レベルアップ確実。洗練されたデザイン写真<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photogtaphy.com 読者の皆さま、素晴らしいバイク旅、素晴らしい写真ライフを楽しまれていますか?

先日、久しぶりに大好きな岡本太郎さんの本を読んでみました。皆さんもご存知かと思いますが「芸術は爆発だ」のあの有名なセリフ。実は岡本太郎さんの人柄や作品が飛び抜けているから、というのは間違った解釈であり、爆発とは自分らしさをその瞬間、その場所で芸術として生み出している行為を「爆発」と表現しているのが正しい意味のようです。

岡本太郎さんは写真家ではありませんが、おなじ芸術という観点で考えると写真も芸術ですから、シャッターを切るその瞬間こそ「芸術は爆発である」と考えてやるのも良いかもしれませんね。気分だけでも岡本太郎さんになった感じで!

そういう意味では以前に使っていたカメラ EOS1Dxの鋭いシャッター音は、その場で自分の芸術が爆発しているようで痛快でした。今使っているEOS6D mark2は静音シャッターなので、あまり感じられませんが、なるべく自分と言う人間をその場で爆発させるイメージで撮っていきたいな、そんな風に感じました。

やはり岡本太郎さんは偉大です。




 

さて今回の<上級>ツーリング写真解説では、だいぶ以前にもご紹介した写真におけるデザインのお話、図形要素、色要素について内容をブラッシュアップして改めて解説いたします。

ちなみに岡本太郎さんは「芸術はうまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない。むしろいやったらしさ、不快感を含め見るものを激しく引き付け圧倒することこそ真の芸術である。」と説いています。これから解説するデザインの話はこの逆のようではありますが、この岡本太郎さんの領域に達するにはまずは「美しい」「整っている」を学び、それを理解したのちで破壊していくのが芸術を志す上での正しい順番だと思います。

 

2017年2月 千葉県館山市 EOS1DX + SIGMA150-600mmF5-5.6DG

ではこちらの作品をご覧ください。当ブログのギャラリーでもご紹介している作品ですが千葉県館山市から望む東京湾ごしの冬の富士山です。この作品を元に今回は写真におけるデザイン要素の図形と色を解説いたします。

写真におけるデザイン要素とは主に・線(直線、曲線、S字線…)・図形(円、三角、四角、〇〇型…)・色(暖色、寒色、進出色、後退色、中間色、中性色…)・立体感・質感・規則的なパターン・シェイプなどです。

その他、デザインと類似していますが分断線が発生した場合のエリアの比率、複数の被写体の大きさ(または存在感)の比率など・黄金比・白銀比・3:2・三分割構図・ファイグリッド・フィボナッチスパイラル・青銅比などの比率も非常に重要です。

これらのデザインや比率は目の前の風景や被写体から、その要素となるものを見出し画面という長方形の四角にどのように取り入れるかです。そして重要なポイントはデザインや比率はあくまで写真の骨格や基礎工事のようなもので、写真の全てではないということ。

見る人に視覚的に与えるバランス、直感的に良いと思える関係であり写真の重要なことはあくまで被写体の魅力をどう表現したか?という作品の意図です。

・図形要素

まずは図形要素の三角です。風景や被写体の中から複数の図形要素を見つけることに成功したら、次に優先順位をつけてみましょう。この作品では富士山の三角、バイクとライダーとタンカーの3ポイントをつなぐ三角が最も重要であると判断しました。それが判明したら長方形の四角内に、その図形が最も理想的な位置に配置できるようカメラアングルを調整します。最重要な図形要素とは枠の中のどこに配置するか?です、したがって枠も黄色線で囲ってみましたよ。

それと知識として…三角は構図内に抜群の安定感を与えてくれます(底辺を水平に配置できる三角に限る)。

次に図形要素の円に注目です。この作品ではバイクのフロントタイヤ、モデルのポージングによってできた腕の輪、LNGタンカーのタンクです。円は写真の観賞者の視線をその場に留める効果があります。この作品の場合、円の要素については特に配置に気を配って撮りませんでしたが、参考までに…タイヤを円の要素として効果的に使いたいとき、画面に対して正円になるようハンドル角度を調整しましょう。




・色要素

続いてデザイン要素の中でも重要な割合を占める色要素です。この作品では下半分については枯れた草地のブラウン、グレーの岩場で進出色です。そして画面の上半分は海面の青、空の水色で後退色ですこの相反する特性の両者を組み合わせることによってコントラストと呼んでも良いですが、望遠レンズによって圧縮され失ってしまった遠近感を色の効果によって補うことに成功したのも見逃せないポイントです。青はかすみなどによって遠くに感じさせる効果があるので空気遠近法とも言われています。

写真におけるデザイン要素を学ぶには長方形の四角の中にいかに理想的に配置するかにかかっています。くどいようですが最も重要な部分はここです。

撮影現場で目で見た光景の中にデザインに使える線や図形や色を見つけ出せるのは上級者の域です。言語化で探し当てていくのも有効な手段と言えます。それぞれデザイン要素を洗い出したら画面という長方形の四角にどう配置するのか考えましょう。ただし時間をかけてやる作業ではありません。

視覚的に理想的なデザインが完成したら、その上で光をよみとき被写体の魅力を引き立てましょう。最重要はあくまで「私の場合はこう撮りました」という表現、意図ですので、あまりデザインや比率に神経を取られないよう気を付けてくださいね。

いつかこういったセオリーを全て破壊できる岡本太郎さんのような芸術を目指すため、まずはセオリーを理解しましょう。理解しなければ壊し方も分からないものです。

それではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

iphone7
iphone7

こちらの2枚の写真はどちらも出勤前にスマホで撮りました。1枚目は普通に撮ったもの、つまりカメラ機能の評価測光に任せた露出設定です。2枚目は露出補正を使って暗くし、花に露出を合わせました。1枚目は全体の明るさという意味では適正で葉の様子も明らかですが、肝心な花がちっとも魅力的に見えません。2枚目は全体の平均としては暗く、実際に目で見た光景よりも暗いかもしれません。しかしアジサイの花の魅力を私なりに感じて伝えるにはこの露出だったのです。表現とか意図とはこんな感じなんです。決して難しくないでしょう?

目に見えない絶景を手に入れろ<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただきありがとうございます。ほぼ毎日、これだけの文字数の投稿をしているのですから読んでいただく皆さまから貴重なお時間を頂いていると覚悟し鋭意運営に取り組んでまいる所存です。

さて今回は<上級>ツーリング写真の解説として、主に夜間などに肉眼では何も見えないような景色から、長時間シャッター、高感度で撮影した写真の世界についてご紹介したいと思います。

夜間の撮影ではファインダーを覗いても真っ暗ですし、ライブビューで表示させて被写体にLEDライト等を当てても大まかな位置関係は分かっても、どんな写真になるか皆目わからないものです。





本当に難しいですが成功すると異空間を感じる良作が生まれると思います。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 20SEC ISO800

こちらの作品をご覧ください。千葉県館山市の見物海岸という所から、東京湾を撮影した写真です。対岸の川崎市あたりに存在するコンビナートの明かりが、空の雲に反射してこのような光景になっています。

ただし肉眼では対岸が何となく明るいかな?程度であり基本は夜の海なので真っ暗闇で何も見えません。

長時間シャッター、高感度で撮影してはじめて確認できる正に写真ならでは異空間景色なのです。

風で流れている雲、波打つ海岸など動きのある物は20秒というシャッターにより肉眼で見たイメージとは全く異なります。モデルも15秒程度しか立っていなかったので体が透けて見えます。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 15SEC ISO800

こちらはローアングルにした別カットです。コントラポストで決めたポージングは良い感じに透明人間になりました。この透明人間はやり方は簡単です。例えば15秒のシャッターであれば7~8秒だけそこにいて、あとはサッと消えればOKです。




 

仕上げはLightroomのレタッチにてホワイトバランスを暖色方向に微調しました。邪道かもしれませんが元々何も見えない風景を撮っているのですから、本当はこんな色なのかもしれません。そう考えると邪道とも言い切れませんね。

こんな思い切ったレタッチが楽しめてしまうのも、夜間の長時間露光撮影の楽しみでもあります。

もちろん撮るのは大変です。三脚はコンパクトな物では安定が悪く、長時間露光に向きませんので、しっかりとした三脚を持って行く必要があります。言うまでもなく夜間の走行はお世辞にも気分が良いとは言えません。ただし海岸線であれば想像するほど暗くはないです。山の中を走るのは絶対にやめましょう。

渋滞や撮影地での混雑は皆無ですし翌日の仕事が眠いという事を除けば良いことずくめかもしれません。休憩はコンビニしかないですけどね。

ちなみにこの撮影の時、私は事前に館山のガソリンスタンドで給油しようと思って出かけました。しかし撮影が終わる頃は深夜の2時くらいで館山市の中心街のガソリンスタンドは全て閉店していました…。24時間営業が一軒も無かったのは予定外でした。

このときR1200GSの燃料走行可能残数は30キロ程度しか表示がなく、焦ってスマホで検索しましたが最も近い営業中のガソリンスタンドは60キロほど北上した君津市でした。

オンボード表示の走行可能残数がかなり余裕があることを知っていたので、いちかばちか、超絶燃費走行で君津まで走って何とかスタンドにたどり着いて給油できました。タンクには18.5L入りました。

R1200GSのタンク容量が20Lなので、気合の燃費走行はかなりの好燃費だったようです。皆さんは夜間走行時のガス欠には気を付けてくださいね。





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↓↓↓撮影地↓↓↓

館山市の見物海岸です。房総フラワーライン沿い。  昼間に行くぶんには風光明媚ですが深夜に行くと心霊スポットのような雰囲気です。

基本ルールを破壊せよ!構図を精密にチューニング<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。

ところで皆さまはビンテージバイクってお好きですか?私はローテク好きなので古い乗り物は大好きなのですが、欲しいなぁと思うビンテージバイクって凄く高いですよね。以前は大枚をはたいてでも購入してしまおうか迷った時もありましたが、最近はまた変化があって、ビンテージバイクを見かけるとバイク自体ではなくそのバイクが現役だった当時、どのようなライダー文化があってどのようなツーリング風景があったのか想像を膨らませてしまいます。

なかなか昔のバイクの写真は有っても昔のツーリング風景の写真ってのは出てこないですよね。昔のライダーは突っ走っていたので写真なんか無いのかもしれませんが…。遠い将来のために今のツーリング風景、ツーリング文化を芸術として記録しておきたいと感じました。




さて今回の<上級>ツーリング写真では具体的な撮影技法等ではなく、上級者なら常識の殻をやぶって新たな世界を生み出そう~というお話。ちょっとタイトルが大げさでしたが、初心者の方もぜひ読んでみてくださいね。

 

EOS6D mark2 + EF135mmF2L F6.3 1/200 ISO100

 

こちらの作品をご覧ください。千葉県市原市の小湊鉄道 上総大久保駅です。桜も菜の花も終わって新緑の季節を表現したかった作品です。なので全体の緑の雰囲気を大切に撮影し、Lightroomで雰囲気を若干ソフトに演出しています。

イチョウの木を堂々と配置させて構図に安定感を与えました。地味ですが手前の雑草は葉の大きいものを枠際に配置して、視線の囲い込みを狙っています。

当ブログでは今まで何度も構図や画面構成の基本を解説してきました。それは主題を明確にする、副題がある場合は主従関係を明らかにする、被写体に大胆に寄る、といったものです。

しかし、この写真はどうでしょう?ぱっと見て何がメイン被写体なのか明確とは言えませんね。バイク?電車?それとも木??

この写真を撮ったとき、私は敢えて大切な被写体を少し小さ目に構図に取り入れてみました。この「敢えて」の部分が今回のメインです。被写体のボリュームを下げると、その分存在感が増すのは被写体以外の部分、つまり背景などですね。

この作品では全体の新緑の「緑」を大切に表現したかったので、被写体の存在感を少し下げたのです。

切ないバラード曲を歌う場合、大切なさびの部分をわざと弱く歌う歌手さんいますよね。寸分狂わぬ音程にこれみよがしな声量で歌われるより、感情が表現されて心に入ってきます。そういう歌と同じ感じです。




 

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F7.1 1/20 ISO100

この作品は中央に明確な分断線の入った二等分構図です。しかも縦構図の場合は正方形が2つ発生するので、横構図の場合のソレよりさらにタチが悪いです。

当ブログでは今までしつこい位に二等分はやめましょう!と解説してきました。分断線が発生しエリアに比率が生まれるときは必ず3:2、3:1、1:1.618、1:1.1414など黄金比や白銀比、それに近い三分割線を守りましょうねと。

しかし、これもまた作者の意図による破壊行為ならOKです。この作品では等分された2つのエリアの意図を精密に等しくして不思議なメッセージを表現しています。隧道の様子とその上に生い茂る木々を14mmレンズで魚眼風に写しています。この両者はペアですよ!と2つの正方形でうったえているのです。

上級者なら一般に言われるルールに縛られず、構図を精密にチューニングするよう基本ルールを無視してみましょう。

それには何故そうしたのか?を伝える必要があります。この部分は写真の観賞者が言葉で表現できなくても構いません。しかし成功すれば必ず感動や共感をもらえると思いますよ!

今回はこの辺で~





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↓↓↓1枚目の写真の撮影地↓↓↓

千葉県市原市 小港鉄道の上総大久保駅 紛らわしい名前で上総久保駅もあるのでお間違いないよう。写真を撮った場所は駅舎側ではなく踏み切を渡って反対側にある空き地で撮影しました。

↓↓↓2枚目の写真の撮影地↓↓↓

いちはらクオードの森(旧市民の森)の南側にある林道を進むと中間が崩落したユニークな隧道が現れます。個人的には農溝の滝なんかより、よっぽどフォトジェだと感じるのですが…。近々、有名なスポットになるかもしれませんね。

ツーリング写真<上級>色相環の補色と抽象的ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき有り難うございます。当ブログの投稿は大半は1000~2000文字はあるので、読んで頂ける方々にも大変な時間をいただくことと感じております。読みにくい文章にも関わらず、本当に感謝です!

今回はなぜか人気のない<上級>カテゴリーの投稿を久しぶりにいってみたいと思います。度々ですがデザインのお話で、今回は色の要素として高度な内容「補色と反対色」を解説いたします。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG   F5 1.6SEC ISO100

こちらの作品をご覧ください。水をはった春の水田に夜明け前の空が映り込んだシーンです。東の空が明るんだ早朝、空の低い位置は間もなく出る太陽でオレンジに染まり、空の高い位置は夜空に近く青い色をしています。

この作品のポイントはフレーミングにあります。空の上の部分をこれ以上入れてしまうとオレンジ色からグラデーションをおびて青に変わる部分が画面に入ってきます。それはそれで良い作品かもしれません。しかし、このシーンは水面のリフレクションを使った画面作りなので抽象的な作品が似合います。抽象的な写真とはぱっと見では実際がどうなっているか、よく分からないという意味です。

空の部分をオレンジからグラデーションがはじまる部分に留めることにより、不思議さを演出しているのです。簡単に言ってしまうと二分断された構図の下が青で上がオレンジ。これによって印象的な作品を狙っているのです。(リフレクションを利用した意図的な二分断なので、通常は避けなければいけない二分断ですが、この場合は例外です)




補色とは色相環における対局にある色関係のことです。濃紺と黄色、赤と緑、紫と黄緑など。互いの色が引き立て合い、見る人が心地よいと感じる色の組み合わせです。絵画などの芸術はもちろん、ファッションデザイン、広告、ロゴなどにも当たり前のように使われています。

今回の作品ではオレンジと青(濃紺)なので補色関係と言えます。しかし、この組み合わせは引き立て合っているのは間違いなさそうですが、少し気味の悪さも感じます。そういった意味でも抽象的な作品と相性の良かった色とも言えますね。

反対色とは色相環で完全に真逆の位置関係にある組み合わせです。通常の補色よりさらに強烈に相性が良いということです。シアン(青みがかった緑)と赤、濃紺と黄色などです。

これはフェルメールの有名な絵画「真珠の耳飾りの少女」ですがターバンの色の組み合わせが反対色となり美しいです。ちなみにフェルメールやレンブラントといった光を表現した絵画は写真芸術にも通ずるものがあり、いま色々と勉強中です。




撮影地において線、図形、色などデザインの要素を見つけることに慣れてきたら、こんどはそれぞれの組み合わせについて学んでいきましょう。今回は補色の話でしたが、同じような組み合わせが図形にも言えます。例えば三角の図形要素のすぐ近くに円を配置するとどうでしょう??

もうこの辺のレベルの話になってくると「たまたまじゃないの?」と疑われそうですが、偶然あったものを知識と結び付けて画面内にデザインしましょうね!という話なのです。上の作品の場合ですとオレンジも青も私が選んだ色ではなく、そうだった色に過ぎないのですが、補色関係であることに気が付いて画面構成することが大事なのです。

補色、反対色の説明に相応しい作品をストレージから探してもコレしかなかったので、私自身がこれからも勉強していきたいデザインの組み合わせのお話でした。

ちなみにこれからの季節、桜や菜の花など鮮やかなお花の咲く季節ですよね。色の要素をマスターできる絶好の季節と言えます。例えば桜の景色の中にカワサキのライムグリーンの車体(できればメタリックではなくソリッドカラー)なんか、とっても映えます!ぜひ挑戦してくださいね。楽しいですよ!!!





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ツーリング写真<上級>空気遠近法と赤色

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いま気になるバイクってありますか?私はやはりホンダCRF1000L アフリカツインアドベンチャースポーツが気になりますね。発売時期はいつなのでしょう?写真を見るとカラーリングがとても好みです。

しかしCRF1000L アフリカツインアドベンチャースポーツって長い名前ですねぇ。もしこのバイクを買ってブログやSNSをはじめたら、いちいちCRF1000Lアフリカツインアドベンチャースポーツて打ち込むの面倒ですね…。アフリカツインアドベンチャースポーツ…




そういえばバイク用品メーカーで開発をしていた頃、新製品の名前を考えるときに登録商標でけっこう苦しんだ想い出があります。こんな名前がいいな、と思った幾つかの候補を特許庁のホームページから簡易検索をかけるのですが、大抵はホンダが登録していて使えないのです。

例えば少し前に流行ったスーパーモタード。これもホンダが持っている商標で(今は分かりませんが)そのためドカティは「ハイパーモタード」、KTMは「SMC」「スーパーモト」としているのです。ちなみに私が10代の頃は今で言うスーパーモタードは「スーパーバイカーズ仕様」と呼んでいましたよ。

また話が脱線してしまいました...まあ気になると言ってもCRF1000Lアフリカツインアドベンチャースポーツ、買わないと思いますが…。

さて今回はツーリング写真<上級>として空気遠近法と色のお話をちょびっと。

EOS5D mark2 EF70-200mmF2.8L  F8 1/250 ISO100  2011年5月 山形県鶴岡市

こちらの作例をご覧ください。もう7年も前に撮った写真ですが山形県の出羽三山 湯殿山で撮影した1枚です。

5月とはいえ沢山の雪が残る山の景色。その中にひときわ存在を放つ鳥居。望遠レンズを使っているので画面は圧縮されています。すなわち遠近感はなくなるはずですが、不思議と遠景の山は遠くに存在するのが感じ取れます。

遠景は空気の霞みによって青みをおびます。人間は風景を見た時の感覚で青っぽいものは遠くと認識するため遠近感を感じとれるのです。これを空気遠近法と言います。




今回は空気遠近法の話とは別にもう1つ、デザイン要素の中でも重要な「色」の要素として進出色、暖色の中で最も強烈な赤色のお話を。

撮影シーンにおいて赤色の要素を発見したら、要チェック&要注意です。赤であるというだけで存在感はかなり強烈であるのは、皆さんもご存じだと思います。特にこの作例のように全体が無色彩、モノトーンに近い場合は尚更です。

画面を最初に組み立てるとき、赤い被写体の存在には細心の注意を払って、被写体のそれぞれの役割、存在感のボリュームを調整していきましょう。

それと赤や黄色は彩度を調整したときの色飽和などにも注意が必要です。ピクチャースタイルやフィルター効果を使う人、レタッチの時に彩度を調整する人は気をつけましょう。

今回はこの辺で!

 





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↓↓↓撮影地↓↓↓

ツーリング写真<番外編>コクピット風景 走行写真の撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはどのようなきっかけで当ブログを知りましたか?

本格運用から4カ月が経ちましたが、いま私が驚いているのは読者層です。変なコメントが全く入らないのです。私が以前にやっていた無料ブログは例えば「ツーリングの写真を鉄道写真のように芸術的にしたい」などと言うと、一見さんの読者から「ツーリングの写真を芸術的に撮るなんて普通は誰も考えませんよ」なんて悲しいコメントが入ったものです。

究極のツーリング写真では、多くの方に見て頂きたいという思いもあり、ある程度は変なコメントには覚悟はしていたのですが、驚いた事に全くないんですよね。ブログのコンセプトを明確にしているので、本当に共感していただける方しか、見に来ないのかもしれません。大変有り難いことです!

さて今回のツーリング写真解説は番外編として、コクピット風景からの走行写真の解説です。色々と安全面の配慮が必要なので初心者(バイクの運転が)の人は真似しないでくださいね。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F16 1/30 ISO250

まず撮影方法を解説する前に、安全面のお話からいたします。絶対に片手運転はダメ!スピード感は出すけどスピードは出さない!カメラを落とさない!って言われなくても分かりますよねぇ~

さて上の作品の解説ですが、数年前ですが秋の舗装林道で撮った1枚です。この作品は雑誌アウトライダーのツーリング写真コンテストで掲載されました。光の差し込む木々のなかを颯爽と駆け抜ける様子を作品化した1枚です。

この空間を駆け抜ける感じとは、まさにオートバイに乗る事の喜び。それを表現するにはスローシャッターを使って風景を流す事です。このように駆け抜ける爽快感が表現できれば、もしオートバイに乗ったことのない人が見ても「ああ、バイクって気持ち良さそうだね」と感じていただけるかもしれません。




人は本能的に空間を駆け抜けることに、爽快感や快楽を感じるようにできています。子供がブランコに乗ったり、天気の良い日に自転車で坂を下ったり、スキーやスノーボードで斜面を滑り降りるのも、みんな空間に露出した肉体が駆け抜ける感じですよね。

スピード感を出すのにスローシャッターに設定する以外に、注意点が1つあります。それは風景です。近くに壁や木などの物がないと流れてくれません。景色の開けた海岸線とかではイマイチ流れてくれないのです。できれば写真のように木々が生い茂っていたり、トンネル状になっていると良いですね。

シャッタースピードの設定はバイクのスピードによって異なります。この写真の場合は狭い舗装林道ですので、せいぜい30km/hくらいしか出しません。そのスピードで景色を流すとなると1/40か頑張って1/30のシャッターが良いでしょう。シャッター速度優先モードで設定してくださいね。

遅いシャッターに設定すると、おのずと絞り込まれるのでシビアなピント調整は不要になります。オートフォーカスに設定しておくと、走行中は合焦しにくいので、マニュアルフォーカスにして無限遠あたりに固定しましょう。

焦点距離はコクピットの様子がなるべく写るように、できるだけ広角を使います。私はいつもバイクに乗らない人が見ても意味が分かる写真を心がけています。メーターとスクリーンくらいしか写っていないと、分からない人が見たらバイクだか何だか伝わらない写真になります。

カメラの固定方法は私の場合は重量級の一眼レフなので(先日、軽量級に買い替えましたが…)、ストラップを短くして首からかけているだけです。R1200GSのようなアップライトなポジションで、カメラが一眼レフだ、という方はこの方法がお勧めです。乗車姿勢が前傾のスポーツバイクやコンデジの方は何かしらの手段でカメラをマウントさせるのが良いですが、シャッターが遅いので振動による影響がでないよう工夫してください。




シャッターは走行中は押せないのでインターバルタイマーを使います。メモリーカードの容量に余裕があれば1秒毎くらいの設定で良いと思います。道の段差やギャップを通過時はカメラの縦ブレに気を付けてくださいね。

ところでこの写真、オフロードヘルメットのバイザーをイメージしてレンズの周囲にある工作を施してみました。本物の運転中のライダーの視界を再現させたのです。この方法は、今回はスペースの関係で割愛しますが、当然ながら入念な準備と試行錯誤が必要なので、現場で思いついてやった訳ではありません。

お風呂に入っている時や満員電車に揺られているときにひらめいたアイデアなんです。

走行写真は写真における構図やデザインなど、難しい部分は考えずに楽しめるのも魅力ですね。決して簡単ではありませんが、マンネリにぶつかった人は挑戦してみてはどうでしょうか?

楽しいですよ。





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ツーリング写真<上級>低い太陽を望遠で集光せよ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも見ていただき有り難うございます。かねてから噂のホンダCRF1000Lのアドベンチャースポーツが海外でのプレスリリースで正式発表されたみたいですね。日本に導入されるのも確実でしょうか。

通常のCRF1000LアフリカツインとCRF1000Lアフリカツインアドベンチャースポーツとの相違点はBMWで言うR1200GSとR1200GS ADNENTUREとほぼ似た感じですね。大容量の燃料タンク、大型スクリーン、パイプ状のガード類、オフロード向けのサスペンションによる高い車高・・・ってここまでは全くと言っていいほど一緒ですね。

私ははじめてのバイクがHONDAだったので興味はあるのですが、まあ当分は買いかえることはないと思います…空冷モデルのR1200GSにベタ惚れですので。

さて今回はツーリング写真<上級>解説として、望遠レンズを使用した低い太陽の集光効果について解説します。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/200 ISO100

こちらの作品をご覧ください。早朝の海岸で朝日がのぼるシーンを撮影した1枚です。撮影場所は砂浜に見えますが、強風で砂が堆積した駐車場です。砂浜はウミガメの卵があったり希少な植物があったりと、何かとシビアなエリアなのでむやみに砂浜にバイクで侵入するのはやめましょうね。

それにオフロードバイクであっても、万一スタックしたら脱出は大変です。砂まみれになったチェーンなどの駆動系も後でメンテナンスすることを考えたら…。




画面の中に太陽は入れませんでしたが、かなり太陽に近い部分を望遠レンズで切り取った画面です。太陽は朝日や夕陽のように低い位置にあるときは、地表付近の塵や水分などに屈折や分散を起こして赤色や黄金色に見えるものです。なので天気だけでなく、季節、気温、地形や遠方にあるものが都市か自然かまたは工業地帯か、などによっても焼け具合が変わってくるものです。

この屈折や分散といった光学的な要素が多ければ、空全体が真っ赤に染まる景色になりますし、少なければ太陽の周辺のみが赤く、その他はグラデーションをおびて青空になります。

ここでは空全体が真っ赤に染まるわけではない、いわゆる普通の朝焼け、夕焼けでのシーンで望遠を使用して太陽の近くの光源だけを切り取ってみると、風景全体が真っ赤に染まったようなシーンが撮れますよ!という撮影の引き出しのご紹介です。

この作品はlightroomやphotoshopなどレタッチでホワイトバランスや色合いは殆ど調整していません。しかし全体がややピンクをおびたような発色で温かみを感じます。言語化すると「太陽のぬくもりを感じ、ほっとした光景に出会った…」といった具合でしょうか。




なぜ望遠で太陽光周辺を集光すると、このようなピンクおびた光を集めるのかは、私もよく分かりません。一応、真っ当なサラリーマン時代は光ファイバーの開発に関係していたので、普通の人よりは光学の知識があるつもりですが、基本的に学がないので良く分かりませんねぇ。

太陽周辺のどの部分を切るかによって、色合いも微妙に変わってきますし、太陽を入れた場合は切り具合でゴースト、フレアの入り方も自分好みに調整できたりもします。太陽を入れる場合の切り方やゴースト、フレアを画面内にデザインするテクニックは別の機会にスーパーテクニックとしてご紹介しますね。お楽しみに!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

ツーリング写真<上級>必ず役立つ!キャンバススペース

究極のツーリング写真 touring-photogtaphy.com 読者の皆さま、いつも見ていただき有り難うございます。当ブログは特別面白いブログという訳ではないし、なんかこう楽しさとか気軽さみたいのが欠けているのは、書いている私自身も自覚はしております…。ただ調べてみたのですが当ブログに似ている他のブログというのは無いようです。

なるべく面白い内容になるよう、努力はしていきますが芸術写真に係わる内容重視で作っていきますので、この特殊な唯一無二の「究極のツーリング写真」をこれからもよろしくお願いします!

さて今回はツーリング写真<上級>解説として画面内に意図的にスペースをつくり、そのスペースを絵画のキャンバスのように使うテクニックをご紹介します。




リコーGR F5 1/60 ISO100 露出補正+2.0

こちらの作品をご覧ください。小湊鉄道の古い無人駅にコスモスのお花が咲いていました。お天気はどんより曇り空です。曇っている日に空を写すと評価測光では白色を明るいと誤認するため暗い写真が写ります。ここをきちんとプラス補正して通常ならプラス0.7か1.0あたりを狙いたいですね。

しかしこの写真を撮った時はリコーGRの評価測光に対してプラス2.0補正とし、空の部分は真っ白なスペースとしました。この真っ白で何もない空のスペースを背景に、コスモスをローアングルから狙って構図を作りました。絵画で例えるとキャンバスになる部分を写真の中に作ったのです。重要なのはキャンバスとして作ったスペースと被写体(コスモス)の割合、配置ですが撮影の時点でしっかり「キャンバスにコスモスの絵を描く」というイメージを作ることです。




こういった感じの写真はなかなか偶然では撮れないので、あらかじめ知識として頭の中に在庫させて、使えるシーンに出会ったら「よしここは露出でトバしてスペースを作ろう」といった具合に引き出しを使う法則でやると良いと思います。

最近、今よりももっと良い作品を撮るにはどうしたら良いのか?いろいろと考えているのですが、勉強するほど良い写真を撮るには頭脳が関係していることが判明しました。特に想像力、感情、ひらめきなどを生み出す脳についてはトレーニングが必要だそうです。トレーニングするほど優れた能力を発揮し考える脳になっていくそうですよ。

本当はハートで撮りたいのですが、実際のところは脳みたいですね。もちろん初心者の方は足が動かないので脳以外にも重要なことはたくさんありますが。あとは「意欲」ですかね。何をやるにも意欲は大切です。

今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県市原市  小湊鉄道 月崎駅 映画やテレビCMなどにも使われる鉄道ファンに人気の無人駅です。春になると菜の花も咲いて大勢のカメラマンがやってきます。

ツーリング写真<上級>静かなる景色にStoryの登場を待て

究極のツーリング写真を見に来ていただける皆さま、いつも有り難うございます。お陰さまでPCサイト、モバイルサイト共にツーリング写真というワードで検索した場合のSEO順位が1位となりました!これで暖かくなってツーリングシーズンになれば、さらに見に来て頂ける方が増えるかなと期待しております。

その為には芸術的なツーリング写真を撮れるノウハウ、皆さまに役立つコンテンツを充実させねばと思います。今のところ、房総のツーリングスポットという情報発信もやっていこうかなぁと思案中です。もちろん私の個人的な趣味ですので、素掘り隧道だの漁港撮影スポットだのとマニアックなスポット盛りだくさんで!




さて今回は以前にも何度か解説してきました写真における・最後のひと粘り ・最後のひと捻り の続きのような話です。最高の撮影スポット、美しい背景、よく整理した構図、これらが完璧にできても、本当に撮影者が訴えたいものが伝わるか?これを自問する癖をつけましょう。

EOS1Dx + SIGMA150-600F5-6.3DG

早朝の九十九里で撮影した1枚です。私はこの時、通いなれた撮影スポットである白里海岸にて水平線から昇る朝日を狙っていました。しかし残念なことに水平線付近には雲があり、期待していたような写真は撮れませんでした。暫く待つと雲の上から姿を出した太陽は、辺りを真っ赤に染めて美しい景色を作ってくれました。

その様子を何枚かカメラに収め悩みました。こんな写真は以前にも撮ったことがあるよな。撮った瞬間は良いと思ったけど、帰って写真を見たら、ただの朝日の景色だったな・・・と。

かと言ってここは海岸。何かをプラスオンするにもアイデアは出てきません。何かが起きないかと期待して待ってみましたが、スタンドアップパドルサーフィンが1名だけ沖に行っただけ、後は何も起きそうにありません。しかし粘ってみます。空には雲があるので、何かに変貌を遂げるかもしれません。

するとカモメの群れがやってきて、海面付近にいると思われる魚を目がけてハンティングが始まったのです。これはシャッターチャンス!何枚も連写させて撮影しました。これで晴れて作品にストーリー性がプラスオンされました。




叶わないな…と思っても粘ってみる。すると不思議なことが起こるものです。この撮影場所は他にも何人かのカメラマンが居たのですが、水平線から太陽が出ないと分かったとたん、何名かは撤収してしまいました。そんなに水平線から出る太陽に執着しているのでしょうか?

他にもカメラマンが居る、という撮影場所では私は大抵は一番最後までその場に居ます。それくらい何かが起こらないか?に期待をかけているんです。

みなさんも、もう一度改めて「最後のひと粘り」「最後のひと捻り」実践してくださいね!今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県大網白里市 白里海岸 広い駐車場で夏以外なら人も少なく快適です

スペースと被写体エリアの比率<上級>ツーリング写真

突然ですが皆さんは黄金比と聞いて何を思い浮かべますか?

今回は写真におけるスペース(または背景)と被写体エリア(背景ではない部分)の比率のお話です。

う~ん、何だか難しそうだ。めんどくさい。と思ったあなた!私も同感です。でもコレを避けていては、ある程度から上のレベルは目指せません。比率の話は写真に限らずあらゆる芸術に通ずるものがあり、有名な芸術作品を紐解いていくと必ず黄金比などの計算された数字が存在するのです。

目指したい比率の偉い順。

  1. 黄金比  1:1.618
  2. 白銀比  1:1.414
  3.  1:1.5

難しかったら大体1:1.5なんだ、と覚えても良いと思います。背景と被写体エリアの割合、または構図内を分断する線の位置など、概ねこの比率を目指して画面構成しましょう。

そして初心者の方は覚えていただきたい二等分はダメ!ということ。黄金比や白銀比などの対局が二等分であると言いきって良いです。ただし水鏡に反射するリフレクションの構図や双子の子供など、一部に二等分が当てはまる写真はありますが、このように正当な理由ある二等分は例外です。

 

こちらの作例をご覧ください。きらめく海面のスペースとバイクのある堤防のエリアの比率を1:1.618を目指して撮りました。これ、正確に測るすべは無いのですが1:1.618黄金比の場合はパッと見て心地よさを感じればそれが黄金比である場合が多いです。この「パッと見た心地よさ」とは写真をやっている人でもそうでない人でも関係なく感じ取ることができるようです。

これは人間の遺伝子構造(DNA)そのものが、この比率のフィボナッチ黄金螺旋構造だからかもしれません。詳しくはスペースの関係で割愛しますがフィボナッチスパイラルで検索すると、詳しい情報を入手できますので是非見てください。





次にこちらの写真をご覧ください。先程はスペースの比率でしたがこちらは線の位置です。陸と空の境界となっている線の位置に注目です。多くの人がちゃんと出来ている3分割構図を守っている訳ですが、さらに詳しく解説をすると空と陸の部分を1:1.5としているのです。

3分割構図はその派生構図としてファイグリッドというのがあります。ファイグリッドは黄金比を計算して作られた3分割線であり、多くの風景写真に適用できます。こちらもご興味のある方はファイグリッドで検索してみてくださいね。(勝手にリンクを貼れないので)

次の写真はSNSなどで多く見かける、悪い写真の例です。

恥を承知で自分が過去に撮った写真を失敗例に使います。これは黄金比とは真逆の悪い例。二等分です。陸と空の境界となる地平線をド真ん中にもってきて撮っています。空と陸の割合がほぼ等しいのです。

エサヌカ線のロケーションがインパクトあるので、悪い写真に見えないかもしれませんが、コレはダメです。5年くらい前の夏ですが私はこんな下手でした。今ならもっと道を主役に寄って空や緑のエリアは削ぎ落して撮ったでしょう。奥行きとなる直線、シンメトリーな被写体、青緑グレーの3色のカラー要素、これらの要素を画面内で理想的に配置する力は、今もイマイチですがこの頃よりは圧倒的に持っていますので。

ここでは比率について線の位置や大きさの割合で説明しましたが、頭を柔らかくして考えると黄金比を目指したいものは色々です。例えば光と影、750ccと1200ccのバイク、鮮やかな花と地味な草、自然と都会、部長さんと係長さんとかも黄金比?!

比率、黄金比に係わる話はまだまだ私自身が勉強中です。すごく高度なことに感じるかもしれませんが、たくさん撮っていれば偶然で黄金比ピッタリの写真が撮れるときがあります。そういった「まぐれ」から吸収して写真家とてのスキルを進化させるのも大いにアリだと思います。

黄金比についてまた研究成果(写真)があがったらまた投稿しますので、お楽しみに!

 





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