広角レンズ使いこなしテクニック<中級>寄る広角と広げる超広角

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつもツーリング写真のこと考えていますか??いつも写真のことを考える、これって案外と上達と関係しているかもしれません。

例えば次はどんな写真を撮ろうか?という撮影のアイデア。普通は撮影地で考えるものですが本当に写真の好きな人は普段から考えているものです。いつもいつも写真のことばかり考えていると、ある日突然、とんでもないナイスアイデアが浮かんだり、まだ見ぬ絶景の旅の風景に幻想を抱いたりするのです。

撮影地でどんな写真を撮るか考えるのは、すでに目の前に見えているものから様々な情報を元に考えるものです。しかし日常生活や何気なくボーっとしているときに考えることは無の状態からの妄想です。たまにとんでもない事を思いついちゃうのです。

お勧めはお風呂に入っている時と、散歩している時です。特に散歩は以前にNHKの「人体 神秘の巨大ネットワーク」でもひらめきは散歩中に生まれることが多いと紹介されていました。散歩は健康にも良いですし、アイデアのひらめきも出来る!ぜひやってみてくださいね!




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では広角レンズ、またはズームレンズの広角側のお話です。以前に寄る広角、寄せる望遠のお話をしましたが広角についてより詳しく解説いたします。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F14 1/160 ISO100

まず寄る広角のお話です。古くから言われている「被写体に寄る」という写真の基本は広角に限らず標準でも同じですが、広角の場合は肉眼の大きさよりも被写体を小さくしてしまうのですから、更に意識して被写体を大きく写してあげる必要があります。

この場合の被写体とはもちろん作品の主題となるメイン被写体のことです。被写体に寄る、一歩前に出る、あと50cm寄ろう!いろいろな言い方があり、簡単なようで出来ない不思議。しかし具体的なある手法で確実に被写体に寄れるようになる方法を伝授いたします。

それは簡単です。上の作品をご覧ください。誰の目にもメイン被写体は漁船であるとお分かりいただけると思います。そしてフレーミングに注目してください。漁船の上がフレームにかかっていますよね?これです!!確実に被写体に寄れる究極の奥義。メイン被写体が枠にかかるまで寄る!です。

このやり方、もう間違いなく寄れますので是非やってみてくださいね。




EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 10SEC ISO400

次に広げる広角です。広げる広角とは写真の主題を特定の物ではなく、景色の広範囲に渡って存在する魅力を対象にすることです。上の作品のように広範囲に渡って美しくそびえる落葉樹、その他にもウロコ雲とか砂浜にある砂紋などがそうです。こういったシーンでは画角は広いほど有利で私の愛用しているEF14mmF2.8Lなど大得意な撮影シーンでもあります。

何を主題に撮るか?主題を明確に構図せねば、と縛られれば広角レンズ(特に超広角)は苦しいものです。いくら足で寄っても小さい物は小さいです。そんなとき頭を柔らかくして作品の主題を物に縛られず広範囲に広げましょう。それが広げる広角の考え方です。

レンズの焦点距離によって使い分けても良いかもしれません。標準域から24mmくらいまでが寄る、それ以下の14mmといったワイドレンズであれば広げる広角と覚えてみましょう(1枚目の寄る広角の説明に使った写真は14mmですが)。

広角レンズには色々な使い方があって楽しいものですが、どうも難しくて苦手だ!という方は最初のステップとして「寄る広角」「広げる広角」の2つを覚えてみてはどうでしょうか?

是非実践して苦手を克服してくださいね。広角レンズを使いこなせばあなたのツーリング写真は間違いなく良くなりますよ!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG + キャノン2×エクステンダー

スナップではありませんが自宅のベランダから見た夕日の写真です。千葉市から小さく見えるスカイツリーをとらえました。600mmに×2エクステンダーを装着して1200mm相当で撮りました。さらに画像トリミングです。お出かけできない休日は自宅のベランダが撮影ステージです。

 

答えはコレだ!感動する心と言語化力<上達の秘訣>ツーリング写真、上達したい人へ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真の解説や撮影スポットなどのお話ではなく私個人が経験した写真を上達するまでのプロセスや失敗などを元に、どのようにして写真道を継続し上達していけば良いのか?というお話を独り言風にいってみたいと思います。

EOS1DX + EF100-400mmF4-5.6L IS

いきなり結論ですが上達するには撮るしかないと思います。撮って撮って撮りまくって、失敗から惜しいヤツ、何とも言えない微妙な写真など、たくさん撮ってみるのです。たまにラッキーパンチのような写真が撮れて、それを誰かに見せて、驚かれてそれが嬉しくて。それを何度も繰り返していきます。

やがて理屈では身につかない目の前の風景から写真に必要な様々なものを見つける目、構図を作るための良く動く足など、気が付いたら体で覚えているでしょう。

そして写真の魅力にとりつかれたかどうか?作品を生み出す喜び、伝える素晴らしさ、誰かの幸せに少しでも貢献できた喜びは、報酬など無くても最高の幸福を実感できることでしょう。

人は本能的に誰かの役に立ちたいと思っているものです。

水滴石穿(すいてきせきせん)ある日、突然に上達することはありません。毎日すこしづつ、たくさん撮ることによって年単位で上達していきます。特に「目」は例え手元にコンデジもiphoneも無い時でも「あっこのシーンは写真を撮ってみたい」と気が付く、そんな目が少しづつ養われていくものです。

つい先日、身動きとれないほど混雑した電車内で、朝の光が窓から差し込み女性の後ろ髪に当たって輝いていました。もちろん写真は撮りませんでしたが、そういったことに気が付く目、これが重要です。

 

CASIO エクシリム EX-10 通勤途中で撮った1枚 捨てられている空き缶




上達のプロセスでブレーキをかけてしまう雑音も存在します。私もこの轍にはまった経験があります。それはカメラ、レンズの性能に気がいってしまう。上手に撮ろう。綺麗に撮ろう。家の近くや日帰りツーリングでは良い写真など撮れない。他人が撮った写真の撮影データが気になる。…など、他にもありますが、私自身が10年くらい前に陥っていた轍です。

このような事は全くとは言い切りませんが、ほぼ芸術的な写真と関係ないです。写真を上達することとは全くの無関係です。

写真を上達するには?まずは照れを捨ててみよう!ある日、突然にあなたが芸術家になったら何となく恥ずかしいですよね。でもそういうことなんです。恥ずかしがっては、照れていては画像のキレイな写真は撮れても人の心をゆさぶる芸術写真は撮れないのです。

良い写真を撮る一番最初のステップは感動することです。風景でも人物でもスナップでも同じです。夕日を見て美しさに心を打たれて涙を流す人はきっと素晴らしい写真が撮れる人だと思います。

感動できる心は訓練すれば高めていくことができます。それには写真道を志す芸術家を気取らないといけないのです。「いやぁ~マジかよ!?俺が??」そんなあなた、心配することはありません。「今日から写真道を志す芸術家になるぞ」と公言する必要はなく、あなたの心の内に秘めておけば十分だと思いますよ(もちろん奥さんや友人、あるいはSNSで公言しても良いと思いますが)。

エクシリム EX-10

 

ただし精神論だけではダメです。言語化を使った訓練方法をご伝授しましょう。今回は特別ですよ!例えば上の写真のような光景を見かけたとします。おっ、と思って足を止めた時点であなたは既に天才です。言葉にしなくても良いので心の中で言ってみてください。「ああ、キレイだな散ってしまうのは儚いけど、ほんとうにキレイだ」「花はこんな風に散っていくんだ、今まで気が付かなった」周囲に誰もいなければ小さな声でこんな風に言ってみましょうね。

どうですか?オカルト教っぽいでしょ!?いやぁ~ほんと勘弁、マジっすか?!と思った貴方、残念ながらそういうことなんです。写真を上達するとは。

このように被写体や風景を最初に見たときに、純粋に撮影者の心が感動していないと卑しい写真になってしまうか、魂のない記録写真の出来上がりです。それの方が嫌でしょう?しかしそんな写真は世に溢れているのです。




本当に納得できる芸術写真が撮れる日はいつやってくるのか?私も聞きたいです…。

決して簡単ではありません。頑張ってやっているつもりでも、ちっとも上達した手応えがなく面白くないと思うときもくるでしょう。しかし芸術なんて一朝一夕で成就するものでは断じてありません。

EOS1DX + EF100-400mmF4-5.6L

 

究極のツーリング写真では今までツーリング写真の撮り方に関わることを沢山解説してきました。その中で何度も出てきた作品の意図とは「あなたが何に感動したか」です。そしてどんな気持ちだったか写真にしてみましょう。

そしてその中で伝えたいものがあるなら、芸術にして伝えてみましょう。私はオートバイの旅は美しいということを伝えたいです。

私はこれに生涯をかけて挑んでいくつもりです。みなさんもご一緒にいかがですか?

 





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レベルアップ確実。洗練されたデザイン写真<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photogtaphy.com 読者の皆さま、素晴らしいバイク旅、素晴らしい写真ライフを楽しまれていますか?

先日、久しぶりに大好きな岡本太郎さんの本を読んでみました。皆さんもご存知かと思いますが「芸術は爆発だ」のあの有名なセリフ。実は岡本太郎さんの人柄や作品が飛び抜けているから、というのは間違った解釈であり、爆発とは自分らしさをその瞬間、その場所で芸術として生み出している行為を「爆発」と表現しているのが正しい意味のようです。

岡本太郎さんは写真家ではありませんが、おなじ芸術という観点で考えると写真も芸術ですから、シャッターを切るその瞬間こそ「芸術は爆発である」と考えてやるのも良いかもしれませんね。気分だけでも岡本太郎さんになった感じで!

そういう意味では以前に使っていたカメラ EOS1Dxの鋭いシャッター音は、その場で自分の芸術が爆発しているようで痛快でした。今使っているEOS6D mark2は静音シャッターなので、あまり感じられませんが、なるべく自分と言う人間をその場で爆発させるイメージで撮っていきたいな、そんな風に感じました。

やはり岡本太郎さんは偉大です。




 

さて今回の<上級>ツーリング写真解説では、だいぶ以前にもご紹介した写真におけるデザインのお話、図形要素、色要素について内容をブラッシュアップして改めて解説いたします。

ちなみに岡本太郎さんは「芸術はうまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない。むしろいやったらしさ、不快感を含め見るものを激しく引き付け圧倒することこそ真の芸術である。」と説いています。これから解説するデザインの話はこの逆のようではありますが、この岡本太郎さんの領域に達するにはまずは「美しい」「整っている」を学び、それを理解したのちで破壊していくのが芸術を志す上での正しい順番だと思います。

 

2017年2月 千葉県館山市 EOS1DX + SIGMA150-600mmF5-5.6DG

ではこちらの作品をご覧ください。当ブログのギャラリーでもご紹介している作品ですが千葉県館山市から望む東京湾ごしの冬の富士山です。この作品を元に今回は写真におけるデザイン要素の図形と色を解説いたします。

写真におけるデザイン要素とは主に・線(直線、曲線、S字線…)・図形(円、三角、四角、〇〇型…)・色(暖色、寒色、進出色、後退色、中間色、中性色…)・立体感・質感・規則的なパターン・シェイプなどです。

その他、デザインと類似していますが分断線が発生した場合のエリアの比率、複数の被写体の大きさ(または存在感)の比率など・黄金比・白銀比・3:2・三分割構図・ファイグリッド・フィボナッチスパイラル・青銅比などの比率も非常に重要です。

これらのデザインや比率は目の前の風景や被写体から、その要素となるものを見出し画面という長方形の四角にどのように取り入れるかです。そして重要なポイントはデザインや比率はあくまで写真の骨格や基礎工事のようなもので、写真の全てではないということ。

見る人に視覚的に与えるバランス、直感的に良いと思える関係であり写真の重要なことはあくまで被写体の魅力をどう表現したか?という作品の意図です。

・図形要素

まずは図形要素の三角です。風景や被写体の中から複数の図形要素を見つけることに成功したら、次に優先順位をつけてみましょう。この作品では富士山の三角、バイクとライダーとタンカーの3ポイントをつなぐ三角が最も重要であると判断しました。それが判明したら長方形の四角内に、その図形が最も理想的な位置に配置できるようカメラアングルを調整します。最重要な図形要素とは枠の中のどこに配置するか?です、したがって枠も黄色線で囲ってみましたよ。

それと知識として…三角は構図内に抜群の安定感を与えてくれます(底辺を水平に配置できる三角に限る)。

次に図形要素の円に注目です。この作品ではバイクのフロントタイヤ、モデルのポージングによってできた腕の輪、LNGタンカーのタンクです。円は写真の観賞者の視線をその場に留める効果があります。この作品の場合、円の要素については特に配置に気を配って撮りませんでしたが、参考までに…タイヤを円の要素として効果的に使いたいとき、画面に対して正円になるようハンドル角度を調整しましょう。




・色要素

続いてデザイン要素の中でも重要な割合を占める色要素です。この作品では下半分については枯れた草地のブラウン、グレーの岩場で進出色です。そして画面の上半分は海面の青、空の水色で後退色ですこの相反する特性の両者を組み合わせることによってコントラストと呼んでも良いですが、望遠レンズによって圧縮され失ってしまった遠近感を色の効果によって補うことに成功したのも見逃せないポイントです。青はかすみなどによって遠くに感じさせる効果があるので空気遠近法とも言われています。

写真におけるデザイン要素を学ぶには長方形の四角の中にいかに理想的に配置するかにかかっています。くどいようですが最も重要な部分はここです。

撮影現場で目で見た光景の中にデザインに使える線や図形や色を見つけ出せるのは上級者の域です。言語化で探し当てていくのも有効な手段と言えます。それぞれデザイン要素を洗い出したら画面という長方形の四角にどう配置するのか考えましょう。ただし時間をかけてやる作業ではありません。

視覚的に理想的なデザインが完成したら、その上で光をよみとき被写体の魅力を引き立てましょう。最重要はあくまで「私の場合はこう撮りました」という表現、意図ですので、あまりデザインや比率に神経を取られないよう気を付けてくださいね。

いつかこういったセオリーを全て破壊できる岡本太郎さんのような芸術を目指すため、まずはセオリーを理解しましょう。理解しなければ壊し方も分からないものです。

それではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

iphone7
iphone7

こちらの2枚の写真はどちらも出勤前にスマホで撮りました。1枚目は普通に撮ったもの、つまりカメラ機能の評価測光に任せた露出設定です。2枚目は露出補正を使って暗くし、花に露出を合わせました。1枚目は全体の明るさという意味では適正で葉の様子も明らかですが、肝心な花がちっとも魅力的に見えません。2枚目は全体の平均としては暗く、実際に目で見た光景よりも暗いかもしれません。しかしアジサイの花の魅力を私なりに感じて伝えるにはこの露出だったのです。表現とか意図とはこんな感じなんです。決して難しくないでしょう?

上達したい人、必見!平凡写真を卒業できる3つの撮影方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき有難うございます。皆さまに支えられて当ブログはアクセス数、SEO順位ともに順調に成長をしております。ブログの数字だけでなくツーリング写真文化の成熟と社会的認知にも、少しでも近づけるよう頑張っていきたいです。

ところで先日、バイク用品メーカー時代の仲間と久しぶりに同窓会をしたのですが、いまは物作りは厳しい時代になっているのですねぇ。あの人気商品、キャンピングシートバッグ2をいいかげんモデルチェンジさせては?改良点はたくさんあるし、せめてメイン気室だけでも防水にするとか、固定方法を強化するとか…と同期でもある開発部門の責任者に言ったのですが、分かってはいるけどオトナの事情で難しいそうです。メーカー、製造業の方々はほんと大変ですね…。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では「いつも同じような写真になってしまう」「良いと思って撮ったのに出来上がった写真は何か平凡だ」とお悩みの方を対象に平凡とマンネリを簡単な手法で脱却する3つの法則をご紹介します。

どれも決して難しくはありません。以前に当ブログでご紹介した内容ですがこの3つを集中して実践するだけで、平凡とマンネリの脱却をお約束いたします。




1.フレーミングを意識しよう

フレーミングとは聞いたことのある単語だけど正しい意味は?一般的には目の前の風景のどの部分を写真にするか、ですよね。これくらいなら、どなたでも分かりますが、もう少し掘り下げて解説いたします。

写真は長方形の四角です。この四角を枠と捉えて意識してみましょう。風景のどの部分を写真にするかは難しくありません。大事なことはメインになる被写体や脇役になっている物、背景の範囲などを枠を使って切り落としたり、余計な部分を枠外においやったりする行為がフレーミングです。

お子様構図をご存知でしょうか?その名の通り幼い子供が描いた絵のように、被写体がすべて画面内に並んでいるだけのものです。多くの平凡な印象の写真はこれと同じです。

上の作例はバイクの車体をフロント部のみ、モデルの頭部を切り落としました。こうすることによって、被写体の存在感を調整しモデルについては顔が見えないことにより、観賞者の想像をかきたてます。

切り落とす際のコツは真っ二つに切らないこと。以前から当ブログで度々出てくる比率の話ですが、この場合も同じです。二等分は特別な理由がない限り避けて、1/3単位で切り落としてください。

フレーミングは必ず被写体を切り落とした方が良い、という意味ではありませんが平凡な写真の脱却という意味では大変効果的なのでおススメです。

 

2.前景を作って奥行をだそう

写真とは言うまでもなく二次元の平面です。すなわち奥行、立体感などは巧妙な手法を用いない限り、完全に失われてしまいます。奥行、立体感など何も意識せずに撮れば平面的な写真になります。

ではその具体的な手法のひとつとして、構図内に前景を作るやり方をご紹介します。当ブログでは以前に何度か解説しましたが、メインになる被写体を決めたら自分の近く(特に足元など)に何か被写体として適した物がないか探してみましょう。

上の作例のように花は前景として使える代表選手のような被写体です。何も見当たらなければカメラを三脚にセットして、自分の足を前景に入れるのもかっこいいです。前景と被写体の位置関係は左右、上下によく動いて理想的な位置関係になるように調整してください。

前景を構図内に作ることに成功したら、カメラを絞り優先モードにして絞り値を調整してみましょう。前景のボケ具合が変わります。作品の意図に合わせ精密に調整してみてください。

ここまで出来れば恐らく遠景は既に存在しているはずです。前景、被写体、遠景の3レイヤーの完成で、よく見かける平面的な写真とは一線を画す写真の出来上がりです。

念のため付け加えておきますが、必ず前景を作りましょうという意味ではありません。平面的な写真でも素晴らしい作品はたくさんあります。ただ平凡な写真やマンネリに悩んでいる方の多くは平面的な写真が多いものです。




3.露出補正を正しく使おう

露出、簡単に言ってしまえば写真の明るさですね。これも少しの発想転換で劇的に写真が変わります。多くの方が適正露出という単語を間違って解釈し、平凡写真やマンネリに陥っています。

間違った解釈とは適正露出が正しい!現実の明るさをちゃんと再現して撮ろう!といった思い込みです。

現実の明るさを忠実に再現する露出、適正露出とはカタログに掲載する製品写真や証明写真の場合のみです。ぜひ覚えてください、真の適正露出はいつでもあなたの頭(心)の中にあります。

上の作品は日没後の磐梯吾妻スカイラインですが、実際の光景よりもずっと暗く撮りました。センターラインの見える手前のカーブを構図の土台とし、露出の観点では山の稜線を際立たせている美しい青の階調を最優先にした結果です。

現実の明るさを忠実に写真にするのは大切なことかもしれません。しかし、時として自分の意図したことを優先するため、それを破壊してください。多くの平凡写真はこれが出来ていないように感じます。

方法は簡単です。作品の意図とか上手に言語化できなくても試しに露出補正機能を使って、あなたが試したこともないような極端な補正をしてみてください。きっと殻が破れると思いますよ。

意図的に露出をオーバー(明るく)にして撮った写真

 

マンネリ、平凡を脱却するのは無意識に作られた固定観念を破壊することです。被写体は枠の中に収める、現実の明るさの通り露出設定する、被写体にピントを合わせる…こういった多くの思い込みは決して間違いではありませんが縛られてはいけないのです。

この3つをぜひ実践して平凡写真、マンネリを脱却してみてくださいね!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

つい先日、房総の漁港で撮影したときに現れた珍客。黒猫っていいですよね。すごく臆病なヤツで接近できませんでしたが、200㎜の望遠で何とか撮ってみました。すぐにでも逃げて消えそうだったので構図を練るのも2~3秒で済ませました。

アカデミック講座 見つけてみよう!光の特性<眠くなるから見ないで>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは光と聞くとどのような知識をお持ちですか?

私は前職でオートバイ用ミラーやら、前々職で光ファイバーやらを扱ってきたので光については少しだけ知識があるのですが、あまりその知識を写真の方で応用できている自覚がないので、こんなトレーニングをやってみました。

日常生活で目に映るあらゆる全てに、どのような光がありどのように当たっているのか?これを探すのです。

光源だけで言えば太陽光、月明かり、それらが気象条件や時間帯により変化する強さと色。人工の照明、炎、雷、などなど。

また光が物に当たる場合の反応として反射、透過、吸収、屈折、分散などがあります。

iphone7

この写真は出勤時にバス停で撮った1枚です。ビルの合間から朝の太陽光が差し込んでいますが、中央分離帯の木に光が当たっています。木には葉の角度などによって反射しているもの、透過しいているものなど様々。

道路の路面は光の角度の関係で強く反射しています。そして注目すべきポイントは影の出方です。言ってみれば天然のライティングを木に当てている状態です。毎日見ているはずの日常の光景ですが注意して観察すると、これだけ光の様々な特性を発見できます。





ところで昨日、ニュースにもなっていましたが関東圏で太陽のハロ現象が観測されたと話題でしたね。私も職場の近くから見ることができました。

CASIO エクシリム EX-10

川崎市ほど完全な円は見れませんでしたが、左の方に虹のような小さな輪の一部が確認できると思います。おそらく上空の氷の粒などに太陽光が当たって分散、散乱光を出してこうなるのだと思います。大変珍しいですし美しいですね。

リコー GR APS-C




この写真も職場で撮りました。やはり差し込むような太陽光に注目して影との割合を調整して撮った1枚です。太陽という天然のライティングを使って影を操るような感覚ですね。難しいですが上手くいくと気持ちいいです。

今回はちょっとマニアックすぎるお話でしたが、ちょうど昨日の夕方にハロ現象が見れてニュースにもなっていたので、こんな話題で投稿してみました。

私たちが目にしている全ては元を辿ると光です。写真も「どのような光が」「どのように当たっているか」を知ることにより、はじめて影を意識できるようになります。

光と影に限らずフレーミング、構図といった画面構成、露出やホワイトバランスなどカメラの設定なども同じですが、現場で手間をかけたほど良い作品になります。

この「手間をかけたほど良いものになる」は私のメーカー勤務時代の経験でも同じでした。期日が迫って半ばやっつけのような仕事では良い製品になりませんでしたが、手間をおしまず丁寧に作りこんだ製品は良いものになりました。写真はカメラのシャッターを押すだけで撮れるので、つい時間や手間をかけて撮ることに億劫さを感じてしまいがちですが、これは大敵と覚えておきましょうね。

それではまた!





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絶対に良い写真が撮れる!魔法の法則<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。当ブログのツーリング写真解説をみて「本当に良い写真が撮れたよ」という方はおられますか?それが私にとって最も喜ばしいことでございます。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説は、少々タイトルが大げさですが実践していただければ間違いなく写真が良くなるとお約束できる内容でございます

皆さまはバイクに乗っているとき「あっここで写真を撮ろうかな」と思いバイクを停めますよね。そういったとき何を基準に撮影場所を選ばれていますか?美しい景色、珍しい物を発見したとき、宗谷岬のような到達点の記念?それとも「何となく」でしょうか?

何となくここが素敵な場所だと思った、何となくシャッターを切ってみた。実はこの「何となく」は写真の意図を表現するにあたり、重要なことをうやむやにしてしまう落とし穴です。どう撮っていいか悩んでもスッキリしない正体は何となく撮っているからです。

最初は何となくここが素敵だと思った、これで良いですが何となくが何なのかを解明させるため写真家の目と言語化力をフル活用しましょう。当ブログでは度々登場してきた”〇〇だから△△したの法則”をここで改めて解説してみたいと思います。

 

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/500 ISO400

こちらの作品をご覧ください。海岸にある監視台を主題に撮った1枚ですが私は当初、この場所へ朝焼けの写真が撮れないかと期待してやってきました。しかし空には魅力的な雲が存在せず平凡な朝日になることが容易に想像できました。そこで海岸にあったこの大きな監視台がおもしろいなと思い、大きな監視台とバイクで対比を作って夜明け前の風景を背景にして撮影しました。言語化すると「立派な監視台が気に入ったのでバイクと大きさの対比する写真を撮ろうと思った」となります。そうと決まれば長方形の画面内にこの大きな監視台が最も堂々と魅力的に見えるように構図をつくるのです。




 

 

RICHO GR F5.6 1/125 ISO100 フラッシュ発光

次にこちらの作例をご覧ください。何でもない田舎の県道を走っていたとき「おっなんだあそこ!」と思いUターンしてまでここで足を止めました。工場の倉庫だと思いますが全体がヤレていい雰囲気です。ここでは「何となくいい感じだ」で撮影を開始せず写真家の目でよく被写体をみて言語化しました。そして「黄色とピンクのトタンがユニークだ」という結論に至り、それが画面内で理想的に配置されるよう構図を練ったのです。本当はピンクのトタンを主役にしたかったのですが、こちらは塗りたてのようで色気が無かったので、黄色の扉を主役にピンクは切り落としてみました。

 

 

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L IS F5 1/50 ISO800

こちらの作品は夜明け前の湖畔のキャンプサイトですが、寒さ静かさを表現するためホワイトバランスを青方向に調整しています言語化すると静寂のキャンプサイトを表現するためホワイトバランスを青へ調整した、となります。

実は究極のツーリング写真では殆どのツーリング写真解説の投稿で冒頭に〇〇だから△△したの法則、または撮影の意図を言語化して書いているのです。手前の木々に光が透過して美しかったので絞りをF11にした、ライダーの存在感を強めるためバイクは2/3フレーム外へ切り落とした、もの寂しさや寒さを表現するため露出をアンダーにした、空一面に広がるウロコ雲を表現するため広角レンズでローアングルから撮った…などなど。

〇〇だから△△したの法則 そのための言語化。特に「〇〇だから」の部分は重要で作品の意図そのものと言って良いです。そしてこの〇〇の部分は簡潔に言える短い文であること。一言でいえるくらいでもOKです。この部分がシンプルなほど傑作に近いと言えるでしょう。




 

言語化をすることにより撮影の作業を具体化できるのです。これは主題の明確化、作品の意図を導く構図、焦点距離(使用レンズ)の選択、絞りシャッター速度などの露出設定をどうするか、最初に言語化できていればやるべき作業は極めて明快になり悩むことはありません。

 

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/6 ISO100

何もない空間の中央に手で輪を作って意図的な日の丸構図にした。これにより視覚的に安定感を出し平凡ではなくユニークさも演出した。

 

まずは「何となく良いと思った」を被写体や目の前の景色をよく見て言語化してみましょう。この時に被写体の特徴を見つけ出すことがポイントです。例えば1枚目の写真なら監視台が堂々としていること、2枚目の写真ならトタン製の扉がピンクであること、といった具合です。簡単でしょう?

きっとあなたは、その被写体の特長が気に入ったから、そこで写真を撮ろうと思ったはずですならば特長を魅力的に明確に表現できるよう撮ってみましょう。それは左右上下に動いて構図を作ったり、レンズを交換したり、露出やホワイトバランスを操作することかもしれません。

言語化から作業!それが究極のツーリング写真流〇〇だから△△したの法則です。あっ!大切なことを説明し忘れましたが、まずはあなたが感動すること!目の前の光景、被写体に感動しているか?これが実は一番大事ですからね!

それではまた!





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~本日の100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

今回はちょっといつもと違う写真を。少し前に飛行機に乗ったとき、窓から撮った1枚です。飛行機の窓際席から写真を撮る場合、一眼レフだと仰々しいですしシャッター音が周囲に迷惑ですよね。そんな時はGRのようなコンデジの出番です。

上級者が教えてくれない構図ワークの秘密<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、海と山どちらがお好きですか??もちろん多くの方が「どっちも好き」とおっしゃると思います。私もそうです。好きかどうかと別に相性みたいのも有りますよね。私は幼少期から割と海に近い場所に住んでいるせいか、海との相性が良い気がします。

それと三方が海にかこまれた房総に住んでいるというのもありますが、逆に高い山が近くにないのでアルプス山脈や富士山を望むことができる山梨、長野、静岡には憧れを抱いてしまいます。千葉はなんと言っても日本でいちばん高低差のない山ナシ県ですからね。

さて今回の<中級>ツーリング写真解説ですが、上級者が当たり前のようにやっている構図テクニック、あらゆる要素を複合的に、かつ巧妙に組み立てていく画面構成について解説してみたいと思います。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F16 1/40 ISO100

こちらの作品をご覧ください。以前も同じ場所で撮影した写真をアップしましたが、漁港で役目を終えた漁船が保管されている場所です。台風で台座が破壊されてしまい倒れてしまった様子です。

こういったシーンでは何パターンかのバリエーションで撮影してみましょう。前回の写真では倒れてしまった船体を主役に撮ってみましたが、今回は漁船のスクリュー部分に注目して、これに寄った写真を撮ってみました。




これは撮影現場の様子をiphoneで撮った1枚です。こういった漁港のように様々な物が目の前の光景に存在している場合、被写体のキャスティング作業、背景の整理、スペースの確保など、構図を作る上で割と高度なスキルが要求されるシーンです。

何となく雰囲気が良い場所だからと、被写体をよく見ず言語化もしないで撮れば、ゴチャゴチャと乱雑な写真に陥ります。

ではこういったシーンで意図を明確化し整った構図を作るにはどうしたら良いか?それを解説いたします。

まず主題は船体のスクリューです。これに注目して35㎜単焦点レンズで足で寄ってみました。寄ることによってスクリューに固定されたロープと船体のやれたFRP部(赤で囲った部分)の質感が表現されました。被写体の質感を表現するにはまず寄る事です。

ロープは線の要素として画面の角にピッタリと合わせて斜めに走らせました。線は画面の角に合わせることにより効果がより際立ちます。

そして重要なのは黄色で囲った部分。何もないスペースです。これを意図的に作ることでゴチャゴチャ感を回避して被写体の存在を際立たせるのです。上のiphoneで撮った写真に写っていますが、この場所にはハシゴやら水槽やらロープやらが散乱していますが、仮にそれが良い感じでも決して入れないこと!




 

次に分断線と比率です。この写真のようにメイン被写体のエリアとそれ以外のエリア、または例えば海と空とか、分断線が発生したことによる2つのエリアの比率です。簡単な構図であれば有名な三分割構図を適用すれば良いですが、この写真のような場合は2つのエリアの面をよく注視して2等分にならないよう精密に配分してください。

比率は偉い順に並べると1:1.168(黄金比)、1:1.414(白銀比)、1:1.5、1:2.303(青銅比)といった具合です。しかし撮影時にファインダーを覗きながら、これらの比率に正確に合わせるのは困難です。知識として覚えておく程度でも十分だと思います。とにかく1:1は絶対に避ける、およそ1:1.5くらいを狙うと覚えておきましょうね。

その他、この作品ではモデルがちょうど顔の部分で見切れています。歩む方向は船体の陰へアウト方向です。これは観賞者の想像をさそう心理的手法です。この人物はどのような顔をしているのか?歩く先に何があるのか?これはミステリーやホラー映画なんかでも頻繁に使われる心理的手法ですが、静止画である写真にもこのように応用できるのです。

いかがでしたか?そんな計算高くやるのかぁ…と半ば呆れてる方もおられるかもしれません。しかし、こういった手法は上級者ともなると半分無意識にやる感じで、作業時間も数秒で決めています。きわめて瞬間的なデザインと言えるのです。

こういった理論に面倒だと背中を向ければ、いつまでも変わり映えない写真のままですよ。

次回の撮影でぜひ挑戦してみてくださいね!

↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県館山市布良漁港





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

以前に南房総ツーリングしていた際、夕刻に勝山港で撮った1枚です。強烈な逆光でしたが何もない草地と放置されたボートが美しく輝いていました。

 

【重要】ツーリング写真におけるデザイン要素と構図

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、GWの旅で撮った写真は全て仕上がって整理できましたか?写真は綺麗に仕上げて整理してプリントして発表するまで楽しめますからね。

撮るだけ撮って、メモリーカード内に画像があるまま何もしないなんて寂しすぎますよ!仮に良い写真が撮れなかったから…と思っても撮影した写真をよく見返して分析するのはとても大事です。

さて今回の究極のツーリング写真では、いままで何度も解説してきた写真におけるデザインのお話をまとめてみたいと思います。

漁港の浮きを撮った1枚  図形デザイン要素の「円」と「連続したリズム」

もう何度も同じことを書いてきましたが写真におけるデザインとは主に 線(直線、曲線、S字、Z字…)、図形(円、四角、三角、台形、〇〇型)、色(暖色、進出色、寒色、後退色、中間色、中性色、補色、反対色)、立体感、質感、規則的なパターン、連続したリズム感、ディティール、シェイプなどです。

デザインは写真をパッと見た瞬間に視覚的に美しさや心地よさを受けるかどうかです。何を写したか、何を伝えるのかといった写真の核となる部分とは基本的に個別に考えたほうが良いです。

デザインを意識するにあたり重要なことは画面という長方形の四角に、前述のようなデザイン要素をどのように取り入れるかです。

構図はメイン被写体、副題、アクセント被写体、背景などの大きさや位置関係を調整し作品の意図を表現するための標として組み立てていくものです。構図とデザインは似ていて一部は重なりますが、こちらも考え方としては個別に考えたほうが良いです。




デザイン要素の中でも重要な「色」の要素を取り込んだ作品

デザイン要素の解説において、よく誤解を受けてしまうことは「たまたまそうだったのでは?」という疑問です。海が青いのは撮影者が青くした訳ではありませんし、富士山が二等辺三角形なのも撮影者がそうした訳ではありません。

これは画面内にデザインが偶然入ったということであり”画面内にデザイン要素を必然として取り込んだ”とは似て非なる事なのです。つまり色や線や図形が目の前の風景に存在していることに気が付き、それを長方形の画面内に意識して取り込むこと、それが写真におけるデザインだと私は考えます。

くどいようですが重要なポイントは長方形の画面の中にデザインをどう取り入れるかにかかっています。

デザイン要素の線 奥行を出したり、観賞者の視線誘導にも効果的

写真をぱっと見たときの人間の脳がしめす反応の話ですね。目から脳へ送られた信号を元に、どのような反応を起こすか。感情を刺激する要素ではなく、あくまで「見た目」の心地よさ、安定感、視線を動かす楽しみといった世界です。

なのでデザインはとても重要ではありますが、それが写真の全てではありません。写真に重要なのは作品の意図、何をどう撮るか、どう表現したか?でありデザインは基礎工事や骨格のようなものに過ぎません。

葛飾北斎 富嶽三十六景 尾州不二見原 図形要素の円を用いたデザイン

 




デザイン要素 最も視線誘導を楽しませるS字曲線 そして黄金比や白銀比などの比率

 

最重要ではないが無視はできないデザイン。絵画でも彫刻でも書道でも、すべての芸術に通ずるデザイン要素。しかし写真をやる人でこの部分に真面目に取り組んでいる人は少ないように思えます。私は特にツーリング写真ではデザイン要素を意識しなくてはいけないシーンが多いように感じます。

例えばバイクのタイヤは円、車体は赤や黄色など扱いに知識が必要な物が多いですよね。道は線の要素。海や空は青で自然は緑、道路はグレーでアスファルトの粒子に寄れば質感、桜や紅葉の景色も色要素ですよね。すぐに思いつくだけで多くのデザイン要素があります。

いかがでしょう?そんな難しい理屈など考えずに感じたままに撮ろうよ!それが芸術なんじゃない?という意見も聞こえてきそうですが、多くの著名な芸術作品は一般に種明かしされていないだけで、こういったデザイン要素は極めて計算高く取り入れられているんです。有名な例だとダヴィンチのモナ・リザなんかそうですよね。

これを無意識に「感じたままに」デザインできれば本物の天才であると言えそうですが、そうでない人は試しにデザインを学んで写真活動されてみてはいかがでしょうか!

今日は久しぶりに大事なこと書いたなぁ~!





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桜のバイク写真 バイクのある風景 パンフォーカスで狙え!<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまのお住まいの地域は桜前線はもう通過してしまいましたか?東京、千葉はもう終わってしまいましたが、東北方面はまだまだこれからですよね。

実は一眼レフをEOS1DxからEOS6D mark2に変えてから、RAW現像する際に使っていたAdobe Lightroom5が使えなくなってしまいました。EOS6D mark2 からのCR2(というRAWの形式)がLightroom5のプラグイン CAMERA RAWでは対応できないのです。同様に新しいカメラEOS80DやEOS KissX9などもだめなようです。

しばらくはDNGコンバーターなるものでCR2をDNGに変換させてLightroom5で使用していましたが、これでは手間でとても不便に感じました。

仕方なくCAMERA RAWが対応しているLightroomCCへ契約プランを変更したのですが、うっかり愛用のパソコンのスペックをチェックし忘れてしまい、Lightroom5は問題なく使えていたPCでしたがLightroomCCは使えないことが判明。そして買い替え時期だったこともありパソコンを買い替えました。

LightroomCCを使うには絶対条件としてWindows64Bit版であること。私の以前のPCはWindows7の32Bit版でした…。この写真は中古ですが新たに導入したPC Thinkpad E570(レノボ製)です。CPUはCoreI5の第7世代、メモリー8GB、ストレージはSSD256GBです。これくらいないとLightroomを使うにあたって、ブラシツールや書き出しの際にフリーズしたりエラーが出たりするのです。

無事にLightroomCCがインストールできました…。

Lightroom5と少し勝手が違うので未だ慣れていませんが、たまっていたRAWファイルを一気に仕上げてみました。性能の良いパソコンになったので作業もスピーディーで快適でしたよ。

そんな貯めていた写真の中から、桜のツーリング写真を使って解説いってみます。だいぶ前置きが長くなりましたが…

EOS6D mark2  + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/30 ISO100

こちらの作品をご覧ください。皆さまはパンフォーカスという言葉はご存知ですよね?画面内の全ての領域にピントを合焦させる、主に風景写真で基本と言われている手法ですよね。今回はそんなパンフォーカスで印象(地味ですが)を狙った作品つくりの解説でございます。




まず構図とアングルの話からですが、この画面では一番手前にある桜が地面近くまで垂れ下がっていたので、これを使おうと垂れた枝の下に潜り込んで35㎜の広角レンズ(SIGMA35mmF1.4ART)で狙ってみました。

この主題となった桜は景色全体に対して前景ですので、ボカすのも大いにアリでした。小湊鉄道のキハ(電車)が来るまで時間があったので、いろいろな撮り方を試して練りに練ってみました。

撮り鉄さんや観光客の混雑を避けるため、今回は始発電車で狙っているので早朝の良い光が画面の左側から差し込んでいます。

前回のここでの撮影と違い、桜は満開です。桜というのは花一つは小さく可憐であり、それが幾つもの集合体になっているからこそ、独特の美しさがあると思います。この小さな花が沢山集合することによる精密な美しさを表現するため、すべての花に合焦させることにしました。よって絞り込んでF13です。

絞り込むと当然ですがシャッター速度が遅くなります。この場合は1/30まで遅くなりました。注意点は風で桜が揺れていないか?この時は無風でしたので、1/30のままいくことにしました。もし風がある場合はISO感度をあげてシャッター速度をかせぐか、思い切ってさらにシャッター速度を遅くして意図的にブラすのも良いかもしれません。




当ブログで度々出てきた「〇〇だから△△したの法則」に当てはめますと、桜の花ひとつひとつを精密に表現したいと思ったから、F13まで絞ってパンフォーカスにした、となります。

構図は以前に映画監督になって被写体をキャスティングする 欲張り構図から夢かなった構図 の話を思い出してください。このシーンでは小湊鉄道のキハは非常に魅力的で重要な被写体ですが、思い切って脇役に徹してもらいました。なぜなら主役は桜だからです。キハは背景にとどめる程度に配置し、なおかつ遅いシャッター速度も相まって少しブレていますよね。このように被写体の存在感を調整することが大切です。

この写真のように桜の花ひとつひとつを表現した、なんていう精密な写真は見るサイズによっては伝わりにくいものです。本当は4切Wサイズくらいのプリントで見てほしい作品ですが、スマホの画面でみたら割と平凡な桜の景色に見えちゃうかもしれません。

私はいつかはバイク旅をテーマにした個展をひらきたいと思っています。その時は4切Wサイズくらいのプリントで展示したいな、なんて思っているので撮影時のプリントイメージはいつも4切Wくらいを狙っているんです。SNSでの画面表示はほぼ考えていないんです。

今回も長くなっちゃいましたのでこの辺で!皆さま良い週末を~

桜のツーリング写真 春のバイク写真関連はこちら

・目からうろこ 桜のツーリング写真は道とからめて

・やってはいけない 菜の花の景色とバイク写真…

・桜のツーリング写真 秘密だけど望遠レンズを…

・桜のツーリング写真 イケてる構図?はこれだ!

・桜とツーリング写真 私ならこう撮る

・桜から覗き込むよな…頼朝桜

・キラメキのツーリング妄想族

 





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↓↓↓撮影地↓↓↓

もう当ブログでは何度も登場していますが、千葉県市原市の人気ローカル鉄道 小湊鉄道 月崎駅です。今年の桜は終わってしまいましたが、毎年春になるとたくさんのカメラマンが集まる人気の撮影スポットですよ。

バイクのある風景 ツーリング写真 10の撮影方法プラス3 10+3

バイクのある風景 ツーリング写真10の撮影方法プラス3

って、え~!まだ続きがあったのかよ!?最初から13の撮影方法って書けよな。なんて突っ込ないでくださいね。乾電池だって12本パックプラス2本とかで売っていると得した気分じゃないですか。

前回の1~5それに6~10の内容は、かなり一般的に書いたつもりです。今回の11~13のプラス3は究極のツーリング写真ならではの観点で書いてみます。だって普通じゃつまんないでしょ?

11.ユニークさと個性を大切に

私が考える良いツーリング写真とは芸術作品です。どんなに上手でも、どんなに画質が良くても画一化されたルールで撮影し、高性能なカメラをオペレーションしただけの写真は芸術作品ではないです。芸術とは個性を打ち出した作品であり発表すれば賛否あって当然です。

なのでSNSで「いいね」をたくさんもらおう、なんて万人向けに考えるほど、芸術とは程遠い写真になっていきます。では個性的な写真を撮るとはどんなことでしょう?

撮影シーンでは頭を柔らかくし遊び心でユニークな写真に挑戦してみましょう。好きな写真家の真似をして撮るのは決して悪いことではありません。しかしどこかのポイントで「あなたならでは」の個性を打ち出すべき時はきます。

写真というのは不思議なもので誰かに良く見せよう、なんて変な欲をかいて撮影しない限り、撮影者の気持ちが作品に表れるものです。楽しい気持ちで撮れば楽しそうな写真が出来上がり、その作品のストレートさに観賞者も共感していただけるものです。我々アマチュアには「自由に撮っていい」という特権が与えられています。 




12.キャンプツーリングを美しく撮ろう

ここ何年かのキャンプブームでバイク界もキャンプツーリングがはやっていますね。そんなキャンプツーリングでのワンシーンも美しく写真作品にしましょう。

日帰りツーリングや宿を使ったツーリングと違い、深夜の星空や夜明け前の薄明時を写真にできるのがキャンプツーリングの良さです。区画整理された電源付きサイトではなく、最小限の設備で自然の地形を生かしたワイルドなキャンプ場を選びましょう。キャンプ場はロケーション、雰囲気が大事です!夜や暗いシーンで撮影する場合、テント内に明かりを灯してテントを光らせましょう。焚火の炎も撮る時だけ薪をくべて明るくし、炎に照らされるバイク、ライダーをカッコ良く撮ってくださいね。




13.走行写真とコクピット風景

オートバイを題材にした写真とは何も止まっているバイクだけとは限りません。もちろん誰かが走っている様子を撮るのも素晴しいですが、オートバイに乗る事の魅力を伝えるには、あなたが普段バイクに乗っているときに見ている景色そのものを撮るのが最良だとは思いませんか?

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F16 1/30 ISO250

この写真はライダーの目線そのものを作品化するため、ヘルメットバイザーまで画面に入れて作り込んだ写真です。

林道なのでスピードは30キロ程度しか出ていませんが、カメラをシャッター速度優先モードに設定し1/30か1/40あたりの遅いシャッターで景色を流してスピード感を表現しましょう。コツは周囲に生い茂った木々や橋など、トンネル状になった景色の中で撮る事です。シャッターは自撮りの時と同様にインターバルプログラムを使いましょう。

カメラの固定方法は私の場合は重量級の一眼レフなのでストラップを短くして首からかけているだけです。R1200GSの乗車姿勢ならこれでちょうど良く撮れちゃいます。決して片手運転などしないように~!

さいごに(今度こそ)

私くらい本格的に写真を撮りながらツーリングをしていると、よく写真を撮るためにツーリングしているとか、ツーリング自体を楽しんでいないのでは?と思われますが、全くそんなことはありません。むしろ写真など大して撮らずに走り回っていた時期にくらべ、よりツーリングを楽しんでいる感じです。

なぜバイクに乗るのか?なぜバイクを使って旅に出るのか?この謎を写真を撮ることによって、すこしずつ謎解いていき理解を深めていく感覚が好きなのです。

最初の頃はどこかにツーリングに行った記念写真や愛車をカッコ良く撮りたかっただけの写真でした。やがてツーリング、キャンプ、旅の魅力の虜になり、それを写真にして誰かに見せることにより「伝える喜び」を知ったのです。

伝えるなら芸術として人の心に訴える感動作品が欲しい。そんな風に自然に考えるようになりました。芸術であるなら表現が大事だし、表現ならば個性を打ち出すことだと感じます。

皆さんもただツーリングに行って写真を撮るのではなく、その先にある伝える喜び、表現する素晴しさを体験してみませんか?せっかくバイクに乗って素晴しいものを見ているんですからね!きっと人生の中でかけがえのない財産になりますよ。





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