主題を明確に構図するツーリング写真




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

ツーリング先で「おっこれは良いな」と思って足をとめて、その被写体の写真を撮るときに一つだけ重要なポイントがあります。それは主題を明確にすることです。

私たちバイク乗りはつい愛車への思い入れが写真にも介入してしまい、旅先で出会った被写体と【カッコいい俺のバイク】のコラボを撮ってしまうものです。もちろんそれは悪いことではありませんが、多くの場合でそういった写真は【自分で見る用】の写真であり作品とは言い難いものになるものです。

ツーリングの醍醐味は風景や被写体との出会い。その出会いの瞬間を詩的情緒に表現した写真がツーリング写真。そこに愛車への思い入れは入らないよう十分に注意をし、当初にいいなと思った一つを明確に構図してみましょう。

その方法は色々とありますが単純な方法として大きさや位置があります。上の作品では言うまでもなくソテツが主題となる写真ですが、35mm単焦点レンズでぐっと寄り大きく堂々と構図させました。逆光による葉の透過光などもソテツに合わせて決めています。結果、対比のようにバイク+ライダーが小さくなってしまいましたが、そこへバイクで来たのだな、という事実が観賞者に伝わってさえいれば、バイクの存在感はこの程度でも十分と考えます。

大切なことは主題はこれですと、少々大げさでも良いので明確に表現することです。愛車をカッコよく写した写真はこういった写真とは別カットで撮っておきましょう。




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ツーリング写真と自撮りについて




EOS6D Mark2

ツーリング写真、バイク写真を撮るにあたり自撮りはマストであるのか?という疑問があると思います。ここでは便宜上「自撮り」と呼ぶことにしますが、厳密にはライダーの姿があるツーリング写真ということです。

風景が主体となるツーリング写真、バイクが主体となる愛車写真、いずれの場合であってもライダーの姿は無いよりはあった方が断然良い写真になると考えます。特に風景主体のツーリング写真であれば、バイクだけでライダー無しだと風景の中でバイクが置き去りにされたような不自然さが出てしまいます。

クルマと違ってバイクとはライダーの存在があってはじめて絵になるものだ、という意見も聞いたことがあります。これには私も賛同で特に車体に乗車した姿などは絵になるとものだと常日頃に感じています。

それではライダーの姿が登場するツーリング写真、あるいはバイク写真とはどのようなものか?となるのですが、ぜひ気を付けていただきたいポイントは記念写真とは違うということです。三脚を立ててタイマーでダッシュしてパチリ。その際にばっちりカメラ目線でピースではツーリング写真ではなく、後で自分で見る用の記念写真であります。




あくまでそのシーンを俯瞰してみる「ツーリングのワンシーン」を演出するのです。見知らぬライダーをスナップ的に撮るなら演出ではありませんが、自分でセルフポートレートとして撮るのですから「演出」であることを意識しましょう。

初歩的なポイントは大きく2つです。1つ目はセルフタイマーでダッシュはしないこと。急がされると姿勢にも不自然さが出てしまいますし、望遠レンズを使いたい場合には間に合いません。シャッターはインターバルタイマーを使用します。

2つ目はポージングといって姿勢のことです。まず慣れていない人が最初にやってしまうのは棒立ちしてしまうことです。これでは猫背で美しさに欠ける姿勢です。ポージングについては本番でいきなりは無理があって、予め姿見などを使って美しい姿勢を練習しておく必要があります。背筋を伸ばし胸を張り視線は作品の主題へ向けること。

もし三脚が立てられないなど何かしらの理由で自撮りができない場合、そういった時はヘルメットやグローブなど身に付ける小物をうまく利用してライダーの存在を感じさせる写真を作ってみましょう。それだけでもだいぶ違って見えるものです。

バイクの写真だけを撮っていた人・・・ぜひ、次回からやってみてください。




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写真ビギナーを悩ます露出を再考する

EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS

当ブログでは露出とは何ぞや、という内容を何度か書いてきましたが再び内容をブラッシュアップして書いてみたいと思います。

写真ビギナーの方にとって理解しにくい「露出」。簡単に言うと目の前にある光をどれくらいカメラ内に取り込んで写真にするのか?という意味です。

本来は撮影者が露出値を決めて撮影するものですが、現代ではカメラが自動でやってくれるようになりました。よって普通の記録写真を撮るぶんには露出について理解を深める必要性は低いです。しかし写真を趣味やライフワークとしてやっていきたい!と決心した人であれば、露出はカメラにお任せ・・・では少々寂しいものがあります。

この理由は簡単です。カメラが自動で決めてくれる露出とは機械の測定結果による無機質なデータに過ぎず、そこに人の感情や表現が入る余地はないからです。つまりカメラ任せでは表現は成立しないのです。明るくしようが暗くしようが、特定の部分に露出を合わせようが本来は撮影者の自由であり、精度の高い機械が算出した値が正しい露出ということはないのです。(18%グレースケールによる【適正露出】というのがありますが、それはあくまで記録写真等に用いられる標準的な明るさを求める場合)




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

まずは光について改めて意識してみましょう。

そこに光があるから写真になる。その光をとらえてイメージに近づける露出を決める。そのためにはどの部分にどのような光があり、それが被写体に当たってどのような反応をしているか?それら光によって影の様子はどうであるか?

これらを画面という長方形の中に配置し重要な一つが最も魅力的になるような露出をさぐるのです。そう言われるとカメラの自動測光機能(AE)では無理があるのが何となくお分かりいただけると思います。

とはいえ、写真ビギナーの方にいきなりそれは無理な話なので、まずは評価測光が決めてくれた値に対して補正をしてあげる露出補正を最初に覚えてみましょう。露出補正を使うようになると逆光や夕暮れでもイメージに近い写真が撮れるようになります。AEが万能ではない理由も分かると思います。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

露出とは絞りとシャッター速度の両者で決まることは既にご存知だと思います。両者は目の前の限られた光をシェアし合う仲であり、それぞれに持つ役割を全うするため決めた値(例えば絞りF11 シャッター速度1/125など)から最終的に写真の明るさを決定するものです。

上の作品は絞り優先モードで絞りを開いて被写界深度を浅くして撮った写真です。被写界深度とは奥行方向にピントが合う範囲のことで、言い換えればピントが合っていない部分のボケ具合です。絞りを自分で決めることとは重要な一つを浮き立たせて魅せる演出の調整です。上の作品では列車は大きく構図した訳ではないのに列車が主題であることが前景のボケ具合でハッキリ伝わると思います。

一方、開くのとは逆に小さく絞り込むことで画面の全体にピントを合わせる表現もあります。パンフォーカスといいます。カメラのすぐ近くにある花などの被写体から遠景まで全方位をシャープにすることで印象を狙います。その場合、絞り込んだことで光量が不足するのでシャッター速度を遅くして光量を補うことになります。




EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

絞り優先モードを使用して被写界深度を意識することが空間の魅せ方であるのに対し、シャッター速度を意識することは瞬間やスピード感など写真に時間を与える魅せる方です。

上の作品は岩に砕ける波飛沫を捉えた一枚です。速いシャッター速度に設定することで飛沫の一粒一粒を「瞬間」として表現しています。こちらも速いシャッターを選べば光量は減るのでその分は絞りを開いて補ってもらうことになります。絞りとシャッター速度の両者はいつでも限られた光をシェアし合う仲なのです。

シャッター速度は早くすることで瞬間を、遅くすることでブラしてスピード感や動きを表現することが可能・・・。これって静止画であるはずの写真に時間が表現できるのですから改めて考えると実にユニークな魅せ方ですね。

EOS6D Mark2

露出は光をみつけ被写体がどう反応しているか、影の様子はどうであるかを見て構図を練る。そのうえで空間を魅せる被写界深度(絞り)でいくか、瞬間やブレで写真に時間を与える(シャッター速度)でいくか、その時のイメージに合わせて選択をする…という所まではご理解いただけたでしょうか。

次に明るさはどうするのか?という部分にも触れておきます。実際に目で見た通りの明るさで撮るのが正しいのでしょうか?・・・いいえ、写真を記録ではなく表現としてやるにあたり正解の明るさというのはありません。実際の明るさよりも暗くしようが明るくしようが自由です。上の作品は富士山にある雪と海にうかぶ小舟に露出を合わせました。

結果、実際の様子とはかけはなれた暗さの写真ですが、このように魅せたいという意図のもと選択した露出値です。他の誰かに「露出アンダーですよね」と言われようと撮った私としてはこれで良いのです。




EOS6D Mark2

写真ビギナーの方はまずは露出補正を使いこなす、次に絞り優先モードで被写界深度を意識して魅せる方法を感覚として習得してみましょう。そこにある光を見極めて描いたイメージに求める露出値(F〇〇、S〇/〇秒)が頭にすぐ浮かぶところをひとまず目標にしてみましょう。

どのような光を選んでどのような露出で撮るか、絞りは開くのか、シャッター速度はどうするか・・・これらの選択肢から選ぶのは自由なのですが、なぜそれを選んだのかの理由は必要です。無心でシャッターを切って理由の後付けをする表現というのもありますがビギナーの方がいきなり目指す境地ではないと思います。まずは被写体や情景の特徴を受け、心が動いた「感動」を受けてイメージを作ること。〇〇が△△だと思ったから露出を□□にした。という明確な意図のもと選択をするのです。

すごく極端に言うと写真とは情熱、行動、出会い、感動、想像、選択、作業、余韻、のパートに分かれると感じます。おっと、また話が飛躍し過ぎたので今回はこの辺で。

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関心の対象をカメラや愛車ではなく「写真」にすること




たまに写真をやる上で「長続きする秘訣は何ですか」という質問をいただきます。かく言う私も飽きっぽい性格なのですが、こと写真については15年以上継続してやっております。継続は力なり、なんていいますが確かに継続力が実を結ぶことはあると感じます。

では写真を飽きずに継続させるにはどうすれば良いでしょうか。全くの私見ですが兎にも角にも写真が好きな一人の人になることだと思います。カメラではなく写真です。

写真をはじめるとつい関心の対象がカメラやレンズにいってしまったり、バイク写真であれば愛車をカッコよく撮るのに夢中になりすぎて、人に見せる写真ということを忘れてしまいがちです。




もちろんカメラやレンズに夢中になるのは悪いことではありません。愛車の写真をカッコよく撮るのも私だってやっております。しかしそればかりでは数年も続かず飽きてしまうでしょう。写真をはじめたきっかけがカメラが欲しかった、趣味がないから写真でも始めるか、せっかくツーリングに行くのだから素敵な記念写真を撮りたい、といったものが大半だとは思います。それは決して悪いことではありません。

アンリカルティエブレッソンやアンセルアダムスのART写真を見て、自分も写真で芸術の門をたたいてみたい…と写真をはじめる人は稀だと思います。私も写真をはじめたきっかけは決して写真家の仲間入りをしたい、といった立派なものではなく初めての北海道ツーリングでした。

はじまりはそれでも良いと思います。しかし、どこかのポイントで関心の対象を「写真」にすること。写真を愛する人になること。これを心がけてみましょう。

そのためにはいちど冷静になって自分が撮った写真ではない他の写真を見てみることです。この写真はカロリーメイトの広告に使われた市橋織江さんの作品ですが、私はこういった感じの写真が大好きです。最初に見た時どこがどう好きと言葉では説明できなくても直感的に「あっこれ好き」と感じる好みの写真です。そして時間をかけてどこがどう好きだと感じたのかじっくり考えてみるのです。

写真の見識を深める最初の一歩はこのように自分の好みの写真を知り、その中身を考えることだと思います。それにはまず色々な写真を見て写真の目利きになることが大切です。最初は写真をどう見れば良いのか分からなくても、たくさんの写真を見ていけば徐々に見方が理解できてきます。




自分の好みの写真を知る上で注意したいポイントは流行の写真に惑わされないことです。特にSNSなどネット上にある目立つ写真、映える写真など一般に高評価を得ている写真を見て「あっそういうのが良い写真なんだ」と思わないことです。あくまで個人的に好きな写真を探すのです。

好みの写真を知り、様々な写真作品に目を通すことで写真とはなんぞや、という哲学のようなものを考えるようになります。逆に自分の「好き」と向き合わず自分が撮った写真、同じ趣味の仲間達の写真ばかりを見ていると写真を見る審美眼が進化しないのです。

写真を見る目が進化していけば並行して思い描く理想の写真(実現できない幻想でも良い)を日常的に想像するようになり、いつか撮ってみたい憧れの一枚に情熱をそそぐようになるでしょう。

そうなれば写真を撮ることに飽きを感じたり、カメラを持って出かけることに億劫さを感じることもなくなります。作風や撮る対象が変化したり、所有レンズのバリエーションが変化することはあっても写真をやめてしまう・・・という事態にはきっとならないと思います。

なにしろ写真の本当の素晴らしさを知ったら夢中になってしまいますからね。

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被写体をよく見てシンプルに撮る

EOS6D Mark2




立派な写真を撮ろうと思うほど何をして良いか分からなくなり途方に暮れてしまうものです。

まずそこで足をとめたなら被写体、情景をよく見てそこで撮ろうと思った理由を探し、特長を見極めてみましょう。

目についた中で「あっ、なんかこれ面白いかも」と、心の針が少しでもふれたなら、立派な写真を撮る事をいちど忘れて、子供のように素直な気持ちでシャッターを切ってみるのです。

上の作品は当初は漁船が佇む場所でのツーリング写真を目指していましたが、よく見ると大漁旗の代わりに鯉のぼりが漁船の上を泳いでいました。こどもの日でもないのに何故に鯉のぼり…???これは面白いな、と思ったので素直にそれが主役になるような写真を撮ってみたのです。

ちょっとの気づきとソレが「いいな」と思える心を持っていれば特別な撮影技法などはさして重要ではないのかもしれません。

被写体をよくみてシンプルに考えて撮ってみましょう。




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これひとつで変わる☆ツーリング写真

今日はツーリング写真の構図についてシンプルなお話をひとつ。

ツーリング写真の構図・・・あれやこれやと同時に色んなことを考えるから、結果として一つも出来なかった…なんていうことありますよね。だから次の一つだけ意識してみましょう。




構図とは写真の観賞者へ作品の主題はこれですよと導くための案内図のようなもの。被写体の大きさや位置関係、分断線があればその位置によってできたスペースの比率、図形や色などのデザイン要素、視線を導いたり留めたりするもの…まだまだありますが、これらを一気にやろうとするのは無理があります。

今回は被写体A、被写体Bと2つある場合の配置について書いてみます。まず最初に忘れてはいけないのは【画面は長方形の四角形であること】を意識すること。その長方形の四角の中でAとBをどう配置すべきか?それだけに意識を集中してみましょう。

上の作品は被写体A(灯台)、被写体B(バイク+ライダー)とします。AとBの位置関係は画面内において対角に配置されているのがお分かり頂けるでしょうか?これは何も難しいことをした訳ではなく、立ち位置を左右に動けば簡単に両者の位置関係はこのように調整できるのです。




AとBの位置関係にあまりに無頓着な写真というのはSNSなどでよく見かけます。画面と言う長方形に対してAが右下、Bが右上、左側に無駄なスペースができて手薄になってしまう写真です。

バランスさえとれていれば良い写真という訳ではありませんが、写真ビギナーの方はまずはバランスのとれた構図というのを目指してみましょう。そういった基礎的なことを一通り習得して一定のキャリアを積んだら、こんどはバランスを崩してみるのです。それは何もできなかった陳腐な写真とは一線を画す作品となるでしょう。

いつか基本に縛られない表現ができるようになるまで、まずは基本を習得するのですね。




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写真上達の大まかなステップ

EOS6D Mark2 + EF135mmF2

これから写真をはじめようという写真ビギナーの方にとって、この日本では実に紛らわしい雑音的な情報が溢れていると感じます。

まず雑音の一つ目はカメラやレンズのテクノロジーです。何しろ日本は世界に誇るカメラメーカー大国ですから、人々の関心の対象は最新型のカメラや高級なレンズにいきがちです。カメラの性能は写真と全く無関係とは言い切れませんが、貴方の「いい写真を撮りたい」という願望を叶えるファクターは99%が【人】であり1%がカメラ、レンズであると、これくらいに考えるのが丁度良いと思います。




二つ目は一般的な写真文化です。いま流行している写真の特徴とでもいいましょうか。現代であれば主にSNSで発表されている写真…いや画像です。ある著名な写真家は写真とはプリントされてフィニュッシュであると仰るので、デジタル上で公開されている写真はまだ未完成の状態で【画像】なのだそうです。で、SNSなどで流行している写真なのですが決して否定すべきものではありませんが、特徴としては目立つもの、驚かせるもの、立派に見えるものが多いように感じます。これらは写真というARTに見識のない老若男女にも理解しやすい表現なので流行になっていると感じます。

最新のカメラが発売されたら必ず買い替える人、SNSで流行している写真と同じ写真を撮ろうとする人、もちろん自由なのですがこれを繰り返していると飽きがきて、やがて写真を撮ることをやめてしまうでしょう。写真の本当の素晴らしさは個人の表現なので、それと対極的な流行の表現をしては【やり甲斐】すら感じませんから。

EOS6D Mark2

とはいっても写真ビギナーの方にとっていきなり個人の表現をしろと言われても無理な話ですよね。ものごとには順序があるものです。免許を取ってはじめてバイクに乗る人がBMW HP4やMVアグスタ F4あるいはハーレーのロードキングに乗るんだ・・・となったらオカしなことになりますよね。

はじめてカメラを手にした日から個人的な表現ができる写真家(プロ、アマ問わず写真をライフスタイルに生きる人)になるまで、大まかに2ステップと考えてみましょう。




最初のステップは一般によく聞くカメラ操作の基礎、撮影技法の基本を身に付けることです。それから一般的なスナップ、風景、ポートレイトといった写真知識も覚えましょう。カメラの構え方、光と露出、画角、三分割構図などの基本、それから忘れてはいけないのが風景なら自然や気象現象に対する知識、ポートレートなら自然な表情をえるためのノウハウなど、被写体への知識も忘れずに勉強します。この段階では「他の人はどう撮っているのだろう」と他人の作品を参考にするのは大いに良い事だと思います。

2つ目のステップは一通りの技術や知識をつけ、経験も積んで被写体へ一定の理解を深めたら「自分の場合はこうです」という個性を出せるよう何か工夫をしてみましょう。写真に正解はないと言われる領域はここから始まり、他の人はどう撮っているか?はもう関係ありません。あなたの自由なのです。自由とは模範やルールが何もなく白紙の状態からブランニューを生み出すことです。お手本なしに自分で考える、自分で生み出す苦しみと快楽を味わってみましょう。

EOS6D Mark2

…苦しみと快楽。そう「自分で考える」とは言うほど簡単ではなく多くの人は私も含めて自由を与えられると迷ってしまい、つい情報に頼ってしまいそうになります。そこをこらえて普段は出番の少ない脳のクリエイティブ回路を起動するのです。検索エンジンは使わないのです。考えるのは楽しくもあり苦しいこと。「あっこれだ」とピンときた表現が見つかれば、それは何にも代えがたい喜びに変わります。それはきっと新しいカメラを買った時の嬉しさをはるかに上回るはずです。

その写真が大きくプリントするほどの作品として成立すれば尚の事うれしいものです。額装して眺めれば満足感は高まり「また撮ろう」という次へのモチベーションにもつながります。写真が飽きてやめてしまった…なんていう事態にはなりません。




3ステップ目以降もきっとあるのでしょうけど、それは私も未体験ゾーンなのでこの場では何も書けません。これからどうなるのか楽しみではありますが、3ステップ目を経験したらいつか書いてみたいと思います。

繰り返しになりますが写真の素晴らしさは個人の自由な発表であることです。「私の場合はこうです」と先ほど書きましたが、流行写真を追っている一般写真文化の人々に向けるのであれば「みなさん方の場合は【映え】のようですが私は少々地味でもこうなんです」といった感じです。

ぜひ意識してみてくださいね。

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ライダーならマスト☆センサーの清掃と三脚のメンテナンス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、梅雨のシーズンをいかがお過ごしでしょうか?休日は雨でバイクに乗れない…そんな時はカメラ、三脚、キャンプ道具、ヘルメットなど道具のお手入れをしましょう。

あとホットなニュースなのですが古くから親しまれていたツーリングマガジンoutrider誌がツーリングマップルとのコラボでムック本として復活だそうです。

その名もRIDEOUT

2021年6月29日に発売だそうです。コロナ渦を受けて感染リスクの少ない趣味として注目されるバイクツーリングとキャンプ。アウトライダーを復活させるならまさに今!というタイミングですね。付録のキャンプフィールドガイドも気になります。とりあえずは単発のムック本のようですが、これを機にoutriderとして復活すると嬉しいですね。




さて、今回は冒頭に書いたように梅雨の時期は道具のメンテナンスを…ということでツーリング写真、バイク写真を愛する我々ライダー向けの内容で撮影機材のメンテナンスについて書いてみたいと思います。

バイクに一眼レフカメラを積んで走るのは、乗用車で持ち歩く場合と比較をしたら過酷な環境と言えます。振動と衝撃、温度変化、汚れ…屋外でレンズの着脱があることなどから、イメージセンサーにも汚れが付着しやすいですよね。

カメラボディ、レンズ、マウントなどはブロアーやエアーダスターで吹き飛ばして清掃できますが、イメージセンサーに付着した汚れは簡単ではありません。カメラによってはセンサーに超音波振動を与えて汚れを落とす機能もありますが、その効果はあまり期待できるものではありません。

センサーに付着した汚れはチリのようなものから粘性のある汚れまで様々。本来であればメーカーサービスに出してクリーンルームにてプロの清掃を依頼したいのですが、いちいち出しに行って作業料金を払うのも面倒なものです。

そこで、イメージセンサーの清掃は道具を揃えて自分でできるようにしちゃいましょう。アルコール(純度99%の無水エタノール)、アルコールを入れるサイフォンの容器ハンドラップ、シルボン紙、あとはブロアーと割り箸があればOKです。




センサー現状の汚れ具合の確認方法は標準レンズを装着して絞り込み、白い壁や紙などを撮ります。そして拡大表示させてみるとご覧のような感じに。特に画面四隅に汚れが付きやすいようです。

このような感じに汚れていると特に絞り込んだ時に風景の空などで写真に汚れがばっちり写ってしまいます。

清掃方法はYouTubeなどで分かりやすい動画がたくさんアップされているのでそちらを見てみて下さい。私がお勧めのやり方はシルボン紙を割りばしに巻いて先端に少量のアルコールを含ませて清掃する方法です。

一度では決まらない場合が多いので4~5回繰り返すことで上の写真のように綺麗になります。都度試し撮りして確認を繰り返し、なるべく完璧を目指して清掃してみましょう。注意点はアルコールの量が不十分だと傷になる可能性があること、逆に付け過ぎるとシミになることです。メーカーではクリーンルームでの作業ですので自分でやる場合でもなるべく埃の立っていない静穏なお部屋でやりましょう。




次に三脚のお手入れです。足や石突き(先端)についた汚れを湿らせたウエスで拭き取り、各部のネジを増し締めします。バイクに三脚を積載する場合、車体からの特定周波数の振動でネジ類は緩みやすいものです。運台やクイックシューを固定するネジ類も運搬時はしっかり締めこんでおく癖をつけましょう。

バイクも同じですが日常的に道具をメンテしておけば大事な時に困らないものです。カメラも丁寧にメンテしておくだけで不思議といい写真が撮れるような気がしてくるもの。使いぱなっしはやめましょうね。

今回はこの辺で!!

一眼レフカメラ☆これをやめれば上達確実☆7つの悪癖

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、最近になってまたバイクの事故のニュースが増えましたね。やはり以前と同じで交差点における乗用車との右直事故が多いように感じます。

対向してくるバイクの距離と速度を見誤って、危険なタイミングで右折するドライバー。判断能力の低下、注意力不足、そもそも運転が強引…いろいろ原因はあると思いますが、こういったドライバーはもう一定数存在するものと諦めて、我々ライダーは防御策を講じるしかありません。といっても効果的な妙案は思い浮かびませんが例えば日中の走行であれば前走車がいない時に限ってハイビーム点灯とかどうでしょう?対向車に迷惑かもしれませんが夜間ほど眩しくはありませんし、迷惑でも事故になるよりうんとマシなはずです。

もう一つは市街地走行ではキープレフトをやめる。右直事故の原因を作ったドライバーの中には「原付バイクと勘違いした」という人もいるようです。確かに原付バイクなら30㎞以下で走っているはずなので、接近速度を誤った原因として合点がいきます。ならば道の端に寄って走る原付に見えないようキープセンター、またはキープライトで走れば原付と間違える確率は下がるのではないでしょうか?トラックやワンボックスの直後を走っている場合は、対向車からはバイクの存在が見えにくいので強引なドライバーは勘違いしてネジ込んでくる場合もあります。そのような場面においてもキープライトであれば対向車から存在が見えやすいと思います。




さて、今回は一眼レフカメラユーザーにおける7つの悪癖と題して、つい平凡な写真ばかりを撮ってしまう人の代表的な悪い癖をご紹介してみたいと思います。これを意識してやめるようにすれば写真が進化するかもしれませんよ。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2

1.ズームグルグル

多くの一眼レフユーザーはズームレンズを使用していると思います。ズームレンズは一本のレンズで複数の画角を選択できるので、持っていける荷物に制限のある我々ライダーにも有難いものです。もし画角が固定されている単焦点レンズでいくならばワイド、標準、望遠と3本のレンズを持ち歩く必要がありますが、ズームレンズであれば一本で済むのです。複数のレンズを買い揃えることを考えれば経済的とも言えます。

ところが、カメラビギナーにとって便利なはずのズームレンズには思わぬ落とし穴があります。それはファインダーをのぞきながらズームをグルグルやること。 被写体の大きさの調整にグルグル… 風景の範囲の調整にグルグル… グルグル… グルグル…これ、いつまでも上達しない原因でございます。

ベテランの写真家は「こう撮りたい」というイメージの写真を最初に脳内に描いて、それを完成予想図として撮影を開始します。その時点で画角は既に決まっているのです。一方でビギナーの場合は何mmのレンズを選んだ場合にどう写るのか?事前にイメージできないので「試しにどのように写るのか?」とまず撮り始めてしまうもの。

そうすると被写体が画面に対して丁度良い大きさ、あるいは景色の写る丁度良い範囲を調整し始めてしまうのです。これがベテランが持つ画角の感覚と、画角の感覚を持たないビギナーの違いです。

で…どうすれば良いの?と聞かれれば、まずはズームレンズ内で幾つかの画角のポイントを作り、そこに縛って撮るルールを作ってみるのです。例えば24mm、35mm、50mm、85mm、135mmの5ポイント以外は使わないぞ!と。すると自ずとカメラを構える前に出来あがりの写真を想像する癖がつくはずです。

2.全く動いていない

これは1のズームレンズグルグルに関わることですが、ズームグルグルをやると立ち位置を動くことをしません。1の画角縛り(または単焦点レンズを使う)をしたら次はフットワークの訓練です。

被写体が最も魅力的に見えるアングル、複数の被写体の位置関係、背景と被写体の関係、地面や空の割合、分断線の位置…などなど、これら構図やデザインに関わることは足で動いて探るものです。

特に前景を作った構図や望遠の画角を選択した場合は、ほんの僅かな立ち位置の違いで構図は激変します。まずはどう動けば写真がどう変化するのかを感覚で覚えるために、試行錯誤で動いて撮ってみましょう。一歩前に出る、左右に動く、しゃがむ、段差に乗って高い位置から撮る、色々な場所から撮って違いを確認してみましょう。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS




3.とにかく枠に収めようとする

被写体の姿を全て枠内にばっちり収めようと決めるのはビギナーの典型的特徴です。もちろん悪い事ではありませんが【枠に入れない】【枠で切る】という選択肢を持たないため、いつも同じような写真になってしまうのです。

【お子様構図】をご存じでしょうか?幼い子供に絵を描かせると多くの場合で人、家、お花、車などが並べられたようにカンバスに収まっているものです。それはそれで子供らしい絵として素敵ですが、いい大人が子供の絵のような写真を撮れば陳腐になって当然です。

写真は現実の様子からの選別作業でもあります。これは画面に入れない、これは1/3枠で切る、こういった手法を自分の中で習得しておけば表現の幅は広がります。

お子様構図の例 被写体を枠内に収め、それぞれ横一線に置いたので奥行きがない

4.奥行きがない

これも前述の枠に収めると似ていますが、幼い子供の絵のような稚拙な雰囲気になる典型です。例えばキャンプツーリングのシーンを撮るとします。テント、バイク、ライダーの3つを横一線に配置して撮れば、被写体と背景の2レイヤーのみの写真となります。

奥行きのある写真を実現するには3レイヤー以上は必要です。複数ある被写体の位置を奥行を意識して配置してみましょう。難しいと感じるようならバイクとカメラの間に近くに咲いているお花でも入れて前景を作ることを意識してみましょう。前景が作れれば前景、被写体、背景で既に3レイヤーです。

カメラを絞り優先モードにして前景のボケ具合の調整もお忘れなく。

5.不感症

これは撮影技法や写真知識のお話ではなく、あくまで撮影者のハートサイドでございます。綺麗な景色、印象的な被写体などに出会ったとき貴方は心から感動していますか?多くの大人は寂しいことに幼い子供ほどの感受性を持ち合わせていません。道端に咲くタンポポに癒される人や普通の夕日を見て涙が止まらない人はOKです。

私たち大人は人生の階段を歩む過程で本来もっていたはずの感受性を鈍らせているのです。いちいち感動していたら疲れてしまうと。その失った輝きを取り戻すように写真を撮ってみましょう。

良い写真を撮るためには最初に何をすべきか?一枚の写真に撮影者の心の動きが反映されなければ、それはただ現実の様子にカメラを向けた記録写真です。まずは景色の特徴をきっかけに、どのような感情の動きが存在するのかを意識してみましょう。分かりやすいやり方としては感動の言語化です。美しい、もの寂しい、懐かしい、荘厳な、崇高な、かっこいい、可愛い…といった簡単な単語でもOKです。

まずは貴方が感動することです。

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

6.ユニークさや個性を意識していない

真面目な日本人ほどユーモアが欠如しているものです。ちょっと変わったこと、遊び心、ひとひねり、洒落ている…とにかく退屈なセオリーを回避するようなユニークを追求してみましょう。人がどう撮っているかは関係ありません。貴方独自の貴方らしいユニークを大切してみてください。

出来あがった写真には賛否分かれる評価がつくかもしれません。しかし間違いなく個性的な写真であるはずです。冷静に考えてみれば自分では面白いな、と思って撮った写真が無反応だったとしても、それがどうしたというのでしょう。人気のお笑い芸人だってすべる時があるのですから。

しらけた場合を恐れる必要などありません。堂々といきましょう。




7.忙しそうに撮る

これもとっても多いあるあるです。私のような人間がツーリング先で写真を撮っていると、たまたま近くを通りがかった車が「おっあそこは撮影スポットなのか?」と足を止めて自分も撮ろうぞ!と立派なカメラを手に登場するのです。

そういった方は決まって忙しそうにカメラを操作し僅か数分でパシャパシャ撮って去っていきます。もちろん景色には感動していません。どちらかと言うと「撮ってやるぞ」というハンティング精神をお持ちの様子です。

写真は確かに一瞬のシャッターで決まるものです。しかしだからといって即席アートなのではありません。シャッターを切るまでの間に感情の動き、観察力、イメージ写真の想像、アングルや露出の模索、表現の選択、一周めぐってまた観察…といったプロセスでシャッターボタンに至るもの。

忙しそうに撮っていては残念ながら良い写真は実現されません。感動するのがどうしても難しそう…という人はまずはリラックスして撮影場所でのんびりしてみましょう。それだけで何か発見があるかもしれません。

EOS6D Mark2 + EF35mm F2IS

いかがでしたか?写真ビギナーがついやってしまう7つの悪癖。「あ~それ俺やっちゃってた」「あ~私、忙しそうに撮っているかも」という方も多かったのでは?こういった事は1.知識として覚える 2.撮影現場で意識する 3.撮ったあとに応用できたか見直す 4.繰り返して習得する というプロセスを踏んでいきましょう。

「ほ~なるほどね」と知るだけでは習得にはなりません。

今回はこの辺で!!

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カメラ初心者にとっても優しいツーリング写真7つの撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は本ブログで定期的に書いている「7つの…」シリーズをいってみたいと思います。ところで7という数字は不思議な力を持つそうで、7つのキーワードとか7つのヒントとか言われると、つい興味が向いてしまうのが人の心理なのだそうです。

7に限らず多くの場合で奇数には不思議な力があって、写真で言うと3分割構図や1:1.5の比率などがそうですね。それと露出も1段に対して1/3単位で表記されます。逆に言ってしまうと2とか4といった偶数には人の心理に響かないもの…と言えなくもないですね。

今回はツーリング写真7つの撮り方シリーズで過去最強に初心者レベルに合わせた優しい内容で書いてみたいと思います。

1.逆光で撮ってみよう

旅行先で家族の記念写真を撮るときに逆光だと顔が暗くなってしまいますよね。よく「逆光だから駄目だー」と聞きますが、正しくは逆光で撮るとカメラの自動測光(AE)が正しく機能しないだけで【逆光は駄目】ではありません。

いちどカメラの説明書を開いて露出補正のやり方を確認してみましょう。逆光で撮るときに被写体が暗くなってしまうカメラの自動測光機能。おいおい、もうちょっとオイラのR1200GSがカッコよく写る明るさにしておくれ!とプラスに補正してみてください。

そうすると空や背景などが明るくなりすぎて彩度(色)が失われます。しかし被写体を大きく構図するならそれでOK。明るい部分(空)と暗い部分(被写体)の両方を良く撮ろうと欲張らないのがポイント。背景の彩度は捨てて被写体であるバイクを優先して露出を合わせるのです。すると車体のエッジが輝き背景は抽象的な舞台に変貌します。もちろんその逆で空に露出を合わせてバイクは黒く潰し、シルエットにしても素敵なツーリング写真になります。

逆光はコントラスト(明るい部分と暗い部分の差)があり印象的な雰囲気の写真が撮れる最高のシーンです。




2.時間帯を選んでみよう

EOS6D Mark2

先ほどの逆光で撮ろう、と内容がやや重複しますが傾いた太陽の向きを意識して早朝、夕方に撮ってみましょう。ツーリング写真の基本構造は風景写真です。風景写真は一般的に日中の太陽が高い時間帯には撮るものではありません。

みんながツーリングを楽しんでいるような時間帯は写真のことはいちど忘れてみましょう。美味しいランチ、立ち寄り湯でも楽しんで他のライダーが帰路に向かう頃、傾いた夕陽を使ってツーリング写真を撮ってみましょう。夕陽に向かってドラマチックな風景を撮っても良いし、傾いた太陽に照らされた被写体を撮っても良いと思います。

早起きが得意な人は日の出前に出発して東の空を望める海岸にでも行ってみましょう。朝焼けは夕焼けとはまた違った美しさがあります。こういったみんなが行動しないような時間帯に写真を撮れば、それは無条件にいい写真となるのです

3.シンプルな背景を探そう

EOS6D mark2 + SHIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

写真の構図にあれやこれやと悩むなら、いっそ何もないシンプルな場所で撮ってしまえば苦しむ要因は一気に減るものです。上の作品のように雲ひとつない快晴の空を背景に、バイク点景構図でローアングルで撮ってみましょう。ハイライト(この写真の場合では太陽)と重ねるなどちょっとした一工夫で写真は変わります。

お花畑、青い海、道、船、鉄道、何かのオブジェ…被写体が色々あるほど構図を整理するのは上級者のスキルが要求されるもの。なぜならそれらキャストの中から絶対的な主役を決めて、その他は良き脇役として機能するよう的確に指示する監督業務が発生するからです。多くの場合でそれは写真ビギナーにはハードルの高いことです。

まずはシンプルな背景を探してキャスト(被写体)は一つとした作品を撮ってみましょう。構図に悩まずに済んだ分、露出やホワイトバランスをいつも以上に意識できるかもしれません。




4.どちらが主役かハッキリさせよう

ツーリングに行くと「おぉ!あれは良い感じ、写真を撮ろう」と何かを見つければソレと愛車を一緒に撮りたくなるものです。ローカル鉄道、満開の桜、風車、〇〇岬に到達した記念碑など。しかし何かの被写体と愛車を合わせて撮るときに、その両者の存在感が等分されていると陳腐な写真に陥ります。

少々大げさなくらいに一方が主役でもう一方が脇役となる写真を撮りましょう。存在感の調整方法は被写体の大きさでも良いですしピント位置でもOKです。上の作品は鉄道の車両が主役でR1200GSは脇役。もし、どちらを主役とするのかその場で決められない…という場合は両方を撮って後でじっくり吟味しましょう。

10人の人に写真を見せて10人の人が「この写真の主題は列車ですね」と同じ答えが返ってくるように明確にするのです。

5.季節感を意識して撮ってみよう

ツーリング写真の基本構造は風景写真であると先ほど書きましたが、風景写真とは季節感、時間帯、気象現象などが重要な要素となります。桜や紅葉は言わずもながですが緑の青さや空の表情などから季節感を意識して撮ってみましょう。

6.足を使って構図を作ろう

写真ビギナーの人がつい撮ってしまう平凡な写真とは枠内に被写体を横一線に並べただけの「お子様構図」が多い物です。複数ある被写体が奥行方向には配置されず、それぞれは悪い意味で枠内にバッチリ収まっているのです。

そんな写真をつい撮ってしまう最大の原因は足が動いていないことです。手前の被写体、真ん中にメイン被写体、そして背景と最低3レイヤーの構図を作って足を使ってベストな配置関係を探してみましょう。僅かな位置の違いで構図が変化するのを感覚で覚えるのです。

被写体もフレームで切り落とすというテクニックをぜひ覚えてください。上の作品では手前の船は全容を写さずに枠で切り落としています。これはベテランのテクニックでも何でもなく誰でもきるはずの簡単なやり方なのです。




7.望遠レンズを使ってみよう

望遠レンズは飛んでいる小さな鳥を撮る場合やサーキットで客席から走りゆくレースカーを撮るものだ…という先入観をいちど捨ててみましょう。もちろんそれは間違いではありませんが望遠レンズには別の使い方もあるのです。

望遠レンズは遠くの物を大きく写すだけでなく、その画角の狭さや空間を詰める圧縮効果を利用することでツーリング写真にも応用できるのです。写真ビギナーの方は目の前にある風景にカメラを向けてパチリと惰性的に撮ってしまうので、電線やら看板やら余計なものが画面内に入ってしまうもの。本来であればアングルを調整して余計なものは画面から除外すべきですが、なかなかそこまで配慮が及ばないのが写真ビギナーです。そこで望遠の画角を選ぶことで、おのずと周囲にある余計なものは画面内には入ってこないという事です。

注意点は2点ほど、まずは後ろに十分に下がれるほどの撮影スペースがあるか確認をすること。もう一つは望遠は手ブレしやすいのでなるべく三脚を使用することです。

いかがでしたか?ツーリング写真 写真ビギナーのための7つの撮り方。大切なことは撮影現場で意識して持っている知識をその場で使えるのか?よく思考することです。たとえうまくいかなくても考えて試したことは必ず上達へ結び付きます。

ぜひ次回のツーリングからやってみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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