すぐに実践できる印象作品<初級>ツーリング写真

旅写真<初級>の前回では、写真家としての原動力は傑作が撮れたときの喜びや、誰かに感動や共感を与えたときの喜びですよ、というお話をしました。

それでは、初心者である方々がまずはこの喜びを知るため手っ取り早い手法で「あっ」と思わせる素敵な写真テクニックをご紹介します。ちなみに一般的なHOWTOとは教える順番がかなり前後することになりますが、そこは気にしないで下さい。

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L F6.3 1/100 ISO100焦点距離:235mm

まずはこの作例をご覧ください。斜光といって画面の右側から太陽の光が入っているシチュエーションです。たくさんの木々が規則的に路面に影をつくり細かな縞模様のようですね。この写真を撮ったとき、私はこの光景に感動し、それを明確に表現したかったのです。

良い写真を撮るには最初にカメラの電源を入れる前に大切なことが1つあります。それはあなた自身が被写体やその光景に感動することです。

これがないと、何が魅力で何を伝えたいのか明確にならず、たちまち平凡に陥ります。

オートバイの存在や背景になっている木々は、あくまで主題をささえる脇役に徹しています。細かな解説をすると道路がS字を描いていて視線誘導が効果的とか、道と背景の割合が黄金比に近いとか色々ありますが、それは中級上級の話なので将来的にまた改めて解説します。

ここでは「ただ1つの主題を明確に」ということを覚えてください。撮影現場であっと気がついた何か、あなたが気に入った何かを明確な主役にするのです。たとえ他に捨てがたい要素があっても、潔く1つにしぼってください。

でもどうやって・・・という疑問があるかと思います。構図はとても奥が深く単純に「1つの主題を明確に」といっても具体的には分からないと思います。

そこで、オススメの手法は望遠を積極的に使うということです。初心者に教えるには邪道な手段だと聞こえてきそうですが、それっぽく撮れる最も簡単なやり方なのです。

一眼レフの方は望遠レンズを装着、それ以外のカメラの方はズームを望遠よりに。そしてあなたが気に入った被写体を撮ってみてください。写真の第一歩は「余計なものは入れない」とよく言いますが、望遠レンズを使用することにより、否が応でも余計なものは画面の外になります。あなたが余計なものとは思っていないものも含め。

この作例も望遠を使っています。本当は美しい木々から漏れる光線や爽やかな午前の青空などもありましたが、それらを欲張って構図に入れればこのような印象的な写真にはならなかったでしょう。

望遠を使って「1つだけの」あなたの被写体を撮ってみてください。楽しいですよ。

つづく



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撮らずにはいられない<初級>ツーリング写真

旅写真<初級>の一回目の記事であった前回では、記念写真や自慢写真とは一線を画す「芸術写真」を目指しましょう。というお話をしました。

二回目の記事である今回は、芸術家であることを心に誓ったあなたに写真家として(写真家を目指ざす人として)活動していくにあたり、必要となる心のエネルギーのお話しをしたいと思います。

せっかく決意しても途中でエネルギー切れになってはダメですからね。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

よい写真を撮るには朝早く起きたり、遠くまで出かけたり、重い撮影機材をかついだりと何かとエネルギーが必要となります。

その為の原動力とは素晴らしい作品が撮れたときの喜び、それを誰かに見せて感動や共感をもらったときの喜びです。

はじめたばかりの初心者の方は、そういった原動力となる喜びをまだ知らないため、活動に必要なエネルギーが不足しがちです。やがて一枚も納得のいく写真が撮れないまま、情熱は冷めカメラを持って出かけることも減っていくのでしょう。

多くの初心者の方が途中で写真をやめてしまうのは、こんな背景ではないかと思います。

そんなことにならないため、当ブログではまず簡単な手法で見る人を「あっ」と言わせる写真を撮るコツをご紹介していきます。それは本来のHOWTOとはだいぶ順番が前後しますが、一般的なHOWTOが最初に覚えてください、と言っている露出だの構図だのと言った話は退屈に感じるものです。

撮らずにはいられない熱い情熱!そして何が写真家(あなた)を駆り立てるか?!その理由をあなた自身がなるべく早く手に入れるために。

 

つづく



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なぜ叶わぬ願いが叶う?

「虹色の流れ星」

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F3.5 30SEC ISO1000

真冬の森。焚き火の炎を見つめながら酒をのんでいた。

本当は流れ星のふりそそぐ大自然の中で野営したかったけど、真冬となるとバイクで遠くまで移動するのは、なかなか困難である。特に山間部は積雪や路面凍結があるからだ。

この写真は自宅から1時間で着いてしまう千葉県君津市ですが、雰囲気の良い森のせいでつい酒がすすんでしまいます。

「きれいな流れ星がみたいなぁ~」 そう思って撮影していたら虹色に光る流れ星をEOSがとらえてくれた。

羽田に着陸する飛行機が上空で旋回する君津市。星の撮影にはじゃまだなぁと思っていたのに、あまりに美しい演出ではないか。



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どうやって傑作を生み出すのか

 

「富嶽百景房州二輪旅」

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG contemporary F8 1/640 ISO100 Lightroom

寒い真冬。

多くのライダーは冬眠しますが温暖な房総半島に住む私は真冬でも好んでバイクに乗って小さな旅を楽しみます。

海岸線も夏の賑やかさを思えば快走できるし、何より雑音がなく静かで自分の旅の世界にひたれるのです。

この写真は保田から撮影した東京湾に浮かぶ美しい霊峰富士。保田からの美しい富士は浮世絵の歌川広重も富士三十六景「房州保田ノ海岸」を書いているほど絶景なのですよ。ただし冬以外の季節では滅多に千葉から富士山が見えることはありませんので、寒さに勝てない方は出会えない景色です。

傑作を生み出すには知識やテクニックだけでなく、行動力と「傑作を生み出したいという情熱」が求められます。



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何が人の心をゆさぶるのか

「東京湾マジックアワー」

EOS5D Mark2 + EF100-400mmF4.5-5.6L IS F5.6 1/125 ISO100 Lightroom

日没直後の東京湾。

水平線付近の雲は溶解するほど熱せられた鉄の塊のように赤く、その周囲は紫から黄金へと変わる大胆不敵な色を放っていた。

EOSのファインダーを覗きながら、その圧倒的な力を放った夕景に心ゆさぶられた。

燃えるような赤は人を情熱的にさせる。本当に自分の心に何かが点火されたようで、シャッター音とともにその何かがスパークした。

千葉県安房郡鋸南町 大六海岸



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何が青空を愛しくさせるか

「青空をあびる」

EOS1Dx + EF14mmF2.8L  F8  1/320 ISO100 14mm Lightroom

長い旅程の中、大半が雨か曇りだった。大嵐に遭わなかっただけ感謝だけど、それでも青空が強烈に恋しかった。

旅の中盤に天気予報とは裏腹に晴れ間をのぞかせたエリアがあった。根室市のフレシマ湿原だ。まだあまり知られていない。当然、観光客はおろか訪れる人などだれも居ない、風の音と揺れる草の音、虫や鳥の羽ばたく音以外は何も聞こえず。ときおり風が海岸の波音を運んでくるのみだった。

海風とそよ風が交じり合い、心地よい空気が全身に染み渡り、湿りきった心を癒してくれた。なぜ人は天気が悪いだけで心が暗くなるのだろう。濡れるからとか、寒いからでは説明がつかない気がする。

このとき考えたけど、理由は分からず。ただここに居ることだけが気持ちよかった。

一生忘れることはないであろう、この時の光景を1枚の写真におさめた。



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なぜ、あなたは写真を撮るのか?<初級>

この投稿は旅写真<初級>の記念すべき一回目の記事です。

これから写真をはじめたい方、すでにカメラを買ってはじめているが初心者のレベルから脱却できない方へ、少しでもお役に立てればと、一般的なHOWTO本などには書かれていないことを重点的に解説していきます。

まず最初に写真、あるいはカメラについて一般的に誤解されている部分を解くため、あなた自身に問いかけていただきたい1つの質問があります。

「なぜ、あなたは写真を撮るのですか?」

写真、カメラにおける役割は多岐にわたり、カタログや報道など事実を伝えるもの、旅行や行事などの記念写真、自分の顔や美味しい食べ物、街中で発見した面白いものなどを撮ってSNSで発表したり、これらは全てカメラやスマホを使用して写真を撮ります。

私のギャラリーを見ていただき、少しでも共感していただける方でしたら、これらとは明確に違う「芸術としての写真」を目指していただきたいのです。

それは自己完結の写真ではなく、誰かに見ていただくという鑑賞者の存在を前提とした写真です。誰かに感動や共感をしていただく、この喜びを知るために「芸術としての写真」を目指してみませんか?

「私は自分の旅の世界を芸術として写真作品にしたい」

「俺は大好きな光景を切り取る芸術作品を生み出したい」

といった具合に、問いに対する答えを決めてみてください。

芸術としての写真活動をはじめるぞ!という決心ができれば、次のステップは明確です。「芸術」なんていうと少し照れくさいかもしれませんが、今日から芸術家を気取ったところで誰にも迷惑なんてかけません。うちに秘めたハートだけでも今日から芸術家になりましょう。

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG contemporary F7.1 1/320 ISO100 205mm Lightroom

この写真は2017年の8月に北海道を旅したときのものです。道東を象徴するようなロケーションの北太平洋シーサイドライン 奔幌戸(ポンポロト)の集落付近にて。心に焼きつく旅のワンシーンです。

このような写真が誰でも撮れるよう、当ブログで詳細に解説をしていきます。ただしこれだけは覚えてください。急にうまくなる、ということは絶対にありません。良い作品を撮りたいという情熱を絶やさず、向上心を持ち研究をかさね、目を養い体で覚え、たくさんの失敗写真を撮りながら少しづつ少しづつ上達していくのです。

はじめてカメラを手にする方から見れば、遠い道のりに見えるでしょう。私も初心者のころ上手い人の写真を見て「到底、このレベルまで到達はできない」とよく感じたものです。

近道は無いので教えられませんが、誰も教えてくれなかった上達の秘密をつつみ隠さず公開していきますので、今後もぜひお楽しみにしてくださいませ。

 

つづく



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黄金に輝く森

紅葉のシーズンですね。

赤や黄色に染まる美しい山々は普通に写真を撮るだけでも素晴らしいですが、逆に言うと個性を出したり、より印象的な作品に仕上げるには上級テクニックが要求されるシーンとも言えます。

この写真は10月の志賀高原で撮影しました。光が溜まりこんでいるような空間を見極め、「黄金色」と表現するのに最もふさわしいよう画面構成しました。この画面の外には赤い葉の木々や爽やかな青空もありましたが「黄金に輝く森」を表現したいと思い撮影に挑んだので、それらの要素は全て削ぎ落としました。

普通にシーンを撮っているようで、実はかなり切り取っているのです。重要なのは自らの審美眼に問いかけ、何が最も魅力的なのかを理解することです。

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L  F7.1 1/100 ISO100 Lightroom



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記憶色のツーリングルート

写真の世界には「記憶色」という言葉があります。

旅を終え暫くの時間が経過すると、記憶に強く残っている光景があります。

それは必ずしも有名な景勝地や人気の撮影スポットではありません。

どちらかと言うと少し疲労感があったり、気分も下降ぎみのタイミングであったり、何気なく立ち寄ったところであったり。

そんな記憶色のシーンを写真作品にしたいと思い、研究といっては大げさですが通常のツーリング写真とは一線を画す世界観を構築できるよう励んでおります。

「なんかあの光景が忘れられない」誰にでも経験があるでしょう感覚。その美しい記憶の中の風景にいつも幻想を抱いているのです。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG contemporary F6.3 1/250 ISO100 600mm Lightroom



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心にひびくツーリング風景

今年の8月に久しぶりに北海道を旅しました。

私にとって記念すべき10回目の北海道の旅。

お天気はいまひとつでしたが自分の人生にかけがいのない素晴らしい財産を付加できたと感じます。

写真は富良野のお花畑で撮影しました。望遠レンズを使用し近くの黄色いお花を入れて全体を黄色いフィルターをかけたように撮りました。このように望遠レンズを使用した極端な前ボケ効果を「色とばし」と呼んでいます。

抽象的な表現として効果が大きいです。開放地が特別明るいレンズでなくても望遠レンズであれば簡単ですよ。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG contemporary F6.3 1/160 ISO100 600mm Lightroom




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