もう騙されない、カメラ業界の闇とプロパガンダ…ツーリングに最適なカメラ選び

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ちょっと大げさなタイトルでしたが今回もカメラの話題をいってみたいと思います。

皆様はデジタルカメラを最初に使ったのはいつ頃でしょうか?私の場合は最初に就職した会社(メーカー系)で製品の不良などの記録としてSONYのマビカを使ったのが最初のデジカメでした。SONYマビカは3.5インチフロッピーディスクをカメラ本体に挿入し、1枚撮るとウィーン、コトコト…という音がして磁気のフロッピーに画像が記録されるという今考えると信じられないカメラです。

アナログ時代とデジタル時代の過渡期を担った名機と言ったら大げさですが、マビカはその後、メディアをフロッピーからCD-Rに変えて進化したと記憶しています。

20年くらい前の話ですけどね。

そんなデジタルカメラの初期とはイメージセンサーはオーソドックスなCCDしかなく、画素数は高級な機種でも50万画素程度でした。しかし容量の軽いはずのJPEG画像でもEメールに添付して相手に送信するとISDN回線で数分、ピーガガピーガガでつなぐ場合は10分くらい要した記憶があります。

そして当時に撮った画像を今になってみると、当然ですが画像は粗く拡大すると貼り絵ともモザイクとも言えない不快な画像に感じます。これは恐らく経験された皆さまでしたら印象深く記憶に残っていると思います。

この写真は投稿の内容とは関係ありません…

多くの方がカメラを購入するまえにイメージセンサーが何画素であるのか?気にすると思います。これは初期のデジカメが急速に普及しはじめた頃、100万画素超えの新型が話題になっていた時代、荒れ荒れのモザイク画像とやっと決別できる!というセンセーショナルが記憶に焼き付いているのが原因でしょうか。

最近ではそうでもありませんが、つい数年前まで異常と思えるほど「デジカメは画素数が命」という風潮がありました。

確かに画素数は大事ですがカメラの性能を数値で表せる部分にこだわるなら、画素ピッチや素子サイズに無関心なのはチョット滑稽です。ダイナミックレンジが何STOPなのかも悩んでいる人をみかけませんし、メーカーも製品情報にこれらをカタログ仕様として公表していない(あるいは目立って公表はしていない)ように思います。

ちなみに話が脱線しますがダイナミックレンジの広さと画素数は相反するもので、高画素ほどダイナミックレンジは狭くなります。なので意味もなく高画素のカメラを選ぶと風景写真でダイナミックレンジが狭く苦しい思いをする事も覚えておくと良いかもしれません。

 




 

センサーサイズも同じです。1型やらAPS-Cやら何かと話題になるセンサーサイズ。もちろん大きい方が良いですが私が最近まで愛用していたコンデジ CASIOエクシリムEX-10は寂しいことにたった1/2.3型と小さいです。しかしもっとセンサーが大きければなぁと悔しい思いをした記憶はありません。

CASIO エクシリム EX-10 手持ち撮影

最近になって少し減ったとは言え、多くの人が画素数とセンサーサイズに執着しているのは何故でしょう?これは私の推測なのですがカメラの性能を見分ける数値的なものとして分かり易いからだと思うのです。特にエントリー層のアマチュアは写真やカメラに関わる知識がありませんので、分かり易い数値を伝えることで製品の優位性を感じさせているのだと思います。

画素数もセンサーサイズも大事ですが、ダイナミックレンジやラチチュードも大事です。しかしカタログや広告にはあまり書かれていません…

高画素数、センサーサイズはユーザーの知識レベルも飛躍して、別の部分に注目されてきたのでトレンドとしては例えばミラーレス機やEVFなどに話題がシフトされてきています。

 




 

…なにか得体の知れない強大な組織に「はい皆さんココに注目~」と言われて消費者が踊らされているようにも感じます。全体主義が国民性として根付いている日本では、特に有効な戦略なのだとも感じます。

もちろんミラーレス機やEVFの良さは知っていますし、ソレでないと撮れない写真がイメージの中に存在していれば正しい選択です。しかし全ての人がソレを選ぶのはおかしな話です。

今話題だから、みんながコレを買っているから、どの雑誌も特集しているから、という全体主義的な考えてカメラを選ぶのはやめましょう。買ってもどう使いこなすのか路頭に迷うこと間違いなしです。

カメラ選びは頭の中に存在する憧れの写真のイメージがあって、それを実現できる性能のカメラを選ぶこと。なおかつ操作系が使いやすく持ちやすく、愛すべきお気に入りのカメラであるか?です。

数値で表せる部分はそのカメラを知る上でのほんの一部分です。あえて数値にできる部分にこだわるなら価格ではないでしょうか。カメラもレンズも私の経済感覚からすると高いです。少しでも撮影機材に使う予算を下げて、その分を撮影旅に当てがいたいですね。

画素数もセンサーサイズも、ひいてはダイナミックレンジやラチチュードも大事だけど最重要ではない、これが私の個人的なカメラ選びの考えです。

以上!今日も独り言でした!!





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なぜリコーGRは愛されるカメラなのか? RICOH GR APS-Cの魅力を探る

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、写真を身近なライフワークとして楽しまれていますか?

人間の眼球とはカメラ、レンズに似ているとよく言われます。目は角膜の奥にある水晶体を動かしてピントを合わせ、黒目の中にある虹彩がレンズの絞りのように動き光の量を調整します。網膜や視神経はCCD、CMOSなどの撮像素子、あるいはフィルムとして例えることができますね。

人間の目は画角で言うとおよそ50㎜(APS-C一眼レフなら35㎜くらい)です。しかし視野範囲は約180度もあり円周魚眼レンズ並みです。その中で良く見えている範囲はおよそ50度で、これがおよそ50㎜レンズと同じという事です。

眼球とカメラの大きな違いは望遠や広角といった画角の調整が眼球にはないこと。それと眼球から送られた像は電気信号として脳に伝達され、最終的に脳内のハートを刺激し感情が動きますが、カメラの中にはハートなど無く無機質な半導体に記録されるのみです。

さて今回はカメラのお話です。つい先日にリコーGRというコンパクトデジタルカメラを再び入手しました、という投稿をしました。今から3年ほど前にスナップ写真を毎日撮ろう!と決意し最初に買ったのがキャノンPowerShot S110でその後、RICOH GR APS-C、SONY RX-100(無印)、CASIO エクシリムEX-10と買い替え、再びリコーGR APS-Cを購入しました。

私は写真をはじめた10年ほど前から、ずっとキャノンのデジタル一眼レフを愛用していました。しかし仕事の日もバイクに乗れない休日も、いつでもカメラを持ち歩いてたくさんの写真を撮るには携帯に便利なコンデジは必須でした。

リコーGR APS-C

 




 

リコーGRは最高のスナップシューターだよ、とかいいカメラで名機だ、とかリコーGRに関わる評判は皆さまも聞いたことあるかもしれませんね。この極めてシンプルな佇まいのカメラは単純に機械として愛することも出来ますが、それだけでは勿体ないです。

様々なカテゴリーのデジタルカメラが急速に進化している昨今、このクラシカルなコンデジがなぜここまで人々に愛されるカメラなのか?既にリコーGRの虜になってしまった私が個人的な感想で解説してみたいと思います。

リコーGRについて話す前にまずはスナップ写真とはそもそも何ぞや?というコトをいってみたいと思います。私の個人的な解釈としては出会った被写体に対して瞬時に撮影してリアルや臨場感を伝える写真、あまり構図などの撮影手法、撮影技法を駆使せずとも良い写真になる。「あっと思ったらぱっと撮る」がスナップではないでしょうか。

スナップ写真の定義についてあまり書くと無駄に長文になってしまうので、今回は割愛しますが多くの人がこんな感じで捉えているのがスナップだと思います。

リコーGRはスナップシューターと呼ばれているカメラです。もちろんスナップ以外も撮れますが、1つの大きな特徴として画角28㎜の単焦点であることです。ズームの無い広角のカメラなんです。

手のひらに収まるコンパクト&スリムなデザイン…はフィルム時代のGRやGR1のコンセプトですが、これはデジタル化されたGR digital Ⅰ~Ⅳまで踏襲されましたが、APS-CになったGRと現行のGRⅡは少し大型になってしまい、コンデジであるのは間違いありませんが「手のひらに収まる」とは言い難くなりました。

その他、起動時間が早い、逆光に強い光学系、個性的な描写、直感的に操作しやすいボタンやダイアル、シンプルなデザインなどあります。しかし、こうやって長所を並べてみて気が付きますがソレだけでこんなに愛される理由は分かりませんね。

しかし実際に使ってみてどうでしょう。なんだか楽しいのです。GRで写真を撮ることが。上の写真は今日(この投稿を書いている日)仕事の合間に撮った1枚なのですが「こんな感じでどうかな?」とシャッターを切って再生ボタンを押すと「おぉっいいじゃん、やっぱGR!」となる不思議。

 




 

これも今日、仕事中に撮った1枚です。社用車のシートをリクライニングして少し昼寝でもするか、と思ったとき窓の外に光があったのでGRで適当にパチリと撮ったのです。この「適当にパチリ」が何だか最高に楽しいのです。

普段、一眼レフに交換レンズを持ち歩いて構図だのデザインだの作り込む写真に苦しまされている(もちろん望んでいることですが)ため、その反動で楽しいのかもしれません。しかし、この写真はどうでしょう。なんでこう写るのか?

ローパスフィルターレスというのも理由の1つかもしれません。ローパスフィルターとは例えば模様のあるネクタイとか、レンガ造りの壁とかを撮った時、実在しない縞模様が画像になってしまうモアレというのを除去してくれるフィルターです。商品の撮影や色々な洋服を着たポートレートでは重要なのですが、モアレが関係ないシーンでは無い方が綺麗に撮れる場合もあるのです。

リコーGRは太陽が画面内にくる逆光でも良く撮れる

リコーGRが多くの人に愛される理由。それは的確に説明はできませんが、とにかくポケットにGRが入っている。そう思うだけでいつもの景色が別の景色に見えるんです。

今日もポケットにGRがあるぞ、そう思うだけで電車の窓から差し込む光に手すりが輝いていたらソレが綺麗だと感じたり、白髪の老婆が鮮やかなワンピースを着て散歩していたら、それを撮りたいと思うでしょう。

当ブログで以前よりオススメしている写真の練習法、毎日100ショットスナップは、毎日たくさんの写真を撮ることによって多くの気付きを得て、写真家の目を養い、よく動く足を手に入れよう、という趣旨ですが「カメラが体の一部のようになる」というメリットもあります。

毎日GRを持っていろんな写真を撮っていると、手にあるGRをどう被写体に向ければ28mmの画角でどんな風に写るか、瞬時に頭の中にイメージがわきます。GRというカメラが第二の眼球のようになって、自分の体の一部みたいになるのですね。

むかし空冷エンジン世代の古いポルシェ911に乗っていたのですが、旧い911乗りの間では「ポルシェを着る」という言葉がよく使われます。RRレイアウトのコンパクトな空冷911は乗りこなしてペースが良くなってくると、車体が一回り小さくなって車を着ているような感覚になります。ホームコースにしていた峠道や首都高速の内回りなんかで良く感じたものです。GRはそれに少し似ているなと感じます。

先日まで愛用していたCASIO エクシリムEX-10は良いカメラでしたが、シャッターを切る前に画面をよく確認していました。しかしGRだとソレがなくてカメラを向けてすぐ切れる感じです。EX-10はよく画面を確認したいのでチルトモニターが重宝していましたが、GRなら固定モニターでも感覚が身についているのでノールックでも撮れてしまうのです。

秋葉原のガード下 GRをウエストの辺りに構えてノールックで撮った1枚

AFロック、AEロックボタンがとても押しやすい位置にあるので普段使用している一眼レフで親指AFに慣れているプロやハイアマの人が親しみやすい、といったかゆい所に手が届くカメラでもあります。

別に私はRICOHの回し者ではありませんが、今回は大好きなカメラ リコーGRについて書きたいことを書いてみました。新たに買いなおしたGR APS-Cでこんどは「ツーリングスナップ」を極めてみたいですね。

ではまた!



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ツーリングスナップ写真用 コンデジ 再びリコーGR APS-Cを買いました

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、たくさん写真を撮って楽しんでいますか?

写真は難しく考えすぎると楽しむことを忘れてしまいがちです。時には子供の遊びのように気軽にイタズラ半分で撮ってみると変わった写真が撮れるかもしれませんよ。

さて今回は久しぶりにカメラのお話でございます。

以前より毎日100ショットスナップで愛用していたコンデジなのですが、8月の北海道ツーリングであることに気が付いて、スナップをもっと本腰入れてやってみようと決意しました。あること、とはツーリング中に撮るツーリングスナップが楽しい!!という事です。

ツーリング写真ではなくツーリングスナップ! …もう訳が分かりませんが、当ブログで解説していような構図や露出など、作り込んだ作品をツーリング写真と仮に定義すると、ツーリングスナップはツーリング中に深く考えずパッと撮った写真という意味です。

CASIO エクシリム EX-10

北海道 道道106号 日本海オロロンラインにて

 




 

CASIO エクシリム EX-10

北海道ツーリングの帰路 フェリーの窓から

CASIO エクシリム EX-10

北海道 ノシャップ岬付近の町道 モノクロ仕上げ

こんな感じでツーリング中にコンデジで撮ったスナップ写真がやたら楽しくなってしまったのです。私がいつも公開しているツーリング写真とは臨場感やリアル感が違うのがお分かりいただけると思います。

もちろん従来通り、構図やデザインや露出など一般に言われる「表現手法」を駆使した作品も磨きをかけていきたい所存ではありますが、楽しい事も大切にしたいのでツーリング写真とツーリングスナップの両方をやっていこうかと思います。

そこで気になったのが、かつて愛用していたリコーの名機 リコーGRの存在です。カメラに詳しくない方でもリコーGRは知っているよ!とい方も多いかと思います。リコーGRはそれくらい有名なスナップシューターの名機ですからね。

私が3年前に購入し去年に壊してしまったのはリコーGRのAPS-Cセンサーを搭載した最初のモデルです。少しややこしいですがリコーGRとは元々はフィルムカメラであり、デジタルのGRが登場したときに「GRデジタル」と命名されました。その後、GRデジタルはⅠからⅣまで進化し、デジタル5代目のAPS-C搭載モデルから本体が若干大きくなって名前に「デジタル」が消えGRになりました。

手前はフィルムのリコーGR1で後ろがGR APS-C

現行モデルはこのAPS-Cセンサー搭載のモデルにWi-fi機能などを搭載させて「GRⅡ」の名前で売られています。

去年、GR APS-Cを壊してしまったのは夏のツーリング時にストラップで首からかけていて、本体をジャケットの内側に入れていたら、汗の水分でカメラ内が結露したようで基盤がおかしくなってしまったのです。

その後、GRを買いなおす予算が苦しかったのでSONY RX100(無印)の中古を買いましたが、このカメラは性能は素晴らしいのですが小さすぎて私の大きな手に合わず売却。そしてCASIO エクシリムEX-10を買ったのですがこれはチルトモニターにフロントシャッターなど便利な機能が盛りだくさんで少し大きくて重いこと以外は不満点はありませんでした。

コンデジ 後ろSONY RX100 前 カシオ エクシリムEX-10

 




 

しかしかつて自分がGRで撮った写真を見ると、やはりGRにしか出せない写真の雰囲気というのがあって、それがスナップ写真に本当によく似合う感じなのです。あまり具体的に分かりやすく説明はできないのですが画像のキメが固いけど美しい。…ちょっと抽象的すぎますがそんな感じなのです。

私の大好きな画面内に太陽が入ってしまうほどの逆光でも、とても頼もしい写真を実現してくれますし起動時間が早く静音シャッターなのもいいですね。

 

これが今回、ヤフオクで買った中古のリコーGR APS-Cです。ご覧の通り中古品なので傷や塗装の剥げなどありますが、こういった明らかな中古品や箱や付属品が欠品している物はオークションの場合は安く終わる場合があるので狙い目です。リコーGRは人気のカメラなので、きれいな個体やコレクション状態は入札が集中して5~6万円はいってしまうのです。しかしこのカメラは29000円くらいで買えましたよ。ちなみにシャッター数は5000回程度と少な目でした。

以前も書きましたが私が考えるカメラ選びのキホンは「使いやすいお気に入りであること」です。GRはダイアル類や補正ボタンがあるべき場所にあり、コンデジでありながら持ちやすさも十分に保たれている。これらのバランスが私にとっては理想的で非常に「使いやすい」です。そしてあっと思った瞬間にパッと撮った写真。それを再生すると「わぁ~いいじゃん」と思わせてくれるお気に入りカメラなのです。

よく写真好きとカメラ好きは似て非なる存在で、カメラ好きで写真に無関心では良い作品など撮れない…とか、写真とは作者の意図の表現でありカメラなんて何でも良いのだ、といった意見を耳にします。

確かに作者の意図を個性的に表現するのが芸術写真としての考えであり、その点は共感できます。カメラコレクターで写真を全く撮らない人は少し寂しいなぁとも思います。が!カメラなんて何でも良いは少し言い過ぎかなと感じます。大切なことは人でありカメラではないという意味を伝えるのに分かり易い例えですけどね。

大きな一眼に大砲レンズを構えてモデル(プロではない一般)さんに向けたら顔がこわばります。コンデジで遠くの野鳥を撮るのはキビシイです。天の川の写真を撮りたいと願っても旧タイプのスマホじゃ無理でしょう…。撮りたい!という写真の願望が確かに存在しているのであれば、カメラはきちんと選びましょうね。

そして不思議なことに今日の出勤時から既にポケットの中にGRがあるぞ!と思うだけでワクワクして、いつもの通勤路が別の風景に見えてきます。ほんと、不思議ですねぇ。

リコーGR APS-C  かつてGRで撮った写真の中で一番のお気に入りです

 

空想に描く憧れの写真や日常で感動をくれるスナップ写真。写真が自分の人生を豊かにしてくれる…と言ったら少々大げさですが、それくらいの気持ちで写真を身近にするとカメラ選びの観点もまた変わってくるものです。

今回はこの辺で!

 





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ツーリング写真における一眼レフカメラ、レンズ、三脚の積載とキャンプツーリング装備

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、北海道ツーリング2018ギャラリーのご紹介の途中でしたが、ここで今回の北海道ツーリングで私が実際にやったバイクへのカメラ機材の積載とキャンプ装備の積載をご紹介してみたいと思います。

キャンプツーリングの装備に加え、一眼レフ、交換レンズ、三脚ってどうやってバイクに積むの?とお悩みの方もおられると思います…が!

最初にお断りしておきますが「ご参考にしてください」という意味ではなくネタです!

私以外に誰もこんなレンズ持っていかないし、誰もこんな装備でツーリングしないであろう、だがしかしスゴいからネタになるであろう~という、ただそれだけの話でございます。

今回の北海道ツーリングも2017年の夏の北海道ツーリングも積載はこんな感じです。

私の場合、宿はよっぽどの事が無い限りは使わず全ての行程がキャンプなのでキャンプ装備がベースです。キャンプツーリングにこだわっている理由は時間に縛られず自由に行動できるベースキャンプスタイルが写真旅に都合が良いからです。

それと…そもそもキャンプツーリングが大好きだから、キャンプサイト自体が美しい星空や夕景につつまれて素晴らしいツーリング写真が撮れるから、宿(ドミトリー)での人間関係が少し苦手だから…などが理由です。

 




 

積載前の荷造りの状態。R1200GSアドベンチャーの純正(ツアーテック製)アルミサイドケースにテントやバーナー、チェアー、エアーマットなどキャンプに必要な物は全てこのサイドケース内に入れてしまいます。

Sealline製のゴールドの防水バッグは着替えと寝袋(つまり絶対に濡らしたくないもの)を収納し、ツアーテックZEGAベルトで右アルミケースの上に固定します。

リアシート上にはモンベルのクーラーバッグとノーブランド(ペリカン社風)の樹脂製ハードケースを積載。このハードケースに望遠レンズを2本収納。

樹脂製ハードケース内に 望遠ズームレンズ EF70-200mmF2.8L と SIGMA150-600mmF5-6.3DG

ちなみにこのスペックのケースをPELICAN社製で購入すると3万円くらい、TRUSCO(トラスコ中山)ですと4500円くらいです。個人的にはホンモノであるPELICANが欲しかったのですが、予算の都合と盗難の心配も考慮して安い物を選びました。防水性能が心配だったので事前に風呂場で水をかけてテストしましたが問題ありませんでしたよ。

そしてヘプコ&ベッカー製ALUエクスクルーシブ30(リモワ製)トップケースにデジタル一眼レフボディと広角レンズ、標準レンズ、撮影小物を収納します。本当は30ではなくALUエクスクルーシブ45という大きいサイズの方が便利なのですが、個人的な考え方としてトップケースの位置の重量が増すとバイクの運動性能に影響してしまい、様々な弊害がでるので30のサイズに留めています。(いちおう元バイク用品メーカーの開発だったので細かいんです)

ヘプコ&ベッカー ALUエクスクルーシブ30トップケース 一眼レフボディ:EOS6D mark2 フィルム一眼レフ:EOS7S 超広角レンズ:EF14㎜F2.8L 広角レンズ:EF35㎜F2IS 標準単焦点レンズ:SIGMA50mmF1.4ART その他、フィルムやブロアなどの撮影小物 重そうに見えますがレンズは全て単焦点なこともあり、それほど重量はありません。

P社もどきの樹脂ケースは去年の夏の北海道ツーリングで初導入したのですが、ケースをリアシートスペースにネット固定したら、いざ撮影の時に中身を取り出すのが非常に面倒でした。

そこで樹脂ケースに穴をあけ、金具を取り付けて防水処理し、ケースの蓋を隠さないようショックコードで車体に固定する方法に改善しました。穴あけはホンモノのPELICANでは勿体なくて出来なかったかも…。

樹脂ケースの蓋はいつでも簡単に開閉できる

 




私の場合、食事か温泉に入るとき以外は殆どバイクから離れませんが、念のため盗難対策で施錠はしてあります。

三脚はGITZOのカーボン2型三脚 GK2550EXQRを愛用していますがキャンプツーリング時のバイクへの積載方法はこのようになります。

左サイドケースの上にツアーテックZEGAベルトで固定します。三脚本体は汚れないよう収納袋(以前に使っていたキャンプ用のノースイーグルのチェアの袋)に入れ、ヨガマットでくるんで固定します。使用時はZEGAベルトを少し緩めるだけで、三脚本体を収納袋から抜き取るように取り出せます。

キャンプ道具にも同じことが言えますが、旅に何を持っていくか?は「その人が必要なもの全て」となります。レンズなんか普通に考えれば24-70㎜あたりの標準ズームに200㎜くらいの望遠レンズが1本くらいあれば十分だと思います。それは分かっているのですが私の場合はそのレンズでないと撮れない写真というのが出発前から頭の中に在るので、それを撮るために持っていくのです。

あくまで「私の場合は…」という事ですからね…。

トップケースやペリカンケースのような収納は、万一のプロテクションや防水性、中身の取り出しやすさでは文句なしに良いですが、デメリットとしてはバイクから離れてトレッキングしたい時などはボディとレンズ1つだけを持っていくことになり、他のレンズはバイクにお留守番することになります。

以前はカメラ用のバックパックに防水カバーをかぶせてリアシートに固定していましいたが、撮影時の取り出しにくさと大雨の時に防水カバーだけでは役不足になることから今のスタイルに変更しました。トレッキングするときはカメラバッグごと持って行けたので良かったのですが。

通常では有り得ない撮影機材のボリュームですがネタとして私の積載スタイルをご紹介してみました!

ではまた。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

この夏の北海道ツーリングで出会った風景。オロロンラインの稚咲内(わかさかない)で放置されていた廃船です。山栄丸の堂々とした字が印象的でした。

ツーリング写真における超広角レンズの使い方<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素晴らしいバイク旅、素晴らしい写真ライフを楽しまれていますか?

以前も同じ話をしましたが旅と写真は何らかの関係があり、そしてバイクツーリングと写真もまた然りと考えます。私はむかし糸の切れた凧のように日本中をバイクで走り回っていましたが、それを旅だと勘違いしていました。旅とはもっと心の内面に存在する何かであると気が付き、旅先での風景、出会い、発見を自分の内面と向き合わせるようになりました。

そんな時に役立ったのが写真でした。旅の世界を見るにあたり心を整理し、研ぎ澄ませた感覚で感じ取れる、そんな能力が写真を通して自然と身に付いたと感じます。




さて今回の<上級>ツーリング写真解説では、そんな心象風景とも呼べる旅の世界を表現するにあたり、出番の多い広角レンズの使い方の解説です。特に14㎜といった魚眼に近いような超広角域については何かとクセも多く、使い方に悩まされるものです。

ツーリング写真、バイク写真については車体が超広角レンズ特有の歪みを受けてしまい、何も配慮せずに撮れば不快な歪みが車体に発生して、いとも簡単に失敗写真を生んでしまいます。

今回はそんな歪みを上手に回避する方法と使い方のコツを作例を元にご紹介いたします。なお今回の投稿でご紹介する写真は全てキャノンの超広角単焦点レンズEF14mmF2.8Lを使用しました。

まずは超広角レンズの歪みの強く出る四隅周辺に普通にバイクを配置してしまった場合の悪例をご紹介します。このようにR1200GS-ADVENTUREがねじれたように歪んでいるのがお分かり頂けると思います。何も気にしないで撮ると、このようになってしまうのです。

超広角レンズはその光学特性上はどうしても四隅周辺に歪みが発生するものです。これは空や草地など、自然のものならさほど気になりませんがオートバイや建物など人工物は明らかに歪みが気になってしまいます。

ネイキッドやアメリカンなどシンプルなデザインのオートバイであればホイールだけ気を付けて撮ればOKの場合もありますが、造形が繊細な凝ったデザインのバイクほど悲しい結果が待っているのです。

Lightroomで歪みを樽型方向にふったもの
Lightroomで歪みを糸巻き型方向にふったもの

レンズの歪みは製品によって異なりますが主に樽型方向に歪みが出るものと、糸巻き型方向に歪みがでるものの2者が一般的です。

多くの場合、構図の上ではバイクは画面の中央ではなく基本は三分割線の交点に準じた位置に配置しますよね。しかしこの位置はまさに歪みが強く出るポイントであり、ここにバイクを配置してしまうとホイールが楕円状に押しつぶされたように見えたり、車体全体がねじれたような歪みが発生するのです。

だからと言って超広角レンズを使用したツーリング写真では毎度のように日の丸構図で撮るしかないのか…?と言ったらそうではありません。以下に超広角レンズの歪みを回避する手法をご紹介いたします。

1.バイクは小さく撮る

とても簡単なことです。バイクの大きさを小さく撮ってしまえば歪みの影響は最小限です。さらにこの写真のように車体を側面ではなく正面を写すことでホイールが見えないので歪みが気になりません。

2.バイクを横にながす

歪んでもカッコ悪く見えなければOKという考え方です。縦方向にのびたり、ねじれたように歪むよりは横に流れた方がバイクのフォルムが綺麗です。この写真のように角に向かって斜め45度に入れると横に流れてくれます(樽型歪みのレンズの場合)。

3.顔をコミカルに写す

広角レンズ、あるいは魚眼レンズはペットや赤ちゃんを撮るときに、コミカルに可愛く撮れるというのがあります。歪みを逆手にとって丸っこい物に愛を感じる人間の本能を刺激しているのです。同じような被写体でも引き締まったシェパードや面長の美人では通用しない手法です。このコミカルにしてしまう手法は実はバイクでも通用する場合があります。

それは顔であるヘッドライト周辺を重点的に撮るのです。この写真をよく見てください。不思議なことにR1200GS-ADVENTUREが何だか生きているように見えなくはないと感じませんか??

4.フォトレタッチソフトによる補正

個人的には好きではないので、あまりお勧めはしませんが画像調整ソフトでも歪みの補正は可能です。これはLightroomのレンズ補正メニューにあるプロファイル補正です。画像データに使用レンズ情報があれば、それを元に自動で歪みを補正してくれます。同じような機能はLightroomでなくてもキャノンDPPもありますが、DPPの場合はキャノン純正EFレンズしか対応していません。

こういったソフトによる補正は、これで歪みの問題が100%解決できるのか?と言われればそうではなく、特にバイクの歪みについては補正後も納得のいく状態にはならないと思います。おそらく建築写真の分野で重宝されるべき機能で、私の場合は補正による他の部分の影響が気になるのでほとんど使ったことがありません。




いかがでしたでしょうか。最もお勧めなのは撮影の時点で解決させる1や2のやり方です。画面内のどの位置、またはバイクに対してどのようなアングルで歪みがどのように発生するのかを理解できれば、歪みの影響は最小限に、または歪みを逆手にとって良作にできるのです。

超広角はクセがあって使うのが難しいですが、私の場合はかれこれ10年近くは14mmレンズと付き合っているので、感覚がすっかりしみついてきました。もう広角は他のレンズを試す気にもなりません…。

話は少し脱線しますが超広角レンズはまだ持っていないよ…という方。使い方は難しいですが実はツーリング写真と相性の良い焦点距離です(バイクが主役になる写真はダメですよ)。高価ですが新品のような中古品がヤフオクやメルカリでよく見かけますので、中古品でお買い得なレンズを買われてみてはいかがでしょうか?

強烈な広がり感、満点の星空、さんざめく湖面など表現の幅が一気に広がりますよ!

それではまた!

~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D Mark2

フィボナッチ数列による黄金スパイラル構図を目指して近所の池の蓮を撮ってみました。ちなみに黄金螺旋はカメラではグリッド表示のようにできませんがLightroomでしたら表示することができるのです。

やり方は簡単です。切り抜きツールを起動したあとツール → ガイドオーバーレイを切り抜き → 黄金螺旋を選択です。向きの変更はSift+Oです。

フィボナッチ 黄金螺旋構図を表示したところ





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こんなカメラは買ってはいけない ツーリング写真のカメラ選び

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですがホンダ タクトをご存知ですか?「もちろん知っている、かつて売れたあのスクーター、タクトでしょ」という声が聞こえてきそうですが、そうではありません。

本田拓人という人物です。本多拓斗かもしれませんが。私が10代のころバイク仲間で噂になっていた走り屋です。その本田拓人の愛車は笑っちゃ失礼ですがヤマハのチャンプRSで周囲から何故タクトに乗らない!?と冷やかされていたそうです。

嘘か本当か分かりませんが、ある日、白バイに捕まった本田拓人は白バイ警官に「なんだお前、この名前で乗っているバイクはヤマハなのか?ちゃんとタクトに乗れ!タクトに!」と言われ腹を立てて暴れて逮捕されたとか。

これ当時の私の周囲では有名だったんですが、果たして実在する人物か否かは定かではありません。読者の皆さまで「その人、知っているよ!」という方はおられませんか?

さて、くだらない前置きでしたが今回の究極のツーリング写真ではカメラのお話でございます。毎度、大げさなタイトルを付けてしまいましたが「こんなカメラだけはやめておこう」という少しネガな話題です。




以前に当ブログ 究極のツーリング写真ではカメラ選びの1つの基準として「使いやすいお気に入りであること」という内容を書きました。多くの方が写真について誤解、思い込みをしていて画素数やセンサーサイズ、レンズの解放値などの数値的なスペックは重要なのかもしれませんが最重要ではありませんよ、という話をしました。

撮りたいと思う写真がどんな写真なのか?それが具体的であるほどカメラ選びは明快な選択肢を持てます。逆にどんな写真が撮りたいか?という願望がなく物欲としてカメラが欲しい、だと最新モデルや値段の高いカメラが気になって結局それを買ってしまうのです。(もちろん撮りたい写真を実現させるための最良の選択が最新のカメラであるならOKですが)

カメラやレンズは高いです。自分にとって必要のない機能や性能に高いお金を払うことはありません。

風景主体のツーリング写真を撮るなら広角の画角があるカメラ、日没後の薄暗いシーンや夜景の中のバイクを撮りたいなら高感度でも低ノイズなカメラ、人物(ライダー)、バイクを主体に背景をボカしたいなら大口径レンズ、すぐに取り出してシャッターチャンスを逃したくない!と言うなら起動時間の早いコンデジ…といった具合に、まずは写真に関心を持つことがカメラ選びの最初のステップです。

自分の使い方にピッタリ合ったもの、撮りたい写真が撮れるもの、なおかつ自分がお気に入りと思える愛すべきカメラ、それが最良のカメラだと思います。

これから写真を楽しむ上で重要なことは上達して良い写真を撮っていくことです。それには多くの機能をお任せにしてしまう、オート一辺倒のカメラは上達には不向きですので選ぶべきではありません。オート一辺倒の簡易的なエントリー機種とはボタン類の数が少なく「かんたんですよ」が売り文句ですが、私の目から見ると実は簡単ではなく難しいのです。

 

10年くらい前をピークに売れに売れていたコンデジの簡易的なエントリーモデル。シャッターボタンと再生ボタンが目立つところにあり、ズームはシャッターボタンを囲うようなリング状の物が付いているタイプ。こういった簡単そうに見えるコンデジは露出補正や絞り値の調整などが、MENU→画像の調整→明るさ→矢印ボタンを複数押す、といった具合に複数の階層の中に隠されて容易には操作できない、極めて使いにくいカメラです。

画素数が1000万画素に満たなくても大丈夫、センサーサイズが小さくても大丈夫、2世代、3世代前の旧モデルでも大丈夫です。しかし絞りやシャッター速度などを操作するダイアル、露出補正、ISO感度の変更、マニュアルフォーカスなど、写真を撮る上で避けることのできない基本的な操作。これがあるべき所にちゃんと有るカメラ!これを選びましょう。

絞り優先A、シャッター速度優先S(キャノンならTV)、マニュアル露出M これがちゃんとあるカメラ

具体的にキャノンを例に挙げるとIXYシリーズではなくPowerShotシリーズを狙いましょうね、ということです。(いまIXYを使っている方が、これを読んですぐ買い替える必要はないですよ!)




それともう1つはカメラの色ですね。

お気に入りのカメラであること、と言いましたがこういった青だのピンクだのと言った可愛いらしいカメラはお気に入りであれば仕方ありませんが、これもオススメしません。

この写真をご覧ください。ヘルメットのシールドに撮影者の手とカメラが映り込んでいます。もしピンクのカメラを使っていたら映り込んだカメラの存在が目立ち、写真を見た人は「わーピンクのカメラを使っているよ」と写真の興味がソコにいってしまうのです。決して喜ばしい結果ではありませんよね?

こういった映り込むシーンというのは頻繁にはありませんが、いざ出くわすと戸惑うものです。コツは「写っちゃうけどどうしよう」ではなく「いっそ写してしまおう」と開き直ることです。

よく優秀な写真家の方が「カメラなんて何でもよいんだ」とおっしゃいます。意味はよく分かりますが何でもよいは少し言い過ぎではないかな…?と私は感じるのです。

まずはカメラではなく写真に関心を持つ。どんな写真を撮りたいか決める(憧れや妄想で構いません)。実際に手に取って重要なボタン類が使いやすいか、持ちやすいか?そして直感的に「このカメラがいい」と思えるお気に入りになるか?こういった観点で選んでみてはいかがでしょうか?

究極のツーリング写真流、ツーリングカメラの選び方でした!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

CASIO エクシリムEX-10

何日か前に撮った写真ですが職場の近くの公園で撮りました。雨上がりの東京の日曜日。美しく焼けた瞬間を撮ろうと多くのカメラマンが集まっていました。私も仕事中ではありましたが休憩時間をいただいてEX-10で撮ってみました。カメラを持つ人々をシルエットにして焼けた空いっぱいを画面に入れてみました。こういった切り取り方はカメラを直接地面に置くほどのローアングルですが、EX-10のチルトモニターを真上に向けて極めて快適に水平を出して構図できました。私は超ローアングル、カメラを頭上にかかげるようなハイアングルを頻繁にやるので、チルトモニターやバリアングルモニターは無くてはならない機能です。

 

バイクツーリングに最適なカメラの選び方 一眼レフ?コンデジ?ミラーレス?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いま欲しいと思うバイク、いつか手に入れたいと思う憧れのバイクはおありですか?

高校生くらいの時、バイク雑誌とか見ると載っているバイクはあれもこれもカッコよく見えて全てのバイクへ憧れを抱いたものです。当時は若者からオトナまで一大バイクブームで原付からオフ車、レーサーレプリカまで盛り上がっていました。

しかし今ではバイク雑誌を見ても「は~良いバイクないな」なんて思ってしまいます。これはオトナになって経験や知識をかさねて悪い意味でも目利きになってしまったのが原因。あの頃の純粋さはすっかり失って嫌なもんですね~。

さて今回はツーリング写真解説ではなく、カメラのお話です。それもこれから写真を始めよう、あるいは改めて本格的に写真をやろう!と決意した方々へ最初に買うカメラの選び方のお話です。

 

バイクツーリングで使うカメラとなると持ち運びの問題や振動や雨なども考慮しなくてはいけません。しかし振動や防水機能の特化したカメラはシュノーケリング、ウインタースポーツ、工事現場用などで肝心なカメラとしての性能はツーリング用としては疑問が残ります。なので振動や防水に強いモデルは選択肢から外しましょう。振動と防水の対策は積載、収納方法で解決させることにします。

残るはコンパクトさ軽量さですがデジタルカメラをコンパクトな順に分類するとコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)、ミラーレス一眼、一眼レフとなります。

さあ今日はカメラを持ってツーリング行くぞ!そしていい写真を撮っちゃうぞ!というとき荷物になってしまうカメラのボリュームをどこまで許容できるか?

ここで少し脱線しますが、写真とは良い写真を撮るぞ!素晴らしい作品を生み出したい、コンテストで入賞を狙おう、SNSでいいねをたくさんもらうぞ!などなど、良き写真を撮りたいという願望に、人それぞれ温度差があるものです。私はこれを情熱の温度と呼んでいます。

この情熱の温度がどれほどのものか?他人には分かりませんのでカメラ屋の店員さんの話やネットでの情報収集は参考にならないものです。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/200 ISO250 ダイナミックレンジが要求される隧道での撮影シーン

 

ツーリングに行ったついでにチョット撮ってみようか?という軽い感じから、写真の面白さに完全にハマってしまい、いつも写真のことばかり考えている!という人までそれぞれに見合った撮影機材のボリュームがあるのです。

カメラを買おうと思っているのですがオススメは何ですか?という質問があれば、まずはその方の情熱の温度を知りたくて色々と質問をします。情熱の温度が低いのに高性能で高いカメラを買っても、使いこなせず宝の持ち腐れになってしまうからです。

大抵、情熱の温度が低い方は「どんな写真が撮りたいのですか」の質問に具体的に答えられないので、今お使いのスマホで大丈夫ですね。というアドバイスで終わってしまいます。カメラが必要だったのではなく物欲として欲しかっただけなのです。

カメラ選びの最初は「どんな写真が撮りたいか」です。それが具体的であった上で幾つかの候補を作り、使いやすさや直感的に気に入ったカメラであるかで決めましょう。

具体的とは・風景を主体に鮮やかな写真が撮ってみたい ・満点の星空や天の川を撮ってみたい ・道をテーマに撮りたい ・人物(ライダー)を中心としたポートレートを撮りたい ・キャンプツーリングなので充電できない、バッテリーの持ちが良いもの ・グローブしたままでも操作しやすいか…などなどです。

風景なら広がり感を表現するのに広角よりの画角があるカメラ(またはレンズ)、星空なら高感度でも低ノイズなカメラ、道を撮るなら望遠よりの画角があるカメラ(またはレンズ)、人物が多いなら解放が明るく背景が美しくボケるカメラ(レンズ)がお勧めですよ、といった具合に選択肢に具体性が出てきます。

そうではなく総合的に高性能で綺麗に撮れるカメラが欲しいんだ!という声が聞こえてきそうですが安心してください、今どき売られているカメラは全て綺麗に撮れます。




北海道抜海町 道をテーマに撮るなら望遠側の画角があるカメラがお勧め

 

カメラを持ってツーリングに出かけると言っても車種やスタイルによって、持っていける物量も決まってくると思います。SSに乗っている方はタンクバッグかウエストバッグが通常のツーリング装備だと思います。その場合はコンデジか一眼レフでも交換レンズは無しでしょうか…。私のようにトップケースに撮影機材を入れるスタイルだと一眼レフと交換レンズも積載可能です。

・コンデジ

コンデジの選び方は難しいです。ここで言うコンデジとはひと昔前に流行った簡単なタイプではなく、絞り優先やマニュアル露出のできる高機能なタイプのコンデジのことです。

コンデジの場合高機能で人気のカメラだから必ずしもあなたにピッタリのカメラとは限りません。コンパクトと操作性は相反するもので小さいほどダイアルやボタン類も小さくて使いにくいです。ただし気軽にポケットに入ってしまう携帯性の高さは「いつでも持ち歩いている」という観点では最強と言えます。

またバイク写真で出番の多いカメラを地面に直接置くくらいの超ローアングルもやりやすいというメリットもあります。特にチルトモニターやバリアングルモニターを搭載したカメラはとてもロー&ハイアングルで活躍します。

コンデジ 後ろSONY RX100 前 カシオ エクシリムEX-10
チルトモニター、バリアングルモニターはロー&ハイアングルで大活躍

・ミラーレス一眼

ミラーレスは一眼レフとしてはボディが大変コンパクトであり、液晶モニターをタッチしてピント合わせしたり、動く被写体に追従するAIフォーカスや高速連写が優秀であったりと近年になり主流になりつつあるカメラです。そしてファインダーの無いものと、EVFといってファインダー内に映像が出る電子的ファインダーを装備する2つがあります。

コンパクトながらレンズを交換して様々な撮影シーンに対応できるのは大きなメリットだと思います。各メーカーも力を入れている商品なので新製品は特に性能が優秀なようです。

しかしこれから写真を始める人には操作が複雑で理解しにくく、EVFやファインダー無しでは被写体の魅力を解明する目を養うのにやや不利なので、ミラーレスはおススメしません。

・一眼レフ

写真を理解する練習用という意味でも、本格的な作品を生み出すという意味でも理想的なのが一眼レフです。様々な焦点距離や明るさのレンズへ交換できることにより作品の幅が広がります。光学ファインダーから見た世界は肉眼とも画像とも違う万華鏡を覗いたときのような感覚で被写体と向き合うことができます。

一眼レフを選択肢に入れた場合、レンズをどうするかが大きな悩みどころです。便利なズームレンズを選んで1本でいくか、広角から望遠側と分けて2~3本持ったり、あるいは描写に拘って単焦点レンズを選んだりと選択肢は多岐にわたります。

ここではスペースの関係で書ききれませんので、レンズの解説はまた改めてしたいと思います。

キャノン EOS6D mark2

一眼レフは操作系があるべき所にある、極めて写真を理解する上で勉強しやすいカメラと言えます。持ちやすさ、グリップのフィットなどホールド性もコンパクトなカメラに比べて格段に良いです。そのトレードオフとして大きさ重さといった機材ボリュームになっています。




EOS1Dx + EF14mmF2.8L F8 1/500 ISO100 広角レンズを使って風景の広がりを表現した作品

 

デジタルカメラを選ぶ時に多くの方が意識する2つのこと、画素数とセンサーサイズですが、これは誤解を恐れず言わせていただければどうでも良いです。

いま売られているカメラであれば何画素でも如何なるセンサーサイズでも、これから写真をはじめよう、という方のカメラ選びとしては重要ではありません。画素数は500万画素以上あれば十分です。

一応、おおまかに解説しておきますとセンサーサイズは小さい順に 1/1.7型、2/3型、1型、フォーサーズ、1.5型、APS-C型、35㎜(フルサイズ)となり、大きいほど優秀で価格も高価です。ただこれらを意識してカメラ選びをするのは、いつか将来に買い替えのタイミングがやってきます。その時で十分だと思いますよ。

ただ1つだけ注意点があるのは一眼レフの場合、入門~中級機までの多くのカメラに使われているAPS-Cとハイアマ用~プロ機に採用されている35㎜フルサイズとではレンズの焦点距離の感覚が変わってきます。APS₋Cはフルサイズのおよそ1.5倍の焦点距離になってしまうため、将来的にフルサイズへの買い替えを考えると焦点距離の感覚の修正に少しの時間が要するため、今の時点からフルサイズを使ってしまおう、というのも悪くない選択だと思います。

もっとも重要なことは「どんな写真を撮りたいか?」その具体的な要求に応えられるか否か。持ちやすい、握りやすい、分かりやすいか?そして旅の相棒として愛せる「お気に入りカメラ」であるか?だと思います。

それと重さ、大きさ、交換レンズの数、三脚やリモコンなどの小物類といった撮影に関わる機材のボリュームについては、それを持ってツーリングに出かけられる気持ち、情熱の温度に比例するものです。ここは他人のアドバイスは参考になりません。また困ったことに情熱の温度は熱くなったり冷めたりもします。冷め気味のときに持っているカメラが大きな一眼レフに重いレンズだけだったら…きっと面倒に感じて持っていかなくなるでしょう。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F7.1 1/320 ISO100 写真は楽しい、それを表現した1枚

まずは撮る楽しさ、見せる喜びを知り徐々に写真に対する情熱の温度を上げていきましょう。そうすれば例え重い望遠レンズが必要だと感じるときがきても、きっと持ってツーリングに行けると思います(重い望遠レンズを持って行こうという意味ではありませんよ)。

最後にカメラを購入する際に、ネットオークションやフリマアプリを活用して中古カメラを購入するのは大変賢い買い物だと思います。カメラとは皮肉なもので写真は興味ないけどカメラが欲しい、という需要がすごく多いのです。カメラ好きの多くはろくにカメラを使わずに新型へ買い替えるので、程度の良い中古品がすごく多く出回っているものです。

そして型遅れは人気がなく相場が安くてさらにお買い得です。バイクの中古車に例えると走行距離1000キロ未満のピカピカが新車価格の半額で売っているようなイメージですね。私はいつもヤフオクやメルカリでカメラやレンズを買っていますよ!

それではまた!





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4500文字も書いてしまった…

お気に入りのSIGMA35mmF1.4ARTからEF35mmF2 ISへ買い替えました

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはなぜ写真が好きか?なぜ写真を撮るのか?考えたことはおありでしょうか?

いい写真が撮れると嬉しいから、思い出や記念になるから、愛車をカッコよく撮りたいから、誰かに見せて喜んでもらいたいから…いろいろでしょうね。

すぐにではなく、ある程度のレベルに達してからでも十分だと思いますが、どこかのタイミングで考えてみるのも大切なのかもしれません。「なぜ自分は写真を撮るのか?」

私は最近、そんなに写真が好きなら何かに役に立てなければいけない!そんな風に思うようになりました。私の写真活動のコンセプトである「ツーリングのワンシーンを切り取る」はバイクで旅をする人々の共感、バイクや旅と縁のなかった人々への問いかけ、これらに役立てるよう良き作品を1枚でも多く生み出したいという気持ちで写真を撮るようにしています。

最初はただのツーリングの記念写真でしたが、たくさん撮っているうちに人に見てもらう喜びを知り、私の写真をみて「北海道に行ってみた」「バイクの免許をとりました」「写真をはじめたよ」なんて話を聞くと、さらに喜びが増してより高きを望むようになりました。

そして腕試しではじめたアウトライダー誌のツーリング写真コンテストに参加するようになり、審査員の先生方の寸評をいただき修正を加えて新たな作品で応募し…それを繰り返して現在に至るといった感じです。私は独学で写真を学んできましたが、先生は誰か?と聞かれればアウトライダーツーリング写真コンテストですと答えます。




さて今回は写真の解説はお休みしまして、レンズの話題でございます。以前も書きましたが私は2月に従来愛用していたメインカメラ EOS1DxからEOS6D mark2に買い替えました。そこでLightroom5ではRAW現像ができなくなり、Lightroom ClassicCCへ契約変更したらパソコンのSPEC(OSが32Bit)が古くてLightroom ClassicCCがインストールできず、仕方なくパソコンを買い替えるという、なんとも踏んだり蹴ったりだった訳ですが、まだ続きがありました!

それはEOS6D mark2にお気に入りの単焦点レンズSIGMA35mmF1.4ARTを装着すると、ライブビュー撮影できない(シャッターを切るとエラー表示でフリーズ)という問題です。SIGMA公式によると問題は把握しているようで対策はEOS6D mark2のレンズ補正機能をOFFにすることで解決とありました。しかし、それでは別のレンズを装着する際に戻すのが面倒ですし、そもそも戻し忘れる可能性が大きいです。

仕方なくSIGMA35mmF1.4ARTを使用するときは、ライブビューはせずに光学ファインダーのみの撮影としていました。しかし、そもそもEOS6D mark2に買い替えた理由がバリアングルモニターによるライブビュー撮影が魅力だと感じたからで、実際には35㎜を使用するときでもライブビューで使いたいシーンはとても多く、これでは困ったと悩んだ挙句、お気に入りだった単焦点レンズ SIGMA35mmF1.4ARTを手放すことにしたのです。

 

左:SIGMA35mmF1.4ART 右:EF35mmF2 IS




そして代わりに購入したレンズはCANON純正の35mm単焦点レンズ EF35mmF2 IS USMです。

私にとって35㎜という焦点距離はとても出番の多いレンズでした、当ブログの熱心な読者様であれば私の写真の多くに35㎜が多く登場することをご存知かと思います。

ツーリングでは何を撮るにも便利な焦点距離で特に被写体に寄ったシーンの作りこみでは最高に私と相性の良い焦点距離でした。

したがって安易にレンズを選ぶことはできず慎重に慎重を重ねて検討した結果がEF35mmF2 ISとなりました。

EOS6D mark2のエラー問題の解決が第一の買い替え理由なのでキャノン純正を選んだ訳ですが、35㎜単焦点となるとキャノンの場合はもう1本選択肢があります。EF35mmF1.4LⅡUSMです。型番に「L」のつく高級レンズですね。

しかしこのⅡ型は発売から日が浅く、中古を狙う私にとって手ごろな中古品がないためこれは却下。なんと言っても定価28万5千円の高級レンズですからね。LはEF70-200mmF2.8L ISとEF14mmF2.8Lを持っていますが、これ以上は高いレンズは持ちたくないです。

そして今回買ったEF35mmF2 ISは定価8万3千円でメルカリで中古品を4万程度で入手。もちろん新品に近いような上物です。

そして見逃せないポイントは大きさが見た目の印象でおよそ35%くらいコンパクトであり、重量がおよそ半分程度と軽量なのも良いです。この軽量化の分、ほかの何かを旅に持っていけるのですから大きなメリットです。

参考までに SIGMA35mmF1.4ARTは665gで価格は11万8千円、EF35mmF1.4LⅡUSMは760gで価格は28万5千円、そして今回購入したEF35mmF2 IS USMが335gで価格は8万3千円です。

そしてもう1つ、解放値が従来のシグマはF1.4でしたがF2になってしまいました。しかし35mmの場合、多くの撮影シーンで解放よりも絞り込むシチュエーションが多く、F2になってしまったデメはほとんど無視して良さそうです。

そして暗いシーンで絞り込んだ際、役に立つのが手ブレ補正機能のISです。これはSIGMA35mmF1.4ARTにもEF35mmF1.4LⅡにも搭載されていません。この露出でいう約4段分の補正機能はパンフォーカスを狙ったシーンで大いに役立つのは容易に想像できます。

おっと!また長文にブレーキが外れてしまったようです。EF35mmF2 IS で撮った写真はまたいつかアップしますので、ぜひお楽しみに!

 





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騙されてはいけない、高級レンズと安いレンズ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ゴールデンウィーク突入ですがいかがお過ごしでしょうか?私は連休とか関係なく仕事ですが、みなさんツーリングに行かれて誰も当ブログを見てくれないのでは…なんて心配もちょびっと…。

さて今回は当ブログではあまり触れてこなかった、カメラのお話、特にレンズのお話を行ってみたいと思います。といっても高級なレンズとはここがああで…という詳しいことについては、世に情報があふれていますので究極のツーリング写真流に解説してみたいと思います。

まずはカメラメーカー純正レンズを例に解説してみたいと思います。上の写真はキャノンのEFレンズカタログです。左はEF35mmF1.4L Ⅱ USM で右はEF35mmF2 IS USM。F値の解放(明るさ)がF1.4とF2であること、EF35mmF2の方には手振れ補正機能ISが備わっていること、それ以外の点では一見して同じ35㎜の単焦点レンズですね。




注目していただきたいポイントは価格です。左のLは28万5千円、右の手振れ補正付きは8万3千円。なんと同じ35mm単焦点レンズなのに20万円以上も差があるのです。どちらも同じメーカーの現行商品ですよ。

左のEF35mmF1.4Lのように品番に「L」が付くのはキャノンの場合はプロ&ハイアマ向けの高級レンズであることを意味します。LもたしかluxuryのLだったと記憶しています。

カメラ、レンズについてあまり知識の無い方から見れば、いったい何が違うの??8万円でも十分高くない???と感じるかもしれませんね。

簡単に言ってしまうと高級なレンズとは主にレンズ構成やコーティングに開発費や手間がかかっており、それにより収差、フレア、ゴースト、ハレなど一般に歓迎されない画質低下の要素を極力排除しているのです。

ここで強く私が訴えたいのはこのような一般に歓迎されない画質低下の要素とは、必ずしも写真の芸術性を損なう要素という事ではない!ということです。収差やフレアなんて雰囲気の演出に役立つことも多いですし、そもそもメーカーやカメラ雑誌などで言っているレベルは、言われても分からないような微細な程度を議論している場合が多いです。

画面内に太陽を入れたことによりフレア、ゴーストの入った作品

レンズ選びで重要なのは合焦点がシャープに写っているか?価格が自身の予算に無理なく合っているか?そしてピントの立ち上がり方、収差、フレア、ゴースト等が自分の好みに合っているか?

上の作例では太陽が画面にモロ入った割にはフレア、ゴーストは少ないほうです。もっとお安いレンズなら派手に入ったことでしょう。それを「おおっ!いい雰囲気」と捉えるか「ひで~フレアが入った」と捉えるかは、かなり好みの分かれるところです。

例え収差、フレア、ゴーストが好きでなかったとしても、その度合いが許容範囲であるのか?それらを踏まえて価格差が妥当だと納得できれば、そこではじめて高級なレンズを検討してみましょう。

私の個人的な意見ですが安いほうのレンズが自分の好みだった!なんて決して珍しいことではないと思いますよ!





そして次なる選択肢がカメラメーカー純正レンズではなく、レンズメーカー製という選択肢です。代表的なメーカーではタムロン、シグマ、トキナーです。

価格は大半のモデルはカメラメーカー純正よりも割安です。そして性能も評価が高く独特の個性を持ったレンズもあり人気です。かく言う私も所有レンズの中に3本もSIGMAレンズがあり、特に何年か前に登場した同社のARTシリーズはすごく良いレンズでお気に入りです。

ちなみに上の写真はSIGMA150-600mmF5-6.3DG Cという望遠ズームレンズです。600㎜までの望遠域をカバーしたレンズと考えると、とても軽量でコンパクトです。過去にバイクツーリングで600㎜をもって行こうなんて考えもしませんでしたが、これで道を圧縮した作品が面白いように撮れるようになりました。

この写真はHelios44-2 58㎜F2というロシア製のオールドレンズで撮りました。今回は話が脱線するのでオールドレンズについて詳しくは書きませんが、これで50年以上前のレンズなんですよ。知らない人が見たら最新の高級レンズと言っても騙されるかもしれませんね。ただHelios44は戦争の悲しい歴史と関係していて、大戦でドイツに侵攻した旧ソ連軍がカールツァイスの技術者を接収し、ツァイスの名玉BIOTAR 58mm/F2のコピーを作らせたものがHelios44なのです。

今回は高級なレンズと普通のレンズ、そしてレンズメーカー製もおススメですよ!ご自身のお好みに合ったレンズ探しとは、必ずしも何十万円もするような出費ではないですよ!というお話でした。





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ズームレンズは果たして悪か?便利であるのか?<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはどんなカメラをお使いですか?それはズームレンズですか?単焦点レンズですか? 一眼レフ、ミラーレス一眼をお使いの皆さまは、どんなレンズをお使いでしょうか?描写の良い単焦点レンズ派の人、便利なズームレンズ派の人、いろいろだと思います。

今回はそんなカメラ、レンズのお話です。ズームレンズがいいの??それともやっぱり単焦点ってレンズがいいの??この悩みを初級対象の方に私独自の(偏った)考えで解説いたします。

といっても、これはとっても深い話です。焦点距離の話やズームレンズor単焦点レンズなんて、その時の自分の撮影スタイルや変化していく写真の好みなどによって左右されるものです。この投稿では書ききれないので、あくまで今回は初心者の方向けのお話ですよ。

焦点距離を任意に調整できるズームレンズ このレンズは24から105mmまで。

多くの方が「ズームレンズは便利」「単焦点はきれいに撮れる」という言葉を聞いたことがあると思います。ズームレンズとは広角から望遠まで焦点距離が調整できるレンズのこと、単焦点レンズは焦点距離が決まっていて調整はできません。

ではなぜ、この両者が存在するのか?単純に考えれば単焦点レンズなど要らない気がしますが、それぞれのメリットとデメリットを書いてみたいと思います。

・単焦点レンズ

解放値が明るく軽量である。描写性能も美しく種類によって様々なボケ味がでる。ズームリングがないので機構が単純、密閉もよくチリやホコリが内部に入りにくい。

撮影に出向くにあたり広角、標準、望遠と異なる焦点距離が要求されるとき、何本ものレンズを持っていく必要がある。買い揃えるのにも出費である。着脱も手間でそれが原因でシャッターチャンスを逃すことも。

・ズームレンズ

1本(または2本など少ないレンズ数)で多くの焦点距離を守備範囲とできる。それゆえ着脱の手間がなく不意に出現した被写体に俊敏に対応できる。山登り、徒歩旅、そしてバイクツーリングなど荷物に制限のある場合に非常に有利。

一般に描写は単焦点より劣る。解放値が明るいレンズは重量が重く価格も高い。ズームリングの摺動部分から内部に塵が混入しやすい。価格が手ごろな物ほど解放値の暗いレンズで初心者に向かないという矛盾。




 

どうでしょう?一般的に言われる両者の違いは、ざっとこんな感じではないでしょうか?レンズはとても高価なものなのでレンズ資産なんて言葉があるくらいですが、みなさんはレンズにどれくらいの予算をさけますか?

一概にズームレンズと単焦点、どちらが良いかと決めることはできません。様々な要求や好みに応じて、それぞれが存在しているのです。

ただズームレンズのデメリットで書いた「一般に単焦点よりも描写は劣る」の部分については10年以上前はそうでしたが、最近のズームレンズは飛躍的に性能がよくなって、モデルによっては単焦点で撮ったと言われても全く分からないような優秀なものも多く存在します。

私達、オートバイ乗りは何本もの交換レンズを持っていくのは現実的ではありませんよね。もちろん、その気になれば何本でも持っていけますが撮影機材が重装備すぎると、ある日出かけるときに億劫になってしまうものです。

基本は身軽に気軽に理想的な撮影装備といきたいところですよね。そこでズームレンズが選択肢になります。しかしズームレンズには初心者の方に注意していただきたい、ある落とし穴があります。これにハマると構図などの画面構成がいつまでも上達しません。

当ブログ 究極のツーリング写真では初心者の皆さまに是非実践していただきたいズームレンズの使い方、しかし絶対に秘密にしてほしいスペシャルな練習方法をここで伝授したいと思います。

それはワイ端とテレ端の2点しか使わない、つまりお持ちのズームレンズで最も広角側と最も望遠側しか使わない焦点距離縛りです。上の写真にあるレンズ EF24-105㎜であれば、24㎜と105㎜以外は使わないでください、という練習方法です。

この焦点距離縛りという練習方法は一般的には50㎜の位置にズームリングをテープで固定して、撮影時に足が動くように訓練するものです。50㎜ではなくワイ端とテレ端の2点で縛るのは究極のツーリング写真流です。




初心者の方はどうしてもファインダー(または液晶モニター)を見ながらズームリングをぐるぐると回して、画面内にある被写体や要素の大きさを調整してしまいます。本来なら足で被写体に寄るのが基本中のキホンなのですが、ズームリングを回すことによって、画面内を調整できたつもりになってしまうのが、ズームレンズの落とし穴です。

ワイ端またはテレ端で縛ることにより、自然と足が動くようになります。以前に当ブログで解説しました「写真家の目、写真家の足」の足を養うのです。

50㎜標準で縛るのではなく、広角と望遠の2つで縛るのは理由があります。ツーリング写真の場合は、単純に考えて1.風景主体のツーリング写真 2.バイク(またはライダー)主体のツーリング写真の2者に分類できます。1の場合は広角側、2の場合は望遠側を使ってください。

撮るときに「よしここは風景主体、だから広角側でいこう」と決めて、被写体に寄り、理想的なアングルを探るために足でよく動いてみてください。単焦点レンズを使うときと同じ動きが身に付きます。

SIGMA35mmF1.4ART 35㎜単焦点でドラム缶に寄った写真

広角レンズ、またはズームレンズの広角側で主題と決めた被写体に、足で動いて寄ること!これを体にしみこませましょう。ズームを操作せず焦点距離を縛ることによって、否が応でも足が動きますので。とても効果的なトレーニングです。

望遠レンズでバイク、ライダーを主体に撮る

望遠レンズまたはズームレンズのテレ端はバイク、ライダーを主体に背景を引き寄せたような写真を撮るときに使います。余計なものを排除しやすく高価なレンズでなくても絞りを解放すると背景が綺麗にボケてくれます。わずかなアングルの違いで画面が大きく変化すること、景色だけでなく空気や光も圧縮され写真に写ることを覚えてください。

このワイ端テレ端縛りの訓練を本当に実践してみるよ!という方にはズームレンズを使うという選択肢は超絶おススメ!!!いやぁ、そんな面倒なのはチョット…という方は単焦点レンズを買いましょう。

ワイ端テレ端縛りは2本の単焦点レンズを使うイメージでやると、経済的にもお得感がすごくあります。単焦点レンズを2本も買ったら結構な出費ですからね!さらに焦点距離の端っこに限らず、24㎜、35㎜、50㎜、85㎜、105㎜縛りといった具合に縛ると、さらにお得感が増大です!えっ?それってズームリングをぐるぐる回すのと同じじゃないの??という疑問をお持ちのあなた…違いますよ!

この一般的に決められている、よく聞く焦点距離 14㎜、20㎜、24㎜、28㎜、35㎜、50㎜、85㎜・・・というのは誰が最初に考えたのか知りませんが、実によくできた絶妙な焦点距離です。それぞれの焦点距離で作れる画面のイメージを先に頭で描いて、そして足で構図を組み立てるのです。ファインダー覗きながらズームリングぐるぐるとは似て非なるものですよ。

ズームレンズをお持ちの方は騙されたと思って、このワイ端テレ端縛り地獄…いや地獄ではないです(縛りの後に地獄をどうしても付けたくなる)…実践してみてくださいね。

私もズーム機能のあるコンデジを使うときは殆どがワイ端で撮り、たまにテレ端を使う程度で中間はほとんど使いません。一眼レフのときもズームレンズは似たような感じで、どうしてもそれ以上後ろに下がれないとか、これ以上寄ったら海に落ちる!といった時にだけ、画面の四隅と相談しながら初めてズームリングで微調整するのです。

あっ秘密をまた1つばらしちゃった…

長くなってしまったので、今回はこの辺で!ズームレンズと単焦点レンズ、そしてワイ端テレ端縛り地獄のお話でした!





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