魔法の法則”○○だから△△した”と言語化の不思議<初級>ツーリング写真

魔法はちょっと大げさでしたが、基本のキとでも言いましょうか。しかし核心的なお話でございます。

当ブログで度々でてきた「○○だから△△した」の法則について、今回は詳しく解説したいと思います。良き写真とは必ず作者の意図が明確であり、鑑賞者に作品の真意をストレートに訴えます。そういった写真を撮る為には撮影現場で被写体と向きあい、感動したポイントの詳細を理解しなくてはいけません。

しかし!これが、ぱっと見では分からない場合が多いのです。多くの人を悩ませる要因の1つとも言えます。「おっ、ここ何かイイ感じじゃん」「あっ、ここで撮ろうかしら」とバイクを停めて撮影の準備を済ませるまでは初心者も上級者も大きな差は無いのだと思います。

なぜ「イイ感じ」と思ってそこで写真を撮りたいと思ったのか?それが明らかでないまま撮り始めれば残念な結果が待っています。では、どうすれば良いのか?まず「○○だから△△した」の○○を最初にやりましょう。

1.目に見える景色のそれぞれの要素を次のように言葉にしてみましょう。

・海が綺麗だ ・緑が鮮やか ・立派な大木がある ・季節を感じる空 ・色とりどりのお花 ・ローカル線の駅舎 ・波がけっこうある ・大きな水溜り ・渓谷にかかる赤い鉄橋 ・遠景の山間い ・茅葺の多い集落 ・水をはった田んぼ ・噴煙を上げている火山 ・ボロい軽トラ ・カラスがいやがる ・ゴミが落ちてる ・地元の人が散歩してる ・電線が邪魔だ ・ガードレールに苔が生えている などなど。

これを言葉に出して言ってください。恥ずかしい場合は小声でブツブツとでもOKです。

2.その中で自分がいちばん好きなものを1つだけ選んでください。(何だか心理テストみたいになってきましたが)。そして選んだ1つを詳細に形容してください。その時、なるべく会話言葉ではなく詩を書く時のようなキレイな単語を使用してください。

例えば ・海が綺麗だ → 沖に行くほど深みある紺碧色の海が美しい  ・水をはった田んぼ → 春の水田が懐かしい里山の風景を映しこんでいる  ・ボロい軽トラ → 農家の仕事をささえる小さな働き者、錆びているが勇ましくも見える  といった具合。

詩人じゃあるまいし、恥ずかしくてできっか!という方も1回2回3回と我慢して挑戦すれば4回目からは普通にできます。

3.自分の中の感情を煽ります。「なんて深みのある美しい紺碧の海だ。こんな深みのある美しい海を見るのは生まれて初めてかもしれない。本当に綺麗だなぁ。いつまでも見ていたい。」これを言葉に発すれば、最初はそれほど感動などしていなかった風景でも不思議と気分は高揚してきて感動のシーンに感じてくるのです。

え~冗談でしょ?恥ずかしすぎる!俺は孤高のバイク乗りだぜ。そんなロマンチストちゃん気取れるかよ。と思ったあなたは要注意です。

いささか失礼な話ですが写真の初心者の多くは、小さな事に感動できない感動不感症なんです。本当に良き写真を生み出すには、まず撮影地で自分が感動しないといけないのです!というお話なんです。

こういった感受性や被写体を見る目は「よし今日から俺は写真家だ!」と決意してもすぐに身につくものではなく、毎日100ショットスナップのようにたくさん鍛錬を積んで少しずつ培っていくものなのです。




ここまでで「○○だから△△した」の法則の○○の部分は完結します。この先は3で解明させた、あなたの一番気に入った「1つの要素」とその魅力。それを行動や操作である△△に反映させるのですが、実はこの部分はさほど難しくはありません。場合によってはカメラの取り扱い説明書に書いてあることや、あなたが既に知っている操作だったります。もちろんデザインとして画面に組み込んだり、手の込んだテクニックを使ったりと高度なこともありますが。

では文章ばかりで飽きてしまうので「△△した」は作例でご紹介いたします。

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG

朝日が昇る九十九里の海岸。波のゆらめく海面が朝日に照らされて輝いていました。この場合は「ゆらめく波が美しかったので、波の動きを瞬間として切り取った」となります。

 

EOS5D Mark2 + EF24-70mmF2.8L

霧に包まれた森のキャンプサイト。おとぎ話に出てくるようなロケーションですね。この場合「森の雰囲気をイメージ通りにするためホワイトバランスを青にふった」となります。

 

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L

内房から望む冬の東京湾。防風林の松と鷹(鳶だけど)が浮世絵を連想する日本風景だと感じました。この場合は松が重要なので「前景の松が誰の目にも松であると伝わるよう、ボケすぎないように絞った(F11)。」という事です。




 

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

千葉県の夷隅鉄道。ツーリング写真に鉄道を登場させる場合は主従関係を明らかにする事が重要です。この写真の場合はバイクの方が主役ですので、ほぼ日陰しかない撮影地ですが僅かに光が差し込む場所にバイクを停めました。この場合は「列車の存在感を下げるため、スローシャッター(1/30)にしてブラした」となります。

 

どうでしたでしょうか?ツーリング写真に限らず良い写真を撮るには全てのジャンルで共通して使える「○○だから△△した」の法則です。画面内の全ては撮影者であるあなたの意図のもと画面構成、カメラの設定などをしなくてはいけません。被写体や景色の魅力を理解することなく撮影を開始すれば、意図なく惰性的に記録した写真となりラッキーパンチ的な例外を除いて駄作へと堕ちるのは避けられません。

ところで「撮影地ではまず自分が感動して…」や「美しい言葉で言語化して」のところで恥ずかしいとか照れくさいと感じた方はおられませんか?そういった方はカメラが欲しくて始めた方に多く、脅す訳ではありませんが永久に上達しない人予備軍ですので注意してくだいね。人に感動を与える芸術的な写真作品を生み出すには、美しい夕日を見て涙できるほど豊かな感受性を持ち合わせていないといけません。経験を積む過程で撮影技術、審美眼、想像力、デザイン力をつけ同時進行で人間も「純粋で豊かな心の持ち主」に進化しなくていけません。これが無くて技術だけ磨いてしまうと傲慢な写真に陥ります。そこはオイラ自信ないなぁ~と思ったあなた、騙されたと思って言語化を実践してみてください。言葉の力があなたの心を牽引してくれますよ。

 

2015年11月 千葉県南房総市

 

今回、私自身がこのことをどうやって分かりやすく説明したら良いか?すごく悩みました。この説明が分かりやすいかどうか?は読者の皆様の判断に委ねますが、とにかく上手に説明できなければ自分だって理解していないのだ、と私は考えます。悩んだということは、私が今の段階まで良く分かったいなかったこと!と言えます。これを書いて私自身がとても勉強になった気分です。

これからも究極のツーリング写真で書いていく投稿の多くは、「○○だから△△した」の法則をベースに作っていきます。ですので今回の投稿も永久保存版!ということにしちゃいますね。

それと△△の部分はフレーミングや構図を行う部分でもありますが、それは今回はスペースの関係で割愛いたしました。また別の機会に「〇〇だから△△した」のフレーミング&構図テクニックとしてご紹介いたしますのでお楽しみに。

それでは!

 




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米粒バイクとミジンコバイク<初級>ツーリング写真

ツーリング写真において数少ない議論の場で、よく出てくる話は画面内におけるバイクの大きさです。

オートバイの写真ではなく風景と一体となったツーリングの写真ですから、あまりバイクの存在感が強いとツーリング写真になりません。そこは多くの皆さんが分かってらっしゃると思います。しかし分かっているが故に中途半端な大きさで撮ってしまい、バイクの写真ともツーリング写真とも言えない写真がSNS上で散見されます。

以前、とあるSNSのコミュニティーでグループ名は失念しましたが「ツーリング写真好き集まろう」みたいなグループがありました。非公開グループだったのでどんな作品があるのか分かりませんでしたが、1000人以上もメンバーがいて面白そうなので参加したところ、次のような驚きのルールがあったのです。

・バイクを小さく撮ってはいけない ・人物が写ってはいけない ・必ずバイクにピントを合わせること! 守っていない投稿は削除します!

思わずこのルールに絶句してしまいました。

参加申請する前に、どこかに書いておいてくれれば良かったのに…。私のやっている事を全否定するようなルールに、止む得ず退会しました。

私はオートバイをメインに撮る写真を決して否定している訳ではありません。しかしグループ名に「ツーリング写真なんとか」と書いてあったのですが、内容との矛盾点に1000人以上いる参加者が誰も気が付かないのでしょうか。「オートバイ写真なんとか」ならOKなんですけどね。

さて、それではツーリング写真における画面内のオートバイの大きさについて解説です。

まずは一般的なツーリング写真としてのバイクの大きさ。画面全体に対して15%位がバイク。これ位がいわゆる普通でしょうか。この作例のように走行写真であったりライダーの姿があれば、これより大きくても十分にツーリング写真と言えるでしょう。

 

続いてこちらの作例を。水溜りのリフレクションも含めれば、かなりの割合がオートバイです。夕陽を逆光でとらえバイクはほぼシルエットにしているので、バイクが大きくてもツーリング写真と呼べるでしょう。




 

こちらはバイクがとても小さいです。画面の5%くらいの割合でしょうか。誰の目にも風景が主体であることが分かります。私はこれくらいの大きさを「バイク米粒構図」と呼んでいて、とても出番の多い構図です。ちなみにこの写真は超近景に花弁を重ねて、色とばしと呼ばれる手法を使っています。天然のフィルター効果が作品を幻想的にしてくれます。

 

続いてこちらの写真。バイクが超小さいですね。画面全体の1~2%でしょうか。一瞬どこにバイクがあるのか?気が付きませんよね。私はこれを「バイクみじんこ構図」と呼んでいます。バイクみじんこ構図の利点はリビール効果といって、鑑賞者が写真を見た瞬間からおよそ2~3秒後に何かを発見できる、観賞者側の時間軸を作れることです。また4つ切りワイドプリントや大型のモニターで見るとちょうど良い構図だったりもします。逆にスマホ、タブレット端末など小さな画面で見る環境には向きません。




 

これはかなりバイクの占める割合が大きいですね。全体の40%くらいがバイクでしょうか。しかし太陽の存在感が絶対的に強く、バイクはシルエットで黒く潰れ、なおかつピントをボカしています。これによってツーリング写真として成立していると言えます。ちなみにこの写真のように車体の後ろにスペースを作って配置すると到達したというイメージになります。逆に車体の前方にスペースを作ると出発のイメージです。

 

こちらもバイク米粒構図です。全体にローキー(暗い)写真のなか、ハイライトと被写体を重ね合わせることにより、小さな被写体の存在感を際立たせています。バイクの写真を撮るときに、真横や真正面は避けましょうね、とよく言われますが、バイク米粒構図やバイクみじんこ構図の時に限っては車体を真横から撮りましょう。小さく写っている被写体が何なのか?誰の目にもオートバイであることが明確に伝わるようにするためです。

 

どうでしたか??既にお気づきの人も多いと思いますが、ここでご紹介した作例はバイクの大きさは色々ですが、全て「ツーリング写真」なんです。大切なのは絶対的な大きさではなく、あくまで存在感なのです。

バイクを大きく写しても、それ以上にインパクトのある風景であればツーリング写真です。どんなにバイクを小さくしてもバイクの存在感を調整すれば、きちんとバイクのいるツーリング写真になります。

大きさにとらわれず、その撮影地で自分が何に感動したのか?を問えば自然とツーリング写真になるはずです。私も自分のオートバイがカッコいいと思っています。しかしそれを撮ってしまえば、たちまちツーリング写真は崩壊します。カッコいい愛車のショットは別で撮りましょう。以前にご紹介した3つの写真を撮る訓練を思い出してくださいね。

それでは今日はこの辺で!





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大胆に切り取る、とは?<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真をいつも楽しみに見て頂ける方も、別に楽しみにはしてないけど、つい見にきちゃう方も、いつも見ていただいて有り難うございます。

皆さんはもう走り初めはされましたか?私は…元日から連勤でまだでございます。

さて今回の<初級>ツーリング写真はさらっとライトに読んで頂けるよう、いつものような深い投稿ではございません。深いのを覚悟されていた方はご安心ください。また深いのを期待されていた方はごめんなさい。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F11 1/250 ISO100

よく写真の世界では「被写体に寄る」とか「大胆に切り取る」なんて言葉をよく聞きますよね。被写体に寄るは以前にも記事にしましたが、今回は大胆に切り取るお話です。

今回の作例は被写体にバイクを選んでみました。というのも世に溢れているバイク写真の多くは、バイクを主役に撮っていて、それもほとんどは枠内にばっちり収まっているものばかり。当たり前なようで実は滑稽でございます。なので敢えて今回はバイクを作例に。

※誤解のないよう追記しておきますが、バイクを主役に撮った写真や枠内に収めた写真がダメな訳ではありません。それでも素晴しい作品はたくさん存在しております。たまには切り取ろうよ!というお話です。




この作例では車体全体の90%くらいは枠内だと思いますが、このギリギリ感が存在感を強調し、背景の波立った海と共演させるに相応しいカットにしてみました。実際には撮影地は近くに乗用車や観光客がたくさんいて、他に撮りようもなかったというのが現実ですが。トイレ休憩に立ち寄ったスペースで撮りたくなったので撮っちゃいました、の1枚なんです。

R1200GS ADVENTUREの何となくイルカっぽい側面のフォルム、フロントホイールの円を画面内の理想的な場所に配置した構図です。どの部分をどう切るかは撮影時にはそれほど意識はしていません。

光源は左上からの強い太陽光が各部のディーティールを立体的に表現しています。

大胆に切り取る、とはたぶんこうゆう事だと思うんです。もちろん、後で編集ソフトでトリミングしても良いですが、それは練習のレベルの話であって撮影時にトリミング前提で引いて撮るのは商業カメラマンの仕事で決して関心はできません。

それにトリミングは大切な画素を捨てているのと同じです。例えば2000万画素の写真を20%トリミングすると、1600万画素の写真になってしまいます。決して嬉しいことではないですよね。

撮影の時点で大胆に切り取るのと、後でトリミングする行為との違いは、画素を捨ててしまう話以外にも大切なことがあるのですが、今回はライトな内容と宣言したので割愛いたします!

あっ、今回の作例を見て「へぇ~三脚ってこうやって積むんだ」って思われた方。撮影機材の積載方法はまたの機会にご紹介しますのでお楽しみに!





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たった1つの前景が全てを変える<初級>ツーリング写真

久しぶりの<初級>ツーリング写真の解説になってしまいました。ところで当ブログの読者の皆様で本当に「上達したよ!」という方はおられますか?

ブログ開設から2ヶ月、いろいろなお話をしてきましたが実践して失敗してを繰り返してマスターしてくださいね。知識だけでは殆ど役に立ちませんので。

さて今回も年末にキャンプツーリングしてきた、千葉県富津市の花はなの里キャンプ場で撮った写真を使って解説していきます。花はなの里キャンプ場は里山にひっそりと存在する素朴なキャンプ場。棚田を利用して作られたサイト、たくさんの犬、猫たち。そして草花や鳥などバイクで走っていると気が付かない、房総の小さな自然を感じることができます。

それにキャンプ場の受付も兼ねているカフェ「ダム」もピザやパスタが好評でお勧めです。私は知らなかったのですが、少し前にテレビでも紹介されたようですね。何かこう、オーナーさんの愛を感じるキャンプ場なのです。

さて今回は難しいカメラの設定の話などは無しにして、構図のお話です。「なかなかソレっぽいのが撮れないよ~」という方のために、簡単なただ1つの方法です。




写真は「何をどう撮るか?」が大切ですが、初心者の方は「こんな時はこうしてやろう」という経験や引き出しがないので「何をどう撮るの??」と現場で迷うと思います。

そんな時にお勧めする、極めて具体的な手法のご紹介です。灯台もと暗し作戦。あなたがそこで写真を撮ろうと思い、足を止めたなら既に背景はあるのですよね???それでは、あと1つだけ、これからご紹介することを実践してみましょう。

花はなの里キャンプ場の上から2段目のサイトにテントを張った私は、キャンプの準備を終えて焚火の火も安定させ、一息ついていました。正直、オートキャンプ場なので良い写真は撮れないだろう、最初はそう思っていました。

しかしキャンプサイトは良い感じで西向きで15時すぎには私の大好物の光が差し込んできました。それに足元をよく見ると、たくさんではありませんが12月だというのに、もうスイセンの花が咲いているではありませんか。

誰もいない一段上のサイトにカメラを設置して、楽しい楽しいクリエイティブタイム。このスイセンを前景にしてキャンプシーンの作品に挑戦です。

 

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/25 ISO250

夕方の美しい逆光を使って、前景となるスイセンの花を輝かせてみました。以前の<初級>ツーリング写真 基本的な光の使い方 逆光編でも解説しましたが、逆光は最高にドラマチックな作品が作れる光源です。そして湿った薪をあえて焚火に投入して、煙の演出も加えてみましたよ!

今回、この写真で初心者の方々に伝えたいのは高度なことではなく、ただ1つだけ「前景を探して撮ってみよう」ということです。灯台もと暗し作戦です。

撮影地の足元や近くに注目してください。草花、木、建物、ライダー、バイク、何もなければ地面でもOKです。ライダー、バイクは自在に位置を調整できますし、地面とはカメラを地面に置くほどのローアングルにすると生まれる前景です。

良さそうな前景を発見したら被写体に重ね合わせるようカメラポジションを大まかに設置してみてください。まず最初に被写体の画面内での大きさ、背景の範囲を良く見て焦点距離を選びます(一眼レフなら場合によってレンズを交換)。

次にカメラアングル、位置などを微調整して画面内での前景、被写体の位置関係を調整しましょう。上下左右に色々と試しまくってください!

最後にピント、ボケ具合の調整です。前景はカメラに近いのでとてもボケます。あなたが前景として選んだ被写体が最も魅力的あるいは効果的になるよう、ボケ具合を絞りで調整してください。この時、一眼レフを買ったばかりの方は、つい絞りを開放する悪い癖が出てしまいがちですが、何でも開放でボカすのは悪い癖です。本当に被写体が魅力的に見える絞り値が開放で良いのか?ちゃんと自問してくださいね。




どうですか?前景を探して見つけたら被写体と合わせて撮る。それだけ!前景の何もない平面的な写真よりも、奥行きが生まれてずっと良い写真になると思いますよ。

ここでは手っ取り早く「ソレっぽい写真」を初心者の方に撮っていただく具体的な手法のご紹介でした。誤解のないよう付け加えておきますが、必ず前景が必要だということではありません。平面的な写真が悪いみたいに聞こえますが、撮りたいと思った作品のイメージに合わせて色々やって良いんですよ!という意味です。

まずはソレっぽい写真を撮って、それをSNS等で発表して写真の喜びを味わってください。それが次への原動力になります。

なお今回のこの写真では超近景とも呼べる位置にスイセンがあり、こういった場合での絞り値の微調整については中級か上級で改めて解説させていただきます。それでは今回はこの辺で~!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

花はなの里オートキャンプ場

棚田の最上段から3つくらいまで、小さなサイトでバイクソロに最適。新たにバイクソロ料金も設定されて行きやすくなりました。カフェダムでの石窯焼きピザもお勧め。南房総ツーリングの内房ルートの拠点にも最適です。アクアラインからもアクセスしやすいです。焚火は直火OK スーパーはバイクで10分くらいの場所にベリーズフーズ大貫店 があり、このスーパーも良質な食材が豊富でお勧めです!

結果、アートなら全て良し<初級>ツーリング写真

写真を撮る楽しさ、人に見てもらったときの喜び。これを知ってしまえば、もう頭の中は写真のことでいっぱいになります。

四六時中、どこかに良い被写体はないか?魅力的な光がないか?意識的でも無意識でも探し回っているものです。

いつの間にかバイクで走り回ることよりも、温泉やグルメよりも、写真のことが楽しくなってしまいます。それくらい不思議な魅力を持ち合わせているのが「写真」という芸術の魅力だと思います。

最初は私だけ、こんなことをしているのだと思っていました。しかし最近になってSNSを見ていると凄く上手にツーリング写真を撮る人が増えて、その方たちとSNSで繋がると、みなさん同じように写真の魅力にハマっているようです。

上手な人はみんな、楽しみながらいつでも写真にできそうな「何か」を探す目を持っているのだと思います。

  RICHO GR  F5 1/45 ISO100

こちらの作例は、いつものツーリングルートにある自販機コーナーで撮った1枚です。どれにしようか選んでいるときに、反射する愛車の姿を発見しました。デザインの「色」の要素である黄色、ピンク、紺があり、「B」の文字もデザインに効いていると感じました。

この時は一眼レフは持っていなかったので、リコーGRで撮ってみました。本当は缶ジュースの文字は読めないくらいボカしたかったのですが、それはGRでは難しかったので敢えての読める構図にしてみました。

我々、日本人からすると自販機は見慣れた風景ですが、例えば海外の方が見ると自販機のある風景は異国を感じるそうです。なので、この写真をもし海外の方に見てもらったら、どんな反応が返ってくるか楽しみでもあります。

写真の鑑賞者は文字があれば読もうとします。しかし外国の読めない文字だった場合は、その文字から出す雰囲気を読み取り想像を馳せます。外国の新聞紙に包まれた雑貨がオシャレに見えるのはこのためです。

ちょっとした発想の転換と、いつも被写体を探している目、これらは写真の楽しさを知っている人が当たり前のようにやっている事です。発想の転換は完全に遊び感覚でOKです。被写体を探す目は日常的にいつも持ち合わせておくと、自然と訓練されて審美眼が養われます。

素晴しい景色のところへ行こう、テクニックを駆使してスゴい写真を撮ろう、それも大切ですが、まずは遊び感覚で何でも撮ってみましょう。自分の中に眠っている好奇心を覚醒させるのです。

撮っているときも、出来あがった写真もとても楽しくてワクワクしますよ。





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導線効果と視線誘導<中級>ツーリング写真

寒いですね!私は年内にもう一度、キャンプツーリングに行く予定なのですが、聞くところによると最近は薪ストーブブームのせいで、真冬のキャンプ場でもファミリーの姿が増えたらしいですね。

夏のシーズンと違い静かに過ごせるのが冬キャンプのメリットですが、冬でもキャンプ場が賑やかとなると、また野宿地を探すしかなさそうです。毎年、お正月休みはキャンプ場と決めていたのに困ったものです。いくら野宿が好きでも野宿で新年を迎えるのは何となく気分がのらないんですよね。

さて今回は<中級>ツーリング写真 デザインの要素にある「線」の導線効果のお話です。

RICHO GR F4 1/640

風景の中には地面と建物の境界、海や湖などの水平線、道やガードレールなど様々な線の要素が存在しています。線は主に水平方向であれば安定感、垂直方向であれば力強さ、斜め方向であれば動きを表現できます。

写真の鑑賞者は写真を見た時に無意識に画面内で視線を上下左右に走らせています。写真の作者は導線を巧みに使って鑑賞者の視線をいかに心地よく誘導させるか、あるいは作品の意図に合わせて被写体同士を関連付ける導線を考えると、より良い秀作になりえます。

この作例をご覧ください。古びれた漁師さんの番屋でしょうか。何度もペンキを塗って補修した様子が印象的です。漁港はこういったカラフルな被写体が多く存在するから楽しいです。

私はこのとき番屋と通路の境界になる線を利用し、奥行きある構図を作りました。そしてその導線の先には被写体になるバイクを配置。導線を利用した構図作りは導線が被写体と接続されていないと、ほとんど効果がないです。




導線以外の写真の解説です。デザインの要素として色ですが青、黄土色、水色、緑と扉が鮮やかにペンキで塗られています。これらが地面などの中性色とコントラストを生んでいます。導線に使った線は写真に奥行きを強く与える目的で、画面の角から入れてハイアングルで撮りました。

次に構図です。被写体の役割ですが、良き脇役として手前の錆びたタイヤ、通路の途中にある錨が良い仕事をしています。漁港は色々な物があるので、ゴチャゴチャした構図になりやすいため注意が必要です。コツは地面など意図的に何もない場所を探して、それを有効なスペースとして画面内に構成することです。このスペースの使い方は漁港シーンに限らず、多くの撮影シーンで有効です。スペースと被写体エリアの割合は半々ではなく1:1.5や出来れば黄金比を狙うと良いです。

その他、この作例の場合はリコーGRなので、あまりボケない特性のカメラなのでF4で撮影していますが、導線効果を狙う画面作りでは線全体がシャープに写るよう絞りこんで撮りましょう。

私の解説を見ていると「ずいぶん理屈っぽい世界だなぁ」と感じられませんでしたか?「もっと目の前の景色を感じたままに撮ればいいのに」とか思いませんか?感じたままに撮る、は私も大賛成なのですが、残念ながらそれが許されるのは、かなり優秀な写真家の方だけなんだと思います。

黄金比1:1.618 フィボナッチ螺旋を用いた構図  タイサンボクの花

写真に限らずあらゆる芸術を勉強すると、こういった理論じみた話や黄金比などの数字がよく出てきます。私は子供の頃から数字、数学が大の苦手で、写真芸術はそういった数学の世界と真逆の世界と思って好んでいたのですが、勉強するほど数学と切っても切れない世界と知り愕然としました。

直感的に良いなと思った写真や絵画には、かならず人間が心地よいと思える数学的な比率などが存在しているのです。それに加え、今回ご紹介したような導線効果は鑑賞者を心理的に楽しませる要素であり、数学だけでなく心理学のようなものまで絡んできて、極めようと研究するほど理詰めが待っているのです。

こういった理論的な考えを、何もかも捨てて「感じたままに撮った傑作」というのをいつか生み出してみたいものですが!

 





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↓↓↓撮影地↓↓↓

漁港での撮影は漁師さん、地元の方、釣り人のご迷惑ご心配をおかけしないよう最大限のご配慮を!

基本的な光の使い方 逆光編<初級>ツーリング写真

いよいよ年の瀬ですね。

みなさんお仕事の方もかなり忙しいのではないでしょうか。年の瀬とはその年の終りが迫り、忙しくなるという意味だそうですね。つまり年末でも暇な人は使わない言葉・・・。

私の職場はクリスマスやお正月の飾り付けがある位で、とくに忙しくはなりません。ただし期末の3月が忙しいですが。

さて今回は<初級>ツーリング写真の基本的な光の使い方 逆光編です。

前回の斜光編、 と順光編は理解できましたか?

「基本的な」とつけていますが、写真において光の使い方なんて、あまりに多岐にわたり永遠のテーマとも言って良いディープな世界です。私もいまだに「こんな光の使い方があるんだ!」と発見、感動することがあります。

逆光と聞くと綺麗に撮れない、逆光で撮ってはいけない、と思っている方が多いですが大変な間違いですので、今回の投稿を見て逆光の素晴しさを覚えてくださいね。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/60 ISO100

上の作品をご覧ください。東京湾に沈みゆく夕陽にレンズを向けてR1200GS-ADVENTUREを撮ってみた1枚です。AVモードの評価測光に対して露出補正プラス0.3です。逆光の撮影シーンでは度々露出が狂いますので前回ご紹介した露出補正をぜひマスターしてくださいね。

この作品のシーンは11月のよく晴れた日。秋から冬にかけて空気が乾燥し、空気中の水分が少ない状況では遠くの夕日は美しくなります。そして海の上の水分のみを透過するからでしょうか、この写真のように独特の赤みを発してドラマチックな光景を作ってくれました。本来は歓迎されないレンズフレア、ゴーストも個人的には演出に一役買ってくれたように感じます。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/640 ISO100

続いてこちらの作品。秋の林道でのひとこま。太陽の位置が高めの逆光シーンです。木々の葉を光が透過する様子を表現したかったので、太陽光の入射角を緻密に計算してカメラ位置を選びました。評価測光に対してプラス1ステップ補正しています。逆光の話と関係ありませんが、葉を全体的に柔らかく表現したかったので開放値F1.4を選んでいます。こんなときシグマのARTラインは「よくぞARTと名付けたな」とうなる一枚が撮れますね。逆光をうまくコントロールすると、その場所の空気感や香りまで伝わってくるよう作品が作れます。

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/160 ISO100

オマケでもう1枚の作品をご紹介。逆光はとにかく良いので大サービスです~。逆光を使う場合の1つの特徴として地上物を輝かせることが可能なこと。斜めに入ってきた光が地上物に当たり美しく反射するのです。この作品の場合は手前の草地、波の頂点が輝いています。評価測光に対して露出補正はプラス0.3ステップです。小さく写っているので、あまり効果がありませんがバイクやテントも輝きを放っているのが確認できると思います。私のストレージには有りませんでしたが、よく見かける写真としてはススキが輝いている写真、みなさんも見たことがあると思います。




いかがでしたか?順光や斜光に比べて、ドラマチックな作品をつくるのに有効な光源であるとお分かりいただけたでしょうか?

ほとんどの場合において、評価測光がイメージ通りにいかず露出補正が必要となってきます。そのためか昔から逆光は良く撮れないと誤解されますが、実は優秀な写真家ほど逆光を上手に使って作品をつくっているのです。

もちろん悪い点もあります。例えばレンズフレア、レンズゴーストが入ってしまうこと。これについては賛否ありますが、私個人としては不快に感じないフレア、ゴーストであれば「写真らしさ」として歓迎する要素と考えます。

青空を撮りたいのに・・・という要求も被写体の方が逆光だったら諦めざるえません。どうしても青空が撮りたければ、別の日に出直す以外に選択肢はないです。

順光、斜光、逆光といった太陽光という自然の光源を使っている限り、そのときの光の条件に合わせて撮影地、被写体、どのように撮るかを適宜考えねばなりません。そんなとき、優秀な写真家とは「こんな時はこうしてやろう」という撮影の引き出しが豊富にあり、逆に初心者の方はそれがないので、どうして良いか困ってしまうのです。

しかし今回の解説で順光は色鮮やかに、斜光は立体的に、逆光はドラマチックに、といった大まかな使い方が分かりましたよね?撮影現場で困ったら思い出してくださいね。そして積極的に光を利用し露出補正もしてください。

撮影の引き出しは経験とともに少しづつ増えて行きます。この辺の解説はまた別の機会にしますので、お楽しみに!!

 





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↓↓↓使用レンズ↓↓↓

SIGMA 35mmF1.4ART

私の中の標準レンズは35mm。感動的な描写を狙う単焦点。

SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

ツーリング写真で使うには飛び道具とも言える超望遠。超望遠ズームとしては軽量で小型。

 

 

なぜ露出補正が重要なのか<初級>ツーリング写真

すこし前に<初級>ツーリング写真で露出の解説をしましたが、今回は露出補正のお話です。この次の投稿で逆光の解説をする予定なのですが、逆光撮影には露出補正がつきものなので、その前に露出補正の解説です。たまには順序よくやっていきます。

まず露出について簡単におさらいをします。人間の目も写真も光を捉えています。カメラの中は真っ暗な箱でシャッターが開いた瞬間だけ、外の光を取り入れます。レンズの中には絞り羽という複数の羽を円状に折り重ねた物があります。中心には穴ポコがあって、穴ポコを大きくしたり小さくしたりできます。

露出とは真っ暗なカメラの中に、写真を撮る瞬間、どれだけ外の光を取り入れるか?ということ。簡単に言ってしまえば写真の明るさです。

目の前の情景に対して、どれだけ光を取り入れたら良いか?つまりどれくらいの明るさにするのか?シャッターが開いている時間、絞り羽の穴ポコの大きさをカメラにお任せするのが評価測光(AE)といいます。

評価測光はマニュアル露出モード以外の全てのモードで機能します。測光方法は画面全体の平均でみたり、特定の部分をスポットで測ったりと色々と設定を選べます。

しかし、どんなに高性能なカメラでも評価測光が必ずしも撮影者の意図に合致しているとは限りません。むしろハズレや大ハズレであるケースが多いです。

そこで「おいおいカメラ君、せっかく頑張って測光してくれた値にケチをつけるようで悪いが、ここはもう少し明るく(または暗く)いこうぜ~」とあなたが補正をかけてあげる、それが露出補正なんです。

一覧レフの背面 中央にある大きなダイヤルが露出補正

露出補正はかなり頻繁に使います。カメラ選びのときに露出補正がすぐに操作できるカメラは使いやすいカメラであるためお勧めです。逆に MENU ~ ↑↓ボタンを何度か押して露出補正 ~ SET ~左右ボタンで補正して ~ SET ~なんて下の階層まで行くカメラは面倒で使いにくいです。

カメラの評価測光はあくまでヒストグラムで綺麗な山ができるような写真を良しとして計算します。ヒストグラムとは画面内の明るい部分と暗い部分の割合を示した分布図のようなものです。

編集ソフト lightroom のヒストグラム

カタログの写真や何かの記録写真などは、実際の明るさを忠実に写真にすることが重要です。それでも例えば白い車をアップで撮ったり、黒いドレスを着た女性を撮ったりする場合は評価測光では適正露出を得ることが出来ず、カメラマンはマニュアル露出で撮影するものです。

(評価測光は白色は明るい、黒色は暗いと誤認してしまうため、白い被写体はアンダーに、黒い被写体はオーバーになりやすい)




私たち芸術的ツーリング写真を目指す人間は、一刻も早く「現実を忠実に再現する写真」の呪縛から解放されるべきと考えます。露出の考えもその例外ではありません。

EOS1Dx  F5.6 1/25 ISO400  AVモード 露出補正-1.3ステップ

上の作例をご覧ください。海岸で日の出を待つシーンです。この作例の場合は実際の明るさとほぼ同じ感じですが評価測光に対して露出補正はマイナス1.3ステップと大幅にアンダーよりに補正を入れました。

カメラ:「だんなぁ、ここ暗いっすねぇ。でも任せてください、アッシがたくさんの光を取り入れる設定を選んでしんでやす。」

あなた:「おいおい、ここは暗いのが良いんじゃねぇか。何でも見えるように明るく撮ったらせっかくのムードがぶち壊しだ。まったくオメェはロマンがねぇな!」

カメラ: 「・・・」

 

EOS1Dx F7.1 1/400 AVモード 露出補正+0.7ステップ

続いて上の作例を。ここでは天気と時間帯が悪く写真に適さない状況でしたが、柔らかくハイキーなイメージを頭の中につくって露出補正を+0.7としました。このとき空や雲の繊細な階調が失われないよう、何度もモニターで確認して慎重に露出補正をしました。

カメラ:「こんなシーンは簡単に露出が決まりまっせダンナ。軍事技術とまで言われている性能をなめてもらっちゃぁ困るぜよ!」

あなた:「バカヤロウ、被写体をよく見やがれ!マンタの中に宇宙だぞ!これは夢だ、夢を撮ってんだよ。だから夢の風景をイメージして、もっと明るくしやがれ。」

カメラ:「・・・」




どうでしたか?あなたの記憶に印象深く残ってもらえればと、笑いを交えて解説してみました。(笑えなかった???)ここで既に露出補正はやっているよ、という方に質問です。最大でどれくらい補正したことがありますか?0.7?それとも1.0?くらいでしょうか。

イメージとは将来、あなたの記憶の中に刻まれるであろう、その旅の記憶風景です。それを現場で強く想像してみてください。欲しい露出のヒントはその中にあります。

カメラのコンピューターは優秀ですが、あなたの旅の記憶風景など知ったことではないのです。

カメラの評価測光に少しでも疑念を持っていれば、露出補正は時として2や3といった大幅な補正を入れるシーンがあるはずです。いつも0.3か0.7くらいだ、という方は次の撮影の機会に大幅に補正を入れて試してみてくださいね。特に逆光や薄明時などに試すと良いです。

フィルム時代からのベテランは全てマニュアル露出で撮っている方もおられるでしょう。しかし初級の皆様は絞り優先モード、またはシャッター速度優先モードで評価測光を活用してください。ただし、かならず現実に忠実な明るさではなく、あなたのイメージの明るさであるかどうか?これを自問する癖をつけましょう。そうすれば露出の考えや露出補正はすぐにマスターできると思いますよ。

あなたの心の中に存在する真の適正露出を探り当ててください。

 





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↓↓↓写真1枚目の海岸の撮影地↓↓↓

↓↓↓写真2枚目のマンタの絵がある撮影地↓↓↓

基本的な光の使い方 斜光編<初級>ツーリング写真

みなさん、素敵な写真を撮られていますか?日常の生活の中で、あっと思った瞬間を見つけた時、カメラを持っていなくてもスマホで撮ってみましょう。

スマホカメラでもカメラアプリによっては露出補正ができます。露出補正ができるだけで一味違った写真が撮れますよ。ちなみに私のiphoneにはStageCam HDというのが入っています。

さて今日は<初級>ツーリング写真の基本的な光の使い方の続きです。前回は太陽を背にして撮影する順光を解説しました。今回は斜光です。

EOS1Dx + EF135mmF2L F8 1/400 ISO100




写真における光の解説と言っても、光には様々あり例えば水分を含んだ空気を望遠で圧縮した場合の光だとか、鬱蒼とした木々の間から差し込むように入る光だとか、水面を反射して下方から被写体に当たる光だとか、ここでは書ききれない程いろいろです。

とてもディープな話ですので、ここでは単純に光の向きのお話だけを、<初級>にふさわしい内容で解説します。向きも単純に逆光とか斜光とか言っても、角度の違いで全く違う写真になったりします。

この作例をご覧ください。海岸のテトラポットのすぐ近くまでバイクで入れる場所を発見しました。写真のデザインの要素でいう・規則的なパターン ・立体感を表現するのに最適な場所を見つけることができました。

当ブログで度々出てくるデザインの話。写真におけるデザインの要素とは・線 ・図形 ・色 ・立体感 ・質感 ・規則的なパターン ・ディティールなどですが、詳しくは別の機会に解説します。

この作例では全体が青、グレーと寒色系で統一された色の要素もありますが、何より印象的なのはテトラポットの規則的なパターンとその立体感でしょうか。

この写真の撮影時間は午前11時45分。割と高い位置からの太陽光ですが冬の場合は昼でも完全に真上にはなりません。これが夏だと11時から14時くらいは太陽が真上になってしまいます。画面の右手から太陽光が当たり、被写体の左側に陰が入るのがお分かりいただけますでしょうか。

斜光は被写体の立体感を強調するのに最適な光の向きです。また地面に延びる陰を使った作画や被写体の存在を強調するのにも適しています。人物に使うと厳格さや緊張感を加えることができるでしょう。バイクを主役に大きく撮る場合も、外装やパーツのディティールが強調されてカッコよくなると思いますよ。

ツーリングシーンの撮影では光源は主に太陽光です。予め狙った撮影スポットに計画的に出向くのであれば、太陽の向きをよく考え時間帯を選んでいきましょう。

日の出日の入り時刻方角マップ  便利なサイトです!

次回はいちばんドラマチックな逆光を解説しますので、お楽しみに!

↓↓↓撮影地↓↓↓




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3つの写真を撮って苦手を解消<初級>ツーリング写真

<初級>がすでに難しい!という声が聞こえてきましたので、すこし軌道修正して<初級>をやさしい内容にしてみます。難しいというか私の解説が分かりにくいのかもしれませんが…もともと文章は得意ではないので、乱筆はお許しくださいませ。

では、今回はあなたが「ここで写真を撮ろう!」と思い、バイクを停めた素敵な場所を想定して解説します。

多くの方が撮影現場で「何をしていいのか分からない」と感じておられると思います。素敵なところなら風景を撮りたいし、何かの被写体を発見したなら、それとバイクをからめて撮りたいですね。それに何より大好きな自分の愛車も撮りたいです。

「何をしていいのか分からない」その正体はこれらの想いが混沌と入り混じり整理がついていないのが原因です。

自分なりに練ったあげく、景色、被写体、バイクのそれぞれの存在を枠の中におさめ、バランスをとったつもりの構図。しかし実際はイマイチな写真になってしまった。というパターンが多いと思われます。

こういった初心者の方にありがちなケースを打開する策はいくつかありますが、ここでは「3つの写真を撮る」練習法をご紹介します。




~究極のツーリング写真流 3つの写真を撮る訓練~

お気に入りの撮影ポイントを見つけたら、カメラの電源を入れる前に深呼吸でもして、空気を感じリラックスしましょう。そして景色を眺めて呟いてください「あぁ~なんて綺麗なとこなんだろう」と。 ・・・まあセリフは場所に合わせて何でもいいです!言語化の重要性については別の機会に解説します。

そして次の3つの写真を撮ってみましょう。

1.バイクを撮る

何も難しく考えることはありません。ご自身のバイクの写真を撮ってみてください。この作例は何の変哲もありませんが、地面を這うほど低いアングルから撮ったり、最もカッコよく見える斜めの角度を探し当てたり。バイクが主役になるよう画面に大きくバイクを撮るのです。この時、背景はなるべくシンプルに、電線やガードレールなど余計なものが画面に入らない場所を選んでください。

2.風景を撮る

 その撮影場所があなたの気に入った場所であるなら、バイク以外の景色、光景をよく見て1枚撮ってみてください。なぜ、ここで写真を撮りたいと思ったのか?答えはこの中にあります。

3.風景の中のバイクを撮る

風景の中に溶け込んだバイクの姿を撮ってみましょう。あなたはこの場所にバイクでやってきた「1人の旅人」であることを強くイメージしてください。気を付けるポイントはあまりバイクを大きく撮らないこと。この作例くらいが限界でしょうか。

あなたがここで写真を撮ろうと感じた理由、それは港にたたずむ漁船の雰囲気。それが旅情ある情景に感じたからではないでしょうか?

それが解明されれば、その場所にバイクでやってきた1人の旅人を登場させ、1つのシーンを完成させるのです。

当ブログのコンセプトである「ツーリング写真」という新たな写真分野のスタート地点は「3」の写真がベースなんです。これをベースにストーリー、光、気象現象、デザイン等を加えて作品を作っていくのです(中級以降の将来的なステップとしてイメージしてください)。




1、2、3と3枚の写真を撮って帰宅してよく眺めてみてください。それぞれの写真をどうするか、考えてみましょう。1は記念にとっておくか、同じ車種のコミュニティーで発表すると良いかもしれませんね。2はバイクとはあまり縁のない職場の仲間などに見せてあげると反応が楽しみです。3はツーリング写真のベースです。ツーリング仲間や写真、旅が好きな仲間のいるコミュニティーに発表してみましょう。

この3つの写真を撮る訓練の目的。それは撮影者の意図を明確にすることなんです。

作品にはかならず撮影者が「何を撮りたかったのか」明確に意図を伝える必要があります。

漁港の景色は綺麗だし漁船もいい感じだし、何より俺のカッコいいバイクを撮らなきゃ!この欲望を1枚の写真にしてしまうと、たちまち意図は見えなくなり平凡な写真に陥ります。

1枚の写真に込められた撮影者の意図、それは誰の目にも明快であり、そしてシンプルであること。初心者の方がすぐに実践できる撮影現場でのステップとして「3つの写真を撮る訓練」をご紹介いたしました。

ところで解説の途中に「なんて綺麗なとこなんだろう」と呟いて、とありましたが実はコレすごく重要なんです。将来的に感動のツーリング作品を目指すにあたり、ぜひ覚えておいてください。

撮影現場ではまず撮影者が感動しないといけません。それが例え他人から見れば普通の景色であったとしても、撮影者がその景色、光景、被写体に心打たれていなければ、どんなに撮影テクニックを駆使しても傑作にはならないのです。

おっと、<初級>ツーリング写真のお話から脱線してきたので、今日はこの辺で!




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