理由と選択の言語化と露出<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、つい先日ですがブログのアクセス解析でこんな検索ワードを発見しました。

「露出補正どれくらい必要?」という検索キーワードで当ブログを見つけたことを意味します。言うまでもありませんが露出補正がどれくらい必要かググっても納得できる答えを見つけることは出来ません。

おそらくこの場合、写真の明るさとしての露出を意味していると思われます。正直、びっくりしてしまいました。何でもネットで調べれば情報が出てくる便利な世の中ですが、少しくらいは自分で考えてみようよ…と感じたのは私だけではないはずです。

露出のお話をする前に、そもそも写真とはその役割は多様にある訳でして当ブログの読者の皆さまのように写真をライフスタイルとして楽しまれている方、お仕事として記録を撮っていく方、アート作品として芸術活動されている方、新聞や雑誌などのメディア写真などなど、本当にたくさんあります。




まず1つは事実を忠実に写した記録写真としての露出。そして2つ目はスナップや風景、もちろんツーリング写真もそうですが作者の表現としての露出。これらは考え方が全く異なります。前者は実際の様子がどうなのか的確に見る人に伝える役割があるので、露出も適正露出を正確に狙いたいです。場合によってはヒストグラムでよく確認し自然光であれば時間帯や天気、スタジオであればライティングも気を使わなくてはいけません。

一方、後者の場合は必ずしも目で見た通りの明るさで撮る必要はありません。ここのムードであれば少し暗めが良いな、とかこのお花はふんわりとハイキーにして白背景にしてしまおう、といった具合に撮影者が被写体、そのシーンに最もよく似合う露出を独断で決める訳です。

EOS40D 2008年 北海道

夕陽の写真なんかはその最たる例で、AE(カメラの自動測光機能)に任せた露出のままでは明るすぎてイメージとはかけ離れた写真になってしまいます。




ここで「露出補正どれくらい必要?」をググった方のために、すご~く大まかですが具体的なシーン別に露出補正量を箇条書きしてみたいと思います。

・夕陽(日没前) -1/3~-2/3

・夕陽(日没後) -2/3~-1

・逆光で人物などを撮る +2/3~+1

・木々が鬱蒼とした林道など -1~-2

・ローアングルで花を撮る(背景が空) +1~+2

・真っ黒なバイクをアップで撮る -1~-1 2/3

・真っ白なバイクをアップで撮る +1~+1 2/3

もう…本当に大まかですので、あくまで目安にしてください。こんなシーンはAEが狙い通りに出にくいのだな、程度の知識として持っていただければOKだと思います。どれくらい露出補正すれば良いかは一度シャッターをきって再生し、あなたの好みで決めて下さい。

カタログや証明写真のように事実を記録する写真の場合を除いて、適正露出というのはいつでも撮影者の心の中で決まるものです。カメラのAE機能を信用せず、その撮影シーンでの理想的な露出というのを決められるよう沢山の写真を撮って露出の理解を深めていきましょう。

私も最初の頃は実際の明るさを再現するのが正しいのかと思い込んでいました。そのためAEの決めた露出に対して1/3や2/3ステップ程度の露出補正しかしていませんでしたが、被写体の最も魅力的な部分に露出を合わせる「露出で魅せる撮り方」を学んでからはだいぶ変わってきました。




しかしこういった事は、いくらこの場で私が説明をしても本当の意味で理解するのは難しく、やはり自身で撮って失敗と成功を繰り返して身に着けていくしかありません。これは年単位でようやく成果が確認できる程度の少しづつ、本当に少しづつ上達するものですから、焦らずやっていきましょう。

CASIO エクシリム EX-10  紫陽花が最も魅力的にみるよう露出を調整した写真

今回はこの辺で!!

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雑な撮り方をやめてクオリティを上げる方法<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、超大型連休明けのお仕事でバテていませんでしょうか?私は微妙に肉体的な疲れがスッキリ抜けず(心はスッキリとリフレッシュされましたが)写真の仕上げもあまりはかどっておりません…。

さて今回は雑な撮り方をやめて写真のクオリティを上げてみよう~と題して、とても地味な話であり、しかし重要な写真の細部の詰めついて書いてみたいと思います。

最初に書いておきますが上手い下手とは別のお話です。上手い人でも雑な写真を撮る人はきっといますし、初級者の方が撮った写真でもいい写真はたくさんありますよね?写真の細部まで神経がまわらず、小さな手間を面倒に感じてやらない…それをナチュラルであると勝手に美化するのは果たして良いのでしょうか??




この作例は桜の木の下に自販機がある風景に何かを感じたので、ここにR1200GSを停めて撮ってみることにしました(ジュースを買うためではありませんよ)。

通常、こういった物はいくら桜だからと言って撮る対象にはしないものですよね。しかし天邪鬼的な考えですが、むしろそういった物に注目した方が個性的な写真にするには簡単な手段とも言えます。海外の人がみたら桜と自販機で日本を感じる要素が2つも有ることになります。

自販機が写っちゃった、または自販機が邪魔だからここでは撮らない。そうではく自販機を撮ってみよう!と決意すれば何とかなるものです。これは自販機に限らず電線やガードレール、看板やカラスなども同じです。「写っちゃった」と「写した」では同じようでも写真のクオリティは全然違ってきます。

しかしこの写真、よく見ると「写っちゃった」があるの、お分かりいただけるでしょうか?




写真をはじめたばかりの初級者の方に多く見受けられるのは被写体ばかりを見ていて背景や四隅のチェックが甘いことです。このように画面のすみっこに電線などの余計なものが「写っちゃった」写真は本当によく見かけます。

桜の花が魅力的に感じるアングル、地面に写った影の様子、これらが最も良く感じるベストアングルがこれだと決めたら、この場合は僅かにカメラを傾けてみましょう。この場合においては海などの水平線、建物などの垂直線がほぼ存在しないので、精度よく水平を守る必要はありません。少しくらい傾けても分からないのです。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS

僅かにカメラを傾けて気になっていた電線を画面の外に除外しました。細い電線がまだ少し写っていますが、この部分は他に小枝が複雑に存在している部分に近いので、これで気にならないレベルとして良いと思います。

「すげ~細かいな…」と感じた方もおられるかもしれません。しかしこういった細かな部分へ配慮できるか否かが写真のクオリティを左右するものです。

ベストアングルを見つけたら四隅と背景のチェック。そして余計な物が画面内にあったら丁寧に処理してやりましょう。決して労を惜しまず急がず(時間的余裕のあるシーンの場合)焦らず丁寧に。

今回はこの辺で!!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

今回の解説で「電線は入れてはいけない」と誤解されてしまいそうなので、こんな写真をアップしてみます。望遠レンズで引っ張った夕陽ですが、運悪く高圧線と重なってしまいました。こういったとき「よし、アレも撮ってやるぞ!」という気持ちで構成すると、それほど変な写真にはならないものです。

ブツ撮りから学ぶ写真の基礎<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ネット通販って使われますよね?今やあらゆるお買い物は実店舗よりもネット通販を利用する人が増えましたが、お店で買い物する楽しさや店員さんとのやり取りなど、物を買う楽しみにあった大切な何かが失われつつあるようにも感じます。

もちろん便利なので私も頻繁にネット通販は利用しているのですけどね。そして何より良いのはヤフオクやメルカリなどの個人売買でのネット通販ですね。いろんな物が出品されていますし新品を買うよりもお買い得な値段が最大の魅力です。消費税がないのも増税を控えた今になって考えると本当にメリットが大きいなと感じるのが個人売買です。




そんな個人売買ですが買うだけでなく不要となった物を売却するにも、買取店に下取りに出したり、お友達に友情価格で売るよりもはるかに高い値段で売れるものです。カメラや腕時計など人気ジャンルであれば尚のこと競って値段が上がることもありますね。私はカメラ、レンズ、バイク部品、キャンプ用品など不要な物は手間を惜しまずヤフオクで売るようにしています。

しかしヤフオクやメルカリで売りたい時に重要なのは…そう写真ですね。

商品がどのような形、大きさ、色をしているのか?中古品であればキズや汚れの程度はどうであるか?そういった事実を的確に伝えるのはもちろんの事、少しでも高く売りたいのなら商品が魅力的に見えるように素敵な写真を撮ることです。

この写真は安物の簡易照明ボックスで撮った腕時計です。この時計をヤフオクで売却する時に撮影しました。この場合はほぼ新品なので伝えたいことは商品のカッコよさです。「欲しい!」と思ってもらえるために特徴を分かりやすく、魅力を引き立てる撮り方を駆使します。




今回、なぜこのような解説をしているか?と言いますと写真の基本的な考え方とも言える「被写体が最も魅力的にみえるよう撮る」という考えは、実はこういったブツ撮りから学ぶのが最適だからなのです。ツーリング写真ではそう簡単に背景をチェンジしたり光の向きを変えたり出来ないですからね。

被写体の特徴をよくとらえ、それが魅力的に見えるように撮る。これがブツ撮りもツーリング写真もバイク写真もポートレートもみんな同じなのです。

上の腕時計の写真ではまず特徴として針とバーインデックスがとてもシャープに精度よく研磨された鋭い様子、ケースとベゼルなどのヘアラインやポリッシュの切り替えしのセンスの良さ、厚みのあるクロコダイルストラップが良く似合う…などを意識して撮影しています。特に針やバーインデックスが鋭い様子を強調させるため、補助ライトを一灯、別に用意してあらゆる角度から光を当てて輝かせています。

実際がどういった形や色をしているのか的確に伝えるだけのカタログ写真であれば、メーカーサイトの公式画像がそうなので、それで比較してみましょう。

ストラップの色が違うのですが本体はコレと同じです。全然、印象が違うのがお分かり頂けると思います。こういったメーカーが公式にカタログとして使う写真は完全に説明写真に徹しているため、全方位から専用のライティングを当て影がほとんど無く、イラストに近い仕上がりです。これはこれで魅力的に…ではなく別の役割がちゃんとあるのですね。




次にこの2つの時計の写真をご覧ください。

 

時計に詳しい人が見たらすぐ分かってしまいますが、どちらが高級な時計に見えますか?おそらく多くの人が下の写真が高い時計とお答えになると思います。ではいくらくらい価格差があると思いますか?

この2つの写真は全方位からスタジオライティングしたカタログ写真なので、質感や魅力が写真として伝わってはいません。その結果、ぱっと見て両者は大きな違いがないようにも感じます。

正解は上の写真はシチズンのキューアンドキューでネット通販で1290円の時計です。下の写真はブレゲのクラシックで200万円以上する高級時計です。如何でしたか?時計の知識がある方は別として、そうでない方はこの写真から判断する限り、まさかそこまで差があるとは予想できなかったのでは?と思います。

靴でも服でも楽器でも、売却するときの写真撮影は「被写体が最も魅力的に見えるように撮る」を心がけてみましょう。それにはその品物の特徴をよくとらえ、自分が買った時に感じたその品の魅力も思い出してみましょうね。

そしてツーリング写真やスナップや風景など、あなたが普段ライフスタイルとして撮っている写真をカタログ的な説明写真にしないこと。写真といっても事実を記録できるカメラという機械で撮るのですから、その用途は本当に多岐にわたるものです。あらゆる用途に合わせた撮り方の情報が世に溢れているので混乱しないようにしましょうね。

被写体が最も魅力的に見える撮り方、それをブツ撮りから学んでみましょう。というお話でした!!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

カメラ操作の最初の一歩☆露出補正をマスターしよう<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが「承認欲求」という言葉をご存じでしょうか?先日、あのメンタリストとして有名なDAIGOさんの本を読んでいて知ったのですが、承認欲求とは社会に認められたい欲求だそうです。

例えば身に着けるものをブランド品で固めてみたり、超高額な腕時計をつけたり、派手な外車に乗ってみたり、高収入で財産がある人=優秀で価値のある人間であると社会に認められたくて承認欲求を発散している人達…という事が書かれていました。

簡単に言ってしまえば社会に良く見てもらいたくて見栄を張ってしまう欲求ですが、人は誰しも心のどこかでこの世で立派に生きていきたいという欲求があるそうです。そして自分は成功していると誇示したくなる心理的な行動が承認欲求だそうです。しかし本当に優秀な人や才能の豊かな人ほど見た目のゴージャスさには無関心なものです。

いくら高級なものを身に付けても中身は空っぽの人間であると自分で分かっていれば、1000万円の車に乗っても信号待ちで隣に2000万円の車に並ばれたら虚無感に襲われるのです。

この世に生をもって誕生したからには世のため人のために生きていけたら良い、その意欲があるまでは良いのですが、認められることに心を奪われてしまうとただの見栄になってしまうのですね。それを実現するには見た目ではなく中身や行動なのですが、そこを直視できない人が多いのだそうです。

CASIO エクシリムEX-10

この承認欲求を写真に当てはめて考えてみるとどうでしょう?自分は写真を撮るのが上手だ!私のカメラは高画質で綺麗に撮れる!俺ってセンスあるだろう~!という個人の承認欲求に支配された写真はどこかエゴで見る側に響くものがありません。

でも写真って作者が感じたものを表現するってよく言うじゃない?「俺って写真うまいでしょ~」って写真と何が違うの???という疑問がわいてくると思います。確かにエゴな写真といい写真は区別が難しいかもしれません。作者が天才であればエゴが素晴らしい写真にも成りえるからです。




ここからは私の個人的な考えなのですが、いい写真はやはり見て頂ける人の気持ちをどこかで意識して撮った写真ではないでしょうか。ツーリング写真でもスナップでも、撮るときに「この写真をみて喜んでもらえたら良いな」そんな事を少しでもいいので意識して撮ればエゴな写真とは一線を画す良作になるのではないでしょうか。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/200 ISO100 露出補正-0.7

さて前置きだけで1000文字も書いてしまいましたが、今回は<初級>ツーリング写真解説として極めて初歩的なお話をいってみたいと思います。

写真をはじめたばかりの人、自分のカメラをはじめて買ったよ!という人にとって、まず撮るにはカメラのオートモードに頼って撮るのが一般的だと思います。オートモードとは大昔に写真を撮るための露出設定は撮影者の手腕に委ねられていた時代、キャノンが露出を自動で算出できるカメラ「キャノンオートボーイ」を誕生させた頃に生まれた言葉です。よく「ワシはオートモードで十分じゃ」という人がいますよね。

露出とは真っ暗な箱になっているカメラの内部に外の光をどれくらい取り込んだか?という考え方ですが、簡単に言ってしまえば写真の明るさを決めるものです。

カメラが外の様子を測定して「このくらいの露出設定でいいんでない?」とコンピューターが自動で露出を決めてくれる機能をAEといいます。現在、売られているカメラは全てと言っていいほどAE機能が搭載されています。ここで是非、皆さまにAEについて覚えておいていただきたい事が2つあります。

まず1つ目は AEはアホです。

AEがアホである理由は普通の記録写真として撮りたい場合ですら、適正と呼び難い滅茶苦茶な露出をだすときがあるのです。ヤフオクやメルカリで黒色の洋服が紺色っぽく写った写真や、純白の靴がグレーっぽく写った写真を見たことありませんか?

これは黒色を暗い、白色を明るいとAEが誤認するのが原因です。こういった誤認はオートボーイの時代から最新のカメラに至るまで解決されていないAEの弱点なのです。

そして2つ目は AEはセンスないヤツです。

例えば上の作例のように夕刻で薄昏時なのですから「少し暗いのが雰囲気があって良い」という事は誰でも分かりますよね。しかしAEにはそんなセンスは持ち合わせていません。あくまで機械的に測光した結果に基づいて平準な明るさを出しているに過ぎないのです。




リコーGR F5 1/60 ISO100 露出補正+2.0

ここまで大胆に書いてしまえば、AEを信用してはいけない事がお分かり頂けたと思います。もちろんAEの何もかもが悪い訳ではなく、例えばスポーツシーンなどで露出を撮影者が練る時間的猶予が無い場合などはAEの測光方式(スポット測光やアベレージ測光など)を変えて精度を上げAEを活用する撮り方もあります。この辺の考え方はピントを自動で合わせるAFも同じです。

写真をはじめたばかりの人に最初からマニュアル露出はできませんので、カメラの撮影モードは絞り優先モード(AまたはAVモード)にしてAEを使う訳ですが、シャッターボタンを半押しした時にコンピュータが決めたその露出を【これが正しい露出でそれに対して露出補正で微調整する】という考えはぜひ捨てて下さい。

どうしても評価測光の結果を基準にして露出補正してしまうので、最初の値に縛られてしまうのが落とし穴なのです。本当はAEによる最初の露出よりかけ離れた露出がそのシーンでの理想的な明るさなのかもしれないのに…。上のコスモスの写真は評価測光に対してプラス2段と大幅に補正しました。これ以外にも3段とか大幅に補正することも珍しくありませんが、そのようなシーンでは上級者の場合はAEは使わずにマニュアル露出を使っているものです。

初級者の方でも「露出補正なら使っているよ」という方も多いと思います。しかしそれは現実を見た通りの明るさを再現するためにAEが算出した露出に微調整を加えているだけの場合が多いです。そうではなく例えばお花の写真であれば花の最も魅力的な部分が理想的な露出になるように撮影者自身が露出を選ぶのが本来なのです。

CASIO エクシリム EX-10

例えばこの写真は紫陽花の花の部分が最も魅力的に見えるよう露出を選択しました。これをAEに任せた露出にすると軽くもう2段か3段は明るくなると思います。それは目で見た通りの明るさを的確に再現した写真になるかもしれませんが、果たしてそれで良いのでしょうか?またそのAEが出した露出に対して、たかだか1/3や2/3段の微調整を加えたところで何かが変わるでしょうか??




今回は評価測光AEが決めてしまった露出を信用しない、それを基準に露出補正など考えるのはやめましょうね、というお話でした。

またチョット偉そうに書いてしまいましたが釈迦に説法はお許しくださいませ。ではまた!!!

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騙されたと思ってやってみて☆言語化で写真が良くなる不思議・フシギ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりに精神論的なアプローチで解説する<初級>ツーリング写真解説でございます。

写真というとどうしても構図などの撮り方やカメラの設定などで全てが決まるように思われ勝ちですが、実はそういった事と同じくらい「まずは感動しましょう」という撮影者の心が大切なものです。

もし撮影者が被写体や情景に全く感動などせず、撮り方やカメラの操作だけで写真を撮れば、それは作品ではなく整った高画質の画像です。偉そうなことを言える立場ではありませんが、良き作品とは撮影者が心打たれたことを独自に表現したものなので、撮り方やカメラの操作だけでは成立しないと私は考えます。

そんな事を言われてもソレって個人の感受性とかの問題でしょ?俺にそんな一面はないよなぁ~困った。というアナタ。今回は感受性とか感動するとか今まであまり意識していなかった…という方向けに効果のある手法を解説いたします。

これをやるだけで魔法のように写真が良くなることをお約束いたします。




1.特徴と感動を言語化する

 

そこで写真を撮ろうと思ってバイクを停めカメラを準備した。それならばその場所に最初にあなたが気に入った何かがあるはずです。

気持ちいい場所、いい眺め、とりあえず海だから、SNSで見かけた「映え」な被写体、なんでもいいですけど撮ろうと思ったきっかけは誰でも分かりますよね。

夕陽だったら「夕陽はキレイだから撮る」といったシンプルな理由です。しかしコレだけで撮影を開始しても素晴らしき作品にはなりにくいです。もっと被写体や情景をよくみて当初は気が付かなった特徴や魅力を言語化してみましょう。

上の作例では強烈な夕陽が海面に反射している海岸の撮影シーンです。私はここで直視するのも耐え難い強烈な光は空よりも海面からきていると感じました。ドラマチックなシチュエーションであることに間違いは無さそうでしたが、実際の様子がよく分からなかったので露出を肉眼の明るさとはかけ離れたアンダーで1枚撮ってみました。

すると海面の様子はまるで銅板のような美しさであり、海面が神秘的にさんざめいていました。「美しい」「神秘的」「さんざめく」そして「まるで銅板のような」。このように日常会話では使わないような単語や比喩表現を使って被写体や情景を言語化してみてください。

「イイ感じだ」ではなく何がどうイイのか?美しい言葉で特徴や魅力を言語化して声に出してみて下さい。すると不思議なことにファインダーの中で何がどうイイかを画面という長方形の中に自然と構成できるはずです。

上の作例では「まるで銅板のように輝く海面がさんざめいていた」という作者の意図が言語化された後にシャッターを切ったことで、それが明瞭に伝わるよう画面内に構成されています。これをハッキリやらないと漁船やらカモメやら関係のないものをつい画面内に入れてしまうので意図が明確に伝わらない写真になりインパクトも弱まります。




2.理由と選択の言語化

こちらの作例は北海道のコムケ湖で撮りました。寂しい雰囲気の風景のなか、雪国特有の形状をした倉庫がありました。当初、湖の方へ向かって写真を撮っていましたが一通りの撮影を終えて反対側の景色に目をやると、この青い倉庫が何かを私にうったえているように感じました。

何枚か試し撮りしてはEOS6D Mark2の液晶モニターでプレビューし、ここであの倉庫が一体何なのか?自問し思考しました。何なのか?とは何を格納する倉庫なのか?という意味ではありませんよ。それを撮りたくなった理由です。

そしてユニークな形状と印象的な青の色味といった特徴が気に入ったから、そして草地と曇天による鉛色の景色によく似合う雰囲気だからと分かりました。理由が判明したので次に手法を選択します。ここでは望遠レンズを使って画面内に大胆に配置し、倉庫の存在が印象的になるよう構図しました。「倉庫の形状と青が印象的だったので望遠レンズで大きく構図した」と言った具合に「○○だから△△した」と理由に対して手法を選択したことも言語化してみましょう。




実は言語化自体が大切なのではなく、言語化のために思考することでよく見てよく感じる行為が出来るのです。イイ感じだからここで撮ろう~では被写体や情景の特徴を捉えることもできません。どう感動したのかを言葉にしようと考えれば撮影者が自分がどう感動しているのか内面に問いかけることもできます。

そして理由と選択の言語化は作品の意図を明確に表現するためのプロセスです。これも言語化自体が重要な訳ではありませんが、初級者の方は言葉にして発することで「イイ感じ」「なんとなく」という曖昧を脱し意図が明確な写真を構成できるようになるのです。

私の場合は今はほとんど言語化せずに撮っています。被写体をよく見る目や感じたコトに向き合う心、表現するための操作の選択などは、長い事やっているので言語化しなくてもやっているからです。うまく説明できませんが言語化のプロセスを省略して直感とカメラをつなぐダイレクトモードにしている、といった感じでしょうか。

ここでは<初級>ツーリング解説として上達のプロセスとしての言語化をご紹介しました。

今回はこの辺で!!

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構図が難しければまずは望遠で☆<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、少し前にNHKで竹内まりやさんのMusic&Life~40年をめぐる旅~と題して音楽活動40周年の特集番組をやっていましたが見られましたか?なかなか素顔を見ることの出来ない超大物アーティストである竹内まりやさんのレアな映像やインタビューはとても良かったですね。

その中で印象に残ったお話がありました。80年代ではご自身が歌い手としてテレビに登場し活動されていましたがピンクレディーなどでも知られていますが当時のアイドルや人気歌手は超過密スケジュールの毎日で、竹内まりやさんも同じように目まぐるしく日々を送っていたそうです。そんな中で喉を酷使し過ぎて声帯を悪くされたそうです。音楽が好きでこの業界に入ったのに声帯を壊しては音楽活動ができず本末転倒である…そこですべての活動を休止し家庭で子育てをしながら楽曲制作に励まれたそうです。

確かにテレビに出てこなくなった一時期は有名なアイドルや多くの歌手の楽曲提供がとても多かったですね。駅は中森明菜さん、色ホワイトブレンドは中山美穂さん、あの岡田有希子さんにも多数の楽曲を提供されていました。

そんな40年というキャリアの中でやはりうまくいかないスランプ時期などもあったようですが、番組内のインタビューでは「それすらも愛しいと思えるほど音楽を愛している」とおっしゃっていたのが印象的でした。

写真も少しくらいのスランプで「もうやめたい」なんて気持ちが出てくるようでは、そもそも写真をそれほど愛していないとも言えるかもしれませんね~。




さて毎度前置きが長いですが今回は<初級>ツーリング写真解説として、撮影地でまず何をして良いか、どう構図するのかレンズは何を選べば良いのか?カメラアングルとか言葉は分かっているつもりでも実践できない。とお悩みの初級者の方を対象に、まずは1枚、イイ写真を撮って楽しさを知っていただく目的で簡単なやり方をご紹介します。

例えばこんなシーン。「うぉ~なんだあの不気味な建物は!?」とバイクを停めて風景に見入っている所がスタート地点です。このシーンをそのまま記録すれば上のような写真が出来上がります。

これでもダメではありませんが無駄なスペースも多く、インパクトに欠ける写真です。そもそもこういった感じの撮り方はSNSやブログのツーレポでよく見かける撮り方であり、それ故に見る側も無意識下に飽きているというのが現実でしょうか。

しかし構図を緻密に組み立てたり、足で動いてベストアングルを探り当てるなんて芸当は写真をはじめたばかりの人がイキナリできる訳ではありません。最初は無理をせずにカメラやレンズの特徴をうまく利用してみましょう。




~望遠を使おう~

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L 焦点距離200mm

はい、やり方は簡単です。お持ちのカメラ(またはレンズ)がズームレンズであれば最も望遠側に設定してバイクから少し離れてみましょう。するとこの写真のように遠くにあったものは大きく、バイクはフレームから切れてしまいます。これによって最初に「うぉ~なんだあの建物は!」とあなたが最初に反応をしめした被写体を主役にすることに成功しました。

主役である建物にインパクトを与えただけでなく、崩れかけたレンガの様子や手前に生い茂った草などが明らかになり、最初にあなたが「うお~なんだアレは!」と感じたことがしっかり表現されました。言語化すると「崇高さ」とでも言いましょうか。

注目したいポイントはもう1つあります。望遠は単に遠くの物を大きく、写す範囲を狭くするだけではありません。空間を圧縮するので無駄なスペースを省くことが出来るのです。1枚目の写真ではバイクの手間側にある地面や、ただの曇り空など写真を魅力的にするために機能していない無駄なスペースが存在していました。これを省くことにも成功しているのです。

実際に撮影地では例えば電線やガードレールや標識など、通常は画面内に入れたくない余計な要素が混在しているものです。望遠を選択することでこれらを画面の外に除外することも容易となります。




どうでしょうか?望遠にして最初に気が付いたものをアップにする。バイクはフレームで切り落としピントも合わせない、画面に入れたくない無駄なスペースや電線なども除外できる。簡単ですよね?

写真の解説書を見ていると、最初は50mmからはじめて足を使え!的なことが書かれていますが、まずはイイ写真を自分で撮って楽しみを味わいたいではありませんか。そういった意味で少し邪道かもしれませんが望遠側を使って簡単にソレっぽい写真を撮ってみようぜ!というお話でした。

ぜひ次のツーリングで実践してくださいね。

それではまた!

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↓↓↓撮影地↓↓↓

北海道稚内市声問の秋田木材発電所跡。

桜のツーリング写真 構図の基礎的な考え方<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、まだまだ続きますよ「桜のツーリング写真」!今回は桜のツーリング写真を作例に<初級>ツーリング写真解説として構図を作るうえでの基礎的な考え方を書いてみたいと思います。

写真において構図と聞くとつい「構図が命」みたいに感じてしまいますが、構図だのデザインだのといったものは写真の骨組みのようなものです。いつも同じような話になってしまいますが、構図やデザインといった基礎的なことを駆使して表現するか、あるいはそういったものは使わずに(または控え目に)表現するかは撮る人の自由です。

ただ1つ確かなのは基礎的なことを知っていて敢えて無視して表現した写真と、基礎的なことを何も知らず無秩序な写真とでは大きく違うという事です。




まずは始めたばかりの人は例にもれず基礎的なことは知識として知っておきましょう。今回はそんなお話の中の構図における「弱い部分」の見つけ方とフォローの仕方を作例を元に解説してみたいと思います。

こちらの作例をご覧ください。とある田舎道で満開の桜が森にあるのを見つけました。私がこの時に面白いなと感じたのは地面がアスファルトではなく白いコンクリートで固められていたこと。そして画面の左上からの太陽光により右にいくほど階調豊かにシャドウとなっていくことでした。

桜以外が黒バックに近い程、多くの部分がシャドウに包まれる露出を選んでみました。なぜこのような露出にしたかと言うと桜のピンク色を大切に表現したかったからです。よくSNSで見かける桜のバイク写真では画像ソフトでピンクに派手に調整した写真を見かけますが、そのようなことをしなくても露出を丁寧に決めてホワイトバランスをミスらなければ桜の淡いピンクがきちんと再現されるのです。

桜のピンクが出ないで白っぽくなってしまう…と悩んでしまうのは桜の最も魅力的な部分を露出を合わせず、画面全体の平均で算出するカメラの評価測光に任せているのが原因です。

しかし…この構図だと何か釈然としません。




今回の解説では構図における弱いエリアの見つけ方です。別の言い方をすると意味のない無駄なスペースです。スペースとは構図において地味に重要な役割がありまして、被写体を美しくバランス良く見せるのに正しく機能しているか?を確認してみましょう。

被写体とスペースが明確に整理されて、それぞれの配分や位置関係が整っていると写真を観る側に安定感をもたらせてくれます。上の作例では右下の日陰の部分にパッと見て物足りなさを感じる無駄なスペースが存在しています。バイクを動かしてこの辺に移動しても悪くはありませんが、残念ながらこの辺は完全に日陰になってしまい、今回選択した露出設定では写ってくれません。

iphone7

この写真は撮影地の様子をiphone7で撮ったものです。カメラアプリが露出補正できるStagecam HDなのでここでも露出を桜に合わせて撮ってみました。先ほどの無駄なスペースが気にならないように、このように引いて撮ってしまうのもアリかもしれません。しかし、これではどうにも平凡ですし何より桜の存在感が弱まってしまいました。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS F22 1/40 ISO100

そこで後ろに咲いていたスイセンに注目してみました。これを先ほどの無駄なスペースをうまく埋められるよう前景に置いてアングルを探り当ててみました。しかしスペースを埋める目的にしては、あまりに存在感の強いものを選んでしまった感があります。

ここで重要なのは桜とスイセンの間にあるスペースの作り方です。あと数センチでもカメラを下げればこのスペースは消えます。しかし、このスペースが無ければ存在感の強い被写体を画面に詰め込んで窮屈な印象の写真になってしまうのです。




かなり苦しい撮影シーンでしたが唯一良かったのは桜に合わせた露出がスイセンの花にもぴったり合ったことでしょうか。このように露出、構図、カメラアングルとは個別に考えるものではなく全て関連性があって「この露出ならこの構図」といった具合に組み立てていくと答えにたどり着くことができます。

<初級>ツーリング写真解説でしたが、やや分かりにくかったかもしれませんが、整理しますと構図内で機能していないスペースを見つけたら何らかの手段で埋め合わせるか除外してみましょう、というお話でした。

それではまた!!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

遊びでこんな写真を撮ってみました。この時は桜が咲いていたのが局所的でしたので、その部分を中心軸にスローシャッターでカメラを回転させてシャッターを切りました。良い悪いは別として面白いという意味でアリではないでしょうか。

あなたは邪道だ「こんなのは写真ではない」と言われたときの対処法

究極のツーリング写真 touring-photofraphy.com 読者の皆さま、今回は通常のツーリング写真解説ではなく、ちょっと変わった話をしてみたいと思います。

上級者の方やある程度のキャリアのある方なら少なからずご経験があるかと思いますが、ご自身の作品に対して第三者から否定的な反応を受けた事がありませんか?「〇〇はけしからん」「演出の度が過ぎている」「〇〇は邪道だ」といったものです。ストレートに言われることはなくとも、間接的に否定されるケースは割と多いと思います。こういった事はベテランカメラマンから受けることもあれば、ご自身は一切写真など撮らないという方から受ける場合もあります。




今回はそんな否定的な反応を受けてしまったとき、どのように対処をしたら良いのか私なりの考えて書いてみたいと思います。

この作品は日没直後の海岸で撮った1枚です。水平線の真下にある太陽は、そのすぐ上に存在する薄い雲をマゼンタに染め非常に印象的な光景が現れました。しかし実際には空全体は曇りで、このように派手に焼けたのは極めて部分的でした。そこで400mmの望遠レンズを使って最も派手に焼けている部分を背景に構図したのですが、どうもこの写真をみると不自然な発色で悪趣味であると感じる方も一定数はおられるようです。

面白いのはこの作品をSNS等で発表したとき、その反応は「すごくドラマチックです」という嬉しい反応から、過度なレタッチと誤解を受けて冷めた反応の人と気持ちいいほど二分するものでした。




最近話題の写真家で分かりやすい例えがあります。人気テレビ番組クレージージャーニーに出て一躍知名度を上げたヨシダナギさんです。ヨシダナギさんはエチオピアの少数民族スリ族などアフリカの文化を撮る写真家ですが、その独特の表現手法が人気の理由で私も大好きです。それは通常の写真家であれば普通は避けるであろう、明らかな演出と思えるモデルの配置やポージング、まるで戦隊モノのオープニングを思わせる構成ですがとにかくカッコいい!ここまで潔くやると本当にカッコいいです。そしてレタッチもヨシダナギさんご自身が「ここまで画像を加工したら写真ではないと批判を受けました」とおっしゃるほどレタッチ処理による表現を強く感じます。

しかし、どんなに偉大な先人写真家に批判されようと、ヨシダナギさんにとってアフリカをカッコよく表現する最良の手段がこのような方法なわけです。他人の言葉などに惑わされては無しえなかった写真世界であるのは疑う余地がありません。

ヨシダナギさんご本人はカメラと写真には興味がない、とメディアにコメントされていました。カメラに興味のない写真家は多くいますが写真に興味がない!というのは私には衝撃でした。つまりヨシダナギさんはカメラを使って写真を撮っているのは間違いないのだけど、写真家という枠にはまらず、純粋にアフリカをカッコよく表現する表現者なのですね。

この例を参考にすると、他人が「〇〇はけしからん」「これは邪道である」といった意見にいちいち影響されてしまうのは、自分独自の表現世界を貫くことや、新たな事への挑戦の道は閉ざされてしまうことを意味します。




伝統的な従来の方法を踏襲するのか、それに縛れらず新たな手法に果敢に挑戦をするのか?このどちらかを自分の中でハッキリと決めておかないと「〇〇はけしからん」を受けた時に「すいません、以後気を付けます…」とせっかくの独自表現が従来派の世界に引きずり込まれてしまう訳です。

しかしいくら理由があって特異な手段で表現しているつもりでも、完成度が低いと本人が主張したところで陳腐な作品に陥ります。それはヨシダナギさんの作品の完成度の高さをみればよく分かると思います。

いってみれば「自分はこのスタイルでいくんだ」というポリシーのようなものを持っていれば否定的な反応を受けた時でもブレることはありませんよ、というお話でした。

今回はこの辺で!!

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小学生でも分かる順光と逆光の使い分け方<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日からいよいよ4月ですね。桜や菜の花など春の風景のツーリング写真にモチベーションが上がる季節ですね。私はいよいよ月末にせまったGW北海道ツーリングがあるのでソワソワしてきました。北海道など遠くに行く旅とは出発のずっと前から気持ちの中で旅がはじまっているように感じます。




ところでヤマハが海外のショーでテネレ700を量産車に近い姿で発表したようですね。ラリースタイルの顔つき、21インチフロントホイールと長いサスペンション。こういった純粋なビッグラリーモデルって好きなんですよね。

かっこいい…このロボット的な顔つきが好きです。アニメ機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツを連想しますね。ガンダムでに出てくるモビルスーツと言えば個人的にはZガンダムシリーズに出てくるティターンズのものが個人的には好みです。もちろん1年戦争に出てきたものも好きですが…すいません40代ネタで。

これは私が2003年から2008年までに所有していた愛車 BMW F650GSダカールです。このクラスのオフ車がもともと好きなんですよね。もう千葉にはダートの残る林道が減ってしまったので、オフロード走行を身近で楽しむことは出来ないのですが。これで北海道の美深歌登大規模林道や風烈布林道などを走ったのが懐かしいです。

ちなみにBMWは単気筒650㏄のオフ車としてダカールの後にG650Xチャレンジというモデルを出し、これが売れなかったのかすぐに生産終了。そして2012年にG650GSセルタオという2003年F650GSダカールをそのまま外装だけ変更したバイクを発売しましたが、これも現在では生産終了です。このシリーズでかつてパリダカを2連勝したのですが、どうも生産車としては成功しない運命のようですね。




さて前置きが長かったですが、今回は<初級>ツーリング写真解説として逆光と順光のお話をスマホ写真の作例を元に簡単に解説してみたいと思います。

逆光と聞くと記念撮影などで逆光で撮ると顔が真っ暗になってしまい、なんだかいけないように聞こえますがそれは間違いですので、ぜひこの機会に正しい逆光の使い方を覚えてくださいね。

スイセンをIphone 7で撮った作例です。これは太陽を背にした順光で撮った例です。ホワイトバランスが合っていませんが、そこは気にしないで見て下さい。順光で撮ると花がどのような色や形をしているのか明らかに写り、花以外の緑や空なども色彩が鮮やかに写るものです。

こちらは全く同じ花を撮影位置を変えて逆光で撮ってみました。なぜかこれはホワイトバランスが適切に出ました。逆光にしてしまうと、まず露出がなかなか合いません。記念写真で顔が暗くなってしまうのも光に向かってレンズを向けると露出アンダーになりやすいからです。この写真ではiphone7に入れたカメラアプリ、Stagecamにある露出補正機能を使用しました。

逆光で撮ると背景となっている緑や青空の鮮やかさは失われてしまいます。しかし主題である花はどうでしょう?スイセンの花びらに光が透過し、エッジにも輝きが入ってぐっと魅力的になりました。




・順光は被写体の様子を伝えるのに適しているがコントラストに欠け印象的な写真にはなりにくい。半面、緑や青空の鮮やかさを出すには良い。

・逆光は多くの場合で露出補正をする必要があるが、被写体や情景に輝きが入り、コントラストに富んだ印象作品が狙える。

上の作例のように花が主題となる写真であれば、背景や空の様子などは潔く切り捨てて主題である花が最も魅力的に見えるよう撮りましょう。そのためには今回の2枚の作例では逆光の方が印象的な作品といえるでしょう。

では順光はどんなシーンで使うのか?例えば同じスイセンの写真なら一面にたくさんのスイセンが咲き乱れ、花以外の緑や青空に浮かぶ雲なども魅力的な風景があったとします。そういった景色で色彩が鮮やかで美しいと感じたら、順光を利用して色彩鮮やかに撮るのが良いかもしれません。エフェクトやピクチャースタイルも風景モードやポジフィルム調などを選んで鮮やかに仕上げると、さらに印象的になるでしょう。

このように順光、逆光はどちらが良い悪いではなく、それぞれに特徴があって被写体や風景に合わせ、作者が感じたことを表現するための手段として選択するものです。もちろん作者の意図で太陽の向きを変えることは出来ませんので、多くの場合はそのシーンでの最良の表現を探る訳ですが。

光の向きについては斜光やトップ光など色々ありますが、今回は簡単にスマホ写真を例に逆光の解説をしてみました。スマホで身近な被写体で実験できるので試してみて下さいね。知識だけではなく実際に撮ってみることが大事ですよ。

今回はこの辺で!!

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やっぱり向き不向きってあるだろうか<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photorgaphy.com 読者の皆さま、最近以前よりも輪をかけてミラーレスカメラの話題がカメラ業界を賑わせていますね。シェアを大きくリードしたSONYを大御所であるキャノン、ニコンが追従する形になったので、誰の目にもこれからはミラーレスだ、と見えるのは当然ですよね。

技術の進歩によって従来は不可能だったものが実現されるのはカメラに限らず素晴らしいことです。しかし使う側の我々は進化したものと引き換えに何かを失ってはいないだろうか?と今一度考える余裕が欲しいですね。

決してミラーレスカメラを否定する訳ではありませんが、いまある光学ファインダー搭載の一眼レフは例えば数十年後には消滅していて「むかしはペンタプリズムのファインダーで綺麗に見れたよなぁ」なんて言っているかもしれませんね。個人的には光学ファインダー搭載のデジタル一眼レフはデジタルとアナログのハイブリッドのようで、撮影者の感覚と調和するのに絶妙なバランスなのではないかな…?なんて思ったりもします。




さて今回は<初級>ツーリング写真解説として超初歩的なお話をさらっといってみたいと思います。つい先日、ある知人から「私もいい写真が撮りたいけど、いつも平凡な写真を撮ってしまい進歩がない」というご相談を受けました。

その方は例えば絞りを変えると被写界深度が調整できるとか、そういった知識は一通りもっておられるようでした。ではその方の悩みの正体は何なのでしょうか。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600㎜F5-6.3DG

いろいろとお話を聞いているとある事に気が付きました。例えばバイクが最もカッコよく見える角度というのがあるから、しゃがんだり左右に動いたりしてその角度を探すといいですよ。とアドバイスすると「え~なんか大変、めんどくさいですね」と返ってきて、背景がゴチャゴチャしていたり画面の四隅に電線やガードレールなどが入ると良い写真にならないので、まずは写真に適した背景探しを先にやるといいですよ、とアドバイスするとやはり「ええ~めんどくさいですね」と返ってくるのです。

そう…めんどくさい…。その方はいい写真を撮りたいんだけど色々と労を費やすのはめんどくさいのです。

バイクの中心に電柱が貫通していたらバイクの位置を動かして調整しましょう、と言えば「たかが写真にそんなマメなことできませんよ」挙句には「自分ヘタレなんで気合ないんっす」とまで…

私の個人的な感覚では本当に残念で仕方がありませんが、冷静に考えれば写真を撮るなんて行為は極めて万人に普及している訳で、ツーリング先で油絵を描くとかツーリング先でギター弾き語りをするとかに比較すれば誰でもやるフツーの事です。だから「人によってはこんなものか…」と捉えるのがむしろ正しいとさえ言えます。




しかし、それではその方の「いい写真が撮りたい」という要求の源は何なのでしょうか?SNSで「映え」する写真が撮りたい?綺麗に撮って友達を驚かせてみたい?…この辺はかなり個人差があるように感じます。「どうだ!俺、うまいだろうっ」と自慢したいというのも確かに人によっては願望としてあるかもしれません。このように写真という趣味に限っては一言に「いい写真」と言ってもあまりに多様だと感じます。

そう考えると個人的な写真家を名乗る私、立澤重良が誰かに「いい写真とはこうですぞ!」なんて話をしたところで、大半の人には迷惑なことなのかもしれません。その人が景色や被写体を本物ののように撮ることや高画質で撮ることが「いい写真」と思い込んでいれば尚更のことです。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

いい写真を撮りたいんだけど難しいことやメンドクサイのは苦手。それって働きたくないどけお金は欲しいって言っているのと同じで、労を費やさず成果が欲しいという我儘な要求ではないでしょうか?そして、それは最新のカメラや高級なレンズを手に入れれば実現する…なんて思っていたら勘違い甚だしいですよね。

しかし、せっかく良いカメラを持ってツーリングでそれを使って「いい写真が撮りたい」と言っているのですから、私としては無視する訳にはいきません。結局、その方にできた唯一のアドバイスは「人を感動させられる写真が撮れれば見せる喜びを味わうよ、それを知ってしまえば写真を撮るときに如何なる労力もメンドクサイなんて感じないはずだよ」という事だけでした。




人に感動を与えられる、写真を通して多数の人にメッセージを伝えることができる。そしてそんなコトができてしまう新しい自分の発見。こういったことに幸福を感じるのが写真をはじめた初期の醍醐味だと思うのですが。

しかし、その方はどんな景色の素晴らしい道でも前の車をバンバン抜いていくハイペースだし、どんなに美味しいモノでも早食いだし、素晴らしい温泉に行っても烏の行水です。そしてこれらのシーンでいつも感じるのは「最高の景色!」とか「超おいしい~」とか「いい湯だなぁ」とか感想のコメントが一切口から出てこないんですね。

感受性が乏しいと言うのでしょうか?感受性のない人なんていないはずですが、人生のどこかのタイミングで輝きを失ってしまい、今は濁って鈍感なままなのでしょう。それをふたたび磨きをかけて人生を豊かにするのが「写真」という趣味、ライフスタイルだと私は考えます。

しかし…高いカメラを買ってツーリングに持ち出したまでは良いけど…やっぱり厳しいかなぁ…。人には向き不向きってありますからね…。

皆さんの近くにもこういった方いませんか?今回はこの辺で!

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