切り取られた記憶風景

RICOH GR

ツーリングで写真を撮るのが楽しいのは分かるけど、ちょっとあなたは写真ばかりになり過ぎじゃない?そんな風に思われることが多いようです。

確かに写真ばかりを撮っているかもしれませんが、潮風を感じる海岸線を気持ちよく流したり、新緑の爽やかなワインディングをクルージングしたりとツーリング自体もしっかり楽しんでおります。

今回はツーリングの記憶風景について独り言風につぶやいてみます。

20年、30年と昔にツーリングした記憶の中の風景とは、詳細は忘却の彼方で印象に残った風景だけが断片的に残っているものです。興味深いのは旅のメインとなる絶景地などの記憶は忘れても、何でもない「ふとした瞬間」の景色をよく覚えているものです。なぜあのシーンを覚えているのだろう?と疑問を抱かずにはいられませんね。




たとえば港でたくさんのカモメがキューキューと賑やかに鳴いている様子、フェリーの甲板に出たときの空の広さと排ガスの香り、牧場が点在する北海道の道・・・こういった瞬間をやたら覚えているものです。みなさんもきっと同じような経験があると思います。

これらは音や香りを感じた瞬間にビジュアルが記憶回路の特別枠に書き込まれるのではないでしょうか。それはまるでドラレコが衝撃を感知した瞬間の前後数秒をメモリーするのに似ています。




北海道ツーリングが大好きだ、という方。動物園に行った時に牧場のような匂いを感じた瞬間、北海道の景色が脳裏に浮かんだりしませんか?嗅覚や聴覚など目以外の器官が感じ取ったものと記憶回路は何か関係があるのだと思います。

写真を撮る行為も被写体とセッションしたことで、その場所を旅したときの様子が深く記憶に刻まれます。音や香りと同じように脳内の記憶フォルダの特別枠に保存されるのだと考えます。

【あの日、あの時、写真を撮ったからこそ記憶に焼かれたツーリングシーン】

撮る対象は特別な絶景でなくとも良いです。ふと視線を送った先にある何気ないもの。それが私を呼んだ気がするのです。そういった時は撮りたいという気持ちに従順になりレンズを向けるのみです。

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

それがそこに存在した証、私がそこで目撃した事実、そういった意味ではその一枚の写真は芸術などではなく、ただの記念写真なのかもしれません。そこにあった空間とその時流れていた時間。それを写真という二次元の静止画として切り取ったことに、何か自分がこの世に存在している意味を付加できるような気がします。

その意味とは何か?については私の残りの生涯をかけてじっくり考えていきたいと思います。

バイクでそこへやってきたから出会えた被写体、バイクだからこそ見えた景色、そういった世界が必ずあると信じてツーリング写真の究極を追いかけていきたいです。




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コロナ渦時代のツーリングスタイル☆今できるライダーの感染対策

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、2021年6月8日現在、依然として日本は東京、大阪をはじめとする各都市に緊急事態宣言、そして神奈川、埼玉、千葉などにまん延防止等重点措置の発令が出されております。

不要不急の外出の自粛、県境を越える移動をひかえるよう言われておりますが我々ライダーはどのようにバイクライフを過ごせば良いのでしょうか?このような事態を受けてバイクどころではない!バイクは乗らない!というのも立派な考えの一つだと思います。

しかし感染の原因がある程度解明された現在で、バイクツーリングのどのような場面において感染リスクがあるのか改めて考えてみましょう。本当にバイクに乗っては駄目なのでしょうか???

まず走っている時は1人ですしヘルメットを被っているので感染リスクはありません。休憩時はマスツーリングの場合はおしゃべりで盛り上がるので感染リスクはありそうです。食事は感染対策をしたお店で黙食すれば問題なさそうです。しかしお友達とおしゃべりで楽しく食事では駄目ですよね。ガソリンスタンドはセルフなら問題ないですね。あとはバイクを降りている時はマスク着用に小まめに手指消毒していれば大丈夫でしょうか。

つまりソロツーリングであれば感染リスクはほとんど無いと言えそうです。

田舎の方へ行って感染対策を万全とした食べ物屋さんがあるか心配…という場合、お勧めはお弁当です。お弁当を持参するか途中で購入し海岸や山の東屋などで食べるのです。

最近、少し日差しが強くなってきたので、できれば東屋を探したいですが無ければちょっとした緑地などにバイクを停めてお弁当タイムです。キャンプに使う折り畳み式のチェアーがあるだけでキャンプ気分でランチできますよ。

どこにバイクを停めてお弁当を食べるのか場所探しだけでも何だか楽しくなります。

いつもキャンプでは本家のヘリノックスチェアーを愛用していますが、今回は某大手ネット通販で売られている安い物を選びました。iClimb???7075高強度アルミフレームで耐荷重145㎏、生地も900Dオックスフォードと仕様はかなり立派です。

なぜコレを選んだかと言うとR1200GSのこの部分に常に積載しておきたいからです。万一、盗難とかあった場合を考えて諦めのつきやすい安物をチョイスでございます。色も目立たない黒がちょうどありましたので…これで2500円くらいでした。

ただ安物とはいえ座り心地はヘリノックスと大きな差はありません。あとは耐久性ですかね。壊れないと良いのですが。




ちょっと休憩するか、という時にさっと出して座れる幸せ。なかなか贅沢な気分でございます。

私の場合、お弁当を食べるときはカメラを収納しているヘプコ&ベッカーのトップケースを外してテーブルにします。写真は千葉県民のソウルフード、としまや弁当のチャーシュー弁当(通称チャー弁)でございます。

チャー弁は何度もテレビで紹介されたので最近はすっかり有名ですけど、やっぱり美味しいです。としまやの人気メニューはチャーシュー弁当、バーベキュー弁当、イカフライ弁当です。この3つが全て入っているとしまやミックス弁当というのもあります。




もう一品なにか欲しいという食いしん坊さんはアジフライ+タルタルソースがお勧め。150円でございます。としまや弁当、主に千葉県の南部にいくつかの店舗で展開するチェーン店なので南房総ツーリングの際は食べてみてください。私はよく牛久店、勝山店、久留里店に行きますが、実は自宅の近所にも一店舗あります。




海岸などでお弁当を食べるときはトビに注意…

話が感染対策から【としまや弁当】に脱線しましたが、とにかくイス一個持ってお弁当ツーリング(もちろんソロツーリングで)が我々ライダーがいま出来る感染対策をしたツーリングスタイルではないでしょうか。

お弁当屋さんに行くのが感染リスクでは?と言われれば元も子もありませんが、それはツーリングに出かけなくても普段の生活でも同じだと思います。

それと万一、交通事故を起こした場合、ひっ迫している医療機関に迷惑をかける…という立派なお考えもあるかと思います。誰も交通事故を起こすことを前提に出かける人はいないと思いますが、いつも以上に安全運転を心がけて慎重に行動すれば、それが感染対策でもあると考えます。例えば入ったことのない林道にチャレンジとかは避ける、前日に雨が降ったから山道はさけて海沿いを走るとか、普段よりちょっと慎重に行動するだけでも十分ではないかと思います。

もちろんライダーにも色々な人がいますので例えば半年に一度はかならず事故や転倒をする…という方は乗ること自体をお控えいただければよろしいのだと思います。

 コロナ時代の感染予防ツーリングスタイル まとめ

・当分はソロツーリングで楽しもう

・お昼は感染対策の万全なお店、またはお弁当にしよう

・お弁当はキャンプ用チェアーを1つ用意してお気に入りの場所で食べよう

・いつも以上に安全運転を心がけよう

ところで感染を広めないことも大切ですが同様にご自身が発症しないように注意することも大切ですよね。ウイルスに負けない強い体をつくるには免疫力です。免疫力は日光に当たること、ビタミンDなどの栄養素、抗酸化作用のある食品、腸内環境を整える発酵食品を食べると良いと聞きます。最近、テレビのニュースを見ているとワクチン接種に関わることばかりですよね。コレ、ちょっと違和感に感じるのですが…ワクチンも大切ですが免疫力を上げることも大切だと思います。ツーリングでお日様に当たって美味しいものを食べて免疫力を上げましょう!!

これは私の持論で根拠はなにもないのですが…バイク乗り、特に冬でもツーリングしちゃうようなタフなライダーは風邪もひかないですし強い体を持っていると感じます。以前に仕事が忙しくてバイクに何か月も乗れなかったとき、やたら風邪をひいたのを思い出しました。誤解を恐れず大胆なことを言ってしまえばコロナ渦だからこそバイクに乗るべきです。

それと…だいぶ暑くなってきましたがバイクに乗っている時に無理にマスクをすると熱中症や体調不良の原因になりかねません。ヘルメットを被って一人で運転しているのですからマスクを外しても何も問題ないですからね。

あっ!お弁当のゴミは必ず持ち帰りましょうね!

今回はこの辺で!!

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ストアカ「いつか写真家になるための写真教室」空席ございます

令和3年5月15日(土曜日)に東京都中央区勝どきで開催する「いつか写真家になるための写真教室【写真基礎編】」。ご予約いただいた方、ありがとうございます。本教室ですがまだ空席がございますので、お早目のご検討お願い致します。

改めてもう一度ご案内です・・・

この度、究極のツーリング写真の運営者である私、立澤重良がストアカで先生デビューすることになりました。といってもまだ自分の教室を開講したところなので実績もレビューもゼロですが5月15日(土)に第一弾として東京都中央区勝どきで「いつか写真家になるための写真教室 写真基礎編」を開催いたします。

いつか写真家になるための写真教室【写真基礎編】

 

 

感染症対策の意味も含めて当面はマンツーマンで開催します。講義で90分、実技で30分程度のワークを予定しています。実技はご愛用のカメラを持参していただき、月島もんじゃストリートから佃島あたりまでスナップを撮りながらのワークとなります。

カメラの扱い、被写体を見る視点、光の読み方と露出の感覚、ベストアングルを探る体の使い方、そして感動と楽しさをART的写真を通して体験しましょう。

バイク写真はもちろん、風景、スナップ、ポートレート、初歩的な内容やお困りごと・・・写真に関わる様々な疑問にもお答えします。「私は本当に素人だから…」という方も大丈夫ですよ。

究極のツーリング写真を見た!という方は内容をバイク写真向けにカスタマイズも可能でございます。マンツーマンなので臨機応変に対応可能でございます。

よろしくお願い致します!

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F11 1/125




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マンツーマンの写真教室を東京で開催します!!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日はいつもの写真解説やR1200GSの話題ではなく皆さまへ【お知らせ】でございます。

皆さまは ストアカ をご存じでしょうか?ストリートアカデミーの略なのですが例えば動画撮影、ヨガ、エクセル、ダンス、話し方、お菓子作り…などなど習い事の総合的なコミュニティーですね。

驚くのはその種類の多さと手軽さです。通常、習い事と言うとお月謝を払って定期的に通うものですが、ストアカは都合の良い時に単発で受講できます。また近所の開催地を選べること、自分が習いたい部分だけをピンポイントで受けられるのもメリットです。

ユニークなのはそのジャンルに精通している人であれば誰でも先生になれることです。これにより講座のバリエーションが非常に豊富なのです。何かを学びたいけど通うには時間がないし… 自分が習いたいことと合致している教室がない… そんな悩みをストアカは解消してくれます。

この度、究極のツーリング写真の運営者である私、立澤重良もストアカで先生デビューすることになりました。といってもまだ自分の教室を開講したところなので実績もレビューもゼロですが5月15日(土)に第一弾として東京都中央区勝どきで「いつか写真家になるための写真教室 写真基礎編」を開催いたします。

いつか写真家になるための写真教室【写真基礎編】

 

 

感染症対策の意味も含めて当面はマンツーマンで開催します。講義で90分、実技で30分程度のワークを予定しています。実技はご愛用のカメラを持参していただき、月島もんじゃストリートから佃島あたりまでスナップを撮りながらのワークとなります。

カメラの扱い、被写体を見る視点、光の読み方と露出の感覚、ベストアングルを探る体の使い方、そして感動と楽しさをART的写真を通して体験しましょう。

バイク写真はもちろん、風景、スナップ、ポートレート、初歩的な内容やお困りごと・・・写真に関わる様々な疑問にもお答えします。「私は本当に素人だから…」という方も大丈夫ですよ。

最初なので価格は3000円/120分とお得に設定しました。

今回、なぜこのようなことを始めたのか?というと究極のツーリング写真ではお伝えできないことも対面であれば伝えることが出来ますし、実技というワークを交えれば確実に感覚として写真を学ぶことが可能だからです。知識を習得へ結ぶことが何であるか伝授できるのです。

それに…この年齢になると何か人の役に立ちたい、という願望が芽生えてくるものです。日本における写真文化をよりARTに昇華させるため少しでも役に立ちたい!という貢献意欲であります。単にお金儲けなのではなく「写真が上達した」「写真っておもしろい」と誰かに感じていただければ嬉しいです。

東京近郊でご興味ある方はぜひストアカに登録してご参加ください。受講するためのアカウント登録は簡単です。写真のことを学ぶだけでなく楽しい時間をご一緒しましょう。

必ず上達することをお約束いたします。

では、皆さまにお会いできるのを楽しみにお待ちしております。

 

令和3年 4月 立澤重良

このギャラリーのように基本ノージャンルでございます。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

もちろんツーリング写真の内容も大歓迎です。




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ワークマン バイカーズBR002 3レイヤー透湿レインスーツ 新旧比較してみた

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、改めまして・・・本ブログは「ツーリング写真」という写真ジャンルを写真界に確立し、それを世に発信し認知されることを目指して活動しております。やがてツーリング写真はオートバイで旅をする素晴らしさを人々に伝える<役割をもったART>として機能するでしょう。いつの日かそうなるためにバイク写真にかかわるあらゆるノウハウ、話題を提供するバイク写真の専門ブログです。

たまに私の愛車であるBMW R1200GSの話題や北海道ツーリングの事も書いています。そして私のバイク歴30年の拙いキャリア、元バイク用品メーカー開発の経験から、たまにですがバイクギアのご紹介もしております。

バイク用品の紹介はだいぶ久しぶりですが今回は話題のワークマンのバイカーズ レインウェアーBR002 驚異のコスパ5800円!!について書いてみたいと思います。

防水に関わる製品についてはバイク用品メーカー時代に苦労した想い出がたくさんあります。完璧な防水を達成しても内部の空間が外部との温度差で結露し、結果ユーザーにとっては「中が濡れた」と言われたり、インカムの筐体などは強固なパッキンで万全を期してもケーブル内部の撚線から毛細管現象のように水が伝わり基盤が浸水したり、どんなにケミカルを研究して強力なシールド曇り止めを作っても休憩中に髪の毛をずぶ濡れにした人が使えば全く効果ないと分かったり…僅かな穴でも入り込んでくる「水」にはそれはそれは腐心したものでした。ちなみにシールド曇り止めは食器用の中性洗剤でも十分な効果があります。




防水と一言でいっても色々な解釈があり小雨を浴びる程度、水没、高水圧をかけるなどレベルがあります。正しくはIPx4だのIP65だのあるのですがバイク用品業界では「防水」や「撥水」といった大雑把なすみ分けしかないようです。

レインウェアーや防水ツーリングバッグなど、ネット通販サイトの「口こみ」は本当に信用できません。なぜならその人の使い方によって<浸水した>と<浸水しなかった>に分かれてしまうからです。

降水量0.5mmの雨を片道1時間の通勤で使った場合と降水量3mmの雨の中を高速道路で8時間走行した…では製品に求められる防水力のレベルが全く違います。しかしどちらの場合であっても「雨の中をバイクで走った」というくくりで評価されてしまうものです。

それと製品の劣化や何かに引っ掛けてしまったピンホールなども浸水に大きく関係します。レインウェアーの場合は生地本来の撥水能力が低下したり縫い目に処理されたテープシームやウェルダー加工などが剥離してきた…といった劣化が考えられます。レインウェアーは消耗品で長く使えるものではないのですね。

さて、そんなレインウェアー。長年、業界ではレインウェアーといえばゴールドウィン!という感じでしたが良い物は価格も立派です。一方、最近ライダーの間で大人気のワークマンであればゴールドウィンさんとは比較にならないほど低予算で購入できます。レインウェアーは消耗品・・・と割り切ってしまえば、ワークマンバイカーズのようなお安い品を早めに買い替える方が賢いかもしれませんね。

しかし肝心の性能は果たしてどうでしょうか?今回はワークマンのレインウェアー バイカーズのBR001から去年にモデルチェンジを果たしたBR002を実際に使って比較検証してみました。

ワークマンバイカーズがBR001からBR002となり進化した部分は主に2つ。1つは耐水圧が15000mmH2oから20000mmH2oへ強化。2つめは透湿性能2000g/m/24hとなり裏生地にあったメッシュがなくなったこと。この2点です。

その他、BR001の時にあったユニークな装備 防水ネックウォーマーは不評だったのか無くなり、裏生地のメッシュが無くなった分か収納サイズが少しコンパクトになったようです。

後は細かいですがメインファスナーの最下部に面ファスナーが剥がれないようスナップボタンが追加されたこと。リフレクターの位置や細部の意匠に変更があったことくらいでしょうか。

カラバリは変更がなくブラックとブルーとカワサキライムグリーンを意識したような緑の3色。そして今年の春ごろにBR002の追加品番でデニム生地のようなBR002Aというのも追加されたようです。BR002Aの実物はかなり魅力的でしたが生地の厚みによる重量と収納サイズの大きさから選択肢から外しました。

青はロイヤルブルー!ダサかっこいい名前を付けるセンスが好きです。

サイズチャートも以前とは変わりないようです。ワークマンのウェアー全般に言えることですが小柄な体格の人も守備範囲に入れたサイズ展開です。

私の場合、レインウェアーの使い方は少し人と違っています。通勤やちょい乗りでの雨天走行は全くなく、主にロングツーリング時の長時間雨天走行でも耐えられる装備の1つとして考えています。どういう事かと言うと元々、防水機能をもったBMW純正ウェアー(ストリートガードスーツ)の上にさらに着るレインウェアーとして使います。




ストリートガードなどのBMW純正ウェアーはかなりしっかりしたプロテクターが入っているので、その上に着用するとなるとワンサイズ大き目をチョイスとなります。今回は3Lを選んでみました。

左の黒がBR002、右のグリーンが旧型のBR001です。写真で外してしまいましたがBR002の方もフードは付属しております。

表面の生地はBR001よりもしっかりした感じで厚みを感じます。高級なスキーウェアーなどによく使われる3レイヤー構造で表側からナイロンオックス、ポリウレタン、トリコットという構造。ひと昔前で言うGORE-Tex-XCRと似た構成です。

この構造とすることで防水だけでなく透湿性能も備えたのがバイカーズBR002の最大の進化です。透湿性とは汗からの水分を外部へ逃がす、つまり蒸れないための機能です。真冬でしたら気になりませんが夏の使用や動いたときの快適性に関わる重要な機能ですね。

この通り、中のトリコット生地が登山やスキー用の高級なGORE-TEXを連想させます。

メインファスナーは折り返してフラップで隠すタイプで雨の進入を防いでいます。

背中側。バイカーズのロゴと三角のは反射材です。ウエストはベルクロでアジャストできます。




パンツはそのまま履くと3Lは少々大きいですね。ライディングパンツの上に履いて丁度良くなると思います。ちなみに私は身長179cmです。

ブーツの形状に合わせて裾が絞れます。まあこの辺は普通ですね。ちなみにワークマンバイカーズはどの色を選択してもパンツはブラックのみ。パンツ単体での販売はないそうです。

実際に使ってみた感想です。写真ではすっかり晴れてしまっていますが、中央自動車道の大月から甲府あたりまで、本降りの中を1時間近く走行してみました。当然、この程度で浸水することはありませんでしたが蒸し暑い8月の日中、レインウェアーの内側は激しく蒸れることなく快適に走ることができました。

レインウェアーにおいて「蒸れない」というのは非常に重要ではないかと感じます。ライダーなら誰でもレインウェアーはできれば着たくない、いよいよ本降りであると判明した時点で渋々着るという人が大半だと思います。しかしその「仕方ない着るか」というタイミングが必ずしも停止できる場所とは限らず、タイミングを逃してしまうとレインウェアーは持ってきているのに着る前にずぶ濡れ・・・なんいう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

今回のワークマン バイカーズBR002は前作のBR001と比較使用してみて体感できるほど透湿性が良くなったのは私にとって大歓迎の進化でした。しかしかつてスノーボードにはまっていた頃、BURTONやアークテリクスなどの3レイヤーゴアテックスのシェルを愛用していた経験から比較してしまうと「こんな程度か…」という気持ちも少々ありますが、それらは6~8万円くらいする高級ウェアーです。ワークマンバイカーズと比較するにはあまりも酷ですよね。なんといっても5800円なのですから!

しかしこれで来年の夏の北海道ツーリングでも安心です。先ほども書きましたが私の場合はBMWストリートガードの上からさらにバイカーズを着る作戦で雨天走行対策に万全を期します。

一昨年の夏、北海道ツーリングでデビューさせた某RST社の防水パンツ「ドライマスターカーゴパンツ」。天塩から苫小牧FTまでの区間、雨の中を6時間くらい走行したのですが防水は全くダメでした。本降りになって30分もしないうちに下着へ浸水… もちろんファスナーやウエスト周りはきちんと閉めた状態で。ネット上の口こみでは「防水は完璧」と好評だったのに残念な思いをしたものです。それに比べて上に着ていたBMWストリートガードスーツは10年も使っているのに全く浸水しませんでしたね。やっぱりBMWの「スーツ」と名の付くウェアは本当にすごいです。

おっと、話が脱線してきたので、今回はこの辺で。

ワークマン バイカーズBR002 レインウェアーの使用インプレッションでした!!

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ヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れた悪夢

中央自動車道だろうか。

これといってビール工場や競馬場の風景が見えた訳ではないけど、中央自動車道は何となく雰囲気が独特だ。私は深夜の高速道路を淡々とR1200GSを走らせている。前にも後ろにも車はいない。そしてひどく寒い。

ふとミラーに目をやると懐かしいイエローバルブの1灯がかなりの速度で追い上げてくる。それは私のR1200GSの近くまで来ると減速して真横に並んだ。NSR250R-SPだ。しかし全体が昔のローリング族のような改造で原型をとどめていない。

乗っているライダーは革ツナギだがクシタニをコピったプリカーナ製で昔、上野のバイク街で売っていたヤツだ。…まてよ?この格好はどこかで見た覚えが。

そうだ、高校時代の同級生のSだ。もう20年以上は会っていない。いったいどうしてここに?しかし根拠はないが横に並んだNSR250R-SPが間違いなくSである確信はあった。

Sは私の方をじっとみたままAraiアストロのシールドをパカっと開いた。その瞬間、凍り付いた。顔が無い。いやヘルメット内がからっぽなのだ。

数秒の空白のあと、からっぽのヘルメットの中は突如「ボワン」と目が光り私はさらに恐怖に怯えた。その光る目はアメーバーのような形だった。

「あの時、俺はブレーキが効かなかったんだぞ!!」

からっぽのヘルメットからではなく耳元でささやかれた感じで背筋がゾワっとした。

あの時ってあのブレーキレバーが折れて赤信号の交差点に突っ込んだあの時??

※参考文献 こちら




「そんな今さら恨まれてもあの時は結果、事故にはならなかったし。そもそもあの時にオマエ何とも思ってなかったじゃねぇか。」

そう言い放ちたかったが声がまったく出ず、急に息が苦しくなったかと思うとアメーバーの目がフッと消えた。

嫌な予感がして進行方向に目をやると中央自動車道のはずなのに、とつぜん赤信号の交差点が現れた。行き交うトラックやタンクローリー、明らかに止まれない危機的な状況に再び凍り付いた。

次の瞬間、巨大な穴のようなものに私とR1200GSは真っ逆さまに落下した。その感じは昔、羽田発小松行の飛行機でエアポケットに落ちた時と同じだった。

何かに着地する前に左ももに激痛が走った。何かが突き刺さったようだ。見ると銀色のブレーキレバーが私の左ももに突き刺さっているではないか。

「ぎゃあぁぁぁぁ~」

「あれ…」

夢か。やっぱり夢か。

しかし左ももが痛いのは夢ではない。まさかブレーキレバーが…

いや・・・違いました。キャンプ場で昼寝をしていた間にヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れてしまったようです。

脚の部分ではなく左もものフレームがベースとの付け根でボッキリと折れました。これは金属疲労ですね…。ヘリノックス ビーチチェアの耐荷重は145kgとされています。体重はある方ですがさすがに145kgに対してはかなりの余裕のはずですが。本物のヘリノックスなら折れないと安心して使っていたのが原因でしょうか…。




パチノックスと違って諦めて買い替える訳にもいかないのでヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れた場合の修理手段を探してみました。

ヘリノックスの日本での正規代理店は主にA&Fです。私のビーチチェアーはパームリーブスという柄でこちらのモデルに限ってはモンベルが代理店。しかしA&Fもモンベルも家の近所にはありません。A&Fを扱っているSPORTゼビオが近所のショッピングモールにあったので電話で問い合わせてみましたが、はっきりしない返答だったので却下。

しかし職場の近くであればA&F本店という手があったので、ここに持ち込むことにしました。

東新宿なんて普段はまったく足を運ばない所ですが、大都会の真ん中にひっそりとした不思議な空間が存在していました。喧騒の無い新宿という感じです。そこにアウトドアギアのワンダーショップ・・・いや深い沼が存在していました。

店内に入りフレームの折れてしまった愛用のヘリノックス ビーチチェアをスタッフの方に渡すと快く修理を受けてくださり、お店に在庫してあった予備フレームで10分もかからず修理完了でした。

気になる修理費用ですがフレーム1本の交換で900円。今回は左側が折れましたが金属疲労であることを考えると、同条件で使われている右側も同様に折れる日が近いと判断して左右で交換してもらいました。計1800円です。

まだ折れていなかった右側はスペアとして持ち歩くことにします。出先で折れたら自分で交換できますからね。

それにしても流石にあのA&Fの本店です。

魅惑のアウトドアギアがずらり。

ミステリーランチやYETIなどのアイテムも豊富です。

う~ん、たかがバケツですがカッコいい。

独身時代に来ていたら散財間違いなし。




A&F店内でこんな素敵なものを発見しました。YETIのパンガサブマーシブルという防水ダッフルバッグです。一目みてカッコいい、これは信頼できるギアだ!と確信しました。キャンプツーリングでリアシート上に積載する防水バッグとして最高に良さそうです。

しかし…ベルトの金具は専用の金物だしHydrolokの防水ファスナー、分厚いTPUに底の部分はEVA成型で皿状になっている…嫌な予感はしましたが75Lサイズで本体価格54000円!!

…ふう、ここは危険な沼だ。

無事に自分のヘリノックス ビーチチェアが直ったので、それだけ手にして大人しく帰りました。

ちなみに私がキャンプツーリングで古くから愛用しているダンロップテントのフレームはDAC-7001Sというジュラルミンポール。このポールのDACとは実はヘリノックスなんです。ヘリノックスは古くから多くのテントメーカーに高精度なジュラルミンポールを提供していたのですね。現在でもMSRやNEMOなどの高級テントはDACのジュラポールだと思います。しかし、あの安価なダンロップRシリーズのフレームがヘリノックス製とは意外ですね。

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ヘリノックス ビーチチェアのフレームが折れた場合の修理のお話でした!!!

ハートサイドとリアルサイドで傑作写真を狙え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、朝夕がだいぶ冷え込んできましたが体調を崩されていませんでしょうか?いつもバイクでツーリングしている人、冬でもキャンプツーリングしている人は鍛えられているので簡単には風邪とかひかないですよね。

でも年末が近づくにつれて仕事も忙しくなって、バイクに乗る時間もなくて…そんな中で電車や子供さんから風邪をもらってしまうものです。気を付けましょうね…。




さて今回は<中級>ツーリング写真解説として少し変わったアプローチでツーリング写真の撮り方を解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F11 1/125

この作品は今年の5月に行った北海道美瑛で撮った写真です。場所は有名な観光地でもある美瑛の丘エリアの「ケンとメリーの木」です。もう半年も経ってしまいました…時間が経つのは早いものです。




以前に当ブログでは写真はまずは感動することが大切ですよ、という解説をしました。出会った情景や被写体から心動かされたこと、ツーリングで感じた心が写真になっていないと、ただ上手で高画質なだけの画像になってしまいます。

感動したことが何なのか?これを明確に表現することで、写真を見た人も同じような感動をしてくれる「共感」が生まれるのです。しかし感動したことを写真にするのは言うほど簡単ではありません。以前にも解説しましたが、分かりやすい手法としては自分が感動したことを言語化することです。

こういった感動したこと、撮影者の心をしっかり写真にするハートサイドが大事なのはお分かりいただけたと思いますが、一方で現実の様子がどうであるかもしっかり見る必要があります。ここではそれをリアルサイドと呼ぶことにしましょう。

上のケンとメリーの木の作品で考えてみましょう。ハートサイドでは朝焼けの丘で見たケンとメリーの木の崇高さに感動したこと。リアルサイドでは木の様子を観察し葉をつけていないポプラは枝が細かく分岐してブラシのようであること。このように感動したこと【ハートサイド】と実際の様子【リアルサイド】の両者をしっかり意識して撮影を開始します。

リアルサイドではとにかく被写体をよく観察して特徴をとらえるのがポイントです。この写真の場合、ただ有名な木だからといって【木】だけ意識して撮れば、全体を枠の中に収めて記録しただけの写真に陥ります。木の枝の様子に特徴を感じたらそれが伝わるように撮るのです。見えなければ撮れないので観察することは大切なのです




感動すること、それを自身の撮り方の在庫リストから検索をかけてチョイスする。これがハートサイド。被写体をよく観察して特徴をとらえること、距離や大きさ光や空気の様子などを鍛え上げた写真家眼で見出す。これがリアルサイドです。

両者を意識してぜひ次回の撮影から実践してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

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いきなりオシャレ☆フレーミングを意識して想像を誘うツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ここ最近1年以上前に書いていたツーリング写真の基本的なことを、現在の考えで改めて書き直して解説をしております。

今回はそんな初歩的なツーリング写真解説としてフレーミングについてビギナーの方を対象に書いてみたいと思います。

皆さまは「お子様構図」という言葉をご存じでしょうか?幼い子供が書いた絵のように人や家や木などを画面内に並べているだけの単純な構図のことです。これが悪い訳ではありませんが、多くの写真のビギナーは被写体にカメラを向けて枠内にバッチリ収めてお子様構図で撮ってしまうものです。

風景の中にバイクを置いて、お子様構図で撮った平凡写真

ご自身の撮った写真に「何か平凡すぎるな…」とお悩みでしたら、その解決方法はたくさんあります。中でも手っ取り早い手法はお子様構図はやめてフレーミングによって被写体を切り落としてしまう撮り方です。

フレーミングとは画面という長方形の四角を意識して、その四辺を巧みに使い被写体の存在感を調整したり、フレーム外の様子を見る人に想像させたり、余計なものを排除したり、額縁のようなデザインを作ったりする手法です。

もちろん背景の範囲を選ぶというのもありますが、単純にそれだけではないのですね。




EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F8 1/100 ISO100

この写真は北海道ツーリングでのワンシーンですが、コムケ湖にあった趣ある番屋にR1200GSアドベンチャーを停め、ライダーはその場を離れゆくシーンを演出しています。ライダーは左のフレームで切り落としていますが、これによりフレームの外には何があるのだろう?何に向かって行くのだろう?と写真の観賞者に想像を誘うことができます。

また写真の観賞者とは文字があれば読もうとするし人物がいれば顔を見ようとするのが心理です。この写真のように顔を見切れにすると「どんな人物なのか?」という想像も誘います。

被写体が複数ある構図

もう1つは被写体の存在感の調整です。この作例のように被写体が複数ある構図を作る場合、作品の主題を明確にするために存在感を調整する何らかの手法が求められるものです。簡単に言ってしまえば主役を1つにすることです。

この作品の場合は千葉の人気ローカル鉄道である小湊鉄道のキハ(車両)とR1200GSアドベンチャーの二者が存在する訳ですが、どちらか片方が明確に主役であるよう構図を作ります。この場合は小湊鉄道が主役でR1200GSアドベンチャーは副題に徹してもらいました。ピントを小湊鉄道におきR1200GSアドベンチャーはボケています。

そしてフレームで切り落とすことで決定的に存在感を弱めました。

やや高度な話ですが、この作品の場合は画面の下部にある辺の暗い影の部分もフレーミングとして効いています。フレーム近辺を黒っぽく覆うことで画面の土台として安定感を与えています。ここが影だったのは偶然ですが重要なことはその要素に気が付いてフレーミングとして意識して撮ったという事です。




フロントホイールを2/3切り落とした。

その他にも作例はご用意できませんでしたが被写体の高さや大きさを強調するため画面の上辺で少し切り落としたり、逆に小ささ低さを強調するため被写体の上にたっぷりとスペースを設けて構図するのもフレーミングと言えます。

例えばホンダモンキーを撮るときは、その小ささを表現するためたっぷりスペースを作ったフレーミングをします。ドアップにしたらモンキーの小ささが伝わりませんからね。このように被写体の特徴や魅力を伝える手段としても使えるのです。

フレーミングで被写体を切り落とす時の注意点は1つです。それは真っ二つに切らないこと。フレームが被写体の中心を貫かないことです。

切り落とす時は黄金比や白銀比などを目指すのですが、難しいのでここでは単純に1/3単位で切っていきましょう!と覚えて下さい。1/3単位といえば露出補正と同じですね。バイクの車体に対して1/3単位であったり、ライダーの体全体に対して1/3単位であったり、ホイールの円といった図形要素に対して1/3単位であったりします。




こういったフレーミングを駆使して存在感の調整や枠外の様子へ想像を誘う表現手法が必ずしも良いという訳ではありません。あくまで撮り方の引き出しとして1つ持っておきましょう、という程度です。それにお子様構図でも傑作は成しえます。しかし多くの写真ビギナーはフレーミングを意識できず、被写体を枠の中に収めればそれで良いと思い込んでいるのも事実です。

まずはこの思い込みを取り除きましょう。今回ご紹介した3枚の作品で被写体は必ず枠の中に収める…は間違いであるとお分かり頂けると思います。

フレーミングで魅せる撮り方はビギナーの方でも最初に挑戦しやすい方法です。ぜひ次のツーリングでやってみて下さいね。

今回はこの辺で!

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600㎜のレンズに2×エクステンダーを装着して1200㎜相当で撮ったストロベリームーン。フレームで少し切り落とすことで迫力を出している。

北海道ツーリング 道北の撮影スポット 宗谷本線 雄信内駅

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素敵な写真を撮って日々を充実させていますか?せっかく磨きをかけた写真家の目が鈍らないよう、日常スナップなどでブランクを作らずいつも写真を撮るようにしましょうね。

そう言う私が近頃は日常スナップをちょっと怠け気味なのですが…。最近は撮りまくるのを少し休んで考える時間を設けています。例えば自分の好きな写真と人に見せる写真を使い分けて撮るのは、果たして良い事なのだろうか??とか。

しかしこれはどう考えても自分が好きな写真と一般ウケとは程遠いモノになってしまい両立は難しい…とひとまず結論付けました。




一般ウケなんて言うと言葉が悪いですが、多くの方に見せて喜んでもらえるような作品はツーリング写真に興味をもってもらう間口として大きな役割があると感じます。一方で自分が好きな写真とは旅のシーンで出会った被写体、何気なく視線を送ったリアリズム的なショット、早朝の海岸線とか…言葉だとカッコイイですが写真は結構地味なものでして、最近で言う「映え」や「フォトジェ」といったものとは程遠いものです。

当然、発表しても「いいね」などの反応は薄く、分かる人に分かってもらえればいいかな…程度で自分のバイク旅の記憶世界と関連付ける、自分のための写真のようなものでした。そう言うとただの自己満足のように聞こえるかもしれませんが、それはそれで何処かに共感者がいればいいな…という淡い期待があるのです。

例えばこんな写真がそうです。




一般ウケとは最近の風潮ですと美しい、絶景、珍しい、インパクトがあるなどですが、そんなものとは縁遠い作風なのは疑う余地がありません。しかしツーリングではこういった被写体や風景との出会いを大切に、ライダーの見たモノという意図の作品をもっと撮っていきたいと思うのです。

今回はそんな「映え」もしない撮影スポットをご紹介してみたいと思います。この夏、北海道ツーリングに行かれる方、特にオロロンラインや宗谷岬などの最北エリアに足を運ばれる方にお勧めする撮影スポットでございます。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/320 ISO100

JR宗谷本線の雄信内(おのっぷない)駅でございます。

道北エリアを南北につらぬく幹線道路、国道40号線の天塩川の近く、道道256号から302号へ入ります。周辺はお店など無く民家が数件ある程度です。こういった駅舎は北海道のローカル駅に多くありそうに感じますが、実は北海道のローカル駅は客車を利用したものや、そもそも駅舎自体が無かったりして、こういった木造の趣ある駅はあまりないんです。

もちろん無人駅で自販機なども有りません。電車も見たいという方は事前にダイヤをよく確認して行かないと、1日に上下線合わせても6本くらいしかありませんのでご注意を。




道北エリアと言えばオロロンライン、エサヌカ線、宗谷丘陵、名寄のひまわり畑などが撮影スポットとしては定番ですが、その土地の文化を感じ取れる渋い撮影スポットとしていかがでしょうか。

JR宗谷本線 雄信内駅でした!

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桜のツーリング写真 構図の基礎的な考え方<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、まだまだ続きますよ「桜のツーリング写真」!今回は桜のツーリング写真を作例に<初級>ツーリング写真解説として構図を作るうえでの基礎的な考え方を書いてみたいと思います。

写真において構図と聞くとつい「構図が命」みたいに感じてしまいますが、構図だのデザインだのといったものは写真の骨組みのようなものです。いつも同じような話になってしまいますが、構図やデザインといった基礎的なことを駆使して表現するか、あるいはそういったものは使わずに(または控え目に)表現するかは撮る人の自由です。

ただ1つ確かなのは基礎的なことを知っていて敢えて無視して表現した写真と、基礎的なことを何も知らず無秩序な写真とでは大きく違うという事です。




まずは始めたばかりの人は例にもれず基礎的なことは知識として知っておきましょう。今回はそんなお話の中の構図における「弱い部分」の見つけ方とフォローの仕方を作例を元に解説してみたいと思います。

こちらの作例をご覧ください。とある田舎道で満開の桜が森にあるのを見つけました。私がこの時に面白いなと感じたのは地面がアスファルトではなく白いコンクリートで固められていたこと。そして画面の左上からの太陽光により右にいくほど階調豊かにシャドウとなっていくことでした。

桜以外が黒バックに近い程、多くの部分がシャドウに包まれる露出を選んでみました。なぜこのような露出にしたかと言うと桜のピンク色を大切に表現したかったからです。よくSNSで見かける桜のバイク写真では画像ソフトでピンクに派手に調整した写真を見かけますが、そのようなことをしなくても露出を丁寧に決めてホワイトバランスをミスらなければ桜の淡いピンクがきちんと再現されるのです。

桜のピンクが出ないで白っぽくなってしまう…と悩んでしまうのは桜の最も魅力的な部分を露出を合わせず、画面全体の平均で算出するカメラの評価測光に任せているのが原因です。

しかし…この構図だと何か釈然としません。




今回の解説では構図における弱いエリアの見つけ方です。別の言い方をすると意味のない無駄なスペースです。スペースとは構図において地味に重要な役割がありまして、被写体を美しくバランス良く見せるのに正しく機能しているか?を確認してみましょう。

被写体とスペースが明確に整理されて、それぞれの配分や位置関係が整っていると写真を観る側に安定感をもたらせてくれます。上の作例では右下の日陰の部分にパッと見て物足りなさを感じる無駄なスペースが存在しています。バイクを動かしてこの辺に移動しても悪くはありませんが、残念ながらこの辺は完全に日陰になってしまい、今回選択した露出設定では写ってくれません。

iphone7

この写真は撮影地の様子をiphone7で撮ったものです。カメラアプリが露出補正できるStagecam HDなのでここでも露出を桜に合わせて撮ってみました。先ほどの無駄なスペースが気にならないように、このように引いて撮ってしまうのもアリかもしれません。しかし、これではどうにも平凡ですし何より桜の存在感が弱まってしまいました。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS F22 1/40 ISO100

そこで後ろに咲いていたスイセンに注目してみました。これを先ほどの無駄なスペースをうまく埋められるよう前景に置いてアングルを探り当ててみました。しかしスペースを埋める目的にしては、あまりに存在感の強いものを選んでしまった感があります。

ここで重要なのは桜とスイセンの間にあるスペースの作り方です。あと数センチでもカメラを下げればこのスペースは消えます。しかし、このスペースが無ければ存在感の強い被写体を画面に詰め込んで窮屈な印象の写真になってしまうのです。




かなり苦しい撮影シーンでしたが唯一良かったのは桜に合わせた露出がスイセンの花にもぴったり合ったことでしょうか。このように露出、構図、カメラアングルとは個別に考えるものではなく全て関連性があって「この露出ならこの構図」といった具合に組み立てていくと答えにたどり着くことができます。

<初級>ツーリング写真解説でしたが、やや分かりにくかったかもしれませんが、整理しますと構図内で機能していないスペースを見つけたら何らかの手段で埋め合わせるか除外してみましょう、というお話でした。

それではまた!!

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~本日の毎日100ショットスナップ~

遊びでこんな写真を撮ってみました。この時は桜が咲いていたのが局所的でしたので、その部分を中心軸にスローシャッターでカメラを回転させてシャッターを切りました。良い悪いは別として面白いという意味でアリではないでしょうか。