R1200GSのタンクバッグで使いやすい物を見つけました

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、もうお正月ボケは抜けましたでしょうか?私はこのブログで予約投稿機能を使っているのですが、先ほど公開待ちの記事の誤字脱字のチェックをしていたところ「究極のツーリング社員」という恥ずかしミスを発見しちゃいました。怖いですねぇ~お正月ボケ。危なくこのまま公開されちゃうところでしたよ。しかしツーリング社員って…仕事しなさそう。

しかし私は前職がバイク用品のメーカーで開発をしていたので、まんざら「ツーリング社員」というのも心当たりが無い訳でもありません。当時、バイクの外装パーツやタンクが樹脂製が主流となりつつある過渡期でして、それまでタンクバッグといえば磁石で固定されるのが一般的でしたが、吸盤やベルト固定など様々な固定方法を設計せざるえない時期でした。

そして私の愛車でもあるBMWのR1200GSが世界的なヒット商品となってバイク業界は従来のビッグオフという呼称が淘汰され、アドベンチャーバイクという新たなムーブメントが席巻する渦中でもありました。メーカー各社がR1200GSに追いつけ追いこせと様々なモデルを投入してきたものです。

Moto Fizzのラリータンクバッグ 前側が吸盤で後ろ側がベルト固定

そんな折にR1200GSにぴったり合うタンクバッグを作らねば…と開発をしたのですがR1200GSも他の最新バイクと同じく樹脂製のタンク外装です。従来の磁石は使えませんので苦肉の策としてベルト固定と吸盤固定のハイブリッドの商品を発売しました。「苦肉の策」とはベルト固定は良いとして吸盤は過酷なツーリングでの使用環境では、途中で外れてしまい十分な信頼性が無いことが事前に分かりきっていたからです。

吸盤固定は出発時はしっかり付いていますが低温や環境変化で外れやすく、汚れが付着した場所へ再度取り付けると付かない…など特にR1200GSのようなバイクで行く過酷なツーリング環境では十分な固定方法ではありません。艶消しの塗装面やステッカーなどの段差にも弱いです。




そこでツーリング中に外れることなく完璧にフィットするものを…と検討するとアフター用品メーカーでは良さそうな物が見当たらず、どうしてもBMW純正タンクバッグとなってしまいます。

BMW純正 R1200GS用タンクバッグ

R1200GS用のBMW純正タンクバッグはいくつかのバリエーションがあります。スモールタイプとラージタイプ、それからアドベンチャー用の3種類くらい存在したと記憶しています。空冷モデルの場合、中期、後期型はタンク形状が同じなので互換していますが前期型用が互換するかは未確認です。ただし前期型は燃料の給油口キャップにボルトが露出しているタイプで、この時代のBMWの定番であったMotoFizzのバインドタンクバッグシステム(タンクキャップにステーを装着する固定方法)が選べるというメリットもあります。ただしバインドシステムは相当以前に生産終了商品なので、いま買うなら中古品を探すしかありませんが。

そしてBMW純正タンクバッグは純正だけに作り込みはしっかりしていますが、使い勝手は良いとは言えません。特に給油時の着脱は手前側のファスナーの着脱がやりにくく、雑にやってしまうとファスナーが動かなくなってしまいます。仕様では防水バッグになっていますが1年も使えば防水機能は失われ、雨天時に中の荷物が濡れます。マップスペースも紙ぺら1枚ほどのマチしかなく、ツーリングマップルのような冊子を入れて使うのは難しいです。そして最大の難点は価格で4万円前後と高価です。

しかし他に良い選択肢も無かったので長いことBMW純正のタンクバッグを愛用してきましたが、ふと先日いいものを発見し試したところバッチリR1200GSに使えたのでご紹介したいと思います!

これです!ゴールドウインのGSM17705 スポーツシェイプタンクバッグ16という製品です。やはりタンク外装が樹脂製のスーパースポーツモデルを対象に開発された製品だと思いますが、前後の向きを逆にしてしまえばバッグ底部の傾斜したデザインはアドベンチャーバイクにぴったりフィットするのです。

特筆すべきメリットはこれです。ベルトで車両へ固定させたベース部分だけを残してバッグ本体を簡単に外せること。そしてベースの中央には大きな開口部があり、そこからタンクキャップが開閉できるので給油時が快適であることです。




しかしR1200GSの為に作られたタンクバッグではありませんので、普通に装着すると安定はイマイチです。上の写真の状態では前側はベルト1本をステムに通して固定、後ろ側のベルト2本はシートレールに固定しました。しかしこれだけだとバッグは左右にぐらついてしまいます。

そこでスポーツシェイプタンクバッグに付属していた補助的なサイドフラップを何とか使えないか考えてみました。このフラップは吸盤になっていて、バッグ本体とベースの両方に接続し安定させる目的のものです。もちろん吸盤を使うつもりはありませんが…。

思いついたのが補助フラップから吸盤を外し、小さくカットしてこの部分に挟み込んでしまう作戦です。

フラップを小さくカットして中央にボルトを貫通させる穴をあけてます。

うまくいきました!これでバッグがグラつくことなく固定できるようになりました。

やや小ぶりですが見た目もキレイにフィットして気持ちいいです。用品メーカーのタンクバッグは昭文社ツーリングマップルが使いやすいよう設計されているので、何よりこれが有難いですね。

スポーツシェイプタンクバッグは小ぶりなので、このようにハンドルをロックまで切ってもスイッチ類を押してしまうような事はありません。




ゴールドウィン スポーツシェイプタンクバッグは容量可変式で13~16Lと小さめです。私の場合はキャンプツーリングであれば洗面用具、タオル、携帯エアピロー、ヘッドランプ、レザーマン、シールドクリーナーなど小物が中心なので十分な大きさです。写真にはありませんがもちろんレインカバーも付属しています。

ただ1つ難点なのはスポーツシェイプタンクバッグは2010年頃に発売された製品で既に生産終了商品となっていることです。ヤフオクやフリマアプリで中古品を狙うしかありませんが、あまりタマ数は多くないようです。あれば安く買えますけどね。

色はブラックとガンメタ(グレー)があるようです。ヤフオクやフリマアプリで探す場合、出品者の写真がイマイチだとどちらの色か判別しにくいので、そのような場合は出品者に質問してみましょうね。えっ?そうです、私は両方買っておきましたよ。

ゴールドウィンGSM17705 スポーツシェイプタンクバッグ16・・・今年でR1200GSに乗るようになって12年目ですが、ようやく理想的なタンクバッグに巡り合うことができました!

今回はこの辺で!!

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2つの作品を撮る習慣で脱!ビギナー

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは生きていく上で重要である1.家族 2.お仕事 をお持ちだと存じますが、3つめ以降をお持ちの方はどれだけおられますでしょうか?先日、こんな話題をラジオで聞いたのですが、これからの時代は家族を大切にするのは当たり前、仕事一辺倒では時代遅れ、その他の何かで3つ以上持っている人が社会を良くしていくのだそうですよ。これは多様性を求めるこれからの日本人のお話と合致しますよね。

となると家族と仕事以外では何があるでしょうか?趣味、レジャー、スポーツ(観戦)といったところでしょうか。しかしこれだと何となくライトな感じで新しさは感じませんね。

趣味でもレジャーでもない「ライフスタイル」という呼び方はどうでしょう?例えば私の場合はバイクで旅することをライフスタイルに、写真で芸術的な活動をすることをライフスタイルにといった具合です。ライフスタイルは無収入でもOKですし定年もありません。その気になれば生涯続けられる「自分らしさ」の活動です。

私はプロのカメラマンになりたいとは思いませんが(性格的に無理)個人的な活動家としていつかは何かに貢献したい、という気持ちは強く持っています。まず始めることができたのはこのブログです。次にツーリング写真を通してバイク旅の魅力を発信すること、将来的にはツーリング写真という文化が社会的に認知される日を目指したいですね。




さて今回は<初級>ツーリング写真解説です。ここのところ少々マニアックな解説に暴走気味だったので、優しいツーリング写真解説に軌道修正いたします。題して2つの作品を撮る習慣で脱ビギナー!ツーリング先で「おっ!ここはいい感じだ」「素敵な場所を見つけちゃったわ~」と思ってバイクを停めて写真を撮ったのに、出来上がった写真はなんか平凡… こんなお悩みをスッキリ解決する簡単な方法でございます。

先日、地元の南房総をツーリング中にこんな素敵な場所を見つけちゃいました。「あ~いかにもアンタが好きそうな所だね」という声が今にも聞こえてきそうですが、そうです私はこうゆう雰囲気が大好きなんです。今年は自分の「好き」に対して改めて向き合う一年にしたいので、とことん好きを追求していく所存です。それに写真の世界では自分の「好き」にコンプレックスのような感情を抱くのは良くありません。

上の写真は言うまでもありませんがブログ解説用に撮影地の様子を説明的に撮った1枚です。屋根も飛んでしまい朽ち果てた番屋に使い古された漁網などが放置されています。興味深いのはその内部に光が差し込んでいる様子です。ここを見つけて「うわ~ここは最高に素晴らしい!」と興奮ぎみの私の様子を見て近くで釣りをしていた人が心配そうにしていました。「あの人、頭大丈夫だろうか…」という感じに。もちろん気にしませんが!

さて、撮影地の好みの問題は今回の解説の本題ではありません。「ここで撮ろう」とバイクを停めた貴方が大好きなその場所で、平凡なツーリング写真を撮ってしまわない為の方法です。といっても至極簡単なことです。次回からツーリング先で写真を撮るときは必ず次の2枚の写真を撮るよう心掛けてください。




1.バイクの写真

EOS6D Mark2

画面内にバイクを堂々と配置してライダー(つまり貴方)も登場させた自然なバイク写真を撮ってみましょう。愛車が最もカッコよく見えるアングル(横7:前3または横8:前2のややローアングルなど)を探りパーツの各所に光が当たるよう意識して下さい。バイクを主役にしたバイク写真とはいえ人物の登場で動感やStory性が出るので是非自撮りでチャレンジしてくださいね。ただカメラ目線でピースだと記念写真になってしまうので、そういった写真も撮っておきたい場合は別で撮ってください。

2.ツーリングシーンの写真

EOS6D Mark2

はい、次にツーリングシーンの写真を撮ってみてください。貴方がバイク旅でこのような場所に辿り着いたぞ、このような被写体と出会ったぞ、という意図の写真です。バイクは主役ではありません。ここでは写真を見た人が「バイクでここへ行ったのだな」というのが十分に分かる程度にバイクやライダーの存在感を裁量します。バイクの存在感を落とす方法はこの写真のようにフレームで切ったり、他にも小さく構図する、ピントをぼかすなど様々あります。




1.バイクが主役の写真を撮る 2.ツーリングシーンとして景色主体の写真を撮る。1つの撮影地で必ずこの2つを撮るよう心がけるのです。重要なポイントは誰に見せても1なら「この写真の主役はバイク」、2なら「この写真はツーリング」と明確に分かるように撮ることです。どっちかハッキリしない写真を撮らないように!

ビギナーの方がつい撮ってしまう写真とはあれもこれも欲張って、全てを画面内に等分に入れ背景との割合を整えた(つもり)の写真です。バイクと風景。この2者を2等分で撮ればたちまち主題はボヤけ、デザインの上でも美しさが出ません。理由は私も説明できないのですが写真を含む多くの芸術で、2つあるものを2等分するのは避けるべき比率なのです。もちろん水面のリフレクションや双子の子犬など、何か理由があって2等分なら成立しますが、そういった理由なき2等分は悪であると覚えましょう。

バイクと風景の存在感を2等分した写真を撮らない。そのためにバイク主役の写真と風景主体の写真の2作品を撮ってみましょう~というお話でした。簡単でしょう?今回は…

ではまた!

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秘密の撮り方☆キラキラに輝く海岸シーンとバイク写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、この美しい景色をどうして写真にできないのだろう…と悩んだことはありませんか??どうして見えている通りに写らないのだろう?どうして画像を確認すると、いつもガッカリしちゃうのだろうか?と。

しかしカメラは無機質な機械なので間違いなく目の前の風景を忠実に画像化しています。あなたに意地悪をしようとデータに何か細工をしている訳ではありませんし、逆にあなたを喜ばせようと頑張ってもくれません(i phoneのカメラ機能は気が利いていますが)。

ダイナミックレンジという光の観点での「写せる範囲」という意味では確かに見た通りに写らない場合が多々あります。この問題については私は範囲が限られているからこそ写真は面白いと常々感じるのですが、ここにジレンマを感じている人は多くおられるようです。何しろ人間の目はピント合わせにしろ明るさの調整にしろ実に良くできていますからね。




しかしこういった光の範囲の問題とは別に、うまく写真にできないという悩みは多く存在します。これは私の個人的な考えですが人間の目は心が反応してから見える様子と、心が何も反応していないまま見える様子では全く印象の異なるイメージだからなのではないでしょうか?

異性に例えると分かりやすいです。「あんな彼のどこがいいの?」と友達に言われても、いちど惚れてしまったら太い眉毛も四角い顔も、その人の特徴の何もかもが素敵に見えてしまうものです。せっかく期待して撮ってもガッカリした写真とは彼と出会う以前の赤の他人だった頃の彼といったところでしょうか。

つまり写真が見た通りに撮れない…と言うのは正確に言うと「見て感じた通りに撮れない」なのではないでしょうか?だとしたら「どう感じたか」を自分自身で分析できない限り、永久に望む写真を手に入れるのは難しいのかもしれません。本当なら理屈抜きでpassionだけでシャッター切りたいですよね。私もそうです。しかし実際にはpassionだけでなく時にCoolに分析しなければいけない…この少しだけもどかしい所が写真という芸術なのかもしれません。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2

さて、熱く語った前置きがやたらウザいなと思った皆さま、本題の写真解説をしてみたいと思います。上の作品は強烈な逆光の海岸をドラマチックな表現として演出したツーリング写真です。強いコントラストに黄金のキラキラはきっと多くの方にインパクトを与える印象写真ではないでしょうか。

しかしこういった写真をイメージに抱いて、いざツーリング先で同じようなシチュエーションに出会った時、普通にシャッターを切っただけでは冒頭の話と同様にガッカリすること間違いありません。先ほど「ドラマチックな表現として演出した…」と書きましたが、この作品は正真正銘の演出をしていますのでその仕組みを解説いたします。




実際にこの撮影シーンでは空を直視するのも困難なほど強烈な太陽光が降り注いでいました。キラキラ系を実現するには、それくらい強烈に眩しくないと無しえません。露出は評価測光は役に立たないのでマニュアル露出モードに切り替えて、まずはF11辺りに絞り込んで1/1000くらいで試し撮りしてみましょう。そして撮影時間は午後3時頃です… って、ええ?夕方じゃないのか?と驚かれたと思います。夕方ではありません。

実際に夕焼けになるほど陽が落ちてしまうと、光は地表付近の塵や水分に屈折、分散、吸収されて昼間ほど強烈ではなくなります。それでは海面にキラキラのハイライトが豪快には入ってくれないのです。

空を直視できないほど強烈な太陽光は瞼を細めて手をかざし、その上でなお脳内に強烈に入り込んできた光だけが撮影者の心に刺さったはずです。夕方の赤というよりは心に刺さったときの黄金色をイメージしてホワイトバランスを調整したのです。

はぁ~・・・そういうカラクリだったのね~。と複雑な心境の貴方。写真ってこういったシーンに限らず、案外とカラクリだらけなものですよ。ただそのカラクリをどのように使うかは撮影者の人柄や愛に関わっています。インチキな人物ではカラクリをインチキにしか使えませんし、相手に少しでも喜んでもらえる為にプレゼントを丁寧にラッピングし手紙とサプライズまで加える…そんな愛のある人はカラクリを素敵に使えると思います。




そして最後に…こういった撮影裏を聞かされて夢が壊されてしまう…というのもあると思います。せっかく太い眉毛や四角い顔も愛せるほど好きだったのに、それを聞いて100年の恋も冷める瞬間だわ…と。だから皆さまは私が今やっているように撮影裏を公開するなんて愚かな行為はしないでくださいね。

今回はこの辺で!!

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大好きな1つにグッと寄って質感を表現しよう☆<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、お正月休みも終わって今日から仕事始まりの方も多いのではないでしょうか?なかなかお正月気分が抜けないものですが気を入れ替えて頑張っていきましょう。

私は年末のお休みに南房総市の「ミカン畑のキャンプサイト」で有名なオレンジ村に行ってきました。2泊したのですが真ん中の1日は雨だったので、タープの下でのんびりと読書をして過ごすことにしました。




読んだ本はこれです。1年くらい前に発売された原田マハさんの「たゆたえども沈まず」です。この本はゴッホとその弟のテオドロス、そして浮世絵をパリに広めた日本人画商のお話なのですが、とても面白かったです。私は絵画に詳しい訳ではありませんがゴッホの生い立ちや印象派の絵画、浮世絵の素晴らしさを知ることができました。究極のツーリング写真の読者の皆さまへオススメできる一冊です。

しかし、この本を読んでふと気が付いたのですが私の撮る写真はどこか浮世絵的なものがあるのかな…または無意識に浮世絵に影響を受けているかな?と感じました。もちろん歴史的な美術に私の写真を関連付けるなど怒られてしまいそうですが、例えば葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」では独特のタッチで表現された大波の様子を大胆に螺旋構図で配置し、その遠景に小さく富士山を描いています。富士山は本来であれば大きく堂々と描くものですが、あえて遠景に小さく配置して波との圧倒的な遠近感を作っている手法など、私がよくやる構図でもあります。

2024年度から採用予定の新紙幣 神奈川沖浪裏の1000円札

ちなみに富嶽三十六景は36作品ではなく46作品なのだそうですよ。そして神奈川沖浪裏は2024年度から採用される新紙幣にも採用なのだそうです。素晴らしいですね。

あっそれと関東圏の方は2020年1月19日まで両国の江戸東京博物館で大浮世絵展をやっています。またすぐ近くにすみだ北斎美術館もあるので足を運んでみては如何でしょうか。

さて、前置きが長かったですが今回は久しぶりに<初級>ツーリング写真解説として被写体にグッと寄ってその質感を表現してみましょう、という解説をしてみます。まずはこちらの作例をご覧ください。立ち寄った漁港で撮ったツーリングシーンの1枚ですが、漁港とは漁船や漁具だけでなく、錆びたドラム缶、使い古されたロープ、地面に落ちたペンキ、カラフルな浮きなどユニークな被写体の宝庫であるのは以前にも当ブログで書きましたね。

このシーンでは小型船の船首に積まれていたロープと浮きに私のセンサーが反応を示したのでソレを撮ってみることにしました。こういった色々な物が存在する撮影地では海岸などのシンプルな背景となる場所と違って、きちんと構図を整理する作業が要求されます。それを念頭に置いていつも通りリアルサイドとハートサイドの双方のアプローチで撮影に挑みましょう。




まずリアルサイド(現実の様子)でのアプローチで重要なのは目の前の空間の様子を把握することが1つ、それに基づいて重要なことを決定付けますが何かお分かりでしょうか?そうです焦点距離です。ズーム機能やレンズ交換によって広角でいくか望遠でいくか、はたまた自然な距離感の標準域でいくのかを最初に決めましょう。

次に興味をひいた被写体の大きさやバイクとの位置関係、それからデザイン要素の洗い出しです。小舟の船首部は小さな空間として捉え、R1200GSが停めてある場所まで7~8mといった所です。船体の内側にペイントされたミントグリーン、浮きの黄色がひと際カラフルなデザイン要素として印象的ですね。

次にハートサイド(撮影者の心、感動)を感じ取ってみましょう。ここで写真を撮りたいと思った理由の解明です。漁港に佇む漁船や道具たちは逞しさや強さを感じる存在感、または役目を終えて静かに朽ち果てる時を待つその崇高さに私の旅心が反応しました。

これらリアルサイド、ハートサイドの両者の分析から「小舟の船首に乗せられた漁具達が静かに次の出番を待っていた」と言語化しソレをツーリング先で出会った風景として作品化すれば良い訳ですね。

主題が船首に積まれた漁具と決まったので脳内にイメージ写真を描いてみましょう。こんな風に撮りたい、こんな風に写るであろう…という空想の写真です。焦点距離はこの場合は28mmを選択・・・というか単焦点のRICOH GRなのでこの時はその他に選択肢はありませんが。

そしてセオリーに従ってグッと主題に寄って1枚撮ってみましょう。偶然ですがデザイン上で存在感の強い舫をつなぐ杭のような物ですが、これが上手いこと三分割構図で決まりました。




しかし、これで本当に伝えたいことが伝わるでしょうか?当初に脳内に描いた写真イメージの通りになりましたか?この寄って撮った1枚を検証して何度も自問してみましょう。「本当にこれでいいか?これで心の底から納得できたか?」と。

「何かが足りない、何か小さな違和感がある、釈然としない、まあまあなんだけど…」そう感じたら絶対に撮影をやめてはいけません。この場合の答えは次のようになります。以前も究極のツーリング写真で解説しましたが、このように前景を作った写真で重要なのは、その前景となる被写体の質感の表現です。このままだと主題であるロープや浮きの質感が十分に伝わりません。

 

船首に置かれたロープの様子を意識してさらに寄った1枚がこれです。舫をつなぐ杭が日の丸の位置に突き刺さる構図で絶対的な安定が出ました。先ほどの写真と比較してみて下さい。

質感とはあたかも手で触れた時の感触が伝わってくるような表現のことです。もし寄っただけでは十分に質感が出ない場合は、後でレタッチで調整してみましょう。

この作品の場合はLightroomでロープと浮きの部分を選択し・明瞭度・コントラスト・テクスチャ(Lightroom Classicの場合)を調整してイメージに近づけます。やり過ぎに注意ですが何らかの理由で大幅にスライダーを動かした場合は、選択範囲以外は手を加えないのがポイントです。この作品もそうです。

ちょっとレタッチの内容が入ってしまい、やや初級向けではない内容になってしまいましたが、まとめると最も魅力的だと感じた部分、自分が大好きなコトにしっかり寄って、その様子を表現しましょう!という極めてシンプルなことを解説してみました。

私が今年の写真活動で取り組みたい1つとして「好き」の追求があります。自分が目指す「いい写真」に深く関わるのが「自分はこうゆうの好き!」という個人的な好みなのでは?と思うのです。

おっと…つい長くなってしまったので、今回はこの辺で!!!

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上級者がスランプに陥ったときの脱出方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、お正月の運動不足、食べ過ぎでダラけていませんか?私は元旦から仕事ではありましたが、お酒や食べ物はつい気がゆるんで普段よりも不摂生してしまいました。

年末は連休をいただいたので2019年の最後のキャンプツーリングを2泊で楽しんできました。しかし真冬だというのにキャンプ場はファミリーやその他のカーキャンパーで溢れかえっていてガードマンまで出動するというカオスでした。その昔、真冬にキャンプなんて変人扱いされたものですが、時代は変わりましたね…。

さて今回は少々大げさなタイトルですが写真キャリアを積んだベテランであれば誰もが通過点となる、写真に関わるお悩み「スランプ」の脱出方法について偉そうに書いてみたいと思います。

RICOH GR APS-C

カメラやレンズの使い方、構図や露出などの撮り方、被写体への理解、そして数々の失敗作と成功作。これら写真に関わるあらゆることを経験してきたベテランが、最初に当たる壁は表現やスタイルの問題ではないでしょうか?

万人に受ける写真が良しとされるのか?分かる人にだけ分かってもらえる写真が良いのか?

美しい、驚きといったインパクト系の写真が良いのか?地味でも伝えたい事がきちんと写っている写真が良いのか?




表現の世界であるからには見てくれる人の存在があって成り立つ訳ですから、見る側を全く無視するのは出来ませんよね?しかしあまり意識しすぎると個性が消えてしまい上手なだけの記録写真になってしまいます。そしてそういった写真は既に他の誰かが撮っているものです。

上の写真はいつも通りの私の大好きな撮影シーン、ツーリング先での漁港です。毎度、すごく地味な写真でこのような写真を見ても喜んでもらえる人は稀なのは、何より私自身が理解しています。故にこういった写真が大好き!という人に巡り合ってしまうと怖いぐらいに意気投合してしまうのですが、それはそれで嬉しいものです。

この写真をSNSで投稿しても「いいね」もコメントも少ないです。もちろんコンテストに応募しても入選は難しいでしょう。しかし全く気にしません。好きなものを好きなように撮るのが最高に楽しいからです。反応が薄いのは正直に言えば少し寂しいですが、SNSやコンテストが何なのか?を考えれば簡単です。SNSは近況報告やコミュニティーを楽しむもの、一部の人は承認欲求を満たすもの。コンテストは他者との比較によるコンペです。主催サイドの意向に合致している作品であるか審査し優越を付けるのがコンテストです。

私がSNSの反応を気にしていないのは写真を通して承認欲求を満たそうとはしていないからです。承認欲求とは他者に自分は立派であると認めてもらいたい欲望のことです。簡単に言ってしまえば「どうだ俺、写真うまいだろう~、俺のカメラ凄いだろう~」という見栄や自慢という事ですね。

RICOH GR APS-C




もっと「いいね」をもらいたい、コンテストで入賞したい、もっと人々を驚かせてみたい、こういった欲求は決して悪い事ではありませんが、これに支配されてしまうと自分の撮りたい「好きなものを好きなように撮る」を見失って、たちまち写真を撮る楽しさが消えてしまいます。

楽しさが消えると連鎖反応であらゆる大切なものも消えていきます。楽しんでいないと出会えない、楽しんでいないと気が付かない、楽しんでいないと表現できない。他にもたくさんあります。結果、いい写真など撮れず最終的にpassionも消えてしまいます。昔、ある先人が人生における効率で最も非効率なのは悩むことで、最も効率が良いのは楽しむことと言っていました。

ここまで書けばもうお分かり頂けたかと思います。スランプはいつも楽しめていない時、人の目を過剰に気にしているとき、欲求や得体の知れない何かに支配されているときなのです。

「あ…私そうかも…」と気が付いた貴方はすぐに軌道修正に取り掛かりましょう。好きなものを好きなように撮って、これが私流、俺スタイル、とにかく私の場合はこうです!という自分の主張をこれでもか!と盛り込んでみましょう。上級者なら他人のコピーなどやめてインスピレーションを信じて独自の表現を貫いてみましょうね。それはSNSで発表しても「いいね」は少ないかもしれませんが素晴らしいことです。

リコーGR APS-C

「でもそれって自己満足の押し売りじゃない?」という疑問も出てくると思います。いいえ違います。確かに写真をはじめたばかりのビギナーの頃は、写真は人に見てもらう表現の世界なのだから、自己満足ではいけませんよ…と教わった記憶がありますね。もちろん正しいことですが、ここで言う自己満足とはただ撮ったという中身のない画像を他人へ見せるのはやめましょう、という意味で今回の解説でいう「自分の大好きを好きなように撮る」とは本質的に異なります。




大丈夫です…あなたが本当にツーリングを愛しているのなら難しいことに悩まなくてもきっと撮れます。

ツーリングで出会うものをキャッチする受け皿になる感じです。「いい写真を撮ってやるぞ」というハンターにならないよう気を付けましょう。

以前も書いたことがありましたがインスピレーションを生み出すのはいつもリラックス状態です。楽しい、落ち着く、のんびりと…といった穏やかな精神状態のときにインスピレーションは生まれます。もし精神状態の構築が難しいと感じるなら簡単な方法が一つあります。それはバイクを停めて写真を撮り始める前に、15分くらいで良いので撮影地を歩いてまわってみましょう。気楽に歩き回るだけで楽しさ、落ち着きといったリラックス状態がつくれますよ。

今回はこの辺で!!

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大好きな一瞬を捉える☆たくさんシャッターを切って楽しもう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いかがなお正月をお過ごしでしょうか?私は年末は連休をいただきましたがお正月は元旦から仕事でございます。まあ…ただのお留守番なので気楽なものですが。

さて2020年のツーリング写真解説の第一弾はゆる~く立澤重良のツーリング写真独り言コーナーでいってみたいと思います。

先日、通いなれた南房総の海岸で夕陽の写真を撮った時のことです。あまりに美しい光景に無心にシャッターを切っていました。撮影に没頭しているとあっというまに時間が過ぎてしまい、夢中で撮っていた時間そのものが途端に愛おしい時間であったなと感じました。やっぱり何だかんだ言って撮っている時が一番楽しいし、自分は写真を撮るのが本当に好きなんだなと改めて感じた次第です。

あの時、あの場所で写真を撮ったから儚いバイク旅の思い出が心象風景として心に刻まれるのだと思います。バイクでツーリングすることと写真を撮ることが融合すると、こんな素敵なことになりますよ!というメッセージを2020年は発信していきたいですね。




EOS6D Mark2+ EF35mmF2IS

さて、その時に撮った写真はこれなのですが強烈な逆光を利用したギラギラ系の海岸ショットです。海に突き出た小型船用の堤防は柵もなくバイクを置いて写真を撮るのに最高の条件です(もちろん立ち入り禁止ではない事を確認しました)。

強烈な太陽の光は風景に強いコントラストを与え印象的な作品を狙えます。ツーリングシーンでは旅のハイライトとしてぴったりではないでしょうか。

この写真では打ち寄せる波の表情に注目して堤防から海岸まで降りて、波に寄って撮ってみました。こういったシーンではただ風景を撮るのではなくユニークな何かに注目してそれを意識して撮ってみましょう。

太陽光は強烈に明るいので絞り込んで深度をたっぷりとってもシャッター速度が落ちる心配がありません。以前に近景からパンフォーカスを狙う場合は近景の質感を大切に撮りましょう、という解説をしましたが覚えておられるでしょうか?

この場合での近景の質感とは泡立つ波の様子、クリーミーな感じです。ここを意識して撮っています。しかし波に寄ったローアングルのせいでR1200GSの背景に海面のハイライトが合わず山の黒に沈んでしまいました。




EOS6D Mark2+ EF35mmF2IS

そこでテトラポットに乗ってややハイアングルで撮ってみました。するとR1200GSの向こう側の海面が画面内に入り、うまいことハイライトとR1200GSが重なってくれました。画面内でバイクの大きさを小さく撮るツーリング写真のことを「バイク米粒構図」と呼んできましたが、バイク米粒構図の基本はこのように何らかの手段でバイクの存在感を補ってあげることです。

そして当初に注目していた波の表情ですが、打ち寄せた瞬間を狙って連写することでバリエーションを得ることができます。上の写真の場合は1枚目とは違って引き波をとらえたカットです。これにより引き波の部分に存在感ある分断線が生まれて画面全体は1:1.5の比率を作ることに成功しました。




EOS6D Mark2+ EF35mmF2IS

とはいえやはり作品の主題は当初に良いと思った波の泡立つ様子としたいと感じたので、たくさん連写したカットの中からこの1枚を採用カットとしました。何十枚と撮った中から泡の様子、波の表情などを慎重に吟味してセレクトです。海岸での撮影はこのように豊かなバリエーションが撮れるのが最高に楽しいですね。

それとこういったシーンで慎重に行いたいのはホワイトバランスの設定です。もともと真っ赤に染まっている風景なのに、ホワイトバランスでさらに暖色にふってしまうとドギつい画像になってしまい、はっきり言って破壊行為です。この場合は海面の青さを失わない程度に暖色を調整しました。

よく偉大な先生のお言葉に「無暗にシャッターを切らない、ワンショットに入魂が正義である」といった類の話を耳にしますが、私の個人的な考えとしてはデジタルが主流となった現代で考えると少し古い考えかな…と思います。今回の例のようにたくさんのシャッターを切ることでバリエーションを得ることももちろんメリットですが、シャッターを切り続けることで被写体や風景との距離感をつめていくこともできます。

もちろんたくさんシャッターを切ると1ショットを軽く感じてしまい雑さが出るというのもあります。これは雑にはならないよう意識していく必要があります。その他はフィルムの時代と違ってフィルム代や現像代もかかりませんし、メディアだけ余裕のある容量のものを用意しておけば納得いくまで何カットでもシャッターを切って撮影を楽しむのがおススメのやり方です。

今回はこの辺で!!

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2020年も究極のツーリング写真をよろしくお願いいたします。

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、新年あけましておめでとうございます。令和二年も引き続きよろしくお願い致します。

EOS1Dx + SIGMA150-600F5-6.3DG

いよいよ新たな年号である令和も二年に、そして2020年は東京オリンピック・パラリンピックの開催が待っていますね。どのような年になるのか今からワクワクします。




私の勤務先がオリンピック開催施設と近いという事もあって、このオリンピックをきっかけに自分にも何か素敵な転機が訪れるのでは?と夢を膨らませております。一方で年齢的には40代も後半戦なので心身ともに健康には気を付けていきたいと思います。ストレスで心の病とか怖いですからね。あまり細かな事は考え込まず、かといって無理やりポジティブにもしない。ニュートラルな感覚を心がけたいです。

精神面での健康は写真を通して幸福を感じて生きることです。それとブログでアウトプットして思考にリセットをかけること、これ私のライフワークなんです。

「ツーリングのワンシーンを切り取る」をテーマに活動している写真活動は、今年はアマチュアであることの特権を生かしてもっと柔軟な発想で、もっと自由な写真に挑戦してみたいと思います。いま構想しているのはRoadTrip photoのバイク写真バージョンを確立することです。RoadTrip photoとは明確な定義はないですが、現状では欧米などで定着している写真ジャンルのようで日本ではあまり馴染みがない言葉だと思います。いまGoogleでRoad Trip photos と検索すると次のような物がヒットします。

ちょっと派手な写真が多いですがだいたいイメージがつくでしょうか?オシャレ系なイメージと言いますか、サーフ系やファッション系の写真集や広告のカットに出てきそうな感じですよね。このように海外の写真しかヒットしないということは日本には今はない写真ジャンルなんだと思います。

単純にこれのバイク版という意味ではありませんが、見たことも無いような雰囲気の新しいバイク写真のジャンルを生み出してみたいのです。




RICOH GR

ちょっと意識して撮ってみた写真がコレです。構図やら露出やら撮り方を駆使した魅せ方ではなく、かといって美しさやインパクトといった華やかさもありません。ひたすらに事実をスナップ的に撮る写真ですが、これにより見る人に臨場感、リアルさを感じさせる写真を目指してみます。

それと今までも心がけてきましたが【我が道を行く精神】をより大切にしていきたいと思います。具体的には写真コンテストにはもう参加はしません。コンテストは腕試しや刺激をもらう意味で素晴らしいですが、いつまでも他者との比較に拘っても意味がありません。コンテストに参加していた事はあくまで通過点としたいのです。

今は単純にいい写真が撮りたい、という気持ちだけに留まらず自分が撮った写真に役割を持たせて何かに貢献できたらいいな、そんな風に思っております。このブログではツーリング写真の解説をしていますが、こんな稚拙な写真解説でも少数ながら喜んで頂ける方がおられると聞いて本当に嬉しく思います。




今年からはブログからのツーリング写真文化の発信だけに留まらず、作品を通して広く貢献できたらいいな…そんな風に思っています。

そう遠くない将来、鉄道といえば鉄道写真!みたいにバイクツーリングといえば「ツーリング写真」と多くの人がそう認知している世になっていたら素敵だと思いませんか?

皆さまにとっても令和二年が健やかで幸多き年でありますようお祈り申し上げます。

令和二年 元日   立澤重良

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ツーリング写真を世界に広める夢をみて・・・

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は2019年で最後の投稿となります。1年間、当ブログを応援してくださった読者の皆さま、いやいや…たまにチラ見するだけだよという方々も、本当にありがとうございました。

私はこのブログで自分の知っている事は何でも惜しまず公開しようと心がけております。それは誰かの為とかではなく、何より自分のためにやっております。これはアウトプットすることで見識を深めることができますし、誰かが見てくれている…と意識するだけで生きがいも感じるからです。たまに間違った事や、偏った考えのことを書いているかもしれませんが、そういった部分を含めて個人のブログの面白さと寛容に見守って頂けると有難いです。

もちろん「ツーリングのワンシーンを切り取る」をテーマに作品を生み出すことはブレずに継続していきます。ツーリング写真というムーブメントを世に広める、バイク旅の魅力をツーリング写真を通して世に発信する、というのが究極のツーリング写真の真の役割です。

さて今回は2019年のバイク旅、ツーリング写真の活動を振り返って今年のベストをセレクトしてご紹介してみようと思います。今年は私の勤務している会社が働き方改革の関係で有給休暇は必ず取得せよ、というお達しが出たのもあり、かなり休みをいただいて多くのバイク旅に出かけることができました。もう今の会社も6年近く勤務していますが5年くらいの間は1日も有給を使っていませんでしたから… 久しぶりにお休みを十分に頂けることの有難みを実感した1年でもありました。

それでは2019年に撮ったツーリング写真ベストショットでございます~

3月 千葉県市原市 小湊鉄道と菜の花

EOS6D Mark2 + EF70-200F2.8L IS

房総半島は地元なので旅というよりは普通の日帰りツーリングでしたが、それでも古くから走りなれたエリアなので旅情を感じる写真なら慣れたものです。里山とローカル鉄道と菜の花の景色。いつまでも残したい心象風景だと感じます。

写真は高滝駅の近くで望遠レンズで撮った1枚です。




5月 北海道ツーリング

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

出発から季節外れの積雪で波乱の旅だった2019年の北海道ツーリング。例年はお盆の時期に出かけていましたが今年は5月に行ってみました。8月よりも降水量が少なく素晴らしい北海道ツーリングを体験できました。写真は美瑛の丘でケンとメリーの木です。

8月 館山からのぞむ天の川ツーリング

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

とにかく暑いのが苦手な私は真夏は房総半島を夜走りです。海岸沿いだと山と違い虫も少なく真っ暗闇ではないので快適です。写真は房総の南端に近い館山市の伊戸という場所です。千葉で天の川がこんなに綺麗に見れるなんて割と最近知りました。




9月 蔵王~檜原湖ツーリング

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

15年ぶりくらいに蔵王を走った9月。宮城蔵王から蔵王エコーラインを走り山形蔵王へ。温泉三昧を楽しんで白布峠を超えて福島県裏磐梯の桧原湖へ。美しいキャンプ地を満喫しました。この写真は今年のベスト1枚と呼べる作品です。ファインダーをのぞきながら「このシーンは二度と来ない」という気持ちで納得いくまで撮り切りました。前回の投稿で妥協はしない、頑固であることと書きましたが、こういったシーンで撮り切るためには決して妥協しない情熱(というより執念)が大切だと改めて感じた写真です。

10月 岩手山、焼走りツーリング

EOS6D Mark2 + SIGMA12-2mmF4.5-5.6DG

有給休暇のおかげで4連休もとれた10月。台風被害の直後だったので行けそうな場所が限られましたが足を延ばして岩手山まで行ってみました。焼け走り国際交流村キャンプ場に3連泊として岩手山、アスピーテライン、田沢湖のエリアを満喫しました。乳頭温泉の鶴の湯は素晴らしかったです。




11月 本栖湖~富士 キャンプツーリング

EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

アニメ「ゆるキャン△」でキャンプブームに拍車のかかった昨今ですが、ここ本栖湖の浩庵キャンプ場はそのゆるキャンの第一話の舞台になったキャンプ場です。ここから望む逆さ富士の絶景を一度は堪能しておかないと…という理由で混雑を覚悟で行ってきました。これからブームはさらに加熱してますます行きにくくなるかな…と感じたもので。結果、確かに混雑はしていましたが湖畔サイトからの眺望を楽しむ素晴らしいキャンプができました。帰ってから改めてゆるキャン△を見るのも面白かったですね。

来年は東京オリンピックもあり仕事の面で少しバタバタしそうですが、何とか時間を作って写真活動もより充実させていきたいです。来年に挑戦してみたいことはRoadTrip photoをバイク写真で実現してみることです。写真も変化をつけて楽しんだり、進化を実感できないと持続できませんからね。いまから楽しみです。

皆さまも新たな年が素敵な一年になりますよう、お祈り申し上げます。そしてツーリング写真を当ブログと一緒に盛り上げていきましょうね。

では皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。一年間ありがとうございました!

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シンコーの格安ブロックタイヤE804、E805をR1200GSに装着した結果・・・

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は空冷R1200GSに関わる話題でございます。といってもR1200GSに関わらず今が旬のアドベンチャーバイク、ビッグオフ系のユーザーの方でしたら誰もが気になるブロックタイヤ、オフロードタイヤのインプレッションでございます。

今回は謎のシンコー、新興勢力…のシンコー??アドベンチャートレール向けオフロードタイヤE804(フロント用)、E805(リア用)のインプレでございます。

以前にシンコーE705について、私の個人的な使い方としてはR1200GS用として理想的なタイヤである…というインプレを書きました。

E705のインプレはこちら

E705はストリート75%、トレール25%の割合で開発されたタイヤでロングツーリングで行程の多くは舗装路、旅先でフラットダートを少々走る、という用途にぴったりのタイヤだと思います。コスパについてはシンコーE705に勝るタイヤは恐らく存在しないと言い切ってしまいます。




そして今回のE804/E805はストリート40%、オフロード(トレールとは呼ばない)60%とE705に比べて一気にオフロード寄りにふった完全なブロックパターンタイヤです。

そもそもシンコーは古くから自転車チューブやタイヤを製造する日本の企業ですが、バイク用のタイヤとして知名度が上がってきたのは最近だと思います。主な生産工場は宮崎県と韓国でしょうか?聞いた話によるとE705やE804,805については韓国の生産工場のようです。その生産ラインはあの高級タイヤメーカーであるコンチネンタルのTKC80を製造していた工場でもあると聞きました。実際のところE705の舗装路を走らせた感じはTKC80を思い出すような特性を見せてくれたのが印象的でした。

今回はE804、E805を2008年R1200GSに装着してインプレッションしてみたいと思います。




ちなみに現在、ネット通販で最安値と言えるE804、E805の価格はフロントE804 110/80B/19 M/C F59Q 8170円、リアE805 150/70B/17 M/C 69Q 9590円です。前後で2万円いかないのはQレンジのバイアスタイヤとはいえ安いですよね。

装着から1000㎞程度走ってみました。

まず舗装路ですがグリップ力自体は可もなく不可もなく良好です。冷えている時のグリップはとても良好で冬場に意識してタイヤを温める必要はないと感じました。ロードノイズはKAROO(T)やTKC80と同程度でこのクラスのブロックタイヤとしては平均的だと思います。アナキーワイルドより静かです。

コーナリングはプロファイルから想像できる通り、穏やかなアンダーステアで寝かし込みしやすいR1200GSとの相性は良好です。この手のバイクをコーナーさせる時のセオリーでもありますが、低いギアは使わず中回転トルク域でコーナーさせる分には横にスライドするような事はありません。ブロックの谷間による違和感やヨレも少ないです。

中央ブロックにはセンターグルーブがあり排水性も良く雨の走行で怖いと感じることはないと思います。ブロックタイヤとしての舗装路の性能は優秀です。

砂利ダートは意地悪なほどスロットルをラフに開けても簡単には抜けないトラクションを発揮しました。エアを落とさなくてもフロントが横に逃げることもなく、TKC80を思い出すダートグリップです。・・・いやむしろTKC80とそっくりなタイヤと言ってよく、フィーリングだけでどちらのタイヤか言い当てろと言われたら難しいと思います。

マディーや荒れた場所では試していないのでコメントは控えたいと思います。その他、高速道路も試しましたがブロックタイヤとして考えれば快適性も含め不満は感じませんでした。




ライフは限度まで使ってみないと何とも言えませんが、1000km走った感じだとリアの減りが少々早いように見えます。R1200GS、アフリカツイン、Vストなどで使われている他の方のインプレでは6000~7000kmくらいが摩耗限度と聞きますので、やはりそれくらいだと思います。メッツラー KAROO(T)と同じくらいでしょうか。これは結果が出たらこの記事に追記いたします。

とにもかくにもシンコーはE705も同様でしたが、とにかくコスパが良いです。仮に少々のマイナスポイントを感じたとしても、このコスパの高さで全て許せてしまうのではないでしょうか?

以上、シンコーのオフタイヤE804、E805をR1200GSに装着したインプレッションでした!!

~関連記事~

・R1200GS/R1200GS-ADVENTURE オフロードタイヤ4銘柄インプレッション

・R1200GS おすすめカスタマイズ タイヤ空気圧モニター

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ゼロから始めるツーリング写真☆はじめてのバイク写真ライフ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログはバイク写真、ツーリング写真に関わるあらゆることを綴るバイク写真の専門サイトです。写真文化にバイク写真という新たなジャンルを一石投じるように、このブログからバイク写真文化を地味に発信しております。

そして賛同していただける方を対象にツーリング写真の撮り方やノウハウを惜しまずに公開しております。たまに空冷R1200GSの話題やお勧めのキャンプ場、キャンプツーリングに関わることなども書いております。

つい先日、私の知り合いに「今まで写真なんて全く興味なかったけど写真をはじめてみたいと思います」という方がおられました。しかし、その方は「自分はセンスないんで向いてないと思いますが…」とおっしゃいました。

そもそも写真をやるにあたり向き不向きやセンスって、どれほど関係あるのでしょうか?今回はその辺のお話をしてみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS




今まで究極のツーリング写真の解説ではセンスがあるない、という話題にはほとんど触れませんでした。センスというと生まれ持った才能で後からではどうにもならない…という印象なので好きではないのです。

もちろん生まれ持った個性として写真や絵画といった芸術分野に向いている人というのは確かにあると思います。しかし自分はそういった才能を持っているとは思えない…という人が先入観で写真や芸術に触れずに生きていくのは勿体ない事だと思います。

いままで眠っていた自分の側面を目覚めさせ、それに磨きをかけていくように写真をはじめてみましょう。新たな自分の発見に日々が充実することをお約束しますよ。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

生まれもったセンスがあるとか無いとかよりも、私が思うのは性格、人柄といったものの方が写真に向いている、不向きであるというのは有ると思います。

ざっと思いつく限り挙げてみますと

 ~こんな人は写真に向いている~

・道端のタンポポとかに癒される
・小さな草花などによく気が付く
・星空を見に行くために寒い夜でも出かける
・観葉植物や花を部屋に置くのが好き
・インテリアや雑貨はデザイン重視
・自分大好き人間
・頑固で譲らない、好きなことは妥協しない
・ユニークで遊び心がある
・早起きが得意で行動派

逆にこうゆう人はちょっと…というのは自分に自信がない、朝が苦手で出不精、流行が気になってしまう、人と同じことをしないと不安、何を選ぶにもデザインは二の次、優柔不断、マニュアルなどの規律に正しい人、仕事などで妥協点を作るのが上手い人・・・などなど。

しかし!ここで「あ~、俺ダメなタイプだわ」と感じた方でも大丈夫です。お仕事や私生活でそうであっても、写真をやるときは違う!と強く意識してみましょう。

きっとそれだけで自分の知らなかった側面を発見できるはずです。何をかくそう私自身、写真をはじめる以前は芸術とはほど遠い人間でした。バイクで峠小僧だった時代に始まり、車で埠頭をドリフト、サーキットでサンデーレース三昧。もちろんそんな頃は道端のタンポポに癒されたり、星空を見に出かけたりしませんでした。そんな人間がツーリングをきっかけに写真に目覚めたのですからね。人は変わるものです!

だから向き不向きとかセンスとか、それほど大きく関係していないと思います。いや、むしろ他人から「向かないよあなたには」と言われちゃうような人の方が凄い可能性を秘めているのかもしれませんよ!

EOS1Dx




よし!じゃあ写真をやってみようか!と決意したその日を記念日にしましょう。人に尋ねられた時「写真が好きです」「写真をライフワークにしています」「個人的な写真家です」と今日から名乗るようにしちゃいましょう。

ところで最初に用意すべき物はどうしましょうか?これ、案外と悩ましい問題であると、この記事を書いている今…私は気が付きました。理由はこれから写真を始めたい!という方にぴったりのカメラが見当たらなかったのです。

自分に合ったぴったりのカメラ。それは他人には分からないことで自分で探し求めて出会うしかありません。自分で決めるのが正しいのです。しかし、今から写真をはじめる人にとって右も左も分からないのに決めようがないですよね。

それに私がいま調べた限り、ゼロから写真家を育てるようなカメラなどは存在しません。カメラメーカーもこの辺の需要に注目して画期的な入門カメラを作ればいいのに、なぜ無いのでしょうね?

ここでメーカーに期待しても仕方がないので幾つかのポイントを作って選択肢を割り出してみました。

まず良く言われる画素数とセンサーサイズですが最初に買うカメラとして、ここは考えなくて大丈夫です。現在、売られているデジタルカメラで画素数やセンサーサイズで写真のクオリティーに大きな悪影響を及ぼすようなカメラはありません。

ズーム域は広角28㎜から望遠側85㎜までくらいに留め(高倍率はお勧めしません)、軽量とコンパクトさからいつも持ち歩くのに苦にならないコンパクトデジタルカメラがよいですね。何といっても持っていける荷物のボリュームが限られているバイクツーリングなのですから。

そして価格帯も無理はしない方がいいです。高いから良い写真が撮れる、高いから上達できるということは断じてあり得ません。上達すると「こんどはこんな写真が撮ってみたい」という具体的な要求が出てくるので、数年後には買い替えが待っているかもしれません。そういった意味でも最初に高いカメラを買うのは必ずしも正しいとは思えません。

そして重要なポイントはマニュアル露出、露出補正、マニュアルフォーカス、ホワイトバランスの変更、ISO感度の設定などが直感的に操作できるカメラであること。シャッターボタンと再生しかないような普及型コンデジは避けましょう。キャノンで言うとIXYシリーズではなくPowerShotシリーズです。

SONY RX100(無印) マニュアル露出できるコンデジ

キャノンG7x mark2、SONY RX100シリーズ、ニコンCOOLPIX A1000 辺りが写真を学ぶ最初の1台として良いかな…と思えるのですが、釈然としないのは価格帯がけっこうお高いことです。入門用でマニュアル露出できるなんてカメラがどのメーカーもイマイチ無いんです。そんな中で決して安くはありませんがコンデジの選択肢が豊富だなと感じたのは上にありますがパナソニックのLUMIXシリーズです。

特に左上のLUMIX DC-LX100M2なんてファインダーもあるしかなり良さそうですね。ちょっと入門用という価格帯ではありませんが、あのライカのOEMでD-LUX7というカメラがあるのですが、ほぼ同じカメラなんです。ライカD-LUX7が実売で約18万円くらい、パナソニックなら約半分のお値段です。そう聞くとたちまち安く感じるから不思議なものです。




予算をなるべく抑えてカメラを購入するのであれば、ヤフオクやメルカリなどで中古の型遅れを購入するのが賢いやり方です。市場に出回る多くのカメラはあまり使われず買い替えになるため、程度の良い個体がたくさん流通するのです。少々型遅れでも今から写真を始める人にとって性能や機能にまったく不足はありません。目安として5年くらい前のモデルまでなら全く心配ないと思います。先に挙げましたLUMIX DC-LX100M2もM2ではない旧型のLX100なら3万円台から売っています。

今回、コンデジの話題がメインでしたがもちろんEOS Kissデジタルのような入門用の一眼レフであれば、最初に写真を学ぶのに最高だと思います。しかしバイクで持ち運ぶのに専用にバッグ等を用意する必要があります。交換用のレンズも用意すれば気軽に撮りに行くという感じの装備でななくなります。もちろんそれらの問題はOKだ、という方には光学ファインダーを有した一眼レフカメラはお勧めできます。

以上、ゼロから始めるツーリング写真!でした!!

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