Youtubeチャンネル【風の時代のバイクライフ】二本目の動画完成

先日、ご紹介しました私、立澤重良のYoutubeチャンネルですが、一本目の動画の公開から3日程度で40人以上の方がチャンネル登録をして下さいました。

皆さま、本当にありがとうございます。

目標の1000人までまだまだほど遠いですが、発信力に磨きをかけ多くの人に喜んでいただけるコンテンツを目指して精進したいと思います。




最初は慣れない動画撮影から360度カメラの扱い、ダビンチリゾルブを使った編集など手探りで進めてきましたが、何とか最初の一本目が形になりました。最初の動画はチャンネルのコンセプトを伝えるためのツーリングムービーとしましたが、今後はツーリング写真のノウハウやキャンプツーリングのことなども制作していきたいと思います。

やっぱりブログでは伝えられないこともYoutubeのような動画なら伝わると思いますので。

さて・・・

二本目の動画も完成したので先日アップしてみました。

だいぶ要領を得てきたので一本目ほど時間はかかりませんでした。前回の反省点をふまえて字幕を少し読みやすくしてみました。

二本目の動画は こちら 

今回もツーリングのイメージムービーですが360度カメラであるinsta360 OneX2を使用した走行動画は必見です。




Insta360 OneX2 表面と裏面の両方に魚眼レンズが付いている

このInsta360 OneX2 本当にすごいカメラで常に球体として全方位を撮影し、あとで専用アプリで好きな画角を選ぶのですが、まるでドローン撮影のように第三者目線で撮影できるのです。

取り付けはRAMマウントのような物に収縮する自撮り棒を写真のように取り付けます。パイプ状の部分があれば簡単に取り付けできるのでR1200GS₋ADVENTUREのようにバンパーが多いバイクはいろんな場所に取り付け可能です。




タンクのバンパーに装着して棒を伸ばしたところ。動画を見ていただけると分かるのですが斜め前方からドローンに撮ってもらったような映像が撮れます。自撮り棒は全く映りません。

・・・こんなマウント方法でエンジンの振動や路面のギャップなどで相当にブレるのでは???と思いますよね。それがほとんどブレないのです。

こんなアクロバティックな位置に着けちゃうことも可能です。個人的にはこのアングルで撮った映像がお気に入りです。知らない人が出来上がった映像だけ見たら不思議に思うこと間違いありません。ドローンだってこんな低空飛行はできませんからね。

このようなマウント方法でカメラの向きは気にしなくて良いのですから撮影は簡単です。常に360度の全方位を撮影するのですからね。

究極のツーリング写真で何度も出てきた市原市の素掘り隧道のシーンもInsta360 OneX2で撮影したので是非見てみてください。

消える自撮り棒、全く気にならない振動、画質の良さなど初めて見たときは衝撃を受けました・・・ こういったものを何故、日本のメーカーが作れないのだろう?革命的といえるカメラです。

動画編集ソフトダビンチリゾルブは字幕に使えるアニメーションやフォントも豊富で、無料で使える範囲でもプロが制作した動画のように仕上げることもできます。

使いこなしてくると楽しくなって時間を忘れるほどです。ずっと写真一筋でしたが今まで出来なかったことが出来るようになる、特技がひとつ増えるというのは素晴らしいことです。

もちろん一つを極めるために他は手を出さない、という頑固一徹な考えもありでしょう。しかし私の短所でもあった頑固すぎる性格・・・というのを見直す機会に恵まれ、発信者としてYoutubeチャンネルをはじめてみる!と決意し新たなことに挑戦してみました。

魔王魂 森田交一さんの音楽にだいぶ助けられている面はありますが、友人や家族からはなかなか好評です。

まずは楽しみながら学んでいき、徐々に進化させて風の時代にふさわしいバイクライフについて素敵な内容を発信していきたいとおもいます。

立澤重良 【風の時代のバイクライフ】Youtubeチャンネルは こちら です。

皆さま、チャンネル登録と高評価の方、よろしくお願い致します!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2 その後




少し前に所有している撮影機材を更新したことを記事にしました。主に標準域付近として使っていた単焦点レンズ、キャノンEF35mmF2IS、EF50mmF1.8STM、EF85mmF1.8という純正の3本。これらを手放してTAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2というサードパティー製のズームレンズに替えてみました。

替えた理由は言うまでもありませんが一本のレンズで複数の画角を選択できる便利さを今さらながら必要と感じたからです。そりゃぁ当たり前でしょう…と思われるかもしれませんが、今まで単焦点レンズで足で動くことを覚える、軽量で信頼性が高い、描写が美しい…という恩恵を受けてきたのでズームは便利であると知っていながら標準域だけは単焦点にこだわってきました。

しかし最近になって「あの画角がほしかったのに…」という場面に度々遭遇するようになったのです。

超広角~広角域として愛用してるSIGMA12-24mmF4.5-5.6DG HSMのテレ端である24mmが出番の多い画角の割に逆光時や周辺の画質に不満がある…というのもTAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2を導入したもう一つの理由でもあります。

ということで私の所有レンズのレギュラーメンバーは広角がSIGMA12-24mmF4.5-5.6DG HSM、標準がTAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2、望遠がSIGMA150-600mmF5-6.3DGOS HSM コンテンポラリーの3本立てとなりました。稀にEF135mmF2Lという古い中望遠単焦点レンズを使うこともありますが主要なメンバーは上記の通りです。

描写の優れたお気に入りの単焦点、特にキャノンEF35mmF2ISはお気に入りでしたが、これらを手放して得たメリットは先ほども書きましたが複数の画角を手に入れたこと。これで想定外のシャッターチャンスを逃さなくなったことです。

出かける前から「今日はこんな写真を撮るぞ」という予定調和のツーリング写真でしたら単焦点でも不自由はないです。しかし旅はどんなショートトリップでも想定外の出会いがあるもの。こんなシーンに遭遇するとは思わなかった…70mmを持って来ればよかった…と後悔する場面は決して少なくはなかったのです。その点、TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2さえ持っていれば想定外のシャッターチャンスは「いつでもこい」な訳ですね。

EOS6D Mark2 + TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2

さて今回はTAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2を使用して1か月が経ったので感想を少し詳しく書いてみようと思います。

TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2はF2.8が通しとなるズームレンズ。競合他社の同等品も同じですが重量と大きさはそこそこあります。今まで愛用していた軽量コンパクトな単焦点レンズと比較するのは酷な話でございます。ただ私の愛用しているカメラEOS6D Mark2は軽量な樹脂ボディなので、やはりTAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2を装着すると重量バランスが悪くややフロントヘビーとなります。




ズームリングやフォーカスリングも操作性は良好でズームのロック機構も重宝しています。露出5段分の手ブレ補正も日陰で絞りこんで撮る時には大変有難いです。逆光の耐性は想像以上に良好で逆光の作品の多い私でも全く不満は出ないレベル。むしろフレアやゴーストを演出に使いたいな…と思った時に少し寂しいくらいですが…

EOS6D Mark2 + TAMRON SP24-70mmDi VC USD G2

こんな風に綺麗に輪が出来る場面もあり、これには思わず「オオォ」と膝を叩いた次第です。カッコいいですよね。

前回も書きましたが色が濃い目に出る傾向があり、好みの問題でもありますが私のツーリング写真としては大いに歓迎したい特徴であります。




少し重いとはいえしっかりとした三脚を持ち歩く人にとっては大きな問題ではないと思います。軽量三脚やミニ三脚を愛用している人ですと無理が生じるかもしれませんが。あとはボディバッグでカメラを持ち運ぶ人には重いのが気になるかもしれません。

重さに関しては複数の単焦点レンズを持ち歩くことを考えれば気にならないものです。TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2であれば24、35、50、70mmと4本のレンズを持っているのだ、と考えれば多くの方は許容できるのではないでしょうか。

もちろん軽量なズームレンズも存在はしますが、それは単焦点レンズと比較して明らかにクオリティの落ちることを意味します。最近ではそうでもないらしいですが広域ズームなどはその最たるものですね。入手しやすい価格、持ち運びしやすい都合の良いレンズとは実は使う人を選ぶレンズでもあるのです。

今回はこの辺で!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2を使ってみた結果

さて、久しぶりにカメラ&レンズの話題を書いてみたいと思います。当ブログは写真のことに主軸を置いているので道具であるカメラ&レンズについてはあまり触れてきませんでした。

しかし日本の大衆的な写真文化においては多くの人がカメラ&レンズに関心を向けているのは昔も今も同じです。したがってあまりこの部分に触れなさ過ぎるのもブログとしていかがなものかと感じます。

過去に何度か書いてきましたが誰もが憧れる【いい写真】とは撮影者が生み出すものでカメラ、レンズではありません。最新のカメラ、高級なレンズを手に入れれば明日から良い写真が撮れるか?というと必ずしもそうではないのです。

ただし撮影者が望むイメージを実現させるにあたり、どうしても必要な機能や性能が気になるカメラやレンズにあるのであれば、資金を投入して機材をバージョンアップするのは大いに結構だと感じます。




さて今回は4年ぶりくらに新しいレンズを導入しました。 TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2 というレンズを購入したので、そのサンプル画像とインプレッションを書いてみたいと思います。

24-70mmF2.8の通しといえば純正レンズの世界では大三元などと呼ばれるレンズです。いわゆる標準ズームとして使われる一般的に最も出番の多い画角をカバーしたズームレンズですね。

キャノンであれば純正レンズのラインナップに品番の末尾に【L】の付く高級なレンズが有名です。質の良いガラス材や手の込んだコーティング、機能や精度もコストのかかったハイアマからプロ用の立派なレンズですね。今回ご紹介するレンズに当てはめるとEF24-70㎜F2.8L ⅡUSM というレンズになります。定価で25万円くらいでしょうか。

今から4~5年くらい前ですがメーカー純正ではないサードパーティーメーカー(主にタムロンやSIGMA)が純正高級レンズに対抗するかのような高品位なモデルをリリースしはじめました。始まりはSIGMAの35mmF1.4 ARTだったと記憶します。それを皮切りにタムロンも追従するように発表し、メーカー純正よりも魅力的な価格で高品位なレンズが手に入る!と人気を博したものです。




今回ご紹介するTAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2 もそんなメーカー純正高級レンズに当てた製品です。従来のサードパーティーメーカーにあるような安っぽさや出来上がった写真のアラのようなものは全く感じさせない立派なレンズです。

タムロンSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)

さっそくEOS6D Mark2 に装着してサンプルを撮ってみました。第一印象としては色がけっこう濃いな、ということと想像以上に逆光の耐性が高いことです。上の写真だけを見てキャノンのLレンズで撮りました、と言っても普通の人ならまず分からないクオリティの高さです。

私はあまりカメラやレンズに細かい性能を要求しないタチなので、当然ではありますがクオリティ面では全く不満はありません。このような写真が撮れる立派なレンズを中古品とはいえ6万円程度で入手したのですから、それを考えると大満足ですね。

今回、この標準域のズームレンズを買った理由は以下の通りです。

1.普段は12-24広角ズームレンズ、35mm単焦点、135mm単焦点or150-600mm超望遠ズームという組み合わせで使ってきましたが、最近になって度々50mmや70mmあたりの画角が欲しいシーンに遭遇してしまった。

2.景色の写真としてとても出番の多い24mmの画角。それを旧式のSIGMA12-24のテレ端で使ってきましたが、さすがに逆光時や解放で使った場合の諸々の問題点が許容できないと感じ始めた。

といったところです。




単焦点レンズ 左:SIGMA50mmF1.4DG ART 右:キャノンEF50mmF1.8STM

単焦点とズームレンズ、どっちが良いのか?という議論はとめどなく続くものですが、少なくとも持っていける機材の量に制限のある我々ライダーにとって、ズームレンズが有利なのは疑う余地もありません。

予め「あそこでこんな写真を撮るぞ」という予定調和のツーリングであれば単焦点も大いに良いでしょう。しかし奇跡の光景や思いもよらぬ出会いは突然訪れるものです。そんな時に「あのレンズを持って来れば良かった」と後悔するのが単焦点レンズでもあるのです。譲れない描写力の裏側にあるデメリットなのですね。

その点、今回のような24-70mmといったズームであれば24mm、35mm、50mm、70mmと4本のレンズを一度に持っていくようなものです。TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2も大きくて重いレンズではありますが、4本のレンズが1本で済んでいると考えれば気になりません。

TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2の導入により身軽になり、かつ想定外の撮影シーンにも対応できるようになりました。本来であればキャノン純正レンズといきたいところですが、お小遣い制度の身分なので撮影機材にかける予算は最小限にしたいものです。そういった意味でサードパーティーメーカー製の程度の良い中古品を買うのは賢い選択だと思います。浮いた予算を旅の費用にあてがえば傑作が生まれるかもしれませんしね。

TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2 使ってみた率直な感想としては使い勝手もクオリティも素晴らしいレンズでした。




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ズームレンズの賢い使いこなし術




EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

数日前の投稿で構図を作るにはまず足で動くこと…という内容を書きました。その投稿は こちら 

今回はそれと少し似ている内容になりますがズームレンズの使いこなし方について書いてみたいと思います。

カメラ関係の情報を見ているとズームレンズが良いか、単焦点レンズが良いか、という議論を度々見かけるものです。念のため書いておきますがズームレンズは画角をワイドにしたり望遠にしたり調整機能を持ったレンズのこと。対して単焦点レンズとは一つの画角に固定されているレンズのことです。

どちらも一長一短であり使い方、使う人によって様々な選択肢が用意されているに過ぎないのです。あなたにとってどれがベストな選択であるかはあなた自身にしか決められないものです・・・。とはいえ我々バイク乗りは持っていける撮影機材の質量に限りがありますので、圧倒的にズームレンズにメリットがあるのは疑う余地がありません。

例えば風景主体のツーリングシーン、愛車主役のバイク写真、遠景にある夕陽や山などを引き寄せたい…こういった要求があるときに広角、標準、望遠と複数の画角が欲しいものです。これが単焦点でいくとなると3本のレンズを持っていくことになりますが、ズームレンズであれば24-105mmあたりを1本用意してあげればOKです。ツーリングに行くのに一眼レフボディに3本のレンズなんて無理がありますからね…。

標準単焦点レンズ 左:SIGMA50mmF1.4DG ART 右:キャノンEF50mmF1.8STM

一般的によく見かける情報として単焦点レンズの方が描写が良いと言われています。そしてズームレンズに比べると内部の構造がシンプルなので軽量であること、ズーム可動部がないので気密性に優れていることなどがメリットとされています。

しかし高級なレンズになるほど軽量さについてはそうでもなく、上の写真(左)にあるような描写力命のモデルになると単焦点レンズでもそこそこの質量になってしまいます。

一方で最近のズームレンズは進化したので単焦点にこだわる理由はない…という意見も見かけます。出来上がった写真だけみて単焦点で撮ったかズームレンズで撮ったかを見分けるのは困難なほどズームレンズでも美しい描写のレンズは存在します。

私の個人的な見解としてはそれでも単焦点でしか撮れないような写真というのは確かにあると感じます。なので私の場合は好きな画角だけ単焦点レンズでそろえて、他の画角は荷物を減らすためにズームレンズで揃えています。




単焦点レンズ EF135mmF2L

さて、今回は単焦点レンズ、ズームレンズのお話ではありません。多くのカメラ、レンズはズームレンズが当たり前のように標準となっています。ここでは写真ビギナーの方にとってズームレンズをどう使うかの考え方について簡単に書いてみます。

ズームレンズの賢い使いこなし術。それはずばり複数の画角が使える事!この一言に尽きるのですが詳しく言うと特定のポイントを置いて幾つかの選択肢を持って使うことです

例えば上のズームレンズはキャノンのEF24-105mmですが、24、35、50、70、85、105mm…つまり数字が書いてある6ポイントに固定して使いましょう!という意味です。6本の単焦点レンズを持っていると思ってください。

写真ビギナーは撮る前のイメージ(空想の写真)を頭に描くのが苦手なものです。むしろイメージを描こうともせず「とりあえずどう写るのか撮ってみるか」という人が大半だと思います。そのようにイメージ無くして試し撮り感覚で撮ると、被写体の大きさや背景の範囲だけを意識してファインダーを覗きながらズームリングをぐるぐる回すものです。

これ良くないのでやめましょう。ズームぐるぐるは今日で卒業です。

こう撮りたい!というイメージを頑張って脳内で描き、それに最も近い画角は35mmなのか50mmなのかを考えてみましょう。違っていれば70や85を試せば良いのです。とにかく「ぐるぐる」やらない。画角縛りです!

冒頭で「足で構図を作る」に話が似ていると書きましたが、画角を固定した単焦点レンズや今回ご紹介する画角しばりは足で動いて構図を作れるようになる不思議な効果があるのです。被写体にしっかり寄るには一歩前に出るという基本を体で習得できます。

たまに単焦点レンズを使うようになったら構図が上達した、という話を聞きますがそれは寄るという動きを習得した証拠です。




尖った岩のてっぺんに登って撮った

ではズームレンズの微調整はどのような時に使うのか?例えば背後に壁があってそれ以上下がれない、それ以上寄ったら海に落ちる、尖った岩のてっぺんに登って撮る、といった具合に動くスペースを奪われてしまった時です。そういったスペースを奪われてしまった時に画面の四隅に注視しながらズームリングを微調整するのです。

ズームレンズの賢い使いこなし術。それは特定のポイントで画角を縛ること。上達にもつながるのでぜひ実践してみてくださいね。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真と三脚 バイクに三脚を積むのは…

今日は久しぶりに三脚のお話を書いてみたいと思います。

今までも何度かバイク写真と三脚のことについて書いてきましたが、今回は少々アプローチを変えて皆さまのツーリングスタイルに合う三脚を選ぶにはどうするか?の参考になるような内容を書いてみたいと思います。

まずおさらいで三脚の役割を簡単に書いておきます。三脚はカメラをしっかりと固定するもの…というのは当たり前なのですが、その詳細な目的は次の通りです。

1.遅いシャッター速度でもブレが発生しないように固定する

2.作った構図を何らかの理由で固定したい

3.シャッターを押してくれる人手が足りないとき

1は風景写真などで絞り込んだり、夜景などでスローシャッターを使う時に必須となります。2は緻密に作り上げた比率や水平などを固定し主役(鉄道や動物など)が登場するシャッターチャンスを待機したいとき。3はいわゆる自撮り用です。

その他、200mmを超える望遠レンズの場合はブレやすい、構図の微調整が手持ちでは厳しい、重くて持っていられないなどの理由で三脚が必要となる場合もあります。




EOS6D Mark2  超望遠で構図を作り、シャッターチャンスを待機

ではバイクツーリングで使う三脚はどのようなものを選べば良いのか?そもそも三脚は必要か?という疑問についですが、これはどのような写真を撮りたいか?どのようなカメラを使用しているか?またバイクの楽しみ方(スポーツバイクかオフロードバイクかなど)によっていくつもの答えがあります。

まず三脚選びとはカメラ+レンズの重量をもとに最初に候補をつくるものです。コンデジか一眼レフか?一眼レフなら軽量なレンズか?望遠レンズか?などで選ぶ三脚は変わってきます。それからスマホで撮る人は自撮り用のアイテムがあればカメラ用品としての三脚は持たないというのも選択肢の一つです。

次に三脚のタイプに幾つかの選択肢を作っていきます。段数といって脚の収縮する部分の数ですが一般的には三段か四段。段数が多いほど収納サイズが短くなりますが、先のパイプ径が細くなって安定が失われます。安定の良さと重量&大きさはトレードオフの関係と考えて検討しましょう。

パイプの素材はカーボンかアルミが一般的です。カーボンは軽量で見た目もカッコイイですが価格が高いです。アルミはカーボンより重量がありますが安定という意味ではメリットと言えます。アルミの場合、特に中古品の価格が安いのが魅力です。




次に雲台といってカメラ本体を載せる部分を選びます。上下方向と左右方向の二軸で動く2Way雲台は操作性が良好ですが、収納時にレバーが突き出ているので邪魔になります。一方で自由雲台と呼ばれるボールヘッドのものは収納時にコンパクトになりますが望遠レンズなどを使用する際の微調整が難しいです。

上の写真はVelbonのPHD-66Qという2Way雲台で横構図と縦構図の切り替えでカメラの中心がズレないというユニークな雲台です。

本格的な三脚の多くは脚と雲台は別で選べるようになっていますが、最初の一本としては両者がセットになっているものでも大丈夫です。

一眼レフの重量にも対応するしっかりした三脚を選ぶ上で、我々バイク乗りの味方と言えるのがトラベラー三脚と呼ばれるタイプです。写真の上はGITZOの自由雲台の三脚、下はNEEWERのトラベラー三脚です。パイプサイズが違うので単純に比較はできませんが、雲台を3本の脚の内側に収納するトラベラー三脚がコンパクトであることがお分かり頂けると思います。

それと写真上のGITZOと言えば高級な三脚の代名詞ですが実際に使ってみたところどうなのか?と言われると確かにしっかり造り込んであるので品は良いです。しかし操作性が特別良い訳ではなく、NEEWERに替えてから不満が出る訳でもないので、どうしてもGITZOが良かった…とは私は感じませんでした。

むしろ盗難や破損などのリスクを考えるとバイクツーリング用として高い三脚というのはオススメできないとも言えます。




さてここまでの説明で三脚選びとは使用するカメラの重さ、どのような写真が撮りたいのか?バイクの楽しみ方、構造や価格などで検討しましょうと書いてみました。一眼レフでしっかりと風景を撮りたい場合はトラベラー三脚、コンデジで記念写真であればミニ三脚、自撮りはしないし暗い場所でも撮らない…という人は三脚ナシも良いと思います。

ただしミニ三脚はバッグの中に収納できるので便利ですが、高さが絶望的に足りないので台のような場所が見つからない場合は、ローアングルの写真しか撮ることができません。

一眼レフにも対応したしっかりとした三脚を持ち運ぶ場合、バイクへの積載方法はどうするのか?これも悩ましい問題です。その気になればがっちり固定するのは難しくはありませんが、いざ撮影地に着いたときに直ぐに取り出せない固定方法では不便です。

私の場合はリアシート上に電気工事屋さんが御用達の屋内配線用の電線、通称エフケーブルを使用して写真のように固定しています。エフケーブルは対候性のある外皮に純度の高い銅線が入っているので非常に信頼性があり簡単に切れてしまうことはありません。お勧めはVVF1.6-2Cで大型のホームセンターなどでも購入できます。

それと三脚をバイクに積載する時は裸ではなくカバーに必ず収納しましょう。走行による埃や雨でボールヘッドや可動部に不具合が出ないためにも、盗難防止の意味でも重要です。

バイク写真に適した三脚選び

・三脚選びは撮りたい写真、使用するカメラの重さを最初に決める

・カーボン製トラベラー三脚が軽量コンパクトで良い

・コンデジの人はミニ三脚でも良いが高さが足りない

・高い三脚を買う必要はない

メーカーはいくつかありますがVelbon、マンフロット、SLIK、Leofoto、バンガードあたりが一般的なものでしょうか。Amazonで格安で売っているNEEWERは品質は少々落ちますがコスパは抜群です。

よく家は三度建てないと分からないと言いますが、三脚選びもこれに少し似ていて三本は使ってみないと自分に合った三脚には巡り合えないと思います。それくらい「人それぞれ」ということですね。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

バイク写真に使うカメラは何でも良いのか?

今日はカメラのお話を少し書いてみたいと思います。

誰もが憧れる【良い写真】を自身の手で撮るには、使うカメラは果たしてどれくらい重要なのでしょうか。なんとなく広告や雑誌を見ていると新しいカメラに買い替えれば自分にも良い写真が撮れるのでは…という気がしてきますよね。

しかし最新のカメラや高級なレンズを買えば良い写真が撮れる…というのは完全に幻想です。良い写真をかなえるのはいつでも撮影者側に在るものです。高いお金を出して最新のカメラを買っても、その日からいきなり良い写真が撮れるようになった…という話は聞いたこともありません。

ではカメラなら何でも良いのか、と聞かれれば「何でも良い」ということはありません。大切なポイントはどのような写真を撮りたいのか?という自身の要求をなるべく具体的にすることです。それが分かれば最低限これくらいの性能や機能を有したカメラが必要である、とカメラ選びにも具体性が出てきます。

関心の対象はカメラではなくあくまで【写真】にフォーカスしましょう。

RICOH GR3

自分はどんな写真が撮りたいのか?その気持ちはどれくらい強いのか?もちろん予算やバイクで持ち運ぶ上での携帯性など現実的な要素もよく洗い出して考えてみましょう。

例えばスマホ。昨今のスマホはカメラ機能が目覚ましく進化していて、いたるところでカメラはもう要らない…といった趣旨の話を聞きます。記録用としての写真はもちろん一般的に綺麗と言われる写真を誰でも簡単に撮れるスマホのカメラ機能は確かに素晴らしいです。普通に写真を撮るなら十分と言えそうです。

しかし…例えば暗がりに差し込む一筋の光を背景の割合をたっぷりとった引き構図で撮りたい、となった場合にスマホで光の筋にイメージ通りの露出に出来るでしょうか?どこにもピントを合わせない抽象的なART表現のような写真を撮りたいとなったとき、スマホでそれが撮れるでしょうか。




つまりこういうことなのです。暗がりに差し込む一筋の光を撮りたい、ピントを合わせず抽象的なART表現にしたい、このように人が表現をしたいという意思があれば、それを実現するための作業をカメラ(スマホ)にお任せというのはそもそも有り得ないことです。「スマホで十分」とは撮る人の表現ではなく、カメラ、スマホという文明の利器にお任せして一定の画質を有したお上手な写真をカメラに撮ってもらうという事なのですね。

端的に言ってしまうとカメラに撮ってもらう人はスマホで十分…ということです。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

では一眼レフに立派なレンズを持っていくのが正解なのですか?と聞かれれば撮りたい写真の要求や使用条件は人それぞれなので一概に言えません。一眼レフ+レンズはバイクで持ち運ぶには荷物になりますし、モチベーションが少しでも低下すると持って行くのが面倒になるものです。そういった意味ではスマホは持って行くのが面倒などと言うことはなく、いつでも持ち歩いているので最強とも言えます。

上の作品は望遠レンズを使用したツーリング写真ですが、このように画角で魅せたい場合、あるいは少々の逆光でも一定の画質を有した写真が撮りたいとなった場合は一眼レフが良いかと思います。

RICOH GR APS-C

しかし一眼レフに立派なレンズを装着では予算も上がりますしバイクで持ち運ぶにはやはり抵抗ありますね。

そこで候補になるのは一眼レフとスマホの中間的な位置にあるコンデジです。何とかポケットに入る程度の大きさで、性能や操作性も一眼レフに近いもの。持ち運ぶのに苦ではなく、あっと思った瞬間にパッと撮れる軽快さはシャッターチャンスを逃しません。バイク乗りにとってコンデジはある意味で理想的なカメラではないでしょうか。

上の作品は北海道の上富良野町で撮ったツーリング写真ですが使用したカメラは一眼レフではなくRICOH GRというコンデジです。28mm広角レンズで自然な風景を切り取りました。「自然な」と書いたのは先ほどご紹介した作品は構図やアングル、露出に至るまで様々な作り込みをしているのに対して、こちらは目で見た通りの様子を再現したようなナチュラルな雰囲気という意味です。

もちろんこういった雰囲気の写真は一眼レフでも撮れるのですが、コンデジの利点はあっと思った瞬間にパッと撮れることなので、写真の基本である「瞬間を切り取る写真」というのは俊敏に撮影体制が作れるコンデジが有利なのです。




Hasselblad Stellar

いい写真を撮るのにカメラはさして重要ではないのは理解できるけど、カメラが欲しくなっちゃった…という方も多いと思います。写真の権威はこういったカメラ中心の話題に閉口するものですが、私は欲しいカメラを所有することで写真へのモチベーションが維持できる、という事であれば大いに良いのでは?と感じます。

上のカメラは少し古いですがハッセルブラッドのステラというカメラです。ハッセルブラッドと聞くだけで物欲が刺激される殿方も多いと思いますが、このウッドのグリップといいそそられますよね。しかし中身はSONY RX100無印からのOEMです。中古相場はRX100の3倍くらいはしますが、それでもこのカメラが欲しい、という方には価値のあるものだと思います。

素敵なカメラを所有することで「それを持って出かけたい」となる訳ですから、欲しくて買っちゃったカメラ…は決してばかに出来ないと私は思います。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

どんな写真を撮りたいのか?写真への想いがどれだけ強いか?これを考慮した上でバイクで持ち運ぶのに苦にならない大きさ、予算、そして使っていて「お気に入りのカメラ」と呼べる道具であるかを考えてみましょう。




私がお勧めするのは手に持ったときに「あっこれいいかも」と思える自分の手にあったカメラ、それでいてマニュアル露出ができて操作系が直感的に操作できるレイアウトであること。風景主体のツーリング写真であれば広角側の画角があるズームレンズ、夜景や星空も撮りたいのであれば高感度でも低ノイズなカメラが良いと思います。

私の場合は現在でもキャノンの光学ファインダーを有したオーソドックスなデジイチ EOS6D Mark2 がメイン機ですが、これはフルサイズ一眼レフとしては軽量であり、なおかつバリアングルモニターが搭載され無線でのライブビュー撮影に対応しているのがこのカメラを選んでいる理由です。

いま一眼レフは光学ファインダーからEVF搭載のミラーレス機が主流となりましたが、ミラーレス機はコンデジと同様にバッテリーの持続が短いので、すぐに充電環境が作れないバイク乗りには向かなかったりします。特化してる性能としてAIAFの精度もありますが、それはスポーツシーンには有効ですがバイク写真ではあまり有難みのない機能です。世の風潮が「いまのカメラはこれだ」と言っても自身の使用方法に照らし合わせて、自分にとってそれが必要なのかをよく考えてみましょう。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

 

ツーリング写真に使う三脚を再考する

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、最近よくネットニュースなどでヤングタイマー世代(20~30年くらい前の車)が何かと話題ですよね。例えばR32やR34型のスカイラインGT-Rが価格高騰とか、漫画で有名になったAE86型のレビン、トレノのレストアとか、NSX-Rがトンデモない価格で売られているとか…何かとヤングタイマー世代の車が話題になっています。

スポーツカーは90年代後半からのミニバン、コンパクトカー主体の【スポーツカー氷河期】を経て、近年になって復活の兆しではありますが若者の車離れ、環境性能や安全性能にかかるコスト高、加えて専用設計部が多くそもそもコストのかかるスポーツカーはどうしても新車価格が高く、若者文化の中心から離れてしまいます。

本来であればロングノーズ、ショートデッキの伝統的なロードスターフォルム、ワイド&ローの高性能GTカー、ボーイズレーサーと呼ばれた手ごろに楽しめるコンパクトスポーツなどを多くの人が欲しいはずです。しかし現代の車は歩行者との衝突安全などの基準から、どうしてもボディパネル内に空間を設けるためズングリと厚みのある姿であり、シャープなエッジや格納式ヘッドランプも存在しません。みな図体が大きくボテっと丸っこい車ばかりなのです。その結果、デザインも何となく似通ってしまいどこのメーカー製なのかパッと見でよく分からない車ばかりとなりました。

そんな状況にうんざりしている一部のカーマニアが最初にヤングタイマー世代の中古車に注目し、徐々に一般に旧車こそ価値がある!と浸透して注目をあびているのがR32GT-Rなどのヤングタイマー世代のスポーツカーなのですね。アメリカなどから輸入関税のかからなくなった古い日本中古車を狙うバイヤーが増えたため、海外に流出して個体数が減っているのも価格高騰の一因のようです。

かつての愛車 空冷エンジンの911

さらに困ったことは本来の価値と明らかに乖離したプライスタグが付いていても、抵抗なく買ってしまう顧客層が現れたことです。私の勤務先は東京都中央区ですがタワーマンションの駐車場を覗くと最新のフェラーリやランボに紛れてR32型スカイラインGT-R V-specや空冷エンジンのポルシェ911カレラRSなどが結構多く停まっているのです。タワマンのリッチ層がヤングタイマー世代のスポーツカーを買っているのですね。

バイクでも同じような現象が起きていて例えばNSR250Rなどの2ストスポーツやZ2などで知られるカワサキの空冷Z系、ハンスムートの傑作デザインGSX-1100S刀などは非常に中古相場が高騰していますよね。一方で新車は正当な価格なのか?と言うと車と同じ事情で環境性能や安全性能の関係でやはり割高です。例えばホンダNC700Xは2012年のデビュー時は65万円程度でしたが現行モデルのNC750Xは92.4万円です。欲しいと思ったものに手が届かない…世知辛い世の中でございます。




さて、本題とは関係のない話がやたら長かったですが、今回はツーリング写真、バイク写真における三脚のお話について書いてみたいと思います。三脚って選び方がよく分からないですよね?ネットで調べても一般的な三脚の選び方であり、ライダー向けに三脚を選ぶならこうですよ、という情報はまず見かけません。

まず最初にバイクツーリングにおける三脚の必要性についてサラっと書いておきます。多くのライダーはツーリングに三脚は持っていかないと思います。簡単には積めませんからね。三脚を必要としているライダーの大半は自分の姿を愛車と一緒に写真にしたい、つまり自撮りしたい人が大半なのではないでしょうか?

三脚の本来の役割はカメラが動かないようにしっかり固定すること、または何らかの目的で作った構図を固定しておくことです。自撮りなどで人手が足りない時にも便利ですがそれは本来の役割ではないのですね。

三脚ってどれも同じに見えるけど買う時にどれを選べば良いのだろう?という写真ビギナーは多いと思います。もし自撮りだけが目的であれば量販店でワゴンセールされているノーブランドの三脚でも十分に使えると思います。

では自撮り以外で三脚が必要な理由は何でしょうか?順にご説明していきます。

まず1つ目は夜景や星空など暗いシーンでシャッター速度が遅くなる場合です。これは分かりますよね?シャッター速度が低下しているのにカメラを手で持っていてはブレブレ写真になります。

2つ目は望遠レンズを使う場合です。望遠レンズになるほど許容できるシャッター速度の下限値は厳しいものになります。例えば200mmの望遠レンズであれば一般的に1/200秒が手持ち撮影できるシャッター速度の下限と言われます。

3つ目は深い被写界深度が欲しくて絞り込んだときです。例えばバイクとカメラの間に足元に咲いていたお花を前景として構図を作ったとします。その花とバイクの両方にピント合わせたい、となったときに絞りを小さくしますが、その代償としてシャッター速度が低下します。絞り込んで撮りたいときほど三脚の必要性は高まるのです。

これら1から3つ目までは全てカメラがブレないように固定する目的です。そして4つ目は構図を固定しておくこと。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

例えばこんな写真を撮るときに三脚はマストアイテムです。シャッターチャンス…この場合は列車がやってくる瞬間ですが、それまでに完璧といえる構図とアングルを完成させて、その理想的な状態を三脚でしっかり固定して待機するのです。

もし手持ちでこのようなシーンを撮ると、登場した列車に目線を引かれてしまい、無意識にカメラで追いかけてしまうのです。それをやってしまうと当初に理想的に組み立てた構図、アングルは無残にも崩れてしまいます。これ意外と知られていないので是非覚えてくださいね。




三脚の必要性はお分かり頂けたでしょうか?

次に悩ましい三脚の選び方です。三脚の選び方はまず最初にカメラの重さ(一眼レフであればカメラボディ+レンズの重さ)です。三脚メーカーの仕様に必ず耐荷重が記載されているので、ご自身のカメラの重さに耐えられるものを最初の選択肢に入れます。

次に欲しい高さです。最低高、最高高ともに同じく三脚メーカーの仕様に書いてあるので確認してみましょう。しゃがんだくらいの高さから立った状態の目線の高さまで…と大雑把に決めておくと選びやすいです。

次に重要なのは収納サイズと重量です。自分のバイクに積める大きさであるか?持って行くのに抵抗のない重さであるか?です。この点においては高さが不要な人ならミニ三脚が圧勝ですし、しっかりとした三脚が必要な人はバイクにどのように積むか?も同時に考える必要が出てきます。

そして操作性です。脚の段数、パイプ径、ロック方法、雲台は3Wayか自由雲台か?などです。どれが使いやすいと感じるかは人それぞれです。よく家は三度建てないと分からないと言いますが、三脚も3本は使ってみないと自分に合った三脚には出会えないと感じます。ただバイクで使う事を前提にざっくり言ってしまうと3段または4段の段数、パイプ径は2型か3型、収納を考えて自由雲台のトラベラー三脚が良いと思います。

先日、また新しい三脚を一本買ってみました。以前より愛用していたNEEWERのトラベラー三脚にセンターポールが2段になっているモデルが出たのです。この三脚、センターポール(エレベーターとも呼びます)を最大に伸ばすと何と197cmまで伸びるのです。通常、立派な三脚であっても目線の高さくらいの製品が大半ですが、これはハイアングルで狙いたいときに重宝しそうなアイテムです。

もちろん三脚は伸ばすほど安定が失われるので、風がなくて明るい場所に限定はされますが、それでもこの高さを固定できる選択肢があるのは嬉しいことです。さらにAmazonのタイムセールで6599円で購入できたのですから嬉しい限りです。

実はNEEWERの三脚はなぜか3本も持っています。最初に買った66インチカーボン脚は振動でセンターのナットを脱落させてしまい、どうしたものか?とこまねいていたとき、ヤフオクで66インチのアルミ脚が1600円で出ているのを発見して、落札して部品取りとしました。上の写真では真ん中に置いてあるのが今回買った197cmのモデルです。




ちなみにトラベラー三脚とはこれらNEEWERのようにセンターポール+雲台を3本の脚で内包するように収納させる三脚のことです。この収納姿を実現することで雲台の分だけ短くコンパクトになるのですね。我々バイク乗りにとってトラベラー三脚は本当に有難いものです。

ところで価格のことを書き忘れましたが三脚もピンからキリまであるものです。キャンプ道具なども同じですが高級だからといって必ずしも良い物とは限りませんし、安い物でも驚くほど良くできた物が存在します。まさにNEEWERはそんなブランドでカーボン脚のトラベラー三脚が1万円以下で買えるのですからコスパは最強と言えます。カーボン脚のトラベラー三脚は雲台とセットであれば、通常は6~8万円くらいはするものです。

バイク旅で酷使することを考えると破損や盗難のリスクもありますし、個人的にはあまり高級なものを持ち歩きたくたいのが本音です。以前はGITZOというイタリアの名門ブランドを愛用していましたが現在ではすっかりNEEWERに落ち着きました。

三脚の積載方法ですがこのようにリアシート上に固定しています。固定に使用しているのは電気屋さんが使っている屋内配線用の電線、通称「エフケーブル」です。エフは中に純度の高い銅線が入っていて非常に丈夫です。1.6mmのIV心線が2芯入っているタイプがお勧めです。

三脚をバイクへ積載する方法は長年研究してきましたが、現時点で理想的と呼べる方法はコレですね。

おっと、三脚だけの話題で長くなってしまったので、今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ライダーならマスト☆センサーの清掃と三脚のメンテナンス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、梅雨のシーズンをいかがお過ごしでしょうか?休日は雨でバイクに乗れない…そんな時はカメラ、三脚、キャンプ道具、ヘルメットなど道具のお手入れをしましょう。

あとホットなニュースなのですが古くから親しまれていたツーリングマガジンoutrider誌がツーリングマップルとのコラボでムック本として復活だそうです。

その名もRIDEOUT

2021年6月29日に発売だそうです。コロナ渦を受けて感染リスクの少ない趣味として注目されるバイクツーリングとキャンプ。アウトライダーを復活させるならまさに今!というタイミングですね。付録のキャンプフィールドガイドも気になります。とりあえずは単発のムック本のようですが、これを機にoutriderとして復活すると嬉しいですね。




さて、今回は冒頭に書いたように梅雨の時期は道具のメンテナンスを…ということでツーリング写真、バイク写真を愛する我々ライダー向けの内容で撮影機材のメンテナンスについて書いてみたいと思います。

バイクに一眼レフカメラを積んで走るのは、乗用車で持ち歩く場合と比較をしたら過酷な環境と言えます。振動と衝撃、温度変化、汚れ…屋外でレンズの着脱があることなどから、イメージセンサーにも汚れが付着しやすいですよね。

カメラボディ、レンズ、マウントなどはブロアーやエアーダスターで吹き飛ばして清掃できますが、イメージセンサーに付着した汚れは簡単ではありません。カメラによってはセンサーに超音波振動を与えて汚れを落とす機能もありますが、その効果はあまり期待できるものではありません。

センサーに付着した汚れはチリのようなものから粘性のある汚れまで様々。本来であればメーカーサービスに出してクリーンルームにてプロの清掃を依頼したいのですが、いちいち出しに行って作業料金を払うのも面倒なものです。

そこで、イメージセンサーの清掃は道具を揃えて自分でできるようにしちゃいましょう。アルコール(純度99%の無水エタノール)、アルコールを入れるサイフォンの容器ハンドラップ、シルボン紙、あとはブロアーと割り箸があればOKです。




センサー現状の汚れ具合の確認方法は標準レンズを装着して絞り込み、白い壁や紙などを撮ります。そして拡大表示させてみるとご覧のような感じに。特に画面四隅に汚れが付きやすいようです。

このような感じに汚れていると特に絞り込んだ時に風景の空などで写真に汚れがばっちり写ってしまいます。

清掃方法はYouTubeなどで分かりやすい動画がたくさんアップされているのでそちらを見てみて下さい。私がお勧めのやり方はシルボン紙を割りばしに巻いて先端に少量のアルコールを含ませて清掃する方法です。

一度では決まらない場合が多いので4~5回繰り返すことで上の写真のように綺麗になります。都度試し撮りして確認を繰り返し、なるべく完璧を目指して清掃してみましょう。注意点はアルコールの量が不十分だと傷になる可能性があること、逆に付け過ぎるとシミになることです。メーカーではクリーンルームでの作業ですので自分でやる場合でもなるべく埃の立っていない静穏なお部屋でやりましょう。




次に三脚のお手入れです。足や石突き(先端)についた汚れを湿らせたウエスで拭き取り、各部のネジを増し締めします。バイクに三脚を積載する場合、車体からの特定周波数の振動でネジ類は緩みやすいものです。運台やクイックシューを固定するネジ類も運搬時はしっかり締めこんでおく癖をつけましょう。

バイクも同じですが日常的に道具をメンテしておけば大事な時に困らないものです。カメラも丁寧にメンテしておくだけで不思議といい写真が撮れるような気がしてくるもの。使いぱなっしはやめましょうね。

今回はこの辺で!!

ツーリング写真における極端な画角について

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、GWのツーリングの計画は立てられましたでしょうか?私はまだどこへ行くか思案中ですが今回は「行ったことのない彼の地」をテーマに行先を決めてみようかと思っております。

つい先日、知人から「写真は逆光じゃだめでしょ」というお話を頂きました。これ、すごく多いのですが逆光がだめという事はありません。むしろ逆で逆光はドラマチックな写真が撮れる最高の条件とも言えます。ただ露出をカメラの評価測光に任せてしまうと被写体が暗くなってしまう…というだけのことです。

「逆光はだめ」に限らず「〇〇が切れている」も同じで被写体を必ず枠内に収めなくてはいけない…というのも間違いです。時には枠で切り落としてフレーミングで魅せるのもアリなわけです。「逆光はだめ」「〇〇が切れている」は大衆的な写真文化での間違った通説です。洗脳のような思い込みとも言えるのでぜひ正していきましょうね。

さて前回まででツーリング写真における画角の違いについて解説してきました。広角レンズや望遠レンズで撮ったツーリング写真はどのような雰囲気を持った写真となるのか?という従来とは少し違ったアプローチで解説しましたが如何でしたでしょうか?今回は極端な画角を使ったツーリング写真について書いてみたいと思います。

焦点距離 600mm

極端な画角…つまり超広角と超望遠ですね。広角であれば14mmとか望遠であれば400mmといった具合に、通常の撮影ではあまり出番のない特殊用途と言える画角です。

一般的に超望遠といえば野鳥などの野生動物を撮影したり、被写体に接近できないスポーツシーンなどで活躍するものです。大きく重く、そして解放が明るいものはとても高価です。一方で超広角の方は通常のワイドレンズと魚眼レンズの二種類があります。どちらも特殊な物ですが超広角は星景写真などで活躍します。

ではツーリング写真でこういった極端な画角の出番はあるのか?と聞かれると普通に考えればないですね。上の作品は北海道の人気ツーリングルートである日本海オロロンラインで撮ったものです。気の遠くなるような直線道路で有名な場所ですが、この時は地形が起伏していることに注目し、長い直線を離れた場所から600mmレンズで圧縮して撮ってみました。

こういった発想は出かける前からイメージを煮詰めておいて、そのための道具としてわざわざ重い超望遠レンズをキャンプ道具に加えてR1200GSに積載して出かけたのです。他人から見れば「ほんとご苦労さまです」といった感じでしょう。普通では考えられません。変人です。




エサヌカ線

こちらも600mmで撮ってトリミングした作品です。北海道とはいえ8月の晴天時は35℃とか普通にいきます。暑い日にエサヌカ線のはるか遠方にゆらぐ風景に、逃げ水にヘッドライトを反射させて走るライダーをとらえた抽象的作品です。

こちらも先ほどのオロロンラインと同様に出かける前から「逃げ水を泳ぐバイクをとらえるぞ」というイメージを煮詰めて撮影に挑みました。つまりツーリングの時にどうこうではなく、普段から頭の中でこういった写真のことを妄想しているのです。

EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 10SEC ISO400

一方、こちらの作品は超広角レンズで撮影したものです。広角レンズは風景が主体となるツーリング写真では出番の多い画角ではありますが、普通に考えればせいぜい24mmあたりが下限だと思います。それよりワイドだと歪みも強烈ですし逆光時のゴーストのコントロール、画面内に入ってしまう余計な被写体、少し下に向けると自分の足が入ってしまう…などなど、何かと取り扱いも難しくなってきます。

この作品は千葉県君津市にあるホウリーウッズ久留里キャンプ場で撮ったものですが、全周囲にわたって落葉樹の美しい森だったので14mmのレンズを選択しました。強烈なレンズの歪みはバイクや建物などの人工物に大きく影響するものですが、この時はバイクを点景(米粒大に構図する)とし歪みの影響の少ない中央としたことで回避しました。




EOS1Dx + EF14mmF2.8L F5.6 1/25 ISO100

こちらの作品は確か日光の方へツーリングに行った帰り道でした。首都高速中央環状線を走っていたとき、葛西方面に夕陽に当たる美しい虹が出現しました。どうしてもこの虹の写真を撮りたかったので湾岸線に合流してから浦安で国道357へ降りて安全な場所に停めて撮った一枚です。スペースの限られた場所で確実にダブルレインボーをとらえることに成功したのはEF14mmF2.8をこのとき持っていたからです。

私が14mmのような超広角レンズを好んで持ち歩いているのは急な天候変化などで起こる奇跡の風景を捉えたいからです。それは虹に限らず空一面に広がるウロコ雲、日没直後に発生するマゼンタに染まる雲など、主に【空の表情】をツーリング写真として仕上げたいからですね。




今回の解説で「みんなも超望遠や超広角レンズを持ってツーリング写真を撮ろうよ!」ということが言いたかった訳ではありません。超望遠、超広角レンズをツーリング写真で使うのは言ってみれば飛び道具です。スターウォーズで言えばデススター、ガンダムで言えばコロニーレーザー、宇宙戦艦ヤマトで言えば波動砲です。

そもそもこんな重く大きなものをバイクに積載しようという発想は普通ではないですよね。普通では考えられない、つまり変人の領域です。

今回はツーリング写真解説というよりは「こんな変人もいるみたいですよ」というネタでございます。たまに私の作品にキャプションで使用レンズなどを書くのですが、それを見て14mmや600mmのレンズを買うべきなのか?という誤解を招きそうで怖かったので、こんなことを書いてみましたよ。

ツーリング写真における極端な画角のお話でした!

よい子の皆さまはマネしないように~

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

トップケースにカメラを積んで壊れないのか?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ここ最近になって少し日も伸びて、近所では梅の花なども見かけるようになりましたね。まだ寒い日はありますが少しずつ春の足音が聞こえてきました。

同時に春になると花粉症の人にはつらい季節ですね。私は重度ではありませんが毎年3月になると症状が出ます。今年は新型コロナウイルスの問題もあるので、花粉症の人はむやみに目や鼻に触れてはいけないと聞きましたが、痒いのに触れないという二重苦ですね。

さて今回は当サイトへクエリ(検索からの問い合わせ)の多いバイクへのカメラの積み方について書いてみたいと思います。カメラを持ってバイクで出かける…。精密機器である【カメラ】にとって過酷な移動手段であるバイク。何も気を遣わず持ち歩いたら壊してしまいそうですよね。

きっと多くの方が「どうやってカメラを持って行こうか」と悩まれていると思います。私の場合は主にトップケースに積載なのですが、よく「トップケースにカメラを入れて壊れない?」と聞かれます。結論を言ってしまえば壊れたことはありません。しかしいくつかの注意点があるので、今回はそれを書いてみたいと思います。




使用しているトップケースはヘプコ&ベッカーのALU EXCLUSIVE 30 で本体があのRIMOWAで出来たアルミ製ケースです。

内部にはカメラ用品として売られているスポンジ製のインナーボックスを組み合わせて置いています。これで仕切りを構成しカメラボディ、標準レンズ、望遠ズームレンズ、ミニ三脚や予備バッテリーなどの小物を収納しています。

トップケースを使用するメリットは中身の取り出しが容易、大雨でも安心の防水性、衝撃に強く強固であること、施錠できることです。

バックパックやスリングバッグなど、身に付けるカメラバッグはコンデジ一つ程度ならOKですが、一眼レフに交換レンズを複数となると重さで疲れてしまい、ライディングの妨げにもなります。雨天時の防水や万一の転倒時のダメージも心配です。

このヘプコ&ベッカー ALU EXCLUSIVE 30は何が良いか?というととにかくRIMOWAのアルミケースは軽量で頑丈、見た目もカッコイイ…と、とにかくRIMOWA製であることに尽きます。逆に言うとヘプコの仕事してマウントへのアタッチメントや金具類などについては、特に褒めるべきポイントは無いように思います。

ALU EXCLUSIVE の場合はケースの内装が黒い発泡スチロール製なので、これが衝撃吸収だけでなく結露も防いでくれます。

トップケースのデメリットとして装着しているとカッコ悪いので嫌だ…という方も多いと思います。R1200GSのようなアドベンチャー系バイクでしたら、装着していてもさほど違和感ありませんが、スポーツ系やクラシック系のバイクだと気になりますよね。ヘプコのケースの場合はキー1つで簡単に着脱できるので、私は写真を撮るときは外してしまう場合も多いです。

そして気になる振動や衝撃ですがトップケースは車体の振動源となるエンジン(主にクランクシャフト周辺)、路面からの凸凹(サスペンション部)といった場所から離れています。振動は振動源から離れると振幅が増幅されるので好条件とは言えません。

その昔、バイク用ミラーの設計をしていたころに振動試験をよくやったものです。ミラーは振動源から離れているので振幅が大きく、それが鏡面のブレとなって後方視界を悪くさせます。振動の周波数や振幅は車種によって大きく異なるため、汎用ミラーを作るというのは難しいものでした。




先日、千葉のとある道の駅でとっても美味しそうな苺、紅ほっぺが売っていました。ちょっと高かったのですが、あまりに美味しそうなので誘惑に負けて買ってしまいました。しかし…これトップケースに入れて帰っても大丈夫なのだろうか?と買ってから思ったのですが…もう後の祭りです。とりあえず少しくらい大丈夫だろう…と思いトップケースに収納して1時間半ほどの走行で帰路につきました。

どころが家に買ってトップケースを開けてみると高級イチゴは無残な姿に…。振動によって容器の中で暴れていたようで、イチゴジャムになりかけていました。悲しかったですが味には影響ありませんでした。美味しかったです。

このようにバイクのトップケースには高周波の振動とランダムな衝撃波が二重に伝わる事で過酷な振動環境だと分かります。加えてマフラーからの排気音が爆音の場合はトップケース内に音が反響しスピーカーで言うエンクロージャーと同じ状態で音による振動も発生するものです。

以前の仕事でよく関わったのですが自動車、オートバイにおけるJIS規格の振動試験にはSOR(sign on random)試験といってエンジンなどの正弦波の振動に路面ギャップ通過などのランダム波を加えたダブル振動をかけるというのがありました。

エンジンからの振動である正弦波は回転数や負荷状況によって周波数が変化するもので、特定の条件が揃う事で締結されていたネジやボルトを緩めたり、樹脂部品や薄いアルミプレス部品などに亀裂を発生させたりします。一方、路面ギャップを通過したときのような瞬間的なインパクトであるランダム波は積載している荷物がズレる、物を破損させるといった特性があります。

カメラ、レンズに多く使われている小さなネジは高周波振動で緩みやすい

トップケースにカメラ、レンズを収納する場合、まずは正弦波振動による対策をします。特に4気筒のオートバイや高速道路の長時間走行が多い場合など、高周波な振動が持続して発生する場合、レンズキャップ、ボディキャップ、レンズフードなどをしっかり締めておくこと。締めが甘いと振動で徐々に緩み、カタカタと共振しはじめ、ヤスリをかけたように粉をふきはじめます。

ランダム波の衝撃については前述のカメラ用品のスポンジ製のボックスである程度は吸収してくれます。なるべく厚みがあって柔らかい物を選びましょう。

それと収納時に固い物同士が触れ合うことがないように、しっかり区別して収納することも大切です。例えばミニ三脚の雲台がレンズに触れた状態で走行すると、高周波な振動により両者を削り合います。そうならないために100円ショップで売っているようなミニポーチに小物を入れるのも良い対策となります。




このようにアドベンチャーの方にキャンプ道具フル積載のときも、トップケースの中身は撮影機材専用となっています。

話は本題から少々脱線しますが大きなトップケースを装着し、そこに多くの荷物を詰め込むと重さでウォブル現象が発生する場合があります。ウォブル現象とは直進しているのにハンドルが左右にブルブル振れてしまう現象です。設計の古いバイクで過度なスピードを出したり、同じく古いバイクでタイヤが偏摩耗していたりすると発生します。R1200GSは大きな車格で積載キャパシティが大きいので大きなトップケースに荷物を詰め込んでもウォブルは発生しませんが、たとえば流行の250ccクラスのアドベンチャー系バイクに、大きなトップケースを装着して重い荷物を詰め込めばウォブル現象は出ると思います。

上の写真を見てこんな大きなバイクならもう少し大きいトップケースの方が良いのでは?と感じた方もおられるかもしれませんが、前述の理由で私の場合はトップケースは小さめのサイズをあえて選んでおります。積載は走りをスポイルしないよう最大限に配慮したいのです。

先ほどトップケースにカメラを積んでツーリングして壊れたことなどない…と書きましたが、私の場合は愛用してきたカメラが歴代キャノンEOSシリーズであります。光学ファインダー搭載の一眼レフカメラに限って振動に強いというのもあるかもしれません。これがもしコンデジやミラーレス機だったら話は別かもしれません。とにかく私の中では光学ファインダー搭載の普通のデジイチはバイクに積んでも壊れない、という印象です。なかなかミラーレス機に買い替える気になれないのはこの辺も理由のひとつであります。

蛇足ですが先ほどマフラーが爆音の場合はトップケース内がエンクロージャーになる…と書きましたがメーカー時代にこんな出来事がありました。タンデムライダーと会話できるヘルメットインカムを製品化していたのですが、タンデムライダーからの声が雑音が酷いというクレームがありました。エンジンを停止して試すと問題がないとのことだったので当初はバイクのジェネレーターかハイテンションコードの劣化による電気的ノイズか?と疑いましたが、原因を突き詰めていくとマフラーからの爆音がタンデムライダーのヘルメット内で反響しマイクに伝わっていると判明しました。そう説明してもお金を払ったお客さんの気持ちは収まらず「じゃあどうしたらいいんじゃい!」と怒るいっぽう。私は内心「ノーマルマフラーに戻せば?…彼女もうるさくて気の毒だし」とつぶやいていました。

バイクのトップケースにカメラを積んで壊れないのか?…でした。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング