日の丸構図はダメではない!使えるツーリング写真構図を徹底解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今年は本当に台風や災害の多い年ですね。

これではせっかくのツーリングシーズンも休日は悪天候だったりしてジレンマです。NEXCOでやっているETCの割引サービス ドラ割りのツーリングプランは11月30日までだそうですよ。休日のお天気を願って有効活用したいですね。

ところで先日、志賀高原へ日帰りツーリングしたときに開通したばかりの外環の高谷ジャンクションから三郷南までの区間を初めて通ってみました。開通する以前は千葉から関越自動車に乗る場合、首都高速湾岸線からレインボーを渡り5号池袋、美女木で外環。もしくは京葉道路から都心環状線で5号池袋でした。

私の場合は知る人ぞ知るルートで京葉道路の市川で下道に降りて矢切や松戸を抜けて外環の終点だった三郷南まで走るパターンが多かったです。

しかし、そんな苦労や首都高環状線を走るストレスから解放され、高谷~三郷南区間の開通で極めて快適に関越、東北、常磐へとアクセスが可能になりました。工事に関わった全ての人に感謝ですね。

 




 

さて今回は超!初心に帰りまして<初級>ツーリング写真解説として構図のお話です。究極のツーリング写真の解説は難しい、分からない、マニアック過ぎる…というご意見がたぶんあるであろうと予想していますので、今回は簡単な内容でいってみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

どんな初級者の方でもこんな話を聞いたことがあると思います。「構図をつくるときは被写体を真ん中に置かないこと」。被写体を真ん中に置いて撮る構図を日の丸構図と呼びます。

これは被写体は画面内において中心よりも少しずらすのが美しい、という写真に限らず芸術分野の全般に知られる基礎的なことです。ど真ん中や二等分は避けましょうねという話です。

少し前に知識として覚えた基礎やルールのような話は絶対厳守しないこと。知識に縛られないこと。という投稿をしました。

確かに日の丸構図は多くのシーンで避けた方が良いと言えそうです。しかし表現したいことを明確にする一つの手段として有効であることも忘れてはいけません。

私は個人的に「日の丸構図は避けましょう」がこれほど有名にされてしまうほど、日の丸構図が悪とは思いません。

上の作例をご覧ください。志賀高原の北側にあるトリッキーで風景明媚な舗装林道 奥志賀林道でのひとこまです。

たくさんの木々にかこまれ、その合間から太陽光の差し込むシチュエーションです。私はこのたくさんの木々に囲まれ…を表現したいと思い、ここで撮影を開始しました。

しかしどうでしょう。セオリー通りにバイクを置く位置を中心を避けて三分割の位置に配置させてみました。でも何だか釈然としません。

 




 

EOS6D Mark2 + EF14㎜F2.8L

そこでバイクの位置を試しに中心に置いて撮ってみました。どうでしょう?たくさんの木々の様子がEF14mmF2.8Lという超広角レンズの特性により、中心から放射状に広がる感じが表現できました。

不思議なことに「わざと真ん中に置いたんだな」という事が見る方へ伝われば、変な写真にはならないものです。日の丸構図に限らず写真に関わるあらゆる事は、一般に避けるべきと言われることでも理由があって敢えてやっているならOKである事が多いです。

日の丸構図のメリットはメイン被写体や表現したいものを明確にさせる手段としてとても有効だと言うことです。上の写真の場合はたくさんの木々の様子をバイクを中心に置いたことで観賞者の視線の始点(やっぱややこしい説明だ)がバイクになり、結果放射状になって印象的な写真になりました。

もし現場で難しいと感じるようでしたら簡単なやり方があります。まずセオリー通りに3分割構図で撮ります。次に日の丸構図を撮ってみましょう。その次にどちらとも言えない比率も数枚撮っておきます。そして帰宅後にどのカットが最良かじっくり選別してみましょうね。このやり方、実はすごく勉強になるのでオススメなんです。

今回はこの辺で!!

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS

奥志賀林道で撮った紅葉した木です。太陽の位置をフレーム際でカットして光量を調整するテクニックを使いました。この詳細はまた別の機会に解説しますね。

難しかった露出の話がスッキリ 露出の解説まとめ

という事で4回の投稿にわたって写真の基礎と言われる露出の話を解説してみました。

1.露出を理解すると写真が良くなる<露出のしくみ>

2.明日から役立つ露出コントロール<露出補正をマスター>

3.挫折した人、必見!やさしいシャッター速度の調整<TVモード>

4.絞り調整完全マスター、構図と被写界深度<AVモード>

今回はこれら露出の解説を簡単にまとめてみたいと思います。

 




 

逆光のシーン 露出補正で大きくプラス(明るく)補正しました

 

・カメラの中は真っ暗な箱でありシャッターを切った瞬間、外の光をレンズを通して取り入れる。これが露出である。露出量とは単純に言えば写真の明るさである。

・世界は光によって明らかにされている。露出は撮影者の意図を表現するひとつの手段である。世界の光をどれだけの量、どのような方法(シャッター速度、絞り)で取り入れるかを撮影者が裁量する。

・カメラはレンズを向けた先の光量を測定し、自動でちょうど良いであろう明るさを決定してくれる。これをカメラの評価測光と言う。評価測光は機械的であり、最新のカメラであっても理想的な露出量が必ず決まる訳ではない。ましてや機械なので写真の明るさによって表現などできるはずもない。

・写真の明るさを決める露出量は、必ずしも見た目の通りの明るさに縛られるべきではない。もの寂しい情景であれば露出アンダーで暗く撮るのも良い。表現の手法として露出補正を積極的に使おう。

 




 

・シャッター速度は早ければ光はわずか、おそければ多くの光を取り入れる。そして早ければ瞬間を表現できるし遅ければスピードを表現できる。静止画である写真に時間を与えることができる。

・絞りは絞り込んでレンズ内の穴ポコを小さくすれば光はわずか、開いて穴ポコを大きくすれば多くの光を取り入れる。絞り込めばカメラから奥行方向に見てピントの合う範囲が広くなり、絞りを開けば逆に狭くなり背景や前景がボケる。前景になるものを構図して平面である写真に奥行きを与えたり、ボケ具合で被写体や背景の印象をコントロールできる。

・シャッター速度も絞りも、光を取り入れる量が調整できる訳だけど、それぞれに光の量とは別の役割がある。カメラを向けた先にある光の量が一定という前提で考えると、この限られた光量をシャッターと絞りの両者でシェアすることになる。ボケ具合やピント範囲を調整したいシーンでは、撮影者が絞りの数値を決めればいい。その代わり明るさを決める露出はシャッター速度で調整してもらおう。

・シャッター速度も絞りも撮影者が決めるマニュアルモードもあるが、それは星空撮影やいつか上級者になったときに使うことにしよう。もちろん今、試してみてもOKです。

いかがでしたか?シャッター速度と絞りにはそれぞれに役割があり、撮影意図に合わせて調整すること、カメラの評価測光は撮影者の表現したいことや感情などは分かるはずもない。こういった事を一応は知識として覚えて、それがどうゆう事なのかを体験するためたくさんの写真を撮ってみてくださいね。

それではまた!

 




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~本日の毎日100ショットスナップ~

エクシリム EX-10

<ツーリングスナップ> アクセルを握る手とミラー。夏の北海道ツーリングでのひとこまです。ツーリング写真ならぬツーリングスナップにハマったきっかけの1枚でございます。

絞り調整を徹底マスター!ツーリング写真の露出解説 絞り編

前回の投稿の続きです

 

<初級ツーリング写真>解説として露出のすべてを解説するため・1回目 露出とは何か ・2回目 露出補正をマスターしよう ・3回目 シャッター速度をコントロールしよう、とシリーズで続き、今回は4回目の絞り編でございます。

前回までの投稿で目に見える世界は全て光によって明らかにされ、カメラもその光を内部に取り込んで写真にしていること、それを露出といいシャッターが開いていた時間とレンズ内にある絞りの穴の大きさによって、取り込む光の量を調整することが露出をコントロールすることと解説しました。

また露出はカメラのコンピューターが決めた値に対して、撮影者が表現したいイメージに基づき補正してあげましょう、と言う話とシャッター速度を調整できるようになると写真に時間を与えることが出来ますよ、という解説をしました。

今回は写真のピントの合う範囲、またはボケ具合を調整する絞りのお話でございます。

 

絞りを開いて前景を大きくボカした写真

 




 

絞りとはレンズの中にある絞り羽という薄い板を何枚かに折り重ねたモノで中央に穴が開いています。絞りを調整するとはこの穴の大きさを大きくしたり小さくしたりすることです。

当然、穴が大きければレンズを通してたくさんの光をカメラ内に露出させることができます。小さくすると光の量は減ります。

絞りはFで表記され例えばF2.0、F2.8、F4、F5.6、F8、F11といった具合に段階的になり数値が小さいほど穴が大きく露出は多い、逆に数値が大きいほど穴は小さく露出量は少なくなります。なんだか円高ドル安みたいな関係ですね。

レンズに記載されているF値はそのレンズで最も明るいF値のことです。これを解放値といいます。例えばEF50㎜F1.4と書かれていたら解放値はF1.4です。一般的に数値が小さいほど明るいレンズと言えるので良いレンズとされます。

絞りを撮影者の意図で調整して撮影するモードはA(キャノンならAV)絞り優先モードを選びます。ツーリング写真、バイク写真の場合の多くは絞り優先モードを使います。絞りの話はシャッター速度に比べると最初は理解しにくく感じますが、数字的なものを深く考えなければ大丈夫です。

絞りの説明をするときに必ず出てくる「被写界深度」という言葉があります。何だか聞きなれない難しい用語に聞こえますが一言で言うとピントが合う範囲です。

絞りの調整はカメラから見て奥行方向にピントが合う範囲を広げたり狭めたりすること。逆に言うとピントを合わせなかった部分のボケ具合を調整することです。

例えばF2やF1.4といった小さな数値で設定すると被写界深度は薄くなり、ピントが合う範囲が狭くなります。そして背景や前景などが大きくボケます。これを絞りを開くと言います。

F16やF22など大きい数値で設定するとピントの合う範囲は広くなり背景などはあまりボケません。これを絞り込むなどと言います。

また写真の明るさを決める観点での露出は、撮影者が絞り値を決定させたのでシャッター速度によって決まります。絞り込めばレンズ内の穴ポコが小さく光が少ししか入ってこないので、代わりにシャッターが遅くなって光を取り入れるのです。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F13 1/25 ISO250 絞り込んで撮った作品

と…ここまでの説明は一般によく見かける解説書にも書かれております。難しいのは絞りを調整することを理解しても実際の撮影シーンでそれを具体的にどう使うのか?です。

 




 

絞りを調整するのは簡単に言ってしまえばボケ具合の調整なので、構図に前景と遠景がきちんと作れた場合に大きく効果を発揮するものです。特に前景は撮影者が意図的に配置しない限りは通常は存在しないので、前景の無い構図でいくら絞り値を調整しても大きな変化はないものです。

絞りについてせっかく勉強したのに撮影シーンで使い方が分からなかった原因は前景を構図できなかったからです。

上の写真のようにカメラの近くにあるものを前景に置き、作品の意図や主題へ導く表現方法の1つとして使うのです。シャッター速度の解説の時に写真は二次元の静止画で奥行と時間が失われている、それを何らかの手段で補えば良作の鍵となる、と書きましたが絞りの場合は前景などを構図しボケ具合を調整することにより、平面である写真に奥行きを与えることが可能なのです。

1枚目の写真は花の種類が特定できないほど花を大きくボカしました。撮る前に作ったイメージが花を抽象的な演出として使って、米粒構図にしたバイクの存在を引き立てようと思い描いたのです。その結果が絞り解放となりました。

2枚目の写真は手前の花がスイセンであると判別できるほど絞り込まれています。このシーンでは最初に描いたイメージが「スイセンが咲き乱れるキャンプ地」と思いついたので被写体の存在ウェイトをバイクやライダーよりスイセン側に置いたのです。

シャッター速度の解説でも同じことを書きましたが、まずは撮る前に頭の中でこのシーンでの理想的な写真のイメージを描くことです。見たものに感動し、それをヒントに想像して理想の写真をイメージします。

このイメージが描けたら初めて絞りやシャッター速度、レンズ(焦点距離)の選択などをするのです。イメージがないのに撮ろうとすれば、いくら被写界深度などの知識があっても役に立たないのです。

構図に前景や遠景がしっかり作れないと絞りを調整してもあまり意味がない、撮る前にイメージをきちんと作らないと絞りや露出などをどう使うか分からない。こういった重要な説明がなく、写真のキホンはまず露出を覚えることから!と多くの解説書などに書かれています。本当に残念なことです…

絞りもまた同様に、どの位置関係にある被写体がどれくらい絞ればどれくらいボケるか?なんて事は説明することができません。シャッター速度の時と同様に、とにかくたくさんの写真を撮って感覚として覚えて下さいね。

次回は露出解説のまとめ です。

 





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挫折した人、必見!やさしいカメラの露出解説 シャッター速度編

さて 前回の続きでございます。

究極のツーリング写真流に写真の露出について、その仕組みや実際の撮影シーンにおける使い方を解説しております。

露出は多くの解説本や写真教室で最初に教わる写真の基礎ですが、いざカメラを持ってツーリングに出かけて、教わった知識を実践でどう使っていいのか悩んだことはありませんか?

撮影地ではまず頭の中にそのシーンの理想的な写真のイメージを作って、それを実現させる手法として露出や構図を考えるものですが、この最初のイメージを作っていないと知識だけあっても何もできないものです。

 




 

前回は写真の明るさの観点での露出の話と露出補正の話をしました。今回はシャッター速度について解説してみたいと思います。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F16 1/30 ISO250

人間が目でみている世界は3次元の動画のようなものです。しかし写真はシャッターを切った瞬間に2次元の静止画となりますので、失われたのは奥行と時間です。

写真とはこの奥行や時間(を予感させるもの)を何らかの手段で取り戻すことができれば良作への鍵となる訳です。これは必ず必要な訳ではありませんが作品を表現する手段の一つとして使えるように習得しておきましょう。

上の写真はライダーの走行中の視線を再現した走行写真です。秋の紅葉した舗装林道でオートバイが空間を駆け抜ける爽快感を表現した写真です。舗装林道なので速度はせいぜい20~30キロですので、「駆け抜けているスピード感」を表現するにはどうしたら良いでしょうか?

これがシャッター速度をコントロールする考え方です。伝えたいことに「スピード感」「瞬間」といった時間的な要素が存在するとき、あるいは静止画である写真に時間を与えたい時に使うのがシャッター速度の調整です。

シャッター、それは真っ暗なカメラの中に外の光を取り入れる幕のことで開いたり閉まったりします。開いていた時間が長いほど多くの光を取り入れ、動いているものはブレます。

逆に早いシャッター速度で一瞬しか開かなければ光の量は少なく、素早く動いている被写体も肉眼では見えないような瞬間として捉えることができます。

一眼レフやコンデジの上位機種にはこのように撮影モードがダイアルで切り替えられるようになっています。Aはaperture(絞り)のことで絞り優先モード、Sはシャッター速度優先モード、Mはマニュアルモードでシャッター速度も絞りも撮影者が決定する(カメラに評価測光させない)、Pはプログラムオートで画質の観点で最適なシャッターと絞りをカメラが決めてくれるモード。

 




 

撮影者の意図でシャッター速度を調整したいならS(キャノンならTV)シャッター速度優先モードを選びます。もちろんマニュアルでもシャッター速度を任意に設定できますが、この投稿では初級者の方が対象なのでマニュアルモードの説明は割愛いたします。

シャッター速度を撮影者の意思で決めるシャッター速度優先モード。写真の明るさを決める露出はシャッター速度と絞りの2者で決まるので、シャッター速度を撮影者によって決められてしまった場合、明るさを決めるのはカメラの評価測光による絞り値になります。

上の紅葉の走行写真であれば私はシャッター速度優先モードで1/30に設定しました。すると写真の明るさを決める露出は絞りに委ねられます。カメラの評価測光は1/30と指示されたシャッター速度に対して、適切と思われる絞り値はF16と算出した訳です。

ここまで書いたことは実は既に知っている…という方も多いと思います。多くの解説書や写真教室で教わると思いますし、そもそもカメラの取扱い説明書にも載っていると思います。しかし大切なのはこの先の話…

リコー GR APS-C

 

どのくらいの速さで動くものが、どのくらいのシャッター速度の設定でどのような感じでブレるのか。あるいは瞬間を作れるのか?コレがすごく重要なポイントなのですが…ゴメンナサイ!こればかりは言葉で説明できないのです。

例えば60㎞/hで走っているバイクを1/80で流し撮りすると、背景はどんな感じでブレるのか?とか、風でなびく草をイメージ通りにブラすにはシャッター速度はいくつ?とか、何度も撮って感覚として身に付けていくものなのです。

10m先にある的にボールを当てるには、どれくらいの力加減で投げれば良いのかを言葉で説明できないのと同じです。

シャッター速度に限らず絞りも感度もレンズの焦点距離も全て感覚として覚えてください。そのためにはたくさん撮って経験を重ねる以外はないです。

シャッター速度の感覚は絞りや焦点距離に比べれば簡単な方だと思います。ぜひたくさん撮って「おっ、間もなく電車が来るな!1/20くらいで切ってスピード感を出して撮るか!」とすぐに数値が頭に浮かぶよう感覚を身につけてくださいね。

次回は究極のツーリング写真流 露出解説の絞り編です!

 





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明日から役立つ!露出コントロールの使い方<初級>ツーリング写真

前回の続きです

一般に写真の基礎と言われる露出(シャッター速度、絞り)について究極のツーリング写真流に解説しております。その続きです。

前回までで露出とは世界の光をカメラ内に取り込むこと。どれくらいの量を取り込むのか?それはシャッターが開いていた時間、レンズ内にある絞りという穴ぽこの大きさで決めましょう。それによって出来上がる写真の明るさやスピード感、ピントの合う範囲などが変わってきます、というお話でした。

今回からは露出をカメラ任せではなく撮影者の意図で調整すること、シャッター速度や絞りはどんなときに、どう調整すれば良い写真になるのか?という解説をいたします。

 




 

 露出を調整してみよう

福島県 磐梯吾妻スカイライン 浄土平

まずシャッター速度と絞りの話は置いておいて、単純に光の量のお話をしてみたいと思います。露出は世界の光をカメラ内に取り込むこと、と既に説明しましたが今写真を撮ろうとしている目の前の情景に一定量の光が存在しています。その光の量を元に最終的にどのような明るさの写真を撮るのか?この事を多くの方が誤解していて、ここは暗いからシャッターを遅くしなきゃ、絞りを開かなきゃ、と考えがちです。もちろんコレは正解ですが、自分が情景や被写体に対してどんな明るさの写真にしたいのか?の方も大事ですので、コレをお忘れないように!!!

上の作品は秋の磐梯吾妻スカイラインの一切経山の付近、浄土平で撮った1枚です。日没後、まだ薄明るい空に山の稜線が浮き立っているのが美しいと感じて撮った1枚です。光に浮き立つ稜線の存在感を大切にするため、手前のコーナーはシャドウにつつみ、それがコーナーであることを伝える役割は白線の存在に委ねました。実際に薄暗かったですが、このように表現するため実際よりもうんと暗く撮った1枚です。

 

2017年8月 北海道富良野市

こちらの作品は先ほどとは逆に目で見た印象よりも明るい写真になるよう撮った1枚です。望遠レンズを使っていますが近景に黄色い花を置いたことで、全体が黄色いフィルターをかけたように仕上がっています。カメラの評価測光に対して+0.3補正(明るく)補正しました。

私の経験上、お花が登場するシーンは特に露出を調整することが重要だと感じます。先日にご紹介したコスモスの撮り方では+2.0の露出補正でしたし、プラスに限らず大幅にマイナスして雰囲気を作ることも多いです。

露出に限ったことではありませんが最初にイメージを作ることがとても大切です。簡単に言ってしまうと「よしこんな風に撮るか」と頭の中でそのシーンにおける理想的な写真を想像することです。この【イメージを作る行程】がすっぽり抜けてしまうと「目で見た通りの明るさに撮らねば」と忠実な明るさを再現することに囚われてしまい、たちまち作者の個性は消えて図鑑写真になってしまうのです。

 ~露出補正を積極活用せよ~

次に露出補正のお話です。カメラはどのように露出を決めているのでしょうか?多くのカメラはシャッターボタンが二段階になっていて、半押しと全押しができるようになっています。半押しした時に測光といってカメラを向けた先に対して適切と思われる明るさをコンピューターが算出してくれます。

編集ソフト lightroom のヒストグラム

どのような判断基準で明るさを決めているかと言うと上のようなヒストグラムがカメラにあり、これを基準に判断します。左端が真っ黒で(0)となり右に行くほど明るくなって右端は白(255)となります。このヒストグラムの山がなるべく中央にきれいな山となるよう露出を算出するそうです。

測るポイントは画面全体を平均で見たり、特定の部分をスポット的に測ったりと選択ができるようになっています。

 




 

つまりカメラはあくまで機械的に現実の明るさを再現させるための露出を決めているのです。ここは少し暗めの写真にした方が雰囲気が伝わるな、とか明るく撮った方が柔らかく優しい印象になるな…などといったことはカメラは知ったことではないのです。

カメラの評価測光はあくまで見た目の明るさを忠実に写真にするならこの辺だろう、という参考値だと考えましょう。順光で通常の風景なら評価測光のままでOKの場合もあります。しかしあなたが感じた表現はあなたにしかできません。

そこで「オイオイ、カメラよ。そうじゃなくてもっと明るく(暗く)しようぜや」とあなたが補正を入れて下さい。一眼レフの場合は多くの機種でこの写真のように大き目のダイアルが背面に付いています。大きいダイアルであるという事は、かなり頻繁に使う重要な機能だという事ですね。

露出補正はカメラが決めた露出設定に対して撮影者が補正するという意味なので、いちどカメラに測光させなくてはいけません。1枚撮るかシャッターを半押しするか、AEロックボタンを押すかして一度測光させてから使ってくださいね。

露出補正ダイアルを回すと液晶やファインダー表示内に、横に伸びる目盛内で矢印が右に左に動きます。右が明るい方、左が暗い方で1/3単位で調整できます。まず最初はサジ加減が難しいと思いますので、撮りながら確認していくのが最も分かりやすい練習方法だと思います。

こう覚えましょう。カメラの測光機能はロマンの無いアホです。ブラックの車体のバイクをアップで撮れば黒色を暗いと誤認して間違った露出設定を簡単に算出します。白い被写体も同じで明るいと誤認して暗く写します。

ここは青空を白くトバしてでも花びらや葉が明るく輝いている写真にしたら素敵だろうな、とか寂れた街並みに木枯らしがふいて寒い、だから少し暗めにしたらムードがあるだろう…なんてカメラ内のコンピューターには出来ないことなんです。SiriやWatsonのようなAIが搭載されたカメラが登場すれば分かりませんが。

上級者なら評価測光ではないマニュアル露出を使いこなす場合もありますが、初級者の場合はマニュアル露出は難しいので、どうしても評価測光が基準です。しかしカメラの出した露出値を決して過信せず、かならず撮影者のイメージを狙って露出を決めてくださいね。

次回は2.シャッター速度を調整しよう です

 





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なるほど、露出を理解すると写真が良くなる理由 カンタン露出解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがカメラの露出のことについて完璧に理解されていますでしょうか?

今回の投稿は私自身が写真をはじめた当時を思い出して、難しく感じた1つ「露出」について<初級>ツーリング写真のカテゴリーで解説してみたいと思います。

露出だのピントだの感度だの、カメラに関わる用語はよく耳にしますが、あらゆる解説書や写真教室で最初に教わることですよね。なぜ最初にこれを教わるのか私はよく分からないのですが、いちど理解すれば簡単なことですが最初は難しく感じるものです。

今回はそんな一般に最初に教わるであろう写真の基礎の1つ。露出について究極のツーリング写真流に解説いたします。分かり易さ優先で子供に説明する感じでいってみたいと思います~

 




 

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F20 1/15 ISO100

 

写真は光を撮っています。人間の目も同じですが世界にあるものは光によって明らかにされているのです。カメラの中は真っ暗な箱になっていてデジタルならイメージセンサー、昔のカメラならフィルムがそこにあります。

シャッターとは車庫やお店のシャッターと同じで幕になっていて開いたり閉まったりします。普段は閉まっています。みんながシャッターボタンと呼んでいるカメラのあのボタンは、押した瞬間に幕が開いて閉じるのです。そして真っ暗だったカメラの中に一瞬、外の光が入ってきます。

レンズはカメラの前についたガラス玉で何枚も複雑に構成されいます。これは世界の光を集めてカメラの中に取り込む役割があります。絞りとはレンズの中にある何枚かの薄い羽根を折り重ねたもので中心に穴が開いています。穴は大きくしたり小さくしたりできます。

露出という言葉は真っ暗なカメラの内部に、外の光にどれだけ露出したか?という意味です。たくさんの光を取り入れれば明るい写真、少しなら暗い写真。あるいは暗い場所で写真を撮る場合はそもそもたくさんの光が必要ですし、逆にギラギラお日様の下ではチョビットで十分です。

あなたがそこで写真を撮りたいと思ったところには、一定量の光が存在していて真っ暗なカメラの中にどれだけ露出させるかが写真における露出の考え方です。

撮りたい場所に存在する一定量の光は絞りの穴の大きさとシャッターが開いていた時間で決めます。この両者は持ちつ持たれつです。最終的に写真になるための必要な光をカメラ内に取り込む訳ですが、カメラの外に存在する一定量の光を両者でシェアしているのです。

例えば、あなたが「ここは絞り込んで撮りたい」と絞りを小さくすれば、レンズ内の穴ぽこは小さいので光が少ししか入ってきません。一定量の光がほしければ、その分をシャッタースピードが遅くなることで補うのです。

 




 

シャッター速度とはシャッターが開いていた時間のことです。例えば1/1000秒といったシャッター速度は一瞬で光はわずかしかカメラ内に得られません。1/15秒といったら遅いシャッターでたくさんの光がカメラ内に得られます。星空の撮影では30秒などとても長くシャッターが開きます。動くものを瞬間で捉えたり、逆にブラしてスピード感を出したりと、静止画である写真に時間を与えることが可能です。

絞りを調整することはカメラ位置から風景をみて奥行方向にピントが合う範囲を調整することです。逆に言うとピントが合っていない部分のボケ具合を調整することです。単位はFで表され数値が小さいほど穴は大きく光はたくさん、数値が大きいと穴は小さく光は僅かです。構図の中に被写体に対して近くの物、遠くのものが存在している場合に効果を発揮します。絞りを調整することは写真の印象を変えたり主題へ導く手法として活用できます。

 




 

ここまでで露出とは写真の明るさを決めるなど、カメラ内に取り込む光の量であること。露出を決めるのは主にシャッター速度と絞りの2者であること。この両者は写真の表現の手法として撮影者が調整すること、がお分かりいただけたと思います。

では・光の量を調整すること・シャッター速度を調整すること・絞りを調整すること、とは実際のツーリングシーンやバイク写真を撮る現場で具体的にどのように使うのか?を次の投稿で解説いたします。

 続く

 

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ドキッ!近くで広角と離れて望遠…この違い説明できる?<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、当ブログは読者の皆さまに支えられて間もなく開設から1年になります。究極のツーリング写真の開設当初は私自身がブログ運営者として初心者でしたので、今も酷いものですが当初はめちゃくちゃ見にくいブログを書いていたなぁと感じております。

このブログはサーバーと契約して独自ドメインで運用していますので、個人でのブログとしてはかなり本格的な構造なのですが、どうにもCMSツールのWordPressが使いこなせていない…というのが現状であります。もっと色々と勉強せねばツーリング写真を世に認知されるまでの道は遠いままです。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説ではレンズの焦点距離について初歩的なお話をいってみたいと思います。なるべく初級者の方に分かりやすいよう簡単に説明できるよう頑張ります!

レンズとは焦点距離といって遠くの物を大きくする望遠、逆に小さくして範囲をワイドにする広角があります。どちらでもない肉眼に近い焦点距離を標準と呼びます。これら焦点距離が調整できる機能のことをズームと呼ぶのは既にご存知かもしれませんね。

知ってる知ってる、いろんな解説書に書いてあるもんね~!では質問です。望遠で離れて撮った写真と広角で近づいて撮った写真、どちらもオートバイの大きさや基本構図を同じとした場合、この両者の違いは何でしょうか???

 




 

焦点距離35㎜

この作例をご覧ください。35㎜広角レンズを使用して木漏れ日が差し込む舗装林道のシーンを縦構図でとらえた写真です。バイクからカメラ位置までの距離は6~7mくらいです。

 

焦点距離200㎜

次にこちらの作品をご覧ください。先ほどの写真と全く同じ撮影地ですが、さらに40mほど下がっています。こちらはレンズを変えて焦点距離が200㎜の望遠レンズを使用しました。オートバイの大きさや基本となる構図はほぼ同じです。

さあ、何が違うでしょうか?1枚目の35㎜広角レンズの写真はボツカットで、2枚目の200㎜望遠レンズで撮った写真が採用カットなので、2枚目だけはLigtroomでレタッチ仕上げしましたので、色合いが違いますがそこは加味しないで考えてくださいね。

う~ん、違うのは確かだけどウマく言葉では説明できないなぁ。という方はどちらが良い写真に見えるか考えてみてくださいね。

 




 

正解を一言でいうと圧縮が違います。望遠と聞くと遠くのモノを大きく、と言うのが一般的な解釈ですがその言葉に縛られてしまうと実際の撮影シーンで望遠の使い方が良く分からなくなります。遠くのモノを大きく、も間違いではありませんが目の前の情景の全体を圧縮するという言葉で覚えましょう。

逆に広角の場合はワイドにとか広範囲にといった解釈が一般的ですが、こちらは目の前の情景の全体を広げると覚えましょう。

圧縮したいのか広げたいのか、あるいはどちらでもなく肉眼のような自然さにするのかは、あなたが気に入った情景や被写体の特長をどのように写真にするかイメージして決めましょう。

1枚目の写真は木の本数が多く、地面に差す光の斑点の間隔がまばらです。2枚目の写真は木の本数は少なく地面に差す光の斑点は密集しています。40mくらい下がって撮ったので、そもそも1枚目には写っていない部分である道のクネリ具合も画面内に入りました。

えっ??ちょっと待って!広角レンズがワイドに写るんでしょ?望遠を選んだのに何故に1枚目では写らなかった部分が入ってきたの?逆じゃね??ハイ、不思議ですよね!ここテストに出るので注目。

当初、風景を圧縮する目的で望遠レンズを選んだのですが、バイクの大きさを35㎜の時と同じような大きさで撮りたければ後ろに下がる訳ですが、この写真では40mくらいは下がったので、そもそも35㎜の時ではカメラよりも後ろだった景色が画面内に入ってきたのです。だから一概に望遠は景色の範囲を狭めると決めつける事もできないのですね。

私はこの場所に着いたとき、路面に差し込む木漏れ日の様子が綺麗だなと思いました。この様子を写真にしたいと思ったのでR1200GSアドベンチャーを停めて路面が主題になる写真の撮影を開始しました。

よく観察すると規則的に光が差し込んで模様になっていたので、この様子を強調して印象的にしようと思いついたので、光の斑点状の間隔を詰める目的で望遠レンズを選択したのです。

ここで撮りたいと思った場所の特長をよくとらえ、どんな風に撮りたいのかイメージを先に作るのが大変重要です。その為の手段の1つとしてレンズの焦点距離があります。特徴を見て感じたことをどう見せるか?

広角は広げる、望遠は圧縮する。これらの特長を表現方法の1つの手段としていつでも使えるように覚えておきましょうね。

今回はこの辺で!!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県市原市の南部から山間を抜けて鴨川市へ抜ける人気のツーリングルートです。途中に養老渓谷や日蓮宗清澄寺などあり海に出ると日蓮の生まれた地である鯛の浦の誕生寺があります。途中、道幅が極端に狭い区間があり対向車もあります。動物の飛び出しに注意。バイクを停めて写真を撮るなら山ヒルやマムシにも気を付けてくださいね。

秋桜(コスモス)とツーリング写真 印象的なコスモスの撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、秋のベストシーズンのツーリングを楽しまれていますか?私は愛車のR1200GSが空冷エンジンなので、ようやく涼しくなってバイクにもライダーに優しい季節にホッとしております。

空冷エンジンが真夏の渋滞などに弱いのは多くの方がご存知だと思いますが、BMWのRシリーズの場合は実は新型ほどパワーがあるため熱に弱く、旧型の2バルブやOHV世代はそうでもないらしいです。なので空冷エンジン最終モデルの私のR1200GSは最も真夏の渋滞に弱いと言っても過言ではないですね。

 




 

さて今回は季節の被写体に関する話題でございます。秋の紅葉シーズンの前に季節を感じるフォトジェニックな被写体は意外と多く存在します。この週末のツーリングも忘れずにカメラを持って出かけて下さいね。

紅葉の前に季節を感じる被写体とは…今回はコスモス(秋桜)の撮り方について、一例をご紹介いたします。

 

リコーGR F5 1/60 ISO100 露出補正+2.0

 

こちらの作品をご覧ください。毎度、私の撮る写真はこんな風にバイクの存在がやたら控え目ですが、そういった趣旨の写真ですので初めて見た方は驚かないくださいね。改めてこの部分について説明しますとバイクを撮った「バイク写真」という大分類の中で「ツーリング写真」という小カテゴリーとしてハッキリさせているのです。

バイクという車体が主役なのではなく風景にとけこむバイクをツーリングのワンシーンとして撮るのです。ここを極めてバイク旅の魅力を皆さんで盛り上げ、そして世に発表していきましょう~というのが当ブログ 究極のツーリング写真のコンセプトです。

話が脱線しましたが上の作品ではまず天気が曇りで青空がありません。コスモスの鮮やかなピンクや淡い白色は青空に非常に映えるので、できれば青空が欲しいですが天気ばかりは願っても必ず叶うわけではありませんよね。

 




 

でも曇りは曇りの良さがあります。柔らかく良くまわる光源で風景も深みのある色が出ます。上の作品ではカメラを地面スレスレのローアングルで撮っています。これは主題となるコスモスの背景をスッキリさせるのが第一の目的で、第二の目的は曇天の光源を花弁を透過させることです。

ここで鍵となるのは露出です。この時に使用したカメラはRICOH GR APS-Cですが撮影モードは絞り優先の評価測光モードです。カメラを空に向けると曇りとは言えアンダーに評価測光されます。シャッターを反押しした時の測光値ではイメージとはかけ離れてしまうのでプラス2補正で撮りました。プラス2と言ったらかなり大幅な補正ですよね。これによってどんよりした曇り空はグレーが抜けて白くトビます。

しかし空が白くとんだのはワザとですので当然気にしません。それより主役であるコスモスに十分に光が与えられて全体が柔らかく女性的な作品が生まれました。

究極のツーリング写真では何度も同じ話をしてしまいますが、出会った情景や被写体にまず感動すること、そして特長をよく観察して自分がどう感動したのかを言語化して撮影という作業に落とし込んでいきましょう。この写真の場合はコスモスがローカル鉄道の駅舎の前に可愛く元気よく咲いていたのが気に入ったので、そのように表現できるよう撮ってみました。

露出がカメラの評価測光の通りや、適正露出という言葉に囚われた中途半端な露出補正ではコスモスの可愛く元気よく咲いている様子は表現できなかったと思います。

もし次のツーリングで曇り空でコスモスを見つけたら、思い切った露出設定を試してみてくださいね。

それではまた!

 





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平凡なバイク写真を卒業して印象的なツーリング写真を撮る方法<初級>ツーリング写真

<初級>がすでに難しい!という声が聞こえてきましたので、すこし軌道修正して<初級>をやさしい内容にしてみます。難しいというか私の解説が分かりにくいのかもしれませんが…もともと文章は得意ではないので、乱筆はお許しくださいませ。

では、今回はあなたが「ここで写真を撮ろう!」と思い、バイクを停めた素敵な場所を想定して解説します。

多くの方が撮影現場で「最初に何をしていいのか分からない」と感じておられると思います。素敵なところなら風景を撮りたいし、何かの被写体を発見したなら、それとバイクをからめて撮りたいですね。それに何より大好きな自分の愛車も撮りたいです。

「最初に何をしていいのか分からない」その正体はこれらの想いが混沌と入り混じり整理がついていないのが原因です。

自分なりに練ったあげく、景色、被写体、バイクのそれぞれの存在を枠の中におさめ、バランスをとったつもりの構図。しかし実際はイマイチな写真になってしまった。というパターンが多いと思われます。

こういった初心者の方にありがちなケースを打開する策はいくつかありますが、ここでは「3つの写真を撮る」練習法をご紹介します。

~究極のツーリング写真流 3つの写真を撮る訓練~

お気に入りの撮影ポイントを見つけたら、カメラの電源を入れる前に深呼吸でもして、空気を感じリラックスしましょう。そして景色を眺めて呟いてください「あぁ~なんて綺麗なとこなんだろう」と。 ・・・まあセリフは場所に合わせて何でもいいです!言語化の重要性については別の機会に解説します。

  そして次の3つの写真を撮ってみましょう。

1.バイクを撮る

何も難しく考えることはありません。ご自身のバイクの写真を撮ってみてください。地面を這うほど低いアングルから撮ったり、最もカッコよく見える斜めの角度を探し当てたり。バイクが主役になるよう画面に大きくバイクを撮るのです。この時、背景がすごく重要です。背景はなるべくシンプルに、電線やガードレールなど余計なものが画面に入らない場所を選んでください。バイクと背景の割合については、そこがどんな場所なのか、雰囲気が何となく伝わる程度で十分です。

 




 

2.風景(または出会った被写体)を撮る

その撮影場所があなたの気に入った場所であるなら景色、光景をよく見てバイクなしの写真を1枚撮ってみてください。なぜ、ここで写真を撮りたいと思ったのか?答えはこの中にあります。

3.風景の中のバイクを撮る

風景の中に溶け込んだバイクの姿を撮ってみましょう。あなたはこの場所にバイクでやってきた「1人の旅人」であることを強くイメージしてください。気を付けるポイントはあまりバイクを大きく撮らないこと。

この作例の場合、ここで写真を撮ろうと感じた理由、それは役割を終えた漁船が陸にあげられ寂しさと崇高さを感じた風景に出会ったから。

それが解明されれば、その場所にバイクでやってきた1人の旅人を登場させ、1つのシーンを完成させるのです。

当ブログのコンセプトである「ツーリング写真」という新たな写真分野のスタート地点は「3」の写真がベースなんです。これをベースにストーリー、光、気象現象、デザイン等を加えて作品を作っていくのです(中級以降の将来的なステップとしてイメージしてください)。

 




 

1、2、3と3枚の写真を撮って帰宅してよく眺めてみてください。それぞれの写真をどうするか、考えてみましょう。1は記念にとっておくか、同じ車種のコミュニティーで発表すると良いかもしれませんね。2はバイクとはあまり縁のない職場の仲間などに見せてあげると反応が楽しみです。3はツーリング写真のベースです。ツーリング仲間や写真、旅が好きな仲間のいるコミュニティーに発表してみましょう。

この3つの写真を撮る訓練の目的。それは撮影者の意図を明確にすることなんです。

作品にはかならず撮影者が「何を撮りたかったのか」明確に意図を伝える必要があります。

漁港の景色は綺麗だし漁船もいい感じだし、何より俺のカッコいいバイクを撮らなきゃ!この欲望を1枚の写真にしてしまうと、たちまち意図は見えなくなり平凡な写真に陥ります。

1枚の写真に込められた撮影者の意図、それは誰の目にも明快であり、そしてシンプルであること。初心者の方がすぐに実践できる撮影現場でのステップとして「3つの写真を撮る訓練」をご紹介いたしました。

ところで解説の途中に「なんて綺麗なとこなんだろう」と呟いて、とありましたが実はコレすごく重要なんです。将来的に感動のツーリング作品を目指すにあたり、ぜひ覚えておいてください。

撮影現場ではまず撮影者が感動しないといけません。それが例え他人から見れば普通の景色であったとしても、撮影者がその景色、光景、被写体に心打たれていなければ、どんなに撮影テクニックを駆使しても傑作にはならないのです。

おっと、<初級>ツーリング写真のお話から脱線してきたので、今日はこの辺で!

 





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まずは贅沢に時間帯を選んでステキなツーリング写真を<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ブログのデータ解析によると8月くらいから当ブログは新規ユーザー様が急に増えております。本当にありがとうございます!

新しい読者の皆さま、当ブログはツーリング写真を芸術の領域にし、オートバイツーリングの魅力を広めていきましょう!という趣旨のブログでございます。

自分もやりたい!と共感していただける方、見てるだけでいいや~という方々も、よろしくお願い致します。

さて今回はそんな新規の読者様向けに半年以上前に書いていた初級ツーリング写真の投稿をブラッシュアップしてみたいと思います。半年前と言うとすごくユーザー(ブックマークしている読者様)が少なかったので、初めて見る内容だ…という方も多いと思います。

人に見せて喜んでもらえるツーリング写真… それはカメラを買ってツーリングに出かければ誰でも撮れるというほど簡単なものではなく、構図やら露出やらと写真に関わる色々なことを学び習得しなくてはいけません。それは不要だ、写真とは感じたままに撮るのだ!という考えもありますが少なくとも最初のステップとしては基礎は学ばなくてはいけません。

 




 

しかしHOWTO本などで勉強したところで明日から良い写真が撮れるかと言うとそうではなく、時間をかけて少しづつ上達していくものです。

しかし、前回より今回、今回より次回と撮った写真に何の変化も感じなければ面白くないのは当然です。そこを乗り越える力が要求されるのですが、どうしても自分が納得のいく写真が撮れないとモチベーションが下がってしまうのが人間の心情ですよね。

そこで今回は高度な撮影技法や画面構成の基礎などは置いておいて、まず写真を撮る時間帯だけ選んでみようよ!というお話でございます。

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L F5.6 1/160 ISO200

写真は光が命です。どのような写真も光を収めているのですから。傑作写真やドラマチックな作品は最高の光を最良の手段で取り入れているものです。光についての難しい話しは上級で解説しますので、詳細はここでは割愛します。

屋外での風景撮影では光源は主に太陽光です。太陽光は時間帯によって向きだけでなく色温度(むずかしく考えなくて大丈夫です)も変化します。朝、夕は赤くなるのがそれです。

太陽が真上の高い位置にある(トップ光と呼びます)状態ではギラついて下方に影が出来、一般的には使いにくい光源と言われています。

かくゆう私も、つい最近まで日中の11時から14時くらいは良い写真が撮れないと決め付け、良い被写体があったとしても撮影せずにバイクで走り回ったり昼食で美味しいお店に行ったり温泉巡りに精を出しておりました・・・。

本当は上級者になればトップ光でもそれに似合う被写体を見つけたり、作画アイデア次第では傑作がつくれるのですが、それに気がついたのは最近なんです。

逆に言ってしまうと初心者の方は日中の撮影は無理せず、朝夕のおいしい光だけを使って撮ってみましょう。簡単に言うと朝焼け、夕日の専門で出かけてみるのです。

 




 

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L F5.0 1/200 ISO100

 

朝焼け、夕日、夕焼け、またはそれらの光に照らされる被写体は無条件に美しいのです。たとえ撮影技術が未熟であっても幾つかの簡単な操作で素敵な写真になりますよ。

1、露出補正を-1/3か-2/3にして暗めにする。

2、ホワイトバランスを曇りモード、より赤くしたければ日陰モードに設定する。

3、画面内に太陽光が入るような逆光は露出補正+1など極端にプラス補正してみる。

やり方はみなさんのお使いのカメラの説明書を読んでくださいね。操作についてはカメラによってみな違うので、こればかりは説明書を読んでいただく以外ありません。

露出補正とホワイトバランスの変更は多くのカメラで簡単に調整できる機能の1つです。最初に覚えるカメラの操作としてもオススメなんですよ。

今回はこの辺で!

 





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