バイク写真の基本的な撮り方

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、GWが近づいてきましたがコロナ渦での自粛連休、どのように過ごされますか?当ブログでは何度も書いてきましたがソロツーリングで田舎道を走り、食事はお弁当という事でしたら、感染リスクは極めて低いですし過剰に自粛をする必要はないと思います。買い出しやガソリンスタンドは普段の生活でも避けられないですしね。あとは県をまたぐ移動についてどう考えるかは…人それぞれだと思いますが、例えば出かける直前にPCR検査を受けて健康であることを確認してから出かけるのはいかがでしょうか。

泊りでツーリングにいく場合は混雑のないキャンプ場、または自然の中で野宿も良いですね。もう久しく野宿をしていませんがナチュラルなツーリング、久しぶりにやってみたいです。

さて、最近はずっとツーリング写真の解説でしたので、愛車をかっこよく撮るためのバイク写真について少し書いてみたいと思います。前回の投稿でも書きましたがツーリング写真→ツーリングのワンシーンを詩的情緒に切り取った写真 バイク写真→愛車をカッコよく撮った写真 と区別しております。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS




まず写真ビギナーの方やSNSで見かける多くの平凡な写真にはひとつの共通点があります。それは背景にあまりに無頓着なことです。バイクをカッコよく撮るぞ!ときたらバイクがカッコよく見えるアングルを探るのは間違いではありません。しかしその前に重要なことを1つとばしています。

まずは背景選びです。バイク写真の似合うかっこいい背景をつくらないと、いくらアングルだの露出だのを試しても陳腐な写真に陥るものです。そしてバイク写真のよく似合う背景とは案外と見つけにくいものです。

バイク写真に最適な背景とは?バイクが最高にカッコよく見えるスタジオボックスのような雰囲気のある空間です。なるべくシンプルでゴチャゴチャとせず、出過ぎた被写体のない空間。例えば上の写真のように錆びたトタン壁のある古い工場とか、無機質な雰囲気の場所がバイク写真の背景に似合うと思います。

そしてバイクの立たせ方。何も考えずに停めるのではなく、背景とカメラを置くポジションをよく考えサイドスタンドをかけてハンドル角度なども慎重に調整して立たせてやります。センタースタンドは何か理由があって車体を垂直にしたいのであればOKですが、多くの車種でサスペンションが伸びてしまい、不自然な姿になるので原則としてサイドスタンドで撮ると覚えておきましょう。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

こんな風にツーリングの途中で荷物を積載した状態で撮ってみるのもお勧めです。ヘルメットなどの小物を置くことでライダーの存在も感じさせる、そんなバイク写真を撮ってみましょう。

アングルは車種によってベストな位置は異なりますが、基本は7:3あたりの比率で斜め前(または斜め後ろ)から撮るのが良しとされます。R1200GSの場合はしゃがんでカメラを構えたくらいの高さで撮り、日中のトップ光を逆光として利用しパーツやスクリーンなどの局所にハイライトを入れてみましょう。




ベストアングルは車種によって異なると書きましたが、例えばR1200GS-ADVENTUREの場合は33Lのビッグタンクが見る角度によっておデブちゃんに見えるので、あまり正面からは撮らないとか、逆にタンクの迫力を強調するようなアングルで撮るなど、その車種の特徴に合わせたアングルを模索すると良いです。撮影現場でよく分からない場合は異なるアングルで何枚も撮って、後でベストと思える一枚をじっくり選別すればOKです。

2003年式 BMW F650GS dakar(ダカール)

こちらは都会的な雰囲気の場所を選んで撮ってみた一枚です。サイドスタンドで立てて側面から撮る場合は光の当たりやすい車体右側から撮るのがベターですが、このように車体左側から撮る場合はハンドルを少しだけ左右どちらかに切っておくとカッコいいです。

ところでこのF650GSダカール、私がR1200GSを買う以前の愛車なのですがこんな風に写真に残しておいて本当に良かったなと思えます。当時はヤフオクで売るために撮影した写真なのですけどね。都会的な背景は「このバイクはオフロード走行などで酷使しませんでしたよ」という清潔感をまとった写真になるので売却したいときに有利となります。

それと一眼レフユーザーに多いのですが何でも絞り開放で撮る人がいます。こんな風にバイクを風景の中で解放で撮ってしまうとミニチュアバイクをジオラマに置いたマクロ写真みたいに見えます。とっても不自然なのでやめましょう。絞りは画角とカメラディスタンス、バイクと背景の距離によって変わるのですが目安としてF8~F11あたりが妥当だと思います。

もし開放で撮るのであれば特定のパーツなど局所的に撮りたいときやライダーを主役として撮りたい時などが良いと思います。

古くから写真は被写体が最も魅力的に見えるように撮るのが基本とされてきました。バイクの写真を撮る場合はそのバイクのデザインをよく見て特長を捉え、それが美しく見えるよう工夫するのが成功のカギです。流れるようなカウリングのライン、空冷エンジンのフィンから醸すメカの質感、マフラーやライトベゼルなどのメッキの輝き・・・ご自身の愛車なら分かりますよね?

例えば私の愛車BMW R1200GSであれば道を選ばぬスポーツツアラーでありながら、どこか都会的で知性を感じるデザインを持ち合わせ、そのギャップが個性になっていると感じます。それを「らしく」見えるよう写真を撮るにはどうしたら良いか?どんな背景で撮るのがよいか?を考えてみるのです。

もし愛車と同じミニチュアやプラモデルをお持ちでしたら自宅でスマホを使ってベストアングルを研究することも効果的なのでお勧めです。愛車が最もカッコよく見えるアングルというのを覚えておきましょう。




これはヤフオクで時計を売却するときに撮った写真です。こういった小さなものを室内で撮影するのは【被写体の特徴をよくとらえて魅力的に撮る】という練習には最高に良いです。あっこの角度だ!と納得できるアングルは案外とピンポイントであり、それはバイク写真を撮るときも同じです。

この時計の場合は文字盤のギョーシエと非常にシャープなバーインデックスに光を当て、ケースのヘアラインや革バンドの厚みなどが伝わるように撮っています。鏡面仕上げになっている部分はシャッターを押す際の手が写り込んでしまうので、黒い手袋を装着して撮っています。けっこう手間がかかるのですね。しかし改めてこの写真を見るとこのオリエントロイヤル、売るんじゃなかったな…と思えます。

少々脱線しましたが究極のツーリング写真流 かっこいいバイク写真の撮り方でした!!

今回はこの辺で!

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