ツーリング写真<初級>もう悩まない!世界初。撮影フローチャート解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも見ていただき有り難うございます。当ブログの解説を見て、実践していただき「上達したよ!」という方はいらっしゃいますか?そういった方の存在を想像するのが、私がこのブログを作る原動力でございます。

今回は初級解説として「もう何もかもが分からない!撮影場所の探し方も、撮影地で何をどう撮っていいのかも!」という方を対象に、バイクに乗って走っているところから撮影地を探し当てて、撮影を開始するまでをフローチャートにして解説してみたいと思います。

ツーリング写真 撮影フローチャート解説 世界初ですよ!!

じゃ~ん 世界初のツーリング写真撮影フローチャート。適当だ…。

でも私の場合はいつもこんな流れなんです。撮影地は稀に予めスポットを調べてから行く場合もありますが、多くの場合は勘で探り当てます。コツは国道などのメイン道路から、生活道か農道にしか見えないような脇道を見逃さない事です。地形をイメージすると、その周辺でのそういった小道には何かが存在していると予測が立てやすいです。ハズレの場合も多いですが冒険心で行ってみましょう。

フローチャートの中で最も重要な部分は「被写体の魅力を探る」「デザインの要素を探す」「どのような光か見極める」これら三大重要素を個別に考えているところです。知識として知っていても、これらをごっちゃにして撮影すると、大抵はうまくいきません。くどいですが個別に考えて作りこんでいきましょう。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/320 ISO160

こちらの作例をご覧ください。2017年8月に撮影した北海道でのひとこまです。場所は紋別市のコムケ湖ですが、湖自体の撮影シーンにとらわれず、番屋などがある小道にて撮影地を探り当てました。「何かあるぞ!」と感じたので勘で行ってみたところです。

実際に見た風景は誰もこんな場所で写真を撮らないだろう、という平凡な景色だったかもしれません。しかし青い屋根の倉庫に注目しました。曇天下の鈍い光源は写真をフラット(コントラストに欠ける)にしますが、この寂しげな風景にぴったりだと感じたのです。

寂しげな風景の中に佇む倉庫が魅力と感じたら、もう主題は倉庫に決定です。




次にデザインの要素を探します。たびたびおさらいしますが写真におけるデザインの要素とは主に・線 ・図形 ・色 ・立体感 ・質感 ・規則的なパターン ・ディティール などです。中でも線、図形、色はとても重要です。

ここまで来たら、寂しげな風景に佇む倉庫、倉庫の屋根の青、倉庫の栗のような形、曇天のフラットな光源であること、といった具合に写真に必要な重要な要素の洗い出しが完了しました。

次にどんな画面を作るかを大まかに頭の中にイメージしましょう。倉庫が主題と決めたなら、大きさやピントや何らかの手段で、倉庫の存在感を絶対的にする画面作りが必要です。この撮影場所では倉庫は実際には少し離れていましたし、周囲には別の建物や電柱など画面に入れたくない物もありました。よって倉庫を引き寄せる目的と、周囲の余計なものを写さない目的で望遠レンズによる画面作りを決定させました。

作品の意図は「寂しい情景の中で最果て感を覚える、バイク旅のワンシーン」といった感じです。

カメラ本体にレンズを装着したら、まずは手持ちで動いてみましょう。動けば動くほど、被写体の位置関係やスペースの割合などが変化し、デザインの観点からも理想的と言えるアングルが発見できるはずです。逆に、このときに動かない人は理想的なアングルを発見できず、良き構図を組み立てることはできません。いきなり三脚をセットする癖のある人は要注意ですよ。

ここだな!と感じるアングルを見つけたら、まずは露出を設定して試し撮りをしてみましょう。フィルム時代からのベテランはこの手法に「無駄打ちが多い」と苦言しますが、私たちはデジタル世代ですし、ましてや学んでいる段階なのですからね。試し撮りは悪い事ではありません。




試し撮りの画像をプレビューするときは、余計な物が写っていないか?露出は狙ったイメージ通りか?ピントは甘くないか?カメラブレ、被写体ブレなど問題ないか?水平が気になるシーンでは水平もビシっと出ているか?、そして本当にその撮り方で良いか?完璧な構図、アングルがそれで良いか?自問しましょう。

この時点で以前に何度か解説しましたが「さいごのひと粘り」「さいごのひとヒネリ」に挑戦しましょう。完成したかに見えるその写真に、素晴しきプラスαができないか?絶対に傑作を撮るんだぞという強い気持ち、執着心といえるパワーで挑んでください。この写真の時は例えば雲間から太陽光が後光のように差し込んでこないか、地元の漁師さんが通りかかって会話するシーンが撮れないか?待ってみましたが、残念ながら叶いませんでした。

しかし粘りに粘って動いていると、局所的でしたが葦が生えている場所に気が付きました。この葦を前景に入れて撮れる場所を探り当てて最終的な作品の完成となりました。この写真で葦の存在感は極めて弱いですが、撮影者である私としては、この葦の存在は究極の脇役だな、と感じております。

どうでしたでしょう。こういった流れというか手順のような感じで解説したものは、他にはなかなか無いと思いますよ。撮影地でカメラの電源を入れたは良いけど、何をどうして良いか分からなかった方、ご参考にされてはいかがでしょうか!





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ツーリング写真<初級>絶対いい写真撮れる!シンプルな背景

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、早起きは得意ですか?今の季節、早朝はまだ寒いので、早く起きてバイクに乗るのは厳しいですが、暖かくなったら早起きして早朝のツーリングを楽しんでみませんか?ここで言う早起きとは撮影に適したスポットに着く頃に日の出になるよう、という意味なので出発は自ずと深夜ですが。

今回は初級ツーリング写真の解説として、写真のデザインやら比率やら露出やら意図やら表現やら…なにやら難しく感じてしまう話は抜きにして、シンプルな背景に被写体があるだけの写真なら誰でも簡単に良い写真が撮れますよ!という話です。

当ブログでは何度も写真におけるフレーミング、構図、被写体に寄る、デザインする、露出、ホワイトバランスなど重要なことを解説してきました。しかし知識だけ脳に記憶させても、明日からそれが出来るか?というと、そうもいかないのが現実です。

写真が上達するということは知識も重要ですがそれだけではなく、目を養う、足で構図を作る、「こんな時はこうしてやろう」という引き出しの在庫数、豊かな発想力など、すぐには身に付かない要素がたくさんあります。挑戦して失敗し、惜しいのが撮れたり、まあまあ成功したりを繰り返し、たくさん撮って写真を楽しみ、年単位で継続してはじめてモノになっていくものです。

一朝一夕には成就しないのですね。




しかし、いつまでもイマイチだなぁ、と思う写真ばかりでは楽しさを失ってしまうので、やさしいシーンで良い写真を撮ってみましょう。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/125 ISO400

こちらの作例をご覧ください。早朝の海岸でのシーン。日の出前のマジックアワーです。美しい背景に被写体が1つあるだけのシンプルな構図です。フレーミングや被写体の存在感の調整(配置、大きさ、ボケ具合など)、デザインなどは深く考える必要がありません。構図という意味ではとても簡単です。

強いてあげれば被写体に海と砂浜の境界である「線」が貫通しないよう、ローアングルにしたこと。それと意図的に露出をアンダーにしてローキーな写真(暗い写真)に仕上げた事くらいです。

モデルのポージングについてはインターバルタイマーで何枚かバリエーションを撮影して、後で良いものを選別しましょう。あくまで演出の話ですが、この場合は「太平洋に想いを馳せるライダー、太陽のぬくもりを待つ」みたいな設定です。




こういったシンプルな背景となりえる撮影地は探せば海岸以外にも結構あります。開けた場所がなければ広角レンズにこだわらず50mmレンズで撮ってみましょう。もし後ろに下がれるスペースがあるなら望遠レンズを使うと、さらにシンプルな背景が作りやすいですよ。

注意点は1つだけ。とにかく余計な物は入れない事。柵、ガードレール、電線、落ちているゴミ、遠くに飛んでいるカラスなど。余計な物を画面に入れないのは写真の基本中のキホンですが、シンプルな背景の写真ほど、こういった余計な物は目立って感じるものです。

以前に複数の被写体を画面に入れる場合は、撮影者であるあなたは映画監督のように、それぞれに役割を与え存在感を調整すると、画面内での意図、表現が明確になり傑作になりえますよ、という解説をしました。しかし、これはとても難しくて上級者向けの話です。

やたら要素が多くてゴチャゴチャした撮影シーン、存在感のある被写体が2つも3つもあるような場所は、構図を作る作業量も膨大で技術だけでなくスタミナも要求されるものです。初心者の人がこういったシーンばかりで撮っていると、いつまでも良い写真が撮れず負のスパイラルに陥ります。

ぜひ一度、シンプルな背景だけを探して、そこに1つの被写体(バイク)を入れて撮ってみてください。きっと素敵な写真になりますよ。





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ツーリング写真<初級>心構え☆目指すは芸術家!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、まだまだ朝晩は寒いですけどツーリングに出ると「小さな春」を発見できる季節になりましたね。

当ブログは2017年11月から本格運用を開始して3カ月が経過しました。当初、オートバイ写真をより芸術的に盛り上げて行こう!という趣旨ではじめ、現在も進行中なのですが、難しい壁は初心者の域から卒業できないで苦しんでいる方々の救済。既に上手な方は少しのヒントでステップアップできるのですが、いつまでも初心者のような感じの方って結構多いと思うのです。

究極のツーリング写真 <初級>ツーリング写真解説として多くの投稿で解説してきましたが、私自信とても悩んでいるのが「大事なことが説明できていない!」ということ。それが何なのか未だによく分からないのです。

とにかく何かこう初心者の方々に伝えたい大事なこと。でも誰も教えてくれないこと。それを明らかにして発表したいのですが、考えるほど「そうじゃないなぁ~」と思ってしまう。




今回はそんな私自身のもどかしさから、「心構え」みたいなお話をしたいと思います。

F6.3 1/160 ISO100

こちらの作例をご覧ください。地味でしょう?デザインとか光の使い方とか、特別これと言って何かした訳ではない写真です。強いていえば船体のディティールを図形と捉えて画面内に堂々と配置したこと、手前側に地面でスペースを作ったこと位ですが、まあ普通ですよね。

ストーリー性を加える要素は自転車に乗って去りゆく女性です。待っていれば、こういった偶然は容易に手に入れることができます。

こういった普通っぽい写真は悪く言えば平凡で驚きや感動はありません。反面、よく見ていると素朴な風景にも思えて、懐かしさや「ほっとする」安心感をも感じます。

なかなか初心者の域を卒業できないで悩んでいる方は、まずはこういった写真を撮ってみましょう。上手ではないけど良い写真です。コツは少し意図的に地味な写真を目指す事です。上達したいと願う気持ちは、時として写真を良く見せようという欲が働いてしまい、それが悪さをするときがあるからです。

肩の力をぬいて「ありのまま」の情景をシンプルに切り取ってみましょう。

ここで質問です。あなたは写真が上達したら、どんな人になりたいですか?

1.高性能、高機能なカメラを完璧に使いこなせる人

2.現実の風景を忠実に再現でき、綺麗な画像として撮れる人

3.カメラ、レンズ、ライティングなど機材の知識が豊富で何でも知っている人

4.雑誌やポスターやカレンダーなどに載っていそうな綺麗な写真が撮れる人

5.ソフトウェア―を使って画像の加工や調整を何でも自在にできる人

どうでしょう?当てはまるものはありますか?





写真と一言でいっても色々です。商用カメラマンの世界では商品のカタログや雑誌で使うカットを専門に扱っている人、ブライダル写真や七五三などの記念写真をスタジオで撮る人、マスコミなどの報道関係・・・ほんと色々です。こういった世界では1~5は重要なことかもしれません。

あなたはドコを目指しますか?当ブログ 究極のツーリング写真が好き。バイクツーリングが好き。旅で出会う世界に魅了されている!という事であれば1~5のどれでもないと思います。

目指すは「芸術的な写真を撮れる人」です。恥ずかしがらずに思いっきり芸術家を目指しちゃいましょう。

人に感動や共感を与える、旅やオートバイの世界を伝える、誰かの人生に影響を与える、こういったことは芸術です。芸術は表現であり個性であります。表現することを決して忘れず、個性を打ち出す芸術家を目指しましょう。

カメラの操作方法なんて後で覚えれば良いです。明日から「芸術写真を撮るんだぞ」という心構えでシャッターを切ってみてください。

きっと「写真っていいもんだな」と感じるはずです。





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ツーリング写真<初級>ペアショットを狙え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、花粉症は大丈夫でしょうか?バイク乗りで花粉症ってキツいですよね。私も軽く花粉症なのですが、バイクに乗り始めると最初の30分くらいは症状がひどく、それ以降は乗っていても全然平気なのですが、なぜ最初だけなのでしょうね。

そもそも花粉症って昔はあまり聞きませんでしたが、こうまで現代病として流行した原因は何なのでしょうね。体の免疫細胞がおかしくなって、有害でもない花粉に過剰反応しているというのは分かるのですが、なぜそうなったのか?不思議です。




さて今回のツーリング写真の解説はバイクの写真を撮る時のアングルのお話。そして2台ある場合のツーショットを作るときのバランスのお話でございます。

リコーGR F5.6 1/250 ISO100

こちらの作例をご覧ください。少し前に撮った写真ですが群馬県と長野県の境にある人気のツーリングスポット 志賀草津道路でのワンシーンです。

友人のR1200GS アドベンチャーと2台でツーショットを撮ってみました。メイン被写体が2つある構図とは、まず比率をどうするかを考えます。黄金比(1:1.618)、白銀比(1:1.1414)、1:1.5あたりを狙いたいところですね。この写真は意識していませんでしたが。

被写体が最も魅力的に見えるアングルを探すのは、ポートレートなどにも通ずる写真の基本とも言えますが、実はオートバイのような被写体ほど理想的なアングルはピンポイントであり、それを探り当てるのは難しいものです。

さらに絶対ではありませんが、この理想的なアングルは大抵は1つしか存在しなく、わずか数ミリのアングルの違いで、心地よかったと感じたバランスはたちまち崩れるものです。




この作例はややハイアングルで狙い、2台のR1200GSの傾き具合で動感を印象付けています。手前のR1200GSは左側面が少し写っている角度に対し、奥のR1200GSは右側面が写っている角度です。このように向かってくるようなアングルは「この場所に到達した」「画面に登場した」と印象付ける有効なやり方です。2台以上あるときしか使えませんが「撮影の引き出し」として覚えておいて下さいね。

この作例の場合、2台のオートバイがどちらも同じR1200GSアドベンチャーであること、さらに色まで同じ白(厳密に言うと友人のはGSの30周年記念カラー、私のはアルピンホワイト×サンドローバー)であるので、例外として二等分のボリュームで撮っても悪くなかったと思います。おさらいですが写真における比率では特別な理由なしには二等分はやめましょうね、という解説を以前にしましたが覚えていますでしょうか?

この時は本当に立ち寄った休憩ポイントで、気軽に撮った1枚なのでツーリングスナップとも呼べる1枚になっています。あまり緻密に組み立てられた写真というより、気軽さが見る人にも伝わり親近感にも似た安心がある写真とも言えると思います。

みなさんもお友達とツーリングした時に、ペアショットに挑戦してみてくださいね。今回はこの辺で!!





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ツーリング写真<初級>峠をハイアングルで攻めろ

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま、素敵な写真を撮ってトキメイていますか?いつもドキドキワクワクを追求して写真で冒険しましょうね。

最近ふと感じたのですが、写真の初心者の方や上達を目指している方へのHOWTOみたいな分野ってものすごい経済効果ありそうですよね。はじめての○○とか、風景写真の撮り方とか、構図や露出の基本とか、解説している書籍だけでも凄い数が本屋さんにありますよね。

ワークショップや講習会的なものもたくさんあります。すごくお高いですけど、けっこう多くの方が参加しているみたいですね。

私はこのブログをはじめて、一般的な解説書や雑誌などがどんな風に説明しているのか興味があったので、何度か目を通したのですが個人的な感想としては「すごく意地悪だな!」と感じました。何も知らない方にいきなり露出の話や三分割構図の話をするのって、絶対に間違いだと思うのです!

写真をはじめるには、まずカメラの操作方法が必要ですがそれは説明書にも書いてありますよね。まずは写真を撮る楽しみを知ることが最初だと思うのです。被写体を見つけたり魅力を言葉で説明できるようになる。それができる「自分」の心や目の育て方。少しづつ変わっていく自分を楽しいと思えること!これが最初に教えてあげるべき事だと思うのですが。

わざと遠回りさせてお金を使わせる目論見なのでしょうか?それとも上手な人や優秀な写真家が増えたら何か困ることでもあるのでしょうかね。いやいや…ネガな話題はこの辺にしておきましょう~。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F7.1 1/125 ISO200

こちらの作例をご覧ください。すこし前ですが秋の福島県 磐梯吾妻スカイラインで撮った1枚です。ここは本当に最高のツーリングルートですね!まだ行かれたことのない方は、シーズンになったら是非行ってみてくださいね。




さて写真の解説ですが、峠とは九十九折れになった道、緑や紅葉といった自然の景観、そして高低差があるものですね。写真のデザインの観点で考えると、まず道は直線とヘアピンカーブで「直線、曲線」が存在します。構図内に視線誘導させる導線として使えますね。

次に色。緑、グレー、遠景はブルー系でしょうか。こういったデザインに使えそうな線や色といった要素は言語化して洗い出してみましょう。それを撮影にどう反映すれば良いのか分からなくても大丈夫です。

峠はこの作例のように高いポイントから峠の様子を見渡せる場所探しを最初にやるのがコツです。良さそうな場所を見つけたら、深呼吸でもして自分の好きなことを探してみましょう。「イイ眺めだぁ~紅葉はまだ少し早いけど、これはこれで綺麗だね」といった具合に。

あなたのアンテナが何かに反応すれば、それに従いましょう。この写真を撮ったとき私は近くにある熊笹などが生い茂った草の部分に反応しました。これを35mmで寄ってパンフォーカスで撮ったら面白いな!と。ちょうど時間帯も良く朝の逆光シーンです。以前も書きましたが逆光はドラマチックな写真を撮るのに最も適した条件です。




逆光は地上物を輝かせる効果があります。前景に入れた草はもちろん、高い位置から下を見下ろす画面なので、その画面内の大半は逆光によって輝きを放つのです。

前景のボケ具合を慎重に調整しF7.1とし、プログラムタイマーをセットして自分のバイクが走る様子も撮るので、シャッターが遅いと困るのでISOを念の為に200に設定。シャッター速度1/125を確保しました。なるべくバイクの位置のバリエーションが欲しかったのでインターバルプログラムは1秒毎に設定して、時速20キロくらいでバイクを走らせました。すべて「○○だから△△した」の法則ですよ。

どうでしたか?初級にしては色々と書いてしまいましたが、峠に行ったら写真のような場所を探してみましょうね。というお話でした。この写真の場所も秋ではなく春に行けば、もっと草が少なくて手前のヘアピンカーブの全容が見えたかもしれませんね。

今回はこの辺で!





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磐梯吾妻スカイライン 湖見峠(うみみとうげ) バス停のような標識が目印です。

ツーリング写真<初級>まずは贅沢に時間帯えらび

前回の投稿で良い写真を撮るには知識や想像力など脳を鍛えるのが大事なんですね~、なんて話題を少ししましたが、では優れた知識を授かるために神様に祈願するのはどうだなんだろう?と疑問に思い調べてみました。

私のよく行く日蓮宗 清澄寺(せいちょうじ)では虚空蔵菩薩のお守りが売っているようなので、こんど買いに行ってみようと思います。虚空蔵菩薩は宇宙のような無限の知恵や記憶をもった菩薩で、あの日蓮大聖人も開宗する前に修行の時に虚空蔵菩薩へ21日間の不眠不休の業を積んで明星の如き智慧の宝珠を授かったとか。

ちなみに○○菩薩とは悟りをひらくため修行中の人、という意味で悟りを開いた人は○○如来だそうですよ。

さて、前置きが長くなりましたが今回はツーリング写真<初級>として、どうも上達できない!とお悩みの方に贅沢な時間帯だけを狙って撮ってみましょう!というお話です。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F6.3 1/160 ISO100

こちらの作例をご覧ください。夕方に日が沈んだ直後の港で撮影した1枚です。夕景とは写真のややこしい理論などは抜きにして、無条件に美しいものです。

当ブログ 究極のツーリング写真では今まで初級対象の方向けに色々な解説をしてきましたが、身に付けた知識を実践へ結びつけるのに苦労されているかと思います。勉強した知識は必ずしも明日に使えるものとは限りません。また写真とは知識や技術の前に目を養うことや、感動しやすい心を作るのが先決だったりと、写真の勉強とは直接関係ない部分もあります。

いつまでも思うように撮れず壁に当たっていると、やがて良い作品を撮りたいという情熱の温度が下がってしまいます。




この作例は前景にバイクを置いて遠景のクレーンなどをシルエットにしたシンプルな構図です。決して比率とかデザインとか難しそうな要素は見えないと思います。

強いて言えば「○○だから△△した」の法則はあります。とても穏やかで凪と呼べる海面が夕空を美しく反射していたので、それを画面内で割合を多くしたかったのでハイアングルで撮りました。「凪の海面が美しかったのでハイアングルにした」です。必ず現場で言語化しましょうね!

技術的なポイントは1つだけです。露出は評価測光に対して例えばマイナス2/3とかマイナス1といった具合に暗い方に補正しましょう。簡単でしょう?もし暗くてブレてしまうようでしたら、絞りを開くかISO感度を少し上げるか、被写体に動きの要素がなければ三脚を使用して遅いシャッターで撮っても良いと思います。

写真を撮るにあたって最高の時間帯と呼べる夕刻を狙って出かけてみましょう。ポイントは夕陽だけでなく日没直後も美しいのでソレを狙ってやりましょう!いつもの撮影スポットでも昼間に撮る写真とは全然違った写真が撮れるはずです!

 





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ツーリング写真<初級>繊細なタッチを身につけよう

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき有り難うございます。今日はツーリング写真の解説から少し脱線しますが、おもしろい出来事があったので、その体験談をしたいと思います。

その前に、写真が無いと寂しいので今回はこんなカットをアップしてみました。写真の鑑賞者とは画面内に文字があれば読もうとするし、人物がいれば顔を見ようとします。これはごく自然なことのようです。

例えば雑貨を包装した古新聞が外国語だったりすると、お洒落な感じに見えますよね。読めない字で書いてあると、異国を想像するから何となく素敵だ、と感じるのでしょう。その文字の国の人が見たら「新聞紙なんかで包むなよ」と文句を言うかもしれませんが。

さて本題ですが、先日私の職場である職種の方が新人さんとして入社しました。60代くらいの男性でしょうか。仕事の内容をデジカメで都度撮影し、最終的に写真付き報告書を提出して欲しいのですが、デジカメは使ったことがないので教えてほしいと依頼がありました。

普通の人からすれば簡単なことでも、人によっては普通に写真を撮るという事が難しいものですよね。ましてやコンデジはボタンや文字が小さく、老眼でよく見えないと。さらに悪いのは撮りたい対象は殆どが室内で暗いのです。

電源の入れ方、撮る時のシャッターボタン、そして確認するための再生ボタンだけを説明し試しにやってもらいましたが…滅多なことでは驚かない私が愕然としてしてしまいました…。

その方のボタン操作をする指は力加減が全くなく、0か1であり1が有り得ない怪力なのです。電源ボタンを押すとカメラから「ミシっ」と嫌な音がして、シャッターボタンを押すとバッテリーカバーが歪んで電源が切れてしまうのです。

しかし何とか頑張って数時間のレクチャーで撮れるようにはなりました。しかし今度はズーム機能を使って大きく撮るシーンが出てきてしまい、これが難儀しました。「シャッターボタンの周囲にあるリングのようなレバーが左右に動くので…」と説明している最中に、最後まで話を聞かずシャッターボタンを押してしまうのです。お願いだから落ち着いて人の話をきいて…




結局、その方は何をしてもガサツなため施設のカギを折ったり、ボルトを斜め45度に穴に入れていきなりレンチで締めたりして、破壊大魔王と化したのですが。自分が知らないだけで、こういった方は結構いらっしゃるんですねぇ。一生懸命やっていただけるので有り難いのですが。

そこでふと感じたのですが、もしかして究極のツーリング写真の読者さんにも、こんな感じの方がいるのかな???だとしたら、今まで<初級>とかいって解説してきたけど、カメラの構え方とかシャッターの押し方なんて一切触れてこなかった。大丈夫だろうか?

なかなか当ブログでカメラの構え方とかの解説は難しいですが、念の為これだけは書いておきますが、みなさんカメラは精密な光学機器でありコンピューターも搭載しています。繊細に扱ってくださいね…

もしホールドに自信の無い方はシャッター速度の限界だけでも把握しておくと良いかもしれません。例えば焦点距離200mmくらいなら1/125が限度かな…それよりシャッターが遅くなるなら感度を上げるか場合によっては三脚使用かな。といった具合に!

今回はこの辺で~!





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ツーリング写真<初級>自己満足はむなしい

2017年8月 北海道抜海町

すごく具体性のない話ですが、自己満足な写真にはならないよう心がけましょう。

人間は誰しも何かの役割のようなものがあって、その役割を全うし誰かの役に立ったとき、はじめて生きている実感をあじわえるのだと思います。

あなたが写真を撮ることやオートバイで旅をすることが、そんなに好きならば誰かに伝えて幸せにしてあげることはできませんか?

自己満足な写真を発表しても誰からも共感や感動はもらえません。薄っぺらいコメントをもらっても虚無感しかありません。

写真を見ていただける鑑賞者のことを絶えず忘れない気持ち。それが幹としてしっかりしていれば、作品の意図を伝えることも、デザインを美しく整えることも全て自然にできるのだと思います。

これはすべて私自身に言い聞かせたいことなのですけどね。





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北海道天塩郡 道道106号 日本海オロロンライン

ツーリング写真<初級>意識してスペースを作る

究極のツーリング写真 読者の皆さま。いつも見て頂きありがとうございます。最近、年を重ねるごとにガンダムが好きになっているのは私だけでしょうか?どうですか?40代のみなさん?

さて今回は写真の構図として重要なスペースのお話です。スペースについて書くのは今回がはじめてなのですが、もう少し早く<初級>ツーリング写真として解説するべきでしたね。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

こちらの作例をご覧ください。とある海岸で漁に使う網が堤防に干されていました。この網は赤色で画面内で強烈な存在感を放っています。バイクをこれだけ大きく写しても、ブルーメタリックの車体に負けないくらい網の存在感があります。

赤っていう色は本当に強力です。覚えておきましょうね。

そして車体より下にある意図的に作った地面のエリアに注目です。ここが構図内における「スペース」です。スペースは全てのシーンで必ず必要という訳ではありませんが、特定の被写体を際立たせるために基本的には必要なエリアとなります。




スペースは被写体の存在感を際立たせるだけでなく、被写体の土台として安定感を与えたり、被写体エリアと黄金比を作ってデザインを美しくしたりと様々な役割があります。

 

× 悪い作例  要素を詰め込んでスペースが無いため窮屈な構図

こちらの作例をご覧ください。9年前に私が撮った写真です。悪い例に使えそうな写真は古いブログの過去の書庫からあさるのが一番ですね。

この写真はバイク、鉄道、菜の花、梅の木、これらの被写体を画面内に詰めるだけ詰め込んで、スペースと呼べる割合がないため窮屈です。

こんな写真でも当時は雑誌アウトライダーのツーリング写真コンテストで、けっこう大きく掲載してもらった記憶があります。その時の審査委員の先生の寸評にも同じ事が書いてありました。「スペースがなく窮屈な印象ですね」と。




9年前の当時、自分ではどうもイマイチだな、と感じていても指摘されるまで分かりませんでした。写真の知識が何も無かったのですね。下手とはこういうことなんです。いまアウトライダーにこの写真を応募しても間違いなくボツになるでしょう。アマチュアの写真界はオートバイ分野も含めて、ここ10年くらいで飛躍的にレベルが上がりましたからね。

スペースとか比率って結構むずかしい話じゃない?という声が聞こえてきそうですが、なぜ今回この解説を<初級>としたか?といいますと「被写体の詰め込み」は癖になってしまう恐れがあるからです。

スペースの比率まで神経が回らない、ということでしたらせめて撮るときにスペースのことを「意識」だけでもしてみましょう。スペースへの意識がないと上の失敗例のような写真になったり、無駄なスペースが画面内を占めている写真になったりします。

難しく感じるかもしれませんが、時間をかけて撮影できる現場でじっくり奮闘してみてください。こういったことを実践できる人はメキメキ上達しますよ!





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ツーリング写真<初級>基本ルールは粉々に破壊せよ

先日、変な夢を見ました…。伊豆か信州あたりの高原のようなロケーションに広い駐車場。そこはバイクイベントのような催しがある会場のようで、数百台というオートバイと大勢のライダー達が大集結していました。私は苦手な人ゴミをかきわけて自分のバイクを探して彷徨っています。

良く見ると多くのライダーは肩や首に一眼レフやミラーレス機など、本格的なカメラを持っていました。このイベントはなんだろう?と思った矢先にスタッフと思わしき人に「あっ立澤さん~、間もなく講演開始なのでステージに来てください!」と。へっ???講演ってなんの?「何をおっしゃいますか?今日の立澤さんのツーリング写真の講演ですよ、全国から大勢集まってるんですからね!」  はぁぁぁ~??

そこで目が覚めました。どうやらツーリング写真がバイク界で大ブームになっており、その大きなイベントに私が招待されていた…という設定の夢だったようです。風邪で微熱があったので変な夢を見たのでしょう。

さて今回は久しぶりに<初級>ツーリング写真としてインパクトのあるタイトルを付けてみました。初級対象の方に敢えて訴えたい「基本ルールを破壊せよ」と!

 

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 1/6 ISO100

この作例をご覧ください。ライダーのポージングで意図的に日の丸構図を作ってみました。画面の真ん中に人物があれば、おのずと鑑賞者の興味はそこに集中します。そして腕で作った円は画面の中心、そう「日の丸構図」を作っているので画面内での視線はそこに釘付けにされるのです。




意図的に日の丸構図を作ったのは鑑賞者の視線を止めるのが目的ではなく、スペースの存在を意識してやっています。この場合のスペースとは言うまでもなく空の部分ですが、この時の空は雲ひとつない日の出前のマジックアワー。繊細な階調を持った空が主題になるよう構成しているのです。それを引き立たせるために、少々ユニークですがポージングで円を作っています。

さらに海岸というロケーションであるにも関わらず、水平線を無視して左上がりになっております。これは砂浜である黒く潰れた下部分の境界が、ゆらめく波のような曲線を描いているのが気に入ったので、これが画面内で良く見える位置を探り当ててこのようにしました。バイクも傾けたおかげで動感がでました。

一般に ・日の丸構図 ・三分割を守りましょう ・逆光では綺麗に撮れない ・白トビ、黒ツブレのないよう露出設定を ・必ず三脚を使いましょう などなど、色々と言われる基本ルール。どれも正しいのですが、私が声を大にして言いたいのは基本ルールに縛られないこと!

これすごく大事なことです。基本ルールは「破っちゃった」はダメですが「○○だから破った」ならOKです。この作例のようにスペースの存在を意識して日の丸を作った、とか流れるような地面の境界を優先して水平線を無視した、といった具合に撮影者の意図のもと、あえて無視した基本ルールはむしろ秀作を生み出すカギとも言えます。

露出なんかも同じです。真面目な人ほどHOWTO本に書いてあった通りにヒストグラムとにらめっこしているかもしれませんが、白トビや黒ツブレなど写らない部分があっても、意図的にやったならOKなんです。極端な話ですがどこにもピントの合っていない写真や、わざとブレている写真なんかも作者の明確な意図のもとであれば良作となるのです。




もちろん敢えて無視した基本ルールはその「敢えて」の理由が鑑賞者へ明確に伝わっている必要があります。鑑賞者は言葉で説明できなくても「あっこの作品は素敵だな」と感じてもらえれば作者の意図が通じたことになります。

基本ルールをそもそも知らない場合や、知ってはいるけどつい守れていない、といったのは駄作になりえます。しかし基本ルール、知っているけど無視の仕方も分かっている。これは素晴しいです。決して縛られず良いと思った要素を表現する手段として、基本ルールは時として破壊しましょう~!というお話でした。

ところで以前に三分割構図縛り地獄という投稿をしましたが「あれは三分割構図を守れって言ったんじゃぁないの?」という疑問があるかもしれません。いいえ、あれは三分割構図を利用して足をトレーニングしましょうね!というお話なので、紛らわしいですが混同しないでくださいね。

もちろん基本ルールというのは良くできていて、例外的な意図がないのであれば守った方が良いに越したことはありません。例えば「日の丸構図はやめましょう」は美術的な観点から少しずらした方が美しいという基本的な考えからできています。

基本ルール 守るか破壊するかは撮影シーンであなたご自身で選択してくださいね!

 





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