バイク写真☆ドラマチックな夕陽の撮り方と作例集

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今年の梅雨はよく雨が降りましたね。地域によっては記録的な大雨により甚大な被害が出てしまいましたが被災された方々におかれましては1日も早い復興を願っております。

それにしてもコロナ渦、経済悪化、大雨に加え地震や火山の噴火などもささやかれる昨今、いったい世界はどうなってしまうのでしょうね。バイクに乗って旅に出たいですが今はじっと平常な時が戻ってくるのを待つしかありません。

さて今回は過去の写真を使ってツーリング写真解説を書いてみたいと思います。題して「ドラマチックな夕陽のツーリング写真の撮り方」でございます。

 

EOS40D 2008年 北海道

ツーリング先で夕陽の風景を撮る!となれば、それはもうツーリング写真の王道であり最も印象的な良作を狙える最高のシーンであるのは疑う余地がありません。多くのライダーは旅のハイライトで美しい夕陽を拝むことに憧れを抱いているはずです。

しかし美しい夕陽のシーンを目の前に、それをバイクと合わせて写真にしたい!となったとき写真ビギナーの方にとっていくつかの壁があります。スマホやデジカメに撮影の設定をお任せしてしまえばイメージとはかけ離れた露出になるし、頑張って露出補正をしても地上にあるバイクが真っ黒に潰れたりと上手くいきません。

ポイントは夕空がメインかバイクの在る地上サイドがメインかをハッキリさせることです。それによって空とバイクのどちらに露出を合わせれば良いかを決められます。上の写真のような構図にしてしまうと地上サイドと夕空サイドで露出の折り合いがつかず、バイクが写るように撮ると空は真っ白、空に合わせればバイクが真っ黒になります。この写真では後からLightroomというソフトで明るすぎる空の露出を下げたのですが、これはあまり関心できる手法ではありません。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

2つ目のポイントはホワイトバランスです。ホワイトバランスは白い物を正しく白として写すための調整…というのが教本に載っている事です。しかしツーリング先で貴方が感動した風景を作品にしたい!という要望があるとき、必ずしもホワイトバランスは白を正しく白に調整すべきとは限らないのです。

夕陽のシーンでホワイトバランスを意識することは大切です。自分が思い描いたイメージの通りに調整をしてみましょう。K(ケルビン)単位で調整するのが難しいと感じるビギナーの方は簡単なプリセット・曇りモード ・日陰モードの2つを試すことをお勧めします。この両者は日陰や曇りの場合は青味をおびた写真になってしまうのでそれを戻すモード…つまり暖色(アンバー)に調整できるホワイトバランスです。

しかし注意したいポイントは実際の夕陽が本当に真っ赤に焼けているとき、さらにアンバーにホワイトバランスをふるのは絶対にやめましょう。真っ赤に焼けているときはオートや太陽光モードを試してドギツい写真にならないよう慎重にホワイトバランスを選びましょう。




ここから先は夕陽のシーンにおける逆光の特性を生かした作例や夕陽写真のバリエーションについてご紹介してみます。

・逆光を利用して地上を輝かせる手法

宗谷丘陵 白い貝殻の道

夕陽の風景を写真にする…すなわち太陽に向かって写真を撮るのですから逆光で撮ることになります。写真ビギナーの方は逆光で撮ってはいけない…と誤解されている方が多いようですが、それは間違いですので正してください。逆光はドラマチックな演出や郷愁感、旅情などを表現するのに最高のシチュエーションです。

逆光の特徴として1つ目はカメラの評価測光が正しく機能しないこと・・・というより撮影者のイメージ通りの露出にはならない!と言った方が適切ですが、とにかく撮影者に露出コントロールする技術が要求されるものです。多くの場合、評価測光ではイメージに対して露出オーバーとなるので、露出補正機能を使ってマイナスに調整してみましょう。

逆光の2つ目の特徴は被写体のエッジや地面を輝かせることです。上の作品は北海道の宗谷岬の近くある「白い貝殻のみち」ですが、貝殻のみちにある1つ1つの貝殻をキラキラと夕陽に輝くように撮ってみました。この撮影地では「まるで宝石を散りばめたように道が輝いている」といちど言語化し動いた感情を具体化させてセッションをはじめました。

・悪天候前後の爆焼けシーン

EOS30D + SIGMA14mmF2.5EXDG

数週間というロングツーリングをしていると出会うことのある爆焼けの夕空です。この写真は2005年に撮影した四万十川キャンプ場ですが翌日は大雨の天気になりました。北海道や沖縄でよく見かける現象ですが関東でも年に数度くらいは見れるように思えます。

美しさというよりは崇高さ、不気味さが勝っているように感じますが印象的であるのは間違いありませんね。この写真もバイクとテントの在る地上サイドはLightroomで露出を調整しています。

・海面のハイライトを利用したツーリング写真

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

冒頭で夕陽のツーリング写真では空に露出を合わせると地上のバイクが黒くつぶれる・・・と書きましたが、海岸のシーンではこの問題を解決する良い方法があるのでご紹介します。上の作品のように海面に入った夕陽のハイライトとバイクを重ねてローアングルで撮ってしまうのです。こうすることで地上サイドが真っ黒につぶれても、それがオートバイであることが分かりやすくシルエットで表現できます。

ポイントは地面と海の境界線となる部分がバイクを貫いてしまわないよう超ローアングルで挑むこと(もしくは一段高くなっている場所でギリギリの場所にバイクを停める)。そしてハイライトと重ねるにはどうしたら良いか??・・・そうです自分が左右に動けば良いのですね。




・露出で海面の表情をとらえる

この写真を撮った時、海を直視するのが眩しいと思うほど、まだ太陽の位置は高く強烈な明るさでした。しかしそんな実際の様子とはかけ離れた露出を選択することで、肉眼では見えなかった風景が見えてきます。

反射がまぶしくて海面の様子が良く見えない…、それをローキーに表現することで海面を銅板のように表現してみました。海面以外の部分は完全に黒つぶれを起こすので、そうなっても変にならないよう三分割構図で上下の二辺をブラックで締めました。

・日没直後のマジックアワー

マジックアワーとは日没直後に起こる現象です。雲があるときしか発生しませんが沈んだ太陽が低い位置の雲をマゼンタに染める現象です。私はこれを「夕陽の焼け残り」と呼んでいます。

マジックアワーは本当に手品のようで一瞬でそのショータイムは終わります。この写真を撮った時も、空がこのようになった時間は3~4分程度でピークだけで言えば30秒くらいの短い時間でした。

海の青、焼け残りの部分、高い位置にある夕焼け、この3パートを三分割構図で構成するカメラポジションをセッティングし、さらに焼け残りは局所的だったので望遠レンズで下がれるだけ下がって切り取りました。これだけの作業を瞬間的に判断して動かなければいけないので実際はスポーツに近い忙しさです。

・逆光を使った【ふんわり暖色系】で魅せる

東京湾の夕景

画面内にもろ太陽を入れてしまう大胆な撮り方です。当然ですがAE(露出をカメラ任せ)ではイメージ通りにいきませんのでマニュアルで撮るか露出補正を行います。望遠レンズを使って夕陽を画面内にとらえると、盛大にハレーション、フレア、ゴーストが発生します。本来であればそれらは画質低下の要素として歓迎されるものではありませんが、ここでは逆手にとって演出に使ってしまおうという事です。

この写真の場合、露出はR1200GS-ADVENTUREに合わせてみました。ADVENTUREの大型スクリーンが夕陽の光をうまいことキャッチして車体にハイライトが入りました。私の勝手な持論なのですが逆光を望遠レンズでとらえると前述のハレーション等の他にも空気中の水分や粒子なども輝いて、このような幻想を思わせる雰囲気になるのだと思います。

 ~夕陽のツーリング写真 まとめ~

・夕空と地上サイド どちらに露出を合わせるのか先に決めて構図を作ろう

・AEはイメージ通りに機能しないので露出補正を積極的に使おう

・曇りモードなどのホワイトバランス使ってアンバーに調整してみよう

・太陽が沈んだ後の表情も見逃さないで




いかがでしたか?バイク写真、ツーリング写真における、最高のシチュエーションである夕陽の撮影を解説してみました。夕陽の写真を撮るぞ!となると、当然ですがそれを撮影してから帰るのでは帰路は夜になってしまいます。通常では日帰りツーリングでは暗くなる前に帰るものですが、絶景とはみんながいない時間帯に出会えるものです。早朝の朝焼け、スコールの後の虹、満天の星の天の川…これらはみんながツーリングしていない時間に見れるものばかりです。

これからの季節、夕立が過ぎた後の夕陽など綺麗に焼ける時がありますので、不安定な天気の日こそ果敢に挑戦してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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走りながら偶然をキャッチする奇跡のツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ蒸し暑くなってきましたね。バイクウェアー、キャンプ道具などクローゼットや押し入れに仕舞ったままにするとカビが生えやすい季節です。定期的に出して天気の良い日に太陽に当ててカビを防ぎましょうね。





さて今回の究極のツーリング写真ではバイク走行写真(コクピット風景)の写真を作例に偶然をキャッチするセンスについて書いてみたいと思います。偶然をキャッチするセンスといっても偶然は偶然なのですからセンスも何もないですよね…。ここでは複数カットの内の本来は捨ててしまうような予定外のものが写った写真から「いや、まてよ…コレはコレで有りかも!」と採用カットにしてしまうセンスについて触れてみたいと思います。

バイク走行写真というと走っているバイクを他の誰かが撮る写真と、自分が運転している時に見ているコクピット風景の2つがあります。コクピット風景は私も大好きでよくやります。

以前も書いたことがありますがコクピット風景は安全運転であることを強くアピールしたいですね。片手運転やスピードの出し過ぎがないことが写真からよく分かるように心がけております。

今回はコクピット風景の撮り方については詳しくは触れませんが、簡単に書き留めておきますとカメラはストラップを最短に調整し首から下げる、シャッターはインターバルタイマーを使用する、シャッター速度は1/40程度と遅くして風景を流す、といった感じです。

今回ご紹介する作例のようにタンク周辺からライダーの両手までしっかり画面内に入れるとなると、フルサイズ一眼レフで14mm程度のワイドレンズが必要になります。今回はSIGMAの12-24㎜F4.5-5.6DGという超ワイドズームレンズを使用しました。




さて、今回のツーリング写真解説の本題である「偶然をキャッチするセンス・・」のお話です。コクピット風景の場合は特に予定外の被写体が登場して撮影者を楽しませてくれるものです。

つい写真をやっていると「余計なモノを入れない」「邪魔なものは排除する」とイメージ通りのオールクリアーに固執してしまうものです。しかし本当に余計なモノかどうかは再考する余地があると思います。今回の作例は南房総の人気ツーリングルートである房総フラワーラインですが、キャンピングカーやコンテナが並んでいる所を通過した瞬間にこのような写真になりました。コンテナに書かれている「Lucky’S」の文字が綺麗に左上のスペースに収まりました。

写真に写った文字とは不思議な効果があるものです。日本語であれば自然と読んでしまいますし外国語が書かれていればオシャレな雰囲気になります。これを見た時にサーフトリップ系の雑誌カットを連想したのでプリセットもその雰囲気に近いものを選んでみました。

しかし今回の撮影シーンで私が最も気に入った1枚はこれです。対向車線から来る白い軽バンとすれ違う瞬間を捉えた写真です。これもまた先ほどと同様に今度は右上のスペースに綺麗に収まってくれました。まさに奇跡ですね。

本来、こういったシーンでは他車が1つも存在していないオールクリアーを狙いたい所です。その方が風景の最果て感や道の存在感が際立ちますからね。しかし実際には道路は自分だけの舞台セットではありませんから対向車も来ます。帰宅して写真セレクト作業をしている時に、イメージには存在していなかった他車が写っているからといって有無を言わさずボツにするのは少し勿体ないです。

この対向車線からやってきた白い軽バンは地元の素朴な雰囲気を象徴しているみたいで個人的にとても気に入りました。これがもし赤いフェラーリや厳ついミニバンだったらこのような素朴な雰囲気にはならなかったと思います。この軽バンだからこそ出せる雰囲気なのですよね。




今回は走行写真(コクピット風景)としての偶然をモノにするセンスについて書きましたが、これは普通の風景写真でも同様です。当初のイメージにはなかった予期せぬキャストは必ずしも邪魔扱いすべきとは限りません。あっこれもアリかも!と思えばラッキーな1枚を実現できるかもしれませんよ。

今回はこの辺で!!

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バイク写真☆工場夜景とホワイトバランス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、なかなか世界の夜明けが見えてきませんが希望を失わず強くいきましょう。明けない夜はありません。

さて今回は究極のツーリング写真で初登場?となる工場夜景をご紹介してみたいと思います。この写真は私の自宅から深夜であれば30分程度で着いてしまう場所です。

実際の様子は真っ暗闇の中に工場だけが光っているような場所ですが、露出の設定で空も明るくなるよう表現しました。巨大なクレーンを後部に配した船を構図内に大胆に配置し、工場夜景は遠景としました。海面にリフレクションとして入った工場のハイライトとR1200GSが重なるようにカメラポジション(カメラの高さ)を調整しています。

この写真のポイントは空の雰囲気にあります。無機質な工業地帯から出ている蒸気や煙が不気味さと冷たさを感じさせる風景の中にも空がある訳ですね。この空をどう表現するか?という事で今回は工場夜景におけるホワイトバランスについて触れてみたいと思います。




まずはアンバーに調整した例です。究極のツーリング写真の読者の皆さまでしたら説明するまでもありませんが、念のため書いておきますとこの場合でホワイトバランスはこう設定しましょう…という正解などはありません。

撮影者がどう感じたかの根拠さえあれば何ケルビンに設定しようと自由です。このような写真に実際がどうであったかは大して重要ではないと考えます。どのように感じたかを頭の中で整理してピッタリの設定を探してみましょう。

上の設定の場合はこの場所に漂っていたタールやコークス(?)のような甘ったるい異臭が漂っていたので、それと関連付けてアンバーに調整してみました。




この場合、私が最終的に選んだ設定はこちらです。インダストリアルな光景に不気味さや崇高さを感じた理由は、もし自分とR1200GSが何らかのアクシデントで巨大なプラントに吸い込まれたとしたら…粉々に砕かれるかドロドロに溶かされて集合煙突から出る煙にされてしまうでしょう。そんな恐ろしい妄想の結果、最も気味の悪い色合いであるマゼンタを風景にブレンドしてみたのです。

もちろんこれらの考え方は個人の好きずきです。あくまで私の場合はこうだ!という主張に何か理由のようなものが見えていればOKだと思います。ただし自由だからといって滅茶苦茶をやっていい訳ではありません。滅茶苦茶という言葉を辞書で調べると酷く混乱した様子、筋道の立たないこととあります。工場の無機質さから感じる恐怖を表現するのに最も最適と感じたのがマゼンタだ…といった筋道が大事なのですね。




しかしこういった雰囲気の写真、なんとなく今の世界を象徴しているとも感じました。早く爽やかな光をあびる自然の中をバイクで駆け抜ける日が来ないかと願うばかりです。湖のほとりや満天の星空の元でキャンプもしたいですね。

今回はこの辺で。

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SNSやプリントなど発表媒体に合わせてselectすべき写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、外出できない日々が続いておりますが自宅でいかがお過ごしでしょうか?いま自宅でできること…キャンプ道具やカメラ、レンズの手入れ、読書なんかもいいですね。それとオススメなのは過去の写真を見返してみることです。昔撮った写真の中に何か発見があるかもしれませんよ。




さて今回はSNSやプリントなど発表媒体に合わせた作品selectと題して簡単な内容を解説してみたいと思います。

EOS6D mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG 画角12mm

こちらの作品をご覧ください。超広角ズームレンズSIGMA12-24mmF4.5-5.6DGで撮った星景写真です。主題は踏切ですが超ローアングルで狙い宮沢賢治の銀河鉄道の夜のような世界をイメージしてみました。

この場所で私が特にユニークだなと感じて気に入ったのは踏切にある「とまれみよ」の文字です。これがきちんと写るように撮ったつもりですがこの写真をスマホの画面で見ると「とまれみよ」は確認しにくいと思います。




EOS6D mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG 画角24mm

こちらは先ほどの12mmに対してこのレンズのテレ端である24mmで撮った写真です。踏切やR1200GSの存在感は一気に強まりました。ついでに言うと12mmの時は画面の右側にあった大多喜市街地の光害もフレーム外に除外することに成功しました。この大きさであればインスタなどをスマホで見ても「とまれみよ」を確認しやすいと思います。

例えば星空にあるグラデーションや降るような流れ星を狙いたい、といった場合は12mmの方が良いかもしれませんが、上の作品の場合は踏切が主題で星空は背景という構成なので無理に超ワイドに拘る理由もありませんね。

1枚目は6Wサイズ以上のプリント向け、2枚目はSNS向けといった具合に発表の場に応じて使い分けるのも良いと思います。

このように撮影現場で「これSNSで見せて分かるだろうか」「大きくプリントするならこうだな」といった具合に写真の最終的なカタチをイメージで撮ってみましょう。




以前、こういった星景写真を撮るときはキャノンの純正レンズEF14mmF2.8Lを愛用していました。それを1年ほど前にSIGMAの超広角ズームレンズ12-24mmF4.5-5.6DGにしてみました。買い替えの理由は超ワイドに加えて24mmの画角が欲しかったからですが、トレードオフとして解放値F2.8の明るさが奪われてしまいました。星景写真の場合、僅かな光を少しでも効率よく取り入れたいので解放が基本ですがF2.8がF5.6となるとISO800で済んでいたのがISO1600となります。そうなると心配なのは高感度によるノイズですがEOS6D mark2であればISO2000くらいまで何とか許容できるので良しとしています。

今回はこの辺で!!

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↓↓↓撮影地↓↓↓

いすみ鉄道 第二五の町踏切 季節と時間帯を選べば天の川も撮影できますよ。

 

これ重要☆写真はリアルサイドとハートサイドで感じ取れ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、最近改めて感じることなのですがツーリングと写真とは極めて親和性の高い両者ではないかと思います。その理由としてまずオートバイという乗り物自体が他の交通手段と比較して機動性が高く、あらゆる撮影地に機敏に移動できることがあります。そしてオートバイに乗って心が旅人モードになることで、感受性が豊かになり情景や被写体に感動しやすい精神状態を作れることも見逃せないポイントです。

たまに旅先で写真を撮っていると他のベテランらしきカメラマンさんに話かけられることがあります。そういった時によく言われるのですが「オートバイはいいね、どこにでも行けるし」といった具合に写真を愛する人からもバイクで移動して写真を撮ることは好評なのです。

ツーリングと写真、極めて親和性の高い両者。しかしその事に気が付いているのは私や究極のツーリング写真の読者の皆さまだけではないでしょうか?これからツーリング写真、流行るのかもしれませんよ。




さて今回は<中級>ツーリング写真解説として究極のツーリング写真流のアプローチでツーリング写真の撮り方を解説してみたいと思います

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F11 1/125

この作品は去年の5月に行った北海道美瑛で撮った写真です。場所は有名な観光地でもある美瑛の丘エリアの「ケンとメリーの木」です。もう1年も経ってしまいました…時間が経つのは早いものです。

以前に当ブログでは写真はまずは感動することが大切ですよ、という解説をしました。出会った情景や被写体から心動かされたこと、ツーリングで感じた心が写真になっていないと、ただ上手なだけのお手本写真になってしまいます。

感動したことが何なのか?これを明確に表現することで、写真を見た人も同じような感動をしてくれる「共感」が生まれるのです。しかし感動したことを写真にするのは言うほど簡単ではありません。以前にも解説しましたが、分かりやすい手法としては自分が感動したことを言語化することです。

こういった感動したこと、撮影者の心をしっかり写真にするハートサイドが大事なのはお分かりいただけたと思いますが、一方で現実の様子がどうであるかもしっかり見る必要があります。ここではそれをリアルサイドと呼ぶことにしましょう。

上のケンとメリーの木の作品で考えてみましょう。ハートサイドでは朝焼けの丘で見たケンとメリーの木の崇高さに感動したこと。リアルサイドでは木の様子を観察し葉をつけていないポプラは枝が細かく分岐してブラシのようであること。このように感動したこと【ハートサイド】と実際の様子【リアルサイド】の両者をしっかり意識して撮影を開始します。




リアルサイドではとにかく被写体をよく観察して特徴をとらえるのがポイントです。この写真の場合、ただ有名な木だからといって【木】だけ意識して撮れば、全体を枠の中に収めて記録しただけの写真に陥ります。木の枝の様子に特徴を感じたらそれが伝わるように撮るのです。見えなければ撮れないので観察することは大切なのです。

ちなみにケンとメリーの木の現実的な様子を分かりやすく知ることの出来る写真がこれです。季節が違うのでポプラは葉をつけてだいぶ雰囲気が違います。それと日中は観光客に人気のスポットでもあるのでご覧のような状況です。我々バイク乗りは自由なのですから、こういった中で写真を撮らないで済むよう早朝から行動しましょうね。

言うまでもありませんが風景写真の基本として陽の高い日中よりは朝夕の傾いた太陽光の方がいい写真が撮れるという事もお忘れなく。




被写体の特徴をよく見て分析すること、特徴にはあなたがそこで写真を撮ろうと思った理由が隠されています。これがリアルサイド分析。そこから分かったことを受け、どのように感動したか、どのように表現できるか考えてみましょう。これがハートサイド分析です。両者がきちんと決定されたら脳内に在庫している撮り方リストからどれを使って撮るかchoiceしてみましょうね。

リアルサイド分析、ハートサイド分析の両者を意識してぜひ次回の撮影から実践してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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↓↓↓撮影地↓↓↓

広角レンズで撮る夕陽のシーン☆繊細なホワイトバランス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、夕陽のツーリング写真はお好きでしょうか?ツーリング先で夕陽の写真を撮るとなると、日帰りツーリングであれば帰路は日没後となりますよね。

泊りであれば宿ならチェックインして食事の時間、キャンプであればお風呂や買い出しなど忙しい時間です。すなわち夕陽のシーンで撮るぞ!となるとこれらを犠牲にして写真を優先して行動する訳ですよね。

自宅のすぐ近くに夕陽スポットがあれば最高ですけど、それだと味気ないですよね。やっぱり旅感を表現するのであれば旅先で撮る「本物の旅のワンシーン」として仕上げたいですね。そう、本物の夕景のツーリング写真を撮るのであれば並々ならぬ熱意が必要なのです…。




今から15年くらい前、私が写真をはじめたばかりの頃に最初に覚えた撮り方が夕陽の撮り方でした。その時、FUJIのファインピクスS602という初期のデジタルカメラを使っていたのですが、夕陽は-1/3か-2/3ほど露出補正してホワイトバランスは曇りか日陰を使う…という撮り方を本か何かで覚えて、その通りに撮っていたと記憶します。

S602は風景写真の仕上げはなかな美しさの勘所を押さえていて、今になって当時の写真を見返してみると「悪くないなぁ~」とうなってしまいます。何というかこうフィルム時代から見慣れた正統派な夕陽が撮れるんですよね。

EOS6 mark2 + SIGMA12-24F4.5-5.6DG

そんなS602で昔、自分が撮っていたような夕陽の写真をまた撮れないだろうか。そんな風に思って何日か前に撮ってみた写真がこれです。今の時代で見れば夕陽の風景写真として地味かもしれませんが、きっと多くの方に安心、郷愁感、哀愁、懐かしさなどを感じさせる写真ではないでしょうか。




写真の流行を否定する訳ではありませんが、デジタルカメラの進化とともに写真は美しさとインパクトを求めて変貌してきました。SNSやネット上に存在する写真グループでは日々多くの写真が投稿されていますが、どれも「見たこともない!」という美しさ、「日本じゃないみたい!」というインパクトに溢れているものです。

上の写真はそんな写真の流行と全く逆行するような地味な表現です。まるでフィルム写真末期(1990年代)といった感じですが、現代の華やかなデジタル風景写真に見飽きてしまった人にはむしろ新鮮に見えるかもしれませんね。

何をしたか?というとホワイトバランスです。現代のデジタル写真は何K(ケルビン)でも自由にホワイトバランスが調整できるものですが、フィルムの時代はこれができませんでした。しかし調整できないからと言ってイメージ通りの写真が撮れないのか?というとそんな訳ではなく、フィルムで撮る夕景の色温度も美しいものでした。そんな不便なようで美しいフィルム時代の夕景写真の再現なのですね。




私は性格がそもそも天邪鬼で流行は追わず、誰かの真似もあまりしません。だから「自分の場合はこう!」という自由が与えられた写真は本当に自分の性格に合った趣味だなと思います。

いまこの写真をSNSで発表しても驚く人はいませんし「いいね」もつかないです。しかし私はこれが好きなんです。たまにはいいじゃないですか。それに「私も好きですよ!」という変わった人が現れると素直に嬉しいですし、この写真撮って良かったなと思えます。

今回はこの辺で!!

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バイク走行風景写真☆カッコいい走行写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがバイクってなんで楽しいんでしょうね?冬は寒いし夏は暑い、雨が降れば濡れるし汚れる、万一事故にあえば大けがや命の危険も…。そんなこと分かっているのにバイクに乗り続ける理由、バイクが好きな理由って何でしょう?

まだ免許をとったばかりのビギナーさんであれば「風を感じる」とか「気持ちがいい」といった具合に何かしらの言葉で説明できるかもしれませんが、ベテランになるほどバイクに乗り続ける理由を言葉で説明するのは難しいと思います。

観光バスやレンタカーなどで行く景色と一人でバイクでツーリングした景色とでは、同じ場所でも違った景色のように感じます。バイクツーリングの方がより景色の美しさや旅先での感動が心に入ってきますよね。バイクって本当に不思議な乗り物です。




スキーで斜面を滑降したり子供がブランコで遊んだり、身体が露出した状態で空間を駆け抜ければ爽快感を感じるものです。バイクやスキーに興味の無い人でも天気の良い日に緩やかな下り坂を自転車で駆け抜ければ気持ちいいと感じるはずです。そう人間は本能的に体が空間を駆け抜けることに爽快感を覚えるようになっているのですね。

そう考えるとBMWのキャッチフレーズである「駆け抜けるよろこび」はなかなか良くできたキャッチですよね。

さて今回は<中級>ツーリング写真解説として、そんなバイクで空間を駆け抜ける爽快感を表現した写真の撮り方、走行写真の撮り方を解説してみたいと思います。

EOS6 mark2

こういった走行シーンを撮影したい場合、できればお友達と一緒に出掛けて撮ってもらうのがベターですね。写真に自身の無い人でもこちらで三脚を用意して構図を固定し、あとは連写モードでシャッターを押すだけ!という状態にすればお願いできるはずです。

しかし私を含めて多くの方はソロで行動されている方が多いと思います。独りぼっちで自分の走行シーンを撮るのはどうしたら良いのか?必要なアイテムは三脚とタイマーの2つです。




インターバルタイマーが内蔵されたリモートコントローラー

セルフタイマーではとても間に合いませんので、ここで言うタイマーとはプログラムを作れるインターバルタイマーを指します。インターバルタイマーは何秒毎に何枚のシャッターを切るか任意に設定できるタイマー機能です。写真はキャノン純正のTC-80N3ですが互換品で同様の機能のものが安く売られています。

私が愛用しているEOS6 mark2もそうですが、最近のカメラはもともとインターバルタイマーが内蔵されているものもあります。

自分が走っているシーンを撮影する場合の主な手順は撮影場所を決める(道がS字や起伏を描く場所、安全にカメラを設置できる場所、背景が美しい場所など)、その前後でUターンしやすい場所を確認する、構図を決めてカメラを三脚にセットする。ここまで出来たらインターバルタイマーを1秒毎、枚数は無限大に設定します。

後は他の車の往来などに気を付けて何往復か走ってくればOKです。ポイントはライディングフォームで通常よりも意識して上半身を前傾姿勢で走りましょう。

それともう1つ大事なポイント…ちんたら走らないこと。ゆっくり走った方が撮れ高が増えるのでゆっくり走りたくなりますが、それがダサい走行写真を生む原因になります。上の写真をご覧ください。左がちんたら、右はしっかり走ってみました。どちらがカッコいいか一目瞭然だと思います。

オートバイとは不思議なものでカッコよく走らせている時が美しいのです。ライダーがバイクの上に乗っかっているだけを写真に撮っても「なんか違う」感が出てしまうのですね。それは単純にバンク角だけでなくサスペンションの沈み具合やライダーから出るオーラなどでも違ってきます。




以前に解説しましたがどんな被写体でも「らしく撮る」という話をしましたが、この走行写真の場合ではバイクがバイクらしく走っている様子を撮ると考えれば、やっぱり動感を感じる一枚に仕上げたいですよね。もしどうしても難しい場合は流し撮りなどで動感を出すことができますが、そればかりは独りぼっちでは難しいですね。

自分ではなく見知らぬ他のライダーが登場をするのを待って、その方を流し撮りで撮るというのはアリですが。後に作品として発表する可能性がある場合は承諾が必要になってくるかもしれません。街中のスナップと違って聞けば間違いなくOKをもらえると思いますけどね。

バイク走行シーンの自撮り方法でした!

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【重要】ツーリング写真のバックボーン☆写真デザインの知識

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、暗いニュースばかりの日々が続いていますが気分がネガティブにならないよう気を付けましょう。少し外に出歩いて近所の公園でも行けば地域によっては桜が見事に咲いていると思います。美しい桜を見るだけで日本人なら心がぱっと明るくなるはずです。

人生も折り返し地点をとうに過ぎて感じることですが桜って本当にいいですね。見た通りの美しさ、立派さだけでなく「すぐ散ってしまう」「年に一度だけ咲いてくれる」この尊さがあるからこそ心に染み入ると思います。長く寒い季節から蕾をつけて咲き始め、見事なピークが人々を魅了し。そして風で散りゆく美しさ。その儚い流れがまるで人間の生命と重なるようにも感じます。





さて今回はツーリング写真の基礎的なお話の一つとして写真デザインの話題を書いてみたいと思います。写真デザインとは構図や比率といった撮り方の一つです。知識として覚え応用できるまでになると、写真のバックボーンがしっかりしてクオリティの高い一枚が実現できます。

EOS6D mark2

写真デザインの要素は大まかに言うと・線 ・色 ・図形 ・質感 ・立体感 ・規則的なパターン ・連続するリズム ・シェイプ などがあります。

写真デザインの効果は写真の観賞者がパッと見た瞬間の視線の動かし方や安定感、印象などに関わっています。とりわけ最初の3つ、線、色、図形は効果が大きく多くの傑作写真、絵画、イラスト、ポスターなどにも使われています。

上の作例は海岸の駐車場から一段下がった砂浜へ降りてブロック壁超しにR1200GSを撮った1枚です。ここで使われているデザイン要素は幾何学模様のブロックが織りなす規則的なパターン、同じくブロックの風化した質感、トップ光なので立体感も出ています。空とR1200GSのブルーとブロックのグレーは爽やかさ、寒さ、冷たさを感じさせます。

色は本来ですと色相環での補色(反対色)関係にある両者で作る物ですが、ブロックのようなグレーは無彩色(黒と白の中間色)なので補色相手が存在しません。補色関係とは例えば紺色のTシャツに黄色いロゴマークとか、ブラウンの生地に水色のラインといった具合に簡単に言ってしまえば相性のいい組み合わせのことです。ツーリング写真であれば桜の景色の中にNinjaのライムグリーンなどがそれに当たります。





この写真は1枚目の写真の180度違う方向の景色です。被写体は漂流物として流れ着いた漁の浮きです。浮きは球体ですが写真にすると図形要素の円で観賞者の視線をその場に留めます。鮮やかな黄色は進出色で背景の多くは後退色の青系、これによって浮きは強烈に飛び出してくるような存在感を放ちます。

こういった写真デザインに関わる知識は実際の撮影シーンでどのように使えばよいでしょうか?ポイントは見つけたものに対して知識と関連付けて構成していくことです。いくら知識を持っていても黄色を赤にしたり直線を曲線に変えることはできません。できるのはアングルや画角で位置関係や各々の大きさ、フレーミングで画面外に切り落としたり全て除外したり…といった具合に限られます。




最初のうちは意識しても難しいのでまずはデザイン要素として使える素材を見つけることから始めましょう。そして偶然でも良いので既に出来上がっている写真からデザイン要素を分析し「あの時、ここが良かった」「こう撮れば良かった」とデザインの観点で再検証してみましょう。

少しづつですが理解を深めて応用力につながっていきます。

今回はこの辺で!

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えっ?望遠レンズを使ってバイクを小さくした?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、読書はお好きですか?私は最近、小説を読むのが好きでキャンプ場なんかでもひたすら読書をしています。先日、ある小説家さんのファンになってしまい最近はその方の書いた本ばかりを読んでおります。画家を題材にしたものや沖縄を舞台にした恋愛小説など色んなジャンルの作品があるのですが面白いのです。

ある時、その作家さんの書いた作品で北海道を舞台とした女性ライダーが主役の小説を見つけたので「これは面白そうだ!」と思い購入しました。しかし読み終えてみるとチョットだけ期待外れ…。十分に取材をしたのでしょうけどソレを陵駕するほど読む側の私がバイクツーリングや北海道のことに詳しすぎるのが敗因でした。

これと同じようなことが自分が撮る写真にもいえないだろうか…。ふとそう思って考えてみました。写真を見てくれた人がバイクに乗らない人、またはツーリングをしたことのない人が見る場合。一方、ツーリングのベテランが見る場合とで印象がだいぶ違うのではないだろうか?と。そう考えると1枚の写真にツーリングの魅力を伝える役割と、既にベテランのライダー向けに共感をさそう役割との両者があるのかな?そんなことを考えてしまいました。




さて今回は<中級>ツーリング写真解説として望遠レンズのあまり知られない活用方法をご紹介いたします。

つい先日、走りなれた千葉の田舎道を走っていたときです。国道からの脇道に走りやすそうな林道の入り口を見つけたので入ってみました。その道は最終的に行き止まりだったのですが、その場所に開けた空間と立派な杉の大木が2本存在していました。この不思議な雰囲気に足を止めずにはいられませんでした。

しばらく情景を眺め、センサーを炭鉱のカナリヤのように敏感にして感じ取ってみました。この静寂さと独特の雰囲気の正体は何なのだろうか…?と。

結論は当初に惹かれた二本の杉から得体の知れない神々しいエネルギーを放っているのだ…と理解しました。実際はどうなのか分かりませんがそう思う事で作品の方向性をしっかり決める、という意味です。




左:35mm   右:200mm

こちらの比較画像をご覧ください。左側は35mmレンズ、右側は200mmの望遠レンズです。バイクを停めている場所は変わりません。しかし両者は全く印象の違う写真であることがお分かり頂けると思います。

35mmの方はカメラディスタンス(カメラからR1200GSまでの距離)約5m。一方、200mmの方は80mくらいです。どちらの構図も木を画面の中央に堂々と配置した縦構図ですが決定的な違いはバイクの大きさと背景の範囲です。

望遠レンズを選択し約80mも離れることで、バイクを小さく見せて対比的に木の巨大さを表現、35mmでは余計な要素だった空を除外し地層がむき出しの岩壁だけを背景にしました。このように背景をシンプルにすると被写体の存在感が際立つのを覚えておきましょう。

面白いのは望遠レンズを選択したのにバイクは小さくなったことです。巨大な杉を35mmの時と同様に画面いっぱいに配置したければ、うんと後ろに下がる必要があります。その結果、R1200GSは米粒のように小さくなりました。これ、あまり知られていない望遠レンズの使い方です。ツーリング写真では使える手法なので覚えておいても悪くないと思います。




このように撮影地では被写体の特徴と自分が心動かされた要因を具体的にすることで、レンズの選択やアングルの模索といった作業に落とし込めるものです。その為の有効なやり方は表現の言語化です。「二本の巨大な杉が一際存在感を放っていた空間」と言語化すれば巨大さを表現するのに対比手法を使う、空間を表現するのに空をそぎ落とす、といった具合に撮り方の引き出しから選択が明快にできるのですね。

「あの木がイイ感じだから」で撮り始めてしまうと、何をしていいか悩んでしまうものです。

望遠レンズの意外な使い方のご紹介でした!

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縦構図で使える☆ツーリング写真構図 S字スペース

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、100円ショップは活用していますでしょうか?私は最近100円ショップ、ワークマン、釣り具屋さんにハマっております。キャンプツーリングで使えそうなモノ、ツーリング重宝するアイテムなどお店で見ていると楽しいんですよね。ついネット通販ばかりの昨今ですが、やっぱり実店舗は買い物が楽しいです。

そんな100円ショップで先日こんな物を見つけました。

ダイソーの製品ですが車のヘッドレストのパイプに装着し、後席の人のカップホルダーになるものです。このパイプにかける部分の穴の大きさがナポレオンGSミラーのステーにぴったりでした。

私なんかはツーリング先でコンビニで昼食をとることが多くて、そんな時に飲み物を置いておく場所に困るんですよね。R1200GSはサイドスタンドで立てるとかなり傾斜していますし、そもそも平らな部分がありません。これならちょっとミラーにかけるだけなので簡単です。

もちろんこの状態で走るわけじゃないですよ。カッコ悪いですしハンドルが切れません…。カップホルダーは普段はトップケースなどに仕舞っておいて、コンビニ休憩の時に出す感じです。




さて前置きはこれくらいにして今回は「縦構図で使えるS字スペース」と題してこんな構図の作り方をご紹介したいと思います。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

極めてシンプルなことですが二者ある要素、この場合はR1200GS-ADVENTUREと漁船ですが右下と左上(もちろん逆も可)に配置して空いたスペースをS字にする構図です。




この写真の場合だと逆S字ですね。曲線ではなく直線的にZ字でも大丈夫です。以前に究極のツーリング写真では写真における導線効果というお話をしました。その時に写真の観賞者の視線を誘導する誘導線として特にS字線は効果が大きいですよ…という解説をしました。今回は導線ではありませんが写真の構造的なデザインの一部としてS字を取り入れる手法です。

被写体が2つある場合、その存在感を等分してしまうと美的バランスが崩れてしまい陳腐な写真に陥るので気を付けましょう…という解説は過去に何度もしていますが、このSスペースを作る構図に限っては2つある被写体の存在感が2等分されてもバランスは成立します。

ポイントはフレーミングにあって両者をどの部分で切り落とすかです。バイク側が重要であると感じたら車体全体(またはホイール)を1/3単位で切り落としましょう。上の写真の場合は車体をおよそ1/3フレーム外へ切り落としました。




念のため写真全体の解説を付け加えておきますが、この写真を撮ったときは太陽が高い時間帯の逆光下です。このような強い太陽光の逆光で期待できる効果は車体の上面などに入る輝きです。ヘルメット、タンク、シートの上面にハイライトが入っているのがお分かり頂けると思います。逆に期待できないのは爽やかな青空や鮮やかな緑の風景などです。これらの知識を元にその状況に合わせた撮り方を選択しましょうね。

縦構図で使えるS字スペース構図でした!

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