驚愕のコスパ☆バイク用三脚として理想?NEEWER66インチカーボン三脚

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真の撮り方の解説ではなく撮影機材、それも今まで触れなかった三脚の話題をいってみたいと思います。

バイクツーリングで持っていける三脚ってどんな物が理想的でしょうか?安定の良い物は重量もあるしかさばる、かといって軽量なカーボン三脚は高価。なかなか悩ましい問題ですよね。

安定と重量(または収納サイズ)という両者は要望を高めていくと高価なものになっていくのが三脚というものです。いや…かつてそうでした。しかし近年になって安価をウリとする中国ブランドが、小型軽量で安定の良い三脚を製品化しているのですが、これが侮るなかれ!なかなか良い品物なので購入してみました。

Amazonのタイムセールで8074円!

 

NEEWER66インチポータブル軽量カーボンファイバー三脚一脚。 NEEWERとは中国のカメラ用品メーカーでなかなか痒い所に手が届く的な製品展開で評判の良いブランドです。日本では魚眼レンズがたくさん売れて有名になったと記憶しています。

そんなNEEWERのポータブル軽量三脚、しかも高価な素材であるカーボン三脚ですが、もっとも注目したいのがコスパです。何と実売価格として1万円以下で購入できました。




ポチった翌日には届き、恐る恐る開封してみると想像以上に…いや大きく期待を裏切るほどクオリティが高く、これが本当にチャイナブランドなのか?という立派な品物でした。

この三脚はセンターポールを伸ばした状態で各脚を180度倒して格納する、いわゆるトラベラー三脚タイプなのですが、私が今まで愛用していたGITZOの2型カーボン三脚と比較してもクオリティ面では見劣りする部分がありません。

左が今まで愛用していたGITZOのカーボン三脚 GK2550EXQDというオフセットポールの自由雲台の三脚です。2型の3段というサイズは一般的ですがオフセットポールはアクロバティックなアングルに対応していてお気に入りでした。

右が今回買ったNEEWER66インチポータブル軽量カーボンファイバー三脚一脚。パイプ径がワンサイズ小さいですが4段なので全て伸ばすとGITZOと同様にアイレベルまで高くなります。

GITZOと並べても見劣りしないクオリティです。カーボンはGITZOは繊維がクロスしていますがNEEWERは一方向にしか見えません(実際はクロス織りだと思います)。

雲台はどちらの三脚も自由雲台ですがGITZOはオフセットボール、NEEWERはセンターボールです。耐荷重はGITZOが5㎏、NEEWERが12㎏!!??

ロック部分の構造は両社はほぼ同じです。




収納状態の大きさは歴然です。GITZOは縮長750㎜で重量は2.4㎏。対してNEEWER66インチカーボン三脚は縮長450㎜で重量は1.52㎏。サイズも用途も異なる三脚なので比較しても意味がありませんが、バイクに積載と考えると圧倒的にNEEWERが魅力的に感じます。

今まで愛用していたGITZOのカーボン三脚を思うと、とても小型軽量でツーリングに持って行くことにストレスを感じません。

360度のボールヘッド。固定ダイアルがもう少し大きければ良かったのですが…

アルカスイス規格の雲台にクイックシュー。水平を出すためのバブルインジゲーターもあります。

スポンジカバーのある1本は簡単に外すことが出来て一脚に早変わりします。これは便利だ。

4段、すべてを伸ばし切ったところ。アイレベル付近までの高さが出ますがこの状態で強風や振動のある撮影地でどれくらい安定を発揮してくれるのか…が一番の悩みどころです。パイプ径がワンサイズ小さいだけで揺れの収束はだいぶ違いますからね。

まあこの辺は小型軽量を選んだためのトレードオフと言えます。

そもそも私がGITZOの2型3段カーボン三脚を使用していたのは、かつての愛機であったEOS1Dxに望遠ズームレンズを装着して使用するという、とてもヘビーな環境を想定していたからです。しかし現在ではボディは軽量なEOS6D mark2でレンズも多くのシーンではEF35㎜F2ISやEF50㎜F1.8STMなどの軽量な単焦点であることが多くなりました。

それによってバイクでの積載、持ち運びが煩わしかった三脚を大幅に軽量化することができました。それも驚異的なコスパの製品で!




NEEWER66インチカーボン三脚一脚が如何なる過酷な撮影地でも頼れる三脚であるかはこれからの使用にかかってきますが、Amazonのレビューを見る限りですと通常の使用、常識的なメンテナンスをしていれば問題ないと思われます。

ともあれフランス軍の機関砲の台を作っている、あの憧れのGITZO様と比較され、そして見劣りがないクオリティ。GITZO GK2550EXQDが11万円くらいしたのに対しNEEWER66インチカーボン三脚は約8千円!!三脚界の王道的なGITZOとコスパを比較するのは変だろう、と聞こえてきそうなので…一般的なトラベラー三脚(Velbonやマンフロット製)で比較するとアルミ製で2万円前後、カーボンで4万円前後ではないでしょうか。

この驚異的なコストパフォーマンスは本当に有難い限りです。なぜこのような価格が実現するのか…ジャンル違いですが元メーカーの開発を経験した私には疑問符しか出てきませんが、1つ確かであろう推測は、そもそもカーボンファイバーのパイプという物は以前は日本やフランスの特定のメーカーの技術でしか成しえなく、それが近年になって中国内にも技術が伝わったという事なのでしょう。

スペックにある耐荷重12㎏が若干疑問ではありますが、通常の一眼レフやミラーレス機でしたら望遠ズームレンズを装着し、長時間露光(強風でなければ)も対応できるのではないかと思います。そう考えるとこの収納サイズはバイク用三脚として理想的かもしれません。

皆さまもおひとついかがでしょうか。

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望遠レンズ→圧縮画面でつくる遠近感<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、花粉症の方は大丈夫ですか?私は例年、3月がもっとも症状が重く今年も辛い日々を送ることになりそうです…。

先日、ある書籍を読んでいたところ「プロフェッショナルサンデーフォトグラファー」なる聞きなれない単語を見かけました。著者の先生によるとプロカメラマン、著名な写真家のように職業としての写真家ではなく、収入を得る職業は別にあり(主に写真とは関係ない)副業あるいは本業として個人的な写真家として活動している人を指す造語だそうです。

これは単にアマチュアの写真家という意味ではなく、明確な活動テーマや目的があって本格的な写真活動をしている人、なおかつその写真活動に収入となる顧客が存在しないこと、という定義で「プロフェッショナルサンデーフォトグラファー」と名付けたそうです。

なるほど、これは正に私、立澤重良が活動している事と合致しているのではないか!!と思わず唸ってしまいました。誰しも写真家に憧れを抱いたところで「では明日から写真家になるので会社を辞めよう」という訳にはいきませんよね。しかし写真を通して世に発信したい何かを持っている、それに使命感を感じているという事であれば収入とは切り離して考えて、個人的な作家として写真家を名乗っても良い訳です。




厚生労働省が推進している【働き方改革】は日本に古くから根付いた労働文化(主に長時間労働、雇用形態の違いによる待遇差など)を是正しテレワークの導入や労働賃金を時間ではなく成果に変えるなどの取り組みが目的と聞いています。そして労働人口を増やす目的で副業、兼業を容認する方向で政府として企業に働きかけているそうです。

となると、プロフェッショナルサンデーフォトグラファーも主な収入源となる会社員としての仕事とは別に、副業的に写真家活動をしていくのも時代性に合致していると言えます。昔の日本だったら例えば写真活動によってメディアの取材を受けたりすれば「おいおい君、趣味もほどほどにね、写真か会社かどっちが本業なのかケジメつけてよね」と上司に圧力をかけられた訳ですが、そんな時代はもう終わりなのです。

今まで通り会社に勤めながら胸をはって写真家を名乗ることが可能な時代の到来です。そのことにいち早く気が付いて、今の仕事を続けながらでも良いから、上手に時間を作ってプロフェッショナルサンデーフォトグラファーとしてデビューしてみませんか???

さて、前置きだけで1000文字書いてしまいましたが、今回は<中級>ツーリング写真解説として望遠レンズで作った構図に奥行を入れる手法のご紹介です。

 

EOS5D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

定番とも言える夏の北海道ツーリングでのまっすぐな直線路での写真です。こういったシーンでは作品の主題を明確にするため1.道が主役である 2.どこまでも続くを表現 の2者が重要になります。これを意識しないで普通に撮ってしまうとSNSでよく見かける平凡な写真に陥ります。




直線路を切り抜く場合、以前も解説しましたがお勧めの焦点距離は150~300mmくらいの望遠域です。長く続く直線を圧縮することで、画面内の割合の多くを道にすることができます。これが標準や広角レンズを選んでしまうと道以外の地上物や空などが画面の多くを占めてしまうのです。もちろん絶対に望遠という意味ではなく、何か作者の思惑があって広角で撮るのも素晴らしいのですが、あくまで解説用の簡単な例として望遠がお勧めである、という事で書いておきます。

そして望遠レンズで圧縮効果を効かすと、その結果として遠近感が一気に失われてしまいます。何か意図があって平面的に表現したい写真であれば遠近感が失われたことは気にする必要はありません。

しかし「どこまでも続く」を表現したいのに遠近感が無い写真って如何なものでしょうか?そこで遠近感を補足させる2つの手法をご紹介します。

1.近景をしっかり作ってバイクまでの距離感を出す

この写真の場合、R1200GSとのカメラディスタンスは30mくらいだと思いますが、その間の路面をしっかりと画面に入れて前景による奥行を構図で作ります。望遠レンズを使う場合の常套手段ですよね。これを意識せずバイクから遠景で構図を作ると本当に遠近が出ません。

2.空気遠近法で遠景を仕上げる

空気遠近法、それは青っぽい空間や霞んでいる部分は遠くを連想させる人間の心理をついた手法です。レタッチの話になりますがこの写真はLightroomで空の部分のホワイトバランスを青方向に、かすみの除去機能でかすみを加えています。ただしこのレタッチはやり過ぎに注意です。やったかやっていないか分からない程度で十分に効果が出ますので!




しかしこの写真、7年前の北海道ツーリングで撮った写真なのですが、どこの直線路なのか思い出せません。ジェットコースターの道でもないし天に続く道でもないし、北19号とは雰囲気が全然違うし… 使用したカメラはEOS5D Mark2ですが、現在愛用しているEOS6D Mark2だったらGPSのログ記録が残っているのですけどねぇ。

それではまた!!

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自分に厳しい評価を下す!セレクト眼を鍛えよう<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ようやく寒さが和らぐ季節となりましたが如何お過ごしでしょうか。以前に当ブログで解説しました「写真家の目」を鍛えておられる方でしたら梅の花、フキノトウ、つくしなどを見つける機会が増えたのではないでしょうか?

以前なら気が付くことさえ無かった小さな出会い、発見が写真家の目を養うことで気が付けるようになった。これってすごく幸福なことだと思います。つくづく写真っていいなぁと感じます。

さて今回は<初級>ツーリング写真解説として、撮った写真のセレクト作業について解説してみたいと思います。

Lightroomのカタログ ライブラリー画面

 

Windows10のエクスプローラー

 

ツーリングから帰ったら、その日に撮った写真をパソコンやスマホにまずは取り込みますよね。場合によってはLightroom、キャプチャーOne、キャノンDPPなどのソフトでレタッチやRAWを現像を行う、それはやらないという方はSNS用にサイズダウンさせたファイルを作成でしょうか。

この時、1つのシーンで撮った複数枚の写真の中から、どれをSNSなどで発表するのか採用カットを選ぶのが写真のセレクト作業です。実はこのセレクト作業はすごく重要で時間をさくべき行程なのです。




「そんなに一か所で何枚も撮らんよ」という方。偉大なる写真家やフィルム時代からのベテランは無駄に切らずワンショットに入魂!という考えもありますが、今のデジタルカメラ時代に初心者の方が写真を学ぶという意味で、ワンシーンで1枚しか撮らないのは非常に勿体ないです。

写真をはじめたばかりの頃は撮影地で何をしていいか良く分からず、悩んでしまうものです。だからこそ失敗でも良いから色んなアングル、位置、露出、焦点距離を試してバリエーションで撮っておき、帰宅してからじっくり検証するのがお勧めのやり方です。

帰って冷静に検証すれば、なぜそこで写真を撮りたいと思ったのかが見えてきますし、反省点はもちろん逆に良かったところが「何がどう良かったか」説明できるはずです。

RICOH GR

まずこちらの作例をご覧ください。この場所に何があったのか不明ですが荒涼とした地に塀と門の残骸だけが廃墟として残っている場所を発見しました。敷地の中は立ち入り禁止の三角コーンが置かれていますが、そもそも何もありません。この門の前でR1200GS-ADVENTUREを停めて1枚撮ってみました。左側からの斜光のため右手側に影が出るパターンです。ハイアングルで地面にR1200GS-ADVENTUREの影の様子を取り入れてみました。しかし何か釈然としません。

RICOH GR

次にこちらの作例をご覧ください。地面にある影の存在はいちど忘れ、ローアングルにして空の様子を取り入れてみました。廃墟の不気味さと爽やかな空との組み合わせが案外と悪くないな、とこの時はそう思って撮影を終了させました。

そして帰宅してから写真のセレクト作業をしている時に、2枚目のカットの方が門の中の様子を隠していて見る側に想像を誘って面白い、と思いこの2枚目を採用カットにしました。

このように撮った後に自宅でバリエーションを眺めながら熟考の末に理由を付けても大いによいのです。




そしてもう1つ。セレクト作業の中で良いな、と思える1枚を選べなかった場合。その場合はどれもイマイチな場合です。そういった時に無理に1枚を選んでSNS等で発表するのはやめましょう。普通にツーレポ写真として撮っているなら別ですが、究極のツーリング写真の読者様でしたら写真道を志す方々と存じます。自分で失敗写真と分かっているものを人に見せない!SNSで繋がっているあなたのファンはあなたの撮る写真に期待をしています。変に裏切ってしまいあなたの価値を下げることになりかねません。

撮った写真を厳しくジャッジしてくれる機関がないのがアマチュアの悲しいところなのです。失敗写真を発表しても「いいね」や誉め言葉のコメントは入るものです。しかし、そこに甘んじてはいけません。

プロであれば失敗があればクライアントから相応の評価があり、場合によっては撮り直し(プロとして最悪の事態)となります。そもそも失敗などしないのがプロなのですが…。

だからこそ我々アマチュアは自分の撮った写真に対して最も厳しく評価を下す存在は何より自分自身であるべきなのです。




誰に何と言われようと撮影地ではあらゆる可能性を模索しながら多くのバリエーションを撮ることを皆様に強くオススメいたします。これは帰宅後の自分のセレクト能力に託すこと、10年後の自分が不採用カットを蘇生させる可能性があること、あるいは写真の神がもたらしてくれた奇跡が写っていないか?などに賭けるのです。

セレクト能力は撮ることと同じで数をこなして身につけていくしかありません。ツーリングから帰ったら写真を端末に取り込んで、どれがそのシーンでのベスト1枚であるかを選ぶ作業。ぜひたくさんこなしてセレクト能力を鍛えてくださいね。

そうすると不思議なことに5年、10年と先に昔の写真を見直したとき、当時は失敗と思ってセレクトしなかったカットでさえ、鍛え上げられたセレクト眼でみれば傑作へと昇華することもあるのです。素敵でしょう?

今回はこの辺で!!

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初心者のための☆初めての夕陽の撮り方<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿で夕陽ツーリング写真について語っておきながら、夕陽の撮り方について一切触れなかったので、ここで初心に帰って夕陽のツーリング写真の撮り方を<初級>ツーリング写真解説として簡単に説明してみたいと思います。




1.露出補正を使おう

夕陽、早朝の日の出と太陽が低い位置ではそもそも少し暗い訳です。カメラのAE(自動測光機能)は画面全体の明るさをコンピューターが判断し決められたヒストグラムを目標に露出(つまり明るさ)を決めます。暗い場所も明るくしようと頑張っちゃう訳です。

それではせっかく薄暗い雰囲気の夕景が台無しの写真になってしまいます。「おいおい、カメラのAE君よ。今は夕景だよ、もう少し暗めに頼むぜ」と露出補正機能を使ってマイナス1/3またはマイナス2/3あたりに補正してみて下さい。

このように露出を撮影者の意志でコントロールすることは夕景写真の最初の一歩です。

2.ホワイトバランスを調整してみよう

ホワイトバランス、色温度のことは初心者の方には難しく感じるかもしれません。ここではなるべく難解に感じないようシンプルにやり方だけを書いてみます。

まずお使いのカメラのホワイトバランスをどのように変更させるのか説明書を読んで事前に覚えておきましょう。

夕景の場合は多くのシーンでホワイトバランスを曇りモードにすると、赤く焼けた感じがイメージに近く写真にできると言われます。人間の目では分かりませんが曇天下の光は青っぽく、カメラの曇りモードはそれを戻す機能、つまり赤方向へ色温度を調整することなのです。




一言に夕陽、夕景といっても相手は自然現象なので色々です。全体が真っ赤に焼ける場合もあれば高い部分は青でグラデーションをおびて赤くなるもの、台風直後などは紫や強烈なオレンジを帯びたりもします。

なので絶対に曇りモードがお勧めです、という事ではありません。私はここで初級者の方に勧めしたいのはホワイトバランスを曇り、太陽光、AWBの3通りで撮っておき、帰宅してからどれが一番良いか選別するやり方です。

ベテランには「邪道な」と言われるのは分かっているのですが、学ぶ上では非常に有効かつ賢い手段だと考えます。

3.空の表情に合わせてズームを活用しよう

上でご紹介した2枚の作品はどちらも望遠で撮りました。望遠は空全体が赤く焼けていない時でも、太陽の周囲を望遠で抜くことで全体が赤い夕景写真として成立します。逆に空全体が赤く染まっているときや、空全体に雲などで表情があるときは広角側を使って表現しましょう。雲ひとつ無くても繊細なグラデーションがある場合も同様です。

EOS30D 広角レンズ

これは超広角レンズである14mmで撮りました。空に存在する雲に既に沈んだ太陽光が当たり、屈折や分散を起こしてピンク色っぽく染まっている様子です。

4.沈んだ後も美しい

太陽が地平線や水平線から姿を消したからといってカメラを仕舞ってはいけません。一見すると終わってしまったショータイムですが、場合によっては今まで見ていた夕陽は序曲だったのかもしれません。多くの場合、沈んだ直後のわずか数分ですが雲を茜に染めるシャッターチャンスが存在しています。感度の設定や三脚の準備なども含めて戦闘態勢を崩してはいけませんよ。




いかがでしたか?夕陽、夕景写真はカメラのオートモードに任せて撮ると撮りたかったイメージとはかけ離れた写真になりガッカリするものです。ポイントは今回ご紹介した1~3ですので是非覚えて実践してくださいね!

それではまた!

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夕陽とバイクとツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から3月ですね。といってもコレを書いている今は2月ですが…。今年の春は花粉が少なめと聞いているので、花粉症の私にはうれしいニュースです。せっかく暖かくてバイクシーズンの到来となっても花粉症の症状が酷いと出かける気になりませんものね…。

ここ最近、10年以上も前のストレージを整理してLightroomで焼き直しの作業をしていたのですが、過去のツーリング写真って旅の思い出が蘇るようでいいですね。人生という時間を記録しておくという写真本来の役割を再認識した感じがしました。

といっても10年以上前の私は写真の腕…というか写真のことを根本的に分かっていなくて、綺麗に撮ることに気を取られていたり絶景にしかレンズを向けなかったりしていました。なので写真作品としては平凡極まりないのですが、当時は時間があったので旅の内容は現在の私よりずっと良かったのが分かります。

北海道だけでなく信州、四国、九州、沖縄とF650GS Dakarにキャンプ道具を乗せてよく旅をしたものです。




さて今回は夕陽とバイクとツーリング写真と題して、なぜ夕陽はバイク乗りを魅了するのか?みたいな話をサラっといってみたいと思います。

EOS40D 2008年 北海道

写真を一切やらない、という人でもツーリング先で美しく焼ける夕陽に遭遇したら思わずスマホで1枚、撮りたくなりますよね。

夕陽は単純に美しいというだけでなく一日の終わりと言う哀愁感を覚えるのは人類共通なのではないでしょうか。…そう【終わり】という哀愁感。ひとつの旅は人生の縮図のようなもので一日の旅の終わりを告げる美しい夕陽は、まるで映画のエンドロールを見ているような穏やかな気持ちになれます。

しかしツーリング写真として美しい夕陽を撮りたい!となると色々と悩ましい問題が発生します。まず日帰りツーリングの場合は夕陽を拝める時間帯は多くの場合で帰路の途ではないでしょうか?日帰りで夕陽を撮影してから帰れば帰路は真っ暗闇です。あなたは1枚の写真のためだけに帰り道が真っ暗闇でも良いですか??人によっては夜はバイクに乗らないという方もおられるはずです。

泊りのツーリングの場合も夕方はもう宿に戻ってお風呂か夕食の時間ですよね。キャンプツーリングはテント設営や食材の買い出し、お風呂へ出かけるなどで忙しいので、尚のこと夕方になる前にはキャンプ場にいってテントを設営したいところですね。これらを日中に済ませて夕陽に合わせて再びキャンプ場を出発!という作戦も悪くありませんが、そうキャンプ場から遠くへは行けません。




夕焼けの写真を撮りに行く、ではなく必然として夕焼けの景色に出会った、という事ではあれば帰りが遅れてしまった何らかのイレギュラー要素を予感します。まるで山あり谷ありの人生のように。これが夕陽のツーリング写真の魅力の1つでしょうか?

上の写真は10年前の夏の北海道ツーリングでの一コマですが、私はこのとき記憶の中にあった懐かしいキャンプ場を目指して走っていましたが、たどり着いたらキャンプ場は何年も前に閉鎖されたようで更地になっていました。そしてツーリングマップルを確認して新たなキャンプ場を目指して走っているのですが、これがまた遠くて…みるみる日が傾いて辺り一帯が黄金に染まるものですから「おぉ~美しい!」と言ってバイクを停めて写真を撮るのでさらに遅れるというスパイラルに。

結局、真っ暗闇のキャンプ場でヘッドライトの明かりを頼りにテント設営という結末でした。幸い、使い慣れたキャンプギアばかりなので問題なく設営はできましたが、周囲のテントの人たちはとっくに缶ビールをあけてジンギスカンを焼いたりと楽しんでおられました。




旅は予定外のこともあり、何があるか分からない。トラブルやうまくいかない事も含め「山あり谷あり」を体験すること。まるで人生のように…そして終盤に存在するハイライトはいつも美しい。

だから夕焼けのツーリング写真には特別な想いを抱いているのかもしれません。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

2006年 EOS30D 北海道 多和平キャンプ場

すいませんスナップではないですね…。この写真もそうですが美幌峠で時間を使い過ぎて多和平キャンプ場に着いたのが日没後になってしまいました。しかし日没直後のマジックアワーが生涯忘れられない風景を心に刻んでくれました。

 

モアレとローパスフィルター

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがお料理はお好きでしょうか?

よく写真は料理に例えられることがあります。被写体や情景は写真の素材のようなものです。誰しもが狙いたい真っ赤な夕陽、一面に咲き乱れる花々に大きな虹、あるいはモデル級の美女やカワイイ子犬など…。

これらをフツーに写真にすれば素材が良いので良い写真に見えます。しかしそれは料理に例えると高級な大トロをお刺身にして皿に盛っただけとも言えます。

そうではなく台所に転がっていた余りの食材などを普通の調味料、普通の調理器具をつかって料理人の手腕だけで絶品料理を作るように、写真も一見すると平凡な被写体、景色にレンズを向けて傑作が撮れる人は素晴らしい写真家であると言えます。

ぜひ腕のいい料理人のような写真家を目指したいところですね。




さて今回の究極のツーリング写真<初級>ツーリング写真解説ではモアレとローパスフィルターのお話に触れてみたいと思います。といってもベイヤー配列やらRGBのお話やらアカデミック的な解説は眠いので作例を元にさらっと書いてみます。理論的に完全に理解したい方はモアレ、ローパスフィルターでググってみてくださいね(無責任…)。

 

リコー GR APS-C F9 1/250 ISO100

こちらの作品をご覧ください。毎度、私の大好きな漁港での撮影シーンですが、このとき私は前景として面白い物を発見しました。浮きやシートなどを保管して上に網をかけ、さらに風で飛ばされないようロープで重しを置いてある物を見つけました。

この重しに使っているロープがユニークな導線を作れそうだったので、RICOH GRを構えてこんな写真を撮ってみました。

ロープの導線は良いとして網に注目してください。皆さまが今、見られている端末がスマホ、タブレット、PCなど画面の大きさによって違って見えるはずですが網に不自然な縞模様があるのが分かるでしょうか?これがモアレです。

最近はあまり見かけませんがテレビでネクタイをした人が映ったとき、実際には存在しないような変な縞模様が出ることがありました。これはネクタイの繊維や模様の配列と、カメラの素子の配列がうまく合わずに発生する現象です。




上の写真では網目の配列とリコーGRの撮像素子の配列(画素ピッチなど)が合わずに発生していると思われます。モアレには光学的なもの、物理的なもの、撮像素子の輝度モアレ、色モアレなど種類がありますが簡単に覚えるのであれば「周期ズレ、偽色」でも良いと思います。

こうした実際にありもしない縞模様や偽色が発生してしまうのを回避するためローパスフィルターというスリガラスのようなフィルターが撮像素子の前に装着されているのが一般的なカメラです。これさえあれば多くの場合でモアレを回避できます。

ではなぜ上の漁港の写真では網が派手にモアレを起こしたのか?それは私の愛用しているRICOH GRがローパスフィルターレスのカメラ、つまりローパスフィルターの無いカメラだからです。

ローパスフィルターは前述した通り、スリガラスのようなフィルターで少し像をボヤけさせています。なのでモアレなど心配しなくて良い撮影シーンでは無い方が高解像度で良いという考え方です。GRをはじめ特定のカメラでローパスフィルターレスは採用されています。

確かにGRのカリッとした印象の画像はローパスフィルターレスの恩恵なのかもしれません。そう考えると普段はメリットを受けているので今回のようなシーンでは目をつぶっておくのが良いのでしょうか…。

ちなみにSONYの高級カメラ RX1 Mark2ではローパスフィルターの切り替え機能があるそうです。

もしローパスフィルターレスのカメラで上のようなシーンに遭遇したらどう対処しましょうか? 1.モアレは気にしない 2.背景や前景であれば絞りを開いてみる 3.カメラを傾けたり角度を変えてみる

この辺はどう対処するかかなり個人差が出ると思います。モアレのような現象が気になって仕方ない人、言われるまでモアレが出ていることに気が付くこともない人、演出に使えないか?と考える人(いないか…)。




ここではモアレやローパスフィルターについて、すぐに自分なりの結論を出す必要なないと思います。ただ写真をやっていく上で知識としては持っておいた方が損はないと思います。

ちょっと眠い話でしたが今回はこの辺で!

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バイクのユーザー車検の通し方<検査ライン編>オートバイユーザー車検

前回の続きです。

前々回はバイクユーザー車検 準備編

前回はバイクユーザー車検 当日編

でした。

今回はいよいよ検査ラインに入ってみたいと思います。

書類一式を準備したらバイクに乗って検査場へ向かいます。千葉運輸支局の場合はピンク色の部分が二輪の待機場です。ここの最後尾に並びましょう。

緊張しますが一緒に並んでいる他の人はほとんどバイク屋さんです。つまりいつも運輸局に来ている慣れている人たちなので、何か不安なことがあったら気軽に話しかけて聞いてみましょう。特に真後ろの人は自分の前でモタつかれると困るので親切に教えてくれるはずです。

たくさん並んでいて待ち時間が長そうな場合は、検査ライン内を見学してみましょう。これはいけない事ではなく運輸局の方で推奨していますので胸を張って見学するべきです(邪魔にならないように)。

順番が近くなると検査官がやってきますので書類一式を渡します。検査ライン内では各検査項目で検査標を出しますのでトップケースは便利です。他の人はバインダーに書類を挟んでお尻とシートの間に挟んで検査を受けていました。

検査官は最初に登録番号、車体番号、走行距離の確認をします。続いてウインカー、ブレーキランプ、などの灯火類の検査。ホーンを鳴らしたり補助ライトがあれば点灯確認もします。厳しい検査官は打音でブレーキや駆動系のボルト緩みの有無、チェーンの張り具合まで見ます。

その他、タイヤの残量やオイル漏れなどないかラインに入る前にチェックされます。




それとスピードメーターの計測は前後どちらかのタイヤをローラー台に乗せて計測となります。ご自分の愛車がどちらのタイヤでスピードメーターを計測させているか事前に把握しておきましょう。ちなみにR1200GSの場合は後輪です。

検査ラインに入るときは検査官に「はじめてなので良く分かりません」と伝えれば一緒に付き添ってくれるはずです。稀に繁忙期だと検査官が見当たらずセルフサービス状態の時がありますので、その時は検査官を呼んでくるか居なければ後ろのバイク屋っぽい人に聞いちゃいましょう。

検査ライン内は撮影禁止なのでコレは絵です。うまいでしょ。

まずは前輪をローラー台に乗せてフロントブレーキのテストです。ローラーが回転しはじめ、前方のモニターで指示があったら前輪ブレーキをかけます。次にバイクを前進させて後輪をローラー台に入れます。同様の手順で後輪側のブレーキのテストをしたらそのままスピードメーターの検査に入ります。スピードメーターは床にあるペダルのようなものを踏み、ローラーが回転し始めてメーターが40km/hを指し示した瞬間にペダルを離します。

難しそうに聞こえますが簡単です。検査官の指示かモニターの指示に従ってすすめるのみです。

これは絵です…

各項目でOKが出る都度、検査標をこの機械の中に入れて合格の印字をさせます。検査標には機械に入れるときの矢印が書いてありますので、逆向きに入れないように。これも検査官がやってくれるはずですが…いちおう書いておきます。

続いて難関であるヘッドライトの光軸ですが、テスター屋さんで調整済みの人は焦ることはありません。ヘッドライトをハイビームに切り替えるのみです。唯一気を付けるのはテスター屋さんで調整したときと同じように乗車すること。サスペンションの沈み具合が変わっては光軸に影響する可能性があるからです。

計測はフロントタイヤを機械で左右から挟み込んで固定されます。その後は機械任せですがこれもまた検査官が付き添ってくれれば難しいことはありません。

これは絵です…

晴れて光軸が合格したら、その先は4輪用の測定器が続きますので少しスルーして前進していきます。

これも絵です…うまいなぁ~

続いて排ガスの濃度測定です。この青い機械から出ているコードの先にヒョロ長いセンサーがありますので、これをエンジンをかけたままマフラーの穴に突っ込みます。数十秒ほど待つと青い機械の表示部に合格のランプが点灯しますので、それを確認したらセンサーを抜いて検査標を機械に入れて印字しましょう。

ちなみに私のR1200GS-ADVENTUREはレーザーのHOTCAM2スリップオンサイレンサーが装着されています。JMCA認定の車検対応品ではありませんがスリップオンの場合は触媒以降の交換なので排ガス濃度は問題ありません。

音量は割と大きい方ですが大丈夫でした(R1200GSのDOHC後期型はノーマルでも排気音は大きいですが)。そもそも、この時に千葉運輸支局で通したときは音量の測定はありませんでした。




ここまでくると左の01の欄にI 、B、H、Sと4つの印字が入ります。これで全て合格となります。

最後に検査ラインの出口に写真のような小さな部屋がありますので、この係員に検査標と関係書類を提出し捺印をもらいます。

検査ラインを出ていちどバイクを駐車しましょう。そして検査標と書類一式をもって運輸支局庁舎の⑤窓口(最初に書類を提出した窓口のとなり)に提出します。

⑤窓口で新しい車検証とナンバープレートに貼るシールを受領して終了です。




貼り方はシールの剥離紙に書いてあります。これで全て終わりです!

今回、ユーザー車検にかかった費用は自賠責保険24か月 11520円、印紙代(重量税など)5500円、テスター屋さんで光軸調整費用 3090円で合計20110円でした。

バイク屋さんに依頼すると車検代行費用+車検基本整備費だけで4万円くらい、これに自賠責保険費用と5500円がのった金額が最低金額なのでユーザー車検はとても経済的と言えます。半日の有給休暇で誰でもできると思いますので、ぜひ挑戦してくださいね!

あっ!くれぐれも整備はお忘れなく!!!

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バイクのユーザー車検の通し方 千葉運輸局の場合 <書類申請編>

さて今回はツーリング写真解説をお休みして前回の続きでございます。

バイクのユーザー車検の簡単な通し方を初めての人でも分かるよう詳しく解説いたします。千葉運輸支局での検査ラインでご説明いたします。

前回はユーザー車検の前の準備編、今回は千葉運輸局での当日編でございます。

出かける前に忘れ物がないかチェックしましょう。①は自賠責保険証 ②車検証 ③納税証明書(有効期限内のもの) ④事前に整備した人は整備記録簿 ⑤ネットで予約した予約番号をプリントしたもの あとはお金を2.5~3万円くらい。ヘルメットをリアシートに固定しておくネット 認印 ロービームを隠す厚紙(HIビームでLOが消えないバイクの場合) テープ 等

④の整備記録簿ですが本来は整備をして車検継続検査となりますが、検査の後で整備でも良いことになっています。事前に整備だけバイク屋さんにお願いした人はこの整備記録簿を持っていきましょう。後でやる人はとりあえず無くて大丈夫。




 

まず運輸支局に行く前に、事前に調べておいた運輸支局の近所にある予備検査屋さんに行って光軸調整をしてもらいましょう。ここはお店なので初めての人でも親切にスタッフが対応してくれます。この写真はコルザサンで調整中の様子ですが私はうっかりハイビームのバルブをアブソリュート製のコーティングバルブのまま来てしまいました。

コーティングバルブのまま測定したところ、本来25000㏅くらいの光量が必要なのですが8000㏅しか出ていなく、話にならないほど暗かったのです。慌てて家に帰ってクリアーバルブに戻してきました。皆さまもご注意ください。

HIDっぽく見えるコーティングバルブ。ちなみにHIDでも光量不足になる場合があります。

バルブはクリアーを装着すること、忘れずに!!

光軸調整のネジは事前にユーザーマニュアルを見て把握しておきましょう。テスター屋さんはプロですが殆ど四輪とトラックです。必ずバイクに詳しい人とは限りませんので。調整ネジがどこか戸惑っている様子でしたら教えてあげましょう。R1200GSの場合はこの矢印の二か所のネジで調整します。

混雑もなく順調にいけば10分もかからないです。料金は一般的には2000~3000円くらいでしょうか。




この中はお上の聖域。不正改造車は進入禁止!

では運輸支局にいってみましょう。

まず普通に駐車場に停めましょう。そしてヘルメットはこんな感じでネットでリアシートに固定しておきます。検査ライン内は検査官の声がよく聞こえるように私はノーヘルでいきます。他の人もみんなそうでした。

そしてこの時点で走行距離をメモっておきます。

千葉運輸支局の見取り図

必要書類を一通り持ってまず最初は自賠責保険の更新です。

この⑦⑧⑨ 自動車登録番号標交付所と書かれた建物を目指します。(上の見取り図で水色の建物)

この建物内に「代書」と書かれた小部屋があり、ここが自賠責保険の代理店さんです。今の自賠責保険証を出して「オートバイのユーザー車検に来ましたので24か月の更新を」と言えばOKです。私は今回、11520円でしたよ。

新しい自賠責保険証を受け取ったら次に⑧⑨の窓口にいって検査標と印紙の購入です。印紙は重量税3800円、検査証紙1300円、検査登録印紙400円で合計5500円です。窓口の方に「オートバイのユーザー車検です」と言えば必要な印紙をここで検査標に貼り付けてくれます(千葉運輸支局の場合は…)

次に必要な書類一式(車検証、納税証明証、自賠責保険証の古い方と新しい方の両方、印紙を貼り付けた検査標)を持って隣の建物、庁舎(見取り図で黄色い建物)へ移動して窓口⑥へ行きます。

この建物の1階にある窓口⑥です。千葉運輸支局庁舎と書かれているのでこれが本館?




まず⑥窓口に人が並んでいても、いきなり並ぶのではなく⑥窓口の脇にトレーにおいてある継続検査申請書を1枚もらってきます。そして記入できる机が何か所かにありますので、そこでボールペンで書類にひたすら記入していきます。

継続検査申請書の車体番号は下7桁を書き、その他は登録番号(ナンバー)、使用者と所有者の住所と氏名、現在の走行距離です。車検証を見ながら書いていきましょう。ハンコは忘れたので押さなかったのですが無くても大丈夫っぽいです。

検査標にも登録番号、原動形式、車体番号を書き、下の受験者の欄に名前と電話番号を書きます。ピンクの用紙は何の紙だったか忘れましたが名前くらいで良かったと思います。

記入が終わったらここではじめて⑥窓口に並んで下さい。順番がきたら担当者に全ての書類を渡して「オートバイのユーザー車検です」と伝えましょう。この時に整備記録簿がないと必ず聞かれるのですが「検査はどうしましたか?」と言われたら「アトケン」ですと答えて下さい。まあ継続検査が終わったら後で自分でやりますから…という業界用語みたいなものです。事前にバイク屋さんで整備をお願いした人は整備記録簿をここで提出してください。

ここで受付を済ませたら書類一式をもってバイクの所にいきましょう。

長くなってしまったので次に続きます

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バイクのユーザー車検 かんたん解説<準備編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はお役立ち情報としてバイクのユーザー車検の通し方をかんたんに解説してみたいと思います。

いつもバイク屋さんに任せていたけど安く済ませたいなぁ…。でもユーザー車検を自分でできるか不安…。という方へ、初めての方でも分かりやすいよう千葉運輸支局でR1200GSの継続車検を受けるまでの流れを解説いたします。

まず今回は第一弾として準備編でございます。

まずバイクの車検証を確認して有効車検の満了日を確認しましょう。車検はこの満了日から1か月前から受けることができます。

有効期間が切れてからでは陸運支局まで自走もできませんので。




ユーザー車検の場合、継続検査に合格するための最低限の整備は自分で行うのが一般的だと思います。これは灯火類やホーンの点検、タイヤの残量、ブレーキの利き具合、スピードメーターの動作確認など簡単な内容です。

またきちんとした整備をバイク屋さんにお願いして、車検継続検査のみユーザーで行う人もいるようですね。

~ネットで予約しよう~

継続検査を受ける日を大まかに決めたら国土交通省のホームページでインターネット予約してみましょう。

はじめての方は新規アカウント登録をします。この時、登録したメールアドレス宛にIDが送られてきます。このIDでログインし予約画面へ進みます。

お近くの陸運支局を選択し継続検査、二輪車にチェックを入れます。今回、私は最寄りの管轄である千葉運輸支局で予約しましたが、継続検査は管轄の運輸支局でなくても大丈夫です(新規登録や構造変更の場合は管轄の運輸支局)。

予約は午前に2回、午後に2回と1日に4ラウンドある中から選びます。もし検査で不合格となった場合、当日中にリカバリーできる問題であれば再チャレンジできますが4ラウンド目だとラインが混雑していると難しいですのでご注意を。

その他、住所、氏名、登録番号、車体番号、原動機型式などを入力しますので手元に車検証を用意して入力してください。

予約が完了したらアカウント登録したメールアドレスに予約番号が送られてくるので控えておくかプリントしておきましょう。




 

~車検継続のかんたんなバイク整備~

次にバイクの整備です。この場合で言う整備とは車検継続検査に合格するための内容です。ウインカーが正しく点滅するか、ブレーキランプ、テールランプ、ナンバー灯、ヘッドライトのLO/HIの点灯確認、灯火類のレンズにヒビ割れ等ないか、ホーンが鳴るかの確認を必ずしてください。

ウインカーは前後左右、必ず確認
ブレーキランプは前後ブレーキでそれぞれ正常に点灯。スモールランプ、ナンバー灯も確認。

ハンドルロックが正しくかかるか、スピードメーターが誤差なく作動しているか、タイヤの溝の残量、チェーン車の場合は摩耗や張り具合、そしてオイル漏れなどが無いかよく確認をします。そしてブレーキは前と後ろでそれぞれ制動力を測定されますのでご注意を。

タイヤのスリップサイン。摩耗してサインが接地するほど溝が浅いと車検に通りません。

 

このようなオイル漏れが無いか事前によく点検しておきましょう

マフラーやミラーなどを社外品へカスタムしている人は、保安基準に適合しているか確認しましょう。JMCA認定マフラーを装着している場合は認証プレートの位置の確認をしておきましょう。またマフラーはJMCA認定でなければ車検に通らないということはありません。騒音とガス濃度が規定値内であれば通ります。R1200GSの場合は触媒以降のサイレンサー部だけの交換であればガス濃度は問題ないと思います。しかし心配な場合は少々手間でも検査の時だけノーマルに戻すと安心です。

ナポレオンGSミラーは保安基準適合品です

バイクのユーザー車検の場合、関門となるのはヘッドライトの光軸です。転倒などの経緯がなくても少しづつ狂ってしまう光軸。これは運輸支局の近所に存在している自動車整備工場(予備検査屋、テスター屋さん)で専門の測定器で調整をしてくれます。千葉運輸支局の場合はコルザ・サンでバイクの光軸調整をしてくれますよ。(大体3090円くらい)

これは千葉の場合ですが最寄りの運輸支局にオートバイの光軸調整も対応してくれるテスター屋さんが近くにないかを事前にチェックしておきましょうね。




ちなみに検査ラインで光軸を測定するのはハイビームです。LOは点灯しているかの確認のみです。そしてR1200GSのようにHIを点灯させたときにLOが消えない車種は正しく光軸を計測させる目的でLOを隠す物を事前に準備しておきましょう。

それとバルブを青白い色のコーティングバルブに交換していたり、少し前に流行ったHIDにしている人は光量不足で落とされる可能性があります。できれば新車時に付いていたようなクリアーのハロゲンに戻しましょう。(ハイビーム側の話ですが)

光軸測定はHIで測定するのでLOは段ボールで隠す。運輸支局に着いてから貼りましょうね。

H4バルブを使っている車種のようにHiにしたときLOが消えるのであれば、このような対処は不要です。それと私のR1200GSのように補助ライト、フォグランプを装着しているバイクは極端に光軸が狂っていないか点灯確認をする場合があります。

~必要な書類を確認しよう~

・車検証

・納税証明書

・自賠責保険証

・お金(光軸調整代なども含めて3万円あればお釣りがくるはず…)

自賠責保険は事前に行きつけのバイク屋さんなどで加入してもOKですが運輸支局内に代理店があります。そこで「バイクのユーザー車検です」と言って24か月の更新してもらえば簡単です。費用は自賠責保険更新費、用紙、印紙代、重量税などを合わせても2万円前後です。これに光軸調整をお店にお願いする費用を足せば大丈夫です。

自動車税は多くの場合に5月に納付していると思いますが、5月に車検を迎える場合に未だ納付書が来ていない!という場合は前年に払った納税証明書で大丈夫です。納税証明書に書いてある有効期限内なら大丈夫ということです。

オートバイディーラーに車検をお願いすると例えば車検代行費2.5万、車検整備費1.5万、上記したような自賠責保険などの諸費用、そして消耗部品の交換などがあれば合計で10万、15万とあっというまに費用がかさむものです。ユーザー車検のメリットは何と言っても経済的なことですね。

しかし忘れてはいけないのが整備の内容です。日頃、ご自身で点検や整備をしていない方はやはり定期的にプロの目で点検をされるのをお勧めいたします。命を預けているのですからね。

千葉運輸支局 検査ライン

次回は検査当日から検査ライン、継続車検完了までの流れを解説いたします!

次回 バイクユーザー車検 当日編

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記憶のツーリング風景

2006年7月 北海道




EOS30D  F16 1/100 ISO100

2006年2月。13年ほど務めた会社を辞めることにした。

大手企業で世間体も良かったし給料は良くはないが仕事内容は割と好きだった。

なにより社会の仕組みを学ぶのにとても良かったと思える。

本当は辞めたくて辞めた訳ではないけど、いろいろと運の悪いことや手違いがあった。

次の職のあてもなく毎日家にいても仕方ないので北の大地に旅立ってみた。

いつも8月のお盆休みに北海道をツーリングしていたので、6~7月の景色の違いに驚いた。道端に咲くルピナスやラベンダー、本州の春とは違った冷たい空気も印象的だった。

違いは景色だけでなく出会う旅人達は無職やフリーター、そもそも根無し草のような人などなど、お盆期間に出会うライダーとは全く違っていた。




バイクに乗っていると音楽もラジオも聞けないし、誰かと会話するでもない。ただひたすら流れゆく景色を見つめて黙って運転するのみ。

だから単調な景色のリエゾン区間では物思いにふけっている事も多い。

だけどこの時、職を失った自分が何を考えて走っていたのか記憶にない。

ただ1つだけ覚えているのはいつ帰ってもいい自由さに喜びなど無かったこと。

はじめて北海道をツーリングした時は、帰るのが嫌で最終日は「あぁ帰りたくないなぁ」と呆然としていた。ずっと会社が休みだったら良いのに…と。

だけどいざ「いつ帰っても自由だよ」という状況に置かれても、ちっとも嬉しくなんかなかった。いやむしろ虚しかった。

そして10年以上経った今、また限られた時間の中で「自由な旅」に憧れを抱いて、自由に旅している自分を妄想する。もうあの虚しさを忘れてしまったのかも。

帰る場所がないとか、誰も待つ人がいなくていつ帰ってもいいとか、実はすごく寂しいことなんだろうけど。

つい忘れてしまう。




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