過去の失敗写真から学ぶ構図ワーク<Lightroom解説>トリミングで学ぼう編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、過去に撮った写真はどうされていますか?外付けハードディスクやDVDなどに保存したり、ネット上のストレージサービスなんかも良いですよね。

そして過去の写真を見返すことはありますか?上達している人は数年前の自分の写真を見ると「こんなに下手だったんだぁ」と感じると思います。今回はそんな過去の恥ずかしい失敗写真を使って構図のお勉強をしてみましょう!というお話です。

写真は3分割構図、主題の明確化、余計なものが写らないようフレーミングしたりと色々ある訳ですが、これらが成しえなかった過去の失敗作にトリミング加工をすることによって、その時どう撮るのがよかったのか?を学ぶことができるのです。

一応、誤解のないよう付け加えておきますがトリミングは良いことではありません。切った部分は捨てているので例えば2000万画素の写真を20%トリミングしたら、その写真は1600万画素になってしまいます。撮影の時点で後でトリミングなんて絶対しないで済むよう、しっかり画面の四隅まで完璧な写真を撮ってください。

 

こちらの作例をご覧ください。私の恥ずかしい過去の失敗写真でございます。場所は富士山スカイラインの5合目に近いヘアピンカーブで撮りました。目下に広がる素晴らしい雲海に圧倒されて写真を撮るための思考回路が完全に停止状態でした。

人は想定外の光景を目撃すると、写真を撮るときに必要な脳の機能が低下します。そのことを心に命じておかないと目の前の光景に圧倒されて、ただ撮っただけの写真を生み出してしまい、待っているのは帰宅後の後悔となるでしょう。

さてこの失敗写真をトリミングしてどう撮るのが正解だったのか?を解明していきましょう。

今回はLightroom Classic CCで解説しますがトリミングはあらゆる画像ソフトでも可能です。普段お使い頂いているWindowsに元々入っているPicture Managerやペイントなどでも大丈夫です。

まず元画像をよく分析してみましょう。この写真の主題は雲海です。そして手前にカーブしている路面、遠景にかすむ空、バイクとなります。路面には白線と中央線で曲線要素が存在します。デザインの観点から色の要素は雲海が白、遠景と空が青、路面がグレーで全体的に寒色系です。

しかし、これらの要素が画面内にデザインとして配置された形跡は無く、言ってしまえば良く見かける下手な写真です。





Lightroomの場合、トリミングツールを起動すると3分割のグリッドラインが出ます。カメラの縦横比を保持したい場合は鍵マークをロック状態にしてください。

今回は無難に空、雲海、路面の3つのパートをセオリー通りに3分割線に合わせてトリミングしてみましょう。空と路面の割合がそぎ落とされたことにより、雲海の割合が増えて主題が明確化されます。

次にトリミングの話題から脱線しますが、ついでなので説明しますとバイクの存在感を補正ブラシを使って上げてやります。明瞭度とシャープをプラスへ。この時、車体の全部を選択するのではなく車体の主要部のみ選択するのがコツです。

再びトリミングの話題から脱線を続けますが、段階フィルターを使って路面を選択し、アスファルトの質感を高めるため明瞭度をプラス補正します。

続いて路面のカーブをより効果的に使うためカーブのイン側にあるスペースを選択し、ここの露光量を明るくして路面と差つけてやります。

最後に段階フィルターを再び起動して空の部分を選択します。ここは空気遠近法を適用させるためホワイトバランスを青方向にふります。




 

作業前
作業後

どうでしょう?3分割に準じたスペースの配分、手前に存在するカーブを強調した曲線の効果、空気遠近法による奥行きなどが修正されました。これでも私としては「何かイマイチな写真だなぁ」という感想ではありますが、今回は過去の失敗画像を使ってトリミングすると、撮影時にどうするべきだったのか?が分かりやすく解明されますよ!という練習方法のお話でした。

繰り返して言いますがトリミングはダメですからね。撮影するときは後でトリミングしないで済むようしっかり被写体に寄る、余計なものは枠の外、配分と比率は精密に!

しかし例外としてこんな写真をつくるのであればトリミングもアリだと思います↓

写真は芸術であると考えるほど、縦横比にはそれほど縛られるべきではない…と私は思います。カメラのアスペクト比を絶対に守るのは、あらゆる可能性を狭めていると感じるのです。魅力的な被写体が横長(あるいは縦長)であれば、それが最も魅力的に見える縦横比でトリミングしても、決して悪くはないと思いますよ!

今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

静岡県富士宮市 県道152号 富士山スカイライン

【重要】ツーリング写真におけるデザイン要素と構図

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、GWの旅で撮った写真は全て仕上がって整理できましたか?写真は綺麗に仕上げて整理してプリントして発表するまで楽しめますからね。

撮るだけ撮って、メモリーカード内に画像があるまま何もしないなんて寂しすぎますよ!仮に良い写真が撮れなかったから…と思っても撮影した写真をよく見返して分析するのはとても大事です。

さて今回の究極のツーリング写真では、いままで何度も解説してきた写真におけるデザインのお話をまとめてみたいと思います。

漁港の浮きを撮った1枚  図形デザイン要素の「円」と「連続したリズム」

もう何度も同じことを書いてきましたが写真におけるデザインとは主に 線(直線、曲線、S字、Z字…)、図形(円、四角、三角、台形、〇〇型)、色(暖色、進出色、寒色、後退色、中間色、中性色、補色、反対色)、立体感、質感、規則的なパターン、連続したリズム感、ディティール、シェイプなどです。

デザインは写真をパッと見た瞬間に視覚的に美しさや心地よさを受けるかどうかです。何を写したか、何を伝えるのかといった写真の核となる部分とは基本的に個別に考えたほうが良いです。

デザインを意識するにあたり重要なことは画面という長方形の四角に、前述のようなデザイン要素をどのように取り入れるかです。

構図はメイン被写体、副題、アクセント被写体、背景などの大きさや位置関係を調整し作品の意図を表現するための標として組み立てていくものです。構図とデザインは似ていて一部は重なりますが、こちらも考え方としては個別に考えたほうが良いです。




デザイン要素の中でも重要な「色」の要素を取り込んだ作品

デザイン要素の解説において、よく誤解を受けてしまうことは「たまたまそうだったのでは?」という疑問です。海が青いのは撮影者が青くした訳ではありませんし、富士山が二等辺三角形なのも撮影者がそうした訳ではありません。

これは画面内にデザインが偶然入ったということであり”画面内にデザイン要素を必然として取り込んだ”とは似て非なる事なのです。つまり色や線や図形が目の前の風景に存在していることに気が付き、それを長方形の画面内に意識して取り込むこと、それが写真におけるデザインだと私は考えます。

くどいようですが重要なポイントは長方形の画面の中にデザインをどう取り入れるかにかかっています。

デザイン要素の線 奥行を出したり、観賞者の視線誘導にも効果的

写真をぱっと見たときの人間の脳がしめす反応の話ですね。目から脳へ送られた信号を元に、どのような反応を起こすか。感情を刺激する要素ではなく、あくまで「見た目」の心地よさ、安定感、視線を動かす楽しみといった世界です。

なのでデザインはとても重要ではありますが、それが写真の全てではありません。写真に重要なのは作品の意図、何をどう撮るか、どう表現したか?でありデザインは基礎工事や骨格のようなものに過ぎません。

葛飾北斎 富嶽三十六景 尾州不二見原 図形要素の円を用いたデザイン

 




デザイン要素 最も視線誘導を楽しませるS字曲線 そして黄金比や白銀比などの比率

 

最重要ではないが無視はできないデザイン。絵画でも彫刻でも書道でも、すべての芸術に通ずるデザイン要素。しかし写真をやる人でこの部分に真面目に取り組んでいる人は少ないように思えます。私は特にツーリング写真ではデザイン要素を意識しなくてはいけないシーンが多いように感じます。

例えばバイクのタイヤは円、車体は赤や黄色など扱いに知識が必要な物が多いですよね。道は線の要素。海や空は青で自然は緑、道路はグレーでアスファルトの粒子に寄れば質感、桜や紅葉の景色も色要素ですよね。すぐに思いつくだけで多くのデザイン要素があります。

いかがでしょう?そんな難しい理屈など考えずに感じたままに撮ろうよ!それが芸術なんじゃない?という意見も聞こえてきそうですが、多くの著名な芸術作品は一般に種明かしされていないだけで、こういったデザイン要素は極めて計算高く取り入れられているんです。有名な例だとダヴィンチのモナ・リザなんかそうですよね。

これを無意識に「感じたままに」デザインできれば本物の天才であると言えそうですが、そうでない人は試しにデザインを学んで写真活動されてみてはいかがでしょうか!

今日は久しぶりに大事なこと書いたなぁ~!





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ツーリング写真<上達の秘訣>確実にレベルアップする唯一の手段

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日すてきな写真を撮っていますか?

以前にいつでもカメラを持ち歩いて毎日写真を撮ると、確実に上達しますよ!目安は1日で100ショット以上です。やってみてくださいね!という投稿をしましたが、本当に実践して上達した方はいらっしゃいますか?

カメラをいつも持ち歩いて、いつでも写真を撮る。本当に素晴しいことで上達すること間違いなしです。

今回はなぜ毎日100ショットスナップを実践するのが良いのか?そんなお話をしたいと思います。

RICHO GR APS-C 東京都中央区 晴海ふ頭

この写真は少し前に撮ったものですが、私の職場の近くにある公園のような場所です。元々、都内屈指の夜景スポットと言われている場所なので、写真を撮るには適した場所なのですが、公園に誰もいない時に仕事の休憩時間に撮った1枚です。もちろん写真を撮るつもりでここに行ったのではなく、通りかかったときに沢山のカモメが乱舞している様子に心を打たれたのでポケットにあったリコーGRで撮影に挑んだのです。




 

RICHO GR APS-C  東京都中央区 晴海トリトンスクエアー

この写真は仕事の帰り道にバス停でバスを待っているときに撮った1枚です。ちょうど2年前の今頃でした。リコーGRは28mm単焦点なので構図を作るのに動く練習になります。この時は渋滞のせいでなかなかバスが来なかったので、時間をかけて露出やホワイトバランスを試していました。

 

RICHO GR APS-C 東京都江東区有明 角乗り橋北

これは仕事中に社用車の中から撮った1枚。ジャンクションの様子を強い逆光下で撮ってみました。この頃、私は写真を上達したい一心で、闇雲に撮りまくっていましたが、知識は殆どありませんでした。しかしこの写真を撮った時、複雑に交差する曲線が強烈な導線効果を生み出すと学びました。

私が個人的に考える写真の上達のプロセスとは次のようなことです。

・目  被写体を見つける目  被写体の魅力を見極める目  目の前の光景からデザイン要素を見つけ出す目  光と影を見極める目

・足  被写体を探すため行動する足  構図をつくる足  被写体に寄る足

・心  作品を誰かに見せてあげたい 感動や共感、何らかの心の響きを無償でプレゼントしたい気持ち  芸術家になっていく自分を見て自分が好きになる

・知識  光、影  写真におけるデザイン  観賞者の心理  カメラの操作に係わる知識

これらの要素が毎日100ショット以上撮ることによって、バランス良く且つ少しずつ確実にレベルアップしていきます。 

どうしても最初の頃というのは被写体の魅力的な部分とか、デザインで使えそうな要素とか、ましてや光と影とか、見えないものです。構図も少し動くだけでも位置関係や比率が劇的に変わるのに動けないものです。知識としてだけではなく、知識と体で一体となってトレーニングしていく感じです。

毎日撮っても、きのうと今日ではほとんど変わらないと感じるでしょう。でも3ヶ月、半年、そして1年後には、きっと以前の自分の写真が恥ずかしいと感じるほど上達しているのです。




通勤電車、休憩時間、家の近所、または家の中、家族、同僚、その辺の雑草、駐輪場、公園、商店街、空地、なんでも対象になります。理屈など抜きに「あっ」と思ったものを撮って撮って撮りまくるのです。

100ショット撮って、全てゴミに終わる時もあります。それが何日も続くときもありますが、不思議と燃えたぎる写欲は消えることはありません。なぜならいつもカメラを持って写真を撮る事が習慣になってくるからです。

RICHO GR APS-C  社用車の窓から

たくさんやれば、いくら頭で考えても分からなかったこと、例えば「何をどう撮るのか?さっぱり分からない」といった悩みも、いつの間にか乗り越えているものです。画面という長方形の四角に被写体をどう置くか?線や丸や四角はないか?赤や青や黄色はないか?背景とその他の部分の比率は適切か?光はどこから当たっているか?それはどんな種類の光か?そして何に感動して、そこで写真を撮ろうと思ったか?何を伝えたかったのか?自分としてどう伝えたかったのか?

こんなことが少しずつ少しずつ身についていきます。やがて過去の自分が悩んでいたのが不思議に思えてくる日がやってきます。「なんでこんな簡単なことが分からなかったのだろう」と。そしてある日、毎日写真を撮ることに生きがいを感じている自分を発見します。この瞬間からあなたは写真家です。

この毎日100ショットスナップ訓練は、本当は秘密にしておきたいくらい効果的なやり方なのですが、究極のツーリング写真 読者の皆さま限定で教えちゃいますね。

本当は毎日ツーリングできれば良いのですけどね!それではまた次回!

RICHO GR APS-C  自宅最寄駅で





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ツーリング写真<上達の秘訣>好きな物を撮りまくれ

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき有り難うございます。えっ?いつもは見ていない?たまに…の方も有り難うございます!

最近、愛用している日常スナップ用のコンデジ SONY RX100を買い換えようか思案中です。性能は申し分ないのですが自分の大きな手には少し小さすぎて、操作しにくい面があるからです。操作しにくいと「お気に入りのカメラ」になってくれません。

やはりカメラ選びの基本は使いやすいお気に入りであることが基本です。

いま新しい写真に挑戦したくて、その為にはスマホで遠隔撮影機能の付いているカメラがすごく魅力なんです。あとチルトモニターで自撮りが得意なんていうカメラもいいですね。コンデジのハイエンド機はすごく高いので、人気のない中級機を狙っています。中古相場など価格面を含めて考えると、カシオのハイスピードエクシリムのシリーズが気になりますね!

さて今回の投稿は初心者の方が上達するための秘訣として、以前にもご紹介した毎日スナップ100ショットに似た、撮影地に行ったら何でも撮ろうよ!というお話です。

EOS1Dx + SIGMA35F1.4ART

この写真は先日に行った鴨川市の岩瀬渡船場で撮った1枚です。せっかく素敵な撮影地に行ったのですから、バイクの写真だけでは勿体ないです。撮影地に着いたら自分の好きな物を探して撮りまくってみましょう。この「自分の好きな物」探しは実はすごく重要なんです!

人間には人それぞれ好みがあって、好きなものは上手にデザインできるのです。ファッションに例えると分かりやすいです。カジュアルな洋服でカッコ良く、可愛くオシャレできる人もいれば、フォーマルなスタイルで決めるのが得意な人もいます。それはその人が、そのファッションスタイルが好きだから、なのです。

被写体も同じで撮影地にある、あらゆる要素の中から自分の好きなものを探し、画面の中にデザインとして取り入れれば、ファッションのようにお洒落!素敵!といったハイセンスな画面を作ることが可能です。私の場合はもはや今さらですが、漁港にある漁具や錆びた杭なんかが大好きで、いつもそれらを写真としてデザインしているのです。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

言葉に出してみるのも良いでしょう。「こうゆうの好きっ!」と言ってから撮影すれば被写体も喜んで魅力をあらわにしてくれます。これも言語化の不思議です。




上達するには楽や近道はないと言って良いです。とにかく撮って撮って撮りまくる!これが一番です。そして楽しむためには自分の好きな物探しと、カメラを使って子供のように遊ぶ事。この写真もイタズラ感覚で「誰もこんな錆びた杭なんて撮らないよね」なんてニヤニヤしながら撮っています。

でも大好きな被写体なので、ファインダーを覗きながらもコンクリーに流れた錆水の跡が綺麗だな、とか切り落とす位置なんかを「こんなもんかぁ~」なんて呟きながら撮っています。ほんと、バイクの写真じゃなくても楽しいんです。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

これなんか、傾いた陽が当たって美しく輝きはじめて、やや大げさですが感動モノでした!大好きな被写体だから感動できるし、楽しく撮ろうとも思えます。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

コレなんかもうっ・・・いや、この辺でやめておきますね。暴走気味でした…

 

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

今回はせっかく撮影地に出かけたのだから、バイクの写真だけでなく、何でも良いから自分の気に入ったものを見つけて撮りまくろう~!というお話でした。花でも木でも猫でも地元の人でも何でも良いです。好きなものを見つけて撮る、これをたくさん繰り返していくと、自分のスタイルが少しずつ確立されていきます。

スタイルが確立されると、誰かの写真が気になったり、写真を撮ることに迷いがなくなってきます。逆に数を撮らないでいると、いつまでもモヤモヤとした悩みから開放されることはありません。モヤモヤした悩みの正体とは、自分の個性「自分とはどんな写真を撮るスタイルなのか」なのです。

ある程度、上手くなったら自分のスタイルも確立されますので、むやみに撮らないというのもアリですが、やっぱり初心者マークのうちはたくさん練習しないと!ですよね。

スタイルのお話はまた別の機会に投稿しますので、お楽しみに!!!





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キラメキのツーリング妄想族<上達の秘訣>ツーリング写真

最近テレビで見て知ったのですが、いま20代の男子は女性との交際経験が無い人がすごく多いそうですね。全体の42%だとか?

お一人用のコンテンツが過度に充実したり、そもそも意欲の無い人が増えたりと原因は色々でしょうが驚きの実態です。

そのニュースを聞いて思わず妄想してしまったのですが、もし私がいま小説を書くとしたら、こんなのを書こうかと。とある中学校のPTAで知り合った30代の母親3人。急増する20代チェリー男子の社会問題を受け、3人は社会貢献を名目に欲望のまま「チェリー狩り」という犯罪に走る…その結末は…? 小説というか官能小説でしょうか。そうだ!タイトルは「チェリー農園」にしよう。きっと売れるぞ~  冗談ですけどね。




…何かのヒントをきっかけに妄想を膨らませるのは昔から得意なのですが、今回はそんな妄想や想像から生まれる写真の作画アイデアのお話です。

 

「キハとバイクの車窓旅」 EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/160 ISO100

以前もアップした春の小湊鉄道の風景です。季節外れなようですが、私のテリトリーである南房総ではもう菜の花が咲いていますよ。

この写真、R1200GSのコクピット部分にカメラを構えてスクリーン越しの風景として画面構成しました。良いかどうかは別として、かなり変わった写真であると皆さん感じていただけると思います。

「よく考えつくね!」と誰かに言われるような突拍子もないアイデアをいつも妄想しています。この写真は撮影現場で考えたのではなく、日常的に妄想していた時間にひらめいて、頭の中に引き出しとして在庫させておきました。

妄想は満員電車に揺られている時や、お風呂に入っているとき、夜の高速道路を淡々と巡航しているときにやっています。そして「あっそうだ、いいこと考えた!」とアイデアが生まれてくるのです。アイデアを思いついたら必ずメモをするようにしています。

要するに四六時中、ツーリング写真のことを考えているのです。ツーリング写真が好きで夢中になっているのだと思います。好きで好きでたまらなく、夢中になる・・・これって写真に限らず何をやるにも最強の武器ではないかと思います。




妄想して生まれたアイデアは自分で惚れ込んでしまうため、果たして本当に良いアイデアなのかジャッジが難しいです。SNSで発表してもコメント欄には皆いいことしか書かないので、イマイチだった場合の情報は「いいね」の数くらいしか判断基準がありません。

そこで、これは本当に良かったんだな!と思える判断基準として「真似してもらえた」というのがあります。その撮り方やアイデアを真似してもらえれば、それはどんなコメントにも代えがたい、最高の賛辞をもらえたと判断できます。日々の妄想が報われる瞬間です。

撮影の作画アイデアは現場で作る場合もありますが、ほとんどは日常で考え付いて頭の中に引き出しとして在庫させます。そして撮影地で在庫の中からいま生かせそうな何かはないか検索をかけるのです。

自撮りのポージングなんかも同じです。撮影するときにどんなポージングが良いのか?その場所で考えているようではワンパターンに陥ります。こんな時はこんなポージングと、頭の中に何種類も在庫させ、その撮影地に最もふさわしいのは何か?在庫から検索をかけるのです。

面白いポージングあるいは、何かをしているところ、なんていうアイデアも妄想から生まれます。記憶のツーリングシーンを表現するような作品を目指しています。しかし、それを作るにあたって未来に起こるかも分からない妄想の世界を使う。なんだか不思議ですよね。もしかして妄想っていうのは自分の記憶回路と何らかの関係があるのかもしれません。

今日もお風呂に入るとき、素晴しい空間で旅を重ねる未来の自分を妄想してみようかと思います。そう私はキラメキのツーリング妄想族なのです。

 





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写真1枚目の撮影地 小湊鉄道 石神の菜の花畑 ↓↓↓

欲張り構図から夢叶った構図へ<上達の秘訣!>映画監督+デザイナーの法則

今回は久しぶりに真面目な解説をいたします。あまりネットで検索しても出てこないお話です。

「写真は引き算」を否定するかのような、欲張り構図の整え方です。そしてその手法は究極のツーリング写真流  ”映画監督+デザイナーの法則” です!

けっこう高度なお話ですよ~。

ところで皆さんの去年1年間のベストショットはどんな写真ですか??私はこの富士山の写真です。旅の作品という意味では北海道で撮った写真の方が思い入れがありますが、この富士山の写真は、いま私が学ぶべきデザイン、ストーリー、ユニークさを1枚にできた写真なのです。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG  F8 1/640 ISO100

デザインを学ぼう!なんて言うと何となく面倒だと感じる方も多いと思います。私も誰かにそう言われたらメンドクサイと思うでしょう。しかし、写真を今よりもっと上手に、もっと感動的な作品をと望むなら、デザインのお話はとても重要です。

そんな理屈ではなく感じたままに撮ろうよ!という意見も聞こえてきそうですが、直感的に良いと感じる作品の多くはデザインが巧みであったり、計算され尽くした比率などが存在しているのです。なので勉強っぽいのはウンザリだと言う方も、騙されたと思って少し学んでみましょう。どのみち避けては通れないのです。

過去にこんな経験はありませんか?素晴しい景色を発見し、そこで写真を撮ろうとバイクを停めカメラの準備をして撮影を開始した。遠景に美しい山々、鮮やかな緑、青空にはプカプカと浮かぶ雲、そしてかっこいい愛車。これらを枠の中に配置して、それぞれがバランスよくなるようズームレンズをグルグルと回し、ばっちり収まった!と感じた所でシャッターを切った。しかし出来あがった写真は何か足りない平凡な写真だった…




この原因は被写体となる複数の要素を、画面内に集めるだけ集めて何もしなかったのが原因です。出かける度にこういった写真ばかり撮ってしまい、レベルアップできずに悩んでいる方は、写真に対してけっこう高い理想を描いているのだと思います。

複数の被写体を1つの画面に入れるのは一般的な解説書では「欲張り構図」と呼ばれたり「写真は引き算」の法則を無視した写真として悪例に取り上げられます。

では被写体が複数ある写真は必ずしもイマイチな写真なのでしょうか???違います!被写体が複数あるシーンではそれぞれの被写体に役割を与え、存在感を調整するため大きさや配置やボケ具合などを調整し、互いを関連付けたりすると共に、風景を良く見て導線や色の要素、比率などのデザインを完成させれば、それは「欲張り構図」ではなく「夢叶った構図」になるのです。

映画に例えてみましょう。あなたはこのシーンを撮影する映画監督です。構図内の被写体は映画のキャストです。良き映画をつくるには主役、脇役、ロケーションとそれぞれに重要な役割があり、それを監督が詳細に指示をするわけです。この監督の指示による秩序がなければ、映画はたちまち誰が主役なのか?どんなストーリーなのか?散漫とした画面で映画ではなくなってしまいます。

では、指示とは具体的に何なのでしょう?

デザイナーに相談しよう。

デザイナーはあなたの頭に存在する知識とセンスです。写真におけるデザイン要素は主に線(直線、曲線、S字…)図形(円、三角、四角…)色(進出色、暖色、後退色、寒色、中性色、中間色…)、質感、立体感規則的なパターンディティールシェイプなど。そして重要なのは黄金比や分割線などの比率です。

それぞれの詳細についてはまた別の機会に解説しますが、こういった知識を元に日常で鍛えた写真家としての審美眼をフル活用し、デザインの為の材料となるものを目の前の光景から見つけ出し、自分の中のデザイナーと相談して画面を組み立てていきましょう。

この作例の場合ですと主役は富士山。オートバイの旅のワンシーンであるという「ストーリー」はバイク+ライダーの表現で決めています。遠景のLNGタンカーは脇役的なキャスト、茶色い岩場、青い海は背景です。

まず図形です。主題である富士山が1つ目の大きな三角です。タンカー、バイク、ライダーを結ぶ3点が2つ目の三角。三角は画面内に抜群の安定感を与えます。バイクのフロントホイールが円。円は鑑賞者の視線を画面内に安定させる効果があります。

そして色。空から海にかけての青は後退色(または寒色)、冬で枯れた茶の草地と岩場は茶色系で弱めですが進出色(または暖色)。この両者の組み合わせによって、望遠レンズで圧縮されてしまった風景に、色の特徴を使って遠近感を補っています。 これを空気遠近法といいます。

分割線はこの写真の場合はイマイチですが、何となく8分割構図にも見えなくはないです。

最後に質感。岩場のゴツゴツした質感を程良く伝えるために、岩場のだいぶ奥あたりから遠景がパンフォーカスになるよう、ピント合わせをしてF8を選択しています。




監督である私は例えばタンカーが存在を主張し過ぎたり、背景であって欲しい岩場がやたらインパクトあったりしないよう、焦点距離や絞りなどを微調整したのです。

「え~偶然そう撮れたんじゃないの?」と半信半疑かもしれません。実は一部は偶然そうだったのも事実として認めます。しかし撮影現場でこれらのデザイン要素に気がついて「気にかけて撮ったか?」だけでもだいぶ違うんですよ。富士山が三角なのは私の意志と関係ありませんが、画面内に安定感を与える位置に堂々と配置したのは私です。

良い写真が撮りたくて風景の中のアレもコレも取り入れてしまうのは、何もしないで撮れば欲張り構図。映画監督がデザイナーに相談し、巧みに画面構成できれば夢叶った構図なのです。

悪い例:港、海、船、バイク。被写体を集めるだけ集めて何もしなかった写真

多くの方が夢叶えたい構図を目指して撮っているはずですが、欲張り構図で終わってしまう。敗因は映画監督として何も仕事をせず、あなたの中のデザイナーに相談しなかったことです。

ここでワンポイント。最初は無理をしてフルキャストの超大作映画を作るのではなく、大まかに次のようなステップで考えてみましょう。

・STEP1 被写体と背景だけの写真に挑戦する。例えば海岸などの開けた景色で夕陽などを背景にバイクを撮るなど。

・STEP2 2つの被写体を構図に入れ主従関係を明らかにした画面を作る。ライダーとバイク。バイクと桜の木。バイクと鉄道など。

・STEP3 3つ以上の被写体要素を画面に入れ、それぞれに役割を与えて全体をデザインする(この投稿の作例です)。

今回の映画監督+デザイナーの法則は自画自賛で恐縮ですが「永久保存版」と言っていい内容でした。今迄は他言せずに秘密にしていたのですが、新たな法則を生み出すために大胆にも公開してみました。

なかなかこういった事はネットで検索しても出てこないノウハウなんですよ。毎度のことですが「へぇ~なるほどね」で終わらせずに是非、実践してみてくださいね。そんなの簡単に真似できないよ!ではなく、あなたの中に眠っている映画監督とデザイナーを呼び覚まし、育んでいくのです。

<夢叶った構図> 最初は3回4回…と失敗に終わり、10回目くらいから夢がかないはじめます。

 





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時に無邪気な子供のように<上達の秘訣>ツーリング写真

マンネリになった人、壁にあたっている人。

全てのスランプの人へ。

誰も見たこともないヘンテコな写真を撮ってみてください。

それを生み出すヒントはあなたの中に眠っているユニークさです。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L   F7.1 1/320 ISO100

 

幼い頃、大人たちを驚かせた遊び心はいつの間にか心の奥底で眠りについています。

それをいま呼び覚ましましょう。

失敗に終わっても構いません。

イタズラ感覚で試してください。

きっと楽しいですよ!





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教えれば学べる<上達の秘訣>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆様、いつも当ブログを見て頂いて本当にありがとうございます。

当ブログは本格的に運用を開始して2カ月が経過しました。以前、私がやっていた某ブログはありきたりの日記的な内容や、写真だけを発表して何も詳しく説明を入れない極めて自己満足なものでした。もちろん個人的な日記を見るのも面白い、という需要はあるのでしょうが出来れば誰かの役に立ちたい、何かに貢献したいという想いが少しでも叶えられる、そんな内容のブログに作り変えたいと思い、このブログを作りました。

何度か同じ事を書いていますが、オートバイのツーリング写真というのは未だ認知されていないカテゴリーだと思います。バイクで旅をしている人々は「旅心」をもっていて、素晴しい世界を体験し見ているのに、すごく勿体ないと思うのです。

せっかくのバイク、せっかくのカメラですから自己完結の写真ではなく、上手い下手は置いておいて芸術的な写真作品にしていきましょう。その為のお手伝いが当ブログ「究極のツーリング写真 touring-photography.com」なのです。

2011年5月 山形県鶴岡市

もう10年以上も前のことですが、以前に勤めていた会社でひょんな事から学校のような組織の講師をやってほしいと依頼がありました。私は学もないですし人に先生面してモノを教えるなんて、とても無理だと断ったのですが。結局、断れずに引き受けてしまいました。

教える内容は、その時の自分のキャリアでは何でも知っていることだったので、その点は不安はなかったのですが予備知識もほとんどない受講生さんに、どうやって教えるのか悩んだ記憶があります。

ただ、実際に始まってしまえば不思議と何とかなるもので、回を重ねるごとに面白いとさえ感じるほど講師の仕事が好きになってしまいました。これは意外な自分の発見でしたね。

面白いのは教えることによって、自分もいろいろと学んでゆける、ということです。教えるための準備をしていると自分が知らなかった知識も発見できるし、間違えて覚えていたことを正すこともできるのです。それに教えてあげることによって、自分の記憶に深く刻まれるのも良いです。

そして最高の喜びは「分かりやすかったです」「楽しい授業でした」と感謝の言葉をいただく瞬間でした。




当ブログを見てこのように感じている方は多いと思います「本当は秘密にするものじゃない??」「どうして何でも教えちゃうの??」と。

確かに撮影ノウハウ、引き出し、機材のことや撮影スポットは核心的な部分は誰でも秘密にしたいですよね。私も最近までそうでした。真似されたり追い付かれたら嫌ですもの。

しかし昔の講師だった頃の経験を思い出すと、知っている事は全て吐き出してしまえば、新たなことを学ぶスペースが確保できるし、感謝されたときの喜びを考えれば「秘密」にする行為は極めて馬鹿けている、とも思えるようになったのです。

それにツーリング写真という文化を鉄道写真のように美しい写真芸術に昇華させ、社会的に発信していきたい!なんて夢は自分1人では無理かもしれない。誰か賛同してくださる仲間を作らねば。というのも大きな理由の1つでもありました。

みなさんもご友人やご家族に「これから写真をやりたい」という方がいたら、率先して教えてあげることを強くお勧めします。本当に「教えれば自らも学べる」です。

撮影技術とは別に引き出しとも呼んでいるアイデアも同じです。バイク用品メーカーで開発をしていたとき、アイデアなんて自分の頭の中で温めていても仕方ない!さっさと吐き出して新たなアイデアを考えねば、という事を学びました。

撮影におけるアイデアも、自分が思いついた「これはナイスだ!」というアイデアに自分で惚れ込んでしまえば、それを磨くことに一生懸命になってしまい、もう他のアイデアを考える回路は鈍ってしまうのです。アイデアは秘密にするものではなく、発表してまた次を考えるものだと思うのです。

もし当ブログをご覧になってこれは面白い撮り方だから真似してみようかな?と思われたら、全然コピーしていただいてOKです。むしろ私にとって喜ばしいことなんです。

ただ、いつまでも真似ではなく、いつかはご自身でアイデアを練って斬新な写真に挑戦されてくださいね。新たな写真に挑戦するのは多くは失敗に終わりますが、デジタルカメラで失敗写真をいくら撮ったってノーダメージですよ。

「教えれば学べる」でした。





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山形県鶴岡市 湯殿山本宮

アウトライダーツーリング写真コンテスト

突然ですが皆さんは写真コンテストに参加されたことはありますか?

コンテストは入選すれば嬉しいものですが、それだけでなくプロの目から見た寸評や客観的な評価を知る意味でも大変有意義です。

オートバイツーリングの写真コンテストしては歴史の古い、雑誌Outriderのツーリング写真コンテストはご存じの方も多いと思います。

そのOutrider、最新号は今年のツーリング写真コンテストの年間大賞の発表号です。年間グランプリ、佳作、各審査カメラマンの個人賞。どれも素晴らしい作品ばかりなので、ぜひ見てみてくださいね。

このコンテストは編集部さん曰く、世界最古のツーリング写真コンテストだそうです。かく言う私も2004年頃から参加して、つい数年前までは誌面の常連でした。

過去に五條伴好賞、佳作そして2年前に年間グランプリを受賞させていただきました。大変栄誉なことです。

今は参加していませんが、毎号購入してツーリング写真文化のトレンドを楽しみながら見させて頂いています。

しかし、年々とレベルが高くなっていますね!とても喜ばしいことです。今回の年間グランプリを受賞された方は、私のコンセプトである「ツーリングのワンシーンを切り取る」をまさに具現化した作品。ライダーの姿といい、空の表情といい素晴しい作品ですね。

こんな素晴しいツーリング写真がこれからどんどん増えてくれれば良いな!そんな想いを込めて改めて当ブログでツーリング写真文化の成熟に貢献したいと感じました!

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