R1200GSファイナルギアオイル交換方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、だいぶ冷え込んできましたが冬ツーリングの準備は万全でしょうか?その昔、真冬に軽装でバイクに乗ってしまい、ひどく寒い思いをしたことがありました。すぐ家に帰ってお風呂に入ったのですが体が冷えすぎていてお湯がぬるくなってしまった事がありました。

さて今回は久しぶりに空冷R1200GSのメンテナンス情報を書いてみたいと思います。今回はファイナルギアオイルの交換方法です。

R1200GS ファイナルギアオイル交換 難易度★★☆☆☆

R1200GSはシャフトドライブ駆動ですので、チェーン駆動車にはないメンテ項目となります。リアファイナルギアはドライブシャフト(BMWではカルダンシャフトと呼びます)の後部に接続された傘型のベベルギア、それと噛み合うリアアクスル側のリングギアのことで当然ですが潤滑油が入っております。

この辺の機構は四輪車に通ずるものがあり、この部分を「デフ」と呼ぶ人もおられるようですが、デファレンシャル機構は車の内輪差を吸収するものでバイクにデフと呼ぶのは少々おかしいです。なのでここではデフオイルとは書かずにファイナルギアオイルと書くことにします。

空冷R1200GSのファイナルギアオイル交換はメーカー推奨で20000㎞もしくは2年毎とされています。しかし!もっと短いスパンで交換することをお勧めします。と言うのもR1200GSのファイナルギアボックスは当初は密閉構造でしたが、内圧でオイルシールを傷めるのを嫌ってか、どこかのタイミングで通気口を設けて解放構造となりました。

おそらくこのタイミングで指定オイル容量200mlが180mlに変更されたと思うのですが、これについて正確な情報かは未確認です。とにかく問題はその通気口から水が入ってしまうことです。オフロードでの川渡りや長時間の雨天走行などしない人でも割と容易に内部に浸水してしまうのです。なので点検も兼ねて最低でも1年に一度は交換をした方が良いと思います。




リアファイナルギアオイルの交換は容量わずか180mlという事もあり、ミッションオイルの交換と同時にやると良いと思います。ミッションオイルの容量が800mlなのでちょうど1L缶を買っておけば作業一回分となります。

R1200GSのミッションオイル交換方法は こちら をご参照ください。

用意するものは交換用ギアオイル、トルクスレンチT50、T45、ヘックス(六角)6mm、トルクレンチ、廃油処理箱、注入用シリンジ、などです。

なお今回の解説はDOHCヘッドの後期型で解説いたします。前期型はドレン位置が側面にあるためファイナルケースをトルクロッドから外して傾けて作業するようです。前期型の人は作業方法が異なりますのでご注意ください。

車体をセンタースタンドで立てて、まずリアホイールを外します。R1200GSの場合、シャフトドライブで片持ちアームなのでリアホイールの着脱については極めて簡単です。ジャッキが無くてもセンタースタンドで大丈夫です。

リアホイールの着脱方法については こちら の記事をご参照ください。

リアホイールを外したらフィラー(注入口)の位置を確認してみましょう。今回作業した私のR1200GS-ADVENTUREは後期型の中でも末期のモデルです。モデル年式によってフィラーの位置が異なるようですが後期は恐らく写真のように右下あたりにあります。ネットの情報などを見ると中期型などは左上のセンサーに近い場所にあるようです。

次に真下にあるドレン(排出口)の位置を確認しましょう。右側の下から覗くと確認できます。これが前期型だと真下ではなく側面にあります。

ドレンボルトはトルクスのT45です。20N・m程度で締まっているのでL字レンチでは緩みません。必ずラチェットやスピンナーなどのハンドルレンチを使用しましょう。




排出されるオイルの状態をよく観察します。汚れ具合はもちろん、異常なほどの鉄粉の混入があればベベルギアやクラウンベアリングに重大な問題があるかもしれません。その場合は早期に対処した方がよいのでディーラーに相談してみましょう。また前述したような浸水があればオイルが乳化しています。

ドレンは先端がマグネットになっていて、鉄粉がギアボックス内で舞うことがないよう配慮されています。ウエスで入念に鉄粉を取り除きましょう。パッキンはアルミワッシャーではなくゴム製Oリングでした。これは再利用してOKだそうです。

オイルが出てこなくなったらドレンを締め付けます。指定トルクは20N・m。

フィラーを外します。

フィラーボルトには銅製のワッシャーが入っています。本来ですと新品交換ですが今回は再利用しました。




シリンジにギアオイルを吸い上げます。シリンジはAmazonで1000円程度で入手できました。ギアオイルは今回はリーズナブルなカストロールMTF universal 75W-90です。

なるべくゆっくり注入しましょう。勢いよく入れると溢れてきます。

規定量180mlを入れたらフィラーボルトを20N・mで締めて作業完了。あとはリアホイールを取り付ければOKです。注入時にオイルを溢れさせてしまった場合はパーツクリーナーで綺麗に清掃しておきましょう。特にブレーキディスクローターにオイルが付着していることのないように…。

簡単な作業なのでミッションオイル交換とセットでやると良いと思います。

空冷R1200GSのファイナルギアオイル交換方法でした!!

 

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