絶対に良い写真が撮れる!魔法の法則<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。当ブログのツーリング写真解説をみて「本当に良い写真が撮れたよ」という方はおられますか?それが私にとって最も喜ばしいことでございます。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説は、少々タイトルが大げさですが実践していただければ間違いなく写真が良くなるとお約束できる内容でございます

皆さまはバイクに乗っているとき「あっここで写真を撮ろうかな」と思いバイクを停めますよね。そういったとき何を基準に撮影場所を選ばれていますか?美しい景色、珍しい物を発見したとき、宗谷岬のような到達点の記念?それとも「何となく」でしょうか?

何となくここが素敵な場所だと思った、何となくシャッターを切ってみた。実はこの「何となく」は写真の意図を表現するにあたり、重要なことをうやむやにしてしまう落とし穴です。どう撮っていいか悩んでもスッキリしない正体は何となく撮っているからです。

最初は何となくここが素敵だと思った、これで良いですが何となくが何なのかを解明させるため写真家の目と言語化力をフル活用しましょう。当ブログでは度々登場してきた”〇〇だから△△したの法則”をここで改めて解説してみたいと思います。

 

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/500 ISO400

こちらの作品をご覧ください。海岸にある監視台を主題に撮った1枚ですが私は当初、この場所へ朝焼けの写真が撮れないかと期待してやってきました。しかし空には魅力的な雲が存在せず平凡な朝日になることが容易に想像できました。そこで海岸にあったこの大きな監視台がおもしろいなと思い、大きな監視台とバイクで対比を作って夜明け前の風景を背景にして撮影しました。言語化すると「立派な監視台が気に入ったのでバイクと大きさの対比する写真を撮ろうと思った」となります。そうと決まれば長方形の画面内にこの大きな監視台が最も堂々と魅力的に見えるように構図をつくるのです。




 

 

RICHO GR F5.6 1/125 ISO100 フラッシュ発光

次にこちらの作例をご覧ください。何でもない田舎の県道を走っていたとき「おっなんだあそこ!」と思いUターンしてまでここで足を止めました。工場の倉庫だと思いますが全体がヤレていい雰囲気です。ここでは「何となくいい感じだ」で撮影を開始せず写真家の目でよく被写体をみて言語化しました。そして「黄色とピンクのトタンがユニークだ」という結論に至り、それが画面内で理想的に配置されるよう構図を練ったのです。本当はピンクのトタンを主役にしたかったのですが、こちらは塗りたてのようで色気が無かったので、黄色の扉を主役にピンクは切り落としてみました。

 

 

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L IS F5 1/50 ISO800

こちらの作品は夜明け前の湖畔のキャンプサイトですが、寒さ静かさを表現するためホワイトバランスを青方向に調整しています言語化すると静寂のキャンプサイトを表現するためホワイトバランスを青へ調整した、となります。

実は究極のツーリング写真では殆どのツーリング写真解説の投稿で冒頭に〇〇だから△△したの法則、または撮影の意図を言語化して書いているのです。手前の木々に光が透過して美しかったので絞りをF11にした、ライダーの存在感を強めるためバイクは2/3フレーム外へ切り落とした、もの寂しさや寒さを表現するため露出をアンダーにした、空一面に広がるウロコ雲を表現するため広角レンズでローアングルから撮った…などなど。

〇〇だから△△したの法則 そのための言語化。特に「〇〇だから」の部分は重要で作品の意図そのものと言って良いです。そしてこの〇〇の部分は簡潔に言える短い文であること。一言でいえるくらいでもOKです。この部分がシンプルなほど傑作に近いと言えるでしょう。




 

言語化をすることにより撮影の作業を具体化できるのです。これは主題の明確化、作品の意図を導く構図、焦点距離(使用レンズ)の選択、絞りシャッター速度などの露出設定をどうするか、最初に言語化できていればやるべき作業は極めて明快になり悩むことはありません。

 

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/6 ISO100

何もない空間の中央に手で輪を作って意図的な日の丸構図にした。これにより視覚的に安定感を出し平凡ではなくユニークさも演出した。

 

まずは「何となく良いと思った」を被写体や目の前の景色をよく見て言語化してみましょう。この時に被写体の特徴を見つけ出すことがポイントです。例えば1枚目の写真なら監視台が堂々としていること、2枚目の写真ならトタン製の扉がピンクであること、といった具合です。簡単でしょう?

きっとあなたは、その被写体の特長が気に入ったから、そこで写真を撮ろうと思ったはずですならば特長を魅力的に明確に表現できるよう撮ってみましょう。それは左右上下に動いて構図を作ったり、レンズを交換したり、露出やホワイトバランスを操作することかもしれません。

言語化から作業!それが究極のツーリング写真流〇〇だから△△したの法則です。あっ!大切なことを説明し忘れましたが、まずはあなたが感動すること!目の前の光景、被写体に感動しているか?これが実は一番大事ですからね!

それではまた!





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~本日の100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

今回はちょっといつもと違う写真を。少し前に飛行機に乗ったとき、窓から撮った1枚です。飛行機の窓際席から写真を撮る場合、一眼レフだと仰々しいですしシャッター音が周囲に迷惑ですよね。そんな時はGRのようなコンデジの出番です。

【重要】ツーリング写真におけるデザイン要素と構図

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、GWの旅で撮った写真は全て仕上がって整理できましたか?写真は綺麗に仕上げて整理してプリントして発表するまで楽しめますからね。

撮るだけ撮って、メモリーカード内に画像があるまま何もしないなんて寂しすぎますよ!仮に良い写真が撮れなかったから…と思っても撮影した写真をよく見返して分析するのはとても大事です。

さて今回の究極のツーリング写真では、いままで何度も解説してきた写真におけるデザインのお話をまとめてみたいと思います。

漁港の浮きを撮った1枚  図形デザイン要素の「円」と「連続したリズム」

もう何度も同じことを書いてきましたが写真におけるデザインとは主に 線(直線、曲線、S字、Z字…)、図形(円、四角、三角、台形、〇〇型)、色(暖色、進出色、寒色、後退色、中間色、中性色、補色、反対色)、立体感、質感、規則的なパターン、連続したリズム感、ディティール、シェイプなどです。

デザインは写真をパッと見た瞬間に視覚的に美しさや心地よさを受けるかどうかです。何を写したか、何を伝えるのかといった写真の核となる部分とは基本的に個別に考えたほうが良いです。

デザインを意識するにあたり重要なことは画面という長方形の四角に、前述のようなデザイン要素をどのように取り入れるかです。

構図はメイン被写体、副題、アクセント被写体、背景などの大きさや位置関係を調整し作品の意図を表現するための標として組み立てていくものです。構図とデザインは似ていて一部は重なりますが、こちらも考え方としては個別に考えたほうが良いです。




デザイン要素の中でも重要な「色」の要素を取り込んだ作品

デザイン要素の解説において、よく誤解を受けてしまうことは「たまたまそうだったのでは?」という疑問です。海が青いのは撮影者が青くした訳ではありませんし、富士山が二等辺三角形なのも撮影者がそうした訳ではありません。

これは画面内にデザインが偶然入ったということであり”画面内にデザイン要素を必然として取り込んだ”とは似て非なる事なのです。つまり色や線や図形が目の前の風景に存在していることに気が付き、それを長方形の画面内に意識して取り込むこと、それが写真におけるデザインだと私は考えます。

くどいようですが重要なポイントは長方形の画面の中にデザインをどう取り入れるかにかかっています。

デザイン要素の線 奥行を出したり、観賞者の視線誘導にも効果的

写真をぱっと見たときの人間の脳がしめす反応の話ですね。目から脳へ送られた信号を元に、どのような反応を起こすか。感情を刺激する要素ではなく、あくまで「見た目」の心地よさ、安定感、視線を動かす楽しみといった世界です。

なのでデザインはとても重要ではありますが、それが写真の全てではありません。写真に重要なのは作品の意図、何をどう撮るか、どう表現したか?でありデザインは基礎工事や骨格のようなものに過ぎません。

葛飾北斎 富嶽三十六景 尾州不二見原 図形要素の円を用いたデザイン

 




デザイン要素 最も視線誘導を楽しませるS字曲線 そして黄金比や白銀比などの比率

 

最重要ではないが無視はできないデザイン。絵画でも彫刻でも書道でも、すべての芸術に通ずるデザイン要素。しかし写真をやる人でこの部分に真面目に取り組んでいる人は少ないように思えます。私は特にツーリング写真ではデザイン要素を意識しなくてはいけないシーンが多いように感じます。

例えばバイクのタイヤは円、車体は赤や黄色など扱いに知識が必要な物が多いですよね。道は線の要素。海や空は青で自然は緑、道路はグレーでアスファルトの粒子に寄れば質感、桜や紅葉の景色も色要素ですよね。すぐに思いつくだけで多くのデザイン要素があります。

いかがでしょう?そんな難しい理屈など考えずに感じたままに撮ろうよ!それが芸術なんじゃない?という意見も聞こえてきそうですが、多くの著名な芸術作品は一般に種明かしされていないだけで、こういったデザイン要素は極めて計算高く取り入れられているんです。有名な例だとダヴィンチのモナ・リザなんかそうですよね。

これを無意識に「感じたままに」デザインできれば本物の天才であると言えそうですが、そうでない人は試しにデザインを学んで写真活動されてみてはいかがでしょうか!

今日は久しぶりに大事なこと書いたなぁ~!





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絶対にやってはいけない悪夢の構図<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ゴールデンウィークを楽しまれていますか?

突然ですがオートバイの未来ってどうなっちゃうんでしょうね?現状を見ていると配達などの実用性の高さなどは置いておいて、趣味としてのオートバイは不滅のような感じがしますよね。

しかしよく考えてみると燃料はガソリンです。4輪の方がPHVだの水素だのが普及すれば、やがてガソリンの需要が減りなくなります。ガソリンが無ければオートバイも動かないので、同じように動力がEV化されるのは容易に想像はつきますが…。

それで趣味のオートバイとして成立するよう、うまいこと良いオートバイが登場するでしょうか??スクーターだったら何となく今のEVのイメージでOKっぽいですが、例えばハーレーがEVだったらどうでしょうか?

有り得ないと願いたいですが、もしかしたら20年、30年後には、私たちが今楽しんでいるような趣味の世界のオートバイって無くなっているのでは…いやいや、そんなことはあって欲しくはないですね。

しかしガソリンの供給が20年、30年後にどうなっているのか??うーん、悩ましいです。官能的なモーターの登場で、人の感覚にうったえる次世代オートバイの登場を期待しましょう。

しかし、もし本当にオートバイという乗り物が無くなり、ツーリング文化が無くなったとしたら。今を生きる私たちはオートバイに乗って旅をしていた人々の世界を、写真芸術として後世に伝える義務が発生します。

50年、100年後に私たちが撮った写真を見て子供達が「うわ~これがオートバイ!昔の人はこれに乗って風をきって旅をしていたんだ!」と感動してもらえるような、そんなツーリング写真を撮ってみたいですね。




さて、また前置きが長かったのですが今回は<初級>ツーリング写真解説として、絶対にやってはいけない構図「串刺し構図」についていってみますよ!

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/400 ISO100

こちらの作品をご覧ください。千葉県勝浦市の守谷海岸というところです。日本の渚百選にも選ばれている、非常に海のブルーが美しい海岸です。

国道からこの海岸にアプローチするメイン道路が海に向かって下り坂になっているので、ここで思いっきり下がって600㎜望遠レンズで撮ってみました。海面をぐっと引き寄せ余計なものが一切画面に入らないため海面の美しさをだけを絶対的に表現しました。

余計なものがと言いましたが、当初は「止まれ」「駐禁」の標識がすごく邪魔に感じて、これを排除しようと試行錯誤していました。しかし無理に排除するのは場合によっては別の不自然を起こしてしまうので、ここはいつも通りに逆転発想で味方に料理してみることにしました。

考えを変えて見てみると、デザインの色要素で非常に存在感のある「赤」を手に入れることに成功したとも言えます。海外の人が見たら、この標識のお陰で日本を感じてもらえるかもしれません。

そしてこういった標識、柱、木など細長く垂直に立っている被写体がある場合、くれぐれも注意していただきたい、最悪の構図があります。

これです。悪夢の構図「串刺し構図」です。その名の通りメイン被写体や重要なものに垂直線が突き刺さっている状態です。




写真の世界では例えば日の丸構図とか、三分割構図を守りましょうとか、よく耳にする基本ルールのようなものがありますが、これらはあくまで基本であって場合によっては無視しても全然OK なんです。

なにかの理由、意図があって三分割を無視したとか、富士山のようにシンメトリーだから日の丸構図にしたとか、その理由が写真になっていればむしろ良作なわけです。

しかし、この串刺し構図については特に例外なくダメと言い切って良さそうですね。絶対にやめましょう。

こうやって出来上がっている物を見ると、まさかそんな風に撮らないよ!と多くの方は思うでしょう。しかし、恐ろしいことに串刺し構図はバイク写真関係のSNSでけっこう良く見かけるのです…。

撮影位置を動けない、バイクも動かせないなど仕方ない理由がある場合は、せめて貫通線が被写体のド真ん中を射抜かないよう、すこしずらしてくださいね。これだけでも全然違います。

特に人物の場合は心臓を貫いているようで縁起でもない写真になりかねません。

今回は絶対にやってはいけない悪夢の構図「串刺し構図」のお話でした。覚えておいてくださいね。

↓↓↓撮影地↓↓↓

夏のシーズンは混雑しますので春、秋がおススメですよ。南房総ツーリングの隠れた名所です。国道128号はバイパスを通らずに鵜原交差点で海側の旧道へ行ってくださいね。バイク乗りならバイパスではなく旧道!ベテランライダーならご存知ですよね。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

CASIO エクシリム EX-10

仕事の帰り道に江東区豊洲で撮った1枚です。夜風が気持ちよかったのでバスを使わず駅まで歩いていました。この桜はつい数週間前まで美しく咲き誇っていました。ハイライトは月に見立てて街灯を使っています。

これでスッキリ 写真のコントラスト<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、明日から4連休でしょうか?渋滞や混雑などで事故の確率も高まりますので、くれぐれもお気をつけてツーリングを楽しまれてください。

前回の投稿で習慣性脱臼を治すのに手術をした話を書きましたが、意外なことに同じ悩みをお持ちの方々から反応をいただきました。私の場合は肩だったのですが股関節とか大変らしいですね。今は切開をせず腹腔鏡のように小さな穴からカメラを入れて施術するのが一般的のようですね。

私は伸びてしまった腱を化繊糸で縛り上げ緊張を持たせ、その糸を肩甲骨にネジ留めするという方法でした。このネジの素材が半年か1年で骨と一体になってしまうという優れモノで、その治験(要するに医療実験台)に参加したりで色々と大変でした(治療費は少しだけプラスになりましたが)。

いま思い返すと石垣島でシュノーケルするときボートから飛び込んだ水圧で骨が外れたり、北海道の長節湖で一人ぼっちでキャンプしていて三脚の操作で骨が外れたり、痛い思いを散々してきましたが、最先端医療で可動域も抜群に良好で治療できました。





さて今回の<初級>ツーリング写真解説では写真のコントラストの解説です。みなさんコントラストという言葉は多くの方が聞いたことがあると思います。今回は写真のコントラストについて優しい内容でいってみたいと思います。

 

こちらの作例をご覧ください。私の大好きな漁港での撮影シーンですが、画面内に太陽を入れたことで明るい部分、そして影となって黒っぽくなった部分の両方が存在しています。このように明るい部分、暗い部分があり画面内の明暗差が大きいのが「コントラストが大きい(または高い)」と言われる写真です。

コントラストがあればハッキリと引き締まった印象の写真になり、その反面繊細さは失われます。一般的に風景写真の場合は少しコントラストを強めにするのが良しとされています。

強い太陽光に照らされていれば自然と光と影が混在し、コントラストのある写真になるでしょう。

こちらの作品は曇天下での撮影でコントラストの低い写真の例です。強い太陽光を受ける晴天と違い光と影が明確に存在しないため、のっぺりとした印象の写真になります。写真の世界ではこういった状況をフラットな光源などと呼びます。寂しさ寒さ繊細さなどを表現するのに向いています。





こちらの作例も同様に曇天下のフラットな光源を使っています。こういったコントラストに乏しい光源であえてハイキーに仕上げると、ふんわりと優しい印象の写真に仕上げることができます。女性的でお花畑と相性の良いやり方ですね。

ここでは光の明るいところ、暗いところという意味で、相反する両者のが存在し、差があることをコントラストと解説しました。しかし明るさに限らず例えば地味な物の中に派手な物、弱い物の中に強い物、なども同様にコントラストと呼んで良いようです。

明るさのコントラストはLightroomのような画像ソフト、またはカメラ内の設定でコントラストの強弱が任意に調整できます。この場合、本来はもっとコントラストが欲しかったシーンに、メリハリをつける意味で調整するのは大いにOKですが、安直に調整し過ぎると中間の階調が失われてドギツい写真になるので注意しましょう。

基本は晴天時の太陽光など、コントラストが得られるシーン、曇天によりコントラストが乏しいシーン、といった具合に今ある与えられた光源の良さを生かして撮影に挑みましょう。コントラストが得られる場合の作品の表現、フラットな場合の被写体選びや画面構成、いろいろと試して学んでくださいね。

それではまた!





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目からうろこ!誰も教えてくれなかった主題の明確化とは<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが今日という1日で世界中でどれだけの写真が撮られたと思いますか?もちろんスマホのカメラ機能なども含めて。

3憶ショット?5億ショット?それとも10億ショットとか???

デジタルカメラ、スマホのカメラ機能で誰でも気軽に、日常的に写真を撮る現代。想像もできない大量の写真が撮られ消費されるSNS時代。写真を撮りたいという欲望と写真を見たいという欲望。これらの行きつく着地点は果たしてどこなのでしょう。

こんな深い話を時代単位で考えていくと記録写真も芸術写真も境界が曖昧で、あらゆる分野が混沌として「写真」というただの二次元の瞬間に落ち着くのかな?そんな風に考えてしまいます。

そしてオートバイを題材にした写真、ツーリング写真の今後はどのように変化していくでしょうか。微力ながら私はその「ツーリング写真時代」へのシフトに貢献していきたいと願います。




さて今回の<初級>ツーリング写真解説では前回でも解説しました、写真とは主題を明確にすることが大切です!というお話の続きです。

 

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F7.1 1/640 ISO100

こちらの作例をご覧ください。夕陽でも朝日でもない普通のお昼の時間帯に海岸で撮った1枚です。雲一つない快晴の青空は通常ですと撮影シーンとして歓迎されません。青空でしたら白い雲がプカプカと浮いている様子や、いわし雲やスジ雲など雲があったほうが画面内で魅力的に構成できるものです。

しかしこの場所では特に気に入った被写体を発見することもできず、空もご覧の快晴で撮影するにも「さて何を撮ろう?それとも帰るか?」といった感じでした。

そこで逆転の発想で当初はイマイチと感じた雲一つない快晴の空を、敢えて主題に選んで撮ってみることにしました。




青空が気持ちよかったので撮ってみました…なんて写真はよくあると思います。しかし空を主題にした写真ということであれば、少し大げさに見えるかもしれませんが、これくらい思い切って空を撮ってください。なぜなら大げさなくらいやらないと平凡になるからです。

そして注目すべきポイントはもう1つ。14㎜という超広角レンズで撮ったことにより、何もないと思っていた青空には実は繊細なグラデーションが存在していたことが明らかにされました。

そうこの写真の場合は主題は青空というスペースなのです。大げさなくらい、空の割合を多く撮ったことにより作品の主題を明確にし、そしてグラデーションの美しさを伝えることに成功しているのです。

構図は主題を明確に!なんて言われると主題とはどうしても特定の被写体、つまり「モノ」を考えてしまいがちですが、実はモノとは限らないんですよ。

この写真のように空だったり、光だったり、空気感だったり、風であったり、懐かしさであったり…。どうしても頭に先に思いついてしまう物を、いちど柔らかくして想像の幅を広げてみましょう。

それではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

職場の最寄り駅にあるカフェの窓際席で撮った1枚です。都会の刹那を切り取ってみました。毎日100ショットスナップをはじめるようになって、ストリートスナップの魅力に憑りつかれました。写真家 森山大道さんの作品とか大好きですね。

引き算だけではダメだった「発見」に大胆に寄るべし<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いよいよゴールデンウィークですね。5月の1と2日を有給にしてしまえば、今日から9連休なんて方もいらっしゃると思います。

たくさんバイクに乗って旅をして、たくさん写真を撮って楽しんでくださいね。この「たくさん」っていうのがポイントで、やはり撮っている人は上達も早いです。当ブログで推奨している日常生活でも毎日写真を撮ろう「毎日100ショット以上スナップ」も基本はたくさんの練習をこなす、という意味なんですよ。

毎日たくさんの写真を撮っていると、自分では気が付きませんが少しづつ少しづつミリ単位で上達します。数か月、1年と時間が経過すると飛躍的にレベルアップします。レベルアップを果たすと、ある日とつぜん気が付きます!日常の見慣れた風景が別の景色に見えるということに。写真家の目が養われていくのですね。

「あっ何だかいつもの見慣れた風景が違って見える!」と感じたら写真家としてレベルアップしたアラートです。

 




さて今回の<初級>ツーリング写真解説では写真の基本といえる構図の作り方です。似たような内容は何か月か前の投稿で書きましたが、今回は曇天時の作品の作り方と広角レンズで寄る話も内容に盛り込んでいってみたいと思います。

 

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/13 ISO100

 

こちらの作例をご覧ください。漁港に置いてあった漁の浮き主題にした写真です。右の浮きは「幸」と船か屋号と思わしき漢字があります。そして左側の浮きは表面が削れてヤレ具合が良い味を出していました。このペア感が気に入ったので、これを被写体に選んで撮影に挑みました。

この写真でも伝わってくるように、撮影現場は雨が降り出しそうなくらいの曇天でした。こういった天気の日に爽やかな発色や光のコントラストなど、願っても仕方ありません。

こんなときは地上物に魅力的な被写体が存在していないか探してみましょう。そして被写体を見つけたら広角レンズでよってバイクやライダーの姿は背景に留める程度の画面構成を作ってください。




構図の基本は主題を明確にすることです。例えば10人の人に写真を見せて「この作品の主題となる被写体は何だと思いますか?」と聞いた時、10人とも同じ答えが返ってくるように、それくらい明確に構図を作ります。

主題を明確に、なおかつ印象的に撮るコツはとにかく足で被写体に寄ること。いつもの感覚より数十センチ程度、前にのめり出す感じで接近してみてください。単に大きさだけの問題ではなく被写体の隠されていた魅力が明らかになります。

足で動かずズームレンズで焦点距離を望遠側に回すと、画面内の大きさの調整で完結してしまい、上の作例のように浮きの質感や迫力のようなものを得ることはできません。

いかがでしたか?構図とは1つの被写体を選んで、それを明確に大胆に構図すること。主題に選んだ被写体を魅力的に、印象的に表現するには一歩接近して被写体に寄ってみましょう~!というお話でした。

よく写真は引き算なんていいますが、それと同じくらい大切なこととして主題となる被写体の魅力を明らかにする「足し算」も身につけましょう。

ぜひぜひ…実践してくださいね。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8LⅡ

この写真は自宅のベランダから撮影した夕方の景色です。不安定な天気は不気味な雨雲と真っ赤な夕日の共演を見せてくれました。

ズームレンズは果たして悪か?便利であるのか?<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはどんなカメラをお使いですか?それはズームレンズですか?単焦点レンズですか? 一眼レフ、ミラーレス一眼をお使いの皆さまは、どんなレンズをお使いでしょうか?描写の良い単焦点レンズ派の人、便利なズームレンズ派の人、いろいろだと思います。

今回はそんなカメラ、レンズのお話です。ズームレンズがいいの??それともやっぱり単焦点ってレンズがいいの??この悩みを初級対象の方に私独自の(偏った)考えで解説いたします。

といっても、これはとっても深い話です。焦点距離の話やズームレンズor単焦点レンズなんて、その時の自分の撮影スタイルや変化していく写真の好みなどによって左右されるものです。この投稿では書ききれないので、あくまで今回は初心者の方向けのお話ですよ。

焦点距離を任意に調整できるズームレンズ このレンズは24から105mmまで。

多くの方が「ズームレンズは便利」「単焦点はきれいに撮れる」という言葉を聞いたことがあると思います。ズームレンズとは広角から望遠まで焦点距離が調整できるレンズのこと、単焦点レンズは焦点距離が決まっていて調整はできません。

ではなぜ、この両者が存在するのか?単純に考えれば単焦点レンズなど要らない気がしますが、それぞれのメリットとデメリットを書いてみたいと思います。

・単焦点レンズ

解放値が明るく軽量である。描写性能も美しく種類によって様々なボケ味がでる。ズームリングがないので機構が単純、密閉もよくチリやホコリが内部に入りにくい。

撮影に出向くにあたり広角、標準、望遠と異なる焦点距離が要求されるとき、何本ものレンズを持っていく必要がある。買い揃えるのにも出費である。着脱も手間でそれが原因でシャッターチャンスを逃すことも。

・ズームレンズ

1本(または2本など少ないレンズ数)で多くの焦点距離を守備範囲とできる。それゆえ着脱の手間がなく不意に出現した被写体に俊敏に対応できる。山登り、徒歩旅、そしてバイクツーリングなど荷物に制限のある場合に非常に有利。

一般に描写は単焦点より劣る。解放値が明るいレンズは重量が重く価格も高い。ズームリングの摺動部分から内部に塵が混入しやすい。価格が手ごろな物ほど解放値の暗いレンズで初心者に向かないという矛盾。




 

どうでしょう?一般的に言われる両者の違いは、ざっとこんな感じではないでしょうか?レンズはとても高価なものなのでレンズ資産なんて言葉があるくらいですが、みなさんはレンズにどれくらいの予算をさけますか?

一概にズームレンズと単焦点、どちらが良いかと決めることはできません。様々な要求や好みに応じて、それぞれが存在しているのです。

ただズームレンズのデメリットで書いた「一般に単焦点よりも描写は劣る」の部分については10年以上前はそうでしたが、最近のズームレンズは飛躍的に性能がよくなって、モデルによっては単焦点で撮ったと言われても全く分からないような優秀なものも多く存在します。

私達、オートバイ乗りは何本もの交換レンズを持っていくのは現実的ではありませんよね。もちろん、その気になれば何本でも持っていけますが撮影機材が重装備すぎると、ある日出かけるときに億劫になってしまうものです。

基本は身軽に気軽に理想的な撮影装備といきたいところですよね。そこでズームレンズが選択肢になります。しかしズームレンズには初心者の方に注意していただきたい、ある落とし穴があります。これにハマると構図などの画面構成がいつまでも上達しません。

当ブログ 究極のツーリング写真では初心者の皆さまに是非実践していただきたいズームレンズの使い方、しかし絶対に秘密にしてほしいスペシャルな練習方法をここで伝授したいと思います。

それはワイ端とテレ端の2点しか使わない、つまりお持ちのズームレンズで最も広角側と最も望遠側しか使わない焦点距離縛りです。上の写真にあるレンズ EF24-105㎜であれば、24㎜と105㎜以外は使わないでください、という練習方法です。

この焦点距離縛りという練習方法は一般的には50㎜の位置にズームリングをテープで固定して、撮影時に足が動くように訓練するものです。50㎜ではなくワイ端とテレ端の2点で縛るのは究極のツーリング写真流です。




初心者の方はどうしてもファインダー(または液晶モニター)を見ながらズームリングをぐるぐると回して、画面内にある被写体や要素の大きさを調整してしまいます。本来なら足で被写体に寄るのが基本中のキホンなのですが、ズームリングを回すことによって、画面内を調整できたつもりになってしまうのが、ズームレンズの落とし穴です。

ワイ端またはテレ端で縛ることにより、自然と足が動くようになります。以前に当ブログで解説しました「写真家の目、写真家の足」の足を養うのです。

50㎜標準で縛るのではなく、広角と望遠の2つで縛るのは理由があります。ツーリング写真の場合は、単純に考えて1.風景主体のツーリング写真 2.バイク(またはライダー)主体のツーリング写真の2者に分類できます。1の場合は広角側、2の場合は望遠側を使ってください。

撮るときに「よしここは風景主体、だから広角側でいこう」と決めて、被写体に寄り、理想的なアングルを探るために足でよく動いてみてください。単焦点レンズを使うときと同じ動きが身に付きます。

SIGMA35mmF1.4ART 35㎜単焦点でドラム缶に寄った写真

広角レンズ、またはズームレンズの広角側で主題と決めた被写体に、足で動いて寄ること!これを体にしみこませましょう。ズームを操作せず焦点距離を縛ることによって、否が応でも足が動きますので。とても効果的なトレーニングです。

望遠レンズでバイク、ライダーを主体に撮る

望遠レンズまたはズームレンズのテレ端はバイク、ライダーを主体に背景を引き寄せたような写真を撮るときに使います。余計なものを排除しやすく高価なレンズでなくても絞りを解放すると背景が綺麗にボケてくれます。わずかなアングルの違いで画面が大きく変化すること、景色だけでなく空気や光も圧縮され写真に写ることを覚えてください。

このワイ端テレ端縛りの訓練を本当に実践してみるよ!という方にはズームレンズを使うという選択肢は超絶おススメ!!!いやぁ、そんな面倒なのはチョット…という方は単焦点レンズを買いましょう。

ワイ端テレ端縛りは2本の単焦点レンズを使うイメージでやると、経済的にもお得感がすごくあります。単焦点レンズを2本も買ったら結構な出費ですからね!さらに焦点距離の端っこに限らず、24㎜、35㎜、50㎜、85㎜、105㎜縛りといった具合に縛ると、さらにお得感が増大です!えっ?それってズームリングをぐるぐる回すのと同じじゃないの??という疑問をお持ちのあなた…違いますよ!

この一般的に決められている、よく聞く焦点距離 14㎜、20㎜、24㎜、28㎜、35㎜、50㎜、85㎜・・・というのは誰が最初に考えたのか知りませんが、実によくできた絶妙な焦点距離です。それぞれの焦点距離で作れる画面のイメージを先に頭で描いて、そして足で構図を組み立てるのです。ファインダー覗きながらズームリングぐるぐるとは似て非なるものですよ。

ズームレンズをお持ちの方は騙されたと思って、このワイ端テレ端縛り地獄…いや地獄ではないです(縛りの後に地獄をどうしても付けたくなる)…実践してみてくださいね。

私もズーム機能のあるコンデジを使うときは殆どがワイ端で撮り、たまにテレ端を使う程度で中間はほとんど使いません。一眼レフのときもズームレンズは似たような感じで、どうしてもそれ以上後ろに下がれないとか、これ以上寄ったら海に落ちる!といった時にだけ、画面の四隅と相談しながら初めてズームリングで微調整するのです。

あっ秘密をまた1つばらしちゃった…

長くなってしまったので、今回はこの辺で!ズームレンズと単焦点レンズ、そしてワイ端テレ端縛り地獄のお話でした!





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ツーリング写真<中級>バイク写真で必ず役立つ!安定土台ちゃん

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも見ていただき有り難うございます。

何日か前にGoogleでのメインキーワードでSEO順位が1位から何故か4位になってしまいました。その間、アクセスが極端に落ちたのですが、検索での上位表示っていうのは大きいんですね。ちょっと下にスクロールすれば見つけてもらえるはずなのに。今はまた1位に戻っているので良いのですが、Googleさんのロボットによる処理だとしても、価値のあるサイトであるとご判断いただけるよう頑張っていきます。

あっダイレクト(ブラウザーのブックマークからアクセスする人)の読者様には、ここで改めてお礼申し上げます!いつも有り難うございます!




さてさて、今回は中級ツーリング写真の解説として不安定な被写体に対する安定感を出すテクニックのご紹介です。ほとんど聞きなれない話だと思いますが、被写体の安定感の話は実はツーリング写真やバイク写真の全般において、重要なお話ですので地味な内容ですがぜひ読んで実践してみてくださいね。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5 6SEC ISO1250

こちらの作品をご覧ください。深夜の東京湾で撮影を終えたあとに、何か面白い写真をあとひとつ撮って撤収してやろう!と思い撮影した1枚です。

夜の海を背景に、センタースタンドで垂直に立たせたR1200GSに乗車して自撮りしてみました。いったい何しているのか?抽象的な写真とも言えますが、ここで解説するのは被写体の安定感です。

例えば細長い棒や木など、それだけを画面に入れたら倒れてしまいそうな不安定感を感じます。しかし、画面内に地面を入れて棒が地面にしっかり刺さっている様子、木が地面に強く根を張っている様子が見れれば一気に安定感を感じるでしょう。

オートバイは言うまでもなく二輪なので立っている姿は基本的に不安定なものです。地震がきたり少しの不注意で容易に倒れてしまいますよね。そこで重要なのは土台となる要素です。あくまで観賞者が視覚的に安定を感じる要素として、意図して土台を画面に入れましょう。





この作品で言うと画面の下1/5くらいを占めている黒くつぶれた部分が土台です。「これ真っ黒だし要らないんじゃない?」とも感じるかもしれません。しかし、これがないと安定感は一気に失われてしまいます。

もちろん何か正当な理由があって不安定にしたいのであればOKですが、細長い被写体やバイクのように倒れてしまいそうな不安定なものは土台を作ると安定感が出ますよ!というお話でした知識として身につけておくと、撮影シーンでいつか役に立ちますよ。

しかし、今回の投稿も地味な内容だなぁ~、こんな投稿ばかりしているとSEO順位がまた下がるかもしれないな。まあ、でもツーリング写真における安定土台構図の解説は、これが世界初だから良いか!

また次回!





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やってはいけない菜の花の景色とバイク写真<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはきっと「このブログの作者はよっぽど暇なんだな」と思っていませんか?

暇人じゃぁないですけど!たいへんですよ~!

これだけのボリュームの投稿を、ほぼ毎日の頻度で更新しているのですから、普通に仕事して家に帰ってからでは厳しいものがあります。WordPressの予約投稿機能があるとはいえ、1投稿あたり1時間以上はかかるので、やっぱり大変なんですよ。

でも仕事のちょっとした空き時間などを利用してコツコツと書いております。もともとブログを書く事は好きでしたし、人にものを教えるのも得意な方でした。それに大好きなバイクツーリングと写真のことなのですから、言ってみれば自分の好きなモノだけを集結させたのが、この究極のツーリング写真 touring-photography.com なんです。

自分の好きなモノの集合体なのですから苦になるはずがないですよね。それにいつかツーリング写真文化を成熟させたいという明確な目標設定があるので、それに向かって楽しみながら精進するのみです。何より写真のことは説明を作ることによって、自分が一番勉強になっているというのも事実なんです。

教えるは教わるです!




では今回は<初級>ツーリング写真の解説として今の季節、とても多い鮮やかなお花の景色の作品。その時の注意事項として彩度上げると色飽和を起こして画質低下を招きますよ!というお話です。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/2500 ISO100

こちらの作例をご覧ください。春の小湊鉄道 月崎駅で撮った一枚です。遠景と前景に菜の花をおいた画面構成です。特にバイクよりも手前側、前景にたくさんの菜の花を入れてみました。

こういった花や緑がある鮮やかな景色というのは、当然ですが鮮やかに撮って仕上げたいと思いますよね。しかし、この作例のように特に黄色がある場合は色飽和に注意です。色飽和とは色が鮮やかになり過ぎた時に被写体のディティールが死んでしまう現象です。

これはLightroomを使ってかなり大袈裟に彩度を上げて拡大した様子です。一見すると黄色も緑も鮮やかになって、明るい印象(実際に明るいわけではありません)で良くなったように見ええるかもしれません。しかし大切な菜の花はディティールが死んでしまい、気色の悪い画像になってしまいました。良くないですね~

しかしこういった気味の悪いほどの鮮やかな彩度は、インスタなどでサムネイル表示された場合(つまりスマホの小さな画面内で小さな画像として表示させる)に限ってはそれほど気にならず、良い写真に見えてしまう場合があるようです。

本当にインスタだけを狙ってやるならOKかもしれませんが、少なくともプリントする写真とスマホ表示では同じ写真でも人が受ける印象は違ってくると覚えておきましょう。




通常、オーソドックスなカメラの設定(キャノンで言えばピクチャースタイルのスタンダード)であれば、あまり心配することではありません。しかしカメラのフィルター機能で・風景・ビビット・ポジフィルム調 といった具合に鮮やかにするフィルターをかけた場合、またソフトウェア―に取り込んで仕上る場合に彩度のスライダーを調整する際に、極端に上げてしまうとこのような色飽和が発生します。特に黄色が要注意なのです。

景色を見た時の印象とは、実際の風景よりも鮮やかに心に残るものです。決して実際の風景を忠実に撮りましょう、という意味なのではなくフィルター効果やレタッチ時の彩度の上げ過ぎに気を付けないと、黄色などは色飽和で酷い画質低下を招きますので気をつけましょう、というお話でした。

SNSはあくまでコミュニティーなので、色飽和の酷い写真をみて「この写真は色飽和がひどいですね」なんて言ってくれる人はいないですからね。本当はその方が親切なのでしょうが、私は絶対にやりません。

ではまた!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

当ブログでは何度も登場しているお馴染の撮影スポットですが、小湊鉄道 月崎駅です。映画やCMの撮影地としても有名です。

ツーリング写真<初級>小学1年生でも分かる露出解説2

究極のツーリング写真 touring-photography.com を見ている良い子のみんな!宿題やったか?

じゃ出欠をとるぞ!1番 ニールマッケンジー 「はい!」 2番 フランコウンチーニ 「はい!」 3番 コークバリントン 「はい!」 4番 ランディマモラ 「はい!」 こらこらマモラ君、椅子にちゃんと座りなさい、片足がステップから離れているぞ。ったく。5番 新沼賢治 「はい!」ってこらニールじゃねぇ!間違えんなよ。

今日は昨日の続き、小学1年生でも分かる露出解説の続きだよ!

きのうの授業を休んじゃった子は先にここを見てね。

きのうの授業で露出狂のオジさんの話…じゃなかった!露出とは絞り羽君とシャッター速度君で決まるんだ、という話は分かったかな?絞り羽君は写真に奥行きを作って、そのボケ具合を君が調整すること、シャッター速度君は写真にスピード感を出したり、瞬間を写したり写真に時間を与えることなのは分かったよね。

今日はカメラの感度のお話と、カメラのコンピューターが決めてくれた露出のお話だ。




それじゃ、まずは感度のお話からいってみよう。

感度はその言葉のまんま。ちょっと叩いただけで大泣きする子いるよね?本当に痛かったのか泣き虫なのか、どっちか分からんけど前者だった場合はきっと敏感ちゃんなのだろう。むかし先生のお友達で頭にマイナスドライバーが刺さったまま、気が付かないでバイクのタイヤ交換してたヤツがいたけど、そいつはたぶん鈍感ちゃんだ。

カメラの中にある真っ暗な箱、そこにあるCMOSやCCDといったイメージセンサーは暗い場所で撮りたい時に敏感ちゃんにできるんだ。

この写真を見て!真夜中の道路で撮った写真だ。当然、真っ暗でおばけが出そうなんだけど、シャッター速度ちゃんは何と15秒。お風呂の中に顔を付けて15秒、がまんできる??絞り羽ちゃんはこのレンズの開放(つまり一番でかい穴ポコ)F2.8だよ。真っ暗で写真をちゃんと撮るんだからね、これくらいしないと光が足りないんだ。

敏感ちゃんを調整できる感度ってのはISOの付く数字で決めるんだ。普通はISO100。例えば夕方とか少し暗くなったらISO400、お部屋の中でお友達のお誕生日会とかの写真ならISO800とか、そういった具合に暗いほどISO感度の数値をあげて敏感ちゃんにしてやるんだ。

開放でも暗いならシャッター速度ちゃんをゆっくりにすれば?いやいや、動いているものがあったり三脚を持っていなかったりしたら、シャッター速度ちゃん遅くできないでしょ?そんな時にISO感度ちゃんをあげてやるんだよ。

ちなみにこの写真の場合はISO2000だ!

「すげぇ~じゃいつもISO2000で撮ればいいんじゃね?」コラコラ、マモラ君そうではないぞ!ISOはやたら上げてしまうとノイズが出てしまい、ザラザラしたような汚い写真になってしまう。だから普段はなるべく100とか低くしておいて、仕方ないときだけ上げるんだ。分かったな?

次はカメラが決めた露出のお話だ

カメラっていうのはコンピューターが入っていて、評価測光機能というすごく便利なモノがあるんだ。簡単に言ってしまうと、その場所で一番ちょうどいい露出を勝手に計算してくれるんだ。例えば絞り優先モードで君が「よしここはF5.6で撮るぞ」と決めたら、あとの露出(つまり最終的な写真の明るさ)はシャッター速度で決めることになるよね?ではF5.6に対して、その撮影現場での適切な明るさとはシャッター速度でいくつなんだろう???1/125秒?1/100秒?1/80秒?

これを決めてくれるのが評価測光だ。逆にシャッター速度優先モードの時も同じでその時は評価測光で適切な絞り値を決めてくれる。

が…しかしだ!

いくら優秀なコンピューターでも信用してはいけない。君が期待していた通りに露出が決まるのは昼間の単純な景色のときくらいだ。この評価測光野郎はちょくちょくミスってくれやがるんだ。例えば黒色のものは暗いと判断し明るくしやがる、逆に白色のものは明るいと判断し暗くしやがる。評価測光を正確にやらせるために、測り方を全体の平均にしたり、中央を重点に測ったりと色々あるが、基本的に評価測光は100%ではないんだ。

そもそも、君が被写体の魅力に心を打たれ、わざと暗めに撮りたいとか、あるいは明るく撮りたいとなったとき、コンピューターなんぞに君の気持ちや夢なんぞ分かるわけもない!そうだろう?マモラ?




この写真を見てくれ。暗いだろう?暗く撮ったんだ。その方がこの場所の写真として似合っていると思ったし、この写真を見てくれる誰かに、こんなムードで伝えたかったんだ。でもそんなことどうせカメラのコンピューターには分からないから、評価測光は使わなかったよ。絞りもシャッター速度もISO感度もぜんぶ自分で決めた。これがマニュアルモードだ。みんなも上級生になったらやってみてね。

 

次にこの写真を見て。ちょっと明るすぎじゃないかって思うでしょ?でもいいの、こうゆう風に撮りたかったんだ。お花がいっぱい咲いて夢の世界みたいじゃん。この時は絞り優先モードで撮った、つまりカメラに評価測光してもらったよ。でも案の定、期待していたイメージから大外れだったよ。そんなとき大抵のカメラには露出補正といって+-と目盛のあるとこが付いている。みんな、自分のカメラを確認してみて。この露出補正でこの時は+1.0 つまりもっと明るくしやがれバカヤロウと補正してやったんだ。なあマモラよ。

みんな、これから写真の勉強をしていくと「適正露出」なんて言葉を聞くときがくる。でもそんなのはク○くらえだ。適正露出とは商品のカタログの写真や免許証に使う証明写真に使うような言葉だ。

その露出が正しいかどうかは、いつだってみんなの心の中だ。その心の中の露出計を正確に保つには、どんな作品にするか、どんな風に伝えたいかを明確にすることなんだ。難しそうだろう?そう、実はここが一番難しいところなんだ。

順番がおかしいだろう??どんな作品にしたいか、どんな風に伝えるかなんて上級者の話だ。それに絞りの時に話した近くの物を構図に入れて奥行きを出そう、なんて話も1年生にはできっこない。

それなのに多くの写真学校や教科書には、絞りだの露出だのが最初に教わることとして書かれている。順番が変なんだよね。

まずは被写体を見つける目やその魅力を探る目、そしてよく動く足を身につけて構図を作れるようにしようね。それができてから露出を学べばいいんだ。マモラなら分かるよな?

じゃ、今日の授業はおしまい。

 





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