BMW R1200GS 空冷モデル はじめての扱い方 R1200GS その2

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、以前に空冷モデルのR1200GSのはじめての取り扱いについて投稿しましたが、今回はその続きでございます。

前回の投稿 1.レバーサスペンションと2.エンジンオイル管理はこちら

2013(2014登録)BMW R1200GS ADVENTURE サンドローバー×アルピンホワイト




3.クラッチの取り扱い

R1200GS空冷モデルのクラッチは4輪のMTと同じで乾式単盤クラッチです。大きなクラッチカバーに1枚のディスク。故にクラッチの扱い方も4輪のMT車と同じようになります。なので無意味な半クラッチはご法度です。

停止状態からの発進はアイドリングの回転数から慎重にミートさせ、回転を無駄に上げないようアクセルを少しづつ開いて繋いで発信します。

極低回転のトルクが細い中期型には二重苦ですが、1000キロも乗り回してしまえば大丈夫です。慣れの問題と言っていいでしょう。

半クラッチを多用したり発進時にラフにつないでいるとどうなるか?ディスクの摩耗が早く交換時期がすぐにきてしまいます。メーカー推奨でおよそ6万キロ。ツーリングや高速道路走行が多い人は8~10万キロ。なおかつクラッチミートが上手な人が扱えば20万キロ持続した例もあるそうですよ。

しかし、無理はしないでくださいね。例えばダートでのギャップ通過、Uターン、急斜面での発進などは例外として半クラッチは使いましょう。クラッチを労わってエンストしてバイクを倒してしまわないように…。

4.スポーツ走行について

レバーサスペンションの説明の項にて、とにかく良く曲がるバイクでバンクしすぎないよう起こしながら走らせるのがコツと書きました。本当によく曲がるバイクで峠道でも良いペースで走ってくれます。私もR1200GSを購入した10年前はよく関東圏の名だたる峠に持ち込み、その素晴らしいコーナリング性能を堪能したものです。

しかしネットで検索するとR1200GSについてこんな事が書かれているのを見かけます。「気が付いたら転倒していた!」これは攻めすぎが原因と思われます。R1200GSはサーキット走行のような限界付近まで攻め込む乗り方には向いていません。破綻する直前のインフォメーションが希薄だからです。

安定がよく限界が高いとコントロール幅は狭くなるものです。R1200GSは水平対向エンジンによる低重心やシャフトドライブによるジャイロ効果、テレレバーサスペンションによる高いサスペンション剛性で優秀なスタビリティを誇ります。しかし、攻め込んだことによりそれが破綻するときは、通常のバイクならあるはずの前兆がほぼ感じ取れないのです。

峠やコーナーのあるところは「速いけど攻めない」覚えておきましょうね。




5.エンジンの常用回転数

R1200GS、ここで解説している2004~2011年までの空冷モデルですが、空冷エンジンとはエンジンが万一高温になった時を想定して、各部のクリアランスは大き目にとってあるものです。これがないと熱膨張によって可動に必要なクリアランスが無くなってしまうのです。

しかし暖機が十分でない時はクリアランスが広いためブローバイガスが発生し、それが燃焼室に混入してしまいます。空冷エンジンの冷温時の排ガスが環境によくないのはこのためです。よって現代の厳しい排ガス規制に空冷エンジンが適さない訳ですが、排ガスが汚い以外にも弊害があってヘッド周りにカーボンが蓄積してしまうのです。

ヘッド周りにカーボンが蓄積するとノッキングや回転フィールの低下など、さまざまな不調の原因になります。

後期型は新車時にタコメーターの6000回転の位置に目印のシールが貼ってあります。最低でもたまにはコレくらい回してくださいね、という意味だそうで高回転をたまに使うことでカーボンの蓄積は予防できるようです。

お勧めは高速道路の走行時に5速ギアで10分ほど巡行させる。これにより湿ったヘッド周りがすっきり綺麗になるはずです。燃焼室クレンザーなるケミカルも売っていますが私は使ったことがないので効果は確認しておりません。

街乗りや通勤で使う人は低回転常用が多くなると思います。BMWの母国ドイツではアウトバーン無制限区間は言うまでもなく、制限区間でも140km/hのドイツですから日本の道路事情による使用環境とはかけ離れています。オルタネーターの発電量も国産車であればアイドリング付近でも充電状態ですが、BMWの場合はある程度のエンジン回転数まで上げないと十分な充電状態になりません。

通勤や街乗りでグリップヒーター、ヒーターベストの電源、補助ライト点灯などバッテリーに負担をかけていると、走っているのにバッテリーあがりなんて十分あり得ますので気を付けましょうね。

今回はこの辺で!!





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R1200GSタイヤ交換 シンコーE705 謎のタイヤ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはバイクのタイヤ交換はどうされていますか?行きつけのバイク屋さん、バイク用品店、バイクタイヤ交換専門店、自分で交換しちゃう、いろいろでしょうか。

BMW R1200GSの場合はABSユニットの関係やトルクスボルトなどが多いことから、多くの方がBMWディーラーか輸入車も守備範囲にしているタイヤ専門店だと思います。

私の場合、むかしガソリンスタンドで働いていたことと、4輪のレースでタイヤ交換が頻繁だったこともあり、タイヤチェンジャーさえあれば自分でやりたいのですがレバーだけで交換は自信がないので作業はプロに任せております。

しかしお世話になっているBMWディーラーはタイヤ交換キャンペーンとうまく交換時期が重なれば、4万円台で交換できちゃうのですが通常だと6万円ちかくするので、限られた小遣いでやり繰りしている身にはキツい出費です。




そこで今回選択肢にしたのはシンコーという日本のタイヤメーカー(工場は韓国)なのですが、このシンコーのE705というオフ寄りのツーリングタイヤを試してみることにしました。このタイヤ、値段が驚くほど安く私の場合はヤフオクで購入して前後で14000円程度でした。

ネット通販でタイヤを購入した場合、悩ましいのが取付をどこにお願いするか?ですよね。BMWディーラーさんに持ち込んでもやってくれるでしょうが、何となく気が引けます。そこでネット通販で買ったタイヤやパーツも持ち込みでぜひどうぞ!と広告していた用品店 ナップス千葉北店さんにお願いしてみました。

R1200GSの積載能力なら前後のタイヤをご覧のようにネットで固定するだけで容易に運搬できます。




 

ここで多くの方がご心配されると思いますが、ナップスさんでBMW…大丈夫なの?というポイント。私も心配でしたが事前に電話で確認したところ、問題ないようでしたのでお願いしました。作業は3時間近くかかりましたが全く問題なく、ホイール清掃までしていただいて完璧でしたよ。

シンコー E705 メーカーサイトによるとロード75% トレール25%だそうです。まだ数百キロ程度の走行ですが、ノイズは少なく素直なハンドリングです。そして「ホントかよ!」と思うほど舗装路でハイグリップです。

以前にコンチネンタルTKC80を愛用していたのですが、聞いた話によるとシンコー韓国工場ではTKC80なども生産していたラインだとか。もしかして、あのTKC80とコンパウンドのレシピは同じか??という疑問も(たぶんソレはないですが)。

まだ少ししか使用していないので長期的なレポートやダートを走った感じは、来月の北海道ツーリングで試して再びレポートしてみたいと思います。

ともあれタイヤ代と工賃を合わせて27000円くらいで済んでしまったので、お財布に優しく今後はこれになりそうな予感です。ちなみにナップス千葉北店さんではシンコータイヤも扱っているようで、交換工賃も持ち込みは割高なので最初からナップスでタイヤを買って装着してもらうのも良さそうですね。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

これも近所の池に咲いていた大賀蓮です。葉の上にある水の輝きを大切に撮った1枚です。これが撮りたくて雨上がりの早朝に出かけてみました。

BMW R1200GS 空冷モデル はじめての扱い方 BMW R1200GS

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、夏休みのツーリングの準備は万端ですか?キャンプツーリングに行かれる方は装備に悩みますよね。生活圏では猛暑ですが標高の高い山や、北海道ツーリングに行かれるという方はダウンシェラフは必要でしょうし、焚火台などはどうするか?悩ましいですよね。

私の知人は既に北海道ツーリングを楽しんでいるようですが、北海道は場所によっては最低気温が10℃代だそうです。今は暑くて死にそうですが装備は防寒対策をお忘れなく!

さて今回は空冷R1200GSの情報でございます。空冷のR1200GSは2012年頃に新車販売を終了しており、いま買われる方は中古車になると思いますが、販売店からR1200GSの取り扱いについて詳しい説明のない場合もあるかと思いますので、乗り方のコツも含めた取り扱い方法をサラっといってみたいと思います。

BMWのR1200GSをはじめとする空冷水平対向エンジンを搭載したRシリーズは、その個性的なエンジンにとどまらずシャフトドライブ機構やレバーサスペンション機構を装備しています。これらのBMW独自の機構はツーリング性能として多くのメリットを生んでいますが、他のオートバイから乗り換えたばかりの人には違和感に感じるものです。

いつもつい長文になってしまうので、それぞれについて取り扱いやコツについて手短に書いていきます。




1.レバーサスペンション

通常、テレスコピック機構のオートバイであればブレーキング時に姿勢は前のめりになります。しかしテレレバーサスペンションのR1200GSはリアごと沈んでいくモーションで感覚としては「ちゃんとフロント荷重かかっているのか?」ととても不安になります。これについては姿勢変化が最小なだけでフロント荷重は十分にかかっています。

フロントのテレレバーサス

問題は荷重移動のインフォメーションよりもバンクしすぎてしまうことです。多くのオートバイはスタビリティ(安定方向)優先で設計されているため、コーナリングを開始する前はリーンを開始するための何らかのモーションをライダーに要求するものです。しかしR1200GSの場合はそれらライダーの動きはほぼ不要と言ってよく、どの位置からでも簡単にバンクを開始します。

そのため寝すぎてしまい普通のオートバイと同じ感覚でコーナーに入ると、インに切り込んでラインが内側に巻き込んでいきます。

しっかりと荷重移動したら「きっかけ」は僅かなリーンインで始まります。「まず寝かしこもう」という意識を捨ててください。

その後はバンク角を起こす方向に調整しながら旋回するのがコツです。浅いバンク角でスムースなコーナリングを心がけてみてください。寝かすのではなく起こすのです。

このコツをつかむとヒラリヒラリとタイトなコーナーから高速セクションまで、昔から乗りなれているバイクのように操れますよ。

2.エンジンオイル管理

エンジンオイルの交換方法は別の機会に投稿してみたいと思います。今回は空冷エンジン特有のオイルの管理、オイルのレベルの確認方法です。

R1200GSのエンジンオイルの確認方法はエンジンの左下にある確認窓から行います。車体をセンタースタンドで垂直にした状態でエンジン停止。赤線でプリントされた円の範囲内であればOKです。この赤マルのローレベルからハイレベルまではおよそ0.5Lで交換時や補充時は写真のように丸の中心に油面がくるよう入れてください(ハイレベルまで入れない)。

そしてエンジンオイルのレベルを確認するのに注意点が1つ。エンジンを停止させたときの油温によって、エンジン下部のパンに戻ってくる油量が変わってしまうのです。




空冷R1200GSは通称「クチバシ」と呼ばれているフロントフェンダー部分にオイルクーラーが装備されています。なかなか高い位置ですよね。このオイルクーラーは油温が一定の温度まで上昇した際に循環し、そうでない低温時は循環しないようサーモスタットが装着されています。

R1200GSのような空冷Rシリーズのボクサーエンジンは、BMWのKやFシリーズと違いウェットサンプ式でエンジン下部のオイルパンにエンジン停止後に戻ってくる構造です。必ずエンジンが暖気状態でオイルクーラーにオイルが循環している時に、エンジンを停止させてレベルを確認します(全量を確認するという意味)。

少々ややこしいので最もオススメの確認方法をご説明します。ツーリング先で高速道路を使用時にSAで休憩するときセンタースタンドで停車させておきます。そして休憩が終わって出発する直前に見てみましょう。この方法がオイルの全量を確認する確実なやり方です。

空冷エンジンは各部のクリアランスが広いため、距離とともにエンジンオイルを消費します。私の2008年式R1200GS(SOHCモデル)で2000㎞で0.2L程度、2013年式アドベンチャー(DOHCモデル)で2000㎞で0.4L程度の消費です。北海道ツーリングのようなロングツーリングに出る場合は、補充用のエンジンオイルを携行することをお勧めします。

やっぱり長くなってしまったので、今回はこの辺にしておきます。また機会をみてエンジンオイルやミッションオイルの交換方法などいってみたいと思います。

ではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

先日、猛暑のなか南房総をツーリングしたときの1枚です。海岸に飛んでいたアオスジアゲハ。かなりのスピードと運動量に関心しながらも、カメラで追うのに一苦労でした。

バイク写真のかっこいい撮り方 インスタ映えバイク写真 その2

前回の続きです。

その1をまだ読んでいない方はこちら

5.アイキャッチで視線をバイクへ導こう

アイキャッチとは聞きなれないワードかもしれませんが、簡単に言うと写真を見る人の視線を引き付ける要素のことです。

この写真ではヘルメットを持ったライダー(私)がフレームに見切れでインしています(フレームイン)。これがアイキャッチ要素です。ヘルメットの形状は図形要素の円で観賞者の視線をそこにキャッチして安定させる役割があります。その後、ライダーが歩み寄る方向がR1200GSアドベンチャーへの導線となり主題へ視線を導くのです。

そして見逃してはいけないポイントは歩み寄る様子が静かな写真に時間を加えているところ。これがあるだけで、ただバイクが置いてある写真とは印象として雲泥の差です。

当ブログ 究極のツーリング写真ではカッコいいバイク写真とは次のように定義したいです。バイクのオブジェ化を回避しオーナーである貴方との関係を写真として表現するべき」どうでしょう?「アイキャッチ→導線」このテクニックでよく見かける平凡な愛車自慢の写真と明確に差別化してみませんか?




6.シーンの演出でオシャレなバイク写真を

シーンの演出、つまり通常のバイク写真ではなく、あなたと愛車の関係を映画のワンシーンのようにしてみましょう。上の写真ではR1200GS-ADVENTUREのリモワ製トップケースから望遠レンズを取り出している様子を撮ってみました。演出に抵抗のある方は現場でいきなり撮るのではなく、事前にイメージを膨らませておくのがオススメです。これが出来れば人と違ったオシャレなバイク写真を手に入れることが出来ます。

コツは「〇〇しているところ」というシーンを予めイメージ作りしておくことですよ!場合によってはドリンクのボトル、タバコ、地図などの小物が必要なときもあります。

7.車種に応じた魅力を引き出そう

真正面のアングルから撮影  水平対向エンジンにハイライトを重ねている

例えばフルカウルのスーパースポーツであれば面による造形美を引き立てるようアングルを考えます。クラシカルなバイクであればエンジンやマフラーなどの金属の質感を大切に光を当てたり逆光を利用したりして表現してみましょう。

エンジンやサスペンション、メーターやタンクなどに寄ったクローズアップも、そのバイクの特長的な部分を表現するのに良いです。




BMWのアイコンとも言えるR1200GSの異径ヘッドライトに寄った写真。大型のスクリーンとクリアーヘッドライトガードに付いた雨粒が気に入ったので撮ってみました。

8.焦点距離と絞りの設定

さほど重要なことではありませんが念のため最後に書き加えておきます。焦点距離については撮影場所によりますが35~85mmくらいの画角が良いでしょう。気に入った背景が広範囲に存在するのであれば35mm、逆に電線や標識など背景から除外したい要素がある現場なら85mmくらいが良いと思います。

肉眼に近い50mmも自然な背景を作るという意味でオススメです。

24mm以下の広角レンズになってしまうと、車体を画面いっぱいに写すバイク写真の場合、どうしても四隅のゆがみが気になってきます。広角レンズの四隅のゆがみは空や緑など自然界のものなら気になりませんが、バイクや建物といった人工物の場合はとても目立ちます。

絶対とはいいませんが基本は避けた方が良さそうです。

絞りについても同様にどのような背景を選んだか?によって変わってきます。基本は最低でも車体のすべての部分にピントがくるよう撮ることです。稀にF1.4とか大口径のレンズを持っている人がヘッドライト付近にピントを合わせて、解放で車体後方はボケている、なんて写真を撮っていますが特別な意味がある場合(特定のパーツを強調したいなど)を除いて、これはオススメできません。バイク写真でやたら解放を選ぶと車体がミニチュアに見えてしまいます。

絞りはバイク写真に限らず全ての写真において被写体や背景などの存在感の調整に使うものと覚えましょう。バイクが主役のバイク写真であればしっかり車体にピントを合わせて、背景をボカしたり、もともとシンプルな背景であれば絞り込んでパンフォーカスにしたり、といった具合にシーンに合わせて適宜選択しましょうね。

ちなみに今回の解説に使用した錆びたトタン壁の写真は全て画角35mmで絞りはF6.3でございます。

いかがでしたか?

今回の解説で私が個人的におすすめしたいのは5.のアイキャッチで視線誘導です。やはり究極のツーリング写真の読者の皆さまでしたら、普通のバイク写真ではなくバイクとオーナーの関係を表現できた、見る人を楽しませる写真にしていただきたい、そんな風に思います。

次回はかっこいいバイク写真 Lightroomレタッチテクニックをご紹介しますのでお楽しみに!

  ~関連記事~

ツーリング写真、バイクのある風景10の撮影方法その1

・ツーリング写真、バイクのある風景10の撮影方法その2





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコー GR APS-C

使い古された南京錠が捨てられていたので撮ってみました。何年か前に撮った写真ですがリコーGRはやはり良いカメラだったなぁと今でも思います。GRが次のモデルチェンジでバリアングルモニターを搭載したら、ぜひ買い替えたいですけど。趣味性の強いGRにバリアングル搭載はないかな~・・・

かっこいいバイク写真の撮り方 アイキャッチでオシャレなバイク写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いよいよ7月ですが夏のツーリングの準備は万端ですか?夏は日中の走行が暑いのでビーナスラインや志賀草津道路などの標高の高い涼しいところに行きたいですよね。

さて今回の究極のツーリング写真では珍しく、かっこいいバイク写真の撮り方の解説をいってみたいと思います。当ブログではバイクが主役ではない「バイクのある風景」「ツーリング写真の撮り方」をメインに解説してきました。バイクが主役になる「かっこいいバイク写真の撮り方」についてはバイク写真という大分類の中の別カテゴリーという感じですが、ツーリング写真と無関係とは言い切れません。

風景の中にとけこむバイクも、魅力的に見えるアングルは追求すべきと考えます。それに多くのライダーは愛車をカッコイイと思っているはずですし、自身のバイクがカッコよく撮れれば嬉しいものです。

しかし難しいのは愛車のカッコいい写真を撮っても、カタログ的な写真に終わってしまうケースが多いところです。今回は自分ならではのオシャレ、カッコいい、オオォッ!と思わせるカッコいいバイク写真の撮り方を解説いたします。




1.まず最初に背景を探そう

私は今まで究極のツーリング写真にて写真の撮り方について様々な解説をしてきました。どの解説も特異なアプローチで難解であり、異論のある方もおられるのは私自信が分かっております。しかし、ここで言うバイク写真のかっこいい撮り方として「まず最初に背景を選ぼう」という考え方に異論を唱える方はおられないと思います。それくらい自信をもって背景選びは大事であると断言いたします。

ツーリング先でまず探してみてください。バイク写真をかっこよく撮るための小さなスタジオボックスのような空間を。そしてバイクの存在を絶対的に撮るのですから、あまり出しゃばった被写体が点在しているような場所ではなく、シンプルで魅力的な場所を探すのです。

それは無機質な壁であったり開けた景色であればローアングルで空を背景にしても良いと思います。上の写真のように錆びたトタン壁の建物なんかあれば良いですね。ポイントは雰囲気がよくてシンプルな背景です。

言うまでもありませんがコンビニの駐車場や高速のSAなど、ごちゃごちゃとした場所で撮るのはオススメしません。そもそも日本という国は街の景観にそれほど美意識が高いとは言えず、背景に何の配慮もせずに撮ってしまうと派手な看板や電線などが写真に写ってしまうものです。

2.最高の光を車体にあてよう

日中の太陽が高い時間にあるトップ光についてはギラギラ照り付ける強い日差しの場合はオススメしません。車種によっては似合いますが、車体に陰影が強くついてイマイチです。しかし同じトップ光でも薄雲に太陽が隠れた瞬間でしたら適度な陰影でよく撮れます。雲の流れをよく見て最良の瞬間を使ってください。

オススメは準逆光で太陽の位置が真上から少し傾いた時間帯に、逆光になるようバイクを停めてみてください。このように逆光を利用すると車体の上部やパーツに輝きが入りカッコよく写せます。もちろん評価測光に任せていると、バイクが暗く写ってしまうので露出補正やストロボ発光などで調整してくださいね。

また車体によく光を当てるという意味ではサイドスタンドで停車させた場合に、車体の右サイドから撮ることを基本としましょう。サイドスタンドで左側に傾斜しているのに、左サイドから撮ると車体の大半は影になってしまうからです。もちろん例外もあります。何らかの理由があって左から撮る場合は十分な光を当てるためにスピードライトや内臓ストロボを発光させると良いです。バイク雑誌などではレフ板を複数用意して下から強力な光を当てて撮影しています。

 




3.理想的なピンポイントアングルを探ろう

横:前の比率がおよそ9:1 ほぼ真横ですがスマートに見える
横:前の比率がおよそ8:2 少し前に迫力を出したアングル

多くの方はバイクは斜めから撮るのがカッコイイ!ということはご存知だと思います。基本は7:3の比率による斜めの角度ですが、ここで気を付けたいポイントは真横と正面(または真後ろ)の比率を測ったような数値で狙うのではなく、あくまで視覚的なボリューム感で7:3を狙おうという事です。

これは真横と正面のデザイン上のボリューム感が車種によって色々あるからです。上の写真は1枚目は9:1くらいで2枚目が8:2くらい。R1200GS-ADVENTUREの場合は33Lの巨大なタンクがボテっと横に張り出すので7:3で狙うと良く言えば迫力ある、悪く言えばデブっちょに見えてしまうのです。

この辺の車種による最もカッコよく見えるアングルとは、オーナーが一番よく知っている事なので、ツーリング写真でいうピンポイントなベストアングルと違い、容易に見つけることが出来ると思います。ただしバイクをかっこよく撮るためのベストアングルもやはりピンポイントです。上の2枚の写真はわずか50㎝くらいカメラ位置を移動しただけですが、こんなに印象が違ってくるのです。

撮影地でよく分からなければ、様々なアングルを撮って帰宅後にじっくり選別するのも賢いやり方です。

横:前の比率が3:7  正面(または後ろ)側をメインにする3:7 ハンドルの向きも意識しましょう

そして完全な真横、完全な真正面(または真後ろ)というアングルは特別な理由がない限りは避けるべきです。特別な理由とは撮影者の意図であり(またその話か、なんて言わないでくださいね)例えばR1200GS(アドベンチャーではない方)でしたら車体をセンタースタンドにかけて垂直にし、真正面から撮ると空冷ボクサーエンジンのディティールが強調されます。ツーリング写真の話ですがバイク米粒構図にすると、パッと見でそれが何なのか良く分からないので、そういった時は真横にすると誰の目にもそれがオートバイであると分かります。このように明確な意図があれば真横、真正面でもOKです。

4.ローアングルを探ろう

カメラを直接地面に置くほどのローアングル

バイク写真をカッコよく撮るノウハウとして、先の斜めから撮ると同じくらい有名な手法はローアングルですよね。しかし多くの方はローアングルの意識が甘くしゃがんで構えたくらいがローアングルの限界と思っているようです。

しゃがんだ程度のローアングルはバイクのフォルムはカッコ良く見えても、地面と背景の境界になる水平線がホイールを貫通して見栄えが悪くなるので注意しましょう。特に海岸で撮る場合は水平線をどの位置に通すのか?を強く意識して下さい。

上の写真はEOS6D mark2を地面に直接置くほどのローアングルで撮りました。このような超ローアングルによって初めて見えてくるバイクのカッコよさはプロのカメラマンなら誰でも知っていることです。下から空に向かって撮るようなアングルなので露出が難しい場合もありますが、バイク写真の場合はレタッチ前提で撮るのも良いと思います。

こういった超ローアングルとは通常の構え方では一眼レフのファインダーを覗くことはできませんし、コンデジであってもカメラを上に向けてしまうので画面を見ることができません。そこで活躍するのがバリアングルモニター、チルトモニターです。この撮影時もEOS6D mark2のバリアングルモニターにライブビューして撮影しました。以前に使っていたEOS1DxやEOS5D mark2の時は地面に腹ばいになって寝そべるか、山勘で適当に撮るかの二択でした。

お持ちのカメラがチルトモニター、バリアングルモニターを搭載した機種でしたら、ぜひ活用してみてください。またカメラの買い替えを検討されている方は次のカメラはバリアングルモニターを搭載したカメラを検討されてはいかがでしょうか。

EOS6D mark2 バリアングルモニター

長くなってしまったので5.以降は次回へ続く…

タイトルに書いてしまった「アイキャッチ」については次回…スイマセン。

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

スナップ写真ではありませんが何日か前に自宅のベランダより撮った夕景です。望遠レンズを使用して真っ赤に焼ける夕空に飛ぶ飛行機を撮りました。望遠レンズと言えど構図上では飛行機は米粒でしたので、見つけやすいよう中央に配置させました。この写真はほぼノーレタッチです。

R1200GSのミラー 交換ミラー ナポレオンGSミラー

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日は更新をお休みしようかと思いましたが、R1200GSのパーツに関わることでプチ情報をアップいたします。

以前にR1200GS/R1200GS-ADVENTUREのインプレでお勧めのカスタマイズで登場したナポレオンGSミラーですが、メーカーの方で生産終了となったそうです。まだ買っていない方、スペアを持っておきたい方はお早目に流通在庫を買っておいた方が良さそうです。

このミラーは私がメーカー勤務時代に辞める直前くらいに作った商品です。作ったと言っても設計は先輩にお願いしましたが、R1200GSやスーパーテネレ、KTM990ADVなど大型アドベンチャーバイク向けのミラーが世に存在しなかったので、ぜひ作ろうと立案し大まかな仕様やデザインを私が考えました。





試作が出来上がったときは「こんなデカいミラー売れんの?」と驚かれましたが、バイクが大きいのでコレで良いんですと押した記憶があります。

BMW純正ミラーは平面鏡に近く視界が狭いです。かつボクサーエンジンの振動に共振してしまい作りも粗末ですが、その上に価格も高いと良いところがありません。ナポレオンGSミラーは純正ミラーの半額以下ですし、曲面鏡で視界も広く振動も最小限ですよ。

ハウジングのブーツをR1200GSのファイナルドライブのブーツに似せたり、樹脂のシボ目を純正ハンドガードに合わせたりと、シンプルな丸ミラーながら色々と工夫した作った記憶があります。衝撃吸収機構で車検対応ですし錆や日焼けにも強いですよ。

BMW用のネジピッチ1.5はAFG-104-BMという型番です。まだネットショップに少し在庫があるようですし、バイク用品店にも店頭在庫があるかもしれません。

これが生産終了だと他にビッグアドベンチャー向けの良いミラーはありませんので、お早めに!





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光を操る。究極のバイク写真の魅せ方。

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は当ブログでは珍しくバイクを主役にしたカッコいいバイク写真の撮り方をご紹介します。

といっても普通にカッコよくでは面白くないので、なるべくアートであることを大切に、人とちょっと違った撮り方でいってみたいと思います。




EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 6SEC ISO500

バイクを主役に撮ると言っても色んな撮り方があると思います。その車種の魅力を伝える写真か?オーナーとの関係を表現した写真か?車種ではなくオートバイという乗り物自体に何かのメッセージを加えて伝えるのか?

背景となるシーンは都会的か、自然か、あるいは抽象的か。バイク自体もR1200GSのように先進的や性能を連想するデザインであるか?クラシカル、伝統的なデザインであるか?派手なカラーのフルカウルをまとった車体か?あるいは素朴な日本風景にマッチするスーパーカブのようなデザインか。

それぞれの車種のキャラクターに似合った背景選びも大切かもしれませんが、あえて全く無関係な背景も時として印象的な写真になると思います。上の写真では私なりにR1200GSのデザインに似合ったシーンを選んでみました。

何となく夜であること、くらいは分かると思いますが抽象的でどんな場所なのかは良く分かりませんよね。こういった雰囲気で先進的なデザインであるR1200GSの無機質な魅力をSF映画の演出をイメージして撮ってみました。

以前に写真は光の観点で写る部分と写らない部分がある、それが写真だ。という話をしましたが、この写真も光を当てて明らかにしたディティールと、シャドウに包んで見えなくした部分とをハッキリさせた写真です。

 




撮影地は私がよくナイトツーリングで使う館山市の見物海岸ですが、シーンの光源は対岸の街の光とそれを反射している曇り空です。そのまま撮るとバイクは真っ黒なシルエットとして写りますが、バイク主体の写真ですのでカメラ側からLEDライトを使用して主要パーツとサイレンサーに局所的に光を当ててみました。

ポイントは車体全体を照らさないことです。あえて影を意識して光をデザインに取り込んでみてください。LEDはホームセンターで売っているような安物で十分です。このような撮影以外では夜間の撮影作業用やキャンプ用として使う物で大丈夫です。

それともう一点、光を当てすぎないこと。サッと一瞬でも十分です。この写真の場合はシャッターは6秒も開いていますが、光を当てるのは1~2秒だったと記憶しています。

リアシートにヘルメットを置いているのは、カメラの側にはライダーが存在していることを写真の観賞者に連想させるためです。バイク主体の写真であってもヘルメットを写すことによって、バイクのオブジェ化を回避できますので是非やってみてくださいね。

究極のツーリング写真では珍しい、かっこいいバイク写真の撮り方でした!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS1Dx SIGMA150-600mmF5-6.3DG

私の家から歩いて行ける距離に千葉県の花「大賀蓮」の咲いている池があります。雨上がりの早朝に美しく散りゆく様子を写真にしてみました。こういった被写体に挑戦するときは自分の審美眼に問いかけるように撮ってみましょう。ツーリング写真やバイク写真と違い、とても穏やかな気持ちで撮影に集中でき、1日の始まりとして最高に気持ちいいものです。

空冷R1200GS BMW純正 補助ライトキットについて

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、夏のバイクシーズン到来ですがロングツーリングやキャンプツーリングなどの準備は万端ですか?これからのシーズン、バイクの運転中と写真を撮っているときの熱中症に気をつけましょうね。

さて今回は空冷R1200GSのお役立ち情報でございます。写真の投稿を期待された方…すいません。最後に本日の毎日100ショットスナップをアップしますので、そちらでお許しください。

今回はBMW純正のオプションとして用意されている補助ライトでございます。フォグランプと呼んでいる場合もありますがディーラーさんの話では補助ライトが正しいとのことです。

夜間のライディングで特に山道など街灯の無いところで重宝するアイテムです。アドベンチャーの場合はパイプ製のガードに、R1200GSの場合はクチバシの付け根らへんに装着します。





ヘッドライトのLoビームより手前側の地面をメインに照らす感じで、車体前方5m付近でしょうか。散り具合は広い目ですが大変明るく感じます。照らす幅が乗用車と同じくらいです。

操作スイッチは左のスイッチボックス上に

このBMW純正の補助ライトですが2004~2007年の前期モデルには存在しなかったようで、2008~2009年中期型から登場したと記憶しています。そして中期型用はH5ハロゲンバルブでプロジェクターレンズを装着。2012~の後期型はボディが若干小型化されてLEDになっています。

 

2008年 中期型 R1200GS ハロゲンにプロジェクターレンズのタイプ
2013年 後期型 R1200GSアドベンチャー LEDタイプ(ワンダーリッヒ製レンズガードを装着)





中古車を選ぶ際に、これが装着されていたらラッキーです。本体とステーや工賃まで入れると10万円オーバーの純正オプションです。

この補助ライトはメインヘッドランプが万一バルブ切れになっても、この左右の補助ライトだけでも十分に走れてしまうので、とても安心感もあります。

見た目もカッコイイですしね。

ただしユーザー車検で通す方は要注意です。いちおうコレも光軸で見られる場合があるようです。私が検査ラインに入るときは、いつも点灯確認だけですが…。事前に上下の光軸を確認しておきましょう。

中期のハロゲン+プロジェクターと後期のLEDで夜間の明るさを比較すると、当然LEDの方が明るい!っと言いたいですが、少なくとも体感的にはハロゲンの方が明るく感じます。色温度による感じ方の違いかもしれませんが。

いずれにしてもオススメの純正オプションです。中古車でコレが付いていたらチェックしましょうね。

今日はこの辺で!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

はい。今回は紫陽花の写真を3連発です。すべてCASIO エクシリムEX-10で撮影しました。そういえばCASIOはデジタルカメラ市場から撤退してしまいましたね。唯一の一眼レフを作っていないカメラメーカーでしたが、好調の時計(G-SHOCK)と違い、中国で売れていた自撮りデジカメが急に冷え込んでダメになったそうです…。残念。

この3枚の紫陽花の写真は数日前に撮ったものです。仕事の関係で早朝出勤となり、朝5時台で天気は今にも降りそうなどんより曇り空でした。朝の太陽が分厚い雲に隠されて暗く青い光につつまれた空間(人間の目は優れたAWB機能があるので、曇天だからと目の前の光景が青くは見えませんが)。こういった光源下で花を対象に撮ると、綺麗に光がまわりこんでくれます。

実際に暗い雰囲気の場所でしたが、もっとアンダーに撮影して紫陽花を「しっとり」撮ってみましたよ。

ところで紫陽花といえばカタツムリを連想しますが、この時も探してみましたがカタツムリはいませんでしたね…東京のど真ん中にはいないのでしょうか。最近、あまりカタツムリを見かけないような…。

R1200GS/ADVENTURE オフロードタイヤ 4銘柄オフタイヤのインプレ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真解説はお休みしてBMW R1200GS(空冷モデル)のタイヤのお話、主にオフロードタイヤ(ブロックパターンタイヤ含む)の各銘柄のリポートです。

写真解説を待っていた方、すいません…当ブログもR1200GSのお役立ち情報をたまにはアップしないといけない宿命なのです…。




まずレポートの基準ですがあくまで私個人の使い方によるものです。主にツーリング、峠道、舗装林道、高速道路、たまに砂利ダートの林道、長距離、雨天走行そして約2分山まで使った場合の持続(ライフ)のレポートです。

激しいオフロード走行、サーキット走行、急こう配や泥、砂のダート走行はしないのでレポートできません。

R1200GS(2004~2011)、R1200GS₋ADVENTURE(2006~2013)の空冷モデルは新車時の装着タイヤはブリヂストン バトルウイングBW-501・502、ミシュラン アナキー2のどちらか。輸入ロットによってメッツラー ツアランスも存在するかもしれません。

サイズはフロント110/80R/19 リア150/70/R17 のチューブレスタイヤです。

1.ハイデナウK60 Scout

トップバッターがこのタイヤなのは写真が一番マトモだから…。ハイデナウと言うと日本では馴染みのないメーカーですがドイツの会社でヨーロッパでは一般的なメーカーだそうです。ボクセルモトさんが輸入してくれたことにより、日本のGS乗りでは有名なタイヤになりました。

このK60ScoutはまさにGS用と言っても過言ではないオン&オフタイヤ(オン70%オフ30%くらい)で面白いのはラジアル構造ではなくバイアスタイヤであること。オフの割合を増やせば犠牲になるのは超高速走行ですが、日本にはアウトバーンのような道はないので法定速度厳守を前提に考えれば十分ですね。

とても固く重量のあるタイヤですが舗装路でのグリップは予想外に良好です。しかし固いタイヤなので冬場はしっかり温める必要があります。ノイズは他の銘柄のオフタイヤに比べれば格段に静かで許容レベルです。プロファイルの立ったタイヤでパッと見でワンサイズ細いタイヤに見える程です。そのためバンクの寝かしこみが早く、パタパタと倒れてクイックにコーナリングを開始する印象。もともとバンクさせやすいR1200GSに履かせると、コーナー中は意識してバンクを起こしながら走らせる感じです。

オフロードはリアのトラクションが抜群に良く、40キロ以下ならゴツゴツパターンのオフタイヤと大差ない性能です。ジャリダートでの林道ツーリングなら十分な性能だと思います。

ライフは私の使用方法で約14000キロで2分山となりました。

2.ミシュラン アナキーワイルド

割と最近になってデビューした後発のオン&オフタイヤです。パターンのデザインはブロック状のゴツゴツタイプでオフロード色が強い感じですが、ミシュランでは大陸横断ツーリングのような長距離を前提としたツーリング用オフタイヤと位置付けているようです。ブロックとブロックの隙間にスリップサインのように見えるリブはバンク時にブロックがよれないよう補強を入れているのだとか。

ラジアル構造で軽くコンパウントも触った感じでは柔らかいです。ハイデナウとは逆にプロファイルはなだらかでタイヤが若干太く見えるくらいです。

舗装路で乗った感じはロードノイズは覚悟していた以上に大きく、他に色々な銘柄のタイヤを装着した私の経験上で最もノイズが気になるタイヤと言えそうです。ここまで直進巡行中に「ウォーーーン」とタイヤがなっていると長時間走行ではライダーの疲労にも関係してくるでしょう。

舗装路のコーナーは前述のプロファイルの関係か、寝かしこみの反応は遅くアンダーステアです。ただこの反応の遅さに慣れてしまえば安定感は高くオフロード志向タイヤであることを忘れてしまうほどで、バンク中のブロックのよれる感じは皆無に等しいのは流石はミシュランと言わざる得ないです。

砂利ダートを走行する限り、よりオフロード志向であるTKC80やカルーに比較しても遜色ない性能で、のんびり林道ツーリングであれば空気圧を下げたいとも思いませんでした。

ライフは私の使用方法で約12000キロで2分山となりました。

3.コンチネンタル Twinduro TKC80

高級タイヤメーカーという印象のコンチネンタルです。ツインデューロの名の通りオン&オフタイヤという設定ですがハイデナウK60やアナキーワイルドほど両立していなく、オフロード寄りのビッグオフ向けタイヤです。パターンもシンプルなブロック状で見た目もカッコイイです。特にR1200GSならスポークホイール装着車、またはR1200GS₋ADVENTUREに装着するととてもカッコいいですね。

このタイヤ、見た目の印象とは裏腹にロードノイズは7分山くらいまでなら驚くほど静かで快適です。コンパウンドにも何か秘密があるのか雨天でのブレーキも安心感がとてもあります。はじめてオフロードタイヤを履く人には当然、違和感がありますが高速道路でも安定していますしR1200GSをGSらしい使い方をするという意味でベストタイヤと感じます。

舗装路のコーナーは程よくアンダーステアで寝かしこみはR1200GSの特性と抜群に相性が良いと言えそうです。ブロックがよれる感じも最小限です。

ダート走行は見た目の印象ほどは優秀とは感じませんが、それでもオフロードツーリングという意味では十分すぎる性能です。公式によるとセルフクリーニングに優れているとありますので、マッドが得意なのかもしれません。

ライフは私の使用方法で約8000キロで2分山となりました。

4.メッツラー MCE KAROO(T)カルーT

むかしからBMWといえばメッツラーという印象でした。私の以前の愛車BMW F650GSダカールでもメッツラーのカルー(Tはつかない)を愛用していましたが大変信頼できるタイヤメーカーというのが個人的な印象です。

さてこのメッツラー カルーTですがTKC80と同じような位置づけでオフロード使用の割合に重きを置いたオン&オフタイヤ。特徴的なのは中央のブロックでセンター寄りとサイド寄りのブロックを交互に配置し、いずれのブロックも中央にストレートグルーブを設けて雨天での排水性能を高めています。

舗装路での印象は6分山より摩耗するとロードノイズが大きめになってきますが個人的には何とか許容範囲と言えそうです。コーナリングは寝かし込み、グリップ共に可もなく不可もなくといった印象です。グリップは良好ですが深めのバンクになるとズルッズルッとスライドするシーンがよくありました。

ダート走行では非常にトラクションが良好でフロントも横に強い優秀なタイヤです。オフロード走行を最も好むユーザーが選ぶタイヤがカルー(T)ではないでしょうか。現在、メッツラーでは後継のカルー3が発売されていますが、オフロード性能という意味ではカルーTの方が上のようです。

ライフは私の使用方法で約6000キロで2分山となりました。




5.ミシュラン アナキー2 (おまけ)

R1200GSの新車装着にも採用されているアナキー2ですが、見ての通りオン向けのツーリングタイヤです。このような9割はオンロード向けというGSに適合するタイヤはツアランス(EXP、ネクスト)、ピレリー スコーピオントレール、ダンロップTR91、ミシュラン パイロットロードなどがあります。そしてこのアナキー2は舗装路の巡行、高速走行、ロードノイズ、そしてコーナー性能と、オフロード以外を考えると100点満点をあげたい優秀なタイヤです。後継のアナキー3があまり評判が良くない分、余計にこのタイヤが良く感じます。オフロードは行かないよ、という方にはオススメのタイヤですが現在も販売しているのかな…。

このタイヤは私の使用方法で約16000キロで2分山となりました。

既にGSオーナーの方で上記のようなオフロードタイヤを使ったことのある方でしたら「そんなに持たないんじゃない!?」と疑問に感じられたかもしれません。これはオフロード用タイヤであることを意識して、極力摩耗しないよう乗り方に気を使っているのです。オフロード用ブロックタイヤをなるべく長く持続させるコツは1.高速道路は100キロ厳守する 2.発進時に不必要に加速させない 3.停止時に止まる直前でブレーキを緩める といった簡単なことです。1は法定速度なので当然なのですが、仮に120キロやそれ以上のスピードで巡行させると、次のSAで休憩するときブロックが減ったのが見て分かるほど消耗します。2と3はとにかく丁寧に走らせることがポイントです。

その他、日本のシンコーというメーカーが最近話題で、私も気になったので購入してみました。まだ装着していないので、交換後にある程度走ったらブログで紹介させていただきます。前評判によると私の大好きなTKC80と同じ工場で生産しているとかで信頼性や性能も好評のようです。何より安い価格が魅力ですし試しに使って良ければ今後はずっとシンコーになりそうです。

 

それではまた!





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BMW R1200GS空冷 ハイラインとプレミアムラインの違い

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は写真のお話をお休みして私の愛車でもあるBMW R1200GSの情報をいってみます。

価値あるブログとは基本はお役立ち情報ですので、あまり自分の好きなことばかり書くのもよろしくないようです。事実、当ブログの投稿別アクセスデータを解析すると上位の人気投稿はR1200GSに関わるインプレ記事だったりするのです。

究極のツーリング写真は開設から半年程度と新しいブログではありますが、投稿数が200を超えたのでSEOでも強くなりR1200GSで検索してたどり着く方も多いようですね。

以前にも今、空冷モデルのR1200GSは買いだ!という投稿をしましたが、では中古車の購入を具体的に検討される方にとって、BMWの中古車情報によく掲載されているハイライン、プレミアムラインといった〇〇ラインのそれぞれの違いをご紹介します。

まず今回は2008~2009年モデルとして存在した中期モデルを例に解説します。ちなみに私のR1200GSはこの中期型の2008年式ですが、もう一台のR1200GSアドベンチャーは2013モデルでDOHCヘッドの後期型です。個人的にはエンジンの特性ではSOHCヘッドが熟成の域に達した2008~2009の中期型が最もオススメのR1200GSだと思います。




2008~2009年 中期型R1200GS

・アクティブライン 新車時車両価格 1751500円

この最も価格の安いベーシックなラインは恐らく殆ど日本に輸入されていないようです。私も見たことがありません。実際がどうなのか分かりませんが本国サイトで見かける画像ではリアキャリアやハンドガードなどが無いので、おそらくこれがアクティブラインです。推測ですがグリップヒーターや電源ソケットなども無いかもしれません。日本の中古市場では殆ど流通していないと思います。

・ハイライン 新車時車両価格 1994000円~2014000円

私の2008 R1200GSはこれです。グリップヒーター、ハンドガード、リアキャリア、ヘラーソケットの電源プラグ、ABSなどが標準装備されたオーソドックスなグレードです。

・プレミアムライン 新車時車両価格 2150500円

ハイラインに加え電子制御サスペンションESAを搭載  燃費や気温などを表示できるオンボードコンピューターOBC 後輪の無駄な空転を軽減するトラクションコントロールASCを装備。また純正マフラーのエキゾーストパイプがクロームメッキ処理されています。

・スペシャルエディション(2009年のみ) 新車時車両価格 2274000円

プレミアムラインをベースに特別色アルピンホワイト(後に後期型にラインナップ)、ADVENTUREと同様のシリンダーヘッドプロテクター、フロントフェンダーエクステンション(クチバシの先っぽの黒いカバー)、黒リムのスポークホイールを装備している。スモークのスクリーンとグレーツートンの専用シートなど。限定車?

※紛らわしい相違点について…LEDのテールランプについては2008年モデル以降はラインに関係なく全車がLEDです。LEDのウインカーについては2010年以降のDOHCヘッドの後期型がLEDウインカーです。サイドケース、トップケース類はラインと関係なくディーラーオプション品、クチバシの左右に付く補助ライトもディーラーオプション品です。

 

2008年 R1200GS 中期型 カラーはオリジナルペイント




という事で中古車事情に流通している多くの個体はハイラインかプレミアムラインの二種類です。外観での簡単な判別方法はリアサスペンションの周辺に注目です。

↑このように手で回すプリロードダイアルがあればESAは装着されていませんのでハイラインです。

↑これがESA装着車両のリアサスペンションの外観です。これでプレミアムラインと判別してほぼOKですが、ごく稀にハイラインに単品オプションでESAを装着したユーザーもいるようですので断定はできませんが。

↑ハンドルの左スイッチボックスを見ればESAの操作ボタンがあること、ASCの操作ボタンがあること、この2点でプレミアムラインと判別できます。ハイラインだとINFOボタンとABS解除ボタンの2つのみです。

両者は新車価格で約15万円の差があり、特にESAについてはオフロードを走る人、キャンプツーリングやタンデムで走る人にとっては価値の高い装備です。走るステージに合わせたダンピング調整だけでなく、プリロードが変更できるので車高の調整ができるのです。

キャンプ道具の積載やタンデムで沈んでしまったリアを元の高さに戻すことにより、通常時とコーナリングなどの運動性能に大差なくなるのは素晴らしい機能だと思います。

ちなみに多くの方が心配する電子制御サスペンションなんて故障する心配ないの??という疑問ですが故障したという話は聞いたことがないです。

ダンピング:SOFT プリロード:オフロードハード
ダンピング:COMFORT プリロード:タンデム

この液晶ディスプレイは全グレードにありますが、プレミアムラインにはESAに関わる表示の他に気温表示、平均燃費、現在の燃料に対する走行可能距離数を表示できます。

左のインジゲーターは油温、右は燃料でNと表示している部分はシフトポジション、こちらは全グレード共通。(写真は2013モデルです。2008の場合は左が燃料、右が油温、シフトポジションはスペース内の右上)

ハイラインの場合はディスプレイに時計、トリップ、オドとINFOボタンを押すごとに切り替わります。プレミアムラインの場合はINFOボタンは平均燃費、現燃料の走行可能残、時計、気温、トリップ、オドと切り替わります。

以上、R1200GS空冷モデル(2008~2009中期型)ハイラインとプレミアムラインの違いでした。また機会をみてサイドケースや補助ライトなどの純正オプションや価格もご紹介したいと思います。

~関連記事~

・世界一長文 R1200GS空冷モデルのインプレ

・空冷R1200GS ADVENTUREと通常GSの違い

・R1200GS オフロードタイヤ 4銘柄インプレッション

~ツーリング写真を上手に撮りたい方へ~

・ツーリング写真、バイクのある風景 10の撮影方法1

・ツーリング写真、バイクのある風景 10の撮影方法2

 





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