教習所では教えてくれないバイク安全運転ノウハウ23~25

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、コロナウイルス流行第三波の中のツーリングシーズン…安全運転をされていますか。ここ最近になってバイク事故の増加を受け安全運転に関わるノウハウ集を書いておりますが、依然としてバイク事故のニュースを連日のように見かける現状でございます。

そこで究極のツーリング写真ではまたまたバイク安全運転のノウハウ集を更新してみたいと思います。私の拙い30年のバイク歴から免許取得したばかりのライダーさんに向けて教習所では教えてくれない安全運転のノウハウの解説です。今回はシリーズの続きで「その23~25」でございます。

前回の投稿は こちら 

その23 青信号ですぐに発進すると…

雪国の運転手さんは信号が青に変わってもすぐに発進はしないそうです。交差する道から来る車が凍結路面で止まれずに、交差点内まで突っ込んでくることは珍しくないからだそうです。

そもそも信号無視の多くは目の前の信号機が黄色から赤になるとき、タイミングの悪さを運が悪いと感じ、その損失を認めたくない心理からくるものです。元々赤信号だったものを無視するのは認知の問題でそのようなケースは稀だと思います。

つまり自分が信号待ちをしていて青に変わった直後というのは、交差する方向から信号無視の車が突っ込んでくる可能性があるということ。スピードを出し過ぎていて止まるには急ブレーキになってしまうから…逆に加速して信号無視するケースもあるので、交差点内を通過するときは危険なほどスピードを出している場合も多いです。

一方、自分が赤信号の交差点に近づいているとき、交差する道路の信号機が赤に変わったのが見えたとします。間もなく自分の方は青になると分かると減速はせず交差点に進入する人がいますが、交差する方から信号無視の車がきたらアウト。これはとても危険ですので絶対にやめましょう。

交差点は危険がたくさん潜んでいます。実際、交通事故の多くは交差点で起きています。青になっても一呼吸おいてから発進する、交差する道路から信号無視の車が来ないか目視確認をしてから発進しましょう(これは教習所でも教わりますけどね)。




その24 ドライバーの運転技術は落ちる所まで落ちた

ここ最近になってよくニュースで見かける二輪車の事故。その多くは車との接触事故で右直事故やドライバー側の確認不足が多いように感じます。

右直事故は交差点内で右折待ちの車が直進してくる対向バイクとの目測を誤って衝突事故になるもの。ドライバー側は「あのバイクはまだ遠くだ」「あのバイクは遅い」と誤認することで右折を開始し、バイクの側はまさかのタイミングで進路を塞がれてしまい事故になるのです。右直事故のこの理屈は結構有名なのでライダーの知識としては常識としてもっておきたいですね。

しかし…最近になってバイクと乗用車の接触事故が増えた原因はもっと複雑だと感じます。私は30年以上バイクに乗っていますが、ここ数年で強く感じるのはドライバーの運転技術と安全意識が著しく低下しているということです。

原因は色々あると思いますが車が進化して運転が簡単になったこと、社会問題にもなっている高齢化による認知エラー、ナビやスマホなどの普及で運転に集中していない、他人を思いやるマナー意識の低下…などが考えられます。

車を運転することがあまりにも日常的すぎてハンドルを握ることに対する責任感も希薄だと思います。自動車教習所も自社の評判が悪くなることを嫌い、免許取得に適正ではない人にも卒業証を発行しているという実情があります。

このような運転者の意識の低下は交通社会での調和を乱します。例えばこんなことも。交差点の右折待ちや脇道から出てくる車。優先道路を走ってくる車に対して減速してもらうことを前提に強引に入ってくる車がとても多いです。危険なだけでなく優先車へ強烈なストレスを与えるので路上トラブルの原因にもなりますね。

そんな運転を普段からしている人がバイクとの目測を誤ったらファクターは二重となり事故の確率はぐっと高まります。

その昔はこういった危険なドライバーがいなかった訳ではありませんが、昔は1000人に1人くらいだったのが現在では100人に1人くらいになったイメージです。1日ツーリングをしていれば最低一回はこういったドライバーによって「ヒヤリ」とする瞬間があるものです。

個人ではすぐにこの問題をどうこう出来る訳ではないので、バイクに乗るときは危険な奴らが道路にいっぱいいる!と肝に銘じて他者を信用しない安全運転を心がけましょう。




その25 事故に遭う数学的な確率

仮に安全運転などしていなくても他の車が1台も走っていない道を走るなら、車との接触事故を起こす確率は0%です。幹線道路のように1日の交通量が1万台以上の道とツーリングで走る田舎道のような1日の交通量が100台くらいという道。田舎道の方は幹線道路よりも車との接触事故になる確率は1/100となります。

私の住む千葉県では最も交通事故の多い場所は国道16号の呼塚(よばずか)交差点、国道357号の若松交差点、市川市の相之川交差点です。どれも交通量の多い幹線道路で道路や信号機などの構造的な改善だけでは事故の要因を潰せない場所です。

私は過去に一度だけ車との接触事故を経験しました。R1200GSを新車で納車して半年後くらいの出来事です。当時はまだバイク用品メーカーで開発をしていたので、新製品の撮影やフィッティング確認で自分のR1200GSを使っていました。普段は電車通勤だったのですが、仕方なくその日は国道16号をバイクを走らせて仕事を済ませて帰宅する途中でした。

対向車線で複数台のパトカーが赤色灯を付けて停まっていたのが目立ちました。私は赤信号で前の車に続いて停止。その直後に後方から強い衝撃ではじき飛ばされ気が付いたら道路の上に倒れていました。後ろから来た車は対向車線のパトカーに見とれていたそうです。幸い怪我は軽いむち打ちで1か月ほどの通院で済みましたがR1200GSの修理費用は140万円にもなりました。相手の保険ですべて保証されましたが後味の悪い出来事です。

交通量の多い道路を走るということは人の多いところを走るということ。人はミスを犯すものなので、そのミスに遭遇する数学的な確率はローカルな道よりぐっと高いものになります。特別な事情が無い限り幹線道路をバイクで走るのは避けましょう。

房総フラワーライン




免許を取得したばかりの方は運転技術については徐々にスキルを上げていくしかありませんよね。しかし安全運転の意識やマナーはすぐにでも上げることは可能です。また久しぶりにバイクに返り咲いたリターンの方は昔と変わった道路事情の変化に注意が必要です。若いころとは違う認知力や肉体的パフォーマンスの低下を自分で把握するのも難しいものです。

バイクも進化をしてABSが当たり前のように装着され、よく効くブレーキ、空転を防ぐトラコン…良くなった半面、スピードが出やすいという危険性もあります。昔のオートバイは100キロも出せばそれなりの緊張感を感じましたが、いまの大型バイクは気が付いたら100キロ出ていたという感じです。

想像力を豊かに、安全に対する意識を高め交通社会と調和すること。それこそがスマートなライダーであると思います。

今日も安全運転で!!

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