楽しくお小遣いを稼ごう☆腕時計のかっこいい写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真の解説はお休みして少々下品なお話ではございますが、写真撮影の技術でちょっとしたお小遣い稼ぎをしちゃおう~という内容をいってみたいと思います。

といってもブライダルフォトや赤ちゃんフォトのアルバイトではありませんよ。品物を魅力的に撮るブツ撮りのお話です。以前にブツ撮りは被写体を最も魅力的に撮る良い練習になるとお話をしました。それは被写体の角度や照明の光を容易に調整できるからです。

今回はヤフオクやメルカリでお買い得な値段で売っている品を購入し、キレイに写真を撮って再び出品すると、果たしていくらの利益がでるのか?を腕時計の写真を例に書いてみたいと思います。

この写真は先日まで私が愛用していたcitizenですが、どうも正確すぎるGPSやJJY電波などのクォーツ時計は私には合わないようで、購入後にいくらも使わずにヤフオクで売ってしまいました。やっぱり腕時計は機械式が好きです。

出品時の写真はこのようにSUSケース、ブレスレットのシャープな質感とフェイスデザインの特徴がよく伝わるよう撮ってみました。ちなみに購入時は30000万円でしたが1~2か月使用して出品したところ37200円で売却できました。やはりヤフオクもメルカリも出品時は写真が命です。




いま、ヤフオクの場合は画像は10枚まで掲載できますが、検索結果に表示される1枚はアップロードした最初の1枚目の画像となります。いわゆるサムネール画像(親指の爪程度の大きさで表示される…に由来)ですが、時計の場合はフェイス部分をアップで写すか、このように外箱を背景にシチサンで撮るかの二択だと思います。

今回はこのサムネールに使用する画像やメイン画像の撮り方を解説いたします。…とその前にまず元になる中古時計の入手方法について触れてみたいと思います。

こんな時計を見つけて落札してみました。SEIKO ワイアードですが面白いのはデザインです。むかしSEIKOスピードタイマーという名機があったのですが、それとデザインをよく似せたモデルなのです。

しかし!この出品者の方は写真の撮り方がどうも今一つです。専用の撮影ボックスのような物を使用しているようですが、ホワイトバランスが適切でないのと露出が明らかにアンダーなのと相まって、マゼンタがかった暗い画像です。

これではいくら品が良くても購入意欲がわきませんね。…すなわち落札にあたってライバルがいない訳です。定価と相場や希少性などを加味して14000円はかなり安いと判断し落札してみました。

この出品者の方、個人ではなくストアーなのですが他の商品画像もみんな同じような写真でした。ある程度の数がまとまっていれば撮影のアルバイトを申し出ても良かったかもしれませんね。




ブツ撮りと言うと本来はプロの照明機材を用意して専用のスタジオで行うものですが、個人がそれっぽく撮るのでしたらハードルは決して高くはないです。市販の子供だましのような撮影ボックスで十分に機能します。このようなソフトボックスに蛍光灯やLEDの簡易的な照明が2灯以上あればOKです。このキットで1万円以下で売っています。

背景は白か、白い物を撮るならグレーの背景を用意しておきます。あとはソフトボックスを組み上げて被写体に影が出ないよう左右に照明を設置するのみ。レンズは時計を撮るならマクロレンズがあると便利です。

マニュアル露出に設定して絞りはF13あたりまで絞ります。もちろん三脚は必須でカメラブレしないよう2秒タイマーなどで撮りましょう。

被写体の角度はその品が最も魅力的に見えるアングルを探り当てます。かなりピンポイントなので品を置いている台ごと少しづつ動かして調整してみて下さい。この時、時計の風防ガラスが反射しないよう気を付けます。

そして難しいのはメッキ部分の映り込みです。シャッター押すときにカメラに手をかければ手の肌色が写り込みます。先ほどカメラブレするから2秒タイマーを…と書きましたが、タイマーの使用は手の写り込みを防ぐにも有効です。

その他、赤や黄色などの派手な色の服を着ているだけで写り込んでしまうので、できれば黒か白の長袖服を着て撮影に挑みましょう。お部屋のカーテンや家具なども同様に写り込むので、なるべくカメラの側が白い壁などになっているシンプルな場所で撮りましょう。

盲点は部屋の照明…近くに廊下や洗面所などでよく使われる電球色の照明とミックス光にならないように気をつけてください。

以前、バイク用品メーカーに勤めていたとき、メッキのミラーのカタログ写真を撮るときにとても苦労したのを覚えています。丸いオワン型のミラーハウジングは撮影している部屋の様子を全て写す鏡になってしまい、部屋の中を白い布で覆うとこんどは品物がメッキ製ではなく白色の品に見えてしまうものでした。

では光輝くメッキをかっこよく撮るにはどうしたら良いでしょうか?答えは上の写真のように黒い布や紙などを用意して、それを被写体のすぐ近くに置いて写し込ませるのです。

次に照明の調整です。基本は左右に2灯を置いていわゆる影消しを作ります。その上で被写体をカッコよく見せるため、もう1灯の裸のライティングを用意して被写体の特定の部分を輝かせます。

ライティングは色温度が同じものなら何でも大丈夫です。簡易的な撮影ボックスの場合は昼白色の蛍光灯かLEDが付属すると思うので、同じく昼白色の何かのライトを用意します。

色々な角度でライトを当てて試して下さい。




ソフトボックスを設置してカメラはマクロモードでF13。かっこいいアングルを探り当てたら黒い布を写り込ませてハイライトを入れます。針は10時10分の位置で。手間こそ少々かかりますが、これだけでプロっぽい写真が撮れてしまうものです。

落札したワイアード スピードタイマーLOOKもご覧の通りです。ではいくらで売れるかヤフオクに出品してみましょう~。

25900円で売れました!なかなかの利益だと思います。写真のクオリティや説明が不十分なものを安く入手し、キレイに撮って丁寧な説明文で出品。これだけでちょっとお小遣い稼ぎになっちゃいます。

今回は購入してすぐに売却してしまいましたが、1枚目のcitizenなんかは少しの期間は自分で使用していました。もし気に入れば飽きるまで愛用しますし「やっぱイマイチだな」と感じたらすぐに売却です。これではモノへの愛着がなくて寂しいではないか…という気もしますが、実は本当に大切にしている時計は別に有ったりします。

最初にも書きましたが品物を丁寧に撮るブツ撮りは写真の基本的なことを学ぶのに最高に良いと思います。被写体が最も魅力的になるよう写す、これをブツ撮りから体験してみてください。それにせっかくの写真スキルなのですから、たまには現金化してみても悪くないと思います。

今回はこの辺で!!

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小学生でも分かるシャッター速度と絞りの話☆露出ってなんだっけ?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログではバイク写真、ツーリング写真に関わるあらゆることを、ビギナーの方やこれからバイク写真をやってみよう!と思い始めた方々を対象に解説しております。

しかし「マニアックすぎてよく分からん」というお声もチラホラあるようですので、今回は初心に帰って「小学生でも分かる露出」と題して優しい内容でいってみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

露出と聞くと何やらカメラの専門用語っぽくて難しく感じるかもしれません。しかし意味としては真夜中にコート1枚を着ている怪しいオジサンと同じで、閉ざされいたモノを明るみに露出させることです。

カメラの内部は真っ暗な箱になっていてシャッターを切った瞬間だけレンズを通してカメラを向けた先の様子を光として取り入れます。

その外の光をあびたイメージセンサー(またはフィルム)は瞬間の画像としてメディアに記録します。これが写真です。当たり前のことですけどね。

カメラ内に外の光をどれくらい露出させるか?つまり光をどれだけ取り入れるか?が露出の基本的な考え方です。

方法は主に2つあって1つはシャッターが開いていた時間。2つめは絞りといってレンズ内にある穴ポコの大きさです。シャッターは長く開いていれば光はたくさん。短ければ少しだけ。絞りの穴ポコは大きければ光がたくさん…小さければ少しだけ。

いま目の前のシャッターを切ろうとしているその風景。そこにある光が仮に100だとします。目で見た通りの明るさの写真が欲しければ露出は100欲しい…。そんなとき例えばシャッター速度君が40の光を取り入れるから、絞りチャンは60取り入れましょう。お互いに持ちつ持たれつという事なのです。




ここでポイントを1つ。シャッター速度と絞りはそれぞれに違った役割があります。シャッター速度は写真に時間を与える役割、絞りはピント範囲(逆に言うとボケ具合)で印象を調整する役割があります。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

絞りチャン:お~い、シャッター速度君。ちょっと頼みがあるんだが!ここは手前の桜から遠くまで全部にピントを合わせたいから絞り込みたいんだよね。したがって20くらいしか光が仕入れられん。何とかなるかい?

シャッター速度君:おぉ~絞りチャン、いつもお世話になっているから今回は何とか俺が頑張るよ。では80の光をオイラが仕入れよう。少し遅くなっちゃって電車がブレるけど、電車の存在感を控え目にできるし、動きも加わってアリでしょ。

 

RICOH GR APS-C

シャッター速度君:おーい、絞りチャン。今回はめっちゃスピード感を出したいのよね。でもスピード違反をする訳にもいかないし、長~~~く開けたい訳よ。でもそうすると光が90くらい入っちゃう、分かるでしょ?

絞りチャン:水臭いな~シャッター君。2人は生まれた時からずっと1つのカメラにいる大の仲良しではないか。よしここは持てる筋力をフルに絞って超絶ちっちゃい穴ポコにするぜ。そうすれば光は10にできるぜ~

・・・とこのように写真を撮るイメージに合わせて〇〇だから絞りをF11にした、とか〇〇のように表現したいからシャッター速度を1/10にした、といった具合に絞りかシャッター速度のどちらか一方を撮影者の意図で選択するとします。するともう一方はそれに合わせて適切な明るさにするため光の量をフォローしてくれるのですね。

しかし次のような場合はどうでしょう…?

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

絞りチャン:おーい、シャッター速度君。今回も手前のR1200GSから遠景の電車までバッチリとピントを合わせたいんだよ。また絞り込みたいんだ。40くらいになっちゃうけどあと60頼める?

シャッター速度君ちょ…ちょっと待って。今回は俺だって主張させてくれ。ここで俺が光をいっぱい取り入れると電車がブレちゃうんだ。今回の構図では桜の時と違って電車はピタっと止めたいんだよね。ここは譲れないよ。せいぜい40くらいしか光は入らない。

絞りチャン:えぇ~マジっすか?40+40で80。あと20足りない…どうしようか?

シャッター速度君:「こんな時はあのお方に頼むか…ISO感度先輩へ」

絞りチャン:「えぇ~マジ。あの怖いISO感度先輩!いつも昼間寝てるじゃん、いま頼んで怒られんじゃね?」

シャッター速度君:「確かに怖い。何年か前にオーナーが三脚忘れた時。ISO5000とかで撮った写真見た??もう荒れ荒れ!!」

絞り君:この間なんか「あ~天の川撮りてぇ~」とか言って指をポキポキやっていたよ。

こえ~~~

しかしここでは明るいシーンとはいえシャッター速度、絞りの両者に撮影者の意図が存在しています。そんなときは届かない分の露出をISO感度で補う引き出しを備えておきましょう。ISO感度を上げるのは夜や暗い屋内と決めつけないように~。




ISO感度は絞りとシャッター速度の両者では不足している光量分を「感度」という名の通りセンサー(またはフィルム)を敏感にして補うものです。しかし無暗に感度を上げてしまうとノイズが発生してしまい荒れた画像になってしまうため、原則としてISO100を常用します。

絞り込んだらシャッター速度が低下した、しかしカメラを手持ちで撮るので手ブレが心配である…とか夜景や星景のようにそもそも元の光が僅かかな場合にISO感度は「仕方ない、あの先輩に頼むか!」といって出番となる訳です。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L ISO1000

この写真はISO感度先輩が1000まで頑張った写真で肉眼では見えないような小さな星々や流れ星まで写真にできました。最近のカメラではISO1000やISO2000くらいでは高感度に設定したとは思えないほど、ノイズの少ないカメラが増えました。

一方で露出にはこんな考え方もあります。目の前の100の光に対して必ずしも100で撮る必要はありません。あなたが情景や被写体から感じたことを表現する手段として60とか130で撮ってもいい訳です。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2L IS

この作品は日の光が僅かしか入らない山道でとりました。そこに咲いていた紫陽花に僅かな光が当たっていたのを私は見逃しませんでした。紫陽花を撮ったというより僅かな光のある空間に惹かれて撮ったと言った方がいいかもしれません。




実際の100の明るさの通りに撮ったのではなく「僅かな光」を明確に表現する手段として70くらいの露出を選んで撮ってみました。もちろんこの逆もアリで実際の明るさよりもうんと明るく撮ってみるのも面白いです。

ここが露出で魅せるやり方の最も面白いところだと私は思います。

小学生でも分かる絞り、シャッター速度のお話でした!!!

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今さら聞けない☆三分割構図と日の丸構図

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から8月ですね。お盆休みにロングツーリングに行かれる方は準備は万端でしょうか?熱中症対策やキャンプツーリングの方は虫刺され対策をお忘れなく。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では写真の世界では誰でも知っている構図の基本「三分割構図」と、よく聞く「日の丸構図」のお話を軽めにサラっといってみたいと思います。

写真といえば構図…そう構図って大事ですよね。でも構図はなんで大事なのでしょうか?そもそも構図って何?

解釈はいろいろあると思いますが例えば主題、副題、被写体A、被写体B、アクセント被写体、背景、光と影、前景や近景、これらカメラを向けた先の様々なことを画面という長方形の四角の中に如何に整理して配置や大きさで存在感を調整し、写真の意図へ導くよう機能させるもの…それが構図でしょうか。

そう、写真を見た人がその作品の意図にたどりつけるよう導く役割。だから写真は構図が命!ではないのですね。あくまでも補助的に機能しているガイドのようなものです。もっとも大切なことがしっかり表現されていれば、構図自体は大して重要ではない場合もあります。

1.三分割構図

三分割構図は写真の基本的な構図として最も知られていると思います。縦横に3等分された9つのマス、3分割グリッドですね。多くのカメラでファインダーやディスプレイに表示できる機能を有しています。

3分割構図は古来から美術に用いられる基本的な考え方「すこしずらすのが美しい」がベースになっていると思います。あまりに基本的なこととして知られているので、少しばかにしている人もおられるかもしれません。しかし意外なことにSNSなどでバイク関連の写真を見ていると「上手に三分割構図を使ったな」と思える写真はほとんど見かけません。あれほど最初に教わることなのに不思議ですね。

では使い方を作例を元に解説いたします。

まず交点と線の両方を使った例です。三分割グリッドは画面内に縦2本、横2本の線が入ります。この線に例えば水平線などをぴったり合わせてやる方法がまず1つですよね。上の写真の例だと手前側の漁船の中心、そして遠景側にバイクを停めている堤防の横線で2本の線に合わせました。えっ?それはどうやるのかって?この場合は画面の横線な訳ですからカメラの高さで合わせます。

船のマスト(?)は右側の縦線に合わせています。

そして交点です。3分割グリッドは画面内に4ポイントの交点が存在します。このポイントに重要な意味をもつ被写体を配置するのです。上の写真の場合は左上のポイントにR1200GSを合わせてみました。足でよく動いてピンポイントなアングルを探ってくださいね。

このように線や交点などを使って最低2つ以上は三分割グリッドに合わせてやることで、はじめて三分割構図は生きてくると私は考えます。




これは三分割グリッドをマス単位で使ったフレーミングによる構図です。右下のマスを埋めるようにR1200GSを配置してみました。もちろんこのやり方は1マスに限らず2マスや3マスでも使えます。

どうでしたか?三分割構図を少しばかにしていた方は、ここで改めて三分割構図の良さを見直して、次のツーリング撮ってみてはいかがでしょうか。

2.日の丸構図

日の丸構図はその名の通り、画面の中央に重要な被写体等をドーンと置いた構図です。富士山などのシンメトリーな被写体やデザイン上で安定感を優先したい場合に多く使われる構図です。

稀に日の丸構図で撮ってはいけない…と思い込んでおられる方をお見受けしますがそれは間違いです。日の丸構図は作品の主題はこれです!と明確に表現できる使える構図です。ただその日の丸構図がよく似合うシーンはそう多くないのは事実かもしれません。

この写真はシンメトリーな被写体を日の丸構図で撮った例です。左右に美しくのびていく裾の様子。これを左右対称に置いた方が安定感、美しさが際立ちます。よって日の丸構図を選択した訳ですね。ちなみにこの写真は富士山ではなく蝦夷富士と呼ばれる北海道の羊蹄山です。




EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/6 ISO100

これは変化球的な使い方です。雲ひとつないマジックアワーの空には繊細なグラデーションが存在していたので、それを表現するためにこのような構図にしています。しかしスペースを主役に構図する場合の注意点は観賞者の視線がそのままだと泳いでしまうため、何らかの手段でアイキャッチを作る必要があります。この場合、伸びをしているライダーの両腕で輪を作り、その輪を画面の日の丸の位置に置きました。

これでスペースが主役の画面構成でも写真の観賞者の視線はぴたりと安定します。よく見ていただけるとお分かりかと思いますが、この写真は水平も出さずかなり右下がりです。なだらかに稜線を描くような砂浜の地面も相まって、夢想世界のような不安定感があるのですが、それをも安定させるのが日の丸構図の凄いところです。

 

こちらは私の十八番である走行中のライダーの視界を再現した走行写真です。スローシャッターで周囲の風景をブラしてスピード感を出しています。こういった横流しではなく前後流しの場合は台風の目のような中心点が発生し、吸い込まれるような写真が出来上がります。その場合の台風の目も日の丸構図で配置することをお勧め致します。




三分割構図も日の丸構図もその他の構図も、そのシーンであなたが表現したいことに最も適した手段はどれであるのか?を適宜選択することが何よりも大切です。場合によってはそういった構図だのフレーミングだのを全く無視した構図が似合うシーンもあると思います。導くまでもない大作であれば構図など大して重要ではないのですね。

今さら聞けない三分割構図と日の丸構図でした!!

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前景をつくってレベルアップ☆イケてる構図の作り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、夏のツーリングシーズンとツーリング写真を楽しまれていますか?

写真とはビギナーの方にとって撮り方が全てだと誤解されがちです。しかし撮り方の多くを学んでいないビギナーの方でも素敵な写真を撮ることは可能です。それはハートだけでストレートに撮ることです。子供のように純粋に感動し、それを素直に写真にする。そんなシンプルなことで十分に良い写真は成立します。

むしろ撮り方を気にし過ぎてしまい上手に撮ろう、良く見せようと思うほど変な写真になってしまいます。もし撮り方でお悩みでしたら騙されたと思って一度撮り方のことは忘れて、ご自身の大好きなもの、心が時めいたものに純粋に向き合いシンプルな構成でパチリと撮ってみて下さい。

それは人に見せるような写真ではないかもしれませんが、きっとあなたのお気に入りの1枚になると思います。




さて今回の<初級>ツーリング写真解説では平凡な構図でお悩みの方に簡単な手法で「おっ!」と感じるイケてる写真の撮り方をご紹介します。前回の解説ではお子様構図を脱却するため被写体を枠で切り落としてしまうフレーミングを解説しました。今回は前景を構成して奥行のある構図の作り方です。

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

前回のお子様構図のお話で少し触れましたが、ビギナーの方がつい撮ってしまう平凡な構図とは被写体を画面内で並べただけの単調なものです。それは被写体や背景などの奥行方向の構成を全く意識できないため、平面的で奥行き感がない写真になってしまうのです。もちろんコレが悪いという訳ではありませんが奥行きを意識できなかった、と意図して平面的に撮ったでは似ていますが雲泥の差なのです。

ここでは「奥行きを意識できなかった」を卒業するため、撮り方の1つとして前景のある構図の作り方を解説致します。

EOS6D Mark2 EF35mmF2IS




写真は紛れもなく二次元なのですが、この二次元の中に奥行または立体感を感じるような構成を作ると、それだけでシロウトっぽさが抜けて雑誌のカットなどで使われているような写真になります。

では奥行のある構図を作るにはどうしたら良いでしょうか?まずはカメラから被写体の方を見てレイヤー数を意識してみましょう。あなたがそこでバイクを停めて写真を撮ろうと思ったのであれば、すくなくとも背景は既に存在していると思います。

遠い順に背景、バイク、はいこれで奥行方向に既に2レイヤーあることになります。あともう1レイヤー、カメラとバイクの間に何かを入れて合計3レイヤーにしてみましょう。

カメラとバイクの間にもう1レイヤー、つまり前景を作るのです。前景探しのポイントは足元にあります。足元や近くに前景として使えそうな何かがないでしょうか?探してみましょう。

1枚目、2枚目の写真のように花や草などはとても使いやすいです。そして上の写真のように港などでの撮影シーンではさらに被写体の宝庫なので、前景として使えそうな被写体探しは簡単です。この場合は手前にあった小さな漁船を前景にして構図を作ってみましょう。




EOS6D Mark2 + EF35㎜F2 IS

はい、こんな感じです。この写真の場合はR1200GSのすぐ後ろにもう一隻の漁船があるので遠景と合わせると4レイヤーくらい作れた構図になります。

このようにメイン被写体(バイクやライダー)とカメラの間に、もう1つ何かの被写体を入れるだけで簡単に3レイヤーの構図を作ることができます。ポイントは足元や近くに使えそうな何かがないか見てみることです。

もし何も見当たらなければ、カメラを超ローアングルにすることで地面が使えます。

そして前景を作ることに成功したら次に気を付けたいことは…?そう絞りです。カメラの絞り値をコントロールすることで前景や背景のボケ具合を調整するのですが、遠景よりも近景の方がボケやすい特性があることから、前景を作った時は特に絞りの設定が重要になってくるのです。

フレーミングの解説でも書きましたが構図とは複数ある被写体や背景などの存在感を撮影者の意図で調整することです。ビギナーの方にとって難しく感じるかもしれませんが、フレーミングや構図とは被写体の存在感を調整し作品の意図を観賞者へ導く手法なのです。よってこの3レイヤー作れた奥行ある構図の場合、特に前景となる被写体のボケ具合は撮影者のあなたが調整してみましょう。

えっ難しそう?大丈夫ですよ。

前景のある構図での絞りの調整については次回に解説しますのでお楽しみに!

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~本日の毎日100ショットスナップ~ 

RICHO GR APS-C

 

3つの写真を撮る習慣ですぐに完成したツーリング写真が!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿で改めて当ブログ 究極のツーリング写真のコンセプトをお伝えいたしました。

今回はそれを受けて新たな読者様が「なるほど、バイクが主役ではなくツーリングの世界を表現した写真か~おもしろいかもね」と感じていただけた(と願いたいです)と思いますが、では最初に何をしたら良いかを解説してみたいと思います。

以前もいちど投稿した内容ではありますが、現在の考えで改めて書いてみたいと思います。多くの方がツーリング先で良い景色、または記念になるシンボルやオブジェなどで写真を撮られていると思います。

そういった写真はレポート的な物、記念写真、愛車をカッコよく撮ったもの、ロケーションを伝える説明的写真などが多いと思います。これらの写真にはそれぞれに役割があって、どれも否定されるものではありません。

ブログやFacebookなどで活躍するレポート写真は個人のツーリングの様子を知るのに見る側も楽しいです。記念写真は何年も何十年も先に自身で見返したとき「あの時よかったなぁ」と振り返る時の大切な写真です。愛車をカッコよく撮った写真はご自身で眺めて満足なのは勿論、同じ車種のコミュニティーで発表すれば盛り上がりますし、これからそのバイクを買おうか迷っている人にも「やっぱカッコいいなぁ~このバイク」と役立つ訳です。

ここで避けたいのはどれとも言えないような中途半端な写真です。よく見かけるのは風景の割合とバイクの存在感が等分されてしまい、写真の意図がはっきりしない写真です。

悪い例:主題が明確ではない平凡なツーリング写真 レポート写真としてはOKですが…

このような中途半端な写真から脱して人に見せて喜んでもらえる写真、または自分が感動したこと、好きな被写体をちゃんと写せた写真の撮り方はどうですれば身に着くでしょうか?今回はそれが分かりやすいようツーリング先で3つの写真を撮ってみよう~!という方法をご紹介します。




1.自分のバイクをカッコよく撮ろう

EOS6D Mark2

まずは自分の大好きな愛車の写真です。自分のバイクをとにかく超カッコよく撮ってみましょう。基本はしゃがんだ位のローアングルに7:3と呼ばれるバイクの側面が7で正面(または後ろ)が3くらいの割合になる比率で撮ります。

しかし最もカッコよく見えるアングルとは車種によって色々です。例えば私のR1200GSアドベンチャーは33Lのビッグタンクが角度によってはデブっちょに見えるので上の写真のように少し側面側の割合を多くしています。ご自身の愛車が最もカッコよく見えるアングルを事前に探り当てておきましょう。

ツーリング先で愛車写真を撮るときのコツは最初に背景を探すことです。バイクが主役になるような写真の背景に相応しい場所探しが第一です。バイクよりも存在感の強い物がある場所では、どちらが主役になるか明確化する表現手法が要求されてしまいます。それは写真の中級者以上のなせる業なので、まずは上の写真のようなシンプルな空間を探してみましょうね。

そしてライダーの様子を見切れで入れてあげると、愛車とオーナーの関係を表現できるので、人と違った「おっ素敵だね」と思われるバイク写真が撮れます。これ、簡単なのでやってみて下さいね!コツはライダーの顔まで入れないことです。

2.風景の写真を撮ってみよう

EOS6D Mark2

「ここは絶景なり~~」という場所にツーリングで辿り着いたら、もちろん写真を撮りたいですよね。私もいつも撮ります。しかしまずはバイクなしで風景の写真を撮ってみて下さい。

上の写真では東京湾越しに見える冬の富士山、そして前景に岩礁の小島、アクセント被写体としてLNGタンカー。こういった風景の中のある要素を頭の中で整理するのにもバイク無しで1枚撮ることをお勧めします。




3.風景の中のバイク(+ライダー)を撮ってみよう

EOS1Dx + SIGMA150-600F5-6.3DG

そして3つ目は風景の中のバイクの写真です。風景が主役でもなくバイクが主役でもない。まるで映画を作るようにツーリングのワンシーンを演出して撮るのです。

上の写真はライダーの姿を登場させて、そのポージングでツーリングの魅力を伝えられるよう演出を加えてみました。ライダーが登場するだけで作品にstory感、動き、感情が加わるので一気に平凡さが抜けて良作へと昇華します。

もちろんバイクだけでもダメではありませんが、風景の中にバイクだけを写す場合はオブジェのように置かないよう何らかの工夫が要求されます。ツーリングであることを見る側へ連想させるために、ヘルメットやグローブなどの小物も活用してみましょう。

この3つ目の風景の中のバイクを撮る、が当ブログ究極のツーリング写真が提唱する「みる人の心にひびくツーリング写真」です。記念写真、愛車写真は自分で見て楽しむもの、ツーリング写真は自分ではない誰かに見せても喜んでもらえる写真です。




網走で名もない風景

今回、なぜこの3つの写真を撮る…をご紹介したかと言いますと、この3つを1枚の写真にしないようにするためです。どうしても最初の頃は写真に対する想いを詰め込み過ぎてしまい、愛車もカッコよく景色もキレイに…と欲張ってしまうものです。しかし景色とバイクの割合を丁度よくバランスをとったつもりの構図が実は一番中途半端でよく見かける平凡なバイク写真なのです。

ツーリング先で「ここはいい!」と思った場所で写真を撮るとき、愛車をカッコよく撮った写真、景色の写真、景色の中のバイク(+ライダー)の写真と3つ撮って帰りましょう。

そして帰ってその日に撮った写真をじっくり検証してみて下さい。どれもお気に入りの写真だと思いますが自分だけが満足なもの、誰かに見せれば喜んでもらえるかもしれない写真…この違いが見えてくるはずです。

当ブログではツーリング写真の撮り方について、撮影テクニックや撮影スポットだけでなく写真の楽しみ方、見せる喜びなども書いていきたいと思います。

新たなユーザー様、たまたま検索でこのページを見られた方、当ブログと一緒にツーリング写真を盛り上げていきませんか?

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華麗なフットワークで構図を作れ☆三分割縛り地獄

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがパソコンはどのようなものを使われていますか?恐らく多くの読者の皆さまは撮った写真をPCでレタッチあるいは管理されていると思います。

私のようにデジタルカメラの記録モードをRAWで撮影し、その後LightroomやDPPのようなソフトで調整を施して現像されている方も多いと思います。そんな時にパソコンのスペックはある程度は高性能でないと快適に作業ができないものです。

Lightroom classic の場合はまずOSがWin10の64Bitでないといけません(32Bit版ではインストールもできません)。その上でメモリーは8GB以上、CPUは出来ればCore i3以上のスペック、ストレージはSSDだと最高ですね。それと忘れてはいけないのがモニターの性能です。FHDとうたっていても色領域が低いと高度な現像処理には役不足です。

私はいまThinkPadのE570を愛用しているのですが、Core i 5(7th)のSSD256、メモリー16GBで動作は快適なのですが、16.5インチFHDモニターの色領域が低く、何度か「あれっ」っと思ったことがあったので買い替えを検討中です。




候補はマウスコンピューターのDAIVシリーズにあるクリエイター向けPC DAIV NG5500シリーズ(10万円ちょい)なのですが、このマウスのDAIVノートPCはデスクトップ用のCPUを搭載しモニターはAdobeRGB98%カバーという色領域を持っているのです。通常、このようなモニターはモニターだけ単体で買っても数十万円もするので、マウスのDAIVシリーズは写真好きでRAW現像する人にとって理想的なPCと言えそうです。

さて前置きが長かったですが今回は<初級>ツーリング写真解説としてビギナーの方のための初歩的な内容をいってみたいと思います。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F16 1/40 ISO100

とっても簡単な内容でいってみます…。まず「構図」とは写真の世界では良く聞く単語ですよね。被写体や背景のなどの位置関係や大きさ関係でしょうか。どう配置してどう大きさや割合を調整するか。しかし、その調整の具体的な方法は一体なんでしょう??

いきなり答えを言ってしまえばズバリ、足です。撮影者は構図を調整するときに右に左に、近寄っては離れ、高い所に上ってみては地面に寝そべってみたり、とにかく足で動き回って被写体の位置関係や大きさ、あるいはスペースの比率の調整、背景の範囲などを調整します。それと同時に動くことによって被写体が最も魅力的にみえるアングルも探し当てるものです。このようによく動く足は写真家足とでも呼びましょうか。

左右に動けば被写体の位置関係が広くなったり狭くなったり、あるいは重ね合わせてみたり、高い位置から撮れば地面の割合が広くなりますし、逆にローアングルで撮れば空の割合が増えるのです。

しかし、どう動けば構図がどのように変化していくのか感覚で覚えないと構図は作れないのです。えっ?それは簡単ではないかって?




ではこちらの写真をご覧ください。三分割線上に水平線、三分割交点にバイクと灯台を合わせた写真です。この場合、バイクと灯台をもう少し離した構図を作る場合は右に動きますか?それとも左ですか?

一瞬でも「ええっと…」となった人はまだ構図の感覚が怪しいと思います。目の前の三次元の光景が二次元の写真となった場合、そのときの位置関係や大きさをどのようにして変化させるかは案外と練習しないと身に付かないものです。

しかし具体的にどのような手法で訓練すれば、この足で構図を作る感覚が身に着くのでしょうか? …簡単かつ確実な特訓方法があります。上の写真のようにピッタリ三分割構図を守る「三分割構図縛り」です。2つの被写体を見つけてその位置関係を寸分狂わぬ三分割交点に合わせるのです。簡単なようですが最初は意外と難しく感じます。

足を鍛える訓練だと思って身近なものを使ってやってみて下さい。近所の公園とかでも出来ると思います。ある程度やればすぐにコツがつかめるので、そうしたらツーリング先で応用してみましょう。

※念のため付け加えておきますが三分割構図を守りましょうという意味ではないですよ。あくまで構図をつくれる足を鍛えるための練習方法です。




悪い例  動けないと構図も陳腐に陥る

バイク、船、海、港の雰囲気。これだけの要素に対して動くことができなければ構図もこのように陳腐に陥るものです。

構図は写真を見る人へ作者の感じたコト、表現したコトへ導くためのガイドのような役割があります。これは構図に限らずフレーミングやデザインも同じで、当ブログでは度々、このような構図、フレーミング、デザインのことを写真の基礎工事と解説してきました。

正解はありませんし構図が全てな訳ではありません。しかしビギナーの方の通過点として避けて通れないのは写真家の足を手に入れることなのです。

今回はこの辺で。

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上達したい人☆意識することが何より大事<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりに<初級>ツーリング解説として、ツーリング写真における具体的な撮影技法などではなく精神論的なアプローチでユル目な解説をいってみたいと思います。

私自身、写真をはじめて15年くらいですが最初の頃は上達できずに悩んだものでした。悩むほど負のスパイラルを呼ぶように納得のいく写真が撮れない日々がありましたが、今になって考えると写真のことで頭がいっぱいになりツーリングを楽しんでいなかったのが原因だったのだと思います。




「今日はいい写真を撮ってやろう」ではなく「素敵なことが起きればいいな」くらいで、あとは受け入れる準備だけしておけばOKなんだと思います。撮ってやろう、見せてやろう、では例えソレっぽい1枚が撮れたとしても、その写真はどこか傲慢で人の心に響く良作には成りえないと感じます。

宗谷丘陵 白い貝殻の道

私がまだ写真をはじめたばかりのビギナーの頃(今でも同じようなものですが)、よく感じていたのは「撮影地で何をしていいか分からない」という状態でした。何となくそこが良いと思ってバイクを停めてみたけど、まず何をしていいのか皆目分かりませんでした。どのレンズを選ぶべきなのか絞りとかはどう設定するのが正しいのか…と。

いま、私が昔の自分にアドバイスするなら次のような事を教えたいです。1.行動する、旅立つ、出会う、発見する 2.感じる、想像する、創造する 3.特徴をとらえる、光と影の様子を見る 4.再び想像する、創造する 5.それを写真にするイメージを頭に描いて 6.選択する (レンズ、露出、構図、フレーミングなど)7.シャッターボタンを押す。というプロセスですぞ!と。

困っている原因は1.被写体や情景と出会う旅のセンスが未熟だから 2.感動できる心の持ち主ではない、感受性が乏しいから 3.目の前の光景から特徴や光の様子を見分ける「目」が養われていないから 4.目には見えないことを想像する能力が乏しいから 5.目の前の空間がその焦点距離で二次元の静止画になるイメージが作れないから 6.やりたい事が決まっても表現手法を身につけていない 7.1~6ができずにシャッターボタンだけ押しているから …ですぞ!と。

春の小湊鉄道




そして特に重要なのは3つ。

その1

幼い子供のように純粋で豊かな感受性

その2

それが写真になったらどうなのか脳内でイメージを描ける力

その3

最初に感動したひとつを表現手法から選択し明確に個性的に表現すること

しかしこれらは頭で分かっても、では明日からうまく出来るかというとそうはいかないものです。豊かな感受性は意識して磨きをかけ子供の頃のような輝きを取り戻すもの、脳内でイメージする力は年単位でやって少しづつ身に着けていく力、表現手法は1つずつ習得していく撮影テクニック、どれも一朝一夕には成就しません。

では今できる練習方法はなんだろう?闇雲に撮っていては埒が明かないですよね…

房総の素掘り隧道

今できることはとにかく意識することです。大して素晴らしい景色ではないかもしれない…しかし「わぁ~素晴らしい景色だ」と自分の心にもっと感動しろと意識すること、被写体の特徴や光の様子など気が付けなくても見えなくても良いから「何とか見えないかな」と意識することです。

美しい、楽しい、懐かしい、寂しげ…といった感情を意識すること。




あとは良く動いて、いろんなレンズを試して、いろんな露出を試して、フレーミングを意識して撮ってみたり、ベストアングルを探るように意識してみたり、バイクではなくヘルメットなどの小物を主役したりと発想の転換を意識してみたり。

とにもかくにも意識すること、試行錯誤することがビギナーである今に出来る唯一のことです。

そして自分はツーリングが好きなこと、写真が好きなことを意識すること。楽しんで受け入れる気持ちがあれば変な写真にはならないはずです。

今回はこの辺で!!!

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ワンショット入魂ではなく☆兎に角☆たくさんシャッターを切ろう!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりに初心に帰って<初級>ツーリング写真解説のやさしい内容をいってみたいと思います。

当ブログは読者の皆さまに支えられて開設から1年半を経過しましたが、お陰様で幅広い年齢層、男女問わず数多くのユーザー(ブックマークして頂いてる方のこと)様がおられます。本当にありがとうございます。

そう…幅広い年齢層。読者の皆さまの中にはフィルムのカメラは触ったこともないという若い方から、マニュアル露出時代のフィルムカメラを経験されているベテランまで様々おられます。

バイク界では「リターンライダー」といって、かつて若いころにバイクを乗っていたけど、一定のブランクを経て再びライダーに返り咲いた人のことを言いますね。これと同じようにリターン写真家も多いと感じます。いや、厳密には昔、写真をやっていたことを隠している「隠れリターン写真家」が多いと推察いたします。

むかし写真に憧れて、いや上手なカメラマンになりたくて志したけど、フィルムを現像するとガッカリすることの連続で挫折してしまった…。こんな経験はおありではないでしょうか?フィルムの時代はその場で画像を確認することができませんので、露出が適切であったか、ピントが合っているか、手ブレはしていないかのチェックすら出来なかったものです。

その昔、写真ビギナーの正しい学び方としてはメモ帳を常に携行し、使っているフィルムの何枚目はどのような露出設定で撮ったか、また撮影時に何かをしたのであれば、そのことを適宜メモをしたそうです。その情報がないと出来上がった写真を見て何が良かったのか、何がいけなかったのか1枚1枚を検証ができなかったのですね。デジタル時代の今で言うExifデータのようなものです。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS  何枚も連写させてベストな位置をセレクトした




さて、今回の<初級>ツーリング写真解説の本題ですが、そんなフィルム時代を経験された方の中に多い、1枚しか撮らないワンショット入魂派の人これはやめましょうぜ!!!というシンプルな話でございます。

皆さまはどこかで「デジタル世代の人は無駄打ちが多い」なんて苦言されているベテランのお話を聞かれたことはないでしょうか?その昔、シャッターを一度切ればフィルム代も現像代もかかりますし、ポジフィルムなどはネガよりも高価なものでした。それゆえに写真を撮る人は熟考の末に慎重を喫してシャッターを切ったものです。

その時代のベテランはワンショット入魂の精神で写真道を歩んできたので、そういった方々から見るとパシャパシャと気軽にシャッターを切りまくっている現在のデジタルカメラユーザーに違和感を感じるのかもしれません。

しかし偉大な先人に「写真は1枚1枚を大切に、ワンショットに入魂せよ」と言われてもその通りにする必要はありません。1枚1枚を大切に丁寧に撮ることには賛成ですが、そのシーンでたった1ショットだけ撮って終わりにするのは、デジタル時代の現代としては実に勿体ないことです。

1つの撮影シーンで似たようなカットを何枚も撮っています

特に我々のように学んでいる立場としては常に撮影シーンでは試行錯誤し、いくつものカットからベストアングルを探り当てたり、理想的な露出を設定したり、被写体の隠された魅力を試し撮りの中から発見したりするものです。

バシッと1枚で決めてしまうのはカッコいいですが、それは巨匠レベルであり、我々凡人が真似をすべきではないと考えます。

デジタルカメラの大きなメリットは・その場で画像を確認できる・フィルム代、現像代がかからない・感度を自在に設定できる(フィルムは感度の違うフィルムに入れ替える必要があった)などです。

たとえその撮影シーンで100ショット切ろうが1000ショット切ろうが1円も無駄にしませんし、誰にも迷惑もかけませんし、環境破壊もありません。自分が納得するまでそこでシャッターを切れば良いと思います。




色々なアングル、色々な露出、色々な構図、デザインや比率を巧みに取り入れた撮り方、あえて何もしないでナチュラルに撮ったもの、望遠や広角レンズを試したもの、決定的なシャッターチャンスをモノにするため「数打ちゃ当たる打法」で撮ったもの。

とにかく撮って撮って、試して試して、そうして何カットもそこでシャッターを切ることで被写体に対する想いが高揚してきて思いもよらぬ傑作を生む場合もあります。切り続けることで「あっそうか!みえたぞ」「こんなに美しかったのか」といった気づきもあります。

ただ1つ大変なのは帰宅してからの写真のセレクト作業が膨大になることですが、これはやっていれば「こんなものか」と慣れてきます。似たようなカットが何十枚とある中からベスト1枚を選べる力もついてきます。

そして面白いのはセレクトから外れたボツカットが、何年後かに見直してみると「これは良いじゃないか」と思える作品に変化することです。これは経験を積み写真に対する考えが成熟してくるからであり、決して当時に見落としていたという事ではないのです。

この写真は7年前に撮ったものですが当時は「なんだこりゃブレすぎ」と完全な失敗写真としてボツカットにしていました。しかし膨大なゴミ画像をストレージに保存していた私は7年の歳月を経て再びこの写真を発掘して仕上げなおしたのです。今の私の目にはバイクに乗っている時の風が写っている…とそんな風に感じます。




撮影現場で探り当てるようにシャッターを切り続け、その時は不採用としたカットでも保存しておけば将来は宝になる可能性がある。

こんな素敵なこと1枚しか撮らないのでは実現できないですからね…ワンショット入魂は実に勿体ないでしょう?

用意すべきものはたった1つ。容量が大きいメモリーカード。それだけですよ。

今回はこの辺で!!

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カメラ操作の最初の一歩☆露出補正をマスターしよう<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが「承認欲求」という言葉をご存じでしょうか?先日、あのメンタリストとして有名なDAIGOさんの本を読んでいて知ったのですが、承認欲求とは社会に認められたい欲求だそうです。

例えば身に着けるものをブランド品で固めてみたり、超高額な腕時計をつけたり、派手な外車に乗ってみたり、高収入で財産がある人=優秀で価値のある人間であると社会に認められたくて承認欲求を発散している人達…という事が書かれていました。

簡単に言ってしまえば社会に良く見てもらいたくて見栄を張ってしまう欲求ですが、人は誰しも心のどこかでこの世で立派に生きていきたいという欲求があるそうです。そして自分は成功していると誇示したくなる心理的な行動が承認欲求だそうです。しかし本当に優秀な人や才能の豊かな人ほど見た目のゴージャスさには無関心なものです。

いくら高級なものを身に付けても中身は空っぽの人間であると自分で分かっていれば、1000万円の車に乗っても信号待ちで隣に2000万円の車に並ばれたら虚無感に襲われるのです。

この世に生をもって誕生したからには世のため人のために生きていけたら良い、その意欲があるまでは良いのですが、認められることに心を奪われてしまうとただの見栄になってしまうのですね。それを実現するには見た目ではなく中身や行動なのですが、そこを直視できない人が多いのだそうです。

CASIO エクシリムEX-10

この承認欲求を写真に当てはめて考えてみるとどうでしょう?自分は写真を撮るのが上手だ!私のカメラは高画質で綺麗に撮れる!俺ってセンスあるだろう~!という個人の承認欲求に支配された写真はどこかエゴで見る側に響くものがありません。

でも写真って作者が感じたものを表現するってよく言うじゃない?「俺って写真うまいでしょ~」って写真と何が違うの???という疑問がわいてくると思います。確かにエゴな写真といい写真は区別が難しいかもしれません。作者が天才であればエゴが素晴らしい写真にも成りえるからです。




ここからは私の個人的な考えなのですが、いい写真はやはり見て頂ける人の気持ちをどこかで意識して撮った写真ではないでしょうか。ツーリング写真でもスナップでも、撮るときに「この写真をみて喜んでもらえたら良いな」そんな事を少しでもいいので意識して撮ればエゴな写真とは一線を画す良作になるのではないでしょうか。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/200 ISO100 露出補正-0.7

さて前置きだけで1000文字も書いてしまいましたが、今回は<初級>ツーリング写真解説として極めて初歩的なお話をいってみたいと思います。

写真をはじめたばかりの人、自分のカメラをはじめて買ったよ!という人にとって、まず撮るにはカメラのオートモードに頼って撮るのが一般的だと思います。オートモードとは大昔に写真を撮るための露出設定は撮影者の手腕に委ねられていた時代、キャノンが露出を自動で算出できるカメラ「キャノンオートボーイ」を誕生させた頃に生まれた言葉です。よく「ワシはオートモードで十分じゃ」という人がいますよね。

露出とは真っ暗な箱になっているカメラの内部に外の光をどれくらい取り込んだか?という考え方ですが、簡単に言ってしまえば写真の明るさを決めるものです。

カメラが外の様子を測定して「このくらいの露出設定でいいんでない?」とコンピューターが自動で露出を決めてくれる機能をAEといいます。現在、売られているカメラは全てと言っていいほどAE機能が搭載されています。ここで是非、皆さまにAEについて覚えておいていただきたい事が2つあります。

まず1つ目は AEはアホです。

AEがアホである理由は普通の記録写真として撮りたい場合ですら、適正と呼び難い滅茶苦茶な露出をだすときがあるのです。ヤフオクやメルカリで黒色の洋服が紺色っぽく写った写真や、純白の靴がグレーっぽく写った写真を見たことありませんか?

これは黒色を暗い、白色を明るいとAEが誤認するのが原因です。こういった誤認はオートボーイの時代から最新のカメラに至るまで解決されていないAEの弱点なのです。

そして2つ目は AEはセンスないヤツです。

例えば上の作例のように夕刻で薄昏時なのですから「少し暗いのが雰囲気があって良い」という事は誰でも分かりますよね。しかしAEにはそんなセンスは持ち合わせていません。あくまで機械的に測光した結果に基づいて平準な明るさを出しているに過ぎないのです。




リコーGR F5 1/60 ISO100 露出補正+2.0

ここまで大胆に書いてしまえば、AEを信用してはいけない事がお分かり頂けたと思います。もちろんAEの何もかもが悪い訳ではなく、例えばスポーツシーンなどで露出を撮影者が練る時間的猶予が無い場合などはAEの測光方式(スポット測光やアベレージ測光など)を変えて精度を上げAEを活用する撮り方もあります。この辺の考え方はピントを自動で合わせるAFも同じです。

写真をはじめたばかりの人に最初からマニュアル露出はできませんので、カメラの撮影モードは絞り優先モード(AまたはAVモード)にしてAEを使う訳ですが、シャッターボタンを半押しした時にコンピュータが決めたその露出を【これが正しい露出でそれに対して露出補正で微調整する】という考えはぜひ捨てて下さい。

どうしても評価測光の結果を基準にして露出補正してしまうので、最初の値に縛られてしまうのが落とし穴なのです。本当はAEによる最初の露出よりかけ離れた露出がそのシーンでの理想的な明るさなのかもしれないのに…。上のコスモスの写真は評価測光に対してプラス2段と大幅に補正しました。これ以外にも3段とか大幅に補正することも珍しくありませんが、そのようなシーンでは上級者の場合はAEは使わずにマニュアル露出を使っているものです。

初級者の方でも「露出補正なら使っているよ」という方も多いと思います。しかしそれは現実を見た通りの明るさを再現するためにAEが算出した露出に微調整を加えているだけの場合が多いです。そうではなく例えばお花の写真であれば花の最も魅力的な部分が理想的な露出になるように撮影者自身が露出を選ぶのが本来なのです。

CASIO エクシリム EX-10

例えばこの写真は紫陽花の花の部分が最も魅力的に見えるよう露出を選択しました。これをAEに任せた露出にすると軽くもう2段か3段は明るくなると思います。それは目で見た通りの明るさを的確に再現した写真になるかもしれませんが、果たしてそれで良いのでしょうか?またそのAEが出した露出に対して、たかだか1/3や2/3段の微調整を加えたところで何かが変わるでしょうか??




今回は評価測光AEが決めてしまった露出を信用しない、それを基準に露出補正など考えるのはやめましょうね、というお話でした。

またチョット偉そうに書いてしまいましたが釈迦に説法はお許しくださいませ。ではまた!!!

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モアレとローパスフィルター

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがお料理はお好きでしょうか?

よく写真は料理に例えられることがあります。被写体や情景は写真の素材のようなものです。誰しもが狙いたい真っ赤な夕陽、一面に咲き乱れる花々に大きな虹、あるいはモデル級の美女やカワイイ子犬など…。

これらをフツーに写真にすれば素材が良いので良い写真に見えます。しかしそれは料理に例えると高級な大トロをお刺身にして皿に盛っただけとも言えます。

そうではなく台所に転がっていた余りの食材などを普通の調味料、普通の調理器具をつかって料理人の手腕だけで絶品料理を作るように、写真も一見すると平凡な被写体、景色にレンズを向けて傑作が撮れる人は素晴らしい写真家であると言えます。

ぜひ腕のいい料理人のような写真家を目指したいところですね。




さて今回の究極のツーリング写真<初級>ツーリング写真解説ではモアレとローパスフィルターのお話に触れてみたいと思います。といってもベイヤー配列やらRGBのお話やらアカデミック的な解説は眠いので作例を元にさらっと書いてみます。理論的に完全に理解したい方はモアレ、ローパスフィルターでググってみてくださいね(無責任…)。

 

リコー GR APS-C F9 1/250 ISO100

こちらの作品をご覧ください。毎度、私の大好きな漁港での撮影シーンですが、このとき私は前景として面白い物を発見しました。浮きやシートなどを保管して上に網をかけ、さらに風で飛ばされないようロープで重しを置いてある物を見つけました。

この重しに使っているロープがユニークな導線を作れそうだったので、RICOH GRを構えてこんな写真を撮ってみました。

ロープの導線は良いとして網に注目してください。皆さまが今、見られている端末がスマホ、タブレット、PCなど画面の大きさによって違って見えるはずですが網に不自然な縞模様があるのが分かるでしょうか?これがモアレです。

最近はあまり見かけませんがテレビでネクタイをした人が映ったとき、実際には存在しないような変な縞模様が出ることがありました。これはネクタイの繊維や模様の配列と、カメラの素子の配列がうまく合わずに発生する現象です。




上の写真では網目の配列とリコーGRの撮像素子の配列(画素ピッチなど)が合わずに発生していると思われます。モアレには光学的なもの、物理的なもの、撮像素子の輝度モアレ、色モアレなど種類がありますが簡単に覚えるのであれば「周期ズレ、偽色」でも良いと思います。

こうした実際にありもしない縞模様や偽色が発生してしまうのを回避するためローパスフィルターというスリガラスのようなフィルターが撮像素子の前に装着されているのが一般的なカメラです。これさえあれば多くの場合でモアレを回避できます。

ではなぜ上の漁港の写真では網が派手にモアレを起こしたのか?それは私の愛用しているRICOH GRがローパスフィルターレスのカメラ、つまりローパスフィルターの無いカメラだからです。

ローパスフィルターは前述した通り、スリガラスのようなフィルターで少し像をボヤけさせています。なのでモアレなど心配しなくて良い撮影シーンでは無い方が高解像度で良いという考え方です。GRをはじめ特定のカメラでローパスフィルターレスは採用されています。

確かにGRのカリッとした印象の画像はローパスフィルターレスの恩恵なのかもしれません。そう考えると普段はメリットを受けているので今回のようなシーンでは目をつぶっておくのが良いのでしょうか…。

ちなみにSONYの高級カメラ RX1 Mark2ではローパスフィルターの切り替え機能があるそうです。

もしローパスフィルターレスのカメラで上のようなシーンに遭遇したらどう対処しましょうか? 1.モアレは気にしない 2.背景や前景であれば絞りを開いてみる 3.カメラを傾けたり角度を変えてみる

この辺はどう対処するかかなり個人差が出ると思います。モアレのような現象が気になって仕方ない人、言われるまでモアレが出ていることに気が付くこともない人、演出に使えないか?と考える人(いないか…)。




ここではモアレやローパスフィルターについて、すぐに自分なりの結論を出す必要なないと思います。ただ写真をやっていく上で知識としては持っておいた方が損はないと思います。

ちょっと眠い話でしたが今回はこの辺で!

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