関心の対象をカメラや愛車ではなく「写真」にすること




たまに写真をやる上で「長続きする秘訣は何ですか」という質問をいただきます。かく言う私も飽きっぽい性格なのですが、こと写真については15年以上継続してやっております。継続は力なり、なんていいますが確かに継続力が実を結ぶことはあると感じます。

では写真を飽きずに継続させるにはどうすれば良いでしょうか。全くの私見ですが兎にも角にも写真が好きな一人の人になることだと思います。カメラではなく写真です。

写真をはじめるとつい関心の対象がカメラやレンズにいってしまったり、バイク写真であれば愛車をカッコよく撮るのに夢中になりすぎて、人に見せる写真ということを忘れてしまいがちです。




もちろんカメラやレンズに夢中になるのは悪いことではありません。愛車の写真をカッコよく撮るのも私だってやっております。しかしそればかりでは数年も続かず飽きてしまうでしょう。写真をはじめたきっかけがカメラが欲しかった、趣味がないから写真でも始めるか、せっかくツーリングに行くのだから素敵な記念写真を撮りたい、といったものが大半だとは思います。それは決して悪いことではありません。

アンリカルティエブレッソンやアンセルアダムスのART写真を見て、自分も写真で芸術の門をたたいてみたい…と写真をはじめる人は稀だと思います。私も写真をはじめたきっかけは決して写真家の仲間入りをしたい、といった立派なものではなく初めての北海道ツーリングでした。

はじまりはそれでも良いと思います。しかし、どこかのポイントで関心の対象を「写真」にすること。写真を愛する人になること。これを心がけてみましょう。

そのためにはいちど冷静になって自分が撮った写真ではない他の写真を見てみることです。この写真はカロリーメイトの広告に使われた市橋織江さんの作品ですが、私はこういった感じの写真が大好きです。最初に見た時どこがどう好きと言葉では説明できなくても直感的に「あっこれ好き」と感じる好みの写真です。そして時間をかけてどこがどう好きだと感じたのかじっくり考えてみるのです。

写真の見識を深める最初の一歩はこのように自分の好みの写真を知り、その中身を考えることだと思います。それにはまず色々な写真を見て写真の目利きになることが大切です。最初は写真をどう見れば良いのか分からなくても、たくさんの写真を見ていけば徐々に見方が理解できてきます。




自分の好みの写真を知る上で注意したいポイントは流行の写真に惑わされないことです。特にSNSなどネット上にある目立つ写真、映える写真など一般に高評価を得ている写真を見て「あっそういうのが良い写真なんだ」と思わないことです。あくまで個人的に好きな写真を探すのです。

好みの写真を知り、様々な写真作品に目を通すことで写真とはなんぞや、という哲学のようなものを考えるようになります。逆に自分の「好き」と向き合わず自分が撮った写真、同じ趣味の仲間達の写真ばかりを見ていると写真を見る審美眼が進化しないのです。

写真を見る目が進化していけば並行して思い描く理想の写真(実現できない幻想でも良い)を日常的に想像するようになり、いつか撮ってみたい憧れの一枚に情熱をそそぐようになるでしょう。

そうなれば写真を撮ることに飽きを感じたり、カメラを持って出かけることに億劫さを感じることもなくなります。作風や撮る対象が変化したり、所有レンズのバリエーションが変化することはあっても写真をやめてしまう・・・という事態にはきっとならないと思います。

なにしろ写真の本当の素晴らしさを知ったら夢中になってしまいますからね。

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