夕陽とバイクとツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から3月ですね。といってもコレを書いている今は2月ですが…。今年の春は花粉が少なめと聞いているので、花粉症の私にはうれしいニュースです。せっかく暖かくてバイクシーズンの到来となっても花粉症の症状が酷いと出かける気になりませんものね…。

ここ最近、10年以上も前のストレージを整理してLightroomで焼き直しの作業をしていたのですが、過去のツーリング写真って旅の思い出が蘇るようでいいですね。人生という時間を記録しておくという写真本来の役割を再認識した感じがしました。

といっても10年以上前の私は写真の腕…というか写真のことを根本的に分かっていなくて、綺麗に撮ることに気を取られていたり絶景にしかレンズを向けなかったりしていました。なので写真作品としては平凡極まりないのですが、当時は時間があったので旅の内容は現在の私よりずっと良かったのが分かります。

北海道だけでなく信州、四国、九州、沖縄とF650GS Dakarにキャンプ道具を乗せてよく旅をしたものです。




さて今回は夕陽とバイクとツーリング写真と題して、なぜ夕陽はバイク乗りを魅了するのか?みたいな話をサラっといってみたいと思います。

EOS40D 2008年 北海道

写真を一切やらない、という人でもツーリング先で美しく焼ける夕陽に遭遇したら思わずスマホで1枚、撮りたくなりますよね。

夕陽は単純に美しいというだけでなく一日の終わりと言う哀愁感を覚えるのは人類共通なのではないでしょうか。…そう【終わり】という哀愁感。ひとつの旅は人生の縮図のようなもので一日の旅の終わりを告げる美しい夕陽は、まるで映画のエンドロールを見ているような穏やかな気持ちになれます。

しかしツーリング写真として美しい夕陽を撮りたい!となると色々と悩ましい問題が発生します。まず日帰りツーリングの場合は夕陽を拝める時間帯は多くの場合で帰路の途ではないでしょうか?日帰りで夕陽を撮影してから帰れば帰路は真っ暗闇です。あなたは1枚の写真のためだけに帰り道が真っ暗闇でも良いですか??人によっては夜はバイクに乗らないという方もおられるはずです。

泊りのツーリングの場合も夕方はもう宿に戻ってお風呂か夕食の時間ですよね。キャンプツーリングはテント設営や食材の買い出し、お風呂へ出かけるなどで忙しいので、尚のこと夕方になる前にはキャンプ場にいってテントを設営したいところですね。これらを日中に済ませて夕陽に合わせて再びキャンプ場を出発!という作戦も悪くありませんが、そうキャンプ場から遠くへは行けません。




夕焼けの写真を撮りに行く、ではなく必然として夕焼けの景色に出会った、という事ではあれば帰りが遅れてしまった何らかのイレギュラー要素を予感します。まるで山あり谷ありの人生のように。これが夕陽のツーリング写真の魅力の1つでしょうか?

上の写真は10年前の夏の北海道ツーリングでの一コマですが、私はこのとき記憶の中にあった懐かしいキャンプ場を目指して走っていましたが、たどり着いたらキャンプ場は何年も前に閉鎖されたようで更地になっていました。そしてツーリングマップルを確認して新たなキャンプ場を目指して走っているのですが、これがまた遠くて…みるみる日が傾いて辺り一帯が黄金に染まるものですから「おぉ~美しい!」と言ってバイクを停めて写真を撮るのでさらに遅れるというスパイラルに。

結局、真っ暗闇のキャンプ場でヘッドライトの明かりを頼りにテント設営という結末でした。幸い、使い慣れたキャンプギアばかりなので問題なく設営はできましたが、周囲のテントの人たちはとっくに缶ビールをあけてジンギスカンを焼いたりと楽しんでおられました。




旅は予定外のこともあり、何があるか分からない。トラブルやうまくいかない事も含め「山あり谷あり」を体験すること。まるで人生のように…そして終盤に存在するハイライトはいつも美しい。

だから夕焼けのツーリング写真には特別な想いを抱いているのかもしれません。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

2006年 EOS30D 北海道 多和平キャンプ場

すいませんスナップではないですね…。この写真もそうですが美幌峠で時間を使い過ぎて多和平キャンプ場に着いたのが日没後になってしまいました。しかし日没直後のマジックアワーが生涯忘れられない風景を心に刻んでくれました。

 

さっそくツーリングスナップ写真を撮ってきたよ!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素敵なバイクライフ、素敵な旅、素敵な写真を楽しまれていますか?この3つは当ブログの核となる部分でございます。

当ブログのコンセプトは何度も書いてきましたがバイク旅の魅力を写真で世に広める、ツーリング写真という文化を写真界に認知させる、をかかげて活動しております。賛同者を集めるために私が知りえる限りの全てを書いて、ツーリング写真の専門サイトとして運営しております。

そんな釈迦に説法、偉くもないのに偉そうに書いている立場なのですがソコを気にしてしまうと何もできないので、失礼を承知で「偉そうに」をお許しいただければ幸いです。説明って少し偉そうに書いた方が分かりやすいんですよね。




ここ最近、偉そうに書くなら勉強もしないとな、と思い写真に関わる書籍を色々と読み漁っております。書籍なんて5年くらい前に撮り方やカメラ機材に関わるものを読んでいた以来、すごく久しぶりなのですがやはり偉大な写真家の先生方の考え方は勉強になります。

何冊か読んでみた結果、写真とは表現、個人の発表、瞬間、記録…時に芸術、光と影、感情、そして誰かの心を救いたい(これはハービー山口さんのお言葉)こういった事が写真の本質なのかなと感じます。

それと同時に単純に目の前の光景や被写体が一瞬で静止した画像になる面白さも忘れてはいけません。そもそも「撮る」という行為自体がけっこう楽しいものだ…と思い出したりもします。

今年のはじめに2019年の写真活動は従来のツーリング写真に加え、ライフスタイルとしてきた日常スナップのテイストをバイク写真にも取り入れてみようと公言しました。ツーリング先での一瞬をスナップ的に切り取る写真です。

RICOH GR APS-C  F6.3 1/320 ISO100

いつもの漁港ですが少し「ツーリングスナップ」を意識して撮ってみました。一通り、一眼レフであるEOS6D Mark2で撮り終わった後にポケットに入っていたRICOH GRでパチリと。瞬間・・・そうふっと何かが抜けた瞬間という意味で一眼レフで撮り終わって「さて行くか」というふとした瞬間にパッと撮ってみました。




こういったスナップ的な写真とはまず構図やら撮り方を練ってはいないこと。ごく瞬間的に無意識下でミラーの反射を入れてやろうとか影の様子を構図しているかもしれませんが、基本はほとんど考えずに本能的にぱっと撮っています。

何日か前に書いた直感と直観のお話と重なりますが、スナップ写真は完全に無意識下で撮る直感による撮り方です。そして人間の直感がくだす判断は90%は正解であること。私が10年以上にわたって蓄積したツーリング写真に関わるあらゆることが脳内の大脳基底核にメモリーされていて、それは考えなくとも「この場合はこうだ!」という判断を瞬時に下している…と信じて撮ってみました。

そして自分の直感を信じてそれに従順に写真を撮るのはとても気分のいいものです。大脳基底核に何のメモリーもない(つまり過去の経験、体験が全く無い)状態で直感で撮ってはただの出鱈目ですが、私はまがいなりにもキャリアがあります。

この写真で面白いことを発見しました。この写真はつい数分前までEOS6D Mark2に35㎜やら望遠ズームやらのレンズを着脱してみたり、歩きまわったり三脚を調整したりしていた私がうっかりGRに撮られたしまった事故的な写真に見えて仕方がないのです。もちろん撮ったのは私自身に間違いはないのですが。




この写真は何となくですが「はっはっは~コレ、さっきまでEOS6D Mark2で撮っていたアンタ~!」とスナップ野郎GRが笑いながら写し出してくれた写真に見えるのです。とても不思議ですね、性格は違えど同じデジタルカメラなのに…。

まだまだ知らないことだらけ。写真っておもしろいですね。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコー GR APS-C

1枚目の写真と同じ漁港で撮った写真です。仕上げはLightroomのプリセットに任せてしまいましたがSNSで発表したところ意外にも高評価な写真でした。

高い目的意識が写真活動をけん引する

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、以前に当ブログで使っているCMSサービスwordpressではユーザーの年齢層や性別などの解析ができない…と書いてしまいましたが解析に利用しているgoogle analyticsで解析できました!

むかし利用していたYahoo!ブログでは読者層の中心は40~50代で大半は男性でした。しかし究極のツーリング写真 touring-photography.com のユーザー層は何と25~34歳の層が最も多く次いで18~24歳と全く私の想像と違い若い方の読者が多いことが判明いたしました。しかもさらに驚いたのは男性が中心と思っていたのに男性54.15%女性45.85%といい感じに二分されているではありませんか!

想像以上に女性や若者の読者様に見て頂いているなんて本当に嬉しい限りです。前回書いてしまったような中二モンスターの話なんて書いている場合ではありませんね。気を引き締めて新たな心意気で記事を書いていきます!




さて今回は前回が露出の段の解説というあまりに堅苦しい内容でしたので、解説はお休みして個人的な写真論を独り言風にいってみたいと思います。

2006年9月 北海道襟裳町 黄金道路

改めて書いてみますが私、立澤重良の写真活動は「ツーリングのワンシーンを切り取る」をテーマにしております。

いつかオートバイの旅の世界を1枚の写真にしてみたいのです。上の写真はずいぶん前に撮ったものですが、その憧れの1枚にかなり近い何かが写っている気がするのです。

例えば美しく感動的、見たことも無いような絶景、これらは良い写真として重要なことかもしれません。しかしこれだけではなく作者が伝えたいメッセージのようなものが写っていれば、単なる良作を超えて人を救える写真になるのではないでしょうか。

私が写真にこめたいメッセージとは現代人に理想的な旅の手段はオートバイですよ。ということです。

私の作品をみた誰かが「あっこんな風にバイクで一人旅、いいかもね」「私もバイクの免許とってみようかしら」と思っていただければ何にも代えがたい幸せです。




現代人にとって理想的な旅の手段はオートバイ…もちろん全ての人にお勧めする訳ではありませんが…。例えば徒歩、自転車、ローカル電車、ヒッチハイクなどでも内容の濃い一人旅は体験できます。しかしそれらをイキナリ始めるには時間的にも体力的にも厳しいものがあります。

「歩いて北海道を旅してくるから3週間休みます」とは会社には言えないですよね?

バイクならGWやお盆休みに少しの有給休暇をプラスするだけで大冒険が可能です。大冒険??そう、はじめての一人旅、見知らぬ地を目指して発見や出会いを味わう旅、大冒険と呼んでも過言ではありません。オートバイなら実現できます。

飛行機や新幹線でもダメではありませんが、どうしても快適や贅沢が介入してしまうと旅の本質が見えず内面と向き合う気持ちが作れません。「え~私がバイク?危なくない?」そう、危ないというイメージはあるかもしれません。しかし危機を意識しながら旅をする緊張感も良い物です。なかなか日常で命の危険を察知する機会なんてありませんからね。

いろいろ書いてしまいましたが言葉では伝えることのできない部分も含め、旅を忘れかけた現代の忙しい人々に「オートバイで旅に出ようぜ」というメッセージを作品に込めて写真活動をしたいと思っています。

写真にはそういったチカラがあると信じています(まだ1枚も撮れていませんが)。共感していただける方は私と一緒にやってみませんか?写真のことは究極のツーリング写真で解説していきますので!

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG




 

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30年前、革ツナギを着たままフラフラ~と遠くへ…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、また新たな読者の皆さま、当ブログはバイク写真というジャンルの小分類として「ツーリング写真」を確立しバイク旅の魅力を写真作品として発信していくサイトでございます。

そして共感していただける方々へツーリング写真のノウハウ、撮り方の解説、撮影スポットなどをご紹介しております。

「ずいぶん本格的だなぁ…楽しければそれで良いと思うけど」というノリの方も、見るだけでもOKですのでお気軽にブックマークしてください。




EOS6D mark2  + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/160 ISO100 南伊豆

ところで私は昔から「楽しければそれでイイ」というノリが苦手でして、何をやるにも本格的に追及してしまうタイプの人間です。楽しいだけだと、その時間が終わった瞬間に何も残らなくて虚しいといいますか…。

かつて4輪でレースの真似事をしていた時もスノーボードでパウダーランにハマっていたときも、技術の向上や装備の研究など我ながら熱心なものでした。それはその時だけ楽しめれば良いというレジャー的なものと違い、高みを目ざして失敗を繰り返し前進、成長していくことが最もやり甲斐を感じると思っていたのです。

遊びだからこそマジでやりたかったのです。

バイクの楽しみ方、ツーリングも同じです。最初は「せっかくバイク持っているし、たまには遠くへ行ってみるか」という単純なきっかけでした。私がバイクと出会った30年前はレーサーレプリカ全盛期で若者はみな峠、レース、改造に夢中でした。ツーリングという言葉自体が今ほど浸透していなかったかもしれません。

その頃、VFR400Rに南海の革ツナギでキメていた私は、房総の海岸線を流すのにも何故か革ツナギでした。夏の北海道、鈴鹿8耐に行く人たちも何故か革ツナギ。モーターショウ見に行くのも革ツナギという時代です。チームに所属している走り屋はチームトレーナーの袖を切り落としベストのように着るのが流行でした。そして憧れのGP500レーサーのスポンサーに見事に影響されて、マズい洋モクをふかしていたものです(私は若いころからタバコはやりませんが)。




峠で速さとカッコいいハングオンだけを追求し雑誌バリバリマシンで〇ゼッケンを頂くなど、ごく平凡な走り屋でしたが、それでもたまに糸が切れた凧のように、あてもなく遠くに走りに行くことがありました。その感覚が今の私のツーリングライフの原点かもしれません。

「たまにはどこか遠くへ行くか」

これって人間に元来ある本能的な欲望なのでしょうか?オートバイと縁のない人でも旅行すらしない人でも、どこか遠くへ行きたいなという欲望は誰にでもあると思います。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F7.1 1/320 ISO100  北海道 北太平洋シーサイドライン

せっかく遠くへ行ってみよう!と決意したのであればレジャー感覚ではなく、自分の内面にある旅心と向き合って、少し寂しいかもしれませんが一人旅がいいものです。そして旅の世界を追求してみたい、そんな風に思って今に至るのかもしれません。

行先や移動の手段などを人任せにしてしまうと楽ですが旅としての中身は空っぽのような気がします。お金をかけて贅沢や快適を盛り込んでしまうと、それも旅の本質が霞んでしまいます。家族サービスでの旅行なら別ですが。

楽しいだけでは何か満たされない、楽しいの先にある何かを求める人。または自分の内面と向き合う時間を大切にする人。これが旅人なのでしょうか。




写真もこんな感じでキャリアとともに追及するようになり、いつしか今のようなスタイルに行きつきました。最初は撮った写真を自分で見て「撮れたこと」に満足している完全自己完結でした。やがてアウトライダーのツーリング写真コンテストに参加するようになり、発表すること人に見てもらうことの喜びを知りました。

そうなると自己満足では何の意味もない写真だ…と思うようになり、自分の撮った写真が何かの役に立たないだろうか?と漠然と思うようになりました。その頃からSNSの原点とも言えるブログが流行し、ネット上で繋がったお友達に写真を見ていただき、その反応に写真の手ごたえを感じたものです。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/80 ISO100  千葉県大網白里町

中でも嬉しかったのは「あなたの写真をみて北海道にツーリングに行くことにしました」「私もこんどカメラを買ってツーリングで素敵な写真を撮ってみようと思います」といったもので、自分が撮った写真が誰かの幸せに役立ったのかな?と手ごたえを感じた時です。

こんなことを繰り返していたら今の私のようになった、とでもい言いましょうか。何で今回はこんなことを書いたかと言うと、はじめて究極のツーリング写真を見に来られた方が「なんかスゴいなこの人、なんでツーリングでこんな写真撮っているんだろう?」と驚いた人の疑問に答えてみようと思ったからです。

しかし!!そう思った貴方。ツーリング写真はもう密かにムーブメントして世に輝き始めているのですよ!よろしければ貴方も如何でしょう?やり方は当ブログで解説しておりますので。

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ヒロシさんではありませんがツーリング写真こそ1人ぼっちで!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはツーリング行かれる時はソロが多いでしょうか?それともお友達やお知り合いと一緒に数台で走られますか?

キャンプツーリングをされる方はいまソロキャンプが流行っているようですがソロ派ですか?グループ派でしょうか?「ヒロシです…」で一時期に人気だったお笑い芸人のヒロシさんも、いまYoutubeでソロキャンプを題材にした動画で人気ですよね。

私の場合はツーリングもキャンプも9割はソロです。特にここ数年は生活環境の変化もあり、なかなか自由な時間がないためソロ活動を優先するため100%と言っていいほどソロで行動しております。

独身時代は自由な時間も多かったので友人やブログで知り合った人と走ることもありました。気の合う仲間と一緒に走る楽しさ、感動や発見を共有する楽しさはよく分かります。またいつかやってみたいです。




しかし写真活動をしている現在では誰かを付き合わせる訳にもいきません。「ゆっくり写真撮っててもいいよ」と優しい友人は言ってくれますが、なかなか一緒だと集中モードにもなれないものです。ただ最近になってひらめいたのがライダーを主題にした作品を撮るのであれば、その友人をモデルに撮りまくってやれば面白いか?と感じるようになり、これは今後の活動に盛り込むか検討中であります。

今回は旅とオートバイとソロスタイルについて独り言風に語ってみたいと思います。

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/100 ISO100

北海道や沖縄に行くと自分と同じように1人旅をしている人をよく見かけるものですが、関東圏などでは不思議と徒歩、自転車、ヒッチハイク、もちろんオートバイもですが、旅人の姿はあまり見かけません。それゆえに旅をしない人から見ると1人ぼっちで行動しているライダーは友達のいない寂しいヤツと見えるのかもしれません。

何年も前ですが北海道のオンネトーで20台くらいのハーレーの集団と遭遇しました。そのリーダーらしき人が「足寄方面に行きたいんだけど、この先のダートはどんな感じ?」と私に尋ねてきました。オンネトーから足寄方面に行く道は勾配こそありませんが穴ポコだらけの走りにくいダートです。ハーレーでも不可能ではありませんが汚れるしオススメできませんよ、と伝えると次の質問は「君、1人で走っててつまらなくないの?」という想定外のものでした。どう答えていいか動揺してしまい、その時になんと言ったか記憶にありません。

確かに言われてみれば寂しいと言えば寂しいのかもしれません。しかし「旅は少し寂しいくらいが丁度よい」が当時の私の持論だったので、むしろ集団の方が不自由ではないだろうか?という疑問するら沸いてきました。

人気の景勝地や美味しい食べ物屋さん、知る人ぞ知る秘湯などなど、マメな人が事前に下調べしルートも誰かが設定してくれて、他のメンバーと一緒に付いて走るだけ、というのは楽で良いのかもしれません。それに大勢でいる連帯感もお祭りのような雰囲気で楽しいでしょう。

しかしこの辺の違いは私やヒロシさんのように、もう生まれながらにして1人ぼっちがお似合いな人もいれば、みんなでワイワイやるのが好きだ!という個々の好き好きで決まるのでしょうか。

ソロツーリングは好きな所を目指して、好きなように旅して、気が向かなければ途中で帰ってもいいし、時間が勿体ないと感じたら温泉や食事処も簡易的に済ませることもできます。何より自分自身と向き合っている旅時間がソロツーリングにはあって、それが私にとって何より大切と感じます。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

キャンプツーリングもまた然りです。本当、ここ数年のブームになってソロキャンプしていても変な視線を浴びることも無くなりました。むかしは関東圏のキャンプ場など迂闊に行ってしまうとファミリーやグループで賑やかな雰囲気であり、バイクソロキャンプは明らかな場違いになったものです。




昔はむかしでも北海道では逆にソロキャンパーしかいない場所というのも多くあり、これはもう旅とキャンプの関連性の話まで飛躍するのでここでは割愛いたします。

キャンプツーリングもまた気の合う仲間と行けば楽しいものです。焚火を囲んで美味い酒を飲みながら語らいで最高ですよね。道具の忘れ物や破損などトラブルが発生した場合でも仲間がいれば心強いものです。

そしてこれもまたソロにはソロの良さがあって焚火の炎を眺めながら1人物思いにふけるのも悪くありません。山奥や野宿では夜に不気味な獣の鳴き声が聞こえたり、ただならぬ者の気配を感じてしまった時はラジオ(今はBluetoothスピーカー+スマホでラジオですが)を付ければ一瞬で空気が和みます。

しかし1人ぼっちがどうしても苦手だ!という人はいくらブームだからと言って無理をしてまでソロキャンプすることはないと思います。寂しいとか不気味だと思えば思うほど、ネガな何かを引き寄せてしまうものです。寝ていたらテントの周りを誰かが歩き回っていて、外に出て確認したら旧日本兵と思わしき兵隊さんがテントの周りを行進していた…なんて話もたま~に聞きます。

どんなに人っこ一人いない場所であってもどんなに不気味な場所であっても楽しんでしまえるような人が本当の意味でソロキャンプに向いた人だと思います。

一人で旅したり一人でキャンプすることは素晴らしいことです。何より自由だし何より自分と向き合える時間があります。すべて自分で決めてすべて自分の気の向くまま。人間関係もストレスも皆無です。

無いのは皆でワイワイやったときの楽しさや明るさですが、それは会社の飲み会でも地域のイベントでも体験できること。10代のころ「楽しければOK」という時がありましたが大人になってからは楽しいだけでは何か虚しい…と心のどこかで感じていて、車でサーキットを走っていたときもスノーボードにハマった時も、その時に楽しければいいというレジャー感覚は嫌いで本格的にやったものです。




そう楽しいだけでは虚しいのです…。だから多少寂しくもいいから1人で旅して1人で野宿して自分の内面と向き合って自由を感じてみたい。それがソロツーリング、ソロキャンプの本質でしょうか。もし寂しいという気持ちに潰されそうになった時は旅先で地元の人、他の旅人、ガソリンスタンドやスーパーの店員さんと数分で良いので話をすれば寂しい気持ちは一気に和らぎ、人の温かみに素直に感動できるでしょう。

こちら側がグループになっていると旅先で出会う人も話かけてこないものです…。

EOS1Dx F5 1/1000 ISO100

当ブログでご紹介しているようなツーリング写真も言うまでもなく1人がお勧めです。これももちろん、友達同士で写真やカメラの話題で楽しみながらやるのも悪くはありません。走行シーンを撮る時は1人では難しい場合もあるので連携をとって撮ることも可能です。しかし本当に人の心に響く傑作を狙いた!という大きな願望がある方でしたら1人で挑むべきです。絵画や書道で大作に挑むぞ!という時に普通は1人で集中力を高めてやるでしょう?それと同じだと思います。

またダラダラと書いてしまいました…そろそろお役立ち情報を書きますのでお許しを~!!

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お宝を校庭の土に埋めるようにRAW写真を保存しておこう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、むかし撮った写真ってどうされていますか?DVDや外付けハードディスクにコピーを保存、いまはSDカードも安価になったのでSDカードで保存している方も多いかもしれませんね。

やってはいけないのはパソコンでレタッチ作業や写真の選別などの作業を済ませて、そのままCドライブに保存したまま何年も放置…というパターンです。ハードディスクは消耗品ですのでいつかは不具合を起こします。その時、大切な写真がそのハードディスク内にしか保存されていなかったら…破損したディスクから画像ファイルを救済してくれるサービスもありますが、高度な技術を駆使して修復するので個人としては支払いに躊躇うほど高額な費用が必要となります。多くの場合は諦めるしかありません…




そうならないために大切な写真データは一定の期間でバックアップをとりましょう。バックアップとは2か所以上に保存することです。私の場合は外付けのハードディスク、そしてもう1つはDVDに焼くことです。ネット上のクラウドサービスやストレージも友達や家族と共有したい場合は便利ですよね。

今回は撮った写真の保存について私なりに思うことを書いてみたいと思います。

EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L

こちらの作品をご覧ください。2012年の夏の北海道ツーリングで撮った1枚です。北海道ツーリングに詳しい方でしたら説明不要ですがエサヌカ線の南側で撮った写真です。この頃の私はコクピット風景にはまっていて、首からEOS5D Mark2をさげてリモコンで撮りまくっていました。

つい先日、お正月の暇を使って古いストレージから2012年の北海道のRAWを発見し、現在の感性とレタッチ技術で焼き直してみよう!と思い作業をはじめてみました。私の記憶の中では2012年の北海道ツーリングでは良い写真など1枚も撮れなかった…という記憶があるのですが、意外や意外なことにまあまあ良さげなカットが何枚か発見できました。




当時の自分はなぜこのカットをボツにしたのか全く不明ですが、このように何年かの時を経て再び撮影者に問いかけてくるような写真は確かにあります。この写真では日陰をぬけて間もなく日の光があるポイントに入る期待感がいい写真にしていると感じました。

もちろん当時の自分にはそういったことに気付ける感性や創造性を持ち合わせていなかった…というのが最大の理由かもしれません。その他にも年齢を重ねたことによる嗜好の変化なども関係しているでしょう。しかし私は撮った瞬間に止まった「時」が7年のタイムトラベル経て現れたからこそ魅力的に見えると信じたいです。

こういった「お宝」が必ず存在しますので撮影した写真データはできればJPEGではなくRAWの状態でバックアップすることをお勧めします。その時、たとえイマイチだなぁとか明らかな失敗写真だと感じても削除はせず全ての写真を保存しておきましょう。




明らかな失敗写真もとっておくの??? そうです。たとえば私はいまブレている写真にハマっています。ブレ写真特有の不安定感、緊張感などがたまらなく面白いです。もし昔に撮った写真の中で当時は失敗としていた写真でも、いまブレ写真が大好きな私が見れば最高の1枚なのかもしれません。

何年、何十年も経てばLightroomのようなソフトも劇的に進化を遂げ、RAWさえあれば過去の失敗写真が傑作に昇華する可能性も秘めているのです。

とにかく昔撮った失敗の中に傑作を見出す楽しさがあるので必ず全てのカットを大切に保管しておきましょうね!というお話でした。

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

ふと見つけた商店でパチリと撮ってみました。本当はもう少しスーパーカブによってみようかな…と迷いましたが、この時は全体の雰囲気を大切にひいて撮ってみました。

カワイイを撮ろう☆旅先の出会いとツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま間もなく平成の年号から新たな年号の発表となりますが、皆さまにとって平成とはどのような時代だったでしょうか?つい先日、コンビニで平成を振り返る週刊誌が置いてあり中身を見たら何だか欲しくなってしまい買ってしまいました。

普段は雑誌なんてほとんど買いませんし、週刊誌なんて全く買ったこともないのですが、その平成30年史を特集した週刊誌にはドキュメンタリー的な写真が数多くあり惹かれるものを感じたのと、記念に家に保管しておくかとの両方の理由で買ってみたのです。

面白かったのは若かりし頃のトシちゃんが助手席にミポリンを乗せてデートする所をパパラッチされているカットなのですが、よく見ると車はポルシェ911のType964でした。そして別のページにはベルマーレ平塚に入団したばかりの中田英寿選手がやはりポルシェを買ったという記事でそれも911のType964でした。他も西城秀樹さんの記事も恐らくType964と思わしき車が写っており、平成初期の芸能人には911は大人気だったのが伺えます。

当時、Type964のカレラ2は青山のセリカ、BMWの3シリーズ(E36 型)は青山のカローラと呼ばれていたそうですが、特にType964はそれまでの930世代と違ってティプトロニクスというセミオートマをラインナップし、マニュアル一辺倒だったポルシェのイメージを変えたモデルでお金持ちから人気を博したようです。

私が乗っていたType964ももしかしたらファーストオーナーは有名人だったかもしれませんね。




さて今回はツーリング写真解説というよりは撮る対象、趣向を変えてみると面白いですよ、という簡単な内容でいってみたいと思います。

EOS6D Mark2

はい、漁港にいたノラ猫です。ノラとは思えないほどシャレた雰囲気の子猫ちゃんでしたが、警戒心も少なくR1200GSに興味を持って近づいてきました。

こういった偶然は突然にやってくるもので「何が起きてもそれを撮るぞ」という心持でないとシャッターチャンスを逃してしまいます。後になって「よく考えたらさっきの撮れば良かったかも」では遅いのです。もちろん運も大事でこの時はたまたま望遠レンズを装着していたのでこの写真を撮ることができました。




写真には人の感情にうったえる様々な要素が求められます。それは美しさ、驚き、洗練されたデザイン、リアル感、寂しさ、郷愁感、オシャレ、崇高さなど様々。そんな中で時に「かわいい」を加えることができれば素敵な写真になるはずです。

偶然…そう偶然を撮らせていただく。この野良猫の写真を撮ったとき、私は全ての写真は偶然を撮らせてもらっているのだな、と感じました。構図だのデザインだの撮り方について論破しても、なんだかんだ実際は偶然の光景を瞬間として切り取っているだけ…そんな基本的なことを旅先で出会った1匹のかわいい猫ちゃんが教えてくれた気がしました。

EOS6D Mark2

この写真は同じ日ですが別の漁港で出会った猫ちゃんです。漁港は漁師さんからのおこぼれを頂戴するため、たくさんの野良猫がいるものです。よく観察すると被写体としても興味深いもので野良猫だけを対象にしている写真家の気持ちがよく分かります。




バイク写真とか鉄道写真とか、自分なりにジャンルを決めて写真を楽しんでいると、特にマンネリ化しやすいと感じます。構図やらカメラの操作やら、撮り方についてはそこそこ理解できたけど、出かけるとつい同じような写真ばかりを撮ってしまう…そんな方は少し視点を変えて、偶然に起こった光景を何でも撮るぞ!という心持でやってみてください。

偶然に【かわいい】をものに出来るかもしれませんよ。

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2019年 今年はどんな写真を撮ろうかな

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日寒いですが風邪やインフルエンザなどご体調を崩されていませんか?ここ数年、人生の折り返し地点をとっくに経過し、日々を大切に生きていこう…などと思うようになり、風邪などひいて寝込んでいる時間も勿体ないと思うようになりました。

日々を健康に暮らすことが自分の人生という【時間】も大切にできることですよね。もう若くもないので今まで以上に健康に気を遣っていきたいと思います。

さて2019年の私の写真活動ですが今年はどんな風に飛躍すべきか…ここで目標と言ったら大げさですが、一応は具体的に設定して公言しておきたいと思います。




まず今までの自分の写真というのは「ツーリングのワンシーンを切り取る」というテーマを作って活動してきたと言え、何かこう写真をみて頂いた誰かの役に立っただろうか?誰かの心をすくうような写真が撮れたかな?と振り返ると、これについてはあまり手ごたえが無かったように感じます。

どうしてもアウトライダーのツーリング写真コンテストの時の延長のような写真を撮り続けてしまったかな…というのが反省点です。

EOS6D Mark2

既に誰かが撮っている、または自分が撮ってきたようなバイク写真の礎に、撮り方や絶景地やシャッターチャンスなどで魅せる【やり方】に執着せず、それらとは根本的に違う新しいバイク写真はないのだろうか?

バイクツーリングこそが人々が忘れかけた旅心、失われつつある旅文化を呼び戻す最高の手段ですよ。というメッセージをより明確に写真にできないだろうか。




私がいま持っている欲望は単純にいい写真が撮りたいな、という気持ちを超えてしまい写真によって何かの役に立ったり誰かを救えるようなコト、そんな風に何かに貢献したいと、そんな感じに欲望が膨らんでしまった…とでもいいましょうか。

このブログも当初はそんな「誰かの役に立ちたいな」という思いもあって始めました。バイク乗りの1000人に1人の割合でもいいから「あっこのブログ、知りたかったことが書いてあっていいな」と思って頂ければ、何にも代えがたい喜びであります。ただ当初はツーリング写真を極めよう…なんてコンセプトに賛同者は少数だろうな…と予想していたのですが、開設から数か月後には予想以上に反響があって非常に嬉しく思います。

2019年は私が個人的にライフワーク…と言ったらカッコ良すぎですが単純に言ってしまえば「習慣」にしたスナップ写真をツーリング写真と融合させてみたいと思います。スナップという瞬間と事実を切り取った写真ですが、それをそのままバイク写真でやってみたいです。




バイク乗りが見ているもの、バイク乗りしか知らない景色、バイク乗りの感じる心…これこそがバイク旅の世界であり、それを写真にできたらいいな…そんな憧れを胸に2019年は写真活動をしたいです。

自分という得体のしれない欲望の塊がツーリング先で出会った被写体や情景を前に爆発するかのように…

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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICOH GR APS-C

江東区越中島 通勤の途中で撮った1枚。歩道を歩いていると背後から何台もの自転車が抜いていくので、それをブレ写真で狙ってみようとGRをウエストレベルに、絞り込んで連写モードで撮りました。タイミングは背後から迫る自転車の音に耳をそばだてて「今だ!」という瞬間にシャッターボタンを押し込みます。連写モードでシャッターを押し込むとシャッターを押した瞬間の縦ブレのある写真と、中間の縦ブレの無い写真の両者が撮れます。どっちがイイ感じの写真なのか後でじっくり吟味するのです。楽しいですよ。

 

【ツーリング写真】がムーブメントとして動き出す予想図

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、街はクリスマス一色、地域によっては雪景色ですっかりバイクツーリングオフシーズンですね。

私の住む千葉県の南房総のエリアは真冬でもツーリングできる風光明媚な海岸線があります。外房はダイナミックな断崖や奇岩がおりなす太平洋の景色、内房は郷愁を感じる漁村風景や東京湾越しに望む富士山、どちらも素晴らしいですよ。関東圏の皆さまはぜひこの冬に南房総にウィンターツーリングにいらしてく下さいね。

さて今回の投稿では私の写真活動のテーマと当ブログ touring-photography.com のコンセプトについて改めてお話したいと思います。私がなぜこのようなブログを書いているのか?




以前から何度も書いてきましたが最近になって新たに読者様が増えたこともあって、改めてここで自己紹介してみたいと思います。私、立澤重良はアマチュアで活動している写真家です。普段は普通にサラリーマンをしています。

ツーリング写真で現代流の旅の手段と言えるバイク旅の魅力を人々に伝えたい。または既にバイク旅の魅力を知っている方々へ旅のシーンを確かな記憶財産として残すため、ありきたりの記録写真ではなく人に見せて心にうったえるような…そんな写真を撮れるよう撮り方の解説をしています。

バイク旅の魅力を知らない人々に写真を通して伝える、ツーリングの撮り方の解説や私独自の考え方の発表・・・そんなことをこのブログを通して広めていきたいと思っています。

ツーリング写真とはバイクを主役にカッコよく撮る写真ではなく、バイク旅の世界観を表現した写真のことです。ライダーはつい愛車がカッコイイ!という思いからバイクをカッコよく撮ることに気をとられてしまいます。もちろんそれも素晴らしいことですが多くのライダーが見ているツーリングの素晴らしい景色を写真にしたものがツーリング写真なのです。

オートバイに乗って寒く孤独な工程でたどり着いたその地は、有名な景勝地でなくとも心に入ってくるものです。同じ場所を飛行機、レンタカーを乗り継いで来たのでは感じ方は全く異なります。このことは多くのライダーがすでに知っていることです。

ライダーが感じている旅の風景を写真にして、その世界を知らない人々に伝えてみたいのです。

例えば書店にいくと売り場には写真、カメラの雑誌コーナー、鉄道の雑誌コーナー、そして鉄道写真の雑誌があります。しかしバイク雑誌やツーリング雑誌はあってもツーリング写真雑誌なんて存在しません。




少しずつ…少しずつで良いのです。「あっ、俺もツーリング先で感動した光景をそのまま写真にしてみたいな」「私も人に見せて感動してもらえるようなツーリング写真を撮りたい」と思っていただき、バイク旅の魅力をそのライダーの個性で表現したような、そんな素敵な写真を皆さんで撮って「ツーリング写真」を世に広めていきませんか?

その昔、鉄道写真は鉄道という車両にフォーカスされた比較的閉鎖的なジャンルでした。しかし写真家 中井精也さんが鉄道のある風景「ゆる鉄」を確立して鉄道写真のイメージは一変し広く知られるようになりました。

あなたも究極のツーリング写真 touring-photography.com でバイクの旅の世界をのぞいてみませんか?または既にライダーの皆さまはご自身で体験した旅の心象風景を確かな記憶財産として残すべく【ツーリング写真】を極めてみませんか?

きっと数年後には【ツーリング写真】は新たなジャンルとして広く知られ、オートバイやツーリングと縁のなかった人々へ、忘れかけた旅精神を刺激する1つのムーブメントとなっているでしょう。

当ブログ 究極のツーリング写真はそんなブログです。




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私がシャッターを切る前にしていること

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日寒いですが体調を崩されていませんでしょうか?調子の悪いときはご無理をなさらず暖かいお部屋で究極のツーリング写真をみましょう~。

つい先日、まだ幼い子供と散歩をしていたとき。何かの雑草が小さな花をつけているのを見つけました。特別目立つ訳でもなく名前は知りませんがたまに見かけるような珍しくもない花でした。

「わぁ~みて~小さなお花が可愛く咲いているよ」屈託ない笑顔と輝く瞳でそう言うと何やら花に話かけはじまめした。幼い子供は純粋であり非常な豊かな感受性を持っていると改めて実感した出来事でした。




さて今回の究極のツーリング写真ではそんな感受性に関わるお話です。ツーリングシーンの撮影地において、私がシャッターを切る前にやっていることをご紹介したいと思います。

EOS6D Mark2 + EF135㎜F2L

ツーリング写真、バイクのある風景写真を撮る場合、シャッターを切る前にまず最初にやることは撮影地探しです。当たり前ですね…。バイクを走らせながら「この辺は何かある予感が!」と感じたら私の中の【ロケーションセンサー】の感度を上げてゆっくりとR1200GSを走らせます。

ロケーションセンサーが反応をしめしたら安全に停止できるかよく確認して、R1200GSを停めてバイクを降り、その場所ですこし歩き回ります。

上の作品は千葉県市原市の梅が瀬渓谷の周辺にある林道ですが薄暗い林道に光が差し込む空間を見つけここで撮ることにしました。この林道には他のポイントでも紅葉がピークを迎えているような場所が何か所かありましたが、そこは完全に日陰だったのでスルーです。

「ここで撮ろう」と決めるには見つける力、勘、経験などありますが何より大事なのは冒頭の子供の例のように感受性が重要です。情景の魅力に気が付いて素直に感動できる心を持っているか?ですね。

次に情景をよく感じ取って何が良いと感じたか?そしてそれを最も魅力的にするにはどうしたら良いかを考えます。想像力の領域です。

具体的な作業としてはその空間がどうなっているのか感覚として判断します。どういう事かと言うと光の差し込んでいる部分、薄暗い木々、道などの位置関係や大きさを把握することです。




次に情景や被写体をどう見せるかを考えます。構図で見せるか、デザインで見せるか、フレーミングで見せるか、あるいは見せ方は何も駆使せずストレートな手法を用いるのか?この場合は露出で見せることにしました。

そうと決まれば露出によって魅力が浮きだたされた部分、この写真では光が透過している紅葉の木々と路面に当たる光です。この最も重要な要素が画面と言う長方形の中に理想的に配置されるよう画面構成します。そのイメージが脳内に出来上がったらココでレンズ選びです。

最初に認識した情景の空間を、その焦点距離のレンズを使ったらどのように写真になるのか?は完全に感覚で養うものです。3m先にあるごみ箱に丸めた紙屑を投げて入れる場合、どのような強さで投げればよいか言葉で説明できないのと同じです。その空間が例えば35㎜レンズを使用したらどのような写真になるかは、たくさんの写真を撮って感覚として身に着けて覚えましょう。

 空間の様子を把握する→イメージをつくる→レンズを選ぶ

この写真の場合はたまたま持っていたEF135㎜F2Lという中望遠の単焦点レンズを使用しました。光が透過している葉と差し込んだ光で輝く地面の様子を理想的に画面に配置するのに適度な空間圧縮だったと言えそうですね。

被写体や情景に心打たれる豊かな感受性、どのように表現するか思考できる想像力、そして空間と焦点距離の感覚。ここまで出来てしまえば、その後のファインダーを覗いて位置関係や大きさなどを調整するのは実はそれほど難しい訳ではありません。アングルさえ決まってしまえばイメージ通りの露出を探してシャッターを切るのみです。

感受性と想像力、そして空間と焦点距離の感覚のお話でした。

それではまた!




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