写真ビギナーがつい撮ってしまう陳腐なツーリング写真はこれだ!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、師走ですが走り納めツーリングの計画はもう立てられましたか?

ずいぶん前のことですがクリスマス時期に東京ディズニーランドに行った時にこんな出来事がありました。ディズニーランドのシンボルであるシンデレラ城の前でした。見知らぬ女子2人組が私に「写真を撮ってください」と頼んできました。カメラは確かEOS Kissでキット物のズームレンズが付いていたと思います。

私はシンデレラ城をバックに素敵な記念写真を撮ってあげようと、許される限り後ろに下がってレンズのテレ端で撮りました。縦構図で左上に引っ張ったシンデレラ城、右下にお二人のバストアップ、絞りはF18に設定しパチリパチリと数枚。「これでバッチリかな」とカメラをお渡しし、念のため問題ないか画像を見てもらいました。

喜んでもらえるだろうか…という期待とは裏腹に返ってきた反応は「足まで全身を入れてください」というまさかの再撮依頼でした。おそらく写真とは枠の中にきちんと被写体を収めるものだ、という固定観念なのでしょうね。苦笑しながらも言われた通りに再度撮り直しましたが、全身が入るように撮るには広角よりの画角となったので、シンデレラ城は最初の写真よりもうんと小さくなってしまい平凡な写真になってしまいました。

ご帰宅されてから「あの時、あの人が最初に撮った写真の方がいいわね」と私が最初に撮った写真が採用カットになったことを願うばかりです。




さて、今回のツーリング写真解説は写真ビギナーがつい撮ってしまう平凡な構図とは?と題して簡単な構図のお話を書いてみたいと思います。先ほどのシンデレラ城のエピソードと同様に被写体を枠内に収めて云々…という写真をツーリング写真に当てはめると次のような写真になります。

被写体の存在感が等分され主題が曖昧な写真=平凡写真

はい、こんな感じです。もう12年も前に私が撮った写真です。今では有名な小湊鉄道の撮影スポットである石神お花畑です。信じられませんが菜の花が満開のシーズンでも当時は誰も写真を撮っている人が居なくて貸し切り状態でした。今だったら週末なら撮り鉄さんが100人くらい集まりますけどね。この写真の場所にバイクを停めようものなら大ヒンシュクです。

で、この写真をみて「いい写真だ」と思った方はいらっしゃいますか?これは写真がいいのではなく石神お花畑という場所、つまり事実が素晴らしいのであって写真がいい訳ではないのですね。

写真は被写体をきちんと枠内に収めて撮ろう、この固定観念に縛られていてはお子様構図ばかりを撮ってしまい、せっかくの撮影シーンも陳腐な写真で終わってしまいます。バイク、小湊鉄道の車両、お花畑、これら重要な被写体がバッチリ枠に入っていればOKなんて極めて稚拙なことです。

では最初に何をするか?

素敵な場所にきた記録を撮るのではなく、この景色を受けて撮影者が心動かされたことを1つだけ選び、それを明快に表現できるよう構図を作ってみましょう。

まずは写真を撮ろうと思った場所で被写体がいくつあるか数えてみましょう。バイク、鉄道、花…このように2つ以上の要素がある場合は主役を1つに絞ります。シンプルな背景にR1200GSを置いただけであれば、被写体は1つなので必要ありませんが2つ以上の被写体があれば1つに絞るのです。

1.鉄道が主役でバイクが脇役

鉄道が主役でバイクが脇役

この場合、バイクの存在感はそこへバイクでツーリングで来たのだな、という事が伝わる程度で十分です。バイクをやたらカッコよく撮る必要性はありません。大切なことは1つの主役が魅力的に写るよう主役の存在感を意識すること。カラーが可愛らしいと思えばそれが伝わるように撮ったり、重厚な質感に魅力を感じたらそれを表現するのです。

やり方はいろいろあります。大きさや位置関係はもちろん一方にピントを合わせてもう一方はボカす、フレームで切り落とす、一方は光に当ててもう一方は影に置くなど…。ちょっとした一工夫と手間で写真が激変するものです。

上の写真の場合はカーブで傾いている様子が気に入ったので、それが分かりやすいようアングルを模索しました。




2.バイクが主役で鉄道が脇役

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

先ほどと逆になっただけです。

とにかく2つある被写体のどちらが主題でどちらが副題かを明らかにするのです。ここでの注意点は中途半端にしないことです。どうしても写真ビギナーはあれも写そうこれも写そうと欲張ってしまうものです。欲張れば欲張るほど主題は曖昧になりやすく、構図は複雑さを要求してきます。

上の写真の場合はR1200GSが主役となる構図ですが、フロントタイヤの下1/3を切り落とすことで迫るような迫力で存在感を強めています。

もしシンプルな背景にバイク1台なら構図は簡単です。今回の鉄道のように何かの被写体とバイクであれば被写体は2つ。2つなら主題と副題を決めるのにさして複雑さはありません。この辺までが写真ビギナーの方におすすめと言えます。

3.バイクも鉄道も副題で花が主役

EOS6D Mark2 + EF70-200F2.8L IS

もし構図を作る上でこれら被写体のキャスティングが難しいように感じたらお勧めのやり方が1つあります。それは感動の言語化です。

そこで写真を撮りたいと思った理由、あなたの心の針がふれた瞬間を表現するには?目の前の風景の特徴を受けて普段は使わないような詩的な言葉で表現してみましょう。「辺り一面を黄色い絨毯が包み込む温かみある鉄道風景。どこか懐かしさを覚えた」といった具合に気持ちを言語化したら、主題は「菜の花が包み込む鉄道風景」に決まりです。

あとはそう撮るために包み込んでいるように見せる深度(絞り値の調整)、望遠の画角で花の密度を上げる、といった具合に作業に落とし込みます。こんな時はこうしよう、というイメージと撮り方の引き出しを紐付けるのはビギナーには難題ですが、いつか上達すればそう撮るようになるのだな、と覚えておいてください。

4.工夫をこらす

伝えたい1つを明確にするのは割と基礎的なことです。それができれば写真は一気に陳腐さが消え写真の見識のある人が撮った1枚!という感じになります。しかしその程度では作品と呼べる個性を出すのは難が有ります。

写真にあなたらしさ、ユニークさを加えるなら型にはまった撮り方でない、定石と違った撮り方を考えてみましょう。この写真は1枚目の平凡写真と同じ場所、小湊鉄道の石神お花畑で撮ったものです。R1200GS-ADVENTUREのコクピット越しにみた風景としました。これには周囲に他のカメラマンがたくさんいてスペースに限りがあった…という事情も隠されています。




ツーリング写真を撮りに行ったのにどうしても愛車もカッコよく撮りたい!という気持ちが抑えられない場合、それは別で撮ると覚えておきましょう。1つは愛車が主役ではない風景主体のツーリング写真、もう1つは愛車が主役で一方の被写体は背景に留めた愛車カット。後で帰ったらそれぞれの写真をどのような場所で発表しようかじっくり考えましょう。

いかがでしたか?

写真を見る人は「この写真になにか素敵なことが写っているのだろうか?」「興味のあること、美しいものは写真の中にあるのかな?」と写真に対する期待を抱くものです。一方で撮影者が「俺のバイクはやっぱりカッコいいな」「小湊鉄道の菜の花の景色を写真に収めたぜ~イエー」では撮る側と見る側にあまりに温度差があります。人に見せる写真と自分で見る用の写真は全く別のものなのですね。

自分で見る用の写真を「見て見て、俺写真うまいでしょー」とSNSで発表するのは悪い事ではありませんが、そろそろ見る側も「うんざり」しているかもしれませんよ。

今回はこの辺で!!

↓↓↓石神菜の花畑↓↓↓

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

 

写真ビギナーも納得☆誰も教えてくれなかった露出の話

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、最近アクセス解析を見ているとアメリカから当ブログを見て頂くPV数がとても増えました。日本語で作っているサイトなので恐らく在アメリカの日本人の方が見て頂いていると思うのですが…毎日のように100PVくらいアメリカなので何かのサイトで紹介されたのでしょうか?不思議です…

さて今回は初級ツーリング写真のカテゴリーとして、写真ビギナーの多くの方を悩ます露出のお話を究極のツーリング写真流に解説してみたいと思います。ベテランの方はスルーするか「おさらい」で読んでくださいね。

EOS6D mark2  F14 1/1600 ISO100

・露出とは何ぞや?

露出とは写真用語でよく耳にする単語ですね。やれ露出が決まんないだの露出アンダーだのと。露出とはその単語の通り真っ暗な箱になっているカメラの中に、外の光をどれくらい入れてセンサー(またはフィルム)に光を露出させましょうか?というコトです。

簡単に言ってしまえば写真の明るさを決めるもの。あるいはそこにある光をどれだけカメラの中身に集めるか?という話です。

写真をどのような明るさにするか、カメラ内にどのくらい光を露出させるかは本来は撮影者が決めることです。しかしいつの時代からか、その部分はカメラのコンピューターにお任せ出来るようになりました。そして多くの一般カメラユーザーは当たり前のように露出をカメラにお任せするようになったのです。

ここでワンポイント!

露出を得るには大まかに2つの考え方があります。1つは現実の明るさの通りの露出で撮ること。もう1つは「こんな風に撮りたい」と撮影者がイメージする空想写真の再現です。前者は目で見た現実に近い明るさの写真で証明写真や見本写真など説明的な役割を持った写真に使われる露出です。

後者は多くの人が憧れる「いい写真」、つまりARTな写真としての露出です。これは必ずしも実際の明るさを再現した露出である必要はありません。

この2つははっきりさせておきたい重要なポイントで、特に後者の「イメージの再現」の露出はその後の工程である構図とも関係してきます。ここ、多くの写真解説で抜けている大事なポイントだと思います。




EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF5.6-6.3DG

現実の様子を再現した説明的な露出は面白くもないですし、カメラの自動露出機能(AE)で得ることも可能です。正しくはグレースケールなるもので「適正露出」を得るのですが…この辺の話は割愛いたします。本解説ではARTな写真、いい写真を撮るための露出のお話としてすすめていきます。

露出を決める方法は主に絞りとシャッター速度の二者です。絞りとは大きさを自在に調整できるレンズ内の穴ポコです。大きい穴なら多くの光を、穴を絞りこんで小さくすれば光は僅か。シャッター速度とはガレージのシャッターと同じ「幕」が開いていた時間のこと。長く開いていれば多くの光を、短ければその逆です。

絞りとシャッター速度には光の取り入れ量の他に、それぞれ写真表現に役立つ別の役割があります。絞りは被写界深度といってピントが合う範囲の調整、逆に言うとボケ具合の調整です。これは作品の主題を浮き立たせるように演出したり、手前から遠景までシャープにして印象を狙ったりできます。

・被写界深度で魅せる写真

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

例えばこの写真。絞りを開いて被写界深度を浅く、つまりピントの合う範囲を小さくして前景の桜を大きくボカした表現です。大きくボカすことで手前の桜はカラーフィルターのように風景が透過し、合焦ポイントに置かれた主題を演出しています。

これとは逆にどこもボケていない全体がシャープにピントがきている表現方法もあります。もちろんその他にも沢山あります。この場合はこうだ!という決まりは無く、その被写体、情景の特徴を受けて撮影者の心が動いた一つを表現するにあたり、どの手法が今ぴったりなやり方か?撮影者自身が自由意志で選択するのです。

次にシャッター速度で魅せる写真の作例を見てみましょう。

・シャッター速度で魅せる写真

EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF5.6-6.3DG

こちらの作品はシャッター速度を遅くすることで動くもの、この場合は小湊鉄道の列車をブラし作品に動きを与えました。静かなる風景写真の中に動きを加えることで印象を狙う演出方法です。シャッター速度のコントロールは遅くすればスピード感、早くすれば瞬間の表現になります。

また別の見方をすると列車をブラしたことにより列車自体の存在感を落として、主題であるイチョウの木を際立たせて魅せる手法とも言えます。この作品のように列車、バイク、ライダー、そしてイチョウの木、といった具合に複数の被写体が作品に登場した場合、それぞれに正しい役割を与えて1つの主題へ導く秩序を組み立てないと「俺が主役!いや私が主役よ!」という秩序なき作品に陥ります。

各々の存在感の調整という意味でも被写界深度やシャッター速度の調整は役に立ちます。ちなみにこの作品はAEの露出値よりもうんとオーバー(明るい)な写真に仕立てております。こういった写真を「ハイキーな写真」とも言いますね。

はい、カメラのAEに露出をお任せすればこのようになります。

これは目で見た通りの風景なので考えようによっては嘘偽りない正直な写真と言えます。しかしこれは現実を切り取ったドキュメンタリー写真などではなく、作者の感動や美、心の針が触れた瞬間といった抽象的な心象風景が表現されていない記録写真に過ぎません。

こういった写真を撮って自分は演出などしない潔白なナチュラル派であると主張する人を見かけますが本当に可哀そうな方だなと感じます。

いい写真を、ARTな写真を目指すのであれば中途半端にナチュラルを意識するのはやめましょう。多くの場合で現実の様子はさして美しい訳ではなく、本当に美しいのはそれを受けて感動した貴方の心の中に存在しています。それを写真にするには露出をコントロールするのです。




・露出で魅せるART写真

EOS6 mark2

この作品は上のイチョウの作品とは逆にローキー(意図的に暗め)な露出の1枚です。山桜の淡い色と雰囲気を出すのに選択した露出で、同時に見せたくない要素はシャドウ部分に沈めました。あたかも黒バック紙に浮かび上がる被写体という感じですね。こういった魅せ方はベテランの写真家にとって常套手段と言えます。

こんな感じの写真は写真ビギナーの方がすぐに目指すべきものではありませんが…ご参考までに。

・ISO感度は?

絞りとシャッター速度はそこにある限られた光をシェアし合う仲です。しかし互いの要求で折り合いがつかない場面もあるものです。それは絞り込んで被写界深度を深くしたい、しかし風で揺れている草花はブラしたくはない、だが曇り空で光が乏しい…といった具合です。その場合は夜景シーンと同様にISO感度を上げて対応します。

ISO感度とはカメラの心臓部であるイメージセンサーをGAINアップさせて敏感にさせる調整機能です。ISO感度を500…1000…2000…と上げれば光の量が乏しくても写真に明るさを与えることが出来ます。多くの場合は暗い室内でカメラを手持ちで撮影する場合や夜景の撮影で使いますが、絞り込んで且つ風景を止めたいという要求にも補足的に使用できるのです。

しかし感度を上げ過ぎるとノイズが発生し写真のクオリティに関わる問題が発生するものです。ISO感度は原則としてISO100が理想であり、仕方ない事情があるときに上げるものと覚えましょう。

・明るすぎる場合

上のISO感度の話とは真逆に明るすぎて困ってしまうシチュエーションもあります。強烈な太陽光下でF1.8といった具合に絞りを開いて深度を小さくしたい時です。高性能なカメラでも1/8000くらいが高速シャッターの限界ですがそれでは不足してしまう時…。解決策は適切な明るさとなるまで絞り込むかNDフィルターというサングラスのようなフィルターをレンズの先端に装着するかです。

・数値を感覚として養う

絞りはF値、シャッター速度は例えば1/125といった具合に絶対値で表現されます。10m先に置いたバイクに15m先にある桜の木、その両方にピントを合わせたい場合、レンズの焦点距離が85mmだとして、絞り値Fはいくつになるでしょうか??または60km/hで走りゆくバイクを焦点距離200mmのレンズで追う場合、イメージの流れ具合を得るにはシャッター速度はいくつに設定すれば良いでしょう??

ここですぐに数値が出てくれば苦労無いですね。しかし残念なことにコレばかりは気の遠くなるような反復練習によって感覚として養っていくしかなく、ネットで調べても写真教室に通ってもダメなものはダメです。ピアノやゴルフが上達するにはたくさん練習するしかないのと同じです。

ただ1つ、有効な練習方法があります。シャッターボタンを半押しした時、自動測光機能(AE)が算出した露出値がファインダー内に表示されますよね。あれを読み上げる習慣をつけるのです。F6.3で1/250とかF18で1/125とか、声に出してみましょう。すると少しづつですが望遠だと1/100以下じゃ手ブレしやすいな…とか、これくらい天気よければ絞ってもシャッター速度が落ちないな…といった具合に体験することで理解していきます。騙されたと思って実践してみてください。

数値の感覚が少しづつ掴めてきたら被写界深度で魅せたいときは絞り優先モード、写真に時間を与えたいときはシャッター速度優先モードを使ってみましょう。この撮影モードは多くのカメラに当たり前のように搭載されていると思います。

そしてこの両者による「写真の明るさ」を決める露出は自動測光(AE)です。カメラのAEは例え最新のカメラであっても多くの場合で撮影者が望む露出を得ることができません。常にAEを疑って積極的に露出補正をしてください。

目の前の風景に確かに存在している美しい光と影。しかしその様子は目ではよく確認できませんし、AEも目でみた明るさを求めるので同様にダメです。上の写真は光を捉えるために露出をコントロールした写真です。実際の様子より少しアンダー(暗い)な写真ですが、このように露出を選択することではじめて光と影の様子が見えてきます。




・写せる明るさの範囲には限りがある…それが写真

人間の目のAEは良くできていて現実の様子を脳に送るために適宜調整されています。しかし写真は人間の目よりも光をとらえる範囲がうんと限られていて、その範囲をうまく使うのがARTな写真です。ビギナーの方にとって少々難しい話ですが写真は写せる明るさの範囲(ダイナミックレンジ)に限りがあるからこそ、露出で魅せることに意味があるのだ…と覚えてくださいね。いつかこの意味が理解できる時が必ずきます。

 ~写真ビギナーの為の露出 まとめ~

・露出は見たままの明るさを必ず再現する必要はない

・絞りは被写体を演出する表現手法

・シャッター速度は写真に時間を与える表現手法

・絞りとシャッター速度は限られた光量をシェアし合う仲

・自動露出(AE)は絶対に信用しない

・数値は練習して感覚として覚えるほかにない

カメラ、写真に関わるあらゆるHowtoは世に溢れていて、露出についての解説も星の数ほど存在していますが、写真ビギナーの方にとって苦しい壁はここだろうな…と想像を馳せてユニークな視点で書いてみました。今回の解説で何か1つでもお役に立てたことがあれば嬉しいです。

究極のツーリング写真ではこのような解説をこれからも書いていきたいと思います。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

写真ビギナーでもすぐ撮れる☆かんたんツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いよいよ今日から12月ですね。コロナ、東京オリンピック延期、日本とアメリカはリーダー交代…いろいろあり過ぎた2020年でした。新たな年で切り替えていきたい!と願う人は私だけではないと思います。

一方でコロナ特需としてのバイクやキャンプが注目されていますね。感染リスクの少ない趣味としてバイクツーリングやキャンプ、そしてソロ活動も密かなブームのようです。…いやバイク業界については「密かな」どころかちょっとしたバブルのようになっているそうですね。

先日、近所の中古バイク店の前を通ったのですが在庫バイクが通常の半分程度で店内はガランとしていました。中古車が売れに売れて在庫不足なのだとか。そう考えると休日に見かけるバイクは初心者ライダーが多いことです。いつも以上に安全意識を高めて走りましょうね。

さて今回は3年前に究極のツーリング写真で記事にしていた「かんたんにツーリング写真を」という趣旨の投稿を改めて書いてみたいと思います。いい写真は撮りたいけど構図とか露出とか難しいことは苦手…。いつも同じような平凡写真を撮ってしまう…。そんなお悩みをお持ちの方に、ご自身の写真が変わる!手法をご伝授いたします。ベテランの方はスルーで!




1.前景を入れて撮ってみよう

写真ビギナーの人がつい撮ってしまう平凡な写真とは構図が平面的な「お子様構図」が多いものです。お子様構図とは人、家、花などの要素を幼い子が書いた絵のように並べただけの構図です。しかし被写体の配置関係やバランスは写真ビギナーの方にとって「構図を作る足」がないため難しいものです。

そこで!写真を撮りたいその場所で足元に何かないか探してみましょう。お花、草、岩、木の根…なんでも良いです。それを前景…つまりバイクとカメラの間に入れて撮るのです。そうすると前景、バイク、背景の3レイヤーが完成し、写真に奥行きが出てメイン被写体を際立たせてくれます。

上の作品では前景にスイセンの花を入れて撮ってみました。カメラに近い前景を作るとピントが大きくボケる傾向なので、カメラを絞り優先モードにしてボケ具合を調整するのがポイントです。

2.ヘルメットや小物を主役にしてみよう

ちょっとした発想の転換です。ツーリング写真なのだから当然バイクを撮りたいのですが、ヘルメットやグローブを主役にしてバイクを脇役にした写真を撮ってみましょう。ヘルメットやグローブといった身に付ける小物は、ライダーの存在を予感させるもので「ツーリングのワンシーン」を演出するのに打ってつけなのです。

コツはどちらが主役かハッキリさせることです。小物とバイクの存在感が中途半端に等分されないように。ヘルメットならヘルメットにぐっと寄って撮りましょう。シールドに写り込んだライダー(貴方ご自身)の姿を意識してみるのもユニークだと思います。

こういったカットはSNSやブログにアップする際に、通常のツーリング写真と織り交ぜて使う事でシャレた感じになります。




3.夕陽の逆光を使って愛車を撮ってみよう

強烈な逆光はカメラ任せの露出だと真っ黒な失敗写真に陥るものです。そのため一般カメラユーザーの間では逆光は避けるべき…などという残念すぎる話をよく聞きます。実はベテランやプロほど逆光を好んで使っています。逆光はバイクやヘルメットのエッジにハイライトを入れ、高コントラストで印象深い写真が撮れる最高のシチュエーションと覚えてください。

「でも逆光で撮るのは難しいんでしょ?」という方へ。大丈夫…やるべきことは1つだけ。露出補正です。最初は難しいのでまず1枚を試し撮りします。真っ黒になったら露出補正をプラスの方へ調整し再び試し撮り。繰り返してイメージに近い露出を得たら写真全体の明るさを考えるのではなくバイクだけがカッコよく見える露出を探ってください。

コツは上の写真のように地面に入るバイクの影も意識して構図してあげることです。きっとカッコいい1枚が撮れるので試してくださいね。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

写真ビギナーでもかんたんに撮れるツーリング写真のご紹介でした!今回はこの辺で!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

はじめてのツーリング写真☆バイクと風景をどう撮るか【番外編】

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日は祝日ですがもしかして昨日を有給休暇にして4連休なんて方もいらっしゃるのでしょうか?私もはやくキャンプツーリングに行きたいです。

つい先日知ったことなのですが私の住む房総半島の内房側。浦賀水道よりも南は東京湾ではなく太平洋なのだそうですね。知りませんでした…。館山から富士山の写真を撮ったりして「東京湾から望む冬の富士山」などと書いてきましたが…間違いだと知ってとっても恥ずかしいです。

でもブログやSNSで「太平洋から撮った冬の富士山」と書いてしまったら多くの人が困惑するのではないでしょうか?そう考えると館山から撮っても「東京湾から…」と書いてしまった方が良い気もします。




さて前回まででツーリング写真の作例として幾つかのバリエーションでご紹介してきました。ツーリング先で愛車の写真をパチリと撮る愛車写真、どこかに行った記念を撮るツーレポ的な写真…それら説明的写真とは違う、ARTを意識した【ツーリング写真】が何なのか、お分かりいただけたのではと思います。

今回はこのシリーズの最終回としてツーリング写真のバリエーション、番外編バージョンをご紹介してみたいと思います。

撮り方に困ったときは…

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

あぁ、ここは素晴らしい景色だ。ここでツーリング写真を撮りたい…そう思っても撮影スペースに制限があったり他にもカメラマンがたくさんいて自由にできないなど、撮りたいけど問題をどう解決すべきか分からないとき…ありますよね。

そんな時は頭を柔らかくして普段は絶対に撮らないようなエキサイティングなやり方を思案しましょう。こういったシーンではネットも何も役に立ちません。頼りになるのは自分の発想力だけです。

上の写真は北海道の富良野にある通称「赤い屋根の家」ですが、道からはかなりの距離がありますし、望遠で寄せるにも後ろに下がれるスペースはありません。何しろ畑の中の細い道に路駐して撮るしかないのですから。こういった時、望遠レンズを使ったツーリング写真は成立しないものです。

そこで赤い屋根の家は小さいままで良いから何かユニークな手法で表現できないか?と考えたところ、上の写真のような撮り方になりました。R1200GSのアナログメーターのコクピットに35mmレンズで寄って絞り込んで撮ってみました。メーターがアナログのお陰で誰が見てもこれがオートバイであると伝わると思います。




それでも自分のバイクを撮りたい!

EOS6D Mark2

最後に番外編らしく… そう、やっぱり自分のバイクをカッコよく撮りたいですよね。分かります、私もバイク乗りですから自分のR1200GSをかっこいいと思っております。ツーリング写真では愛車をカッコよく撮っただけの愛車写真は人に見せる写真ではない…といった事を書いてきましたが、ツーリング中に撮る愛車メインの写真でもツーリングの魅力を伝える1枚に仕立て上げることは可能です。

それはずばり、オーナーとの関係性が伝わってくる写真にすることです。背景に富士山や海、これだけの所にバイクを置いてパチリと撮るとバイクがオブジェのようになってしまい、アングルを工夫してカッコよく撮ろうとするほどバイク雑誌に載っているような写真になってしまいます。

そこでオーナーである貴方が脇役として控え目に登場することで、このバイクはこのオーナーに愛されて共に旅をしているのだな、というStory性が出るものです。ここまで成功すれば「自分で見る用」の記念写真ではなく胸を張って人に見せられる写真が出来上がると思います。

リコー GR APS-C

いかがでしたでしょうか?バイク写真という大分類の中のツーリング写真。それはバイク旅の魅力をARTで伝える役割のある作品。その1枚でバイクとは縁遠かった人が「私もオートバイに乗って旅に出たいかも」と思えるような、そんなARTが生み出せたら素敵ですね。




むかし鉄道写真は鉄道車両自体にフォーカスされた比較的閉鎖的な写真ジャンルでした。それが「鉄道のある風景」として車両ではなく景色の中の鉄道の写真ということで鉄道写真は生まれ変わり世に認知されました。

それと同じようなことをバイク写真でもやってみたいのです。現状、多くのライダーは愛車の写真やツーリングの記念写真を記録やSNSのレポート用として撮っているだけです。それでも多くの人は「いい写真を撮りたい」と願い新しいカメラや高級なレンズを購入したりしています。しかし「いい写真」とは極めて主観的であり本当の意味でいい写真を追求するならARTを意識せずには進めないと思います。

上手い写真、綺麗な画像、有名な撮影ポイントに行く、珍しい被写体で見る人を驚かす…これらは決して悪いことではありませんが、画一化された表現の世界であり個人の発表ではありません。ARTは個人の発表なので反応は賛否あって当然です。流行の映え写真や「いいね」を狙う写真とは言葉は悪いですが「万人ウケ狙い」なのでART写真とは全く真逆の世界です。

私は皆と同じではなく自分独自の世界をツーリング写真で表現していきたいです。その方が自分の作品が世に残されていく可能性を秘めていますし、何より写真活動そのものが精神的に充実します。

まだまだ道半ばですけどね。

皆さまもぜひ私と一緒にARTなツーリング写真をはじめてみませんか?必要なことはこのブログ「究極のツーリング写真」で発信していきますので。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

はじめてのツーリング写真☆バイクと風景をどう撮るか5

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から11月ですね。11月というともう年が終わってしまうようで一抹の寂しさを感じます。しかしバイク乗りとしては最後のベストシーズンですので張り切ってツーリングに行きましょう。もちろんカメラを持って!

さて前回までで初めてツーリング写真に挑戦される方向けにツーリング写真の撮り方と作例をご紹介しています。今回で5回目となります。




では続きを!

廃墟を撮ってみよう

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

廃墟というとそれを専門にしているマニアがいるのは現在となっては知られていますよね。昔からロングツーリングをしていると山中や海岸で廃墟はよく見かけるものでした。廃業した旅館であったり誰も住まなくなって寂れてしまった集落であったり。

廃墟も前回の素掘り隧道と似た雰囲気の写真になりますが不気味さ、崇高さから非日常を感じさせるアドベンチャーツーリングフォトが成立します。

撮る時のポイントはその被写体の特徴をよくとらえ、その部分を分かりやすく構図すること。被写体の雰囲気に似合った露出やホワイトバランスを選ぶことです。上の作品の場合はレンガ造りの崩れ具合や質感を表現するのに望遠の画角を、不気味さや寂しさを強調させるようにアンダー気味の露出を選んでいます。




走行シーンを撮ってみる

RICOH GR APS-C

走行シーンの撮影は主に2つ。1つ目はお友達と協力し合って撮影者が走りゆくバイクを撮るパターン、これが一般的です。よく流し撮りでカッコよく決めていますよね。でもコレって普通すぎて究極のツーリング写真流ではありません。2つ目は上の写真のように撮影者側も走りながら撮ってしまうのです。

もちろん片手運転などは危険なのでいけませんが、カメラのインターバルタイマー機能などを使えばカメラをストラップで首から下げた状態で連写できます。そのほとんどが失敗写真ですがベストと呼べる1枚をサルベージすればご覧のような迫力の一枚が生まれるものです。

こういったシーンで知識のある人ほど「動きのあるシーンはシャッター速度優先モードで」と考えがちですが、そういった知識や経験はエキサイティングな設定を試すチャンスを逃すものです。この写真を撮ったときは絞り優先モードで絞り込んで走ってみました。すると日陰に入った場所で極端な低速シャッターとなり流れ具合とバイクの縦ブレで迫力の1枚が生まれました。




何気ない休憩で自然に撮ってみよう

自然に撮るとは写真を見る側があたかもその場にいるような臨場感を与える写真です。画角は標準の50mm前後を使用して構図やらデザインやら「撮り方」はほどほどに裁量する。簡単なようで難しい写真です。

写真ビギナーの方が撮ってしまう平凡な記録写真と紙一重な面があり、派手さや驚きこそないものの、1枚の写真が観賞者を旅の世界に誘うような不思議な1枚になるのです。なかなか一朝一夕に成就する領域ではありませんが私もそんな写真に憧れて写真活動をしています。

いかがでしたか?次回はいよいよツーリング写真の作例集の最終回でございます。

お楽しみに!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

はじめてのツーリング写真☆バイクと風景をどう撮るか4

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、食欲の秋を楽しまれていますか?松茸やサンマを美味しくいただきたい所ですが、サンマは今年は不漁だとニュースになっていましたね。仕方ないので実家に帰って栗でももらってこようかと思います。

ところで千葉県のグルメと言うと何を思い浮かべますか?名産品は落花生、イワシ、梨、ビワなどですがグルメ?というと一般的に何が有名でしょうかね。ラーメンですと勝浦タンタンメン、アリランラーメン、竹岡ラーメンがあります。どれも南の方なのでツーリングルートに入れると楽しいかもしれません。その他の有名なラーメン店は松戸や市川といった街中なのでツーリングで行くような場所ではないですね。

千葉県民としておすすめのグルメは鯵のなめろう、サンガ焼き、鯨ベーコン、太巻き寿司…ですかね。あっ、あと菜の花のお浸しも美味しいです。




さて前回まででツーリング写真を本格的にやってみようかな、と考えている方向けにツーリング写真の基本的なことを作例を元にご紹介しています。前回までで海岸での撮影シーン、ワインディングロードの撮り方、ローカル鉄道とバイク、道の魅力の魅せ方、キャンプツーリングシーンの撮り方などをご紹介してきました。

今回はその続きでございます。

奇跡の風景を捉える

EOS30D + SIGMA14mmF2.5EXDG

なんだこの空は!?と思わず言葉にしてしまう燃えるような夕空、年に一度くらいは目撃しますよね。この写真はもう15年くらい前に四国の四万十川キャンプ場で撮ったものです。愛車は懐かしいBMW F650GSダカール。夕陽そのものは普通の焼け方でしたが沈んだ直後に空一面が炎のような色になり、太陽が沈んだのに辺り一帯が明るくなったような妖艶な空へ変貌しました。

しかしこのように焼けたのはほんの1~2分程度で極めて短い神様からのショータイムでした。こういったことは願っても見れないものですが、いつでも奇跡の風景をキャッチできるよう心に受け皿を持っておくのがポイントです。

ちなみにこの翌日、ひどい荒天となり一日中レインウェアーを着る羽目になりました。夕焼け空は雨の前兆とは本当のようですね。

ユニークな物を見つけたら

EOS40D + EF28-70mmF2.8L

あっなんだアレは?と目に留まったもの。それは被写体になりえるツーリング中に出現するメタルスライムです。

普通の人なら気にも留めない何でもないものでも、自分のアンテナが反応を示したのであれば、それは個性的な写真が撮れるチャンスかもしれないのです。そんな時は成功するかはひとまず忘れて撮影に挑みましょう。

上の写真は北海道の海岸で見かけた漁具の置き場なのですが、カラフルな浮きが青い海を背景に浮いているようでとてもユニークだと感じました。前回の解説で少し触れた写真のデザイン要素である「色」「図形」も織り込まれ目で楽しむ写真に仕上がりました。




素掘りのトンネル

RICOH GR

隧道、つまりトンネル。林道を走っているとコンクリートで固めていない土を削っただけの素掘りの隧道が突如として現れます。多くは江戸時代くらいから存在するような古いものばかりで房総半島は特に多いようです。

素掘りの隧道は地層や粘土層などの特徴がそのままトンネル壁の表情となるので、よく観察すると場所によってバリエーションがあって面白いものです。人によっては不気味、怖いと感じるかもしれませんが非日常を感じるアドベンチャーツーリングのワンシーンとしては最高だと思います。

トンネル内は原則として駐停車禁止ですので杭口にバイクを停めて撮りましょう。それとトンネル内は濡れている場所が特に滑るのでご注意を!

写真を撮る際のポイントは内部と杭口で明暗差が激しいので内部の様子を主題とするか外の杭口の表情を主題とするか、どちらかをハッキリ決めてから撮影に挑みましょう。




いかがでしたでしょうか。真っ赤に焼ける夕陽や虹など奇跡的な瞬間をとらえること、誰も気にも留めない小さな被写体に反応すること、これらは写真家としての感受性、観察眼などもさることながら、写真を心から愛していて四六時中写真のことで頭の中がいっぱいの人が叶える写真なのだと思います。

ツーリング写真を通してより写真芸術を好きになってくださいね。

ツーリング写真の撮り方と作例集、まだ続きますよー!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

はじめてのツーリング写真☆バイクと風景をどう撮るか3

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、芸術の秋を楽しまれていますか?普段、芸術とは縁遠い…なんていう方もたまには美術館に足を運んでみると良いですよ。知識がなく観賞の仕方など分からなくても実際の目で芸術作品を見て、館内の空気を感じるだけでも良いと思います。

それとツーリングの途中で美術館に立ち寄るのもお勧めです。例えば裏磐梯にツーリングに行くなら磐梯吾妻スカイラインに入る前に諸橋近代美術館、箱根なら伊豆スカに入る前にポーラ美術館に行ってみましょう。

さて前回までで初めてツーリング写真を本格的にやってみよう、と思っているツーリング写真ビギナー向けにツーリング写真とは何なのか?具体的な作例でご紹介してきました。ローカル鉄道とバイク、季節の風景でのツーリングシーン、港での撮り方、富士山と組み合わせる場合…などなど。まだまだたくさんの作例がありますので、今回は続きを書いてみたいと思います。




山の風景とツーリング写真

EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF5.6-6.3DG

山で撮る場合、木々から差し込む光をとらえてみましょう。上の白樺林の作品のようにたくさんの木々がある場合は広角レンズを使って絞り込んで地面からパンフォーカス。露出はその場所の雰囲気が最も魅力的になるように実際の明るさの再現ではなくイメージの露出を実現するのがポイントです。

また僅かなカメラアングルの違いで光の様子も一変するのでバリエーションでいくつか撮って帰ってからじっくり選別するのも良いと思います。天気や時間帯によっては森から発する水分で靄がかかったり、ブルーアワーが幽玄的になったりと表情が変わります。

いきなり撮るのではなく森のフィトンチッドを吸収してリラックスし、耳を澄ますように景色を感じ取ってください。

ワインディングロード

EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6EX DG

ワインディングロードは写真を見た人が「この道を走ってみたい」という衝動に駆られるよう、道の魅力を1枚の写真にしっかり凝縮して仕上げてみましょう。

不思議なことに写真の観賞者とは写っている内容はどうであれ、まずパッと見た瞬間にその写真の構造によって視線を動かしてそれを楽しんでいます。写真の観賞者を目で楽しませる要素は線、色、図形といったデザインの要素。

画面という長方形の四角の中に、これら線、色、図形を巧みに構図することで写真の構造が出来上がり見栄えがよくなるものです。上の作品は宮城側からアプローチした早朝の蔵王エコーラインですがコーナーの曲線を画面の右下から入れ視線誘導に、なおかつセンターラインがオレンジなのが色の要素として印象を誘います。

いつも写真とは奥深いものだな…と実感するのですが「構造が出来上がり見栄えがよくなる…」と書きましたが見栄えが良ければいい写真とは限りません。本当に訴えたいのは作者の感動した1つの美です。この作品では朝焼けに染まりゆくワインディングロードを主題にして撮っています。




海岸とツーリング写真

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/200 ISO100

海岸で撮るツーリング写真はズバリ言ってしまうと写真ビギナーの方に超お勧めでございます。理由はいたって単純です。背景がシンプルで構図を作るのが簡単だからです。景色の開けた海岸に行けば海、空、砂浜しかないのです。同じような海のシーンでも前回にご紹介した港とは大きく違います。

上の作品は海岸の駐車場に台風で海岸の砂が堆積してしまい、どこまでが駐車場なのか良く分からないような場所でした。海岸に車両の乗り入れを許可しているのは限られた場所ですので、むやみに砂浜にバイクを入れるのはやめましょう。

海岸でツーリング写真を撮る場合のポイントは時間帯です。日中の日の高い時間帯に行っては夏休みの思い出のような子供じみた写真になります。空の表情、海の波の様子などに注視し日の傾いた時間帯を逆光で狙ってドラマチックな作品を撮ってみましょう。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/6 ISO100




いかがでしたか?ツーリングと言えば山か海ですよね。ツーリング写真でバイク旅の魅力を伝えるなら山の魅力、海の魅力を貴方なりの感じ方で表現してみましょう。ビギナーの方でしたら好きな写真家の撮った写真やSNSで見かけたカッコいい写真を真似してみるのも悪くありません。しかしどこかのポイントで真似はやめて自分なりに感じたことを個性的に表現してみましょうね。

ツーリング写真のバリエーションと作例集、大変好評ですのでまだまだ続きます。

お楽しみに!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

はじめてのツーリング写真☆バイクと風景をどう撮るか2

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ気温が下がってきましたが愛車の点検は万全でしょうか?特にタイヤの空気圧は夏にチェックしたまま見ていない…という事では危険なほど空気圧が低下しているので必ず点検されることをお勧めします。それと空冷エンジンのオーナーさんはそろそろ粘度の低いエンジンオイルに交換した方が良いかもしれませんね。

さて前回よりこれからARTなツーリング写真に挑戦してみよう、というツーリング写真ビギナーの方向けにツーリング写真の撮り方と作例をご紹介してきました。ローカル鉄道と組み合わせたツーリング写真、桜や紅葉など季節の風景と合わせたツーリング写真など、私の撮った作例でご紹介しましたが如何でしたでしょうか。今回はその続きでまだまだあるツーリング写真の作例をご紹介していきたいと思います。




富士山と撮る

EOS6D Mark2

富士山と言えばもう日本人の心ですよね。日本人も外国人もみんな富士山が大好きで富士山を愛しています。私は千葉県人なので房総半島から冬に見れる富士山の景色が大好きです。実は自宅のベランダからも富士山は見れるのですが手前に丹沢があるため富士山の裾までは見えません。しかし南房総まで下ると裾までしっかり見えるので千葉からとは思えなほど大きく立派に見えるのです。

「うちから富士山は遠いよ…」という地域の方でも日本の各地には〇〇富士というご当地富士があるものです。羊蹄山は蝦夷富士、岩木山は津軽富士、妙高山は越後富士、開聞岳は薩摩富士…まだまだあります。

富士山はシンメトリーに長い裾が美しいのですが構図については撮り尽くされてしまい、そういった意味で難しい被写体です。しかしバイクと組み合わせることでその難しさは解決されます。やり方は簡単で富士山が主役でバイクが脇役、バイクが主役で富士山が脇役の何れかの写真を撮れば多くの場合で失敗にはなりません。

上の写真は富士山を主役、タンカーが脇役で撮ったツーリング写真でしたが、突然の来訪者「鳶」に見事に主役の座を持って行かれた瞬間です。




天の川とバイクを撮る

EOS6 mark2 + EF35mmF2 IS

星景写真をやられている方は夏は天の川の写真も撮られる方が多いと思います。天の川の写真を撮るには最低限の天体の知識と夜でも走る行動力が要求されます。しっかりした三脚も必要になってくるのでバイクでツーリングして天の川を撮る…というのは言うほど簡単ではないかもしれませんね。北海道や長野に行くとキャンプ場から天の川が見れるときがありますが、ARTな写真を目指したい場合はキャンプ場の照明や他のキャンパーの明かりをどう処理するか悩ましいです。

ちなみに三脚をオートバイに積載する方法については こちら でご紹介しております。

天の川とバイクを撮る時のポイントはバイクを照らすのに小さなLEDライトを用意しておくことです。100均で売っている簡易的なもので大丈夫です。14mmといった超ワイドレンズでも美しい星景写真が撮れますが、上のように35mmを使うと天の川自体に絶対的な存在感を持たせることが出来ます。

上の写真は5月に南房総市から撮影した天の川です。ラッキーなことに良い位置に流れ星も入ってくれました。奇跡を写真にするにはいつでもその受け皿を用意しておくことが重要です。

天の川の撮影方法の詳細な解説は コチラ でしております。




港で撮る

港はローカル鉄道と同様にバイクと相性の良いシーンだと思います。何となくのイメージですけど港で黄昏るライダーの背中って画になりますものね。

港と言っても大規模な港湾施設、コンテナふ頭、フェリーターミナル、漁港など色々あります。堤防や岸壁にバイクを停めれば海を背景に港の雰囲気を持つ写真、船や灯台を入れればさらに港の雰囲気が上がります。

難しいのは被写体となる要素が多くて雑然とした写真になりやすいことです。特に田舎の漁村にあるような場所は漁具や舫綱だけでなく放置されたゴミなんかも目立ちます。余計なものを構図に入れないよう引き算形式で整理するように撮りましょう。

上の写真も近くに魅力的な浮きやロープなどがありましたが小さな漁船をきちんと主役にするようそれらは画面内に入れませんでした。バイク+ライダーはかなり小さめに構図しましたが、それでも存在感が十分にあるのは三分割構図を利用しているからです。

この写真を使って三分割構図を解説した記事は こちら

EOS6D Mark2 + EF70-200F2.8L IS

いかがでしたか?私は千葉県民なのでどうしても海の写真が多いのですが、次回は山の写真も作例に解説してみたいと思います。まだまだ続きますのでお楽しみに!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

はじめてのツーリング写真☆バイクと風景をどう撮る??

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、また検索ではじめてご訪問された方、当ブログを見ていただき有難うございます。前回の投稿からツーリングに行ったら愛車の写真や記念写真だけでなく、ツーリングの魅力を伝えるための「ツーリング写真」を撮ってみましょう…というお話を書いております。

実は当ブログはこの「ツーリング写真」の話題だけで3年近く、800を超える記事を書いているのですが、ここでもう一度基本を見直してみたいと思います。前回の投稿でツーリング写真とは記念写真のような説明的な写真ではなく、風景の中のバイクとしてツーリングの魅力を伝えるARTなんですよ・・・という事を書いてみました。

今回はその続きでツーリング写真の魅力的なバリエーションをご紹介したいと思います。

ローカル列車と撮る

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

バイク好き、ツーリング好きの方には男女年代問わずローカル鉄道がお好きな方が多いのではないでしょうか。素朴な風景の中を走りゆく気動車。とっても画になりますよね。鉄道はバイクと相性の良い被写体なので組み合わせて撮るのに最適と言えます。

例えばコスモスやポピーのような可愛らしいお花が咲き乱れている場所でバイクを置いて撮ると、どうもチグハグになってしまいます。バイクと花という関連性のない両者を取り持つために可愛らしい女性ライダーでも登場させれば素敵な一枚になりますが、オジサンやいかついバイクだけでは撮るのは難しいのです。

そういった意味で武骨なディーゼル機関のローカル列車や貨物列車はバイクと相性の良い被写体なのでぜひチャレンジしてみてください。




季節の被写体と撮る

EOS6 mark2

ツーリング写真の基本構造は風景写真です。風景写真とは季節感が大事などとよく言われるものです。上の写真はワイルドな表情を持つ山桜に手前は菜の花が鮮やかに咲いている場所でした。春の温かみある光を表現して時間帯と露出をよく考えて撮った1枚です。

桜の風景の中でバイクを撮る…なんていう事は多くのライダーが春になれば当たり前にやっていることですよね。しかしみんなが撮っている写真だからこそ個性を出してARTに仕立てるのが楽しいのです。上の写真の場合は時間帯、露出、前景の菜の花をボカす、そのボケとライダーを重ねる…といった複数の「魅せ方(撮り方)」を駆使して表現してみました。

日本には四季があり、それぞれに魅力的な風景があるものです。春は桜や菜の花で始まりや出会いを感じさせる、夏は青空に入道雲、北海道のような雄大な風景、秋は紅葉にウロコ雲の夕焼け、冬は空気が澄んで遠景まで美しく見渡せる風景…それぞれの季節でそれぞれの魅力を感じ取れるツーリング写真を目指してみましょう。




キャンプシーンで撮る

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

前回の一枚目の作品もキャンプシーンでしたが、キャンプツーリングをされる方はテントを張って一息ついたら素敵な写真が撮れないか挑戦してみましょう。キャンプシーンはバイク旅の魅力が詰まった最高のシチュエーションです。上の写真は本栖湖からの富士山を眺める浩庵キャンプ場で撮影しました。

浩庵キャンプ場といえばアニメ「ゆる△キャン」の第一話に登場したアニメ聖地であり、いまはすごい人気で混雑しています。人が多いと写真どころではない…という気がしますが撮り方を工夫すれば素敵な写真が撮れます。この写真を撮った時も両サイドのすぐ近くに他のキャンパーのテントがありましたが、自分のテントを前景とする窓枠構図でそれらが写らないよう構図を作ってみました。とても混雑していたのですが「完ソロを満喫してきました!」と言っても分からないと思います。

ちなみにゆる△キャンのシーズン2は2021年の1月から放送開始だそうですよ。




道道106号 日本海オロロンライン

いかがでしたか?ツーリング先で愛車写真や記念写真ではないアートなツーリング写真の撮り方や作例をご紹介してみました。

もし何百年、あるいはもっと未来にオートバイという乗り物がこの世から無くなっていたとします。そんな時代に内燃機で動く二輪車に乗って古の人々は旅をしていたのだ…という事が分かる21世紀のART写真が存在していたら素敵だと思いませんか?

それの作者が貴方だったとしたら、この世に生きてバイクで旅をしたことに大きな意味が生まれてくると思います。ただの妄想ですが現実として大いにあり得ると思います。

はじめてのツーリング写真。ツーリング写真のバリエーションシリーズ、まだ続きます!!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

写真ビギナー向け☆ツーリング写真の基本撮影テクニック

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ネットで見かけた情報なのですが2021年の東京モーターサイクルショーも残念ながらコロナの影響で中止が決まったそうです。

公式の発表はこちら

モーターサイクルショーのコンセプトが見て触れて…なので展示車両が感染対策等で触れることが出来ない、人気ブースでの密集を避ける手段がない…ということなのでしょうか。せっかくバイクブームの兆しが見えているのに残念で仕方ありませんね。

さて今回はツーリング写真という文化を広めてバイク旅の魅力を世に発信しよう!そしてライダーは芸術的と呼べる素晴らしきツーリング写真を撮りましょう!という当ブログのコンセプトの基本に帰って、写真ビギナー向けにツーリング写真の基本的な撮影テクニックを簡単に書いてみたいと思います。

ツーリングのワンシーンを切り取る

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

「ツーリング写真」って何?と聞かれれば一言でいってしまえばツーリングのワンシーンを切り取った写真。ツーリングで出会った美しい風景を作者なりに表現したART写真です。ツーリングに行った時に「やっぱ俺のR1200GSはかっこいい」と愛車の写真をパチリと撮った写真は愛車写真。宗谷岬の碑に愛車をおいて「ようやく着いたぞ!」と撮った写真は記念写真。これら説明的な記録写真とは根本的に違い、人に見て感動してもらえるような写真がツーリング写真です。

愛車写真と記念写真はもしかしたら数十年、あるいは100年以上の未来からみれば時代を切り取ったARTに変貌するかもしれません。しかし少なくとも現代に見る限りでは平凡な記録写真です。撮った本人が個人的に楽しむ範疇であり、表現ではないのでARTとは言えません。

ツーリング写真はライダーが旅先でみた感動の景色や被写体、あるいは旅の世界そのものを表現したART写真を目指すものです。ついバイクを主役に撮ってしまうのがライダーの心理ですが、愛車との記念写真は自分で見る用に別で撮っておきましょう。




道の魅力で想像を誘う

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

ツーリング先で愛車の写真を撮るのではなくツーリングのワンシーンを撮る???これだけではビギナーの方にとってどう撮っていいのか?よく分からないですよね。そこでお勧めの撮り方は道の写真を撮るよう意識してみることです。

この道は最高!と感じる道はライダーならみんな知っていますよね。道は旅写真として最高の被写体です。道の先にあるであろう…未だ見ぬ景色を求めて走り抜けるぞ、というStory性を表現できるので、被写体に道を選ぶだけで素敵な写真になります。

ポイントは道に寄るか望遠レンズで寄せるかで道の存在感をしっかり出すこと。道の先をバイクやライダーの姿で隠さない。白線や路肩との境界を導線として構図する…など惰性的にシャッターを切るのではなく道を強く意識してみましょう。撮影者がその道の何がいいと思ったのか?をよく考え、特徴をとらえて表現するのです。




出会った被写体は夕景で切り取りたい

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F11 1/125

ツーリング写真はツーリングのワンシーンを切り取ったもの。だから風景の中のバイク+ライダーを撮りたいのですが先ほどご紹介した道の写真の他に、旅先で出会ったものと写すのも素晴らしいです。

しかし多くの風景写真の場合において日中の日の高い時間帯は説明的な写真に陥りやすいものです。朝焼け、夕焼けの時間帯であればそれだけで情緒的な雰囲気をもった写真になります。ポイントはただ一つ、簡単なことです。他の皆が宿で食事をしている時間、キャンプ場で夕餉の支度をしている時間、まだ寝ている早朝など多くの人がツーリングしていない時間帯にそのドラマチックな風景は姿を魅せます。

つまり皆が走っていない時に走るのであります。




宗谷丘陵 白い貝殻の道

いかがでしたか?この他にもまだまだあるので次回に続きを書いてみたいと思います。ツーリング写真とはツーリングのワンシーンを切り取ったART写真であること。皆さんも私と一緒に広めていきましょう。

今回はこの辺で!!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング