彼岸花ツーリング写真<lightroomレタッチ解説> 彼岸花の風景編 スポット修正(P)

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ようやくツーリングに快適な季節になってきましたが、せっかくのシルバーウィークなのに雨マークが多いですね…。

さて今回は旬なネタとして時期の短いお花、彼岸花の風景の写真を使ってLightroomレタッチを解説をしてみたいと思います。

私は特別お花のある風景にこだわっている訳ではありませんが、彼岸花の鮮烈な赤が好きで、この季節になるとついカメラを向けてしまう被写体です。

彼岸花は聞いた話によりますと昔、土葬だった時代に墓地をモグラから守るために周囲に植えて、根の毒でモグラをよけたとか。棚田なんかに行くと畔によく咲いていますが、あれも畔をモグラに荒らされない目的で植えているそうですね。

さて今回のLightroomレタッチ解説はスポット修正ツールを使った邪魔なモノの消し方でございます。重要なことなので最初に書いておきますが、スポット修正ツールは撮影時にやむを得ず写ってしまったモノを苦肉の手段として消去し作品を救済するものです。

後でLightroomでスポット修正するからいいやぁ~といって排除できるはずのモノを労を費やさず撮って、なんでも修正するのは関心できません。CMOSなどのイメージセンサー、レンズの汚れなどは撮影に出かける前には完璧に清掃をしておく、地面に吸い殻などのゴミがあったら拾う、遠くにカラスが飛んでいたら画面から消えるまでやり過ごす、簡単なことだと思います。

 




 

といっても邪魔だなぁ画面内に入れたくない、と思ったものが人の場合は話は別です。人気の撮影場所だと他のカメラマンや観光客が多くいるものです。自分だけの景色ではないのですから「じゃまだからどいて下さい」と言うのは勝手な話です。誰もいなくなる瞬間がやってくるまで辛抱強く待ちましょうね。

この写真は千葉県市原市にある、とある里山内の小径なのですがネットで有名になったせいか平日の朝でも数人のカメラマンがいました。最初は駐車場にバイクを停めて、ここでどう撮ろうか?構想を練っていました。大まかにイメージが完成したので30~40分ほど待って誰も居なくなったスキに、小径にR1200GSアドベンチャーを停めて撮影開始!しかし…シャッターを切る前に新たに数人の人がやってきてしまい、仕方なくそのまま撮ることにしました。

さらに粘るのも選択肢でしたが時間が遅くなるほど人も増えると予想できたので、結局この場所でクリアで撮るのは無理だなぁ。と諦めました。

さて見知らぬ人が2人も写り込んでしまった悲しい写真。まずはLightroomに取り込んで修正したい個所をクリックして拡大、そして右メニュー内のスポット修正ツールを起動します。

スポット修正は例えばレンズのゴミや顔の小さなニキビであれば修正は簡単です。修正に必要な引用元になる背景がシンプルだからです。しかし今回は修正したい場所が複雑だった場合になるべく違和感の残らないよう修正する方法をご紹介します。

まずは円形のまま上半分くらいを選択してみましょう。範囲はなるべく最小限になるようマウスのホイラーを回転させて円の大きさを調整します。大きさと位置を正確に決めたら左クリックします。

するとLightroomの方で自動で引用元となる背景を選んでくれます。しかしこういった複雑なシーンでは大抵は自動では納得のいく修正ではありません。引用元になる背景を選択する円をマウスでドラグして近接する景色を選択しましょう。この時、なるべく段差が発生しないよう精度よく位置を調整してください。

次に下半分は円形ではなく選択位置をドラグさせて楕円で選んでみましょう。引用元となる背景の選択は先ほどと同様に近接する場所を選びます。

地面にも少し足が残っていたので円形で修正しました。

スポット修正をしただけの状態。こういった複雑な背景の場所で作業した場合はこのままでは違和感が残ります。

 




 

違和感のある部分をなるべく自然に処理するため、補正ブラシを使います。

違和感のある部分を補正ブラシで選択します。この部分は少し暗く、青っぽいのがおかしいので露出をプラスへ、ホワイトバランスを右へ少しだけ調整しました。

写り込んだ女性を消すことができました。凝視すれば分かりますがオリジナルサイズで見れば、粗探しが趣味の人でない限りは分からないでしょう。

もう1人の男性も同様の作業で消去して作業完了です。作業前と作業後の比較画面の表示方法は左下にあるYYをクリックしてくださいね。

  ↓↓完成写真↓↓

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8LⅡ

 

くどいようですが撮影時に仕方なく成しえなかった事の苦肉の救済処置です。せっかくこのシーンに出会って写真を撮ったのに、失敗だと思って1枚も生み出せないのでは勿体ないですからね。

それと人の集まる人気の撮影スポットというのは、どうしても周囲への配慮に気を遣うものです。マナーを守る、人に迷惑をかけないよう最大限の配慮をする。当然のことですがつい良い写真が撮りたいという思いで間違いをしてしまうのが人間です。

私はこの部分に神経をつかうのが苦手で、1人ぼっちじゃないと撮影に集中もできないので、カメラマンの集まる場所は避けるようにしているのですが、この時はこの場所が有名だと知らず誤算でした。すごく素敵な雰囲気なのですけどね。

そもそもオートバイという写真家にとって最高に機動力の良い乗り物に乗っているのですから、わざわざ有名になってしまった彼岸花のスポットに執着する必要などないはずです…。バイクで冒険すれば誰も知らないスポットを見つけることができるのですからね。

今回はLightroomレタッチ解説がメインですので、構図や撮り方の解説はスペースの関係で割愛しますが、1つだけポイントを書いておくと主役にすべき彼岸花の存在を脇役的に配置した構図を作ったことにより、森の雰囲気が引き立てられた写真になりました。

あ~もう2500文字も書いちゃったから、この辺でやめておきましょう。ツーリング写真 彼岸花のある風景におけるLightroomレタッチ解説 スポット修正編でした!

それではまた!

 





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薄暗い山の中、急斜面と車1台ギリギリの細い道を入って行きます。集落や畑の人にご迷惑にならないよう最大限の配慮をお願いします。熊野神社の大イチョウも必見です。

天の川の撮影方法 Lightroomレタッチ編 バイク写真と天の川の撮り方

…前回の続きです

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回の投稿より夏の天の川をツーリング写真として撮る場合の撮影方法を解説しております。

前回までで場所、方角、カメラ機材、時間帯やお勧めの天の川撮影スポットなどをご紹介しました。前回の投稿はこちら。

そして今回はフォトレタッチソフト Adobe Lightroomを使用した天の川のツーリング写真の仕上げ方を解説いたします。

実のところ千葉県で撮れる天の川の写真というのは、どうしてもLightroomの性能に依存した部分があります。と言いますのも実際の肉眼での光景は天の川は確かに確認できますが、言われなければ雲かな?程度の明瞭さなのです。




Lightroomの凄いな…と思うのは局所的な作業ができる部分もそうなのですが、今回の調整のように[かすみの除去]と[明瞭度の調整]の2者があまりにも優秀なことです。私はAdobē社の回し者ではありませんがLightroomをよくご存知でない方は、この投稿で知ってください…SNSで良く見かける鮮明な天の川写真の多くはコレだと思いますので。

なお解説に使用するLightroomはLightroom Classic CC です。

では、いつも通りまずは撮影画像のRAWデータをLightroomの現像モジュールに取り込んだところから。そう、元画像はこんなものなんです。天の川が撮れてしまうだけでも最新のカメラ EOS6D mark2も凄いとは思うのですが、天の川の写真に限ってはこの先に解説するLightroomの仕事が凄すぎます。

まずは段階フィルターを起動します。

空の部分を選択します。

ここでイキナリ重要!核心的な調整です。選択した空の部分はコントラスト40、明瞭度を100、かすみの除去を35、彩度が40。はいコレだけで星空と天の川の様子は一気に鮮明に美しくなります。

色温度(ホワイトバランス)ですが天の川の写真のように夜空の場合は選択肢が2つあります。青にするか漆黒の夜空にするのか?です。青にふった方が美しいかもしれませんが、個人的には青いと少し安っぽく見えるかなと感じます。青か黒かはお好みですが天の川銀河の色まで出ている場合は黒が良いでしょう。

次に段階フィルターを再び起動して、こんどは地上を選択します。天の川のある夜空に露出を合わせて撮影したので地上は暗いです。ここを露光量を2.00明るく。路面のアスファルトの質感を表現させるために明瞭度を100へ。そして近くにあったナトリウム灯のオレンジっぽい色をとるため色温度を青方向へ調整します。




次に局所的に作業できる補正ブラシを起動します。

天の川銀河を選択します。

オバQのキスマークみたいだな…

局所的に選択する補正ブラシの場合はやり過ぎると周囲との違和感が明らかになりますので注意しましょう。ここでは天の川銀河の色を表現するため彩度のみを53調整しました。

調整前と調整後の比較画面です。どうでしょう?Adobeってすごいですね。特に天の川の写真を撮る場合に絶大に機能してくれる明瞭度とかすみの除去。どういった仕組みなのか分かりませんが他のソフトと違って不自然さが最小限ではないでしょうか。

ちなみに今回の調整はInstagram向けに仕上げてみました。スマホやタブレット端末の小さな液晶で表示した場合に映える、少し派手目に仕上げたインスタ映えバイク写真でございます。この写真をプリントするとなると、また別のレタッチ方法になると思います。

通常のツーリング写真ですとLightroomの調整範囲は、今回のように100とか有り得ませんが、はるかに霞む天の川を写真にしたいとなった時は大幅に補正を入れることで空想に描くような写真の世界が実現できます。

もしかしたら今回のようなレタッチには賛否あるかもしれませんが、多くの人の心を明るくするファンタスティックさはあるのでは?とも思います。

それではまた!





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バイク写真のかっこいい撮り方<Lightroom>レタッチ編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回までにバイク写真のかっこいい撮り方を解説しましたが、今回はLightroomレタッチ編でございます。

・バイク写真のカッコいい撮り方 その1

・バイク写真のカッコいい撮り方 その2

前回までの解説に使用した画像で解説いたします。なおLightroomはadobe Lightroom CLASSIC CC を使用しております。

では、まずはRAW画像をLightroomに取り込んで現像モジュールを表示させたところから。

前回までの解説でバイク写真をカッコよく撮るためのポイントは、まずは背景選びとしてシンプルな空間を見つけましょう、というお話をしました。この写真の場合はひどく錆びたトタンの壁が気に入ったのでバイク写真を撮るのにピッタリだと思いここを選びました。

錆びたトタン壁だけが背景になるよう、これは撮影の時点でしっかりとフレーミングします。電気の配管やメーターなどが被写体(この場合はバイク)に重ならないよう注意するなど、これも撮影の時点でしっかり押さえておきましょうね。

問題はまず1つ目が地面です。白っぽくて綺麗な地面のコンクリートはどうもこの場所の雰囲気に似合いません。2つ目は光。割と強めの太陽光が日中のトップ光として真上から照らされています。これにより車体の上部はとんでしまいました。

せっかくのAdobe LightroomCCです。他のレタッチソフトにはない最も魅力的な機能、局所的な補正をふんだんに使っていきます。まずは補正ブラシツールを起動します。

強いトップ光によって飛んでしまった部分を選択します。選択した部分を赤く表示させるには画像左下にある”選択したマスクをオーバーレイ”にチェックを入れるか、キーボードのOを押します。

補正ブラシで選択した範囲を露光量マイナス0.73(-2/3段)にします。そしてここからがバイク写真ならではのレタッチ方法です。明瞭度を46とかなり強めにプラスしシャープネスも42まで上げました。車体のディティールをカリッとした印象に仕上げるためです。

次に先ほどとは逆に影になってしまい、暗く写っている部分を補正ブラシで選択します。

影になっている部分は露光量を明るい方向にプラスします。ここはやり過ぎると写真らしさが失われていきイラストっぽくなりますので注意しましょう。

車体のレタッチはこれで終わりです。ツーリング写真ではレタッチはやり過ぎると不自然になるので「やり過ぎ注意!」が鉄則ですが、バイク写真に限っては少々やり過ぎるくらいが丁度よい場合があります。





次に段階フィルターを起動します。

気に入らなかった白っぽい地面を選択します。

白っぽいのがイマイチなので露光量をマイナス0.90まで下げてコントラストを66と強めに入れてみました。ここでワンポイント。アスファルトやコンクリートのような地面については明瞭度を極端に上げるとザラついた質感が強調されてカッコよくなります。今回は思い切って全開の100まで上げました。(バイク写真のときだけ使ってくださいね、ツーリング写真や風景ではやらないこと…)

この辺でいちど作業中の画像をよく見て確認してみましょう。やり過ぎて不自然な部分はないか?見落としはないかどうか?

この写真の場合、錆びたトタン壁の存在がやや強すぎるかな?と感じたので再び補正ブラシツールを立ち上げてトタン壁の背景部分を選択します。

ここはさほど極端な調整はしないのでR1200GSのスポークホイールの向こうに見えている部分など、細かく選択する必要はありません。

トタン壁の存在感を弱める目的で明瞭度をマイナス55としました。これでメイン被写体であるR1200GSアドベンチャーの存在がより際立ちます。

次に効果の中の周辺光量補正を使います。今回はマイナス15とし画面四隅を暗くして視線の囲い込みを狙います。




   ~完成比較~

<作業前>
<作業後>

どうでしょうか。車体色がアルピンホワイトという色であるため、少しでも強い光が当たると飛んでしまいます。その部分を局所的に調整。影になっている部分を少し明るく起こし車体全体は明瞭度とシャープを上げました。白っぽいのっぺりした地面は暗くして明瞭度を全開にしザラつかせ、背景のトタン壁は少しボカしました。

車体の外装パーツのディティールや色が明らかになり、エンジンやマフラーの質感が高まったのがお分かり頂けると思います。

こういったバイクや車など無機質なもの、機械的なものは明瞭度とシャープをあげてカリっと仕上げると質感などが高まりカッコよく見えます。私の写真活動のメインであるツーリング写真ではほとんどやりませんけどね。

ご参考までに…かっこいいバイク写真の撮り方、Lightroomレタッチ講座でした!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコー GR APS-C

これも少し前に撮った写真です。場所は東京都中央区晴海。現在、オリンピック選手村の建設が急ピッチで行われていますが、環境の変化か鳥が急に大発生したり蛇が出たりで動物たちも忙しいようですね。

スポット修正で邪魔者を排除せよ<Lightroom>ライトルームフォトレタッチ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただきまして有難うございます。ツーリングは好きだけど写真はこだわって撮ったことないなぁ~なんて方も、当ブログを見て少しでも写真に興味を持って頂けると幸いです。

ところで先日、職場の上の方から私に新聞社の取材要請が来ていると連絡がありました。聞いたところによると東京港をテーマに写真を撮っている人を取材したいとのことで経緯は不明ですが新聞社の方から私をご指名であったと…。

大変ありがたい話でしたが毎日、東京港の関連施設で働いている私ではなく、一般の人の方が取材に適していると思ったので丁重にお断りしておきました。それに東京港の風景は大好きですが、毎日100ショットスナップの一環で撮っている写真であり、都会の風景を専門にやっている訳ではありませんからね。すごく勝手ですが…

いつかオートバイのツーリングをテーマにしている写真家として取材を受けてみたいものです。これからもずっと「ツーリングのワンシーンを切り取る」という一つのテーマを追求していきたいですね。




 

さて今回のツーリング写真解説はフォトレタッチソフトAdobe Lightroomの解説です。簡単な内容ですが写真に写ってしまった邪魔な存在を消すスポット修正のお話です。

近年、ホットスポットと言うより、もはや観光名所になってしまった燈籠坂大師(とうろうざかだいし)の切通しトンネルで撮った1枚です。

大変フォトジェニックな隧道で高くまで削り取られた杭口と斜めに走る地層が印象的です。近年、多くのライダーがここに来て記念撮影をしているようです。この隧道での撮影のコツは別の機会に詳細に解説する予定ですのでお楽しみに。

さてこの写真ですが黄色い矢印で示した部分に「頭上注意」の看板があります。トンネルの高さがすごいので崩れた石などが危険なのでしょうか。行かれる方は頭上に注意しましょうね。そしてこの看板、邪魔ですね!写真にするには。

これをLightroomのスポット修正機能で消してやろうという訳です。

まずは画像をクリックして修正したい個所を拡大表示しスポット修正ツールを起動します。




 

スポット修正ツールは簡単に言うと切り貼りです。消したい個所に別の場所から持ってきた似た像を張り付けるのです。多くの場合は消したい個所のすぐ近くに貼り付けに使う元の像は存在するはずです。

線の細い丸で囲った部分が元の像、線の太い丸が頭上注意の看板があった場所です。コツは写真のように地層線などが存在する場合、上下方向に精度よく調整して線を一致させることです。

選択範囲はクリックすれば丸型、ドラグすれば楕円方向に範囲を広げることができます。円の大きさはマウスのホイラーか円の淵をドラグします。

ほぼ違和感なく消去できました。もし修正箇所に違和感が出るようでしたらスポット修正はやめましょう。無理をしてまで使う機能ではありません。重要なことは撮影時にしっかりと余計な要素は排除すること。今回の写真のようにどうしても排除できない場合は、後でスポット修正で作業しやすいよう元の像となるエリアを確認して撮りましょう。

この方法がうまく使えるのはレンズやセンサーのゴミ、遠くに飛んでいるカラス、地面に落ちていた小さなゴミなど。大きなものや背景が複雑だったりすると自然な修正として仕上がりません。

そもそも撮影の時点で後でこのような作業をしないで済むよう、レンズやセンサーは日常的にメンテナンスして綺麗にする、遠くに鳥が飛んでいたら見逃さずタイミングをやりすごす(もしくは飛んでいる鳥も味方にする写真にする)、ゴミが落ちていたら拾う、事前にできることは全てやって仕方なく発生してしまった余計な物はスポット修正をすると覚えておきましょうね。

この機能はLightroomに限らず例えばキャノンのDPP(Digtal Photo Professional)ならばコピースタンプツール、その他の多くの画像レタッチソフトにも搭載されている機能ですので、他のソフトをお使いの方は試してみてください。

Lightroom解説 スポット修正ツールの解説でした。





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燈籠坂大師の切通しトンネル 近年、人気のインスタ映えスポット ここでの撮影テクニックはまたの機会に詳細に解説いたします。

過去の失敗写真から学ぶ構図ワーク<Lightroom解説>トリミングで学ぼう編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、過去に撮った写真はどうされていますか?外付けハードディスクやDVDなどに保存したり、ネット上のストレージサービスなんかも良いですよね。

そして過去の写真を見返すことはありますか?上達している人は数年前の自分の写真を見ると「こんなに下手だったんだぁ」と感じると思います。今回はそんな過去の恥ずかしい失敗写真を使って構図のお勉強をしてみましょう!というお話です。

写真は3分割構図、主題の明確化、余計なものが写らないようフレーミングしたりと色々ある訳ですが、これらが成しえなかった過去の失敗作にトリミング加工をすることによって、その時どう撮るのがよかったのか?を学ぶことができるのです。

一応、誤解のないよう付け加えておきますがトリミングは良いことではありません。切った部分は捨てているので例えば2000万画素の写真を20%トリミングしたら、その写真は1600万画素になってしまいます。撮影の時点で後でトリミングなんて絶対しないで済むよう、しっかり画面の四隅まで完璧な写真を撮ってください。

 

こちらの作例をご覧ください。私の恥ずかしい過去の失敗写真でございます。場所は富士山スカイラインの5合目に近いヘアピンカーブで撮りました。目下に広がる素晴らしい雲海に圧倒されて写真を撮るための思考回路が完全に停止状態でした。

人は想定外の光景を目撃すると、写真を撮るときに必要な脳の機能が低下します。そのことを心に命じておかないと目の前の光景に圧倒されて、ただ撮っただけの写真を生み出してしまい、待っているのは帰宅後の後悔となるでしょう。

さてこの失敗写真をトリミングしてどう撮るのが正解だったのか?を解明していきましょう。

今回はLightroom Classic CCで解説しますがトリミングはあらゆる画像ソフトでも可能です。普段お使い頂いているWindowsに元々入っているPicture Managerやペイントなどでも大丈夫です。

まず元画像をよく分析してみましょう。この写真の主題は雲海です。そして手前にカーブしている路面、遠景にかすむ空、バイクとなります。路面には白線と中央線で曲線要素が存在します。デザインの観点から色の要素は雲海が白、遠景と空が青、路面がグレーで全体的に寒色系です。

しかし、これらの要素が画面内にデザインとして配置された形跡は無く、言ってしまえば良く見かける下手な写真です。





Lightroomの場合、トリミングツールを起動すると3分割のグリッドラインが出ます。カメラの縦横比を保持したい場合は鍵マークをロック状態にしてください。

今回は無難に空、雲海、路面の3つのパートをセオリー通りに3分割線に合わせてトリミングしてみましょう。空と路面の割合がそぎ落とされたことにより、雲海の割合が増えて主題が明確化されます。

次にトリミングの話題から脱線しますが、ついでなので説明しますとバイクの存在感を補正ブラシを使って上げてやります。明瞭度とシャープをプラスへ。この時、車体の全部を選択するのではなく車体の主要部のみ選択するのがコツです。

再びトリミングの話題から脱線を続けますが、段階フィルターを使って路面を選択し、アスファルトの質感を高めるため明瞭度をプラス補正します。

続いて路面のカーブをより効果的に使うためカーブのイン側にあるスペースを選択し、ここの露光量を明るくして路面と差つけてやります。

最後に段階フィルターを再び起動して空の部分を選択します。ここは空気遠近法を適用させるためホワイトバランスを青方向にふります。




 

作業前
作業後

どうでしょう?3分割に準じたスペースの配分、手前に存在するカーブを強調した曲線の効果、空気遠近法による奥行きなどが修正されました。これでも私としては「何かイマイチな写真だなぁ」という感想ではありますが、今回は過去の失敗画像を使ってトリミングすると、撮影時にどうするべきだったのか?が分かりやすく解明されますよ!という練習方法のお話でした。

繰り返して言いますがトリミングはダメですからね。撮影するときは後でトリミングしないで済むようしっかり被写体に寄る、余計なものは枠の外、配分と比率は精密に!

しかし例外としてこんな写真をつくるのであればトリミングもアリだと思います↓

写真は芸術であると考えるほど、縦横比にはそれほど縛られるべきではない…と私は思います。カメラのアスペクト比を絶対に守るのは、あらゆる可能性を狭めていると感じるのです。魅力的な被写体が横長(あるいは縦長)であれば、それが最も魅力的に見える縦横比でトリミングしても、決して悪くはないと思いますよ!

今回はこの辺で!





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静岡県富士宮市 県道152号 富士山スカイライン

バイク写真<Lightroom解説>補正ブラシと明瞭度で質感と雰囲気を得よう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、撮影した写真はどうされていますか?カメラの記録形式がJPEGでそのまま使用する方、RAWモードで記録してカメラ付属ソフトに取り込んで現像処理をする方、Adobe Lightroomなどの画像ソフトを使用して調整をされる方、いろいろいらっしゃると思います。

ソフトウェアーによる画像調整と聞くと、何だかインチキみたいで印象が悪いかもしれませんが、デジタルカメラの場合は撮像素子が受けたデータをカメラ内のCPUが調整して最終的な画像にしています。

ソフトウェアーによるレタッチは、この部分をカメラに任せず自分でやることです。それに撮影時に叶わなかった少しの部分を補足してあげることで、作品の完成度を高めることが出来るのです。

さて今回は3回目のAdobe Lightroomの解説なのですが、従来はLightroom5を使用していましたが、今回からはLightroom classic CCでの解説となります。

まずは完成写真からご覧ください。

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F11 1/125 ISO100

千葉県館山市の布良(めら)漁港で撮影した1枚です。役目を終えた漁船が陸に上げられて保管されていたようですが、台風で台座が崩れて倒れてしまったようです。

この作品では船体の疲れ切った様子を象徴するような質感、もの寂しさを覚える曇天下での光景が鍵です。この部分を写真の観賞者へ明快に伝えるため、撮影時では叶わなかった部分をLightroomを使って表現していきます。

ではまず最初に撮影RAWデータをLightroomに取り込んで現像モジュールに表示させた画面からです。ちなみにLightroom5とLightroom classic CCの違いは画面のぱっと見ではほぼ同じです。かすみの除去が右カラムのメニュー内になったことや細かな変更はありますが、私として最も大きな違いはEOS6D mark2のCR2に対応できていることです。

この写真の場合は色温度や露出などは、撮影時のままでOKですのでまず最初に補正ブラシを使って空を選択します。曇り空は地上物に露出を合わせると大半は真っ白になり雲の様子など何も写らなくなってしまうのです。

真っ白になってしまった空の部分を選択します。選択した部分を赤く表示させるには画像左下にある選択したマスクをオーバーレイにチェックを入れるか、キーボードのOを押します。境界が水平線の場合は補正ブラシでなく段階フィルターの方が楽ですね。

この写真では地上物の船に露出を合わせたため、曇り空がオーバーになってしまいました。よって露光量をマイナス1.33まで下げ見えなかった雲の様子を明らかにさせます。そして崇高さの演出として明瞭とかすみをプラス12としました。こういった盛る要素についてはやったかやらなかったか分からない位で丁度よいです。くれぐれもやり過ぎないように!

次に補正ブラシを閉じて効果の中の明瞭度をプラス28、かすみ除去をプラス4にしました。これは船体のやれた質感をより強調する目的です。自然な彩度をマイナス4とし若干ですがカラフルさを抜きました。

最後に全体をよく見て不自然さがないかよく確認しましょう。今回のように撮影時のダイナミックレンジで収まらなかった部分を補正すると、絵画のような雰囲気になって写真らしさが失われてしまう場合があります。この最終チェックについては作業の直後にやるより、できれば翌日とか数日後など冷却期間をおいてチェックするのがお勧めです。

撮影時の画像
Lihgtroom レタッチ作業後

今回は曇天時の撮影において、失われてしまった空の表情を呼び戻す作業、被写体の質感を表現するのに明瞭度のプラス補正を使うことを解説しました。Lightroomユーザーの方はぜひご参考にしてみてくださいね。

↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県館山市の布良(めら)漁港 この一帯は冬になると富士山が美しく大きく見れる場所でもあります。またこの近くの安房神社は千葉の寺社の中でも超絶おススメのスポットです。イヤシロチのパワーを感じるため是非訪れてみてくださいね。





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Lightroomレタッチ講座 海岸での夜景編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆様、素敵なツーリング写真を撮られていますか?地域によっては積雪などで、まだまだバイクに乗れないかもしれませんね。乗れない日は当ブログでお暇をつぶして下さいね。

今回は久々になってしまいましたがLightroomレタッチ講座の第2弾です。ライトルームは使っていないよぉ~という方もスマホ用アプリでしたら無料なので、もしレタッチにご興味があったら試してみてくださいね。

レタッチは悪いことではなく写真表現の手段の1つです。フィルム時代の昔からプロの間で行われていたことで、それが現代のデジタル時代になって一般に普及しただけのことです。

ただ一般に普及したことによって、一瞬首を傾げてしまうような過度なレタッチ写真が一時期は増えましたが、今ではあまり見かけなくなりましたね。

今回は夜の海岸で撮った夜景を使って解説いたします。いつも通り、究極のツーリング写真流「〇〇だから△△したの法則」を使い記憶の中のツーリングシーンを仕上げていきますよ。

なお、このライトルーム解説というカテゴリーで紹介する写真は、分かりやすいようかなり手を入れた写真を使います。Lihgtroomのようなレタッチは悪い事ではありませんと言いましたが、全ての写真をレタッチしている訳ではなく、中には全くレタッチしないでそのままJPEGとして出す写真もありますよ。

大切なことは表現したかった作品の意図を明確に持ち、それが撮影の段階では及ばなかった場合に限り補助的に使う作業と理解することです。撮影の段階で完璧に表現できたならレタッチの必要はありません。

それでは、まずは元データをLightroomに取り込んだ画面からです。

何をしくじったのか…画面中央付近の右下あたりにレンズゴミがありますね…不覚です。不快なレンズフレア、ゴーストもあるのでまずはこれを消去します。

拡大させてスポット修正ツールで選択、消去です。

違和感なく綺麗に消えました。もし修正した部分がうまくいかず違和感が残るようでしたら修正はやめてそのままにしましょう。




次に補正ブラシを使用して地面を選択。この撮影現場では近くに水銀灯があり、地面やバイクは緑の光に照らされていました。

この緑な感じが逆にユニークだな、と感じたので色被り補正を使ってさらに緑にふります。そして明瞭度とコントラストを上げてさらに印象的な地面にしました。「〇〇だから△△した」の法則です。

次に車体の存在感を調整する目的で明瞭度やシャープネスを調整します。このとき、車体全部を調整するのではなく主要と思われる部分を局所的に調整するのがコツです。この場合、タンクとフロント部周辺に留めました。

続いて段階フィルターを使って空の青い部分全体を選択します。ここが重要なポイントですが夜空をどのような色温度で仕上るか?青系か漆黒の夜空にしたいのか?そしてサジ加減は?自分の中のイメージと向きあって記憶のシーンを再現できるか?誰かに良く見せようという邪念が品の無い写真を作ってしまうか?の分かれ道です。

この場合は赤く染まった部分とのコントラストを考えて青い夜空に仕上げてみました。スライダーを何度も動かし慎重に決めました。

そして星空の美しさを際立たせるため、コントラストと明瞭を上げ、シャドウを下げます。こちらもサジ加減は慎重に。

続いて赤く染まっている部分を選択します。この撮影地から見る東京湾は対岸の神奈川のコンビナートが雲を赤く染めてくれるのが特徴です。

夕陽とは違った現実離れしたような赤い空に崇高さを表現させるためコントラストを上げます。

最後に周辺光量調整で四隅を少し下げます。空しかない背景は鑑賞者の視線が画面外に逃げやすいですが、こうすることによって画面内に囲い込むことが可能なのです。




<作業前>
<作業後>

 

この写真は肉眼では殆ど暗闇だけの風景をスローシャッター(30秒)と高感度(ISO2000)でとらえました。肉眼ではこのように見えないのでレタッチ以前に撮影の時点で既に演出といえる写真です。

このシーンで私が気に入ったのは星空と赤く染まった空、そして水銀灯に照らされた地面。これらが色の組み合わせとして面白かったことです。それをより明確に表現するには撮影時だけでは完璧とは言えず、Lightroomを使うことによってそれぞれを個別に色温度調整して完成させたのです。

このように「○○だから△△した」の法則に基づいてLightroomレタッチもすすめて行く事を強くお勧めします。人間ですからどうしても欲が出てしまいますが、派手に調整して目立たせたり、無いものを付けくわえたりした写真はSNS等で発表しても何か後ろめたさを感じたり、しこりのような物を残してしまいます。

レタッチには冷却期間という言葉があります。撮影後のどのタイミングで作業するか?撮影した日の夜、数日~一週間後くらい、数ヵ月後など。冷却期間を置く事によって写真に対する感じ方、考え方が変わってきます。特に長く時間をあけた場合は、他の誰かが撮った写真を見るように客観視できるのが利点です。撮影直後は現場で感じたこを生々しく覚えているという意味では良いですが、どうしても撮影の感動を高揚感として引きずっているので、やり過ぎレタッチになりやすいです。

以上、海岸での夜景シーンを使ったLightroom解説でした。ところでこの写真、1月16日の新月を狙って深夜に出かけたのですが、残念ながら雲の多い空でした。寒い冬に深夜に走るのは決して楽しいものではありませんが、もしかしたら凄い景色に出会えるかも!という情熱で行動してみました。

この情熱を絶やさず行動することが、実はレタッチなんかより、ずっと大切なことだったりします。では今回はこの辺で~!





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ツーリング写真におけるLightroomフォトレタッチ講座 Vol1

みなさん素敵な写真を撮られていますか?

つい先日、自宅からほど近いゴルフ場の脇の道でイチョウが綺麗に輝いていたので写真を撮ってみました。午後の光に照らされて黄金に輝くイチョウがイメージできたのですが、どう露出をコンロトールしても、いくら粘って太陽光の変化を待っても、狙った通りに撮れませんでした。

そこで、この時に撮った写真を使ってLightroomのレタッチを解説していきます。

おさらいになりますがフォトレタッチはあくまで撮影で成しえなかった部分の補助的な作業であり、撮影時に心に描いたイメージをより表現できるよう焼き直す行為です。

では、既にLightroomを使っている方が対象になってしまいますが、作例を使って解説していきます。

こちらが元画像です。まずはLightroomに取り込んだところをスクリーンショットしました。全体的に露出アンダーなのは、明るいイチョウの部分をイメージ通りの露出で撮ると、路面が全体的に白っぽくなり陰影が消えてしまうからです。なので苦肉の策としてアンダーで撮っています。こうすることによって全ての色データが0や255にならず(0~255とは黒つぶれ~白とび)フォトレタッチに必要な色データを残すことができるのです。

ここで誤解のないように加えておきますが、黒つぶれと白とびは一般的に避けるべきと言われていますが、この固定概念に縛られず、つぶした方が良い場合、トバした方がイメージに合っている!というシーンは多々あります。ここではレタッチをするなら0や255は避けましょうね、という意味です。

 

↑まずは補正ブラシを使用して部分的に明るさや色温度などをイメージに近づけるよう調整をしましょう。

↑イチョウと芝の部分を選択。

↑本来、撮りたかったイメージに近づけるため露光量、コントラストを上げ色温度をやや暖色にふります。コントラストは好みよって、そのままかマイナスでも良いと思います。

 

↑次に薄いグレーでのっぺりと眠い印象だった路面をブラシで選択。この部分には左から差し込む光によって陰影があるのですが、このままでは僅かしか無いので補正を入れます。

 

↑露光量を暗いほうに下げ、コントラストを強め、明瞭度を強めに入れます。アスファルトの道路に限ってはかなり明瞭度を上げても違和感はないです。アスファルトらしいザラつきが表現されて個人的には好きです(あくまでアスファルトをブラシで選択した場合の話です)。

 

↑次に遠景を選択します。

↑色温度を寒色方向に補正、露光を若干暗くします。遠景とはかすみなどによって青っぽく見えるもので、遠景をわずかに寒色にふることで遠近感を表現できるのです。ただし少しだけで大丈夫です!やったかやってないか分からない位が丁度よいです。

 

最後にイチョウにハイライトが欲しいので、最も明るい部分を選択して、この部分の露光量を明るくします。サジ加減は何度もプレビューして違和感のない位の少し手前が勘所ですよ。

 

作業前の元画像

 

作業後の画像

どうでしょう。レタッチのプロセスを見てしまうと調整した部分に目が行き、不自然にも見えてしまいませんか?これは人間の心理だと思います。最初から仕上がった写真を見れば何も感じないはずですが。皆さんはこのようにレタッチのプロセスを公開するなんてことはしない方が良いと思いますよ。

今回、この写真をフォトレタッチした理由は撮影時に、イチョウを輝かせるように露出を選択すると、路面が白っぽくなってしうからです。路面は構図からそぎ落としてイチョウのみを大胆に切り取るか・・・とも考えましたが画面の左外には駐車場があり、また撮影位置もこれ以上は後ろに下がれず、頻繁に車が通るのでバイクに寄るのも難しい状況でした。

今回、こういった形でフォトレタッチについて解説しましたが、見る人によってはインチキではないか?という印象を持たれます。私の経験上、写真の技術や知識の浅い人、または芸術と向き合っていない人ほどフォトレタッチに否定的です。

いまフォトレタッチをはじめとするデジタル技術は写真界で過渡期を迎えています。わずか数年で写真に関わる多くの人々の考えは変化し、やがてフォトレタッチは現在よりも多くの人が受け入れるでしょう。

もしこれを見てフォトレタッチはインチキだ!と申し立てた方は、数年後には流されて全く違った意見を言っているでしょう。

ただし、その次元とは別に、写真芸術界に著名な写真家の中ではフォトレタッチはしない、という方は多数おられます。しかし、そのような才能豊かな方々は他人のフォトレタッチについて、いちいち苦言などしないはずです。

あくまで「演出」という大分類の中の1つとしてフォトレタッチなのだと思います。確かに無いものを付け加えたり、赤く焼けた夕日なのに紫にしたり、道路や人までピンクっぽい桜の風景だったり、思わず首をかしげてしまう過度なレタッチ画像は世にあふれています。

重要なのは自分の芸術性について、しっかりと考えを持ち表現の有効な手段としてLightroomのようなフォトレタッチを施すのが良いのではないかな?と私は思います。この辺の考え方は、いま人それぞれですので、あまり誰かのフォトレタッチについて「おや」と思ってもスルーが良いです。

ちなみに私は最近、Lightroomを使って昔ながらの写真芸術を踏襲するような仕上げにハマっています(今回の作例は違いますよ)。写りすぎちゃったところを見えなくしたり、画質が良すぎる部分をアンシャープしたり。

使い方次第で可能性は無限大。しかも自宅でゆっくりできるのですからね!過去に撮った画像も現在の感性と好みで焼き直すことも楽しいですよ。これを見てフォトレタッチ未経験の方はぜひRAWで撮影してレタッチから現像まで挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/250 Lightroom5.7.1

 

 



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演出という大分類の中のフォトレタッチ

今回は写真編集ソフト Lightroomというカテゴリーの一回目の投稿です。

Lightroomはいま普及している写真編集ソフトとして最も知られているのではないでしょうか。当ブログではLightroomの細かな使用方法などについてイロハで解説はいたしません。というのもLightroomの使用法を最初から解説すると、それだけで1つのブログが成立するほどのボリュームになってしまいそうだからです。

当ブログでは究極のツーリング写真のコンセプトに基づいて、あくまで作品の補助的な要素として簡単な内容を解説していきます。(主に中級者以上が対象となります)

その前にタイトルに書きました「演出という大分類の中のフォトレタッチ」について少しだけお話を。写真界には写真家、写真を鑑賞する人、その他写真に関わる何らかの人。これらの方々は写真に加える演出に対して様々な考えを持っています。

演出とは目の前の光景をありのままに撮るのではなく、作者の意図によって何らかの方法で手を加える行為とでも言いましょうか。聞こえは悪いですが例えばレンズにフィルターを装着する、目障りなゴミや雑草を取り除いた、モデルに笑ってもらうよう頼んだ・・・などが演出です。前回の投稿で書いたような自撮りも演出になります。

フォトレタッチも色合いや明るさ、明瞭度やシャープさなどを調整、またはそれらを特定の部分のみ選択して調整など、考え方によっては写真に演出を加えていると言えます。

RICHO GR APS-C F7.1  1/50 ISO100 adobe Lightroom5.7.1

 

この作例をご覧ください。よく晴れた日の舗装林道でのシーンです。これはカメラが最も苦手とするシチュエーション。明るい場所と暗い場所が混在しているシーンとなります。明るい場所に露出を合わせれば暗い部分は真っ黒に潰れ、暗い部分に露出を合わせれば明るい部分は真っ白に色が飛んでしまうのです。

この写真は明るいところに露出を合わせて撮影し、後でLightroomで暗い部分のみを明るくなるよう調整しました。シャドウ上げなどと呼ばれている手法です。私はこのとき、これくらいが一般に違和感を与えない限界かな・・・と思いこのように仕上げましたが、1年ほど経過した今に見てみると少々やり過ぎにも見えます。

さじ加減は感覚次第でどうにでも調整できます。控えめからやり過ぎまで・・・とてもシビアな調整が要求されます。この写真のようなシャドウ側を明るくする調整の場合、これ以上やると発表した際に「まるで絵みたいですね」というコメントがつくと思います。ただし不思議なことにinstagramなどの特定のSNSに投稿するという意味では少々「やり過ぎ」くらいが丁度良い場合もあります。

フォトレタッチはその内容の全てが演出ということではありません。しかし演出(レタッチ)は一切許されず完全ナチュラルであるべき!という完全ナチュラル派の人から否定的なコメントを受ける場合もあるので、その時のために自分の中でレタッチに対する考え方を確固たるものに持っておきましょう。

意外なことに写真を趣味にしていない方でも、画像加工やレタッチについて知識のある人は多く、現実の光景と結びつきにくい写真(例えば実際に見たこともないような夕焼けだが、間違いなく実際にそうだった景色の写真)などが、過度なレタッチや加工と誤解を招き、否定的な反応を受ける場合があります。

誰かにフォトレタッチのことで何か言われたとき、レタッチはいけない事だと誤解してしまう方もおられるかと思い、今回はこんな話題にしてみました。レタッチはほんとに使い方次第です。作品に「最後の仕上げをする工程」であり決して悪いことではありません。

 

つづく

 



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