られた写真ってお好きですか?自分で撮った写真を見て「これはいい写真だなぁ」と思える気持ちって凄く大事ですよ。もちろん人に言う必要は必ずしもありませんが、心の中で「この写真は好き」と自分の写真を褒めてあげましょうね。

自分という人間が好きだって人、みんな素敵じゃないですか。それと同じだと思うんです。あなたの撮った作品はあなた自身です。

自信持って「自分はいい写真を撮るフォトグラファーだ」という気持ちでいきましょう。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/400 ISO100

さて今回は<中級>ツーリング写真解説として写真のデザイン要素の配置編でございます。




こちらの作例をご覧ください。北海道の北太平洋シーサイドライン 霧多布岬の近くで撮った1枚です。霧多布はその名の通り年中霧が出ていて、ひどい日はホワイトアウトで運転が困難なほど視界が悪化します。

でもこの霧につつまれた雰囲気が旅欲を刺激して、私は大好きなんです。

さて写真の解説ですが、この写真の主題は霧です。全体が霞んでいて景色の詳細が明らかになっていない雰囲気。これこそがこの写真の意図なのですがデザインのアクセントとして有効なのが、道路の端部分を指し示す矢印のポール(通称 矢羽根)です。

長方形の画面の中に、いくつも連続して存在する矢羽根の配置に細心の注意を払って構図を作りました。このスペースにこの位置!という精密な調整が要求されるデザイン作業です。重い望遠レンズを手持ちで振り回す現場では、なかなかスタミナを消耗する撮影でした。

特に画面右上に先端のみ写っている矢羽根は、この画面内ではとても重要な仕事をしています。矢羽根は右左交互にリズムをもって存在していて、その左右のリズム感を最終的に決定付ける存在が右上の先端のみの矢羽根です。この右上の矢羽根がもし無かったら、林立しているリズム感は崩れ、右上に無駄なスペースが存在して不快なバランスが発生するでしょう。




全体が霧で霞んでいるため、非常に弱いですが色の要素も僅かに存在しています。鹿飛び出し注意の看板は黄色、矢羽根の先端は赤、そして左右に緑が存在します。

Lightroomの仕上では寂しさ、寒さを表現するため若干ですがホワイトバランスを青にふり、低コントラスト、明瞭度を若干のマイナスで仕上げました。見た風景、その場で感じた印象を「よりらしく」表現するための控え目なレタッチです。

配置は今回の作例のように、人工物が存在する場合は特に精密に調整しましょう。特に垂直線が存在している場合はビシっと垂直を出さないと、不快なアンバランスを発生してしまいます。もちろん、何か理由があってわざとアンバランスを狙うなら話は別ですが。

難しいようでしたら、現場で何カットもバリエーションで撮って、後で最も理想的な配置となっている写真を選別しましょうね。

写真におけるデザイン要素 配置編でした。今回も地味な内容だなぁ~割と大事なんですけどね。




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↓↓↓撮影地↓↓↓

北海道厚岸郡浜中町 北太平洋シーサイドライン 北海道ツーリング屈指の人気ツーリングルートです。道東の魅力が凝縮されたようなロケーション。北方領土を見に行きましょう。

 

魔法の法則でイキナリいい写真!?<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ブックマークしていつも見ていただける皆さま、いつも有難うございます。たまたま検索でこのブログを見に来られた方、ありがとうございます!

当ブログ 【究極のツーリング写真】はオートバイ、ライダー、ツーリングシーンを写した写真の撮り方の解説をするバイク写真の専門サイトです。

その他私、立澤重良の作品ギャラリー、カメラレンズの話題、たまにR1200GSやキャンプツーリング、房総や北海道のツーリング情報を話題にしております。

特にツーリング写真の撮り方の解説については、通常とは違ったアプローチで書いておりますのでお好きな方は是非ご覧になってください。




さて今回は<初級>ツーリング写真解説として、久しぶりに初心にもどって極めて優しい内容でいってみたいと思います。

ツーリング先で「おっ!ここイイ感じかも!」「あらっ!ステキな雰囲気!」と思ってバイクを停めて、その場所で写真を撮ろうと思ったとき、カメラの電源を入れて最初になにをどうして良いか、そもそも最初から分からない!という方の為のお話でございます。

 

EOS6D Mark2 + EF35㎜F2 IS

こちらの作例をご覧ください。私はこのツーリングで漁港に停泊していた美しいヨットを発見しました。この爽やかな情景の中で純白の船体が輝いているようにも感じ、これをツーリング中に発見した風景として1つのツーリングシーンを撮ることにしました。

これが一番最初のことです。〇〇が良いと思ったから写真を撮ろうと思った。発見すること、感動すること。最初に求められるのは感受性です。子供は道端に咲いているタンポポを見つけて「わぁ黄色い綺麗なタンポポ!」と屈託ない笑顔で発見したことを喜びます。それと同じです。

次に自分が発見した1つのモノあるいはコトを、どのように写真にしようか考えます。写真は長方形の四角で二次元の静止画である、という当たり前のことを改めて意識してみましょう。

この写真の場合は【爽やかな情景の中に気品を感じる白いヨット】をまず第一に表現できるよう考えましょう。白いヨットが最もあなたが感じたように表現するにはどうしたら良いか?を考えます。画面の中でどのような大きさで、どのような位置で配置するか?背景の範囲はどのようにするか?で使用するレンズ(焦点距離)を決定しましょう。

この時、構図のコツは最も伝えたい重要なことは1つに絞ること、欲張って他の要素を画面に入れない、重要な1つが印象的に伝わるよう大胆に寄ることです。

そして大まかなイメージが固まったら【ツーリング中に出会った】を決定させるバイクの位置や大きさを決めます。

ここまでの部分がイメージ作りです。作者の想像力が要求される行程です。

感受性と想像力を爆発させて「よし!こう撮ろう!」というイメージが脳内に描かれたらはじめてカメラの電源を入れて撮影を開始しましょう。




 

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600㎜F5-6.3DG

次にこちらの作例をご覧ください。先ほどのヨットの写真と全く同じ場所(カメラポイントは50~60mくらい下がりました)、同じ時に撮影しました。

たくさんの船が並んで舫で係留されている様子を主題としてみました。並んだヨットの船首、錆びた杭、防舷材のタイヤなどが規則的に並んでいる様子を望遠レンズで圧縮しました。それぞれの船が係留されている間隔はそこそこ広いはずですが、係留されている様子を明確に表現するため望遠レンズで並んでいる間隔を圧縮したのです。

このように同じ撮影場所でも感じたこと、創造したイメージが異なれば全く違う写真が撮れるのです。大切なことは何を感じてどう撮りたいと想像したか?であり、つい最初の頃はその風景を「目で見たままに写真に撮れば良い」と思い込んでいるので、普通の説明写真を撮ってしまうものです。

感受性による被写体や情景の発見も、どのように撮るかのイメージを作る想像力も全ては1枚のプリントを大切な人へ見せてあげることを思い描いてみてください。これだけで「すごい所へツーリングしてきたぞ」的な自己完結の写真ではなくなるはずです。

今回の解説で言いたかったことは写真道の最初の第一歩は例え雑草や何でもない風景であっても、その中の何かに気づき感動できる豊かな感受性を身に着けること、であり決して露出やピントの合わせ方や最新のカメラの情報を知識に詰めることではありませんよ!という事でした。

写真が上達する魔法の法則 【感受性と想像力の法則】です。

それではまた!




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誰も教えてくれない!ベストアングルの見つけ方<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素晴らしいツーリング、素晴らしい写真への情熱を絶やさずに過ごされていますか?

良い写真とは素晴らしき作品を生み出したい、それを誰かに見せて喜んでもらいたい、という気持ちと情熱が大切です。これが高ければ眠くても早起きして旅立つことができますし、重い機材でも持って行こうという気持ちになれます(重い機材もがんばって持って行こうという意味ではありませんよ)。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説は撮影現場においてベストなアングルの見つけ方です。アングルとは角度というイメージですが、構図やフレーミングと密接な関係のあることです。とても重要なことですよ!

まずはこの写真をご覧ください。千葉県市原市のとある舗装林道での一コマです。法面が崩れて木が横たわっている様子が気に入ったので、ここで撮影することにしました。この写真はブログ解説用として現場の様子をスマホで普通に撮った1枚です。

さて、どう撮りましょうか?

撮影現場とは自分がそこで撮ろう!と思ったからには必ずベストアングルが存在します。大抵の場合はベストアングルは1つしか存在しません。目の前の光景をよく見て被写体と向き合います。そしてそれぞれを言語化して自分がここで撮ろうと思ったことを具体化し、それを表現する手段を考えましょう。

まずは最初に気に入った横たわった木に注目し、寄ってみましょう。木は導線として使えそうなので画面内でどのように線を走らせるか考えてみます。このとき足を意識してください。足で良く動いて角度や高さを変えると画面がどう変化するのか?動きまくってください。

はい、こんな感じ。倒れた木に寄ることで構図内で存在感を調整します。木の導線と道の導線がクロスするような構図になりました。しかしどこか釈然としませんし、画面内につじつまの合う秩序が感じられません。ソレっぽいだけで何が言いたいのか分からないのです。

ここで一度、この写真の何がイマイチなのか考えてみましょう。何か余計な物が写っているのでは?大切なものが足りないのでは?

まず最初に注目した横になった木ですが、この撮り方ではいまいち魅力的に写っていません。これは光が足りないのが原因です。例外的な場合を除いてメイン被写体には何かしらの光を当てるのが原則です。

それから道路の先が写っていることによって、この導線の視線誘導が道路の先になってしまい主題がボヤけてしまいました。導線とは被写体に接続されていないと機能しないということを証明しているような写真です。以前に解説した導線と視線誘導の投稿はこちら

この2点を修正するために足で動いて再びベストアングルを探してみましょう。




 

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F7.1 1/20 ISO100

 

はい、修正して最終的に決めたアングルがこちらです。少し14㎜レンズの歪みがフロントホイールに影響してしまいましたが、横になった木は背景に光を入れて魅力的にしました。副産物として他の緑も葉に透過光が入って美しいです。そして見えていた道の先はバイクで隠れるようにしました。

横構図から縦構図に変わったのは当初の両サイドには特に良いとも悪いとも言えない中途半端な要素が散漫と存在していたため、それを削ぎ落して高さ方向に存在する光を取り入れたいと思ったからです。

納得のできるアングルを発見することに成功したら、ここではじめて自撮り作業に入りましょう。ここでは光が気持ちよかったので上を見上げるようなポージングでいってみました。

言ってしまえば単純に縦構図のローアングルにして少し左に動いただけです。足で動くといっても、それほどタフな作業ではありません。上級者になるほど動く量は最小限に、そしてすぐにベストアングルを発見できるでしょう。

鍵は目と足の2つ、そして言語化です。被写体の魅力を解明する写真家の目。それを画面に理想的に配置できる写真家の足。なぜそうするのか説明できる言語化力。これらを意識してトレーニングすると劇的に写真が良くなることをお約束します。トレーニングって??もちろん毎日100ショットスナップのことですよ。

ピアノでもゴルフでもスキーでも毎日練習するのが一番でしょ?写真も同じです。

撮影現場におけるベストアングルの探し方でした!それではまた!!

 

↓↓↓撮影地↓↓↓

市原クオードの森(旧市民の森)にある林道です。全線舗装されていますが交通量がなく落葉や水溜まりなど多いです。この写真のすぐ先が有名な中間崩落隧道となります。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C F6.3 1/80 ISO100

スナップではありませんが柿木台中間崩落隧道のすぐ近く、小湊鉄道の月崎駅からEOS6D Mark2にSIGMA150-600㎜F5.6-6.3DGで手持ちで撮った1枚です。夕方の光が差し込んでいるポイントに車両が来た瞬間をとらえました。車両の上がすこしもやになっているのはディーゼルエンジンの排気ガスによるものです。