なぜ【いい写真】が撮れないのか




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

「いい写真」を撮ってみたい。

それはカメラを手にする全ての人が憧れる共通の願い。

しかし多くの人はその願いに届かず

ネットで情報を集めたり

最新のカメラや高級なレンズを買ってみたりする。

だが、溢れる情報に翻弄されるばかりで

年単位でみても成長のない自身の写真に

やがて飽きがきてしまう。

「この場所で撮った桜の写真、去年撮ったのと同じだな…」

かつて私はそんな日々を送っていました。




CASIO エクシリム EX-10

私たち日本人が子供の頃に受けた教育とは基本的に暗記教育であり

「ここからここまでテストに出るから覚えておくように」

「100点がとれれば優秀、点数が低ければ落ちこぼれだ」

と言われ、その通りにしたものでした。

 

今になって記憶を掘り起こすと【自分のアタマで何かを考える】という機会が

少なすぎたのではないか?と感じます。

強いて自分のアタマで考えたクリエイティブなことといえば

夏休みの自由研究だったような気さえします。

RICHO GR APS-C

やがて社会人になり先輩方から「自分のアタマで考えろ」と言われ

その通りにすると「勝手なことをするな!」と怒られる。

出る杭は打たれるので皆に合わせるのが無難となり

入社2年目を迎えるころには日本人的ノーマルサラリーマンの完成。

 

そしてそれがフツー、フツーは正しい、正しいは幸せへの道筋だ…

という作られた社会的通念を妄信し、それに裏切られた瞬間に途方に暮れる。

気が付くと何もできない自分。

隣人もそのまた隣人も同じ。

 

ただのフツーの人では価値がなく、正しさを求めて生きた結果は

ちっとも幸せではなかった。その事実に気が付いた頃には

いい年齢。




EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

「皆と同じにしなければダメだ」という風潮に

私たち日本人は何の違和感も感じずに【地の時代】を通過したと感じます。

2020年の12月に地の時代が終わり風の時代に突入・・・

風の時代・・・

それは魂の夜明け

精神の幸福(地の時代は物質的な幸福)

個人の活躍に価値が生まれる

そんな時代になったのだから

地の時代の社会通念に今でも縛られていては生き辛いだけです。

 

もちろん「皆と同じに」「出る杭は打たれる」「正しさを求める」も素晴らしいことですが…時代が変わったことで、そういった考えは主体的ではなく副次的になったのだと考えます。

好きではじめた写真。あるいはバイクツーリングも。

同様に皆と同じに、正しさを求めるでは風の時代にふさわしいと言えません。

 

本当に自分が望む「いい写真」を実現する唯一のことは自分の写真を撮ることです。

他の誰かが撮った写真をお手本にすることではないのです。

EOS6D mark2

自分の写真とは何か…

自分は何に出会ったか、自分はどう感じたのか、自分はどう表現するのか、自分の考えやテーマはどうなのか?といった人柄の出ている個性作品ではないかと思います。

そこに他者の介入や目立つ写真を撮って認めてもらいたい…などという邪な欲はなく、ただ純粋に撮りたいという衝動に駆られ、被写体と向き合ってセッションした結果が写真となっていれば、それだけで素敵な一枚となるはずです。

写真は「今」目の前にある三次元の空間を、「一瞬」で二次元の画にする瞬間アートです。そこには光の粒子達が波のように存在し、シャッターを切った瞬間に粒になり過去になるのです。

写真は現実にレンズを向けて光学的な技術で静止画にするもの。絵画などの他のARTと違いあくまで現実が元です。

だからどのような写真もある意味で「記念写真」です。

記念写真ということは「いつか見るため」のものであり、時間軸としては過去を振り返るもの。少々ややこしいですが未来に懐かしいとなるであろう尊い記憶を「今」作るのです。

【自分のアタマで考えて】

それさえ出来れば誰だって風の時代の写真家です。

shigeyoshi tatezawa

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小学生でも分かる露出のお話

今日はちょっと変わったアプローチで露出のお話を書いてみたいと思います。

写真用語で言う「露出」とはやたら専門的に聞こえてしまい、露出について苦手意識のあるビギナーの方も少なくないと思います。

そこで今回は私なりに露出とは何ぞや?ということを解説いたします。

露出って何?という問いに一言で答えるなら写真の明るさを決めるものです。カメラの中は普段は真っ暗な箱になっていて、シャッターボタンを押した瞬間だけレンズを通して外の光が取り入れられる仕組みになっています。

フィルムあるいはデジカメならセンサーが感光するのです。どれだけ感光させるか?が露出の基本的な概念なのです。

露出を決める主な要素は二つあって一つはシャッター速度、もう一つは絞りです。この両者はそれぞれ違った役割があり、シャッター速度は【瞬間】や【スピード感】といった静止画である写真に時間的要素を与えるもの

絞りは被写体を浮き立たせて見せるために背景や前景をボカしたり、逆に全域をシャープに見せたりと構図として機能させるものです。

つまりどちらも写真に与える表現の手段です。




EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

この作品はシャッター速度を早くして【瞬間】を表現したもの。

この作品は前景をボカして主題を浮き立たせて表現したもの。




いま写真を撮ろうとしている目の前の様子には、一定の光が存在していてシャッター速度と絞りはその光をシェアしあう関係にあります。

もし薄暗い夕景シーンで海岸の波など動く要素があった場合。

シャッター速度と絞りの両者は光の量を分け合うにあたり折り合いがつかない場面があったとします。そのとき苦肉の策として解決させるのがISO感度です。感度とはその名の通りセンサーを敏感にさせることで足りない露出を補うのです。

苦肉の策で…と書いたのはISO感度は通常時であればなるべく上げないISO100が理想であり、感度を400、800、1000と上げるにつれてノイズが乗るなどクオリティ面で問題が発生するのです。

EOS6D Mark2 SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG

露出はシャッター速度と絞りの両者によって決められるセンサーの感光量であることは理解できたでしょうか?次に出来上がる写真の明るさのお話です。

よく適正露出という言葉を聞きます。これは証明写真や何かの記録写真であれば、ぜひ守りたい写真露出の正しい基準です。しかし私たちは証明写真や何かの記録を撮っているのではなく【いい写真】が撮りたいのですよね?

上の作品は見たままの景色よりは少々アンダー(つまり暗め)の露出を選んで撮影しました。いい写真を撮るための真の適正露出はいつでも撮影者のイメージの中で決まっているものです。

これがイメージなくしてカメラに任せてしまうと、コンピューターが画面全体の平均、あるいはスポットで機械的に算出するので説明的な写真に陥るのです。




くどいようですが適正露出はいつでも撮影者本人の意思で決めるもの。そのための手段は2つあること、というのが私の推奨する露出の基本的な概念です。

見た通りの明るさを求めることに拘りすぎないこと。静止画である写真に時間を与えること、主題を浮き立たせるにあたりボケ具合やシャープさを調整できること、これが露出です。

明るさをどうするか?表現の手段としてシャッター速度や絞り値を数値で指名するのか?これを感覚として身に着けてしまえば露出はそれほど難しいものではありません。

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バイク写真、ツーリング写真における自撮りについて




EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3C

バイク写真、ツーリング写真、バイクのある風景写真・・・呼び方は色々ですが私たちが大好きなバイクの写真を撮るにおいて、ライダーの姿は入れたほうが良いのでしょうか?というシンプルな疑問がありますね。

先に結論を言ってしまうと絶対にライダーを入れた方が良いと思います。

バイクという乗り物はタイヤが二つしかなくその姿は不安定なものです。普段はあまり意識しないことですが【人がいないと成立しない様子】を纏っているのです。馬であれば馬だけの写真を自然風景の中で撮れば野生馬に見えます。しかし鞍をつけた馬が騎手なしに写真を撮れば何か物足りない写真になるでしょう。

カタログのラインナップに使われるような写真なら別ですが、風景の中にライダーなしでバイクだけで撮れば、同様に何か物足りない写真になるのです。これは車の写真を撮るのとは大きな違いだと感じます。

ではどのようにライダーの姿を入れれば良いツーリング写真が撮れるのか?いくつか例をご紹介して詳細を解説したいと思います。

1.自身が演者となり映画のワンシーンのように魅せる

EOS6D Mark2

まず上の写真はライダーが演者として登場することで一枚の作品の中にStory性を加える魅せ方です。映画のワンシーンのようにツーリングでの感動をポージングや表情などで表現します。

これには撮影ノウハウの他に自身が演技をする!というセンスが要求されます。これは多くの人が持ち合わせていない要素ですし「まさかいいツーリング写真を撮るのに俳優のような演技が要求されるなんて!」とお思いになると思います。しかしそれが出来れば上の作品の通りです。

このときに嬉しいのか、黄昏ているのか、何かに感動しているのか、到着したぞという達成感に満ちているのか…強く感情的要素をイメージして躊躇わずに演じ切るのがポイントです。

演劇などをみれば分かりますが演出、演技というのは少々大げさなくらいが実は丁度よかったりするものです。

2.バイクを主役にライダーは補助的に

これは自分の愛車、バイクを主役にして撮った作例です。

このようにバイクが主役となる写真であってもライダーの存在があればバイクが生き生きとして見えるから、バイクって不思議な乗り物だなとつくづく感じます。

ポイントはバイクとライダーの存在感の比重を意識することです。この場合はバイクは主役なので中望遠レンズなどで絶対的な存在感を持たせ、ライダーは枠で切り落としました。人物は顔を切ることで写真を見る人に想像の領域を与えます。

この他にもライダーを遠くに置いてピントをボカすなどで存在感を弱める方法は色々ありますが、とにかくバイクが主役でライダーは補助的に采配するのがポイントです。

なるべくシンプルで雰囲気の良い背景を探すとカッコいい写真が撮れます。




3.その他の被写体や風景を主役にする

これは風景、被写体を主役にしバイクもライダーも脇役にしたシーンの演出です。

なかなかSNSなどでは見かけない手法です。そもそも多くの人が撮っているバイク写真はバイクを主軸としたものが多く、この作例のように意図的にバイクをボカした写真はあまり見かけません。

それ故にこのような撮り方をするだけで他と違った個性的な写真が撮れると言えます。

バイク写真に限らず写真の世界では一つの主題を明確に表現する、というのがあります。ボケ具合やフレーミングなどでハッキリと一つの主題を表現できれば、それだけで見る側に伝わりやすい写真になるのです。上の作品は10人の人に見せて10人とも富士山が主題の写真と答えてくれるはずです。

ライダーはみな自分のバイクを愛しているものです。私も自分のR1200GS、アドベンチャーが大好きで本当にカッコいいなと思っております。だから写真を撮るときにバイクにピントを合わせない・・・なんてことは本当はしたくないのですが冷静に考えてみてください・・・それは別で撮れば良いだけの話なのです。

4.小物を利用してライダーの気配を加える

RICHO GR F2.8 1/800 ISO100

もし三脚が無いなど何らかの理由で自撮りができない場合は無理に姿を入れる必要はありません。この作例のようにヘルメット、グローブ、ジャケットなどを主役に構図を作れば、ライダーの気配を感じる一枚となります。

こちらもプロのカメラマンはよくやりますが一般的な写真では見かけません。新しいヘルメットを買って嬉しい時などに撮ってみても良いと思います。




本当はお友達と一緒に走っていれば撮ってもらうのが一番ですね。しかし私のように多くの場合でソロツーリングで走っている場合、ライダーの姿を入れたツーリング写真は自身で撮影するしかありません。

一般的に使われている自撮り、あるいはセルフポートレートという言葉とは少し意味合いの違う趣旨かもしれませんが、とにかく人手が足りないのでセルフで撮っているという意味で、とりあえずここでは自撮りという呼び方をしています。

セルフタイマーでダッシュしているのか?という質問も聞こえてきそうですが、セルフタイマーでダッシュではありません。

撮影方法の詳細は私のYoutubeチャンネル【風の時代のバイクライフ】で動画で解説していますので、撮影方法にご興味のある方はぜひ見てみてください。

Youtubeチャンネル 【風の時代のバイクライフ】

チャンネルは こちら 

 

高評価、チャンネル登録もよろしくお願いします!

 

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一般的カメラユーザーと写真家の違い




一般的なカメラユーザーと私たち写真家が撮る写真の違いとは何でしょうか?どちらも使用しているカメラやレンズに大きな違いはありません。

一般的なカメラユーザーは見た通りを記録することが正しいと思い込み「こう撮りたい」というイメージなく撮っているように思えます。

目の前の様子が写真になるとどうなるのか…これが分からないので、とりあえず撮ってみる。

撮った画像をプレビューしピントも合っているし被写体も枠に収まっているようだ…と納得してそれで終わりにしてしまう。これはビギナーでしたら仕方のないことですが、ここまでの行程はあくまで【試し撮り】です。

なかなか上達できない方、試し撮りで終わらせていませんか?




あ、なるほどこんな感じに写るのか。と試し撮りの画像を確認したら次のフェーズに切り替えます。

「じゃ、自分ならどう撮りたい?どう魅せる?」と。

私たち写真家は風景や被写体の特徴を受けて、感動し、そこから魅力を探り、魅せ方を模索し、頭の中でこう撮るぞというイメージの写真を想像します。それは言ってみれば作品の完成予想図です。

イメージの写真を想像することはスナップ写真や時間的猶予のない例外的なジャンルを除いて、いい写真を撮りたい場合の鉄則です。

イメージなくして撮った写真はカメラに撮ってもらった写真、イメージを作ってから撮った写真は撮影者の意図が存在するのですから撮影者が撮った写真、とも言えます。貴方でしたらどちらをご希望ですか???

私たち写真家はイメージを作るための試し撮りはほとんどしませんが、ビギナーの方は試し撮りが終わったらイメージの写真を想像してみましょう。

何をすべきかが見えてきます。




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君はニュージェネレーションか?




EOS6D Mark2 + TAMRON SP24-70mmF/2.8 Di VC USD G2 Lightroom
レタッチの可能性は無限大です。
 
脚色だと言ってネガな意見を持つ人も一定数いるようですが、こういったARTの世界では【伝統的な手法を踏襲するやり方】と【革新的な手法へ挑戦するやり方】の二者があります。
 
後者を選択したニュージェネレーションは誇りを持って「私の場合はこうです」と作品を生み出しましょう。
 
古いタイプの人に何を言われても堂々とするべきです。
大衆的な写真文化の範疇で「写真が趣味です」という人と、一人の作家としての誇りを胸に活動する人との違いです。
 
立澤重良




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ツーリング写真の構図 おさえるポイントとコツ




さて当ブログでは既にお馴染みなっていますが冬の房総半島から望む海ごしの富士山の景色です。私がよく撮影している南房総市、館山市などからは富士山まで直線距離でちょうど100キロくらいです。

空気の澄んだお天気の日は遠くても見事に裾まで美しい姿を見せてくれます。浮世絵の葛飾北斎や歌川広重がこの地から富士山を書いたことに実に納得できる絶景であります。

今回はこの房総半島から見る富士山の写真でツーリング写真、バイク写真の構図のポイントについて書いてみたいと思います。

上の作品は撮影地にスイセンが咲いていたことに注目し、それを前景にして撮ってみましたが、それに執着し過ぎて主題がボヤけてしまいました。何だか綺麗な風景のところにバイクで行ったのですね…という事実の記録に終わってしまったと感じます。この写真を検証して、この場合はどうすれば主題をハッキリできたのか?を考えてみましょう。

例えばバイクを主役に撮るならこうです。大きさやピント位置はもちろん、アングルなどもバイクが最優先です。せっかくの美しい富士山ですがあくまで背景に徹しています。沖合を通るタンカーもフレームアウトとしてみました。主役級以外のキャストはこのように何らかの手段で存在感を少し控えてもらうのがポイントです。「せっかく富士山が綺麗なのに…」という気持ちは分かりますが、これでも十分に富士山は綺麗なのです。




では富士山を主役に撮ってみましょう。撮影場所である駐車場から砂浜に下りて波を前景にしてみました。富士山を魅力的に見せるために波に良い仕事をしてもらいます。この場合、もし波と富士山の双方にピントが欲しい場合、その深度は100㎞にもおよびます。目一杯絞り込むと晴天下とはいえ波の飛沫を止めるほどの速いシャッター速度が苦しいですね。どうしても欲しい場合はISO感度を上げて対応しますが、この場合は何度かの試し撮りを経て熟考の挙句、波は少しボカす選択をとりました。

高速連写モードで波のバリエーションを撮り、理想的な形や飛沫を出したショットを帰宅後に選別します。少し神奈川沖波浦をインスパイアした作品にしてみました。




最終的にこの場所でのツーリング写真としてこのようにしてみました。

コンテナ船が主役です。「え~それは普通は脇役でしょ」というヤツを敢えて主役級にキャスティングすることでユニークな写真になるものです。ここで難しかったのはピント位置。実際に大型船がどの位置を通るのか見当もつかないので、似たような船が通ったときに置きピンしておきました。

超望遠なので画面に主役が登場してから消えるまで30秒くらいしかありませんからね。カメラとバイクの位置まで50mくらいあるので合わせてからダッシュしても間に合いません。

バイクやライダーはボカしたりフレームアウトさせて存在感を落としたとはいえ、ツーリング写真であることを強く印象付けるため、ハンドル角度を調整してフロントホイール、ディスクローター、フォークが反射するように調整しました。こういった「芸が細かい!」と言われそうなポイントは実は地味に効いてくるものです。

なかなか普通では主役として撮るものを脇役に徹してもらうよう裁量するのは気が引けるものです。しかし多くの大衆的な写真にはこのような手法で魅せている作品はまず見かけません。つまりこれだけで個性的な一枚となるのですね。

ご自身の作品に変化を付けたい方にお勧めでございます。

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バイクをカッコ良く撮るには?大胆に切り取れ!




さて少しだけ間があいてしまいましたが今回はバイクのカッコいい写真の撮り方について書いてみたいと思います。

綺麗な風景の中で愛車を停めてパチリ。ライダーはみな自分のバイクが愛しいものです。何気に視線を送った先に愛車があれば「やっぱカッコいいな」と思うもの。写真を撮りたいという気持ちが湧きたってくるのは自然なことですね。

しかしいつも同じような写真ばかりを撮って飽きてきませんか?もう少しカッコよく撮れないだろうか?なんかフツーだな…そんな方は今回の投稿を読んで実践してみてください。

こんな風にちょっとローアングルにして寄って撮ればカッコいい写真になるのかな…と思っていませんか?これは間違いではありませんがもっと印象的な写真を撮るための秘訣をご紹介いたします。




はい、どうでしょう?この作品をSNSで発表したところ「すごい迫力」といったコメントをいくつか頂きました。…そう迫力、つまりインパクトですね。

まず1つ目。インパクトを与えるのに最も簡単な手法は望遠の画角を使うことです。通常、望遠レンズといえば遠くの物を大きく撮るためと思われていますね。もちろんそうなのですが、ここではメインの被写体はこれですよドーン!というのが望遠レンズの効果ということです。加えて背景となる部分を引き寄せて背景の特徴(この場合は海の色と波の様子)も強調させています。

2つ目はフレーミングです。通常、フレーミングとは目の前の景色に対してどの範囲までを写真とするのか?を意味しますが、ここではフレーム際をどう使うか?つまりフレームで切り落とす手法について触れてみます。ライダーに注目してください。顔が上のフレームで切れていますね。もちろんわざとです。

顔を1/3で切り落とすことで、この写真の主役はライダーではなくバイクとしています。また写真を見た人は見切れている部分の先を無意識に想像するもの。この人はどんな顔なのだろう?と想像を誘う意味でも「見る楽しみ」を与える一枚となっています。これが顔もバッチリ写って視線でも送ろうものなら存在感は一気にライダー側になってしまうのです。

3つ目はその車種の特徴をとらえて強調することです。写真の基本は被写体の特徴をよくとらえること、と言われます。バイク写真の場合はその車種特有の特徴をとらえて、そのバイクが魅力的に見える角度を探ってみましょう。私のR1200GSの場合は左右に張り出したエンジン、ボクサーツインと左右非対称な異径ヘッドランプが特徴です。それを強調するには真正面に近いアングルを選んでみました。オーナーであれば自身の愛車の最もカッコイイ部分というのは理解しているはずです。

1.望遠レンズを使って被写体に存在感を持たせる

2.フレーミングを理解して被写体を切り落とす

3.バイクの特徴をとらえて強調して撮る

いかがでしたか?写真ビギナーやありきたりの記念写真で満足してしまう人は、このようなことはまずやりません。ご自身の写真を進化させたい!と思っている人はぜひ次回のツーリングで試してくださいね。




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ツーリング写真 順光と逆光のやさしいお話




今日はツーリング写真における順光と逆光のお話について簡単に書いてみたいと思います。順光とは太陽を背にした撮影位置で、逆光は太陽に向かって撮るような撮影位置となる・・・という事は皆さまも承知の通りだと思います。

一般的な写真文化として何かと悪い印象のある逆光ですが、今回はまず最初に「逆光で撮っては駄目だ」というのは完全に間違いですので最初にその意識から変えてみてください。

上の写真は紅葉したもみじの木ですが順光に近い位置で撮っています。順光で撮ることのメリットは色彩が鮮やかに出ること。被写体の実際の様子が詳細に伝わることなどです。逆にデメリットはコントラストに欠けること、立体感が出ないことなどです。上の写真は斜光に近いのでコントラスト、立体感は出ています。




EOS6D Mark2 SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG

次にこちらの作品をご覧ください。一枚目の写真と場所も時も全く同じです。撮影する場所を木の反対側に移動して逆光で撮った写真です。

どちらが良い写真かは誰にでも明白だと思います。

例えば私が公園の管理者だとして、この公園では秋になるとモミジが紅葉します、という趣旨の看板を作るとしましょう。そのための写真であれば一枚目のような説明的写真が適切です。しかし人に見せて感動してもらいたい…という表現の写真であれば逆光で撮った写真の方がはるかに印象的な写真になることが上の例でお分かり頂けると思います。

写真はカメラ内に光を取り入れて作るものです。逆光はその光にレンズを向けて積極的に撮る手法、順光は光に背を向けて消極的に撮る手法とも言えるのです。この世にある全てのものは光を元に何らかの反応を受けて目に見えるようになっています。それは吸収、反射、透過、散乱、分散などさまざまあります。二枚目の写真はモミジの葉の一枚一枚に光が透過し、背景の部分は空気中に存在する水分に光が散乱している様子です。ちなみに分散の身近な例は虹です。

さらにR1200GSやライダーのジャケットには光が反射してハイライトが入りました。透過、散乱、反射と一枚の写真の中に様々な光の反応が入っているのです。

このように被写体が光を受けて、どのような反応をしめすか?という事に対して積極的に挑めるのが逆光の良いところです。もちろん露出をカメラにお任せする評価測光ではイメージ通りの露出が得られない場合もあるので、そこは積極的に露出補正をするか最初からマニュアル露出を使うなどの必要はあります。

そこにどのような光があり被写体がそれを受けてどのような反応をしているのか?ぜひ次回の撮影から逆光を見つけて意識してみてください。




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ツーリング写真はハートと人柄で撮ろう【精神論編】




EOS6D Mark2 + SIGMA12-24mmF5.6-6.3DG

今回はツーリング写真の撮り方や表現方法の話ではなく、少々難解かもしれませんが写真の精神論的なことを書いてみようかと思います。

写真の精神論的なこと???と疑問に思われる方は多いかと思います。多くの方は写真は「何を撮るか?」という対象物と「どう撮るか」という撮影技法が重要であると考えていると思います。もちろんこれらは重要なことに間違いはありませんが撮影者の「ハート」も大事であるとお忘れではありませんか?

写真におけるハートサイドは1.よく気が付く心の目 2.小さなことでも感動できる感受性 3.それをどう表現するかというユニークさと表現力 といったことです。これが欠落しているといくら高度な撮影技法を駆使してクオリティの高い写真を撮ったところで画一化された「お上手な写真」となり個性がでないのです。

私の近くにこんな人がいます。美味しいものを食べても美味しいとも不味いとも言わない、花が咲いていても何とも思わない、美しく焼けた夕陽をみても翌日の天気の話だけ、いつも無表情で嬉しいとか感動したとか感情に関わる言葉は滅多に口にしない。だけどカメラは大好き!という人です。




もちろん人それぞれ性格がありますので、それが悪いという意味ではありません。しかしそういった雰囲気で写真を撮ると作者の感動や表現といった重要な部分が抜けてしまうもの。ふだんはどのような人柄でも良いのですが写真を撮る時は感受性、感性、表現力を豊かにやっていくよう意識してみましょう。

EOS6 mark2 + EF35mmF2 IS

アスファルトの小さなヒビから生えた小さなお花。林道に差し込んでいた一筋の光。そういったものに心の目が気が付いて「なんて幸運なのだろう」と足を止めて、写真を撮りたいという創作欲に従順に撮るのです。

その時に綺麗だな、可憐だな、崇高な雰囲気だ、自然の力を感じる、ドラマチックだ・・・といった具合に感動の種類をよく感じ取ってみましょう。これを強く意識することで最終的に出来上がる写真が持つ雰囲気のイメージがわいてきます。

ここまで出来れば、そのイメージに近づけるには何をすれば良いだろう?と考えるだけで大まかなイメージが出来上がります。自分の持っている表現の引き出しからそのイメージを作るための手段をチョイスすればOKです。

もし「よく分からない」という事であれば、とりあえず綺麗だな、素敵だなということを言葉にして出すだけでも効果的です。写真に気持ちを入れるということを意識しましょう。

今回は少々難解なお話だったかもしれませんが次回のツーリングでぜひ実践してみてください。




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バイク写真のかっこいい撮り方【基礎編】




今回は風景を主体としたツーリング写真ではなく、バイクを主体としたバイク写真の撮り方について基本的なことを書いてみたいと思います。バイク乗りであれば自分のバイクは「カッコいい」と思うのが当然ですよね。ツーリング先でふとした休憩時などについスマホやカメラを向けてパチリと撮ってしまうもの。

でも何も考えずに撮っているといまいちカッコいい写真になりません。本当はもっとカッコいいはずなのに・・・見た人に喜んでもらえるような素敵なバイク写真はどうやって撮るのだろう?と感じている人は多いはずです。

今回はバイク写真を撮るにあたり、こんな点に意識を向けると良いですといった内容を箇条書きで書いてみたいと思います。

~バイク写真のポイント~

・まずは背景選びから

風景写真ではなくバイクの写真を撮る時も「どこで撮るか」が非常に重要です。背景となる場所を最初に見つけるのが先決となります。スッキリとした背景となる場所や雰囲気が良い場所を探してみましょう。

EOS6D Mark2

・主役はバイク、その他は脇役とハッキリさせる

例えば上の作品の場合、バイクの他にも富士山、海、ライダーと被写体がいくつか存在していますが、誰の目で見てもR1200GSが主役級で撮られた写真であると分かるように構図を作ります。逆に言うと富士山に負けないくらいR1200GSをしっかり撮るということです。

・ライダーも控え目に入れてみよう

上の作品の場合、R12000GSより2mほど先の位置にライダーを配置して奥行のある位置関係を作ってみました。バイクだけで撮るよりもライダーの姿が控え目に写る事で普通とはちょっと違った愛車写真ができあがります。




EOS6D Mark2

・動いてベストアングルを探ろう

バイクや車の写真を撮る場合、基本的には横と正面(または後ろ)の比率が7:3となるような、斜め前からのアングルがカッコいいとされます。ただこれはあくまで基本で車種によっては横を多めに8:2が良かったりと色々です。高さはしゃがんだ程度のやや低めがお勧めですが、こちらも車体のデザインによって変わってきます。

ここでお勧めなのは現場でベストと納得できるアングルが見つからない場合は、バリエーションで色々な角度から撮っておいて、後で家でじっくりと選別するという方法です。現場では分からなくても出来あがっている画像だと見えてくる部分があります。




EOS6D Mark2

いかがでしたか?ツーリング先で何気なく撮る愛車の写真。普通に撮ってしまうと背景が乱雑になったり、アングルがいまいち納得できない写真になったりしますね。また富士山や桜の木など主役級ともいえる被写体と、バイクを合わせて撮るときなどは存在感が等分されてただの記念写真に陥ったりするものです。

写真の基本は主題を明確に写すことです。バイクならバイク、景色なら景色。そして大事な被写体の背景となる部分に余計なものは一切写さない事。次回のツーリングからぜひ意識してみてくださいね。

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