SIGMA ART35mmF1.4DG HSM シグマのARTレンズ作例集 ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は撮影機材、カメラ、レンズのカテゴリーでSIGMA35㎜F1.4ARTレンズの作例集をアップしたいと思います。

SIGMAが現在ラインナップしているプレミアムな3つのライン。SPORTS、CONTEMPOPRARY、そしてART。私はボディがキャノンEOS6D Mark2なので、いくつかのキャノン純正レンズを愛用していますが、SIGMAのレンズも大好きで過去に何本かのSIGMAレンズを愛用してきました。

今回は2012年の11月に衝撃的にデビューしたSIGMA ARTラインの第一弾であるSIGMA35㎜F1.4DG ARTです。現在でこそ説明不要なほど好評なARTラインですがツーリング写真の作例としては(たぶん)世界唯一のご紹介になると思います!

SIGMA35mmF1.4ART

そもそもSIGMAのARTラインは同社の高性能カメラに搭載されているFoveonセンサーに十分に対応させるため、描写性能を徹底的に見直して開発したプレミアムなレンズです。高画素なフルサイズセンサーを搭載した現代では、従来の安価なレンズでは粗が見えてしまうため、ここに妥協せず解放の画質や収差などを追及したようです。

レンズ構成:11群13枚  絞り羽数:9枚  フィルターサイズ:Φ67㎜ 寸法:Φ77×94.0㎜  質量:665g  手ブレ補正:なし  定価:118000円(税別)

大口径F1.4にフルサイズセンサーに対応した描写。それが写真家にもたらしてくれるものは何なのか?ツーリング写真を例にご紹介したいと思います。

 

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/80 ISO100

まずはこちらの作例をご覧ください。太陽が薄い雲にかくれた瞬間の柔らかい太陽光源での撮影です。適度に光が回り込んでコントラストが控え目な印象です。こういったシーンで車体の質感がよく表現され、見た瞬間にはっとさせられる描写を見せてくれました。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/640 ISO100

次にこちらをご覧ください。レンズの性能を試す要素である解放と逆光。この両方を盛り込んだ意地悪な撮り方です。しかしどうでしょう?画面右上付近に太陽がきているのに不自然なフレア、ゴーストは発生しませんでした。これはスゴい!そして解放F1.4で撮ったにも関わらず周辺の光量落ち、気になる収差もありません。この時に使ったボディ EOS1Dxとの相性も抜群に良かったと感じます。

そして見逃してはいけないポイントは解放で魅せるそのレンズの個性です。この時、私はなぜこのシーンでF1.4を選んだのか?木々の様子が画面全体を雑然とさせないか心配だったので逆光の光線と交えてフォギーなボケを狙いたいと思ったからです。そしてSIGMA35㎜F1.4ARTは見事にそれに応えてくれました。プレビューした瞬間思わず「マジでARTだぁ」とつぶやいてしまいました…。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/25 ISO250

こちらの作例はカメラのすぐ直近にスイセンの花を置いた近景のある構図です。近景の花がスイセンであることが、誰にも伝わるようにF13まで絞ってみました。そして絞った状態での逆光撮影で気を付けなくてはいけないこと…そう、回折現象です。この時、ピントピークはR1200GSアドベンチャーとライダーの位置に合わせましたが、シャープにエッジが光り不快に感じるような回折現象は気にならないレベルに留まりました。

フレア、ゴーストはわずかに入りましたが、個人的な好みで言いますとコレは写真らしい演出として大いに許容できるものと感じます。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F9 1/200 ISO100

こちらは先ほどのスイセンほど超近景ではありませんが、やはり構図に前景を作って印象を狙った構図です。絞りはF9。右後方からの順斜光で鮮やかな色彩を出してくれました。まあこういった撮り方は高級なレンズでなくとも綺麗に写るものですが。

EOS6D Mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F5 1/125 ISO100

こちらはEOS6D Mark2にSIGMA35mmF1.4DG ARTを装着して撮った作例です。朝の強烈な逆光で絞りはF5です。影の様子と慎重に相談しながら撮った1枚ですが息をのむほど美しい写真が撮れた!というのがこの時の私の感想でした。光、影、そして空気。空気中には朝の太陽光によって熱せられた地面から、大量の水分が蒸発をはじめて、その細かな粒子の1つ1つに光が当たっている様子が写真にできたと思います。F5を選択している理由は岩のてっぺんによじ登って撮ったので三脚が使用できず、かといって前述の様子を表現したかったのでISO感度も上げたくなかったからです。




いかがでしたか?今回、5枚の作例でご紹介しましたがレンズの個性を生かして撮りたい写真を撮る素晴らしさ、何となく分かっていただけたでしょうか?SIGMA35mmF1.4ARTは大変描写の良い素晴らしいプレミアムレンズですが、写真はプロが仕事で撮る場合を除いて、必ずしもプレミアムなレンズがその人にとって最良の選択とは限りません。

例えば収差やフレアなどが写真らしい演出として好みだ、という方はわざわざ高価なレンズを選ぶ必要もないのです。ネット上で多くの口コミで話題になっているからと言って、必ずそれが自分にとって理想のレンズとは限らないのですね。

この辺の理解を深めて正しい機材の選択をするにはどうしたら良いか?これは毎度同じ話になってしまいますが、レンズの知識を深めるだけでなく写真の知識を深めることです。写真のことをより好きになって自分のやりたい表現や好みの写真がどういったものなのか?これが明確になれば例えばSIGMA35mmF1.4DG ARTを買うべきか、キャノンEF35㎜F1.4Lを買うべきか、はたまたEF35mmF2ISを買うべきなのか分かると思います。

SIGMA35mmF1.4DG ARTレンズのツーリング写真作例集でした!

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SIGMA150-600mmF5-6.3DG C 超望遠ズームレンズ作例集

 

楽しい☆過去のストレージから見る記憶のツーリング風景

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、春のツーリングシーズン突入ですがツーリング行かれていますか?私は休みのたびに雨だったり風邪をひいていたりで久しくバイクに乗れておりません。

そんなこんなで古いストレージの整理と過去画像の再レタッチなどをしているのですが、2008年の写真の中にこんな写真を見つけました。




EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L

遠くに見える富士山のような山は蝦夷富士とも呼ばれている羊蹄山です。ニセコパノラマラインを走ったあとに京極の方へ走っていたヒトコマでしょうか。11年前の自分は下手なりにも「おっここはいい」と思ったところでバイクを停めて写真を撮っていたようですが、このド逆光をよくEF14㎜F2.8Lなんて超広角レンズを向けたものだな…と色んな意味で関心してしまいます。

無知ゆえの大胆さとでもいいましょうか。元データは空の部分が真っ白で見事な失敗写真でしたがEOS5D Mark2のダイナミックレンジにはしっかり空の様子がデータとして残っていました。この部分をLightroomの段階フィルターで調整を施しました。

今見て面白いなと感じたのは右下に写ったレンズフレアです。画面全体の中でちょうど弱いスペースにこれが入ったのは偶然とはいえ絶妙と言えます。もちろん撮影時はまったく意識はしていませんが。フレアは好みの分かれるところですが、こういった感じで入るのであれば「写真らしい表現」として私は演出に使うことに躊躇いはありません。




一方、同じく過去の夏の北海道ツーリングでこんな写真も発見しました。

EOS40D + EF24-70mmF2.8L

シャッター速度を1/13まで下げているのでバイクをブラしてスピード感を表現したかったようです。下手なりにも知識は少しだけあったようです。しかし当時の私は帰宅してからこの写真を採用カットとして仕上げませんでした。なぜでしょう?

きっとバイクの位置をもう何ⅿか手前のタイミングでシャッターを切りたかったのだと思います。これだと枠のギリギリ過ぎて気に入らなかったのでしょうね。

しかし、今みると枠のギリギリだから良いのではないか!と当時の自分に言ってやりたい気分です。フレーミングは使い方によっては枠外の様子を観賞者へ想像させたり、この写真のように枠内から消えゆく様子で風景に時間を与えてくれたりします。

偶然の産物ですが過去のストレージとはこんな面白いデータが残っているものです。今撮る写真も今は失敗と思っても大切にRAWで保存しておくのは本当に大切なことだと感じます。




これが今回、発掘作業をしたポータブルストレージEPSONのP-4000。懐かしいですね。今はもう記録メディアが大容量化した時代なので、こういった持ち運び用のストレージはなくなってしまいましたね。10年以上前、キャンプ場に着くとテントの中でEOS30DのCFカードから、このP-4000にその日のRAWデータをコピーしていました。しかしコピー時間があまりに長く、コピー中そのまま寝てしまったりして…。

皆さんも失敗写真のRAWデータ、しっかり保管しましょうね。今回はこの辺で!

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驚愕のコスパ☆バイク用三脚として理想?NEEWER66インチカーボン三脚

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真の撮り方の解説ではなく撮影機材、それも今まで触れなかった三脚の話題をいってみたいと思います。

バイクツーリングで持っていける三脚ってどんな物が理想的でしょうか?安定の良い物は重量もあるしかさばる、かといって軽量なカーボン三脚は高価。なかなか悩ましい問題ですよね。

安定と重量(または収納サイズ)という両者は要望を高めていくと高価なものになっていくのが三脚というものです。いや…かつてそうでした。しかし近年になって安価をウリとする中国ブランドが、小型軽量で安定の良い三脚を製品化しているのですが、これが侮るなかれ!なかなか良い品物なので購入してみました。

Amazonのタイムセールで8074円!

 

NEEWER66インチポータブル軽量カーボンファイバー三脚一脚。 NEEWERとは中国のカメラ用品メーカーでなかなか痒い所に手が届く的な製品展開で評判の良いブランドです。日本では魚眼レンズがたくさん売れて有名になったと記憶しています。

そんなNEEWERのポータブル軽量三脚、しかも高価な素材であるカーボン三脚ですが、もっとも注目したいのがコスパです。何と実売価格として1万円以下で購入できました。




ポチった翌日には届き、恐る恐る開封してみると想像以上に…いや大きく期待を裏切るほどクオリティが高く、これが本当にチャイナブランドなのか?という立派な品物でした。

この三脚はセンターポールを伸ばした状態で各脚を180度倒して格納する、いわゆるトラベラー三脚タイプなのですが、私が今まで愛用していたGITZOの2型カーボン三脚と比較してもクオリティ面では見劣りする部分がありません。

左が今まで愛用していたGITZOのカーボン三脚 GK2550EXQDというオフセットポールの自由雲台の三脚です。2型の3段というサイズは一般的ですがオフセットポールはアクロバティックなアングルに対応していてお気に入りでした。

右が今回買ったNEEWER66インチポータブル軽量カーボンファイバー三脚一脚。パイプ径がワンサイズ小さいですが4段なので全て伸ばすとGITZOと同様にアイレベルまで高くなります。

GITZOと並べても見劣りしないクオリティです。カーボンはGITZOは繊維がクロスしていますがNEEWERは一方向にしか見えません(実際はクロス織りだと思います)。

雲台はどちらの三脚も自由雲台ですがGITZOはオフセットボール、NEEWERはセンターボールです。耐荷重はGITZOが5㎏、NEEWERが12㎏!!??

ロック部分の構造は両社はほぼ同じです。




収納状態の大きさは歴然です。GITZOは縮長750㎜で重量は2.4㎏。対してNEEWER66インチカーボン三脚は縮長450㎜で重量は1.52㎏。サイズも用途も異なる三脚なので比較しても意味がありませんが、バイクに積載と考えると圧倒的にNEEWERが魅力的に感じます。

今まで愛用していたGITZOのカーボン三脚を思うと、とても小型軽量でツーリングに持って行くことにストレスを感じません。

360度のボールヘッド。固定ダイアルがもう少し大きければ良かったのですが…

アルカスイス規格の雲台にクイックシュー。水平を出すためのバブルインジゲーターもあります。

スポンジカバーのある1本は簡単に外すことが出来て一脚に早変わりします。これは便利だ。

4段、すべてを伸ばし切ったところ。アイレベル付近までの高さが出ますがこの状態で強風や振動のある撮影地でどれくらい安定を発揮してくれるのか…が一番の悩みどころです。パイプ径がワンサイズ小さいだけで揺れの収束はだいぶ違いますからね。

まあこの辺は小型軽量を選んだためのトレードオフと言えます。

そもそも私がGITZOの2型3段カーボン三脚を使用していたのは、かつての愛機であったEOS1Dxに望遠ズームレンズを装着して使用するという、とてもヘビーな環境を想定していたからです。しかし現在ではボディは軽量なEOS6D mark2でレンズも多くのシーンではEF35㎜F2ISやEF50㎜F1.8STMなどの軽量な単焦点であることが多くなりました。

それによってバイクでの積載、持ち運びが煩わしかった三脚を大幅に軽量化することができました。それも驚異的なコスパの製品で!




NEEWER66インチカーボン三脚一脚が如何なる過酷な撮影地でも頼れる三脚であるかはこれからの使用にかかってきますが、Amazonのレビューを見る限りですと通常の使用、常識的なメンテナンスをしていれば問題ないと思われます。

ともあれフランス軍の機関砲の台を作っている、あの憧れのGITZO様と比較され、そして見劣りがないクオリティ。GITZO GK2550EXQDが11万円くらいしたのに対しNEEWER66インチカーボン三脚は約8千円!!三脚界の王道的なGITZOとコスパを比較するのは変だろう、と聞こえてきそうなので…一般的なトラベラー三脚(Velbonやマンフロット製)で比較するとアルミ製で2万円前後、カーボンで4万円前後ではないでしょうか。

この驚異的なコストパフォーマンスは本当に有難い限りです。なぜこのような価格が実現するのか…ジャンル違いですが元メーカーの開発を経験した私には疑問符しか出てきませんが、1つ確かであろう推測は、そもそもカーボンファイバーのパイプという物は以前は日本やフランスの特定のメーカーの技術でしか成しえなく、それが近年になって中国内にも技術が伝わったという事なのでしょう。

スペックにある耐荷重12㎏が若干疑問ではありますが、通常の一眼レフやミラーレス機でしたら望遠ズームレンズを装着し、長時間露光(強風でなければ)も対応できるのではないかと思います。そう考えるとこの収納サイズはバイク用三脚として理想的かもしれません。

皆さまもおひとついかがでしょうか。

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SIGMA150-600mmF5-6.3DG C 超望遠ズームレンズ作例集

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、寒くなったり季節外れに暖かくなったりでご体調を崩されていませんか?私は特に体調が悪い訳ではないのですが、最近なんとなく「そろそろ病気になって早死にするのでは…」なんてネガに考えてしまう時があります。

自分の死期を目前にして「もっと旅をすればよかった」「もっとバイクに乗りたかった」「もっと素晴らしい写真を撮りたかった」なんて後悔の念にかられるのは絶対に御免したいところです。毎日、生活に追われるのは仕方のないことですが、その中でも自分としての大切な一瞬を作って今を生きたいものです。

せっかくこの世に生を受けて誕生したのですからね。好きな事、得意なことを発揮して世のため人のために何かできないか、このブログもそうですが模索しているところでございます。もう人生カウントダウンですので迷っている暇はありません。私はバイク旅と写真で残りの人生を生き抜いていこうと思います。




さて今回はツーリング写真、バイク写真の具体的な撮り方でなく、お役立ち情報として私が愛用しているレンズの作例集でいってみたいと思います。いままで書いたようで書いていなかったレンズのインプレッションでございます。

記念すべき第一弾はSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary という超望遠ズームレンズでございます。

SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary 税別150000円

最初に誤解のないよう強く書いておきますが断じてツーリング写真、バイク写真用として皆様におススメするレンズではございません。この600㎜という望遠域まで使えるレンズは私の中の完全なる「飛び道具」であります。

いったい誰がバイクにこんなレンズを積載して走るのでしょう…。きっと私だけ。しかし1つだけ意見を許して頂けるのであれば、このレンズはバイク向きであると訴えたいです!!!理由は万一何らかの理由(例えばツーリング先で野鳥を撮りたいとか)によって超望遠レンズをバイクに載せて行きたい!となったとき、このSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryは600㎜までの超望遠として考えれば1830gと軽量で小型なのでバイクツーリング向きと言えるのであります!

オロロンライン SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

以前にカメラの選び方を解説した投稿で自身の撮りたい写真の要求に応えられるもの、それこそが撮影者にとって理想のカメラである…みたいな事を書きました。それは星景写真であれば高感度でも低ノイズなカメラ、逆光の写真が好きであればダイナミックレンジが豊かなカメラ、とにかくいつでも持ち歩きたいならコンパクトなカメラ…といった具合に。




これはレンズにも同じことが言えます。そのレンズで何を撮りたいか?この写真への要求が具体的であればレンズ選びも迷うことはありません(理想的だと思ったレンズが高価だった場合は悩みますが)。

私の場合、SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryで撮りたい写真とはずばり道です。道の写真が撮りたくて誰も持っていかないであろう大砲(と呼ぶほど大口径ではありませんが)のようなレンズをバイクに積載して旅をしています。

蜃気楼かすむエサヌカ線 SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary+×2エクステンダー

以前も書きましたが「道は写真にすると人に何かをうったえているよう…」と感じ、少し前から道を意識した写真を撮るようになりました。そして道を魅力的に撮る手段の1つとして超望遠で抽象的に撮る手法をみつけたのです。

夕刻の帰路 SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

特に直線路はどこまでも続く様子に旅心を刺激されるのが人間の心理です。しかしそれを標準域付近の画角で撮ってしまうと、画面内の大半の割合は道以外の風景が占めてしまい、道の存在感を絶対的にできません。

もちろん路面に寄るなどして印象を狙う手法もあります。道が主題の作品でも超広角レンズEF14㎜F2.8Lで撮ったものも何枚かありました。とても近景側に寄って撮った写真ですがそれはそれでアリだと感じます。

しかし抽象的に道を表現したいのであれば超望遠は絶対におススメ。「あの道はすごかったな…」と過去の旅を思い起こすとき、人の記憶風景に出てくる像はきっと超望遠でとらえたような道の様子なんだと思います。

とにかく従来は現実的ではなかった超望遠レンズ。これがSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryの登場で小型軽量となったのでバイクでの持ち運びも不可能ではなくなった事。キャノンのLほどではありませんが簡易的な防塵防滴構造、マウント部分のラバーシールなど、この辺を考えてもツーリングには好条件と言えます。

加速度センサーを採用した手ブレ補正機能は2つのモードがあって1つは通常、2つめは縦、横、斜めでも追従し流し撮りに適したモード。

AFの追従や制度はSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Sportやメーカー純正レンズには劣るのかもしれませんが、スポーツシーンに特化して撮るのではなくツーリング写真として考えれば十二分な性能と言えます。




雨のツーリングルート SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporary

道をこのような感じで撮ることに、少々大げさですが何かの可能性を感じているのです。肉眼とはかけ離れた画角は悪く言えば不自然ですが、だからと言って全ての写真を50㎜で撮りたいとは今は思いません(今は…)。私が現在所有しているレンズにはこのようにそれぞれ撮りたい写真のイメージが存在しています。

もちろん絶対ではなく例えばSIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryで沈む直前の太陽や南房総から望む冬の富士山を引っ張ることもあります。レンズの使い方は縛られず思いついたらそのアイデアに従順に従います。

良い道具を持っていれば可能性も広がる、その一方で限られた道具で縛るとその世界を極めようとする。この相反する両者を今後はじっくり学んでみたいな、とそんな風に思う今日この頃です。

SIGMA150-600㎜F5-6.3DG Contemporaryの作例とインプレッションでした!

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SIGMA35mmF1.4 DG ART 作例集

カシオ菌に感染しました。。

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ライダーである皆さまでしたら【スズ菌】ご存じですよね?

我が日本が誇るバイクメーカー ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4メーカー。ぞれぞれに立ち位置というか個性があってホンダは日本の二輪業界のリーダー的存在、ヤマハはハンドリングの優れたスポーツ性、カワサキは男のバイク浪漫を象徴するかのような硬派、そしてスズキはひと際に異彩を放つ個性モデル。

個性派というのは一度惚れてしまうとトコトンそれになってしまうのが人間の心情。スズキが個性的なモデルで成功をおさめた刀や隼をみればスズキの素晴らしさは説明不要ですが、SW-1やギャグなど「なぜこのようなバイクを…??」という隠れた名車も多数あるのがスズキです。




このような個性的なスズキに魅了されて、病的なほど熱狂的なスズキ党になってしまった人をライダーの間では「スズ菌に感染した人」と呼ぶようになって久しいですね。私はスズキ車はジェベル250しか経験していないのですが、何とか体内に抗体があったようで感染を免れました。

しかし!そんなスズ菌は大丈夫ですが、どうやらカメラの方でカシオ菌に感染してしまったようです。以前に毎日スナップ用としてCasioエクシリムEX-10を愛用していましたが、またCasioのカメラを買ってしまいました!

Casioは2018年にすべてのデジタルカメラの生産を終了しカメラ事業から完全撤退してしまいました。近年では一眼レフカメラを作らないカメラメーカーとして、その特異な戦略商品で成功してきましたが、自撮り、メイクアップなどの機能がスマホにかわりアクションカム的な需要もGOPROなどの新興勢力と競わねばならず、だいぶ厳しかったようですね…。




で…今回、ひょんな事からこのカメラを買ってみました。カシオ EX-FR100です。メルカリで新品のような個体が14000円でした。面白い形をしていますが、実はこのカメラは撮影部と本体が分離して無線で操作できるユニークなカメラなんです。

はい、こんな風に簡単にレンズ部分を外すことができるのです。このレンズは16㎜の超広角の単焦点レンズでF2.8の固定。気に入ったのは防水で手ブレ補正も内蔵していること。

こういったユニークなカメラは使う側のアイデア次第でトンでもない写真が撮れると考えます。

まだコレといった具体的なアイデアを持っている訳ではないのですが、まず単純にコクピット風景として走行しながら撮れること、しかも雨天走行でも撮れちゃう。そして走行中にタンク上あたりにセットして自分の方を向けちゃうのもアリかなぁ、なんて考えています。何しろレンズ部分はこれだけ小さくて16㎜!Gショックのようにタフときたのですから、これでバイク写真を組み合わせない手はないでしょ!というコトなのです。




ベースは簡易的なコンデジなのでマニュアル露出や絞り込んでどうこうとか出来ませんが、それを相殺できる可能性を秘めています。

面白い写真が撮れたらご紹介しますので、お楽しみに!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

中央区晴海 雨上がりの濡れた路面に西側の雲間から太陽光が入ってきました。信号待ちの社用車の中から。路面に写り込んだハイライトと女性を合わせて撮った1枚。そしてそれを強調するためのモノクロ仕上げです。

バイクツーリングに最適なカメラとは?本当にスマホで十分なのか??

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはスマートフォン、使っていますよね?最近はIphoneに限らずあらゆる機種でカメラ機能が高性能化されていますね。

つい先日、職場のある方からカメラの相談を受けて「やっぱスマホじゃ駄目なの?」という質問をいただきました。同じような質問は過去にいろんな人から頂いたのですが、これは一言では回答できない質問です。

決してスマホではだめですとは言えません。確かに最新のIphoneなどは画質面だけでなく階調表現なども豊かで、仕組みは分かりませんが一眼レフで絞り開放で撮ったような背景のボケた写真まで撮れるようです。

バイク用のカメラとして何を買えば良いですか?という質問も同じなのですが、どんな写真が撮りたいかによって回答は多様に存在します。今回はスマホでは苦手なシーンを例にして解説してみたいと思います。




EOS6D Mark2

まずこちらの作例をご覧ください。私が普段愛用しているキャノンの一眼レフカメラ EOS6D Mark2に望遠ズームレンズを装着して撮ったR1200GSの写真です。注目していただきたいポイントは背景に鎮座している富士山の大きさです。

撮影地は千葉県鋸南町ですので実際には富士山は遠いです。撮影場所は広い駐車スペースでしたので下がれるだけ下がって望遠レンズの効果を利用し富士山をぐっと引き寄せた写真なのです。

またバイクが主役の写真ですので富士山は大きく切り取ったとは言え、あくまで背景ですので絞りを解放にしてボカしてみました。

この写真は1枚目のEOS6D Mark2で撮った写真と同じポイントからIphone7で撮った写真です。実際には富士山は遠く、撮影場所はとても広々しているのが、この写真でお分かり頂けると思います。

そして画質に注目してください。ともするとこの写真もレンズを交換しただけでEOS6D Mark2で撮ったのですよ、と言っても多くの人は疑わないかもしれませんね。それくらい画質面できれいに撮れていると思います。

ではこのポイントから今度はIphone7で1枚目の写真のように望遠で富士山を引き寄せて撮ってみるとどうなるでしょうか?




カメラアプリの画面をピンチアウトさせて望遠にして撮ってみました。どうでしょう?明るい場所の写真なのでパッと見では大きな違いがすぐに分からないかもしれませんね。

しかしこの時点で分かる人が見ればすぐ分かるほど、誰もが許容しがたい画質低下が発生しています。

分かりやすいよう、この写真を局所的に拡大してみます。

これでどなたでもお分かり頂けると思います。単に粗いというだけでなくボヤけた感じで明瞭さもありませんし、こういった感じだと階調とか空気感などほど遠いレベルです。どうしてもカメラのように光学的に望遠できないデジタルズームのスマホはこうなってしまうのです(これから登場するスマホは進化するのかもしれませんが)。

そしてEOS6D Mark2で撮った1枚目の写真のようにバイクにピントをガチっと合わせて富士山はボカすといった芸当もかないませんでした(最新のIphoneなら可能かもしれませんが)。

ここで言いたいのはまず1つ目としてスマホのカメラ機能が苦手なのは望遠域であるという事です。逆に言ってしまえば望遠は一切しないよ!という方には問題になりません。




2つ目として逆光です。特に太陽が画面内に入ってくるような強烈な逆光で撮りたい場合にもカメラとスマホでは大きな差が発生します。

EOS6D Mark2 EF35mmF2 IS

これはEOS6D Mark2で撮った作例。

これを全く同じ場所でIphone7で撮ってみたところ…

多くの方が不快と感じるであろうゴースト、フレアが発生し全体的に許容しがたい画質低下を招いてしまいました。

「スマホではダメなの???」この質問に的確に答えるのであれば、望遠を使って空間を圧縮したような表現を使いたい、逆光でも臆せずレンズを向けドラマチックな表現がしたい、あるいは暗いシーンで天の川や流星も撮りたい、といった具合に撮りたい写真への願望が具体的であれば「いや、スマホじゃきびしいですね」と言い切れます。

バイクツーリング用としてスマホじゃ駄目?では「バイク用…」と言われてもどんな写真が撮りたいのか具体的ではないので「スマホでも良いのかもしれませんね…」としか言えません。

今回はスマホの苦手な部分を取り上げて解説しましたが、逆に一眼レフやコンデジでは無理でスマホだからこそ撮れる写真というのもあるので、機会があったらそれを解説してみたいと思います。スマホのカメラ機能ってアイデア次第ではすごい写真が撮れる可能性を秘めていると思いますので!

今回はこの辺で!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

Iphone7

自宅の近所に咲いていた赤紫色のスプレー菊です。この時うっかりRICOH GRを持ち歩いていなかったのでポケットにあったIphoneで撮ってみました。

リコーGR 作例集 新年1発目はツーリングもスナップもリコーGRで!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、新年あけましておめでとうございます。2019年も究極のツーリング写真 touring-photography.com をよろしくお願い致します。

皆さま、初夢は見られましたでしょうか?私は変な初夢を見ましたよ。

いつもの駅で電車に乗ると座席は満席、しかし立っている人は誰もいない。仕方なく私は吊革につかまって立つのですが、電車が発車すると不思議なことに私は座っている他の乗客に次々と「無人島に1つだけ物を持っていくなら何を持っていきますか?」と質問をしていくのです。見知らぬ人物からの突然の変な質問であるにも関わらず皆さん「本」とか「食料」とか答えてくれるのです。車内の全員に質問が終わるとそこに居る全員が和やかな雰囲気になって、みんな友達みたいな感じでワイワイと雑談がはじまるのです。そこで終わりなんですけどね。




今年、当ブログ【究極のツーリング写真】では1.バイク旅の文化を一般に広める、2.写真界にバイク写真の文化を認知させる、というこの2つの目標をより高めていきたいと思います。そのためには、まずは私自身がより良い写真作品を生み出せるよう爆発的に写真活動をしていきたいと思います。

皆さまもぜひこのブログをお暇な時にでも読んで静観してくださいませ。

さて新年の一発目の投稿は最近になってリコーGRに関わる検索ワードで当ブログへアクセスされる方が増えたのを受けて、リコーGR APS-Cモデルの作例集をアップしてみたいと思います。

作例集といってもリコーGRで撮ると画質はこんな感じです、という画像やカメラの性能に関わることではございません。リコーGRはこんな写真を撮るのが楽しいですよ!という至ってシンプルなことをアップしてみたいと思います。

リコーGRといえばスナップカメラの代名詞と言っても過言ではないですよね。スナップ写真の巨匠 森山大道が使っているのも有名です。スナップ写真の定義を一言で言うのは難しいですが、一般的には日常などで出会った被写体や光景をパッと撮って瞬間を捉えたもの、とか気軽に撮った、といった解釈でしょうか???

写真家によっては全ての写真作品はスナップである、とおっしゃる先生もおられます。最初、この意味が分かりませんでしたが今は何となく分かる気がします。

とにかくスナップ写真とは身構えず意気込まず、いつでもどこでもパッと撮るのが大事なのですから、コンパクトでいつも持ち歩けること、電源ボタンを押してからの起動時間が早いこと、などがスナップに適したカメラの条件でしょか。

リコーGR APS-CはGRデジタルの時代よりも少し大きくなってしまったので、ポケットに忍ばせるには若干大きいかな?と感じますが起動時間の速さや28㎜単焦点の画角、ローパスフィルターレスの描写、プルプレススナップ機能などスナップに適した名機であるのは疑う余地がありません。

あっと感じてパッと撮る!

この瞬間を切り取る感覚が最高に写欲を満たしてくれるのです。むかしSONYがCyber₋Shotを出したばかりの頃、製品のコピーに「ビジュアルブックマークしよう」とありましたが、コンデジの使い方を提案するなかなか気の利いたコピーだったと感じます。その後、ビジュアルブックマークという単語の意味はスマホのカメラ機能にバトンタッチした感がありますが、現在でもストリートスナップなどの魅力はビジュアルブックマークという表現がぴったりだと感じます。




自分が日常の中で出会った刹那をリコーGRは確実に切り取って写真にしてくれます。この楽しさは普段、風景写真とか〇〇写真といった具合に本格的に写真活動している人ほど、そのガス抜きにもぴったりだと感じます。シャッターを切れば自分という人間がそこで発散されて瞬間として閉じ込められる、良く分からない表現かもしれませんがそんなイメージです。

リコーGRの他にもSONY RX100やCasio エクシリムEX-10、キャノンPowerShot S110など使っていましたが、やはりこの「あっと思ってパッと撮る」を最高に楽しむにはRICOH GRは理想的なカメラだなと実感します。毎日毎日、このカメラを持って何かを撮るのが楽しくて、気が付くとGRをどこに向ければ28㎜の画角としてどんな風に写るか?とか感覚でしみついてしまいました。

リコー GR APS-C

逆光に強い光学性能もツーリング写真で活躍してくれます。上の写真のようにライダーを入れてセルフで撮る場合も、私がよく使うインターバルタイマー機能が重宝しています。

稀に中古市場の説明文で「私にはGRは使いこなせませんでした」というコメントを見かけますが、おそらく28㎜という画角では撮れないようなイメージを最初に頭に描くのではないでしょうか?または撮る前にあれこれ深く考える慎重派の人には難しく感じるかもしれません。

撮り方を難しく考えるカメラではなく、自然にパっと撮るだけで十分に良い写真が撮れるし楽しいカメラなんですよ。ぜひシンプルに考えてGRを使ってみてくださいね。

あっ、私がもし無人島に1人で置き去りにされたら、1つだけ持っていって良い物は「RICOH GR」ですね。というコトで締めておきます!




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低画質☆駄目カメラ☆から学ぶ写真の楽しさ AGFA トイデジ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、10年くらい前にすごく流行ったトイカメラをご存じでしょうか?ヴィレッジバンガードなどの雑貨屋さんにも売り場があったくらい、HORGAを筆頭にトイカメラが一大ブームでした。

トイカメラはお世辞にも画質が良いとは言えず、むしろひどい画質なのですが光学系の弱点からくるボヤけた画像やゴーストなどが味として受け入れられていたのです。しかし多くのトイカメラはブローニーフィルムを使用していたせいか、ブームはあっと言う間に終止符を打ってしまったと感じます。

あと5年くらい遅ければ、現代の若者に流行しているアナログブームに乗れたのに…少し残念ですね。いま若者の間では写ルンですなどのフィルムカメラが人気らしいですね。素晴らしいことです。

さてそんな10年前のトイカメラブームの中、ひっそりとトイデジも存在していました。トイデジはトイカメラのデジタル版です。あまり話題になりませんでしたけどね。

つい先日、自分が憧れを抱くような写真作品と「高画質であること」がどういった関係があるのか?この疑問を知るために画質の悪い低性能なカメラは無いのかな?と考えて見つけたカメラがこれです。

10年前のAGFA Sensor-505Dというカメラです。メルカリで2500円で購入できました。AGFAは日本で言えばフジフィルムのような有名なフィルムメーカーなのですが、フジフィルムと同様にカメラも製品化しています。

そんな有名企業のAGFAが作ったカメラなので、立派なカメラなのか?と思いきや完全にオモチャと割り切ったデジカメなのです。むかし35mmフィルムカメラでAGFA OPTIMAという名機があったのですが、そのような血筋を引き継いでいる点は赤いシャッターボタンくらいでしょうか。

はっきり言ってヒドいです… 一応は日本語表示はしますが行書体のフォントは如何わしいチャイナブランド品を連想してしまいます。しかもこの「Sモロ杯ワ白」とは一体なにを書きたかったのでしょうね。




使った感じは筐体のチープさやボタン類のクリック感からしても明らかに安っぽいです。このカメラを選んだ理由は単四乾電池とSDカードであることの2点ですが、乾電池も新品状態でないと調子よく動いてくれません。電池残量が半分くらいになるとフリーズしたり液晶のバックライトが消えてしまったりします。

こんなクオリティで10年前の当時は2万円の定価だったのが信じられませんね。10年前でも絶対に許されないと思うのですが…

 

撮ってみるとハッキリ言って楽しいです。センサーのコマ数が少ないのか動く被写体は歪んで写ります。トラックのコンテナがアニメの描写のように歪んでいるのがお分かり頂けるでしょうか?

よくこういった適当に撮って事故的に写った写真をオシャレっぽく発表しているの見かけますよね。私の個人的な感想としては、こういった写真はただの「現実逃避」なのかもしれません。いいカメラを使ってもいい写真は撮れない、そんな悲しい現実からの【現実逃避写真】。もちろん写真は現実を写すためだけのモノではありません。考えようによってはこれも表現だと思います。しかし写真家としての能力という現実からは逃れることはできません。

意図的にカメラを動かしてグンニャリさせてみました。変な写真。面白いですけど。




 

光のある場所を狙って撮ってみました。悪くはありませんね。しかしうまく説明のつかない写真です。特に右半分くらいに存在している画質の悪い部分に注目です。このようにダメになってしまう部分にある種の演出を感じるのでしょうか?

 

カメラを動かさないようにちゃんと撮るとこんな感じです。露出補正機能も備わってはいるのですが使い方が非常に面倒で微調整もできないので使いませんでした。露出オーバーですが少し柔らかい印象の写真になりましたね。

 

結論を言ってしまえば「おもちゃで遊ぶ楽しさ」「プレッシャーからの解放」この2つでしょうか。プレッシャーとは良いカメラを持っているんだから良い写真を撮らねばというプレッシャーです。このダメカメラならプレッシャーは感じないはずです。

写真とは現実の光景に対して写せる領域と写せない領域というのがあって、その限られた範囲をうまく使って表現するのが写真の良さなのかもしれません。そういった意味でこの範囲が特に狭いAGFA Sensor-505Dのようなカメラを使って写真の本当の良さを見出すことができれば、何か新しいことに気付けるアラートが聞ける気がします。

ともあれこのオモチャ AGFA Sensor-505Dでしばらく遊んでみたいと思います。楽しいので皆さまもお一つ如何ですか?




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~本日の毎日100ショットスナップ~

 AGFA Sensor-505D  東京都江東区 THE SOHO

ツーリング用のカメラは何故スマホではダメなのか

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、写真をライフワークとして楽しまれていますか?

きっと当ブログの多くの読者様はプロカメラマンではなくアマチュアの方々が多いと思います。プロとアマチュアと言うと日本ではアマチュアの方が下位であるというイメージですが、実は世界的にみると歴史に残るような名作の多くはアマチュアによる作品だったりします。

我々アマチュアの利点は失敗を恐れず挑戦できることです。写真を撮ることについて依頼者がいる訳ではありません。失敗写真を生んだとしても「今回は残念だったな」と自分の中ですべて済んでしまうのです。

となれば例えば構図などの撮り方とか〇〇写真といったジャンルまで、既存のものに縛られる必要はなく、新たなものを生み出しても良い訳です。既存の撮り方やジャンルは過去に誰かが考えたもので、それを多くの人たちがやってきたに過ぎません。自分も同じように誰かが考えた撮り方やジャンルに縛られる必要などはないと思います。

それが例え失敗に終わったとしても挑戦したことに大きな価値があると思います。

私はこの【究極のツーリング写真】というブログを通して新しい写真への挑戦とバイクツーリング写真、旅写真という新たなジャンルを生み出してみたいと思っています。




さて今回は多くの方にご質問をいただくバイクツーリング用のカメラとして「スマホではダメなの??」ということについて簡単に書いてみたいと思います。

iphone7

よく「ツーリング、バイク用のカメラとしてはスマホで充分だよ」とか「いやミラーレス一眼だ」などといった議論を聞きますが「バイク用」とか「ツーリング用」といったことではなく「どんな写真を撮るのか」でスマホで良いとかミラーレスが良いとかが決まってくるのだと思います。

どんな写真でもスマホでOKということはなく、すべての人に最新のミラーレス一眼がお勧めなんて事もありません。

上の作例はIphone7で撮った写真ですが画面内に太陽が入るような強烈な逆光下で撮りました。ご覧のように激しいフレア、ゴーストが発生しています。個人的な考えとしてはフレアやゴーストは一般には歓迎されない画質低下の一種ですが、必ずしも避けるべきこととは思いません。

時には写真らしい演出として役立つこともありますし、好みの問題でもありますがカッコいいフレアというのは存在します。しかし上の作例はどうでしょうか?絶対にダメとは言い切れないかもしれませんが、これを見た多くの人が明らかな失敗写真だと感じるのではないでしょうか?

 

EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS

こちらは全く同じシーンでキャノンの一眼レフカメラ EOS6D Mark2で撮った写真です。逆光によってドラマチックに輝く情景、強いコントラストや光によって受ける作品の印象など、私はよくこういった逆光のシーンを好んで写真を撮っています。

ゴーストも発生はしていますがIphone7での画像に比べたら圧倒的に少ないのがお分かり頂けると思います。

ツーリング写真、バイク写真用のカメラとしてスマホではダメですか?の問いを、もし私にいただいた場合は、私はこのような写真を好んで撮るのでスマホではダメですね。とお答えします。




EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/200 ISO100

 

逆光に限らず望遠や広角といった肉眼と違った画角を使った写真にも同じようなことが言えます。スマホには魚眼レンズのようなカバーをクリップみたいに装着する製品が売られていますが、広角側でしたらそういった物でもいけるかもしれません。しかし望遠側となるとスマホは画質の面でもかなり厳しいものがあります。ましてや上の作品のように薄暗い早朝や夕刻で逆光となると、もはやスマホのカメラ機能(アプリは分かりませんが)では厳しいでしょう。

このようにスマホで十分とか高性能なミラーレス機が良いとか、そういった撮影機材に関わることは全て「どんな写真を撮りたいのか?」に関わってきます。

逆に言ってしまえば上のような逆光や望遠での撮影など全くなく、順光で望遠などしない撮影シーンばかりだ、という方はスマホでも問題ないかもしれません。それにスマホにはスマホの利点があって狭いところにねじ込んでアクロバティックなアングルを狙うことができます。

見知らぬライダー達の自然な表情を撮りたいとなったとき、声をかけて1枚撮らせてもらいましょう。そんなとき人に向かって大口径レンズを装着した一眼レフを向ければ表情は硬くなります。そんな時は人に警戒されにくいスマホやコンデジが有利です。

その時にスマホしか持っていなければ、この状況をスマホで撮るにはどうしたら良いだろうか?と、その状況でのベストを尽くせる柔軟性や能力も大切だと思います。

以前も同じようなことを書きましたが「こんな写真を撮ってみたい」といった具合に写真に関心がないとスマホが良いのか一眼レフが良いのかも決めることができないのです。

今回はこの辺で!!




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RICOH GR APS-C

肖像権とかフォトハラなんて言葉がある昨今、街中でのスナップ写真は氷河期とも言われています。いま街中で気兼ねなく撮れる対象は警察なのかもしれませんね…

EOS6D Mark2に足りないもの 究極のツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回までキャノンのフルサイズ一眼レフ EOS6D Mark2について、いろいろとインプレッションしてみました。一眼レフを購入検討されている方は参考になりましたでしょうか。

いま読み返してみて良いことばかり書いてしまい、EOS6D Mark2に対する不満点や足りないことなど何も書いていなかったな…と気が付いたので、本当は今日はブログ更新をお休みしようと思いましたがEOS6D Mark2に足りないもの、について書いてみたいと思います。




といってもカメラやレンズの性能について、それほど画質やら描写力とやらに関心のない私ですので、画質重視派の方々に参考になるようなことは書けません。特に画質についてはキャノン製の35㎜フルサイズセンサー搭載のモデルなのですから、私のような人間が注文をつける余地など無いのは当然です。

ただ一点だけ、私が写真活動のメインテーマにしている【ツーリングのワンシーンを切り取る】という写真活動でこれが有ったら完璧だったのになぁと思ってしまうことがあります。

それは内蔵ストロボ、欲しかったなぁ!ということ。

EOS40D 内蔵ストロボ発光

ツーリング写真を撮っていると稀にストロボ発光させたいシーンに遭遇します。上の写真のように本来はシルエットのように潰れてしまう場合でもバイクなどの様子を明らかに撮ることができます。この写真は2009年に撮影で今はもうこういった感じの写真は撮りませんが、それでもヘルメットやタンクに少しだけハイライトを入れたいな、と思うときがたまにあるのです。




たまに、そう「たまに」なんです。ストロボが欲しければスピードライトを持っていけば良いのですが、たまにしか使わないのに撮影装備を身軽にしたいバイク乗りにとって、わざわざスピードライトを持っていくのは悩ましいのです。

そこでEOS KissやEOS7D mark2、EOS80Dのように内蔵ストロボがあれば「たまになんだけど、ちょっと欲しい」の要求に対応できるという事です。

もちろん35mmフルサイズセンサーを搭載した一眼レフカメラには、たかだかガイドナンバー12程度の性能では役不足だから、という理由や大口径のレンズにフードを付けてしまうと内蔵ストロボの位置では光がケラレてしまうから、という理由があってフルサイズ機に内蔵ストロボが無いのは理解しています。

しかしEOS6D Mark2の製品としての位置付けが「フルサイズの入門機」ということであれば、ユーザーの多くは大口径レンズよりも普通のレンズを使用する人が多いのではないでしょうか。さらに言ってしまえば軽量がウリなのですから、スピードライトを別途持って行くよりも内蔵ストロボで間に合わせれば、さらに軽量装備になると思うのです。

内蔵ストロボは「たまになんだけど、ちょっとの光が欲しい」の要求に確かに応えてくれます。キャノンとしてもフルサイズでバリアングル!という特異性を押し出すなら、もう1つ付加価値を加えてフルサイズで内蔵ストロボ!でも良かったと思うのですけどねぇ~ キャノンさん。




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