【重要】ツーリング写真におけるデザイン要素と構図

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、GWの旅で撮った写真は全て仕上がって整理できましたか?写真は綺麗に仕上げて整理してプリントして発表するまで楽しめますからね。

撮るだけ撮って、メモリーカード内に画像があるまま何もしないなんて寂しすぎますよ!仮に良い写真が撮れなかったから…と思っても撮影した写真をよく見返して分析するのはとても大事です。

さて今回の究極のツーリング写真では、いままで何度も解説してきた写真におけるデザインのお話をまとめてみたいと思います。

漁港の浮きを撮った1枚  図形デザイン要素の「円」と「連続したリズム」

もう何度も同じことを書いてきましたが写真におけるデザインとは主に 線(直線、曲線、S字、Z字…)、図形(円、四角、三角、台形、〇〇型)、色(暖色、進出色、寒色、後退色、中間色、中性色、補色、反対色)、立体感、質感、規則的なパターン、連続したリズム感、ディティール、シェイプなどです。

デザインは写真をパッと見た瞬間に視覚的に美しさや心地よさを受けるかどうかです。何を写したか、何を伝えるのかといった写真の核となる部分とは基本的に個別に考えたほうが良いです。

デザインを意識するにあたり重要なことは画面という長方形の四角に、前述のようなデザイン要素をどのように取り入れるかです。

構図はメイン被写体、副題、アクセント被写体、背景などの大きさや位置関係を調整し作品の意図を表現するための標として組み立てていくものです。構図とデザインは似ていて一部は重なりますが、こちらも考え方としては個別に考えたほうが良いです。




デザイン要素の中でも重要な「色」の要素を取り込んだ作品

デザイン要素の解説において、よく誤解を受けてしまうことは「たまたまそうだったのでは?」という疑問です。海が青いのは撮影者が青くした訳ではありませんし、富士山が二等辺三角形なのも撮影者がそうした訳ではありません。

これは画面内にデザインが偶然入ったということであり”画面内にデザイン要素を必然として取り込んだ”とは似て非なる事なのです。つまり色や線や図形が目の前の風景に存在していることに気が付き、それを長方形の画面内に意識して取り込むこと、それが写真におけるデザインだと私は考えます。

くどいようですが重要なポイントは長方形の画面の中にデザインをどう取り入れるかにかかっています。

デザイン要素の線 奥行を出したり、観賞者の視線誘導にも効果的

写真をぱっと見たときの人間の脳がしめす反応の話ですね。目から脳へ送られた信号を元に、どのような反応を起こすか。感情を刺激する要素ではなく、あくまで「見た目」の心地よさ、安定感、視線を動かす楽しみといった世界です。

なのでデザインはとても重要ではありますが、それが写真の全てではありません。写真に重要なのは作品の意図、何をどう撮るか、どう表現したか?でありデザインは基礎工事や骨格のようなものに過ぎません。

葛飾北斎 富嶽三十六景 尾州不二見原 図形要素の円を用いたデザイン

 




デザイン要素 最も視線誘導を楽しませるS字曲線 そして黄金比や白銀比などの比率

 

最重要ではないが無視はできないデザイン。絵画でも彫刻でも書道でも、すべての芸術に通ずるデザイン要素。しかし写真をやる人でこの部分に真面目に取り組んでいる人は少ないように思えます。私は特にツーリング写真ではデザイン要素を意識しなくてはいけないシーンが多いように感じます。

例えばバイクのタイヤは円、車体は赤や黄色など扱いに知識が必要な物が多いですよね。道は線の要素。海や空は青で自然は緑、道路はグレーでアスファルトの粒子に寄れば質感、桜や紅葉の景色も色要素ですよね。すぐに思いつくだけで多くのデザイン要素があります。

いかがでしょう?そんな難しい理屈など考えずに感じたままに撮ろうよ!それが芸術なんじゃない?という意見も聞こえてきそうですが、多くの著名な芸術作品は一般に種明かしされていないだけで、こういったデザイン要素は極めて計算高く取り入れられているんです。有名な例だとダヴィンチのモナ・リザなんかそうですよね。

これを無意識に「感じたままに」デザインできれば本物の天才であると言えそうですが、そうでない人は試しにデザインを学んで写真活動されてみてはいかがでしょうか!

今日は久しぶりに大事なこと書いたなぁ~!





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技アリ演出!有り得ないほどカッコいいツーリング写真<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは写真の演出と聞いてどのような印象をお持ちになりますか?

演出はプロアマ問わず写真界ではよく議論されるもので、演出の反対はナチュラル。完全ナチュラル派の人から演出を加える派の人まで、その度合いについては写真家それぞれの考えのもと極めて多様です。

ポートレート撮影でモデルさんに「笑って~」と頼めばそれは演出。目の前の風景の中に枯れた雑草があり邪魔に感じたので取り除いた、これも演出の一種。

私たちが目指すツーリング写真もこの問題については避けて通れない部分です。作品に旅のストーリー性を加えたり、感情表現を入れるためライダーの存在は重要です(必ず必要とは思いませんが)。しかし多くの写真好きライダーは単独行動のため、作品内にライダーの姿を入れるとなると、自ずと自撮り(というワードが適切か疑問ですが)になってしまいます。

カメラをセットしてタイマーなりリモコンなりで自分の姿を撮るのですから、これはもう紛れもない演出となります。本当なら誰か見知らぬライダーを美しい夕日の海岸かどこかで、タバコでもふかしている様子を気づかれず撮れればナチュラル作品が撮れるのですけどね。





私は今更ですが演出は加える派です。目指しているのは心象風景や記憶色の世界であり、あくまで人の心の中の光景を生み出したいと思っています。したがって目の前の風景を忠実に再現するだけの写真には興味がありません。自分なりの表現として演出を加えます。それは自撮りに限らず、例えば14㎜や600㎜といった肉眼とはかけ離れた焦点距離のレンズを使用したり、ホワイトバランスをイメージに近づけるため調整を施したり、Lightroomで質感やかすみ具合などを調整したり、この他にも色々ありますがとにかく演出については一切の否定はありません。

ただし、あまりに事実を歪曲させて写真ではなく別の芸術作品になってしまうような手法は避けています。そういった写真作品も素晴らしいと思いますが、旅の世界を伝えるツーリング写真には似合わないかなと感じるからです。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F7.1 1/1600 ISO100

 

こちらの作品をご覧ください。恥を承知でカミングアウトするとコレも自撮りな訳ですが、ただライダーの背中を撮るだけとか棒立ちでは逆にマヌケに写ってしまうので、恥ずかしいなどと思わず思いっきり演じ切ってください。

絶対にカッコよくなります。

ポージングひとつ、表情ひとつで劇的に作品にストーリー性や感情が加わります。これに成功すれば写真を見る人に感動や共感をもらえるでしょう。




SNSで発表すると、どうしても撮影裏を詮索する人が出てきます。代表的な反応としては「セルフタイマーでダッシュですか?」とか、星空のシーンでライダーの姿があれば「30秒間も微動だに動かずにいたのですか?」といった類のものですね。

そこに気がいってしまう時点で芸術への意識が低い人かもしれません。私は一時期、この反応を嫌っていましたが、もうこれは人間の心理なのか?こういったコメントを受けるのは仕方ないと諦めています。もしこういったコメントを受けるのが耐え難い、という方はデータを記入する際に(撮影データを書いてくれという発表の場)予め書いておくと良いです。F2.8 S:unknown  ISO:2500 インターバルタイマー撮影 といった具合に。

どうでしたか?!演出と聞くと何となく聞こえは悪いですが、完全ナチュラルも逆に難しいと思いませんでしたか?それでしたら作品の完成度を高めるために、より良い演出を加えてみるのも素晴らしいのではないでしょうか?

ではまた!





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ド定番な撮影スポットでの撮り方<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当に本当に有難うございます!感謝です!実はアクセス数はここ数か月は伸び悩みなのですが、数より読者層の濃さを大切に運営していきたい所存です。

ところで先日、バイク専用写真共有SNS モトクルのフォトコンテストで入賞しバイクブロスポイント2万円分をゲットしたと話しましたが、そのポイントでガエルネのタフギアを買ってしまいました。

ガエルネのタフギア ブラウン

私はライディングブーツと言えば過去にガエルネのNo.145、ガエルネのFUGA、MaxFritzのダブルチェンジパッドブーツなど主にマウンテンタイプの革ブーツを愛用してきました。

それより以前はBMW純正のエンデューロやサンティアゴ、ガエルネEDプロなどを使っていましたが、今回は久しぶりにマウンテンタイプではないブーツの購入です。

オフロードブーツの定番とも言えるEDプロを真っ二つにしたような、半分オフロード、半分ツーリングといったライトな感じのタフギアですが、構造はオフロードブーツに近いものがあり、とてもしっかりした造りです。

最初、久しぶりにのしっかりしたブーツで凄く歩きにくいと感じましたが、丸一日ほどツーリングに使ったら程よく馴染んで歩きやすく、シフトもし易くなりました。

同じガエルネでもNo,145やフーガは日本人の足に合わせて足型を作っていると聞きましたが、このタフギアはたぶん違うようです。幅広甲高の日本人の足を考えると通常サイズのワンサイズ上を選ぶのが正しいようで、私の場合はフーガは27.5ですがタフギアの場合は28.5となりました。

買おうか悩んでいる方はサイズにご注意くださいませ。

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/100 ISO100

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では撮りつくされてしまったド定番撮影スポットでも、個性を打ち出すため少し変わった写真が撮れないか頑張ってみようぜ~という簡単な内容でいってみます。

この作例の場所は関東圏のツーリングライダーなら誰もが一度は行ったことのあるでしょう伊豆半島の弓ヶ浜です。日本の渚百選にもなっていて穏やかな海、弓なりに弧を描く砂浜が印象的ですね。

しかし、ここは多くのライダーが記念撮影するスポットでもあり、弓ヶ浜に来たぞ!という記録の撮り方が定番化している場所でもあります。当ブログ 究極のツーリング写真の読者の皆さまでしたら、そういった普通の撮り方に陥らないよう、くれぐれもお願いしますね。

今回、私の場合は駐車場の敷地にあった松に注目してみました。前景のある構図を作るにあたり、少し難しかったですが35㎜の広角レンズで松を入れ、弓なりに続く白波の線を導線として構図しました。つまりハイアングルですね。

撮影現場ではストロボ発光させて松の緑色を出したかったのですが、これは葉に面がない松では難しく、後でLightroomで補正しました。前景が松であることが誰の目にも明らかであるよう絞りはF13に設定です。

本当は松が左右から折り重なる場所があればさらに良かったのですが、ここは車も人も多く、なかなか動き回るのも難しい場所でありました。しかし、静かな凪の海岸にいつも心癒される弓ヶ浜で安心しました。

ちなみにこの場所にある人気のお食事処「青木さざえ店」に久しぶりに行って昼食にしてみました。イセエビ丼を注文して美味しくいただいたのですが、ちょっとした珍事が!私は好きなものは最後に残すタイプなので、イセエビ天ぷらを最後の一切れ残しておいたのですが、食べてみたら何と人参でした…。

赤い天ぷらだったのでイセエビなのかと思っちゃいました…この間違いを犯したのは私だけでないはず!

ではまた~

↓↓↓撮影地↓↓↓





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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

これは伊豆半島ではなく地元の房総半島で撮影しました。港に乱雑に置かれた綱と錆びた金具。大胆に被写体に寄った1枚。28mm単焦点レンズのGRではこういった「寄る」写真の良さを学ぶことができました。

絞りを調整して被写体をキャスティングせよ<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ゴールデンウィークは良い旅、良い写真を得ることができましたでしょうか?

大型連休は普段は足を延ばすことのできない、遠い場所まで行けるのが魅力ですが、どうしても混雑を避けることができませんよね。

道路の渋滞もそうですが観光スポットなんかは人込みでうんざり…みたいな。写真を撮るにもなかなか快適には撮れませんね。

つい先日、房総の隧道で写真を撮っていたら、どうしてこの場所に来たのか不明なのですがレンタカーで来られた10名くらいの高齢の集団に遭遇してしまいました。こちらが撮影に集中している時に容赦なく話しかけてこられました。

もちろんコミュニケーションという好意なのはよく分かりますが、ジャマしないでねオーラを出していても全く通用せず軽く15分はお喋りに付き合う羽目に…。

例えば絵を描いている人や書道に集中している人に、話かけてはいけないのと同じよう、写真も一般に芸術であると認知されればこのような事もないのでしょうが。





…混雑と遭遇しないよう早朝行動がいいですね。

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/400 ISO100

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では被写体と遠景しかない風景のシーンでも絞りの調整で存在感をコントロールしましょう!という初級としては少し高度なお話です。

以前にカメラの絞りを調整するとは、構図内に近景、被写体、遠景など主に3レイヤー以上の奥行方向の階層を作り、それぞれのボケ具合を調整することですよ、という解説をしました。

・過去の解説投稿→世界初100%理解できる被写界深度解説!

今回は構図を組み立てた時点で作品の主題が明確に出来なかった場合、絞りの調整つまりボケ具合で主題を際立たせてあげましょう!というお話です。この作例では望遠レンズを使用して遠景となる山間や小湊鉄道のキハを引き寄せて撮った構成で近景はありません。





風景写真の基本は絞り込むことによって画面全体にピントを合わせるパンフォーカスが一般的です。しかし、この作例のような構図では作品のどの部分が主題なのかがイマイチ明確と言えません。

そこでこの焦点距離(260㎜)での解放値F5.6を選択して遠景や鉄道をボカしてみました。すると中央の大きな木とバイク+ライダーに合焦していることが際立ち、作品の主題がどちら側にあるのかが明らかになりました。

通常、このようなシーンではせっかく鉄道が通るまで待っていたのですから、鉄道をもっと推したいですよね。しかし、そこはあえての脇役にキャスティングするのがポイントです。実際、小湊鉄道は本数が少なく、このシャッターチャンスを得るまで40分くらい待ったのですが…

ちなみに260㎜という望遠で自撮り(つまりカメラまで遠い)、しかも絶妙なタイミングが要求されるシーン!どうやってシャッターを切ったかと言うと、これもEOS6D mark2に内蔵されているインターバル撮影機能なんです。当初、さすがにインターバルではタイミングが合わないな…と思い久しぶりに違〇電波のリモコンをセットしてリモート撮影の準備をしたのですが、テストしたところ遠すぎたのか電池のせいなのか電波が届きませんでした。

そこでEOS6D mark2のインターバル撮影機能を1秒毎の90枚撮影に設定して、時刻表をチェックし時計とにらめっこしながら撮影を開始したのです。いくら1秒毎とはいえ上出来すぎる位置に小湊鉄道を入れることに成功しました。失敗すると次の電車まで軽く1時間以上は待ちますからねぇ~ラッキーでしたよ。

それではまた!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

小湊鉄道 養老渓谷駅のすぐ北側 人気の撮影スポット石神花畑よりも駅に近い所に広大な空き地があります。中央に木があり他に遮るものが何も無く小湊鉄道を望むことができます。小湊鉄道の撮影という意味ではかなり穴場です。誰にも内緒ですよ!!!

~本日の毎日100ショットスナップ~

CASIO エクシリム EX-10

職場のすぐ近くの桜を撮ってみました。空に向かって見上げると強い太陽光を透過した葉の折り重なる様子が美しく、それを繊細に表現してみました。毎日写真を撮ることは毎日幸せを感じることです。

バイク写真<Lightroom解説>補正ブラシと明瞭度で質感と雰囲気を得よう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、撮影した写真はどうされていますか?カメラの記録形式がJPEGでそのまま使用する方、RAWモードで記録してカメラ付属ソフトに取り込んで現像処理をする方、Adobe Lightroomなどの画像ソフトを使用して調整をされる方、いろいろいらっしゃると思います。

ソフトウェアーによる画像調整と聞くと、何だかインチキみたいで印象が悪いかもしれませんが、デジタルカメラの場合は撮像素子が受けたデータをカメラ内のCPUが調整して最終的な画像にしています。

ソフトウェアーによるレタッチは、この部分をカメラに任せず自分でやることです。それに撮影時に叶わなかった少しの部分を補足してあげることで、作品の完成度を高めることが出来るのです。

さて今回は3回目のAdobe Lightroomの解説なのですが、従来はLightroom5を使用していましたが、今回からはLightroom classic CCでの解説となります。

まずは完成写真からご覧ください。

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F11 1/125 ISO100

千葉県館山市の布良(めら)漁港で撮影した1枚です。役目を終えた漁船が陸に上げられて保管されていたようですが、台風で台座が崩れて倒れてしまったようです。

この作品では船体の疲れ切った様子を象徴するような質感、もの寂しさを覚える曇天下での光景が鍵です。この部分を写真の観賞者へ明快に伝えるため、撮影時では叶わなかった部分をLightroomを使って表現していきます。

ではまず最初に撮影RAWデータをLightroomに取り込んで現像モジュールに表示させた画面からです。ちなみにLightroom5とLightroom classic CCの違いは画面のぱっと見ではほぼ同じです。かすみの除去が右カラムのメニュー内になったことや細かな変更はありますが、私として最も大きな違いはEOS6D mark2のCR2に対応できていることです。

この写真の場合は色温度や露出などは、撮影時のままでOKですのでまず最初に補正ブラシを使って空を選択します。曇り空は地上物に露出を合わせると大半は真っ白になり雲の様子など何も写らなくなってしまうのです。

真っ白になってしまった空の部分を選択します。選択した部分を赤く表示させるには画像左下にある選択したマスクをオーバーレイにチェックを入れるか、キーボードのOを押します。境界が水平線の場合は補正ブラシでなく段階フィルターの方が楽ですね。

この写真では地上物の船に露出を合わせたため、曇り空がオーバーになってしまいました。よって露光量をマイナス1.33まで下げ見えなかった雲の様子を明らかにさせます。そして崇高さの演出として明瞭とかすみをプラス12としました。こういった盛る要素についてはやったかやらなかったか分からない位で丁度よいです。くれぐれもやり過ぎないように!

次に補正ブラシを閉じて効果の中の明瞭度をプラス28、かすみ除去をプラス4にしました。これは船体のやれた質感をより強調する目的です。自然な彩度をマイナス4とし若干ですがカラフルさを抜きました。

最後に全体をよく見て不自然さがないかよく確認しましょう。今回のように撮影時のダイナミックレンジで収まらなかった部分を補正すると、絵画のような雰囲気になって写真らしさが失われてしまう場合があります。この最終チェックについては作業の直後にやるより、できれば翌日とか数日後など冷却期間をおいてチェックするのがお勧めです。

撮影時の画像
Lihgtroom レタッチ作業後

今回は曇天時の撮影において、失われてしまった空の表情を呼び戻す作業、被写体の質感を表現するのに明瞭度のプラス補正を使うことを解説しました。Lightroomユーザーの方はぜひご参考にしてみてくださいね。

↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県館山市の布良(めら)漁港 この一帯は冬になると富士山が美しく大きく見れる場所でもあります。またこの近くの安房神社は千葉の寺社の中でも超絶おススメのスポットです。イヤシロチのパワーを感じるため是非訪れてみてくださいね。





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崇高さの中にカワイイを見つけるテクニック<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今ごろはどこか遠くへツーリングでしょうか?

それとも私と同じように虚しくも仕事…という方はおられますか?そんな切ない日はお昼休みに究極のツーリング写真の過去記事をご覧になってください…きっと良いこと見つかる…はず。

 

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F6.3 1/160 ISO100

さてさて今回の<中級>ツーリング解説では少し変わった内容をいってみたいと思います。題して崇高さ不気味さの中に「カワイイ」を見つけてみよう~!

以前に少し似た内容で不気味さの中に笑いを取り入れると中和されてバランスが生まれることがあります!という解説をしました。今回はそのカワイイバージョンです。

過去記事→ 100%ウケる!恐怖と笑いの相殺

今回、なぜこの写真でこういった投稿を思いついたかと言うと、実はこの写真をあるSNSにアップしたら女性から「カワイイ」というコメントを頂いたからなんです。これは撮影時に私が狙った通りの反応で嬉しかったので解説してみようと思っちゃった次第なんです。

この作品は漁港での使われなくなった古びれた番屋なのですが、錆びた部分を何度もペンキで補修したため、朽ち果てた部分と裏腹にカラフルさが印象的なのです。特に茶色く錆びたトタンの中にブルーグリーンが鮮やかなのと、ハングル??のような文字がユニークです。

撮影現場の様子は一歩ひくとこんな感じです。当初、遠くからこの場所を発見したときは「おっあそこ良いじゃん」と私のロケーションレーダーが反応を示しましたが、少し近くまで来ると「気持ちわりーな」という印象でした。全体を蔦が覆ってボロボロになった幌がまるでお化け屋敷ですね。

しかしすぐにブルーグリーンの鮮やかなペンキに注目しました。これを縁取るように画面構成をしようと考えて撮影したのです。不気味さと可愛さはこの瞬間に思いつきました。相反する両者はある種のコントラストとも呼べそうです。

扉の部分と南京錠のクローズアップ

ヒビ割れたペンキのクローズアップ。adidasのマークみたいな割れを画面内に構成してみました。デザイン要素の図形です。

このように要所をクローズアップするような観点でみていくと、当初、そこで撮影しようと思った理由、なぜ「おっと思った」か?答えが出てくる場合もあります。慣れてくれば悩まずにすぐ答えが出ますがコツは言語化です!目にみえた一つ一つを言語化して整理すると良いです。

・ペンキがカラフル ・ひび割れている ・錆びたトタン ・破れた幌 ・ハングルみたいな文字 ・蔦に覆われた壁

不思議なことに言葉にすると、一番のお気に入りが何なのか?優先順位が容易につけられるものです。それが判明すれば、画面に構成すべき仕事は具体的になってきます。だから撮影現場ではブツブツとつぶやいてウロチョロしましょうね。

不気味さ崇高さの中にカワイイを!のお話でした。

↓↓↓撮影地↓↓↓

興津西港 静かな漁港ですが漁業関係者や地元の方のご迷惑にならないよう、配慮をお願いします。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

CASIO エクシリム EX-10

仕事の帰り道、横断歩道の信号待ちで撮った1枚。普段は流し撮りなんて滅多にやりませんが、たまに練習しておかないといつツーリング写真で出番がくるか分からないテクニックですからね。

ツーリング写真で三脚もタイマーも使わず自撮りする方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素晴らしい連休を満喫されましたでしょうか?いやぁ~当ブログは連休期間中はアクセスが少なかったです…。皆さまお出かけされていたので当然なのですが。

もう今日も更新をお休みしちゃおうと思いましたが、寂しいのでおバカな写真を1枚だけアップしておきますね。

題して「三脚もタイマーも使わず自撮りするツーリング写真」!

ほんとはこのミラーがベコベコでなければ線路がよく映り込んだので、電車を待っても良かったのですが…まあ失敗写真でございます。

ここ久我原駅に着いたとき「あれ、なんであそこにバスが?」と思いましたが、いつも小湊鉄道ばかりでいすみ鉄道の車両であることを忘れ、一瞬だけバスに見えてしまいました。そう、ここに着いたときに電車がいたのです!

もちろん、私がヘルメットを脱いでバイクから降りる頃に電車は行ってしまったのですが、時刻表をチェックすると次の電車は2時間近く先でした…。

仕方なく駅舎(というかホームしかない)周辺をウロチョロしてこの写真だけ撮って撤収。

今日はコレだけ!

はじめて当ブログを見に来られた方へ、当ブログはツーリング写真を芸術的にするため撮影ノウハウを解説するサイトです。この記事は例外で普段は1500~3000文字のボリュームで写真解説を投稿していますので、この投稿でがっかりせず是非またいらしてください!





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絶対にやってはいけない悪夢の構図<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ゴールデンウィークを楽しまれていますか?

突然ですがオートバイの未来ってどうなっちゃうんでしょうね?現状を見ていると配達などの実用性の高さなどは置いておいて、趣味としてのオートバイは不滅のような感じがしますよね。

しかしよく考えてみると燃料はガソリンです。4輪の方がPHVだの水素だのが普及すれば、やがてガソリンの需要が減りなくなります。ガソリンが無ければオートバイも動かないので、同じように動力がEV化されるのは容易に想像はつきますが…。

それで趣味のオートバイとして成立するよう、うまいこと良いオートバイが登場するでしょうか??スクーターだったら何となく今のEVのイメージでOKっぽいですが、例えばハーレーがEVだったらどうでしょうか?

有り得ないと願いたいですが、もしかしたら20年、30年後には、私たちが今楽しんでいるような趣味の世界のオートバイって無くなっているのでは…いやいや、そんなことはあって欲しくはないですね。

しかしガソリンの供給が20年、30年後にどうなっているのか??うーん、悩ましいです。官能的なモーターの登場で、人の感覚にうったえる次世代オートバイの登場を期待しましょう。

しかし、もし本当にオートバイという乗り物が無くなり、ツーリング文化が無くなったとしたら。今を生きる私たちはオートバイに乗って旅をしていた人々の世界を、写真芸術として後世に伝える義務が発生します。

50年、100年後に私たちが撮った写真を見て子供達が「うわ~これがオートバイ!昔の人はこれに乗って風をきって旅をしていたんだ!」と感動してもらえるような、そんなツーリング写真を撮ってみたいですね。




さて、また前置きが長かったのですが今回は<初級>ツーリング写真解説として、絶対にやってはいけない構図「串刺し構図」についていってみますよ!

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/400 ISO100

こちらの作品をご覧ください。千葉県勝浦市の守谷海岸というところです。日本の渚百選にも選ばれている、非常に海のブルーが美しい海岸です。

国道からこの海岸にアプローチするメイン道路が海に向かって下り坂になっているので、ここで思いっきり下がって600㎜望遠レンズで撮ってみました。海面をぐっと引き寄せ余計なものが一切画面に入らないため海面の美しさをだけを絶対的に表現しました。

余計なものがと言いましたが、当初は「止まれ」「駐禁」の標識がすごく邪魔に感じて、これを排除しようと試行錯誤していました。しかし無理に排除するのは場合によっては別の不自然を起こしてしまうので、ここはいつも通りに逆転発想で味方に料理してみることにしました。

考えを変えて見てみると、デザインの色要素で非常に存在感のある「赤」を手に入れることに成功したとも言えます。海外の人が見たら、この標識のお陰で日本を感じてもらえるかもしれません。

そしてこういった標識、柱、木など細長く垂直に立っている被写体がある場合、くれぐれも注意していただきたい、最悪の構図があります。

これです。悪夢の構図「串刺し構図」です。その名の通りメイン被写体や重要なものに垂直線が突き刺さっている状態です。




写真の世界では例えば日の丸構図とか、三分割構図を守りましょうとか、よく耳にする基本ルールのようなものがありますが、これらはあくまで基本であって場合によっては無視しても全然OK なんです。

なにかの理由、意図があって三分割を無視したとか、富士山のようにシンメトリーだから日の丸構図にしたとか、その理由が写真になっていればむしろ良作なわけです。

しかし、この串刺し構図については特に例外なくダメと言い切って良さそうですね。絶対にやめましょう。

こうやって出来上がっている物を見ると、まさかそんな風に撮らないよ!と多くの方は思うでしょう。しかし、恐ろしいことに串刺し構図はバイク写真関係のSNSでけっこう良く見かけるのです…。

撮影位置を動けない、バイクも動かせないなど仕方ない理由がある場合は、せめて貫通線が被写体のド真ん中を射抜かないよう、すこしずらしてくださいね。これだけでも全然違います。

特に人物の場合は心臓を貫いているようで縁起でもない写真になりかねません。

今回は絶対にやってはいけない悪夢の構図「串刺し構図」のお話でした。覚えておいてくださいね。

↓↓↓撮影地↓↓↓

夏のシーズンは混雑しますので春、秋がおススメですよ。南房総ツーリングの隠れた名所です。国道128号はバイパスを通らずに鵜原交差点で海側の旧道へ行ってくださいね。バイク乗りならバイパスではなく旧道!ベテランライダーならご存知ですよね。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

CASIO エクシリム EX-10

仕事の帰り道に江東区豊洲で撮った1枚です。夜風が気持ちよかったのでバスを使わず駅まで歩いていました。この桜はつい数週間前まで美しく咲き誇っていました。ハイライトは月に見立てて街灯を使っています。

究極のツーリング写真 運用開始より半年…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ブラウザーにブックマークして頂いている常連の皆さま、たまたま検索でヒットして見て頂いている皆さま、本当にありがとうございます。

当ブログ 究極のツーリング写真はオートバイで旅をする世界観を芸術的な写真にするための写真解説サイトです。

オートバイ文化を写真で底上げしていこう!その為には自己満足で平凡な写真ではなく、見る人の心をゆさぶる感動作品であるべきと考えます。

微力ながらアマチュア写真家を自称する私が、このブログでツーリング写真の全てを秘密をつくらず公開しております。

少しでも賛同、共感をいただける方々、そうでなくても見るだけでも…という方々も大歓迎ですので、今後もよろしくお願いいたします。

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5- F10 1/60 ISO100

 

皆さまはご自身で撮られた作品のベストセレクトみたいな物を作ったことはありますか?私の場合はFacebookのアルバム機能を使ってtouring_shotという名前をつけて注目のアルバムに設定しています。

インスタもベストショット集に近いイメージでやっています。こういったいわゆる自分ギャラリー的なものって、集まった写真を一目みてどんな感じがしますか?





多くの方はご自身の撮った写真って言ってみれば自分自身な訳ですから、きっとお気に入りなんだと思います。って言うか自分の写真が嫌いって人はいないと思いますが。

かくいう私も自分のギャラリーが好きです。アマチュアでやっているのですから、誰に依頼された訳でもなく好きなように撮っているから当然ですよね。旅の思い出が心象風景と共に蘇ってきますし、やはり自分の写真は好きです。すごく幸せなことだと実感できます。

しかし自分の写真が好きだという気持ちと、その反面「こんなんじゃ全然ダメだな」という気持ちも入り混じって、とても複雑な心境になるときがあります。

ツーリング写真を極めるという自分の目標は、バイク文化と旅文化を一般へ広め誰かの役に立ちたいという想いが込められています。

今の感じでは社会にメッセージを発信できるほどの力は到底ありません。もっともっと次の領域へ伸ばせるよう写真と向き合っていきたいです。

そのためには悩んだり考えても仕方がなく、答えは写真を撮ることしかないのです。私は残りの生涯をかけてツーリング写真を磨いていくつもりです。

 





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これでスッキリ 写真のコントラスト<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、明日から4連休でしょうか?渋滞や混雑などで事故の確率も高まりますので、くれぐれもお気をつけてツーリングを楽しまれてください。

前回の投稿で習慣性脱臼を治すのに手術をした話を書きましたが、意外なことに同じ悩みをお持ちの方々から反応をいただきました。私の場合は肩だったのですが股関節とか大変らしいですね。今は切開をせず腹腔鏡のように小さな穴からカメラを入れて施術するのが一般的のようですね。

私は伸びてしまった腱を化繊糸で縛り上げ緊張を持たせ、その糸を肩甲骨にネジ留めするという方法でした。このネジの素材が半年か1年で骨と一体になってしまうという優れモノで、その治験(要するに医療実験台)に参加したりで色々と大変でした(治療費は少しだけプラスになりましたが)。

いま思い返すと石垣島でシュノーケルするときボートから飛び込んだ水圧で骨が外れたり、北海道の長節湖で一人ぼっちでキャンプしていて三脚の操作で骨が外れたり、痛い思いを散々してきましたが、最先端医療で可動域も抜群に良好で治療できました。





さて今回の<初級>ツーリング写真解説では写真のコントラストの解説です。みなさんコントラストという言葉は多くの方が聞いたことがあると思います。今回は写真のコントラストについて優しい内容でいってみたいと思います。

 

こちらの作例をご覧ください。私の大好きな漁港での撮影シーンですが、画面内に太陽を入れたことで明るい部分、そして影となって黒っぽくなった部分の両方が存在しています。このように明るい部分、暗い部分があり画面内の明暗差が大きいのが「コントラストが大きい(または高い)」と言われる写真です。

コントラストがあればハッキリと引き締まった印象の写真になり、その反面繊細さは失われます。一般的に風景写真の場合は少しコントラストを強めにするのが良しとされています。

強い太陽光に照らされていれば自然と光と影が混在し、コントラストのある写真になるでしょう。

こちらの作品は曇天下での撮影でコントラストの低い写真の例です。強い太陽光を受ける晴天と違い光と影が明確に存在しないため、のっぺりとした印象の写真になります。写真の世界ではこういった状況をフラットな光源などと呼びます。寂しさ寒さ繊細さなどを表現するのに向いています。





こちらの作例も同様に曇天下のフラットな光源を使っています。こういったコントラストに乏しい光源であえてハイキーに仕上げると、ふんわりと優しい印象の写真に仕上げることができます。女性的でお花畑と相性の良いやり方ですね。

ここでは光の明るいところ、暗いところという意味で、相反する両者のが存在し、差があることをコントラストと解説しました。しかし明るさに限らず例えば地味な物の中に派手な物、弱い物の中に強い物、なども同様にコントラストと呼んで良いようです。

明るさのコントラストはLightroomのような画像ソフト、またはカメラ内の設定でコントラストの強弱が任意に調整できます。この場合、本来はもっとコントラストが欲しかったシーンに、メリハリをつける意味で調整するのは大いにOKですが、安直に調整し過ぎると中間の階調が失われてドギツい写真になるので注意しましょう。

基本は晴天時の太陽光など、コントラストが得られるシーン、曇天によりコントラストが乏しいシーン、といった具合に今ある与えられた光源の良さを生かして撮影に挑みましょう。コントラストが得られる場合の作品の表現、フラットな場合の被写体選びや画面構成、いろいろと試して学んでくださいね。

それではまた!





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