ツーリング写真<中級>最強に光輝くスポットを狙え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはお医者さんに相手にもされない病気にかかったことありますか?

私は若い頃から割と最近に至るまで酷い病気にかかっていました。それは「いつも腕時計が欲しい病」です。二十歳くらいから発症して最初は機械式のクロノグラフを買うぞ!と当時の給料2カ月分をはたいてBRITERINGのクロノマットを買いました。その後、20年くらいにわたり機械式クロノグラフをメインにいろんな腕時計を買いました。

単に物欲やステイタスで買ったのではなく、機械の虜になってしまったのです。脱振機の音色やローターの回る感触など、クオーツに比べれば精度に劣るはずの機械式なのに、なにかこう肌につけていると高精度な複雑機械のパワー、時計職人のスピリッツをもらっているような感覚に魅了されていました。

しかしそんな「腕時計が欲しい病」もここ数年、どっぷり写真をやっていたら関心が薄れて、気が付くと不治の病と思われた病気が完治したようでした。写真をやるとこんな良いこともあるんですね!ちなみに20年以上前に最初に買ったクロノマットは今でも持っていますよ。




さて前置きが長かったですが今回は中級ツーリング写真の解説として、林道のような緑が生い茂っている場所での光の使い方についてです。

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/125 ISO250

こちらの作品をご覧ください。千葉県鴨川市にある嶺岡中央林道で撮影した1枚です。ここ嶺岡山地は千葉県最高峰である愛宕山(標高408.2m!低っ!)を内包する低山地帯で、そのほぼ稜線を貫く嶺岡林道は、かつてダートでしたが舗装されて久しくライダーの姿もほとんど見かけなくなりました。

この写真の撮影時間はお昼の陽の高い時間帯です。一般に風景写真では陽の高い時間帯は写真撮影に向かないと言われますが、このようなシチュエーションに限っては陽の高い時間帯の方が、真上から強い太陽光が差し込んでスポットライトのような局所的なライティングが可能になります。

特にモデルの肩周辺の輝き具合に注目してください。このように輝かせるには周辺の明るさに対して強く光の当たっている場所を選びます。R1200GSにも同じように強い光が当たっていますが、白色の外装や金属製のパーツなどは反射率が高いため特に強く光り、この場合は白トビしてしまいました(もちろん気にする必要はありません)。

こういった場所で撮影するとき、最初にバイクを停める場所、つまりどこで撮るのか?が非常に重要です。しかし決して難しいことは何もありません。地面をよく見て最も陽が当たっている明るい場所を選ぶのです。




この写真を見て多くの人は第一印象に「光」の存在を挙げると思います。この写真の主役は光です。厳密に言うと光が当たっている空気であり、空気中の微細な塵や水分などに光が当たっている様子です。私はこのようなシチュエーションをよく光が溜まりこんでいる空間と呼んでいます。

このような光の溜まり込んだ空間は標準レンズや広角レンズではあまり表現できず、望遠レンズを使うことによって、このような独特の霞み具合で光を表現できます。望遠レンズは景色を圧縮する効果がありますが、カメラの場所から被写体までの長い距離に存在する空気、光をも圧縮するので、このように効果的になるのです。

ところでこの写真は先日、新たに買い替えたEOS6D mark2で撮った写真なのですが、画質については申し分なく(当たり前ですが)、インターバルタイマーについてもEOS1Dxの時はリモートレリーズTC80-N3をカメラに接続して使用していましたが、EOS6D mark2なら内蔵されているので少しのボタン操作で簡単に行うことができました。

またEOS6D mark2にはGPS機能もあるので、今回のように特に目印になるものが写真にないような場所については重宝する機能です。撮影した直後なら、この写真がドコなのか覚えているものですが、何年か経ってから撮影地がどこなのか?知りたくなってもなかなか分からないものです。しかしGPSのログデーターが残っていればLightroomで簡単に地図上に撮影地を表示することが可能なんです。

この写真のGPSデータをLightroomの地図に表示させたところ。

今回も長くなってしまいましたが…林道のような場所で光が上から差し込んでいたらシャッターチャンスです!地面を良く見て光の当たっている場所にバイクを停めて撮影してみましょう~!というお話でした。

ではまた次回!





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千葉県鴨川市 嶺岡中央林道

桜のツーリング写真 イケてる構図?答えはこれだ!!!<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、もう桜の景色でツーリング写真、バイクのある風景写真は撮られましたか?

桜は特別、遠くまでツーリングしなくても生活圏内にたくさん存在しているので限られた自由時間でも撮りに行けるのが嬉しいですよね。また満開のタイミングに合わなくても、少し南に行くか、北に行くかなど移動することによって良さそうな桜を探して走るのも楽しいです。私の勤務先である東京都では今は満開ですが、きのう市原に行ったら未だ7分咲きくらいの桜が多かったですね。

さて今回はつい昨日撮ったばかりの桜の写真を使って<中級>ツーリング写真の解説をいたします。いつもWordpressの予約投稿機能を使っちゃっているので、こういうフレッシュな投稿は当ブログでは珍しいです…

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/4000 ISO100

撮影日 2018年3月28日  千葉県市原市にある小湊鉄道の月崎駅で撮りました。残念なことに桜の開花状況は6~7分咲きくらい。菜の花は去年にここに来たときより半分くらいしか咲いていない感じでした。

さらに暖かく良いお天気だったこともあり、撮り鉄さんとドライブに来た観光客がたくさんいて、とても撮影がはかどる状況とは言えませんでした。電車は1.5時間に1本くらいしか来ない時間帯だし、一発勝負の中で近くに人がたくさんいて気が気ではないです…。




さて最初に構図の解説です。桜の景色というと桜を主役にするのが普通ですが、満開でなかった場合はどう撮りましょうか?この作品の場合、構図としての主題は桜の木の幹にしました。度々出てくるデザインのお話でございますが、桜の木の幹の形状をよく観察したところ、非常に魅力的な曲線を描くアングルを発見しました。

この桜の木の幹を縦構図にして画面内の理想的な位置に配置しました。幹の形状が縦構図にぴったりなのは言うまでもありませんが、周囲に入って欲しくない人などを画面から排除するにも縦構図は有効です。

三脚にカメラを固定して大まかな構図を決定したら、理想的な位置にバイクを停めます。電車が来るまで30分くらいあったので、じっくりと練りました。遠景にある桜の木は、まあまあ満開と言って良さそうです。列車が来るであろう場所は予測するには難しくありません。

そして重要なのは光。この時間帯(午前10時)のこの場所では逆光です。逆光の時はどうしますか?究極のツーリング写真の熱心な読者様ならお分かりですよね?そう、青空は捨てて地上物を輝かせるのです。

大まかに組み立てたら整理しましょう(時間に余裕のある撮影シーンに限りますが)。構図の主題は桜の木の幹。木の幹が描く曲線をデザインとして画面内に配置できたか?被写体のキャスティングは小湊鉄道のキハ(車両)は重要だけど脇役、桜も菜の花も重要だけど脇役、逆光だから鮮やかな発色は出ない。意図的に露出オーバーにしてハイキーな写真にしよう。

といった感じでしょうか。

そしてここまで自分が組み立てた写真に、もう一度問いかけます。ほんとにコレでいい?普通っぽくない?何かひとヒネリできないか?ユニークな何か?

ここで私がひらめいたのは絞りです。通常、こういった風景のシーンでは絞り込んで被写界深度をかせぎますが、逆転発想で開放を試してみました。このSIGMA35mmの単焦点はなんとF1.4が開放値です。もちろん、こういったシーンでF1.4なんて特別な理由がない限り、画質の観点から考えてもやってはいけません。しかし特別な理由を見つけたのです。

この場所は特にカメラの近くは雑草が生い茂って御世辞にも美しいとは言えません(去年はここも菜の花がいっぱいだったのですが…)。そこで逆光下でF1.4を選択して全体をフワっとした印象の写真にしてみました。賛否あるやり方かもしれませんが、後でソフトウェア―のレタッチで明瞭度を下げまくるより、ずっと良い手法だと思いました。




ところでこの撮影地、ほんとに人が多くて色々とまいりました…。というのも多くの撮り鉄さんは鉄道や花の咲く鉄道風景を撮りに来ている訳で。私のように鉄道を背景にして35mmなんて広角で撮ってしまうと、私一人が占有してしまう範囲が迷惑なくらい広いのです。

しかも撮り鉄さんは先にいた人の邪魔にならないよう、マナーを心得ている方々なので、みなさん私のカメラ位置にとても気を遣ってくださって逆に迷惑をかけているのは私の方…みたいな撮影シーンでした。

小湊鉄道なら人の少ない林道の中とか、他に良い撮影地をいくらでも知っているので今の季節に駅に来るのはやめよう~と反省した日でもありました。

しかし、嬉しかったのはベテラン撮り鉄さん達とのコミュニケーションです。「どんな風に撮っているの?」と話しかけて下さいました。私の6Dのモニターを見せて「縦構図でこんな感じなんです」とお見せすると、木の幹を堂々と配置した構図に一目見て気に入ってくださったようで「おおっいいねぇ~バイク関係のコマーシャルフォト?」といった具合に楽しく会話ができましたよ。

今回は風景だから絞り込むとか、見たままの明るさを再現しようとする露出設定とか、無意識下でやってしまう固定概念みたいなものを、きちんと壊せる能力。それこそが個性的な作品を生み出すための1つのヒントなのだな~と改めて学んだ一日でした。

それではまた!





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千葉県の人気ローカル鉄道 小湊鉄道の月崎駅です。映画やCMのロケ地として度々使われています。この他にも飯給(いたぶ)駅、上総大久保駅、上総鶴舞駅などが撮影にオススメですよ。今の季節は人が多いのでマナーを守って撮影しましょう。混雑を避けたい人は始発電車を狙いましょうね。

桜とツーリング写真 私ならこう撮る <中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま。桜の写真はもう撮られましたか?桜のある景色とは多くのカメラマンが撮影の対象にするもので、撮り方も撮り尽くされた感じがあり個性を打ち出すのも難しいですね。

また初心者の方にとっては思うようにピンク色が表現できなかったり、ここだと思うところで撮ってみたが電線や人が邪魔だったりと、なかなかうまくいかないものですね。

今回はそんな難しい桜の景色を<中級>ツーリング写真として解説してみたいと思います。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/200 ISO100

こちらの作例をご覧ください。千葉県君津市にある県道で撮った1枚です。ちなみに去年の4月の撮影で、もう散り始めて7分くらいしか咲いていない状態でしょうか。

本当は満開を狙いたいところですが、僅かに葉桜がまざることにより、桜の色を際立たせている効果があります。平凡な桜の景色にならないためには、少し変わった観点で桜の魅力を引き立ててみましょう。

この場合は少し地味かもしれませんが、これみよがしに満開の桜を狙った写真の方が、むしろよく見かける写真で普通っぽいとも言えます。立派な満開の桜の下に愛車を置いてパチリ!完璧な写真のようですが、よく考えたら「これって去年も撮らなかったっけ?」みたいな…。




一本の桜の木を狙うのではなく、この作品のように桜並木になっている場所で撮る場合は、「道」な訳ですから例にもれず望遠で圧縮しましょう。望遠レンズによる圧縮効果は道を魅力的にするだけでなく、この場合は桜の花の密度も上げてくれます。

その他、この作品では道路に当たる陰影が良かったので画面内にバランス良く道路を配置し、あえて入れた乗用車は脇役としてキャスティングしました。この他にも白い軽トラックやバイク、また何もいないなど、バリエーションのカットを撮ったのですが、いろいろ検討した結果このグレーの乗用車が「普通過ぎで良い」と思ったので、このカットを採用しましたよ。

いかがでしたでしょうか?桜の景色というと満開のもと鮮やかな発色で撮るのが一般的ですが、こういった少し渋い感じのも悪くないかと思います。今回の解説で言いたかったのは桜を引き立てるために他の部分の構図に気を配る、という事でした。




ところでこの作品をご覧になって、皆さまどのような感想をお持ちになりましたか?実のところ、私だって本当は満開の桜を狙いたかったのです。この現場に着いた時はガッカリしました。開花のピークに休日が合わなかった悲しさ。せめて散っているなら、風がふいていれば桜吹雪を撮ったのになぁ…と。

しかし見ようによっては葉桜が少し混じっているのも良いではないか。とも感じました。被写体側の条件は撮影者側ではどうにもコントロールすることは出来ないのですから、それを諦めにして妥協ポイントを作るか、その状況に美を見出して魅力を引き出すかはカメラマンか写真家かの分かれ道です。みなさんならどちらを選びますか??

「仕方ないこの葉桜の写真をとりあえず撮ってみるか」ではなく「葉桜が混じることによってピンクの美しさが際立っている、これは風情あって素敵だ」と思って撮れば、それが写真に表れてみる人にも「葉桜が少し混じっているけど、これはこれで素敵だね」と作者の表現がきっと伝わるはずです。

あぁ・・・いいこと言ったなぁ~




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千葉県君津市 県道163 君津大江戸温泉物語のすぐ前の道ですよ~

ツーリング写真<中級>ピンポイントアングルを狙え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき有り難うございます。お陰さまで立ち上げから4カ月、アクセスも順調に伸びております。

ブログとは昔からある日記風のものと、トレンドブログ、特化型ブログに分類されますが当ブログは特化型も特化型!「超特化型ブログ」であると自負しております。

オートバイツーリングの写真を芸術的に撮りましょう。そのノウハウを解説する専門サイト、たぶん当ブログの他には存在しないと思います。もしかして世界で唯一???




さて今回は中級ツーリング写真の解説として構図のお話です。構図については主にデザインを中心に今まで何度もご紹介してきました。今回はピンポイントなアングルを狙って印象的な構図を作りましょう!という解説です。

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L F5 1/320 ISO100

こちらの作例をご覧ください。得意の漁港シリーズですが、船首部分が織り成すように配置された構図を作ってみました。この場所では漁船はほぼ横一列に並んでいたのですが、このように見えるアングルを足で動いて探り当ててみました。

完全ではありませんが、黄金比構図の王道と言えるフィボナッチ螺旋構図に近いものがあります。フィボナッチ数列や黄金螺旋構図については話が脱線するので、また別の機会に解説しますが、簡単に言ってしまえばオウム貝の断面やDNA構造などに見られる神秘的な比率を持った曲線です。

こういった不思議な要素を構図に取り入れると、写真の観賞者は画面に引き込まれるような感覚を覚えます。お子様構図のような退屈な画面とは全く異なるわけです。ちなみにお子様構図とは小さい子が書く絵のように、画面内に平面的に被写体を並べただけの構図のことです。




難しいのは、どのタイミングでこのように撮ろうと思いつくか?気づきのタイミングです。私はこのとき、前景として何かを置いてぼかしたいと思い歩き回っていました。しかし当初に予定していた前景となる物は見つけることはできず、ある瞬間に手前の小型船だけが少し前にあることに気が付き、探り当てること数分でこのアングルを発見しました。

とてもピンポイントなアングルです。普段ならこの構図に気が付かないと思いますが、とにかくこの時は良く動けていたので見つけたのだと思います。

こういったカメラアングルは僅か数センチでも変われば、構図内のバランスはたちまち崩れてしまう非常にシビアなものです。もともと写真の世界では理想的なアングルとはピンポイントであると言われていますが、こういった構図をつくるときは特に顕著だと思います。

こういった意味でも撮影地では足を使ってよく動くことが大事です。皆さんも今一度、構図ワークにおける足を見直して、超ピンポイントなアングルを見つけてはいかがでしょうか?楽しいですよ!





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南房総の景勝地 文豪も愛した鵜原理想郷。その近くの漁港です。行かれるときは漁業関係者や釣り人、ダイビングショップ等のご迷惑にならないよう配慮しましょう。

ツーリング写真<中級>桜から覗きこむよな…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、春のツーリング楽しまれていますか?せっかくの祭日ですがあいにくのお天気だし寒いですね!いま東京渋谷で0.7℃!雪が降っています…

先日、いきなり面白いことを思いついちゃいました!いつかツーリング写真文化が盛り上がったらSNSなどで知り合ったグループで集まって ”ツーリング写真コンペティション” やったらおもしろそうじゃないですか?まあ…別にコンペでなくても良いですが、こんな感じです。

朝、参加者が集合して軽くミーティング。それぞれの参加者はカメラを持って日帰りツーリングに出かけます。一緒には走りません、みんなソロで行動です。そしてその日の夜に再び参加者が集合して、その日に撮ったベスト1枚を見せ合い、ツーリング写真談義をするのです。

お互いが写真の芸術性について意見を言って刺激しあい、最終的に全ての作品に○○賞を与えるのです。すごく楽しそうですね~いつか実現させてみたいです。

さて今回は季節がら桜の写真を撮りに行かれる方も多いと思うので、桜の写真で<中級>ツーリング写真の解説をしてみたいと思います。

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/400 ISO100

千葉県安房郡鋸南町にある保田川で撮影した1枚です。いま調べて初めて知ったのですが頼朝桜という桜みたいです。この一帯は菜の花や水仙なども咲く、花の観光スポットでもあります。




さて、写真の解説ですが実は桜の木はそれほど沢山あるわけではなく、時期も早かったこともあり咲いているのは局所的でした。こういったシーンでは撮影に適しているようで、実は普通に撮ってしまうと極めて平凡な写真の出来上がりになってしまいます。

重要な主役である桜が少ないのであれば、おのずとレンズは望遠レンズの出番です。特定の部分しかないものを狭い範囲で写し、関連付けたい被写体(この場合はバイク)との距離感を詰めることができる、それが望遠レンズです。当たり前のことですが「そうなのか!」と思った方は覚えてくださいね。

バイクと桜の位置関係を理想的にするには、どうしたら良いか?桜の下に普通に停めても良かったかもしれません。しかし、そこで標準レンズで撮っただけでは平凡な写真に終る可能性が大きいです。

そこで橋に注目しました。バイクを橋に停めて最も遠い位置にある桜の場所まで移動し、そこで桜の花を前景に入れて望遠でバイクを引っ張り、抽象的な作品に仕上げてみました。抽象的と言っても、少なくとも日本人なら誰が見ても桜の景色であることは分かると思います。

全体を淡くぼかした桜のピンクで包み込み、その隙間から覗きこむようなアングルで橋に停めたバイクへ視線を向かせる画面構成です。よく見ると桜の花の中にも線や図形のような要素があるのがお分かりいただけますでしょうか。




桜の木をよく観察し、どの隙間からバイクを狙うか足を使って試行錯誤です。ここだ!という極めてピンスポットなアングルは必ず見つけられるはずです。

露出は評価測光に対してオーバーに振りましょう。レンズにもよりますが、ボケ具合は開放にこだわらず少し絞ってみたり、場合によってはストロボ(またはスピードライト)を使って手前の花のディティールを微調整してくださいね。(ここが絶妙にできる人は上級者!)

Lightroomなどでレタッチする人は彩度の上げ過ぎに注意しましょう。黄色やピンクといった鮮やかな色は、彩度をあげると色飽和を起こして不快な画質低下を招きます。ピクチャースタイル(またはフィルター効果)で風景やポジフィルム風なども同様です。鮮やかなほど良い!は卒業しましょうね!

桜は色を出すのに難しい被写体です。また別の桜の写真でも解説する予定ですので、お楽しみに!





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保田川の頼朝桜 もう散ってしまったでしょうか… 公式サイトはこちら

ツーリング写真<中級>デザイン要素_印象的なシェイプを極めよ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、芸術を楽しんでいますか?初心者の人とは自分がカメラを持って芸術している、という認識を恥ずかしくて持てないものです。もちろん写真をやる以前に元々が彫刻家とか書道家である場合は別ですが。

上達の過程で芸術に対する変なコンプレックスは抜けて行き、あるポイントで芸術家として覚醒するのだと思います。

アマチュア写真家とは自由を与えられている他にも、とても素敵なことがあるんです。それは写真を見ていただける人達への無償精神です。プロと違って報酬をいただく訳ではありませんので、写真は基本的にはプレゼントです。

良い作品が撮れて、それを観賞者へ送り届ける感覚はまるでサンタクロースになった気分です。嬉しいコメントをいただいた時は、おかえしのプレゼントをもらった感じです。一般にアマチュアっていうとプロの下位みたいな印象があるかもしれません。でもそれは少し違うと思います。




さて、今回は<中級>ツーリング写真の解説としてデザイン要素のレアキャラであるシェイプ、ディティール編です。

大切なことなので繰り返し書きますが、デザインの要素とは線、図形、色、立体感、質感、規則的なパターンです。この他に光と影、スペースの比率などがありますが、今回はシェイプとディティールです。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F14 1/160 ISO100

こちらの作例をご覧ください。これはシェイプデザインを取り入れたことにより、見る人を一瞬はっとさせる画面になっています。面白いでしょう?

ナイスバディな女性のウエストライン、コカコーラの瓶、ポルシェ911ターボのボディライン、こういった「くびれ」のある繊細な曲線を持った図形要素がここで言う”シェイプ”です。皆さん大好きでしょう?




この作例では漁船の船首部分に存在する曲線を、14mm超広角レンズの歪みも利用してシェイプラインを入れてみました。上部を少し切り落としたので迫りくるような迫力も出たと思います。狙いは印象的な画面であり、デザイン要素で「はっと」させた後に、漁船達の休む港の様子へ想像を誘う作画になっています。

空に爽やかに広がる薄い筋雲も、14mm超広角レンズと相性の良いシチュエーションですね。色の要素としては概ね爽やかな青が主体ですが、船体の下部にある赤も刺し色で効いています。本当は船の上に乗っていた黄色い浮きを船首の下に垂れ下げたい!と思ったのですが、触る訳にはいきませんので、黄色は欲しかったですがガマンです。

画面にシェイプデザインを取り入れたいときは、このように超広角レンズの歪みを利用する作戦は大いにアリです!ここだ、というシーンに出会ったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。

今回はレアなシェイプ要素の解説でした!あっ、これもツーリング写真解説として、たぶん世界初だったな、最初に言うの忘れちゃった。





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千葉県安房郡鋸南町 勝山漁港から少し北に行った竜ヶ崎堤防の近くです。漁船、漁具には触れず地元の方々や釣り人にご迷惑、ご心配のないようお願いします。

ツーリング写真<中級>デザインを極めよ 配置編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ご自身の撮られた写真ってお好きですか?自分で撮った写真を見て「これはいい写真だなぁ」と思える気持ちって凄く大事ですよ。もちろん人に言う必要は必ずしもありませんが、心の中で「この写真は好き」と自分の写真を褒めてあげましょうね。

自分という人間が好きだって人、みんな素敵じゃないですか。それと同じだと思うんです。あなたの撮った作品はあなた自身です。

自信持って「自分はいい写真を撮るフォトグラファーだ」という気持ちでいきましょう。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/400 ISO100

さて今回は<中級>ツーリング解説として、またまたデザインのお話。前回の規則的なパターン編の続きで配置編でございます。




こちらの作例をご覧ください。北海道の北太平洋シーサイドライン 霧多布岬の近くで撮った1枚です。霧多布はその名の通り年中霧が出ていて、ひどいとホワイトアウトで運転が困難なほど視界が悪化します。

でもこの霧につつまれた雰囲気が旅欲を刺激して、私は大好きなんです。

さて写真の解説ですが、この写真の主題は霧です。全体が霞んでいて詳細が明らかになっていない雰囲気。これこそがこの写真の意図なのですがデザインのアクセントとして有効なのが、道路の端部分を指し示す矢印のポール(通称 矢羽根)です。

長方形の画面の中に、いくつも連続して存在する矢羽根の配置に細心の注意を払って構図を作りました。このスペースにこの位置!という精密な調整が要求されるデザイン作業です。重い望遠レンズを手持ちで振り回す現場では、なかなかスタミナを消耗する撮影でした。

特に画面右上に先端のみ写っている矢羽根は、この画面内ではとても重要な仕事をしています。矢羽根は右左交互にリズムをもって存在していて、その左右のリズム感を最終的に決定付ける存在が右上の先端のみの矢羽根です。この右上の矢羽根がもし無かったら、林立しているリズム感は崩れ、右上に無駄なスペースが存在して不快なバランスが発生するでしょう。




全体が霧で霞んでいるため、非常に弱いですが色の要素も僅かに存在しています。鹿飛び出し注意の看板は黄色、矢羽根の先端は赤、そして左右に緑が存在します。

Lightroomの仕上では寂しさ、寒さを表現するため若干ですがホワイトバランスを青にふり、低コントラスト、明瞭度を若干のマイナスで仕上げました。見た風景、その場で感じた印象を「よりらしく」表現するための控え目なレタッチです。

配置は今回の作例のように、人工物が存在する場合は特に精密に調整しましょう。特に垂直線が存在している場合はビシっと垂直を出さないと、不快なアンバランスを発生してしまいます。もちろん、何か理由があってわざとアンバランスを狙うなら話は別ですが。

難しいようでしたら、現場で何カットもバリエーションで撮って、後で最も理想的な配置となっている写真を選別しましょうね。





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北海道厚岸郡浜中町 北太平洋シーサイドライン 北海道ツーリング屈指の人気ツーリングルートです。道東の魅力が凝縮されたようなロケーション。北方領土を見に行きましょう。

ツーリング写真<中級>デザインを極めよ 規則的なパターン編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリング写真またはバイク写真に夢中になっていますか?夢中になる、ワクワクする、心ときめく、こうゆうの年齢とともに鈍くなってくるので意識的にやりましょうね。あなたが豊かな感情の持主であるか?写真のクオリティにも深く係わっています。

ところでバイクに係わる写真って、どのように分類できますかね。バイクのある風景、走行写真、愛車の写真、バイクのある生活、ツーリングレポート写真、モータースポーツ写真、そして私の活動テーマである「ツーリング写真」。他にもあるかもしれませんね。

私個人としてはバイク旅の魅力を芸術写真として世に発信したいので、ツーリング写真をより盛り上げていきたいですが、皆さんはバイクのある風景やバイクのある生活でも良いので一緒にバイク写真文化を成熟させていきましょう!

では、今回は中級ツーリング写真解説として、デザインの観点から「規則的なパターン」の作例で解説でございます。

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L F2.8 1/80 ISO250

もう何度も同じことを書いていて、くどいと言われそうですが写真におけるデザインの要素は図形、質感、立体感、規則的なパターン、ディティールなどです。




ツーリング写真<中級>対象の方は、このデザインをビシっと極めていただき、美しい写真の基礎を作っていただければ良いなぁ~と、実は私自信へのメッセージでもあるのですが・・・そんな想いを込めて、何度もデザインの解説を行っております。

写真は当然ですが2次元の静止画です。そして長方形の四角の中に、どんなデザイン要素があるか?写真の観賞者はデザインなど意識して見ませんが、無意識に写真の中で視線を走らせ脳に信号を送っています。線に導かれ視線が心地よく動くか?視覚的にバランスの良い色の組み合わせや、図形の大きさ、そしてスペースの比率など。写真やデザインの知識がない人でも本能的に美しいデザインであるか探っているのです。

こちらの作例は北海道 稚内市の北海道遺産 北防波堤ドームで撮影した1枚です。ドーム状の長いトンネルのような場所、何本も連続して存在する古代ローマ建築を連想するような柱。実際はすごく長いので、望遠レンズの圧縮効果を使って柱の間隔を詰めました。

柱と柱の間から向こうの景色が見えていたり、ドームの終点から向こうの遠景が見えていたりしないよう、主題はドームの様子であることを明確化、これをデザインの要素「規則的なパターン」として地味な作業を実施しています。柱同士の間隔は焦点距離で調整し、1本の柱が1/3ずつ重なって隠れるように調整(この時も二等分にならないよう注意)、ドーム終点部から向こうの遠景はR1200GSアドベンチャーの荷物の部分と重ねて隠しました。




こういったシーンではバイクを停める位置や角度にも配慮しましょう。なるべく光が当たっている場所を選び、カメラから見て車体が最も美しく光を反射するよう、微妙に角度を調整します。

この時、私は何枚かの撮影を終えて撤収の準備をすすめていました。しかし遠くから地元の方が犬のお散歩にやって来るのが見えたので、どんな写真になるか予想もできなかったのですが、試しに待って撮ってみることにしました。出来あがった作品は地元の人の日常と、旅人の非日常が規則的なパターンというデザイン内に対局的に配置されて、ユニークな作品になったのでは?と感じております。

欲張りな話かもしれませんが、良き作品とはデザインだけでもなく、光と影だけでもなく、ストーリー性だけでもなく…できればこれらが全て揃っているものが良いですね。

今回はこの辺で!





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むかし北防波堤ドームは北海道の旅人の間では、荒天時のキャンプ地として人気でした。現在ではキャンプ禁止となっていますので気をつけましょう。

ツーリング写真<中級>確実に役立つ心理誘導テクニック

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ユニークな写真を撮って遊んでいますか?いつもこの冒頭のご挨拶の部分、なんて書くか悩むんですよね。毎回同じ挨拶するのも嫌ですしね。本当はウケを狙いたいのですがユーモアに欠けるので気の効いた言葉が出てきません…。

さて今回は久しぶりにタイトルを大袈裟にしちゃいました。確実かどうかは分かりませんが、知っておけばいつか役立つ観賞者への心理誘導テクニックのお話です。

なんだかミステリアスで怖いですねぇ~

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F8 1/100 ISO100

こちらの作例をご覧ください。2017年の8月に旅をした思い入れ深い北海道でのワンシーンです。場所はコムケ湖の近くで、この時私は10年ぶりに訪れたコムケ湖の美しさと神秘的な雰囲気にすっかりヤラれていました。




10年前に訪れた時は気が付かなかったか、または記憶から無くなってしまったか、とても素敵な木造の番屋を発見したので、そこで撮影に挑みました。特に木製のタイル状に作られた屋根が規則的なパターンになっているのが気に入りました。

天気はあいにくの曇天ですが、むしろ曇天の光源の方がコムケ湖の寂しい雰囲気に似合っているかも!とも感じました。

建物のような直線の存在する人工物は垂直線をよく見て組み立てていきます。これがビシっと垂直に出ていないと、水平線の傾いた海の写真のような不快感を与えてしまいます。構図は基本的に3分割を守ってみました。全体的に鈍い色の光景ですが、ひときわ色を放っていたのがブルーシートです。このブルーシートの存在には現場でかなり苦しみました。

もう少しブルーシートの割合が大きければ、R1200GSの背景として重ねて使う手法もあったのですが、どうにも中途半端で使いようがありません。結局、苦肉の策としてR1200GSの周辺に視線を固定させる役割として、少し串刺しっぽくなりましたが車体のリア周りに配置しました。

こういったシーンでフレーミングする場合、建物より上にある空を入れないのがコツです。余分な線が発生するだけでなく、重要な番屋の存在感も弱くなってしまいます。




そして本題である心理誘導ですが、モデルがフレームアウトする瞬間を捉えた見切れミステリアスを作っています。見切れミステリアスとはインスタで、そういったハッシュタグがあるんです。ご興味のある方は見てみてくださいね。

こういった画面を作ると、写真の観賞者は画面の外になにがあるのか?ライダーは何を見つけて向かっていくのか?想像をはせることができます。こういった観賞者が楽しむ部分を意図的に作るのが写真の心理誘導です。決して悪いことではないでしょう?

この写真の場合、バイクの位置からライダーの位置まで見えませんが導線も存在しています。導線があれば、静止画である写真に時間を与えることもできます。

何かこう寂しげな風景の中で、フレームアウトしていく人物の様子。少し大袈裟ですがヒッチコック映画のような緊張感もあると思いませんか?

こういった写真は「たまにやる」くらいで丁度良いです。あまりこんな写真ばかりにならないよう気を付けてくださいね。それでは今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

北海道紋別市 コムケ湖 三室番屋

ツーリング写真<中級>デザイン要素 図形編

究極のツーリング写真 tourig-photography.com 読者の皆さま、カッコいいツーリング写真撮っていますか?

いま話題のニューモデル CRF1000L アフリカツインアドベンチャースポーツですが、試乗車とかあったら乗ってみたいですね。私のR1200GS アドベンチャーとどんな風に違うのか?どちらもビッグタンクを搭載したアドベンチャーバイクとして、とても興味があります。

それと新しくなったクロスカブ110もすごく良いですね。もともとハンターカブが欲しかった私にとって、クロスカブは気になるバイクでしたが、最初のクロスカブはちょっとデザインが好みではありませんでした。しかし新しいクロスカブはカラーも良いですし欲しい1台です。CRF250Rallyといい最近のホンダは頑張っていますよね。

さて今回は当ブログ 究極のツーリング写真で度々出てきている写真におけるデザインのお話。その中での図形要素についての解説です。

EOS1Dx + EF135mmF2L F2 1/60 ISO2000

何度も書いてきましたが写真におけるデザインの要素とは・線(直線、曲線、S字線)・図形(円、三角、四角)・色(暖色、進出色、寒色、後退色、中性色、中間色)・質感 ・規則的なパターン ・立体感 解説書によってはこれに加え光と影と記載していますが、個人的には光と影は重要ですがデザインとは切り離して考えております。




写真におけるデザインは訴えたい作品の意図、感動の景色、被写体の魅力などとは基本的に切り離して考えると分かりやすいです。

カメラで撮影する写真の「画面」とは殆どが長方形の四角であり、その縦横比(アスペクト比)も数パターンに限られます。撮影者であるあなたは、この長方形の四角の中に線や図形や色の要素を盛り込んで、視覚的に美しく整った写真を作る作業をするのです。これがデザインでございます(なんだか偉そうですが…)。

難しいのは目の前の光景からデザインとして使えそうな要素を見つけ出し、それぞれを整理して配置したり大きさを調整したりすることです。どうしても目の前の光景は固有名詞に捉えてしまい、2次元のビジュアルに落とし込みにくいものです。この作例の場合だと実際の光景では「照明の当たっているとこ」と捉えてしまい「美しい三角」であることを発見できずに終わってしまいます。

こればかりは場数を踏んで経験値として養っていくしかありません。もし、どうしても難しいようでしたらファインダー、またはライブビューで探してみると、デザインに使える要素を見つけ出すことができると思います。




さて、この作例の解説ですが毎度で恐縮ですが房総の素掘り隧道です。このブログの作者は漁港と隧道ばっかりだよな!というクレームはご勘弁ください。極めて個人的な趣味でございますので…。

撮影地の千葉県市原市 永昌寺隧道の場合、隧道の穴は将棋の駒のようなユニークな形をしています。隧道の中間地点あたりでバイクを停めて、どのように料理してやるか構想を練りました。こういったシチュエーションの時、特別な理由が無い限り、バイクは照明設備の光がある部分に停めましょう。

そして照明の光が綺麗な三角形であることに注目し、この三角を画面内にどのように配置すれば美しくなるか?デザインの観点で三角を慎重に構図したのです。

三角というのは図形要素の中でも安定感があり強力な印象をもたらします。富士山が美しいのは左右シンメトリーな三角だからに他なりません。

どうでしたでしょう?私自身、分かりやすく解説しているつもりですが、分かりにくいですよね。デザインは簡単に言葉で説明できるものではないかもしれません。しかしデザイン力を養うヒントは日常にも存在しています。例えば駅や電車内にある中吊り広告やポスター。あれはプロのデザイナーの仕事です。描かれたイラストや写真の使い方などは、巧みにデザインされているので、よく観察すると勉強になる部分が多いですよ。

駅の「○○駅」と駅名の記載された大きな標識なんかも、スペースがやたら広い中に、文字が書かれていますよね。あれは文字を読みやすくするための理想的なスペースの作り方だったりします。

デザインの解説は私自身がまだまだ勉強中ですので、これからも記事にしていきます。お楽しみに!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県市原市 永昌寺隧道 小湊鉄道 月崎駅ちかく 月崎林道にある素掘り隧道
明治31年竣工 観音堀りトンネル 内部は濡れている部分が大変滑るのでご注意を!