ツーリング写真ギャラリー 里山を走るローカル列車




EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

ガタンゴトン…ガタンゴトン…

プップー

春の里山に響く素朴な音風景

そよ風にのって鼻腔をなでる菜の花のかおり

いつまでも忘れたくない旅でみた風景

あの日、あのとき、写真を撮ったからこそ

記憶に刻まれるツーリングシーン

いつか自分が走りぬいた軌跡を振り返るときがきたとき

どんな風景だったか思い出せなかったら寂しいから

だから一枚の写真を残しておきたい

私のツーリング写真は究極の記念写真だ




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

デジタル時代の写真文化

インターネットが普及して久しい現代の情報とは20年前の約500倍もあるそうです。その昔はテレビ、新聞、雑誌などが主な情報源であり個人間の口コミなどは人脈があってこそで、リアルに人と接しなければ口コミ情報は得られないものでした。

昔は人々がもっていた情報源は限られていて、足りない物は自ら行動して試すか、情報が集約されている場所へ出向くしかありませんでした。

私が子供の頃、ラジコンのレースに参加していたのですが、レース用の速いセッティングを出すにはどうしたら良いか?小学生の自分には分かりませんでした。説明書通りに組み立てても無難な性能しか出ませんし、むやみにモーターなどをアフター品に交換するとサスペンションやタイヤがパワーに負けてバランスが悪くなったものです。

バランスが良くて速い仕様にするにはどうするのか?専門誌にも書いていなかったので秋葉原の有名店に出向いて店員さんに聞いたり、サーキットへ行って大会で入賞している選手に聞いたりしたものです。

今ではインターネットで検索したり、動画サイトで調べれば知りたかった情報は容易かつ詳細に手に入ります。それどころか幾つもの情報を得て、それぞれ比較して信憑性の高い情報を選べるほどです。

先日、愛用のiphoneのバッテリーが寿命を迎えているようだったので、交換するための情報をネットで調べてみました。アップルにお願いすると高いですし近所にアップルストアもありません。調べると1万円程度でその場で交換してくれるお店が近所にあることが分かりました。さらに情報を検索するとAmazonで交換用工具などとセットになったアフターバッテリーが2500円程度で売っていることまで分かりました。しかも不安な作業方法はYoutubeで詳細に解説されているので安心です。

本当に世の中は便利になりました。




しかし…ここまで情報が大量に溢れていると良い事ばかりではありません。役立つ情報は積極的に活用したいですが、本来は自分で考えて決めるべきこと、ミステリアスな部分も楽しむような旅の情報などをネットで調べたら面白くもありません。

ネット上には中途半端な専門家を気取った個人が無責任に発信する情報、間違った内容、偏ったもの(このブログ)、何者かに操作されている情報、フェイクやデマもあるくらいです。そこで現代人に問われるのが情報を選別する能力と情報を一定で遮断することです。

自分の趣味や仕事に留まらず、生活の何から何までもインターネットで検索し有益な情報はどこにあるか?お得な情報はないか?他の皆はどうしているのか?と情報を集めるのはネット情報に依存し思考することを忘れた人・・・。

ネット情報依存の人が重症化すると「自分の好き」「自分の意志」を見失ってしまい好きな食べ物や好きな異性のタイプまでネットで調べてしまうでしょう。

つい最近、とあるバイク関係のSNSグループで「バイクの免許を取得してライダーデビューするのですがお勧めのバイクは何ですか?」と尋ねている人がいました。その回答の多くは「あなたがカッコいいと思ったバイクじゃない?」「乗りたい、欲しいと思ったバイクを自分で決めろ」といった内容でした。当然そうなりますよね…。

そのような人間にならないために「自分で考える力」「自分の意志」が衰えないよう、情報はある一定で遮断し自身で考えることが大切なのだそうですよ。

カメラがフィルム主流からデジタル主流へと移行した90年代。それは偶然にもインターネットの普及と同じタイミングでした。デジタルカメラ黎明期と言える90年代の後半。フィルムの代わりに小さなカードを差し込んでおけば、容量の許す限りたくさんのシャッターが切れるデジタルカメラ。

コンデジからデジイチまで売れに売れたデジタルカメラは家電メーカーまでもが市場に参入し業界は潤ったものです。デジタルカメラはその場で撮った画像に失敗はないかのチェックができ、カメラ初心者でも安心して使えるものでした。

メリットは他にもたくさんありフィルム代、現像代がないので経済的である、感度を自由に変更できる、ホワイトバランスの変更が自在、職人の仕事だったフォトレタッチが個人ユーザーでも可能に・・・。そして写真文化を劇的に変えたのがメールで画像を送信したりネットに簡単にアップできるといった撮った後の【画像】の使われ方です。デジタルカメラによって撮られたデジタル画像(プリントではない)はインターネット上で個人が公開できるようになり、これにより個人的なカメラユーザーが不特定多数に撮った写真を発表できる土壌が生まれました。




やがてブログ、SNSが台頭し写真の腕前を競い合うようにデジタル画像の見せっこがはじまりました。日本ではないような絶景、鮮やかな色彩、フィルムでは困難だった夜景や星空の写真、廃墟や工場などを対象としたモノ珍しい被写体。撮影技法を駆使したものからレタッチに力を入れたものなど。世界の写真文化はデジタル写真とインターネットによって過渡期を迎え変貌を遂げ、特にアマチュア写真文化は大きく変わりました。

いまデジタル写真文化は成熟期を迎えているようにも思えます。カメラを手にする全ての人の共通の願望が「いい写真が撮りたい」というもの。それを求めて多くの人がいま写真を撮っています。ジャンルやスタイルは多岐にわたり、大衆的な写真、商業的な写真、アートな写真、それぞれに主観的に決めらた「いい写真」が存在しています。そしてこれらのあらゆる写真が「画像」としてネット上に大量に溢れています。

時代は膨大な情報化社会と同じくして膨大な画像が消費される時代です。

私たちが憧れをいだく「いい写真」とは何でしょう。それは他の誰かが撮っているような大量に消費されゆく写真でしょうか。大量に撮られ大量に消費される画一化されたいい写真。そんな写真を撮っても何だか寂しいと思いませんか?

流行の写真を参考にしたり、お手本にならって写真を撮るのはビギナーの時だけで良いと思います。何年もやっているベテランならお手本など見ずオリジナルを追求してみましょう。

ネット上にある大量の情報から正しい情報を選別したり、時に情報を遮断するのと同じように、写真も世に大量に溢れている大衆的写真文化に染められないよう意識する必要があります。

それにはアートを意識することです。アート写真は個人の表現なので自分らしさ、自分ならではの作品が生み出せるよう意識を改革してみましょう。個性的なものを生み出せば反応は賛否あって当然だと思います。それがARTなのですからね。万人ウケ=大衆的写真と覚えましょう。

少しの勇気があれば貴方だけの個性作品を生み出すのはそれほど難しいことではないと思います。




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

 

バイク写真の基本的な撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、GWが近づいてきましたがコロナ渦での自粛連休、どのように過ごされますか?当ブログでは何度も書いてきましたがソロツーリングで田舎道を走り、食事はお弁当という事でしたら、感染リスクは極めて低いですし過剰に自粛をする必要はないと思います。買い出しやガソリンスタンドは普段の生活でも避けられないですしね。あとは県をまたぐ移動についてどう考えるかは…人それぞれだと思いますが、例えば出かける直前にPCR検査を受けて健康であることを確認してから出かけるのはいかがでしょうか。

泊りでツーリングにいく場合は混雑のないキャンプ場、または自然の中で野宿も良いですね。もう久しく野宿をしていませんがナチュラルなツーリング、久しぶりにやってみたいです。

さて、最近はずっとツーリング写真の解説でしたので、愛車をかっこよく撮るためのバイク写真について少し書いてみたいと思います。前回の投稿でも書きましたがツーリング写真→ツーリングのワンシーンを詩的情緒に切り取った写真 バイク写真→愛車をカッコよく撮った写真 と区別しております。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS




まず写真ビギナーの方やSNSで見かける多くの平凡な写真にはひとつの共通点があります。それは背景にあまりに無頓着なことです。バイクをカッコよく撮るぞ!ときたらバイクがカッコよく見えるアングルを探るのは間違いではありません。しかしその前に重要なことを1つとばしています。

まずは背景選びです。バイク写真の似合うかっこいい背景をつくらないと、いくらアングルだの露出だのを試しても陳腐な写真に陥るものです。そしてバイク写真のよく似合う背景とは案外と見つけにくいものです。

バイク写真に最適な背景とは?バイクが最高にカッコよく見えるスタジオボックスのような雰囲気のある空間です。なるべくシンプルでゴチャゴチャとせず、出過ぎた被写体のない空間。例えば上の写真のように錆びたトタン壁のある古い工場とか、無機質な雰囲気の場所がバイク写真の背景に似合うと思います。

そしてバイクの立たせ方。何も考えずに停めるのではなく、背景とカメラを置くポジションをよく考えサイドスタンドをかけてハンドル角度なども慎重に調整して立たせてやります。センタースタンドは何か理由があって車体を垂直にしたいのであればOKですが、多くの車種でサスペンションが伸びてしまい、不自然な姿になるので原則としてサイドスタンドで撮ると覚えておきましょう。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

こんな風にツーリングの途中で荷物を積載した状態で撮ってみるのもお勧めです。ヘルメットなどの小物を置くことでライダーの存在も感じさせる、そんなバイク写真を撮ってみましょう。

アングルは車種によってベストな位置は異なりますが、基本は7:3あたりの比率で斜め前(または斜め後ろ)から撮るのが良しとされます。R1200GSの場合はしゃがんでカメラを構えたくらいの高さで撮り、日中のトップ光を逆光として利用しパーツやスクリーンなどの局所にハイライトを入れてみましょう。




ベストアングルは車種によって異なると書きましたが、例えばR1200GS-ADVENTUREの場合は33Lのビッグタンクが見る角度によっておデブちゃんに見えるので、あまり正面からは撮らないとか、逆にタンクの迫力を強調するようなアングルで撮るなど、その車種の特徴に合わせたアングルを模索すると良いです。撮影現場でよく分からない場合は異なるアングルで何枚も撮って、後でベストと思える一枚をじっくり選別すればOKです。

2003年式 BMW F650GS dakar(ダカール)

こちらは都会的な雰囲気の場所を選んで撮ってみた一枚です。サイドスタンドで立てて側面から撮る場合は光の当たりやすい車体右側から撮るのがベターですが、このように車体左側から撮る場合はハンドルを少しだけ左右どちらかに切っておくとカッコいいです。

ところでこのF650GSダカール、私がR1200GSを買う以前の愛車なのですがこんな風に写真に残しておいて本当に良かったなと思えます。当時はヤフオクで売るために撮影した写真なのですけどね。都会的な背景は「このバイクはオフロード走行などで酷使しませんでしたよ」という清潔感をまとった写真になるので売却したいときに有利となります。

それと一眼レフユーザーに多いのですが何でも絞り開放で撮る人がいます。こんな風にバイクを風景の中で解放で撮ってしまうとミニチュアバイクをジオラマに置いたマクロ写真みたいに見えます。とっても不自然なのでやめましょう。絞りは画角とカメラディスタンス、バイクと背景の距離によって変わるのですが目安としてF8~F11あたりが妥当だと思います。

もし開放で撮るのであれば特定のパーツなど局所的に撮りたいときやライダーを主役として撮りたい時などが良いと思います。

古くから写真は被写体が最も魅力的に見えるように撮るのが基本とされてきました。バイクの写真を撮る場合はそのバイクのデザインをよく見て特長を捉え、それが美しく見えるよう工夫するのが成功のカギです。流れるようなカウリングのライン、空冷エンジンのフィンから醸すメカの質感、マフラーやライトベゼルなどのメッキの輝き・・・ご自身の愛車なら分かりますよね?

例えば私の愛車BMW R1200GSであれば道を選ばぬスポーツツアラーでありながら、どこか都会的で知性を感じるデザインを持ち合わせ、そのギャップが個性になっていると感じます。それを「らしく」見えるよう写真を撮るにはどうしたら良いか?どんな背景で撮るのがよいか?を考えてみるのです。

もし愛車と同じミニチュアやプラモデルをお持ちでしたら自宅でスマホを使ってベストアングルを研究することも効果的なのでお勧めです。愛車が最もカッコよく見えるアングルというのを覚えておきましょう。




これはヤフオクで時計を売却するときに撮った写真です。こういった小さなものを室内で撮影するのは【被写体の特徴をよくとらえて魅力的に撮る】という練習には最高に良いです。あっこの角度だ!と納得できるアングルは案外とピンポイントであり、それはバイク写真を撮るときも同じです。

この時計の場合は文字盤のギョーシエと非常にシャープなバーインデックスに光を当て、ケースのヘアラインや革バンドの厚みなどが伝わるように撮っています。鏡面仕上げになっている部分はシャッターを押す際の手が写り込んでしまうので、黒い手袋を装着して撮っています。けっこう手間がかかるのですね。しかし改めてこの写真を見るとこのオリエントロイヤル、売るんじゃなかったな…と思えます。

少々脱線しましたが究極のツーリング写真流 かっこいいバイク写真の撮り方でした!!

今回はこの辺で!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真とバイク写真☆構図とデザインのお話

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、そろそろハナミズキや八重桜も終わりに近づき春のツーリング風景とお別れの時期ですね。蒸し暑い梅雨になる前にラストスパートでツーリングを楽しみましょう。もちろんお弁当持参のソロツーリングで。

ところで私や皆さまが楽しまれているようなバイクを題材とした写真はツーリング写真、バイク写真、バイクのある風景・・・といった具合にいくつかの呼び方がありますね。最近ではフォトツーリングなんて呼び方もあるようです。ここで勝手にツーリング写真とバイク写真の違いを区別するため次のように定義してみたいと思います。

バイク写真とは・・・

バイク(車体)の魅力を伝える写真。愛車との記念写真など主に自分用、またはバイクに興味がある人が見る写真。ツーリングの記念写真。その愛車に乗っていたという記念写真。

ツーリング写真とは・・・

バイク旅のワンシーンを詩的情緒にとらえた風景写真。山や海などの自然、空の表情、道、港などでバイク、ライダーが登場しバイクで旅に出る魅力が伝わる写真。近いカテゴリとして風景写真、旅写真。

まあ…私の勝手な解釈ですので異論のある方はどうぞ寛容にお願い致します。




さて今回のツーリング写真解説では中級者向けの内容としてツーリング写真の構図をつくるにあたり、写真デザインの考え方をどのように応用するのか、作例で解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

今まで究極のツーリング写真では構図やデザインのことについて何度か解説をしてきました。簡単におさらいすると構図とは作品の主題へ導くための案内図のようなもので、被写体の大きさや配置を裁量します。デザインは目の前にある風景からデザイン要素となるものを洗い出し写真へ取り入れる方法。主に色、線、図形、質感、立体感、規則的なパターン、シェイプ、連続するリズムなどがあります。構図とデザインの他にも水平線など分断線がある場合に発生する比率というのもあります。

これら構図、デザイン、比率などは写真の構造であり写真の核心を魅せるための土台です。写真の観賞者は写真をパッと見た瞬間に無意識下で視線を写真内で動かしてその様子を認識します。視線の動きを心地よく動かす導線があったり、色による印象などで観賞者はその写真が興味の対象であるかを探るのです。

上の作品は千葉県君津市の亀山湖で撮ったものです。塗装工事を終えて間もない赤い橋が美しく、かつトンネルがあったので面白い写真が撮れないか?と思い撮影に挑みました。




写真デザインの考え方で効果が大きいとされるのが色と線です。とりわけ赤色については強い印象を与える効果があります。自然の中に存在する赤い橋はその存在だけで印象的なものですよね。この撮影場所で写真デザインに使えそうな要素を洗い出してみましょう。

1.橋の赤色 2.トンネルの円 3.連続する橋の垂直線 4.トンネル内のタイル模様(規則的なパターン)5.手前から奥へ延びる道の導線 といったところでしょうか。

まずは目でよく見て状況を把握します。デザインや構図に使えそうな要素と排除したいものを見極めるのです。排除したいものは電線や看板などリアルな邪魔者だけでなく、例えばトンネルは杭口の円を全て枠内に入れる…といった先入観も排除しましょう。ここでは壁に流れる水をアクセントに縦構図とし、杭口の円は右側を切り落としました。

ごく当たり前のことですが画面という長方形の四角形をよく意識して、その中で色、線、図形などを写真の構造として組み立てていきます。それぞれに理由を与え持ち合わせている撮影技法と紐付けて探るような感じです。例えば橋の赤色が重要なのであれば望遠の画角を使って橋の垂直線の間隔を圧縮することで画面内の多くの割合を橋の赤色で占めることができます。壁に流れる水が良い仕事をしてくれると感じたら、それが分かりやすく伝わるよう配置すればOKです。

こういったことは多くの場合で撮影開始の直後はよく分からないものです。ここで写真を撮りたいと感じてバイクを停めたのですから、その場所には何か魅力があるはずです。しかし現実の様子を目でみただけでは心が感じた刹那とリンクしないもの。それを再現するために良く見て良く思考し、目の前の情景をデザインしてみましょう。

現実の様子をそのまま記録しないように。




難しく感じるかもしれません、手間もかかります。しかしここで構図やデザインについて悩むことは成長という意味でも価値があります。何年も写真をやっているのにちっとも上達しない人はこういった悩むことや手間をかけることを避けている人だと思います。

騙されたと思って次回のツーリングで実践してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

↓↓↓撮影地↓↓↓

亀山湖の西側、笹川渓谷にかかる小月橋です。農溝の滝が近くにある県道24号から亀山ダムの方へ曲がるとすぐにあります。Googleアースではまだ赤い色に塗装されていませんね。この周辺は千葉県では屈指の紅葉エリアなので12月初旬に行くと素晴らしい景色が堪能できますよ。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真の構図☆基本的なバランスについて

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、春のツーリングシーズンを楽しまれていますか?ここ最近、当ブログで頻繁に書いてきましたがバイクの事故が本当に多いので気を付けてくださいね。

「バイクは危ない」これって常識のように言われますが我々ライダーはバイクで走る事の何がどう危ないのか深く理解しておく必要があります。例えばガードレール、電柱、標識など道路上にあるあらゆる構造物はバイクへの安全など全く考えて作られていません。

道路はバイクのライン上にマンホールがあることは珍しくありませんし、橋などの継ぎ目の金属が道路を斜めに横切っているものもあります。ガードレールの支柱は転倒して滑走してきたライダーが激突して大怪我になることもありますし、電柱の支線(黄色いカバーがある斜めの支線)などは最悪は体が真っ二つです。

記憶に新しいのは東京のレインボーブリッジです。芝浦側にある約600mのループ状のカーブで連続してバイクの死亡事故が起きました。原因は本来は安全のために設置していた視線誘導灯です。この高さがちょうどライダーの胸の位置になるためカーブを何らかの理由で曲がり切れなかったバイクが視線誘導灯に衝突し重大なダメージを負うのです。この件については既に管轄の東京都港湾局の方で対策を施したようですが、この他にも例えば首都高だと外壁が低くて下に落下しそうな場所、フェンスの金具がむき出しになっている…など探せばキリがありません。

道路や道路上の構造物に限らずこんなのも怖いです。積載方法に道交法では何も問題ないと思いますが…万一、この後ろにバイクで突っ込んだら目も当てられません。このようなトラックの近くはなるべく走行しないよう、ポジションに意識して走りたいですね。




とにもかくにも道路には危険がいっぱい、もちろん自身のヒューマンエラーによる危険もあります。常に別の自分が自分や周囲をとりまく状況を管理するように、客観的にリスクを監視したいですね。

さて、とっても前置きが長ったので今回のツーリング写真解説はさらっと書いてみたいと思います。

たまにSNSなどで見かけるのですが、美的バランスというのを全く無視した構図の写真です。以前に究極のツーリング写真で何度か書いてきましたが、写真構図を練る時は画面という長方形の四角形をよく意識し、その中で秩序やバランスがあるよう被写体の位置関係や大きさ、背景との比率などを考えましょう。上の写真は縦構図の画面に対してR1200GSの位置が左下、小湊鉄道の列車が左上、被写体がどちらも左側で非常にバランスが悪いです。

もし何かの意図があってバランスを崩したというのであれば別ですが、よく見かける陳腐な写真の多くはそうではなくバランスを無視した駄作に過ぎません。




はい、バランスのことを考えればこうなるハズですよね?R1200GSは画面の左下、小湊鉄道の列車は右上。これで構図にバランスが生まれました。

バランスとか比率というのは整えれば良し、という訳ではありませんが、意図して作ったアンバランスとバランスなど意識せず崩れてしまったものは似て非なる両者です。まずは基本であるバランスや安定のある構図を作ってみましょう。少し崩すのが美しい…という領域はまずは基本を学んでからということですね。

今回はこの辺で!!

↓↓↓撮影地↓↓↓




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

写真の知識を応用できない人へ☆ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、つい先日のニュースで見かけたのですがNikonが一眼レフカメラの国内生産を終了するそうですね。カメラの市場はスマホの普及により縮小の一途であり、加えてSONYなどの新参競合が勢力を上げ苦戦を強いられていましたからね。

それにしてもNikonのような世界に誇る優秀なカメラメーカーが…寂しいニュースであります。ここで一発奮起してツーリング写真用カメラの製品化とかどうでしょう?Nikonさん?だめか…

さて今回のツーリング写真解説では写真の知識を実際の撮影シーンで応用できない人のために、何が足りないのかについて書いてみたいと思います。

EOS6D mark2 + SHIGMA12-24mmF4.5-5.6DG

写真のことについて教本やワークショップなどで学び様々な知識をつけたけど、いざ撮影現場で何をしてよいか分からず途方に暮れてしまう人。私もその昔そうでした。この原因はいたって簡単です。撮り方などを学んで知識をつければ良い写真が撮れると思っているのが間違いの根源です。

そして多くの場合で「この場合、どう撮るのが正解なのだろう?」と正解探しをしている人も多いと思います。正解を探す・・・正解がどうなのか分からないのは自分の知識が足りないからだ…いいえ、ソレ違います。




確かに撮り方などの知識は重要かもしれませんが、その他に大切なことはたくさんあります。目の前の空間を認識する感覚、被写体や景色の特徴をとらえる、構図を作れる、画角の感覚、写真の完成予想図となるイメージ写真を脳内に描ける想像力…そしてとても大切なのは【心】です。

ピントが合っている、露出が適切である、しっかり水平が出ている…こういった基礎的な撮影技法が問題なくても、そこで写真を撮ろうと思った理由、撮影者の表現したかったこと、撮影者なりの美・・・これら【心】といえる部分が無いと何か足りない平凡写真となります。

そこで写真を撮ろうと思った理由、撮影者の表現したかったこと…これらは人間の感情の動きに他ならず、それを表現して共感や感動があったときはじめて「良い写真が撮れたな」と実感できるものです。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

あぁ、ここは素晴らしい、美しいな、ここで写真を撮りたい。その気持ちとよく向き合って何がどう素晴らしいのか少し考えてみると良いです。それは自分の心がどう動いたのか?を自分自身で感じ取ること。例えば上の作品の場合は当初は「おっ、ここはイイ感じだ!」と思って撮ろうと思ったのが当初ですが、それだけでは具体性がなくカメラを手にした後に何をすべきか分かりませんでした。そこで「湖畔のサイトに美しい緑の光があふれ静かな時間が流れていた」と自分なりに感動したことを言語化してみます。

すると「緑の光」が伝わるようハイライトの位置を意識して構図し、光が魅力的になるような露出を探れば良いですし、「静かな時間が」を表現するために湖面や木の葉の一枚一枚に静けさをまとったような表現になるようシャッター速度を探れば良いのです。ねっ?作業に具体性が出るのがお分かり頂けるでしょう?

「いい感じ」で現実の様子をパチリとやっただけではよほどの絶景でない限り、陳腐な写真となってガッカリするものです。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

いま、目の前にある風景や被写体。そこで写真を撮りたいと思った自分。その場所がいいと思った、好きだと思ったのだからその気持ちが何より大切です。その心をどうやって写真にして表現しようか?よく考えて心と向き合ってみましょう。

しかしそこでできることは限られているかもしれません。状況をよく把握してイメージが浮かんだら最初に画角(レンズ)決めましょう。景色や被写体の特徴をよくとらえ、そこにどのような光が存在し、どのように当たっているのか?影も見逃さずよくみてください。

上の作品は撮影場所が道幅の狭い農道でした。主題は牧歌的な風景にぽつねんと存在する赤い屋根の家です。撮影スペースの限られた場所でバイクと合わせて作品を生むのに無理がありましたが、バイクでここへ来たこと、伝えたかった風景を表現するにあたり考えた末、この構図となりました。

この作品を見て「よくこの発想が出てきますよね」と言われることがありますが、当初に写真を撮りたいと思った気持ちを納得の一枚にするまで撮影をやめないことです。気持ちと向き合い思考すること。多くの場合で時間と手間をかけて考え抜けば何かしらのカタチで納得の撮り方が見つけられます。




よく見てよく感じ、よく考えよく想像し、よく動いてよく試す。結果、出来上がったイメージを実際の写真へと実現させるにあたり、はじめて「撮り方」などの知識の出番になるのですね。

それともう一つは写真の勉強ばかりで写真を撮っていない人は上達は見込めません。たまに旅行に行くときにカメラを持っていくだけ…これでは画角の感覚さえ養えないですね。本当に最初にやるべきことは【写真を好きになること】なのかもしれません。写真を撮ることが好きな人であれば日常的にたくさんの写真を撮るものです。

写真が好きでたくさんの写真を撮っていれば、難しいことは抜きにノウハウが身に付いて上達すると思います。

何となくお分かりいただけたでしょうか?撮り方だけを覚えても良い写真が撮れない理由…。結局、最後は自分で考えるしかないのですね。ぜひ次の撮影から意識してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

ツーリング写真における極端な画角について

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、GWのツーリングの計画は立てられましたでしょうか?私はまだどこへ行くか思案中ですが今回は「行ったことのない彼の地」をテーマに行先を決めてみようかと思っております。

つい先日、知人から「写真は逆光じゃだめでしょ」というお話を頂きました。これ、すごく多いのですが逆光がだめという事はありません。むしろ逆で逆光はドラマチックな写真が撮れる最高の条件とも言えます。ただ露出をカメラの評価測光に任せてしまうと被写体が暗くなってしまう…というだけのことです。

「逆光はだめ」に限らず「〇〇が切れている」も同じで被写体を必ず枠内に収めなくてはいけない…というのも間違いです。時には枠で切り落としてフレーミングで魅せるのもアリなわけです。「逆光はだめ」「〇〇が切れている」は大衆的な写真文化での間違った通説です。洗脳のような思い込みとも言えるのでぜひ正していきましょうね。

さて前回まででツーリング写真における画角の違いについて解説してきました。広角レンズや望遠レンズで撮ったツーリング写真はどのような雰囲気を持った写真となるのか?という従来とは少し違ったアプローチで解説しましたが如何でしたでしょうか?今回は極端な画角を使ったツーリング写真について書いてみたいと思います。

焦点距離 600mm

極端な画角…つまり超広角と超望遠ですね。広角であれば14mmとか望遠であれば400mmといった具合に、通常の撮影ではあまり出番のない特殊用途と言える画角です。

一般的に超望遠といえば野鳥などの野生動物を撮影したり、被写体に接近できないスポーツシーンなどで活躍するものです。大きく重く、そして解放が明るいものはとても高価です。一方で超広角の方は通常のワイドレンズと魚眼レンズの二種類があります。どちらも特殊な物ですが超広角は星景写真などで活躍します。

ではツーリング写真でこういった極端な画角の出番はあるのか?と聞かれると普通に考えればないですね。上の作品は北海道の人気ツーリングルートである日本海オロロンラインで撮ったものです。気の遠くなるような直線道路で有名な場所ですが、この時は地形が起伏していることに注目し、長い直線を離れた場所から600mmレンズで圧縮して撮ってみました。

こういった発想は出かける前からイメージを煮詰めておいて、そのための道具としてわざわざ重い超望遠レンズをキャンプ道具に加えてR1200GSに積載して出かけたのです。他人から見れば「ほんとご苦労さまです」といった感じでしょう。普通では考えられません。変人です。




エサヌカ線

こちらも600mmで撮ってトリミングした作品です。北海道とはいえ8月の晴天時は35℃とか普通にいきます。暑い日にエサヌカ線のはるか遠方にゆらぐ風景に、逃げ水にヘッドライトを反射させて走るライダーをとらえた抽象的作品です。

こちらも先ほどのオロロンラインと同様に出かける前から「逃げ水を泳ぐバイクをとらえるぞ」というイメージを煮詰めて撮影に挑みました。つまりツーリングの時にどうこうではなく、普段から頭の中でこういった写真のことを妄想しているのです。

EOS5D Mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 10SEC ISO400

一方、こちらの作品は超広角レンズで撮影したものです。広角レンズは風景が主体となるツーリング写真では出番の多い画角ではありますが、普通に考えればせいぜい24mmあたりが下限だと思います。それよりワイドだと歪みも強烈ですし逆光時のゴーストのコントロール、画面内に入ってしまう余計な被写体、少し下に向けると自分の足が入ってしまう…などなど、何かと取り扱いも難しくなってきます。

この作品は千葉県君津市にあるホウリーウッズ久留里キャンプ場で撮ったものですが、全周囲にわたって落葉樹の美しい森だったので14mmのレンズを選択しました。強烈なレンズの歪みはバイクや建物などの人工物に大きく影響するものですが、この時はバイクを点景(米粒大に構図する)とし歪みの影響の少ない中央としたことで回避しました。




EOS1Dx + EF14mmF2.8L F5.6 1/25 ISO100

こちらの作品は確か日光の方へツーリングに行った帰り道でした。首都高速中央環状線を走っていたとき、葛西方面に夕陽に当たる美しい虹が出現しました。どうしてもこの虹の写真を撮りたかったので湾岸線に合流してから浦安で国道357へ降りて安全な場所に停めて撮った一枚です。スペースの限られた場所で確実にダブルレインボーをとらえることに成功したのはEF14mmF2.8をこのとき持っていたからです。

私が14mmのような超広角レンズを好んで持ち歩いているのは急な天候変化などで起こる奇跡の風景を捉えたいからです。それは虹に限らず空一面に広がるウロコ雲、日没直後に発生するマゼンタに染まる雲など、主に【空の表情】をツーリング写真として仕上げたいからですね。




今回の解説で「みんなも超望遠や超広角レンズを持ってツーリング写真を撮ろうよ!」ということが言いたかった訳ではありません。超望遠、超広角レンズをツーリング写真で使うのは言ってみれば飛び道具です。スターウォーズで言えばデススター、ガンダムで言えばコロニーレーザー、宇宙戦艦ヤマトで言えば波動砲です。

そもそもこんな重く大きなものをバイクに積載しようという発想は普通ではないですよね。普通では考えられない、つまり変人の領域です。

今回はツーリング写真解説というよりは「こんな変人もいるみたいですよ」というネタでございます。たまに私の作品にキャプションで使用レンズなどを書くのですが、それを見て14mmや600mmのレンズを買うべきなのか?という誤解を招きそうで怖かったので、こんなことを書いてみましたよ。

ツーリング写真における極端な画角のお話でした!

よい子の皆さまはマネしないように~

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

標準画角で撮るツーリング写真の雰囲気とは

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい写真を撮って素敵な春のツーリングライフを楽しまれていますか?写真を撮ることとバイクでツーリングすることは非常に親和性の高い両者だと感じます。私は全てのライダーにツーリング先で写真を撮ろうよ!と言いたいですし同時に全ての写真を愛する人にバイクツーリングに行くともっと素敵な写真が撮れますよ!と言いたいですね。

さて前回、前々回とツーリング写真における画角の違いによる写真の雰囲気について解説してきました。

前回の投稿は こちら 

広角レンズは景色の雄大さや空の広がり感などを表現するのに適した画角で、写真のもつ雰囲気は作品の世界に吸い込まれるような雰囲気。逆に望遠レンズはバイクやライダーなど特定の被写体に絶対的な存在感をもたせてドーンと突き出てくるような雰囲気であると解説しました。




今回は標準の画角について解説してみたいと思います。

EOS30D + EF28-70mmF2.8L

標準の画角とは当たり前ですけど広角でも望遠でもない普通の画角です。焦点距離は35mm換算で50mm前後となります。APS-Cサイズの一眼レフの場合はおよそ30mmくらいのレンズが標準となります。

カメラやレンズの構造とはたびたび人の眼球に例えられるものです。眼球にはレンズの奥に絞り羽に似た虹彩があったり、視神経は言ってみればイメージセンサーです。しかし眼球とレンズには決定的な違いが1つあります。それは眼球は標準画角で固定されていて望遠や広角には出来ないことですね。

ということは標準の画角で撮った写真の雰囲気とは自然さ、作者の視点、臨場感ということになります。変に空間が変形していないことで目で見た通りの自然な風景が再現されているのが標準画角です。

上の作品は北海道の襟裳岬へ向かう黄金道路で2004年に撮影したものです。APS-C機であるEOS30Dに使用した画角はこのレンズのワイ端28mmです。35mm換算すると約45mmなので標準画角ですね。この時、私は防波堤ブロックの上に立ってハイアングルでシャッターを切りました。防波堤ブロックはF650GSとカメラ位置を接続する導線にもなっていて、説明するまでもなく撮影者はあのオートバイの持ち主と分かるはずです。

つまりこの作品は標準画角で撮ることで写真を見た人もこの場所でツーリングしている気持ちになれる臨場感ある写真に仕上がっています。




EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

自然な画角によって人の視線の再現ができること。上の作品はレンガ造りの廃墟(明治時代の木材発電所跡)に出会ったツーリングシーンですが、前景の花、バイク+ライダー、レンガの廃墟の3レイヤーの位置関係に不自然な圧縮や広がりのない自然さがあります。これが標準レンズの特徴と言えます。

こうすると不思議なことに第三者的な視点でシーンを傍観しているような雰囲気にもなります。これも臨場感ですね。

標準レンズとは空間をいじらずにナチュラルに表現する手法です。画角に限らず写真には様々な「魅せ方」が存在します。例えば構図、露出、シャッターチャンス、デザイン、比率…まだまだありますが、その中で画角があります。こういった写真の魅せ方をどのように使うかは撮影者それぞれです。レオナルドダビンチのように複雑怪奇に使っても良いしシンプルに1つでも良いし、あえて何も魅せ方を使わないのも大いにアリな訳です。

そういった意味で標準の画角とは画角で魅せる手法をあえて使わないですよ!という意味でもあります。




自分だけの標準画角をもつ

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

もうひとつ、蛇足かもしれませんが「自分だけの標準画角」というのを持っておくと便利です。標準画角のレンズは「これ一本あれば何でも撮れる」と言われるレンズなのですが、私の個人的な意見として何でも撮れる一本という意味での標準画角はけっこうな個人差があると思うのです。つまり皆が50mmではないのでは?という事ですね。

私の場合は35mmを自分の中の標準画角にしています。上の作品は精進湖で撮った富士山のあるツーリング写真ですが風景写真をスナップ的に…つまりアッと思った瞬間にパッと撮る手法で魅せるやり方に「自分的標準画角」がハマるのです。カメラバッグの中でデフォルトとしてボディに装着しておくレンズですね。

自分的標準画角の決め方は簡単です。自分が得意、好きな画角です。あるいは過去の作品を見てよく撮れたなと思えるお気に入りの一枚が、いつもこのレンズの時だなと思えるそんな画角があなたの標準画角です。

いかがでしたか?前回、前々回と3回に分けて広角レンズ、望遠レンズ、標準レンズのそれぞれをツーリング写真で使った場合の写真の雰囲気について解説してみました。次回は番外編として「極端な画角」について書いてみたいと思います。

今回はこの辺で!!

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

望遠レンズで撮るツーリング写真の雰囲気とは

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、新年度で仕事が忙しかったり環境が変わったという方も多いかと思います。まだ落ち着かない生活かもしれませんが、そんな時は究極のツーリング写真をみて「あぁ、このブログはいつも通りだな」とホッとして頂ければ幸いです。

ところで今の時期、道路で引っ越しのトラックをよく見かけますね。引っ越し屋さんの車なら何も問題ありませんが、平ボディーのトラックに家財道具を満載した車を見かけたら距離をおいて走りましょう。風で積み荷が落下してくるかもしれません。最近、テレビで見かけたのですが高速道路でトラックの荷台からソファが落下してくる映像が紹介されていました。ソファのような形状だと地面に着地した後の軌道が予測しにくいので、回避は非常に難しいと思います。その他、畳やブルーシートなどもよく風圧で落下するようです。

この時期、ライダーにとって素人引っ越しのトラックほど恐ろしいものはありません。見かけたら積み荷の状態をよく見て車間距離を多めにとりましょうね。




さて、前回の投稿からツーリング写真における画角のお話を書いています。広角、標準、望遠といった画角の違いで写真の雰囲気がどう変わるのか?今までの解説とは違った観点で解説をしております。今回は前回の広角レンズに続いて望遠レンズでございます。

前回の投稿は こちら 

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

望遠レンズとは一言でいってしまえば広角レンズでお話したことの真逆なのですが、そんな適当な解説はいたしません。望遠レンズの画角は狭く、遠くの物は大きく写せるのが望遠レンズだ…という当たり前のことも解説いたしません。野鳥の写真やサーキットでレースシーンを撮る場合は望遠レンズを使う、なんてことは誰でもご存じですよね…。究極のツーリング写真ではあくまで「ツーリング写真を撮る場合において」を解説いたします。

ツーリング写真において望遠レンズで撮った写真のもつ雰囲気とはこの作品の主題はこれですよドーン!と突き出てくるような雰囲気です。上の作品の場合は私の愛しきバイクBMW R1200GSを主題にしたものですが、ライダーも青い海も富士山さえもR1200GSを引き立たせる演出のサポートです。

写真を見た人が無意識下に感じる雰囲気のお話ですね。主題が突き出てくるような強い印象をもつ写真、それが望遠レンズで撮った写真の雰囲気です。この作品では望遠レンズを使う事でR1200GSに絶対的な存在感を持たせました。とてもインパクトがあると思います。

ところでこの写真の場所は南房総の保田海水浴場ですが、富士山までの直線距離がジャスト100kmです。望遠レンズを使用したことで神奈川や静岡から撮った写真なのか?とも思えるほど富士山が大きく写っています。




EOS5D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

もうひとつ、望遠レンズの特徴として空間を圧縮するというのがあります。広角レンズの解説のときに目の前の風景を遠くに飛ばし、遠近感を出すのが広角レンズと書きましたが、望遠の場合は空間を「ギュッ」っと圧縮して遠近感を奪います。言い方を変えると密度を上げることなので、上の作品のように「たくさん咲いているヒマワリ」の「たくさんの」の部分を強調して表現するのに向いています。

望遠レンズで撮った写真の雰囲気として2つ目は「密度が高い」ということですね。たくさん咲いているお花に限らず空気中に存在するチリや水分などの粒子に光が当たっているとき、それらを望遠レンズで圧縮すると霞みとなって演出に役立つ場合もあります。




EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L2 IS

それとオマケでもう1つ。こちらは対比で魅せるやり方です。これは撮影場所がうんと下がれる広い場所でしか出来ませんが、望遠レンズを装着してバイクから距離をとることでバイクは小さく構成し、背景にある主題を巨大にして大小の対比を表現しています。これによって「富士山は本当に大きい」ということを表現しました。広角レンズの解説の時に景色の雄大さを表現するのが広角レンズと書きましたが、このように望遠レンズでも景色の大きさを表現することは可能です。

ちなみにこの作品、本当の主題としたかったポイントは中腹にある宝永山の噴火口なのです。富士山の写真というと美しい裾まで入れたものが通常ですが、たまにはこういった撮り方も悪くはないと思います。撮影場所は富士サファリパークの近くにある樹里木高原でございます。

~望遠レンズで撮った写真の雰囲気とは~

1.写真から被写体が迫るようなインパクトがある

2.バイクやライダーなど特定の被写体に絶対的な存在感をもたせる

3.空間を圧縮して無数に存在する被写体の密度をあげる

その他、望遠レンズの場合は被写界深度が浅くなるのでボケ味で表現できるというのもありますが、それは以前にも何度か解説したので割愛しました。

次回は標準レンズの画角について解説いたします。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

広角レンズで撮った写真の雰囲気とは

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日から4月なので新年度のスタートですね。時間の経過は実に早いものです。春は出会いと別れの季節とよく言いますがコロナ渦を経て新たに良い出会いがあることを願いたいですね。

最近、ネットかどこかで見かけた記事で興味深いことが書いてありました。それは人間とは他と比較して優越をつけるのが得意で、何もない無の状態から新たなことを生み出すのが苦手なのだそうです。あ、なるほどと思いました。これって写真をやっていると良く分かります。

既に出来上がっているものを見て「どちらが優れているか」を決めるのは簡単です。こちらの作品の方が〇〇だから優れているとか、こちらは〇〇で印象に欠けるとか、偉そうに専門家ぶって(私ですけど)意見するのは才能でも何でもなくて、実は誰でもできることなのですね。

本当に大切なのは自分の生まれながらに持っている唯一無二の個性を生かし、インスピレーションからブランニューな表現を生み出すことです。芸術の世界では偉大なる先人達がこれを成しえているのですね。自分もその領域に強い憧れを覚えます。




さて、今回のツーリング写真解説では画角のお話を今までと違ったアプローチで書いてみたいと思います。画角、つまり目の前の風景をどの範囲までを写真とするのか?というレンズのお話ですね。画角は焦点距離(mm)で表されます。目で見た通りの普通の画角がおよそ50mmで数値が小さいと広角、大きいと望遠となります。

焦点距離とはレンズの先端からカメラ内にあるセンサー(フィルム)までの距離のことで、長いレンズは望遠で短いレンズは広角となり、超広角となるとレンズの前玉が球状になります。

現代の多くのカメラはズーム機能といって画角を一定の範囲内で調整することができます。28-70mmとか70-200mmと言った具合に表記されています。スマホのカメラ機能は多くの機種で起動時におよそ28mm前後の広角となっているようです。28mmといえばスナップ写真の代表的な画角なのですが、つまりスマホのカメラ機能は主にスナップを撮るためにあるという事ですね。

今回の解説は広角、標準、望遠と解説しますがまずは広角をご説明いたします。

過去に究極のツーリング写真では広角レンズを使ったツーリング写真として、景色の広がり感、風景主体のバイク写真、空一面に広がるウロコ雲など空を主体に撮るときに出番の多いレンズですと解説しました。

今回は広角レンズのもつ写真の雰囲気について書いてみようと思います。




広角レンズのもつ写真の雰囲気・・・それは一言でいってしまえば写真の世界に吸い込まれるような雰囲気です。あたかも作品に誘われて思わずその世界に引き込まれてしまうような感覚です。景色のもつ雄大さ、その中にぽつねんと存在するバイクやライダー、点景構図(バイクやライダーなどを米粒大にする)で表現する風景写真の世界ですね。

地球は広い、空も広い、北海道はでっかいどう、海は広いな大きいな・・・とにかく広い、大きいというスケールに対比として被写体を置いて表現し、作品を見た人を壮大な風景の世界に誘い込むのです。

もう1つ、広角レンズのもつ雰囲気として遠近感があります。広角レンズはその切り取る範囲がワイドなだけではなく、奥行方向に風景を飛ばす遠近感が特徴です。カメラの近くに被写体を置いて前景のある構図を作れば、その遠近感が写真に強烈な奥行を与えてくれます。

広角レンズを装着してカメラを構えた時、レンズの先から風のようなものが放射されて被写体や景色を遠くへ飛ばしているような感じと覚えてみましょう。このイメージで広角レンズの使い方が何となくつかめます。

寄る広角、寄せる望遠などと言われますが特定の被写体に一歩「ぐっ」と寄って被写体の質感など魅力を高めて撮ってみましょう。きっとその先にある被写体も魅力的になるはずです。




広角レンズは歪みによりバイクやライダーが変形してしまったり、画面内に電線や看板など余計なものが入りやすかったりと、何かと取り扱いが難しい面もありますが広角のイメージを早く作れるようになると難しさは消えていきます。

今回ご紹介したような見る人を風景に誘うような写真、圧倒的な遠近感で印象を与えたい、といったイメージが浮かべばそこは広角で撮ろう!となる訳ですね。

次回は標準レンズを解説いたします。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング