R1200GS リアブレーキパッド交換方法 空冷GSのブレーキパッド交換

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりに空冷R1200GSのメンテナンス情報をいってみたいと思います。

今までエンジンオイル交換ミッションオイル交換バッテリー交換などメンテに自身の無い方でも分かるよう詳細に解説してきましたが、今回も同様に詳細な内容でリアブレーキパッド交換を解説いたします。

空冷R1200GSのリアブレーキパッドの残量の確認方法はディスクローターとキャリパーの隙間から何とか見えなくもないですが、限度まで使用したかどうかの確認方法ならば簡単です。

空冷R1200GSのリアブレーキキャリパーは片押しの2ピストンですので、ピストンの無い車体左側から覗くとブレーキパッドの裏面が見えます。このブレーキパットの裏面には穴が2か所空いていて、ブレーキパッドが限度まで摩耗すると穴が貫通してディスクローターが見えるのです。ここまで摩耗したら交換が必要となります。




今回、解説するR1200GSのブレーキパッド交換方法はDOHCヘッドの後期モデルです。R1200GSはご存じの通り2004~の前期、2008~2009の中期、2010~DOHCヘッドの後期と大きく3種類ある訳ですが、中期と後期はユーザーレベルでも難易度としては優しい作業です。ネットでR1200GSのブレーキパッド交換について検索すると、ABSのシステムの関係でエラーが出るとか色んな情報が出てきますが、そのようなややこしい問題が出るのは前期型のサーボブレーキ世代(インテグラルABS1やEVOブレーキと呼ばれていた)の話です。中期と後期は(前期の2007年末期も?)サーボブレーキではなく、普通のオートバイと同じ構造なのでエラーは気にしなくて大丈夫です。

とはいえブレーキに関わる整備ですので間違いがあると事故に繋がります。あくまで自己責任でお願い致します。

まずは交換するブレーキパッドを購入しましょう。R1200GSのキャリパーはブレンボ製で他のBMW車やドカティなどにも使われているタイプです。この純正ブレンボに適合したパッドは割といろんなメーカーから発売されています。

BMW純正リアブレーキパッドは9000円(部品番号:3421 7660 281)。フェロード、ベスラ、Brakingなどで4000~6000円くらいです。写真のCyletoはAmazonで激安で売られていた謎のブランドです。

1270円… 大丈夫なんでしょうか?ネットで検索しても何も情報が無かったので人柱になってみます。この記事を書いている2019年8月以降、もしこのパッドに問題があれば記事の最下部に情報を追記しますね。なにも追記がなければその後、このCyletoブレーキパッドは問題なく使えているんだな…と思ってください。

用意するものはオイル交換方法の時も解説しましたがBMWの整備には必須のトルクスのソケット。それとラジオペンチ、モリブデングリス、ブレーキクリーナー、ウエス、軍手などです。

モリブデングリスとはブレーキの摩擦熱にも対応したグリスですが、バイク、自動車整備用でなくても大型のホームセンターで割と安価に入手できます。ブレーキパッドの裏面とキャリパーのピストン周辺に塗りつけます。




作業は車体をセンタースタンドを立てて行います。

まずはトルクスT30でリアフェンダーを外します。固定ボルトは3か所。ボルトの回転が重く感じたらフェンダーを手で少し持ち上げてボルトへの負担を減らして下さい。

リアフェンダーを外すとブレーキキャリパーを固定しているボルトの後方側も見えるようになりました。

キャリパーを外す前にブレーキパッドを固定しているパッドピンを抜いてしまいましょう。キャリパーが車体側に固定されいた方が作業しやすいのです。まずはパッドピンを横から留めている小さな割ピンをラジオペンチで抜きます。

割ピンは無くさないように気を付けて下さい。この時、シャフト側にこれが刺さっていた穴の様子を見てよく覚えておいて下さい。取付時にその記憶が役立ちます。

次にブレーキパッドを貫通させているパッドピンを抜きます。ネジではなく刺さっているだけです。車体右側から細い物を押し当ててプラスチックハンマーなどで叩いて打ち出してあげます。

反対側からパッドピンを抜きます。小さな穴は割ピンが通っていた穴です。もしこのピンが錆ていたら800番くらいのペーパーヤスリで錆を落としておきましょう。

次にようやくブレーキキャリパーを固定しているボルトを緩めます。レンチのサイズはT45です。

レンチで2本のボルトを外します。

後ろ側のボルトを外すとこのようにリアフェンダーを支えていた金具ごと外れます。この金具は作業後にリアフェンダーを取り付けるときに、穴の位置がずれているとリアフェンダーのボルトが締められないので気を付けましょう。

2本のボルトを外すとこのようにキャリパーは固定ブラケットごと外れます。ブレーキホースが繋がっているので無理に引っ張ったりしないよう気を付けて下さい。もしがっちりと動かない様子でしたらキャリパーを持って前後に揺さぶってみてください。ピストンが戻って簡単にキャリパーが抜けると思います。

!ここでワンポイント!

キャリパーを外したらタイヤを手で回転させてみましょう。空冷R1200GSの泣き所であるリアファイナルドライブ(通称リアデフ)の状態を点検するのです。ゴリゴリとした感触やキュ~キュ~といったゴムが擦れるような異音がしないか、スムーズに軽く回転するかの確認です。ブレーキパッドがディスクローターに接触している普段よりも点検しやすいのです!

既にパッドピンを抜いていますのでキャリパーを持ち上げるとパッドはぽろりと簡単に取り出せます。右が新品のCyletoで左が新車時から使っているBMW純正パッドです。穴が貫通したとは言え、まだ2mmくらいは残がありますので私の場合は4万キロは純正ブレーキパッドが持続するという事になります。もちろんバイクの使い方によってライフは個人差が出ますのでご了承を。




次にリアブレーキマスターシリンダーのフルードタンクのキャップを開けます。密閉を保っているラバー製の中蓋も外して、タンクの上に仮置きしておきます。このフルードタンクのキャップは前期や中期は緩み防止のロック機構がありますが後期型はロック機構がないようです。ロック機構があるタイプの場合は強引に回すのではなく、ロックの爪をマイナスドライバーで押して開けましょう。

ブレーキフルードタンクには2本の横線があって下の線がフルード残量の下限値、上の線は上限値です。ブレーキパッドが走行距離を重ねるにつれ摩耗すると、フルードの油面も下がってきます。ブレーキパッドが摩耗するまでフルードを補充した経緯がないのであればフルードの油面が下限値の線に近いと思います。

現時点でのフルードの油面の高さをよくチェックしてください。

ここでブレーキクリーナーでキャリパーをキレイに清掃します。写真はキャリパーの外を吹いていますが、ピストンのある中もキレイにしてください。

古いブレーキパッドを外したキャリパーの内側は、このように2つのピストンがパッドが摩耗した分だけ飛び出しています。この飛び出たピストンを指で押し戻すのですが1つを押しやればもう一方が飛び出てくる仕組みなので、両手の親指で2つを同時に押し戻して下さい。

こんな感じで戻してやります。万一、ピストンが固着して動かないようですとキャリパーのオーバーホールが必要となります。作業を中断してバイク屋さんに相談しましょう。

ピストンを押し戻すとこのようにブレーキフルードの油面は上がります。ブレーキパッド交換以前にフルードを補充した経緯がある場合、このときに上限の線をこえてフルードが溢れてしまう場合がありますので、その場合は事前にスポイトで抜いておきましょう。

この写真のようにフルードが少し褐色になっていると、もう交換した方が良いです。ブレーキフルードの交換方法はまた改めて記事にしたいと思います。

ちなみにブレーキフルードが車体に付着すると塗装をいためる原因になります。万一、フルードで汚してしまった場合は作業後に入念に洗車しておきましょう。

そしてキャリパーの内側、ピストン周辺にモリブデングリスを均一に塗布します。

新しいブレーキパッドの裏面にも同様にモリブデングリスを塗布します。間違っても表面に塗らないように…。パッドピンにもモリブデングリスを塗布しましょう。

外した時の逆手順でブレーキパッドをキャリパーに取り付けます。ブレーキパッドの表裏を間違えないように、2枚のブレーキパッドの間に確実にディスクローターが入るように!このときパッドピンは奥まで完全に入れず仮組でOKです。奥まで入れるには再びプラハンマーで叩くので、それはキャリパーを固定した後にしましょう。

2枚のブレーキパッドが確実にディスクローターを挟むように差し込みます。

キャリパーを固定する2本のボルトを固定します。今回、取り外す前にボルトにマーキングしたので、それを基準にトルクをかけました。もちろんデジラチェなどでトルク測定して締結しても良いと思います。指定締め付けトルクは24N・mです。

パッドピンを左側から打ち込んで固定し割ピンを入れます。もしパッドピンが十分な位置まで押し込まれていない場合は、割ピンを入れる穴が見えません。抜く前の様子を思い出して正しい位置まで確実にパッドピンを入れてください。

ブレーキペダルを押し下げてみましょう。普段ではあり得ない所まで下がりますが、これはピストンを押し戻したためです。何度か繰り返して押し下げることでピストンが出てブレーキパッドを締め付けてくれます。このときフルードの油面も少し下がると思います。

ブレーキフルードの油面がタンク内のMAXのレベルになっているか確認しキャップをしっかり締めます。少ないようなら補充しましょう。私のお世話になっているBMWディーラーではR1200GSのブレーキフルードはワコーズのSP-4です。

最後にリアフェンダーを3本の固定ボルトで固定します。一番上のボルトが入らない場合はキャリパー固定ボルトと共締めされている黒い金具の位置がずれています。いちどキャリパーボルトを緩めて穴の位置を合わせてください。

これで作業終了ですが正しくブレーキが効くか安全な場所で作動テストし、ブレーキパッドとディスクローターの当たり面が出るまでは適度なペースで慣らし運転をしてくださいね。

長文になってしまったので今回はこの辺で!空冷R1200GSのリアブレーキパッド交換方法でした!!!

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インスピレーションの有機栽培<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、前回より<上級>ツーリング写真解説として・写真家脳の使い方を再考しましょう・思考は妄想の渦を巻いている・issue drivenとvision driven の違い、などをお話しました。

今回はその続きで妄想の渦はインスピレーションを生み出すための種まきをしている、という話をいってみたいと思います。

インスピレーション、それは「ひらめき」の事ですが、なにか妙案はないものだろうか?と考えてもコレだ!と思える案が浮かばなかった…こんな経験、どなたにもあるかと思います。

そもそもインスピレーションは考えても出てくるものではなく、リラックス状態で妄想渦が瞬停したような時に突如として生まれてくるものです。「そうか!そのテがあったか!」と思わず膝を叩いてしまうインスピレーションが生まれた時は、考えるのをやめてボーっと海や空を眺めている時だったりします。




そう、写真もビジネスと同じで欲しいのはインスピレーションです。誰も撮ったことのない写真で印象や個性を表現できれば、何にも代え難い喜びがあるでしょう。

しかし、考えても生み出すことのできないインスピレーションはどのようにして手に入れるのでしょうか?ヒントは妄想 Vision driven にあります。日常的に妄想の渦を脳内でまわしている人は、その時にインスピレーションの種を脳内に撒いているのです。妄想は想像力を柔軟化し自分独自のナチュラルなインスピレーションを生み出してくれる胎盤のような機能をもっています。

話し相手もいなくテレビを見るわけでもない。何もしていない時に脳内で渦をまく妄想。お風呂に入っているときや散歩している時など、心がリラックス状態のときに妄想は活性し良質なインスピレーションの種まきをしています。

良質な…と書きましたが妄想には悪質な側面があるのも事実です。人の心を傷つけたり、破壊的なことを妄想したり、犯罪を企てたり、被害妄想なんていう言葉もある通り、妄想は必ずしも良い結果を出すとは限らないのです。

日々、ニュースで聞く振り込め詐欺の手口なんかも、最初に考えたやつは妄想からインスピレーションを受けて生み出したはずです。現実とは受け入れがたい残忍な凶悪犯罪も最近はよくニュースになりますが、それも同じだと思います。仏陀の教えでは妄想の渦を断ち切る教えがあるそうですが、妄想は使い方を間違えれば負の要素となることも覚えておきましょう。

そうと分かれば日々、流されるように妄想にふけるのではなく、良い妄想を意識して心の状態をポジティブに保つことが重要になってきます。優しいことを妄想する人は優しいことを実際にするし、破壊的な妄想をすればやがて犯罪を犯すかもしれません。夢を抱いている人はそれを実現した自分の姿を妄想し、日々それに近づけるよう努力するのでしょう…。毎日妄想することは将来の自分のセルフイメージの構築でもあるのです。

いつも楽しい、おもしろい、素敵、美しい、かっこいい、可愛い、オシャレ、夢のような・・・といったポジティブな妄想をする習慣をつけることです。これを質の良いインスピレーションの有機栽培といいます。

日頃からインスピレーションの有機栽培をしていれば、いざ旅に出たときに風景を前にしてissue drivenだけではなくvision drivenを自然と使えるはずです。そして究極のリラックス状態を作ったら自然と生まれたインスピレーションをキャッチするのみです。




インスピレーションを生まれやすくするヒントは脳の使い方だけでなく、肉体的な部分にも鍵があります。それは足または手を動かして作業に没頭することです。以前に<初級>ツーリング写真解説で撮影シーンで1枚だけシャッターを切って終わりにするのは勿体ない、デジタルカメラ主流の現在であればシャッターを何度でも切って試行錯誤し、探り当てるように撮ってみよう!という解説をしました。

あの解説は単に「いろいろ試してみようよ」という事だけではなく、手を動かして作業に没頭する、アングルを探るのに足で動き回ることにより脳内のVision driven 回路が活性化するという効果もあるのです。

リコー GR APS-C

むかしバイク用品メーカーにいたときに新製品の発売日が迫ってしまい、しかし中国の工場からの入荷が遅れてしまった…なんて事が頻繁にありました。そうなると入荷後に国内で行っている作業は日程が押してしまい、普段は人任せでしたが自分も加わってお手伝いをしたものです。

タンクバッグのフラップに磁石を入れる作業、説明書を折って袋に入れる、パッケージ台紙をホチキスで留める、段ボールへの箱詰め…どれも1000個、2000個とある同じ製品を流れ作業でこなしていく単調作業です。ちなみにタンクバッグは縫製時にミシン針が磁石に引っ張られてしまうため、完成させた後に磁石を入れるのです。

ある日、私はそんな完成品工場の流れ作業でひたすら袋詰めをしていました。作業開始から1時間もしたころ、周囲の仲間との会話も尽きてしまい静かな中で黙々とやっていたら、ある製品のことで行き詰っていた問題を打開できる妙案を突如として思いついたのです。これは単調な作業で緊張感もストレスもない仕事→リラックス状態になっていた。そして手を動かしていたことでVision drivenが活性化していたことが要因と思います。




あのIPS細胞の京都大学 山中伸弥教授も最初にIPS細胞の実現に関わるアイデアをひらめいた時はご自宅でシャワーを浴びていた時に突如として授かったのだそうです。これもリラックス状態とシャワーで手を動かしていたことが要因ではないでしょうか。

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

こんな写真はかつて無かった、新しい写真のスタイルだ、といったブランニューを生み出すにはインスピレーションが命であり、それを授かるには日々の良質な妄想(Vision driven)の種まきが大切なのはお分かりいただけたでしょうか?

えっ?よく分からなかったですか?では今回のお話をLEGOブロックで例えてみましょう。パッケージや説明書にある完成作例を見て、それと全く同じものを作るのではなく、ブロックで何を作るかを考えるのがvision drivenという事です。いくら考えても何を作っていいかアイデアが出てこないときはissue drivenを使っているのが原因です。リラックスして楽しい気分でブロックに触れて手先を動かす。そうするとアイデアはパッと突如として出てくるのですね。

もちろん何か問題が発生したときや迷いが生じたときはissue drivenを機能させても良い訳です。ここでは人間の思考回路にはVision drivenとissue drivenがあり、それぞれの役割と特徴を使い分け、そして日々の妄想から写真家脳を育みましょう!といったことを書いてみました。

それではまた!!

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妄想の渦と想像と…<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回は久しぶりに<上級>ツーリング写真解説として想像力や写真家脳のお話をいってみたいと思います。事前にお断りしておきますが主観的な内容で難解ですので、そういったのは苦手だ!という方や写真ビギナーの方は読まなくても大丈夫です…。

「妄想」と聞くと多くの方があまり良いイメージをもたないかもしれません。しかし特にビジネスの世界では近年になって妄想や直感が大きな成功や発展をもたらすと注目されているのだそうです。妄想、直感、勘…といった人間の感覚の世界は数字的な根拠がないので従来はビジネスでは否定されてきましたよね。私も前職はメーカー系で企画開発をし、前々職は大手のメーカー系でしたので嫌と言うほど数字を元に仕事をしてきました。

しかしなぜ今、数値的な根拠ではなく妄想や直感が注目されているのでしょうか?

記憶に新しい例えですとスズキ自動車が中国市場から撤退を決断したニュースがそうです。あの鈴木修会長は数字的な根拠なく中国という10億人市場から撤退を決意した訳ですが、それは他の何でもない鈴木会長の直感で決めた訳ですよね。

大手企業などの有能な経営者にこういった直感や妄想で仕事をする感覚派の人が多いのだそうです。

そもそも人間の脳内は妄想や直感を司る部位と数字的な根拠で分析したり問題を打破する思考回路などは全く別の部位と言われます。前月比120%の成績を今月の目標とする、といった具合に少し頑張れば達成できそうな目標は「どうすれば出来るだろうか」という問題解決型の思考回路でこれをissue drivenというそうです。一方で「こんどの新製品で社会現象といえるヒットを生み出したい」と言えば妄想型思考でこれをvision drivenというそうです。




前月比120%といった小さな目標は大切なのは間違いありませんが、大きな成長や発展を直接的にもたらすことがなく無難と言えます。issue drivenはいつも無難に良い成績を残す問題解決型の堅実思考回路な訳です。

とんでもない妄想を人前で言葉にすれば「この人はアタマ大丈夫だろうか?」と疑われる場合も珍しくありません。こんどの新製品で社会現象?なにを妄想を!と。しかし多くの偉大なる先人たちは実は完全なるvision driven型で常に妄想からvisionを飛躍させ少しづつ実現に近づけて偉業を成し遂げると言われます。

アポロ11号の月面着陸も最初に「人類を月に立たせる」と発言したときは周囲から冷ややかな目を浴びたでしょう。しかし、そういった妄想から偉業は生まれるためvision drivenはアポロ11号月面着陸のエピソードからムーンショットとも呼ばれています。

RICOH GR APS-C

では私たち写真を愛する人間にとって妄想は何をもたらしてくれるのでしょうか?

経験豊かな上級者の方でしたら豊かな感受性、写真家の目、写真家の足、写真に関わるあらゆる知識、そして写真家脳をお持ちかと存じます。その写真家脳の使い方としてissue drivenとvision drivenの使い分けについて考えてみたいと思います。

まず問題解決型のissue drivenですが、こちらは前述したように現状の問題点について解決策や正しい答えを探す思考回路です。ツーリング先で「おっここはいいぞ」と思ってバイクを停めて、いざカメラの準備をして撮影を開始したはいいけど、具体的に何をしていいか分からなくなったとき。この場合、どう撮るのが良いのだろうか?被写体Aを主題にして被写体Bが副題が良いのか、あるいはその逆が正しいのだろうか?といった具合に現状の問題を打破する思考回路です。

写真のビギナーの方は分からない事だらけなので、撮影シーンではissue driven回路だけが活発に働いていると思います。この場合は望遠レンズがいいのか?広角レンズがいいのか?と焦点距離を決められない、という問題を解決するためのissue driven思考回路な訳です。

RICOH GR APS-C

しかし冷静に考えてみるとissue drivenでは正解探しをしているという事なので、既に誰かが過去に実績を出している既存の撮り方を探しているだけとも言えます。これでは傑作を狙うどころか無個性は回避できません。




どこかで見かけたような写真を無意識にお手本のようにしてしまい「そのように撮るのが正解」としてしまえばそれはissue driven思考回路の仕事であり、それっぽい正解が見えればそこで終わりです。

これによって生まれた写真は悪くはないかもしれませんが「画一化されたうまい写真」の枠から出ることはできず、目標を達成したようで実は平凡な着地点なのです。

RICOH GR APS-C

では妄想であるvision driven はどうでしょう。そもそも妄想について今一度考えてみましょう。妄想は誰とも会話していない時、ぼーっとして何もしていない時、人は脳内で様々な思考を遊泳させています。かく言う私も通勤電車に揺られているときや、駅からバス停まで歩いている時などに、かなり妄想しまくっています。

脳内の妄想はぐるぐると渦を巻いて大きくなったり消滅したり、突然別の妄想渦を生み出したりを繰り返しています。

夏の北海道ツーリングで諸事情(台風でサンフラワーが欠航)で東北自動車道を青森まで自走!なんていう時は嫌気がさすほどの長時間を淡々と高速走行させる訳ですが、そんなときも孤独なヘルメット内で私の脳内は妄想の渦を巻いています。

学生の頃に好きだった女の子とオンネトーで偶然再会し、そこから2人で北海道をキャンプしまくるとか、腹黒い政治家に自分のツーリング写真を見せて、たちまちバイクツーリングの世界の虜にしてしまい、そして政治家はバイク乗りになって全うな政治をするようになったとか、地球の中心をつらぬく巨大トンネルがあったら、簡単にボリビアやチリにツーリングに行けるな…とか下らないことばかりですが。

しかし、そんな妄想がいったい何の役に立つのでしょうか?




ここからは私の完全なる主観なのですが妄想は想像力を活性させて脳内にインスピレーションの種まきをしているのだと思います。日常的に妄想をして想像力を刺激して、そういった脳はいざ写真を撮るシーンで独創的なインスピレーションを生み出すヒット率が高いのだと思います。

日常の忙しくはない何でもない時間。ぼーっと窓の外を眺めている時など。リラックスして妄想の渦をぐるぐるとさせる。実はすごく素晴らしいことなのだと思います。チコちゃんに叱られる筋合いはないのです。

長くなりましたので、次回はインスピレーションの有機栽培 と題して妄想がもたらすインスピレーションについて書いてみたいと思います。

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教習所では教えてくれない☆バイク安全ノウハウ集1~8

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、このたび当ブログの新たなカテゴリーとして<教習所では教えてくれないバイク安全ノウハウ>というものを作ってみました。私のバイク歴30年の節目として、新たに人に役に立つ情報を発信できればいいな…そんな想いでツーリング写真とは別で安全運転に関わるあらゆることを箇条書きでご紹介してみたいと思います。

バイクビギナーの方、久しぶりにリターンした方々にご参考になると幸いです。特にツーリングにおける安全の知識や、バイク業界にいたころの経験などを元に書いてみたいと思います。




その1☆バイク乗りなら豊かな想像力と一定の恐怖心を!

想像力とは「そんなことをしたら最悪はどうなるのか?」と最悪のシチュエーションを想像して怖いと思うコトです。昔からバイク乗りは臆病なヤツがいい、と言われるのは怖いもの知らずや想像力のない人は事故の当事者になるまで分からないからです。

トバしても到着時間は大して変わらないし、後ろのバイクにカッコいいところを見せようとしても無理をしてオーバーランや事故を起こせば逆にカッコ悪いです。そういったことに命をBETするのは実に馬鹿らしいし迷惑です。本当にかっこいいバイク乗りの条件はいつの時代も同じで「ちゃんと家に帰るヤツ」です。

その2☆周囲の車は運転手の目を確認

自分の周りを走っている乗用車やトラックはどのような人物が運転しているのか可能な範囲で確認してみましょう。営業車を長時間運転して疲労困憊の人、助手席の人とおしゃべりに夢中な人、スマホを見ながら運転している人、睡魔に襲われている人、急いでいてイライラしている人…。こういった周囲の車のメンツを確認して危険要素がないか把握し、場合によっては追い抜くか譲るか、あるいは一度安全な場所で停車するなどでポジションを更新しましょう。私は以前、ある国道で後ろの運転手をミラーで見たらハンドルの上に少年ジャンプのような漫画本を広げているヤツがいて驚きました…。

その3☆カーブミラーは路面までチェック

カーブミラーは通常は対向車の有無を確認するものですが、視力のいい人はもう少しよく見てみましょう。水たまり、浮き砂利、落石など対向車だけでなく路面の異常もチェックできればカーブの先で転倒…なんて危険も事前に回避できるかもしれません。




その4☆魔の時間帯を意識しよう

交通事故の多い時間帯は主に夕方だそうです。疲労と油断が重なる魔の時間帯でスキー場なんかでも衝突事故や怪我の多い時間帯は15時~16時です。「今日も1日、無事に走り終えたな…」という安心感が油断につながり、特に間もなく我が家という自宅の近所で事故が多いものです。自分だけでなく周囲の車も事故を起こしやすい状況なので魔の時間帯を意識して注意してみましょう。

RICOH GR APS-C

その5☆ウインカーの消し忘れと右直事故

ウインカーの消し忘れはマジで危険です。右直事故については教習所でも教わると思いますので割愛します。バイクは車に比較して正面から見える部分の面積が少なく、対向車から見てスピードが分かりにくいものです。交差点で右折待ちをしている車が対向車線の直進車をやり過ごしている時…それは起こります。右ウインカーを消し忘れて直進してきたバイクと衝突するのです。遅く見えるので「あのバイクは右折か!」と誤認識されてしまうのですね。

そんな…対向車の人の判断力が悪いんじゃ…と言っても高齢ドライバーの事故が社会問題になっている昨今、こちら側が最大限に気を付けなければいけません。

現在、BMWやハーレーにはウインカーのオートキャンセルが付いていますが、国産車はまだまだ普及が遅れているように感じます。たかがウインカーの消し忘れではなく、本当に気を付けましょう!

その6☆高速走行はセフティスペースに飛び込め

セフティスペース…それは集団のいないスペースのことです。道路を歩いて横断したいとき、道を走りゆく車が途切れるのを待っているとします。そんなとき全く車がこなくなった瞬間ってありますよね?あれと同じことが高速道路にもあって、車やトラックが密集して走っている部分もあれば、誰も走っていないスペースも存在します。

そういったスペースを探して飛び込むのです。前にも後ろにも車がいないとトバしたくなるのがライダーの心理かもしれませんが、そこでトバしてしまうと直ぐに前の集団に追いついてしまいます。スペースに飛び込んだら速度を調整して前後の集団に追いつかず、追いつかれずのペースで走ってみましょう。

高速道路上で完ソロ走行することで他者の誘発した事故に巻き込まれるのを防いだり、単独で転倒などをした場合の被害の低減が狙えます。

その7☆前を走るトラックは積み荷の状態をチェック

トラックを管理している多くの運送会社は厳しい法によって安全を遵守していますが、残念ながら道路を走る全てのトラックがそうだとは言えません。他人の安全に期待するのはバイク乗りのすることではないと私は思います。

特に気を付けたいのは産廃処理や廃品回収などのトラックで、どうせ廃棄するものだからと積載も乱雑です。そういったトラックの後ろに付いてしまったとき、何を積んでいるのか?何か飛来してこないだろうか?しっかり固縛されているだろうか?よく荷を注視してみましょう。

荷を積載しているトラック、ダンプ(は未だに過積載が存在)、タンクローリー、コンテナなどのトレーラーは急ブレーキが効きません…排気ブレーキは確かに強力ですがジャックナイフやスイング現象を起こせば意味がないのです。だからトラック、トレーラーは車間距離が長いのです。そのスペースに「おっここ空いてる」とねじ込めば、万一なにかあったとき「即死ゾーン」に入ったのと同じです。




その8☆キープセンターで左右にスペースを確保しよう

教習所ではキープレフトを教わりますが、あれはあくまで教習所での基本走行ラインだと思います。実際の道路でいつもキープレフトでは安全とは言い難いです。例えば木々が生い茂ったブラインドの左コーナーでキープレフトで走れば先の視野が悪いです。車の流れが悪いときキープレフトでは後ろにいる怪しからん車がバイクの真横に並んでくるかもしれません。

その他にもバイクのキープレフトラインにはマンホールの蓋がよく有ったり、対向車から見てバイクが目立たなかったりと悪いことはけっこう多いです。

特に動物の飛び出しなど不測の事態の危険回避という意味では左右のどちらでも逃げれるようにキープセンター、場合によってはキープライト(対向車がいないのを確認)もありだと思います。

いかがでしたか?まだまだ沢山ありますので、今後はシリーズとして定期的に更新してみたいと思います。私も早いものでバイク歴30年。その間、もらい事故を除けば無事故無違反、10代の頃のミスを除けば無転倒、無立ちごけの経歴ですので、気が付けばベテランなのかもしれません。二輪業界にいたときに同業者や業界人から教えていただいたノウハウもたくさんありますので、それはまた追って書いてみたいと思います。

やはりバイク乗りは無事故が一番ですからね。

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北海道ツーリング☆ツーリング写真ギャラリー<道東編>

~夏の北海道ツーリング~

ツーリング写真ギャラリー

前回の道北編に続いて今回は道東編でございます。

フレシマ湿原

根室市の別当賀にあるフレシマ湿原。落石岬から西へ10kmほどの位置に海岸沿いに人知れず存在する牧草地帯と湿原。僅かな情報を頼りにダート道をひたすら突き進んだところ、いきなりこの絶景でした。この年の北海道ツーリングはとても雨の多い旅程でしたが、この時だけは神様が青空を与えてくださいました。

風の音と遠くから波の音。いつかまたここを訪れたい大好きな場所です。




黄金道路

国道336号 通称「黄金道路」。海岸ぎりぎりに建設されたこの道は、打ち寄せる波に何度も破壊され年中工事している印象でしたが、近年では道路を少し内陸側にして、だいぶ改善されたようです。その昔、旅先で「襟裳岬を避ける奴は腰抜けだ」と言っているライダーがいました。その意味がよく分かるほど強風と濃霧、打ち寄せる波との戦いでタフなルートだったのです。

荒々しい風景と苦労して走りきったこと。それが私の記憶に深く刻まれています。

北太平洋シーサイドライン 東恵茶人

北太平洋シーサイドライン、それは釧路から根室をむすぶ絶景のツーリングルート。とくに浜中町から霧多布までは風光明媚で道東らしい風景が広がる区間です。今から15年前。はじめて北海道をツーリングした私は、その最果て感に圧倒されて不覚にも心細さを感じたのを今でも覚えています。

この一帯の景色は単純に「景色がいい」では説明がつかず、美しさと寂しさが複雑に織り交ざる所だと感じます。先日「時間を写真で紡ぐ」という難しい言葉を耳にしましたが、それの意味がこういった景色の中に隠されているのかもしれません。




天に続く道

知床半島の近く、斜里町の天に続く道です。現在では有名な観光スポットになってしまいましたが、かつては交通量も少なく北海道ツーリングの穴場スポットでした。知床峠はいつ行っても羅臼側と斜里側で天気が真逆であるのは有名です。この時も羅臼側から知床エリアへアプローチしたのですが、それまでは冷たいシトシト雨に心もすっかり冷たく曇っていました。しかし斜里側に降りると強い夏の日差しがジリジリと照り付けて、天気が好転しただけで気分が嬉しくなるのは不思議なもんだな…と思って撮影したのを覚えています。

釧路市阿寒町で出会った風景です。雪の重みで屋根が傷まないよう、鋭角な斜度をつけた雪国特有の建物です。現在は空き家のようですがカラフルさと雰囲気が気にって足をとめてみました。旅では人気の立ち寄りスポットや絶景を求めて走るのも良いですが、こういった自分がハッと気が付いて目に入った「好きなもの」を大切にしたいと、いつもそんな風に思っています。これは2019年のGW北海道ツーリングでの写真ですが、不思議とつい昨日のことのようです。




北太平洋シーサイドライン

この写真も北太平洋シーサイドラインです。浜中町から霧多布を目指して走っているところを走行中のコクピット風景として撮った1枚です(片手運転ではありませんよ)。この写真を撮ったときも往路は東北自動車道を自走で走りぬき、道東に着くころには3000キロくらい走っていました。いい加減(良い加減)距離を走ると脳内のガスが抜けて雑念なくクリアになる感じが大好きです。雑念とは走らせながら仕事や日常の不満を考えることなどです。本当にたくさん走り切るとガスが抜けて脳内の妄想回路が浪漫思考にシフトしていくのです。

夏の北海道ツーリング ツーリング写真ギャラリー<道東編>でした。

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2019夏の北海道ツーリング 穴場写真スポット<道南編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いよいよお盆休みも近くなってきましたね。ロングツーリングに行かれる方はお忘れ物にご注意ください。ETCカード、保険証、予備のメモリーカードなどなど… 以前、友人がテントは持ってきたものの、テントポールを忘れて酷い目にあっている人がいました。

さて今回もツーリング写真解説はお休みして北海道ツーリングのお役立ち情報でございます。前回の北海道ツーリング穴場撮影スポット<道東編>に続いて、今回は北海道ツーリング穴場撮影スポット<道南編>でございます。

しつこいようですが究極のツーリング写真流の「おすすめ」ですのでマニアック過ぎでしたらお許しを~

・洞爺湖を一望する月浦の高台

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

ニセコエリアのアイコンである洞爺湖と羊蹄山。かつてサミットが行われたこの道南の景勝地は観光客だけでなくライダーにも人気ですよね。しかしカルデラ湖の洞爺湖の様子を美しく一望できるポイントは意外とすくないものです。有名な展望所では駐車場にバイクを停めて見るしかありません…それでは愛車とのショットは難しいですよね。

そこでお勧めの穴場はズバリここです。洞爺湖の西岸に位置する月浦という場所で道道578号からカフェ ゴーシュを目印に高台を登っていきます。電線など遮るものがなく美しい洞爺湖の様子と遠景には日高山脈を望むことができます。人も少なくて静かな場所ですよ。




・羊蹄山をジャマもの無しで堪能する喜茂別の農道

EOS6D Mark2 + EF35mmF2L IS

富士山のような美しい裾をもつ蝦夷富士こと羊蹄山はニセコエリアのもう1つのアイコンですね。いや…先ほどの洞爺湖よりもニセコといえば羊蹄山かもしれませんね。そんな美しい山、羊蹄山のおススメの撮影スポットは喜茂別町の字比羅岡に位置する道道97号とR276の間に並行して走る農道です。有名な立ち寄りスポットである京極町ふきだし公園の南へ5kmくらいの場所です。

道から羊蹄山を望むとちょうど真西になりますので日没時はシルエットとして逆光で狙うか、早朝の朝焼けであれば赤富士ならぬ赤蝦夷富士を写真にできるかもしれません。農道は2車線で十分に広い道路ですが通行の邪魔にならないよう配慮しましょうね。




・駒ヶ岳が最も美しくみえる大沼の穴場

EOS6D Mark2 + EF50mmF1.8STM

函館のちょい北である七飯町、これもまた北海道ツーリングでは人気のスポットである大沼でございます。大沼といえば北海道を旅するライダーでは聖地的なキャンプ場、東大沼キャンプ場がありますが、やはりここに来たら是非楽しみたいのは大沼から望む北海道駒ヶ岳の雄姿です。しかし駒ヶ岳がキレイに見えるポイントは大沼には少なく、あってもガードレールや柵などがあり写真には適さないものです。

しかし!理想的な場所を見つけました。しかも行き方も簡単でございます。大沼公園駅から北へ650mほど走ると砂利道の小道の入り口に「リバージュ」の看板があります。その小道を入ってすぐの公衆トイレの辺りです。

早朝に行けば運が良ければ湖面が水鏡になっているかもしれませんね。




いかがでしたか?道南エリアは函館港着のフェリーの人にとってスタート地点ですが観光地ということもあり混雑は避けたいですよね。早朝に行動して良い写真を撮ってくださいね。

函館着のフェリーといえば、私の北海道ツーリングは今年のGWも去年のお盆休みも片道は東北自動車道を自走で青函フェリーでした…。大洗~苫小牧の商船三井フェリーは去年は台風で欠航、今年はチケットがとれず…。しかし頑張って千葉から約800キロを走破して函館に入ると、独特の町の雰囲気がなんだかご褒美のように感じるものです。苫小牧も良いところですが、あそこは西港から降りると産業道路の印象が強いですからね。

それでは皆さま、安全で楽しい北海道ツーリングを!

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北海道ツーリング 穴場の撮影スポット<道東編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、先日「北海道ツーリング 穴場撮影スポット<道北編>」という記事を書きましたが如何でしたでしょうか?このお盆休みに北海道ツーリングを計画されている方、その中でもツーリング写真が好きで旅の記憶に刻まれるツーリング風景を作品にしたい!と願っておられる方にお役に立てれば嬉しいです。

さて今回は北海道ツーリング 穴場の撮影スポット<道東編>と題して、北海道の魅力が凝縮されているような道東の穴場写真スポットをご紹介いたします。一応、またお断りしておきますが、あくまで究極のツーリング写真的な写真スポットでございますので…。




1.阿寒町の名もない広域農道

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

道東自動車道の阿寒ICから国道240号線を北へ7kmほど走ると道の駅【あかんランド丹頂の里】があります。そこから左に入り突き当たった道です。この広域農道は本当に純粋な農道という印象で一般の車はほとんと走っていません。この写真を撮ったときも1時間以上はこの道の周辺にいましたが1台も車とすれ違うことはありませんでした。

一見すると北海道のどこにでもありそうな景色かもしれません。しかし電線や看板なども少なく、道東らしい雰囲気が確かに存在する渋いツーリングルートです。




2.北太平洋シーサイドライン ポンポロト集落

EOS5D MARK2

道東を代表する人気ツーリングルート【北太平洋シーサイドライン】です。釧路市から根室をつなぐ道道142号線ですが特に風光明媚なのは浜中町から厚岸の辺りで最も道東の海岸線らしさを感じる道といっていいと思います。その北太平洋シーサイドラインで穴場、というか私が個人的にお勧めしたいスポットは奔幌戸(ポンポロト)という集落のエリアです。

絶景地でも有名なスポットでもありませんが、ふと足を止めたくなる素朴な風景です。内陸側の原野を入れて渋い1枚を撮ってみてください。




3.来止臥野営場の満天の星空

EOS6D Mark2 + EF14mmF2.8L

ここは以前に北海道の絶景キャンプ場としてご紹介した来止臥野営場です。最低限の設備で自然の地形を生かしたワイルドな無料キャンプ場。しかしキャンプ場としての魅力だけでなく晴れた日は満天の星空を堪能できます。

近所のサイトの焚火が消えたころ、カメラを三脚にセットして夜空の様子を撮ってみましょう。それは星空と呼ぶよりは銀河という感じです。

いかがでしたか?北海道ツーリング 穴場写真スポット<道東編>また機会をみて<道南編>も書いてみたいと思います。

お楽しみに!!

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キャンプや写真に便利グッズ!OLightオーライトのLEDライト

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いよいよお盆休みが近づいてきましたね。このお盆休みに北海道ツーリングに行かれる方も多いと思います。お天気…心配ですよね。以前も書きましたがここ数年の8月の北海道はとても降雨量が多いというデータがあります。今年もこの例に漏れず週間予報を今見る限りですと…

・・・やっぱり今一つですね。もちろん雨でも旅を楽しむ手段はありますが、バイク乗りなら雨より晴れの方がいいに決まっていますよね。それにシトシト雨ならまだしも、大雨になったらキャンプも楽しめませんし心が折れるものです。

加えて…台風も心配ですね。

この記事を書いている2019年8月7日現在で台風が3つきている…というニュースが流れております。まだ進路が定まらないとのことで北海道行きのフェリーが欠航になってしまわないか心配ですね。私も去年の8月の北海道ツーリングでは見事に台風直撃でフェリーが欠航になってしまいました。

今年2019年の北海道ツーリングはもうお盆休みはやめて5月にGWに行ったのですが、5月は晴天が多くてとても良かったです。

このお盆休み、北海道ツーリングに行かれる方はお気をつけて楽しまれてください。




さて今回はツーリング写真解説はお休みしてキャンプツーリングや写真撮影で役立つモノのご紹介です。

Olight(オーライト)のLEDライトです。この手のひらサイズで驚きの光量、最大600ルーメン。5段階調整の光量にUSB充電式です。

これだけ立派なのにシュアファイヤーなどと違って現実的なお値段です。こういった強力な光量をもつLEDライトはキャンプや夜間の写真撮影ではオーバースペックにも感じますが、実はキャンプ用ヘッドランプやランタンとは別で持っておく必要があると私は考えます。




以前にこんな事がありました。照明設備のないキャンプ場で完ソロ状態で宿泊していたとき、ほろ酔いで焚火の炎をながめてくつろいでいると、何やらガサッガサッと足音が近づいてきます。自分のキャンプサイト以外は真っ暗闇で何も見えません。そんな時、500ルーメンクラスの強力なLEDで音の方へ光を照らすと人がいて「すいません、落とし物を探しに来たんです」と…かなりドキッとしましたが、これがヘッドランプ程度の明るさではお化けと見間違って失神していたかもしれません。

Cree製 XM-L2のLEDを搭載。650mAhのバッテリーにUSB充電。

こんな風に本体に直接ではなくバッテリーを外してmicroUSBを接続します。本体に差し込まないのは防水機能のためでしょうか。




このライトの最もユニークなのはHCRIと呼ばれる独特の光の色です。物体の本来の色を忠実に明らかにする演出色なのだそうです。これって夜景や星空写真を撮るときに、バイクをちょっとLEDで照らしたいって時に重宝しそうです。多くのLEDは昼白色のような青みがかかっており、それでは写真になったときに不自然なのですよね。

手のひらサイズで圧倒的に明るくUSB充電。そしてHCRIの演出色のオーライト。キャンプツーリングに夜間のツーリング写真に、おすすめです。

Olight 公式ページ

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夏の北海道ツーリング<道北>ツーリング写真ギャラリー

~夏の北海道ツーリング~

道北エリア 北海道ツーリング写真ギャラリー

逃げ水のエサヌカ線

600㎜の望遠レンズに×2エクステンダーを装着してエサヌカ線のはるか遠く、逃げ水の中から現れたライダー達をとらえた1枚です。大胆に斜めに構図して異空間を表現してみました。暑い中、2時間くらいこの場所に立って粘った写真で想い出深い1枚です。




オロロンライン

道道106号オロロンライン ただ直線なだけでなく荒涼とした原野に日本海の風景。はじめてここを訪れた2004年、大雨に打たれながら天塩川沿いを走りぬき、日本海が見えてオロロンラインに入った瞬間に急に晴れた…オロロンラインに来るとあの感動を今でも思い出します。

枝幸の国道

なんでもない国道です。有名な立ち寄りスポットでも景勝地でもありません。しかし矢羽が連なるこの国道に北海道の人々の生活風景が垣間見える気もします。こんな場所で写真を撮ろうなんて普通は思いませんが、こうして1枚の写真として見ると、これもまた私の記憶の旅風景であると感じます。




2017年8月 北海道紋別市

宗谷国道と呼ばれるR238を北上していたときでした。オオハンゴンソウと思わしき雑草の花が一面に咲き乱れている空き地を見つけました。入っても問題なさそうなのでこの場所で写真を撮ってみようと思い足を止めた…その時の自分。何年も前の出来事ですがこの1枚を見るとまるで昨日の事のように感じます。

2017年8月 北海道抜海町

オロロンラインはなぜ多くのライダーを魅了するツーリングの聖地なのだろうか?そんなことを考えても仕方がないけど、もし誰かが私にオロロンラインを1枚の写真で表せ、と言ったらきっとこんな写真を撮って「はいどうぞ」と渡すでしょう。




写真とはあの日、あの場所でシャッターを切ったからこそ旅の心象風景が心に深く焼き付くと、私はそう信じています。だからこそオートバイでの1人旅には写真は欠かせないと…そんな風に思うようになりました。写真を撮ることがツーリングの目的になっちゃっているとか、そんな事ではないのです。

ただ単純にバイクでツーリングに行くことが大好きで、その時に見た風景をいつまでも心に残したい、心に残したいからこそ写真にしておきたいのです。

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2019北海道ツーリング 穴場撮影スポット<道北編>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、お盆休みのツーリングの準備は万端でしょうか?お盆に北海道ツーリングに行くよ!という方も多いと思われます。そろそろ週間天気予報が気になるところですよね。

私は2019年の北海道ツーリングはGWに行ってきましたので、お盆は北海道ではなく信州か東北を考えております。フェリーの予約がない旅なので直前の天気予報で決めてみたいと思います。

さて今回はツーリング写真解説ではなく北海道ツーリングの穴場撮影スポットと題して究極のツーリング写真流 おすすめの撮影スポットをご紹介してみたいと思います。まず今回は道北編でございます。




1.オトンルイ風力発電所 浜里駐車公園

はい、北海道ツーリングの道北エリアと言えばまずはオロロンラインですよね。そのオロロンラインの天塩側のエントリーポイントとして有名なオトンルイ風力発電所があります。みなさんこのオトンルイで写真を撮られていますが、ここって写真撮るの難しくないですか?

真下のダートまで入って広角レンズで撮ると風力発電のプロペラがたくさん並んでいる様子が伝わりませんし、かといってオトンルイ風力発電所の目の前にあるサロベツ原野パーキングは海側にあるのでイマイチですよね。

そんな時はサロベツ原野パーキングから6kmほど天塩側にある浜里駐車公園から撮ってみましょう。長い間隔でたくさん並んでいる細長い物…それを画面内で決定的に表現するにはどうしたら良いでしょうか?そう望遠レンズですよね。

望遠で風力発電所を引っ張ってギュッと圧縮してみましょう。この駐車場はとても広いので自分のバイクを大きめに構図しても、思いっきり後ろに下がって撮ることができます。

あれっ…いまGoogleマップを確認したらオロロンラインの名称が「萌える天北オロロンルート」に変わっていますね。なんじゃこりゃ…いつからこのような名前になったのでしょうか。




2.坂の下海水浴場 駐車場

同じくオロロンライン…いや萌える天北オロロンラインでございますが、こんどは大幅に北上してノシャップ岬に近いです。萌える天北オロロンラインを北上するとノシャップ岬方面と稚内市内へ分岐するY時の信号<坂の下交差点>があります。そのすぐ手前に地味なスポットですが日本最北の海水浴場があるのをご存じでしょうか?

その名も坂の下海水浴場。ちなみに8月に行っても誰ひとり海水浴していませんし、もちろん海の家とかもありません。しかしこの坂の下海水浴場のだだっ広い駐車場は私に言わせて頂ければ最高のツーリング写真スポットです!

空に表情があるときは広角レンズで、遠方に見える利尻富士が美しいときは望遠で!どう撮るかは貴方の感性次第でございます。

あれ…こんどは信号からノシャップ岬方面へ分岐した道道254の名称が「宗谷サンセットロード」になっているなぁ…。ここは以前から無事カエルロードと呼ばれる道でカエルさんの置物が並んでいる道なのですが…。萌える天北オロロンラインといい、なんか変だな~ 鹿の飛び出しがとても多い道なので気を付けてくださいね。




3.レンガの廃墟 秋田木材発電所

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

国道238号を稚内市内から宗谷岬に向かう途中、稚内空港の少し手前あたりで不気味に見えてくるレンガ造りの古い廃墟があります。大正2年建造の秋田木材発電所跡です。むかし木材を燃やして発電していたなんて信じられませんね。

国道238号を稚内市内から行くとレッドバロン稚内の1つ手前を右に入ります。駐車場のような広めの敷地があり、特に立ち入りを制限するような表示などはありません。夏に行くと草が高く生い茂って鬱蒼としていますので、気を付けて行かれて下さい。

ちなみに声問は稚内から少し突き出た岬になっていて、その名も声問岬なる地味な岬が存在しています。どなたか開拓してみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか?夏の北海道ツーリングで写真を撮るスポットと言えば宗谷岬、オロロンラインのNのモニュメントか夕来展望所、宗谷丘陵のシェルロード、北防波堤ドームなどが有名ですよね?

今回は究極のツーリング写真流にどこにも紹介されていないような、穴場スポットを3つご紹介させていただきました。秘密の穴場スポットですのでこのブログを見た方以外には内緒でお願いしますね!

今回はこの辺で!!

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