コレで解決!実践で使える絞り完全マスター<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログでは今までカメラの操作、露出の概念など一般に写真の基本として言われていることは、実はそれほど大事ではないですよ。というお話をしてきました。

大切なことは何を見つけ、感動し、どう表現するか?美しさだけでなく人の感情にうったえる写真にしましょうと。それは印象であったり驚きであったり共感であったり、時に寂しさや恐怖なども。

しかし表現の手法としてカメラの操作があるのは紛れもない事実です。「それほど大事ではない」とは最重要なことではありません、という意味です。私が特にカメラ操作の中で重要かなと感じるのは露出概念の中の絞りです。

きっと多くの方が絞りについて、なにかスッキリしない部分をお持ちだと思います。今回はそんな絞りの難しさについて、究極のツーリング写真流に解説していきたいと思います。




まずおさらいですが、絞りとはレンズ内の穴ぽこの大きさです。この穴ぽこは大きくしたり小さくしたりできます。穴ぽこが大きいと光がたくさん入ってきます。同時にピントの合う範囲が奥行方向に見て狭くなり、背景などが良くボケます。これを絞りを開くといいます(Fという数値は小さくなる)。

逆に絞りを絞る(F値を大きくする)とは光が少ししか入ってこない、同じ量の光を得るためにはシャッターを遅くするか感度を上げる必要があります。ピントの合う範囲は奥行方向にみて広くなります。これを被写界深度が深くなるといいます。

被写界深度は被写体がカメラの近くになるほど浅くなる傾向があります。近くの被写体にしっかりピントを合わせるには絞りこむ必要があります。

ではツーリング写真ではどのように絞りを操作するのが正しいのでしょうか?

 

絞り:F2 悪い例。

遠景があるが前景がない。このようなシーンで解放(または解放付近)を選択するとジオラマ模型にセットされたミニチュアバイクのようになります。何でも解放を選んでしまうのは一眼レフカメラを買ったばかりの人の悪い癖です。ボケるのがうれしいからと言って何でも解放で撮るのはやめましょう。もちろん暗いのでシャッター速度をかせぎたいから、とか背景や前景をボカして構図内の存在感を調整したいから、といった具合に正当な理由があるのであれば、その限りではありません。

 

EOS1Dx + EF70-200mmF2.8L F2.8 1/1000 ISO100

このレンズの解放値 F2.8を使用した作例。背景になっている白樺林をボカしメイン被写体であるバイク+ライダーの存在を浮き出たせたもの。こういったシーンで絞り込んでしまうと背景がゴチャゴチャしてメイン被写体の存在が沈んでしまいます。こういったシーンでは絞りを開いて背景をボカしましょう。

 




絞り:F16

こちらは絞り込んだ作例です。このレンズ SIGMA35mmF1.4ARTでの最小絞り値であるF16です。先ほど近くにある被写体ほどボケやすいと書きましたが、メイン被写体(バイク)に合焦させた場合も、このような近景はF8とかではまだまだボケてしまいます。この作例の場合は前景のスイセンの様子をどこまで明らかに表現するかを考えF16まで絞り込んでみました。

絞りとは一般にボケ具合の調整と言われています。しかし私が思うに「ボカす」の反意語が存在しないため、なんでもボカすのが良いという誤解を招いていると感じます。高価なレンズほど大口径で美しくボケるのも、そういった誤解を生んでいる要因の1つではないでしょうか。

ボカしまくるのが良しとするのはポートレート(人物)、お花の写真などです(もちろん例外もありますが)。

ここで私が勝手にボカすの反意語を考えてみました。「明らかにする」です。なんかいい言葉でしょう?

「開いてボカす、絞って明らかにする」

こう覚えれば何でもボカす癖は抜けて、被写体のどこをどう写せばいいか?絞りのダイアルを操作し、絞り込みボタンを押して確認(または試し撮りして確認)して撮りたい意図に従って試行錯誤できるようになると思います。

私もつい数年前まで絞り込むという選択肢がぽっかりと抜けていました。修正するのに時間がかかったものです…。

それと絞り込む選択肢を持ったら注意点が1つ。シャッターボタンを反押ししたときに、ファインダー内に表示する露出値(絞り優先モードの場合 シャッター速度の表示)を読み上げる癖をつけましょう。これは絞り込むとシャッターは遅くなるので手ブレ、被写体ブレが起きやすくなるからです。

焦点距離に応じた自分のカメラホールド力をシャッター速度の下限値で覚えておきましょうね。「俺の場合200㎜なら1/125が限度だな!」といった具合に。もちろん三脚を使用するのであれば手ブレの心配はありません。しかし被写体ブレには気を使いましょうね。山だったら木の葉が風に揺れていないか?海だったら波はブラすのか止めるか??

この部分はまた別の機会に詳しく解説いたします。

それでは!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

SONY RX100(無印)

東京都中央区 晴海客船ターミナル 91年竣工のデザイン建築 竹山実設計事務所 空間を贅沢に使った逆三角のオブジェ 晴海といえばオリンピック選手村として現在は急ピッチに建設が行われていますが、オリンピック終了の数年後にこのターミナルは解体されて公園になる予定だそうです。客船ターミナルはレインボーブリッヂをくぐれない超大型船が停泊できるよう、現在は青海に新ターミナルを建設中です。

広角レンズ使いこなしテクニック<中級>寄る広角と広げる超広角

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつもツーリング写真のこと考えていますか??いつも写真のことを考える、これって案外と上達と関係しているかもしれません。

例えば次はどんな写真を撮ろうか?という撮影のアイデア。普通は撮影地で考えるものですが本当に写真の好きな人は普段から考えているものです。いつもいつも写真のことばかり考えていると、ある日突然、とんでもないナイスアイデアが浮かんだり、まだ見ぬ絶景の旅の風景に幻想を抱いたりするのです。

撮影地でどんな写真を撮るか考えるのは、すでに目の前に見えているものから様々な情報を元に考えるものです。しかし日常生活や何気なくボーっとしているときに考えることは無の状態からの妄想です。たまにとんでもない事を思いついちゃうのです。

お勧めはお風呂に入っている時と、散歩している時です。特に散歩は以前にNHKの「人体 神秘の巨大ネットワーク」でもひらめきは散歩中に生まれることが多いと紹介されていました。散歩は健康にも良いですし、アイデアのひらめきも出来る!ぜひやってみてくださいね!




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では広角レンズ、またはズームレンズの広角側のお話です。以前に寄る広角、寄せる望遠のお話をしましたが広角についてより詳しく解説いたします。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F14 1/160 ISO100

まず寄る広角のお話です。古くから言われている「被写体に寄る」という写真の基本は広角に限らず標準でも同じですが、広角の場合は肉眼の大きさよりも被写体を小さくしてしまうのですから、更に意識して被写体を大きく写してあげる必要があります。

この場合の被写体とはもちろん作品の主題となるメイン被写体のことです。被写体に寄る、一歩前に出る、あと50cm寄ろう!いろいろな言い方があり、簡単なようで出来ない不思議。しかし具体的なある手法で確実に被写体に寄れるようになる方法を伝授いたします。

それは簡単です。上の作品をご覧ください。誰の目にもメイン被写体は漁船であるとお分かりいただけると思います。そしてフレーミングに注目してください。漁船の上がフレームにかかっていますよね?これです!!確実に被写体に寄れる究極の奥義。メイン被写体が枠にかかるまで寄る!です。

このやり方、もう間違いなく寄れますので是非やってみてくださいね。




EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 10SEC ISO400

次に広げる広角です。広げる広角とは写真の主題を特定の物ではなく、景色の広範囲に渡って存在する魅力を対象にすることです。上の作品のように広範囲に渡って美しくそびえる落葉樹、その他にもウロコ雲とか砂浜にある砂紋などがそうです。こういったシーンでは画角は広いほど有利で私の愛用しているEF14mmF2.8Lなど大得意な撮影シーンでもあります。

何を主題に撮るか?主題を明確に構図せねば、と縛られれば広角レンズ(特に超広角)は苦しいものです。いくら足で寄っても小さい物は小さいです。そんなとき頭を柔らかくして作品の主題を物に縛られず広範囲に広げましょう。それが広げる広角の考え方です。

レンズの焦点距離によって使い分けても良いかもしれません。標準域から24mmくらいまでが寄る、それ以下の14mmといったワイドレンズであれば広げる広角と覚えてみましょう(1枚目の寄る広角の説明に使った写真は14mmですが)。

広角レンズには色々な使い方があって楽しいものですが、どうも難しくて苦手だ!という方は最初のステップとして「寄る広角」「広げる広角」の2つを覚えてみてはどうでしょうか?

是非実践して苦手を克服してくださいね。広角レンズを使いこなせばあなたのツーリング写真は間違いなく良くなりますよ!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG + キャノン2×エクステンダー

スナップではありませんが自宅のベランダから見た夕日の写真です。千葉市から小さく見えるスカイツリーをとらえました。600mmに×2エクステンダーを装着して1200mm相当で撮りました。さらに画像トリミングです。お出かけできない休日は自宅のベランダが撮影ステージです。

 

紫陽花とバイク写真☆かくれんぼ構図編<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、梅雨の晴れ間は紫陽花とからめたツーリング写真はいかがでしょうか?えっもう撮っている?

良い作品は撮れましたか?紫陽花って撮るの難しいですよね。オススメの撮り方は絞り込んで少しアンダー目がいいと思います。もしくはハイキーにしてソフトフィルター風に仕上げても優しい感じで良いかもしれませんね。

紫陽花ってけっこう色んな種類があるんですよね。先日、撮った紫陽花は「オタフク紫陽花」といってバブル状の花弁が特徴的でした。紫陽花のある風景はその場の雰囲気を大切に、特長をよくとらえて撮るといいかもしれません。

さて今回の<中級>ツーリング写真解説は、そんな紫陽花とからめたツーリング写真×紫陽花のある風景の解説でございます。




EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS F20 1/25 ISO100

こちらの作品をご覧ください。「バイクかくれんぼ構図」でございますが、正式にはリビール効果と言って写真をパッと見た瞬間から、およそ数秒でバイクの存在に気が付くよう画面構成してあります。

バイクかくれんぼ構図は写真の観賞者へ「探す楽しさ」「気が付く驚き」を与えるので退屈させません。SNSにアップするとコメントしやすいといったメリットもあります。

今回、新たに購入したレンズ キャノンEF35mmF2 ISですが、F20まで絞り込んでも(シャッター速度1/25まで落ちた)手ブレ補正機能 IS により美しく撮ることができました(ISはシャッター速度で約4段分の補正)。この構図は手前の紫陽花からディティールを明らかにしパンフォーカスを狙いたかったので絞り込んで行こうと決めたのですが、バイクとの位置関係を作るのに、とても精密なピンポイントアングルを探りました。ピンポイントアングルは三脚を装着してしまうとベストアングル探り当てるのが難しいですからね。

以前まで愛用していたSIGMA35mmF1.4ARTも素晴らしいレンズでしたが、最近は絞り込んでパンフォーカスというシーンがとても増えて、F1.4が欲しいと思うシーンが減ったように感じます。そういう意味で手ブレ補正機能ISの付いたEF35mmF2 ISへの買い替えは正解でした。

と言ってもSIGMA35mmF1.4ARTからキャノンEF35mmF2 ISへ買い替えた真の理由はEOS6D mark2でライブビュー撮影したときにエラーが出てしまうから、というのが第一の理由でしたが。ちなみにSIGMA35mmF1.4ARTはヤフオクで65000円で売却でき、購入したEF35mmF2 ISはメルカリで42000円でしたよ。

…話が脱線しました。写真の解説ですがこの構成は前景、中景、遠景の3レイヤーを作り、いちばん手前の紫陽花に足で寄りました。先ほどピンポイントアングルを探るのに手持ち撮影と言いましたが、実はなかなかのハイアングルでもあり、この時はこの高さに対応した三脚をそもそも持ち歩いておりませんでした。

こういった3レイヤー作れた時の構図で悩ましいのは絞り込むか、ボカすか?の選択です。これは被写体の特長に合わせて、どちらが似合うのか?で決めてあげるのがコツです。また奥行方向に沢山の花が存在するなら、ボケから合焦までのグラデーションを作るのも良いでしょう。中級者以上でしたらウデの見せ所ですが、この紫陽花については絞り込むのがオススメです。

露出は評価測光に対してかなりアンダー目に振っています。紫陽花の場合は緑の葉は極力写らないようシャドウに包み込んでください。




ちなみに撮影地の様子をスマホで普通に撮ってみたのがこんな感じです↓

この画面の右サイドから構えて撮りました。当初、バイクの後ろにある紫陽花だけを狙っていたのですが、右手側にある紫陽花を前景にしてみようと思いつきました。理想的なアングルを探るため、試行錯誤していると画面いっぱいに紫陽花の花で包むような構図が可能であることに気が付きました。

ここで勝手に命名したのが「かくれんぼ構図」です。R1200GS ADVENTUREがアジサイの花に包まれて、一瞬どこだか分からないような写真にしてみたのです。

ちなみにこの日、4月からエンジンを始動していなかったR1200GS ADVENTUREですが、セル一発で何事も無かったように目覚めエンジンから異音や妙な振動もなく絶好調でした。これだから空冷エンジンはいいですよね。

ちなみに2008’R1200GSの方はファイナルギアドライブからオイル漏れが発生したので、修理が済むまで暫くお休みです。

ところでこの撮影シーンでも探してみたのですが、カタツムリって最近あまり見かけませんよね?私の探し方が悪いのか、本当に数が減ってしまったのか?紫陽花の写真を撮るといったらカタツムリさんもコンニチハしたいんですけどね。

それではまた!





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地味テク!空をキャンバスに飛び切り美しく樹木を配置<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、私が言うのも今更ですが写真って難しくて奥が深いですよね。

私の写真スタイルは作品を目指して作りこむやり方です。作りこむスタイルとは当ブログで解説してきたデザインや比率などを作品内に取り入れたり、複数の被写体の存在感をそれぞれ調整したり、絞りやホワイトバランスなどカメラの機能を使って表現したりすることです。広角や望遠レンズを使うこともそうです。

その一方、ありのままを表現するナチュラルなスタイルがあります。ナチュラルは標準域前後の焦点距離で多くは目線の高さで撮り、緻密に構図や比率などを意識することなく自然に撮った作品です。ありのままこそ芸術であるという考えです。

しかしオートバイの写真、ツーリング写真でナチュラルを目指すのは、なかなかハードルが高そうです。ナチュラルはスナップに向いたスタイルではないでしょうか。

それに真のナチュラル写真で芸術を極めるとなると、まずは作りこむ写真の手法を身につけないとナチュラルと「ただ撮っただけ」の明確な差別化はできないと思います。この辺が難しいところですね。

いずれにせよ芸術的な写真作品とは見る人の心にうったえるものであり、感動、共感、驚き、感情を揺さぶるといった具合に、撮影者の自己満足では終わらない他者への表現の発表なのだと思います。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説は雲ひとつない空をキャンバスに見立てて樹木をカッコよく撮る撮影の引き出しのご紹介でございます。

リコーGR APS-C

こちらの作品をご覧ください。福島県檜原湖でのキャンプシーンですが、空はどんより曇り無垢なスペースになっています。こういった空のようなスペースをキャンバスと見立てて有効に使い、木を堂々と配置させた構図を作ってみましょう。つまり木が主役の写真です。

木は観察するほど興味深い被写体です。幹のしっかりした存在感、枝の伸びゆく様子、光を反射させたり透過させる葉、なんでもない木こそ美しいキャンバスを背景にローアングルで撮りたいフォトジェニックな被写体です。

EOS6D mark2  + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/30 ISO100

こちらは少し季節外れですが4月に撮った写真です。同じ手法で空のスペースをキャンバスのように見立てて桜の木を主役に撮った1枚です。





実はツーリング写真と木はけっこう相性の良い被写体と感じます。どこにでも何かしらの木はあるし、よく観察すると夕日などを背景に撮るとカッコいい木は結構多く存在するんですよ。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 10SEC ISO1000

美しい木のデパート カヤの平キャンプ場。

無垢な空を見つけたら、それを背景にして気をカッコよく撮ってみましょう~!という撮影の引き出しのご紹介でした!

それではまた。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

漁港に捨てられていたシートの上に鳶の羽が落ちていました。

ズルい方法☆ベストアングルは数打ち戦法で手に入れろ<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、6月といえば梅雨ですが蛍の見れる季節でもありますね。なかなかバイク写真と蛍の撮影は組み合わせるのが難しいかもしれませんが、せっかく良いカメラをお持ちなのですから撮りに出かけてみてはいかがでしょうか?

三脚と虫よけやライトなど有れば、それほどハードルの高い撮影ではないと思いますよ。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説ですが、以前にベストアングルは1つしか存在しなくピンポイントである、という解説をしました。今回はそのピンポイントなベストアングルを手に入れるための少しズルい、しかし確実な手段をご紹介いたします。

こちらの2枚の作例をご覧ください。「同じじゃん!」なんて言わないでくださいね。仕上げ方が下の写真の方がソフトですがそこは気にしないでくださいね。あくまでアングルの話なのですが、線路を主題にした構図で右下から左上へカーブを描く曲線の効果がお分かり頂けると思います。

この2枚の写真の違いは高さです。1枚目はR1200GSの下が草に隠れてしまうのを嫌い、EOS6D mark2のチルトモニター機能を使って頭上にカメラをかかげてハイアングルで撮りました。一方、下の写真はR1200GSの下が草で隠れてしまうのは気にせず、線路に寄った写真です。1枚目の写真よりも低い位置で撮りました。

線路に寄ったので2本のレールの幅が下の写真の方が広い、つまり線路が大きく写っています。またまた写真のデザインのお話ですが長方形の画面の中に、デザインとして存在している二本の線(曲線)を、どう配置するのが最も心地よく美しく見えるか?それを考えてみましょう。

寄って引いて、右に左に、高く低く、現場ではどうするべきか?ピンポイントなベストアングルがどこに存在するのか?探り当てようと動いても分からない時はあります。そんな時の少しズルい手段「色々なアングルで何枚も撮っておこう!」はい、これに尽きます。

デザインの観点でどのアングルが美しいかは、帰宅後に何枚も撮った写真の中からじっくり考えて選んでみましょう。被写体の魅力や光は現場でないと分かりません。自分がその風景、その被写体にどう感動したか?これも現場でないと分かりません。しかしデザインは帰宅後に出来上がった写真を見ても分かるのです。





上の作例では2枚目の写真のアングルがベストであったと、私は帰宅してから複数枚撮った写真から見つけ出しました。

これ、偉大なるベテランの方が聞くとデジタル世代のムダ切りとか、1枚に入魂していないとか、怒られるのですが練習なのですからね。私は良いと思います。数打ち戦法。

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

さらに微妙に違う1枚を選んで最終的にLightroomで仕上げた1枚がこちらです。右上に空が入りましたが、これは画面内のどこかにハイライトが欲しいと思ったからです。地面側に被写体がある多くの場合は、主題を明確化するのに空は入れませんが。この作品では入れてみました。

今回ご紹介した例では本当にごく僅かなアングルの違いです。しかしこの僅かな詰めで作品のクオリティは格段に違ってくるものです。現場でどうしても納得のいくアングルが見つけられない。私もよくあります。そこで妥協するくらいなら、様々なバリエーションで何枚も撮りましょう。きっと後で良いことありますよ!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県市原市 小湊鉄道 上総鶴舞駅のすぐ近く 農道にある遮断器もない踏切です。

ハイライトに被写体を重ねるスーパーテクニック<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎度大げさなタイトルの書き方、どうかお許しくださいませ。ブログ運営にあたり魅力的なタイトル設定とは重要らしく、適当に考えてはアクセスが伸びないそうです。

タイトルと言えば写真コンテストでも多くの場合は作品タイトルを要求されますよね。コンテストに参加されたことのある方なら経験あると思いますがタイトルって悩みますよね。なかなか気の利いた単語や言葉が出てこないものです。しかし作品を生み出すときに現場でしっかり言語化して、伝えたいものが明確な作品であればタイトルもそれほど悩まずに決まると思いますよ。

撮影現場でタイトルを決めちゃってもいいくらいですね。




EOS1Dx + EF14mmF2.8L F8 1/500 ISO100

さて写真の解説ですがこちらは14mmという超広角レンズを使用して空一面に広がりをみせるウロコ雲を表現したものです。

このときのように望遠でも広角でも撮り甲斐のある夕空のシーンというのは、とっても嬉しくなってしまい興奮を抑えるのに必死でした。撮影は気分が高揚しすぎているとテクニックやアイデアを出す脳の指令が鈍ってしまうので、そこそこ冷却装置を作動させて撮影に挑まねばなりません。

ベテランのハンターが大物を狙うときの気持ちで!

今回のお話は「ハイライト」の使い方です。ハイライトとは画面内で最も明るくなっている部分や被写体に入った光沢の光など。この写真のように空を写しているなら太陽とその周辺ということになります。

被写体はバイク+ライダーです。キャンプツーリングだったので、荷物を積載している姿を撮れるのは嬉しいです。ライダーのポージングは変形コントラポスト。




そして渦をまくように広がるウロコ雲の中心にハイライトが存在する絶好のシチュエーションです。このとき被写体とハイライトの位置関係に注意しましょう。完全に重ねるか、この写真のようにライダーとバイクの間にもってくるのか。どれが最善の位置になるか試行錯誤してみてください。

画面内でのハイライトの位置は重要です。せっかく美しい光をとらえても被写体と関連付けることができなければ、勿体ないです。これがSNSを見ていると全く意識してないんだろうな・・・という写真がすごく多いんです。完全に重ね合わせれば被写体のエッジを輝かせることもできますし、放射状に出る光線を画面内の理想的な位置に配置できれば、それだけで秀作になります。

ハイライトを巧みに画面内で構成することにより、被写体の魅力が見違えるほどよくなります。光についてはシャドウの使い方やレンズフレア、ゴーストの話もありますので、またの機会に詳細を解説しますのでお楽しみに。

あっ、それとこの写真は実はLightroomのプリセットではなくInstagramのPerpetuaというフィルターなんです。大きな画面で見てしまうと少し違和感かもしれませんが、インスタではこれくらいが良く見えるから不思議ですよね。

それではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

千葉県市原市の高滝湖 ダム建設によって出来た、比較的新しい人造湖です。この時は空にプカプカ浮かんだ雲も良かったですが、一瞬の無風を逃さず水鏡の写真が撮れたのが良かったです。

天邪鬼こそ良作を生み出す鍵となる<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは普通ですか??っと突然変な質問ですが、今回は普通か変わった人か?普通は果たして正しいのか?という少し変わったお話です。

当ブログでは以前より良き作品には個性があり作者の意図(表現)が明確であると書いてきました。しかし表現を考えるにあたり個性的に撮ろうと意識したところで成功するとは限りません。

例えば桜の風景。これを作品にしようと考えたとき普通だったら爽やかな青空のもと満開の桜を画面一杯に撮りますよね。しかしそれって良く見かける写真ではないでしょうか?「人と同じでは面白くないな」こういった天邪鬼的な発想が作品に個性を与えるきっかけになります。

この写真を撮ったとき、良いお天気で順光で撮れば爽やかな青空が背景になったはずですが、ここでは逆光側からカメラを構えて桜の花に輝きを与えてみました。青空は表現できませんが印象的な写真に仕上がったのではと思います。

たったこれだけのことで作品に個性が生まれるのです。





自分らしさを…なんて頭で考えるよりも効果的なのは脳裏に存在している誰かの撮った写真を削除することです。それは雑誌や広告にあるような写真だったりSNSやコンテストで見かけた自分の好きな写真であったり、いろいろですが無意識にそれらをお手本にしてしまうと当然ですが個性的な写真は成立しません。

しかし脳裏に存在している誰かの撮った写真イメージをそう簡単に消すことはできません。そこで効果的なやり方があります。自分は天才だと思うことです。自分は天才だと思っている人(または思い込んでいるでもOK)は誰かの写真を無意識に真似なんてしないものです。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/80 ISO100

個性的な写真を撮るとは天才を表現することと仮定しても強ち間違いではないと思います。もし気が引けるなら「才能を表現する」と置き換えても良いと思います。




誰かの撮った写真や好きな写真家の撮り方を真似するのは決して悪いことではありません。しかしどこかのポイントで真似は卒業して、あなたの才能を表現せねば真の個性は得られません。

もし自分の才能を開花させて(一般にデビューするという意味ではありません、自分で才能に気が付くことです)写真の表現を知れば真の素晴らしさを味わうことになると思います。私もこれを目指しています。

少なくとも究極のツーリング写真の読者の皆さま、ツーリング写真に興味があってこれを見ている方々は皆さん天才であると信じます。ただ経験やスキルなど今あるコマの位置がスタート地点にいるというだけで、内面にあるきらめく才能は眠りから覚める直前なのだと思いますよ。

何かと生きずらい現代社会。仕事や人間関係で「私は天才ですから」みたいな事をもし口にすれば、たちまち居心地の悪い雰囲気になるでしょう。しかしあなたが写真家として心の内に「自分は天才である」と思うのは誰にも迷惑になりませんし、損をすることもないです。

もし自分は天才と思うのがどうしても難しいようでしたら、ステップアップを果たしたいつかでOKです。今は少なくとも人と違ったものを撮れるよう良い意味での天邪鬼でいきましょう。それは賛否ある作品になるかもしれません。しかし誰にも似ていない個性的な作品ができあがると思います。





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調律師のように細部を微調整してクオリティを高めよ<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、間もなく6月で梅雨の季節になってしまいますが雨はどう楽しみましょうか?

そもそも予報で一日中雨という事であればバイクで出かけるのはナシですよね。家で写真の勉強でもしますか?写真の勉強ってどうやるのでしょうね。本屋さんに行って写真やカメラ関連の雑誌を買ってそれを見てみますか?

写真雑誌、カメラ雑誌は私はおススメしません。参考になるような作品やあなたの好きな写真が載っている本を買ってきても何も役には立たないと思います。なぜなら写真芸術として最も肝心な撮り方について殆ど書いていないからです。

掲載している作例に撮影データや使用機材が記載されていても、これも全く役に立ちません。写真を勉強するにあたって欲しい情報とは被写体や風景の魅力を解明する目の養い方、「私の場合はこうです」という意図の表現力のつけかた、または写真に込めるメッセージやデザイン性など、これらを具体的にどのような手法で身に着けていくのか?です。

もしどうしても書籍で勉強したいという事ならナショナルジオグラフィックの「プロの撮り方完全マスター」という本でしたら少し参考になることが載っています。興味のある方は見てみてください。

私的には雨だからと家で写真の勉強なんかするより、傘をさしてコンデジを持って近所の公園に写真を撮りに行く方が、ずっと良い勉強になると思いますよ。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では作品の細部にいたるまで神経を使って細かく丁寧に作品を仕上げましょうというお話です。地味ですがとっても重要ですよ。

 

EOS6D mark2 + EF35mmF2IS F10 1/40 ISO100

こちらの作品をご覧ください。今にも雨が降り出しそうな曇天下でのローカル駅の撮影シーンです。毎度のことながらローカル鉄道とからめて撮る場合、電車が来るまでたっぷり時間があるので構想は練りに練って撮影に挑めます(うっかり電車が来る直前に撮影地に着いちゃうと焦りますが)。

私はここ最近、35~70㎜あたりの標準焦点距離域での作品を高めようとトレーニングしています。どうも私は14㎜だの600㎜だの極端な焦点距離に頼る悪い癖がついているようで、これを修正して標準域でも画面構成をビシっと整えて良き作品が生み出せるようにしたいのです。もちろん14㎜や600㎜はやめるのではなく、今後も使っていきたいと思いますが特殊な表現の飛び道具としておきたいのです。

さて写真の解説です。撮影現場は曇天下、花の季節も終わってしまった、良き写真を撮るにはなかなかの悪条件です。強いて言えばこの天気で写真を撮る人など他にいなく、誰もいない駅で撮影に集中できることくらいです。

この何でもないローカル線の駅舎、どこにでも有りそうな普通の光景を作品化する難しさ。これに挑戦してみました!




最高の撮影シーンに出会ったときは、少しくらい詰めが甘くても素晴らしいものを撮るのですから良い写真になります。しかしこの場合は細部にいたるまで神経を使って、細かな部分を微調整して詰めていきます。これに失敗すると何でもない平凡写真です。

まず最も苦労したのは電線の処理です。通常、風景写真の場合は電線やガードレールなどは何らかの手段で画面内には入れないよう工夫します。しかしこの写真のように画面外に除外できない場合、電線をも美しく画面内に配置させなければいけません。

曇天で真っ白に近い空の部分はこの写真ではデザイン上のスペースです。このスペースをうまく使って電線の走る方向や角度に注視して配置させました。画面の端っこには本来、自販機や電話ボックスなどが存在しますが、これはカメラ位置で調整して画面外に除外です。その他、ファインダー内で目を皿のようにして細かな部分に見落としがないかチェックします。地味な作業でしょう?!

爽やかな写真や感動的な逆光写真が一番素晴らしいのかもしれません。でももの寂しい作品もいいじゃないですか。これはそんな事を表現したかった写真なのです。ベンチで待っているモデルもシャドウに包んで控えめに物語性を印加させました。(印加とは電気用語ですが)

それに、そもそもこの天気では爽やかな青空やドラマチックな逆光などは無いのですから、それを願っても仕方がないのです。その場その場でできる作品として最高の手段を考え具体的に表現していくのです。そして平凡に陥らないよう細かくチェックして細部を微調整していきましょう。

おっと!地味な解説はあまり人気がないので長文になり過ぎないよう今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県市原市 小港鉄道 上総鶴舞駅 国道297沿いなので勝浦方面に南下するルートでも気軽に立ち寄れますよ。列車を狙う場合はダイヤのチェックをお忘れなく。

~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

これは以前に漁港で撮った1枚ですが、捨てられていたホイールと漁に使う網です。良い光が当たってお気に入りの1枚です。

グラデーションで自分史上最高の写真を手に入れろ<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。ここ最近、新たな読者様から大変嬉しいコメントなどをいただきブログを運営するエネルギーを頂いております。こうして少しづつツーリング写真という文化を盛り上げていき、社会的に新たなムーブメントとして開花する日を夢見て努力したいと思います。

ところで最近思ったのですが良い写真を撮る人ってきっと優しい人なんだろうなと思いました。まず写真とは誰かに見てもらいたい、この気持ちが第一ですよね。もちろん良い写真が撮れれば自分自身も満足する訳ですが、それだけで完結しては本当のただの自己満足です。

誰かに見ていただくには喜んでもらいたい。美しいもの、感動、驚き、写真に込められたメッセージや物語、あるいはもの寂しさ、悲しさ、時には恐怖など感情をゆさぶる写真。何らかのカタチで写真にして喜んでもらいたいですね。そのためには自分が気に入った景色や物をただシャッターを切って撮っただけではダメです。どうしたら喜んでもらえるかな?という観賞者への優しい思いが良き作品を生み出すのだと思います。

被写体の魅力を解明し言語化できる術も、大切な人をいたわる優しさに関連すると思います。細かなことに気が付く目、気持ちを伝えたり誉めてあげるときの言葉。きっと素晴らしい写真を撮る人は、こんなことも上手にできる優しい人だと思います。

自分も写真道に磨きをかけて、そんな優しさのある人間を目指していきたいです。





さて、毎度のことながら前置きが長かったですが今回の<中級>ツーリング写真解説は繊細なグラデーションを狙って自分史上最高の傑作を狙おう~というお話です。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/1000 ISO100

 

こちらの作品をご覧ください。海岸で日の出を待つ早朝の撮影シーンです。水平線付近は間もなくいずる太陽の熱で赤く焼け、空の高き部分は青です。暖色と寒色という反する両者でコントラストと言えます。この赤から青へ変わりゆくグラデーションを大切に焦点距離150㎜で撮った1枚です。





バイクは小さく配置しシルエットとなるのでローアングルで撮っています。今更ですが何故ローアングルかと言うと、砂浜と海の境界になる線がバイクへ貫通線(つまり串刺し構図)とならないようローアングルなのです。

最重要な空へ露出を合わせるのですから砂浜は露出が合わず、ほぼ黒くツブれますので、これは割合を最小限に留めます。このようにすると画面の底辺側に黒の安定土台を入れる効果も得られます。

デザインの要素であるグラデーション。単色の濃淡ではなくこのように異なる色へのグラデーションはとてもインパクトがあります。

狙えるのは主に日の出の直前、もしくは夕刻の日没前後の空です。ファインダーをのぞいて、いつもなら焼けている部分のみ注目しますが、青とのグラデーションを意識して画面構成をしてみてください。きっと素晴らしい作品が生まれると思いますよ。

それではまた!

↓↓↓撮影地↓↓↓

房総半島の東 九十九里浜にある白里海岸 広い駐車場に開けた景観。夏場を除けば朝焼けの撮影には極めて快適です。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

通勤途中に江東区豊洲あたりで見つけました。歩道に落ちていた落ち葉。緑、黄色、赤、褐色と1枚の枯れ葉に豊かな色のグラデーションが存在していました。

マジックアワーは一瞬のショータイム<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、良い写真、良いバイク旅で充実した人生を送られていますか?先日、当ブログのアクセス解析にて訪問者数が少ないのにページビューが過去最高をマークした日がありました。どうやら当ブログをはじめて見たある方が、全ての投稿を一気読みしたようです。本当に感謝です!

ところで皆さまは何かの専門分野っておありでしょうか?私はこれと言って自慢できるものはありませんが、強いて言えば15年以上はスノーボードをやっていたので雪山の知識は少しだけあります。

雪山で撮影する場合、景色のほとんどが白なので露出はマニュアルを使用します。評価測光であればプラス1EVあたりに設定します。そしてパウダーの急斜面をターンする瞬間、粉雪のスプレーが青空を背景に美しいマニューバーを描くタイミングがあります。これは逃さず撮れる自信がありますよ。

 





先日、ある写真家の方がSNSで書いていたのですが、写真家にはそれぞれの専門分野があって、その専門の人でないと撮れないのだという話でした。例えばフィギュアスケートであれば演技の専門的な知識や選手の特徴などを熟知していないと、真のシャッターチャンスをものにできません。セレブポートレイト専門の写真家はモデルの個性、魅力を最大限に引き出す術を知っています。歌舞伎を撮る写真家は役者が見得を切るとき最も姿勢の美しい瞬間を逃さないそうです。

私はオートバイで旅をするようになって、かれこれ20年近いですが言ってみればオートバイ旅の専門家みたいなものです。私より優秀な写真家の方は世にゴマンとおられますが、例え偉大な写真家の方であってもオートバイのツーリングシーンを撮らせたら私の方が良い作品が撮れるぞ!という自信がもてるくらい、ここ1年くらいかけて飛躍したいですね。

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F10 1/8 ISO100

さて今回の<中級>ツーリング写真の解説は皆さまも私も大好きな夕刻の撮影シーンの解説でございます。

今回は夕日が沈んだ後の魅惑のショータイム”マジックアワー”です。

上の作品は伊豆半島 長井崎ちかくの県道17号から見えるヨットハーバーで撮影しました。この直前、長井崎で夕日の撮影を済ませ空の表情を気にかけながらR1200GS-ADVを東名に向けて走らせていました。このヨットハーバーを見つけたとき紺碧色とマゼンタを混ぜたような海面の色に目を見張りました。

R1200GSを停めてすぐにEOS6D mark2にSIGMA35mmF1.4ARTをセットし手持ちで撮った1枚がこの写真です。もともと深い青緑で海底が透けて見える美しい海なのでしょう。この海面に空の焼け残りが反射して息をのむ美しさでした。

 





このヨットハーバーの敷地から県道の歩道まで1mほど高低差があったので、この歩道からハイアングルで狙うよう、構図を練って三脚をセットしました。しかしものの数分の作業であったにもかかわらず、当初に発見した海面の美しさは姿は消してしまいました。

日没後の美しい空のマジックアワーは本当に一瞬です。空がどのような表情に変化していくかは予想するのが難しいですが、ただ1つ言えるのはみるみる変化し美しさのピークは一瞬で終わるということです。

あと10分でも早く、この場所にたどり着いていれば…そんな後悔をしても仕方のないことですが、日没後のマジックアワーは夕日撮影とセットで楽しむ感じでいきましょう。何も起こらないこともあれば、この写真のように雲が紫色に焼けるなど、事前に予測するのが難しく、それ故に感動もひとしおです。

夕日が沈んだ後のマジックアワーは一瞬のショータイム!というお話でした。





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↓↓↓撮影地↓↓↓

~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2

このヨットハーバーの写真を撮った1日前の夕日です。これも西伊豆から撮影でした。あと数十秒で完全に太陽が沈んでしまう瞬間。絶妙なタイミングを狙ってみました。