佐渡ツーリングでまたリコーGRをぶっ壊しました

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回まででツーリング写真の魅せ方シリーズと題して14回もの解説を作ってみましたが如何でしたでしょうか?写真ビギナーの方、写真で何かお悩みのある方に一つでもお役に立てたことがあれば幸いです。

撮り方=魅せ方 被写体や風景の特徴を受けて撮影者が心動いたことを表現する手段。それが写真の魅せ方です。複雑な手法を駆使しようとシンプルに魅せようと、あるいは美しさにこだわってアーティーに魅せようと、敢えて撮り方は駆使せずリアリティを優先しようと、それは撮影者の自由です。

私の場合はこうです!という個人の発表なので他の人がどうしていようと関係ありません。自分ワールドこそ正義と信じましょう。

写真はキャリアを積んでいくうちに被写体への理解も深まり自身のスタイルも確立されていきます。一朝一夕に成就する世界ではありませんが「あっそういうことか」という小さな気付きを繰り返してステップアップしてくださいね。

さて、今回は珍しくブログらしい記事を書いてみたいと思います。

佐渡汽船 新潟港にて

先月に旅した長野~佐渡ツーリングのお話を書いてみたいと思います。

今回、はじめて旅した佐渡なのですが素晴らしかったです。しかし8月のお盆の時期だったので皆さまもご存じの通り記録的な猛暑日が続く日々。雪国で涼しいような印象のある新潟県は想像以上に暑かったです。

私はよほど悪天候にならない限りは宿は使わずキャンプする人間なのですが、今回は熱帯夜にやられました。海岸でキャンプをしたのですが暑くて寝付けず。夜の気温はおそらく28℃くらいでテント内はそれより数度は高いので30℃くらい。汗が流れてくる暑さです。

私の愛用するテント、ダンロップRシリーズは両ドアをフルメッシュに解放できるので大変通気性の良いテントなのですが、そんなことをしても無風だったので意味がなく。奥の手でフライシートを外してテント本体だけにしてみましたが、やはり暑さは変わりませんでした。

暑い暑いとテント内でもがいていると、こんどは「プシュ」と何やら嫌な音が。マットの隔壁が剥がれてしまったようで写真のような状態に。実はこのモンベルのULコンフォートマットはかれこれ10年くらい前に購入したもの。ストーブなどの機械物と違って一定の期間で必ず寿命のくるこの手のギアを使い続けていた自分のミスです。マットはやがてエア漏れを起こしてペシャンコに。ただでさえ寝苦しいのに地面に直接寝る羽目に・・・。

久しぶりに睡眠不足の朝を迎えました。




この後、佐渡の天気予報は不安定でありながらも予想最高気温は連日猛暑の予報。もうキャンプできないな…と諦め、ダメ元でツーリングマップルに紹介されていた宿に電話をしてみました。

お盆休み中に飛び込みで宿は難しいだろう…と期待薄でしたが、コロナの関係で東京の人が自粛しているせいか二つ返事でOKでした。宿は住吉温泉の源泉かけ流し、みなみ旅館さん。お部屋も温泉も食事も素晴らしかったです。

しかし何より暑さに弱り切った体に冷房の効いたお部屋で寝れることが有難かったです。すっかり旅人精神を失ってダラダラと快適に過ごしました。

その後、佐渡にいる間は大きく天気が崩れることはありませんでしたが、写真のように局地的にザーっと降る事は何度かありました。写真はたまたま街中にいたのでスーパーの軒下を借りて雨宿りをしている所です。こんな場所にデカいバイクを停めて邪魔なんですけど、この大雨で雨宿りしている旅人に厳しく当たる人は佐渡にはいませんでした。

それよりこのスーパーの総菜コーナーに売っていたお寿司が、軽く衝撃を受けるほど美味しかったです。佐渡といえばブリやズワイガニが有名で海産物は何でも美味しいのですが、お寿司が美味しい本当の理由はシャリが佐渡米だからだと思います。

佐渡米は他に流通することの少ない知られざる高級米です。結局、翌日も大野亀で夕陽の写真を撮ったりで食事処へ入るタイミングを逃したために、同じスーパーに行ってまたお寿司を買って宿で食べました。

こんな小さな事も旅の良い思い出になるものです。




妙照寺に境内にある仏舎利塔

それから佐渡といえば日蓮の縁もあり、各所に寺があるので代表的な妙照寺と五重塔のある妙宣寺を参拝しました。写真は妙照寺にある仏舎利塔。本来はお釈迦様の遺骨を納める塔だそうです。

 

上:GR Digital3  下:GR(APS-C)

それと今回、愛用しているGRをまた壊してしまいました。症状としては電源を投入しても幕が閉じたままで真っ暗。前回に壊した時と同じ感じです。GRを壊すのは今回で3回目でツーリングにコンデジを持って行くと本当によく壊すな…と実感しています。一眼レフはただの一度も壊れたことなんて無いのですが。

で…GRが無いと日々も退屈なので中古でGR Digital3を購入してみました。写真でお分かりのようにGR APS-Cよりも一回り小さいんです。RICOH GRはフィルム時代からあるスナップの名機ですが、デジタルの初代モデルがGR Digital1、それが1~4まで続いてAPS-Cのセンサーを搭載した世代から「Digital」の名前が消えました。最新モデルはGR3でDigital時代とほぼ変わらないほどコンパクトになりましたけど…いま買うと高いですからね。

ちなみにGR Digital3はヤフオクで7000円程度でした。カメラを旧モデルに買い替えるというポルシェ911ファンのような人間です。

RICOH GR

しかしRICOH GRというのは本当に不思議なカメラです。画面の隅々までシャープで独特の描写があります。SPECでは説明のつかない魅力をもったカメラです。写真は瞬間であること…その景色が撮影者にとってどんな瞬間なのか?といつも問いかけてくるように感じます。




通勤途中によく寄るお気に入りのカフェ(コーヒー100円)で撮ったGRデジタル3。やっぱりコンパクトになったの有難いです。クロップ機能が無かったり連写や書き込み速度が遅かったりと比較したら可哀そうですが。それでも肝心のAPS-Cではなくなったことは気にならないレベルだったのは安心でした。改めて高画質=いい写真ではないと認識。ちなみに写真にあるオレンジのポーチはDAISOでもちろん100円です。

GRを壊しちゃったことは残念ですが残暑の中、東京のカフェでGRデジタル3を眺めながら佐渡の旅を振り返る。旅は出発前の高揚感と帰ってからの余韻と言える回想期間がいいのですよね。

今回はこの辺で!!

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何でもない景色

RICOH GR

「何でもない景色」

その景色のなにがいいの?写真ばっかり撮っていて楽しいの?

他人から見れば私の旅は滑稽かもしれません。

特別、景勝地として知られている場所でもなければ話題のスポットでもない。

何でもない景色。

しかし、それは私にとっては特別な風景で

のちに記憶に残る尊いツーリング風景です。

あの日、あの時、私がそこで旅をした証。

被写体が何かを放つその空間の記録。

それらが一枚の写真となって静かな画になる。

写真を撮ったからこそ記憶に焼き付く風景だ。

例えばこんな何でもない港とか、地元の人の生活道路でもいい。

心に響いた小さな出会いこそが

いつか人生を振り返るときに

思い出す風景ではないだろうか。

 




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旅から帰ってきました

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、8月9日の投稿を最後に当ブログは夏休みを頂いておりました。今回は私にとって13回目の北海道ツーリング…に行っていたはずですが大きく予定変更となり信州と佐渡に行ってまいりました。

出発の直前である8月7日に利尻、礼文、稚内において50年にいちどの大雨という災害があり、今回は礼文島でのトレッキングを楽しみにしていた私にとって衝撃のニュースでした。




ニュースによると家屋に床上浸水、土砂崩れなどで多くの道路は通行止めとありました。こんな災害時にツーリングどころではないですね。自然災害はすぐに復旧するものではない…という事を昨年秋の千葉県の台風で経験していますので、今回は礼文島は諦めることにしました。

 

しかし礼文島以外の道内の天気予報はどうか?というと、これまた蝦夷梅雨の言われの通り不安定そのもので、出発直前の予報では8日間の工程の半分以上は雨の中を走るような感じになりそうです。しかし所々に晴れマークがあるのでドラマチックな景色と出会えるチャンスは多そうだ…という期待もありました。しかし今回は直前になってツーリングを決めた関係でフェリーがとれず往復路ともに自走なので、もし全部雨だったらキツいな…という事で渡道を諦めることを英断しました。

では8日間の休みはどうしよう…。そう考えたときに真っ先に思いついたのはGWのコロナ自粛で断念した佐渡です。

天気予報を見ると梅雨明け宣言後の列島は北海道以外はどこも晴れ。そして危険な猛暑が続くとありました。暑いのにめっぽう弱い私はそれを聞いただけで萎えてしまいますが、かといって家に居るわけにもいきません。もう今年に入って一度も県外へツーリングに行っていないのです。溜まりに溜まった旅への欲求は爆発寸前。




そこで週間予報をよく見ながら工程の前半は信州の標高の高い場所でキャンプし、後半から船に乗って佐渡へ渡る予定としました。予約していた津軽海峡フェリーはキャンセル料が発生してしまいましたが、佐渡汽船の方はスムーズに予約がとれました。お盆休みではありますが東京の人が自粛している関係でお客さんは少ないようです。

道路も外環や関越道などは渋滞はなくスムーズでした。上信越道では途中で少し雨がありましたが蒸し暑い中、終始予定通りに移動。麦草峠、ビーナスラインと定番のツーリングルートを満喫しました。しかしビーナスラインは人が多かったですね。蒸し暑い猛暑の中、標高の高い場所に行きたくなるのは皆さん同じのようですね。

長野では戸隠イースタンキャンプ場で連泊。ここも大混雑まではいかないまでも、ほぼ満員御礼のサイトの埋まり具合でした。奥社のすぐ近くのこのキャンプ場、とっても涼しくて雰囲気の良いキャンプ場でしたね。




今回の旅で最もタフだったのは北陸自動車道を走って新潟市へ抜けるまででした。佐渡汽船の両津行きフェリーの乗り場が新潟市の中心部、新潟駅や伊勢丹なんかがある街のド真ん中とは知りませんでした。暑いと分かっていたので早朝に出発しましたが、想像以上に暑くてバイクに乗るのが危険だ…と感じるほど、あぶなく熱中症になるところでした。

とりあえず佐渡についてはまた別の機会に佐渡ツーリング詳細レポートを書いてみたいと思います。いまは旅で撮った写真を仕上げて整理したところですので、順次公開していきたいと思います。

とりあえず今回は無事に旅から帰ってきました…というご報告まで!

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静けさをまとう写真

何気ない日常の中ではっとする瞬間がある。

もちろん旅の中にもそれはある。

ただ一つのもの(こと)が自分を呼んだ気がする。

それは誰も気にもとめない雑草の花だったり錆びた杭だったりする。

そこにそれが在るだけでその場所の雰囲気が何か違う気がする。

自分の大好きなもの(こと)を自分の好きなように撮るから写真は楽しい。

良い写真かは分からないけど自分が納得のできる一枚が撮れたら心躍る。




EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

「静けさをまとう写真」こんな言葉をどこかで聞いたことがある。

例えばこんな写真がそうだろうか?

北海道を旅していると海岸線や牧草地などで見かける廃屋だ。

一枚の写真になったことでかつてここに人が住んでいた証が出来たと同時に

ここで私が写真を撮ったという「私がここに居た」証も出来た。

そういう意味ではこれは記念写真だ。

いつもいい写真を目指すなら記念写真のように事実を写すだけではダメ・・・

なんて言ってきたけど、結局すべての写真は記念写真なのかもしれない。

今夏は仕事が多忙になることが事前に分かっていたので

令和二年のこの年は私の大好きな北海道ツーリングはナシの予定だった。

ここ三年は連続で北海道ツーリングに行けていたので不満はなかった。




しかし、どういう訳か忙しくなる予定は嘘のように消滅し

これまた嘘のように8連休という自由な時間を手に入れた。

「導かれている」

こんな事を言うと笑われるのは承知の上だけど

そうとしか思えない。

今年も北海道に旅立とう。

ただ一枚の写真を撮るために。

北海道が私を呼んでいる。




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記憶色のツーリング風景

EOS6D mark2 + SHIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

ツーリング写真とはバイク旅の記憶風景であるべきだと思う。

バイクツーリングという「旅」をテーマにした写真であるからには

記憶に残る風景、記憶色に染まった風景を写真にしたい。

いや、あえて荒唐無稽な言い方をするとツーリング写真は時間を逆に流すこと。

現実には旅で見た風景は記憶に刻まれ、後にその記憶の中の風景を回想する。

「あの時、海に沈んだ夕陽が格別に美しかったな…」




時が経つにつれて記憶風景は曖昧になり、そして美化される。

その時にイメージに描く記憶色の絶景こそが真のツーリング写真。

つまり時間を逆に流すとは何年も後に回想するであろう旅の記憶風景を

いま作り上げること。

記憶になるであろう風景を記録するのだ。

むずかしいのは現実の風景とのギャップだ。

写真機は現実を写す機械だから原則として偽りが許されない。

しかし見たままのRealが必ずしも記憶風景になる訳ではないのだ。

20年も30年も前に見たツーリングの風景は写真にしていないけど

記憶の中で儚く輝いている。




そんな記憶風景を事前にイメージして持てる力を発揮して撮るんだけど

これが言うほど簡単ではない。

でもそうやって撮りたい。

記憶になるであろう風景を記録するのだ。

宗谷丘陵 




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ツーリング短編小説 旅の記憶 小さな海岸

小さな海岸

 

もう約30年も走っている房州の海岸線。

その日は東京湾に沈みゆく夕陽を拝んで帰ろうと決めていた。

きのうまで大雨だったので空気も清浄されてさぞ美しい夕景が見れるだろう。

そんな期待を膨らませてR1200GSを走らせる。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

この小径の先に何かあるな…

幹線道路から一つはずれ細い生活道路に入ってみる。

さらに軽自動車でギリギリくらいの細い路地を海の方へ向かって入ってみる。

海岸線の国道は数え切れないほど走ってきたけど、走ったことも無い細い道には知らない景色が潜んでいるものだ。

そんな小さな「旅情」感じる風景を求めて探検気分を味わうのが大好きだ。

何となく…ただ何となく、直感だけで迷路のような小径を走り紡ぐ。




地元の人に迷惑にならないよう極力、エンジンの回転数を下げて静かにゆっくりR1200GSを走らせる。

やがて小さな漁村に出た。そこは袋小路になった箱庭のような空間だった。

素朴な漁村風景は私の中の桃源郷と言える絶景だった。

EOS6D Mark2+ EF35mmF2IS

小型船を係留できる小さな防波堤は風景を遮るものもなく海に浮かぶステージのようだった。そこにR1200GSを停めて愛車の姿を少し離れた場所から眺めてみた。

太陽はみるみる低い位置に移動している。

いつもと同じように旅のワンシーンをイメージに描いてブツブツと呟きながらEOS6D Mark2にお気に入りの35mm単焦点レンズを装着した。楽しいクリエイティブタイムの始まりだ。

ここがベストアングルだ、と納得のいく撮影ポジションは道路沿いの大きな堤防の影のような場所だった。打ち寄せる波の表情は豊かで、ぶつかり合った波の境界が弧を描いたり、壊れたテトラポットに砕けたりを繰り返す。水はクリスタルのように透明で泡立つ潮の様子はまるでクリームだった。

「被写体とセッションしている時間が一番自分らしくいられる」

無我夢中でシャッターを切りまくって、やがて集中が切れた…。

もう太陽は水平線にさしかかってきたので撮るのをやめた。

夕陽の写真を撮るときは沈む瞬間だけは撮影をやめて、この目で見届けるようにしている。特別な理由はないけれど以前からそうしている…自分でも謎の儀式だ。




ふと、背後に人の気配がした。

EOS6D mark2

振り向くと女の人がいた。いつの間に後ろにいたのだろう。綺麗な人だ。

こちらが気が付いたタイミングで向こうも私の存在に気が付いた。まさかこんな場所に人がいるとは思わなかったようで少し驚いた様子だった。

30代くらいだろうか…着の身着のままという感じで、おそらく近所の人だろう。

ここに何か用があって来たのではなく、夕陽が海に沈みゆくのを見にやってきたと分かる。

誰もいない海岸に私と彼女の二人だけ…

映画のワンシーンではよくあるシチュエーションだが、実際にそれが起こると事故のような感じだ。

戸惑ってしまったがとりあえずご挨拶くらいは…と思い顔を見た瞬間はっとした。

泣いている…

参ったな…軽く会釈だけして私は気付かなかったフリをして視線を夕陽の方へ戻した。この夕陽を見て感動して泣いているのかな?いや、今来たばかりだしソレはない。きっと何か悲しいことが別にあって、それを夕陽に重ね合わせているのだろう。




水平線にさしかかった太陽は海面付近の温度でユラユラと蜃気楼になり一本の筋を貫通させた。今まさに一日が終わろうとしている。地球はコペルニクスの言う通り間違いなく自転している。

そして時間は儚くも尊い。

「彼女は泣いている顔を私に見られたと気にしていないだろうか?」

そうだ、こうしよう「私もこんな美しい夕陽を見て思わず泣いてしまいそうです」そう言えば彼女もこの場をやり過ごすのに都合がよいだろう。

数分ほど経って太陽の峰が水平線にフーっと消えた直後に彼女の方へ振り返ると…そこにはもう誰も居なかった。

「あれ…もういないや」

思わず声に出してしまった。こりゃ、私も嫌われたもんだな。

R1200GSのボクサーツインを始動しヘルメットをかぶってギアを入れた。いま来た細い小径をゆっくりと走る。不思議と来るときとは少し違った景色に感じる。

風情ある古民家が並ぶ中に一軒だけ庭の広い家があり、そこに先ほどの彼女の姿が見えた。こちらに気が付いた様子で振り向いた。そして微笑みながら大きく手を振ってくれた。

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~関連投稿~

ツーリング短編小説 旅人たちの子守歌

憧れの絶景撮影スポットはどこにあるのか?

「憧れの絶景スポットはどこにあるのか」

EOS6D Mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F5 1/125 ISO100

絶景がどこにあるかなんて下調べする必要はありません。

絶景とはいつもバイクを停めてカメラを手にしたあなたの目前にあります。

自分がそこで撮りたいと感じた時点でそこは特別な場所なのです。

例え何もない場所でも他人は素通りするような場所でも。




旅を愛するライダーのセンサーが反応したことを

きちんと目と心で解明する。

それをどう表現するかは貴方という一人の人間。

身に付けた技法や知識、優しさやユニークさといった性格、美に対する独自の考えも盛り込み。

被写体、情景を前に悩み苦しみ、演出に葛藤し…時に額に汗して生み出してください。




奇跡の瞬間を逃さず切り取るのも良いでしょう。

奇跡はいつも何でもない場所で突如として起こるものです。

そして改めて写真とは「瞬間」なのだと認識しましょう。

納得できるまで撮り切ったら、あらためて目の前の光景を見つめてみましょう。

そこが明らかに絶景であったことを確信するはずです。




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大好きな一瞬を捉える☆たくさんシャッターを切って楽しもう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いかがなお正月をお過ごしでしょうか?私は年末は連休をいただきましたがお正月は元旦から仕事でございます。まあ…ただのお留守番なので気楽なものですが。

さて2020年のツーリング写真解説の第一弾はゆる~く立澤重良のツーリング写真独り言コーナーでいってみたいと思います。

先日、通いなれた南房総の海岸で夕陽の写真を撮った時のことです。あまりに美しい光景に無心にシャッターを切っていました。撮影に没頭しているとあっというまに時間が過ぎてしまい、夢中で撮っていた時間そのものが途端に愛おしい時間であったなと感じました。やっぱり何だかんだ言って撮っている時が一番楽しいし、自分は写真を撮るのが本当に好きなんだなと改めて感じた次第です。

あの時、あの場所で写真を撮ったから儚いバイク旅の思い出が心象風景として心に刻まれるのだと思います。バイクでツーリングすることと写真を撮ることが融合すると、こんな素敵なことになりますよ!というメッセージを2020年は発信していきたいですね。




EOS6D Mark2+ EF35mmF2IS

さて、その時に撮った写真はこれなのですが強烈な逆光を利用したギラギラ系の海岸ショットです。海に突き出た小型船用の堤防は柵もなくバイクを置いて写真を撮るのに最高の条件です(もちろん立ち入り禁止ではない事を確認しました)。

強烈な太陽の光は風景に強いコントラストを与え印象的な作品を狙えます。ツーリングシーンでは旅のハイライトとしてぴったりではないでしょうか。

この写真では打ち寄せる波の表情に注目して堤防から海岸まで降りて、波に寄って撮ってみました。こういったシーンではただ風景を撮るのではなくユニークな何かに注目してそれを意識して撮ってみましょう。

太陽光は強烈に明るいので絞り込んで深度をたっぷりとってもシャッター速度が落ちる心配がありません。以前に近景からパンフォーカスを狙う場合は近景の質感を大切に撮りましょう、という解説をしましたが覚えておられるでしょうか?

この場合での近景の質感とは泡立つ波の様子、クリーミーな感じです。ここを意識して撮っています。しかし波に寄ったローアングルのせいでR1200GSの背景に海面のハイライトが合わず山の黒に沈んでしまいました。




EOS6D Mark2+ EF35mmF2IS

そこでテトラポットに乗ってややハイアングルで撮ってみました。するとR1200GSの向こう側の海面が画面内に入り、うまいことハイライトとR1200GSが重なってくれました。画面内でバイクの大きさを小さく撮るツーリング写真のことを「バイク米粒構図」と呼んできましたが、バイク米粒構図の基本はこのように何らかの手段でバイクの存在感を補ってあげることです。

そして当初に注目していた波の表情ですが、打ち寄せた瞬間を狙って連写することでバリエーションを得ることができます。上の写真の場合は1枚目とは違って引き波をとらえたカットです。これにより引き波の部分に存在感ある分断線が生まれて画面全体は1:1.5の比率を作ることに成功しました。




EOS6D Mark2+ EF35mmF2IS

とはいえやはり作品の主題は当初に良いと思った波の泡立つ様子としたいと感じたので、たくさん連写したカットの中からこの1枚を採用カットとしました。何十枚と撮った中から泡の様子、波の表情などを慎重に吟味してセレクトです。海岸での撮影はこのように豊かなバリエーションが撮れるのが最高に楽しいですね。

それとこういったシーンで慎重に行いたいのはホワイトバランスの設定です。もともと真っ赤に染まっている風景なのに、ホワイトバランスでさらに暖色にふってしまうとドギつい画像になってしまい、はっきり言って破壊行為です。この場合は海面の青さを失わない程度に暖色を調整しました。

よく偉大な先生のお言葉に「無暗にシャッターを切らない、ワンショットに入魂が正義である」といった類の話を耳にしますが、私の個人的な考えとしてはデジタルが主流となった現代で考えると少し古い考えかな…と思います。今回の例のようにたくさんのシャッターを切ることでバリエーションを得ることももちろんメリットですが、シャッターを切り続けることで被写体や風景との距離感をつめていくこともできます。

もちろんたくさんシャッターを切ると1ショットを軽く感じてしまい雑さが出るというのもあります。これは雑にはならないよう意識していく必要があります。その他はフィルムの時代と違ってフィルム代や現像代もかかりませんし、メディアだけ余裕のある容量のものを用意しておけば納得いくまで何カットでもシャッターを切って撮影を楽しむのがおススメのやり方です。

今回はこの辺で!!

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2020年も究極のツーリング写真をよろしくお願いいたします。

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、新年あけましておめでとうございます。令和二年も引き続きよろしくお願い致します。

EOS1Dx + SIGMA150-600F5-6.3DG

いよいよ新たな年号である令和も二年に、そして2020年は東京オリンピック・パラリンピックの開催が待っていますね。どのような年になるのか今からワクワクします。




私の勤務先がオリンピック開催施設と近いという事もあって、このオリンピックをきっかけに自分にも何か素敵な転機が訪れるのでは?と夢を膨らませております。一方で年齢的には40代も後半戦なので心身ともに健康には気を付けていきたいと思います。ストレスで心の病とか怖いですからね。あまり細かな事は考え込まず、かといって無理やりポジティブにもしない。ニュートラルな感覚を心がけたいです。

精神面での健康は写真を通して幸福を感じて生きることです。それとブログでアウトプットして思考にリセットをかけること、これ私のライフワークなんです。

「ツーリングのワンシーンを切り取る」をテーマに活動している写真活動は、今年はアマチュアであることの特権を生かしてもっと柔軟な発想で、もっと自由な写真に挑戦してみたいと思います。いま構想しているのはRoadTrip photoのバイク写真バージョンを確立することです。RoadTrip photoとは明確な定義はないですが、現状では欧米などで定着している写真ジャンルのようで日本ではあまり馴染みがない言葉だと思います。いまGoogleでRoad Trip photos と検索すると次のような物がヒットします。

ちょっと派手な写真が多いですがだいたいイメージがつくでしょうか?オシャレ系なイメージと言いますか、サーフ系やファッション系の写真集や広告のカットに出てきそうな感じですよね。このように海外の写真しかヒットしないということは日本には今はない写真ジャンルなんだと思います。

単純にこれのバイク版という意味ではありませんが、見たことも無いような雰囲気の新しいバイク写真のジャンルを生み出してみたいのです。




RICOH GR

ちょっと意識して撮ってみた写真がコレです。構図やら露出やら撮り方を駆使した魅せ方ではなく、かといって美しさやインパクトといった華やかさもありません。ひたすらに事実をスナップ的に撮る写真ですが、これにより見る人に臨場感、リアルさを感じさせる写真を目指してみます。

それと今までも心がけてきましたが【我が道を行く精神】をより大切にしていきたいと思います。具体的には写真コンテストにはもう参加はしません。コンテストは腕試しや刺激をもらう意味で素晴らしいですが、いつまでも他者との比較に拘っても意味がありません。コンテストに参加していた事はあくまで通過点としたいのです。

今は単純にいい写真が撮りたい、という気持ちだけに留まらず自分が撮った写真に役割を持たせて何かに貢献できたらいいな、そんな風に思っております。このブログではツーリング写真の解説をしていますが、こんな稚拙な写真解説でも少数ながら喜んで頂ける方がおられると聞いて本当に嬉しく思います。




今年からはブログからのツーリング写真文化の発信だけに留まらず、作品を通して広く貢献できたらいいな…そんな風に思っています。

そう遠くない将来、鉄道といえば鉄道写真!みたいにバイクツーリングといえば「ツーリング写真」と多くの人がそう認知している世になっていたら素敵だと思いませんか?

皆さまにとっても令和二年が健やかで幸多き年でありますようお祈り申し上げます。

令和二年 元日   立澤重良

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おかげ様で【究極のツーリング写真】ブログ開設から2周年

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログは読者の皆さまのお陰で開設から2周年を迎えました!

開設から1年ほどは毎日更新としていましたが、最近では少しペースダウンさせていただいております。毎回読んで頂いている読者様も負担では…という心配もありますので。




ブログとは検索で上位に表示されることが重要らしく、その為には記事数、文字数、そしてユーザーにとって有益な情報であるか?をロボットと人で判断してSEO順位が決まるそうです。インターネットでの検索は基本は【調べもの】があるときに使われるので、当ブログのように提案型というのは何かのきっかけで明るみに出ないと埋もれたまま…という可能性もあるのです。

と言いますのは「バイクの写真をかっこよく」ならまだしも「ツーリング写真を芸術的に」といったクエリ(問い合わせ)はそもそも存在していないのです。写真に関わるクエリの大半は最新のカメラや高級なレンズのこと、ツーリングであればお勧めのスポットやグルメ情報、キャンプツーリングならテントなどの道具やお勧めのキャンプ場、R1200GSなら維持費や故障の情報といった具合に、検索されている事の大半は心配事、不足している情報、トレンドなどがメインなのです。

現在、ほとんど少数派であるバイクのある風景、ツーリング写真といったジャンルは当ブログから提案型として一方的に発信したいコトなので、検索に弱いブログでは完全に埋もれてしまいます。今まで毎日のように更新していたのは、見つけてもらえる「検索に強いブログ」にするためだったのです。




当ブログ、究極のツーリング写真が検索に強いブログになった分かりやすい例が最近ありました。つい先日、ハンターカブを彷彿させるホンダCT125の話題を書きましたが、現在のGoogle検索で「CT125写真」で検索するとなかなかの上位に表示されます。ハンターカブや純粋なモトブログではないにも関わらず、です。

EOS6D Mark2 八幡平アスピーテライン

ところで私の写真ですが「自分の写真は少し変わっているな…」という事は自分でも分かっているつもりなんです。少し雰囲気が暗いなとか、ツーリング写真なのにやたら縦構図が多いなとか。きっと嫌いな人も一定数は存在すると思います。

しかしだからといって万人に喜んでもらえる方向に寄せていくのは絶対にしないように意志を強くもっていきたいです。せっかくアマチュアで活動して自由を与えられているのですからね。個性を何より大事にして嫌いだと言う人がいてもいいから、「いいね」が少なくてもいいから、普通には絶対にしない。これ、皆さまにもお勧めしたいことです。




これからも究極のツーリング写真ではこういったお話を書いていきたいなと思います。もちろんカメラやレンズの話題、LightroomレタッチやR1200GSの話なども書いていこうとは思いますが、当初のコンセプトがブレないように「ツーリング写真を世に広める」ということ、写真を好きなること、写真とバイク旅の相性の良さ、それから上達の秘訣など他にはない内容を書いていきたいと思います。

バイク写真の撮り方を専門サイトとして運営している究極のツーリング写真 touring-photography.com は唯一無二のブログです。これからもよろしくお願い致します。

shigeyoshi tatezawa

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