やってはいけない菜の花の景色とバイク写真<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはきっと「このブログの作者はよっぽど暇なんだな」と思っていませんか?

暇人じゃぁないですけど!たいへんですよ~!

これだけのボリュームの投稿を、ほぼ毎日の頻度で更新しているのですから、普通に仕事して家に帰ってからでは厳しいものがあります。WordPressの予約投稿機能があるとはいえ、1投稿あたり1時間以上はかかるので、やっぱり大変なんですよ。

でも仕事のちょっとした空き時間などを利用してコツコツと書いております。もともとブログを書く事は好きでしたし、人にものを教えるのも得意な方でした。それに大好きなバイクツーリングと写真のことなのですから、言ってみれば自分の好きなモノだけを集結させたのが、この究極のツーリング写真 touring-photography.com なんです。

自分の好きなモノの集合体なのですから苦になるはずがないですよね。それにいつかツーリング写真文化を成熟させたいという明確な目標設定があるので、それに向かって楽しみながら精進するのみです。何より写真のことは説明を作ることによって、自分が一番勉強になっているというのも事実なんです。

教えるは教わるです!




では今回は<初級>ツーリング写真の解説として今の季節、とても多い鮮やかなお花の景色の作品。その時の注意事項として彩度上げると色飽和を起こして画質低下を招きますよ!というお話です。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/2500 ISO100

こちらの作例をご覧ください。春の小湊鉄道 月崎駅で撮った一枚です。遠景と前景に菜の花をおいた画面構成です。特にバイクよりも手前側、前景にたくさんの菜の花を入れてみました。

こういった花や緑がある鮮やかな景色というのは、当然ですが鮮やかに撮って仕上げたいと思いますよね。しかし、この作例のように特に黄色がある場合は色飽和に注意です。色飽和とは色が鮮やかになり過ぎた時に被写体のディティールが死んでしまう現象です。

これはLightroomを使ってかなり大袈裟に彩度を上げて拡大した様子です。一見すると黄色も緑も鮮やかになって、明るい印象(実際に明るいわけではありません)で良くなったように見ええるかもしれません。しかし大切な菜の花はディティールが死んでしまい、気色の悪い画像になってしまいました。良くないですね~

しかしこういった気味の悪いほどの鮮やかな彩度は、インスタなどでサムネイル表示された場合(つまりスマホの小さな画面内で小さな画像として表示させる)に限ってはそれほど気にならず、良い写真に見えてしまう場合があるようです。

本当にインスタだけを狙ってやるならOKかもしれませんが、少なくともプリントする写真とスマホ表示では同じ写真でも人が受ける印象は違ってくると覚えておきましょう。




通常、オーソドックスなカメラの設定(キャノンで言えばピクチャースタイルのスタンダード)であれば、あまり心配することではありません。しかしカメラのフィルター機能で・風景・ビビット・ポジフィルム調 といった具合に鮮やかにするフィルターをかけた場合、またソフトウェア―に取り込んで仕上る場合に彩度のスライダーを調整する際に、極端に上げてしまうとこのような色飽和が発生します。特に黄色が要注意なのです。

景色を見た時の印象とは、実際の風景よりも鮮やかに心に残るものです。決して実際の風景を忠実に撮りましょう、という意味なのではなくフィルター効果やレタッチ時の彩度の上げ過ぎに気を付けないと、黄色などは色飽和で酷い画質低下を招きますので気をつけましょう、というお話でした。

SNSはあくまでコミュニティーなので、色飽和の酷い写真をみて「この写真は色飽和がひどいですね」なんて言ってくれる人はいないですからね。本当はその方が親切なのでしょうが、私は絶対にやりません。

ではまた!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

当ブログでは何度も登場しているお馴染の撮影スポットですが、小湊鉄道 月崎駅です。映画やCMの撮影地としても有名です。

桜のツーリング写真 秘密だけど望遠レンズを活用して…<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿 小学1年生でも分かる露出解説は楽しんでいただけたでしょうか?書いている私本人としては出欠をとるときに、ランディマモラの足を先生が注意するところがヒットだったのですが…

この小学1年生でも分かる露出解説では、写真に係わる基本的なこととして、新たにある表現で書いてみました。それは目の前の景色は3次元の動画、写真は2次元の静止画である。失われた奥行きと時間は、絞り(を生かせる構図)とシャッター速度で取り戻すと傑作の礎になりますよ。という話でした。

全ての作品に絶対に必要とは言えませんが、基本として1.前景があって奥行きのある構図 2.なんらかの要素で動きや時間を予感させる要素、この2つが写真にあれば良き作品のベースができると言って良さそうです。その話をいきなり小学1年生の写真授業でやっちゃいました~

EOS6D mark2 + EF70-200mmF2.8L F2.8 1/800 ISO100

さて前置きが長くなってしまいましたが、まだまだ桜のツーリング写真の解説をしていきますよ!いままでの桜の風景、桜のツーリング写真の撮り方の解説はこちら↓

桜とツーリング写真-私ならこう撮る

桜のツーリング写真-イケてる構図?答えはこれだ!





今回の作例も千葉県市原市にある小湊鉄道の駅で撮影しました。この場所の桜は満開でしたが、勿体ない気もしますが桜は背景として使った一例です。

毎度のことながら構図の骨格となるデザインのお話からいってみます。まずレイヤーですが近景が駅舎、そして被写体(バイク)、遠景に桜と菜の花、青い倉庫といった具合です。私の写真としては珍しくバイクが主役になっている構成です。そして重要なポイントは駅舎の切り取り方です。

左の辺と上の半分に配置した駅舎は、駅舎なんだなと分かる程度に留めてフレーミングしています。窓などを使って4辺を囲う額縁効果というのがありますが、それに似たやり方で額縁半分だけ構図とでも言いましょうか。遠近感の表現だけでなく、被写体が日陰になっている理由としても重要な役割をしています。

このような構図を作る時、注意するポイントは垂直です。駅舎の柱や排水管の線をぴったりと画面の垂直と合わせて下さい。こういった構図の場合、僅かな傾きが観賞者に無意識の不快感を与えてしまうものです。

そして日陰の青かぶりはレタッチで除去しないこと。空気感が失われてしまいます。ここは日陰であることを敢えて表現した方が、旅の小休止であることを連想できると思います。





そして今回の解説で重要なポイント。望遠レンズを使っている点です。実はこの撮影現場は画面に少し写っていますがR1200GS-ADVENTUREのとなりに乗用車が停まっていて、この角度から撮る以外に無かったのですが、こういった余計な物を排除したいときは迷わず望遠レンズを選択しましょう。

そして倉庫よりも遠景にある桜、菜の花をぐっと近づけることにより、圧縮効果で画面内の構図を組み立てているのです。だいぶ以前にいちど解説しましたが寄って画面を作る広角レンズ、寄せて大きさや距離を調整する望遠レンズのお話、思い出してくださいね(また改めて書く予定ですが)。

と、今回のツーリング写真解説はここまでですが、桜の咲いている期間とは短いもので東京の桜はもうだいぶ散り始めています。儚いですねぇ~

CASIO エクシリムEX-10

この写真は私の職場のすぐ近くにある晴海ふ頭公園の桜です。この公園と周辺は現在オリンピック選手村の建設が急ピッチに進んでいて、昔からあるこの公園と周囲の桜並木は全て伐採されてしまいました。他の桜は開花をあと1週間くらいに控えたタイミングで伐採され、この写真の桜は幸いにも最後に一花咲かせた後に伐採と思います。あまりに切ないので私の持てる力を精一杯発揮してエクシリムEX-10で立派な姿を記録してあげました。

ではまた!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

小湊鉄道 高滝駅 他の駅とくらべて人も少なめで撮影しやすいですよ。

ツーリング写真<初級>小学1年生でも分かる露出解説2

究極のツーリング写真 touring-photography.com を見ている良い子のみんな!宿題やったか?

じゃ出欠をとるぞ!1番 ニールマッケンジー 「はい!」 2番 フランコウンチーニ 「はい!」 3番 コークバリントン 「はい!」 4番 ランディマモラ 「はい!」 こらこらマモラ君、椅子にちゃんと座りなさい、片足がステップから離れているぞ。ったく。5番 新沼賢治 「はい!」ってこらニールじゃねぇ!間違えんなよ。

今日は昨日の続き、小学1年生でも分かる露出解説の続きだよ!

きのうの授業を休んじゃった子は先にここを見てね。

きのうの授業で露出狂のオジさんの話…じゃなかった!露出とは絞り羽君とシャッター速度君で決まるんだ、という話は分かったかな?絞り羽君は写真に奥行きを作って、そのボケ具合を君が調整すること、シャッター速度君は写真にスピード感を出したり、瞬間を写したり写真に時間を与えることなのは分かったよね。

今日はカメラの感度のお話と、カメラのコンピューターが決めてくれた露出のお話だ。




それじゃ、まずは感度のお話からいってみよう。

感度はその言葉のまんま。ちょっと叩いただけで大泣きする子いるよね?本当に痛かったのか泣き虫なのか、どっちか分からんけど前者だった場合はきっと敏感ちゃんなのだろう。むかし先生のお友達で頭にマイナスドライバーが刺さったまま、気が付かないでバイクのタイヤ交換してたヤツがいたけど、そいつはたぶん鈍感ちゃんだ。

カメラの中にある真っ暗な箱、そこにあるCMOSやCCDといったイメージセンサーは暗い場所で撮りたい時に敏感ちゃんにできるんだ。

この写真を見て!真夜中の道路で撮った写真だ。当然、真っ暗でおばけが出そうなんだけど、シャッター速度ちゃんは何と15秒。お風呂の中に顔を付けて15秒、がまんできる??絞り羽ちゃんはこのレンズの開放(つまり一番でかい穴ポコ)F2.8だよ。真っ暗で写真をちゃんと撮るんだからね、これくらいしないと光が足りないんだ。

敏感ちゃんを調整できる感度ってのはISOの付く数字で決めるんだ。普通はISO100。例えば夕方とか少し暗くなったらISO400、お部屋の中でお友達のお誕生日会とかの写真ならISO800とか、そういった具合に暗いほどISO感度の数値をあげて敏感ちゃんにしてやるんだ。

開放でも暗いならシャッター速度ちゃんをゆっくりにすれば?いやいや、動いているものがあったり三脚を持っていなかったりしたら、シャッター速度ちゃん遅くできないでしょ?そんな時にISO感度ちゃんをあげてやるんだよ。

ちなみにこの写真の場合はISO2000だ!

「すげぇ~じゃいつもISO2000で撮ればいいんじゃね?」コラコラ、マモラ君そうではないぞ!ISOはやたら上げてしまうとノイズが出てしまい、ザラザラしたような汚い写真になってしまう。だから普段はなるべく100とか低くしておいて、仕方ないときだけ上げるんだ。分かったな?

次はカメラが決めた露出のお話だ

カメラっていうのはコンピューターが入っていて、評価測光機能というすごく便利なモノがあるんだ。簡単に言ってしまうと、その場所で一番ちょうどいい露出を勝手に計算してくれるんだ。例えば絞り優先モードで君が「よしここはF5.6で撮るぞ」と決めたら、あとの露出(つまり最終的な写真の明るさ)はシャッター速度で決めることになるよね?ではF5.6に対して、その撮影現場での適切な明るさとはシャッター速度でいくつなんだろう???1/125秒?1/100秒?1/80秒?

これを決めてくれるのが評価測光だ。逆にシャッター速度優先モードの時も同じでその時は評価測光で適切な絞り値を決めてくれる。

が…しかしだ!

いくら優秀なコンピューターでも信用してはいけない。君が期待していた通りに露出が決まるのは昼間の単純な景色のときくらいだ。この評価測光野郎はちょくちょくミスってくれやがるんだ。例えば黒色のものは暗いと判断し明るくしやがる、逆に白色のものは明るいと判断し暗くしやがる。評価測光を正確にやらせるために、測り方を全体の平均にしたり、中央を重点に測ったりと色々あるが、基本的に評価測光は100%ではないんだ。

そもそも、君が被写体の魅力に心を打たれ、わざと暗めに撮りたいとか、あるいは明るく撮りたいとなったとき、コンピューターなんぞに君の気持ちや夢なんぞ分かるわけもない!そうだろう?マモラ?




この写真を見てくれ。暗いだろう?暗く撮ったんだ。その方がこの場所の写真として似合っていると思ったし、この写真を見てくれる誰かに、こんなムードで伝えたかったんだ。でもそんなことどうせカメラのコンピューターには分からないから、評価測光は使わなかったよ。絞りもシャッター速度もISO感度もぜんぶ自分で決めた。これがマニュアルモードだ。みんなも上級生になったらやってみてね。

 

次にこの写真を見て。ちょっと明るすぎじゃないかって思うでしょ?でもいいの、こうゆう風に撮りたかったんだ。お花がいっぱい咲いて夢の世界みたいじゃん。この時は絞り優先モードで撮った、つまりカメラに評価測光してもらったよ。でも案の定、期待していたイメージから大外れだったよ。そんなとき大抵のカメラには露出補正といって+-と目盛のあるとこが付いている。みんな、自分のカメラを確認してみて。この露出補正でこの時は+1.0 つまりもっと明るくしやがれバカヤロウと補正してやったんだ。なあマモラよ。

みんな、これから写真の勉強をしていくと「適正露出」なんて言葉を聞くときがくる。でもそんなのはク○くらえだ。適正露出とは商品のカタログの写真や免許証に使う証明写真に使うような言葉だ。

その露出が正しいかどうかは、いつだってみんなの心の中だ。その心の中の露出計を正確に保つには、どんな作品にするか、どんな風に伝えたいかを明確にすることなんだ。難しそうだろう?そう、実はここが一番難しいところなんだ。

順番がおかしいだろう??どんな作品にしたいか、どんな風に伝えるかなんて上級者の話だ。それに絞りの時に話した近くの物を構図に入れて奥行きを出そう、なんて話も1年生にはできっこない。

それなのに多くの写真学校や教科書には、絞りだの露出だのが最初に教わることとして書かれている。順番が変なんだよね。

まずは被写体を見つける目やその魅力を探る目、そしてよく動く足を身につけて構図を作れるようにしようね。それができてから露出を学べばいいんだ。マモラなら分かるよな?

じゃ、今日の授業はおしまい。

 





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真<初級>小学1年生のための露出解説1

究極のツーリング写真 touring-photography.com を見ている良い子のみんな!いよいよ4月から1年生だね。

1年生になったらオートバイ遠足やオートバイピクニックがあって、写真を撮ることが多くなるよ!カメラのことは学校の先生も教えてくれるけど、きっと難しく感じるから今日は究極のツーリング写真で先にお勉強しちゃおう~。

カメラは電源を入れてシャッターを押せば、誰でも簡単に写真が撮れちゃうけど、芸術的なすごい写真っていうのはそう簡単にはいかない。まずはみんなが最初に難しいと感じる露出のお話だよ。

みんなが目でみている現実の風景は言ってみれば3次元の動画だね。でも写真にしちゃうと2次元の静止画だ。つまり奥行きと時間が失われてしまうのが写真だ。当たり前のようで誰も気にもしていない部分だね。この失われた奥行きと時間を取り戻してあげるのが良い写真を作る1つの方法なんだね。もちろん他にも大事なことはいっぱい有るけど!

露出というのは難しい言葉に聞こえるけど、夜に公園でコート1枚だけ着ている狂ったオジさんの「露出」と意味は同じだよ。なぜならカメラの中は真っ暗な箱になっていて、その中にあるCMOSやCCDといったセンサー、昔のカメラならフィルムに外の光をどれだけ露出させたかってことなんだ。狂ったオジさんは露出させた瞬間におまわりさんに捕まるけどね。





つまり露出ってのは簡単に言ってしまえば写真の明るさだよね。でも写真を撮る場所は明るいところもあれば夜みたいに暗いところもあって色々だ。明るいとこならチョビット露出すれば十分に明るい写真になるよ。でも暗いところはいっぱい露出させてあげないと真っ黒な写真になっちゃうんだ。

カメラの中は真っ暗な箱になっているけど、外の光を入れる場所があるんだ。まずはレンズ、このガラスの丸い玉から外の光が入ってくるんだ。レンズの中には絞り羽といって、中央に穴ポコがあいてるよ。この穴ポコの大きさは君の好きな大きさに調整できるんだよ。

そしてレンズと真っ暗な箱の間にはシャッターがあるんだ。お店屋さんや車庫のシャッターと同じで開いたり閉ったりするんだ。

カメラのシャッターボタンを押すと「カシャ」って音がするよね。あれはシャッターが開いて閉まったときの音。外の光をレンズを通してカメラの中に取り込んだ音ね。シャッターが開いている時間も君が好きなように調整できるよ!

僕たちが目でみている全ての物は光が元になっているんだ。カメラで撮る写真も同じで光を取り入れて写真にするんだよ。

真っ暗なカメラの中にどれだけ外の光を入れてあげるかが露出なのは分かったよね?そして光を取り入れる役割をしているシャッター君と絞り羽君、この2つは大事なので覚えよう!シャッター君を開けている時間も、絞り羽くんの穴ポコの大きさも、君が好きなように調整することができるし、どちらか片方だけをカメラのコンピューターに任せることもできるよ。

でもシャッター君と絞り羽君の両方をカメラのコンピューターに任せるのはやめようね。最初は絞り羽君を君が調整して、シャッター君の開いている時間をカメラにお任せする方法がお勧めだよ。絞り優先モードっていうんだ!覚えてね。

次にシャッター君と絞り羽君のそれぞれの役割を教えてあげるね。

まずはシャッター君だ。シャッター君は開いている時間が長ければ、たくさんの光を入れることができる。一瞬しか開いてなければ少しの光だ。夜に公園にいるコートのオジさんならコートを「バッ」と左右に開いていた時間だね。

シャッター君は最初にお話した2次元の静止画である写真が失ってしまった「時間」を取り戻すことができるんだ。

この写真を見てごらん。電車がぶれてスピード感がある、つまり写真に時間を与えたんだね。ちなみにシャッターが開いていた時間は1/30秒で、これはけっこう長い間シャッターが開いていたことなんだ。シャッター速度と言うので覚えてね。遅いシャッターで撮る時はカメラを持っている手が動いてしまうと、手ぶれといって良い写真にならない。そんな時は三脚を使おうね。

もちろん、この写真とは逆にシャッター速度を早くして「瞬間を表現する」ことも出来るよ!シャッター速度を選ぶことは写真に時間を与えること、カメラの撮影モードでシャッター速度優先モードというのがあるから、これを使うんだ。シャッター速度覚えてね。




次に絞り羽君のお話だよ!絞り羽君は穴ポコを大きくすれば、たくさんの光を入れることができる、小さくすれば光はチョビットだ。だから星空の写真を撮る時なんかは暗いから目いっぱい穴ポコを大きくしようね。これを絞り開放と言うんだ。

絞り羽君は穴ポコの大きさを小さくすると近い所から遠い所まで、ピントが合う範囲が広いんだ。逆に穴ポコを大きくするとピントが合うところは狭い、他の部分はぼやけるんだね。これを被写界深度って言うんだ。テストに出るかもよ!

算数のお勉強をする前でちょっと難しいけど絞り羽君の穴ポコの大きさはF値とも言うんだ。F値はカメラやレンズの種類によって色々だけど数値が小さいほど穴ポコは大きく光はたくさん、数値が大きいほど穴ポコは小さく光はちょびっとだよ。ちなみにヒトの目はF1.0だよ。

この写真を見て。手前に松の木があるでしょ?この写真ではいかにも日本の海の風景という感じにしたかったんだ。だから松がちゃんと見えるのが大事だったので、あまりボヤけないよう絞り羽の穴ポコを小さく、F10にしてみたんだよ。こうやって構図の中に近いものを入れて奥行きをつくるんだ。そんな時にボケ具合を調整するのが絞り羽君だ。

この時、気をつけなきゃいけないのは松をボカし過ぎない為に穴ポコを小さくしたのは良いけど、それだと光がちょっとしか入ってこない。足りない光はシャッター君に頑張ってもらうんだけど、たくさん光を入れるために遅いシャッターになるから、ブレちゃうのに気をつけようね。

この写真の時も、ほんとうはもっと絞ってF22とかにしたかったけど、お空にトビが飛んでいるでしょ?そんなに絞るとシャッター速度君が遅くなっちゃって、飛んでいるトビがぶれちゃうんだ。だから中間をとってF10にしたんだ。

絞りは写真が失ってしまった奥行きを取り戻すのに、近くのものを構図に入れてあげて、それのボケ具合を君の好きなように調整するんだ。だから構図を練習してから挑戦することだからね。

絞り羽君を君が自由に変えられるのはカメラのモードでは絞り優先モードだ。最初にこれがみんなにオススメだよ!と言ったのはツーリング写真を撮るなら、まずは構図をうまくなってボケ具合を調整できるようになろうねって意味なんだ。

今日はもう給食の時間になっちゃったから、続きは明日の授業ね!給食当番のみんなはカッポウ着に着替えて給食室にいってね~

あしたの授業はこちら





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真<中級>最強に光輝くスポットを狙え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはお医者さんに相手にもされない病気にかかったことありますか?

私は若い頃から割と最近に至るまで酷い病気にかかっていました。それは「いつも腕時計が欲しい病」です。二十歳くらいから発症して最初は機械式のクロノグラフを買うぞ!と当時の給料2カ月分をはたいてBRITERINGのクロノマットを買いました。その後、20年くらいにわたり機械式クロノグラフをメインにいろんな腕時計を買いました。

単に物欲やステイタスで買ったのではなく、機械の虜になってしまったのです。脱振機の音色やローターの回る感触など、クオーツに比べれば精度に劣るはずの機械式なのに、なにかこう肌につけていると高精度な複雑機械のパワー、時計職人のスピリッツをもらっているような感覚に魅了されていました。

しかしそんな「腕時計が欲しい病」もここ数年、どっぷり写真をやっていたら関心が薄れて、気が付くと不治の病と思われた病気が完治したようでした。写真をやるとこんな良いこともあるんですね!ちなみに20年以上前に最初に買ったクロノマットは今でも持っていますよ。




さて前置きが長かったですが今回は中級ツーリング写真の解説として、林道のような緑が生い茂っている場所での光の使い方についてです。

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/125 ISO250

こちらの作品をご覧ください。千葉県鴨川市にある嶺岡中央林道で撮影した1枚です。ここ嶺岡山地は千葉県最高峰である愛宕山(標高408.2m!低っ!)を内包する低山地帯で、そのほぼ稜線を貫く嶺岡林道は、かつてダートでしたが舗装されて久しくライダーの姿もほとんど見かけなくなりました。

この写真の撮影時間はお昼の陽の高い時間帯です。一般に風景写真では陽の高い時間帯は写真撮影に向かないと言われますが、このようなシチュエーションに限っては陽の高い時間帯の方が、真上から強い太陽光が差し込んでスポットライトのような局所的なライティングが可能になります。

特にモデルの肩周辺の輝き具合に注目してください。このように輝かせるには周辺の明るさに対して強く光の当たっている場所を選びます。R1200GSにも同じように強い光が当たっていますが、白色の外装や金属製のパーツなどは反射率が高いため特に強く光り、この場合は白トビしてしまいました(もちろん気にする必要はありません)。

こういった場所で撮影するとき、最初にバイクを停める場所、つまりどこで撮るのか?が非常に重要です。しかし決して難しいことは何もありません。地面をよく見て最も陽が当たっている明るい場所を選ぶのです。




この写真を見て多くの人は第一印象に「光」の存在を挙げると思います。この写真の主役は光です。厳密に言うと光が当たっている空気であり、空気中の微細な塵や水分などに光が当たっている様子です。私はこのようなシチュエーションをよく光が溜まりこんでいる空間と呼んでいます。

このような光の溜まり込んだ空間は標準レンズや広角レンズではあまり表現できず、望遠レンズを使うことによって、このような独特の霞み具合で光を表現できます。望遠レンズは景色を圧縮する効果がありますが、カメラの場所から被写体までの長い距離に存在する空気、光をも圧縮するので、このように効果的になるのです。

ところでこの写真は先日、新たに買い替えたEOS6D mark2で撮った写真なのですが、画質については申し分なく(当たり前ですが)、インターバルタイマーについてもEOS1Dxの時はリモートレリーズTC80-N3をカメラに接続して使用していましたが、EOS6D mark2なら内蔵されているので少しのボタン操作で簡単に行うことができました。

またEOS6D mark2にはGPS機能もあるので、今回のように特に目印になるものが写真にないような場所については重宝する機能です。撮影した直後なら、この写真がドコなのか覚えているものですが、何年か経ってから撮影地がどこなのか?知りたくなってもなかなか分からないものです。しかしGPSのログデーターが残っていればLightroomで簡単に地図上に撮影地を表示することが可能なんです。

この写真のGPSデータをLightroomの地図に表示させたところ。

今回も長くなってしまいましたが…林道のような場所で光が上から差し込んでいたらシャッターチャンスです!地面を良く見て光の当たっている場所にバイクを停めて撮影してみましょう~!というお話でした。

ではまた次回!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県鴨川市 嶺岡中央林道

桜のツーリング写真 イケてる構図?答えはこれだ!!!<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、もう桜の景色でツーリング写真、バイクのある風景写真は撮られましたか?

桜は特別、遠くまでツーリングしなくても生活圏内にたくさん存在しているので限られた自由時間でも撮りに行けるのが嬉しいですよね。また満開のタイミングに合わなくても、少し南に行くか、北に行くかなど移動することによって良さそうな桜を探して走るのも楽しいです。私の勤務先である東京都では今は満開ですが、きのう市原に行ったら未だ7分咲きくらいの桜が多かったですね。

さて今回はつい昨日撮ったばかりの桜の写真を使って<中級>ツーリング写真の解説をいたします。いつもWordpressの予約投稿機能を使っちゃっているので、こういうフレッシュな投稿は当ブログでは珍しいです…

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/4000 ISO100

撮影日 2018年3月28日  千葉県市原市にある小湊鉄道の月崎駅で撮りました。残念なことに桜の開花状況は6~7分咲きくらい。菜の花は去年にここに来たときより半分くらいしか咲いていない感じでした。

さらに暖かく良いお天気だったこともあり、撮り鉄さんとドライブに来た観光客がたくさんいて、とても撮影がはかどる状況とは言えませんでした。電車は1.5時間に1本くらいしか来ない時間帯だし、一発勝負の中で近くに人がたくさんいて気が気ではないです…。




さて最初に構図の解説です。桜の景色というと桜を主役にするのが普通ですが、満開でなかった場合はどう撮りましょうか?この作品の場合、構図としての主題は桜の木の幹にしました。度々出てくるデザインのお話でございますが、桜の木の幹の形状をよく観察したところ、非常に魅力的な曲線を描くアングルを発見しました。

この桜の木の幹を縦構図にして画面内の理想的な位置に配置しました。幹の形状が縦構図にぴったりなのは言うまでもありませんが、周囲に入って欲しくない人などを画面から排除するにも縦構図は有効です。

三脚にカメラを固定して大まかな構図を決定したら、理想的な位置にバイクを停めます。電車が来るまで30分くらいあったので、じっくりと練りました。遠景にある桜の木は、まあまあ満開と言って良さそうです。列車が来るであろう場所は予測するには難しくありません。

そして重要なのは光。この時間帯(午前10時)のこの場所では逆光です。逆光の時はどうしますか?究極のツーリング写真の熱心な読者様ならお分かりですよね?そう、青空は捨てて地上物を輝かせるのです。

大まかに組み立てたら整理しましょう(時間に余裕のある撮影シーンに限りますが)。構図の主題は桜の木の幹。木の幹が描く曲線をデザインとして画面内に配置できたか?被写体のキャスティングは小湊鉄道のキハ(車両)は重要だけど脇役、桜も菜の花も重要だけど脇役、逆光だから鮮やかな発色は出ない。意図的に露出オーバーにしてハイキーな写真にしよう。

といった感じでしょうか。

そしてここまで自分が組み立てた写真に、もう一度問いかけます。ほんとにコレでいい?普通っぽくない?何かひとヒネリできないか?ユニークな何か?

ここで私がひらめいたのは絞りです。通常、こういった風景のシーンでは絞り込んで被写界深度をかせぎますが、逆転発想で開放を試してみました。このSIGMA35mmの単焦点はなんとF1.4が開放値です。もちろん、こういったシーンでF1.4なんて特別な理由がない限り、画質の観点から考えてもやってはいけません。しかし特別な理由を見つけたのです。

この場所は特にカメラの近くは雑草が生い茂って御世辞にも美しいとは言えません(去年はここも菜の花がいっぱいだったのですが…)。そこで逆光下でF1.4を選択して全体をフワっとした印象の写真にしてみました。賛否あるやり方かもしれませんが、後でソフトウェア―のレタッチで明瞭度を下げまくるより、ずっと良い手法だと思いました。




ところでこの撮影地、ほんとに人が多くて色々とまいりました…。というのも多くの撮り鉄さんは鉄道や花の咲く鉄道風景を撮りに来ている訳で。私のように鉄道を背景にして35mmなんて広角で撮ってしまうと、私一人が占有してしまう範囲が迷惑なくらい広いのです。

しかも撮り鉄さんは先にいた人の邪魔にならないよう、マナーを心得ている方々なので、みなさん私のカメラ位置にとても気を遣ってくださって逆に迷惑をかけているのは私の方…みたいな撮影シーンでした。

小湊鉄道なら人の少ない林道の中とか、他に良い撮影地をいくらでも知っているので今の季節に駅に来るのはやめよう~と反省した日でもありました。

しかし、嬉しかったのはベテラン撮り鉄さん達とのコミュニケーションです。「どんな風に撮っているの?」と話しかけて下さいました。私の6Dのモニターを見せて「縦構図でこんな感じなんです」とお見せすると、木の幹を堂々と配置した構図に一目見て気に入ってくださったようで「おおっいいねぇ~バイク関係のコマーシャルフォト?」といった具合に楽しく会話ができましたよ。

今回は風景だから絞り込むとか、見たままの明るさを再現しようとする露出設定とか、無意識下でやってしまう固定概念みたいなものを、きちんと壊せる能力。それこそが個性的な作品を生み出すための1つのヒントなのだな~と改めて学んだ一日でした。

それではまた!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県の人気ローカル鉄道 小湊鉄道の月崎駅です。映画やCMのロケ地として度々使われています。この他にも飯給(いたぶ)駅、上総大久保駅、上総鶴舞駅などが撮影にオススメですよ。今の季節は人が多いのでマナーを守って撮影しましょう。混雑を避けたい人は始発電車を狙いましょうね。

バイクのある風景 ツーリング写真 10の撮影方法プラス3 10+3

バイクのある風景 ツーリング写真10の撮影方法プラス3

って、え~!まだ続きがあったのかよ!?最初から13の撮影方法って書けよな。なんて突っ込ないでくださいね。乾電池だって12本パックプラス2本とかで売っていると得した気分じゃないですか。

前回の1~5それに6~10の内容は、かなり一般的に書いたつもりです。今回の11~13のプラス3は究極のツーリング写真ならではの観点で書いてみます。だって普通じゃつまんないでしょ?

11.ユニークさと個性を大切に

私が考える良いツーリング写真とは芸術作品です。どんなに上手でも、どんなに画質が良くても画一化されたルールで撮影し、高性能なカメラをオペレーションしただけの写真は芸術作品ではないです。芸術とは個性を打ち出した作品であり発表すれば賛否あって当然です。

なのでSNSで「いいね」をたくさんもらおう、なんて万人向けに考えるほど、芸術とは程遠い写真になっていきます。では個性的な写真を撮るとはどんなことでしょう?

撮影シーンでは頭を柔らかくし遊び心でユニークな写真に挑戦してみましょう。好きな写真家の真似をして撮るのは決して悪いことではありません。しかしどこかのポイントで「あなたならでは」の個性を打ち出すべき時はきます。

写真というのは不思議なもので誰かに良く見せよう、なんて変な欲をかいて撮影しない限り、撮影者の気持ちが作品に表れるものです。楽しい気持ちで撮れば楽しそうな写真が出来上がり、その作品のストレートさに観賞者も共感していただけるものです。我々アマチュアには「自由に撮っていい」という特権が与えられています。 




12.キャンプツーリングを美しく撮ろう

ここ何年かのキャンプブームでバイク界もキャンプツーリングがはやっていますね。そんなキャンプツーリングでのワンシーンも美しく写真作品にしましょう。

日帰りツーリングや宿を使ったツーリングと違い、深夜の星空や夜明け前の薄明時を写真にできるのがキャンプツーリングの良さです。区画整理された電源付きサイトではなく、最小限の設備で自然の地形を生かしたワイルドなキャンプ場を選びましょう。キャンプ場はロケーション、雰囲気が大事です!夜や暗いシーンで撮影する場合、テント内に明かりを灯してテントを光らせましょう。焚火の炎も撮る時だけ薪をくべて明るくし、炎に照らされるバイク、ライダーをカッコ良く撮ってくださいね。




13.走行写真とコクピット風景

オートバイを題材にした写真とは何も止まっているバイクだけとは限りません。もちろん誰かが走っている様子を撮るのも素晴しいですが、オートバイに乗る事の魅力を伝えるには、あなたが普段バイクに乗っているときに見ている景色そのものを撮るのが最良だとは思いませんか?

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F16 1/30 ISO250

この写真はライダーの目線そのものを作品化するため、ヘルメットバイザーまで画面に入れて作り込んだ写真です。

林道なのでスピードは30キロ程度しか出ていませんが、カメラをシャッター速度優先モードに設定し1/30か1/40あたりの遅いシャッターで景色を流してスピード感を表現しましょう。コツは周囲に生い茂った木々や橋など、トンネル状になった景色の中で撮る事です。シャッターは自撮りの時と同様にインターバルプログラムを使いましょう。

カメラの固定方法は私の場合は重量級の一眼レフなのでストラップを短くして首からかけているだけです。R1200GSの乗車姿勢ならこれでちょうど良く撮れちゃいます。決して片手運転などしないように~!

さいごに(今度こそ)

私くらい本格的に写真を撮りながらツーリングをしていると、よく写真を撮るためにツーリングしているとか、ツーリング自体を楽しんでいないのでは?と思われますが、全くそんなことはありません。むしろ写真など大して撮らずに走り回っていた時期にくらべ、よりツーリングを楽しんでいる感じです。

なぜバイクに乗るのか?なぜバイクを使って旅に出るのか?この謎を写真を撮ることによって、すこしずつ謎解いていき理解を深めていく感覚が好きなのです。

最初の頃はどこかにツーリングに行った記念写真や愛車をカッコ良く撮りたかっただけの写真でした。やがてツーリング、キャンプ、旅の魅力の虜になり、それを写真にして誰かに見せることにより「伝える喜び」を知ったのです。

伝えるなら芸術として人の心に訴える感動作品が欲しい。そんな風に自然に考えるようになりました。芸術であるなら表現が大事だし、表現ならば個性を打ち出すことだと感じます。

皆さんもただツーリングに行って写真を撮るのではなく、その先にある伝える喜び、表現する素晴しさを体験してみませんか?せっかくバイクに乗って素晴しいものを見ているんですからね!きっと人生の中でかけがえのない財産になりますよ。





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真・バイクのある風景 10の撮影方法・構図テクニック 2

バイクのある風景 ツーリング写真 10の撮影方法 構図テクニック

前回の続きです。まだ1.を読んでいない方はこちら↓

バイクのある風景 ツーリング写真 10の撮影方法 1~5

6.構図に前景を入れてみよう

よく見かける普通のツーリング写真は構図が平面的なものが多いです。この作品のように前景を置くことによって画面に奥行きが加わります。前景、被写体、遠景の3レイヤーで奥行きを作るのです。

肉眼で見ている実際の景色とは3次元の動画です。それを2次元の静止画にするのが写真ですから、失ってしまった奥行きは何らかの手段で取り戻すのが良いです。このような構図が作れて、はじめてカメラの絞り値をコントロールするのです。(ツーリング写真における被写界深度の解説についてはこちら→世界初ツーリング写真の被写界深度解説

やり方は難しくありません。撮影地では風景だけ見るのではなく、足元や近くに前景として使えそうな何かがないか?探してしてみましょう。お花、木、ローアングルにすれば地面、何もなければカメラを三脚にセットしてセルフタイマーで自分の足を入れても、それは素晴しい前景になります。

前景を作るとその被写体はすごくボケます。ボカしているのが良いか?またはお花なら花の種類が判別できる程度にボカすか?あるいは完全にピントを合わせるか?カメラを絞り優先モードにしてF値を調整してみましょう。

このように前景を作って、その存在感をコントロールすると平面的な写真に比べて見違えるほど良い写真になるのは間違いないです!

7.三分割構図と比率を意識しよう

三分割構図と言えば誰でも知っているような写真の基本ですよね。

でも知っていると出来るは大違いで多くの方が理解していないと思います。大昔から絵画の世界などでも言われている「少しずらすのが美しい」という考えが基本になっていますが、三分割構図は実によく出来た構図の基本です。

もちろん必ず三分割を守る必要はありませんが、理解していないと三分割線を無視するやり方も分からないものです。

いちど騙されたと思ってカメラの表示するグリッド線に対し寸分狂わぬ三分割構図で撮ってみてください。意外と難しいと感じるはずですし、足を使って構図を作るトレーニングにも最適です。(足を使った構図ワークの詳しくはこちら→三分割構図縛り地獄

次に比率です。

比率と三分割構図は似ているので同じくくりにしてみました。この作例では葉の落ちている地面とバイクの部分の比率がおよそ1:1.4142(白銀比)を狙って撮りました。比率は偉い順に並べると黄金比1:1.618、白銀比1:1.4142、1:1.5といった具合です。

ここで重要なのは1:1といった二等分は避けること!!!

例えば海の景色で水平線が画面のど真ん中にあったり、上の作例であればバイクと地面の割合が1:1であったり。とにかく水面のリフレクションなど例外的なケースでない限り、二等分 1:1は避けましょう!

(黄金比、白銀比などの比率の詳しくはこちら→ スペースと被写体エリアの比率




8.バイクを切り取ったフレーミングに挑戦しよう

もしご自身の撮られている写真にマンネリを感じたらフレーミングを見直してみましょう。構図がお子様構図になっていませんか?

お子様構図とは幼い子供が書いた絵のように、被写体が画面内に並んでいるだけの平凡な写真です。バイク、ライダーといったメイン被写体は、必ずしも画面内にその全てを収める必要はありません。

あえて切り取ることによって被写体の存在感を調整したり、画面外の様子がどうなっているのか観賞者に問いかけます。この作品の場合はライダーの頭が切れて、枠の外へフレームアウトしていく構成ですが「画面の外はどうなっているのか?どんな顔をした人なのか?」観賞者の想像をかきたてます。

9.出会いはシャッターチャンス!写真にStoryを加えよう

現在、バイクの登場する写真作品には様々な秀作がSNSやアウトライダーツーリング写真コンテスト等で発表されていますが、残念なことに人の登場によるストーリーに富んだ作品は非常に稀だと思います。

撮影地では最初のイメージ通りの写真を撮って終わりにせず、まだ何か撮れないか?粘ってみましょう。地元の人、漁師、他の旅人など誰か登場すれば、それは素晴しい撮影シーンへと変わります。

良き写真とは構図や比率などデザインが美しく整っているだけでなく、それらを骨格としてプラスアルファで見る人の心に響く何かが必要なものです。




10.ローアングルとハイアングル

オートバイの写真を撮る上で非常に出番の多いアングルがローアングルです。

多くのバイクはローアングルで煽るとカッコ良く見えるものですが、風景とからめると空の割合が多くなり、夕景などのシーンにも良いですね。

しかし多くの人はローアングルの認識がイマイチ甘いようで、しゃがんで構えたくらいの高さがローアングルの限界だと思っている人が多いです。

この作品の場合はカメラを直接地面に置くくらいのローアングルです。水溜りだったので濡らして壊さないか心配でしたが、これ以上低く出来ないギリギリのローアングルは私はよく使います。

チルトモニターやバリアングルモニターのカメラなら、このようなローアングルでも構図しやすいので、ぜひそういったカメラをお持ちの方は積極的に挑戦してみてくださいね。

 

こちらはハイアングルです。

高い場所あるいはカメラを頭上にかかげて撮るようなハイアングルは地面の割合が大きくなる構図です。表現したいことが地面側にある場合がハイアングルです。この写真なら夕陽に照らされた海面が、荒々しく波立っている様子を表現したかったのでハイアングルを選んでいます。その他、夕陽に輝くススキなど逆光のシーンでよく使うのがハイアングルです。

ハイアングル、ローアングルはカメラアングルを学ぶ最初のステップとしてお勧めです。最初のうちは無意識に目線の高さで撮ってしまうものです。カメラの位置を少し下げる、少し高くする、それだけでも画面は劇的に変わります。撮影シーンや作品の意図に合わせて、高さは色々と調整してくださいね。

まとめ.

いかがでしたでしょうか?ツーリング写真 バイクのある風景 10の撮影方法 テクニック

今回、この投稿を作ったきっかけは、最近になって初めて究極のツーリング写真を見に来た!という読者さんが増えたことにあります。せっかく初めて見に来ていただいたのに、最初に見た投稿があまりにマニアックすぎると申し訳ないか…という気持ちでした。

実は本音を言ってしまうと、こんな風にさらっと書いてしまうのは好きではないのですが、当ブログの趣旨を象徴するような簡潔な投稿はあっても良いかなとも感じました。

ここで改めて私 立澤重良が今取り組んでいることをご紹介します。バイクでツーリングするという文化。これを芸術写真として世に発信しバイク文化と旅文化をより一般へ広めていきたいのです。

それには1人では力不足なのでバイク乗りで写真が好きだ!という方々に、よりレベルアップしていただきツーリング写真文化をみんなで盛り上げて行ければいいなと考えております。

レベルアップの為のノウハウは全てこのブログで秘密を作らず公開します。それが当ブログ 究極のツーリング写真 touring-photography.com なのです。

かつて鉄道写真は鉄道自体にフォーカスされた閉鎖的なジャンルでしたが、「鉄道のある風景」が確立されて現在では芸術写真の一分野として認知されていますよね。

それと同じようにオートバイの写真なんて、現在では誰も芸術写真だなんて考えませんが、数年後を目標にそれを変えていきたいのです。

オートバイの旅は芸術です。




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング
まだ続きがありました…↓↓↓

バイクのある風景・ツーリング写真 10の撮影方法プラス3 13の撮影方法!

~ミニGALLERY~

こんな写真を俺も撮ってみたい~、と思ったあなた。当ブログ【究極のツーリング写真】touring-photography.com ではツーリング写真の撮り方を初級者の方でも分かりやすく解説しています。バイク写真を写真界に認知させるため、私は秘密を作らず撮り方のノウハウを公開しています。人に見せてよろこんでもらえる写真を目指して当ブログと共に歩みませんか?

気になった方はブックマークお願い致します。

バイクのある風景・ツーリング写真 10の撮り方・構図テクニック 1

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま。春のツーリングを楽しまれていますでしょうか?地域によっては桜の開花の一報が聞こえてきそうですが、まさにツーリング&写真の絶好の季節ですよね。私は花粉症の苦しみと格闘しながら走りますが…

さて今回は当ブログで様々な投稿で解説してきたツーリング写真の撮り方ですが、総合的にまとめた物が存在しなかったので、初心者の方を対象にツーリング写真の撮り方のコツを10の項目で紹介したいと思います。

今の季節、せっかくバイクツーリングで良い景色に出会うのですから、絶景や旅情あふれる道、愛車とのショット、珍しい出会いなど、平凡な写真ではなく人に見せて喜んでもらえる写真作品にしましょう~。

1.風景の中のバイクを撮る

EOS1Dx + EF14mmF2.8L  F8 1/500 ISO100

バイクのある風景、またはツーリング写真において度々議論されるのが画面内のバイクの大きさです。私は単純に大きさではなく、あくまでバイクの存在感だと考えます(詳しくはこちら→米粒バイクとミジンコバイク)。

風景に対してバイクの存在が強すぎると、愛車自慢の写真か、ツーリング写真なのか?どっちつかずに陥ります。実はSNSなどで見かける多くの平凡な写真はコレなんです。

ツーリングの写真であることを明確にするため、愛車を撮りたいという気持ちは押し殺して広角レンズを使って風景主体で撮りましょう。愛車の写真はまた別で撮りましょうね!

2.海岸などのシンプルな背景で撮ろう

海岸などの景色の開けた場所にいくと、シンプルな背景が作りやすいです。シンプルな背景に1つの被写体(バイク&ライダー)は無条件に良い写真になります。

例えば港やローカル線、空港など被写体が複数ある場所などは、主題、副題、背景の組み立て(それぞれの配置や存在感の調整)など中級者以上の構図ワークが要求されるものです(詳しくはこちら→夢かなった構図)。

最初は無理をせず、まずはシンプルな背景を探して、そこでバイクだけを撮ってみましょう。コツは電線や遠くに飛んでいるカラスなど、余計なものを絶対に画面内に入れない事です。




3.ライダーの姿を入れてツーリングシーンに演出を加えよう

2017年2月 千葉県富津市

写真内に人の姿があるだけで、ぐっとStory性が加わります。バイクだけでは駄目という訳ではありませんが、バイクだけの場合は風景の中にオブジェのように置かれたバイクに見えないよう、それはそれで難しいのです。

多くの写真好きライダーはソロでツーリングされることが多いと思います。なので写真に人物を入れるとなると自ずと自撮りになりますが、カメラのセルフタイマーではなくインターバルタイマー機能を使って何枚も撮ってみましょう。

自撮りであれば様々なポージングで感情表現が自在にできますよ。(ポージングの基本はこちら→コントラポスト

注意点は棒立ちした背中を撮らないこと。美しい姿勢や何かをしている仕草など、予めアイデアを練っておくことがポイントです。

4.朝と夕方の光を使おう(逆光を狙おう)

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/60 ISO100

多くの初心者の方が大変な誤解をしている逆光。

逆光はきれいに撮れない!というのは大間違いです。記念写真等で全てをカメラ任せに撮ると人物の顔が暗くなりますが、それはカメラを正く操作できていないだけ、逆光が悪い訳ではありません。

逆光はこの作品のように最もドラマチックな作品を生み出せる最高の光源です!むしろ陽が高い位置にある昼間の方がトップ光といって風景写真には向いていないのです。

朝と夕方の低い位置の太陽とは、夕陽、朝日の風景が美しいのは言うまでもありませんが、それに照らされる被写体も美しく輝きます。(光の向きのお話はこちら→ 順光  斜光  逆光 差し込む光 )

逆光でかっこよく撮るコツは露出補正を使うことです。難しければ何枚も撮って露出補正をプラスにしたりマイナスにしたり調整しながら撮ってみましょう。角度によっては愛車のパーツが輝くピンポイントアングルもあるので探り当ててみてくださいね。




5.道をテーマに撮ってみよう

2017年8月 北海道抜海町

バイクツーリングであるからには「ひとつの旅」です。旅と深い関係性のある被写体は道です。道だけを被写体に選んでいる写真家や写真展もあるくらいです。道は写真の観賞者にそこまでの旅、またはその先の旅への想像を誘います。この作品は北海道の人気のツーリングルート「日本海オロロンライン」道道106号線ですが、もっとも隆起しているポイントを選んでカーブを前景に構図を作りました。道を主題に撮る時は望遠レンズを使って景色を圧縮させるのがコツです。

また道は線の要素として画面内のデザインを整えるにも有効です。構図を練る時に画面内に直線や曲線がどのように入ると美しいか?を考えてみましょう。

画像を貼り過ぎると重くなってしまうので、この投稿は2回に分けますね。6.以降はまた…

次回に続く…

ツーリング写真・バイクのある風景 10の撮影方法 構図テクニック 2 はこちら

↓にミニギャラリーを作りました




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~ミニGALLERY~

こんな写真を俺も撮ってみたい~、と思ったあなた。当ブログ【究極のツーリング写真】touring-photography.com ではツーリング写真の撮り方を初級者の方でも分かりやすく解説しています。バイク写真を写真界に認知させるため、私は秘密を作らず撮り方のノウハウを公開しています。人に見せてよろこんでもらえる写真を目指して当ブログと共に歩みませんか?

気になった方はブックマークお願い致します。

ツーリング写真<上級>色相環の補色と抽象的ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき有り難うございます。当ブログの投稿は大半は1000~2000文字はあるので、読んで頂ける方々にも大変な時間をいただくことと感じております。読みにくい文章にも関わらず、本当に感謝です!

今回はなぜか人気のない<上級>カテゴリーの投稿を久しぶりにいってみたいと思います。度々ですがデザインのお話で、今回は色の要素として高度な内容「補色と反対色」を解説いたします。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG   F5 1.6SEC ISO100

こちらの作品をご覧ください。水をはった春の水田に夜明け前の空が映り込んだシーンです。東の空が明るんだ早朝、空の低い位置は間もなく出る太陽でオレンジに染まり、空の高い位置は夜空に近く青い色をしています。

この作品のポイントはフレーミングにあります。空の上の部分をこれ以上入れてしまうとオレンジ色からグラデーションをおびて青に変わる部分が画面に入ってきます。それはそれで良い作品かもしれません。しかし、このシーンは水面のリフレクションを使った画面作りなので抽象的な作品が似合います。抽象的な写真とはぱっと見では実際がどうなっているか、よく分からないという意味です。

空の部分をオレンジからグラデーションがはじまる部分に留めることにより、不思議さを演出しているのです。簡単に言ってしまうと二分断された構図の下が青で上がオレンジ。これによって印象的な作品を狙っているのです。(リフレクションを利用した意図的な二分断なので、通常は避けなければいけない二分断ですが、この場合は例外です)




補色とは色相環における対局にある色関係のことです。濃紺と黄色、赤と緑、紫と黄緑など。互いの色が引き立て合い、見る人が心地よいと感じる色の組み合わせです。絵画などの芸術はもちろん、ファッションデザイン、広告、ロゴなどにも当たり前のように使われています。

今回の作品ではオレンジと青(濃紺)なので補色関係と言えます。しかし、この組み合わせは引き立て合っているのは間違いなさそうですが、少し気味の悪さも感じます。そういった意味でも抽象的な作品と相性の良かった色とも言えますね。

反対色とは色相環で完全に真逆の位置関係にある組み合わせです。通常の補色よりさらに強烈に相性が良いということです。シアン(青みがかった緑)と赤、濃紺と黄色などです。

これはフェルメールの有名な絵画「真珠の耳飾りの少女」ですがターバンの色の組み合わせが反対色となり美しいです。ちなみにフェルメールやレンブラントといった光を表現した絵画は写真芸術にも通ずるものがあり、いま色々と勉強中です。




撮影地において線、図形、色などデザインの要素を見つけることに慣れてきたら、こんどはそれぞれの組み合わせについて学んでいきましょう。今回は補色の話でしたが、同じような組み合わせが図形にも言えます。例えば三角の図形要素のすぐ近くに円を配置するとどうでしょう??

もうこの辺のレベルの話になってくると「たまたまじゃないの?」と疑われそうですが、偶然あったものを知識と結び付けて画面内にデザインしましょうね!という話なのです。上の作品の場合ですとオレンジも青も私が選んだ色ではなく、そうだった色に過ぎないのですが、補色関係であることに気が付いて画面構成することが大事なのです。

補色、反対色の説明に相応しい作品をストレージから探してもコレしかなかったので、私自身がこれからも勉強していきたいデザインの組み合わせのお話でした。

ちなみにこれからの季節、桜や菜の花など鮮やかなお花の咲く季節ですよね。色の要素をマスターできる絶好の季節と言えます。例えば桜の景色の中にカワサキのライムグリーンの車体(できればメタリックではなくソリッドカラー)なんか、とっても映えます!ぜひ挑戦してくださいね。楽しいですよ!!!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング