「なにを」「どう」「撮るか」をバイク写真に当てはめると…??

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日は写真でよく言われる「写真とは何をどう撮るかである」について私なりの解釈で書き出してみました。私自身に言い聞かせるための独り言ですが、お暇な方は読んでみてください。

 ~なにをどう撮るか~




「なに」

被写体を見つける、撮影地を見つける発見力、気付き力のこと。被写体、情景の特長をきっかけに、そこで撮影に挑もうと決める力。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/500 ISO400

「どう」

言語化力は審美眼に付帯されるプラグインとして機能させる。「湖が綺麗だ」ではなく「風にさんざめく湖面が美しい」といった具合に、審美眼が反応したことに対して、言語がその価値を高めてくれる便利なプラグインだ。

具体的な効果として説明すると言語化前に撮った写真は湖の写真。言語化後に撮った写真はさんざめく湖面が美しい写真という事になる。

女性に「かわいいね」と言えば大抵は喜ばれるはずですが、どうかわいいのか言葉で表現できればさらに喜ばれるはずです。あなたが感じたことを素敵な言葉にできれば相手に喜ばれるのと同じように、写真も「どう」が明確に観賞者に伝われば喜ばれるものです。

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L F6.3 1/400 ISO100

「撮る」

言語化によって具体性を打ち出した作品の意図を作業に落とし込むこと。構図は足を使って被写体や背景などの位置関係を、フレーミングは被写体の一部を切り存在感の調整や枠外へ想像を誘う、絞りはボケ具合で印象をコントロール、シャッター速度の調整は写真に時間を与える、露出は明るさの観点で心理的な印象を調整する、デザインはぱっと見た瞬間の観賞者の目を楽しませる。これらは全て観賞者に作品の意図を導くためにしっかり機能させること。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/640 ISO100




これら3つの・なにを ・どう ・撮る はバランスをもって身につけていきたい。例えば「どう」を蔑ろに「撮る」だけをトレーニングしたところで綺麗な写真しか撮れないのです。

大切なことは「なにを」も「どう撮る」も自分ならではの個性であるか?私が感じたたことはこうです。これが私の表現です。とシンプルにうったえているか?です。

これらに偶然や奇跡あるいは稀な気象現象、想像をこえる美、笑い、驚きがトッピングされれば傑作ですね。

自分自身にこれができる写真家になってほしい、という期待をかける自身へのピグマリオン効果を狙ってみました。

なにをどう撮るか?のツーリング写真的解釈でした。





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究極のツーリング写真 過去のお勧め記事<夏休みのお知らせ>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、そろそろ夏休みのロングツーリングに出発されたでしょうか?かく言う私も北海道ツーリングに向け、ドキドキワクワクの出発でございます。

当ブログは今まで毎日のように更新してきましたが、この8月は明日より少しの間、更新をお休みさせていただこうと思います。いつもWordPressの予約投稿機能を使っているので留守中も更新はできなくはないのですが、きっと皆さまもお出かけされる方が多いと思いますので。

今回は留守中に当ブログを見に来ていただいた方の為に、過去のアーカイブからお勧めの投稿記事をピックアップしてみました。




・バイクのある風景、ツーリング写真 10の撮り方

この投稿は当ブログ究極のツーリング写真の趣旨を象徴するような、ツーリング写真の撮り方に関わる簡単なことを10の項目にまもめたものです。

・現場で役立つベストアングルの見つけ方

そこで撮ろうと思った撮影現場には必ずベストアングルが存在します。大抵は1つであり、かなりピンポイントなので発見するのに労を費やすものですが、ここだ!と納得できるアングルへ導くための具体的な手法を書いた投稿です。

・上達のプロセス 感動する心と言語化の不思議

良い写真とはカメラを的確に操作して綺麗に撮ることが全てではありません。被写体や情景に対してまず感動すること。そしてどう感動したか言語化することにより、それを構図や露出の設定などに結びつけるものです。

・平凡な写真を卒業できる3つの方法

ついいつも同じような写真を撮ってしまう。構図がマンネリになった…。そんな悩みをお持ちの方はぜひ読んでみてください。フレーミングテクニックや写真の観賞者へ訴える心理的な手法なども紹介しています。

・欲張り構図から夢叶った構図 映画監督の法則

古くから「写真は引き算」と言われていますがコレは本当でしょうか?あれもこれも複数の被写体を欲張って画面に入れると、主題が明確でなくなり散漫な写真になるのは間違いありません。しかし複数の被写体があっても、それぞれを映画のキャストのようにとらえ、あなたが映画監督のように役割を指示できれば夢の傑作になりえます。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG contemporary F8 1/640 ISO100 Lightroom

 




・構図のための足を鍛える 三分割縛り地獄

写真の初心者の人は大抵は足が動かないものです。その場所から動こうとせず目線の高さで撮ってしまう悪い癖。まずはこれを直し良く動く足を手に入れましょう。

・5分でわかる焦点距離 広角、望遠、標準レンズの使い方

ツーリング写真、バイク写真の撮影方法において広角レンズや望遠レンズを具体的にどのように使って良いのか?正しく理解していますか?もちろん正しい使い方なんて無いのですが大まかに特長を理解しておくのは大切なことです。作例を元にそれぞれを解説しています。

・世界初 ツーリング写真における被写界深度調整の解説

通常、絞り値の変更による被写界深度の変化は鉛筆などを奥行方向に並べたものを撮ってボケ具合で解説しますが、この投稿ではキャンプツーリングシーンを元に解説しています。

・かっこいいバイク写真の撮り方、アイキャッチを活用

風景とからめたツーリング写真ではなく、オートバイという車体が主役になる写真のかっこいい撮り方を解説。バイク写真のカッコいい撮り方です。といっても普通と違った究極のツーリング写真流ですよ。

・バイク写真における広角レンズ、超広角レンズの使い方

風景とからめオートバイ、つまりツーリングのワンシーンとして撮る写真として、何かと重宝される広角レンズですが、歪みや寄りきれないなど難しい面もあります。歪みが気にならない撮影方法をなどを紹介しています。

・上達できる賢いズームレンズの使い方

一般にズームレンズに頼っていると上達できないと言われます。しかしズームレンズは本当に悪いのでしょうか??ファインダーをのぞいて被写体の大きさを調整するためズームリングをぐるぐると回す…これをまず止めてみましょう。

EOS5D Merk2 + EF100-400mmF4.5-5.6L IS F5.6 1/125 ISO100 Lightroom

 

当ブログ 究極のツーリング写真ではこれからもツーリング写真文化をひろめるため、バイク写真やツーリング先での写真の撮り方に悩んでいる方を対象に解説記事を展開していきます。

北海道ツーリングから無事に戻りましたら、また更新を再開いたしますのでお楽しみに!

皆さまも安全で素晴らしい想い出になる夏のバイク旅をお楽しみください。





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☆1000年後のオートバイとツーリング☆

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日はツーリング写真、バイク写真、バイクのある風景写真の撮り方の解説ではなく、ツーリングと写真に関わることをチョット独り言風にいってみたいと思います。

EOS1Dx F6.3  1/250 ISO100 北海道 道道106オロロンライン

 

私たちはこの現代にオートバイという乗り物で旅をしていた様子を、写真にして後世に伝える必要があると思います。

オートバイ…それはガソリンを内燃機で動力に変え、ゴム製の丸いタイヤ2つを地面に転がして走る不安定な乗り物。それを人がバランスをとって乗り、空間を駆け抜けていた。

そして人類の原点と深く関係している旅を、このオートバイという乗り物で楽しんでいたこと。それを美しい…いや美しくなくとも結構ですが、写真作品として残していきたいです。




デジタルとフィルムの違いは皆さまもご存知の通り色々ありますが、私は最近になってこんな事に気が付きました。

私たちが例え無名な写真家として生涯を終えたとしても、その写真はデジタルで撮っていればデータであり、ネット上やクラウド上に永久保存されるでしょう。

例え作者が消去したつもりでも、破損したファイルを復元できるのと同じように、未来の技術なら大昔のデータを簡単に復元するはずです。

きっと遺跡を発掘調査するように、何千年もの遠い未来に大昔のデータを発掘して復元しているでしょう。

そう考えると数百年、数千年後に私たちが撮ったツーリング写真を未来の人々(または人以外のなにか)が見るのかもしれませんね。

今は盗用対策として入れているウォーターマークも1000年後の人に作者を特定させる重要な手がかりになるかもしれません。




「このオートバイのツーリング写真は素晴らしい」1000年後の人々に認められれば、あなたのお墓を探り当ててDNAを分析し、クローン人間として生を受けるかもしれません。

遠い未来の人々から見たオートバイ。ガソリンを燃やし2つのタイヤを転がして走るこの乗り物に衝撃を受けるでしょう。それに乗って旅をし、夕日に向かって黄昏ているライダー(あなた)の写真を見て、きっと心打たれると思いますよ。

絵画やフィルム写真は作者が著名であれば未来まで保存されていくでしょう。しかし無名作家は紙、プリントではいつか消滅の運命です。デジタルであれば無名作家であっても、未来に受け継がれる可能性を秘めています。

いま、あなたがオートバイでツーリングするそのワンシーンを芸術的に記録しませんか?どのようにツーリング写真を撮っていいのか分からない方は、当ブログ 究極のツーリング写真 touring-photography.com で解説いたします。

 



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ツーリング写真という文化を構築するために

~はじめて当ブログを見に来られた皆さまへ~

当ブログ 究極のツーリング写真はオートバイの旅を写真作品にするための解説サイトです。私、立澤重良(アマチュア写真家)が10年以上にわたるツーリング写真キャリアを元に解説します。

私の知っているツーリング写真のあらゆる事を秘密を作らず公開しております。

旅文化、オートバイ文化、ツーリング文化を一般に広めるため新たなツーリング写真時代を築きませんか?

仲間を大募集です。

EOS30D + EF28-70mmF2.8L F10 1/125 ISO100

と言っても会員になったり集まったりとかはありません。皆さまがいま持っているカメラ(またはスマホ)で次のツーリングでいい写真を撮ってこよう。ただそれだけなんです。




 

風景の中でバイクを置く位置に悩んだ…、気に入った撮影地でどう撮っていいか悩んだ…、いつも似たような写真ばかり撮ってしまう、広角レンズの使い方が分からない、なにかが足りない…そんなお悩みを解消するのに、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

一般の写真解説とはかけ離れた、少し変わったアプローチで解説をしております。あなたがそこで撮ろうと思った理由、感動の言語化、よく気が付く目、よく動く足、二次元化力、黄金比、デザイン力など。

そして人に見せる素晴らしさと芸術を身近に生きる素晴らしさを知ること。

解説を読んで「意味が分からない」「そりゃ違うだろー」と感じる部分もあると思います。そこはスルーでOKです。「なるほど」と思った部分や撮影アイデアはどんどんコピってくださいね。

究極のツーリング写真流 変わったアプローチの解説って何??例えばこうです。皆さま、頭の中に思い描く憧れの写真、いつかこんなの撮ってみたいな!という憧れの写真みたいのって有りますよね?

私もあります。それはいくつですか?幻想に描くツーリング写真は1つ2つでは滅多な確率では、実際にそれが当てはまるシーンに遭遇できません。

幻想に描く憧れのツーリング写真は数十から100くらい頭に作って、そしてメモに書き出しましょう。書き出さないと新たな憧れを妄想できないんです。…といった解説なんです。変わってるでしょう?

 

EOS1Dx F5 1/1000 ISO100

たまにR1200GSの話、ツーリングスポット、撮影スポット、カメラやレンズの機材、北海道ツーリングのことなども投稿しております。

もうチョットだけ写真うまくなりたいな…、ツーリング写真コンテストで入賞を狙いたい!いやいや私は見るだけで十分、といった方々もぜひブックマークしてくださいね。

オートバイの旅は芸術です。それを知らない誰かに伝えましょう。





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ツーリング写真<初級>峠をハイアングルで攻めろ

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま、素敵な写真を撮ってトキメイていますか?いつもドキドキワクワクを追求して写真で冒険しましょうね。

最近ふと感じたのですが、写真の初心者の方や上達を目指している方へのHOWTOみたいな分野ってものすごい経済効果ありそうですよね。はじめての一眼レフとか、風景写真の撮り方とか、構図や露出の基本とか、解説している書籍だけでも凄い数が本屋さんにありますよね。

ワークショップや講習会的なものもたくさんあります。すごくお高いですけど、けっこう多くの方が参加しているみたいですね。

私はこのブログをはじめて、一般的な解説書や雑誌などがどんな風に説明しているのか興味があったので、何度か目を通したのですが個人的な感想としては「なんだか意地悪だな~」と感じました。何も知らない方にいきなり露出の話や三分割構図の話をするのって、絶対に間違いだと思うのです。

写真をはじめるには、まずカメラの操作方法が必要ですがそれは説明書にも書いてありますよね。まずは写真を撮る楽しみを知ることが最初だと思うのです。被写体を見つけたり魅力を言葉で説明できるようになる。それができる「自分」の心や目の育て方。少しづつ変わっていく自分を楽しいと思えること!これが最初に教えてあげるべき事だと思うのですが。

わざと遠回りさせてお金を使わせる目論見なのでしょうか?それとも上手な人や優秀な写真家が増えたら何か困ることでもあるのでしょうかね。いやいや…ネガな話題はこの辺にしておきましょう~。

今回の<初級>ツーリング写真解説は峠道は高いポイントを見つけて見下ろすように撮ってみよう、というお話でございます。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F7.1 1/125 ISO200

こちらの作例をご覧ください。すこし前の写真ですが秋の福島県 磐梯吾妻スカイラインで撮った1枚です。ここは本当に最高のツーリングルートですね!まだ行かれたことのない方は、シーズンになったら是非行ってみてくださいね。




さて写真の解説ですが、峠とは九十九折れになった道、緑や紅葉といった自然の景観、そして高低差があるものですね。写真のデザインの観点で考えると、まず道は直線とヘアピンカーブで「直線、曲線」が存在します。構図内に視線誘導させる導線として使えますね。

次に色。緑、グレー、遠景はブルー系でしょうか。こういったデザインに使えそうな線や色といった要素は言語化して洗い出してみましょう。それを撮影にどう反映すれば良いのか分からなくても大丈夫です。

峠はこの作例のように高いポイントから峠の様子を見渡せる場所探しを最初にやるのがコツです。良さそうな場所を見つけたら、深呼吸でもして自分の好きなことを探してみましょう。「イイ眺めだぁ~紅葉はまだ少し早いけど、これはこれで綺麗だね」といった具合に。

あなたのアンテナが何かに反応すれば、それに従いましょう。この写真を撮ったとき私は近くにある熊笹などが生い茂った草の部分に反応しました。これを35mmで寄ってパンフォーカスで撮ったら面白いな!と。ちょうど時間帯も良く朝の逆光シーンです。以前も書きましたが逆光はドラマチックな写真を撮るのに最も適した条件です。




逆光は地上物を輝かせる効果があります。前景に入れた草はもちろん、高い位置から下を見下ろす画面なので、その画面内の大半は逆光によって輝きを放つのです。

前景のボケ具合を慎重に調整しF7.1とし、プログラムタイマーをセットして自分のバイクが走る様子も撮るので、シャッターが遅いと困るのでISOを念の為に200に設定。シャッター速度1/125を確保しました。なるべくバイクの位置のバリエーションが欲しかったのでインターバルプログラムは1秒毎に設定して、時速20キロくらいでバイクを走らせました。すべて「○○だから△△した」の法則ですよ。

どうでしたか?初級にしては色々と書いてしまいましたが、峠に行ったら写真のような場所を探してみましょうね。というお話でした。この写真の場所も秋ではなく春に行けば、もっと草が少なくて手前のヘアピンカーブの全容が見えたかもしれませんね。

今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

磐梯吾妻スカイライン 湖見峠(うみみとうげ) バス停のような標識が目印です。

~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2

少し前に撮った近所の池の大賀蓮です。太陽が逆光になる早朝に撮影しました。アングルを工夫して黒っぽい背景になるよう調整したのがポイントです。

ロマンチック☆タイトル力があなたの作品を昇華する<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、すごく昔の経験談なのですが知人のある人が写真教室に通っていました。その人が講師の方にこのように質問したそうです「高いカメラを買えば良い写真が撮れるのですか?」講師の方はしばらく考え込んで「写真は人が撮るのです、カメラが撮るのではありません」と答えたそうです。

実に的を得た、かつ無難な回答ではないかな、と感じます。一般的によく耳にする解釈として高いカメラは綺麗に撮れるが良い写真が撮れるかは別だ、と言われます。

ならば作者が良い写真を撮るには絶対に綺麗に撮るべきだ!という考えであれば高いカメラを買う意義が生まれるかもしれません。

しかし綺麗な写真とは一体何でしょうか?きめ細やかな画質、広いダイナミックレンジ、鮮やかな発色、豊かな階調、それとも女性が美人に撮れるとか景色がドラマチックに撮れるとか?綺麗の解釈があまりに漠然としていると「綺麗に撮るべき!」と主張したところで目指す道は定まりませんね。

美や芸術とカメラの性能がどう関係しているのか、自分なりに確固たる考えを持っておくと良いのかもしれませんね。以前にも書きましたが私の考えでは正しいカメラ選びとは「使いやすいお気に入りであること」でございます。




 

タイトル:「精光タマル森」

さて今回の<中級>ツーリング写真では以前にも当ブログで何度か解説してきました、撮影時の言語化のお話の続きです。ここで写真を撮りたい!と感じた場所でバイクを停め撮影の準備をし、まず最初に何をしましょう。

景色をよく見てその場の空気や光を感じ、心を平穏にしてノイズをシャットしましょう。そこであなたが撮ろうと思った理由は、その場所(モノ)の特長にヒントが隠れています。審美眼に問いかけて1つ1つを言語化し美しい言葉で形容してみましょう。

それに成功すればあとは足で構図を作ったり、レンズを選んだり、露出を設定したりする作業です。逆に言えば言語化せずに「わ~イイ感じ」「日本じゃないみたい~」で撮影を開始すると、どう撮るかを具体化できず漠然とシャッターを切って駄作を生むだけです。

言語化は「言語化力」として1つのスキルと覚えましょう。言語化力をトレーニングすれば「何をどう撮るか」の「どう」の部分が劇的に良くなります。「何を」の部分は審美眼を鍛えると良いです。いずれの場合も一朝一夕には成就しませんので、日常的に意識して長期的な観点でレベルアップを目指すと良いと思います。

タイトル:「かの旅路」

言語化力は美しい言葉、単語があなたの脳内にどれだけ在庫しているかです。詩人や小説家に近い感じです。例えば「湖がきれい」ではなく「さんざめく湖面が陽光で輝いている」といった具合に美しい言葉で被写体の状態を表現するのです。マジかよぉ、俺が?と照れてしまうようでは前進はないですよ。

気の利いたワードがうまく思い浮かばない…と苦手な方も多いと思います。イキナリ言語化力を鍛えると言っても難しいですよね。




ここでお勧めのやり方を伝授します。言語化力を鍛える以前に、まずは「タイトル力」を鍛えてみましょう。撮影シーンでどう撮るか?いろいろ考える際に、例えばコンテストに応募するような1枚の作品として、このシーンにタイトルをつけるなら何だろう??と考えてみてください。

もし気の利いた素敵なタイトルが思いついたらラッキーです。なぜならそのタイトルは今撮っている撮影シーンを傑作へと牽引してくれる力を発揮するからです。思いついたタイトルの通りに強くイメージして、もう一度シャッターを切ってみましょう。きっとタイトルを思いつく前に撮った写真よりも素敵な1枚になっているはずです。

タイトル:「再会」

いつもこんな解説ばかりで半信半疑の方も多いと思います…しかし私は嘘は言っていませんからね。どれだけの方がこの解説の通りに実践していただけるか疑問ですが、少なくともツーリング写真としてこの観点で説くHOWTOは唯一無二を自負しております…。

次の撮影からあなたもロマンチストを気取って、素敵なタイトルを考えながら撮ってみてくださいね。

ではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

タイトル:「やくそく」

客船にっぽん丸の出港シーンを撮った1枚。テープによる見送りと旅立つ人々。つながれた紙テープはやがて切れ旅の無事と再会を約束する。

ツーリング写真における超広角レンズの使い方<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素晴らしいバイク旅、素晴らしい写真ライフを楽しまれていますか?

以前も同じ話をしましたが旅と写真は何らかの関係があり、そしてバイクツーリングと写真もまた然りと考えます。私はむかし糸の切れた凧のように日本中をバイクで走り回っていましたが、それを旅だと勘違いしていました。旅とはもっと心の内面に存在する何かであると気が付き、旅先での風景、出会い、発見を自分の内面と向き合わせるようになりました。

そんな時に役立ったのが写真でした。旅の世界を見るにあたり心を整理し、研ぎ澄ませた感覚で感じ取れる、そんな能力が写真を通して自然と身に付いたと感じます。




さて今回の<上級>ツーリング写真解説では、そんな心象風景とも呼べる旅の世界を表現するにあたり、出番の多い広角レンズの使い方の解説です。特に14㎜といった魚眼に近いような超広角域については何かとクセも多く、使い方に悩まされるものです。

ツーリング写真、バイク写真については車体が超広角レンズ特有の歪みを受けてしまい、何も配慮せずに撮れば不快な歪みが車体に発生して、いとも簡単に失敗写真を生んでしまいます。

今回はそんな歪みを上手に回避する方法と使い方のコツを作例を元にご紹介いたします。なお今回の投稿でご紹介する写真は全てキャノンの超広角単焦点レンズEF14mmF2.8Lを使用しました。

まずは超広角レンズの歪みの強く出る四隅周辺に普通にバイクを配置してしまった場合の悪例をご紹介します。このようにR1200GS-ADVENTUREがねじれたように歪んでいるのがお分かり頂けると思います。何も気にしないで撮ると、このようになってしまうのです。

超広角レンズはその光学特性上はどうしても四隅周辺に歪みが発生するものです。これは空や草地など、自然のものならさほど気になりませんがオートバイや建物など人工物は明らかに歪みが気になってしまいます。

ネイキッドやアメリカンなどシンプルなデザインのオートバイであればホイールだけ気を付けて撮ればOKの場合もありますが、造形が繊細な凝ったデザインのバイクほど悲しい結果が待っているのです。

Lightroomで歪みを樽型方向にふったもの
Lightroomで歪みを糸巻き型方向にふったもの

レンズの歪みは製品によって異なりますが主に樽型方向に歪みが出るものと、糸巻き型方向に歪みがでるものの2者が一般的です。

多くの場合、構図の上ではバイクは画面の中央ではなく基本は三分割線の交点に準じた位置に配置しますよね。しかしこの位置はまさに歪みが強く出るポイントであり、ここにバイクを配置してしまうとホイールが楕円状に押しつぶされたように見えたり、車体全体がねじれたような歪みが発生するのです。

だからと言って超広角レンズを使用したツーリング写真では毎度のように日の丸構図で撮るしかないのか…?と言ったらそうではありません。以下に超広角レンズの歪みを回避する手法をご紹介いたします。

1.バイクは小さく撮る

とても簡単なことです。バイクの大きさを小さく撮ってしまえば歪みの影響は最小限です。さらにこの写真のように車体を側面ではなく正面を写すことでホイールが見えないので歪みが気になりません。

2.バイクを横にながす

歪んでもカッコ悪く見えなければOKという考え方です。縦方向にのびたり、ねじれたように歪むよりは横に流れた方がバイクのフォルムが綺麗です。この写真のように角に向かって斜め45度に入れると横に流れてくれます(樽型歪みのレンズの場合)。

3.顔をコミカルに写す

広角レンズ、あるいは魚眼レンズはペットや赤ちゃんを撮るときに、コミカルに可愛く撮れるというのがあります。歪みを逆手にとって丸っこい物に愛を感じる人間の本能を刺激しているのです。同じような被写体でも引き締まったシェパードや面長の美人では通用しない手法です。このコミカルにしてしまう手法は実はバイクでも通用する場合があります。

それは顔であるヘッドライト周辺を重点的に撮るのです。この写真をよく見てください。不思議なことにR1200GS-ADVENTUREが何だか生きているように見えなくはないと感じませんか??

4.フォトレタッチソフトによる補正

個人的には好きではないので、あまりお勧めはしませんが画像調整ソフトでも歪みの補正は可能です。これはLightroomのレンズ補正メニューにあるプロファイル補正です。画像データに使用レンズ情報があれば、それを元に自動で歪みを補正してくれます。同じような機能はLightroomでなくてもキャノンDPPもありますが、DPPの場合はキャノン純正EFレンズしか対応していません。

こういったソフトによる補正は、これで歪みの問題が100%解決できるのか?と言われればそうではなく、特にバイクの歪みについては補正後も納得のいく状態にはならないと思います。おそらく建築写真の分野で重宝されるべき機能で、私の場合は補正による他の部分の影響が気になるのでほとんど使ったことがありません。




いかがでしたでしょうか。最もお勧めなのは撮影の時点で解決させる1や2のやり方です。画面内のどの位置、またはバイクに対してどのようなアングルで歪みがどのように発生するのかを理解できれば、歪みの影響は最小限に、または歪みを逆手にとって良作にできるのです。

超広角はクセがあって使うのが難しいですが、私の場合はかれこれ10年近くは14mmレンズと付き合っているので、感覚がすっかりしみついてきました。もう広角は他のレンズを試す気にもなりません…。

話は少し脱線しますが超広角レンズはまだ持っていないよ…という方。使い方は難しいですが実はツーリング写真と相性の良い焦点距離です(バイクが主役になる写真はダメですよ)。高価ですが新品のような中古品がヤフオクやメルカリでよく見かけますので、中古品でお買い得なレンズを買われてみてはいかがでしょうか?

強烈な広がり感、満点の星空、さんざめく湖面など表現の幅が一気に広がりますよ!

それではまた!

~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D Mark2

フィボナッチ数列による黄金スパイラル構図を目指して近所の池の蓮を撮ってみました。ちなみに黄金螺旋はカメラではグリッド表示のようにできませんがLightroomでしたら表示することができるのです。

やり方は簡単です。切り抜きツールを起動したあとツール → ガイドオーバーレイを切り抜き → 黄金螺旋を選択です。向きの変更はSift+Oです。

フィボナッチ 黄金螺旋構図を表示したところ





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【重要!】素人写真の細部のクオリティが甘い理由<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日暑いですね!夏のツーリングは熱中症、日焼け、バイクのオーバーヒート(空冷エンジン)に十分気を付けてくださいね。以前、バイク用品メーカーに勤務していた頃にメーカー広報車両を頻繁に借りていたのですが、真夏になるとハイパワーなスポーツモデルは乗りたくないものでした。

ハヤブサやCBR1000RRといったモデルは市街地走行では電動ファンが絶えず作動し、体に熱風があたり苦行以外の何でもありませんでした。自分の乗っている空冷ボクサーエンジンのR1200GSは決して涼しい訳ではありませんが、これらの水冷スポーツモデルに比べたら快適なのだなぁと感じたものです。

ハヤブサやCBR1000RRのようなハイパフォーマンス車も大好きなんですけどね。

さて今回の<中級>ツーリング写真の解説では重要な被写体には、その直近となる周辺背景に細心の注意を払いましょう!というお話です。すごく地味な内容だな…と感じるかもしれませんが、コレ実はすごく重要なんですよ。




さて、こちらの作品をご覧ください。夕刻の港で海面が黄金に輝く様子を大切に撮った1枚です。海面のゆらめきが夕日の反射に模様を与えています。そして注目していただきたいポイントは遠景に存在している漁船です。モデルの頭部が漁船に重なって沈んでいるのがお分かり頂けるでしょうか。

このままではせっかくのシーンが勿体ないです。非常に細かい部分のようですが、こういった細部にはケアが必要です。重要な被写体の周囲には重なったことによって存在が沈んだりしないよう配置等を見直してみましょう。




こういったケースで出来ることは大まかに2つあります。1つ目はカメラ位置や焦点距離の変更などによる調整、2つ目は被写体自体を移動することです。

この場合はカメラ位置を高くすることで解決しそうですが、そうすると空に存在している重要なハイライト(つまり太陽)が消えてしまいそうです。もう少し沈むのを待つか?というのも悪くないアイデアですが、海面の輝きが弱まってしまわないか心配です。

カメラ位置による解決が難航したら迷わずB案を選択しましょう。問題が発生している個所は容易に移動できるもの、と言うか人間ですのでここは相手に動いてもらう作戦で行きましょう。

と言っても輝く海面であるスペースは広くすることができません。狭いスペース内に収まるために屈むのも変な姿勢です。そこで思いついたのがヘルメットです。漁船と重なってしまった黒い部分にヘルメットの光沢に映り込んだ光を利用してみました。これで沈んでしまった頭部の存在が明らかにされました。マット塗装のヘルメットじゃなくて良かった~・・・

本当に細かい部分ですよね。しかし、この細かい部分が大事なのです。良作とは細部のクオリティが違うのです。ツーリング情報誌 Outriderの由緒あるツーリング写真コンテストでも、応募作品に書かれている審査員先生の寸評を見てみましょう。今回ご紹介したような細部の詰めの甘さが逐一指摘を受けているのがお分かり頂けると思います。

よくそんな所まで配慮が届くな…と自分の中の別の自分を関心させてください。あなた個人の大切な1枚の作品なのですから1ミリも妥協してはいけません。一期一会の風景に「またこんど撮り直しを…」なんてないのですから。

それでは!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

今回ご紹介した漁港の写真と同じ日に撮影した1枚です。漁港に放置されていた防舷用の古タイヤですが、硬化したゴムの光沢感とWINTERの懐かしい字体が気に入って撮った1枚です。

誰もがやってしまうミス!ローアングルの注意点<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはどんなカメラをお使いでしょうか?また新しいカメラは欲しいですか?

技術は日進月歩で最新型のカメラは雑誌やネットなどで何かと話題になりますよね。最新のカメラや高級機種は良い写真が撮れるのでしょうか??これって昔からよく議論される部分なのですが、一般的には最新型カメラは綺麗には撮れるが良作が撮れるかは別だと言われます。

最新型や高級なカメラを検討する場合、高画質であることと芸術写真の関係を加味して検討してみると良いかもしれませんね。物欲として欲しい!という理由だけでは、またいつか新型が発売されたら、そちらが欲しくなってしまいキリがありません。

もちろん「こんな写真を撮ってみたい!」という願望を叶える手段が最新の高性能カメラであれば、それを買うことは十分良い選択肢と言えます。

さて、今回の<中級>ツーリング写真解説ですがローアングルのお話です。




バイクをカッコ良く写す代表的なアングルと言えばローアングルですよね。ローアングルにはバイクをカッコよく写す以外にも地面側に魅力的な要素がない場合や、空一面にウロコ雲やプカプカ雲が広がっている場合など。地面側の割合を減らし空側の割合を増やすのもローアングルですね。

今回の解説ではローアングル時に気を付けたいポイントについてです。

中途半端な高さのローアングルはホイールに水平線を貫通させてしまい、不快な串刺し構図が発生します。究極のツーリング写真の熱心な読者の方でしたら、以前に重要な被写体に線が貫通する串刺し構図はやめましょうね!という解説をしたのを覚えてらっしゃると思います。

かつて私の撮った写真に例がないかストレージを探してみたところ、ありました!!低さが甘く線がホイールを貫通している串刺し構図が。

このように黒く潰れた部分との境界線になっている場合は特にタチが悪く、そもそもバイクの下半分くらいが写っていないことになります。

実はこれ、SNSなどに投稿されている多くのツーリング写真でかなり良くみかけるパターンなのです。上手な人でもこの部分に配慮が届かないようで「あぁ~もったいないなぁ!」と思わず口にしてしまいます。

なぜもったいないか?それはもう少し低く撮る、たったソレだけのことで解決してしまう問題だからです。

三脚で限界まで下げてもまだ高い、そんなケースはよくあります。そんな時はカメラを直接地面に置いて角度を調整できるよう小物類を予め用意しておきましょう。

これはホームセンターなどで売っている硬質のスポンジをカットしたものです。アシメトリーな台形にカットしておくと、セットする向きによってカメラの角度を変えることができます。カメラの下に敷いているのはHAKUBA製のカメラざぶとんです。

台形にカットした硬質スポンジ

 




ローアングルのバイク写真に限らず、写真は基本的に重要な被写体に貫通線を通さないというのは基本中のキホンであり、ここに配慮が届かないといつまでも素人っぽい写真になってしまうものです。こういった細かな部分に神経を使うことで全体のクオリティはぐっと上がります。

以前も同様の解説をしましたが、止む得ない理由で被写体に貫通線が入ってしまう場合は、極力不快に入らないようド真ん中は避けて1/3の位置に通したり近似色同士の分断線を選ぶなど、やれるだけのことはやりましょう。1枚目の写真のように真っ黒な地面と海面のましてやハイライト付近などで発生した境界なんかは最悪です。

今回はよく見かける水平線がバイクを貫通している串刺し構図の回避の仕方でした。うわ~俺やっちゃってたよ…という方は次回の撮影からぜひ実践してくださいね。

それではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

さて今回の毎日100ショットスナップはスナップではなくヤフオクやメルカリで品物を売りたいときの写真の撮り方です。かっこいい!素敵!と見た人が商品を欲しくなってしまう撮り方でございます。

商品の撮影をするのは以前はプロ用のライティングが必要でした。しかしデジタルカメラが普及した昨今は光源が蛍光灯でも良くなったので1万円もしない簡易的な照明キットでも個人で使うには十分すぎるほど良く撮れるようになりました。この写真もそんな安い照明キットを使っています。

ポイントは不快な影ができないよう左右、または3方向から光を当てること。時計のような小さな品物ならマクロにしてF11くらいまで絞り込みましょう。当ブログで以前に解説したデザイン要素やスペースの話を思い出して本体や化粧箱を配置してください。時計であればフェイスが円の要素であることが分かります。画面内に円が理想的な位置にくるよう調整してくださいね。

カッコ良く、素敵に撮れればオークションなら高値がつくかもしれませんよ!

 

ツーリング写真における天の川の撮影方法と天の川撮影スポット

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真における天の川の撮影方法をいってみたいと思います。

最近、InstagramやFacebookの写真グループなどで綺麗に天の川を撮った写真が増えましたよね。ああいった天の川の写真って例えば信州とか北海道とか、空気が綺麗で標高の高い山に行かないと見れない…とお思いではありませんか?

今回は私の住む千葉県から撮った天の川の作品を例に解説いたします。おおまかに・撮影に必要な機材・撮影場所・時間・方角そして撮影方法とLightroomレタッチといった項目で解説したいと思います。

 

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 S30SEC ISO1250

この写真はつい先日、7月13日の夜に撮影しました。房総半島の南、館山市にある人気のツーリングスポット 房総フラワーラインの途中にある伊戸という所です。この海岸に向かってのびるS字カーブのポイントは、バイク雑誌や旅行誌なんかでも頻繁に使われる撮影スポットなんですよ。上の方に写っている光線は流れ星っぽいですが飛行機です。通常なら邪魔な要素ですが逆転の発想で流れ星に見立てたアクセント被写体にしてみました。




1.天の川の撮影で必要な機材

以前に当ブログ 究極のツーリング写真ではツーリングに適したカメラ選びの基準として使いやすいお気に入りであること撮りたい写真が撮れることという話をしました。天の川の写真を撮るとなると、どんなカメラでも撮れるということはありません。残念ながらスマホやコンデジのエントリーモデルは選択肢から除外されます。マニュアル露出ができず、高感度にも弱いからです。

カメラはマニュアル露出のできる一眼レフカメラ、ミラーレスカメラがお勧めです。なるべく高感度でも低ノイズなモデルが良いでしょう。

レンズは14~24mm程度の広角レンズで解放は最低でもF2.8は欲しいところです。上の写真のように星空全体も取り込むなら14mm、天の川をより大きい割合で撮るなら24mmくらいが良いと思います※。

※フルサイズ機の場合

カメラ以外に必要なものは安定の良いしっかりした三脚。アルミ製の簡易的な三脚は価格が安いだけでなく、バイクで持ち運ぶのに軽量で便利ですが天の川の写真を撮る場合はしっかりた三脚を使用しましょう。シャッターは30秒も開けるので微風で揺れるような三脚ではブレが発生します。私の場合はGITZOの2型三脚を使用しています。

ワイヤーレリーズはカメラ本体にあるタイマー機能がマニュアル露出やバルブ撮影の時に使えないカメラの場合に必要です。三脚にしっかりカメラを固定したつもりでも、シャッターボタンを押す瞬間の僅かな揺れが天の川の写真の場合は影響してしまうのです。カメラを揺らさずシャッターを切る必要があるのでタイマーかワイヤー(ワイヤレス)レリーズが必要なのです。

その他、作業用にも使えるLEDライトはバイクや道路を照らすのに便利なので2個くらいは持っていきましょう。

2.天の川の方角、時間、場所など

2018年7月の天の川の見える方角は南東の空です。時間が遅くなるにつれて南から南西に変わっていきます。今の季節は少し低いです。天の川の方角は月によって変わってくるので事前に調べるか星座の位置が簡単に分かるStarWalkなどのアプリを利用しましょう。

撮影時間については今の季節は日没が19時近くと遅いので19時台ではまだ空に明るみが残っています。21時くらいからが撮影に適した時間と言えそうです。ちなみに私の撮った上の天の川の写真の場合は22時41分です。この時間だと天の川の位置はほぼ南でした。

場所はなるべく町明かりから離れた場所が望ましいです。上の写真でも千倉町あたりのちょっとした町明かりでさえ、ここまで影響してしまいます。撮影地自体も街灯などがあるとダメで真っ暗闇なほど条件が良くなります。

そして重要なポイントは新月を狙うことです。月明かりがあると天の川の写真はうまく撮れないのです。月齢カレンダーを見て新月の日をチェックし、お天気が快晴の日がチャンスですよ!




3.天の川の写真の撮り方

次に撮影方法です。カメラに広角レンズをセットしたらマニュアルフォーカスにして距離目盛を無限遠の位置にします。三脚の高さは低いほど安定が良いですが上の天の川の写真のように道路も構図に入れたい場合は止む得ず高くします。その場合は三脚にストーンバッグなどを取り付けて揺れ対策をしましょう。風が吹いている日は特に注意が必要です。

次に構図の作り方ですが実際の撮影現場は真っ暗闇です。事前に用意した作業用のLEDライトをバイクを停めた方向に向けて照らしてみましょう。そしてファインダー(またはモニター上)でバイクの大まかな位置を決めたら試し撮りをします。

試し撮りは構図の確認用ですのでノイズが多くてもピントが甘くても大丈夫です。感度をISO10000などに上げて何度か撮って構図を調整してください。

構図やピントが決まったら天の川の写真の本番です。撮影モードをマニュアル露出またはバルブモードに切り替えて絞りは解放値、シャッター速度は30秒、ISO感度は空の明るさに合わせて調整しますが、概ねISO1000~2000の間です。

シャッターはカメラ本体のタイマー機能を使うか、レリーズリモコン等を使ってシャッターを押す瞬間の揺れに配慮しましょう。

撮影画像の確認としてモニターをプレビューする時の注意点は、暗がりに慣れた目は例え真っ暗な写真でも、液晶のバックライトが眩しく感じるものです。これを十分に明るいと勘違いしやすいので、最初のうちはヒストグラムを表示させて確認することをお勧めします。

4.天の川の撮影スポット


千葉県館山市のフラワーライン沿い 伊戸だいぼ工房という道の駅のような場所へ入る数百メートルの道です。天の川が雲に隠れてしまっている場合、伊戸だいぼ工房の駐車場に自販機とトイレがありますので雲がとれるまで待機するには良いでしょう。

最初にも書きましたがバイク雑誌やクルマ雑誌でよく登場するロケ地です。このように天気が良ければ昼間でも十分に良い写真が撮れる人気の撮影スポットです。ちなみにこの写真は1枚目の天の川の写真を撮った日の昼に撮影です。

もちろん天の川の撮影スポットであることは知られておりません。房総半島で天の川を撮るなら御宿町にある秘境の海岸 大波月(おおはづき)海岸が有名ですが、こちらはバイクを撮影地に入れるのは無理です。サーフィンの東京五輪会場でも有名な東浪見の釣ヶ崎海岸は駐車場の鳥居越しに天の川が撮れます。しかし夏の海岸の駐車場なので撮影がはかどるか疑問です。

この伊戸のS字は究極のツーリング写真の読者の皆さま限定で公開ですので内緒にしてくださいね。

5.天の川写真のLightroomレタッチ方法

 …は次回に続く!!

 





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