ツーリング写真と三脚 バイクに三脚を積むのは…

今日は久しぶりに三脚のお話を書いてみたいと思います。

今までも何度かバイク写真と三脚のことについて書いてきましたが、今回は少々アプローチを変えて皆さまのツーリングスタイルに合う三脚を選ぶにはどうするか?の参考になるような内容を書いてみたいと思います。

まずおさらいで三脚の役割を簡単に書いておきます。三脚はカメラをしっかりと固定するもの…というのは当たり前なのですが、その詳細な目的は次の通りです。

1.遅いシャッター速度でもブレが発生しないように固定する

2.作った構図を何らかの理由で固定したい

3.シャッターを押してくれる人手が足りないとき

1は風景写真などで絞り込んだり、夜景などでスローシャッターを使う時に必須となります。2は緻密に作り上げた比率や水平などを固定し主役(鉄道や動物など)が登場するシャッターチャンスを待機したいとき。3はいわゆる自撮り用です。

その他、200mmを超える望遠レンズの場合はブレやすい、構図の微調整が手持ちでは厳しい、重くて持っていられないなどの理由で三脚が必要となる場合もあります。




EOS6D Mark2  超望遠で構図を作り、シャッターチャンスを待機

ではバイクツーリングで使う三脚はどのようなものを選べば良いのか?そもそも三脚は必要か?という疑問についですが、これはどのような写真を撮りたいか?どのようなカメラを使用しているか?またバイクの楽しみ方(スポーツバイクかオフロードバイクかなど)によっていくつもの答えがあります。

まず三脚選びとはカメラ+レンズの重量をもとに最初に候補をつくるものです。コンデジか一眼レフか?一眼レフなら軽量なレンズか?望遠レンズか?などで選ぶ三脚は変わってきます。それからスマホで撮る人は自撮り用のアイテムがあればカメラ用品としての三脚は持たないというのも選択肢の一つです。

次に三脚のタイプに幾つかの選択肢を作っていきます。段数といって脚の収縮する部分の数ですが一般的には三段か四段。段数が多いほど収納サイズが短くなりますが、先のパイプ径が細くなって安定が失われます。安定の良さと重量&大きさはトレードオフの関係と考えて検討しましょう。

パイプの素材はカーボンかアルミが一般的です。カーボンは軽量で見た目もカッコイイですが価格が高いです。アルミはカーボンより重量がありますが安定という意味ではメリットと言えます。アルミの場合、特に中古品の価格が安いのが魅力です。




次に雲台といってカメラ本体を載せる部分を選びます。上下方向と左右方向の二軸で動く2Way雲台は操作性が良好ですが、収納時にレバーが突き出ているので邪魔になります。一方で自由雲台と呼ばれるボールヘッドのものは収納時にコンパクトになりますが望遠レンズなどを使用する際の微調整が難しいです。

上の写真はVelbonのPHD-66Qという2Way雲台で横構図と縦構図の切り替えでカメラの中心がズレないというユニークな雲台です。

本格的な三脚の多くは脚と雲台は別で選べるようになっていますが、最初の一本としては両者がセットになっているものでも大丈夫です。

一眼レフの重量にも対応するしっかりした三脚を選ぶ上で、我々バイク乗りの味方と言えるのがトラベラー三脚と呼ばれるタイプです。写真の上はGITZOの自由雲台の三脚、下はNEEWERのトラベラー三脚です。パイプサイズが違うので単純に比較はできませんが、雲台を3本の脚の内側に収納するトラベラー三脚がコンパクトであることがお分かり頂けると思います。

それと写真上のGITZOと言えば高級な三脚の代名詞ですが実際に使ってみたところどうなのか?と言われると確かにしっかり造り込んであるので品は良いです。しかし操作性が特別良い訳ではなく、NEEWERに替えてから不満が出る訳でもないので、どうしてもGITZOが良かった…とは私は感じませんでした。

むしろ盗難や破損などのリスクを考えるとバイクツーリング用として高い三脚というのはオススメできないとも言えます。




さてここまでの説明で三脚選びとは使用するカメラの重さ、どのような写真が撮りたいのか?バイクの楽しみ方、構造や価格などで検討しましょうと書いてみました。一眼レフでしっかりと風景を撮りたい場合はトラベラー三脚、コンデジで記念写真であればミニ三脚、自撮りはしないし暗い場所でも撮らない…という人は三脚ナシも良いと思います。

ただしミニ三脚はバッグの中に収納できるので便利ですが、高さが絶望的に足りないので台のような場所が見つからない場合は、ローアングルの写真しか撮ることができません。

一眼レフにも対応したしっかりとした三脚を持ち運ぶ場合、バイクへの積載方法はどうするのか?これも悩ましい問題です。その気になればがっちり固定するのは難しくはありませんが、いざ撮影地に着いたときに直ぐに取り出せない固定方法では不便です。

私の場合はリアシート上に電気工事屋さんが御用達の屋内配線用の電線、通称エフケーブルを使用して写真のように固定しています。エフケーブルは対候性のある外皮に純度の高い銅線が入っているので非常に信頼性があり簡単に切れてしまうことはありません。お勧めはVVF1.6-2Cで大型のホームセンターなどでも購入できます。

それと三脚をバイクに積載する時は裸ではなくカバーに必ず収納しましょう。走行による埃や雨でボールヘッドや可動部に不具合が出ないためにも、盗難防止の意味でも重要です。

バイク写真に適した三脚選び

・三脚選びは撮りたい写真、使用するカメラの重さを最初に決める

・カーボン製トラベラー三脚が軽量コンパクトで良い

・コンデジの人はミニ三脚でも良いが高さが足りない

・高い三脚を買う必要はない

メーカーはいくつかありますがVelbon、マンフロット、SLIK、Leofoto、バンガードあたりが一般的なものでしょうか。Amazonで格安で売っているNEEWERは品質は少々落ちますがコスパは抜群です。

よく家は三度建てないと分からないと言いますが、三脚選びもこれに少し似ていて三本は使ってみないと自分に合った三脚には巡り合えないと思います。それくらい「人それぞれ」ということですね。

にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング