上達できず挫折した人へ<初級>ツーリング写真 3つの復活コード

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、少し前に外環が三郷南から高谷まで開通しましたね。千葉県民である私はこれで首都高を通らず東北道、常磐道、関越道にアクセスしやすくなりました。逆に考えると県外の方は房総半島へのツーリングが身近になったと言えますね。

高谷から湾岸線を南下していくと、途中で京葉道路に入りやがて館山道になります。館山道は終点の富浦インターまで走らなくても、内房を満喫するのであれば富津中央インターで降りるのがオススメです。というのも富津中央よりも手前は下道に降りたところで工業地帯や交通量の多い市街地であり、あまりツーリングとして楽しめるルートではありません。もちろん木更津は夕日が美しいですし、市原市を抜けて養老渓谷方面に行くなど目的があれば別ですが。

富津中央インターを境に道は片側一車線になりトラックも減って長閑な海岸線に変わります。竹岡や鋸南の海岸風景は素晴らしいですよ。冬はお天気が良ければ富士山も綺麗に見れます。

 




さて、今回の<初級>ツーリング写真の解説ですがレベルアップを目指して撮ってきたけど、どうも上達できない!良いのが撮れないと面白くないし嫌になってきちゃった…。という方を対象に通常の視点ではなく変わったアプローチで上達を狙ってみましょう~という内容でございます。

題してツーリング写真<3つの復活コード>です。

では早速、1つ目から!

<復活コード1>消去法で構図をつくろう

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F9 1/200 ISO100

究極のツーリング写真では今まで何度も構図は1つの主題を明確にしましょう、被写体が2つある場合は主従関係を明らかにしましょう、余計なものは画面外へ除外しましょう、といった説明をしてきました。しかしそう言ってすぐに出来る訳ではありませんよね。

写真というのはいつだって後になって考えれば分かるのに現場ではよく分からない、見えない…というものです。

ここでは逆転の発想で消去法で構図を組み立てていく考え方のご紹介です。上の作例の主題は海です。青緑色の海が気に入ったので撮った写真です。慣れていればすぐに被写体や景色の特長をとらえて、自分が良いと思った風に表現することができます。それは目が養われていること、そしてすぐ作業におとせる術を知っているからです。

消去法ではソレができなくても主題を明確にしたシンプルな作品を作ることができます。この作例では「青空が爽やかで綺麗だ…でも要らないのかな」「漁船がいいかんじ…でも要らないのかな」「灯台があるじゃん!でもデザインはイマイチ雰囲気ないかな」といった具合に1つずつ写らないよう、カメラを上下左右に、自分も動いて時には望遠レンズを使って削ぎ落してください。この時、最低3つは削ぎ落すこと!

これができれば残ったものは海面。そうか、俺はこの海の色が気に入ったからココで撮ろうと思ったのか。と気が付けると思います。

構図のコツはなるべくシンプルにすることです。色々と被写体がある光景を良い写真にするのは上級者向けなので、欲張ってそれを目指すとまず失敗に終わります。

<復活コード2>1ジャンル増やそう

ツーリング写真、バイク写真に特化して写真をしていると、なかなか上達できないというのがあります。もう1ジャンル、自分の専門を追加してみましょう。上の写真のような都会での刹那を捉えたスナップなんて、日常でも撮れる写真なのですごく練習になります。

対象は何でも良いと思います。家族、花、夕日、夜景、上の写真のようにグルメ写真にこだわってみるのも良いです。というのもいかなる被写体であっても1つの魅力を解明して撮影者の感じたことを表現する、というのは共通しているからです。

私がよくやる漁港にある杭や使われなくなった漁具などはツーリングとセットにしやすくオススメです。漁港には錆びた物、ペンキの跡など撮影の対象に適した被写体の宝庫なんですよ。

(このチャーハンのお店情報はこの投稿に最下部に記載しました)

 




<復活コード3>自信をもってうぬぼれよう

最後は精神論です…。稀に写真のことでご相談をいただく時、異常なほど自信のない方がいらっしゃいます。「自分のような下手では」「ドシロウトなので」とご自身を過小評価しているのです。最初は謙遜しているだけ?と思いましたが、どうやら本気で自信がないようです。

自信の無さが写真に出ちゃっているだけ、というのも考えられます。すごい写真を撮る人達は言わないだけで内心は「自分は才能あるなぁ」ってみんな思っていると思います。

むしろそう思い込むのが最初の一歩なのかもしれません。自分こそ天才だ!と心の中で暗示をかけてみてください。苦手意識は意外と簡単にポロリと外れるかもしれません。

まとめ

どうでしたか?今回、3つの復活コードの中で特にオススメなのは2の「1ジャンル追加する」です。特に誰も撮っていないようなレアな撮影対象をモノにすると、一気に特別感が芽生えてきて楽しく感じるはずです。

「都会の落とし物」CASIO エクシリムEX-10

こんなのとかね。

ではまた!!!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓チャーハンの写真のお店↓↓↓

千葉県市原市米沢 国道409号沿い 国道297号(勝浦街道)との交差点 米沢から少し東に走ったところです。看板メニューはアリランラーメン(千葉三大ラーメン 竹岡ラーメン、アリランラーメン、勝浦タンタンメン)ですが、私はここのチャーハンが好きです。大盛はボリューム満点で600円とリーズナブル。人気で週末は並びますが混雑のピークは11時と13時であります。意外と12時は空いているのは内緒です。

<秘>誰も教えてくれない上達のプロセス<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、以前からブックマーク頂いている方々、最近になって見ている方々、いま初めて見る方も、本当に見ていただいて有難うございます。

当ブログ 究極のツーリング写真 は2017年の10月にサイトを立ち上げ、11月から本格運用開始しましたが、嬉しい反響ばかりでどう感謝していいか分かりません。当初、予想していた否定的な反応も皆無と言えます。

私のような未熟な人間が偉そうにものを言ったら、きっと気を悪くする人もいるだろうな…。そんな風に思っていましたが、そこに神経を使うと説明も分かりにくくなり、サイトのコンセプトが伝わらないな…そう思って失礼、無礼、釈迦に説法は承知の上でいつも偉そうに書かせて頂いております。

なのでこれからもブレずに、偉そうに「ツーリング写真とはなんぞや」を語っていきますので、どうかお付き合いくださいませ。




さて今回の<初級>ツーリング写真解説では具体的な撮影手法ではなく、写真をはじめたばかりの初級者の方が、これからどのようなプロセスで上達をしていくのか?上級者と初級者は何が違うのか?それを身に着けていくにはどうしたら良いか?そんなお話をしてみたいと思います。

私が写真をはじめたばかりの頃とは、そう遠い昔のことではないので、当時何に悩んでいたのか良く覚えています。2004年の夏の北海道で、はじめて自分で買ったカメラ フジのFinePix S602 をタンクバッグに仕込んで普通に北海道をツーリングしました。その時、知床のキャンプ場から海に沈みゆく夕日が、あまりに美しくて感動したものです。

これは撮らねば!と愛車F650GSダカールとテントにカメラを向け、美しく焼けた夕景の写真を撮ってみました。どこで予備知識を身に着けたか失念しましたが、今でも覚えているのが、その時にS602のホワイトバランスを曇りモードに、露出補正をマイナス2/3に設定しました。

その写真は後にアウトライダーツーリング写真コンテストで大きく掲載され、とても嬉しく感じたものです。その思い出のキャンプ場「しれとこ自然村」は残念ながらヒグマ出没の関係で長期休業となってしまいましたが。ここは露天風呂からも素晴らしい夕日が見れて本当に良いキャンプ場でした。

 

FinePIX S602 F6.3 1/420 露出補正-1/3 2004年夏 宗谷国道(2017年にLightroomにてレタッチ)

そんなS602を持って北海道を旅した夏から2年後、よし!では写真を本格的にやろうぞ!と意気込んで当時話題だったキャノンのEOS Kissデジタル(初代キスデジ)をキタムラの展示品を格安で手に入れました。店長っぽい雰囲気の店員さんにそそのかされて「最初はボディは安いKissで大丈夫、でもレンズはずっと使えるから最初から良いレンズを買うのが賢いです。特に135mm単焦点はおススメですよ!」と言われ、大枚をはたいてEF28-70mmF2.8LとEF135mmF2Lを買ってみました。今考えると、この時の店員さんの一言が私の人生を狂わせた好転させてくれたのかもしれません。

そしてネットオークションで格安で買ったSIGMA14mmF2.8EX DGというレンズを追加して翌年も夏の北海道を旅しました。しかしS602で撮ったような写真は撮れず、せっかく一眼レフに買い替えたのに、良い写真が撮れないしレンズもどのようなシーンでどう使うのか皆目分からない状態でした。

この頃のことを考えると何がダメだったのか良く分かります。分からないことが何かも分からない、つまり電源を入れてシャッターを押せば写真が撮れる、それ以外のことは何も知らないのです。

そして、それから十数年。いま私はいろんなツーリング経験と、それと共に撮ってきたツーリング写真で振り返ってみます。写真を上達するって、いったい何だったのだろうと。




ある日、突然に上達することはないです。しかし壁になっていた何かが解明されて「そうか、そういう事だったのか」「なるほど、偶然だったけど次は狙って撮るぞ」といった具合にドラクエのレベルアップの如くアラートが鳴る瞬間はあります。

そのアラートが鳴った時、私はなにを得たのか??この10年くらいの間に得た「なるほど分かったぞ」という写真に関わるあらゆる事柄をランダムに箇条書きしてみますね。

・写真とは撮影者の意図があり、それを誰かに伝えることだった。それは構図を組み立てたり、フレーミングを工夫して各々の存在感を調整したり、絞りでボケ具合を調整して主題へ導いたり、そういった具体的な手法の集合体であった。

・すごく照れ臭い話だけど、結局は風景や被写体に感動して芸術家を気取ることが最初の一歩だった。今振り返ると本当にそう思う。

・そこで撮ろうと思った理由はきっとその場所、その風景、その被写体の特長が気に入ったからでしょう。ではその特徴を言葉で説明できる言語化力を身に着けよう。

・目の前の風景や被写体になる物はライブな3次元だ。それを静止した2次元にしてしまうのが写真だ。だからリアルな光景を頭の中で瞬時に2次元にするイメージ力はすごく大事だ。

・線、色、図形、比率などデザインに関わることは、写真をぱっと見た瞬間の印象として非常に大事だ。デザインの勉強は避けては通れない。ただし最重要ではない。

・見た通りの写真を撮らない。現実を忠実に写真にするのは製品のカタログ写真や証明写真。例えば露出なら実際よりも明るくしたり暗くしたり、表現として全然OKである。

・良い写真が撮れた時の自身の満足感、誰かに見せて喜んでもらえたときの嬉しさ、やがて不特定多数に発信しても恥ずかしくない写真になれば、あらゆる可能性があるのでは?これこそ写真に対する情熱であり、それが次の作品を生み出す原動力になる。

・光は写真の命だ。逆光はドラマチックに、差し込む光は主題を浮き立たせ極めて美しく表現できる。順光も斜光も、ひいては透過光も散乱光も学べば学んだだけ写真が良くなる。

・大切な人と話すとき、相手がもっとも言ってほしいその人の魅力を的確に言葉にして伝えれば、とても喜んでもらえますよね。それと同じことを撮影の対象となる被写体や風景にやれば良い写真になるはず。

・光の観点で写る部分と写らない部分があるのが写真だ。ダイナミックレンジとかラチチュードとか言われているけど、撮る時点で写らない部分をデザインすればどうってことなかった。

・画面内の位置関係を調整したり、被写体の魅力を解明するため寄ったり、かなり動き回るのが写真だ。体で覚える部分が多く練習しただけ身に付く。

・ここは最高の撮影地だ!と喜んでそこで撮り始めても、その景色や被写体がどう良いのか言葉でいえなければ作業に落とせない。だから言語化力も鍛えねば。

・すごい写真家は良くそんなとこに気が付いたな、と思える着目点がシロウトと全く異なる。見えている世界が違うのだろう。写真家の目、審美眼は一朝一夕に身につかないけど、常に意識して高めていきたい。

・いつかこんな写真が撮りたい!という幻想に描く傑作写真を頭にいくつも在庫させよう。それそこが自分のスタイルであり、他者との違いを見出す個性になっていく。

・理屈ではなく感覚で身に着けていく部分がとても多い。例えば焦点距離。この直線道路なら300㎜で圧縮してやればこんな感じ!と頭の中ですぐ絵が出てくる感覚。背景エリアと被写体エリアに比率が生まれたとき、1:1.618のような黄金比を測定する術はなく、これも実経験による感覚に頼るしかない。

・写真に加える演出については各人各様だ。演出に関わるあらゆることを試してみないと自分の中で許せる演出、許せない演出の線引きができない。ただし演出を一切加えない完全ナチュラル写真は憧れるけど目指そうとは思わない。

・納得できるベストアングルを見つけるまで絶対にやめない。この執念にも近い根気強さがあれば、必ずただ1つのベストアングルを発見できる。

2017年8月 北海道網走市

・三分割構図などの一般に知られている基本ルールのような物は確かに大事だ。これらは正しく理解し、できるようになった上で壊し方を覚えていこう。

・撮影に夢中になりすぎると自分を忘れてしまう。撮影シーンに飲まれることなく「この撮り方で本当に良いかな」と自問できるくらい、ある程度の冷静さを保つ。熱いハートに優れたラジエーターを装着させる。

・既存の撮り方は誰かが過去に考案したやり方にすぎない。すごく難しいけど、その気になれば誰も撮ったことのない新たな手法を生み出すことだって可能なはず。

・やればやるほど感受性は高まり、例え小さなことでも感動できる心の持ち主になれる。加齢と共に衰えることなど全くなく、写真を通して優しい人になれる。そして自分が好きになっていく。

どうでしたでしょう?恥を承知で今思う写真のこと、今までのプロセスをランダムに書き出してみました。こういった「気付き」の連続をえて現在に至るといった感じです。

意味がよく分からない、という部分もあったと思います。実は私自身もここに書いたことと同じような事を、過去に見たことはあるのですが当時は意味が分かりませんでした。例えば「写る部分と写らない部分があるのが写真だ」は以前に偉い写真家の先生がおっしゃっていたのですが、その意味は今になってようやく理解できます。

今は分からなくても全然大丈夫です。最初に書きましたがある日突然に上達することはないです。今回いいたかったのは、こんな感じで理解や知識を深め、経験とともに感覚や感受性が少しづつ進化していく、そのタイミングを感じ取れれば写真は楽しいですよ、という事です。

実は私自身へ暗示をかけるように改めて脳裏に焼いておきたい項目でもあるのですが。皆さまも私の言っていることを信用してくださるのなら、ここに書いたことを意識すると何かが変わるかもしれませんよ!

ではまた。

 





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + タムロン90mmF2.8マクロ

自宅マンションの敷地内に咲く紫陽花を撮ってみました。花弁1枚1枚がもつ、この紫陽花の魅力を伝えるのに絞り込んでアンダー目の露出です。背景に存在している葉などは黒くつぶれましたが、そうなると分かって構図をつくれば変な写真にはなりません。

粋でアートなツーリング写真<初級>ツーリング写真解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは見知らぬ誰かに「何をしている方ですか?」と聞かれたらどうお答えになりますか?

多くの方が職業を回答すると思います。「普通のサラリーマンですよ」とか「公務員です」とか「もう年金生活ですわ~」とか。

でも人間の生き方って職業が全てではないですよね。「旅人です」とか「芸術家です」と胸を張って答える人がもっと増えればいいのに。そんな風に最近思います。これはサラリーマンを否定する意味ではなく、あくまで何のために生きているのかを答えられる人という意味です。普段はサラリーマンだけど旅人です、とか鳶職人だけど登山家ですとかね。

私は生業はサラリーマンですが写真家ですと答えたいです。そしていつか、誰に聞かれても胸を張ってそう答えられるように写真道を究めていきたいと思います。





さて今回の<初級>ツーリング写真解説では少しテイストの違ったアートな作例でのご紹介です。

RICHO GR F5 1/45 ISO100

 

こちらの作例は、いつものツーリングルートにある自販機コーナーで撮った1枚です。どれにしようか選んでいるときに、反射する愛車の姿を発見しました。デザインの「色」の要素である黄色、ピンク、紺があり、「B」の文字もデザインに効いていると感じました。

この時は一眼レフは持っていなかったので、リコーGRで撮ってみました。本当は缶ジュースの文字は読めないくらいボカしたかったのですが、それはGRでは難しかったので敢えての読める構図にしてみました。

我々、日本人からすると自販機は見慣れた風景ですが、例えば海外の方が見ると自販機のある風景は異国を感じるそうです。なので、この写真をもし海外の方に見てもらったら、どんな反応が返ってくるか楽しみでもあります。





写真の観賞者は文字があれば読もうとします。しかし外国の読めない文字だった場合は、その文字から出す雰囲気を読み取り想像を馳せます。外国の新聞紙に包まれた雑貨がオシャレに見えるのはこのためです。

ちょっとした発想の転換と、いつも被写体を探している目、これらは写真の楽しさを知っている人が当たり前のようにやっている事です。発想の転換は完全に遊び感覚でOKです。被写体を探す目は日常的にいつも持ち合わせておくと、自然と訓練されて審美眼が養われます。

素晴しい景色のところへ行こう、テクニックを駆使してスゴい写真を撮ろう、それも大切ですが、まずは遊び感覚で何でも撮ってみましょう。自分の中に眠っている好奇心を覚醒させるのです。

撮っているときも、出来あがった写真もとても楽しくてワクワクしますよ。

それではまた!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真の自撮りポーズ ポージングの基本 インスタ映えバイク写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、自撮りはお好きですか?自撮りと聞くとインスタなどのSNSで自分の顔を撮っている人なわけですが、人によっては恥ずかしくて真似できない、ナルシストみたいで嫌な感じだ、とか色々な印象があると思います。

私は自撮りは写真文化として考えると新たなムーブメントなのかな?とも思います。自分に自信をもって発表するのですから決して悪いこととは思いませんけどね。それにSNSで見かけるソレとは違いますが絵画で言う自画像というのも、写真にしたら自撮りな訳です。

当ブログ 究極のツーリング写真では自撮りとは主にライダーの姿(自分)をツーリング写真に入れた作品のことを意味しています。ツーリング写真は風景の中にバイクだけある写真よりも、ライダーの姿があった方がよりストーリー性や感情表現が可能になります。

そして私に限らず多くの方はソロでやられているので手法は自ずと自撮りになる訳ですが。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F2.8 15SEC ISO1000

こちらの作例をご覧ください。私は深夜に房総半島の海岸線を走るのが大好きです。山と違って真っ暗闇ではなく、意外と道は明るくて気分よく走れるものです。以前もご紹介しましたが夜の海岸風景をスローシャッター、高感度で撮影すると、肉眼では確認できないファンタスティックな光景をとらえることができるんですよ。




この写真は東京湾越しの対岸、おそらく川崎市の工業地帯でしょうか。工場の熱か光によって空が妖しげに光っていたので、それを背景に撮影に挑みました。肉眼ではもっと暗いですが、長時間露光と高感度によってこんな光景が現れるのです。

ポージングは赤く光る対岸の空に向かって、ライダーが想いを馳せる表現をしてみました。これも演出であることに間違いありませんが、私は心の中で感じた風景を表現するために、こういった演出を加える派であります。SNS用のプロフィール画像などによく言われる「盛ってる」とは違うのですが、どう違うかのお話はまた別の機会に。演出の話はとりとめなく膨らみますので。

今回は自撮りする場合のポージングのお話です。この作例の場合、左足に多くの体重をかけてポージングの基本とも呼ばれるコントラポストというポージングを使ってみました。

普段の楽な姿勢より意識的に背筋をぴんと伸ばし、胸を張って顎をひく。そしてどちらか片方の足に体重をかけるのです。そうすると肩と腰のラインが体の中心軸からずれて、全体がS字を描くような動的な印象に変わります。簡単なようで難しいので家の鏡を見て練習してみるといいですよ。




コントラポストはファッション関係やメディア関係などでも良く見かける定番のポージングとも言えます。れゆえ見る方も違和感なく綺麗な姿勢で好感が持てるというのもあります。少々やり過ぎの演出とも感じるかもしれませんが、自撮りの場合のポージングに関しては「少々やり過ぎ」の演出が実は丁度良かったりします。

ポージングを意識せず、普通に背中を撮ったような写真は何となく間抜けに見えてしまうものです。また中途半端に姿勢を意識したものも素人っぽい演出が見る人に伝わってしまい、これもダメです。難しいですね。ヨガや剣道をやっていたり職業がモデルさんだったら普段の姿勢が美しいので大丈夫ですが。

恥ずかしがらず躊躇せず思いっきり演じ切っている姿こそがカッコいいのです。まずはコントラポストをマスターして美しいポージングの自撮りで差をつけてみませんか?ポージングのバリエーションについては今後も色々ご紹介していきますのでお楽しみに!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

5分で分かる広角、望遠、焦点距離のハナシ<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが自分が死んだ後、この世に残したいものは何ですか?

土地やお金などの財産とかは別として、自分がこの世からいなくなって何年も何十年も経ったとき、ずっと残るものがあったら素敵ですよね。

例えば建設業に携わった人なら建物だったり道路や橋だったり、製造業で開発などに関わった方なら何かの製品だったり。しかしそれは仕事として会社として築いたものであり個人が生んだものではありませんよね。

もし写真芸術を極めて歴史に残るような名作を生み出すことに成功したら、自分がこの世からいなくなった、何十年も何百年も後のその作品は大切に後世に伝えられていきます。写真道を歩む限り、その可能性はあなたにも私にも十分あり得ますよ!

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では皆さま理解しているようで実はよく分かっていない焦点距離のお話でございます。

望遠だのズームだのと、簡単なようで実践に結び付けるのが難しいのが焦点距離。原理について解説しているものは、世の中にあふれていますので当ブログでは究極のツーリング写真流に解説いたします。

以下に3つの作例をアップしますが、通常、焦点距離の説明では同じ風景を写して被写体の大きさや背景の範囲の違いを見せるのですが、ここではそれぞれの焦点距離をどんなときに使うのか?を分かっていただくために、3枚とも違う写真で説明いたします。

その前に焦点距離について簡単に説明しておきます。




・広角:風景をワイドに、つまり広範囲に写します。被写体は小さく、そして遠近感(写真の世界ではパースペクティブといいます)がでます。一般的に35mm以下を広角といいます。数値が小さいほど広角となります。

・標準:目で見た風景と同じように写す焦点距離です。一般的には50mm前後です

・望遠:遠くて小さなものを大きく写します。範囲は狭くなり遠近感がなく距離方向が圧縮されたような画像になります。70mmくらいから大きな数値が望遠と呼ばれます。200mmくらいまでが中望遠、400mmまでが望遠、それ以上が超望遠といった感じです。

※35mmフィルムカメラまたは35mmフルサイズセンサーのデジタルカメラの場合です。APS-Cセンサーの場合は1.5倍になります。APS-C、フォーサーズなどの計算は35mm換算と検索すると分かりやすいサイトがたくさん出てきますので、そちらをご参照ください。

・ズーム:焦点距離を広角にしたり望遠にしたり調整できることをズームといいます。望遠をズームと呼んでいる人がいますが間違いなので正しましょう。一般的なカメラの多くはズームレンズです。

・単焦点:焦点距離が固定されているレンズ(またはカメラ)です。

 

では、まずは広角レンズの作例↓↓↓

EOS1Dx EF14mmF2.8LF7.1 1/500 焦点距離14mm

北海道の雄大な景色です。広範囲にわたって魅力的な風景に広角レンズは有効です。この作例は14mmで超広角なので、かなり極端な例になっていますが。注目すべきポイントは空に広がるように雲があること、そして遠くまで続く草原地帯です。この「広がり感」を作品のメインにしたいと感じたら迷わず広角で撮影です。

「どこまでも続く・・・」を表現したい場合も広角が有効で遠近感が強調され、よりイメージに近づけることができるでしょう。

広角レンズで気を付けたいポイントは歪みです。この作例は歪みが分かりやすく出た絶好の作例です。R1200GS ADVENTUREが斜めに潰されたように見えませんか?

画面の4隅付近は強い樽型(レンズによっては糸巻き型)の歪みが発生し、バイクや建物などの人工物が入ると不自然な絵になります。逆に空や海など自然界のものでしたら、さほど気にすることではありません。

バイクをからめて撮影する場合は歪みが不快にならないよう、バイクの位置や大きさに細心の注意をしましょう。

その他、順光で撮る場合は自分の陰などが写りやすい、絞りを開放してもボケが出にくいなどの特徴があります。




続いて標準レンズでの作例↓↓↓

EOS1Dx + HELIOS44-2-58mmF2 焦点距離58mm

ヘリオス44という焦点距離58mmのロシア製オールドレンズで撮った1枚です。ご覧のように被写体や背景の距離感が肉眼のイメージに近いのが標準レンズです。1つの被写体を撮るのに最適な焦点距離で写真の世界では「基本」といわれています。50mmにはじまり、50mmに終わるみたいな。

しかし、私のスタイルでは標準の焦点距離の登場はとても少ないです。この作例もストレージから探すのに一苦労しました。

というのも1つの被写体を魅力的に、というシーンがツーリングの美しさを・・・というテーマであまり出番がないのです。もちろん、私の苦手な焦点距離であるとも言えるのですが。例えばバイクがメインまたは、ライダーがメインという作品でしたら標準で撮るのが良いでしょう。

私の場合、1つの被写体を対象に撮る場合のレンズは35mmが多いです。

それと50mm単焦点のレンズ(またはカメラ)で練習をすると、焦点距離、画角の感覚、被写体に寄るという基本が身につきやすく、練習という意味ではとてもお勧めです。写真家の中には50mmしか使わない、という方も多いんですよ。

 

そして望遠レンズの作例↓↓↓

EOS40D + EF300mmF4L F4 1/250 焦点距離300mm

まだEOS40Dを使っていた頃の古い作品です。撮影地は北海道の野付半島。トドワラのさみしげな光景とカラスが群れている様子が、何かの終わりを感じさせるような崇高な景色でした。

しかしトドワラの群生は浸食と風化で減っており、決して広範囲には存在していませんでした。何よりバイクを停めている場所から、かなり距離が離れていて、普通に撮ったのでは空や水面の割合が多く、トドワラを印象付けることができません。

そこで後ろに下がれる十分なスペースがあることに注目し、長い直線道路(野付に行ったことのある方はご存じだと思います)を利用し、バイクとトドワラを対角に、下がれるだけ下って300mmで撮ったのです。

こうすることによって、バイクとトドワラの距離感はぐっと圧縮され、イメージ通りの画面作りができました。

望遠のメリットは他にもあって、野生動物に警戒されないので作例のような写真が撮りやすいのです。まあ、カラスはあまり人を警戒しませんけどね。本当ならオオワシやタンチョウ、エトピリカ(これはレア!)あたりを狙いたいですが、トドワラとカラスの組み合わせが以外と演出を加えてくれたかな・・・とも感じています。

それと画角が狭いので余計なものを排除しやすい、というのも大きなメリットです。撮影現場は電柱や電線などの邪魔なものが有りましたが、300mmという望遠域なら容易に排除できました。




どうでしたか?通常、焦点距離の説明をするときは同じ景色でそれぞれを撮影して作例を見せるものですが、あえて全く違う写真で解説してみました。私個人の考えですが広角は風景主体の作品、標準は被写体を明確に主役にする、望遠は圧縮効果を利用した画面構成、といったそれぞれの使い方があると感じます。

もちろん、これらに限らず広角、標準、望遠とそれぞれに様々な使い方があって、それは作者の手腕の見せ所でもあります。

あぁっ、タイトルに「5分で分かる」と書いておきながら、結構なボリュームになってしまいました。今回のように初歩的な解説は過去のアーカイブに埋もれてしまったので半年経過を目安にブラッシュアップして再度投稿していきます。

ではまた!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

上達したい人、必見!平凡写真を卒業できる3つの撮影方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき有難うございます。皆さまに支えられて当ブログはアクセス数、SEO順位ともに順調に成長をしております。ブログの数字だけでなくツーリング写真文化の成熟と社会的認知にも、少しでも近づけるよう頑張っていきたいです。

ところで先日、バイク用品メーカー時代の仲間と久しぶりに同窓会をしたのですが、いまは物作りは厳しい時代になっているのですねぇ。あの人気商品、キャンピングシートバッグ2をいいかげんモデルチェンジさせては?改良点はたくさんあるし、せめてメイン気室だけでも防水にするとか、固定方法を強化するとか…と同期でもある開発部門の責任者に言ったのですが、分かってはいるけどオトナの事情で難しいそうです。メーカー、製造業の方々はほんと大変ですね…。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では「いつも同じような写真になってしまう」「良いと思って撮ったのに出来上がった写真は何か平凡だ」とお悩みの方を対象に平凡とマンネリを簡単な手法で脱却する3つの法則をご紹介します。

どれも決して難しくはありません。以前に当ブログでご紹介した内容ですがこの3つを集中して実践するだけで、平凡とマンネリの脱却をお約束いたします。




1.フレーミングを意識しよう

フレーミングとは聞いたことのある単語だけど正しい意味は?一般的には目の前の風景のどの部分を写真にするか、ですよね。これくらいなら、どなたでも分かりますが、もう少し掘り下げて解説いたします。

写真は長方形の四角です。この四角を枠と捉えて意識してみましょう。風景のどの部分を写真にするかは難しくありません。大事なことはメインになる被写体や脇役になっている物、背景の範囲などを枠を使って切り落としたり、余計な部分を枠外においやったりする行為がフレーミングです。

お子様構図をご存知でしょうか?その名の通り幼い子供が描いた絵のように、被写体がすべて画面内に並んでいるだけのものです。多くの平凡な印象の写真はこれと同じです。

上の作例はバイクの車体をフロント部のみ、モデルの頭部を切り落としました。こうすることによって、被写体の存在感を調整しモデルについては顔が見えないことにより、観賞者の想像をかきたてます。

切り落とす際のコツは真っ二つに切らないこと。以前から当ブログで度々出てくる比率の話ですが、この場合も同じです。二等分は特別な理由がない限り避けて、1/3単位で切り落としてください。

フレーミングは必ず被写体を切り落とした方が良い、という意味ではありませんが平凡な写真の脱却という意味では大変効果的なのでおススメです。

 

2.前景を作って奥行をだそう

写真とは言うまでもなく二次元の平面です。すなわち奥行、立体感などは巧妙な手法を用いない限り、完全に失われてしまいます。奥行、立体感など何も意識せずに撮れば平面的な写真になります。

ではその具体的な手法のひとつとして、構図内に前景を作るやり方をご紹介します。当ブログでは以前に何度か解説しましたが、メインになる被写体を決めたら自分の近く(特に足元など)に何か被写体として適した物がないか探してみましょう。

上の作例のように花は前景として使える代表選手のような被写体です。何も見当たらなければカメラを三脚にセットして、自分の足を前景に入れるのもかっこいいです。前景と被写体の位置関係は左右、上下によく動いて理想的な位置関係になるように調整してください。

前景を構図内に作ることに成功したら、カメラを絞り優先モードにして絞り値を調整してみましょう。前景のボケ具合が変わります。作品の意図に合わせ精密に調整してみてください。

ここまで出来れば恐らく遠景は既に存在しているはずです。前景、被写体、遠景の3レイヤーの完成で、よく見かける平面的な写真とは一線を画す写真の出来上がりです。

念のため付け加えておきますが、必ず前景を作りましょうという意味ではありません。平面的な写真でも素晴らしい作品はたくさんあります。ただ平凡な写真やマンネリに悩んでいる方の多くは平面的な写真が多いものです。




3.露出補正を正しく使おう

露出、簡単に言ってしまえば写真の明るさですね。これも少しの発想転換で劇的に写真が変わります。多くの方が適正露出という単語を間違って解釈し、平凡写真やマンネリに陥っています。

間違った解釈とは適正露出が正しい!現実の明るさをちゃんと再現して撮ろう!といった思い込みです。

現実の明るさを忠実に再現する露出、適正露出とはカタログに掲載する製品写真や証明写真の場合のみです。ぜひ覚えてください、真の適正露出はいつでもあなたの頭(心)の中にあります。

上の作品は日没後の磐梯吾妻スカイラインですが、実際の光景よりもずっと暗く撮りました。センターラインの見える手前のカーブを構図の土台とし、露出の観点では山の稜線を際立たせている美しい青の階調を最優先にした結果です。

現実の明るさを忠実に写真にするのは大切なことかもしれません。しかし、時として自分の意図したことを優先するため、それを破壊してください。多くの平凡写真はこれが出来ていないように感じます。

方法は簡単です。作品の意図とか上手に言語化できなくても試しに露出補正機能を使って、あなたが試したこともないような極端な補正をしてみてください。きっと殻が破れると思いますよ。

意図的に露出をオーバー(明るく)にして撮った写真

 

マンネリ、平凡を脱却するのは無意識に作られた固定観念を破壊することです。被写体は枠の中に収める、現実の明るさの通り露出設定する、被写体にピントを合わせる…こういった多くの思い込みは決して間違いではありませんが縛られてはいけないのです。

この3つをぜひ実践して平凡写真、マンネリを脱却してみてくださいね!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

つい先日、房総の漁港で撮影したときに現れた珍客。黒猫っていいですよね。すごく臆病なヤツで接近できませんでしたが、200㎜の望遠で何とか撮ってみました。すぐにでも逃げて消えそうだったので構図を練るのも2~3秒で済ませました。

過去の失敗写真から学ぶ構図ワーク<Lightroom解説>トリミングで学ぼう編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、過去に撮った写真はどうされていますか?外付けハードディスクやDVDなどに保存したり、ネット上のストレージサービスなんかも良いですよね。

そして過去の写真を見返すことはありますか?上達している人は数年前の自分の写真を見ると「こんなに下手だったんだぁ」と感じると思います。今回はそんな過去の恥ずかしい失敗写真を使って構図のお勉強をしてみましょう!というお話です。

写真は3分割構図、主題の明確化、余計なものが写らないようフレーミングしたりと色々ある訳ですが、これらが成しえなかった過去の失敗作にトリミング加工をすることによって、その時どう撮るのがよかったのか?を学ぶことができるのです。

一応、誤解のないよう付け加えておきますがトリミングは良いことではありません。切った部分は捨てているので例えば2000万画素の写真を20%トリミングしたら、その写真は1600万画素になってしまいます。撮影の時点で後でトリミングなんて絶対しないで済むよう、しっかり画面の四隅まで完璧な写真を撮ってください。

 

こちらの作例をご覧ください。私の恥ずかしい過去の失敗写真でございます。場所は富士山スカイラインの5合目に近いヘアピンカーブで撮りました。目下に広がる素晴らしい雲海に圧倒されて写真を撮るための思考回路が完全に停止状態でした。

人は想定外の光景を目撃すると、写真を撮るときに必要な脳の機能が低下します。そのことを心に命じておかないと目の前の光景に圧倒されて、ただ撮っただけの写真を生み出してしまい、待っているのは帰宅後の後悔となるでしょう。

さてこの失敗写真をトリミングしてどう撮るのが正解だったのか?を解明していきましょう。

今回はLightroom Classic CCで解説しますがトリミングはあらゆる画像ソフトでも可能です。普段お使い頂いているWindowsに元々入っているPicture Managerやペイントなどでも大丈夫です。

まず元画像をよく分析してみましょう。この写真の主題は雲海です。そして手前にカーブしている路面、遠景にかすむ空、バイクとなります。路面には白線と中央線で曲線要素が存在します。デザインの観点から色の要素は雲海が白、遠景と空が青、路面がグレーで全体的に寒色系です。

しかし、これらの要素が画面内にデザインとして配置された形跡は無く、言ってしまえば良く見かける下手な写真です。





Lightroomの場合、トリミングツールを起動すると3分割のグリッドラインが出ます。カメラの縦横比を保持したい場合は鍵マークをロック状態にしてください。

今回は無難に空、雲海、路面の3つのパートをセオリー通りに3分割線に合わせてトリミングしてみましょう。空と路面の割合がそぎ落とされたことにより、雲海の割合が増えて主題が明確化されます。

次にトリミングの話題から脱線しますが、ついでなので説明しますとバイクの存在感を補正ブラシを使って上げてやります。明瞭度とシャープをプラスへ。この時、車体の全部を選択するのではなく車体の主要部のみ選択するのがコツです。

再びトリミングの話題から脱線を続けますが、段階フィルターを使って路面を選択し、アスファルトの質感を高めるため明瞭度をプラス補正します。

続いて路面のカーブをより効果的に使うためカーブのイン側にあるスペースを選択し、ここの露光量を明るくして路面と差つけてやります。

最後に段階フィルターを再び起動して空の部分を選択します。ここは空気遠近法を適用させるためホワイトバランスを青方向にふります。




 

作業前
作業後

どうでしょう?3分割に準じたスペースの配分、手前に存在するカーブを強調した曲線の効果、空気遠近法による奥行きなどが修正されました。これでも私としては「何かイマイチな写真だなぁ」という感想ではありますが、今回は過去の失敗画像を使ってトリミングすると、撮影時にどうするべきだったのか?が分かりやすく解明されますよ!という練習方法のお話でした。

繰り返して言いますがトリミングはダメですからね。撮影するときは後でトリミングしないで済むようしっかり被写体に寄る、余計なものは枠の外、配分と比率は精密に!

しかし例外としてこんな写真をつくるのであればトリミングもアリだと思います↓

写真は芸術であると考えるほど、縦横比にはそれほど縛られるべきではない…と私は思います。カメラのアスペクト比を絶対に守るのは、あらゆる可能性を狭めていると感じるのです。魅力的な被写体が横長(あるいは縦長)であれば、それが最も魅力的に見える縦横比でトリミングしても、決して悪くはないと思いますよ!

今回はこの辺で!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

静岡県富士宮市 県道152号 富士山スカイライン

プカプカ雲のお空は逃さず撮るべし<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリングには最高の季節ですがツーリングに写真に、楽しまれていますでしょうか??

私はつい先日、職場での健康診断の結果がきたのですが視力がだいぶ低下していました。私は子供のころから目だけは良くて40歳をすぎるまで両目2.0の視力を誇っていたのですが、ついに1.3まで下がってしまいました。

ここ1年くらいで私もようやく写真家の目が養われてきたかな?と少し喜んでいたのですが、悲しいことにリアルな目が衰えるという現実。

視力が少しくらい低下しても写真を撮るのには支障ありませんが、夜のバイク運転などは今まで以上に気を付けなくてはいけませんね。





さて今回の<初級>ツーリング写真解説では青空にプカプカと浮かぶような雲があるとき、迷わずそれを写真にしましょう!というお話です。

リコーGR APS-C F7.1 1/1000 ISO100

こちらの作例をご覧ください。千葉県市原市のとある田舎道です。千葉の田舎ならどこにでもありそうな長閑な田園風景ですね。この時、気持ちいい晴れの天気で気分よく走っていたのですが、ある風景の開けたポイントで空があまりにも絵本やおとぎ話にでも出てきそうな様子だったので撮影を開始しました。

空全体に広がるプカプカ雲。誰が見ても気分が良くなる爽やかな空模様と言えます。

実はこういった雲が出る空というのは、少なくとも私の住む千葉県の場合では、そうしょっちゅう見れるものではなく結構珍しいと思います。天気予報では晴れと言っても薄雲が全体にかかったり、空全体にまんべんなく雲だったり、そもそも雲などない快晴だったりします。

専門家ではないので、どういった季節や気象条件でプカプカ雲が出るのか詳しくは分かりませんが軽く検索したところ、ちぎれ雲の仲間で秋に出やすいようです。




とにかく平凡なようで珍しいプカプカ雲のお空。こういった時は大抵は穏やかな風がふいていて、雲は流れ形もバリエーション豊かに変化するものです。これを逃さない手はありません。

広角レンズ(またはズームレンズの広角側)を使用して青空に浮かぶ白い雲を主題に写真を撮ってみましょう。地上物の余計なものは極力入れないよう、画面いっぱいを空にしましょう。仮に地上物に魅力的な何かが有っても、あくまで空が主題になるように存在感をそれぞれ調整してください。

そして注目すべきポイントは雲の形状と空のグラデーションです。上の作例では最も存在感のある雲はハート型をしています。これらのメイン被写体の特長をよく観察し、そして言語化したら長方形の画面の中に美しいデザインとして配置できるよう構図を練ります。

撮影時のカラーエフェクト、ピクチャースタイル等の設定は風景やポジフィルム調といった鮮やかな設定がよく似合います。もちろん後でLightroomで慎重に彩度を調整しても良いと思いますよ。

いかがでしたか?プカプカお空の雲。素敵でしょう?平凡なようで珍しい、待つほどに表情を変えゆく雲はずっと撮影していても飽きることがありません。見つけたらぜひ撮ってみてくださいね。

ではまた!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

これは仕事の空き時間に撮った1枚。桟橋に係留される船の舫をつなぐ杭でボラードといいます。多くのボラードは錆びや補修ペンキの跡があり、とても表情豊かで大好きな被写体なんです。この時は雨に濡れて艶やかでしたよ。

まずは最高の光だけを求めて旅に出よう<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい旅、いい写真を楽しまれていますか?つい先日、変わったバイクを見かけました。

出展元:Bikebros

これです。ホンダのNAVI110というGROMに雰囲気の似たシティバイク。興味深いのはエンジンがスッポリ無いように見える空間と、とても安い価格です。実売で10万円前後ですね…昨今のバイク新車事情を考えると破格です!インドホンダの東南アジア戦略商品といえ安すぎですよね。この価格ならホビー感覚で楽しんじゃおうか?いや意表ついていっそコレで旅に出るのも楽しいかもしれません。

欲しいと思うバイクが無く、あっても高くて手が届かない…そんな明るいと言えないバイク業界に明るい兆しを感じた1台でした。HONDAナビ110!





さて今回の<初級>ツーリング写真の解説は、何を撮ろうとか絶景を狙おうなんて話は置いておいて、まずは最高の光だけを狙ってみようぜ!というお話です。

良き写真に必要な要素は被写体を見つける、魅力を解明する、デザインや構図、焦点距離や露出などなど…あまりに重要な要素が複合的にからんできます。

どうしても最初の頃は頭で分かっていても同時に複数を実行するのは難しいものですね。ゴルフでもピアノでも最初の頃はまずは基礎的なこと1つを集中して練習しますよね。それと同じように光について集中してやってみましょう!という解説です。

 

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/80 ISO100

こちらの作例をご覧ください。西伊豆 仁科漁港でのワンシーンです。漁船が佇む夕刻の静かな漁港。不安定な天気で強い西日の中、雨がけっこう降っています。以前も解説しましたがお天気雨とは最高の撮影シーンです。

目の前の光景、その全てが雨に濡れて輝きを放ち、雨粒に反射した光が空間全体を美しく演出してくれます。

旅先で良き写真を撮りたいと願えば、どうしても被写体や場所探しを最初に考えてしまいます。もちろん正しいことですが、ここでは何を撮るか?ドコで撮るか?に縛られず何でも良いしドコでも良いから、とにかく最高の光だけを求めてみましょう。

最高の光とは主に斜光線による空気中の分散光や散乱光、被写体に当たった反射光や透過光などにより景色がドラマチックになること、簡単に言ってしまえば夕刻か朝方の太陽光を使おうぜ!ということです。

朝早く出かけることが可能であれば、日の出の時間帯をチェックして朝の景色をシューティング、帰路が夜になっても大丈夫だという人は日の入り時間をチェックし夕方の光を狙ってみましょう。

上の作例では景色自体はそれほど撮影に適した場所とは思えませんでしたが、濡れた道路や漁船に光が当たっている様子が気に入ったので、光の存在が主題になるよう撮ってみました。コツは逆光や強い斜光であることを臆せず、積極的に露出補正を使って撮る事です。フレームの際で太陽を入れたり外したり、半分に切ったりすると光線やフレアをコントロールすることができます。




リコーGR APS-C

これは毎日100ショットスナップで撮った1枚です。仕事の帰りに駅ナカのカフェで撮った1枚ですが、窓際席で紫煙をふかす女性に夕方の光が美しく当たっているのを見逃しませんでした。私はタバコはやりませんが、この写真を撮るためにわざわざ喫煙席に座りました。

いかがでしたでしょうか?被写体探し、場所探しもとても重要ですが被写体+光、場所+光といった具合に同時に2つ以上は考えられない!そんな初心者の方に効果的な練習方法でした。まずは光だけを求めて出かけてみましょう。





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

アカデミック講座 見つけてみよう!光の特性<眠くなるから見ないで>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは光と聞くとどのような知識をお持ちですか?

私は前職でオートバイ用ミラーやら、前々職で光ファイバーやらを扱ってきたので光については少しだけ知識があるのですが、あまりその知識を写真の方で応用できている自覚がないので、こんなトレーニングをやってみました。

日常生活で目に映るあらゆる全てに、どのような光がありどのように当たっているのか?これを探すのです。

光源だけで言えば太陽光、月明かり、それらが気象条件や時間帯により変化する強さと色。人工の照明、炎、雷、などなど。

また光が物に当たる場合の反応として反射、透過、吸収、屈折、分散などがあります。

iphone7

この写真は出勤時にバス停で撮った1枚です。ビルの合間から朝の太陽光が差し込んでいますが、中央分離帯の木に光が当たっています。木には葉の角度などによって反射しているもの、透過しいているものなど様々。

道路の路面は光の角度の関係で強く反射しています。そして注目すべきポイントは影の出方です。言ってみれば天然のライティングを木に当てている状態です。毎日見ているはずの日常の光景ですが注意して観察すると、これだけ光の様々な特性を発見できます。





ところで昨日、ニュースにもなっていましたが関東圏で太陽のハロ現象が観測されたと話題でしたね。私も職場の近くから見ることができました。

CASIO エクシリム EX-10

川崎市ほど完全な円は見れませんでしたが、左の方に虹のような小さな輪の一部が確認できると思います。おそらく上空の氷の粒などに太陽光が当たって分散、散乱光を出してこうなるのだと思います。大変珍しいですし美しいですね。

リコー GR APS-C




この写真も職場で撮りました。やはり差し込むような太陽光に注目して影との割合を調整して撮った1枚です。太陽という天然のライティングを使って影を操るような感覚ですね。難しいですが上手くいくと気持ちいいです。

今回はちょっとマニアックすぎるお話でしたが、ちょうど昨日の夕方にハロ現象が見れてニュースにもなっていたので、こんな話題で投稿してみました。

私たちが目にしている全ては元を辿ると光です。写真も「どのような光が」「どのように当たっているか」を知ることにより、はじめて影を意識できるようになります。

光と影に限らずフレーミング、構図といった画面構成、露出やホワイトバランスなどカメラの設定なども同じですが、現場で手間をかけたほど良い作品になります。

この「手間をかけたほど良いものになる」は私のメーカー勤務時代の経験でも同じでした。期日が迫って半ばやっつけのような仕事では良い製品になりませんでしたが、手間をおしまず丁寧に作りこんだ製品は良いものになりました。写真はカメラのシャッターを押すだけで撮れるので、つい時間や手間をかけて撮ることに億劫さを感じてしまいがちですが、これは大敵と覚えておきましょうね。

それではまた!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング