究極のツーリング写真 touring-photography.com 開設より1周年

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログは本格運用開始より晴れて一周年を迎えました。

読者の皆さまのお陰で何とかここまでブログを作ることができました。本当にありがとうございます。

開設当初、私は本格的なブログの運営としては経験がなく、まさにブロガー初心者で始めたのですがWordPressを勉強しながら少しづつ改良を加えてきました。実は自分でも関心してしまうほど、ツーリング写真やバイク写真に関わる話題だけで「よくここまで色々と書けるものだな」と驚いております。




読みにくい文章、理解しにくい内容なのは承知なのですが、読んでいただける皆さまをイメージして作るのは写真の作品造りに通づるものがあると感じております。以前にも同じことを書きましたが「教えるは教わる」で分かりやすく解説を作ることで自身も改めて勉強になる、というのを実感しております。

 

白い貝殻の道

この写真は今年の8月の北海道ツーリングで撮った1枚です。宗谷丘陵の白い貝殻の道ですが、今になって考えてみると究極のツーリング写真を始める以前の自分では、こうは撮らなかったと思います。

回折現象を恐れずF24まで絞り、ゴーストも演出に利用しました。つまり画質を無視して表現したいことを優先したのです。

こんなやり方を身に着けたのも究極のツーリング写真を書いていたからだと思います。




いつも究極のツーリング写真の読者の人が楽しみにしている(たぶん)、新たな読者さんにまた見に来ていただきたい、そんな思いで以前にも増して「良い写真を撮るにはどうしたらよいのだろう」を考えるようになりました。

その答えにはまだ行きついていませんが、現時点ではこんな風に考えています。

・感性を磨いて想像力を養い、撮り方を道具のようにして唯一無二の自分を発表しちゃおう。

・イメージ通りうまく撮れたり、ダメだったり、偶然にもうまく撮れたりを繰り返し、その中で自分という人間の変化や成長を見て楽しもう。

・楽しみは誰かに作品を見ていただいた時の反応と、自分自身の進化を確認できたとき。

・とにかく写真が大好きになる。これが重要で興味の対象をカメラやレンズにしないこと。写真が大好きなら情熱を絶やさず活動できる。

いつも偉そうに書いて怒られそうなのですが、ソコを気にしちゃうと解説が書けないので釈迦に説法の失礼はどうかお許しください。

いま改めてネット上を検索してみましたがツーリング写真の撮り方を解説する専門サイトは、やはり当ブログtouring-photography.comをおいて他には存在しないようです。(メーカー系や出版社などのサイトでプロがバイク写真を解説している記事はありますがサイト自体はバイク全般)

今後もブレずにツーリング写真という文化を社会的に認知させる、ツーリング写真の発表によりバイク旅の魅力を広める、をコンセプトに究極のツーリング写真を書いていきますので、よろしくお願いいたします!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

Ricoh GR APS-C

この写真の光源はビルに反射した太陽光です。この一帯はビルからの反射光で一帯が青光りしていました。

魔法の法則でイキナリいい写真!?<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ブックマークしていつも見ていただける皆さま、いつも有難うございます。たまたま検索でこのブログを見に来られた方、ありがとうございます!

当ブログ 【究極のツーリング写真】はオートバイ、ライダー、ツーリングシーンを写した写真の撮り方の解説をするバイク写真の専門サイトです。

その他私、立澤重良の作品ギャラリー、カメラレンズの話題、たまにR1200GSやキャンプツーリング、房総や北海道のツーリング情報を話題にしております。

特にツーリング写真の撮り方の解説については、通常とは違ったアプローチで書いておりますのでお好きな方は是非ご覧になってください。




さて今回は<初級>ツーリング写真解説として、久しぶりに初心にもどって極めて優しい内容でいってみたいと思います。

ツーリング先で「おっ!ここイイ感じかも!」「あらっ!ステキな雰囲気!」と思ってバイクを停めて、その場所で写真を撮ろうと思ったとき、カメラの電源を入れて最初になにをどうして良いか、そもそも最初から分からない!という方の為のお話でございます。

 

EOS6D Mark2 + EF35㎜F2 IS

こちらの作例をご覧ください。私はこのツーリングで漁港に停泊していた美しいヨットを発見しました。この爽やかな情景の中で純白の船体が輝いているようにも感じ、これをツーリング中に発見した風景として1つのツーリングシーンを撮ることにしました。

これが一番最初のことです。〇〇が良いと思ったから写真を撮ろうと思った。発見すること、感動すること。最初に求められるのは感受性です。子供は道端に咲いているタンポポを見つけて「わぁ黄色い綺麗なタンポポ!」と屈託ない笑顔で発見したことを喜びます。それと同じです。

次に自分が発見した1つのモノあるいはコトを、どのように写真にしようか考えます。写真は長方形の四角で二次元の静止画である、という当たり前のことを改めて意識してみましょう。

この写真の場合は【爽やかな情景の中に気品を感じる白いヨット】をまず第一に表現できるよう考えましょう。白いヨットが最もあなたが感じたように表現するにはどうしたら良いか?を考えます。画面の中でどのような大きさで、どのような位置で配置するか?背景の範囲はどのようにするか?で使用するレンズ(焦点距離)を決定しましょう。

この時、構図のコツは最も伝えたい重要なことは1つに絞ること、欲張って他の要素を画面に入れない、重要な1つが印象的に伝わるよう大胆に寄ることです。

そして大まかなイメージが固まったら【ツーリング中に出会った】を決定させるバイクの位置や大きさを決めます。

ここまでの部分がイメージ作りです。作者の想像力が要求される行程です。

感受性と想像力を爆発させて「よし!こう撮ろう!」というイメージが脳内に描かれたらはじめてカメラの電源を入れて撮影を開始しましょう。




 

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600㎜F5-6.3DG

次にこちらの作例をご覧ください。先ほどのヨットの写真と全く同じ場所(カメラポイントは50~60mくらい下がりました)、同じ時に撮影しました。

たくさんの船が並んで舫で係留されている様子を主題としてみました。並んだヨットの船首、錆びた杭、防舷材のタイヤなどが規則的に並んでいる様子を望遠レンズで圧縮しました。それぞれの船が係留されている間隔はそこそこ広いはずですが、係留されている様子を明確に表現するため望遠レンズで並んでいる間隔を圧縮したのです。

このように同じ撮影場所でも感じたこと、創造したイメージが異なれば全く違う写真が撮れるのです。大切なことは何を感じてどう撮りたいと想像したか?であり、つい最初の頃はその風景を「目で見たままに写真に撮れば良い」と思い込んでいるので、普通の説明写真を撮ってしまうものです。

感受性による被写体や情景の発見も、どのように撮るかのイメージを作る想像力も全ては1枚のプリントを大切な人へ見せてあげることを思い描いてみてください。これだけで「すごい所へツーリングしてきたぞ」的な自己完結の写真ではなくなるはずです。

今回の解説で言いたかったことは写真道の最初の第一歩は例え雑草や何でもない風景であっても、その中の何かに気づき感動できる豊かな感受性を身に着けること、であり決して露出やピントの合わせ方や最新のカメラの情報を知識に詰めることではありませんよ!という事でした。

写真が上達する魔法の法則 【感受性と想像力の法則】です。

それではまた!




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挫折した人必見!ツーリング写真 悩み事相談室

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いきなり変なタイトルで失礼いたしました。ツーリング写真悩み事相談室といってもコメント欄の無い当ブログでは相談もなにもないのですが…

上達したいけど思うようにいかない、はじめてカメラを買ったけど最初にどうすれば良いか分からない…写真道を志す上で誰もが悩みをお持ちだと思います。

写真をちゃんとやろう!そう決意するほど難しく感じます。真面目な人や遊び感覚とかイタズラみたいに、といった発想が苦手な方ほど写真は難しく感じてしまうかもしれません。




今回は「きっと皆さん、ここを誤解しているのだろう」というポイントに注目してお悩み相談室風に解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2

いい写真を撮るには「見たままのように撮る」が正しいと誤解していませんか?

たまに聞くのですが「どうしても目で見た感じが写真にできないんだよ」とおっしゃる方がおられます。「それは露出のことですか?」と私はいつもこう切り返してしまいます。

上の写真のように強い日向と影が混在している場面を撮る場合、写真にするとどうしても明るい方か暗い方のどちらかがイメージ通りに写すことができません。これは実際の風景に存在する明るさの範囲を、写真はすべて守備範囲にできないためです。

そのことを言っているなら何となく分かるのですが「目で見た通りに撮りたい」の真意がリアルに撮りたいという意味であれば、それは何かの誤解ではないでしょうか。大昔、リアルに写真にしたくても当時のカメラでは難しく、技術の進歩でリアルに綺麗に撮れるようになった時代がセンセーショナルだったから、その事が印象に焼き付いて現実をリアルに撮らねばいけない、と誤解していませんでしょうか?

または現実をリアルに写真にせねばインチキになってしまう、とお思いではありませんか?リアルな写真を表現手法の1つにしている、という事であれば素晴らしいのかもしれません。しかし個人が「良い写真を撮りたい」という要求に対して絶対にリアルであるべき、は恐らく大損してしまう思い込みだと思います。




上の写真は日が強く当たっているハイライト部分は白くとんでいます。また光の当たっていないシャドウ部分は黒くつぶれています。このように明るさの範囲が限られているのが写真です。リアルにしたいからとこれをソフトなどで無暗に起こすと絵画のような不自然さが発生します。

撮る時点で写る部分と写らない部分を予測して、画面という長方形の中に構図するのがコツです。内緒ですけど。

そうすると目で見たように撮れないという悩みから解放され、とんでしまったハイライトは「写真で表現できないほどまばゆい光です」という表現に変貌してくれます。この辺が写真のもっとも面白いなぁと感じる部分ですね。

えっ?これのどこが悩み相談室か?って、たぶんこの部分に悩んでいる方が多いかなぁと思いましたので…マニアックすぎましたか?

…今回はこの辺で!

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

Ricoh GR APS-C

ビルのガラス面に反射している秋空と太陽を撮ってみました。

バイク乗りこそズームレンズを正しく使うべし!<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋のツーリングシーズンですがたくさんの写真を撮って楽しまれていますか?

写真はたくさん撮ってたくさん楽しむのが何よりです。楽しむためには子供の遊びのように好奇心と純粋さでストレートに撮るのが良いらしいですよ。




さて今回の<初級>ツーリング写真解説では上達の秘訣として究極のツーリング写真流、賢いズームレンズの使い方です。以前も似た内容の投稿をしましたが、より詳しくブラッシュアップして解説いたします。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F9 1/200 ISO100

焦点距離が任意で調整できるズームレンズ(あるいはズーム機能のあるコンデジ)とは言うまでもなくレンズ交換することなく、ワイドにしたり遠くのものを引き寄せたり出来ます。もはや一般的なカメラとしてはズームができるのが普通と言って良さそうですね。

しかし、このズーム機能はとても便利な反面、写真をはじめたばかりの初心者の方には上達をさまたげる落とし穴があります。

今回はその落とし穴にハマらないため、上達できるズームレンズの使い方をご紹介します。この方法を信じて実践して頂ければ、単焦点レンズを交換して練習する方法よりも圧倒的に効率よく、かつ確実に上達できることをお約束します。

方法は簡単です。ズームリングの数値が書いてあるところのみ使うのです。上の写真のズームレンズの場合、24㎜、35㎜、50㎜、70㎜、85㎜そして105㎜の6か所しか使ってはいけません。微調整はしない!という焦点距離の縛りです。

そもそもズームレンズを使っていると上達しない、と言われている理由とは被写体に寄るための足が止まってしまうからです。ファインダーを覗きながらズームリングをグルグルと回し、撮りたいと思った被写体の大きさを調整して撮っていると、その間は足はピタリと止まったままなのです。

足が止まったままですと、「被写体に寄る」と「望遠で被写体を寄せる」の違いが、いつまでも理解できず、永久に被写体の大きさの調整だと思い込んでしまうのです。

     ~ZOOM縛り地獄表~ 


・超広角域:14㎜ 18mm →風景を広げる (空一面のウロコ雲、砂紋など)
 
・広角域:24mm 28㎜ 35㎜ (特定のモノに寄る)

・標準域:50㎜ (自然な距離感覚 観賞者に臨場感を与える)
 
・中望遠域:70㎜ 85㎜ 105㎜ 135㎜ (ライダー、バイクを主題にする、風景を圧縮する) 

・望遠域 150㎜ 200㎜ 300㎜ (道を圧縮して主題にする、太陽や月を寄せる)

もちろん全てがこれに当てはまる訳ではありません。カメラのズーム機能や焦点距離の違うレンズを使い分ける、という事の意味が分からないという方向けの目安です。

例えば28㎜と書いてあるポイントを守らず29mmや30mmといった数字が書いていない場所は使わないでください。「もう少し」と感じたら必ず動くこと!特に35㎜や50mmはこれが構図の主題だと決めたものを、フレームの枠にかかるまで足で寄ってください(1枚目の写真を参照)。

撮り始める前にどんな絵にするか、大まかに頭の中で描いたら何mmでいくか考えてみましょう。ベテランは焦点距離の感覚が身についているので「よしここは28㎜だ」と決めたら、それは最初のイメージ通りです。しかし初心者の方は「こんな感じで撮りたい」という頭の中のイメージが何mmなのか良く分かりませんよね。

そこで上のZOOM縛り地獄表を参考に3つくらいの選択肢を持って試してみましょう。1枚目の写真のように不気味な廃船を発見して、それを主題に撮ろうと思ったのであれば特定のモノに寄る訳ですから24mm?35mm?それとも50mmがいいの?と試してください。

選ぶ時のポイントは背景の範囲、前景がある場合の距離感、あるいはナチュラルな画角を狙いたいという場合は50mmを選ぶ、といった具合です。

くどいようですが足を動かしてしっかり被写体に寄ってくださいね。ちなみに1枚目の写真はライダーの姿がありません。自撮りできなかった理由は廃船に寄るために身を海に乗り出して撮っているのですが、これでは三脚が使えないからです。そこまで寄らなくても三脚が立てられる場所で、50㎜くらいで撮れば良かったんじゃないの?という声が聞こえてきそうです…。

いいえ違います。

被写体の魅力を伝えるのは極限まで寄るのが基本なのです。試しに引いて撮ってみましたが廃船の雰囲気が伝わる写真にはなりませんでした。




EOS6D Mark2 + SIGMA150-600㎜F5-6.3DG

こちらの作品は望遠を使って景色を引き寄せた、あるいは空間を圧縮した写真です。道は奥行方向にとても長く、標準や広角レンズを使うと道以外の景色もたくさん画面内を占拠してしまい道の存在を絶対的にできません。

望遠であれば長い道を圧縮して画面内に多くの面として道を配置できます。目の前の光景を目でみて、何mmを使った場合に画面内にどう配置されるか?2次元化力が問われるシーンですが、これも先ほどと同様にベテランはすぐに「よし300mmでいこう」と思い浮かびますが、初心者の方は2次元化力や空間が圧縮されるイメージが無いため難しいです。

寄る広角、寄る標準の時と同様に上の”ZOOM縛り地獄表”を思い出して実践してください。例外はもちろんありますが道を撮りたいと思ったときに望遠レンズは役に立つでしょう。オロロンライン、エサヌカ線、SNSでよく見かける多くの人が撮っている、撮りつくされたあの写真…。同じのを撮っても面白くないですよね?

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L IS F4.5 1/250 ISO100 焦点距離100㎜

ズームレンズの数字が書いてあるところに縛って撮る方法は、上達の秘訣としてご紹介しましたが、実は本当のことを言うと私自身が現在でもやっているズームレンズの使い方なのです。ズームの微調整については撮影場所にスペース的な制約があるときに初めて活用します。望遠レンズを構えてみたがそれ以上は後ろに下がれないとか、馬瀬のような岩によじ登って、その上から撮るときとか。動けなくなったとき、ファインダーを覗いて画面の四隅と相談しながら慎重にズームを微調整しましょう。

ところでコンデジをお使いの方はズーム機能に焦点距離の表示がないですよね。コンデジの場合はワイド端とテレ端の2ポイントで縛って地獄を楽しんでください。ちなみに私は毎日100ショットスナップで愛用しているCASIO エクシリムEX-10ではワイド端28mmで撮ることが殆どで、稀にテレ端の112mmを使っております。

バイクでツーリングとなると、どうしても撮影機材のボリュームが悩ましい問題として存在しますよね。本当なら単焦点レンズ、大口径、望遠ズームやら色々持って行きたいです。しかしズームレンズを正しく使いこなせれば、少しの妥協で機材ボリュームを大幅に軽量化できます。

私の場合は14㎜単焦点、35㎜単焦点、70₋200㎜望遠ズーム、この3本が基本構成でサラッと帰ってくる日帰りであればEOS6D mark2にEF35mmF2 ISだけ装着して持っていったり、あるいはリコーGR APS-Cだけ持って行ったり。キャンプツーリングでやる気満々で撮影もする場合は上記に150-600mmを追加したりもします。

望遠ズームを持って行くとレンズの重量もかなりありますので、三脚は軽量タイプでは役に立ちません。GITZOの2型三脚を積載していくのですが、これが結構な荷物であり如何ともし難いですね。

今回はこの辺で!!




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上達したい人だけ見て。何も写っていない平凡写真とサヨナラしよう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、良い写真ってなんでしょう?コレ、もはや永遠のテーマかもしれませんね。

カメラを持っている人なら誰しも良い写真を撮りたいですよね。でも良い写真とは何か?を言葉にして説明するのは難しいものです。きちんとピントが合っていて露出も適正な写真?いいえ、それだけでは良い写真とは言えません…。では構図やフレーミング、またはデザイン要素や比率などが巧みな写真でしょうか?いいえ、それも大切ですが最重要なことではありません。

良い写真とは作者が見たもの、感じたものを表現している写真である、と多くの解説書などに書かれています。これについては私も同感です。

例えば珍しいお花が咲いていたとします。それを見つけたあなたは「珍しい花だな、写真を撮ってみるか」とカメラを手にマクロモードに設定してピントもばっちり、構図も練った写真を撮ったとします。しかし出来上がった写真を人に見せたところ「このお花はなんてお花でしょう?」「綺麗に撮れていますね」といった感想がかえってきます。

もちろん悪いことではありません。しかしこの写真は珍しいお花を撮ったぞ!という事実のみで「人の心にうったえる何か」はぽっかりと欠落した写真です。綺麗なお花に感動したという作者の気持ちを写真に込めるのを忘れているのですね。

こういった写真を図鑑写真とか説明写真などと呼びます。例外的に事実を撮っただけの記録写真でもドキュメンタリー的写真やスナップ写真の世界では高く評価されますが、それは話がややこしくなりますので別の機会にお話ししたいと思います。

図鑑写真、説明写真、記録写真、記念写真…

これと同じことを多くのライダーはツーリング先でやっていると私は感じます。こんな風に書くと怒られるかもしれませんが、本当にSNSで見かける多くのツーリング写真は「すごい景色のとこにツーリングしてきたよ~」という説明写真に過ぎないのです。

 

この写真は私が2012年に北海道ツーリングで撮った写真で、日本海オロロンラインです。一見すると良い写真に見えるかもしれません。どこまでも続く直線、何もない最果て感、爽やかな青空に遠景に利尻富士。しかし、これでは絶景をただ撮っただけで人の心にうったえる作品、作者の感じたことを表現した作品とはとても言い難いのです。

「えぇ~いい写真じゃない?」とおっしゃる方もおられるかもしれません。しかしこの写真に心打たれた…という方は恐らくオロロンラインをこの写真で初めて知った方か昔行ったけど懐かしい!といった方ではないでしょうか。写真が良いのではなくオロロンラインの景色が良いから良い写真に見えてしまう、ということではないでしょうか。

こういった写真は誰でも撮れる簡単な写真です。絶景をただ撮れば良いのですから。私が6年前の北海道ツーリングで撮ったこの写真は「オロロンラインは何もないまっすぐな直線で利尻富士も見えるしスゴい所ですよ」「そこに私はR1200GSで行ってきましたよ」という説明写真なのです。

 




 

目に見える情景のあらゆる要素を欲張って画面内に入れ、バランスをとって構図したつもりが実は何も写っていない写真になってしまった…これ、本当に良く見かけるパターンだと思います。

利尻富士とオロロンラインの両者を画面内に入れる場合は、どちらがメインなのか主従関係を明らかにするか、もしくは両方は撮らないのがおススメです。両方撮りたいのならオロロンラインの写真と利尻富士の写真の2つの写真を撮れば良いです。帰ってからどちらの写真を発表するかじっくり吟味する、あるいはSNSでの発表であれば組み写真のように1投稿で複数枚のアップロードであれば両方を選んでも素敵な写真投稿になります。

特にこの作例のケースでは遠景の利尻富士、これを撮るなら望遠がよいですよね。しかし「どこまでも続く直線路」これを撮るなら遠近感が強調できる広角レンズが好ましいです。このように相反する要素を1画面に収めるのは難しく上級者のスキルが要求されるものです。

もっとも両者の位置関係にもよります。仮に道の先に利尻富士があるなら迷わず望遠で空間を圧縮しましょう。他の要素の広がり感は失われますが道と利尻富士を関連付けて1つとすることが可能です。

 ~伝えたい1つを明確に表現する~

写真は作者の意図を表現すること、なんてよく耳にしますがそんな風に言われても初級者の人にとってよく分からないものですよね。

では、このオロロンラインの写真をきちんと撮った写真で解説いたします。

 

 

どうでしょう?横構図が縦構図になったという事は置いておいて、まず印象(インパクト)が違うのがお分かり頂けるでしょうか。

この写真は2018年の夏の北海道ツーリングです。撮影時期こそ6年も違いますが撮っているポイントはほぼ同じです。画面内に入っていませんが左手には利尻富士が堂々と見えていました。

私はこの時「やっぱりオロロンラインのこの道はすごい、果てしない旅を予感させる究極のツーリングルートだな」と感じました。これが写真の意図になります。自分の感じたことがこのように具体化できれば、あとは撮影作業に取り掛かるのみです。

とにかく「道」の魅力を最大限に引き出すこと。「この道は素晴らしい、私の目にはこんな風に見えました」という写真を作ることです。ここが表現です。事実をリアルに写真にすることではありません。どのような手法で表現するか?それは構図や焦点距離や露出設定など様々な選択作業を行うこと。これを写真用語で作画といいます。

頭の中でイメージが出来上がったら、それに適した焦点距離のレンズを装着してカメラを構えます。(この時は車が来るかもしれませんので三脚は使いませんでした)そしてまず寄る!主題に寄るのです。これだけでも普通に撮っただけとは大違いです。すると不思議なことに空の表情や緑の牧草地などは道を魅力的にする引き立て役に変わってくれるのです。

細かいですが2枚の違うポイントは他にもあります。1枚目の写真はバカ正直に3分割構図でバカ正直に水平をとっています。こういったセオリーに当時の私は縛られていたのですね。2枚目は空と地上の割合としては3分割ですが、最も存在感のあるセンターラインは見事に2分断(一般的に避けるべき比率)ですし、水平は異空間を連想させる目的で意図的に無視して傾けています。

三分割構図や水平を精密にとることは大切ですが絶対ルールではありません。こういった知識に縛られると傑作への道はたちまち閉ざされてしまいます。

Lightroomのレタッチは道が主役の写真なのですから道を重点的にレタッチします。といってもこの場合は単純でアスファルトの質感を明瞭度を上げて高めたのみです。そして重要なポイントはその他の部分はさわらない!これを守ることで写真にレタッチによる不自然さを与えないのです。これ…私の独自の考えなのですけどね。

 




 

いかがでしたか?念のため書き加えておきますがこの時、利尻富士が主題の写真も別で撮ってありますよ。決してオロロンラインでは利尻富士を撮るな、という意味ではありませんからね…。

もし「作者の意図を表現する」が難しく感じるようでしたら、ひとまず次のやり方を実践してみてください。

 【特徴を強調して撮る】

決して特徴を強調すれば良い写真になると言いたい訳ではありません。しかし「作者の意図を表現する」が出来るようになるまでの中間的なステップとしてお勧めの上達法です。次の撮影からこの特徴を強調して撮るという言葉を思い出して撮ってみてくださいね。

路面が起伏してることを望遠レンズで強調して撮った

 

今回、この投稿では「多くのライダーはツーリング先で説明写真を撮っている」と書いてしまいましたが、当ブログ【究極のツーリング写真】へ何らかの縁でたどり着いた方々であれば、それでは不満だと感じておられるはずです。そう信じて誰かに不快な思いをさせてしまうかな?という不安を覚悟で思い切って書いてみました。こう書いた方が明快で分かりやすいと思ったからです。

もし不愉快な思いをしてしまった方、決してレポート的なツーリング写真を否定している訳ではございません。ただ人の心にうったえる良き写真が撮りたいのに、説明写真の枠から脱することができず悩んでいる方々への解説なのです。写真はあくまで現実を撮るものですからレポート的な記録写真も決して否定されるべきではないと思います。しかしこのような表現で不快な思いをされた方がおられましたらゴメンナサイ。

ではまた!

 




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難しかった露出の話がスッキリ 露出の解説まとめ

という事で4回の投稿にわたって写真の基礎と言われる露出の話を解説してみました。

1.露出を理解すると写真が良くなる<露出のしくみ>

2.明日から役立つ露出コントロール<露出補正をマスター>

3.挫折した人、必見!やさしいシャッター速度の調整<TVモード>

4.絞り調整完全マスター、構図と被写界深度<AVモード>

今回はこれら露出の解説を簡単にまとめてみたいと思います。

 




 

逆光のシーン 露出補正で大きくプラス(明るく)補正しました

 

・カメラの中は真っ暗な箱でありシャッターを切った瞬間、外の光をレンズを通して取り入れる。これが露出である。露出量とは単純に言えば写真の明るさである。

・世界は光によって明らかにされている。露出は撮影者の意図を表現するひとつの手段である。世界の光をどれだけの量、どのような方法(シャッター速度、絞り)で取り入れるかを撮影者が裁量する。

・カメラはレンズを向けた先の光量を測定し、自動でちょうど良いであろう明るさを決定してくれる。これをカメラの評価測光と言う。評価測光は機械的であり、最新のカメラであっても理想的な露出量が必ず決まる訳ではない。ましてや機械なので写真の明るさによって表現などできるはずもない。

・写真の明るさを決める露出量は、必ずしも見た目の通りの明るさに縛られるべきではない。もの寂しい情景であれば露出アンダーで暗く撮るのも良い。表現の手法として露出補正を積極的に使おう。

 




 

・シャッター速度は早ければ光はわずか、おそければ多くの光を取り入れる。そして早ければ瞬間を表現できるし遅ければスピードを表現できる。静止画である写真に時間を与えることができる。

・絞りは絞り込んでレンズ内の穴ポコを小さくすれば光はわずか、開いて穴ポコを大きくすれば多くの光を取り入れる。絞り込めばカメラから奥行方向に見てピントの合う範囲が広くなり、絞りを開けば逆に狭くなり背景や前景がボケる。前景になるものを構図して平面である写真に奥行きを与えたり、ボケ具合で被写体や背景の印象をコントロールできる。

・シャッター速度も絞りも、光を取り入れる量が調整できる訳だけど、それぞれに光の量とは別の役割がある。カメラを向けた先にある光の量が一定という前提で考えると、この限られた光量をシャッターと絞りの両者でシェアすることになる。ボケ具合やピント範囲を調整したいシーンでは、撮影者が絞りの数値を決めればいい。その代わり明るさを決める露出はシャッター速度で調整してもらおう。

・シャッター速度も絞りも撮影者が決めるマニュアルモードもあるが、それは星空撮影やいつか上級者になったときに使うことにしよう。もちろん今、試してみてもOKです。

いかがでしたか?シャッター速度と絞りにはそれぞれに役割があり、撮影意図に合わせて調整すること、カメラの評価測光は撮影者の表現したいことや感情などは分かるはずもない。こういった事を一応は知識として覚えて、それがどうゆう事なのかを体験するためたくさんの写真を撮ってみてくださいね。

それではまた!

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

エクシリム EX-10

<ツーリングスナップ> アクセルを握る手とミラー。夏の北海道ツーリングでのひとこまです。ツーリング写真ならぬツーリングスナップにハマったきっかけの1枚でございます。

挫折した人、必見!やさしいカメラの露出解説 シャッター速度編

さて 前回の続きでございます。

究極のツーリング写真流に写真の露出について、その仕組みや実際の撮影シーンにおける使い方を解説しております。

露出は多くの解説本や写真教室で最初に教わる写真の基礎ですが、いざカメラを持ってツーリングに出かけて、教わった知識を実践でどう使っていいのか悩んだことはありませんか?

撮影地ではまず頭の中にそのシーンの理想的な写真のイメージを作って、それを実現させる手法として露出や構図を考えるものですが、この最初のイメージを作っていないと知識だけあっても何もできないものです。

 




 

前回は写真の明るさの観点での露出の話と露出補正の話をしました。今回はシャッター速度について解説してみたいと思います。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F16 1/30 ISO250

人間が目でみている世界は3次元の動画のようなものです。しかし写真はシャッターを切った瞬間に2次元の静止画となりますので、失われたのは奥行と時間です。

写真とはこの奥行や時間(を予感させるもの)を何らかの手段で取り戻すことができれば良作への鍵となる訳です。これは必ず必要な訳ではありませんが作品を表現する手段の一つとして使えるように習得しておきましょう。

上の写真はライダーの走行中の視線を再現した走行写真です。秋の紅葉した舗装林道でオートバイが空間を駆け抜ける爽快感を表現した写真です。舗装林道なので速度はせいぜい20~30キロですので、「駆け抜けているスピード感」を表現するにはどうしたら良いでしょうか?

これがシャッター速度をコントロールする考え方です。伝えたいことに「スピード感」「瞬間」といった時間的な要素が存在するとき、あるいは静止画である写真に時間を与えたい時に使うのがシャッター速度の調整です。

シャッター、それは真っ暗なカメラの中に外の光を取り入れる幕のことで開いたり閉まったりします。開いていた時間が長いほど多くの光を取り入れ、動いているものはブレます。

逆に早いシャッター速度で一瞬しか開かなければ光の量は少なく、素早く動いている被写体も肉眼では見えないような瞬間として捉えることができます。

一眼レフやコンデジの上位機種にはこのように撮影モードがダイアルで切り替えられるようになっています。Aはaperture(絞り)のことで絞り優先モード、Sはシャッター速度優先モード、Mはマニュアルモードでシャッター速度も絞りも撮影者が決定する(カメラに評価測光させない)、Pはプログラムオートで画質の観点で最適なシャッターと絞りをカメラが決めてくれるモード。

 




 

撮影者の意図でシャッター速度を調整したいならS(キャノンならTV)シャッター速度優先モードを選びます。もちろんマニュアルでもシャッター速度を任意に設定できますが、この投稿では初級者の方が対象なのでマニュアルモードの説明は割愛いたします。

シャッター速度を撮影者の意思で決めるシャッター速度優先モード。写真の明るさを決める露出はシャッター速度と絞りの2者で決まるので、シャッター速度を撮影者によって決められてしまった場合、明るさを決めるのはカメラの評価測光による絞り値になります。

上の紅葉の走行写真であれば私はシャッター速度優先モードで1/30に設定しました。すると写真の明るさを決める露出は絞りに委ねられます。カメラの評価測光は1/30と指示されたシャッター速度に対して、適切と思われる絞り値はF16と算出した訳です。

ここまで書いたことは実は既に知っている…という方も多いと思います。多くの解説書や写真教室で教わると思いますし、そもそもカメラの取扱い説明書にも載っていると思います。しかし大切なのはこの先の話…

リコー GR APS-C

 

どのくらいの速さで動くものが、どのくらいのシャッター速度の設定でどのような感じでブレるのか。あるいは瞬間を作れるのか?コレがすごく重要なポイントなのですが…ゴメンナサイ!こればかりは言葉で説明できないのです。

例えば60㎞/hで走っているバイクを1/80で流し撮りすると、背景はどんな感じでブレるのか?とか、風でなびく草をイメージ通りにブラすにはシャッター速度はいくつ?とか、何度も撮って感覚として身に付けていくものなのです。

10m先にある的にボールを当てるには、どれくらいの力加減で投げれば良いのかを言葉で説明できないのと同じです。

シャッター速度に限らず絞りも感度もレンズの焦点距離も全て感覚として覚えてください。そのためにはたくさん撮って経験を重ねる以外はないです。

シャッター速度の感覚は絞りや焦点距離に比べれば簡単な方だと思います。ぜひたくさん撮って「おっ、間もなく電車が来るな!1/20くらいで切ってスピード感を出して撮るか!」とすぐに数値が頭に浮かぶよう感覚を身につけてくださいね。

次回は究極のツーリング写真流 露出解説の絞り編です!

 





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インスタ映えバイク写真 ポージングを極めて究極の自撮りバイク写真を

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリング写真で自撮りをされていますか?自撮り、インスタ映え、フォトジェニックなどSNSの普及に伴いムーブメントとなった用語はもうお馴染みですよね。

フォトジェニックは写真家の間では古くから使われていますが、自撮りはセルフポートレートが正しい用語でしょうか。ちなみに絵画だと自画像になると思います。

自撮りと聞くと、何となく意識高い系とかナルシストっぽいとか少しバカにする人がいますが、私は自分の顔を自信もって写真にするのは素敵なことだと思います。





さて今回はSNSなどで言われている自撮りとは少し意味合いが違うのですが、ツーリング写真における自撮りのお話でございます。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 15SEC ISO1000

ツーリング写真における自撮りとは?

風景の中にバイクだけだとバイクがオブジェ化してしまいツーリング(旅)としてのストーリー性に乏しくなってしまうので、それを補う意味でライダー(旅人)を登場させる、しかしソロでツーリングしている人は自分を撮るしかないのでセルフ撮影となるのですが、これをツーリング写真における自撮りと定義したいです。

もちろんライダーの姿なしでバイクだけでもツーリング写真は成立しますが、バイクのオブジェ化を回避するためヘルメットやグローブなどの小物を駆使したりと、何かと手間のかかる、それはそれで難しい撮り方だと感じます。

そんな手間をかけるなら、自分の姿を旅人と見立てて画面内に登場させた方が、明快なツーリング写真として成立する訳です。

唯一、難しいのは写真の世界ではポージングと呼ばれるモデルの姿勢です。上の写真ではコントラポストと呼ばれる基本的なポージングを使っています。片方の足に体重をのせて体全体をS字曲線にするスタイルですが様々なシーンに使えるので姿見で事前に習得してみてください。

SNSなどで良く見かけるのは背中を見せているだけのポーズですが、普通に棒立ちしてしまうと何か間抜けな印象に陥ります。

自撮りの際のポージングは例え背中であっても演じ切らなくてはいけません。少し大げさにやるくらいが丁度よいのです。背筋をピンと伸ばし顎をひき凛とした気持ちで挑んでください。

シャッターはセルフタイマーでは急がされてしまい、その慌ただしさが背中に不自然に出るのでオススメできません。リモコンも押す瞬間に不自然になるのでコレもオススメしません。私の場合は設定した間隔と回数で撮影してくれるインターバルタイマー機能を使っています。

インターバルタイマーが内蔵されたリモートコントローラー

 




 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/640 ISO100

これはポージングというよりは何かをしている仕草を演出しています。これはもうアイデア勝負です。この作品ではリアシート上に荷物をパッキングしている様子として撮ってみました。ツーリングなら荷物は重要な関連アイテムなのでツーリング写真として効果的です。

その他、地図やレインウェアーなどもツーリングと関連したアイテムなので仕草の演出として使えます。どんなシーンを演出するかはその場で考えても良いですが、事前に頭の中にアイデアをたくさん在庫させておくと、いざという時に選択肢をたくさん持つことができます。

その他にもライダー同士で会話している様子、車体にまたがる瞬間、キックスタートを蹴るところなんて素敵な絵になります。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

自撮り、ポージングは写真における演出です。

時としてナチュラル派と呼ばれる演出を許さない考えの人に否定的な意見を受けるかもしれません。

写真とはありのままを写すナチュラルであるべきだ!という考えは私も分かりますが、写真である以上は完璧なナチュラルというのは無理で演出の加減は個人の自由であり、決して他人が介入するべきではないと考えます。

万人ウケを狙うと言ったら聞こえが悪いですが、自分の世界を純粋に貫いて何も反応が無ければ寂しいと思います。また、その事を自分で認められる写真家も稀だと思います。それを踏まえて自分なりに演出について確固たる考えを持っておくと良いかもしれませんね。

インスタ映え、自撮り、いいじゃありませんか!自由な発想で素敵なツーリング写真を撮りましょうね。当ブログがお手伝いいたします。

ではまた!




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イイ写真が撮れるよう上達するには?<上達の秘訣>ツーリング写真解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋はツーリングのベストシーズンと言われますが良い旅、良い写真を楽しまれていますでしょうか?

今回の究極のツーリング写真ではツーリング写真、バイク写真の具体的な撮り方の解説ではなく、久しぶりに<上達の秘訣>のカテゴリーでイイ写真が撮れるにはどうしたら良いのか?という話題でいってみたいと思います。

もちろんイイ写真を撮るにはどうしたら良いか?なんて私も教えてもらいたいですし、どうするべきなのか学んでいる最中でもあります。ただ私の拙いキャリアの範囲で経験したことを書いてみたいと思いますので、釈迦に説法は大目にみてやってくださいませ。

 

EOS1Dx + EF100-400mmF4-5.6L

 

イイ写真が撮れるようになるには?どうしたら良いのでしょうか。そもそもイイ写真って何でしょう?

画質が綺麗な写真?いいえ、綺麗に撮ることは決して悪い事ではありませんが、それが全てではないです。画質が綺麗でなくてもイイ写真は写真芸術史にたくさん残されています。

ではうまい写真ですか?いいえ、上手に撮ることも重要ですが、構図やデザイン、露出や光の使い方などの撮影技法、それらを完璧に習得し手間をかけて作り込んでも必ずしもイイ写真になるとは限りません。

そもそも綺麗に撮る事や撮影技法が上手になることは、実はそれほど難しいことではありません。

 




 

目指したいのは人に見せて喜ばれる作品、心揺さぶる印象作品、誰もみたことのない個性作、記録でありながら強く惹きつけられる写真…などでしょうか。もちろん人によってはそれ以外もあるでしょうし、作者が追求しているテーマやスタイルにもよると思います。

私が最近になって感じたのは案外と単純な話ですが継続していくことが大切ではないでしょうか。

誰しも上達したい、イイ写真を撮ってみたいという願望を胸にカメラを持って写真を撮りに出かけます。

しかし何度も撮っても変わり映えない写真ばかり…。上達の実感がないと面白くないものですよね。人に喜んでもらえるような素敵な写真が撮れても、同じような写真ばかり量産してワンパターンになると、これもマンネリで面白くなくなります。

そうすると次第にカメラを持って出かけるのが億劫になり、やがて「趣味は写真です」と胸をはって言えなくなる日がやってきます。

この敗因は上達できなかったことではありません。楽しめなかったこと、写真を撮る喜びを知らないで終わったことです。カメラやレンズに関心がいってしまい写真が好きになれなかった、という人も多いはずです。

 




 

イイ写真が撮れる人というのは、ずっと続けてきた人だと思います。

生まれ持ったセンスとか少しは関係しているかもしれません。しかし仮に「自分はセンスが無いや」と言っても、それは一般に「センスが良い」と言われる既存が基準ですよね。それに当てはまらない、既存を脱して新たなものを生む可能性とも言えなくはないと思います。

私の身近な人に力加減の苦手な人がいます。その人に仕事でデジカメを持たせるとシャッターボタンをエイやっ!と力強く押すため、シャッターボタンがめり込んで戻らなくなります。その人が撮った多くの写真はブレや露出オーバーなど酷い失敗ばかりですが、中にはアートを予感させる写真もあるから不思議です。

だから「自分はセンスがない」なんて決して思わないでください。むしろ凡人ではないとポジティブに捉えるのが正解だとおもいます。自分は類まれな才能の持ち主だ!と思い込みでも良いのでそう思って下さい。誰にも迷惑はかけませんし楽しいですよ。

とにかくやめないこと。

継続は力なり、なんてあり来たりの言葉ですが本当にその通りです。飽きっぽい性格の人でも継続のコツはとにかく遊び感覚で楽しむことです。楽しんでずっと写真を好きでいることです。

これは意識しないとできないもので、何か具体的な手段を考える必要があります。例えば私が最近になって目覚めたツーリングスナップもそうです。

構図やデザインなど撮影技法を駆使して手間をかけた作品とは別に、子供にカメラを持たせて遊ばせているように、適当にツーリング中に見つけたものや風景をパシャパシャ撮っていく、その中に事故的に写った傑作や生々しい臨場感ある写真が写っていると「なんだコレは!」と驚き、それが楽しいのです。

このようにある程度のキャリア期間の節目に具体的に何かをはじめて新たな楽しみを見つけるのです。何でも良いと思いますよ!

人間誰しも楽しくて夢中になっているコトを止めようなんて思わないはずです。継続して5年、10年、20年と経験を積めば間違いなくイイ写真が撮れる写真家になれるはずです。

究極のツーリング写真流、上達の秘訣でした!

今回はこの辺で!!!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

スナップではありませんが一昨日の晴れの日に志賀高原までツーリングしたとき、途中の嬬恋村で見たキャベツ畑での朝日です。ここからの朝日を見るため千葉を出発したのは深夜1時でした。

実は上級者ほど縛られている?知識や経験からの呪縛<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。

いつも楽しみにしている方、本当に感謝です。別に楽しみじゃなけど役立つ情報がたまにあるから見に来るよ!という方も、あまり好きじゃないけどつい見にきちゃうんだ、という方もありがとうございます!!

そして初めて究極のツーリング写真を見に来ていただいた方、当ブログはツーリング写真を極めてバイク旅の魅力をひろめていきましょう、という趣旨のブログでございます。かっこいい愛車自慢の写真、ツーリングの記録としての記念写真。それらも素晴らしいですが発表する範囲が限られてしまいます。

究極のツーリング写真では愛車自慢やツーリングの記念写真とは違う、バイク旅の魅力を伝える作品作りを目指しております。オートバイの素晴らしさを知らない人々、またはかつて乗っていたけど忘れかけた人々に「バイクの旅は素晴らしいですよ」というメッセージを発信できるような、そんな写真の撮り方を解説しております。

 




 

さて今回は久しぶりに<上級>ツーリング写真解説として、知識や経験が邪魔をして表現の可能性が制限されていないか今いちど見直してみましょう、という内容でございます。

解説に使用する作品は2018年の8月に行った北海道ツーリング 宗谷丘陵の白い貝殻の道の写真です。

白い貝殻の道とは北海道の宗谷丘陵(大半は牧草地帯)にホタテの貝殻を細かく砕いて砂利の代わりに敷き詰めた道のことで、真っ青な空と緑の丘陵地帯に映える純白の道が、まるで絵葉書の世界のようで近年になって北海道を旅するライダーの間で人気なのです。

 

EOS6D mark2 + EF70-200mmF2.8L F25 1/13 ISO100

今年の8月の北海道も天気は不安定で行程の半分以上は曇天か雨でした。それでも災害のような天候に合わなかっただけラッキーだと感じますが、やはり晴れて欲しいなぁと望むのはライダー共通の願いですね。

この写真を撮った日、おっ今日はいよいよ夕日が見れそうだな、と思いキャンプ場には戻らず思い入れの深い宗谷丘陵へとR1200GSアドベンチャーを走らせました。

夏の北海道ツーリングで夕日の時間といえば18時半から19時です。通常ならキャンプ場に戻って夕食の支度か温泉へ、宿なら部屋でゆっくりして食事の時間ですよね。しかし人と違った風景写真を手に入れるには人と同じ時間に行動してはいけません。

夕食や温泉をどうするかは後で考えるとして、優先すべきは最高の時間帯をどこで過ごすかです。

と、言いながらも実はこの時は少し失敗していて宗谷丘陵の風車地帯でスポットを探していたら時間を浪費してしまい、やはり白い貝殻の道で撮ろう!と思い向かった頃には時刻は18時をとっくにまわっていました。

この場所に着いたとき、さすがに少し焦りました。直感的にこの美しさは既にピークだと分かったので、どう撮るかをあれこれ考える時間はないな!と思ったのです。ただしこのシーンの最大の魅力は単純明快で美しい夕日に照らされた貝殻の1つ1つが輝きを放っていたこと、もうソレ以外はないな!と感じました。

という事で不幸中の幸いで悩むことなく数秒で頭の中でイメージを作ってキャノン望遠ズームレンズEF70-200mmF2.8LⅡを取り出しました。この光景が本当に美しすぎて不覚にも込み上げてくるモノがありましたが、感情に潰されると思考が鈍るのを知っているので冷静さを保ちました。

白い貝殻の道は夕日に向かって美しいS字曲線を描いていて、最も美しく輝く理想的なアングルはややハイアングルでした。太陽光の入射角度に対して反射する白い貝殻の道の臨界角を考え強く輝く角度を探るのですが、そんな理屈などは実はどうでも良く、「あぁ綺麗だなぁ、本当に綺麗だ」と言葉に出したり、作品タイトルを考えながら撮る方が重要だったりします。

 




 

実は太陽よりも上のポイントには青い空も美しく残っていて、赤く焼けている部分とのコントラストも素晴らしかったです。しかし輝く道の存在を絶対的にするため太陽から上の空は潔く削ぎ落してみました。

ここまでは特段なにもしていない普通の構図です。ここで納得してシャッターを切っては面白くありません。「あと何をすれば良いかな?最高のシチュエーションを逃したくない、まだ何かやりたい!」そう考え、目一杯に絞り込んでピントピークをうんと手前にして貝殻の様子を強調してみました。

キャノンEF70-200㎜F2.8LⅡレンズの最小絞り値であるF25まで絞り込みました。絞り込んでピントピークを被写体の手前にするパンフォーカスとはまた違った表現手法です。

ここで写真について詳しい上級者の皆さまなら既にお気づきだと思います。そう、絞り込んで撮ると回折現象(別名 小絞りボケ)という画質低下を招くのです。具体的には少しボヤっとしたシャープさに欠ける画像になります。この写真にも起きています。絞りんだ割には遠景がやたらボヤけていると思いませんか?

回折現象とは絞り羽の裏側に光が回り込んだことにより発生する光学的な現象であり、一般的にセンサーサイズが小さいカメラで顕著に画像に出やすいと言われます。そして特に逆光で発生しやすいとも言われます。

このシーンではド逆光ですが、センサーサイズは35㎜フルサイズを搭載しているEOS6D Mark2です。しかしフルサイズセンサーのカメラが回折現象を気にしなくてよい限度はF16くらいだと思います。F25で画面内に太陽があるド逆光なら回折現象は避けられません。

こういった時、知識としてソレがあると「これ以上絞ったらダメだ」と決めつけてしまいがちです。不思議なことに人間は真面目なのか教わったことを無意識に絶対厳守してしまう癖があるのです。

回折現象なんて出ていいから手前の貝殻の様子を強調したいんだ!という選択肢が持てるよう自らの知識や経験に縛られず思い切った撮り方ができれば素晴らしいですね。(もちろんこのシーンの場合、絞りを開いて輝く貝の道をボカすのもアリですが、この時は絞り込んでその様子を明らかに表現してみました)

つい縛られてしまう…。一般的な写真に関わる話は回折現象に限らずたくさんあります。例えば逆光ではゴーストやフレアが出てしまう、風景に海があったら水平にすること、感度を上げるとノイズが多くなり画質が悪くなる、三脚を使わないと手ブレを起こしてしまい失敗写真を生んでしまう…などなど、他にもたくさんあります。

もちろんこれらは大抵の場合は正しい知識で守るのが原則と言えます。しかし全ての撮影シーンで絶対的に守らねばいけない!というのは少し勿体ない話です。レンズゴーストやフレアが出たって作者が気に入って演出として使えばOKですし、感度を上げ過ぎてノイズが多くなってもソレより大切な事が写っていれば良いではありませんか。

極端な例えですがどこにもピントの合っていない写真や手ブレしたから良い雰囲気になった写真とかも決して珍しくはないのです。

大切なことは知識や経験に基づく写真に関わる様々なことは、大切ですが縛られてはいけないということ。時として全く無視して大胆にカメラを使ってみましょう!というお話でした。

う~ん、難しくて訳が分からんなぁ~と感じた方、ネットやHowto本とかには、なかなか出ていない珍しいネタを見たな…程度に感じて頂ければよろしいかと思います。

それではまた!

 





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↓↓↓撮影地↓↓↓

究極のツーリング写真では何度も登場しているお馴染みの撮影地ですが、北海道宗谷丘陵の白い貝殻の道です。私の個人的な予想なのですが、もう何年かすると悪い意味でもっと観光地化されるか、色々と問題が起きて立ち入り禁止になるかなど予想されます。行ったことの無い方はお早めにどうぞ!