桜の写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、このウイルス騒動で日本もいよいよ大変なことになってきましたね…。私が勤務している施設も本日から臨時休館となりました。と言っても仕事は休みにはなりませんが。

さて今回は暗いニュースばかりの日本…いや世界ですが、せっかく桜が咲いている時期ですので、ちょっと近所の公園などに出かけて桜の写真を撮ってみませんか?という趣旨で桜の写真の撮り方をいってみたいと思います。

いちおうタイトルに便宜上「桜の写真の撮り方」と書いてしまいましたが、正解のない芸術写真では「撮り方はこうです」なんてモノはそもそもありません。ここではヒントのようなものや私が桜を撮るときにやっていることを書いてみたいと思います。

1.構図は幹でつくる

CASIO エクシリムEX-10

桜といえば花に関心がいってしまいますが安定やバランスといった基礎工事的な部分、つまり構図については幹を基準に作りましょう。

上の写真は今はもう使っていないのですがカシオのエクシリムEX-10で撮った東京の桜です。遠景に東芝などのビル群を写した夕景ですが写真の縦横比に注目してください。APS-Cやフルサイズの一眼レフと違いアスペクト比が正方形に近いです。何度も同じような事を書いてきましたが写真とはいつも画面という長方形の四角を意識しましょう。この場合、EX-10の画面アスペクト比に合わせて扇状に広がる幹を配置させました。

このように桜の写真を撮る場合、構図は幹を意識して作ってみましょうね。




2.露出でアート作品に昇華させる

EOS6 mark2

こちらは露出で魅せる桜の写真です。よく「ソメイヨシノの淡いピンクが写せない」という声を聞きます。確かにソメイヨシノのように淡いピンクはカメラ任せに撮ってしまえば桜はほとんど白になってしまいます。これはカメラが画面全体を平均的に露出を測った結果であり、花だけを見れば露出オーバーなのです。

カメラにはダイナミックレンジといって写せる明るさの範囲が限られています。最近ではHDR加工とか画像ソフトでシャドウを持ち上げたりして、その範囲をコントロールする場合もありますが、原則としてダイナミックレンジとは限りがあり人間の目で見る様子よりも狭いものです。しかし狭いからこそ「写真」なのだと私は思います。

その限られた明るさの範囲をうまく生かして桜の最も魅力的な部分に露出をつめて、最も魅力的になるよう露出で魅せるやり方がこれです。当然ですがカメラの評価測光は全く役に立たないのでマニュアル露出を使用します。

ポイントは構図にあって全体が暗いだけの写真にならないよう構図を作る事です。露出と構図は密接に関係しているのですね。

3.特徴を捉えて表現する

RICOH GR APS-C

これは出勤前に佃島や月島を散策していた時に撮った桜です。確かIHIでおなじみの石川島公園だったと思います。シトシトと雨が降る中で傘もささずにGRで撮影に没頭しました。桜の写真をアート作品として撮りたいのであれば自分が発見した「好き」を写真にすることです。そのきっかけは被写体をよく観察し捉えた特徴からヒントを得るのがコツです。

この場合は雨によって雫がついた花の様子、曇天の逆光下で光が透過していることです。この日は雨だけでなくとても寒い日でした。日本には「花冷えの候」なんて言葉がありますが風流ですよね。私、最近になってこうゆうの好きなのですが…そんな【個人的な好き】を写真にこめるのです。




それとこの写真は1グループの花をクローズアップしたのですがフレーミングにも腐心しました。画面内に最も美しく配置するには?どのアングルからどの範囲までをフレームで切るか?こういった事はドキュメンタリー写真などを除く多くの写真に共通して言えることですが被写体が最も魅力的に見えるピンポイントを模索すること、それを見つけるまで撮り切ることが大切です。

4.深度で魅せる

EOS6 mark2

奥行方向にピントが合う範囲、被写界深度で魅せる方法です。カメラの操作としては絞りを調整することですが被写界深度の調整は逆に言うとボケ具合の調整とも言えます(一般的には後者の方を意識する人が多い?)。

これも構図と密接に関係していて平面的な構成しか出来なければ絞りをいくつに設定しようが写真に大きな変化は出ません。ピントを合わせる被写体に対して前景、背景と複数のレイヤーが存在する状態を組み立てて、はじめて絞りを調整する意味が出てきます。

この場合はカメラの近くに存在している桜をフレーム内に入れ、それを絞り開放でボカすことで中央の桜が魅力的に見えるよう演出させています。深度で魅せる方法はこれはほんの一例に過ぎず他にもいろんな魅せ方が存在するので、ここが個性の見せどころと言えます。

5.個性的に表現する

EOS6 mark2

これは千葉県富津市の佐久間ダム親水公園に咲いていた神代曙という種類の桜です。花の形はソメイヨシノに似ていますがピンクが鮮やかなのが印象的でした。

別にこの写真の表現方法がどうという訳ではないのですが、多くの方がイメージする桜の写真とは全く違った雰囲気であるとお分かり頂けると思います。そんな個性的な撮り方の一例として紹介してみました。何だか雪のような美しさを秘めた桜だな…そんな風に思って私の個人的な好みでこのように撮った写真です。

RICOH GR APS-C

いかがでしたか?桜の写真を撮るぞ!となったときに多くの方が脳内に描く写真イメージはポスターや広告などに使われている商用写真を想像してしまうと思います。商用写真としての桜の写真は彩度が高く、正に「絵に書いたような」桜の風景です。このような商用写真のイメージで撮り始めれば、言うまでもなくアートではない記録的、説明的な写真になり結果平凡に陥るのです。




事前に描きたい桜の写真のイメージはアートであることを強く意識しましょう。今回ご紹介した5枚のカットはいい写真であるかは別として、少なくとも入学式やカレンダーの4月を連想するような写真ではないとお分かり頂けると思います。

ポイントは深度や露出のところでご紹介したような「限りある範囲」をうまく使って表現手法することです。そして自分の「好き」に従順に「感覚」を信じて撮り切ることです。なかなか自分だけを信じてやるのは勇気のいることかもしれません。何しろ情報が飽和していて困ったことはお手本を探してしまうのが我々現代人です。

しかし「いい写真」を目指すのであれば私はこれが好き、私の場合はこうです、という個人的な感覚を爆発させるようにシャッターを切ってくださいね。

楽しいですよ。

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ストリートスナップと肖像権問題 X100VのPR動画問題を受けて

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、写真を楽しんでいますか?楽しい、嬉しい、気分がいいという感情は脳幹からドーパミンやエンドルフィンといった報酬系のホルモンが分泌されると医学的に分かっているそうです。

この報酬系ホルモンが分泌されると脳が快反応をおこし肯定的な状態になります。すると思考パフォーマンスが向上しクリエイティブな仕事をするのに理想的な状況になるのだとか。そう考えると写真もまずはリラックスして楽しむことが大事と言えますね。




さて今回はFUJIFILMのX100Vという新製品のカメラで写真家 鈴木達郎さんを起用したPR動画があるのですが、それが肖像権の侵害やマナー問題として話題(というか炎上)している件で私も少しコメントしてみたいと思います。

※現在ではFUJIFILMの公式からはPR動画は削除されて謝罪文が表明されています。

私も写真を愛する人間、スナップ写真が好きな人間なのでこの件はとても興味があります。まず鈴木達郎氏を失礼ながら存じ上げなかったのでInstagramのアカウントを探してみました。そこでPostされている作品の一部が上のものですが…これが衝撃的でした。

どの作品も人間の生々しさ、時代の刹那を切り取った正真正銘の「これぞスナップ写真」の世界です。その中で人間の混沌とした感情に存在する”美”があり、都会に息づく人間の生命感に崇高さをも覚えるインパクトでした。撮る側の視線、撮られる側の視線の境界にヒビ割れのような物があり、そこから筋のような光が差し込んでいる作品です。もう完全に一人の写真観賞者として心を掴まれてしまい、身動きもとれなくなった屍のようになりました。

このような傑作を見ることが出来て感動と幸福と…そして感謝が生まれると共に、なぜこれが今、社会的に問題にされているのかを考えてみました。

リコーGR APS-C これは私が撮った写真です

街中で通りすがりの見知らぬ人に突然カメラを向けてシャッターを切れば、撮られた人が驚いて不快感を覚えるのは当然だと思います。私もいきなり誰かに撮られれば驚きます。「肖像権」なんて言葉は最近になって一般に定着した単語ですが、時代の変化とともに人々が肖像権を意識するようになった経緯とは何でしょうか。

そもそも問題の核心は勝手に人の顔写真を悪用する輩が出てきたことではないでしょうか。盗んだプロフ画像で詐欺に使うアカウントを作ったり、アダルトコンテンツを作る犯罪の類です。そういった犯罪事例から人々は「顔を盗まれる」ことに意識が高まり、見知らぬ人に写真を撮られることに警戒心を持つようになったと感じます。

林家ペー&パー子さんが分かりやすい例えです。今はやっていませんが昔、林家ペー&パー子さんは首にカメラをぶら下げて、手当たり次第に周囲の人を撮るという芸風を持っていました。むかしはあんな風に気楽に人にカメラを向けて写真を撮っていたのです。撮られた方も不快とも思わないから許されていた…というか何でもないことだったのですね。




写真機が一般に普及していなかったほど昔の話をすると、街頭写真屋といって勝手にスナップを撮ってくれて「この写真を買ってくれませんか?」という商売もあったそうです。私の祖父が若かりし頃にガス灯のある路地で咥えタバコで歩いている時に撮ってもらった街頭写真が今でも実家にあります。その写真は単純に祖父の若いころの写真というだけでなく、その時代のその瞬間を切り取った1枚にとてつもなく尊い何かを感じました。

昭和の時代に活躍したスナップ写真家の作品も同様です。撮ったその時に見ても普通の人が見る限りではなんでもない写真。しかし時代を切り取った1枚とは数十年という歳月を経て尊いものへ変わります。

RICOH GR APS-C

今回、鈴木達郎さんを起用したFUJIFILMのPV動画の件は一般の人が「これはダメでしょ」「犯罪だ…」「これを起用した企業が信じられない」といった反応が目立ちますが、どれも現代の日本の写真文化を象徴しているような反応だと感じました。と言うのも否定的なコメント主の大半は鈴木達郎さんの作品を見ていない(または見たが何も感じなかった)のです。

私の勝手な推測なのですがFUJIFILM社が写真文化や社会に何か警笛を鳴らす目的でこういった趣旨の動画を作成したのかもしれません。企画や広報のセクションに写真を愛している人、写真文化に貢献したい人がいて、様々な葛藤と覚悟を重ね鈴木達郎さんを信頼してメッセージを発信したのだと思います。見かけはX100Vという製品のPV動画ですが、そういったメッセージがPV動画内に隠されていると感じるのは私だけでしょうか。

ちなみに肖像権は民事になるので警察に行ってもだめだそうです。肖像権侵害とされる写真とは個人を特定できるアップであり、風景の中に写っている個人は侵害には該当しないそうです。そしてその境界に明確な基準はなく裁判などになるのも極めて稀なのだそうです(詳しくは専門サイトをご参照ください)。

そもそも人の顔は個人IDのようなものですよね。そしてそれを完全に秘密にして生きていくことは出来ません。

リコーGR APS-C

スナップについて見識のあまりない人の多くに「事前に交渉して承諾をえれば良いのに」という疑問があると思います。事前に承諾して撮るスナップも素晴らしい作品になりえますが、スナップ写真の世界では事前承諾のない撮り方の方が生々しさ、刹那という表現で優れていてると言われます。

だから撮る側としては事前承諾なしで撮りたいのですね。私が思うに現代として考えると事後承諾は必須なのではないでしょうか。「いま撮らせていただいたのですが芸術的観点での写真作品としてご理解をいただけますでしょうか」という撮った後に交渉をするのです。これを徹底するとだいぶ社会の反応も変わると思うのですが。




今回の騒動、今の時点で確かなことは2つあります。1つめは今回の件は日本の写真芸術の歴史に残る事件であったこと。2つめは数十年あるいは百年以上の未来に、鈴木達郎さんが撮った作品を見て多くの人が感謝するであろう、という事です。…いまこんな風に都会でスナップを撮っている人は少数なので、この作品はすべて貴重だと思うのです。

FUJIFILMも鈴木達郎さんも写真文化を通して社会に貢献したいという一心で、歪み始めた日本の写真文化に一石を投じるようにメッセージを発信したのだ…と私はそう信じたいです。その事が撮られたモデルさんに伝われば、きっと「そういう事でしたら撮っていただいて感謝申し上げます」となるはずです。一転してPV動画を削除して謝罪文を表明することになったFUJIFILM社は、きっと偉い人に「コラ、なんてことすんだお前ら」と怒られたのでしょうけど。立派な大企業ですから社会の反応を無視することはできませんからね。

もしFUJIFILMのような写真文化と向き合う素晴らしい企業と、スナップ写真で活動する写真家の方々に今後の課題のようなものがあるとすれば、スナップ写真という写真文化について、現代の肖像権社会にどう理解を勝ち取っていくかを考えるべき時なのだと思います。

今回はこの辺で!

人さえ写っていなければ何も心配ないですけどね

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上達の秘訣☆いつも撮る・何でも撮る・気軽に撮る

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の深度のピントピークの解説があまりに難解だったので、今回は一気にハードルを下げてシンプルな内容でいってみたいと思います。

写真をやるようになって色々とやっているつもりだけど、いま一つ上達が実感できない。いつも同じような写真を撮ってしまいモチベーションも下がってきた…。こんな事でお困りではありませんか?そのお気持ちよく分かります。

上達が実感できないと遣り甲斐を感じないのは当然ですね。満開の桜の下にバイクを停めて構図を整えてパチリ…しかし帰宅してその写真をSNSにアップしたら、そのタイムラインのすぐ下に「1年前の今日」という自分の記事に全く同じような写真が出てきた。こんな事ありますよね?




ビギナーの方に一番多いと思われる上達の壁の原因は”写真を撮っていないこと”だと私は思います。週末にバイクに乗った時だけ、どこかに旅行に行った時だけ、たまには写真でも撮りに出かけるかーと出かける時だけ。こんな風に写真を撮る機会が限定されているようでは全く上達など望めません。

RICOH GR

どこかにツーリングに行って綺麗な景色を、噂の映えスポットに行って自分もインスタ映え写真を、桜が満開になったら出かけよう、流星群が来る日を狙っていこう、どれも悪いことではありませんが、そういった時だけ写真を撮るという習慣が上達を妨げる元凶です。

少なくとも上達を望むビギナーさんはもっとたくさん撮るべきです。毎日のように撮るのが理想です。「毎日はちょっと忙しすぎで無理だよー」・・・確かにそうですね。しかし仕事の日もバイクに乗れない休日でも、ちょっとした合間に日常スナップなら撮れるはずです。

対象は美しい景色や映えるか否かに拘る必要は全くありません。自分のセンサーの感度を上げて何となく琴線に触れる被写体にカメラを向けて撮って見ましょう。

RICOH GR

何でもない日常風景でいいんです。それを撮るだけで写真とはまず瞬間になることが楽しいという基本を改めて実感できると思います。

目の前の空間が一瞬で二次元の絵になること。感じたコトが写真になる感覚を途方もない反復練習によって研ぎ澄ませていくのです。




RICOH GR

本当に何でもいいんです。無理に人に見せる必要もありません。理由も不要です。この写真で何がいいたかったの?と誰かに言われるような写真を日常の中でたくさん撮ってみましょう。

その為にはスマホでも大丈夫ですが、できればポケットに入る程度のコンデジを用意して、いつでも持ち歩いて迎撃態勢を整えておきます。

RICOH GR

コツは何を撮るという発想をいちど捨てて「光のある空間」「刹那と表現できる瞬間」を自分で創作することです。最初のうちはうまくいきませんが何十枚、何百枚と撮っていけば「おやっ」と思える1枚がヒットするはずです。

その1枚を検証して自分の「好き」を認識してみましょう。誰も見向きもしない被写体や日常風景に自分の好きを確認できれば、それが貴方の個性です。

RICOH GR

何も身構える必要はありません。アナログラジオのボリュームダイアルを回すように感受性という感度を少し敏感方向に回してみましょう。それは平凡な1日を楽しくするダイアルでもあります。




RICOH GR

みんなが美しい景色や映えにこだわるなら、自分は美しくない景色や地味なものを撮ってやろう、という天邪鬼や反骨精神でもいいと思います。やっぱり人と同じことって退屈じゃないですか。

ここでご紹介した日常スナップは全て私が仕事の日に少しの合間で撮った写真です。いつもポケットにRICOH GRをしのばせて移動時間や通勤の途中で撮ったものです。何気ない日常に存在する自分だけの美や感動は他人からは見えないものばかり。それを写真にすることでアーティーな刹那として仕立て上げるのです。これが最高に楽しい!日常は実は美や感動に溢れた世界だったのか!と驚きを体験してみましょう。それが日常スナップの世界です。

こんな風に楽しみながら何でも気軽に何時でも写真を撮っていれば、この目の前の光景が写真になるとこうだ!という写真イメージ力も養えますし、28mmならこんな感じだろう、という画角の感覚も養えます。カメラで写真を撮るという行為が二足歩行やお箸を使う事のように、ほぼ無意識にできようになれば一人前だと思います。

感覚や楽しむコツを日常生活の中で毎日鍛え上げてあげれば、次のツーリングで一眼レフを持って出かけても素晴らしい写真を撮るためのベースとして機能するはずです。

騙されたと思ってやってみてください。楽しいだけでなく意外な自分の発見もあるかもしれませんよ!

今回はこの辺で!!

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確実に上達できる唯一の手段 ツーリング写真と写真上達

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、以前に「毎日100ショットスナップ」と題して毎日たくさんの写真を撮ることで、写真を楽しみ好きになり、そして確実に上達できます、というお話をしました。

その投稿からもう1年以上も経過したので、改めて現在の考えで毎日100ショットスナップについて書いてみたいと思います。

RICOH GR APS-C

長いことやっているけどなかなか上達しない…、Howto本やネットで写真について勉強してきたけど知識だけ身について上達できない…、写真教室やワークショップに通っているけど効果が実感できない…。こんな方はおられませんか?




マジメな日本人ほどあり勝ちな勉強しているとか学んでいるとか、固く考えてばかりの人々…。もしかして上達しない原因は写真を撮っていないからではありませんか?学んでばかりで写真を撮りに行く機会が少なければ当然ですが上達はしません。

せっかく写真に関心をもって良い写真が撮りたくてはじめたのに、知識だけ頭に詰め込んでも面白くありませんし上達はできません。実際に撮って撮って撮りまくる。レンズを向ける対象は日常生活の中にあるありふれた被写体で大丈夫です。とにかく撮ってみましょう。

RICOH GR APS-C

誰も見向きもしないような何でもない光景でも、写真にすれば瞬間として面白い画になるものです。そして1つでも良いから面白いなコレ、キレイかも、風情あるなといった要素があればそれを撮りましょう。この写真で私が面白いなと感じたのはビルから反射する青い光源が独特だったことです。

仕事の日も雨の日も、オートバイに乗れない休日でさえも、いつでもカメラを持って臨戦態勢を整えておくのです。

カメラはスマホでもいいですが、できればポケットに入れて苦にならない程度のコンパクトなデジカメがお勧めです。いつも持ち歩ける、あっと思ったらパッと撮る。これができるカメラです。

RICOH GR APS-C

いつも当ブログで解説しているような写真を作り込むような考え方は不要です。被写体をよく見て特長をとらえる、作品の意図を明確にし表現方法を考える、など難しい思考はスナップでは必要ないのです。スピード勝負ですので直感だけで撮ります。直感で瞬間を捉える。楽しいですよ。




とにかく毎日撮ります。いつでもカメラを持ち歩いて、すぐにパッと撮れる準備をしておくのです。通勤時間で駅まで歩いている時、仕事中の移動、市役所の帰り道、自転車置き場、会社の休憩時間にオフィスの様子でも大丈夫です。

RICOH GR APS-C

最初の頃は「いったい俺は何を撮りたかったんだ…」「あら私って変な人かしら」「ちっとも良い写真が撮れないし怪しい人みたいだ」となりますが、継続してみてください。ある日「おやっ?これは…」と感じる面白い写真が撮れるようになります。

目安は1日に100ショット。100枚の作品を生み出そうという意味ではありませんよ。あくまで精神論ですが100回のシャッターを切るつもりで1日を過ごしてみましょう。これが究極のツーリング写真が推奨する毎日100ショットスナップです。

え~~毎日100…マジで!しかし冷静に考えてみてください。フィルムカメラじゃないんですよ。デジタルカメラ主流の現代で撮り惜しみほどバカらしい事はありません。写真をはじめたばかりの初級者の方にとって、これほど効果的なトレーニング法は他にありませんし、何よりいつも写真を撮ることで写真を単なる趣味ではなくライフワークにできることで充実した日常をおくることができます。

「そんな事をいっても平日は忙しいし撮るものなんて無いよ…」いえいえ、そんな事は絶対にありません。上の写真は雨の日に仕事帰りのバスの車窓から撮った写真です。このように実際が何なのかよく分からない抽象的な作品だって、素材さえ見つける目があれば十分に平日でも写真を楽しむコトができるのです。

写真をはじめたばかりの初心者の方は目の前の光景が瞬間で二次元の画像になること、足で動くことで被写体や情景を構成できること、光や影や被写体の魅力、デザイン要素などを見つける目などが身体的に身についていないものです。

「身体的に身につける???」つまり感覚です。焦点距離80㎜で5m先にあるバイクと手前にある花、バイクの後ろにあるオブジェ、そして背景の範囲がどこまで写るか?ファインダーを覗く前に頭でイメージできますか?あるいは被写体Aと被写体Bの位置関係を広げたい場合は右に動きますか?左に動きますか?地面の割合を広くしたい場合はカメラを下げますか?高くしますか?こうった事が考えなくてもすぐ体が反応するか?が身体的に覚える部分です。




5m先にあるごみ箱に丸めた紙屑を投げ入れる場合、どれくらいの力加減で投げたら良いのか説明できませんね。それと同じような話です。

Howto本で得る知識はあくまで理論です。実は写真は身体の感覚として養う部分が意外と多く、これを無視して勉強ばかりでは足も動かないうんちくカメラマンになってしまうのです。

RICOH GR APS-C

足や感覚だけではありません。もう1つ重要なのは「目」です。写真家の目を手に入れることです。この写真はパチンコ屋さんを外の路地から撮りました。こういった面白いものを被写体の対象として見つける目です。これもたくさん経験を積んで養っていくものです。いい写真、面白いなと思えるもの、美しい光、瞬間を見逃さないアンテナ…これらは一朝一夕には成就しません。

繰り返し繰り返し撮って、たくさんの失敗写真から学び少しづつ養っていきます。

「毎日100ショットかぁ~なんだか特訓みたいでシンドイ感じ。長続きしないだろうなぁ~、俺なにをやっても三日坊主だし」いえいえ、楽しいですから長続きしないことはありません。楽しくて楽しくて仕方ないものを飽きる訳がありませんよね。

RICOH GR APS-C

ピアノでもゴルフでも、とにかく練習量が大事ですよね。そして楽しみを見いだせれば三日坊主ではなく継続できるはずです。知識も重要かもしれませんが、それと同じくらい身体的な感覚を身に着けること、いつも写真を楽しむことも大切です。

これを継続して具現化するのが究極のツーリング写真が提唱する「毎日100ショットスナップ」です。スナップ写真の一般的な定義はパッと撮って瞬間を逃さない写真。難しく考えずとにかく撮ることですよ。毎日100ショットスナップを実践していただければ半年もしないで劇的に写真が上達することをお約束いたします。

あなたも如何ですか??

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桜の写真☆個性的な桜の撮り方 東京の桜編

究極のツーリング写真 touring-photoraphy.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真、バイク写真の解説はお休みして季節のネタとして桜の写真の撮り方を解説してみたいと思います。

この季節、日本人なら誰もが心躍る桜の開花。その美しさと日本文化の風情に心癒されますよね。桜が嫌いだなんて人はいないのではないでしょうか。そんな素晴らしい桜は日頃は写真なんてやらない人でも、ついカメラやスマホのレンズを向けたくなるものです。

有名な写真家やアマチュアの愛好家もこの季節はみなさん桜の写真撮影を楽しまれると思います。そんな日本人なら誰もが撮ると言っても過言ではない桜。しかし実際に撮ってみると桜の写真って難しいですよね。




思ったようにピンク色が表現できない、人や電線などが邪魔だ、手間をかけて撮ったけど平凡な写真になってしまった…などなど。今回は私がここ2~3日で撮った東京の桜を例に個性的な桜の撮り方の例をご紹介いたします。

RICOH GR APS-C

この写真は中央区佃の石川島公園です。石川島と言えばあのIHIのお膝元で隅田川の対岸に見える丸い屋根付きのビルがIHIビルです。都会のビルと隅田川のある景色ですね。

曇天下で撮った写真なのでまず諦めるのは青空。そして見上げるようにカメラを向けると多くの場合は露出アンダーとなります。このシーンでのポイントは露出にあって真っ白に飛んでしまう空は気にしないで桜の花が最も魅力的に見える露出設定で撮ってみましょう。曇天の光源が手伝って遠景が青っぽくなるのも偶然とはいえ悪くありませんでした。

とても露出設定のシビアなシーンで難しそうに感じるかもしれませんが、露出補正機能を1/3ステップで様々なバリエーションで撮っておきましょう。理想的だと思うカットを帰宅後に選べばOKです。




RICOH GR APS-C

こちらは特定の花を選択してアップで撮った作例です。

白っぽい花をつける少し早咲きの大島桜という種類だと思います。この桜の面白いのは緑の葉と一緒に咲くことです。ソメイヨシノなどは花が散った後に葉が出てきますが大島桜はこのように一緒になります。こういった被写体の特徴をよくとらえて、葉の存在と一緒に魅力的になるよう構図してみましょう。

光は日中のトップ光を使って真上を見上げるように撮っています。ド逆光になる訳ですが積極的に露出をコントロールすれば花びらを透過する光が美しく表現できます。この桜のようにもともと白いっぽい桜を無理に画像ソフトでピンクに調整するのはやめましょう。

RICOH GR APS-C

豊洲のタワマンの一角で撮りました。これも恐らく大島桜ですが私が選んだこの一輪組だけはかなりピンク色が出ていました。すぐ隣にソメイヨシノがあるのでそちらの花粉を受粉したのでしょうか…?専門ではないので分かりませんが。

この桜の面白いのはまるでバナナが実った状態のように桜の花が1つのグループとなってユニークな形状の塊になっていたことです。これを縦構図の画面の中央に堂々と配置して背景はF9まで絞って他の桜のボケ具合を調整しています。これも曇天下で光量に乏しいので、この露出設定で手ブレしないようISO感度を400にしています。これでシャッター1/30です。

RICOH GR APS-C

これは仕事帰りにバス停で撮った1枚です。江東区豊洲で先ほどの写真の近くです。マンションや街頭の仄かな明かりに照らされる桜を表現してみました。Lightroomで花の部分を覆い焼きしてかすみを調整しています。ポイントは手前を走りゆくタクシーの存在で静かそうな風景にスピードをトッピングしました。

このように複合的な要素をプラスしてやる事で、平凡ではない桜の風景を撮ることが可能です。それは何かないかな?と熟考し探し回ってもOKですし、偶然起こった出来事をモノにしても素晴らしいと思います。




RICOH GR APS-C

これも先ほどの桜と同じ場所ですが朝の出勤時に撮った1枚です。歩道橋の上から見下ろすハイアングルで撮ってみました。今日はあいにくの曇天でしたがフラットな写真として仕上げるぞ、と考えれば曇天でも撮り方はちゃんとあります。

Lightroomで明瞭度を下げてフォギーな雰囲気にしています。ポイントは歩く女性ですが欲を言えば赤いお洋服をお召しになられていれば最高でしたね。

桜が満開となっている素晴らしい撮影ポイントは当然ですが人がたくさんいます。じゃまだなぁと思ってしまえばそれまでですが、人がいるのも風景の一部と考えてみましょう。「桜の風景と街の人々」という写真にすれば作品として成立します。

RICOH GR APS-C

こちらは何年か前に撮った桜ですがやはり都内のタワマンの近くで撮りました。水銀灯が光源になっている珍しい撮り方です。東京の夜空は肉眼では気が付きませんが、カメラで測光するととても明るいのが分かります。この写真も東京の明るい夜空を背景に水銀灯に照らされる都会の桜として撮ってみました。

なかなか見かけない桜の写真だと自負しております。

いかがでしたか?桜の写真は多くの人が撮っているので「撮りつくされた」という意味で難しい被写体です。満開の桜を見たよ、という事実を記録しただけの写真にならないよう、少しユニークな観点で撮ってみたり、特徴を捉えて構図してみたり、桜以外のものに注目して「桜のある風景」の写真にしたりとアイデアを凝らしてみて下さいね。

わずかな期間しか咲いてくれない儚い被写体、桜の写真の撮り方でした!!!

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CASIO エクシリムEX-10

2019年 今年はどんな写真を撮ろうかな

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日寒いですが風邪やインフルエンザなどご体調を崩されていませんか?ここ数年、人生の折り返し地点をとっくに経過し、日々を大切に生きていこう…などと思うようになり、風邪などひいて寝込んでいる時間も勿体ないと思うようになりました。

日々を健康に暮らすことが自分の人生という【時間】も大切にできることですよね。もう若くもないので今まで以上に健康に気を遣っていきたいと思います。

さて2019年の私の写真活動ですが今年はどんな風に飛躍すべきか…ここで目標と言ったら大げさですが、一応は具体的に設定して公言しておきたいと思います。




まず今までの自分の写真というのは「ツーリングのワンシーンを切り取る」というテーマを作って活動してきたと言え、何かこう写真をみて頂いた誰かの役に立っただろうか?誰かの心をすくうような写真が撮れたかな?と振り返ると、これについてはあまり手ごたえが無かったように感じます。

どうしてもアウトライダーのツーリング写真コンテストの時の延長のような写真を撮り続けてしまったかな…というのが反省点です。

EOS6D Mark2

既に誰かが撮っている、または自分が撮ってきたようなバイク写真の礎に、撮り方や絶景地やシャッターチャンスなどで魅せる【やり方】に執着せず、それらとは根本的に違う新しいバイク写真はないのだろうか?

バイクツーリングこそが人々が忘れかけた旅心、失われつつある旅文化を呼び戻す最高の手段ですよ。というメッセージをより明確に写真にできないだろうか。




私がいま持っている欲望は単純にいい写真が撮りたいな、という気持ちを超えてしまい写真によって何かの役に立ったり誰かを救えるようなコト、そんな風に何かに貢献したいと、そんな感じに欲望が膨らんでしまった…とでもいいましょうか。

このブログも当初はそんな「誰かの役に立ちたいな」という思いもあって始めました。バイク乗りの1000人に1人の割合でもいいから「あっこのブログ、知りたかったことが書いてあっていいな」と思って頂ければ、何にも代えがたい喜びであります。ただ当初はツーリング写真を極めよう…なんてコンセプトに賛同者は少数だろうな…と予想していたのですが、開設から数か月後には予想以上に反響があって非常に嬉しく思います。

2019年は私が個人的にライフワーク…と言ったらカッコ良すぎですが単純に言ってしまえば「習慣」にしたスナップ写真をツーリング写真と融合させてみたいと思います。スナップという瞬間と事実を切り取った写真ですが、それをそのままバイク写真でやってみたいです。




バイク乗りが見ているもの、バイク乗りしか知らない景色、バイク乗りの感じる心…これこそがバイク旅の世界であり、それを写真にできたらいいな…そんな憧れを胸に2019年は写真活動をしたいです。

自分という得体のしれない欲望の塊がツーリング先で出会った被写体や情景を前に爆発するかのように…

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

江東区越中島 通勤の途中で撮った1枚。歩道を歩いていると背後から何台もの自転車が抜いていくので、それをブレ写真で狙ってみようとGRをウエストレベルに、絞り込んで連写モードで撮りました。タイミングは背後から迫る自転車の音に耳をそばだてて「今だ!」という瞬間にシャッターボタンを押し込みます。連写モードでシャッターを押し込むとシャッターを押した瞬間の縦ブレのある写真と、中間の縦ブレの無い写真の両者が撮れます。どっちがイイ感じの写真なのか後でじっくり吟味するのです。楽しいですよ。

 

見る人に作者の人物像を想像させる写真

究極のツーリング写真 touring-photorgarpy.com 読者の皆さま、まいにち写真を撮られていますか?以前に仕事の日もバイクに乗れない休日も毎日たくさんの写真を撮りましょう、というお話をしました。

フォトジェニックではない被写体、話題の撮影スポットでなくても日常の光景を撮りまくるだけで多くの発見と出会いがあり、写真を身近にすることで見えてくる世界があります。できれば高級なものでなくて良いので、それ用にコンデジを買って常に持ち歩きジャンル問わず日常のあらゆるものを撮って撮って撮りまくる。毎日100ショットスナップなるものを、究極のツーリング写真で以前にご紹介しました。

私はもう毎日100ショットスナップを実践して3年以上は経ちますが、やはりこの練習方法はおすすめです。当初は構図やフレーミングなど撮るための技法を身に着けるトレーニングが目的でしたが、1年くらい前からそれとは違った発見がありました。それは日常の何でもない光景こそ写真を楽しむ対象が存在していて、それを自分なりに遊び感覚で撮っていると、その写真の中に自分という1人の人物像が見えかくれしているのです。

よく分からない説明ですが簡単に言うと毎日100ショットスナップで撮った写真を見返していると「俺って変な奴だなぁ~」と良くも悪くも関心するときがあるのです。そしてその写真をSNSなどで発表するときに「こんな写真見せられたら普通の人はきっと迷惑だろうなぁ」などど考えつつ、結局発表してしまう子供じみたイタズラがすごく楽しいんです。

 




 

ツーリング写真はバイク旅の魅力を表現したい、誰かに見せてバイク旅の世界を感じてもらいたい、そんなメッセージ性を込めているのでアレコレと作り込んで撮っています。しかしそういった写真では自分の内面に存在するブラックな部分は出てこないものです。毎日100ショットスナップでは何も考えず適当に撮ります。撮る対象も錆びたフェンスやドブ川や雑草だったりします。そんな物を辺りかまわず撮っていると撮影者の内面に潜んでいた悪魔的なキャラが一瞬だけ写真になるときがあるのですね。

つい数年前まで写真についてそんなコトを感じたことはありませんでした。写真は構図、フレーミング、デザイン、光、焦点距離の選択や露出、はたまたLightroomレタッチなど、あらゆる表現の手法を駆使して良い写真が撮れるのだと信じていました。

毎日100ショットスナップは写真を身近に生きることによって「自分にとって写真とはなにか」という考えも洗練されてくる感じがします。

 




 

上の写真は家族サービスで旅行中に道の駅で撮った1枚です。休憩を済ませて駐車場に戻ろうとすると空に濃い虹が現れました。私は車の運転席に座って「さあ、どうしよう」と呟きました。手元にあるのはリコーGRとiphone7です。周囲は大勢の観光客やコンビニや電線などがたくさんあって、せっかくの美しい虹を写真に収めるには苦しい条件でした。

GRはご存知のように28㎜広角単焦点です。画面に入れたくない要素がたくさんある現場では広範囲に入れてしまうので不利です。残すはiphoneです。もうアレコレ考えている暇はありません。虹はすぐに消えてしまいますから。

そこで思いついたのは虹を脇役にして抽象的な小説カットを撮ってみようとひらめきました。車からは下りずに運転席に座ったままフロントガラスの雨粒が規則的に見える部分でピントを合わし、道の駅の屋根にある風見鶏と虹を組み合わせてiphone7で撮ってみました。

撮ったときは自分でも笑ってしまいました。「いったい俺って何がしたいんだろう?」と。しかし帰宅してこの写真を見てみると不思議な感じがしました。写真作品として考えれば何がいいたいのか良く分からない、一般的な解釈としては決して良い写真なんてお世辞にも言えないのですが、とにかく何かが写っている写真だと感じました。

もしかしたら、この写真は観賞者に作者の人物像を想像させる写真なのかもしれません。私の大好きな岡本太郎さん的に表現すると、その空間で破廉恥にも爆発させた自分とでも言いましょうか。

こんな楽しい発見の連続なので皆さんも毎日100ショットスナップ、ぜひ実践してみてくださいね。

楽しいですよ。

 





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写真が上達する唯一の手段。あっと思ったらパッと撮る。毎日100ショットスナップ

究極のツーリング写真touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは写真がどれだけお好きですか?

当ブログを見に来ていただける皆さまでしたらオートバイ、ツーリング、キャンプ、旅などと同じように写真がきっとお好きかと思います。

写真がお好きであれば「いい写真を撮りたい!」という願望があるのは当然ですよね。私ももちろんそうです。

しかし「いい写真」とは一体なんでしょうか??いい写真を撮るにはどうしたら良いのでしょうか?

当ブログも含めて世に溢れているHOWTOや解説の大半は「上手い写真」「綺麗な写真」の撮り方です。撮影技法、表現手法、カメラやレンズに関わる事、こういったものが解説書の大半を占めていて肝心な「いい写真」の撮り方は写真家によって考え方も多様であり定義付けることも難しいです。

よって「いい写真を実現するには」という核心的な部分を解説している物は見かけないのですね。

 




 

ただ1つの手がかりは「何をどう撮るか」という古くから言われている写真のキホンですが、この「何をどう」の部分がいい写真を撮る鍵であり、また誰も教えてくれず、教えようがない部分でもあります。今回はこれに注目してみましょう。

この部分は自分自身の感性と向き合って経験を積みながら磨きをかけていくしかありません。それは具体的にどうすれば身に付くのでしょうか??

CASIO エクシリムEX-10

実は私も分かりません。しかし唯一知っている手段は当ブログで何度もご紹介している毎日100ショットスナップにあります。

とにかく撮って撮って撮りまくる。毎日100ショットスナップでは構図やら露出やら深く考える必要はありません。日常の中で「あっと思ったらパッと撮る」という単純さを大切にしてやってみましょう。

ポイントはお気に入りのコンデジをいつもポケットに忍ばせておくこと、いつでも写真家の目を光らせておくこと。俺は写真家じゃねーよ、って方も良い写真を撮りたいと願うなら騙されたと思って毎日写真家を気取ってください。

毎日、たくさん撮っていると記録とも芸術とも呼べないゴミのような写真をたくさん撮ってしまいます。しかし中には「おやっこれは…」と思う不思議な写真を見つけることがあります。

その正体はその時「あっ」と思った被写体を偶然的に切り取った生々しさだったり、自分の知らない表現手法が事故的に撮れてしまっていたりと色々なのですが、とにかく不思議な写真を発見したら自身でよく分析し、その写真の何が良いのか理由を後付けしてみましょう。

 




なんの話だかさっぱり分からんな。という声が聞こえてきそうです。

多くの人が撮影技法や表現手法を習得し、カメラやレンズの使いこなし方を熟知すれば「良い写真」を実現できると誤解しているのです。もちろん、これらは大切なことで私自信も研究しこのブログで紹介してきました。しかしこれらは「何をどう撮るか」の「撮る」の部分にすぎないのです。

毎日100ショットスナップは本当に不思議な力を持った練習方法です。何も考えずテキトーにシャッターを切っただけの写真なのに、作者が言葉を発しているような写真が撮れたり、撮影時には気が付かなかったコトが写っていたり、様々な気付きと驚きをあなたに与えてくれます。

もちろん釣りで言うボウズみたいに何も収穫のない日もあります。しかし毎日楽しみながら継続していくと「写真ってこうゆうことなのかな」と誰も教えてくれないような写真の核心が少しづつ少しづつ自分なりに理解できていくのです。

高級なカメラをそれ用に準備する必要はありません。中古の型遅れでも良いので2万円前後のマニュアル露出ができるコンデジを買ってみましょう。何画素でも如何なるセンサーサイズでも構いません。強いて機能的な部分を要求するなら電源を入れたときの起動時間が早く、瞬時に撮影態勢に入れるカメラです。スナップとは「あっ!と思ったらぱっと撮る」が大切です。レンズキャップがネジ式だったり、厚みと重量がありポケットに入れておくと不快だったりするカメラはスナップ向きではありません。

準備するものはそれだけです。あとはとにかく毎日撮って撮って撮るのみです。通勤途中の道端の雑草でも、ふと見かけた錆びた扉でも、家族や同僚などの身近な人物でも、野良猫、駐輪場など、被写体は何でも大丈夫です。100ショットという数はあくまで目安的な精神論にすぎません。100回シャッターを切るつもりで1日を過ごしてみましょう、という意味です。

スマホのカメラ機能じゃだめ??もちろんスマホのカメラ機能でも大丈夫ですが、多くのスマホは露出、ピント、感度などが瞬時に操作できないのでカメラ、写真を学ぶという意味では不向きです。ただしどうしてもコンデジをいつも持ち歩くのは難しい、という方はスマホでいきましょう。

皆さんも毎日100ショットスナップ、やってみては如何でしょうか。

楽しいですよ。





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CASIO エクシリムEX-10

これはツーリング中に撮ったスナップです。あっと思ったらぱっと撮る!シャッターチャンスを逃がさないように!

ツーリング写真<上達の秘訣>確実にレベルアップする唯一の手段

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日すてきな写真を撮っていますか?

以前にいつでもカメラを持ち歩いて毎日写真を撮ると、確実に上達しますよ!目安は1日で100ショット以上です。やってみてくださいね!という投稿をしましたが、本当に実践して上達した方はいらっしゃいますか?

カメラをいつも持ち歩いて、いつでも写真を撮る。本当に素晴しいことで上達すること間違いなしです。

今回はなぜ毎日100ショットスナップを実践するのが良いのか?そんなお話をしたいと思います。

RICHO GR APS-C 東京都中央区 晴海ふ頭

この写真は少し前に撮ったものですが、私の職場の近くにある公園のような場所です。元々、都内屈指の夜景スポットと言われている場所なので、写真を撮るには適した場所なのですが、公園に誰もいない時に仕事の休憩時間に撮った1枚です。もちろん写真を撮るつもりでここに行ったのではなく、通りかかったときに沢山のカモメが乱舞している様子に心を打たれたのでポケットにあったリコーGRで撮影に挑んだのです。




 

RICHO GR APS-C  東京都中央区 晴海トリトンスクエアー

この写真は仕事の帰り道にバス停でバスを待っているときに撮った1枚です。ちょうど2年前の今頃でした。リコーGRは28mm単焦点なので構図を作るのに動く練習になります。この時は渋滞のせいでなかなかバスが来なかったので、時間をかけて露出やホワイトバランスを試していました。

 

RICHO GR APS-C 東京都江東区有明 角乗り橋北

これは仕事中に社用車の中から撮った1枚。ジャンクションの様子を強い逆光下で撮ってみました。この頃、私は写真を上達したい一心で、闇雲に撮りまくっていましたが、知識は殆どありませんでした。しかしこの写真を撮った時、複雑に交差する曲線が強烈な導線効果を生み出すと学びました。

私が個人的に考える写真の上達のプロセスとは次のようなことです。

・目  被写体を見つける目  被写体の魅力を見極める目  目の前の光景からデザイン要素を見つけ出す目  光と影を見極める目

・足  被写体を探すため行動する足  構図をつくる足  被写体に寄る足

・心  作品を誰かに見せてあげたい 感動や共感、何らかの心の響きを無償でプレゼントしたい気持ち  芸術家になっていく自分を見て自分が好きになる

・知識  光、影  写真におけるデザイン  観賞者の心理  カメラの操作に係わる知識

これらの要素が毎日100ショット以上撮ることによって、バランス良く且つ少しずつ確実にレベルアップしていきます。 

どうしても最初の頃というのは被写体の魅力的な部分とか、デザインで使えそうな要素とか、ましてや光と影とか、見えないものです。構図も少し動くだけでも位置関係や比率が劇的に変わるのに動けないものです。知識としてだけではなく、知識と体で一体となってトレーニングしていく感じです。

毎日撮っても、きのうと今日ではほとんど変わらないと感じるでしょう。でも3ヶ月、半年、そして1年後には、きっと以前の自分の写真が恥ずかしいと感じるほど上達しているのです。




通勤電車、休憩時間、家の近所、または家の中、家族、同僚、その辺の雑草、駐輪場、公園、商店街、空地、なんでも対象になります。理屈など抜きに「あっ」と思ったものを撮って撮って撮りまくるのです。

100ショット撮って、全てゴミに終わる時もあります。それが何日も続くときもありますが、不思議と燃えたぎる写欲は消えることはありません。なぜならいつもカメラを持って写真を撮る事が習慣になってくるからです。

RICHO GR APS-C  社用車の窓から

たくさんやれば、いくら頭で考えても分からなかったこと、例えば「何をどう撮るのか?さっぱり分からない」といった悩みも、いつの間にか乗り越えているものです。画面という長方形の四角に被写体をどう置くか?線や丸や四角はないか?赤や青や黄色はないか?背景とその他の部分の比率は適切か?光はどこから当たっているか?それはどんな種類の光か?そして何に感動して、そこで写真を撮ろうと思ったか?何を伝えたかったのか?自分としてどう伝えたかったのか?

こんなことが少しずつ少しずつ身についていきます。やがて過去の自分が悩んでいたのが不思議に思えてくる日がやってきます。「なんでこんな簡単なことが分からなかったのだろう」と。そしてある日、毎日写真を撮ることに生きがいを感じている自分を発見します。この瞬間からあなたは写真家です。

この毎日100ショットスナップ訓練は、本当は秘密にしておきたいくらい効果的なやり方なのですが、究極のツーリング写真 読者の皆さま限定で教えちゃいますね。

本当は毎日ツーリングできれば良いのですけどね!それではまた次回!

RICHO GR APS-C  自宅最寄駅で





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ツーリング写真<中級>差し込むような美しい光

究極のツーリング写真 読者の皆さま。だいぶインフルエンザが流行っていますが、ご体調は崩されていませんか?私は小学生の頃、学校で強制的にインフルエンザ予防接種を受けていた世代なのですが、今は子供たちが予防接種を受けていないので、それが原因で大流行になってしまうそうですね。

さて当ブログ 究極のツーリング写真では写真に関する様々な重要なポイントを解説してきました。フレーミング、構図、露出、焦点距離、そしてレタッチ。今回は今まであまり深く解説はしなかった光のお話です。いままで光と言えば順光や逆光といった向きの話だけでしたが、写真を撮るにあたり魅力的な光の探し方、使い方についてです。

リコーGR F5 1/90

まず1つめは空間に差し込むような光です。この作例をご覧ください。差し込むような光は画面の多くは暗い影であり、その中に建物や木々といった物の隙間から光が差し込んでいる状態。舞台のスポットライトにも似た効果があり、普通に明るい場所で撮るよりも印象的な作品を狙うことができます。この作例のように鬱蒼とした林道などが狙い目です。




EOS1Dx + EF14mmF2.8L

次にこちらの作例をご覧ください。何かを透過して入ってくる光です。この場合は竹林を透過したことにより、全体を緑の光の印象としています。桜や紅葉でも同じことができます。太陽が画面内に入っている構図ですが、この場合はわずかなカメラアングルの違いで太陽光を木に隠したり出したりして光量を調整することもできます。

 

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

こちらの作例は日没寸前の仄かな太陽光を車体に当てた写真です。辺りは薄暗く僅かな光を闇に吸収しますが、車体は光沢があるので吸収せず反射します。早朝や夕方に狙えるとても甘美な光源です。




写真とはカメラで光を写すものです。どのような光をどのような向きで、どのように被写体に当てるか。とても重要な要素です。極端な話、光だけを探し求めて走っても良いくらいです。逆にどんなに魅力的な被写体やシーンに出会っても、時間帯や天気のせいで良い光がなければ撮っても価値がありません。

光を見つける、見極めるのは日常でも簡単にトレーニングできます。以前にご紹介した毎日100ショットスナップはこんな時にも生きてきます。例えばこんな風に撮ってみましょう。

リコーGR

公園までサイクリングした時の1枚ですが木々の間から光が差し込み、美しくたまり込んだ空間を見つけました。これを背景に自分の自転車を撮った写真です。

リコーGR

通勤途中のカフェで撮った1枚。お店の外からみて窓際席に良い感じで午後の光が入っているのを見つけた私は、自分はタバコは吸わないのに、わざわざ喫煙席に座りました。ポートレイトスナップは慣れていないので上手に撮れませんでしたが、女性の髪や額付近に入るハイライトに注目してください。暗い空間に差し込む強い光の特徴です。こういった光の使い方はレンブラントやフェルメールなどの絵画からも学べます。

SONY RX100

ポートレイトスナップはかなり敷居が高いと感じられると思います。それでしたら、その辺にある雑草でも練習できますよ!いいなぁと思える光とは決して珍しいものではなく、案外とそこかしこに存在しているものです。重要なのは気が付けるかどうか?それには日常的な練習しかありません。

写真にとって光は命です。そして光と同時に影もあることを忘れてはいけません。影については私もまだまだ研究中なので、またの機会に投稿します。

今回はこの辺で!





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