R1200GSブレーキフルード交換方法 リアブレーキオイル編

前回より空冷モデルのR1200GS(中期、後期モデル)のブレーキオイル交換方法を解説しております。前回まではフロントのブレーキフルード交換方法で今回はその続きのリアブレーキフルード交換方法でございます。

準備すべき工具やブレーキフードについては前回の記事をご参照ください。

まずR1200GSのシートが邪魔なので外してしまいましょう。そしてブレーキフルードタンクの位置を確認します。

大まかな手順はフロントの時と同じです。ブレーキレバーを握って古いオイルを排出しましたが、それがブレーキペダルになるだけです。リアブレーキはシングルディスクですので、手間としてはフロントより楽です。

まずブレーキフルードタンクのキャップを外します。こちらも私のR1200GSはDMVのアルマイトキャップなので左に回せば外せますが、純正のタンクキャップは緩み止めの爪があるので、爪を起こしながら回してください。

続いてダイヤフラムの中蓋を外します。フロントの時と同じですね。ブレーキフルードをたらさないよう注意です。




ブレーキフルードタンク内の古いフルードをスポイトで抜き取って用意したペットボトルに捨てます。タンク内に汚れがある場合はウエスで綺麗に拭きとっておきます(そのウエスで他の場所を拭かないように!)。

新しいブレーキフルードをMAXのラインまで入れます。

古いブレーキフルードを排出するキャリパーのニップルを確認してみましょう。この矢印の位置です。まずはフロントの時と同様にゴムのキャップを外します。

8mmのメガネレンチをかけてホースをしっかり差し込みます。

ホースのもう一方はペットボトルへ




ブレーキペダルを3回ほど繰り返し押し下げ、押し下げた状態のまま…

キャリパーのニップルを緩めます。するとペダルは吸い込まれるように下がりますので、ペダルを押し下げたままの状態でニップルを締める。

これを3~4回ほど繰り返すとブレーキフルードタンク内の油面が下がってきますので、新たなブレーキフルードを補充しながら作業をすすめていきます。

最初のうちはこのように茶色っぽいブレーキフルードが排出されますが…

なんどか排出しているうちにブレーキフルードの色はこのように綺麗になります。これを確認したらライン内やキャリパー内にも十分に新しいブレーキフルードが行き渡ったと判断できますので終了です。

ニップルをしっかりと締めてゴムキャップをかぶせます。

ブレーキフルードはタンクのMAXの位置まで補充します。




ダイヤフラムの中蓋とキャップをしっかり取り付けて作業完了です。

最後にペダルを操作してペダルの感触に異常がないか確認しましょう。作業前よりもカッチリとしたタッチになっていると思います。

ブレーキフルードは吸湿性があるので余ったブレーキフルードはキャップをしっかり締めておきます。

ブレーキの整備は命に関わる重要な整備なので自信のない方はプロにお任せした方がいいかもしれません。しかし今回の解説でお分かり頂けたように作業自体はとても簡単で揃えるべき工具も8mmのレンチだけです。

最新のBMWというと整備性が悪いようなイメージがあるかもしれませんが、空冷R1200GSに限っては多くのポイントで整備性は良好です。ディーラーでプロの手にお任せするのも良いですが、R1200GSの維持費を少しでも負担を減らしたい…という方は出来ることは自分で整備してみましょう。

空冷R1200GSのブレーキフルード交換方法でした!!

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R1200GSブレーキオイル交換方法 フロントブレーキフルード交換方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真解説はお休みさせていただいて、R1200GS(空冷モデル)のメンテナンス情報をいってみたいと思います。

いままでオイル交換やバッテリー交換などユーザーレベルの初歩的なメンテナンスを解説してきましたが、今回は命に関わるブレーキの整備【ブレーキフルード交換】ですので慎重かつ確実に、自信の無い方はプロにお任せしましょうね。

といってもブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換方法は中期型以降の空冷R1200GSはとても簡単です。普通のディスクブレーキのバイクと手順は全く同じです。R1200GSの前期型(2004~2007年モデル)のサーボアシスト付きABS(インテグラルABS1)の場合は手順が全く異なるので、この解説は参考にしないで下さい。中期型、後期型(前期2007年の末期に存在したサーボアシスト無しモデルも?)のR1200GSの作業手順となります。

まず交換手順の解説の前に日常的な点検方法ですが、マスターシリンダーにあるフルードタンクで確認をします。ブレーキフルードが劣化すると透明度がなく茶色っぽくなります。またブレーキパッドの摩耗と平行して油面も下に下がってきます。タンクにはMINとMAXの表示があるので2つの線の間に油面がきていることを確認します。R1200GSの場合、フロントのMAXレベルは蓋の部分に隠れています。

ディーラーでの交換推奨時期は2年に1度くらいだったと記憶しますが、簡単な作業ですので1年に一度くらいやった方がいいと思います。

まず最初に揃えるものからご紹介します。交換する新たなブレーキフルードは今回はカストロール ブレーキフルードDOT4を使用しました。500ml缶でネット通販で1500円前後で購入できます。私がお世話になっているBMWモトラッドディーラーもこれと同じフルードを使っています。

それと8mmのメガネレンチ、透明ホース(内径6Φ 外径9Φ 写真のものはキジマ製)、スポイト、ペットボトル(炭酸飲料用)、その他ウエスなどあればOKです。

では、作業開始。ブレーキフルードの交換作業はセンタースタンド(メインスタンド)をかけて行います。




まずタンクのキャップを外します。私のR1200GSはDMV製のアルマイトのキャップを使用していて左に回せば外れますが、純正は緩み防止の爪があるのでマイナスドライバーで爪を押しながら緩めます。

次にダイヤフラムを外します。このダイアフラムはブレーキフルードが空気に触れないよう密閉を保つ中蓋のような役割をします。ブレーキパッドが摩耗してブレーキフルードの油面が下がってくると、ダイヤフラムが下に延びていきます。もしダイヤフラムが伸びていた場合は作業後に取り付ける際に元の形に戻して取り付けます。

ここから先の作業はブレーキフルードをこぼしたり、車体の塗装面などにたらしたりしないよう細心の注意を払いましょう。ブレーキフルードは塗装面を傷めることがあるからです。

タンク内のブレーキフルードの様子。経年で黄ばんでいます。

今回、ご紹介するブレーキフルードの交換方法は面倒なエア抜き作業をしないで済む確実な方法をご紹介します。本来、プロの作業ですとマスターシリンダー、ブレーキライン内のフルードは全て抜き取ってから交換しますが、ラインのエア抜きは大変なのでエアをかまさず上から新しいフルードを入れながら古いフルードを下から抜く手順で行います。

まずはタンク内の古いブレーキフルードをスポイトを使って抜き取り、タンク内をウエスで綺麗に清掃します。

そして新しいブレーキフルードをタンク内のMAXのラインまで入れます。




次にキャリパーのニップルの位置を確認してみましょう。写真で指で差し示している場所です。まずゴムのキャップを外して下さい。ここから古いブレーキフルードを排出させますが、手順としては左側のキャリパーを先にやり、次に右キャリパーです。

ニップルの六角に8mmメガネレンチをかけます。

ニップルにチューブを差し込みます。作業中に抜けないようしっかり入れます。もし奥まで入れるとレンチが邪魔になってしまう場合はメガネレンチではなくスパナ側を使用するとチューブが奥まで入ると思います。

チューブの一方はペットボトルへ。作業中にペットボトルを倒さないように気を付けましょう。

ブレーキレバーを3回ほど繰り返し握り、そして握ったままの状態で…

キャリパーのニップルを緩めます。するとチューブからこのようにブレーキフルードが出てくると共に、ブレーキレバーはグリップに届くまでストロークします。

ブレーキレバーをそのまま握った状態でニップルを締める。そしてブレーキレバーを離すとタンク内の新しいフルードがラインへ入っていきます。

これを何度か繰り返し行うことでチューブから出てくるフルードが最初は汚れていたものが、透明度のある綺麗なフルードが出てくるようになります。綺麗なフルードが出てくるのを確認したらチューブを外してニップルを本締めしキャップを被せます。




この作業3~4回でタンク内のブレーキフルードがだいぶ少なくなるので、忘れないよう新しいブレーキフルードを補充しながら作業を進めて下さい。

左右のキャリパーから古いフルードを抜く作業を済ませたら…

タンク内に新しいブレーキフルードをMAXのラインに合わせて補充します。R1200GSの場合、MAXのラインはこのようにキャップのネジ山の部分です。

ダイヤフラムの形を整えて中蓋を被せます。念のためブレーキフルードが溢れてこないようにウエスを巻いておきましょう。

キャップをしっかり締めて作業終了です。ブレーキフルードは吸湿性があるのでしっかり締めましょう。最後にレバーを握ってみてフィールに異常がないか確認をします。作業をする以前よりもカッチリとしたブレーキタッチになっていると思います。

次にリアですが、長くなってしまったので次回の投稿でご紹介いたします!

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キャンプツーリング用の防水バッグを買い替えてみました

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はお役立ち情報としてキャンプツーリングに使用するツーリングギアのことを書いてみたいと思います。

以前にも書きましたが私の前職はツーリング用品を手掛けるメーカーでした。そこで製品の企画開発やテストをしておりました。ライダーのあらゆるニーズに応えるために新製品のアイデアを練ったり、信頼性の高いツーリングバッグや小物などの開発をしていたのですが、今になって振り返ると本当に良い経験でした。

そんな経験を元に自分がツーリングやキャンプで使うギアは素材や構造、耐久性なども含め、専門的な知識でみて選ぶようにしております。

さて、つい先日ですが愛用していたキャンプツーリング用の防水バッグを買い替えてみました。リアシート上に積載するPVC製などの防水シートバッグです。今回はその買い替えたバッグについてと、キャンプツーリングで最適なバッグの事について書いてみたいと思います。




これが従来愛用していたシート上に積載する防水バッグ、オルトリーブ製ですがTOURTECHとのコラボモデルでDAKARラックパックという製品です。オルトリーブはどちらかと言うと自転車用品のイメージが強いですが、オートバイツーリングでも最適な防水バッグをラインナップしています。

オルトリーブの製品名ではRACK-PACKという名前でS、M、L、XLの4サイズで展開しており、PD620という恐らくPVCを繊維で強化した防水素材で出来ています。生地の接合は縫製にテープシームではなくウェルダー溶着という超音波による高強度な接合で非常に強度が高く信頼できます。

このオルトリーブのラックパック、今までXLサイズで不自由なく愛用してきましたが、最近になってキャンプギアを軽装化したため大きすぎるな…と感じるようになりました。そこでTOURTECHのコラボではありませんが、通常ラインのオルトリーブ ラックパックのLサイズに買い替えてみました。

手前が今回新たに購入したオルトリーブ ラックパックのLサイズ。カラーはオリーブにしてみました。この写真、遠近法の関係で大きさに大差はないように見えますが別の角度で撮ってみますと…

左:ツアラテック×オルトリーブXL 右:オルトリーブラックパックL

はい、こんなに大きさが違います。XLが89LでLが49L。…ずいぶん差がありますね。ダカールラックパックの方は追加でベルトが通せるパッチと、ハンドルが通常のダッフルバッグと同様のタイプ。オルトリーブラックパックは余計な物は一切なくホースのような黒い大き目のハンドルが装着されています。

オルトリーブに唯一、注文を付けたいポイントはサイズ展開なのですが、60Lくらいが丁度良いというユーザーは多いと思うのですけど…その肝心なサイズが有りません…。

しかしR1200GSアドベンチャーでキャンプツーリングをする私にとって、キャンプ道具の主要たるギアは全て左右のアルミサイドケースに収容し、シート上の防水バッグはシェラフ、着替えなどの重さのない荷物を収容しています。ボリュームも大したことはないので49Lでも十分です。

リアシート上に積載するキャンプツーリング用の防水バッグはバイク用品メーカー勤務時代に手掛けてきましたが、過酷なバイクツーリング用として選ぶときの幾つかのポイントがあります。

まず当たり前のことですが最重要視したいポイントは絶対的な防水性能です。次に生地や接合部の耐久性、機能と価格のバランス…といった具合です。

防水バッグの難しいところは内部の荷物を出し入れする開口部の構造です。ややこしい構造だと防水性能が高くても荷物の出し入れがしにくかったりします。ここでズバリ、お勧めの方式はオルトリーブラックパックのようにロールクロージャーと呼ばれている口を3回ほどクルクル巻いてバックルで固定する構造のものです。

オルトリーブ ラックパックのロールクロージャー開口部

これは防水性能として間違いない構造と言えます。ロールクロージャー方式の他には一般的なバッグと同様にファスナー構造の物もありますが、ファスナーは使いやすい反面、必ずしも信頼できる防水性能ではないので気を付けましょう。

YKK社のコンシールといった一見すると防水ファスナーという製品は、スキーウェアーのファスナー等なら使用に耐えられますが、過酷な雨天走行を想定したバイク用防水バッグとしては役不足だと思います。




これは私がオルトリーブラックパックを使う以前に愛用していたBMW純正アクセサリーのBMWラゲッジロール2という製品で開口部はTIZIPという強固な防水ファスナーです。これは実際に使ってみて浸水するような事はありませんでしたが、ファスナー開閉が非常に重く定期的にシリコンを塗らなければいけない手間のかかるヤツでした。

ちなみに私がメーカー開発時代に、このTIZIPは素晴らしく良いな、と思ったので自社の製品に取り入れてみようと思ったのですが、部品単価が通常のファスナーの30倍くらいの値段で断念した記憶があります。

これはF650GSダカールに乗っていた頃でずいぶん古い写真です。この頃、私はまだバイク用品メーカーに就職する以前でキャンプツーリングも経験が浅かった時代です。リアシート上に積載しているバッグはTHE NORTH FACEのベースキャンプダッフル(以下BCダッフル)です。このバッグは現在でも売られている同ブランドの稼ぎ頭商品ですが、これからキャンプツーリング用に防水バッグを買おうかな?と思われている方は注意!です。

こういったカジュアルなイメージのブランドは必ずしもバイクツーリングのような過酷な条件下での使用に耐えられるとは限りません。THE NORTH FACEのBCダッフルは一見してリアシート上に積載するキャンプツーリング用バッグとして適しているように見えますし、メーカーの公式でも【防水バッグ】と堂々と言い切っています。

しかしBCダッフルは大きなメイン開口部のファスナーはチェーンピッチの広いごく普通のダブルファスナーで、その上にフラップが屋根のように覆っているだけの構造です。外に置いておくだけの環境で小雨程度であれば内部に浸水しないかもしれませんが、このバッグをバイクに載せて雨天走行すると悲惨な結末が待っています。

ファスナー部だけでなくバッグ自体の構造もミシン縫製であり、シームテープ等の防水処理もありません。ミシン穴は新品時は生地がしまっているので水は入りにくいですが、しばらく使用すると少しずつ穴が広がり浸水しやすくなります。

THE NORTH FACEに限らずグレゴリー、チャムス、パタゴニア、アウトドアなどなど…アウトドアファッションのイメージがあるブランドは、果たして本当にヘビーデューティー使用に耐えられる製品であるのか?慎重に選ぶ必要があります。中にはブランドの本国にはそのような製品は存在せず、輸入販売の権利のある国内の企業がプロダクトしChinaで製造した完全なアーバンアイテムも存在します。

もちろんこれらのブランドが悪いという意味ではありません。例えばTHE NORTH FACEでもロールクロージャーの防水バッグは製品化されています。一見アウトドアなストリートアイテムを安易に選ばないよう気を付けましょう、という意味です。




それともう1つはキャンプツーリングの定番アイテムと言えるTANAXのmotoFizz キャンピングシートバッグ2です。「2」とつくからには、かつて1が存在していましたが初代キャンピングシートバッグは車体への固定ベルトが現行よりもワンサイズ細く、メインフラップ下にある食材を収納する巾着などが無かっただけで、基本的な構造は現在と変わりません。実に20年近いロングセラー商品ですね。

バイク専用設計でシートフレームや荷掛けフックへ固定できるベルト構造など、とても良く出来ていて北海道なんか行くと3台に1台はこのバッグを使用しているイメージです。

しかしキャンピングシートバッグ2の最大の弱点は防水バッグではないことです。雨天時は付属のレインカバーを使用するのですが、このカバーは雨傘などに使われているシャンブレー生地のナイロンで、耐久性が低く高速道路走行での走行風でバタつくと容易に生地が解れてボロボロになってしまいます。もしこの付属レインカバーでいく場合は生地の裁断面をライター等で熱して溶かし、ほつれ防止処理をすることと、バッグ本体との擦れを低減する目的で裏返しで装着するのがお勧めです。しかし絶対に濡らしたくないシェラフ、着替えなどは別途ビニール袋に入れておいた方が安心です。

車体に固定するベルトもバックルが破損することを想定して予備を1本携行しましょう。品番はMP-123です。

・キャンプツーリングに理想的な防水バッグとは?

私が個人的にたどりついたキャンプツーリング用の理想的な防水バッグとは…?それは最初にご紹介したオルトリーブ ラックパックのようなシンプルなダッフルタイプです。素材はPVC、ターポリン、TPUのような強固なビニール生地をミシン縫製ではなくウェルダー溶着加工で製造されたものです。メイン開口部はファスナーではなくロールクロージャーでどんな強い雨を長時間走行しても内部に浸水しないバッグです。

そしてエア抜きバルブだのDリングだのといった余計な部品はなるべく少なく、シンプルなものが良いです。部品を付けるとその部分の溶着でいつかピンホールが発生して浸水したり、何かに部品をひっかけてバッグ自体を破いてしまう場合があるからです。エア抜きバルブは便利なように感じますがロールクロージャーを1回ほど巻いた位置で内部の空気を押し出してやれば空気は簡単に抜けるものです。

エアバルブなど一見して機能的に思えるが何かにひっかけて生地にダメージを与えてしまう。

ロールクロージャーのダッフルに荷物を入れてしまうと、ツーリング途中で内部の物を取り出したい時に、やや出しづらくて不便かもしれません。ここはツーリング中に使うであろう小物などは事前にタンクバッグかボディバッグに入れて、シート上に積載する防水バッグはキャンプ場に到着するまでは開梱しないという前提でパッキングしてみましょう。

何より避けたいのは次の事。雨の中を走りぬいてキャンプ場に辿りついた…荷物を開けたらバッグ内が水タンクのようになっていて、寝袋も着替えもグショ濡れだった…という事態です。何を隠そう15年以上前に私が北海道ツーリングでやってしまった実体験なのですけどね。それ以降はTHE NORTH FACEのBCダッフルにレインカバーをかけてキャンプツーリングに出かけるようにしましたが、そもそもカバーは面倒なので別の防水バッグに買い替えました。

最後に誤解のないよう付け加えておきますが私はTHE NORTH FACEやグレゴリーも大好きでファッションアイテムとして愛用しております。

今回はこの辺で!!

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R1200GSアドベンチャーのエアクリーナー交換方法 エアフィルター

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回に続きましてR1200GS-ADVのお役立ち情報としてメンテナンス作業手順をご紹介しております。

前回のR1200GSエアフィルター交換方法に続いて今回はR1200GS-ADVENTUREのエアフィルター交換方法でございます。といっても交換方法はほぼ同じなのですが、外装部品の外し方が少し異なりますので、念のために別記事としました。

※前回の投稿と内容が重複してしまいますが、この投稿を単体で見つけられた方の為に最初から書いておきます。

エアクリーナーはバイクの吸気部分に設けられた空気中のゴミやチリを取り除いてもらうためのフィルターです。バイクはマフラーから排出される排ガスと同じくらいの圧で空気を吸い込んでいる訳ですから、これがないとエンジン内部にゴミやチリを吸い込んでしまいます。

ディーラーでの交換推奨スパンは確か15000㎞毎または2年だったと思います。しかしエアクリーナーの汚れ具合は使い方によってかなり差がでます。空気の汚れている街中や工業地帯の走行が多い人はすぐに汚れますし、私のように山奥や田舎道の走行が多ければそれほど汚れません。

R1200GSの場合、他のBMW車と比較してもエアクリーナーの交換方法は容易で、普通のオートバイと何も変わりません。強いて言えば外装部品を固定しているボルト類が六角ではなくトルクスが使われているくらいです。

とても簡単ですし外装の一部を外して中の様子を見ることはオーナーとして決して悪いことではないと思います。

では早速、作業手順を書いてみたいとおもいますが、その前に交換用のフィルターの入手方法を…。

ネット通販で容易に入手できます。上の安い方が乾式で下が湿式です。純正と同じ乾式のフィルターは1回きりしか使用できませんが2000円前後と安いです。対してK&Nタイプの湿式フィルターは清掃して繰り返し使用できますが7000~8000円とお高いです。どちらでも良いと思いますが湿式は清掃できると言っても乾かしてから車体に装着する手間があるので私は乾式を使っています。




用意すべき工具はたった1つ。トルクスのT25です。車体のガソリンタンク右側の外装部品を外して交換作業を行います。

まず最初にシートを外してこの黒い樹脂カバーを外します。

固定ボルト1本を外したらあとはこの写真のように黒いゴム部品へ突起が刺さっている構造なので、エイっと引っ張ってやれば外れます。この突起がゴム穴に刺さっている構造は後でエア取り入れ口を着脱する際にも出てきます。

次にこの部分のボルトを外します。

先ほど外したボルトの裏にこのように隠れたボルトがあるので、カバーの隙間からこれを外してやります。

次に下側のボルトも外します。

するとアルミ製(ボディカラーによっては樹脂製?)のタンクのサイドカバーは簡単に外れます。

次に象の鼻のようなエアの取り入れ口を外します。矢印の2か所に樹脂製のクリップのような部品があるので、これを手で引き抜きます。

クリップはただ引っ張るだけでは抜けません。先端の形状をよく見て押しつぶして引き抜いてください。




象の鼻のようなエア取り入れ部を右後方に引き抜くようにして外します。ここでもカバーの時と同様に突起がゴム穴に刺さっている構造です。真横ではなく斜め後方に引き抜くのがポイントです。

汚れたエアクリーナーが姿を現しました。これで2万キロほど使用しました。それほど汚れていないように見えますが真っ黒になる前に交換するのが大事です。エアクリーナーの前に見えるのがABSコントロールユニットです。

古いエアクリーナーを取り出します。

新品との比較。車やバイクの構造は人体に例えられることがありますが、エアクリーナーを人体に例えると鼻毛だそうです。

新品のエアフィルターをR1200GSに装着します。少し狭くて入れにくいですが角を少し曲げてやるなど工夫して丁寧に装着してください。

象の鼻のようなエア取り入れ口を装着します。

突起部分がゴム穴に奥まで入るようしっかり入れて下さい。

外す時に引き抜いたクリップ2か所を差し込みます。




カバーを外したついでに普段は掃除できない部分を綺麗に掃除しておきましょう。

タンクの右サイドパネルを外した時の逆手順で装着します。

最後にここを締めて…

黒いサイドカバーを装着したら作業完了です!!

作業時間はゆっくりやっても15分もかからないと思います。トルクスT25(車載工具にもあったかな…)1本で簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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R1200GSエアクリーナー交換方法 エアフィルター交換方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真解説はお休みしてBMW R1200GS(空冷モデル)のメンテナンス情報をアップしてみたいと思います。

当ブログでは写真解説について字数が多くなることを覚悟で詳細に解説しておりますが、その解説方法と同様に字数が増えてもいいのでメンテに自身のない人でも出来るように超詳細に作業手順を記載しております。

過去のR1200GSメンテナンス方法の記事はこちら

R1200GS エンジンオイル交換方法

R1200GS ミッションオイル交換方法

R1200GS リアブレーキパッド交換方法

R1200GS バッテリー交換方法




さて今回はR1200GS(ADVではない方)のエアフィルターの交換方法をいってみたいと思います。

エアクリーナーはバイクの吸気部分に設けられた空気中のゴミやチリを取り除いてもらうためのフィルターです。バイクはマフラーから排出される排ガスと同じくらいの圧で空気を吸い込んでいる訳ですから、これがないとエンジン内部にゴミやチリを吸い込んでしまいます。

ディーラーでの交換推奨スパンは確か15000㎞毎または2年だったと思います。しかしエアクリーナーの汚れ具合は使い方によってかなり差がでます。空気の汚れている街中や工業地帯の走行が多い人はすぐに汚れますし、私のように山奥や田舎道の走行が多ければそれほど汚れません。

R1200GSの場合、他のBMW車と比較してもエアクリーナーの交換方法は容易で、普通のオートバイと何も変わりません。強いて言えば外装部品を固定しているボルト類が六角ではなくトルクスが使われているくらいです。

とても簡単ですし外装の一部を外して中の様子を見ることはオーナーとして決して悪いことではないと思います。

では早速、作業手順を書いてみたいとおもいますが、その前に交換用のフィルターの入手方法を…。

ネット通販で容易に入手できます。純正と同じく乾式のフィルターは1回きりしか使用できませんが2000円前後と安いです。対してK&Nタイプの湿式フィルターは清掃して繰り返し使用できますが7000~8000円とお高いです。どちらでも良いと思いますが湿式は清掃できると言っても乾かしてから車体に装着する手間があるので私は乾式を使っています。

用意すべき工具はたった1つ。トルクスのT25です。車体のタンク右側の外装部品を外して交換作業を行います。

まずシートを外してこの黒いカバーを外します。このカバーはネジ等で固定されているものではありません。手で引っ張れば外れます。

まず最初に黒いステンレスカバーの付いたカバーを先に外します。ここのボルトと…

…ここのボルトを外します。あとは引っ張れば外れます。

カバーはこのようなゴム製の穴に…

このような突起が刺さっているだけです。えいっと引っ張ってください。この後の作業にも同じようなものが出てきます。




次にタンクサイドパネルのこの部分を外します。T25のボルト2本を外すと容易に外せます。

ここまでの作業でこんな感じです。中央に黒い樹脂部品で象の鼻みたいなのが有りますが、これが空気の取り入れ口です。この先にエアフィルターがあります。

象の鼻の付け根にあるクリップのような固定具を引き抜きます。

上限で2か所あります。ただ引っ張るだけでは駄目で先端をよくみて、押しつぶしてから引き抜いてください。

象の鼻を右斜め後方に引き抜くように外してください。ここでも矢印の部分にゴムの穴に突起が刺さる構造の固定方法が存在しています。




象の鼻を外してやるとエアクリーナーが現れるので古いフィルターを取り外します。

左が新品で右が装着されたいたもの。私の場合、これで2万㎞以上は使用しました。

少し狭くて入れにくいですが新品のエアクリーナーを装着します。ちなみにこの状態でエアクリーナの前に見えているのがABSコントロールユニットです。

ここから先は今までの逆手順です。象の鼻を装着して2つのクリップをしっかりと差し込みます。

タンクサイドカウルとカバーをT25で元のように固定して作業終了です。ちなみにT25ボルトは1本だけ長さの違うものがあるので、間違えないように注意して下さい。

ほとんど同じなのですが次回はR1200GSアドベンチャーのエアクリーナー交換方法をご紹介いたします。

では!!

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大型バイクと小型バイク☆ハンターカブCT125の発表を受けて…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、台風19号の被害は大丈夫でしたでしょうか?私の住む千葉県は当初の予想よりは影響が少なく、最も心配だった高潮も自宅周辺は被害ありませんでした。地球温暖化で海水温度が上昇し、かつて無かったような強力な台風が発生して甚大な災害となる。地球はいま、そんな環境になってしまったのだと実感しますね…。私たちにできることは何でも実行して子供たちの世代に自然豊かな地球と環境を渡したいものです。

さて今年のモーターショウでホンダ ハンターカブCT125がお披露目されるようで話題になっていますね。ハンターカブといえば1981年に登場した名車CT110がマニアの間で人気でしたよね。実はこのハンターカブ、以前はとても欲しくて買う気満々だったのですが、良い個体と予算が折り合いがつかず断念した経緯がありました。

その後、数年を経てホンダからクロスカブが発売され、ハンターカブのようだ!と話題になりましたが、私くらいの年代ですとホンダ特有のカジュアル過ぎるテイストがどうも入ってきませんでした(レッグシールドの無い現行型はかっこいいですが)。




そして以前もブログに書きましたがド・ストライクと言えるスーパーカブ、C125が登場して買おうかどうしようか…ずっと悩んでいました。そしてこのタイミングでクロスカブの名を冠したCT125の登場…

CT125 ハンターカブ

う~ん、いい。いいですね~旅の雰囲気がむんむんします。ホンダ特有のカジュアルテイストはあまり感じられず、全体に品があって「ハンターカブ」を名乗るのにふさわしいですね。特にクロスカブの時は見送られたアップマフラーとその遮熱板がいい味出しています。

C125と共通の125㏄エンジンに前後ディスクブレーキ、そしてブレースバーの付いたアップハンドルはスポーティーな走りと林道走行が期待できますね。

C125と違ってリアキャリアと燃料タンクも大型ですしキャンプツーリングにも良さそうです。リアキャリア内にエアクリーナーと吸気ダクトを設けているのは浸水時のシュノーケルとして機能するみたいですね。まるでクロカンをやるジムニーみたいです。いや…もしかしてホンダはジムニーの成功を受けてCT125の発売に踏み切ったのかな??

個人的には往年のCT110を彷彿させるスクエアーデザインのウインカーが良いですね。中身はLEDチップの4灯でしょうか。

カラーはC110の時と同じで赤だけなのでしょうかね。私の好みとしてはベージュかネイビーが欲しいです。あと気になるのは価格ですよね。C125の本体定価が約40万円なので、同じくらいか高いのか?またはC125はキャストホイールですが、CT125ハンターカブはスポークなので、逆に安いというのも考えられますね。




C125 のパールカデットグレー

C125は新色のパールカデットグレーもオシャレですよね。ツーリング写真をやる上でもコレは日本風景にマッチすると思います。しかしC125はCT125に比べて燃料タンクが小さいのでツーリング向けなのはCT125かもしれません。

ツーリング写真とスーパーカブ。いいですよね。R1200GSのような大型バイクですとチョットした小径に気軽に入ったり、狭い場所でUターンとかなかなか出来ないです。それに地域の人に何となく威圧的になってしまうのも大型バイクの欠点でもあります。

そう考えると小型バイクはツーリング写真を撮るという意味でもすごく良いですね。旅先での出会いや発見を、幹線道路から外れて集落や林道に入って探検、すごく面白そうです。しかし高速道路は乗れないので限られたスケジュールで遠くまでツーリングしたい時はやはりR1200GSのような大型バイクがいいですよね。

大型バイクと小型バイクの2台持ちが理想的なのかもしれません。




あっ…ツーリング写真解説がありませんでしたね…え~っと、SNSやブログで「タイヤを交換したよー」という写真を撮るときに…

こうやって撮るよりも…

こうやって撮った方がカッコイイですよ!

それだけ・・・

以上!!!

今回はこの辺で!

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シンコーE705のコスパと評価、持続などについて

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋のツーリングシーズンですがバイクのメンテの方は万全でしょうか?タイヤの残溝は大丈夫ですか?摩耗したタイヤでうっかりロングツーリングなど出かけると、後で危険な目に合いますのでタイヤの点検は小まめに行いましょう。

さて以前に私の愛車R1200GS-ADVENTUREにシンコーというメーカーのタイヤを装着しました…という記事を書きました。

謎のON&トレールタイヤ シンコー E705

そのシンコーE705の摩耗持続性の評価が出ましたのでその結果と、R1200GSのリアホイールの着脱方法も一緒にご説明したいと思います。

シンコー E705

この写真は最初に装着した2018年7月のものです。あれから14か月。2回の北海道ツーリング(内、東北自動車道を自走が2回)をして摩耗した現在は…

およそ13000km走ってみて…

リアは中央部分でおよそ2分山。あと1000kmも走ればスリップサインが出そうです。

対してフロントの方はなんと7分山くらいはありそうです。これで前後交換では何だか勿体ないですよね。




そこでリアだけ再びシンコーE705を購入して交換することにしました。2019年9月現在でシンコーE705リア用150/70/17 M/C 69Qのネット上での最安値は6850円!!驚異の安さですね。シンコーE705は同サイズで150/70R/17 69Hというスピードレンジの高い物がラインナップしていますがQが160km/hでHが210km/hです。日本の道路で普通にツーリングするならQの方で全然大丈夫ですね。

早速シンコーE705のリアだけをネットで購入して自分で交換作業をしてみることにしました。これより先はR1200GSのリアホイールの着脱手順について詳細に解説してみたいと思います。

まず準備するものはロングスピンナーハンドルとソケットレンチはトルクスのT50です。ロングスピンナーハンドルは380mmのものでSK11製で良ければAmazonで1600円くらいで購入できると思います。

それからR1200GSへホイールを装着する際のボルトの締め付けに使うトルクレンチです。20~110N・mくらいのレンジのプレセット型が良いと思います。高価なものと思ってしまいますがE-Valueというメーカーの物で3500円くらいで購入できます。

まず車体をセンタースタンド(メインスタンド)で立てて作業を開始します。リアだけの着脱作業でしたらジャッキは不要です。リアホイール無しでこのバイクは自立します。




ロングスピンナーにトルクスT50を装着し、ホイールを固定している5本のボルトを緩めていきます。

5本のボルトを外してしまえばリアホイールは簡単に外すことができます。チェーン駆動で両持ちサスアームのオートバイに比べたら、劇的にメンテ性が良いと言える部分です。

普段手の届かない部分はこの機会にブレーキクリーナー等で綺麗に清掃しておきましょう。ちなみにこの状態でリアファイナルドライブオイルも交換します。ファイナルオイル交換はリアホイールを外す必要があるので面倒だ…という方がいますがリアホイールを外すのは超簡単なのです。

こんな感じでセンタースタンドのみで、リアホイール無しの状態で安定して立っていられます。

さて…今回は外したタイヤと購入した新品のE705を車に積んで友人の勤めるガソリンスタンドに持ち込むことにしました。

タイヤチェンジャーさえあれば作業は数分で終了です。このような専用のタイヤチェンジャーはガソリンスタンド、カー用品店、タイヤショップに大抵はあるものです。バイクのタイヤ交換はできません…という店は多いですがホイールを持ち込みであればOKのお店は意外とあります。

ただしホイールバランスはバイク用のアダプターが必要となるため、そのままではバランス取りができません。私は超高速走行はしないのでバランスは取りませんがバランスを取りたい方はアダプターも持参で行くと良いと思います。

着脱工賃と廃タイヤ処分料で1本で2500円くらいが相場でしょうか。




さて帰って組み替えてもらったホイールをR1200GSに装着します。まずはトルクレンチの設定をBMWが規定した60N・mに設定します。

まずは5本のボルトを手で締められるところまで締めて、その後にトルクレンチで締結します。締める順番は対角状に締めていくのがポイントです。トルクレンチは設定した強さに到達すると、レンチのヘッド部分から「カチン!!」という音と共に少し折れ曲がって知らせてくれます。

対角線状の順番で締める

くれぐれも締め忘れ、締めすぎ、緩すぎなどの作業ミスがないように入念にチェックしてください。走行中に外れたら命に関わる事故になりかねます…

書き忘れましたがトルクレンチの場合はT50ソケットとの間にエクステンションの装着が必要となります。

交換作業完了。ホイール着脱を自分でやってタイヤ屋さんに持ち込んで組み替えれば、シンコーE705であればリアだけで1万円以内で済んでしまいました。

ここからもう13000km持続すると考えると前1本、後ろ2本の計3本のタイヤで26000km持続するという計算ですね。E705の3本分が18000円くらいと計算すると驚異的なコスパと言えます。

それにE705は砂利ダートのトラクションも非常に安定感がありますし、空気圧を下げなくても荒れていないダートであればフロントが横に逃げるようなことも少ないです。舗装路はウェットでもブレーキ制動は良好ですしワインディングのグリップは驚きのグリップを発揮します。ブロックに比べてロードノイズも低いので私にとっては100点満点をあげたい理想的なタイヤです。

シンコーE705の持続とR1200GSのリアホイール着脱方法でした!!

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キャンプツーリングに最高なアドベンチャーテーブルの作り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりにお役立ち情報としてキャンプツーリングネタをいってみたいと思います。

…お役立ち情報かどうか微妙ですが。

今回はR1200GS/ADVENTURE、CRF1000Lアフリカツイン、スーパーテネレ、KTMなどなど…アドベンチャーバイクにアルミサイドケースを装着してキャンプツーリングを楽しまれている方に、アルミサイドケースを活用したキャンプ用テーブル、名付けて【アドベンチャーテーブル】の作り方のご紹介です。

こんな感じで2つのサイドケースを並べて、その間に板を橋渡しにして広大なテーブルを作ってしまおう!という趣旨のものです。一般的なキャンプテーブルを持ち運ぶよりも荷物がコンパクトですし、材料代も安く済みます。

写真はBMW R1200GSアドベンチャーの純正(ツアラテック製)アルミサイドケースで実はF650GSアドベンチャーと共通だったりします。ツアラテックZEGAベルトを通す金具の部分にボードを乗せる感じです。




まず元となる木のボードはIKEAのBREDSKAR(ブレードシェール)というシンクの上に乗せるキッチン用品です。45×42cmのオーク材で確か2000円くらいでした。しかしこのままでは大きいのでカットして使用します。

オーク材の合板はけっこう固いのでできれば高速カッターのような電動工具で一気にカットしたいですね。

BREDSKARの裏面はこのように両端に座繰りが入っているので、これがアドベンチャーサイドケースの金具にぴったりかかって都合が良いのです。

組み立てに用意するのは蝶番が2つ。ホームセンターの建具売り場で容易に入手できます。

ずれないようこのように蝶番で連結させてネジで固定します。

完成。折り畳み式でコンパクトに収納できますね。収納袋も欲しいところですが長細いナイロンか何かの袋を100均で探すとしましょう。




ソロキャンプ用のテーブルとして考えるとかなり広大な面積です。ランタン、シェラカップ、ナイフ、カトラリー、ビールにおつまみに…色んな物がのっちゃいます。

私はキャンプ場でのんびり過ごすパターンの時はこんな感じです。LOGOSのトイレットペーパーケースは色んな物をふき取るのに便利です。

これも確か100均のダイソーで買いました。アルミケースの側面に付けてライターやらナイフやらを入れておく小物ポケットです。便利ですよ。




アドベンチャーバイクはアルミケースを活用すれば積載能力が高いので、たくさんの荷物が詰めちゃう訳ですが、だからといって重量を考えずに何でも積んでしまうと重さで走りに影響が出てしまいます。

キャンプにどんな装備で出かけるかは人それぞれですが、私の場合はアドベンチャーバイクでも基本は軽量、軽装備を心がけております。今回のアドベンチャーテーブルは板一枚で広大なテーブルが完成してしまうので、キャンプ用テーブルを別に用意して持っていくよりは軽装になりますし安く上がりますよ…というご紹介でした。

今回はこの辺で!!!

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庶民の経済力でBMW 空冷R1200GSを維持する方法 R1200GSの維持費

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、3連休の中日ですがツーリングに行かれてますでしょうか?南房総の方は災害の影響でまだまだツーリングという雰囲気ではありませんが…一日も早く通常の生活に戻ってほしいと願っております。さて今回はツーリング写真、バイク写真の解説はお休みして、私の愛車BMW 空冷R1200GSの話題をいってみたいと思います。

当ブログにバイク写真や北海道ツーリングがお好きで見に来られる方が多いと思いますが、作品に登場するBMW R1200GSがちょっと気になるな…でもBMWの維持費って高そう、故障とかも大丈夫なのかな?といったBMWバイクに関わる維持費などの疑問について書いてみたいと思います。

維持費と言えば自動車税、自動車保険、車検費用などが最低かかってくる固定費ですが、これは自動車税が年間6000円。自動車保険は20等級でしたら16000円くらいです。車検については以下に詳しく触れますがユーザー車検で約2万円、ディーラー依頼で10~20万円(内容によりけり)です。

あとはガソリン代ですが燃費はカタログ値で23.2km/L(90km/h定速走行)で実測は18~21km/Lくらいを安定してマークします。もちろん乗り方にもよるとは思いますが、ツーリングメインでしたらこれくらいです。2019年現在、比較対象としてホンダのサイトを確認したところCRF1000Lアフリカツインで32.0km/L、NC750Xが42.0km/L、CB1300SBが26.8Km/Lです。これらホンダ3車種は60Km/h定速走行での値ですのでCB1300SBと同じくらいと考えて良いと思います。

オンボードの平均燃費表示 20㎞/L を表示している。

私の車、ルノーカングーもそうなのですがヨーロッパ車の多くは燃料が95オクタンで設定されていて日本で使用する場合はハイオクを推奨されるものです。R1200GSの場合はBMS-Kという燃料制御により、中期型(2008年モデル)以降についてはレギュラー、ハイオクのどちらも可能です。しかし燃料の品質の観点でハイオクガソリンを使用した方が好ましいです(最近は聞きませんがごく稀に粗悪な燃料もあるため)。

次に点検や消耗品に関わる維持費ですがディーラーにお願いした場合と、自分でやった場合の比較を書いていきたいと思います。

・オイル交換

まずエンジンオイル交換の場合、BMW純正オイルとBMW純正オイルフィルターを交換してもらい、工賃を含めた金額はBMWディーラーの場合およそ15000円くらいです。一方、自分でオイル交換をする場合、コスパで有名なシェブロンシュプリーム20W-50を使用、オイルフィルターはMANNなどの市販品を使い合計で3500円程度です。(シェブロンシュプリーム20W-50 ネット通販でおよそ600円/1クォート)

ミッションオイルの場合はBMWディーラーだと大体工賃込みで5000円自分で作業する場合はカストロールUNIVERSAL80W-90の1L缶が1150円。800㏄しか使わないのでこれだけ。

リアファイナルドライブのオイル交換はディーラーだとオイル代1411円+工賃5000円で6411円。自分でやるとミッションを交換したときの余り200㏄で足りてしまいます。一応計算するとUNIVERSAL80W-90の1L缶1150円÷5で230円くらいです。




・タイヤ交換

タイヤ交換については銘柄によってずいぶん差があります。コンチネンタル、メッツラー、ミシュラン、ピレリーなどはモノによって高いです。コスパの良いタイヤはシンコーです。

高いタイヤでもBMWディーラーのタイヤ交換キャンペーンのタイミングでやると5万円以内で収まる場合もあります。通常は前後交換してタイヤ代+工賃で6~7万円程度です。

自分でネット通販で購入し工賃の安い持ち込みOKなお店に持っていくとお得です。シンコーのE705であればネット通販で前後購入して15000円くらい。持ち込み交換工賃でやってもらってトータル3~4万円です。

タイヤ交換費用を最も安くするお勧めの方法があります。シンコーE705をネット通販の最安値で購入して車体へのホイール着脱は自分で作業し、タイヤ組み換えのみをお店に持ち込んでやってもらう方法です。ホイール持ち込みであればどこの店も工賃は安いですし、何よりR1200GSというバイクは通常のバイクに比べてホイールの着脱がとても容易なのです。

普通のバイクはリアホイールはチェーンがあるので手間ですが、R1200GSはシャフトドライブで片持ちなので簡単に着脱できます。センタースタンドで自立するのでジャッキも不要です。

ホイールをお店に持ち込んで作業する投稿を書きましたので コチラ を参照ください。

タイヤはオフロード対応のブロックパターンは4000~8000㎞程度しか持続しない物が多く、オンロード向けのタイヤであればその倍以上は持続します。R1200GSに限った話ではありませんがアドベンチャーバイクを買ってオフロード指向で楽しむぞ!という方は維持費の上でタイヤ代を忘れずに考えておきましょう。

持ち込みタイヤを交換してくれるショップは最近になって増えました

・法令点検

法令12か月点検または法令24か月点検はその名の通り、法で義務付けられている点検です。国土交通省が定めた道路運送車両法第四十八条に準じて定められた項目の点検ですが皆さんご存じですよね?ただ法令点検を行わなかったからといって罰則規定がある訳ではないので、やっていない人も多いというのが実態です。

この点検をディーラーでお願いした場合と自分でやる場合の費用を比較してみましょう。

まずディーラーに点検に出すメリットですが、ブラックボックス化されたCPU系、電装部品系統、制御系統やセンサー類など、一括でチェックできる専用の診断機がディーラーにあります。以前はGT-1というものでしたが現在はMOSS-PCといいます。

このMOSS-PCをR1200GSに接続して診断をかけると、故障コードの検出や履歴、BMSフォルトメモリー、ABSコントロールユニットの故障コードと履歴、アイドリングの自動調整、ダイナミックメンテナンススケジュールの管理などが可能です。大変信頼できる素晴らしいシステムであるのは間違いありませんが、何も問題がなければ特にメリットもありません。問題が無かったことの確認という意味で価値があるのかもしれませんが…。

ディーラーでの1年または10000km定期点検は点検基本料金(MOSS-PCの診断、ケミカル費用、産廃処理費用など含む)25000円くらいです。

アイドリングは調整しなくても狂う事は稀ですし、そろそろディーラーに点検に出してください、というメッセージがメーターに表示されるダイナミックメンテナンススケジュールは表示を気にしないなら別にリセットする必要もありません。

ダイナミックメンテナンススケジュール そろそろディーラーに点検に出してください…という表示

ディーラーに点検を依頼するもう1つのメリットはヘッドのバルブクリアランスの測定と調整があります。R1200GSは空冷ヘッドな訳ですから、クリアランスにはシビアなものです。しかし私はR1200GSを2008年に購入した当初から7年くらいはディーラーさんで見てもらっていましたが、バルブクリアランスが大きく狂っていた事は無く、いまはもうバルブクリアランスはみなくて良い!と結論付けました。

あとはスロットルの同調とか燃料ホースの交換とか、オルタネーターVベルトの交換などありますが、必要になったときにその部分だけディーラーさんにお願いするのが費用を節約するコツです。バルブクリアランス調整は約9000円程度、オルタネーターVベルト交換は7000円くらいです。燃料ホース交換なども高くはないです。

あとは法令に準じた項目についてはパッドの残量確認やプラグやバッテリーの消耗具合、サスペンションやマフラー等に異常がないかなど、ユーザーで出来てしまうものばかりです。もちろん異常があれば別ですが異常がないかの点検だけならユーザーでも簡単なのです。

ディーラーに法令点検に出すと整備内容や交換部品によって違いますが5~10万円の費用が発生します。

2008年 R1200GS 中期型 カラーはオリジナルペイント

点検記録簿がつくのもディーラー点検のメリットですが、これは自分で整備した場合はつきません…。私の場合は作業内容や交換部品、走行距離などを詳細にFacebookに記事にして保存しています。ただの記録として公開範囲を「自分のみ」にしておけば人に見られませんし、後で過去の整備履歴もFacebookで簡単に検索できます。

・バッテリー交換

バッテリーも消耗品の代表選手ですね。目安としては2年で交換ですが使用状況によってだいぶ変わってきます。CPUや電子制御に依存したR1200GSですので弱ったバッテリーを騙しだまし使うのは絶対にやめましょう。

ディーラーでバッテリー交換をお願いするとおよそ2万円。自分でやればネット通販で6000円程度で入手できます。交換方法はとても簡単です。

参考記事 R1200GS バッテリー交換方法




・その他の部品交換

部品交換についてはBMW純正部品にこだわってBMWディーラーで交換してもらうか、アフターパーツメーカー製をネット通販で購入して自分で作業するかの比較をしてみたいと思います。

まずブレーキパッドの例です。例えばリアですと純正ブレーキパッドは9000円。フェロードやベスラなどのアフターメーカー製で4000から6000円程度。私が先日買ったチョット怪しいCyletoでしたら1200円程度です。

激安のブレーキパッド Cyleto 少しダストが多くホイールが汚れますが、それ以外は問題ありません。

ブレーキディスクローターはBMW純正品で前後揃えて交換すると工賃と合わせて約15万円もかかります。例えばリアディスクローターのBMW純正は約3万円ですが、Arashiという同じく少し怪しいブランド製でしたら約5000円で購入できます。CyletoのパッドもArashiのディスクローターも愛用していますが性能、信頼性ともに問題ありません。

ブレーキパッドの消耗は国産車とはだいぶ違い、リア4万キロ、フロントで5万キロも持続しました(私の場合ですよ)。ディスクローターはリアで7万キロ、フロントは8万キロで限度値になりました。国産車はパッドを削ってディスクは削らずという感じなのでパッドは1万キロくらいで交換となりますが、BMWの場合はディスクも削るようです。どちらが経済的なのかは走行距離をたくさん走るか、あまり距離を走らないかで変わってきます(5万km以内で乗り換えてしまう人はとっても経済的)。

スパークプラグはR1200GSの場合はツインスパークで2気筒ですので4本必要です。DOHCヘッドの後期型でNGK MAR8B-JDS 4本で8000円程度、中期のSOHCの場合はNGK DCPR8EKCで4本で2800円程度です。

自分でやれば工賃は0円。部品はネットで最安を購入できる。

後期DOHCヘッド用のMAR8B-JDSは高いですが電極が2極構造なのでメーカー指定の交換目安は40000km毎となっています。実際に私のR1200GSアドベンチャーは40000km使用しましたが問題ありませんでした。一概に高いとは言えませんね。

・車検継続検査

車検の継続検査はディーラに依頼した場合、車検代行費用+車検整備基本費用で55000円です。お店によって少し違いがあるかもしれませんが、私が過去に依頼したときはこの値段でした(10年くらい前は40000円くらいでしたが…)。

そして車検のタイミングで消耗品や問題があった場所の整備などをすれば、その部品代や調整費がかかってきます。

標準的な内容で合計は10~15万円くらいでしょうか。車検と同時に前後のタイヤ交換でもすれば軽く20万円オーバーです。

一方、ユーザー車検として自分で陸運局で通す場合は最低費用として自賠責保険料、重量税、検査費で2万円あれば足りてしまいます。

R1200GSのユーザー車検の通し方はこちら

もちろんユーザー車検の場合でも事前に整備をしなくてはいけませんので、その整備に必要だった消耗品や油脂類の費用は必要となります。しかし車検の場合は灯火類やブレーキ機能、オイル漏れなどを重点的に見られるため、車検のための整備という意味ではテスター屋さんに払うヘッドライトの光軸調整(2000~3000円程度)くらいと言えます。

ミッションオイルを注入しているところ。サクションガンはAmazonで1500円でした。




・まとめ

ディーラーに整備をお任せする場合、一度の点検で5~10万円、車検であれば10~15万円。オイル交換なら1.5万円、バッテリー交換なら2万円…。

これを極力自分でやることで、整備の基本作業費、車検代行費などは0円に。純正部品やメーカー指定オイルなどにこだわらなければ部品費用や油脂類の費用は1/3から1/5程度まで抑えることが可能です。

少しの手間と時間、トルクスレンチやフィルターレンチなどを購入する初期投資が必要になってきますが、BMWの大型バイクを維持!という最初のイメージよりははるかに現実的な維持費だと思います。

もちろんディーラーにお任せするのも悪いことではありません。BMW認定マイスターの手による厳しいチェックと専用の診断機を使い、高度な整備を受けられる安心感は絶大ですし、お任せするなら自分は楽チンなのですから高いと感じた整備費用は正当な対価と言えます。

私の場合は一年の走行距離を1万キロ以下と仮定して、年間でかかる維持費は常に10万円以下です。

重大な故障が発生してディーラーの保証も受けられない…という最悪の事態は確かにありえます。それは故障個所は大体は定番化されているので、事前に中古パーツを入手してストックさせておくのも賢いやり方です。空冷R1200GSはとても売れたヒット車種なので、中古の部品流通量も多くこれからはもっと増えると予想されます。中古パーツが入手しやすいのは大事なことです!そういった意味でも維持しやすいBMWと言えそうです。

R1200GSの泣き所であるリアファイナル。ここはASSY交換で30万円コースなので事前に中古品を入手してストックしておく。

最後に重要なポイントなのですがR1200GS特有の構造を理解して日頃から丁寧に扱ってあげる、という事です。例えばクラッチは普通のオートバイと違ってミッションが別室構造になっている乾式単盤クラッチです。むやみに半クラッチを多用すると、あっというまに摩耗して交換時期が来てしまいます。ディーラーでのクラッチ交換はディスクだけなら15万円コース、クラッチカバー交換やオーバーホールになると30万円コースです。しかし構造を理解して日頃から丁寧にクラッチを繋いでいれば15万キロ以上は持続してしまうものです。私の2008’R1200GSも8万キロオーバーですが、まだまだ大丈夫ですよ。

これから中古車で空冷R1200GSの購入をご検討されている方に参考になればと書いてみました。究極のツーリング写真では整備に自身の無い人でも安心して整備に挑戦できるように詳細に整備方法を記事にしております。

また機会をみて空冷R1200GSの中古車を買う時のポイントなども記事にしてみたいと思います。

今回はこの辺で!!!

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R1200GS リアブレーキパッド交換方法 空冷GSのブレーキパッド交換

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりに空冷R1200GSのメンテナンス情報をいってみたいと思います。

今までエンジンオイル交換ミッションオイル交換バッテリー交換などメンテに自身の無い方でも分かるよう詳細に解説してきましたが、今回も同様に詳細な内容でリアブレーキパッド交換を解説いたします。

空冷R1200GSのリアブレーキパッドの残量の確認方法はディスクローターとキャリパーの隙間から何とか見えなくもないですが、限度まで使用したかどうかの確認方法ならば簡単です。

空冷R1200GSのリアブレーキキャリパーは片押しの2ピストンですので、ピストンの無い車体左側から覗くとブレーキパッドの裏面が見えます。このブレーキパットの裏面には穴が2か所空いていて、ブレーキパッドが限度まで摩耗すると穴が貫通してディスクローターが見えるのです。ここまで摩耗したら交換が必要となります。




今回、解説するR1200GSのブレーキパッド交換方法はDOHCヘッドの後期モデルです。R1200GSはご存じの通り2004~の前期、2008~2009の中期、2010~DOHCヘッドの後期と大きく3種類ある訳ですが、中期と後期はユーザーレベルでも難易度としては優しい作業です。ネットでR1200GSのブレーキパッド交換について検索すると、ABSのシステムの関係でエラーが出るとか色んな情報が出てきますが、そのようなややこしい問題が出るのは前期型のサーボブレーキ世代(インテグラルABS1やEVOブレーキと呼ばれていた)の話です。中期と後期は(前期の2007年末期も?)サーボブレーキではなく、普通のオートバイと同じ構造なのでエラーは気にしなくて大丈夫です。

とはいえブレーキに関わる整備ですので間違いがあると事故に繋がります。あくまで自己責任でお願い致します。

まずは交換するブレーキパッドを購入しましょう。R1200GSのキャリパーはブレンボ製で他のBMW車やドカティなどにも使われているタイプです。この純正ブレンボに適合したパッドは割といろんなメーカーから発売されています。

BMW純正リアブレーキパッドは9000円(部品番号:3421 7660 281)。フェロード、ベスラ、Brakingなどで4000~6000円くらいです。写真のCyletoはAmazonで激安で売られていた謎のブランドです。

1270円… 大丈夫なんでしょうか?ネットで検索しても何も情報が無かったので人柱になってみます。この記事を書いている2019年8月以降、もしこのパッドに問題があれば記事の最下部に情報を追記しますね。なにも追記がなければその後、このCyletoブレーキパッドは問題なく使えているんだな…と思ってください。

用意するものはオイル交換方法の時も解説しましたがBMWの整備には必須のトルクスのソケット。それとラジオペンチ、モリブデングリス、ブレーキクリーナー、ウエス、軍手などです。

モリブデングリスとはブレーキの摩擦熱にも対応したグリスですが、バイク、自動車整備用でなくても大型のホームセンターで割と安価に入手できます。ブレーキパッドの裏面とキャリパーのピストン周辺に塗りつけます。




作業は車体をセンタースタンドを立てて行います。

まずはトルクスT30でリアフェンダーを外します。固定ボルトは3か所。ボルトの回転が重く感じたらフェンダーを手で少し持ち上げてボルトへの負担を減らして下さい。

リアフェンダーを外すとブレーキキャリパーを固定しているボルトの後方側も見えるようになりました。

キャリパーを外す前にブレーキパッドを固定しているパッドピンを抜いてしまいましょう。キャリパーが車体側に固定されいた方が作業しやすいのです。まずはパッドピンを横から留めている小さな割ピンをラジオペンチで抜きます。

割ピンは無くさないように気を付けて下さい。この時、シャフト側にこれが刺さっていた穴の様子を見てよく覚えておいて下さい。取付時にその記憶が役立ちます。

次にブレーキパッドを貫通させているパッドピンを抜きます。ネジではなく刺さっているだけです。車体右側から細い物を押し当ててプラスチックハンマーなどで叩いて打ち出してあげます。

反対側からパッドピンを抜きます。小さな穴は割ピンが通っていた穴です。もしこのピンが錆ていたら800番くらいのペーパーヤスリで錆を落としておきましょう。

次にようやくブレーキキャリパーを固定しているボルトを緩めます。レンチのサイズはT45です。

レンチで2本のボルトを外します。

後ろ側のボルトを外すとこのようにリアフェンダーを支えていた金具ごと外れます。この金具は作業後にリアフェンダーを取り付けるときに、穴の位置がずれているとリアフェンダーのボルトが締められないので気を付けましょう。

2本のボルトを外すとこのようにキャリパーは固定ブラケットごと外れます。ブレーキホースが繋がっているので無理に引っ張ったりしないよう気を付けて下さい。もしがっちりと動かない様子でしたらキャリパーを持って前後に揺さぶってみてください。ピストンが戻って簡単にキャリパーが抜けると思います。

!ここでワンポイント!

キャリパーを外したらタイヤを手で回転させてみましょう。空冷R1200GSの泣き所であるリアファイナルドライブ(通称リアデフ)の状態を点検するのです。ゴリゴリとした感触やキュ~キュ~といったゴムが擦れるような異音がしないか、スムーズに軽く回転するかの確認です。ブレーキパッドがディスクローターに接触している普段よりも点検しやすいのです!

既にパッドピンを抜いていますのでキャリパーを持ち上げるとパッドはぽろりと簡単に取り出せます。右が新品のCyletoで左が新車時から使っているBMW純正パッドです。穴が貫通したとは言え、まだ2mmくらいは残がありますので私の場合は4万キロは純正ブレーキパッドが持続するという事になります。もちろんバイクの使い方によってライフは個人差が出ますのでご了承を。




次にリアブレーキマスターシリンダーのフルードタンクのキャップを開けます。密閉を保っているラバー製の中蓋も外して、タンクの上に仮置きしておきます。このフルードタンクのキャップは前期や中期は緩み防止のロック機構がありますが後期型はロック機構がないようです。ロック機構があるタイプの場合は強引に回すのではなく、ロックの爪をマイナスドライバーで押して開けましょう。

ブレーキフルードタンクには2本の横線があって下の線がフルード残量の下限値、上の線は上限値です。ブレーキパッドが走行距離を重ねるにつれ摩耗すると、フルードの油面も下がってきます。ブレーキパッドが摩耗するまでフルードを補充した経緯がないのであればフルードの油面が下限値の線に近いと思います。

現時点でのフルードの油面の高さをよくチェックしてください。

ここでブレーキクリーナーでキャリパーをキレイに清掃します。写真はキャリパーの外を吹いていますが、ピストンのある中もキレイにしてください。

古いブレーキパッドを外したキャリパーの内側は、このように2つのピストンがパッドが摩耗した分だけ飛び出しています。この飛び出たピストンを指で押し戻すのですが1つを押しやればもう一方が飛び出てくる仕組みなので、両手の親指で2つを同時に押し戻して下さい。

こんな感じで戻してやります。万一、ピストンが固着して動かないようですとキャリパーのオーバーホールが必要となります。作業を中断してバイク屋さんに相談しましょう。

ピストンを押し戻すとこのようにブレーキフルードの油面は上がります。ブレーキパッド交換以前にフルードを補充した経緯がある場合、このときに上限の線をこえてフルードが溢れてしまう場合がありますので、その場合は事前にスポイトで抜いておきましょう。

この写真のようにフルードが少し褐色になっていると、もう交換した方が良いです。ブレーキフルードの交換方法はまた改めて記事にしたいと思います。

ちなみにブレーキフルードが車体に付着すると塗装をいためる原因になります。万一、フルードで汚してしまった場合は作業後に入念に洗車しておきましょう。

そしてキャリパーの内側、ピストン周辺にモリブデングリスを均一に塗布します。

新しいブレーキパッドの裏面にも同様にモリブデングリスを塗布します。間違っても表面に塗らないように…。パッドピンにもモリブデングリスを塗布しましょう。

外した時の逆手順でブレーキパッドをキャリパーに取り付けます。ブレーキパッドの表裏を間違えないように、2枚のブレーキパッドの間に確実にディスクローターが入るように!このときパッドピンは奥まで完全に入れず仮組でOKです。奥まで入れるには再びプラハンマーで叩くので、それはキャリパーを固定した後にしましょう。

2枚のブレーキパッドが確実にディスクローターを挟むように差し込みます。

キャリパーを固定する2本のボルトを固定します。今回、取り外す前にボルトにマーキングしたので、それを基準にトルクをかけました。もちろんデジラチェなどでトルク測定して締結しても良いと思います。指定締め付けトルクは24N・mです。

パッドピンを左側から打ち込んで固定し割ピンを入れます。もしパッドピンが十分な位置まで押し込まれていない場合は、割ピンを入れる穴が見えません。抜く前の様子を思い出して正しい位置まで確実にパッドピンを入れてください。

ブレーキペダルを押し下げてみましょう。普段ではあり得ない所まで下がりますが、これはピストンを押し戻したためです。何度か繰り返して押し下げることでピストンが出てブレーキパッドを締め付けてくれます。このときフルードの油面も少し下がると思います。

ブレーキフルードの油面がタンク内のMAXのレベルになっているか確認しキャップをしっかり締めます。少ないようなら補充しましょう。私のお世話になっているBMWディーラーではR1200GSのブレーキフルードはワコーズのSP-4です。

最後にリアフェンダーを3本の固定ボルトで固定します。一番上のボルトが入らない場合はキャリパー固定ボルトと共締めされている黒い金具の位置がずれています。いちどキャリパーボルトを緩めて穴の位置を合わせてください。

これで作業終了ですが正しくブレーキが効くか安全な場所で作動テストし、ブレーキパッドとディスクローターの当たり面が出るまでは適度なペースで慣らし運転をしてくださいね。

長文になってしまったので今回はこの辺で!空冷R1200GSのリアブレーキパッド交換方法でした!!!

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