自撮りスーパーテクニック☆7つの美しいポージング

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、良い写真、良いバイクライフを楽しまれていますか?バイクライフと言っても降雪地では今は完全にオフシーズンですよね。それに今年の豪雪は関東でもニュースになっていますが、本当に雪国で暮らしている方々は大変かと思います。

最近はやっていませんが私は15年ほどスノーボードのキャリアがあるのですが、過去にこんな事がありました。今はない新潟の関温泉スキー場に行くときのこと。新品のスタッドレスタイヤを装着した車でも登れない凍結の坂道で立ち往生してしまいました。ピカピカのブラックバーンで人が立っているのも困難なほどで、スタックした車を少し押そうと車の前に出たところ、足を滑らせボンネットにバンっと手をついたら、そのまま無人の車が坂道を滑りながら下りはじめたのです。幸い大事には至りませんでしたが焦りました。

雪国にお住いの皆さまは慣れておられますが、スキーや温泉で関東から豪雪地に出かける方はくれぐれもご注意くださいませ。

さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではツーリング写真、バイク写真におけるライダーの自撮りのポージングについて、使える7つのポージングをご紹介してみたいと思います。

1.コントラポスト

EOS1Dx + EF14mmF2.8L

以前も何度かご紹介しましたが基本ポージングとも呼べるコントラポストです。片方の足に体重をかけて体全体がS字曲線を描くようなポーズです。ファッション関係、コマーシャルフォトなどでも良く見かける美しい基本ポージングです。




2.斜めから撮る

真正面、真後ろからのポーズは体全体のラインが太く見えるもので、特にプロテクターの入ったライディングウェアーを着た状態だと太っていない人でもスマートに写らないものです。体系が太めの人は特に意識して斜めから撮るアングルでスマートに見ませしょう。逆にやせ型の人は斜めから撮るのは避けた方が良いとも言えます。

 

ライディングウェアーの関係でどうしてもゴツい感じになってしまう時は、ジャケットは脱いで肩にかけ、体のラインが見えるようにしてみましょう。

3.歩むポーズ

風景の中にバイクだけある写真だと、どうしても動きに欠ける写真になってしまいます。せっかく人物を登場させるのであればじっと棒立ちするのではなく歩む様子で写真に時間を与えてみましょう。歩む方向にメイン被写体をもってくれば導線としての効果も作れます。

4.体育座りで三角を作る

EOS6D Mark2

座った状態でポージングを決めるときにお勧めなのは体育座りなど足を三角にする座り方です。上の写真は小さく写っているので効果ありませんが、写真デザインの図形要素である三角は構図に安定感を与えます。さらに腕を後方の地面につけばリラックスした感じでツーリングの小休止を演出することもできます。




5.視線をメイン被写体へ

EOS1Dx

月、太陽、道の先など作品の主題となる要素へ視線を送ってポーズを決めてみましょう。もし視線だけで伝わりにくいようでしたら上の写真のように指差すとさらに効果的です。このように作品内の人のポーズで観賞者の目を主題に導くことも可能なのです。

6.ヘルメットを脱ぐところ

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F7.1 1/1600 ISO100

ヘルメットを脱いだ瞬間とはその地に到達した爽快さ、達成感を表現できます。「ふ~」という気持ちいい息遣いまでも写真を観る人に伝えることができるでしょう。コツは頭の向きにあって少々大げさなくらいに上を向いたポーズをとってみてください。

7.乗車姿勢ポージング

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L

オートバイから降りない、乗車状態でのポージングです。片足をステップに乗せたままヘルメットのアゴ紐に手をかけたポージングで自然なシーンを演出しました。この他にもグローブをつけるところ、後方を確認する様子、地図を広げているところなんかも素敵なシーンの演出になると思います。




自撮りの場合も誰かを撮る場合も、慣れていない人にとって人物を撮ることほど難しく感じるものはないと思います。普通に【ライダーの背中】をイメージして撮ったつもりでも何だか猫背でかっこ悪い…そんな経験をされた方も少なくはないと思います。

自撮りの場合もモデルがいる場合も、コツは少々大げさかなと思うくらいに演じ切ることです。自撮りの最大の難しさはカメラマンと役者の両者の役割を果たすことだと感じます。タイマーをセットして自分が画面内に入ったら、撮っていることは完全に忘れてそのシーンの中に完全に溶け込むことです。

照れやポージングの迷いがあると必ず中途半端になってしまい、いかにも素人モデルという絵が出来上がります。最初は難しいので今回ご紹介したようなコントラポストなどは事前に家で姿見を使って練習しておくのがお勧めですよ。

バイク写真、ツーリング写真における美しい7つの自撮りポージングでした!!

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たまに使える☆レア構図テクニック 額の中の額構図

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、もうお正月ぼけは抜けましたか?

当ブログはWordPressによって作られた独自ドメインのブログです。よって様々な機能でアクセス解析ができるのですが、以前に使っていたYahoo!ブログと違い読者層の年齢や性別までは分かりません。

以前に使っていたYahoo!ブログでは主に40~50代の男性が中心でしたので、同じような趣旨のブログという意味では当ブログでも大きな違いは無いかな?と感じております。いかがでしょう??

もちろんオートバイに乗って素敵な写真を撮りましょうよ!という内容に年齢も性別も関係ありませんので、全ての人に見ていただきたいtouring-photography.comなのではあります。

ちなみに私は人生の折り返し地点を過ぎた40代であります。今までの人生って何だかあっと言う間だったと感じますが、そう思うと残りの人生もすぐ過ぎてしまう気がして仕方ありません。

いつか人生を振り返る時がきたときに「いい人生だったな」と後悔なく思えるよう日々を充実して生きていきたいですね。その為に私の場合は良い旅、良い写真です。2019年もブレずにツーリング写真を精進していく所存でございます。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

さて前置きが長かったですが今回は<中級>ツーリング写真解説としてチョット変わった構図をご紹介いたします。

その名も【額の中の額構図】です。写真であるからには画面という長方形の枠に囲まれている訳ですが、私たち写真を愛する人々はこの長方形の枠に対して如何に情景を切り取るかに多くの情熱を注ぎこんでいる訳です。

それは特定の範囲を見せる、という通常の目的以外にも重要な被写体を敢えてフレーム際で切り落として存在感を調整してみたり、枠外に向かって歩む人の様子で枠外への想像を誘ったりと何かと「枠、フレーム」は重要なファクターとなっているのが写真です。

今回はそんな画面という長方形の枠の中に、さらにもう1つの枠を作って印象を狙ってみましょうという構図のご紹介です。上の写真では漁港に佇む船の船首部分のディティールを利用してみました。このシーンでは手前にあるソレが漁船であることが誰にも分かるように撮ること、それでいて漁船以外の右の部分の割合に対して比率を作ることを意識してみました。

そしてポイントは見切れているライダーの姿ですが、船首の曲線部分を利用したことです。どれくらいの立ち位置でどのように写るのかは従来は勘に頼って何枚も撮っていましたが、以前もご紹介した通りEOS6D Mark2のワイヤレスリモート機能でスマホ画面で確認しながらシャッターを切りました。




 

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

これは枠の中の窓構図とでも呼びましょうか。ちょっと変わりネタですが千葉県市原市のローカル線、小湊鉄道の風景です。この時、私の頭の中でこのイメージが出来上がったとき、ほぼ同時に作品タイトルも思い浮かびました。「キハとバイクの車窓から」。キハとは小湊鉄道の車両形式のことで「車窓」は有名なテレビ番組で誰でも馴染みのある言葉なのでタイトルに使うにはぴったりだなと思いました。

難しかったのはカメラをかなりメーター回りに接近させて撮ったので、近接が大きくボケてしまいバイクのメーターであることを明確に伝える為に絞り込むのですが、そうすると今度はシャッターが遅くなってしまい電車がブレてしまうのでは?という点でした。

しかし、この撮影時に何とあの有名な鉄道写真家 中井精也さんがここに来られたのです。中井さんの方から私のR1200GSアドベンチャーを見つけて話かけて下さったのですが、どうやら中井さんもバイクがお好きなようですね。

そしてテレビ番組の撮影だったようで電車はこのスポットで徐行運転してくれたので、電車がブレる心配は取り越し苦労に終わりました。

額の中の額構図のご紹介でした!

今回はこの辺で。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

少し以前に撮った写真ですが仕事中に社用車の窓から撮ったつつじです。これも額の中の額構図です。ポイントは車の窓であることが伝わるようシートベルトの金具まで写していることです。

EOS6D Mark2リモートライブビューの便利な使い方 Wifi、Bluetooth

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまのお使いのカメラはWifiやBluetoothといったワイヤレス機能は付いていますでしょうか?最近のカメラはコンデジ、ミラーレス、一眼レフなどみな付いているのが当たり前のようになってきましたね。

今回はそんな最新カメラの便利な無線機能を活用して、かっこいいツーリング写真や自撮り写真を撮ってみよう~というお話でございます。




以前に何度かツーリングシーンに登場させるライダーの姿として、自分を撮りましょう(とりあえず自撮りと呼んでいます)というお話をしてきました。風景の中にバイクだけでも悪くはありませんが、ツーリングの魅力が伝わる写真にするには人物の姿があった方が有利です。

その際にセルフタイマーでダッシュでも良いですが、どうしても不自然になってしまうためインターバルタイマーを使いましょう、と解説したのを覚えていらっしゃるでしょうか?

インターバルタイマー機能は事前に設定した撮影間隔と枚数で、一定間隔で撮り続けてくれる便利な機能です。例えば5秒毎に撮って20枚になったら終了、といった具合に任意で決められる機能です。しかしインターバルタイマーを使用する方法の欠点は無駄に何枚も撮ってしまうため、容量の大きなカードが必要ですし後で撮った写真の選別もわずらわしいです。それにそもそもインターバルタイマー機能のないカメラもあります。

そこで、もしお使いのカメラが無線LAN、Wifi、Bluetoothなどのワイヤレスリモート機能がある機種でしたら、ツーリング写真の自撮りでぜひ活用してみましょう。

これはキャノンのCameraConnectというスマホ用アプリでEOS6D Mark2をリモートライブビュー撮影をしている所をスクショしました。よく見ると画面内の私の手にはIphoneがあって、この画面を見ているところなんです。




従来のセルフタイマーやインターバルタイマーでの撮影ではライダーの立ち位置、角度、ポージングなどは経験と勘に頼るしかありませんでした。しかしEOS6D Mark2とiphone7をBluetoothで接続し、リモートワイヤレスで確認することにより精度よくフレームカットしたり、美しいポージングなどを探り当てながらシャッターを切ることが可能になるのです。

EOS6D Mark2 + EF35㎜F2 IS

はい、ここではこんな感じに撮ってみました。フレームアウトするライダーのカラダ1/3を切り落とし写真を観る人の想像を枠外に誘います。顔も見えないことによってライダーの人物像がいかなる男なのか?を想像させるはずです。

もちろん枠外の右手にはIphone7を持っていて、この画面を確認しているのですが…。それは種明かしされると見る側は幻滅なので皆さんがもしやるとしたら、SNSなどでこのように撮影法を明かすのはやめましょう。

いかがでしたか?なかなかセルフタイマーでは立ち位置がイメージと全然違ったり、猫背で変な姿勢で写ってしまったりと失敗した経験がある方も多いかと思います。最新のカメラが良い写真を撮るための最良の選択とは言えませんが、こういった便利な機能は有難く使わせていただきましょう。

今回はこの辺で!




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いつか役に立つ撮り方 広角レンズ編<中級ツーリング写真>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま。楽しいお正月を過ごされていますか?初日の出ツーリングは行かれましたか?

私は年末は家族サービスで沖縄に行っていましたが、正月の三が日は全て仕事です…。どうしても留守にはできない職場なので、誰もいない事務所で1人で留守番なのです。まあ…やる事は何もないし快適なので良しとしていますが。

しかし当たり前なんですけど沖縄は暖かいですね。冬の間だけでも沖縄に住みたいと思ってしまいました。例えば6~9月は北海道の旭川市あたりに住んで12~2月までは沖縄の宮古島とかに住んで、それ以外は千葉に…なんて理想的な生き方です。

ところで北海道と沖縄といえば「北の鳥沼公園、南の米原」をご存知でしょうか?その昔、北海道などで連泊したスタイルの旅人達を長期キャンパーと呼んでいました。長期キャンパーは「クマゴロー」だの「鼻毛男爵」だの「ウマイボー」だの本名は名乗らずキャンパーネームでコミュニケーションし、テントの前には郵便受けが設置してあるのが特徴でした。

長期キャンパーは基本は無職かフリーターのような人たちで、帰る日や旅の日程など立てずにキャンプ場にテントを張ったまま自由気ままに旅する人達です。そんなキャンパーの聖地とされていたのが富良野の鳥沼公園キャンプ場と石垣島の米原キャンプ場なんですね(鳥沼公園キャンプ場は2003年に閉鎖)。10月になると「じゃ、米原で会おう」といって再び米原で再会するみたいな。1年中、風来坊のように生活している人たち。もう最近は見かけなくなりましたね。私の記憶では長期キャンパーが関係した2000年の波照間島の事件以降、長期キャンパーを見かけなくなった気がします。

これだけのキャンプブームだと言うのに、あの文化は消えてしまったのでしょうか…




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では一般的に使い方が難しいとされている、広角~超広角レンズの使い方の1つをご紹介してみたいと思います。Wordpressのアクセス解析を見ると「広角レンズ使い方」とか「広角レンズ難しい」という検索ワードで当ブログを見つける人が多いんですよ…。

RICOH GR APS-C (28mm)

広角レンズといえば風景をワイドに、遠近感を強調できるのが特徴ですが四隅に歪みが発生するので、その位置にバイクや建物などの人工物を入れると不自然な写真になってしまう事はご存知ですよね?

14㎜といった超広角レンズともなると目に見える風景の何もかもを小さくしてしまうため、作品の主題を明確にするのが難しく感じることもあります。今回はそのワイドさと遠近感を生かしたある手法のご紹介です。

~地面にある被写体を見つけてぐっと寄ってみよう~

といっても難しいことではなく至ってシンプルな撮り方です。上の作品は漁港で見かけたある光景です。ペール缶のペンキの残りが固まり、地面に砕け散っていました。鮮やかな青色が印象的でしたし、旅で発見したものとしてユニークだったので寄ってみました。

このように地面にある特定の要素に広角レンズで寄ってバイクは遠くに飛ばして存在感を弱めるような構図です。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

ポイントは手前にあるメイン被写体に大胆に寄ることです。近くのモノにピントを合わせるのですから、遠くになってしまったバイクや背景は大きくボケてしまいます。それを補うためにしっかりと絞り込むのがコツです。

以前に足元にある花や自分の足などを使って前景を作ると写真に奥行がでますよ、という解説をしましたが、基本的な考え方はそれと同じです。ただ広角の場合は近くのモノであっても目一杯寄ることができるので、被写体にインパクトを与えることができるのです。同じような前景のある構図でも望遠で作ったソレとは違い、望遠の場合はボカして雰囲気の演出に使うことの方が多いのです。

いかがでしたか?やり方としては簡単です。地面になにか面白いものがないか探して、もし見つけたら広角を使ってぐっと寄るだけですからね。

ぜひ実践してくださいね!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

この作品も今回の解説と同様の手法で撮りました。GRは28mmの広角単焦点なので基本はイイなと感じたモノにぐっと寄ることです。撮影場所は晴海ふ頭公園ですが現在はオリンピック選手村の一角であるため工事中で立ち入ることはできません。2020までには晴海ふ頭公園もリニューアルされるので楽しみですね。

誰も教えてくれない3分割構図の壊し方<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、平成もいよいよ残すところあと3日ですね。私は人生の半分以上が平成ですが振り返って考えると色んなコトがあったなぁと感じます。

学生の頃は自分がどんな人間なのかも考える機会すらなく、ひたすらVFR400Rに乗って房総をツーリングしたりローリング族など呼ばれて反社会的な行為をしていた時代もありました。あの頃を思い起こすと今生きていることが奇跡、というか何かに生かされていると感じます。もしタイムスリップできたら16歳の自分に夏休みは北海道にツーリングに行ってこい!と言いたいです。

平成の中盤は割と大手の企業に長く勤めていたので恵まれた環境の中で平凡な人間として生きていたと感じます。しかし多くの諸先輩方から社会の仕組みを勉強させていただきました。その後、無職期間に旅人風をふかせ、日本全国をキャンプして流離ったのは自分の人生のターニングポイントだったと感じます。そしてバイク用品メーカーに就職して製品開発をしていましたが、こういった社会経験を経て自分という人間がいかに頑固で偏屈であり、組織に調和する能力が欠如していることが分かりました。

基本的に人付き合いやコミュニケーションは嫌いではないのですが、とにかく何をやるにも1人でやりたい性格で1人ぼっちが大好きなようです。キャンプに関わるYoutube動画で人気になった元お笑い芸人のヒロシさんに何か自分と共通するものを感じます。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では多くの写真Howtoで出てくる有名な「三分割構図」ですが、それの使い方と壊し方を解説してみたいと思います。

 

3分割構図はあまりに有名な写真構図の基礎として知られています。多くのカメラにはグリッド線表示機能として3分割線を表示できるようになっているほどです。

3分割線は多くの芸術に通ずる「少しずらすのが美しい」とされる考えが元になっています。それとは対照的に左右上下が対象関係にある日の丸構図があります。日の丸構図はダメと誤解している人も多いようですが、そうではなく3分割構図や日の丸構図、そのほかファイグリッドや8分割やフィボナッチスパイラル構図などがあり、被写体や情景、表現したい意図に合わせてそれぞれを使い分けていくのが良いのではないでしょうか。

・3分割構図

この写真は主題にした樹木の位置を三分割の交点にし、横方向に根をはる位置を三分割線に合わせています。R1200GSアドベンチャーの位置も右上の三分割交点に合わせた典型的な三分割構図です。

ぱっと見た瞬間の安定感や主題が中心ではない美的感覚を得られるのが三分割の特徴です。多くの作品は3分割構図を採用しているので、写真を見る側もこの配置関係に見慣れています。構図的な要素を駆使するのではなく別の重要な要素を強調したい場合に使えるシンプルな構図です。

そして三分割構図で撮らねばいけない、と思い込んでいる方がおられましたら、それは大きな誤解です。必ず三分割構図で撮るなんて事は忘れて下さい。

・日の丸構図

そして次に「日の丸構図はいけません」とお思いの方も、これも誤解ですので正しましょう。日の丸構図は決してダメではありません。重要な被写体を画面の真ん中に置くことにより主題の存在感を分かりやすくするのが日の丸構図です。

主に富士山のようなシンメトリーな被写体に採用される場合が多いです。

上の写真のように中心から放射状に広がる要素を見つけたときも、その中心を日の丸構図にすると放射される様子がより印象的になります。その他、バイクやライダーなどの主役が画面内で極小になる米粒構図の時も、日の丸構図にすることで存在感を補うことが可能です。便利なんですよ!日の丸構図は。

・奇数の法則

この写真は3分割でも日の丸でもない構図です。あまり聞きなれないかもしれませんが奇数の法則という構図です。主に被写体となる要素を3つや5つで構成した構図のことでライダー、バイク、漁船の3つで構成しています。このように奇数の法則でいく場合は3分割や日の丸など被写体を置く位置を特に気にする必要はないようです。

・黄金比を目指す

こちらの作品は地上の割合と空の割合をおよそ1:1.5とし3分割の考え方をグリッド線ではなく両者の比率で作った構図です。何か意図があって斜めに傾けた構図を作るときに有効な考え方です。多くの撮影シーンで例えば被写体と背景、海と空、バイクとライダーといった具合に2つの要素があるとき、その両者の比率を1:1.5や1:1.618(黄金比)、1:1414(白銀比)となるよう意識してみましょう。そして特別な理由がない限りは1:1となる二等分は避けるのが原則です。




・スペースで魅せる

被写体をどこに置こうとか、背景の割合をどうしようといった概念を吹き飛ばすかのような大胆な手法です。意図的に何もない空間を大きくとったことにより、小さく写った被写体を逆に強調させているような写真になります。

これはその逆でスペースを作らず、画面いっぱいをメイン被写体で埋め尽くすような構図です。窮屈な印象かもしれませんが主題の迫力や存在感を表現するのに有効なやり方です。1枚目の青空の写真もこの漁船の写真もスペースで魅せるやり方は観賞者にインパクトを与えてくれます。

・要素が複合的な構図

この作品は様々な要素を複合的に使った構図です。船体の部分とそれ以外の部分の比率が1:1.5、左下から入るロープの導線、額の中の額効果など個人的にはチョット色々やりすぎて「あからさま」だったかなと反省する1枚ですが、ここでは3分割構図の壊し方という意味合いでご参考までに載せておきます。

 

いかがでしたか?3分割構図はあまりに有名な構図の基礎のように言われているので、誤って必ず3分割構図で撮るのが正しいと思い込んでいる方もおられたと思います。構図は3分割構図に限らず今回ご紹介した手法やそれ以外にもたくさん存在します。

主に比率に基づいた考えが多いです。こういったスペースや分断線、被写体の位置などを決める比率などを意識して撮るか、あるいは一切意識せずに自然に撮るかはあなたの自由です。しかし意識せず自然に撮った写真が結果、黄金比だった!なんて事は決して珍しくはありません。人間は遺伝子構造がすでにフィボナッチ黄金スパイラル構造なのですからね。本当の天才は無意識下で黄金比をつくるのかもしれません。

もし写真を撮るときに「空が本当に綺麗だからもう少し空の割合を増やそうかな?」と感じたら3分割線など無視して迷わずそうして下さい。あなたが感じたことを表現するのに根拠があって比率を調整した、という事であればそれがベストの比率と言えるでしょう。あまり数字的なものやルールのように言われている手法に縛られるのは本当に勿体ないことだと感じます。

三分割構図とその壊し方!でした。

今回はこの辺で!!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

これは黄金三角構図というやつです。考え方は普通の三分割構図に似ていて違いは線を対角線で使い、そこに発生した三角に準じて被写体を配置することです。興味のある方は黄金三角で検索してみてくださいね。

私がシャッターを切る前にしていること

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日寒いですが体調を崩されていませんでしょうか?調子の悪いときはご無理をなさらず暖かいお部屋で究極のツーリング写真をみましょう~。

つい先日、まだ幼い子供と散歩をしていたとき。何かの雑草が小さな花をつけているのを見つけました。特別目立つ訳でもなく名前は知りませんがたまに見かけるような珍しくもない花でした。

「わぁ~みて~小さなお花が可愛く咲いているよ」屈託ない笑顔と輝く瞳でそう言うと何やら花に話かけはじまめした。幼い子供は純粋であり非常な豊かな感受性を持っていると改めて実感した出来事でした。




さて今回の究極のツーリング写真ではそんな感受性に関わるお話です。ツーリングシーンの撮影地において、私がシャッターを切る前にやっていることをご紹介したいと思います。

EOS6D Mark2 + EF135㎜F2L

ツーリング写真、バイクのある風景写真を撮る場合、シャッターを切る前にまず最初にやることは撮影地探しです。当たり前ですね…。バイクを走らせながら「この辺は何かある予感が!」と感じたら私の中の【ロケーションセンサー】の感度を上げてゆっくりとR1200GSを走らせます。

ロケーションセンサーが反応をしめしたら安全に停止できるかよく確認して、R1200GSを停めてバイクを降り、その場所ですこし歩き回ります。

上の作品は千葉県市原市の梅が瀬渓谷の周辺にある林道ですが薄暗い林道に光が差し込む空間を見つけここで撮ることにしました。この林道には他のポイントでも紅葉がピークを迎えているような場所が何か所かありましたが、そこは完全に日陰だったのでスルーです。

「ここで撮ろう」と決めるには見つける力、勘、経験などありますが何より大事なのは冒頭の子供の例のように感受性が重要です。情景の魅力に気が付いて素直に感動できる心を持っているか?ですね。

次に情景をよく感じ取って何が良いと感じたか?そしてそれを最も魅力的にするにはどうしたら良いかを考えます。想像力の領域です。

具体的な作業としてはその空間がどうなっているのか感覚として判断します。どういう事かと言うと光の差し込んでいる部分、薄暗い木々、道などの位置関係や大きさを把握することです。




次に情景や被写体をどう見せるかを考えます。構図で見せるか、デザインで見せるか、フレーミングで見せるか、あるいは見せ方は何も駆使せずストレートな手法を用いるのか?この場合は露出で見せることにしました。

そうと決まれば露出によって魅力が浮きだたされた部分、この写真では光が透過している紅葉の木々と路面に当たる光です。この最も重要な要素が画面と言う長方形の中に理想的に配置されるよう画面構成します。そのイメージが脳内に出来上がったらココでレンズ選びです。

最初に認識した情景の空間を、その焦点距離のレンズを使ったらどのように写真になるのか?は完全に感覚で養うものです。3m先にあるごみ箱に丸めた紙屑を投げて入れる場合、どのような強さで投げればよいか言葉で説明できないのと同じです。その空間が例えば35㎜レンズを使用したらどのような写真になるかは、たくさんの写真を撮って感覚として身に着けて覚えましょう。

 空間の様子を把握する→イメージをつくる→レンズを選ぶ

この写真の場合はたまたま持っていたEF135㎜F2Lという中望遠の単焦点レンズを使用しました。光が透過している葉と差し込んだ光で輝く地面の様子を理想的に画面に配置するのに適度な空間圧縮だったと言えそうですね。

被写体や情景に心打たれる豊かな感受性、どのように表現するか思考できる想像力、そして空間と焦点距離の感覚。ここまで出来てしまえば、その後のファインダーを覗いて位置関係や大きさなどを調整するのは実はそれほど難しい訳ではありません。アングルさえ決まってしまえばイメージ通りの露出を探してシャッターを切るのみです。

感受性と想像力、そして空間と焦点距離の感覚のお話でした。

それではまた!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

目からウロコ☆デザイン要素の色を巧みに<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、良い写真を撮ってそして誰かにその写真を見せていますか?

つい先日、あるSNSでこんな光景を見ました。素晴らしいツーリング写真をSNSの写真コミュニティーで発表したところ、そのコメント欄には「ポスターですね!」というコメントが入っていました。

これってある程度の写真キャリアをお持ちの方でしたら、少し悲しい反応なんですよね。ポスターが悪い訳ではありませんが、せっかくの力作なのに商用写真と同じにされては悲しくなるものです。

写真をはじめたばかりの初級者の方でしたらポスターを撮ったプロ級カメラマンと同じくらい上手だと褒められた!と素直に喜べるものですが。ある程度以上のキャリアのある写真家は個人の作品をポスター、広告、カレンダー、プロみたいといった感想を受けると微妙な気持ちになるものです。本当なら作品の心動かされた被写体や情景、それを表現したことについて感想が欲しかったのですけどね…。

もちろんコメントを入れた方は何の悪気もなく、ほんとうに良い写真だと思って褒めているつもりで「ポスターみたい」と書いたのでしょう。写真のことについてよく分かっていないだけなのです。

これは日本の写真文化(見る側)の熟成度にも関係しているのかもしれません。日本にはまだまだ写真はカメラで撮った事実であり、芸術としてとらえる観賞文化が成熟していないと感じます。そして皮肉にもそれと相反して世界に誇る優秀なカメラメーカーがいくつも存在しているのが日本なのです。

もし究極のツーリング写真の読者の皆さまが、SNS等でツーリング写真の力作を発表したときに、このようなコメントを受けても決して気にしないでください。あくまで見る側の写真文化が低いのが原因なのである、そう言い聞かせてくださいね。この問題ばかりは我々撮る側の文化ではすぐにどうこう解決できるものではありません。




 

EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS

さて前置きが長かったですが今回は<中級>ツーリング写真解説として写真におけるデザインのお話でございます。

写真におけるデザイン要素とは写真の観賞者がぱっと見た瞬間に受ける印象と関わっています。代表的なデザイン要素は色、線、図形、立体感、質感、ディティール、シェイプなどがありますが、今回は色の解説をしてみたいと思います。

上の作品は千葉県君津市の山奥にある舗装林道で撮った1枚です。前日の雨で多くの落ち葉が一面にありました。勾配がきつく粘土質が露出して滑るので、いちどバイクを停めて歩いて路面状況をチェックしていたときでした。

濡れた路面は黒っぽく、その上にヒトツバカエデ、オガラバナ、テツカエデなど秋の木々の葉が色とりどりのパレットのようになって美しいと感じました。

黄色、緑、赤などがおりなす「カラフル」であること、これがこのシーンでのデザイン要素です。ここに注目して路面に落ちた葉の様子が最も魅力的になるように撮ってみましょう。




使用したレンズはキャノンEF35㎜F2 ISです。「路面一面に広がる」という重要なことを広角レンズをつかってセオリー通りに画角を決めました。写真のキホンとも言える被写体に寄ることですが、カメラを手持ちでぐっと路面へ寄ってシャッターを切っています。

注意点は手前から奥までパンフォーカスで狙いたいシーンなので、かなり絞り込みますが昼間とはいえ薄暗い林道です。十分ではない光量のためシャッター速度が低下するので手ブレ、風による被写体ブレに注意し苦しいようならISO感度を上げるか絞りを開いてピントピークをマニュアルフォーカスで手前側にしてみましょう。

こういったシーンでキャノンEF35㎜F2 ISは4段分の手ブレ補正を内蔵しているので大変重宝します。以前に愛用していたSIGMA35㎜F1.4DG ARTも良いレンズでしたがF1.4解放で撮るツーリングシーンは少なく、やはり買い替えは正解だったなと感じた撮影シーンでした。

被写体や情景からデザイン要素を見つけるには知識をつけるだけでなく、実際の撮影シーンで意識することが大切です。これにより知識と関係のある要素に気が付いてデザイン作業に入れるのですね。

今回はこの辺で!




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キャンプツーリングシーンでの星空の写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ冷え込んできましたがご体調を崩されていませんでしょうか?最近になって風邪をひきやすくなった…という方はおられませんか?寒い冬でもバイクに乗って、しかも冬キャンプを楽しめば風邪をひきにくい丈夫な体になりますよ!

さて今回の<中級>ツーリング写真解説はキャンプシーンにおける星空の写真の撮り方の解説です。いつもみたいに難解にならないよう単純に「撮り方」にフォーカスして解説したいと思います。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

タイトルにキャンプシーンで…と書きましたが、この写真は野宿でございます。ちなみにCampという英単語を辞書で調べると軍隊、ボーイスカウト等の野営地、キャンプと出てきます。野宿を英訳させるとhomelessやcampと出ますが「野宿すること」を例文で翻訳すると「the action of sleeping out in the open air」になりどこにもcampとは出ません。

日本の旅文化ではキャンプとはキャンプ場を使用することで、野宿とはそうではない場所で夜を明かす行為と解釈されているようです。

野宿については多くの誤解や様々な解釈があるようですが、その土地に明確な区分などのない自然奥深い場所で野宿することは決して悪いことではありません。もちろん他人への迷惑行為、自然破壊行為などがあればそれは許されませんが、少なくとも日本では廃れ始めた旅文化を支える重要な宿泊手段が失われないよう良識をもって野宿を愛したいと私は思います。




話が脱線しましたがキャンプ、野宿において焚火を囲みながら美味しい酒を飲み満天の星空をながめる、旅を愛するライダーなら正に至福のひと時ですね。

あまり酔いがまわる前に美しい星空のキャンプシーンを写真にしましょう。

上の写真の場合、なるべく空一面に広がる星の様子を表現したかったので超広角レンズであるEF14㎜F2.8Lを使用しました。基本は広角レンズがおすすめですが、特定の星座などを狙う場合は50㎜あたりを使う場合もあります。

撮影データはF2.8 30秒 ISO400です。この露出については夜空の明るさによってだいぶ違ってきます。都会に近い場所の夜空と標高の高い山奥の夜空ではまったく明るさは違いますし、肉眼では目が慣れてしまってこの違いは分からないものです。

ポイントは星が軌跡を描き始めるのが40秒くらいなのでシャッターを開ける時間は30秒くらいに留めましょう。カメラの撮影モードはマニュアル露出かバルブモードに設定してください。




ISO感度は夜空の明るさに合わせて400から2000の間くらいを選択する感じです。絞りはお使いのレンズの解放値を基本としてください。ピントはAFは使用せずMFに設定し無限遠に合わせるかLEDライトなどでテントやバイクを一旦照らしてライブビューでピントを合わせてください。

試し撮りでモニターを確認する場合、真っ暗な撮影地でモニターを見ると真っ暗な写真でも液晶のバックライトが眩しくて十分な明るさの写真だと勘違いしてしまいます。この辺が不安な方はInfoボタンを押してヒストグラムを確認しましょうね。

あとはインターバルタイマー機能を使って撮影するだけです。テント内にはLEDライトを忍ばせて明るくし、バイクやライダーは焚火に薪をくべて炎で照らすとカッコよくなりますよ!

いかがでしたか?今回は「いい写真とは感受性と想像力で」とか難解な精神論などは省いて単純に撮り方の説明だけしてみました。

それではまた!




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たまには動画を!焚火の炎と音もお楽しみください。

かっこいいバイク写真はハイセンスな空間探しから<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photogrphy.com 読者の皆さま、この年末商戦に物欲を爆発させて新しいカメラ、レンズあるいはPCを買っちゃったよ!なんて方はおられませんか?

物欲として「カメラが欲しい!」で新しいカメラを買っても、撮る写真に代わり映えはないと思いますが、単純に物欲としてカメラが欲しい!という気持ちは私もよく分かります。

12月上旬はそんな物欲が思わず爆発しちゃう危険ウィークですので、こういった時期は情報をシャットダウンさせて、用事もないのにヨドバシとか行かないよう心がけましょう。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではいつも写真を撮るのに良い被写体や風景がないか探し回っている、でもいつも見つけられないし何かを撮ってもいつも通りの写真になってしまう…

そんな方を対象に、毎日100ショットスナップから学べる空間探しのお話でございます。さらっとライトな内容で解説してみたいと思います。

RICOH GR APS-C

こちらの作品をご覧ください。当ブログで今まで何度もご紹介してきました【毎日100ショット】スナップのすすめでございます。毎日100ショットスナップとは仕事の日もバイクに乗れない休日も、いつもポケットにコンデジを忍ばせて1日で100ショット切るつもりで日常のあらゆるものを撮ってみよう!という練習の意味も含めた写真の楽しみ方のことです。

練習といったら大げさなんですけど、どちらかと言えば写真をライフワークにすると言った方が適切かもしれません。1日で100枚上げようという意味ではありませんよ。100回のシャッターを切るつもりで例えば通勤路にある雑草、職場の仲間、ビルの裏路地、錆びたフェンス、野良猫などなど、美しいものに限らず何でも撮ってみましょうね、という楽しい楽しい写真ライフの勧めなんです。

これによって従来は気が付かなかった小さなモノ、光や影の様子、魅力的なものが良く見つけられる、またその様子を解明できる写真家の目を養うことができるのです。




上の作品は私が仕事で移動している最中に東京都江東区の臨海副都心の一画で撮った写真です。スナップを撮るつもりで片手にはRICOH GRを持ったまま歩いていました。ここにバイクが停まっていたのは早い段階で気が付いていましたが、最初は特に気にも留めませんでした。

しかしよく状況を観察すると午後の斜光が差し込んで私の好きな光の差し込む空間であることが分かりました。ガラス張りのビルの背景も都会的な美しさを覚えます。苔の生えた地面もユニークだし木で影があるのも気に入りました。これは完璧な条件の中にライムグリーンのKawasakiが佇んでいるな…と感じて撮ることにしました。

このようにバイクがあるから撮ってみよう、ではなくまずは空間探しを最初にやるとうまくいくことがあります。人物などを撮るときは特に重要で、よくポートレートは背景を最初に決めると言われます。これと同じことをポートレート以外でも実践してみるのです。

まずは気に入った空間であるか。そこに存在する自分の好きなスタジオボックスのような空間を探してみてください。

何を撮るか?と被写体探しをするのをいったんやめて、空間探しを最初にやってみましょう。きっと明日からあなたの写真が変わるはずです。

※このバイクのオーナーさん、勝手に撮ってしまいすいません。もし見ておられましたら画像のオリジナルサイズを差し上げますのでabout meの欄にあるコメントにメッセージをくださいませ。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

これは説明するまでもなく銀座の歌舞伎座ですが、実はこの写真は上のKawaskiが写っている写真と同じ日に撮った写真です。仕事は忙しかったのですが疲れやストレスの反動でスナップをたくさん撮ってしまう…なんていう一日もあるのです。

 

SNSのコメントで訓練できる不思議な写真術<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはFacebookやInstagramなどのSNSコミュニティーは活用されていますか?

SNSやブログなどのインターネットを使ったコミュニティーは我々アマチュア写真家にとって貴重な写真の発表の場です。その昔、アマチュア写真家は発表の場といえばコンテストくらいしかなく、写真道を志す上で重要な「誰かに見てもらう」を意識できる機会が現在よりも少なかったと言えます。

現代で写真道を志すのであれば、このSNSという不特定多数に発信できるコミュニティは活用しなくては勿体ないです。もし盗用やセキュリティー面で不安があれば、用途が限定されるようサイズダウンしたりウォーターマーク(署名)を入れたり、ナンバーや顔は写らないよう撮る、といった少しの工夫で対策ができます。

多くの人に見ていただける幸福を味わう→写真を撮っている自分を実感する。そのためには自分で見る用の写真ではなくSNSなどで繋がっている多くの人々に見ていただく写真を撮るぞ!と意識してみましょう。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説ではカメラの操作や基本的な撮り方はマスターされている中級レベルの方を対象に、写真に関わる言語化の重要性と、その言語化力のトレーニングの手法をご紹介したいと思います。

撮影時に作品の意図を決定付ける言語化は必ず必要と言う訳ではありませんが、表現力をつけていく過程での中間的なステップとして、大変効果的なのは以前にもご紹介した通りです。

ここイイ感じ、あら~素敵な場所だわ、でカメラのシャッターをパチリと切っても事故的なラッキーパンチでも起こらない限りは良い写真などは生まれません。何がどうイイ感じなのか?どの部分に素敵だと感じたのか?どんな風に素敵なのか?自分がそこで写真を撮ろうと足をとめた理由を追及し、言葉にすることによってカメラの操作や構図を作ったり、レンズを選んだりといった作業に入れるのです。

ただ最初のうちはなかなか気の利いた単語が出てこないものです。こればかりはセンスとかの問題ではなく経験量に関わってきますのでイキナリ言語化などと言われても撮影現場で言葉が浮かばない!と苦しむのも仕方ないのです。しかし仕事の休憩時間や通勤中でも言語化をトレーニングできる手法があります。

それはSNSでお友達が発表している写真にコメントすることです。コメント欄にあなたが感じた、その写真の感想をあなたなりの素敵な言葉で作品に似合った的確な表現で褒めてみましょう。意外とこれ、難しいですよ!

さて、さっそく例題でチャレンジしてみて下さい。

この写真は私の撮った写真ですが、とりあえず今はSNSで見かけた誰かの写真と仮定して見てください。ポイントは他の人とは違って自分は写真に関わることを知っていて写真家っぽいコメントを入れる、ということです!さてどんなコメントを入れてみましょうか。

「どこですかココは?」「雨のツーリングご苦労様です」「あのバイクはR1200GSですか?」といった写っている事実に関わることにコメントを入れるのは決して悪いことではありませんが、それはフツーの人が入れるコメントです。

写真を趣味にしているあなた、写真が大好きで写真のことを色々と知っているあなたらしいコメントを考えて下さい。

「すてき~いい写真ですね」「いつかこんな風にカッコいい写真を撮ってみたいな」

といった月並みなコメントではなく、もう少し単語を意識して考えてみましょう。なぜ撮影者はこの写真を撮ったのか? 難しいですよ!




「濡れた路面に青い光が入り美しい旅のシーンです」「孤独であり過酷でもあった旅の工程を垣間見たようです」「冷たく寂しい最果てへのツーリングルートを感じました」といった具合に。私もイマイチなんですが…

コツは写真に写っている要素の特徴をよく見ることです。雨上がりで空が少し明るんでいるので濡れた路面が光っている、道路左にある防雪柵が規則的に続きこれも輝いてる、連続する矢羽根が雪国であることを感じさせる、斜めに入る道路が導線になっている、これらの写真から分かる特徴について、そこから撮った人がなぜここで写真を撮ろうと思ったのかを考えて、そして想像を膨らましてみましょう。

実はこれ、いい写真ほどコメントは簡単だっだりします。すべてそうと言う訳ではありませんが、表現しているものが単純明快でそれに対する観賞者の反応が1つしかないであろうというパターン。例えば楽しそうとか爽やかな、といった印象の写真です。

その反面、複雑な表情をした人物であったり、何も写っていないようで目には見えぬ何かを訴えているような写真などは、それを受けた人々の感想は多様かもしれません。これは感想を書くのが難しいですね。

言語化は撮影者もしくは観賞者が情景や被写体の特徴をきっかけに、感情がどのように動いたか?を言葉にするのが良いと思います。ですので全く感情に訴えるものが無かった、そもそも特徴がなにも無い、という写真だとコメントのしようもないものです。

気の利いた単語を脳内にたくさん在庫させておくのも悪くはありませんが、言語化のトレーニングの本質は感受性を刺激することです。言葉をいつも考えることで見えなかったものが見えるようになり、感受性が豊かになって写真家の心が徐々に養われていきます。

照れずに気の利いた言葉「美しい」「雄大な」「はるかな」「憧れの」「夢のような」「崇高な」「~を覚える」といった具合に積極的に詩人のような言葉を使ってみましょう。

SNSで見かけた良い写真に気の利いた単語を使ったコメントを入れてみましょう。これを繰り返して言語力、感受性が養われればあなたの写真もきっと進化するはずです。




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