マンツーマンの写真教室を東京で開催します!!

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今日はいつもの写真解説やR1200GSの話題ではなく皆さまへ【お知らせ】でございます。

皆さまは ストアカ をご存じでしょうか?ストリートアカデミーの略なのですが例えば動画撮影、ヨガ、エクセル、ダンス、話し方、お菓子作り…などなど習い事の総合的なコミュニティーですね。

驚くのはその種類の多さと手軽さです。通常、習い事と言うとお月謝を払って定期的に通うものですが、ストアカは都合の良い時に単発で受講できます。また近所の開催地を選べること、自分が習いたい部分だけをピンポイントで受けられるのもメリットです。

ユニークなのはそのジャンルに精通している人であれば誰でも先生になれることです。これにより講座のバリエーションが非常に豊富なのです。何かを学びたいけど通うには時間がないし… 自分が習いたいことと合致している教室がない… そんな悩みをストアカは解消してくれます。

この度、究極のツーリング写真の運営者である私、立澤重良もストアカで先生デビューすることになりました。といってもまだ自分の教室を開講したところなので実績もレビューもゼロですが5月15日(土)に第一弾として東京都中央区勝どきで「いつか写真家になるための写真教室 写真基礎編」を開催いたします。

いつか写真家になるための写真教室【写真基礎編】

 

 

感染症対策の意味も含めて当面はマンツーマンで開催します。講義で90分、実技で30分程度のワークを予定しています。実技はご愛用のカメラを持参していただき、月島もんじゃストリートから佃島あたりまでスナップを撮りながらのワークとなります。

カメラの扱い、被写体を見る視点、光の読み方と露出の感覚、ベストアングルを探る体の使い方、そして感動と楽しさをART的写真を通して体験しましょう。

バイク写真はもちろん、風景、スナップ、ポートレート、初歩的な内容やお困りごと・・・写真に関わる様々な疑問にもお答えします。「私は本当に素人だから…」という方も大丈夫ですよ。

最初なので価格は3000円/120分とお得に設定しました。

今回、なぜこのようなことを始めたのか?というと究極のツーリング写真ではお伝えできないことも対面であれば伝えることが出来ますし、実技というワークを交えれば確実に感覚として写真を学ぶことが可能だからです。知識を習得へ結ぶことが何であるか伝授できるのです。

それに…この年齢になると何か人の役に立ちたい、という願望が芽生えてくるものです。日本における写真文化をよりARTに昇華させるため少しでも役に立ちたい!という貢献意欲であります。単にお金儲けなのではなく「写真が上達した」「写真っておもしろい」と誰かに感じていただければ嬉しいです。

東京近郊でご興味ある方はぜひストアカに登録してご参加ください。受講するためのアカウント登録は簡単です。写真のことを学ぶだけでなく楽しい時間をご一緒しましょう。

必ず上達することをお約束いたします。

では、皆さまにお会いできるのを楽しみにお待ちしております。

 

令和3年 4月 立澤重良

このギャラリーのように基本ノージャンルでございます。

EOS6D Mark2 + EF70-200mmF2.8L

もちろんツーリング写真の内容も大歓迎です。




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理想のツーリングテント テンゲルスタンダードの使用インプレッション

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、緊急事態宣言下で道路が空いていますが、もしバイクに乗られるのであればスピードを出し過ぎないようご注意くださいませ。

以前よりも増えた高齢者ドライバーは我々バイク乗りの命を脅かす存在です。アクセルとブレーキの踏み間違えばかり取り沙汰されていますが、それと同じような頻度で高齢者ドライバーは交差点でバイクと右直事故を起こしているようです。100%回避できないタイミングで来られたら防ぎようがありませんが、唯一できることはスピードを控え目にすることですよね。

さて前回まででバイクキャンプツーリングに最適なテントとしてテンゲルスタンダードを購入し、ポールをジュラルミン製に改造したことを記事にしました。

今回はテンゲルスタンダードを実際にキャンプツーリングで使用してみた感じをインプレッションしたいと思います。

EOS6D Mark2

今回は茨城県つくば市にある豊里ゆかりの森キャンプ場に行ってみました。こちらのキャンプ場について詳細は別途ご紹介したいと思います。




このキャンプ場、筑波山からの吹きおろしか?けっこう北風が強かったのでセオリー通りに風上からペグダウン。テンゲルスタンダードは前室となる面にはペグを打つテープ部分を緑色にして目印としています。

グランドシートは専用のものも売っていますが私はホームセンターで売っている防水シートを使用しています。800円くらいだったかな…

前回、ダンロップ製ジュラルミンポールを使って作った謹製ポールで本体を立ち上げます。

輝くポール。見た目も標準のグラスファイバーより美しくて気分が良いですね。フックは樹脂製のごく普通のタイプですね。

フライシートも本体と同様に前室向かって右側のテープだけ色が違います。かぶせて本体へバックルで固定。




幕を開けてヘリノックスビーチチェアを入れたところ。やっぱり広いですね。

この空間があれば圧迫感なく十分にくつろげます。キャンプ場が混雑の場合、目隠しにもなるので適度にプライベート感もあって良いです。この辺はタープと違いますね。ちなみに前室の幕は別に2本のポールを用意すれば伸ばして屋根にすることも可能です。

中の様子。140×220cmの広々とした室内。ソロでは広すぎるくらい快適ですね。実はテンゲルスタンダードを購入する前に、検討していたダンロップのVS-21TAというテントがありました。VS-21TAはVS-21Aのロングサイズであり身長のある私にとって余裕のある長さが魅力でした。しかしVS-21TAの長辺のサイズは225cmであり、テンゲルスタンダードとほぼ同じなのですね。

短辺側にはこのようにそれぞれ3つのポケットがあります。寝袋やマットの収納ザック、洗面用具や耳栓、財布やスマホなど整理して収納するのに大変便利です。

アーチ型のファスナーはスムースに走ります。そして素晴らしいのは…

解放したパネルをサイドのポケット状の部分にこのように突っ込むだけで…

簡単にしまっておけるという!これは素晴らしいですね。もちろん両ドアのテントですので反対側にも同じ機能があります。




天井にはメッシュのポケット。ここにヘッドランプを入れておけばテント内の照明にもなります。まあ、これは他のテントにもよくありますね。あとは四隅にリングがあるので写真のように紐を橋渡しにすればタオルなどをかけておくことができます。

中央にはランタンを下げるためのフックもあります。…この景色を見るとなんだかホッとするのは私だけでしょうか。

色々と詰め込んでみました。テーブルとしても活躍するR1200GSのサイドケース左右。トップケースとクーラーボックスも。しかしこの前室の高さ…いいですねぇ。

高さがあると強風に耐えられるか心配ですが、この日は風も強かったですがガイロープも張ったので問題ありませんでした。高さがあり快適な広さの前室、収納など機能的な部分が多いテンゲルスタンダード。そして何より有難いのが21780円というコスパですね。これならテント1つでタープ無しでも快適なキャンプツーリングができそうです。

写真を撮り忘れましたが両ドアをメッシュにして解放すれば通気性もかなり良さそうです。この辺はダンロップRシリーズに通ずるものがあります。

あとは雨天での使用や耐久性などが確認できれば100点をあげたい立派なテントだと思います。これだけの大きな前室をそなえて収納サイズは極限まで抑えたテント。テンゲルスタンダード、お勧めでございます。

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理想のツーリングテント テンゲルスタンダードをジュラポール化

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、梅雨入り前のシーズンを如何お過ごしでしょうか?今の季節、キャンプなどのアウトドアには最高ですよね。緊急事態宣言が解除されたらキャンプツーリングをご予定されている方も多いと思います。

今回は久しぶりにキャンプ用品のお役立ち情報を書いてみようかと思います。

私はキャンプツーリングをするようになって20年くらいになりますが、それまでダンロップ、MSR、NEMOなどのドーム型テントを愛用してきました。私の場合、キャンプツーリングといえば旅の宿泊手段としてのキャンプとキャンプ自体が目的の場合のキャンプと二通りがあります。前者の場合は軽装で身軽さを優先、後者の場合はキャンプで快適に過ごすための充実の装備となります。

キャンプが目的の場合、日除けと雨対策でヘキサタープを張るのですが、タープは解放感がなくて荷物が増えてしまうというデメリットもあります。そこでタープが不要と言えるほど前室の大きなテントが欲しいな…と思ったところで色々と調べたところ素晴らしいテントを見つけました。

これです。Tent-Mark designとnomadicaのコラボモデルであるTENGER standardです。このモデルの以前にフライシートの先端をバイクに結んで簡易的なタープが作れるテンゲルというモデルが存在していましたが、こちらは「テンゲルスタンダード」の文字通り、機能をスタンダードにしたオーソドックスなドームテントです。価格も21780円と今どきのテントと考えると非常に魅力的な価格です。

そして注目したいのは前室の広さと高さ。ヘリノックスのようなチェアーを入れても窮屈さを感じずに快適に前室で過ごせるテントです。実は前室がこのように大きいテントは意外と他メーカーにもあるのですが、大抵は収納サイズが大きくバイクツーリングとして持ち運ぶのは無理があるものでした。




収納サイズは公式によると45×16cm 2人用サイズのツーリングテントとしてはやや大きいですがR1200GSのような大型バイクで持ち歩く分には決して無理のある大きさではないと思います。

ポールを収納袋から出してR1200GS-ADVENTUREの左サイドケースに収納してみました。本体は少々圧縮する感じですっぽり入りました。ポールも対角線状に入れてあげればOKです。

本体、フライシート、ポール、ペグ、張り綱、収納袋。今回、無難にグリーンを選びましたが限定で「やまぶき色」もあるようです。

テンゲルスタンダードの素材は公式スペックによると…

フライシート:ポリエステル68Dポリウレタンコーティング(耐水圧1500mm)

本体ウォール:ポリエステルリップストップ

本体フロア:ポリエステルタフタ75D(耐水圧1500mm)

フレーム:グラスファイバー

…全体的なスペックや使用されている素材に申し分ありませんが、やはりコストダウンを頑張ったテントだけにポールだけはジュラルミンやアルミが使えなかったようですね。

グラスファイバー製でも耐久性に大きな問題はありませんが、この金属のジョイントが重く、立たせた時に描くRも滑らかではありません。強風時に強いストレスが加わるとジョイント付近でグラスファイバー部がボキッと折れることが予想されます。よく見るとジョイントのクオリティも【コストダウン頑張った感】が感じられます。

長旅で酷使することを考えると今まで一度も裏切らなかったダンロップのようなジュラルミン製が望ましいです。そこで過去に引退させたダンロップテントのポールを利用してテンゲルスタンダードのポールをジュラルミン化できないか?改造を試みることにしました。




上が過去に使用していたダンロップRシリーズの余ったジュラルミンポール。かのA7001-T6製です。下がテンゲルスタンダードに付属しているグラスファイバー製ポールです。

ポール径はどちらもよくある8.5mmポールです。テンゲルスタンダードの本体のフックにも問題なく使用できることを確認しました。パチッと気持ちよくはまります。

しかしダンロップRシリーズの場合はポールエンドをテント本体のポケット状になっている部分に差し込む構造。一方、テンゲルスタンダードはハトメにエンドを差し込むタイプです。よってポールエンドは変更の必要あり。これは困った…

しかしAmazonで調べたら8.5mmポール用のエンドが安価にて売っているのを発見。簡単に問題は解決しました。10個入りで650円・・・

まずダンロップのポールをショックコードを切ってバラバラに分解します。そしてテンゲルスタンダードのポールの長さを測定し、何ピース組んでどこで切断するのかマーキングをします。

切断はパイプカッターがあると便利です。電気工事屋さんがエアコンの冷媒パイプなどを切るときに使うヤツですね。何でうちにあるのだろう…?

切断面はヤスリでバリを削って滑らかにしておきます。




ポールを接続しショックコードをポールエンドに結び付けて完成。

やっぱりジュラルミンの方が良いですね。耐久性だけでなく見た目も高級感があります。ダンロップのポールを捨てずに保管しておいてよかったです。

試しに公園で本体を立ててみましたが問題ありませんでした。本当はフライシート用のポールも作りたかったのですが、材料となるジュラルミンポールが足らなくなってしまいました。今回は本体用の2本だけで。また改めて作りたいと思います。

次回はテンゲルスタンダード改ジュラルミンポール仕様の実践投入。テントの使い勝手をレポートしてみたいと思います!!

今回はこの辺で!

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写真ビギナーはまずはグッと被写体に寄って…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、本ブログは開設から4年目になりましたが今回の投稿で投稿数が900記事となりました。我ながらツーリング写真、バイク写真の話題を中心によくも900記事も書いたものだな…と感心しております。

本来、写真に関わるノウハウは秘密にするのが通常かもしれません。私もその昔はあまり人に教えたくないタチでした。真似をされたりノウハウを取られるのは誰だって良い気分はしないですものね。

その昔、最初に就職した会社で顧客向けの講習会の先生を依頼されたことがありました。その講習会は光ファイバーの扱いなど専門的なものであり、従来は研究部門の管理職が先生役をしていたのですが「話がアカデミック過ぎて理解できない」と不評でした。そこで学歴などない私のような人間が先生をした方がむしろ顧客も理解しやすいのでは?ということで白羽の矢が立ったのです。

当時は私が先生なんて…と戸惑いましたが、自分で教科書やスライドを一から作り直して講習生の理解力に合わせて講習会を実施したところ、効果測定も良好となり不合格者の数も減って好評を博しました。その時の経験が何となく今でも生きている気がします。教えることで自身も学ぶ。究極のツーリング写真とはオートバイで旅をする魅力を広めること、写真界にバイクツーリング写真という新たなムーブメントを起こすこと、という目的がありますが、一方で書いている私自身の「自分用教科書」でもあります。

物事は人に上手に説明できるようでなければ本当の意味で理解していない。そんな風にも感じます。今でも究極のツーリング写真を書いていて自分が学んでいるような感覚は以前と変わりません。なのでこれからも書いていきたいと思います。




さて、前置きが長かったので今回は写真ビギナーを対象にツーリング写真の基本的な撮り方について簡単に書いてみたいと思います。

古くから写真は「一歩前に寄って撮る」というのがあります。目の前の景色、被写体にレンズを向けて、いざシャッターを切るぞというとき、人の視界は景色全体を見渡すような画角となっており、特定の一つを良く観察するような視点ではないものです。風景写真がベースであるツーリング写真であっても、その風景の中に魅力的な一つが存在するからこそ、そこで写真を撮ろうと思った訳ですから、その一つに一歩「グッ」と寄って撮りましょうね、ということですね。

上の写真の左側は赤いヨットが画面内に収まるように構図して、その場所の様子が分かるように撮った写真。こちらは目で見ている風景の様子に近いです。一方で右側は一歩、ぐっと寄って撮ってみました。赤いヨットは右側が見切れてしまいましたが、こちらの方が主題が明確になったのがお分かり頂けると思います。




EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS

先ほどの作例では太陽が薄雲に隠れていたのでコントラスに欠けていましたが、空の様子を見ながらタイミングを見て本カットとしたのがこちらです。太陽が出てきたので風景写真として十分なコントラストを得ることができました。このツーリングシーンはヨットが置いてある港で休憩する様子ですが主役は赤いヨットであることが明確だと思います。

写真デザインの色要素でとりわけ効果が大きいのが赤色…というお話は以前にも何度かしましたが、赤い色の主役を見つけたらより印象的になるように一歩寄って撮ってみましょう。フレームから切れちゃうから…という考えは捨てて下さい。

フレームで被写体を切り落とす時の注意点は1/3単位で切ることです。特別な理由なく1/2で等分にしないよう気を付けましょう。

ところで足で一歩寄るのと自分は動かずズームレンズで寄せるのでは何が違うの?という疑問があると思います。単焦点レンズであれば寄るしかありませんがズームならリングを回してやれば同じような事ができますよね。ズームで寄せるとは実は被写体だけを寄せているのではなく目の前の空間を全て圧縮しているのです。つまりズームで寄せると何もかもを大きくしちゃいますが足で寄る場合は被写体だけを大きくできるのですね。

少々ややこしい話でしたが今回はこの辺で!!




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風景から表現したい一つを抽出して撮る写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、この春のシーズンは良い写真が撮れましたでしょうか?お気に入りの桜並木でバイクを置いてパチリと撮ったけど、よく見たら去年も全く同じような写真をこの場所で撮っていた…なんて方はおられませんか?写真をやる上での一つの重要な楽しみは進化を実感することです。日々、上達を意識して写真を楽しみましょうね。

つい先日のニュースで老舗雑誌である日本カメラが休刊とありましたね。昨年は日本最古のカメラ雑誌であるアサヒカメラが休刊。雑誌業界で言う休刊とは廃刊とほぼ同じだそうで残念なニュースですね。カメラ雑誌にかぎらず出版業界の全体が振るわないようですが、これも時代の流れなのでしょうか。

いま多くの人が写真を楽しみ写真という文化が過渡期を迎えています。スマホで撮る人、SNSで世界に発表する人…一見すると写真文化は盛況のように思えます。しかし古くからあるカメラメーカーやカメラ雑誌が衰退していく…いったいなぜでしょうね。昔からあった一般需要における写真文化は記念写真、記録写真、趣味の写真など現在と大きくは変わっていません。変わったのはカメラのデジタル化、インターネットの普及による写真文化の変化、スマートフォンの登場といったことでしょうか。

多くの人々が「私もいい写真を撮ってみたい」という願望を抱いている。このことについて改めてもう一度、メーカーや雑誌などは考えた方が良いのかもしれませんね。




さて今回は前回の投稿でご紹介した小湊鉄道のあるツーリング写真の作品を使って解説してみたいと思います。最近、すっかり鉄道とバイクのハイブリッドばかりです…

はい、いつも通りまずはスマホで撮った撮影地の様子です。県道から平行して走る小湊鉄道の線路。そこに菜の花が咲いているポイントがあったのでR1200GSを停めて撮影に挑みました。この近くにある菜の花の鉄道風景で有名な「石神菜の花畑」とはまた違った雰囲気で、自然と咲いている菜の花という控え目な雰囲気が私の琴線に触れました。

まずはどんな風に魅せたいかな?と希望のイメージを作ります。次にそれがここで出来ることなのか?撮影地の条件と照らし合わせて考えます。続いてキャスティング、この撮影シーンのキャストは後でやってくるであろう1.列車 そして2.線路 3.菜の花 といった感じです。メインキャストは列車で菜の花は舞台、線路は写真の構造となります。

この場所で私が特に気に入ったのは線路が微妙にS字を描いていることです。写真デザインの観点で色、線、図形…といった要素を風景から見つけ出し、写真の中に組み込んでいくことで観賞者の目を楽しませる写真が実現できます。特にS字曲線は視線誘導線として心地よく目を走らせる効果があるので歓迎すべき要素です。

上の写真から分かると思いますが多くの場合で実際の様子とはさして美しくはないものです。もしそのままの景色が絶景!ということであれば写真家のできる仕事は少なく面白さもありません。イエローストーン国立公園、夕陽の当たるマッターホルン、水鏡のモンサンミッシェルなどを前にすれば、普通にシャッターを押すだけで誰でも立派な写真が撮れるものです。

そういった意味では多くの人が気にもとめずに通り過ぎていく風景こそ、写真家のオリジナルな表現ができる、とも言えますね。




左はS字の導線 右は①と②の比率が1:3の比率

画面という長方形の四角形の中でS字曲線が理想的に入るようアングルを模索しました。同時にバイク+ライダーのエリアとそれ以外の風景のエリアで2つのエリアに理想的な比率を作ります。比率は理由なき等分(1:1)を避け、原則として1:3単位の奇数で作っていきます。有名な三分割構図や露出の段数が1/3単位であること、そもそも画面という長方形が2:3の比率であったり写真の世界ではとにかく【3】あるいは【5】といった奇数が傑作へのPINコードになっているのです。

三分割構図 左は交点に列車を置いた 右は色のエリアを斜めに3分割とした

構図とは必ずしも1つの手法を1つだけ使うものとは限りません。複数の手法を組み合わせてもOKです。三分割構図は写真の世界ではよく知られた構図ですが例えば交点、線、面といった具合に複数のポイントで使うことも出来ます。この場合は列車の位置を右上の交点に合わせ、イエローのエリアを中央としグリーンで挟んだ三分割としました。線で三分割とするとき必ずしも線を水平に使う必要はありません。このように斜めに使っても悪くはないのです。

こういったアングルを作るにあたり、何をすれば出来るの?と聞かれればカメラの位置を数センチずらしたり、三脚のエレベーターで高さを微調整したりと実際には地味な作業です。大切なことは予め知っている知識を目の前の状況と結び付けて【いま出来ること】を思考することです。それは謎解きのように考え込むことではなく、ひらめきや直感を使って瞬間的に決めます。説明すると理屈っぽいですが実際には感覚の世界ですね。




EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

この場所で私が大切にしたかったことは菜の花が人工的ではなく自然とそこにある雰囲気です。そこへ登場した気動車キハ200とその景色に出会ったツーリングライダー。一期一会の風景の出会いといつまでも変わらない素朴なもの。こういった「気持ち」をよく意識してイメージを作りました。投稿のタイトルに「表現したい一つを抽出」と書きましたが、何でもないような風景の中から自分の気持ちを抽出するように撮りましょう、という意味ですね。

最初はとにかく試行錯誤です。時間的猶予があればとにかく良く見て、良く感じ、良く考えて試す。画像を再生して「これが一枚の写真となったとき、これで果たして良いか?」と自問してみます。少しの傾き、少しのバランス、少しの比率などほんの小さな調整で完成度が激変することを意識しましょう。神は細部に宿るのです。

ところでこの撮影場所、スマホで時刻表をチェックしようと思ったらまさかの圏外でした。近くに駅や踏切が無いので音で列車の登場を判断するにはキハ200のディーゼルエンジン音だけが頼りでした。県道は割と交通量がありトラックなどが通るとキハ200の音がよく聞こえません。なかなか難儀しました…

しかしいざキハ200が登場すると運転手さんが私を確認したのか「プワァ~ン」という独特の警笛を鳴らして挨拶してくれました。この時の嬉しかった気持ちも大切に帰宅してからLightroomでレタッチをしてみましたよ。

今回はこの辺で!!!

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ツーリング写真ギャラリー 里山を走るローカル列車




EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

ガタンゴトン…ガタンゴトン…

プップー

春の里山に響く素朴な音風景

そよ風にのって鼻腔をなでる菜の花のかおり

いつまでも忘れたくない旅でみた風景

あの日、あのとき、写真を撮ったからこそ

記憶に刻まれるツーリングシーン

いつか自分が走りぬいた軌跡を振り返るときがきたとき

どんな風景だったか思い出せなかったら寂しいから

だから一枚の写真を残しておきたい

私のツーリング写真は究極の記念写真だ




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デジタル時代の写真文化

インターネットが普及して久しい現代の情報とは20年前の約500倍もあるそうです。その昔はテレビ、新聞、雑誌などが主な情報源であり個人間の口コミなどは人脈があってこそで、リアルに人と接しなければ口コミ情報は得られないものでした。

昔は人々がもっていた情報源は限られていて、足りない物は自ら行動して試すか、情報が集約されている場所へ出向くしかありませんでした。

私が子供の頃、ラジコンのレースに参加していたのですが、レース用の速いセッティングを出すにはどうしたら良いか?小学生の自分には分かりませんでした。説明書通りに組み立てても無難な性能しか出ませんし、むやみにモーターなどをアフター品に交換するとサスペンションやタイヤがパワーに負けてバランスが悪くなったものです。

バランスが良くて速い仕様にするにはどうするのか?専門誌にも書いていなかったので秋葉原の有名店に出向いて店員さんに聞いたり、サーキットへ行って大会で入賞している選手に聞いたりしたものです。

今ではインターネットで検索したり、動画サイトで調べれば知りたかった情報は容易かつ詳細に手に入ります。それどころか幾つもの情報を得て、それぞれ比較して信憑性の高い情報を選べるほどです。

先日、愛用のiphoneのバッテリーが寿命を迎えているようだったので、交換するための情報をネットで調べてみました。アップルにお願いすると高いですし近所にアップルストアもありません。調べると1万円程度でその場で交換してくれるお店が近所にあることが分かりました。さらに情報を検索するとAmazonで交換用工具などとセットになったアフターバッテリーが2500円程度で売っていることまで分かりました。しかも不安な作業方法はYoutubeで詳細に解説されているので安心です。

本当に世の中は便利になりました。




しかし…ここまで情報が大量に溢れていると良い事ばかりではありません。役立つ情報は積極的に活用したいですが、本来は自分で考えて決めるべきこと、ミステリアスな部分も楽しむような旅の情報などをネットで調べたら面白くもありません。

ネット上には中途半端な専門家を気取った個人が無責任に発信する情報、間違った内容、偏ったもの(このブログ)、何者かに操作されている情報、フェイクやデマもあるくらいです。そこで現代人に問われるのが情報を選別する能力と情報を一定で遮断することです。

自分の趣味や仕事に留まらず、生活の何から何までもインターネットで検索し有益な情報はどこにあるか?お得な情報はないか?他の皆はどうしているのか?と情報を集めるのはネット情報に依存し思考することを忘れた人・・・。

ネット情報依存の人が重症化すると「自分の好き」「自分の意志」を見失ってしまい好きな食べ物や好きな異性のタイプまでネットで調べてしまうでしょう。

つい最近、とあるバイク関係のSNSグループで「バイクの免許を取得してライダーデビューするのですがお勧めのバイクは何ですか?」と尋ねている人がいました。その回答の多くは「あなたがカッコいいと思ったバイクじゃない?」「乗りたい、欲しいと思ったバイクを自分で決めろ」といった内容でした。当然そうなりますよね…。

そのような人間にならないために「自分で考える力」「自分の意志」が衰えないよう、情報はある一定で遮断し自身で考えることが大切なのだそうですよ。

カメラがフィルム主流からデジタル主流へと移行した90年代。それは偶然にもインターネットの普及と同じタイミングでした。デジタルカメラ黎明期と言える90年代の後半。フィルムの代わりに小さなカードを差し込んでおけば、容量の許す限りたくさんのシャッターが切れるデジタルカメラ。

コンデジからデジイチまで売れに売れたデジタルカメラは家電メーカーまでもが市場に参入し業界は潤ったものです。デジタルカメラはその場で撮った画像に失敗はないかのチェックができ、カメラ初心者でも安心して使えるものでした。

メリットは他にもたくさんありフィルム代、現像代がないので経済的である、感度を自由に変更できる、ホワイトバランスの変更が自在、職人の仕事だったフォトレタッチが個人ユーザーでも可能に・・・。そして写真文化を劇的に変えたのがメールで画像を送信したりネットに簡単にアップできるといった撮った後の【画像】の使われ方です。デジタルカメラによって撮られたデジタル画像(プリントではない)はインターネット上で個人が公開できるようになり、これにより個人的なカメラユーザーが不特定多数に撮った写真を発表できる土壌が生まれました。




やがてブログ、SNSが台頭し写真の腕前を競い合うようにデジタル画像の見せっこがはじまりました。日本ではないような絶景、鮮やかな色彩、フィルムでは困難だった夜景や星空の写真、廃墟や工場などを対象としたモノ珍しい被写体。撮影技法を駆使したものからレタッチに力を入れたものなど。世界の写真文化はデジタル写真とインターネットによって過渡期を迎え変貌を遂げ、特にアマチュア写真文化は大きく変わりました。

いまデジタル写真文化は成熟期を迎えているようにも思えます。カメラを手にする全ての人の共通の願望が「いい写真が撮りたい」というもの。それを求めて多くの人がいま写真を撮っています。ジャンルやスタイルは多岐にわたり、大衆的な写真、商業的な写真、アートな写真、それぞれに主観的に決めらた「いい写真」が存在しています。そしてこれらのあらゆる写真が「画像」としてネット上に大量に溢れています。

時代は膨大な情報化社会と同じくして膨大な画像が消費される時代です。

私たちが憧れをいだく「いい写真」とは何でしょう。それは他の誰かが撮っているような大量に消費されゆく写真でしょうか。大量に撮られ大量に消費される画一化されたいい写真。そんな写真を撮っても何だか寂しいと思いませんか?

流行の写真を参考にしたり、お手本にならって写真を撮るのはビギナーの時だけで良いと思います。何年もやっているベテランならお手本など見ずオリジナルを追求してみましょう。

ネット上にある大量の情報から正しい情報を選別したり、時に情報を遮断するのと同じように、写真も世に大量に溢れている大衆的写真文化に染められないよう意識する必要があります。

それにはアートを意識することです。アート写真は個人の表現なので自分らしさ、自分ならではの作品が生み出せるよう意識を改革してみましょう。個性的なものを生み出せば反応は賛否あって当然だと思います。それがARTなのですからね。万人ウケ=大衆的写真と覚えましょう。

少しの勇気があれば貴方だけの個性作品を生み出すのはそれほど難しいことではないと思います。




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バイク写真の基本的な撮り方

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、GWが近づいてきましたがコロナ渦での自粛連休、どのように過ごされますか?当ブログでは何度も書いてきましたがソロツーリングで田舎道を走り、食事はお弁当という事でしたら、感染リスクは極めて低いですし過剰に自粛をする必要はないと思います。買い出しやガソリンスタンドは普段の生活でも避けられないですしね。あとは県をまたぐ移動についてどう考えるかは…人それぞれだと思いますが、例えば出かける直前にPCR検査を受けて健康であることを確認してから出かけるのはいかがでしょうか。

泊りでツーリングにいく場合は混雑のないキャンプ場、または自然の中で野宿も良いですね。もう久しく野宿をしていませんがナチュラルなツーリング、久しぶりにやってみたいです。

さて、最近はずっとツーリング写真の解説でしたので、愛車をかっこよく撮るためのバイク写真について少し書いてみたいと思います。前回の投稿でも書きましたがツーリング写真→ツーリングのワンシーンを詩的情緒に切り取った写真 バイク写真→愛車をカッコよく撮った写真 と区別しております。

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS




まず写真ビギナーの方やSNSで見かける多くの平凡な写真にはひとつの共通点があります。それは背景にあまりに無頓着なことです。バイクをカッコよく撮るぞ!ときたらバイクがカッコよく見えるアングルを探るのは間違いではありません。しかしその前に重要なことを1つとばしています。

まずは背景選びです。バイク写真の似合うかっこいい背景をつくらないと、いくらアングルだの露出だのを試しても陳腐な写真に陥るものです。そしてバイク写真のよく似合う背景とは案外と見つけにくいものです。

バイク写真に最適な背景とは?バイクが最高にカッコよく見えるスタジオボックスのような雰囲気のある空間です。なるべくシンプルでゴチャゴチャとせず、出過ぎた被写体のない空間。例えば上の写真のように錆びたトタン壁のある古い工場とか、無機質な雰囲気の場所がバイク写真の背景に似合うと思います。

そしてバイクの立たせ方。何も考えずに停めるのではなく、背景とカメラを置くポジションをよく考えサイドスタンドをかけてハンドル角度なども慎重に調整して立たせてやります。センタースタンドは何か理由があって車体を垂直にしたいのであればOKですが、多くの車種でサスペンションが伸びてしまい、不自然な姿になるので原則としてサイドスタンドで撮ると覚えておきましょう。

EOS6D Mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C

こんな風にツーリングの途中で荷物を積載した状態で撮ってみるのもお勧めです。ヘルメットなどの小物を置くことでライダーの存在も感じさせる、そんなバイク写真を撮ってみましょう。

アングルは車種によってベストな位置は異なりますが、基本は7:3あたりの比率で斜め前(または斜め後ろ)から撮るのが良しとされます。R1200GSの場合はしゃがんでカメラを構えたくらいの高さで撮り、日中のトップ光を逆光として利用しパーツやスクリーンなどの局所にハイライトを入れてみましょう。




ベストアングルは車種によって異なると書きましたが、例えばR1200GS-ADVENTUREの場合は33Lのビッグタンクが見る角度によっておデブちゃんに見えるので、あまり正面からは撮らないとか、逆にタンクの迫力を強調するようなアングルで撮るなど、その車種の特徴に合わせたアングルを模索すると良いです。撮影現場でよく分からない場合は異なるアングルで何枚も撮って、後でベストと思える一枚をじっくり選別すればOKです。

2003年式 BMW F650GS dakar(ダカール)

こちらは都会的な雰囲気の場所を選んで撮ってみた一枚です。サイドスタンドで立てて側面から撮る場合は光の当たりやすい車体右側から撮るのがベターですが、このように車体左側から撮る場合はハンドルを少しだけ左右どちらかに切っておくとカッコいいです。

ところでこのF650GSダカール、私がR1200GSを買う以前の愛車なのですがこんな風に写真に残しておいて本当に良かったなと思えます。当時はヤフオクで売るために撮影した写真なのですけどね。都会的な背景は「このバイクはオフロード走行などで酷使しませんでしたよ」という清潔感をまとった写真になるので売却したいときに有利となります。

それと一眼レフユーザーに多いのですが何でも絞り開放で撮る人がいます。こんな風にバイクを風景の中で解放で撮ってしまうとミニチュアバイクをジオラマに置いたマクロ写真みたいに見えます。とっても不自然なのでやめましょう。絞りは画角とカメラディスタンス、バイクと背景の距離によって変わるのですが目安としてF8~F11あたりが妥当だと思います。

もし開放で撮るのであれば特定のパーツなど局所的に撮りたいときやライダーを主役として撮りたい時などが良いと思います。

古くから写真は被写体が最も魅力的に見えるように撮るのが基本とされてきました。バイクの写真を撮る場合はそのバイクのデザインをよく見て特長を捉え、それが美しく見えるよう工夫するのが成功のカギです。流れるようなカウリングのライン、空冷エンジンのフィンから醸すメカの質感、マフラーやライトベゼルなどのメッキの輝き・・・ご自身の愛車なら分かりますよね?

例えば私の愛車BMW R1200GSであれば道を選ばぬスポーツツアラーでありながら、どこか都会的で知性を感じるデザインを持ち合わせ、そのギャップが個性になっていると感じます。それを「らしく」見えるよう写真を撮るにはどうしたら良いか?どんな背景で撮るのがよいか?を考えてみるのです。

もし愛車と同じミニチュアやプラモデルをお持ちでしたら自宅でスマホを使ってベストアングルを研究することも効果的なのでお勧めです。愛車が最もカッコよく見えるアングルというのを覚えておきましょう。




これはヤフオクで時計を売却するときに撮った写真です。こういった小さなものを室内で撮影するのは【被写体の特徴をよくとらえて魅力的に撮る】という練習には最高に良いです。あっこの角度だ!と納得できるアングルは案外とピンポイントであり、それはバイク写真を撮るときも同じです。

この時計の場合は文字盤のギョーシエと非常にシャープなバーインデックスに光を当て、ケースのヘアラインや革バンドの厚みなどが伝わるように撮っています。鏡面仕上げになっている部分はシャッターを押す際の手が写り込んでしまうので、黒い手袋を装着して撮っています。けっこう手間がかかるのですね。しかし改めてこの写真を見るとこのオリエントロイヤル、売るんじゃなかったな…と思えます。

少々脱線しましたが究極のツーリング写真流 かっこいいバイク写真の撮り方でした!!

今回はこの辺で!

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ツーリング写真とバイク写真☆構図とデザインのお話

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、そろそろハナミズキや八重桜も終わりに近づき春のツーリング風景とお別れの時期ですね。蒸し暑い梅雨になる前にラストスパートでツーリングを楽しみましょう。もちろんお弁当持参のソロツーリングで。

ところで私や皆さまが楽しまれているようなバイクを題材とした写真はツーリング写真、バイク写真、バイクのある風景・・・といった具合にいくつかの呼び方がありますね。最近ではフォトツーリングなんて呼び方もあるようです。ここで勝手にツーリング写真とバイク写真の違いを区別するため次のように定義してみたいと思います。

バイク写真とは・・・

バイク(車体)の魅力を伝える写真。愛車との記念写真など主に自分用、またはバイクに興味がある人が見る写真。ツーリングの記念写真。その愛車に乗っていたという記念写真。

ツーリング写真とは・・・

バイク旅のワンシーンを詩的情緒にとらえた風景写真。山や海などの自然、空の表情、道、港などでバイク、ライダーが登場しバイクで旅に出る魅力が伝わる写真。近いカテゴリとして風景写真、旅写真。

まあ…私の勝手な解釈ですので異論のある方はどうぞ寛容にお願い致します。




さて今回のツーリング写真解説では中級者向けの内容としてツーリング写真の構図をつくるにあたり、写真デザインの考え方をどのように応用するのか、作例で解説してみたいと思います。

EOS6D Mark2 + EF135mmF2L

今まで究極のツーリング写真では構図やデザインのことについて何度か解説をしてきました。簡単におさらいすると構図とは作品の主題へ導くための案内図のようなもので、被写体の大きさや配置を裁量します。デザインは目の前にある風景からデザイン要素となるものを洗い出し写真へ取り入れる方法。主に色、線、図形、質感、立体感、規則的なパターン、シェイプ、連続するリズムなどがあります。構図とデザインの他にも水平線など分断線がある場合に発生する比率というのもあります。

これら構図、デザイン、比率などは写真の構造であり写真の核心を魅せるための土台です。写真の観賞者は写真をパッと見た瞬間に無意識下で視線を写真内で動かしてその様子を認識します。視線の動きを心地よく動かす導線があったり、色による印象などで観賞者はその写真が興味の対象であるかを探るのです。

上の作品は千葉県君津市の亀山湖で撮ったものです。塗装工事を終えて間もない赤い橋が美しく、かつトンネルがあったので面白い写真が撮れないか?と思い撮影に挑みました。




写真デザインの考え方で効果が大きいとされるのが色と線です。とりわけ赤色については強い印象を与える効果があります。自然の中に存在する赤い橋はその存在だけで印象的なものですよね。この撮影場所で写真デザインに使えそうな要素を洗い出してみましょう。

1.橋の赤色 2.トンネルの円 3.連続する橋の垂直線 4.トンネル内のタイル模様(規則的なパターン)5.手前から奥へ延びる道の導線 といったところでしょうか。

まずは目でよく見て状況を把握します。デザインや構図に使えそうな要素と排除したいものを見極めるのです。排除したいものは電線や看板などリアルな邪魔者だけでなく、例えばトンネルは杭口の円を全て枠内に入れる…といった先入観も排除しましょう。ここでは壁に流れる水をアクセントに縦構図とし、杭口の円は右側を切り落としました。

ごく当たり前のことですが画面という長方形の四角形をよく意識して、その中で色、線、図形などを写真の構造として組み立てていきます。それぞれに理由を与え持ち合わせている撮影技法と紐付けて探るような感じです。例えば橋の赤色が重要なのであれば望遠の画角を使って橋の垂直線の間隔を圧縮することで画面内の多くの割合を橋の赤色で占めることができます。壁に流れる水が良い仕事をしてくれると感じたら、それが分かりやすく伝わるよう配置すればOKです。

こういったことは多くの場合で撮影開始の直後はよく分からないものです。ここで写真を撮りたいと感じてバイクを停めたのですから、その場所には何か魅力があるはずです。しかし現実の様子を目でみただけでは心が感じた刹那とリンクしないもの。それを再現するために良く見て良く思考し、目の前の情景をデザインしてみましょう。

現実の様子をそのまま記録しないように。




難しく感じるかもしれません、手間もかかります。しかしここで構図やデザインについて悩むことは成長という意味でも価値があります。何年も写真をやっているのにちっとも上達しない人はこういった悩むことや手間をかけることを避けている人だと思います。

騙されたと思って次回のツーリングで実践してみてくださいね。

今回はこの辺で!!

↓↓↓撮影地↓↓↓

亀山湖の西側、笹川渓谷にかかる小月橋です。農溝の滝が近くにある県道24号から亀山ダムの方へ曲がるとすぐにあります。Googleアースではまだ赤い色に塗装されていませんね。この周辺は千葉県では屈指の紅葉エリアなので12月初旬に行くと素晴らしい景色が堪能できますよ。

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ツーリング写真の構図☆基本的なバランスについて

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、春のツーリングシーズンを楽しまれていますか?ここ最近、当ブログで頻繁に書いてきましたがバイクの事故が本当に多いので気を付けてくださいね。

「バイクは危ない」これって常識のように言われますが我々ライダーはバイクで走る事の何がどう危ないのか深く理解しておく必要があります。例えばガードレール、電柱、標識など道路上にあるあらゆる構造物はバイクへの安全など全く考えて作られていません。

道路はバイクのライン上にマンホールがあることは珍しくありませんし、橋などの継ぎ目の金属が道路を斜めに横切っているものもあります。ガードレールの支柱は転倒して滑走してきたライダーが激突して大怪我になることもありますし、電柱の支線(黄色いカバーがある斜めの支線)などは最悪は体が真っ二つです。

記憶に新しいのは東京のレインボーブリッジです。芝浦側にある約600mのループ状のカーブで連続してバイクの死亡事故が起きました。原因は本来は安全のために設置していた視線誘導灯です。この高さがちょうどライダーの胸の位置になるためカーブを何らかの理由で曲がり切れなかったバイクが視線誘導灯に衝突し重大なダメージを負うのです。この件については既に管轄の東京都港湾局の方で対策を施したようですが、この他にも例えば首都高だと外壁が低くて下に落下しそうな場所、フェンスの金具がむき出しになっている…など探せばキリがありません。

道路や道路上の構造物に限らずこんなのも怖いです。積載方法に道交法では何も問題ないと思いますが…万一、この後ろにバイクで突っ込んだら目も当てられません。このようなトラックの近くはなるべく走行しないよう、ポジションに意識して走りたいですね。




とにもかくにも道路には危険がいっぱい、もちろん自身のヒューマンエラーによる危険もあります。常に別の自分が自分や周囲をとりまく状況を管理するように、客観的にリスクを監視したいですね。

さて、とっても前置きが長ったので今回のツーリング写真解説はさらっと書いてみたいと思います。

たまにSNSなどで見かけるのですが、美的バランスというのを全く無視した構図の写真です。以前に究極のツーリング写真で何度か書いてきましたが、写真構図を練る時は画面という長方形の四角形をよく意識し、その中で秩序やバランスがあるよう被写体の位置関係や大きさ、背景との比率などを考えましょう。上の写真は縦構図の画面に対してR1200GSの位置が左下、小湊鉄道の列車が左上、被写体がどちらも左側で非常にバランスが悪いです。

もし何かの意図があってバランスを崩したというのであれば別ですが、よく見かける陳腐な写真の多くはそうではなくバランスを無視した駄作に過ぎません。




はい、バランスのことを考えればこうなるハズですよね?R1200GSは画面の左下、小湊鉄道の列車は右上。これで構図にバランスが生まれました。

バランスとか比率というのは整えれば良し、という訳ではありませんが、意図して作ったアンバランスとバランスなど意識せず崩れてしまったものは似て非なる両者です。まずは基本であるバランスや安定のある構図を作ってみましょう。少し崩すのが美しい…という領域はまずは基本を学んでからということですね。

今回はこの辺で!!

↓↓↓撮影地↓↓↓




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