使える構図☆桜のツーリング写真☆のぞき穴構図と桜の写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いよいよ各地で桜の開花の知らせが聞こえてきそうですね。今回は一足先に頼朝桜(南房総での河津桜の呼び方)の写真で桜のツーリング写真の構図例をご紹介したいと思います。




ところで桜が見事に咲くスポットというのはツーリングライダーに限らず多くのカメラマンや観光客が訪れるものです。マナー問題や場所取りのようなトラブルは目撃するだけで一日が嫌に気分になってしまいますね。そうならないよう、できれば人の少ない早朝に現着する感じで撮影に挑みたいですね。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F2 1/800 ISO100

千葉県鋸南町保田川の頼朝桜です。木々の合間にわずかに存在する穴を探し、そこからのぞき込むようにバイクを狙うのぞき穴構図です。私はこのとき、まず最初に背景を決めました。菜の花畑を背景にしてバイクを配置すれば、小さく写したバイクもきっと存在感を放つだろうと考えたのです。

実はこの写真、なかなか手間のかかった写真でして遠く離れた橋を渡って対岸まで歩き、のぞき穴として狙えるポイントがないか試行錯誤の繰り返しでした。結果、花が密集している木にピンポイントで狙える空間を発見し、なおかつバイクの背景となる菜の花を絶妙に狙えるアングルを発見しました。




こういったシチュエーションではオートフォーカスは機能しないのでマニュアルフォーカスに切り替えます。そして難しいのはバイクをどこに配置するか?ですが、この時はできればフィボナッチスパイラル構図を狙いたかったのですが、無理にそれをやると桜が密集するポイントから外れてしまうので、バイクの配置は優先順位を下げて構成しました。

光は薄雲に隠れた太陽光を逆光でとらえていますが、露出補正を大きくオーバーにふって撮っています。多くの場合、桜の花を見上げるようなアングルで撮ると露出アンダーになりますので、ここは注意してしっかり露出補正をしてくださいね。

河津桜のようにピンクの色が濃い花はそれほど迷うことがありませんが、これが淡い発色のソメイヨシノなどになるとホワイトバランスの設定もシビアになってきます。桜をピンクにみせようと変な風にいじると品の無い発色になりますので気を付けましょう。




ところで桜のバイク写真を撮る場合、カワサキのライムグリーンに乗っている方は是非この季節に頑張って撮ってみてください。桜のピンクとカワサキのライムグリーンは色相環で補色関係に近く抜群に映えるのですよ!

それではまた!

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ツーリング写真における写真デザイン<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ以前に写真のデザインについて解説しましたが、古い読者の皆さまは覚えていらっしゃるでしょうか?今回はそんな写真におけるデザインのお話を作例を元に改めて解説してみたいと思います。

写真におけるデザイン要素とは観賞者が写真をパッと見た瞬間の印象に関わることで主に線、図形、色、規則的なパターン、質感、立体感などがあります。とりわけ効果が大きいのが線と色で、これらの要素は観賞者の目を心地よく楽しませる重要な役割が備わっています。




最初に書いておきますが良い写真に必ず優れたデザインが必要という訳ではなく、あくまで表現の手法の1つ、演出でいう舞台装置や小道具のようなものです。かの岡本太郎さんは芸術は美しくあってはならない、心地よくあってはならないと何かに書かれていましたが、こういった手法を使うか使わないかの裁量は全て作者の個性の範疇です。

ただし使う使わないは別として知識として持っていても損はないはずです。

EOS40D + EF28-70mmF2.8L

こちらの作例をご覧ください。北海道のエサヌカ線と並行して走る海岸沿いのダートで撮った1枚です。木の柵に漁に使う浮きが竿と共に立て掛けられている風景に、郷愁感に似たものを感じました。

この個性的な被写体を主題にツーリングのワンシーンをイメージして撮った1枚です。木の柵はセオリー通りに3分割構図で配置しましたが、画面全体の安定感という意味で悪くはなかったと思います。これが線の要素です。




次に主題となる浮きですがデザイン要素の図形要素となる円(実物は球体ですが)であり複数が組み合わさることで印象的になっています。そして浮きの色ですが赤、オレンジ、黄色と進出色や暖色と呼ばれる色要素です。これは非常にインパクトのある色でやはり観賞者に印象を与えるのに有効です。

そして背景となっている空と海の深い青色。青は後退色、寒色などと言われこの作例のように背景に使い前景や被写体が対照的な赤やオレンジだとコントラストを得ることが可能です。

太陽光は日中のトップライトですが、下方に影ができるので立体感も得ることができました。

こういった被写体や情景に存在しているデザイン要素とは、当たり前ですが撮影者がそのようにデザインした訳ではありません。あくまで元々そこにあったに過ぎないのですが、重要なことはデザイン要素に気が付いて意識してレンズを向けたか?です。

写真は長方形の画面です。この長方形の中にいかにしてデザイン要素である線や図形や色を配置させるかが撮影者のウデの見せどころとなる訳です。




ところでこの写真をはじめ、私が最近になって掘り起こしている過去画像には多くの場合でミラーにヘルメットがかけてあります。コレ…最近では皆さんやめましょう、という動きが広まっているそうです。Araiがヘルメットの内装に良くないと公式にコメントしたことでバイク雑誌やメディア関係がミラーにヘルメットをかけた写真を使わないようにしているそうですね。

皆さんも多くの人に見てもらうツーリング写真を!という事であればミラーにヘルメットをかけるのは、もうやめた方がいいかもしれません。私も最近では気を付けております。

では今回はこの辺で!!

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巧みな構図☆漁港の撮影シーンと比率<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、きのうの投稿で訳の分からない独り言を書いてみましたが、何が言いたかったかと言うと今年も北海道ツーリングに行けることが決定~というラッキーな出来事とからめて書いてみました。

現在の私の生活環境ですと長期間の休暇を要する北海道ツーリングは本来は叶わぬ夢なのですが2017年8月、2018年8月と奇跡的に良いことが重なって北海道ツーリング行くことができました。そして2019年はなんと超大型連休となる4月末から5月のゴールデンウィークに行けることになったのです。




二度あることは三度ある…三度目となると奇跡と呼べないかもしれませんが、とにかく周囲の人の暖かいご理解で出発が許可されました。どうして自分が望むことは、こうしてラッキーにやってくるのだろう?チャンスはフルに生かしたいので、私の生涯追及するテーマである「ツーリングのワンシーンを切り取る」を具現化した作品が撮れるよう充実した旅をしてきたいと思います。できればキャリアベストと呼べる1枚が欲しいですね!

それにしても雪化粧の山々を望む5月の北海道ツーリング、今から楽しみです。

さて今回の<中級>ツーリング写真解説ですが、上級者が当たり前のようにやっている構図テクニック、あらゆる要素を複合的に、かつ巧妙に組み立てていく画面構成について解説してみたいと思います。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F16 1/40 ISO100

こちらの作品をご覧ください。以前も同じ場所で撮影した写真をアップしましたが、漁港で役目を終えた漁船が保管されている場所です。台風で台座が破壊されてしまい倒れてしまった様子です。

その船体をスクリュー部分からのカメラアングルで漁港の様子を切り取った画面構成です。

これは撮影現場の様子をiphoneで撮った1枚です。こういった漁港のように様々な物が目の前の光景に存在している場合、被写体のキャスティング作業、背景の整理、スペースの確保など、構図を作る上で割と高度なスキルが要求されるシーンです。

何となく雰囲気が良い場所だからと、被写体をよく見ず言語化もしないで撮れば、ゴチャゴチャと乱雑な写真に陥ります。

ではこういったシーンで意図を明確化し整った構図を作るにはどうしたら良いか?それを解説いたします。




まず主題は船体のスクリューです。これに注目して35㎜単焦点レンズで足で寄ってみました。寄ることによってスクリューに固定されたロープと船体のやれたFRP部(赤で囲った部分)の質感が表現されました。被写体の質感を表現するにはまず寄る事です。

ロープは線の要素として画面の角にピッタリと合わせて斜めに走らせました。線は画面の角に合わせることにより効果がより際立ちます。

そして重要なのは黄色で囲った部分。何もないスペースです。これを意図的に作ることでゴチャゴチャ感を回避して被写体の存在を際立たせるのです。上のiphoneで撮った写真に写っていますが、この場所にはハシゴやら水槽やらロープやらが散乱していますが、仮にそれが良い感じでも決して入れないこと!

次に分断線と比率です。この写真のようにメイン被写体のエリアとそれ以外のエリア、または例えば海と空とか、分断線が発生したことによる2つのエリアの比率です。簡単な構図であれば有名な三分割構図を適用すれば良いですが、この写真のような場合は2つのエリアの面をよく注視して2等分にならないよう精密に配分してください。




比率は偉い順に並べると1:1.168(黄金比)、1:1.414(白銀比)、1:1.5、1:2.303(青銅比)といった具合です。しかし撮影時にファインダーを覗きながら、これらの比率に正確に合わせるのは困難です。知識として覚えておく程度でも十分だと思います。しかし多くの人が感覚で「心地よい」と感じる比率がこれらの比率に近いことも頭に入れておきましょう。とにかく1:1は絶対に避ける、およそ1:1.5くらいを狙うと覚えておきましょうね。

その他、この作品ではモデルがちょうど顔の部分で見切れています。歩む方向は船体の陰へアウト方向です。これは観賞者の想像をさそう心理的手法です。この人物はどのような顔をしているのか?歩く先に何があるのか?これはミステリーやホラー映画なんかでも頻繁に使われる心理的手法ですが、静止画である写真にもこのように応用できるのです。

いかがでしたか?そんな計算高くやるのかぁ…と半ば呆れてる方もおられるかもしれません。しかし、こういった手法は上級者ともなると半分無意識にやる感じで、作業時間も数秒で決めています。きわめて瞬間的なデザインと言えるのです。

こういった理論に面倒だと背中を向ければ、いつまでも変わり映えない写真のままですよ。

次回の撮影でぜひ挑戦してみてくださいね!

↓↓↓撮影地↓↓↓

 

教えるは教わる。秘密主義は悪である。

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、間もなく二輪業界の一大イベント 東京モーターサイクルショーの開催ですね。関東圏の方は見に行かれる方も多いのではないでしょうか?

私は今勤めている職場から近いので、見に行くのは簡単なのですがどうも人込みが苦手でして…。たぶん行かないです…。かつてバイク業界に身を置いていた頃はブースの説明員として毎年ビッグサイトに駆り出されたものです。新製品の説明やらツーリング用品の質問を受けたりと、お客様と直に接してコミュニケーションするのは大変楽しかったのですが夕方には声が枯れて果てていました。




さて今回は当ブログで以前に何度か触れましたが、難しい物事は誰かに上手に説明できるくらいにしておくと、より理解を深めることができる「教えるは教わる」の話題でございます。

もしあなたの身近な人にこれから写真を始めたいという人がいたとします。その人に写真に関わる事をあなたが教えてあげる事になりました。例えば焦点距離の違い、ズームレンズの使い方やレンズを交換することの意味を説明するとします。

広角レンズを使って被写体に寄った写真と、望遠レンズを使って離れた場所から被写体を引き寄せて撮った写真、被写体のサイズは同じくらいとして両者の違いが何なのか、写真の知識が何もない人が聞いても充分に納得のできる説明はできますか??

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

この作例は超広角レンズ14mmで撮りました。ちょっと極端すぎるほど広角ですがR1200GSアドベンチャーに接近して撮った1枚です。




EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

こちらの作例は望遠ズームレンズにて焦点距離は283mmで撮りました。撮影場所は広い漁港でしたので、かなり後方に下がって撮っています。先ほどの写真とR1200GSアドベンチャーの大きさはほぼ同じくらいです。

さあ、広角で寄って撮るのと望遠で引いて撮る、被写体のサイズが同じとした場合に両者の違いをどう説明しましょうか???

まず論理的に簡単に説明するのであれば背景の範囲が違いますよね。望遠は背景の範囲が狭く広角は広いです。それともう1つは遠近感です。望遠は空間がぎゅっと圧縮されたので遠近感が無く詰まった感じに対し、広角は広がった感じで遠近感が出ています。ここまでは簡単、きっと多くの方が説明できるのではないでしょうか?

ではこの異なる特徴の両者を実践的に考えてどのように使い分けたら良いか説明できますか?




もし私だったらこのように説明します。

望遠で撮った画面とは空間がぎゅっと圧縮された勢いが、そのまま写真を見る側へ飛び出すように伝えます。人物やオートバイなど特定の被写体に重要な意味をもたせ、絶対的にこれが主題であると撮る側が主張したような写真を撮るときに使うのが望遠レンズ。

一方、広角レンズの方は見る側から被写体へ歩み寄るように、写真の世界に吸い込まれるような印象を持たせるのが広角レンズの世界。言ってみれば撮影者が誘うのが望遠、観賞者が誘われるのが広角。意味的には同じですが主題に導くための主権がどちらにあるかが違います。

面白い説明でしょう?

これが望遠と広角の違いを正しく説明しているとは言えないかもしれませんが、知識のない人が聞いて「なるほど」と思えるかどうかが重要だと思います。

ノウハウとは秘密にしていると自分で理解しているようで矛盾に気が付いていなかったり、そもそも実は理解できていなかったりします。知っているつもり…なのですね。しかし誰かに分かりやすく説明できるよう脳内を整理すると、これらのアラが出てきて「あっ実は自分が分かってなかったな」と気が付くことができます。

「教えるは教わる」今回はこの辺で!!

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望遠レンズ→圧縮画面でつくる遠近感<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、花粉症の方は大丈夫ですか?私は例年、3月がもっとも症状が重く今年も辛い日々を送ることになりそうです…。

先日、ある書籍を読んでいたところ「プロフェッショナルサンデーフォトグラファー」なる聞きなれない単語を見かけました。著者の先生によるとプロカメラマン、著名な写真家のように職業としての写真家ではなく、収入を得る職業は別にあり(主に写真とは関係ない)副業あるいは本業として個人的な写真家として活動している人を指す造語だそうです。

これは単にアマチュアの写真家という意味ではなく、明確な活動テーマや目的があって本格的な写真活動をしている人、なおかつその写真活動に収入となる顧客が存在しないこと、という定義で「プロフェッショナルサンデーフォトグラファー」と名付けたそうです。

なるほど、これは正に私、立澤重良が活動している事と合致しているのではないか!!と思わず唸ってしまいました。誰しも写真家に憧れを抱いたところで「では明日から写真家になるので会社を辞めよう」という訳にはいきませんよね。しかし写真を通して世に発信したい何かを持っている、それに使命感を感じているという事であれば収入とは切り離して考えて、個人的な作家として写真家を名乗っても良い訳です。




厚生労働省が推進している【働き方改革】は日本に古くから根付いた労働文化(主に長時間労働、雇用形態の違いによる待遇差など)を是正しテレワークの導入や労働賃金を時間ではなく成果に変えるなどの取り組みが目的と聞いています。そして労働人口を増やす目的で副業、兼業を容認する方向で政府として企業に働きかけているそうです。

となると、プロフェッショナルサンデーフォトグラファーも主な収入源となる会社員としての仕事とは別に、副業的に写真家活動をしていくのも時代性に合致していると言えます。昔の日本だったら例えば写真活動によってメディアの取材を受けたりすれば「おいおい君、趣味もほどほどにね、写真か会社かどっちが本業なのかケジメつけてよね」と上司に圧力をかけられた訳ですが、そんな時代はもう終わりなのです。

今まで通り会社に勤めながら胸をはって写真家を名乗ることが可能な時代の到来です。そのことにいち早く気が付いて、今の仕事を続けながらでも良いから、上手に時間を作ってプロフェッショナルサンデーフォトグラファーとしてデビューしてみませんか???

さて、前置きだけで1000文字書いてしまいましたが、今回は<中級>ツーリング写真解説として望遠レンズで作った構図に奥行を入れる手法のご紹介です。

 

EOS5D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

定番とも言える夏の北海道ツーリングでのまっすぐな直線路での写真です。こういったシーンでは作品の主題を明確にするため1.道が主役である 2.どこまでも続くを表現 の2者が重要になります。これを意識しないで普通に撮ってしまうとSNSでよく見かける平凡な写真に陥ります。




直線路を切り抜く場合、以前も解説しましたがお勧めの焦点距離は150~300mmくらいの望遠域です。長く続く直線を圧縮することで、画面内の割合の多くを道にすることができます。これが標準や広角レンズを選んでしまうと道以外の地上物や空などが画面の多くを占めてしまうのです。もちろん絶対に望遠という意味ではなく、何か作者の思惑があって広角で撮るのも素晴らしいのですが、あくまで解説用の簡単な例として望遠がお勧めである、という事で書いておきます。

そして望遠レンズで圧縮効果を効かすと、その結果として遠近感が一気に失われてしまいます。何か意図があって平面的に表現したい写真であれば遠近感が失われたことは気にする必要はありません。

しかし「どこまでも続く」を表現したいのに遠近感が無い写真って如何なものでしょうか?そこで遠近感を補足させる2つの手法をご紹介します。

1.近景をしっかり作ってバイクまでの距離感を出す

この写真の場合、R1200GSとのカメラディスタンスは30mくらいだと思いますが、その間の路面をしっかりと画面に入れて前景による奥行を構図で作ります。望遠レンズを使う場合の常套手段ですよね。これを意識せずバイクから遠景で構図を作ると本当に遠近が出ません。

2.空気遠近法で遠景を仕上げる

空気遠近法、それは青っぽい空間や霞んでいる部分は遠くを連想させる人間の心理をついた手法です。レタッチの話になりますがこの写真はLightroomで空の部分のホワイトバランスを青方向に、かすみの除去機能でかすみを加えています。ただしこのレタッチはやり過ぎに注意です。やったかやっていないか分からない程度で十分に効果が出ますので!




しかしこの写真、7年前の北海道ツーリングで撮った写真なのですが、どこの直線路なのか思い出せません。ジェットコースターの道でもないし天に続く道でもないし、北19号とは雰囲気が全然違うし… 使用したカメラはEOS5D Mark2ですが、現在愛用しているEOS6D Mark2だったらGPSのログ記録が残っているのですけどねぇ。

それではまた!!

2019/4/3追記: この写真の場所は「かみふらの八景」にも選ばれているパノラマロード江花でした!!今年のGW北海道ツーリングで再訪したいと思います。

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玄人テクニック☆臨場感と「撮り方」を感じさせない写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは写真のことについて書籍や写真教室などで勉強をされていますか?

私は写真教室や学校のようなところへ通った経験はありませんが、参考になる写真家さんの書籍ならいくつか読んでおります。こういった学ぶことって大切だと思います。写真や撮影機材に関わる知識を得ることは絶対に自身の写真活動に役立ちますし私は素晴らしいことだと思います。




理屈、うんちくと揶揄する人も多いかと思います。特に当ブログのように写真解説などを見ると一定数の人は不快を覚えると思います。有名な先生が書いていれば受け入れますが無名の人が書いていれば尚のこと不快に感じると思います。

理屈、うんちくなど無く「感じたままに撮る」これこそ写真だ!という考え方も大いにアリだと思います。しかしなぜ「感じたまま」が良いのかを自分の中で理解しておく必要はあると思います。

何の考えも持たず感じたままにシャッターを切って良作を生み出す人は天才だと思います。しかし「なぜそうなんだろう」という理由を追及する探求心はあっても悪くはないと思います。センスだけで撮れる人が理論派になった時が最強なのではないでしょうか。

さて今回は<中級>ツーリング写真解説として見る側に巧みな撮り方を駆使したな、と感じさせない自然な表現について書いてみたいと思います。

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

やり方は簡単なようで難しいです。構図、フレーミング、デザイン、あるいは露出で魅せる、画角で魅せるといった手法、撮り方はそれをしないと陳腐な写真に陥るから使っている訳で、使わないで良い写真にするとは並大抵ではないのです。




上の作例はまったく【撮り方】を使わなかった写真ではありませんが、私がよくやる超広角レンズや望遠レンズは使わず、標準の画角で撮った写真という意味で作例に使ってみました。

そもそも構図やデザインや露出といった【撮り方】とは何のためにあるのでしょうか?デザインは写真をパッと見た瞬間の心地よさ、写真への入り口を綺麗に整えておくもの。構図や比率や導線などは作品の主題へ観賞者を導くもの。露出やアングルは主題が最も魅力的になるよう作者の意図で裁量されるもの。これらは全て重要なモノ、コトを「どう魅せるか」に関わっている訳です。いわゆる演出ですね。

しかし【撮り方】を駆使せずとも観賞者を作品の意図へ導くのも不可能ではないのです。むしろ巧みに撮り方を使わない方が「自分もこんな感じで撮れるかも」という親近感や見る人がその場所に本当にいるような臨場感があり、受け入れやすいとも言えます。

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

こちらの作品も標準域である50㎜レンズを使用しました。主題となっている廃屋も中心に置いただけで特に変哲もありません。露出は実際の明るさより若干アンダーですが、それも特別な魅せ方とは言えないです。




しかし敢えて普通に撮ったという事が逆に主題や意図を強調してくれる場合もあるのです。比率や導線効果や色のデザインなどは見た瞬間に心地よさを感じるかもしれませんが、それらは時として作品の重要部分を曇らせてしまうのかもしれません。

岡本太郎さんは芸術とは心地よくあってはならない。と何かの書籍に書かれていましたが、その作品の核心をダイレクトにしたいのであればバランスや構図は無い方がむしろ良いのだ、という意味だと私は解釈しています。

もちろんこれらは難しい話でして、私も今後はこういった写真にも挑戦していきたいな…と思っていたところです。決して構図やデザインや露出で魅せる【撮り方】はもうやめましょう、という意味ではございません。

ただ「感じたままに撮るんだ」という完全ナチュラル派はそろそろ気が付く時がきています。【何もしない】も実は演出であることに。

今回はこの辺で!!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

そもそもスナップ写真はあれこれ考えずに瞬間的に撮る訳ですから、あまり撮り方を駆使することはできません。しかし何もしていないのに何かが写った!これがスナップの面白さでもあります。みなさんもスマホでもできますのでやってみてくださいね。

朝焼けのグラデーションで最高のツーリング写真を実現しよう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。

ここ最近、新たな読者様から大変嬉しいコメントなどをいただきブログを運営するエネルギーを頂いております。こうして少しづつツーリング写真という文化を盛り上げていき、社会的に新たなムーブメントとして開花する日を夢見て努力したいと思います。

ところで最近思ったのですが良い写真を撮る人ってきっと優しい人なんだろうなと思いました。まず写真とは誰かに見てもらいたい、この気持ちが第一ですよね。もちろん良い写真が撮れれば自分自身も満足する訳ですが、それだけで完結しては本当のただの自己満足です。

誰かに見ていただくには喜んでもらいたい。美しいもの、感動、驚き、写真に込められたメッセージや物語、あるいはもの寂しさ、悲しさ、時には恐怖など感情をゆさぶる写真。何らかのカタチで写真にして喜んでもらいたいですね。そのためには自分が気に入った景色や物をただシャッターを切って撮っただけではダメです。どうしたら喜んでもらえるかな?という観賞者への優しい思いが良き作品を生み出すのだと思います。




被写体の魅力を解明し言語化できる術も、大切な人をいたわる優しさに関連すると思います。細かなことに気が付く目、気持ちを伝えたり誉めてあげるときの言葉。きっと素晴らしい写真を撮る人は、こんなことも上手にできる優しい人だと思います。

自分も写真道に磨きをかけて、そんな優しさのある人間を目指していきたいです。

さて、毎度のことながら前置きが長かったですが今回の<中級>ツーリング写真解説は繊細なグラデーションを狙って最高の傑作を狙おう~というお話です。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

こちらの作品をご覧ください。海岸で日の出を待つ早朝の撮影シーンです。水平線付近は間もなくいずる太陽の熱で赤く焼け、空の高き部分は青です。暖色と寒色という反する両者でコントラストと言えます。この赤から青へ変わりゆくグラデーションを大切に焦点距離150㎜で撮った1枚です。




バイクは小さく配置しシルエットとなるのでローアングルで撮っています。今更ですが何故ローアングルかと言うと、砂浜と海の境界になる線がバイクへ貫通線(つまり串刺し構図)とならないようローアングルなのです。

最重要な空へ露出を合わせるのですから砂浜は露出が合わず、ほぼ黒くツブれますので、これは割合を最小限に留めます。このようにすると画面の底辺側に黒の安定土台を入れる効果も得られます。

デザインの要素であるグラデーション。単色の濃淡ではなくこのように異なる色へのグラデーションはとてもインパクトがあります。

狙えるのは主に日の出の直前、もしくは夕刻の日没前後の空です。ファインダーをのぞいて、いつもなら焼けている部分のみ注目しますが、青とのグラデーションを意識して画面構成をしてみてください。きっと素晴らしい作品が生まれると思いますよ。

それではまた!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

仕事中に社用車で移動中に撮った1枚です。オリンピック関連施設の建築ラッシュがすすむ地域。私の仕事はオリンピックと直接関係していませんが、周囲はが数年で激変していく様子を毎日眺めております。

 

 

上級者が秘密裏にしている☆被写体に合わせた構図の微調整

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回は関東圏のライダーなら冬の定番ツーリングルートと言える房総半島、そんな房総の穴場撮影スポットをご紹介しました。

撮影スポットと言っても撮り鉄×バイク写真のハイブリッドではありましたが、人気の撮影スポットと違ってひっそり撮影に集中できるポイントですのでお勧めなんです。と言うのもワイワイと人が多いところだと撮影に集中できないですからね。

作品を生み出す時間は自分と向き合う時間です。例えば絵を描いている人や書道で筆を入れる瞬間に話かける人はいませんよね?写真を撮っている時は誰にも話かけられず、誰もいない静かな場所というのは理想的なのです(もちろんスナップ写真やポートレイト写真などは別ですが)。

さて今回は前回にご紹介しました小湊鉄道のバイク写真スポットで撮った作品を使って解説いたします。少々マニアックな写真解説になりますがネット上で検索しても、なかなか出てこない情報、つまり多くの上級者が公開したくない類の解説でございます。




まずはこちらの写真をご覧ください。光風台駅を出発した夕方の登り電車です。ローカル線の魅力が際立つカワイイ1両編成ですね。この写真ではバイクを主役としたバイク写真(ライダーや風景が主体のツーリング写真ではない)です。バイクの存在を大胆に構図に入れてピントピークも車体のタンク付近に合わせています。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

この写真を撮り終わって再びダイヤをチェックしたところ、こんどは下り電車が約15分後に来ることが分かりました。本数の少ない小湊鉄道で15分で次が来るタイミングなんてラッキーなのです!しかも夕方の下り電車なので今度は2両編成です。1両編成バージョンと2両編成バージョンで2つの作品を撮れるのです。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

はい!2両編成バージョンです。橋梁の上に2両が入った場合を事前にイメージして三脚に固定したEOS6D Mark2を再調整しました。自分でも気持ちよく決まったな!と思うほど理想的に2両を配置できたと感じます。

ここで考えてみましょう。この2枚の写真、どちらを採用カットにするべきでしょうか?小湊鉄道の2両編成が好きだ…という電車の話は置いておきます。




いつもの解説用の失敗作例ではありませんので、ハッキリとどちらが良いとは言えないかもしれません。しかし私は1両編成のバージョンを採用カットにしました。

実はこの2枚の写真の違いはR1200GSの位置を右端にずらして小湊鉄道のキハが2両入るスペースを作った以外にも相違点があります。赤い橋梁に注目してください。1両編成の写真は右端にコンクリート基台が写っていますが2両編成の写真は画面の端まで赤い鉄橋です。

私はこの時、最初の写真を確認しながらこの端っこのコンクリー基台は無い方が、橋梁の存在をシンプルにできるなと感じました。そのためにR1200GSをさらに50cmほど後方に下げてカメラアングルを左にふってみたのです。

ここまでは今考えても悪くはないな…と思えるのですが失敗はこの先です。もう少しだけ寄るか…と思いR1200GSが後退した分だけカメラディスタンスを50cmほど前にしました。これによりR1200GSの大きさは同じなのですが、ライダーが大きくなり地面の草地の割合も減ってしまったのです。

この結果、2両編成バージョンの方は全体的にスペース不足で窮屈な印象の写真になってしまいました。ライダーの存在も印象的なポージングを決めてしまった事も相まって強まり、本来の主役であるR1200GSの存在感が薄まったのです。

この写真の場合地面にある草地や2両編成で奪われてしまった空の部分など、スペースの割合がとても重要だったと感じます。なまじ次の電車まで待ち時間があったが故に考えすぎて欲をかいた結果とも言えそうです。




「大した違いじゃないじゃん」「2両編成の方も迫力あって好きよ」というご意見もあるかもしれません。しかし個人的な好みの話かもしれませんがゴリゴリよりちょっと控え目くらいが好き…ということなのかもしれません。

ここでは好みも含めて被写体の大きさや背景の割合などは、想像以上にシビアなものですよ!という事を皆様にお伝えしたかったのです。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコー GR APS-C

通勤中にバスの座席から撮った1枚です。あっと感じたらパッと撮る。今回の解説のように被写体の大きさやら背景の割合やら、構図のことを深く考えなくてよいスナップ写真。そういった縛りからの解放という意味でもスナップ写真は楽しいです。

斜光とコントラスト<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素敵な写真を撮ってそれを発表していますか?誰かに見てもらい、嬉しい反応があったとき写真をやっていて良かったと実感するものですよね。それは小さな誉め言葉でも撮影者の心には響くものです。

逆に誰かが撮った写真を見たときに積極的にコメントを入れてみるのも素晴らしいと思います。感想を的確に言葉にする力は自身の写真活動にも役立つと思います。しかしSNSでは写真のジャンル、撮っている対象、撮影者のキャリアなどほんとうに色んな人がいて中にはコメントが難しい写真があるのも確かです。そんな時は無理をしてまでコメントする必要はないと思います。

自分が好きな写真、自分が撮っている写真と通ずるものがあると感じた写真。こういった作品を見かけたら素敵な感想をコメントしてみましょうね。ちなみに私が考える写真を観た時の感想の言葉としてコレが最上の言葉だなと思えるのは次のような言葉です。「この写真をみて救われた気持ちです」「この写真から勇気やエネルギーをもらいました」「この写真をみて明日から自分も頑張ろうと思いました」といった類の言葉です。

素晴らしい写真家はプロでもアマでも心のどこかで誰かの役に立ちたいという願望があると思うのです。その確かな反応がコメントとして返ってくれば、きっと作者は何にも代えがたい喜びを味わってくれると思います。

ただしあくまで最上の誉め言葉ですので、本当にそう感じた素晴らしき作品にだけ、こういったコメントを入れましょうね。あまりこういったコメントは軽々しく使ってしまうと逆に信頼を喪失しかねます…。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では斜光とコントラストと題して光のお話をさらっといってみたいと思います。

おさらいですがコントラストとは写真の世界では主に光の観点で明暗差のことを意味します。強い太陽光によって被写体や情景が照らされていれば光の当たっている明るい部分と影になっている暗い部分で明暗差が大きく発生しコントラストのある写真と言われます。

逆に曇天下などの撮影では影はなくなり被写体や情景の全体に平坦に光がまわります。明暗差は少ないのでコントラスの少ない写真、あるいはフラットな写真などと呼びます。

一般的にコントラストは無いよりある方が良しとされていますが、多くのシーンでこれが必ず当てはまる訳ではありません。

EOS6D Mark2

こちらの作品をご覧ください。画面の右手より夕刻せまる日の光を浴びる斜光のシーンです。やや暖色となる強い光源は右手から当たり、左手方向に影が伸びていく様子ですが構図としても横に流れるような要素が多く存在しているのが印象的です。




この角度から入ることにより背景になっている家の瓦屋根が輝いている事、船とバイクのディティールはハイライトとシャドウによってディティールが明らかになっていることが分かります。

当たり前のことですが旅のワンシーンでは太陽の向きを変えることはできません。その時の光の具合をよく判断して、どのように光を使うのか最良の方法を考えましょう。この時に順光、斜光、逆光といった光の向きの違いにより発生する、それぞれの特徴を理解して使い分けることです。上の作品の場合は斜光によって明らかになる漁船の様子を大切に撮ってみました。

以前も何度か書きましたが写真は光によって明らかにされるものです。どのような光がどのような向きでどのような強さで当たっているか。それにより被写体や情景はどう反応をするのか。反射したり吸収したり透過したり、影は境界が明確なシャドウとして現れるか、あるいは境界があいまいなグラデーションで現れるか。露出設定は影の様子を表現するのか、あえて黒く潰してしまうのか?経験と知識をフル動員させて構成と露出を練り上げてみましょう。

そして出した結論が、その撮影地であなたが最初に感じたことを表現するのにピッタリなやり方かな?と自問しシャッターを押してみる…この辺は私もまだまだ勉強中なのですが、とにかく撮る時点で強いコントラストを感じたら反射しているものや影に注目し、画面全体を光の様子で構成していくのがポイントです。




今の季節は間昼間でも太陽は割と低い位置です。斜光を使った写真が撮りやすい季節とも言えますので、ぜひ次のツーリングで挑戦してくださいね。

今回はこの辺で!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C 東京都江東区

通勤中に撮った1枚です。光と影の様子を強調させるためにモノクロ仕上げです。いつも同じことを書いてしまいますが、毎日たくさんのスナップを撮ることは本当に素晴らしいことです。上達や写真に対する理解を深めるだけでなく、日々の生活の中で幸福を味わえます。

視線誘導と導線効果<中級>ツーリング写真解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログは開設の初期の頃によくデザインの解説をしていましたが、今回は久しぶりにデザインや画面内における観賞者の視線の動きなどについて書いてみたいと思います。

究極のツーリング写真を作って1年、振り返るとバイク写真、ツーリング写真の話題だけでよくこれほど書けるものだな…と自分でも関心しているのですが、1年も続けると写真に対する私自身の考え方もずいぶんと変化するもので、1年前に書いた似たような内容をそのままリライトする訳にもいかないものです。

どういう事かと言いますと1年くらい前の私は今よりずっと「撮り方」「見せ方」にこだわり過ぎていたと感じます。撮り方や見せ方はもちろん重要なのですが、それよりも大切なものは他にもあります。

例えば偶然という事実を瞬間的にとらえること、これは毎日100ショットスナップで習得したことですが、こういったスナップ的な撮り方をツーリング写真で応用したいとか、目では見えない領域を観賞者の想像の域で魅せるとか…。そういった部分って旅で感じた人間の内面的なことであり、写真でいう構図とかデザインとは間接的には関係していますが最重要として関わってはいないと思います。

ややこしい話ですが…




さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではそんな「最重要ではないが重要」 であるデザインや視線誘導の解説です。

写真の観賞者とは写真をぱっと見た瞬間に長方形の画面内で視線を上下左右に走らせて目で得た情報を脳に伝達します。それらの信号を元に脳内のハートが何らかの感情として揺さぶられるか?ここが良き写真の核心ではありますが、それ以前に眼球が写真をサーチしている時点で感覚的に心地よく見れてるかどうか?

ここがデザインや比率や視線誘導効果と関わっています。心地よいと書きましたが誤解のないよう書き加えておきますと、必ず心地よくあるべきという意味ではございません。撮り手によってこういった手法をどのような裁量で作品に盛り込むか?がその人の作風や個性と言えると思います。なのでデザイン、比率、視線誘導など全く使わない、というのも大いにアリです。

EOS6D Mark2

行きつけの漁港(?)で面白いものに注目してみました。小型の船を固定するワイヤーを結び付けるための巨大なチェーンが横たわっていました。これに注目して長手方向に続くチェーンを望遠レンズを使い縦構図で切り取ってみました。




構図における導線効果とは例えば建物と背景の境界であったり、ツーリング写真の場合は多くは道による線の要素ですが、これはそのものズバリが導線効果として使えるユニークな被写体です。導線というより「導火線」と呼びたいですが…

前述したように写真の観賞者は写真を最初にパッと見た瞬間、画面内で視線を走らせます。その際に例えばS字曲線を使って視線の動きそのものを楽しませたり、導線により作品の主題に導いたりするのが視線誘導の主な目的です。

効果を最大限に発揮したい場合は上の作品のように導線自体を大胆に画面内に配置してしまうことです。ポイントは導線のスタート地点は画面の角に合わせること。今回は導線が画面外に脱線してしまいそうな絶妙な危うさで緊張を誘ってみました。

そして重要なのは導線の行く先です。必ずメイン被写体、主題に接続させましょう。意図せず導線が発生している写真は導線の先に何も無かったり、そもそも導線の先を何かで隠してしまったような写真になってしまいます。こうした写真は作品の主題とはまったく関係ない方向へ観賞者をナビゲートしてしまうので注意が必要です。

なので「導線効果なんて俺は使わんよ」という人でも知識として知っておいても損はないのですね。

今日も地味な解説を書いたなぁ~ それでは今回はこの辺で!!




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~本日の毎日100ショットスナップ~ 

EOS6D Mark2

解説に使用した写真と同じ場所で撮りました。鎖の印象と猫の表情からモノクロ仕上げが似合うかな?と思いこのような仕上げてみましたよ。