モノクロツーリング写真ギャラリーと写真独り言

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、アート写真と聞くとどのようなものを想像しますか?有名な写真家が撮った立派な写真?あるいは個人でもアートを意識した作品であればアート写真でしょうか。

実は日本ではあまりアート写真という認識は一般に浸透していないようです。アート写真の定義は私もよく理解していないのですが世界的にみると写真家が生み出した作品に第三者によるお墨付きをもらい、オークション等でバイヤーやディーラーに取引される作品をアート写真と呼ぶようです。日本ではアート写真を取引というのは稀なようです。

だから日本人にとって絵画や陶芸品などと違いアート写真といってもその価値はピンとこないのですね。欧米では写真作品の専門オークションもあるようで高額ものは何千万円や億で取引される写真もあるそうですよ。





現代の日本の写真文化は写真家やカメラユーザーが撮って発表するだけの範疇であり、写真を通して社会にメッセージを伝えたり、写真家自身の価値によって作品が注目されるような文化はないようです。カメラメーカー大国であり、多くのカメラユーザーが存在する国であるにも関わらず不思議なものですね。

アート写真の多くにはモノクロの作品が多いものです。モノクロと言えばカラーフィルムの無かった昔のモノという印象ですが、カラー写真が世に登場して半世紀以上は経過します。最近の世代にとっては「懐かしいモノクロだ」という感じはないのかもしれませんね。ですから単純にモノクロは古めかしいという考えはそろそろ改める時期なのかもしれません。

モノクロであることで実際の様子を想像領域として与えることにもなりますし、写真の核心である「光と影」を分かりやすく表現する手段もモノクロと言えます。

フィルムカメラでモノクロ写真を撮る場合はネオパンなどのモノクロフィルムを使用します。一方、デジタル写真をモノクロで仕上げるには撮影時点でカメラに設定されているピクチャースタイルをモノクロに設定するか、RAWで記録して後でLightroomなどのレタッチソフトでモノクロとするか?ですね。





この作品のように景色そのものがモノクロ写真が似合うという場合もあります。この場所は千葉県の小江戸と呼ばれる佐原の町並みです。コントラストが高くシャドウ部で引き締めるような仕上げで小江戸のツーリング風景を表現してみました。

Lightroomなどのレタッチソフトには単にモノクロだけでなく、モノクロの中でも風景とかソフトとか色々な種類があります。デフォルトで入っているものの他に、ネットでダウンロードできるものなど多くのプリセットが楽しめるものです。

その作品に似合ったモノクロのプリセットを探してみましょう。





「想い出はモノクローム・・・」なんて歌がありますが、人間の記憶の中の風景とは不明瞭で混沌としており、色の様子が抜けた言わばモノクロームのような風景です。モノクロで写真を仕上げることで「あの日、旅でみた風景」という記憶風景の再現もできるのですね。

この作品のように漁港の風景などは何十年前も現在も大きくは変わらないものです。よって昨日撮った写真であっても記憶風景を表現するのにぴったりなシチュエーションと言えます。また良く見ると昔の写真のようで近代的なデザインのR1200GSのようなバイクが置いてあるギャップ感も絶妙と言えなくはないです。

いかがでしたか?モノクロで撮るツーリング写真。表現の幅だけでなく光と影を改めて学ぶ機会としてもお勧めです。

ところで上の写真は15年くらい前に北海道の礼文島で撮ったものです。写っている道をすすむと旅人の間では有名な桃岩荘というユースホステルがあるのですが、これがとにかく凄い宿なのです。昭和の青春ドラマ真っただ中な世界観で皆で大声で歌ったり、港で大泣きしながら「さようなら~」と船に手を振ったりと…現代人には近寄りがたいオーラのある宿です。この時も泊まろうかやめるべきか…さんざん悩んだ挙句に結局はキャンプ場へ向かいました。

いま考えると行っておけば良かったと思えるのですけどね。

今回はこの辺で!!

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