TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2を使ってみた結果

Pocket

さて、久しぶりにカメラ&レンズの話題を書いてみたいと思います。当ブログは写真のことに主軸を置いているので道具であるカメラ&レンズについてはあまり触れてきませんでした。

しかし日本の大衆的な写真文化においては多くの人がカメラ&レンズに関心を向けているのは昔も今も同じです。したがってあまりこの部分に触れなさ過ぎるのもブログとしていかがなものかと感じます。

過去に何度か書いてきましたが誰もが憧れる【いい写真】とは撮影者が生み出すものでカメラ、レンズではありません。最新のカメラ、高級なレンズを手に入れれば明日から良い写真が撮れるか?というと必ずしもそうではないのです。

ただし撮影者が望むイメージを実現させるにあたり、どうしても必要な機能や性能が気になるカメラやレンズにあるのであれば、資金を投入して機材をバージョンアップするのは大いに結構だと感じます。




さて今回は4年ぶりくらに新しいレンズを導入しました。 TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2 というレンズを購入したので、そのサンプル画像とインプレッションを書いてみたいと思います。

24-70mmF2.8の通しといえば純正レンズの世界では大三元などと呼ばれるレンズです。いわゆる標準ズームとして使われる一般的に最も出番の多い画角をカバーしたズームレンズですね。

キャノンであれば純正レンズのラインナップに品番の末尾に【L】の付く高級なレンズが有名です。質の良いガラス材や手の込んだコーティング、機能や精度もコストのかかったハイアマからプロ用の立派なレンズですね。今回ご紹介するレンズに当てはめるとEF24-70㎜F2.8L ⅡUSM というレンズになります。定価で25万円くらいでしょうか。

今から4~5年くらい前ですがメーカー純正ではないサードパーティーメーカー(主にタムロンやSIGMA)が純正高級レンズに対抗するかのような高品位なモデルをリリースしはじめました。始まりはSIGMAの35mmF1.4 ARTだったと記憶します。それを皮切りにタムロンも追従するように発表し、メーカー純正よりも魅力的な価格で高品位なレンズが手に入る!と人気を博したものです。




今回ご紹介するTAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2 もそんなメーカー純正高級レンズに当てた製品です。従来のサードパーティーメーカーにあるような安っぽさや出来上がった写真のアラのようなものは全く感じさせない立派なレンズです。

タムロンSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A032)

さっそくEOS6D Mark2 に装着してサンプルを撮ってみました。第一印象としては色がけっこう濃いな、ということと想像以上に逆光の耐性が高いことです。上の写真だけを見てキャノンのLレンズで撮りました、と言っても普通の人ならまず分からないクオリティの高さです。

私はあまりカメラやレンズに細かい性能を要求しないタチなので、当然ではありますがクオリティ面では全く不満はありません。このような写真が撮れる立派なレンズを中古品とはいえ6万円程度で入手したのですから、それを考えると大満足ですね。

今回、この標準域のズームレンズを買った理由は以下の通りです。

1.普段は12-24広角ズームレンズ、35mm単焦点、135mm単焦点or150-600mm超望遠ズームという組み合わせで使ってきましたが、最近になって度々50mmや70mmあたりの画角が欲しいシーンに遭遇してしまった。

2.景色の写真としてとても出番の多い24mmの画角。それを旧式のSIGMA12-24のテレ端で使ってきましたが、さすがに逆光時や解放で使った場合の諸々の問題点が許容できないと感じ始めた。

といったところです。




単焦点レンズ 左:SIGMA50mmF1.4DG ART 右:キャノンEF50mmF1.8STM

単焦点とズームレンズ、どっちが良いのか?という議論はとめどなく続くものですが、少なくとも持っていける機材の量に制限のある我々ライダーにとって、ズームレンズが有利なのは疑う余地もありません。

予め「あそこでこんな写真を撮るぞ」という予定調和のツーリングであれば単焦点も大いに良いでしょう。しかし奇跡の光景や思いもよらぬ出会いは突然訪れるものです。そんな時に「あのレンズを持って来れば良かった」と後悔するのが単焦点レンズでもあるのです。譲れない描写力の裏側にあるデメリットなのですね。

その点、今回のような24-70mmといったズームであれば24mm、35mm、50mm、70mmと4本のレンズを一度に持っていくようなものです。TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2も大きくて重いレンズではありますが、4本のレンズが1本で済んでいると考えれば気になりません。

TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2の導入により身軽になり、かつ想定外の撮影シーンにも対応できるようになりました。本来であればキャノン純正レンズといきたいところですが、お小遣い制度の身分なので撮影機材にかける予算は最小限にしたいものです。そういった意味でサードパーティーメーカー製の程度の良い中古品を買うのは賢い選択だと思います。浮いた予算を旅の費用にあてがえば傑作が生まれるかもしれませんしね。

TAMRON SP24-70mmF2.8 Di VC USD G2 使ってみた率直な感想としては使い勝手もクオリティも素晴らしいレンズでした。




にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング