コレで解決!実践で使える絞り完全マスター<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログでは今までカメラの操作、露出の概念など一般に写真の基本として言われていることは、実はそれほど大事ではないですよ。というお話をしてきました。

大切なことは何を見つけ、感動し、どう表現するか?美しさだけでなく人の感情にうったえる写真にしましょうと。それは印象であったり驚きであったり共感であったり、時に寂しさや恐怖なども。

しかし表現の手法としてカメラの操作があるのは紛れもない事実です。「それほど大事ではない」とは最重要なことではありません、という意味です。私が特にカメラ操作の中で重要かなと感じるのは露出概念の中の絞りです。

きっと多くの方が絞りについて、なにかスッキリしない部分をお持ちだと思います。今回はそんな絞りの難しさについて、究極のツーリング写真流に解説していきたいと思います。




まずおさらいですが、絞りとはレンズ内の穴ぽこの大きさです。この穴ぽこは大きくしたり小さくしたりできます。穴ぽこが大きいと光がたくさん入ってきます。同時にピントの合う範囲が奥行方向に見て狭くなり、背景などが良くボケます。これを絞りを開くといいます(Fという数値は小さくなる)。

逆に絞りを絞る(F値を大きくする)とは光が少ししか入ってこない、同じ量の光を得るためにはシャッターを遅くするか感度を上げる必要があります。ピントの合う範囲は奥行方向にみて広くなります。これを被写界深度が深くなるといいます。

被写界深度は被写体がカメラの近くになるほど浅くなる傾向があります。近くの被写体にしっかりピントを合わせるには絞りこむ必要があります。

ではツーリング写真ではどのように絞りを操作するのが正しいのでしょうか?

 

絞り:F2 悪い例。

遠景があるが前景がない。このようなシーンで解放(または解放付近)を選択するとジオラマ模型にセットされたミニチュアバイクのようになります。何でも解放を選んでしまうのは一眼レフカメラを買ったばかりの人の悪い癖です。ボケるのがうれしいからと言って何でも解放で撮るのはやめましょう。もちろん暗いのでシャッター速度をかせぎたいから、とか背景や前景をボカして構図内の存在感を調整したいから、といった具合に正当な理由があるのであれば、その限りではありません。

 

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L F2.8 1/1000 ISO100

このレンズの解放値 F2.8を使用した作例。背景になっている白樺林をボカしメイン被写体であるバイク+ライダーの存在を浮き出たせたもの。こういったシーンで絞り込んでしまうと背景がゴチャゴチャしてメイン被写体の存在が沈んでしまいます。こういったシーンでは絞りを開いて背景をボカしましょう。

 




絞り:F16

こちらは絞り込んだ作例です。このレンズ SIGMA35mmF1.4ARTでの最小絞り値であるF16です。先ほど近くにある被写体ほどボケやすいと書きましたが、メイン被写体(バイク)に合焦させた場合も、このような近景はF8とかではまだまだボケてしまいます。この作例の場合は前景のスイセンの様子をどこまで明らかに表現するかを考えF16まで絞り込んでみました。

絞りとは一般にボケ具合の調整と言われています。しかし私が思うに「ボカす」の反意語が存在しないため、なんでもボカすのが良いという誤解を招いていると感じます。高価なレンズほど大口径で美しくボケるのも、そういった誤解を生んでいる要因の1つではないでしょうか。

ボカしまくるのが良しとするのはポートレート(人物)、お花の写真などです(もちろん例外もありますが)。

ここで私が勝手にボカすの反意語を考えてみました。「明らかにする」です。なんかいい言葉でしょう?

「開いてボカす、絞って明らかにする」

こう覚えれば何でもボカす癖は抜けて、被写体のどこをどう写せばいいか?絞りのダイアルを操作し、絞り込みボタンを押して確認(または試し撮りして確認)して撮りたい意図に従って試行錯誤できるようになると思います。

私もつい数年前まで絞り込むという選択肢がぽっかりと抜けていました。修正するのに時間がかかったものです…。

それと絞り込む選択肢を持ったら注意点が1つ。シャッターボタンを反押ししたときに、ファインダー内に表示する露出値(絞り優先モードの場合 シャッター速度の表示)を読み上げる癖をつけましょう。これは絞り込むとシャッターは遅くなるので手ブレ、被写体ブレが起きやすくなるからです。

焦点距離に応じた自分のカメラホールド力をシャッター速度の下限値で覚えておきましょうね。「俺の場合200㎜なら1/125が限度だな!」といった具合に。もちろん三脚を使用するのであれば手ブレの心配はありません。しかし被写体ブレには気を使いましょうね。山だったら木の葉が風に揺れていないか?海だったら波はブラすのか止めるか??

この部分はまた別の機会に詳しく解説いたします。

それでは!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

SONY RX100(無印)

東京都中央区 晴海客船ターミナル 91年竣工のデザイン建築 竹山実設計事務所 空間を贅沢に使った逆三角のオブジェ 晴海といえばオリンピック選手村として現在は急ピッチに建設が行われていますが、オリンピック終了の数年後にこのターミナルは解体されて公園になる予定だそうです。客船ターミナルはレインボーブリッヂをくぐれない超大型船が停泊できるよう、現在は青海に新ターミナルを建設中です。

広角レンズ使いこなしテクニック<中級>寄る広角と広げる超広角

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつもツーリング写真のこと考えていますか??いつも写真のことを考える、これって案外と上達と関係しているかもしれません。

例えば次はどんな写真を撮ろうか?という撮影のアイデア。普通は撮影地で考えるものですが本当に写真の好きな人は普段から考えているものです。いつもいつも写真のことばかり考えていると、ある日突然、とんでもないナイスアイデアが浮かんだり、まだ見ぬ絶景の旅の風景に幻想を抱いたりするのです。

撮影地でどんな写真を撮るか考えるのは、すでに目の前に見えているものから様々な情報を元に考えるものです。しかし日常生活や何気なくボーっとしているときに考えることは無の状態からの妄想です。たまにとんでもない事を思いついちゃうのです。

お勧めはお風呂に入っている時と、散歩している時です。特に散歩は以前にNHKの「人体 神秘の巨大ネットワーク」でもひらめきは散歩中に生まれることが多いと紹介されていました。散歩は健康にも良いですし、アイデアのひらめきも出来る!ぜひやってみてくださいね!




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では広角レンズ、またはズームレンズの広角側のお話です。以前に寄る広角、寄せる望遠のお話をしましたが広角についてより詳しく解説いたします。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F14 1/160 ISO100

まず寄る広角のお話です。古くから言われている「被写体に寄る」という写真の基本は広角に限らず標準でも同じですが、広角の場合は肉眼の大きさよりも被写体を小さくしてしまうのですから、更に意識して被写体を大きく写してあげる必要があります。

この場合の被写体とはもちろん作品の主題となるメイン被写体のことです。被写体に寄る、一歩前に出る、あと50cm寄ろう!いろいろな言い方があり、簡単なようで出来ない不思議。しかし具体的なある手法で確実に被写体に寄れるようになる方法を伝授いたします。

それは簡単です。上の作品をご覧ください。誰の目にもメイン被写体は漁船であるとお分かりいただけると思います。そしてフレーミングに注目してください。漁船の上がフレームにかかっていますよね?これです!!確実に被写体に寄れる究極の奥義。メイン被写体が枠にかかるまで寄る!です。

このやり方、もう間違いなく寄れますので是非やってみてくださいね。




EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 10SEC ISO400

次に広げる広角です。広げる広角とは写真の主題を特定の物ではなく、景色の広範囲に渡って存在する魅力を対象にすることです。上の作品のように広範囲に渡って美しくそびえる落葉樹、その他にもウロコ雲とか砂浜にある砂紋などがそうです。こういったシーンでは画角は広いほど有利で私の愛用しているEF14mmF2.8Lなど大得意な撮影シーンでもあります。

何を主題に撮るか?主題を明確に構図せねば、と縛られれば広角レンズ(特に超広角)は苦しいものです。いくら足で寄っても小さい物は小さいです。そんなとき頭を柔らかくして作品の主題を物に縛られず広範囲に広げましょう。それが広げる広角の考え方です。

レンズの焦点距離によって使い分けても良いかもしれません。標準域から24mmくらいまでが寄る、それ以下の14mmといったワイドレンズであれば広げる広角と覚えてみましょう(1枚目の寄る広角の説明に使った写真は14mmですが)。

広角レンズには色々な使い方があって楽しいものですが、どうも難しくて苦手だ!という方は最初のステップとして「寄る広角」「広げる広角」の2つを覚えてみてはどうでしょうか?

是非実践して苦手を克服してくださいね。広角レンズを使いこなせばあなたのツーリング写真は間違いなく良くなりますよ!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG + キャノン2×エクステンダー

スナップではありませんが自宅のベランダから見た夕日の写真です。千葉市から小さく見えるスカイツリーをとらえました。600mmに×2エクステンダーを装着して1200mm相当で撮りました。さらに画像トリミングです。お出かけできない休日は自宅のベランダが撮影ステージです。

 

答えはコレだ!感動する心と言語化力<上達の秘訣>ツーリング写真、上達したい人へ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真の解説や撮影スポットなどのお話ではなく私個人が経験した写真を上達するまでのプロセスや失敗などを元に、どのようにして写真道を継続し上達していけば良いのか?というお話を独り言風にいってみたいと思います。

EOS1DX + EF100-400mmF4-5.6L IS

いきなり結論ですが上達するには撮るしかないと思います。撮って撮って撮りまくって、失敗から惜しいヤツ、何とも言えない微妙な写真など、たくさん撮ってみるのです。たまにラッキーパンチのような写真が撮れて、それを誰かに見せて、驚かれてそれが嬉しくて。それを何度も繰り返していきます。

やがて理屈では身につかない目の前の風景から写真に必要な様々なものを見つける目、構図を作るための良く動く足など、気が付いたら体で覚えているでしょう。

そして写真の魅力にとりつかれたかどうか?作品を生み出す喜び、伝える素晴らしさ、誰かの幸せに少しでも貢献できた喜びは、報酬など無くても最高の幸福を実感できることでしょう。

人は本能的に誰かの役に立ちたいと思っているものです。

水滴石穿(すいてきせきせん)ある日、突然に上達することはありません。毎日すこしづつ、たくさん撮ることによって年単位で上達していきます。特に「目」は例え手元にコンデジもiphoneも無い時でも「あっこのシーンは写真を撮ってみたい」と気が付く、そんな目が少しづつ養われていくものです。

つい先日、身動きとれないほど混雑した電車内で、朝の光が窓から差し込み女性の後ろ髪に当たって輝いていました。もちろん写真は撮りませんでしたが、そういったことに気が付く目、これが重要です。

 

CASIO エクシリム EX-10 通勤途中で撮った1枚 捨てられている空き缶




上達のプロセスでブレーキをかけてしまう雑音も存在します。私もこの轍にはまった経験があります。それはカメラ、レンズの性能に気がいってしまう。上手に撮ろう。綺麗に撮ろう。家の近くや日帰りツーリングでは良い写真など撮れない。他人が撮った写真の撮影データが気になる。…など、他にもありますが、私自身が10年くらい前に陥っていた轍です。

このような事は全くとは言い切りませんが、ほぼ芸術的な写真と関係ないです。写真を上達することとは全くの無関係です。

写真を上達するには?まずは照れを捨ててみよう!ある日、突然にあなたが芸術家になったら何となく恥ずかしいですよね。でもそういうことなんです。恥ずかしがっては、照れていては画像のキレイな写真は撮れても人の心をゆさぶる芸術写真は撮れないのです。

良い写真を撮る一番最初のステップは感動することです。風景でも人物でもスナップでも同じです。夕日を見て美しさに心を打たれて涙を流す人はきっと素晴らしい写真が撮れる人だと思います。

感動できる心は訓練すれば高めていくことができます。それには写真道を志す芸術家を気取らないといけないのです。「いやぁ~マジかよ!?俺が??」そんなあなた、心配することはありません。「今日から写真道を志す芸術家になるぞ」と公言する必要はなく、あなたの心の内に秘めておけば十分だと思いますよ(もちろん奥さんや友人、あるいはSNSで公言しても良いと思いますが)。

エクシリム EX-10

 

ただし精神論だけではダメです。言語化を使った訓練方法をご伝授しましょう。今回は特別ですよ!例えば上の写真のような光景を見かけたとします。おっ、と思って足を止めた時点であなたは既に天才です。言葉にしなくても良いので心の中で言ってみてください。「ああ、キレイだな散ってしまうのは儚いけど、ほんとうにキレイだ」「花はこんな風に散っていくんだ、今まで気が付かなった」周囲に誰もいなければ小さな声でこんな風に言ってみましょうね。

どうですか?オカルト教っぽいでしょ!?いやぁ~ほんと勘弁、マジっすか?!と思った貴方、残念ながらそういうことなんです。写真を上達するとは。

このように被写体や風景を最初に見たときに、純粋に撮影者の心が感動していないと卑しい写真になってしまうか、魂のない記録写真の出来上がりです。それの方が嫌でしょう?しかしそんな写真は世に溢れているのです。




本当に納得できる芸術写真が撮れる日はいつやってくるのか?私も聞きたいです…。

決して簡単ではありません。頑張ってやっているつもりでも、ちっとも上達した手応えがなく面白くないと思うときもくるでしょう。しかし芸術なんて一朝一夕で成就するものでは断じてありません。

EOS1DX + EF100-400mmF4-5.6L

 

究極のツーリング写真では今までツーリング写真の撮り方に関わることを沢山解説してきました。その中で何度も出てきた作品の意図とは「あなたが何に感動したか」です。そしてどんな気持ちだったか写真にしてみましょう。

そしてその中で伝えたいものがあるなら、芸術にして伝えてみましょう。私はオートバイの旅は美しいということを伝えたいです。

私はこれに生涯をかけて挑んでいくつもりです。みなさんもご一緒にいかがですか?

 





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地味テク!空をキャンバスに飛び切り美しく樹木を配置<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、私が言うのも今更ですが写真って難しくて奥が深いですよね。

私の写真スタイルは作品を目指して作りこむやり方です。作りこむスタイルとは当ブログで解説してきたデザインや比率などを作品内に取り入れたり、複数の被写体の存在感をそれぞれ調整したり、絞りやホワイトバランスなどカメラの機能を使って表現したりすることです。広角や望遠レンズを使うこともそうです。

その一方、ありのままを表現するナチュラルなスタイルがあります。ナチュラルは標準域前後の焦点距離で多くは目線の高さで撮り、緻密に構図や比率などを意識することなく自然に撮った作品です。ありのままこそ芸術であるという考えです。

しかしオートバイの写真、ツーリング写真でナチュラルを目指すのは、なかなかハードルが高そうです。ナチュラルはスナップに向いたスタイルではないでしょうか。

それに真のナチュラル写真で芸術を極めるとなると、まずは作りこむ写真の手法を身につけないとナチュラルと「ただ撮っただけ」の明確な差別化はできないと思います。この辺が難しいところですね。

いずれにせよ芸術的な写真作品とは見る人の心にうったえるものであり、感動、共感、驚き、感情を揺さぶるといった具合に、撮影者の自己満足では終わらない他者への表現の発表なのだと思います。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説は雲ひとつない空をキャンバスに見立てて樹木をカッコよく撮る撮影の引き出しのご紹介でございます。

リコーGR APS-C

こちらの作品をご覧ください。福島県檜原湖でのキャンプシーンですが、空はどんより曇り無垢なスペースになっています。こういった空のようなスペースをキャンバスと見立てて有効に使い、木を堂々と配置させた構図を作ってみましょう。つまり木が主役の写真です。

木は観察するほど興味深い被写体です。幹のしっかりした存在感、枝の伸びゆく様子、光を反射させたり透過させる葉、なんでもない木こそ美しいキャンバスを背景にローアングルで撮りたいフォトジェニックな被写体です。

EOS6D mark2  + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/30 ISO100

こちらは少し季節外れですが4月に撮った写真です。同じ手法で空のスペースをキャンバスのように見立てて桜の木を主役に撮った1枚です。





実はツーリング写真と木はけっこう相性の良い被写体と感じます。どこにでも何かしらの木はあるし、よく観察すると夕日などを背景に撮るとカッコいい木は結構多く存在するんですよ。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 10SEC ISO1000

美しい木のデパート カヤの平キャンプ場。

無垢な空を見つけたら、それを背景にして気をカッコよく撮ってみましょう~!という撮影の引き出しのご紹介でした!

それではまた。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

漁港に捨てられていたシートの上に鳶の羽が落ちていました。

レベルアップ確実。洗練されたデザイン写真<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photogtaphy.com 読者の皆さま、素晴らしいバイク旅、素晴らしい写真ライフを楽しまれていますか?

先日、久しぶりに大好きな岡本太郎さんの本を読んでみました。皆さんもご存知かと思いますが「芸術は爆発だ」のあの有名なセリフ。実は岡本太郎さんの人柄や作品が飛び抜けているから、というのは間違った解釈であり、爆発とは自分らしさをその瞬間、その場所で芸術として生み出している行為を「爆発」と表現しているのが正しい意味のようです。

岡本太郎さんは写真家ではありませんが、おなじ芸術という観点で考えると写真も芸術ですから、シャッターを切るその瞬間こそ「芸術は爆発である」と考えてやるのも良いかもしれませんね。気分だけでも岡本太郎さんになった感じで!

そういう意味では以前に使っていたカメラ EOS1Dxの鋭いシャッター音は、その場で自分の芸術が爆発しているようで痛快でした。今使っているEOS6D mark2は静音シャッターなので、あまり感じられませんが、なるべく自分と言う人間をその場で爆発させるイメージで撮っていきたいな、そんな風に感じました。

やはり岡本太郎さんは偉大です。




 

さて今回の<上級>ツーリング写真解説では、だいぶ以前にもご紹介した写真におけるデザインのお話、図形要素、色要素について内容をブラッシュアップして改めて解説いたします。

ちなみに岡本太郎さんは「芸術はうまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない。むしろいやったらしさ、不快感を含め見るものを激しく引き付け圧倒することこそ真の芸術である。」と説いています。これから解説するデザインの話はこの逆のようではありますが、この岡本太郎さんの領域に達するにはまずは「美しい」「整っている」を学び、それを理解したのちで破壊していくのが芸術を志す上での正しい順番だと思います。

 

2017年2月 千葉県館山市 EOS1DX + SIGMA150-600mmF5-5.6DG

ではこちらの作品をご覧ください。当ブログのギャラリーでもご紹介している作品ですが千葉県館山市から望む東京湾ごしの冬の富士山です。この作品を元に今回は写真におけるデザイン要素の図形と色を解説いたします。

写真におけるデザイン要素とは主に・線(直線、曲線、S字線…)・図形(円、三角、四角、〇〇型…)・色(暖色、寒色、進出色、後退色、中間色、中性色…)・立体感・質感・規則的なパターン・シェイプなどです。

その他、デザインと類似していますが分断線が発生した場合のエリアの比率、複数の被写体の大きさ(または存在感)の比率など・黄金比・白銀比・3:2・三分割構図・ファイグリッド・フィボナッチスパイラル・青銅比などの比率も非常に重要です。

これらのデザインや比率は目の前の風景や被写体から、その要素となるものを見出し画面という長方形の四角にどのように取り入れるかです。そして重要なポイントはデザインや比率はあくまで写真の骨格や基礎工事のようなもので、写真の全てではないということ。

見る人に視覚的に与えるバランス、直感的に良いと思える関係であり写真の重要なことはあくまで被写体の魅力をどう表現したか?という作品の意図です。

・図形要素

まずは図形要素の三角です。風景や被写体の中から複数の図形要素を見つけることに成功したら、次に優先順位をつけてみましょう。この作品では富士山の三角、バイクとライダーとタンカーの3ポイントをつなぐ三角が最も重要であると判断しました。それが判明したら長方形の四角内に、その図形が最も理想的な位置に配置できるようカメラアングルを調整します。最重要な図形要素とは枠の中のどこに配置するか?です、したがって枠も黄色線で囲ってみましたよ。

それと知識として…三角は構図内に抜群の安定感を与えてくれます(底辺を水平に配置できる三角に限る)。

次に図形要素の円に注目です。この作品ではバイクのフロントタイヤ、モデルのポージングによってできた腕の輪、LNGタンカーのタンクです。円は写真の観賞者の視線をその場に留める効果があります。この作品の場合、円の要素については特に配置に気を配って撮りませんでしたが、参考までに…タイヤを円の要素として効果的に使いたいとき、画面に対して正円になるようハンドル角度を調整しましょう。




・色要素

続いてデザイン要素の中でも重要な割合を占める色要素です。この作品では下半分については枯れた草地のブラウン、グレーの岩場で進出色です。そして画面の上半分は海面の青、空の水色で後退色ですこの相反する特性の両者を組み合わせることによってコントラストと呼んでも良いですが、望遠レンズによって圧縮され失ってしまった遠近感を色の効果によって補うことに成功したのも見逃せないポイントです。青はかすみなどによって遠くに感じさせる効果があるので空気遠近法とも言われています。

写真におけるデザイン要素を学ぶには長方形の四角の中にいかに理想的に配置するかにかかっています。くどいようですが最も重要な部分はここです。

撮影現場で目で見た光景の中にデザインに使える線や図形や色を見つけ出せるのは上級者の域です。言語化で探し当てていくのも有効な手段と言えます。それぞれデザイン要素を洗い出したら画面という長方形の四角にどう配置するのか考えましょう。ただし時間をかけてやる作業ではありません。

視覚的に理想的なデザインが完成したら、その上で光をよみとき被写体の魅力を引き立てましょう。最重要はあくまで「私の場合はこう撮りました」という表現、意図ですので、あまりデザインや比率に神経を取られないよう気を付けてくださいね。

いつかこういったセオリーを全て破壊できる岡本太郎さんのような芸術を目指すため、まずはセオリーを理解しましょう。理解しなければ壊し方も分からないものです。

それではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

iphone7
iphone7

こちらの2枚の写真はどちらも出勤前にスマホで撮りました。1枚目は普通に撮ったもの、つまりカメラ機能の評価測光に任せた露出設定です。2枚目は露出補正を使って暗くし、花に露出を合わせました。1枚目は全体の明るさという意味では適正で葉の様子も明らかですが、肝心な花がちっとも魅力的に見えません。2枚目は全体の平均としては暗く、実際に目で見た光景よりも暗いかもしれません。しかしアジサイの花の魅力を私なりに感じて伝えるにはこの露出だったのです。表現とか意図とはこんな感じなんです。決して難しくないでしょう?

ズルい方法☆ベストアングルは数打ち戦法で手に入れろ<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、6月といえば梅雨ですが蛍の見れる季節でもありますね。なかなかバイク写真と蛍の撮影は組み合わせるのが難しいかもしれませんが、せっかく良いカメラをお持ちなのですから撮りに出かけてみてはいかがでしょうか?

三脚と虫よけやライトなど有れば、それほどハードルの高い撮影ではないと思いますよ。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説ですが、以前にベストアングルは1つしか存在しなくピンポイントである、という解説をしました。今回はそのピンポイントなベストアングルを手に入れるための少しズルい、しかし確実な手段をご紹介いたします。

こちらの2枚の作例をご覧ください。「同じじゃん!」なんて言わないでくださいね。仕上げ方が下の写真の方がソフトですがそこは気にしないでくださいね。あくまでアングルの話なのですが、線路を主題にした構図で右下から左上へカーブを描く曲線の効果がお分かり頂けると思います。

この2枚の写真の違いは高さです。1枚目はR1200GSの下が草に隠れてしまうのを嫌い、EOS6D mark2のチルトモニター機能を使って頭上にカメラをかかげてハイアングルで撮りました。一方、下の写真はR1200GSの下が草で隠れてしまうのは気にせず、線路に寄った写真です。1枚目の写真よりも低い位置で撮りました。

線路に寄ったので2本のレールの幅が下の写真の方が広い、つまり線路が大きく写っています。またまた写真のデザインのお話ですが長方形の画面の中に、デザインとして存在している二本の線(曲線)を、どう配置するのが最も心地よく美しく見えるか?それを考えてみましょう。

寄って引いて、右に左に、高く低く、現場ではどうするべきか?ピンポイントなベストアングルがどこに存在するのか?探り当てようと動いても分からない時はあります。そんな時の少しズルい手段「色々なアングルで何枚も撮っておこう!」はい、これに尽きます。

デザインの観点でどのアングルが美しいかは、帰宅後に何枚も撮った写真の中からじっくり考えて選んでみましょう。被写体の魅力や光は現場でないと分かりません。自分がその風景、その被写体にどう感動したか?これも現場でないと分かりません。しかしデザインは帰宅後に出来上がった写真を見ても分かるのです。





上の作例では2枚目の写真のアングルがベストであったと、私は帰宅してから複数枚撮った写真から見つけ出しました。

これ、偉大なるベテランの方が聞くとデジタル世代のムダ切りとか、1枚に入魂していないとか、怒られるのですが練習なのですからね。私は良いと思います。数打ち戦法。

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

さらに微妙に違う1枚を選んで最終的にLightroomで仕上げた1枚がこちらです。右上に空が入りましたが、これは画面内のどこかにハイライトが欲しいと思ったからです。地面側に被写体がある多くの場合は、主題を明確化するのに空は入れませんが。この作品では入れてみました。

今回ご紹介した例では本当にごく僅かなアングルの違いです。しかしこの僅かな詰めで作品のクオリティは格段に違ってくるものです。現場でどうしても納得のいくアングルが見つけられない。私もよくあります。そこで妥協するくらいなら、様々なバリエーションで何枚も撮りましょう。きっと後で良いことありますよ!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県市原市 小湊鉄道 上総鶴舞駅のすぐ近く 農道にある遮断器もない踏切です。

ツーリング写真の自撮りポーズ ポージングの基本 インスタ映えバイク写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、自撮りはお好きですか?自撮りと聞くとインスタなどのSNSで自分の顔を撮っている人なわけですが、人によっては恥ずかしくて真似できない、ナルシストみたいで嫌な感じだ、とか色々な印象があると思います。

私は自撮りは写真文化として考えると新たなムーブメントなのかな?とも思います。自分に自信をもって発表するのですから決して悪いこととは思いませんけどね。それにSNSで見かけるソレとは違いますが絵画で言う自画像というのも、写真にしたら自撮りな訳です。

当ブログ 究極のツーリング写真では自撮りとは主にライダーの姿(自分)をツーリング写真に入れた作品のことを意味しています。ツーリング写真は風景の中にバイクだけある写真よりも、ライダーの姿があった方がよりストーリー性や感情表現が可能になります。

そして私に限らず多くの方はソロでやられているので手法は自ずと自撮りになる訳ですが。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 15SEC ISO1000

こちらの作例をご覧ください。私は深夜に房総半島の海岸線を走るのが大好きです。山と違って真っ暗闇ではなく、意外と道は明るくて気分よく走れるものです。以前もご紹介しましたが夜の海岸風景をスローシャッター、高感度で撮影すると、肉眼では確認できないファンタスティックな光景をとらえることができるんですよ。




この写真は東京湾越しの対岸、おそらく川崎市の工業地帯でしょうか。工場の熱か光によって空が妖しげに光っていたので、それを背景に撮影に挑みました。肉眼ではもっと暗いですが、長時間露光と高感度によってこんな光景が現れるのです。

ポージングは赤く光る対岸の空に向かって、ライダーが想いを馳せる表現をしてみました。これも演出であることに間違いありませんが、私は心の中で感じた風景を表現するために、こういった演出を加える派であります。SNS用のプロフィール画像などによく言われる「盛ってる」とは違うのですが、どう違うかのお話はまた別の機会に。演出の話はとりとめなく膨らみますので。

今回は自撮りする場合のポージングのお話です。この作例の場合、左足に多くの体重をかけてポージングの基本とも呼ばれるコントラポストというポージングを使ってみました。

普段の楽な姿勢より意識的に背筋をぴんと伸ばし、胸を張って顎をひく。そしてどちらか片方の足に体重をかけるのです。そうすると肩と腰のラインが体の中心軸からずれて、全体がS字を描くような動的な印象に変わります。簡単なようで難しいので家の鏡を見て練習してみるといいですよ。




コントラポストはファッション関係やメディア関係などでも良く見かける定番のポージングとも言えます。れゆえ見る方も違和感なく綺麗な姿勢で好感が持てるというのもあります。少々やり過ぎの演出とも感じるかもしれませんが、自撮りの場合のポージングに関しては「少々やり過ぎ」の演出が実は丁度良かったりします。

ポージングを意識せず、普通に背中を撮ったような写真は何となく間抜けに見えてしまうものです。また中途半端に姿勢を意識したものも素人っぽい演出が見る人に伝わってしまい、これもダメです。難しいですね。ヨガや剣道をやっていたり職業がモデルさんだったら普段の姿勢が美しいので大丈夫ですが。

恥ずかしがらず躊躇せず思いっきり演じ切っている姿こそがカッコいいのです。まずはコントラポストをマスターして美しいポージングの自撮りで差をつけてみませんか?ポージングのバリエーションについては今後も色々ご紹介していきますのでお楽しみに!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

ハイライトに被写体を重ねるスーパーテクニック<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎度大げさなタイトルの書き方、どうかお許しくださいませ。ブログ運営にあたり魅力的なタイトル設定とは重要らしく、適当に考えてはアクセスが伸びないそうです。

タイトルと言えば写真コンテストでも多くの場合は作品タイトルを要求されますよね。コンテストに参加されたことのある方なら経験あると思いますがタイトルって悩みますよね。なかなか気の利いた単語や言葉が出てこないものです。しかし作品を生み出すときに現場でしっかり言語化して、伝えたいものが明確な作品であればタイトルもそれほど悩まずに決まると思いますよ。

撮影現場でタイトルを決めちゃってもいいくらいですね。




EOS1Dx + EF14mmF2.8L F8 1/500 ISO100

さて写真の解説ですがこちらは14mmという超広角レンズを使用して空一面に広がりをみせるウロコ雲を表現したものです。

このときのように望遠でも広角でも撮り甲斐のある夕空のシーンというのは、とっても嬉しくなってしまい興奮を抑えるのに必死でした。撮影は気分が高揚しすぎているとテクニックやアイデアを出す脳の指令が鈍ってしまうので、そこそこ冷却装置を作動させて撮影に挑まねばなりません。

ベテランのハンターが大物を狙うときの気持ちで!

今回のお話は「ハイライト」の使い方です。ハイライトとは画面内で最も明るくなっている部分や被写体に入った光沢の光など。この写真のように空を写しているなら太陽とその周辺ということになります。

被写体はバイク+ライダーです。キャンプツーリングだったので、荷物を積載している姿を撮れるのは嬉しいです。ライダーのポージングは変形コントラポスト。




そして渦をまくように広がるウロコ雲の中心にハイライトが存在する絶好のシチュエーションです。このとき被写体とハイライトの位置関係に注意しましょう。完全に重ねるか、この写真のようにライダーとバイクの間にもってくるのか。どれが最善の位置になるか試行錯誤してみてください。

画面内でのハイライトの位置は重要です。せっかく美しい光をとらえても被写体と関連付けることができなければ、勿体ないです。これがSNSを見ていると全く意識してないんだろうな・・・という写真がすごく多いんです。完全に重ね合わせれば被写体のエッジを輝かせることもできますし、放射状に出る光線を画面内の理想的な位置に配置できれば、それだけで秀作になります。

ハイライトを巧みに画面内で構成することにより、被写体の魅力が見違えるほどよくなります。光についてはシャドウの使い方やレンズフレア、ゴーストの話もありますので、またの機会に詳細を解説しますのでお楽しみに。

あっ、それとこの写真は実はLightroomのプリセットではなくInstagramのPerpetuaというフィルターなんです。大きな画面で見てしまうと少し違和感かもしれませんが、インスタではこれくらいが良く見えるから不思議ですよね。

それではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

千葉県市原市の高滝湖 ダム建設によって出来た、比較的新しい人造湖です。この時は空にプカプカ浮かんだ雲も良かったですが、一瞬の無風を逃さず水鏡の写真が撮れたのが良かったです。

天邪鬼こそ良作を生み出す鍵となる<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは普通ですか??っと突然変な質問ですが、今回は普通か変わった人か?普通は果たして正しいのか?という少し変わったお話です。

当ブログでは以前より良き作品には個性があり作者の意図(表現)が明確であると書いてきました。しかし表現を考えるにあたり個性的に撮ろうと意識したところで成功するとは限りません。

例えば桜の風景。これを作品にしようと考えたとき普通だったら爽やかな青空のもと満開の桜を画面一杯に撮りますよね。しかしそれって良く見かける写真ではないでしょうか?「人と同じでは面白くないな」こういった天邪鬼的な発想が作品に個性を与えるきっかけになります。

この写真を撮ったとき、良いお天気で順光で撮れば爽やかな青空が背景になったはずですが、ここでは逆光側からカメラを構えて桜の花に輝きを与えてみました。青空は表現できませんが印象的な写真に仕上がったのではと思います。

たったこれだけのことで作品に個性が生まれるのです。





自分らしさを…なんて頭で考えるよりも効果的なのは脳裏に存在している誰かの撮った写真を削除することです。それは雑誌や広告にあるような写真だったりSNSやコンテストで見かけた自分の好きな写真であったり、いろいろですが無意識にそれらをお手本にしてしまうと当然ですが個性的な写真は成立しません。

しかし脳裏に存在している誰かの撮った写真イメージをそう簡単に消すことはできません。そこで効果的なやり方があります。自分は天才だと思うことです。自分は天才だと思っている人(または思い込んでいるでもOK)は誰かの写真を無意識に真似なんてしないものです。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/80 ISO100

個性的な写真を撮るとは天才を表現することと仮定しても強ち間違いではないと思います。もし気が引けるなら「才能を表現する」と置き換えても良いと思います。




誰かの撮った写真や好きな写真家の撮り方を真似するのは決して悪いことではありません。しかしどこかのポイントで真似は卒業して、あなたの才能を表現せねば真の個性は得られません。

もし自分の才能を開花させて(一般にデビューするという意味ではありません、自分で才能に気が付くことです)写真の表現を知れば真の素晴らしさを味わうことになると思います。私もこれを目指しています。

少なくとも究極のツーリング写真の読者の皆さま、ツーリング写真に興味があってこれを見ている方々は皆さん天才であると信じます。ただ経験やスキルなど今あるコマの位置がスタート地点にいるというだけで、内面にあるきらめく才能は眠りから覚める直前なのだと思いますよ。

何かと生きずらい現代社会。仕事や人間関係で「私は天才ですから」みたいな事をもし口にすれば、たちまち居心地の悪い雰囲気になるでしょう。しかしあなたが写真家として心の内に「自分は天才である」と思うのは誰にも迷惑になりませんし、損をすることもないです。

もし自分は天才と思うのがどうしても難しいようでしたら、ステップアップを果たしたいつかでOKです。今は少なくとも人と違ったものを撮れるよう良い意味での天邪鬼でいきましょう。それは賛否ある作品になるかもしれません。しかし誰にも似ていない個性的な作品ができあがると思います。





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調律師のように細部を微調整してクオリティを高めよ<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、間もなく6月で梅雨の季節になってしまいますが雨はどう楽しみましょうか?

そもそも予報で一日中雨という事であればバイクで出かけるのはナシですよね。家で写真の勉強でもしますか?写真の勉強ってどうやるのでしょうね。本屋さんに行って写真やカメラ関連の雑誌を買ってそれを見てみますか?

写真雑誌、カメラ雑誌は私はおススメしません。参考になるような作品やあなたの好きな写真が載っている本を買ってきても何も役には立たないと思います。なぜなら写真芸術として最も肝心な撮り方について殆ど書いていないからです。

掲載している作例に撮影データや使用機材が記載されていても、これも全く役に立ちません。写真を勉強するにあたって欲しい情報とは被写体や風景の魅力を解明する目の養い方、「私の場合はこうです」という意図の表現力のつけかた、または写真に込めるメッセージやデザイン性など、これらを具体的にどのような手法で身に着けていくのか?です。

もしどうしても書籍で勉強したいという事ならナショナルジオグラフィックの「プロの撮り方完全マスター」という本でしたら少し参考になることが載っています。興味のある方は見てみてください。

私的には雨だからと家で写真の勉強なんかするより、傘をさしてコンデジを持って近所の公園に写真を撮りに行く方が、ずっと良い勉強になると思いますよ。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では作品の細部にいたるまで神経を使って細かく丁寧に作品を仕上げましょうというお話です。地味ですがとっても重要ですよ。

 

EOS6D mark2 + EF35mmF2IS F10 1/40 ISO100

こちらの作品をご覧ください。今にも雨が降り出しそうな曇天下でのローカル駅の撮影シーンです。毎度のことながらローカル鉄道とからめて撮る場合、電車が来るまでたっぷり時間があるので構想は練りに練って撮影に挑めます(うっかり電車が来る直前に撮影地に着いちゃうと焦りますが)。

私はここ最近、35~70㎜あたりの標準焦点距離域での作品を高めようとトレーニングしています。どうも私は14㎜だの600㎜だの極端な焦点距離に頼る悪い癖がついているようで、これを修正して標準域でも画面構成をビシっと整えて良き作品が生み出せるようにしたいのです。もちろん14㎜や600㎜はやめるのではなく、今後も使っていきたいと思いますが特殊な表現の飛び道具としておきたいのです。

さて写真の解説です。撮影現場は曇天下、花の季節も終わってしまった、良き写真を撮るにはなかなかの悪条件です。強いて言えばこの天気で写真を撮る人など他にいなく、誰もいない駅で撮影に集中できることくらいです。

この何でもないローカル線の駅舎、どこにでも有りそうな普通の光景を作品化する難しさ。これに挑戦してみました!




最高の撮影シーンに出会ったときは、少しくらい詰めが甘くても素晴らしいものを撮るのですから良い写真になります。しかしこの場合は細部にいたるまで神経を使って、細かな部分を微調整して詰めていきます。これに失敗すると何でもない平凡写真です。

まず最も苦労したのは電線の処理です。通常、風景写真の場合は電線やガードレールなどは何らかの手段で画面内には入れないよう工夫します。しかしこの写真のように画面外に除外できない場合、電線をも美しく画面内に配置させなければいけません。

曇天で真っ白に近い空の部分はこの写真ではデザイン上のスペースです。このスペースをうまく使って電線の走る方向や角度に注視して配置させました。画面の端っこには本来、自販機や電話ボックスなどが存在しますが、これはカメラ位置で調整して画面外に除外です。その他、ファインダー内で目を皿のようにして細かな部分に見落としがないかチェックします。地味な作業でしょう?!

爽やかな写真や感動的な逆光写真が一番素晴らしいのかもしれません。でももの寂しい作品もいいじゃないですか。これはそんな事を表現したかった写真なのです。ベンチで待っているモデルもシャドウに包んで控えめに物語性を印加させました。(印加とは電気用語ですが)

それに、そもそもこの天気では爽やかな青空やドラマチックな逆光などは無いのですから、それを願っても仕方がないのです。その場その場でできる作品として最高の手段を考え具体的に表現していくのです。そして平凡に陥らないよう細かくチェックして細部を微調整していきましょう。

おっと!地味な解説はあまり人気がないので長文になり過ぎないよう今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県市原市 小港鉄道 上総鶴舞駅 国道297沿いなので勝浦方面に南下するルートでも気軽に立ち寄れますよ。列車を狙う場合はダイヤのチェックをお忘れなく。

~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

これは以前に漁港で撮った1枚ですが、捨てられていたホイールと漁に使う網です。良い光が当たってお気に入りの1枚です。