2つの作品を撮る習慣で脱!ビギナー

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは生きていく上で重要である1.家族 2.お仕事 をお持ちだと存じますが、3つめ以降をお持ちの方はどれだけおられますでしょうか?先日、こんな話題をラジオで聞いたのですが、これからの時代は家族を大切にするのは当たり前、仕事一辺倒では時代遅れ、その他の何かで3つ以上持っている人が社会を良くしていくのだそうですよ。これは多様性を求めるこれからの日本人のお話と合致しますよね。

となると家族と仕事以外では何があるでしょうか?趣味、レジャー、スポーツ(観戦)といったところでしょうか。しかしこれだと何となくライトな感じで新しさは感じませんね。

趣味でもレジャーでもない「ライフスタイル」という呼び方はどうでしょう?例えば私の場合はバイクで旅することをライフスタイルに、写真で芸術的な活動をすることをライフスタイルにといった具合です。ライフスタイルは無収入でもOKですし定年もありません。その気になれば生涯続けられる「自分らしさ」の活動です。

私はプロのカメラマンになりたいとは思いませんが(性格的に無理)個人的な活動家としていつかは何かに貢献したい、という気持ちは強く持っています。まず始めることができたのはこのブログです。次にツーリング写真を通してバイク旅の魅力を発信すること、将来的にはツーリング写真という文化が社会的に認知される日を目指したいですね。




さて今回は<初級>ツーリング写真解説です。ここのところ少々マニアックな解説に暴走気味だったので、優しいツーリング写真解説に軌道修正いたします。題して2つの作品を撮る習慣で脱ビギナー!ツーリング先で「おっ!ここはいい感じだ」「素敵な場所を見つけちゃったわ~」と思ってバイクを停めて写真を撮ったのに、出来上がった写真はなんか平凡… こんなお悩みをスッキリ解決する簡単な方法でございます。

先日、地元の南房総をツーリング中にこんな素敵な場所を見つけちゃいました。「あ~いかにもアンタが好きそうな所だね」という声が今にも聞こえてきそうですが、そうです私はこうゆう雰囲気が大好きなんです。今年は自分の「好き」に対して改めて向き合う一年にしたいので、とことん好きを追求していく所存です。それに写真の世界では自分の「好き」にコンプレックスのような感情を抱くのは良くありません。

上の写真は言うまでもありませんがブログ解説用に撮影地の様子を説明的に撮った1枚です。屋根も飛んでしまい朽ち果てた番屋に使い古された漁網などが放置されています。興味深いのはその内部に光が差し込んでいる様子です。ここを見つけて「うわ~ここは最高に素晴らしい!」と興奮ぎみの私の様子を見て近くで釣りをしていた人が心配そうにしていました。「あの人、頭大丈夫だろうか…」という感じに。もちろん気にしませんが!

さて、撮影地の好みの問題は今回の解説の本題ではありません。「ここで撮ろう」とバイクを停めた貴方が大好きなその場所で、平凡なツーリング写真を撮ってしまわない為の方法です。といっても至極簡単なことです。次回からツーリング先で写真を撮るときは必ず次の2枚の写真を撮るよう心掛けてください。




1.バイクの写真

EOS6D Mark2

画面内にバイクを堂々と配置してライダー(つまり貴方)も登場させた自然なバイク写真を撮ってみましょう。愛車が最もカッコよく見えるアングル(横7:前3または横8:前2のややローアングルなど)を探りパーツの各所に光が当たるよう意識して下さい。バイクを主役にしたバイク写真とはいえ人物の登場で動感やStory性が出るので是非自撮りでチャレンジしてくださいね。ただカメラ目線でピースだと記念写真になってしまうので、そういった写真も撮っておきたい場合は別で撮ってください。

2.ツーリングシーンの写真

EOS6D Mark2

はい、次にツーリングシーンの写真を撮ってみてください。貴方がバイク旅でこのような場所に辿り着いたぞ、このような被写体と出会ったぞ、という意図の写真です。バイクは主役ではありません。ここでは写真を見た人が「バイクでここへ行ったのだな」というのが十分に分かる程度にバイクやライダーの存在感を裁量します。バイクの存在感を落とす方法はこの写真のようにフレームで切ったり、他にも小さく構図する、ピントをぼかすなど様々あります。




1.バイクが主役の写真を撮る 2.ツーリングシーンとして景色主体の写真を撮る。1つの撮影地で必ずこの2つを撮るよう心がけるのです。重要なポイントは誰に見せても1なら「この写真の主役はバイク」、2なら「この写真はツーリング」と明確に分かるように撮ることです。どっちかハッキリしない写真を撮らないように!

ビギナーの方がつい撮ってしまう写真とはあれもこれも欲張って、全てを画面内に等分に入れ背景との割合を整えた(つもり)の写真です。バイクと風景。この2者を2等分で撮ればたちまち主題はボヤけ、デザインの上でも美しさが出ません。理由は私も説明できないのですが写真を含む多くの芸術で、2つあるものを2等分するのは避けるべき比率なのです。もちろん水面のリフレクションや双子の子犬など、何か理由があって2等分なら成立しますが、そういった理由なき2等分は悪であると覚えましょう。

バイクと風景の存在感を2等分した写真を撮らない。そのためにバイク主役の写真と風景主体の写真の2作品を撮ってみましょう~というお話でした。簡単でしょう?今回は…

ではまた!

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大好きな1つにグッと寄って質感を表現しよう☆<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、お正月休みも終わって今日から仕事始まりの方も多いのではないでしょうか?なかなかお正月気分が抜けないものですが気を入れ替えて頑張っていきましょう。

私は年末のお休みに南房総市の「ミカン畑のキャンプサイト」で有名なオレンジ村に行ってきました。2泊したのですが真ん中の1日は雨だったので、タープの下でのんびりと読書をして過ごすことにしました。




読んだ本はこれです。1年くらい前に発売された原田マハさんの「たゆたえども沈まず」です。この本はゴッホとその弟のテオドロス、そして浮世絵をパリに広めた日本人画商のお話なのですが、とても面白かったです。私は絵画に詳しい訳ではありませんがゴッホの生い立ちや印象派の絵画、浮世絵の素晴らしさを知ることができました。究極のツーリング写真の読者の皆さまへオススメできる一冊です。

しかし、この本を読んでふと気が付いたのですが私の撮る写真はどこか浮世絵的なものがあるのかな…または無意識に浮世絵に影響を受けているかな?と感じました。もちろん歴史的な美術に私の写真を関連付けるなど怒られてしまいそうですが、例えば葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」では独特のタッチで表現された大波の様子を大胆に螺旋構図で配置し、その遠景に小さく富士山を描いています。富士山は本来であれば大きく堂々と描くものですが、あえて遠景に小さく配置して波との圧倒的な遠近感を作っている手法など、私がよくやる構図でもあります。

2024年度から採用予定の新紙幣 神奈川沖浪裏の1000円札

ちなみに富嶽三十六景は36作品ではなく46作品なのだそうですよ。そして神奈川沖浪裏は2024年度から採用される新紙幣にも採用なのだそうです。素晴らしいですね。

あっそれと関東圏の方は2020年1月19日まで両国の江戸東京博物館で大浮世絵展をやっています。またすぐ近くにすみだ北斎美術館もあるので足を運んでみては如何でしょうか。

さて、前置きが長かったですが今回は久しぶりに<初級>ツーリング写真解説として被写体にグッと寄ってその質感を表現してみましょう、という解説をしてみます。まずはこちらの作例をご覧ください。立ち寄った漁港で撮ったツーリングシーンの1枚ですが、漁港とは漁船や漁具だけでなく、錆びたドラム缶、使い古されたロープ、地面に落ちたペンキ、カラフルな浮きなどユニークな被写体の宝庫であるのは以前にも当ブログで書きましたね。

このシーンでは小型船の船首に積まれていたロープと浮きに私のセンサーが反応を示したのでソレを撮ってみることにしました。こういった色々な物が存在する撮影地では海岸などのシンプルな背景となる場所と違って、きちんと構図を整理する作業が要求されます。それを念頭に置いていつも通りリアルサイドとハートサイドの双方のアプローチで撮影に挑みましょう。




まずリアルサイド(現実の様子)でのアプローチで重要なのは目の前の空間の様子を把握することが1つ、それに基づいて重要なことを決定付けますが何かお分かりでしょうか?そうです焦点距離です。ズーム機能やレンズ交換によって広角でいくか望遠でいくか、はたまた自然な距離感の標準域でいくのかを最初に決めましょう。

次に興味をひいた被写体の大きさやバイクとの位置関係、それからデザイン要素の洗い出しです。小舟の船首部は小さな空間として捉え、R1200GSが停めてある場所まで7~8mといった所です。船体の内側にペイントされたミントグリーン、浮きの黄色がひと際カラフルなデザイン要素として印象的ですね。

次にハートサイド(撮影者の心、感動)を感じ取ってみましょう。ここで写真を撮りたいと思った理由の解明です。漁港に佇む漁船や道具たちは逞しさや強さを感じる存在感、または役目を終えて静かに朽ち果てる時を待つその崇高さに私の旅心が反応しました。

これらリアルサイド、ハートサイドの両者の分析から「小舟の船首に乗せられた漁具達が静かに次の出番を待っていた」と言語化しソレをツーリング先で出会った風景として作品化すれば良い訳ですね。

主題が船首に積まれた漁具と決まったので脳内にイメージ写真を描いてみましょう。こんな風に撮りたい、こんな風に写るであろう…という空想の写真です。焦点距離はこの場合は28mmを選択・・・というか単焦点のRICOH GRなのでこの時はその他に選択肢はありませんが。

そしてセオリーに従ってグッと主題に寄って1枚撮ってみましょう。偶然ですがデザイン上で存在感の強い舫をつなぐ杭のような物ですが、これが上手いこと三分割構図で決まりました。




しかし、これで本当に伝えたいことが伝わるでしょうか?当初に脳内に描いた写真イメージの通りになりましたか?この寄って撮った1枚を検証して何度も自問してみましょう。「本当にこれでいいか?これで心の底から納得できたか?」と。

「何かが足りない、何か小さな違和感がある、釈然としない、まあまあなんだけど…」そう感じたら絶対に撮影をやめてはいけません。この場合の答えは次のようになります。以前も究極のツーリング写真で解説しましたが、このように前景を作った写真で重要なのは、その前景となる被写体の質感の表現です。このままだと主題であるロープや浮きの質感が十分に伝わりません。

 

船首に置かれたロープの様子を意識してさらに寄った1枚がこれです。舫をつなぐ杭が日の丸の位置に突き刺さる構図で絶対的な安定が出ました。先ほどの写真と比較してみて下さい。

質感とはあたかも手で触れた時の感触が伝わってくるような表現のことです。もし寄っただけでは十分に質感が出ない場合は、後でレタッチで調整してみましょう。

この作品の場合はLightroomでロープと浮きの部分を選択し・明瞭度・コントラスト・テクスチャ(Lightroom Classicの場合)を調整してイメージに近づけます。やり過ぎに注意ですが何らかの理由で大幅にスライダーを動かした場合は、選択範囲以外は手を加えないのがポイントです。この作品もそうです。

ちょっとレタッチの内容が入ってしまい、やや初級向けではない内容になってしまいましたが、まとめると最も魅力的だと感じた部分、自分が大好きなコトにしっかり寄って、その様子を表現しましょう!という極めてシンプルなことを解説してみました。

私が今年の写真活動で取り組みたい1つとして「好き」の追求があります。自分が目指す「いい写真」に深く関わるのが「自分はこうゆうの好き!」という個人的な好みなのでは?と思うのです。

おっと…つい長くなってしまったので、今回はこの辺で!!!

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ゼロから始めるツーリング写真☆はじめてのバイク写真ライフ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログはバイク写真、ツーリング写真に関わるあらゆることを綴るバイク写真の専門サイトです。写真文化にバイク写真という新たなジャンルを一石投じるように、このブログからバイク写真文化を地味に発信しております。

そして賛同していただける方を対象にツーリング写真の撮り方やノウハウを惜しまずに公開しております。たまに空冷R1200GSの話題やお勧めのキャンプ場、キャンプツーリングに関わることなども書いております。

つい先日、私の知り合いに「今まで写真なんて全く興味なかったけど写真をはじめてみたいと思います」という方がおられました。しかし、その方は「自分はセンスないんで向いてないと思いますが…」とおっしゃいました。

そもそも写真をやるにあたり向き不向きやセンスって、どれほど関係あるのでしょうか?今回はその辺のお話をしてみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS




今まで究極のツーリング写真の解説ではセンスがあるない、という話題にはほとんど触れませんでした。センスというと生まれ持った才能で後からではどうにもならない…という印象なので好きではないのです。

もちろん生まれ持った個性として写真や絵画といった芸術分野に向いている人というのは確かにあると思います。しかし自分はそういった才能を持っているとは思えない…という人が先入観で写真や芸術に触れずに生きていくのは勿体ない事だと思います。

いままで眠っていた自分の側面を目覚めさせ、それに磨きをかけていくように写真をはじめてみましょう。新たな自分の発見に日々が充実することをお約束しますよ。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

生まれもったセンスがあるとか無いとかよりも、私が思うのは性格、人柄といったものの方が写真に向いている、不向きであるというのは有ると思います。

ざっと思いつく限り挙げてみますと

 ~こんな人は写真に向いている~

・道端のタンポポとかに癒される
・小さな草花などによく気が付く
・星空を見に行くために寒い夜でも出かける
・観葉植物や花を部屋に置くのが好き
・インテリアや雑貨はデザイン重視
・自分大好き人間
・頑固で譲らない、好きなことは妥協しない
・ユニークで遊び心がある
・早起きが得意で行動派

逆にこうゆう人はちょっと…というのは自分に自信がない、朝が苦手で出不精、流行が気になってしまう、人と同じことをしないと不安、何を選ぶにもデザインは二の次、優柔不断、マニュアルなどの規律に正しい人、仕事などで妥協点を作るのが上手い人・・・などなど。

しかし!ここで「あ~、俺ダメなタイプだわ」と感じた方でも大丈夫です。お仕事や私生活でそうであっても、写真をやるときは違う!と強く意識してみましょう。

きっとそれだけで自分の知らなかった側面を発見できるはずです。何をかくそう私自身、写真をはじめる以前は芸術とはほど遠い人間でした。バイクで峠小僧だった時代に始まり、車で埠頭をドリフト、サーキットでサンデーレース三昧。もちろんそんな頃は道端のタンポポに癒されたり、星空を見に出かけたりしませんでした。そんな人間がツーリングをきっかけに写真に目覚めたのですからね。人は変わるものです!

だから向き不向きとかセンスとか、それほど大きく関係していないと思います。いや、むしろ他人から「向かないよあなたには」と言われちゃうような人の方が凄い可能性を秘めているのかもしれませんよ!

EOS1Dx




よし!じゃあ写真をやってみようか!と決意したその日を記念日にしましょう。人に尋ねられた時「写真が好きです」「写真をライフワークにしています」「個人的な写真家です」と今日から名乗るようにしちゃいましょう。

ところで最初に用意すべき物はどうしましょうか?これ、案外と悩ましい問題であると、この記事を書いている今…私は気が付きました。理由はこれから写真を始めたい!という方にぴったりのカメラが見当たらなかったのです。

自分に合ったぴったりのカメラ。それは他人には分からないことで自分で探し求めて出会うしかありません。自分で決めるのが正しいのです。しかし、今から写真をはじめる人にとって右も左も分からないのに決めようがないですよね。

それに私がいま調べた限り、ゼロから写真家を育てるようなカメラなどは存在しません。カメラメーカーもこの辺の需要に注目して画期的な入門カメラを作ればいいのに、なぜ無いのでしょうね?

ここでメーカーに期待しても仕方がないので幾つかのポイントを作って選択肢を割り出してみました。

まず良く言われる画素数とセンサーサイズですが最初に買うカメラとして、ここは考えなくて大丈夫です。現在、売られているデジタルカメラで画素数やセンサーサイズで写真のクオリティーに大きな悪影響を及ぼすようなカメラはありません。

ズーム域は広角28㎜から望遠側85㎜までくらいに留め(高倍率はお勧めしません)、軽量とコンパクトさからいつも持ち歩くのに苦にならないコンパクトデジタルカメラがよいですね。何といっても持っていける荷物のボリュームが限られているバイクツーリングなのですから。

そして価格帯も無理はしない方がいいです。高いから良い写真が撮れる、高いから上達できるということは断じてあり得ません。上達すると「こんどはこんな写真が撮ってみたい」という具体的な要求が出てくるので、数年後には買い替えが待っているかもしれません。そういった意味でも最初に高いカメラを買うのは必ずしも正しいとは思えません。

そして重要なポイントはマニュアル露出、露出補正、マニュアルフォーカス、ホワイトバランスの変更、ISO感度の設定などが直感的に操作できるカメラであること。シャッターボタンと再生しかないような普及型コンデジは避けましょう。キャノンで言うとIXYシリーズではなくPowerShotシリーズです。

SONY RX100(無印) マニュアル露出できるコンデジ

キャノンG7x mark2、SONY RX100シリーズ、ニコンCOOLPIX A1000 辺りが写真を学ぶ最初の1台として良いかな…と思えるのですが、釈然としないのは価格帯がけっこうお高いことです。入門用でマニュアル露出できるなんてカメラがどのメーカーもイマイチ無いんです。そんな中で決して安くはありませんがコンデジの選択肢が豊富だなと感じたのは上にありますがパナソニックのLUMIXシリーズです。

特に左上のLUMIX DC-LX100M2なんてファインダーもあるしかなり良さそうですね。ちょっと入門用という価格帯ではありませんが、あのライカのOEMでD-LUX7というカメラがあるのですが、ほぼ同じカメラなんです。ライカD-LUX7が実売で約18万円くらい、パナソニックなら約半分のお値段です。そう聞くとたちまち安く感じるから不思議なものです。




予算をなるべく抑えてカメラを購入するのであれば、ヤフオクやメルカリなどで中古の型遅れを購入するのが賢いやり方です。市場に出回る多くのカメラはあまり使われず買い替えになるため、程度の良い個体がたくさん流通するのです。少々型遅れでも今から写真を始める人にとって性能や機能にまったく不足はありません。目安として5年くらい前のモデルまでなら全く心配ないと思います。先に挙げましたLUMIX DC-LX100M2もM2ではない旧型のLX100なら3万円台から売っています。

今回、コンデジの話題がメインでしたがもちろんEOS Kissデジタルのような入門用の一眼レフであれば、最初に写真を学ぶのに最高だと思います。しかしバイクで持ち運ぶのに専用にバッグ等を用意する必要があります。交換用のレンズも用意すれば気軽に撮りに行くという感じの装備でななくなります。もちろんそれらの問題はOKだ、という方には光学ファインダーを有した一眼レフカメラはお勧めできます。

以上、ゼロから始めるツーリング写真!でした!!

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おしゃれツーリングスナップはこう撮れ☆GRで撮るバイクスナップ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、クリスマスイブですね。クリスマスプレゼントを誰かにあげる方、もらう方、羨ましい…大人になってもプレゼント交換って素敵ですよね。

つい先日、プレゼントを買いに行った訳ではないのですがヨドバシのカメラ売り場を覗いてきました。偉そうなブログを書いているので、たまにはカメラの最新事情をチェックしておかないといけませんからね。

そこで最新のRICOH GRであるGR3を見つけました。私が愛用しているRICOH GRはセンサーがAPS-Cに変わったファーストモデルで、もう6年くらい前に発売されたものです。以降、GR2とモデルチェンジし今年になってGR3が登場しました。

手に持った感想は「小さくなったな」です。リコーGRはAPS-Cセンサーを搭載する以前のモデル GR DIGITALから筐体が一回り大型化されてしまいましたが、今回のGR3で元のGR DIGITALと同じくらいのボリュームになったようです。これは嬉しいですね。

しかし背面を見ると大きな液晶はそのままなのはOKですが、使いやすかった親指AFボタンが省略されてモニターのタッチAFに変わってしまったようです。通常で考えればカメラとして正常進化したようですが、親指AFボタンに慣れた一眼レフユーザーからは歓迎されないでしょうね…。GRは一眼レフユーザーのサブカメラとしても人気でしょうから。

でもGR3・・・欲しいです。




さて今回はそんなRICOH GRで撮ったツーリングスナップの作例をご紹介したいと思います。

RICOH GR APS-C

千葉のとある海岸で撮ったスナップショットです。海側の景色を一通り撮って、さて行きますか…と振り返った景色に私のアンテナが反応しました。今になって見返すと、もう少し寄って四隅を切り詰めたかったかな…とも感じますが、逆に言うとこういった完成度として甘い部分を残した方がリアルさが出てスナップらしいとも言えそうです。

そもそも「スナップ写真とは何ぞや?」という話に遡りますと、私なりの解釈としては撮影者のアンテナが何かに反応を示した時、その刹那を切り取ったドキュメンタリータッチ写真。となるでしょうか。間違っているかもしれません…。私なりの間違っているかもしれない解釈です(正すつもりはありません)。




表現としての写真にはアーティーに組み立てた手法とナチュラルに表現したドキュメンタリーの2者があると思います。前者は構図や比率などを巧妙に組み立てて、芸術的な観点で美しさやバランスなどに配慮したもの。一方で後者は構図や比率などを細かく組み立てることはせず、とにかく「あっと思ったらぱっと撮る」といった具合に心が反応を示してからシャッターを切るまでの時間が瞬間である写真です。

RICOH GRがスナップシューターと呼ばれている所以は諸説あります。そもそも28mmの単焦点なので足でよく動いて被写体に寄るのが基本となります。開放はF2.8もあり明るさは十分ですがボケ味はほとんど期待できません。ローパスフィルターレスなのでカリッとシャープな描写が個性的です。これらの特徴からかなりドキュメンタリー側の立ち位置で楽しさ、身近さ、気軽さを誰でも体験できることが多くのファンのハートを掴んでいる理由だと思います。

この作例からも伺えるように撮影者がシャッターを切った前後の時間に撮影裏が存在しない、ナチュラルなツーリング写真のことをツーリングスナップと呼んでいいかもしれませんね。どうしても構図やらアングルやらを練り上げるほど、巧妙さも写真になってしまい「どうやって撮ったんだろう?」と観賞者が撮影裏を想像してしまうものです。上の写真を見て撮影裏を詮索する人はおそらくいないと思います。だって誰が見たってシャッター押しただけですからね!

あっと感じたらパッと撮る。その刹那をドキュメンタリーに表現すること。それはあなたが感じたFirst impressionであり、巧妙に脚色などせず事実をストレートに撮って見ましょう。それは華やかさのない地味な写真かもしれませんが、きっと写真を見た多くの人が「やっぱりバイクはいい」「久しぶりにツーリングいってみるか」と共感を呼ぶはずです。




SNSやネットで「美しい」「すごい」といったインパクト系の写真がもてはやされていますが、私のような偏屈者の感想は「嫌気がさすほどの労力がよく伝わってきますね、ほんとお疲れ様です」といった感じです(もちろんインパクト系の写真も素晴らしいと思います)。そんなインパクト系の写真が流行している昨今だからこそ、GRで撮るツーリングスナップのように事実をストレートに表現した作品があっても悪くはないのではないでしょうか。

今回はこの辺で!!

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オートモードおじさんを卒業して「写真家宣言」をしちゃおう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、冬のボーナスは何か買われましたか?むかしから今の季節になると年末商戦なんて言って家電やらカメラをよく買ったものですよね。

ボーナスで何か良い物を買うなんて最近はあまり流行らないのかもしれませんが、何となくこの時期になると1年間のご褒美として何かが欲しくなるのは私だけではないはずです。

そして今の時期によく私がいただく質問は「カメラを買い替えようと思うんだけど・・・」といった新型のカメラや高級なレンズに関わる事です。新しいカメラやレンズ、欲しいですよね。そのお気持ち私もよく分かります。

SNSのタイムラインに度々登場する新製品の広告やメーカーと契約した写真家のコラムなどを見ると物欲が刺激されるものです。しかし物欲が反応したというきっかけで新型のカメラを手に入れても撮る写真には何の変化もありません。いいカメラやレンズを手に入れれば自分もいい写真が撮れるようになる!というのは完全に幻想です。




その昔、リサイクル品を販売するECサイトで写真撮影をする仕事をしていました。ブランド品、時計、古酒、カメラ、スポーツ用品、コレクションなどなど、いろんな物が全国の買取店から集まって、ひたすらネット出品用に写真を撮っていくという仕事です。その中で印象に残っている買取品は1人の方から買い取った40台くらいのカメラのセットです。古い順にニコンのF、懐かしいPENTAXやミノルタ、キャノンオートボーイ、静音シャッターのEOS-QD、何台ものレンジファインダー、初代キスデジ、初期のCOOLPIXやサイバーショット、サンヨーのデジカメなどなど。特にこだわりなくメーカー、年代が混在の大量のカメラです。

こういった品は大抵は遺品です。四十九日をすぎてご家族が故人の所有品を処分しにリサイクル買取店に持ち込むのですね。これだけのカメラを買い替え続けて果たしてこの方は良い写真が撮れたのでしょうか?撮れたのであれば安心ですが、そうでなかったら寂しいですね。日本は世界に誇るカメラメーカーがいくつも存在しますが、写真文化はお世辞にも良いとは言えません。カメラさえ新型に買い替えれば良い写真が撮れますよ!というプロパガンダを何十年と続けて消費者は自身がカメラ好きなのか写真好きなのかもハッキリ答えられないまま、何台ものカメラを買わされてきたのです。

自分の使い方に合ったカメラ、撮りたい写真を実現するための道具としてカメラやレンズ選びは大変重要ですが、常に最新である必要はないと思います。旧型は画質や機能が見劣りするかもしれませんが、案外とそういったものは出来あがった写真に大して影響なかったりするものです。もしカメラが旧式ではダメだという事であれば昔に撮影されたロバートキャパやアンセルアダムスなどが撮った歴史に残る傑作は現代に見れば駄作になるでしょう。そんな事は絶対にないですよね?

こういった事を分かりやすく一言で表現するのに「カメラなんて何だっていいんだ」的なことをよく耳にします。しかし私の個人的な意見としては「何だっていい」はちょっと言いすぎだと思います。

例えばこんなカメラ。最近はスマホカメラ機能の進化により需要がすっかり細くなりましたが、15~20年くらい前に売れに売れた普及型のデジカメです。もし今でもこういったタイプのデジカメを愛用されているのでしたら、そろそろ別のカメラに買い替えた方が良いかもしれません。

こういった普及型のデジカメは露出もISO感度もホワイトバランスも…全てにおいて平準に無難に撮るカメラです。画質の観点で大失敗こそないものの、これといって表現の世界で有効となる長所をもっていません。光学系や撮像素子などは極端に悪い訳ではありませんが、何より直感的にマニュアル操作できないので撮り手が「こうしたい」といったシーンで即座にコントロールできないものです。

もちろん写真のIXYを悪く言っている訳ではありません。カメラで写真を撮るとは人類にとって実に多岐にわたる行為で必ずしも芸術やドキュメンタリーといった表現者のツールではありませんから。例えば公園や公共施設を管理している会社でアルバイトの人に「巡回時に不審物や落書き、設備の破損や変わったことがあった場合は写真を撮ってきてください」とお願いするのに、会社から貸与するカメラとしては最高のカメラだと思います。スマホを持っていない年配の方にも旅行や行事の記念写真用として簡単に操作できて良いと思います。




ではどんなカメラが良いかと言うとコンデジであればこのようにマニュアル露出できるタイプのカメラです。絞りやシャッター速度をコントロールできる、露出補正が直感的に操作できる、ピント位置をマニュアルで容易に調整できる。中級機種以上であれば古い新しい関係なく、多くのカメラに当たり前のようについている機能です。

キャノンの場合はシリーズ名で分かりやすく分類されています。IXYシリーズは卒業してPowerShotシリーズにしてみましょうという事です。もちろん一眼レフのEOSでも大丈夫です。ちなみにEOSとはオートフォーカス機能が搭載されたカメラを意味していた…と記憶しております。

EOS6D Mark2

しかしマニュアル露出できるカメラを手に入れても、いつもPモード(プログラムオート)でシフトや露出補正を全くしないのでは、普及型コンデジを使っていた頃と写真に変わり映えはありません。

オートモードとは誰でも知っている単語ですが、主に露出やホワイトバランスをカメラのコンピューターに丸投げしたモードのことです。オートモードは画質の観点で大失敗こそないものの、あなたが憧れる傑作写真など決して撮れないモードと覚えておきましょう。

上の作品はカメラが決めた露出値に対して1段もマイナス(暗い)の露出値です。倒れた廃船の傷んだ船体の様子を表現するためにこのような露出で魅せています。晴天の日中であるにも関わらず青空や海がやたら暗くなってしまいましたが、重要な1つを表現するためこれで良しとしています。

こういった感じで写真についての見識を深めていくと、自然とカメラやレンズに対して「こうしたい」という要求が発生します。その時に直感的に操作できるカメラが必要なのです。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F9 1/200 ISO100

もう1つ作例を。同じく廃船を被写体にしたツーリング写真ですが、こちらは縦構図で前景に船首を入れて奥行きをつくった構図です。朽ち果てた船首の様子を表現するのに手前からピントを合わせたパンフォーカスに近い深度です。このように撮るためにF9まで絞り込みました。

どんなに最新のカメラでもどんなに高級なカメラでも、その撮影シーンであなたが感動したこと、それを表現したいと描いたイメージを自動で写真にするコンピューターはカメラの中にはありません。アップルのSiriやIBMのWatsonのようなAIが進化し将来的にこのようなメーカーが本格的なカメラを作るようになったら分かりませんが、少なくともこれを書いている2019年現在では、そのようなカメラはないです。

まるで何かに洗脳されたように「いや~私はオートモードで十分」と口にする方は今でも多く見受けますが、これから写真をやっていきたい、いい写真が撮りたいという願望があるのであればオートモードおじさんは卒業しましょう。

そしてこれを読んでいる今日を記念日に写真家をちゃっかり名乗ってしまいましょう。普通にサラリーマンをしている方も定年退職して穏やかな日々を過ごしている方も「私は写真家です」と名乗ってしまえば、間違ってもオートモードはもう使わないはずです。

  ~まとめ~

・オートモードで撮るのは今日でやめる

・新型のカメラ、高級なレンズは必要になったときに買おう

・普及型コンデジは買い替えてマニュアル露出できるカメラを使おう

・写真への見識が深まれば自然とマニュアル操作するようになる

・今日から写真家を名乗って生きていこう

今回はこの辺で!!!

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使える☆ツーリング写真における斜め構図の作り方☆

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今年も残すところ2週間となりましたね。来年、2020年はいよいよ東京オリンピック、パラリンピックの開催ですね。私は千葉県民ですが勤務先は東京の真ん中でして、東京都や某局とからんでいる仕事のため、オリンピックの開催期間中はかなり忙しくなりそうです。

楽しみではありますがのんびり構えていられるのも今年まで…という感じです。しかし歴史的な瞬間に間近で立ち会えるのは喜ばしいことです。近くで選手とか見れたらいいな…なんて今から考えております。




さて今回は<初級>ツーリング写真解説としてバイク写真、ツーリング写真における斜め構図の解説をいってみたいと思います。

・どんなときに斜めにするのか?

まず初歩的なことですが風景写真やバイク写真はきちんと水平に撮らなくてはいけない!という考えをお持ちでしたら、これを機に変えてください。風景写真の多くの場合は確かに水平をしっかり出すことは基本ですが絶対ではありません。「水平でないといけない」は間違いです。

何か意図があって水平を崩した、被写体の形状を理想的にみせる為、または印象を狙うために大胆に斜めに傾けた…大いに良いことだと私は思います。

失敗写真と呼べるものは水平にしたつもりが少し傾いてしまった…といった具合に撮影者の意に反した技術面やチェックの甘さからくるミスショットのことです。

ここでは撮影者の意図のもと、斜め構図を作る場合について、その使い方と応用方法を解説してみたいと思います。

上の作品は富士山のふもと、樹里木高原で撮った1枚です。ほぼ45度と言っていい大胆な斜めのカットです。まず賛否や好みは置いておいて、これだけでインパクトがあるのがお分かり頂けると思います。




このような斜め構図はどのような時に使うのが良いのでしょうか?まず1つ目は何らかの表現の意図として不安定感を演出したい時に有効です。酔っ払って千鳥足のときの視界を絵に書いてみて下さい、と言われれば多くの人が水平を崩した風景を描くと思います。

2つ目は複数存在している被写体や要素が距離や画角の関係でフレームに収まらない時、画面を対角線上にパースさせてやることで、何とかフレーム内に入れてしまおう、という時です。上の作例だとS字を描いた道と富士山は水平を守った構図では離れすぎて無理が出てしまいます。

3つ目はS字の導線を作れた時です。S字を描く道はそれだけで写真の観賞者の視線を楽しませ、安定感も出るので地形の水平を画面に反映させる必要がありません。これが最も強くオススメしたい斜め構図の使い方です。

・縦の斜めと横の斜め

ごく当たり前のことですが縦構図で見せる斜めと横構図で見せる斜めの両者が存在します。完全に45度といえる斜め構図を作っても「縦横どちらで魅せてもOK」という斜め構図は少なくともバイク写真では考えにくいと思います。

1枚目にご紹介した縦構図は道の面積割合が多いため道が主題で富士山が副題になっているのが明確だと思います。一方で2枚目の横構図は道の存在感が少し弱まって、この写真の主題が道なのか富士山なのか、イマイチはっきりしなくなりました。以前も解説したことがありますが、やはり道を主題に撮るのには縦構図が良いようです(絶対ではありませんが)。

このように縦構図、横構図はそのときの情景や被写体を元に「どう魅せるか」のイメージを練った上で決定させましょう。

・左上がりか右上がりか?

これは書かなくて良いかな…と思いましたが念のため解説しておきます。どちらの方向へ傾けるか?正解などはありません。これもまた然りで情景や被写体の特徴に合わせて表現したいイメージにどちらが適しているかで決定させましょう。

この作例の場合は美しい富士へ続くS字の道。それをツーリングシーンとして表現したい写真なのですから、重要なのは1に道、2に富士山です。それ以外は遠慮していただいて存在感を弱めたいところです。ここでは単純に面積で判断してみましょう。




そうと決まれば右上がりの方はこの空のスペースがやたら無駄です。傘雲や渦巻雲などで表情があれば別ですが、ただ青いだけのスペースとしては少々広すぎます。よってこの横構図を選ぶ場合は左上がりの方が空の割合が少なくて良さそうです。

「う~ん、むずいな。オイラには分からんと思う」という貴方。ご安心ください。究極のツーリング写真では解説をしているので理屈っぽく聞こえますが、単純に「しっくりくる方」で決めてほぼ間違いありません。直感による判断は9割は正解というデータがあるくらいです。

いや、むしろ理屈ではなくこの【しっくりくる】が地味に超重要なのが写真の世界です。説明はつかないけどこちらの方がしっくりくる、もう一方は何だか釈然としない。この感覚はとても大事です。斜め構図は特にこの辺の感覚で決めていい撮り方だと私は思います。

だって水平なら水平線や地平線を水平に、建物や道路ならそれらに安定が出るように水平にすればOKじゃないですか。しかし斜め構図でいくぞ!と決めたらどれくらい斜めにするか?右左のどちら方向に傾けるのか?自分の感覚で決めるしかないですよね。だからこそしっくりくるを信じて構図を作るべきなんだと思います。

今回はこの辺で!!

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↓↓↓撮影地↓↓↓

富士サファリパークの信号から170mくらい東のポイントで小道に入ります。目印はジンギスカンの美味しい忠ちゃん牧場です。樹里木高原のこの道は比較的交通量が少なく撮影がはかどります。宝永山が中心にくる富士山の姿も立派です。

キャンプツーリング☆かっこいいキャンプシーンの撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、キャンプツーリングはお好きでしょうか?いまバイクのキャンプツーリングに限らずキャンプがすごくブームですよね。それも冬キャンプ、ソロキャンプといった具合に以前は認知されていなかった地味な楽しみ方が脚光をあびて、キャンプアニメなんかも人気だったりして凄い盛り上がりですよね。

ブームがくることは悪いこととは思いませんが、キャンプ場が大混雑するのは歓迎しがたいですね。




私は本格的にツーリングするようになった頃から宿泊はキャンプが基本でしたので、キャリアとしてはいい加減に長いですが、キャンプ自体に凝っている訳ではなくあくまで旅の宿泊手段として楽しんでいます。

EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

つい先日、富士五湖の1つ本栖湖でキャンプしたときにこんな写真を撮ってみました。場所は本栖湖北岸の浩庵キャンプ場ですが、大人気のアニメ「ゆるキャン」の第一話に出てきたキャンプ場なので、今や聖地と化して日本中からお客さんが来ています。

この日は11月中旬の平日でしたが紅葉の時期も重なって晴天だった為か、とても混雑していて戸惑ってしまいました。ふだん完ソロか野宿が多い私にしてみれば、人の多いキャンプ場など不慣れなものです。




それに大好きなキャンプシーンでの撮影はどうしましょうか?かなり悩みました。お札にも採用された美しい富士山の景色をどうしても写真にしたいです。テントを張る場所は景色を湖畔から眺めて楽しみたいので、チェックアウトの人が撤収するタイミングで何とか湖畔にテントを張りました…。しかし、お隣同士のテントの間隔は1~2mと超近いのです。

さんざん考えぬいた挙句、思いついたのはこの撮り方です。テント内からの眺めとして額縁構図を作れば、隣のテントや関係ないものは一切写りません。この写真で「1人ぼっちでキャンプしてました」と言っても通用しそうです。

一休さんの「トンチ」ではありませんが、考えて考えて自分で答えを生み出すこと。この考える力って何でも検索すれば情報が手に入る現代だからこそ、失わないように意識したいことだと思います。

先日、SNSのあるコミュニティーで「キャンプベテランのみなさんに質問です…」という投稿を見かけました。内容は野宿するときにトイレはどうしていますか?といったものでしたが、多くのアドバイスの中に「それくらいご自身で考えたらどうですか」というのがあって、思わず吹いてしまいました。ご本人は本当に困っていたのかもしれませんが、確かにある程度のことは自分で考えて決めないとですよね。




写真にもまったく同じことが言えると思います。撮り方や撮影スポットをネットで検索ばかりして、自分で考える、探すということを怠ると気が付くと人間として大切な機能を失ってしまうと思います。ネットでの情報収集は私もやりますが、自分で考えるべき部分は自分で考える…これ大事だよな、と改めて最近感じたので書いてみました。

あっ、浩庵キャンプ場の情報は後日改めて書いてみたいと思います。

今回はこの辺で!

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写真は事実を忠実に伝えるか?演出を加えて撮るのか?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、街はもうクリスマスムード一色ですね。クリスマスで飾られた夜の街の風景、なんだか子供の頃から好きなんですよね。子供の頃、家に飾ってあったクリスマスツリー、今みたいに光ファイバーではなく電球が点滅するだけでしたが、部屋を暗くしてずっと見ていた記憶があります。クリスマスは外国からの文化ですが日本に定着して何十年も経っていると思うと日本文化と言っても良さそうですよね。冬の日本を演出するクリスマス…良いではありませんか。

さて今回はツーリング写真、バイク写真の撮り方などの具体的な解説ではなく写真の演出について触れてみたいと思います。

演出と聞くとドラマや映画などの映像作品、または舞台などを連想する人が多いと思いますが、写真における演出とは一体何でしょうか?

構図を巧妙に組み立てる事、望遠や広角レンズを使うこと、モデルを笑顔にすること、バイクの角度を変えること、前景に花を置いたこと、ストロボを発光させること、シャッター速度を遅らせて流し撮りすること、絞りを開いて背景をボカすこと…まだまだ沢山ありますが、写真を魅力的にするために何らかの手法を用いれば、それが演出だと思います。

演出の反対はナチュラルです。肉眼と同じと言われる画角50mmで撮り、事実をストレートに表現するため、ありのままの被写体、情景を切り取った写真…とでも言いましょうか。

しかしどこまでがナチュラルでどこから演出となるのか定義することは難しいです。

蜃気楼かすむ 北海道ツーリング エサヌカ線

この写真は北海道ツーリングで撮った作品ですが、気が遠くなるような直線路であるエサヌカ線で600㎜の望遠レンズに×2エクステンダーを装着し1200mm相当の超望遠で撮った写真です。なぜこのような撮り方をしたか?というとユラユラと蜃気楼にかすむツーリングライダーを抽象的な表現で作品化したかったからです。




このような現実の様子とはかけ離れた表現方法は明らかな演出を加えた作品と言えます。演出を加えた撮り方はキャリアを重ねていくと「こうゆうのは邪道なのかな?」と悩む時がきます。または発表したときにナチュラルではない表現手法に苦言する人が現れるかもしれません。「こんなスゴい望遠で撮ってインチキじゃないの?」とストレートに言う人はいませんが遠回しにそういった内容をコメントする人はいます。

では演出は果たしていけないことなのでしょうか?

リコー GR APS-C

この写真はS字曲線を持つ被写体を利用して、画面の角から導線を進入させ最終的に被写体(R1200GS-ADVENTURE)に接続するという手法を取り入れました。バイクの位置、境界線、右上の倉庫の面などを3分割構図に準じて構図しました。これも複数の手法を使って写真に演出を加えたものです。当ブログで何度も解説してきた「主題へ導く写真デザイン」「被写体を魅力的にする魅せ方」といった類のものです。

一見、こういった撮り方、魅せ方による演出は「えっ?なにが悪いの?」と思いますが、写真とは事実を忠実に伝えるものこそが正義である!というナチュラル派の考え方も存在するものです。ナチュラル派から見れば望遠レンズを使ったり、導線効果を利用したりといった手法は邪道であり、真の写真ではない!という事らしいです。

もちろん、こういった考え方を否定するつもりは毛頭ありません。多くの先人写真家が拘りぬくナチュラル写真は素晴らしい写真ばかりです。私もいつかナチュラルな写真を撮ってみたいと憧れを抱きます。ただ1つだけ確かなことは写真ビギナーがいきなりナチュラル写真を目指すとおかしな事になる…という事です。

ナチュラル派とは特にスナップ写真の世界では事実を元に瞬間として切り取った作品は素晴らしいと思います。有名な話なのですがフランスの写真家ロベール・ドアノーの作品に「パリ市庁舎前のキス」という作品があります。当初、偶然の瞬間を切り取ったスナップ写真として、これこそが真のナチュラル写真である!とナチュラル写真派から高く評価されたそうです。ところがドアノーはパリ市庁舎前のキスを発表した何十年も後にこの作品のモデルと裁判沙汰になり「写真を撮りたいのでもう一度キスをしてください」と注文をつけた事が世に知れてしまったのです。つまりパリ市庁舎前のキスはナチュラル写真ではなく演出だったのですね。

多くの評論家はこれを受けて動揺したそうです。ナチュラル写真を支持している偉大な人たちが演出とナチュラルの見分けがつきませんでした、という事が明るみに出た訳ですからね。

この事から完全なナチュラル写真を追求するのは、そもそも無理があると言えると思います。




RICOH GR APS-C

その昔、ヘタウマ写真というのが流行したときがありました。意図的に構図やバランスを崩したり、ブレや甘いピントで撮る写真です。リアル感だけでなく見る側に「これなら私にも撮れそうだから」と思わせて親近感を誘う写真とも言えます。むかしはキレイに撮ること自体がハードルが高く、キレイに撮れればプロ級という時代がありました。故にキレイに撮られた写真作品は雲の上のような存在と思われていました。そこでヘタウマの登場は新鮮だったのですね。

しかしヘタウマ写真は「ヘタっぽく撮る」という撮り方の1つとしてあっと言う間に定着したため、短期間で廃れてしまった写真ジャンルです。

写真というのはカメラという機器で事実を元に生み出すのですから事実をどう魅せるか?を自身の中でしっかり考え方を持っておく必要があると思います。事実の中に存在するコト、モノを感情に響くよう表現する手段として撮り方やレンズの選択などが存在します。「自分の場合はこうだ!」「これが私流です!」という確固たるスタイルを確立させておきましょう。




そうすればナチュラル派のコメントを受けても動揺することはありません。またそのスタイルはキャリアとともに変化していくものです。ある時期はナチュラルを追求しても良いですし、またある時期は望遠レンズに凝ってみるのも良いと思います。

スタイルは写真を愛して写真に対する見識を深めていけば自然と身に付いていくものだと思います。

今回はこの辺で!!

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バイク写真☆優しい構図の作り方☆構図の作例とコツ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から12月ですね。今年もあと1か月で終わりと思うと早いものです。子供の頃に「早く大人になりたいな」と願っていれば月日が経つのは長く感じましたが、折り返し地点をすぎた大人になると「年を取りたくない」という想いが月日を早く感じさせるのでしょうか。

となると、未来に希望をもてば月日が経つのが早く感じることはないのかもしれません。私はツーリング写真、バイク写真がはやく世に知れ渡って素敵なムーブメントが起きればいいな…と希望を持って生きていきたいと思います。

さて今回はツーリング写真、バイク写真における構図のお話を優しい内容で解説してみたいと思います。

良い写真とは作者の意図が表現されたもの、なんて話を聞いたことがありませんか?これってどうゆう意味でしょうね。意図を表現するには具体的に何をどうすれば良いのでしょうか?HOWTO本やネット上の情報では同じような話を散見しますが、応用的な説明があまりなくて理解できませんよね。作者の意図を表現って何じゃい?と。




ではツーリング写真の作例で解説いたします。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

こちらの作例をご覧ください。冬の房総から見た東京湾越しの富士山の写真です。この写真の意図はズバリこうです。

冬の房総からは富士山がこんなに綺麗に見れますよ。

…という意図のツーリング写真です。それ以上の何でもないです。構図は作品の意図を写真の観賞者へ導く案内図のようなものです。例えばシンプルな背景に被写体が1つだけ、といったケースのようにうったえている事が明快であれば構図はそれほど凝った作りにする必要はありません。ただ主題となるものがモノではなくコトであったり、光であったり空気であったりした場合は、そこへ導くための何らかの組み立てが必要になります。もちろんこの写真のように富士山、海、バイク、タンカー、白波といったように被写体が複数ある場合も同様です。

その為には各々の存在感を調整する具体的な作業に落とし込む必要があります。

上の作例ではR1200GSにはピントを合わせず、加えてフロントタイヤの先端をフレームで切り落とし存在感を弱めています。そしてバイクの後ろ側にスペースをたくさんとれば「到着、到達」のイメージです。「真っ青な東京湾から富士山を望む千葉の海岸に到達した!」の出来上がりです。

たったこれだけの作業で「R1200GSかっこいいだろう~」「海に行ってきたよ~」という記念写真的な平凡域から脱することが出来ます。

お分かり頂けるでしょうか?この写真は冬の房総は東京湾越しの富士山が美しい、という役割を持った写真なのです。作品の意図を構図で表現するとは、このように被写体や背景などの存在感を撮影者の意図で裁量することです。欲張ってバイクも景色もと写すとかえって平凡な写真になるのですね。




一方で同じ撮影場所でも構図ひとつで次のような写真になります。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

言うまでもありませんが主題をR1200GSにした構図です。例えばバイクコニュニティーなどで愛車紹介に使う写真や、自身で見る用の記念写真ですね。ヘルメットなどの小物と一緒に撮ることでライダーの存在を感じさせ、単なるバイク写真ではなく愛車写真として成立しています。

【バイク写真】はどのようなバイクであるか?の説明写真。【愛車写真】はバイクとオーナの関係を伺わせる写真。と私は勝手に定義付けています。

こういったバイク主体で撮る場合は中途半端に風景を意識せず、風景はあくまで背景と割り切ってバイクの存在感やパーツの質感などを大切に撮りましょう。もちろんバイクが最もカッコよく見えるアングルの模索、太陽の角度をよく見てハイライトを入れるなどの工夫も必要です。

遠くに見える富士山はそれが富士山であると分かる程度にボカして存在感を下げているのがポイントです。




構図に限らず多くの場合で共通して言えることですが、まずはどんな写真にするかイメージをしっかり固めてから撮ることです。それを最初にきめずに「何となくイイ感じの場所だから」と惰性的に撮ってしまうと、平凡な記念、記録写真が出来上がってしまいます。

今回の構図解説は簡単な作例で解説しましたが、あくまで一例です。この他にやり方はたくさんありますが、まずはこの辺を意識して構図を作ってみて下さい。

今回はこの辺で!!

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~本日の1枚~

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

館山市の北条海岸から撮った1枚です。館山湾には頻繁に帆船日本丸が停泊しているので、こんな写真を撮るチャンスは決して珍しい訳ではありません。この冬、ぜひ南房総へツーリングにいらして下さいね。

↓↓↓撮影ポイント↓↓↓

バイク写真☆7つのお悩みスッキリ解決【後編】

前回よりバイク写真、ツーリング写真の撮り方における7つのお悩みスッキリ解決と題してQ&A形式で解説をしております。今回はその続きで【後編】となります。

バイク写真☆7つのお悩みスッキリ解決【前編】はこちら

バイク写真☆7つのお悩みスッキリ解決【中編】はこちら

6.逆光で撮ると写真が暗くなっちゃう

「あーその向きだと逆光になっちゃう」「逆光で撮ったらダメでしょ」というお話は本当によく聞きます。旅行先での記念写真で人物を逆光で撮ると顔が真っ暗…これはカメラの評価測光に任せて撮った結果であり、逆光がいけない訳ではありません。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

逆光のシーンで諦めなくてはいけないのは爽やかな青空、地上物なら鮮やかな色彩などです。それ以外はツーリング写真においては良いことばかりです。逆光でとらえることで被写体に輝きを与え、豊かなコントラストでドラマチックな印象作品が狙えるのです。

ただ1つ、やらなければいけないことは露出補正です。露出は写真の明るさを決める重要なことですが、現代の多くのカメラは自動で適正(であろう)露出を決める機能があります。しかしこの自動露出(AE)は画面全体の平均などでコンピューターが計算するもので、撮影者が期待する芸術的な表現などは当然のように反映させません(アップルやIBMがカメラを作るようになったら分かりませんが)。逆光の時はAEが決めた露出に対して積極的に露出補正してイメージに近づけましょう。




東京湾の夕景

逆光で撮るとレンズフレア、ゴーストといった一般的には歓迎されない画質低下の現象が発生します。個人的にはフレアやゴーストはダメと決めるのではなく写真らしい演出の1つとして使えないか熟考の余地はあると思います。簡単に言ってしまえば好みであればゴーストが出ても歓迎すべきだと思います。

それと太陽にレンズを向けてはいけない…というのも思い込みですので、上の作例のように太陽が画面内に入るようなシーンにも果敢に挑戦してくださいね。失敗作を恐れてはいけません。

ここまで説明すれば逆光はダメではなく、むしろドラマチックなツーリングシーンを演出する最高のシチュエーションであることはお分かり頂けたと思います。しかし自分が撮りたいと感じた情景の方向に対して太陽の向きをすぐに変えることはできません。このシーンをどうしても逆光で撮りたいとなったら、時間帯や季節を変えて出直すしかありません。

7.画像のレタッチっていけないの?

デジタルカメラで撮った写真をパソコンに取り込んでイメージに近づけるための再編集、それがレタッチです。今ではもう知れ渡っているのでレタッチを驚く人はいませんが、以前と変わらず「レタッチはインチキである」的な意見が聞こえてきます。

インチキかそうでないかは誰にもジャッジできる権利はありませんが、私の場合は多くの作品でLightroomというソフトを使用して何らかのレタッチを施しています。特に天の川や星景写真ではLightroomの【かすみの除去】という機能で天の川を明瞭に仕上げているので必須とも言えます。

レタッチについては人それぞれの考え方がありますが、私は当初の撮影シーンで「こう撮りたい」と作ったイメージにより近づける仕上げ作業と認識しています。「より近づける」とはカメラでは無しえなかった部分を帰宅後にLightroomで仕上げるという意味です。

全てのデジタルカメラはCCDやCMOSといったイメージセンサーが受けたデータを最初はRAW(生)として受けます。そのRAWのデータをデジカメ内のCPU(現像エンジンなど呼ばれる)で現状処理を施してJPEGに圧縮した画像データが完成します。この過程では現像エンジンはレタッチと同じようなことを自動でやってくれます。

入門機カメラによく付いているシーンモードは、この現像エンジンが風景なら青や緑を鮮やかに、人物なら肌を少し赤みをつけて…といった具合にRAWからJPEGに現像する際のレシピを調整しているのです。つまりJPEGモードで記録している限り、カメラにレタッチをお任せしている、という事なのですね。

ネット上やSNSなどで思わず目を背けたくなるような過度なレタッチ写真は確かにあります(近年は減少傾向ですが)。例えば地面や人の顔までピンクになった桜の風景写真や絵みたいに見えるほどシャドウリフトさせた写真などがそうです。

こういった過度なレタッチ写真はベテランほど抵抗感を感じ、写真の見識が浅い人にとってはキレイな写真と見える傾向があるようです。過度なレタッチ写真が一時期にネット上で蔓延したことで「レタッチは邪道である」的な意見も目立つようになりました。




カメラにはダイナミックレンジといって写せる光の範囲が限られている、という事を以前も記事にしましたが、デジカメの当初の画像(再生ボタンを押してディスプレイに表示する画像)はダイナミックレンジの範囲の全てを写真にできていません。その最たる例が天の川です。殆ど画像に出ていなかった天の川が【かすみの除去機能】で明らかにされるのは、紛れもなくカメラが写していた天の川なのです。それをレタッチで明らかにする調整は果たしてインチキでしょうか?

上の夕陽の作品は明暗差の大きいシーンを明るい部分、暗い部分で個別に露出を調整した作業例です。本来、撮影時のままですと夕陽に露出を合わせればバイクは真っ暗、バイクが分かるように露出設定すれば夕陽は明るすぎて雰囲気が出ません。それを個別で調整してイメージに近づけました。これはインチキでしょうか?

リコー GR APS-C

ここまで書けばもう多くの方がご理解できたと思います。レタッチはインチキではありません。写真に対する理解を深めている人であれば、脚色などではなく節度ある使用ができるはずですね。

多くの写真コンテストなどで「過度なレタッチや加工は禁止」というのを見かけます。ある物を消したり無い物を加えたりといった切った貼ったも禁止しているのを見かけます。「さすがに切った貼ったはマズいだろ」と思う方もおられると思いますが、それとてモンタージュ写真、コラージュ写真という列記とした写真ジャンルが存在しているのです。ただ今の時代には流行っていないだけなんですね。(モンタージュを聞いて太陽に吠えろを思い出した人は40~50代!)

当初に「こう撮りたい」と作ったイメージに近づける仕上げ作業なのか、単なる自身の写真を目立たせようと脚色した作業なのかでレタッチの存在価値は大きく変わってきます。

雨の宗谷国道

レタッチの大切なポイントは一通りの作業を終えたあとに作業前と作業後の画像を表示し、レタッチに過不足がないか慎重にチェックすることです。やり過ぎはもちろんいけませんが、遠慮し過ぎも勿体ないことです。また発表する場に合わせて仕上げを変えたり、プリントサイズや紙質によって調整したりもします。

夜に書いたラブレターが恥ずかしい内容なのと同じように、翌日に改めてチェックするのも悪くありません。撮影日から数か月や数年といった一定の冷却期間をおいて改めてレタッチするのも素晴らしい発見があります。




・さいごに

いかがでしたか?私が周囲の人たちによく質問を受ける、写真についての様々なことをQ&A形式で7つにまとめてみました。いい写真を撮りたい!というのは多くの人の共通の願いですが【いい写真】を定義するのは簡単ではありません。私個人は「いい写真とは常に見る側が主観的に決めるもので撮る側としては永遠のテーマ」と考えています。いい写真を実現するには何より写真が好きであること、写真の素晴らしさを知り被写体と理解を深めることだと思います。結局は「いい写真が撮りたい!」という熱意がいちばん大切なのかもしれませんね。

今回はこの辺で!!

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