騙されたと思ってやってみて☆言語化で写真が良くなる不思議・フシギ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりに精神論的なアプローチで解説する<初級>ツーリング写真解説でございます。

写真というとどうしても構図などの撮り方やカメラの設定などで全てが決まるように思われ勝ちですが、実はそういった事と同じくらい「まずは感動しましょう」という撮影者の心が大切なものです。

もし撮影者が被写体や情景に全く感動などせず、撮り方やカメラの操作だけで写真を撮れば、それは作品ではなく整った高画質の画像です。偉そうなことを言える立場ではありませんが、良き作品とは撮影者が心打たれたことを独自に表現したものなので、撮り方やカメラの操作だけでは成立しないと私は考えます。

そんな事を言われてもソレって個人の感受性とかの問題でしょ?俺にそんな一面はないよなぁ~困った。というアナタ。今回は感受性とか感動するとか今まであまり意識していなかった…という方向けに効果のある手法を解説いたします。

これをやるだけで魔法のように写真が良くなることをお約束いたします。




1.特徴と感動を言語化する

 

そこで写真を撮ろうと思ってバイクを停めカメラを準備した。それならばその場所に最初にあなたが気に入った何かがあるはずです。

気持ちいい場所、いい眺め、とりあえず海だから、SNSで見かけた「映え」な被写体、なんでもいいですけど撮ろうと思ったきっかけは誰でも分かりますよね。

夕陽だったら「夕陽はキレイだから撮る」といったシンプルな理由です。しかしコレだけで撮影を開始しても素晴らしき作品にはなりにくいです。もっと被写体や情景をよくみて当初は気が付かなった特徴や魅力を言語化してみましょう。

上の作例では強烈な夕陽が海面に反射している海岸の撮影シーンです。私はここで直視するのも耐え難い強烈な光は空よりも海面からきていると感じました。ドラマチックなシチュエーションであることに間違いは無さそうでしたが、実際の様子がよく分からなかったので露出を肉眼の明るさとはかけ離れたアンダーで1枚撮ってみました。

すると海面の様子はまるで銅板のような美しさであり、海面が神秘的にさんざめいていました。「美しい」「神秘的」「さんざめく」そして「まるで銅板のような」。このように日常会話では使わないような単語や比喩表現を使って被写体や情景を言語化してみてください。

「イイ感じだ」ではなく何がどうイイのか?美しい言葉で特徴や魅力を言語化して声に出してみて下さい。すると不思議なことにファインダーの中で何がどうイイかを画面という長方形の中に自然と構成できるはずです。

上の作例では「まるで銅板のように輝く海面がさんざめいていた」という作者の意図が言語化された後にシャッターを切ったことで、それが明瞭に伝わるよう画面内に構成されています。これをハッキリやらないと漁船やらカモメやら関係のないものをつい画面内に入れてしまうので意図が明確に伝わらない写真になりインパクトも弱まります。




2.理由と選択の言語化

こちらの作例は北海道のコムケ湖で撮りました。寂しい雰囲気の風景のなか、雪国特有の形状をした倉庫がありました。当初、湖の方へ向かって写真を撮っていましたが一通りの撮影を終えて反対側の景色に目をやると、この青い倉庫が何かを私にうったえているように感じました。

何枚か試し撮りしてはEOS6D Mark2の液晶モニターでプレビューし、ここであの倉庫が一体何なのか?自問し思考しました。何なのか?とは何を格納する倉庫なのか?という意味ではありませんよ。それを撮りたくなった理由です。

そしてユニークな形状と印象的な青の色味といった特徴が気に入ったから、そして草地と曇天による鉛色の景色によく似合う雰囲気だからと分かりました。理由が判明したので次に手法を選択します。ここでは望遠レンズを使って画面内に大胆に配置し、倉庫の存在が印象的になるよう構図しました。「倉庫の形状と青が印象的だったので望遠レンズで大きく構図した」と言った具合に「○○だから△△した」と理由に対して手法を選択したことも言語化してみましょう。




実は言語化自体が大切なのではなく、言語化のために思考することでよく見てよく感じる行為が出来るのです。イイ感じだからここで撮ろう~では被写体や情景の特徴を捉えることもできません。どう感動したのかを言葉にしようと考えれば撮影者が自分がどう感動しているのか内面に問いかけることもできます。

そして理由と選択の言語化は作品の意図を明確に表現するためのプロセスです。これも言語化自体が重要な訳ではありませんが、初級者の方は言葉にして発することで「イイ感じ」「なんとなく」という曖昧を脱し意図が明確な写真を構成できるようになるのです。

私の場合は今はほとんど言語化せずに撮っています。被写体をよく見る目や感じたコトに向き合う心、表現するための操作の選択などは、長い事やっているので言語化しなくてもやっているからです。うまく説明できませんが言語化のプロセスを省略して直感とカメラをつなぐダイレクトモードにしている、といった感じでしょうか。

ここでは<初級>ツーリング解説として上達のプロセスとしての言語化をご紹介しました。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

 

 

写真のデザイン要素「色マスター」強烈な赤を極めよ!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、春のツーリングシーズン楽しまれていますか?

つい先日、とある求人広告を見て週4勤務または週3勤務の求人が人気なのを知りました。週3勤務でしかも正社員とかの求人があるんですよね。週3ですと副業があるか家事育児と兼業するかだと思いますが、中にはライフスタイルとの両立という方もおられるでしょうね。

人生の中心に会社を置くような生き方から、多様性ある働き方に変貌していく過渡期と感じました。こういった事を機にプロカメラマンでもなくアマチュアでもなく、永井孝尚さんの提唱する「プロフェッショナルサンデーフォトグラファー」が増えるといいですね。週3勤務でやれれば「サンデー」とは別の呼称が必要かもしれませんが。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では写真デザインのおける重要な要素である色の最も強烈な力をもつ赤色の取り扱いについて書いてみたいと思います。

EOS30D + EF14mmF2.8L 2006年夏 北海道中富良野

写真におけるデザインとは主に線、色、図形、立体感、質感、規則的なパターン、ディティール、シェイプ、光と影などがあります。写真のデザインとはよい写真に必ず必要な最重要項目ではありませんが、写真をみる人が「パッと見た瞬間の印象」と深く関わっているので、デザイン要素を駆使するか使わないかは別として、知識として持っておくと悪いことはないと思います。




そのデザイン要素の中でとりわけ効果の大きいのが色要素ですが、さらに色要素の中でも強烈な効果を発揮するのが赤色です。

上の作品はずいぶん昔の夏の北海道ツーリングでの一コマですが、中富良野町あたりで撮影しました。写真だけ見ると農地に立ち入っているようですが手前側は砂利ダートの道道です。畑に入っている訳ではありませんので。

この写真をみて誰の目にも印象深くみえるのは赤い屋根の廃屋だと思います。廃屋自体の雰囲気よりもとにかく赤い屋根が強烈な存在感を放っているのがお分かり頂けると思います。

赤は他のどの色よりも刺激が強く、見る人を高揚させエネルギー感が満ちています。自然界の風景に多く存在する青、緑、茶色の中にポイントとして入っているだけで存在感が強く目立つのです。また暖色、膨張色、進出色でもあります。




ツーリングシーンで赤い物を見つけたら積極的に使うか、そうでない場合は意図せず赤が入ってしまい悪さした写真にならないよう注意が必要です。

といっても難しいことはありません。赤い被写体をみつけたら特徴を理解した上でしっかり主役として構図してあげる、赤であることを意識して撮れば変な写真にはならないはずです。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

 ~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

通勤途中でGRで撮った1枚です。シャッターを切ろうと思った瞬間は桜に少しだけ光が当たっているのが良いと感じたからでした。しかし撮れた写真を検証してみると画面の多くをシャドウで占めているユニークな構成に、歩行者用信号の赤が強烈に何かを発している不思議なスナップが出来上がりました。瞬間をとらえるスナップは時としてこんな写真になるので本当に愉快だなぁと感じます。

 

構図が難しければまずは望遠で☆<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、少し前にNHKで竹内まりやさんのMusic&Life~40年をめぐる旅~と題して音楽活動40周年の特集番組をやっていましたが見られましたか?なかなか素顔を見ることの出来ない超大物アーティストである竹内まりやさんのレアな映像やインタビューはとても良かったですね。

その中で印象に残ったお話がありました。80年代ではご自身が歌い手としてテレビに登場し活動されていましたがピンクレディーなどでも知られていますが当時のアイドルや人気歌手は超過密スケジュールの毎日で、竹内まりやさんも同じように目まぐるしく日々を送っていたそうです。そんな中で喉を酷使し過ぎて声帯を悪くされたそうです。音楽が好きでこの業界に入ったのに声帯を壊しては音楽活動ができず本末転倒である…そこですべての活動を休止し家庭で子育てをしながら楽曲制作に励まれたそうです。

確かにテレビに出てこなくなった一時期は有名なアイドルや多くの歌手の楽曲提供がとても多かったですね。駅は中森明菜さん、色ホワイトブレンドは中山美穂さん、あの岡田有希子さんにも多数の楽曲を提供されていました。

そんな40年というキャリアの中でやはりうまくいかないスランプ時期などもあったようですが、番組内のインタビューでは「それすらも愛しいと思えるほど音楽を愛している」とおっしゃっていたのが印象的でした。

写真も少しくらいのスランプで「もうやめたい」なんて気持ちが出てくるようでは、そもそも写真をそれほど愛していないとも言えるかもしれませんね~。




さて毎度前置きが長いですが今回は<初級>ツーリング写真解説として、撮影地でまず何をして良いか、どう構図するのかレンズは何を選べば良いのか?カメラアングルとか言葉は分かっているつもりでも実践できない。とお悩みの初級者の方を対象に、まずは1枚、イイ写真を撮って楽しさを知っていただく目的で簡単なやり方をご紹介します。

例えばこんなシーン。「うぉ~なんだあの不気味な建物は!?」とバイクを停めて風景に見入っている所がスタート地点です。このシーンをそのまま記録すれば上のような写真が出来上がります。

これでもダメではありませんが無駄なスペースも多く、インパクトに欠ける写真です。そもそもこういった感じの撮り方はSNSやブログのツーレポでよく見かける撮り方であり、それ故に見る側も無意識下に飽きているというのが現実でしょうか。

しかし構図を緻密に組み立てたり、足で動いてベストアングルを探り当てるなんて芸当は写真をはじめたばかりの人がイキナリできる訳ではありません。最初は無理をせずにカメラやレンズの特徴をうまく利用してみましょう。




~望遠を使おう~

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L 焦点距離200mm

はい、やり方は簡単です。お持ちのカメラ(またはレンズ)がズームレンズであれば最も望遠側に設定してバイクから少し離れてみましょう。するとこの写真のように遠くにあったものは大きく、バイクはフレームから切れてしまいます。これによって最初に「うぉ~なんだあの建物は!」とあなたが最初に反応をしめした被写体を主役にすることに成功しました。

主役である建物にインパクトを与えただけでなく、崩れかけたレンガの様子や手前に生い茂った草などが明らかになり、最初にあなたが「うお~なんだアレは!」と感じたことがしっかり表現されました。言語化すると「崇高さ」とでも言いましょうか。

注目したいポイントはもう1つあります。望遠は単に遠くの物を大きく、写す範囲を狭くするだけではありません。空間を圧縮するので無駄なスペースを省くことが出来るのです。1枚目の写真ではバイクの手間側にある地面や、ただの曇り空など写真を魅力的にするために機能していない無駄なスペースが存在していました。これを省くことにも成功しているのです。

実際に撮影地では例えば電線やガードレールや標識など、通常は画面内に入れたくない余計な要素が混在しているものです。望遠を選択することでこれらを画面の外に除外することも容易となります。




どうでしょうか?望遠にして最初に気が付いたものをアップにする。バイクはフレームで切り落としピントも合わせない、画面に入れたくない無駄なスペースや電線なども除外できる。簡単ですよね?

写真の解説書を見ていると、最初は50mmからはじめて足を使え!的なことが書かれていますが、まずはイイ写真を自分で撮って楽しみを味わいたいではありませんか。そういった意味で少し邪道かもしれませんが望遠側を使って簡単にソレっぽい写真を撮ってみようぜ!というお話でした。

ぜひ次のツーリングで実践してくださいね。

それではまた!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

北海道稚内市声問の秋田木材発電所跡。

絞り開放の裏技☆ツーリング写真での解放の使い方<中級>ツーリング解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが「ボーっと生きてんじゃねえよ」は見ていますか?あのNHKのチコちゃんに叱られるって番組、面白いですよね。5歳の女の子の設定であの突っ込み。そして素朴な疑問に対して的確な答えを持ち合わせていないゲストとのやり取り。

しかしボーッと生きていても悪い事ばかりではありません。以前も同じことを書きましたが人がひらめく瞬間とはボーっとしている時が多いのは様々な研究で証明されているそうです。

それは散歩している時、お風呂に入っているときなど脳がリラックス状態である時。会社の自席や会議ではいくら考えても全く良いアイデアが浮かばなかったのに、お風呂に入ってリラックスしていたら突如として思いつく、こんな経験ありませんか?

私は写真に関わる新たな撮り方や考え方、このブログに書くネタなど歩いている時によく思いつきます。それからツーリング中に高速道路などを淡々と走っているときも「あっそういう事か」「コレいいアイデアだ!」といったひらめきがあります。

脳のリラックス状態を意図的に作るという意味で、あえてボーッとする時間を作ってみると何か良いことがあるかもしれませんよ。いつも同じような写真ばかり撮ってしまう、という方は撮るときに考えるのではなく、普段の何気ない生活の中に1日10分で良いから「ボーっとしている時間」を作って、そこで写真に関わる新たなアイデアを考えてみては如何でしょう?




さて、今回は<中級>ツーリング写真解説として「絞り開放の裏技」と少々大げさなタイトルを付けてしまいましたが、絞り開放の隠れた使い方をご紹介してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

<中級>ツーリング写真解説ですので絞りと被写界深度の初歩的なお話は割愛いたします。中級者の方でしたら被写界深度はカメラから被写体が近い程に浅く、離れるほど深くなるのはご存じだと思います。

通常、多くのシーンで絞りを解放するというのはポートレートやバイクの特定の部分をアップしたい場合などに、背景となる部分を大きくボカしたい時に使いますね。今回はそれとは対照的な考え方でピントを合焦させたい範囲という意味での解放の使い方のご紹介です。




上の作例はレンズEF70-200㎜F2.8Lで200㎜で撮りました。R1200GSアドベンチャーが停めてある場所までのカメラディスタンスはおよそ30~40mです。この場合、このレンズの解放F2.8で撮ったら被写界深度はどれくらいでしょうか?…おそらく4~5mあると思います。

この写真の主題は菜の花です。菜の花がたくさん咲いている場所に線路がS字で入っているのが気に入ってここで撮影しました。またそのことが最も魅力的になるよう構図しています。ここで重要なポイントは主題である菜の花(+線路)以外の被写体である小湊鉄道の電車、R1200GSアドベンチャー+ライダーなどの脇役は、素晴らしき脇役として良い仕事をしてもらうため、撮影者が存在感をコントロールしなくてはいけません。

せっかく菜の花、S字の線路に注目して構図したのに電車をドーンと大きく撮ったり、R1200GSアドベンチャーにバッチリピントを合わせてしまえば、どれが主題なのか明らかではなくなり散漫とした欲張り構図の出来上がりになってしまいます。

ここでは離れたカメラディスタンスでF2.8を選択し菜の花のある部分だけに合焦させて撮ってみました。これにより菜の花の咲いているポイントにぴったりと合焦範囲がかかり、かつ電車とR1200GSアドベンチャーはボケて存在感が調整されました。これで写真を観た人の多くは「やっぱり房総は菜の花がいいね」といった具合に関心の対象が菜の花で安定するはずです。




もちろん小湊鉄道の電車もR1200GS+ライダーも重要なんです。わざわざここにバイクを停めて、電車が来るまで長い時間待って…それなのに小さく撮ってボカしちゃうなんて勿体ない!という気持ちはよ~く分かりますが一番大切なコトは何だったか?最初にここで撮ろうと思ったコトをブレずに持っていれば、その他の要素を素晴らしき脇役として構成できるはずです。

撮りたいと思った対象をアレもコレも画面に入れてゴリゴリで撮るのは初心者の時に卒業しましょうね。時に絞り開放を駆使してボケ具合をコントロールして被写体の存在感を調整してあげるのです。それぞれの被写体が映画のキャストだとすると、撮影者は監督です。「俺が主役、いや俺が主役だ!」とみんなが騒いでいるような映画にしないよう裁量してくださいね。

今回はそのための手法の1つとして長いカメラディスタンスでの解放の使い方の一例をご紹介しました。

・主題が最も魅力的に見えるよう被写界深度をコントロールしよう

・被写体まで距離がある場合、絞り開放でも被写界深度は数メートルにおよぶ

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

露出で魅せる☆桜のバイク写真 上級者の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今年の桜は気温が低いお陰で長く楽しめますね!この投稿が公開される日くらいが南房総は桜が満開だと思いますが、東京の桜もまだ満開と呼んで良さそうな感じです。

例年だと東京より少し遅れて千葉が満開になり、それより少し遅れて南房総が満開となるのですが、仕事は東京、家は千葉、ツーリングは南房総としている私にとって、今年はかなり長く桜の景色が楽しめます。人生も折り返し地点を過ぎると「あと何回、この桜の風景が見れるだろうか?」などと考えてしまいます。自分の誕生日を迎えるよりも桜の景色を見た方が「残りの人生あとどれくらい…」を意識できるのは何故でしょうね。




さて今回はここ数日でぐっとクエリ(検索の問い合わせワード)が上がった桜のバイク写真、桜のツーリング写真の撮り方について、上級ツーリング写真のカテゴリーで解説いたします。

題して「露出で魅せる桜のバイク写真」でございます。

まずこちらの写真をご覧ください。スマホで撮影地の様子を撮ったものです。この時、私は通り過ぎてしまったある景色を「やっぱりさっきの撮りたいな」と思ってUターンできそうな場所を探して走っていました。しかし丁度よいスペースがなく仕方なく小道を左折して何処かで方向転換してこようと考えました。するとその小道の先に田園の中に小さな集落と小高い山に墓地があり山桜が見事に咲いていました。

「綺麗だな、あの墓地の山桜」そう感じ、まずはここで撮ってみることにしました。こういった里山にある山桜は街中では見かけませんが、田舎道を走っていると至る所に存在するものです。いつも都心のソメイヨシノや大島桜ばかり撮っているせいか、この時は山桜の美しさに強烈に惹かれました。

時間帯は午前9時頃。よく晴れた春の日差しを高い位置から逆光で受けているシチュエーションです。山桜は美しい光を受けて雫のように輝きを放ち、墓地に眠る人々を優しく包み込んでいました。この様子を表現することにします。




EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG C F7.1 1/250 ISO100

まず第一に最も重要な要素である山桜ですが、これに露出を切り詰めてやります。肉眼で見た景色の明るさとは、かけ離れたほど暗い露出を選ぶことになりますが、考えてもみればSNSなどで良くみかける桜の写真の多くは景色全体を平準に評価測光した露出であり、肝心な桜は飛んでいると思います。多くの人が「桜のピンクがうまく出なくて白っぽいんだよね…」と悩む原因もコレだと感じます。

しかし実際の肉眼で見た景色では露出を切り詰めるとどのように写るのか?よくイメージができないので、まず手順として構図や焦点距離などを選択する前に最初に露出を決めます。そしてその露出で撮った1枚を見てようやく明らかになった様子を確認し構図を決めてみましょう。

上の作品ではまずF7.1 1/250 ISO100という露出が最も桜が魅力的に見えて、最初に感じたイメージに合致していると分かりました。こんどはその露出で桜以外のものに注目し、これらシャドウに包まれて写らなくなったモノ達の構成を練り上げます。見るモニターのダイナミックレンジによりますが、暗い部分は真っ黒であったり僅かに墓石や草地が見えたり、といった感じだと思いますが写る部分と写らない部分の両者を意識して構図を作り直すのです

桜を魅力的にするため黒バックに近い背景を作りをする、露出を決めては構図して、また露出を見直す。これを何度か繰り返すといつの間にか山桜が撮影者に心許してくれたように、その魅力の全貌を明らかにしてくれるはずです。

注意点が1つ。以前に星空の撮影の解説時にこんなお話をしました。暗がりで目が慣れてしまうとカメラのモニターを確認した時、真っ暗な画像でも液晶バックライトが眩しく感じて十分に明るい写真に見えてしまう。結果、家に帰って確認したらただの真っ黒な画像だった…というお話です。

これと同じことが今回の撮り方にも言えます。1枚目の写真の通り、現場はよく晴れていて十分に明るい場所です。そこに目が慣れていると、カメラの液晶モニターで確認したときに狙ったイメージ通りに十分に暗めの露出で撮れたように見えてしまうのです。ヒストグラムを確認するか念のため「こりゃいくらなんでも暗すぎだろ」というのも撮っておきましょう。案外それがストライクだったりします。




<上級>ツーリング写真解説なので割愛しようかとも思いましたが、念のため最後に付け加えておきます。

これは露出を利用した魅せ方の一例にすぎません。撮り方、魅せ方といった手法はいい写真を撮るための最重要なコトだとは私は思いません。こういったことに過度に執着せず、例えば今回の作品であれば上で書きましたが「山桜は美しい光を受けて雫のように輝きを放ち、墓地に眠る人々を優しく包み込んでいるようだった」といった具合に被写体や情景に心を動かされ、どう感じたかを言語化できる…そういったハート面でのアプローチの方が「撮り方」よりも重要なのかもしれませんね。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

~本日の毎日100ショットスナップ~

 

RICOH GR APS-C

東京都江東区 芝浦工業大学 豊洲キャンパスにて

バイク旅の魅力を伝える「ツーリング写真」というムーブメント

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真の撮り方の解説はお休みして改めて当ブログのコンセプトについて書いてみたいと思います。




ここ最近になって特定のクエリでSEOが向上したようで新たな読者様が増えました。本当に有難いことです。はじめてこのブログを見ると「なぜツーリング写真がこんなにガチで!??」と驚かれる方もおられると思いますので、以前も書きましたが現在の考えで改めて書いてみたいと思います。

網走で名もない風景

ここ数年になってバイク乗りの間で写真を本格的に撮る人が増えたように感じます。デジタルカメラ、スマホ、SNSの普及によって写真を撮り発表することが多くの人に身近になったからでしょうか。

愛車をカッコよく撮ること、ツーリング先で出会った風景を撮る、SNSやブログでツーレポとして発表する記録写真、仲間同士で走っている走行シーンなど、バイク写真はここ10年くらいでとても変化したと感じます。

写真を趣味またはライフスタイルにする素晴らしさとは、撮る楽しさ、見せる喜び、新しい自分の発見、そして誰かを感動させたり喜ばせたりすることです。その幸福を味わえばまた写真を撮りに行きたいと願い、それがパッションとなります。




せっかく良いカメラをもって出かけ、ツーリング先で素晴らしい景色を見るのですから良い写真が撮りたいではありませんか。

では良い写真とは何でしょう?私は誰かに作品を見せた時に「こんな場所に行ってみたい」「やっぱりツーリングはいいよね」「カッコいい」といったツーリングの本質的な魅力を表現したツーリング写真を目指しております。

やがてそれはバイク旅の魅力を知らない人々にその素晴らしさを伝えたり、普通にツーリングしていた人々に写真を通してツーリングの魅力を再認識してもらったり、誰かに影響を与える力が備わります。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

愛車をカッコよく撮った写真、ツーリングの記録、珍しいものとの記念写真。それも素晴らしいと思います。しかし当ブログ「究極のツーリング写真」ではバイク旅の魅力を広めること、写真界にツーリング写真というジャンルを認知させること(鉄道写真のように)を目標に活動しております。

バイクが好き、ツーリングが好き、キャンプも好き、といった方々でしたら多くの皆様がきっと良いカメラをお持ちだと思います。いやカメラが無くともスマホでも可能です。人の心にうったえるツーリング写真、あなたも撮ってみませんか?

撮り方のノウハウを究極のツーリング写真では初級~上級まで具体的に解説しております。作例は全てツーリング写真です。世にあるHOWTO本と違いハート面からのアプローチもアリです。




いきなりガチでやるのは抵抗が…という方は少しづつでもOK。もちろん当ブログで作品を見るだけでも…という方も大歓迎でございます。

「上達するにはどうしたらいいの?」このご質問、まずは写真を好きになることです。さらに写真が好きな自分が好きになること、そしてライフスタイルを充実させて生きがいや幸福…とまで言うと少し大げさですが、ほんとうにそんな感じです。

気になった方は究極のツーリング写真 ぜひブックマークを。よろしくお願い致します。

きっと数年後にはツーリング写真というムーブメントが動き出すと夢見て…。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

 

 

あなたは邪道だ「こんなのは写真ではない」と言われたときの対処法

究極のツーリング写真 touring-photofraphy.com 読者の皆さま、今回は通常のツーリング写真解説ではなく、ちょっと変わった話をしてみたいと思います。

上級者の方やある程度のキャリアのある方なら少なからずご経験があるかと思いますが、ご自身の作品に対して第三者から否定的な反応を受けた事がありませんか?「〇〇はけしからん」「演出の度が過ぎている」「〇〇は邪道だ」といったものです。ストレートに言われることはなくとも、間接的に否定されるケースは割と多いと思います。こういった事はベテランカメラマンから受けることもあれば、ご自身は一切写真など撮らないという方から受ける場合もあります。




今回はそんな否定的な反応を受けてしまったとき、どのように対処をしたら良いのか私なりの考えて書いてみたいと思います。

この作品は日没直後の海岸で撮った1枚です。水平線の真下にある太陽は、そのすぐ上に存在する薄い雲をマゼンタに染め非常に印象的な光景が現れました。しかし実際には空全体は曇りで、このように派手に焼けたのは極めて部分的でした。そこで400mmの望遠レンズを使って最も派手に焼けている部分を背景に構図したのですが、どうもこの写真をみると不自然な発色で悪趣味であると感じる方も一定数はおられるようです。

面白いのはこの作品をSNS等で発表したとき、その反応は「すごくドラマチックです」という嬉しい反応から、過度なレタッチと誤解を受けて冷めた反応の人と気持ちいいほど二分するものでした。




最近話題の写真家で分かりやすい例えがあります。人気テレビ番組クレージージャーニーに出て一躍知名度を上げたヨシダナギさんです。ヨシダナギさんはエチオピアの少数民族スリ族などアフリカの文化を撮る写真家ですが、その独特の表現手法が人気の理由で私も大好きです。それは通常の写真家であれば普通は避けるであろう、明らかな演出と思えるモデルの配置やポージング、まるで戦隊モノのオープニングを思わせる構成ですがとにかくカッコいい!ここまで潔くやると本当にカッコいいです。そしてレタッチもヨシダナギさんご自身が「ここまで画像を加工したら写真ではないと批判を受けました」とおっしゃるほどレタッチ処理による表現を強く感じます。

しかし、どんなに偉大な先人写真家に批判されようと、ヨシダナギさんにとってアフリカをカッコよく表現する最良の手段がこのような方法なわけです。他人の言葉などに惑わされては無しえなかった写真世界であるのは疑う余地がありません。

ヨシダナギさんご本人はカメラと写真には興味がない、とメディアにコメントされていました。カメラに興味のない写真家は多くいますが写真に興味がない!というのは私には衝撃でした。つまりヨシダナギさんはカメラを使って写真を撮っているのは間違いないのだけど、写真家という枠にはまらず、純粋にアフリカをカッコよく表現する表現者なのですね。

この例を参考にすると、他人が「〇〇はけしからん」「これは邪道である」といった意見にいちいち影響されてしまうのは、自分独自の表現世界を貫くことや、新たな事への挑戦の道は閉ざされてしまうことを意味します。




伝統的な従来の方法を踏襲するのか、それに縛れらず新たな手法に果敢に挑戦をするのか?このどちらかを自分の中でハッキリと決めておかないと「〇〇はけしからん」を受けた時に「すいません、以後気を付けます…」とせっかくの独自表現が従来派の世界に引きずり込まれてしまう訳です。

しかしいくら理由があって特異な手段で表現しているつもりでも、完成度が低いと本人が主張したところで陳腐な作品に陥ります。それはヨシダナギさんの作品の完成度の高さをみればよく分かると思います。

いってみれば「自分はこのスタイルでいくんだ」というポリシーのようなものを持っていれば否定的な反応を受けた時でもブレることはありませんよ、というお話でした。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

比率を極めるなら1に黄金比!2に白銀比…1:2.303は青銅比

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、楽しいバイクライフ、ツーリング写真を楽しまれていますか?先日、ある方から写真のダメなところがあったら指摘してほしいと依頼されました。作品を拝見しましたが撮り方、カメラの操作などは問題なく上手に撮れている写真ばかりでした。

しかし細部の詰めが甘くよく見ると「ここをこうすれば更に良かったのに」というポイントが複数ありました。それはとても小さなことですが、良き作品は細部に魂が宿るもので逆に言うと細部の詰めが甘いと、せっかく上手に撮れていても傑作と呼べる作品には及びません。

しかし不思議なことにそれをご本人に指摘すると「分かってはいたんだけどねぇ」という反応でした。分かっていた…ではなぜ??単純に妥協したという事でしょうか。

先日の投稿で少し書いた「めんどくさい」の話と少し似たお話ですが、どうも我々人間は無意識下に妥協点を作る癖があるようです。それは日常生活でも仕事でも「一切の妥協なく完璧主義を貫き通すのは無理である」と心のどこかで理解しているので、あるポイントで「こんなものか」と妥協して先に進める回路のようなものが脳内にあるのでしょう。

私がメーカーで製品の開発をしていた頃、1つの製品をつくるのに一切の妥協のない完璧な製品など実現は無理だと知りました。それは会社として利益を上げる以上は当然のことなのですけどね。宇宙に行くロケットとかスパイが使う秘密兵器とかなら妥協のない物作りかもしれません。しかしツーリングに使うバッグや用品なら設計費だけでなく材料原価、調達のしやすさ、プレスや樹脂成型の金型費、生産工場の都合、倉庫代、説明書やパッケージの版代と印刷代、代理店と販売店の利益、店頭での並べやすさ…これら膨大な事情を考慮し多くの妥協ポイントを作って利益の出る製品を生み出します。その結果、素案の時からは大幅に夢が削られた物が出荷されるのが現実なのです。

しかし我々、個人的な写真家が作品を生み出すときにこういった考えを無意識にしてよいのでしょうか?いいえ、撮影シーンでは一切の妥協なく、心の底から納得のいくまでその場で撮影やめることは許されません。どんなに執念深くやろうと何にも損失は与えないのです。プロのカメラマンが仕事写真として撮るのであれば別ですが、個人的に撮る写真は妥協せずに納得いくまで撮りましょうね。

作品の魂は細部に宿るです。




さて前置きが長かったですが、今回は写真のデザイン要素にある比率のお話を少し書いてみたいと思います。比率、と聞くと多くの方は「黄金比」なら聞いたことがあると思います。例えば画面内に水平線が入れば空と海といった具合に2つのエリアが発生しますが、その面積の比率のお話ですね。

比率は目でぱっと見た瞬間の安定感や心地よさなどと関係したデザイン要素です。写真に限らず絵画や彫刻、イラストやキャラクターなどにも使われています。

黄金比は1:1.618で最も理想的な比率と言われレオナルドダビンチの作品やミロのヴィーナスなど多くの芸術に使われています。次に白銀比と言って1:1.414(√2)があり、こちらは日本人が好むと言われる別名「大和比」などとも言われる比率です。

有名なキャラクターであるドラえもんの縦横比はキレイに白銀比です。他にもトトロ、ちびまる子ちゃん、ハローキティ(の顔)などもそうですが、古い芸術作品であれば菱川師宣の見返り美人図も白銀比だそうです。

一方、キングオブ比率の黄金比はオウムガイの断面やDNAの螺旋構造など自然界に太古から存在している神秘の比率と言われ、世界的な芸術作品も古くからこの比率に準じてきました。白銀比が日本人に好まれ、大和比とまで呼ばれる理由は諸説あるようですが、日本人特有の文化といえる「もったいない」という精神が関係しているそうです。1本の丸太から木材を抜き出すには長方形よりも正方形に近い方が、無駄を出さずに材料を使えるという事らしいです。建築物だと法隆寺や五重塔、その他だと風呂敷や畳など、日本の文化的な物の多くに「もったいない」の精神に基づいて白銀比が使われています。




もしこの両者を使い分けるという事であれば黄金比はDNAに通ずる神秘の比率として最高峰の比率、白銀比は日本的な美学にも通ずる合理的な比率と覚えておけば良いと思います。

この作例では陸地と海面の境界に分断線があり、セオリー通りに3分割構図で撮った構図です。分断線が発生すれば2つのエリアが発生し、その比率を意識すること。その初歩的な考え方が有名な3分割構図と言えます。3分割構図は多くのカメラでグリッド線を表示できる機能があるので、初心者の方でも練習しやすいと思います。

 

3分割構図は有名なので多くの人が分断線が水平、垂直だった場合に意識して比率を作れると思います。しかしこの作例のように分断線が単純に真っすぐな線ではなく複雑な場合、みなさん比率を意識できていますか??




この作例では分断線が発生した場合のエリアの比率ではなく被写体が2つだった場合の比率です。これも比率を意識して構図するだけで見栄えはぐっと良くなります。ただし例外もあって双子の赤ちゃんとか二匹の子犬とか、この写真もそうですが同じ車種(2台とも白のR1200GSアドベンチャーである)といった具合に対象であることを主題にするのであれば1:1が好ましいケースもあります。

これは奇数の法則で構図している作例です。ライダー、バイク、漁船の3つが被写体として構成する場合は奇数の法則で安定感が出るので比率を意識する必要はありません。5つや7つの場合も同様です。

比率を理想的な順に並べると黄金比 1:1.618、白銀比 1:1.414、1:1.5、青銅比 1:2.303 といった具合になります。一方で避けたい比率というのは理由なき1:1です。先ほど書いた双子の赤ちゃんもそうですが、富士山が水鏡に映っているなど対象であることを表現したいのは1:1でもOKです。しかしそういった理由がなく1:1になってしまった…というのは避けたいですね。

撮るときに1と2の比率をどう意識して撮るのか??カメラに表示できるグリッド線のように比率を測定できるツールがあれば最高なのですが、これは無いので感覚で撮る以外にありません。難しいようでしたらお勧めのやり方は次のようになります。

1.まずはおよそ1:1.5くらいを目指して構図する

2.次に1:1.5よりも少し後者側を多めにした構図を撮る(黄金比1:1.618)

3.続いて後者側を少な目にした構図を撮る(白銀比1:1.414)

4.これら微妙に違う比率の構図を何カットか撮っておく

5.理由なき1:1は避ける

6.帰宅してから理想的な比率をじっくり選ぶ

といった具合です。あまり難しく考えるのではなく知識として脳内に入れておき、現場で意識するという単純なやり方で十分に効果があると思います。

特に黄金比のような比率は人間のDNA構造からして1:1.618なのですから、ファインダーをのぞきながら直感だけで探り当てたような比率が実はピッタリと1:1.618だったなんてコトもあり得ます。

黄金比、白銀比などの比率のお話でした!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

まずは一滴の光を探してみよう<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、春のツーリングシーズンを楽しまれていますか?つい先日、ある書籍を見ていた時に思ったのですが著名な写真家の方は特定の焦点距離しか使っていない場合が多いようですね。多くは50㎜の標準レンズですが他にも35㎜や85㎜であったりと概ね標準に近い焦点距離のようです。

多くの経験を積み1つのテーマを追求して個人の作品を高めていくと、行きつくところは1つの焦点距離だけで十分なのかもしれません。「50mm一本あればそれでよい」というのはよく耳にしますね。

私は自分の写真に14mmや600mmといった極端なレンズを飛び道具のように使うことに躊躇いはありませんが、ふと思ったのですが私がよく使う14mm、35mm、135mmや超望遠などは、それぞれに別人格の自分が存在していて、14mmを使うときの自分と35mmを使う時の自分は撮る対象や表現が全く異なると感じます。言ってみれば多重人格のような感じですね。なんだか少し不気味ですが…

さて今回の<中級>ツーリング写真解説はツーリング写真、バイク写真においてなかなか上達を実感できず、ついいつもと同じような写真を撮ってしまう、自分の撮る写真に進化が感じられない…と悩まれている方を対象に解説してみたいと思います。




つい同じような写真を撮ってしまう…。自分の撮る写真に進化が感じられない…。その原因は風景や被写体だけを求めてしまい、光や影に対して無関心であるからかもしれません。

この写真は何の変哲のない田舎の道路で撮りましたが遠景となる山の上から強烈な夕陽が燦燦と注ぎ込んでいる様子に心打たれ撮った1枚です。ススキや草地が逆光によって輝きを放っているのも重要なポイントかもしれませんが、それより光そのものを主題としてレンズを向けてみました。光の様子を表現する手段の1つとしてキャノンEF50mmF1.8STMから発生するレンズフレアも積極的に演出に利用した例です。

RICOH GR APS-C

こちらの作例は仕事中に都内で見かけたバイクのある風景を写真にしてみました。ここで写真を撮ろうと思った理由は画面の右手側から午後の暖かい光がビルの谷間から差し込んでいる光の様子が美しかったからです。この光が無ければ全く同じようなシーンであっても撮らなかったと思います。




 

こちらの作例は南伊豆の舗装林道で出会った光景です。鬱蒼とした林道の風景自体は特にレンズを向ける対象とは思えませんが、早朝の光が森全体を輝かせ空間に存在する水分や粒子までも輝く様子は美しいの一言でした。まるで光の精霊たちが森の中で朝のミーティングをしているような空間です。

 

この作例は紅葉した舗装林道で日中の高い太陽光が木々の合間から差し込んでいる様子を撮ってみました。注目していただきたいのは地面で周囲の薄暗い様子に対してスポットライトのように当たっていることです。紅葉した木々の葉は強い光が透過して独特の葉自体が輝いているようにも見えます。




風景や被写体を見つけてソレをどう撮ろうかと悩むのも決して悪いことではありません。しかしそれだけではなく光と影は写真に重要な要素であり、ないがしろにしてしまうと何かが乏しい写真になってしまいます。何か?…それはドラマチックさ、インパクトなど人の感情に訴える要素です。人は本質的に光に感情が反応するようになっているそうです。

しかしイキナリ光、影を撮るといってもまずは対象となる「いい光」を見つけるのが先決です。これは日常的に光の存在を意識して、どのような光がいい写真を撮るのに適しているのか覚えていく必要があります。最初のうちは難しいので、ここでチョット面白い方法をご紹介します。

「暖かい光が溜まり込んでいる空間」「午後の光がするどく差し込んでいる」「水分を持った光が集まっているようだ」といった具合に抽象的な(要はよく分からない)言語化をしてそれを頭の中に在庫させておくのです。これがうまくいくと実際の撮影シーンできっと見つけることが出来ると思います。

光と影のお話でした!ぜひ実践してくださいね。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

使える構図☆桜のツーリング写真☆のぞき穴構図と桜の写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いよいよ各地で桜の開花の知らせが聞こえてきそうですね。今回は一足先に頼朝桜(南房総での河津桜の呼び方)の写真で桜のツーリング写真の構図例をご紹介したいと思います。




ところで桜が見事に咲くスポットというのはツーリングライダーに限らず多くのカメラマンや観光客が訪れるものです。マナー問題や場所取りのようなトラブルは目撃するだけで一日が嫌に気分になってしまいますね。そうならないよう、できれば人の少ない早朝に現着する感じで撮影に挑みたいですね。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F2 1/800 ISO100

千葉県鋸南町保田川の頼朝桜です。木々の合間にわずかに存在する穴を探し、そこからのぞき込むようにバイクを狙うのぞき穴構図です。私はこのとき、まず最初に背景を決めました。菜の花畑を背景にしてバイクを配置すれば、小さく写したバイクもきっと存在感を放つだろうと考えたのです。

実はこの写真、なかなか手間のかかった写真でして遠く離れた橋を渡って対岸まで歩き、のぞき穴として狙えるポイントがないか試行錯誤の繰り返しでした。結果、花が密集している木にピンポイントで狙える空間を発見し、なおかつバイクの背景となる菜の花を絶妙に狙えるアングルを発見しました。




こういったシチュエーションではオートフォーカスは機能しないのでマニュアルフォーカスに切り替えます。そして難しいのはバイクをどこに配置するか?ですが、この時はできればフィボナッチスパイラル構図を狙いたかったのですが、無理にそれをやると桜が密集するポイントから外れてしまうので、バイクの配置は優先順位を下げて構成しました。

光は薄雲に隠れた太陽光を逆光でとらえていますが、露出補正を大きくオーバーにふって撮っています。多くの場合、桜の花を見上げるようなアングルで撮ると露出アンダーになりますので、ここは注意してしっかり露出補正をしてくださいね。

河津桜のようにピンクの色が濃い花はそれほど迷うことがありませんが、これが淡い発色のソメイヨシノなどになるとホワイトバランスの設定もシビアになってきます。桜をピンクにみせようと変な風にいじると品の無い発色になりますので気を付けましょう。




ところで桜のバイク写真を撮る場合、カワサキのライムグリーンに乗っている方は是非この季節に頑張って撮ってみてください。桜のピンクとカワサキのライムグリーンは色相環で補色関係に近く抜群に映えるのですよ!

それではまた!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング