冬ツーリング ウィンターグローブに代わる暖かさ




さて今回は久しぶりにツーリングのお役立ち情報を書いてみたいと思います。

世間はクリスマスですが南房総はツーリングシーズン真っただ中でございます。この年末のお休みは関東圏の方はぜひ南房総にいらして下さい。お天気が良ければ館山市や保田海岸から見れる富士山が美しいですよ。

しかし温暖な南房総とはいえバイクに乗っていると寒いです。特に手の冷えはつらいものがありますね。道の駅で足湯を見つけると、つい足ではなく手を入れてしまうのはライダーの悲しい性です。R1200GSのようにグリップヒーターがあっても手の甲は冷えてしまいます。

かといって厚手のウィンターグローブは操作性が悪くてどうも苦手だ…という方は私以外にもおられるはずです。最近では掌だけ薄手に作ったグリップヒーター対応のグローブもありますが、それもイマイチなんですよね。

そこで・・・

いいものを発見しました。釣り用の手袋です。私は釣りはやらないのですが近所の釣り具用品店によく足を運びます。釣り具用品ってツーリングやキャンプに役立つ小物がけっこうあるのですよね。むかしツーリング用品のメーカーで働いていたときに、中国の生産ラインを視察したとき、隣のラインで釣り具用品などを作っていて「似たようなものを作っているのだな」と感じたものです。




で、写真のグローブは釣り具メーカーではお馴染みのDAIWAから発売されているカイロポケット付きストレッチグローブ フルカバーDG-7021W という製品。その名の通り手の甲の部分にカイロを入れるポケットが付いています。ここにマグマのような高温カイロを入れてあげることで甲が暖かい!ということです。

私がネット通販で買った時は写真のガンメタル色(普通のグレー)で4799円でした。他にブラウンとブラックがあります。釣り具用品なので指先がカットされている品もあるので間違えて買わないように気を付けてください。

生地はウェットスーツに使われているネオプレーン素材で伸縮性があり軽量です。防水ではありませんが水に濡れても不快感が少なく、生地そのものを浸水で傷める心配はありません。

フィット感は申し分ありません。これならスイッチ類はもちろんナビやBluetoothの操作も問題なさそうです。人差し指、中指、親指の先端はスマホの操作ができるようタッチパネル対応です。今どきのグローブですね。




この部分に高温カイロを入れるのです。これで分厚いウィンターグローブを卒業して快適な冬ツーリングを楽しめます。電熱グローブも悪くありませんが配線やらバッテリーの管理やらが面倒ですからね。

そして私や読者の皆さまにとって何より有難いのは・・・そうです、撮影シーンでも使えちゃうことです!シャッターチャンスを待っている時間とか寒いですからね!もちろんキャンプや釣りにも重宝しそうです。

あっ、マグマのような高温カイロは今の季節しか店頭に並ばないので早めにストックを買っておきましょう。

ウィンターツーリングに役立つ釣り用グローブのお話でした。

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理想のツーリングテント テンゲルスタンダードの使用インプレッション

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、緊急事態宣言下で道路が空いていますが、もしバイクに乗られるのであればスピードを出し過ぎないようご注意くださいませ。

以前よりも増えた高齢者ドライバーは我々バイク乗りの命を脅かす存在です。アクセルとブレーキの踏み間違えばかり取り沙汰されていますが、それと同じような頻度で高齢者ドライバーは交差点でバイクと右直事故を起こしているようです。100%回避できないタイミングで来られたら防ぎようがありませんが、唯一できることはスピードを控え目にすることですよね。

さて前回まででバイクキャンプツーリングに最適なテントとしてテンゲルスタンダードを購入し、ポールをジュラルミン製に改造したことを記事にしました。

今回はテンゲルスタンダードを実際にキャンプツーリングで使用してみた感じをインプレッションしたいと思います。

EOS6D Mark2

今回は茨城県つくば市にある豊里ゆかりの森キャンプ場に行ってみました。こちらのキャンプ場について詳細は別途ご紹介したいと思います。




このキャンプ場、筑波山からの吹きおろしか?けっこう北風が強かったのでセオリー通りに風上からペグダウン。テンゲルスタンダードは前室となる面にはペグを打つテープ部分を緑色にして目印としています。

グランドシートは専用のものも売っていますが私はホームセンターで売っている防水シートを使用しています。800円くらいだったかな…

前回、ダンロップ製ジュラルミンポールを使って作った謹製ポールで本体を立ち上げます。

輝くポール。見た目も標準のグラスファイバーより美しくて気分が良いですね。フックは樹脂製のごく普通のタイプですね。

フライシートも本体と同様に前室向かって右側のテープだけ色が違います。かぶせて本体へバックルで固定。




幕を開けてヘリノックスビーチチェアを入れたところ。やっぱり広いですね。

この空間があれば圧迫感なく十分にくつろげます。キャンプ場が混雑の場合、目隠しにもなるので適度にプライベート感もあって良いです。この辺はタープと違いますね。ちなみに前室の幕は別に2本のポールを用意すれば伸ばして屋根にすることも可能です。

中の様子。140×220cmの広々とした室内。ソロでは広すぎるくらい快適ですね。実はテンゲルスタンダードを購入する前に、検討していたダンロップのVS-21TAというテントがありました。VS-21TAはVS-21Aのロングサイズであり身長のある私にとって余裕のある長さが魅力でした。しかしVS-21TAの長辺のサイズは225cmであり、テンゲルスタンダードとほぼ同じなのですね。

短辺側にはこのようにそれぞれ3つのポケットがあります。寝袋やマットの収納ザック、洗面用具や耳栓、財布やスマホなど整理して収納するのに大変便利です。

アーチ型のファスナーはスムースに走ります。そして素晴らしいのは…

解放したパネルをサイドのポケット状の部分にこのように突っ込むだけで…

簡単にしまっておけるという!これは素晴らしいですね。もちろん両ドアのテントですので反対側にも同じ機能があります。




天井にはメッシュのポケット。ここにヘッドランプを入れておけばテント内の照明にもなります。まあ、これは他のテントにもよくありますね。あとは四隅にリングがあるので写真のように紐を橋渡しにすればタオルなどをかけておくことができます。

中央にはランタンを下げるためのフックもあります。…この景色を見るとなんだかホッとするのは私だけでしょうか。

色々と詰め込んでみました。テーブルとしても活躍するR1200GSのサイドケース左右。トップケースとクーラーボックスも。しかしこの前室の高さ…いいですねぇ。

高さがあると強風に耐えられるか心配ですが、この日は風も強かったですがガイロープも張ったので問題ありませんでした。高さがあり快適な広さの前室、収納など機能的な部分が多いテンゲルスタンダード。そして何より有難いのが21780円というコスパですね。これならテント1つでタープ無しでも快適なキャンプツーリングができそうです。

写真を撮り忘れましたが両ドアをメッシュにして解放すれば通気性もかなり良さそうです。この辺はダンロップRシリーズに通ずるものがあります。

あとは雨天での使用や耐久性などが確認できれば100点をあげたい立派なテントだと思います。これだけの大きな前室をそなえて収納サイズは極限まで抑えたテント。テンゲルスタンダード、お勧めでございます。

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理想のツーリングテント テンゲルスタンダードをジュラポール化

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、梅雨入り前のシーズンを如何お過ごしでしょうか?今の季節、キャンプなどのアウトドアには最高ですよね。緊急事態宣言が解除されたらキャンプツーリングをご予定されている方も多いと思います。

今回は久しぶりにキャンプ用品のお役立ち情報を書いてみようかと思います。

私はキャンプツーリングをするようになって20年くらいになりますが、それまでダンロップ、MSR、NEMOなどのドーム型テントを愛用してきました。私の場合、キャンプツーリングといえば旅の宿泊手段としてのキャンプとキャンプ自体が目的の場合のキャンプと二通りがあります。前者の場合は軽装で身軽さを優先、後者の場合はキャンプで快適に過ごすための充実の装備となります。

キャンプが目的の場合、日除けと雨対策でヘキサタープを張るのですが、タープは解放感がなくて荷物が増えてしまうというデメリットもあります。そこでタープが不要と言えるほど前室の大きなテントが欲しいな…と思ったところで色々と調べたところ素晴らしいテントを見つけました。

これです。Tent-Mark designとnomadicaのコラボモデルであるTENGER standardです。このモデルの以前にフライシートの先端をバイクに結んで簡易的なタープが作れるテンゲルというモデルが存在していましたが、こちらは「テンゲルスタンダード」の文字通り、機能をスタンダードにしたオーソドックスなドームテントです。価格も21780円と今どきのテントと考えると非常に魅力的な価格です。

そして注目したいのは前室の広さと高さ。ヘリノックスのようなチェアーを入れても窮屈さを感じずに快適に前室で過ごせるテントです。実は前室がこのように大きいテントは意外と他メーカーにもあるのですが、大抵は収納サイズが大きくバイクツーリングとして持ち運ぶのは無理があるものでした。




収納サイズは公式によると45×16cm 2人用サイズのツーリングテントとしてはやや大きいですがR1200GSのような大型バイクで持ち歩く分には決して無理のある大きさではないと思います。

ポールを収納袋から出してR1200GS-ADVENTUREの左サイドケースに収納してみました。本体は少々圧縮する感じですっぽり入りました。ポールも対角線状に入れてあげればOKです。

本体、フライシート、ポール、ペグ、張り綱、収納袋。今回、無難にグリーンを選びましたが限定で「やまぶき色」もあるようです。

テンゲルスタンダードの素材は公式スペックによると…

フライシート:ポリエステル68Dポリウレタンコーティング(耐水圧1500mm)

本体ウォール:ポリエステルリップストップ

本体フロア:ポリエステルタフタ75D(耐水圧1500mm)

フレーム:グラスファイバー

…全体的なスペックや使用されている素材に申し分ありませんが、やはりコストダウンを頑張ったテントだけにポールだけはジュラルミンやアルミが使えなかったようですね。

グラスファイバー製でも耐久性に大きな問題はありませんが、この金属のジョイントが重く、立たせた時に描くRも滑らかではありません。強風時に強いストレスが加わるとジョイント付近でグラスファイバー部がボキッと折れることが予想されます。よく見るとジョイントのクオリティも【コストダウン頑張った感】が感じられます。

長旅で酷使することを考えると今まで一度も裏切らなかったダンロップのようなジュラルミン製が望ましいです。そこで過去に引退させたダンロップテントのポールを利用してテンゲルスタンダードのポールをジュラルミン化できないか?改造を試みることにしました。




上が過去に使用していたダンロップRシリーズの余ったジュラルミンポール。かのA7001-T6製です。下がテンゲルスタンダードに付属しているグラスファイバー製ポールです。

ポール径はどちらもよくある8.5mmポールです。テンゲルスタンダードの本体のフックにも問題なく使用できることを確認しました。パチッと気持ちよくはまります。

しかしダンロップRシリーズの場合はポールエンドをテント本体のポケット状になっている部分に差し込む構造。一方、テンゲルスタンダードはハトメにエンドを差し込むタイプです。よってポールエンドは変更の必要あり。これは困った…

しかしAmazonで調べたら8.5mmポール用のエンドが安価にて売っているのを発見。簡単に問題は解決しました。10個入りで650円・・・

まずダンロップのポールをショックコードを切ってバラバラに分解します。そしてテンゲルスタンダードのポールの長さを測定し、何ピース組んでどこで切断するのかマーキングをします。

切断はパイプカッターがあると便利です。電気工事屋さんがエアコンの冷媒パイプなどを切るときに使うヤツですね。何でうちにあるのだろう…?

切断面はヤスリでバリを削って滑らかにしておきます。




ポールを接続しショックコードをポールエンドに結び付けて完成。

やっぱりジュラルミンの方が良いですね。耐久性だけでなく見た目も高級感があります。ダンロップのポールを捨てずに保管しておいてよかったです。

試しに公園で本体を立ててみましたが問題ありませんでした。本当はフライシート用のポールも作りたかったのですが、材料となるジュラルミンポールが足らなくなってしまいました。今回は本体用の2本だけで。また改めて作りたいと思います。

次回はテンゲルスタンダード改ジュラルミンポール仕様の実践投入。テントの使い勝手をレポートしてみたいと思います!!

今回はこの辺で!

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三途の川と血の池ツーリング

2008年8月

一週間前、千葉にある職場から仕事を終わらせて、そのまま旅の荷物をパッキングしたR1200GSに乗って東北自動車道を北上した。岩手山SAで仮眠し青森港からフェリーで函館へ。この時はとにかくたっぷり走りたかった。まだ新しい愛車であったR1200GSからも「たっぷり走ろうぜ」と誘われている気もした。

今回の旅は函館からニセコエリアに入り、ニセコパノラマラインを走って日本海側へ、小樽から海沿いに天塩方面へ走りオロロンラインを経て稚内。最北エリアを楽しんだら美深へ向かい道北スーパー林道のロングダートを楽しんで富良野、美瑛エリアと花人街道を南下。日勝峠を越えて屈斜路湖まで行ったら再び海を目指して知床半島。そこから北太平洋シーサイドラインを走り根室エリアの最果てを味わう。最後は黄金道路を襟裳岬まで走って海沿いから伊達市を通過して函館に戻るという、北海道ツーリングのフルコースだ。

加えて大洗~苫小牧のフェリーは使わず、東北自動車道を自走する計画なので全ての行程を合わせると5000㎞にもせまるロングツーリング。それだけ走っても疲労感は少なく「まだまだ走れるけどね」とR1200GSは言う。長旅の7日目にして実に頼もしいバイクだと感じさせてくれた。

しかし、さすがにお盆休みに有給休暇をつなげた8連休。さらに休むわけにはいかない。北海道の全工程を満喫し道内の最終日はアルトリ岬キャンプ場を出発して登別温泉を楽しんでから函館港へ直行し帰路を目指した。函館港フェリーターミナルは一年ほど前に新しい建物にリニューアルされ、まるで空港を連想するような近代的で立派な施設へと変貌していた。

新しいのは良いことだけど一人旅の雰囲気が似合わず観光色が強まった感じで少し寂しい。予約していた便よりもだいぶ早く到着したので、カウンターでもう少し早い船に変更できないか?と尋ねると、ちょうど新造船の高速船にキャンセルが出たので今すぐ乗れると…。ちょっと料金が高かったが、受付のお姉さんが「お客様はラッキーです」みたいな言い方だったので、まあ良いかと思って新造船【ナッチャンWorld】とやらに乗ることにした。

しかしこのナッチャンWorldという高速船、驚いたことに海面から浮いて航行するジェットフォイル型であるにも関わらずカーフェリーというすごい船。船内も空港のラウンジサービスのような高級感がある。いざ出港すると乗っていて速いのが分かるほど高速で揺れも少ない。料金が高いのも納得で良く見ると他のバイクも輸入車ばかり…自分のバイクも輸入車だけど、少し場違いな感じがした。




通常の船と違いあっという間に青森港へ着いてしまった。予定よりもだいぶ早いので下北半島をツーリングして今夜はむつ市にある国設薬研温泉キャンプ場に泊まろうと決めた。国設薬研温泉キャンプ場は北海道ツーリングするライダー達が渡道、または戻りで一泊する定番のキャンプ場だ。この日はお盆休みのUターンラッシュと重なるため混雑が予想される。

「混んでいたら嫌だな」そんなことを考えながらR1200GSを走らせていると、何やら辺りが重苦しく荘厳な森の風景を走っていた。恐山だ…。日本三大霊場といわれるこの地は極楽浄土の景色が見れると聞いたが本当だろうか?心がなんとなくザワザワする感じを覚え、私はいま最もあの世に近いと言われる場所をR1200GSで走っているのだ。

ほどなく走ると日没が近づいてしまった。ちょっとのんびりし過ぎてしまったようだ。ここからキャンプ場はそう遠くはなさそうだけど、この時間に行ったらテントを張るスペースも限られているかもしれない。そんな風に思ったとき、目の前に息をのむような美しい湖が現れた。「うわっなんだここは、綺麗だな」まるで南国の海のようなアクアブルーに白い砂浜。その入り江は箱庭のような小さな空間で湖というより海だった。

間もなく日没だし明日は高速の渋滞を回避したいので午前3時には出発したい。キャンプ場でそれをやると迷惑だから、この場所で野宿してしまおうか…。辺りの様子を細かくチェックし、火を使わずテントを張るだけなら良いだろう…と思い、この美しい砂浜で野宿することにした。

MSRのテントを張り終える頃には周囲は魔時の雰囲気になり、山の稜線に沈みゆく夕陽が息をのむほど美しい。辺りは気味が悪いほどにシーンと静かだった。

美しい夕陽のショータイムを満喫してコンビニで買ってきたオニギリを食べ、明日は早いのでビールも飲まずに寝ることにした。7日間で走り切った疲労感が適度に気持ちよく3時まで良く眠れそうだ、とこの時は思った。

しかし、どうにもうまく寝付けない。寝袋の中でモゾモゾと動き回っては目が冴えて。静かな周辺がなぜか騒々しいような気配を感じてしまい、安心して眠るような気分ではなくなってしまった。

暫くすると一台のバイクの音が近づいてきた。250くらいの単気筒だろうか。そのバイクは私の近くまで来て少しの間止ってアイドリングしていたが、やがてエンジンを停止させた。「誰かくるな」と思いテントから出てみるとそこには懐かしいホンダAX-1に乗った若い女の子がいた。

AX-1の後部には北海道を旅してきたのか?たくさんの荷物が整然とパッキングされていた。ウェアーはこれまた懐かしい上野バイク街にあったCORINで売っていたファクトリーベアだ。派手な蛍光カラーと熊のマークが80年代していて、いま見ると新鮮だ。20年以上経った今でもよく手に入ったと感心してしまった。

彼女はヘルメットを脱ぎ笑顔で「こんばんは」と言った。小さな顔は80年代風に言うと小麦色に日焼けしていて、髪は三つ編みでツインテール。バイクもウェアーもライダーも全て80年代という感じで驚いた。




「あっ、どうもこんばんは。君も北海道を走ってきたの?」

「いいえ、私はずっとこの辺を走っているの。今日、ここでキャンプするの?」

「キャンプ場は混雑だろうし、明日は3時に出発するので少しだけね」

「それでしたら、私もご一緒していい?」

えっ、君もここで野宿するのか?女の子が?近くにトイレはあるけど、誰も居ないこんな場所で見ず知らずの男と2人でキャンプ? …戸惑ったが私の返答を待つことなく、彼女はAX-1の後部に積載された荷物を解き、テントの設営をはじめてしまった。

しかしこのAX-1、旧車をレストアしたとは思えない新車のような輝きを放つ。通常、カウルなどの樹脂パーツは退色するもので、綺麗に手入れしていても古い物は見れば分かる。しかしどうだろう?まるで新品パーツのような色をしている。ホワイトのキャストホイールも塗装し直したのか、掃除のしにくいハブの周辺まで真っ白だ。まるでタイムスリップしてきたようなAX-1だ。

テントはこれまた懐かしい80年代の蛍光パープルと鮮やかなイエローのダンロップ ダルセットシリーズだ。太いポールが現代のテントとの違いを感じる。かなり手慣れた様子で私のテントの3mほど隣にダルセットテントを設営した。

「私、妙子。いつもこの辺を走っているの。こちら側の浜は極楽だけど、あの川の向こうは血の池があって地獄なのよ。今はお盆だから賑やかね」

「はあ?」

最初は何の話をしているか分からなかったが、妙子の話を詳しく聞くうちに、ここは宇曽利山湖という湖で極楽浄土の浜、三途の川、血の池地獄がある霊場であり、いまは多くの死者がここへ集まる時期なのだと。そんな恐れ多い場所で私は何も知らずテントなど張っていたのだ。それは寝付けなかったのも納得だ。

時計を見ると20時をまわったところだった。

「知らなかった…それなら、バチ当たりだから俺はもう撤収して失礼するよ。」

と妙子に伝えたが「私がいれば大丈夫」とほほ笑むだけ。なぜ?彼女がいれば大丈夫なのだ?ここの番人であるかのように自信をもってそう言う。まあ、彼女もいまテントを張ったところで、そこで私が帰ってしまえばある意味失礼でもある。そう思い予定通り3時までここで寝ることにした。

「明日、俺は3時には出発しちゃうけど大丈夫かい」

妙子は微笑むだけで言葉を発しなくなった。やがて強烈な眠気が襲ってきて堪らず「もう俺は寝ちゃうね」と残してMSRテントの中へ滑り込んだ。その後、おそらく秒殺で熟睡したと思われる。

サーマレスト製のマットを砂浜の上に敷いた寝心地はちょっとした高級ベッドのような寝心地だ。夢の中でもその心地よいフワフワ感に包まれ、見えた訳ではないが辺り一面に花が咲き乱れ心地よいそよ風が吹いている中を寝ているようだった。

深い眠りの中でいい香りを感じた。夢なのか現実なのか曖昧なままその香りが何であるか記憶の糸をたどっていた。白檀の香りだろうか?それとも何か別の花かな。とても品があり高貴な香りという感じた。すると人の話し声が聞こえてきた。何人かの人が湖に立っている。それは宇曽利山湖ではなく別の風景で、そこにいる数人の人は見たことも会ったこともない男であった。

「誰だろう?何を話しているのだろう?」

あのう?どうされましたか?

尋ねても私の問いかけは虚しくも無視されているようだ。

「妙子がいない。妙子が帰ってこない」

「だから北海道に行くなんて、俺はとめたんだ!」

男たちはこんな会話で何やら妙子のことを話していた。

私は自分がなぜここに居るのか?ここがどこかも理解しないまま男たちに向かって

「あの~、AX-1に乗った妙子さんのことでしたら、宇曽利山湖でキャンプしていますよ」と告げると男達は私の方を見て不思議そうな顔をし、近くにある木を指し示してこう言った。

「あの木は衣領樹といって奪衣婆が死者から奪った服をかける木だ。枝のたれ具合でこの世の罪の重さを測るものだ」

その衣領樹とやらに目を向けると妙子が着ていたファクトリーベアのウェアーがかかっていた。枝は大きく垂れ下がり地面すれすれの位置だった。男の話がもし本当であれば妙子は既に死んでいて、現世での重い罪を奪衣婆に知られてしまったところだと言う。




そ…そんなバカな。再び男たちがいる場所へ目を向けると、もう彼らの姿はそこにはなく、代わりに幾つかの風車が水面に刺さって風を受けて回転していた。

「もういいのよ」

どこからともなく、妙子と思われる声が聞こえてきてハッと目が覚めテントの中で飛び起きた。2時45分… 変な夢だった。アラームをセットし忘れていたが、夢から覚めた瞬間が偶然にもちょうど良い時間だった。不思議なことにテントの中には白檀のような良い香りがまだ仄かに残っていた。

よく眠れたせいか体の中から清々しさが湧きたってくるような感覚だ。まるで夢の中でみたあの世界が極楽浄土であり、心身ともに清浄されたようだ。外はまだ真っ暗だが心は明るく、生まれ変わったような気分である。

テントの外に出ると妙子はもういなかった。テントもAX-1もない。それどころか砂地であるにも関わらず、AX-1が通ったはずの場所にタイヤ痕がないし足跡すら見当たらない…」

…早くここを出よう。

急に怖くなりテント撤収時間が僅か10分という最速タイムをマークしてR1200GSに火を入れて砂浜を出た。いちど停止しナポレオンミラーに目をやると、地面にあるはずの無かった一輪の赤い風車がそよ風にゆられてこちらを見ていた。

「…ありがとう。妙子さん、もう行くね」

東の空が明るんだ山の峰々にR1200GSのボクサーツインサウンドがひびいた。

※奪衣婆(だつえば)…三途の川のほとりにいる鬼形の姥。衣領樹(えりょうじゅ)…奪衣婆が奪った死者の衣服をかける樹木

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キャンプのスズメバチ対策☆おにやんま君を自作する方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、冬キャンプシーズンの到来ですね。冬のキャンプは寒いものですが景色が綺麗、虫がいない、食材が傷まない…など良いことが多いですね。さて今回はキャンプツーリングのお役立ち情報を書いてみたいと思います。

キャンプは非日常と自然を味わうものですが自然が相手となると注意しなければいけない事は多々あるものです。食材を外に置いて就寝すれば、その匂いで動物が寄ってきてしまいますし、蚊やブヨなどの吸血昆虫にも注意が必要です。たかが虫さされと軽く見ていると酷い目に合います。

そんな自然相手のキャンプでなかなか厄介な相手がスズメバチやアブです。特にスズメバチは性格も攻撃的であり、日本中どこのキャンプ場に行っても見かけるものです。しかしスズメバチ対策で殺虫成分などを使わない有効なやり方があるのをご存じでしょうか?

私も最近になって知ったのですがスズメバチの天敵はオニヤンマなのだそうです。最初は信じられませんでしたがYoutube動画で実際にスズメバチをオニヤンマが捕食している動画がいくつもあるので本当のようですね。

そこでオニヤンマを模した虫よけグッズとして「おにやんま君」なるものが製品化されているのを知りました。しかし定価も結構なお値段の割に品薄のようで高額転売されている現状です。

要はスズメバチから見て「やべっ!オニヤンマがいるじゃんか!」と思える物ならOKなのですから、それくらい工作で作ってみようと思いました。農家の人だって「かかし」をAmazonで買ったりしませんからね。




作り方について細かくは書きません…各々で家に有るもので代用するのが楽しいし、お金もかからないと思います。ただ目の部分だけは手芸用のビーズとか色々と悩んだのですが釣り用のフロート玉が良いと思います。私が今回購入したのはSASAME道具屋さんの「夜光フロート玉 4号 P-243」です。数百円で購入できると思います。

私の場合、本体は割りばし、羽は透明なブリスターパックを使ってみました。色付けは黄色と黒のテープにしようと思いましたが途中でペンキを見つけたので塗装にしました。

割り箸で本体を瞬間接着剤で作ります。角をヤスリで丸くします。

釣り用のフロートは中心に穴があるので、このようにクリップを通して固定することも出来ます。




かなり適当ですがオニヤンマの特徴的な黄色と黒の縞模様を塗ります。

目の部分を取り付けて曲げたクリップの先を足の代わりに。

羽は紙に下書きを書いてみました。

本物のオニヤンマの写真と見比べて確認してみます。




接着剤で羽を取り付けて完成です。凝りはじめたらキリがないので手間とのバランスで適当に作ってみました。取付用に磁石やストラップを後で装着してみようと思います。

実際の効果は…次のキャンプツーリングで試してみたいと思います。

その昔、北海道のキャンプ場で指をブヨに刺されたことがありました。ちょうど関節に近い場所で翌朝には腫れあがって指が全く曲げられない状態に…。すぐステロイド系の薬を塗ったので大事には至りませんでしたが悪化すればバイクの運転ができなくなります。たかが虫刺されと甘く見ていると楽しいはずのキャンプツーリングが台無しになってしまいます。

スズメバチの場合はすぐに病院に行く必要があるのでキャンプ場や周囲の人にもきっとご迷惑をかけるでしょう。二度目以降はアナフィラキシーショックという命に関わる大事に至るそうです。なので対策には入念に!ですね。

キャンプツーリングのスズメバチ、アブ対策「おにやんま君」の自作方法でした!!

今回はこの辺で・・・

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信州ツーリングの拠点 戸隠イースタンキャンプ場

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ久しぶりになってしまいましたが今回は【美しき日本のキャンプ場】カテゴリーを更新してみたいと思います。

今回は信州の戸隠イースタンキャンプ場でございます。だいぶ時間が経ってしまったのですが8月に行った時のレポートで書いてみたいと思います。

戸隠イースタンキャンプ場 絶景度 ☆☆★★★(星2つ)

公式ホームページは こちら

有名なパワースポットである戸隠神社奥社からほど近い戸隠山の麓にあります。野反湖から13㎞くらいでしょうか。少し足を延ばせば志賀高原や白馬にも行けるので信州ツーリングの拠点として最適かと思います。

買い出しに行くスーパーやコンビニは近所にありませんので途中で済ますことをお勧めします。チェックイン後に行く場合、野反湖方面に県道を走り国道18号を南下すると信濃町に「第一スーパー」とセブンイレブンがあります。20分くらい走ります。お風呂は戸隠神告げ温泉で10分くらいの位置にあります。




受付のある管理センターはキャンプ場の敷地から県道を渡った方にあります。薪、炭、氷、冷えたビールや菓子類などの販売もあり。私が2020年の8月に利用した際の料金はバイクソロで1泊で1500円でした。最近の相場ではいたって普通の金額といった感じでしょうか。

新型コロナウイルスの感染症対策も万全を期している様子で安心感がありました。受付に使用するボールペンまで一本一本消毒しています。管理人さんは丁寧でとても親切な方でした。

このキャンプ場の良いところはチェックイン、チェックアウト時間がなくフリーなところです。撤収日に午後から雨がやむ…なんていう予報の時に時間厳守で11時までに出ろと言われると悲しいですものね。バイク乗りには有難いです。

全サイトで車両の乗り入れが可能です。森の雰囲気が抜群に良いですが私が行った時はさすがにお盆でしたので、ご覧のように賑やかでした。しかし繁忙期なのに予約なしで普通にテントが張れるのですから贅沢は言えません。

ゴミは指定の袋に入れて分別して出すことができます。焚火は直火でもOKのようですが殆どの人が焚火台を使用していました。

フリーサイトだけでも約200台分の広さというから広大なキャンプ場です。混雑していたので各サイトの写真は撮れませんでしたが、全体に森の雰囲気が良く特等席とかイマイチな場所とかない印象です。場所決めに悩まずに済みますね。

あまりフラットな場所はなく、かと言って整地され過ぎていない適度なワイルド感が良いですね。オンロードバイクの人は通路の近くのサイトが良いと思います。

地面は普通に土の上に草が生えているだけですのでペグについては悩まずに済みます。これだけ木があるサイトですので強風の心配もほぼないと言えます。




私がテントを張った場所の近くにある水場。メインの炊事棟から離れていてもこのような小さな水場が所々にあります。

今回は新型コロナの影響で中央の水洗トイレのみ使用可能でした。この写真は奥にある古い方のトイレで男性用のみ使用可能でした。

8月の真夏にも関わらず炊事棟の水はプラティパスが結露するほど冷たいです。下界は猛暑でしたが戸隠イースタンは過ごしやすい涼しさでした。

周囲は賑やかでしたがタープを低めにセットしてプライベート感を確保。なんだかんだ寛いでしまいました。

この日は昼間に志賀高原を走ったので帰りにイオンで買った少々高級なお肉を。

ステーキって簡単ですし満足感もあって良いですよね。味付けは塩コショーだけ。




管理棟で買ったスーパードライ。TOKYOオリンピック2020ね…本当なら今頃は…

虫はいましたがブヨ、アブ、スズメバチは見かけませんでした。熊はこの一帯はいないはずはないので食べ物を外に放置しないよう注意が必要です。ちょうどこの頃、長野の別のキャンプ場でキャンパーが熊に遭遇する事故があったようです。恐ろしい…

戸隠イースタンキャンプ場まとめ

・スーパーは遠いので買い出しは済ませてチェックイン

・チェックイン、チェックアウト時間が自由だ!

・広いので繁忙期に予約なしでもOKか?

・サイトは適度にワイルドで山の雰囲気抜群

高規格より昔ながらのキャンプ場が好きだ!という方に特におすすめのキャンプ場です。信州信濃ツーリングの拠点にどうぞ。あっ戸隠神社奥社の参拝も忘れずに~

戸隠イースタンキャンプ場でした。

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MSRストアウェイポットにトランギア0.6Lケトルがシンデレラフィット

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつか普通にキャンプツーリングに旅立てる日を夢見て…今回はキャンプギアのネタをいってみたいと思います。

キャンプ道具・・・それは儚い男の(女性も!)浪漫。そして深く妖しい沼。一度でも沼にハマると出るのは容易ではなく、出れたと思って油断するとまた深みに沈む…。

真新しいテント、高級なダウンシュラフ、レア物のランタン、座り心地の良いイス、ただのバケツに5万円、使わないのに何本も買ってしまうナイフ・・・長年使いこんでヤレた道具が一番だ、などとぬかした直後にナチュラムで新しいギアをポチる。

沼に侵された者につける薬はなく症状を進行させない唯一の手段は無理に我慢せず安い物をポツポツ買っていくこと。これに失敗して悪化させれば散財は避けられない。なにしろ人間の欲望は我慢を強いられて解放された直後の噴出力が凄まじいのだから…。




…という事で、ご安心ください。決して高い物ではございませんので。

MSR アルパイン ストアウェイポット 775ml

ステンレス製のクッカーで蓋を金具でしっかり固定できるポットとしても使用できます。MSRの正規代理店であるモチヅキの定価は2900円(税別)ととってもリーズナブルです。

寸法は直径14.0cmの高さが6.2cm。重量は365g。

まだ新品なのでピカピカです。私の顔が写り込んでいないか探さないように…

いいですね、とても安い品とは思えないほど細部の造りがしっかりしています。




今回、愛用していたチタンクッカーの使用をやめてMSRストアウェイポット775mlを購入した一番の理由はこの袋麺を快適に作りたいからです。むかしはキャンプで白米を飯盒炊爨していたのですが、最近はお酒の量が増えてしまい肉や魚を食べながらビールやラムを…締めに袋麺のラーメンというパターンが多くなったのです。

写真の藤原製麺の「北海道ホタテバター風味ラーメン」は大好物でして、これ本当に皆さんにもお勧めです。Amazonでも買えるようですがショッピングモールによくある「北海道うまいもの館」で売っています。スーパーでチャーシューや薬味を買ってからキャンプ場にチェックインしましょう。

しかし写真のようなチタンコッヘルだと薄くて温度が上がってしまい、茹でる最中に茹汁が細かく泡立ってしまいます。チタンは軽量なので登山や徒歩旅の人にはマストですが食材が焦げやすく調理できるものはかなり限られてしまうのが難点ですね。

その点、MSRストアウェイポット775mlのようにステンレス製であれば、熱伝導もチタンほどダイレクトではないので調理には好都合です。スキレットやダッチオーブンのように分厚い鋳鉄であれば尚のこと美味しく作れますが、バイクツーリングのギアとして考えると重いですからね。

やはりツーリングに使うアイテムとして考えるとステンレス製は丁度良い落としどころだと感じます。

MSRストアウェイポット775mlを購入したもう1つの理由は愛用しているトランギア ケトル0.6Lがぴったり中に納まって収納できることです。正にシンデレラフィットです!

トランギアケトル0.6Lは朝のコーヒーやお茶を淹れる時に活躍するソロキャンパーの定番アイテムですよね。程よい容量に絶妙な注ぎ口の形状。ほんと素晴らしいです。

袋ラーメンを作るのに理想的な大きさで蓋が固定できるストアウェイポッド775ml。固定金具を伸ばした部分が持ち手となるのですが、これが長めなのも焚火台で使うのに良さそうです。




ちなみに収納袋も良いモノを見つけました。100円ショップ ダイソーのデニム巾着。もちろん100円です。

これまたMSRストアウェイポット775にシンデレラフィットですね。

MSRストアウェイポット775mlにトランギアケトル0.6Lがピッタリですよ!というお話でした!

今回はこの辺で!!

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キャンプツーリングの持ち物リスト☆キャンプ道具リスト公開!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ウイルス騒動で世間は大変なことになっていますが如何お過ごしでしょうか?バイクで海岸線や山道を走るツーリングであればウイルス自粛は関係ありませんので、お休みの日は積極的にツーリングに行きましょう。

ところでこのウイルス騒動でイベントやライブが相次いでキャンセルされる中、キャンプ場は盛況らしいですね。屋外であれば感染のリスクも低いですし子供さんは学校が休校ですし、確かに今キャンプ場に行くのは良いかもしれませんね。

さて今回はツーリング写真解説をお休みしてキャンプツーリングのネタをいってみたいと思います。題して「キャンプツーリングの持ち物リスト」を大公開でございます…。私の20年くらいになる拙いキャンプツーリングのノウハウから、普段はこんな装備でキャンプツーリングに行っていますよ~という道具たちのご紹介です。

ジャーン…と主要メンバーを並べてみました。いつもこれら全てを持って行く訳ではありませんが、キャンプツーリングを楽しむ目的で出かける時はこんな感じでございます。

それぞれご紹介しますと… ①テント ②テントポール ③タープ ④タープ用ポール ⑤チェア ⑥シェラフ(寝袋) ⑦エアーマット ⑧コッヘル ⑨フライパン ⑩防水シート ⑪ペグ+ペグハンマー ⑫ランタン ⑬ホットサンドメーカー ⑭焚火台 ⑮水用タンク ⑯小物類 ⑰テーブル ⑱ヘッドランプ ⑲ガソリンストーブ ⑳ナイフ ㉑作業用チェアー ㉒着替類 ㉓洗面具 ㉔まな板 ㉕速乾タオル ㉖携帯用バイクカバー ㉗250Tガス缶 ㉘焚き火用の火ばさみとノコギリ ㉙エアピロー ㉚ポケッタブルレインジャケット ㉛サーモマグカップ ㉜ガソリンストーブボトル ㉝絆創膏や薬 ㉞レザーマン ㉟シェラカップ ㊱ワイン用携帯ボトル ㊲焚火台下の耐熱シート

いやぁ~何だか色々あるなぁ。⑤と㉑で何で椅子が2つあるのか…?と聞かれそうなので書いておきますが、ヘリノックスのようなリラックス系のチェアーは深く腰掛ける姿勢なので料理や焚火などの作業には向かないのです。㉑の椅子は作業用でヘリノックに座るときにはオットマンとしても使えます。




写真を撮り忘れましたが冬季以外は蚊取り線香、虫よけスプレー、虫刺されの薬もマストです。それとテントや道具を拭く雑巾、湿気取りや防寒にも使える新聞紙、焚き火用の着火剤などもあると便利です。

「キャンプツーリングを楽しむ目的」とは絶景キャンプ場を狙って行き、バイクであまり走り回らず昼間もキャンプ場でのんびり過ごすという意味です。一方で北海道ツーリングなんかだと旅が目的なので、キャンプは単なる旅の宿泊手段と化します。キャンプ場でのんびり…はしないので、もっと軽装ですね。

ペグとペグハンマー

⑯の小物類は写真のようなケースに一括して収納していますが中身はこんな感じです。

①バーナーシート ②シェラカップ ③カトラリー ④お箸 ⑤調味料 ⑥洗剤 ⑦ロールペーパー ⑧ポンプ ⑨ライター2個 ⑩塩コショー ⑪ナイフ ⑫スポンジ ⑬袋用クリップ ⑭ポール用フッククリップ ⑮スノーピーク包丁付きまな板 ⑯フック付き洗濯ばさみ ⑰ケトル ⑱ガソリンストーブ ⑲ガストーチ ⑳250Tガス缶 ㉑消毒エタノール

一部、1枚目の写真と重複していますがこんなメンツで小物入れに収納しています。⑧のポンプとあるのはエアーマット、エアーピロー用の充電式ポンプです。息で入れるのがシンドイのでこれで楽をしております。

これに冬キャンプとなるとまた装備が変わってきます。

①冬用シュラフ ②ブランケット ③ネックウォーマー付きフード ④シュラフ内用ダウンブランケット ④ユニクロのULダウン そして貼るカイロ。

③のフードはベルウッドメイドという商品で暖かくてお勧めです!!

カラバリもこんなにあってオシャレですよ。

真冬や標高の高いキャンプ場で快適に熟睡するために、冬用のダウンシェラフ、貼るカイロ(一晩で10枚貼る)、それに⑤のダウンブランケットを追加でシェラフ内に忍ばせます。ユニクロのULダウンはコンパクトに収納できるし万一、焚火の火の粉で穴があいても諦めのつく価格(ユニクロに失礼ですが)なので愛用しています。間違ってもモンクレールとかで焚火はしません。




キャンプツーリングする時のタンクバッグの中身です。これまた1枚目の写真と重複する物がありますが①Goldwinのタンクバッグ ②ツーリングマップル ③ヘッドランプ ④レザーマン ⑤Stream LightのLEDライト ⑥エアピロー ⑦ポケッタブルレインウェアー ⑧速乾性タオル ⑨サイドスタンドベース ⑩ショッピング用のエコバッグ ⑪ヘルメットロック ⑫タンクバッグ用レインカバー ⑬ポケッタブルのバックパック ⑭絆創膏や薬 ⑮洗面用具一式 ⑯タオル類やバンダナ ⑰充電コード ⑱Gore-Texの帽子 ⑲バイクロックなどのキーを入れるポーチ ⑳シールドクリーナー

キャンプ用のヘッドランプは夜間にパンクなどのトラブルや探し物などで便利なので、すぐに取り出せるタンクバッグに収納しています。⑮洗面道具と⑧速乾性タオルは立ち寄り湯に入る時にすぐに出せるようにしています。⑥のエアピローはSAの芝生で仮眠するとき用です。

⑨のサイドスタンドベース。キャンプ場や砂利の駐車場あるいは夏の北海道のアスファルトで重宝するスタンドの下敷きです。これ、私がメーカー勤務時代に作った製品ですが現在では寂しいことに廃盤商品…。リールカラビナは後から付けました。

細かいですが洗面用具一式。①はモンベルのトラベルキットパック ②絆創膏 ③耳栓(これ大事!) ④せっけん ⑤歯ブラシ ⑥アイマスク ⑦シェーバー ⑧目薬 このキットはタンクバッグに忍ばせて温泉に行く時やSAで仮眠するときにも直ぐに出せるようにしています。

このポーチには電気モノ関係を収納。モバイルバッテリーは20Aの大容量。Bluetoothスピーカーはキャンプ場でオバケや獣の気配がした時にラジオをかけるため。スマホの充電コードは予備も入れて2本。EOS6D mark2の予備バッテリーとDC充電器。




R1200GS-ADVENTUREのサイドケースに収納した様子。サイドケースは基本的にキャンプ場に到着するまで使わない荷物を入れる。それとバイクへキャンプ道具を積載するときの基本ですが重量物はなるべくサイドに振り分けてバランスと低重心化を心がけましょうね。

リアシート上には防水バッグを積載し、ここには着替えやシェラフなど濡らしたくない荷物で軽いものを収容します。買い出しした食材もここに入れてしまうので、出かける時点では半分くらい余裕をもたせます。

これに加えて私の場合はトップケースにカメラやレンズなど撮影機材が入ります。多くの方はキャンプツーリングの装備となると、持っていけるカメラはコンデジかスマホになってしまうと思いますが…私はキャンプでもがっつり一眼レフで行く変人でありますので。

むかしからよく言われることですがキャンプツーリングで必要な装備とは?ときたら「自分が必要なものすべて」と答えたものです。この「自分が」がポイントでしてまずは一度行ってみて、必要だったもの不要だったものが見えてきます。キャンプツーリングをどう楽しむか?は十人十色で装備も人それぞれなんですよね。

テント、寝袋、マット、バーナー、コッヘル、カトラリー、チェアー、テーブルといったオーソドックスな装備に対して「自分の場合はコレ!」というものを加えていきましょう。同時に一般的には必要なモノだけど自分は不要、というものを削って装備の軽量化もしてみましょうね。

キャンプツーリングの持ち物リストでした!!

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これはイイ☆具だくさんホットサンドメーカー☆アイリスオーヤマ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、キャンプツーリングはお好きでしょうか?いますごくキャンプブームで真冬でもキャンプ場は混雑しているようですね。アニメ「ゆるキャン△」が大人気でその影響でキャンプを始める人も多いそうですね。私の職場の人でもアニメ好きの人がいて「ゆるキャン△」にはまってキャンプを始めた人がいます。まさかあの人がキャンプを?!というインドアなイメージの人だったので驚きました。アニメの影響力ってすごいんですね。

さて今回はそんなキャンプの話題でございます。先日、新たなギアを購入して試したところ良かったのでご紹介してみたいと思います。

買ったものはコレです!アイリスオーヤマ製の「具だくさんホットサンドメーカー」です。ホットサンドといえば今やキャンプの朝食メニューとして定番化していますが、それ故に各社から様々なタイプが発売されて実に選択肢が多くなりました。

これまでバウルーのシングルを愛用していたのですがテフロン加工がだいぶ劣化したのと、最近になって具材を多めに入れる傾向があり買い替えを検討しました。そこでネット通販でアイリスオーヤマの具だくさんホットサンドメーカーを発見したのですが、この内容で1928円で買えてしまうとは驚異のコスパと言えます。




製品名が「具だくさん」とあるからには、中にたっぷり具材を入れて厚みを出しても問題なく挟めるという事です。通常のホットサンドメーカーではソーセージ、厚切りベーコン、バナナなどは切らないと挟めませんからね。

通常はホットサンドには8枚切りの食パンを使いますが6枚切りでも問題なく使えるそうです。余談ですが食パンと言えば普通は6枚切りがオーソドックスですが関西に行くと5枚切りらしいですね。

このヒンジの部分に注目してください。支点となる部分が上にズレているため、閉じる時にパンをヒンジ側から潰さないで全体が覆うように閉じてくれるのです。特許出願中だそうですよ。

内部はこのように四角く囲いがあって、この部分でパンを押し潰すことで具材が外へ逃げないようプレスする仕組みです。同時にパンの耳は潰されて加熱となるのでカリッと焼ける訳ですね。




では早速使ってみましょう。今回は厚切りハムをメインに溶けるチーズ、ツナなどを挟んでみたいと思います。トマトやレタスなど野菜も挟むべきですが買い忘れたので今回は無しです。

写真を撮り忘れましたがパンの外側にはバターをまんべんなく塗ります。バターを塗ることで表面がカリッと美味しく焼けるのです。ちなみに溶けるチーズを外にして最初だけ強火でいくと焦げたチーズパンになってこれも美味しいです。

スマホで撮ったとはいえまさかのブレ…

厚みが4cmもある具だくさんホットサンドメーカーなのですから、たっぷり具材を入れてみました。ちなみにレトルトのキーマカレーを入れるのもお勧めです。普通のホットサンドメーカーでキーマカレーを入れると食べる時に反対側から垂れてしまいますが、この具だくさんホットサンドメーカーなら囲いがあるのでその心配もありませんね。

うーん、いいですね。確かにヒンジ部分が上側にオフセットしているので閉じるときに真上から抑えるように閉まってくれます。ちなみに蓋は分離できるので洗う時に便利ですね。




ここで小さな問題が発生…。私が愛用しているストーブはMSRのウィスパーライトインターナショナルというガソリンストーブなのですが、フレイムリフレクターから飛び出している燃料ラインに干渉してしまい、水平に置くことができません。このホットサンドメーカーはゴトクが当たる部分よりも中央が盛り上がっているのです。

まあ…大きな問題ではありません。ずれないように慎重に置いてあげればOKです。

片面をそれぞれ2~3分ほど中火程度で焼くことで出来あがります。このときは8枚切りを使ったので潰す部分がズレてしまいましたが、次回は6枚切りで挑戦してみようと思います。外はカリッと仕上がり、たくさん入れた具材も溢れることなく美味しく出来上がりました。

このアイリスオーヤマ具だくさんホットサンドメーカー、小さな注文を付けるとすれば焼き目を入れるためのギザギザ部分が洗う時に少々手間かな?と感じました。バターを塗らなければ良いのかもしれませんけどね。

しかしアイリスオーヤマさんは一体何屋さんなのですか?と聞きたいほど手広くいろんな物を作っていますよね。どれも品質、機能が優れていてコスパも良いので一消費者としては嬉しい限りです。

アイリスオーヤマの具だくさんホットサンドメーカーおすすめです!

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構図を作る前に露出を先に決める!その訳は?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素敵なバイクライフと素敵なツーリング写真で日々を充実させていますでしょうか?自分らしい自由なツーリング、自分の好きなものを好きなように写真にすること、これだけで日々が充実するものですよね。




さて今回は少し前のツーリング写真解説で「構図を作る前に最初に露出を決めよう」という解説をしたのですが、難しくて意味が良くわからなかった…というご意見をいただきましたので、通勤中に撮ったスマホ画像で改めて解説してみたいと思います。

解説用に簡単に撮った写真ですが例えばこんな場合です。カメラは画面全体に対して平均で測光し露出を決めるのものです(平均以外にも測光方法はありますが)。日向と日陰が混在する景色ではどちらか一方を優先したのではなく平準的に決められるのでこのような感じとなります。しかし、これでは普通すぎますよね?それはなぜでしょう?その理由は特段光が美しいとは思えない写真だからです。

まずそこにある光が最も美しく見える露出を目指しましょう。この場合では日向の部分に露出を合わせてみましょう。露出を最初の写真よりもアンダーにふることで日陰はだいぶ暗くなってしまいましたが日向の部分に存在する光が魅力的に変貌しました。しかしコレだと今度は構図のバランスが崩れてしまいました。

日向に露出を合わせて光を表現すると決めたなら、その部分がバランスよく画面という長方形の四角の中に配置されるよう構図し直します。日向の部分が中心になるよう少しカメラを左上に向けてみました。これで日向の部分が中心に安定し、日陰部分はその良き引き立て役として額縁状に配置されました。

構図をつくる前に露出を先に決める理由がこれでお分かり頂けたでしょうか?




では実際のツーリング写真で解説いたします。

EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

鬱蒼とした森の中のキャンプ場です。日中の高い太陽光が木々のわずかな隙間から入っています。私はこのときリアルサイド分析から捻じれた表情を持つ木、それに絡まる葉の存在に強く惹かれました。木の茶色、絡まる葉の緑色は色相環で補色関係に近いです。デザインの分野で度々耳にする色相環図で補色(または反対色)関係となるものは抜群に組み合わせの良い両者という事です。

1、特徴的な木は茶色 2、絡まる葉は緑色 この2者からおりなす雰囲気が最も魅力的に見えるよう、わずかな光を使ってこの2者に露出を切り詰めてみました。

画面の多くの割合が暗くなってしまい、全体が暗い雰囲気の写真になりましたが木と葉の2者が画面と言う長方形の中にどっしりと鎮座し、魅力的な色を出すよう構成した結果です。もしこのシーンで評価測光で露出を決めれば全く違う印象の写真になると思います。

これは撮影現場を説明的にスマホで撮った1枚です。これも大幅に露出補正しましたが、ここで言いたいのは撮影地は実際にはさほど美しいロケーションでもなく、きわめて日常的なキャンプ場の風景という事です。白い軽バンは後からやってきた車ですが、それが無かったとしても「素敵な雰囲気のキャンプシーン!」とは思えないですよね?




写さなくていいものをカメラアングルやフレーミングで画面外へ除外するのは勿論のこと、露出でも同様に特別魅力的ではない要素はシャドウに包んでしまう、という考え方ですね。もちろん最も魅力的なものが最も魅力的に見える露出を選択した結果ではありますが。

暗い部分から明るいところまで、カメラが写せる範囲のことをダイナミックレンジなんて呼びますが、このように範囲が限られていることを上手に利用して、構図との関係をとっていきましょう。

あれっ・・・やっぱり分かりにくい説明だったかな。

今回はこの辺で!!!

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