見つけて意識するだけ、ツーリング写真のデザイン要素




EOS6D Mark2 + EF35mmF2 IS

港のような雰囲気はバイク写真と相性の良い撮影シーンです。バイク雑誌やクルマ雑誌のイメージカットでもコンテナ埠頭や港が度々使われていることからも分かりますね。漁港は港の雰囲気にカラフルな色を加えたものと私は考えています。こちらもツーリング写真には最適なロケーションと言えそうです。

しかし漁港は色々な物が雑然と存在していて構図を作る上では手間がかかるものです。何となくで惰性的にシャッターを切ればゴチャゴチャとして散漫な構図に陥ります。

こういったシーンこそ何を画面内に入れて何を画面外に除外するかの選別が重要になるものです。そしてぜひ意識したいのはスペースの作り方。この写真の場合はコンクリートの地面ですが意図的にスペースを配置させることでゴチャゴチャした部分と区分を作っています。




さて、本題ですが写真をここで撮ろう、と思った時、撮影者は目の前の風景から様々なことを認識しています。撮りたい対象の大きさ、風景の範囲、特徴など。そのとき構図を組み立てるにあたって役立ちそうな分断線、図形、色などを見つけるのがポイントです。現実が写真という幾何学に落とし込まれたときに機能するこれらのデザイン要素。この写真の場合では特に【色】を意識して撮ってみました。浮きの黄色、船体の水色、こういった自然風景ではない人工物としてのカラフルさは写真の印象に関わるデザイン要素です。

色とは不思議なもので例えば赤は情熱的、青は冷調さ、緑や茶は安心や安定といったそれぞれが持つ心理的な印象があるものです。また異なる色の組み合わせで相性の良い色とそうでない色があります。デザインやイラストの経験のある方であれば常識的なことですが色相環での補色関係の色です。

例えば濃紺に黄色とか茶色に水色といった組み合わせです。洋服やイラストはもちろん、バイクや車にも補色の組み合わせはよく使われています。桜が満開の道で通りゆくバイクを撮ろう・・・となったとき赤色や黒色のバイクを狙うよりカワサキのライムグリーンが登場をするのを待ちましょう。成功すれば膝を打つほどしっくりくるカラー写真になるはずです。

目の前の風景から使えそうな色を見つけたら、その色が印象的になるように被写体に寄ってみるとか、組み合わせの良さそうな他の色を画面内に入れるといった小さな一手間が写真を大きく変えてくれます。

認識してキャスティングして工夫するのです。そこに一般的な正解はなく貴方が「いいな」と思ったやり方が正解です。




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