写真ビギナーの失敗例☆7つの定番ミス

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、突然ですが断捨離はお好きですか?私は今年になってから運気の流れが変わるらしく、環境を変えることで良い方向にいくと聞き、部屋の模様替えやライフスタイルの断捨離をやっております。

ライフスタイルの断捨離とはコレクションやら熱帯魚やら、色々あったのですが中でも古くからやっていたスノーボードを完全引退したことが最も大きなトピックです。90年代からやっていたのでそこそこのキャリアですが、バックカントリーに本格的に挑む訳でもなく、ゲレンデをただ滑るだけの繰り返しに疑問を抱くようになり、そうこうしている間に所帯持ちとなったので経済的に厳しくなって気が付くと7~8シーズンは雪山から足が遠ざかっていました。

何でも本格的にやってしまう自分は道具も立派な物が多かったので、この冬でヤフオクで全て現金化してしまいました。これで部屋の中も少しはさっぱりして、何か素敵なことが起こりそうな予感がしてきました。

さて今回は普段のツーリング写真解説とは少し趣向を変えて、写真ビギナーの方がよくやってしまう失敗写真の事例とその予防策を7つ書いてみようと思います。

1.手ブレしている

撮った画像を拡大表示し微細なブレもないかしっかりチェック!

手ブレは誰もが知っている失敗写真の代表選手ですよね。手ブレが発生する原因は主に2つあってシャッターボタンの押し方が悪い、構え方が悪くカメラホールドが甘い、とった技術的な問題が1つ目。2つ目はそもそもカメラを手持ちで撮影することに無理があるほど、シャッター速度が遅い(暗い場所、または絞り込んだ)場合です。

シャッターボタンは人差し指の第一関節の腹でゆっくり押し込むように押す、カメラホールドは脇をしめて下半身は安定させ、体の軸を意識してその軸を地面と垂直とすること。これを習得すれば技術的なエラーとしての手ブレはかなり少なくなります。

あとはシャッター速度の低下ですがシャッターボタンを半押しした時にカメラが測光してくれた露出値が表示されますよね。あれをしっかり読んでシャッター速度の下限値を意識しましょう。遅いほど手ブレするので自分なりに限界点を把握するのがポイントです。ちなみに私の場合は例えば35mmレンズであればIS(手ブレ補正機能)をONにしても1/30くらいを限度としています。

絞り込んだり暗い場所でカメラを手持ち撮影するときはISO感度を上げるのも解決策のひとつです。表示された露出値を読んでシャッター速度が遅すぎると感じたらISO250、ISO400と感度を少しづつ上げて試すか、欲しい被写界深度と相談して絞りを開きましょう。あと望遠レンズほど手ブレにはシビアであることもお忘れなく。




2.お子様構図

お子様構図とは被写体を画面内に平面的に並べただけの子供のお絵かきのような写真のことです。上の写真ではシンプルな背景はOKですがバイク、テント、チェアが横一線で並んだため奥行き感がなく、加えて等分で並べたので3つの被写体が全て脇役キャストで主役キャストが行方不明になったような構図となりました。

こういった写真はSNSやブログなどで使用する説明的な写真なら何ら問題はありませんが、いい写真を志す人が撮るやり方ではありません。

カメラアングルを工夫するか、それでも解決しない場合は手間を惜しまずバイクを少し動かしてみるとかで手前、真ん中、奥側と複数レイヤーを構築するように構図を作ってみましょう。

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/4000 ISO100

この作品の場合、手前に桜の木、その先にR1200GSとライダー、さらにその奥に小湊鉄道の気動車と3レイヤー作っているのがお分かり頂けると思います。

3.余計なものが写っている

これも写真ビギナーさんにとても多い失敗例です。ツーリング写真のような風景写真の場合、海岸に沈む夕日や北海道で見れる虹など、特別なシチュエーションを除いて、現実の様子とはさして美しくもないものです。

その原因たるものは主に電線やガードレール、お店の看板や標識、落ちているゴミや飛んでいるカラスなど。広角レンズを選ぶほど、こういった余計な物は画面内に入りやすいので、どうしても余計なものが…という場合は50mmや85mmあたりの画角を使ってみましょう。

4.どちらが主役か曖昧…

これもSNSなどを見ているとよく見かける撮り方です。被写体Aと被写体Bがあったとき、Aが主役でBが脇役、あるいはその逆であると、写真を見た人すべてが明確に分かるようハッキリと撮りましょう。上の写真の場合は船を魅せたいのか?R1200GSが主役なのか?存在感が等分されて曖昧です。加えて向きも両者が同じ左方向を向いていて美しさに欠けます。

ツーリングに行くとフォトジェニックな何かを見つける場合ってありますよね。宗谷岬にあるような碑だとか、ローカル鉄道とか、お花畑とか… 自分のバイクとそれら被写体の両方を画面内に入れてパチリ。それで満足してしまわないことです。「両方撮れればOK」ではなく「両方を入れたら一方が主役でもう一方は引き立て役」となるよう工夫するのです。

EOS6D mark2 + EF35mmF2 IS

この写真は被写体となる廃船が主役でバイク、ライダーは小さく構図して副題となっているのが分かると思います。えぇ~俺は自分のバイクが大好きだから愛車をカッコよく撮りたいよ!という貴方。バイクが主役で風景や被写体は背景、という写真も別で撮っておきましょう。風景主体のツーリング写真が1つ、愛車が主役のバイク写真が1つで2作品撮ればOKです。ツーリングの風景と愛しい愛車…この二つの想いを1枚の写真にしないことです。




5.串刺し構図

これはたまに見かけますが標識などの支柱、樹木、それから風車発電など、とにかく細長い柱状のものが被写体を射抜いている構図です。写真を見た人に不快感を与える悪夢の構図で他はともかくコレだけは絶対に避けましょう。

特に上の写真のようにど真ん中を射抜いてしまうと最もタチが悪いです。仕方なく避けられない場合はアングルやバイクの位置を調整して1/3単位の位置となるようにしましょう。

重要な被写体には他のものが背景として重ならないよう配慮すること。もちろんダイヤモンド富士のように他の意図があって「重ねた」なら話は別ですが。少し立ち位置を変えるかバイクを動かしてあげれば簡単に解決する問題です。

6.比率が二等分

なぜなのか理由は説明できませんが多くの美術分野において等分とは美しくなく、少しずらした1/3が良しとされています。もちろん写真にもこれは当てはまります。

きっと写真ビギナーの方もご存じだと思いますが画面を3等分のグリッド線で区切った3分割構図は写真の基本であると言いますよね。

あれは本当によく出来ていて、それでいて知られている割に3分割構図を巧みに使った写真というのはあまり見かけないものです。上の写真はR1200GSを置いた位置と割合が2等分の1マスに合ってしまい、水平線の位置は2等分の中央線に合っている2分割構図です。これは最高にダサい構図ですのでこのようにならないよう気を付けましょう。

同じシチュエーションを3分割構図で撮るとこうなります。R1200GSの位置を三分割線の右下の交点に置きました。

3分割構図は縦または横の線に風景の境界を合わせる、線の交点に被写体の位置を置く、3分割のマス目を使って被写体を配置する、これらを複数組み合わせる、など様々なバリエーションがあります。意識してそういった写真を撮っていかないと「習得」にはならず、ただの知識になってしまうので意識して実践してくださいね。




7.無駄なスペースが多い

これは写真ビギナーの方にとっては少々高度なお話になってしまいますが、構図内においてデザイン上機能していない部分は無駄なスペースです。スペースで魅せるやり方というのもありますが「無地のスペースを作った」と「無駄なスペースが出来ちゃった」とは意味合いが天と地ほど違うものです。

上の写真の場合、S字に延びる道と遠景に富士山…そこまでは良いのですが左上のエリアに何も機能していない無地の青空があり、ここは雲で表情があればこれでOKでしたが、快晴のこの場合はアングルを調整して空の割合をもう少し削った方がベターです。

この写真の場合、大胆に斜めに構図した写真なのですが傾ける方向を逆にして空の割合を減らして道の割合を増やしました。これはやり方の一例に過ぎず他にも画角を望遠よりにしてみるとか、登れるような場所があれば高い位置から撮ってみるとか、解決策は状況をみて考えてみましょう。

・・・まとめ

EOS6D Mark2 + EF35mmF2IS 意図的にスペースを作った魅せ方

いかがでしたか?写真ビギナーの方がつい撮ってしまう失敗写真7つの作例集でした。手ブレ、ピンボケ、余計な物が写っている…これらはそもそもチェックが甘いのも原因の1つです。その昔、カメラがフィルムしかなかった時代は撮影現場で撮った写真にミスがないか確認する手段はありませんでした。しかしデジタルカメラが主流の現代では全てのデジタルカメラにはその場で撮った写真を表示する機能があるのです。ただパッと見るのではなく品質検査のように粗を探してチェックしましょう。特に写真ビギナーの方は入念に拡大表示してチェックする必要があります。

細かな部分への配慮が良作への道です。雑にならないよう丁寧に撮る気持ちが大切。

いやぁ~めんどくさくて、ついね…という人は、そもそも良い写真が撮りたい!というpassionが無いです。山登りに例えるなら「登るのは疲れそうで嫌だけど頂上からの景色は見たい」という我儘な願望です。険しい道を制して山頂から眺める景色はどんなに素晴らしい世界だろう…そう想像を馳せる人が強いpassionを持ち山登りに成功するのですよね。めんどくさいけど良い写真は撮りたい…では残念ながら憧れの良い写真は永遠に叶わないです。

まずは今一度、襟を正して丁寧に撮る!を心がけましょう。

今回はこの辺で!!

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