ほんのひと工夫で構図が激変 構図に奥行を作る方法




今回はツーリング写真の構図について簡単な内容をひとつ書いてみたいと思います。

突然ですが上の写真のような構図をどう思いますか?朝霧高原のふもとっぱらキャンプ場で撮った一枚です。キャンプ場に着いたよ!ということをSNSで上げるために撮りました。普通にスマホで撮った説明写真なので大きな問題はありませんが、この構図はあまりに平凡だと思いませんか?

富士山を日の丸構図で配置したのは基本に忠実なので安定感があって良しですが、いくつかある被写体の位置関係に注目してみましょう。この場合、R1200GS-ADVENTUREとテントという2つの被写体がありますが、この2つの位置関係は横一列に並んでいます。

この写真が平凡に見えてしまう原因はこの奥行き感の出ない被写体同士の位置関係にあるのです。

シーンが変わって本栖湖の浩庵キャンプ場ですが、このように手前にテント、その奥にR1200GS-ADVENTURE、そして遠景に富士山とくれば、被写体同士の位置関係で3レイヤーの構図を構成できて、これだけで奥行きのある構図が作れるのです。

そこで写真を撮りたいと思ったからには景色の良い場所なのですから遠景は問題なく存在していると思います。そしてそこでバイクや人物など被写体を置いて撮る時、被写体と背景で2レイヤー、ここまでは多くの人が普通にやることです。

大事なポイントはこの先で被写体とカメラの間に前景として一方の被写体を配置してあげるのです。3レイヤー以上の構図が作れれば2次元である写真に奥行きが生まれて平凡さが一気に消えるのですね。




EOS6D Mark2 + EF135mmF2

何か特別な意図があって被写体同士を横に並べたのであれば良いですが、奥行を意識できずに被写体の位置関係に意識が向かなかった…という事であれば、ぜひ次回の撮影から被写体の位置関係で奥行を作ることに挑戦してみてください。

それはバイクやテントの置き場所、撮影するポジションなどに一手間かけてあげれば簡単に出来ることです。上の作品のように幾つものレイヤーを構成できれば、たとえ望遠レンズで圧縮されてしまった写真でも奥行き感を出すことができます。

知識は撮影現場で意識して実践し、成功でも失敗でも良いので経験として積み重ね、それを繰り返して検証し【習得】へとつなげていきましょう。知っているだけでは意味がありませんからね。




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写真の基本【三分割構図】をツーリング写真で再考してみる

今回は構図の基本として広く知られる三分割構図についてツーリング写真の作例で書いてみたいと思います。




三分割構図といえば誰でも知っている有名な基本構図です。その名の通り画面を縦横に三分割にグリッド線をひいたものが三分割構図です。これは多くのカメラに表示する機能がついています。あまりに有名すぎて今さら感があるかもしれませんが、意外とSNSなどで見かける写真では三分割構図をうまく使ったな、と思えるような写真は見かけないものです。

ここで三分割構図の使い方について少しおさらいしてみましょう。

まず上の写真ですが港にバイクを置いたオーソドックスなバイク写真の作例です。言うまでもありませんが三分割グリッド線の右下の交点にR1200GSを配置した三分割構図です。これは多くの方が知っている【交点】に被写体を配置する手法です。

この作例は地平線をグリッド線の下の水平線に合わせた構図です。加えて右下の交点にライダー+バイクを配置しています。つまり【交点】と【水平線】の2ポイントで三分割構図を使った構図ということです。

複数ポイント使う事でより三分割構図が生きてくる構図となります。




こちらは三分割グリッドのマス目を使った例です。三分割グリッドは全部で9個のマスがある訳ですが、その右下のマス目にR1200GSを配置しました。あまり知られていないのでマス目に合わせる方法もぜひ習得しておきましょう。




こちらは線や交点を複数ポイントで複雑に組み合わせた作例です。奥の堤防と手前の漁船は水平線に合わせ、漁船のマストは右の垂直線、R1200GSは左上の交点です。複雑な構図とは写真の構造を容易に鑑賞者に伝えない写真構造の暗号化ができるものです。実際にこの写真をパッと見て「あっ三分割構図だな」とすぐに気が付く人は普通の人には少ないと思います。

ただし複雑な構図になるほど、アングルはピンポイントとなり、それを探るには手間のかかるものです。

【交点】【線】【マス目】こういったポイントを意識して複数組み合わせたり、日の丸構図とハイブリッドで配置させたりと三分割構図をイメージにあわせてどう使うかは…そう毎度同じセリフになりますが「撮影者の自由」です。

知識だけでなく実践し三分割構図の使い方をぜひマスターしてみてください。

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風景写真をあらためて考えてみる




EOS6D Mark2

ツーリング写真とは写真ジャンルでいう風景写真が基本となっています。風景の中をツーリングしているのですから当然ではありますが。では風景写真とは何か?ということをあらためて考察して書いてみたいと思います。

山や海などの自然地形の風景、夕陽や虹などの自然現象、町並みや工場などの風景、人の営みを感じる情緒風景、まだまだありますが風景写真とはありのままの様子を受けて、作者の感じたことを切り取った写真とでも言いましょうか。「ありのままの様子」と書いたのはスタジオや舞台のように撮影のために作り込まれた様子ではないということです。

ツーリングをしていると出会いが最大の楽しみであります。それは風景、人、自然現象、野生動物でも良いですがとにかく予期せぬ出会いに感動をもらうと「旅は良い、またいつか旅にでよう」と思うものですよね。では、そういった風景などとの出会いを写真作品として表現するにはどうしたら良いでしょうか。




大きく分けて二つ。一つ目は予定調和型の風景写真です。例えば天の川の写真が撮りたいとなったとき、月齢や天気、方角や時間帯を予め綿密に調べて撮影に挑むものです。きっとこうなるであろう、と予定を立てて準備していどむ予定調和型の風景写真は作品にインパクトを与えてくれます。

二つ目は受け皿型です。旅をしている時間を大切に、その過程で出会った風景を受け入れるように撮る受け皿型の風景写真は前述の予定調和型とは対照的です。大切なのは撮影準備ではなく気持ちです。バイクに乗っているとその気持ちよさからアドレナリンやドーパミンなど快楽系報酬物質が脳内に発生しますが、そういった興奮状態よりもセロトニンなどの癒し系報酬物質の出たリラックス状態を作ることを心がけます。それによって生まれた作品は旅のリアル、出会いの素晴らしさが伝わる写真になるのではないでしょうか。

思いがけない絶景に出会ったり、予想もしなかった嬉しいハプニングというのは決して珍しくはありません。奇跡を信じている人ほどそういったシャッターチャンスに恵まれているとも感じます。

何しろ相手は自然であったり既にそこに在るものを撮るのですから、自身では被写体側をどうこう調整することができません。いま目の前にある様子を自身の感受性、経験、表現力などを用いて作品を作るのです。そこに例えば鳥がやってきたら一緒に撮ってあげようと思うか邪魔だからいなくなるのを待とうとするかは自由です。

よく同じ場所でも同じ風景は二度とないと言います。一期一会の風景を大切に旅するように写真を撮りたいものです。




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被写体をよく見てシンプルに撮る

EOS6D Mark2




立派な写真を撮ろうと思うほど何をして良いか分からなくなり途方に暮れてしまうものです。

まずそこで足をとめたなら被写体、情景をよく見てそこで撮ろうと思った理由を探し、特長を見極めてみましょう。

目についた中で「あっ、なんかこれ面白いかも」と、心の針が少しでもふれたなら、立派な写真を撮る事をいちど忘れて、子供のように素直な気持ちでシャッターを切ってみるのです。

上の作品は当初は漁船が佇む場所でのツーリング写真を目指していましたが、よく見ると大漁旗の代わりに鯉のぼりが漁船の上を泳いでいました。こどもの日でもないのに何故に鯉のぼり…???これは面白いな、と思ったので素直にそれが主役になるような写真を撮ってみたのです。

ちょっとの気づきとソレが「いいな」と思える心を持っていれば特別な撮影技法などはさして重要ではないのかもしれません。

被写体をよくみてシンプルに考えて撮ってみましょう。




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デジタル写真時代に与えられた自由表現

EOS6D Mark2

デジタル写真とはフィルム写真と比較して趣こそ失われたかもしれませんが、やはり便利なことが圧倒的に多いものです。その場で画像をチェックできること、フィルム代や現像代がなく経済的であること、ホワイトバランスやISO感度をいつでも自在に変更できること…など数えたらキリがありません。

その中の一つとしてフォトレタッチがあります。フォトレタッチは実はフィルム時代から存在はしていましたが広告写真や一部のARTなど主にプロユースの仕事でした。それがデジタル写真時代を迎えフォトレタッチソフトが登場したことで一般に普及したのです。




フォトレタッチの難しい面は作者の表現の手段、あるいはイメージの再現として用いいるのが本来ですが、必ずしもそういった使われ方ではないことです。というのはかつて写真に見識の浅い人までもが無料レタッチソフトを乱用して画像破壊をしていた時代があったからです。そのイメージがあまりに悪かったので「レタッチは悪である」という間違った解釈が広まってしまいました。

先ほども書いた通り、レタッチは表現の手段、イメージの再現として使っていればこれほど有難いものはありません。何しろAI技術がすすんだ現代でさえも撮影者の意図の通りにカメラはJPEG画像を生成してくれないのですから。

そもそも全てのデジタルカメラは撮像素子から送られてきたRGB情報の集合体(RAW)に対して内部のCPUでレタッチ処理をしてからJPEG画像へと処理しているのです。ですからレタッチとはカメラに任せるか自分でやるかの違いなのですね。

注意点は一つだけ。写真を良く見せようと盛ってしまえば醜いものに崩れ行くのがデジタル画像というものです。ここだけ気を付けておけば加工や合成でさえも、表現の幅と言う意味で大いに結構なのではと感じます。




上の作品はこの時期らしいアガパンサスのある風景ですがフォトレタッチのHSL機能を使用して緑の彩度を抜きました。この意図はR1200GSのライトブルーメタリックとアガパンサスの淡い紫が相性が良いことに気が付きそれを表現したかったことです。ヘルメットを分かりやすい位置に置くことでカメラの側はこのバイクのライダーであると予感させる想像誘導型のツーリング写真です。

こんな邪道なことをして…というご意見は真摯に受けたいと思います。しかし、実はデジタル写真というのは元々、緑色だけがやたら彩度が豊かであり、レタッチなどしなくても撮ったままの画像の緑がやたら鮮やかなものです。そこでフィルムっぽい写真がお好みの方にお勧めなのは緑の彩度を少々抜いてしまうことです。まあ…今回の極端ですけどね。

レタッチは自分の場合はこうなんです、と信念のもとで堂々と行えば仮に他人に何か言われようと全く気にならないものです。もし写真を良く見せようと後から盛った写真であれば、欲望に負けた自分の存在を指摘されたことになります。そのような嫌な思いをしないためにも確固たる信念をもってイメージの再現、表現の手段としてフォトレタッチを使いましょう。せっかくのデジタルなのですからね。




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ツーリング写真で私がいつもしていること

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、そろそろ梅雨明けなのか…という時期ですが話題の中心はコロナ渦とオリンピック開催ですね。ここ数年、日本は災害が多いですがせめてオリンピック期間中に災害が起きない事を願いたいですね。

ところで災害に備えて皆さまはご自身のバイクはどのような対策をされていますか?大地震がきたときにバイクはサイドスタンドの方が倒れにくいそうですよ。私のお世話になっているBMWディーラーさんも3.11の時はセンタースタンドで立てていたバイクだけが倒れてサイドスタンドにしておいたバイクは大丈夫だったそうです。R1200GSのような大型バイクほどサイドスタンドの方が安心で出来ればギアを入れておいた方が良いそうです。

さて今回はいつものツーリング写真解説とは少々趣向を変えて私が実際のツーリングシーンでどのようなルーティンで写真を撮っているのかを書いてみたいと思います。具体的な撮影技法のような話ばかりでは飽きてしまいますからね。

いきなり精神論的な話ですが凄い写真を撮るぞ!と意気込むのはおススメできません。「撮ってやるぞ」というハンティング精神は期待を膨らませて作るイメージが凝り固まってしまい、他の素敵な景色があっても見逃してしまうものです。例えば今日は富士山を撮ってやるぞ!と意気込んで走っていると、途中に咲いていた花々や立派な巨木などの存在に気が付けない場合があるのです。

まずは写真のことは一度忘れてシンプルにツーリング自体を楽しむことから始めてみましょう。楽しい、というリラックスした気持ちを持って走ることが何より重要だと感じます。余裕がないと駄目ですよ、ということですね。




EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

まずは場所探しです。探すと言うより出会うという感じでしょうか。この先に何かあるかも?よく通る場所だけどこんな脇道があるなんて、とふと気になった場所には好奇心を頼りに行ってみましょう。発見はそんな「予感」からはじまるものです。

以前に何度か行った場所を再び訪れてみるのも良いものです。時期が違うことで以前とは違った印象の景色であったり、自分自身の成長で見えなかったものが見えてくる場合もあります。

撮影場所とは有名なスポットが全てではなく、探検するように走って出会った景色の方が撮影として適しているものです。自分だけのとっておきの場所を見つけた時の嬉しさは何度経験しても良いものですよ。

おっここは良いではないか!この場所で写真を撮ろう!とバイクを停めたら最初にすることは何か?まずシャッターチャンス的な意味合いで時間に余裕はあるのか?の確認です。夕陽のシーンなのに既に太陽が沈む直前だ…、ローカル鉄道の撮影シーンですぐ列車が来ちゃう…といった時間的猶予の確認です。

時間的猶予の確認で急ぐ必要がないことが確認できたら、最初に精神的に落ち着きましょう。バイクで走ってくるとノルアドレナリンやドーパミンといった脳内伝達物質が放出されてある種の興奮状態なのです。これが一定時間をおくことでセロトニンを活性化させ穏やかなリラックス状態となり、やがてオキシトシンが放出されて気持ちよさ、幸福感がこみ上げてくるのです。写真を撮るにはまずこの精神状態をつくることです。

その間、ただ突っ立ていても仕方ないので私の場合はボトルに用意したコーヒーを飲み、周囲の状況を軽く散歩しながら観察します。このとき確認事項は大まかに言って2つあります。

1つ目は撮影場所の状況の確認。主に撮影スペースの広さや高さ、そこに何があるのか?太陽の位置や光と影の様子はどうか?の確認です。望遠レンズを使いたいなら後ろに下がれるスペースはあるのか?一面に咲く花畑を撮るのに登れそうな高い場所はないか?高いコントラストが欲しければどの向きで撮るのが理想か?といった具合です。

2つ目は被写体と景色の観察です。観察なんて言うとせっかく出会った被写体に失礼なのですが、とにかく被写体、景色はよく見て特長をとらえることです。この2つの観察は地味に大事なポイントです。後になって気が付けなかった…では遅いですからね。




EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

被写体、風景をよく見て撮影場所の条件も把握したら、いまいちど「そこで写真を撮りたい」と思った理由を考えてみましょう。何となく「いい感じだ」で始まったそのセッションは曖昧さを残すとそのまま写真になってしまうもの。何がどういい感じなのか?をまず言語化して撮影への具体性を出していきます。

その時に美しい、かっこいい、懐かしい、かわいい、郷愁感、崇高さ、荘厳さ、もの寂しさ、といった具合に人間の感情の動きとなるものを強く意識します。とりわけ美しさについては特別な感情の動きであると強く意識しましょう。美しさに感動していない作者の写真はただの平凡写真へと陥るのであります。

例えば夕陽が綺麗な海であれば【夕陽に照らされる水面がキラキラさんざめく海岸】といった具合に詩的情緒に言語化します。そうしたらキラキラ感が表現できる手法を自身のノウハウの引き出しから選択し、それが分かりやすく画面の中央などにくるよう構図を練るのです。言語化することで次の作業に具体性が出てくるのですね。

EOS6D mark2

感動の言語化が出来たらイメージの写真の想像、クリエイティブタイムです。イメージの写真は撮る前に撮影者の頭の中で想像する空想の写真。こう撮りたいという希望、こう撮れるはずだという完成予想図です。これがなぜ大事か?というとイメージ写真を持っておかないと画角が決められないのです。

イメージの写真が脳内に描けたら「よし、ここは海面のきらめきを大胆に引っ張りたいから135mmの中望遠レンズだ」とはじめてバッグからレンズを取り出すのです。

イメージの写真へ近づけるためのトライエラーは試し撮りという形で行っても問題ありません。ただズーム機能を悪用して画角を試すのはやめましょう。




良く動き、よく試し、よく考える。よく見て、よく感じ、よく自問する。被写体に感謝して感受性を高めたり、意識して感情が動くよう心に働きかけるのも効果的です。少し場所を変えてみたり今まで見ていた方向の180度逆の景色を眺めてみたり。ねばることで奇跡の被写体が登場することさえあります。

一通り撮り終えたと感じたら画像をプレビューしてミスがないか厳密に検査をしましょう。微妙なブレやピント位置の甘さ、空に入り込んだ小さなカラス、地面のゴミ。細部にわたるまで厳格にチェックをします。「めんどくさい、またいつかここに来ればいい」そんな気持ちでは憧れの一枚は永遠に幻想です。その撮影地において一切の妥協なく少なくともその時は納得のできるところまでやり切ることです。

人間の集中力が発揮できる時間には規則的なリズムがあるそうです。最も内容が濃く効率の良い集中力が発揮できるのは僅か15分。その次は45分、ちょうど学校の一時限の長さですね。次いで90分だそうでこれはサッカーの試合などがそうですね。

集中が切れたときにいくら粘ってもよい仕事はできません。1クールやって納得できない場合はリラックス状態の作り直しをします。この時にオススメのやり方は散歩です。撮影地の近くをウロウロ歩くことで脳内が活性化されて思わぬインスピレーションを授かる場合もあります。ナイスアイデアとは会議室ではなく散歩中に生まれるものだ、とどこかの偉人も言っていました。

適度な休憩で精神状態が整ったら2クール目として再び景色をよく見てよく感じ取ってみましょう。

ひゃ~なんだか良く分からんけどスゴい手間なのね。とてもマネする気持ちになれない…という貴方。写真は一瞬のシャッターで済んでしまうので、ついスピーディーにやるものと思いがちですが実は逆なんですよ。写真のような一瞬で済んでしまうものこそ急がず焦らずが大事なのです。この事に気が付いている人は実は少ないと思います。

今回はこの辺で!!

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一眼レフカメラ☆これをやめれば上達確実☆7つの悪癖

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、最近になってまたバイクの事故のニュースが増えましたね。やはり以前と同じで交差点における乗用車との右直事故が多いように感じます。

対向してくるバイクの距離と速度を見誤って、危険なタイミングで右折するドライバー。判断能力の低下、注意力不足、そもそも運転が強引…いろいろ原因はあると思いますが、こういったドライバーはもう一定数存在するものと諦めて、我々ライダーは防御策を講じるしかありません。といっても効果的な妙案は思い浮かびませんが例えば日中の走行であれば前走車がいない時に限ってハイビーム点灯とかどうでしょう?対向車に迷惑かもしれませんが夜間ほど眩しくはありませんし、迷惑でも事故になるよりうんとマシなはずです。

もう一つは市街地走行ではキープレフトをやめる。右直事故の原因を作ったドライバーの中には「原付バイクと勘違いした」という人もいるようです。確かに原付バイクなら30㎞以下で走っているはずなので、接近速度を誤った原因として合点がいきます。ならば道の端に寄って走る原付に見えないようキープセンター、またはキープライトで走れば原付と間違える確率は下がるのではないでしょうか?トラックやワンボックスの直後を走っている場合は、対向車からはバイクの存在が見えにくいので強引なドライバーは勘違いしてネジ込んでくる場合もあります。そのような場面においてもキープライトであれば対向車から存在が見えやすいと思います。




さて、今回は一眼レフカメラユーザーにおける7つの悪癖と題して、つい平凡な写真ばかりを撮ってしまう人の代表的な悪い癖をご紹介してみたいと思います。これを意識してやめるようにすれば写真が進化するかもしれませんよ。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2

1.ズームグルグル

多くの一眼レフユーザーはズームレンズを使用していると思います。ズームレンズは一本のレンズで複数の画角を選択できるので、持っていける荷物に制限のある我々ライダーにも有難いものです。もし画角が固定されている単焦点レンズでいくならばワイド、標準、望遠と3本のレンズを持ち歩く必要がありますが、ズームレンズであれば一本で済むのです。複数のレンズを買い揃えることを考えれば経済的とも言えます。

ところが、カメラビギナーにとって便利なはずのズームレンズには思わぬ落とし穴があります。それはファインダーをのぞきながらズームをグルグルやること。 被写体の大きさの調整にグルグル… 風景の範囲の調整にグルグル… グルグル… グルグル…これ、いつまでも上達しない原因でございます。

ベテランの写真家は「こう撮りたい」というイメージの写真を最初に脳内に描いて、それを完成予想図として撮影を開始します。その時点で画角は既に決まっているのです。一方でビギナーの場合は何mmのレンズを選んだ場合にどう写るのか?事前にイメージできないので「試しにどのように写るのか?」とまず撮り始めてしまうもの。

そうすると被写体が画面に対して丁度良い大きさ、あるいは景色の写る丁度良い範囲を調整し始めてしまうのです。これがベテランが持つ画角の感覚と、画角の感覚を持たないビギナーの違いです。

で…どうすれば良いの?と聞かれれば、まずはズームレンズ内で幾つかの画角のポイントを作り、そこに縛って撮るルールを作ってみるのです。例えば24mm、35mm、50mm、85mm、135mmの5ポイント以外は使わないぞ!と。すると自ずとカメラを構える前に出来あがりの写真を想像する癖がつくはずです。

2.全く動いていない

これは1のズームレンズグルグルに関わることですが、ズームグルグルをやると立ち位置を動くことをしません。1の画角縛り(または単焦点レンズを使う)をしたら次はフットワークの訓練です。

被写体が最も魅力的に見えるアングル、複数の被写体の位置関係、背景と被写体の関係、地面や空の割合、分断線の位置…などなど、これら構図やデザインに関わることは足で動いて探るものです。

特に前景を作った構図や望遠の画角を選択した場合は、ほんの僅かな立ち位置の違いで構図は激変します。まずはどう動けば写真がどう変化するのかを感覚で覚えるために、試行錯誤で動いて撮ってみましょう。一歩前に出る、左右に動く、しゃがむ、段差に乗って高い位置から撮る、色々な場所から撮って違いを確認してみましょう。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS




3.とにかく枠に収めようとする

被写体の姿を全て枠内にばっちり収めようと決めるのはビギナーの典型的特徴です。もちろん悪い事ではありませんが【枠に入れない】【枠で切る】という選択肢を持たないため、いつも同じような写真になってしまうのです。

【お子様構図】をご存じでしょうか?幼い子供に絵を描かせると多くの場合で人、家、お花、車などが並べられたようにカンバスに収まっているものです。それはそれで子供らしい絵として素敵ですが、いい大人が子供の絵のような写真を撮れば陳腐になって当然です。

写真は現実の様子からの選別作業でもあります。これは画面に入れない、これは1/3枠で切る、こういった手法を自分の中で習得しておけば表現の幅は広がります。

お子様構図の例 被写体を枠内に収め、それぞれ横一線に置いたので奥行きがない

4.奥行きがない

これも前述の枠に収めると似ていますが、幼い子供の絵のような稚拙な雰囲気になる典型です。例えばキャンプツーリングのシーンを撮るとします。テント、バイク、ライダーの3つを横一線に配置して撮れば、被写体と背景の2レイヤーのみの写真となります。

奥行きのある写真を実現するには3レイヤー以上は必要です。複数ある被写体の位置を奥行を意識して配置してみましょう。難しいと感じるようならバイクとカメラの間に近くに咲いているお花でも入れて前景を作ることを意識してみましょう。前景が作れれば前景、被写体、背景で既に3レイヤーです。

カメラを絞り優先モードにして前景のボケ具合の調整もお忘れなく。

5.不感症

これは撮影技法や写真知識のお話ではなく、あくまで撮影者のハートサイドでございます。綺麗な景色、印象的な被写体などに出会ったとき貴方は心から感動していますか?多くの大人は寂しいことに幼い子供ほどの感受性を持ち合わせていません。道端に咲くタンポポに癒される人や普通の夕日を見て涙が止まらない人はOKです。

私たち大人は人生の階段を歩む過程で本来もっていたはずの感受性を鈍らせているのです。いちいち感動していたら疲れてしまうと。その失った輝きを取り戻すように写真を撮ってみましょう。

良い写真を撮るためには最初に何をすべきか?一枚の写真に撮影者の心の動きが反映されなければ、それはただ現実の様子にカメラを向けた記録写真です。まずは景色の特徴をきっかけに、どのような感情の動きが存在するのかを意識してみましょう。分かりやすいやり方としては感動の言語化です。美しい、もの寂しい、懐かしい、荘厳な、崇高な、かっこいい、可愛い…といった簡単な単語でもOKです。

まずは貴方が感動することです。

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

6.ユニークさや個性を意識していない

真面目な日本人ほどユーモアが欠如しているものです。ちょっと変わったこと、遊び心、ひとひねり、洒落ている…とにかく退屈なセオリーを回避するようなユニークを追求してみましょう。人がどう撮っているかは関係ありません。貴方独自の貴方らしいユニークを大切してみてください。

出来あがった写真には賛否分かれる評価がつくかもしれません。しかし間違いなく個性的な写真であるはずです。冷静に考えてみれば自分では面白いな、と思って撮った写真が無反応だったとしても、それがどうしたというのでしょう。人気のお笑い芸人だってすべる時があるのですから。

しらけた場合を恐れる必要などありません。堂々といきましょう。




7.忙しそうに撮る

これもとっても多いあるあるです。私のような人間がツーリング先で写真を撮っていると、たまたま近くを通りがかった車が「おっあそこは撮影スポットなのか?」と足を止めて自分も撮ろうぞ!と立派なカメラを手に登場するのです。

そういった方は決まって忙しそうにカメラを操作し僅か数分でパシャパシャ撮って去っていきます。もちろん景色には感動していません。どちらかと言うと「撮ってやるぞ」というハンティング精神をお持ちの様子です。

写真は確かに一瞬のシャッターで決まるものです。しかしだからといって即席アートなのではありません。シャッターを切るまでの間に感情の動き、観察力、イメージ写真の想像、アングルや露出の模索、表現の選択、一周めぐってまた観察…といったプロセスでシャッターボタンに至るもの。

忙しそうに撮っていては残念ながら良い写真は実現されません。感動するのがどうしても難しそう…という人はまずはリラックスして撮影場所でのんびりしてみましょう。それだけで何か発見があるかもしれません。

EOS6D Mark2 + EF35mm F2IS

いかがでしたか?写真ビギナーがついやってしまう7つの悪癖。「あ~それ俺やっちゃってた」「あ~私、忙しそうに撮っているかも」という方も多かったのでは?こういった事は1.知識として覚える 2.撮影現場で意識する 3.撮ったあとに応用できたか見直す 4.繰り返して習得する というプロセスを踏んでいきましょう。

「ほ~なるほどね」と知るだけでは習得にはなりません。

今回はこの辺で!!

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カメラ初心者向け☆これ読めばもう手ブレ写真は撮らない

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、コロナ渦と梅雨でストレスをかかえていませんか?私は最近、休日はバイクの整備と撮影機材の点検をして気分を紛らわせています。休日に何もしないでいると余計にストレスになりますからね。点検をしていて驚いたのですが三脚の雲台やロック部分に砂埃などが混入し動作が悪くなっていました。いざという時に困らないために日々の点検は重要ですね。

ところであのハーレーからついにパンアメリカが発売されたようですね。ハーレー初のアドベンチャーバイクとして話題ですが、アドベンチャーバイクの先駆者R1200GSをこよなく愛する私も気になる一台であります。近所のハーレーディーラーに展示車両があるかもしれないので近々に実物を見てみたいと思います。しかしあのハーレーもアドベンチャーカテゴリーに参入とは…かなりメーカーの挑戦意欲が感じられますね。停止時に車高が下がる電子制御サス(パンアメリカ1250スペシャル)や新設計の1250CCエンジンなど魅力はたくさんありますが何よりデザインがいいですね。

やはりバイクの選定基準は第一にカッコいいこと!ですよね。

さて前置きが長かったですが今回はツーリング写真におけるビギナー向けの内容を書いてみたいと思います。写真ビギナーがつい撮ってしまう失敗写真の一つとして手ブレがありますよね。今回は手ブレについて詳しく解説してみます。




新潟県佐渡市

・手ブレ写真が撮れてしまう仕組み

手ブレは誰でも知っている失敗写真の代表選手。なぜ手ブレ写真は起きてしまうのでしょうか?写真はシャッターを切った瞬間、目の前の様子から光を取り込んで2次元の静止画とするものです。シャッターは通常であれば「パシャッ」と一瞬だけ開くのですが、その瞬間に何かしらの動きがあればそれはブレになります。

被写体が素早く動いていれば被写体がブレるし、流し撮りのように背景が動いていれば背景がブレる。当然、手に持っているカメラが動いてしまえばカメラブレとして写真全体がブレてしまうのです。

ブレ写真は明瞭さがなく全体がぼやけたような印象になります。ブレ写真の主な原因を順に挙げてみましょう。

1.カメラホールドが悪い

両手でしっかりカメラを持ち、脇をしめて呼吸を整える。シャッターボタンはグッと押すのではなく指の腹で優しく押し込む。こういった技術的な面に原因がある場合が大半です。そして見落としがちなのは体全体の姿勢です。体の軸を意識して腰を少し低めにし地面に対してドシっと安定して立つことを意識します。

もう一つはカメラが小さすぎたり軽すぎたりして持ちにくい、というのも知られていない原因の一つです。小型軽量が何かと正義であると言われる昨今ですが、カメラは小さいほど持ちにくくてホールド性が落ちます。ある程度の大きさと重量のある一眼レフはホールド性が良好で、且つしっかり掴めるグリップもあるので手ブレしにくいものです。

2.シャッター速度が遅い

写真の露出、つまり外の光をどれだけ真っ暗なカメラ内部に取り込むか?という光の量を決めることは1.シャッターが開いていた時間2.レンズ絞り羽の穴の大きさで決まります。写真ビギナーの方の多くは露出はカメラに決めてもらう評価測光(AE)を使っていると思います。例えば撮影モードをA(絞り優先)にした場合、風景写真の基本がF11だからと言ってF11まで絞って日陰や薄暗い場所で撮れば、必要な明るさはシャッターが遅くなることで補う訳です。シャッターが遅くなれば手ブレになる可能性が高まります。




3.そもそも被写体が動いている

相手が人物や風に揺れる草花など、動いているのであれば手ブレとは別の要因である被写体ブレが発生します。日中の明るい場所であればさして意識する必要はありませんが太陽が沈んだ後の薄昏時や日陰で絞り込んで撮りたい時などは注意しましょう。被写体ブレはカメラを三脚に固定しても問題は解決されません。

目の前の景色から動きのあるもの、そうでないものを良く見極めて出来上がる写真のイメージを脳内に作りましょう。そよ風になびく草の様子を表現したいなら三脚に固定してスローシャッター、全体的に明瞭な風景写真としたいなら風のおさまった瞬間にシャッターを切る、このように知識と結び付けてどうするのか【選択】をするのは写真の基本です。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L 木々の葉、一枚一枚に当たる光のハイライトを意識して明瞭に撮った例

・手ブレ写真と焦点距離の関係

焦点距離、画角とも言いますが広角やら望遠といったお話ですね。原則、望遠になるほど手ブレしやすいと覚えましょう。一般的に手持ち撮影に耐えられるシャッター速度の下限値は焦点距離の数値と言われます。例えば200mmの望遠レンズなら1/200が限度という意味です。逆に28mmといった広角レンズであれば1/30程度のスローシャッターでも手持ちでいけてしまうということです。

もちろんこれはカメラホールド力と関係しているのであくまで目安です。出来上がる写真に求めるクオリティにも関係しています。例えばW4切りサイズでプリントしたいとなれば微細な手ブレも許容できませんが、SNS等でサムネイルに使うだけであれば少々の手ブレは気にならないものです。

私の場合、望遠レンズを手持ちで撮影する時でも1/100くらいは大丈夫だと思っています。もちろん普段以上にカメラホールドは強く意識はしますが。いま装着しているレンズに対してシャッター速度の下限値を意識できれば失敗写真を生んでしまうリスクは低減されます。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L 動く被写体があるときは止めるのかブラすのか最初に決める

・手ブレ写真を防ぐには?

まず一つ目に三脚の使用です。三脚以外にも地面や台のような場所にカメラを置いてみたり、カメラを固定することで手ブレの問題は解決されます。

しかし多くの場合でカメラを手持ちで撮らなくてはいけない場面はあるものです。三脚を使えない場所、そもそも三脚を持ってきていない、どこに被写体が登場するか予測できないようなシーンなどにおいては別の手段で手ブレを防ぎます。

三脚が使えないと前提して対策の2つ目は絞りを開くことです。露出はシャッター速度と絞り値の両者によって、限られた光の量をシェアし合う仲です。手ブレに困るほどシャッター速度が低下してしまう時、絞りを開いてもらうことでシャッター速度を回復させることが可能です。

3つ目はISO感度を上げること。絞りとシャッター速度は限られた光の量をシェアし合う仲と書きましたが、両者の折り合いがつなかい場合もあるものです。それは被写体に動きがあって一定のシャッター速度を確保したい、しかし被写界深度も欲しいから絞りを開くことも出来ない…といったとき。そんな時は妥協案の一つとしてISO感度を上げることで不足していた光量を補うことができます。

ISO感度はデジタルカメラの心臓部と言えるセンサーへの電源を上げること、即ちその名の通り光に対しての感度を敏感にすることです。しかし上げ過ぎると画像にノイズがのってしまうので原則はISO100で上げる場合はなるべく低い数値で撮影するよう心がけましょう。またご自身がお使いのカメラで許容しがたいほどのノイズが出るのがISO幾つなのかを事前に把握しておくと良いと思います。

多くのカメラではシャッターボタンを半押ししたときに露出値(絞り値とシャッター速度)が表示されます。その時にシャッター速度の値を読み上げて、例えば1/250ならとりあえず手ブレの心配はあまりない、1/80となったら手ブレに気を付けてしっかりホールドしないと、といった具合に都度、露出の数値で意識してみましょう。




・手ブレ写真の確認方法

撮った写真を表示させて問題がないかチェックするとき、誰が見てもブレッブレッの写真は論外として、微細なブレも見逃さない厳密な確認方法の一つが拡大表示です。

これはカメラではなくソフトウェアーで表示させた画像ですがR1200GSの前部を拡大表示させました。これを見て「何か問題なの?」と不思議に思った方、本当にこれで問題ないと思いますか??

はい、手ブレのない写真はこちら。先ほどの写真は拡大してはじめて良く分かる微細な手ブレ写真です。被写体が明瞭でこちらの方がクオリティが高いのがお分かり頂けると思います。

多くのカメラには撮った画像を表示する際に虫メガネのようなマークのボタンを押すことで画像を拡大できます。ブレやピントの甘さなどが確認しやすい部分を選択して拡大表示で厳密にチェックしてみましょう。私の場合はR1200GSのタンクにあるBMWのエンブレムをよく使います。

またせっかく三脚を使用しても手でシャッターボタンを押していたら意味がありません。微細なブレも許容しない高品質な写真を目指すのですから三脚にカメラをセットしたら必ずタイマーを使用しましょう。

・手ブレ補正機能

テクノロジーの進化とは素晴らしいもので現代では多くのカメラまたはレンズで手ブレを補正してくれる機能がついています。キヤノンの場合はレンズ側にその機能があってIS(image stabilizer)と呼びます。メーカーによってはカメラ側に手ブレ補正機能があるものもあります。露出で言うと4段分もの守備範囲があるので手持ち撮影の強い味方です。

ただし三脚を使用する際や流し撮りをする時は忘れずに機能をOFFにすること。

SIGMAの150-600mm望遠ズームレンズ こちらもレンズ内に手ブレ補正機能を有する

・ブレ写真で魅せる表現

ブレちゃった写真は言うまでもなく失敗写真ですがブレは必ずしも悪ではなく、時として演出で役立つ場合もあります。それはブレちゃったではなくブラした写真で前者とは似て非なるもの。代表的なのは流し撮りでスピード感を表現するのに役立ちます。その他にも緊張感を表現したり抽象的な表現のアート作品に仕上げたりと使い方は撮影者のアイデア次第です。

意図的に大きくブラして抽象的な表現とする→風が写ったような写真の完成
・山でよく見かけるベテランのカメラマンはなぜ大きな三脚を持っているのか???

これは少々話が脱線しますが紅葉の季節などに志賀高原や日光などに行くと、ご高齢のベテランカメラマンと思わしい紳士を見かけますね。彼らは決まって大きな三脚を立てて風景の写真を撮っていますね。何十人とグループになって皆で三脚を立てているので、その様子がやたらと目立つものです。薄暗い時間帯なら分からないでもないですが、明るい日中なのになぜ彼らは三脚を使っているのでしょうか?

実は私もご本人達に聞いた訳ではないの詳しくは分からないのですが、おそらく相当に絞り込んでパンフォーカス(全てにピントが合っている)写真を狙っている、その結果としてシャッター速度が遅い…という事だと推察します。またはカメラ+レンズが重く手持ちが体力的にキツい。一度決めたアングルを何かの理由で固定して待機したい(例えば鳥類とかの動物の登場)…という事だと思います。あの様子を見ると自分も風景を撮るのだから重量級の三脚を用意しないといけないのか…と不安になりますが畑違いの人々なので気にしなくて大丈夫です。

あっ!手ブレの話だけで4700字も書いてしまった…

今回はこの辺で!!

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写真のクオリティを高める最も効果的な意識改革法

究極のツーリング写真 touring-photographu.com 読者の皆さま、梅雨入り前のシーズンを楽しまれていますか?2021年5月現在、日本はオリンピック開催をひかえてコロナ対策に翻弄されています。そんな中、私たちの楽しみであるバイクツーリングは、いま自粛をするべきなのでしょうか???

ツーリングといっても様々なスタイルがありますがソロツーリングで県境を越えず、山や海岸線などを走り、食事はお弁当というスタイルでしたら感染防止策としては問題ないと考えます。あとは高齢者ドライバーとの接触事故に気を付けて普段以上に安全運転を心がけていきましょう。

さて、今回は写真クオリティに関わることを解説してみたいと思います。写真クオリティ、それは文字通り写真の品質。何らかの失敗要因で質が落ちてしまった写真を未然に防ぐにはどうしたら良いでしょうか。

例えば撮影者が意図していない手ブレ、ピンボケ、ISO感度戻し忘れによるノイズ、露出の失敗などが代表例です。その他にも被写体の中央に柱のような物が貫通した串刺し構図、意図せず電線や地面のゴミ等が写ってしまったもの、過度なレタッチで色が飽和したり階調が失わた【レタッチ画像破壊】もそうですね。




写真クオリティは最重要なことではありませんが重要なことです。クオリティが低いけどいい写真というのは有り得ますが、だからといってクオリティ面に無頓着でも良いということはありません。例えば2000万画素のカメラをお使いでしたら、ただの1画素さえも不良要素を見逃さない2000万すべてをチェックする厳格な検査機関となりましょう。

大衆的な写真とARTな写真の線引きは日本の写真文化においては曖昧な部分があり難しいのが実情です。ただ目安として分かりやすい例が1つあります。それはレンズやセンサーの汚れを気が付かず放置している写真。写真をライフスタイルとしている表現者、プロとしての職業カメラマンであればゴミの付いた写真を人に見せることは決してしません。

多くの一般カメラユーザーは写真クオリティに無頓着なものです。ゴミが写っているのに気が付かなかった、という事であれば百歩譲って分からなくもないですが気が付いているのに見ないふり…は明日からやめましょう。

もちろんレンズやセンサーの汚れは事前にメンテナンスを万全にしておくのが本来ですが、バイク旅におけるツーリング写真では途中でセンサーに汚れが付いてしまうのは仕方のないことです。外でセンサーの清掃をする訳にいきませんしね。その場合は仕方ないので帰宅後にソフトウェアーでコピースタンプツールなどを起動して、付着してしまったゴミを1つ1つ丁寧に消していきましょう。

 

今回の解説ではAdobeのLightroomを使用していますが、多くの無料ソフトウェアーでもこのような機能はついているものです。特に空や白背景となる場面では目立つので拡大表示させてシラミ潰しに消去していきましょう。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

今回の解説で言いたかったのはセンサーやレンズのゴミが写ってしまった場合、それを放置せずきちんと消去しましょう…という話がしたかった訳ではありません。写真に写ってしまったゴミを1つ1つ消去する行為は写真クオリティに対する意識向上にとても効果的ですよ!というお話が今回のメインです。

細かなところまで目を光らせて画像を拡大表示して精密に検査をするのです。レンズのゴミに限らず、許容しがたいノイズ、彩度の上げ過ぎで失われた解像度、小さな虫、拡大してはじめて分かる微細な手ブレやピント位置の甘さ、これら写真クオリティに関わることを「よく確認する」という意識の向上を目指しましょう。

それにおいてまずはセンサー、レンズのゴミのチェックです。これを最初にやることで写真クオリティの意識が一気に高まります。

逆にいってしまうと大衆的な写真において、いかにも素人っぽい写真とはこの辺のケアが全くできていない写真です。もちろん写真ビギナーの方がそういった写真を撮ってしまうのは仕方のないことですが、「まあこれくらいいいや」と放置してしまう意識の低さ…これを良くしていきましょう!というお話ですね。

小さな失敗に気が付いていれば手間を惜しまず撮りなおしましょう。急ぐように写真を撮っている人、ついメンドクサイと思ってしまう人、悪い言い方ですがそれでは永久にいい写真は撮れません。

クオリティ面に限らずアングルや構図なども手間をかけるほどいい写真になります。




ところで今回の写真、1ポイントしか合いませんでしたが1:1.618黄金比にもとづくフィボナッチスパイラル構図を採用してみました。この位置に被写体を置くと不思議としっくりくるものですね。

今回はこの辺で!!!

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ツーリング写真 写真の魅せ方とセンス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿でツーリング写真7つの魅せ方と題して作例で解説しましたが如何でしたでしょうか。記録写真ではなく作品としての写真は撮る人の表現(ART)です。

なにをどう表現するかは撮る人の自由でありますが、いざ自由を与えられると戸惑ってしまう人も多いと思います。写真の表現手法である「魅せ方」もどう魅せるかは自由なのですが、まず何をしてよいのか分からない…とお困りの方にお役に立てれば嬉しいです。

前回の投稿でおすすめの7つをご紹介しましたが、当然その他にも魅せ方はたくさんあります。王道といえる表現手法から珍しいユニークなもの、ダヴィンチの絵画のように神秘の数学が隠されているもの、または新たな表現手法を自分で考えても良いのです。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2

写真の魅せ方を【引き出し】と考えてみましょう。自分のノウハウの中に数多くの引き出しを持っていれば、その中から「今はコレ」とチョイスするのはセンスです。この場面でこの撮り方はあまりにありきたり過ぎるだろう、ならばこんなの面白いかな?と天邪鬼的に個性を発揮するのも面白いものです。

引き出しの数はたくさんあるほどエキサイティングなチョイスができる訳で、逆に言うと誰もが知っているような三分割構図や背景をボカして撮るといった手法しか持ち合わせていないとセンスが発揮できないものです。




EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF5.6-6.3DG

いまこの場面においてぴったりの魅せ方はこれだな、いろいろやり方はありそうだけど自分の場合はこうです、といった作者独自の引き出しのチョイス。センスの良いDJのような感じですかね。

または時間的猶予があれば複数の手法を複雑に組み合わせて構造の暗号化も悪くないです。海の写真を撮るときに水平線を三分割構図の線に合わせただけの写真は構造が丸見えの写真です。そこで線だけでなく交点や面も複数使い、割合に黄金比を取り入れたり日の丸構図や三角構図と組み合わせたりと複雑な手法に成功すれば簡単に見る側に写真の構造を見抜かれることはありません。

逆に「いやシンプルイズベストだ!」というのも大いにアリです。どこに正解がある訳でもありません。【今】【ここで】【あなたが】が最も良いと思った魅せ方をあなたが選択する以外にないのです。

センスは磨くもので多くの魅せ方を習得したら、それをチョイスする能力にどんどん磨きをかけていきましょう。上の写真のように複数の要素があって幾つもの引き出しが使えそうな場面でよく考え試行錯誤をしてみます。すると自分のアイデアで自身の引き出しの中からユニークな使い方ができることを発見するものです。

上の作品をぱっと見た瞬間に「これは3分割構図だ」とすぐにピンときた方はスジが良いと思います。この作品は3分割構図の線や交点を複数個所に組み合わせ、マストやロープを導線や図形として取り入れた構図です。細かいことを言うと船体に書かれた「時丸」の文字もデザイン上で効果があります。文字は観賞者が無意識下に読むもので読めない外国語であれば異国を感じるし、文字そのものがシャレている場合もあります。このように複数の要素を複雑に組み合わせるほど手間はかかりますが、高度な構造をもった作品を作ることができるのです。

「あっそうだ!」「なるほど」という気づきを繰り返し、それが蓄積していくと独自のノウハウとなっていきます。

本当におもしろいのはこの部分で魅せ方は習得するだけでなく「意外な使い方」ができるようセンスを磨いたり、魅せ方の度合いを加減できることを覚えてみましょう。こういったことを経験すると自身の写真活動に「スタイル」が少しづつ構築されていきます。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

誰もが最初はビギナーです。写真に限らず最初の頃は右も左も分からないので、とにかく「やり方」を覚えるのですが、ある程度のキャリアを積むとたくさんある「やり方」から選択するセンスが磨かれていくものですよね。

バレーボールで例えるならセッターのセンスです。その場面でツーアタックか!という意表をついたセンスが功を成すものです。




私が写真をはじめたばかりの頃… いざここで写真を撮ろうと思ってカメラを手にしても、まずは何をして良いのか途方にくれたものでした。今になって振り返れば教科書で見かけた三分割構図やら適正露出やらの知識だけ持っていれば正解写真が撮れると思っていたのです。撮り方は確かに大事ですがそれは数個の引き出しでは全く役に立たず、経験を重ねて行く上で100個200個と増やして、そして自由意志でそれらから選択すること。そこに一人の表現者としての価値があるのだ…と最近になって気が付くようになりました。

究極のツーリング写真読者の皆さまも撮り方は覚えるだけでなく、無限大に増やしていき自由意志で選択する「センス」に磨きをかけてみてください。

毎度偉そうにすいません。

今回はこの辺で!!

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