自撮りは照れていては話にならん<中級>ツーリング写真

ここ最近の投稿は少し堅苦しい内容が続きましたので、楽しい内容の投稿をしたいと思います。写真の世界では度々議論されている「演出」のお話です。

今回は多くの方が興味を抱いていただけるセルフポートレート、または自撮りのお話をしたいと思います。

いちおう最初にお断りしておきますが、別に自撮りがしたい訳ではなく写真旅はいつも単独行動なのでモデルは自分以外いないのです。仕方なく自撮りなんですよ。

単独行動や一人旅のお話は脱線するのでまた別の機会にしましょう。

 

EOS1Dx + EF100-400mF4.5-5.6L F5.6 1/800 ISO100

 

この作例をご覧ください。鹿島の港で撮影しました。使われなくなった海上保安庁の船が印象的だったので、これを背景に撮影に挑みました。

何度も同じことを書いていますが、私はツーリングのワンシーンを切り取る…が活動テーマですので、画面内にはどうしてもライダーの姿が欲しいのです。必ず必要とは言い切りませんが、作品にストーリー性や感情を込めるなら人の姿があったほうが圧倒的に効果が期待できます。

さて、恥を承知で解説をしていきます。当ブログでは「秘密を作らない」と公言してしまいましたので、見に来て頂ける方々を裏切るわけにはいきません。

写真はすべてにおいて「迷い」を写してはいけないと思います。バイクか景色か?どちらを主役に選ぶか少しでも迷いがあるままシャッターを切れば、たちまち中途半端な写真に陥ります。自撮りもこれが顕著で恥ずかしいと思ってやっていれば、例え後ろ姿でもカッコ良くなりません。いや、むしろ後ろ姿の方が「背中はすべて語る」ではありませんが、モロに出てしまう場合があります。

「あそこのカップルがこっち見てんな」とか「こんな姿を嫁さんに見られたら恥ずかしいな」なんて考えていたら、それも全て写真になります。

ここはもう腹を決めて役者になる以外に選択肢はないのです。最初は勇気が要るかもしれませんが、2回3回とやって4回目からは全く恥ずかしくもなく普通にやってしまうから人間ってのは不思議です。

とはいえ「その役者になる」が難しいんじゃないか!?と聞こえてきそうなのでアイテムのご紹介です。

ただのワイヤーレリーズではなく、タイマーコントローラーといってインターバルプログラムが作れるのです。STARTボタンを押してから3秒に一回とか5秒に一回といった任意で設定した周期で自動で撮り続けてくれます。(写真はキャノンのTC-80N3)カメラの機種によってはカメラ自体にこの機能があるそうです。

カメラを三脚にセットし、フレーミングや構図、露出などの設定を一通り済ませたらまずはライダー無しのカットを1枚撮って、その画像をモニターでよく見てください。どこにどのようにライダーが居ればカッコよく決まるか、練りに練ってください。

どの辺の位置に立ったり(または歩いたり座ったり)すれば良いか見当がついたらコントローラーをSTARTさせて撮影開始。あなたは撮影していることを、なるべく意識せず最初にイメージした通りのことをやるのみです。前半は固くなるかもしれませんが、後半は自然な感じがでてくると思いますよ。(無駄に何枚もシャッターを切ることになるので、メモリーカードの容量には余裕をもってください)

どれがベストかは帰ってからじっくり選びましょう。

ワイヤレスリモコンではダメ?という質問もありそうですが私も以前は使っていましたが、どうしても自分でリモコンを押す瞬間に変な姿勢になるようで、今は使っていません。それに望遠レンズを使い始めると電波が届かずイマイチです。

セルフタイマーでダッシュ!は論外です。

・・・本当はこれだけではなく、ポージングや小物を使ったテクニックなど色々あるのですが、今回はこの辺にしてまたの機会に解説します。

ぜひ、あなたも一流の役者になってカッコイイ自撮り作品を撮ってくださいね。

 

つづく

 

 


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確実に上達できる唯一の手段

当ブログはオートバイを題材にした写真カテゴリーをより芸術分野に認知させるために、みなさんで素敵なツーリング写真(あるいはバイクと関連した何らかの写真)を撮りましょう。というコンセプトです。

よく見かける平凡な写真から脱却して誰かに感動や共感をもらう作品。それらをたくさん発表して将来的にはバイクと縁の無かった人たちにも、バイクの魅力や旅の世界を教えてあげることが最終目標です。

私は鉄道写真が芸術写真として認知されているように、ツーリング写真をより芸術的に高めていきたいのです。その為には私1人では無理があるので、共感いただける方々には私の知っている全てをこのブログで伝授したいと思っております。

さて、前置きが長くなりましたが今回は確実に上達するための手段として、私がここ2年くらい実践してきた手法をご紹介します。

といっても難しく説明するようなコトではありません。「いつでもカメラを身につけて毎日たくさん撮ろう!」はい、これだけのことです。

この写真は通勤電車の中から撮った浦安市の景色です。毎日毎日、バイクに乗って旅ができればい良いのですが、現実はそうもいかず普段は仕事に家庭にと自由な時間は限られます。そうなるとバイクで旅に出るときだけカメラを持って撮影では、なかなか上達しません。

特に初心者の方は最初にたくさんの練習をして、目を養い足で構図をつくる、を身に着けないといけません。また中級者以上の方でもブランクをあけてしまうと、下手になってしまうという点も恐ろしいので覚えておきましょう。

撮るものは何だって構いません。被写体は自分がいままで気にも留めなかった、何気ない光景に必ず存在します。雑草だってゴミだって被写体になりえます。

この写真は私がいつも出勤する前に寄る、カフェの窓際席から撮りました。

さすがに一眼レフカメラを毎日身につけて歩くのは厳しいかもしれません、そんなときに威力を発揮するのがコンデジです。できればポケットにスッと入るくらいの物がいいですが、高級なものは必要ないです。練習用として割り切ってしまうのも良いですね。

私はメインで使っている一眼レフとは別に、毎日スナップ用にコンデジを持ち歩いているのですが現在はSONY RX100を愛用しています。

ポケットに入れたり首からストラップで下げたりと、あっと思った被写体に出会ったらすぐに取り出せる、というのがポイントです。

これで毎日かかさず1日100ショット以上を目標に撮っています。もちろん実際には100も撮れないことが多いのですが、あくまで精神論的な目標値です。楽しいし、みるみる上達しますよ。

何かと忙しく消耗するウィークデーでも、ささやかな楽しみとなりますし良いのが撮れたらその1枚に大変だった1日がすくわれる感じがします。小さな幸福とでも言いましょうか。

この話題については当ブログで「毎日スナップ」というカテゴリーを作りましたので、今後もご紹介していきます。

 


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どんなシーンで絞りを微調整するのか<中級>ツーリング写真

この投稿は旅写真<中級>の一回目です。

<中級>では絞りやシャッター速度といった露出に関わる基本や、三分割構図など撮り方に関する技術が身についている方を対象に解説していきます。

もちろん初心者の方に読んでいただいても、今後のステップをイメージする上で参考になると思います。

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L F5.0 1/200 ISO100

この作例をご覧ください。望遠レンズを使用し距離感を圧縮させた写真ですが、前景とメイン被写体と背景の3つの要素があることに注目してください。

前景は左端にある木、メイン被写体は中央の大木とそこにあるキャンプサイトです。この場合、遠景は単なる黒っぽい背景として被写体の木に当たる光を強調させています。

念のためおさらいしておきますが、絞りとは被写界深度のコントロールであり、ピントを合わせていない部分のボケ具合の調整です。(明るさの話はここでは触れません)

この構図で作った前景となる木をどれくらいボカすのか?

私はこのとき前景の木の葉に注目しました。メインの大木よりも少し褐色の葉は美しく逆光を透過していました。被写体を際立たせるため、これを効果的に使おうと思い被写体エリアを前景のこの木で囲い込むようなフレーミングをしました。

そして葉のディティールを狙った通りのイメージにするため、絞り値を慎重に選んで撮影したのです。

F4.5では葉がボケすぎでディティールが伝わらず、F5.6ではシャープすぎてメイン被写体の木と境界が曖昧になってしまいます。結果F5.0を選択しました。

方法は簡単です。一眼レフカメラでしたらファインダーを覗きながら絞り込みボタン(CANONなら被写界深度プレビューボタン)を押してボケ具合を確認してください。最もあなたが最良と感じたボケ具合になるよう電子ダイアルを回してF値を調整するのです。絞込みボタンの無いカメラでしたら試し撮りしてモニターで確認してみましょう。

このように絞りを微調整するとは、まずは被写体の魅力をあなたの目で理解し、それに基づいて行うのです。

いかがだったでしょうか?絞りを操作すると被写界深度が調整できることは知っていても、実際のツーリング写真の現場では具体的にそれをどう使うか、結びついていない方もおられたのではないでしょうか。

写真は「○○だから△△にした」を基本に考えると良作の礎になりますよ。

 

つづく



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