広角レンズで撮った写真の雰囲気とは

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から4月なので新年度のスタートですね。時間の経過は実に早いものです。春は出会いと別れの季節とよく言いますがコロナ渦を経て新たに良い出会いがあることを願いたいですね。

最近、ネットかどこかで見かけた記事で興味深いことが書いてありました。それは人間とは他と比較して優越をつけるのが得意で、何もない無の状態から新たなことを生み出すのが苦手なのだそうです。あ、なるほどと思いました。これって写真をやっていると良く分かります。

既に出来上がっているものを見て「どちらが優れているか」を決めるのは簡単です。こちらの作品の方が〇〇だから優れているとか、こちらは〇〇で印象に欠けるとか、偉そうに専門家ぶって(私ですけど)意見するのは才能でも何でもなくて、実は誰でもできることなのですね。

本当に大切なのは自分の生まれながらに持っている唯一無二の個性を生かし、インスピレーションからブランニューな表現を生み出すことです。芸術の世界では偉大なる先人達がこれを成しえているのですね。自分もその領域に強い憧れを覚えます。




さて、今回のツーリング写真解説では画角のお話を今までと違ったアプローチで書いてみたいと思います。画角、つまり目の前の風景をどの範囲までを写真とするのか?というレンズのお話ですね。画角は焦点距離(mm)で表されます。目で見た通りの普通の画角がおよそ50mmで数値が小さいと広角、大きいと望遠となります。

焦点距離とはレンズの先端からカメラ内にあるセンサー(フィルム)までの距離のことで、長いレンズは望遠で短いレンズは広角となり、超広角となるとレンズの前玉が球状になります。

現代の多くのカメラはズーム機能といって画角を一定の範囲内で調整することができます。28-70mmとか70-200mmと言った具合に表記されています。スマホのカメラ機能は多くの機種で起動時におよそ28mm前後の広角となっているようです。28mmといえばスナップ写真の代表的な画角なのですが、つまりスマホのカメラ機能は主にスナップを撮るためにあるという事ですね。

今回の解説は広角、標準、望遠と解説しますがまずは広角をご説明いたします。

過去に究極のツーリング写真では広角レンズを使ったツーリング写真として、景色の広がり感、風景主体のバイク写真、空一面に広がるウロコ雲など空を主体に撮るときに出番の多いレンズですと解説しました。

今回は広角レンズのもつ写真の雰囲気について書いてみようと思います。




広角レンズのもつ写真の雰囲気・・・それは一言でいってしまえば写真の世界に吸い込まれるような雰囲気です。あたかも作品に誘われて思わずその世界に引き込まれてしまうような感覚です。景色のもつ雄大さ、その中にぽつねんと存在するバイクやライダー、点景構図(バイクやライダーなどを米粒大にする)で表現する風景写真の世界ですね。

地球は広い、空も広い、北海道はでっかいどう、海は広いな大きいな・・・とにかく広い、大きいというスケールに対比として被写体を置いて表現し、作品を見た人を壮大な風景の世界に誘い込むのです。

もう1つ、広角レンズのもつ雰囲気として遠近感があります。広角レンズはその切り取る範囲がワイドなだけではなく、奥行方向に風景を飛ばす遠近感が特徴です。カメラの近くに被写体を置いて前景のある構図を作れば、その遠近感が写真に強烈な奥行を与えてくれます。

広角レンズを装着してカメラを構えた時、レンズの先から風のようなものが放射されて被写体や景色を遠くへ飛ばしているような感じと覚えてみましょう。このイメージで広角レンズの使い方が何となくつかめます。

寄る広角、寄せる望遠などと言われますが特定の被写体に一歩「ぐっ」と寄って被写体の質感など魅力を高めて撮ってみましょう。きっとその先にある被写体も魅力的になるはずです。




広角レンズは歪みによりバイクやライダーが変形してしまったり、画面内に電線や看板など余計なものが入りやすかったりと、何かと取り扱いが難しい面もありますが広角のイメージを早く作れるようになると難しさは消えていきます。

今回ご紹介したような見る人を風景に誘うような写真、圧倒的な遠近感で印象を与えたい、といったイメージが浮かべばそこは広角で撮ろう!となる訳ですね。

次回は標準レンズを解説いたします。

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フォトツーリング☆夏休みギャラリー

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、この夏休みはどのようにお過ごしされますか?

この投稿を書いている令和2年8月初旬では東京都のコロナ感染者数が連日で過去最高を記録する報道がされています。政府は緊急事態宣言の予定は現時点ではない、帰省でお年寄りと会う時は注意を…しかし旅行はして良いとのこと。私の住む千葉県については外出自粛要請はない。日本全体として観光業が瀕死の状態である…これらの事を受け、私は思い切って北海道に旅立ちたいと思います。

また出発直前の状況によって変わってくる可能性もありますが、感染拡大を防ぐあらゆる手段も確立されてきましたし、旅行者側もそれを受け入れる側もきちんとした対策があれば過剰に自粛、萎縮する必要はないかと思います。毎日の検温、マスク、消毒、ディスタンスなど、ここ数か月で学んだ感染予防策を最大限に施し、用心をして旅をしたいと思います。

最近ではキャンプ場で感染…なんていう報道もありますが、私の場合はソロですしキャンプ以外でも人混みを避ける行動パターンなので普段とはあまり変わらないで済むとは思いますが。コンビニ、スーパー、道の駅、スタンドなどでは用心したいと思います。




さて、究極のツーリング写真は私が北海道へ旅立つこともあり更新を夏休みにしたいと思います。10日後くらいに再開する予定ですので留守の間のために今回は過去の作品ギャラリーをアップ致します。

 

すべて北海道ツーリングの作品です。

上富良野 赤い屋根の家
美瑛の丘 ケンとメリーの木
オロロンライン どこまでも続く直線路




オロロンライン 起伏ある道を望遠レンズで
宗谷丘陵 白い貝殻の道
利尻富士と漁港
蜃気楼かすむエサヌカ線




夕日に染まる美瑛岳

では皆さま、良い夏休みをお過ごしください。

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静けさをまとう写真

何気ない日常の中ではっとする瞬間がある。

もちろん旅の中にもそれはある。

ただ一つのもの(こと)が自分を呼んだ気がする。

それは誰も気にもとめない雑草の花だったり錆びた杭だったりする。

そこにそれが在るだけでその場所の雰囲気が何か違う気がする。

自分の大好きなもの(こと)を自分の好きなように撮るから写真は楽しい。

良い写真かは分からないけど自分が納得のできる一枚が撮れたら心躍る。




EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

「静けさをまとう写真」こんな言葉をどこかで聞いたことがある。

例えばこんな写真がそうだろうか?

北海道を旅していると海岸線や牧草地などで見かける廃屋だ。

一枚の写真になったことでかつてここに人が住んでいた証が出来たと同時に

ここで私が写真を撮ったという「私がここに居た」証も出来た。

そういう意味ではこれは記念写真だ。

いつもいい写真を目指すなら記念写真のように事実を写すだけではダメ・・・

なんて言ってきたけど、結局すべての写真は記念写真なのかもしれない。

今夏は仕事が多忙になることが事前に分かっていたので

令和二年のこの年は私の大好きな北海道ツーリングはナシの予定だった。

ここ三年は連続で北海道ツーリングに行けていたので不満はなかった。




しかし、どういう訳か忙しくなる予定は嘘のように消滅し

これまた嘘のように8連休という自由な時間を手に入れた。

「導かれている」

こんな事を言うと笑われるのは承知の上だけど

そうとしか思えない。

今年も北海道に旅立とう。

ただ一枚の写真を撮るために。

北海道が私を呼んでいる。




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これ重要☆写真はリアルサイドとハートサイドで感じ取れ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、最近改めて感じることなのですがツーリングと写真とは極めて親和性の高い両者ではないかと思います。その理由としてまずオートバイという乗り物自体が他の交通手段と比較して機動性が高く、あらゆる撮影地に機敏に移動できることがあります。そしてオートバイに乗って心が旅人モードになることで、感受性が豊かになり情景や被写体に感動しやすい精神状態を作れることも見逃せないポイントです。

たまに旅先で写真を撮っていると他のベテランらしきカメラマンさんに話かけられることがあります。そういった時によく言われるのですが「オートバイはいいね、どこにでも行けるし」といった具合に写真を愛する人からもバイクで移動して写真を撮ることは好評なのです。

ツーリングと写真、極めて親和性の高い両者。しかしその事に気が付いているのは私や究極のツーリング写真の読者の皆さまだけではないでしょうか?これからツーリング写真、流行るのかもしれませんよ。




さて今回は<中級>ツーリング写真解説として究極のツーリング写真流のアプローチでツーリング写真の撮り方を解説してみたいと思います

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F11 1/125

この作品は去年の5月に行った北海道美瑛で撮った写真です。場所は有名な観光地でもある美瑛の丘エリアの「ケンとメリーの木」です。もう1年も経ってしまいました…時間が経つのは早いものです。

以前に当ブログでは写真はまずは感動することが大切ですよ、という解説をしました。出会った情景や被写体から心動かされたこと、ツーリングで感じた心が写真になっていないと、ただ上手なだけのお手本写真になってしまいます。

感動したことが何なのか?これを明確に表現することで、写真を見た人も同じような感動をしてくれる「共感」が生まれるのです。しかし感動したことを写真にするのは言うほど簡単ではありません。以前にも解説しましたが、分かりやすい手法としては自分が感動したことを言語化することです。

こういった感動したこと、撮影者の心をしっかり写真にするハートサイドが大事なのはお分かりいただけたと思いますが、一方で現実の様子がどうであるかもしっかり見る必要があります。ここではそれをリアルサイドと呼ぶことにしましょう。

上のケンとメリーの木の作品で考えてみましょう。ハートサイドでは朝焼けの丘で見たケンとメリーの木の崇高さに感動したこと。リアルサイドでは木の様子を観察し葉をつけていないポプラは枝が細かく分岐してブラシのようであること。このように感動したこと【ハートサイド】と実際の様子【リアルサイド】の両者をしっかり意識して撮影を開始します。




リアルサイドではとにかく被写体をよく観察して特徴をとらえるのがポイントです。この写真の場合、ただ有名な木だからといって【木】だけ意識して撮れば、全体を枠の中に収めて記録しただけの写真に陥ります。木の枝の様子に特徴を感じたらそれが伝わるように撮るのです。見えなければ撮れないので観察することは大切なのです。

ちなみにケンとメリーの木の現実的な様子を分かりやすく知ることの出来る写真がこれです。季節が違うのでポプラは葉をつけてだいぶ雰囲気が違います。それと日中は観光客に人気のスポットでもあるのでご覧のような状況です。我々バイク乗りは自由なのですから、こういった中で写真を撮らないで済むよう早朝から行動しましょうね。

言うまでもありませんが風景写真の基本として陽の高い日中よりは朝夕の傾いた太陽光の方がいい写真が撮れるという事もお忘れなく。




被写体の特徴をよく見て分析すること、特徴にはあなたがそこで写真を撮ろうと思った理由が隠されています。これがリアルサイド分析。そこから分かったことを受け、どのように感動したか、どのように表現できるか考えてみましょう。これがハートサイド分析です。両者がきちんと決定されたら脳内に在庫している撮り方リストからどれを使って撮るかchoiceしてみましょうね。

リアルサイド分析、ハートサイド分析の両者を意識してぜひ次回の撮影から実践してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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↓↓↓撮影地↓↓↓

ハートサイドとリアルサイドで傑作写真を狙え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、朝夕がだいぶ冷え込んできましたが体調を崩されていませんでしょうか?いつもバイクでツーリングしている人、冬でもキャンプツーリングしている人は鍛えられているので簡単には風邪とかひかないですよね。

でも年末が近づくにつれて仕事も忙しくなって、バイクに乗る時間もなくて…そんな中で電車や子供さんから風邪をもらってしまうものです。気を付けましょうね…。




さて今回は<中級>ツーリング写真解説として少し変わったアプローチでツーリング写真の撮り方を解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F11 1/125

この作品は今年の5月に行った北海道美瑛で撮った写真です。場所は有名な観光地でもある美瑛の丘エリアの「ケンとメリーの木」です。もう半年も経ってしまいました…時間が経つのは早いものです。




以前に当ブログでは写真はまずは感動することが大切ですよ、という解説をしました。出会った情景や被写体から心動かされたこと、ツーリングで感じた心が写真になっていないと、ただ上手で高画質なだけの画像になってしまいます。

感動したことが何なのか?これを明確に表現することで、写真を見た人も同じような感動をしてくれる「共感」が生まれるのです。しかし感動したことを写真にするのは言うほど簡単ではありません。以前にも解説しましたが、分かりやすい手法としては自分が感動したことを言語化することです。

こういった感動したこと、撮影者の心をしっかり写真にするハートサイドが大事なのはお分かりいただけたと思いますが、一方で現実の様子がどうであるかもしっかり見る必要があります。ここではそれをリアルサイドと呼ぶことにしましょう。

上のケンとメリーの木の作品で考えてみましょう。ハートサイドでは朝焼けの丘で見たケンとメリーの木の崇高さに感動したこと。リアルサイドでは木の様子を観察し葉をつけていないポプラは枝が細かく分岐してブラシのようであること。このように感動したこと【ハートサイド】と実際の様子【リアルサイド】の両者をしっかり意識して撮影を開始します。

リアルサイドではとにかく被写体をよく観察して特徴をとらえるのがポイントです。この写真の場合、ただ有名な木だからといって【木】だけ意識して撮れば、全体を枠の中に収めて記録しただけの写真に陥ります。木の枝の様子に特徴を感じたらそれが伝わるように撮るのです。見えなければ撮れないので観察することは大切なのです




感動すること、それを自身の撮り方の在庫リストから検索をかけてチョイスする。これがハートサイド。被写体をよく観察して特徴をとらえること、距離や大きさ光や空気の様子などを鍛え上げた写真家眼で見出す。これがリアルサイドです。

両者を意識してぜひ次回の撮影から実践してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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北海道ツーリング☆ツーリング写真ギャラリー<道東編>

~夏の北海道ツーリング~

ツーリング写真ギャラリー

前回の道北編に続いて今回は道東編でございます。

フレシマ湿原

根室市の別当賀にあるフレシマ湿原。落石岬から西へ10kmほどの位置に海岸沿いに人知れず存在する牧草地帯と湿原。僅かな情報を頼りにダート道をひたすら突き進んだところ、いきなりこの絶景でした。この年の北海道ツーリングはとても雨の多い旅程でしたが、この時だけは神様が青空を与えてくださいました。

風の音と遠くから波の音。いつかまたここを訪れたい大好きな場所です。




黄金道路

国道336号 通称「黄金道路」。海岸ぎりぎりに建設されたこの道は、打ち寄せる波に何度も破壊され年中工事している印象でしたが、近年では道路を少し内陸側にして、だいぶ改善されたようです。その昔、旅先で「襟裳岬を避ける奴は腰抜けだ」と言っているライダーがいました。その意味がよく分かるほど強風と濃霧、打ち寄せる波との戦いでタフなルートだったのです。

荒々しい風景と苦労して走りきったこと。それが私の記憶に深く刻まれています。

北太平洋シーサイドライン 東恵茶人

北太平洋シーサイドライン、それは釧路から根室をむすぶ絶景のツーリングルート。とくに浜中町から霧多布までは風光明媚で道東らしい風景が広がる区間です。今から15年前。はじめて北海道をツーリングした私は、その最果て感に圧倒されて不覚にも心細さを感じたのを今でも覚えています。

この一帯の景色は単純に「景色がいい」では説明がつかず、美しさと寂しさが複雑に織り交ざる所だと感じます。先日「時間を写真で紡ぐ」という難しい言葉を耳にしましたが、それの意味がこういった景色の中に隠されているのかもしれません。




天に続く道

知床半島の近く、斜里町の天に続く道です。現在では有名な観光スポットになってしまいましたが、かつては交通量も少なく北海道ツーリングの穴場スポットでした。知床峠はいつ行っても羅臼側と斜里側で天気が真逆であるのは有名です。この時も羅臼側から知床エリアへアプローチしたのですが、それまでは冷たいシトシト雨に心もすっかり冷たく曇っていました。しかし斜里側に降りると強い夏の日差しがジリジリと照り付けて、天気が好転しただけで気分が嬉しくなるのは不思議なもんだな…と思って撮影したのを覚えています。

釧路市阿寒町で出会った風景です。雪の重みで屋根が傷まないよう、鋭角な斜度をつけた雪国特有の建物です。現在は空き家のようですがカラフルさと雰囲気が気にって足をとめてみました。旅では人気の立ち寄りスポットや絶景を求めて走るのも良いですが、こういった自分がハッと気が付いて目に入った「好きなもの」を大切にしたいと、いつもそんな風に思っています。これは2019年のGW北海道ツーリングでの写真ですが、不思議とつい昨日のことのようです。




北太平洋シーサイドライン

この写真も北太平洋シーサイドラインです。浜中町から霧多布を目指して走っているところを走行中のコクピット風景として撮った1枚です(片手運転ではありませんよ)。この写真を撮ったときも往路は東北自動車道を自走で走りぬき、道東に着くころには3000キロくらい走っていました。いい加減(良い加減)距離を走ると脳内のガスが抜けて雑念なくクリアになる感じが大好きです。雑念とは走らせながら仕事や日常の不満を考えることなどです。本当にたくさん走り切るとガスが抜けて脳内の妄想回路が浪漫思考にシフトしていくのです。

夏の北海道ツーリング ツーリング写真ギャラリー<道東編>でした。

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2019夏の北海道ツーリング 穴場写真スポット<道南編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いよいよお盆休みも近くなってきましたね。ロングツーリングに行かれる方はお忘れ物にご注意ください。ETCカード、保険証、予備のメモリーカードなどなど… 以前、友人がテントは持ってきたものの、テントポールを忘れて酷い目にあっている人がいました。

さて今回もツーリング写真解説はお休みして北海道ツーリングのお役立ち情報でございます。前回の北海道ツーリング穴場撮影スポット<道東編>に続いて、今回は北海道ツーリング穴場撮影スポット<道南編>でございます。

しつこいようですが究極のツーリング写真流の「おすすめ」ですのでマニアック過ぎでしたらお許しを~

・洞爺湖を一望する月浦の高台

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

ニセコエリアのアイコンである洞爺湖と羊蹄山。かつてサミットが行われたこの道南の景勝地は観光客だけでなくライダーにも人気ですよね。しかしカルデラ湖の洞爺湖の様子を美しく一望できるポイントは意外とすくないものです。有名な展望所では駐車場にバイクを停めて見るしかありません…それでは愛車とのショットは難しいですよね。

そこでお勧めの穴場はズバリここです。洞爺湖の西岸に位置する月浦という場所で道道578号からカフェ ゴーシュを目印に高台を登っていきます。電線など遮るものがなく美しい洞爺湖の様子と遠景には日高山脈を望むことができます。人も少なくて静かな場所ですよ。




・羊蹄山をジャマもの無しで堪能する喜茂別の農道

EOS6D Mark2 + EF35mmF2L IS

富士山のような美しい裾をもつ蝦夷富士こと羊蹄山はニセコエリアのもう1つのアイコンですね。いや…先ほどの洞爺湖よりもニセコといえば羊蹄山かもしれませんね。そんな美しい山、羊蹄山のおススメの撮影スポットは喜茂別町の字比羅岡に位置する道道97号とR276の間に並行して走る農道です。有名な立ち寄りスポットである京極町ふきだし公園の南へ5kmくらいの場所です。

道から羊蹄山を望むとちょうど真西になりますので日没時はシルエットとして逆光で狙うか、早朝の朝焼けであれば赤富士ならぬ赤蝦夷富士を写真にできるかもしれません。農道は2車線で十分に広い道路ですが通行の邪魔にならないよう配慮しましょうね。




・駒ヶ岳が最も美しくみえる大沼の穴場

EOS6D Mark2 + EF50mmF1.8STM

函館のちょい北である七飯町、これもまた北海道ツーリングでは人気のスポットである大沼でございます。大沼といえば北海道を旅するライダーでは聖地的なキャンプ場、東大沼キャンプ場がありますが、やはりここに来たら是非楽しみたいのは大沼から望む北海道駒ヶ岳の雄姿です。しかし駒ヶ岳がキレイに見えるポイントは大沼には少なく、あってもガードレールや柵などがあり写真には適さないものです。

しかし!理想的な場所を見つけました。しかも行き方も簡単でございます。大沼公園駅から北へ650mほど走ると砂利道の小道の入り口に「リバージュ」の看板があります。その小道を入ってすぐの公衆トイレの辺りです。

早朝に行けば運が良ければ湖面が水鏡になっているかもしれませんね。




いかがでしたか?道南エリアは函館港着のフェリーの人にとってスタート地点ですが観光地ということもあり混雑は避けたいですよね。早朝に行動して良い写真を撮ってくださいね。

函館着のフェリーといえば、私の北海道ツーリングは今年のGWも去年のお盆休みも片道は東北自動車道を自走で青函フェリーでした…。大洗~苫小牧の商船三井フェリーは去年は台風で欠航、今年はチケットがとれず…。しかし頑張って千葉から約800キロを走破して函館に入ると、独特の町の雰囲気がなんだかご褒美のように感じるものです。苫小牧も良いところですが、あそこは西港から降りると産業道路の印象が強いですからね。

それでは皆さま、安全で楽しい北海道ツーリングを!

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北海道ツーリング 穴場の撮影スポット<道東編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、先日「北海道ツーリング 穴場撮影スポット<道北編>」という記事を書きましたが如何でしたでしょうか?このお盆休みに北海道ツーリングを計画されている方、その中でもツーリング写真が好きで旅の記憶に刻まれるツーリング風景を作品にしたい!と願っておられる方にお役に立てれば嬉しいです。

さて今回は北海道ツーリング 穴場の撮影スポット<道東編>と題して、北海道の魅力が凝縮されているような道東の穴場写真スポットをご紹介いたします。一応、またお断りしておきますが、あくまで究極のツーリング写真的な写真スポットでございますので…。




1.阿寒町の名もない広域農道

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

道東自動車道の阿寒ICから国道240号線を北へ7kmほど走ると道の駅【あかんランド丹頂の里】があります。そこから左に入り突き当たった道です。この広域農道は本当に純粋な農道という印象で一般の車はほとんと走っていません。この写真を撮ったときも1時間以上はこの道の周辺にいましたが1台も車とすれ違うことはありませんでした。

一見すると北海道のどこにでもありそうな景色かもしれません。しかし電線や看板なども少なく、道東らしい雰囲気が確かに存在する渋いツーリングルートです。




2.北太平洋シーサイドライン ポンポロト集落

EOS5D MARK2

道東を代表する人気ツーリングルート【北太平洋シーサイドライン】です。釧路市から根室をつなぐ道道142号線ですが特に風光明媚なのは浜中町から厚岸の辺りで最も道東の海岸線らしさを感じる道といっていいと思います。その北太平洋シーサイドラインで穴場、というか私が個人的にお勧めしたいスポットは奔幌戸(ポンポロト)という集落のエリアです。

絶景地でも有名なスポットでもありませんが、ふと足を止めたくなる素朴な風景です。内陸側の原野を入れて渋い1枚を撮ってみてください。




3.来止臥野営場の満天の星空

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

ここは以前に北海道の絶景キャンプ場としてご紹介した来止臥野営場です。最低限の設備で自然の地形を生かしたワイルドな無料キャンプ場。しかしキャンプ場としての魅力だけでなく晴れた日は満天の星空を堪能できます。

近所のサイトの焚火が消えたころ、カメラを三脚にセットして夜空の様子を撮ってみましょう。それは星空と呼ぶよりは銀河という感じです。

いかがでしたか?北海道ツーリング 穴場写真スポット<道東編>また機会をみて<道南編>も書いてみたいと思います。

お楽しみに!!

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夏の北海道ツーリング<道北>ツーリング写真ギャラリー

~夏の北海道ツーリング~

道北エリア 北海道ツーリング写真ギャラリー

逃げ水のエサヌカ線

600㎜の望遠レンズに×2エクステンダーを装着してエサヌカ線のはるか遠く、逃げ水の中から現れたライダー達をとらえた1枚です。大胆に斜めに構図して異空間を表現してみました。暑い中、2時間くらいこの場所に立って粘った写真で想い出深い1枚です。




オロロンライン

道道106号オロロンライン ただ直線なだけでなく荒涼とした原野に日本海の風景。はじめてここを訪れた2004年、大雨に打たれながら天塩川沿いを走りぬき、日本海が見えてオロロンラインに入った瞬間に急に晴れた…オロロンラインに来るとあの感動を今でも思い出します。

枝幸の国道

なんでもない国道です。有名な立ち寄りスポットでも景勝地でもありません。しかし矢羽が連なるこの国道に北海道の人々の生活風景が垣間見える気もします。こんな場所で写真を撮ろうなんて普通は思いませんが、こうして1枚の写真として見ると、これもまた私の記憶の旅風景であると感じます。




2017年8月 北海道紋別市

宗谷国道と呼ばれるR238を北上していたときでした。オオハンゴンソウと思わしき雑草の花が一面に咲き乱れている空き地を見つけました。入っても問題なさそうなのでこの場所で写真を撮ってみようと思い足を止めた…その時の自分。何年も前の出来事ですがこの1枚を見るとまるで昨日の事のように感じます。

2017年8月 北海道抜海町

オロロンラインはなぜ多くのライダーを魅了するツーリングの聖地なのだろうか?そんなことを考えても仕方がないけど、もし誰かが私にオロロンラインを1枚の写真で表せ、と言ったらきっとこんな写真を撮って「はいどうぞ」と渡すでしょう。




写真とはあの日、あの場所でシャッターを切ったからこそ旅の心象風景が心に深く焼き付くと、私はそう信じています。だからこそオートバイでの1人旅には写真は欠かせないと…そんな風に思うようになりました。写真を撮ることがツーリングの目的になっちゃっているとか、そんな事ではないのです。

ただ単純にバイクでツーリングに行くことが大好きで、その時に見た風景をいつまでも心に残したい、心に残したいからこそ写真にしておきたいのです。

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2019北海道ツーリング 穴場撮影スポット<道北編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、お盆休みのツーリングの準備は万端でしょうか?お盆に北海道ツーリングに行くよ!という方も多いと思われます。そろそろ週間天気予報が気になるところですよね。

私は2019年の北海道ツーリングはGWに行ってきましたので、お盆は北海道ではなく信州か東北を考えております。フェリーの予約がない旅なので直前の天気予報で決めてみたいと思います。

さて今回はツーリング写真解説ではなく北海道ツーリングの穴場撮影スポットと題して究極のツーリング写真流 おすすめの撮影スポットをご紹介してみたいと思います。まず今回は道北編でございます。




1.オトンルイ風力発電所 浜里駐車公園

はい、北海道ツーリングの道北エリアと言えばまずはオロロンラインですよね。そのオロロンラインの天塩側のエントリーポイントとして有名なオトンルイ風力発電所があります。みなさんこのオトンルイで写真を撮られていますが、ここって写真撮るの難しくないですか?

真下のダートまで入って広角レンズで撮ると風力発電のプロペラがたくさん並んでいる様子が伝わりませんし、かといってオトンルイ風力発電所の目の前にあるサロベツ原野パーキングは海側にあるのでイマイチですよね。

そんな時はサロベツ原野パーキングから6kmほど天塩側にある浜里駐車公園から撮ってみましょう。長い間隔でたくさん並んでいる細長い物…それを画面内で決定的に表現するにはどうしたら良いでしょうか?そう望遠レンズですよね。

望遠で風力発電所を引っ張ってギュッと圧縮してみましょう。この駐車場はとても広いので自分のバイクを大きめに構図しても、思いっきり後ろに下がって撮ることができます。

あれっ…いまGoogleマップを確認したらオロロンラインの名称が「萌える天北オロロンルート」に変わっていますね。なんじゃこりゃ…いつからこのような名前になったのでしょうか。




2.坂の下海水浴場 駐車場

同じくオロロンライン…いや萌える天北オロロンラインでございますが、こんどは大幅に北上してノシャップ岬に近いです。萌える天北オロロンラインを北上するとノシャップ岬方面と稚内市内へ分岐するY時の信号<坂の下交差点>があります。そのすぐ手前に地味なスポットですが日本最北の海水浴場があるのをご存じでしょうか?

その名も坂の下海水浴場。ちなみに8月に行っても誰ひとり海水浴していませんし、もちろん海の家とかもありません。しかしこの坂の下海水浴場のだだっ広い駐車場は私に言わせて頂ければ最高のツーリング写真スポットです!

空に表情があるときは広角レンズで、遠方に見える利尻富士が美しいときは望遠で!どう撮るかは貴方の感性次第でございます。

あれ…こんどは信号からノシャップ岬方面へ分岐した道道254の名称が「宗谷サンセットロード」になっているなぁ…。ここは以前から無事カエルロードと呼ばれる道でカエルさんの置物が並んでいる道なのですが…。萌える天北オロロンラインといい、なんか変だな~ 鹿の飛び出しがとても多い道なので気を付けてくださいね。




3.レンガの廃墟 秋田木材発電所

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

国道238号を稚内市内から宗谷岬に向かう途中、稚内空港の少し手前あたりで不気味に見えてくるレンガ造りの古い廃墟があります。大正2年建造の秋田木材発電所跡です。むかし木材を燃やして発電していたなんて信じられませんね。

国道238号を稚内市内から行くとレッドバロン稚内の1つ手前を右に入ります。駐車場のような広めの敷地があり、特に立ち入りを制限するような表示などはありません。夏に行くと草が高く生い茂って鬱蒼としていますので、気を付けて行かれて下さい。

ちなみに声問は稚内から少し突き出た岬になっていて、その名も声問岬なる地味な岬が存在しています。どなたか開拓してみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか?夏の北海道ツーリングで写真を撮るスポットと言えば宗谷岬、オロロンラインのNのモニュメントか夕来展望所、宗谷丘陵のシェルロード、北防波堤ドームなどが有名ですよね?

今回は究極のツーリング写真流にどこにも紹介されていないような、穴場スポットを3つご紹介させていただきました。秘密の穴場スポットですのでこのブログを見た方以外には内緒でお願いしますね!

今回はこの辺で!!

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