ツーリング写真における写真デザイン<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ以前に写真のデザインについて解説しましたが、古い読者の皆さまは覚えていらっしゃるでしょうか?今回はそんな写真におけるデザインのお話を作例を元に改めて解説してみたいと思います。

写真におけるデザイン要素とは観賞者が写真をパッと見た瞬間の印象に関わることで主に線、図形、色、規則的なパターン、質感、立体感などがあります。とりわけ効果が大きいのが線と色で、これらの要素は観賞者の目を心地よく楽しませる重要な役割が備わっています。




最初に書いておきますが良い写真に必ず優れたデザインが必要という訳ではなく、あくまで表現の手法の1つ、演出でいう舞台装置や小道具のようなものです。かの岡本太郎さんは芸術は美しくあってはならない、心地よくあってはならないと何かに書かれていましたが、こういった手法を使うか使わないかの裁量は全て作者の個性の範疇です。

ただし使う使わないは別として知識として持っていても損はないはずです。

EOS40D + EF28-70mmF2.8L

こちらの作例をご覧ください。北海道のエサヌカ線と並行して走る海岸沿いのダートで撮った1枚です。木の柵に漁に使う浮きが竿と共に立て掛けられている風景に、郷愁感に似たものを感じました。

この個性的な被写体を主題にツーリングのワンシーンをイメージして撮った1枚です。木の柵はセオリー通りに3分割構図で配置しましたが、画面全体の安定感という意味で悪くはなかったと思います。これが線の要素です。




次に主題となる浮きですがデザイン要素の図形要素となる円(実物は球体ですが)であり複数が組み合わさることで印象的になっています。そして浮きの色ですが赤、オレンジ、黄色と進出色や暖色と呼ばれる色要素です。これは非常にインパクトのある色でやはり観賞者に印象を与えるのに有効です。

そして背景となっている空と海の深い青色。青は後退色、寒色などと言われこの作例のように背景に使い前景や被写体が対照的な赤やオレンジだとコントラストを得ることが可能です。

太陽光は日中のトップライトですが、下方に影ができるので立体感も得ることができました。

こういった被写体や情景に存在しているデザイン要素とは、当たり前ですが撮影者がそのようにデザインした訳ではありません。あくまで元々そこにあったに過ぎないのですが、重要なことはデザイン要素に気が付いて意識してレンズを向けたか?です。

写真は長方形の画面です。この長方形の中にいかにしてデザイン要素である線や図形や色を配置させるかが撮影者のウデの見せどころとなる訳です。




ところでこの写真をはじめ、私が最近になって掘り起こしている過去画像には多くの場合でミラーにヘルメットがかけてあります。コレ…最近では皆さんやめましょう、という動きが広まっているそうです。Araiがヘルメットの内装に良くないと公式にコメントしたことでバイク雑誌やメディア関係がミラーにヘルメットをかけた写真を使わないようにしているそうですね。

皆さんも多くの人に見てもらうツーリング写真を!という事であればミラーにヘルメットをかけるのは、もうやめた方がいいかもしれません。私も最近では気を付けております。

では今回はこの辺で!!

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太陽のHALOと幻日、アーク

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい写真を撮って写真ライフを充実させていますか?ところで「いい写真」って何でしょうね?以前に究極のツーリング写真では綺麗に撮れている写真、現実に見える光景を忠実に再現した写真が必ずしもいい写真ではありません、というお話をしました。

それでは人に感動や共感を与える写真、知られていない絶景や希少な動植物などを伝える写真、稀な気象現象や奇跡的な瞬間を捉えた写真、こういったものがいい写真でしょうか?・・・間違いではありませんが決めつけるのには釈然としませんね。




私は長いこと「いい写真とは何だろう?」と考えてきましたが、現在ではいい写真の明確な定義は敢えてもたないのが最良ではなかろうか…と考えるようになりました。いい写真とはあくまで見る側の主観であり、それは趣味趣向やその人の写真キャリア、ギャラリストか写真家か?あるいはどちらでもない人か、時間や時代などによっても変化するものです。

絵画の世界では画家が生きている間は作品は評価されず、没後に長い時を経て陽の目をみるなんてことも珍しくありませんね。

EOS30D + SIGMA14㎜F2.8EX ASPHERICAL

 

この作品は過去の北海道ツーリングですが、宗谷国道のどこかで見事な幻日を目撃し、F650GSダカールを停車させて撮った1枚です。元データは強い逆光に超広角レンズである14mmを向けたので、ひどいものでしたがLihgtroomで何とか救済処置できました。撮った当時はせっかくのシャッターチャンスだったのに、うまく写真にできなくてがっかりしたものでしたが。




当初、この写真を古いストレージから発掘したとき、2006年当時に私が愛用していた超広角14㎜レンズがキャノン純正のEF14㎜F2.8LだったかSIGMA14㎜F2.8EX ASPHERICALだったか記憶が定かではありませんでした。しかし画像をよく確認するとハロの右上に七角形のフレアがあるのが分かります。キャノンEF14㎜F2.8Lは絞り羽数が5枚、SIGMA14㎜F2.8EXは絞り羽数が7枚なので、このフレアの形状からこの写真を撮った時のレンズはSIGMA14㎜F2.8EXと分かります。もしキャノンだったらフレアは5角形になるはずです。

ちなみに知られた手法ではありますが太陽光から放射状に延びる線が出ていますが、このように撮る方法は簡単です。絞り込めばOKです。




この写真のように太陽の周辺に虹色の輪がでる気象現象をハロと呼びますが、似たような現象で幻日、環水平アークなどがあります。このような現象が見えたときは天候が悪化する前兆と言われていて、確かこの写真を撮ったときも夜から酷い雨にあったと記憶しています。

この当時はまだ若かったこともあり、旅先でどんなに酷い雨になっても意地でも宿は使わずにキャンプしていました。(今は悪天候時は何とか雨風だけを凌げる場所をさがしてそこで野宿をしています)

シトシト雨の中をキャンプするのはさほど悪くはありませんが、ドシャ降りの雨で強風となるとキャンプに慣れていても心が折れるものです。この写真の旅でひどい雨の中をキャンプしたとき、ラジオをつけたら急に気分が落ち着いてほっとしたのを覚えています。以来、雨のキャンプでは必ずラジオをつけるようになりました。

今回はこの辺で!あれっ写真の解説がなかったかな…

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ツーリング写真と道

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は私のツーリング写真に対する想いを独り言風につぶやいてみたいと思います。




ここ最近、続いております過去のストレージから発掘した写真なのですが、こんな写真が出てきました。

EOS30D + EF28-70mmF2.8L

いやはや絶景かな。北海道の礼文島にあります江戸屋山道から撮った1枚で撮影時期は2006年7月です。初夏の礼文島とは様々な固有種のワイルドフラワーが咲き乱れていて最高の季節と言えます。この素晴らしい風景は間違いなく旅人の心に感動をもたらしてくれると感じます。




さてこの写真ですが、13年前の自分は写真家として未熟でしたので「わ~いい眺めだ」と感じて普通にパチリと撮った写真です。しかし、つい先日にこの写真を発見して道が主役になるよう少しだけトリミングしたところ、とても良い感じに仕上がったのです。

道路にオートバイが走っていれば更に良い作品になったかもしれません。しかし何もないのも悪くはありません。むしろ何もないことでオートバイに限らず徒歩や自転車などの如何なる移動手段でも「ここに行ってみたい」と見る人々の旅精神を刺激するのではないでしょうか。

以前から何度か究極のツーリング写真で書いてきましたが「道とは写真にすると何かを人にうったえているように見える」というお話。何か…そう…旅に誘っているのです。この写真も道を意識して再構成したことで普通の風景写真から道の写真へと変貌してくれました。




最近はソレっぽく撮れれば満足…というのが薄れて、自分の撮った作品が何かの役に立たないだろうか。そんな風に考えるようになりました。そこで作品を通して旅の魅力、バイク旅の素晴らしさを伝える写真にしたい。それを具体的にしたものが道が主役の写真なのです。

道の写真に役割を持たせるため何をすれば良いか、これが当面の私の課題です。

↓↓↓撮影地↓↓↓

礼文島の北部、船泊湾からスコトン岬へ向かう道に山の尾根を走るような小さな道があります。礼文島に行ったらマストで行くべき江戸屋山道です。この途中にあるトド島展望台から撮った1枚です。トド島はスコトン岬の先にある小さな島ですが昔は何人か集めれば漁船をチャーターして島へ行けました。今はどうでしょうね…ウトウの繁殖地なので簡単には立ち入りできないかと思いますが。

ちなみにGoogleでトド島展望台付近を住所で見ると礼文郡礼文町船泊村レタリヲタとあります。レタリヲタというアイヌ語は白浜という意味で白い→レタリ、砂浜→ヲタらしいです。江戸屋山道という名前も江戸時代の北海道開拓でアイヌ人と和人の当時の関係を連想しますね。

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記憶のツーリング風景

2006年7月 北海道




EOS30D  F16 1/100 ISO100

2006年2月。13年ほど務めた会社を辞めることにした。

大手企業で世間体も良かったし給料は良くはないが仕事内容は割と好きだった。

なにより社会の仕組みを学ぶのにとても良かったと思える。

本当は辞めたくて辞めた訳ではないけど、いろいろと運の悪いことや手違いがあった。

次の職のあてもなく毎日家にいても仕方ないので北の大地に旅立ってみた。

いつも8月のお盆休みに北海道をツーリングしていたので、6~7月の景色の違いに驚いた。道端に咲くルピナスやラベンダー、本州の春とは違った冷たい空気も印象的だった。

違いは景色だけでなく出会う旅人達は無職やフリーター、そもそも根無し草のような人などなど、お盆期間に出会うライダーとは全く違っていた。




バイクに乗っていると音楽もラジオも聞けないし、誰かと会話するでもない。ただひたすら流れゆく景色を見つめて黙って運転するのみ。

だから単調な景色のリエゾン区間では物思いにふけっている事も多い。

だけどこの時、職を失った自分が何を考えて走っていたのか記憶にない。

ただ1つだけ覚えているのはいつ帰ってもいい自由さに喜びなど無かったこと。

はじめて北海道をツーリングした時は、帰るのが嫌で最終日は「あぁ帰りたくないなぁ」と呆然としていた。ずっと会社が休みだったら良いのに…と。

だけどいざ「いつ帰っても自由だよ」という状況に置かれても、ちっとも嬉しくなんかなかった。いやむしろ虚しかった。

そして10年以上経った今、また限られた時間の中で「自由な旅」に憧れを抱いて、自由に旅している自分を妄想する。もうあの虚しさを忘れてしまったのかも。

帰る場所がないとか、誰も待つ人がいなくていつ帰ってもいいとか、実はすごく寂しいことなんだろうけど。

つい忘れてしまう。




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新たなムーブメント【ツーリング写真】を認知させるため

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日からいよいよ12月ですね。2018年、そして平成の時代も終わりです。

よく「1年って早いなぁ」と聞きますが、私も数年前までは1年があっという間に過ぎていく感覚に一抹の虚無感を感じていたものです。

しかし究極のツーリング写真 touring-photography.com を立ち上げてから1.自分の写真作品を通してバイク旅の魅力を世に広める 2.ツーリング写真という新たなムーブメントを起こし一つの写真カテゴリーとして認知させる という2つの目標をかかげて活動を開始してからは、なんだか時が経つ感覚が緩やかになった気がします。




目標を見つけて鋭意努力していても、日々の流れは緩やかで昨日と今日では大差ないように感じます。しかし写真にせよブログなどの活動にせよ日々精進しているのであれば、ほんの少しずつ、1ミリずつ前進していて、年単位という長い目で見ると目標や夢に向けて大きく近づいているのが確認できるものです。

そんな理由で日々の流れがより緩やかに感じてしまうせいか、2018年は少し長かったなと感じる私であります。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

今年はなんと言っても夏の北海道で良い旅ができたことに心から感謝したいです。道北のエリアに停滞しながら、その地の魅力を徹底的に味わう旅のスタイルは新鮮でしたし、心に焼き付く良い写真も撮れたと思います。

ここで言う「心に焼き付く良い写真」とは写真そのものの出来栄えに限らず 【その時その場所で写真を撮ったこと】という行為を意味しています。これこそが私の人生の財産もというべきもので、お金でも買えませんし他人と比べるものでもありません。良い作品が撮れればなおのこと、そこで写真を撮っていた思い出がかけがえのないものになると考えます。

だから自分はバイクツーリングと写真が好きなんだな、と改めて実感する瞬間ですね。




さて1年を振り返るのはまだ少し早いのかもしれませんが、私の2018年の写真活動で得たものとして箇条書きにして書き出してみたいと思います。脳内の在庫をアウトプットして次を入れる空き容量の確保です!

・構図、露出、デザインなど撮り方はあくまで手法、手段にすぎず重要であるが最重要ではない。時として撮り方はあえて駆使せずとも良作はあり得る。

・スタイル、レタッチの仕方、自撮り、極端な画角など演出に関わる部分に否定的な意見もあるかもしれないが個性を表現する手段としてブレずに今後も同様にする。

・旅のワンシーンを切り取る写真として従来の【ツーリング写真】の他に【ツーリングスナップ】という新たな写真の世界を発見してしまった。

CASIO エクシリム EX-10  こんな写真を【ツーリングスナップ】として今後も撮っていきたい

・光の様子と影の様子が少しづつ読めるようになってきた。ただし光学ファインダーでないと見れないし写真にできない(たぶん思い込みですが)。

・美しい景色、被写体ばかりに執着して撮らない。美しいもの、そうではないもの、この両者を組み合わせて活動しよう。美しい景色、被写体の作品は確かに多くの観賞者の間口を広げるが全ての作品を美しいものにするのは自分のスタイルに似合わない気がする。

・高画質、高性能なカメラやレンズの芸術としての弱点が少し見えた。ダイナミックレンジの広い高性能カメラは階調も豊かでリアルだが、写真らしい芸術表現が難しくなる(気がする)。

といった感じでしょうか。皆さまから見てほとんど意味不明かもしれませんが、私の中で整理がついたらいつか解説を作ってみたいと思います。

今年もまだ12月が丸一か月ある訳ですからラストスパートで活動したいと思います。ツーリング写真を撮ることは才能の爆発です(岡本太郎さんより引用)。




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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

光の使い方 徹底マスター【曇天光編】初級ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回まで順光、斜光、逆光、トップ光といった光の向きについて、その特徴や写真の撮り方を解説しております。今回は第5弾の曇天光編でございます。

今回の曇天光は光の向きの話ではありませんが、ツーリングでもよくあるシーンで雰囲気の良い作品の演出にも役立つのでぜひ曇りの撮り方をマスターしてください。

また初級者の方は写真は晴れた日が理想で曇天や雨では良い写真など撮れない…とお思いかもしれませんが、その考えはこの投稿を読み終わった時点で捨ててくださいね。




雲り空による拡散透過した光は晴天時に比べて圧倒的に光量が少なく、そして人間の目ではあまり気が付きませんが色温度としてはかなり青いです。写真を撮るうえでの特徴としては被写体に影が出にくく写真全体が低コントラストになるのが特徴です。また晴天時に比べて光量が少ないということはシャッター速度の低下によるブレなどにも気を付けなくてはいけません。

これらの特徴を理解した上で作品の意図へ導く表現手法として曇天光をうまく活用しましょう。曇天光の特徴をうまく使えれば幻想的、寂しげ、寒い、やさしい、柔らかいといった印象の作品を撮ることができるのです。

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/640 ISO200

こちらの作品をご覧ください。北海道のコムケ湖で撮った1枚です。雨が降りそうな天気という訳ではなく、ごく普通の曇りの日に撮った写真です。このように曇天は晴天と違って影が少なく全体がコントラストに乏しいフラットな写真になります。

これによって受ける写真の印象は先ほども書きましたが幻想的、寂しげ、寒い、やさしい、柔らかいといったものになります。

そしてこの写真を見て多くの方が「ずいぶん青いな」と感じたかと思います。青は寒色、後退色でその色だけで寂しさ、寒さの演出になります。

人間の眼球は優秀な露出調整、AWB(オートホワイトバランス)機能を備えているので曇りや雨の日に風景が青く見えることはありませんが、実際には青いというコトをカメラが教えてくれます。こんなに青くしちゃって現実を脚色しているではないか!と物言いがついた場合は「いいえこれこそ現実の光景に近いのですよ」と反論できちゃう訳です。

そしてこういったシーンでホワイトバランスを曇りモードにするかどうかは平凡な写真か個性的な写真になるかの分かれ道です。

カメラのホワイトバランスに太陽光、曇天光、日陰、蛍光灯、電球、MWBなどありますが、曇りの撮影だからといって必ず曇りモードを選択するのが正しいと思い込んでいませんか?曇りモードは青っぽい現実の光景を普通に戻しましょうという意味です。上の写真のようにするなら曇りモードではありませんからね。

解説が脱線しますが上の写真のような仕上げに対して違和感を覚えた方もいらっしゃると思います。これは無難は選択せずかなり思い切ったホワイトバランスの選択なのです。このコムケ湖の旅で感じたことにピッタリな雰囲気にしたかったので寂しさを表現できる青みを出してみました。私としてはまだ模索している段階ですが、こういった一部の人には嫌われるくらいで初めて個性的な写真になるのかな?なんて考えたりもします。




曇天光の撮り方を学ぶことにより影の出方を意識するようになります。晴天と曇天の違いは光量やホワイトバランスだけでなく影に大きな違いがあり、写真における影の役割を学ぶことができるのです。

それと空を撮りたい場合。曇天の空はのっぺりとして雲の様子を写真にすることができません。露出の設定によっては肉眼では分からないような雲の様子を再現することも可能ですが、それにはLightroomのようなソフトで空の部分のみを選択して露出を下げる作業が必要です。絶対とは言いませんが多くの曇天シーンにおいて空の様子は諦めて地上物に注目した写真を撮るのがオススメです。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/250 ISO100

曇天光に限らず全ての光源に同じことが言えますが、ツーリング写真とは当然ですが屋外の風景写真なのですから、その時の天候や太陽の向きは変えることができません。撮影者であるコチラが合わせるしかないのです。逆光なのに爽やかな青空や緑の様子を撮りたいとか、曇天なのに伸びる影を撮りたいとか叶わぬことを望んでも無意味なのは明らかですよね。

いま与えられている光の条件で最もベストと言える作品をつくるには、こういった光源の種類と特徴を理解しておくと、きっと良いことがあると思いますよ。

光の解説、まだまだ続きます…




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~本日の毎日100ショットスナップ~

ステンレスのパネルが貼られた近代的なデザインのビルですが、築40年くらいの古いビルです。通勤中に撮った1枚です。

究極のツーリング写真 touring-photography.com 開設より1周年

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログは本格運用開始より晴れて一周年を迎えました。

読者の皆さまのお陰で何とかここまでブログを作ることができました。本当にありがとうございます。

開設当初、私は本格的なブログの運営としては経験がなく、まさにブロガー初心者で始めたのですがWordPressを勉強しながら少しづつ改良を加えてきました。実は自分でも関心してしまうほど、ツーリング写真やバイク写真に関わる話題だけで「よくここまで色々と書けるものだな」と驚いております。




読みにくい文章、理解しにくい内容なのは承知なのですが、読んでいただける皆さまをイメージして作るのは写真の作品造りに通づるものがあると感じております。以前にも同じことを書きましたが「教えるは教わる」で分かりやすく解説を作ることで自身も改めて勉強になる、というのを実感しております。

 

白い貝殻の道

この写真は今年の8月の北海道ツーリングで撮った1枚です。宗谷丘陵の白い貝殻の道ですが、今になって考えてみると究極のツーリング写真を始める以前の自分では、こうは撮らなかったと思います。

回折現象を恐れずF24まで絞り、ゴーストも演出に利用しました。つまり画質を無視して表現したいことを優先したのです。

こんなやり方を身に着けたのも究極のツーリング写真を書いていたからだと思います。




いつも究極のツーリング写真の読者の人が楽しみにしている(たぶん)、新たな読者さんにまた見に来ていただきたい、そんな思いで以前にも増して「良い写真を撮るにはどうしたらよいのだろう」を考えるようになりました。

その答えにはまだ行きついていませんが、現時点ではこんな風に考えています。

・感性を磨いて想像力を養い、撮り方を道具のようにして唯一無二の自分を発表しちゃおう。

・イメージ通りうまく撮れたり、ダメだったり、偶然にもうまく撮れたりを繰り返し、その中で自分という人間の変化や成長を見て楽しもう。

・楽しみは誰かに作品を見ていただいた時の反応と、自分自身の進化を確認できたとき。

・とにかく写真が大好きになる。これが重要で興味の対象をカメラやレンズにしないこと。写真が大好きなら情熱を絶やさず活動できる。

いつも偉そうに書いて怒られそうなのですが、ソコを気にしちゃうと解説が書けないので釈迦に説法の失礼はどうかお許しください。

いま改めてネット上を検索してみましたがツーリング写真の撮り方を解説する専門サイトは、やはり当ブログtouring-photography.comをおいて他には存在しないようです。(メーカー系や出版社などのサイトでプロがバイク写真を解説している記事はありますがサイト自体はバイク全般)

今後もブレずにツーリング写真という文化を社会的に認知させる、ツーリング写真の発表によりバイク旅の魅力を広める、をコンセプトに究極のツーリング写真を書いていきますので、よろしくお願いいたします!




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~本日の毎日100ショットスナップ~

Ricoh GR APS-C

この写真の光源はビルに反射した太陽光です。この一帯はビルからの反射光で一帯が青光りしていました。

上達したい人だけ見て。何も写っていない平凡写真とサヨナラしよう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、良い写真ってなんでしょう?コレ、もはや永遠のテーマかもしれませんね。

カメラを持っている人なら誰しも良い写真を撮りたいですよね。でも良い写真とは何か?を言葉にして説明するのは難しいものです。きちんとピントが合っていて露出も適正な写真?いいえ、それだけでは良い写真とは言えません…。では構図やフレーミング、またはデザイン要素や比率などが巧みな写真でしょうか?いいえ、それも大切ですが最重要なことではありません。

良い写真とは作者が見たもの、感じたものを表現している写真である、と多くの解説書などに書かれています。これについては私も同感です。

例えば珍しいお花が咲いていたとします。それを見つけたあなたは「珍しい花だな、写真を撮ってみるか」とカメラを手にマクロモードに設定してピントもばっちり、構図も練った写真を撮ったとします。しかし出来上がった写真を人に見せたところ「このお花はなんてお花でしょう?」「綺麗に撮れていますね」といった感想がかえってきます。

もちろん悪いことではありません。しかしこの写真は珍しいお花を撮ったぞ!という事実のみで「人の心にうったえる何か」はぽっかりと欠落した写真です。綺麗なお花に感動したという作者の気持ちを写真に込めるのを忘れているのですね。

こういった写真を図鑑写真とか説明写真などと呼びます。例外的に事実を撮っただけの記録写真でもドキュメンタリー的写真やスナップ写真の世界では高く評価されますが、それは話がややこしくなりますので別の機会にお話ししたいと思います。

図鑑写真、説明写真、記録写真、記念写真…

これと同じことを多くのライダーはツーリング先でやっていると私は感じます。こんな風に書くと怒られるかもしれませんが、本当にSNSで見かける多くのツーリング写真は「すごい景色のとこにツーリングしてきたよ~」という説明写真に過ぎないのです。

 

この写真は私が2012年に北海道ツーリングで撮った写真で、日本海オロロンラインです。一見すると良い写真に見えるかもしれません。どこまでも続く直線、何もない最果て感、爽やかな青空に遠景に利尻富士。しかし、これでは絶景をただ撮っただけで人の心にうったえる作品、作者の感じたことを表現した作品とはとても言い難いのです。

「えぇ~いい写真じゃない?」とおっしゃる方もおられるかもしれません。しかしこの写真に心打たれた…という方は恐らくオロロンラインをこの写真で初めて知った方か昔行ったけど懐かしい!といった方ではないでしょうか。写真が良いのではなくオロロンラインの景色が良いから良い写真に見えてしまう、ということではないでしょうか。

こういった写真は誰でも撮れる簡単な写真です。絶景をただ撮れば良いのですから。私が6年前の北海道ツーリングで撮ったこの写真は「オロロンラインは何もないまっすぐな直線で利尻富士も見えるしスゴい所ですよ」「そこに私はR1200GSで行ってきましたよ」という説明写真なのです。

 




 

目に見える情景のあらゆる要素を欲張って画面内に入れ、バランスをとって構図したつもりが実は何も写っていない写真になってしまった…これ、本当に良く見かけるパターンだと思います。

利尻富士とオロロンラインの両者を画面内に入れる場合は、どちらがメインなのか主従関係を明らかにするか、もしくは両方は撮らないのがおススメです。両方撮りたいのならオロロンラインの写真と利尻富士の写真の2つの写真を撮れば良いです。帰ってからどちらの写真を発表するかじっくり吟味する、あるいはSNSでの発表であれば組み写真のように1投稿で複数枚のアップロードであれば両方を選んでも素敵な写真投稿になります。

特にこの作例のケースでは遠景の利尻富士、これを撮るなら望遠がよいですよね。しかし「どこまでも続く直線路」これを撮るなら遠近感が強調できる広角レンズが好ましいです。このように相反する要素を1画面に収めるのは難しく上級者のスキルが要求されるものです。

もっとも両者の位置関係にもよります。仮に道の先に利尻富士があるなら迷わず望遠で空間を圧縮しましょう。他の要素の広がり感は失われますが道と利尻富士を関連付けて1つとすることが可能です。

 ~伝えたい1つを明確に表現する~

写真は作者の意図を表現すること、なんてよく耳にしますがそんな風に言われても初級者の人にとってよく分からないものですよね。

では、このオロロンラインの写真をきちんと撮った写真で解説いたします。

 

 

どうでしょう?横構図が縦構図になったという事は置いておいて、まず印象(インパクト)が違うのがお分かり頂けるでしょうか。

この写真は2018年の夏の北海道ツーリングです。撮影時期こそ6年も違いますが撮っているポイントはほぼ同じです。画面内に入っていませんが左手には利尻富士が堂々と見えていました。

私はこの時「やっぱりオロロンラインのこの道はすごい、果てしない旅を予感させる究極のツーリングルートだな」と感じました。これが写真の意図になります。自分の感じたことがこのように具体化できれば、あとは撮影作業に取り掛かるのみです。

とにかく「道」の魅力を最大限に引き出すこと。「この道は素晴らしい、私の目にはこんな風に見えました」という写真を作ることです。ここが表現です。事実をリアルに写真にすることではありません。どのような手法で表現するか?それは構図や焦点距離や露出設定など様々な選択作業を行うこと。これを写真用語で作画といいます。

頭の中でイメージが出来上がったら、それに適した焦点距離のレンズを装着してカメラを構えます。(この時は車が来るかもしれませんので三脚は使いませんでした)そしてまず寄る!主題に寄るのです。これだけでも普通に撮っただけとは大違いです。すると不思議なことに空の表情や緑の牧草地などは道を魅力的にする引き立て役に変わってくれるのです。

細かいですが2枚の違うポイントは他にもあります。1枚目の写真はバカ正直に3分割構図でバカ正直に水平をとっています。こういったセオリーに当時の私は縛られていたのですね。2枚目は空と地上の割合としては3分割ですが、最も存在感のあるセンターラインは見事に2分断(一般的に避けるべき比率)ですし、水平は異空間を連想させる目的で意図的に無視して傾けています。

三分割構図や水平を精密にとることは大切ですが絶対ルールではありません。こういった知識に縛られると傑作への道はたちまち閉ざされてしまいます。

Lightroomのレタッチは道が主役の写真なのですから道を重点的にレタッチします。といってもこの場合は単純でアスファルトの質感を明瞭度を上げて高めたのみです。そして重要なポイントはその他の部分はさわらない!これを守ることで写真にレタッチによる不自然さを与えないのです。これ…私の独自の考えなのですけどね。

 




 

いかがでしたか?念のため書き加えておきますがこの時、利尻富士が主題の写真も別で撮ってありますよ。決してオロロンラインでは利尻富士を撮るな、という意味ではありませんからね…。

もし「作者の意図を表現する」が難しく感じるようでしたら、ひとまず次のやり方を実践してみてください。

 【特徴を強調して撮る】

決して特徴を強調すれば良い写真になると言いたい訳ではありません。しかし「作者の意図を表現する」が出来るようになるまでの中間的なステップとしてお勧めの上達法です。次の撮影からこの特徴を強調して撮るという言葉を思い出して撮ってみてくださいね。

路面が起伏してることを望遠レンズで強調して撮った

 

今回、この投稿では「多くのライダーはツーリング先で説明写真を撮っている」と書いてしまいましたが、当ブログ【究極のツーリング写真】へ何らかの縁でたどり着いた方々であれば、それでは不満だと感じておられるはずです。そう信じて誰かに不快な思いをさせてしまうかな?という不安を覚悟で思い切って書いてみました。こう書いた方が明快で分かりやすいと思ったからです。

もし不愉快な思いをしてしまった方、決してレポート的なツーリング写真を否定している訳ではございません。ただ人の心にうったえる良き写真が撮りたいのに、説明写真の枠から脱することができず悩んでいる方々への解説なのです。写真はあくまで現実を撮るものですからレポート的な記録写真も決して否定されるべきではないと思います。しかしこのような表現で不快な思いをされた方がおられましたらゴメンナサイ。

ではまた!

 




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↓↓↓撮影スポット↓↓↓

赤はやはり強烈だった☆写真デザインを巧妙に使え<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。以前に良い写真を撮るには…?という投稿をしましたが、良い写真とは構図やデザインなど手間をかけて作り込んだ作品と、あえて何もせず自然なありのままを撮った作品の2者あると感じます。

当ブログのツーリング写真 撮り方解説では、ほとんど作り込んだ作品に関わる表現手法を解説しております。自然なありのままの作品については私自身がまだ学んでいる最中ですので、説明ができるほど考えがまとまって作例が撮れたらご紹介いたしますね。

さて今回はそんな「作り込んだ作品」に関わる表現手法の1つ、デザインの色要素のお話でございます。

以前に解説したことのおさらいですが、写真のデザイン要素とは線、色、図形、質感、立体感、パターン、ディティール、シェイプなどがあり、特に線、色、図形は効果が大きく重要と言われています。

写真のデザインとは観賞者がぱっと見た瞬間に、どのような印象を感じるかに関わっています。今回は色要素の中でも最も印象的で使える「赤」について解説いたします。




iphone7

こちらの写真は2018年の北海道ツーリング 道北のオロロンラインの途中にある抜海港で撮った1枚です。遠方に利尻富士を望む海のロケーション。後ろに下がれるスペースが広かったので、望遠で利尻山を引っ張って撮ろうか、しかしそれでは港の雰囲気が出ない…どうしようかと悩んでいました。

他に何か魅力的な要素がないか、周囲を観察してみます。並んだテトラポットは規則的なパターンとしてデザインに使えそうですし、白い灯台はアクセント被写体として良さそうです。しかしこれらを構図内に構成すると海面の割合が無駄に多くなってしまい、どうにも難しそうです。

 

iphone7

そこでさらに後ろへ歩いてみました。赤い船体で存在感を放つ漁船(?)でしょうか。すごくいい雰囲気です。ここでデザインの色要素である赤に注目してみました。さらによく見ると船にはグリーンのパイプに黄色い綱がかけられて、非常にカラフルではありませんか。

これを使わない手はないです。さらに下がって左後ろにまわりこみ赤い漁船を前景にして奥行を作る構図にしてみました。

 




 

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

 

このように画面内に赤があると強烈に存在感を放ちます。赤は暖色、進出色で青は寒色、後退色と言われます。近景の漁船が赤、遠景の利尻富士と空が青で色の要素だけでも写真に遠近感を補うことに成功しました。黄色のロープも個人的にはアクセントで効いたかな?と感じます。

少し悩んだのは絞りです。漁船に書かれた文字をもっとボカすか?しかしそれでは「ありきたり」ではないだろうか?そう自問し、印象を狙うにはあえてF8でピントピークを手前気味で合わせてみました。

構図は富士山のようにシンメトリーな利尻山の場合、堂々と中央に置きたいところですが、全体のバランスを考え船が左下、利尻山は右上と対角関係になるように配置しました。

そしてこの写真の場合、シャッターチャンスについては自分的には100点を入れたいです。空には雲が風に流されていて、地面は雲影に覆われたり明るく照らされたりを繰り返していました。この様子を慎重に観察しながら前景が日陰、バイク+ライダーの位置が明るくなる瞬間を捉えました。間もなく雲に隠されてしまう利尻山の峰も、偶然ではありますがシャッターチャンスをとらえたと言えます。

ここで撮りたい!と感じた撮影地でメイン被写体を引き立ててくれるデザイン要素を探してみましょう。その中で赤や黄色を見つけてたらラッキーです。画面という長方形の四角の中に効果的に配置できるよう、デザインを意識した構図作りを磨いてみてはいかがでしょうか。

 





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道は写真にすると何かをうったえている…ツーリング写真【道の撮り方】

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、写真における「冷却期間」ってご存知でしょうか?撮影から1か月とか半年とか、ある一定の時間を置いてから改めて写真を検証すること、またはLightroomなどのレタッチをすることを冷却期間をおいて〇〇と呼んでいます。

冷却期間という言葉が一般的か自信がないのですが、私はいつも旅でたくさんの写真を撮って帰ると直後に仕上げたものと、その中でも気に入った作品は一定期間を置いて改めて検証し、Lightroomでレタッチしたものの両者を仕上げます。

 




 

さて今回は8月のお盆休みに行った北海道ツーリングから、ちょうど一か月が経過したこともあり、冷却期間後として再検証しLightroomレタッチした作品で、道の撮り方について解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

ツーリングとは旅である。旅の景色として道は重要な存在である。道は写真にすると何かを人にうったえているような…とごく最近になって感じるようになりました。

道を主題にした作品となると、画面内に道の存在感を絶対的にしたいですね。しかし景色全体に対して道の写真を撮ると、細長く続く道は存在感が薄れてしまいます。そこで細長い道を圧縮して画面内の割合の多くを道にするには…そうです、究極のツーリング写真の熱心な読者の皆さまでしたらお分かりですよね。

望遠を使用します。

どれくらい遠景まで続く道か、どれくらいの割合で圧縮したいかによりますが、概ね200㎜から300㎜くらいがお勧めです。

 




 

望遠を使用すると作例のように雨天であれば空気中の水分までも圧縮して写すので空気感が表現できます。空間を圧縮するということは、肉眼では見えないこういったものも表現できるので知識として覚えておきましょうね。

今回、作例としてご紹介する2枚の写真はどちらも北海道ですので、スケールが大きいですからSIGMA150-600㎜F5-6.3DGを使用しました。基本的には道の存在感は望遠にするほど強くなると感じますが、後ろに下がれるスペースなどの問題もありますので、撮影シーンに応じてスペースが苦しくなったら最終的にはズーム機能の微調整を使いましょう。

 

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

画面内の割合の多くを道にするには望遠レンズを使うと、道の存在感が強くなって印象的な道の写真になることはお分かり頂けたと思います。

次に2つ目のポイントとしてカメラを意図的に傾けて、水平を崩して撮るやり方です。これは被写体となる道がどのような雰囲気を持っているかを良く見極めて、斜めが似合うシーンであるかどうか慎重に検討してください。

上の作例は北海道 道北エリアを代表する有名なツーリングルート 日本海オロロンラインですが、本州ではまず見られないような雰囲気の道ですので非日常、異空間などを連想させる目的で斜め構図を選んでみました。この写真の場合はカーブしているポイントを前景に入れたことにより右下がりの斜め構図に安定を補っています。

いかがでしたか?私はオートバイのツーリングとは人々に忘れかけた旅心を呼び覚ます、現代流の旅文化と考えます。オートバイに乗らない、旅も忘れた現代の人々にこんな写真を撮って何かを伝えられたら幸せだな…そんな風に考えて写真活動をしていますが、皆さまも共感していただけたらご一緒にいかがですか?

通いなれたツーリングルートでもお気に入りのポイントでバイクを停めて、望遠レンズで撮るだけで旅心を刺激する素敵な作品が撮れるかもしれませんよ。

それでは、今回はこの辺で!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

2018年8月の北海道ツーリングではやたら気になった被写体。エゾノシシウドと遠景に利尻富士です。1日も早い北海道の被災地の復興を祈るばかりです…。