北海道ツーリング☆ツーリング写真ギャラリー<道東編>

~夏の北海道ツーリング~

ツーリング写真ギャラリー

前回の道北編に続いて今回は道東編でございます。

フレシマ湿原

根室市の別当賀にあるフレシマ湿原。落石岬から西へ10kmほどの位置に海岸沿いに人知れず存在する牧草地帯と湿原。僅かな情報を頼りにダート道をひたすら突き進んだところ、いきなりこの絶景でした。この年の北海道ツーリングはとても雨の多い旅程でしたが、この時だけは神様が青空を与えてくださいました。

風の音と遠くから波の音。いつかまたここを訪れたい大好きな場所です。




黄金道路

国道336号 通称「黄金道路」。海岸ぎりぎりに建設されたこの道は、打ち寄せる波に何度も破壊され年中工事している印象でしたが、近年では道路を少し内陸側にして、だいぶ改善されたようです。その昔、旅先で「襟裳岬を避ける奴は腰抜けだ」と言っているライダーがいました。その意味がよく分かるほど強風と濃霧、打ち寄せる波との戦いでタフなルートだったのです。

荒々しい風景と苦労して走りきったこと。それが私の記憶に深く刻まれています。

北太平洋シーサイドライン 東恵茶人

北太平洋シーサイドライン、それは釧路から根室をむすぶ絶景のツーリングルート。とくに浜中町から霧多布までは風光明媚で道東らしい風景が広がる区間です。今から15年前。はじめて北海道をツーリングした私は、その最果て感に圧倒されて不覚にも心細さを感じたのを今でも覚えています。

この一帯の景色は単純に「景色がいい」では説明がつかず、美しさと寂しさが複雑に織り交ざる所だと感じます。先日「時間を写真で紡ぐ」という難しい言葉を耳にしましたが、それの意味がこういった景色の中に隠されているのかもしれません。




天に続く道

知床半島の近く、斜里町の天に続く道です。現在では有名な観光スポットになってしまいましたが、かつては交通量も少なく北海道ツーリングの穴場スポットでした。知床峠はいつ行っても羅臼側と斜里側で天気が真逆であるのは有名です。この時も羅臼側から知床エリアへアプローチしたのですが、それまでは冷たいシトシト雨に心もすっかり冷たく曇っていました。しかし斜里側に降りると強い夏の日差しがジリジリと照り付けて、天気が好転しただけで気分が嬉しくなるのは不思議なもんだな…と思って撮影したのを覚えています。

釧路市阿寒町で出会った風景です。雪の重みで屋根が傷まないよう、鋭角な斜度をつけた雪国特有の建物です。現在は空き家のようですがカラフルさと雰囲気が気にって足をとめてみました。旅では人気の立ち寄りスポットや絶景を求めて走るのも良いですが、こういった自分がハッと気が付いて目に入った「好きなもの」を大切にしたいと、いつもそんな風に思っています。これは2019年のGW北海道ツーリングでの写真ですが、不思議とつい昨日のことのようです。




北太平洋シーサイドライン

この写真も北太平洋シーサイドラインです。浜中町から霧多布を目指して走っているところを走行中のコクピット風景として撮った1枚です(片手運転ではありませんよ)。この写真を撮ったときも往路は東北自動車道を自走で走りぬき、道東に着くころには3000キロくらい走っていました。いい加減(良い加減)距離を走ると脳内のガスが抜けて雑念なくクリアになる感じが大好きです。雑念とは走らせながら仕事や日常の不満を考えることなどです。本当にたくさん走り切るとガスが抜けて脳内の妄想回路が浪漫思考にシフトしていくのです。

夏の北海道ツーリング ツーリング写真ギャラリー<道東編>でした。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

2019夏の北海道ツーリング 穴場写真スポット<道南編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いよいよお盆休みも近くなってきましたね。ロングツーリングに行かれる方はお忘れ物にご注意ください。ETCカード、保険証、予備のメモリーカードなどなど… 以前、友人がテントは持ってきたものの、テントポールを忘れて酷い目にあっている人がいました。

さて今回もツーリング写真解説はお休みして北海道ツーリングのお役立ち情報でございます。前回の北海道ツーリング穴場撮影スポット<道東編>に続いて、今回は北海道ツーリング穴場撮影スポット<道南編>でございます。

しつこいようですが究極のツーリング写真流の「おすすめ」ですのでマニアック過ぎでしたらお許しを~

・洞爺湖を一望する月浦の高台

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

ニセコエリアのアイコンである洞爺湖と羊蹄山。かつてサミットが行われたこの道南の景勝地は観光客だけでなくライダーにも人気ですよね。しかしカルデラ湖の洞爺湖の様子を美しく一望できるポイントは意外とすくないものです。有名な展望所では駐車場にバイクを停めて見るしかありません…それでは愛車とのショットは難しいですよね。

そこでお勧めの穴場はズバリここです。洞爺湖の西岸に位置する月浦という場所で道道578号からカフェ ゴーシュを目印に高台を登っていきます。電線など遮るものがなく美しい洞爺湖の様子と遠景には日高山脈を望むことができます。人も少なくて静かな場所ですよ。




・羊蹄山をジャマもの無しで堪能する喜茂別の農道

EOS6D Mark2 + EF35mmF2L IS

富士山のような美しい裾をもつ蝦夷富士こと羊蹄山はニセコエリアのもう1つのアイコンですね。いや…先ほどの洞爺湖よりもニセコといえば羊蹄山かもしれませんね。そんな美しい山、羊蹄山のおススメの撮影スポットは喜茂別町の字比羅岡に位置する道道97号とR276の間に並行して走る農道です。有名な立ち寄りスポットである京極町ふきだし公園の南へ5kmくらいの場所です。

道から羊蹄山を望むとちょうど真西になりますので日没時はシルエットとして逆光で狙うか、早朝の朝焼けであれば赤富士ならぬ赤蝦夷富士を写真にできるかもしれません。農道は2車線で十分に広い道路ですが通行の邪魔にならないよう配慮しましょうね。




・駒ヶ岳が最も美しくみえる大沼の穴場

EOS6D Mark2 + EF50mmF1.8STM

函館のちょい北である七飯町、これもまた北海道ツーリングでは人気のスポットである大沼でございます。大沼といえば北海道を旅するライダーでは聖地的なキャンプ場、東大沼キャンプ場がありますが、やはりここに来たら是非楽しみたいのは大沼から望む北海道駒ヶ岳の雄姿です。しかし駒ヶ岳がキレイに見えるポイントは大沼には少なく、あってもガードレールや柵などがあり写真には適さないものです。

しかし!理想的な場所を見つけました。しかも行き方も簡単でございます。大沼公園駅から北へ650mほど走ると砂利道の小道の入り口に「リバージュ」の看板があります。その小道を入ってすぐの公衆トイレの辺りです。

早朝に行けば運が良ければ湖面が水鏡になっているかもしれませんね。




いかがでしたか?道南エリアは函館港着のフェリーの人にとってスタート地点ですが観光地ということもあり混雑は避けたいですよね。早朝に行動して良い写真を撮ってくださいね。

函館着のフェリーといえば、私の北海道ツーリングは今年のGWも去年のお盆休みも片道は東北自動車道を自走で青函フェリーでした…。大洗~苫小牧の商船三井フェリーは去年は台風で欠航、今年はチケットがとれず…。しかし頑張って千葉から約800キロを走破して函館に入ると、独特の町の雰囲気がなんだかご褒美のように感じるものです。苫小牧も良いところですが、あそこは西港から降りると産業道路の印象が強いですからね。

それでは皆さま、安全で楽しい北海道ツーリングを!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

北海道ツーリング 穴場の撮影スポット<道東編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、先日「北海道ツーリング 穴場撮影スポット<道北編>」という記事を書きましたが如何でしたでしょうか?このお盆休みに北海道ツーリングを計画されている方、その中でもツーリング写真が好きで旅の記憶に刻まれるツーリング風景を作品にしたい!と願っておられる方にお役に立てれば嬉しいです。

さて今回は北海道ツーリング 穴場の撮影スポット<道東編>と題して、北海道の魅力が凝縮されているような道東の穴場写真スポットをご紹介いたします。一応、またお断りしておきますが、あくまで究極のツーリング写真的な写真スポットでございますので…。




1.阿寒町の名もない広域農道

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

道東自動車道の阿寒ICから国道240号線を北へ7kmほど走ると道の駅【あかんランド丹頂の里】があります。そこから左に入り突き当たった道です。この広域農道は本当に純粋な農道という印象で一般の車はほとんと走っていません。この写真を撮ったときも1時間以上はこの道の周辺にいましたが1台も車とすれ違うことはありませんでした。

一見すると北海道のどこにでもありそうな景色かもしれません。しかし電線や看板なども少なく、道東らしい雰囲気が確かに存在する渋いツーリングルートです。




2.北太平洋シーサイドライン ポンポロト集落

EOS5D MARK2

道東を代表する人気ツーリングルート【北太平洋シーサイドライン】です。釧路市から根室をつなぐ道道142号線ですが特に風光明媚なのは浜中町から厚岸の辺りで最も道東の海岸線らしさを感じる道といっていいと思います。その北太平洋シーサイドラインで穴場、というか私が個人的にお勧めしたいスポットは奔幌戸(ポンポロト)という集落のエリアです。

絶景地でも有名なスポットでもありませんが、ふと足を止めたくなる素朴な風景です。内陸側の原野を入れて渋い1枚を撮ってみてください。




3.来止臥野営場の満天の星空

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

ここは以前に北海道の絶景キャンプ場としてご紹介した来止臥野営場です。最低限の設備で自然の地形を生かしたワイルドな無料キャンプ場。しかしキャンプ場としての魅力だけでなく晴れた日は満天の星空を堪能できます。

近所のサイトの焚火が消えたころ、カメラを三脚にセットして夜空の様子を撮ってみましょう。それは星空と呼ぶよりは銀河という感じです。

いかがでしたか?北海道ツーリング 穴場写真スポット<道東編>また機会をみて<道南編>も書いてみたいと思います。

お楽しみに!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

夏の北海道ツーリング<道北>ツーリング写真ギャラリー

~夏の北海道ツーリング~

道北エリア 北海道ツーリング写真ギャラリー

逃げ水のエサヌカ線

600㎜の望遠レンズに×2エクステンダーを装着してエサヌカ線のはるか遠く、逃げ水の中から現れたライダー達をとらえた1枚です。大胆に斜めに構図して異空間を表現してみました。暑い中、2時間くらいこの場所に立って粘った写真で想い出深い1枚です。




オロロンライン

道道106号オロロンライン ただ直線なだけでなく荒涼とした原野に日本海の風景。はじめてここを訪れた2004年、大雨に打たれながら天塩川沿いを走りぬき、日本海が見えてオロロンラインに入った瞬間に急に晴れた…オロロンラインに来るとあの感動を今でも思い出します。

枝幸の国道

なんでもない国道です。有名な立ち寄りスポットでも景勝地でもありません。しかし矢羽が連なるこの国道に北海道の人々の生活風景が垣間見える気もします。こんな場所で写真を撮ろうなんて普通は思いませんが、こうして1枚の写真として見ると、これもまた私の記憶の旅風景であると感じます。




2017年8月 北海道紋別市

宗谷国道と呼ばれるR238を北上していたときでした。オオハンゴンソウと思わしき雑草の花が一面に咲き乱れている空き地を見つけました。入っても問題なさそうなのでこの場所で写真を撮ってみようと思い足を止めた…その時の自分。何年も前の出来事ですがこの1枚を見るとまるで昨日の事のように感じます。

2017年8月 北海道抜海町

オロロンラインはなぜ多くのライダーを魅了するツーリングの聖地なのだろうか?そんなことを考えても仕方がないけど、もし誰かが私にオロロンラインを1枚の写真で表せ、と言ったらきっとこんな写真を撮って「はいどうぞ」と渡すでしょう。




写真とはあの日、あの場所でシャッターを切ったからこそ旅の心象風景が心に深く焼き付くと、私はそう信じています。だからこそオートバイでの1人旅には写真は欠かせないと…そんな風に思うようになりました。写真を撮ることがツーリングの目的になっちゃっているとか、そんな事ではないのです。

ただ単純にバイクでツーリングに行くことが大好きで、その時に見た風景をいつまでも心に残したい、心に残したいからこそ写真にしておきたいのです。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

2019北海道ツーリング 穴場撮影スポット<道北編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、お盆休みのツーリングの準備は万端でしょうか?お盆に北海道ツーリングに行くよ!という方も多いと思われます。そろそろ週間天気予報が気になるところですよね。

私は2019年の北海道ツーリングはGWに行ってきましたので、お盆は北海道ではなく信州か東北を考えております。フェリーの予約がない旅なので直前の天気予報で決めてみたいと思います。

さて今回はツーリング写真解説ではなく北海道ツーリングの穴場撮影スポットと題して究極のツーリング写真流 おすすめの撮影スポットをご紹介してみたいと思います。まず今回は道北編でございます。




1.オトンルイ風力発電所 浜里駐車公園

はい、北海道ツーリングの道北エリアと言えばまずはオロロンラインですよね。そのオロロンラインの天塩側のエントリーポイントとして有名なオトンルイ風力発電所があります。みなさんこのオトンルイで写真を撮られていますが、ここって写真撮るの難しくないですか?

真下のダートまで入って広角レンズで撮ると風力発電のプロペラがたくさん並んでいる様子が伝わりませんし、かといってオトンルイ風力発電所の目の前にあるサロベツ原野パーキングは海側にあるのでイマイチですよね。

そんな時はサロベツ原野パーキングから6kmほど天塩側にある浜里駐車公園から撮ってみましょう。長い間隔でたくさん並んでいる細長い物…それを画面内で決定的に表現するにはどうしたら良いでしょうか?そう望遠レンズですよね。

望遠で風力発電所を引っ張ってギュッと圧縮してみましょう。この駐車場はとても広いので自分のバイクを大きめに構図しても、思いっきり後ろに下がって撮ることができます。

あれっ…いまGoogleマップを確認したらオロロンラインの名称が「萌える天北オロロンルート」に変わっていますね。なんじゃこりゃ…いつからこのような名前になったのでしょうか。




2.坂の下海水浴場 駐車場

同じくオロロンライン…いや萌える天北オロロンラインでございますが、こんどは大幅に北上してノシャップ岬に近いです。萌える天北オロロンラインを北上するとノシャップ岬方面と稚内市内へ分岐するY時の信号<坂の下交差点>があります。そのすぐ手前に地味なスポットですが日本最北の海水浴場があるのをご存じでしょうか?

その名も坂の下海水浴場。ちなみに8月に行っても誰ひとり海水浴していませんし、もちろん海の家とかもありません。しかしこの坂の下海水浴場のだだっ広い駐車場は私に言わせて頂ければ最高のツーリング写真スポットです!

空に表情があるときは広角レンズで、遠方に見える利尻富士が美しいときは望遠で!どう撮るかは貴方の感性次第でございます。

あれ…こんどは信号からノシャップ岬方面へ分岐した道道254の名称が「宗谷サンセットロード」になっているなぁ…。ここは以前から無事カエルロードと呼ばれる道でカエルさんの置物が並んでいる道なのですが…。萌える天北オロロンラインといい、なんか変だな~ 鹿の飛び出しがとても多い道なので気を付けてくださいね。




3.レンガの廃墟 秋田木材発電所

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

国道238号を稚内市内から宗谷岬に向かう途中、稚内空港の少し手前あたりで不気味に見えてくるレンガ造りの古い廃墟があります。大正2年建造の秋田木材発電所跡です。むかし木材を燃やして発電していたなんて信じられませんね。

国道238号を稚内市内から行くとレッドバロン稚内の1つ手前を右に入ります。駐車場のような広めの敷地があり、特に立ち入りを制限するような表示などはありません。夏に行くと草が高く生い茂って鬱蒼としていますので、気を付けて行かれて下さい。

ちなみに声問は稚内から少し突き出た岬になっていて、その名も声問岬なる地味な岬が存在しています。どなたか開拓してみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか?夏の北海道ツーリングで写真を撮るスポットと言えば宗谷岬、オロロンラインのNのモニュメントか夕来展望所、宗谷丘陵のシェルロード、北防波堤ドームなどが有名ですよね?

今回は究極のツーリング写真流にどこにも紹介されていないような、穴場スポットを3つご紹介させていただきました。秘密の穴場スポットですのでこのブログを見た方以外には内緒でお願いしますね!

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

私の北海道ツーリングとセイコーマート

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ここのところ真面目な(?)ツーリング写真の解説が続きましたので、今回は旅の話を書いてみたいと思います。

私の場合、北海道ツーリングはもちろんそうですが多くのツーリングはソロツーリングです。一緒に走る仲間がいない訳ではありませんが、友人たちは私が単独行動派であることをよく知っているので、向こうから「一緒にツーリングに行こう」と誘ってくることはありません。

年に1度くらいは気の合う人と一緒に走ることがありますが、最近はそれすらも減ってきたように感じます。




ソロツーリングには自由な反面、楽しさはないかもしれないけど、それでも走っていて自分と向き合える「オートバイでの一人旅」を愛しています。

北海道や九州といった数日から数週間のスケジュールで旅をするロングツーリングの場合、さすがに旅慣れた私でも話し相手のいない時間の長さに寂しさを感じるものです。1日に人と交わした会話は「ハイオク満タンで」とか「温めなくていいです」といった店員さんとの事務的なやりとりだけ。

そんな時はちょっとした休憩ポイントで同じような旅人を捕まえて旅の話で盛り上がったり、地元の人がいたら天気の話やオススメの立ち寄りスポットやお店などを教えてもらったりします。

5分か10分も話をするだけで寂しかった気持ちはどこかへ吹き飛び「よ~し、また走るぞ」という気持ちになれるものです。

中でも私が大好きなのは北海道ツーリングしている時のセイコーマートでの朝食の時です。




セイコーマートは関東圏でもちらほら見かけますが、北海道を代表するコンビニエンスストアーです。以前にセイコーマートの美味しいものという記事を書いたほど、セイコーマートのオニギリやお弁当など、すごく美味しいので大好きなんです。

写真を撮りたい関係もあってキャンプ場はいつも早朝に出発する私は朝食は必ずと言っていいほどセイコーマートを利用します。ここで美味しいオニギリやパンを買ってタンクランチならぬtank breakfastです。

すると早朝の時間帯、お仕事前に立ち寄る地元の人がよく私に声をかけてくださいます。お互い早朝からたいへんですね、という労いもあるのか話かけやすい空気がセイコーマートの駐車場には確かにあるのでしょうね。

「おぉ、千葉からバイクで来たのかい?俺も昔は船橋で出稼ぎしてたよ。三番瀬でよく釣りとかして懐かしいねぇ。鹿が飛び出すから気を付けるんだよ」

「この先の林道を分岐していくと地図にのっていない湿原地帯があるから見てきなよ。虫が多いから気を付けてね」

「これ三脚つんでんの?いいねぇ、バイクで一人旅。それで風景写真とか最高だね。漁協のずっと先に地元民しか使わない食堂があるから寄ってみるといいよ!」

こんな数分の会話がいつも交わされます。単に情報収集という事ではなく人の温かみを感じる瞬間で、寂しい一人旅の心に優しさがしみるのです。




自分に話をしてくれる人、自分の話を聞いてくれる人。少々大げさですが久しぶりに家族や親友と再会したような人間愛を覚えます。こんな素晴らしいこと、日常では完全に忘れて日々を生活しているな。そんな風に思えるほどセイコーマートで交わす地元の人々との会話が大好きです。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

 

北海道ツーリング 道北の撮影スポット 宗谷本線 雄信内駅

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素敵な写真を撮って日々を充実させていますか?せっかく磨きをかけた写真家の目が鈍らないよう、日常スナップなどでブランクを作らずいつも写真を撮るようにしましょうね。

そう言う私が近頃は日常スナップをちょっと怠け気味なのですが…。最近は撮りまくるのを少し休んで考える時間を設けています。例えば自分の好きな写真と人に見せる写真を使い分けて撮るのは、果たして良い事なのだろうか??とか。

しかしこれはどう考えても自分が好きな写真と一般ウケとは程遠いモノになってしまい両立は難しい…とひとまず結論付けました。




一般ウケなんて言うと言葉が悪いですが、多くの方に見せて喜んでもらえるような作品はツーリング写真に興味をもってもらう間口として大きな役割があると感じます。一方で自分が好きな写真とは旅のシーンで出会った被写体、何気なく視線を送ったリアリズム的なショット、早朝の海岸線とか…言葉だとカッコイイですが写真は結構地味なものでして、最近で言う「映え」や「フォトジェ」といったものとは程遠いものです。

当然、発表しても「いいね」などの反応は薄く、分かる人に分かってもらえればいいかな…程度で自分のバイク旅の記憶世界と関連付ける、自分のための写真のようなものでした。そう言うとただの自己満足のように聞こえるかもしれませんが、それはそれで何処かに共感者がいればいいな…という淡い期待があるのです。

例えばこんな写真がそうです。




一般ウケとは最近の風潮ですと美しい、絶景、珍しい、インパクトがあるなどですが、そんなものとは縁遠い作風なのは疑う余地がありません。しかしツーリングではこういった被写体や風景との出会いを大切に、ライダーの見たモノという意図の作品をもっと撮っていきたいと思うのです。

今回はそんな「映え」もしない撮影スポットをご紹介してみたいと思います。この夏、北海道ツーリングに行かれる方、特にオロロンラインや宗谷岬などの最北エリアに足を運ばれる方にお勧めする撮影スポットでございます。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/320 ISO100

JR宗谷本線の雄信内(おのっぷない)駅でございます。

道北エリアを南北につらぬく幹線道路、国道40号線の天塩川の近く、道道256号から302号へ入ります。周辺はお店など無く民家が数件ある程度です。こういった駅舎は北海道のローカル駅に多くありそうに感じますが、実は北海道のローカル駅は客車を利用したものや、そもそも駅舎自体が無かったりして、こういった木造の趣ある駅はあまりないんです。

もちろん無人駅で自販機なども有りません。電車も見たいという方は事前にダイヤをよく確認して行かないと、1日に上下線合わせても6本くらいしかありませんのでご注意を。




道北エリアと言えばオロロンライン、エサヌカ線、宗谷丘陵、名寄のひまわり畑などが撮影スポットとしては定番ですが、その土地の文化を感じ取れる渋い撮影スポットとしていかがでしょうか。

JR宗谷本線 雄信内駅でした!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

大好きな旅の景色は記憶の彼方へ…

「ツーリング写真ギャラリー ミラーに消えゆく旅の記憶」




走りぬいた道も

出会った景色も

潮の香りも

あの時感じた風の感触も

みんなミラーの中に吸い込まれて消えゆく。

大好きな旅路は記憶の奥深くへ。




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

北海道ツーリング 旅小説「ブローニーフィルムの彼女」

 夏の北海道ツーリング ~ツーリング旅小説~

 「ブローニーフィルムの彼女」

…2009年8月

大学生らしい。

都内の有名大学に通う立派な女子大生だ。

「この先どうしましょうか?」

 

この日、早朝からキャンプ場を出発した私は金山湖を経由し、日勝峠を超えた後に十勝エリアを目指す予定だった。

しかし金山湖のはるか手前の花人街道で、行く先に見える黒い雲に嫌な予感がしていた。この当時はスマホやら雨雲レーダーやらと便利なものは無かったので、天候の情報元は朝一にチェックした「曇りのち雨」という大雑把なものだった。

やがて前方から冷蔵庫の扉を開けた時のような冷気を感じた。スペースを見つけてすぐにUターンした。冷たい風を感じたらその先は豪雨だと知っているのだ。

道の駅「樹海ロードひだか」に着くころにちょうど雨雲に追いつかれて間一髪だった。屋根のある場所でホットの缶コーヒーを飲みながら「さて、どうしたものか」とこまねいていると、一台のバイクが入ってきた。

「キャー、最悪。死ぬかと思った!」

ヘルメットをしながら独り言がやたらでかい声。私は直感的に「あっ、これはめんどくさいタイプだ」と感じて距離をおいた。

離れた場所の椅子に腰かけてくつろいでいると、先ほどの声のデカいのがわざわざ探したかのように私のところへやってきた。

「すごい雨ですねー、今日ってこんな予報でしたか?」

「北海道の予報はあてにならないよ、ましてはここは日高山脈の近くだしね」

上下ピンクのレインウェアーにバイクはFTR223。少し前に流行ったストリートバイクだ。年のころは10代だろうか。身長は大きいが細身の女の子だった。学級委員長タイプが間違ってバイクの免許をとっちゃったみたいな感じだ。

一目みてユースホステルやライダーハウスにいるような旅慣れた感じの女の子ではないのが分かる。ビギナーオーラをめらめらと醸し「私を助けて」とばかりに周囲のメンズを集める感じだと悟った。

しかし唯一気になったのはリアに積載されている大荷物の中にリモワ製のハードケースがくくり付けられていること。果たしてあのリモワには何が入っているのだろうか?

「この先どうしましょうか?」

「日勝峠を越えて十勝を目指す予定だったけど、今日はもうこの辺で泊まるよ。たぶん雨は夜中まで降り続くしね」

「私は頑張って美深アイランドに行きます」

「なんだって?この大雨の中を美深?旭川の市街地を抜けてさらに北だよ。もう2時半だし。それに美深アイランドって言ったけどキャンプするの?」

「ええ…だめですか?出かける前に調べてきたキャンプ場なので…」

どうやら典型的な北海道ツーリングのビギナーらしい。北海道を島のように考えて距離感が分かっていない。それにこの雨でキャンプなどベテランでも躊躇するのに。

「まさかはじめて?」

「はい、北海道に来るのも、キャンプツーリングも初めてです」

意外と言葉遣いはきちんとしていて、こちらを大きな瞳で見開いてハキハキと話す。とても感じがいいので思わず私も普段と違って気が付くと談話を楽しんでいた。

「宗谷丘陵の白い貝殻の道をみて、知床半島を走ったら最後に鹿追町に行きます」

鹿追町??なぜ鹿追町に?宗谷と知床は定番のツーリングスポットなので分かるが、鹿追町は特段そのようなスポットではない。疑問に思ったがその時は聞かなかった。




FTR223のリアシートは異常なほどの大荷物で後ろ半分のボリューム感が大きく、見た目にアンバランスだった。(センスない積み方だなぁ…)どうしてこんなに大荷物なのか尋ねると大量のお土産と枕を入れたせいだとか…。

「枕って普段、家で使っている枕??」

確か今日の昼の便で苫小牧港に着いたばかりなのに…。旅の初日にお土産を買いこむなんて大丈夫だろうか。枕は自分の枕でないと寝れないタイプなのだと言う。

「あのね、お土産は苫小牧のフェリーターミナルで売っているんだから帰る日でいいの。それくらい分からない?」

「あはは…ごもっとも」

結局、彼女は美深行きを断念し私と同じ、この近くで一泊することにした。

「この近くに鉄道の客車を使ったライダーハウスがあるよ、アテがないなら一緒に行くかい?」

アテなどあるはずもないので二つ返事でお供することになった。雨脚が弱まったタイミングをみて私のR1200GSと彼女のFTR223の2台は道の駅を出発した。

国道沿いのセイコーマートで買い出しをして平取町役場振内支所でライダーハウスの手続きと600円の料金を支払った。

平取町の振内鉄道記念館。その敷地内にある古びたSLと2両の客車。この客車内が座席を撤去してカーペットを敷いたドミトリー形式のライダーハウスになっている。かなり古びた客車だが雨風しのげて低価格、出入りも自由でシャワーまであるのが有難い。

役場の人が「男性用の車両は雨漏りが酷いので本日はみなさん女性用客車の方をご使用ください」とのこと。いまのところ他に宿泊希望者はいないらしい。

雨漏りがひどいのは以前からだけど、役場の人がそう言うくらいなら以前よりもさらに酷くなったのだろうか。

一通りの荷物を客車内に運び終わった頃、外は「ゴォー」という音をたてて再び激しい雨が降り始めた。

「よかったろー、あのまま美深を目指さなくて」

「ほんとです、美深までもっと近いのかと思って甘く見てました」

「さっきの道の駅から200キロくらいあるから4時間以上はかかるよ。それに暗い大雨の中をテント設営なんて無茶だよ」

確かに美深アイランドは森林の雰囲気も良いし隣接している温泉もキレイで良いところではある。しかし目的地を設定してそれに縛られるように行動するのは関心できない。天候不良などで不測の事態が発生したら柔軟に目的地を変更するのがベテランである。

しばらくすると1台また1台とバイクが鉄道記念館にやってきて5人のソロライダーが集まった。




あまりに暇なので装備品のチェックをしてあげることにした。この先、あと1週間も北海道にいるという。老婆心ながら本当に大丈夫だろうかという心配から、ちゃんとした装備を持っているのか気がかりだったからだ。

彼女の持っていたテントは量販店で大量に売られている安物だった。生地の縫製部分を軽く引っ張るとミシン穴から向こう側の光が見えた。

「これは晴れている日はいいけど雨だったら使わない方がいい。寝ている間にテントの中がプールになっちゃうよ」

ガスバーナーもノーブランドの安物で使い方も分かっていなかった。「出かける前に使えるのか確認しろよなー」結局、そのガスバーナーはイグナイターが不良品で後でコンビニで100円ライターを買ってそれで点火させることにした。

「私、カレーも作れないんですけど大丈夫でしょうかね…」

「無理して料理なんてしないでスーパーで売っているウインナー、おでん、ハンバーグとかボイルするだけのヤツでいいんだよ。あとは袋のラーメンかうどん、朝食は朝早くに出発するならキャンプ場じゃなくて途中のコンビニに立ち寄ってそこで済ませればいいよ」

雨がいったん止んだのでFTR223のパッキングもチェックしてみた。重い物は低い位置に、ショックコードは硬い部分に通すといった説明をして最初からパッキングし直した。最初の状態では高速道路の加速時にハンドルが左右にブレて怖かったのだとか。

一応はツーリング用品のメーカーで企画開発をしている自分はある意味で「この道のプロ」である。バッグの固定ベルトやショックコードの使い方が間違っていると、黙って見てはいられないのだ。

FTR223を出来る限り低重心に、マスの中央に重量物がくるようパッキングし直し、これでハンドルのブレも走行中に荷物を落下させるような危険なことも無いだろうと一安心。そして気になっていたリモワのケースに何が入っているのか聞こうとしたとき、凄まじい稲光と雷鳴が響き渡った。

「きゃああああああーーーーー」

急いで客車内に避難し外の様子を見たが、どうやらすぐ近くで雷が落ちたようだ。数分で消防団が急行していく様子が見えた。

他のライダー達が「もう危ないからここでビールでも飲んでようよ」と全員で小さな宴会を始めることにした。

深夜、雨は止んで外の様子が不気味に静かだったので目が覚めてしまった。彼女の方に目をやると大の字になって凄い寝相であった。問題の枕はあさっての場所に投げやられていた。「まったく意味ないな…」とつぶやいて再び眠った。




翌朝、嵐は過ぎ去って振内の空は気持ちよく晴れていた。しかし天気予報をチェックすると道北も道東も雨予報となっていた。私は予定を変更して安定した天気の襟裳岬を目指すことにした。

彼女も美深はあきらめて、とりあえず南下するらしい。朝の6時にはパッキングを終えて互いに目的地は異なるが途中までは一緒に走ることにした。

サラブレット銀座。地図にそう書いてあるエリアにさしかかると、昨晩の雨で湿った大地が朝日で温められて一面が靄になり幻想的なサラブレット牧場の景色が現れた。

私のR1200GSと彼女のFTR223は牧場の敷地の手前で停車し、この素晴らしい絶景を写真におさめることにした。私はキャノンの一眼レフカメラ、彼女はニコンのCoolpixの上位機種だった。

思わず「カメラは高級なのもってんだな」と言いそうになってしまった。

私は彼女に写真の撮り方までレクチャーするほどのお人よしではないので、自分の撮りたい場所へそそくさと動いて無心にシャッターを切った。

彼女はなぜかFTR223の方へ戻り、何やら荷物を出している。どうしたんだろうか?

「いい写真は撮れたかい?」

「今から本番ですよ」

???聞くとCoolpixは露出の確認と試し撮り専用なのだと言う。いったい何を言っているのだろう?そう疑問を抱いたとき彼女は例のリモワ製ハードケースの蓋を開いた。

「ゼンザブロニカのS2!!」

なんとリモワの中には1965年製の6×6版カメラであるゼンザブロニカS2が収まっていたのだ。

「びっくりしましたか?」

彼女は得意そうにニコニコしながらブローニーフィルムの先端をスプールの溝に差し込みキリキリ、キリキリと巻き取った。実に手慣れている様子だ。

フィルムマガジンを本体に装填し巻き上げノブをカカカカ、カカカカ…と回してスタートマークを確認すると「これでよし」と呟いた。

「えっ…ちょっと待って、こんなヴィンテージの中版フィルムで…ええ?…マジで…?」動揺を隠せない私。

「さっきのCoolpixで撮った写真でいいからチョット見せて」と言うとその小さなデジカメの液晶には驚きの作品が写っていた。つい数分前まで先輩写真家気どりだった自分が急に恥ずかしく思えてきた。

「まるで神田日勝の絵画に通ずる生命感だな…」

神田日勝とは北海道を代表する油絵の画家であり、この場所の山の反対である鹿追町には神田日勝記念館がある。何を隠そう前日に私が超えたかった峠道もその名にちなんで「日勝峠」であるのだ。

私の「神田日勝」という言葉を聞いてフォーカシングフードをのぞき込んでいた彼女の表情が一瞬だけ反応した。

「ほんとですか?うれしい」

・・・・・あれから10年以上が過ぎて、FTR223の彼女とは一度も会っていない。なぜなら連絡先も名前すらも聞かなかったのだ。せめてあの時のゼンザブロニカS2で撮った作品を見て見たかったものだ…と後悔の念が残る。

そんな旅の思い出。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~過去のツーリング小説~ 

・旅人たちの子守歌

・想い出のお昼寝

~あとがき~

今回は今までのツーリング小説と違って6割がノンフィク、4割がフィクションで作ってみました。実際は大学生は女の子ではなく2人の男の子。そしてゼンザブロニカのカメラとサラブレット銀座のシーンもフィクションです。振内の鉄道記念館、日勝峠、サラブレット銀座、神田日勝の縁である鹿追町など、個人的に思い入れの深い北海道の地を舞台に書いた稚拙なツーリング小説でした。

初めての北海道ツーリング 持って行きたい7つのアイテム

究極ーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎度のように北海道ツーリングのネタばかりで、北海道に行けない方には大変申し訳ございません…が、またしても北海道ツーリングネタでございます。

スイマセン…しかし北海道ツーリングのHowtoは北海道以外のロングツーリングにも応用できますので、いつかロングツーリングに行くときの為にご参考にされて下さい。

前回の「初めての夏の北海道ツーリング知っておきたい10のこと」に続きまして今回は北海道ツーリング持って行きたい7つのアイテムでございます。




EOS6D Mark2

1.寒さ対策と暑さ対策

寒いエリアを走行する時のためフリースを1枚持っていくと良いです。特にキャンプの場合は夜中から朝方に冷え込みます。寝袋はダウンシュラフであれば特別な低温用でなくても大丈夫ですが万一のためにカイロを常備しておくと安心です。もちろん8月の場合の話ですよ。

暑いエリアでの対策はこまめに水分補給できるようナルゲンのようなボトルを用意するといいです。1Lくらいの容量があれば写真を撮りたいスポットや信号待ちなどでも手軽に水分補給できます。コンビニで売っている1Lの紙パックのお茶もちょうど入るので良いです。あとは暑さ対策でできることは小まめな休憩だけです。

1Lのボトル。保温カバーがあれば尚OK。

ウェアーは悩ましいのですが夏用のメッシュジャケットでは場所によっては寒くて耐えられません。着脱式インナーのあるオールシーズンウェアーが理想的ですが、無ければ中に着るもので調整しましょう。

インナーを着脱できるウェアー。写真はBMWのストリートガード。

2.サイドスタンドに敷く板

北海道のアスファルトは温度差でヒビ割れがしにくいよう柔らかいアスファルト舗装です。そのため夏場の熱いアスファルトはとても柔らかく、バイクのサイドスタンドがめり込んで、最悪は穴があいて倒れてしまいます。倒してしまうだけなら自分の損害ですが地面に穴をあけるのは迷惑行為です。

R1200GSのような接地面の大きいバイクなら倒れるまでいきませんが、スポーツタイプのバイクはスタンドの先端が小さいのであっけなく倒れます。

また駐車スペースが砂利のお店やキャンプ場などで使う事も想定するとスタンドの下に敷くベースを用意した方がいいです。写真はmotoFizzのサイドスタンドベースという製品で実は私はメーカー時代に考案して製品化したものですが、残念ながら今は生産終了です。

かまぼこ板などで自作して紐を装着すればOKです。紐がないと乗車姿勢で地面から回収できないので紐を付けるのがポイントです。タンクバッグに1つ忍ばせておきましょう。

3.万全な雨天走行対策

普段のツーリングと違い、どうしても雨天を走行する羽目になるのが北海道ツーリングです。特にここ10年くらいの北海道の気象状況は8月がとても降水量が多く、まるで梅雨です。

通常のツーリングと違い、ロングツーリングの場合は予約したフェリーや宿の関係で雨の中を1日中移動するなんてシーンもある訳です。最悪は土砂降りの中を朝から夕方まで走る…なんて事も。

そうなると普通にレインウェアーだけあればOKという訳にいきません。耐水性の高い信頼できるブランドのレインウェアー(古い物は出かける前に点検する)、作業用の耐水手袋で中の生地が起毛のものブーツカバー(安物はダメ)、ヘルメットシールドは曇り止めの塗布でもいいですが、二重になっているピンロックシールドが理想。

安物のレインウェアーや使い古したものは小さな穴やテープシームの劣化などで、少しづつ浸水してきます。透明の安い雨ガッパは間違いなく浸水しますし蒸れるので最悪です。




ガエルネのタフギアは防水と思われていますが数時間も雨天走行すれば靴下が濡れてきます。

作業用の長靴は長時間運転すると足が疲れますし、荷物としてかさばります。作業用長靴ならまだミッドカットデザインのレインブーツの方が良いと思います。

 

長靴よりはかさばらない 安価なレインブーツ
一般的にはブーツカバーで対応。

雨対策に失敗して下着や靴下を濡らしてしまうと、体温を奪われて一気に消耗します。体力だけでなく気力も奪われて何もする気がなく、ただズブ濡れで運転しているだけ…という苦行に…嫌ですね~。

motoFizzのキャンピングシートバッグ2を使う人は付属のレインカバーでは全く役不足です。アウトドアブランドの70Lクラスのバッグカバーで縦横比の合う物を探してそれを被せ、走行風でバタつかないようネットで上から覆います。それと絶対に濡らしたくない寝袋や着替えなどは事前にビニール袋に入れて口を結んでおきましょう。

タンクバッグにモンベルのレインカバーを装着

タンクバッグ内の財布、スマホ、デジカメなどはジップロックに入れればバッグ内が少々濡れても問題ありません。ジップロックは何かと万能で役に立ちます。

ちなみにヘルメット用曇り止めなる製品をバイク用品店で高いお金で買う必要はありません。中身は界面活性剤(つまりママレモンのような洗剤と同じ)です。小さな容器に入れてキャンプ用の洗剤と兼用しましょう。メーカーにいた私が言うので間違いないです…。

4.補充用オイル、パンク修理キット

2サイクルエンジンのバイクの人は少数だと思いますが、言うまでもなく2サイクルオイルは走る予定の分だけ持っていきましょう。そして私のR1200GSのように4サイクルでも空冷エンジンのバイクの人は長い距離を走ることによるオイル消費を想定して、補充用のオイルを持っていきましょう

私のR1200GSの場合、3~4000㎞程度走ることを考えると0.5Lもあれば十分です。容器は炭酸飲料用のペットボトルが丈夫なのでお勧めです。

チューブレスタイヤの人はパンク修理キット、チューブタイヤの人は予備のチューブと作業に必要な工具を持っていきましょう。ハーレーのように容易にパンク修理できない場合はロードサービスの連絡先をメモで持っておく。またはチューブタイヤの場合はパンク防止剤もアリかもしれませんね。

5.強力蚊取り線香「富士錦のパワー赤函」

キャンプをする人に限った話ではありますが通常の蚊取り線香よりも強力な屋外作業専用の赤い蚊取り線香があります。その名もパワー森林香。明らかに通常の蚊取り線香より効くのが分かりますよ。まるで赤い彗星…通常の3倍??(すいませんガンダムです)

この写真は積載用に何か良い入れ物がないか探したところ、お土産のお菓子の缶がシンデレラフィットしました。加山雄三さんの経営する加山キャプテンコーストというスキー場で買ったクッキーの缶か…?

虫よけアロマと虫刺されの薬は前回の投稿でご紹介したので、そちらをご参照下さい。




6.予備の燃料ボトル

私のR1200GSアドベンチャーのように33Lものビッグタンクがあれば不要ですが、通常のオートバイであれば念のため予備の燃料ボトルを携行した方が良いです。ツーリングマップル北海道にはガソリンスタンドの無い区間が分かりやすく記載されていますが、うっかり給油タイミングをミスるとガス欠で立ち往生する危険があります。

北海道では営業時間が短いスタンド、日曜日は休みのスタンドなども多いです。地図で見て目指したスタンドが休みだった…なんて事も。最寄りの営業中のスタンドを簡単に検索できるアプリもありますが、北海道の場合はないものはない…になってしまいます。

山中でガス欠、立ち往生したら熊に遭遇するかもしれませんよ…「大丈夫だろう」と高を括らずお守りとしても有ると安心なのでボトルを持って行きましょう。

もちろんガソリン専用の製品ですよ。

宗谷丘陵 白い貝殻の道

7.その他

ロードサービスやバイク屋さんの連絡先などをメモしたもの、予備のヘッドライトバルブ、耳栓、アイマスク、ジップロック、新聞紙、雑巾、洗濯ばさみ、針金やテープ類、ビニール袋、絆創膏。腰痛持ちの人は出かけるときに調子よくても湿布やベルトは念のために持っていきましょう。持病のある人もお薬を忘れずに。

それと意外と持っていかない人がいるのですが健康保険証は何かの時のために持っていきましょうね。それと免許証と一緒に家族などへの連絡先をメモしたものを入れておきましょう。

備えあれば憂いなし。バイク歴30年、北海道ツーリングを12回経験した私の感覚で書いてみました。初めての方はご参考までに!

良い旅を!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング