バイクのある風景・ツーリング写真 10の撮り方・構図テクニック 1

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま。春のツーリングを楽しまれていますでしょうか?地域によっては桜の開花の一報が聞こえてきそうですが、まさにツーリング&写真の絶好の季節ですよね。私は花粉症の苦しみと格闘しながら走りますが…

さて今回は当ブログで様々な投稿で解説してきたツーリング写真の撮り方ですが、総合的にまとめた物が存在しなかったので、初心者の方を対象にツーリング写真の撮り方のコツを10の項目で紹介したいと思います。

今の季節、せっかくバイクツーリングで良い景色に出会うのですから、絶景や旅情あふれる道、愛車とのショット、珍しい出会いなど、平凡な写真ではなく人に見せて喜んでもらえる写真作品にしましょう~。

1.風景の中のバイクを撮る

EOS1Dx + EF14mmF2.8L  F8 1/500 ISO100

バイクのある風景、またはツーリング写真において度々議論されるのが画面内のバイクの大きさです。私は単純に大きさではなく、あくまでバイクの存在感だと考えます(詳しくはこちら→米粒バイクとミジンコバイク)。

風景に対してバイクの存在が強すぎると、愛車自慢の写真か、ツーリング写真なのか?どっちつかずに陥ります。実はSNSなどで見かける多くの平凡な写真はコレなんです。

ツーリングの写真であることを明確にするため、愛車を撮りたいという気持ちは押し殺して広角レンズを使って風景主体で撮りましょう。愛車の写真はまた別で撮りましょうね!

2.海岸などのシンプルな背景で撮ろう

海岸などの景色の開けた場所にいくと、シンプルな背景が作りやすいです。シンプルな背景に1つの被写体(バイク&ライダー)は無条件に良い写真になります。

例えば港やローカル線、空港など被写体が複数ある場所などは、主題、副題、背景の組み立て(それぞれの配置や存在感の調整)など中級者以上の構図ワークが要求されるものです(詳しくはこちら→夢かなった構図)。

最初は無理をせず、まずはシンプルな背景を探して、そこでバイクだけを撮ってみましょう。コツは電線や遠くに飛んでいるカラスなど、余計なものを絶対に画面内に入れない事です。




3.ライダーの姿を入れてツーリングシーンに演出を加えよう

2017年2月 千葉県富津市

写真内に人の姿があるだけで、ぐっとStory性が加わります。バイクだけでは駄目という訳ではありませんが、バイクだけの場合は風景の中にオブジェのように置かれたバイクに見えないよう、それはそれで難しいのです。

多くの写真好きライダーはソロでツーリングされることが多いと思います。なので写真に人物を入れるとなると自ずと自撮りになりますが、カメラのセルフタイマーではなくインターバルタイマー機能を使って何枚も撮ってみましょう。

自撮りであれば様々なポージングで感情表現が自在にできますよ。(ポージングの基本はこちら→コントラポスト

注意点は棒立ちした背中を撮らないこと。美しい姿勢や何かをしている仕草など、予めアイデアを練っておくことがポイントです。

4.朝と夕方の光を使おう(逆光を狙おう)

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/60 ISO100

多くの初心者の方が大変な誤解をしている逆光。

逆光はきれいに撮れない!というのは大間違いです。記念写真等で全てをカメラ任せに撮ると人物の顔が暗くなりますが、それはカメラを正く操作できていないだけ、逆光が悪い訳ではありません。

逆光はこの作品のように最もドラマチックな作品を生み出せる最高の光源です!むしろ陽が高い位置にある昼間の方がトップ光といって風景写真には向いていないのです。

朝と夕方の低い位置の太陽とは、夕陽、朝日の風景が美しいのは言うまでもありませんが、それに照らされる被写体も美しく輝きます。(光の向きのお話はこちら→ 順光  斜光  逆光 差し込む光 )

逆光でかっこよく撮るコツは露出補正を使うことです。難しければ何枚も撮って露出補正をプラスにしたりマイナスにしたり調整しながら撮ってみましょう。角度によっては愛車のパーツが輝くピンポイントアングルもあるので探り当ててみてくださいね。




5.道をテーマに撮ってみよう

2017年8月 北海道抜海町

バイクツーリングであるからには「ひとつの旅」です。旅と深い関係性のある被写体は道です。道だけを被写体に選んでいる写真家や写真展もあるくらいです。道は写真の観賞者にそこまでの旅、またはその先の旅への想像を誘います。この作品は北海道の人気のツーリングルート「日本海オロロンライン」道道106号線ですが、もっとも隆起しているポイントを選んでカーブを前景に構図を作りました。道を主題に撮る時は望遠レンズを使って景色を圧縮させるのがコツです。

また道は線の要素として画面内のデザインを整えるにも有効です。構図を練る時に画面内に直線や曲線がどのように入ると美しいか?を考えてみましょう。

画像を貼り過ぎると重くなってしまうので、この投稿は2回に分けますね。6.以降はまた…

次回に続く…

ツーリング写真・バイクのある風景 10の撮影方法 構図テクニック 2 はこちら

↓にミニギャラリーを作りました




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~ミニGALLERY~

こんな写真を俺も撮ってみたい~、と思ったあなた。当ブログ【究極のツーリング写真】touring-photography.com ではツーリング写真の撮り方を初級者の方でも分かりやすく解説しています。バイク写真を写真界に認知させるため、私は秘密を作らず撮り方のノウハウを公開しています。人に見せてよろこんでもらえる写真を目指して当ブログと共に歩みませんか?

気になった方はブックマークお願い致します。

ツーリング写真<初級>だから余計なものは入れるなって!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、サワッディーカップ。

もう15年くらい前ですがタイのバンコクに出張し、その時に持っていったデジカメで沢山の写真を撮ったのですが、帰国後にカード(スマートメディア)をダメにしてしまい、撮影した写真を全て失うという経験を、ふと思い出したのでサワッディーカップでいってみました。

写真は最悪の事態を想定して信頼できるカードを使う!撮影後の画像は常に2ヶ所以上にバックアップをする!これを心がけましょうね。

さて今回は初級ツーリング写真の解説として、初歩の初歩「余計なものは写さない!」のお話です。初歩的なお話は以前にしたのですが、もう2~3ヶ月前のアーカイブに埋もれていますので、ここで新しい読者の方々にも見ていただくため、再び<初級>ツーリング写真は初歩的な内容に戻しますね。

こちらの2枚の作例をご覧ください。間違い探しみたいですが、違いが分かりますでしょうか?また分かったという方は、どちらの写真が良いと思いましたか?




 

写真の重要な基本として「主題を明確に」というのがありますが、主題を明確にするためには主題以外の部分を整えてメイン被写体を引き立てましょう。今回は背景となっている部分、または画像の隅っこに配慮して「余計なものが写っていないか」を徹底できるよう訓練しましょう!というお話です。

「それくらいは私だって出来ているよぉ~」という方、いちど見直してみてください。出来ているつもりで、実はできていない場合もありますので!

2枚の写真の違いは1枚目は右の端っこに電柱があり、2枚目はこれが入らないよう、少しカメラを左に向けました。電柱はどうせその先にも続いているんだから、大して変わんないじゃない?と言われそうですが、ここでは画面の端っこをスッキリさせたかったのです。

画面の背景、端っこに配慮を届かせるのは被写体を魅力的に、主題を明確にするのに必要不可欠なことです。初心者の方は被写体にばかり意識がいってしまい、背景や画面の端っこまで気がまわらないものです。少しの違いですが写真のクオリティとしては大きく影響します。

それならトリミングでもいいんじゃない?という意見もあるかと思います。ダメです!トリミングは構図とフレーミングの練習、勉強という意味あいで帰宅後にPC画面で試すのは素晴しいと思います。でも撮影時に後でトリミングありきで撮ってしまうのは、そもそも被写体に寄れていませんし、貴重な画素を捨てることを撮影時に許していることになります。




トリミングは不測の失敗を止む得ずリカバリーする苦肉の手段です。初心者の人がフレーミングを自宅で勉強するためのものと考えましょう。(過去の写真をトリミングをして再度フレーミングを考えてみてください、良い勉強になりますよ!!!)

画面に余計なものを入れない、背景を美しく整理する。これは基本ですが、なかなかできない…という人は多いです。先程も書きましたが被写体にばかりに意識がいってしまうのが原因です。いちど逆転の発想で被写体はひとまず置いておいて、まず最初に背景のことを考えて撮るようにしましょう。

何を撮る?ではなくドコで撮る?を先に考えるのです。これ、かなり効果的なトレーニングなので是非とも実践してくださいね。

背景のことは地味なようで非常に重要です。また別の機会に詳しく解説しますので、お楽しみに!





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ツーリング写真<初級>キャンプツーリングと透明人間

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま。皆さまはキャンプツーリングはお好きですか?

いまキャンプツーリングだけでなくソロツーリング、ソロキャンプがすごくはやっていますよね。私の記憶では、そう遠くない昔は一人でバイクでツーリングしたり、ましてやキャンプなんてしていると、友達のいないヤツと笑われたものです。それが現代では一人が自由でいい!みたいな風潮でずいぶんと変わったものですね。

さて今回はキャンプツーリングでのワンシーンの作例で、モデルを透明人間化した不思議な写真のご紹介です。抽象的な写真…とは言いにくいですが簡単なのでこれを解説いたします。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L   F2.8 10SEC ISO1000

こちらの作例をご覧ください。秋のカヤノ平キャンプ場で撮った1枚です。カヤの平はとても標高の高いキャンプ場なので、天気が変わりやすい場所でもあります。

この時も長野県木島平村の天気予報は晴れ、降水確率0パーセントでしたが、ご覧のように雲がかかったり、時おり雨がぱらついたりしていました。

風で流れる雲、それに透過する月の美しい光、これに心打たれたので我が青春のEF14mmF2.8Lで撮影に挑みました。月明かりがあるとはいえ、とても暗いシーンです。感度は1000、絞りは開放のF2.8でシャッターは10秒もあけるスローシャッターです。




試し撮りで露出を決めるとき、カメラのモニターを暗闇で確認すると、実際の画像よりも明るく感じてしまうものです。これは液晶モニターはバックライトの透過光なので、いくら真っ暗な画像でもライトの明るさが眩しく感じるのです。眩しいが明るいと勘違いしやすいので気をつけましょう。帰って写真を確認したら想像以上に真っ暗な写真だった…なんてよくある話です。

この写真をあるSNSで発表したときに、モデルが透けているのを不思議に思った方が、どうやってこんな風に撮るのですか?と質問をいただきました。確かに知識の無い方から見れば不思議な写真ですよね。今回は簡単なことですが、ここを解説いたします。

といっても、長々と説明するようなものではありません。この写真の場合はシャッターが開いている時間は10秒です。その内の例えば5秒くらい、その場に留まってじっとしていれば半透明人間のできあがりです。透け具合は3秒にしたり7秒にしたりで、シャッター時間に対する割合で調整できちゃいます。

はい、それだけ!




しかしこの写真のカヤノ平、割と最近に行った記憶なのですが、もう1年以上も前のことです。最近特に月日が経つのが早く感じます。これって年齢を重ねるごとに早く感じるものですよね。決して喜ばしいことではありませんが…。

もし、あなたが1年後に今より飛躍的に写真家としてレベルアップしていたら、お誕生日やお正月に「もう1年が経ってしまった」という虚しさは劇的に軽減されるでしょう。

努力して飛躍する人は時の経過をも楽しめるものです。

逆にこれがないと、体力の低下や老化など、失うものばかりが気になってしまい、溜め息しかでないものです。

ここで重要なのは1年後あるいは数年後といった未来に、レベルアップして素晴しい作品を生み出している ”写真家の自分” をイメージできるか?ここはもう、個人の想像力の問題ですよね。想像力が豊かな人は作品だけでなく、こういった生き方にも大きく影響するようですよ。

絶対に成功すると分かっていれば、多くの人は諦めずにやり遂げるでしょう。しかし成功するかどうか分からないから、多くの人は壁を越えられず挫折します。これは誰か偉い人の言葉だったと思いますが、どこで見た本か誰の言葉だったかは思い出せません…印象に残っていたので記憶していたのですが。





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ツーリング写真<初級>何でもないソコが実は撮影スポット

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素晴しい旅、素晴しい写真を楽しまれていますか?

旅は必ずしも遠いところや行ったことのない場所へ行くことが旅とは限りません。自宅から1時間で着いてしまうところでも、昔から何度も行っているところでも、旅ごころを持って純粋に風景に向き合えば、それは紛れもなく旅です。

何度も行っている場所なのに、違った風景に感じる。そんな経験はありませんか?人の内面にある旅ごころは季節のように移り変わります。気が付かなかった小さな風景を発見したり、以前は何も感じなかった風景に感動したり、その場所の空気感や居心地の良さに気が付いたり。そんな以前の自分とは違う現在の自分の発見も、また旅の魅力でもあります。

バイクツーリング+写真を撮る。これはそんな旅ごころを作品化していくこと。それを通してバイク旅の魅力を発信していくのが、私の生き方と言ったら大袈裟ですが、ほんとそんな感じなんです。

「私もそんなふうにしたい!」という方がおられましたら、究極のツーリング写真で解説をしていきますので、これからも是非みてくださいね。




さて、今回は初級ツーリング写真の解説として、とってもライトな感じでいってみます。「あれっ、ここいつも来るのに、なんか気分もいいし居心地もいいなぁ」そんな場所では気持ちが写真に表れるので、パチリと1枚撮ってみようよ!という、ただそれだけのお話です。

EOS1Dx + EF24-70mmF2.8L F9 1/200 ISO100

こちらの作例をご覧ください。私の自宅から30分くらい走った田舎道にある自販機の休憩スポットです。長閑でしょう?

自宅から南へツーリングに行く場合は、国道357号や16号なんて走りたくないので、内陸の田舎道を走るのですが、その場合は南房総のどこを目指すにしても、かならずここを通過します。昔から何度も寄っているお馴染の場所なんです。

この写真を撮ったとき、私は「あ~なんだか気持ちいいな今日は!」と思ったので、普段ならこの場所で撮影などしないのですが、トップケースから一眼レフを取り出して、パチリと気軽に撮ってみました。




お天気がいいから気分もいい。これは間違いではありませんが、天気が良くても気分はイマイチの時もあるので、必ずしも両者は比例するとは限りません。私の経験上、ソロでバイク旅というのは生理的な気分の浮き沈みを繰り返していて、雨が降っているのにやたらハイテンションのときもあれば、理由も分からず気分が暗いときもあります。

気分がサイコー!という時は絶景地や目指すスポットでなくても、試しに1枚撮ってみてください。撮影者の感情は写真にでるものです。日本の田舎道なら、どこにでも有りそうな自販機コーナーの休憩所。爽やかな青空は確かに綺麗だけど、この写真からは何となく撮影者の気持ち良さが伝わってくると思いませんか?

カメラの準備が億劫だったらポケットに忍ばせたコンデジやスマホでも良いと思います。ぜひ覚えておいて、チャンスがきたら撮ってみてくださいね。

今回はこれだけ!またお楽しみに~





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千葉の中心部から養老渓谷方面や南房総方面を目指すルートの最初のアプローチポイント。うぐいすラインの南側にあります。自販機ポイントですがトイレはありません。多くのツーリングライダーの集合場所になっていたりします。

ツーリング写真<初級>あなたの撮影スタイル

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、もう房総半島はお花がいっぱい咲いていますよ!この週末は関東圏の方はぜひ房総半島へツーリングにいらしてくださいね。

さて今回は初級ツーリング写真として、撮影に係わる解説ではなく撮影スタイルの心得のようなお話をいってみたいと思います。

というのも私自信の過去の経験から、最初の頃というのは自分の写真のスタイルが確立されていないし、何が良い写真なのか?自分の好きな写真は間違いなのか?上手な人のやり方は全て正しいのか?よく分からず色んな情報に惑わされて迷走したものでした。




皆さんがこれから写真を趣味(あるいはそれ以上)としてやっていく上で、スタイルを確立する過程でこんな意見を受けるときがあります。

「感じたままに撮ろう」「ありのままをストレートに撮るんだ」「演出は邪道である」

といった類のナチュラル派の意見です。写真を作りこんで作品にするか、ナチュラルで作品にするか、あるいはその中間かは人それぞれのスタイルで言ってみれば十人十色です。私の場合は少なくとも現時点では作りこんだ作品を高めたいと思っているので、ナチュラルな作品は憧れますが、ずっと何年も先に取り組むべきことと思っています。

なので、当ブログの解説の多くは作りこんで作品化する為の解説となります。作りこむとはフレーミング、構図、デザイン、比率、光の使い方、露出設定、焦点距離(特に標準域以外)の選択、などのことです。

ナチュラル派とはこれらの作り込みをせず、目の前の景色、被写体を標準レンズで「ありのまま」に撮るという考え方です。簡単に言ってしまえば、普通に「ただ撮るだけ」です。

こちらの作例をご覧ください。私がR1200GS ADVENTUREを購入したばかりの頃に撮った1枚です。この写真は当ブログで解説してきた、構図や作品の意図、デザインなどは全く考えないで撮った1枚です。過去のストレージから、偶然にも下手な写真を発見したので、これを解説に使います。

この写真では何が主題なのか?作者の意図は一体何なのか?何となくは伝わりますがお世辞にも明確な意図があるとは言えませんね。デザインの要素も心地よい色の組み合わせや安定を感じる図形、視線誘導を楽しませる導線など、全く感じられません。

話は脱線しますがこの写真はAdobe LightroomではなくキャノンのDPPで仕上げた1枚で、そのDPPのエフェクトに「コダクローム仕上」というポジフィルム調があり、それで仕上げた1枚です。コダクロームは昔は人気のポジフィルムでしたが、フジのフジクロームが登場以降は淘汰されてしまいました。緑が少しくすんだ感じの仕上げは個人的には好きですが、当時の写真家はとにかく鮮やかなフィルムを良しとしていたので、緑が鮮やかに撮れるフジクロームが勝ってしまったのですね。昔の話ですが。




 

究極のツーリング写真で今まで解説してきた写真のこととは、大まかに次のような事です。作品とは撮影者の意図が明確であり、どのように意図を伝えるかが表現である。画面は線、図形、色などの要素を巧みにデザインして美しく整える。どのような光をどのように被写体に当てるか、光と影の存在を強く意識する。ユニークな要素、ストーリーや感情を感じる要素を作品に盛り込む。などなど、私なりの考えで解説をしてきました。

しかし、この作例の写真のように何もしない、というのも考え方の1つとしてアリなのです。撮影者の私からすると、この写真は駄作以外の何でもない恥ずかしい写真ですが、見る人によっては親近感のような物を感じたり、自然な感じに好感が持てるという人もいるかもしれません。

これは人の記憶の中にあるツーリングの光景が、この写真のような景色だからなのです。作品のために作り込んだ写真とは、例えば前景にボケた花があったり、遠景が望遠で圧縮された画面であったり、流し撮りでスピード感ある瞬間の画面であったり…、そういったものは人の記憶にある景色とは全く違ったものなのです。

ナチュラルな作品とは素晴しいものです。しかし必ずしも何もしなかった写真=ナチュラルな写真ではありません。ありのままを表現できた傑作写真とは、敢えて何もしなかった写真のことです。この「敢えて」の部分、つまり撮影者の意図のもと何もしなかった!という事が重要なのです。初心者の人が「何もできなかった写真」とは似ているようで全く違います。

作り込んだ作品とナチュラルな作品についてはプロの写真家ですら悩んでいる方が多いです。一般ウケするのは作り込んだ作品が圧倒的に有利であるというのも理由の1つです。ナチュラルな作品はよほどブッチぎった傑作でない限り「分かる人には分かる写真」で終わる事が多いです。

ナチュラルな傑作とは確率の問題でゲットできちゃう場合もあります。私の勝手な感覚ですが下手な鉄砲も数打ちゃ…みたいな感じで1000枚に1枚くらいは良い作品になり得ます。私自身、初心者の頃にもたくさんの写真を撮っていましたが、今振り返ってみると「偶然撮れたナチュラル傑作」が2枚くらいありますよ。

今回の解説で私が言いたいのは物事には順序があって、ナチュラル写真は憧れですが、今は作品の意図、あなたなりの表現を大切にしてデザインを学び、作り込んだ作品を高めていきましょう。いつかそれを極めたとき、50mmレンズだけを持ってナチュラル写真に挑戦してみてはどうでしょう?というお話でした。

ややこしいですけど「何もしない」を意図してやったなら、ある意味では作り込んだ写真と同じでは?とも言えますよね。それにナチュラル写真派の超ベテランとは無意識下で数秒で構図や比率を作っている場合もあります。とすると、やはりナチュラルではないですよね。

とりとめの無い話なので今回はこの辺で!





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富浦漁港 漁港内にある「おさかな倶楽部」のまんぷく定食がお勧め!

ツーリング写真<初級>もう悩まない!世界初。撮影フローチャート解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも見ていただき有り難うございます。当ブログの解説を見て、実践していただき「上達したよ!」という方はいらっしゃいますか?そういった方の存在を想像するのが、私がこのブログを作る原動力でございます。

今回は初級解説として「もう何もかもが分からない!撮影場所の探し方も、撮影地で何をどう撮っていいのかも!」という方を対象に、バイクに乗って走っているところから撮影地を探し当てて、撮影を開始するまでをフローチャートにして解説してみたいと思います。

ツーリング写真 撮影フローチャート解説 世界初ですよ!!

じゃ~ん 世界初のツーリング写真撮影フローチャート。適当だ…。

でも私の場合はいつもこんな流れなんです。撮影地は稀に予めスポットを調べてから行く場合もありますが、多くの場合は勘で探り当てます。コツは国道などのメイン道路から、生活道か農道にしか見えないような脇道を見逃さない事です。地形をイメージすると、その周辺でのそういった小道には何かが存在していると予測が立てやすいです。ハズレの場合も多いですが冒険心で行ってみましょう。

フローチャートの中で最も重要な部分は「被写体の魅力を探る」「デザインの要素を探す」「どのような光か見極める」これら三大重要素を個別に考えているところです。知識として知っていても、これらをごっちゃにして撮影すると、大抵はうまくいきません。くどいですが個別に考えて作りこんでいきましょう。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/320 ISO160

こちらの作例をご覧ください。2017年8月に撮影した北海道でのひとこまです。場所は紋別市のコムケ湖ですが、湖自体の撮影シーンにとらわれず、番屋などがある小道にて撮影地を探り当てました。「何かあるぞ!」と感じたので勘で行ってみたところです。

実際に見た風景は誰もこんな場所で写真を撮らないだろう、という平凡な景色だったかもしれません。しかし青い屋根の倉庫に注目しました。曇天下の鈍い光源は写真をフラット(コントラストに欠ける)にしますが、この寂しげな風景にぴったりだと感じたのです。

寂しげな風景の中に佇む倉庫が魅力と感じたら、もう主題は倉庫に決定です。




次にデザインの要素を探します。たびたびおさらいしますが写真におけるデザインの要素とは主に・線 ・図形 ・色 ・立体感 ・質感 ・規則的なパターン ・ディティール などです。中でも線、図形、色はとても重要です。

ここまで来たら、寂しげな風景に佇む倉庫、倉庫の屋根の青、倉庫の栗のような形、曇天のフラットな光源であること、といった具合に写真に必要な重要な要素の洗い出しが完了しました。

次にどんな画面を作るかを大まかに頭の中にイメージしましょう。倉庫が主題と決めたなら、大きさやピントや何らかの手段で、倉庫の存在感を絶対的にする画面作りが必要です。この撮影場所では倉庫は実際には少し離れていましたし、周囲には別の建物や電柱など画面に入れたくない物もありました。よって倉庫を引き寄せる目的と、周囲の余計なものを写さない目的で望遠レンズによる画面作りを決定させました。

作品の意図は「寂しい情景の中で最果て感を覚える、バイク旅のワンシーン」といった感じです。

カメラ本体にレンズを装着したら、まずは手持ちで動いてみましょう。動けば動くほど、被写体の位置関係やスペースの割合などが変化し、デザインの観点からも理想的と言えるアングルが発見できるはずです。逆に、このときに動かない人は理想的なアングルを発見できず、良き構図を組み立てることはできません。いきなり三脚をセットする癖のある人は要注意ですよ。

ここだな!と感じるアングルを見つけたら、まずは露出を設定して試し撮りをしてみましょう。フィルム時代からのベテランはこの手法に「無駄打ちが多い」と苦言しますが、私たちはデジタル世代ですし、ましてや学んでいる段階なのですからね。試し撮りは悪い事ではありません。




試し撮りの画像をプレビューするときは、余計な物が写っていないか?露出は狙ったイメージ通りか?ピントは甘くないか?カメラブレ、被写体ブレなど問題ないか?水平が気になるシーンでは水平もビシっと出ているか?、そして本当にその撮り方で良いか?完璧な構図、アングルがそれで良いか?自問しましょう。

この時点で以前に何度か解説しましたが「さいごのひと粘り」「さいごのひとヒネリ」に挑戦しましょう。完成したかに見えるその写真に、素晴しきプラスαができないか?絶対に傑作を撮るんだぞという強い気持ち、執着心といえるパワーで挑んでください。この写真の時は例えば雲間から太陽光が後光のように差し込んでこないか、地元の漁師さんが通りかかって会話するシーンが撮れないか?待ってみましたが、残念ながら叶いませんでした。

しかし粘りに粘って動いていると、局所的でしたが葦が生えている場所に気が付きました。この葦を前景に入れて撮れる場所を探り当てて最終的な作品の完成となりました。この写真で葦の存在感は極めて弱いですが、撮影者である私としては、この葦の存在は究極の脇役だな、と感じております。

どうでしたでしょう。こういった流れというか手順のような感じで解説したものは、他にはなかなか無いと思いますよ。撮影地でカメラの電源を入れたは良いけど、何をどうして良いか分からなかった方、ご参考にされてはいかがでしょうか!





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ツーリング写真<初級>絶対いい写真撮れる!シンプルな背景

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、早起きは得意ですか?今の季節、早朝はまだ寒いので、早く起きてバイクに乗るのは厳しいですが、暖かくなったら早起きして早朝のツーリングを楽しんでみませんか?ここで言う早起きとは撮影に適したスポットに着く頃に日の出になるよう、という意味なので出発は自ずと深夜ですが。

今回は初級ツーリング写真の解説として、写真のデザインやら比率やら露出やら意図やら表現やら…なにやら難しく感じてしまう話は抜きにして、シンプルな背景に被写体があるだけの写真なら誰でも簡単に良い写真が撮れますよ!という話です。

当ブログでは何度も写真におけるフレーミング、構図、被写体に寄る、デザインする、露出、ホワイトバランスなど重要なことを解説してきました。しかし知識だけ脳に記憶させても、明日からそれが出来るか?というと、そうもいかないのが現実です。

写真が上達するということは知識も重要ですがそれだけではなく、目を養う、足で構図を作る、「こんな時はこうしてやろう」という引き出しの在庫数、豊かな発想力など、すぐには身に付かない要素がたくさんあります。挑戦して失敗し、惜しいのが撮れたり、まあまあ成功したりを繰り返し、たくさん撮って写真を楽しみ、年単位で継続してはじめてモノになっていくものです。

一朝一夕には成就しないのですね。




しかし、いつまでもイマイチだなぁ、と思う写真ばかりでは楽しさを失ってしまうので、やさしいシーンで良い写真を撮ってみましょう。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/125 ISO400

こちらの作例をご覧ください。早朝の海岸でのシーン。日の出前のマジックアワーです。美しい背景に被写体が1つあるだけのシンプルな構図です。フレーミングや被写体の存在感の調整(配置、大きさ、ボケ具合など)、デザインなどは深く考える必要がありません。構図という意味ではとても簡単です。

強いてあげれば被写体に海と砂浜の境界である「線」が貫通しないよう、ローアングルにしたこと。それと意図的に露出をアンダーにしてローキーな写真(暗い写真)に仕上げた事くらいです。

モデルのポージングについてはインターバルタイマーで何枚かバリエーションを撮影して、後で良いものを選別しましょう。あくまで演出の話ですが、この場合は「太平洋に想いを馳せるライダー、太陽のぬくもりを待つ」みたいな設定です。




こういったシンプルな背景となりえる撮影地は探せば海岸以外にも結構あります。開けた場所がなければ広角レンズにこだわらず50mmレンズで撮ってみましょう。もし後ろに下がれるスペースがあるなら望遠レンズを使うと、さらにシンプルな背景が作りやすいですよ。

注意点は1つだけ。とにかく余計な物は入れない事。柵、ガードレール、電線、落ちているゴミ、遠くに飛んでいるカラスなど。余計な物を画面に入れないのは写真の基本中のキホンですが、シンプルな背景の写真ほど、こういった余計な物は目立って感じるものです。

以前に複数の被写体を画面に入れる場合は、撮影者であるあなたは映画監督のように、それぞれに役割を与え存在感を調整すると、画面内での意図、表現が明確になり傑作になりえますよ、という解説をしました。しかし、これはとても難しくて上級者向けの話です。

やたら要素が多くてゴチャゴチャした撮影シーン、存在感のある被写体が2つも3つもあるような場所は、構図を作る作業量も膨大で技術だけでなくスタミナも要求されるものです。初心者の人がこういったシーンばかりで撮っていると、いつまでも良い写真が撮れず負のスパイラルに陥ります。

ぜひ一度、シンプルな背景だけを探して、そこに1つの被写体(バイク)を入れて撮ってみてください。きっと素敵な写真になりますよ。





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ツーリング写真<初級>心構え☆目指すは芸術家!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、まだまだ朝晩は寒いですけどツーリングに出ると「小さな春」を発見できる季節になりましたね。

当ブログは2017年11月から本格運用を開始して3カ月が経過しました。当初、オートバイ写真をより芸術的に盛り上げて行こう!という趣旨ではじめ、現在も進行中なのですが、難しい壁は初心者の域から卒業できないで苦しんでいる方々の救済。既に上手な方は少しのヒントでステップアップできるのですが、いつまでも初心者のような感じの方って結構多いと思うのです。

究極のツーリング写真 <初級>ツーリング写真解説として多くの投稿で解説してきましたが、私自信とても悩んでいるのが「大事なことが説明できていない!」ということ。それが何なのか未だによく分からないのです。

とにかく何かこう初心者の方々に伝えたい大事なこと。でも誰も教えてくれないこと。それを明らかにして発表したいのですが、考えるほど「そうじゃないなぁ~」と思ってしまう。




今回はそんな私自身のもどかしさから、「心構え」みたいなお話をしたいと思います。

F6.3 1/160 ISO100

こちらの作例をご覧ください。地味でしょう?デザインとか光の使い方とか、特別これと言って何かした訳ではない写真です。強いていえば船体のディティールを図形と捉えて画面内に堂々と配置したこと、手前側に地面でスペースを作ったこと位ですが、まあ普通ですよね。

ストーリー性を加える要素は自転車に乗って去りゆく女性です。待っていれば、こういった偶然は容易に手に入れることができます。

こういった普通っぽい写真は悪く言えば平凡で驚きや感動はありません。反面、よく見ていると素朴な風景にも思えて、懐かしさや「ほっとする」安心感をも感じます。

なかなか初心者の域を卒業できないで悩んでいる方は、まずはこういった写真を撮ってみましょう。上手ではないけど良い写真です。コツは少し意図的に地味な写真を目指す事です。上達したいと願う気持ちは、時として写真を良く見せようという欲が働いてしまい、それが悪さをするときがあるからです。

肩の力をぬいて「ありのまま」の情景をシンプルに切り取ってみましょう。

ここで質問です。あなたは写真が上達したら、どんな人になりたいですか?

1.高性能、高機能なカメラを完璧に使いこなせる人

2.現実の風景を忠実に再現でき、綺麗な画像として撮れる人

3.カメラ、レンズ、ライティングなど機材の知識が豊富で何でも知っている人

4.雑誌やポスターやカレンダーなどに載っていそうな綺麗な写真が撮れる人

5.ソフトウェア―を使って画像の加工や調整を何でも自在にできる人

どうでしょう?当てはまるものはありますか?





写真と一言でいっても色々です。商用カメラマンの世界では商品のカタログや雑誌で使うカットを専門に扱っている人、ブライダル写真や七五三などの記念写真をスタジオで撮る人、マスコミなどの報道関係・・・ほんと色々です。こういった世界では1~5は重要なことかもしれません。

あなたはドコを目指しますか?当ブログ 究極のツーリング写真が好き。バイクツーリングが好き。旅で出会う世界に魅了されている!という事であれば1~5のどれでもないと思います。

目指すは「芸術的な写真を撮れる人」です。恥ずかしがらずに思いっきり芸術家を目指しちゃいましょう。

人に感動や共感を与える、旅やオートバイの世界を伝える、誰かの人生に影響を与える、こういったことは芸術です。芸術は表現であり個性であります。表現することを決して忘れず、個性を打ち出す芸術家を目指しましょう。

カメラの操作方法なんて後で覚えれば良いです。明日から「芸術写真を撮るんだぞ」という心構えでシャッターを切ってみてください。

きっと「写真っていいもんだな」と感じるはずです。





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ツーリング写真<初級>ペアショットを狙え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、花粉症は大丈夫でしょうか?バイク乗りで花粉症ってキツいですよね。私も軽く花粉症なのですが、バイクに乗り始めると最初の30分くらいは症状がひどく、それ以降は乗っていても全然平気なのですが、なぜ最初だけなのでしょうね。

そもそも花粉症って昔はあまり聞きませんでしたが、こうまで現代病として流行した原因は何なのでしょうね。体の免疫細胞がおかしくなって、有害でもない花粉に過剰反応しているというのは分かるのですが、なぜそうなったのか?不思議です。




さて今回のツーリング写真の解説はバイクの写真を撮る時のアングルのお話。そして2台ある場合のツーショットを作るときのバランスのお話でございます。

リコーGR F5.6 1/250 ISO100

こちらの作例をご覧ください。少し前に撮った写真ですが群馬県と長野県の境にある人気のツーリングスポット 志賀草津道路でのワンシーンです。

友人のR1200GS アドベンチャーと2台でツーショットを撮ってみました。メイン被写体が2つある構図とは、まず比率をどうするかを考えます。黄金比(1:1.618)、白銀比(1:1.1414)、1:1.5あたりを狙いたいところですね。この写真は意識していませんでしたが。

被写体が最も魅力的に見えるアングルを探すのは、ポートレートなどにも通ずる写真の基本とも言えますが、実はオートバイのような被写体ほど理想的なアングルはピンポイントであり、それを探り当てるのは難しいものです。

さらに絶対ではありませんが、この理想的なアングルは大抵は1つしか存在しなく、わずか数ミリのアングルの違いで、心地よかったと感じたバランスはたちまち崩れるものです。




この作例はややハイアングルで狙い、2台のR1200GSの傾き具合で動感を印象付けています。手前のR1200GSは左側面が少し写っている角度に対し、奥のR1200GSは右側面が写っている角度です。このように向かってくるようなアングルは「この場所に到達した」「画面に登場した」と印象付ける有効なやり方です。2台以上あるときしか使えませんが「撮影の引き出し」として覚えておいて下さいね。

この作例の場合、2台のオートバイがどちらも同じR1200GSアドベンチャーであること、さらに色まで同じ白(厳密に言うと友人のはGSの30周年記念カラー、私のはアルピンホワイト×サンドローバー)であるので、例外として二等分のボリュームで撮っても悪くなかったと思います。おさらいですが写真における比率では特別な理由なしには二等分はやめましょうね、という解説を以前にしましたが覚えていますでしょうか?

この時は本当に立ち寄った休憩ポイントで、気軽に撮った1枚なのでツーリングスナップとも呼べる1枚になっています。あまり緻密に組み立てられた写真というより、気軽さが見る人にも伝わり親近感にも似た安心がある写真とも言えると思います。

みなさんもお友達とツーリングした時に、ペアショットに挑戦してみてくださいね。今回はこの辺で!!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

ツーリング写真<初級>峠をハイアングルで攻めろ

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま、素敵な写真を撮ってトキメイていますか?いつもドキドキワクワクを追求して写真で冒険しましょうね。

最近ふと感じたのですが、写真の初心者の方や上達を目指している方へのHOWTOみたいな分野ってものすごい経済効果ありそうですよね。はじめての○○とか、風景写真の撮り方とか、構図や露出の基本とか、解説している書籍だけでも凄い数が本屋さんにありますよね。

ワークショップや講習会的なものもたくさんあります。すごくお高いですけど、けっこう多くの方が参加しているみたいですね。

私はこのブログをはじめて、一般的な解説書や雑誌などがどんな風に説明しているのか興味があったので、何度か目を通したのですが個人的な感想としては「すごく意地悪だな!」と感じました。何も知らない方にいきなり露出の話や三分割構図の話をするのって、絶対に間違いだと思うのです!

写真をはじめるには、まずカメラの操作方法が必要ですがそれは説明書にも書いてありますよね。まずは写真を撮る楽しみを知ることが最初だと思うのです。被写体を見つけたり魅力を言葉で説明できるようになる。それができる「自分」の心や目の育て方。少しづつ変わっていく自分を楽しいと思えること!これが最初に教えてあげるべき事だと思うのですが。

わざと遠回りさせてお金を使わせる目論見なのでしょうか?それとも上手な人や優秀な写真家が増えたら何か困ることでもあるのでしょうかね。いやいや…ネガな話題はこの辺にしておきましょう~。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F7.1 1/125 ISO200

こちらの作例をご覧ください。すこし前ですが秋の福島県 磐梯吾妻スカイラインで撮った1枚です。ここは本当に最高のツーリングルートですね!まだ行かれたことのない方は、シーズンになったら是非行ってみてくださいね。




さて写真の解説ですが、峠とは九十九折れになった道、緑や紅葉といった自然の景観、そして高低差があるものですね。写真のデザインの観点で考えると、まず道は直線とヘアピンカーブで「直線、曲線」が存在します。構図内に視線誘導させる導線として使えますね。

次に色。緑、グレー、遠景はブルー系でしょうか。こういったデザインに使えそうな線や色といった要素は言語化して洗い出してみましょう。それを撮影にどう反映すれば良いのか分からなくても大丈夫です。

峠はこの作例のように高いポイントから峠の様子を見渡せる場所探しを最初にやるのがコツです。良さそうな場所を見つけたら、深呼吸でもして自分の好きなことを探してみましょう。「イイ眺めだぁ~紅葉はまだ少し早いけど、これはこれで綺麗だね」といった具合に。

あなたのアンテナが何かに反応すれば、それに従いましょう。この写真を撮ったとき私は近くにある熊笹などが生い茂った草の部分に反応しました。これを35mmで寄ってパンフォーカスで撮ったら面白いな!と。ちょうど時間帯も良く朝の逆光シーンです。以前も書きましたが逆光はドラマチックな写真を撮るのに最も適した条件です。




逆光は地上物を輝かせる効果があります。前景に入れた草はもちろん、高い位置から下を見下ろす画面なので、その画面内の大半は逆光によって輝きを放つのです。

前景のボケ具合を慎重に調整しF7.1とし、プログラムタイマーをセットして自分のバイクが走る様子も撮るので、シャッターが遅いと困るのでISOを念の為に200に設定。シャッター速度1/125を確保しました。なるべくバイクの位置のバリエーションが欲しかったのでインターバルプログラムは1秒毎に設定して、時速20キロくらいでバイクを走らせました。すべて「○○だから△△した」の法則ですよ。

どうでしたか?初級にしては色々と書いてしまいましたが、峠に行ったら写真のような場所を探してみましょうね。というお話でした。この写真の場所も秋ではなく春に行けば、もっと草が少なくて手前のヘアピンカーブの全容が見えたかもしれませんね。

今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

磐梯吾妻スカイライン 湖見峠(うみみとうげ) バス停のような標識が目印です。