ツーリング写真で私がいつもしていること

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、そろそろ梅雨明けなのか…という時期ですが話題の中心はコロナ渦とオリンピック開催ですね。ここ数年、日本は災害が多いですがせめてオリンピック期間中に災害が起きない事を願いたいですね。

ところで災害に備えて皆さまはご自身のバイクはどのような対策をされていますか?大地震がきたときにバイクはサイドスタンドの方が倒れにくいそうですよ。私のお世話になっているBMWディーラーさんも3.11の時はセンタースタンドで立てていたバイクだけが倒れてサイドスタンドにしておいたバイクは大丈夫だったそうです。R1200GSのような大型バイクほどサイドスタンドの方が安心で出来ればギアを入れておいた方が良いそうです。

さて今回はいつものツーリング写真解説とは少々趣向を変えて私が実際のツーリングシーンでどのようなルーティンで写真を撮っているのかを書いてみたいと思います。具体的な撮影技法のような話ばかりでは飽きてしまいますからね。

いきなり精神論的な話ですが凄い写真を撮るぞ!と意気込むのはおススメできません。「撮ってやるぞ」というハンティング精神は期待を膨らませて作るイメージが凝り固まってしまい、他の素敵な景色があっても見逃してしまうものです。例えば今日は富士山を撮ってやるぞ!と意気込んで走っていると、途中に咲いていた花々や立派な巨木などの存在に気が付けない場合があるのです。

まずは写真のことは一度忘れてシンプルにツーリング自体を楽しむことから始めてみましょう。楽しい、というリラックスした気持ちを持って走ることが何より重要だと感じます。余裕がないと駄目ですよ、ということですね。




EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

まずは場所探しです。探すと言うより出会うという感じでしょうか。この先に何かあるかも?よく通る場所だけどこんな脇道があるなんて、とふと気になった場所には好奇心を頼りに行ってみましょう。発見はそんな「予感」からはじまるものです。

以前に何度か行った場所を再び訪れてみるのも良いものです。時期が違うことで以前とは違った印象の景色であったり、自分自身の成長で見えなかったものが見えてくる場合もあります。

撮影場所とは有名なスポットが全てではなく、探検するように走って出会った景色の方が撮影として適しているものです。自分だけのとっておきの場所を見つけた時の嬉しさは何度経験しても良いものですよ。

おっここは良いではないか!この場所で写真を撮ろう!とバイクを停めたら最初にすることは何か?まずシャッターチャンス的な意味合いで時間に余裕はあるのか?の確認です。夕陽のシーンなのに既に太陽が沈む直前だ…、ローカル鉄道の撮影シーンですぐ列車が来ちゃう…といった時間的猶予の確認です。

時間的猶予の確認で急ぐ必要がないことが確認できたら、最初に精神的に落ち着きましょう。バイクで走ってくるとノルアドレナリンやドーパミンといった脳内伝達物質が放出されてある種の興奮状態なのです。これが一定時間をおくことでセロトニンを活性化させ穏やかなリラックス状態となり、やがてオキシトシンが放出されて気持ちよさ、幸福感がこみ上げてくるのです。写真を撮るにはまずこの精神状態をつくることです。

その間、ただ突っ立ていても仕方ないので私の場合はボトルに用意したコーヒーを飲み、周囲の状況を軽く散歩しながら観察します。このとき確認事項は大まかに言って2つあります。

1つ目は撮影場所の状況の確認。主に撮影スペースの広さや高さ、そこに何があるのか?太陽の位置や光と影の様子はどうか?の確認です。望遠レンズを使いたいなら後ろに下がれるスペースはあるのか?一面に咲く花畑を撮るのに登れそうな高い場所はないか?高いコントラストが欲しければどの向きで撮るのが理想か?といった具合です。

2つ目は被写体と景色の観察です。観察なんて言うとせっかく出会った被写体に失礼なのですが、とにかく被写体、景色はよく見て特長をとらえることです。この2つの観察は地味に大事なポイントです。後になって気が付けなかった…では遅いですからね。




EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

被写体、風景をよく見て撮影場所の条件も把握したら、いまいちど「そこで写真を撮りたい」と思った理由を考えてみましょう。何となく「いい感じだ」で始まったそのセッションは曖昧さを残すとそのまま写真になってしまうもの。何がどういい感じなのか?をまず言語化して撮影への具体性を出していきます。

その時に美しい、かっこいい、懐かしい、かわいい、郷愁感、崇高さ、荘厳さ、もの寂しさ、といった具合に人間の感情の動きとなるものを強く意識します。とりわけ美しさについては特別な感情の動きであると強く意識しましょう。美しさに感動していない作者の写真はただの平凡写真へと陥るのであります。

例えば夕陽が綺麗な海であれば【夕陽に照らされる水面がキラキラさんざめく海岸】といった具合に詩的情緒に言語化します。そうしたらキラキラ感が表現できる手法を自身のノウハウの引き出しから選択し、それが分かりやすく画面の中央などにくるよう構図を練るのです。言語化することで次の作業に具体性が出てくるのですね。

EOS6D mark2

感動の言語化が出来たらイメージの写真の想像、クリエイティブタイムです。イメージの写真は撮る前に撮影者の頭の中で想像する空想の写真。こう撮りたいという希望、こう撮れるはずだという完成予想図です。これがなぜ大事か?というとイメージ写真を持っておかないと画角が決められないのです。

イメージの写真が脳内に描けたら「よし、ここは海面のきらめきを大胆に引っ張りたいから135mmの中望遠レンズだ」とはじめてバッグからレンズを取り出すのです。

イメージの写真へ近づけるためのトライエラーは試し撮りという形で行っても問題ありません。ただズーム機能を悪用して画角を試すのはやめましょう。




良く動き、よく試し、よく考える。よく見て、よく感じ、よく自問する。被写体に感謝して感受性を高めたり、意識して感情が動くよう心に働きかけるのも効果的です。少し場所を変えてみたり今まで見ていた方向の180度逆の景色を眺めてみたり。ねばることで奇跡の被写体が登場することさえあります。

一通り撮り終えたと感じたら画像をプレビューしてミスがないか厳密に検査をしましょう。微妙なブレやピント位置の甘さ、空に入り込んだ小さなカラス、地面のゴミ。細部にわたるまで厳格にチェックをします。「めんどくさい、またいつかここに来ればいい」そんな気持ちでは憧れの一枚は永遠に幻想です。その撮影地において一切の妥協なく少なくともその時は納得のできるところまでやり切ることです。

人間の集中力が発揮できる時間には規則的なリズムがあるそうです。最も内容が濃く効率の良い集中力が発揮できるのは僅か15分。その次は45分、ちょうど学校の一時限の長さですね。次いで90分だそうでこれはサッカーの試合などがそうですね。

集中が切れたときにいくら粘ってもよい仕事はできません。1クールやって納得できない場合はリラックス状態の作り直しをします。この時にオススメのやり方は散歩です。撮影地の近くをウロウロ歩くことで脳内が活性化されて思わぬインスピレーションを授かる場合もあります。ナイスアイデアとは会議室ではなく散歩中に生まれるものだ、とどこかの偉人も言っていました。

適度な休憩で精神状態が整ったら2クール目として再び景色をよく見てよく感じ取ってみましょう。

ひゃ~なんだか良く分からんけどスゴい手間なのね。とてもマネする気持ちになれない…という貴方。写真は一瞬のシャッターで済んでしまうので、ついスピーディーにやるものと思いがちですが実は逆なんですよ。写真のような一瞬で済んでしまうものこそ急がず焦らずが大事なのです。この事に気が付いている人は実は少ないと思います。

今回はこの辺で!!

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切り取られた記憶風景

RICOH GR

ツーリングで写真を撮るのが楽しいのは分かるけど、ちょっとあなたは写真ばかりになり過ぎじゃない?そんな風に思われることが多いようです。

確かに写真ばかりを撮っているかもしれませんが、潮風を感じる海岸線を気持ちよく流したり、新緑の爽やかなワインディングをクルージングしたりとツーリング自体もしっかり楽しんでおります。

今回はツーリングの記憶風景について独り言風につぶやいてみます。

20年、30年と昔にツーリングした記憶の中の風景とは、詳細は忘却の彼方で印象に残った風景だけが断片的に残っているものです。興味深いのは旅のメインとなる絶景地などの記憶は忘れても、何でもない「ふとした瞬間」の景色をよく覚えているものです。なぜあのシーンを覚えているのだろう?と疑問を抱かずにはいられませんね。




たとえば港でたくさんのカモメがキューキューと賑やかに鳴いている様子、フェリーの甲板に出たときの空の広さと排ガスの香り、牧場が点在する北海道の道・・・こういった瞬間をやたら覚えているものです。みなさんもきっと同じような経験があると思います。

これらは音や香りを感じた瞬間にビジュアルが記憶回路の特別枠に書き込まれるのではないでしょうか。それはまるでドラレコが衝撃を感知した瞬間の前後数秒をメモリーするのに似ています。




北海道ツーリングが大好きだ、という方。動物園に行った時に牧場のような匂いを感じた瞬間、北海道の景色が脳裏に浮かんだりしませんか?嗅覚や聴覚など目以外の器官が感じ取ったものと記憶回路は何か関係があるのだと思います。

写真を撮る行為も被写体とセッションしたことで、その場所を旅したときの様子が深く記憶に刻まれます。音や香りと同じように脳内の記憶フォルダの特別枠に保存されるのだと考えます。

【あの日、あの時、写真を撮ったからこそ記憶に焼かれたツーリングシーン】

撮る対象は特別な絶景でなくとも良いです。ふと視線を送った先にある何気ないもの。それが私を呼んだ気がするのです。そういった時は撮りたいという気持ちに従順になりレンズを向けるのみです。

EOS6D Mark2 + SIGMA50mmF1.4ART

それがそこに存在した証、私がそこで目撃した事実、そういった意味ではその一枚の写真は芸術などではなく、ただの記念写真なのかもしれません。そこにあった空間とその時流れていた時間。それを写真という二次元の静止画として切り取ったことに、何か自分がこの世に存在している意味を付加できるような気がします。

その意味とは何か?については私の残りの生涯をかけてじっくり考えていきたいと思います。

バイクでそこへやってきたから出会えた被写体、バイクだからこそ見えた景色、そういった世界が必ずあると信じてツーリング写真の究極を追いかけていきたいです。




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コロナ渦のツーリングライフ☆バイクはコロナ自粛すべきか?

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、2021年6月現在、世界がコロナ渦にのまれて約1年半が経ちましたね。当初に比べて感染対策の確立やワクチンなどが普及し、明るい兆しが見えてきたように感じます。しかし以前のような日常にはまだまだほど遠いですよね。

そもそもコロナ渦を経て以前と全く同じ生活が戻るのか?という疑問もあります。ある専門家はコロナは時代の変わり目であり、今後は新たな生活様式を確立させるべきと考える方が良いそうです。もしそうなら以前と同じ生活に執着すると生きにくい世になってしまうのです。

時代の変化に柔軟に対応し新しい時代を素敵に過ごしたいですね。しかしコロナ後の私たちの生活はどうなるのでしょうね?飲み会、パーティー、接待で食事…これらは当分は無さそうですね。今後の流れとしてはソロキャンプが注目されていることからも分かるように「お一人様文化」が台頭するようにも感じます。一人呑み、一人カラオケ、一人焼肉…これらに感染リスクはありませんからね。




では私たちバイク乗りはどうバイクライフを楽しめば良いのでしょう?東京都の緊急事態宣言は6月20日で解除されました。しかし政府や自治体は引き続き油断することなく感染対策を…と呼びかけています。感染対策は引き続きやるけどバイクは乗っていいの?という疑問が残りますね。

太陽の下でお弁当タイム。どこにも感染リスクなしです。

緊急事態宣言を明けた後のバイクライフとは?・・・例えばこんな感じでしょうか。ソロツーリングで食事は感染対策のされたお店を利用、またはお弁当を買って外で食べる。ガソリンスタンドはセルフを利用する。グループでのツーリングや人の集まるイベントなどは控える。

運転中はヘルメットを被って黙っていますし誰かと一緒な訳ではありませんからマスクは不要ですね。あとは休憩中に排気量を質問してくる高齢紳士とディスタンスを確保できるのか心配です。「このバイクは何CCじゃね?」と聞かれそうになったら「すいませんディスタンスを」と言ってスマートに立ち去りましょう。

・・・その他にリスクと言えそうな要素は思い浮かびませんね。

ふたたび感染状況が拡大して緊急事態宣言などが出た場合は別として、今私たちはバイクに乗ることを自粛した方が良いのでしょうか??これ悩ましいですよね。どう考えてもソロツーリングする分には感染のリスクなどは見当たりません。しかし不要不急の外出であることに違いありません。




テレビなどを見ているとワクチン接種、感染状況、病床ひっ迫などの話題が中心ですがウイルスに負けない健康な体作りも大事ではないでしょうか?免疫力を高めよう!というヤツです。

自粛自粛と言って巣ごもりしていると太陽光に当たらず運動不足、間食が増えたり睡眠時間が乱れたりと決して健康的ではありません。バイクに乗る楽しさを知っている我々ライダーはバイクに乗る事を禁じられれば強いストレスを感じて自律神経がイカれてきます。

そんな状況では万一感染した場合に発症、重症化してしまい、かえって医療機関に負担をかけてしまいます。コロナ対策で自粛していたのに本末転倒です。

そんなことになるくらいならライダーは胸をはってソロツーリングに出かけるべきではないでしょうか?バイクに乗れば太陽光に当たり、体も動かして健康的。美味しい物を食べて栄養をつけ免疫力アップです。




コロナ時代のツーリングスタイル

・ソロツーリングで行く

・お昼は外でお弁当

・運転は普段以上に安全運転

・自然風景を目指して海岸線などの田舎へ行こう

こんな感じでポイントを抑えておけばOKではないでしょうか?万一、事故を起こしたら医療機関に負担をかける…というご意見もあると思うので、普段以上に安全運転は強調しておきたいポイントです。誰でも事故を起こすことを前提にバイクに乗る人はいないと思いますが、この点においてどうしても自信の無い人は自粛で良いと思います。

上記の他にも事故に遭う確率を少しでも下げるよう交通量の多い幹線道路などは避ける(どうしても通る場合は時間帯をずらす)、スピードは控え目、山道を攻めない(当たり前ですけど念のため)、林道にアタックなども自粛、ロードサービスのお世話にならないよう愛車は入念に点検を…こんな感じでいくつかのポイントを作ってトラブル要因を回避したツーリングをすればコロナ時代のツーリングスタイルと言えるのではないでしょうか?

私が避けたいなと思うのは意味の無い自粛です。大勢でお酒を飲みながらカラオケパーティーとかは自粛する意味が高いと思います。一人でバイクに乗って田舎道を走り外でお弁当を食べて帰ってくるツーリングを自粛して意味があるでしょうか?

医療従事者や感染拡大地域の人々が苦労しているのに自分だけ遊ぶわけにはいかない?…それも素晴らしい考えだと思いますが感染拡大防止としては無意味です。皆と同じにすべきだ!という同調圧力は良い面もあればそうでない面もあります。こういった日本特有の風潮はコロナ後は変わってほしいものだと個人的に感じます。

それより繰り返しになりますがウイルスに負けない健康な体作りの方が大切ではと感じます。

EOS6D Mark2

ネットで仕入れた情報で大変恐縮ですが免疫力を上げるには就寝時間などに乱れなく規則正しい生活をする、太陽光によく当たり適度に運動をする、精神的ストレスをため込まない…などが大切だそうです。

食事では魚、肉、卵、大豆、乳製品など良質なたんぱく質をとる。ビタミンA、Cなど抗酸化作用のあるレバー、うなぎ、緑黄色野菜、果物、イモ類、ナッツなどを食べる。腸内環境を整えるヨーグルト、味噌、納豆、チーズなどの発酵食品を食べる…などだそうです。

えっ?これってつまりお天気の良い日にツーリングに行って美味しものをいっぱい食べて帰ってこようぜってことでは?

実際にどうすべきは個々の判断ではありますが、あくまで私の考えですのでご参考までに…

今回はこの辺で!!

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ツーリング写真に使う三脚を再考する

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、最近よくネットニュースなどでヤングタイマー世代(20~30年くらい前の車)が何かと話題ですよね。例えばR32やR34型のスカイラインGT-Rが価格高騰とか、漫画で有名になったAE86型のレビン、トレノのレストアとか、NSX-Rがトンデモない価格で売られているとか…何かとヤングタイマー世代の車が話題になっています。

スポーツカーは90年代後半からのミニバン、コンパクトカー主体の【スポーツカー氷河期】を経て、近年になって復活の兆しではありますが若者の車離れ、環境性能や安全性能にかかるコスト高、加えて専用設計部が多くそもそもコストのかかるスポーツカーはどうしても新車価格が高く、若者文化の中心から離れてしまいます。

本来であればロングノーズ、ショートデッキの伝統的なロードスターフォルム、ワイド&ローの高性能GTカー、ボーイズレーサーと呼ばれた手ごろに楽しめるコンパクトスポーツなどを多くの人が欲しいはずです。しかし現代の車は歩行者との衝突安全などの基準から、どうしてもボディパネル内に空間を設けるためズングリと厚みのある姿であり、シャープなエッジや格納式ヘッドランプも存在しません。みな図体が大きくボテっと丸っこい車ばかりなのです。その結果、デザインも何となく似通ってしまいどこのメーカー製なのかパッと見でよく分からない車ばかりとなりました。

そんな状況にうんざりしている一部のカーマニアが最初にヤングタイマー世代の中古車に注目し、徐々に一般に旧車こそ価値がある!と浸透して注目をあびているのがR32GT-Rなどのヤングタイマー世代のスポーツカーなのですね。アメリカなどから輸入関税のかからなくなった古い日本中古車を狙うバイヤーが増えたため、海外に流出して個体数が減っているのも価格高騰の一因のようです。

かつての愛車 空冷エンジンの911

さらに困ったことは本来の価値と明らかに乖離したプライスタグが付いていても、抵抗なく買ってしまう顧客層が現れたことです。私の勤務先は東京都中央区ですがタワーマンションの駐車場を覗くと最新のフェラーリやランボに紛れてR32型スカイラインGT-R V-specや空冷エンジンのポルシェ911カレラRSなどが結構多く停まっているのです。タワマンのリッチ層がヤングタイマー世代のスポーツカーを買っているのですね。

バイクでも同じような現象が起きていて例えばNSR250Rなどの2ストスポーツやZ2などで知られるカワサキの空冷Z系、ハンスムートの傑作デザインGSX-1100S刀などは非常に中古相場が高騰していますよね。一方で新車は正当な価格なのか?と言うと車と同じ事情で環境性能や安全性能の関係でやはり割高です。例えばホンダNC700Xは2012年のデビュー時は65万円程度でしたが現行モデルのNC750Xは92.4万円です。欲しいと思ったものに手が届かない…世知辛い世の中でございます。




さて、本題とは関係のない話がやたら長かったですが、今回はツーリング写真、バイク写真における三脚のお話について書いてみたいと思います。三脚って選び方がよく分からないですよね?ネットで調べても一般的な三脚の選び方であり、ライダー向けに三脚を選ぶならこうですよ、という情報はまず見かけません。

まず最初にバイクツーリングにおける三脚の必要性についてサラっと書いておきます。多くのライダーはツーリングに三脚は持っていかないと思います。簡単には積めませんからね。三脚を必要としているライダーの大半は自分の姿を愛車と一緒に写真にしたい、つまり自撮りしたい人が大半なのではないでしょうか?

三脚の本来の役割はカメラが動かないようにしっかり固定すること、または何らかの目的で作った構図を固定しておくことです。自撮りなどで人手が足りない時にも便利ですがそれは本来の役割ではないのですね。

三脚ってどれも同じに見えるけど買う時にどれを選べば良いのだろう?という写真ビギナーは多いと思います。もし自撮りだけが目的であれば量販店でワゴンセールされているノーブランドの三脚でも十分に使えると思います。

では自撮り以外で三脚が必要な理由は何でしょうか?順にご説明していきます。

まず1つ目は夜景や星空など暗いシーンでシャッター速度が遅くなる場合です。これは分かりますよね?シャッター速度が低下しているのにカメラを手で持っていてはブレブレ写真になります。

2つ目は望遠レンズを使う場合です。望遠レンズになるほど許容できるシャッター速度の下限値は厳しいものになります。例えば200mmの望遠レンズであれば一般的に1/200秒が手持ち撮影できるシャッター速度の下限と言われます。

3つ目は深い被写界深度が欲しくて絞り込んだときです。例えばバイクとカメラの間に足元に咲いていたお花を前景として構図を作ったとします。その花とバイクの両方にピント合わせたい、となったときに絞りを小さくしますが、その代償としてシャッター速度が低下します。絞り込んで撮りたいときほど三脚の必要性は高まるのです。

これら1から3つ目までは全てカメラがブレないように固定する目的です。そして4つ目は構図を固定しておくこと。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

例えばこんな写真を撮るときに三脚はマストアイテムです。シャッターチャンス…この場合は列車がやってくる瞬間ですが、それまでに完璧といえる構図とアングルを完成させて、その理想的な状態を三脚でしっかり固定して待機するのです。

もし手持ちでこのようなシーンを撮ると、登場した列車に目線を引かれてしまい、無意識にカメラで追いかけてしまうのです。それをやってしまうと当初に理想的に組み立てた構図、アングルは無残にも崩れてしまいます。これ意外と知られていないので是非覚えてくださいね。




三脚の必要性はお分かり頂けたでしょうか?

次に悩ましい三脚の選び方です。三脚の選び方はまず最初にカメラの重さ(一眼レフであればカメラボディ+レンズの重さ)です。三脚メーカーの仕様に必ず耐荷重が記載されているので、ご自身のカメラの重さに耐えられるものを最初の選択肢に入れます。

次に欲しい高さです。最低高、最高高ともに同じく三脚メーカーの仕様に書いてあるので確認してみましょう。しゃがんだくらいの高さから立った状態の目線の高さまで…と大雑把に決めておくと選びやすいです。

次に重要なのは収納サイズと重量です。自分のバイクに積める大きさであるか?持って行くのに抵抗のない重さであるか?です。この点においては高さが不要な人ならミニ三脚が圧勝ですし、しっかりとした三脚が必要な人はバイクにどのように積むか?も同時に考える必要が出てきます。

そして操作性です。脚の段数、パイプ径、ロック方法、雲台は3Wayか自由雲台か?などです。どれが使いやすいと感じるかは人それぞれです。よく家は三度建てないと分からないと言いますが、三脚も3本は使ってみないと自分に合った三脚には出会えないと感じます。ただバイクで使う事を前提にざっくり言ってしまうと3段または4段の段数、パイプ径は2型か3型、収納を考えて自由雲台のトラベラー三脚が良いと思います。

先日、また新しい三脚を一本買ってみました。以前より愛用していたNEEWERのトラベラー三脚にセンターポールが2段になっているモデルが出たのです。この三脚、センターポール(エレベーターとも呼びます)を最大に伸ばすと何と197cmまで伸びるのです。通常、立派な三脚であっても目線の高さくらいの製品が大半ですが、これはハイアングルで狙いたいときに重宝しそうなアイテムです。

もちろん三脚は伸ばすほど安定が失われるので、風がなくて明るい場所に限定はされますが、それでもこの高さを固定できる選択肢があるのは嬉しいことです。さらにAmazonのタイムセールで6599円で購入できたのですから嬉しい限りです。

実はNEEWERの三脚はなぜか3本も持っています。最初に買った66インチカーボン脚は振動でセンターのナットを脱落させてしまい、どうしたものか?とこまねいていたとき、ヤフオクで66インチのアルミ脚が1600円で出ているのを発見して、落札して部品取りとしました。上の写真では真ん中に置いてあるのが今回買った197cmのモデルです。




ちなみにトラベラー三脚とはこれらNEEWERのようにセンターポール+雲台を3本の脚で内包するように収納させる三脚のことです。この収納姿を実現することで雲台の分だけ短くコンパクトになるのですね。我々バイク乗りにとってトラベラー三脚は本当に有難いものです。

ところで価格のことを書き忘れましたが三脚もピンからキリまであるものです。キャンプ道具なども同じですが高級だからといって必ずしも良い物とは限りませんし、安い物でも驚くほど良くできた物が存在します。まさにNEEWERはそんなブランドでカーボン脚のトラベラー三脚が1万円以下で買えるのですからコスパは最強と言えます。カーボン脚のトラベラー三脚は雲台とセットであれば、通常は6~8万円くらいはするものです。

バイク旅で酷使することを考えると破損や盗難のリスクもありますし、個人的にはあまり高級なものを持ち歩きたくたいのが本音です。以前はGITZOというイタリアの名門ブランドを愛用していましたが現在ではすっかりNEEWERに落ち着きました。

三脚の積載方法ですがこのようにリアシート上に固定しています。固定に使用しているのは電気屋さんが使っている屋内配線用の電線、通称「エフケーブル」です。エフは中に純度の高い銅線が入っていて非常に丈夫です。1.6mmのIV心線が2芯入っているタイプがお勧めです。

三脚をバイクへ積載する方法は長年研究してきましたが、現時点で理想的と呼べる方法はコレですね。

おっと、三脚だけの話題で長くなってしまったので、今回はこの辺で!!

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撮影スポットについて

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、夏のツーリングの準備は万端ですか?コロナ渦の自粛でツーリングどころではない?自粛することも素晴らしいですが感染対策を万全にしていればバイクツーリングは悪い事ではないと思います。

行動の自粛、ワクチン接種ばかりが取り沙汰されていますがウイルスに負けない丈夫な体を作ることも同じくらい大事だと思います。ウイルスに負けないよう免疫力を上げるには太陽光を浴びること、肉、魚、卵、ヨーグルトや納豆などの発酵食品をバランスよく食べる、緑茶、ココア、赤ワインなどの抗酸化物質のある飲料を飲み腸内環境を整える…などがあるそうです。

自粛自粛と言って家に引きこもっては逆に不健康になってウイルスに弱い体になってしまいかねないですね。お弁当持参のソロツーリングで普段以上に安全運転を心がけていけばツーリングは太陽光によく当たりますし健康的だと言えるのです。バイク乗りはバイクに乗りたい時に我慢を強いられると自律神経がイカれてくるので、むしろコロナ渦だからこそバイクに乗った方が良いです!





さて今回は久しぶりに写真独り言を綴ってみたいと思います。

今回はツーリング写真の話題ではありません。人気の【撮影スポット】について書いてみたいとおもいます。この写真は東京都中央区にある晴海客船ターミナルのオブジェ「風媒銀乱」です。池の中に鎮座するこのステンレス製キューブのオブジェは風にゆられて回転することから別名「風のオブジェ」とも呼ばれていました。レインボーブリッジを背景に美しい東京の夜景に映える撮影スポットです。

雑誌などに何度か取り上げられて人気となったので近年では週末に多くのカメラマンが押し寄せて撮影を楽しまれています。上の写真のように風媒銀乱とレインボーブリッジが重なって見えるポイントは決まっていますので、夕方前から三脚を置いて場所取りをしているくらいですね。中には新幹線に乗って遠方から来られた、という方もお見受けしました。

私はこの近くで働いているので、休憩時間にたまにコンデジで撮ることがあります。毎日のようにいるので夕陽が特別美しい時や無風で水鏡になる時など、条件の良いときを狙って撮ります。

この景色、確かに素敵なのですが多くの人がこの写真を撮っています。これ、撮り尽くされた被写体と呼びますがある問題が発生するのです。それは誰かが最初に撮った写真をお手本に多くの人が同じように撮り始めてしまう現象です。試しにInstagramでハッシュタグを付けて風媒銀乱とポストしてみます。そのタグを見るとたくさんの風媒銀乱がヒットするのですが、どれも同じような写真ばかりでどれが自分の撮った写真かパッと見ただけでは見つけられないのです。





もちろん中には個性的なものもありますが8割くらいは同じアングルで撮られたもの。つまりみんなで同じ写真を撮っているのです。これでは何だか…ですよね。有名な撮影スポットほどこのような現象が起こりやすいものです。例えば私の地元である房総半島ですと袖ケ浦にある千葉フォルニア、君津市の農溝の滝、富津市の燈籠坂大師の切り通しトンネルなどがそうです。

ネットで情報を収集しているとつい人気のスポットが気になってしまいますよね。私も南房総のマニアックな町中華とか寂れたラーメン屋さんとかよく検索しています。しかし気が付くと自分の好きなものを探したり考えりすることを忘れがちです。ツーリングも予定調和も悪くありませんが事前情報なしで探検気分で走ると楽しいですよね。時には事前情報はナシに自分の直感を頼りに行動するのも良いものです。

撮影スポットも有名な場所だけに拘り過ぎると【みんなが撮っている写真と同じ写真】を撮る羽目になりかねません。もちろんそういった場所でも素晴らしい写真は撮れるのですが個性的な写真となるとハードルが上がります。そういう意味で有名な撮影スポットというのは難しいのです。

今回はこの辺で!!




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フレーミングを意識して平凡写真を卒業しよう

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、2021年6月現在、日本はいまコロナ渦におけるオリンピック開催の話題でいっぱいですね。私の職場はオリンピック関連施設なのですが中の様子を見ていると、もう中止はなさそうだな…という雰囲気になってきました。あまり中のことを口外するとクビになるので書けませんが…ここ一週間くらいで一気に慌ただしい空気に変わりましたね。

ところで話は変わりますがダメージジーンズってありますよね。買った時から擦り切れていたり穴があいていたりするカッコいいジーンズです。先日、ダメージではない普通のジーンズに不注意で穴をあけてしまいました。バッテリー液がはねてしまったのが原因なのですが、裾の辺りが穴だらけになってしまいました。そのジーンズはカッコよくなるのか?と思いきや、みすぼらしい感じになってしまい破棄することに…

新品からわざとダメージを与えたジーンズと使用していて本当のダメージを食らったジーンズ。どちらも同じ穴のあいたジーンズなのに前者はカッコよくなり後者はみすぼらしくなるのは何故でしょうね??不思議です。




さて今回はツーリング写真のフレーミングについて簡単に書いてみたいと思います。写真におけるフレーミングとは目の前の景色に対してどこまでを写真とするのか?という範囲のことですが、もう少し深堀りすると画面という長方形の【辺】を意識して写真を撮ることです。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS F11 1/125

こちらの作品をご覧ください。北海道の有名な景勝地である「ケンとメリーの木」でございます。北海道ツーリングに詳しい人であれば行ったことあるよ!という方も多いと思います。ケンとメリー・・・とは1972年の日産スカイラインのCMに登場したカップルです。このポプラの木の前でCM撮影がされたのですね。このモデルのスカイラインはカーマニアの間では「ケンメリ」と呼ばれ4ドアモデルは「ヨンメリ」と呼ばれています。4ドアになると「ケン」は不在なのですね…。

北海道の富良野や美瑛では〇〇の木といった具合に丘に立つ樹木が幾つか存在し、話題のスポットとなっています。こういった有名なスポットでは平凡な記念写真になりやすいので気を付けましょう。それとくれぐれも農地内に立ち入らないように!

さてフレーミングのお話ですが、このケンとメリーの木のように立派な木があったとします。この木の全体の様子が画面内にバッチリ入るように後ろに下がって撮れば、この木の魅力はきっと伝わらないと思います。

そこで上の作品のようにあえて一部をフレームで切り落とすのです。そうすると実際の大きさよりも大きさや立派な様子が強調されるのですね。被写体の存在感の強調です。




被写体は必ず枠の中に収めるべき…と決めるのはやめましょう。収める、一部を切り落とす、枠外へ除外、といくつかの選択肢をもって「この場合はどうするのが最適か?」と考えることが出来るようになりましょうね。その際のポイントは被写体をよく見てその特徴をとらえることです。特徴をみつけて感情がどう動くか感じ取り、最も魅力的にするにはどうすべきか?を考えるのです。

上のケンとメリーの木は立派なポプラですが、たとえば幹のか細い木であれば地面の割合を少し多めにフレーム内に入れると木の安定感が出ます。強風に耐え抜く松は多くの場合で幹が風の力で曲がっていますが、その場合は風が吹いてくる方向に大きくスペースを作れば「風」の存在を写真にすることができます。

こういった手法は言ってみれば【撮り方】というより【魅せ方】ですね。魅せ方とは無限大にあるもので有名なものから奇をてらったもの、あなた独自のオリジナルまで色々です。魅せ方をどうすべきか?に正解はなくいつでも撮影者である貴方の自由なのです。自由とはつまり人に聞くのではなく自分で考えること。自分の好きなようにすることです。

ぜひ次回のツーリングから意識してみてくださいね。

今回はこの辺で!!




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ライダーならマスト☆センサーの清掃と三脚のメンテナンス

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、梅雨のシーズンをいかがお過ごしでしょうか?休日は雨でバイクに乗れない…そんな時はカメラ、三脚、キャンプ道具、ヘルメットなど道具のお手入れをしましょう。

あとホットなニュースなのですが古くから親しまれていたツーリングマガジンoutrider誌がツーリングマップルとのコラボでムック本として復活だそうです。

その名もRIDEOUT

2021年6月29日に発売だそうです。コロナ渦を受けて感染リスクの少ない趣味として注目されるバイクツーリングとキャンプ。アウトライダーを復活させるならまさに今!というタイミングですね。付録のキャンプフィールドガイドも気になります。とりあえずは単発のムック本のようですが、これを機にoutriderとして復活すると嬉しいですね。




さて、今回は冒頭に書いたように梅雨の時期は道具のメンテナンスを…ということでツーリング写真、バイク写真を愛する我々ライダー向けの内容で撮影機材のメンテナンスについて書いてみたいと思います。

バイクに一眼レフカメラを積んで走るのは、乗用車で持ち歩く場合と比較をしたら過酷な環境と言えます。振動と衝撃、温度変化、汚れ…屋外でレンズの着脱があることなどから、イメージセンサーにも汚れが付着しやすいですよね。

カメラボディ、レンズ、マウントなどはブロアーやエアーダスターで吹き飛ばして清掃できますが、イメージセンサーに付着した汚れは簡単ではありません。カメラによってはセンサーに超音波振動を与えて汚れを落とす機能もありますが、その効果はあまり期待できるものではありません。

センサーに付着した汚れはチリのようなものから粘性のある汚れまで様々。本来であればメーカーサービスに出してクリーンルームにてプロの清掃を依頼したいのですが、いちいち出しに行って作業料金を払うのも面倒なものです。

そこで、イメージセンサーの清掃は道具を揃えて自分でできるようにしちゃいましょう。アルコール(純度99%の無水エタノール)、アルコールを入れるサイフォンの容器ハンドラップ、シルボン紙、あとはブロアーと割り箸があればOKです。




センサー現状の汚れ具合の確認方法は標準レンズを装着して絞り込み、白い壁や紙などを撮ります。そして拡大表示させてみるとご覧のような感じに。特に画面四隅に汚れが付きやすいようです。

このような感じに汚れていると特に絞り込んだ時に風景の空などで写真に汚れがばっちり写ってしまいます。

清掃方法はYouTubeなどで分かりやすい動画がたくさんアップされているのでそちらを見てみて下さい。私がお勧めのやり方はシルボン紙を割りばしに巻いて先端に少量のアルコールを含ませて清掃する方法です。

一度では決まらない場合が多いので4~5回繰り返すことで上の写真のように綺麗になります。都度試し撮りして確認を繰り返し、なるべく完璧を目指して清掃してみましょう。注意点はアルコールの量が不十分だと傷になる可能性があること、逆に付け過ぎるとシミになることです。メーカーではクリーンルームでの作業ですので自分でやる場合でもなるべく埃の立っていない静穏なお部屋でやりましょう。




次に三脚のお手入れです。足や石突き(先端)についた汚れを湿らせたウエスで拭き取り、各部のネジを増し締めします。バイクに三脚を積載する場合、車体からの特定周波数の振動でネジ類は緩みやすいものです。運台やクイックシューを固定するネジ類も運搬時はしっかり締めこんでおく癖をつけましょう。

バイクも同じですが日常的に道具をメンテしておけば大事な時に困らないものです。カメラも丁寧にメンテしておくだけで不思議といい写真が撮れるような気がしてくるもの。使いぱなっしはやめましょうね。

今回はこの辺で!!

一眼レフカメラ☆これをやめれば上達確実☆7つの悪癖

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、最近になってまたバイクの事故のニュースが増えましたね。やはり以前と同じで交差点における乗用車との右直事故が多いように感じます。

対向してくるバイクの距離と速度を見誤って、危険なタイミングで右折するドライバー。判断能力の低下、注意力不足、そもそも運転が強引…いろいろ原因はあると思いますが、こういったドライバーはもう一定数存在するものと諦めて、我々ライダーは防御策を講じるしかありません。といっても効果的な妙案は思い浮かびませんが例えば日中の走行であれば前走車がいない時に限ってハイビーム点灯とかどうでしょう?対向車に迷惑かもしれませんが夜間ほど眩しくはありませんし、迷惑でも事故になるよりうんとマシなはずです。

もう一つは市街地走行ではキープレフトをやめる。右直事故の原因を作ったドライバーの中には「原付バイクと勘違いした」という人もいるようです。確かに原付バイクなら30㎞以下で走っているはずなので、接近速度を誤った原因として合点がいきます。ならば道の端に寄って走る原付に見えないようキープセンター、またはキープライトで走れば原付と間違える確率は下がるのではないでしょうか?トラックやワンボックスの直後を走っている場合は、対向車からはバイクの存在が見えにくいので強引なドライバーは勘違いしてネジ込んでくる場合もあります。そのような場面においてもキープライトであれば対向車から存在が見えやすいと思います。




さて、今回は一眼レフカメラユーザーにおける7つの悪癖と題して、つい平凡な写真ばかりを撮ってしまう人の代表的な悪い癖をご紹介してみたいと思います。これを意識してやめるようにすれば写真が進化するかもしれませんよ。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2

1.ズームグルグル

多くの一眼レフユーザーはズームレンズを使用していると思います。ズームレンズは一本のレンズで複数の画角を選択できるので、持っていける荷物に制限のある我々ライダーにも有難いものです。もし画角が固定されている単焦点レンズでいくならばワイド、標準、望遠と3本のレンズを持ち歩く必要がありますが、ズームレンズであれば一本で済むのです。複数のレンズを買い揃えることを考えれば経済的とも言えます。

ところが、カメラビギナーにとって便利なはずのズームレンズには思わぬ落とし穴があります。それはファインダーをのぞきながらズームをグルグルやること。 被写体の大きさの調整にグルグル… 風景の範囲の調整にグルグル… グルグル… グルグル…これ、いつまでも上達しない原因でございます。

ベテランの写真家は「こう撮りたい」というイメージの写真を最初に脳内に描いて、それを完成予想図として撮影を開始します。その時点で画角は既に決まっているのです。一方でビギナーの場合は何mmのレンズを選んだ場合にどう写るのか?事前にイメージできないので「試しにどのように写るのか?」とまず撮り始めてしまうもの。

そうすると被写体が画面に対して丁度良い大きさ、あるいは景色の写る丁度良い範囲を調整し始めてしまうのです。これがベテランが持つ画角の感覚と、画角の感覚を持たないビギナーの違いです。

で…どうすれば良いの?と聞かれれば、まずはズームレンズ内で幾つかの画角のポイントを作り、そこに縛って撮るルールを作ってみるのです。例えば24mm、35mm、50mm、85mm、135mmの5ポイント以外は使わないぞ!と。すると自ずとカメラを構える前に出来あがりの写真を想像する癖がつくはずです。

2.全く動いていない

これは1のズームレンズグルグルに関わることですが、ズームグルグルをやると立ち位置を動くことをしません。1の画角縛り(または単焦点レンズを使う)をしたら次はフットワークの訓練です。

被写体が最も魅力的に見えるアングル、複数の被写体の位置関係、背景と被写体の関係、地面や空の割合、分断線の位置…などなど、これら構図やデザインに関わることは足で動いて探るものです。

特に前景を作った構図や望遠の画角を選択した場合は、ほんの僅かな立ち位置の違いで構図は激変します。まずはどう動けば写真がどう変化するのかを感覚で覚えるために、試行錯誤で動いて撮ってみましょう。一歩前に出る、左右に動く、しゃがむ、段差に乗って高い位置から撮る、色々な場所から撮って違いを確認してみましょう。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L IS




3.とにかく枠に収めようとする

被写体の姿を全て枠内にばっちり収めようと決めるのはビギナーの典型的特徴です。もちろん悪い事ではありませんが【枠に入れない】【枠で切る】という選択肢を持たないため、いつも同じような写真になってしまうのです。

【お子様構図】をご存じでしょうか?幼い子供に絵を描かせると多くの場合で人、家、お花、車などが並べられたようにカンバスに収まっているものです。それはそれで子供らしい絵として素敵ですが、いい大人が子供の絵のような写真を撮れば陳腐になって当然です。

写真は現実の様子からの選別作業でもあります。これは画面に入れない、これは1/3枠で切る、こういった手法を自分の中で習得しておけば表現の幅は広がります。

お子様構図の例 被写体を枠内に収め、それぞれ横一線に置いたので奥行きがない

4.奥行きがない

これも前述の枠に収めると似ていますが、幼い子供の絵のような稚拙な雰囲気になる典型です。例えばキャンプツーリングのシーンを撮るとします。テント、バイク、ライダーの3つを横一線に配置して撮れば、被写体と背景の2レイヤーのみの写真となります。

奥行きのある写真を実現するには3レイヤー以上は必要です。複数ある被写体の位置を奥行を意識して配置してみましょう。難しいと感じるようならバイクとカメラの間に近くに咲いているお花でも入れて前景を作ることを意識してみましょう。前景が作れれば前景、被写体、背景で既に3レイヤーです。

カメラを絞り優先モードにして前景のボケ具合の調整もお忘れなく。

5.不感症

これは撮影技法や写真知識のお話ではなく、あくまで撮影者のハートサイドでございます。綺麗な景色、印象的な被写体などに出会ったとき貴方は心から感動していますか?多くの大人は寂しいことに幼い子供ほどの感受性を持ち合わせていません。道端に咲くタンポポに癒される人や普通の夕日を見て涙が止まらない人はOKです。

私たち大人は人生の階段を歩む過程で本来もっていたはずの感受性を鈍らせているのです。いちいち感動していたら疲れてしまうと。その失った輝きを取り戻すように写真を撮ってみましょう。

良い写真を撮るためには最初に何をすべきか?一枚の写真に撮影者の心の動きが反映されなければ、それはただ現実の様子にカメラを向けた記録写真です。まずは景色の特徴をきっかけに、どのような感情の動きが存在するのかを意識してみましょう。分かりやすいやり方としては感動の言語化です。美しい、もの寂しい、懐かしい、荘厳な、崇高な、かっこいい、可愛い…といった簡単な単語でもOKです。

まずは貴方が感動することです。

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

6.ユニークさや個性を意識していない

真面目な日本人ほどユーモアが欠如しているものです。ちょっと変わったこと、遊び心、ひとひねり、洒落ている…とにかく退屈なセオリーを回避するようなユニークを追求してみましょう。人がどう撮っているかは関係ありません。貴方独自の貴方らしいユニークを大切してみてください。

出来あがった写真には賛否分かれる評価がつくかもしれません。しかし間違いなく個性的な写真であるはずです。冷静に考えてみれば自分では面白いな、と思って撮った写真が無反応だったとしても、それがどうしたというのでしょう。人気のお笑い芸人だってすべる時があるのですから。

しらけた場合を恐れる必要などありません。堂々といきましょう。




7.忙しそうに撮る

これもとっても多いあるあるです。私のような人間がツーリング先で写真を撮っていると、たまたま近くを通りがかった車が「おっあそこは撮影スポットなのか?」と足を止めて自分も撮ろうぞ!と立派なカメラを手に登場するのです。

そういった方は決まって忙しそうにカメラを操作し僅か数分でパシャパシャ撮って去っていきます。もちろん景色には感動していません。どちらかと言うと「撮ってやるぞ」というハンティング精神をお持ちの様子です。

写真は確かに一瞬のシャッターで決まるものです。しかしだからといって即席アートなのではありません。シャッターを切るまでの間に感情の動き、観察力、イメージ写真の想像、アングルや露出の模索、表現の選択、一周めぐってまた観察…といったプロセスでシャッターボタンに至るもの。

忙しそうに撮っていては残念ながら良い写真は実現されません。感動するのがどうしても難しそう…という人はまずはリラックスして撮影場所でのんびりしてみましょう。それだけで何か発見があるかもしれません。

EOS6D Mark2 + EF35mm F2IS

いかがでしたか?写真ビギナーがついやってしまう7つの悪癖。「あ~それ俺やっちゃってた」「あ~私、忙しそうに撮っているかも」という方も多かったのでは?こういった事は1.知識として覚える 2.撮影現場で意識する 3.撮ったあとに応用できたか見直す 4.繰り返して習得する というプロセスを踏んでいきましょう。

「ほ~なるほどね」と知るだけでは習得にはなりません。

今回はこの辺で!!

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BMWの金字塔 R1200GS 空冷モデルを再考する

アドベンチャーバイクと聞いてその意味の通じないライダーはいない…そう言い切っても良さそうな昨今。バイクメーカー各社からアドベンチャーバイクがリリースされていますよね。アドベンチャーバイクの近似カテゴリとしてフロントに21インチを履かせた650㏄クラスのオフローダーや林道ツーリングに特化した250㏄トレッキングバイク、小型クラスもCT125、ADV150などオフロードテイストをまとったバイクが人気を博しています。

さらに4輪業界に目を向ければ各社の主力はSUVですし、スズキジムニーについては説明不要の人気ぶりです。キャンプブームなども考えると今【アウトドア】【オフロード】がムーブメントなのです。

そういった兆候を約20年前にいち早く先取ったBMWのGSシリーズはアドベンチャーバイクの祖です。もはやアドベンチャーバイクはブームではなく新たなバイクカテゴリーとして確固たる地位を築いたと言えます。

2001年 R1150GS-ADVENTURE このボリビアのプロモーション写真に強い衝撃を受けました

その証拠としてBMW R1150GS-ADVENTUREが最初に登場してから既に20年余。その人気は衰えるどころか次々と派生モデルが登場し、ドカッティやあのハーレーまでもがアドベンチャーバイクをつくる時代です。国内4メーカーについては全てのメーカーでアドベンチャーモデル(またはアドベンチャーテイスト)が存在しますし、250㏄クラスのダウンサイズアドベンチャーについては売れ行きも堅調のようです。

2004年ころ、R1200GSが登場した当初はその白熱した人気ぶりの影に「オフロードに行かない人も買っている」「日本の狭い林道では持て余す」とか、その高い走行性能に「下手でもコーナーが速い」とかネガな反応も散見されたものです。

これは当時はまだツーリングをスポーツ感覚で楽しむ「スポーツツーリング性能」というものがバイクを評価する尺度として認知されていなかったのが原因と思われます。R1200GSは「何やら見たことのない様子のバイクだ」と奇妙な目で見られながらも、バイクファンからはビッグオフローダーだと思われたのですね。




いいバイクとはカッコいいこと、高性能であること、快適であること、安全であること、贅沢な装備、利便性、信頼性、車体の持つ雰囲気などで評価されていました。もちろんこれらは現在でも大きくは変わりませんが、スポーツツーリング性能は注目されていなかったと感じます。

そのためR1200GSの評価はオフロード走行性能で判断されていたのです。今でも記憶に残っているのは砂に沈んでいくフロント…限界付近でインフォメーションが希薄…といった低評価です。今になって振り返ればラリーやレースに出るバイクではないのですからソコを指摘してもお門違いではと感じます。

今、何かと話題のハーレーのアドベンチャーバイク パンアメリカ

昔からツーリング性能に特化したツアラーというバイクは存在していました。GSシリーズがブレイクするずっと以前からBMWが得意としていたカテゴリです。BMW K100RSとかR1100RT。ヤマハならFJR1200とかですね。これらのツアラーは主な用途としてハイウェイを超高速で移動して立派なホテルに宿泊しラグジュアリーな旅をするヨーロッパで言うグランツーリズモでありました。

これら従来のツアラーは路面の綺麗な高速ワインディングでしたら楽しめました。しかし日本の山間部によくあるような道幅が狭く路面が荒れているような場面においてはたちまちナーバスになるものでした。ましてや舗装が切れて砂利ダートにでもなろうものなら背中に冷や汗が流れる感触を覚えるものです。これについてはツアラーに限ったことではなく多くのオンロードバイクが苦手とするシーンでした。そう…通常、オフロードバイク以外のバイクは舗装路を前提として作られているのです。

先代アフリカツインや同じく先代スーパーテネレなど【ビッグオフローダー】と呼ばれる大排気量のオフロード車は以前より存在していました。これらは現代のアドベンチャーバイクと意味合いが混同されがちですが、あくまでラリー競技で培ったノウハウを投入したパフォーマンス志向のカテゴリーです。もちろん市販車はツーリングで使用しても素晴らしいのですが、キャラクターとしてはあくまでパリダカールラリー等の競技で活躍したマシーンの市販バージョンです。

R1200GSアドベンチャー

R1200GSのような現代のアドベンチャーバイクとはこれらツアラーとビッグオフローダーの言ってみれば混血であり、偶発的に生まれたツーリングの優等生なのだと思います。「偶発的に」と書いたのは近年のBMWニューモデルを見ていると20年前、R1200GSを生み出したBMW開発陣は、果たしてスポーツツーリング性能を純粋に追求してこのように作ったのだろうか?と疑念が拭えないからです。たまたまこうなったのではないか??と。

ニューモデルを悪く言うようなことは避けたいのですが、BMWは近年になって競合他社からアドベンチャーカテゴリーのシェアを奪われまいと必死にもがいているようにも見えます。もちろんビジネスの観点では他社の追従を許さず常に戦うのはごく当たり前のことです。しかしその手段がパフォーマンスやハイテク装備の一辺倒で本当に良いのでしょうか?BMWが現在でも独自のポリシーのあるマニュファクチュアであるならば、かつてR100RSを登場させた時や2004年にR1200GSを生み出した時のようなセンセーショナブルを期待せずにはいられません。

まあ…最新モデルを受け入れるのに抵抗を感じるのは、私のような悪い意味で目の肥えたベテランに限った問題かもしれません。かつてOHV世代のGSユーザーがR259系のGSへと進化した様子をみて、彼らはそろって「こんなのはGSではない」と口を曲げたものです。そういった意味ではこれからバイクデビューするニュージェネレーションにとって、最新のR1250GS/ADVENTUREのハイパフォーマンス、充実のハイテク装備は歓迎できることだと思います。バイクの進化とは常にその時代に合ったカスタマーとのフィットであると考えるのが正しいのでしょうか。




EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

80~90年代、世界中の二輪市場を圧倒的に支配していた日本の4メーカー。その勢いに一時は二輪から完全撤退も考えたというBMW。続投を決めてからはこれら日本メーカーとの差別化を計る糸口として【安全性能】に特化しようとしていたのです。サーボ付きのABS、路面を追従する独創的なサスペンション機構。信頼性の高いカルダンシャフト。これらはツーリングを愛するマニアからは絶大な支持を受けていましたが、時代はレースからインスパイアされたスポーツバイクが中心でした。そのため日本ではあまりBMWを見かけることはありませんでした。

しかし時代が変化すれば市場も変化するもの。カスタマーの心理とは実に気まぐれで「今はこれ」と新たな風がふけば、手のひらを返したように全く異なるジャンルのバイクへ乗り換える人は多いものです。2000年代はまさにそんな変化の時代でレーサーレプリカブーム、第三京浜のモンスターマシーン、カスタムしたビッグスクーター、洒落た原宿のストリートバイクとった流行は過去のものとなり、ツーリングに注目されるようになったのです。

90年代にあった免許制度の変更も手助けとなり大排気量車でロングツーリングに行く、という新たなバイクの楽しみ方がやってきたのです。BMWはそれまで堅調なセールスだったR259血統のR1150GSを大胆にもFMCさせ驚異的なスポーツツアラーであるR1200GSを登場させました。それは従来のGSシリーズとは異なる軽量な万能ツアラーであり軽快なハンドリング、ハイウェイ巡行能力、長距離走行での快適性、オフロード走破性能、そしてスポーツツーリング性能。どれかが特化している訳ではないけれど、どれも平均点を大きく上回る驚異のバイクだったのです。

そしてBMWからR1200GSの派生モデルであるR1200GS-ADVENTUREが登場し、オフロードの専門KTMからは990ADVENTURE、テネレで名をはしたヤマハからはXT1200Zスーパーテネレが登場し、以降いつの日かこのようなバイク達が【アドベンチャーバイク】と呼ばれるようになりました。

その後、ホンダ、スズキ、ドカッティ、カワサキと次々アドベンチャーバイクを出しBMWのベストセラーR1200GSに追いつけ追い越せと盛り上がったものです。一時、ブームが沈着か?と思われた時、スクランブラーブーム、カフェレーサーブームなどがありましたが、それ以降もアドベンチャーカテゴリは一定の人気を保ってやがて650㏄クラス、250㏄クラスにまでその波を及ぼしました。

EOS6D Mark2

R1200GSをはじめとするアドベンチャーバイクがこれほどまでに成功した要因の一つとしてライディングポジションがあります。乗車姿勢での上半身はオフロードバイクのそれと全く同じで垂直に立ったアップライトな姿勢。これはハンドリングの自由度が大きいだけでなく、景色を気持ちよく見渡せるのでツーリングを愛するライダーから支持されるものでした。

通常、前傾姿勢のオートバイだと背骨の曲がりがC字カーブを描き椎間板への圧迫があり腰痛の原因でした。一方、オフロードバイクのようなアップライトな姿勢は背骨がS字カーブを描く自然な姿勢であり非常に腰に優しいのです。

その昔、借り物のCBR1000RRで一日ツーリングをしたことがありましたが、帰った頃には首、肩、腰、手首、股間、尻、膝が痛く酷い疲労感に襲われたものです。

R1200GSの車高が高く厚みのあるシートは何かと足付き性の悪さばかりが取り沙汰されていますが、ひとたび走り始めてしまえば膝の曲がりは緩やかで下肢の窮屈さはなく快適そのもの。長時間のライディングでも尻や腰など体の特定の場所に痛みが発生することはありません。日帰りで1000㎞以上走ってしまう弾丸ツーリングでも帰宅してから元気が残っているのです。

あらゆる道で素晴らしい走りをみせる車体にオフロードバイクのポジション。ライダーを無駄に疲労させずに安全に楽しくツーリングできる究極のスポーツツアラー。それがR1200GSをはじめとする現代のアドベンチャーバイクの条件ではないでしょうか。




EOS1Dx + EF14mmF2.8L F16 1/30 ISO250

R1200GS・・・大きくて軽い、走り始めれば小さくなって人車一体となるスポーツツアラー。

R1200GSは2012年のフルモデルチェンジでシリンダーヘッドが水冷化された通称R1200GS-LC(最近ではそう呼ぶことも減ってきました)へと進化しました。パワーやトルクなどのパフォーマンスアップ、クルコンや各種走行モード選択などのハイテク装備、スマホのようなTFTメーター・・・この辺の進化の具合を見ていると時代に合わせた正常進化とも受け取れるし、他社の追従を振り切るためのパフォーマンスアップとも受け取れます。

前述もしましたが近年のBMWニューモデルを見ていると、ツーリング性能に特化したメーカーという印象が薄れてきたようにも感じます。歴史の長いGSシリーズはR80G/Sを起源とする進化の過程で、R259(R1100GS)の時にツアラーとの混血を選び、アドベンチャーバイクの地位を確立、そして隔世遺伝で生まれた天才児のように誕生した2004年R1200GS。何をルーツにこうなったのか良く分からないようなツーリングの優等生はバイク界に新たな風を吹き込んだのですね。

そういった意味で私の愛車である成熟のフェイスリフトを経た中期型2008’R1200GSは本当に特別なバイクなのではないか?愛車贔屓を差し引いて考えてもそんな風に思えます。単純に自分と言う人間に見事にフィットしているだけ…という事かもしれませんけどね。

最近になって空冷モデルのR1200GSはさらに中古相場がお安くなったように見受けます。少々の過走行であっても耐久性の高いバイクなのでトラブルの心配は少ないですし、走行距離の分さらに安いのであればお買い得です。万一、何か問題があっても空冷R1200GSはBMWで記録的な売り上げを誇ったベストセラー車種。中古部品の流通量が豊富であり、ネット上での情報も多いです。そういった意味でも「はじめて輸入車を買う」という人にもお勧めのバイクと言えそうです。

バイクで旅にでる「バイクツーリング」という素敵な生き方を選択した人にとって、自身の旅のスタイルにぴったりな相棒を選択したいものですね。私はオートバイの旅においてスポーツ性能は軽視できない要素の一つであります。オートバイとはその走りでライダーに何らかの感動を与えてくれるもの…それがどのようなものが良いのか?は個人の好みによりますけどね。

今回はこの辺で!!

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デザインと構図で遊ぶバイク写真

究極のツーリング写真 touring-photogtaphy.com 読者の皆さま、突然ですが「いい写真」の条件って何だと思いますか?整った構図、的確な露出やピント位置、あるいは決定的と呼べるシャッターチャンスをものにした一枚。まるで本物がそこにあるような高画質、巧みなフォトレタッチで魅せたデジタル作品、奇をてらった表現、ユニークな被写体を撮ったもの…まだまだありますね。

実はいい写真を定義する明確なものは何もなくて一般的な写真文化においては撮った人が「うん、これはいい写真だぞ」と思えばいい写真は成立するものです。




構図だの露出だのといった前出のものは全て【魅せ方の手段】にすぎず、いい写真の核心ではないと考えます。では魅せ方の手段よりも大切なものは何か?というと作者なりの美や感動の表現、あるいは情熱といったエネルギーを感じるもの、作者の個性がよく出ている独自の表現・・・こういったものが人の心に響く「良い写真」ではないでしょうか。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

さて今回はややこしい写真論はひとまず置いておいて、魅せ方の代表である【構図】と【写真デザイン】について簡単に書いてみたいと思います。

上の作品は南房総市の海岸から撮ったものです。イスに腰かけて休憩していたときに、ふとR1200GSへ目をやるとシートからタンクへかかるライン上に海に浮かぶ富士山が見えました。すぐにピンときてイメージの写真がわいたので休憩を中断して撮影タイムです。




写真は目の前に見える現実の様子から魅せ方に使えそうな要素(この場合は車体に存在していたライン)を見つけ出し、それを元にイメージを練る事からはじめます。通常の手順ではまずはその景色や被写体が気になったので「ここで撮ろう」と始まる訳ですが、この場合は魅せ方に使えそうな要素を最初に発見して撮る動機となったものです。

構図とは撮影者が意図した作品の主題へ見る人を導く案内図です。被写体の大きさや配置関係などが主な構図の要素です。一方でデザインとは写真をぱっと見た瞬間に受ける印象に関わることです。心地よい安定感やバランス、色による印象などが関係します。上の作品の場合は海に浮かぶ富士山と赤いコンテナ船を主題とし、それへ導くためにR1200GSの車体を使いました。画面全体を隠すようにGSで覆い、意図的に作られたすき間に主題を置くことで視線をそこに集中させる方法です。




使ったデザイン要素は比率と色です。でR1200GSと海+富士山のエリアを3:1とし、船は当初はグレーのタンカーでしたが赤い船が登場するのを待機しました。写真内に赤色が欲しかったのです。

この作品がいい写真か?は置いておいて、撮る動機となったものが感動ではなくデザイン要素を見つけたときのinspirationで始まることもあるものです。この写真を撮った時は正にそうでしたね。

えっ?やっぱりややこしい話でしたか??すいません・・・

今回はこの辺で!!

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